令和 4年 12月定例会(第4回)令和4年第4回姶良市議会定例会議事日程第7号 12月16日(金)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議 案│ 議 件 名 │ 備 考 ││番号│番
号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│ │諸般の報告 │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 2│ │行政報告 │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 3│議 案│姶良市個人情報保護法施行条例制定の件 │総務常任委員││ │第72
号│ │長報告の後、
││ │ │ │質疑、討論、
││ │ │ │採決(
電子表││ │ │ │決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 4│議 案│姶良市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件 │総務常任委員││ │第74
号│ │長報告の後、
││ │ │ │質疑、討論、
││ │ │ │採決(
電子表││ │ │ │決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 5│議 案│令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号) │予算審査常任││ │第77
号│ │委員長報告の
││ │ │ │後、質疑、
討││ │ │ │論、採決(
電││ │ │ │子表決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 6│陳 情│姶良市議会基本条例改正の措置を講ずる陳情書 │議会運営委員││ │第 7
号│ │長報告の後、
││ │ │ │質疑、討論、
││ │ │ │採決(
電子表││ │ │ │決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 7│ │常任委員会の閉会中の特定事件(所管事務)の調査の件 │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 8│ │議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件 │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 9│ │議員の派遣の件 │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘令和4年第4回姶良市議会定例会追加議事日程┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議 案│ 議 件 名 │ 備 考 ││番号│番
号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│議 案│姶良市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件 │追加日程第1││ │第81
号│ │「議案第81│├──┼────┼────────────────────────────┤号」から追加││ 2│議 案│姶良市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正│日程第4「議││ │第82号│する条例の件 │案第84号」│├──┼────┼────────────────────────────┤までを一括議││ 3│議 案│姶良市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の件 │題に供し、提││ │第83
号│ │案理由の説明│├──┼────┼────────────────────────────┤を受け、質疑││ 4│議 案│姶良市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条│の後、委員会││ │第84号│例の一部を改正する条例の件 │付託を省略し
││ │ │ │て1件ずつ
討││ │ │ │論、採決(
電││ │ │ │子表決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 5│議 案│令和4年度姶良市一般会計補正予算(第12号) │提案理由の説││ │第85
号│ │明を受け、質
││ │ │ │疑の後、
委員││ │ │ │会付託を省略
││ │ │ │して、討論、
││ │ │ │採決(
電子表││ │ │ │決) │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│ 令和4年第4回姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前10時00分 ││ 令和4年12月16日(金)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 2時29分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏 名 │出欠│議席│ 氏 名 │出欠│議席│ 氏 名 │出欠││及 び│番号│ │の別│番号│ │の別│番号│ │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 1│堀 広子 │出 │ 9│有川 洋美 │出 │17│新福 愛子 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 2│峯下 洋 │出 │10│小田原 優 │出 │18
│竹下日出志 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 3│桃木野幸一 │出 │11│谷口 義文 │出 │19│大坪 祐輔 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 4│益森 隆史 │出 │12│馬場 修二 │出 │20│笹峯 桜 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 5│萩原 哲郎 │出 │13│和田 里志 │出 │21│宇都陽一郎 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 6│湯元 秀誠 │出 │14│犬伏 浩幸 │出 │22│国生 卓 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 7│塩入 英明 │出 │15│松元 卓也 │出 │23│上村 親 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 8│森川 和美 │出 │16│岩下陽太郎 │出 │24│小山田邦弘 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│ 出席 24人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 竹中 裕二 │ 事務局次長 │ 原口 理恵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市 長│湯元 敏浩 │市民生活│北野 靖往 │消 防 長│原口 浩幸 ││ 第121条 │ │ │部 長│ │ │ ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│宮田 昭二 │保健福祉│向江 美喜 │水道事業│桃木野 靖 ││ めの
出席者 │ │ │部 長│ │部 長│ ││ の職氏名 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ │教 育 長│小倉 寛恒 │農林水産│田代 信彦 │総 務 部│堂路
温幸 ││ │ │ │部 長 兼│ │次 長 兼
│ ││ │ │ │蒲生総合│ │財政課長│ ││ │ │ │支 所 長│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │総務部長│髙山 八大 │建設部長│有江 浩文 │総 務 部│塩屋
重信 ││ │ │ │ │ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │庁舎建設│ ││ │ │ │ │ │課 長│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ │企画部長│今別府浩美 │教育部長│塚田 佳明 │総 務 部│岸園
克己 ││ │ │ │ │ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │危 機│ ││ │ │ │ │ │管 理
監│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ │企 画 部│松岡 力 │建 設 部│師玉 保之 │水道事業│若松 耕市 ││ │次 長 兼│ │次 長 兼│ │部次長兼
│ ││ │企画政策│ │土木課長│ │施設課長│ ││ │課 長
│ │ │ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │市民生活│中島 信子 │建 設 部│川崎 久志 │保 健│有田加代子 ││ │部次長兼│ │次 長 兼│ │福 祉
部│ ││ │市民課長│ │建築住宅│ │子 ど も
│ ││ │ │ │課 長│ │み ら い
│ ││ │ │ │ │ │課 長│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ │保健福祉│前薗 智雄 │教 育 部│湯田 広美 │保 健│増田 秋夫 ││ │部次長兼│ │次 長 兼│ │福 祉
部│ ││ │長 寿 ・
│ │教育総務│ │健康増進│ ││ │障害福祉│ │課 長│ │課 長
│ ││ │課 長
│ │ │ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │農林水産│萩原 安信 │教 育 部│前田 浩二
│ │ ││ │部次長兼│ │次 長 兼
│ │ │ ││ │林務水産│ │学校教育│ │ │ ││ │課 長│ │課 長│ │ │ │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 12月16日
○議長(小山田邦弘君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議)
○議長(小山田邦弘君) 本日の会議は、配付しております議事日程のとおりであります。
○議長(小山田邦弘君) 日程第1、諸般の報告を行います。 市長から、報告第12号として、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した損害賠償にかかる調停について、専決第21号が提出されております。 これで、諸般の報告を終わります。
○議長(小山田邦弘君) 日程第2、行政報告を行います。 市長から、行政報告の申入れがありました。これを許します。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 皆様、おはようございます。損害保険ジャパン株式会社との包括連携協定締結につきまして行政報告を申し上げます。 12月14日に、損害保険ジャパン株式会社と包括連携協定を締結いたしました。 同社においては、令和2年3月に、鹿児島県と地方創生にかかる包括連携協定を締結しておりますが、今回の本市との包括連携協定は、県内の市町村では初めての締結となります。 同社からは、防災・減災、子育て支援、高齢者支援、健康づくり支援などの協定項目について提案があり、双方で協議を重ねた結果、互いに連携した取組について具体の方向性が確認できたことから、今回の協定締結に至ったものであります。 また、同社は、平成28年の熊本地震や、29年の九州北部豪雨、令和2年の熊本豪雨などの大規模災害時に、同社が保有する大型ドローンを活用した不明者捜索、被災地調査などの災害対応支援、さらに、全国の自治体等での総合防災訓練に参加するなど、豊富な経験や実績を有しております。 今回の協定締結により、本市での総合防災訓練において、同社の大型ドローンを活用した避難誘導訓練・救援物資の輸送訓練の実施や、大規模災害が発生した場合の災害対応支援など、災害に強いまちづくりの推進に向けて、心強く感じております。 また、子どもたちやその保護者を対象にした、体験型の防災ワークショップも、各種イベントで実施されており、本市の防災教育の向上につながるものと考えております。 現在、同社とは、来年3月末に、ビーラインスポーツパーク姶良で開催予定の春まつり、また来年度に本市で開催予定の鹿児島県総合防災訓練における連携事業の実施に向けて、協議を行っているところであります。 市としましては、双方の資源や能力等を活用した幅広い分野での緊密な相互連携と協働による活動を推進し、さらなる地域活性化と市民サービスの向上につなげてまいります。 以上で、行政報告を終わります。
○議長(小山田邦弘君) これで、行政報告が終わりました。
○議長(小山田邦弘君) 日程第3、議案第72号 姶良市個人情報保護法施行条例制定の件を議題とします。
○議長(小山田邦弘君) 本案について、総務常任委員長の報告を求めます。
◎総務常任委員長(新福愛子君) 登 壇 皆様、おはようございます。 ただいま議題となりました、議案第72号 姶良市個人情報保護法施行条例制定の件について、審査の経過と結果を報告します。 当委員会は12月5日、13日に開会し、関係職員の出席を求めて審査しました。 本件は、個人情報の保護に関する法律の抜本的な改正に伴い、新たに条例を制定するものです。これまで地方公共団体が取り扱う個人情報保護制度は、個別に運用され、条例の規定もそれぞれ異なっていましたが、今回の法改正では、地方公共団体の機関が法律の適用対象と位置付けられ、個人情報の定義も一元化されており、また、自己情報の開示、訂正及び利用停止の請求権や手続の主要部分など、全国的な共通ルールが規定されました。 なお、この条例は、令和5年4月1日から施行されます。 主な質疑を申し上げます。 質疑、制定の目的と主な変更点を問う。 答弁、社会全体のデジタル化に対応した個人情報保護とデータ流通の両立が要請される中、団体ごとの個人情報保護条例の規定・運用の相違がデータ流通の支障となっていました。これまで、国の機関、
民間事業者、自治体においてそれぞれルールがあり、ばらばらだった取扱を、新しい法律の中で一本化する形になったため、全国的な共通ルールに基づき、同じものの考え方、定義により運用できるようにするものです。 主な変更点としては、現在、
民間事業者においては任意代理人が個人情報の請求ができるのと同様に、行政機関においても、来年4月1日からは任意代理人が請求できるようになります。 質疑、近年、全国的に多発している個人情報の流出や漏えい等のリスクが懸念されるが、市の個人情報流出を未然に防ぐための対応を問う。 答弁、個人情報の流出の未然防止には、取り扱う職員の正しい認識と実際現場で取り扱う際の二重三重のチェック体制が必要です。 また、DV被害者の方の個人情報を取り扱う場合には、システム上で注意喚起の情報を職員が共有できるようにメッセージを表記し、慎重な取扱いを行っています。他市町村で個人情報が流出するなどの事例があった場合は、適時、職員へ情報提供を行い、注意喚起を促しています。 今後も未然防止のために、時期を捉えた情報発信や必要な研修を実施しながら、慎重な個人情報の取扱に努めます。 質疑、今回の改正について、市民への広報周知はどのように行うのか。 答弁、市報、ホームページを通じて、新しい制度について広報啓発を行います。来年の4月1日から条例は施行されますので、タイミングを逸しないよう、市民の皆様へ分かりやすく情報を発信していきたいと考えます。 以上で質疑を終結しました。 次に、論点はなかったため、自由討議を行いましたが、報告すべきものはありませんでしたが、今回の条例制定は、全国一律で同様の対応がなされる中、本市においても新たに条例を制定する必要があったことに対処するものであるとの共通理解に至りました。 その後、討論に入りましたが討論はなく、採決に入りました。 採決の結果、議案第72号 姶良市個人情報保護法施行条例制定の件については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、総務常任委員長の報告を終わります。
○議長(小山田邦弘君) 総務常任委員長の報告が終わりました。
