川崎市議会 > 2018-09-14 >
平成30年 決算審査特別委員会−09月14日-目次
平成30年 決算審査特別委員会(全体会 第1日)-09月14日-01号

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  1. 川崎市議会 2018-09-14
    平成30年 決算審査特別委員会(全体会 第1日)-09月14日-01号


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    平成30年 決算審査特別委員会(全体会 第1日)-09月14日-01号平成30年 決算審査特別委員会(全体会 第1日) 決算審査特別委員会記録(全体会 第1日) 平成30年9月14日(金) 日程  1 正副委員長の互選  2 議案の提案説明   (1) 議案第132号 平成29年度川崎市一般会計歳入歳出決算認定について   (2) 議案第133号 平成29年度川崎市競輪事業特別会計歳入歳出決算認定について   (3) 議案第134号 平成29年度川崎市卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について   (4) 議案第135号 平成29年度川崎市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について   (5) 議案第136号 平成29年度川崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について   (6) 議案第137号 平成29年度川崎市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について   (7) 議案第138号 平成29年度川崎市公害健康被害補償事業特別会計歳入歳出決算認定について   (8) 議案第139号 平成29年度川崎市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について   (9) 議案第140号 平成29年度川崎市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算認定について   (10)議案第141号 平成29年度川崎市勤労者福祉共済事業特別会計歳入歳出決算認定について   (11)議案第142号 平成29年度川崎市墓地整備事業特別会計歳入歳出決算認定について
      (12)議案第143号 平成29年度川崎市生田緑地ゴルフ場事業特別会計歳入歳出決算認定について   (13)議案第144号 平成29年度川崎市公共用地先行取得等事業特別会計歳入歳出決算認定について   (14)議案第145号 平成29年度川崎市公債管理特別会計歳入歳出決算認定について   (15)議案第146号 平成29年度川崎市病院事業会計決算認定について   (16)議案第147号 平成29年度川崎市下水道事業会計利益処分及び決算認定について   (17)議案第148号 平成29年度川崎市水道事業会計利益処分及び決算認定について   (18)議案第149号 平成29年度川崎市工業用水道事業会計利益処分及び決算認定について   (19)議案第150号 平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算認定について 出席委員 (56人)  重冨達也  月本琢也  添田 勝  小田理恵子  渡辺あつ子  三宅隆介  春 孝明  川島雅裕  河野ゆかり  本間賢次郎  矢沢孝雄  末永 直  老沼 純  片柳 進  宗田裕之  渡辺 学  林 敏夫  松井孝至  押本吉司  田村伸一郎  浜田昌利  かわの忠正  斎藤伸志  野田雅之  原 典之  青木功雄  橋本 勝  大庭裕子  勝又光江  井口真美  佐野仁昭  木庭理香子  露木明美  堀添 健  岩隈千尋  山田晴彦  沼沢和明  山崎直史  松原成文  廣田健一  石田康博  浅野文直  石川建二  斉藤隆司  石田和子  市古映美  織田勝久  飯塚正良  雨笠裕治  菅原 進  後藤晶一  岩崎善幸  大島 明  嶋崎嘉夫  鏑木茂哉  坂本 茂 出席説明員  市長        福田紀彦  副市長       伊藤 弘  副市長       加藤順一  副市長       藤倉茂起  上下水道事業管理者 金子 督  病院事業管理者   増田純一  教育長       渡邊直美  総務企画局長    唐仁原 晃  危機管理監     高橋 実  財政局長      三富吉浩  市民文化局長    鈴木賢二  経済労働局長    原田津一  環境局長      大澤太郎  健康福祉局長    北 篤彦  こども未来局長   袖山洋一  まちづくり局長   綿貫康治  建設緑政局長    奥澤 豊  港湾局長      髙橋哲也  臨海部国際戦略本部長            鈴木 毅  会計管理者     山田祥司  交通局長      邉見洋之  病院局長      今井宏晴  消防局長      原 悟志  市民オンブズマン事務局長            三橋秀行  教育次長      小椋信也  選挙管理委員会事務局長            浜野孝夫  代表監査委員    寺岡章二  監査委員      植村京子  監査委員      花輪孝一
