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  1. 川崎市議会 2018-04-26
    平成30年  4月文教委員会−04月26日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年  4月文教委員会−04月26日-01号平成30年 4月文教委員会 文教委員会記録 平成30年4月26日(木)  午前10時00分開会                午後 1時54分閉会 場所:603会議室 出席委員:片柳 進委員長、松井孝至副委員長、鏑木茂哉、松原成文、末永 直、      花輪孝一、山田晴彦、石田和子、岩隈千尋、月本琢也各委員 欠席委員:本間賢次郎委員 出席説明員:(教育委員会渡邊教育長小椋教育次長野本総務課長、        杉本教育改革推進担当部長小田桐職員部長堀川職員部担当部長、        市川学校教育部長金子健康給食推進室長森庶務課長田中企画課長、        藤田学事課長末木総務部担当課長猪俣教職員企画課長、        佐藤教職員企画課担当課長久保指導課長辻健康教育課担当課長、        古俣健康給食推進室担当課長阿波健康給食推進室担当課長、        北村健康給食推進室担当課長鈴木カリキュラムセンター室長 日 程 1 所管事務の調査(報告)      (教育委員会)     (1)平成29年度中学校給食に関するアンケートの集計結果について
        (2)教職員の勤務実態調査の結果について(速報)     2 その他                午前10時00分開会 ○片柳進 委員長 ただいまから文教委員会を開催いたします。  お手元のタブレット端末をごらんください。  本日の日程は、文教委員会日程のとおりです。よろしくお願いいたします。  傍聴の申し出がございますので、許可することに御異議ありませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○片柳進 委員長 それでは、傍聴を許可します。  初めに、教育委員会関係の所管事務の調査として「平成29年度中学校給食に関するアンケートの集計結果について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎小椋 教育次長 それでは、「平成29年度中学校給食に関するアンケートの集計結果について」につきまして、古俣健康給食推進室担当課長から説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 それでは、「平成29年度中学校給食に関するアンケートの集計結果について」御説明いたします。  平成30年4月26日文教委員会の資料一覧のページをごらんいただきまして、「1(1)−1 平成29年度中学校給食に関するアンケートの集計結果について集計表等」のファイルをお開きください。  本市では、平成28年1月に東橘中学校での試行給食を初めとして、昨年9月に南部学校給食センター、12月に中部・北部学校給食センターの稼働に伴い、全市立中学校において完全給食を実施いたしました。全給食センター稼働から一定期間経過後の2月に、生徒、保護者、教職員向けアンケートを実施し、3月に集計結果がまとまりましたので、直近の教育委員会で報告後、全議員に資料提供を行い、今回の文教委員会において報告をさせていただきます。  初めに、「アンケートの概要」でございますが、中学校完全給食の質的向上と給食実施に係る課題把握を目的とするものでございます。  調査対象でございますが、学校給食センター配送対象校48校から各区2校を抽出し、在籍する生徒各学年1クラス及びその保護者並びに教職員を対象といたしました。なお、対象校につきましては、学校の事務負担軽減も考慮し、他の調査等が重複しないよう、校長会とも調整を図りながら選定したものでございます。  調査内容でございますが、生徒、保護者、教職員にそれぞれ設問項目を設定いたしました。調査期間は、平成30年2月8日から2月20日まで、調査方法は無記名回答方式でございます。  次に、回収状況でございますが、全体で3,475人に配布し、3,135人から回答があり、回収率は90.2%でございました。  2ページをごらんください。備考でございますが、本アンケート結果では、保護者の約97%が給食が始まってよいと回答するとともに、生徒の約83%が給食をおいしいと回答するなど、給食運営がおおむね順調に行われている様子がうかがわれるところでございますが、引き続き、より良質な中学校給食の提供及び円滑な給食運営に努めてまいります。  それでは、アンケートの各項目について御説明いたしますので、3ページの「中学校給食に関するアンケート生徒用」をごらんください。資料右側のグラフ部分に主な事項をお示ししておりますので、そちらを中心に御説明いたします。  問1「給食の味」については、「おいしい」が35.8%、これに「どちらかといえば、おいしい」の47.5%を合わせますと、合計で83.3%となっております。一方、「どちらかといえば、おいしくない」、「おいしくない」との回答に対して、問2でその理由を伺ったところ、「好みでない味のときがある」、「味が薄い」などの意見がございました。  次に、4ページをごらんください。問3「給食の量」については、「ちょうどよい」が50.4%となっております。  次に、問4「給食の味付け」については、「ちょうどよい」が54%となっております。  次に、5ページをごらんください。問5「給食の食べ残し」については、「いつも残さず全部食べている」が68.6%でした。「ときどき残す」、「いつも残す」との回答に対して、問6でその理由を伺ったところ、「嫌いな物があるから」が274件と最も多くなっております。  6ページをごらんください。問7では、さらに、食べ残す食品について伺ったところ、最も多かった回答は「野菜が入ったおかず」でした。  次に、問8「中学校給食が始まったこと」については、「よい」、「どちらかといえばよい」を合計すると66.4%となっております。  7ページをごらんください。問9「中学校給食が始まってよかった理由」について、一番多かった回答は、「家の人がお弁当を作らなくてよいから」が508件となっております。  次に、問10では、「よくなかった理由」を伺ったところ、一番多かった回答は「家からの弁当の方がよいから」が289件となっております。  次に、8ページをごらんください。問11「給食開始に伴う変化」について、一番多かった回答は「以前よりも野菜を食べるようになった」が294件、2番目に多かった回答は「嫌いなものも食べようとするようになった」が214件あり、こうした変化に給食実施の効果があらわれているものと考えております。  9ページをごらんください。問12「はし等の持参」については、「いつも忘れずに持ってきている」が67.9%でございました。なお、学校では、はしを忘れた生徒に対し、割りばしを貸与しておりますが、引き続きはしの持参が習慣化するよう努めてまいります。  次に、問13「はし等の洗浄」については、「いつも自分で洗っている」、「ときどき自分で洗っている」が57.4%でございました。  次に、問14「マイはし制度」について記述式で伺ったところ、「よい」との記述が389件と最も多く、次いで「面倒」との記述が245件でございました。  10ページをごらんください。問15「献立表等」については、「いつも見ている」、「ときどき見ている」が合計で63.7%でございました。  次に、問16「献立表等を見ていない理由」については、一番多かったのは「興味関心がないから」との意見で302件ございました。  11ページをごらんください。問17「好きな献立」については、表のとおり、人気のあった献立から順にまとめておりますので、後ほど御参照いただければと思います。  問18に参ります。「配膳方法や使用する器具」については、困ったことが「ない」が78.8%でした。  12ページをごらんください。問19「給食時間」については、「ちょうどよい」が46.5%、次いで「短い」が44.3%でございました。学年が上がるほど、「ちょうどよい」、「長い」との回答がふえる傾向が見られましたが、配膳になれるに従って喫食時間をかくほできるものと考えておりますので、十分な喫食時間が確保できるよう、各学校とも引き続き調整してまいります。  次に、問20「給食の時間の感じ方」については、「楽しい」、「どちらかといえば楽しい」が合計で84%でございました。  問21「家庭の中での話題」については、食事のマナーや食べ物について、「よく話題になる」、「ときどき話題になる」が合計で51.3%でございました。  次に、13ページをごらんください。問22「朝食の喫食率」については、「毎日食べる」が78.1%でございました。  次の問23で朝食の内容を確認したところ、「主食とおかず」というバランスのよい朝食をとっている割合は45%、次いで「主食だけ」が43.2%でございました。  14ページをごらんください。問24「朝食の喫食状況」については、「ひとり」で食べている生徒が36.3%でございました。  次に、問25「学校での眠気」については、「眠くなることはない」、「たまに眠くなる」が59.2%でございました。  15ページをごらんください。問26「「かわさきそだち」の野菜の認知度」については、「知っている」が44.3%でございました。  次の問27で「かわさきそだちの野菜についてどう感じているか」を確認したところ、「市内で野菜を作っていることに驚いた」が合計で257件と最も多く、次いで、「野菜を作っている人に感謝した」などの回答があり、地場産物使用による食育の効果があらわれているものと考えております。  16ページをごらんください。自由記入欄に記入のあった意見を分類してございますので、後ほど御参照いただければと思います。  次に、17ページの「中学校給食に関するアンケート(保護者用)」をごらんください。資料中段の問1「中学校給食が始まったこと」については、「よい」、「どちらかといえばよい」が97.5%でございました。また、1枚おめくりいただきまして、問2で「よかった理由」を伺ったところ、「中学生の栄養バランスに配慮されているから」が658件と最も多くなっております。  次に、19ページをごらんください。問4「食育」については、「関心がある」、「どちらかといえば関心がある」が91.7%でございました。  次に、問5「心がけている食習慣」については、「規則正しく1日3食たべる」ことが715件と最も多くございました。  20ページをごらんください。問6「食習慣などについての心配」については、「特に無い」との回答を除き一番多かった回答は「偏食」が477件、2番目に多かった回答は「欠食」が160件でございました。  次に、問7「給食開始に伴う家庭での変化」については、「特に無い」との回答を除き一番多かった回答は「食べ物の話題が増えた」が289件、2番目に多かった回答は「嫌いなものを食べようとするようになった」が103件でございました。  21ページをごらんください。問8「献立表など」については、「見ている」、「ときどき見ている」が73.9%、また、問9に参りまして、献立表等の活用方法としては、「献立や食材を確認している」、「家庭での食事作りの参考にしている」との回答が多くを占めました。  22ページをごらんください。問11「「かわさきそだち」の野菜」については、「知っている」が59.4%でございました。  その下の段、最後に、自由記入欄の意見を整理しておりますので、後ほど御参照いただければと思います。  それでは、23ページに参りまして、「中学校給食に関するアンケート教職員用」をごらんください。  中段の問1「食べ残し」については、「ほとんど残らない」が47.6%でございました。  次に、24ページをごらんください。問2「中学校給食でよいと思うこと」について一番多かった回答は、「栄養バランスがよく、いろいろな食物をバランスよく食べることができる」が333件でございました。  次に、問3「食物アレルギーへの取組」では、「十分に取り組んでいる」が95.3%となっております。今後とも、食物アレルギー対応に関する啓発、周知、研修等の取り組みを進めてまいります。  25ページをごらんください。問5「中学校給食を活用したさらなる食育の充実」について一番多かった回答は、「地場産物や郷土食等を活用した献立の充実」が175件でございました。  次に、問6「給食開始に伴う生徒の変化」について記述式で伺ったところ、「会話が増えた」が80件、「給食時間が楽しそう」が48件の記述がございました。  26ページをごらんください。問7「「かわさきそだち」の野菜の認知度」については、「知っている」が95.3%でございました。  次に、問8「市内産農産物の効果」については、「生徒の地域に対する関心や理解が深まる」が347件と最も多く回答がございました。  最後に、意見・要望につきましては、下段にございますので、後ほど御参照いただければと思います。  なお、生徒用、保護者用、教職員のアンケート用紙については、その後、巻末に添付しておりますので、御参照いただければと思います。  生徒、保護者、教職員のアンケートの集計結果についての説明は以上でございます。  次に、市栄養士会市PTA連絡協議会アンケートについて説明させていただきますので、一度画面を資料一覧のほうにお戻しいただけまして、「1(1)-2 平成29年度中学校給食に関するアンケートの集計結果について市栄養士会市PTA連絡協議会」をごらんください。  本年2月に、川崎市栄養士会及び川崎市PTA連絡協議会理事会の方々、計45人を対象に南部学校給食センターで試食していただき、その際、アンケートを実施させていただきました。その結果につきまして、ポイントを幾つか抽出して御説明いたします。  問1「給食の味」については、「おいしい」が37人、「どちらかといえばおいしい」が8人との評価をいただきました。  少し設問を飛びまして、問4の「給食の味付け」については、「ちょうどよい」が最も多くなっております。生徒のアンケートでは、「やや薄い」、「薄い」との回答もございましたが、「年齢による味覚の変化」や「個人差」、「給食に対する慣れ」などさまざまな原因があるものと考えており、引き続きおいしい給食の提供に努めてまいります。  2ページをごらんください。2ページの中段からは自由記入欄の意見をまとめております。新たに始まった中学校給食への期待や内容への評価をいただいております。詳しくは後ほど御参照いただければと思います。  市栄養士会市PTA連絡協議会アンケートについての説明は以上でございます。  今後は、本アンケートによる貴重な御意見を参考に、今後の献立作成や調理方法の工夫とともに、配膳や片づけがより円滑にできるよう学校と連携しながら改善を図ってまいります。  今回のアンケート結果からは、子どもたちが給食の時間を楽しく過ごしている姿が浮かび上がるとともに、御家庭でも一定の割合で給食が話題になっている様子がうかがえたところでございます。今後も、おいしく健康的な給食として、内容をよりよいものにするよう努めるとともに、給食だよりや生徒指導を通じて、家庭とも連携しながら、さらなる食育の充実に取り組んでまいりたいと考えております。  御説明は以上でございます。 ○片柳進 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について質問等がございましたらお願いいたします。 ◆末永直 委員 御説明ありがとうございます。幾つか私のほうからあるんですが、アンケートの集計というのは、中学校給食が始まりまして、実態を把握する上で非常に効果的なのかなというふうに感じた次第ではありますが、一方で、アンケートをとることによって、生徒さんのある種啓発の効果もあるんじゃなかろうかと思う次第であります。それに当たって、1つアンケートの項目の中で疑問点があるんですが、15ページの市内農産物のことでありますが、市内農産物が使われていることを知っていると答えた方は44.3%あって、その次の問26から問27において、「知っていた」という生徒さんに対して「具体的にどう感じましたか」という項目で、知っていた生徒さんに対してもっと掘り下げて聞くような項目になっているんですが、私は食育という点で考えますと、逆に、2の「知らなかった」という生徒さんに対してどう感じたのか。例えば、残さず食べようと思ったとか、感謝をしようと思ったとか、2の知らなかったという生徒さんに対してより一層掘り下げて聞く形がここにおいて効果的なのかなというふうに感じた次第なんですが、その点いかがでしょうか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 今回の設問につきましては、知っている方に対しての設問ということで、確かに知らなかった方について掘り下げたということをやっていないんですけれども、今知っているということでこのような理由も出てまいりました。今後どのような形で生徒さんの意見を集約するかというのは今後の検討課題でもあるんですけれども、学校にお伺いすることも多いところもございますので、そこで場合によって直接伺ってみるとか、そのあたりについては今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 ◆末永直 委員 わかりました、検討していただきたいと思います。  これと関連して、現在、中学校給食に市内産農作物はどれぐらいのパーセンテージで使われているんですか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 現在、毎月とは限っていないんですけれども、月1回程度の頻度で市内農産物としてかわさきそだちの野菜を出す日を設定してというような計画をしてございまして、ですので、給食については月二十何回とかある回数でございまして、その1回が市内産ということで広く生徒にも出してございます。 ◆末永直 委員 わかりました。月1回ということでありましたが、ぜひ、月1回のみならず、よりふやしていってほしいなと要望させていただきますが、もっとさらに生徒さんに伝えていく上でも、月1回の市内農産物が使われる日にピンポイント焦点を当てて、例えばスーパーとかで何々さんがつくった野菜ですみたいな表示があるところもあるじゃないですか。その農産物をつくられた方の顔写真だったりとか、何か情報、より生徒さんが身近に感じて、市内のこのおっちゃんのつくった野菜が使われているなみたいにより感じられるような1枚のペーパー紙でも配置するなり、また、実際に学校に行って話してもらったりとか、そういった取り組みもしていいんじゃないかなというふうに思います。  話は移りまして、まずこの食育の一番の理念、目標とすべき点は何でしょうか、再確認させていただきたいと思います。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 これまで御説明してきた中では、中学校給食小学校給食もそうなんですが、健康給食ということで、給食をとることによって自然と健康になるといったこと、また、とにかくおいしいといったこと、みんなが大好きになるというようなこと、そのあたりを基本的なコンセプトとして健康給食という形で進めてきておりますので、まずはそこを大事に進めていきたいと考えております。 ◆末永直 委員 わかりました。健康給食というところで、そこと絡めて食育というのが1つの理念としていることがわかりました。  そこで伺いたいんですが、アンケート、保護者さんと生徒さんそれぞれにお聞きして、保護者さんのよい、どちらかといえばよいと答えた方が97.5%、そして、生徒さんが83.3%というふうに答えていまして、保護者さんの97.5%と生徒さんの83.3%とのアンケートの質の乖離というか、差も約14%ぐらいあるんですが、そこら辺をどう総括されているのか、伺いたいと思います。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 特に生徒につきましては、今までお弁当だったということもございまして、嫌いなものを食べなくてもいいような状況もあったりというような御意見も聞いております。ですので、給食センターが稼働いたしまして、特に中部、北部等では2月でございますので、2カ月程度経過したばかりのところでございまして、まだ一部、お弁当だったら自分の好きなものを食べられたというふうなことも御意見として伺っているところでございますけれども、ただ、生徒の中でも、嫌いなものを食べるようになったとか、また、いろいろ食べ物のことに関心があったというようなこともこのアンケートから見えてきておりますので、そこについては、この時点のアンケートではこういう回答でございますが、徐々に意識も変わってくるのではないかなと考えているところでございます。 ◆末永直 委員 ありがとうございます。アンケートの集計で、生徒さんには1,470人、保護者には1,537人、全体で3,474人が、アンケートをとるという点では抽出してとるということは理にかなっているのかなとは思うんですが、1つ啓発という点では、全校生徒や、また保護者にも、大量のものは能率の面でもなかなか難しいかと思うんですが、簡単な1枚紙程度のアンケートを全校配布して、逆に実態調査とあわせて啓発も食育にも貢献できるような取り組みをしていただけたらなというふうに思います。  最後に、マイはし、はしを平仮名にしている理由について伺いたいんですが、中学生ともなると、「箸」という漢字ぐらいは読めて書けてもいいんじゃないかというふうに思います。食育の前に国語力を磨いていくのが普通なんじゃないかと思うんですが、はしを平仮名にしている理由について伺います。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 特に理由はこれだから平仮名にしましたということはございませんが、やはり小学校から上がってきた中学校1年生にはちょっと難しい漢字かなということがございますので、マイはしということで表記は平仮名にさせていただいておりますが、漢字表記につきましては今後検討したいと思います。 ◆末永直 委員 ありがとうございます。ぜひ漢字表記にして、ルビを振るなりして、はしというのはこういう漢字で使っているんだみたいなことを伝えるのも一つ大事なのかなと思います。済みません、長くなりまして。  最後に、農産物に戻りますが、市内農産物以外の市内産の種類はどのようなものを使用しているのか伺いたいと思います。まず市内産の割合について、パーセンテージ、先ほど月1回ということでございましたが、市内産の割合は何%あるのか、まず伺いたいんですが。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 済みません、今ちょっと手元にパーセンテージのあるものがございませんので、また後ほど、直近のパーセンテージといっても何年度かになるかと思うんですが、それはお示しさせていただきたいと思います。 ◆末永直 委員 市内農産物以外で県内産、その他のものはどのようなものがあるんですか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 やはり種目といたしましては青果、野菜等が中心がなってまいりますし、それからお米、牛乳、これは100%市内産というわけではなくて、ブレンドという形で、お米は新米が出たときには100%県内産なんですが、新米を過ぎて、ちょっと供給量が足りない場合には他県産とブレンドという形で使わせていただいています。 ◆末永直 委員 野菜についてはどのような種類等があるんですか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 やはり重量の重たいものといいますか、例えばキャベツとか大根とか小松菜等がございます。 ◆末永直 委員 今後、地産地消という点でも市内産を取り入れる考えについてはどうお考えでしょうか。
