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  1. 川崎市議会 2018-07-26
    平成30年  7月環境委員会-07月26日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年  7月環境委員会-07月26日-01号平成30年 7月環境委員会 環境委員会記録 平成30年7月26日(木)  午前10時00分開会                午前10時37分閉会 場所:601会議室 出席委員廣田健一委員長井口真美委員長、坂本 茂、斎藤伸志後藤晶一浜田昌利、      勝又光江雨笠裕治木庭理香子小田理恵子、添田 勝各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(上下水道局金子上下水道事業管理者中村担当理事総務部長事務取扱、        大畑財務担当部長亀山水道部長平田下水道部長山梨庶務課長、        松岡財務課長松田財務課担当課長、       (交通局邉見交通局長篠原企画管理部長、一戸自動車部長北村庶務課長、        茂木経営企画課長藤平経営企画課担当課長関口経理課長澁谷管理課長、        水谷安全・サービス課長 日 程 1 所管事務の調査(報告)      (交通局)     (1)平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算の概況について      (上下水道局
        (2)平成29年度川崎市下水道事業会計決算の概況について     (3)平成29年度川崎市水道事業会計決算の概況について     (4)平成29年度川崎市工業用水道事業会計決算の概況について     2 その他                午前10時00分開会 ○廣田健一 委員長 ただいまから環境委員会を開会いたします。  お手元のタブレット端末をごらんください。本日の日程は、環境委員会日程のとおりです。  初めに、所管事務の調査として、交通局から「平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算の概況について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 皆さん、おはようございます。それでは、「平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算の概況について」、関口経理課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎関口 経理課長 それでは、自動車運送事業会計決算概況につきまして御説明させていただきます。  平成30年7月26日環境委員会の資料の一覧にある、1(1)、平成29年度川崎市自動車運送事業会計決算の概況についてのファイルをお開きください。  表紙のページをおめくりいただきまして、2ページをごらんください。  初めに、総括事項でございます。市バス事業におきましては、安全を第一の使命に、お客様に満足いただける利用しやすいサービスの提供を行うとともに、持続可能な経営に努めております。  平成29年度の経営状況につきましては、収入では、人口増などを背景とした輸送需要の変化や、市バスネットワーク維持充実を図ったことなどにより乗車人員が増加し、乗車料収入が前年度を上回りました。支出では、人件費が減少したものの営業所管理委託の拡大による委託料、また、軽油価格の上昇により燃料費がそれぞれ増加したことにより支出額も前年度を上回りましたが、黒字決算を確保いたしました。  今後も輸送の安全性を着実に確保するとともに、お客様サービスの向上と経営基盤充実強化に取り組んでまいります。  次に、営業状況をごらんください。運輸成績でございますが、乗合乗車料貸切乗車料を合わせた乗車料収入は80億420万円余で、前年度と比較して1億8,025万円余の増となりました。また、乗車人員は5,012万3,021人で、前年度と比較して115万7,398人の増となりました。  次に、安全な輸送サービスの確保といたしましては、新たに運転手実技研修を試行するとともに、運転手グループ制の活用や事故防止研修の実施、経路誤り発生箇所をまとめたハザードマップの作成や全営業所におけるデジタルサイネージによる掲出など、運行管理体制充実強化に取り組んだほか、学校における交通安全教室の開催、自転車駐輪場への自転車接触事故に対する注意看板を設置するなど、事故防止のための取り組みを実施しました。また、貸切バス事業者安全性評価認定制度において一ツ星の評価認定を獲得するなど、運輸安全マネジメントを着実に推進しました。  