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  1. 川崎市議会 2018-08-29
    平成30年  8月環境委員会−08月29日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年  8月環境委員会−08月29日-01号平成30年 8月環境委員会 環境委員会記録 平成30年8月29日(水)  午前10時00分開会                午後 0時37分閉会 場所:601会議室 出席委員:廣田健一委員長、井口真美副委員長、坂本 茂、斎藤伸志、後藤晶一、      浜田昌利、雨笠裕治、木庭理香子、勝又光江、小田理恵子、添田 勝各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(上下水道局金子上下水道事業管理者中村担当理事総務部長事務取扱、        竹本経営管理部長大畑財務担当部長亀山水道部長渡辺水管理センター所長、        平田下水道部長松川下水道施設担当部長山梨庶務課長舘経営企画課長、        松岡財務課長松田財務課担当課長篠田水道計画課長室井下水道計画課長       (交通局)邉見交通局長篠原企画管理部長、一戸自動車部長、北村庶務課長、        茂木経営企画課長藤平経営企画課担当課長関口経理課長澁谷管理課長、        北條運輸課長、水谷安全・サービス課長 日 程 1 平成30年第3回定例会提出予定議案の説明      (上下水道局)     (1)議案第147号 平成29年度川崎市下水道事業会計の利益処分及び決算認定について
        (2)議案第148号 平成29年度川崎市水道事業会計の利益処分及び決算認定について     (3)議案第149号 平成29年度川崎市工業用水道事業会計の利益処分及び決算認定について     (4)報告第 16号 資金不足比率の報告について      (交通局)     (5)議案第150号 平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算認定について     (6)報告第 16号 資金不足比率の報告について     2 所管事務の調査(報告)      (上下水道局)     (1)「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について      (交通局)     (2)「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について     (3)路線新設等について     (4)磁気式乗車券の廃止について     (5)平成29年度市バス自動車事故に係る示談締結件数等について     3 その他                午前10時00分開会 ○廣田健一 委員長 ただいまから環境委員会を開会いたします。  お手元のタブレット端末をごらんください。本日の日程は、環境委員会日程のとおりでございます。  なお、議事の都合上、順番を入れかえさせていただきましたので、御了承いただきたいと思います。  傍聴の申し出がございますので、許可することに御異議ございませんか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、傍聴を許可いたします。                 ( 傍聴者入室 ) ○廣田健一 委員長 初めに、上下水道局関係の平成30年第3回定例会提出予定議案の説明を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いします。 ◎金子 上下水道事業管理者 おはようございます。それでは、平成30年第3回市議会定例会に提出を予定しております上下水道局関係の議案等につきまして御説明させていただきます。「議案第147号 平成29年度川崎市下水道事業会計の利益処分及び決算認定について」、「議案第148号 平成29年度川崎市水道事業会計の利益処分及び決算認定について」及び「議案第149号 平成29年度川崎市工業用水道事業会計の利益処分及び決算認定について」の議案3件並びに「報告第16号 資金不足比率の報告について」でございます。  内容につきましては、松岡財務課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎松岡 財務課長 それでは、初めに、「議案第147号 平成29年度川崎市下水道事業会計の利益処分及び決算認定について」御説明申し上げますので、お手元の平成29年度川崎市下水道事業会計決算書の表紙をお開き願います。  これは、平成29年度川崎市下水道事業会計に係る利益を処分することについて、地方公営企業法第32条第2項の規定により議決を求めるとともに、平成29年度川崎市下水道事業会計決算について、同法第30条第4項の規定により監査委員の意見を付して認定を求めるものでございます。  それでは、51ページをお開き願います。平成29年度川崎市下水道事業報告書でございます。初めに、概況について御説明申し上げます。平成29年度は、川崎市上下水道ビジョン、川崎市上下水道事業中期計画に基づき、大規模地震や近年の地球温暖化に伴う短時間、局地的に降る大雨などを踏まえた地震・津波対策や浸水・ゲリラ豪雨対策、さらには、老朽化対策、高度処理、合流改善、地球温暖化対策など、下水道が抱える課題を解決するためのさまざまな取り組みを確実に進めてまいりました。一方、財政面では、下水道経営の健全化を図るため、引き続き事業運営の効率化に努めてきたことなどにより、当年度純利益を計上することができましたが、過去の建設投資の影響により、いまだ企業債残高は高い水準にあり、依然として厳しい財政状況にあります。  次に、業務の状況でございます。平成29年度末における処理面積、処理人口、人口普及率及び有収水量は記載のとおりでございます。また、下水道使用料消費税抜きで224億127万9,718円でございます。  次に、建設及び改良工事でございます。建設改良費の決算額は、前年度からの繰越事業費を加えて146億7,818万8,956円となっております。また、74億1,000万円を平成30年度に繰り越しいたしました。主な建設改良工事といたしましては、管渠では、川崎駅以南の地域において重要な管渠の耐震化工事、浸水リスクの高い地区での浸水対策工事、ポンプ場では、渡田ポンプ場の再構築に向けた建設工事、京町ポンプ場などの設備更新工事、次のページに参りまして、水処理センターなどでは、入江崎水処理センター西系の再構築工事、等々力水処理センター高度処理化に向けた流量調整池の建設工事、さらに、麻生水処理センターなどで老朽化した設備の更新工事を施行しました。  次に、経理の状況につきましては、この後御説明いたします決算報告書等と内容が重複いたしますので、後ほどあわせて御説明させていただきます。  次に、前に戻りまして、2ページをお開き願います。平成29年度川崎市下水道事業決算報告書でございます。初めに、(1)収益的収入及び支出の収入でございます。第1款下水道事業収益の決算額は、3ページにございますとおり441億1,930万4,009円で、予算額に比べ1億9,223万3,991円の減となっております。  次に、下段の表の支出でございますが、第1款下水道事業費用の決算額は401億9,895万5,556円で、不用額は21億4,591万7,444円となっております。  次に、4ページをお開き願います。(2)資本的収入及び支出の収入でございます。第1款下水道事業資本的収入の決算額は、5ページにございますとおり569億1,529万3,727円で、予算額に比べ77億3,453万5,273円の減となっております。その主な内容でございますが、第1項企業債につきましては54億800万円の減となっておりますが、これは備考欄にございますように、52億1,600万円を翌年度へ繰り下げ発行することなどによるものでございます。1行飛びまして、第3項国庫補助金につきましては26億1,302万8,000円の減となっておりますが、これは建設改良事業の繰り越しなどに伴う減でございます。  次に、6ページをお開き願います。支出でございます。第1款下水道事業資本的支出の決算額は、7ページにございますとおり741億6,278万9,457円でございます。また、関係機関との調整等に日時を要したことなどにより74億1,000万円を翌年度に繰り越したことから、不用額は6億4,382万2,543円でございまして、建設改良工事の契約差金等によるものでございます。  なお、表の下、欄外に記載がございますように、資本的収入額資本的支出額に対し不足する額173億9,319万2,730円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額繰越工事資金減債積立金、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填いたしました。  次に、8ページをお開き願います。平成29年度川崎市下水道事業損益計算書でございます。初めに、1の営業収益は337億5,358万8,531円、2の営業費用は331億5,372万4,029円でございますので、営業利益は5億9,986万4,502円となっております。  次に、3の営業外収益は85億3,657万5,944円、9ページに参りまして、4の営業外費用は53億6,041万5,342円でございますので、先ほどの営業利益を合わせました経常利益は37億7,602万5,104円となっております。  また、5の特別利益は2,661万1,486円、6の特別損失は7億2,030万4,097円でございますので、先ほどの経常利益を合わせました当年度純利益は30億8,233万2,493円となっております。  当年度純利益に前年度繰越利益剰余金及びその他未処分利益剰余金変動額を合わせました当年度未処分利益剰余金は50億7,469万3,246円となっております。  次に、10ページをお開き願います。平成29年度川崎市下水道事業剰余金計算書でございます。最下段にございます当年度末残高でございますが、左から2列目の資本金は1,272億4,671万6,732円、11ページに参りまして、左から1列目の資本剰余金の合計額が231億9,602万3,391円、右から2列目の利益剰余金の合計額が76億5,699万1,992円、資本金と剰余金を合わせた資本合計が1,580億9,973万2,115円となっております。  次に、12ページをお開き願います。平成29年度川崎市下水道事業剰余金処分計算書でございます。初めに、資本金でございますが、未処分利益剰余金から18億785万3,170円を組み入れることにつきまして、議決をお願いするものでございます。なお、処分後の資本金残高は1,290億5,456万9,902円でございます。  次に、資本剰余金につきましては、処分額はございません。  最後に、未処分利益剰余金でございますが、当年度末残高50億7,469万3,246円のうち、資本金への組み入れとして18億785万3,170円、減債積立金の積み立てとして30億8,233万2,493円を処分することにつきまして議決をお願いするものでございます。なお、処分後の繰越利益剰余金は1億8,450万7,583円でございます。  次に、13ページに参りまして、平成29年度川崎市下水道事業貸借対照表でございます。初めに、資産の部でございます。1の固定資産のうち、(1)有形固定資産合計は6,497億5,414万2,951円、(2)の無形固定資産合計は5,918万5,119円、14ページに参りまして、(3)の投資その他の資産合計は15億6,523万2,221円でございます。以上を合計いたしました固定資産合計は6,513億7,856万291円となっております。2の流動資産合計は207億9,609万5,886円でございまして、これらを合わせました資産合計は6,721億7,465万6,177円となっております。  次に、負債の部でございます。3の固定負債合計は2,833億5,936万5,196円、15ページに参りまして、4の流動負債合計は518億3,578万1,512円、5の繰延収益合計は1,788億7,977万7,354円でございまして、これらを合わせました負債合計は5,140億7,492万4,062円となっております。  16ページに参りまして、資本の部でございます。6の資本金は1,272億4,671万6,732円、7の剰余金合計は308億5,301万5,383円でございまして、これらを合わせました資本合計は1,580億9,973万2,115円となっております。また、負債資本合計は6,721億7,465万6,177円となっておりまして、先ほどの資産合計と一致するものでございます。  次に、17ページは、注記として、重要な会計方針等を記載してございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、21ページをお開き願います。平成29年度川崎市下水道事業キャッシュフロー計算書でございます。キャッシュ・フローの状況は、合計額で御説明いたします。  1の業務活動によるキャッシュ・フローは191億1,076万5,727円の増加、2の投資活動によるキャッシュ・フローは、22ページに参りまして、68億4,184万3,315円の減少、3の財務活動によるキャッシュ・フローは102億6,869万7,995円の減少、合わせて20億22万4,417円の資金の増加が生じました。  なお、資金期末残高は69億1,367万4,227円でございます。  以上で下水道事業会計決算書の説明を終わらせていただきますが、詳細につきましては、23ページ以降及び別冊の平成29年度川崎市下水道事業会計決算参考資料を御参照いただきたいと存じます。 ◎大畑 財務担当部長 ただいまの下水道事業会計決算書の説明の中で間違いがございましたので、修正させていただきます。  51ページをごらんください。建設及び改良工事の1行目でございます。164億7,818万8,956円となっておりますが、先ほど説明の中で146億と説明してしまいましたので、修正させていただきます。申しわけございませんでした。 ◎松岡 財務課長 続きまして、「議案第148号 平成29年度川崎市水道事業会計の利益処分及び決算認定について」御説明申し上げますので、お手元の平成29年度川崎市水道事業会計決算書の表紙をお開き願います。  これは、平成29年度川崎市水道事業会計に係る利益を処分することについて、地方公営企業法第32条第2項の規定により議決を求めるとともに、平成29年度川崎市水道事業会計決算について、同法第30条第4項の規定により監査委員の意見を付して認定を求めるものでございます。  