令和 3年 6月定例会(第2回)令和3年第2回
姶良市議会定例会議事日程第3号 6月17日(木)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────
┐│日程│議 案│ 議 件 名
│ 備 考 ││番号│番 号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│ │一 般 質 問 │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 令和3年第2回
姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前10時00分
││ 令和3年6月17日(木)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 4時09分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──
┐│出席議員│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠││及 び│番号│ │の別
│番号│ │の別
│番号│ │の別
││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 1|新福 愛子 |出 | 9|上村 親 |出 |17|谷口 義文 |出
|│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 2|竹下日出志 |出 |10|森川 和美 |出 |18|小山田邦弘 |出
|│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 3|国生 卓 |出 |11|岩下陽太郎 |出 |19|萩原 哲郎 |出
|│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 4|峯下 洋 |出 |12|松元 卓也 |出 |20|堂森 忠夫 |出
|│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 5|田口 幸一 |出 |13|湯元 秀誠 |出 |21| |
|│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 6|湯之原一郎 |出 |14|堀 広子 |出 |22|有川 洋美 |出
|│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 7|鈴木 俊二 |出 |15|吉村 賢一 |出 |23|犬伏 浩幸 |出
|│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 8|湯川 逸郎 |出 |16|和田 里志 |出 |24|東馬場 弘 |欠 |├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 22人 欠席 1人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐| 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 迫田 耕蔵 | 事務局次長 | 竹中 裕二 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────
┐│ 地方自治法 │市 長|湯元 敏浩 |市民生活|吉永 惠子 |消 防 長|米澤 照美 ||│ 第121条
│ | |部 長| | | |│ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長|宮田 昭二 |保健福祉|濱田 耕一 |水道事業|新門 哲治 |│ めの
出席者 │ | |部 長| |部 長| |│ の
職氏名 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ |教 育 長|小倉 寛恒 |農林水産|田代 信彦 |総務部次|今別府浩美
|│ │ | |部 長 兼| |長兼
庁舎| |│ | | |蒲生総合| |
建設課長| |│ │ | |支 所 長| | | |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ |総務部長|松林 洋一 |建設部長|松里智一朗 |総務部次|原口 浩幸
|| | | | | |長兼
危機| |│ | | | | |管 理
監| |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企画部長│髙山 八大
│教育部長│塚田 佳明 │企 画 部│松岡
力 |│ │ │ │ │ │次 長 兼
│ |│ │ │ │ │ │企画政策│ |│ │ │ │ │ │課 長│ |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ |市民生活│原口 理恵
│建設部次│有江 浩文
│水道事業│岩下 伸一
|│ |部次長兼
│ │長兼
都市│ │部次長兼
│ |│ |男女共同│ │計画課長│ │施設課長│ |│ |参画課長│ │ │ │ │ |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤| |保健福祉│向江 美喜
│建設部次│川崎 久志 │総 務 部│堂路 温幸 || |部次長兼
│ │長兼
建築│ │財政課長│ || |健康増進│ │住宅課長│ │ │ || |課 長
│ │ │ │ │ |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤| |保健福祉│野村 昭彦
│教育部次│北野 靖往 │ │ || |部次長兼
│ │長兼
教育│ │ │ || |保険年金│ │総務課長│ │ │ || |課 長
│ │ │ │ │ |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤| |農林水産│萩原 安信
│教育部次│前田 浩二
│ │ || |部次長兼
│ │長兼
学校│ │ │ || |農政課長│ │教育課長│ │ │ |└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 6月17日
○副議長(谷口義文君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議)
○副議長(谷口義文君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。
○副議長(谷口義文君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は5名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、20番、
堂森忠夫議員の発言を許します。
◆20番(堂森忠夫君) 登 壇 皆さん、おはようございます。早朝から傍聴にお越しの皆さん、本当、ありがとうございます。 今日は、まず一般質問する前にですね、県内で
地域おこし等に取り組む個人や団体が、
ふるさと恩返しプロジェクトというのを起こしておりまして、そのグループが、今度の日曜日、姶良市を中心にした語る場、鹿児島市電を借り切ってイベントが開催されますので、議員も何名か参加しますので執行部のほうも参加されてはと提案して、質問をさせていただきます。 それでは、まず質問事項の項目1、高岡周辺の整備について。 近年の社会環境は想像以上に変化し、現在、国連が推進するSDGs、持続可能な開発に世界中が注視する中で、次世代間の育成等を考慮し、
高岡公園周辺の整備等について以下を問う。 (1)旧加治木町時代に
株式会社京セラの研修地として
高岡公園周辺の土地を町が取得してから約30年が経過し、その間に
建設予定敷地内2軒の住宅が移転・解体されたが、その後は手つかずである。当時、町へ土地を売却した地域住民の善意を反映した、さらなる
開発整備計画の促進強化に努められないか。 (2)
高岡公園周辺の雨水が、直下に位置する
上木田自治会へ流れる状態である。公園周辺の大型開発を推進し、周辺の雨水排水等の対策を同時に整備できないか。 (3)高岡公園は桜の名所としてにぎわったが、最近は桜が枯れて、訪れた市民から「桜が少ない」との声を多く聞く。公園周辺の山林を購入し、土壌改良等の開発に取り組み、市民の手で桜の植林活動を広め、市民団体が協働しての市民の憩いの場を拡幅する事業を図り、持続可能な地域活性化の推進活動に努められないか。 (4)
高岡公園周辺の隈原自治会は、狭い台地であり、周辺畑の農地は約3か所に分かれ、全体では約10haぐらいで小規模農家の地権者が多い状態である。今後の持続可能な
地域づくり開発を考慮すると、福祉、農業、教育と連携した協創の発想から、未来を開く人材育成の場として、地域の自然や畑を活用した体験研修場として具体的な計画の推進活動に努められないか。 (5)
高岡公園周辺の自治体には多くの空き家と空き地などがあるが、今SDGsの中で、脱炭素化構築への見本として、空き地などを解体整備して
太陽光発電設置の事業化を図れないか。 質問事項2、
家庭教育支援事業について。 要旨(1)多種多様な社会となり、それぞれの家庭環境があると察するが、未来を開く子どもたちの夢を実現化するためには、官民一体となった
社会組織強化を図り、各団体と連携した
家庭教育支援の拡充が必要であると考えるが、見解を問う。 (2)国の制度の中で
家庭教育支援チームのシステムがあるが、今後の
青少年育成強化を図る中で、国の制度を大いに活用した事業展開を図れないか。 (3)
全国家庭教育支援協議会が結成されている他市などの取組状況を調査し、姶良市
家庭教育支援条例を制定し、社会全体で教育弱者の支援強化を図る制度運営に取り組めないか。 質問事項3、各組織の見直しについて。 今後、コロナ禍による経済不況の中で、企業の倒産等で失業者が多くなると察する。その影響で税収減が見込まれる中、市役所内の組織の見直しを促進すべきではないか。 質問事項4、
高等教育機関設置について。 市長公約の高等教育、大学設置について、調査報告書が議会へ提出されたが、今の社会状況から判断すると、文部科学省が所管する大学設置は、費用対効果から判断すると厳しいと捉える。SDGsを視野に入れ、各省庁が連携・協働した組織運営の下に若者を育成指導する大学設置は模索できないか。 以上で、壇上からの質問を終わります。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 堂森議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、2問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の
高岡公園周辺等の整備についての1点目から3点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。
加治木高岡公園に隣接する、いわゆる高岡用地につきましては、平成4年に
京セラ株式会社から
研修センター建設のための用地として取得の申出があり、旧加治木町において取得したものであります。 しかしながら、
研修センターの建設計画は2年後に中止が決定され、その後の活用がなされず、現在に至っております。
高岡公園周辺の整備につきましては、第2次総合計画の
重点プロジェクトにも位置づけております