     監査委員      山田益男  監査事務局長    野村正人  人事委員会事務局長 瀬戸豊彦  外関係理事者 出席議会局職員  局長        平野 誠  総務部長      宮村俊秀  議事調査部長    渡邉光俊  庶務課長      渡辺貴彦  議事課長      鈴木智晴  政策調査課長    宮本紀昭  議事係長      渡邉岳士  議事課課長補佐   原 貴美子  議事課担当係長   柴田貴経  外関係職員                 午前10時0分開会 ○松原成文 議長 ただいまから、平成29年度の一般会計特別会計及び公営企業会計決算等議案を審査する決算審査特別委員会を開会いたします。  直ちに、日程第1の正副委員長の互選を行います。  お諮りいたします。互選の方法につきましては、本職から指名するということにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○松原成文 議長 御異議ないものと認めます。よって、本職から正副委員長を御指名申し上げます。  委員長に押本吉司委員、副委員長に青木功雄委員のお二人を御指名いたします。  お諮りいたします。ただいまの指名に御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○松原成文 議長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。  お二人に御挨拶をお願いいたします。 ○押本吉司 委員長 おはようございます。ただいま議長から御指名をいただき、また、皆様から御賛同賜りまして、決算審査特別委員会委員長に就任をいたしました押本吉司でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  決算審査特別委員会分科会方式を導入して5年目となりました。このたび審査する平成29年度決算は、川崎市総合計画第1期実施計画最終年度に当たり、体系立てられた各施策・事業の進捗や予算の執行状況等を詳細に確認することで、執行の適正性や制度疲労等の課題点について検証を行い、市政発展の両輪として議会が持つチェック機能を発揮し、第2期実施計画の進捗に向けたPDCAサイクルの好循環に資する議論、そして審査をお願いしたいと存じます。  委員会運営に当たりましては、幸いにも副委員長に、いつも爽やかな笑顔を絶やさず、長身、イケメン、イクメン、会派を超えて後輩の面倒見もよく、運動神経抜群青木功雄委員が就任をされました。日ごろの議会活動では、市民目線の問題意識で、さまざまな角度から複眼思考で政策提言課題解決を図る姿は我々後輩の模範となっており、大変心強いことでございます。そんな青木委員とは、川崎市スポーツ振興議員連盟の役員として、関東政令市とのサッカー大会に臨むチームメートであり、培ったコンビネーションで力を合わせ、公正公平で円滑な運営に取り組んでまいりますので、皆様の御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げて、就任の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○青木功雄 副委員長 皆様、おはようございます。ただいま議長から御指名いただき、また、皆様より御賛同いただきまして、決算審査特別委員会の副委員長に就任をいたしました青木功雄でございます。決算審査特別委員会、先ほど押本委員長からもございましたが、分科会方式をとりまして、ことしで5年目となります。委員の皆様には、適正な予算執行が行われているかをチェックしていただいて、次年度予算編成を見据えた議論を御期待、また、お願いを申し上げたいというふうに思います。  委員長には、平成23年当時、最年少で当選されて以来、真摯に市政に向き合い、活動されている押本吉司委員が就任をされました。議会でこうして力が発揮できるのも、若い方々と一緒に地域でボランティアをしたり、防火・防災活動を一生懸命地域で取り組んでいる、そうしたしっかりとした姿勢が議会にあらわれているからではないかなと思っておりまして、非常に感銘を受けております。誠実な押本委員長のもと、円滑な議会運営に向け、私も副委員長として、微力ではございますが、尽力いたしますことをお誓い申し上げて、就任の御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。(拍手) ○松原成文 議長 それでは、押本委員長と交代いたします。    〔議長退席、委員長着席〕 ○押本吉司 委員長 それでは、ただいまから日程に従い審査を進めたいと思いますが、その前にお諮りいたします。本委員会の傍聴につきましては、これを許可したいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○押本吉司 委員長 御異議ないものと認めます。よって、本委員会の傍聴は許可することに決定いたしました。  それでは、日程に従いまして審査を進めます。(資料編1ページ参照)  日程第2の各案件を一括して議題といたします。  直ちに、決算等の内容の説明を理事者にお願いいたします。 ◎三富吉浩 財政局長 議案第132号から第150号までの平成29年度川崎市各会計の決算認定等につきまして御説明申し上げます。  初めに、平成29年度主要施策の成果説明書の10ページをお開き願います。議案第132号、平成29年度川崎市一般会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。1の決算調書でございますが、歳入・歳出予算額7,636億6,390万6,722円に対しまして、歳入決算額は7,006億9,155万1,515円、歳出決算額は6,975億1,443万5,714円で、歳入歳出差引残額は31億7,711万5,801円でございます。右のページへ参りまして、翌年度へ繰り越すべき財源29億7,732万6,498円を差し引いた実質収支額は1億9,978万9,303円となっております。  次に、歳入歳出の款別決算の主な内容につきまして御説明申し上げます。14ページをお開き願います。初めに、歳入でございます。1款市税は、収入済額3,111億8,000万円余で、予算現額に対し19億1,000万円余の増となっております。これは主に、法人市民税企業収益及び固定資産税償却資産分の増加によるものでございます。7款県民税所得臨時交付金は、収入済額391億8,000万円余で、予算現額と同額でございます。  右の15ページに参りまして、13款地方交付税は、収入済額4億7,000万円余で、予算現額に対し1億3,000万円余の減となっております。これは、普通交付税の不交付団体となったことに伴う普通交付税の減少によるものでございます。21款繰入金は、収入済額341億8,000万円余で、予算現額に対し161億5,000万円余の減となっております。これは主に、減債基金借入金の減少によるものでございます。なお、財源対策として、減債基金から130億円の新規借り入れを行いましたことから、その借入合計額は299億円となったところでございます。  18ページに参りまして、歳出でございます。1款議会費は、支出済額16億1,000万円余で、不用額は5,000万円余となっております。主な事業の内容でございますが、市民に身近な開かれた議会を目指し、議会かわさきを各戸配布するとともに、点字版、録音版を発行いたしました。また、常任委員会等の会議において、タブレット端末を活用したペーパーレス化や、議会運営の効率化を図るため、文書共有システムを導入いたしました。  2款総務費は、支出済額474億8,000万円余、翌年度繰越額1万円で、不用額は17億6,000万円余となっておりますが、これは、一般職給与費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、19ページに参りまして、7、危機管理防災対策事業の推進では、熊本地震に伴う被災地支援から得た課題等を踏まえ、職員動員計画を抜本的に改め、避難所運営要員等を新設したほか、受援マニュアルを策定し、危機管理体制の整備を進めるとともに、各区で複数回の総合防災訓練を開始するなど、地域防災力の向上に向けた取り組みを推進いたしました。9、臨海部活性化の推進及び10、国際戦略拠点整備の推進では、本市の力強い産業都市づくりの中心を担う臨海部の目指すべき将来像や、その実現に向けた戦略、取り組みの方向性を示す臨海部ビジョンを策定したほか、キングスカイフロントマネジメントセンターの機能拡充を行うなど、国際戦略拠点にふさわしい高水準、高機能な拠点整備取り組みを推進いたしました。  20ページに参りまして、3款市民文化費は、支出済額203億8,000万円余で、不用額は2億9,000万円余となっておりますが、これは、地域の安全対策事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、スポーツ・文化総合センター整備運営では、コンベンションや各種イベントなどの多目的な市民の活動に対応できる施設を整備し、供用開始いたしました。2、地域の安全・安心なまちづくりに向けた取り組みでは、防犯意識の高揚、啓発や犯罪防止に向けた情報配信のため、かわさき安全・安心ネットワークシステムを構築し、運用を開始いたしました。  21ページに参りまして、9、東京オリンピックパラリンピック推進事業では、東京2020オリンピックパラリンピックを契機とした誰もが暮らしやすいまちづくりを進めていくため、さまざまなイベントを通じてかわさきパラムーブメントを推進するとともに、英国代表チーム事前キャンプ受け入れ準備及びホストタウン取り組みを進めました。  4款こども未来費は、支出済額1,032億6,000万円余、翌年度繰越額1億円余で、不用額は32億4,000万円余となっておりますが、これは、民間保育所入所児童処遇改善費及び施設振興費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、22ページに参りまして、5、各種医療費等の助成や手当の支給では、小児医療費助成制度通院助成対象年齢を小学校6年生まで拡大いたしました。9、多様な保育の充実では、保育受入枠を拡大するとともに、各区役所において保護者の保育ニーズに応じた多様な保育施策を紹介するなど、きめ細やかな利用者への相談支援等取り組みを推進いたしました。