    ◎北村 健康給食推進室担当課長 それに関しましては、JAの方と一緒に調整いたしながら、できるだけ供給量が許す限り使っていきたいと考えております。 ◆末永直 委員 わかりました。後日資料等で具体的になると思います。資料要求させていただきます。  最後に、地産地消、市内農産物を使って食育の取り組みをさらに推進していく上での教育長のお考えをお聞きしたいんですが。 ◎渡邊 教育長 市内産の農産物の活用ということで御質問をいただきました。子どもたちに川崎の中でもこういった農産物が生産されているということに関心を持っていただきたいと思いますし、川崎のことを広く知るという意味でも大変貴重な視点だというふうに思っております。しかしながら、全体の生産量が市内限られている部分もございますので、先ほど月1回というふうなお話もありましたが、やはり生産者が生産されている量だけではなかなか賄い切れないというのも実情でございますので、そのあたり、どのくらいまで供給していただけるものなのか、JAさんなどと調整などを図りながら今後取り組みを進めてまいりたい、このように考えるところでございます。 ◆末永直 委員 ありがとうございます。私も教育長をしっかりとお支えさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。以上です。 ◆岩隈千尋 委員 まず、アンケートの正確性のお話からさせていただきたいと思うんですけれども、中学校が各区2校、14校ということで3,475人を対象にされているわけなんですけれども、まず全校じゃなくて14校に絞った理由を教えてください。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 アンケートという形でいろんな調査を学校の現場にもお願いしている状況の中で、余り大きな負担はかけられないということも含め、校長会にて御相談をさせていただきまして、各区2校、南部、中部、北部の給食センター対象の学校ということで抽出させていただきました。そういう性格ではありますけれども、回答数も、生徒にしろ、保護者にしろ、1,000人以上の御回答をいただいたところでございますので、一定の傾向は出るということに関しましては問題ないものと考えているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 はい、わかりました。  では、内容に入っていきたいんですけれども、11ページなんですが、配膳についてなんですよね。我々も独自でいろんな各学校や、各学校というよりも、どちらかというと、保護者の皆さんに関していろんなヒアリング調査などを行うと、ここなんですよね。食器が重い。実際に私も、南部学校給食センターがオープンして1クラス分の陶器の食器を持ちました。重い、はっきり言って。  もう一つはここです。食器が割れやすい。確かにここでは69件と30件ということで数字が低いですけれども、やはりここの声というのが物すごく多いわけなんです。こういったところというのは、教育委員会は、現場の学校からどういうふうに意見を聞いたりとか、またこれに対する対策とか、これまで議論をしてきた経過というのはあるのか、伺いたいと思います。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 校長会とかを含めて学校の御意見等についてはお聞きしているところでございますけれども、このアンケートをとった時期が給食センターの給食を開始して、特に中部、北部では2カ月ちょっとといった時期の中で、学校でもいろいろ準備はしていただいているとは聞いておるんですけれども、まだなかなか生徒さんのほうもなれていない状況があるというふうにもお伺いしたところでございます。ただ、その後も、私も学校のほうの様子を見させていただいたときもあるんですけれども、やはりだんだんと生徒さんもなれてまいりまして、配膳の準備等についてはかなりスムーズに今できているのではないかなというふうに受けとめているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 各学校によって古さとかもありますので、給食の議案を審議したときもそうですけれども、やっぱり生徒がどれだけしっかりと持っていくということに関して、食器も含めて、非常にいろいろ各会派から意見が出てきた中で、我々からしてみたら、こういった意見が出てくることというのはある意味想定の範囲内だったわけです。今お話を課長からいただいたように、始まってすぐだからなれればいいという話ではなくて、限られた時間なんです。これがある程度ランチタイムが確保されていればいいわけですが、その次に聞くつもりですが、時程の問題です。これも議会でずっと議論になりましたけれども、ある程度きちんと時間が確保されて、それでプラスアルファで陶器の食器があれだけ多くても、持っていってオーケーですというなら話はわかる。ところが、限られた時間の中で、ある程度子どもたちも迅速にきちんと準備をしなければいけない中で、それで今後もという話になると、今後しっかりとこの辺は見ていただかないことには、やっぱり給食の時間というのは、準備にかける時間は短く、少なくともきちんとみんなで御飯を食べるということが一番大事なプライオリティなわけであって、今後、各学校からも保護者の方からこれについてはしっかりと意見を聞くということを深化してもらいたいんだけれども、どうですか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 配膳方法等につきましては、各学校でいろいろと工夫をしていただいて、生徒の通るコースだとか、そういうのも重複しないようにだとか、いろいろ工夫をしていただく中でだんだんと習熟している部分もあるところでございます。御意見につきましては、校長会を初め、保護者の意見も含めてお伺いしていく中で、配膳方法をよりスムーズにいくということについては、今後も現場の状況を確認しながら意見等をお伺いしていきたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 よろしくお願いしたいと思います。そもそも論として、あの食器を何で導入したのかということまでさかのぼって聞くつもりはありませんし、あとは、各学校が何枚割れているのか、そんな調査をしろとも言いませんけれども、これは保護者の方から意見がすごく出ている話ですから、しっかりとその辺は今後も取り組んでいただければと思います。  あと、ランチタイムの時程の話をしたいんですけれども、やっぱりアンケートの中からも、時程というか、ランチタイムの確保についてはどうしてもという話が出ているわけなんですけれども、改めて確認をさせていただきますが、現状を教えてください。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 給食開始の時点から、喫食時間については少なくとも20分を確保できるようにということで学校にもお願いをしてまいりました。細かい時程につきましては学校のほうで検討して設定されているところでございますけれども、このアンケートを回収してそれほど間もない時期については、なかなか準備のほうも滞って喫食時間に影響するということもあった場合もあるというふうにはお伺いしておりますけれども、現状ではかなりなれてきておりまして、喫食時間が確保しづらいというふうなことは最近は特に聞いていないところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 今の学校の現状、どれだけの時間を確保して、昼休みがどれぐらいか、それを確認をもう一回させてください。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 やはり喫食時間につきましては、基本的に20分を各学校とも確保できているというふうにお伺いしているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 全ての学校において20分というのはしっかりと確保されているという認識でよろしいですか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 私どものほうでお伺いしている限りでは特に問題ないと聞いております。 ◆岩隈千尋 委員 問題ないじゃなくて、全ての学校でそれが周知されて実行されているということでよろしいですか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 時程につきましては最終的には学校のほうで決定するということでございますけれども、私どものほうから、20分は少なくとも確保していただくということでお願いしておりまして、そのような形で確保されているというふうにお伺いしています。 ◆岩隈千尋 委員 歯切れ悪いな。もうちょっとちゃんと言ってほしいんだけれども、確保されていると教育委員会からは、確かに学校のカリキュラムというのは現場に任せる、それはわかっているんですけれども、ちゃんと確保されているということでよろしいんですか、それは大丈夫なんですか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 はい。確保されているというふうにお伺いしています。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。  あと、我々、現場を拝見したときに、食べている時間中、これがいいのか悪いのかというのはなかなか難しいところだと思うんですけれども、テレビを見ながら食べているクラスというのが結構複数あるわけなんです。学校の先生が例えば映画とか見せながらやっているのを拝見したんですが、いわゆる喫食時間中というのは、生徒同士のコミュニケーションや先生と生徒のコミュニケーションを図るという名目が、お題目がある反面、テレビを見ながら御飯を食べるということについてはというのは、各議員からも、だめとは言わないけれども、我々もやっぱりその辺悩むところなんですよね。そういったところというのは皆さん方はどういうふうに各学校の状況を捉えていらっしゃるのか。学校任せという感じにしているんですか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 学校で給食時間をどのように過ごすかということについては、給食時間はこういうふうにということで、小学校でのお話をもとにお伝えするところもあります。またテレビについては、合唱コンクール等をやったときに、その後放映したりという、内容にもよるとは思うのですが、特にテレビ放映がだめということは教育委員会としては学校のほうにお伝えしていないのですが、そういう給食時間の過ごし方、給食中については給食主任会の中でも話題になっておりますので、細かい給食時間の過ごし方については今後検討してまいりたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 今、課長がお話しいただいたように、例えば学校での活動のVTRであったりとか録画を見せると、それなら確かに話題が弾むのでいいと思いますけれども、始まって、川崎の給食というのはよいというところで他都市から今すごく視察に来ているわけでしょう。それでテレビを見せながら食べていますよというのは、私の考え方がどうしても古いのかもしれませんけれども、ちょっといかがなものかと思いますので、その辺はまた皆さん方で議論をしていただきたいと思います。  次に、残渣の話をさせていただきたいんですけれども、残渣が47.6%はいいけれども、100%から引いたら53.4%がどうしても残っているということで、残渣のほうがちょっと多いわけなんですけれども、これは残渣の率とか詳細について教えてもらっていいですか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 給食については、川崎だけじゃなくて、全国的に伺っても一定の残渣は出てくるものと伺っているところでございますが、それがどの程度のものかというのがなかなか全国的な調査もなかったりするんですけれども、私どもで確認した中では、環境省で調査をしている学校給食から発生する食品ロスの状況に関する調査ということで、これも全部の都市からの調査はできていないみたいなんすが、回答のあった自治体の約3割ぐらいのデータで残食率が6.9%とお伺いをしているところでございます。私どものほうも、その調査基準を参考にしながら、現在、昨年度の残食の状況等を確認しているところでございますけれども、単純に残食量を調理した量で割って、欠席した方の率を考慮した数字ということで、今最新の数字では、昨年度分については8.1%程度、約8%程度の残食率ということでございまして、このあたりも小学校よりも中学校のほうが多いというふうなことも全国的な調査のほうでも伺っておりますので、ちょっと判断が難しいところでございますけれども、今のところ特に残食が際立って多いというふうには考えていないところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 このアンケートのいろいろ市のPTA連絡協議会からのコメントなどとこれも関連するんですが、残食率がある反面、御飯が、例えば部活動とか一生懸命やる子はちょっと足りないよというような御意見もあるわけですよね。そういったときに、学校の中で、クラスの中で、例えばおかわりしたい子はちゃんとできますよということであったりとか、残食が減っていくと、減らしていくというようないわゆるプロセスというのはクラスの中とか学校の中できちんと確立はされているわけですね。それはどうですか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 いわゆるおかわりのルールみたいなものを、各学校、各クラスでルールを設定されているというふうに伺っておりまして、そのやり方についても工夫の余地があるものと思っておりますので、基本的には、もしも足りない方がいれば、おかわりをして調節するというふうになってくると思いますので、そういうことも含めて残食量の減につながるということが望ましいというふうに考えております。 ◆岩隈千尋 委員 我々の会派は給食のときからお話ししているのは、例えば食器にいろんな線が入っていたりするじゃないですか。これ以上食べたらいけないとは言わないけれども、まあまあこれが適度な量だよと。ああいった線をつけることによって、逆にたくさん食べるということに関してのいわゆる制限というか、余り食べてしまうとあれかなみたいな、最近の子は気にしますから。だから、そういった制約の結果として御飯が残っていくと、4分の1程度残る、3分の1程度残るとかいろいろ23ページとかに書いていますけれども、そういうふうにつながらないかなという心配があるので、その辺は関係ないんですよね。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 中学校の食器にラインをつけたということについては、やはり今委員がおっしゃったように、スタイルを気にする女子も中にはいるというところで、最低このぐらい、お茶わん1杯は食べましょうというところで下のラインを設けさせていただいています。中学生に自分が今どのぐらい必要なのかということで、目安としてもう1本のラインを引かせていただいておりますが、それでおかわりがいけないとか食べ過ぎになるということではなくて、今度は個人個人の状況に応じた、自分はどのぐらい食べるのが必要なのか、部活をやっていれば、もちろん普通の標準よりは食べなければいけないんだというようなところが徐々に中学生はもうわかっていると思いますので、そのラインを気にしながらも、やはりおかわりは生徒はしているというところですので、そういうことに関しても、食育の一環としてこれから子どもたちに伝えてまいりたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 どうしても我々の世代でああいうのを気にするのはわかるんですけれども、子どもたちがそこまで気にしなければいけないのかというのが、私どもの会派はそこまでしなくてもいいんじゃないかということを議会の中でも申し上げているわけでありまして、その辺、今、課長がお話しいただいて、またいろいろと調査なり議論を深化していただきたいと思います。  次に、末永委員が先ほどお話ししましたけれども、食育とか子どもたちへのいろんな地産地消の中での啓発というところがあって、ちょっと私、見えなかったので皆さん方に改めて伺いたいんですけれども、誰がやるかというところが聞いていないので、そういった話をやるのは当然栄養士の方たちも含めて、あと栄養教諭とかという話になると思うんですが、今、中学校に対してのいわゆる栄養教諭であったりとか、そして栄養士さんの配置というのがどういうふうになっているのか、改めて確認させてください。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 今、栄養士の配置につきましては、中学校に関しましては、センターに11名の指導主事を含めた栄養士がおります。それから、単独の中学校が4校ございますけれども、そちらには栄養教諭が3名と学校栄養職員を1名配置しているところです。基本、調理場のあるところに栄養士の配置という基準が国のほうで定まっておりますので、それに準じてというところはございますが、センターについてはプラス1名ずつ配置しているところです。  現在、やはりセンターからの配送校の中学校には栄養士がいないということで、センターの栄養士を今後活用していく方法、現在は安定稼働ということで、学校のほうになかなか出づらいんですが、給食時間の状況ということでは出ていっておりますし、本庁のほうの職員も確認ということで学校のほうを回らせていただいております。そのほかに、小学校に、または中学校におります栄養教諭というものを活用して食育のほうを進めたいということで、ネットワークづくりを以前からしているところでございますが、今年度につきましては、中学校区を考えて、中学校に卒業生を出していく、小学校の学校栄養職員も含めて支援をできるような体制をとって今年度は進めてまいりたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 これはもう代表質問等々でも出ている話ですけれども、栄養士の配置のところについてなんですが、これについては、各学校1人というのは財政状況等も勘案しなければいけないのでなかなか難しいところはあると思うんですけれども、現状ではどうやって、センターはいいですけれども、現状、栄養教諭さんたちの活用とかというのは各学校においてどのしっかりできているんですか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 実際栄養教諭が中学校のほうから相談を受けて出向くこともいたしますし、あとは、なかなか出向くところが、栄養教諭が均等に各区に割り振られていない部分もございますので、やはり受け持った中学校がちょっと区外で遠かったりという場合もございますので、そのときには電話なり、あと食育担当者会というのを設けておりますので、そこには各中学校の食育担当者の先生が必ず各学校から1名と、それから栄養教諭と一緒に話し合いをする会議を持っておりますので、その中で中学校の実情を相談を受けながら、食育とか給食時間、今は結構給食時間の過ごし方について御質問とか御相談とかあるんですが、それについてお答えしているというような形で、今は現状そういうような活動を行っています。  また、栄養教諭が集まりまして、中学校への食育の啓発資料、先生方、生徒が使えるような資料といたしまして、給食時間の準備、片づけの仕方をペーパーにまとめたり、それから、一口メモというところでは小学校からやっていますが、先生方にも活用できるようにということで、そういう資料集もつくらせていただいて学校のほうに配付させていただいたりしているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 皆さん方がつくられている食育に関する行政計画であったりとかを見ると、例えば国語、数学、英語、理科、社会という教科と食育を、例えばこの項目をやるときにはそういった食育のことと連動しているということで、非常にきめ細かくやっているというのは私も読んでいてわかるんですけれども、そこはせっかくつくられたものが現場で活用されてなければやっぱり難しいと思うんです。  食育の授業と言ったら変な言い方かもしれませんけれども、子どもたちに伝えるということでは大体どれぐらいの頻度で皆さんされているんですか。1カ月に1回やるのかやらないのか、2カ月に1回やるのかやらないのか、例えば今僕がお話をしたように、各教科の先生にねと、それだけのマニュアルがあるわけですよ。