大型グラウンドゴルフ場設置の有力な候補地として検討を進めることとしております。 市としましては、これらの検討と併せて、周辺整備等につきましても研究していきたいと考えております。 4点目のご質問にお答えします。 本市の農業は小規模農家が多く、家族労働力を基幹とする家族農業が主体であり、特に中山間地域は高齢化等により耕作者が減少しております。 将来の農地活用につきましては、平成30年度から市内を24地区に分け、農地所有者、耕作者、農業委員や
農地利用最適化推進委員、行政機関が一体となり、話合い活動を実施しております。その結果、令和2年度までに、農地の出し手や担い手農家を定めた「人・農地プランの実質化」が全ての地区において作成されたところであります。 一方では、農業を取り巻く環境は時代とともに変化してまいりますので、市としましては、その変化に対応し、地域の意見を尊重した「人・農地プラン」となるよう、今後も見直しを図っていく考えであります。 農業体験につきましては、地域の話合いの中で、農地を守る活動方針として位置づけされれば、関係機関と連携して、情報収集などの支援を行っていきたいと考えております。 5点目のご質問にお答えします。 空き家等は個人の資産、財産であり、憲法第29条で定める財産権や、民法で規定される所有権で所有者の権利を保障する一方、空家等対策の推進に関する特別措置法第3条では所有者等の管理責任も規定されているため、空き家等についても、所有者等が当事者として管理する必要があります。 したがいまして、市において、個人の財産である空き家等を解体除却することは考えておりません。 しかしながら、所有者等が
当該空き家等を解体除却し、本市が事業等でその跡地を活用することが可能と認める場合は、所有者等からの無償譲渡を受けて、所有権を移転した上で、土地の有効活用策を検討することとしております。 なお、
当該跡地の利活用につきましては、地域や各種機関、団体等と協議した上で決定するものと考えております。 次に、3問目の各組織の見直しについてのご質問にお答えします。 市役所内の組織の見直しについては、各部各課を対象に毎年ヒアリングを行っており、課題に対応した組織の在り方を検討しております。 本年度は、まず、本年4月から歳入確保を目指し、財政課に「
ふるさと納税推進係」を新設しております。 次に、加速する
庁舎建設事業に対応するため、行政管理課を「庁舎建設課」に改め、各庁舎の
建て替え事業の体制強化を図ることとしました。また、
デジタル行政の推進に向けた取組強化のため、情報政策課を「
デジタル行政推進課」とし、その中に「
デジタル推進係」を新設するなど、
ポストコロナを見据え、住みよいまちづくりや市民の利便性向上を目指した組織の見直しを行っております。 さらに、一方では、組織のスリム化を図り、業務の効率化を進める必要もありますので、収納管理課を税務課に統合し、課税と徴収の連携を図ることで、税収の確保を強化しております。また、加治木庁舎に本庁機能の総務部、企画部が仮移転しておりますので、地域振興課の業務をそれぞれ本庁機能の部署が行うことで、
加治木地域振興課を廃止しております。 本年度以降も、各部各課を対象としたヒアリングを計画しており、その結果を基に組織の見直しを検討してまいります。 次に、4問目の
高等教育機関設置についてのご質問にお答えします。 令和2年度は、コロナ禍ではありましたが、
高等教育機関の設置に関し、
高等教育機関をめぐる現況をはじめ、大学経営の現状や、地方創生に資する国の主な
高等教育施策、地方大学が目指すべき方向性など、幅広く調査を行いました。 今後とも、これらの調査結果を踏まえ、コロナ禍におけるこれらの高等教育を取り巻く社会情勢や、国等の動向にも注視しながら、幅広く調査研究を進めてまいります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 2問目の
家庭教育支援事業についての1点目のご質問にお答えします。 近年の子育て世代の価値観の多様化や、地域とのつながりの希薄化、個別問題を抱える子どもの増加などにより、家庭環境はより複雑化しております。 家庭の教育力の維持・向上のためには、学校、家庭、地域、事業所などが連携して、地域全体で
家庭教育支援の推進を図ることが重要であると考えます。 そこで、
教育委員会としましては、家庭教育の充実と子育ての強化を図るため、乳児期から高校期までの子育てのヒントやアドバイスを記載した「姶良市子育て手帳」を、昨年度、より充実した内容に改訂し、対象家庭全てに配付しております。 また、
スクールサポートボランティアコーディネータープラス事業において、
家庭教育サポーター5人を配置し、地域や学校での家庭教育に関するアドバイスや、相談業務にあたっていただくこと等により、
家庭教育支援につなげているところであります。 2点目のご質問にお答えします。 本市では、国・県の補助事業を活用し、平成29年度から令和元年度にかけて「地域で支える
家庭教育推進事業」に、さらに現在は、令和2年度から4年度にかけて「みんなで支える
家庭教育推進事業」として、
市民総ぐるみで家庭教育を支援する機運を高めるための
家庭教育フェスティバルの開催や、
あいらびゅーFMを活用した
家庭教育ラジオ番組「まあるくなった」の取り組みなどにより、
家庭教育支援のさらなる推進を図っているところであります。 また、国において、
子育て経験者や民生委員、保育士などから構成された、地域人材を活用した
家庭教育支援チームなどによる
家庭教育支援活動を推進しており、本市においても1団体の登録があることは承知しております。 未来ある青少年の育成には学校、家庭、地域の協力が不可欠であり、国の制度を含め、
家庭教育学級、
青少年育成事業等の既存事業を有機的に実施してまいります。 3点目のご質問にお答えします。 家庭教育に関する条例は、本市では既に、姶良市
子育て基本条例において、家庭を中心にしながら、学校、地域、事業所等がそれぞれの立場で家庭教育のサポートを行っていくことを定めております。 家庭教育は全ての教育の出発点であり、親子が共に学び、育ち合う家庭教育を地域全体で支援することを、この条例を基に、引き続き普及啓発し、事業展開を図ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
◆20番(堂森忠夫君) 今回の答弁いただいて、少しは安心しているところです。 というのは、農業体験についてですね、地域がまとまっていけば、連携して協働する、支援するという答弁いただいているので、これが、これからの
地域づくりの中で第一歩を開いてくれるかなと思っておりますので、これをさらに、これから伸ばしていけるように、努力していきたいなと思っています。 今回の質問は、今あそこをどうにかしろとかじゃなくして、提案的な質問になると思いますので、ご理解いただきたいと思います。そのためには、分かりやすくするためにパネルを準備しておりますので、パネル枚数が多いので一通り、市長部局に対しての内容ですので、一通り全部見てもらいたいなと思っています。 それでは、パネルお願いします。 これは、高岡公園の入り口に、トイレのところに看板があります。これが全体的な高岡公園の姿でございます。白っぽいところは市の公園地として、なっているかなと。グリーンの濃いところは、あそこは民有地部分もあり、そして、まあ早く言えば、もうのり面ですね。道路で言えば、のり面。山で言えばもうちょっと、急勾配のところかなというところです。右側のほうが公園のほうになっておりますので、大体どの辺か分かってくるかと思います。 この写真は、丸岡、林道丸岡線の一番下になったところで、林道の直線コースから流れてくるこの排水が、
上木田自治会のほうへ流れるようになっております。こういうところを改善していかないと、上木田地区の、やがては崩壊につながっていくだろうと思って、この写真と、改善を求めてこれを出しております。 これは、高岡公園の展望台の横にトイレがありますが、トイレの横の山ですね。もう、この辺はもう民有地が近くに迫っておるところでございます。もう、すぐ下は崖みたいな山になっておりますね。 これは、高岡の一番東側のほうで、山なんですが、あの白っぽいところはもう一番低いところで、高岡と丸岡林道線の排水・雨水がここに集まってくるところです。ここから
上木田自治会のほうの山手に流れます。 これは、
高岡公園展望台の桟道、のり面ですね。ここを埋め立てたら、このもう擁壁なんか必要ないわけですよね。やがてはここが、この状態で置けば、また道路が崩れたりするわけですので、もう埋めることによって、もうそういった不安はなくなるんじゃないかということです。 これは、桜の植林してある状況ですが、中には枯れているところが結構ありまして、それをアピールするために写真を撮りました。これも枯れているんですが、これはまだ植えて間もないんですけれど、枯れている状況です。枯れる原因は何だろうかと私は追求したいんですが、面の下は岩ですね、岩石の上に桜が植えてある状況ですので、枯れるというのが多いのじゃないかということです。 加治木、このトイレの横に加治木八景のこの高岡公園のこれが建っているんですが、先輩たちが築いた財産を次代へつなぐ役目を私たちはしっかりとしていくべきだなと思って、今回はこの分野を出しております。 これは、高岡公園につながる道路から、西側のキャロットジャムの前から──につながる道路から西側を撮った写真ですが、なぜこれを撮ったかというと、地域の声を反映するために出したんですけれど、もう山の裾ですね、農地転用はできないのかな。そして、ここに農業法人とか、そういった施設はできないのかなという要望もあったので、この写真を載せております。 これは、隈原バス停の手前に私の倉庫がありますけど、倉庫の横を東側の市道は通っているんですけど、それをずっと下っていくと、この荒れた水田があります。もう何年も、この状況であるんですが、こういったところを、農業法人を入れて大型化して、こういったところを、持続可能な
地域づくりの中で取り組めないかなと。今、脱炭素化を強く言われていますので、そういったエネルギーへつながるようなものはできないかなと思って、この写真を載せております。 これは、隈原、上隈原の一番上側から撮った写真ですけれど、山が少し見えるのは桜島です。非常に景観もよい場所であります。この畑を老人が今、80代の人がネギを植えています。それで、若い人が、向こうの畑は飼料畑ですけど、今40代の青年が飼料を植えています。 これは、私の工場の隣の畑で、芋畑、サツマイモを今度植えておられます。 そして、何か光るのがありますが、あれは鏡です。猿よけじゃないかなと思っています。この鏡がどういった効能を示すかなと楽しみですけど、周りはもう荒れた状況でですね、もう作っていないので、こういった農業をもうちょっと大型化することに、土地をまとめることによって、農業、芋畑にしても効率よくできるんではなかろうかなというようなことで、この写真を載せております。そして、周りには耕作放棄地というような休耕中か植えてない畑ですね、こういったのをもうちょっと活かせないかなということで載せておるところです。 これも一緒です。もう2軒、あそこに空き家があるんですが、もうちょっと活性化したいなと。外から人を呼び込めないかなということです。 これは、高岡展望台から斜面部分の雑木とか、放置林というんですかね、手つかずのところがありますので、こういったところを、できないか、手を入れたいなと。 これは、高岡公園の花壇です。高岡公園という、ツツジが植えてあるんですけれど、手入れ不足で荒れた状況でございます。こういったのを体験研修とか、そういったのでこういったところを手を入れたいなと。竹林整備の看板が出ていましたので、これはたしか京セラ、候補地だったんじゃなかろうかなと思っていますが、竹林整備にも評価を、やっていくべきだなと思って、これも写真を載せているところです。 