○議長(小山田邦弘君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆8番(森川和美君) 報告がありましたが、二、三点お尋ねいたします。 まず、質疑の1番目の最後の、来年4月1日から任意代理人が請求できるようになりますという報告でありましたが、この任意代理人の範囲、ここらが明らかになったのでしょうか。 それと個人情報の流出のことで、取り扱う際の二重、三重のチェック体制が必要ですということですが、どのような体制でチェックをし、最終チェック者は誰なのか、その辺の議論があったのかどうかです。 さらに、DV被害者の方の個人情報を取り扱う場合にはとありますが、本市においては、これまでに流出、漏えい等があったのかなかったのか。その辺のところと、次のページの2ページの質疑答弁の最後のところ、必要な研修を実施しながら慎重な個人情報の取扱に努めますという部分がありますが、この研修内容はどのような形の研修なのかということが明らかになったのかどうか。 さらに、この情報の取扱をする場面になった場合に、マニュアル等ができ上がっているのかどうか、その辺の議論を知らせていただけます。
◎総務常任委員長(新福愛子君) 5点ほどお尋ねがあったかと思います。 1点目の任意代理人の範囲ですけれども、ここのところはしっかりと確認ができていないんですけれども、例えば介護をする場合、当事者の家族とか、そういう方々が任意代理人という形というふうに理解をしております。 2点目の二重、三重のチェックですけれども、これまでも既に住民基本台帳とか、職員の皆様はパソコンでそれをチェックされておりまして、個人情報というのは、これまでもそうでしたが、人権に関わるとても大切なことでございます。ですので、本当に、例としてはDV被害者の後段に続いていくんですけれども、特にその方の情報が漏えいした場合、その方に大きな被害、損害を与えてしまう。また人生までも変えてしまうような、そういったことにつながりかねません。ですので、ちゃんと画面上に、ここにも記載して、報告もさせていただきましたが、この方は要注意ということで、しっかりとした体制ができているのだそうです。その結果、姶良市ではまだこれまで1件もそういった事故が起きていない。これは当たり前のようなことでありますけれども、他市町村に、次の3つ目の質問がこれまであったかということにも続くのですけれども、他市町では全国的にも大変な事故が起きております。県内でも大きなまちにおきまして、このDV被害者の情報が漏れて、職員そしてまた首長さんまで責任を、多大なる被害を与えたということで、給与の減額であるとか、そのぐらいでも済まないぐらいのことだということで、大変な皆さん大きな課題として取られております。幸いにも、姶良市におきましては、このことが大変徹底されておりまして、これまで1件もいわゆるこういうことは、漏えいとかの問題は機械的な問題もありますが、もう9割方人為的ミス、ヒューマンエラーというものが起因しているということで、徹底した注意喚起を本市では行っていることも審査の中で確認できたところです。 あと、研修ですけれども、やはり様々な制度が変わります。そしてデジタル化が進んでまいります。本当にこの機械1つで皆様の約8万人近いお一人お一人の個人情報がしっかりと入っているこういったものを大切に扱うために、もう間断なきといいますか、例えばほかに事件が起きたときには、その市町村のその事件が、なぜこんなことが起きたのかとか、そういったことも含めてデジタル推進課なども一緒になって研修を進めてこられたようですし、これからもさらに緊密に研修を重ねていくということも審査の中で確認させていただきました。 5番目ですが、これもずっと連動していきますけれども、デジタル化の推進によって本当に職員の皆様も大変です。また市民の皆様も本当にスマートフォンに変えたり、いろんなことが進んでおりますけれども、今いろんな、年末になって詐欺まがいのいろんなメールが届いたりとか、そういうことも含めて市民お一人お一人にもたくさんの危険にさらされておられますので、職員の皆様は自励などもしっかりとやっていくというふうにマニュアルも徹底されているということが確認できたことをご報告申し上げます。 以上です。
○議長(小山田邦弘君) 新福委員長、最終チェックは誰なのかという答弁が。
◎総務常任委員長(新福愛子君) 最終チェック。これはまずは、これは確認できておりません。ただ、流れとしてはやはり部課長、そして最終的には市長という形になっていくと思いますけれども、現場の日常的な作業については、その各課各部で行われているということになっております。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 新福委員長、降壇ください。
○議長(小山田邦弘君) これから議案第72号について討論を行います。 本案について、1名の議員より通告がありました。 まず、1番、堀広子議員の発言を許します。
◎1番(堀広子君) 議案第72号 姶良市個人情報保護法施行条例制定の件について反対の討論を行います。 本条例は、行政機関が保有する個人情報を容易に識別できないように加工すれば、個人の同意なしに第三者に提供できる仕組みが導入されたことを受けて行われるものであります。この間成立したデジタル関連法は、これまで自治体がそれぞれ独自の個人情報保護条例で行っていた個人情報保護に関する規制が個人情報保護法で共通化されるとともに、所管も個人情報保護委員会に一元化することとされました。一部条例制定が可能とされる部分は残されていますが、全国に約2,000個ある条例は一旦リセットされることになります。自治体に関する部分の改正の施行日は、先ほどご報告がありましたように、来年の4月1日になります。 これまで、行政、
民間、独立行政法人で独自に行ってきた個人情報保護の施策を国の機関へ一元化し、さらに自治体の個人情報保護に関する独自の対応を最小限に制限することは、地方自治の観点から問題があることを指摘するものであります。 自治体が保有する個人情報は公権力を行使して取得したもので、企業が保有する顧客の情報とは比較にならない多岐にわたる情報量であり、これを厳格に保護することは憲法が保障する基本的人権であります。これを侵害する危険性があるのが本条例の改定であることを指摘し、反対の討論といたします。
○議長(小山田邦弘君) 通告による討論は以上です。 これで討論を終わります。
○議長(小山田邦弘君) これから、議案第72号 姶良市個人情報保護法施行条例制定の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成多数です。 したがって、議案第72号 姶良市個人情報保護法施行条例制定の件は原案のとおり可決されました。
○議長(小山田邦弘君) 日程第4、議案第74号 姶良市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
○議長(小山田邦弘君) 本案について、総務常任委員長の報告を求めます。
◎総務常任委員長(新福愛子君) 登 壇 ただいま議題となりました、議案第74号 姶良市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件について、審査の経過と結果を報告します。 当委員会は12月5日、13日に開会し、関係職員の出席を求めて審査しました。 本件は、国民健康保険の財政運営の責任主体である鹿児島県が策定した鹿児島県国民健康保険運営方針において、令和5年度までに、賦課方式を現在の所得割額、均等割額、平等割額に加え、固定資産税額に税率を乗じて算出する資産割額からなる4方式を資産割額を除く3方式に統一することが示されたことに伴う賦課方式の変更と、今後の安定的な財政運営を維持するため、所得割額の税率と均等割額及び平等割額の税額を引き上げるよう、姶良市国民健康保険税条例の一部を改正するものです。 なお、この条例は、令和5年4月1日から施行されます。 主な質疑を申し上げます。 質疑、今回の改正で国民健康保険税の税率と税額を引き上げる理由を問う。 答弁、今回の改正で資産割額を除く3方式になることに伴い国民健康保険税の賦課総額が減少の見込みになること、また、団塊の世代の後期高齢者医療制度への移行、社会保険の適用拡大に伴う国民健康保険の被保険者数の減少、医療技術の高度化等による医療費の増加の影響も鑑み、安定的な財政運営を維持するための改正です。 質疑、今回の改正による被保険者への影響について問う。 答弁、今回の改正により、資産割額がなくなることで、国民健康保険税が減額になる世帯もありますが、固定資産を所有する世帯全てにおいて、減額になるわけではなく、所得割額の税率、均等割額、平等割額の税額は引き上げられるため、所得階層によっては、増額になる世帯もあります。現在のところ、増額になる世帯が8割、減額になる世帯が2割ほどと見込んでいます。 以上で質疑を終結しました。 次に、自由討議を行いましたが、報告すべきものはありませんでした。 今回の条例改正は、県国民健康保険運営方針に基づき、賦課方式を3方式への統一と、今後の安定的な財政運営を維持するための改正であるという共通理解に至りました。 その後、討論に入りましたが討論はなく、採決に入りました。 採決の結果、議案第74号 姶良市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、総務常任委員長の報告を終わります。
○議長(小山田邦弘君) 委員長報告が終わりました。
○議長(小山田邦弘君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆8番(森川和美君) 2点ほどお尋ねいたします。 質疑の答弁のところで、増額になる世帯もありますと。現在のところ増額になる世帯が8割、減額になる世帯が2割ほど見込んでいますという報告ですが、この8割増額世帯の平均的な増額額及び減額になる2割世帯の平均的な減額額が明らかになっているのかどうかです。それと来年4月から県下の各自治体3方式ということですが、全て3方式になるという確認をされているのかどうか。この2点です。
◎総務常任委員長(新福愛子君) 2点のお尋ねがありました。 まず1点目の増額、減額のそれぞれ平均的な額の確認があったかということでございました。これは様々なご家庭、家族構成も含め様々でございますので、平均的なという具体的な数字は確認はできていないところですが、一応1円でも上がるわけですから、1円から3万円まで上がる方については6割ぐらいいらっしゃるそうです。そして減額になる方で1円から3万円まで減額になる方が約2割ほどいらっしゃっており、マイナス3万円からプラス3万円までのなる方が全体の9割とそのような確認を委員会審査ではさせていただいたところです。 次の全ての市町が改正をするのかと、4月1日からスタートでいいのかという確認のお尋ねであったかと思います。現在、国保条例を改正していない市町が市では7市ございます。薩摩川内市、鹿屋市、出水市、南九州市、日置市、曽於市、そして私ども姶良市、以上7つがまだやっていない市でございます。町に関しましては、大崎町、喜界町、この2町がまだのようでございます。 ただし、薩摩川内市は前回の9月議会で改定予定ということで、今手続が進んでいるようでございます。私ども含めたこの6市と2町に関しましては、令和5年3月末までに改正が全部整うということで、令和5年4月1日から新体制での税率による体制がスタートすると、そのような確認を審査で行わせていただきました。 以上です。
◆8番(森川和美君) ただいまの答弁で分かりましたですが、全ての各県下の自治体がこの4方式を実施しているところも3方式にほとんど統一になってくるということですが、このことによって、県が主体となって広域的にやっている保険運営が今までよりもさらに運営が安定してきていると、そこらあたりは確認はなかったのでしょうか。
◎総務常任委員長(新福愛子君) この国民健康保険というのは常々議会等でも確認がされておりますけれども、構造上大変厳しい内容になっております。その上で、これから少子高齢化が進んでいきまして、全体的な健康保険税の総額がどんどん減額になっていく、下がっていく、少なくなっていくというのが現実であります。その上に団塊の世代、2025年問題とか言われましたけれども、この団塊の大きな人口の固まりの皆様が後期高齢者医療制度へ移行されるので、国保の方々からどっとまた抜けていかれる。しかも、社会保険の適用拡大に伴って、働き方改革とかもなっておりますので、国保にいらした方々も、ちゃんと社会保険に移行していかれる方々も増えてくるということで、いよいよ国民健康保険の被保険者数が減少するという。しかも、今、医療が大変発達しております。そのことで高度化しておりますので、本当に健康を取り戻されて、お元気になって、ご長寿になっていただくことは、もう本当にこれが一番最高なんですけれども、医療費の増加もどんどんこれからも止まらないという、こうした厳しい財政状況にあります。ですので、何とか、私たちももともと市町村運営であったのが鹿児島県ということで広域になったり、何とか、この国民健康保険のこの制度を維持していこう、世界に冠たる制度というふうにも言われておりますので、国民皆保険制度を守るためにいろんな策を練られながらやっておられるというところで、よくなるのかということであれば、よくなるとはちょっと言い切れませんが、全てこの制度を堅持するためのやむを得ない選択であるというふうに審査の中では皆で確認をしたところです。 以上です。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) これで質疑を終わります。 新福委員長、降壇ください。
○議長(小山田邦弘君) これから議案第74号について討論を行います。 本案について、1名の議員より通告がありました。 まず、1番、堀広子議員の発言を許します。
◎1番(堀広子君) 議案第74号 姶良市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件について、反対の討論を行います。 国民健康保険は、被保険者の年齢構成や医療費水準が高い一方、所得水準が低いという構造的課題を解決するためとして、平成30年度から県が財政運営の責任主体となり5年目になります。11月には、国から示された係数等を基に1人当たり医療費等による仮算定が行われ、各市町村の1人当たり保険税必要額や、国保事業費納付金額が示されました。市町村はこの仮算定を受けて、令和5年度に向けた国保会計の予算編成に着手することになります。 今回、県の運営方針に基づき、国保税の賦課方式、所得割、資産割、均等割、平等割の4方式から資産割を廃止し、3方式へ変更する条例の改正が提案されたところでございます。 本条例は、令和5年度基準保険料率を変更するもので、その内容は所得割12.10%から15.20%へと3.10%引き上げられ、均等割が3万5,500円から3万9,200円に3,700円の引上、平等割は3万5,500円から3万9,600円に4,100円の引上となります。 税率の改定で、国保の加入者の8割が増額になり約2割が減額になります。増減なしが78世帯となっています。また、限度額に達する世帯は、医療分、後期高齢者支援分、介護納付金分合わせて51世帯増加となっています。今回の改定により賦課総額で約6,000万円の増額となります。国保制度が県の財政運営の責任主体となって以来、最大の引上となるものであります。この間、県の運営方針にありますように、国保税を抑えるための自治体独自の法定外繰入れに対し、交付金を減らすペナルティまでつけて、解消に圧力をかけています。本市は既に法定外繰入れを廃止したことから、基金を取り崩し、国保税の引上を抑えておりますが、コロナが終息しない中、年金は減らされ、物価高騰が続き、暮らしと営業は窮地に追い込まれている下で、さらなる国保税の引上を押し上げることは、国保制度を根底から覆しかねません。全国知事会、市長会など、国保制度を守るため、抜本的な財政基盤の強化が必要だと主張しています。また、医師会なども国民皆保険制度を守るために、低所得者の保険料引下、保険証の取上をやめるよう求めています。 国保は現役世代を引退した方の全ての加入を義務づけられ、国民皆保険制度を担う最後のセーフティネットであり、相互扶助制度ではなく、社会保障制度として、その充実が求められています。また、国保は、財政を支える力が弱く病気にかかりやすい高齢者が多いという特徴があります。しかし、国からの補助金の削減によって、国保税は協会けんぽとの比較では約2倍の負担となっているのであります。高い国保税の引上を抑制するには、県の財政安定化基金残高72億円のうち、財政調整に可能な38億円、この基金を活用して、納付金を引き上げることです。このことを県に強く要請をし、国保税の引下を求めるものであります。 以上、反対の討論といたします。
○議長(小山田邦弘君) 通告による討論は以上です。 これで討論を終わります。
○議長(小山田邦弘君) これから、議案第74号 姶良市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成多数です。 したがって、議案第74号 姶良市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の件は原案のとおり可決されました。
○議長(小山田邦弘君) 日程第5、議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)を議題とします。
○議長(小山田邦弘君) 本案について、予算審査常任委員長の報告を求めます。
