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07月07日-06号

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  1. 姶良市議会 2022-07-07
    07月07日-06号


    取得元: 姶良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 4年 6月定例会(第2回)令和4年第2回姶良市議会定例会議事日程第6号                       7月7日(木)午前9時30分 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一般質問                        │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和4年第2回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前 9時30分  ││    令和4年7月7日(木)本会議      ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 5時28分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│堀  広子 │出 │ 9│有川 洋美 │出 │17│新福 愛子 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│峯下  洋 │出 │10│小田原 優 │出 │18│竹下日出志 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│桃木野幸一 │出 │11│谷口 義文 │出 │19│大坪 祐輔 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│益森 隆史 │出 │12│馬場 修二 │出 │20│笹峯  桜 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│萩原 哲郎 │出 │13│和田 里志 │出 │21│宇都陽一郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯元 秀誠 │出 │14│犬伏 浩幸 │出 │22│国生  卓 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│塩入 英明 │出 │15│松元 卓也 │出 │23│上村  親 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│森川 和美 │出 │16│岩下陽太郎 │出 │24│小山田邦弘 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 竹中 裕二 │  事務局次長 │ 原口 理恵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │市民生活│北野 靖往 │消 防 長│原口 浩幸 ││ 第121条 │    │      │部  長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│宮田 昭二 │保健福祉│向江 美喜 │水道事業│桃木野 靖 ││ めの出席者 │    │      │部  長│      │部  長│      ││ の職氏名  ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │教 育 長│小倉 寛恒 │農林水産│田代 信彦 │総 務 部│堂路 温幸 ││       │    │      │部 長 兼│      │次 長 兼│      ││       │    │      │蒲生総合│      │財政課長│      ││       │    │      │支 所 長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│髙山 八大 │建設部長│有江 浩文 │総 務 部│塩屋 重信 ││       │    │      │    │      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │庁舎建設│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部長│今別府浩美 │教育部長│塚田 佳明 │総 務 部│岸園 克己 ││       │    │      │    │      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │危  機│      ││       │    │      │    │      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部│松岡  力 │建 設 部│川崎 久志 │企 画 部│内村美智浩 ││       │次 長 兼│      │次 長 兼│      │デジタル│      ││       │企画政策│      │建築住宅│      │行政推進│      ││       │課  長│      │課  長│      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│中島 信子 │教 育 部│湯田 広美 │保  健│竹ノ内敬明 ││       │部次長│      │次 長 兼│      │福部│      ││       │市民課長│      │教育総務│      │社会福祉│      ││       │    │      │課  長│      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│前薗 智雄 │水道事業│若松 耕市 │教 育 部│留野 真一 ││       │部次長│      │部次長│      │保健体育│      ││       │長 寿 ・│      │施設課長│      │課  長│      ││       │障害福祉│      │    │      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │農林水産│萩原 安信 │保  健│有田加代子 │建 設 部│松下 友多 ││       │部次長│      │福部│      │都市計画│      ││       │林務水産│      │子ども│      │課  長│      ││       │課  長│      │らい課長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建 設 部│師玉 保之 │企 画 部│高山 功治 │    │      ││       │次 長 兼│      │商工観光│      │    │      ││       │土木課長│      │課  長│      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               7月7日 ○議長(小山田邦弘君) これから本日の会議を開きます。(午前9時30分開議) ○議長(小山田邦弘君) 本日の会議は、配付しております議事日程のとおりであります。 ○議長(小山田邦弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は6名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、15番、松元卓也議員の発言を許します。 ◆15番(松元卓也君)     登      壇  皆様、おはようございます。一般質問の最終日になります。今回で私も2期目になりまして、一般質問に慣れてきた頃かなと思われがちなんですが、やっぱり一般質問になると非常に緊張する。本日、感じました。昨日までは余裕かなと感じておりましたが、登壇するとやはり心が揺らぐというか、緊張してまいる次第でありました。思いは市長と今回2期目、同じ立場になりまして、やはり姶良市を盛り上げていきたい一員になったと思いますので、私も頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、質問をしていきます。 施政方針について。 施政方針で施政運営の基本的な考え方や主要施設等の概要を述べ、成熟したまちへの成長を目指し、3つの大きな柱をたて、姶良市のまちづくりのターニングポイントとなるときだと未来の姶良市民のためにスタートを切りました。 そこで以下について問います。 要旨1、市役所の変革と職員の意識改革について具体的な成功ポイントを問います。 要旨2、アフターコロナを見据えた経済・観光対策の推進について今後の見通し等を本市としてはどのように考えているか問います。 要旨3、子育て世代への支援強化策である全天候型子ども館が2年後にオープンするが、設置について場所や中身等を含め、議論が尽くされた状態であると判断していいのかを改めて聞きます。 要旨4、改正企業立地促進条例により、対象業種の拡充や補助金の要件を緩和したが、企業誘致について本市が情報提供できる場所や雇用機会の創出は具体的に考えがあるのかを問います。 要旨5、商業の振興については、新規店舗の誘致や既存店舗の充実とは具体的にどのようなことを指すのかお聞きします。 要旨6、今回、ゼロカーボンシティ宣言を行いました。県内市町村において何番目の宣言となるのか。また、後発の宣言の中で市民や事業所と共有するにあたり市民にも利点があることも望まれるがどのようなものを考えているのか、問います。 要旨7、帖佐駅前周辺の市街地の構想について帖佐駅からイオンタウン姶良までの県道整備は、市はどの程度県と共同で進める事ができるのかをお聞きします。 要旨8、今後の行財政運営について令和3年度から5年度までを姶良市財政健全化緊急対策期間として行財政改革に取り組んでいるとのことだが、財政調整基金が令和3年度末の1年で8億円増額できた要因は何かを問います。 以下は、一般質問席で行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。松元議員のご質問にお答えします。 施政方針についての1点目のご質問にお答えします。 まずは、職員一人一人が市民に寄り添った質の高い行政サービスを提供することを強く意識して業務に取り組むことが重要であります。 また、管理職においては、配下職員に対し、適宜、必要な指導・助言を行うとともに、どうすれば市民の力、市全体の力を活用できるかという視点を常に持たせることができるよう、組織全体としての意識改革を進める必要があります。 このような意識で職員それぞれがさらに様々な経験を積み、視野を広げることで個々の資質が向上し、さらなるサービスの向上につながることになります。 今後も、市民満足度の向上を目指し、職員と共に一丸となって日々努力してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 コロナ禍が2年以上にわたり続いている中、本市を訪れる観光客の減少、イベント等の中止や規模の縮小を余儀なくされるなど、大きな影響を受けております。 今後の観光対策としましては、アフターコロナを見据え、感染対策を徹底した上で、市観光協会をはじめ、関係団体と連携を図りながら、デジタルスタンプラリーや新規イベントとして春まつりなどを開催する予定であります。 また、県サイクルツーリズム推進協議会をはじめ、周辺自治体や観光団体と連携を図りながら、サイクルツーリズムを積極的に推進していく予定です。 これらの取組により、本市に多くの方が訪れていただくことで地域活性化や経済の浮揚につながっていくと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 全天候型子ども館につきましては、令和2年度に姶良市子ども館整備基本計画を策定し、建設地を都市再生整備が計画されている加治木中心拠点地区のふれあい物産館跡地としております。 令和3年度に基本設計を完了し、4年度は実施設計と既存施設の解体工事を予定しております。 また、全天候型子ども館を運営する上での指針となる運営方針につきましても、現在、策定を進めており、本年度末に完了する予定です。 令和6年4月に予定している供用開始に向け、引き続き計画的に事業を進めてまいります。 4点目のご質問にお答えします。 令和3年度の改正企業立地促進条例において、情報サービス施設または研究開発施設にあっては、土地取得要件を400m2以上の面積に緩和したことにより、本年度、IT関連企業の進出が1件ありました。 今後は、要件の緩和に伴い、企業の進出が促進され、それに伴って、雇用の創出につながることを期待しております。 5点目のご質問にお答えします。 新規店舗の誘致については、空き店舗を活用し、新規に店舗を開設する事業者に対し、店舗賃借料の一部を補助する事業を行っております。 この事業により、空き店舗の解消と商店街のにぎわいを創出するとともに、新規事業者の創業時の負担軽減を図り、経営が軌道に乗るように支援しております。 また、既存店舗の充実については、本年度からかごしま産業支援センターの協力のもと、事業者の経営改善や販売戦略等に対して各専門家の支援を受けられる無料相談会を毎月1回、市役所で開催しております。 これまでの商工会による支援に加え、個別の相談内容に応じた専門家の派遣を依頼することにより、事業継続を支援してまいります。 6点目のご質問にお答えします。 2050年までに本市の二酸化炭素排出実質ゼロを目指すゼロカーボンシティについては、県内市町村では20番目の表明となっております。 施政方針で述べましたように、令和5年度に策定します第2次環境基本計画や地球温暖化対策実行計画を見直す中で具体的な取組についてお示しすることになると考えております。 なお、本年度においては、地球温暖化の現状、温室効果ガスの排出削減や気候変動への適応の必要性について、市民や事業者の理解を深め、地球温暖化対策に対する機運醸成を図るための情報発信を考えております。 7点目のご質問にお答えします。 帖佐駅前周辺の市街地の構想について、現在、本市が整備を行う帖佐駅前広場は令和7年度の完成を予定しており、また、県が実施している都市計画道路帖佐駅三拾町線は9年度の完成を予定して事業を推進しております。 その他関連事業として、令和6年度以降の都市構造再編集中支援事業の採択を目指し、立地適正化計画に即した都市再生整備計画の準備を行っております。 今後、庁内プロジェクトで出された意見や市民の方々のご意見等も反映させた都市再生整備計画とするため、駅前広場や県道整備の進捗を視野に入れ、事業内容、期間の設定や事業費等について調整を行ってまいります。 帖佐駅三拾町線の整備は県が実施する街路事業であり、採択要件や事業対象施設の制約もありますが、市が実施可能な高質空間形成やソフト事業等について県や市民の方々とも連携を図りながら、環境整備を検討してまいります。 8点目のご質問にお答えします。 令和3年度において財政調整基金現在高が増加した主な要因として、次の点が挙げられます。 まず、地方交付税が当初予算と比較しておよそ8億7,000万円の増収となったことが挙げられます。 その一方で、臨時財政対策債が当初予算と比較して、およそ2億9,000万円の減収となったものの、地方交付税と臨時財政対策債を合わせた実質的な地方交付税としましては、およそ5億8,000万円の増収となりました。 次に、財産収入のうち、市有地売払収入が当初予算と比較しておよそ5億6,000万円の増収となったことが挙げられ、これは須崎地区公共用地を売却したことが主な要因であります。 次に、複合新庁舎 建設事業において、一般財源での支出を見込んでいた経費に対し、鹿児島県の市町村振興資金およそ1億9,000万円を借り入れることが可能になったことが挙げられます。 このほか、各事業における国の交付金等の活用や新たな財源の確保に努力するとともに、資材・物品の価格や労務単価などが上昇を続ける中で、事務・事業の見直しや経費節減に努めていることもその要因の一つであると考えております。 以上、お答えといたします。 ◆15番(松元卓也君) 1つ目の意識改革について再質問いたします。 この意識改革を行うことで職員の企画立案能力を高めること、そこについてもう少し詳しく、どのような、行政として、湯元市政として執行部の人たちが職員の力をどうやって引き上げていくようなことをしていければ、企画立案能力が高まっていくのか、その辺をもう少し詳しく教えていただきたいです。 ◎市長(湯元敏浩君) これはどの民間企業も含めて、どの組織もそうであると思いますけれども、できないことを前面に出す議論ではなく、どうやったらできるかという議論を進めていく、やはり文化にしなきゃいけないということがまず1点です。 様々な意見に対して、それを否定するのではなく、まず肯定するところから始まるというような気持ちの持ち方、その一つで、随分、企画立案能力というものが上がってくると思います。 そして、最初に出す企画のときにあまりにもがちがちに全てを決めこんで出すということではなく、思いつきでもそういったものでも出せるような雰囲気、そういったものも職場の雰囲気としては大事かなと思っております。 ◆15番(松元卓也君) この市役所全体の中で、やはり市長が言われたとおり、市長はすごくここの間口を開いている状況になっているのかなとすごく感じました。 そこで、執行部の人たちの部長、管理職の方々がその部下に対して各所それぞれあると思いますが、どのような形で職員たちに皆様のモチベーション、生産性の向上だったり、そういうものを切り拓くように。トップの方は、そういうふうにしてくれと、間口を開け、旧態依然の在り方はやめてくれというような形で市長は言っておられますが。 総務部長、どのような形で市全体の職員の気持ちの高め方、企画立案、その辺を今後していこうと考えておりますか。 ◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。 管理職であるからということでもなく、当然、市長から副市長、教育長、あと私ども管理職とそれから配下の職員につきましても同じことは言えるかと思います。 職員のいわゆるそういう能力向上につきましては、まずは日々の業務の中で、OJTの中で、いわゆる先輩・後輩であったり、上司・部下という関係で、先ほどの答弁にもありましたとおり指導助言というのは当然ございます。これはどの会社でも同じだと思います。 あと、ほかの自治体もそういう形で取り組んでおりますが、いわゆる、私どもで言う人事評価、民間で言いますと人事考課といったりしますけれども、そういう中で制度として年に2回、評価者、被評価者との面談がシステムとして組み込まれております。 この制度というのは、旧町、私がおった自治体ではなかったわけですけれども、合併して新市になりまして地公法の改正によりまして人事評価制度を入れると。その中で、必ず職員と直接向き合って面談をするという制度がございます。 最初は慣れなかったわけですけども、いわゆる通常の日々の業務の中でなかなか上司と部下がそういうフォーマルな形で話をするという機会は日々の業務の忙しさもあってなかなかできない状況はあったと個人的にも思っています。 そういった中で、いわゆる制度として入ったというところで、最初はなかなか慣れなかったのですけれども、それをやることによりまして、言葉は適当ではないですが、いわゆる腹を割って業務のことについて、悩みについて、時にはプライベートなことも含めて職員とフォーマルに話をする時間が取れるようになったということについては、職員の育成には非常に役に立っていると考えているところであります。 以上です。 ◆15番(松元卓也君) 今、総務部長がおっしゃっいました制度は全職員と各課で面談をされているということですか。 ◎総務部長(髙山八大君) お答えします。 全職員が対象となっております。当然、私どもも部長級は副市長とということになりますが、副市長とは日々の業務の中でも、逐一報告、あとは上司からの指導・命令等もありますので、そういった中でそういう面談という形以外でもやっておりますけれども、全ての職員は上司と部下の関係で面談をすることになっております。 あとは、いわゆる会計年度任用職員につきましても、可能な範囲でそういう面談等はするようにはしておるところであります。 以上です。 ◆15番(松元卓也君) 良い制度があって良かったです。やはり管理職と職員との間でやはりゆがみではありませんが、そういうのがあるとやはりなかなか前に進んでいかないので、そういう状況をつくっていけるというのは非常にすばらしいことだと思います。 しかし、さらに市長は進めていきたいとおっしゃっていますので、ここでは、今、ヒアリングした状況というものをどのようにして横断的な形で各課それぞれで共有していくような、何かそういうものが姶良市の行政の中で聴いて、ヒアリングをして。この改善点というのかな、職員から集まった言葉だったり、こういう要望、要望というか、ここが市の良くない……。 みんな熱い気持ちで職員もいると思いますので、こういうところが改善できたらいいかなというものをもう少しヒアリングで聞き取った部分というものが多分多々出ていると思います。 その部分というものをどのように吸い上げ改善していくような流れというものが本市にあるのかどうかというものをもう一つ聞きたいと思います。 ◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。 先ほどの人事評価の部分につきましては、当然、総務部のほうでその結果につきましては、把握はしているところであります。 その中で、やはり組織とか人事とかそういった部分で改善していける部分もありますし、あとは職員個人としての能力を引き上げていくという部分での活用、それも職員の配置等も含めてになりますが、そういった部分で活用ができるところもあろうかと思います。 あとは、年に1回、いわゆる自己申告書というものも職員から取っております。その中には、職員の今の仕事ぶり、やりがいだったり仕事ぶりであったり、あとは本人の希望、意向、そういったものも書いてきておりますので、そういったものも参考にしながら職員の能力開発、能力の活用の方法については、特に人事のほうでは考えていることになっております。 以上です。 ◆15番(松元卓也君) やはりそういうヒアリングをすることによって行動改革というか、職員の行動改革も行われると思いますし、働き方の見直し等もヒアリングしていると思います。そして、やはり女性の活躍の機会の創出だったり、あとは、リーダー候補の創出であったり、生産性の向上というか、パフォーマンスの向上といいますか、そういうものができ、そこに足りない市の管轄内でできないことはやはり外に出て勉強していく形というのも本市ではできているのかなと思います。 湯元市政の中でやはり旧態依然のやり方を面目一新して、職員との間でしっかりとヒアリングをする中で新しいものを生み出す形というものを今回施政方針の中で長くつづられておりますので、やはり柔軟な発想力だったり。 一番良かったのが「失敗を恐れずともかく物事を始めてみるという指導力や突破力が必要となってきます」と。ここの言葉はすごく力強い言葉で職員の皆様にこの言葉どおり皆さんに通じていければまだまだ新しい発想力だったり、企画立案というのができるのかなと感じているところであります。 やはりトップが開いた柔軟な心というものがありますので、そこをもう少し具体的に、市の職員は企画立案をして、そこには事務の能力、どうやってお金を持ってくるのか、予算をどうやって取るのか、企画立案をしたものをどうやって具現化するのかという部分があると思うんですが、それを委員会方式か何か、事務改善委員会など、そういう部分というのは授けてあったりするのでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 大きな事業やプロジェクトはプロジェクトチームというものをつくって若い人たちを集めて意見を聴いて、先ほど言いましたように、ためにする議論ではなく、どうしたらできるかという議論を進めていくということなんですが、一つ一つの課や係の中でもアイデアというものは日々起きるものでございます。それを吸収してあげる職場の雰囲気というものは大事にならなきゃいけないと思っております。 それで、例えば、具体的に言いますと、財政課で若い職員が「公用車に広告を出したらどうだろうか」というようなアイデアがありました。今、実施しているわけなんですけども、それも別にプロジェクトチームをつくって何か書類を上げてとかというのではなくて、そういった言葉で私のほうに来ましたので、「おおっ、それ、やってみよう」ということで今実施しているところでございます。 そこの雰囲気の中には、私の前の会社もそうでありましたが、一回失敗したことに対して非常に責めるような雰囲気であると誰も出しません。やってみて、失敗はしたけれども、失敗した先に見える風景というものがその職員にはあると思うんですね。それを許容できるかどうかだと思っております。 もちろん財政的な部分で、あと物理的な部分でできないものもありますが、できるものは、いいアイデアだったら取り入れていく。こういった雰囲気が、やはり一朝一夕にはできませんが、そういった職場の雰囲気にしていきたいと私は思っています。 ◆15番(松元卓也君) 市長の言うとおり、そうなんですけども、それを気軽に、気軽ではないですけれども、しっかりとつくったものというのを横断的でもいいんですが、事務改善の委員会等がもし設置してあれば、そこに職員たちが出向いて、課長や部長に提案したもの、これはこの委員会に出してみて、皆さんで共有できないだろうかとか、職員同士の委員会というか、プロジェクトチームは大がかりな一つのテーマにおいてプロジェクトチームをつくっていると思いますが、本市においてもここはやめるとか、やめる……。やめるといったらおかしいですけれども、ここはもう抑えて、ここは集中しようとか、そういう事業だったりというものが多分あると思うんです。 もう少し企画立案がしやすい環境というか、そういうものの改善の委員会と、委員会といいますか、そういうものができればいいのかなと。 こちらからいったら特会だったり、いろんなもの、委員会の設置、議会のほうではこの部分においては委員会を設置しようとという形で、今、議会のほうも進んでおりますが、行政のほうもそういう委員会等もつくられたらどうかなと思いました。 その辺はどうでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) やはり中身だと思います。このような企画がいっぱい上がってくる雰囲気の中で若手の人たちや、そして、企画を持っている、アイデアを持っている人たちがどんどん出してくるのであれば、それを受け入れる受け皿というものが必要となってきますが、受け皿だけをつくって開店休業的なものであると、それはやはり無駄な委員会になってしまいますので、その辺のところはやはりこれからそういった雰囲気をつくって、そういう中で職員がそういうのを出してくるのは、たくさん出てくるような雰囲気になれば、それを受け皿とする係、課というものは必要になってくると思います。 ◆15番(松元卓也君) 雰囲気的にはそういうのが出やすい雰囲気になっているのかなと思ったので、そういう設置のことも考えていければいいのかなと思ったところであります。 やはり市長がそうやって開いていくので、副市長としてもやはり支える上でどのように今の全体的な部分でどのようにお考えでしょうか。 ◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 先ほど総務部長、そして、市長のほうで答弁しておりますけれども、縦割りがいいのか悪いのか、これは議論のあるところでございましょうが、庁内におきましては、当然、課、部がございまして、専門的に仕事を行っております。その仕事に対しましてどのように横串を入れていくか、それが問題だろうと思っております。 そして、若手の意見が吸い上げられる職場、これも大事でありましょう。そのためには、当然、部長、課長、これが上のほうから吸い上げるということも大事なことでありますし、下からの押し上げも大事でございますので、縦、そして、横方向、様々な方向から意見が吸い上げられるような体制ができれば一番理想なのですが、なかなかそれをどのように形につくっていくのか。それは難しいことでありますけれども、今、先ほど市長が申しましたとおり、懸案事項ができた際に現在、プロジェクトをつくっております。そういった形で目的を持った横串が入れられていけばいいのかなというふうには考えております。 以上でございます。
