令和 4年 6月定例会(第2回)令和4年第2回
姶良市議会定例会議事日程第5号 7月6日(水)午前9時30分 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────
┐│日程│議 案│ 議 件 名
│ 備 考 ││番号│番 号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1
│ │一般質問 │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 令和4年第2回
姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前 9時30分
││ 令和4年7月6日(水)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 3時41分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──
┐│出席議員│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠││及 び│番号│ │の別
│番号│ │の別
│番号│ │の別
││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 1│堀 広子
│出 │ 9│有川 洋美 │出 │17│新福 愛子
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 2│峯下
洋 │出 │10│小田原
優 │出 │18
│竹下日出志 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 3
│桃木野幸一 │出 │11│谷口 義文 │出 │19│大坪 祐輔
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 4│益森 隆史 │出 │12│馬場 修二 │出 │20│笹峯
桜 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 5│萩原 哲郎 │出 │13│和田 里志 │出 │21
│宇都陽一郎 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 6│湯元
秀誠 │出 │14│犬伏 浩幸 │出 │22│国生
卓 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 7│塩入
英明 │出 │15│松元 卓也 │出 │23│上村 親
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 8│森川 和美 │出 │16
│岩下陽太郎 │出 │24
│小山田邦弘 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 24人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 竹中 裕二
│ 事務局次長 │ 原口 理恵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────
┐│ 地方自治法 │市 長│湯元 敏浩
│市民生活│北野 靖往 │消 防 長│原口 浩幸 ││ 第121条
│ │ │部 長│ │ │ ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│宮田 昭二
│保健福祉│向江 美喜
│水道事業│桃木野 靖 ││ めの
出席者 │ │ │部 長
│ │部 長│ ││ の
職氏名 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │教 育 長│小倉
寛恒 │農林水産│田代 信彦 │総 務 部│堂路
温幸 ││ │ │ │部 長 兼
│ │次 長 兼
│ ││ │ │ │蒲生総合│ │財政課長│ ││ │ │ │支 所 長
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │総務部長│髙山 八大
│建設部長│有江 浩文 │総 務 部│塩屋
重信 ││ │ │ │ │ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │庁舎建設│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企画部長│今別府浩美
│教育部長│塚田 佳明 │総 務 部│岸園
克己 ││ │ │ │ │ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │危 機│ ││ │ │ │ │ │管 理
監│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企 画 部│松岡 力 │建 設 部│川崎 久志 │企 画 部│猪俣 志郎
││ │次 長 兼
│ │次 長 兼
│ │次 長 兼
│ ││ │企画政策│ │建築住宅│ │高等教育│ ││ │課 長
│ │課 長
│ │機関企画│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │市民生活│中島 信子 │教 育 部│湯田 広美 │企 画 部│高山
功治 ││ │部次長兼
│ │次 長 兼
│ │商工観光│ ││ │市民課長│ │教育総務│ │課 長
│ ││ │ │ │課 長
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│前薗 智雄
│水道事業│若松 耕市 │教 育 部│井上 隆司
││ │部次長兼
│ │部次長兼
│ │社会教育│ ││ │長 寿 ・
│ │施設課長│ │課 長
│ ││ │障害福祉│ │ │ │ │ ││ │課 長│ │
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │農林水産│萩原 安信 │保
健│有田加代子 │選挙管理│小倉 章
││ │部次長兼
│ │福 祉
部│ │委 員
会│ ││ │林務水産│ │子どもみ
│ │委 員 長
│ ││ │課 長
│ │らい課長│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │建 設 部│師玉 保之 │総 務 部│別府
伸二 │選挙管理│福留 真司
││ │次 長 兼
│ │秘書広報│ │委 員
会│ ││ │土木課長│ │課 長
│ │事務局長│ │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 7月6日
○議長(
小山田邦弘君) これから本日の会議を開きます。(午前9時30分開議)
○議長(
小山田邦弘君) 本日の会議は、配付しております議事日程のとおりであります。
○議長(
小山田邦弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は5名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、10番、
小田原優議員の発言を許します。
◆10番(小田原優君) 登 壇 皆様、おはようございます。
市民くらぶ所属の議席番号10番、小田原でございます。 いつも言い直すんですけど、私、「おだはら」ですので──マスクを取らせていただきます。「おだはら」なんですけど、時々「おだわら」って皆さんから言われるんですから、言い直しておりますけど、小田原でございます。よろしくお願いします。 それから、本日は、傍聴席に早朝よりお越しの皆様、ありがとうございます。御礼申し上げます。 さて、私は、本日、公文書の管理について質問を行うわけですが、質問の趣旨としては、近年、関連法の制定とか、国による運用等が示されまして、公文書等の取扱に関して大きく変化してきたことが目的です。市役所の業務、特に公共事業に与える影響や、その公文書等に関する市の考えが組織の末端まで浸透しているかを確認するための一般質問でございました。 それでは、質問にあたり通告書を読み上げさせていただきます。 公文書等の管理について。 要旨1、姶良市における公文書及び公用文書に対する考え方について。 公文書において公務員がその執務に関し作成した文書等は公文書と呼ばれますが、私文書等を含む広義での公用文書、そして、行政文書など関連法により、その取扱により分類されております。 本市の公文書及び公用文書に対する考え方と
保管保存管理、そして破棄までの取扱についてお伺いします。 要旨2、姶良
市文書取扱規程と公文書等の管理に関する法との整合性についてです。 公文書は、原則、全て開示であると私は考えております。市においても
文書取扱規程を遵守されていると考えておりますが、公文書等の管理に関する法、以後、
文書管理法と言います。省略させていただきます。との整合性についてはどう考えますか、お伺いします。 要旨3、文書管理の運用状況についてお伺いします。 国が
文書管理業務の業務・
システム最適化計画の中で、電子決裁まで含む文書管理に触れております。 本市においても
文書管理システムが適切に稼働していると思いますが、職員がその職務に関し、必要とする公文書を検索するに、どの程度の時間単位で、
保管保存場所を特定し必要とする職員の手元に届くか、教えてください。 要旨4、公共事業にかかる
公文書管理の範囲と遵守状況について。 公文書や
保有個人情報の開示請求を行いました。その結果、本来、保管保存されるべき公文書が存在しないなどの理由で一部・不開示通知されております。その中には人事記録等もございます。 開示申請を受理してから15日以内には開示決定されるようになっておりますが、中には該当する文書がなかなか見つからずに、日延べを申し出てくる事案もございます。これについては、姶良市のみならず、県や国などでも同じような感じでした。 これらは公文書の適切な仕分けと保管・保存管理がなされていない証左であり、ほかには
事務手続システムそのものに問題があるものと思料され、
文書管理法の
ガイドラインでも示しておりますとおり、個人の権利の得喪、そして、組織の意思決定に至る協議内容を示す記録等も公文書に含まれるものとされます。この中には、メモや録音記録なんかも含まれていると示しております。当然に公共事業に関する諸手続にかかる文書等もその
保管保存管理が定められております。 1つの例として、入札等にかかる事務手続で指名推薦があります。所管課で定めた審査基準に基づいて推薦された中から
指名委員会において
指名推薦業者が決定し、当該業者間で入札が行われるものと理解しております。つまり落札までの一連の流れを示す執行伺い、予算行動を起こしていいかという伺いです。入札に関する稟議書などは公正公平な入札を維持するための重要な公文書でございます。しかし、保存期間中にもかかわらず、存在しない旨の不開示決定がなされている事例もございました。このことについてどう考えますでしょうか。 要旨5、
公文書管理状況が公共事業に与える関連性について。 これは、先ほど、先日も先輩議員のほうからも、ちょっと質疑がありまして、質問がありましたけど、ちょっとかぶりますが、読ませていただきます。 平成30年1月27日午後11時頃、あいら斎場の炉前ホールの高さ12mの天井から、1枚の重さが数kgもある大型タイル(縦30cm横60cm)が8枚も落下した事故がありました。 この件について
公文書開示請求を行い調査しました結果、まず
建築設計業務委託業者の選定に当たって適切に事務手続が行われなかったと思料される内容が記されております。 指名業者を決定する複数項目設けている審査基準書、この中には、
施工監理業務の実績等が存在するはずですが、開示請求では存在しない旨の回答でございました。 開示請求の結果、開示された文書は公文書ですので、これは揺るぎのないものだと思います。さらに調査していくと、県内8業者が指名推薦されていた最初の執行伺いが理由なく破棄され、前執行伺いでは候補に上がっていなかった、ほとんど県外の業者7社が指名された経緯が明らかになっています。 この人命にも影響する事故は、公文書に対する市のずさんな考え方が招いたものと思います。 市長の就任前の事件ではありますが、今の姶良市長としてはどう考えますでしょうか。 要旨6、
公文書作成等の電子化と公的署名を活用した保存管理の検討について。 公用文書の破棄や改ざんについては刑法でも実刑などが設けられていますが、その管理については厳正なものであるべきものと考えております。 消えた年金記録問題を発端とした
公文書管理法が定められましたが、国が出した
ガイドラインでは細かく公文書等の取扱について定められております。市役所内における公文書の管理について参考になるものだと思っております。 施政方針の中で市長は電子決裁や
デジタル化推進に取り組む姿勢を表明されております。恐らくは将来発生することの重要性にいち早く気づかれ、施策を講じられたものと私は思っておりますが、この先、保管・保存管理する公文書は膨大な量になっていくものと考えております。特に現在の保存文書に加えて、毎年発生する
永久保存文書。この公文書の存在がございます。 現在の紙ベースでの公文書保管には限界があるのではないかと思いますが、どうお考えになりますでしょうか。 要旨7、新たな公文書作成は永久に続きますが、この先間違って公文書の破棄や改ざんが行われないよう、最終的に起案決裁済の時点で各公文書類は、担当職員が将来にわたって責任を負うよう、
公的認証制度を使った署名入りの電磁式記録のファイルとし、改ざん・破棄が生じないような保存を検討されてみてはどうでしょうか。 あとは、一般質問席から行います。よろしくお願いします。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 皆様、おはようございます。 小田原議員のご質問にお答えします。 公文書等の管理についての1点目のご質問にお答えします。 公文書とは、「市の職員が職務上作成し、または取得した文書、図画及び電磁的記録であって、市の職員が組織的に用いるものとして、市が保有するものをいう」と姶良市
情報公開条例第2条第2項において規定しております。 また、公文書の作成・取得後、当該文書は事業・分類ごとにフォルダやボックスに分け、現在使用している文書及び前年度で完結した文書は、庁舎の執務室で管理し、その後は保存年限に応じて書類倉庫で管理しております。
保存年限経過後は、委託事業者において、細断による廃棄を行うなど、適正な処理を行っております。 2点目のご質問にお答えします。 公文書等の管理に関する法律では、公文書等の定義、作成、整理方法、保存年限の設定、廃棄などが規定されております。 本市においても、この法律に基づき、姶良
市文書取扱規程を制定しており、公文書の作成・管理における取扱について必要な事項を定めていることから、整合は取れていると考えております。 3点目のご質問にお答えします。 本市では、合併後の平成24年度から
文書管理システムを導入し、文書の作成等から廃棄まで一貫性のある取扱を実施しております。 現在、公文書を検索する際、対象となる文書を特定できる場合であれば、速やかに保管場所を検索することが可能であります。 4点目のご質問にお答えします。 公文書の管理については、作成等から廃棄に至るまで、市全体における統一的な
公文書管理のルールに基づき、適正に事務を執行しております。 保存年限については、
市文書取扱規程に定める保存年限の基準と
保存対象文書の重要性を考慮して、各課長において設定し、公文書として作成・管理されているものは、一定期間保存した後、廃棄処分するサイクルで事務処理をしております。 5点目の質問にお答えします。
あいら斎場悠久の
杜設計業務委託に関する文書開示につきましては、開示文書に
指名推薦書が2種類存在することから、誤解が生じているものと考えます。 改めて作成された
指名推薦書には、事業者を指名した選定基準として、平成26年度及び27年度本市の測量・
建設コンサルタント業務等競争入札参加資格の認定を受け、建築設計・監理に登録されている事業者で、かつ、建築士法第23条の規定に基づく
一級建築士事務所登録がされていること、一級建築士及び二級建築士を3人以上有していること及び過去2年間に、延べ床面積1,500m2以上の新築・建替えの
火葬場新設事業の基本設計、実施設計または
工事監理業務のうち、いずれかの元請としての実績があることとしており、明確な根拠を有するものであり、改めて作成された
指名推薦書自体に何ら問題はないものと考えます。 指名推薦をやり直した経緯については、当初推薦した事業者が、改めて作成された選定基準を満たしていなかったことに起因するものと思慮しますが、当初の
指名推薦書及び指名推薦をやり直した経緯の分かる文書が存在せず開示できなかったことから、誤解を与える結果となりましたことは、誠に遺憾に思っております。 今後は
市文書取扱規程に基づき、適切な文書管理を行ってまいります。 また、情報公開に対しては真摯に向き合うべきものと考えており、
公文書開示請求がありましたら、内容を精査し、対応してまいります。 6点目の質問にお答えします。 紙ベースの公文書については、現在、市が管理する3か所の書類倉庫において、保存しております。 毎年発生する文書量は、事務の複雑化・多様化に比例して増加しており、
ペーパーレス化、省スペース化の取組の一つとして、本市でも本年3月から
電子決裁システムを導入しております。 現在のところ、部長決裁までの収受・起案文書を対象としておりますが、これまで必要としていた紙文書の
保存スペースと作成・廃棄コストの大幅なスリム化が実現できるものと期待しております。 7点目のご質問にお答えします。 先ほど申し上げた
電子決裁システムの導入により、起案文書は、担当した職員の氏名が明確に残るほか、上席の承認した職員や、最終的な決裁者である課長級以上の管理職に至るまで、誰が、いつ、承認・決裁したか記録に残ります。 また、決裁後は文書自体が凍結保存され、決裁権者であっても、システム上、修正や取り消すことはできない仕組みとなっております。 以上、お答えといたします。
◆10番(小田原優君) 今の回答書をある程度予想しましたが、予想以上の回答であったと思っています。 私も、この一般質問をする際にいろいろと調べてみました。近隣市町の状況や、それから姶良市の状況。姶良市はかなり進んでいるということが分かりました。 それで、私も、かつては、そちらのほうに座っておりましたが、その当時とはえらくシステムが変わって、皆さん、そういうふうに努力されているんだなということをつくづく痛感した次第です。 それから、1点だけ、ちょっと再質問させていただきたいんですが、昨日の先輩議員の質問の中でもありました火葬場の関係です。これ、今、市長の答弁のほうにありましたけど、この審査基準。これは確かに、この基準どおりであると思います。建築法23条、5年ごとの更新です。この中にも書いてあります。ただ、これは最初の指名推薦のときのものです。なぜかというと、担当でしたから。それ以上は言いません。それ以上言うと法に触れる可能性がありますので。 そして、私は今回、各課に、いろんなところに