◎予算審査常任委員長(上村親君) 登 壇 ただいま議題となりました議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)について、予算審査常任委員会での審査の経過と結果を報告します。 本委員会は、12月6日・12日に審査を行いました。 今回の補正予算は、第1条で歳入歳出それぞれ4億3,143万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を373億5,019万7,000円とするものです。 第2条では、第2表繰越明許費補正のとおり繰越明許費の追加、変更を行うものです。 第3条では、第3表債務負担行為補正のとおり債務負担行為の追加、変更を行うものです。 第4条では、第4表地方債補正のとおり地方債の追加、変更を行うものです。 主な補正内容は、全天候型子ども館の建設工事費に係る経費、災害復旧工事費、扶助費や光熱水費など実績見込みによる追加経費のほか、職員手当等の人件費に係る補正予算などの計上です。 以下、審査の過程で議論された主なものを申し上げます。 まず、総務部について申し上げます。 財政課は、地方財政状況調査の内容変更に伴い、財務会計システムの改修委託料及び農業集落排水施設の電気料金不足分にかかる繰出金の計上です。 主な質疑は次のとおりです。 質疑、補正後の留保額が、6,275万2,000円ですが、当初の見込みどおりか。 答弁、12月補正の段階で繰越金の留保がない場合もあるので、本年度の残り4か月で、6,000万円程度の留保額を持てたことはある程度よかったと思っています。 庁舎建設課は、令和4年第3回定例会における加治木複合新庁舎新築工事契約議案の否決に伴い、事業期間の年度間調整を行う必要が生じたことから、本年度分の予算額調整及び債務負担行為の変更を行うものです。 主な質疑は次のとおりです。 質疑、今回減額になった分は、令和5年度に増額になり、差額は出ないということか。 答弁、歳入で、県振興資金について、加治木複合新庁舎分は減額になります。 総務課は、職員人件費の減額補正の計上です。 特に、報告する質疑はありませんでした。 次に、農林水産部について申し上げます。 農政課は、指定管理者の維持管理以外の農業施設における光熱水費の不足分の計上です。 耕地課は、現年耕地災害復旧事業の、台風14号被害等に伴う工事請負費の計上です。 歳入の主なものは、農林水産業県補助金、県支出金、市債、及び農地災害に係る受益者負担金です。 特に、報告する質疑はありませんでした。 次に、消防本部について申し上げます。 警防課は、消防団が使用するポンプ車の消防庁からの無償貸付け決定に伴い必要となる自動車保険料や重量税、無線機載せ替えの委託料の計上です。 なお、無償貸付けされるポンプ車の納期については、令和5年3月の予定です。 主な質疑は次のとおりです。 質疑、今回は1台分の無償貸与となっているが、他の分団も随時入れ替えるのか。 答弁、今回の無償貸与は、国の令和3年度の補正予算で姶良市に決定しました。 今後も引き続き申請していきます。 質疑、無償貸与であるが、何年間の貸与か。 答弁、無償貸与の期間は、国の定めにより10年です。10年を経過すると貸与された市町村に譲渡されます。 質疑、配備先を重富分団平松部に決めた理由は何か。 答弁、消防団の車両更新計画に基づき、順次古い車両から更新している関係で重富分団平松部に配備をします。 次に、教育部について申し上げます。 学校教育課は、GIGAスクール構想に伴い、小中学校で使用しているタブレット端末修繕費のほか、来年度に向けた児童生徒や学級の増加見込みに対応するためのタブレット端末及び充電保管庫の整備に必要な予算の追加計上です。 主な質疑は次のとおりです。 質疑、タブレット修繕内容の主なものと児童生徒の転入・転出の推移について説明せよ。また、タブレットを安価に購入できるよう取り組んでいるか。 答弁、修繕等については、キーボードのキーを強くたたいてしまうことが原因で起きる爪折れ等に対応したキーボードユニットの交換修理が最も多く26件で、1台当たり1万7,980円かかっています。ほかにも、画面の割れに対応した液晶パネルの交換修理や動作不良によるマザーボードの交換修理等が発生しています。 児童生徒の転入・転出については予測が難しいですが、本市の場合は転入が転出より多いことから、来年度の児童生徒数と学級数の増加を見込んで119台分の費用を計上しています。 また、今回、購入するタブレットは一般的に購入する価格より安価な値段となっています。 質疑、令和5年度の学級増は21学級で、通常学級が6学級、残りの15学級は特別支援学級ということか。その支援学級の専門性、指導体制はどう考えているか。 答弁、現在の児童生徒数から予測する学級数と、例年の転入・転出の状況から、令和5年度は通常学級で6学級増えると見込んでいます。 特別支援学級が15学級増える見込みであり、教員の専門性については、特別支援学級担任を対象とした研修会を開き、専門性の確保に努めています。 指導体制については、今後も専門性を身につけた教員を配置していくことと、自らの資質も向上させていくという両面で特別支援教育を進めていきます。 質疑、充電保管庫は、どのように利用するのか。 答弁、タブレットが40台収めることができ、保管と充電と兼ねたものになります。学級数が6学級増えることを見込んで6教室分、6台の充電保管庫を設置するための経費を計上しました。 次に企画部について申し上げます。 商工観光課の補正は、観光費の観光PR事業で、大学、社会人などの野球の交流戦「薩摩おいどんカップ実行委員会」への開催地負担金の計上です。 主な質疑は、次のとおりです。 質疑、交流戦の試合数と、姶良市の経済効果及びメリットはどう考えているか。 答弁、交流戦の公式発表は実行委員会から出されますが、開催地が鹿児島市・薩摩川内市・日置市・姶良市の4会場になります。対戦カードについては、1試合以上の開催が計画されています。開催期間は、令和5年2月23日から3月12日までとなっています。 経済効果は、球場使用料や選手・監督、観戦者などによる球場外での特産品購入や観戦者の方々の地元のホテル・飲食店などの利用による効果があると思います。 また、テレビ・新聞等で報道されるので姶良市の知名度アップにつながると考えています。 次に、建設部について申し上げます。 土木課は、道路施設改修事業として、街路灯の修繕経費及び老朽化した新留トンネル内の照明についてLED化を含めて改修するための経費と、台風14号により被災した土木施設の災害復旧工事にかかる経費の計上です。 主な質疑は次のとおりです。 質疑、新留トンネル内の電灯の個数は何基ついているのか。また、落下したのは1基だけか、それに伴って事故等はなかったのか。 答弁、新留トンネル内の電灯個数は32基です。トンネル内の定期点検中に1基が劣化により落下しましたが、事故等は起きておりません。 質疑、あさひ団地と馬渡団地の地方道路整備事業は6月補正で計上されていた事業だと思うが、次年度以降の計画もあるのか。 答弁、あさひ団地、馬渡団地の道路整備は、6月の時点では、地方道路の起債事業で申請していましたが、この事業は充当率が90%の起債事業でした。今回は、冠水や大雨で避難する際に側溝蓋がなかったために側溝に落ちてしまうなどの危険を回避するためにも必要な道路整備であることから、県との協議の結果、緊急自然災害防止対策事業債で申請することとなり、充当率100%の事業に財源組替えを行ったものです。 次に、保健福祉部について申し上げます。 まず、社会福祉課は、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業で、申請期間が延長されたことにより不足が生じることから追加補正予算の計上です。 主な質疑は次のとおりです。 質疑、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業は、現在95世帯が受給されているが、給付開始から世帯数は変わっていないのか。 答弁、この自立支援金は、初回3か月で、再支給制度もあり、合計6か月の支給が受けられます。対象者は、鹿児島県社会福祉協議会の貸付支援による支援が終了する世帯であり、本市で該当する367世帯に案内を行っています。現在は、そのうち74世帯の申請が出ています。 次に、長寿・障害福祉課は、障害児通所支援事業で、利用者の増加に伴う給付金の不足、障害者自立支援金支給事業は、就労継続支援など給付金の不足が生じることから追加補正予算の計上です。 社会福祉施設費の地域介護・福祉空間整備等事業は、グループホーム施設の防災改修等支援事業にかかる補助金の計上です。 主な質疑は次のとおりです。 質疑、地域介護・福祉空間整備等事業の非常用自家発電機の整備のための補助金交付は、グループホーム1事業所だが、他の施設は自家発電の設置をしているのか。 答弁、この事業については、国・県からの案内に基づき市内の地域密着型介護事業者等に全てお知らせしています。その中で3事業者からの申請を受け付けていましたが、国の審査の結果、今回は、福祉避難所として登録をしている事業所が優先的に採択されました。各介護施設の自家発電の整備については、把握しておりません。 次に、子どもみらい課は、子育て支援拠点施設整備事業で、全天候型子ども館の建設工事費の計上です。 主な質疑は、次のとおりです。 質疑、子ども館の建設にかかる工事請負費が、今回の補正予算での計上になった理由を示せ。 答弁、令和6年4月1日の供用開始を目指す中で、本年3月に基本設計が完了し、今年度、実施設計を進め、具体的な建設費が分かりましたので、今回、補正予算に計上しました。 質疑、合併推進債だけで建設した場合と、都市構造再編集中支援事業を活用した場合の財政効果はどのようになるか。 答弁、設計の積算額4億8,800万円を基準とした場合、国の都市構造再生集中支援事業での要求額が2億3,000万円、合併推進債2億3,200万円、これらを差し引くと一般財源が2,600万円となります。それに対して全て合併推進債を充てると仮定した場合は、合併推進債が4億3,920万円、一般財源4,880万円になります。このことから、合併推進債のみを財源とするより、都市構造再編集中支援事業の補助金を活用するほうが合併推進債による借入額の減少及び一般財源の減少になります。合併推進債は後年度40%の地方交付税措置はありますが、借入額が減るということが大きな財政効果と考えています。 以上で質疑を終結し、議員間討議に入り、次のような意見が出されました。 まず、学校教育課の児童生徒のタブレット端末の修繕及び購入について。・タブレットを導入した教育活動が進んでおり、児童生徒がタブレットを活用する機会も増えていると考える。使用年数や使用状況によっては、壊れる確率も高くなると考えるので、予備台数を13台から増やすべきではないか。 次に、子どもみらい課の子育て支援拠点施設整備事業、子ども館の建設費について。・子ども館は、危機的状況にある家庭を救い、支援していく場所であると捉えている。・有利な財源事業で財政効果を生む事業であるということに誘導されることは、よくないと考える。・建物の形状について、管理にかかるコストの削減や点検等の作業効率は図られると考えるが、子どもが喜ぶ外観にはできないか。・補助事業の活用という観点で考えると、建設場所は、加治木駅から加治木総合支所までの間の真ん中に位置しており、周辺の道路整備や街灯設置などが、一般財源を少なくする方法で実施でき、さらに地域の活性化につながる場所として決定したものと考える。・来年、こども家庭庁が設置され、子育てについて、国・県・市との連携が必要になってくることからも子ども館の早急な設置を望む。 などの意見がありました。 以上で、議員間討議を終結しました。 その後、2名の委員から修正動議が提出されましたので、提案の説明を受けました。 修正の主な内容は、子ども館建設は、建設費はもとより、運営にかかる営繕費や人件費の確保など、多額の費用を要するものであると考える。そのため、当初予算で過去の負の遺産問題とも絡めて慎重に審議すべきものであり、補正予算対応で扱われるべき事業とは考えられない。箱物事業は、造って終わりではなく、将来への起債償還や運営にかかる人件費、毎年営繕費問題が発生し、財政の硬直化に拍車をかけるものである。過去の負の遺産や財源問題を解決し、時期や工期間隔を考慮した補正予算となるよう、子育て支援拠点施設整備事業にかかる予算を削除する修正案を提出する。 次に討論を行いました。主な内容は次のとおりです。・子育てに困っている家庭を一刻も早く救うべきであると考える。国からの補助金を受けられることが分かっているのに、今さら事業を覆すことは考えられないので、原案に賛成とする。・アンケート調査から、民意は、子どもたちが安全に遊ぶ場所を求めていることが分かる。これら民意の考えを練り込んだ機能を持たせた施設を造るべきと考え、修正案に賛成とする。 以上で、討論を終結し、採決に入りました。 まず、修正案について採決を行い、採決の結果、賛成少数で修正案は否決すべきものと決しました。 続いて、原案について採決を行い、採決の結果、議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、予算審査常任委員長の報告を終わります。
○議長(小山田邦弘君) 予算審査常任委員長の報告が終わりました。
○議長(小山田邦弘君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 質疑なしと認めます。 上村委員長、降壇ください。
○議長(小山田邦弘君) 本案に対し、小田原優議員ほか1名の議員から、お手元に配付のとおり修正の動議が提出されています。 したがって、これを本案と併せて議題とし、提出者の説明を求めます。
◎10番(小田原優君) 登 壇 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)、修正案の提案理由を述べさせていただきます。 議員の皆様方には、予算委員会のときの提案理由と内容はがらりと変わっていますので、びっくりされるかもしれませんが、あのときは常任委員会のときに市長や執行部のほうの意見を聞き、詳しい内容を聞いての内容で修正する暇がありませんでしたので、今回の内容とは大きく変わっておりますので、その辺をご了承ください。 それでは読ませていただきます。 子ども館の目的は認めつつも、今後の財政問題、市全体の中で緊急性及び優先度を抑えた形で進めている各事業計画、そして候補地選定手順の不透明性、今後の運営方針、さらに地元企業育成、これらを総合的に判断した上で、時期尚早と判断し修正案を提出するのでございます。 今回の補正に対する市長の意見を聞いた結果、子ども館の将来に向けての運営、これらにかかる営繕費や人件費等の見込みに対して問題があると判断するものです。 当該事業は補正2億円のほかに3億円の債務負担行為の追加補正まで加えており、最低でも5億円を要する大事業となっております。このような巨額な費用を要する事業は当初予算で慎重に審議すべきもので、補正対応で簡単に取り扱われるべき類いのものではございません。皆が承知しているように、箱物事業は造って終わりではありません。将来への起債償還や運営にかかる人件費、そして毎年の営繕関係費用が発生しますが、このことは執行部も市議会も十分に理解した上での判断を各自しているものと思います。 これまでの争点は、初期投資、いわゆるイニシャルコストといいますが、かかる建設費に関する財源問題や候補地選定過程とその建設時期が議論されてきました。本市では、ここ数年の間に大型事業が集中していますが、一方、市内の中小企業は有資格技術者を多くは抱えておりません。これだけ短期間に公共事業を乱発されますと地元業者は対応することはできません。公共事業では技術者を拘束する厳しい縛りがあり、市内業者だけでは全受注をこなすのは厳しく、市の公共事業であるにもかかわらず、市外の大手業者にその事業を奪われ、地域経済の活性化にはつながらないことになります。 当該事業実施に対する肯定的な意見として、当該補助事業を実施できなくなると、これまで積み上げた国や県の信用を失い、今後の補助事業に影響を与えるばかりでなく、姶良市全体の信用を失いかねないとの主張があります。初期投資だけ、いわゆる箱物造りだけに争点を絞った議論なら一理あると思います。 今、一連の大型事業が国庫補助事業を利用し、一エリア内において有機連携的に関わり合った事業が数年にわたって計画されています。20年程度の財政シミュレーションすらも策定できない市の将来計画がベースとなっているのであれば、そこには不安材料しか見出せません。最悪の結果となり、市が破綻するとなれば、その団体には国は容赦ない行政サービスの切捨を求めてきます。現在、一般財源で実施されている単独事業は全てカットされ、行政サービスの低下は免れないでしょう。破綻するまでに放置してきた市民に対し、責任を求める国の立場からは致し方ないものと考えます。このため、市には常に無理のない健全な財政運営が求められます。箱物は完成してからそこに新しい魂を吹き込み、そして呼吸させることが大事です。呼吸できない箱物は単なる入れ物にしか過ぎません。今、計画されている建設事業連には、その呼吸が求められます。 先日の予算審査常任委員会で当該事業に対する市長の熱い思いを聞かせていただきました。職員も含めて十分な熱意、そして細やかな準備も確認できました。最後まで話を聞いた結果、現在立てられている運営計画や、それに伴う予算確保の面から分析しますと、熱い思いとは大きく乖離した運営になるのではないかと今のところ危惧しています。 熱い思いとは、子どもの遊び場や子育てに悩む保護者の相談所的なものだけではなく、もっと広く大きな意味で、子どもを取り巻く保護者を含め、大きな鳥の巣が温かくひな鳥を包み込む形での運営を目指しているのだと、市長の話から私的にはイメージしました。 この館に必死の思いでたどり着いてきた親子がいたとします。