また、安心・快適なサービスの充実といたしましては、北部地域輸送需要に対応するため、向ヶ丘遊園駅とたまプラーザ駅を結ぶ路線の本格運行の開始、「溝口駅南口~新百合丘駅前」系統の新設、「溝口駅南口~鷲ヶ峰営業所前」間の土曜日の深夜バスの運行を開始したほか、小田急線ダイヤ改正に合わせたダイヤ改正等を行いました。  画面のページをおめくりいただきまして、3ページをごらんください。次に停留所施設の改善としては、上屋3基、照明付きバス停留所標識16基などの整備とともに、GPSと連動した多言語対応タブレット型停留所運行情報表示器を13台設置し、多言語対応を完了するなど市バスナビサービスの充実を図りました。  次に経営基盤の充実・強化といたしましては、上平間営業所及び井田営業所管理委託を継続するとともに、上平間営業所については、事務所棟の建て替えに着手しました。また、事業を支える人材については正規職員退職動向を踏まえた計画的な採用を行うなど、積極的な人材の確保を図るとともに、運転技能コンクールの開催、模範運転手市長表彰等を実施し、人材育成を推進しました。このほか、市バス全路線において、お客様利用実態運行状況などを把握する乗客流動実態調査を行いました。  次に、社会的要請等に対応した事業の推進といたしましては、バス車両の購入に当たりましては、バリアフリー及び環境に配慮するとともに、地域や利用者に親しまれる取り組みとして、市バスキャラクター「ノルフィン」と「ハローキティ」とのコラボレーションによる事業展開を行ったほか、オリジナルグッズの通信販売等を新たに実施するとともに、前年度に引き続き、ギャラリーバスの運行、市バス安全・安心フェスタの開催、ハロウィン装飾バスの展示、クリスマスイルミネーションバスの運行を行いました。  次に、(2)の経営成績につきましては、4ページの平成29年度自動車運送事業会計決算総括表)で御説明いたしますので、画面のページをおめくりいただきまして、4ページをごらんください。  初めに、(1)の予算執行状況でございますが、これは、収入及び支出につきまして、それぞれ予算額決算額を税込みの金額で比較したものでございます。まず、アの収入でございますが、収益的収入決算額は99億5,196万円余で、予算額と比較して2,024万円余の減となりました。これは、他会計補助金が予算の見込みを下回ったことなどによるものでございます。資本的収入決算額は3億1,468万円余で、予算額と比較して5億9,879万円余の減となりました。これは、上平間営業所建替整備事業を翌年度に繰り越したことに伴う企業債の減などによるものでございます。収益的収入資本的収入決算額の合計は102億6,665万円余となり、予算額と比較して6億1,904万円余の減、執行率は94.3%でございます。  次に、イの支出でございますが、収益的支出決算額は96億8,439万円余で、予算額と比較して4億2,137万円余の減となりました。これは、人件費が見込みを下回ったことによるものでございます。資本的支出決算額は5億6,830万円余で、予算額と比較して6億986万円余の減となりました。これは、上平間営業所建替整備事業を翌年度に繰り越したこと等に伴う建設改良費の減などによるものでございます。収益的支出資本的支出決算額の合計は102億5,269万円余となり、予算額と比較して10億3,124万円余の減、執行率は90.9%でございます。  次に、(2)の総合収支でございますが、収益的収支資本的収支を合わせました収入と支出の差し引きでは1,395万円余、収入が支出を上回りました。  (3)の財源収支でございますが、①の総合収支差引額は、ただいま御説明いたしましたとおり、1,395万円余の収入超過となりましたが、②の減価償却費等現金支出を伴わない当年度分損益勘定留保資金等がマイナス2億6,573万円余でございますので、差し引き2億5,177万円余が当年度財源不足額となっております。  (4)の累積財源過不足額でございますが、前年度末財源余剰額2,681万円余に、ただいま御説明いたしました当年度財源不足額を足し合わせました2億2,495万円余が、当年度財源不足額となったものでございます。  (5)の経営成績でございますが、これは損益計算書の形式によりまして、税抜きの金額で事業の損益を示したものでございます。まず、右側の収益の欄をごらんください。営業収益営業外収益及び特別利益を合わせた総収益は、94億2,634万円余でございます。これに対しまして、左側の費用欄の営業費用営業外費用及び特別損失を合わせた総費用は、91億8,519万円余でございます。この結果、総収益から総費用を差し引きますと、2億4,115万円余の当年度純利益となったものでございます。  