◎奥澤
建設緑政局長 それでは、「上丸子こ線橋架替工事について」につきまして、
鈴木道路整備課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎鈴木 道路整備課長 道路整備課長の鈴木でございます。
「上丸子こ線橋架替工事について」御説明いたします。お手元の
タブレット端末の2の(1)上丸子こ線橋架替工事についての
ファイルをお開きください。
画面の表紙を1枚おめくりいただき、2
ページをごらんください。初めに、資料左上の1、事業の目的と背景でございますが、(1)目的をごらんください。本事業につきましては、品川と横浜を結び、本市の中央地域を横断する
都市計画道路東京丸子横浜線の東住吉小学校交差点から上丸子橋付近までの延長約940メートルの区間におきまして、広域拠点や交通ネットワークの形成を図ることを目的に、現道2車線を4車線に拡幅するものでございます。
次に、(2)背景をごらんください。当該事業区間のうち、JR南武線をまたぐ上丸子こ線橋架替工事につきましては、鉄道運輸に関するさまざまな知識や専門技術を有するJR東日本と工事施行協定を締結し、平成19年度から工事に着手しているところでございます。
次に、資料左下の2、工事施行協定の経過でございますが、平成19年11月に協定期間を平成23年度末まで、事業費を約53億円とする協定を締結しております。その後、近接する東海道新幹線や沿道住民に対する騒音・振動等の影響も踏まえた仮設道路の廃止、5径間の橋梁を3径間にするなど、施工計画や工法を抜本的に変更する必要が生じたため、平成24年3月に、協定期間を平成30年度末まで、事業費を約80億円とする変更協定を締結しております。
次に、資料右上の3現状でございますが、(1)現場の状況をごらんください。当該工事につきましては、橋梁部、盛土部の工事をJR東日本が、舗装や照明の関連工事を川崎市が施工しており、車両の通行を確保するため、道路を縦断方向に3分割して施工しているところでございます。平成29年4月に1期施工が完成し、現在2期施工を行っておりますが、複数の鉄道施設に囲まれていることから、作業時間や工法に厳しい制約がかかっており、工程におくれが生じている状況でございます。
次に、(2)JR東日本との協議状況でございますが、工程のおくれに伴い、平成30年2月に、JR東日本から、平成34年度までの期間延伸と約35億円の事業費増加について、協議の申し入れを受けたところでございます。提示された変更内容につきましては、内容の妥当性について検証を行うため、3月に協定を1年間延伸したところでございます。
次に、資料右下の4、本市の対応をごらんください。JR東日本から、提供を受けた詳細資料をもとに庁内検証委員会を立ち上げ、有識者への意見聴取も踏まえ検証を行った結果、平成34年度までの期間延伸約35億円の提示内容に対し、約30億円の事業費増加が妥当であると判断したところでございます。このため、協定期間を平成34年度まで、事業費を約110億円とする変更協定をJR東日本と平成30年度内に締結するものでございます。
次に、協定の変更内容について御説明いたしますので、画面の
ページを1枚おめくりいただき、資料の3
ページをごらんください。資料左上の5、施行協定期間及び事業費の変更内容をごらんください。(1)期間のア変更内容でございますが、施行協定の各項目における延伸・短縮理由とその期間を表によりお示ししております。また、表の右側の備考欄にJR東日本から提示された期間をお示ししております。
施行協定期間につきましては、現行協定の約81カ月に対し、変更提示内容の追加による延伸と現行協定からの精査による短縮を行い、約122カ月に変更するものでございます。
次に、資料左中央の工程表でございますが、上段に現行協定による工程を、下段に協定変更後の工程をお示ししており、変更項目の期間をあわせてお示ししております。
次に、資料左下のイ主な変更内容をごらんください。④地中障害物の撤去につきましては、鋼矢板打設時に、当初想定できなかった松ぐいなどの地中障害物が発生し、その位置を特定するための調査及び撤去作業により約4カ月延伸したものでございます。
次に資料右隣の⑥硬質地盤層の撤去につきましては、基礎ぐい打設時の掘削において、当初の想定を上回る硬質地盤層であったため、機材をかえながら施工を行ったことにより約5カ月延伸したものでございます。
次に、資料左下の⑩仮管路橋の撤去につきましては、占用