保育所の整備については、市有地や民有地を活用しながら認可保育所を整備いたしました。  23ページに参りまして、上から3行目、新たに新設園等の4・5歳児室のあきを活用した年度限定型保育事業を実施いたしました。  5款健康福祉費は、支出済額1,430億8,000万円余、翌年度繰越額4億4,000万円余で、不用額は53億3,000万円余となっておりますが、これは、生活保護扶助費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、地域包括ケアシステムの推進では、川崎らしい都市型の地域包括ケアシステムの構築に向けて、保健・医療・福祉分野における事業計画地域包括ケアシステム推進ビジョンの考え方を反映するとともに、ポータルサイト等を活用し、情報を幅広く発信いたしました。  24ページに参りまして、6、かわさき健幸福寿プロジェクトでは、要介護等の改善・維持の成果を上げた事業所には報奨金等のインセンティブを付与する第1期かわさき健幸福寿プロジェクト取り組みを推進いたしました。  6款環境費は、支出済額181億6,000万円余、翌年度繰越額4億2,000万円余で、不用額は12億9,000万円余となっておりますが、これは、ごみ焼却費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、25ページに参りまして、3、環境分野におけるエネルギー対策の推進では、創エネ・省エネ・蓄エネを組み合わせた総合的なエネルギー対策の推進を図るため、住宅用環境エネルギー機器導入補助事業や、中小規模事業者への再生可能エネルギー源利用設備及び省エネルギー型設備導入補助事業を行いました。  26ページに参りまして、7款経済労働費は、支出済額270億2,000万円余、翌年度繰越額3,000万円で、不用額は3億5,000万円余となっておりますが、これは、信用保証等促進事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、産業政策では、オープンイノベーションの促進に向けた交流拠点として川崎市コンベンションホールの整備を行いました。3、工業振興では、市内のものづくり機能の集積、維持、強化のため、がんばるものづくり企業操業環境整備助成金を新設いたしました。  27ページに参りまして、8款建設緑政費は、支出済額257億9,000万円余、翌年度繰越額125億5,000万円余で、不用額は57億4,000万円余となっておりますが、これは、道路整備費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、28ページに参りまして、5、羽田連絡道路など都市計画道路の整備では、都市計画道路東京丸子横浜線等改良事業のほか、成長戦略拠点の形成を図るため、羽田連絡道路の工事に着手いたしました。  29ページに参りまして、9款港湾費は、支出済額70億7,000万円余、翌年度繰越額12億6,000万円余で、不用額は25億3,000万円余となっておりますが、これは、港湾工事負担金などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、津波・高潮発生時の内陸部への浸水対策等のため、海岸保全施設の改良を実施するとともに、緊急物資輸送路液状化対策を実施するなど、川崎港の防災・減災対策を推進したほか、国の直轄事業による臨港道路東扇島水江町線の整備を行いました。  10款まちづくり費は、支出済額225億6,000万円余、翌年度繰越額61億6,000万円余で、不用額は21億5,000万円余となっておりますが、これは、登戸地区土地区画整理事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、5、地域の主体的な防災まちづくりの推進では、不燃化重点対策地域において、老朽建築物除却及び耐火性能にすぐれた建築物の新築工事に対する費用の一部を助成いたしました。  30ページに参りまして、7、公共交通機関等の整備では、JR川崎駅北口において、北口自由通路と新たな改札口の整備及び駅東側の地下街接続屋根エレベーター設置工事を行い、供用を開始いたしました。  31ページに参りまして、11款区役所費は、支出済額132億円余、翌年度繰越額3億4,000万円余で、不用額は11億8,000万円余となっておりますが、これは、戸籍住民基本台帳費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、区役所等庁舎の計画的、効率的な整備の推進では、老朽化の進んでいた多摩区役所生田出張所の建替基本計画を策定し、仮移転を実施いたしました。3、区役所サービス向上取り組みでは、川崎行政サービスコーナーを川崎駅北口自由通路に移転し、市バス乗車券発売所と観光案内、情報発信拠点との複合施設「かわさき きたテラス」として新たに開設いたしました。  32ページに参りまして、12款消防費は、支出済額170億6,000万円余、翌年度繰越額5億5,000万円余で、不用額は3億9,000万円余となっておりますが、これは、職員給与費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、3、消防力の強化では、ヘリコプター活動拠点である航空隊庁舎を改築し、供用開始いたしました。