令和 4年 6月定例会(第2回)令和4年第2回
姶良市議会定例会議事日程第3号 7月4日(月)午前9時30分 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議
案│ 議 件 名
│ 備 考 ││番号│番
号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1
│ │一般質問 │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 令和4年第2回姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前 9時30分 ││ 令和4年7月4日(月)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 4時20分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──
┐│出席議員│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名 │出欠││及
び│番号│ │の別
│番号│ │の別
│番号│ │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 1│堀 広子 │出 │ 9│有川 洋美 │出 │17│新福 愛子
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 2│峯下 洋 │出 │10│小田原 優 │出 │18
│竹下日出志 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 3│桃木野幸一 │出 │11│谷口 義文 │出 │19│大坪 祐輔
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 4│益森 隆史 │出 │12│馬場 修二 │出 │20│笹峯
桜 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 5│萩原 哲郎 │出 │13│和田 里志 │出 │21│宇都陽一郎
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 6│湯元 秀誠 │出 │14│犬伏 浩幸 │出 │22│国生
卓 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 7│塩入 英明 │出 │15│松元 卓也 │出 │23│上村 親
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 8│森川 和美 │出 │16│岩下陽太郎 │出 │24│小山田邦弘 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 24人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 竹中 裕二
│ 事務局次長 │ 原口 理恵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────
┐│ 地方自治法 │市 長│湯元 敏浩
│市民生活│北野 靖往 │消 防 長│原口 浩幸 ││ 第121条
│ │ │部 長│ │ │ ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│宮田 昭二
│保健福祉│向江 美喜
│水道事業│桃木野 靖 ││ めの
出席者 │ │ │部 長
│ │部 長│ ││ の職氏名 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │教 育 長│小倉
寛恒 │農林水産│田代 信彦 │総 務 部│堂路
温幸 ││ │ │ │部 長 兼
│ │次 長 兼
│ ││ │ │ │蒲生総合│ │財政課長│ ││ │ │ │支 所 長
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │総務部長│髙山 八大
│建設部長│有江 浩文 │総 務 部│塩屋
重信 ││ │ │ │ │ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │庁舎建設│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企画部長│今別府浩美
│教育部長│塚田 佳明 │総 務 部│岸園
克己 ││ │ │ │ │ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │危 機│ ││ │ │ │ │ │管 理
監│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企 画 部│松岡 力 │教 育 部│湯田 広美 │企 画 部│中園 隆男
││ │次 長 兼
│ │次 長 兼
│ │地域政策│ ││ │企画政策│ │教育総務│ │課 長
│ ││ │課 長
│ │課 長
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │市民生活│中島 信子
│水道事業│若松 耕市 │企 画 部│高山
功治 ││ │部次長兼
│ │部次長兼
│ │商工観光│ ││ │市民課長│ │施設課長│ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│前薗 智雄 │保 健│有田加代子
│選挙管理│小倉 章
││ │部次長兼
│ │福 祉
部│ │委 員
会│ ││ │長 寿 ・
│ │子どもみ
│ │委 員 長
│ ││ │障害福祉│ │らい課長│ │ │ ││ │課 長│ │
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │農林水産│萩原 安信 │総 務 部│村田 康弘
│選挙管理│福留 真司
││ │部次長兼
│ │工事監査│ │委 員
会│ ││ │林務水産│ │課 長 兼
│ │事務局長│ ││ │課 長
│ │工 事│ │ │ ││ │ │ │監 査
監│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │建 設 部│川崎 久志 │企 画 部│猪俣 志郎
│ │ ││ │次 長 兼
│ │次 長 兼
│ │ │ ││ │建築住宅│ │高等教育│ │ │ ││ │課 長
│ │機関企画│ │ │ ││ │ │ │課 長│ │ │ │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 7月4日
○議長(小山田邦弘君) これから本日の会議を開きます。(午前9時30分開議)
○議長(小山田邦弘君) 本日の会議は、配付しております議事日程のとおりであります。
○議長(小山田邦弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本定例会では、2つの会派及び19名の議員から通告がありました。本日は代表質問2名及び個人質問3名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、竹下日出志議員の発言を許します。
◆18番(竹下日出志君) 登 壇 皆様、おはようございます。公明党の竹下日出志でございます。 4月の
姶良市議会議員選挙におきまして、同僚の新福愛子議員と共に当選させていただきました。市民の皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。大変にありがとうございました。 私たち公明党は、本年、「大衆とともに」との立党精神が原点になっており60年を迎えます。その意義ある年に姶良市議会では、議会改革の一環として、改選後、市長の施政方針に対しまして各会派代表質問を行うこととなり、身の引き締まる思いであります。立党精神である「大衆とともに」とは、言い換えれば市民の幸せのためにということであります。小さな声に耳を傾け、市民の幸せのためにとの思いを込めて、公明党姶良市議団を代表しまして、会派代表質問を行います。 はじめに、市長の政治姿勢について質問します。 要旨1点目、本年度は、第2次総合計画の基本構想に掲げている基本理念「可能性全開!夢と希望をは
ぐくむまちづくり~ひとりひとりが主役 住みよい
県央都市あいら~」の実現に向けて、前期基本計画の最終年度となります。これまでの4年間の市政運営をどのように評価しておられるか伺います。 要旨2点目、2期目の市政運営にあたり、予算編成の特色、また
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用を踏まえ、コロナ禍で傷んだ市民の暮らしや地方経済を支え、活力を取り戻すために今後どのように取り組んでいく考えか伺います。 次に、市民と共にまちを創る「協働・自治」について質問します。 要旨1点目、活力に満ちた地域づくりを推進するため、自治会や
校区コミュニティ協議会等の団体と補完的な関係を保ちつつ様々な活動を推進し、協働によるまちづくりを促進すると述べられていますが、近年の自治会加入者の減少や各
校区コミュニティの課題をどのように克服していく考えか伺います。 要旨2点目、行政のデジタルトランスフォーメーションによる行政手続や行政サービスの拡充に向けて、誰もがその恩恵を実感できる、柔軟で人に優しい行政デジタル化に向けて、今年度どのように取り組むか伺います。 次に、安心して子どもを生み育てる「子育て」について質問します。 要旨1点目、出産後の保護者の育児不安の解消を図るため、低出生体重児や多胎児等への支援をどのように考えているか伺います。 要旨2点目、全世帯における18歳までの医療費の無料化についての庁内検討を早期に進める考えはないか伺います。 次に、健やかで豊かな心が育つ「教育・文化」について質問します。 要旨1点目、小中学校における
GIGAスクール構想によって1人1台端末が整備され、
ICTを活用した教育が始まりましたが、その評価と課題を伺います。 要旨2点目、教員の業務負担を軽減する
校務支援システムの導入の成果と課題を伺います。 最後に、快適な暮らしを守る「安全、安心」について質問します。 要旨1点目、中山間地域における
予約型乗合タクシーの利用状況と今後の課題を伺います。 要旨2点目、2025年問題と言われる超高齢化時代の到来も、本市においては中山間地域の過疎化とともに実感されてきています。その中で交通弱者の支援策としての
予約型乗合タクシーが拡充されていますが、その評価並びに今後の
コミュニティバスの在り方をどのように考えているか伺います。 要旨3点目、高らかに宣言された「
ゼロカーボンシティ」について、市民への周知や機運の醸成をどのように図っていく考えか伺います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 皆様、おはようございます。 今回は2会派及び19人の方から一般質問をいただきました。順次答弁を申し上げますので、よろしくお願いいたします。 それでは、竹下議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、4問目のご質問につきましては教育長が答弁いたします。 1問目の市長の政治姿勢についての1点目のご質問にお答えします。 1期目の市長就任後に策定しました第2次総合計画から間もなく、
新型コロナウイルス感染症が爆発的に拡大し、全世界を震撼させました。 そのような中、本市においては、鹿児島県内では初めての感染者が発生するなど、前例のない事柄に対して職員と共に日々対応してまいりました。
新型コロナウイルス感染症の予防対策を全ての政策の中で最優先し、ワクチン接種事業・事業者支援事業・給付金支給事業など市民の安全・安心のため、昼夜を問わず対処したところです。 また、これらの
感染症予防対策事業と並行しながら、市民生活に直結するハード事業やコロナ禍にあっても子どもから高齢者まで心身ともに豊かになっていただけるよう、ソフト事業を進めてきたところであります。コロナ禍において一部計画どおりに進捗できていない事業もありましたが、1期目の4年間、着実に進めてこられたと考えております。 今後とも施政方針で述べました3つの大きな柱を中心に、厳しい財政状況ではありますが、国や県の事業を有効に活用しながら、職員の洗練された発想と工夫によって市民のニーズに応えられる多くの施策を展開し、事業を推進してまいります。 2点目のご質問にお答えします。
新型コロナウイルス感染症予防対策事業については、これまで国の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金活用も含め、感染症の拡大状況や
まん延防止等重点措置の状況などに対応して、
感染症対策総合事業、
プレミアム商品券事業、
事業継続支援金給付事業、
子育て世帯支援給付金事業などを実施してまいりました。また、本定例会に提案しております補正予算においても、国の交付金を活用した支援事業などを計上したところであります。 今後も
新型コロナウイルス感染症への対応を最優先とし、国や県とも連携して、補正予算等において市民の皆さまの安全・安心を守り、事業支援や経済・観光等の対策を講じてまいります。 次に、2問目の市民と共にまちを創る「協働・自治」についての1点目のご質問にお答えします。 本市は、自治会や
校区コミュニティ協議会など、様々な団体の多様な地域活動により支えられており、生活の基盤である各地域の活性化が本市全体の活力の根源であると考えております。 しかし、流入人口の増加や市民の価値観の多様化、そしてコロナ禍により地域内のつながりが希薄化してきている傾向にあります。 市におきましては、市民課窓口における住民異動手続の際に、自治会の活動などを紹介したチラシの配付を行いながら、自治会加入の推進に努めております。 また、各校区代表の自治会長で構成される
自治会運営推進会議では、自治会が抱える課題解決等の検討の場として意見交換会や全体研修会を毎年開催しております。 さらに各自治会におきましても、毎年10月の
自治会加入推進月間を中心にチラシ配付による加入の呼び掛けやのぼり旗を自治会集会施設、
校区コミュニティ協議会事務所等へ掲揚するなど加入推進に努めていただいております。 自治会加入を推進するための特効薬はありませんが、近年、全国各地で甚大な被害をもたらす災害が発生するなど、いざという場合には隣近所の助け合いが不可欠となりますので、これまでどおり自治会加入推進に継続して取り組んでまいります。 市内17の
校区コミュニティ協議会が発足して7年が経過し、各
校区コミュニティ協議会ではこの間、地域課題や校区の目指す姿を描いた校区振興計画を策定し、その実現へ向け様々な取組を展開されております。 この校区振興計画を具現化するため、校区自らが企画・提案する事業を推進する支援として、昨年度から
企画提案型校区活性化事業を実施しております。また、各校区会長で構成されている
コミュニティ協議会連絡会では、コロナ禍における継続的な
地域コミュニティ活動をテーマにした研修会等を開催しております。 このような事業を通して、地域住民が主体となった地域づくりや自主的な活動を促進することにより、市民、地域、行政による共生・協働のまちづくりを推進してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 本年度の本市の行政デジタル化の取組として中心となるのが自治体の行政手続のオンライン化であります。 これは、国が策定した
自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画の重点取組事項となっており、令和4年度末までに、本市が現在行っている27の手続においてマイナポータルからのオンライン手続を可能にするための費用を補正予算として上程しております。 これらが整備されますと、全国どこにいても、また、いつでもマイナポータルを利用することでオンラインによる手続ができることになります。 また、マイナポータルでの手続に関する市独自の取組として、市民の利便性を高めるために、マイナポータルからの申請だけではなく、マイナポータルと連携した民間のサービスを利用したオンライン手続の活用について検討いたします。 さらにマイナンバーカードを利用する必要のない申請や市民向けのアンケート調査等につきましては、本年度から「Logoフォーム」というシステムを導入し、その利活用を推進することにより、
市民向けオンラインサービスの拡充に向けて全庁一丸で取り組んでまいります。 次に、3問目の安心して子どもを生み育てる「子育て」についての1点目のご質問にお答えします。 子どもを安心して生み育てるためには、妊娠期から出産・育児期に至るまで、切れ目のない一貫した支援が必要であると考えております。母子健康手帳の交付時に個別の面談を行い、それぞれの状況に応じた継続的な支援に努めております。 低出生体重児や多胎児等におきましては、出生後も医療的ケアが必要となる場合や発育・発達に関すること等、保護者等が養育上の不安を抱きやすい傾向にあると言われていることから、個々の状況に応じたより丁寧な支援が必要であると考えております。 そのため、子どもの入院中に保健師が保護者等と面談を行うなど、医療機関との連携のもと、早期から保護者等との信頼関係の構築を図り、退院後も家庭訪問等により継続的に状況を把握し、必要な支援を適宜行えるよう努めております。 また、多胎児については、保護者等が身体的・精神的な負担や経済的な問題等を抱える場合も少なくないことから、多胎児ならではの課題への対応も重要であると考えております。 多胎児支援の具体策として、妊婦健康診査の追加受診にかかる費用の一部を助成する、多胎妊婦の