例えば英語で言ったら、アップルだのオレンジだのと単語を習うときも恐らく、これは食育でかかわりがあるよということもいろいろ含めて、皆さん方はあれだけきめ細かいマニュアルをつくっているわけです。せっかくつくっているので、先ほどの繰り返しになりますが、それが使われてなかったらもったいないわけであって、どれだけ学校の先生たちにそういったことが周知されているのか、どうなっているんですか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 今、委員の方から言われた指導プランのことだと思っておりますけれども、それは各学校のほうに配付させていただいて、活用をどこまでしていただいているかというのを実際調査等はしていないので、利用率とかそういうところは申し上げられないんですけれども、研究会等、中学校のほうでも各教科、部会をお持ちでいらっしゃいますので、特に健康教育の部会、それから技術家庭の部会等では、センターの指導主事の方から情報提供していただいて、その中には指導案というところで事例を幾つか入れさせていただいておりますので、その部分では学校のほうにはお知らせをしているというような状況でございます。活用がどの程度進んでいるのかというのは把握しておりません。  ただ、教科ですと、もちろん今までやってきた指導内容で食育に触れるところはたくさんございますので、あとはそこに食育の観点というのをプラスしてということで、今まで中学校の先生方にお話をしてきたところですので、そこの今までやっていた授業が特に変わるということはございませんけれども、そこに食育の観点を含めて子どもたちに指導的な目標がある中で指導を行っていただくということで進めているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。この間、給食がキックオフしてからというもの、物すごくNHKさんとかも初め、報道でもかなり川崎が給食が始まったよというのがクローズアップされているわけでありまして、報道もされているし、視察も多いと伺っていまして、私も複数の自治体、いろいろ親子方式だの直営だのと見ていますけれども、本市ほど給食センターが完備されている自治体というのは、南部学校給食センターができて、非常に私も驚いたわけですけれども、本当にすばらしいものをつくっているわけであって、あとは、ハード面はいいけれども、中のソフト面のことについては、まだまだ今お話をさせていただきましたように改善の余地ありというところはありますので、今後も、学校の現場の先生であったりとか保護者の方と連携して、よりよいものをつくっていっていただきたいと思います。結構です。 ◆月本琢也 委員 9ページのマイはしの件についてまず伺っていきますが、問13なんかは、いつも自分で洗っているとか、時々自分で洗っているという回答が67.9%と載っていますけれども、このマイはしを導入して子どもたちに指導というか、マイはしを持ってきてくれという話で、家に帰ってからマイはしをどうやって自分が管理をするか、そういったことの指導というのはどういうふうにされているのか、伺いたいと思います。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 指導につきましては、各学校のほうから子どものほうに指導していると思いますけれども、まず第1に衛生管理というのが一番心配されるところでありますので、学校に置きっ放しにしないでちゃんと持ち帰って洗って持ってくるようにというようなことは言葉がけはしていただいていると考えております。  はしにつきましては、中学生の場合、献立表を見て、あしたどのような食具、例えばスプーンが必要なのか、はしになるのかというところを自分で考えるということも自己管理というところで、食育の一環ということで始めたものでございます。できれば、自分が使っているものは自分で管理できるように家に帰って洗うようにというところは学校からも子どもたちに話していただいているところです。 ◆月本琢也 委員 ありがとうございます。今、御答弁いただいたように、中学校給食ですから、中学生の義務教育の最終期間ですから、自分のものは自分で管理するのは当然のことだということで指導をしていただきたいところなんですが、問13の回答を見ると、今御説明いただいたように、学校現場で指導されているにもかかわらず、こういった回答の結果が出ているということについてはどのように捉えられているか、伺います。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 やはり家族の方に洗っていただいているという生徒さんのお答えがありますので、そちらについては、今後、9年間の食育ということをこちらも目指しておりますので、そういう中で一つの指導として啓発活動には臨んでいきたいと考えております。 ◆月本琢也 委員 当然啓発をしっかりとしていただかないと、自分のことを自分でやるというのも食育ですし、小学校給食中学校給食の違いというのは一番重要なところなのかなというふうに思いますので、そのあたりをしっかりとしていただければというふうに思います。  続きまして、20ページです。20ページの問7、先ほどちょっと説明された中で、「特にない」というものの結果を除いては「食べ物の話題が増えた」というのが一番多かったという御説明をいただいたんですが、「特にない」が58.3%ということで、給食をして、食事に対する関心とかそういったものが家庭の中でどう変わってきたのかというところが、逆に、これだけ報道されて、川崎市が給食だとさんざん言っているにかかわらず、「特にない」が58.3%というのは、この結果についてどう受けとめられているかということを伺えればと思います。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 「特にない」という御回答が多いところではございますけれども、先ほど来からこのアンケートを実施した時点が、まだ中部、北部等では2カ月という時点でもございますので、徐々にまたこれも変化していくのではないかと思っておりますので、今後についてはまだ検討中でございますが、引き続き継続的に全体的な状況については確認していきたいと思っております。 ◆月本琢也 委員 始まってすぐだからこそ、ある程度変化が見えやすいところなのかなと思ったものですから、逆に余り話題がないというのもいかがなものなのかなというところはありますので、今後そういったところは考えられるということだったので。  では、次が25ページのほうで、問5、教職員の皆さん、食育のアンケート、「今後、特に重視して進める必要があると思うことは、何ですか」ということでそれぞれ先生方から御回答いただいているんですけれども、これはそれぞれの項目である程度、37%から、大体2桁%台ぐらいのところが多いと思うんですけれども、この辺の取り組みをやっている中で、先ほど岩隈委員から、栄養士さんの配置とか食育のお話が出ましたけれども、実際その中で、今こういう要望が出ていて、対応を早急にしていかなければいけないという中で、総合計画の第2期実施計画では、31年度までには指導のプランの改定を進めていくということなんですけれども、このアンケートを受けてどんな対応をされていくかということをお願いします。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 食に関する指導プランにつきましては、これまで小学校版と中学校版と別々につくらせていただいておりましたが、今後、小中、学校給食が9年間始まるということで、計画をちゃんと継続的にわかるような、小学校の先生が中学校で何をしているのか、中学校の先生が小学校で何をしているのか、それがわかりやすくするような資料を作成したいと考えております。その中で、今回、アンケートにございましたところをどのように盛り込むかというのは具体的にまだ検討を始めていないところですので、31年度までをめどに改訂をしていきますので、その中で読み取っていきたいと考えております。 ◆月本琢也 委員 ありがとうございます。ぜひ先生方が、2つしか回答できないので、もしかしたら全部チェックを入れていない方もいらっしゃるのかなというぐらいある程度均等にばらばらになっているので、ぜひ御検討いただければと思います。  続きまして、26ページ、問7の「かわさきそだちの野菜が使われていることを知っていますか」というアンケートについて、「知らなかった」と、それと、無効と無回答とお答えだった方が、担任以外の方の割合が高いのかなと思うんですけれども、合計で4.7%いらっしゃった。これは100%でなければいけないと思うんですけれども、この結果をどうごらんになりますか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 もちろん知っているべきだと思いますけれども、95.3%になりまして、一部このことについてよくわかっていなかったということもございましたので、これについては引き続き周知を図っていきたいと思っております。 ◆月本琢也 委員 引き続き周知なんですけれども、要は、これが先生方が関心がなかったのか、何なのかわからないですけれども、今回給食を実施されるに当たって、実施方針の一番基本になっているのは、全部一番筆頭に実施方針に書かれているのは食育、食育、食育と書いていて、いざやりますと、やりましたというところで4.7%も知らない人がいるというのは、これはかなり僕は問題だと思うんですけれども、啓発方法をどのように変えていくべきなのか、あるいはその反省点、それについてどのようにお考えでしょうか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 例えば生徒のほうでは、給食を食べる前に、かわさきそだちの野菜が出る日については、担当の生徒がクラス全体で説明しているようなこともございます。ですので、クラスにいる状況であれば、そういうことも当然伝わっていくと思いますので、この数字の4.7%の方がどのような意味で知らなかったというふうになっているのか確認できない部分もございますけれども、繰り返しになりますが、引き続きこれについては周知していきたいと考えております。 ◆月本琢也 委員 今、クラスの中でそういった説明をしている場面とか、生徒さんがやっていくというような機会とかをある程度、先生方の指導はそれぞれお任せだと思うんですけれども、ある程度そこは指導していかなければいけないのかなと。担任以外の方ということばかりであればいいんですが、実際担任の方でもそういうふうに回答されている方が散見されていますので。だから、そこはやっぱり課題だと思いますから、ある程度そういったところも、いろんな先生方の指導の方法も苦慮されていると思うんですけれども、そういったクラスの中でやられているような事例を広げて紹介して、それぞれの先生方に理解していただく、そういったきっかけをつくっていただきたいというふうに思いますので、そのあたりもしっかりとしていただければというふうに思います。  あと、これは全然別件でアンケートのとり方で10ページと21ページに、生徒さんと保護者の方が献立表を見ているかどうかという話を、「いつも見ている」と「ときどき見ている」というので、合計で63.7%と表にあるんですけれども、「ときどき見ている」というのは非常に曖昧で主観的なもので、「ときどき見ている」と「ほとんど見ていない」というのがどの程度差があるのかというのは、はっきり言って、僕も主観的でわからないでしょうし、アンケートをとるに当たって、見ているか、見ていないかという話だと書きづらいからというのであえて設けられたんだと思うんですけれども、その「ときどき」のところがどの程度の頻度かというのはもう少し分析をしていただかないといけないのかなというのは、給食によって生徒自身もそうですし、あと親、家の方自身もどの程度理解をして、それをきっかけに食事をつくっていくかということを考えていくという機会にしていかなければいけないので、もう少しこの辺は検証を、次回以降、多分アンケートを定期的にとられていくと思いますので、していただくことを要望させていただきます。  やはり食育を中心として給食を導入していますので、このアンケートの質問がよかったか悪かったのかとか、あと生徒さんなんかも、よかった理由として一番多く挙がったのが、家の人が弁当をつくらなくてよくなったからという、これはただサービスを提供するような消費者アンケートではなくて、あくまで食育としてどういうふうなことを今後位置づけていくか、あと健康給食として子どもたちの成長をどういうふうに考えていくかということで、第1期実施計画なんかでも、計画の推進とかという事業をやっていくことについてはしっかり書かれているんですけれども、そういった効果をしっかりと目標を定めていってとか、やはり6年で小学校給食が終わった子たちと、中学校までやって9年間給食をされた子どもたちとでどれだけ大きく変わってくるかということも、もう少し目標として明確にあらわしていっていただきたいというふうに、これは第2期実施計画が始まったところでありますので、その中でもこれはテーマとなってくると思いますので、正直、御存じのとおり、私は反対しましたけれども、そこはやっぱり食育という大前提を持ってきていても、それが見えなかったというのが正直なところですから、便利とか助かるとか、そういったサービスとしてではなくて、給食はあくまで子どもたちの成長にかかわる、そして子どもたちが将来大人になったときのことをしっかりと考え、また、中学ですから、先ほど来申し上げていますが、義務教育期間の最後の3年間ですから、大人になっていく上でのステップとして非常に重要な位置づけであるということ、その違いを改めて、さっきのはしのお話もそうなんですけれども、そこも踏まえてこれからこのアンケートのとり方も今後検討していただければというふうに思います。以上です。 ◆山田晴彦 委員 かなりいろいろと議論してきましたので、私は端的に2点お願いしたいと思います。まず1つは、今回センター給食の対象校48校でアンケート実施をされました。センターだけではなくて自校でやっているところもありますよね。そちらのほうのを外した理由というのはございますか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 例えば自校方式、合築方式の学校につきましては、実は前年度もアンケートを実施しているところでございまして、その時点でほぼ同じ項目で実施をしているところでございますので、今回のアンケートにつきましては、まずは事業を開始した時点の全体的な事業に対する評価とか感想とかをお伺いできればと思っておりましたので、自校については今回は実施をしなかったんですが、今後引き続き状況等については何らかの方法で確認をしていきたいと考えております。 ◆山田晴彦 委員 ありがとうございました。わかりました。こういうモニタリングというか、定期的に観察するということは大変重要だと思いますので、しっかりと続けていただきたいなというふうに思います。  それで、報告をいただきましたその中には、中学校給食、おおむね皆さん大変喜んでいるということもよくわかりますけれども、ただ、やはりいろんな意見もあることもあって、先ほど来食育ということで話があるときに、今、栄養価のあるものを提供しているというサービスにとどまっているという部分で、もう一つ、一歩中学校給食で提供できるとすれば、やはり情報、教育の部分なのかなというふうに思います。特に子どもたちが求めている一つの中には、健康な体ということを考えたときに、栄養価の問題なんかが、こういったものは体のこういったところに資するんだとかということを、毎回講義を受ける必要はないと思うんですけれども、何らかの形で栄養教諭の方とか入っていただくなり、全校放送の中で入れるとか、ぜひそういうようなことで、嫌いなものだから食べないんだで終わらせないで、嫌いだけれども、これは体にとって大変重要だから食するんだという流れにしていくことがやはり食育なのかなというふうに思いますので、その辺の考え方についてはいかがでしょうか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 やはり体づくり、それから食習慣だけではなく、生活習慣ということを考えていくということでは、小学校の段階からやっておりますので、今回、中学校でも学校給食が始まったというところで、やはり発達段階に応じてどういうことを子どもたちに教えていくのかというところをきちんと整理していきたいと考えております。今までも保健体育の保健の分野では、生活リズムというところで、食事、運動、休養というところで指導はしているところですので、そこに給食も絡めていただくのがいいかなとは考えておりますので、その指導内容については今後研究会、それからカリキュラムセンターの指導主事と一緒になりながら、学校の先生方にどのようにお伝えしていくのかを考えてまいりたいと思います。 ◆山田晴彦 委員 ぜひその辺をしっかりと検討していただきたいなというふうに思いますし、あと地産地消、市内農産物については一定理解はするんですね。全てを毎回というわけにいかないということも理解しておりますけれども、なるべく地域の中でとれたものということを子どもたちに意識をさせるということが大変重要だというふうに思うんですね。ですから、1つはその辺のことの、やはり地域格差があって、川崎区、幸区の方と宮前区とか麻生区とか、そういうところで常にそういう畑とか田んぼと接することができるところとそうでないところと、やはり身近な部分ではかなり違うのかなというふうに思いますので、ぜひそれを逆に訴えていけるような環境をつくっていただきたいなというふうに思うし、米飯給食については、これは市では難しいから県内産を使うという話をしておりましたよね。これは週のうち、今どのくらい提供されるんでしたか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 県内産がどのぐらい提供される……。 ◆山田晴彦 委員 というか、米飯給食です。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 米飯給食につきましては、大体月1回が御飯以外のもの、パン等になっておりますので、9割以上は米飯給食ということで提供させていただいているところです。 ◆山田晴彦 委員 そうすると、私の認識がかなり違ってきたんです。昔は米飯給食というのはほとんどなくて、神奈川県はすごく米飯給食ではおくれているというふうに認識していたんですが、それが極端に今回の完全給食に向けて変わったということでよろしいんですか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 中学校給食におきましては、やはり米飯給食を中心に今後和食を伝えていくということもございますので、川崎市の場合、中学校給食におきましては米飯給食を主として提供していくということでございます。 ◆山田晴彦 委員 そうすると、神奈川県の中学校給食についても、結構神奈川県では横浜と川崎が以前中学校給食がランチサービスのような形だったものですから、かなりおくれていて、そのときに調べた資料であったんですけれども、神奈川県の中ではそういった大都市がおくれていますよと。なおかつ米飯提供もすごく少ないという認識をしていたんですが、極端に変わったという認識でよろしいんでしょうか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 あくまでも中学校においてというところで押さえていただければと存じます。 ◆山田晴彦 委員 そうすると、小学校は違うということですね。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 そのとおりでございます。小学校の場合には週2.3回ぐらいの米飯給食の実施となっておりますので、やはりパンや麺の給食も半分ぐらい提供させていただいているという状況でございます。 ◆山田晴彦 委員 わかりました。では、よろしくお願いいたします。以上です。 ◆石田和子 委員 幾つかお聞きいたします。先ほど自校調理方式のほうでも、東橘中学校で同じ項目でアンケートをとられたということでしたので、数点だけ、そちらとの比較も関心があるものですからお聞きしたいと思っております。  まず3ページのところ、「給食について」という「おいしいですか」という一番基本のところだと思うんですけれども、これは「おいしい」「どちらかといえば、おいしい」が合計で83.3%ということですけれども、自校調理のほうはこの2つの項目についての回答をどうだったんでしょうか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 自校調理のときの調査と今回センター配送校の調査ということで、割合の違いということでございましょうか。 ◆石田和子 委員 具体的にセンターのほうは35.8、47.5と出ていて、総計すると、先ほど課長さん、83.3%ですよというふうに言われたと思うんですが、この2つのところについて自校のほうのアンケートではどうだったんでしょうかという具体的な数値をお示しいただけたらと思います。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 失礼いたしました。自校・合築校につきましては29年の2月に調査を実施しておりまして、そのときも資料については御提供させていただいたんですが、同じように「給食はおいしいですか」という生徒のほうに確認する項目がございまして、「おいしい」という回答が61.2%、「どちらかといえば、おいしい」という回答が32.6%でございます。 ◆石田和子 委員 そうすると、94%ということだと思うんですけれども、かなり自校調理のほうが、そういった意味ではおいしいという回答率が高かったということだと思います。  あと、6ページのところなんですけれども、「給食が始まったことについて」ということで児童生徒に聞いている設問なんですけれども、これが「よい」「どちらかといえば、よい」というのが両方で合計すると66.4%ということです。これについての先ほどの自校調理のほうのパーセンテージは出ていると思うので教えていただきたいと思います。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 問8「中学校給食が始まったことについて、どう思いますか」ということで、先ほどと同じように、29年2月の自校・合築校の調査におきましては、「よい」という項目が47.5%、「どちらかといえば、よい」という項目が30.5%でございました。 ◆石田和子 委員 そうすると、78%ということだというふうに思います。  あと、5ページのところの「残さず食べていますか」という先ほども話題になった残食量についてなんですけれども、これは「いつも残さず全部食べている」というのが68.6%となっていますけれども、先ほどの自校のところは何%でしょうか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 問5の「給食で出された食べ物は、残さず食べていますか」の項目でございますが、自校・合築校の調査においては、「いつも残さず食べている」が70.5%でございました。 ◆石田和子 委員 70.5%ということです。いずれも今聞いてきた3つの項目については、センター方式でも高いのかなというふうに思っていたんですが、自校調理のほうのパーセンテージと比較をすると、やはり自校調理のほうが「おいしい」「どちらかといえば、おいしい」、それから給食が始まったことについて、「よい」「どちらかといえば、よい」、それから「残さず食べているか」というのは、「いつも残さず全部食べている」、このような3つの設問については自校調理のほうが高かったんだなというのを認識いたしました。  その関連で「いつも残す理由は」というのと「時々残す理由は」というのが問6であるんですけれども、これは2番目に「給食時間が短いから」というのが出ておりますよね。先ほどもランチタイムの時間はということで20分と、時程については各学校で組んでいただいているということですけれども、この「給食時間が短いから」というのは、「時々残す」「いつも残す」の理由の半数を占めているということで、「給食時間が短いから」ということについては、本当にきちっと対応していく必要があるのかなというのをすごく感じたんです。それに関連してだと、12ページのところにそれとちょっと関連しているのかなという結果が出ているんです。12ページのところに「給食時間について」という問いについて、「短い」というのは44.3%ということですよね。ということで、先ほども出たもの、48.1%で、今回ここでも44.3%ということについて、やはり給食時間が短いと感じている生徒さんがこれだけいるというのは、もう少し学校にお任せするということも、20分は教育委員会として提示をされているということですけれども、その辺の工夫というのはもう少しこれに応える形で、少しでも、例えば5分でも長くできる工夫というのはできないのかなというふうに思ったんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 自校・合築校の調査におきましても、給食時間が短いから食べ物を残すような回答があったという指摘でございますけれども、自校・合築校のアンケートにつきましても、29年1月に自校・合築校を本格実施いたしまして、それからあまり期間がたっていない時期ということもございますので、やはりいろいろな準備面等でセンターの配置校と同じように準備に手間取っている部分があったのではないか、そういうふうな印象は受けているところでございます。  自校・合築校につきましても、その後、準備等、かなり習熟いたしまして、給食時間も適切に確保されているようにお伺いしておりますので、センター校も同じでございますけれども、給食時間を延長するかどうかにつきましては、学校のほうの時程の考え方にもよると思いますけれども、だんだんと配膳の準備等が習熟するに従いまして、特に給食時間が短いといった理由で給食を残すというようなことは減っていくのではないかなと考えているところでございます。 ◆石田和子 委員 私が今聞いたのは単純に給食時間のことをお聞きしています。この給食時間については、センター方式の今回のアンケートと、それから自校調理のところのアンケートパーセンテージを比較しては聞いていませんので、そこは給食時間が短いというのが、こういう形で「残す」「時々残す」の5割近くを占めているのと、単独で特出しで聞いている給食時間についてのところも短いというのが44.3%ですよということについて、やはりここはこれだけの生徒さんがそういうことを感じて回答しているということについて、20分は守っていただくということですけれども、学校の工夫でということも、もちろんそれは全体のカリキュラムの関係で時程のことについては学校がきちっと、教育課程の裁量権にもあるわけですから、そこに委ねていくという方法は正しいと思うんですけれども、それでも、こういう形で出ていることについては、先ほども今後の方向性についてはランチタイムのところでも学校、校長会だとかに諮りながら意見を聞いていくということも言われていましたので、その辺はその方向性で検討をしていただくというところでよろしいんでしょうか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 繰り返しになりますが、開始間もない時期の調査ということもございますので、引き続きその後の状況についてはいろんな方法を使って把握をして、それについて検討していきたいと考えております。 ◆石田和子 委員 さっき残食量の質疑があったんですけれども、この残食量についてというのは、センター方式も視察をしたときに、各学校から全部届いたときに、残食量をはかる計器というものが全部備わっていますねということだったので、かなりその辺についてはしっかりと各学校が残食量については開始以来やっているんじゃないかなというふうに思っていて、先ほどちょっと変なことを言ってしまったんですけれども、平均だと、センター方式は8.1%の残食量ということでしたけれども、これは全部のセンター方式の実施をしている学校の平均の残食率ということでよろしいんですか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 南部、中部、北部の3つの給食センターにつきまして、これまで稼働してきました昨年度の稼働期間について残食量を調理量で割って欠席率を考慮したという数値が8.1%ということでございます。
    ◆石田和子 委員 先ほどの説明だと、文科省の調査だと、平均が6.9%だということを文科省が言っているということですけれども、8.1%でも、始まったばかりということもあるので、おおむねこの残食量でも特に改善とか問題はないというような捉え方だったと思うんですが、先ほど給食の残す、時々残すの時間の問題との関連が出てくるんですけれども、その辺のところで給食時間がもっとあれば全部100%いけるのになとかという児童生徒さんもいらっしゃるのかなと思うと、その辺の関連性はやっぱりあるというふうに思うのと、あと、ここの部分については残食量は自校方式のところの残食量との比較を聞きたいと思うんですが、それは把握していますよね。数値を教えていただけますか。 ◎田中 企画課長 センターにつきましては、全て学校から戻ってきた食缶をはかるという体制とか機械がしっかりしておりますけれども、自校のほうはそういうような機械とか体制が整っておりませんので比較するデータがない状況でございます。ただ、自校のほうも栄養士はおりますので、残食の量は見ておりまして、献立に生かしておりますので、おおむね野菜ですとかひじきですとか、子どもが嫌いそうな献立も入れていかなければいけないので、そういう日はうちも残るわよというふうに自校のほうからも聞いておりますので、おおむね同じような状況だと捉えております。 ◆石田和子 委員 これは文科省の一定の割合が示されているということですから、自校調理のほうも、計器についてはセンターみたいな精密な計器はついていないということで、工夫をして、残食率、残食量の把握はしていっていただきたいというふうに思うんですけれども。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 小学校も同様で、単独校というところで、残食については栄養士がいるところはきちんとはかっております。年度末には1年間どのぐらい子どもたちが喫食したのかというところでは、栄養価として計算して出しておりますので、そういうところが4校の中学校でも出てくると考えておりますので、今後きちんと数値として出てくるものと考えております。 ◆石田和子 委員 自校調理のほうは早くスタートしているので、その辺は栄養士さんがいるところははかっているということですので、わかれば、後で資料をいただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○片柳進 委員長 今、石田委員から資料要求がありました。その前に末永委員からもありましたので、あわせてよろしくいたします。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 今の残量の報告なんですけれども、これにつきましては、1年間の栄養報告書という形で県の教育委員会へ提出しているものですので、その提出をする時期と一緒でよろしいでしょうか。確認です。 ◆石田和子 委員 結構です。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 わかりました。 ◆石田和子 委員 あと配膳についてです。先ほども出たんですけれども、やはり大変不便なところがあるというのが18.3%ということで、食器などが重いとか、器具が扱いにくいとか、割れやすいというようなことも記述をされているということなんですけれども、この配膳、運搬、教室まで運ぶ方法については随分質疑がされたと思うんですね。例えばですけれども、こういった形で配膳についての思いだとか、いろいろ意見が子どもたちから出ているということについては、エレベーターの使用については今どんなふうになっているのかと、あと、やはり食缶を今後エレベーターで運びたいと、例えば1年生が一番最上階に行ったりだとかするような場合とか、状況を見ていて、これも始まったばかりの調査ということですけれども、今後の方向性でそういった方法も考えられ得るのかなというふうに思うんですけれども、現状と今後の方向性についてお聞かせいただけますか。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 食缶の運搬につきましては、これまでも基本的には生徒の手運びによる運搬ということでお話ししましたが、幾つかの学校で配膳室が3階にあるというような特殊な学校につきましては、一部エレベーター等を活用して配膳室から運ぶということはお話しいたしましたが、一部そういう特殊な学校につきましては活用しているところもあるということでございます。 ◆石田和子 委員 あと、今後の方向もそういうことでやっていくということですか。例えば大師中は配膳室が3階にあるということでそういう要望があって使用しているということですけれども、各学校で今時点でそういう要望が届いている学校があるのかということと、今後、そういう毎年、年度で教室はどこにするかというのが決まってくる中で、そういうことも考慮に入れていく方向性があるのかどうかということだけ教えていただければと思います。 ◎古俣 健康給食推進室担当課長 今後も手運びによる運搬というのは基本と考えているところでございますけれども、各学校に配膳員ということで別途委託をして配置をしている、そういう配膳員というものがございますので、そことの調整も必要になってまいりますので、学校のほうの要望としましては、積極的にはその後ふえているということはないんですけれども、要望によって相談をしながら、基本的には手運びということでございますけれども、特殊な状況については相談をしていきたいと考えております。 ◆石田和子 委員 ということで配膳員のことも今述べられましたので、そういったことも必要に応じて、学校に到着をして教室まで運んで、生徒さんが配膳をして食べ始めると。食べ始めから食べ終わりまでが20分間ですけれども、そこがちょっと短いというような意見があるというところで、総体的に給食をいただく前の状況の時間の工夫というのが、やはり時間とかいろんな工夫はしていくことでもっとしっかりと食事がいただけるとか、いろいろ改善が出てくるのかなというふうに思いますので、その辺は今後引き続き調査をやられるでしょうから、その辺のことも含めてしっかりと対応をお願いしたいというふうに思います。  最後になるんですけれども、教職員のアンケートのところで、食育についてもこのように学校のデータが出ているんですけれども、センターに配置されている栄養教諭は南部、中部、北部で4、4、3名で、合計11名だと思うんですけれども、やはり子どもたちが食べている状況を見たりするということは非常に食育にとって大事で、そのときにどう言葉がけをするのか、そのときに食育ができるということは大きいと思うんです。もちろん担任の先生がいらっしゃいますので、その辺はやられるというふうに思うんですけれども、担任の先生も非常に忙しいですから、そういったところでは専門の栄養職員がいるということは非常に大きなメリットになるなというふうに思いますので、先ほどの方向性の中で、センターの栄養士も今後活用していくというのと、小学校の栄養教諭を活用して、中学校区のエリア内の小学校も栄養士をということで先ほど出ましたけれども、やはりせめて各区単位に学校を巡回する栄養職員を配置するとか、自校調理のところは1校に1名ずつ配置されているわけですから、その辺のバランスも含めて、今後の方向性として私は栄養職員をもう少し考えて配置をすべきじゃないかなというふうに思いますけれども、その辺の見解はいかがでしょうか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 基本、今の配置については調理場のということがございます。今いる学校栄養職員をフル活用してみる、今の現状でやれることをまずやらなければいけないと考えておりますので、その後やはり今の栄養士の人数では賄い切れないというようなことが出てきた場合には、いずれか考えていくということは必要になると思いますが、現時点では今いる中でできる限りのことをしていくというような方向で動いておりますので、御理解いただければと存じます。 ◆石田和子 委員 各学校に給食担当教諭を決めていらして、その方と連携をとって、相談も受けながらやっていくというようなさっき質疑であったと思うんですけれども、今現状でまだ始まったばかりで、なかなか現状の中でセンターにいらっしゃる栄養士さんが各学校に出向いていったりするというのはどの程度できていくのかというのを教えてもらえますか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 まだやっと軌道に乗ったというようなセンターの状況でございますので、本当に栄養士が、つくるときには必ずおりますけれども、つくり終わった後に出られるという状態がどのぐらいで見込めるのかというのがまだ現在見通しがついていないというところがございますが、そういう見通しがついた中で、では、センターの栄養士が定期的にこのぐらい、月何回ぐらいは学校に出向こうとか、そういう計画は今後考えてまいりたいと思います。現在は、軌道に乗ったところでも、安定稼働を十分にできているというような状況にはいま一つ時間が必要かなと考えておりますので、御理解いただければと思います。 ◆石田和子 委員 その辺のことは、今の安定運行ということですので、今後、そういったことも含めて、センターにいる栄養士さんでどこまで学校に巡回したりとか、子どもたちの食べている状況だとか、あと食育なんかで果たしていけるのかということも含めて、しっかりと検討していただきたいというふうに思います。 ◆花輪孝一 委員 大分時間もあれしてしまいますので、教育長に1点だけ端的に伺いたいと思うんですけれども、この問題はさんざん本当に議論を重ねて今日まで来たわけで、私も特に一人親家庭の中学生を持つ保護者の方からも本当に喜ばれているということは評価したいと思いますし、また、お母さん方の中には、先ほどから議論が出ているマイはしの問題であるとか、あとやっぱり味つけが薄いということとか、あとは食器類のことだとか、さまざま意見は出ているんですが、全体として非常に理解をしていただいているなということは感じます。  ただ、今後、ちょっと語弊があるかもしれませんが、いわゆるケータリングサービスではないわけです。あくまでも学校給食なんですから、それなりの目的とか、あるいはきちんとした先ほど来出ている食育みたいなものも含めて、しっかり体系的に捉えていく。もちろんきめ細かいことはチェック、確認は必要だし、今回はさまざまな形で質問していただいているとは思うんですが、大もとの今後どういうふうな形で持っていくのかというのは非常に大事な部分だと思いますので、ぜひ今回のアンケートの結果を受けて、教育長の今後の基本的な考え方だけをぜひ伺いたいと思うんです。 ◎渡邊 教育長 学校給食の活用という、今後の方向性というような御質問をいただきましたけれども、大きく給食には私は2つの役割があるというふうに思っております。1つは中学校給食で申し上げれば、大変育ち盛りの生徒の皆さんですので、栄養価の高い質のいいものを食していただいて、体をつくる大変大切な時期でもございますので十分な栄養をとっていただきたい。その意味で、これまでお弁当が不足していたということではございませんけれども、保護者の方が給食に期待されるものは大変大きなものがあるというふうに思っております。  もう1つは、再三お話しいただいております食育をどう進めるかということでございますが、生きる力というような言葉がございますけれども、将来自分の健康、体というものを自分で管理できる力を育んでいくということは大変大事だというふうに思っております。そういう意味では、味つけなどにつきましてもさまざま御意見をいただいておりますが、外食など大変濃い味つけのものなどがございますけれども、将来成人病などの予防ということを考えますと、薄い味になれるということが大変大事だというふうに思っておりますし、学校の給食の味つけというものがそういうことを考えているということを御家庭にもぜひお考えいただいて、改めてお子さんなどが給食で食べている味つけと御家庭での味を比べて、ひょっとしたら、うちは少し濃いかもしれないねというふうな形から、御家庭の中でもどのくらいの味つけがいいのか、改めて考えるような機会をつくっていただければ大変ありがたいな、このように思っております。  まだまだ保護者の方々に、学校給食の狙いとしているところ、今味つけのお話をいたしましたけれども、十分御承知いただいていないところがたくさんあるのではないかというふうに思っております。例えばだしなどにしましても、学校給食は大変丁寧にだしをとりながら使っているので、化学調味料などは使っていないわけです。こういったことなどもひょっとしたら御存じでない方も多くいらっしゃるのかもしれません。また、食器で、扱いの問題はいろいろございますけれども、やはり食事をするときにどういう器のものがいいのかというのはありますよね。かつて小学校の給食、御存じかもしれませんが、アルマイトのさわると熱くて、持つのも困るような薄いもので、これを何とかしたいということで改善を図りましたけれども、やはり食事をするというのは、ただ食材を苦心するだけではなく、どういう器で食べるのか、そこにやっぱり豊かさというものがあるかと思っているんですね。そんな考え方の中から食器なども選んでおりますので、ぜひお考えいただきたいと思っております。  マイはしのお話も頂戴いたしましたけれども、御家庭によっては、お母さん洗うから出しなさいというところもあるのかもしれませんが、これは御説明申し上げましたように、子どもたちが自分ではしを管理するということを身につけるということがこれから先にとっても大事でしょうというふうなことを御理解いただいて、御家庭の中でも、このはしはあなたがちゃんとしっかり洗いなさいということを御指導いただけるような機会が大事だと思いますので、今申し上げたようなことを御家庭にも十分御理解いただいて取り組んでいただくということが大変大事だというふうに思っております。  それから、教職員の意識のお話がございましたけれども、一部教員がまだ十分理解できていないところがあったのは大変残念に思っておりますが、食育は全ての教員がかかわる内容だというふうに思っておりまして、もちろん給食を中心にして栄養指導の部分はございますけれども、広く見ますと、技術科の中で栽培する活動も食育に入りますし、それを収穫する、加工するようなものも食育に入るわけでございます。さらには、生産者の方々に感謝の気持ちを持つとか、調理される方に感謝の気持ちを持つとか、非常に多岐にわたる内容が含まれているものでございます。そういったことができるのが、学校でどういう全体計画をつくるか、ここにかかっているかと思いますので、全体計画をよく作成していただいて、一人一人の先生方の全体計画で自分はどういう役割を担っていくべきなのか、そこを自覚していただきながら、さっきも申し上げましたような子どもたちの健やかな成長のために自分は何ができるのか考えていただく。こういうことが整っていきますと、川崎の食育は充実していくのではないかというふうに思っておりますので、今後ともそのような方向で取り組んでまいりたい、このように考えているところでございます。 ◆花輪孝一 委員 ありがとうございました。今、教育長さんがおっしゃったように、もちろん人はきめ細かく配置したほうがいいし、栄養士さんとか、栄養調理師さんとか、そういう形でのものはあるかもしれませんけれども、今おっしゃったように、全ての教職員がいわゆる中学校給食という中学にかかわる方たちがしっかりとこの川崎市全体の中学校給食の意味をよく理解した上で、やはり児童生徒に接触していただければ、もっともっとよくなるのではないかなと思いますので、ぜひまたこういうアンケートを、これは大事ですね。生徒さんにやる、あと教職員にやる、それからお父さん、お母さんたちにやる、これはとても大事ですよね。こういうような調査をぜひ定期的にやっていただけるようなよりよい内容をお願いしたいと思います。意見要望です。 ◆松原成文 委員 それぞれ今質疑がありましたけれども、テレビでユニセフのコマーシャル等々を見ていると、世界的には本当にもうきょう、あすの食事もできないという子どももたくさんいる中で、こうやって本当に川崎市、というか日本の子どもたち、貧困の格差とかありますけれども、恵まれているなとは思いますが、きょういろいろ議論いただいていても、非常に上品な議論といいますか、ぜいたくな議論といいますか、栄養価等々をどうするんだとか、そういうことも大事でありますけれども、世界にはそうでない子どもたちもたくさんいるんだということについても教育の中でもしっかりと教えていただいて、食べることができる、給食をいただくことができることは本当に大切でありがたいんだということをまず第一に子どもたち、児童生徒にしっかり教えていただかなければならない。当たり前だと思われては困りますし、世界的な状況から見て、日本の子どもたちは本当に恵まれているということはわかりませんけれども、あくまでも人間らしい生活ができているんですねということはしっかりと児童生徒にまず教えていただくことが大事だと思います。その辺は具体的にきょういろいろとお話を聞いた中で感じたことでありますけれども。  それと、アンケートにはないのでありますけれども、中学校の給食費なのでありますが、学年によってこれは多分違うと思うんですが、給食費についてアンケートの中ではなかったのでありますけれども、保護者の方たちはどのような認識を持たれているのでょうか。適当なのか、あるいはまたよくわからないというのか。他都市を見れば、給食の無償化なんていう話も始まっておるわけでありますけれども、小学校は別にいいです。とりあえず、きょう中学校の給食でありますけれども、中学校の給食費について保護者の方たちはどのような認識を持たれているかということについて教えていただきたいと思います。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 どのような認識というところで的確に把握しているわけではございませんが、市といたしましては、やはり食材費相当額ということで、いただいた給食費は全て食材の購入費に充てているというところで御説明させていただいております。今、給食費が高いとか安いとかというような御意見は特にいただいておりませんけれども、子どもたちに提供している内容を見ていただいて、今の給食費でこういうものが食べられているというところでの認識はしていただいているかと考えております。また、子どもたちが食べるものはやはり自分たち、御家庭でお支払いいただくということを市としてはお願いしているところですので、未納のないようにというところでの働きかけはしているところでございます。保護者の方から、給食費を自分たちが払うということについて何か御意見というところは特にこちらも伺っていないところでございます。お答えになっていないような感じでございますが、申しわけございません。 ◆松原成文 委員 基本的にやっぱり食材費なんですよということは、学年初め等々で保護者の方にはしっかり説明していただいて、人件費等々については行政のほうでこれだけの予算を組んでやっているぐらいはしっかり説明をしてもらったほうがいいのかなと思います。  徴収方法はどうなっていますか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 基本的には各保護者、御家庭の金融機関の口座から引き落として学校のほうに振り込まれるというような形で学校給食費を徴収しているという方式でございます。 ◆松原成文 委員 お取引いただいている金融機関はたくさんあると思うんですが、指定金融機関というのはないんですか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 各学校が利用している金融機関というのが1行、2行ございますので、そちらの口座というところを開設していただいて振り込みをしていただいていると伺っております。 ◆松原成文 委員 そうすると、学校のいろいろな金銭関係等々で取引をされている金融機関が要するに指定金融機関ということであろうかと思いますので、全ての金融機関から引き落としができるということではないと思います。郵便局等々も含めてだと思いますから、全ての金融機関ではなくて、指定された金融機関から引き落とされているということの認識でよろしいですね。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 そのように伺っております。 ◆松原成文 委員 わかりました。  それと、中学校給食が始まって数カ月たったわけでありますけれども、徴収状況はどうでしょうか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 30年3月31日の時点で、今、中学校給食の28年度までの徴収率といたしましては……。 ○片柳進 委員長 済みません、30年3月31日か28年度までか、今2つのことをおっしゃったんですけれども、どちらが最終的でしょうか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 そのままそのとおりで、今、給食費の徴収の債権者といたしまして、川崎市の公益財団法人の給食会のほうが取り扱っております。そちらのほうに各学校のほうから振り込まれた金額を把握しておりまして、その把握しているのが3月31日時点で28年度分までということになっております。29年度は3月までだったんですが、この時期でも、学校のほうから一旦振り込んでいただいた後に未納になっていた御家庭からもまた振り込まれているという状況がございますので、まだ29年度が締められていないというような状況がございますので、28年度までの収納率ということでお答えできればと思いますが……。 ◆松原成文 委員 そうすると、全ての方から徴収済みではないということだと思うのでありますけれども、まず不足したときにはどういう連絡をされるか、手続をされますか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 学校のほうで給食費を含めた学校徴収金というものの引き落とされたか、落とされなかったということを確認させていただいていますので、そこで引き落としができなかったというところで、まずお知らせを学校のほうから家庭のほうに残金を確認していただいて、未納のないようにということでまず御連絡を1回いたします。その後、今回引き落とされなかったということの連絡の来た御家庭が学校のほうに支払っていただきます。それでもまだお支払いをされなかった場合につきましては、学校のほうももう一度、今度はやはり支払ってくださいと少し強い語調の内容になるかと思いますが、お知らせをいたします。  当該年度につきましてはそのような形で学校のほうが保護者のほうに御案内してお金をいただくというような方式でございますけれども、その当該年度が過ぎて、次の過年度ということで、28年度の徴収ができなくて29年になった場合には、その後は学校給食会のほうが取り扱いをいたしますので、まだ給食費を納めていない家庭については直接給食会のほうからその御家庭のほうに御連絡をして、前年度までの金額を入れてくださいということでお願いをしているという流れになっております。 ◆松原成文 委員 今の御説明だと、学校に現金を持ってくる場合があるということで聞こえたんですけれども、そういうことでよろしいんですか。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 基本は学校の口座に振り込んでくださいというお願いをしているのですが、そこで手数料等が発生したりということもございますので、基本は振り込みですが、やはり御家庭によっては現金を学校のほうにお持ちになるという方もいらっしゃると伺っております。 ◆松原成文 委員 わかりました。これはもう以前から言われているんですけれども、公金とするかどうかというような話も委員会、議会の中でも今までずっと議論されているんですが、その辺の方向性がまだ固まっていないというか、示されていないというのはどうかなと思うのでありますけれども、この辺はお金の問題でありますから税金の関係もありますし、その辺もしっかり方向性を委員会なり議会で示していただいたほうがよろしいのかなというふうに思いますので、今後その辺はしっかりとお願いしたいと思います。  それから、同等の立場におります夜間中学の生徒の皆さん、これも非常に今いろんな御支援をいただいていまして、夜食というんですか、夕食というんですか、その辺についても今しっかりとした取り組み、同じような給食は出ていないわけでありますけれども、それにかわる少なからずの御支援もいただいているというふうに聞いておりますけれども、夜間中学校の生徒の皆さんの夜の食事の現状と今後教育委員会としてどのような方向でこういった夜間中学校の生徒の皆さんに食事の提供をしていくかということについて、少し考えがあればお聞きをしておきたいと思うのでありますけれども。 ◎北村 健康給食推進室担当課長 昨年度の途中からではございますけれども、それまで夜間中学校の生徒は、家庭から、または買ってきてというような形で、夕食の時間というのは学校のほうできちんと位置づけておりますので、その中で個人で持ってきたものを食べるというような形態でございました。その中では、やはり食べない、宗教上の問題で家族と一緒に食べるというような生徒もいらっしゃいましたし、その中では、働いているところからちょっと食べてきたので、学校での夕食の時間には飲み物だけで済ませるというような形で、いろいろな生徒がおりました。やはり学校の考えといたしましては、同じ夕食の時間を会食する時間として、またはその後の授業をある程度何か食べ物を食べて受ける、そういうところが望ましいということから、きちっとした給食のようなものではございませんけれども、パンと牛乳というところで全員が同じものを食するということで昨年度の途中から取り組んでおります。それによって学校のほうからは意見といたしまして校長先生のほうからお話を伺っておりますけれども、やはり同じものを食べるということで、生徒の中では会話が弾むとか、それによって夕食の時間が和んでいるというようなところで、とてもよかったというようなお話を伺っているところでございます。  今後につきましては、特にそれで市のほうから何か負担しているということはございませんけれども、そういう面も今後はちょっと検討していかなければいけないのかなとは感じております。夜間中学校の生徒についても、その後の授業を行えるような軽食的なものの提供というのはやはり必要だとは考えているところでございます。 ◆松原成文 委員 ありがとうございました。よく夜間中学校の現状といいますか、状況を把握されていて、それに少なからず対応をしていただいたということでありまして、大変ありがたいと思っております。ただ、万全ではないということも御確認をいただいていると思いますので、その辺も含めまして、今後まだまだ夜間中学校の生徒さんはふえるような状況も考えられるわけでありますので、同じ中学生ということでありますから、しっかりお願いしたいと思います。  アンケートにないことの質問になってしまいましたけれども、給食に関係するということで御理解いただければありがたいと思っております。ありがとうございました。 ○片柳進 委員長 ほかにいかがでしょうか。                  ( なし ) ○片柳進 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「平成29年度中学校給食に関するアンケートの集計結果について」を終わります。  ここで理事者の一部交代をお願いいたします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○片柳進 委員長 ここで暫時休憩したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○片柳進 委員長 それでは、およそ10分休憩といたします。                午後 0時00分休憩                午後 0時10分再開 ○片柳進 委員長 それでは、会議を再開いたします。  次に、所管事務の調査として「教職員の勤務実態調査の結果について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎小椋 教育次長 それでは、「教職員の勤務実態調査の結果について」(速報)につきまして、末木教育改革推進担当課長から説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎末木 総務部担当課長 それでは、「教職員の勤務実態調査の結果について」(速報)について御説明申し上げます。  教職員の勤務実態調査につきましては、平成29年6月及び10月の文教委員会におきまして、調査の概要と基本的な考え方について御説明したところでございますが、本日は、集計結果を速報として御報告申し上げるものでございます。  それでは、お手元の端末の1(2)−1、「教職員の勤務実態調査の結果について(速報)【資料1 概要版】のファイルをお開きいただきたいと存じます。  初めに、項番1、調査の目的でございます。資料の2段落目にございますが、教職員の勤務時間等の実態や意識を把握し、教職員が心のゆとりを持って児童生徒と向き合う時間や授業の準備をする時間の確保を図るなどの対策を効果的・効率的に実施することで学校教育の充実を図っていくために教職員の勤務実態調査を実施したものでございます。  続きまして、項番2、調査結果でございます。  初めに、(1)教員の意識についてでございますが、教員は、授業にやりがいを感じ、もっと授業準備に時間をかけたいと考えているところでございます。このたびの調査結果では、1つ目として、学校業務全体へのやりがいについては、78.7%の教員が、「とても感じている」または「感じている」と回答しております。2つ目として、授業について最もやりがいを感じております。3つ目として、教員は授業準備に今よりも時間をかけたいと感じております。  次に、勤務時間等についてでございますが、教員は、勤務時間内に授業準備にかける時間が十分とれていないと感じているところでございます。このたびの調査結果では、1つ目として、教諭の1日当たりの学内勤務時間については、小学校が10時間40分、中学校が11時間23分となっており、正規の勤務時間である7時間45分を大幅に上回っておりました。そのため、2つ目として、授業準備については、始業前もしくは終業後に行う教員が多い状況でございました。  次に、(3)部活動についてでございますが、教職員は部活動は学校教育に大きな役割を果たしていると考えているところでございます。このたびの調査結果では、1つ目に、中学校における部活動につきましては、勤務時間外にも行っている状況ではございますが、学校教育におきまして大きな役割を果たしていると考えている教職員が大多数を占めておりました。一方、2つ目として、部活動指導については、負担に感じている教員が一定数おりますが、担当する部活動について、競技、活動経験がある教職員と比較して、競技、活動経験がない教職員は指導に対して何かしらの不安を抱えている割合が多い状況でございました。  画面のページを1枚おめくりいただき、2ページをごらんください。項番3、今後の取組についてでございますが、こちらは平成30年度からの取り組み内容でございますが、後ほど資料2で御説明申し上げます。  続きまして、項番4、調査概要についてでございます。このたびの調査概要を簡単にまとめてございます。調査いたしました時期につきましては、平成29年10月から平成30年2月でございます。対象については、川崎市立小・中・特別支援学校に勤務する正規教職員でございます。方法については、まずアンケート調査につきましては、対象者5,099人中4,236人から回答がございまして、回答率は83%でございました。  次に、タイムスタディ調査でございますが、この調査は業務所要時間を調査するものでございまして、25校を対象としたところでございます。  次に、ヒアリング調査でございますが、6校を対象としたところでございます。  画面のページを1枚おめくりいただきまして、3ページ以降、3ページから5ページにかけましては、このたびの概要版で御説明申し上げました内容についてのデータをグラフとして掲載してございますので、後ほど御確認をいただければと存じます。  それでは、一度画面を資料一覧のほうにお戻しいただけますでしょうか。次に、1(2)−2「教職員の勤務実態調査の結果について(速報)」【資料2 平成30年度からの取組】のファイルをお開きください。この資料は、教職員の働き方・仕事の進め方改革について平成30年度からの取り組みをお示ししているものでございます。  表の1段目の教職員の勤務実態調査でございますが、本日、教職員の勤務実態調査の速報を御報告した後、最終報告に向け、さらに分析を進めてまいります。  次に、改革の推進に向けた具体的な取り組みでございますが、対策を総合的にパッケージ化した「教職員の働き方・仕事の進め方改革の基本的な考え方及び当面の方策」について取りまとめてまいります。  また、表の3段目でございますが、総合的な対策パッケージの検討と並行して、教職員の事務支援員や部活動指導員の配置、就学援助事務のシステム化、校外研修の整理等、先行的・モデル的な取り組みにも平成30年度から新たに着手してまいります。  恐れ入りますが、一度画面を資料一覧のほうにお戻しいただけますでしょうか。次に、資料1(2)−3「教職員の勤務実態調査の結果について(速報)」【資料3 本編表紙・目次】をお開きいただければと思います。画面のページを1枚おめくりいただいて、目次がございます。先ほどは概要版で御説明を申し上げましたが、このたびの速報の本編でございまして、4ページから、教職員の勤務に関する実態と意識の調査の結果として、回答者の属性や教職員の勤務時間等の傾向についてまとめてございます。  14ページからは、教職員のタイムスタディ調査の結果のうち、学内勤務時間の結果についてまとめてございます。  16ページからは業務に係る意識を、18ページからは業務に対する負担感とその要因についてを、20ページからは部活動についてまとめてございます。  最後、恐れ入りますが、画面を資料一覧のほうにお戻しいただきます。資料1(2)−4「教職員の勤務実態調査の結果について(速報)」【資料3・本編】でございますが、こちらはこのたびの速報の本編が載ってございますので、後ほど御確認いただければと存じます。  説明は以上でございます。 ○片柳進 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について質問等がございましたら、お願いいたします。 ◆末永直 委員 御説明ありがとうございます。非常に苦言を呈するような質問になるかと思いますが、御容赦いただきたいと思います。  アンケートの結果におきまして、先ほどの中学校給食アンケートは非常に学年ごとに出ていたりして非常に詳しい内容になっていました。より掘り下げるようになっていまして、今回のアンケート結果を見ますと、ざっくりと聞いているのかなというので、アンケートのとり方として非常に学年等も事細かに充実すべきなんじゃないかと感想を持たせていただいたんですが、さっきの中学校給食アンケートのとり方と比べて差異がある、違いがある理由について伺いたいんですが、いかがでしょうか。 ◎猪俣 教職員企画課長 今回御報告いたしましたこちらはあくまでも速報値ということですので、かなり概略版という形をとっているのは否めないところでございます。ただ、学年別というような細かい属性はちょっととれない、確かにおっしゃるとおり、校種別のデータで絞ったりとか、職位別で絞ったりというようなクロス集計はできるようなとり方をバックデータとしては持っているんですけれども、委員おっしゃるような学年というのはバックデータとしては持っていないところでございます。これは速報値ですので、これから今年度の作業としてこのデータを詳しく分析するという予定になっておりますので、職位ごとであったり学校種ごとであったりといったクロスの集計をして傾向を見ていくような作業は今後ということになろうかと思います。 ◆末永直 委員 実態はよりつぶさに把握しなければ対策等はできませんので、しっかりと具体的にしていただきたいと思います。  次に、アンケート調査のほうの概要版の2ページ、調査概要の方法のところなんですが、このアンケート調査において、5,099人中4,236人が回答、回答率が83%とあるんですが、これは見たところ、全校、全教職員に向けたアンケートだと思うんですが、回答率が83%ということは17%回答していない。人数にすると、863人も回答していない。これを許してしまっている現状があるんじゃないかと。これは職務放棄じゃないかと思うんですが、これはいいんですか。 ◎猪俣 教職員企画課長 回答率の83%、確かに本来であれば、限りなく100に近い数字をいただきたいと思っていたところではございます。しかしながら、こう言っては何なんですが、先生方は大変お忙しいということもあって、なかなか回答率が上がってこなかったという現状があります。この調査は悉皆調査ということで、小中、特別支援学校の全ての教職員にお願いをしたところでして、校務支援システムという、先生方1人1台持っていらっしゃるパソコンを使ったオンライン調査を行ったところです。ですが、調査を設計する段階では30分ぐらいで回答ができるものと私どもは思って設計をしたんですけれども、実際にお答えをいただく先生方からお声を聞くと、結構もっとかかりますよということもあって、やはり1時間、2時間かかりましたという方もいるということをお声としてはちょうだいしたところで、やはりなかなかお忙しい中で、その間ずっとパソコンに向かって回答するというのはなかなか難しかったのかもしれないと思います。  調査期間が10月からということですので、当初は年内に終わらせるつもりで予定をしていたところなんですけれども、やはりなかなか回答率が上がらなかったという経緯がございますので、冬期の休業期間中、こちらまでを挟む形で年明けまで実は調査期間を延長するといった措置をとってこの83%までこぎつけてきたところでございます。やはり先生方の多忙化のテーマで調査をかけている、その調査が負担感になってしまっては大変申しわけないので、できるだけ任意の調査、自由の調査ですということも最初に申し上げていたところもあるので、100%の数字にはならなかったというふうに考えております。 ◆末永直 委員 教員の先生方にとっては、自分たちの職場の労働環境改善のための大事なアンケートだと思うんです。それを忙しいを理由に答えなくてもいいというような、これはいかがなものかなというふうに思うんです。忙しくてもやはりきちんと自分たちの御自身の働き方のぐあいはアンケートに答えるべきと私は考えますので、より100%に近づけていただくようお願いいたします。