それでは、51ページをお開き願います。平成29年度川崎市水道事業報告書でございます。概況について御説明申し上げます。初めに、水需要についてでございますが、人口が年々増加していることから、家事用等の使用では微増傾向にありますが、大口の使用では産業構造の変化により減少傾向にあり、水需要全体で見るとほぼ横ばいで推移しております。平成29年度は、川崎市上下水道ビジョン、川崎市上下水道事業中期計画に基づき、大規模地震を踏まえた基幹施設や老朽化した管路の更新、耐震化を進めるとともに、小中学校等への開設不要型の応急給水拠点の整備等に取り組んでまいりました。一方、財政面では、再構築事業に伴う大規模施設の除却等が生じたことから、当年度純損失を計上しましたが、単年度資金については残額が生じました。  次に、業務の状況でございます。平成29年度末における給水人口、給水栓数、普及率、年間配水量及び1日最大配水量は記載のとおりでございます。また、水道料金収入消費税抜きで247億1,925万7,770円でございます。  次に、建設及び改良工事でございます。建設改良費の決算額は、前年度からの繰越事業費を加えて87億6,684万5,942円となっております。また、26億1,789万8,736円を平成30年度に繰り越しいたしました。主な建設改良工事といたしまして、配水施設費については、基幹施設の更新や耐震化を図るため、末吉配水池更新工事宮崎配水塔更新工事等を施行いたしました。  次のページに参りまして、耐震管路等整備事業費については、老朽化した管路の更新や耐震化を図るため、配水管布設替工事等を施行いたしました。  次に、経理の状況につきましては、この後御説明いたします決算報告書等と内容が重複いたしますので、後ほどあわせて御説明させていただきます。  次に、前に戻りまして、2ページをお開き願います。平成29年度川崎市水道事業決算報告書でございます。初めに、(1)収益的収入及び支出の収入でございます。第1款水道事業収益の決算額は、3ページにございますとおり346億5,103万9,848円で、予算額に比べ22万1,152円の減となっております。  次に、下段の表の支出でございます。第1款水道事業費用の決算額は352億3,925万295円で、不用額は23億2,210万7,705円となっております。  次に、4ページをお開き願います。(2)資本的収入及び支出の収入でございます。第1款水道事業資本的収入の決算額は、5ページにございますとおり63億1,350万8,515円で、予算額に比べ31億4,746万2,485円の減となっております。その主な内容でございますが、第1項企業債につきましては28億5,000万円の減となっておりますが、これは備考欄にございますように、20億2,200万円を翌年度へ繰り下げ発行することなどによるものでございます。  次に、6ページをお開き願います。支出でございます。第1款水道事業資本的支出の決算額は、7ページにございますとおり119億4,044万3,308円でございます。また、工法の調整等に日時を要したことなどにより26億1,789万8,736円を翌年度に繰り越したことから、不用額は19億1,239万7,407円でございまして、建設改良工事の工期の見直しと契約差金によるものでございます。 なお、表の下、欄外に記載がございますように、資本的収入額資本的支出額に不足する額56億2,693万4,793円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額減債積立金及び過年度分損益勘定留保資金で補填いたしました。  次に、8ページをお開き願います。平成29年度川崎市水道事業損益計算書でございます。初めに、1の営業収益は287億456万1,313円、2の営業費用は323億5,464万2,449円でございますので、営業損失は36億5,008万1,136円となっております。  次に、3の営業外収益は35億2,384万1,739円、9ページに参りまして、4の営業外費用は10億6,528万2,040円でございますので、先ほどの営業損失を合わせました経常損失は11億9,152万1,437円となっております。  また、5の特別利益は446万9,371円、6の特別損失は772万2,217円でございますので、先ほどの経常損失を合わせました当年度純損失は11億9,477万4,283円となっております。  当年度純損失に前年度繰越利益剰余金及びその他未処分利益剰余金変動額を合わせました当年度未処分利益剰余金は173億6,455万1,526円となっております。  次に、10ページをお開き願います。平成29年度川崎市水道事業剰余金計算書でございます。最下段にございます当年度末残高でございますが、左から2列目の資本金が754億5,367万7,697円、11ページに参りまして、左から2列目の資本剰余金の合計額が2億15万6,116円、右から2列目の利益剰余金の合計額が173億6,455万1,526円、資本金と剰余金を合わせた資本合計が930億1,838万5,339円となっております。  次に、12ページをお開き願います。平成29年度川崎市水道事業剰余金処分計算書でございます。初めに、資本金でございますが、未処分利益剰余金から172億1,487万9,096円を組み入れることにつきまして議決をお願いするものでございます。なお、処分後の資本金残高は926億6,855万6,793円でございます。  次に、資本剰余金につきましては、処分額はございません。  最後に未処分利益剰余金でございますが、当年度末残高173億6,455万1,526円のうち、資本金への組み入れとして172億1,487万9,096円を処分することにつきまして議決をお願いするものでございます。なお、処分後の繰越利益剰余金は1億4,967万2,430円でございます。  次に、13ページに参りまして、平成29年度川崎市水道事業貸借対照表でございます。初めに、資産の部でございます。1の固定資産のうち、(1)の有形固定資産合計は1,492億2,062万12円、(2)の無形固定資産合計は19億4,892万3,000円、(3)の投資その他の資産合計は14ページに参りまして、115億8,589万4,000円でございます。以上を合計いたしました固定資産合計は1,627億5,543万7,012円となっております。2の流動資産合計は186億2,750万7,159円でございまして、これらを合わせました資産合計は1,813億8,294万4,171円となっております。  次に、負債の部でございます。3の固定負債合計は633億8,637万6,623円、4の流動負債合計は15ページに参りまして、107億6,655万64円、5の繰延収益合計は142億1,163万2,145円でございまして、これらを合わせました負債合計は883億6,455万8,832円となっております。  次に、資本の部でございます。6の資本金は754億5,367万7,697円、7の剰余金合計は175億6,470万7,642円でございまして、これらを合わせました資本合計は930億1,838万5,339円となっております。また、負債資本合計は1,813億8,294万4,171円となっておりまして、先ほどの資産合計と一致するものでございます。  次に、16ページは、注記として、重要な会計方針等を記載してございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、19ページをお開き願います。平成29年度川崎市水道事業キャッシュフロー計算書でございます。キャッシュ・フローの状況は、合計額で御説明いたします。  1の業務活動によるキャッシュ・フローは、20ページに参りまして、50億6,126万8,651円の増加、2の投資活動によるキャッシュ・フローは78億300万1,058円の減少、3の財務活動によるキャッシュ・フローは26億7,873万2,257円の増加、合わせて6,300万150円の資金の減少が生じました。なお、資金期末残高は139億3,970万5,991円でございます。  以上で水道事業会計決算書の説明を終わらせていただきますが、詳細につきましては、21ページ以降及び別冊の平成29年度川崎市水道事業会計決算参考資料を御参照いただきたいと存じます。  続きまして、「議案第149号 平成29年度川崎市工業用水道事業会計の利益処分及び決算認定について」御説明申し上げますので、お手元の平成29年度川崎市工業用水道事業会計決算書の表紙をお開き願います。  これは、平成29年度川崎市工業用水道事業会計に係る利益を処分することについて、地方公営企業法第32条第2項の規定により議決を求めるとともに、平成29年度川崎市工業用水道事業会計決算について、同法第30条第4項の規定により監査委員の意見を付して認定を求めるものでございます。  それでは、41ページをお開き願います。平成29年度川崎市工業用水道事業報告書でございます。概況について御説明申し上げます。初めに、水需要についてでございますが、産業構造の変化や省資源対策による回収水の再利用等の影響を受け減少傾向にありましたが、近年は、ほぼ横ばいで推移しております。平成29年度は、川崎市上下水道ビジョン、川崎市上下水道事業中期計画に基づき、大規模地震を踏まえた基幹施設の耐震化等に取り組んでまいりました。一方、財政面では、施設再構築に伴う固定資産除却費の執行が平成28年度に終了したこと等から、当年度純利益を計上するとともに単年度資金残額が生じました。  次に、業務の状況でございます。平成29年度末における契約会社、工場数、1日当たりの契約水量、年間契約水量及び年間使用水量は記載のとおりでございます。また、水道料金収入消費税抜きで70億957万4,977円でございます。  次に、建設及び改良工事でございます。建設改良費の決算額は、前年度からの繰越事業費を加えて12億8,762万1,687円となっております。また、2億5,632万8,902円を平成30年度に繰り越しいたしました。主な建設改良工事といたしまして、配水施設費については、将来の工業用水の安定供給に向けて、工水3号配水本管1500ミリメートル不断水弁製作及び設置工事等を施行いたしました。  次のページに参りまして、経理の状況につきましては、この後御説明いたします決算報告書等と内容が重複いたしますので、後ほどあわせて御説明させていただきます。  次に、前に戻りまして、2ページをお開き願います。平成29年度川崎市工業用水道事業決算報告書でございます。初めに、(1)収益的収入及び支出の収入でございます。第1款工業用水道事業収益の決算額は、3ページにございますとおり77億7,110万3,241円で、予算額に比べ9,981万5,759円の減となっております。  次に、下段の表の支出でございます。第1款工業用水道事業費用の決算額は70億3,506万4,290円で、不用額は3億3,798万710円となっております。  次に、4ページをお開き願います。(2)資本的収入及び支出の収入でございます。第1款工業用水道事業資本的収入の決算額は、5ページにございますとおり4億7,114万9,311円で、予算額に比べ2億9,594万9,689円の減となっております。その主な内容でございますが、第1項の企業債につきましては2億9,600万円の減となっておりますが、これは起債対象工事を延期したことなどによるものでございます。  次に、6ページをお開き願います。支出でございます。第1款工業用水道事業資本的支出の決算額は、7ページにございますとおり19億6,851万5,689円でございます。また、工法の調整等に日時を要したことなどにより2億5,632万8,902円を翌年度に繰り越したことから、不用額は6億822万2,095円でございまして、建設改良工事の工期の見直しと契約差金によるものでございます。  なお、表の下、欄外に記載がございますように、資本的収入額資本的支出額に不足する額14億9,736万6,378円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額減債積立金及び過年度分損益勘定留保資金で補填いたしました。  次に、8ページをお開き願います。平成29年度川崎市工業用水道事業損益計算書でございます。初めに、1の営業収益は70億1,896万8,663円で、2の営業費用は64億965万9,826円でございますので、営業利益は6億930万8,837円となっております。  次に、3の営業外収益は1億8,704万8,955円、9ページに参りまして、4の営業外費用は1億5,449万8,436円でございますので、先ほどの営業利益を合わせました経常利益は6億4,185万9,356円となっております。  また、5の特別利益は280万1,124円、6の特別損失は1万100円でございますので、先ほどの経常利益を合わせました当年度純利益は6億4,465万380円となっております。  当年度純利益に前年度繰越利益剰余金及びその他未処分利益剰余金変動額を合わせました当年度未処分利益剰余金は76億1,446万4,450円となっております。  次に、10ページをお開き願います。平成29年度川崎市工業用水道事業剰余金計算書でございます。最下段にございます当年度末残高でございますが、左から2列目の資本金が108億9,047万3,482円、11ページに参りまして、左から1列目の資本剰余金の合計額が4,071万4,290円、右から2列目の利益剰余金の合計額が76億1,446万4,450円、資本金と剰余金を合わせた資本合計が185億4,565万2,222円となっております。