公文書開示請求をしております。公文書が開示されたものは、もう厳正なもので、それは否定することはできないと思います。 このように、市長が打った公文がいっぱいあります。先ほどありましたね。2回目のときには、
建築審査基準というのがあるんですけど、2回目のときの、ここに
指名委員会の会議録があるんです。これも開示されています。その中で、
業者選定理由としては7項目あるんです。これは全然触れていません。今、審査基準に出すと。これは、そちらの方はご存じだと思うんですが、2回目のときに初めて載ったというふうに書いていますけど、2回目のときはかなり基準が緩和されています。当初の執行伺、それから
指名推薦書のほうの5月22日の日付のを使ってますけど、これは鹿児島県内の業者がほとんどです。8社です。どこも一流企業だと思います。このときの基準は、延べ床面積1,500m2以上で、過去において、このような事業をしたという、監理業務まで、
施工監理業務までしたというふうになっております。 なぜ、そういうことを詳しく覚えているかというと、私が指示をしたからです。しっかりと覚えています。もし、これが、そういうふうに実態を、後のほうの
指名推薦書のほうに審査基準を載っていたということであれば、いいんでしょうけど、これを故意にすると刑法に触れます。私はそう思います。ですから、ここで、どうのこうのは言いませんけど、今回、私が質問したということは、これは問題提起です。私が辞めた後は、すごく、文書管理についてはすごく進んで、皆さん努力されていることがよく分かりました。今後はそういったことがないように、市長自ら一所懸命、率先してされていると思いますので、この事件は過去のものです。ですから、これからの姶良市はそうあってほしくないなという、自分の経験から、そう願うだけです。 それから、昨日、火葬場関係がちょっと触れてなかったんですけど、30cm掛ける60cmのタイルというのはどのぐらいかというと、こう、こうですけど、この辺で行けば、議長後ろ席のタイルですか。石板タイル。あれより、ちょっと小さいぐらいですけど、陶板ですから、陶器か、磁器だと思いますから、かなりの重さです。あれが高さ12m、ここで七、八mでしょうか。12mのところから、炉前ホール、最後のお別れをするところ。そこのところに落ちたわけです。そこの炉前ホールに何十名も最後の別れをされるときに、もし、上から落ちてきたときにはどうなるでしょうか。そういったのは、結局、公文書、結局、指名にかかる業者推薦がすごく雑だったからということじゃないかということに起因するんじゃないかと思っています。といいますのは、記録を見ますと、事件が起きたときに、すぐ市内の業者が建築をしたんですけど、2業者すぐ市長のほうに謝罪に来ております。この設計監理業者はとうとう来ておりません。これ県外の業者です。ほとんど。形だけ、市内に置いている業者なんですが、ここがしているんですけど、結局、市内の業者、鹿児島県内の業者じゃないから、何か事が起きたとき、すぐ来てくれない。そのために、最初の指名推薦の基準というのは、県内のほうの業者に限定したんじゃなかろうかというふうに記憶しておりますけど、ですから、この建築工事、火葬場の建築工事を行った市内の業者はとても大変だったと思います。それはもう設計に従って作業を行ったわけですから。ですから、最初に無理をして指名推薦、業者を決めたから、こういうのは、なあなあで、どんどんどんどん広がっていって、結局は市に対して大きな損害を与えることになったんじゃなかったかと思います。 それから、時間はたくさんありますけど、紙ベースの公文書の管理に関してですが、これについても、電子決裁をして、電子化を進め、そして、文書管理については倉庫なんかのスペースが減っていくということで、回答ありました。実にすばらしいことだと思います。それをどんどん進めていっていただきたいと思います。 それによって、今、市が管理する3か所の書類倉庫、次は、今回の件で、予算書をちょっと調べてみたんですけど、倉庫の借り上げ料はないみたいですね。ということは、無償で借りているか、その分、固定資産税の課税免除をしているか、何らかの市がその分を払っているんじゃないかなと思いますけど、公文書の管理が電子化されるについて、そういったスペースがなくなれば、そういった財源等も出てきて、ほかの事業のほうにも回せるんじゃなかろうかというふうに考えています。 今、私のほうで全て申し上げましたけど、再質問というのはありません。今、市が非常に取り組んでいるということがはっきりと分かりましたので、私の質問は、一応、これで終わらせていただきたいと思いますけど、最後に、これからも市役所の職員の皆様は、そういった立派な仕事をされているということを、それから健康に、私が言うべき立場じゃないですけど、健康に留意されて、これからも公務に励んでいただきたいと思います。 以上で質問を終わらせていただきます。
○議長(
小山田邦弘君) これで、
小田原優議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前9時55分休憩)
○議長(
小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時07分開議)
○議長(
小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、4番、益森隆史議員の発言を許します。
◆4番(益森隆史君) 登 壇 皆様、おはようございます。議席番号4番、益森隆史です。 傍聴席の皆様、また、インターネットでライブ中継をご覧の皆様、そして、過去ログのインターネット中継をご覧の皆様、議会に興味を持っていただいてありがとうございます。 私にとって初めての一般質問となります。 ですので、少しだけ所信を述べさせていただければと思っています。 私は、二十歳までを姶良で過ごしておりました。そこから姶良を出て、通信の仕事に出合い、のめり込み、会社を設立するに至り、今は経営者として10年目を迎えました。 今回、今年の正月なんですが、姶良に帰ってきました。姶良に帰ってくる前に、ネットでいろんなことを姶良について調べていました。その中で、どうしても、DX化であったりとか、IT化であったり、ITサービスというのが非常に遅れているなというふうに感じていました。 これから人生をずっと、家も建てていますので、姶良で生きていこうと決めていく中で、自分でDX化に携わりたいと思うようになったのが、私が選挙に出たきっかけになります。なので、私の望むことというのは、DX化であったり、IT化であったり、あとはまちの発展、それに伴う歳入の向上です。4月の選挙に関しては、応援してくれた方はもとより、批判や??責も含めて関わっていただいた全ての方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 今回、初めての一般質問となりますが、一般質問は、市民と行政の大切な対話の場面だと考えております。ですので、私は初志貫徹という言葉を大切にしてきておりまして、この壇上に立ちたいと思って選挙に出た思いということを枯らすことがないようにやっていきたい。そういう思いで、まず、所信を述べさせていただこうと思いました。 市民の皆様から聞く意見にしっかりと耳を傾けて、自分の目で見たことだったり、耳で聞いたこと、そこをまず信じて、是々非々を貫いて、誰かの顔色をうかがったり、流されたりすることがないように、自分に負けないように、この4年間を努めてまいります。 これが、壇上から誓う所信でございます。 これから4年間、どうぞよろしくお願いします。 それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。 質問事項1、ふるさと納税への取組について。 要旨1、市の大切な収入源として、ふるさと納税が上げられる。姶良市ふるさと納税での納税額は年々向上していると認識しているが、これまでの推移を伺います。 要旨2、前年度までのふるさと納税について、返礼品事業者に対してどのような取組を行ってきたのかを伺います。 要旨3、令和4年度のふるさと納税について、目標金額を幾らと定め、また、その目標達成のためにどのような施策を行うのかを伺います。 質問事項2、WEBを活用した市民向け広報について。 要旨1、姶良市は子育て世代の移住者が大変多いです。小中学区の割り振りについて市のホームページでは自治会名で記載されています。そのため、インターネットでその自治会名を検索しても住所がどこにあるのか、どこの自治会に当たるのかが全然分かりません。なぜ地図表記にしないのか理由を伺います。 要旨2、これから災害が多発する季節を迎えるわけですが、災害時の避難場所や指定避難所の場所や施設をより多くの市民に把握してもらう必要があると考えております。今年の2月にハザードマップがリニューアルされWEBから確認できるようになりました。しかし同じく緊急時に必要となるAEDについては、別のサイトから設置個所を確認しなければならない形になっています。そのため姶良市のホームページは非常に分かりにくい構成となっています。これらを分かりやすくまとめる必要があると考えますが、市の見解を伺います。 以上、あとは一般質問席にて対応します。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 益森議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、2問目の1点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目のふるさと納税への取組についての1点目のご質問にお答えします。 平成27年度から、ふるさと納税を簡単に行うことができるポータルサイトを活用した寄附受付を開始したところ、同年度は、1,608万9,500円の寄附をいただきました。ふるさと納税の寄附額は年々増加傾向にあり、令和3年度は、3億5,565万9,000円となっております。 2点目のご質問にお答えします。 返礼品提供事業者との信頼関係を深め、魅力ある新たな返礼品の企画、提供をしていくため、事業者を個別に訪問して、意見交換等を行っております。 また、ふるさと納税制度の理解を深めていただくため、返礼品提供事業者説明会を開催しており、事業者同士の情報交換の場にもなっております。 3点目のご質問にお答えします。 本年度のふるさと納税の寄附額は、目標金額を4億円と設定しております。ふるさと納税の寄附の傾向として、年末にかけて寄附件数が増加するため、余裕を持って新たな返礼品の企画、提供が行えるよう、例年より早い6月に事業者説明会を開催しております。 また、現在、返礼品を提供いただいている事業者以外にも、新たな事業者の掘り起こしを行い、魅力ある返礼品を増やす取組を行いたいと考えております。 さらに、寄附を募るポータルサイトのイベント期間中は、寄附が増える傾向にあるため、その期間に合わせた効果的な広告掲載を行いつつ、県外で開催される本市のふるさと会における働きかけなどの宣伝に取り組みながら、本市の返礼品をより多くの方にPRしていきたいと考えております。 次に、2問目のWEBを活用した市民向け広報についての2点目のご質問にお答えします。 本市のホームページでは、市の行事やイベントなどのお知らせのほか、市政推進に必要な各種計画や実施事業の事前告知、事後報告などを掲載していくことを基本としております。 また、情報の多様化や迅速化に対応するため、各部局から自発的に情報を発信することに加え、市民の皆様からの問い合わせや要望にも随時対応するよう心がけております。 ホームページの構成につきましては、災害発生や緊急時に必要不可欠な情報発信であることから、速やかに改善するよう作業を進めてまいります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 2問目のWEBを活用した市民向け広報についての1点目のご質問にお答えします。 姶良市立小中学校の通学区域は、児童生徒の住民票上の住所に応じた自治会により割り振られております。 自治会の範囲を示す具体的な地図が表示されていないことから、ホームページにおいては自治会名の表記のみとしております。 このことから、通学区域に関する市民からの問い合わせは、学校教育課において確認し、回答させていただいております。 以上、お答えといたします。
◆4番(益森隆史君) まずは、再質問、ふるさと納税から順次行っていきたいと思います。 はじめに、ふるさと納税の仕組みについて、簡単に執行部のほうからお願いします。
◎企画部長(今別府浩美君) ふるさと納税の仕組み等につきましては、担当課長のほうから答弁をさせます。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) 商工観光課の高山です。よろしくお願いします。 お答えします。 ふるさと納税の仕組みにつきましては、まず、返礼品等のサイトを個人の方が確認をしていただいた後、その中で、ふるさと納税の申込みをいただいております。ポータルサイトで受け付けるほか、直接申込書を送付していただく方もいらっしゃいます。 返礼品の注文を受けましたら、取りまとめている委託事業者のほうから発送準備をしまして、発送期間内に発送するというような手順で進めております。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) 先ほど、令和3年度は3億5,565万9,000円となっており、次年度以降は、次年度は4億円と目標金額を設定していると伺いました。これ、次年度、令和5年度以降の計画値がもし定まっていたら、そこの金額を教えてください。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 今のご質問は、令和5年度のということでございましたけれども、令和4年度の目標を今4億円と定めておりまして、今年度の4月から6月までで7,500万円ほど、ふるさと納税の寄附をいただいております。これは前年度よりも50%ほど伸びている状況ですが、見込みとして、令和4年度が3億8,000万円ぐらいになる見込みでございますので、その決算額をまた見まして、令和5年度については、設定額を決めていきたいと思っているところです。 以上です。
◆4番(益森隆史君) この答弁の中に、事業所を個別に訪問して意見交換を行っているとあります。あと、今年、例年より早い6月に事業者説明会を開催しているとありますが、ここについて詳しくお願いします。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 今年度は組織再編によりまして、財政課から商工観光課に所管が移っております。その関係で、4月から6月までに返礼事業者の半数以上を個別訪問して、上位の返礼品提供事業者から意見交換をさせていただいてもらっているところでございます。 また、併せまして、6月に、先月の23日でございますが、58事業者のうち、23事業者の出席をいただきまして、返礼品提供事業者説明会を開催しているところでございます。 昨年度よりも早く返礼品提供事業者への説明をしたことによりまして、今後年末に向けて、駆け込みのふるさと納税額が増えると考えておりますので、その辺の対応も含めて、早めに設定したところでございます。 以上です。
◆4番(益森隆史君) 分かりました。 あと、新たな事業者の掘り起こしを行いとなっていますが、具体的にどういうことをされているか、教えてください。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 先ほども申し上げましたように、組織再編で財政課から商工観光課へ所管が移っております。その関係で、商工会、特産品協会、観光協会といったネットワークを持っておりますので、その団体からの情報収集と、あとは個別にこちらのほうが情報収集した団体の個別訪問をもって新規返礼品提供事業者の獲得に努めてまいります。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) 今回一般質問でふるさと納税のことを上げた理由がありまして、まずは市の収入を増やすということと、あと、上振れがある収入として、ふるさと納税が大変力強いもんだと私は認識しております。 その中で、先ほどもちょっと話に出たピークですね、これが年末に大変集中しているということは認識しておりまして、今の6月議会じゃないと間に合わないだろうと、9月に何かの提案をしても、もう間に合いませんので、この6月にできることがないのかということで、一般質問をさせていただいております。 やはり、議会に私も初めて今回出席をさせていただいております。定例会ですね。話に出るのは、本当に予算のことであったり、お金の使い道を絞ることであったりとか、予算がないからできないだったり、後回しになっていることの話がすごく多かったものですから、どうにかして、収入を増やせないかなという意図をもって一般質問を臨んでいるところです。 私自身が南さつま市というところで、実は返礼品事業者をやっております。藍染屋という工房なんですけど、2年、3年前ですか、返礼品事業者を行っておりまして、ふるさと納税については、ある程度、返礼品事業者として関わってきました。その中で、どういった形で姶良市が取り組んでいるのかということにすごく興味を持って、質問をさせていただいております。 このまま、ちょっと関連した話になっていくんですけど、県内の納税額、寄附額、ふるさと納税の寄附額のランキングみたいなものであったりとか、出品数のランキングであったり、あとはふるさと納税の取組を行っている自治体、この辺の把握について、もし、されているようでしたら、お願いします。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 令和2年度のふるさと納税の受入額でいきますと、姶良市は県内で20位でございます。上位のところは、志布志市は51億円と金額が大変大きいんですけれども、姶良市としては、そのちょうど真ん中あたりの順位で推移しているところでございます。 返礼品の提供品の数というところについては、把握しておりません。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) 私も20位と把握をしておりました。返礼品の、これは「ふるさとチョイス」からの抜粋なので、あまり当てにはなりませんが、姶良市は21番目の出品数と認識しております。これは違ったら申し訳ないです。断定はできません。 10位が大崎町、1位が薩摩川内市で約1,000品。姶良市は、これも商品の中にはサイズがあったりとか、型番の指定があるので、全く一概には言えませんけど、大体340から50の出品をしていると。先ほど言われていました事業者数です。これは58事業者ということで、正しいですか。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 令和3年度末は55事業者でしたけれども、令和4年度説明会を開催する時点で、58事業者でございます。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) この事業者で、この出品数という認識でよろしいですね。 続きます。寄附額の向上というのは、どうしても出品者数であったり、返礼品事業者数にある程度は比例してくると考えています。今、商工観光課になって、4月からやられていると思うんですけど、これまでと違う取組であったり、これまでやっていなかったことで、事業者さんになるであろう方にアプローチをしていることであったりとかがあれば、教えてください。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 先ほど申し上げましたように、商工会、特産品協会、観光協会といった団体とネットワークを持っておりますので、その関係から情報収集をしまして、個別に相談をさせていただいているところでございます。まだ、実際、返礼品提供事業者というところまでは至っておりませんけれども、姶良市の特産品として出せる提供品があるというふうに考えておりますので、今後も粘り強く交渉してまいりたいと思っているところです。 以上です。