これは80代の、88歳ですかね、農業一本で頑張っている西村照雄さんがニンジンを作っていまして、ここに学生を連れてきました。学生たちも喜び、生産者も喜んでくれました。 やはり外から人を連れてくるということは、喜んでもらえるなあ。地域の人たちだけでは、これからはもう、年を取っていきます。若者がいないので、若者が寄ってくるような流れができればなと。 もう1枚、これは、高岡公園に入る手前の私の工場の前ですが、右側はちょっと荒れているんですが、先ほど出した写真につながっていくんですけれど、あの市道が右側のほうに下っておるんですが、こういったところがこれからは多くなるんじゃないかなと。荒れたところがですね。(発言する者あり) まとめて後でやります。写真を全部見てから、やりますので。 これも、利用度が少ない道路ですね、荒れてきます。道路に草が生えるとこういった状況でございます。 これも、道路に竹が生えて伸びてきている。こういったところが今の状況ではできないので、もうちょっと地域と連携、いろんな団体と連携すれば、可能になるんじゃなかろうかということで、載せております。 それと、これは、市長も知らないと答えたんですが、隈原バス停の私の工場の下のほうに倉庫がありますが、これは市の倉庫でございます。今現在どんな状況かというと、屋根がもう、何ていうんですか、潰れて雨漏りがする状況です。こういったのをもうちょっと、どうにかならないかと。ここまでなる前にです。 こういったことで、いろんな写真も見てもらいましたので、その中で質問に入りたいと思います。 今その中で、ちょっと先ほど出したパネルの中で、ここに側溝を──最初出ました、上木田に流れる側溝。これが丸岡林道から来る流れの、緑の線ですね、これが丸岡林道です。この水と、ここの今黒く斜めにした、ここの排水が全部ここに流れてくるわけです。そうやってマル・バツのここに、上木田のほうへ流れていくと。ですので、こういったものを改善しないと、やはり地域も、安心、安全の
地域づくりはできないと思っているわけです。 ですので、今答弁の中に、研究していくということですので、副市長も、今まで部長を経験していろんな状況を見ていらっしゃいます。特にまた
上木田自治会ですので、こういったところの改善ができるような検討を重ねていくべきではないかと思うんですが、答弁願いたいと思います。
◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 今議員おっしゃるとおり、
上木田自治会の住人でございまして、先祖代々、高岡公園の下に住んでおります。 今言われました排水対策につきましてでございますが、議員ご提案の高岡全体の開発というのもございますので、その開発と一体となって、排水工事につきましても手立ていただければというふうに思いますし、市としましても、単独でその排水工事だけをやるというのはなかなかできませんので、全体的な工事の中でしていければというふうに考えております。 以上でございます。
◆20番(堂森忠夫君) 小さいことでは絶対できないと思っています。今までの流れを見てですね。だから、大きな事業を取り組まないと解決しないと思っています。ですので、大きな事業を取り組んで、大きく改善していかないと、安心、安全な
地域づくりはできないと思っています。 その中で、ピンクの線が引いてありますが、これは、この丸岡林道線をですね、このピンクのここのほう、これはキャロット工場、あそこの前からここにつながる道路を改良して、新設してはどうだろうかと私は提案したいんですが、担当課のほうは、こういったことを今まで検討したことはあるんでしょうか。
◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) お答えいたします。 今のその林道の付け替えということは検討しておりません。 以上です。
◆20番(堂森忠夫君) まあ、高岡周辺で質問しているわけですので。この林道、グリーンの線をピンクのところに持っていくことによって、すごく木田地区の安全とこの周辺の安全が守れる。排水関係がですね。 それと、このムカデみたいな黒いこの部分を、埋めることによって、埋めてここ桜を植えると、今、桜が枯れているわけですので、そういったのが防げるじゃないかと。それで、ここ民有地がありますが、やっぱり、市がその気になれば、市民も協力すると思うんですよ。 ですので、今、桜は植えてあるんですけども、枯れていくことを推進しているんでしょうか。これを止める政策を考えているんでしょうか。担当課、どうなんですか。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 高岡公園の桜の木でございますけれど、約300本ほどございます。そのうち、この3年間にわたりまして約24本ほど植え替えております。 その中で、恐らく、私の調査したところによりますと二、三本ですかね──の枯れている状況がございます。これにつきましては、先ほど議員からご指摘のございました、土壌のほうが硬質シラスになっております。植生しづらい状況になっておりますので、その辺りで、ある程度、根づきが悪い場所があるのかなとは感じているところでございます。 また、施工につきましては、ある程度、つぼ掘りをする形で施工はしております。 ただ、私が思いますに、ちょっと現地のほうを見ました、その中で丘陵部がございます、丘陵部の、ある程度、まあ出っぱったといいますか、盛り上がった場所についてはあまり植生がよろしくないような状況がございます。ただ、谷間になっている部分というのは、ある程度、肥料がたまりますというか、栄養がたまりますというところがございますので、結構植生がよく、しかも大きくなっているところもございますので、その辺りにつきましてはまた、調査研究していきながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
◆20番(堂森忠夫君) 今私はこれをなぜ質問するかというとですよ、姶良総合運動公園、あそこを埋立てしましたよね。私は、立派だなと思っていますよ。ああ、こんなところを埋めて災害が起こらんかなと思いましたけど、立派なふうに仕上がってきたじゃないですか。だから、あそこを考えたら、ここだってできるなということですよ。ここだって、しっかりと盛土していけば、立派な、平らな公園ができて、桜が見られる、土壌改良もできる、一石二鳥。そしてまた、上木田に流れる排水を止められる。 こういった大がかりなことをしない限りは、地域住民をごまかすことになりますよ。そうでなくて、しっかりとですね、その辺を研究して、予算が取れるような事業推進を進めていただきたいということで、この高岡周辺の公園関係においての質問はこれで終わりまして、次は畑関係、畑ですね──に入りたいと思います。 先ほどですよ、荒れた休耕田面、ああいったところがどれぐらいあると今担当課では思っていらっしゃいますか。
◎農林水産部次長兼農政課長(萩原安信君) お答えいたします。 荒廃地につきましては、永原地区という範囲ではちょっと集計のほうを取っておりませんが、再生可能な荒廃地ということでいきますと、姶良市全体で約116haというふうになっております。これについては田が以上でありまして、畑につきましては29ha、姶良市全体で再生可能な荒廃農地ということになります。 以上です。
◆20番(堂森忠夫君) ここで提案したいんですが、今、農業、後継ぐ人もいない。少なくなっていますよね。そこで、やはり、農業する人がいなくなれば、またこの地球温暖化の2050年度問題、解決しないわけですけれど、やはりそれに向けて農業も取り組んでいかないとならないと思うんですよね。だから、この逆に荒れた農地を、生かしていく方法を考えたらどうかなと思っているわけです。 私に今提案が来ているんですが、その荒れた農地、100町歩ぐらいですね、まとめて、そこに植物を植える。トウモロコシとかサツマイモとかです。そこから、バイオテクノによってガスを発生させて、新しいエネルギー、石油に代わるものやバイオ発電、そういったものも取り組んでいくことによって雇用も発生し、地域に活気等が出てくるんじゃないかという提案をされているんですが、こういった提案は今までに企画のほうではなかったんでしょうか。
◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 私、今年4月にここに着任したわけですけれども、これまでを含めまして、そのような、いわゆる植物を使ったバイオマスエネルギーの開発でありますとかそういったのは、いわゆるその壮大な事業、構想事業計画についてはちょっと聞いたことがないと思われます。 以上です。
◆20番(堂森忠夫君) 今ここに資料をちょっともらっているんですけど、私は、若い人たちと事業を組んで、活性化したいなと思っています。自分たちは年を取っていきますからですね。ですから、若い人を育てることによって、地域が活性化する。そのためには、若い人でやる気のある人をどんどん取り入れて、事業化して、持続可能な
地域づくり、これができたらいいなと思っています。 そういったところは市長も私と同じような考えじゃないかなと思うんですが。もしですよ、まあ今のところは、いろんなこのバイオガスのこういったのは相談は来てないということですけれど、これから、国が目指しているのも脱炭素に力を入れているわけですけれど、やはり、鹿児島の今中心は姶良だと、みんな思っている人、多いですよ。それには、やはりそういった、姶良からどこにもないようなものを発信できるような、そういった取組も私はこれからはどんどん推進すべきだなと思っているんですが、もし市長、こういったのが来られたら、市長は歓迎されますか。
◎市長(湯元敏浩君) 様々な課題を解決するための提案というのはいろんなところから来ますし、堂森議員がおっしゃられることも非常に理想的な部分もあるのかなと思いますが、これがまさしく議員がおっしゃっているSDGsの部分で、これが継続可能なのか、持続可能なのか、これがそこを開発していけるのかというところまで考えないと、机上の理想論だけではなかなか、その予算を確保したりするということはできないと思います。ですので、まさしく議員が最初冒頭に言われたSDGsの観点で考えていかなきゃいけないものだと思っております。
◆20番(堂森忠夫君) 今、市長の言われるのを、一番だと思っていますよね。だから、みんな取り組めない。だから、私は連携したいわけです。だから、いろんな団体と連携する。1人の力ではできません。1人の力、10%力を提供する、提供してもらうという発想で私は取り組んでいます。ですので、冒頭のこれ、姶良語る場、これをですね、これも鹿児島県内のいろんな事業者たちが、ふるさと恩返しをこれから取り組もうやということで、一緒になって、姶良のこれから、姶良の親交として、電車を借り切って、やろうや。 ですので、いろんなところと連携して取り組もうと思っています。そして、それが、次の若者に対して姶良市の未来を開いてくれると思っていますものでね。だから、私はもう今期で辞めますが、辞めた後はもう、持続可能な