    ◆15番(松元卓也君) それでは、意識改革を進めて、市全体で取り組んでいっていただいて、楽しみな議案が上がることをお楽しみにしておきます。 次が、アフターコロナを見据えた経済観光対策になりますが、今回、新規イベントとして春まつりがあります。このアフターコロナを見据えた経済、ここは、見える、見えないといったら、かなりまた見えなくなってきているのかなと。コロナの感染者もちょっと増えつつあるところなんですが、新型コロナウイルス感染症対策と押し問答といいますか、そういう部分は出ておりますが、そことはまた別にしっかりと経済対策、観光対策というものは本市としても進めていかないといけないと思います。 そこで、今回新規イベントの春まつり、ここはすごく非常に楽しみなイベントになると思いますが、これは来場者見込みはどれくらいで考えておられるんでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) ただいまの質問につきましては、担当課長から答弁させます。 ◎企画部商工観光課長(高山功治君) 答えします。春まつりは今回5,000人の参加見込みというか、参加目標を立てて実施するところであります。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) こちらの5,000人を見込んでいる中で、今回、議案書が出たときの予算額としては180万円程度だったと思うんですけども、そこの予算の中でやはり5,000人を集める、周知だったり、いろんなものが必要になってくる。人流を巻き込むような形で皆さんに周知していかないといけないと思うんですが、そこの部分ではこの金額的にはちょっと予算額が少ないのかなと自分的には感じているんです。 その辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 今回、春まつりが初めての開催ということになります。観光協会とタイアップしながら観光協会の育成も含めて地元に密着した形でイベントをしたいというふうに考えております。 目標は高く持ったほうがいいということから5,000人というふうに大きく目標を立てておりますけれども、まずは地元密着型ということで、地域に根づくまつりにしたいというふうに考えております。その中で徐々に大きくしていって、日本一大楠どんと秋まつりのような大勢の来場者が来るようなイベントに近づけていけたらいいなというふうに考えておりまして、目標は高くしておりまして、実際にここに行くためには今議員がおっしゃるように、180万円の予算では当然少ないというふうに考えられると思いますので、観光協会で実行委員会を組み立てる中で地元の観光協会委員など、協賛金もお願いして、少しこのイベントを膨らませたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) 予算額がちょっと少なかったものですから、それで5,000人以上の来場を見込んでおりまして、観光協会としてもちょっと苦しくなるんじゃないかなと感じてしまいました。 しかし、アフターコロナを見据えていろんな人流を巻き込むようなイベント等は絶対必要になりますし、ここで書いてあります県サイクルツーリング推進協議会をはじめ、サイクルツーリズムの積極的な推進、これはどのような形で進めていく予定でありますでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 サイクルツーリズムの積極的な推進につきましてですけれども、答弁にもございましたように県のほうでサイクリングのツーリズム推進協議会、令和3年度に設置をいたしまして、いろいろと検討しております。 その中でも霧島・姶良地区でサイクリングのモデルルートを今後検討する予定にはなっております。 また、自転車サイクリングにつきましては、健康の増進であるとか、環境への負荷の低減であるとか、そういった側面も持っておりますので、いろいろな団体等と連携を図りながら、サイクリングにつきましては、推進をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◎市長(湯元敏浩君) ちょっと補足をさせていただきます。本市と姶良市と鹿児島市と霧島市と垂水市で湾奥会議というのをやっておりますが、湾奥の中で桜島を一番南として一周するようなそういったサイクリングの要望をしていこうというふうに今4市で緒についているところでございますが、国のほうも、やはりサイクリングというものに非常に注目していて、そして、この鹿児島湾、特に湾奥は絶景ポイントであるということも認識していただいておりますので、その今の状況に必ず乗る形で多くの観光客が来るように、自転車の観光、そういったものも国と連携しながら、あとは、県とも連携をしながらやっていきたいと思っております。 ◆15番(松元卓也君) それでは、こちらのほうも。 サイクリングのモデルコースというのは、以前、高校生の大会が行われるはずでしたが、蒲生地区で。それが一回中止になって、あのコースとかはもうやはり提案とかをされているんでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) あれはサイクルレースのほうなので、団体とかが、いわゆるそこでやるということであれば、そこは一つの候補でありますけれども、一つの観光客、観光ツーリズムとしては県や九州、そして、また国がそういったモデルコースをつくっております。その中で姶良市がどの部分に入るかということなんですけれども、湾奥を中心としたコースになると思います。 ◆15番(松元卓也君) こちらのほうもしっかりと進めていって、進展があることを期待して、次の質問に行きます。 子育て世代への支援強化策の全天候型子ども館におきまして、こちらのほうは拠点をつくるときに、初めはその場所等は企画部のほうで検討していただいていたんですが、私たちの、僕もちょっと勉強不足だったのもあるんですが、どのようにして場所の設置だったりというのは。もう終わったことなんですけども、経緯をもう少し詳しく知りたいなと。 そのときは企画部長でありました宮田副市長がいて、そのときにいろいろともらいまして、加治木だったり、場所の提案がありまして、結局、加治木のほうになってしまった。加治木でいいんですけども、もう少し詳しく経緯をもう一回聞きたいなと思います。 ◎副市長(宮田昭二君) 既に3年前の話でございますので、もしも間違っておりましたら担当部長なり課長が修正を加えると思います。 その当時子ども館をつくるということが市長のマニフェストになっておりました。これは、当然、姶良市として子育てを優先する施策だということでございます。子どもを大事にする以前にまずは子育てをするお母さんたちを大事にしたいということがコンセプトでありました。そのためには、集いやすい場所、それから、入りやすい施設、そして、かつ、地元がにぎわう施設であること、そういったことをコンセプトに場所を選定した思いがあります。 そのために、駅から近い場所、もしくは、支所等からも近い場所、そして、文教地区であるといった様々な目標を立てましたけれども、それが全て加味されるわけではありませんが、8割方それに合致する場所がこの旧加治木のふれあい物産館跡であったということでございます。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) こちらの施設も2年後にはもう建ちますので、もう少し僕も読み解きながら市民にも説明していきたいと感じておる事業ではあるんです。 それで、どのようにして経緯で進んでいって、なぜ子ども館をつくるのか。市長の言葉どおりなんですけれども、進めていく上で、いろんな方と話す上で「何で加治木なのか」など、いろいろな質問を受けるんですよ。今、されるんですね。3年前に決まったことなんですけど、そのときの経緯がなかなか自分もうまく説明できない状況でありました。 何が駄目ということは確実にはないんですけど、やはり利便性を考えたときに、本市には駅が5駅ありまして、その部分で都市機能誘導区域という部分があります。そこで選定したという部分までは自分も把握している中だったんですが、その文教区、そこで加治木を選んだという部分が、今、もう一度復習で感じたところでありました。 そこで、やはり適材な場所ではあるのかなというふうに進んでおりますが、やはり設置をすることによってここの子育て支援、仮称のほうの概要版ですが、やはり「施設の設置から廃止に至るまでライフサイクルコストの縮減も取り組んでいきます」と。ここの部分というのは、中身はどのように、廃止するまでにどれぐらいコストがかかってしまう、かかるような試算で進んでいるのか、その辺もちょっと教えていただければと思います。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 明確な予算については今後計上していくものもあったりします。 内容で申しますと、昨年は基本設計というところをいたしまして、今年度、実施設計をすることになります。それに伴って、今、建てている建物の解体作業、そういうものであったり、それを進める上でのいろいろな手続等もあったりします。それから、土地の買い戻し料とか、そういうものを現在、今年度の予算にはそれを上げております。今度、また、詳しくというか、実施設計が決まりましたら、本体設計というか、設計費のほうを組んでいくというようなことになります。 費用につきましては、まだ明確にならないものもありますし、今現在、補正予算で上げているものもあります。 以上です。 ◆15番(松元卓也君) 非常に、LCC、ライフサイクルコストは大事な部分であると感じますが、今後、今後というか、現在もですが、少子高齢化が進む中、やはり子どもの数、人口というものは姶良市も確実に減っていくわけであるというのは誰もが多分知っていることであって、この施設をつくるということは非常に魅力があることなんですが、近い将来、子どもの数が減っていきますよね。そのときのやはりその施設をどういうふうに転換していこうと考えているのか、その辺のことも私たちも知った上で議論をしていかないとハード面のこの部分というのは絶対大事なことになってくると思いますので、しっかりどの辺を一番重視していけば、僕なんかも議論に携わる立場として、どこが一番大事なものなのかなというふうに感じておりました。 そこでライフサイクルコストのことについてもう少し聞きたいなと思ったんですけれども。まだ決まっていないということでしたが、今の概算事業費は4億1,000万円ぐらいになるとは思いますけれども、これを普通にいろんなものを考えていくとライフサイクルコストは四、五倍かかると言われている形ですが、実際はどのように。仮説でいいんですが、どのように考えていますか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 子ども館につきましては、先ほどもありましたように、子育て世代の方のいろんな、皆さんが利用されるというところを一番に考えているところです。子育てをしていく上で、いろんな悩みだったり不安だったりというところもありますし、そういうところを皆さんが来ていろいろと相談できる施設であったり、あるいは、また、親子が一緒に来るということで、いろんなお子さんの様子を見て保護者の方も安心されたり、喜んだりという姿が見えるというような施設にしていきたいというふうに考えております。 その中で、それにあたるための、あるいは、またちょっと一時預かりというような機能も考えておりますので、お子さんを預けてちょっと保護者の方がほっとできたり、自由な時間もできるということで、そのような運営に係る経費を計上していくということで、今後も経費というものは今のところ、その経費について具体的にというのは今後ある程度の経費のところは考えているところではございますけれども、またそこについては具体的に今後検討していって、運用方針、運営方針というのが今年度決まっていきますので、その中での事業についてもご提示できるかと考えているところでございます。 ◆15番(松元卓也君) それは分かるんですけれども、ここに書いてあったから聞いたんです。施設の廃止に至るまでという部分であったので。 ここの場所は福祉センターも近いですし、いろんなものでまた都市構造を変えていくのかなという、そういう長い発想の中で仮説等も立てながらあの場所にもしていると思いますので。 どのように廃止を。今、いろんな事業を、解体事業とかも市としてはあるんですけども、そこにもやはりコストがかかってきますので、その部分で長い目線で20年後30年後はこの子ども館をどのようにもう少し利用していくのか。その辺もちょっと聞きたかったところでした。 ◎副市長(宮田昭二君) お答えします。 すみません。ピント外れの回答になるかもしれませんが。 いわゆるこれから建てる子ども館につきましてその維持費は当然かかってまいりますし、将来的に少子高齢化とは言いながら。高齢化とは関係ありません。少子化にありながら子どもがゼロになるということは全く考えられませんし、数は減っていったとしてもその父親、母親、そして、保護者の方々、そして、おじいちゃん、おばあちゃんたち。その方々が寄れる場所であると思います。 したがいまして、この先、それをどのように転用していくかというところまでの構想はございませんが、引き続きその子育てに特化した施設として永らえていくものであるというふうに考えております。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) 理解しました。 そうですね。しかし、やはり少子化が進む中なので転換する部分もいろいろと考えつつ、やはりこの拠点施設を建てるのであれば、いろいろな先のことも考えて、こちらのほうも進めていただきたいのですが。 僕も子どもがいるのでここを利用したいと思いますけども、やはり少子高齢化という形で進んでいきますので、ここの利用者数の変化というのは確実にあるわけですから、やはりその辺も考慮した上でこの設計を立てていきながらどういう運営をしてどれぐらいコストがかかって、このコストが、もうここの部分を来場者が下回ったときにはここを廃止して別な施設に変えるとか、その辺の概念も持ちながらここの計画は立ててほしいなと感じているところです。 次の質問にまいります。 企業誘致についてですが。 ここについては、企業誘致などの場所とかは市としてご用意があるのかどうかというのをもう一度お尋ねします。 ◎企画部長(今別府浩美君) 企業誘致の土地につきましては、加治木の須崎のほうが売却が完了いたしましたので、今のところ、ご紹介できる用地はございませんけれども、開発公社のほうで平松地域を、今、開発中でございます。そこの開発が終わりましたらそういった土地のご紹介ができると考えているところでございます。 ◆15番(松元卓也君) 僕も場所があまりないのかなと感じておりまして、やはり企業誘致を進めていくに当たりましては、市のほうもやはり提案、来てくださいというだけではなく、こういう場所、こういうものがあって、こういうふうにしていければ、企業にとってもメリットがあるという部分を前面に出していかないといけない要件ではありますので、やはりその場所というものは非常に大事なのかなと思います。それは人のにぎわいもつくれるものをつくっていかなければいけないし、企業というものがやはり来ていただいて、雇用の創出をつくっていかなければ市の発展、税収にもつながりませんので、いろんなものを運営していく上では絶対必要になってくると思います。 そこで、やはりもう少し、今、大学誘致も進めている中で、今回、1校ありました。そこでそこの大学にもし実現した場合、仮説ですけれども、それができて、そこを出て、その人たちが働く場所の提案まで市がやはりご用意できたほうがいいのかなと感じているところでありますので、その場所だったり、この企業誘致についても急いで、急ぐというか、すばらしい提案ができるようなものをつくっていただきたいなと思いますので、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 議員が言われますように、企業が来ていただくことで雇用が増える、あるいは、姶良市の子どもたちが学校を卒業し、就職できる企業が増える、そういったことで地域の活性化、あるいは、経済の活性化、そういったものにつながっていけると考えております。 姶良市は地理的にも鹿児島県の中央部にございまして、九州自動車道のインターチェンジ等、交通の便にもいいところでございますので、企業誘致につきましては、今後も進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) その企業誘致、大きな企業だけではなく、いろいろな、今回緩和されたので、いろいろな業種も来られるようになったんですけども、一番大事なのはやはり雇用の創出という部分でありまして、そのために企業誘致をするわけですから、やはり人材の働く側の気持ちとしましては、やはり学生で県外へ出て勉強をして帰ってくるときに働く場所としてやはり姶良市を選ぶことの可能性というのが非常に少ないのかなと。僕も大学で県外へ出て、姶良に、この場所で働きたいというものがあまり感じられなかったものですから、やはり企業誘致を含め、しっかりと働く場所の提案、そういう魅力がある場所として企業にも来ていただくような提案ができなければ、やはりこの学生の県外への流出を防ごうとするという部分がなかなか成立しないと思いますので。何かしら魅力があるものをどんどん提案できるような素材をつくっていただきたいなと。それは、民間の立場の人たちも一緒ですが、そこをしっかりと進めていけるようなものが必要になりますけど、土地は絶対的にないと、やはり場所がないと企業というものも来られないし、民間の中小企業、小規模の部分というものも建てられませんので。あとは用地の用途変更というか、そういう部分の変更の時期というのは何か要件などがあるのでしょうか。用途変更とか、その場所の部分というか。 ◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 これはまだ発足しているわけではございませんが、以前からの構想もございます。企業誘致に当たりまして土地が不足しているということは当然認識しておりますので、企業誘致に関しまして企画のみが窓口ではなく、その土地をどのように探すかということは、これは全庁的な課題であろうと考えております。 したがいまして、冒頭、議員からのご指摘もありましたとおり、様々な部、課が知恵を出し合いまして、どのようにしたらこの土地を見つけられるか、もしくは提供できるかということを横断的に議論する場を設けてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) そうですね。やはり一番大事なことなのかなと思いますので。まちをつくっていく上では企業だったりそういう歳入の確保が非常に大事になってきますので、こちらのほうもしっかりと力を入れて進めていっていただきたいと思います。 次の質問に参ります。 今回、ゼロカーボンシティ宣言を行って、以前も市長にも提案した部分だったんですけども、以前は市長は「発表だけしても意味がない」というような形でおっしゃっていました。今回は、第2次環境基本設計や地球温暖化に向けた実行計画を具体的な取組について今後示すと言っておりますが、発表だけしても意味がないというと、仮説は立てておられると思いますので、どのようなもので市民に寄与できるものだったり、これが進むような状態というものがあった上で多分ゼロカーボン宣言を今回したと思うので、その辺の内容が少しでも分かれば教えていただきたいなと思います。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) お答えいたします。 今回の施政方針の中で6月14日でございました。市長のほうからゼロカーボンシティということで表明をさせていただきました。 今回、市長におかれては、当然、令和4年度の施政方針、また、これからの4年間の所信表明ということもございます。本年度、施政方針にもございましたとおり、後期基本計画の策定の年でもございます。令和5年度から令和8年度までということになります。 答弁にもあるとおり、来年度は第2次環境基本計画の策定の年であります。したがいまして、後期基本計画の中でも当然ゼロカーボンシティということで二酸化炭素の排出削減、そこに向かって後期基本計画にもうたい込んでいこうということもありまして、今回表明にも至っております。 また、実際、県内では市町村で20番目ではあるんですが、ちなみに全国では1,718市町村ある中で725番目です。私どもとしては、市長も含めて後発というイメージは持っていませんで、まずは我々行政、事業者の方々、そして、市民の方々、一つの家庭からできることからやっていこうということで、答弁にありますとおり、いろいろな形で分かりやすい情報発信をまずは進めていきたい、そのように考えているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) しかし、他市も20番目ということで、いろんなところをやっていると思いますが、他市の今取り組んでいることに関してどの辺を一番研究しましたか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) 今のご質問で他市、ほかの自治体さんのことだったんですけれども、ちなみに本市におきましては市長が就任された平成30年、この年に自治会防犯灯のLED化についてでございました。当初の予定を前倒しして予算を重点化して自治会防犯灯のLED化に取り組んでいます。当然、地域の安全安心もありましたけれども、表明はしておりませんでしたが、そういったできることから、二酸化炭素、地球温暖化対策ということでやっております。 他自治体について研究をした結果で今回市長の表明に至ったということではなく、今までのこういった積み上げもありまして、先ほど申したとおり、今後の中長期の計画策定に向けての表明に至ったということでございます。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) いや、他市が行っている補助金だったり、そういうものというのは市民に向けての研究というのはどの辺を研究しましたでしょうか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) 令和3年の第1回定例会で類似のご質問をいただきまして、議員おっしゃるとおり、市独自の補助金といったものについても地球温暖化防止対策ということで有効だとは考えております。 ただ、現在、これまでの一般質問でございましたとおり、日用品とか物価高騰とかございます。私どもとしては、国の各種省庁の補助金がすぐ充実している現在ですので、市のホームページ等で環境省、あるいは経済産業省、国交省、そういったところにリンクしまして、まずはご案内差し上げたいということで、ほかの県内の自治体で取り組まれているところもございますが、本市としては繰り返しになりますけれども、まずは家庭でできることから行政、事業者さんとともに実施していこうというような形で現在のところ考えているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) 身近にできるところからということで、環境省がやっているアクション30ですかね。30。この取組が主な取組になるのか、というイメージでよろしいでしょうか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) 市民生活部のほうで環境計画のほうをつくるわけなんですけれども、そちらのほうの計画を作るに当たってはこのアクション30についても十分ゼロカーボンアクション30についても考えていきたいと考えております。 以上です。 ◆15番(松元卓也君) 他市もいろいろな部分でそうなんですけれども、やはり市民に寄与していただくためにも何かもう少し先進的に進めていくためにも市としても何か先ほど言われた他市が取り組んでいる補助金のものだったりを、国だけではなく、県だけではなく、本市としてももう少し進めていけるものを取り入れていただけるようによろしくお願いいたします。 次の質問に参ります。 帖佐駅前の部分なんですけども、本市はどの程度一緒に取り組むことができるのかという部分なんですけども、採択要件や事業対策施設の制約とありますが、どのような制約があられるんでしょうか。答弁であった「制約」というものは。 ◎建設部長(有江浩文君) 担当課長に答弁させます。 ◎建設部都市計画課長(松下友多君) 都市計画課の松下といいます。よろしくお願いします。 本路線につきましては、都市計画の県道が整備をする街路事業という形で道路整備を行う予定であります。そして、この道路整備につきましては、基本的な歩道整備、それと車道の整備等は事業メニューの中に含まれて、整備ができるんですけれども、強いて挙げれば、ベンチとか硬質の空間整備に伴うもの、それと歩道のタイル等が硬質、金額的に高くなるものについては当然街路事業の基本的な額により整備をしないといけないということがありますので制約がありますということになります。 以上です。 ◆15番(松元卓也君) 今回、庁内プロジェクトで皆さん集まって出された。1回目に行われたときにはどのような意見があったのか教えていただきたいです。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) 庁内プロジェクトについてでございます。今回、いろいろと議員の方々から一般質問をいただいて、その中でプロジェクトのことを、市長のほうから答弁申し上げているところです。 まず、このプロジェクトが20代、30代の職員25人で構成されています。男性が17名、女性が8人と。5人1組で班を構成して、ワークショップ形式でやっております。 ご質問の1回目、5月25日に開催しています。そのときにまず帖佐駅前整備の庁内プロジェクトという名称なんですけれども、まずは姶良市に足りないものを各職員が出し合ってそれを大きな紙に、ここのポストイット、付箋紙で貼っていくという形でとにかく2時間弱なんですけれども、そこについて姶良市にまず足りないもの、姶良市全体で。出し合ってもらっています。 2回目については、今週、月曜日、7月4日に2回目を開いています。同様に1回目のグループをちょっとメンバーを変えて同様の形でやっております。 そのときには、こうだったらいいな帖佐駅前通りというような形でいろいろと意見を出してもらって、あと、できれば年内に3回、それで、言いっぱなしの会議ではなく、冒頭、1点目の職員の意識改革がございまして、市長からも副市長からもございました。ある一定の方向で当然市長を含めた私ども管理職のほうに報告をもらって、せっかく若手の職員から出してもらったものをどう具現化していくかというのが狙いです。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) 今のそれをどうにか具現化できるように。この令和6年度以降の都市構造再編集中支援事業、こちらも今後も続いていく見込みなので、やはりそれを使ってできるだけ進めていただきたいなと。 あとは、市民、そこの周辺に住む方たちだったり、帖佐駅は中心になる部分なので、市民の意見も取り入れてもらいたいんですけれども、どのようなことを考えておられるでしょうか。市民の意見等を。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 今、企画部のほうからちょっとお話がありましたとおり、庁内プロジェクトのほうを今進めているところです。 また、うちといたしまして、都市構造再編集中支援事業、加治木地区と同様の補助事業を一応予定して、実計のほうも一応乗せさせていただいているところなんですけれども、この中である程度民意といいますか、市民の方々の意見も含める形で要望のほうをしていかなければいけないというところもございますので、策定委員会とかワークショップ、その辺も含めてこれからまた検討してまいりたいとは考えております。 以上です。 ◆15番(松元卓也君) それでは、最後の問いになります。 この姶良市財政健全化緊急対策で財調のほうがちょっとずつ増えておりますが、県の市町村普通会計決算の速報値の概要という部分を読んでおりまして、そこに実質公債比率というものが11.3%という形で今回出ておりました。そこにおいて、今回、ハード事業というのもどんどん積み重なっていっておりますので、ここの部分というのが自分としても懸念を。11.3というのはまあまあ高いのではないかと感じております。そこについての見解を教えていただきたいと思います。 ◎総務部次長兼財政課長(堂路温幸君) お答えします。 実質公債比率、これは国が財政健全化判断をする基準は下回っているものの、鹿児島県内の市町村と比較しますと若干高いほうには入ると思いますが、心配をする状況にはないところです。 今、5月の出納整理で締めました令和3年度分の決算の整理をしているところなんですが、現在のところ、その実質公債比率もわずかですけれども、今年度は下がるところでございます。 議員がおっしゃいますように、これは公債費あるいは債務負担行為という、議会の皆様には今年度の予算も認めていただきますが、将来にわたって負担をすることを約束するものも予算として債務負担行為等で認めていただいていまして、そこら辺りも関係をしてきます。 いつも申し上げますように、普通建設事業、建設事業費、それから災害復旧にかかるお金というのは年度によって違いがありますので、いわゆる今年、来年で数値、指標が動くことは多々あるんですが、計画性を持って5年10年のスパンで長期的に運営ができるようにコントロールをしていくところでございます。 以上でございます。 ◆15番(松元卓也君) 次長が言うように心配する数じゃないと言われたんですけれども、県のやつで言うと上位2位ぐらいに入っていたものですから、なかなか心配するなというふうに言われてもやはり気になる数字ではありました。 ここにおいても、やはりここに響くのは財調の部分というものも必要な数字にもなってくると思いますので、経常収支比率というものが96.2ということで非常に高いのかなと。 財政のプロではないので、あまりそこの部分というのは分からないので次長が言われたものを信じるしかないんですけれども。 今後、10年後、20年後。5年スパンでしたら今後も大丈夫と言えるのでしょうか。 ◎総務部次長兼財政課長(堂路温幸君) お答えします。 今後、未来において大丈夫かという難しいところでありますけれども、当然、財政のいろんな状況があります。当然、自治体というのは国のいろんな政策にも影響されますし、それから、姶良市のようにまちが歴史的にやはりそれを繰り返すんですけども、まちが非常に大きく動いている。今、姶良市は活気づいて人口も増えております。 答弁の中で「普通交付税が増えました」と申し上げましたが、普通交付税の算定の中に国勢調査による人口というのを基礎に持つ項目がたくさんあります。 実は令和3年度からの普通交付税には、その前年、令和2年度に行われた国勢調査の人口が反映されることになったもんですから、交付税の算定において姶良市では交付税が上がる、5年ごとに見直す国調人口で上がったところもあります。 その「大丈夫か」という部分につきましては、大丈夫であるように計画を立てて財政を運営するためにやっていかなければならないところです。 議員がおっしゃるように、公債費というのは家でいえば返すローンの借金ですので、まず何はさておき真っ先に払わなければいけない経費に入るもんですから、当然それが経常収支比率を押し上げる要因にありますが、昨年来説明しておりますように、少し高い水準で高どまりをしているので、若干、右肩下がりで下げていかなければならないんですけれども、公債費というのは合併以降も年次的にそんなに増えないようにコントロールしているところで、それがないと毎年毎年まず借金を払って、まずご飯を食べて、まず電気代を払って、じゃあ残ったお金で何かしていこう。生活を豊かにするために何かをしていこうという部分がありますので、経常収支比率がやっぱり高いとそこがないというところでご説明をいつもしておりますけれども、それも含めて議員がおっしゃる公債費は非常に大きな意味を持っておりますので、今後もしっかりとコントロールをしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(小山田邦弘君) これで松元卓也議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午前10時42分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時55分開議) ○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、2番、峯下洋議員の発言を許します。 ◆2番(峯下洋君)     登      壇  皆さん、おはようございます。私は、議席番号2番、松原上自治会に所属しております峯下洋、市民くらぶです。どうぞよろしくお願いします。 朝早くからありがとうございます。 市長は、これからの10年を成熟したまちへの成長を目指す機会にし、複雑化・多様化する市民ニーズに的確に対応するため、様々な方法により財源を確保するとともに、行政のデジタル・トランスフォーメーションによる行政手続や行政サービスに係る市民や企業の利便性向上と情報セキュリティを両立させつつ、誰もがその恩恵を実感できる柔軟で人に優しい行政デジタル化に引き続き取り組んでいき、庁内デジタル化の取組としてペーパーレス会議やウェブ会議、そして、電子決済を推進することでさらなる経費の節減と業務効率化を図っていくと施政方針で述べていらっしゃいます。 それでは、通告に従いまして質問を行います。 質問事項1、市民の側に立った行政デジタル化について。 要旨1、行政デジタル化を推進していくためには市民側のキーデバイスとなるマイナンバーカードの取得率の向上が必須である。総務省の統計によれば、令和4年4月1日時点の姶良市の取得率は40.4%となっています。国は来年3月31日までに100%を掲げていますが、どのようにして達成していくおつもりかお示しください。 要旨2、市民の側に立ち、市民に寄り添った形でのデジタル行政サービスを提供するためには、市民のデジタル機器へのバリアを取り除いていく必要もある。IT弱者と言われている人にもスマホ等の勉強会を市で主催していくことは考えられないか、お示しください。 質問事項2、健康チケットあいあいの今後について。 健康チケットあいあいが公民館講座やまち歩きなどにも使用できれば健康寿命の延伸にもつながります。利用範囲の拡大は考えられないか。また、支給額の増額も考えられないか、伺います。 質問事項3、行政窓口のデジタル化について。 要旨1、市民のマイナンバーカード取得を促す一方で行政窓口でのタブレットなどデジタル端末の導入が進めば、作業の簡素化や待ち時間の短縮、ワンストップサービスの実現化が可能と考えます。今後の方向性やスケジュールをお示しください。 要旨2、今後は機械でできることは機械に任せ、人でなければできないサービスにシフトすることをすべきと考えますが、いかがお考えですか、お示しください。 以下は一般質問者席からお願いします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  峯下議員のご質問にお答えします。 1問目の市民の側に立った行政デジタル化についての1点目のご質問にお答えします。 令和4年6月1日現在のマイナンバーカード交付率は、国が44.7%、県が42.3%で、本市は41.6%となっております。 国は、令和4年度末までにマイナンバーカードが全国民に行き渡ることを目指すため、申請書の再送付やマイナポイントの付与等を行っております。 