親子ともひどく心を病んでいた場合、まず適切に対応できるのは、多くの経験を重ねた専門的知識を持った保健師や、双方向コミュニケーション技術であるカウンセリング、及びコーチングの専門家、そして児童心理の専門家や、親子間の心理状態を判断できるセラピストなどで構成されたプロ集団の体制、いわば病院的なクリニック的な要素が構築されていることが前提と考えます。 説明の中での人件費や委託料等を見た場合、10人体制で、うち6人が常駐とした見込み額を立てています。前述のような人的資源確保にはまずは不十分としか映りませんでした。見込み額だけでは専門技術者の2人か3人程度しか確保できません。高度な技術を持った熟練保健師はほかの団体においても不足しており、前述の専門的技術を持った人材確保には相当な費用が必要です。仮に募集しても確保はかなり厳しいものと考えます。この状況を解消するため、市が真っ先に取る方法としては、人事異動で当面対処する方策が考えられます。人材がいないわけですから。市の保健師の彼らは日常的に不足する陣容の中で、正規職及び臨時職にかかわらず手いっぱいの中で業務に毎日取り組んでいます。短絡的な配置替えでの対応には、他の通常業務にも影響を与えます。 これは民間にも言えることですが、通常大きな目的を持った施設づくりを考えた場合、その運営に直接関わるスタッフ連が1年、短くても半年前からそろってテーブルに着いて、どのような配置にすべきか、どのような形で対応していくかを想定してから、事務所や店舗内の動線、間仕切りを検証して最終形をつくり上げていくものと携わった者としては考えます。結局、その彼らがその施設を運営し回していくわけですので。 聞き取りを行った結果、それらしいスタッフも現在のところ確保されてはいないようです。この点でまずは懸念されます。 子ども館は必須の施設であると、いわば、救いの場と期待する意見もあります。子育てに悩みを持った母親、父親の中で、公が提供する子ども館なる施設に勇気を振り絞って来られる方はまだ恵まれていると私は考えます。毎日をひっそりと暮らす家庭には、公的であろうが、私的機関であろうが、外部との接触をかたくなに拒否します。異常と思われるでしょうが、全く考えつかない。つまり彼らは病んでいるのです。保健師などが悩んでいる家庭を聞き取りによって見つけ、そっと訪問して相談というより話を聞く体制、いわゆる訪問ケア的ソフト体制を充実するほうが優しく、そして温かい解決につながるものと私は考えます。 市長の熱い思いからは、この施設の究極的目的は、単なる遊び場の提供や来館した方への形ばかりの相談体制ではないと私は考えました。誰にも相談できない方への救いが目的であるならば、目先の財政問題に縛られ、窮屈な中で計画された中途半端な入れ物よりも、悩みを持った方々の救いの館となるような子ども館と呼ばれる施設の誕生を期待したいものです。ひっそりと悩み苦しんでいる親子や、ネグレクト児に対する問題も含め、完成が望まれる子ども館は、それらを網羅する救いの館となるよう切に願うものです。 俗な言い方になってしまいますが、予定地周辺の方などを除いて、多数の市民、特に市内の小中学生を抱える親たちは、給食費の補助や子ども医療費無料化など身近で直接的な問題に手を差し伸べてくれる施策を今のところ望んでいるものと考えます。 財政問題はもとより事業の緊急性と重要度を考えつつ、建設時期や工期の間隔、開館後の運営などを十分に熟慮し、どのような目的で造るのかを想定・吟味した上で、予算枠に惑わされることのない子ども館の誕生を願い、市に対して再考を促す意味での修正案であることを提案するものです。 以上でございます。
○議長(小山田邦弘君) 提出者の説明が終わりました。
○議長(小山田邦弘君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆16番(岩下陽太郎君) それでは、2点少し確認をさせていただきたいと思います。 委員長報告、そして今の提案理由の説明の冒頭などでもあったように、委員会における修正動議の中では、過去の負の遺産や財政問題を解決し、時期や工事間隔を考慮した補正予算となるよう、子育て支援拠点施設整備事業にかかる事業を削除するというふうになっていましたが、今回肯定をしている部分もあるのかなと思ったりもするのですが、今回の提案理由は、子ども館設置そのものに反対というような意味合いにちょっと理解もできるところがありますが、その理解でいいのかというところ。 併せて、子ども館設置を認める内容というのもいろいろ入っていたのですが、具体的にどのような施設であれば認められるのかというところが、もし、お考えがあればお示しください。 2点目です。起債で行う事業、今回のこの事業などというのは、建設する施設で受けられるサービスや支援、そして負担、そういったものも、一部の都市の市民に偏ることがなく受けられるための最善の方法が起債での行う事業の意義だと考えます。その点について、どのような考えで今回提案をされたのか、ちょっとお示しいただければと思います。 以上です。
◎10番(小田原優君) 今、子ども館に対する反対かどうかということをおっしゃられたのが1点と、それから歳入についてのことが1点だったと思います。ざっくり言えばです。 今、この3ページにわたって私が切々と述べましたけど、後半の部分、下から10行ぐらいです。ここに私の思いが含まれましたけど、ここをよく読まれましたか。子ども館に反対してないですよ、私は。もう少し時期を見て、じっくりとしてという形でということを考えているわけですから、子ども館に反対とは一言も書いていません。今回の予算提出に対して反対しているだけの話です。そこはちゃんと読んでください。提案者の。 それから歳入についてですけど、歳入は有利だから子ども館を造るということですけど、市長がこの前常任委員会で説明されました、熱い思いを。あのときの言葉を聞かれて思い出されたと思うのですけど、市長が造られる目的というのは物すごくいいイメージが、私は、それこそ鳥の巣という、担当部長から鳥の巣というイメージも聞きました。鳥の巣といえば、鳥の巣籠を作るのに4か月かけている鳥もおれば、二、三時間で作る鳥もいるのでしょうけど、ほかの鳥の巣を借りるところもあるんですけど、ちょっと話は外れましたけど、そういうことで、いいものを造るために歳入を考えて造るのではなくて、いいものを造った、そういうものを造る。そしたら今度は、歳入はどうしましょうかという次のものです。歳入ありきで今進めているから、こういった窮屈な事業になっているのではないでしょうか。どうでしょうか。その回答で。
◆16番(岩下陽太郎君) では、2問目で、まず反対となっていないところ確認を取らせていただきたいということでしたので、そこを確認したところで、そうした中で、市長の言葉というところを言っていただきましたので、その中で、市長それから担当部局に関しても、いわゆる、もう本当今すぐにでもこの施設を造って、その事業に携わり、そういう困っている市民、子どもたちや、子育てに関わっている保護者、関係者に支援をしたいんだという思いも言われたと思います。そこの部分に関しては、要は先送りをしたほうがいいという部分に関しては、どのように考えるのかというのをもう1点聞かせてください。 そして予算に関しての部分には、起債に関する考え方いろいろあるとは思います。そういう中で、今提案者の思いだったり考えというところは一応分かりましたので、こちらに関しては了解いたしました。 1点目のところお願いします。
◎10番(小田原優君) 提案理由の2ページの中段から下のところ。この館を開館した後のイメージです。これはシミュレーションしているんですけど、なかなか必死の思いで、あそこに行けば何とかなるということで来られた親子が来たときのイメージです。結局、どのような職員、子ども館の中におられる方がどのような形でそういった相談に来られた方に対応できるかというのが非常に大事ですけど、今の予算書を見ると、人数10人、常駐6人、結局その中身が具体化されてないような気がします。 ここに書いてありますように、クリニック的な私は要素だと思います。子ども館というのは。いろんな事例があると思います。もう想像できないような。そういうベテランの保健師であったり、それからカウンセリングは大体皆さん分かると思いますけど、コーチングとか、分かると思いますけどセラピスト、心を病んだ。 私の知っている方に、親子に絵を描かせて、子どもさんがどういう親に対してイメージを持っている、親がどういうイメージなのか、その絵だけで考察できると。そういったセラピストもいるわけです。こういった技術を持った方。 それから、ここにもありますように、双方向コミュニケーション。コーチングというのは皆さんスポーツのコーチングと誤解されているかもしれませんけど、コーチングというのは1970年にアメリカに誕生した技術であって、皆さんがよく使われる気付き、気付きの原点となるものです。話を聞いて、その人にある程度のアドバイス、ポイントポイントを追って、その人が自分が気付いてないやつを気付かせて、能動的に自発的に動くという技術なんです。これは心理学のほうだと思いますけど、そういった技術の方も鹿児島県には二、三人はいます。そういったいわゆる心理カウンセラーとかそういった人たちのプロ集団が常に待機していて、いつ誰が来てもいいように、あそこに行けばなんとかなるという、御殿、光の、あそこには、救いの館と私は言いましたけど、そういった施設にすべきじゃないかなと。 今回の予算では、見込み、ヒアリングでは、10人体制の6人常駐で1,900万円、社会保険料は別に組んでいると言いますが、恐らく2,500万円程度でしょうけど、それではまず人は、市長が熱い思いを抱いておられる館を支えるスタッフは確保ができないと私は思います。自分もそういったのに携わった経験がありますから。 なぜ、そういうふうになったかというと、予算を我々がやはり私みたいなやかましいのがいるものですから、突っ込んできます。人件費が高いとか。だけど、何のためにこの子ども館を造るんだということを考えれば、そういった予算は潤沢といきませんが、そういうのに縛りを受けずに、よいものを造る。何のためにその子ども館を造るんだという目的をしっかりと持ったスタッフで、皆さんで十分に話し合って造っていくのが筋だと思うんですけど、今は、箱物を造って、それは中に入れるスタッフを入れましょうというスタンスじゃないかなというふうに思っています。 それで、この2ページ目の中段のところを読んでくださいということで言いました。それから、あと、それでいいですかね。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はありませんか。
◆17番(新福愛子君) 提案者は、子ども館そのものには賛成である。しかし、今は財政上のこと、また、この準備体制等を見ていると、今はとどまるべきではないかということを提案理由で述べられております。しかし、今の物価高騰、資材の高騰、本当にこの1か月、3か月、半年で、この予算が大変厳しいものになっている。世の中全体がこういう中にあって、約4年近くの議論を経て勝ち取った、市長を先頭に、そしてまた職員の皆様が汗をかいて知恵を絞って勝ち取ったこの国の事業を今ストップをかけること自体が私はあってはならないことだという角度で提案者のお話をずっと聞いておりました。 提案者はくしくも元職員でいらっしゃいます。職員のご苦労というものを全体会のほうでも聞かせていただきましたけれども、今は議員となって、外から市民の声を代弁する形、そういうお立場で、こういった提案をされていることですけれども、これまでの経緯に対して、ここでストップをすること、本当にこれが後々未来にわたってどのような結果になるのか、そういったことも含めての提案をされているのかということが1点。 それから、もう1点は、今日のこの会議の後に追加提案がございまして、補正予算がさらに12号というのが提案される予定でございますが、そこで、出産・子育て応援事業というものがその予算の中に入っております。今、私たちが想像する以上の速度、7倍の速度で少子化が進んでいると言われております。妊娠・出産・子育て、この現状というのは、私たちが想像できないぐらい大変な状況になっておりますが、その辺への認識、いま一度、聞かせていただきたいと思います。2点です。
◎10番(小田原優君) 最初に、箱物問題。これまで5年間、国や県、協議して事業を進めてこられたと。今まで5年間進めてきた中、先ほど私が言いました、どういったものをイメージして、子ども館を造りたいのかというのが、私は今まで欠けていたんじゃないかと思います。そしたら当然私たちに伝わるように、こういったスタッフで、こういった形で、こういったケースの場合、こういうふうに対応するんですよというのがあれば、ある程度きちんとした説明が、私たちに納得できるようなものがあったのじゃないかと思います。その辺がちょっと欠けていたのかなと。 先ほどから言いますように、子ども館というのは、中途半端なものじゃなくて、きちんとしたものを造るという中身の問題だと思います。箱物はどうでもいいですけど、中身の問題だと思いますよ。鹿児島市のりぼんかん、それから霧島市のこども館ですね。結局、先ほど鳥の巣の話をしましたけど、鳥の中には、ほかの鳥の巣を使う鳥もあるわけですよ。ただ、それは消毒の問題や、雑菌の問題とかあって、いろいろとあるらしいんですけど、話は仮定の話ですけど、ほかの施設を使うと。中身が充実しているのであれば、既存にある保健センターとか、ああいう器なんかを使って、そういった人材スタッフなんかも、そろえとけば十分じゃないかなと思うのですけど、これは私が今思いついただけの話ですけど。中身の問題だと思います。この中身が欠如していたために、ちょっとそこが、開館後のことを私は危惧しているから、きちんと時間を設けて、予算枠にとらわれずに、いい品物、いい子ども館を造ってもらうということで考えてほしい。もう1回時間をかけて再考してほしいなというふうにお願いしている修正案なんです。これはお分かりですね。 それから最初のやつをすごく考えていたんですけど、2番目のことをちょっと聞き忘れてしまったもんですから。
○議長(小山田邦弘君) はい。では、もう一度。
◆17番(新福愛子君) 提案者のお考えというのは分かりました。 2点目のほうも結構でございます。私たちはこれから、これまでも、いろんな議決を経て、この子ども館も今日に至っておりますので、これまでしっかりと自分たちも悩みながら、そして賛否を表しながら今日を迎えているので、そこに関しては提案者と永遠に見解の相違があるということを確認できましたので、以上でいいです。結構です。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。これで質疑を終わります。
○議長(小山田邦弘君) これから討論を行います。 本案について、6名の議員より通告がありました。 まず、3番、桃木野幸一議員の発言を許します。
◎3番(桃木野幸一君) 今回の予算審査で議論となりました、ただいまの子ども館を主に申し上げ、賛成討論といたします。 姶良市は平成22年に誕生し、今まさに県央のよさも生かしながら着実に発展してきております。特に人口面では、子育てと仕事の両方を目指す子育て世代は確実に増えており、保育や子育てに対するニーズも高まってきております。一方、子育て世代の精神的・経済的負担は増大しております。特に市内に親・兄弟など、いざというときに子どもの面倒を見てもらう人がいない親にとりましては、その精神的な負担はかなりのものがあると思われます。したがって、今まさに子どもたちの健全育成や子育てを行う保護者の悩みや不安に行政として向き合い、安心して子育てができる環境づくりが求められております。 予算審査常任委員会におきましても意見が出ましたように、子ども館は危機的状況にある家庭を救い支援していく場所であります。また、来年、こども家庭庁が設置され、子育てについて、国・県・市との連携も必要になってきます。そこで、子育て世代を包括的に支援するための中核となる拠点施設として、子ども館の整備が早急に求められます。子ども館ができますと子育てに悩む同じ境遇の方々が互いに悩みを話し合い、その中で解決の糸口を見出すこともあろうかと思います。 現在、県内外におきまして、例えば認知症の介護に関わっていらっしゃる方々、あるいはがんになられた方々、あるいは断酒会など、そういったサロンとか会があるのも、このようなことが背景にあると思われます。鹿児島市、霧島市、鹿屋市などでも、趣旨の違いはあれ、子ども館ができており、それなりに子育て世代の大きな助けとなっております。子育て世代が増えてきている今こそ、早急に整備をすべきであります。 一方、加治木駅から加治木支所までの一帯約52haが都市機能誘導区域として再編されることが姶良市立地適正化計画に定められております。子ども館はまさにその中心部に位置し、加治木地区のまちづくりや、かもだ通り商店街の振興のためにも重要な役割を担っています。 また、地元加治木地区のそうした方々も、今、子ども館と連携し、活性化を図ることを模索されております。また、加治木支所の建設や道路などの整備に、国の都市構造再編集中支援事業交付金が令和3年度から7年度まで22億円充当される内示となっており、子ども館もその交付金を使っての整備計画であります。もし、原案が否決されるようなことになりますと、国や県の信頼を失うばかりか、何より、子育て世代はもとより、市民の市政に対する信頼、いわゆる政治不信となることが予想されます。 今回の補正予算は、新型コロナウイルス関連や、扶助費、また災害復旧費など市民の方々に対する予算が含まれており早急な成立が望まれます。 以上、子ども館建設を含む議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)は成立することが求められますことから賛成討論といたします。