     次に、1ページの教員の意識、授業にやりがい、もっと授業準備に時間をかけたい、これは本当に率直な思いだと思うんです。授業時間により時間を割けるような環境を何としてもつくらなくてはならないと考えております。  ここで私が気になるのは、やりがいについて、78.7%の教員がとても感じている、または感じていると。では、逆に、21.3%、5分の1の教員がやりがいを感じていない、これは短期的なものなのか、長期、ずっとやりがいを感じていないのか、それはわかりませんが、非常にゆゆしきことだと思うんです。全体の5分の1の先生がやりがいを感じていない。この原因、また対策をどのようにするかというのは非常に喫緊の課題だと思います。アンケートにおいては、その理由とか原因とか、そういうものについてはなかなかわからないようになっておりますが、そこの改善策についてはどのようにお考えでしょうか。授業にやりがいがない、もうやりたくないという方、それはメンタルヘルスの問題なのかわからないです、まじめな方ほど鬱になったりとか、そういう状況にありますので、その実態をより今後どのような調査していくか、どのようにお考えですか。 ◎末木 総務部担当課長 78.7%の教諭の方が学校業務全体に対してやりがいを感じている、こういうお答えをいただいているというふうになっていますので、むしろ、委員おっしゃるように、残りの方は学校業務全般に対してやりがいを感じていないという結果は実態として上がっておりますので、ここはその原因というのはやっぱり探るべきかなというふうには考えております。 ◆末永直 委員 非常に重要な問題ですので、5分の1の方がやりがいを感じていないというのはちょっとゆゆしきことですので、その点の対策はどういうお考えですか。 ◎渡邊 教育長 末永委員がおっしゃるように、やりがいを感じられていないとしたら、どこに課題があるのかというのは丁寧に見なければいけないというのはもっともなことだというふうに思います。資料の本編の16ページのところ、8−1という「学校での業務にやりがいを感じているかどうか」というのがございますけれども、ここで「あまり感じていない」のが13.7%、「感じていない」というのが3.3%でございますので、今申し上げた、この先生方がどうしてそんな気持ちになっているのかというところは、モチベーションを高めていく上で大事な点だというふうに思うんです。  これをもう少し丁寧に見なければいけないというのは、授業以外の要素も含まれてこの設問になってしまっておりますので、授業では大変やりがいを感じて行っているんだけれども、ほかの部分で何かマイナス要因が働いているのかどうか、このあたりを探って丁寧な対策を考えてまいりたい、このように考えるところでございます。 ◆末永直 委員 ぜひお願いいたします。  次に、事務的なことでございますが、文科省は12月26日に働き方改革ということで中間取りまとめ、緊急対策を発表して働き方改革をしようとしておりまして、ガイドラインにおいては、月45時間、年306時間を原則とするということなのでありますが、そのための一つとして、タイムカードの勤務時間を客観的に把握、集計するシステムの構築もあるんですが、本市においてタイムカードは導入されているというふうに伺っておりますが、これは全校配置されているんでしょうか。 ◎佐藤 教職員企画課担当課長 本市では、今現在ですけれども、職員情報システムというシステムを使用しまして、ICカードを朝かざして出勤の管理を行っている状況です。そして、今年度につきましてシステムを所管しておりますのは、全庁的なシステムでございますので、総務企画局のほうで所管をしているんですけれども、そちらも働き方改革のプログラムという中で、退勤と出勤の時間をきちんと管理するということで、今年度からICカードを使った出退勤の登録管理を行うということで準備を進めているというふうに伺っているところでございまして、教育委員会といたしましても、学校現場を含めまして、学校現場の御意見も聞きながら、課題等ももしあれば、そういった部分も整理しながら導入に向けて調整をしてまいりたいと考えているところです。 ◆末永直 委員 導入に向けて検討とあるんですが、今、全165校中、何校が導入されているんですか。 ◎佐藤 教職員企画課担当課長 今システム自体は全校に入っているんですけれども、今、改修作業を行ってできるようにするというのは全庁一斉にできるようになりますので、そこにどういうふうに入っていくかというところに課題があるかというところはきちんと調整をしてまいりたいと考えております。 ◆末永直 委員 わかりました。了解しました。  仄聞した話なんですが、学校の先生は朝大体5時に起きて、7時に出勤して授業の準備等の仕事をして、8時30分から勤務開始ということで、児童生徒さんが帰られた後に職員会議だったり面談だったりして、8時、9時等々まで仕事をされているというふうに聞いております。タイムカードなんですが、朝は押すらしいんですけれども、退勤の帰るときは押すなみたいに言われているともお聞きしているんですけれども、そういう実態というのは把握されているんでしょうか。 ◎佐藤 教職員企画課担当課長 今現在で申しますと、先ほど申し上げましたとおり、システム自体が出退勤時間の管理というシステムになっておりませんで、あくまでも出勤しているかしていないかの確認という形で今システムは動いておりますので、今現在は帰りにやっても意味がないといいますか、システム化されていない状態ですので、今後それをシステム化していくということになっております。 ◆末永直 委員 いつからシステム化されていくんですか。 ◎佐藤 教職員企画課担当課長 今年度中に導入していくということで今準備を進めております。今年度、平成30年度からできるようにということで今システム改修に着手されているということで伺っているところです。 ◆末永直 委員 わかりました。今年度中ということで、システム改修がなされたら、本当に教員の先生がどれぐらい働かれるかということはよりつぶさにわかると思いますので、それを踏まえて、またさらに対策を講じて取り組みを進めていただきたいと思います。  学校の先生は本当に多忙でして、聞いたところによると、今、退勤のタイムカードは押さない。でも、学校が終わって何時間も働いているわけです。でも、出勤簿ですか、自己判断で何時間働いたか書かないといけないらしくて、それは余り長く書き過ぎると、管理職の方から早く帰れと言われるらしくて、4時間、5時間働いているんだけれども、3時間にしておこうかとか、そういうふうにしているという現状もあるというふうに仄聞したところですけれども、タイムカードの退勤の記録を導入できるようにして、一層の教職員の働き方改革を推進していただきたいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 先ほど給食に関するときのアンケートでも、アンケートの正確性のことについて私はお話ししたんですが、若干末永委員と同じような論点なんですけれども、これはいただいたペーパーの資料3の2ページです。小学校では回答率が81.9%、中学校で87.9%、特別支援学校では66.1%、計83.0%ということなんですけれども、回答すべきアンケートとそうでもないものといろいろ種類はあると思うんですが、これは先ほど末永委員も御指摘いただいたように、これは学校の先生方にとってマストなものだと思うんです。特別支援学校なんか、特に66.1%とむちゃくちゃ低いわけなんですけれども、先ほど担当課長がお話ししていただきましたけれども、こういったアンケートが教員の負担になっているところもあるんじゃないか、負担になってはいけないということもお話をされていましたけれども、さはさりながら、先ほど来の繰り返しになりますけれども、正直言って、これは本当にマストな案件だと思います。  アンケート調査の期間を見ると、これは3カ月半もあるわけなんですよね。その中には年末年始も、いわゆる冬休み等々も入っているわけであって、皆さん方、そういった設問をつくってどういうようなアプローチを各学校にしてきたのか。これは先ほどのお話では、PCでいろいろ流したみたいお話をされていましたけれども、この質問の性格上、これは自分たちで設問をつくって、流して終わりじゃだめですよね。やはりきちっと各学校現場にもそうですし、総合教育センターで一括でお話しされるかわからないですけれども、これは本当にマストないわゆるアンケートじゃないですか。今のトレンド、先ほど末永委員もお話しいただいたように、文科省のいろいろスタンダードな基準が出てきて、みんなこれは暗黙の認識としてあったわけです。学校の先生方がほかの職種に比べて、我々の職業と一緒で公私の区別が境がつかなくて、どうしても多忙化が進んでいるというのはみんな知っていたわけですよね。それでも具体的な数字はとってきていなかった。それで今回顕在化して、最近のトレンドでこういうのをとるようになっているということはわかるんですけれども、結果として、皆さんどういうようなアプローチをきちんと各学校にしてきたのか、教えていただきたいと思います。 ◎猪俣 教職員企画課長 確かに文科省の調査が平成28年度に行われて、長時間勤務が多方面から指摘されていたという状況下で始めた調査でございます。したがいまして、本市の調査の設計としては、まずは文科省の調査内容を参照して、本市向けにアレンジをかけてつくったというのがベースでございます。それを素案ということで、次は現場の意見も聞かなければならないということで、各種3校種ございますが、校長会の会長の皆様や委員の皆さんのところにお伺いして御意見を頂戴したりしながら調査を設計してまいりまして、初め、調査開始は10月17日ということでございますが、17日につきましては、私どもは全校長先生を集めました合同校長会議という場で直接調査への協力、御依頼を行ったというところでございます。その際には、この調査の必要性、意義等は直接お話をさせていただきました。  しかしながら、先ほど申しましたように、若干回収率が低かったという現状がございまして、その間、各種の会議でありますとか、通知の発出、通知につきましては3回発出をしておりまして、皆様への御協力を重ねてお願いしてきたところでございますが、結果として、この83%になるまで締め切りを3回延長するというような事態になったことは事実でございます。しかし、ありとあらゆる手段、チャンネルを通じて学校現場への協力のお願いをしてきたというところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 では、皆さん方としては、努力はしてきたけれども、学校の現場の先生からの回答がなかったというような答弁に聞こえるわけなんですけれども、それはどうしてそういうふうになっていると認識されているのか。これは例えば学校の先生たち、自分たちにかかわることなのに、これだけ回答率が上がってこないということは、教育委員会に言ってもだめだと思われているのか。それとも先ほど来の繰り返しになりますけれども、多忙だから、3カ月半あってもやらなくていいという現場の認識が薄いのか、これはどういうふうに皆さん方は分析されているんですか。 ◎小田桐 職員部長 実際に回答が100%に届かなかったということで、我々も調査をする中では、回答率が上がってこないことを非常に危惧をしながら、今、猪俣課長のほうで御説明したように、幾度となく会議の中での周知、それから文書発出をしながら協力をお願いしてきたという経過がございました。結果的にこの数字で今回は集約をし始めなければならなかった日程の中で、回答をいただけなかった先生方がどのような意識をお持ちなのかというのも私どもは大変関心を持っていて、この部分をしっかりと把握しなければいけないだろうという認識を持っております。  調査自体が無記名形式でパソコンを使ってやっていただくというやり方でございましたので、各学校ごとに何人の先生が御回答いただけたのかという集約はできるんですが、どの方が御回答いただいて、どの方が御回答いただけていないのかという状況がわかるやり方ではなかった。いわゆる記名方式ではない、無記名でのアンケートということでお願いをしてきたという経過から、やっていただけなかった方々を特定して具体的なお話を伺うということは現実にはできないところなんですが、いろいろなお話を伺う中では、今、岩隈委員がおっしゃられたように、例えばこういう調査に協力をしたときに、どの程度期待ができるのだろうかということで、ある意味、教育委員会に対しての不信感の中からアンケートに手をつけずに終わられた方もいるやに聞いておりますし、確かに我々も何度か締め切りの期間を延長する中で、先生方がアンケートに着手していただきやすい、例えば冬休みの期間を改めてその範囲の中に含めながら、再度取り組みをお願いしますということで周知を図ってきたところなんですが、なかなかそれが届かなかった、数字が上がらなかったというのが現実でございます。期待が薄いというふうに言われている部分だとか、あるいは、もしかすると、先生方の中に働き方改革は自分たちが現場から発信をしていかなければならない、考えていかなければならないという意識がまだまだ薄い部分があって、そこを我々が掘り起こしていく必要があるのかなというふうに今回の数字を見ていたところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 全くそのとおりで、仮に私が学校の先生だったら、こういったアンケートが来て、答えない、答えたくないなと思うのであれば、それはやっぱり教育委員会に対する不信であったり、こういったものをやっても余り意味がないんじゃないかと。どちらかというと、ネガティブなイメージを持っている、意識を持っている先生方が多分出していないんだと思うんですね。  記名的なものではないから、なかなかそこにアプローチするのは難しいということですけれども、先ほど部長が御回答いただいたように、皆さん方のヒアリングの中でそういった声も聞いているということですから、ネガティブな意識を持っている先生も少なからずいるということですから、やっぱりこういったものについては、そういった人たちに対して、より積極的に意見を聞くような体制であったりとか、あと、もしも本当に上がってこないで本当に現場が忙しいというのであれば、3カ月半でだめだったらば、別にもっと延ばしたって悪くないわけであって、もう少し延ばすとか、何らかの形でこういったものの、特にこの一番大事な本市の行政計画にも非常にかかわりのあるアンケート調査についてはしっかりと上げていただくようにしていただきたいと思います。  次に、先ほど資料2の具体的な話に移っていきたいんですけれども、先ほど教職員の働き方、仕事の進め方改革についてということでペーパーを今いただいているわけなんですが、今、速報値が、調査結果の分析というのを見て、結構時間をかけて分析の結果を出しますということを今年度中ということでかなり時間をかけてやるわけなんですけれども、先ほど課長からの御答弁の中にさらに分析を進めるというお話があったんですけれども、さらに分析をというのは、どういったところをどのように具体的にやっていくのか、さらにその分析の内容について伺いたいと思います。 ◎末木 総務部担当課長 この速報値をベースに今後さらに分析をということですが、今、岩隈委員からの御意見がありましたように、学校現場の意見をもっと聞くべきではないかというような御意見もいただきましたので、今回の調査で行ったヒアリング結果というのを集計し直しまして、必要に応じては再度追跡して学校現場に聞き取りをするなどの対策も必要かとも思います。今回の方向性の基本といたしましては、資料1の概要版ということでお示しをさせていただきましたが、勤務時間内に授業の準備等にかける時間が十分にとれないというところを大きな課題として捉えております。ここを少しでも解消するためにはどうしたらいいかということを分析しながら、並行して当面の方策を検討するというところの中で少しお時間をかけてやらせていただきたいと考えているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。  具体的な取り組み内容について伺いたいんですけれども、4月から始まりました教職員事務支援員の配置ということなんですが、これは今年度予算ではどれぐらい予算措置をされて、役割、何名配置されたのか、確認のために教えてください。 ◎猪俣 教職員企画課長 予算につきましては、平成30年度予算といたしまして339万2,000円でございます。こちらは臨時的任用職員、いわゆる事務補助の方の賃金という形で339万2,000円が計上されているところでございます。  次に、配置でございますが、3校分ということで予算計上しておりまして、実際は3人ということではなく、1校につき2人が月火水とか曜日が交互になっているというようなこともあるんですが、一応3校分でございます。時間も、午前中、1日4時間で週5日勤務という予定で設計をしたところでございます。  業務でございますが、こちらは教員の方が職員室で行っている、例えば教材のプリントの印刷であるとか、あと学年通信、学級通信といったものの印刷やクラスごとの仕分けでございますとか、また、各行政とか多方面から学校にチラシの配布等が大変多いというふうに聞いておりますが、こちらの区分棚への配付であるとか、そういった細々とした事務をやっていただくということを想定して今回事業を始めたものでございます。 ◆岩隈千尋 委員 ごめんなさい、もう一回、何名でしたか。 ◎猪俣 教職員企画課長 3名分、3校分ということです。 ◆岩隈千尋 委員 小学校、中学校、どちらに配置されたんですか。 ◎猪俣 教職員企画課長 今回は小学校3校に配置をしております。 ◆岩隈千尋 委員 予算を聞いたのは事業規模がどれぐらいかなと思ったんですけれども、3名で340万円弱という話なんですが、そうなると、ちょっとね。皆さん方もこれは恐らく試行的にやっているもので、なかなか予算確保というのは難しいのかもしれませんけれども、効果をこれから聞こうかなと思ったんですが、これだけの人間の数だと、スタッフの数だと、なかなか効果が出るのは厳しいなと思うんですけれども、今後の方向性としては、教育委員会はこういったいわゆる教職員事務支援員みたいなスタッフの皆さんを拡大していきたいという方向性なんですか。 ◎猪俣 教職員企画課長 教職員事務支援員は今年度から始まった事業ですので、今回の成果は、まずは予算要求期の前、夏までに一旦成果を検証したいと考えておりまして、その効果を検証した上で翌年度の予算要求に向けてつなげていきたい、このように考えております。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。  では次に、部活動指導員の配置についてなんですけれども、先ほどのアンケートの内容だと、部活動に関しては学校教育において大きな役割を果たしていると考えている職員が多数を占めている一方で、やはり競技とか活動経験がない教員はどうしても不安を抱えている割合が多いということなんですけれども、これは先ほどの教職員事務支援員と同じく、どういうような予算配分や役割、何名ぐらい配置されているのか、教えてください。 ◎辻 健康教育課担当課長 予算につきましては、本年度、343万2,000円の予算で計上しております。そのうち一般財源としましては228万8,000円、特別財源につきましては110万4,400円を計上しているところでございます。人数につきましては、同様に1校1名、3校分ということで3名の配置を考えております。  また、役割についてなんですけれども、これまで教員が顧問をやって出てきた、日常的な技術的な指導のほかに、大会、または練習試合で校外で活動する際の生徒の引率、または保護者との連絡、また、会計も含めたような形の部活動の運営に当たることができるものでございます。 ◆岩隈千尋 委員 これは3名なんですけれども、どういった方々が指導員になっているんですか。やっぱりスポーツに長けた方なのか、それとも教職員の方なのか、そこら辺を教えてください。 ◎辻 健康教育課担当課長 こちらの今回導入するモデルケースとしまして3つのケースを考えております。まず1つ目につきましては、主顧問として単独で顧問を担っていただけるケース、または複数の顧問を担当していただいて、安全等を十分に確保できるような形のケース、そしてもう一つは、地域のスポーツクラブ等で十分指導力を持った方々に技術の向上等を担っていただけるケースということで3つのケースを考えております。その中で学校のほうのニーズに合わせた形で合致するような形の方を、特に教職員の経験者であるとか、また外部指導者の指導経験がある方、また、十分指導経験があり、またはスポーツの資格が許されている方等にお願いするということでございます。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。この3つのパターンがあるということで、とりわけ私が気になるのは外部指導者の取り扱いについてなんです。よく新聞紙上でも言われるのが、子どもさんたちがいろいろ活動中とかにけがをしました、安全対策はどうなっていましたか、では、顧問の先生方は見ていたんですか、よくもしょっちゅう新聞には掲載される事例、事故ですけれども、そうしたときに、外部指導員とかが川崎市内の学校に、まだ3名ですけれども、いろいろと配置をされるに当たって、例えば学校現場でそういった人が見ていなかったときとか、もしかしたら、その人たちが見えなかったときに事故が起きたとき、そこら辺ではどういうような、いわゆる契約と言ったら話は変ですけれども、何らかのマニュアル的なものというのはあるんですか。きちんとそこら辺の整理はされているんですか。 ◎辻 健康教育課担当課長 今回の部活動指導員につきましては川崎市の臨時職員という形で任用してございます。また、実際には単独で部活動を見ていただくようなケースもございますけれども、基本的には他の顧問と連携をしながらするような形になっていくというものでございます。また、実際の指導についても、今後、適した形の指導ができるような形の研修等を受けていただくような形でやっていきたいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 その辺がどうしても学校現場で起きた事故等々に関しては責任の所在というところがやはり問題になってきますし、外部の方を入れるのであれば、そういったきちんとした研修はやっていただきたいと思います。  