地域づくり、これに一生懸命汗を流そうと思っています。いろんな形でいろんな人たちと連携してですね、発信していこうと思っていますので、またそのときには行政のほうにも提案していきたいと思いますので、特に農業関係、それとまた人づくり、その分野へ取り組んでいこうと思っています。 あと残り3分ですので、教育長からも答弁いただいておりますので教育長にもちょっと答弁をお願いしたいんですが、今、市長部局のほうから、農業体験に取り組めば、各関係機関と連携して情報収集して支援するという答弁をいただいているんですが、教育関係でも今、何ていうんですかな、ひとり親の子どもたちに対しての研修とか、そういったのも強化されていくと思うんですが、やっぱり教育の立場からもこういった農業体験というのは必要ではないかと思うんですが、そういう取組をこれがスタートすれば、取り組む姿勢があるでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) 子どもたちの発達の段階において、やはりこの「体験活動」って非常に重要なものでありまして、将来にわたって強くたくましい力を育成する、いわゆる山の裾野になっていく部分であるわけです。 特に自然体験、いわゆる農業体験も含めて自然体験とか、それから身近な生活の中での生活体験、社会体験、社会に出てひとりで電車に乗ったり、そういうことを経験する社会体験。そういった活動がやっぱり身についたものとして、やっぱり学校では様々な活動、体験活動取り組んでいるわけで、小学校、中学校の段階で、基礎的な部分で「総合的な学習」などを使ってそういったものを取り組んでいるわけです。長じて、高校、大学に入って、そしてまた将来、社会的に自立していく中で、そういった農業を目指すというものも出てくるわけであります。その礎をつくるというのが、やっぱり体験活動であるというふうに考えております。そういう意味では非常に重要なものというふうに受け止めております。
◆20番(堂森忠夫君) 質問項目の各組織の見直しと高等教育について質問、再度質問させてもらいますが、今先ほど写真見てもらって、沈んでいく地域ですね、そこと、またできない分野ができるようにするためにはですよ、倉庫のああいったメンテナンス、こういったのも、今の状況ではできない状況ですので、できるようにするためには、道路にしても、地域の人たち、そこを利用する人たちと業者と行政と連携してやれば、安く早くできると思うんですが、そういった仕組みやら、建築においても、これからする人はいなくなるわけです。そういった人を実習で育てるというのも必要ですので、時には職員を研修に出したりして管理させるとか、そういったふうにして、ああいった道路のできないところ、建物ができないところをそういったことができるようなシステムは組めないでしょうか。市長。
◎市長(湯元敏浩君) 今、観光分野におきましても、DMOといって、様々な立場の人たちがそのまちを活性化するための試みをしている、それは観光分野でございますが、そういった、まちを活性化するためのその協働、いわゆる「協力」の「協」ではなくて──ああ、「協力」の「協」に「働く」ですね、それの「協働」というものは考えられるものだと思っておりますので、そこのシステムづくり、仕組みづくりというものをいろいろ研究していかなきゃいけないなという時代に入っているなと思ってはおります。 ですので、市としましても、そういったものに目を向けながら、いろいろなものに対応していきたいと思っております。
◆20番(堂森忠夫君) 市長から「協働」という言葉が出てきましたので、安心しました。ぜひですね、それを生かしていただきたいなと思います。 それで、最後の高等教育ですが、私は、次の世代づくりには教育が大事だと思っています。それで、大学をつくりたいというのも、私は賛成です。 ですけれど、中身がどうかということですね。教育、文部省関係はもうたくさんあります。学校関係、そして、姶良市にも福祉関係は専門大学もありますので、もうちょっとこれからの時代、SDGs関係の大学、これを、これを私は力を入れたら、どこにもないわけですので、国も特区でつくってくれ──許可するんじゃないかなと思うんですが、そういった、何というのかな、幅が広くなりますが、そういったいろんな人たちが連携し合って、次の世代づくりのための学校というのは目指せられないでしょうか、市長。これを最後といたします。
◎市長(湯元敏浩君) この
高等教育機関の設置や誘致につきまして、様々な方々から様々なアイデア、ご意見をいただいております。そして、その時代に合った、地域に合った考えというものをいただいております。今も堂森議員からありましたようなお考えというのも、一つのツールであると思っております。 今回お示ししましたその調査結果も踏まえながら、そして今回、今年度以降に様々な調査をしていきます。コロナ禍においての中でですね。そこで幅を広げて、そして幅の中から抽出した中で、だんだんその目標を絞っていくという作業にこれから入っていきたいと思っておりますので、様々なご意見をいただきながら、参考にしたいと思っております。
◆20番(堂森忠夫君) ぜひ、この分野においてはですね、やはり次の未来を育てるという立場から私は賛同しておりますので、市民が認めてくれるような内容の学校にお願いしてもらいたいと思います。 以上で、発言を終わります。
○副議長(谷口義文君) これで、堂森議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前10時49分休憩)
○副議長(谷口義文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時58分開議)
○副議長(谷口義文君) 一般質問を続けます。 次に、8番、湯川逸郎議員の発言を許します。
◆8番(湯川逸郎君) 登 壇 皆さん、お疲れさまでございます。久しぶりに壇上に上がりました。よろしくお願いいたします。 令和3年第2回定例会において、7番目に発言の許可をいただきました湯川逸郎でございます。一般質問にあたり昨年度から新型コロナウイルスの世界的蔓延という未曾有の危機に見舞わされております。我が国の経済は新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にありますが、国・県・市町村が実施する新型コロナウイルス感染症対策により、徐々に持ち直しの動きも見られるように思います。また、我が姶良市においては、プレミアム商品券等の助成が図られ、商工業の発展及び地域振興に役立てられたことと思います。また一方、市民の方々においては、何かと不自由な生活環境にあるかと思いますが、市民みんながお互いに協力し助け合いの精神でコロナ禍を乗り越えていかなければならないものと思っております。また、市民の方々が安全で安心して生活できる環境・整備、特に、排水対策、道路整備など急がなければならない箇所があるように思います。これらをもとに、一般質問を行います。 質問事項は、2連ボックスを活用してのまちづくりについてであります。 要旨1は、人口増に伴い、住宅用地等の開発が進む中において、排水対策が追いつかない状況であるように思いますが、どのような計画がなされているのかお伺いいたします。 要旨2は、以前、2連ボックスを延長した構想がなされたと思いますが、なぜ計画変更がされたのかお伺いいたします。 要旨3は、人口8万人を見据えて、2連ボックスを活用し、道路整備また排水対策も整備される計画であったと思いますが、当時の計画を再度見直す考えはないかお伺いいたします。 あとは、一般質問席にてご質問いたします。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 湯川議員のご質問にお答えします。 2連ボックスを活用してのまちづくりについての1点目のご質問にお答えします。 排水対策の計画につきましては、平成30年度に策定しました雨水排水対策計画において、浸水実績や流下能力不足となった水路について、対策を実施することとしております。具体的には、令和2年度にイオンタウン姶良周辺の排水路及び思川用水放水路に着手しております。その他の路線につきましても、優先度を考慮し、計画的な整備に努めてまいります。 2点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 ご質問の2連ボックスは、松原地区から建昌周辺に至る都市計画道路錦原線上に位置しております。錦原線については、平成25年3月に策定した姶良市都市計画マスタープランにおいて、建昌周辺の錦原線と都市計画道路宮島線を結ぶ路線を検討するとしており、今も検討中の位置づけとしております。 今後は、本年3月に全線開通した桜島スマートインターチェンジや他の路線を含めた交通量等の変化を十分見極めた上で、計画の見直しを含めて検討したいと考えております。 以上、お答えといたします。
◆8番(湯川逸郎君) 都市計画マスタープラン想定にある2連ボックスを活用しての道路整備について、私はこれまで何回となく一般質問を行ってまいりました。また、姶良警察署から船津、蒲生へ通ずる整備についても併せて質問を行ってまいりました。この中において、一部県道も含まれております。県や国との連携を図ることが事業を進める上で、最も重要なことであるように思います。スマートインターチェンジが上下線開通したことにより、交通量が非常に多くなっております。また、緊急車両も頻繁に走っているように感じます。特に、イオンの前から市役所に通ずる渋滞する通行量は緩和を図ることにもつながります。 姶良市発展のために2連ボックスを活用し、排水対策と道路整備を行う。市民の方々が安全で安心した生活ができるようまちづくりを計画的に進められることを強く願います。要望して質問いたします。 また、スマートインターチェンジが開通したことにより、最近、ミニ住宅の開発が進んでおります。また、車の往来も頻繁になり、市民の方々から排水対策と道路整備の要望が多くあります。都市計画化する姶良市の排水対策及び道路整備等をどのように捉えておられるか、市長の見解を求めます。
◎市長(湯元敏浩君) 議員ご指摘のように、姶良市は非常に人口も増えてきまして、都市の基盤というのが今までどおりではなかなか支えることができなくなっている部分もあると思います。それを年次的に少しだけでも一年一年改善していくように予算化してやっていくような計画を立てていきたいと思っております。 もちろん、道路のこと、そして排水・用水のこと、そういったことも含めて、今まで田んぼだったところが住宅地になるというところで、用水・排水の違いというものも、役割の違いが十分に果たせていないということがありますので、そういったこれからの10年、10周年を迎えたこれからの10年にまちを成熟させていく必要はあると思っているところでございます。
◆8番(湯川逸郎君) スマートインターチェンジが上下線開通したことにより、交通量が非常に多くなっております。また、緊急車両も頻繁に走っているように感じます。特に、イオンの前から市役所に通ずる……先ほど若干述べたんですが……。 ちょっと静かにしてください。 また、緊急車両も頻繁に走っているように感じます。特に、イオンの前から市役所に通ずる渋滞する通行量の緩和を図ることについてあります。 姶良市発展のために2連ボックスを活用して、排水対策と道路整備を行い、市民の方々が安全で安心して生活できるまちづくりの計画と、このような中をどのようにその前から状況が今日まで続いているんでしょうか、質問いたします。答弁ください。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 まず、2連ボックスの建昌地区辺りの話でございますけれども、今スマートインターチェンジができまして、今そこ2連ボックスを活用する形で、上り線のほうです、道路整備しているところでございます。ここにつきましては、本年度3月に全面開通しております。その開通に伴いまして、大体今のところで1日当たり2,880台ほどの車の利用があるようでございます。 となりますと、その2連ボックス辺りもかなり交通量のほうは増えているというのは認識しているところでございます。 また、イオンタウン姶良周りですね、こちらにつきましても時間帯によりましては、かなり渋滞が発生しているという状況もございますので、そこにつきまして、またいろいろと渋滞対策のほうは考えていかなきゃいけないということは考えているところでございます。 以上でございます。