◆4番(益森隆史君) 市として、新しい事業者の発掘というところをネットワーク以外で、何かやられたりはしていないですか。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 昨年度から引き続き個別にお願いしている業者もあるんですけれども、なかなか、ふるさと納税での単独でといいますか、個別での対応に提供事業者のほうは対応できないとか、それから、契約上、どうしても、ほかの取引先へ提供できないなど、課題もございまして、その課題を何とか取り除けないかというふうに交渉しているところではございます。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) ちなみに、新しい返礼品事業者をやりたいという申出があった場合に出品までに至る期間というのはどのくらいかかるのかということと、あとは、同時に何社といいますか、事業者数が何社まで同時に対応ができるのか。新しい登録について。その辺を教えてください。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 総務省の基準に達していれば、スムーズに委託業者と連絡を取りまして、返礼品として掲示をできることになります。ただ、その期間については、把握していないところでございます。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) 例えば、私の知り合いが、返礼品、ふるさと納税に出品したいといった場合の具体的なケースで考えてほしいんですけど、これを商工観光課にもちろんお話をしてほしいということにつなぎます。その後、その方と委託業者さんなり、商工観光課がやり取りをすると思うんですが、実際にネットにアップされるまで、大体でいいので、分かれば、教えてください。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 まず、相談を受けましてから委託業者と調整をしまして、返礼品の提供事業者として、総務省の基準に達しているかどうかの確認を行います。そこから写真を撮りまして、掲示をできる素材を準備しないといけませんので、おおむね1か月から2か月の間には、ホームページのほうにアップできる、ポータルサイトのほうに掲示できるという形になると考えております。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) 1か月から2か月とのことですが、同時に対応できる事業者数は何社ぐらいでしょうか。キャパ的な部分で。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 同時に複数の業者が申込みをいただいたというケースは、今まで、ちょっと、ございませんので、正確なところは把握できておりませんが、二、三社であれば、今の1か月から2か月で対応できるというふうに考えているところです。ただ、それ以上になりますと、提供品等の写真等の取材を行ってからということになりますので、時間が2か月の範囲で対応できない場合が出てくるかと考えております。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) ということは、ふるさと納税のピークが10、11、12月ぐらいであっています。一番多くの寄附が集まる時期だと思うんですけど、ここに合わせるためには、遅くとも8月ということであっていますか。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 はい。今、議員が仰せのとおり、8月であれば、10月には掲示できるという形になると考えております。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) さきにも述べましたけど、このふるさと納税というのは、予定よりも、すごく多く収入が見込める可能性があるものだと思っております。なので、私としては、すごく力を入れたほうがいいんじゃないかなと考えていまして、ちょっと、これは例に出すのはどうかと思いますけど、事実として、南さつま市で返礼品事業者をやっているとお伝えしましたが、結構姶良市と似ているまちでして、人口は本当にちょうど約半分の3万9,000人です。産業もバランスはとても似通っています。もし興味がある方は、後で見てみてください。納税額で言うと、人口は姶良市の半分しかないですが、納税額は40億円を超えています。なので、10倍以上の納税を南さつま市は取っていると。これをどのようにして組み立てていったのかというのが結構明確に出ていまして、すごいシンプルなんですけど、返礼品事業者になり得るところを市の職員さんが訪問しました。うちは藍染屋というところを運営していますが、そこにも市の職員さんが来られています。それをきっかけにふるさと納税を知り、3年前ですか、ふるさと納税を出しております。なので、足を使って探すというのが実際に一番近いのかなと。まず、ふるさと納税って何ですかという方が非常にまだ多いと思うんです。私の知り合いでも、そういう事業所の方は、仕組みをよく分かっていないという方も大変たくさんおられますので、何とか、この繁忙期、10、11、12、特に12月に1年間の3割から4割ぐらい売上げが集まっている認識があります。なので、そこに合わせてやっていけたら、とてもいいものに、いい売上げになるんじゃないかなというふうに考えた上で、質問なんですが、今回、商工観光課、新しくできていると思いますが、商工観光課として、新しいアイデアだったり、今までやっていなかった取組で、特に職員さん、現場の方であったりとか、こういうふうにしたらどうだろうかという声は、実際に中でありますか。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 先ほどから申し上げておりますように、所管が商工観光課に移った関係で、今、職員も異動等によりまして、替わっております。まずは返礼品提供事業者の訪問をしながら意見交換をさせてもらっているところでございまして、その中でヒントを得た場合とか、情報提供をいただいた場合には、新たな返礼品提供事業者のところに訪問をという形でさせていただいているところでございます。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) 分かりました。ちょっと言いたいことがありまして、皆さん、当然、当たり前の認識として、姶良市をよくしたいという思いがあると思います。私は、今回、市議会議員となるに当たっての勉強であったりとか、こういう考え方でなければいけないということを学んできたつもりです。議会は是々非々であり、議決機関である市議会と実際に市政を行う市長をはじめとする執行機関の関係は車の両輪であると私は教わっております。ここにいる全員の共通認識は姶良市の未来をよいものとしたいということで合っていると思います。もちろん、今、財政の話、ずっと、これまでの一般質問でも出ていますし、どうにか、この財政を上げていきたいということは、この場にいる全員の共通認識であると私は考えるんですが、市役所の実際の職員さんの中から、例えば、私の家族がとか、私の友達がとか、ということで、商工観光課に返礼品事業者をつないだとかという事例は今までありますか。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 4月から6月末までの間においては、把握していないところでございますので、商工観光課になってからは、そのような話は把握していないところでございます。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) ちょっと関連するお話だと思っています。今回市長の施政方針の中に、これ、皆さん、見られていますか。2ページです。いいことを正直書いています。ここに関しては、議会と協力を得ながら、市民、これ下のほうですね。 「市民と行政が一体となって「まち」を発展・活性化させ、市全体の意識を向上させることが必要であります」。ここに続いて、「そこで働く職員の意識改革が必要です。市民に寄り添う気持ちを最優先にしながら、企画立案能力を高め『どうすれば市民の力、市全体の力を活用できるか』という視点を持つことが求められます」。 何か物事をするに当たって、どういう考えでするかということは、すごく大切だと私は思っています。なので、ここにはとても共感を持っているんですが、私自身返礼品事業者として、コロナで大変苦しいときに、ふるさと納税ですごく助けられた思いがありまして。定期便ですね、100万円とか納税した方に、毎月何かを送りますよというところで、マスクを数十個入れていただきました。それで10万円以上の売上げが立ちました。これで市とすごく友好的といいますか、いい関係値ができた事実があります。なので、これは、市長、「私を含めてのことです」ということで、最後、含められておりますけども、この場に参加している皆さん、今まで、私、この商工観光課も含めて、一般質問に関わる課を幾つか回りました。実際の現場の職員さんといろんな話をしたんですけど、皆さん本当にアイデアもすごいし、前向きですし、すごく優秀だし、中身の仕組みもよく分かっておられる方が多かったです。ただ、意識改革って本当に必要なのかなと回っていて思いました。なので、むしろ、意識改革をしないといけないのは、もちろん、執行部、ここに座られている長の方もそうですし、市長もそうだと思っていますし、私たち議員も含めて、この議会が意識改革をしないといけないんじゃないのかなと、正直本気で思っております。なので、言いたいことはあるんですけど、あと、これですね、「あいあいがさ」皆さん、これは、見られてなければ、ありますので、帰りがけに持っていってください。 この中の議長の就任の挨拶を見ていただきたいです。「動く議会を目指して」ということを書かれています。この中に、最後のほうですね。「時には議場や委員会室を飛び出して、市民の皆様の声に耳を傾け、市政に反映していく動く議会を目指します」というところに、私はすごく共感しております。ですので、言いたいことというのが、皆さん、ここにおられる方大人が50名もいるんですよ。なので、もちろん、それぞれ長の方、課長だったり、部長であったり、次長であったり、大変地元に根づいて、あそこの家の人はこういう人なんだよと言われていることと思います。これは議員も含めて、市長も含めて、同じだと思います。そういう一人一人が自分のよく行くお店であったり、いい工芸品を作る方であったりとか、何かの特産物を作られている方という方を商工観光課につなぐだけで、返礼品事業者は増えますし、その方が二、三品出してくれれば、姶良の出品物というのは増えます。ここにいる方の3人に1人でもつないでいただければ、年末に間に合うんじゃないのかなというふうに考えていて、もちろん私も相談が来ている方は、商工観光課にこれからつないで、どうにかして、売上げを伸ばして、皆さんお金がないないというお話ばっかりですから、本当に上澄みが2億円でも3億円でも、もし、できるのであれば、浮いたお金でできることもあると思います。そういう形で、市の歳入という部分に何かしらこの議会からできればいいなというふうに考えております。こういう部分について、市長、何か、お言葉をいただけないですか。
◎市長(湯元敏浩君) 私は2期目に入っておりますが、1期目の最初から稼ぐ自治体というふうに思っております。これ知事より先に言っておりますので、「入るを量りて出ずるを制する」という形で臨んでおります。 ふるさと納税につきましては、私が就任する前は全く無頓着であったと私は感じております。パンフレット一つ見ても、全く自己主張のないパンフレットでございました。それをしっかりと写真の撮り方、あと、レイアウトの仕方も全部直して、そして、ふるさと納税をしたいと。まずは事業者の立場とそしてふるさと納税をする立場というものがあると思います。私は、ふるさと納税をしていただける立場の方々のことを考えて、まずは動きました。その中で、ふるさと会、東海、近畿、そしてまた関東ありますけれども、多くの姶良市の出身の方がいらっしゃいます。そこにふるさと納税の担当、今、商工観光課ですが、昔は財政課にありましたので、その担当を連れて、PRの時間を10分設けさせて、そのパンフレット、新しくできたパンフレットを配って、ぜひ、ふるさとを思うならふるさと納税してくれということを毎回頼んでおりましたが、コロナで、ふるさと会もなくなって、ちょっとそこが、また今年から復活いたしますが、そういう形で、何とか、ふるさと納税、議員おっしゃるように、本当に上澄みの歳入としては確実なものになっております。それを今伸ばしているところでございます。 惜しむらくは姶良市にキラーコンテンツがないことでございますが、カニや、ウナギや、マンゴーや、メロンやというのがぽんとあれば、物すごく人気があるのになと他の市町村を羨ましく思っているところもありますが、これは、しかし、一つ一つの事業者の方々と商工観光課が膝を交えて話をする中で、いい返礼品を出していく。これを、これからも続けていきたいと思っているところでございます。 また、企業版ふるさと納税もございますので、そちらも、どんどん力を入れていって、さらに、そういう歳入の部分をしっかりとやっていきたいと思っております。
◆4番(益森隆史君) このふるさと納税については、半年後に必ず答えが出ます。幾らの寄附が集まったと。幾らの出品数があって、返礼品事業者が何社でしたという答えが出ますので、来年の第1回定例会で、また、この一般質問はさせていただきます。 どうか、この、私は売上げをつくりたい。とにかく、姶良市の財政ということが、ちょっとでもよくならないとできないこと、選択肢が増えませんので、何とか、これをしていきたいなと思っていますので、どうか、執行部も議員も協力をして、返礼品事業者見つけて、出品数者数を増やしたいなと考えております。 次の質問に移ります。小学校区について。 答弁をいただいておりますが、学区の割り振りをしていない理由を伺ったんですけど、その理由が書かれておりませんでした。いま一度、お願いします。
◎教育長(小倉寛恒君) 議員のご質問の、なぜ、自治会が、住所がどこの自治会に当たるのか分からないと、なぜ、地図表記しないのかということについては、ちょっと、担当部署でございませんので、担当部署のほうで答弁してもらいたいと思います。
◎企画部長(今別府浩美君) 答えをいたします。 自治会の地図表記についてでございます。できていない理由といたしましては、現在の校区の割り振りにつきましては、姶良市の住民基本台帳を基に大字ごとに地番を表記いたしまして、そこに自治会名が来る。そういった早見表を用いまして、市民課の窓口のほうで、校区の案内を差し上げております。 また、自治会の、それぞれの自治会の境界につきましては、例えば、道路、河川、水路、そういったもので、自治会の境界がはっきりしているところは、地図上に落とすことも非常に容易であります。また、一方、これまで、農地、畑、田んぼであったところに、新たに住宅等が建ちまして、地元では、おおむね境界はここだろうなというのは、推測はできますけれども、新たな造成等がなされまして、本当にどこが自治会の境界かとなりますと、関係する自治会長等さんに相談をいたしまして、境界が決まっていくというような流れになろうかと思います。現在の早見表による学区の割り振りにつきましては、旧町時代から行っておりまして、恐らくは、そういった時点で、現在の地図システムを活用した自治会の境界等の表記につきましては、当時導入のコスト、あるいは、イニシャルコスト、そういったものがある一定高額なことが想定をされております。 今回のご質問をいただきまして、県内の状況を調べてみましたら、鹿児島市のほうが地図システムを、地図情報を基本といたしまして、町内会の境界であったり、あるいは学校区であったり、あるいはAEDの設置場所であったりとか、そういったものを運用されていらっしゃいます。姶良市におきましても、自治会の境界につきましては、はっきりした境界が設定できない部分につきましては、目安ということで、おおむね地図上に境界を設定することによりまして、それにひもづく学校区等が地図上に表示ができるのではないかというようなことは考えているところでございます。 したがいまして、先進事例等を参考に導入経費であるとか、あるいは、イニシャルコストであるとか、あるいは、行政が保有するいろんな情報をどのような形で地図上に表示をしていくのか。それをまた市のホームページ上で、どのような形で構成等を考えて表示をしていくのか。そういったものにつきましては、先進事例等を参考に今後研究をいたしまして、市民の利便性の向上に向けた取組を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) 前向きに検討しているということでよろしいんですか。