あと、就学援助事務システム化というのが始まって、これもICTなんかも関係するのかもしれませんが、これまで就学援助についてはどのような取り扱いを行っていて、これからどういうようなシステム化をしていくのかということと、それからこれに対する効果はどのようなものなのか、教えてください。 ◎藤田 学事課長 これまで就学援助事務につきましては、学事課と各家庭、保護者とのやりとりを原則として、学校を介して行っておりましたため、学校の教職員に多大な事務負担となっておりました。また、紙帳票を手作業で更新管理するというような状況にございましたため、学校側に一度集約されたものを、各先生方がそれぞれ御自身の目で確認をして、間違い、訂正等があれば、もう一度御家庭のほうに戻していただくというような負担がございました。これをシステム化することによりまして、帳票を一どきに打ち出して、学事課のほうから各御家庭のほうに送付をして、学校がそれを回収する中で事務負担の軽減を図っていくというような効果を狙っております。  今後の縮減の効果については、それぞれの学校での枚数ですとか、そういったものがございますので、各学校当たりどれほどの削減というような大幅な時間数を概算で申し上げることはできないんですけれども、今まで学校を介していた負担分を学事課のほうである一定程度担っていくような作業効率を図ることができるために、ある程度の学校負担の軽減につながるというふうには考えております。 ◆岩隈千尋 委員 18ページの負担感とその要因についての中で就学援助についてのお話があるので、では、今のお話だと、現場の先生たちからこれについての業務というのははがされて、皆さん方が一括でやられるという認識でよろしいですね。 ◎藤田 学事課長 一定程度のお仕事については、ある程度教員の方に依然として負担をしていただかないといけない部分も残るというふうには考えております。どのあたりになるかと申しますと、それぞれの学校の個別の御事情を持たれているような子どもたちについては、支給をどの程度していくかということを御判断していただく必要がございます。それから、入金をされたものについての口座管理については、最終的には学校のほうでどの程度のものなのかということを調べて、こちらのほうに御報告をしていただかないといけない部分が残ってまいりますので、全てのものを学校からなくしてしまうということは今の状況でこのシステムを導入した場合でも難しくなってしまうとは思っております。 ◆岩隈千尋 委員 ちょっとこの辺の方に関してはいろいろ個人情報にもかかわる部分ですから難しい側面があると思いますけれども、先生方の負担感の中で、やっぱりこういったところが要因として就学援助の事務作業というのが出ていますので、それが少しでも改善されるように今後進めていっていただきたいと思います。  校外研修の整理についてなんですが、これは具体的にどういった意味合いを持つのか教えてください。 ◎鈴木 カリキュラムセンター室長 校外研修の整理につきましては、経験年数等に応じた必修研修等の回数を削減するなどしております。出張回数が実質減るということで、その先生の負担が減るとか、学校の負担が減るということを考えております。 ◆岩隈千尋 委員 もう少し具体的にお話ししていただいていいですか。 ◎鈴木 カリキュラムセンター室長 回数を減らすということでございますが、それに伴って内容が減るということではございません。先生方にとっては日々学びの場、研修の場というふうに考えておりますので、校外研修が単独で意味を持つものではなく、校内研修を充実させることで校内研修と校外研修のつながりを持って研修を全体として意味を持つようにしたいというふうに考えております。例えば校外研修の回数を減らしていますが、例えば3回のものを2回に減らしている研修などがございますが、1回目の研修におきましては、研修の趣旨を理解し、そこでみずからの課題を認識したりし、そこで研修の見通しを持つ時間にし、その後、校内においてその課題を解決する場としての校内研修を設け、最終的には2回目の研修において校内での研修の成果を披露したり、そこで共有したりして、次年度の課題を持ったりというような形で校外研修と校内研修のつながりを有機的に持たせたいという充実の仕方でございます。 ◆岩隈千尋 委員 これの効果については今の説明ではよくわからないところですが、このお話はこの程度にとどめておきたいと思います。  そもそも論として、本市の小学校、中学校における、いわゆる負担がこれだけ多いということは、教員の先生たちが足りているのかという充足率のお話にもなると思うんですけれども、現状の充足率について小学校、中学校、高校も含めて教えてください。 ◎猪俣 教職員企画課長 充足率というのは、義務標準法に基づいての数字ということでございますよね。それであれば、義務標準法の数字は、現在のところ、県費移管後1年たちまして、現在は法に基づいた数字になっているというふうに考えているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 それは当たり前の話であって、そうはいっても、学校の先生たちが、非常勤の先生方も含めて、きちんと定数も含めて、各学校において教職員の先生方は配置はもうされているという認識なんですか。法のほうで定数が決まっている、それはわかる話であって、各学校においてはどうなんですか。 ◎猪俣 教職員企画課長 申しわけございません、欠員という話でございますか。 ◆岩隈千尋 委員 はい。 ◎猪俣 教職員企画課長 確かに欠員の問題はございまして、臨時的任用の方で欠員を埋めていたりする現状はございます。済みません、私は、現在のところ、詳しい数字、データは持っていないので、そちらについては後ほどということで、申しわけありませんが、よろしくお願いいたします。 ◆岩隈千尋 委員 では、また改めて資料は提出していただければと思います。  あと、最後になりますけれども、学校教職員の先生方の今の受験の採用に関しては倍率等々は今どういうふうになっていますか。 ◎小田桐 職員部長 校種によってばらつきはあるんですが、例えば指標としてよく使っているのは、小学校の区分で受験をされていただけている方々の受験倍率、一定程度のスキルを持った方をこちらが必要としている定数とっていこうとすると、3倍程度の競争倍率の受験者の方を集めないとなかなか難しいだろうというのは前から我々の中では使っている数字です。ここ数年、教員のなり手が減少してきている全国的な傾向があって、本市にも受験をしていただけている方の数がやや減少している傾向にあるかなというのはここ数年見ています。例えば小学校でも3倍を割って2.数倍の受験倍率で何とか人を採ってきたという年度もありますし、他都市でも軒並み受験者数が減っているやの数字もいただいているところなので、そういう意味では、できるだけ多くの方に川崎市を受験していただけるようなPRやアピール、こういったもの必要だろうというふうに考えております。 ◆岩隈千尋 委員 では、今の部長のお話では、望ましい形は先ほど私ども大学の方でも聞いていますけれども、ある程度出ても3倍程度と言われている中で、それは小学校においても中学校においてもここのところは下回っているということですか。 ◎小田桐 職員部長 3倍という数字の設定の仕方自体が客観的かどうかというところはあるんですが、さすがに1倍では、いわゆる選定、選別、選任ができない状況ですので、3倍程度をというのはこの間使ってきている数字なんですけれども、年度によってはその3倍という数字を下回ってしまっている年度があることも事実でございます。 ◆岩隈千尋 委員 再任用の状況についても教えてください。 ◎小田桐 職員部長 再任用の方について、退職後、本人の御希望があれば、再就労の道をしっかりとつくっていくというのは使用者側の責任になっていますので、現状、教職員の方の場合には、いわゆるフルタイムで再任用をしていただく場合と、短時間、我々はハーフと言って2分の1の勤務のケースがあるんですが、そういったものを選択していただく場合と、あるいは非常勤で学校に再度お仕事に入っていただく場合等がございますが、再任用のフルタイムの場合には、基本的には授業を持っていただく、担任を持っていただくということが定数上必要になってきますので、例えば管理職の方ですとか、場合によっては何年か担任をおりてしまっていて、教壇に立っていなかった方々からすると、退職後、改めてクラスに入ってくださいというのは難しいというふうにおっしゃる方々もおいでになります。ただ、御本人が再就職、再就労を希望されている方々については、今申し上げましたフルタイム、それからハーフ、非常勤を含めて、学校教育の場以外の社会教育なり関連の団体等への再就労も含めて、全員が何かしらのお仕事についていただけるように調整をし、努力をしているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 では、方向性としては、校長の場合は、今年度から例えば再任用課長であったりとかいうことで、技術継承とかいろいろ新陳代謝の問題がありますけれども、方向性としてはふやしていくかなというようなことが決まっていますけれども、では、学校現場においても再任用の方々というのは方向性としてはふやしていくというような認識なんですか。 ◎小田桐 職員部長 再任用の方々を際限なくふやしてしまうと、いわゆる新任の方の任用の枠を圧迫してしまいますので、ここはバランスのとり方だろうというふうに我々は考えています。また、例えば再任用校長、再任用教頭、いわゆる管理職への再任用の場合は、その方の実績ですとかお人柄などもしっかりと見きわめた上で任用してまいりませんと、例えば学校現場、あるいは地域の方といろいろ課題を持ってしまうような、教頭先生、校長先生を再度その学校に引き続き任用していくというのが、これはメリットではなくてデメリットが生じてしまう可能性もありますので、そういったことも配慮しながら、全体のバランスをとっての任用ということを考えてまいりたいというふうに考えています。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。最近、再任用という話もすごくよく出る中で、我々も他都市をずっと見ていくと、どうしても新陳代謝が図れずに、きのうまで局長さんだった人がいきなり部長の隣の席に座ると。先ほど御指摘いただいたように、その席に座ると、それがいわゆる1人としてカウントされてしまいますので、そうしたときに、まあまあよろしくないねとどこの自治体の職員さんたちも実際問題言われるわけであって、だから、学校の現場においても同様の問題を抱えていると思いますので、その辺についてはまたしっかりと議会にも方向性も含めて報告していただきたいと思います。  最後になりますけれども、これはいろいろ私、この間、教職員の事務支援員の配置とか部活動支援員の配置についていろいろお話しさせていただきましたけれども、結果として、まだ今からキックオフして始まった段階の中で、またこういったアンケートについては、来年度になるのかわかりませんけれども、今年度末になるのかわかりませんが、皆さん方がいろんな取り組みや改善をする中で、当然のことながら、これはまた第2回目のアンケートというのは、来年度の頭になるのか、今年度末なのかわからないですけれども、やるということは間違いないんですよね。改善されたということは、これからこういった施策をするということに関しては、当然よくなったということが最終的な目的としてあるわけですから、それについてはまた実施するということ、これは教育次長、よろしいですね。 ◎小椋 教育次長 当然今回のアンケート結果をもとにいろんな取り組みを進めてまいりますので。ただ、次のアンケートの実施時期をいつにするかということも含めて、あと検証、どういうスタイルで、どういう期間でやっていくかというところも必要だと思いますし、文科省でも1回こっきりで調査が終わったという形でもございませんので、本市におきましても、一定の期間を見ながら、その検証結果の一つとして次回の実態調査ということは検討を進めていきたいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。先ほど来のお話になりますけれども、予算配分的にどうしてもなかなかこれでどれだけの効果が出るのかというのは難しいところかもしれませんけれども、やはりきちっと効果が出ていかなければ、小学校で3時間オーバー、中学校で4時間オーバーという数字は改善できないと思いますので、その辺はまたしっかりと現場の先生方のお声というのは吸い上げていただきたいと思います。 ◎辻 健康教育課担当課長 大変申しわけありません。先ほど岩隈委員のほうから部活動指導員の身分についての御質問がございましたが、私、臨時職員という形でお答えさせていただきましたけれども、本当は正しくは非常勤職員になっておりますので、ここで訂正させていただきたいと思います。申しわけございませんでした。 ◆石田和子 委員 この教職員の長時間多忙化の問題というのは、一昨年からこの文教委員会でもかなり議論をしてきた問題だと思うんです。具体的には、文科省が一昨年の4月に教員の勤務実態調査を公表して、各市が一斉に報道をして、そして、過労死ライン、月80時間を超える教員が小学校では3割以上、中学校では6割近くがそうだったということで、教職員の残業時間が10年前よりふえているというようなこともこの間ずっと報道をされてきて、例えば横浜では実態調査を行ったという中で、川崎でも、具体的に自己申告だけではなく、しっかりと――自己申告に基づくんですけれども、勤務の実態に基づく把握をきちっとやるべきだという議論をしてきましたし、教職員が本来かかわる業務と、教職員がかかわらなくても、例えば本庁サイドで教育委員会がやれたりだとか、業務の見直しもやっていくんだということで、それに資する調査を行うんだということで、横浜なんかと比べると遅くなったんですけれども、この間この調査がやられてきて、きょう配られたような内容が報告されたということは、私は、今後についてこれをしっかりと生かした形での教職員の長時間多忙化を改善していくと。それはとりもなおさず、子どもたちの教育にしっかりと向き合う教職員の時間を確保するんだというところに直結する問題ですので、まず最初にそのことを申し上げて、具体的に細かい調査資料が出ているので、幾つかお聞きをしたいというふうに思います。  概要版でも話されましたけれども、勤務時間内に授業準備にかける時間が十分にとれないということが、始業前だと、小学校77.6、中学校74.9、終業後が同じく71.4、36.7ということで、とても多いということがここで出されていますけれども、この速報版でいきますと、8ページと9ページのところにその辺のことが書いてあって、やっぱり授業準備に始業前に一番とられる業務内容になっているわけです。小学校だと77.6%、中学74.9、特別支援学校75.2と。終業後も同じように授業準備が7割以上の人がそれに充てられているということで1位というふうになっていると思うんです。中学校は部活動もかなりの終業後の業務内容になっているんですけれども、こういったことが明らかになってきていて、本当にここで言っているように、授業に一番最もやりがいを感じているんだけれども、授業準備に今よりもっと時間をかけたいと。現状でもこういう実態だということをしっかりとデータが出たわけですので、その辺は今後の方向性の中でしっかり生かしていかなくてはいけないなとというふうに思って見ました。  あと休憩時間が、こんなに93.3%の教職員、「ほとんど取れていない」、また「どちらかというと取れていない」ということで11ページに載っていますけれども、本当にこれだけのパーセンテージの方が休憩時間がとれないというようなデータが出てきたということについても私もとても驚きました。  そして3つ目が休日出勤のところなんです。休日出勤は12、13ページだと思うんですけれども、12ページのところでは、教員の休日などの出勤状況のところが、1日から7日以上が87.4%ということで、中学生がそうですよね。7日以上という方もこれだけいるということは、休日の出勤状況ですから非常に驚きました。それは部活動の関係もあるんでしょうけれども、右側のところに部活動が8割を占めるという数値も6のほうで出ていますけれども、やはりこういう実態というのは本当に改善しなくてはいけないというふうに思うわけなんです。  これをずっと見ていて、こういう中身はよくわかったんですけれども、超過勤務の時間の把握がこの調査の中でされてはいないんですか。例えば一昨年の文科省のやった調査ですと、80時間を超えるのが6割とかというふうに中学校で出ているわけですけれども、川崎市の調査の中で、例えば過労死ライン80時間以上の勤務している教職員はどのくらい人数的にいたのか、パーセンテージは何割なのか、いるのかいないのかも含めて、その辺のところの調査はこれでは出していないんですか。それとも、例えば現在この調査ではないけれども、その辺の把握というのは、毎月、各学校現場とか教職員の勤務実態というのは調査で上がってくると思いますけれども、その辺のことも加味した場合に、その辺のことは出てきているんでしょうか、把握しているんでしょうか。 ◎佐藤 教職員企画課担当課長 勤務時間の関係の調査でございますけれども、今回の勤務実態調査と申しますのは、今、委員がおっしゃられましたアンケート的な調査と、あとは、最初に御説明させていただきました業務にかかわる時間の調査というものも実施しております。それをタイムスタディ調査というふうに呼んでいるところでございますが、その概要といいますか、簡単なデータになりますけれども、資料の14、15ページのほうに記載をさせていただいているところでございまして、先ほど委員がおっしゃられていた国でいわゆる過労死ラインと言われる月80時間というところになりますと、国もそうですけれども、1週間当たりの勤務時間が60時間を超える場合、おおむね月に換算しますと、80時間を超えるというふうに見ております。川崎市の場合には、15ページの表7−3というところで、1週間当たりの学内勤務時間ということでグラフのほうを記載させていただいているところでございますけれども、小学校で申しますと、副校長、教頭のところが60時間22分ということで出ております。そして中学校におきましては、教諭のところが63時間54分ということでデータとして今回出てきたところでございます。 ◆石田和子 委員 ありがとうございます。中学校教諭が63時間54分ということで、これは月80時間を超えるのに相当するということだというふうに思うんです。これはトータルして教職員で割っているという数字だと、いわゆる平均値なのかなと思いますけれども、これは平均ということで出した数字ですか。 ◎佐藤 教職員企画課担当課長 はい、平均ということでごらんいただいて結構だと思います。 ◆石田和子 委員 平均ということで、平均値でも中学校はこういう時間が出ているというような状況だということです。これは平均でこうなっていますけれども、例えばもう少し少ない方も結構いらっしゃるでしょうから、多い方もいらっしゃると。最長で何時間以上というのが個別に何人というのは把握をすれば出るわけですね。その傾向としてはどうなんですか。月80時間以上超過勤勤務をした教職員は何人いるというのは調査で出てきますよね。 ◎佐藤 教職員企画課担当課長 細かい調査の報告書というのが最終報告に向けていろいろと集計を今後続けていくことになるんですけれども、今現在、私どものほうで、今回この結果のほうには記載をさせていただいておりませんけれども、中学校の例えば総括教諭、教諭を合わせた場合になりますけれども、60時間を超えている方が54.9%ほどいらっしゃるというような状況の集計状況です。 ◆石田和子 委員 総括教諭と教諭を合わせると60時間以上を超えているものが54.9%という御回答だったと思うんですけれども、かなりの率でそういう超過勤務を現状で行っているという調査結果だというふうに思いますので、その辺は本当にこれからきちっと受けとめていただきたいというふうに強く申し上げておきたいと思います。  いろいろ資料を結構年齢別にもとっていただいていて、若い層がかなり超勤をやっているというのが6ページのところにも出ていましたし、15ページのところにも出ていたと思うんですが、年齢別に見た始業前業務時間というのが29歳以下が40%ぐらいいらっしゃると。ダントツで1位で、終業後についても、3時間以上、5時間以上も含めると、56.5%29歳以下の方がされているということで、やっぱり若い方がこういう形で始業前と始業後にこれだけの時間を超勤でやっているということだと思うんですけれども、若い方だけじゃなくて、年齢でいくと、下の終業後のところが徐々に減ってはいるものの、50歳以上の方のところでも25%ぐらいがそういう、4人に1人というような状況だというふうに思うんです。その辺について、この調査をやって、どういう検証というか、見解を持たれたのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎猪俣 教職員企画課長 確かに若い方が長時間勤務という状況が見てとれるのはここのデータのとおりでございまして、特に本市の場合、最近、採用者数をふやしているところでございまして、お若い、経験の少ない先生が大変多くなってきております。その結果、授業準備等々にかけるお時間も、経験の方が少ないことによって準備にかかる時間が長くなるのかなということで、構造的にお若い先生が多いということと経験値によるものであろうというふうに推定しております。 ◆石田和子 委員 若い教員の方が授業の準備時間などに時間がかかるということだと思うんですけれども、それは経験を積んでいく中で、ある意味いろんな経験値のもとに、最初の経験ではあれも準備し、これも準備しといろいろやってみて授業をやって、こういう結果なんだなとわかって、だんだん知見がふえていくという中では減っていくということだというふうに思うんですけれども、その辺の若い教職員の皆さんへのバックアップというか、指導というのか、そういったのは学校ではどんなふうになっているんですか。 ◎杉本 教育改革推進担当部長 3月まで現場におりまして、校長としてやっておりました中で、先生たちを見てのお話をさせていただきたいと思います。先生たちは子どもへの情熱と使命感を持ってやっている方がたくさんおります。