事業者の電線などの移設工事がおくれた場合、仮管路橋の撤去ができず協定対象工事期間が延伸するため、対象工事から除外し、期間短縮を図ったところでございます。
次に、資料右上の(2)事業費のア変更内容をごらんください。下の表は、施行協定における各項目の増加・削減理由とその事業費を、表にお示ししております。また、期間と同様に、表の右側の備考欄にJR東日本から提示された事業費をお示ししております。事業費につきましては、現行協定の約80億円に対し、変更提示内容の追加による増加と現行協定からの精査による削減を行い、約110億円に変更するものでございます。
次に、資料右中央のイ主な変更内容をごらんください。②労務費・材料費の高騰につきましては、平成24年3月以降の社会情勢の変化に伴う高騰と平成32年のオリンピック・パラリンピック開催までの上昇により、約16.5億円増加するものでございます。
右の表は労務単価の変動推移をお示ししており、単価は6カ年で約40%程度上昇しているところでございます
次に、③期間延伸に伴う保安費の増加につきましては、約41カ月の期間延伸に伴い発生する列車見張り員などの保安費により、約7.9億円増加するものでございます。右の図は、当該工事におけるJR南武線、線路閉鎖時の保安事例をお示ししており、向河原駅から武蔵小杉駅までの広範囲にわたり、保安を実施ししているところでございます
次に、⑧建設発生土処分費につきましては、詳細な土壌調査の結果、汚染範囲が明らかになったことから、建設発生土、汚染土の分類を適切に行い、約1.5億円の削減を図ったところでございます。右の図は土砂の汚染範囲をお示ししており、当初全て汚染土としておりましたが、調査の結果、桃色でお示しした範囲から発生する土砂については、建設発生土としたところでございます。
画面の
ページを1枚おめくりいただき、資料の4
ページをごらんください。次に、6、JR東日本の変更提示内容に対する検証について御説明いたします。
(1)目的をごらんください。公共事業の実施に当たっては、その必要性や効果等についての説明責任を果たすとともに、効率的に事業を実施していくことが必要であると考えております。また、変更提示内容につきましては、現行協定との差が大きく、詳細内容が不明確な点もございました。このことから、提示内容の妥当性について検証を行ったところでございます。また、検証に当たっては、本市とJR東日本が期間短縮、事業費削減に最大限に取り組むという共通認識を持って協議を行ったところでございます。
次に、資料左中央の(2)検証方法をごらんください。検証は、資料収集、分類・要素の抽出、妥当性の順に、以下のフローに沿って実施したところでございます。検証に当たっては、鉄道や土木、橋梁などを専門とする有識者の意見を伺いながら進めておりまして、検証方法の一番下に、主な有識者の御意見を抜粋しておりますのでごらんください。
期間短縮や事業費削減だけでなく、道路拡幅の必要性に加え、事業効果をもっと説明していくことが重要である、また、情報を開示することで鉄道
事業者にとっても信頼性向上などのメリットがあることをきちんと伝えることが重要であるなどの御意見をいただいたところでございます。
次に、資料右中央の(3)検証結果、ア期間をごらんください。48カ月の期間延伸に対して原因を整理した結果、主に入札不調といった外的要因や事業進捗により明らかになった現場状況の変化によるものでございました。延伸の理由につきましては、大半が妥当でありましたが、一部施工計画の見直しや協定対象工事を除外し、7カ月程度の短縮が図れたものの、41カ月の延伸を妥当とする結果となったところでございます。
次に、イ事業費をごらんください。約35億円の事業費増加に対して原因を整理した結果、労務費・材料費の高騰と期間延伸に伴う保安費等の増加によるものが全体の約8割を占めておりました。全体事業費につきましては、保安費等の再精査及び仮管路橋の撤去など協定対象工事を除外し、約5億円程度の削減が図れたものの、約30億円の増加を妥当とする結果となったところでございます。
次に、資料左下の(4)まとめ、ア考察をごらんください。検証結果を踏まえ、今回の施行協定の変更につきまして考察を行ったものでございます。
考察結果といたしましては、3点ございまして、1点目といたしましては、当初計画からある程度の予見はあったものの、不確定要素も多く、過大な費用になることから見込んでいなかった要素も、結果として変更の要因となったところでございます。2点目といたしましては、鉄道