右側の収益の欄にお戻りいただきまして、下から2段目、前年度繰越欠損金22億9,370万円余から、ただいま御説明いたしました純利益を差し引きしました20億5,254万円余が当年度処理欠損金となったものでございます。  次の5ページ以降は資料となっております。5ページ運輸成績の主な項目を前年度と比較したもの、6ページ乗車料収入等の推移をグラフであらわしたものでございます。後ほど御参照いただきたいと存じます。  それでは、7ページをごらんください。財政健全化法における資金不足比率の状況につきまして御説明させていただきます。これは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき報告するもので、自動車運送事業会計資金不足比率は2.7%となっております。  以上をもちまして、概略ではございますが、平成29年度自動車運送事業会計決算概況の説明を終了させていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいま説明のありました決算概況につきましては、9月議会に提出が予定されている議案の大綱となるもので、決算審査特別委員会において審査される予定でございます。したがいまして、本日報告のありました概要の範囲で何かございましたら御発言をお願いいたします。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、この件につきましては、この程度とさせていただきます。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、所管事務の調査として、上下水道局から「平成29年度川崎市下水道事業会計決算の概況について」、「平成29年度川崎市水道事業会計決算の概況について」及び「平成29年度川崎市工業用水道事業会計決算の概況について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎金子 上下水道事業管理者 おはようございます。それでは、「平成29年度川崎市下水道事業会計決算の概況について」、「平成29年度川崎市水道事業会計決算の概況について」及び「平成29年度川崎市工業用水道事業会計決算の概況について」、御報告させていただきますので、お手元の端末の平成30年7月26日環境委員会資料一覧ページの1(2)から(4)、平成29年度川崎市下水道事業会計水道事業会計及び工業用水道事業会計決算概況についてのファイルをお開きください。  内容につきましては、松岡財務課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎松岡 財務課長 それでは、下水道事業会計決算概況につきまして、御説明申し上げますので、2ページをごらんください。  初めに、(1)総括事項でございます。  下水道事業につきましては、平成29年度は、川崎市上下水道ビジョン、川崎市上下水道事業中期計画に基づき、大規模地震や近年の地球温暖化に伴う短時間・局地的に降る大雨などを踏まえた地震・津波対策や浸水・ゲリラ豪雨対策、さらには、老朽化対策高度処理合流改善地球温暖化対策など、下水道が抱える課題を解決するための様々な取り組みを確実に進めてまいりました。  一方、財政面では、事業運営効率化に努めてきたことなどにより、当年度純利益を計上することができましたが、いまだ企業債残高は高い水準にあり、依然として厳しい財政状況にあります。  次に、業務の状況でございます。  平成29年度末における処理面積は1万708ヘクタール、処理人口は150万1,805人、人口普及率は99.5%に達しています。また、有収水量は1億5,012万2,368立方メートルで、下水道使用料消費税抜きで224億127万9,718円でございます。  次に、建設及び改良工事でございます。  建設改良費決算額は、前年度からの繰越事業費を加えて、164億7,818万8,956円となっております。また、74億1,000万円を平成30年度に繰り越しました。主な建設改良工事といたしましては、管渠では、川崎駅以南の地域において重要な管渠の耐震化工事浸水リスクの高い地区での浸水対策工事ポンプ場では、渡田ポンプ場の再構築に向けた建設工事京町ポンプ場などで設備更新工事水処理センターなどでは入江崎水処理センター西系の再構築工事、等々力水処理センター高度処理化に向けた流量調整池建設工事、さらに、麻生水処理センターなどで老朽化した設備の更新工事を施行しました。  次のページにまいりまして、平成29年度下水道事業会計決算総括表をごらんください。  初めに、(1)予算執行状況でございます。  