○議長(小山田邦弘君) 次に、4番、益森隆史議員の発言を許します。
◎4番(益森隆史君) 私は本修正案に対して賛成の立場で討論させていただきます。 まず、子ども館の建設自体に対して、私は賛成するものです。では、なぜ、今回の修正案に賛成をするのかというと、30年、40年と運営できる立派なものを造ってほしいと私は心から願っています。なぜなら、子育て世代ですし、小学校1年生、4年生の私子どもを持っているからです。 ただ、今回上がってきている設計の内容であったり、実務を見ると、子育て支援館なんですよね。子ども館ではないんですよ。相談メイン業務にするのであれば、加治木複合新庁舎に造ればいいと思うし、ましてや、ここの姶良の本庁舎、今造っていますよね。この2階は空くわけですよ。ある程度。ここに相談支援のセンターを造ることもできるわけです。 なぜ、こういう、私、今回討論をしようかと思ったかというと、子ども・子育て会議というものに私は議会から選出で参加をさせていただいております。そこで600件に及ぶアンケート結果を全て拝見させていただきましたが、親が望んでいるのは、まず、子ども館。これは本当に望んでいます。子どもが走り回れる場所をつくりたいと。あとはプールですね、プールも造ってほしいということをすごく望まれていました。 子育ての相談業務に関しては、職員さん方の評価はめちゃめちゃ高いです。「あいあい」であったりとか、「かじきっず」であったりとか、すごい評価されているんです。ただし、よく出てくるのが雨の日や夏の暑い日に遊べる施設、走り回れる場所に皆さん期待をしています。我々は市民の代弁者ですから、この民意というものをしっかりと受け入れた形で再考するべきじゃないのかなと考えていまして、なぜなら、今回の定例会で、市長はまず大型グラウンドゴルフの新設、これを一旦立ち止まりました。あともう一つが高等教育の新設、これも立ち止まって一旦見直しをされています。すごい勇気の要る決断だと思いますし、私は大変このことについて評価しております。 ならば、だからこそ、子どもが走り回れる施設であり、全天候じゃなくてもいいので、半天候型でもいいので、予算を3倍かけてでもプールを併設したりとか、もっと広い場所に造るべきなのじゃないのかなと私個人は考えていて、これはアンケートの民意でも反映されている要望です。ですので、子ども館を造るのであれば、しっかり造るべきだし、子育て支援館なのであれば、加治木複合新庁舎の中に組み込めばいいと思うし、この姶良本庁舎が新しいものができた後の今ここの2階であったりとかに新しい相談施設を組み込めば、時期もずれないじゃないですか。こういう形でやっていったほうが先々長く、箱物は25年造った場合で転用ができませんので、今のこの加治木の場所に造った場合で100%直営になるわけです。あそこだと、ヒーローショーも呼べないですよ。マルシェとか、キッチンカーも集まれないですよ。民間を活用したイベントができない子育て支援館という形になってしまいますし、子どもが安全に走り回れるスペースは確保できません。走るなという子ども館になってしまうのはすごくもったいないですよね。 あと、最後の後発組だと思うんです。子ども館を鹿児島県に造るのは。それなのであれば、県内中の子どもたちが遊びに来てくれるような場所に造るべきだし、その広さを確保する必要があると考えます。そうすることで、もしかしたら、西松屋とか、トイザらスとか誘致できるかもしれないじゃないですか。そうなって初めて県央子育てのまちと言えるのではないのかなと考えていまして、今の状況で、あそこに子ども館という名で造った場合に、ちょっとイメージが市民の考えているものとは違うのではないのかなと危惧していることと、あと子どもたちが走り回れるスペースを望んでいる理由の一つに、休みの日だったりとか、どこの公園ももう既にグラウンドゴルフで埋まっているんです。子どもたちが遊べる場所がもうないんですよ。なので、ちゃんと走り回れるスペースを併設したしっかりした場所を造るべきだと思うし、この子ども館という事業を応援するからこそ、私は、いま一度立ち止まって、もっと市民の声を取り入れた形で、予算をかけてでも、25年、30年残せるものをしっかりと造るべきだと私は考えています。 この高等教育やグラウンドゴルフにかける予定だった財源というものをどこからどう持ってくるというのは今分かりませんが、今もう白紙になったので、この辺のことをもう1回再考して、どうやれば、今回のアンケートの600件の大多数を取り込める形がつくれるのかということも議論して、もう一度立ち止まるべきなのではないのかなと考えております。 我々議員というのは市民の代弁者であり、二元代表制の片輪でありますから、我々がしっかりとここでちゃんと議論をして、代替案だったり代替策の議論もないままに、これまで何年かかけて出てきたものを賛成賛成していくことに対しては私はこれも反対で、もう状況が変わっていますから、ゴルフ場も造らないわけですし、高等教育も今の時点では新設はしないという結論に一旦なりましたので、では、子ども館ももう1回立ち止まって、もっと人が呼べるものだったり、もっと民間活力ができる場所であったりとか、広場を有する場所であったり、もっとこういろんな面で多角的に考えて、相談支援センターであれば、子ども館のあそこの加治木に造る必要はないと私は考えているので、それならば、そこをメインにするなら、この姶良の旧庁舎と今後なると思いますが、ここだったりとか、加治木複合新庁舎に入れるべきかなと。なので、私は一旦ここをもう1回考えるべきだという意味を含めて反対を、修正に対して賛成をするものであります。決して子ども館に反対するものではないです。造るべきだと考えた上での修正案に賛成ということで討論させていただきました。 討論終わります。
○議長(小山田邦弘君) 次に、12番、馬場修二議員の発言を許します。
◎12番(馬場修二君) 議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)の原案に対して賛成の立場で討論を行います。 私は過去の経験、それから身近な携わっている方々、そのような着眼点を置いて、子ども館に重点を置いて討論を行います。 今回の論点となりました子ども館と言われている子育て支援拠点施設については、これまでも賛否様々な議論がなされ、幾度となく確認もされ、議決の結果として現在に至っていると私は認識しております。さらに今回審査に時間をかけ、新たな視点の下に出た意見も理解できます。 私は、ほんの数年前まで、姶良市の保護者代表を担っていた時代に子どもたちの不登校や発達に悩む保護者を数多く身近で感じてきました。そして見てまいりました。涙を流しながら相談する母親の傍らで、目標を失いうつろな目をした子ども。まるで命を取られるかのように構えている子ども。そしてさらには既に罪を犯してしまった子どもも身近におりました。そういう子どもたちを救うためには一刻も早い幼児期での救いの場が必要であります。そこで悩める保護者の小さな支えになればと思い、特別支援の講習会、座談会を私が始めた経緯もございます。 県内唯一人口が増え、子どもたちが増えている今の現状、当時からすると心の支援を要する保護者は数倍増えてきている中にあります。子育てに悩む保護者同士の話合いの場に参加させていただいたこともございます。学校の教室ほどの部屋で話合いをしておりましたが、子どもを連れてきて、その子どもは後ろでまたは横でお絵かきをするしか広さがありません。そして、その子どもは決してお絵かきをしたいわけではないのです。コミュニケーションが苦手なので多くの子どもたちと交流することもできません。多くの子どもたちと交流することもできません。そのような実態を目にしたとき、どう思われるでしょうか。今回の設計にはそれもカバーできております。 姶良市には「あいぴあ」があります。現在の機能では、まだまだ埋もれている実態があると推測されるわけです。今回の子育て支援施設は子どもへの支援だけではありません。親だけの支援でもありません。親子の心の支援を大きく目的とした施設であると、当施設の事業は速やかに進めるべきと考えます。既に私が気付いたときには遅い状況かもしれません。姶良市内には療育を対象とした事業所、妊婦さんを対象とした産前産後ケアを行っている事業所もあります。この方々は個でされております。この施設の完成時には姶良市内の事業所とも連携を取りながら、児童委員そして民生委員ともさらに連携を取りながら、事業目的のとおりの子育て支援拠点となり、児童福祉において包括的に支援できる施設となり得ることを希望し、議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)の原案に対しての賛成討論といたします。
○議長(小山田邦弘君) 次に、8番、森川和美議員の発言を許します。
◎8番(森川和美君) 討論に入る前に、この予算審査常任委員会に市長と副市長を出席させるべきだという提案をし、その要請に速やかに対応していただいたことには評価をし、敬意を表するものです。そういったことを踏まえながら、今回の修正案に賛成の立場で討論をいたします。 子ども館は必要と思うと同時に本市の適切な場所に建設するのであれば、もろ手を挙げて賛成したいものでございます。ただ、先ほどから同僚議員あるいは提案者の中にもありますように、現在の物価高騰の時期、そして2年後に新型コロナウイルスが完全に終息するという保障はございません。そのようなことも含めて、現在計画されているこの加治木の旧物産館跡地。もちろん今まで様々な計画及び地質調査そして解体も議会が認めてきて進んでいるところ、事業ではありますが、この場所が、私も何回も昨日も見に行きました。信号機のある、加治木の方には失礼ですが、どちらかというとこの片隅に、そして全体の敷地面積や子ども館の全体の館の広さ、年代別のありますゼロ歳児ゾーン、1歳から2歳児ゾーン、3歳から5歳児ゾーン、小学生のゾーン、異年齢交流ゾーン、このゾーンを見たときに、2組で最大100人利用できる施設でありますが、私から言わせると、こういったゾーンがありますけれども、中途半端であるし、この利用者のゾーンが偏る傾向に私は懸念をしております。 さらに、駐車場スペース、50台というスペースでありますが、皆さん今考えて思い出してみてください。今の若い世代の方は、ワンボックスカーといって大型乗用車を所有している傾向があるんです。だから、50台の車がここを出入りする際にトラブル等も心配をされるということと、それから先ほどから賛成の討論の中にありますけども、様々な相談の方が多いということでありますが、本市においては、保育園、幼稚園、児童クラブ、企業型保育園、もろもろの環境は極めて充実しかかっていると思うんです。 そういうことも含めて、それと全天候型ということですが、構外ブースが少し狭過ぎると。そして今の子どもたち、親御さんたちは、広いところの構外で思う存分駆け回り、遊具を使い、そして周辺の動く物を好むと。ですから、水族館とか動物園がたくさん利用されているわけです。 だから、そういったことも含めて、私、消防に、令和2年、3年の天気のことを調べていただきました。そうすると730日のうちに晴れた日数が429日、曇りが202日、雨は僅か98日なんです。だから、こういうことも踏まえれば、やはり先ほど同僚議員にもありましたように構外にもう少し広く、そして自然に恵まれながら利用していただく。そのことに力を入れるべきだというふうに思っているところでございます。 それから、執行部は計画の中で地域やら商店街等に波及効果があるというふうな説明がよくあるんですが、私はこの波及効果は限定的だというふうに捉えております。 さらに、都市構造再編集中支援事業ですか。この事業に組み込んであるということですが、私は、このことをとりでにして、我々に圧力といいますか、それは私は違うだろうと。なぜならば、この事業の中にさらに追加するのであれば不可能であるでしょうけども、一部削除ということに、見直し、中断ということでありますから、国の持ち出しは減るし、本市の持ち出しも減ることですから、そうこだわる必要はないと。私これ、ここで発言していいのかどうか、問題になるかもしれませんが、ある国会議員のお二方に、この事業で特例あるいは一部の事業を削除することは不可能でしょうかと問合せをしましたら、2国会議員の方が、そういうことはありませんという、きちっとした返答はないでした。ということは柔軟に対応できるものだと私は個人的に判断しました。そういった総合的な観点から、今はこの修正案の中にありますように、急ぐのは給食費の無料化、あるいは半額負担、そして医療費の無料化、さらには教育施設の老朽化に対しての早急な対策、各小学校中学校の体育館への空調設備の急ぎ方、それと皆さん見てくださいよ。姶良駅、錦江駅のトイレ、待合室を見たことありますか。5分、10分以上待合できるような場所じゃないですよ。そういった総合的な急ぐこともありますし、私はこの子ども館に、そう何が何でも急いで進めていくことには、そう急ぐ必要ではないという観点も含めて、再度再考して、さらに充実したものにするように計画を変えていっても、あるいは事業を中断しても、何ら差し支えないものだろうと思っております。 同僚議員の皆さん、再考を促しながら、この修正案に賛成の立場で討論いたしました。ご清聴ありがとうございます。
○議長(小山田邦弘君) 次に、20番、笹峯桜議員の発言を許します。
◎20番(笹峯桜君) 私は、議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)に原案に賛成の立場で討論いたします。 補正予算(第11号)は、コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援事業、障がい者福祉、防犯対策、観光PR関連、台風14号に伴う災害復旧など、どれも必要不可欠な事業にかかる補正予算であります。特に子育て支援拠点施設。いわゆる子ども館は4年前から本市が実現を目指し取り組んでまいりました。国から多額の補助金をいただき本市にとって非常に有利な形で子ども館を設立できることも決まっております。この子ども館は保護者の皆様が子どもを一時的に預けたり子どもが自由に遊んだりするためだけの施設ではありません。子育てに関し悩みを抱える家族に寄り添い、育児ノイローゼや児童虐待を防ぐという強い目的があります。子ども館について、立地が悪い、もっと時間とお金をかけて大きな施設を造るべきなど様々なご意見があるのを承知しておりますが、本当に困っている方にとって、何より大切なことは、立地や箱の広さ、外観などではなく、1日も早く頼れる場所ができることだと私は確信しております。 私ごとになりますが、かつて私の母は未成年で北国から加治木町に嫁いでまいりました。しかし、彼女自身もいわゆる機能不全家庭で、一人っ子で育ち、周りによい子育てのモデルがいませんでした。慣れない鹿児島での生活。夫の親族との人間関係など悩みを抱え、育児ノイローゼになりましたが、親しい友人もおらず、夫である私の父は仕事で家を空けることが多かったため、結果、ある日地元に帰ってしまいました。それ以来連絡が取れない状況が続いております。人にとって育つ環境は人生に大きな影響を与えますが、こういうことは特殊なことではなく、一歩間違えばどの家庭にも起り得ることだと思います。特に本市は引っ越してくる子育て世帯が多く、子育てについて親族の協力を得られない方もいらっしゃいます。リアルタイムで悩みを抱え、途方に暮れている市民が1日も早く安心して暮らせるよう子ども館を早急に開設しなければなりません。 また、加治木町にお住まいの市民は、この子ども館がまちの再生のきっかけになってくれるものと多くの期待を寄せております。人が集まらないのではという声もありますが、悩みを抱える方はむしろ落ち着いた環境のほうが安心できると思います。その点でいえば、アクセスがよく適度に買物ができるエリアもあり落ち着いている加治木はぴったりな環境だと思っています。私は加治木で生まれ育ち、今も加治木に住む者として、絶対に子ども館は必要だと考えております。そして、ほかの事業と異なり、もう国からの補助金が決定しているものを覆すというのは非現実的であります。様々な課題、細かい部分は後から修正をかけていけばよいのです。 繰り返しになりますが、リアルタイムで困っている市民がおります。本当に病んでいる市民は外に出てこないというご意見もありますが、近年の児童虐待に関するニュースを見ていても、何もしないというのがいつも一番よくない結果を招いております。 子ども館を拠点に別枠で訪問活動を行うこともできます。様々な救済のためのきっかけを市が市民に提供することが大切なのです。1日も早く1人でも多くの困っている市民の皆様を救うため、子ども館を含む形で補正予算が必要です。 以上、令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)に、原案に賛成の立場での討論といたします。
○議長(小山田邦弘君) 拍手はお控えください。 次に、9番、有川洋美議員の発言を許します。