     次に、12ページをお開き願います。平成29年度川崎市工業用水道事業剰余金処分計算書でございます。初めに、資本金でございますが、未処分利益剰余金から65億4,999万4,627円を組み入れることにつきまして議決をお願いするものでございます。なお、処分後の資本金残高は174億4,046万8,109円でございます。  次に、資本剰余金につきましては、処分額はございません。  最後に未処分利益剰余金でございますが、当年度末残高は76億1,446万4,450円のうち、資本金への組み入れとして65億4,999万4,627円、減債積立金の積み立てとして6億4,465万380円を処分することにつきまして議決をお願いするものでございます。なお、処分後の繰越利益剰余金は4億1,981万9,443円でございます。  次に、13ページに参りまして、平成29年度川崎市工業用水道事業貸借対照表でございます。初めに、資産の部でございます。1の固定資産のうち、(1)の有形固定資産合計は202億3,503万1,886円、(2)の無形固定資産合計は16億7,601万2,187円、以上を合計いたしました固定資産合計は219億1,104万4,073円となっております。  14ページに参りまして、2の流動資産合計は83億4,841万394円でございまして、これらを合わせました資産合計は302億5,945万4,467円となっております。  次に、負債の部でございます。3の固定負債合計は92億4,197万4,563円、4の流動負債合計は15億3,030万4,715円、15ページに参りまして、5の繰延収益合計は9億4,152万2,967円でございまして、これらを合わせました負債合計は117億1,380万2,245円となっております。  次に、資本の部でございます。6の資本金は108億9,047万3,482円、7の剰余金合計は76億5,517万8,740円でございまして、これらを合わせました資本合計は185億4,565万2,222円となっております。また、負債資本合計は302億5,945万4,467円となりまして、先ほどの資産合計と一致するものでございます。  次に、16ページは、注記として、重要な会計方針等を記載してございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、19ページをお開き願います。平成29年度川崎市工業用水道事業キャッシュフロー計算書でございます。キャッシュ・フローの状況は、合計額で御説明いたします。  1の業務活動によるキャッシュ・フローは14億8,463万384円の増加、20ページに参りまして、2の投資活動によるキャッシュ・フローは4億3,971万9,499円の増加、3の財務活動によるキャッシュ・フローは3億5,927万3,574円の減少、合わせて6億8,563万7,311円の資金の増加が生じました。なお、資金期末残高は70億9,162万3,681円でございます。 ◎松田 財務課担当課長 修正をお願いします。20ページのキャッシュフロー計算書、投資活動によるキャッシュ・フローなんですけれども、増加と申しましたけれども、4億3,971万9,499円の減少になります。よろしくお願いします。 ◎松岡 財務課長 以上で、工業用水道事業会計決算書の説明を終わらせていただきますが、詳細につきましては、21ページ以降及び別冊の平成29年度川崎市工業用水道事業会計決算参考資料を御参照いただきたいと存じます。  続きまして、下水道事業会計水道事業会計及び工業用水道事業会計関係の報告について御説明いたしますので、別冊の黄色い表紙の報告第15号、報告第16号の3ページをお開き願います。  「報告第16号 資金不足比率の報告について」でございます。  下水道事業会計水道事業会計及び工業用水道事業会計につきましては、表に記載のとおり、いずれも資金不足は生じておりません。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で上下水道局関係の提出予定議案の説明を終わります。  ここで理事者の一部交代をお願いいたします。                ( 理事者一部交代 ) ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 続きまして、所管事務の調査として、上下水道局から「「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎金子 上下水道事業管理者 続きまして、「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果につきまして御報告をさせていただきます。  内容につきましては、舘経営企画課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎舘 経営企画課長 それでは、「「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について」御説明申し上げますので、お手元の端末の平成30年8月29日環境委員会の資料一覧のページの2(1)、「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について(上下水道局)のファイルをお開き願います。  2ページの資料1をごらん願います。2「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果(概要)の1、事務事業及び施策の評価でございますが、施策に位置づけられた事務事業について、上下水道局が所管する事務事業は18事業ございまして、下の表1のとおり、達成状況区分2の「目標を上回って達成」が1事業、3の「目標をほぼ達成」が17事業という評価となりました。  次のページをごらんください。市全体で73ある施策のうち、上下水道局が所管するものは2施策ございまして、それらについて総括評価を行った結果、表2のとおり、いずれもA「順調に推移した」という評価となりました。  次に、2、施策の総括評価結果についてでございますが、上下水道局が所管する施策として「安定給水の確保と安全性の向上」及び「下水道による良好な循環機能の形成」の2施策がございまして、先ほど申し上げましたとおり、いずれの評価もA「順調に推移した」という評価となりました。  それでは、評価結果の詳細について施策ごとに御説明いたしますので、平成30年8月29日環境委員会の資料一覧のページにお戻りいただきまして、2、「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について(別冊資料)のファイルをお開き願います。  初めに、70ページをお開き願います。こちらは、「安定給水の確保と安全性の向上」の施策評価シートでございます。  1の施策の概要をごらんください。1つ目の黒丸にありますように、安心して使用することのできる水道水をいつまでも安定して供給するため、将来の水需要を的確に捉え、老朽化した施設や水道管路の更新・耐震化を適切に実施します。  また、2つ目の黒丸にありますように、大規模災害時においても必要な水道水の供給を維持するため、電源、通信の二重化など、被災時においても水の供給が行えるバックアップ機能を整えるとともに、地域防災計画に定める避難所のうち、これまで耐震化を進めてきた市立中学校、重要な医療機関等に加え、市立小学校、高校等への供給ルートや震災時に被害が懸念される老朽配水管を重要な管路と位置づけて、効率的かつ効果的な耐震化を進めることなどにより、直接目標として掲げております「安全でおいしい水を安定的に供給する」を実現してまいります。  次に、2の成果指標やその他成果などの状況と成果の分析をごらんください。成果指標1、重要な管路の耐震化率につきましては、平成29年度の目標値85.1%に対し、実績値は84.3%となりまして、達成率は99.1%と目標値を下回りました。この原因は、関係課所との調整や工事進捗に伴い布設替工事の工期延期を行ったことにより、完成が次年度になるものがあったためですが、平成34年度の耐震化率100%の達成に向けて支障はなく、順調に進捗しております。次に、成果指標2、災害時の確保水量につきましては、平成29年度の目標値24日分に対し、実績値は24日分となりまして、達成率は100%となっております。成果指標3、開設不要型応急給水拠点の整備率につきましては、平成29年度の目標値26.2%に対し、実績値は26.2%となりまして、達成率は100%となっております。  次に、71ページ、3の施策を構成する主な事務事業の評価をごらんください。5つの主な事務事業の概要、主な取り組みの実績等を記載してございまして、1番から4番までの事業の達成度はいずれも3の「ほぼ目標どおり」となっております。5番の工業用水道施設の整備事業の事業の達成度につきましては、平成28年度は3の「ほぼ目標どおり」としており、平成29年度につきましては、長沢浄水場工業用水道施設の耐震補強工事について、平成30年度完了予定であったものを平成29年度に完了することができたため、2の「目標を上回って達成」としております。  4の施策の達成状況につきましては、成果指標の達成度等から総合的に評価し、区分といたしましては、Aの「順調に推移した」と評価しております。  5の今後の方向性につきましては、施策の成果等を勘案し、区分といたしましては、Tの「効果的な事業構成である」としています。  次に、72ページをお開き願います。「下水道による良好な循環機能の形成」の施策評価シートでございます。  1の施策の概要をごらんください。1つ目の黒丸にありますように、下水道は大規模地震発生時でも欠くことのできない重要なライフラインですが、下水道の耐震化は、既存施設を使いながらの工事となるため長い期間を要します。そこで、被災時でも確実に下水道機能を確保する必要がある避難所や重要な医療機関等と水処理センターとを結ぶ重要な下水管渠に重点化を図り、まずは、老朽化した下水管渠が多く地盤の液状化による被害も想定される川崎駅以南の地域の耐震化を重点的に推進します。その他の地域については、重要な下水管渠の耐震診断を実施し、耐震化が必要となる管渠の抽出作業を進め、次期整備に向けた取り組みを推進します。  また、2つ目の黒丸にありますように、近年多発する局地的集中豪雨などにより浸水被害が発生していることから、重点化地区に位置づけている地域の対策を推進するとともに、浸水被害の大きさや起こりやすさに着目してリスクが高い地区を抽出し、新たに重点化地区に位置づけて、効果的・効率的な浸水対策を推進します。  3つ目の黒丸にありますように、快適な水辺環境を確保するため、東京湾の赤潮などの原因物質である窒素やりんも大幅に除去することができる高度処理の導入の推進などにより、直接目標として掲げております「地域の安全と環境を守り、きれいな水を川崎の川と海に返す」ことを実現してまいります。  次に、2の成果指標やその他成果などの状況と成果の分析をごらんください。成果指標1、重要な管きょの耐震化率につきましては、平成29年度の目標値67.2%に対し、実績値は67.2%となりまして、達成率は100%となっております。次に、成果指標2、浸水対策実施率につきましては、平成29年度の目標値57.8%に対し、実績値は57.8%となりまして、達成率は100%となっております。成果指標3、合流改善率につきましては、平成29年度の目標値73.5%に対し、実績値は73.5%となりまして、達成率は100%となっております。  次に、73ページの3の施策を構成する主な事務事業の評価をごらんください。5つの主な事務事業の概要、主な取り組みの実績等を記載してございまして、事業の達成度はいずれも3の「ほぼ目標どおり」でございます。  4の施策の達成状況につきましては、成果指標の達成度等から総合的に評価し、区分といたしましては、Aの「順調に推移した」と評価しております。  5の今後の方向性につきましては、施策の成果等を勘案し、区分といたしましては、Iの「効果的な事業構成である」としております。  以上、第1期実施計画における上下水道局の施策等の総括評価結果でございます。  関連いたしまして、上下水道局環境計画に基づく平成29年度の取り組み結果について御説明申し上げますので、平成30年8月29日環境委員会の資料一覧のページにお戻りいただきまして、2(1)、「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について(上下水道局)のファイルをお開き願います。  4ページの資料2をごらんください。上下水道事業は、自然の中における水循環の一部を有効に利用・維持することで成り立っていますが、その事業活動の過程において、多くの資源・エネルギーを使用するとともに、多くの廃棄物を排出します。このことから、上下水道局では環境施策を総合的かつ計画的に推進するため、川崎市上下水道局環境計画2017〜2021を策定いたしました。当資料は、その計画に基づく平成29年度の取り組み結果の概要でございます。  資料の表をごらんください。主な取り組み結果といたしまして、表の左側1列目の環境方針Tの地球温暖化対策の推進では、取組事項4、小水力発電の実施について、既存の4カ所での発電を継続するとともに、取組事項5、太陽光発電システムの導入について、長沢浄水場及び生田配水池で太陽光発電を継続したほか、入江崎水処理センターにおいて導入に向けた設置工事に着手いたしました。  環境方針Uの資源・エネルギーの循環促進では、取組事項1、浄水発生土の有効利用について、浄水処理過程で発生する発生土を100%有効利用するとともに、取組事項2、下水汚泥の有効利用について、東日本大震災以降、放射性物質の検出に伴い中断していた焼却灰の有効利用を平成30年3月から再開いたしました。  次のページをごらんください。環境方針Vの健全な水循環・水環境の創出では、取組事項6、高度処理の推進や、取組事項7、合流式下水道の継続的な改善に取り組みました。  環境方針Wの環境に配慮した行動の促進では、取組事項1、市役所の率先した環境配慮の取組について、低燃費車の導入率が85%となり、取組事項2、省エネ法に基づくエネルギー管理の取組について、上下水道局全体でのエネルギー使用量の把握及び適正管理を実施し、エネルギー原単位を1%低減いたしました。  以上で、上下水道局環境計画に基づく平成29年度の取り組み結果の説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について御質問等がございましたら、お願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 今説明がありました資料2の4ページの資源・エネルギーの循環促進のところで、浄水発生土の有効利用というふうにあるんですけれども、これは具体的にどういうことをするのか教えていただけますか。 ◎篠田 水道計画課長 浄水発生土につきましては土質改良という形で、工事等の埋め戻し等に御利用できるような形のものと、一部セメントの原材料に利用できるような形で有効利用のほうを図っている状況でございます。 ◆木庭理香子 委員 東日本大震災の発生の後、汚泥の処理がありましたよね。あれはその後どうなったんでしょうか。 ◎渡辺 水管理センター所長 浄水発生土につきましては、放射線の原発事故、放射能物質がまざっていたんですけれども、一時的にはストックをしたんですが、その後、改良土プラントのほうに搬入いたしまして、100ベクレル以下のクリアランスレベルを保った上で場外搬出をしたという状況でございます。 ◆木庭理香子 委員 ちょっと私も記憶が定かでないんですけれども、入江崎かどこかにかなり多くストックしていましたけれども、場所が違いましたっけ。あれはもうなくなったということでよろしいでしょうか。 ◎亀山 水道部長 今、浄水発生土ということで御指摘いただいた件に関しましては、浄水処理を、要するに水道水をつくる過程で出した浄水発生土ということになってございまして、今、多分入江崎のということのお話であれば、内容としては下水道の汚泥の処理のほうになるかと思います。 ◆木庭理香子 委員 ごめんなさい、それと別だったんです。2番のほうの下水汚泥の有効利用というところで、改めてお聞きしたんですけれども。 ◎室井 下水道計画課長 下水汚泥の焼却灰につきましては、東日本大震災以降、浮島のほうに保管灰として保管をしておりましたが、平成30年3月から新規に発生する灰につきまして、セメント原料化を再開したところでございまして、現在保管灰のほうにつきましては、浮島地区に保管してございます。こちらにつきましては、今年度、処分に向けて検討中でございますので、適切に処分をしていきたいと考えております。 ◆木庭理香子 委員 それらをどのように処分するかというのは、また委員会に御報告していただけるんでしょうか。 ◎室井 下水道計画課長 そのとおりでございます。 ◆木庭理香子 委員 わかりました。結構です。 ◆浜田昌利 委員 施策評価シートの72ページなんですけれども、重要な管渠の耐震化率を川崎駅以南の地域を進めていきますということで、平成28年度も達成率100%、29年度も達成率100%なんですけれども、目標値が65.1%から67.2%ということで、川崎駅以南の地域を2.1%ふやそうという目標で、それが確かに100%達成できましたということなんですけれども、川崎駅以南の地域全体で重要な管渠の耐震化率を100%に高めようとすると、1年で2.1%ずつというと、かなりまだ年数がかかってしまうんですけれども、その辺の川崎駅以南の地域の重要な管渠の耐震化率をいつまでに100%にしようとか、そういう目標はあるんでしょうか。 ◎室井 下水道計画課長 川崎駅以南の地域の重要な管渠の耐震化につきましては、中期計画で平成31年度に完了ということで現在進めてございます。平成29年度の実績値が2.1%しか上がってございませんが、平成29年度は完成する工事が少なかったことから、2.1%の上昇となっております。今後、耐震化工事につきましては、平成31年度に向けまして順調に進めてまいる予定でございますが、平成30年度、平成31年度につきましては、残り整備延長17キロメートルございまして、それぞれ30年度に7キロメートル、31年度に10キロメートル整備する予定でございます。これらの取り組みを進めまして、平成31年度に完了する見込みでございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。そうすると、今、29年度で67.2%まで来たということなんで、残り32.8%分があるんですけれども、残りの32.8%分が30年度、31年度の2カ年で全て達成するということなんですね。 ◎室井 下水道計画課長 そのとおりでございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。ぜひ、着実に推進していただきますようお願いいたします。  もう一つですけれども、同じこのページで施策の概要の中の2つ目の黒丸で、近年多発する局地的集中豪雨があるということで、浸水のシミュレーションをしたり、過去の実績を踏まえて、浸水被害の大きさや起こりやすさに着目してリスクが高い地区を抽出して、新たに重点化地区に位置づけて浸水対策をしていく、ゲリラ豪雨の対策をしていくということなんですよね。それで、成果指標の2番のところに浸水対策実施率ということがありまして、ここに丸子、宮崎、大師河原、馬絹、久末ということで5つの地区が書かれているんですけれども、結局、新たに重点化地区に位置づけたというのは、この5つの地区なんでしょうか。 ◎室井 下水道計画課長 こちらで今、施策評価シートの2のところの浸水対策実施率の丸子、宮崎、大師河原、馬絹、久末地区につきましては、平成25年度段階で重点化地区に位置づけた地区でございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。そうしますと、近年多発する局地的集中豪雨に対応して、新たに重点化地区を見直していくことだろうと思うんですけれども、そうすると、今回、決算というか第1期実施計画の総括評価ということですので、25年度時点は5つでしたけれども、例えば29年度時点ではこの地区はふえているんでしょうか。 ◎室井 下水道計画課長 25年度時点の浸水対策につきましては、今年度、大師河原地区がまだ残っておりまして、大師河原貯留管が完成することで浸水対策実施率が100%になる予定でございます。また、平成29年度から33年度にかけて定めております中期計画の中で、新たな重点化地区というものを6地区定めまして、現在そちらのほうに向けても取り組みを進めている状況でございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。そうすると、29年度から33年度の中期計画で新たに6地区ということなので、まさに29年度のことが今ちょっと報告されておりますけれども、新たな6地区についても29年度に浸水対策を実施したんですか。 ◎室井 下水道計画課長 新たな重点地区につきましては、取り組みとしては検討とか、そういうものについては着手しておりますので、今後工事等の対策を進めていくことになります。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。そうすると、新たな6地区というのはもう既に決まっているんですね。 ◎室井 下水道計画課長 そのとおりでございます。 ◆浜田昌利 委員 私も資料はいただいているのかもしれませんけれども、済みません、またちょっといただけましたらと思います。 ○廣田健一 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について」の報告を終わります。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、交通局関係の「平成30年第3回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 おはようございます。それでは、平成30年第3回市議会定例会に提出を予定しております議案及び報告につきまして御説明させていただきます。  初めに、議案といたしまして、「議案第150号 平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算認定について」、次に報告といたしまして、「報告第16号 資金不足比率の報告について」でございます。  内容につきましては、関口経理課長から御説明申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎関口 経理課長 それでは、「議案第150号 平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算認定について」御説明申し上げますので、お手元の平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算書の表紙をお開き願います。  これは、平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算について、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付して認定を求めるものでございます。  それでは、平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算書につきまして、事業の概況から御説明申し上げますので、33ページ、青色の中扉の次のページにございます平成29年度川崎市自動車運送事業報告書をお開き願います。  初めに、総括事項でございます。市バス事業におきましては、安全を第一の使命に、お客様に満足いただける利用しやすいサービスの提供を行うとともに、持続可能な経営に努めております。平成29年度の経営状況につきましては、収入では、人口増などを背景とした輸送需要の変化や、市バスネットワークの維持充実を図ったことなどにより乗車人員が増加し、乗車料収入が前年度を上回りました。支出では、人件費が減少したものの、営業所管理委託の拡大による委託料、また軽油価格の上昇により燃料費がそれぞれ増加したことにより支出額も前年度を上回りましたが、黒字決算を確保いたしました。  今後も輸送の安全性を着実に確保するとともに、お客様サービスの向上と経営基盤の充実強化に取り組んでまいります。  次に、運輸成績でございますが、乗合乗車料と貸切乗車料を合わせた乗車料収入は80億420万円余で、前年度と比較して1億8,025万円余の増となりました。また、乗車人員は5,012万3,021人で、前年度と比較して115万7,398人の増となりました。  次に、安全な輸送サービスの確保といたしましては、新たに運転手実技研修を試行するとともに、運転手グループ制の活用や事故防止研修の実施、経路誤り発生箇所をまとめたハザードマップの作成や全営業所におけるデジタルサイネージによる掲出など、運行管理体制の充実強化に取り組んだほか、学校における交通安全教室の開催、自転車駐輪場への自転車接触事故に対する注意看板を設置するなど、事故防止のための取り組みを実施いたしました。また、貸切バス事業者安全性評価認定制度において一つ星の評価認定を獲得するなど、運輸安全マネジメントを着実に推進いたしました。  また、安心・快適なサービスの充実といたしましては、北部地域の輸送需要に対応するため、向ヶ丘遊園駅とたまプラーザ駅を結ぶ路線の本格運行の開始、溝口駅南口から新百合丘駅前系統の新設、溝口駅南口から鷲ヶ峰営業所前間の土曜日の深夜バスの運行を開始したほか、小田急線のダイヤ改正に合わせたダイヤ改正等を行いました。  34ページに参りまして、停留所施設の改善としては、上屋3基、照明つきバス停留所標識16基などの整備とともに、GPSと連動した多言語対応タブレット型停留所運行情報表示器を13台設置し、多言語対応を完了するなど市バスナビサービスの充実を図りました。  次に、経営基盤の充実・強化といたしましては、上平間営業所及び井田営業所の管理委託を継続するとともに、上平間営業所については、事務所棟の建てかえに着手しました。また、事業を支える人材については、正規職員の退職動向を踏まえた計画的な採用を行うなど、積極的な人材の確保を図るとともに、運転技能コンクールの開催、模範運転手の市長表彰等を実施し、人材育成を推進しました。このほか、市バス全路線において、お客様の利用実態や運行状況などを把握する乗客流動実態調査を行いました。
     次に、社会的要請等に対応した事業の推進といたしましては、バス車両の購入に当たりましては、バリアフリー及び環境に配慮するとともに、地域や利用者に親しまれる取り組みとして、市バスキャラクター「ノルフィン」とハローキティとのコラボレーションによる事業展開を行ったほか、オリジナルグッズの通信販売等を新たに実施するとともに、前年度に引き続き、ギャラリーバスの運行、市バス安全・安心フェスタの開催、ハロウィン装飾バスの展示、クリスマスイルミネーションバスの運行を行いました。  次の経理状況につきましては、この後、平成29年度川崎市自動車運送事業決算報告書により御説明申し上げます。  以上で事業報告書の説明を終わらせていただきます。  引き続きまして、前に戻りまして、2ページをお開き願います。平成29年度川崎市自動車運送事業決算報告書につきまして御説明申し上げます。  決算報告書は、税込みの金額で記載してございます。なお、後ほど御説明申し上げます損益計算書などの財務諸表は税抜きの金額で記載してございます。  初めに、収益的収入及び支出につきまして御説明申し上げます。  収入の第1款自動車運送事業収益の決算額は、右のページの決算額の欄にございますように99億5,196万円余で、予算額と比較して2,024万円余の減となっております。これは第1項営業収益が2,423万円余の増となったものの、第2項営業外収益が4,413万円余の減となったことなどによるものでございます。  次に、支出でございますが、第1款自動車運送事業費用の決算額は96億8,439万円余で、予算額に対して4億2,137万円余の不用額となっております。これは、第1項営業費用において人件費などで4億987万円余が不用額となったことなどによるものでございます。  次に、4ページをお開き願います。資本的収入及び支出につきまして御説明申し上げます。  収入の第1款自動車運送事業資本的収入の決算額は3億1,468万円余で、予算額と比較して5億9,879万円余の減となっております。これは、第1項企業債が、上平間営業所建替整備事業を翌年度に繰り越したことに伴い予算額と比較して5億8,900万円の減となったことなどによるものでございます。  次に、支出でございますが、第1款自動車運送事業資本的支出の決算額は5億6,830万円余で、翌年度繰越額4億6,676万円余を含めまして予算額に対して1億4,310万円余の不用額となっております。これは主に、第1項建設改良費において建物費、構築物費などで1億3,310万円余が不用額となったことなどによるものでございます。  次に、欄外の記載は補填財源の説明でございますが、資本的収入額資本的支出額に不足する額2億5,362万円余につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額過年度分損益勘定留保資金で補填し、なお、不足する額は賞与引当金等で措置いたしました。  次に、6ページをお開き願います。平成29年度川崎市自動車運送事業損益計算書でございます。内容につきましては合計金額で申し上げます。  1の営業収益は81億1,101万円余で、これに対する2の営業費用は91億1,171万円余でございます。営業収益から営業費用を差し引きました10億70万円余が営業損失でございます。3の営業外収益は13億1,472万円余で、これに対する4の営業外費用は7,347万円余でございます。営業外収益から営業外費用を差し引きますと、一番右端の金額12億4,124万円余となり、先ほどの営業損失と合わせますと2億4,054万円余の経常利益となるものでございます。  7ページに参りまして、5の特別利益が60万円余で、先ほどの経常利益に足し合わせますと2億4,115万円余の当年度純利益となります。前年度繰越欠損金が22億9,370万円余でございますので、差し引きました20億5,254万円余が当年度未処理欠損金となるものでございます。  次に、8ページをお開き願います。平成29年度川崎市自動車運送事業剰余金計算書でございます。内容につきましては、合計金額で申し上げます。  初めに、資本金でございますが、当年度変動額はなく、当年度末残高は2億7,439万円余でございます。