アの収入につきましては、収益的収入決算額は、441億1,930万4,009円で、その主なものは、下水道使用料一般会計繰入金などでございます。資本的収入決算額は、569億1,529万3,727円で、その主なものは、企業債国庫補助金などでございます。収入の合計の決算額は、1,010億3,459万7,736円となっておりますが、予算額に対して決算額が減少した主な理由は、建設改良工事繰り越しに伴い、企業債などの財源を翌年度へ繰り越したことなどによるものでございます。  次に、イの支出につきましては、収益的支出決算額は、401億9,895万5,556円で、その主なものは、施設の運転、維持管理費用減価償却費企業債利息などでございます。資本的支出決算額は、741億6,278万9,457円で、その主なものは、建設改良費企業債償還金などでございます。支出の合計の決算額は、1,143億6,174万5,013円となっておりますが、予算額に対して決算額が減少した主な理由は、建設改良工事を翌年度へ繰り越したことなどによるものでございます。  次に、(2)収益的収支資本的収支でございます。  アの収益的収支差引額につきましては、39億2,034万8,453円の残となり欄外に記載してございます消費税等を除いた額が、当年度純利益で、30億8,233万2,493円となっております。イの資本的収支差引額は、172億4,749万5,730円の不足となり、欄外に記載のとおり、損益勘定留保資金などにより補てんしたものでございます。  次に、(3)資金過不足額でございます。  アの平成29年度単年度資金過不足額につきましては当年度純利益、資本的収支差額補てん財源等を合わせた額となりまして、27億5,380万 305円の残額となっております。  次のページにまいりまして、イの累積資金過不足額の平成29年度末資金残額は、91億731万3,925円でございまして、このうち退職給付引当金は14億5,275万9,185円でございます。  次に、(4)経営成績でございます。  こちらの金額につきましては、消費税抜きの金額となっております。表の中ほどにございます、総費用の392億3,444万3,468円と総収益の423億1,677万5,961円を差し引きした当年度純利益は、30億8,233万2,493円となり、これに前年度繰越利益剰余金、その他未処分利益剰余金変動額を加えました当年度処分利益剰余金は、50億7,469万3,246円となっております。また、欄外に記載してございますが、このうち、現金預金の裏付けのない使用後の減債積立金分18億785万3,170円は、平成30年度に資本金に組み入れる予定でございます。  次に、(5)財政健全化法における資金不足比率の状況でございます。  下水道事業会計につきましては、資金不足は発生しておりません。  次のページにまいりまして、業務の状況でございますが、2ページで、主な業務の状況につきまして御説明させていただきましたので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  以上で、下水道事業会計決算概況の説明を終わらせていただきます。  続きまして、水道事業会計について御説明申し上げますので、6ページをごらんください。  初めに、(1)総括事項でございます。  水道は、市民の快適な生活や産業活動の進展に欠くことのできない都市の基幹施設であることから、安全で良質な水の安定した供給に向けて取り組んでまいりました。  水需要については、人口が年々増加していることから、家事用等の使用では微増傾向にありますが、大口の使用では産業構造の変化により減少傾向にあるため、水需要全体でみるとほぼ横ばいで推移しています。  また、平成29年度は川崎市上下水道ビジョン、川崎市上下水道事業中期計画に基づき大規模地震を踏まえた基幹施設や老朽化した管路の更新・耐震化小・中学校等への開設不要型応急給水拠点の整備などに取り組んでまいりました。  一方、財政面では、再構築事業に伴う大規模施設の除却等が生じたことから、当年度純損失を計上しましたが、単年度資金については残額が生じました。  次に、業務の状況でございます。  平成29年度末における給水人口は150万9,853人、給水栓数は85万7,387栓、普及率はほぼ100%でございます。年間配水量は1億8,143万3,900立方メートル、1日最大配水量は53万1,500立方メートルでございます。また、水道料金収入消費税抜きで247億1,925万7,770円でございます。  次に、建設及び改良工事でございます。  建設改良費決算額は、前年度からの繰越事業費を加えて、87億6,684万5,942円となっております。  また、26億1,789万8,736円を平成30年度に繰り越しました。