◎9番(有川洋美君) 議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)、原案に対して賛成の立場で討論いたします。 この補正予算(第11号)に関しましては、子ども館の建設にかかる経費、災害復旧工事費、扶助費、光熱費などなど、そして新型コロナウイルス感染症関係の支援の予算等、多くの予算が含まれている予算でございます。その中でも争点になったのがこの子ども館建設の予算でした。 今までの経緯の中で、私は令和2年第1回定例会3月議会で、子ども館の地質調査に関わる予算を削除した修正案を提出いたしました。このときは、この修正案は議会において可決されまして、この段階で、まず1回地質調査費が削除されました。このときに私が強く訴えたのは、この場所ではなくて複合新庁舎建設がありますので、この多くの予算が必要となりますから、子ども館におきましては、子ども館機能を複合し、予算を抑えて、同時に子育て世代の支援も充実することを訴えました。 そして、その半年後、令和2年第3回定例会9月議会におきまして、少し修正された予算案が出てまいりました。このとき、前回との違いとしましては、民間主体PFI方式から市が主体となって取り組む方式に変更ということでした。そのときに私は再度この子ども館の地質調査を削除した修正案を提出しました。この際、このときは、この修正案は否決され、この段階から子ども館の建設が進んでおります。地質調査が始まったという経緯でございます。私がこのときに訴えたのは、必要なものは箱ではなくて人材であるということ、そして市役所で働く人たちを大切にし、人材を充実させることで市民の困り事に寄り添うことができるというふうに訴えました。つまりは、処遇の改善、専門家、専門職におけるいろいろな保健師さんとか、福祉に関わる専門的なスキルを持った方への処遇改善を訴えながら削除提案しましたが、このときは否決となりました。 そして喫緊におきましては、令和4年、今年の第2回定例会6月議会、この際に4つの議案を削除した修正案が出されました。私はこの修正案に賛成しました。この段階でも、まだ子ども館に関しては反対、そしてそのほかの給食センター等の修正もございましたので反対をしておりました。そのときに私が反対した理由としましては、財政面で姶良市は大丈夫なのだろうかということが強く懸念事項としてありましたので反対しました。 そして今回、令和4年第4回定例会12月議会におきましての子ども館の建設におきましては、私は賛成です。今まで反対してきた私が賛成した根拠を述べさせていただきます。 まず、「あいぴあ」の相談が増えていること、そして市長、執行部の方々から相談業務に力を入れるというはっきりとした答弁があったこと、子育てに関する包括的支援の拠点とする市長の意気込みを感じることができました。専門家の配置、保健師をしっかりと配置するという答弁もいただいております。 そして懸念していた財政に関しましては、都市構造再編集中支援事業の補助金の活用であるということ、そして市長の公約であった高等教育機関設置を誘致へ切り替えたこと、大型グラウンドゴルフ場を設置ではなく、今ある施設をニーズに沿った形での整備という形にかじを切ったということ、これが6月議会との大きな違いです。私は、これで財政面に関しての疑念、不安は払拭されました。 しかしながら、今後の課題もまだまだたくさんあります。今回車椅子の方も使えるということで、障がいのある子どもたちも訪れることになろうと思います。現在子どもたちの中では発達障がいも増えております。障がいのある子どもたちの対応ができる専門家が必要です。そしてやはり人材、人材の方は会計年度職員というふうに記載されておりましたが、今後、会計年度職員ばかりではなく一般職の方も人材として入れていただきたいと考えております。そして先ほども言いました福祉に関する専門職の方々に対しての処遇改善も行いながら、子ども館の人材育成、そして配置を考えていただきたいという課題があります。そしてアウトリーチ手法の研究も必要でございます。子ども館という箱を拠点に訪問ケア、そして訪問相談等にも取り組んでいく方法を考えていただきたい。児童虐待、児童虐待をする親のケア、そのあたりの専門家の配置も考えていただきたい。そして姶良市は病児保育が少ないと言われております。この辺に関する病気を持ったお子さんへの親の悩み事、そういったものを丁寧に傾聴しながら今後の施策に生かしていただきたい。そして不登校問題もたくさんございます。この辺も、本人そして親御さんからの話を聞きながら今後の施策に生かしていただきたい。このような課題がたくさんございます。 私はこの子ども館をみんなで育てる市民・行政・議会、みんなで育てる子育て支援の拠点となるように今述べました課題解決に取り組み、その課題解決の考え方を取り入れた計画となることを要請して賛成といたします。
○議長(小山田邦弘君) 通告による討論は以上です。 これで討論を終わります。 12時を超えておりますが採決まで行きたいと思いますがよろしいでしょうか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) はい。
○議長(小山田邦弘君) それでは、これから議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 本案に対する委員長の報告は原案可決です。 まず、本案に対する小田原優議員ほか1名から提出された修正案について採決します。本修正案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成少数です。 したがって、修正案は否決されました。 次に、原案について採決します。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成多数です。 したがって、議案第77号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第11号)は原案のとおり可決されました。
○議長(小山田邦弘君) ここでしばらく休憩いたします。午後の会議は1時20分からといたします。(午後0時06分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時20分開議)
○議長(小山田邦弘君) 次に、日程第6、陳情第7号 姶良市議会基本条例改正の措置を講ずる陳情書を議題とします。
○議長(小山田邦弘君) 本件について議会運営委員長の報告を求めます。
◎議会運営委員長(湯元秀誠君) 登 壇 ただいま議題となりました陳情第7号 姶良市議会基本条例改正の措置を講ずる陳情書について、議会運営委員会における審査の経過と結果を報告します。 本陳情は、令和4年11月7日付で佐藤一義氏から提出されたものです。 当委員会では、12月8日に委員会を開会し、委員会を協議会に切り替え、陳情者の佐藤一義氏から趣旨説明を受けました。 陳情の趣旨は次のとおりです。 姶良市議会は、加治木複合新庁舎建設工事にかかる議案3件について、特別委員会を設置し、協議しています。その中で、当委員会の必要性、協議の目的、委員会の構成等、何らその基本になるものが存在していないとの疑念がありました。今回、設置された特別委員会は議長を除く全議員で構成され、審査し、結論を出し、採決されたと聞いています。しかし、全議員で構成されている特別委員会で表決していながら、再度、本会議で表決することの意義が理解できません。したがって、特別委員会における審査基準設置が必要であり、ここに陳情するものです。 陳情者との質疑について主なものを申し上げます。 質疑、特別委員会については、設置及び定数等、議会で協議して、関係法令等に基づき議会の議決で設置していると認識していますが、しっかりとした決まり事をつくってほしいということですか。 また、議会としては、委員会で深い審査をして、本会議で議決していく形ですが、そこの部分を変えてほしいということですか。 答弁、構成員という点からすると、全員でというところが大きな疑問の始まりです。全員で意見を闘わせ、そこで表決して結果を出した。それを再度本会議ですることが条例の不備ではないのか、どちらが重要視されるのかということが一番疑問に思ったところです。また、特別委員会の表決が必要であったのか、その結果が外部に漏れたという部分で、どう理解したらよいのかが疑問です。 質疑、結果が外部に漏れたのは問題ではないかとのことですが、委員会は原則公開としている中でどのように考えていますか。 答弁、全員で構成されている特別委員会で決まったことに対して、賛成を反対に、反対を賛成に導き出そうとしていること自体が許されないということです。 質疑、特別委員会の審査に不信感があり、特別委員会の意義、審査の決定に対する基準の設置が必要ということですか。 答弁、本会議と特別委員会のどちらかを重要視するのか、自分たちで決めていて、本会議で結果を変えようとすること自体が特別委員会の体をなしていないというのが陳情に駆り立てられた大きな要因です。 以上で質疑を終結し、議員間討議を行いました。主な意見は次のとおりです。 主な意見。・特別委員会は、案件が発生したときに設置するものである。本案は、契約案件の重要性と会期中の集中審査が必要であったことから、議長を省く23名で構成し、設置したものであった。・議員は、自分の意思を最後までしっかり貫くべきである。・特別委員会の定数の在り方については、会派等も含め議論していく必要があるのではないか。・常任委員会であれ、特別委員会であれ、議案が付託されれば表決するまでが流れであり、賛否を明らかにすることは当然である。 以上で討議を終結し、討論に入り、次のような討論がありました。 反対討論、姶良市議会基本条例、委員会条例に規定する常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会は原則として公開すると規定されています。また、これまで特別委員会の設置等に関しても全議員で協議し決定していることから反対とします。 以上で討論を終結し、採決に入りました。 採決の結果、陳情第7号 姶良市議会基本条例改正の措置を講ずる陳情書は、賛成はなく、不採択すべきものと決しました。 終わりに、本市議会は、令和元年に姶良市議会改革推進会議を設置して議会改革に取り組んでいます。これからも引き続き議会基本条例の検証・研究を行い、本条例の目的である「市民に開かれ、市民が参加できる市議会の実現」を目指し、継続的に議会改革を推進すべきとの共通認識に至りました。 以上で、議会運営委員長の報告を終わります。
○議長(小山田邦弘君) 議会運営委員長の報告が終わりました。
○議長(小山田邦弘君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆11番(谷口義文君) この陳情は今回の特別委員会における契約議案について市民の熱い思いというものの中から出た陳情であるというふうに理解しているわけですが、今回の契約案件に関する特別委員会においてでありますが、全員の表決により賛否が本会議と異なった結論となったわけであります。賛否の結果とは、賛成者、反対者が判明することにより、議会内だけではなくて外部の影響もあったのかもというようなものとして、今回いろいろな問題が起きたわけですが、しっかり、この審査結果を見ると非常にしっかりと審査されているということには評価をするわけですが、主な意見の中から2つほど委員長にちょっとどのような議論があったのかということをお聞きしたいわけですが、まず、議員は自分の意思を最後までしっかり貫くべきであるという意見が出たわけですが、これは当たり前であって、当たり前のことがこうやって述べられておりますが、その辺のところはどういう真意でこのような意見が出されたのか。まず、ここを1点。 それと、特別委員会の定数の在り方については会派等も含め議論していく必要があるのではないかというふうに意見が出されておりますが、今回の特別委員会は全議員で構成されていたわけですが、今後はいろんな案件が出てくる中で特別委員会が設置されるということであれば、やはり特別委員会の定数というものもしっかり議論していかなければならないなというふうに思っておりますが、議運の中ではしっかり審査された中で、今後この特別委員会の定数の在り方も含めて、今後さらに検討していくというふうにしっかり議論されたのかどうか、この2点。
○議長(小山田邦弘君) 暫時休憩します。(午後1時29分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後1時30分開議)
◎議会運営委員長(湯元秀誠君) 「議員は自分の意思を最後まで貫くべきである」ということの、この委員の中で様々な角度で、もちろん委員の中には賛否両方持っていらっしゃる方がいらっしゃるわけですので、このような意見も出たということの、ここに表記したものであって。このことについては、どういうふうにそれぞれの委員が最後まで貫く意思とかそういうものを持っていくのかという、そういう議論の中身じゃございません。あくまでも、委員の中からこういう言葉が出てきたというのを拾ってここに明記したわけでございます。 それと定数の件でございますが、今までのこの特別委員会の設置の在り方については、様々な考え方があったわけですけれども。その都度その都度、例えば特別委員会であれば、この改革なんかも同じでしたが、常任委員会化する前は、全てにおいて特別委員会扱いをしてきているわけです。特別委員会の中では、6名の体制で特別委員会をつくっている部分もありました。それが常任委員会化していく中で、それがまたちゃんとした人数を決めて常任委員会化している部分もあります。 そのようなことで、改革をしながらでやってきているのですが、今回のこの問題については、先ほども申していますように、契約議案であったというこということで、今本会議中に、議会とすれば、何らか形で答えを出すべきだというところと。 それと総務委員会、それと産業建設委員会にも関わることですが、予算が、所管で言いますと2つの委員会にまたがっているというようなことも含めまして、これは今回の全員で、23名で構成すべきだという定数のことについても、議会で議運でももみましたが、全員協議会でもそれを諮ったところでございます。 そういう関連性を持ちますと、その都度、この特別委員会の定数については、重要度によっても変わってくるのかと。そのような結論の中で、このような評議になったわけでございます。
◆11番(谷口義文君) 委員長の説明はよく分かりました。 この「議員は自分の意思を最後までしっかりするべきである」という、この意見が出たということは、やはり今回の契約案件について、そういったものがちょっと覆ってしまうようなことになってしまったという思いがある中で、私は出された意見だなと。単なるこのことが出るはずがない。 やはり、今回の契約案件というものに、非常に影響があったのではないかなということの中の意見だというふうに、これは私の感じ方ですから。委員長、別に答弁は要りませんからね。 あとはしっかりと、今後は特別委員会の在り方を含めて、定数の在り方も含めて、しっかり議運の中でも検討していっていただきたい。これは公正を期すためにも、ひとつよろしく。審議して、議論していただきたい。 以上です。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はありませんか。
◆8番(森川和美君) 再三、発言をいたしますけれども。今回のこの陳情の趣旨は、複合新庁舎の契約案件だからこそ、この陳情が出たと思うんです。 ですから、特別委員会を設置した内容によると思うんです。例えば消防車購入とか、ほかの議員の定数の問題とか、様々なことについては何ら異論はないんでしょうが。 何せ、この建設工事にかかる契約案件という観点で、様々なこの提出者が、果たしてそれは公開してもいいのかどうか、様々な業者に働きかけ、あるいは業者から議員に働きかけ、様々なそういう行動が想定されるということでありますから。 この議会基本条例の中に、「特別案件の場合においては、中身のことについては厳に慎むべきだ」と。そういう文言を入れたらという、私は解釈するんですが。その辺は、議論はなかったのですか。
◎議会運営委員長(湯元秀誠君) あくまでも陳情者の内容についての審査でありました。ですから、そこらまで及ぶような議論はなされておりません。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。これで質疑を終わります。 湯元委員長、降壇ください。
○議長(小山田邦弘君) これから陳情第7号について討論を行います。 本件について討論の通告はありません。したがって、討論なしと認めます。
○議長(小山田邦弘君) これから陳情第7号 姶良市議会基本条例改正の措置を講ずる陳情書を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 この陳情に対する委員長の報告は不採択です。したがって、原案について採決します。 陳情第7号 姶良市議会基本条例改正の措置を講ずる陳情書を採択することに、賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成少数です。 したがって、陳情第7号 姶良市議会基本条例改正の措置を講ずる陳情書は、不採択とすることに決定しました。
○議長(小山田邦弘君) ここでしばらく休憩します。議員の皆さんは自席にてお待ちください。(午後1時37分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時38分開議)
○議長(小山田邦弘君) ただいま、市長から議案第81号 姶良市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件、議案第82号 姶良市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の件、議案第83号 姶良市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の件、議案第84号 姶良市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の件、議案第85号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第12号)が提出されました。