また、令和3年10月から健康保険証としての本格運用を開始し、6年度末には運転免許証との一体化を開始する予定であることなど、マイナンバーカードの活用方法も拡充しており、今後普及が進むものと考えております。 本市においても、広報紙やホームページ、啓発チラシ等による周知・広報を始め、大型商業施設や企業に出向いて出張申請相談会を実施しております。 また、市役所の開庁時間内にマイナンバーカードの受領に来庁できない方のために、毎月2回、休日交付及び時間外交付を実施しております。 併せて、令和2年1月から、マイナンバーカードと4桁の暗証番号で、全国のコンビニエンスストアで住民票の写しや印鑑登録証明書を取得することができるコンビニ証明交付も開始して、さらなる普及に努めております。 今後も、マイナンバーカードの利便性について周知するとともに出張申請相談会の充実に加え、自治会訪問による申請受付会等も計画することで、交付率の向上に取り組んでまいります。 2点目のご質問にお答えします。 総務省では、高齢者をはじめとした誰もがデジタル機器・サービスを活用することで、多様なライフスタイルを持ちつつ、豊かな人生を享受できるデジタル社会の実現に向けた取組を行っております。 その中で、スマートフォンの基本操作からマイナンバーカードの申請方法などについて学べる講習会を全国で開催しており、市内ではイオンタウン姶良の2店舗と国道10号沿いの2店舗の計4か所で定期的に開催されております。 受講したい方は、自分の都合の良い時間で予約して、総務省が指定する講師がマンツーマンで丁寧に教えてくれますので安心して受講することができます。 市としましては、1人でも多くの方に講習会を受講していただけるよう、周知してまいります。 また、行政サービスの利便性をさらに向上させるためのデジタル化を進め、その進捗に合わせてデジタルに不慣れな方などを対象にしたスマートフォン教室などの実施に向けた準備を進めております。 次に、2問目の健康チケットあいあいの今後についてのご質問にお答えします。 現在、70歳以上の方々に配布しております健康チケットあいあいは高齢者の社会参加の促進を図り、もって高齢者の福祉の増進及び健康寿命の延伸に寄与することを目的として実施しております。 これまで、市民から寄せられた要望等に沿う形で、温泉入浴料やはり・きゅう等の施術料のみだった利用範囲を、タクシー・バスの利用などにも拡大してきたところであります。 ご提案の、介護予防や健康増進につながる生涯学習講座やまち歩きのイベントなどの参加料にチケットの利用範囲を拡大することや、支給額の増額につきましては、イベント等の現状を含めて調査・研究を行ってまいります。 次に、3問目の行政窓口のデジタル化についての1点目のご質問にお答えします。 自治体の行政手続のオンライン化については、国が策定した自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画の重点取組事項となっており、令和4年度末までに、本市が現在行っている27の手続について、マイナポータルからのオンライン手続を可能にするための費用を今回の補正予算として上程しております。 令和3年7月に総務省が定めた自治体の行政手続のオンライン化に係る手順書によりますと、行政手続のオンライン化のメリットとしまして、いつでもどこでも手続を行えるといった住民の利便性向上とは別に行政運営の簡素化・効率化が挙げられています。 具体的には、住民から受け付けた申請情報と業務システム情報との目視での確認作業が不要になり、職員の負担軽減につながること、また、申請者の個人特定が自動化できるため、本人確認作業の時間削減のみならず、正確性の向上が図れることとなっております。 市としましては、オンラインによる手続を推進することで受付の簡素化や時間短縮が可能になることから、窓口へのタブレット端末の導入につきましても、今後、検討してまいります。 また、具体的な導入時期等のスケジュールにつきましても費用が必要となることから、タブレット端末の導入の検討と併せて総合的に判断して検討してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 行政における事務作業について、機器、システム及びAIや事業プロセス自動化、いわゆるRPAなどのデジタル技術を活用することは業務の効率化につながるものと考えます。 そして、それらによって得られた時間を、職員による企画立案、相談業務、その他の市民サービスの向上につながる対応、業務に振り向けられる環境づくりに努めてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆2番(峯下洋君) それでは、1問目から順に再質問させていただきます。 我が市は41.8%ということでしたが、このままでいつ頃までをめどに、3月31日までなんですが、どのような計画をもっていつ頃までには何%ぐらいしたいという目測というか、あれば、お伝えください。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) お答えいたします。 現在、6月1日現在で本市が41.6%となっておりまして、年度末までの予測というものが非常に難しい状況でございます。何月時点で何%という目標は定めにくいところでございますが、今後も周知広報や申請サポートなど、普及推進に努めていくことで交付率向上に努めてまいります。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) やはり例えば、年度、12月までに何%とか。例えば、定例会が終わるまでとか。9月。2学期が、今、もうすぐ夏休みになりますよ。それをめどにするとか、どこかで区切っていかないと、3月31日ってまだまだありますよ。周知ができますか。そこをどうお考えか、伺います。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) お答えいたします。 確かにおっしゃられるように、非常に計画というものが重要であるかとは思います。 昨年度の令和3年度におきましては、毎月の交付枚数が国のほうでマイナポイントの推進をいたしましたときに、月で1,900件や2,002件といった交付枚数が出た月もございましたが、マイナポイントの周知などが済んだ状況の後には、毎月で300件から400件、500件といった件数になっておりまして、毎月なかなか交付枚数が変動しておりまして、見方が非常に厳しいところでございます。 また、国のほうも今後またマイナポイントであったり周知であったり、図っていくところでありますので、大きな、おおむねで何%であろうということが難しい状況でございますが、今後また、計画を立てていきたいと思います。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 3月31日までに件数でいったらあと何件あるんですか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) おおむねでございますが、4万4,000件程度になるかと思われます。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 4万4,000件ですよ。ね。 例えば、では、お聞きしますが、職員の取得率はお分かりになりますか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) 職員の取得率につきましては、県の共済組合のほうから出ています数字が昨年の令和3年度10月時点のものでございました。このときは、職員の取得率については約84%となっておりました。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 84%が多いか少ないかは置いといて、例えば、これはあくまでも職員の数ですよね。非正規、非正規ではない。任用職員も入ってますか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) 今、申し上げた数字は正規職員の数字になるものでございます。 以上です。 ◆2番(峯下洋君) ということは、まだまだありますよね、取得できる人数というか、枚数というか。ということは、まだまだ。これはあくまでも職員、本人ですよね。 昨日ありましたように、職員の奥様だったり、子どもさんだったり、いろいろいらっしゃいますよね。ということは、その辺から詰めていかないと。まず自分たちがやらないと、市民の方に作って作ってと言ってもいかがなもんでしょうか。どうお考えでしょうか。 ◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。 確かに職員のほうはいわゆる将来的にこのマイナンバーカードが健康保険証に機能も付与されていくということもありましたので、先んじて取り組んだところであります。 会計年度任用職員につきましても同様のいわゆる保険証という部分ではなかなか職員と同じタイミングでの機能がつくというわけにはなりませんけれども、同様に周知はかけていけるものと思いますので、取り組んでまいりたいと思います。 ◆2番(峯下洋君) これができれば、100%になれば、いろんな寄付金なんかも送れるんじゃないでしょうか。そういうメリットができると私は認識していますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(髙山八大君) このマイナンバーカードを使ってのいわゆる給付金的な支給につきましては、国のほうも時間がないときには、いわゆるプッシュ型という部分での活用の方法というのはあろうかと思います。 ◆2番(峯下洋君) その辺から説明をしていただくとか、それで大型店舗で何回かされていますよね。また今年もやられると思うんですが。 例えば、そのタイミングとかはどうなんでしょうね。いつ頃を予定しているとか、向こう、先方様との打合せとかはされているんでしょうか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) お答えいたします。 今現在で大型商業施設との予定というものは現段階ではまだ計画はないところでございます。 しかしながら、今年度は5月に大型商業施設で既に取り組んでおりまして、そのときに269件の申請受付を行っております。 また、今後は中山間地域を中心に交通の利便が悪いところを中心にこちらから出向きまして、お声かけをしまして、調整の上、申請の受付をすることも計画しているところでございます。 以上です。 ◆2番(峯下洋君) いいと思うんですよね。やはり自治会に出向いていって、特に中山間地とか、わざわざこっちに来ていただくのは大変なので、こちらから出向くというのはいいと思うんですよね。 だから、出前講座とかやっていますよ。自治会だったり校区だったり、そういうのを活用して、少しでもこちらから出向いていって写真も撮ってあげるからと。 結局、一つ、ハードルが高いのは、写真を撮ったりとか、それが大変なので、こちらで写真を撮って差し上げますからと。 あとは、僕は根本的にマイナンバーカードを紛失とかされて。どこにやったか分からないという方は把握できているんでしょうか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) マイナンバーカード自体はカードについては非常にセキュリティがしっかりされておりまして、紛失や盗難に対する防止策が講じられているものでございます。 どこにやったか分からないということで、ときたま窓口のほうでちょっと見当たらないんですということで来られるお客様もおられます。そのようなときには、セキュリティがしっかりしているとはいえ、やはり悪用されるおそれがありますので、24時間対応のコールセンターのほうへご本人のほうから連絡をしていただいて、一時停止をしていただくことをお願いをしております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 聞き方が悪かったですね。まだ作る前にカードを、カードというか、最初に送ってきますよ、あなたの番号は何番ですよと。それ自体をどこにやったか分からない方を私は聞いたことがあったので。ああ、そうだ、そういう人もいらっしゃるよねと。それはいくら待てど暮らせど来んはずよ、物がないんだから。だから、その辺もひょっとしたらということで、再度、交付できるものなのかどうなのか。そこら辺はどうなんでしょうか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) お手持ちの通知カードがない場合でございますが、カードの申請するに当たりましては申請書というものが別にございまして、国のほうも再送付というのを何回か行っております。 また、今月の7月以降もまだ申請がお済みでない方に対して申請書をお送りいたしましてそれによって申請をすることが可能となっております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) やはり念には念をではないけれども、そういったひょっとしたらとかいう考えがあるんであれば、こちらから手を差し伸べるというか、これも一つの市民目線というんですかね。につながるんではないかと思います。 それで、毎月2回とか、休日交付及び時間外をされているということなんですが、この日程とかはどういうふうに周知をされているんでしょうか。意外と知らないかもしれないんですよね。その辺をどうお考えでしょうか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) お答えいたします。 休日交付や時間外交付についてでございますが、こちらはカードができて、それを受け取っていただくときに平日の時間内にマイナンバーカードの受領に来ることができない方のために行っているものでございますが、休日交付につきましては、毎月第2・第4日曜日を基本としております。時間外交付につきましては、毎月第2・第4火曜日を基本としておりまして、カードを受け取りに来ていただく通知の中に平日来られない場合は、このような日程で行っておりますということで、お知らせをしているところでございます。 以上です。 ◆2番(峯下洋君) それはもう作られた方ですね。 はい。了解です。 それで、ここにも書いてありますように、全国のコンビニで印鑑登録とか証明書を取得できますよね。私も先日というか、4月に行ったんです。向こうでできるのは分かったんですが、ここではできないんですよね。本庁ではできない、カードがあっても。それでちょっとびっくりしたんですけれども。これについてどうお考えでしょうか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) コンビニ証明交付を勧めておりますのは、開庁時間内であったり、あとは時間外、そして、土日・祝日等に利用ができない方についてのサービスというものが大きな目的ということでしておりますので、庁舎内については、現在のところマルチコピー機は置いておらず窓口のほうで通常の申請による証明発行ということでさせていただいております。 以上です。 ◆2番(峯下洋君) そのときにやはり記入してくださいということで書かせるわけですね。書きました。それだけでも省ければいいんだけれどもなと思って。何かその方法はないんでしょうか。どうしたらできるのか、お答えください。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) おっしゃるとおり、書くことを省略していくということで、今後進んでいくものと思われます。現段階ではすぐに申請書を取りやめるということは難しいと考えております。 以上です。 ◆2番(峯下洋君) ぜひ善処していただければありがたいと思います。 私はてっきりこれさえあればそれこそ水戸黄門ではないけれども、紋所だと思っていて、これさえあればいいんだと思ってきたら「できません」と。「何でですか」とちょっとびっくりしたんです。 認識不足もあるんですけれども、意外とそういうふうな形で思っていらっしゃる方は私だけではないと思うんです。 善処してください。よろしくお願いいたします。 それで、自治会にも訪問されるとか、書いてありましたけれども、過去にどこどこへ行ったとか、自治会名はよろしいんですけれども、過去に何件ぐらい行ったとか、そういうことが分かっているんだったらお示しください。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) 自治会の訪問につきましては、実際、今年度からちょっと取組を始めておりまして、実際のところ、今月、まず自治会ではないんですが、今月の頭に福祉施設に1か所行っております。そして、来週、自治会のほうを1か所予定をしているところがございます。また、調整中のところがあと1か所あるところでございます。 以上です。 ◆2番(峯下洋君) やはりそういう福祉施設とか、そこにいらっしゃる方が大体何人ぐらいいらっしゃるかというのは把握できているわけですよね。これは後々選挙にもつながってくるかもしれませんが、そういうターゲットがはっきりしているところへ先に行かれたら数がある程度、では、何月にはどこどこ、どこどこという計画が立てやすいと思うんですけどいかがでしょうか。 ◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) 施設や自治会等につきましては、相手方との場所であったり準備だったりがありますので、打合せ、調整をしながら日程などを組み立てていくことになります。その中の可能な範囲で計画を立てていこうと思っております。 以上です。 ◆2番(峯下洋君) 8割ぐらいできたような気がしますね。冗談です。 とにかくそういうふうにできるところをやっていく、つぶしていく。これは意外と楽しいと思うんですよね。やはり仕事は楽しくしたほうがいいです。嫌々ながらしたらなかなか先に進まない。 市長がおっしゃったように、ちむどんどん、わくわくするような仕事しましょうよ。どうせやんなきゃいけないんだったら、みんなで知恵を出してやりましょうよ。私もできる限りのことはさせていただきます。知人、友人に早う作れと。 ちなみに、今朝4時45分から会議がありました。朝起き会の会議ですけれども。そこでつくった人、霧島からもお2人ぐらい来ていたんですが、13人中私を入れて4名しかまだつくっていなかった。ぜひ作ってくださいと一言声はかけさせていただきました。 だから、先日、同僚議員からありましたように、いろんなつてを使えば。「友達100人つくりよ」とかよくちっちゃい子に言うじゃないですか。100人いたらすごいですよ。ね。1人が。100人いないと思いますけど。 でも、そういう考えで前向きにトライしていくということは決して無駄ではないし、「努力は裏切らない」とよく言うじゃないですか。私もそれを信じています。 マラソンなどで走るために一生懸命日頃から走っていらっしゃる方も私は知っています。すごいなと思います。 それで、ほかに今聞いていて、こうしたらいいよと思われた方というのはどの程度いらっしゃるのかな。うちの家内に言おうとか、例えば、じいちゃんばあちゃんに言ってみようとか。皆さん、手を挙げることはできないですよね。とにかくそういう気持ちで皆さんがトライしていただければいいと思います。 それでは、次に行きます。 健康チケットあいあいですが、これもすばらしいあれですよね。いいトライだと思います。それで、以前、聞いたことがあるんです。「俺は体が丈夫だ。はりきゅうには行かない。風呂はある。車の運転もする。だから、あんまり使い道がない」と。そういう方が結構いらっしゃるんです。病気を持っていらっしゃる方というのは語弊があるけれども、車を返却しました、タクシーに乗らざるを得ないとか、そういう方にはすごくありがたいチケットなんです。これもここに書いてありますように、高齢者の福祉の増進及び健康寿命の延伸、結局、家に閉じこもらない、特にこういう言い方をしたら男性・女性で問題があるんですけど、男性というのは仕事一筋に生きてきて、退職されたら意外と家の中に閉じこもりがちと僕は認識しているんですけれども、女性はPTAだ何だといろいろな行事を重ねてこられて、井戸端会議もあるんでしょうが、本当に孤立はしないんですよ、なかなか。しづらい性格というか。ね。人を1人生む。1人じゃないか。生産能力がある。ない人が。ごめんなさい。 だから、女の人って生み出す力ってすごいなといつも敬服しているんですが、それで、女性が意外と知らなかったりするんですね。 自治会とかにいきいきサロンとかにお見えになっている方は「こんなところがあるんだよ」と口伝えにしています。ところが、自治会に入っていらっしゃらない方なんかは意外とそういう情報が入ってこないと思っていて、これは一つの自治会加入の方法だなというのは確認しております。 そこで、これを倍額とは言わないんですが、いくらかでも例えば1,000円上げるとか、そして、使い方もここに書いてありますように、まちなかウオークとかいろんな公民館講座があったらそこにお金を使えるようにしたら健康な方もご利用できるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼長寿・障害福祉課長(前薗智雄君) お答えします。 確かに議員仰せのとおり、まち歩きのイベント、そして、介護予防、健康増進につながるそういった講座、そういったものが有料であればこの健康チケットあいあいが使えるようになればという、そういったお考えについてはなるほどと私どもは思っているところではございます。 ただ、今ある条例の中ではまだそこまでの分の対象事業として挙がっていないものですから、その条例改正というものがまた今後必要になってきます、もし今のイベント等を入れる場合には。であれば、条例改正をするには私どももまたそれなりの根拠、費用対効果というところを探りながらやっていきたいとは思っておりますので、答弁にもございますとおり、今ある市内にあるいろいろな健康増進、そして、介護予防につながるようなイベントや講座、有料の講座がどの程度あるのか、どの程度の利用者がいるのか、そういったところの調査、研究等を進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 今現在、何名の方が取りに来られて、幾らかかっているかというような情報はいただけるものですか。 ◎保健福祉部次長兼長寿・障害福祉課長(前薗智雄君) これまでの実績を申し上げますと、令和2年度で70歳以上の方で1万3,305人の方が受け取りに来られています。70歳以上の方の69.7%の割合になります。ですので、全員が受け取りに来られているわけではございません。 令和3年度が1万3,496人、70歳以上の人口に対しまして69.1%の比率でございます。 ですので、今現在、この普及を図るに当たりましては、回覧、市報、ホームページ、そういったところで年に複数回案内しているところではございます。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) せっかくデジタル化をしていくんであれば、わざわざ受け取りに行くというのは意外に大変かもしれないんですよね。これをデジタル化、それで、何とかできるものであれば、結局、データを取るにもいいんじゃないですか。どこどこ自治会まで分かるとは思うんですが、どんだけのこと、どんだけの方々が取りに来ていらっしゃると。 もちろん、今、紙に書くのでデータ、リストは持っていらっしゃるんですけど、これがデジタル化になったらいつでもぱっとできるじゃないですか。そういうふうに利用されていけば、今後いろんなアンケートだったり、使えると思うんですけど、その辺の考えをお聞かせください。 ◎保健福祉部次長兼長寿・障害福祉課長(前薗智雄君) お答えします。 デジタル化につきましては、これまで私どもも想定していなかった考えではございます。他市の動向といった形でこういったチケット等を交付しているのか、その辺りはまた調査研究してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 他市は関係ないから。姶良市だから。オリジナルでやりましょうよ。できることがあるでしょう。ね。そう思いませんか。私は姶良市はナンバーワンになってほしいんですよ。今、子育て世代が入ってくる、県内ではナンバーワン。あいうえお順でナンバーワンなんですよね。それを知らないというのは残念。いつも書けばいいんです、姶良市はあいうえお順で一番の市ですと。ぼんぼんアピールをしていったらどうですか、いかがでしょうか。 市長はその点、どうでしょうか。 ○議長(小山田邦弘君) 峯下議員、ちょっと要旨から外れてまいりますね。 ◆2番(峯下洋君) ようしとかって言って、違うか。 ○議長(小山田邦弘君) あいあいに戻しましょうか。 ◆2番(峯下洋君) ハウスですね。了解。 それでは、オーケー。 では、3問目の行政窓口のデジタル化というところに入ってまいりたいと思います。 オンライン化、これはできるようになったらすばらしいですよね。もうここに来なくていいんですもんね。私は本当にありがたいと思っていて。そうしたらバスのチケットも要らんかもしらん。それぐらい大事なことだと思っていて。 今、何でもかんでも申請制とかと言っていますけれど、違う。本当だったらこちらからも。例えば、障がいをお持ちの方が毎月毎月してどうのこうのと聞きますが、そんなのやっちゃえばいいのに、こちらから。それぐらい何か活用を、利便性があるんだったら皆さん飛びついて作るんじゃないですか、いかがお考えでしょうか、お知らせください。 ◎企画部長(今別府浩美君) ただいまの質問につきましては、担当課長のほうから答弁させます。 ◎企画部デジタル行政推進課長(内村美智浩君) デジタル行政推進課の内村と申します。よろしくお願いします。 おっしゃるとおりオンライン化が進むと窓口での申請書を書くのって結構大変だと思うんです。高齢の方が分からなくて窓口でそこにいる職員をつかまえて「どう書いたらいいですか」というのはしょっちゅう見ています。 それをオンライン化で市役所に来なくてもいつでもできるというところがオンライン化の最大の目標だと私は思っておりますので、それに向けて推進をしていきたいと考えております。 以上です。 ◆2番(峯下洋君) うれしいです。やはり僕はいつも、僕はというか、皆さんに言っているのは「そうなるんだよ」と。「行かなくていいようになるんだよ」と。全部じゃないかもしれませんが。 それで例えばですけれども、今、飲食店なんかで事前に予約ができますよ。ご存じありますか。そういうことは可能になるんですか。どうでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 デジタル化が進みまして、施設の予約等も含めまして、そういった予約ができるというのは将来的には可能になるかと考えております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) ということは、今度、タブレットが30台かな。これは練習用だと思うんですが、これが窓口に全部あって、結局、お客様というか、市民の方がお見えになりました、それで、2つ3つ違う課の用事もあるときにタブレットがあれば各課から、ここにあれば、来ることは可能ではないですか、データはこの中に入っているのだから。その辺はどうなんでしょうか。お聞かせください。 ◎企画部長(今別府浩美君) 窓口の現在のシステムにつきましては、行政課の窓口が、例えば、市民生活部、保健福祉部、分かれております。それぞれの部署で専門的な知識を持った職員が対応しておりますので、今のところ、それぞれの担当のところで市民の皆様の対応をしていくということになります。 また、それぞれの窓口には今のタブレットではございませんけれども、パソコン等が置いてありまして、情報等の共有はできておりますので、タブレットのところに職員が集まるということも技術的には可能なんですけれども、市役所の窓口の体制といたしましては、それぞれ目的の用事のところにお客様のほうが移動していただくというようなことを考えております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) それで、今つくっているではないですか、いいやつを。70億円だったか何億円か知らんけれども。これはそういうことを可能にするための間取りとか、こういうのをつくったらどうですか。いかがでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) 市役所の窓口、新庁舎のことかと思っております。新庁舎の1階フロアには二十数のカウンター窓口を設置することにしております。現在、2号館の1階にございますように、市民部から福祉部までのいわゆる窓口サービスにつきましては、新庁舎の1階のほうに移りまして、そこのカウンターのほうで市民の目的に合いました窓口を設置いたしまして、対応ということで考えております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) それは今の仕事の延長になっていくので、どうせならお金をかけるんだったらそこまで目を投じていくというのは僕は決して無駄ではないと思うんですよね。 ちなみに、市役所に一回も来たことがない方というのは何人ぐらいいるか、分かりますか。 ◎企画部長(今別府浩美君) 年間のうちに市役所に一回も来ていない方というのは、私の記憶、不確かですけれども、50%以上の市民の方は市役所には、一回も来ていないというような状況だったかと記憶しております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 私は知りませんが、多分、お見えになるところというのは、そんなに。例えば、残念ながらご不幸があられましたと。亡くなった、連れ添いだったり、そういう方のときは必ずお見えになるわけですよね。そのときに、ある人から聞いたんですけれども、まだ書類が不備だったと。二、三回行ったと。それも、近い人ならいいんですけれども、ある程度遠いところから。それは残酷ではないですか。それはやはり、こっちから出向けとは言いませんが、僕はゆくゆくはそれ持って行ってあげなさいよと言いたいぐらいあるわけ。それが市民サービス。民間だったら行きますよ、それぐらい。お客様として。 やはり、ここに、社におって高見の見物は駄目ですよ。やはり出歩く。タブレットの辺りはいけませんかね。そういうのも含めて新庁舎をつくっていただきたい。これは、一回も来たことのない50%の意見だと思って聞いていただければありがたいんですが、どうでしょうか。