また、老朽化が進んでいた麻生消防署王禅寺出張所長寿命化工事等を行ったほか、消防・救急車両や指令システムの更新を行いました。  13款教育費は、支出済額1,071億5,000万円余、翌年度繰越額61億6,000万円余で、不用額は75億5,000万円余となっておりますが、これは、義務教育施設整備事業費などの減によるものでございます。主な事業の内容でございますが、1、学校教育では、県費負担教職員の市費移管により、人事権者給与負担者が異なる、いわゆるねじれ状態を解消いたしました。下から2行目、小学校全校において児童支援コーディネーターを専任化し、障害の有無にかかわらず、一人一人の教育的ニーズに応じた適切な支援を行いました。  33ページに参りまして、5行目、市内3カ所で学校給食センターの整備を完了し、中学校全校において完全給食を開始いたしました。  14款公債費は、支出済額730億2,000万円余で、不用額は7億7,000万円余となっております。  15款諸支出金は、支出済額705億9,000万円余で、不用額は50億4,000万円余となっておりますが、これは、減債基金借入金償還元金などの減によるものでございます。  議案第132号、平成29年度川崎市一般会計歳入歳出決算認定についての御説明は以上でございます。  次に、特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げますので、158ページをお開き願います。  議案第133号、平成29年度川崎市競輪事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。(1)決算調書でございますが、歳入・歳出予算額220億587万7,000円に対しまして、歳入決算額は169億1,249万3,852円、歳出決算額は167億9,158万8,313円、歳入歳出差引残額は1億2,090万5,539円で、実質収支額も同額でございます。  160ページに参りまして、(4)歳出でございますが、普通競輪12回を開催し、年間車券売上金は159億3,000万円余でございました。  164ページをお開き願います。議案第134号、平成29年度川崎市卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額21億4,468万4,760円に対しまして、歳入・歳出決算額は同額の16億6,933万7,099円でございます。  166ページに参りまして、(4)歳出でございますが、生鮮食料品等の安定供給を確保し、市場機能維持向上を図るため、施設維持管理等を実施いたしました。  170ページをお開き願います。議案第135号、平成29年度川崎市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額1,476億8,920万5,000円に対しまして、歳入決算額は1,413億1,276万266円、歳出決算額は1,388億1,326万8,213円、歳入歳出差引残額は24億9,949万2,053円で、実質収支額も同額でございます。  174ページに参りまして、(4)歳出でございますが、療養給付費等の給付、後期高齢者支援金等の負担、被保険者のための保健事業などを実施いたしました。  178ページをお開き願います。議案第136号、平成29年度川崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額5億816万9,000円に対しまして、歳入決算額は5億94万5,275円、歳出決算額は4億855万5,001円、歳入歳出差引残額は9,239万274円で、実質収支額も同額でございます。  180ページに参りまして、(4)歳出でございますが、修学資金等各種貸し付けを実施いたしました。  184ページをお開き願います。議案第137号、平成29年度川崎市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額151億4,562万1,000円に対しまして、歳入決算額は151億7,742万5,371円、歳出決算額は144億4,271万7,113円、歳入歳出差引残額は7億3,470万8,258円で、実質収支額も同額でございます。  186ページに参りまして、(4)歳出でございますが、被保険者から保険料を徴収し、神奈川県後期高齢者医療広域連合へ納付いたしました。  190ページをお開き願います。議案第138号、平成29年度川崎市公害健康被害補償事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額2億4,029万5,000円に対しまして、歳入決算額は2億3,694万6,548円、歳出決算額は8,532万7,423円、歳入歳出差引残額は1億5,161万9,125円で、実質収支額も同額でございます。  192ページに参りまして、(4)歳出でございますが、公害病被認定者に対し、医療手当の交付等を行いました。  196ページをお開き願います。議案第139号、平成29年度川崎市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額884億2,814万円に対しまして、歳入決算額は869億3,326万3,256円、歳出決算額は864億5,797万6,108円、歳入歳出差引残額は4億7,528万7,148円で、事業を翌年度へ繰り越したことによる繰り越すべき財源が1,287万7,518円でございますので、これを差し引いた実質収支額は4億6,240万9,630円でございます。  