妊婦健康診査支援事業やミルク購入にかかる費用を助成するミルク助成事業を行っております。 今後も保護者等の気持ちに寄り添い、安心して子育てができる環境の整備に努めてまいります。 2点目のご質問にお答えします。 18歳までの子ども医療費の無料化につきましては、制度の精査や継続した事業の実施など財源等も含め、所管の保健福祉部を中心として検討してまいります。 次に、5問目の快適な暮らしを守る「安全・安心」についての1点目のご質問にお答えします。 令和3年度における
予約型乗合タクシーの延べ利用者数については、加治木地域が2,151人、姶良地域が652人、蒲生地域が803人となっております。 また課題としましては、運行地域の拡大にあたり、運転事業者においての慢性的な乗務員不足や関係機関への許認可の問題などが考えられます。 2点目のご質問にお答えします。 北山地区においては、運行されていた自主運行路線が本年3月末をもって廃止されたことに伴い、4月から
予約型乗合タクシーの運行を開始し、5月末現在で延べ182人が利用されております。 運行開始にあたり、地域住民への周知には
北山校区コミュニティ協議会に協力をいただき、利用者からは「バス停まで歩かずに済むようになって便利になった」、「事前登録をしたら次からは場所の詳しい説明がいらなくて助かった」などの声が寄せられております。 また、
コミュニティバスについては、各地域の利用状況や地域住民からの要望等を考慮し、公共交通会議での協議等を経て、一部路線の延伸や停留所の見直しなどを行ってまいりました。 今後も、既存の
コミュニティバスの利用促進に努め、運行事業者をはじめ、関係機関と連携を図り、利便性の向上につなげてまいります。 3点目のご質問にお答えします。
ゼロカーボンシティを表明した際の宣言文については、ホームページ上に掲載したところであります。 今後、地球温暖化の現状、温室効果ガスの排出削減や気候変動への適応の必要性について、市民や事業者の理解を深め、地球温暖化対策に対する機運醸成を図るため、ホームページや広報紙等による情報発信を行ってまいります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 4問目の健やかで豊かな心が育つ「教育・文化」についての1点目のご質問にお答えします。 国が推し進めている
GIGAスクール構想により、本市では令和2年度中に全ての児童生徒に一人一台タブレット端末を整備しました。 昨年度は、児童生徒及び教職員がまずは使うことに慣れることを目的に、タブレット端末を積極的に使用してきました。これにより授業でのタブレット端末の利用が進み、児童生徒が意欲的に学習に取り組む姿が多く見られるようになりました。 しかし、国が推し進めている
GIGAスクール構想の狙いは、一人一人の児童生徒に応じた方法等で学習を進めたり、友だちと考えを共有し、よりよい考えをつくり上げながら問題を解決したりすることを通して、児童生徒に情報活用能力を確実に身に付けさせることでありますが、それにはこれからまだ多少の時間を要するものと考えております。 2点目のご質問にお答えします。
校務支援システムは、児童生徒に関わる様々な情報をデータベースに一元管理することで業務の効率化を図るシステムであります。 このシステムの導入により、これまで手書きや手作業で、それぞれ別々に作成や入力していた出席簿や指導要録、健康診断票等の公簿及び通知表や成績処理簿などが短時間で作成できるようになり、多忙な教員の業務改善の一助となっております。このシステムを本格的に導入したのが本年度4月からであるため、使用方法の理解等、精通させていくことが大切だと考えております。 以上、お答えといたします。
◆18番(竹下日出志君) 市長の政治姿勢について再質問いたします。 市長は、「コロナ禍において一部計画どおりに進捗できていない事業もありましたが、1期目の4年間、着実に進めてこられたと考えております。今後とも国や県の事業を有効に活用しながら、職員の洗練された発想と工夫によって、市民のニーズに応えられる多くの施策を展開し、事業を推進してまいります。」との答弁でありました。 市民のニーズをどのように把握する考えか伺います。
○議長(小山田邦弘君) 竹下議員、一括質問になっておりますが、ほかの項目はよろしかったですか。
◆18番(竹下日出志君) 次に、安心して子どもを生み育てる「子育て」について再質問いたします。 多様化する育児のニーズに対応すべく、市長は1期において、会派同僚議員より提案のありましたHPV─1を根絶するための粉ミルク助成を英断されました。その助成の対象者には、病中・病後にやむなく母乳を与えることができていない母子、さらには多胎児へのミルク助成も含まれ、まさに保護者の気持ちに寄り添った大切な生命と未来を守る助成事業となったことを大きく評価させていただきます。 現在、鹿児島県において年度内の完成を目指し、当事者の会である「ゆるり」の高野代表、LBH、リトルベビーハンドブックの作成メンバーとして参画しておられます。本市にも、小さく産んでしまって申し訳ないとの思いから自分を責めてしまっておられる親御さんがいらっしゃいます。 また、大変な妊娠と出産を乗り越え、さらには出産後は2倍、3倍のエネルギーを使って育児に奮闘される親御さんがいらっしゃいます。低出生体重児や多胎児等の育児や子育てには、当事者でなければ分からない様々な困難があります。当事者の会やLBHなどの情報提供も、困難な子育てに寄り添うことに通じると考えます。情報提供や関係機関との丁寧な連携をさらに深めていくための具体的な取組を伺います。 全世帯における18歳までの医療費の無料化について、庁内検討を早期に進める考えはないかについて再質問いたします。 鹿児島県内で18歳までの医療費無料化を実施している自治体は把握しておられるか、また自治体名を伺います。 施政方針で示されました、まずは庁内で検討していきたいについて、庁内検討には保健福祉部を中心に検討するということですが、当事者となる保護者からの声をどのように把握し、反映していこうと考えておられるか伺います。 無料化を実現するために、一番阻害要因は財政をどのようにするかということだと考えますが、先進地の調査や実施する場合の予算のシミュレーションについて伺います。 健やかで豊かな心が育つ「教育・文化」について再質問いたします。 社会の急速な情報化、国際化の進展に対応する人材を育むために、各小中学校のICT機器や一人一台タブレット端末、高速大容量の通信ネットの効率的な活用を推進しておられます。本市の主体的な、協働的な学びの実現や児童生徒の情報活用能力の育成について伺います。
校務支援システムについて再質問いたします。 学校業務の改善、働き方改革で導入された
校務支援システムが令和4年度から本格運用され、大きな業務改善のきっかけになっております。成績処理から出席処理など、これまで手書きによる短時間労働が解消されていますが、インターネット未接続で不自由を余儀なくされております。早急に各学校の実態を調査し、改善できないか伺います。 快適な暮らしを守る安全・安心について再質問いたします。 姶良市地域公共交通計画では、高齢者等における地域公共交通の機会の喪失として、70歳代の地域公共交通の利用率を令和3年度の数値指数12.8%から令和8年度目標値18.6%でSDGsとの関連性として、高齢者の健康と福祉の増進、安全、安心な生活環境の創出とあります。具体的な計画について伺います。 現在
コミュニティバスの運行されています路線で、フリー乗降制やバス停の設置を要望されている地域について利用者を増やす取組や調査を行うことはいかがでしょうか。
ゼロカーボンシティについて、市民への周知について再質問いたします。 現在
ゼロカーボンシティを宣言された自治体は何か所あり、施政方針で市長が決断された経緯について伺います。
◎市長(湯元敏浩君) 1問目の質問について私答えます。それと
ゼロカーボンシティについて答えますが、そのほかは各担当部課が答えることになります。 市民ニーズについての考え方ですが、姶良市はご承知のように人口も増え、そして流入人口も数多く住んでいただいております。その中で多様化が生じていると私は認識しております。様々なものの考え方、そして姶良市に求めるもの、そして姶良市に将来、未来的に考えていること、市民の考え方は様々であると認識しておりますので、そこを基本に皆様方の考えをしっかりと聞いて、前例にないとか今までにやったことがないというようなことがないように、ということが判断の材料にならないように、皆様方の生活に寄り添った形で職員共々臨んでまいりたいと思っております。 それと
ゼロカーボンシティについての経緯でございますが、前回というか去年、
ゼロカーボンシティについての議員のほうからのご提案もございました。私自身、様々な環境問題等々、国と相談をしながら、どのようなことが内実できるのか、どのようなことをやっていけば将来の姶良市にとって益があるのかということを十分に調査研究してまいりまして、このたび選挙が終わった後に宣言しようと決断していたものでございます。それの判断が先日ということになっております。以上が経緯でございます。 あとは担当部課がご説明申し上げます。
◎保健福祉部長(向江美喜君) 低出生体重児の支援についてお答えいたします。 今議員のほうからありましたように、小さく産まれたお子さん、それから多胎児の保護者は非常にいろんな不安を抱えながら育児をされているということは思っておるところです。 その中で、先ほど市長からもありましたように、お子さんの入院期間中に保健師が訪問し、医療機関の担当看護師と直接話を聞いたりというのをしているところです。また、場合によっては訪問看護ステーションも関わることもありますので、そこの看護師とも連携を取っているところです。 退院後につきましては、定期的な訪問であったりとか電話等で連絡を取り合って、少しでも不安が解消されるようにということで対応しておりますので、このことについては今後も続けていきたいというふうに思っているところです。 また今回、県がリトルベビーハンドブックを作成するという情報は得ておりますので、それは今後も導入されましたら活用していきたいというふうに考えているところでございます。 それから18歳までの高校生の医療費の無料化の自治体ですけれども、高校生までの無料の自治体は30か所あります。 それから子ども医療費の無料化の庁内検討会というところですけれども、まず庁内のほうで子育て支援部門、健康保険部門、母子保健部門、財政部門、企画部門などと一緒に検討していきたいというふうに考えております。その中で、子育て世代の保護者の声をどのように聞いていくかということについても検討していきたいと考えております。 あと具体的な市町村名、それからシミュレーションなどについては担当課長のほうからお答えいたします。
◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) お答えいたします。 先進地というか、もう既に実施をされている市町村につきまして、出水市、薩摩川内市、鹿屋市というところの数字をいただいております。 出水市につきましては、平成26年から拡大されております高校生1人当たりの医療費が平均して1万7,126円かかっているということと、あと薩摩川内市が平成28年から拡大されておりまして、高校生が1人当たり2万6,405円かかっています。鹿屋市につきましては令和3年4月から拡大をされ、高校生が1人当たり1万4,708円医療費がかかっているということを確認しております。 姶良市につきましては、子ども医療費、令和3年度の助成金の額で、概算、おおむね計算しましたところ、中学生、現在2,000円の自己負担をいただいておりますが、この自己負担をいただかず、また高校生まで無償化にした場合、年間で大体6,100万円の医療費がかかってくるということで概算の計算をしております。 以上です。
◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) お答えいたします。 5問目の3点目の再質問です。
ゼロカーボンシティの表明自治体でございます。 6月30日現在で環境省がホームページに公表されているもので、全国では749自治体でございます。また、県内においては県を含めて21自治体、この中に本市も含まれております。 以上でございます。
◎企画部長(今別府浩美君) 公共交通計画の中の70代での利用者率につきましてのお答えをいたします。 70歳以上の利用率の向上等につきましては、高齢の方の外出の機会をつくるということで、例えば出前講座を行いまして、高齢の方へ周知を行いましたり、あるいは自治会、コミュニティ協議会等からバス停の設置、そういったものにつきまして要望等も来ておりますので、そういったものを集約しながら対応を取っていければと考えているところでございます。 以上でございます。
◎教育長(小倉寛恒君) 小中、校種に限らずICT機器を活用した授業に対しては、大体八十数%の子どもたちがやりがいと感じているというふうに今調査では出ております。ICT機器を活用した授業は、やっぱり児童生徒が充実感を持って学習への手ごたえを感じながら意欲的に取り組む、そういう姿勢が見られるという状況でございます。 それから、
校務支援システムに児童生徒の成績や名簿等の個人情報が登録されているため、校務用パソコンからインターネットの接続はできないと、これは市のセキュリティ環境によるわけですけれども、それは承知しております。 これについては、教職員用のタブレットでインターネットの接続はできるということでございますので、それともう一つ、やっぱりそういった成績処理などについて、今4月から3か月間経過する中で、いわゆる貼付作業に時間を要しているところはあると思いますけれども、慣れてくれば、一旦入力すればあとは非常に利便性の高いものになっていくというふうに考えておりますので、調査は済んで、そしてまた承知しておりまして、またそのことについて対応は指導しているところでございます。
◆18番(竹下日出志君) 2点目の市民と共にまちを創る「協働・自治」について再質問いたします。 活力に満ちた地域づくりを推進するため、令和4年度の全自治会数を伺います。そのうち10世帯以下、20世帯以下、30世帯以下の自治会数を伺います。 小さな自治会からの声をどのように受け止めておられるか、また、自治会の合併を望む声はあるか伺います。 過疎・高齢化が進む地域の中には、自治会費を年間1万2,000円とし、自治会の運営に苦慮されております。解散の危機にあるといった自治会をどのように支えていく考えか伺います。 行政デジタル化に向けた取組について再質問いたします。 金子総務大臣は6月19日、各自治体のマイナンバーカードの普及状況などを2023年度から普通交付税算定に反映することを検討する意向を表明しました。今後、カードの普及が進んだ自治体でカードを使った行政サービスが一層展開されると考えている。地域のデジタル化の財政需要を的確に反映する観点から検討すると述べました。本市はマイナンバーカードの普及をどのように取り組む考えか伺います。 祖父母手帳について再質問いたします。 少子化が進む中、祖父母が子育てに関わる家庭もあります。しかし、祖父母が育児をしていたときに比べ情報が多く、育児方法が大きく変化している中で、現在の育児方法を学び、父母や孫との関係を円滑にする祖父母手帳があります。 平成29年3月議会で同僚議員が提案した祖父母手帳をこうした困難を抱えた子育てに身近に寄り添う祖父母のためにも役立つと考えます。本市独自の祖父母手帳を検討できないか伺います。 最後に、今回の初めての会派代表質問では、市長の施政方針により5項目について質問をしました。その項目に連なる11の要旨について、ほとんどが市民の皆様からいただいた相談や声を拾い上げたものでありました。
新型コロナウイルス感染症への対応やロシア・ウクライナ侵攻によって苦難と人道危機がもたらされただけでなく、世界経済全体が成長減速とインフレ加速の影響を受け始め、これまでにない極めて厳しい時代に姶良市のかじ取り役を担われる市長であります。私たち公明党姶良市議団も姶良市の発展と市民の皆様の幸せのために、小さな声に耳を傾けながら、また、県・国につながるネットワーク政党としての持ち味を活かしながら、新議長、副議長のもと、議会改革を進める一会派として力を尽くしてまいります。 最後に、この難局に立ち向かう市長の決意を伺い、代表質問を終わります。
◎企画部長(今別府浩美君) それでは、自治会の関係のお尋ねの中での会費のところにつきましてお答えいたします。 自治会活動につきましては、地域のつながり、助け合い、伝統の継承、そういったもので非常に大事な活動をされておられます。 市といたしましては、自治体活動交付金等、あるいは施設整備等の助成を行いながら支援をしておりますので、今後も自治会からの要望等に応じまして、そのような形で支援ができればと考えているところでございます。 それと自治会数等につきましては、担当課長のほうから答弁をさせます。