◎企画部長(今別府浩美君) お答えをいたします。 市民の利便性の向上という面から見ますと、非常にいいシステムであると考えておりますので、経費等、あるいはスケジュール、そういったものを考えまして、前向きに検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) この一般質問にも理由がありまして、私は去年の7月ぐらいから、校区を絞って土地を探しておりました。半年見つかりませんでしたが、今は見つかって無事に買っているんですけども、不動産会社ですら、校区が分かっておりません。土地を探しに来る人は大体土日なんです。皆さん、みんな、忙しいですから。子どもと一緒に行けるとか、土日に来るんですけど、土日市役所閉まっていますから、聞く場所もないんです。調べようもないんです。 パネルをよろしいでしょうか。 これが今現状の市が公表している小学校の割り振りです。この中に実際の住所はありません。さきの一般、先日ですか、299の自治会があるというふうに回答をいただいていますけど、それがこの中に割り振られているのであろうというふうに推測をしています。数えていません。これは住んでいる方ですら、多分、全員分からないと思うんです。何が何だか、本当に初めて見る文字であったり、地域名というのがたくさんあります。中には、私がいる朝日団地というところは、看板が残っていました。地図の、この家が誰々さんだよという看板が残っていたりしますけど、それがないところは恐らく無理だと思います。 私が言いたいところは、こういう公表ではなく、こんな形にしたらどうですかというお話です。 これは、本当すみません、適当に作ったので、ただ、参考です。色を分けて学区を表示すれば分かるんじゃないかと。例えば、今後、校区、今、重富小のプレハブの件であったりとか、いろいろありますけども、何かで校区が変わったときに簡単に修正ができるわけですし、自治会が何か境界線が変わったり、自治会の減少であったりとか、人の問題も、一般質問で先日上がっていましたけど、何かあったときは地図の変更もこれならたやすくできるんじゃないかなというふうに考えております。そのため、この一般質問をしております。 この回答の中にある「問い合わせは学校教育課にて確認し回答させていただいております」。通学に関してですね。このあたりについて、時期にもよるでしょうけど、月間どのくらいの問い合わせがあるのか、教えてください。
◎教育部長(塚田佳明君) 令和3年度の実績で申し上げますと、約およそ200件程度ございました。 以上です。
◆4番(益森隆史君) 恐らく不動産屋さんも入っているんでしょう。私も問い合わせをしていますので、そのカウントの中に私もいます。 すごく、正直不便で、例えば、先ほどの地図表記にした場合に、住所を打ち込めば、ピンが刺さるわけです。それがどこの小学校で、中学校はどこだということが分かるわけですから、引っ越しをされる基準として、特に子育て世代。すごく重要視をして家を探しますので、ぜひ、前向きに検討するということを言われましたから、いいんですけども、ぜひ、実現を早期にしていただきたいなというふうに願っています。 続きまして、災害の対策というか、公告についてです。 この指定避難所であったりとか、避難所、これはWEB上で確認をしております。ハザードマップについても確認をしております。見れることは知っています。AEDも見れることは知っています。ただ、見れる場所というか、広く周知をされてないと考えているんですけど、この辺の災害対策についての周知に関して、どのようなことを具体的に行っているか、教えてください。
◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 市民の皆様への周知に関しましては、自治会の防災研修会、出前講座、訓練等において、広く周知はしております。 以上です。
◆4番(益森隆史君) 恐らく、もちろん冊子を配ったりとかされているでしょうし、いろんなことはされていると思います。ただし、姶良市は、もちろん学校もありますし、例えば、市外から来ている高校生であったりとか、帰省している、例えば、お友達であったりとか、イオン大きいのありますけど、そこに買い物に来られている市外の方に、どのように周知をすることを今までやられてきたのかを教えてください。
◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 市外から来られた方に関しましては、今年5月に実施開催しました防災フェスタ、こういったイベント等を活用しまして、市外から来られた方に防災ラジオ等の説明であったり、その他防災に関する事項について説明はいたしております。 以上です。
◆4番(益森隆史君) 恐らく私の聞きたい内容とちょっと違いました。 例えば、今、イオンに福岡から来ているお友達がいます。土砂崩れなり、大雨なり、冠水が起きております。大きな台風が来ました。地震が来ました。こういうときは、そのときに来られている、よそから来られている方は、何を指標として、何を見ればよいのか。どうやって探せばいいのかということをお願いします。
◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) その点につきましては、2月に配布しました総合防災ハザードマップ、ここに関して、WEB版で、リアルタイムで、ハザードを見れることになっております。ただし、地震、突発的な災害に関しましては、イオンに来られている方全員がパニック状態になります。ここをまず抑えることが重要になってきますので、それから次の段階へ、イオンタウンとも協定を締結しておりますので、この辺に関しましては、今後検討を進めてまいりたいと思います。 以上です。
◆4番(益森隆史君) 先ほどの校区もそうなんですけど、やっぱり、ホームページ、すごく広報は大事だと思っています。外にいる、家の中にいれば、パンフレット見るでしょうから、それは構わないと思うんですけど、遊びに来ている方だったり、姶良の人じゃない人。でも、姶良の方でも、そんなに日々気をつけていません。自分の家だったら、ここに行けばいいというのは分かるでしょうが、外に出ているときはどこに行けばいいというのは全く把握してないと考えています。なので、ホームページ等で、そこを分かりやすくするべきだなと。そこに加えて、さっき、鹿児島市の校区の話を執行部のほうからされていましたけど、鹿児島市に関しては、校区があって、タブを切り替えたら避難所であったりとか、AEDであったりというのが一括したページで見れるようになっています。そういう形でやっていかないと、姶良市は入り口がすごくばらばらでして、検索単純にしただけでは、ただの名前だけが出てくるんです。例えば、加治木体育館とか、何とか施設みたいなものが出てきても、それがどこにあるのか、全然分かりません。その辺のところを、この7月、8月、9月、台風がすごく続きますし、予測できないのが災害ですから、それまでにどうにか設備を進めていただきたい。という形で一般質問をしております。 これに対しては、そこまで予算がかからないと認識しているんですが、この辺に関してはどうでしょうか。
◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) その辺に関しましては、今後また検討して進めてまいりたいと思います。
◆4番(益森隆史君) この7、8、9であったりとか、明日恐らくまた広報について、同僚議員が一般質問でされる方がいると思うんですけれども、とにかく1個の入り口として見やすいように、またはLINEを活用するなり、何なり、人目につく方法で、市民を安全に誘導できるような仕組みが必要なんじゃないのかなと思っております。また、ここに関しても、その校区の学校区の割り振りの地図もそうなんですけど、何かしら進捗があれば、ぜひ、楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。 以上、一般質問は終わります。
○議長(
小山田邦弘君) これで、益森隆史議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時10分から開きます。なお、議員の皆様方にお知らせをいたします。11時15分より全員協議会を開きたいと思いますので、議員控室のほうにお集まりください。(午前11時00分休憩)
○議長(
小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分開議)
○議長(
小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、11番、谷口義文議員の発言を許します。
◆11番(谷口義文君) 登 壇 今日は私の一般質問ですが、多くの方々に傍聴いただき感謝申し上げます。さほど関心があるような質問ではないんですが、多くの傍聴の方には感謝申し上げます。 皆様も今朝の新聞をご覧になったかと思うんですが、5月の20日以来、鹿児島県のコロナウイルスの感染者が700人を超えて791人というふうに増えております。また、全国においても3万6,000人という数字を出しております。ちょっと最近気が緩んでいるんじゃないかなと思っております。しっかりと基本に返って、感染症対策をしっかりとっていかなければいけないと思っております。 それと、今朝の新聞で湯元市長の大人数会食の件の記事があったわけですが、市長としては謝罪、お詫びするという形をとっておられました。これはこれで評価すべきことじゃないのかなと思っております。もうちょっと早めのお詫び、謝罪がほしかったなというふうに思っております。 それでは、質問に入ります。 1問目、選挙結果について。去る4月17日に投開票が行われた姶良市長選挙、市議会議員選挙は投票率54.53%で、前回を5.39ポイント下回った。この要因は何か、今後の課題は何か。また、選挙の在り方について選挙管理委員会の権限を示せ。 2問目、市政運営について。 (1)市長選挙においては前回(平成30年4月22日執行)の選挙より市長の得票数が1,900票ほど減少している。 4年間の経験と実績がどう評価されたのか、結果をどう捉え市政に活かしていくのか見解を問う。 (2)市長選公報において「高等教育機関の設置をさらに加速します。」とあるが加速して果たして開学は進むのか。 (3)市のあらゆる事業の予算執行(業者選定や入札等)においては常に公正・公平を旨とし、差別があってはならない。見解を問う。 (4)車借上げ料について、5月18日付建設新聞の入札結果で市長車両リース契約(長期継続契約)月額5万7,600円、トヨタレンタリース鹿児島と報じている。この詳細を問う。 (5)市長は新人議員数名を個別に呼んで面接したと聞いている。果たしてその目的は。 (6)「姶良市長が大人数会食」と新聞報道されたが、令和4年第2回
姶良市議会定例会の場で、しっかり説明責任を果たすべきではないか。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 谷口議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、1問目のご質問につきましては、選挙管理委員会委員長が答弁いたします。2問目の市政運営についての1点目のご質問にお答えします。 今回の市長選挙は、厳しい選挙であったものの、私としては、1期4年間、市民の皆さまに支えられながら「すべてを 姶良市のために。姶良市民のために」をモットーに突き進んできたものであります。 しかしながら、就任2年目の途中に全世界で新型コロナウイルスがまん延し、いまだ収束していない状況であります。このような中、私はこれまで、新型コロナウイルス感染症対策を最優先し、国からの給付金のスピーディーな給付として、特別定額給付金や子育て世代への臨時特別給付金の円滑な支給を実施しました。 また、事業継続等に関する支援として、 第5弾までに及ぶ事業継続支援金やプレミアム商品券の発行、県外就学生への支援を行ったところです。さらには、困窮者等への支援として、新生児への特別支援給付や生理の貧困対策など、切れ目のない施策を講じてまいりました。 こうした状況においても、重要政策の実現に向けて、種まきはしっかりとしてまいりました。花が咲いて確実に実がなるように、着々と進めております。新型コロナウイルス感染症対策の更なる強化と、子育て世代や子どもたちが安心して暮らせるまち、安全で災害に強いまちを柱に、「成熟したまちへの成長」を目指して歩みを止めず、一歩一歩前進し、今後も市民の皆さまの期待と信頼に応えられるよう、真摯に市政運営に取り組んでまいります。 2点目のご質問にお答えします。 私のマニュフェストにおいて、若い世代の流出を防ぐ、様々な施策の一つとして、「高等教育機関の設置をさらに加速する」と掲げました。 今回の国立大学法人「豊橋技術科学大学」サテライトキャンパスの誘致実現に向けた協議を進めながら、これまでに様々な角度から実施した調査・研究の成果など総合的に判断し、さらに今回実施予定のアンケート調査の結果を踏まえて、高等教育機関の設置について、今後ともその目標に向かって、本事業を進めていく所存です。 3点目のご質問にお答えします。 本市が予算執行する事業につきましては、競争性や公正性の確保の観点から、競争入札によることを基本としております。なお、例外的に認められている指名競争入札、随意契約を行う場合には、個々の契約ごとに、技術の特殊性、経済的な合理性、緊急性等の解釈を客観的かつ総合的に判断することで、公正性、経済性を確保しております。 4点目のご質問にお答えします。 市長車両リース契約につきましては、現在、使用している車両の5年リース契約が本年10月で満了することから、新たに入札を行い、7年間のリース契約を行ったものであります。 入札の結果、株式会社トヨタレンタリース鹿児島姶良店が、税抜き月額5万7,600円で落札いたしました。 なお、現在使用している市長車両と比較すると、税抜きで月額1万1,900円、年額で14万2,800円の減額となります。 5点目のご質問にお答えします。 私は、日頃より市民をはじめ様々な方とお会いする機会を得ており、幅広く意見を伺う中から、市政へ反映させることを心掛けております。二元代表制の一翼を担う新たな議員の方にあって、面識のない方も多いことから、私自身の紹介も含め、今回、お話する機会を設けさせていただいたものであります。 6点目のご質問にお答えします。 先の新聞報道等でご指摘されたことにつきましては、市民の皆さまへのお願いの中で、言葉が足らず、また、配慮に欠けていたものであり、市民の皆さまにお詫び申し上げます。先日の市議会全員協議会において、議員の皆さまへ経緯等をご説明申し上げました後、市民の皆さまに対しましてはホームページを通じて反省の気持ちを表したところであります。 引き続き、気を引き締めて感染症予防対策、ウィズコロナ、アフターコロナの対応に傾注していきたいと考えております。
◎選挙管理委員会委員長(小倉章君) 登 壇 谷口議員の質問にお答えいたします。 1問目の選挙結果についてのご質問にお答えします。 令和4年4月17日に行われました姶良市長選挙・市議会議員選挙は、投票率54.53%という結果でありました。5.39%の投票率の低下については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響とか政治を取り巻く状況や立候補者数の減少、政治への無関心などが複合的に影響しあった結果であると考えております。 選挙管理委員会としましては、投票率向上を目指し、今後も模擬投票を含む小中学生・高校生を対象とした出前授業、選挙期間中の商業施設での啓発活動を続けていきたいと考えております。選挙前から選挙日までの間の課題の一つに、公職選挙法に抵触すると思われるビラの配布や、ポスター掲示などの情報が市民から寄せられ、これらへの対応を行うことがありました。情報が寄せられた場合は、現場確認や現物確認を行い、警察と連携をとって対処しております。選挙管理委員会としては、ポスターの撤去を行うことはできますが、取り締まる権限はありませんので、相手方が確認できた場合には、選挙制度の説明や指導を行っております。 以上、お答えといたします。
◆11番(谷口義文君) この1問目の選挙結果ですが、この件に関しては先に同僚議員の質問、答弁もありましたので、概ね理解できたというふうに思っております。 ただ、要因として上げられるのは、コロナももちろんそうですが、議員の立候補の数の減少もそうですが、やはり一番問題になってくるのは無関心ということではないでしょうか。人間腹が減るとおのずから食材を求めてスーパーに買いに行きます。ところが、選挙となるとわざわざ足を運んでまで投票所まで行って選挙をするというような差し迫ったことではないという考え方があるのではないかなと思っております。これがやはり無関心。魅力がないというのはちょっと語弊がありますが。やはりなぜそうなのかということを突き詰めて考えますと、これは私も含めて議員、市長もちろんそうだと思いますが、顔が見えない、声が聞こえない、身近に感じないというようなことの中で、じゃあ選挙の投票に行きましょうかというふうにはなかなかならないのではないのかなというふうに思っております。しっかりと市民に寄り添って市民の声を聞き、耳を傾けて、常に市民と交流するということの中から、私は投票率も上がっていくのではないかなというふうに感じております。 課題としては、同僚議員も語っておりましたが、投票所の統廃合、それと移動式投票所の開設、また商業施設での開設といったものがあろうかと思いますが、もうこの商業施設の開設、投票所の問題については、もう私も以前から一般質問をしておりますが、常に答弁は一緒。ほかの議員ももちろん質問しておりますが、なぜ進展しないのかなと思って。昨日の答弁を聞いておりますと、人員の確保が大変だというような答弁がありましたが、現実に3自治体がこういう商業施設での投票所を設置しているわけですから、もうちょっと選挙管理委員会も真剣に取り組んでいただきたい。来年の県議選には間に合うのか。また4年後の市長選、市議選を控えているわけですよ。投票率アップのためには、ぜひとも真剣に取り組んでいただきたい。この投票所の商業施設の、できることから先にやろうとしたら、やはり商業施設の期日前投票所の開設ぐらいじゃないですか。何とか次の選挙には間に合うように、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っております。 それと、答弁書の中で、選挙管理委員会は権限がないというような答弁をいただいておるわけですが、今回の市議選、市長選において何かしらの選管としてビラ、ハガキ、ポスター、諸々の選挙前から選挙期間中までの間に警告なり注意なりのそういったポスター、ビラ、ハガキ類のものがあったのかどうか。そこのところをお知らせください。
◎選挙管理委員会委員長(小倉章君) 事務局のほうから答弁いたします。
◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) 選挙管理委員会事務局長の福留でございます。よろしくお願いします。 今議員ご質問のあったビラ、ポスターなんですけど、情報としてはたくさん寄せられたところでございます。ただ、現物として確認できたのが、市長選においてビラが11件、ポスターが1件、市議選においてはビラが13件、ポスターはゼロ件でございました。 以上でございます。
◆11番(谷口義文君) それは数字ですから。じゃあ、そういうものについて警察と連携を取って、警察のほうはどのような判断を下したんですか。
◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) ポスターについては我々のほうで、選挙管理委員会のほうで撤去命令というのが出せますので、出したものは1件ございました。ビラについては権限のほうが警察のほうに移るもんですから、警察のほうと連携を取って、ただ、ビラについてもどこまでが抵触するのか、文字の大きさでありますですとか、あと出した時期、それとバックの色、そういったものがいろいろ加味されてきているようですので、警察のほうと連携を取ってそういう情報を受け渡して、あとは警察のほうで適切に対処されたというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
◆11番(谷口義文君) 選管としては、そのようなポスター、ビラについてを市民から情報が寄せられた場合、現物を見て指導ということは選管のほうではこれはできるわけですか。
◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) 確認をとって警察と連携をとって、これは我々のほうポスターでしたけれども、ポスターのほうについては1件、事務所のほうに連絡をして指導したところでございます。その指導に従っていただいたところでございます。 ただ、ビラについては、選挙管理委員会のほうからそれぞれのところに取るような行動というのはしていないところでございます。 以上でございます。
◆11番(谷口義文君) 選挙のあり方は警告、指導、その辺がきてもこれはそれで終わってしまうんですね。やったもんが勝ちですよ。やったもんが勝ち。だから、そういうクリーンじゃない選挙というのはこれは選挙じゃないというふうに思っております。今回の選挙は終わったわけですが、市議選、市長選。次のまた県議選、4年後のまた市長選、市議選と選挙はまたあるわけですが、しっかりと選管としても警察と連携をとって、しっかりと対処していただきたいというふうに要請をしておきます。 最後に、この選挙関係でどうしても選管にお聞きしたかったのは、市長選で488票。議員選で876票の無効投票というのがあるわけですよ。すごいなと思って、この数は。もちろん持ち帰りが2あったというふうになっておるわけですが。 この無効と判断されたものはどのような判断だったのか、お知らせください。
◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) 無効票についてのお問い合わせですけれども、無効票については、所定の用紙を用いないもの、あと候補者の氏名。これを氏名以外を記入した場合。あと、候補者の氏名に多事記載。ほかのことを書いた場合ですね。あと、一般の投票用紙に複数の候補者を書いた場合。複数の政党名を書いた場合。あと、候補者の氏名を自書しない。候補者でない方を書いた場合。あと、候補者の氏名の確認のしがたい部分、そういったものを無効票という形で提示しているところでございます。 以上でございます。
◆11番(谷口義文君) これは無記名ですから誰が書いたか分かりませんが、非常にふざけた人たちが多いなというふうに思っております。 それと、今回の投票率のアップに寄与したのは、ここにいらっしゃる名前は言いませんが、新人の議員が相当な票を取っておられます。ということは、その人のために投票所に行って選挙をした人がいるということですよね。4,300票ですか。それは非常に投票率アップにつながったのではないかなと思っております。もちろんその候補に投票した4,300票の票が市長選、どちらの方に票が投じたかは、これはもう想像するしかありません。 次は、市政運営についてに入ります。 次は、市長にお伺いするわけですが。要旨の中で述べておりますけれども、市長、前回よりも正確には1,914票、4年前より票が減少しているわけです。4年間の経験と実績というものの中でのこの票はあまりにもちょっと減少しすぎじゃないかなというふうに感じるわけですが、市長の考え方をお伺いいたします。
◎市長(湯元敏浩君) 4年に1回開かれる市長選、市議選でございます。そのときの社会情勢、そしてまた年代構成、そういったものも随分違ってくる中での選挙でございますので、票数、票差、そういったものには浮き沈みがあると私は理解しております。 しかしながら、私には1万7,000人以上の方がお名前を書いていただいた。その方々の期待に応えるための市政運営、そしてまた反対投票を投じた方にも私がこの次の4年間で実績を示しながらぜひ評価をしていただくような形で努力をしていきたいと思っております。 私にとっては、これは唯一の言い訳でございますけれども、やはり半分以上がコロナ対策というところで皆様と交えることができなかった、様々なイベントや行事が中止となったというところでおいて、様々な批判と判断が下されたのではないかということも私にはちょっと残念だったと思っているところでございます。
◆11番(谷口義文君) コロナ禍のものももちろんそれは要因の1つかもしれませんが、先ほどの選挙結果で申し上げましたように、やはり顔が見えない、声が聞こえない、身近ではないというようなものをこの4年間の実績の中での市長の評価になっているのではないかなと思っております。ちなみに4年前は対候補と2,590票、今回は1,884票の差でありました。市長が公約は9項目挙げられております。相手候補は7項目挙げておられます。相手候補もそれなりの市民の付託を受けている、票を取っているわけですから。相手候補の公約というものもありますから、それもまた1つ参考にしながら市政に生かしていただきたいというふうに思っております。市長、どうお考えでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) 姶良市のために、姶良市民のために私はモットーとしてやっております。それに合致するものであれば、参考にしたいと思っております。
◆11番(谷口義文君) 了解しました。 それでは、市政運営についての高等教育機関設置について質問をいたします。ちょっとこの質問に関しては非常に問題点があるのではないかなと思っております。昨日、一昨日ですか、の同僚議員の質問に豊橋技術科学大学の件が突然一般質問の中で出てきたわけですね。今回高等教育機関設置に関しては4名の議員が一般質問をこれは出しております。なぜ、その前にこの豊橋の大学の問題は、私が聞いたところによりますと、6月の24日に市長は事務局、議長に一応話をされているというふうにお伺いをしております。もちろん一般質問も4人出しておりますし、今回補正も出ているわけですよね。となると、補正の審議の内容も変わるし、一般質問の再質問も変わってくるわけですよ。こういう豊橋のものが突然一般質問の中で出てくると。その辺のところなぜ全員協議会の中で豊橋の大学の件の説明がなかったのか。市長、よろしくその経緯等も含めて説明をお願いいたします。
◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 先ほどの先日の一般質問の回答の中で、異例ではございましたが、豊橋技科大のことの進捗をお話ししました。この件に関しましては、事前に全協にての説明をお願いしたところでございますが、議会側のご都合によりまして、それはできないということで一般質問の中で回答するようにという指示をいただいたところでございます。 以上でございます。
◆11番(谷口義文君) 議会側のというようなことを言われましても、我々はそれこそほとんどの議員は一切そういうことは知らないんですよ。なぜ一般質問が始まったのが今週の4日月曜日ですよ。月曜日の一般質問の前9時ごろからでも、これは全協で豊橋のこの大学の件は説明すべきですよ。そうすると一般質問の内容も変わってくるし、先ほどから申し上げますように委員会での補正予算の審議もこれは変わってくるわけですよ、なぜそこをしっかりと。議会の都合とおっしゃいますけど、我々は初めて聞いたんですよ、4日の日の一般質問の答弁の中で。ちょっとおかしいんじゃないですか。
◎副市長(宮田昭二君) 私ども執行部としましては、議会側のほうにその全協の設置をお願いしたところでございまして、お時間のほうをいただくようにお願いいたしております。それに対しまして、議会のほうから正式にそれはできないという回答をいただいておりますので、私どもはそれに従うしかなかったということでございます。
◆11番(谷口義文君) 副市長がそういう答弁であれば、この件に関してはしっかりと一般質問が終わってからでも議会の中で、全員協議会の中でもこのことは話題になるでしょうし、検討していかなくちゃいけないなというふうに思っております。 私は大学誘致を進めるなというようなことではないんですよ。ただ、この4年間漠然とだらだらして、計画性にも乏しい、そういうような調査研究を重ねてこられたから、私は今回の質問でもういい加減にしなさいというような質問を用意しておったんですよ。もういい加減にしなさいと。4年も過ぎたと。どれだけの予算を使うのかという質問を想定しておりましたけれども。豊橋のうんぬんというものが出てきましたから、市長の答弁にありますようにしっかりと誘致か新設か、年内に見定めるということですから、そこを信じて一応この件に関しては結果が出るまでもう少し議会の中でも様子を見ていこうというふうに思っているところであります。 ちょっと時間がきておりますから次に移ります。 3番目のこの予算執行の問題をなぜ当たり前のことを、なぜここで取り上げたかとこれは申しますと。いいですか、これは日にちも申し上げませんし、場所も申し上げません。名前も申し上げません。ただ言えることは、ある建設業者の社長が、ある場所でこういうことを発言しているわけです。今回市長選で、湯元市長を応援しなかった業者に制裁を与えると、徹底的にやると、ノーサイドじゃ済まさないというようなことを話をしているんですよ。これはそこに居合わせた業者から既に証言は全て得ております。こんなことがあっていいものか。これは選挙に応援しなかったからの報復ですよ、圧力ですよ。こんなことを1業者が平気で言うなんて、とんでもないことですよ、これは。その社長が自分の考えで言ったのか。どこかに言うべき布石があったのか。そこは想像しかないわけですが。こういうことを簡単に、怖いですよ、こういうことを言ってくるなんて。だから、私はあえて当たり前の予算執行は、当たり前の答弁のとおりだと思っております。 ただ、今の話を聞かれて、市長どういうふうに感じられましたか。
◎市長(湯元敏浩君) 私はそういう事業主の方がそういう自分たちの集まりの中で言われたっていうのは一言も聞いたことがないので、事実かどうかは把握できておりませんが、もしそういう発言があるのであればそれはとんでもないことでございまして、行政といたしましては公平公正に様々な入札等々を行っていきたいと思っております。
◆11番(谷口義文君) 市長の言われるとおりだというふうに理解しております。ただ、そういう業者が、ある建設会社の社長が言うたようなことはこれはあってはならないこと、決してあってはならないことだというふうに思っております。 時間も迫っておりますから、次の車借り上げ料の件について質問をいたします。 今回、当初の予算で106万2,000円という車借り上げ料の予算が出ているわけですね。我々は車借り上げ料というものの中での理解は、今現在市長が使われておりますクラウン。クラウンの借り上げ料だというふうに思っておったわけですが、質問の要旨で述べましたように、5月の18日付けのこの建設新聞にアルファードの契約がなされているというのが新聞に出ていまして、何だこれはとびっくりしたところであります。予算を分析してみますと、クラウンは平成29年10月4日から平成34年10月3日までの5年契約、今度のリース契約のアルファードは令和4年10月4日から令和11年10月3日までの7年間の長期継続契約というふうになっているわけですが。クラウンは5年の間に走行距離も調べてみましたら3万kmぐらいしか走っていないんですよ。まだ十分走れる車だと思っております。なぜクラウンをあと2年ぐらい延長して再契約して、これは使わないのか。なぜアルファードに乗り換えるのか。これ新車価格が557万3,000円ですよ、アルファード、2,500cc、7人乗り。今それこそ燃料が上がり、食材が上がり、賃金は上がらない。皆さん生活に苦労していらっしゃるときに、なぜこういう高額な車に乗り換えられるのか。また、しっかりと議会にもこの報告をなぜされなかったのかお伺いいたします。
◎総務部長(髙山八大君) 今の件、お答えいたします。 まず、この今使っておりますクラウンのリースにつきましてですが、昨年の9月の28日の決算審査特別委員会の中で、いわゆるクラウンのリース料が平成29年からで5年間で満了になりますという委員会の中での説明はいたしておるようです。 もう1つ、車両の車種を変えたという部分につきましてですが、あの市長、議員の皆様もご存じのとおり、なかなか休みが取れない。職員につきましては、基本的には年間土日、あと祝祭日を含めて120日以上の休みがあるわけですけれども、コロナ禍になりましてかなり出張、特に遠方の出張等は減っておりますけれども、コロナ蔓延前の平成30年、このときの集計を取りますと、年間のいわゆる公務が全くない休みというのが55日であります。そういった部分の市長の体力的な部分でありますとか、あと県外等に飛行機で行けない場合には車で行く場合も多うございます。中には出張先で場所を変えることもありますので、公用車での移動というのもありますので、事故等の安全性の確保でありますとか、あと業務によっては車中でいわゆる待機をしなければならない。もしくは、着替えをしなければならない。そういったものもございます。そういったもろもろのことを考えたときに、クラウンという車種ではなくてもう少し大きいワンボックスのタイプの車がいいのではないかという判断をしたところです。 ただ、リース料につきましては、今議員の皆さんたちに認めていただいている予算の範囲内で何とかならないかという部分とあと今、議員が仰せのいわゆる環境に配慮したものというのも考えましたので、ハイブリッド車ということで車種を想定しまして今回リース契約により7年リースにしたところであります。 以上です。
◆11番(谷口義文君) 当初の予算が106万2,000円出されたときの借り上げ料の中に、現在使っているクラウンのリース料も入り、なおかつ10月4日からのアルファードの月々の支払いの使用料も入っているわけですよね。ということは、既に2月の時点でこれは見積もりをとられておったからこそこの予算は出てくるわけですよね。そうですよね、部長、そうじゃないですか。
◎総務部長(髙山八大君) この件につきましては、担当課長に答弁させます。
◎総務部秘書広報課長(別府伸二君) 秘書広報課別府と申します。よろしくお願いします。 予算につきましては、例年当初予算を10月から12月に編成するわけですが、その期間中に参考見積を徴収し、予算計上したところでございます。 以上です。
◆11番(谷口義文君) 既に現在のクラウンの後にはアルファードに乗り換えるという中でこれは既に予算計上してあるんですよ。我々じゃあ議員は知っていましたか、5月の18日の建設新聞で初めて市長車の車がアルファードに変わったんだと、契約したんだというのは。ほとんど知らないはずですよ。私も建設新聞で初めて知りました。なぜこれは大事なことですよ。やっぱり議会にはクラウンの後はこういう車に乗り換えますよということのこれは説明をしっかりと果たすべきじゃないですか。
◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。 確かに予算の範囲内で、いわゆる当初から5年間でリースが切れるということにはなっておりますので、その範囲内で車を替えるということについての事務方の判断ではありました。議員仰せのとおり、事前に委員会等の中でこちらのほうで説明をすべき部分であったのではないかなと感じるところではあります。
◆11番(谷口義文君) 今、姶良市議会の議長が市議会の議長会があるときに、どういう車で議長会に出席しているか分かりますか。部長、分かりますか。二十何万km走ったナビも付いていない昔のプリウスですよ。そんな車に議長は乗って、鹿児島、あとは市議会議長会の会に出席しているんですよ。そういうことも考えられなかったのですか。ほかのところがいい車に乗っているから車を買い替えてくれということは言いませんよ。現状は、議長たるもの市長と同じ選挙で選ばれた議会の長ですよ。その長が乗る車が二十何万km走って、ナビも付いていない。乗ってみてくださいよ、見てくださいよ、そんな車に議長は乗っていっているんですよ、今でも。どう思いますか。
◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。 今議長車の状況につきましては、私、存じ上げませんでしたので、今初めてお聞きすることになりました。当然、市を代表する市長、あと議長ということになりますので、一定のバランスは必要な部分はあるかと思います。あと議会事務局からのいわゆる予算要求、そういう部分も含めまして、予算査定の中で検討してまいりたいと思います。
◆11番(谷口義文君) 557万3,000円という車に乗るなとは言いませんよ。まだそれよりもう少し、もう少し同じ7人乗りでももう少し低価格の車もあるはずですよ、7人乗りで。そうした場合には、200万円ぐらいの議長が乗る車も買えますよ。議長専用の。だから、そういうところもしっかり今後は検討していっていただきたい。そして、このような時期に一番皆さんが辛い思いをしているこの時期、財政難の時期に、やはりこれだけの車に乗り替えるということであれば、しっかりと議会にも説明して理解を得られるというものをしっかり作っていただきたい。そうでないと、ほかにもここにおる議員も含めて、傍聴の方も含めて、これを聞いていらっしゃる市民の皆さんもびっくりされますよ。そうじゃないですか。しっかりと今後は説明責任を果たしてほしいということを要請して、次の質問に入ります。 市長、なぜ新人議員を個別に面接に呼ばれたんですか。 次の質問に入りますが、なぜその新人議員を個別に呼んで面接をされたのですか。そして、新人議員は今回8人おりますけれども、8人全員呼んで面接をされたのですか。