    ◎企画部長(今別府浩美君) 新庁舎の建設につきましては、今、工事に入りまして、1階から5階までの平面、あと窓口等の対応、そういったものは協議が進んでおりますので。 議員が言われる将来的にデジタル化が進みまして、市民のほとんどが携帯電話等を所有する。そこでオンライン化でいろいろな行政手続が可能になる。併せまして、そうなることで市役所に出向かなくてもいろいろな手続が進む、そういったことは将来的には考えられるかと思いますけれども、現在進行中の庁舎建設につきましては、現状のような窓口で対応を取るということで進めております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 熊本市だったですかね、熊本のある自治体がそんなふうに間取りを変えて自由にした。お客さんが来たらその窓際に座って外を見られるとか。僕はせっかくお金を使うんであれば、市役所に遊びに行ってみたいな、あそこにはギャラリーが、いろんな写真展があるよとか。霧島はたまにやっていますよね。そういうことも考えて、行きたくなるような市役所をつくってくださればありがたいんですけど、もうその辺、どうでしょうか。それが僕は市民目線ということ、大きな意味なんですけど、どうなんでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) 市役所の役割の一つでいろいろな情報の提供ということで、情報提供のコーナー等も1階のフロア辺りには準備をするつもりでございます。決して市役所に来るなということではなくて、ぜひ市民の方々には市役所においでいただいて、職員のほうにいろいろ相談とか手続とかそういったものは十分対応できるような体制で取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) やはりそれは大事だと思うんです。やはり来やすいというか、市長に会いたいとか、簡単には会えないかもしれませんが、あの人に会いたいといって来てくださったらすごいと思いませんか。 先日、自分たちは所管で、所管といいますか、総務のほうで消防署のほうに見学、視察というか、研修に行ってきました。同僚議員の中でも初めてで「ああ、こんなところに来れたんだ」と。小学校とか、小学生なんかがたまに行っていらっしゃるみたいなんですが。 そういうのをオープンにして、邪魔になったら困るんですが、自治会単位でも行ったところがあると思うんですよね。これはちょっとどうかな。 また、ハウスに戻れと言われるかもしれませんが。 ○議長(小山田邦弘君)  峯下議員、行政窓口のデジタル化から飛んでまいりました。修正をお願いします。 ◆2番(峯下洋君) 大きいもんだから、懐が。 ○議長(小山田邦弘君) 絞ってまいりましょう。 ◆2番(峯下洋君) はい。ということで、とにかくもう、何だろう。そこでAIがありましたね、AIちゃんが。 もうそこに入っていったんだっけ。 ここにRPAと書いてあるんですが、これを説明していただいてもよろしいでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) RPAにつきましては、電子計算機の中でいろいろな集計作業を自動でやってくれるというようなイメージかと考えております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) ということは、これを使えば、わざわざアンケートを外に、外部に委託しなくてもできるということですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 アンケートを実施した場合にそのアンケートの集計につきまして、自動計算をするとかいう利用はできるかと思いますが、アンケートそのものにつきましては、また別の仕組みでアンケートを取ることになろうかと思います。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) 前回、チャットボットでしたか、教育委員会からそういう聞いたことのないようなお言葉があったんですが、これについて説明というのはできますか。デジタル。 ○議長(小山田邦弘君) ちょっと通告外になって。 ◆2番(峯下洋君) 外になりますか。残念やな。 それでは、3番目の2番目、今後は機械でできることは機械に任せ、人でなければできないサービスにシフトすることをすべきと考えますがということで、いろいろと私が思っていることを述べさせてもらったわけです。 先ほどの同僚議員の質問の中ですごく市長がおっしゃっていましたが、もう本当に。私だけかな。私は帰りに階段を通って帰るんですが、今、毎日、たまたま男性の方がされていましたけれども、今、ずっとされていますよね。前は水曜日とか木曜日とかなんか決まってされてたんですが、今、毎日するようになったんでしょうか。 ○議長(小山田邦弘君) 掃除ですか。峯下議員、もうちょっと。 ◆2番(峯下洋君) 関係ない。関係ないね。 ○議長(小山田邦弘君) 掃除。 ◆2番(峯下洋君) ごめんなさい。分かんないよね。 私が分かんないこと聞くから分かんないよな。 とにかく、例えば、機械化になってくれば、ここに何人もいる必要はなくなるわけじゃないですか、例えば。出前講座にいっぱい行けるとか、いろんな市民の。 僕は理想としているのは、校区コミュニティのほうに役所職員の方が行っていただいて、いろんなノウハウを持っていらっしゃるではないですか、それを生かして、校区コミュニティの活性化だったり、自治会の活性化に私はきっとつながると思うんです。 この中でも自治会長経験者もいらっしゃいましたが、やはりそういう仕事とは違ったこともされることも本当に人生の中でいい勉強になると思うんです、人との触れ合いというか。その辺はどうなんでしょうか。これが私の望んでいる機械に任せるべきところは任せて、あとは人がそこに出向いていく。何も首を切るとかそんなんじゃなく、人材の有効利用をするための提案と思っていただければいいんです。いかがでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) AIとかRPUを使うことでこれまで人間が何百時間もかかっていたところが数分でできるということで時間が空いてくる効果はあると思います。 その効果をどう活用するかとなりますと、市民相談、いろんな市民からの相談ごとを聴き受けて、その対策を考えるとか、そういったところに振り向けていくものと考えております。 あと、議員から今出ましたのは、例えば、校区コミュニティに出向くとか、そういったところはまたデジタル化が進みますとウェブ会議等でその場に行かなくても対応ができるとか、そういった展開もできるかと思いますので、そういったところはいろいろと整備をする中で柔軟な対応で進めていければと考えております。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) ちなみに、校区コミュニティに。何だっけ、あれは。外部とつながるを1台ずつ設置されていると聞いたんですが、今、いみじくもおっしゃったので。それは本当でしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 校区コミュニティさんのほうでいろいろな助成金・支援金等を活用いたしまして、そういったものを整備しているところはあろうかと思います。全てのコミュニティ等で整備ができているということでございます。 ◆2番(峯下洋君) だから、それは意外とまだ使われていないところが多いと思うんです。まず、そっちから少しこういう便利なものですよということでやられたらそれこそマイナンバーカードの普及にもつながるかもしれません。そういうところからちょっと協力をいただければいいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 ウェブ会議のシステムにつきましては、離れておりましても、いろいろと意見、要望等を聴き受けたり、お願い事ができたりとかという活用はできますので、校区コミュニティに向けましていろいろとご相談等がある場合にはそういった活用も可能かなと考えています。 以上でございます。 ◆2番(峯下洋君) いいですね。夢がありますよね。そういうふうに広がっていくことがすごくいいと思っていて、やはり、何だろう、せっかくコロナで気づかせていただいたこの何年間でしたが、これを無駄にしたらもったいない。時間の無駄。私は思っていることがあって、全国どこに行っても、金持ちじゃろうがそうじゃなかろうが、24時間という時間はみんな平等なんですよね。これをうまく生かさない手はないと思いますので、時間を大切に、人を大切に生きていけたらと思っております。 今回はデジタル化についていろいろと勉強させていただきました。少しでも皆様の心に残って、ああ、あれをやってあげたいとか、そういう気持ちになられたんだったら私は質問したかいがあったと思っています。 以上で、質問を終わります。 ○議長(小山田邦弘君) これで、峯下洋議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後からの会議は午後1時10分から開きます。(午前11時53分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分開議) ○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、20番、笹峯桜議員の発言を許します。 ◆20番(笹峯桜君)     登      壇  皆様、お疲れさまでございます。中継をご覧の皆様もお疲れさまでございます。 一般質問最終日、午後のトップバッターを務めます議席番号20番、笹峯桜でございます。 私は、本年4月の姶良市議会議員選挙にて初めて市議会議員として選出をしていただきました。まずは、私を信じ、この場に送り届けてくださった市民の皆様に深く感謝いたします。 高校生の頃より、国と社会を守りたいという強い思いで政治家を目指してまいりました。多くの皆様のご支援、ご協力により28歳でこの場に立たせていただいたことを深く感謝し、また、忘れることなく皆様の負託にお応えできるよう精いっぱい尽力いたします。 それでは、通告に従い、質問いたします。 項目1、姶良市のまちづくりについて。 本市は、海、山、川、すばらしい自然環境に恵まれ、交通アクセスも良く、歴史豊かなまちであります。また、加音ホール、さえずりの森、ビーラインスポーツパークなど、多くの魅力的で可能性を持つ公共施設を所有しております。 しかし、市外や県外からのお客様、訪問客に「姶良に来たら○○に行きましょう」と胸を張って紹介できるレベルであるかといいますとまだまだ施設の企画・運営面について改善の余地があるのではないでしょうか。せっかくの場所や施設をより効果的に機能させ、コロナ収息後に多くの来客を見込めるイベントを開催するためにも運営に力を入れていくべきではないでしょうか。 そこで、以下についてお伺いいたします。 要旨1、本市は、これからのまちづくりプランに関して、当局以外からのいわゆる市民のアイデアや提案を積極的に受け入れる姿勢はあるか、お伺いします。 要旨2、あるとすれば、どのような手順を踏めばよいか、お伺いいたします。 要旨3、市民協働のまちづくりプロジェクト機関を設置、もしくは委託される考えはあるか、お伺いいたします。 項目2、魅力ある子育て対策及び今後の教育ビジョンについて。 本市は市外・県外からの移住者も多く、人口も増え続けており、重要な課題が子育て対策だと考えます。本市は全国屈指の子育てをしやすい自治体と比較しても、総予算のうち同程度の割合の予算を児童福祉に割いております。 それを踏まえ、以下についてお伺いします。 要旨1、かごしま子育て支援パスポート、本市社会福祉協議会の学習・生活支援マナビバなど、本市の各種子育てサービスの利用率や利用者数の統計はございますでしょうか。あるいは、その調査を行う考えはございますか、お伺いいたします。 要旨2、本市のホームページの子育てに関するページには確かに各種サービスが掲載されております。しかし、例えば、トップページで「妊婦さん向けの情報」「保育園・幼稚園を探している方向けの情報」「子どもを一時的に預けたい方向けの情報」といったようにカテゴリに分け、必要な方がすぐに情報にたどり着けるようにするなど、ページの作りを改善する考えはないか、お伺いいたします。 要旨3、本市と同程度の予算規模で子育てに力を入れている自治体が、学習機会に恵まれない子どもに対し、受験対策を含めた学びの場を提供する目的でNPOに業務委託をしているケースがございます。貧困の連鎖を止める施策として取り組む考えはないか、お伺いいたします。 要旨4、子育ての延長線上に子どもの教育がございます。今日では一般的な大学進学だけではなく、専門性の高い高度な知識を身につけたい若者や、高校から海外留学を希望する若者も増えております。ところが、語学、芸術、IT、介護など、非常に専門的な内容につきましては、地方では適切なアドバイスをもらえる相談窓口がございません。民間タイアップでもいいのですが、中学・高校生のための特設コンシェルジュのような相談窓口を設置する考えはないか、お伺いいたします。 要旨5、本市では高等教育機関の設置をめぐり、都市部に立地する大学のサテライトキャンパスの誘致など、様々な検討がなされております。しかし、この時代に、例えば大学を設置するとなるとサテライトキャンパスの誘致ではなくIT関係や看護系など、専門性の高い、特殊な資格を取得できるような県立大学等の設置を目指すほうがメリットが大きいと考えますが、どのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。 項目3、国道10号の渋滞緩和について。 本市の今後の安定的な発展、企業の誘致を促進させるためにも、国道10号の加治木地区の渋滞緩和を改善するために早急な対応が必要だと考えますが、どのようにお考えでしょうか。 ここから先は一般質問座席より質問させていただきます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  笹峯議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち2問目の3点目及び4点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の姶良市のまちづくりについての1点目のご質問にお答えします。 市の政策形成過程において、市民の声を反映させるため、市民説明会やワークショップなど市民との直接対話をはじめ、市民アンケートの実施やパブリックコメント制度の活用、審議会等への市民公募委員の登用など、あらゆる機会を通じて、市民からの意見や提言などをいただきながら検討しております。 例えば、昨年度は、複合新庁舎の基本設計や新たな過疎計画の策定に当たって、市内の高校生をはじめ、幅広い年齢層の方々に参画していただき、その中での意見等を反映すべく取り組んだところです。 今後も、本市の政策形成過程において、高校生など若い世代にも参画していただけるよう、様々な意見を述べる場や機会を設けることに努めてまいります。 2点目のご質問にお答えします。 各種計画を策定する際の市民公募委員については、ホームページや広報紙に掲載するなど、広く周知した上で、当該計画を所管している部署に直接応募いただいております。 3点目のご質問にお答えします。 市民参加型のまちづくりの推進については、第2次総合計画にも掲げており、市民と行政がパートナーとして対等の立場で責任を共有し、連携できる体制を構築する必要があります。 施政方針において述べましたとおり、例えば、帖佐駅前周辺の市街地の構想については、一体的なにぎわいのあるまちづくりの方向性を模索するため、若手職員による庁内プロジェクトチームを設置しました。 この会議で出された意見等については、さらに庁内会議で協議・検討を重ね、取りまとめた後、市民や事業者の方々の意見等をいただく方向で考えております。 市としましては、今後とも市民と行政が様々な領域においてそれぞれの特性や能力をまちづくりに生かせる場を設定し、市民参加型のまちづくりを推進してまいります。 次に、2問目の魅力ある子育て対策及び今後の教育ビジョンについての1点目のご質問にお答えします。 県が実施しているかごしま子育て支援パスポートの本市在住の登録利用者数は、令和4年5月末でカードパスポートが延べ2,773人、デジタルパスポートが延べ971人となっております。 姶良市社会福祉協議会で実施している学習・生活支援「マナビバ」などの利用者数は令和3年度実績で延べ524人であります。 また、子育てサービスの主なものとして、ファミリーサポートセンター事業の利用者数は延べ393人、地域子育て支援センター事業の利用者数は延べ1万7,003人となっております。 利用率につきましては、各事業とも対象となる実人数の把握ができないため、算定はできておりません。 なお、子育て支援サービスの調査につきましては、令和6年度に策定予定の第3期姶良市子ども・子育て支援事業計画に合わせてニーズ調査を実施する計画であります。 2点目のご質問にお答えします。 本市のホームページでは、市の行事やイベントなどのお知らせのほか、市政推進に必要な各種計画や実施事業の事前告知、事後報告などを掲載していくことを基本としております。また、情報の多様化や迅速化に対応するため、各部局から自発的に情報を発信することに加え、市民の皆さまからの問合せや要望にも随時、対応するよう心がけております。 ご質問の内容につきましては、重要施策の一つに位置づけており、必要な情報発信であることから、議員の意見も参考にしながら分かりやすい情報を提供できるよう、速やかに改善するよう作業を進めてまいります。 5点目のご質問にお答えします。 高等教育機関の設置につきましては、施政方針でも述べましたとおり、これまで、4年制大学やサテライトキャンパスなどの新設や誘致について調査・研究を重ねてまいりました。 現在、調査・研究を進める上で4年制大学や短期大学などの形態、学部、学科などの分野、新設や誘致などの様々な選択肢が存在する中で、それらを整理し、これからの社会に必要とされる人材を育成する高等教育機関の設置を目指しているところです。また、これからの社会におきまして、免許や資格などが取得できる専門的な分野の必要性についても認識しております。 今回の国立大学法人豊橋技術科学大学におかれましても、工業系の高度な研究が行われており、専門性が高く、かつ、高度な技術を修得できる大学だと考えております。 今回、県内高校生とその保護者、進路指導担当教員を対象として実施する予定の高等教育機関設置に関するニーズ調査の結果等も踏まえ、今後、必要とされる分野についても研究してまいります。 次に、3問目の国道10号の渋滞緩和についてのご質問にお答えします。 国道10号の渋滞緩和対策としては、国道10号バイパスでもある隼人道路の利用を促進するため、加治木バイパスの4車線化や隼人道路へ進入する跨道橋の整備など、利便性の向上が図られてきました。 しかし、依然として慢性的な渋滞は解消されていない状況にあります。 現在、隼人道路についてはさらなる利便性の向上を図るため、加治木インターチェンジから隼人西インターチェンジ間を本年度中に、また、隼人西インターチェンジから隼人東インターチェンジ間を令和6年度に4車線化することが予定されており、利用の増加による国道10号の渋滞緩和につながるものと考えております。 今後も、国道10号の渋滞状況につきましては、交通量の変化に注視し、関係機関との連携を図りながら情報共有を行ってまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  2問目の魅力ある子育て対策及び今後の教育ビジョンについての3点目のご質問にお答えします。 まず、基本的な考え方として、児童生徒の学力は公教育の場である学校で身につけさせるものであります。 本市では児童生徒一人一人に確かな学力を身につけさせるための様々な取組を行っており、全体として県下においてトップクラスの学力を維持しております。 経済的な理由等、家庭環境に原因があると思われる事例も含め、一定の学力に到達していない児童生徒については、保護者と相談の上、授業以外の時間にも個別の指導を行っております。 特に、中学校においては、進学が難しいと思われる生徒について、上級学校へ行くための受験対策も含め、それぞれの学校の教職員が個別に進路相談や学習指導を行い、長期休業中には希望者に補習的な指導も行っております。 今後も、児童生徒の置かれた環境を適切に把握し、学習機会の保障に努めてまいりますので、受験対策を含めた学びの場を提供する目的で各種団体に業務委託するなどの考えはございません。 4点目のご質問にお答えします。 現在、本市では、中学・高校それぞれの学校において生徒の希望する進路を保障するために担任や進路指導部などにおいて適切な進路指導に努めております。 生徒が通常の高校や大学等以外への進学を希望する場合には、必要な情報の提供を行うなど、学校が個別に対応しているところです。 したがいまして、市としましては、進学について相談する特設コンシェルジュのような窓口を設置する考えはございません。 以上、お答えといたします。 ◆20番(笹峯桜君) 項目2、要旨1、本市子育てサービスの統計について再質問いたします。 先ほど各種サービスの具体的な利用人数をお答えいただきましたが、こどもみらい課が実施している様々なサービスを市民の皆様がご利用される際、例えば、「あいぴあ」や「かじきっず」などの施設をご利用される際などに、例えば、市のホームページや広報紙など、皆さまにお配りされているパンフレット、あるいは、口コミなど、何をご覧になってそのサービスをご利用されるに至ったのか、アンケートを実施したり、立ち話などでも結構ですので、統計などは取られているのでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) どのようにその子育てサービスを把握したかということについては、現在のところ把握はしているところではございません。 この子育てサービスについては、いろいろな場で皆さんに情報が届くようにということは努めているところです。 例えば、健康増進課のほうで母子健康手帳交付を行っております。そのときに、母子健康手帳交付ですね。そのときに妊婦さんにということで子育て便利帳を提示して、このような子育てサービスがございますということをお伝えしたり、あるいは、転入の方もいらっしゃったりしますので、その際に予防接種の手続、それから、乳幼児健診の手続なども必要になりますので、健康増進課のほうにお越しいただいて、そこで子育てサービスはこのようなものがありますというような情報というか、子育て便利帳を提示しています。 あるいは、お子さんが健康相談とか離乳食教室とか、いろいろと利用されるときにその際にいろいろな子育て支援についてのお子さんの成長、発達のことの相談もお受けしますが、子育て支援サービスについても聞かれることがありますので、そのときにもこのようなサービスを市としては行っているところですと情報提供などを行っているところです。 以上です。 ◆20番(笹峯桜君) 分かりました。 それでは、次に本市のホームページ内の子育て支援に関するページと日経クロスウーマンが実施しておりますランキング、共働きで子育てをしやすいまち2021で1位でございました千葉県松戸市の子育て専用サイト「まつどDE子育て」を比較したのちに関連して質問いたします。 先ほど前向きなお答えを答弁でいただいたところではございますので、私もせっかくパネルを作ってまいりましたので、先進地の事例として紹介させていただければと思います。 パネルをお願いします。 こちらが本市のホームページのトップ画面でございまして、例えば、子育ての女性について調べたい方がいると想定します。その場合、本市ホームページのトップページを開きますと、その中の総合メニュー、「役所窓口」をクリックいたします。そして、その次は「暮し・手続き」という項目をクリックし。 ちょっと見えづらくてごめんなさい。 こちらのページが出てまいりますので、下にスクロールをいたします。 そうしますと「妊娠・出産」と「育児」と「教育・スポーツ」と何と子育てに関して3つの項目が出てまいります。この時点で、後で申しますが、まとめることができないものかと思っておりますが、次に参ります。 子育てについての助成について調べたいということで想定をしておりましたので、「育児」というところをクリックいたします。そうしますと、ようやく「手当助成」というページに行き着き、そちらをクリックいたしますと、ようやくそれぞれの制度の名称が出てくるという状況になります。 一方、先ほどの2番目に出てまいりました本市トップページから次のページの総合メニューのページを下のほうにスクロールをいたしますと「こんなときは」という項目がございます。そちらの中に「子育て」という項目がございますので、こちらをクリックいたしますとこちらのページに行き着きます。このページを下にスクロールいてまいりますと、下に行けば行くほど認知度があまり高くない印象があるにもかかわらず割と重要なサービスが記載してございます。 例えば、こちらの姶良市ファミリーサポートセンターという地域の子育てを助けてほしい方、そして、助けたい方がそれぞれ市のほうに登録いたしまして、市がいわゆる仲介をするというような画期的なサービスがありまして、こちらは子育て先進地区でも行われている事例、事業なのですが、私も何気なくこの姶良市のページを閲覧しておりましたところ、さらっとこちらが掲載されておりまして、姶良もやっているのかというふうに非常に驚いた次第でございます。 そして、さらに下のほうにスクロールしてまいりますと、ようやっと先ほどホームページのトップのほうから順にたどり着いてまいりました。順々に追いかけていって、たどり着けた子育てに関する助成という項目にたどり着きます。 こちらのページでございます。 私が何を申し上げたいのかといいますと、ちょっと分かりづらいということです。 誰向けの情報なのか、選別せずにいるため、情報の優先順位が高いものでも、ページを下にスクロールしていかなければ発見できないようなつくりになっております。 一方、子育て先進地区、松戸市のホームページでございますが、もうこの時点で子育てに関する項目が非常に分かりやすい位置にございます。この「子育て」という項目をクリックして次に行きますと、「まつどDE子育て」という専用サイトに移行ができるようなつくりになっておりまして、右側には「まつどDEナビ」という誰に向けた情報なのかを一発で分かるようなアイコンがそろえられております。 姶良市と異なり、子育てを妊娠・出産・幼児・学校教育と分けることなく、特設サイトとして情報を一元化しているというのが特徴的です。 市の公式キャラクターでございます「まつドリー」という鳥がいるらしくて、その鳥とあとは松戸市の特産品である梨をイラストとして掲載し、非常に親しみやすい、見てみようと思わせるようなつくりになっております。 姶良市にも「くすみん」というかわいらしいキャラクターがおりますが、本市でもホームページに一部掲載されてはいるんですが、全面的に押し出すような形にできないものかなと拝見しながら思いました。 このトップページを下のほうにスクロールしますと先ほども少し出てまいりましたが、誰向けの情報なのかがクリックしたら一発で分かるようにジャンプできるようにアイコンがそろえられているということで。 例えば、先ほど「助成」を知りたいという方がいるということを想定して本市のホームページのトップページから飛んでまいりましたので、こちらでも「助成」というアイコンを選ぶと想定しますと「家庭への支援・助成」という項目を押すことになりまして、具体的な支援のページにたどり着くわけです。 松戸市は東京に非常に近くアクセスが良くて、本市と財政規模が全く異なりますので、単純に比較するというのはどうなのかなとは感じたんですが、非常に分かりやすい、また、プロモーションに力を入れているすばらしい事例だと感じましたので、ご紹介をいたしました。 この「まつどDE子育て」と本市の子育てに関するページを比較いたしますと、先ほども申しましたが、必要な情報への到達のしやすさという点に明確な違いがございます。昨日、同僚議員からもございましたように、本市のホームページの子ども・子育てに関するページに関しましても情報が散らばっておりまして、必要な情報にすぐにたどり着きにくい構造になっております。 私が先ほどの要旨1で何がきっかけでこのサービスを利用されたのかを市民にアンケートを取っているかとお聞きしましたのは、本市の今のホームページがどれだけ市民に影響を及ぼしているのか、市は把握する必要があると感じたためです。 しかも、本市は松戸市などのほかの子育て先進地区が実施しているようなサポートを実はもう既にたくさんやっております。それなのに、市民へのプロモーションが弱いためうまく伝わっていないという現状がございます。 そこで、要旨2、本市のホームページの子育てに関するページについて再質問をいたします。 「まつどDE子育て」について調べましたところ、サイトの開設におよそ300万円程度、企業委託という形で初期費用がかかったとのことでございます。 姶良市も同じことをせよとなかなか言えるような財政状況にないことを私は重々承知しております。それでも、学校教育課・こどもみらい課などの子育てと教育に関連する課が提携をいたしまして子育てに関するページを一元化する、そして、本市のこちらのトップページの分かりやすい箇所にアイコンをつくる、クリックしたら子育て専用のページに移り、先ほどの「まつどDE子育てナビ」、子育てナビのようなものをつけるというような工夫はできないか、改めてお伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君) 私が施政方針で掲げた3つの重要な施策の中に子育てと防災があります。昨日、議員の方からホームページについて、防災のことについても非常にまだ整っていないと。そして、今回、子育てについてご指摘いただきました。 まさしくこれから成熟に向けて成長するための非常に大事な発信ツールについてのご指摘でございますので、本当に速やかにこれは改善していきたいと思っております。防災についても子育てについても、そこはご助言をいただきながらやっていきたいと思っております。 ◆20番(笹峯桜君) 分かりました。 それでは、次の質問に移ります。 パネルをお願いします。 要旨3、学習の機会に恵まれない子どもたちへ学習機会を保障するためのNPO法人への業務委託について再質問をいたします。 こちらの表はちょっと見えづらくて申し訳ないんですが、本市と予算の額が同程度の子育てに力を入れている自治体として告知いたしました千葉県印西市と本市の総予算、令和2年度の決算額などを比較したものです。 千葉県印西市は新公民連携最前線実施の調査、評判と実績で見る子育てしやすい自治体ランキング2021で1位を取った自治体でございます。こちらも本市とは財政規模が異なりますので一概には比べられないのですが、先進地区の事例として取り上げることに意味があると思いましたので、ご紹介をいたします。 千葉県印西市はプロポーザル方式でご家庭の経済状況などが原因で学習機会に恵まれないお子さんを対象に学習支援ができる団体を募り、最も評価が高いNPO法人に債務負担行為という形式で3年縛りで業務委託を実施しておられます。このNPO法人が市内2か所で決まった曜日に学習支援を実施し、市全体で例年50人ほどのお子さんが市と手続をされ、このサービスを利用される。うち中高生が10人以下ということのようでございます。 あくまでも学校と家庭以外の居場所づくりという点で力を入れているとのことですが、高校受験や大学受験を迎え、志望校合格を目指すお子様に塾講師のOB、そして、教員のOBなどのスタッフもおり、熱心なサポートを実施され、今まで志望校には全員合格をさせているということでございました。 一方、本市社会福祉協議会も既に居場所づくり、学習習慣を身につける家庭への支援などを実施している「マナビバ」という学習支援のサービスがございます。原則としては、ご家庭の経済的なご事情を抱えられているお子様や、様々な、いろんな背景があるお子様を対象に本市3か所で実施しているということです。 このサービスには主に大学生などの学生ボランティアなど、参加可能な方が携わっていらっしゃるということですが、例えば、ここに印西市のように塾講師のOBとか教員のOBに今以上に携わっていただければ、立派な学習支援サービスとして機能させることができるのではないかということでこの質問をいたしました。 何も新しいサービスを、施設をつくらずとも「マナビバ」への知識の豊富なボランティアの補充という方法でご事情のあるご家庭への学習支援サービスを展開できないかという意味でございました。 教育部のほうにお答えいただいたんですが、学校や教員の皆さんにもっと頑張ってくださいという意味で質問をしたのではなかったので児童福祉として提案させていただきました。 私も学校でできることを今の時点で精いっぱい対応されているというのは承知しております。 ただし、小中学校は受験を経て、ある程度、同レベルの生徒がそろっている高校とは違いまして、様々なご家庭、学力の子どもが集っておりますので、限られた労働時間の中で全ての子どもに教員がきめ細やかな対応を行うというのは限りなく難しいのではないかなと私は思っています。 それで、「マナビバ」について質問をしたいんですが、「マナビバ」に近年通われているお子さんで受験を迎えて実際に指導をしたという事例はございますでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) この件については、担当課長に答弁させます。 ◎保健福祉部社会福祉課長(竹ノ内敬明君) お答えいたします。社会福祉課の竹ノ内です。よろしくお願いいたします。 まず、今、直接、社協さんのほうに伺いましたら1名学校教員の上がりのOBの方がいるということで、この方がある程度子どもたちがもし分からないところがあったらサポートをしているということが分かりました。 あと、受験生については、実際に中学校3年生という子は今年度はいないということで、過去にはいたと思いますけれども、基本的には居場所づくりということがメインなんですけれども、子どもさんが分からないときにはやはり大学生とかもボランティアで来ていますので、その方たちがちゃんと教えているということでした。 