◎企画部地域政策課長(中園隆男君) 地域政策課、中園です。よろしくお願いいたします。 自治会数におきましては、現在299自治会となっております。その中で、手元にあるのがちょっと100世帯までの統計になるんですが、そのうち100世帯までの自治会数につきましては231世帯となっております。 以上です。
◎市民生活部次長兼市民課長(中島信子君) マイナンバーカードの取組についてでございますが、マイナンバーカードのほうにつきましては、市の広報紙やホームページ、自治会回覧等でまず周知・広報を行っているところでございます。あとは大型商業施設で顔写真の無料撮影や申請書の預かりを行っております。 令和3年度につきましては、大型商業施設で453件の申請を預かっております。今年度に入りましては、5月21日、22日で大型商業施設で269件の申請を預かっているところでございます。 以降につきましても、様々な場所で申請サポートに取り組むなどして、マイナンバーの交付率の向上に取り組んでまいりたいと思っております。 以上です。
◎保健福祉部長(向江美喜君) 祖父母手帳のことについてお答えいたします。 子育てに関して、祖父母をはじめ様々な年代の方が関心を持ってくださることはとても大切なことだと思っております。その一環として、市報などで子育てに関する情報を掲載し、情報提供を行っているところです。 また、姶良市母子手帳アプリ、すくすく「母子モ」というのがありますので、祖父母と共有する機能もついておりますので、その情報提供も図っていきたいと思います。 育児に関する情報提供を今後も祖父母年代の方に伝えることについては、どのような内容で、どのような方法がいいのかということを調査・研究していきたいと思っているところでございます。 以上です。
◎市長(湯元敏浩君) 議員申されたように、国内では新型コロナウイルス、そしてまた物価高、また円安と、そして国の外ではロシア・ウクライナの侵攻という感じで、内憂外患のまさしく厳しい時代に突入しているような感じがいたしますが、姶良市でもこれに対する国の施策というのが、今参議院選挙等々で止まっておりますけれども、参議院選挙が終わった後の国の施策、また県の施策等に合わせて、市もスピーディーに市民の安心、安全に対する、また不安や心配のないように対策を実行してまいりたいと思っています。 以上です。
○議長(小山田邦弘君) これで、竹下日出志議員の代表質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午前10時14分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時29分開議)
○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、桃木野幸一議員の発言を許します。
◆3番(桃木野幸一君) 登 壇 市政クラブ姶輝の桃木野でございます。13年ぶりの登壇でございます。どうかよろしくお願いを申し上げます。 まず、このような機会を与えていただきました市民の皆様に心から感謝を申し上げます。 早速質問に入ります。 市長は今回、同じ顔合わせとなった3度目の一騎打ちを制し、再選されました。本会議で施政方針の中で市政に臨む所信を申し上げられました。今、改めて2期目に向けての抱負と理念をお伺いいたします。 市長選、市議選の同日選挙となったにもかかわらず、投票率は市長選で54.5%と前回より約5.4%低いものとなりました。これをどのように受け止めておられますか。特に10代33.41%、20代26.43%、30代37.01%となっています。投票率の低下をどう認識されておりますか。また、若年者へのさらなる対策についてお伺いをいたします。 成熟したまちへの成長のために、市民と行政が一体となってまちづくりを進めることが必要とされ、そのためには市役所が変わらなければならないとし、そこで職員の意識改革が必要とされています。市長及び職員の自己改革に具体的にどのように取り組んでいかれるのかお伺いをいたします。 また、県においては職員による働き方改革ワーキンググループが立ち上げられ、総務部長も加わり、事業提案や県政の課題に対して意見交換会が開かれていると伺っています。他の市町村でもこのようなことが行われていると思いますが、姶良市においては職員との意見交換や業務提案はどのように活用されているのかお尋ねいたします。 市長は施政方針で、令和4年度における主要施策重点プロジェクトの概要と市政運営に対する所信を述べられました。その中で、これからの10年間を「成熟したまちへの成長」を目指すとし、次の3つの大きな柱を中心に多くの施策を展開し、事業を推進するとされました。 1つ目は、新型コロナウイルスの感染症対策への対応のさらなる強化、2つ目は、姶良市の未来の宝である子どもたちや子育て世代の方々が安心して暮らせるまちへの成長、3つ目は、災害に強いまちへの成長、それらを推進するスタートの年にしたいとされましたが、理念やビジョンだけでなく、これらの具体的事業内容と具体策についてお示しをいただきたいと思います。 さらに選挙公約でもあった重点プロジェクトの概要として、第1、次代を担う子どもたちの夢と希望を育む高等教育機関の創設、2番目に駅を中心としたまちづくりの推進、3番目に子育て世代を全面的に支援する環境づくりの推進、4番目に、生涯健康のまちづくりの推進を掲げました。 今回の肉付予算として補正予算10億861万7,000円が計上されておりますが、コロナ関連を除くと5億円にも満たない状況であります。このような予算で2期目を目指した思いどおりの市政運営ができるのかお伺いします。 本年度は、第2次総合計画前期基本計画の最終年度になりますが、本選挙期間中、1期目就任2年にして
新型コロナウイルス感染症がまん延し、思うような仕事ができなかった。だから2期目も任せてほしいとされました。コロナ禍でかなわなかった政策、業務の内容とウィズコロナ・アフターコロナを意識した施策をどのように後期基本計画に盛り込んでいかれる予定か、その内容を具体的にお示しください。 昨今の社会情勢を踏まえると、税収の大幅な伸びを期待することは難しく、子育て世帯の増加、高齢化の進展に伴う社会保障関係経費の大幅な増加と公共施設の老朽化の対応など、多額の財政負担が見込まれています。令和3年度から5年度までを姶良市財政健全化緊急対策期間として、行財政改革に取り組んでおられますが、姶良市の財政が厳しい状況にあることには変わらないと認識しているとし、持続可能な財政構造の再構築を目指すとされました。これまでの具体的行財政改革の内容と目指す財政構造の再構築について、その具体的施策と目標値をお示しください。 あらゆる世代の方々が日頃から健康づくりに励み、生涯健康に過ごすことができるまちづくりを積極的に行うことができる環境づくりとして、大型グラウンドゴルフ場の整備を検討していくとされておりますが、愛好家の方々を対象に意識調査の実施に向けた準備を進めるとされています。どのような形の意識調査を行う予定かお伺いします。 次の子ども医療費の関係につきましては、先ほどの代表質問で理解しましたのでカットいたします。 重富小学校プレハブ校舎事業について、令和5年度からの債務負担行為額1億8,935万円が提案されています。重富小学校の仮設校舎は必要ですか。児童生徒数の今後の見込みはどのようになっているのかお示しください。また、越境入学制度の柔軟な活用により分散入学とか校区の見直しなどはできないのかお伺いします。 これは、さきに平成28年12月に閣議決定されましたまち・ひと・しごと創生総合戦略において、地方への移住に伴う子どもの通学手続について、区域外通学制度が活用できることを周知することが明記されましたことからも可能と思われます。 次に、駅を中心としたまちづくりの推進についてお伺いします。 帖佐駅を中心としたまちづくりの方向性を模索するために、若手職員によるプロジェクトチームが立ち上がったとのことですが、加治木駅から加治木支所までを都市機能誘導区域として位置づけておりますが、まちづくりの方向性をどう考えるのかお示しください。 かもだ通り商店街の方と話をしますと、箱物整備だけでは人は呼び込めない、加治木地区の方は庁舎整備や子ども館の整備に絡めて、加治木駅周辺も含め商店街の活性化、にぎわいに期待を寄せておられます。まちづくりにどのように取り組んでいかれるのかお伺いします。 先日、県の港湾空港課長と加治木港の活用について話をしました。今、鹿屋港は浮桟橋を造っているとのことです。今年度中の工事であります。鹿屋港を活用してのツアーは実際にこれまでも何回もあり、そうした実績が評価されてのことだと伺いました。鹿屋市当局やツアー業者、商工会などの熱意、熟度があってのことと聞きました。 姶良市においても、今後さらに加治木港に人を呼び込む体制づくりといいますか、まさにそういった機運を高める、熟度を養成することが大事ではないのかとこのような意見でございます。私もまさにそのように考えます。 今、加治木港は砕石などが荷揚げされたりしておりますが、ちょうど10年ほど前に自衛艦が入港しましたときに一般公開があって見学に行きました。ちょうど西側の岸壁に着岸をしていました。きちんと区割りをすれば、加治木港も立派に活用できるのではないかと、このように考えております。 私もかつて議会で質問をしたことがあります。加治木港は水深が約7mあるので1,000t級の船は接岸できるということです。いわゆる桜島フェリーの大きさぐらいの船は接岸できるということであります。数百人が乗ることができます。 例えば、またマリンポートに大型客船が入りますと、5,000人ぐらいのお客が乗っていますので船員も1,000人ぐらい乗っています。したがって50人乗りのバスは百数十台となります。船が朝着きますから朝バスが迎えにいって、そして船は夕方に出ますから夕方にまたバスが船に連れていくと、そういった格好になります。したがいまして、マリンポートから直接船で連れてくるとかすれば、姶良市の活性化につながるのかなと思っています。 加治木港は以前ヨット基地として候補にも上がりましたが、いわゆるヨットの保管と宿泊という点で、ホテルがないという理由で見送られたこともあります。 また、一般客を対象に鹿児島港を出て、桜島や姶良カルデラを見ながら錦江湾周遊もよいと思います。約30年近く前、鹿児島の集中豪雨のとき、国道も高速も通れなくなり、加治木港から鹿児島港へ船が出ていました。その船に乗ったとき、桜島と姶良カルデラの断崖絶壁の中を行くときの壮大さは今でもはっきりと記憶しています。霧島屋久国立公園が分離して、霧島錦江湾国立公園になったわけですが、まさに桜島と姶良カルデラが再認識されてのことでありました。 また、重富漁港は加治木港より水深が深く11mぐらいと聞いております。これも活用策がいろいろ検討されているとも聞いております。 要するに眼前に桜島と錦江湾がありますから、すばらしい文化がありますので、これをしっかりと活用することが姶良市のまちづくりに大事なのではないのかなと、それを言っているわけであります。 10年ほど前に海外交流特別委員会でシンガポールに行きました。そのとき向こうの旅行社の方に言われました。「鹿児島は錦江湾と桜島という宝があるのに、本当に活用されていない、もったいない」という意見でございました。いまだに錦江湾とその桜島の活用がされていないのかなと、このように思います。 鹿屋に負けないように、今鹿屋は浮桟橋を造っております。姶良もしっかりと熟度を高めて、加治木港の活用に向けて取り組んでいかなければならないと思います。そういう意味では、加治木地区の活性化も含めて、もちろん姶良地区の姶良市全体の活性化も含めて、まちづくり協議会を立ち上げるべきではないかと考えますがどうでしょうか。 また、今申したとおり、加治木港を活用して人を呼び込むことは、いわゆる活性化につながりますから、こういった加治木港の活用については、県との連携はどのようになっているのかお知らせください。 以上で、1回目の質問といたします。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 桃木野議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、2点目の6番目の2つ目のご質問につきましては教育長が、また、1点目の2番目のご質問につきましては選挙管理委員会委員長が答弁いたします。 施政方針についての1点目の1番目のご質問にお答えします。 6月14日開会の市議会定例会において、2期目の市政に臨む所信を申し上げましたとおり、これからの10年間を姶良市がさらに大きく発展するために、成熟したまちへの成長を目指す期間にしたいと捉え、令和4年度を市民の皆さまと共にそれらを推進するスタートの年とし、3つの大きな柱を立てました。 まず1つ目は、
新型コロナウイルス感染症対策への対応のさらなる強化であります。 2つ目は、姶良市の未来の宝である子どもたちや子育て世代の方々が安心して暮らせるまちへの成長であります。 3つ目は、災害に強いまちへの成長であります。 主にこれらの柱を中心に成熟したまちへの成長の実現に向けて、市民の皆さまと共に、あらゆる施策に初心を忘れることなく全力で取り組んでまいります。 3番目のご質問にお答えします。 施政方針で述べましたとおり、本市がこれからの10年の中でさらに成長し、成熟したまちを目指していくため、まずは私をはじめ、職員の意識改革が必要であると考えております。これまで以上に市民に寄り添う気持ちを最優先にしながら企画立案能力を高め、どうすれば市民の力、市全体の力を活用できるかという視点を常に持ちつつ業務に当たるという点と、それに必要な意識付けが組織全体に浸透するよう進めてまいります。 なお、企画立案能力を高めるための取組として、県や外部機関などへの人事交流や職員派遣、各種研修等への参加により、組織力の向上や職員個々のスキルアップを図ってまいります。 4番目のご質問にお答えします。 市の施策、事務事業等に対する職員からの提案制度については、職務に対する意欲の向上を図り、活力ある職場づくりを行うとともに、市民サービスの向上及び行政の効率化に資することを目的として、平成29年に姶良市職員提案に関する規程を定めております。しかしながら、本規程による職員提案制度のハードルが高いことから、本制度の抜本的な見直しが必要と考えております。 その見直しの一環として、帖佐駅前周辺の市街地の構想について、一体的なにぎわいのあるまちづくりの方向性を模索するため、若手職員による庁内プロジェクトチームを設置しました。 市としましては、若手職員がその柔軟な発想によるアイデアや意見を発言できる場を設け、それが具現化されていけば、職員個々の自覚と意識が高まり、他の職員にも好影響を与えるものと考えますので、今後もプロジェクトチームの活用を進めてまいります。 2点目の1番目のご質問にお答えします。 施政方針で述べました6つの主要施策について、令和4年度に実施する事業を第4次実施計画書に基づき、主なものを申し上げます。 まず、政策1、「協働・自治」については、ふるさと移住定住促進事業、企業版ふるさと納税寄附金事業、市営住宅解体事業などであります。このうち企業版ふるさと納税寄附金事業は、インターネットによる企業版ふるさと納税専用サイトを活用し、全国的に広報を行い、寄附を募集するものです。 次に、政策2、「子育て」については、子ども医療費助成事業、子育て支援拠点施設整備事業などであります。 子育て支援拠点施設整備事業は、子育てで悩んだり、不安になっている保護者の皆様に寄り添い、遊び場の提供だけでなく、精神的な心の支援ができる場所としての全天候型子ども館の整備を行うものです。 次に、政策3、「教育・文化」については、学校施設バリアフリー化整備事業、学校給食施設整備事業、国体準備関連事業などであります。 学校給食施設整備事業は、市立学校給食施設整備の基本方針に基づき、老朽化が著しい給食施設を統合した、新たな学校給食センターの整備に向けて基本計画を策定するものです。 次に、政策4、「健康・福祉」については、健康・長寿支援チケット交付事業、成年後見制度利用促進事業、生理の貧困対策事業などであります。 成年後見制度利用促進事業は、成年後見制度の利用の促進に関する施策についての基本計画に基づき、成年後見制度実施機関となる中核機関の整備を行うものです。 次に、政策5、「産業・交流」については、有害鳥獣捕獲事業、かごしまエコファンド整備事業、まつり補助金などであります。 かごしまエコファンド整備事業は、事業者等の自発的な二酸化炭素排出削減を促進するため、市有林を間伐した際の二酸化炭素吸収量をクレジット化し、カーボンオフセットに取り組む事業者等への販売代金を原資に、重富海岸やなぎさ公園等の照明のLED化を行うなど、地球温暖化対策に活用するものです。 次に、政策6、「安全、安心」については、危険空家解体補助事業、排水路整備事業、防犯灯LED化推進事業などであります。 防犯灯LED化推進事業は、地域の防犯と明るく住みよい地域環境づくりや二酸化炭素排出削減を促進するために、自治会防犯灯のLED灯設置費用の一部を助成するものであり、平成30年度から重点的に実施しております。 2番目のご質問にお答えします。 令和4年度に実施する政策的な事業予算のうち、複合新庁舎建設事業、帖佐駅バリアフリー化事業、市道・街路の整備事業、農業農村整備事業、森林経営管理事業、成年後見センターの設置などをはじめ、令和3年度、あるいはそれ以前からの決定に基づき継続的かつ迅速に進める必要がある多くの事業経費につきましては、先の第1回定例会で議決いただき、迅速に執行しているところです。 また、今回の補正予算、いわゆる肉付予算には、私の公約事業を含め、この4年間において本市の課題解決と発展のために計画してきた事業を本格的にスタートする予算を計上しております。 全天候型子ども館建設事業には、事業実施の第一歩となる実施設計等を、グラウンドゴルフ場整備事業、高等教育企画事業には、事業を具現化するための調査経費を、あいら清掃センターの基幹改修、新学校給食センターの建設及び学校教育施設のバリアフリー化には、建設・施設改修に向けた計画策定経費をそれぞれ計上しました。これらの予算を議決いただいた後、スピード感をもって業務を進め、今後の補正予算や令和5年度以降の予算に建設・改修工事費などの事業予算を提案して各事業を推進してまいります。 また、施政方針で申し上げましたとおり、