◎市長(湯元敏浩君) これは全く他意はなく、私の本当にしゃべったことのない、語り合ったことのない方がいらっしゃったので、どうですか、一緒に会話しませんかというお気持ちでお呼びしました。当然、夜にお酒を飲みながらということは不謹慎でございますので、お昼間に。一番分かりやすいのは市役所内であろうということでお呼びいたしました。 そして、お名前はあれですが、お二方は前から存じ上げておりましたので、いろいろな場面でいろいろな会話はさせていただいておりますので、お二方は特にお時間を割いていただくということは特になくてもいいかなと思っていて、6人の方とお話しをしたことでございます。 以上です。
◆11番(谷口義文君) 利益を追求する民間会社の社長が面接をされる、何のために入られたんですかと。それは当然のことでしょう。ところが市長も議員も同じ市民から選挙で選ばれた議員ですよ。その議員をなぜ市長が面接するような権限があるのか。これは私の考え方が正しいのかどうかというのは分かりませんが(「市長、資料を出さんね」と呼ぶ者あり)
○議長(
小山田邦弘君) 傍聴席の方にお願いいたします。私語は。
◆11番(谷口義文君) これは市長という立場であれば、やはり新人議員はこれは市長から呼ばれたんだということでびっくりしますよ。何のことだろうと。大体議員は履歴も出しているし選挙に出ているわけですから名前も顔も分かっているわけですよ。そこを1回1回個別に面接するなんて、これは優越的地位の濫用というのは乱暴な言葉ですが、優越的地位の行使ですよ。市長から呼ばれたといえば新人議員、やはり何だろうと、これはやっぱりびっくりしますよ。よろしくお願いしますね、協力してくれますねというふうにもとれますし。私は新人議員から聞いていますよ。どういう会話をしたかということも。なぜ議員になったのかとかそういうようなこともお話しになったと面接の中で聞かれたということですが。こんなこと市長であれば何でもできるなんていうのはとんでもないことですよ。私はこういうことは市長としてすべきことじゃない。ましてや新人議員には副市長の宮田副市長が電話をしたみたいじゃないですか。そうでしょう、副市長。あなたが電話を入れたんでしょう。そして、市長が面接したんでしょう。なぜ副市長がその電話をするんですか。市長が自ら電話すればいいんじゃないですか。
◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 先ほどの市長答弁にもございましたが、特段の意図をもってお呼びしたわけじゃなく、新たに議員になられた方で市長との話が今までになかった方々に市長がご挨拶をする意味を含めまして今回寄っていただいたわけでありますが、私が仲を取り持ったのはやはりスケジューリングがあります。議員の方々にいついつ空いているかということを確認する理由がございましたので、私のほうで段取りさせていただきました。 以上でございます。
◆11番(谷口義文君) 何でもなかったというのは、それはきれいごとですよ。やはり市長が新人議員に面接をする、会いたいと、1対1で話をするというのは、新人議員はやはり萎縮しますよ、これは。だからこそこれは市政について、やはり新人議員はいろんな今から頑張っていこう気持ちを持っている議員が市長から呼ばれたことにおいてどういう思いを持っているのか。これは計り知れないほどの私はものがあったのではないかなと思っております。こういうことは断じて今後やってはいけないと思っております。市長、どうですか。
◎市長(湯元敏浩君) 全く他意はなく、本当にお互いを知り合いたいということだけだったんですけど、そういう見方、そういったうがった見方でされるのであればこれから慎みます。 以上でございます。
◆11番(谷口義文君) 他意がなかったというのは、これはきれいごとであって、本当に言葉のきれいごとですよ。だから、そういうのは今後はしっかりと謹んでいただきたい。 最後になりますけれども、冒頭でも話をしましたが、市長の大人数会食、しっかり謝罪をされているということですが、今後はしっかり慎重な行動をするというようなことを申しておられますが、全てにおいて全てにおいて慎重な行動をしていただきたいというふうに要請しまして、私の一般質問を終わります。
○議長(
小山田邦弘君) これで、谷口義文議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後2時01分休憩)
○議長(
小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時14分開議)
○議長(
小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、12番、馬場修二議員の発言を許します。 傍聴席の方、私語を慎んでいただきますようお願いします。
◆12番(馬場修二君) 登 壇 皆さん、こんにちは。議席番号12番、加治木校区の馬場修二でございます。 先輩議員の後で、飲まれそうな雰囲気でありますが、ここから私の時間といたします。しばらくお耳をお貸しください。 はじめに、私の自己紹介をしておきます。私、今回、初当選でございます。 私、三拾町で生まれ、鍋倉で育ち、現在、木田に住まいを構えて18年になります。この4月の選挙において、この壇上に送り出してくださった、まず地域の方々、そして広く姶良市内のご支援くださった皆様、そして何より今回、初めて投票所に足を運び、1票を投じてくださった方々に心から感謝申し上げたいと思います。 この4年間、皆様方の故郷である姶良市のため、しっかりと責任を果たしてまいりたいと思う所存です。 私のモットーは柔軟性とフットワークと自負しております。地域づくりは人づくりと言われますが、人の意識として、まず地域離れが進み、さらにはコロナ拡大によりこれまでの常識が崩れ、自助・共助・公助と言われる中の共助の取組が非常に難しくなっておると感じます。 そこで、人づくりは地域づくりという考え方で、私、まずは自分の身近な校区からと思い、加治木校区コミュニティ協議会で地域づくりをまず実践しているところであります。これまでの営業を通しての経験、子育て世代の代表としての経験、さらには校区コミュニティ協議会で培った地域からの視点を生かし、提案をしていきたいと思っております。今後、研究と学習を重ね、地域と地域、校区と校区、そして何よりも人と人のつながりを大切に、活性化を目標と定めております。 さて、議員となり2か月、初めての一般質問になります。まだまだ勉強不足も多々あり、持ち時間30分も必要ないかもしれません。そこは皆様方の広い気持ちで受け止めていただきたいと思います。 また、私、第2次姶良市総合計画策定時、審議会副委員長として携わらせていただいております。そのような経緯もあり、確認の意味も含め、今回、通告書に基づき質問させていただきます。 それでは、質問に入ります。 質問1、市長から見る姶良市について。 市長は、再選を果たされ、志新たに施政方針を述べられたと思います。施政方針の冒頭で、未熟な部分が残っていると言われました。これは、以前から言われてたことと記憶しております。外から姶良市を見て感じ、さらに姶良市のリーダーとして4年間の舵取りをした中で感じてのことと想像するところです。 さらに、住みここちランキング総合1位を今後も死守するための施政方針と受け止めております。まちづくりは、行政・職員・議会だけで行うものではなく、広く市民の協力を得て行うものとして私は考えているところです。そこで、以下について伺います。 要旨1、早急に取り組んでいかなければならない未熟な部分とは何でしょうか。 要旨2、ハード面のみならず、ソフト面などで市民へ大きく協力を求めることはないか。 質問2、高等教育機関設置について。 高等教育機関の創設は、重点プロジェクトの一番上に掲げていらっしゃいます。また、市長1期目からの公約であり、注目も非常に高いですが、市民の期待度は少しずつ低下も見られているのも事実でございます。また、設置に関してはまちづくりにも大きな影響を与えると、私は考えております。そこで、以下について伺います。 要旨1、公約達成までどれくらいの期間を考えているのか。 要旨2、令和3年度実施した意向調査に関して委託業者の選定はどのように行ったのか、また、意向調査結果は十分であったか、伺います。 要旨3、設置方向の一つとして高校と連携した学園構想などは検討しないのか、伺います。 以下、一般質問席にて行います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 馬場議員のご質問にお答えします。 1問目の、市長から見る姶良市についての1点目のご質問にお答えします。 本市は、子育て世代の転入や企業誘致による雇用の創出などにより、県内の市で唯一人口が増加しております。 一方で、これまで田畑であった場所がみるみるうちに住宅地に変貌したことで、排水対策が追いついていない状況が見受けられます。 また、子育ての分野に関しましては、安心して子どもを育てることができる環境整備と、子育て世代を全面的に支援する環境づくりが急務であります。 さらに、立地適正化計画における都市機能誘導区域として位置付けた加治木駅周辺や大型商業施設の進出に伴い、本市の顔となる帖佐駅周辺、さらには錦江湾国立公園をはじめ多くの観光資源を有する重富駅周辺のそれぞれの駅を中心としたまちづくりなど、インフラ整備を含む市全体の姿が地理的な利便性による人口の増加に追い付いていない部分がいまだに多くみられます。これは、まだまだ成長する伸び代がたくさんあるということでもあります。この伸び代を最大限に生かすことで、さらに安全で安心した、暮らしやすく、住みやすい、成熟したまちへの成長につながるものと確信しております。 2点目のご質問にお答えします。 市政運営において重要なことは、私や全ての職員が市民に寄り添う気持ちを最優先にしながら企画立案能力を高め、どうすれば市民の力、市全体の力を活用できるかという視点を持ち、実行していくことであります。このことが行政に対する市民からの信頼と市政への協力につながり、そして市民と行政がパートナーとして対等の立場で責任を共有し、連携できる体制が構築できるものと考えております。例えば、昨年度は複合新庁舎の基本設計や新たな過疎計画の策定に当たって、市内の高校生をはじめ幅広い年齢層の方々に参画していただき、その中での意見等を反映すべく取り組んだところです。 また、本年度は、帖佐駅前周辺の市街地の構想について、一体的なにぎわいのあるまちづくりの方向性を模索するため、若手職員による庁内プロジェクトチームを設置しました。この会議で出された意見等については、さらに庁内会議で協議・検討を重ね、取りまとめた後、市民や事業者の方々の意見等をいただく方向で考えております。 市としましては、今後とも市民と行政が様々な領域において、それぞれの特性や能力をまちづくりに生かせる場を設定し、市民参加型のまちづくりを推進してまいります。 次に、2問目の、高等教育機関設置についての1点目のご質問にお答えします。 高等教育機関の設置に関しましては、第2次総合計画にも重点プロジェクトとして位置づけており、今回の国立大学法人豊橋技術科学大学とのサテライトキャンパス構想を進めながら、これまでの調査・研究やアンケート等の分析を行った上で、年内において新設や誘致を含めた一定の方向性を見定めるものと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 昨年度実施しました首都圏等の高等教育機関にかかる意向調査につきましては、公募型プロポーザル方式により、事業者選定を行いました。この調査につきましては、首都圏の大学や短期大学、さらに全国の学生が4,000人以上いる規模の大学、合計で348校を対象に実施し、105校からの回答をいただいたところです。回収率30.2%の結果につきましては、大学側の実際の声をいただけたことは非常に有効な調査結果が得られたものと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 現在、大学等と高等学校が連携協定などを締結するなど、様々な動きもみられることから、高等学校との連携については今後とも研究してまいります。 以上、お答えといたします。
◆12番(馬場修二君) 次の質問に入ります。答弁の内容が重点プロジェクトの内容となった理由と捉えてよろしいでしょうか。
◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) 確認のため、反問権、よろしいでしょうか。よろしいですか、議長。 今のお尋ね、もうちょっと、できたら具体的にお願いいたします。
◆12番(馬場修二君) 例えば、答弁にあります排水対策等は重点プロジェクトに入ってないんですが、総合計画、防災・減災計画に含まれていると捉えてよろしいでしょうか。それ以外の公約の部分は高等教育設置をはじめまちづくりが重点プロジェクトと上がってきたというふうに捉えてよろしいでしょうか。
◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) お答えいたします。 まず、帖佐駅前の関係は、駅前のまちづくり推進ということで重点プロジェクトでございます。 また、排水路の整備事業については、第2次総合計画の前期基本計画6本の柱の中の安全安心ということで、そちらの中で位置付けられております。 そして、また高等教育については、議員おっしゃるとおり重点プロジェクトの中で位置付けられております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 確認取れました。 それでは、次なんですが、市民に協力を求めるという中で、参加してくださいっていう協力だけではなくて、こういうところはちょっともうしばらく我慢してくださいっていうような協力を呼びかけるようなことはないでしょうか。例えば、先日ありました、今、新庁舎建設における工事に関する部分のやっぱり近隣のところですね。ここは補償がないというようなことで答弁があったわけなんですが、その期間はあまり迷惑をかけますと、ちょっと我慢していただけませんでしょうかというような、それもひとつ協力だと、市民の協力が必要になってくるんだと思いますが、そういった部分の協力等はございませんでしょうか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) お答えします。 庁舎建設につきましては、長期にわたることもございますので、なるべく細心の注意を払いながら工事は行っているところですけれども、どうしても騒音振動等は長期になりますので、お願い、ご理解、ご協力のほうをお願いしていくという形で考えております。 以上です。
◆12番(馬場修二君) あとは、我慢を協力っていうのはなかなか言えないところではあるんですが、過去におけるいわゆる市民道路ですね、ここの整備等もしてはいるんですが、やはり当時、住民の要望には的を得ていない改修等があったりとかしてるところもございます。こういう連絡が来たときに、私はもうしばらく要望等は、意見はあげていきますので、我慢してくださいねというふうにお願いしてるのですが、そういったのの発信等はするつもりはないかというところもちょっとお伺いします。
◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 あの、質疑の内容は、道路等の要望があった場合ということでよろしいですか。すみません。
◆12番(馬場修二君) 後からちょっと質問したいと思います。 縦割りなので、どうしてもこういう形になってくるのかなというところでございます。 姶良市内広く、やっぱり把握していくと、情報を共有していくと、道路だけではなく、いろんな部分でやっぱり市民の協力、参加してください、こういう来てくださいではなくて、こういうところはやっぱり我慢してもらえませんかというところもやっぱりあるというところです。そういったところも協力を呼びかけていただきたいというところでございます。 あと、次に参ります。高等教育機関設置についてです。 年内に方向性を示すということでございました。この年内に示せない場合、実現が困難と受け止めてよろしいでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) いえ、年内に示します。
◆12番(馬場修二君) そのお言葉をいただきたかったところでございます。 ただ、昨日、答弁の中で、豊橋の大学の話が出たわけなんですが、先ほど先輩議員もおっしゃいましたが、あの場でというのはそういうのもありかなとは思います。 ただし、そこに至るまでの経緯というのはやっぱりあったかと思います。私としても、我々としても、通告の内容にやっぱりかなり変わってきますので、そういった可能性を含めての説明が欲しかったなというところで、これはちょっと要望をしておきたいと思います。行政の長と議会というのは、車の両輪に例えられます。これ、こういう事態が繰り返されると、車の両輪というのはお互いの信用があってからこそ成り立つものだというふうに考えるところです。信用がなければあまりなかなか車の両輪にはなり切れないというところがありますので、いろいろな質問、質疑等があるのを想定しての部分で、あの場でというところもあったのかもしれませんし、タイミングもあったかと思います。そこに至るまでの経緯は必ずあったかと思いますので、そういった部分もやっぱりこちらの立場としては知り得たいなというところでございますので、そこは要望として受け止めていただきたいんですが。
◎副市長(宮田昭二君) 繰り返しになりますけども、今回の技科大の件につきまして、以前より議会のほうからは、いろんな進展があった場合には、即座に報告しなさいということを依頼受けております。ですので、今回の件につきましては、非常に重要なことであると思いましたので、協議に単についただけでございましたけども、このことを議会の方々にお示しするのが筋だろうということで、まずは一報を議会のほうに入れようという考えでございました。その意味を持ちまして、全協の場においてご説明しようという努力はしましたけれども、それがかなわなかったということでございますので、その点につきましてはご理解いただきたいと思っております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 勘違いしないでいただきたいと思います。私、十分理解してまして、今、たった今、スタートに立った時点というふうに受け止めているところでございます。今後、どういうふうになるかというのはまた今後、動向を見ていきたいというふうに思います。 2番目の質問に関してです。今回の意向調査で得た実績、成果等、何があるでしょうか。
◎企画部長(今別府浩美君) ただいまのご質問につきましては、担当課長のほうから答弁させます。
◎企画部次長兼高等教育機関