○議長(小山田邦弘君) お諮りします。ただいま提出されました議案5件を日程に追加して、追加日程第1から追加日程第5として、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 異議なしと認めます。 したがって、提出されました議案5件を日程に追加し、追加日程第1から追加日程第5として、直ちに議題とすることに決定しました。
○議長(小山田邦弘君) 追加日程第1、議案第81号 姶良市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件追加日程第2、議案第82号 姶良市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する 条例の件追加日程第3、議案第83号 姶良市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の件 及び追加日程第4、議案第84号 姶良市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一 部を改正する条例の件までの4案件を一括議題とします。 ただいま議題となりました議案第81号から議案第84号までの4案件について、提案理由の説明を求めます。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 本定例会に追加提案しました議案第81号から議案第84号までにつきまして、一括して提案理由をご説明申し上げます。 まず、議案第81号 姶良市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件についてであります。 本件は、国の人事院勧告に準じて実施する、一般職の職員の給料、勤勉手当等にかかる改正と、さきの12月2日に議決いただいた、姶良市職員の定年等に関する条例の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。 主な改正内容でありますが、第1条関係については、勤勉手当の支給月数を、0.1月分引き上げるものであり、本年12月1日に遡って適用するものであります。 給料表の改正については、高校卒の初任給を4,000円、大学卒の初任給を3,000円引き上げるなど、若年層について給料月額を引き上げるものであり、本年4月1日に遡って適用するものであります。 第2条関係については、令和5年度以降の6月期と12月期の勤勉手当の支給月数が均等になるように配分するものと、「再任用短時間勤務職員」を「定年前再任用短時間勤務職員」に読み替えるものであります。 また、60歳から定年年齢までの間の給料月額は、60歳に達した職員の給料月額に100分の70を乗じて得た額とする規定を追加するものであります。 なお、この条例は、第1条は、人事院勧告に合わせて令和4年4月1日から適用し、第2条は、令和5年4月1日から施行するものであります。 次に、議案第82号 姶良市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の件から、議案第84号 姶良市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の件までにつきましては、関連がありますので、一括してご説明申し上げます。 これらの議案は、議会議員、市長、副市長及び教育長の期末手当と、任期付職員の勤勉手当について、さきの議案第81号の一般職の職員の給与改定に合わせて改正を行うものであります。 いずれの議案も、第1条関係で支給対象となる期末手当、勤勉手当の支給月数を、それぞれ0.05月分引き上げるものであり、本年12月1日に遡って適用するものであります。 また、第2条関係につきましては、令和5年度以降の6月期と12月期において、職種に応じた期末手当または勤勉手当の支給月数が均等になるように配分する改正であります。 なお、この条例は、第1条は人事院勧告に合わせて令和4年4月1日から適用し、第2条は、令和5年4月1日から施行するものであります。 以上、議案4件について、一括してその概要をご説明申し上げました。 よろしくご審議の上、議決してくださるようにお願いいたします。
○議長(小山田邦弘君) 提案理由の説明が終わりました。 これから質疑を行います。質疑は一括で行います。質疑はありませんか。
◆8番(森川和美君) 2点ほどお尋ねいたしますが。今回、それぞれの市職員、それから一般職の任期付職員の採用等々、市長等の給与及び議会議員の議員報酬に対しての改正ということですが。 まず市長にお尋ねしたいのは、この国の人事院勧告制度、これがもう相当な時代から、この人事院勧告制度に各地方自治体は惑わされるわけですが、このことについての見解をお伺いしたいということと。 81号、82号、83号、84号のそれぞれの影響額は、どの程度かお知らせください。
◎市長(湯元敏浩君) まずは1問目の、私は答えますが。 これはもう本当に、これまでの長い歴史の中で公務員が準ずるものであるというふうには捉えておりますけれども。時代に合わせた改定も必要なんでしょうが、これはもう日本全国のことでございますので、姶良市が、1つだけで抵抗するものではないと私は心得ております。
◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。後段の部分になります。 まず影響額ですが、議案第81号につきましては、今回の補正予算書、この後、出てまいります議案第85号の補正予算書の最後のページに、給与費明細というのが出てまいります。 その中に影響額というものが出てきております。一部共済費等の組替え等もございますが、全体で、これは三役、あと議員の皆様の報酬等も入りますが、補正予算書の中では共済費等を抜くと、約2,300万、400万円ぐらいになろうかと思います。 あと議案第82号、任期付職員についての影響額ですが、現在、条例は持っておりますけれども、条例制定以降、任期付職員の任用は現時点でもしておりませんので、今回の改正による人件費的な影響額はございません。 続きまして、議案第83号、三役、特別職の影響額ですが、個々に言いますとそれぞれありますので、全体として、年間で12万7,000円程度の増額となるということになります。 あと最後、議員の皆様の報酬額についてですが、議員の皆様全体で、年間で43万円程度になることになるようです。 以上、お答えといたします。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はございませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
○議長(小山田邦弘君) お諮りします。ただいま議題となっております議案第81号から議案第84号までの4案件は、会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま議題となっております4案件については、委員会付託を省略することに決定しました。
○議長(小山田邦弘君) これから1件ずつ処理してまいります。 まず議案第81号について討論を行います。 本案について討論の通告はありません。したがって、討論なしと認めます。
○議長(小山田邦弘君) これから議案第81号 姶良市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはございませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成全員です。 したがって、議案第81号 姶良市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件は原案のとおり可決されました。
○議長(小山田邦弘君) 次に、議案第82号について討論を行います。 本案について討論の通告はありません。したがって、討論なしと認めます。
○議長(小山田邦弘君) これから議案第82号 姶良市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成全員です。 したがって、議案第82号 姶良市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の件は原案のとおり可決されました。
○議長(小山田邦弘君) 次に、議案第83号について討論を行います。 本案について討論の通告はありません。したがって、討論なしと認めます。
○議長(小山田邦弘君) これから議案第83号 姶良市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成多数です。 したがって、議案第83号 姶良市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の件は原案のとおり可決されました。
○議長(小山田邦弘君) 次に、議案第84号について討論を行います。 本案について討論の通告はありません。したがって、討論なしと認めます。
○議長(小山田邦弘君) これから議案第84号 姶良市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成多数です。 したがって、議案第84号 姶良市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の件は原案のとおり可決されました。
○議長(小山田邦弘君) 追加日程第5、議案第85号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第12号)を議題とします。
○議長(小山田邦弘君) ただいま議題となりました議案第85号について提案理由の説明を求めます。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 議案第85号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第12号)につきまして、提案理由をご説明申し上げます。 今回の補正は、12月2日に可決された国の補正予算(第2号)に基づき実施する出産・子育て応援事業や道路施設改修事業等の追加及び人事院勧告に基づく給与条例の改正にかかる補正を計上しました。 まず、第1条、歳入歳出予算の補正について、歳出の主な補正内容を申し上げます。 予算書14ページからの衛生費には、妊娠時から出産・子育てまで継続的な面談や情報発信などを通じて、必要な支援につなげる伴走型相談支援の充実を図るとともに、出産育児関連用品の購入費助成や子育て支援サービスの利用負担軽減を図る10万円相当の経済的支援を継続的に実施するための、出産・子育て応援事業にかかる経費を計上しました。 15ページからの農林水産業費には、本年7月の豪雨により、民家の裏山が崩落した災害箇所において、県補助金を活用して治山事業を行う工事請負費を計上しました。 17ページからの土木費には、国の補正予算の内示を受け、久末・薄原線の災害防除及び鍋倉・触田線の舗装補修にかかる工事請負費を計上しました。 20ページからの教育費には、国庫補助金の追加交付を受け、小中学校で使用する消毒液等の新型コロナウイルス感染症対策用品を購入するための経費を計上しました。 23ページの災害復旧費には、11月29日の大雨により被災した土木施設の災害復旧委託料、公共工事測量設計委託料及び災害復旧用資材などの経費を計上しました。 このほか、全体を通じて、給与条例改正等に伴う人件費の補正予算を計上しております。 以上、歳出予算の主なものについて申し上げましたが、これらの補正総額は、2億7,661万7,000円の追加となり、補正後の歳入歳出予算総額は、376億2,681万4,000円となります。 この財源としましては、1ページに掲げてありますように、国庫支出金、県支出金、繰越金及び市債等で対処しました。 4ページからの、第2表繰越明許費補正及び第3表地方債補正については、事業費の追加・変更に伴うものであります。 よろしくご審議の上、議決してくださるようにお願いいたします。
○議長(小山田邦弘君) 提案理由の説明が終わりました。
○議長(小山田邦弘君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆17番(新福愛子君) 議案第85号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第12号)において、保健福祉部健康増進課所管、出産・子育て応援事業について質疑をいたします。 即決議案でございますので、ちょっと質疑事項が多いですが、よろしくお願いいたします。 まず1問目です。本事業の目的と概要を伺います。 2問目、伴走型相談支援についてお伺いいたします。 1点目、面談を実施する時期。 2点目、その対象者。 3点目、面談の内容。 4点目、実施方法。 次、3問目です。経済的支援、出産子育て応援ギフトについてお伺いいたします。 1点目、10万円相当の支給形態は、現金かクーポン券か。 2点目、出産応援金の支給対象者。 3点目、支給の開始時期。 4点目、子育て応援金の支給対象者。 5点目、支給の開始時期。 大きく4問目に入ります。 予算書14ページ、報償費についてお伺いいたします。 1点目、保健師、助産師それぞれ何名分か。 2点目、会計年度任用職員という理解でよいか。 3点目、助産師については、「等」という「助産師等」という表現がしてあるが、内容を問います。 4点目、出産・子育て応援支援金9,750万円の積算根拠を伺います。 以上でございます。
◎保健福祉部長(向江美喜君) では、まず事業の目的・概要についてお答えしたいと思います。 事業の目的につきましては、妊娠期から出産・育児期までを通して、身近で相談ができるような体制をするということで、出産・育児についてのその中で、見通しを立てるというための面談であったりとか、それからその中で情報提供を行い、その中からまた様々なニーズに即した必要な支援につなぐということをしていきたいと思っております。 また、伴走型の相談支援の充実については、経済的な支援を一体的に実施することにより、妊娠中の方、それから子育ての家庭が、より安心して出産・子育てができるような体制を整備するということを目的にしております。 細かな事業内容については、後もって担当課長のほうに説明をさせますけれども、内容といたしましては、まず母子手帳交付・妊娠届出の際、それから妊娠8か月の頃、それから、出生からそれから生後4か月までのこの期間に面接を行います。 その中で、その状況をお聞きし、今後の、こういう方にはこのような情報提供が必要ではないかというようなところを、面接に来た方とそれから担当する保健師等と話をしまして、必要な説明をしていきたいとか、それから助成をしていきたいというふうに考えております。 現在、この事業の中で、保健福祉部の中、健康増進課の中でもやっている事業の中もありますけれども、今回、国から示された様式であったりとか、内容であったりというのを加えてきまして、より充実した内容にやっていきたいというふうに考えているところです。 あと、また、面接の方法とあと対象者というようなところは、担当課長のほうから答弁させます。