次に、右のページの資本剰余金合計につきましては、当年度変動額はなく、当年度末残高は5億8,680万円余でございます。次に、欠損金合計につきましては、前年度末残高、マイナス22億9,370万円余から、当年度純利益2億4,115万円余を差し引きました、マイナス20億5,254万円余が当年度末残高となったものでございます。これらを合わせました資本合計の当年度末残高はマイナス11億9,134万円余となっております。  次に、10ページをお開き願います。平成29年度川崎市自動車運送事業欠損金処理計算書でございます。  当年度は、年度末における未処理欠損金20億5,254万円余を次年度に繰り越すものでございます。  次に、12ページをお開き願います。平成29年度川崎市自動車運送事業貸借対照表でございます。内容につきましては、合計金額で申し上げます。  初めに、資産の部でございますが、1、固定資産の合計は38億9,125万円余でございます。2、流動資産の合計は、右のページに参りまして、14億8,907万円余でございます。これらを合わせました資産合計は53億8,032万円余でございます。  次に、負債の部でございますが、3、固定負債の合計は44億183万円余、4、流動負債の合計は18億8,178万円余、5、繰延収益の合計は、次のページに参りまして、2億8,805万円余でございます。これらを合わせました負債合計は65億7,167万円余でございます。  次に、資本の部でございますが、6、資本金は2億7,439万円余でございます。7、剰余金の合計はマイナス14億6,574万円余で、これらを合わせました資本合計はマイナス11億9,134万円余でございます。さらに、この額に負債合計を加えた負債資本合計は53億8,032万円余となりまして、先ほどの資産合計と一致するものでございます。  15ページから17ページにおいて、重要な会計方針に係る事項に関する注記などを記載してございますので、後ほど御参照願います。  以上をもちまして、平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算についての説明を終わらせていただきます。  詳細につきましては、19ページ以降の附属書類及び別冊の決算参考資料を後ほど御参照いただきたいと存じます。  続きまして、「報告第16号 資金不足比率の報告について」御説明申し上げます。  お手元の別冊、黄色い表紙の報告第15号、報告第16号の3ページをお開き願います。これは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、平成29年度決算に基づく資金不足比率について御報告するものでございます。  自動車運送事業会計の資金不足比率は2.7%となっております。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますのでこの程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で交通局関係の提出予定議案の説明を終わります。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 続きまして、所管事務の調査として、交通局から「「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 それでは、「「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について」、茂木経営企画課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎茂木 経営企画課長 それでは、交通局の「「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について」御説明させていただきます。こちらはタブレットの平成30年8月29日環境委員会の資料の一覧のページをお開きいただきまして、2(2)、「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について(交通局)のファイルをお開きください。表紙のページをおめくりください。  2ページでございますが、この資料につきましては、1の趣旨にございますように、「川崎市総合計画」第1期実施計画における、交通局の施策等の総括評価結果を取りまとめたものでございます。  次に、2の「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果(概要)につきまして御説明いたしますので、表1をごらんください。  交通局が所管いたします施策に位置づけられた事務事業は9事業ございまして、そのうち目標を上回ったものが1事業、目標をほぼ達成したものが7事業、目標を下回ったものが1事業となってございます。  画面のページをおめくりいただきまして、3ページをお開きください。こちらは、基本政策別の施策の達成状況となっておりまして、交通局におきましては、基本政策4、活力と魅力あふれる力強い都市づくりに属している施策が1件となってございます。  この施策の評価は下段の2、施策の総括評価結果についてのとおりとなっておりますが、施策及び事務事業の評価の内容等につきましては、別冊資料により御説明いたしますので、また平成30年8月29日環境委員会の資料の一覧のページにお戻りいただきまして、2、「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について(別冊資料)をお開きください。こちらのファイルの186ページをお開き願います。  まず、1の施策の概要につきましては、自転車の車道走行の徹底や高齢者利用の増加など、安全輸送を取り巻く環境が変化する中でも、市バスの輸送安全性向上を図るとともに、臨海部や北部地域の輸送需要の高まりなどの状況の変化を受けて、利用状況等を勘案した路線新設やダイヤ改正などの市バスネットワークの維持、充実に向けた取り組み、営業所の計画的整備など、安定的な事業基盤の構築に向けた取り組みを推進することとし、直接目標を、安全で快適な市バス輸送サービスを持続的に提供するとしてございます。  次に、2の成果指標やその他成果などの状況と成果の分析でございますが、1つ目の成果指標でございます走行距離10万キロ当たりの有責事故発生件数につきましては、平成29年度の目標0.28件以下の目標に対し、0.38件となってございます。なお、有責事故の発生件数は50件となっております。このうち、件数の多い事故の形態といたしましては、静止物接触事故及び車内人身事故で、それぞれ16件ずつ発生しております。事故の原因につきましては、飛び出し等の回避のための急な運転操作による車内転倒など、避けがたいものもありました。  次に、2つ目の成果指標でございますお客様満足度につきましては、前年度と比べて若干増加したものの、目標値62.5%以上に対し実績値は59.5%となってございます。お客様満足度はアンケートによる調査の結果となっております。このアンケートでは、総合満足度に加え、市バスサービスポリシーに定める4つの項目についても調査しておりまして、項目ごとの満足度は、安全、安心・信頼、快適の3つが約60%、コミュニケーションという項目が約50%となってございます。  次に、3つ目の成果指標でございます市バスの乗車人数(1日平均)につきましては、目標値12万9,000人に対しまして、13万2,500人と目標を上回る結果となってございます。市バスは、市域全体を営業エリアとして運行し、公営バスとしての意義、役割に応じて市のまちづくりや福祉、環境対策などの行政施策との連携、協力を行い、これまでも東扇島循環線の延伸、小杉駅東口接続の路線新設、溝口駅と新百合ヶ丘駅を結ぶ路線の新設などに取り組み、地域の大切な交通手段として市民やお客様に利用されております。  画面のページをおめくりいただきまして、187ページをごらんください。3の施策を構成する主な事務事業の評価について御説明いたします。  まず、番号1の市バス運輸安全マネジメント推進事業につきましては、事故防止に関する重点取り組み事項や事故の形態別目標の設定、危険箇所の運転手間の共有、市民向けの安全啓発のための交通安全教室の開催、運行ミスの発生が多い指定交差点での街頭指導や行き先アナウンスなど、バスを利用する市民等に信頼されるよう安全な輸送サービスを提供するための取り組みを体系的に実施いたしましたが、結果といたしまして有責事故発生件数が目標を下回ったため、達成度は4としてございます。  番号2の市バス安全教育推進事業は、輸送の安全を取り巻く環境の変化等に対応した運転手等への安全教育を推進するため、全運転手を対象とした営業所研修の実施、階層別研修、派遣研修などを着実に実施いたしましたことから達成度を3としてございます。  番号3の市バスネットワーク推進事業につきましては、たまプラーザ駅と向ヶ丘遊園駅南口間の路線の本格実施、溝口駅と新百合ヶ丘駅間の路線の新設など、計画に基づく取り組みを着実に実施することに加えまして、小田急線のダイヤ改正に合わせた市バスにおけるダイヤ改正、溝口駅南口から鷲ヶ峰営業所方面への利便性向上のため、平日のみとしていました深夜バス運行を土曜日にも拡大するなど、さらなる利便性向上の取り組みを実行いたしましたことから、達成度を2としてございます。  番号4の市バスお客様サービス推進事業は、市バスサービス向上研修や添乗観察等の取り組みを着実に実施し、達成度を3としております。  番号5の市バス移動空間快適化事業では、ノンステップバス5両の更新、停留所上屋整備8基、照明つき標識整備16基、ベンチ整備47脚のほか、英語表示対応のタブレット型等運行情報表示器を13基設置しまして、おおむね計画どおりに取り組みを進めたため達成度を3としてございます。  番号6の市バス事業基盤強化事業では、ウエブ広告による求人広告の強化、正規運転手の受験資格年齢の引き上げなどによる人材確保の取り組みや、上平間営業所実施設計完了及び事務所棟建てかえ工事着手、職員表彰、技能コンクールの開催などの取り組みを着実に実施いたしましたことから、達成度を3としてございます。  番号7の市バス経営力強化事業では、営業所管理委託の活用や資産有効活用の取り組みを着実に実施し、達成度を3としてございます。  番号8の市バス地域貢献事業では、約6,000人の来場者数がございました市バス安全・安心フェスタの開催、ギャラリーバスの365日運行、かわさきノルフィンのLINEスタンプ販売、フェイスブック、ツイッターのアカウント開設などの取り組みを実施いたしましたことから、達成度を3としてございます。  番号9の市バス経営計画推進事業では、市バス事業経営プログラムの着実な推進を図るため、定期的な局内進捗管理会議を実施いたしますとともに、次期経営計画の策定に向けた取り組みとして市バス事業アドバイザリー・ボードを開催したことから、達成度を3としてございます。  次に、4の施策の達成状況につきましては、指標等の成果を中心に施策を構成する事務事業の評価等から総合的に評価してございます。指標の達成状況につきましては、3つの指標のうち、2つが前年度実績を上回り、達成率の平均も90.5%となっていたことから、Bの「一定の進捗があった」としてございます。なお、個々の事務事業における取り組みにつきましては着実に実施しておりますが、この達成度につきましては、事務事業ごとの指標への関連度合いにより、達成度に若干の差が出てございます。  最後に、5の今後の方向性でございますが、施策の構成につきましては、3つの指標のうち、2つが前年度実績を上回っていること、有責事故発生件数は前年度と同率ではございますが、大都市公営事業者の中ではトップレベルの安全水準にあることから、効果的であるものと考えてございます。一方で、より一層の安全輸送、快適なサービスの提供の確保に向けましては、交通安全教室の実施拡充に加えまして、新たに運転技術向上のための実技研修を実施するとともに、若年者も含めた幅広い層のお客様からの御意見をサービス向上研修等に活用するなど、事業内容の見直しを図りつつ、取り組みを推進していくこととともに、市バスネットワークに関しまして、利用状況等に応じたダイヤ改正や路線の拡充を図り、市民の足を確保することが安全で快適な市バス輸送サービスを持続的に提供することにつながると考えますことから、今後の事業構成の妥当性につきましては、Uの「概ね効果的な構成である」としているところでございます。  以上で、説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について御質問等がございましたら、お願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 まず、182ページの一番下の指標等の成果分析のところで、市バスは市域全体を営業エリアとして運行しとあるんですけれども、御存じのとおり、麻生区は相変わらず総延長が多分13キロぐらいしかないと私は思っているんですけれども、やはり、今回、今報告あったように、利用者の数が前年度に比べてふえてきているということで、黒字になったというふうな御報告もありましたけれども、これは高齢化によって、今までは自家用車でとか徒歩で行っていた方々がバスを利用するケースがふえたんではないかなと私は考えております。という観点から見ても、やはり市バスも、ここに書いてあるように、「公営バスとしての意義・役割に応じて市のまちづくりや福祉、環境対策などの行政施策との連携・協力を行い」というふうにあるように、北部地域は特に山坂が多くて道も狭いということもありますから、民間事業者がなかなか通れないバス路線もあるわけです。やはり、市バスの、今ここに書いてある公営バスとしての意義、役割というところ、あと、市のまちづくりや福祉というところで考えると、例えばミニバスを使って、そういった民間事業者が入れない、大型バスが入れないような場所への延伸なんかも検討していかなきゃいけない時期に来ているんじゃないのかなと考えておりますけれども、そういったことが今後の目標なんかにも全然書いてないんですけれども、そのあたりはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎茂木 経営企画課長 今のお話の中で、小さいバスでの取り組みということでございまして、具体的にはどこをどういうふうにというのは、全体の計画の中で今書いていないところでございますけれども、まちづくり局のほうで策定しています総合都市交通計画の中でも、幅広に検討していくということがうたわれておりますので、私ども交通局としましても、やっぱりまちづくり局と連携して、その取り組みに対してできるだけの協力をまずはして、市バスのネットワークというか、バスネットワークの広がりというものに対しては協力をしていくような形で進めたいと思っております。