主な建設改良工事といたしましては、配水施設費については、大規模地震の発生に備えて基幹施設の更新や耐震化を図るため、末吉配水池更新工事宮崎配水塔更新工事等を施行しました。耐震管路等整備事業費については、老朽化した管路の更新や耐震化を図るため配水管布設替工事等を施行しました。その他の建設改良費については、長沢浄水場広報施設整備工事等の諸施設の改良工事を施行しました。  次のページにまいりまして、平成29年度水道事業会計決算総括表をごらんください。  初めに、(1)予算執行状況でございます。  アの収入につきましては、収益的収入決算額は、346億5,103万9,848円で、その主なものは、水道料金水道利用加入金などでございます。資本的収入決算額は、63億1,350万8,515円で、その主なものは、企業債負担金などでございます。収入の合計の決算額は、409億6,454万8,363円となっておりますが、予算額に対して決算額が減少した主な理由は、建設改良工事繰り越しに伴い、企業債などの財源を翌年度へ繰り越したことなどによるものでございます。  次に、イの支出につきましては、収益的支出決算額は、352億3,925万295円で、その主なものは、受水費、減価償却費などでございます。資本的支出決算額は、119億4,044万3,308円で、その主なものは、建設改良費企業債償還金などでございます。支出の合計の決算額は、471億7,969万3,603円となっておりますが、予算額に対して決算額が減少した主な理由は、建設改良工事を翌年度へ繰り越したことなどによるものでございます。  次に、(2)収益的収支資本的収支でございます。  アの収益的収支差引額につきましては、5億8,821万447円の不足となり、欄外に記載してございます消費税等を除いた額は当年度純損失で、11億9,477万4,283円となっております。イの資本的収支差引額は、56億2,693万4,793円の不足となり、欄外に記載のとおり、損益勘定留保資金などにより補てんしたものでございます。  次に、(3)資金過不足額でございます。  アの平成29年度単年度資金過不足額につきましては当年度純損失、資本的収支差額補てん財源等を合わせた額となりまして、4億8,188万5,012円の残額となりました。  次のページにまいりまして、イの累積資金過不足額の、平成29年度末資金残額は、108億1,901万6,015円でございまして、このうち、退職給付引当金は、46億9,043万9,720円となっております。  次に、(4)経営成績でございます。  表の中ほどにございます総費用の334億2,764万6,706円と、総収益の322億3,287万2,423円を差し引きした当年度純損失は、11億9,477万4,283円となり、これに前年度繰越利益剰余金、その他未処分利益剰余金変動額を加えました当年度処分利益剰余金は、173億6,455万1,526円となっております。また、欄外に記載してございますが、このうち、みなし償却制度廃止等に伴い発生した現金預金の裏付けのない172億1,487万9,096円は、平成30年度に資本金に組み入れる予定でございます。  次に、(5)財政健全化法における資金不足比率の状況でございます。水道事業会計につきましても、資金不足は発生しておりません。  次のページにまいりまして、業務の状況でございますが、6ページで、主な業務の状況につきまして御説明させていただきましたので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  以上で、水道事業会計決算概況の説明を終わらせていただきます。  続きまして、工業用水道事業会計について御説明申し上げますので、10ページをごらんください。  初めに、(1)総括事項でございます。  工業用水道は、本市の経済の発展に寄与するとともに、産業の振興に向けて工業用水安定供給に取り組んでまいりました。水需要については、近年はほぼ横ばいで推移しております。また、平成29年度は川崎市上下水道ビジョン、川崎市上下水道事業中期計画に基づき、大規模地震を踏まえた基幹施設耐震化等に取り組んでまいりました。一方、財政面では施設再構築に伴う固定資産除却費の執行が平成28年度で終了したこと等から、当年度純利益を計上するとともに単年度資金残額が生じました。  次に、業務の状況でございます。  平成29年度末における契約会社・工場数は60社80工場、1日当たりの契約水量は51万5,570立方メートル、年間契約水量は1億8,813万9,130立方メートル、年間使用水量は1億4,199万9,100立方メートルでございます。また、水道料金収入消費税抜きで70億 957万4,977円でございます。  次に、建設及び改良工事でございます。  建設改良費決算額は、前年度からの繰越事業費を加えて、12億8,762万1,687円となっております。また、2億5,632万8,902円を平成30年度に繰り越しました。主な建設改良工事といたしましては、配水施設費で工水3号配水本管1500mm不断水弁製作及び設置工事等を施行しました。その他の建設改良費については、長沢浄水場広報施設整備工事等の諸施設の改良工事を施行しました。