◆8番(湯川逸郎君) この問題は、要は排水対策が一番ネックでございます。そのために、道路整備と同時に排水対策を完全にしなければ、山からの雨水が非常に多いんです。その下まで高速道路が通っていますが、高速道路のところはもう既に大きな水路が出来上がっておりますので、この水路に流し込むような対策をしなければ、逆のところはどうしようもないわけです。というのが、自治会のほうからも要請等があると思いますが、非常になされておる排水対策が表面化していないわけです。表面化すれば非常にいいんですが、人家のちっちゃな水路に流し込んで山から降りてきます。その量が物すごい量になっているわけです。だから、そのものの排水路を早く排水対策をしなければ、今後もまた住宅の文句が出てくるんじゃないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 排水対策──恐らく建昌地区の排水対策の件ということでよろしいでしょうか──につきましては、道路整備を行う中におきましては、必ず排水対策まで行うということは、ある程度ストーリーとなっておりますので、排水対策につきましては、その道路整備の都度行っていることと思います。 それと、先ほどご指摘ございました排水路のお話でございますけれども、九州縦貫道路それとクオラさんの間につきましては、排水路が大体1m角ぐらいの排水路の整備がされております。こちらにつきましては、思川用水のほうから流れてきている分もあるとは思うんですが、これにつきまして、また、もし道路を整備する段階になりましたら、そこの排水路も有効活用する形で、整備のほうせざるを得ないのかなというところは考えているところでございます。 以上です。
◆8番(湯川逸郎君) 答弁なさったような状態が、雨が降ったらどうしようもないというような状態で、今城山からの雨水が素直に建昌自治会の中に流れ込んでまいります。その量はすごいものです。ですから、池がありますが、その池の水量も大きな水量になりますが、この池のほうからと城山からの山からのものと合わせて流れ込んできますので、やはり早めに末端のほうまで大きな水路をしなければ、周囲は全部住宅地になっております。だから、その辺りを今後研究しながら、その対策をすべきじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 今の建昌地区のお話でございますけれども、大文字池のほうである程度今調整をする形での排水の工事もちょっと行っております。また若干、分散化する形で高樋側といいますか、高樋のほうです、あちらのほうとか、高樋の2連ボックス側とか、そちらのほうへ分散する形の排水になっていると思います。 また、これにつきましては、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、恐らく整備をする段階におきましては、ある程度その辺りの山から降ってくる水等もございますので、その辺も勘案しながら検討せざるを得ないところはあるのかなとは考えているところではございます。 以上でございます。
◆8番(湯川逸郎君) この用水路の問題になりますと、やはり青葉台のほうからの用水路、そういうものは非常に大きな用水路があるわけです。ですから、反対に建昌のほうのスマートチェンジのところまでを考えますと、山水がそのまま流れ込みますので、今の水路ではちょっと足りないんじゃないかなと思いますが、どうでしょうか、質問します。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、確かに山のほうから降りてくる水も結構あると思います。また、それこそ大文字池のほうの水というのも結構あるような状況にはなっておりますので、そこにつきましては、先ほども申し上げましたけれども、検証のほうしていきたいと考えております。 以上でございます。
◆8番(湯川逸郎君) やはり、一番心配なのは、池を抱えている地域ですので、そのまま流し込まれたら大変なことになります。城山を抱えての池ですので、そうすると、その後が非常に狭い水路になっているんです。そうすると、その水路は満水して外に吐き出し道路になります。ですから、足の半分までは入ってくるところまで流し込むところはあります。それらを考えますと、早めに排水対策というのを今後研究していかなければいけない場所でないかなと思っております。 以前、昔の場合は、田んぼあれこれがそのままそこにあったわけですけれども、そのまま今は住宅に変わっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。早めに対応をしていただければと思います。 そして、普通の住宅地の用排水路も狭いと考えております。そういうところも今後も調査し研究していただければと思っております。 答弁ですが、よろしくお願いします。
○副議長(谷口義文君) 湯川議員、同じ質問の繰り返しになっているようですが、もうちょっと違う視点から排水対策についての質問はどうでしょうか。
◆8番(湯川逸郎君) 今、議長のほうから、別件的な形であるいは総体的な形で説明しておるんですが、やはり水路の問題は、自治会では対応できませんので、今後は、そういう用水路の整備を順次していただければと思っております。 質問に答弁してください。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 排水対策事業につきましては、本当に大変な事業であると、ちょっと難題も結構抱えている事業でございます。 また、ただいま事業に関しましては、イオンタウン姶良周辺とエミール幼稚園周辺につきましては、排水対策事業をしているところでございます。 また、ほかにも排水対策を行わなきゃいけない地域というのは、本当数多くございます。その中で、平成30年度に雨水の排水対策計画を策定いたしまして、ランクづけをしました上で整備を進めているところでございます。 また、本当に多額の費用がかかってまいります。計画的な整備に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
◆8番(湯川逸郎君) 以上で、私の質問を終わります。
○副議長(谷口義文君) これで、湯川逸郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時から開きます。(午前11時22分休憩)
○副議長(谷口義文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分開議)
○副議長(谷口義文君) 一般質問を続けます。 次に、10番、森川和美議員の発言を許します。
◆10番(森川和美君) 登 壇 本日、昼から一番に質問をさせていただきます志成会の松原下に住んでおります森川でございます。 テレビをつけますと、8時ごろから毎日のようにコロナの関係の報道がなされております。市民の皆さんにおかれましては、自分のことはもちろん、子どもさんやお孫さんのご心配をされながら日々生活されておることにお見舞いを申し上げたいと思います。 私は、議員の信条として、市民の声を聞いてそしてその現場等を見て実行する、これを最初の町会議員時代から貫いてきておるつもりでございます。さらに、政治には目配り、気配り、思いやりが必要だと、こういうふうに思っているところでございます。 併せて、議員というものはあらゆる発言の場で、遠慮なく正々堂々と発言をする、議論をすることが私は極めて大事だと、こういう観点から今回も質問をさせていただきます。 まず1番目、新型コロナウイルスワクチン接種についてでございます。 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が6月1日から始まっております。ワクチンの供給は、各自治体に2週間ごとに届くとのことと聞いております。届いたワクチンを、いかに円滑に、そして迅速に希望者全員に接種するかが最重要課題であると思っております。 そこで、お尋ねをいたします。 要旨1、高齢者のワクチン接種が7月末まで終了させるように、国から指導、説明があったと聞きます。一人で接種場所に行くのが困難な人への移動支援や訪問接種も実施すべきと考えるがどのようにお考えですか。 要旨2、ワクチン廃棄を防ぐための予約キャンセルのときの対応などはどのように考えておられるか伺います。 要旨3、ワクチン接種は努力義務となっておりますけれども、接種しない人、あるいは接種できない人への対応をどのように考えておられるかお答えください。 また、接種をめぐる差別行動が懸念されますがどのように考えておられるか、併せてお伺いいたします。 国は、64歳以下を対象とするワクチン接種の一般接種で、基礎疾患のある人、ない人の接種を同時並行で進めることを可能にする方針を固めたとあります。同時に、一般接種を早めるよう自治体に体制づくりを求めておりますが、本市は今後一般接種体制をどのように進めていく考えか。あるいはまた、集団接種会場を設置するのかお答えください。 このことにつきましては、私が本市の集団接種の発表と言いますか、その前に通告しておりますので、ここら辺りはご理解をしていただきたいと思います。 大きな2番目、重富・姶良・帖佐、この3駅の整備について。 要旨1、重富駅、姶良駅のトイレの洋式化についての見解を伺います。 要旨2、重富駅、姶良駅のホームへのバリアフリー化についての見解を問います。 要旨3、姶良駅の待合所整備についての見解を問います。また、線路沿いの防犯灯設置が望まれますが見解を問います。 要旨4、帖佐駅前開発について進捗状況と今後の進め方について説明を求めます。 要旨5、この3駅の改札口反対側の整備について見解を問います。 最後、6番目、3駅の現在の駐輪場の現状をどのように捉えているか、お答えを願いたいと思います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 森川議員のご質問にお答えします。 1問目の新型コロナウイルスワクチン接種についての1点目のご質問にお答えします。 自力で接種会場に行くことができない方については、訪問診療の際に接種が受けられることとなっております。 また、移動支援については、医療機関や予約時間等もそれぞれ異なることから個別対応となりますが、ホームヘルパーの支援や介護タクシーをご利用いただけます。その他にも移動手段の補助として、「健康チケットあいあい」をご利用いただければと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 本市ではワクチン廃棄事案が起きないよう「姶良市新型コロナワクチン廃棄ゼロ事業」として、マニュアルを作成しております。予約キャンセル等への対応の優先順位としては、まず、接種会場内で未接種者を探し、対象となる方がいない場合は、事前に作成してあるリストから、障害者施設の従事者や幼稚園、小中学校の教諭、保育士等に随時、接種を依頼しております。 3点目のご質問にお答えします。 新型コロナウイルス予防接種は、個人の意思が尊重されることが重要です。接種しない方の中には、疾病などが原因で接種ができない方もいることから、ワクチン非接種による差別・中傷などが起きないよう周知・広報を徹底してまいります。 また、希望する方につきましては、接種できるよう体制を整え、今後、一人でも多くの方が早く接種ができるよう集団接種を前倒しして計画を進めております。 次に、2問目の重富・姶良・帖佐3駅の整備についての1点目のご質問にお答えします。 重富駅、姶良駅のトイレの洋式化につきましては、近年ほとんどのトイレが洋式化されていることから、子どもたちや高齢者等のことを考えますと、洋式化することが利用者にとってより優しい対応であると考えております。