企画課長(猪俣志郎君) 高等教育機関企画課、猪俣と申します。よろしくお願いいたします。 今回のアンケート調査によって得られたものといいますと、やはりこの学生を集める中で、首都圏の大学がいかに地方にサテライトキャンパス等で進出をするかというところを具体的にお聞きしまして、実際、そういう予定は今のところないが、今後、考えてみたいという大学が数校あったことが、まずは効果であったと考えております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 設問の内容について、業者さんとの打ち合わせ等はありましたでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関
企画課長(猪俣志郎君) 大学について、アンケートの項目につきましては、これは最低聞きたいというのはこちらが作りまして、その上で選定された事業者のほうにも相談をしまして、一緒になって考えて決めたものでございます。 以上です。
◆12番(馬場修二君) 今回の選挙で、湯元市長が当選されて、この事業というのは進んでいったわけですが、どうしても性格上、リスクっていうのも考えるところでございますけれども、相手候補はこの設置についても反対、即中止というふうにおっしゃってました。万が一ですが、相手候補がもし当選されてた場合、この調査結果、データというのはどのように処理されるのでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関
企画課長(猪俣志郎君) 新しい市長になられたときのことについては、もう想像でしか言えないことですけれども、我々は当然そういうことも加味しながら、結果がどうであろうと、それは企画部内で、市全体でその結果について有効に使っていこうという共通の認識、少なくとも企画部では思っておりました。移住定住の問題であるとか、デジタル社会の問題でありますとか、あと地域課題の解決につきましても今回の大学の構想を通して見えてくるものは多いと思いますので、そのような捉え方で、今、仕事をさせていただいているところでございます。 以上です。
◆12番(馬場修二君) 姶良市の職員の皆様方の能力の高さっていうのは、もう重々と、今まで近い立場にいさせていただいて承知しているところです。その回答がいただきたかったところでございます。 設問の中で、姶良市をよく知っているという学校が3校、位置と名前を知っているという学校が22校、名前を知っているという学校が29校あると出ております。結果でですね。姶良市にはサテライトの施設等設置を考えるかの質問に対して、検討したいという学校が2校、それから設置をしないという学校が76校あります。また今回、豊橋技術科学大学は、なぜ設置を検討されるに至ったのか、そこをちょっとお聞かせください。それと、設置をしないとなった76校は、なぜ設置をしないという回答になったのか。
◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 技科大との件につきましては、繰り返しになりますけども、これから詳細について詰めてまいりますので、この場でお答えができませんが、本市としましては、4年前に担当の部署を設けまして、高等教育化の設置に向けてアンテナを張り巡らせて、活動しておりました。それに対しまして、技科大のほうにつきましても、やはり全国の大学の動向と、それから少子高齢化、様々なことを考えられて思惑をお持ちだと思います。その思惑が一致した結果が今の協議に入っていく緒についた結果だと思っております。 以上でございます。
○議長(
小山田邦弘君) 技科大以外の答弁が抜けております。アンケート結果の。
◎企画部次長兼高等教育機関
企画課長(猪俣志郎君) 設置をしないと答えた大学ということは、なぜしないのかというところだと思うんですけども、今、大学は非常に学生集めに苦慮しておりまして、今、その地盤を固めると言いますか、そういうところで経営を非常に厳しい中でされております。そういう中で、サテライトキャンパスを出すということは、今のところ、もう全く考えていないという大学も多うございました。そういうところが主流であるということで、大半の大学が考えていないということになったと考えております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 大学、高等教育機関の設置についてというのは、動向を見ていきたいです。 私が聞きたいのは、冒頭挨拶で申し上げたとおり、地域づくりに関してのところでございます。ここで、なぜ姶良市を知らないのか、知らないところがほとんどだと思うんですね、鹿児島の小さなまちですから。数年前、私、今の仕事をするときに、2年間ほど県外の研修に3か月に一遍、全国から集まって行っておりました。誰ひとり姶良市として知らないんです。こういう設問を、なぜ姶良市に注目したのか、こちらからアプローチしたというはあるのかもしれませんが、そこに姶良市のトップセールスに関するヒントもあるような気がします。市長は東京から来られてのところですが、もう既に内輪の人間です。外からの部分で姶良市がどのように見られてるのか、それが地域づくりのヒントになるような回答が得られたかもしれないと。聞いてないので、私も想像でしかないんですが、そういった部分でひとつ聞いてほしかったなというところです。大学経営に関してだけではなかったのかなというふうに感じるところでございます。 ただ、先ほど広くこのデータは課を超えて使わせていただくと、そういったところも想定して聞いているというところで確認は取れてますので、今後、そういうところを生かしていただきたいと思います。 次に入ります。 県内の大学がいくつかあるわけですが、自宅から通学してる生徒、学生、たくさんいます。それにもかかわらず、やはり就職というのは県外に出ていきます。この現状をどう考えて、改めて、この高等教育機関の設置・誘致を重要事項に掲げる意味を示していただきたいというふうに思います。
◎市長(湯元敏浩君) 姶良市は人口が増えているんですが、15歳から24歳の部分ががくんとV字で減っている部分が統計として見られます。これは、やはり鹿児島市、霧島市に近いという、便利である地のデメリットだというふうに思っています。学校、高校時代から、そしてまた大学も鹿児島市に行くという子が多いというところも現実としてあります。 しかしながら、これが県外へとか、あと東京・大阪といった大都会へ出ていくのをどうやって防ぐかという中で、地元で働きたい中で、やはり地元と言うと、鹿児島市の高校や鹿児島市の大学行ってても地元というと姶良市という子たちがいっぱいいますので、やはり地元で学んで地元で働くということを定義づけて、地元でも高等教育機関で学べるんだということが一朝一夕にはできませんが、やはりそこに学校があることで小さいときからの進学先、小さいときからの目標というものが自ずと地元志向になっていく方もいらっしゃるかと思っております。
◆12番(馬場修二君) ちょっと前後するかもしれません。 今回、豊橋技術科学大学が誘致という方向で、一番近いところにあるのかなというふうに思います。ただ、意向調査の結果で検討したいという学校が2校ございました。この2校に対して、今後、どのように対応していかれるのか。今、これからの時代、リモート受講という方向もあります。ぜひ姶良市に来たいと、設置を考えたいといったところになった場合、どういう方向を取られるのかというところをちょっとお聞かせください。
◎市長(湯元敏浩君) 現在、緒についた豊橋技科大との連絡協議会、そういったものを一つのエンジンとして走らせながら、1つはこうやって協力していただいた大学、そしてまた姶良市のサテライトキャンパスも考えているよと意思表明をしていただいたところには、一度、接触したいなと思っております。今、どのようなお気持ちで、そしてまた姶良市というものをもっとPRすることができるのではないかと思っております。 先日ありました林業大学校も含めてできる限りの高等教育のところに間口を広げて、そして姶良市の市益になる、そして姶良市の若い人たちの非常に目標になる、そういう高等教育機関であれば誘致していきたいと思っております。
◆12番(馬場修二君) 前向きなご答弁いただきました。 あと、今年もアンケート調査をまた、高校2年生、それからその保護者ということで、一応検討されてるようですが、ここもアンケートの内容というのは業者と打ち合わせがあるんでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関
企画課長(猪俣志郎君) お答えします。 一応、案的なものにつきましては作成はできておりますけれども、今後、決まる事業者のほうとそこは確認をしながら、例えばあまりアンケートを答えてもらうために長々と質問をするわけにもいきませんし、あまりにも簡易なものでもいけません。その辺を勘案しながら一緒に協議をして詰めてまいりたいと考えております。 以上です。
◆12番(馬場修二君) 例えばなんですが、学生から見た姶良市、これがまたどういうふうに見られてるのかというのを、せっかく予算を使ってアンケートを取るわけですから、姶良市の魅力は何ですかとか、姶良市に足りないものは何ですかとかというのは、高校生の目から見て、どういうふうに見られるのかっていうのをまた知る機会、それからそういうところがもし市政でいかされるのであれば、先ほどから一般質問でもあったように、自分の意見が行政に届いたというところがまた今後、若者の投票率というところにもつながってくるような気がします。例えばですけど、そういう質問を入れていただければ間に合うんでしたら入れていただければと思うところでございますが、いかがでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関
企画課長(猪俣志郎君) 本内容につきましては、庁内にあります検討委員会の中でも再度職員で一旦協議をさせていただきます。今、議員ご指摘の項目についても追加も含めて協議をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 今、少子化の中にあります。ただ、支援を要する子どもたちっていうのは、逆に増加傾向にございます。また、支援を要するまでには至らないんですけど、ぎりぎりの子どもたちっていうのが潜在的に多い現状です。鹿児島県内で、この子どもたちが中学校を卒業して進学する先っていうのは、非常に狭い門になっております。県立、私学、数少ないところでございます。検討の一つとして、こういう子どもたちが、また進学できるような高校、それから大学の一貫校として、姶良市単独ではなく、県と連携してでも取り組んでいく必要があるんではないかなというふうに感じてる、考えてるところなんですが、いかがでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関
企画課長(猪俣志郎君) 今、議員仰せの、高・大一貫教育というところのことでございますが、私は中高一貫教育とは、中等教育後期の教育課程を高等教育の過程と連携・調整し、無駄を省いた一貫性を持たせて体系的な方式であると考えております。 大手の大学等が附属の中学校を持ったり高校を持ったりという大学がございます。現在、姶良市の状況としましては、高等教育機関の設置であり、併せて高校の設置については今のところ考えておりませんけれども、答弁にもありましたとおり、大学と高校が連携をして、連携協定等を結んでる今、動きもございますので、答弁にもありましたけれども、今後とも研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 最後の質問です。日々、時間に追われてるもんですから、ここで時間に追われたくないので。 私は一人でも多くの若者が住み続ける姶良市というのをまた目指していくことも大事かなと思っております。 ただ、半面、この姶良市を離れて全国、それから世界にも渡り合えて、私は鹿児島県は姶良市出身ですよと、胸を張れるような子どもたちが一人でも育っていくような地域を作り、一人でも多くの人材を育成したいということに力を注ぎたいというふうに思っています。高等教育機関は設置・誘致に関わらず、その建物、そして市と地域、ここに与える影響も非常に大きいと思います。先ほど行政機関の長と議会は車の両輪という話に触れさせていただきました。今の時代ですから、これが荷車ではないかと思います。今の車は二輪駆動、前輪駆動がほとんどですが、これが多いわけなんですけど、例えば四輪駆動、議員は24人います。市長がいらっしゃいます。それぞれのプロセスは違いますが、目指すところは市民のためというのは一緒だと思います。四輪駆動は右、左、それぞれが違う動きをしとっても力強くこういうコロナ禍の中でもぬかるみも進んでいきます。そうありたいと願うわけなんですが、確認でございます。全てはやっぱり市民のためということで認識してよろしいでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。市民のためにやってまいりましょう。
◆12番(馬場修二君) 失礼しました。コロナ禍でぬかるみの中ですが、力強く前に進んでいければいいかと思います。 また、地域活性化のために、私もまた先進地から学び、それから職員の皆様方といろいろと知恵を絞りながら、話を重ねながらやっていきたいと思います。 これで、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(
小山田邦弘君) これで、馬場修二議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後2時53分休憩)
○議長(
小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時06分開議)
○議長(
小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、21番、宇都陽一郎議員の発言を許します。
◆21番(宇都陽一郎君) 登 壇 皆様、こんにちは。議席番号21番、宇都陽一郎、会派は市政クラブ姶輝所属です。自宅はここ、建昌校区コミュニティの東原東自治会です。2000年に結婚し、鹿児島から移住してきました。大学生の長男と高校生の次男は姶良市で生まれ、地元の建昌幼稚園、建昌小学校、帖佐中学校を卒業しました。夫婦2人とも鹿児島市出身で、全く知り合いのいない状況から私たち夫婦の子育てがスタートしました。子どもたちのために地域にも溶け込もうと思い、子ども会に入会しました。子どもたちのために学校行事にも参加しようと、おやじの会にも入会しました。気がつけば子どもたちのためというよりも、自分が楽しんでいたような気がします。そして、気がつけばPTA会長になっていました。さらには、姶良市に移住して22年、今回の姶良市議会議員選挙に出馬することになりました。リーフレットを配り始めたのも告知日2週間前でした。本当に短期間で、少人数スタッフでの選挙戦でした。これまで選挙スタッフとして候補者を支援することはありましたが、実際、自分自身が候補者となり、候補者の大変さを身をもって知ることができました。本当に声を大にして言います。皆さん、投票に行きましょう。振り返ってみると、この22年で姶良地区だけでなく、加治木地区、蒲生地区も含めた姶良市の多くの保護者の方々と出会いました。おかげさまでこの姶良市で楽しく伸び伸びと子育てをさせてもらうことができました。また、10年前に会社も鹿児島市から姶良市へ移転させました。同時に、姶良市商工会にも入会しました。ここでも多くの事業者の方々と出会い、仕事の幅も広がりました。子育ても一段落して、仕事も一様に軌道にできていることもあり、これまでの私の子育ての経験や、会社経営の経験がこれからの姶良市の発展につながるのであればと思い出馬を決意しました。結果は皆様もご存じのとおり、24位当選でした。次はない立場と自覚して、悔いのない議員活動になるように、私も湯元市長の姿勢を見習い、姶良市のためにがむしゃらに突き進む所存です。それぞれ立場は違いますが、姶良市のためにという目的は一緒です。共にまだまだ成長するまちづくりに取り組んでまいりましょう。 さて、これからは私にとって人生初の一般質問となります。先輩議員から、初めてだから1つにしぼって、自分のこれまでの経験を答弁できる質問がいいかもと教えていただきました。そのアドバイスをヒントに本日の質問内容を選択しました。 私は、大学を卒業して、家業を継ぐために鹿児島に戻ってきました。同じように、家業を継承していた先輩から、仕事技術だけ習得しても経営者にはなれないよ、同時に自分を磨きなさいと言われ、ある青少年団体を紹介してくださいました。その青少年団体は、24歳から30歳まで活動しました。今の私があるのは、この6年間での活動が根底になっています。そして、その青少年団体を運営している奉仕団体に縁あって昨年入会しました。OBということもあり、早速青少年育成委員長を拝命しました。次世代のリーダーを育成することがこの奉仕団体での私の役割となっています。 それでは、一般通告に従って質問いたします。 質問事項1、本市におけるこれからの青少年育成について。 質問の要旨、「姶良市の未来の宝である子どもたち」という今回の施政方針でも表現されています。また、今の子どもたちを地域一丸となって育むことが30年後も発展し続けている姶良市であると思います。 そこで、この青少年人口が増加し続けている本市で、どのような青少年育成を目指しているか伺います。 質問事項2、本市における青年活動について。 質問の要旨(1)姶良市青年団の解散について、ピーク時の人数や活動及び解散に至るまでの経緯を伺います。 (2)二十歳のつどい式実行委員会について、実行委員会の募集状況や式典内容を伺います。 (3)本市における青少年団体の現況を伺います。また、本市としてのこれからのビジョンを伺います。 以上、2つの質問事項について答弁を求めます。以後は一般質問席から行います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 宇都議員からいただきましたご質問につきましては、教育長が答弁いたします。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 1問目の本市におけるこれからの青少年育成についてのご質問にお答えします。 青少年の健全育成については、家庭や地域社会の教育力の再生を目指し、地域・社会全体で青少年を育てる環境の整備が進められております。 家庭環境が多様化し、直接体験が減少する中、豊かな情操や規範意識、自他の生命の尊重、自己肯定感・自己有用感、他社への思いやり、対面でのコミュニケーションを通じて人間関係を築く力、困難を乗り越え、物事を成し遂げる力などの育成を図るためには、地域社会をあげて青少年を見守り育む環境づくりが必要です。 そのため、本市では小学生から高校生までを対象とした異年齢集団による長期体験学習や長期宿泊学習、郷土学習などの多様な体験活動を通して、自主性・協調性・忍耐性・社会性を培うための青少年育成事業を展開しております。 