新型コロナウイルス感染症対策への対応のさらなる強化は、成熟したまちへの成長を市民と共に目指すための3つの柱の一つであります。よって、今回の補正予算に計上した
新型コロナウイルス感染症対策関連予算も重要な政策予算として提案しております。 今後の
新型コロナウイルス感染症の状況は不透明でありますが、国や県とも連携して、今後の補正予算等において引き続き市民の皆さまの安全・安心な暮らしを守り、事業支援や経済・観光等の対策を講じてまいります。 3番目のご質問にお答えします。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響により、市制施行10周年記念式典や夏祭りなど延期または中止になったイベント等は多くあります。また、蒲生総合支所の複合新庁舎や全天候型子ども館などの大型整備事業については当初のスケジュールを見直したところであります。 後期基本計画の策定にあたりましては、本年1月から2月にかけて無作為に抽出した市民3,000人を対象にアンケート調査を実施し1,031人から回答をいただきました。このアンケートでは、令和2年度と3年度に実施した
新型コロナウイルス感染症の対応として行った事業への満足度についても質問しております。 市としましては、このアンケート結果なども参考にしながら、ウィズコロナ・アフターコロナに配慮した計画策定に向けて、現在、各部署において取り組んでいるところであります。 4番目のご質問にお答えします。 本市の行財政改革は、私を本部長とする行財政改革推進本部を庁内に組織し、有識者等で構成される行政改革推進委員会の意見を取り入れながら、市民満足度の向上と健全な財政運営を目指すべき行財政運営の姿として取り組んできたところであります。 これまでを振り返りますと、第2次姶良市行政改革大綱までにおきましては、人材育成基本方針に基づく人事評価システムの構築、窓口の環境整備、新庁舎の検討、公共施設マネジメント白書及び公共施設再配置基本計画の策定、広報活動の充実、
校区コミュニティの創設、各種審議会への女性登用、清掃センター・し尿処理場の包括的民間委託、定員適正化計画に基づく職員数の削減などに取り組んでまいりました。 また、令和3年度からの5年間を計画期間とする第3次姶良市行政改革大綱におきましては、マイナンバー制度の開始に合わせたコンビニエンスストアでの住民票と印鑑証明書の発行、あいらびゅーFMを活用した広報、特に防災情報の提供、公の施設使用料の見直し、有料広告の拡大、事業継続計画いわゆるBCPの策定など危機管理体制の強化、キャシュレス決済や電子申請システムの導入、押印の廃止、電子決裁の導入などについて取り組み、または検討を進めているところであります。 行政改革大綱実施計画の実績を見ますと、令和2年度では全599項目について評価を行い、およそ83%の項目について計画どおり、あるいは計画以上の進捗で取り組んでおります。第3次姶良市行政改革大綱の推進にあたりましては、進捗率をさらに上げられるよう努めてまいります。 また、行財政改革の柱である財政健全化につきましては、従前からの取組を強化し、令和3年度からの3年間を財政健全化緊急対策期間として取り組んでいるところであります。緊急対策の基本方針では、構造的な歳出超過を解消し、財源不足に伴い繰り入れてきた基金をこれ以上減らすことなく、少しずつでも増やしていくことを目指す姿としております。 具体的な取組としまして、歳入確保策に市有財産の活用や受益者負担の適正化など3項目、歳出削減策に公共施設の管理コストの縮減や事務事業の見直しなど7項目を掲げております。 このうち歳出削減策の主なものとして、組織・機構や事務事業の見直しなどによる人件費の縮減、急激な増大を続ける扶助費の給付の適正化、公債費をコントロールするための普通建設事業費にかかる財源確保と事業量の検討、各種補助金等の適正化、公共施設の効果的な運営などに引き続き取り組んでまいります。 また、財政状況を示す各指標につきましては、決算の特徴が表れるため年度ごとに変動しております。健全化判断比率について、本市では早期健全化基準を大きく下回っておりますが、実質公債費比率が僅かながら上昇しておりますので、将来的な負担についてしっかりとコントロールしてまいります。 また、財政健全化緊急対策においては、財政の硬直化を示す経常収支比率が高いことなど様々な課題は認識しておりますが、行財政改革をさらに進め、将来的に持続可能な市政運営となるよう努めてまいります。 5番目のご質問にお答えします。 大型グラウンドゴルフ場の整備に関する意識調査については、大会を誘致できるような大型グラウンドゴルフ場の整備に関連した質問を検討しているところであります。 6番目の1つ目のご質問にお答えします。 18歳までの子ども医療費の無料化につきましては、制度の精査や継続した事業の実施など、財源等も含め、所管の保健福祉部を中心として検討してまいります。 7番目の1つ目のご質問にお答えします。 姶良市立地適正化計画に位置づけている加治木駅から加治木総合支所までの都市機能誘導区域については、都市機能が一定程度充実し、また周辺からの公共交通によるアクセスの利便性が高い区域等、都市の拠点となる区域であり、徒歩や自転車等により容易に移動できる区域を設定しております。 まちづくりの方向性については、持続可能な都市構造への再編及び加治木駅などから徒歩で移動できる地区内の公共施設の充実を図るため、加治木複合新庁舎の中に多目的ホールや図書館を集約移転し、その周辺道路・緑地広場等や全天候型子ども館の整備を行う予定です。 これらの整備により、都市機能誘導区域の活性化や区域への民間事業者の参入を図り、中心拠点の機能を維持していきたいと考えております。 2つ目のご質問にお答えします。 現在、5か年計画の都市再生整備計画による都市構造再編集中支援事業の事業メニューのほかに、まちづくり活動推進事業等の導入可能な事業メニューについて庁内で検討することとしております。地域住民や事業者等から意見を聴く場については、検討状況を見極めながら判断してまいります。 3つ目のご質問にお答えします。 加治木港については、物流及び産業の拠点としての活用等が有効と考えます。市としましては、加治木港の利活用について、港湾管理者である県の意見を聴きながら調査・研究してまいります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 施政方針についての2点目の6番目の2つ目のご質問にお答えします。 重富小学校の児童数は、ここ3年間で令和2年度は606人で22教室、3年度は652人で25教室、本年度は673人で30教室であります。 来年度の児童数は、現時点で前年比17人増の690人で32教室と予測しております。さらに今後の児童数は、令和7年度の714人前後に達した後、減少傾向に進むことも予測しているところであります。 これまで児童数が増加するたびに、既存の特別教室を普通教室や特別支援教室に転用しておりましたが、来年度については転用できる教室そのものがなく、令和5年度から7年度までの間に不足が見込まれる教室数を確保するための新たな校舎の建築を計画したところであります。 また、通学区域を変更することについては、地域住民の方々が長い間、その学校を支持し、期待と愛着する心を抱いておられることを考慮し、安易に変更することは得策ではないと考えております。
◎選挙管理委員会委員長(小倉章君) 登 壇 選挙管理委員会委員長の小倉章です。 施政方針についての1点目の2番目のご質問にお答えします。 令和4年4月17日に行われました姶良市長選挙・市議会議員選挙は、投票率54.53%という結果でありました。投票率の低下については、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響、政治を取り巻く状況や立候補者数の減少、政治への無関心などが複合的に影響し合った結果であると考えております。 若年者に対しましては、引き続き小中学生、高校生を対象とした模擬投票を含めた出前講座を行い、また選挙期間中の商業施設での啓発活動も続けながら、選挙に対する意識を高めていきたいと考えております。 以上、お答えします。
◆3番(桃木野幸一君) 質問席から再質問をいたします。 今回58か所の公民館等での投票となりましたが、投票率が最も高かったところが蒲生の小川内地区いきいき交流センターで79.17%、最も低いところが45.5%であります。平均の投票率が54.5%で、平均より低いところは12箇所、投票所ございました。 今回投票率が低かったのは、今委員長さんも申されましたように、私ども議員選挙でも定員オーバーが1人ということもございました。こういったこともあろうかと思います。これにつきましては、今回、議会改革の特別委員会も設置されて、また議員の在り方、これなども見直しがされることとなっております。 それでお尋ねしたいのは、全体的には投票率は分かっておりますけれども、その公民館ごと、投票所ごとの投票率の公表というのはされているものでしょうか。それをまず1点目にお伺いします。 まずは知らしめることも大事かなと思います。先日、何人かの自治会長さんにお話を伺いましたら、全体も分かりませんと、そしてまた自分のところの投票所が何%だったかも分かりませんと。もちろん自治会長さんを取り上げましたのは、やっぱり地域でのある意味リーダー的存在かなとそういうふうに思いますので、ある方とお話をしましたら、今度、例えば7月10日に清掃があるから、そのときに人が集まるので皆さん選挙に行ってくださいと、そういう声をかけるということでございます。 まさに今年はこの公表をすべきではないのかなと。そしてまた、低かったところは自分のところは低いんだと、それはやっぱり自覚していただいて、それが投票に結びつくものではないかとこのように考えます。 また、日置市では移動巡回車を使っての投票が予定されていると聞いています。また、他の市でも有りと聞いていまして、県下でも6市が実施ないし予定と聞いております。姶良市も今後そういったことも検討すべきではないかと思います。考えをお聞かせください。 6月15日のテレビで、崖っぷちどうする投票率という番組がありました。山形県の飽海郡遊佐町の例が放送されました。会場の方も見られた方がいらっしゃるかと思いますが、少年議会が開催されております。20年前にイギリスでこの制度があって、それで当時のいわゆる町長さんとか執行部のほうでこれはいい制度だということで発足して、任期1年で今が20期目だと、こういうことでございます。 コミュニティセンターなどの会場で議会を開いて、道路のミラーなどの設置の課題を話し合ったりとそういうことで、いわゆる子どもたちに、選挙も実際にするわけですから、選挙も体験させると。遊佐町出身の中学生は全部、それから高校生は遊佐町の高校に行っている子どもと、もちろん町外の高校生もその学校に行って投票をさせると、そういうことだそうであります。 この前新聞にも出ていましたが、この少年議会というのは全国的にもそれなりにあると聞いております。姶良市でもいろいろな話合いを本会議場などでも活用されていると思いますけれども、もっといわゆる多くの子どもたちに体験をさせる、こういったことがやはり若年者の投票率の向上につながっていくのではないかとこのように思っております。姶良市における子どもたちへの取組については、例えばこの会場を使ってのこういった状況はどのようなものになっているかお聞かせください。 また、議員の姿が見えないということも言われております。議員が学校に出向いて政治の話をしたり、意見交換会をしたりということもあろうかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 コロナが県下で初めて姶良市で発生をしたと思います。先ほど市長もおっしゃいましたように、あのとき市長が防災無線を通して市民に直接自分の声でコロナが発生したこと、注意喚起を呼びかけられたことを今でも覚えております。コロナ第1号が出たことはそれは致し方のないことです。ただ、この市長の放送を聞いて、私は非常に本当に事の重大性を知らしめるために、市長自らの呼びかけに感動をいたしました。まさに危機感を感じての放送だったと今でも記憶しております。 地域を回りますと、市長の声を聞きたいと、そういう声もございます。市長、直接市長に投票の呼びかけをとも思いましたが、他の選挙の場合はともかくとして、市長選挙のときに自分が言うのは確かにおかしいですから、ただ、私も思いますのは、こういう山形県の町みたいに、山形県はこの少年町長が防災無線を使って「有権者の皆さん、選挙に行きましょう」と声をかけているそうです。放送しているそうです。やっぱり子どもが大人に言いますと、大人も子どもたちにあんなに言われているんだからと、それがやっぱり投票率の向上につながっていくのかなとそのようにも思います。ここの投票率は、姶良市より10%高い64%ということであります。 今回、また市長選において、いわゆる財政調整基金が減ったということで、いわゆる議論にもなったわけですけれども、減った原因についてどのような理由かお聞かせください。 また、健康づくりの観点からしますと、今大型のグラウンドゴルフ場を造るための調査をするということですけれど、いわゆる愛好家だけではなくて、いろんな各地域に、自治会にいわゆるグラウンドゴルフとかゲートボールをされている方がいらっしゃいます。そういった人たちは場所がない方もいらっしゃいます。庭のある人は自分の家でゲートボールの練習をされている人もいますが、例えばアパート、マンションにいらっしゃる人はそれがないわけですね。 だから、そういう声もございますので、要するに調査をして、そのグラウンドゴルフやゲートボール場としての活用について、市営住宅跡地や遊休地の活用はできないものでしょうか。また、活用がないのであれば、財政上の観点から売却とか検討はされているのか、その辺はどうなっているのかお伺いいたします。 県は、県有財産について5か年計画を立てて、200億円の売却に持っていくとしておりますが、例えば姶良市はその結果として、こういう計画というのは今後出てくるものなのか。 これは要望でございますが、姶良市の未利用地、遊休地について、どのくらいの土地があって、現在の状況と今後の活用策をぜひ次の議会で示していただけたらと思います。私の出身地の永原校区にも広い土地があるということも聞いております。 また、加治木のまちづくりについて、都市機能区域として道路整備など総額幾らぐらいの予算が予定されているのかお示しください。 また、加治木の方と話をしますと、今度子ども館ができるということで期待をされておりますが、一般の大人の方たちが自分たちがどうなんだろうかと、使えないんだろうかと、あるいはホームページ等では公表されておりますけれども、近辺の人たちに子ども館についての説明が欲しいと、こういう意見もございます。 また、加治木駅から10号線までの道路は市道と思いますが、非常に幅員も広く、また歩道も整備されている立派なものでありますが、例えば植栽をするとか、今正直言って、がらんとしております。したがって、もう少し人に安らぎを与えるようなそういう工夫というのはできないものなのかと思います。そういう意見もございまして、私も実際にそう思っているところでございます。 要は加治木地区の人は、今回の庁舎建設、子ども館の建設、こういったことに非常にかもだ通りの振興とかあるいは港町の活性化、こういったことに非常に期待を寄せておられます。そういう意味で、このまちづくりの取組をいわゆる姶良市の熱意、これを本当にもう最後のチャンスだと思っていらっしゃいます。 確かに庁舎建設と子ども館というのは、こういった箱物というのはそんなに頻繁にできるものではないと思います。したがいまして、そういったことをしっかりと地域住民の声を酌んで取り組んでいただきたいと、このように思います。 いわゆる通り会や行政、観光業者、私ども議員なども入るまちづくり協議会を今後の推移も見ながら、ぜひ設置していただけないかなとこのように思います。 それから最後に、先ほど加治木港の活用については、県との意見交換も含めながら、意見も聞きながらということでございましたが、先日、県の港湾空港課長のところに行って話をしてきました。鹿屋は今先ほど言いましたように浮桟橋を造っているそうです。それはやっぱり旅行業者が港を使って、実際に実績があったので、それに結びついたと。だから姶良市ははっきり言って、まだその気運が、熱意が足りないと、こういうことでございました。 私は何年か前もこの加治木港の活用については県と意見交換をしたい、検討をしたいというのは議会だよりでみたことがあります。もうそれから二、三年はたっているかと思います。もう、こういう調査研究じゃなくて、もう鹿屋は浮桟橋を造っているわけですよ。だからもっとやっぱりこの姶良市の観光をしっかりとPRする意味からも、ぜひこういう検討会をまちづくり、加治木港も含めてできないものなのか、お願いいたします。お答えください。 以上で2回目といたします。
◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) 選挙管理委員会の福留です。よろしくお願いいたします。 まず、選挙の関係のお話なんですが、投票所ごとの公表ができないものかどうかというようなお話だったんですけれども、現在ホームページ上では投票所ごとの公表はいたしていないところでございます。ただ、先進地の自治体等、いろいろな研究をして対処して、載せていけるものなら載せていきたいというふうに考えているところでございます。 あと、移動式投票所の件がございましたが、現在、移動式投票所、県内の市で4つしているところがございますが、今回から始めたところが2つ、日置市と阿久根市ということで、全体で6自治体が実施しているというようなところでございまして、移動式投票所も一応我々も研究の視野に、(発言する者あり)すみません、失礼いたしました。 移動式投票所の件なんですが、6つございまして、こちらの先進地の始めましたところ、特に日置市なんかは大分削って、移動式投票所を多めにされていらっしゃるようでございます。そのあたりのところも研究して、視野に入れながら対処していきたいというふうに考えているところでございます。 あと、少年議会の件なんですけれども、少年議会と議会事務局等と関係各課、そちらと連携を密に取りながら、こちらのほうも研究をしていきたいというふうに考えているところでございます。 あと、防災無線の話が出ましたが、今現在、選挙のほうを防災無線、あとミニFM、そちらのあいらびゅーFM、それらのほうでお知らせをしているところでございますが、議員おっしゃった少年、子どもさんを使っての選挙への投票の呼びかけというのも、先進地をちょっと研究しながら考えていきたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。
◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 まず、加治木地区の都市再生整備計画の費用の件でございますけれども、一応全体的には約22億円ぐらいの整備費用となっております。また、これにつきましては有効な補助事業のほうの活用もさせていただいているところでございます。 それと加治木駅前の大通り線の件だと思いますけれども、この件につきましては平成30年に整備のほうをしております。これにつきましては補助事業におきまして一応整備を進めている関係上、ここを改修するとかなってまいりますと、当然補助金返納とかいうのが出てまいりますので、なかなか難しいところがあるのではないかと考えているところでございます。 あと、まちづくり協議会の設置の件でございますけれども、加治木地区におきましては、ただいま加治木の複合新庁舎、それと子ども館のほうの推進している状況でございます。この段階におきまして、様々なパブリックコメントとか策定委員会等を通しまして、市民の方々のご意見というのは伺わせていただいているところでございます。 ただ、これから事業展開ということになりますと、またこの今現在進めております事業の進捗状況を踏まえながら、また必要に応じて設置については検討させていただければということで考えているところでございます。 以上です。
◎総務部次長兼財政課長(堂路温幸君) 2点目と3点目についてお答えします。 まず、2点目の財政調整基金が近年減少をしてきた理由についてというところでございます。 これにつきましては、一番の理由は財政健全化緊急対策の中でも申し上げてきたんですが、姶良市が人口が増えて活気が出てくる中で、あるいは後発組ではあったんですが、合併後10年を超えまして、新市の一体感を醸成する各事業を行ってくる中での特徴が一番と考えておりまして、合併の財政措置であった交付税の合併算定替がなくなって、交付税が低減してくる中で、人口が増えるんですが、生産年齢人口の関係もありまして、税収が思ったほどに伸び悩むという収入の点があります。 それから、去年、おととしにつきましては、コロナで影響を受けられた方々で市民税等の伸び悩みもございますが、その収入の伸び悩みをはるかに超える人口増による扶助費の増加等々に対応をしきれなかった部分が1点、それから、近年災害が多発をしていて、災害復旧に多くの予算を使っているという点が1点、それからもう一点が、施設の公共施設が30年代から40年代、高度経済成長に合わせて造られてきたものの老朽化に対応する予算が出てくるという点、これにつきましては、特に合併後におきましては消防庁舎、それから斎場等の大型事業もありましたことから、このようなことが重なって財政調整基金が減少したと考えております。 ただし、この財政調整基金そのものの目的が年度間の財源調整を効果的に行うという目的を持っておりますので、この10年間の中で合併後二十一、二億円であったものが30億円台まで増え、また昨年度におきましては15億円を切りというところがありますが、今年度においてはまた17億5,000万円程度まで戻っております。 ですので、その長い目線、5年、10年間の中で姶良市の財源調整、いろいろ動いていくものに対応していくことから増減があるというふうに考えていただければいいと思います。 次に、3点目の市営住宅跡地や遊休地の活用についてですが、これにつきましては、姶良市が市として公園化をするとかほかの施設を造るとかという理由がない場合につきましては、地域の方々とそれから庁舎内の全課でのいろいろな地域の声を拾った利用の検討をまず先にした後、それでも利用が見込めない場合においては、市民の財産ですので、公売や貸付け等を検討していくという流れになっております。 現在も市営住宅の解体を進めておりますが、グラウンドゴルフなどの市民の方々の憩いの場として利用されているところもありますし、地域自治会等との協議の結果、そこらあたりがないところについては公売を進めているところもございます。 以上でございます。
◎教育長(小倉寛恒君) 先ほどの政治教育を議員がそれぞれの学校に出向いて出前講座をしたらどうかというご質問もありましたけれども、教育基本法で、宗教教育はできるんですけど政治教育はできないことになっているんです。 ただ、中学校の3年生の公民分野で選挙制度について学びますし、また、その題材の中で架空のまちの市長選挙を題材にして、その市の人口の増減やあるいは主な施策、そういったものを市民のアンケートなどの調査結果などを基にして意見を述べさせ、どっちの候補者を投票するかと、具体的な投票に向けた子どもたちの意欲を喚起するような教育は学校ではやっているというところでございます。 政治教育については、特に政治家である議員が学校に出向いて政治教育をするというのは、これは禁止されているということで、これは選挙制度について話をすることは特に構いませんけれども、政治教育というのは、そういうふうに規制があるということでございます。
◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) 企画政策課関係のご質問2点ありました。 まず2点目の5番目、グラウンドゴルフ場の整備の意識調査の件でございます。 施政方針においては、市内のグラウンドゴルフ愛好家ということで表現させていただいております。なお、できるだけ多くの方々に調査をさせていただいて、その結果を導きたいということで、今現在、高齢者クラブ連合会とかそういった方々のご協力もいただくよう我々検討しているところでございます。 もう一点目、2点目の7番目、加治木港の活用等についての再質問でございました。 こちらについては令和2年2月に県の関係職員、そして民間の事業者の方、そして私ども姶良市の企画部担当の職員、こちらのほうで事務レベルでの勉強会ということで意見交換を行った経緯がございます。なお、それ以降につきましては、ご承知のとおり新型コロナウイルス感染拡大防止のため、勉強会のほうは対面方式で実施されていないところでございます。 まずは、こちら加治木港、県の管理される施設でございますので、この事務レベルでの協議をまずは意見交換の場を再開したいと、そのように考えているところでございます。 以上でございます。
◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) 先ほど子ども館についての利用の状況のご質問をいただきました。 今回、子ども館につきましては、子育て支援拠点施設ということで、妊娠、出産、子育て期の方を対象とした施設と考えております。今後、運営方針等を今年度策定いたしますので、その中でイベント等でまた地域の方にもご利用いただけるような方向で考えていきたいと考えております。 近隣の方への周知ということですが、これまでも地元の方や子育て世代の方々にもいろいろ情報の発信や意見をいただいております。今後もいろいろな機会を設けまして、地元の方との協議、また、子育て世代の方たちとのご意見を交換しながら、いい施設を造っていきたいと考えております。 以上です。
◆3番(桃木野幸一君) 改めて質問いたします。 まず、駅前の件ですが、補助事業でしたので何か手を加えると補助金の返納とか言われましたけれども、例えば植栽とかそういうのをしてもやっぱりだめなんでしょうか、それが1点。 それから、帖佐駅前につきましては、若手職員による庁内のプロジェクトチームが立ち上がって検討するということでございますが、今までの答弁の中で加治木のまちづくりについては、そういうものは、ちょっと先ほどの答弁ではっきりしなかったものですから、その庁内の職員によってされるものでしょうか。もしされないのであれば、ぜひ帖佐みたいに加治木もやっていただきたいというのを要望します。 それから、今鹿屋港は浮桟橋を造っていますけど、これについて、市長、建設部長、企画部長はご存じでしょうか。 以上です。
◎市長(湯元敏浩君) 加治木港からの答弁いたしますが、存じ上げております。鹿屋の部分に民間企業の方々と県が一体となってやっているということは存じ上げておりまして、私どもも、先ほど企画部次長からありましたように、2年前にそのようなことも民間の方々とも含めて、どのような加治木港の利用の価値があるかということを話合いをして始めようとしましたが、やはりコロナの影響でインバウンドの方々が来ないと。 基本的に谷山にあるマリンポートからの豪華客船の人たちをどう鹿児島県内に回遊するかという中の視点から考えて、鹿屋に行くんだったら加治木も湾奥のほうも非常にきれいであると。右に桜島を見ながら鹿児島市から移動するのがスロートリップでいいんじゃないかということで話を始めましたが、そのインバウンドの客が来なくなったということで、今暗礁には乗り上げておりますけれども、またコロナの次第ではその話をしていくという形になりますけれども、私たちには不可抗力な部分があったということであります。
◎企画部長(今別府浩美君) 港の活用につきましては、鹿屋港、加治木港、隼人港を含めまして、民間の事業者さんが遊覧船等を活用した協議、シンポジウム、そういったものを開催しているというのは聞いております。 以上でございます。
◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 まず、駅前大通り線の整備の件でございますけれども、植栽は一応だめでしょうかというお話でございます。平成30年に整備する以前につきましては植栽台とか高木等もございました。これにつきましては、地域の方々のちょっとご意見も参考にさせていただきながら、今の現状になったところがございます。 また、恐らく植栽を設置するということになりますと、今造りました道路を掘り返してということになると思いますので、はっきりと国のほうには確認はしておりませんけれども、返納になる可能性が大きいとは考えております。 あとは協議会の件でございますけれども、先ほどもちょっと答弁のほうをさせていただきました。その中で数多くの事業というものをただいましています。そうなりますと、恐らく加治木地区の動きというのが大分変わってくると思いますので、そこの協議会の設置につきましては、やっぱり時期を見ると。必要なところを見極めた上での設置というのがいいのではないかということで、今のところは考えているところでございます。 以上です。
◆3番(桃木野幸一君) 以上いろいろ質問をさせていただきました。ある意味、今後のまさに夢と希望のあるまちづくりに向けて、市長をはじめ執行部の皆様、我々議会もしっかりと意見交換をしながら、さらなる発展に向けて頑張っていきたいとこのように思っております。どうかよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
○議長(小山田邦弘君) これで、桃木野幸一議員の代表質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時10分から開きます。(午前11時32分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分開議)
○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、13番、和田里志議員の発言を許します。
◆13番(和田里志君) 登 壇 こんにちは。令和4年第2回定例会個人質問のトップバッターで許可をいただきました、姶良が輝く市政クラブ姶輝、池島町の和田里志でございます。 本日は台風接近に伴い、足元の悪い中、傍聴にお越しくださいました皆様、インターネットのライブ中継をご覧いただいている皆様方に心から御礼を申し上げます。 さて、姶良市誕生13年目、新庁舎建設など、世紀の事業が着実に進む中、この4月の改選を機に、市長は2期目、議員も8人のメンバーが入れ替わるなど、議会構成も大きく変わりました。旧町時代から市政に携わってきた私ですが、今後も議会の使命と議員の職責をしっかり果たせるよう初心に返り、通告しました質問に入ります。 質問事項1、公共工事等における業務の発注方法と姶良市契約規則について。 要旨、現在本市では、姶良市複合新庁舎(本庁舎)を皮切りに、加治木庁舎、蒲生庁舎、子育て支援拠点施設(全天候型子ども館)など、大型公共施設の建設工事等が着々と進められております。これらの事業で市が締結する契約等に関して、法令その他別段の定めがあるもののほか、その必要な事項を定めた姶良市契約規則があります。この契約業務等は規則にのっとり的確になされているか、また、その規則が遵守されているか、以下について具体的に聞いてまいります。 1、本庁舎、加治木庁舎、蒲生庁舎、子ども館の建築物の設計者は、事業の目的に最も適した業者を選定するために、公募型プロポーザル方式により決定しました。このプロポーザルの実施にあたり、それぞれの公告や資料配付、参加資格等の審査は的確に行われたか伺います。 2、プロポーザルにおいて、本庁舎の業務内容は基本設計と実施設計であったが、支所庁舎及び子ども館の業務内容は基本設計だけであった。なぜ基本設計と実施設計を分けたのか伺います。 3、同様にプロポーザルの審査方法を本庁舎は2段階、支所庁舎、子ども館は3段階に分けたのはなぜか伺います。 4、これらの業務に関連し、本業務の受注者と随意契約をした業務内容と今後の随意契約予定内容を示してください。 5、随意契約について、特に姶良市契約規則第27条から29条は遵守されているか伺います。 以下は一般質問者席から行います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 和田議員のご質問にお答えします。 公共工事等における業務の発注方法と姶良市契約規則についての1点目のご質問にお答えします。 4つの業務においては、公告を行い、概要、参加資格要件、設計者選定のスケジュール等を示し、また、ホームページ、建設新聞等で周知を行い、広く参加の呼び掛けを行いました。 資料配付については、公告日からプロポーザル実施要領・評価要領の交付を行い、設計業務の目的、設計者選定の概要、評価するポイント等を示して参加表明をいただいております。 参加資格等の審査については、いずれも参加表明時に提出された書類により、設計事業者選定委員の方々に参加条件が満たされていることを確認していただきました。 2点目のご質問にお答えします。 今回の加治木複合新庁舎及び全天候型子ども館の設計業務は、実施設計業務のみが国庫補助対象事業に該当することから分離したところであります。 3点目のご質問にお答えします。 今回実施したプロポーザル方式による設計事業者選定の審査方法は、参加表明が出された事業者について、参加資格要件を満たしているか資格審査をし、提出された技術提案書により優劣をつける書類審査、プレゼンテーション及びヒアリングによる最終審査により決定しております。 3庁舎とも3段階による審査を実施しましたが、公告文において表現が統一されておりませんでした。今後はチェックを強化し、業務を進めてまいります。 4点目のご質問にお答えします。 姶良本庁舎設計委託事業者に対しては監理業務委託を、加治木複合新庁舎基本設計委託事業者に対しては実施設計を随意契約いたしました。 今後は、加治木複合新庁舎設計委託事業者に対し監理業務委託を、蒲生複合新庁舎基本設計委託事業者に対し実施設計と監理業務委託を、全天候型子ども館基本設計事業者に対し実施設計と監理業務委託をそれぞれ随意契約する予定であります。 5点目のご質問にお答えします。 今回の公募型プロポーザル方式による設計事業者選定について申し上げますと、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号により執行していることから、姶良市契約規則第27条には該当しないこととなります。 同規則第28条の見積りの徴収については、国土交通省告示による基準で委託料を算定していることから、見積徴収を省略しております。また、同規則第29条の準用については、事業者選定の性質上、予定価格調書の作成は省略し、落札者の通知及び契約書の案の提出を実施しております。 以上、お答えといたします。