◎保健福祉部健康増進課長(増田秋夫君) 健康増進課、増田と申します。よろしくお願いします。 では、お答えいたします。順によって回答させていただきます。 まず、伴走型相談支援の内容につきまして。 まず、面談をする時期になります。3時期ございます。妊娠届出時。これは必須の面談になります。続きまして、妊娠8か月前後の時期。続きまして、出生後です。出産後、出生届から乳幼児全戸訪問までの面談。これも必須となっております。 続きまして、対象者につきましては、妊婦・産婦、また、その夫ないしはパートナー、また同居するご家族も一緒に面談をすることも推奨されております。 続きまして、面談内容ですけれども、妊娠届出時、一番最初の面談につきましては、アンケートを記入していただきまして、あと子育てガイド等を活用し、妊娠期の過ごし方や利用できるサービス等の確認を、一緒にしていくということになっております。 また、今、議論しております伴走型相談支援の今後の流れとか、出産子育て応援ギフトの案内等を行う内容となっております。 また、妊娠8か月前後の内容といたしましては、これもまた子育てガイド等を活用し産前産後の過ごし方、また分娩・入院に必要なものとか、その他必要な手続や、また受けられるサービス等の確認等を、一緒に行うという内容となっております。 続きまして、出生届から全戸訪問までの間の面談につきましては、産後ケア等のサービス紹介や、育休給付や、保育所等の入園手続、また、悩みを共有できる仲間づくりのそういう機会等があれば、そういう紹介等をしていきながら、一緒に確認をしていくという内容となっております。 続きまして、実施方法ですが、面談を行う者は保健師・助産師の専門職が行うこととしております。まず、妊娠届出時につきましては、母子健康手帳の交付時に、保健師・助産師等と面談を行うこととなっております。 続きまして、妊娠8か月前後につきましては、皆さんにアンケートを実施いたします。これは皆さんです。その中で面談等の希望があれば、その面談に保健師・助産師等が対応するということになっております。 続きまして、最後に、出生届から全戸訪問までの面談につきましては、新生児訪問また乳幼児全戸訪問において、保健師並びに助産師等が面談を行うことで、そのときに対応するということになっております。 以上でございます。 続きまして、経済支援のほうにつきましてご回答いたします。 まず給付形態につきましては、現金給付で考えております。なお、国のほうからは、今後、継続的に実施していくということで、クーポン券や電子クーポン等の活用を提案してありますが、このクーポン券等の発行が時間を要するということで、当面の間は、現金給付も可ということで示されているところでございます。 続きまして、対象者につきましては、まず、出産応援ギフト支援対象者につきましては、妊娠届出時の面談を受けた妊婦の方々です。これは妊婦1人当たり5万円相当となります。 続きまして、支給開始時期につきましては、一応、目標としましては、令和5年2月を目標にしております。 今後、これからシステム改修等を行っていきますので、その計画によっても若干のずれはあるかとは思うのですけれども、今のところは2月を目標に計画を立てているところでございます。 また、本年度につきましては、令和4年4月以降に出産された方々も対象となっておりますので、まずはその方々、遡及分に関して処理をさせていただき、順次、新規で妊娠届等が出された方々も、順次、行っていくということと計画をしております。 続きまして、子育て応援金の支給対象者につきましてお答えします。 これにつきましては、また面談等を行った後の子どもを養育する方が対象となります。この件につきましては、子ども1人当たり5万円相当というふうに取決がなっております。 また、その開始時期ですけれども、先ほど申し上げたと同様の時期になるかと、そのように検討しているところでございます。 もう一点、助産師等報償費のところですけれども、これは先ほども申し上げましたが、助産師と保健師を従事していただくように考えておりますので、保健師を意味するところになります。 以上でございます。(「積算根拠」と呼ぶ者あり) 失礼しました。続きまして、会計年度任用職員かどうかというところですけれども、これは会計年度任用職員を新たに任用することを予定しております。 それと、給付の9,750万円の積算根拠ですけれども、これは先ほど申し上げた令和4年4月以降の出産された方も対象となっていきますので、まず、令和4年4月から12月までの出産された方の見込みを500名、また、母子手帳交付済み者で1月から3月に出生される方の見込みですけども、これを200名と見込んでおります。この方々は10万円給付となりますので7,000万円。 あと、母子手帳交付済み者で、令和5年4月以降に出生される方もいらっしゃいます。この方々を350名。また、令和5年1月から3月までの母子手帳交付見込み者、こちらを200名と積算いたしまして、この方々は5万円給付となりますので、2,750万円合わせて9,750万円の算定をしているところでございます。 あともう一点、保健師・助産師それぞれ何名の分かというご質問ですけれども、これは2名を予定しておりまして、計上しております。 以上でございます。
◆17番(新福愛子君) 助産師については、「等」という表現がついています。この「等」が、やはりある意味っていうのがあるんでしょうか。限定していないんでしょうか。助産師。
◎保健福祉部健康増進課長(増田秋夫君) お答えいたします。 一応、これは助産師・保健師、そのような専門職を充てるというのがよりよいというふうにはされておりますが、特にそれ以外の方々でも、ある一定の研修等を受ければ、その方々も相談支援員としてなり得るというふうには、国のほうからは示されております。 しかしながら、今まで実際訪問等をされていらっしゃる助産師並びに保健師まで、これはあくまでも在宅の方々の助産師・在宅の保健師の方々に従事していただくことを検討しておりますので、その方々の分で「等」というふうに記載させていただいております。 以上でございます。
◆17番(新福愛子君) 2回目の質疑をさせていただきます。 相談ですけれども、母子手帳交付時、それからあと出産後に、こんにちは赤ちゃん事業という形で必ず訪問があって、これはもう従来されてきたことです。その間に、今回、8か月頃というのが入っております。この8か月が入った理由がどんなところにあるのか、1点です。 2点目が、令和4年4月1日から遡及されるわけです、遡って。大変、対象者には喜ばしいことではないかと思いますけれども。対象者も大変多くございまして、この広報の仕方、どのようにして丁寧に、もう一人も残さずにこれを支給されるといいなという思いで、広報の仕方をお尋ねいたします。 3点目は、市長にでございます。 午前中も、子ども館をめぐって、相談体制とか非常に大事な部分の議論がありました。まさに、この今回の補正は、出産・子育て応援事業っていうのは、相談に光を当てた、国がこの政府の総合経済対策として、全国にこの補正を呼びかけているわけですけれども。この事業に対して、市長の、この事業をどのように評価をされているか。 以上、3点お伺いいたします。
◎市長(湯元敏浩君) では、まず3点目のほうからお答えします。 やはり、経済的な支援というのは市単独ではなかなかできないものでございますので、こうやって国が経済的支援で支えていただくことになると非常に、あとは精神的な心の支え、そして環境づくりというのは、これは市がやらなければいけないものでございますので。それを下支えする、あと両輪でやれるということで、非常に助かる、心強い事業だと思っております。 来年4月から、こども家庭庁ができますけれども、その内実を見守った上で、私もこども家庭庁に足を運びながら、様々な情報を収集するとともに、国と一緒にできることがあれば、様々な事業を引っ張っていきたいなと思っております。 以上です。
◎保健福祉部長(向江美喜君) 私のほうから、妊娠8か月の頃ですけれども。先ほど、議員、言われたとおり、今、母子手帳交付時とそれから、こんにちは赤ちゃん事業というのは実施しておるところですけれども。妊娠8か月の頃というのは、いよいよ出産が近くなって、出産に対する不安だったりとか、あるいは準備していくものはどういうものがあるのだろうかとか、あと出産後のイメージだとかそういうものが、だんだん想定が近くになってくるという意味で、様々な心配だったりとか不安があったりというところの時期であると思います。 そういう時期に、アンケートだったり、面談をすることによって、よりその方々の支援内容が細やかにできるというところで、この8か月というところの、実施するというようなところは、そういうところにあるかと思い、そこに重要性があると考えているところです。 以上です。
◎保健福祉部健康増進課長(増田秋夫君) では、広報の仕方ということで。 まず、対象者の方々につきましては、一応こちらのほうで住民基本台帳等を参考に、直接、個別で通知等のほうを考えているところでございます。 また、もちろん広報等はしてまいりますので、ホームページ、様々な媒体等を活用して広報していく所存でございます。 以上でございます。
◆17番(新福愛子君) たしか、この8か月ぐらいっていうのは産休に入られる時期であったりとか、あとはご実家がよそにあって里帰り出産をされる時期に入ってまいります。 そうしたときに、姶良市の方が実家に、市外に行かれたとき、そのサポートは行かれた先がしてくださるものなのか。逆に姶良市にご実家があって、姶良市に帰ってきたこの8か月ぐらいの方には、姶良市も対応していくことができるのか。 それを最後にお伺いしたいと思います。
◎保健福祉部健康増進課長(増田秋夫君) お答えいたします。 議員おっしゃるように、この8か月前後というのは、なかなか面談機会がない状態です。今まで出生後、出産後は、それぞれ面談機会がございますので、それで対応しておりましたけれども。今度この8か月がなかなか面談機会がないということで、組み込んだところでございます。 また、その面談機会というのが、これはあくまでも希望者に限って今、議員おっしゃるように里帰りをして、なかなか面談ができないとか、そういうケースもあろうかと思いますので。まずは、この方々にアンケートは皆さん実施をさせていただきまして、希望がある方に関して面談を行うということになっております。 以上でございます。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はありませんか。
◆8番(森川和美君) 同僚議員がお尋ねした部分が私も質疑をしようと考えておったのですが、ほとんど出ましたが。その中で、少し同僚議員との重複みたいなものもあると思いますが。 妊娠時と出産時が異なった場合、こういう方に対しての、この衛生費のことですが。10万円相当の経済的支援というのは、どのようになるのかです。 と申し上げるのも、これに上乗せをしている自治体もあろうかと思うのですが、そういった観点からお尋ねすると同時に、妊娠してからあまり滅多にないことでしょうけども、パートナーが違った場合、その方たちの対応の仕方はどのようになるのでしょうか。 それと、この10万円相当に上乗せをするという検討は、なされなかったのかどうか。この2点と。 土木費の久末・薄原線の災害防除及び鍋倉・触田線の舗装補修にかかる工事請負費ですが、これどこかに出ているかもしれませんが、内容をお知らせしていただきたいということと。 教育費の、小中学校で使用する消毒液等の新型コロナウイルス感染症対策用品の購入がありますが。ここらは、どのような、様々な小学校・中学校の状況に応じての対策と理解するわけですけども。そのへんの小学校・中学校に、一校一校に平等というのですか、支援するのかどうか。そこらの情報収集についてのお考えをお知らせください。
◎保健福祉部健康増進課長(増田秋夫君) では、お答えいたします。 まず、妊娠時と出産時等がずれた場合というご質問ですけれども。今年度につきましては、先ほど遡り、令和4年4月以降出産された方々について遡ると申し上げましたところですけれども、これが例年になりますと、妊娠したときに妊娠届が出ます。その際に母子手帳を、こちらのほうにもらいに来られるんですけれども、その際の面談を行うと、それをもってこちらのほうから、また申請書等をお送りをして、5万円相当の給付を行うこととなります。 そして、出産後にまた面談機会がございますので、その面談を終えた後、また申請書等を交付させていただきまして、給付をさせていただくと。 これは年度が超える場合がございます。それは、その時期、妊娠時期、出産時期、それぞれの時期で給付等を行うというふうになっております。 続きまして、パートナーが違う場合というご質問でしたけれども、これはあくまでも妊娠時の給付というのは、あくまでも妊婦さんに対しての給付となります。 また、出産時の給付に関しましては、子ども1人に対しての5万円の給付というふうになっておりますので、それで対応いたします。 また、このほかに上乗せ分の検討はしなかったかというご質問ですけれども、今回これが初めての事項ですので、今のところはその上乗せ分につきましては、検討をしているところでございませんでした。 以上でございます。
◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) 土木費の件につきましてお答えいたします。 久末・薄原線が、現在、施工中でございますが、補強土壁、残りの14mを3,300万円計上させていただいております。 もう一路線、鍋倉・触田線の舗装工事、これを1,600m、8,000万円を計上させていただいております。 以上です。
◎教育部長(塚田佳明君) 教育費についてのお尋ねに対して、回答させていただきます。 今回の補正予算につきましては、学校規模に応じた配分額の追加配分がございました。ということで、各学校に対して要望調査をしまして、その結果に基づいて要望のあった物品を購入するための補正予算ということでございますので、全ての学校が対象でございます。 以上であります。
◆8番(森川和美君) 1点だけ再質問いたしますが。 この衛生費のことについては、私が申し上げているのは、妊娠したときに他の市町村におった方がいらっしゃると思うんです。そこの対応をどうするのかということです。
◎保健福祉部健康増進課長(増田秋夫君) お答えいたします。 まず、この妊娠の助成を受けたかどうかを、転入前の市町村で受けたかどうかの意思表示をしていただきます。もらったか、もらわなかったかというのを、申請書に記載していただきまして、それを基に、一応、転入者に関しましては、前住所地で確認をした上で、給付に対応するというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(小山田邦弘君) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
○議長(小山田邦弘君) お諮りします。ただいま議題となっております議案第85号は、会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま議題となっております議案第85号は、委員会付託を省略することに決定しました。
○議長(小山田邦弘君) これから議案第85号について討論を行います。 本案について1名の議員より通告がありました。18番、竹下日出志議員の発言を許します。
◎18番(竹下日出志君) 議案第85号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第12号)に対し、賛成討論を行います。 補正予算に計上されています出産・子育て応援事業は、政府の総合経済対策に盛り込まれた妊娠から出産・子育てまでの一貫した伴走型相談支援と経済的支援を一体的に行うものであります。支援が手薄とされる出産前後と0歳から2歳児の子育て世代が、孤立した状態での育児に陥るのを防ぐのが狙いであります。全自治体で実施を目指し、来年度以降も継続していくようであります。 施政方針で示されました「成熟したまちへの成長」を目指すために、2つ目の柱、姶良市の未来の宝である子どもたちや子育て世代の方々が安心して暮らせるまちへの成長のために、大きな推進力になると考えます。 核家族化が進み、地域のつながりも希薄する中で、孤立感や不安感を抱く子育て家庭も増えています。全ての妊娠・子育て家族が、より安心して出産・子育てができる環境整備につながることを期待します。 また、農林水産費、土木費、災害復旧費は、災害に遭われた方々へ、一日も早く復旧工事が行われる予算計上であることから、補正予算が早期に執行されることを要請しまして、賛成討論といたします。
○議長(小山田邦弘君) 通告による討論は以上です。 これで討論を終わります。
○議長(小山田邦弘君) これから議案第85号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第12号)を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(小山田邦弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) なしと認めます。 採決を確定します。賛成全員です。 したがって、議案第85号 令和4年度姶良市一般会計補正予算(第12号)は原案のとおり可決されました。
○議長(小山田邦弘君) 日程第7、常任委員会の閉会中の特定事件(所管事務)の調査の件 及び 日程第8、議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件を一括議題とします。 4常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第111条の規定によって、お手元に配付しました継続調査事件一覧表のとおり申出がありました。
○議長(小山田邦弘君) お諮りします。4常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 異議なしと認めます。 したがって、4常任委員長及び議会運営委員長からの申出のとおり、閉会中継続調査とすることに決定しました。
○議長(小山田邦弘君) 日程第9、議員の派遣の件を議題とします。 議員の派遣については、会議規則第167条第2項の規定によって、議員研修会等の派遣の目的、場所、期間等を明記した議員派遣計画一覧表をお手元に配付しております。
○議長(小山田邦弘君) お諮りします。議員研修会等の派遣については、議員派遣計画一覧表のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 異議なしと認めます。 したがって、議員研修会等の派遣の目的、場所、期間等を明記した議員派遣計画一覧表のとおり、議員を派遣することに決定しました。
○議長(小山田邦弘君) お諮りします。本会議の案件中、字句等の軽微な整理を要するもの、行事計画の変更等については、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小山田邦弘君) 異議なしと認めます。 したがって、字句等の軽微な整理、行事計画の変更等は、議長に委任することに決定しました。
○議長(小山田邦弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議を閉じ、令和4年第4回姶良市議会定例会を閉会します。(午後2時29分閉会) 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 姶良市議会議長 姶良市議会議員 姶良市議会議員...