鹿屋市議会 2016-03-09 03月09日-04号
1994年、WHOの下部機関であるIARC国際がん研究機関はヘリコバクター・ピロリ菌が明らかな発がん因子であると認め、2008年には大規模な臨床試験により、ピロリ菌の除菌で胃がんの発生を抑制することが明らかになりました。
1994年、WHOの下部機関であるIARC国際がん研究機関はヘリコバクター・ピロリ菌が明らかな発がん因子であると認め、2008年には大規模な臨床試験により、ピロリ菌の除菌で胃がんの発生を抑制することが明らかになりました。
胃がんリスク検診とは、ピロリ菌感染の有無を調べるピロリ菌検査と胃粘膜萎縮の程度を測定するペプシノゲン検査、この2つを組み合わせたもので、ABC検診ともいいます。検査結果は、ABCの段階別に判定され、内視鏡検査やピロリ菌の除菌など、適切な対処が提示されます。
最近の研究では胃がんの原因の95%がヘリコバクターピロリ菌であることがわかっています。6月7日付、南日本新聞には北海道大学の浅香正博教授がピロリ菌の検査と除菌を中心とした胃がん撲滅計画を提唱する記事が掲載され、一筋の光明を見た気がしました。 1982年に発見されたピロリ菌は、1994年にはWHO世界保健機構のIARC国際がん研究機関が胃がんにおける明らかな発がん因子であると認定しました。