     次のページにまいりまして、平成29年度工業用水道事業会計決算総括表をごらんください。  初めに、(1)予算執行状況でございます。  アの収入につきましては、収益的収入決算額は77億7,110万3,241円で、その主なものは、工業用水道料金などでございます。資本的収入決算額は4億7,114万9,311円で、その主なものは、企業債などでございます。収入の合計の決算額は82億4,225万2,552円となっておりますが、予算額に対して決算額が減少した主な理由は、起債対象工事の延期に伴い、企業債が減少したことなどによるものでございます。  次に、イの支出につきましては、収益的支出決算額は70億3,506万4,290円で、その主なものは、原水費、資産減耗費などでございます。資本的支出決算額は19億6,851万5,689円で、その主なものは、建設改良費企業債償還金でございます。支出の合計の決算額は、90億357万9,979円となっておりますが、予算額に対して決算額が減少した主な理由は、建設改良工事を翌年度へ繰り越したことなどによるものでございます。  次に、(2)収益的収支資本的収支でございます。  アの収益的収支差引額につきましては、7億3,603万8,951円の残となり、欄外に記載してございます消費税等を除いた額は当年度純利益で、6億4,465万380円となっております。イの資本的収支差引額は、14億9,736万6,378円の不足となり、欄外に記載のとおり、損益勘定留保資金などにより補てんしたものでございます。  次に、(3)資金過不足額でございます。  アの平成29年度単年度資金過不足額につきましては当年度純利益、資本的収支差額補てん財源等を合わせた額となりまして、2億8,762万9,421円の残額となりました。次のページにまいりまして、イの累積資金過不足額の平成29年度末の資金残額は74億3,231万8,963円でございまして、このうち、退職給付引当金は7億1,796万6,000円となっております。  次に、(4)経営成績でございます。  表の中ほどにございます、総費用の65億6,416万8,362円と、総収益の72億881万8,742円を差し引きした額、当年度純利益は6億4,465万380円となりますが、これに前年度繰越利益剰余金、その他未処分利益剰余金変動額を加えました当年度処分利益剰余金は、76億1,446万4,450円となっております。また、欄外に記載してございますが、このうち、みなし償却制度廃止等に伴い発生した現金預金の裏付けのない65億4,999万4,627円は、平成30年度に資本金に組み入れる予定でございます。  次に、(5)財政健全化法における資金不足比率の状況でございます。工業用水道事業会計につきましても資金不足は発生しておりません。  次のページにまいりまして、業務の状況でございますが、10ページで主な業務の状況につきまして御説明させていただきましたので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  以上で、平成29年度下水道事業会計水道事業会計及び工業用水道事業会計決算概況につきまして、説明を終わらせていただきます。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいま説明のありました決算概況につきましては、先ほどと同様に9月議会に提出が予定されている議案の大綱となるもので、決算審査特別委員会において審査される予定でございます。したがいまして、本日報告のありました概要の範囲で何かございましたら御発言をお願いいたします。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、この件につきましては、この程度とさせていただきます。  ここで理事者の退室をお願いします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、今後の委員会日程でございますが、改めて御相談させていただきたいと思います。なお、詳細につきましては、事務局から連絡をいたします。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で本日の環境委員会を閉会いたします。                午前10時37分閉会...