これらを踏まえ、利用者の利便性の向上に向け、今後検討してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 鉄道駅の施設は、いわゆるバリアフリー法において、駅の1日当たりの乗降客数が3,000人以上の場合、原則として、可能な限り早期にバリアフリー化を進めることとなっております。 帖佐駅のバリアフリー工事計画の凍結につきましては、本年1月の議会全員協議会において、担当職員から報告させていただいたところであり、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、JR九州の収益が悪化していることが理由となっております。 重富駅・姶良駅の1日当たりの乗降客数は、重富駅がおよそ1,000人、姶良駅がおよそ2,000人であることから、現在のところバリアフリー法における整備対象施設に該当していない状況でありますが、バリアフリー化については、必要性を感じているところであります。 これからも、利用者の実情を踏まえ、高齢者や障がい者の方々をはじめ、誰もが少しでも利用しやすい施設にすることが大切ではありますが、まずは、帖佐駅の早期のバリアフリー化に向けて尽力したいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 姶良駅につきましては、階段を上ったホーム上とホーム下の自動販売機の横にベンチが設置されている状況であります。また、通勤・通学の時間帯においては乗降客が多く、手狭な状況があるかと思います。 これらの状況を踏まえ、利用者の利便性の向上に向け、待合所の整備につきましては、JR九州と協議してまいります。 次に、姶良駅周辺の自治会が線路沿いに設置している防犯灯の数は、姶良駅から帖佐駅方向に23基、また重富駅方向に7基となっております。これら30基のうち8基はLED防犯灯に取り替えられており、また、本年度においては、4基を取り替える予定となっております。 今後とも、防犯灯を設置する場合は、地域の要望により、自治会が市LED設置等補助金を活用して設置することになると考えております。 4点目のご質問にお答えします。 帖佐駅前広場につきましては、本年4月に事業認可を受け、事業着手したところであります。本年度は不動産鑑定、物件補償調査を行い、用地交渉を進めてまいります。 今後は、必要な予算の確保に努めるとともに、地権者の方々など関係者のご理解をいただきながら早期完成に努めてまいります。 5点目のご質問にお答えします。 重富駅の北側及び姶良駅・帖佐駅の南側の改札口設置につきましては、昨年度もJR九州へ要望しておりますが、駅前広場、アクセス道路等の駅周辺整備計画が必要であるとのことで、JR九州においては、単独での改札口設置は困難であるとの回答をいただいております。市としましては、今後とも継続して要望してまいります。 6点目のご質問にお答えします。 帖佐駅の駐輪場につきましては、駐輪スペースの確保は十分であると考えております。今後、駅前広場の事業の中で屋根つきの駐輪場を整備してまいります。 姶良駅につきましては、平成27年度に屋根つきの駐輪場を整備しており、十分な駐輪スペースを確保した利用しやすい駐輪場となっております。 重富駅につきましては、駐輪スペースとしての広さは十分であると考えておりますが、他の2駅と比べて利用しにくい状況となっていると認識しております。 以上、お答えといたします。
◆10番(森川和美君) それでは、2問目に入ってまいります。 まず初めに、この新型コロナウイルス予防接種につきましては、希望者の方ができるだけ早く接種ができるということから、その意味から今後姶良市におかれましても様々な手立てが必要だと思うんですが、そういうことから現在において、一番直近で65歳以上の方の接種率は何%でしょうか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(向江美喜君) 昨日までの状況ですけれども、昨日まで1回目を接種された方が1万2,292名の方がいらっしゃいます。姶良市民の65歳以上の方が大体2万5,300人ぐらいですが、4月1日時点ですね。ですので、今現在48%ほどの1回目の接種というふうになっております。 以上です。
◆10番(森川和美君) かなり順調に進んでいるのかなとは思います。そこで、質問の内容について再度言いますが、自力で接種会場に行けない方に対してこのようにおっしゃってますね。訪問診療の際に接種が受けられることとなっておりますと。あるいは、ホームヘルパーの支援や介護タクシーをご利用いただけます。さらに、健康チケットあいあいをご利用いただければと考えておりますということですが、この内容を見ますとどういったその姶良市が支援をしてるのかちょっと分からないんですが、このホームヘルパーの支援や介護タクシーということは介護関係でこの接種に行けるということですか。 それと併せて、健康チケットあいあい、これは全対象者に配ってあるわけですので、このチケットを接種に使うということは少し冷たいんじゃないでしょうか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(向江美喜君) 介護を要するという方が、お一人でなかなか接種会場に行けないということで、そういう方々はホームヘルパーの方と一緒に行っていただく、それから介護タクシー等を利用していただくということです。 今おっしゃってくださったように、健康チケットあいあいていうのは70歳以上の全員の方に配られるということですけれども、現段階ではこの健康チケットあいあいていうことを接種の際にも使っていただけたらということで考えているところです。 以上です。
◆10番(森川和美君) もう健康チケットあいあいは、大方の方がこれ使い切ってるんですよ、私も使い切りました。というのは、これ地方創生臨時交付金というのありますよね。これを各自治体はタクシー券を、いわゆる2回分、往復じゃなくて行く回数だけの2回分とか、様々な地方創生交付金を使ってるんですが、これは使うことはできないんでしょうか。まだ、現時点においてはこの地方創生臨時交付金はどれぐらい残ってるんですか。併せてお答えください。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 まず、今おっしゃっていただきましたような、コロナウイルスワクチンの接種に関しての姶良市独自の移動支援をメニューを作った場合ということで申し上げますが、そういうものにコロナの臨時交付金は使用することができます。可能不可能で言えば可能ということですね。 それから──すいません。地方創生臨時交付金なんですが、今回補正予算で一部出しておりますけれども、姶良市のこれまでに示された限度額が16億1,607万円。今回の6月補正まで入れまして14億5,116万4,000円を充当することになりますので、これまでに姶良市に示された限度額からしますと、6月の補正後で1億6,490万6,000円を限度額の中で保有していることになります。 以上でございます。
◎保健福祉部長(濱田耕一君) 移動支援につきましてですが、基本現在のところ移動支援というのは考えていないところでございますが、新たなというところでは考えていないところなんですが、他の市町村で広い場所とかなかなか交通の便悪いとこ、そういった部分につきまして移動支援のそういうバスが回ったり、タクシーチケットを渡してある部分はございます。 ただ、姶良市におきましては、個別接種とかそういう形になりますと時間も場所もそれぞれ違います。なので、協議をしたんですが、バスとかそういった部分で地域を回るということについてはちょっと無理ではないかということで、協議した結果がそうでございます。 あとタクシーにつきましては、チケットのそのあいあいとか介護タクシーとかそういった部分が、先ほど議員のほうはもう全部使われたということだったんですが、4月、5月で配布ということでよければそちらのほう、あと一人で移動がなかなかできないという方につきまして、福祉のほうでそういった介護タクシー等申請をしていただいて利用しているところではございますけれども、基本的に介助者、援助者、そういった方が近くにいらっしゃるのではないかということで、いろんなところでそういう援助がほしいという方につきましては、福祉部のほうにもいろいろ問合せがきておりますので、そういったのを紹介しながら進めていきたいというふうには思っておるところではございます。 以上でございます。
◆10番(森川和美君) 先ほどの財政の答弁で、かなりまだこの地方創生交付金は残っておりますので、そこらは今後まだ接種の余裕といいますか、様々な事業を取り入れていくことは可能だと思っております。 1週間ぐらい前のテレビの中で、コロナ関係の対策項目の支援補助事業というんですかね、これが100ぐらいあるということなんですよね100。だから、そこら辺りをあらゆる角度から内容を確認しながら、今後まだ時間がありますので、心のこもった思いやりのある政策を進めていっていただきたいとこのように思います。 あとたくさんありますんで次にいきますが、このワクチン廃棄ゼロ事業、このことは内容的にはこれ了解したいわけですけれども、ほかの角度から、と申しますのは、先日の報道の中でこのワクチンを保存する冷凍庫に不具合が出ているのが、県下で11市町と聞いておるんですが、本市のことはなかったでしょうか。
◎保健福祉部長(濱田耕一君) 全国的にも、そういったコンセントの不具合とかいろんな部分でワクチンがだめになっている事例はございます。本市の場合には、現在そういった情報は全くなく、市としましても病院等が保管しておりますので、そういった全国の失敗事例ですかね、そういったワクチンをだめにしたとか接種の間違いをしてしまった、一人の人に2回してしまったとか、そういった事例を毎日チェックをしながら、そういった部分を各医療機関へメール等で配信して、注意を払っていただくようにしているところでございます。 以上でございます。
◆10番(森川和美君) はい、承知しました。 次の3点目の件ですが、接種できない方あるいは接種しない方に対しての差別的な問題やら、様々なことが予想されるわけですけども、周知広報を徹底してまいります、ということなんですが、具体的にどのようにされていくお考えですか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(向江美喜君) 今おっしゃってくださったように、健康上の理由で接種ができないという方もいらっしゃったり、それぞれの意思もありますので、今現在ホームページのほうにそういう方がいらっしゃいます、そういう理由で受けられていない方もいらっしゃいますので、そういう方への差別的な発言のほうはお控えくださいということで掲載をしております。また、あらゆるところでそういうような情報を発信していきたいと思います。 昨日も、
あいらびゅーFMのほうの取材がありましたけれども、そこのところについてもその点のことについて述べさせていただいたところです。 以上です。
◆10番(森川和美君) 分かりました。 それでは、ちょっとこの問題に時間をかけてみたいんですが、集団接種の件でお尋ねをしていきたいんですが、まず6月14日から集団接種を予約受付開始、午前9時からですね。接種開始が6月26日土曜日からと、これは南九州病院で土日だけ接種するということを発表されたわけですが、これタイミング的に何ら問題はないとお考えでしょうか。
◎保健福祉部長(濱田耕一君) 何ら問題がないと。当初、7月からという形で予定をしておりました。ただ、やはり少しでも早くということの要望等も、少しでも早く接種をしたいということで前倒ししてしたところでございます。 なかなかこちらのほうも時間がなくばたばたしたところではございますけれども、これが何ら問題がないかと、個人の考え方もいろいろあると思いますけども、こちらとしましては前倒しして少しでも早く接種をしていただければということでしたところでございます。 以上でございます。