198ページに参りまして、(4)歳出でございますが、要介護・要支援認定者について、必要な保健医療サービス等に係る給付を行うとともに、介護予防・日常生活支援総合事業や介護予防ケアマネジメント等を実施いたしました。  202ページをお開き願います。議案第140号、平成29年度川崎市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額24億1,881万8,000円に対しまして、歳入決算額は21億5,593万2,616円、歳出決算額は18億3,714万1,516円、歳入歳出差引残額は3億1,879万1,100円で、事業を翌年度へ繰り越したことによる繰り越すべき財源が3億787万1,000円でございますので、これを差し引いた実質収支額は1,092万100円でございます。  204ページに参りまして、(4)歳出でございますが、官民一体となったポートセールス活動を実施し、過去最高となるコンテナ貨物取扱量を達成いたしました。また、コンテナ貨物取扱量の増加に対応するため、必要な施設整備などを実施いたしました。  208ページをお開き願います。議案第141号、平成29年度川崎市勤労者福祉共済事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額1億659万8,000円に対しまして、歳入・歳出決算額は同額の9,807万7,104円でございます。  210ページに参りまして、(4)歳出でございますが、市内中小企業に従事する勤労者等の福利厚生の充実を図るため、共済制度により各種給付及び福利厚生等のサービスを提供し、中小企業支援を推進いたしました。  214ページをお開き願います。議案第142号、平成29年度川崎市墓地整備事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額3億7,673万7,000円に対しまして、歳入決算額は5億1,193万9,112円、歳出決算額は1億4,670万5,114円、歳入歳出差引残額は3億6,523万3,998円で、実質収支額も同額でございます。  216ページに参りまして、(4)歳出でございますが、市民の墓地需要に対応するため、早野聖地公園の墓地整備工事や墓所の公募などを行いました。  220ページをお開き願います。議案第143号、平成29年度川崎市生田緑地ゴルフ場事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額5億2,829万8,000円に対しまして、歳入決算額は5億9,378万9,666円、歳出決算額は4億95万6,415円、歳入歳出差引残額は1億9,283万3,251円で、実質収支額も同額でございます。  222ページに参りまして、(4)歳出でございますが、必要な施設整備等を行うとともに、公園緑地維持管理費用等に充当するため、一般会計へ2億7,000万円余を繰り出しました。  226ページをお開き願います。議案第144号、平成29年度川崎市公共用地先行取得等事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額38億5,403万9,000円に対しまして、歳入・歳出決算額は同額の3億8,764万3,868円でございます。  228ページに参りまして、(4)歳出でございますが、過去に割賦払いで取得した用地の支払財源に充てるため、土地開発基金の一部を処分し、一般会計に繰り出しました。  232ページをお開き願います。議案第145号、平成29年度川崎市公債管理特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。歳入・歳出予算額2,156億9,992万3,000円に対しまして、歳入・歳出決算額は同額の2,122億5,272万7,411円でございます。  234ページに参りまして、(4)歳出でございますが、各会計の市債の元金、利子の償還及び減債基金への積み立てなどを行いました。  次に、企業会計決算について御説明申し上げます。初めに、議案第146号、平成29年度川崎市病院事業会計決算認定について御説明申し上げますので、川崎市病院事業会計決算書の、まず57ページをお開き願います。  初めに、概況でございますが、高齢社会の急速な進展や、医療費抑制に向けた診療報酬の適正化など、病院事業を取り巻く経営環境が急激に変化する中で、本市病院事業はより高度な医療、急性期医療、救急医療などを効率的かつ安定的に提供していくことが求められておりますことから、中期経営計画に基づき、さらなる経営改革に取り組んでいるところでございます。  58ページに参りまして、業務実績でございますが、入院患者は、直営2病院では延べ30万4,000人余で、前年度に比べ1万7,000人余の増となりました。多摩病院は延べ11万3,000人余で、前年度に比べ5,000人余の増となりました。外来患者は、直営2病院では延べ49万2,000人余で、前年度に比べ5,000人余の減、多摩病院は延べ21万6,000人余で、前年度に比べ800人余の減となりました。  