以上です。 ◆20番(笹峯桜君) 分かりました。 仮にそういうニーズが出てきた場合に、今の状況でも手を差し伸べられる環境だけは応急処置として用意していただけたらということをお願いいたします。 私もまだこの問題につきましては研究が足りないなと感じましたので、再度、研究いたしまして今年度の第4回定例会までのどこかで再質問をさせていただきます。 それでは、次の質問に参ります。 要旨4、中学・高校生のための特設コンシェルジュについて質問をいたします。 この特設コンシェルジュというのは、例えば、東京・大阪などの都市部にお住いのお子様と姶良市に住むお子様ではいくらインターネットが普及した今の時代でも情報の差、享受できるサービスの差が明らかに違うということからその落差を埋めるために何か手法はないかということで考えたサービスでございます。 例えば、今の時代はコロナで一時的に中断をされておりますが、高校から海外に留学したいというお子様も増えております。多様性の時代でございますので、例えば、音楽や絵画、演劇といった芸術関係、伝統文化、スポーツの世界で生きていきたいというような方が出てきたときに、都市部にお住まいであれば、その道の専門家に出会う機会も多いでしょうし、民間の相談所もあると思います。 ただ、それを姶良市に住むお子様が例えば画家になりたいとか、ウェブデザインの世界で生きていきたいとか、あるいは、伝統文化の世界で生きていきたいとか、そういう相談を担任の先生にされても、先生も忙しいですので、専門家や相談所が返してくるような情報等と同程度のクオリティを常に保障するというのは進路指導という形では難しいのではないかなと思います。 そこで提案なのですが、例えば、日本で一番いろいろな情報を持っているであろう東京の雑誌社、または広告代理店などに月額で数十万円程度の決まったお金を払い、姶良市役所東京出張所という形で業務委託をし、市民の皆様から寄せられた相談への回答として情報を得るというのはいかがでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 子どもたちの進路相談については、学力だけではなく、その子の持つ特性や家庭状況など、いろいろなものを総合的に判断していかなければならないと思います。 情報だけでしたら、かつてことわざであったように、「田舎の学問よりきょうの昼寝」ということわざがありましたけれども、今やそういったことわざは通用しないように、情報というのは大量に共有できる東京や大阪と変わらない情報量が共有できる、いわゆる情報社会となっているわけです。 その情報をどう選択して子どもたちに提供し、そして、共に教師も子どもたちも考えていくかということにおいて、やはり学校の日頃子どもたちを見ている担任や進路指導の担当の教諭といったもののアドバイス以外に適切なものはないと考えております。 だから、いきなり情報だけを東京の出張所から出してもらうというのは、それはそれとして向こうの有効なものであるかもしれませんけれども、その子にとってどうかというのはまた別問題だと考えております。 ◆20番(笹峯桜君) すみません。今のご回答というのは、インターネットによってその差を都市部と姶良市の差を埋められるということと生徒のそれぞれの状況を鑑みて総合的に判断するという理解でよろしいでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) そのように理解していただければ。進路というのは必ずしもその子の学力だけではなく、その子の持っている特性や能力だとか、あるいは、家庭状況、そういったものを全て判断していかなきゃならない。誤った、ただの情報だけを提供するということだけでその進路相談が生きるというものではないと考えています。 ◆20番(笹峯桜君) 今、教育長がおっしゃったように、もうインターネットではそういう一部そういうことを検索したら出てくるような業種もあるかもしれませんし、都市部ではもう民間企業がそういうサービスをやっている可能性もございます。 ただ、市長もよくご存じだとは思いますが、マスコミというのは取材するうちに様々な人脈をつくっていたり、コアな情報を持っていたりするもので、しかも、そういう価値の高い情報は無料で閲覧できるようなインターネットのサイトにはあまり出てきません。市長がおっしゃる成熟した姶良市とは何かと私も考えましたところ、ほかの自治体にはないような、サービスが存在する姶良市、一歩先に進みたい市民がいたときに、後押しをしてくれるようなサービスが存在する姶良市ではないかと私は考えました。 やはり餅は餅屋ということですので、情報を得るということは専門家に委託する、その情報を元に学校の担任の先生とか進路指導の先生にご家庭の状況も鑑みたり、本人のいろんな背景とかを鑑みたりして、いろいろとサポートしていただくことができると思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 待ち受けていれば下りてくる情報と自分が求めていく情報というのがあると思うんです。それで、自分が求めていくときにそこに手近に情報がないというところで地域差があるとすれば、それは大都会にそういったものが情報が集まっているのであればそれは求めていく手だてが必要かもしれませんけれども、そういったニーズがどれだけこの地区にあるのか、また、そういったものがどれだけ市民に必要なものなのかをしっかりと把握していかないと、ただ置いただけではそこを活用しなければ無駄な組織になってしまうというおそれもあると思っております。 ◆20番(笹峯桜君) 私もそう思いますので、まずはニーズ調査からだけでも始めていただけることをお願い申し上げまして、次の項目3、加治木地区の国道10号の渋滞緩和について再質問をいたします。 パネルをお願いします。 こちらが加治木地区の国道10号に関する渋滞エリアでございます。 渋滞の要因としては信号が多いこと、そして、赤色で示してありますように高速道路の加治木ICからつながっているバイパスと加治木インターチェンジからつながっているバイパスと、旧国道10号からの道が交わる形で弥勒交差点が存在していること、そして、バイパスが途中で緑で示してありますように、蒲生から加治木につながる道路がつながるようなつくりになっていることが要因として考えられます。 お答えとしては隼人道路の4車線化が進んでいるのでそちらで対応ということでございましたけれども、隼人道路は加治木インターチェンジから隼人西までですと片道110円でございます。1日往復220円ですので、月20日程度勤務する方が毎日渋滞を回避するために隼人道路を利用すると月額約5,000円ぐらいの額になってしまいます。 そして、今でも高速が整備されているとはいえ、朝夕の国道10号、バイパスの渋滞は依然と続いております。 例えば、突拍子もない提案かもしれませんが、国の応援をいただく形で海側に新たなバイパスを通すなどの計画を立てることは不可能でしょうか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。今、ご提案がございました隼人のほうから黒川の海のほうに出てということでよろしいですかね。ということで、おそらく白浜の辺りまででしょうか。海岸線を走ると。本当にかなりの長い路線になってまいります。また、どこが整備するのかというのもちょっと出てきますけれども、かなり膨大な予算になってまいりますので、これについては、今、私がここでお答えするのはなかなか難しいところはございます。ただ、膨大な費用がかかってまいりますので、慎重な取り扱いが必要だなというのは感じるところでございます。 以上です。 ◆20番(笹峯桜君) 理解できました。 私もちょっと相当な額がかかるだろうなというのは重々承知しております。いわゆる応急処置ができないかなといろいろと調べたんですが、信号の青の長さ、青である長さを混雑する朝夕の時間帯だけでも数十秒延ばすという形で対応できないでしょうか。先ほども申し上げましたが、信号が多いことが混雑の理由の一つとしてございます。弥勒の商業施設が両サイドに並ぶエリアなど、確かに横断歩道の横断時間というのを歩行者に配慮する必要がある場所もあるんですが、調べましたところ、信号については警察の所管ということでございましたので、市のほうから混雑エリアに存在する主要な信号の切り替わるタイミングについてお調べいただき、場合によっては警察にお願いしていただくということはできないものでしょうか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 国道10号のお話でいたしますと、以前、木田橋のところ、消防署のところなんですが、ここの渋滞、右折線に伴う、それがございました。そういうところも長い時間、時間帯を考えまして、警察、おそらく通行の右折線の時間を長くしたり、ということも今まではあったと思います。 そういう時間調整を行う中である程度渋滞緩和策を取っていくという方策も議員仰せのとおり、緩和策にはなるんでしょうが、可能だと思います。その辺りにつきましては、またこれから私どもの研究課題として調査研究をしてまいりたいと思います。 ◆20番(笹峯桜君) 前向きなご検討をいただけるようでほっとしております。 私のほうも調査研究を進めてまいりたいと思います。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(小山田邦弘君) これで、笹峯桜議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後1時57分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時11分開議) ○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、19番、大坪祐輔議員の発言を許します。 ◆19番(大坪祐輔君)     登      壇  皆様、こんにちは。新人議員、議席番号19番、大坪祐輔です。 まずは、この場に自分を送り出してくれた後援会の皆様、各種関係団体の皆様、市民の皆様に御礼を申し上げます。 また、傍聴席に来られた方、インターネット中継をご覧の皆様、議会に興味を持っていただき、誠にありがとうございます。インターネット中継のサイトにある議員名一覧には自分の名前は載っていないみたいで、何名かに「本当に議員になったのか」と言われましたが、これで本当に証明できたと思います。 今回の選挙戦で私は3つの公約を掲げていました。 1つは議員定数の削減。少数精鋭化。これは削減といっても節約の削減ではなく、議員報酬をアップする方向での削減ということで掲げています。 2つ目がデジタル社会の推進。姶良市公式LINEのフル活用。デジタル社会の推進といっても新しいものをつくるということではなく、まず、あるものを活用していくということで掲げています。 3つ目が、市民の皆様に興味を持ってもらえる行動を取りますというのを掲げておりました。興味を持ってもらえるというのは本当に議員になって、こういう人でも議員になれるんだというような、誰でも議会に興味を持ってもらえればなと思ってこれからやっていく所存であります。 では、通告に従って質問してまいります。 質問事項1、公式LINEの有効活用について。 要旨1、市は現在公式LINEをどのように使用しているのか、教えてください。 要旨2、公式LINEの活用方法を教えてください。 要旨3、公式LINEの登録者数は現在何名でしょうか。 以後の質問は一般質問席にて行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  大坪議員のご質問にお答えします。 公式LINEの有効活用についての1点目から3点目までのご質問につきましては関連がありますので一括してお答えします。 現在、本市では市職員採用と新型コロナウイルス感染症対策に関する情報発信ツールとして二つの公式LINEを運用しております。 このうち、市職員採用のLINEは平成28年度から運用しており、ホームページを通じてLINE登録することで職員採用試験に関する最新情報を受け取ることができます。また、新型コロナウイルス感染症対策に関するLINEは令和3年6月から運用しており、ホームページやワクチン接種に関する案内状を通じてLINE登録することで最新の情報を受け取ることができます。 なお、7月1日現在の登録者数は、職員採用に関するLINEが195人、新型コロナウイルス感染症対策に関するLINEが5,683人となっております。 以上、お答えといたします。 ◆19番(大坪祐輔君) 実際、LINEアプリは今全国で9,200万人の方がダウンロードされている国民アプリといっても過言ではないと思います。そこを踏まえた上で以下、質問していきたいと思います。 実際に公式LINEを姶良市で使うことになった経緯を教えてください。 ◎総務部長(髙山八大君) 私のほうからは職員採用についての活用についてお答えいたします。 先ほど市長の答弁からありましたとおり、28年度から運用しておりますが、当時、私は人事におりまして、そのときの部下の職員の発案により公式LINEを使うことにいたしました。 以上です。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 保健福祉部では、新型コロナウイルスに関する予防接種のワクチンに関するLINEのほうをしているところです。こちらのほうも職員のほうからの提案はありましたし、それから、コロナウイルスについては、早く最新の情報を皆様にお伝えするということからこのLINEをその届ける必要があったことからこのLINEのほうをスタートしたところでございます。 以上です。 ◆19番(大坪祐輔君) では、公式は現在2つ運営されているということなんですけれども、その公式LINEはどこがつくって登録というか、それとあとはまた、更新は誰がどのようにしているのか。あとは、ちなみにそれをつくる際にほかの市とか町とかを参考にしたところがあれば、教えてください。 ◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。 職員採用の公式LINEにつきましては、LINEは個人で使う分には無料で使えますけれども、公式LINEとなりますと一定のセキュリティ等が必要になります。その範囲の中でいわゆる安価で使える一定の制限のかかった範囲の中で自治体として使えるように、現在、秘書広報課のほうでこのLINEのライセンスの管理をしていただいておりますので、秘書広報課と共同で公式LINEのアカウントを設置して使用しておるところでございます。 あとは、更新につきましては、職員採用については、総務課人事係のほうが取材等を行ったりしまして、コンテンツは人事係でつくっております。実際、それをLINE上にアップロードする際には秘書広報課と連携して行っているところです。 あとは、公式LINE開設に当たり、ほかの自治体を特に参考にしたということはございません。当時の職員の発案で試行錯誤しながら行ってきて、現在の形になっているということになります。 以上です。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 新型コロナウイルスのコロナワクチンの接種につきましては、国のほうから接種の案内が来ましたり、いろんな情報が参りますので、それを確認しまして、職員のほうが入力をしております。 ただ、やはりこれについては一度出したらもう周知されるということになりますので、どのようなLINEになるのかというようなところを一度確認する必要がございますので、そこのテスト環境を整えるというところには、業者のほうに委託しているところでございます。 以上です。 ◆19番(大坪祐輔君) 業者委託といったのはどの部分を業者委託に。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) LINEを皆様にお届けするときに一度テストメールと、テスト確認というところで、このようなレイアウトになりますという情報がこちらのほうに届きます。そこの部分のところをというところです。一度、お送りするわけではなく、一旦、このようなレイアウトでと。 例えば、ホームページとリンクさせるところがあったり、コールセンターの電話番号とリンクさせる幾つかの手順を取っているわけですが、そこの確認をするというところで、一度、そこの部分については委託をして、このようなLINEの形式になりますということを目視させていただいて、そこのところで依頼しているというところで、そこのテストの部分というところを依頼しているところでございます。 以上です。 ◆19番(大坪祐輔君) その業者さんは確認のための業者さんという形でよろしいですか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) そのような形になります。 ◆19番(大坪祐輔君) そこの業者さんがLINEをどのように活用したりとかというアドバイス的なものは特にないんでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) LINEの、このようなタイミングでというな、例えば、市で集団接種を行うとか、それから県のほうが大規模接種を設けたりいたしますので、そのような情報が来ましたら市のほうで市民の方にいち早くお伝えするということが必要になってまいりますので、そのような内容につきましては、市のほうで確認をいたしましたら今のタイミングでお送りするのがベストだとか、あるいは、接種券のほうを接種、4回目接種を行って、市民の方にするために通知をいたしておりますけれども、その情報を、例えば、今週、いつからいつまでに接種された方にはお送りしておりますとか、タイミングですね。接種するタイミングというようなところは市のほうで計画をしてお送りしているところでございます。 ◆19番(大坪祐輔君) LINEが今2つ存在するということで、ちょっと1個目のほうの職員採用に関するLINEについてご質問したいと思います。 答弁のほうで職員採用試験に関する最新情報を受け取ることができるといただいているのですが、実際にLINEで「姶良市」と打って。すみません。パネルがあれば説明がしやすかったんですけど、「姶良市」と打って、公式で調べると実際に2つ出てきます。1つ目がトップに姶良市と書いてあるワクチンの配信用。2つ目が2018年市職員採用というのが出てくるんです。これにちょっと疑問を覚えて。それが検索した時点で出てくるので、非常にもったいないなと。そこをまず変えることができないかどうか。 ◎総務部長(髙山八大君) 申し訳ございません。2018年はもう既に終わった採用試験の情報ですので、いわゆるLINE上のコンテンツの管理については、徹底したいと思います。 現在、2022年の今年の採用試験のアカウントが立ち上がっておりまして、その分、私もいわゆるお友達の一人に入っておりますので、確認をしているところであります。 ◆19番(大坪祐輔君) 自分も2022年の採用のやつを確認できたんですけど、実際に2018年のLINEに登録をしたらその案内が来て令和5年の職員採用はこちらですと実際来たんです、自分に。なので、そこは改善していただければなと思います。 それで、あとは、実際にワクチンの姶良市の公式LINEの人口は姶良市が7万6,000人強の姶良市において今実際に登録者数が5,683人という数はどのようにお考えでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 今回、初めてこのLINEというのを皆様にお知らせする手段として使ってまいりましたので、数について多いのか少ないのかというところは難しいところだなというふうには感じているところです。 ただ、本日もまた何名ぐらいの方が登録をしてくださっているのかというところを確認したところ、5,699名の方が登録していらっしゃるということで、7月1日よりもさらに増えているということで市民の皆様が関心を持ってくださっているのかなということは思っているところです。 あとは、また、こういう市民の皆様にお知らせをするときにLINEであったり市のほうでお知らせをするときにはホームページであったり、予防接種の通知には特に個別にも通知をしておりますので、そちらのほうの手段を見てワクチン接種についての概要を知るという方もいらっしゃるのかなというところもありますので、なかなか数についてというところはちょっと難しいかなと思っているところです。 皆さんがいろいろと関心を持って、人数が上がってきているところを見ると関心を持ってくださっているのかなとは感じているところでございます。 ◆19番(大坪祐輔君) 数は少ないか多いかというのは確かだとは思うんですけど、実際、ほかの市町村、県の公式LINEの登録者数を調べてみました。すみません。これもパネルがあったらすごく分かりやすかったんですけど。 実際、鹿児島県の公式LINEは人口156万6,659人に対し72万5,600人。登録者数を割ったとき46%の県民の方が登録されているということになります。これは県全体ですね。登録者数の1位はやはり鹿児島市で8万5,578人の方が鹿児島市の公式LINEに登録されています。 ただ、これは人口比率でいったときに鹿児島市ですら8位なんです。それで、姶良市ではどうかといったときに、すみません、これは6月6日時点のあれなんですけど、7万6,784人に対して5,692人。登録者数は全体で21市町村あった中で7位です。人口に対する登録者数でいったときには19位でした。下から2番目です。 となったときに、なぜ下から2番目かという考えられる要因としたら公式LINEの存在をまずは知らないのと配信内容に興味がないかのどちらかだと思うんですけど、どうお考えでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) コロナウイルス接種に関する公式LINEの存在の周知については対象となった皆様方に予診票をお送りしているところです。そちらのほうにQRコードを付けて、こちらのほうでLINEをしていますというところはお送りしているところなんです。 ただ、おっしゃるように、なかなかそれで周知が足りているかと言われると難しいところではございますけれども、一応、お一人お一人の封書の中には入れて通知はしているところではございます。 ◆19番(大坪祐輔君) でも、新型コロナウイルス感染症対策の情報発信はやはり市民に対するすごく重要な情報だと思います。それを、最新で届けられるツールとしてLINEというのはすごく有効活用できる中で登録者数が伸びない。逆に言うと、同じ方に同じ情報ではないですが、それをずっと流している状態なのかなと。ワクチンのことをずっと。受けていない人、知らない人にまず発信していかないといけない中で情報を紙よりもすぐ配信できるツールだと思います。今後、市として登録者数をどのように増やしていこうとお考えでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) コロナの予防接種は今現在4回目接種を、一部の方ですけれども、対象になっているので、その方々にも繰り返しといいますか、通知をしているところです。 多い方にとっては1・2回目の接種のときにお受け取りになられて、それから3回目の通知のときにお受け取りになられて、4回目の接種というところで見てくださっているところなんです。個別通知、それからいろんな来所していただいたときにとか、あとは、またこういうのがありますというのをお伝えしたり。あとは、予防接種に関する相談窓口でコールセンターもありますので、そういうところへの周知とか、そういうようなところを今現在もやっておりますし、今後もと思っているところです。 ◎総務部長(髙山八大君) 登録者数の増という部分で職員採用についてもお答えしたいと思います。 職員採用の今回のアカウントにつきましては、今度16日に採用試験がございますけれども、いわゆる今回は大卒の卒業予定者もしくは短大卒業予定者を対象にしておりますので、ある程度、特定の層の方がLINE登録される、もしくはその保護者であったり、ごきょうだい等になろうかと思います。 登録者につきましては、私どももできるだけたくさんの人に受けていただきたいというのがございますので、当然、パンフレット、市報等にも広告を出して、その中にLINEに誘導するQRコードをつけましてやっておりますが、それ以外にも担当の職員のほうは各大学・短大等を訪問しまして、いわゆる営業をかけているという状況があります。 その中で、こういうQRコードによってLINEを使っての最新情報、あとは、市役所の業務内容であったり、今年4月に入った新規採用職員の現在の状況であったり、仕事ぶりを見ていただくようにしてもらって、いわゆる採用後の仕事に対するミスマッチがないように、そういった最新の情報を出すようにしておるところです。 なかなか採用試験を受ける人数自体が今現在できょうの時点で200人をちょっと超えておるようですけれども、例年、今回は大体200人弱ぐらいの採用試験になろうかと思いますが、ほぼほぼこれまでの経験でいきますと、受験する方はほとんどこのLINEを使って情報を入手しているという状況になっていると思っております。 ◆19番(大坪祐輔君) 登録者数を増やしていかないことには配信する意味もなかなかないのかなと思っております。 登録者数を増やすための提案というか、それこそ。 その前に、今の姶良市公式LINEは、今、ワクチンで結構運用されているんですけれども、今後、それ以外に使う予定というのは、お考えはありますでしょうか。 ◎総務部長(髙山八大君) 今現在は2つですが、どちらの公式LINEのアカウントにつきましても、1つのサービスの目的があって運用しております。 これをいわゆる全般的な市の公式LINEとなったときに、中身に掲載する内容というものがいわゆる市からの全ての行政情報サービスということが対象になります。となりますと、いわゆる市のほうには皆さんにお伝えしたい情報は多種多様なものがかなりたくさんあります。それを全ての情報を公式LINEで双方向ではないプッシュ型で出していくとなりますと市民の皆様には自分に必要な情報もあるでしょうし、全く必要のない情報もあろうかと思います。そういう中でなかなか市の全ての行政目的を達成するための公式LINEで情報を発信するというのはなかなか難しいかなと。 実際、鹿児島県のコロナ対策のホームページを見たり、あとは、ぐりぶークーポン券のサイトを見ましてもそこについては特定の目的があって、そのLINEのページの中にいわゆる鹿児島県庁の総合ホームページにリンクを張っていて県民の皆様に情報を提供するという手法を取っておりますので、そういったつくりでの公式LINEの個々の目的を持った公式LINEの運用というものはできるのではないかなと思っております。 以上です。 ◆19番(大坪祐輔君) ワクチン、まず、今、姶良市公式LINE、今、調べたら出てくるものですね。ワクチン接種限定ということで。今の配信は。 ◎総務部長(髙山八大君) 現在のところはワクチン接種と職員採用試験となりますけれども、今後、それぞれのLINEのつくりの中に担当所管の課とも協議をしていますけれども、いわゆるホームページであったり、スマートフォン上の市のホームページにリンクを貼るようなつくりというのは可能ではないかなと今感じているところです。 以上です。 ◆19番(大坪祐輔君) 実際、LINEの中で姶良市を検索したときに姶良市公式LINEと出てくる中で本当に今ワクチンのことしか触れていないです。でも、本当にワクチンのことをずっと言うのであれば、もう多分名前を変えたほうがいいのではないかなと。姶良市のLINEというより姶良市コロナワクチンというような形で名前を変えたほうがいいのではないかなと思います。 あとは、先ほど人口に対する登録者数を言ったのですが、実は1位がいちき串木野市の人口に対する70%の方が公式LINEに入られています。すごい数字だなと思ってちょっとLINE、どこの公式LINEでも皆さん入られると思うんですが、一回入れてみたら本当にびっくりしました。全ての情報がほぼほぼ手に入ると。これはすごいなと。本当にまねできるんじゃないかなと。市なので。何だろう。情報が簡単にすごく手に入るので、本当に職員さんの軽減にも、仕事の軽減にもなると思いますし、今、コロナで非接触のあれにもなると思うので、ぜひちょっと検討をしていただきたいなと思います。 ただ、今、実際に姶良市公式LINEというのは存在するので、自分の中ではまずは公式LINEの登録者数を増やすことが最優先なのではないかなと思います。 ちょっと提案なんですけれども、ぜひ姶良市公式LINEというのであれば、市職員さんの名刺にQRコードをぜひ載っけたりしてはどうかなと思います。 ○議長(小山田邦弘君) 答弁できますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 本当に前向きな提案をありがとうございます。 昨日からきょうにかけてホームページのご提案、そして、LINEのご提案、非常に私たちが発信しなければいけない部分のツールを本当に詳しく提案していただいて私たちもこれを前向きに検討しなければいけないというところもあります。 姶良市の全体の情報を、いわゆる民間企業がやるように、どんどんと送ってきますよね、ダイレクトメールみたいに、LINEは。ああいう感じでどんどん登録者の方々に送って。登録するわけですから送ってほしいということなんでしょうか。そういったものをどんどんと送るのか、それとも、ちょっと演出を加えて、楽しい部分で送るのか。例えば、くすみん情報みたいな感じで送るのか。そういったところも含めて、LINEの有効活用というのはまだまだ考える余地があるなと思っておりますので、ぜひとも考えていきたいと思っております。 ◆19番(大坪祐輔君) ぜひよろしくお願いいたします。 登録者数を増やす。ちょっと一つもう1個の提案だったんですけれども、やはり登録するに当たってやはり興味のある内容ではないとやはり皆さん登録しないのかなと思います。今後配信するに当たっても登録者数を増やす上で提案なんですけれども、今度、姶良市花火大会が開催されるんですけれども、6万人の方が来場される祭りです。そこの入り口で本当に来年の花火大会の情報はここで配信しますとQRコードを入り口に掲げておくだけで、おそらく5,000人から1万人の方はすぐ登録をされるのではないかなと思います。これは本当にお金がかからずできることだと思いますので、ぜひ検討をしていただきたいと思います。 あとは、ちょっとLINEに関してなんですけれども、市は職員さん同士での情報共有のためのLINEグループというのは存在するのでしょうか。 ◎総務部長(髙山八大君) お答えします。 いわゆる業務に特化した職員間のいわゆるLINEのグループというものは存在していないと思います。あとは、職員の友達、いわゆるお友達で個人的にLINEグループをつくっているというのはあろうかと思います。 ◆19番(大坪祐輔君) ちょっとうちの会社のことを言うのもあれなんですけど、うちの会社では全社員とLINEグループでつながっています。何かするときにLINEのアンケート機能というのがあるんです。あれはすごくいい機能で匿名でするんですけど、自分がこれをしたい、どうかというのが匿名希望でアンケートを取ったりするんですけど、市職員の中でもそういうのは有効活用できないのかなと思うのですが、どうでしょうか。 ◎総務部長(髙山八大君) おっしゃるとおり、そういう提案であったりとかそういったものを職員間で共有して、意見を聴き合う、述べ合うというのは非常に有効なことだと思います。 市役所として業務でLINEを公式に使うということでの運用はしておりませんけれども、個々人の間でのそういった意見のやりとりというのは当然しているかと思います。 ただ、一つ、どうしてもやむを得ずというところがあるものですから、いわゆる民間のLINEを使っての職員間での有効な活用のあり方の一つとしてですが、災害時の避難所開設のことになります。市役所では20弱ぐらいの各班をもっておりまして、その中でその災害の規模、台風、雨の状況によって避難所を複数開設いたしますが、ここの避難所にこの班に開設要因をお願いするとなったときにみんな業務を持ちながらの避難所応援の準備ということになりますので、そこの時間調整、職員の出る出ないの調整につきましては、職員同士がその避難所の班の中でつくっているグループ機能を使って時間、日程の調整等をしているというのは実際はあるというふうに聞いております。 