◆10番(森川和美君) そこは分からんでもないんですけど、こういう事例が発生してるんですよね。65歳以上の方が6月17日からでしたかね、予約受付が。そして、もう既に予約されて7月、8月、遅い人で9月という方もいらっしゃるんですが、その方が予約をとり消して、こちらのコールセンターに走っていらっしゃるんですね。 ですから、私は全医療機関を確認したわけじゃないですけども、予約の取消が入ってきてると。また仕事が増えたということもあるんですが、そういった観点からタイミング的にこの集団接種の予約開始と接種開始があらゆる角度から検討されたんでしょうが、その辺は全然想像がなかったですか、予測は。
◎保健福祉部長(濱田耕一君) そこにつきましては、遅いところで9月そこまで予約とってらっしゃるということで、国の方針で7月中にということと、あと当初個別接種と集団を一緒に進められればそういったことはなかったんだろうと思いますけれども、一応医師会のほうには各接種医療機関のほうにはこういった形で集団接種を行いますと。 二重予約、両方に予約をしてくることが可能性ありますので、聞き取りとかそういった分、また予約を高齢者の方で9月ぐらいにやるからということで早くされた方につきましては、予約センターのほうで予約をしてる場合には病院とお話をして取消をしていただきたいというふうに申し上げてるところでございますが、この後その予約取消の部分の業務が医療機関に発生したということは事実でございますけれども、今後64歳以下の部分をまた予約という形になりますので、そういった形で少しでもたくさんの場所で早くできるようなという形で、今医療機関に対してもご迷惑がかかるかなとは思いますけれども、そういった形で進めているところでございます。 以上でございます。
◆10番(森川和美君) 分かりました。それでは、これ通告はしておりませんが、通告の中に64歳以下という項目と集団接種という項目が入っておりますので、議長に
教育委員会も含めて少しお尋ねをして、許可をいただきたいんですがよろしいでしょうか。
○副議長(谷口義文君) 森川議員、通告は市長だけで
教育委員会への通告がありませんが、要旨の中で一般接種体制というものについての質問をされておりますから、その中の範囲であれば可能かなというふうに思っております。
◆10番(森川和美君) ありがとうございます。それでは、先々日この新聞に報道されました中学生を対象とする新型コロナウイルス感染症のワクチン接種にかかる希望調査の件について少しお尋ねをしてみたいんですが、希望調査の依頼ということで各中学校長から保護者各位に出されておりますが、この文面の中にありますように、このたび姶良市
教育委員会から中学生に対するワクチン接種の希望調査の依頼がありましたとありますが、これは、当然
教育委員会がこの文書を出す前の段階の文書の決裁があると思うんですが、そこはそうじゃないでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) 5月の末に、厚労省のほうから12歳以上15歳も含めてワクチン接種可能ということで出ておりましたので、それから保健福祉部のほうから(「教育長、ちょっと大きな声で」と呼ぶ者あり)保健福祉部のほうからも意向調査をしてくれということでございましたので、中学校長に対して意向調査をしたということでございます。
◆10番(森川和美君) これ、ちょっと先走ったですね。というのが、これは国会でも取り上げていらっしゃるんですが、15歳以下の子どもたちの接種を12歳以下に落としたということで、それに即座に対応されたのかと思ってはいるんですが、ところが文科省においてはここら辺りは慎重にやっていただきたいという国会でも議論があるんですが、そしてこの意向調査の中には大体5か所の問題点があると思うんですが、まず1番目は、2、4、6、5行目からですが、中学生に対するワクチン接種の時期が遅くなると受験等に影響が出ることを鑑み、6月から9月の期間に本市公立中学校に通学する生徒を対象に、各中学校体育館において集団接種云々とあるんですが、まだ65歳以上が終わってないのに、先ほど答弁がありましたように終わってないのに、しかも国でははっきりとした指針が示されていないところをこの希望調査をされている。これがまず1点ですね。 そしてこの中に、受験等に影響が出ることを鑑みということで、これはあまりよろしくない表現だと思うんですね。これが。それと、この文書を作成する経緯というのをお知らせください。
◎教育長(小倉寛恒君) この厚労省から出されました12歳以上の接種可能という意向が出ておりましたので、保健福祉部の調査依頼を受けて各中学校長に対して出したものでありますけれども、いずれ中学生も接種対象になってくると。 そういうことであれば、受験期にかかってくるとそれ以前に接種可能、いわゆる選択肢が広がることは決してそんなに悪いことではないと思って、この文書は中学校長に対して出したわけですけどそれぞれの中学校では、学校としては非常に喜んでいたわけでございますけど、ただ個々の保護者の皆さんが十分に慎重に検討する時間的な余裕がなかったということは、これはやり方として拙速であったという気はしますけども、そのほか接種するということについてこちら意向を聞いたわけでございますので、必ずしも中学生を全部今やるぞという話じゃないわけですけども、希望を聞いたというところでございます。それはそういった国の情勢、それから保健福祉部の意向を受けて取り組んだということでございます。
◆10番(森川和美君) 今そこの少し拙速過ぎたということもございましたが、今も教育長がおっしゃいましたけれども、これね、わずか2日間で、そして生徒の氏名と保護者の氏名を記載してから希望します、希望しませんのいずれかに丸をつけてくださいと、分かりませんという項目も設けるべきだったと思うし、そしてこのある意味健康に関する大きなひとつの過去の予防接種のいろんな事例もございますよね。そういうことを含めて、例えば父親が仕事上で家にいらっしゃらないところもあるでしょうし、あるいは親御さんとゆっくりこういったことについて、接種するかしないかの話ができない家庭も多々あると思うんですが、そこら辺りが欠けていたとお認めになりますね。
◎教育長(小倉寛恒君) 特に、子どもの中で基礎疾患を持つ子どもがいわゆるかかりつけ医と相談して判断するという、そういう時間的な余裕が本当になかったというふうに、2日間という木金で出してくれというなことでございました。 ただ、丸かバツかということは、決してそれで子どもたちの峻別するわけでもございませんし、それは学校がただ把握するということでそれを外出しするわけでもございません。極秘に取扱ってきているわけで、私どもがその調査した結果は全て保健福祉部にお渡ししているわけでございまして、内容の審査は一切しておりません。
◆10番(森川和美君) 教育サイドではいろいろ議論があるところでしょうが、先般の全員協議会でこれが説明があって、我々はそれまで全然知らなかったわけですよね。同僚議員が、保護者からこれを入手されて分かったわけですけれども、その際にも福祉部長がお一人、説明とおわびといいますかされたんですが、なぜ教育長来なかったんですか。
◎教育長(小倉寛恒君) 全員協議会に、その日に朝も本当に別な用務というのが既に決まっておりまして、どうしても私はそこに出なきゃならない状況でございました。そこには教育部長と保健体育課長が同席していたと思います。 決してそれを回避するという意図も何もございませんで、たまたま用務が重なっていたということでございますので、一切その責任を逃れるという気持ちは毛頭ございません。
◆10番(森川和美君) そこまでおっしゃるんだったら、この前の福祉部長の話ではこの担当を含めてもうパンク状態だという話があったんですよ。余計な仕事が次から次出てきたわけでしょう。そういうことも含めて中学校長宛でされて、そしてまた今度はこのお礼と謝罪たみいなものも、これも姶良市保健福祉部長名で出てるんです。これ教育部長で出すべきじゃないんですか。
◎保健福祉部長(濱田耕一君) その件につきましては、当初12歳というのが5月30日に厚労省から発表されました。その後、その時点においては集団接種はいかんとか個別接種でしかいけない、そういった文言は全くついておりませんでした。余剰ワクチンにつきましても、多分県内で姶良市が一番最初にどんどん取り組んで周りに普及していったと思います。 全協の中でもご説明申し上げましたけれども、夏休みそういったところを鑑みたときに、早くどうするかという方向性を出さないといけないということで、私どものほうから教育部のほうにお願いしまして、実際はうちのほうでいろいろ文書作ったりしていろんなことをしないといけないんですが、それはもう忙しいことだろうということで
教育委員会のほうでお願いしたのが事実でございます。 そういった中で、先ほど教育長も申し上げましたけれども、資料につきましては全て
教育委員会は把握せずにうちのほうに資料は持ってきてうちのほうで集計をしてございます。ということで、おわびも入れたお礼という形で、いろんなご心配、不安をおかけしたということで、私のほうから保護者の皆様に文書を出したところでございます。 以上でございます。
◆10番(森川和美君) あまりここで追求してもあれでしょうが、最後に伺いますがこの中学生の集団接種、今後どのように進めていかれるわけですか。 と申しますのは、今朝の新聞にも出ておりましたが小児科学会もこのことは慎重にやるべきだと、あるいは国会でも文科大臣がそういった内容の答弁がされておりますよね。そういったこともあっても本市はまだこの計画といいますか、意向調査を進めていきながら集団接種を、しかも学校の体育館で進めていかれる考えなのですか。体育館でも学校施設では好ましくないと、あくまでも個別接種がいいのではないかという議論もあるんですが、どのようにされるお考えですか。
◎保健福祉部長(濱田耕一君) 議員のおっしゃることはもっともだと思います。私どもも基本的に12歳とおりた段階で、国のほうはこういったものを全部クリアして出されたもんだと思って動いておりました。ところが、ふたを開けて動いてみると、多分色々反響が、京都市なんかもすごかったですしいろんな反響がありまして、いろいろなものが出てきたんだろうと思います。 基本、年齢を下げたり上げたりというのは国の方針ですので、国のほうがそういった部分を全部クリアされたという思いで、少しでも早くということで計画したところでございます。 私どもにつきましても、いろんなものが後から出てくるのは国のほうも後から出てきております。なので、やはり各方面のご意見を聞きながら今現在検討しているとこでございます。 以上でございます。
◎市長(湯元敏浩君) 今、保健福祉部長が申し上げたとおりのことでございますが、ちょっと補足をさせていただければと思いますが、一般の64歳以下の方々が今から始まります。かなり人数も多いことでございまして、それがまず1つ。 そしてもう1つは、中学生という部分が急に5月の末日に出てきたということで、その若い人たちをどう守っていくかと、子どもたちをどう守っていくかという観点で私たちは考えてやったところでございます。それには、当然
教育委員会、教育部の協力も必要であるということの中で、保護者の方々が、そして教職員の方々がどう思うのかという意向調査をさせていただいたと。 それで、集団接種を必ずやるということで決めたわけではございません。どのような思いがあるのかということを意向調査した。それで、それを大きくくくると検討という形に言葉としてはなると思うんですが、その意向調査が今出てきております。そしてまた、小児科学会の方々の意見も出てきております。 そして、保護者の方々の一部ではございますが、ワクチンに対するその懸念も出てきております。そういったものを総合的に判断して、これから中学生、12歳から15歳の人たちをどのようにしていくかということでございますので、集団接種にこだわっているわけではございません。また、危険性があればそれを回避することのほうの方向性もあるということでございます。 以上でございます。