今は具体的にどこをやるというのは、ほかの路線も含めてなんですけれども、それはちょっと計画には書いていませんけれども、方向性としてはそのように取り組ませていただきたいというふうには考えております。 ◆木庭理香子 委員 麻生区で言うと、例えばですけれども、小田急線の多摩沿線のほうなんかも、道路は広いんですけれども、ほとんど民間バスが通ってない状況なんですね。やはり、住宅街が広がっているという関係もありますし、ここに総合計画に、今何回も読んで申しわけないですけれども、「公営バスとしての意義・役割に応じて市のまちづくりや福祉」と書いてあるんであれば、やはり北部エリアの特に麻生区のところに関しても、しっかりと今後計画に入れていただきたいと要望させていただきます。  続きまして、次のページなんですけれども、3、市バスネットワーク推進事業に溝口駅南口から鷲ヶ峰営業所間の利便性向上のため、土曜日深夜バスの運行開始とあるんですけれども、これはこういうふうに至った経緯を教えてください。 ◎北條 運輸課長 昨年の10月1日から運行しているものですけれども、やはり土曜の夜の最終バスにおいても御利用者が多かったことから、その様子を見まして、土曜日の深夜バスの運行を2便追加するようなことで運行したものでございます。 ◆木庭理香子 委員 かつて、麻生区の新百合ヶ丘にミューザと結ぶバスがあったというふうに記憶しているんですけれども、これについてもちょっと教えていただけますか。 ◎北條 運輸課長 ミューザの公演があったときに、川崎駅の西口から新百合ヶ丘までですとか、宮前平にも運行がありましたけれども、現在ではそれは運行しておりません。 ◆木庭理香子 委員 これもよく言われることなんですけれども、川崎市は南北に長いので、南部と北部で分断している状況がありますよね。やはり、川崎区での北部の利用者をもっとふやすためにも、例えば今おっしゃったみたいなルートがあるんであれば、かつてあった経験があるんであれば、そういったルートを使って深夜バスであったりとか、要は、夜に川崎駅のほうで飲食をした後に、南武線と小田急線に乗り継いで帰るというのが面倒ということもあって、やはりどうしても北部の方にすると溝口であったり、できるだけ家に近い方向でそういうことをしようという傾向がありますよね。やはり、川崎の活性化、それこそ市全体の景気の底上げという観点で考えるところに交通局のほうで協力をするとするならば、そうした深夜バスを北部エリアに延伸するというのも1つ、手ではないかと思うんですけれども、そのあたり、局長はどのようにお考えですか。 ◎邉見 交通局長 我々、市バスとしては、一事業者でございますので、やっぱりそこには収支というところを考えていかなきゃいけない。ただ一方で、公共バスという、その役割をしっかりと自覚しながら計画をつくっていかなきゃいけないということで、ちょうど来年から7年間の計画をつくっていきますので、その中で本当にそこら辺の収支のこともありますし、また、バスの車両をふやしたり、運転手さんの確保が大変な中で、本当にそこはどこまでできるのかということを総合的に考えて、あと民間の事業者とも役割分担じゃないんですけれども、やっぱり総合的に交通体系、ネットワークづくりをしていかなきゃいけないと考えておりますので、そこら辺はしっかりと来年からの計画に少し反映できればなというふうに考えております。 ◆木庭理香子 委員 私の個人的な意見なんですけれども、やはり川崎駅から麻生区までタクシーで帰ろうとすると1万円は下らないんですね。そういうことから考えても、例えばプレミアムフライデーの――今ちょっとプレミアムフライデーもどうなっちゃったのかわかりませんけれども、そうした景気を盛り上げようとする施策がある中で、もっと北部の人にこっちのほうの、川崎駅のそういうところを利用してもらおうというような観点があるんであれば、さっき言ったみたいにタクシーで帰れば1万円かかるけれども、例えば深夜バスは1,000円かかるけれども、1,000円でも乗るよという人が出てくると思うんですよね。だから、やはり料金設定を深夜バスなりの価格にしていいと思うんです。200円とか、そういう価格ではなく、今後もし考える余地があるんであれば、そういった観点でも検討していただきたいなというふうに、これは要望させていただきます。 ◆浜田昌利 委員 有責事故発生件数が10万キロ当たり0.28とか0.38とか、かなり少ないなとは思うんですけれども、指標の成果分析のところでは、件数の多い事故形態としては、静止物に接触事故が16件というので、とまっているものだったということなんで、何か急な発進とか、急に割り込まれたりとか、そういうことなのかなと思ったら、静止物に接触したとあったんですけれども、例えば車なんかでもバックモニターとかありますけれども、バスだと大きいのでサイドモニターがつくとか、そういうハード面で何か安全対策がバスの車両でさらに進んでいくとか、そのようなことというのはないのかなと思うんですけれども、どうなんでしょうか。 ◎北條 運輸課長 バックモニターのほうは、新車から少しずつリアにカメラをつけて、後ろが見えるような装備をふやしております。また、安全面ですと、リアのサイドのホイールハウスのタイヤの上のところにLEDライトをつけて見やすくして、巻き込み防止ですとか、あとヘッドライトも全部LED化するなどして、明るくするなどということをやっております。あと、ミラーについても、市バスですと各種ミラーをつけておりまして、なるべく死角がないように、ほかの民間よりも比較的多くついておりますので、そういう形で安全確保しております。 ◆浜田昌利 委員 大きな車両なんだよね。私が乗用車を運転しているような感覚じゃないんだろうなということはあるので、ぜひそういうハードの面で支えるものがあるようであれば、なるべくそういったものも備えるような準備をしていただいて、少しでも事故が減るように配慮してあげたらありがたいかなと思います。要望です。 ◆斎藤伸志 委員 私も同じ、この事故のことに関してなんですけれども、車両接触12件となっているんですけれども、歩行者の接触1人というのは、車両接触というのは車同士でぶつかったということですよね。 ◎水谷 安全・サービス課長 そのとおりでございます。 ◆斎藤伸志 委員 それで、事故の中で、人身事故でどれぐらいの方が重傷、軽傷とかの割合というのは把握されていますか。 ◎一戸 自動車部長 29年度に有責事故が50件ございました中で、国に報告する義務のある重大事故がございます。これは3件ございました。 ◆斎藤伸志 委員 その3件というのはどれぐらいのけがですか。 ◎水谷 安全・サービス課長 1件は腰椎圧迫骨折でございます。もう一つが、肋骨のひび、あともう一つが身体に違和感があるというものでございました。 ◆斎藤伸志 委員 やっぱり、いろいろと事故の形態というのもあると思うんですけれども、人をけがさせるというのは、やっぱり一番回避していかなきゃいけないものじゃないかなと思いますので、今いろいろとこの事故のことを書かれておりますけれども、ぜひ人身事故を極力減らしていただけるように要望させていただきたいと思います。 ○廣田健一 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「「川崎市総合計画」第1期実施計画・総括評価結果について」の報告を終わります。 ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 続きまして、所管事務の調査として、交通局から「路線新設等について」の報告を受けます。  理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 続きまして、「路線新設等について」、北條運輸課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎北條 運輸課長 それでは、「路線新設等について」御説明いたしますので、平成30年8月29日の環境委員会資料の一覧にお戻りいただきまして、「2(3)路線新設等について」のファイルをお開きください。  それでは、表紙をおめくりいただきまして、2ページをごらんください。  初めに、1、鷺沼駅から聖マリアンナ医科大学前を結ぶバス路線の新設について御説明いたします。この路線新設については、平成30年5月30日の環境委員会でも御報告させていただきましたが、今回、運行開始日等が決まったことから、改めて御報告させていただきます。  それでは、(1)概要でございますが、鷺沼駅と聖マリアンナ医科大学を結ぶバス路線を、市バス、東急バス及び小田急バスの3事業者で共同運行するため、各事業者が6月末に路線新設の認可を申請いたしました。その後、各事業者で運行計画等について調整を重ね、10月1日月曜日から運行を開始することになりました。  次に、(2)運行計画でございますが、ア、運行開始日は、平成30年10月1日月曜日でございます。次に、イ、運行系統でございますが、鷺31系統、鷺沼駅、犬蔵、清水台、長沢を経由し、聖マリアンナ医科大学前を結ぶ5.44キロメートルでございます。資料右側に新設路線図をお示ししております。赤い太線が鷺31系統の運行経路でございます。  左側の説明にお戻りいただきまして、次に、ウ、運行時間帯及び運行間隔でございますが、運行時間帯は10時台から16時台で、30分間隔で運行いたします。なお、時刻表につきましては、同じ乗り場を使う既存系統との運行間隔の調整を行っており、9月中旬に各停留所や各事業者のホームページ等に掲出する予定でございます。次に、エ、運行本数でございますが、鷺31系統は、1日当たり12往復運行し、各事業者とも4往復を運行いたします。また、平日、土曜及び休日ともに同じ運行本数でございます。次に、オ、起終点の乗り場でございますが、鷺沼駅は2番乗り場、聖マリアンナ医科大学前は小田急バスの百合ヶ丘駅行きと同じ乗り場になります。資料の右側の下に、各乗り場の略図を示しております。黄色い丸印で囲んだ場所がそれぞれの乗り場となります。  ページをおめくりいただきまして、3ページをごらんください。2、深夜バスの拡充でございます。溝口駅南口から向丘出張所方面へ向かう系統では、日ごろから多くのお客様の御利用があり、これまで、平・蔵敷方面の深夜バス、溝18系統鷲ヶ峰営業所行きを拡充してまいりました。しかしながら、南平・犬蔵方面に向かう溝15系統及び溝16系統においても、お客様の御利用が多いことから、当該方面への平日ダイヤにおいて終車を延長するとともに、新たに溝口駅南口と宮前平駅から深夜バスを運行し、利便性の向上を図るものです。運行開始日は、平成30年10月1日の月曜日からとなります。  資料右側の関係路線図をごらんください。赤色の線で示す経路が今回の深夜バスを運行する経路でございます。資料の左側、中ほどにお戻りいただきまして、溝口駅南口発の時刻表をごらんください。これまでは、22時59分が最終バスでしたが、23時17分に南平・犬蔵経由北部市場前行き、23時40分に深夜バスの宮前平駅行き、24時41分に深夜バスの南平・犬蔵経由菅生車庫行きの3便を増発いたします。次に、宮前平駅発の時刻表をごらんください。これまでは、22時48分発の犬蔵・南平経由溝口駅南口行きが最終バスでしたが、23時07分の溝口駅南口行き、24時09分の深夜バスの溝口駅南口行きの2便を増発いたします。これらのバス運行により、南平・犬蔵地域については、23時以降に溝口駅南口から3便、宮前平駅からの2便を合わせた計5便が運行することになります。  次に、3、市の拠点駅を結ぶ基幹系統である溝11系統の拡充でございます。平成29年10月に新設した、市の拠点駅である溝口駅と新百合ヶ丘駅を結ぶ溝11系統について、朝夕の御利用が多いことから、当該時間帯を中心に増発し、さらなる利便性の向上を図ります。具体的な運行本数については、新百合丘駅前発で、現在の平日14本、土休日13本を、10月1日から平日21本、土休日20本と増発いたします。資料右側下に、新百合丘駅前発、溝口駅南口行きの時刻表を示しております。左側の時刻表が現行の時刻で、右側の少し大きい時刻表は改正時刻を示したものでございます。この増発を行うダイヤ改正についても10月1日に実施いたします。  以上で資料の説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について御質問等がございましたら、お願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 それぞれ新設される路線は目的地まで何分ぐらいかかるんですか。