以上です。 ◆19番(大坪祐輔君) 本当にLINEは使い方によって本当にいろんな機能というか、有効性があると思います。 何というか、自分もいろいろと見たり聞いたりしている中で、例えば、職員の課が違う中でのすぐした連携というのがLINEで。LINEではなくてもいいんですよね。そういうツール的なもので、それこそ消防のほうで緊急隊の方たち、救急車に乗られる方は道路の異状というのを必ずチェックされているみたいなんです。どこが穴が開いているのか、どこがぼこぼこしていると。患者さんを安全に運ぶために。そこを隊員の方がすぐに見つけたときにLINEでも何でもいいんですけれども、位置情報と写真を送ったりとか、職員間の中での共有というのが今回、すみません、LINEのことなのでLINEでしか質問ができないんですけど、そういうのでできればすごくいろんな削減になるのではないかなと思います。どうでしょうか。 ◎消防長(原口浩幸君) 先ほどちょうど消防の話が出ましたので。 消防としては常に道路状況というのは把握しておかないと緊急車両が通れる通れないといったものがあります。 そこら辺りについては、地図情報として消防独自の回線といいますか、車両についている情報機能で常に把握はできる状態。また、隊員も常に携帯電話等を使ってその情報が入手できる状態になっていますので、今、LINEは使っていませんけれども、そういった形での最新情報は常に情報入手ができるというような状況になっています。 以上です。 ◆19番(大坪祐輔君) それをその得た情報を市役所内で共有とか、建設とか道路をつくるところとの共有ができればいち早く修繕ができるのではないかという提案でした。 ◎消防長(原口浩幸君) 情報共有につきましては、今、先ほど総務部長が答弁しましたが、LINEというグループ、そちらではなく、自治体専用のロボチャット、ほぼLINEと同じような感じなんですが、これはLGWAN回線を使っていますので、情報が外に漏れるという危険はございませんが、そちらを使い、幹部職員、消防職員は全員なのですが、情報共有ができるという形になっていますので、先ほど言いました道路状況やそういったものも全てそれを使って集まらなくても情報の共有ができているというような状況になっています。今、現状としてはそういう形です。 ◆19番(大坪祐輔君) 本当、公式LINEがちゃんとできて、9,200万人が見られる公式LINEです。本当にホームページと同じぐらい力を入れて設備をしても整備をしてもいいのではないかなと思います。 逆に言うと姶良市民だけではなく、9,200万人の方に情報発信ができるツールでもあると思いますので、ぜひちょっと有効活用のほうを検討願います。 本当にこれがLINEの登録者数が増えれば、今回、直近でいうマイナンバーだったりの普及、選挙の啓発、投票率アップ、若者の投票率が下がっている中で若者が使っているものにアプローチができるのかなと思っております。 では、そこで一つ提案なのですが、原則、無料のLINEスマートシティ推進パートナープログラムというのがあります。ご存じでしょうか。 ◎総務部長(髙山八大君) 申し訳ございません。存じ上げておりません。 ◆19番(大坪祐輔君) どちらかといったらデジタル化のほうになるかもしれないのですが、防災、子育てをDX化の全てができる、パートナープログラムとなっておりまして、鹿児島市も入って、鹿児島県内でも何か所かもう既に入っております。なので、原則無料ですので、ぜひこれの申込みを要請いたします。 ◎企画部長(今別府浩美君) 今、議員が言われました、こちらでももう少し研究をしてみたいと思います。 以上でございます。 ◆19番(大坪祐輔君) ぜひ研究を。本当に有効なツールだと思いますので、研究、調査をいくらでもしていただき、市民のためになればと思います。 これで、質問を終わります。 ○議長(小山田邦弘君) これで、大坪祐輔議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後2時51分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時06分開議) ○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、9番、有川洋美議員の発言を許します。 ◆9番(有川洋美君)     登      壇  こんにちは。4年に一度の市民の皆様の判断を仰ぎ、ここにまた再び戻ってくることができました有川洋美です。 そして、本日は姶良市にずっと根を張って何十年もの間市民のために働いてこられた執行部の方々と16回目の一般質問ができることを本当に感謝申し上げます。 そして、本日も支えていただいてくださった仲間の皆様、ご来場いただきまして本当にありがとうございます。 そして、パソコンの向こう、スマホの向こうで聞いてくださっている友人の皆様、きょうもしっかりと声を上げてまいります。 2期目に入りまして、議員として5年目ということになります。責任もその分重くなってまいりました。公人として常に自分の言動に責任を持ち、常に振り返り振り返り襟をただして、姶良市議会議員としてあと3年と何か月かの間、しっかりと頑張ります。そして、また、再び皆様と一緒にお仕事をできるようにこれからも研究、そして、市民の声に寄り添うという形を崩さずに頑張ってまいります。 本日は姶良市に住む子どもたち、そして、障がいのある方々、高齢の皆様、姶良市に住む全ての皆様の命と暮らしを守るためにしっかりと質問をしてまいります。 では、質問に入ります。 質問事項1、市長の政治姿勢について。 質問の要旨、施政方針を中心に政治姿勢を問います。 (1)成熟したまちへの成長を目指すとのことでありますが、そもそも「成熟したまち」とは何なのか、お示しください。 (2)子育てと介護について。保育士の処遇改善への考え方をお示しください。併せて、介護士の処遇改善への考え方もお示しください。 (3)教育について。特別支援教育の充実のためには抜本的な改革が必要であると考えます。特別支援教室はもとより、姶良市に知的障がいのある子どもたちのために県立特別支援学校誘致も視野に入れた取組が必要と考えますが、見解をお示しください。 (4)安全・安心について。 川内原発1号機、2号機の運転期限が迫ってきています。原子力規制委員会が許可をすれば最長20年延長できますが、老朽化原発による事故の危険性も考えられます。 福島原発事故の状態を考えますと拙速な判断はしてほしくないと考えます。 原発立地自治体である薩摩川内市に隣接する姶良市の首長としての基本姿勢をお伺いいたします。 質問事項2、自校式学校給食の可能性。 質問の要旨、姶良市の小中学校では完全学校給食が実施されています。育ち盛りの時期に学校給食が果たす役割は大きいと思います。学校給食の食材を地産地消で行うことで姶良市内の小規模農家を守ることになり、循環型の仕組みが構築されると考えます。 さらに姶良市の有機野菜を積極的に取り入れることで子どもたちの健康を守ることもできます。生産者と子どもたちが見える関係となり、食でつながることは、生きた食育にもなります。 食とは五感を使うものです。子ども一人一人が持つ感性が最大に広がる楽しいことの一つが食べることです。そして、それは一人で食べるのではなく、友だちや先生と楽しく食べる場が給食の現場です。作った方々との会話もその一つです。 以上を基本に考えますと、自校式の学校給食は可能性に満ちあふれています。姶良市には自校式学校給食が存在しています。これを利活用しない手はないと考えます。 自校式学校給食を大型給食センターに統合せず、残すことも検討すべきではないでしょうか。 以下は、一般質問者席より行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  有川議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、2問目のご質問につきましては教育長が答弁いたします。 1問目の市長の政治姿勢についての1点目のご質問にお答えします。 本市は、子育て世代の転入や企業誘致による雇用の創出などにより、県内の市で唯一、人口が増加しております。 一方で、宅地化に伴う排水対策や子どもや子育て世代に対する支援、JRの駅を中心とした周辺整備など、市民が安心して生活できるインフラ環境の整備が追いついていないと感じております。 このため、本市の成長に見合った施策を計画的に継続性を持って進めることでできていく、誰もが安全で安心して暮らせる持続可能な住みやすいまちこそが成熟したまちであると考えております。 2点目のご質問にお答えします。 保育士や介護職員等の処遇改善につきましては、国のコロナ克服・新時代開拓のための経済対策に基づき、令和4年2月から賃金改善に係る対策が講じられております。まず、保育士等の処遇改善につきましては、3%程度の賃金改善を行う保育所等に対して補助を行っております。 また、安定した雇用のため、保育所等に在職する職員の経験年数や役職等を担う職員に対する手当につきましては、平成25年度に創設されており、国の基準に基づき加算を行っております。 介護職員等の処遇改善につきましても、3%程度の賃金改善のための措置として、介護職員処遇改善支援補助金等が介護施設等に支給されております。 また、処遇改善のための介護報酬加算が平成24年度に創設されましたが、さらに、本年10月には介護保険制度の改正により、処遇改善のために新たな介護報酬加算が創設される予定となっております。 市としましては、国が実施する処遇改善対策の動向に注視しつつ、本市における保育士及び介護職員等の人材確保、離職防止等に係る既存の取組を推進するとともに、その対策の在り方について調査・研究してまいります。 3点目のご質問にお答えします。 本市の障がいのある子どもたちが通っている主な特別支援学校は、加治木養護学校と牧之原養護学校となっており、加治木養護学校には南九州病院に入院または通院している児童生徒が通っております。 また、牧之原養護学校には、知的障がいや肢体不自由等の障がいのある児童生徒が通っております。 現在、牧之原養護学校には、本市から88人の児童生徒が通学しており、全員が通学バスを利用しております。しかしながら、通学時間には、およそ1時間半を要し、児童生徒の心理的、身体的な負担も大きく、安全面についても懸念されております。 このような現状を踏まえ、県教育委員会には、本市への特別支援学校の設置等について既に要望しております。 県教育委員会においては、本年5月30日に県内の特別支援学校の教育環境改善に関する検討委員会を設置し、長時間通学や教室不足といった課題を洗い出し、本年度中に基本方針を示す予定とのことであります。 今後も、県教育委員会の動向を注視しながら、引き続き市教育委員会において連携を図り、特別支援学校の設置等に向けて取り組んでまいります。 4点目のご質問にお答えします。 川内原子力発電所1号機は令和6年7月に、2号機は7年11月に40年の運転期限を迎えます。 川内原子力発電所の最長20年の運転延長には、九州電力が特別点検結果、高経年化技術評価、運転延長に対する施設管理方針の3点を添えて原子力規制委員会に延長申請をし、認可の判断を得る必要があります。 現在、川内原子力発電所の運転延長に関する科学的、技術的事項を検証する鹿児島県原子力専門委員会分科会が開催されており、高経年化技術評価など、安全上のリスク評価などを分科会で検証、審議をしております。 九州電力が運転延長申請をした場合は、原子力規制委員会が九州電力の検証結果を踏まえ、厳正な審査に基づき、運転延長の判断を下すものと考えております。 市としましては、九州電力に対してこれからも第一に市民の安全・安心に寄与する川内原子力発電所の稼働・運転に努めていただきたいと考えております。 そして、引き続き実効性のある避難計画等、原子力防災対策の充実強化を図り、市民の安全確保を図ってまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  2問目の自校式学校給食の可能性についてのご質問にお答えします。 学校給食施設の整備につきましては、令和2年12月にまとめました姶良市立学校給食施設整備の基本方針の中で、現地建替えではなく7か所の自校方式給食室と加治木学校給食センターを統合した新たな学校給食センターを整備することが望ましいという結論に至ったことを議員の皆さまには説明しております。 これは、学校給食衛生管理基準における問題点、現有施設の改修、または新築する場合の敷地の問題点、市の財政状況などを勘案し、総合的に判断したものでございます。 また、同基本方針の中では、「学校と家庭や地域が連携した食育の推進を図り、安全・安心で質の高い給食を安定的に供給するとともに、効果的で効率性の高い事業運営を円滑に行う」ことを基本理念として掲げており、食育、地産地消などを新たな学校給食センター整備 及び 運用の重要な要素として考慮してまいります。 以上、お答えといたします。
    ◆9番(有川洋美君) では、成熟したまちとは何かということでお伺いしたところ、誰もが安全で安心して暮らせるまちという持続可能な住みやすいまちということでございます。私もそういうまちに姶良市をつくっていくというか、市民の皆様の声を聴きながらそういう方向に尽力していきたいと思っております。 共に取り組んでいけることがあり、本当にうれしく思っております。 ただ、このJR駅を中心にした周辺整備なんですけれども、もちろんJR駅前の周辺整備も大事なんですけれども、中山間に関しまして、公共交通、バスが便数が減ったり、走らなくなったりということが起こっております。最近でしたら市長もご存じだと思いますが、北山のほうですね。そこで市民の皆様の声を聴くという機会もありました。あとは、インフラ環境なんですけれども、ちょっとやそっとの量ではありません。もう本当にあちらこちら、大変な状況になっております。道路以外にも防災面にも関わってくるような崖であるとか川であるとか、土手、いろいろな部分、それは議員の皆様もいつも発言されている部分だと思いますが、そういったすごい量のインフラ環境の整備というものが必要な状態なんですが、大抵は皆様から要望を得て相談をしますと、計画的にやっているのでちょっとできませんとか、もうどこもそうなんですよねということでなかなかしてもらえないことが多いんですけれども、今後、何か市長の中で計画的に財源を持ちながらやっていくという、そういった何かの構想があるんでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 成熟したまちを目指して成長をするというのは単年度でやるわけではございません。10年15年20年とかけて、今年度がそのスタートであるということで計画的に、そして年次的に足りないところをどんどんと埋めていく。また、その部分で道路等はやはりこれは10年前に。今直しても10年たつとまた直さなきゃいけない。白線等もそうですが、やはりそれはずっと繰り返し繰り返しの作業になっていきます。その辺のところも終わりがない作業と、あとは成熟して終点を迎える作業と、様々な部分がありますが、それを安全を安心をということをキーワードに優先的に直していきたいとそう思っているところでございます。 ◆9番(有川洋美君) 本当におっしゃるとおりで、今、修繕してもまた次にどんどんどんどん古くなってくる場所というのは当然発生してまいります。計画的に年次的に行うのはいいのですが、ただ、目の前で困って相談をしてくる方がほとんどなんですけれども、そういった方には、どのように対処していくのが市としてはいいのかというのを何かあれば、市長でも構いませんし、所管の方でも構いません。どのように対応をしていらっしゃるのか、教えてください。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) 道路、河川については要望がかなり多うございます。道路に関しましてはやはり舗装の傷みといったものが、穴ぼことか、そういったのがかなりの数の要望が来ています。舗装の打ち替えという要望も結構来ますが、やはり我々がいつもお答えしている「計画的にやっている」ということで、やっておりますけれども、計画的に確かにやっております。 要望が来たところ、もちろんその前に要望が来たところももちろんございます。ですので、現場の道路の荒れ具合、損傷具合、劣化具合といったものを加味しながら悪いところから順次やっていっているという状況です。 やはりその場で危険を伴う穴が開いていると。そういったものに関しては職員のほうで穴を埋めたり、それが続くようだと業者のほうに部分的な補修をしていただいて、応急処置をしているというのが今の現状でございます。それでしばらく事業が来るまでしばらくお待ちくださいということで今お願いをしているところでございます。 河川に関しましても以前は全てが単独費という市の財源でやっておりましたけれども、ここ、令和2年からの5か年計画ということで緊急しゅんせつ事業というものが入ってございます。その中で今計画的に河川のしゅんせつを行っております。それで防災に努めているということでございます。 その中で、特にこの河川というのは令和2年に現況調査をしました。それに基づいて計画的にやっているんですけれども、その中でやはり河川というものは雨が降るたびに生きているというか、そのたびたびに顔が変わってきます。大きな事業としましては、そのときの計画に基づいてやっておりますけれども、そういった雨が降った後とか、そういったものは緊急的に業務委託ということでしゅんせつのほうをさせていただいておりますので、また道路の傷みとか河川のこの前取ったばかりなのにまたたまっているよとか、そういったことがございましたら土木のほうにお声がけをいただければ早急な対応に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆9番(有川洋美君) 私も今年度より産業建設のほうに入りましたので、今、共に執行部の方に教えてもらいながら勉強中でございます。 最終的には人なのかなと思うところなんですけれども、すごく市民の皆さんはもうある程度は分かっていらっしゃいます、大変時間がかかるものであることを。なかなかできないというのも理解はしているんんですけれども、そこに対してなかなか返事が来ないとか、そういったところで何か自分が放置されているような、そういった寂しい気持ちになるというのがあるというのを動いている中で感じたところです。 その辺りを市長が今度職員の方々の意識というところも言及されていました、施政方針のほうで。その辺りを心を込めた対応というものを尽くしていただきたいと考えておりますが、市長の見解をお示しください。 ◎市長(湯元敏浩君) 様々な状況を改善するには予算と時間がかかる。これはもうご理解いただきながらやはり要望があったとき、そして、またお話をいただいたときにすぐに返事をしない、あと、放っておいて何か月も塩漬けにするというのが一番いけないことだと。 何かしら、できないならできない、どういう理由があってこの時期になるということをすぐに連絡をしたりすることを職員のその都度都度で、私、指導しているつもりでございます。 そういう、放っとかれてなかなか「市役所の仕事だな」なんて言われるのが一番職員にとっては悔しい思いになると思いますので。 そこを本当に直していく、そういった作業を今しているところでございます。 ◆9番(有川洋美君) 私もできるだけ市民の皆様には心を込めて、市役所の人たちもいろいろと頑張っていらっしゃるというのは伝えていきながら共に市民の皆様のために頑張っていけたらと思います。 では、市長の政治姿勢についての次の項目に移ります。 今回、市長は施政方針において特に介護の処遇改善という言葉は出されてはいなかったんですけれども、子育ての中で保育士の処遇改善という言葉がありましたので、ちょっとセットで質問をしてみました。 というのも、つながっておりまして、子育てが終わり、成長をされてお子さんが大きくなって、成人して自分が年老いていって、最後は今度は親の介護というところにつながっていきます。ほっとしたところでまた介護というところです。 ですので、ゆりかごから墓場までという言葉がありますけれども、これはセットなのかなと考えて、2つ質問させていただきました。 その大事な保育士のお仕事なんですけれども、今、姶良市では、民営化となりまして、一つの保育所だけ、小山田保育園だけが公立であとは民営化になりました。 そこで、その残っている公立の保育士さんたちの処遇のほうはどのようになっていますでしょうか。 ◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) お答えいたします。 公立保育所につきましては、保育士は全員正規職員になっております。 以上です。 ◆9番(有川洋美君) 国のほうもいろいろと施策をしておりますけれども、それでもなかなか保育士の皆さんの処遇改善というのはほかの業種に比べると低い状態でございます。 その中で公立というところで公務員という立場を守られながら保育士ができるというのは保育士を目指している若い人たちの仕事の非常に受け皿になる、そして、地元に残る方々の仕事の受け皿になると考えておりますので、民営化はすごく残念だったなと思うところであります。 もしかしたら、海外でも民から公にという動きもあると聞いております。もしそういったことをまた姶良が考えないといけない時が来た場合は、積極的に効率化というのも考えたらどうかというのが私の考えです。 次に、介護士についてですが、介護士につきましては、昨年9月に私は一般質問で介護士の処遇改善という話をしました。 介護士は保育士と違い、今は公務員ではありません。その中で、市としてできることの方法としまして、県下福祉事務所長会議というのがあり、そこで「要請を行う機会があれば提案をしていきたい」という答弁をいただいておりますが、その後、どうなったか、教えてください。 ◎保健福祉部次長兼長寿・障害福祉課長(前薗智雄君) ただいまのご質問にお答えします。 現段階におきまして、その処遇改善に係る提案をする機会がまだ県下福祉事務所長会議のほうが開催されておりませんので、まだその機会がないところです。 ただ、本年度から鹿児島県においては、新規事業としまして介護職員人材確保対策事業というものが始まっております。これは、介護施設等におきまして新規で採用した職員の人件費、そして、介護の資格であります介護職員初任者研修、昔のヘルパー2級の研修ですね。一応、そういったものが受講できる費用を補助しますというような制度が始まって、今の申込みが始まっているところです。それに対し、市内の事業所に対して周知を図っているところでございます。 以上でございます。 ◆9番(有川洋美君) あと、介護職員の足りない、不足している大きな理由の中に、現場の仕事のハードな仕事内容によるというのも大きな原因となっているんですけれども、またこれも姶良市のほうでできることというのは指導ということになるというお話だったんですが、その後、何か指導をするような機会はありましたでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼長寿・障害福祉課長(前薗智雄君) お答えします。 市のほうでは地域密着型事業所、いわゆるグループホームと、あとは小規模多機能ホーム、市が指定する介護事業所でございますが、一応、そこに対して、昨年、令和3年度13事業所に対し実地指導を行っております。その中で特に処遇に関する職員の勤務等に係る指摘事項などはないということで報告を受けております。 以上でございます。 ◆9番(有川洋美君) また、継続して指導、そして、養成のほうも続けていっていただきたい。機会があれば続けていっていただきたいと要請いたします。 では、質問事項3、特別支援学校のことなんですけれども、今、県のほうに要望していらっしゃるということでちょっと期待できるお返事だなと思います。 少し具体的に教えていただけますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 姶良市も他の市町と同じように支援を要する子どもたちが非常に急激に増えてきているわけです。ここ八、九年で特別支援学級の設置が、平成26年が31学級だったものが、今年度は82学級になっていると。50学級以上増えているということですね。その対象の児童生徒が242人だったものが771人と。これも500人ぐらい増えているという状況なんです。 やはりどうしても教室が不足して、ほかの市町村はいわゆる一般の普通学級が減少していっていますので、いわゆる余裕教室というのがあるんですけど、姶良市の場合は普通学級もどんどん増えてきている状況で、非常に学級数の確保というのが非常に難しいところもあります。 それもそうなんですけれども、ただ、先ほどの答弁の中にもありましたように、88人の児童生徒が牧之原養護学校に通っているということで、私も朝の出勤時にいつも停留所でその子どもたちを見ながら出勤するわけですけど、やっぱりこれから1時間半かかるのかと思うと、特に小学部の子どもたちは大変だなという思いをいつも抱きながら出勤しております。 それで、昨年11月の初めに県の教育長に直接私が面会を申し入れて、様々な資料を持って教育長に、いわゆるさしで説明をしてぜひできれば姶良に特別支援学校をつくってほしいと。もしそうでなければ、分校でも分教場でもとにかく小学部だけでもつくってほしいという要望をしてまいりました。 そのことはすぐその後担当部署に私が持っていった資料は回ったようでありまして「検討するように指示があった」というのは後から聞いたことでございました。そういうことで、たびたび、行くたびごとに担当部署には電話をして足を運んで話はしている状況でございます。 ただ、急速に何か大きく変わったということはないんですけど、他のまちもやはり同じような状況がありまして、やはり県もどうしたもんかというのはあると思います。 先ほどの答弁の中で、5月に検討会議が立ち上げられましたので、その結果によってどういうふうに動いていくかというのは表れてくるのではないかというふうに期待を持ってみているところでございます。 ◆9番(有川洋美君) 教育長が自ら要望をしてくださったということで、これからも粘り強く要望のほうを続けていっていただきたいと思います。 そして、県が検討委員会を5月30日に設置したということですけれども、この詳細はお分かりになりますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 構成メンバーとかそういったものは今は把握しておりません。具体的にどういうメンバーなのか、それは把握しておりませんけれども、いずれ明らかに。来週、県の教育長会がございますので、その場で明らかに示されるのではないかと思っております。 ◆9番(有川洋美君) では、県の検討委員会の詳細が明らかになった際には資料のほうをいただけるように要請させていただきます。 では、市長の政治姿勢、要旨(4)に行きます。 皆様もご存じだと思いますけれども、川内原発のほうが再稼働に向けて、今、九電のほうがいろいろと点検をしているようです。 7月4日付の南日本新聞にも出ておりました。「周辺市町村は意思表明に消極的」ということです。 記事を読めばなぜこういうことになっているのかというのは理解できることでございますが、ちょっと分かりやすく説明していただけますでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 周辺自治体として、運転延長に対する賛否を含めた考え、こういったものに対しては原子力発電所の稼働運転というのは国のエネルギー政策ということでありまして、そういった見地から国民生活の安全確保を大前提として国の責任において判断すべき問題だと基本的に考えております。 川内原子力発電所の運転延長に関しては、現在、九州電力が、議員もご承知のように原子力規制委員会に対して運転延長申請をまだ明言していない段階であるために、市として賛否を示す立場ではないと今のところ考えております。 しかしながら、市民の安全安心な生活の確保、これは自治体運営における最優先事項であるということも申し述べております。 引き続き、九州電力に対して川内原子力発電所の安全性の維持と向上に努めていただくよう強く求めてまいりたいと思っております。 ◆9番(有川洋美君) では、そこでお尋ねします。 姶良市と九州電力の意見交換というのはなされているのでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 定期的に私が川内原発のほうの事務所に伺ったり、あと、川内原発の所長さんが姶良市のほうに私を訪ねてきたり、あとは、担当課と一緒に訪ねてきたりということで、最新の情報、そして、また様々なイベントの情報等を先んじて情報を提供していただいているところでございます。 ◆9番(有川洋美君) 市議会のほうにおきましても、昨年度、総務委員会のほうで川内原発のほうを視察してまいりました。 こういった形で自治体とか、議会も含めてですけれども、やりとりをしながらこちらの意見もある程度伝えていける関係をつくっていきたいと私は感じます。 確かに明言する立場にはないんですけれども、一旦、事故が起こってしまえばもう一瞬で終わりです。どこの会社であっても、事故を起こそうと思って工場とかを動かしている会社はないはずです。それでも起こってしまうのが事故ですので、その辺りは、もう少し踏み込んで意見を伝えていただくことも要請しておきます。そこに関して何か見解があればお答えください。 ◎市長(湯元敏浩君) 九州電力の川内原子力発電所とはこれからも情報交換を行いながら情報を収集してまいりたいと思っております。 ◆9番(有川洋美君) では、子どもたちの食を守るために自校式学校給食の可能性ということで質問をさせていただきます。 答弁にもありました議会のほうには令和2年12月の全員協議会でこの基本方針が示されております。そのときに幾つかの資料もいただいております。そして、6月23日の私の質疑に。私ではないかな。議員の質疑、同僚議員の質疑、私の質疑に対しまして教育長から全員協議会のほうで話は基本方針のほうを示したと。その後、「登壇しての質疑がなかった」という発言があったんですけれども、これからまた議論をする余地はありますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) この学校給食施設については、非常に長い経緯がありまして、ちょっと長い答弁になるかもしれませんけれども、平成22年に合併しました。旧3町でそれぞれ学校給食施設というのは別々だったんですね。姶良町が自校方式、加治木町はセンターで、なおかつ、民間委託。それから蒲生町はセンターで直営と。こういう3通りの学校給食であった。それで、平成24年から25年度にかけて、22年と23年はいろいろなものの3町の調整統合に非常に時間を要したものですから、24年、25年に学校給食のあり方検討委員会というのを開いたんです。その中で保護者代表や保健所だとか、栄養教諭あるいは有識者、そういう方々で2年間議論をしてもらったんです。その中で提言として出てきたのは、やはり食育を推進してほしいということ、それから、安全安心な学校給食を提供するために衛生管理基準にのっとった施設を整備してほしいということ。それから、効果的、効率的な運営をしてほしい。この3つの提言がなされたんです。この学校給食あり方検討委員会のちょうど機を同じくして、建昌小が1,000人近くなってきまして、もう教室が足らない、それから、非常に校庭はあふれるように子どもたちがいっぱいになってきているということで、分離・新設しなきゃならなかったと。それで、学校の移設はもう市有地がありましたので、今のなぎさ小のところです。あそこに施設そのものを移すことはできたんですが、学校給食をどうするかということで、建昌小の調理場から親子給食で運べばいいという、同じ学校から移るわけですから。それの可能性調査をやったんですが、結果的にはもう無理だということがありました。 それとその旧姶良町の幼稚園2園、建昌幼稚園と帖佐幼稚園がそのときまでまだパンと牛乳しか給食をしていなかったんです。保護者から「とにかく完全給食にしてくれ」という要望が常にあったんです。 だから、その建昌小と新しい学校と、それから、2校2園に給食施設を建設しなきゃならない。それで、三叉に給食施設の別棟という形で。センターではなく、別棟という形でつくったんです。 これはあり方検討委員会の提言に基づいてつくった施設なんです。