事業者との協定は、鉄道委託工事の特殊性から個別事案ごとに協定変更を行っていなかったため、結果として、協定期間の最終年度に大幅な期間延伸、事業費の増加となっているところでございます。3点目といたしましては、鉄道
事業者と詳細内訳など保有する情報の差異が課題となっているところでございます。
資料右下のイ鉄道
事業者との協定における今後の
取り組みをごらんください。前述の考察を踏まえ、今後の
取り組みといたしましては、協定締結時において想定される期間延伸要素や物価変動なども踏まえ、適切な期間、事業費の検討を行ってまいります。また、協定期間内におきましても、期間や事業費に変更が生じた場合については、適宜確認を行い、必要に応じて協定変更を行えるよう、鉄道
事業者と今後協議してまいります。また、本市と鉄道
事業者が双方にとって望ましい適切な協力関係の構築に向け、さらなる協定内容の明確化、詳細資料の提示について、国や他都県市とも連携し、鉄道
事業者へ働きかけてまいりたいと存じます。
説明は、以上でございます。
○堀添健
委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明につきまして質問等がございましたらお願いいたします。
◆原典之 委員 最後の4
ページから聞きたいんですけれども、今の協定における今後の
取り組みで、最初の1行目、適切な期間、事業費の検討を行うというのは、これはまだ工事期間も工費も変更することもありますよという捉え方でよろしいんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 現在の時点では、これ以上に増額、工期の延期等は考えておりません。ただ、今後また起こり得る社会的要因等によって変更が生じる可能性はあるというような状況でございます。
◆原典之 委員 毎度毎度、説明をいただいて、3回変更されたわけなんですけれども、過去を振り返って、平成19年と23年のときの話を、当時も
まちづくり委員会でお話があったかと思うんですけれども、24年度末の完成が30年度末というのは、今新幹線の話も出ましたけれども、何が主な要因でこの6年間延長されたんでしたか。
◎鈴木 道路整備課長 平成19年の協定締結から24年の変更に当たりましては、近接する東海道新幹線や沿道住民に対する騒音、振動等の影響も踏まえた仮設道路の廃止、もともと仮設道路を現況の道路の両脇を通る形で、民地側に近づくような形で考えていたものを廃止しております。また、5径間の橋梁を3径間としていることなど、抜本的な施工方法や工法の変更を行ったものでございます。
◆原典之 委員 余りしつこくは言いませんけれども、この平成19年から23年、4年かけて検討した結果、6年間延びたというのがいまいち、当時もお話しされたから言いませんけれども、何でこんなに時間がかかったんでしたか。
◎鈴木 道路整備課長 工法の変更によりまして、5径間のものを3径間にして、また2
ページの現状のところにありますように、橋梁を縦方向に3分割したということで、3つの橋をかけるような工程になったため期間が延びたものでございます。
◆原典之 委員 では、単純に言うと、川崎市とJR東日本とは話ができていたけれども、東海道新幹線を管轄するJR東海とは話ができていなかったという認識でいいんですか。
◎鈴木 道路整備課長 JR東海と、東日本とは、19年の協定締結以降、その施工方法等について協議を行っている次第でございます。
◆原典之 委員 単純に、まず1回目の協定締結で、東日本と結ぶということは、もちろんJRはそれぞれの単独会社ですけれども、東日本と東海での話ができているという前提が川崎市が思っていたのか、それともそもそもできていなかったのか、もう1回教えてもらえますか。
◎鈴木 道路整備課長 協議につきましては、19年以前から協議をしておりましたが、協議の詳細につきましては、19年以降も協議をしていたという状況でございます。
◆原典之 委員 私の認識は違うんだけれども、このときにはJR東海は入っていなかったと聞いているんですけれども。
◎鈴木 道路整備課長 協議につきましては、19年以前もしていたと認識をしておりますけど、協議内容は、具体的な工法については行っていなかったと認識しております。