次に、建設改良及び医療器械整備でございますが、医療器械につきまして、川崎病院ではPET-CT装置を、井田病院では超音波診断装置等の整備を行いました。  6ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、医業費用の一番下にございます医業損失は41億5,010万3,953円でございます。8ページに参りまして、4、医業外費用の一番下にございます経常損失は4億7,189万5,172円でございます。下から4行目、当年度純損失は1,825万1,507円、一番下の行、当年度未処理欠損金は268億5,478万4,068円となっております。  次に、議案第147号、平成29年度川崎市下水道事業会計利益処分及び決算認定について御説明申し上げますので、川崎市下水道事業会計決算書の51ページをお開き願います。  初めに、概況でございますが、平成29年度は、川崎市上下水道ビジョン等に基づき、地震・津波対策や浸水・ゲリラ豪雨対策など、さまざまな取り組みを確実に進めてまいりました。一方、財政面では、引き続き事業運営の効率化に努めてきたことなどにより、当年度純利益を計上することができましたが、いまだ企業債残高は高い水準にあり、依然として厳しい財政状況にございます。
     次に、業務の状況でございますが、平成29年度末における人口普及率は99.5%に達しておりまして、下水道使用料は税抜きで224億円余でございます。  次に、建設及び改良工事でございますが、主なものといたしましては、管渠では川崎駅以南の地域において重要な管渠の耐震化工事や、大師河原地区などにおける浸水対策工事など、ポンプ場では渡田ポンプ場の再構築に向けた建設工事や京町ポンプ場の設備更新工事などを行いました。  8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下にございます営業利益は5億9,986万4,502円でございます。右の9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下にございます経常利益は37億7,602万5,104円となっておりまして、下から4行目、当年度純利益は30億8,233万2,493円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は50億7,469万3,246円となっております。  次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございまして、これは当年度末の利益を処分したいので、地方公営企業法第32条第2項の規定により議決を求めるものでございます。  表の一番右、未処分利益剰余金でございますが、上から当年度末残高は50億7,469万3,246円で、議会の議決による処分として資本金への組み入れ18億785万3,170円、減債積立金の積み立て30億8,233万2,493円を差し引いた処分後の残高1億8,450万7,583円を繰り越すものでございます。  次に、議案第148号、平成29年度川崎市水道事業会計利益処分及び決算認定について御説明申し上げますので、川崎市水道事業会計決算書の51ページをお開き願います。  初めに、概況でございますが、平成29年度は、川崎市上下水道ビジョン等に基づき、基幹施設や老朽化した管路の更新、耐震化などに取り組んでまいりました。一方、財政面では、再構築事業に伴う大規模施設の除却等が生じましたことから、当年度純損失を計上いたしましたが、単年度資金については残高が生じました。  次に、業務の状況でございますが、平成29年度末における給水人口は150万9,000人余、普及率はほぼ100%となっており、水道料金収入は税抜きで247億1,000万円余でございます。  次に、建設及び改良工事でございますが、主なものといたしましては、大規模地震の発生に備えて、基幹施設の更新や耐震化を図るため、末吉配水池更新工事などを行いました。  8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下にございます営業損失は36億5,008万1,136円でございます。右の9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下にございます経常損失は11億9,152万1,437円となっておりまして、下から4行目、当年度純損失は11億9,477万4,283円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は173億6,455万1,526円となっております。  次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございまして、これは当年度末の利益を処分したいので議決を求めるものでございます。表の一番右、未処分利益剰余金でございますが、上から当年度末残高は173億6,455万1,526円で、議会の議決による処分として資本金への組み入れ172億1,487万9,096円を差し引いた処分後の残高、1億4,967万2,430円を繰り越すものでございます。  