また、青少年地域活動支援として、市青少年育成市民会議が主体となり、青少年育成に関わる各組織間の連携・協働を図り、それぞれの得意分野を生かした活動を展開しております。 さらに、地域学校協働活動(SSVC+)事業を展開し、姶良市子育て基本条例の基本理念のもとに、家庭・学校・地域社会・事業者・市が一体となり、地域全体で子どもを育てていくための体制づくりを進めております。 市としましては、引き続き青少年育成に関する事業展開を図りつつ、地域の協力・協働のもと、各人がふるさと姶良を愛し、これから経験するであろう幾多の困難を乗り越え、未来を切り拓くことができる、心豊かでたくましい青少年の育成を目指しております。 次に、2問目の本市における青少年活動についての1点目のご質問にお答えします。 姶良市青年団は、旧蒲生町青年団を母体に、合併後も市青年団として組織され、これまで球技大会の開催や、季節ごとのイベント活動を行ってきましたが、ピーク時の登録団員数20数名が、活動休止前は数名にとどまり、コロナ禍によるイベント自粛や団員数の減少等により、令和2年度での活動休止、そして令和3年度末での解散を決断されたようであります。 2点目のご質問にお答えします。 二十歳のつどい(仮称)は、市主催の二十歳の式典終了後に実施される式典対象者有志で組織された実行委員会が運営するイベントであります。 現在、実行委員会メンバーを募集中であり、式典当日までの間、10回程度にわたり実行委員会を開催し、記念品の選定や、つどいのテーマ及び式当日のイベント内容等を検討・決定しております。 実行委員については、例年10名程度の応募があり、これまでに恩師からのメッセージ動画放映やクイズなどを実施し、参加者の一体感を演出しております。 3点目のご質問にお答えします。 本市では、地域全体で子どもを見守り育てる環境づくりを推進しており、姶良市子ども会育成連絡協議会やジュニア・リーダークラブ「どんぐり」、青少年育成市民会議などに対して、補助金などの支援や指導者の育成を目指した研修会の開催などの活動支援を行っております。 また、校区コミュニティ協議会青少年育成部とも連携を図り、地域の特性を生かした様々な体験活動を実施していただいております。 市としましては、各団体とも青少年の健全育成に欠かせない団体であることから、今後も先進地視察や各種研修会を開催し、持続可能な組織づくり、運営に関する情報提供、次世代を支えるリーダーの育成等、各団体の意向、実態に応じた支援及び連携を図ってまいります。 以上、お答えといたします。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございました。質問事項1から再質問させていただきます。 青少年といっても、ゼロ歳から30歳という区分や、12歳から25歳という区分、あるいは20歳未満という条例等によって異なります。そこで、ここでは教育長も述べられたように、高校生までの範囲でお伺いします。 答弁と施政方針にもあった青少年の健全育成を目指し、目的とした活動、AIRAふるさとチャレンジャー、AIRAふるさと学寮、あいら未来特使団について、それぞれの事業内容を簡単にご説明ください。また、このコロナ以前の状況で構いませんので、募集人数に対してのどのくらいの応募があったのか答弁を求めます。
◎教育長(小倉寛恒君) 施策の事業内容については、社会教育課長に答弁許可をいただいておりますので、社会教育課長のほうで答弁いたします。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) 社会教育課の井上でございます。よろしくお願いいたします。今のご質問にお答えいたします。 まず、AIRAふるさとチャレンジャーにつきましては、市内の小学4年生から6年生が、年間6回の活動でサマーキャンプであったり、重富海岸での干潟体験、姶良有機野菜の収穫の手伝いであったり、第一工科大学でのハイテク講座等々の体験活動を通じまして、協調性、自主性、積極性を養成し、郷土愛に満ちたリーダーの育成を目指す事業でございます。 次に、AIRAふるさと学寮につきましては、市内小学5、6年生と中学生が家庭を離れ、北山野外研修センターにおきまして、基本的に6泊7日の日程で集団宿泊、集団登下校体験を実施いたしております。この際、参加者自身で調理、洗濯も行っているところでございます。こちらも自主性、協調性、忍耐性、社会性を培いまして、人間性豊かな青少年の育成を目的とする事業でございます。 続きまして、あいら未来特使団でございますが、こちらは市内小学6年生、中高生による学校と学年の枠を越えた異年齢集団での、日本一の山、富士登山体験を中心とした特色ある活動プログラムによりまして、3泊4日のスケジュールで実施をしております。こちらはチャレンジする心であったり、仲間と協力する心、思いやりの心を培うことを目的としております。こちらは、今回コロナ禍の影響によりまして、昨年度、本年度は屋久島縄文杉登山を中心としたプログラムに変更しております。 それぞれの参加人数につきましては、ふるさとチャレンジャーにつきましては現在24名定員で行っております。ふるさと学寮につきましても参加定員24名、あと、あいら未来特使団につきましては参加定員20名で募集しております。未来特使団につきましては、参加定員、今現在全て募集は終了しておりまして、今年度につきましては20名のうち17名を決定しているところでございます。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございました。その人数は24名、24名、20名ですね。その人数は、今の時点で満足する人数でしょうか。あと、それともまだまだ増やしたい人数なのでしょうか。そこをお聞きします。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 24名という人数につきましては、こちらは事業をするので、今回コロナの関係で、宿泊の形態を伴ったり、あと、バス移動が伴います。その関係で24名というところが、そのバス、宿泊の関係の、現在いろんなことでコロナ対応ができる上限といいますか、一番適切な人数かと思っております。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) ありがとうございました。AIRAふるさとチャレンジャーは、我が子たちも利用させてもらっていました。その当時、募集人数を集めるにも結構苦戦されていたなというのを記憶しております。しかし、一度参加した子どもたちは毎年参加するぐらい内容がすごくよかったと私も記憶しております。また、郷土のことを知ったり、郷土を好きになったりとか、そのようなとても青少年育成をするにはすごくいいプログラムだったのではないかと思っております。 コロナ禍で2年間も子どもたちは課外活動を自粛しております。こういう活動があるということを知ったら、子どもたちは喜んでまた行くのではないかなということも思います。そういう意味では、このコロナは逆にピンチがチャンスになるのではと思っております。そういう意味では、もっともっと今後広報活動をしっかりとすれば、もっとこのAIRAふるさとチャレンジャー、もしくはAIRAふるさと学寮を多くの方々に知ってもらって、多くの方々に参加してもらえるのではないのかなと思います。 続きまして、別の質問に移らせてもらいます。 先ほど、教育長の答弁の中にもあったと思うのですけども、SSVC+についてお伺いします。 SSVCとは、学校と地域が協力し合って、子どもたちに地域の行事を伝承したり、体験させることと認識しております。さらに、そこにプラスとつくのには何か思い入れとか意味があるのでしょうか。答弁を求めます。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 このSSVCにプラスをつけました理由といたしましては、これまでは学校からの依頼に基づいて地域が動いているところがメインでした。ただし、このプラスということで、今度は地域と学校の双方向による連携・協働というところから、お互いが協力してこの事業を展開していきましょうというところで、このプラスというところを追加をしてございます。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございます。プラスということは、さらに進化した形ということだと私も認識しました。今後ともSSVC+ということで活動のほうをよろしくお願い申し上げます。私もSSVC+だよりというのを拝見しておりまして、これ自体、薄れていた地域活動の本当に活性化になるのかなというのを思っております。また、家庭と学校と地域と協力し合って、子どもたちを育てようという雰囲気が強く伝わってきました。各地でこのような活動が盛んになっていけば、もっともっと姶良市のことを各ほかの市町村の方にも理解してもらえるのかなと思います。 次に、高校生の青少年育成について伺います。 先日、ある保護者と話していて、姶良市少年少女合唱団を続けたいから、地元の高校に進学したいと子どもが言っているんですという話を伺いました。こういううれしい事例もあります。姶良市として、高校生に対して今後何か具体的な青少年育成につながるような事業は検討されているのでしょうか。答弁を求めます。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 先ほどの答弁にもございましたけれども、高校生の限定というところでは今のところ事業展開しておりませんが、この青少年育成というのは申し上げたとおり、異年齢集団での活動、それと学年を越えた活動で、いろんな体験ができるということでこの事業を進めております。ですので、高校生の該当する未来特使団がその主であるものと思いますが、それプラス、今、後ほどもまた答弁にもありますけども、ジュニア・リーダークラブ「どんぐり」という組織がございます。こちらは中高生が主体になっていろんな活動をしていただいております。この中でその高校生の活躍の場というのも設けているということで認識できるのではないかと思っております。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございました。これまでの高校生は、朝6時に家を出て、夜の8時から9時に帰宅するという、通学と勉強と部活の生活でした。私の高校時代も、振り返ってみればそうだったのかなと思っております。 しかしながら、コロナによって生活のスタイルが大きく変わろうとしています。コロナ収束を機に、高校生も地域活動に参加できる体制を確立し、豊かな青少年育成に取り組むことが大事ではないかと思います。 鹿児島県では、毎月第3土曜日は青少年育成の日となっております。学校からのアンケートにも、「地域活動に参加していますか。」という項目があります。大半の子どもたちは「参加していません。」と答えます。鹿児島県が推進していることですから、県とも連携して、何か検討していってもらえたらと思います。 以上で質問事項1は終わります。 続きまして、質問事項2に移ります。 1つ目は、青少年団体の件です。 歴史を調べてみると室町時代から存在し、集落が祭礼行事を担っていたような存在です。戦後は市町村単位に存在し、県組織、そして全国組織として全国的にも拡大しました。ところが、最近では全国的にかなり人数が減少しております。 私が25歳のところ、県から委託されていた県内の既成少年団体を取りまとめる鹿児島県青少年連絡協議会というところの役員を1年していました。そのとき、県内の青少年団体を回った経験があるのですが、やはり元気のある団体というのは、地域に密着したドライブシアターとか、音楽祭とか、そのような行事を抱えているところはとても元気があったと思います。一時代を築き、時代の変化に合わなくなった面もあり、姶良市で解散という選択肢は致し方なかったのかなと思います。 また、本来市役所で管理していたわけでもないでしょうから、この質問に関してはここで止めておきます。 2つ目の二十歳のつどいの件についてお伺いします。 今年の実行委員募集の件を広報AIRAview6月号で掲載されているのを見ました。募集人数は10名程度で、締切りが7月15日となっています。既に募集人数に達していたのでしょうか。答弁を求めます。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 本日現在で、今実数申込みがいただいているのが2名でございます。ただし、前年の実行委員会のメンバーにも声かけをさせていただきまして、今年対象の方に声かけをということでお願いしておりますので、目標の10名程度には達成するものと思っております。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございました。募集、多分人数には達成するということだったのですけども、例えばどうしても募集人数が足りなかった場合とか、もしくはやっぱり例年なかなか集まらないとかいった場合には、どのような対策を取られているのでしょうか。答弁お願いいたします。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 先ほども申しましたが、昨年の実行委員会へのメンバーには、1年後輩で実行委員会にふさわしいというか、活動していただけるような者がいたらぜひ紹介をしてくださいとお願いをしてございます。それとあと、それぞれの職員であったり、各種のいろんな媒体、もしくは人を通じましてその実行委員会のメンバーを募集はかけていくつもりでございますが、今のところ先ほど申しました2名というところで、ちょっと心配な面はありますが、そこは達成できるものと思っております。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございます。毎年毎年のことだと思いますので、本当に募集をかけるというのは大変なことなのかなと思っております。 私、ちょっと自分の意見として思っていることは、中学校単位で輪番制とかいう方法はないのかなというのを思っております。それぞれの地域の特色を出したりとか、郷土愛にもつながるような効果があるのではないかと思います。どのようにしたら募集人数が集まるのかというのは、実際実行委員に関わった方々と一緒に話し合って、引き続きすばらしい式典にしてほしいなと思っております。 実は、私の子どもも二十歳を迎えまして、今年の二十歳のつどいに参加させてもらいました。私はその様子をケーブルテレビで視聴しました。我々の時代と違ってきちんと参列し、式典に臨んでいる姿を見ました。また、インタビューでもしっかりと親への感謝の気持ちや将来の目標を述べていました。改めて、私自身、この姶良市で子育てをさせてもらってよかったかなと思っております。 また、参列する子どもたち、そして保護者たちも感動する、そんな式典をこれからも継続していってほしいと思っております。 3つ目の質問に移ります。 私が社会人になった頃、携帯電話を所持していて、同年代の若者はまだまだ少なかったです。なので、出会いも兼ねて青少年団体に入会するということが多かったです。私もその類いで、3つの会に所属していました。現代は便利なスマホもあり、いつでも連絡が取れ合って、いつでも誰とでも話ができるので、青少年団体にわざわざ入会しなくてもいいのかなというような流れがあると思います。 しかしながら、そんな若者たちもコロナで対面で行う楽しさを改めて知り、フェース・ツー・フェースのコミュニケーションを求めているようです。時代は繰り返すとも言われます。そのときに備えて、姶良市として若者が活躍できるような何か受皿を検討してもらいたいと思っています。 参考までに、鹿児島市に勤労青少年ホームという施設があります。ここは15歳から35歳までの鹿児島市在住の社会人が登録できます。バレー、バスケット、バドミントンなどの体育系サークル、お茶、お花、音楽などの文科系サークル、趣味の講座、資格取得の講座などがあります。そして、このサークルや講座に参加することによって、勤労青少年ホームが主催する年間行事に対して、スポーツ大会やクリスマス大会に参加することができます。職業や年齢を越えた若者の交流の場になっています。若者人口の流出防止の、若者のUターン支援にもつながると思います。このようなビジョンは姶良市では検討されているのでしょうか。答弁を求めます。
◎教育長(小倉寛恒君) 今、コロナ禍の中でいろんな活動が中止だの自粛だのということでとどまっている状況がございます。学校の教育活動に対しても、中止とか、取りやめ、あるいは実施しない方向ではなくて、まず実施するということを前提にして、そこでそういう工夫、あるいは縮小を考えなさいという指導はしております。こういった、先ほど青少年活動のあいら未来特使団にしてもAIRAふるさと学寮にしても、本来なら定員は40名ぐらいあるのですけども、宿泊、あるいはバスの乗車、そういったことを考慮して6割程度にしているわけですけど、様々なことに対して積極的に取り組んで、この時代に小中、高校を過ごした子どもたちがコロナ禍の子どもたちと言われないように、子どもたちの健全な育成には精いっぱい努めていきたいと思っています。 今、議員が言われたご指摘のそういった場は、今後他市の状況なども勉強しながら、どういったことが果たしてできるのか考えていきたいというふうに思っております。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございます。本当に、コロナ禍だったからというようなことをやっぱり子どもたちには言ってほしくないなと私も思っております。鹿児島市のような大きな規模は必要ないと思います。市役所内での窓口でいいと思います。それぞれ、それこそ若者が得意とするLINEを活用して、サークルの講座の紹介や、そしてその講座に登録してもらい、講座の講師が必要なときには商工会の協力も得て講師を手配してもらったりと、市民間の交流も一役を担ってくれると思います。 最後になりますが、若者人口が流出して、青少年育成も、青少年活動も既に手の打ちようがなくなってきている自治体もございます。そういう意味では、姶良市は恵まれていると思います。地味かもしれませんが、青少年育成事業と青少年活動は、人口増加のピークアウトを先送りにすることができます。さらには若者が元気なまち姶良市で子育て事業が充実しているまちにこそ、こういうまちに大学をつくりたいという要望もまた今後あると思います。まずは足元を固めること、体制を整えること、そして身の丈に合った事業をすること、このことを市長をはじめ職員の皆様にお願いして、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(
小山田邦弘君) これで、宇都陽一郎議員の一般質問を終わります。
○議長(
小山田邦弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の議会は7月7日午前9時30分から繰り上げて開くことといたします。(午後3時41分散会)...