◆原典之 委員 過去のことなのでもうこれ以上言いません。それと、今横須賀線のホームがこれから上り下りとそれぞれできるという工事が2023年に向けて動き始めていると思います。そこには影響があるかないかというのはいかがなんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 新ホームの増設につきましては、平成32年に着手し、平成35年度の供用開始を目指していると聞いております。また、新改札につきましては、ホーム供用後に開始するということで、上丸子跨線橋との工事と少しラップする場面もあるかと思いますが、関係局と調整しながら進めていきたいと考えております。
◆原典之 委員 だから、ホームには影響があるんですかという質問なんですけれども。
◎鈴木 道路整備課長 ホームには影響はないと考えております。
◆原典之 委員 それと、ついでに今改札の話もしようと思ったんですけれども、これが期間で終われば、恐らく、まだどこにホームができるかは決まっていませんけれども、綱島街道を越えて、どこかしらで綱島街道を越えてこなければ駅に入れませんから、改札口をつくることに対しまして、この工法がまた延期をされる場合、これは仮の話で、こんなことを議員のほうから言ってはいけませんけれども、そのときにはしっかりと改札口がそれによって延期が生じないように、今のうちからしっかりと関係局との協議をしていただきたいと要望だけはさせていただきます。
◆
石川建二 委員 今の話と関連して、資料2
ページに図面が若干あるんですけれども、横須賀線の改札というのは、3の現状の地図の東海道新幹線、その図面の下側に横須賀線が通っているわけですけれども、どの辺になるかというところも、大体計画があってこういう工事全体の絡みを考えていらっしゃるんですか。
◎鈴木 道路整備課長 新改札につきましては、東海道新幹線と湘南新宿ラインの武蔵小杉駅を越したあたりにできると聞いております。
◆
石川建二 委員 当然、関連する事業ですから、お互いにちゃんと協議しながら進めていかないとおかしなことになると思うんですが、ここら辺の図面というのを後で示していただくことはできませんか。
◎鈴木 道路整備課長 この件につきましては、まちづくり局のほうで、ことし7月に報道等に発表をしておりますので、その資料を提出するということでよろしいでしょうか。
◆
石川建二 委員 結構です。この間も視察のときに、地下通路を視察させていただきまして、多分地下通路が動線ということになるんですよね。確認です。
◎鈴木 道路整備課長 現在の想定では、先日、現場確認していただいたところの地下通路の上の部分と考えております。
◆
石川建二 委員 あと、実際にさまざまな条件があって、工事も限定的だと、時間も限定的だと思いますけれども、実際に工事の時間帯というんでしょうか、南武線の上部は電車が通っている間は工事はできないという御説明もあって、非常に限定した時間でやらざるを得ないという、制限がある工事だと思うんですが、全体の工事としては、工事時間というのは十分に確保しているんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 ここの現場につきましては、綱島街道の拡幅ということで、現状、約2万台近くの道路交通があるということで、道路の規制につきましては夜間のみということになっております。また、新幹線の軌道から30メートル以内の箇所につきましては、クレーンを使う場合につきましては23時50分から4時30分までの時間ということになっております。また、南武線のき電停止を伴う作業につきましては1時30分から3時40分で、90分間の作業時間ということになっております。
◆
石川建二 委員 その90分の時間というのは、工事全体なんでしょうか。それとも、南武線に絡む工事がそういう規制があると。あと、夜間のみの工事ということでしたけれども、大体それは何時から何時ということが想定されているんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 南武線のき電停止の作業につきましては、桁の架設であったり、桁の撤去のときに、き電停止を伴う一番厳しい時間帯が90分ということになっております。また、道路の規制につきましては、東京丸子横浜線については、片側交互通行にできるのが21時から5時までということになっております。
◆
石川建二 委員 そうすると、この間の工事ということに限定されるという理解なんでしょうか、それともそういう限定した工事もあるけれども、ほかに付随した工事は昼間ずっとやることができるということでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 クレーンを使用しない立て坑内の作業については、昼間の作業も行っているという状況でございます。