◆13番(和田里志君) それでは、2回目の質問に入ります。パネルとの関連で質問項目が前後するかもしれませんがご了承ください。 まず、なぜこのような質問を行うに至ったか、パネルを見ながら説明していきます。パネルをお願いします。 プロポーザルの実施の書類ですが、まずこの公告文、そして次が実施要領、そして特記仕様書、大きくこの3つから成るかと思います。 これが公告文の写し、本庁舎の公告文の写しです。そこに業務に内容の詳細は、姶良市複合新庁舎建設基本実施設計業務特記仕様書によるとしっかり書かれております。これが蒲生支所、そして下が子ども館の実施要領です。 これが特記仕様書といわれるやつです。これは、加治木の複合新庁舎の特記仕様書が出ていますが、最初ホームページでは案という形で出されておりまして、後で修正されております。下は子ども館の特記仕様書ですが、案の表示はありません。最初から原文で出ています。 そして、この公告に掲載された業務の内容ですが、本庁舎は基本設計、実施設計、それと解体工事にかかる実施設計、この3つから成っているんですが、加治木庁舎、蒲生庁舎、子ども館は全て基本設計だけになっております。 そこでお尋ねしますが、どうして本庁舎と加治木、蒲生、子ども館、これは実施設計と基本設計を分けたのかということでお尋ねしました。答弁では国の実施設計業務のみが国庫補助対象ということで分離したということでご答弁いだいてますが、本庁舎はどうだったんでしょうか、本庁舎の基本設計は補助事業の対象になっていないんでしょうか。それと蒲生庁舎は過疎債を使うと思うんですが、いかがですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) お答えします。 本庁の基本設計につきましては補助事業対象になっておりません。それと本庁の建設につきましては合併推進債で行うんですが、合併推進債においても基本設計については対象となっておりません。 蒲生の庁舎につきましては、基本設計が補助、蒲生のほうは過疎債を利用して実施設計以降は実施していくんですけれども、基本設計は過疎債にも対象になっておりません。 以上です。
◆13番(和田里志君) 本庁舎の基本設計は補助事業の対象になっていないということですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) 合併推進債の対象にはなっていないということです。実施設計以降工事費については、合併推進債の対象になっております。 以上です。
◆13番(和田里志君) であれば、加治木も一緒じゃないですか。蒲生は過疎債ですから、対象になっていないのに、本庁舎は基本設計と実施設計を一緒にプロポーザルで募集されましたよね。何で加治木だけ基本設計、補助対象になっていないからということで加治木・子ども館は分けたんですか、もう一回お願いします。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) 加治木と子ども館につきましては、都市構造再編整備事業の国庫補助を利用します。それにつきましては補助申請等々を行うことがありまして、契約が分かれていることによって、申請事務の簡素化ができるという形で、本庁につきましては、一本にはなっているんですけれども、その合併推進債における記載の申請は実施設計のみでできることから一緒にしているところです。
◆13番(和田里志君) どうも答弁が分からないんですけど、もう一回聞きますが、本庁舎の基本設計も補助対象にはなっていないわけですよね、加治木もなっていないと。だから実施設計だけが補助対象であると。だったら、何回も言いますが分ける必要ないんじゃないですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) 合併推進債の申請と国庫補助に対する申請っていうのが違うものですから、合併推進債については別で申請する必要がないという形で考えています。 以上です。
◆13番(和田里志君) まだ納得できませんけれども、申請の中身が違うというようなお話ですけれども、私はこの加治木のプロポーザルの募集要綱を見まして、一瞬ちょっと期待したんですね。ひょっとして実施設計、あるいは施工まで変えられるんじゃなかろうかと、体育館が入っていましたからね、我々が前からLCアリーナ、ローコストアリーナを提唱していましたけれども、そういうことでできるんじゃないかと一瞬期待したんです。 ところが実施要領の中に随意契約する予定ということで小さく打たれていますね。だから全てを見ないと、流れがこれは基本設計を取った業者が実施設計もするんだというのが最初は見えなかったんですけど、要領を見て分かったんですけれども、そのようにうたわれているから仕方ないかとは思うんですが、設計とかいろんな工事の発注の仕方というのはいろいろあると思うんですが、今先ほどちょっと言いました設計施工の一括発注方式とかDB方式(デザインビルド方式)、いろいろあろうかと思うんですが、私はこちらが加治木庁舎へできるんじゃないかと思って、一瞬期待していたわけです。ところがそうじゃなかった。 最初から、本庁舎もそうなんですが、我々の公共工事というのは、最初から設計と施工は分離発注というようなことで何か決めていらっしゃるような気がするんですけどいかがですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) デザインビルド方式につきましては、他の市町村でも最近多く導入されてきているところではあると思います。ただ、メリットとしまして、コストが削減できるとか工期が短くできるとかという利点はあるんですけれども、今回、加治木、蒲生、庁舎につきましては、ワークショップ等々で民意を反映させようと設計の中にしていました。 となると、デザインビルド方式になりますと一本になりますので、発注者の関わり合いが薄くなる関係で、発注者が意図するものが設計施工できないというデメリットもございます。ですので、今回はプロポーザル方式で実施させていただきました。 以上です。
◆13番(和田里志君) デザインビルドのいろんなメリット、もちろんデメリットもありますけれども、特に最近では昨年の8月契約された大牟田市役所の総合体育館の工事があるんですが、これが執行部側が大体50億円でプロポーザルで提示していたわけですね。実際に契約されたのは43億円です。それだけデザインビルドでやると、業者の提案とかいろんなことがあって、経費の削減であったりとかそういうのが大きいんです。 だから。本当に姶良市は金がない金がない、とよく言われるわけですけれども、やっぱりそういう契約のやり方というのも、ただ右へならえじゃなくて、いろいろ考えてあらゆる方法を検討されたほうが今後いいかと思うんですが、これは提案しておきます。 それでこの基本設計は、ではどこどこと契約しましたと。そして次は実施設計は随意契約でやる予定ですと。もう一つありますね、工事監理業務、これも随意契約です。そういうことでうたっていらっしゃいますが、これは誰がこういう契約方式にしようということをお決めになるんでしょうか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) 管理業務につきましては、実際に建築する際に設計図がそのとおりに施工されているかどうかというのをチェックするのが仕事になるんですけれども、実際、設計をして、それを工事に反映させることがより意図伝達とか、あとデザインとか、いろいろ伝わりやすいというのがございますので、管理業務委託も随契でしようかということになっております。 以上です。
◆13番(和田里志君) 随契にされた理由は今おっしゃったですけど、誰がどこで決められるんですか、この契約方式を。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) 施工伺の時点で、今回の執行方法について決裁を取って決めております。 以上です。
◆13番(和田里志君) ということは、それぞれの課がこんなふうにしたいということで提案して決めているということでよろしいですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) とりあえず各課で推薦、このようにしたいという行為で決裁で回ります。そのときにいろいろ理由を説明しながら、こういうふうにしたいという意向で施工伺のほうは持って回っております。 以上です。
◆13番(和田里志君) 例えば子ども館で言いますが、技術者の方はいらっしゃいませんよね、いらっしゃいますか。技術者がいないのにそういうのは決められるんですか。
◎総務部長(髙山八大君) お答えいたします。 議員仰せのとおり、子ども館を所管しております子どもみらい課には、いわゆる建築技師はおりません。ですけれども、本市には建築住宅課というところがありまして、そこにいわゆる建築技師、技術者を集約しております。当然子どもみらい課のほうからは、子ども館の建築に際しまして、業務委託という形で各課長ごとに技術者を出していただきまして、建築住宅課の中で子ども館の工事の在り方については協議をしたものをもって、子どもみらい課のほうから処遇について決裁を受けている流れになります。 以上です。
◆13番(和田里志君) 建築住宅課とよく打合せをしながらやるということかと思うんですが、では、さらに具体的に聞いていきますが、パネルをお願いします。 これが本庁舎のスケジュールです。公告があって実施要領等の公布をして、1次審査、2次審査をやるとなっています。これが右側が子ども館のスケジュールです。公告があって参加資格審査をして、1次審査、2次審査をやるとなっています。 そしてこれが加治木、蒲生のスケジュールです。これも公告があって、実施要領の公布があって、参加資格の審査をやって、そして細かく書いていますが、業務委託特記仕様書を配付して、1次審査、2次審査をやると。同じ本庁舎、加治木庁舎、蒲生庁舎であっても、このように違うわけですね。 しかもこの子ども館のスケジュールを見てみますと、これだけを見ますと、いつ特記仕様書なんかが配られたのか、実施要領が配られたのかというのが全然分からないんですね。だから私は先ほど、本当にその審査は何で2段階方式と3段階方式にしたのかと、私はこの資料を見て質問をしたわけです。 だから、答弁では全てを3段階でしたと。だから一応書き方がちょっとまずかったというんですか、公告文において表現が統一されていなかったということで答弁されましたけれども、そういうことですね。だから、見るほうとしては、こういう資料からしか判断ができないと思うんです。 今回、資料請求をしていただいた資料ありますけれども、これ自分がダウンロードしたので、これ裏表約500ページあります。これ全部読ませてもらいました。それで本当に資料を見て唖然としたんです。もう何か質問もする気が起こらないぐらいびっくりしました。パネルをちょっと開いてください。 これは公告文です。法制文書課にお尋ねしますけど、この公告文というのは、公告文もそうですが、実施要領もそうですが、そしてまた特記仕様書もそうですが、全部公文書ですね。この公告文というのは法制文書はチェックしないんでしょうか。
◎総務部長(髙山八大君) 法制文書は総務部の中にありますので私がお答えしますが、申し訳ございません、この公告文について、法制文書のほうでチェックしているかどうかというのは、ちょっと私の中で判断ができないところであります。
◆13番(和田里志君) もう一回パネルをお願いします。じゃチェックしていないということですね、法制文書としては。それでよろしいですか。 それはいいですけど、これを見ても、私がこのブルーで印をつけていますが、公告文なのに、「本要領に基づき提出した書類」と、こういう接頭語をつける、「本」とか「当」とか接頭語をつける場合は、そのものを指しますよね、通常の場合は。公告文に「本要領に基づき」って書いてあるんですよ。 それで書類、様式5から10まで、だからこういうところは、例えば本公告に基づきとか、別紙何々要領に基づき提出した書類とか、あるいはこの様式にしても、別紙様式第5から10とか、このように書くべきだと思うんですね。 それとその次、「構成員は5(1)エからサの資格を満たす者」であること、公告文の5という項目は、参加手続及び審査方法等になっておるんですよ、分かりますか。要するに実施要領からそのままコピーしてここに張り付けているんですよ。だから実際にこういう書類を作っている人は全てが分かっていますから、何ら感じないと思いますよ。だけど、だからさっきから言うようにチェックがされていないんじゃないですかということなんです。 これを見てください。子ども館のプロポーザルの実施要領ですが、これは丸をつけてあります。(2)、(2)、2が2つ、その右側、(5)、(5)、5が2つ、こういうのを軽微な字句の訂正で済ますのかどうか分かりませんが、これは間違いではありませんけれども、さっき言いました本業務に関連し、本業務の受注者と随意契約する予定の業務というのがちゃんと書かれているんですね、これは本庁舎とか加治木、蒲生の庁舎については。 そしてまた、その下に(7)として、本業務に関連し、本業務とは別に発注する委託等の見込みということでこのように書かれています。これは加治木庁舎も今言ったような同じようです。 子ども館です。6、ここまでは一緒なんです。本業務に関連し、本業務の受注者と随意契約する予定の業務、これは実施設計業務と工事監理業務は随意契約しますという記載で、これがないんです、何でこれがないんでしょうか。本業務とは別に発注する委託等の見込み、これが記載がないんです、子ども館は。これがないもんだから、これは要領ですけど、もう一つの特記仕様書にも関わってくるんです。 これが結局、本庁舎、加治木庁舎、蒲生庁舎の特記仕様書です。先ほどもちょっと言いましたが、ちょっと見づらいかもしれませんが、本業務に関連し、本業務とは別に発注する次の業務の受注者と協力体制を取り設計することと、こうして入っているんです。 ところが子ども館は、見てください、アだけですね。通常、アがあればイがありますね。これ、この1つだけでしたら、アとか要らないですよね、文章のつくりとして。それとか、このほかにもいっぱいあるんですが、1があって、1、基本設計とあって2がないんです。そういうのが何か所も出てくるんです。 それで子ども館は、このイが記載がないんです。イは何かというと、先ほど言いました本業務に関連し、本業務とは別に発注する次の業務の受注者と協力体制を取り設計することと書いてあるんですね。 子ども館も解体工事がありますよね。土地の造成工事もあろうかと思うんですが、地質調査もあったと思うんですが、そういう業者と連絡を取りながら設計しなくていいんですか、ここは答えてください。
◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) 建築住宅課です。建築住宅課も協力体制で行っているということでお答えいたします。 関連する委託業務は発注する見込みのことで記載がないということですが、発注する見込みがないというのは、地質調査業務委託が関連する業務委託であろうかと一つありました。けど、もう既に発注が終わっておりまして調査報告書ももらっておりますので、見込みがないということでそこには記載しておりませんでした。 それとあと協力体制を取るということで今指摘のほうがありましたが、地質調査、今も言いましたように地質調査業務委託の報告書を、終わっておりまして、その報告書をいただいて、その本プロポーザルの参考資料として情報提供をしておりますので、その調査報告書があれば、基礎とか杭とかの基礎の設計に反映できる調査報告書をもってできると判断しましたので、そこには掲載しておりませんでした。 以上です。
◆13番(和田里志君) 建築住宅課が見られて掲載する必要はないという判断をされたということですね。 そうしますと、解体業務は今からですよね、解体も絡んでくるんじゃないですか設計とは。それと土地の造成工事、あそこは右側と高さが違いますよね、そういうのとしっかりと連携を取りながら設計していかないといけないんじゃないですか、もう一回答えてください。
◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) 今のはちょっと言葉のあやなんですが、ここが業務委託となっておりましたので、業務委託については地質調査業務委託のみでございまして、あと解体工事につきましては、今発注につきましては、うちの建築係の職員のほうで行う予定でございますので、ここには出てきておりません。 以上です。
◆13番(和田里志君) もう一回パネルをお願いします。 この丸印のところを見てもらえば唖然としますが、一般事項でア、ウ、エ──イがいなくなっているんです、イがない。これはイは何だったんですか。
○議長(小山田邦弘君) 暫時休憩します。(午後1時40分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後1時42分開議)
◆13番(和田里志君) 別にそういうことで時間を取ろうとは思っていません。(発言する者あり)実施設計のことだと思いますよ。だから、基本設計だけしか発注していないから実施設計の部分は省いたんでしょう。そうじゃないですか。だから簡単に要領から取ってきてコピーして取ってきて貼りつけたり、簡単に削除してそのままだれも見ていないというもう証拠ですがね。本当、これ恥ずかしい話ですよ。 もう1回パネルをお願いします。 これ子ども館の基本設計業務の特記仕様書6ページです。ここ見てください。ここもアの共通のところで丸のところが1、2、3、5になっているんですね。これ後で言いますけど、そうしてこの共通仕様書が13項目で終わっているんですよ。ほかのところは、これ4がないですね。全部、本庁舎、加治木庁舎、蒲生庁舎の特記事項は15項目あるんですよ。左に番号がついてありますけど。 何が抜けているかと言いますと、黄色で印したのが、これを大きくしたのが3番の官庁施設の総合耐震診断改修基準、6番の官庁施設の環境保全性に関する基準(グリーン庁舎基準)、7の官庁施設の環境保全性に関する診断改修計画基準、この3つの項目が抜けているんですよ。抜けているというよりは、わざわざ削除されたと思うんですが、何でこれを削除されたんでしょうか。
◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) お答えいたします。 (3)の官庁施設の総合耐震診断改修基準と(7)の官庁施設の環境保全に関する診断改修計画基準につきましては、これは改修等の基準でございますので、子ども館の場合は新築でございますので省いております。 あと、6の官庁施設の環境保全性に関する基準(グリーン庁舎基準)とありますが、これにつきましては、その上の(5)の官庁施設の環境保全性基準というのがあります。そこの中にグリーン庁舎基準というのが完全に網羅されておりましたので、(5)に含まれると考え、6については省いております。 以上です。
◆13番(和田里志君) (5)の官庁施設の環境保全性基準に含まれるという判断をされたということですね。全然違うんじゃないですか。じゃあ、なぜ本庁舎と加治木庁舎、これが入っているんですか。 それとその残りの2つは改修基準だから必要ないと、新築だから必要ないと言われましたね。加治木も本庁舎も新築じゃないですか。このグリーン庁舎基準というのは非常に大事なことですよ。
ゼロカーボンシティを市長が挙げられましたよね。これ一番大事なもう設計から造成から、最初から計画から建設、運用、解体に関するライフサイクル全体を通じて、環境負荷の低減に配慮した環境施設と、これがグリーン庁舎ですよ。もう1回、答えてください。
◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) 今、環境保全性に関する基準、グリーン庁舎基準なんですけども、そこの中に長寿命化、あと適正使用、適正処理、あとエコマテリアル、あと省エネルギー、省資源、あと自然エネルギーの量とか、周辺環境保全とか項目があるんですけれども、その基準につきましては、先ほど言いました(5)の環境保全性基準の中に全て長寿命とかエコマテリアルとか、そこら辺の全て含まれておりましたので省いたということでございます。 以上です。
◆13番(和田里志君) 何回も聞きますけど、含まれていたと言われますけど、じゃあ本庁舎、加治木庁舎、蒲生庁舎で、何で入れているんですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) 本庁と加治木、蒲生庁舎につきましては、特定建築物ということで行政庁になることから、今回、全ての要綱についてうたったところでございます。 以上です。
◆13番(和田里志君) だから、先ほども言いましたように造成もあるわけですよね。子ども館も……。私は入れるべきだと思うんですが、子ども館だけがこの3つの条項3、6、7が抜けていて、抜けていてというには言い方が悪いですが、わざと省かれたですね。本庁舎と加治木、蒲生庁舎には入っておって。おかしいと思いますけれども、それだけ聞くわけもいかないのでもいいです。 結局、こういう一部資料の間違い、あるいは字句の間違い等を指摘しましたけれども、私が気づいただけでも48か所ですよ。さっきも言いましたけど、全部これ公文書ですよ。もし、業者とトラブルになって契約案件がトラブルになった場合は、こういう文書は必ず生きてくるわけですよ。もうちょっとしっかりしてもらわないといかんですね。 まさしく短絡的に小手先だけで修正をしたり、追加をしたりしたような文章になっていますよ。こういうのを見ると、何か惰性で漫然と仕事をしているとしか取られても仕方ないんじゃないですか。 一番小さい工事でも何億、庁舎によっては何十億、それのスタートになる書類です。特記仕様書。ここの特記仕様書、肝心の業者を選定する書類なんですが、これはどのような位置づけをされていますか。特記仕様書についての位置づけ。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) お答えします。 設計業務を進める上で、質問書が一番上位にくるんですけども、第2、第3のところで特記仕様書によって業務を進めることということになっております。 以上です。
◆13番(和田里志君) それぞれの事業の内容によって、特記仕様書は必ずつくられると思うんですけれども、最優先される事項ですよね。特記仕様書というのは。標準仕様書とはまた違って、必ず最優先される。そういうのが特記仕様書に限らず要領もそうですけれども、公告文にしてもそうですけれども、本当に私は対外的にも恥ずかしいと思うんですよ。市長、どう思われますか。
◎市長(湯元敏浩君) いみじくも公文書というところでこういった小さなミス、ケアレスミスをするということは非常に恥ずかしいことであり、仕事を完遂していないという照査であると思っております。これはまさしく私が言う未熟さがまだ残っているというところもありますので、これから職員の教育、また公文書に対する考え方、そういったものをチェック体制も含めて、私のチェック体制も含めて強化していきたいと思っております。
◆13番(和田里志君) 特に何回も言いますけど、この特記仕様書というのが、項目が抜けていましたとかあるいは間違っていましたと、これじゃあ済まされないと思うんです。本当にいざ何かそういう問題が発生したとき、だからチェックがされていない。何回も言いますけど、だから昨今の給付金を間違って振込みをしたりとか、あるいは県内でもありましたですよね。工事の前受金がいつの間にかなくなっていたりとか、そういう事態が起こると思うんです。そういうことのないように、しっかりチェック、確認していただきたいと思います。 子ども館のプロポーザル審査を非公開にしたのはなぜでしょうか。
◎保健福祉部長(向江美喜君) プロポーザル審査につきましては、これまで子ども館の内容をつくっていく中で、市民の方にも多くの意見をいただいたりとかいうことで、皆様にもいろいろと意見をいただいたところでした。実施設計にそのプロポーザルにあたっては、業者にも同じような質問をしたりとか、できるだけ公平性、公共性が担保されるようにということは気をつけて実施したところでございます。
◆13番(和田里志君) すみません。ちょっと聞き取れなかったんですが、非公開にしたのはなぜかというのは、言われましたかね。
◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) お答えいたします。 子ども館につきましては、プロポーザルを非公開にいたしました。プレゼンテーションのヒアリングの際に参加の事業所に対しまして、同一の質問をコンセプトや維持管理について行いました。事業所の考え方などを聞いて審査の公平性や公正性を確保するということで非公開にさせていただきました。 以上です。
◆13番(和田里志君) パネルをお願いします。 今回は、私はこの随意契約の在り方についてを中心に組み立てていたわけですけれども、資料を請求した中でこういうことが起って見られたもんですから、ちょっと内容が変わってしまいました。 随意契約ですが、この27条から姶良市契約規則というのを決めていらっしゃるわけですが、もうこの庁舎建設に関するプロポーザルは、これの27条のこの1、2、3のこれにあたらないということですよね。 これは障害者施設であったりとか、シルバー人材センターであったりとか、そういうところと随契をするときにこのあらかじめ契約の発注の見通しを公表することとか、事業を公表することと。いずれにしてもその、今、やっているこのシルバー人材センターとか社会福祉事業所なんかと契約されているのがたくさんあると思うんですが、これ本市は公表されていないですよね。
◎総務部長(髙山八大君) 担当課長に答弁させます。
◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) 工事監査課、村田と言います。よろしくお願いいたします。 ご質問にお答えいたします。業務委託等で行われているものの、公表しているかということですけれども、本市におきましては、業務委託等に関する公表はしておりません。 以上です。
◆13番(和田里志君) 契約規則でこうして自分たちで決めていらっしゃるわけですよね、公表することとか。何で公表されていないんですか。
◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) お答えいたします。 本市につきましては、契約規則、随意契約ガイドラインに基づきまして、公平性に配慮した形での執行をしております。その中で、執行の段階で随意契約に事足りているか、そういったことの審査をした上での執行をしておりますので、入札結果、それにつきましては、公表を工事監査課、閲覧室等のところでしております。 ただし、その一者随契につきましては、そちらのほうでの公表はしておりません。 以上です。
◆13番(和田里志君) 一者随契であろうがなかろうが、要するにこういうことで規則で決めていらっしゃるわけでしょう。あらかじめ契約の発注、見通しを公表することと。契約を締結する前において契約内容、契約の相手方の決定方法、選定基準、申請方法等を公表することと。あとにおいても契約の相手方となった者の名称、契約の相手方となった理由等の契約の締結状況について、公表することと決めていらっしゃるわけですよね。 薩摩川内市なんかはやっていますよ。ほか、やっている市町村いっぱいありますよ。だから、これ、今、やっていないのをなぜやらないかとか、もう言ったってしょうがないんですが、これやるべきだと思うんですがいかがでしょうか。
◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) お答えいたします。 本市の一者随契、その他の競争見積などの随意契約につきまして、30万円以上につきましては、担当課からの発注見通し、そういったものを工事監査課のほうでは把握いたしまして、その後、入札結果につきましては、また議員から仰せのとおり、いろんな市町村での対応がありますので、調査、研究してまいりたいと思っております。
◆13番(和田里志君) 調査、研究と言われますけどね、自分たちでこれ規則で決めていらっしゃるわけですよ。私はするべきだと思います。 この1年間にこういう業務を発注する予定ですということで、まず公表して、そしてどこどことこうこう理由で契約しましたというのを、事後公表するべきだと思いますよ。やっていらっしゃいますよ。薩摩川内市、東……。どこか、大隅のほうにもありましたけども、もう一つ提案したいのがあるんですが、パネルをお願いします。 この随契でオープンカウンター方式、簡易型一般競争入札と言われますけど、要するに見積合わせや公開見積合わせとも言われていますけど、このことはこういう方式があるということはご存じですか。
◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) はい。今、議員のほうから言いましたオープンカウンター方式、こちらのほうにつきましては認識をしております。最近、官庁、国の機関、それから県のほうで広く採用が行われてきているということは認識しております。 以上です。
◆13番(和田里志君) 最近増えてきているとは、今、言われましたけども、見積依頼する相手を事前に特定しない、契約条件を公開する。条件に合った見積の中で最低額を提示した相手と契約するということを非常に分かりやすいんですよね。随契だけれども、こういう形で簡易型一般競争入札と言われるのはそこだと思うんですけど、ぜひ本市でもこういう契約の方式を取り入れていただきたいと思います。 あと一つ、1億5,000万円以上の工事とか請負は、議会の承認が要りますよね。設計の場合は仮に1億5,000万円1つで超えたやつはないんですが、例えば基本設計、実施設計、管理業務まで入れると、もうとっくに1億5,000万超えるわけですよね。一括でプロポーザルなんかやった場合には。そういう場合の議会の承認というのはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。取らなくていいという形で思っていらっしゃるんですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) お答えします。 過去の判例においてちょっと調べてみました。設計は構築工事の設計監理が頭脳労働を中心とし、設計図はその表現であることから、工事の設計監理のみを契約の目的とする場合にあっては、工事または制度の請負に含まれないと解されるということで解釈されていることから、今回は除いてあります。 以上です。
◆13番(和田里志君) 工事の請負に加えないと解釈されているということですが、ただこれ成果品を求めていらっしゃいますよね。成果品を求めるということは、完全に工事の請負契約にあたるという学者もおるんですが、そこはいかがですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) 建築工事の設計監理においては、設計書を完成させた上で引き渡すことを目的とするものではなく、設計の管理という役務を単に提供することになるということで解されていると思います。 以上です。
◆13番(和田里志君) 専門家でも意見の分かれるところでありますから、そこはそれでいいとしまして、今回は現在建設中の本庁舎、そしてまたこれから建設される加治木、蒲生の支所庁舎、子ども館等の契約について、質問、提案をいたしました。 歴史に残る大事業が予定どおり、計画どおり無事完成するようにしっかり見守っていきたいと思います。各担当部署はそれぞれの指示した特記事項等が業務に反映されているかを含め、ヒューマンエラーにならないようそのチェックもしっかり行ってもらいたいと思います。 最後に、市長もコロナ禍における自身の行動がマスコミに取り上げられ、全協での謝罪、ホームページで新聞記事に対するメッセージを出されました。せっかく信任を得た2期目のスタートであります。今一度、2期目を目指す自身の決意とそれと少し気になるんですが、工事関係で非常に物価高、資材等の価格の値上がりが進んでおります。こういったインフレスライドに対する対応策等々についてお考えをお聞きし、質問を終わりたいと思います。
◎市長(湯元敏浩君) 新聞報道等に出た私の行動については、私の説明部分で皆様方にご説明したとおりでございまして、今後とも慎重に行動していきたいと思っております。 そして、物価高等に関することは本当に様々な業種に広く影響するものでございますので、これはもう工事とかそういったものに限らず農業、そしてまた人々の本当にちょっとした生活、そういったものに関係してきますので、注視しながら国の動向と連動しながらしっかりと対応していきたいと思っております。 以上です。
○議長(小山田邦弘君) これで、和田里志議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後2時04分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時17分開議)
○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、22番、国生卓議員の発言を許します。