それでつくったんですけれども、ちょうど学校の建設に非常に時間はかからなかったんですけれども、金額がかかった。なぜかというとちょうどおりから東日本大震災で2階建てでつくる予定が3階建てにしなきゃならない。要するにあの一帯は高い建物がないということで、3階建てにして屋上を1,000人の一時避難所としてつくるということで28億円ぐらいかかったんですね。思いの外、高額になった。それから、給食室別棟が7億円。35億円かかってしまったんです。 それで、25年8月に請願が2件出ていたわけですけれども、請願2件の趣旨は十分理解しておりましたけれども、その中で32年、先ほど令和2年の12月まで基本方針を示しました。そこまでに8人の議員から12回の一般質問がなされています。 トーンとしては「自校方式に帰れ」というのはだんだんなくなってきているということなんですね。センター化でいいけれども、とにかくそのときは2つの施設をつくりなさいということで、要するにリスク回避という意味で。そういうことで議員の皆さんからは提案があったわけです。 ところが、市町村合併からの課題であった消防庁舎とかあるいは火葬場、トンネル工事事業、スマートインターチェンジという、様々な行政事業、箱物の行政事業が立て込んでおりまして。 それともう一つは合併推進債が適用期限が間近に迫っていたわけです。だから、学校給食施設というのはほとんど補助率が低いんです。7億円の施設に対してあのとき4,600万円しか補助金がなかったんです。 だから、そういう補助金の少ないものは後回しにして、それで出たのが庁舎建設だったんですね。庁舎建設が先に来た。 だから、今、そういう意味で先送りされているというのが実情なんです。だから、これをまた後に帰って自校方式にするということは、これは非常に金額的には上がるし、実際に今の衛生管理基準にのっとってつくる場合、不可能なんです。施設、面積的に1.5倍以上かかる。そうなると今の施設で建て替えるというのは到底無理だということなんです。 そういう意味で、今、センター化で基本方針を令和2年の12月に示した、その方向で今進めていくという方針に変わりはございません。 ◆9番(有川洋美君) 今、教育長から平成22年からの合併からのお話をお伺いしました。実は私も「給食」と書いて検索をかけて読みました。平成22年から1個1個読んで平成27年ぐらいまでしか読めなかったんですけれども、大きな流れは建昌小学校とか松原なぎさ小学校ができて給食室をどうするのかというのがずっと議論されていました。そして、後半になってきますと自校方式を残してほしいという議論が増えたように思います。 そういった中で、平成25年に請願がこの姶良市議会で採択されておりますけれども、この請願が採択されているということで、この内容に関しましてはご承知いただいておりますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) その内容については十分に理解はしております。 ◆9番(有川洋美君) なぜこの請願の中で自校方式を残してほしいという請願書を出すために署名活動までされて、出されていますけれども、なぜ自校式の存続を求めるかというところは教育長はどのように理解されていますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) それは先ほど最初の答弁の中でも申し上げましたように、やはり今の子どもたちに安全安心な給食提供のための衛生管理基準にのっとった施設整備については、今の自校方式で進めるということは到底無理だということなんですね、面積的に。隣の隣地まで買収しなければいけない。そういうことは時間が非常にかかるし、また、非常に金額的にも上がってくるということがありまして、自校方式を進めるというのは到底無理だということでございます。 ◆9番(有川洋美君) 教育長のお考えは理解しているんですけれども、この請願の内容を教育長が理解されているかという質問でした。 ◎教育長(小倉寛恒君) 請願書が今ここにもありますけれども、ちゃんと持っておりますし、中身は十分理解しております。 ◆9番(有川洋美君) 請願者は食育という考えを大事に持っていると思います。そして、これはコストではなく、子どもたちを育む、食で育んでいく。その中の流れで、今は姶良市になっていますけれども、当時、旧姶良町、私もちょっとそこの歴史は調べていないんですけれども、なぜこの自校方式の給食室が姶良町にだけずっと残ってきたかというのはまた今後自分は調べていきたいなとは思っておりますが、保護者の思いであるとか、地域とのつながりであるとか、そういうことだったんではないかなと思うんですけれども、自校式でなされていることこそが食育ではないかと思うんですが教育長はどのようにお考えでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 食育というのは本来家庭できちんと食育というのはなされるべきことなんです。 ただ、基本的な食育についての食事のバランスのいい食事を摂るとか、あるいは、マナーの面でも、これは給食、学校給食を一つの題材として取り組むということ。 1年間に学校給食というのは200回ないわけですよね。だから、あと365日の3回食事を摂るとしても約2,000回、1,000回近い食事のうち200回足らずなんです。だから、食事というのはほとんど家庭できちんと食育というのはやるべきことで、ただ、基本的なことは学校でやりますと。学校給食という題材を使ってやるということで、それが自校方式でなければできないということにはならないというふうに思う。これは給食を提供するための施設の問題でありますから、食事をそこに提供される食事がセンター方式では非常にまずいのかと。自校方式は非常にいいのかと。これは食べ比べてみたら分かると思います。 先般、文教厚生委員会の皆さんはあっちの自校方式の給食を食べられたそうですけれども、センターの食事を召し上がっても全然変わりはないと思います。食事の内容に優劣はないというように思っております。 ◆9番(有川洋美君) 教育長は食育に力を入れているというふうにお伺いしているんですけれども、教育長の食育に対する考えをお聞かせください。 ◎教育長(小倉寛恒君) 子どもたちは生涯にわたって自分の健康を守っていくという意味では、机上で少々学習内容ができるかできないかという問題よりも、はるかにやはりバランスのいい食事を摂って健康で一生を送るというのが一番大事なことなんですね。だから、そういう意味で非常に大切なことで姶良市としては様々な食育推進事業というのに取り組んでおります。 だから、これが全ての子どもたちに浸透していくということは大事なことですね。これは皆さんもそうだと思いますけれども、私自身のことを申し上げると、人間ドックに行って星がついたことはないです、もう70を超えていますけれども。それは何かというとバランスのいい食事を摂っていたらそんなに体を悪くすることはないわけですから。そういうことで、下手に、勉強ができるかできないかという問題よりも、食事をまともに摂って、健康で生涯を過ごせるということが大事なことだというふうに思っております。 ◆9番(有川洋美君) 平成31年3月に文科省が「食に関する指導の手引き」というものを出しておりますが、これは教育長は承知していらっしゃいますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 保健体育課長に答弁いたさせます。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) そちらについては、内容を私はまだ確認しておりません。 以上です。 ◆9番(有川洋美君) この平成31年に出たものを私は改訂版を持っておりますが、改定前とどこが変わったかというところまでチェックはまだできていないんですが、構成の中の第1章に「学校における食育の推進の必要性」というのがしっかりと書かれています。それであるのに、教育長の口から「食育は家で」ということを言われているのに本当に驚きしかないです。 そして、第2章には「家庭・学校、家庭・地域が連携した食育の推進をすること」というのも書かれております。この辺は、教育長は今まで食育を推進されてきている中でそういった話を聞いたことはないんでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) いや、食育は全て家庭でと言っているわけではなく、学校給食を題材にしながら基本的なことは学校で食育は推進しますけれども、大半の食事は家庭で摂るわけですから、そこでやっぱり食育というのは日常的に取り組んでいただかなければならない。それは学校のみならず家庭で共に取り組んでいかなければならないということでございますので、食育推進事業というのはいろいろ食育講演会を実施したり、いろいろと栄養教諭、調理員の皆さん、調理従事者のスキルアップ研修をしたり、様々なことに取り組んでいますけれども、それは決して家庭だけが食育の場であると断言しているわけじゃないんです。 ◆9番(有川洋美君) では、栄養教諭という職種の先生方がいらっしゃいますが、その栄養教諭の方々の重要性をどのように考えていらっしゃいますか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 今の栄養教諭というのは、食数によって配置されているんです。食数というのは、ここは単独校であれば550食以上。共同調理場であれば、1,500食以上。1,500食以上に2人。単独調理場では550食以上で1人という。そういう食数で配置されているんです。食育というのはそういう食数、栄養教諭の配置というのはそういう食数だけで配置されるというのはおかしいと思っています。だから、やはり県の教育委員会、担当部署には、やはりこれは国の標準法に基づいてつくられているわけですから、学校数によって配置できるように考えてほしいという話はしているわけです。要するに3校に1人とか、そういうあれでないと。小さい学校ばかり今増えてきているわけです。大きい学校と、そういうことになると非常に栄養教諭の配置というのが偏ってくると。非常に減ってくる。また、センターにすることで余計減るという可能性もありますので、それは国の標準法というものを変えてもらうということを今後取り組んでいきたいと思っております。 ◆9番(有川洋美君) 食というものへの考え方が私と教育長が大きく違っていて、ちょっとどうしようかなと今思っているところです。 私は質問の最初のところで言いました。食とは五感を使うものであるということを伝えています。目で食べるという言葉は聞いたことはないですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) それは提供された食事が目で見てやはり乱雑に盛られたものではなく、きちんと盛られたものであれば、余計においしさを感じるというのはそれはあるでしょうし、それは一つのワードで、目で食べるとかということではなく、全体として味わって食事をするということなどを含めて、総合的な問題だと思っています。 一部の感覚だけではなく、五感というのは全体を動かしての話ということなんだろうと思いますけれども。 ◆9番(有川洋美君) 同じものを多分。同じ器に入れて同じ食べ物、同じ味、同じ人が作ったものであっても、一人で食べるときと楽しく笑いながらしゃべって食べるときでは味が違います。それは、勘違いとかではなく、絶対違うんですね。だから、皆さん、大勢で集まってみんなで食事をすると楽しいし、おいしいしというふうに感じるんだと思います。 例えば、目の前でお寿司を握ってくれるお寿司屋さんとスーパーに並んでいるお寿司、悪いとは言いませんが、目の前で握ってくれるお寿司屋さんのほうには高いお金を払いますよね。それはなぜですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 保健体育課長が答弁いたします。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 個人的な感想でお答えさせていただきます。やはり目の前で握っていただくというのはその技術を見ながら、そして匂いをかぎながら、そして、手つきなどを見ながらいただくということは非常にその部分で満足度感はあろうかと思います。そういった意味で、高いお金を払ってでもお寿司屋さんで食べるといった行為を皆さんなされているかと思います。 以上でございます。 ◆9番(有川洋美君) 多分皆さん私のこの質問が給食と何が関係あるのかなというふうに思っているかもしれませんけれども、食育というのはそういうことだと思いますし、食べるということはそれぐらい大事なことだというのを伝えたいんですね。その現場で働いているのは給食を作る調理員さんだったり栄養教諭の先生だったりするわけです。その人たちがそういう思いを込めて子どもたちに、それはセンターのほうももちろん給食室もそこで作っている人たちの心というのは一緒だとは思います。 ただ、受ける子どもたち、作っている人の姿が見えないというのが大きく問題があるのではないかなと私は考えているんですけれども。 例えば、私は重富小学校、重富中学校でした。鹿児島に帰ってきて、ここに来てまだ自校式だったというところに感動を覚える、そんな気持ちになりました。まだ給食室が残っているということに感動しました。 子どもの頃、給食室で調理員の方が大きな鍋を汗をかきながらかき混ぜている姿を少し早い時間に休み時間にのぞきに行ったりした記憶があります。 そういうのをまだ大人になっても覚えているわけです。それだけ食べることへのわくわく感というのが子どもたちにはすごく大事だと思うんです。このコロナ禍の中で子どもたちはいっぱいわくわく感をなくしていっている中だと思います。そして、財政のことがあるのは、重々に承知しておりますけれども、この食育と言いつつ、栄養教諭を配置しつつ、子どもたちを食で育むということ。そういう大事な大事な教育現場においてコストカットという考えを投入してくるのがどうなのかなと考えるんですけれども、姶良市の教育委員会の代表でもある教育長、もう一度、ご答弁をお願いします。 ◎教育長(小倉寛恒君) 学校給食のあり方検討委員会の中でも、その自校方式が望ましいとかセンター方式に切り替えようという提言はないわけです。要するに安全安心な学校給食衛生管理基準にのっとった施設整備を急いてほしい、そういう提言なんです。そうして、では、そういう安全安心な給食提言のための衛生管理基準を守ってつくるためには、今、できることは何かというと、それはセンター化をしてつくらざるを得ないということなんです。 1校だけ残せというのは、それもおかしな話ですからね。1校だけ自校方式を残して、あとはセンター化していいとか、おかしな話なんです。 だから、やっぱりやるとすれば、もう7校の自校方式と。それから、加治木の給食センター、古いです。40年以上たっているということもありまして、早急にやはり実現していきたいと思っております。 ◆9番(有川洋美君) では、質問を変えます。衛生管理基準を満たしていない給食室であり、給食センターであるから建て替えるという考えなんでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) これは何回も言っているとおり、その衛生管理基準をクリアしているんだったら別に自校方式を置いといてもいいですよ、それは。クリアしてないし、非常にまたあそこの執務環境が悪い、屋根は低いし、暑い。やっと平成30年にクーラーをつけてもらいました。 給食室、別棟の調理員さんも誰一人辞める人いませんよ。自校方式の方々は平成29年に15人辞めてしまった。もうスキルが落ちてしまう。そうすると、子どもたちに安心な給食を提供するっていうことが非常に甚だ心配なことになったと。それで、急遽30年にはクーラーをつけてもらって少しでも労働環境の改善していかなきゃいけないということでそうしたわけですから。 だから、給食室を自校方式で1校だけでもとか、そんなおかしな議論は本当にこれはもう廃すべきだというふうに思っております。 ◆9番(有川洋美君) 自校方式で働いている方々がたくさん辞めたんだという、環境が悪いということでしたけれども、それは環境整備を行ってこなかったからじゃないですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 環境整備をするためにそういう、今、先ほど冒頭に平成22年からの流れを申し上げましたように、そういう全体として環境整備を良くするためにしようとしてきたわけで、様々な障害が出てきたということなんですね。 あれをお聞きになったと思いますけども、新たな小学校の分離・新設があったり、あるいは、合併推進債の期限が迫ってきたり、それで、急遽、推進債の適用を受ける庁舎建設が先に来ざるを得なかった、先送りせざるを得なかった。それはやってこなかったからじゃないかではなく、そうなってしまったということなんです。それは先ほど受け止めていただいたと思います。 ◆9番(有川洋美君) やはり理解できないです。一遍にやる必要はなくて、1校ずつでも少しずつでも整備環境はできたんじゃないかなと思います。 あと、今はあり方検討委員会はないということですけれども、今回、統合する大型給食センター、6,000食で、文教厚生のほうでの議事録を見させてもらいましたら6,500食という話になっているようです。この大型をつくることに関してあり方検討委員会の必要性はないでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) あり方検討委員会は24年、25年、2か年間に7回開催して、提言をいただいています。その提言に基づいて、三叉の学校給食施設別棟ができているわけです。あの別棟と同様な新たな衛生管理基準にのっとった施設をつくるわけですから、特にあり方検討委員会をつくる必要はないと思っております。 ◆9番(有川洋美君) 当時とは今回は状況が違うと思うんです。別棟は1,550食です。今度予定されているセンターは6,500食、そして、既存の小学校の給食室が全部なくなるという大きい転換になるもので、平成25年の提言でいいというものではないと思います。 現場の先生たちや保護者の声を聴くためにもあり方検討委員会が必要だと思いますが、どう考えますか。 ◎教育長(小倉寛恒君) そのあり方検討委員会を開催する予定はございません。 ◆9番(有川洋美君) では、どうやって現場の声を聴きながら給食センターをつくっていくんでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 一昨年の12月、1年半前に基本方針をお示しして、具体的なプランは議員の皆さんにはお示ししてあるわけでございます。それを改めて蒸し返すとかという話ですよね。そういうことはしません。 ◆9番(有川洋美君) そうですね。令和2年の12月にいただいていたのにもかかわらず動きをしなかった私にももちろん責任はあるんですけれども、現場の人たちにはいつ示したんですか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) お答えします。先ほどの教育長がお答えしたところだったんですけれども、あり方検討委員会ではなく、現場の声だったり保護者の声、そういったものにつきましては、今年度6月に今回の補正予算について基本方針の策定の予算を計上させていただいております。 その基本方針を策定する中で、当然、施設の整備基本方針というものを立てていきます。その中には、安心安全の給食の提供、食物アレルギーへの対応だったり、食育の推進、災害時の対応、環境への配慮、そういった基本的な項目をまず検討します。 そこにつきましては、やはり栄養教諭だったり、保護者だったり、保健所といった方々のご意見をお聴きしながら策定したいと思っておりますので、そこにつきましては、いろんな意見を交えながらつくっていきたいと考えております。 以上です。 ◆9番(有川洋美君) 逆じゃないかなと思うんです。令和2年12月に議会に示したんだったらそのまますぐに現場にも示すべきだったのではないかと思います。 県内のいろいろな多くの先生たちの栄養教諭の先生たちの話を聞いてまいりました。そして、私以外にも市議会議員1名、加治木の給食センターの方とお話をしている方がいらっしゃいます。その中で、大型給食センター建設における問題点ということで栄養教諭の方が言っています。 まず、作る喫食までの時間、それが先ほどからずっと教育長がおっしゃっている衛生管理基準、この中に喫食まで2時間というのがあると思います。これに間に合わない、作り手が見えない。これは食育ですね。「安心安全な給食が作れない」と現場の方が言っているんですけれども、こういった声を聴きながら作っていくべきではないかと思います。 まず、6,500食という大型給食センターなんですが、6,000食からなぜ6,500食に500食増えているんでしょうか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 現在の実数が約6,000食というところでございます。それで、あと、調理能力、6,500食まで対応できるものとした経緯としましては、やはり現在多少増えていると。児童生徒数も増えている。そこを余裕を持たした上での6,500食という形で検討、考えているところでございます。 以上です。 ◆9番(有川洋美君) 過去、請願で自校方式を残してほしいという請願がありましたが、その中でも請願者の委員会での発言とかをちょっと調べてみますと財政面で姶良市が大変だということは理解できると。であれば、大型センター一つではなく、リスク回避のためにも、3つぐらいのミニセンター化にしてはどうかという話があったと思うんですけれども、そのリスク回避に関して6,500食、ほとんど姶良市の全ての学校の給食をそのセンターで賄うということのリスクをどのように捉えますか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 一遍に作りますのでそういったリスクもあろうかと思います。ただししっかりとした衛生管理基準に基づいた施設を今回作らせていただきます。その中できちんと汚染区域・非汚染区域、そういった管理をしっかりしていく中でそういったリスクは非常に低減されると思っております。現在の自校方式に比べますともう格段と衛生管理については向上いたしますので、そういったリスクは現在では低下するものと思っております。 以上でございます。 ◆9番(有川洋美君) 現場の先生方が自校方式でもきちんと衛生管理ができているし、事故は起こしたことはないとはっきりとおっしゃっています。作るのは人ですし、リスク管理をするのも人でしかないです。一見きれいな建物の中でいろいろな食中毒が実際起こっているわけです。 過去O157が発生したと思いますが、そのときのことを覚えていらっしゃる方は教育部のほうにいらっしゃいますでしょうか。旧町時代なのでちょっと難しいかもしれませんが、もしいらっしゃれば答弁をお願いします。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) いない。 ◆9番(有川洋美君) ちょっと今日はいないということなんですけれども、たまたま市の職員の方でその当時のことを知っている方がおっしゃっておりましたが、自校方式の給食ではなかったというような話も聞いております。そして、2時間の喫食というのが守れるということをおっしゃっていますが、今度のセンターの場所から龍門小学校まで約30分ありますが、守れますか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 配送ルートにつきましては、これから基本計画の中で検討していくことになっておりますが、現在の給食センターの配送ルートといたしましては、各センターに2台ずつ給食配送車を準備しておりまして、全て30分以内で配送を終えております。したがいまして、距離的なことを考えましても新しくなったとしても同程度の配送時間でできるものではないかと考えているところです。 以上です。 ◆9番(有川洋美君) 私は、できれば自校方式を残してほしいという考えの中に地産地消もありますが、地産地消を守れますか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) はい。現在、姶良市内の地産地消という野菜の部分で焦点を当ててみますと、それぞれJAあいらさんから納入するもののほか、あとは地元の農家さんだったり農業法人さんなどからそれぞれ契約して調理場に運んでいただいております。 野菜に関しましては、自校方式の単独調理場では姶良市産を15%使用するのに対して、センターのほうでは約22%現在では使用しております。 あとは、有機野菜という部分につきましては、1つの調理場を除いてほかは全て有機野菜を使用しております。 一番有機野菜を使用しているのが別棟でございまして、年間、1人当たり2.6kg有機野菜を使用しております。自校方式につきましては、約1kg、あとは、蒲生、加治木につきましては、ちょっと少なくなっておりまして、年間100g程度の有機野菜を使用しているといった状況になっております。 したがいまして、自校だからとかセンターだからとかといってそういった地産地消、有機野菜、そういったものの使用に関しては一切問題はないかと思っております。 以上でございます。 ◆9番(有川洋美君) 別棟は1,550食です。6,500食のセンターでできますか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 有機野菜とかそういったものにつきましては、やはりJAさんだったり、農家さん、そういった方々と協力しなければならないと思っております。当然、作付面積、そういったものを計画的にすぐ納入してくださいといっても入ってくるものではございませんので、そういった生産段階から話し合って作付面積を確保していく必要はございます。そういったものが確保できれば十分可能かと思っております。 以上でございます。 ◆9番(有川洋美君) アレルギー対策はどうなりますか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) アレルギー対策につきましては、新しいセンターにつきましては、学校給食衛生管理基準におきまして、別室できちんとアレルギーのものについては取り扱って作りなさいというものがございます。現在、別棟につきましてもきちんと別室を設けて調理しています。新しいセンターについてもアレルギー食につきましては、きちんと別室を設けて特別食という形で調理をしていく予定です。 以上でございます。 ◆9番(有川洋美君) 食数が増えるということはアレルギー食数も増えますが、本当にできますか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 当然、そこにつきましては、調理員さんをしっかりと確保しながら対応していくつもりです。 以上でございます。 ○議長(小山田邦弘君) これで、有川洋美議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後4時22分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後4時34分開議) ○議長(小山田邦弘君) 本日の会議時間は議事進行の都合によってあらかじめ延長します。 一般質問を続けます。 次に、14番、犬伏浩幸議員の発言を許します。 ◆14番(犬伏浩幸君)     登      壇  皆さん、こんにちは。傍聴席の皆様、ネット中継をご覧の皆様、本日はお越しいただきまして、また、ご視聴くださいまして誠にありがとうございます。 6月議会最後の質問者になります。犬伏浩幸でございます。よろしくお願いいたします。 それでは、早速一般質問を行います。 質問の1つ目は、通学路の安全確保についてであります。 昨年、千葉県八街市において下校中の児童が犠牲となる痛ましい事故が発生いたしました。その事故を受け、通学路における交通安全を一層確実に確保するために、通学路における合同点検等実施要領に基づき、これまで積み重ねてきた通学路の安全対策を踏まえながら新たな観点を加えた通学路における合同点検等が実施されたと認識しております。 その経過と結果、また今後の取組、ハード及びソフトをお伺いいたします。 質問の2つ目は地域経済の活性化についてであります。 本市では、新型コロナウイルス感染症に係る経済対策として事業継続支援金給付事業や観光事業等継続支援給付金事業などを実施し、地域経済の活性化を推進してまいりました。一方で、長引く新型コロナウイルス感染症の影響や仕入れ価格の高騰などにより、特に中小企業・小規模事業者にとっては依然として厳しい経営環境であります。 そこで、本市の活力につながる地域経済の活性化策をお伺いをいたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  犬伏浩幸議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち1問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 2問目の地域経済の活性化についてのご質問にお答えします。 新型コロナウイルス感染症の影響がある中で少しずつ地域経済が動き始めたところですが、原油価格や物価の高騰が中小企業者や小規模事業者への大きな負担となり、厳しい経営環境になっていることは承知しております。 今後、国や県の政策を注視しながら、中小企業者及び小規模事業者への支援策について、スピード感を持って対応してまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目の通学路の安全確保についてのご質問にお答えします。 昨年6月に起きた千葉県八街市の事故を受け、市内全ての小学校から出された38か所の危険箇所について、当該学校、警察、道路管理者など立会いのもと、昨年8月23日から25日までの3日間、通学路合同点検を実施いたしました。 通学路合同点検で出された検討課題については各関係機関により安全対策が進められ、本年、6月9日に行った第1回姶良市通学路安全推進会議において、外側線や路面標示、ラバーポールの設置など、現在、17か所の対応が完了したことを確認いたしました。 今後、12月7日に開催を予定している第2回姶良市通学路安全推進会議において、さらに対策の進捗状況を確認することとしております。 また、児童生徒に対する交通安全教育については、日頃から入念な指導を重ねているところですが、去る6月17日の校長研修会でも夏休みを目前にした児童生徒の交通安全に対する意識の向上と保護者への注意喚起の文書を発出したところであります。 以上、お答えといたします。 ◆14番(犬伏浩幸君) それでは、再質問をさせていただきます。 皆様もご記憶に残っているかと思いますけれども、昨年の6月28日、千葉県の八街市において下校中の小学生の列に大型トラックが突っ込み、尊い命が失われました。その運転手は飲酒運転でした。その事故から1年を迎えて、やはり国の宝である子どもたちを行政もそうですけれども、保護者、学校、地域、関係機関、全ての皆様方で守っていかないといけない、そういった観点、思いから今回の質問をさせていただいております。 これまで今回通学路ということで教育部のほうから答弁をいただいておりますけれども、これまで教育部、保健体育課、そして、男女共同参画課、または土木課、行政としてはそこを中心として通学路の安全安心に努めてきたと感じております。実際、私も子どもがいますので、そういった会議等にもこれまで参加をさせていただいているところでございます。ですので、これまでの取組についてはすごく評価をする部分ではあるんですけれども、さらにその取組を充実したものにしていきたいと。そのように思っております。 そこで、まず最初に本市の子どもたちの事故の状況についてお伺いしたいと思います。全国的には令和4年度の交通安全白書によると子どもたちの重大事故については大幅に減少傾向であります。 しかし、その中でも小学生の話ですが、1年生から6年生の数を見てみるとやはりどうしても1年生のほうが多いんですね。1年生が一番多くて、だんだん6年生になるに従って少なくなるという傾向がございます。 本市の状況については、いかがでしょうか。 ◎教育部長(塚田佳明君) ただいまのご質問につきましては、担当課長のほうから答弁をさせていただきます。