◆
石川建二 委員 ことしのように猛暑の場合には作業員の方の健康管理だとかも必要で、長時間勤務を想定していると事故を招くということも現場で言われていますけれども、あとまだ何年間か続くわけですけれども、そこら辺も見込んでおかないと、正しい工事施工というか、工事管理ができないかと思うんですが、そこら辺の配慮は
事業者のほうとはどのようにされているんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 昨今いろいろと話題になっております働き方改革等ございますので、その辺を踏まえながら、JR東日本とは今後の施工工程を組んでおります。その辺の考慮をしながら現場管理をしていきたいと思っております。
◆
石川建二 委員 ぜひその現場管理は大切だと思うんですね。現在では、週休2日制を保障するそうした形での働き方というのが公共事業にはとりわけ求められていますけれども、そこら辺はそういう前提で工事が、日程が組まれているのでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 そういう前提で工程を組んでおります。
◆
石川建二 委員 それと同時に、公契約条例との関係でも報酬下限額が設定されているかと思いますけれども、そこら辺の管理も行うべきだと思いますが、そこら辺はどのように行っているのでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 公共工事品質確保の7条1号で、適正な価格により積算するものとしておりますので、本工事においても適正な価格で積算しているものでございます。
◆
石川建二 委員 働いている方々の報酬単価などの管理はされているんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 JR東日本のほうでしていただいている状況でございます。
◆
石川建二 委員 それは市のほうとして確認をしているんですか。
◎鈴木 道路整備課長 個々の下請に対する支払等については、確認はしておりませんけれども、全体としてどういう状況かということは把握しております。
◆
石川建二 委員 公共事業ですから、そこら辺の確認はちゃんとすべきだと思いますが、今後の対応としてはどうでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 管理につきましては、しっかりJRと話しながら今後もしていきたいと思っております。
◆
石川建二 委員 非常に重要なことだと思うんですけれども、そういうことをやりながら、地元のほうは早期に工事を終わらせてほしいという話もあるわけなんですが、地元の説明、あるいは今回の変更を受けての事業説明や、地元からの意見の聴取というのはどのような形で行われるんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 これまでに事業説明会は17回行っておりまして、今回の期間延伸、また事業費の増加につきましても、議会報告後に町会、沿道住民には説明をしていきたいと考えております。
◆
石川建二 委員 どのような説明を考えていらっしゃいますか。
◎鈴木 道路整備課長 説明会を行いたいと考えております。
◆
石川建二 委員 国の細かいというか、丁寧な説明がやっぱり必要だと思います。現地を拝見しましたけれども、隣接したところにマンション等も建ち並び、しかも、夜間の作業が多くなっているということでは、生活環境に与える影響も大きいと思いますので、そこのところの説明と、住民からの要望にはぜひ積極的に応えていただけるように要望しておきたいと思います。
◆原典之 委員 石川委員のお答えでもう一度聞きたいんですけれども、新改札の改札口の場所は何とおっしゃいました。
◎鈴木 道路整備課長 上丸子跨線橋をくぐり、東海道新幹線もくぐったところでできると聞いております。
◆原典之 委員 それはまちづくり局から聞いたんですか。
◎鈴木 道路整備課長 そうです。
◆原典之 委員 私の質問の答えは、まだそこは明確には決定しておりませんと言われましたけれども、いかがなんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 正式には決定しているものではないと考えておりますけれども、おおむねそこの位置ということで聞いております。