次に、議案第149号、平成29年度川崎市工業用水道事業会計利益処分及び決算認定について御説明申し上げますので、川崎市工業用水道事業会計決算書の41ページをお開き願います。  初めに、概況でございますが、平成29年度は、川崎市上下水道ビジョン等に基づき、基幹施設の耐震化等に取り組んでまいりました。一方、財政面では、施設再構築に伴う固定資産除却費の執行が平成28年度で終了したことなどから当年度純利益を計上し、単年度資金についても資金残高が生じました。  次に、業務の状況でございますが、平成29年度末における契約会社・工場数につきましては60社80工場、1日当たりの契約水量は約51万5,000立方メートル、水道料金収入は税抜きで70億円余でございます。  次に、建設及び改良工事でございますが、将来の工業用水の安定供給に向けた設備工事などを行いました。  8ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下にございます営業利益は6億930万8,837円でございます。右の9ページに参りまして、4、営業外費用の一番下にございます経常利益は6億4,185万9,356円となっておりまして、下から4行目、当年度純利益は6億4,465万380円、一番下の行、当年度未処分利益剰余金は76億1,446万4,450円となっております。  次に、12ページをお開き願います。剰余金処分計算書でございまして、これは当年度末の利益を処分したいので議決を求めるものでございます。表の一番右、未処分利益剰余金でございますが、上から当年度末残高は76億1,446万4,450円で、議会の議決による処分として資本金への組み入れ65億4,999万4,627円、減債積立金の積み立て6億4,465万380円を差し引いた処分後の残高、4億1,981万9,443円を繰り越すものでございます。  次に、議案第150号、平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算認定について御説明申し上げますので、川崎市自動車運送事業会計決算書の33ページをお開き願います。  初めに、概況でございますが、平成29年度の経営状況につきましては、収入では、人口増を背景とした輸送需要の変化や、ダイヤ改正、路線の新設等を図ったことなどにより乗車人員が増加し、乗車料収入全体として前年度を上回りました。そのため、支出では委託料や燃料費の増加により支出全体で前年度を上回りましたが、収益的収支といたしましては、前年度に引き続き黒字決算を確保いたしました。  運輸成績でございますが、乗車料収入は80億円余で、前年度と比較して1億8,000万円余の増、乗車人員は5,012万3,000人余で、前年度と比較して115万7,000人余の増となっております。  6ページにお戻りいただきまして、損益計算書でございます。2、営業費用の一番下にございます営業損失は10億70万3,786円で、ページ一番下、経常利益は2億4,054万4,000円でございます。右の7ページに参りまして、下から4行目、当年度純利益は2億4,115万1,038円、一番下の行、当年度未処理欠損金は20億5,254万9,193円となっております。  以上で、平成29年度各会計決算等の議案の御説明を終わらせていただきます。 ○押本吉司 委員長 以上で、理事者の説明は終わりました。  次に、分科会の設置についてであります。(資料編2ページ参照)  お諮りいたします。日程第2の各案件の審査のため、お手元に配付してあります決算審査特別委員会分科会設置案のとおり、5つの分科会の設置及び分担といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○押本吉司 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。  次に、各分科会の委員及び正副会長についてであります。(資料編3ページ参照)  お諮りいたします。お手元に配付してあります決算審査特別委員会分科会委員名簿一覧表のとおり、各分科会の委員の選任及び正副会長の指名をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○押本吉司 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。  お諮りいたします。本日の委員会はこの程度をもちまして終了いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○押本吉司 委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。  なお、本委員会の今後の審査日程は、お手元に配付してあります決算審査特別委員会審査日程のとおり、各分科会及び全体会を開催いたします。(資料編4ページ参照)  また、分科会で質疑を行う委員は、会派ごとに取りまとめて9月18日の午後1時までに、並びに総括質疑を行う委員は、10月1日の午後1時までに、発言通告書を提出していただくようお願い申し上げます。  それでは、これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。                 午前10時51分閉会...