授業の準備はもちろんですけれども、個に応じた指導のために教材、教具を自作でつくってあげたり、また、カードにコメントを書いてあげたり、ノートにコメントを書いてあげたり、また、教室などに掲示物を張ったりですとか、そういった作業が往々にしてあります。ただ、やっぱり若い先生方にもワークライフバランスを推進して、そして、先生方一人一人の生活の質、そして、また教職員としての力もどんどん高めていけるように学校では声かけをしているところです。それが最終的には子どもたちの笑顔につながり、保護者への信頼につながるというふうに思っておりますので、学校現場では管理職が若い人たちにもそういうことは声かけをしているところです。 ◆石田和子 委員 学校現場のお話を今話していただいて、本当に熱意を持って現場では先生たちが頑張っていらっしゃるということに尽きると思うんです。だから、その辺はやっぱりこの超過勤務の実態を見て、やっぱり行く方向性としては、今これで示されているように、教職員の事務支援員、部活動支援とか就学援助事務システム化とか、校内研修の整備ということでうたっていますけれども、やはり何せ予算規模の配置というか、人数も学校も3校ずつということですから、夏までに検証をして来年度の予算化にしっかり反映をしていくということですけれども、この辺の検証に当たっては、こういう体制をとっていく上で、それが本当に先生たちの考えに沿って改善がしっかりとされていくような検証をぜひ教職員の皆さんから聞いてやっていただきたいと。  部活動の指導員の配置についても、先ほど事故の問題もありましたし、先生たちは部活動が教育の一環だと思っている方は大勢いらして、モデルケース、3つのケースを言われましたけれども、やっぱりそこには教職員が部活に取り組む子どもの状況というのは、日中も含めて、保護者の背景も含めて把握しているわけですから、その辺の教職員との連携がなく、そこだけが行ってしまうということのリスクも私はあるんじゃないかというふうに思っているので、この部活動指導員についても基本的な考え方を聞かせていただきたいというふうに思います。 ◎辻 健康教育課担当課長 今回、部活動指導員については単独で部活動顧問を担うというような形でありますけれども、基本的にはやはり教職員と他の教職員の連携を図りながら、指導内容の向上であるとか、または子どもたちの安全確保であるとかということをしていく必要があるのではないかなというふうに考えているところでございます。 ◆石田和子 委員 そういうお子さんの健康状況とか、その日の体調だとか、そういったことも把握しておいていただかないと、何かあっても大変だと。安全と今辻課長さんが言っていましたけれども、そこをきちっと把握したもとで、ぜひこれも学校の教職員の皆さんとのよりよい方向性というのをしっかりと議論していただきたいというふうに思います。  さっき就学援助のシステム化の問題が出たんですが、そして、一番最初の給食の問題のときにも出ましたけれども、やっぱり公会計化を進めていく方向性を持つべきだということで私たちはずっと前から取り上げてきまして、全国の自治体を見ても、幾つかの自治体では、給食業務の公会計化ということを言っていますし、文科省が出したタスクフォースという教職員の業務改善に向けてという中でも、給食業務の問題は教職員にかなりの負担がかかっているので、それは自治体のほうでやっぱりやっていく方向性を持つべきだという、そこの中にしっかり位置づけられているというふうに思うんです。なので、就学援助のシステム化というのは、一歩だけれども、進みましたけれども、この公会計化ということについてもしっかりとこの問題を総体的に議論する中で、私は、国の方向性も示されていますし、全国で幾つかの自治体はやっていますから、ぜひその方向性を持っていただきたいというふうに思いますけれども、その辺はどうなんでしょうか。
    ◎阿波 健康給食推進室担当課長 学校の給食費の公会計化につきましては、全市的な業務執行体制の整備や徴収管理システムの構築、法的な対応などのさまざまな課題がございますが、国のほうから平成30年度にガイドラインが示されるということを伺っておりますので、そのガイドラインの内容を踏まえましての検討を進めていきたいと思っております。 ◆石田和子 委員 平成30年度にガイドラインが示されるということですけれども、それは前期のほうでしょうか、後期になるのか、その辺のめどはまだわからないですか。 ◎阿波 健康給食推進室担当課長 ガイドラインの提示時期につきましては、まだ文部科学省のほうから具体的な内容については示されておりませんので、これから伺っていきたいと思っております。 ◆石田和子 委員 先進的に先行でやっているところの実態も調査をしていらっしゃるんでしょうか。 ◎阿波 健康給食推進室担当課長 他都市の政令市の状況等につきましては、情報の収集に今努めておりまして、さまざまな問題、課題等もございますので、そういった点も踏まえましてガイドラインの内容を整理していきたいと思っております。 ◆石田和子 委員 わかりました。先ほど岩隈委員のほうから欠員の問題が出されていましたけれども、私たちは定数内欠員ということで、毎年6月議会には、今年度4月の時点の定数内欠員は小中高で何人になるかということで、経年的にずっと調査をさせていただいていまして、前年度はその前年度に比べて少しは減っているものの、本当に見るべき解消はなかなかできないという状況があるもとで、見通しだけでも、今年度4月、4月始まってまだあれですけれども、見通しとしては、もう学校に配置は済んでいますし、各校がスタートをしていますし、その辺では見通しとしては、首をかしげていらっしゃいますが、どんな感じですか。 ◎小田桐 職員部長 4月の当初、学校のほうで児童生徒数が固まってクラスの運営が始まっている段階で調査をかけた状況では、昨年よりも、全校種合計の数になりますけれども、欠員の数は減少の方向にあるというふうに担当者のほうから報告をいただいています。後ほどまた5月1日段階で最終的な国への報告の数字を固めてまいりますので、その段階で改めて状況についてはお知らせができるかと思っております。 ◆石田和子 委員 わかりました。  あと、安全衛生委員会というものがやられていますよね。それはこの間こういう問題が出てくる中で、例えば開催の回数を少し、例えば前年度はふやしましたよとか、そういったのはあるんですか。 ◎小田桐 職員部長 教育委員会が今行っている安全衛生委員会は、例えば学校教職員であるとか、行政職員であるとか、もう一つは事業場として設置が義務づけられている給食調理場、これは個別に安全衛生委員会を持っているんですが、教育委員会が所管している安全衛生委員会がまず3つあるのと、学校に関して言いますと、一定数以上の教員数、50人以上の教員数があるところについては、単独で委員会を設けて、それぞれの学校ごとに議論していただくというのは法的に定められています。学校における安全衛生委員会だとか衛生委員会のたぐいがなかなか開催数が規定数に届かないところがあって、これについては私どもからも学校のほうにぜひいろんな課題を持って開催をしてくださいということをお願いしながらも、かなり学校に負担をかけるということもできるだけ避けたいというところでは、全体で統括しているの安全衛生委員会の中で、必要な情報提供ですとか、あるいは学校ごとに議論をしていただける話題提供などを行っていこうということで、局が主催しています安全衛生委員会の中ではさまざまな議論をさせていただいています。  とりわけ、働き方、仕事の進め方改革の話題が去年、おととしあたりから出てくる中で、安全衛生委員会として何ができるんだろうかことの議論を少し始めさせていただいていまして、例えば長時間勤務の結果としてメンタルヘルス不調に陥る方々が多いという現実があることは我々は十分認識をおりますので、ここもう10年ぐらいになりますけれども、メンタルヘルスの推進計画というものを教育委員会でも立ち上げさせていただいていて、今年度は第5次の計画が今動き出しているところなんですが、これまでどちらかといいますと、復職支援ですとか療養に入られた方の支援の方策をずっとつくり上げてきていて、今一定の形ができているところなんですけれども、今後は予防面でどれだけ力を入れていけるかというところに議論をシフトしてやっていきましょうというお話をさせていただいています。その中では、メンタルに関しての調査ですとか、あるいは産業医、保健師さんが今健康推進室という部署におりますので、そういった方々に学校現場を丁寧に回っていただいて、不調のある方の聞き取りをしていただく中で、場合によっては医療機関への受診を勧めるなどの取り組みを十分に今後進めていきましょう、そんなお話を今させていただいているところでございます。 ◆石田和子 委員 ありがとうございました。この間ずっと私たちはこの問題を取り上げてきて、例えば年度途中の産休、育休に入る女性の教職員も、やはり女性の教職員が今大変ふえていますから、そういった意味では当然あるわけですけれども、なかなか代替が決まらないという声もよく届いてくるわけですが、今の議論の中でも、本当に改善していくには、やっぱり教員の定数をふやすということがすごく大事ですし、1クラスの人数を減らしていくということも、非常に今後、ぜひ教育委員会でしっかりと取り組んでいただきたいと、先生たちの業務の始業前と始業後を見ると、成績をつける部分も結構割合を占めていましたので、それは一つの分野ですけれども、そのほかにも、授業の準備にしても、生徒指導にしても、本当にそういった改善をしていくには、そこをぜひ川崎もしっかり取り組んでいただきたいということを強く要望して終わらせていただきます。 ◆月本琢也 委員 時間もかなりあれですので、意見要望として1点お願いしたいんですけれども、先ほど来、先行実施される今回の教職員の事務支援員の話などがありましたけれども、簡単な事務作業的なところのお手伝いの業務的なところが多いのかなと。他方で、先生方はやっぱり自分の授業の準備にもっと時間をかけたり力をかけたいというような声もあったりする中でございますので、ここ何年かでいろんな課題があったら、例えばスクールソーシャルワーカーとかスクールカウンセラーとかを配置していったりとかということで、専門家の方をちょこちょこと配置していって、例えばICTの支援員さんなどもある程度配置をできれば、こういった授業の準備なんかに、先生側としてはそういったイメージの教材を指示すれば、あとはちゃんとした事務処理としてつくってくれるというような、少しそれなりにスキルのある形での事務というようなものを、今後方針を固めていく中でぜひそういった、働き方改革でもあるんだけれども、仕事の進め方としてそういった専門性のある方に、今回この予算規模では難しいと思うので、もう少し専門性のある方を割けるような形で、最終的に教育現場として先生方が教壇に立つ上でそのサポートができるように、もう少し専門家の種類もいろいろ検討していただいて進めていただきますことを要望いたします。 ◆花輪孝一 委員 端的に次長に伺いたいと思うんですが、私どももこの学校現場の多忙化と、またさまざまな期待されるものと、代表質問等々で質問させていただいているわけですけれども、単純に言えば、ますます学校現場に求められる、それから今後期待されるものというのがどんどん膨らんでいますよね。明らかに膨らんでいます。これは実感して私もあります。それに対して、もちろん単純に教員をふやせば、確かに今よりも負担軽減になるかもしれないけれども、全体的なバランスを考えて、また、今後の税財政状況とかを考えると、それはもう簡単に絶対いかないと私も思っています。その中でどういう工夫をすればいいのかという部分で今議論になっていて、それで、実態をまず調査して、先行実施するものを先ほど御説明いただきましたけれども、これも一定理解はできます。  だけれども、ごめんなさいね、率直に言いまして、やはりスピード感と申しますか、今切実な状況になってしまっていて、これをきちんと、本当に細かく言えば、四半期ごとぐらいにこのあたりにはこういうふうにやるんだという形で明確に具体的に示していかないと、もちろん調査研究は必要ですよね。それはもう私どもよく理解しているんですが、随分前から指摘をされて、また推進をして今言った内容が、ごめんなさいね、率直な印象を言いますと、はがゆい、何かもっともっと積極的に選択と集中によってできるんじゃないかと思うんです。正直な話。その辺について、やはり教育委員会としてきちんと対応をスピード感を持ってやっていただきたい。また、年次計画とかそういうものについても、漠ではなくて、もう少し細かくやっていただきたい。今回は概略ですからわかるんですけれども、これからもますますいろんな要望、ニーズが高まってくると思います。これはもういたし方ないと思うんです。やっぱりスピード感を持って、くどいようですけれども、何回も言いますけれども、ぜひそういうことをお願いしたいんですが、見解を伺います。 ◎小椋 教育次長 今、委員から御指摘がありましたように、議会におきましても、さまざまな形で教員の負担感、多忙化の解消というのはこれまでもいろいろ御意見、また御指摘をいただいてきたところでございまして、私自身もそれに業務としてかかわってきた部分がありますので、そういう意味では、やはり教員が1人パソコン1台ない時代から1台ずつふやしてきたと。また、先ほど専門家の導入のお話がございましたけれども、学校において今さまざまな形で学校運営を支援する要員を派遣したり、または配置をしたりというようなことで取り組みも進めてまいりましたし、また、事務局としても手をこまねいていたわけではなくて、学校現場の御意見を聞きながら、いろんな細かいところも含めて取り組んできてはいるものの、この間におきましてもさまざまな委員の御指摘もありましたので、それをようやく実態調査の基本的な概要ということでお示しをさせていただきましたので、今後の基本的な考え方の当面の方策とともに、具体的な対応をしっかり取り組めるようなことを発表して出していくというのが今の教育委員会のスタンスでございますので、そういう意味で、御指摘いただきましたスピード感と、あと、先ほどの教員の回答率の問題もございましたように、やはり目に見える形でお示しするというのも一つ大事なところだと思いますので、貴重な御意見として今後検討に生かせていただきたいというふうに思っています。 ◆花輪孝一 委員 お答えいただきましたけれども、きめ細かくやっていないと言っていることじゃないんです。実態として前々から指摘をされ、なおかつ、手は打っていただいたかもしれないけれども、残念ながら実態として一向に改善されていない。これがやっぱり今の実態だと思うんです。だから、ちゃんと危機感を持って大胆に、またスピード感を持って、何度も言いますけれども、やっていただかない限りは、どんどん事態は厳しくなっていくというふうなことを、苦言ぽくなりますけれども、意見要望として申し上げておきます。 ◆松原成文 委員 先生方、職員の方も含めて多忙化ということで、数字的には大変理解はいたします。ただ、それを理由に児童生徒に影響を与えてはいけないと。まず第一義に子どもたちの学力の向上ですとか体力の向上ですとか、さまざまな面においてしっかりやっていかなければいけない。そのためには、やっぱり先生方もある程度余裕を持つというか、多忙化から解放されるということが重要であろうかと思います。  そこで、教職員の働き方、仕事の進め方改革ということで、先行実施ということでここに4つ書かれてございます。これについても何人かの委員の方から質問があったわけでありますけれども、この4つに絞るに当たって、これ以外にはなかったのか。4つに絞った根拠といいますか理由、このほかにもう少し、あと3つ4つあった、10個ぐらいあったかわかりませんけれども、4つに絞られた理由とそれ以外になかったのかということについてお聞きしたいんです。 ◎小椋 教育次長 きょうお示しした4つということでございますけれども、これは、先ほどから御質問をいただいた中で、今年度予算をお認めいただいたものを中心に3つ示しておりますし、また、校外研修についても、今年度新たな視点を取り入れながら研修ができています。そういうことでお示しをさせていただきました。  先ほどもお話がありましたように、この問題はもうずっと継続していろんな御指摘をいただいているところでもございますので、本当にいろんな細かい工夫も継続してやってございますので、そういう中で、きょうは4つお示しをさせていただきましたが、今後の具体的な方策の中でも、また文科省の通知の中でもいろいろな指摘がございますので、そういうものを加味しながら、総合的な対策として今後しっかりお示しをさせていただければと思っております。 ◆松原成文 委員 わかりました。お聞きしたいのは、4つ書かれているんだけれども、このほかに皆さんの中で何かほかの案はなかったのかということについてお聞きしているんですけれども。 ◎末木 総務部担当課長 昨年は別の部署にいましたが、今後検討するに当たっては、この4つの取り組みを継続するだけではなくて、他都市でもいろいろな取り組みが実施されておりますので、その好事例などを参考にして、よいものはどんどん取り入れていきたいと考えております。予算を伴うものにつきましては庁内調整が必要になりますので、時期が予算案公表時になりますけれども、予算が必要ないものはできるところから進めていきたいと考えているところでございます。 ◆松原成文 委員 文教委員会で来月視察に行くんですけれども、そこの一つに土曜日授業というのがあるんですが、土曜日授業をやることによってどういうふうに改善されるかということについてもしっかりと視察はしていきたいと思うのでありますけれども、その前に2〜3お聞きしたいんですけれども、例えば長期休暇、夏休み、冬休み、春休み等々についての活用方法については何らかの議論というのはあったんですか。 ◎末木 総務部担当課長 こちらも学校稼業日についてはやはり時間が限られておりますので、長期休業中の過ごし方というのはこれからの検討材料になるかと思っております。他都市でも実施されておりますけれども、学校閉庁日ですとか、そういうような取り組みなども本市におきましても採用できるのかなというふうには考えておりますので、引き続き調整をした上で、できるところから実施してまいりたいと考えております。 ◆松原成文 委員 2学期制、3学期制の問題はどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ◎渡邊 教育長 現在、本市では御存じのように2学期制を採用してございます。休業という点で考えますと、夏、秋、冬の3期の休業を学校が56日を上限としまして任意に設定できるようになっております。このことによりまして学校の教育課程が大変弾力的に編成することができているというメリットがございます。今後、休業日をいかに生かしていくかという視点でも、例えば秋にゆとりをつくっていったほうがいいんだろうというふうな考え方があれば、それを夏から移すとか、あるいは冬の部分を幾つか動かすと、そういうふうな、学校の働き方、仕事の進め方の上でも休業のとり方というものは有効に機能していくのではないか、このように考えているところでございます。 ◆松原成文 委員 できれば、この先行実施の事例という中に土曜日の授業ですとか、あるいはまた長期休暇等々についてもある程度モデル校のようなものをつくらないと、どうなるかということが確認できないと思うんです。  そういうことも含めて、これから御検討、御協議をいただければありがたいのでありますけれども、長期休暇、あるいはまた2学期制、3学期制の問題、土曜日授業の問題等々についてもある程度また検討していただければ大変ありがたいのかなと思いますので、その辺もまた要望としてお話しさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎杉本 教育改革推進担当部長 今御指摘のように、4つの方策しかということがありましたけれども、教育委員会が主となってどんどん精力的に進めていかなくてはいけない部分があることは承知しております。そしてまた、学校が独自にやっていけるということもあろうかと思いますので、その辺は学校と連携をしながら、学校独自でできる部分、例えばノー残業デーを設けようということですとか、交換授業をふやして教材研究の時間が短縮できるようにしようですとか、そういった創意工夫などは各学校でもできるかと思います。そういうことも含めて学校と連携しながら今後協議していきたいと思っています。 ◆松原成文 委員 結構です。 ○片柳進 委員長 ほかにございませんでしょうか。                  ( なし ) ○片柳進 委員長 なければ、まず、岩隈委員から先ほど資料要求が充足率、欠員の状況についてありましたので、そちらについてよろしくお願いいたします。  以上で「教職員の勤務実態調査の結果について(速報)」を終わらせていただきます。  傍聴者の方、本件は以上のとおりでございます。どうぞ御退席ください。お疲れさまでございました。                 ( 傍聴者退室 ) ○片柳進 委員長 ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○片柳進 委員長 次に、その他として委員会での服装についてですが、庁内では、今年度につきましても、温室効果ガス排出量の削減に資する取り組みとして、夏季における省エネルギー対策を推進する観点から、昨年度に引き続き、職員が5月1日(火)から10月31日(水)までの期間、上着、ネクタイの着用をしない夏の軽装を実施することとなっております。なお、本件につきましては、本日朝に開催されました団長会議において報告がなされ、委員会に出席する職員の服装の取り扱いを、上着、ネクタイを着用しない夏の軽装とすること、また、委員会中の議員の服装につきましても各議員の判断を尊重し、それぞれが対応することが確認されております。つきましては、本委員会におきましても、委員会中の議員の服装につきまして、昨年度に引き続き、同様の取り扱いとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○片柳進 委員長 それでは、そのように確認させていただきましたので、よろしくお願いいたします。         ───────────────────────── ○片柳進 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○片柳進 委員長 それでは、以上で本日の文教委員会を閉会いたします。                午後 1時54分閉会...