    ◎北條 運輸課長 最初の1の鷺31系統の鷺沼駅から聖マリアンナ医科大学前まで、片道およそ25分前後の所要時間を予定しております。深夜バスのほうも溝口駅南口から宮前平駅までが25分を予定しております。溝11系統については既に既存の系統が運行しておりますけれども、時間帯によって変わりますけれども、50分から55分程度の時間を想定しております。 ◆木庭理香子 委員 とても利用の多い朝夜の増便をするということは非常に私はいいことだと思っております。溝11系統は、これは溝口からも新百合丘には出ているということなんですか。 ◎北條 運輸課長 そのとおりでございます。 ◆木庭理香子 委員 これは逆の最終は何時なんですか。 ◎北條 運輸課長 20時59分が溝口駅南口発の時刻となっております。 ◆木庭理香子 委員 わかりました。20時59分が早いのか遅いのかわからないんですけれども、今後また利用がふえてきたら、さらにプラス30分とかあってもいいのかなというふうにも思いますので、今後の推移を見守っていきたいと思っております。 ◆斎藤伸志 委員 この溝11系統のところなんですけれども、私も何度か一般質問でも取り上げさせていただいて、自分がよく利用させてもらっている路線なんで、平日が14本から21本にふえるのと、あと土日もふえるというのは大変うれしいことなんですけれども、以前、運輸課長に伺ったときに、溝口駅の南口のほうがキャパがいっぱいだというお話を伺っていたんですけれども、これぐらいふえることによっても大丈夫なんでしょうか。 ◎北條 運輸課長 今回の系統のほうは鷲ヶ峰営業所行き、ほかの系統を延伸する形で新百合丘に接続しておりますので、申しわけないですが、溝口駅南口行きのほうは朝6時台に1便しかふえないような状況で、そういう組みかえ、行き先を変えながら、この系統の本数を実現したということでございます。 ◆斎藤伸志 委員 わかりました。ありがとうございます。結構です。 ◆小田理恵子 委員 今回路線の新設があったんですけれども、改めて確認したいんですけれども、路線を新設する際の基準とか、どういう判断で新設をされるのかというところについて教えてください。 ◎北條 運輸課長 駅と駅を結ぶとか、あとは一定の需要が見込まれる、例えばこれですと新百合丘と鷲ヶ峰営業所間ですとか、鷲ヶ峰から溝口駅の間でそれぞれで一定の需要がある中で、つないだほうがより効率的に運行できるので、今回路線新設したものでございます。 ◆小田理恵子 委員 今回のケースはそうなのかもしれないんですけれども、交通局さんとしてバスの路線を新設するか否かというか、それぞれいろんな地域から要望が出ている中で決定していかれると思うんですけれども、その際にどういうところを判断して決められているのかというところをちょっと確認させてください。 ◎北條 運輸課長 失礼しました。やはり、一定の採算が確保できるかどうかということと、あとは今ある車庫スペース、車両等に限りがありますので、そういう限られた経営資源をうまくスクラップ・アンド・ビルドして、新しい路線に対応できるか、そういうようなことを考えて、新しい系統ですとか、運行を計画しております。 ◆小田理恵子 委員 今のお話ですと、実際の今の車庫とハードウエアの制約条件というところが1つあるというところと、もう一つ採算というお話があったんですけれども、そうしますと、今、交通局さんとしてバス路線の新設というところを御検討されるに当たっては、採算というところが必須条件になっているというふうに理解してよろしいんでしょうか。 ◎北條 運輸課長 先生の御指摘のとおりでして、やはり採算性の確保、少なくともプラマイゼロというか黒字になるように考えていくのは公営企業ですので、やはりそういうのが路線新設のときの一つの条件として考えております。 ◆小田理恵子 委員 一旦は、まず交通局さんのほうの考えは理解しました。とはいえ、公共交通のあり方というところを考えると、全て採算というところを考えるのがよろしいのかということは、今後ちょっと議論にするべきであるとは思いますので、その辺はまた追って意見させていただきたいと思います。 ◆勝又光江 委員 路線新設の鷺沼駅から聖マリアンナ医科大学前のほうなんですけれども、これは特に質問というわけではないんですけれども、鷺沼から出発して聖マリアンナ医科大学に行くということで言えば、バスの最初の出発が10時台というふうになっているので、そうすると病院の受け付けに間に合わないとか、できればもうちょっと早くという声も、これまでもこの計画の中であったかと思うんですけれども、その辺のことについての対応というのはどのようになりますか。 ◎北條 運輸課長 委員御指摘のとおり、朝早い時間で病院に間に合わないというのはあるんですけれども、やはり鷺沼駅は狭隘で、新たにバスを運行するにはこの程度の時間帯でないとなかなか入れないということですので、今後、鷺沼駅の広場整備とかのお話がいろいろありますので、その中でまた関係バス事業者と調整して、そういう時間帯の拡大などについても考えていきたいと考えております。 ◆勝又光江 委員 駅前開発はこれから33年に向けて着手していって、工事ができたら大体バスの乗り入れもできるような形も出てくるのかと思うんですけれども、ただ、やっぱり何年か待たなきゃいけないということもありますので、今おっしゃったように、ぜひ機会あるごとに早い時間の増便をということでお願いしたいなと。これは本当に切実な要求で、実現するということで地元からも喜びの声がかなり入ってきているということも聞いていますので、ぜひ声に応えていただけるような細かな配慮もしていただけたらというふうに思っております。  あともう一つ、深夜バスの拡充、15系統と16系統なんですけれども、先ほども少し話がありましたけれども、深夜バスを運行するということで、3便ですね。溝口駅の南口のほうが2便と、それから宮前平駅のほうが1便増発するということなんですけれども、深夜バスについては運賃はどのようになっていますか。 ◎北條 運輸課長 通常の料金、現金210円、IC206円に対して、深夜バス料金で倍額、現金ですと420円、ICですと412円をいただくことになっております。 ◆勝又光江 委員 もしもこの深夜バスがふえることがあったとしても、それはもう金額は決まりとしてあるわけですか。 ◎北條 運輸課長 そのとおりでございます。深夜バスの料金という形で設定させていただいております。 ◆勝又光江 委員 そうすると、先ほども採算の話がちょっと出ていたんですけれども、それで採算との関係はどうなるのかということと、深夜バスに乗る乗務員の方というのは、いわゆる正規の方が乗るということになりますでしょうか。 ◎北條 運輸課長 採算性のほうでございますけれども、1便当たり大体20数名程度乗ればペイができるところでして、溝口駅の利用、まだこれは走らせたことはないですが、年末年始等を見ますと50名程度乗りますので、十分採算性の確保はできると見込んでおります。乗務員のほうですけれども、市バスの職員、正規職員、または公募職員が乗る場合も時としてあるかもしれませんが、これについては基本的には正規職員を中心にして運行を行います。 ◆勝又光江 委員 正規職員と、ひょっとして公募の非正規の方が乗る場合もあるということですか。 ◎北條 運輸課長 突発的なとき、どうしても人がいないときには乗る可能性はありますが、基本的には正規職員の交番表というんですか、運行計画の中で運行することを基本としております。 ◆勝又光江 委員 とりあえず結構です。 ◆添田勝 委員 2つだけ、済みません。2番の路線新設のところの宮前平駅発(1番乗り場)という左側のところですが、深夜バスの拡充で素朴な疑問なんですけれども、溝口駅南口発の深夜バスに乗る人はめちゃめちゃ多いだろうなということは想像がつくんですが、宮前平駅発の例えば24時9分とか、そこら辺というのは需要はあるんですか。あるから増便しているとは思うんですが、要は、例えば普通に都内から帰ってくる人は溝口でおりて南口に出てバスに乗る、例えば宮前平駅から土橋間なんていうのは、多分ほぼほぼ徒歩圏内なので余り乗る人はいないんじゃないかなという気がするんですけれども、要は必要なのは、犬蔵から向丘出張所とか、そこら辺の人たちはこれに乗らなきゃ帰れないのでわかるんですが、溝口駅南口発のものを増便するので、より網羅性があるのかなみたいな気もするんですが、ただ、やっぱり宮前平だと、例えば新城から来るバスの接続だったり、そういう人たちが乗るとか、これはどういうあれなんですかね。 ◎北條 運輸課長 こちらはやはり田園都市線の利用を考えております。今、委員がおっしゃられたとおり、23時40分の溝口から乗りますと、ここで1本のバスが行ったり来たりしておりまして、その折り返しとして営業所へ行くよりは駅へ行ったほうが人がさらに乗るだろうと、10人でも20人でも乗ってさらに採算寄与できるので、宮前平に行って、そのバスがまた溝口へ行って、最後は営業所へ帰るというルートですので、そういう折り返しの場所として乗るであろう駅を使っている。少しでも利用者をふやしたいので、駅で折り返しているとこういう間隔になってしまうんですけれども、駅を使っております。 ◆添田勝 委員 先ほどの勝又委員の質問に関連してなんですが、鷺沼から聖マリアンナ医科大学に行くバスは確かに地元のニーズはあるし、駅の再開発とかで今は狭い駅だけれども、バスの乗り入れが今後ふえてくるということはいいことだと思うんです。一方で、やっぱり鷺沼はもともと道が非常に狭いところだから、渋滞の状況がより深刻化してくる可能性、バスに限らずですけれども、再開発もあったら、やっぱり集中が集中を呼んで車がどんどん集まっていってというところで、例えばパーク・アンド・ライドとか、公共交通以外は駅をゾーニングしてしまう、これは東急さんとの話もいろいろ出てくるんですけれども、そういう中で本数をふやすのは確かにいいことなんですが、一方で道路需要との兼ね合いというのもなかなか簡単じゃない話だと思うんですが、そのあたりは交通局さんだけの問題じゃないんですけれども、どういうふうにお考えですか。 ◎北條 運輸課長 委員の御指摘のとおりでして、やはりバスが運行するとそれなりの交通混雑、あと拠点、何らかの施設が整備されるとふえるんですけれども、その点についても開発しているまちづくり局さんと連携しながら、バスがこの程度入るので、しっかりとバスが遅延しないような、渋滞しないような取り組みもこちらから要望して、まちづくりの中で配慮していただきたいというふうにお願いしているところでございます。 ◆添田勝 委員 わかりました。結構です。 ○廣田健一 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「路線新設等について」の報告を終わります。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 続きまして、所管事務の調査として、交通局から「磁気式乗車券の廃止について」の報告を受けます。  理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 続きまして、「磁気式乗車券の廃止について」、澁谷管理課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎澁谷 管理課長 それでは、磁気式乗車券の廃止につきまして御説明させていただきます。  平成30年8月29日環境委員会の資料の一覧のページにお戻りいただきまして、「2(4)磁気式乗車券の廃止について」のファイルをお開きください。  表紙をおめくりいただきまして、2ページをごらんください。  初めに、概要につきまして御説明させていただきます。1、概要をごらんください。磁気式乗車券につきましては、他事業者が廃止している中、続けてきた制度でございますが、磁気式乗車券の作製をしていた事業者が事業を終了しましたため、廃止することといたします。市バスの磁気式乗車券の種類でございますが、土日祝日及びお盆期間、年末年始の特定日に限り家族3名までが1枚の乗車券で乗り放題となる家族1日乗車券、障害者手帳等をお持ちの方に対して発行できる特殊1日乗車券を現在販売しております。こちらの乗車券につきましては、磁気式乗車券のみで販売をしているものですので、作製事業者の事業終了により、廃止をするものでございます。  なお、参考として、土日祝日及び特定日に通勤定期券をお持ちの方に同伴する2親等以内の家族に対し、運賃を割り引く環境定期制度、障害者手帳等をお持ちの方に対する割引制度やふれあいフリーパス制度については、今後も継続して御利用いただけます。  次に、2、施行日をごらんください。平成30年12月31日付をもって発売を終了させていただき、平成31年3月31日付で使用を終了させていただく予定でございます。  次に、3、使用終了後の取扱いをごらんください。平成31年4月1日から当該乗車券につきましては使用ができなくなるため、使用期間を過ぎて乗車券をお持ちのお客様に対し、手数料なしでの払い戻しをさせていただきます。期間といたしましては、平成31年4月1日から平成32年3月31日までの1年間とさせていただき、この期間の経過後は払い戻しを含めた全ての対応を終了いたします。  次に、4、今後のスケジュールをごらんください。今回の磁気式乗車券の廃止につきましては、関東運輸局への届け出が必要となる事項でございまして、平成30年10月に届け出を行う予定となっております。届け出後、市バスホームページや市政だより、フェイスブック、ツイッター等を活用し、お客様に対し周知を図ってまいります。  以上で磁気式乗車券の廃止についての説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について質問等がございましたら、お願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 これまでどのぐらいの実績があったんでしょうか。 ◎澁谷 管理課長 平成29年度の実績としまして、家族1日乗車券につきましては8,862枚発売、特殊1日乗車券の大人につきましては1,749枚、同じく小児特殊1日乗車券につきましては1年間で35枚の発売がございました。 ◆木庭理香子 委員 まだ期間も多少あるということなので大丈夫だと思うんですけれども、この払い戻し対応というのはどこでやるんでしょうか。 ◎澁谷 管理課長 市バスの5営業所、また、川崎と溝口にございます乗車券発売所で対応いたします。 ◆木庭理香子 委員 そもそも、このチケットを買うのもその営業所だったんですか。 ◎澁谷 管理課長 おっしゃるとおりでございます。 ◆木庭理香子 委員 わかりました。広報もしっかりやられるということなんですけれども、そのあたり落ち度がないように、しっかりやっていただきたいと思います。 ◆勝又光江 委員 今実績の枚数をお聞きされて、答えていただいたんですけれども、例えば特殊1日乗車券というのは年間で大人が1,749枚ということなんですけれども、これは人数にするとどれぐらいになるんでしょうか。 ◎澁谷 管理課長 発売した対象の人数というものでは把握はしてございません。 ◆勝又光江 委員 そうすると、例えば年間で1,749枚というふうになっていますけれども、これが人数がわからないということであれば、例えば市内とか市外とかというのもわかりませんか。 ◎澁谷 管理課長 この特殊1日乗車券の制度につきましては、平成7年に発行を開始したものでございます。その後、平成24年に障害者の方に対する健康福祉局の施策として、ふれあいフリーパス等の発行がございまして、そういった事業の変化によりまして、発売の数というのはどんどん減ってきているような状況でございます。そして、現在、特殊1日乗車券を買われているお客様として考えられてございますのが、そのふれあいフリーパスを交付されていない障害者の方の層だというふうに認識しております。 ◆勝又光江 委員 ということは、障害者福祉の案内のところにふれあいフリーパスというのがあって、その中を見ますと、いわゆる身体障害者手帳を持っている方で5級、6級で社会福祉施設に通所されている方はいいんですけれども、されていない方というのもいらっしゃって、療育手帳を持っている方の中でも、A1、A2、B1というのがあるんですけれども、B2で社会福祉施設に通所されていない方というのがいらっしゃるんですけれども、そういう方がこれを使っていたということはないのかということと、それがなくなることで、ふれあいフリーパス制度も利用できないという方たちに対しては、廃止することによって不利益になるというようなことは考えられないでしょうか。 ◎澁谷 管理課長 委員おっしゃるとおり、身体障害者手帳5級、6級をお持ちの方で社会福祉施設等に通所していない方、また、療育手帳B2をお持ちで社会福祉施設等に通所していない方、また、12歳以上の身体障害者手帳、療育手帳1種をお持ちの方の介助者の方等が御利用だったというふうに認識しております。