◆原典之 委員 というのは、丸子――昔の高巌議員とか、小杉の前の議員から、南武線の南側にも改札口をつくってくれという要望が以前から出ておりました。ここに我々とすれば、できれば南武線の駅寄りのほうにつくってもらいたいというのが、
利用者にとっても、地元の通勤・通学の人にとってもいいんじゃないかという話をした中で、もう少し場所については検討していきますという答えだったんですけれども、そのお答えで間違いないんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 私たちの認識としましてはそのように考えておりますけれども、詳細につきましては、まちづくり局において検討しているということなので、また詳細が決まり次第、その辺は調整をとっていきたいと考えております。
◆原典之 委員 ですので、こういう場ですとか、これから住民説明会があるといった中で、特に丸子地区にこれを御説明されるわけですよね。それをいきなり言うと、丸子地区の方々は反発しますよ。もう少しちゃんとした情報でやっていただかないと、結局この説明なのに違う話でもめちゃうんだから。そこはもう少し、まちづくり局が同時に説明の対応をするかわからないんですけれども、もしあれでしたら、まちづくり局から1人でも、2人でも、サポーター役でそっちのほうについての質問も受けられるようにしておかれたほうがいいかと思います。
そして、これからもどこにつくってくれというのは、正直我々も調査をしている段階なので、今ここに綱島街道を越えて、新幹線を越えたあたりに、NECら辺だと思うんですけれども、つくりますなんて断言をされてしまうと混乱してしまいますので、そこはもう少し慎重に御発言をこれからもしていただけますように一応お願いだけしておきます。
◆
重冨達也 委員 住民への説明というのは、この資料はすごくよくできているんですけれども、抜けている部分だと思うんですね。住民説明は、町会とか、沿道住民というのはよくわかったんですけれども、当然行けない方もいると思うので、例えば京急の立体交差とかだとホーム
ページ上に、それ単独の
ページがあるんですね。工事の長期化を考えると、長期間工事をしているという現実からすると、それぐらいのものがあってもいいのかなと。説明するときにこれぐらいの詳しい資料は必要だと思うんですけれども、ホーム
ページ上に載せるときに、これも載せていいと思うんですけれども、もうちょっとわかりやすいもの、これを全部読み込んでほしいというのは、気持ちとしては私はわかるんですけれども、なかなか住民の人には厳しい部分もあると思うので、もうちょっと簡易なものも、A4、1枚ぐらいでつくってもらってもいいのかなと思いますけれども、ホーム
ページの件と、もうちょっと簡易なものがつくれるかどうかお聞かせください。
◎鈴木 道路整備課長 この事業につきましては、事業がおくれているということは、沿道住民には大きな影響を与えていると考えておりますので、わかりやすい説明と、なるべく多くの方が見れるような形で、例えばホーム
ページもあるかと思いますけれども、その辺について検討していきたいと思っております。
◆
重冨達也 委員 よろしくお願いします。
◆
浅野文直 委員 資料の中で、増額の主な要因の中で、業務単価が上がっている部分があって、それがJR側の資料に基づいて示されて40%上がっているというような形なんですけれども。たしかこれは国交省のだと、このぐらいの年数だと30%ぐらいだったような気がするんですけれども、労務単価の金額の増額分というのは、どのように検証されたんでしょうか。
◎鈴木 道路整備課長 3
ページの右側のイの主な変更内容のところの②労務費・材料費の高騰のところに、JR単価の伸び率と市の単価の伸び率を示しておりまして、この表の中の赤色でお示ししているものがJRの変動率になっております。青色で示しているのが市の単価の上昇率になっているということで、ほぼ上昇率については一致しているということで検証しているところでございます。また、国のほうも、平成24年度からの上昇率が43%というところで示されているので、ほぼ上昇率については妥当と考えているところでございます。
○堀添健
委員長 ほかにないようでしたら、以上で「上丸子こ線橋架替工事について」の報告を終わります。
ここで
理事者の退室をお願いいたします。
(
理事者退室 )
─────────────────────────
○堀添健
委員長 その他として、委員の皆様から何かございますでしょうか。
( なし )
○堀添健
委員長 それでは、以上で本日の
まちづくり委員会を閉会いたします。
午前11時05分閉会...