◆22番(国生卓君) 登 壇 お疲れさまです。議席番号22番の志成会の国生でございます。 早速、通告に基づき一般質問いたします。 項目、第2次姶良市総合計画の第4次実施計画について。 第4次実施計画(令和4年度から6年度)に示す事業は、効果的に推進するために必要な政策的要素の強いものを対象とし、総合計画の6項目の政策を実現するために実施すべき事業について計画されております。 そこで、以下についてお伺いいたします。 要旨1、政策4「健康・福祉」事業について。 姶良市は、交通の利便性から子育て世代の移住者が増える一方、高齢化(特に中山間地域)も進み、全人口の約3割が65歳以上、老齢人口であるとのことであります。 そこで、実施計画の策定にあたり、老齢人口増による支援事業への影響について市の見解をお伺いいたします。 要旨2、政策5「産業・交流」の中の日本遺産魅力発信推進事業について。 令和元年5月に蒲生麓地区が日本遺産に認定されたが、「薩摩の武士が生きた町」のストーリーで、歴史、文化を県内外に発信し、観光、文化振興を図ることにより、地域の活性化につなげることが目的であるが、その目的を達成するため、本市としての施策はあるのか。その具体的な内容をお伺いいたします。 要旨3、政策6「安全・安心」の中の駅を中心としたまちづくりの推進について。 ①社会資本整備交付金事業を活用した地域間交通の利便性向上を図るため、機能性の高い都市空間を図るとのことだが、帖佐駅周辺の都市空間計画をお伺いいたします。②都市再生整備計画に基づく加治木・姶良中心拠点に位置づけられている施設の整備を行うとのことだが、どこの施設を整備されるのかお伺いいたします。 要旨4、実施計画に連動した財政について。 本市の財政構造は硬直化しているとのことであります。特に歳出においては高齢化社会における扶助費の増加、また、庁舎建設事業による公債費の増加が予想され、これまでのような基金繰入れによる財政調整が厳しいとの予想であるが、第4次実施計画の3か年の財政の見通しをお伺いいたします。 あとは一般質問席より再質問いたします。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 国生議員のご質問にお答えします。 第2次姶良市総合計画の第4次実施計画についての1点目のご質問にお答えします。 本計画の政策4「健康・福祉誰もが安心していきいきと生きる」における高齢者支援にかかる事業につきましては、高齢者人口の推移を踏まえた上で実施しているところであります。 本市における高齢化率は平成31年2月以降30%を超え、その3年後の本年6月1日現在には31.4%に増加しております。 姶良市第8期介護保険事業計画・高齢者保健福祉計画による推計値では、本年の高齢化率を31.3%と想定しておりましたので、推計値を0.1ポイント上回った結果となりました。今後も高齢化率が現状を大幅に上回ることはないものと推測しております。 しかしながら、高齢者人口は増加の傾向にあることから、継続的な支援ができるよう引き続き注視してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 県内では12の麓地域が日本遺産の認定を受けていることから、県と9市で構成する魅力発信推進協議会を中心に取り組むことにしており、本年度は12の麓地域を巡るスタンプラリーやフォトコンテストを実施する計画となっております。 蒲生麓地区においては本市の観光協会、商工会、NPO法人Lab蒲生郷、市ボランティアガイド、蒲生観光交流センター、蒲生史談会、おかべ会等と有志の個人会員で構成する日本遺産「蒲生麓」プロジェクトメンバーによる定例会を毎月開催し、蒲生麓の活性化につながるように協議を重ねているところであります。 まずは蒲生麓や蒲生城の歴史等を広く知ってもらうため、昨年度に引き続き「学びのカモコレ」のメニューの一つで、小中学生・高校生を対象としたまち歩きイベントを開催する予定にしております。 3点目の1番目のご質問にお答えします。 第4次実施計画に記載している社会資本整備総合交付金事業を活用した帖佐駅周辺の計画につきましては、令和3年度に都市計画事業認可を受け、交通結節点としての役割を持つ帖佐駅前広場の整備を事業推進しているところです。 また、帖佐駅からイオンタウン姶良までの都市計画道路帖佐駅三拾町線については、県において道路拡幅や歩道整備等を事業推進しているところです。 2番目のご質問にお答えします。 都市再生整備計画に基づく加治木中心拠点地区に位置づけられている施設の整備としましては、加治木複合新庁舎等の行政施設部分を除く多目的ホールや図書館、緑地広場、全天候型子ども館、市道等の整備を予定しております。 また、姶良中心拠点地区につきましては、帖佐駅前広場や県道整備の関連事業等として令和6年度以降の新規事業採択を目指し、都市再生整備計画の準備を行っているところです。 今後、庁内プロジェクトで出された意見や市民の方々のご意見等も反映させた都市再生整備計画を作成し、都市構造再編集中支援事業を活用した環境整備を行っていきたいと考えています。 4点目のご質問にお答えします。 第4次実施計画の94ページ及び95ページに、計画期間中の財政計画を掲載しております。 歳入面では、人口の増加などを要因に市税等について増収が見込まれるものの、一般財源の大幅な増加は見込めない一方で、歳出面では、社会保障関係経費が引き続き増加するほか、新庁舎建設や公共施設等の老朽化対策など多額の財政需要が見込まれております。 さらに、
新型コロナウイルス感染症が経済に影響をもたらす状況が長引いており、地域経済の動向や税制改正、コロナ対策予算など、今後の国の動向の見通しが不透明な部分もあるため、本市の財政の見通しは予断を許さない状況にあります。 今後も社会経済情勢の動向を正確に把握するための情報収集を継続しつつ、国の交付金等の活用など財源の確保などによって効率的な財政運営を行い、実施計画の達成に努めてまいります。 以上、お答えといたします。
◆22番(国生卓君) まず、この実施計画についての関連質問なんですが、非常にこの実施計画について、関連質問がちょっと幅広くなると思います。もし外れているようでしたら声かけてください。 まず、「健康・福祉」事業について、財政面から再質問いたします。 現在、姶良市の65歳以上の老齢人口が全人口の31%との答弁がありました。しかし、さらに高齢者の独り暮らしが増加し、地域社会を取り巻く課題が山積しつつあるとのことです。 しかし、この財政が厳しい折、社会保障費の増加が見られ支援が行き届く地域共生社会づくりを進めていくことが重要ですが、この実施計画の54ページ、これから社会福祉の関係を見てみますと、一般会計の17事業が9割が一般財源です。それで、この財源は財調からの繰入金でございます。また、特別会計の64の支援事業ですが、約4割が国、県からの補助金でありますが、残り60%は一般会計からの繰入金であります。 そこで、このように財政が厳しい中、健康福祉事業の中に、大体、助成金、給付金ですか、私が数えたところ30ほどの事業がありました。 それで、もうこのような高齢化の時代において、この支援事業を維持していくためにどのように市としては調査あるいは検討されているのかお伺いいたします。
◎保健福祉部次長兼長寿・障害福祉課長(前薗智雄君) ただいまのご質問にお答えします。 ご質問の内容としましては、高齢者を支援するための事業の継続をしていくために調査、検討をどのように行っているかということについてですが、実際、結論から申し上げますと、この介護サービスなどの事業継続にかかる、そういったところを検証していくための調査、検討は実際行っております。 実施計画に掲載されております介護サービスなどの支援事業につきましては、介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画というものがございます。それに基づいて実施されているところでございます。それが実施計画に掲載されているところです。 この介護保険事業計画の中にデイサービスや、あと、それからグループホームなどのサービスの必要量が明記されております。 この介護保険事業計画を策定するにあたりましては、まず市民の皆様方にご協力をいただきまして、生活上の困り事や、そして介護の実態などに関する調査などを実施することとなっております。 さらに、この実態調査以外にも現在実施している多くのサービスの実績の検証、そして人口動態の推移などの検証などの作業も行っております。 今申し上げましたこういった調査や事業の検証、検討につきましては、3年に1回、介護保険事業計画等を策定するにあたりまして実施しているところでございます。 以上でございます。
◆22番(国生卓君) 今のご答弁で、この第4次実施計画、3か年は維持できそうな雰囲気ですか。雰囲気っていいますか、財政はもちそうですか。 1点だけお願いします。
◎保健福祉部次長兼長寿・障害福祉課長(前薗智雄君) 現段階で検証するにあたりましては、この第8期介護保険事業計画中、もしくは第4次の計画中では、今の予算、計画の範囲内でやっていけるものというふうには推測しております。 以上です。
◆22番(国生卓君) 分かりました。ぜひぜひ継続されることを市民の方は願っているところです。特にあいあいチケットですか、これは膨大な額ですが維持されていけられればと考えています。 次に、介護に携わる人の人材の確保についてお聞きいたします。 この質問は、昨年の9月議会と今年の3月議会に女性の同僚議員が質問をしていますが、私から改めて質問させていただきます。 介護に携わる方の人材確保については、昨年の9月議会におきましては、市の現状としましては、国や市が定める職員の配置基準を下回っている事業所はございませんという答弁でございましたが、姶良市の介護事業所に、私もちょっと、2、3事業所のほうに聞いてみましたら、いやもう、現実はぎりぎりいっぱいで運営しているというような話でした。 それでこれまで、この人材確保に向けては、市としましては福祉協議会の福祉まつり等ですか、このところで研修やったり、また、市主催で介護支援専門員等研修会とかボランティアポイント事業とか介護予防生活支援サービス事業研修等も行っているとのことですが、市としてこれまで人材不足を補完する事業に取り組んでいらっしゃいますけど、この成果っていうのはどういうものなのか。それとこの先、やはり高齢人口は、先ほどの答弁では、31%を増える見込みがないというご答弁でしたが、そうかなって思っているんですが、将来を見据え、さらにどのようにこの介護士さんの確保に向けて取り組む考えなのかお聞かせいただきたいと思います。
◎保健福祉部次長兼長寿・障害福祉課長(前薗智雄君) お答えします。 成果等についてということですが、あと、また、今議員のご発言の中で31%超えることはないという答弁があったということですが、内容的には31%を超えるような推移で進んでいくということで答弁はさせていただいたかと思います。 それで、まず成果についてご説明させていただきます。 介護保険サービスを提供するには、今議員が仰せられたとおり国が定めた基準というものがあるんですが、一応それを下回るような配置基準で職員が雇用されているという実態はないということで、前回の9月議会でしたかね、そこでは答弁させていただいているところではございます。実際そういうところではあるんですが、配置基準を下回るような事業所はないというところではあるんですが、やはり職員を雇用する、探すということの苦労ということについては、私どもにも、実際現場からはお声は届いているところではございます。 そういったところを踏まえまして、令和2年度に本市独自で介護人材実態調査というものを実施しております。 その中で、それ以前、過去1年間の介護職員の採用及び離職の状況につきまして調査をさせていただいているところですが、令和元年よりも職員数が6%増加しているという結果は出てはおります。ただ、この介護人材の実態調査自体は、令和2年度に初めて行ったところでありますので、これが市が取り組んできた取組が効果を現したのかどうかというところについては、まだ検証できていないところではございます。 また、この調査につきましては、引き続き定期的に実施していきますので、介護人材の実態調査につきましては、そういったところを踏まえて、今本市でやっている事業の効果がどの程度現れているのか、もしくは、やはり事業の本当努力で人員が確保できているんじゃなかろうかとか、そういったところが検証していくものではないかというふうに考えているところでございます。 今後の取組についてなんですけど、今後につきましても、市が取り組むべき事業等について、その介護人材の実態調査を定期的に行っていく中で市が取り組むべき事業等について研究のほうも重ねて行っていきます。 あと、また、先ほど議員が述べていただきました様々な事業、そういった事業についても推進していく、特に研修等についても、こちらが考えた研修ということではなくて事業所の方々が抱えているニーズ、問題、そういったものを踏まえた研修等を実施していくことで計画は立てていっているところでございます。 あとは、実際現場での困り事っていうのは毎日毎日発生しておりますので、そういったところに対しましても、介護保険係、地域包括支援センターといったところが後方支援できるような体制も進めていきたいと思っています。 あと、介護保険事業計画にも挙げてはいるんですが、買物や掃除、料理などの生活支援を訪問介護員さんや介護職員などの専門職だけが担うということではなくて、それに代わって行えるようなボランティアさんの育成、そしてシルバー人材センターの活用などにも取り組めるように、そういった推進も図ってまいりたいというふうに考えております。 すみません、長くなりましたが以上でございます。
◆22番(国生卓君) 分かりました。 なかなか、この人材確保については難しいと。やはり労働が厳しいのと、やはり賃金がちょっと足りないっていいますか、ちょっと多めに出してあげれば、また人材も確保できるんじゃないかなと思っているところであります。 では、次に要旨2に移さしていただきます。 私も蒲生ですので、この日本遺産魅力発信事業については興味を持ちまして、改めて、初めて質問させていただきますが、この事業が令和元年の5月でしたですか、認定されてから。それで、ここ何年か見ているんですけど、あまりまち全体が盛り上がったような雰囲気ではないんじゃないかなと、私だけかもしれませんですが、感じているところです。 若干、のぼり旗がですか、まちに何本か立てられ、また、観光センターのほうにはこの日本遺産の小さなコーナーもあることは承知はしておりますが、ご答弁の中では本年度は12の麓地域を巡るスタンプラリーを計画しているということですが、この実施計画の予算を見ますと、今までが大体30万円ぐらいだったんですよね。それが令和4年と5年度が45万円と。で、令和6年が245万円と、ぼーんと上がっているんですよね。この令和5年度に向けて、何か事業、計画を企画されているのかお聞きいたします。
◎企画部長(今別府浩美君) ただいまのご質問につきましては、担当課長のほうに答弁させます。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) 商工観光課の高山です。よろしくお願いします。 ただいまのご質問にお答えします。 令和4年度、令和5年度は、魅力発信推進協議会への負担金と、それから今、蒲生麓でプロジェクトメンバーを構成しておりまして、毎月定例会を行っております。 その中で、カモコレの一つのメニューとして行う蒲生麓や蒲生城のまち歩きイベント、こういったものの参加者の負担金を下げるというような形でプロジェクトメンバーへの補助を計画しているため、令和4年度、令和5年度の金額が増えているところでございます。令和6年度につきましては、令和元年の5月に日本遺産に認定されたことに伴いまして、5年目を迎えるということで節目のイベントとして魅力発信推進協議会を中心に、何か日本遺産を盛り上げるイベントをできないかというようなことで検討をしているということで計上をしているところでございます。 以上でございます。
◆22番(国生卓君) 分かりました。期待しております。 それで、先月のAIRAview号ですか、6月15日号で「蒲生の宝さがし」という件名で掲載されていました。子どもたちを対象にして今週の日曜日の9日と24日に企画されておりましたが、その内容が、日本遺産に認定された蒲生麓や蒲生城を歩き、地域の歴史について探求しますとのことですが、この探求学習というのはどのような内容なんですか。お答え願います。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) 失礼いたしました。 ご質問にお答えいたします。 今回行うものは、地元に当然のごとくある蒲生麓や蒲生城などの地域資源に興味や関心を持ってもらうために、ガイドによる説明を加えることで歴史的な価値を添えまして、魅力を感じてもらうまち歩きを実施する予定でございます。 以上です。
◆22番(国生卓君) 非常に残念なんですが、日本遺産に認定された蒲生麓や蒲生城を歩き、地域の歴史について探求しますと書いてあるんですよね、AIRAview号には。蒲生城は散策はされないんでしょうか。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) ただいまの質問にお答えいたします。 今回、蒲生麓と蒲生城跡もどちらも歩く予定にしておりまして、1回目が蒲生麓を歩きます。2回目が蒲生城の跡地を歩きますという形になっております。 以上でございます。