また、市民でない障害者の方が御利用いただいていたというふうに考えております。これらの方たちにつきましては、現在も手帳の提示によります半額割引の制度がありますので、こちらで御利用いただきたいと思っております。 ◆勝又光江 委員 という理由であるとすれば、先ほどの市外と市内等の話もちょっと入れさせていただきたいんですけれども、いわゆるふれあいパスを使えない方に対する、先ほど質問した不利益にならないか、これをなくすことで困るという人が出てくるのではないかと思うんですけれども、その辺はいかがですか。 ◎澁谷 管理課長 これらの制度につきましては、制度の開始として、利用促進、また乗り継ぎの利便性の向上を目的として平成7年に始めたものでございます。その後、福祉施策等の変更によりまして利用者が減少してきたということで、創設当初と比較しまして、利便性向上等という一定の目標、目的は達成したものというふうに考えてございます。 ◆勝又光江 委員 平成7年から24年までの間のことは先ほどもお話しされているんですけれども、お話をされている中で、そういう方が、利用していた人がいるんだけれども、その人たちに対する今後の対応というのはどういうことになるのかなというのが質問です。 ◎澁谷 管理課長 今後につきましては、障害者手帳を提示によりまして、割引運賃での御利用をお願いしたいというふうに思っております。 ◆勝又光江 委員 先ほど言っていたように、1日乗車券を利用していた方で、いわゆるふれあいフリーパスを使えない方たちに対しての対応は、今言ったように手帳を提示すればというふうなことになるんですか。 ◎澁谷 管理課長 乗る都度、手帳を提示いただいて、半額の割引運賃で乗っていただくようになります。 ◆勝又光江 委員 そうすると、それは今まで利用していたのと内容としてはほぼ変わらないということでよろしいんですか。 ◎澁谷 管理課長 1回の御乗車ごとに割引運賃で御利用いただくということになります。 ◆勝又光江 委員 済みません、質問しているのに答えられているのか、私のほうが理解がされていないのかもしれないんですけれども、そこのところをちょっともう一度丁寧に説明していただけますか。 ◎澁谷 管理課長 現在ですと、特殊1日乗車券、200円で1日乗り放題で御利用いただけたということでございます。今後につきましては、乗る都度、手帳を御提示いただいて、大人乗車料金、現金ですと210円、ICですと206円、これの半額料金で御利用いただくということになります。 ◆勝又光江 委員 ということは1日乗り放題、1日乗車券で1日ずっと乗りかえしても200円で済んだところが、いわゆる1回の料金が半額になるということで、100円になるということですよね。そうすると、例えば乗りかえして何回か利用したいという今までの1日乗車券との関係で言えば、やっぱり何らかの不利益があると考えられるというふうに思っていいですか。 ◎澁谷 管理課長 単純に比較をいたしますと、不利益といいますか、今まで以上の御料金をいただく必要が出てくる可能性はございます。また、数多く乗られる方であれば、通常のIC1日乗車券を510円で御利用いただくことはできると思います。 ◎茂木 経営企画課長 今般の廃止につきましては、磁気カードをつくった事業者の撤退ということで、我々もやめざるを得ないという状況になってございます。ただ、委員がおっしゃるとおり、使い方によっては、1日乗車券でしたから、確かに1日6回乗ったら半額でも600円になるということはあると思います。そういった影響は出ちゃうのかなと思いますけれども、我々もちょっとやめざるを得ないような状況の中で、ただフリーパスの制度がございます。今、管理課長が申し上げた1日乗車券という普通の制度もございますので、普通の1日乗車券は510円で販売しているものですけれども、こうしたさまざまな手段をしっかりと広報して、なるべく影響というのを少なくしていこうというふうには考えております。 ◆勝又光江 委員 わかりました。いずれにしても今まで200円で乗っていたのを、いろんな制度を考えても、やっぱり500円以上になるということで大変な状況になるのかなというふうに思いますので、そこのところはそういうふうになるというのはわかりましたけれども、やっぱり変えることで利用している人たちの不利益にならないような、できるだけ不利益をこうむらないような対策というのを、廃止ですから対応といってもあれですけれども、ぜひ今後も引き続き対応していただけたらなというふうに思います。きょうはここまでにしておきます。 ○廣田健一 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「磁気式乗車券の廃止について」の報告を終わります。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 続きまして、同じく交通局の調査として、「平成29年度市バス自動車事故に係る示談締結件数等について」の報告を受けます。  理事者の方、よろしくお願いします。 ◎邉見 交通局長 それでは、「平成29年度市バス自動車事故に係る示談締結件数等について」、水谷安全・サービス課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎水谷 安全・サービス課長 それでは、「平成29年度市バス自動車事故に係る示談締結件数等について」の御説明をいたします。  平成30年8月29日環境委員会の一覧のページにお戻りいただきまして、「2(5)平成29年度市バス自動車事故に係る示談締結件数等について」のファイルをお開きください。  初めに、示談締結につきましては、地方公営企業法及び川崎市交通事業の設置等に関する条例により、交通事故の損害額が自動車損害賠償補償法に定める保険金最高限度額を超えるものについては、議会の議決を要することとしております。  平成29年度は、この限度額を超える案件はありませんが、市バスの事業報告として、委員会に報告させていただきます。  それでは、資料に基づき御説明いたしますので、表紙をおめくりいただきまして、2ページをごらんください。  初めに、1、平成29年度に示談を締結した件数と損害賠償額についてでございますが、平成29年度の示談件数の合計は68件、損害賠償額は6,891万9,950円、1件当たりの損害賠償額は101万3,529円でございました。  内訳につきましては、人身事故の示談件数は35件、損害賠償額は6,206万511円、1件当たりの損害賠償額は177万3,157円でございました。また、物件事故の示談件数は33件、損害賠償額は685万9,439円、1件当たりの損害賠償額は20万7,862円でございました。この損害賠償金につきましては、全額、自動車損害賠償責任保険及び任意保険にて補填されています。  損害賠償額別の内訳としましては、人身事故では10万円未満が13件、10万円から30万円未満が8件、30万円から50万円未満が2件、50万円から100万円未満が4件、100万円以上が8件となっています。また、物件事故では、10万円未満が9件、10万円から30万円未満が16件、30万円から50万円未満が7件、50万円から100万円未満が1件となっています。  次に、参考といたしまして、平成28年度の示談の締結状況を記載してございます。  次に、2、示談を締結した主な事案でございますが、本表では、損害賠償額が30万円以上のものを表記させていただいております。なお、表は、示談締結年月日順に記載しております。また、括弧内は、事故が発生した年月日となっております。  平成29年度の損害賠償額が300万円以上の案件について御説明いたします。  内容につきましては、人身事故番号3をごらんください。事故の概要といたしましては、鷺沼駅ロータリー内におきまして、停車中の他社のバスに追突破損し、他社のバス運転手が負傷したものです。  次に、人身事故番号4でございます。事故の概要といたしましては、平5丁目交差点にて、右折直前にお客様が席を立ち上がり移動しようとしたところ、発車時の動揺により転倒し、負傷したものです。  ページをおめくりいただきまして、3ページをごらんください。人身事故番号7でございます。事故の概要といたしましては、向河原駅入口停留所先にて、車道左側で自転車に乗車したまま、ほどけた靴ひもを結び直していた関係者を発見した運転手は、ハンドルをやや右に切り側方を通過しようとしたところ、関係者がバランスを崩し自転車ごと道路側に倒れ込んできたため、運転手はハンドルをさらに右に切りましたが間に合わず、バス左後輪にて轢過し死亡したものです。  今後も、交通局一体となって安全運行にこれまで以上に努めてまいります。その他、主な事案につきましては、後ほど御参照いただきたいと存じます。  平成29年度の示談事故の概要は以上でございます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について御質問等がございましたら、お願いいたします。 ◆浜田昌利 委員 どうしてもなくなるということはない話だと思いますが、交通局としては、こういう内容についてどういうふうに分析をしているんですか。例えば、その分析をもって、ビッグデータの活用等でもっともっとこういう種別について対応を変えていこうとか、そういう取り組みとかというのはされていないのか教えていただければ。
    ◎水谷 安全・サービス課長 事故につきましては、まずドライブレコーダーで事故発生状況を確認いたしまして、再発防止に努めているところでございます。また、自転車事故につきましては、大変危険な事故だというふうに認識してございまして、運転手としては、まず自転車に乗っている方を認識したときには追従をすること、そして追い越す場合には十分な車間距離をあけてから追い越すというふうなことを徹底するようにしてございます。そのようなことをして自転車事故の防止に努めているところでございます。 ◆浜田昌利 委員 後段のビッグデータの活用とかについての取り組みはしていないんですか。かなりの経験値があって、全部が全部これにぴったり当てはまるものでもないんですが、より精度が高くなる、そういう方面からの安全対策につながるので、これは民間事業者等ではもう何かやり始めているところもあるというふうに伺っているんですが、いかがなんでしょうか。 ◎水谷 安全・サービス課長 バスの運転手さんのほうからヒヤリハットの情報を収集して、この箇所でこのような危険な状況がありましたというふうな情報は収集してございまして、それをマップに落としまして運転手に周知をしているところでございます。デジタルサイネージという点呼場に置いてある大きなデジタル画面がございますけれども、こちらにも実際に発生した事故の状況ですとか、あるいはそのヒヤリハット、危険な状況のときの映像を流して、運転手のほうに周知しているところでございます。 ◆浜田昌利 委員 いろんな断面、切り口があると思うのですけれども、なるべく有効活用できるものは有効活用していただいて、保険会社なんかにもこういうふうなデータのベースはあるそうですから、そういうのもきちっと使ってこれからも対応していっていただければと思います。 ◎水谷 安全・サービス課長 5年目研修というのがございまして、そちらのほうで保険会社さんのほうから交通局の事故の分析をした結果というものを運転手のほうにフィードバックして、事故の防止に努めているところでございます。 ◆斎藤伸志 委員 1点だけ。こういった事故を起こされた運転手さんの処分というか、そういったものというのは段階的にどういうものがあるんですか。例えば一番重いものから軽いものまでみたいなので、何段階とかというので分かれていたりするものなんですか。 ◎北村 庶務課長 事故の態様によりますが、懲戒免職からございまして、懲戒処分にまで該当するような職員の行為があった場合は、地公法に基づいて懲戒処分、それは上は懲戒免職から戒告までございます。また、そこに至らないようなものについても、将来に向けて注意が必要だというものにつきましては、過失の度合い等を勘案いたしまして、文書注意などを行っておるところでございます。 ◆斎藤伸志 委員 今回この報告がある中では、やっぱり一番重かった処分とかというのはあるんでしょうか。 ◎北村 庶務課長 職員につきましては、今回一番重たかったものにつきましては、懲戒処分はございませんでした。局長による訓戒というものが一番重たい処分となってございます。 ◆斎藤伸志 委員 先ほどもお話しさせていただいたんですけれども、くれぐれも人身事故というのに本当に気をつけていただきたいと思います。 ◆木庭理香子 委員 今のちょっとつけ足しじゃないんですけれども、逆に7番の事故を起こされた、事故の該当となった運転手の方への、多分これは本人としてはすごく注意を払っていて、本当に不幸な事故だったのかなというふうに思うんですけれども、やはり人をひいてしまったという心の呵責とかいろいろあると思うんですけれども、そうした精神面とかのケアとかはどのようにされているんですか。 ◎水谷 安全・サービス課長 こちらの事故を発生させました職員ですけれども、上平間営業所に所属している職員でございまして、委託先の職員になってございます。こちらにつきましては、事故発生時、こちらからも事故の状況につきまして情報共有するとともに、あとは関係者の方に適切に対応するようにということで、こちらのほうからも申し出をしているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 今回はたまたま委託先ということなんですけれども、やはりこれは別に市バスのほうでも起こり得ることだと思うんですね。幾ら運転手さんのほうが気をつけていても、本当にやむを得ずこういうふうに倒れ込んできたとか、私なんかも車を運転するので、そういう冷やっとするときがあるんです。だから、本人はすごく一生懸命注意をしていたけれども、本当に不幸な状況でこういうふうになってしまったときのケア体制なんかも、やはり今後はしっかり整えていっていただきたいなというふうに要望させていただきます。 ○廣田健一 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「平成29年度市バス自動車事故に係る示談締結件数等について」の報告を終わります。  傍聴者の方、本件は以上のとおりでございます。どうぞ御退席ください。お疲れさまでした。                 ( 傍聴者退室 ) ○廣田健一 委員長 ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 その他として、委員の皆さんから何かございますか。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で本日の環境委員会を閉会いたします。                午後 0時37分閉会...