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 保健体育課長の留野です。どうぞよろしくお願いいたします。 まず令和3年度の事故発生件数につきましてですが、小学校が7件、それから、中学校が3件の合計10件となっております。ちなみに、令和4年度につきましては、6月末現在で小学校2件、中学校0件で合計2件となっております。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 令和3年度で小学生7件、中学生が3件、合計10件で令和4年度については、小学生は2件ということでございます。 この事故の内容といいますか、重大事故はここ数年ないというふうに認識しているんですけれども、いえる範囲で結構ですけれども、軽傷だったのか重傷だったのかというのを教えていただければと思います。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 3月に新聞報道をされた部分がございまして、そこを例にお伝えしたいと思います。 3月に小学校2年生が横断報道を青信号で横断中に信号無視の車が進入してきまして、接触して負傷した事案がございました。幸いに軽い打撲で済んだところでございましたけれども、あそこの信号無視をした車につきましては、その後、警察のほうから確保されたということはお聞きしております。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 今、小学生、中学生の登下校中の事故については把握ができたところでございます。 それで、昨年の八街市の事故を受けて国のほうから緊急点検をしてくださいというふうに要請があり、それに応じて姶良市のほうでもされていたというふうにご回答がございました。私もそのように認識をしているところでございます。 そこで、今回の昨年の緊急点検、合同点検によって38か所の危険箇所について合同点検を行ったというふうにご回答いただいておりますが、これは各小学校のいわゆるスクールゾーン対策委員会から挙げられたものの総数かというふうに考えておりますけれども、スクールゾーン対策委員会も通常1学期と3学期に行われるかと思います。 それで、国から出された点検をしましょうという箇所については、そのスクールゾーン対策委員会が1学期にありました。その後、通知が来たところもあろうかと思います。それで、3学期のスクールゾーン対策委員会、ちょうど間にこの緊急合同点検がはまったと思うんですけれども、既に1学期行われていたスクールゾーン対策委員会が行われていた学校については、どのように対応をされたのか、お知らせください。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 昨年の場合、確かにスクールゾーン対策委員会の後に事故がおきまして、その後、緊急的に合同点検を全国で行いなさいという通知がございました。当初、昨年は加治木。例年、姶良市内を3地区に分けまして3年に1回のローテーションで合同点検を行っていく予定でございましたが、昨年はもうその通知を受けまして、急遽、再度全校に対してもう一度危険箇所を挙げてくださいと。その中でスクールゾーン対策委員会ができるものにつきましては、またお願いしたんですが、当然、時間的な制約もございましたので、そのときには可能な範囲で地域のコミュニティの方やPTAのほうからそういった危険箇所のほうを聞き取った後、報告をして取りまとめて報告をしていただいたものが38件となっています。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) それでは、もう既に1学期のスクールゾーン対策委員会が終わったところに学校についてもその後、保護者、地域などなどの声をしっかりと聞いた上で、今回のこの箇所が注視されたと理解いたします。 その上で、いわゆる通学路といいますと、小学校が設定した道路等になろうかと思います。一方で、私たち、一般市民の方々は通学路といえば、子どもが通る道、幹線道路、生活道路も含めて、そこが通学路だよと。通学路という理解の方もいると思うんですね。そこで少しちょっと、何というのかな、認識の違いが出てくることがあるかもしれないんですが、今回の38か所というのは、いわゆる学校が指定した通学路だけなのか、それともそこから少し離れた、離れたというか、通学路に設定されていない生活道路等も含まれているのか、用水路などもあるかと思いますけれども、これについてはどうでしょうか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 通学路につきましては、子どもが通るところについては通学路という認識を持って今回の点検の対象箇所に挙げるようにお願いしたところでございます。 各学校にお願いしたところです。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 確認が取れました。それで、新しい観点ということで、抜け道になっている道路とか速度が上がりやすい箇所、大型車の進入が多い箇所、2点目にヒヤリハット事例があった箇所、3点目、保護者見守り活動、住民等から市町村へ改善要望があった箇所等々、こういった新しい観点も含めましょうという事項が入っているんですけれども、こういった観点からの危険箇所というのはあったのでしょうか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 昨年の点検箇所につきまして特に多かったのが、大型車両の通行が多い道路については結構危険箇所として挙がってきております。 具体的な例でいきますと、国道10号だったり、あとは伊集院蒲生溝辺線、非常に空港から蒲生に抜ける道路など、そういったところの点検箇所が多く挙がってきております。当然狭い部分につきましても挙がってきておりますけれども、昨年の傾向としましてはやはりこの通知によってそういった大型車両の通行の部分が多く挙がってきておりました。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 理解いたしました。 それと、これは教育部になるか分かりませんが、昨年10月に放課後児童クラブの来所・帰宅経路の安全点検も反映しましょうということで来ておりますけれども、これについては実施されたのかどうか、またそれを実施されたのでしたら反映されたのかどうか、お伺いいたします。児童クラブについては、少し学校と近いところも多いかと思いますので、被る部分もあるかもしれませんけれども。実際行われたかどうかを確認させていただきたいと思います。 ◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) お答えいたします。 児童クラブにつきましては、送迎をしている児童クラブさんもあります。また、保護者がお迎えに来られる児童クラブもあります。その点検については、申し訳ありません。ちょっと把握をしておりません。 ◆14番(犬伏浩幸君) そういった通知があったというのも把握していないという理解でよろしいですか。 ◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) 児童クラブにつきましては、通知がありまして、各児童クラブのほうには通知はさせていただいておるところです。 以上です。 ◆14番(犬伏浩幸君) ということは反映されていないという。反映というか、把握はしていないということですね、現在のところ。 ◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) はい。今のところ、各児童クラブさんからの報告はいただいていないところです。 以上です。 ◆14番(犬伏浩幸君) 冒頭でも、冒頭というか、先ほど言いましたけれども、送り迎えだったり、バスで送迎とかあろうかと思いますけれども、歩いて来所してその後帰宅する子どもさんもおられると思いますので、そこについて学校の通学路以外の危険箇所というものが、あるかどうかは分かりませんが、もしあるときはぜひこの姶良市通学路交通安全プログラムのほうに反映させるなり、市の公共交通、市の交通安全のほうなりにぜひ反映させていただければと思います。 それで、この通学路の合同点検をして38か所の危険箇所を抽出しましたと。それを令和5年度を目安に改善していこうというふうになっているかと思います。これは市のホームページにも載っていたんですが、その箇所とこの38か所は同じ、同じというか、これを載せているという理解でよろしいですか。それともまた別な箇所という理解でよろしいでしょうか。
    ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 市のホームページに掲載しているものについては、市の所管、管理している市道について掲載しています。通学路合同点検については、県道だったり、国道も対象にしています。そういった部分につきましては、ホームページには掲載しておりません。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 昨年抽出された38か所ですね。それと今ホームページに載っている箇所、被る部分もあるとは思うんですが、掲載していない部分もあるという理解ですね。承知しました。 それで、教育部だけではなく、やはり土木だったり男女共同参画課だったりというところの連携協働が必要になってくるわけですが、答弁にもありましたように、路面標示、ラバーポールの設置を行ったということで素早い対応ができるところは早く対応していただいたということで評価をするところでございます。 その上で、いわゆる物理的に車の速度をおとす、いわゆる松原なぎさ小校区になりますけれども、ゾーン30だったり、ハンプと言われるもの、物理的に速度を制限しましょうということが交通白書でも効果が表れているというふうにうたわれています。実際に鹿児島市においてもゾーン30とハンプを組み合わせたエリアをつくっているということがございますけれども、これについて今現在、ゾーン30は松原なぎさ小校区にありますが、危険箇所の課題解決のためにこれまでゾーン30だったり、いわゆるゾーン30プラスだったり、そういうことをこれまで検討してきたことがあるのかどうか、また、今後する予定はあるのか。お聞かせいただきたいと思います。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) 土木課のほうでお答えをさせていただきます。松原なぎさ小の周辺がゾーン30ということで30km規制をゾーニングして30km規制をかけているということになっております。今、申しましたように、30km規制、規制をかけております。もちろん警察との協議の下でゾーンを区切って30km規制をかけるということで、その中で安全対策を講じなさいということになっております。 松原小学校の周辺の道路の場合は、2区画というか、小学校の周りの一帯をゾーン30ということで看板を立てまして、あと道路標示をしました。その中で、ここから中はゾーン30、30km以上出したら駄目ですよというゾーニングをしております。 それで、なおかつ、白線の切替えたあとグリーンベルトといいますか、緑色を引いて、歩行者の歩行空間を若干広めに確保して車道のほうを狭めているということで歩行者の安全を確保するということに努めております。 もう一か所、実は警察のほうからも一度はご相談があったんですが、松原なぎさ小と、その隣のほうの東側をもう1区画ゾーン30を設置してみるのはどうかというご相談が一回我々のほうともしたんですが、ちょっとそこは今かなわずに、今、そのままになっているんですけれども、ほかの箇所というのはゾーン30に関しては検討した箇所は実は今のところございません。というのが、ゾーン30ということでゾーンですので、路線だけ区切るというわけではなく、例えば、小学校の周り、そこに入る道を全部30km規制をかけないといけないということになってきます。なかなか松原の場合は区画整理をされている場所でありまして、区画がしっかりとしているので区切りやすいのですが、既存の市街地だとどうしても道路が入り乱れていまして、その中でゾーニングというのがかなり難しいということもありまして、今のところ、ちょっと計画はできていないところでございます。 あとは、途中、ハンプという言葉が出てきたんですが、今、速度を落とすための物理的なデバイスとして歩行者のスペースを、歩行スペースを確保しながらスピードを落とすということの物理的デバイス、物理的にどうにかしてスピードを落とさせようとするものがハンプ、もしくは、シケインという、若干ジグザグに走るような形が有効だということで今されています。先ほど出たゾーン30プラスというところでそのゾーニングをしながらその中にシケインもしくはハンプを設置してスピード抑制を図ろうということで、この物理的なデバイスというのはかなり速度規制には有効でございます。シケインの場合は30km程度に落とすことは可能だというのは調査結果で出ているんですが、やはりこれは地域住民の絶対的な全員の同意が必要で、やはりシケインというのはジグザグに走る関係がありまして、市街地の中だと入り口、民家の入り口等が重なるとつくれない。あと、今度はハンプというのはもちろん一回上がって下りるというハンプなんですが、それをすると振動というのが全くゼロではありません。それが夜間走られたときの振動というものにちょっと周りの方は警戒されて同意が得られないということは何か所かあったことは事実でございます。 以上です。 ◆14番(犬伏浩幸君) ゾーン30を設定するにしてもハンプを設定するにしてもやはり地域住民の合意が必要だということが理解できました。 地域で子どもたちを守るという観点からもこれは本当に地域の方々のご理解もいただかないといけないんですけれども、行政からというよりも、地域からの自発的な、いわゆる提案といいますか、そういうものがあって初めてこういうのができてくるんだろうという気がしました。 鹿児島市のほうでは、そのように地域と関係機関が一緒になって、いわゆる最初は実証実験から始めたということなんです。うまく子どもたちの命を守る、また、そこに生活をしている人たちの安全を確保するという観点からゾーン30プラスハンプということでやっているようです。 ぜひ姶良市のほうでも今後、検討はされて調査研究はされていると思いますけれども、この危険箇所の課題解決の際にまた提案できるところがあれば、提案していただければと思いますので、要請をいたします。 それと、今、答弁書のほうで17か所の対応が完了したということで早い対応だったなと感じているんですけれども、やはり議員の皆様もそうですし、執行部の皆様もそうですけれども、横断歩道とか信号機の設置はなかなかハードルが高かったりするのはもう皆さん共通理解だと認識していると思います。 その上で、例えば停止線だったり、それもなかなか、やはりいわゆる警察公安の許可が要りますので、住民の方、保護者の方々が一旦停止を引いてくださいといってもなかなかだと思います。 そこで、市道停止線というのがあるらしいですね。これも警察の方々との協議が必要になってくるかと思いますが、この市道停止線というのを設置する際の条件だったり、警察との協議だったり、これまでの実績ですね。そういった実績があれば、お示しください。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) まず、信号、横断歩道ですけれども、何度もお答えしていますように、警察のほうの管轄になりまして、こちらから要望は上げます。ですけれども、やはり交通管理者とされましても信号が並ぶとどうしても今度は信号無視の可能性が高くなるということで、次の信号に間に合うためにスピードが上がってしまうとか、いろいろな条件がございまして、何m以内には信号がつくれないとか、何m以内には横断歩道は連続してつくれないとか、それは交通管理者さんの今までの経験とかそれなりの数値とかそういうのがございまして、それに合致しないとなかなか新しい横断歩道、信号というのはなかなかつかないのかなと、今までの協議を続けてくる中ではそのような風に感じております。 先ほどのハンプとの兼ね合いなんですが、横断歩道を今10センチほど持ち上げるというスムーズ横断歩道とかそういったものがございます。そういったところを赤く明示することでもしかすると交差点でスピードが落ちる可能性はあるのかなというふうにも考えます。 その辺も警察と協議、もしくは、その横断歩道近くの方の同意。ハンプというとやはり道路を持ち上げることでそこに段差ができますので、振動というのはどれだけゆっくりしても、どれだけ平らにつくってもどうしても振動というのは出ますので、そこはやはり皆さんの同意をもらいながら、同意があれば、何とか検討の余地があるのかなという風には考えております。 あと停止線というのは規制ラインになります。警察が引くことになります。今、お話のあった市道線は破線、点線になります。点線は市のほうで引くことができますけれども、やたらに引くということにはなりません。やはり警察と協議をしながらどの道路を優先にしてどの道路を止めるべきかというのを一応要望がありましたら警察と協議をしながら市道ラインを引いていくということになろうかと思います。そのときは、ラインについては土木のほうに協議いただければ現地のほうを確認してまた警察と我々のほうで協議をして優先道路を決定して、その中で引けるのか引けないのか、そういったところを協議しながら可能な限りご期待に応えられるようにしていきたいと思っております。 以上です。 ◆14番(犬伏浩幸君) 理解できました。危険箇所解消のためにいわゆるハード面で市としていろんなことができるんだということが理解できました。また、それに向けて土木のほうでもご尽力を頂いているのも理解できました。 そこで、昨年度は38か所の危険箇所を合同点検したわけですけれども、各小学校、スクールゾーン対策委員会の中で結構10か所とか、学校によっては。15か所とか出てくるわけですね。それを掛け算するとたぶんかなりの危険箇所が出てくるかと思いますけれども、そういった優先順位は各学校で優先順位を決めてそれで教育部のほうに上げて、そして合同点検になるという流れだというように理解していますけれども、そのような理解でよろしいですか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 学校のほうからは、一旦、数はたくさん上がってきます。その中で、過去に合同点検をしたものとか、あとも対策をする予定だからといったようなもの、そういったものを各担当者、道路管理者、それから警察、あとはスクールガードリーダーの方など、集まっていただいて担当者会議というものを開いて、その中でここは点検をしないといけないというのを決めまして、それで点検をしたものが38か所となっているものでございます。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 承知をいたしました。 スクールガードリーダーさんですね。それと交通安全指導員さん。関係各課としっかりと協議をした上でということでよく理解ができました。 やはりすぐできるものは対応はしていただいているんですけれども、大規模な道路の改修だったりとか、横断歩道があるのに近くに横断歩道を、信号機が近くにあるけど、信号機をとか、いろんな困難な現場もあるかと思いますけれども、ぜひ、例えば、通学路を変更してそこの危険箇所を避けるみたいなこともできるかと思いますので、今後ハードも含めていわゆるソフトの面もしっかりと進めていっていただけるものと思っております。 そこで、答弁にございました交通安全教育、これについても私のほうでもしっかり理解しております。子どもも教育を受けておりますので、学校での教室があったり、集団下校があったり、その辺りを理解しておりますので、さらにこちらについても推進をしていただければと思います。 また、注意喚起の文書についても、昨日、おとといだったですかね、危機管理対応マニュアルというものをお渡ししていますというお話もありました。私も持っているんですけれども、その中にもやはり交通安全だったり熱中症だったり、感染症のことも書いてあったり、あとは、鳥獣被害のことも。あとは、不審者対策とかいろいろ書いてございますので、これについても引き続き推進していただければと思います。 答弁は、内容は以上だったんですけれども、やはりソフト・ハードの両面でということでしていかなければならないと思っています。それで、八街の事故では飲酒運転をされた、飲酒運転の運転手が事故をしたんですけれども、今年の3月議会ですかね、同僚議員が飲酒運転と免許証の自主返納について質問をされていたかと思いますけれども、飲酒運転については、しっかりと事業所とも連携を取りながらという答弁だったかと思います。 そして、自主返納について、高齢者も事故が多いですので、自主的に、強制はできませんけれども、自主的に返納される方については、いわゆるメリット制度のようなものをつくってはどうかという質問でございました。霧島市の例を挙げておりましたけれども、霧島市のメリット制度の中には姶良市の企業さんも入っているようでした。タクシーの会社さんとお菓子屋さんだったと思いますけれども、ぜひ姶良市のほうでも企業と連携をしながら高齢者の自主返納のメリット制度というものをぜひ調査研究できれば導入までしていただければと思っておりますが、見解を伺います。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えいたします。 免許返納に関する支援ということで、お尋ねでございますけれども、姶良警察署等で返納手続がされた際に温泉入浴料の割引、それからタクシー料金の割引の優遇制度のほうが案内されているということでございます。 市の独自の制度はまだ考えていないところでございますが、市としても考えられるものがないか、またこれから引き続き研究してまいりたいと思っているところでございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) ぜひ前向きに調査研究していただければと思います。また導入までしていただければと思います。 登下校の安全ということで、いわゆる今は交通事故について議論をしてきたのですけど、もう一つ、不審者対策というのも重要になってくるかと思います。 通学路の交通安全プログラム等々の中にも不審者対策というのが出てくるようでございます。私は子どもが学校に行っていますので、メール配信でどこどこで不審者が出たよというのをメールで取ることがあるんですけれども、前回の質問でも言ったかもしれませんが、多いですね。時期によってですけれども。多いときは本当に2日3日に1回ぐらいのペースで不審者情報が流れてきています。 それと、昨日、おとといだったですかね、性犯罪のというのもありましたけれども、いわゆる身体犯というのですかね、そういったのも犯罪を防ぐ、そして、声かけ、つきまとい、など、地域の目で見守るというのも大切かと思います。 今朝方、同僚議員に聞いてびっくりしたんですけれども、奥州仙台のほうで中学生の女子が登校中にということであれもすごくショックな出来事もありました。 やはり、登下校の安全ということで、不審者対策が重要になってくると思います。そこで地域の目というのももちろん大切ですし、「いかのおすし」というのがありますけれども、そういったことを子どもたちに教えて、子どもたちがしっかりと実践していく、危険予知能力、そして、それを回避する能力を高めていく、そういったことが必要かと思いますが、併せて、防犯カメラとか、通学路の防犯灯なども重要になってくると私は思っています。防犯カメラの抑止能力というのが効果があるというふうに、これは登下校プランの中にも書いてあったかと思いますけれども、本市では、防犯カメラですね。何基、100基ぐらいあったような。もうちょっとありましたかね。何基くらいを管理しているのでしょうか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えいたします。市が設置している防犯カメラはJRの駅の周辺を中心に32か所の95台となっております。以前、100台を超えるものがあったんですが、庁舎の建替えの関係で一部台数が減っているところがございます。 以上でございます。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 教育委員会所管の通学路に設置した防犯カメラにつきましては、全部で8か所になっております。 以上でございます。 ◎市民生活部長(北野靖往君) 申し訳ありません。私のほうがまとめた形で先ほど答弁してしまいましたけれども、男女共同参画課で管理している部分としましては、11か所の24台ということで、今、教育委員会のほうが大型部分と一緒に合わせての数ということでございました。失礼しました。 ◆14番(犬伏浩幸君) 通学路に防犯カメラがあるというのはすごい抑止効果になるかと思います。また、事件があった後の早い時点で解決につながる。情報提供をすることによって。それがかなり期待が持てるものと思っております。 ですので、この防犯カメラについては、私は必要な場所には、もちろんプライバシーをしっかり確保しながらですけれども、設置していくべきだと考えておりますけれども、どのようなお考えか、お聞かせください。 ◎市民生活部長(北野靖往君) 防犯カメラにおきましては、私どものほうでも地域の要望等を確認しながら予算化を進めてまいりたいと考えております。 今年度の予算化をしていないところなんですけれども、また来年度に向けて考えていきたいと考えているところでございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 先ほど地域の目ということをお話しさせていただきました。平成30年の事件、事件があったんですけれども、下校中に、ちょっとこの場では言えないような事件があったんですけれども、やはり登下校のうち、下校時はそういったいわゆる声かけ、つきまとい犯、いわゆる身体犯というものが出没するというふうに書いてございますけれども、本市の状況、数として分かりますかね。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) ここ数年、年間20件程度の声かけ事案というものが発生しております。主なものとしましてはおうちはどこなのかとか、名前は何というのといった声をかけられた案件もございまして、あと、子どもがただ単に黒い帽子にマスク、そして、上下が黒とか、ちょっと不審な動きをしていたといったことで少し怖がって不審者が出たといって来たものも何件かございます。そして、防犯ブザーを鳴らしたとかそういった事案もございます。 子どもたちの意識としてもかなり不審者に対する対応というのはしっかりとなされてきまして、そういった意味でも子どもたちの意識が高くなったせいでそういった報告が増えているのもあろうかと思います。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 年間20件ということで多いと私は感じています。数年前のたしか数字で年間10件とかそういった年もあったかと思いますので、年によっていろいろ変わってくるかと思いますけれども、ここ近年は年間20件ということで理解しました。 この不審者情報については、保護者については学校からメールで来るんですけれども、例えば下校の見守りをする方々とか地域の方々は基本的には分からないかと思います。 私は防犯メールに登録しているんですが、全部チェックを入れているんです。市から流された情報は全部来るようになっているんですけれども、そういった不審者情報というのは流れてきていないので、それはどういった観点から。あえて流していないのかもしれませんのでちょっと分からないんですけれども、どういった観点から情報を流していないのか。それは私は地域の方がその防犯メールに登録してそういった情報を受けることができれば、その地域、下校時の見守り、朝もそうですが、そういったところにより役に立つのかなということを感じたものですから、その点についてはいかがですか。 ◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。 今、議員仰せのメール、特にいわゆる愉快犯と思われるそのようなメールというようなものはありますけれども、そういったものが届いた場合に、これがいわゆる姶良市だけなのか、全国の自治体で同様のものが出ていないのか、そういったものはすぐに情報収集いたします。そういった情報を総合判断した上で、これを地域に流すのか、もしくは、教育、子どもたち、保護者だけに流すのか、そういった部分の一定の判断はしておりますが、できるだけ内容は様々な内容が届きますけれども、その内容そのものは流すのではなく、各部署の判断等において情報を流すという考え方で今運用しているところです。 以上です。 ◆14番(犬伏浩幸君) 理解をいたしました。 何でもかんでも流すわけにはいかないと、そこは私も十分理解しておりますので、子どもたちの防犯に役立つものでしたら、ぜひ。内容はしっかりと精査しながらでもよろしいですので、それが当たり前だと思いますけれども、ぜひ流していただきたいと思います。 それでは、地域の目が大切だということで、今、お願いというか、要請をしたわけですけれども、この通学路の安全安心については、やはり家庭、学校、行政もそうですね。あとは、警察だったり、県、国、そして、子ども本人もしっかりと危険を回避するという能力をつけていかないといけないので、行政だけに任せるとか、学校だけに任せるというわけではなく、社会全体で連携、協働して、子どもの安全を守っていかないといけないなというふうに感じています。 その上で、行政のほうもしっかりと取り組んでいると思いますけれども、やはり保護者、地域の方々は危険箇所を少しでも早く解消していただきたい、してほしい、そして、子どもを安全安心な通学路、道路で登下校をしてほしいという願いがございますので、ぜひ今後もしっかりと取り組んで。今も取り組んでいるんですけれども、さらに推進していただくよう要請をいたします。 それでは次の。1分しかないですが。 地域経済の活性化についてお伺いいたします。 地域経済の活性化についてです。県や国の政策を中止しながらスピード感を持って、中小、小規模、零細企業への対策を打っていきますということですけれども、具体的に何かメニューを考えているのか。例えばプレミアム商品券だったり。これは南さつま市も補正で出していますけれども、あとは、鹿児島市、薩摩川内市、電子マネーを使ったポイント還元事業だったり、直接的に事業所に給付事業だったり、どのようなことを今考えているのか、お聞かせください。 それと、これは9月補正でしようと思っていますか。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えをいたします。 支援の在り方につきましては、今、議員が言われたように、業者に直接お支払いする分。あとは、最近、非常に物価高騰が出てまいりまして、一般の市民、あるいは事業者の方を含めまして非常に大きな影響が出ているという状況でもございますので、例えば、前回これまで行いましたプレミアム商品券的な施策もそれで消費を喚起すると。そういった大きく2つの方法があろうかと思います。 国・県の制度、あるいは、財源等のそういったものを勘案しながら中身につきましては、現在いろいろと検討しているところでございます。 ただ、給付の際、あるいは制度設計をする際にはスピード感が大事かと考えております。まず、どのような施策を実際に行うかという検討を早くするというスピード感、それと、実際に執行しましたときになるべく要件とか条件を緩和することでスピード感が持てるのではないか、あるいは申請が必要なものであれば申請のチェックをなるべく簡素化するであるとか、そういったスピード感も含めまして現在いろいろと検討をしているところでございます。 以上でございます。 ◆14番(犬伏浩幸君) 本市の経済状況を十分認識していると思います。飲食店、バス、タクシー、消費者もですけれども、ぜひ政策のほうを進めていただければと思います。 以上です。 ○議長(小山田邦弘君) これで、犬伏浩幸議員の一般質問を終わります。 ○議長(小山田邦弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は7月14日午前10時から開きます。(午後5時28分散会)...