◆10番(森川和美君) そこらは今後あらゆる国の専門家、あるいは様々な国の議論等を煮詰めながら、その集団接種あるいは個別接種、若い方の接種をしっかり検討していかないと、今結構私の近くでも医療従事者が、私の息子も含めて、姪っ子も含めて、やっぱり副反応がきつかったと、若い人に限って年齢が下がるごとに初めてのワクチンですので体が反応するわけですから、仮に集団接種を中学生に行ったとして、12歳、13歳、15歳、したときに、同じ教室で10人も15人も具合が悪くて欠席すると、これ休校ということも考えなくてはいけないんですよ。そこ辺りまでやっぱ考えていかないとこれはなかなか難しい問題であるでしょうけど、大いにあらゆる情報、データを確認しながら慎重にやっていただきたいと思います。 それでは、駅の関連に入りますが、まず3駅のトイレの関係ですけれども、確認しますが重富駅と帖佐駅はこれはJR、姶良駅だけは姶良市の財政が関わってますね、どうですか。
◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 まず、重富駅、帖佐駅につきましては、JRの所有となります。あと姶良駅ですが、姶良駅も設置のときには事業主体は当然JRでございますけれども、旧姶良町の時代に約半分の額を旧町で補助したという経緯はございます。ですけれども、所有としましてはJRの持ち物となりますが、ただ管理等につきましては現在財政課の財産管理係のほうで日々行っているところです。 以上です。
◆10番(森川和美君) 姶良駅は1988年3月15日に開業してるわけですよね、そういう時期からこの姶良駅、重富駅、帖佐駅は一応分けてしたいんですが、この2駅のトイレの状況は最初から全然変わってないわけですけれども、この状態を確認されていらっしゃいますでしょうか。
◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 まず、姶良駅につきましては、ホームの下のほうに和式のトイレが男女別で1基ずつ、重富につきましては、駅と同じ高さにはございますが、男女兼用の和式のトイレがございます。 以上です。
◆10番(森川和美君) 私昨夜も、いわゆる防犯的な観点、暗いか明るいか、そしてトイレも3か所しっかり見てまいって、駅員の方とも少しお話をさせていただいたんですが、重富駅は男女共同なってるんですね、しかも身体の不自由な方、子どもさん、高齢者の方はとてもじゃないけど安心して行けるトイレじゃございませんよね。そしてトイレットペーパーもありませんでした。 そういうこと、それからしかも男女共用になっております。ですから、重富駅の場合は、私はこの後のバリアフリーのことも重ねてお尋ねしますが、全体的なバリアフリーを私は申し上げているんじゃないですよ。階段の入り口だけ、とりあえずですね。 重富駅が、大体7段ぐらいの段になっております。姶良が6段、7段、そして重富駅の場合は駅舎の窓側のすぐ下に盛り上がった花壇があるんですが、あそこにスロープができる、ここはできるんですけどねという駅員の方もお話されましたし、それから、ちょっと混合してしまいますが、姶良駅のトイレの場合は女性と男性と分けてありますが、男性はちょっと格好が見えたとしてもいいとして、女性は丸見えなんですね、目隠しも全然ないんです。 そういうことから、これらを踏まえて利用者の利便性の向上に向け今後検討してまいりますと、洋式化の必要性は感じておりますということなんですが、これ全面的な改修といいますか整備する必要はないんですよ。今現在もう水洗化なっておりますので、私ある親しい水道業者にお尋ねしたら、タイル張りであっても約4日間と金額にして50万、60万あれば立派なのができますということなんですがそこ辺りは、これやろうと思えばすぐできると思いますし、もちろん駅の許可、JRの許可を得ないといけないわけですが、JRの一職員の方の話によるとこれ大歓迎じゃないですかという話なんですが、どうですかね。
◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 確かに、トイレの洋式化というものは優しい対応ということでは必要だと思います。ただその前提としまして、議員も当然分かっていらっしゃると思いますが、JRの持ち物であるていうところがございます。 JRにまずは要望をしまして、JR利用者の方々の利便性ていう面もございますので、JRと協議をしながら、あとそこについての経費負担的な部分については、話があった段階でそのときにまたまちとしても協議検討しなければならないものと考えております。 全面的なバリアフリーといいますのは、先ほど答弁の中にもありましたとおりまずはバリアフリー法の条件に一致している帖佐駅をまず最優先として考えておりますので、それを後にしてほかの3駅ということにはまず順番的にはならないだろうと担当としては考えているところです。 以上です。
◆10番(森川和美君) それではですね、この駐輪場のことをお尋ねしてみたいんですが、私がこの通告をしてからこの3駐輪場を見に行かれましたか。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 現地のほうは確認させていただいております。 以上です。
◆10番(森川和美君) ところが、重富駅の駐輪場のところに2基の蛍光灯がついているのですが、2基とも消えております。それと姶良駅、前回のいつの議会でしたかね、過剰投資だと姶良駅の駐輪場はということを申し上げたことがあるんですが、常にマックスで170台から200台近く余裕があるんですよ。 ですから、その余裕のある分の屋根つきを重富駅に移転することはできないかという提案したこともあるんですが、そのままになっているんですけども、この一部の一番駅舎に近いところの、姶良駅ですけどね、駅舎に近いところの駐輪場を屋根を重富駅に移動させ、そして現在のトイレをその駐輪場のところに整備するようなことはいかがでしょうか。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 まず、姶良駅のその駐輪場の在り方といいますか、過剰ではないかという点でございますけれども、姶良駅の駐輪場につきましては約600台ほどの駐輪場の整備を屋根つきで整備させていただいているところでございます。これにつきましては将来的な、本当利用も見込んだ形での整備となっております。 また、地区的にはまだ恐らく利用者が増えるんではないかというような地区でもございますので、撤去して重富駅という方向につきましては今のところちょっと考えていないところでございます。 あと、よろしいですか。重富駅ですかね、蛍光灯が2灯ほど消えてるということでございますけど、その点についてはまた、すいません現地調査させていただきまして精査していただければと思います。
◆10番(森川和美君) 即座に対応していただきたいと思います。それでは時間が足りませんので帖佐駅のことに入りますが、先般市長答弁にもありますように帖佐駅のバリアフリー改修工事、説明があってペーパー持ってるんですけども、総事業費が4億8,000万ですね、令和3年度、工事費が4億7,186万4,000円、令和4年度、合計が51億8,864──これペーパーもらったんですよ。 このことがいわゆるコロナにおいて、これ違うですかね副市長頭ひねってますけど、これそのとおり私読んでるんですよ。総事業費、これは国の事業費ですよねJRの。これを、私が言いたいのはJRのコロナ禍で収入が減ってるという説明で、一時凍結ということの説明がありましたが、はいそう、分かりましたと。コロナで大変ですよねちゅう、なぜ簡単に引き下がったかというのを言いたかったんですよ。 例えば、この本市の割合負担額が令和3年度で、もし行われておったら8,000万円、工事費が7,162万3,000円ですか4年度、合計が7,962万2,000円。これを大幅に負担を増額しますんで、さらに検討ができませんかということは言えないんですか。
◎市長(湯元敏浩君) 詳細は企画部長が話すと思いますが、JR九州の社長に宛てて帖佐駅のバリアフリー化を、コロナという状況分かりますが3,000人という条件もクリアして、しかも人口が増えているまちでございますということで要望書を提出すぐいたしました。JR九州の社長宛にしておりますので、支社長を通して社長宛にしておりますので、それ以上の相手はいないんですが、すぐにその要望書という形で出しております。
◆10番(森川和美君) これ訂正させていただきます。総事業費は5億1,886万4,000円、4,800万円はこの実施設計費ですね、工事費が4億7,186万4,000円ですので、本市の負担額が合計が7,962万2,000円ということでございます。 と申しますのが、それはJRというところはなかなか昔から強いところで、いろいろ工事関係も指名業者しかできないとかいろいろ分かっておるんですけども、帖佐駅の総体的な環境を見た場合に、これは姶良市がもう少し努力することによって若干進められるんじゃないかということを申し上げたいわけですよ。 これでいいですが、この駅前開発について先日小里代議士からはがきが来ていたんですが、駅前開発を含めて旧10号線までの整備等々が12億8,000万円予算がついたという報告があったんですが、この中の駅前開発の部分についてはおおよそどれぐらいかかって、国県の補助というんですかどれぐらい現時点で見込んでいらっしゃるんでしょうか。
◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 帖佐駅前広場の件でございますけれども、一応整備につきましては約4億円ほど見込んでるところでございます。また、これにつきましては、補助事業といたしまして社会資本整備総合交付金事業のほうを充てております。補助率につきましては、国のほうから2分の1ほどということになると思います。 以上です。
◆10番(森川和美君) この駅前開発について、少し知り合いのところにお話をしていったんですけれども、当初説明があった後なんらその説明やら事業の推進が分からないと、聞いてくれということで今回聞いてるんですが、その方の話によると私ももう70は過ぎてると、早く事業をするんであればしていただきたいと、デメリットはあるけどメリットはないと、この年になればもうあまり動きたくないというような話もあったわけですけれども、それは具体的な話がないところでそういった話になったのではないかと思うんですが、このことについても速やかに説明をしながら住民が納得いける保障、事業を進めていただければとこのように思います。 以上で終わります。
○副議長(谷口義文君) これで森川和美議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後1時59分休憩)
○副議長(谷口義文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時09分開議)
○副議長(谷口義文君) 一般質問を続けます。 次に、1番、新福愛子議員の発言を許します。
◆1番(新福愛子君) 登 壇 皆様、こんにちは。公明党姶良市議団の新福愛子でございます。 新型コロナ感染症の収束と、災害が起きることなく梅雨明けの日が来ることを願いながら、さきに通告した4つの項目について質問いたします。 はじめに、項目1、糖尿病重症化予防の取組について。 コロナ禍において、糖尿病の方の重症化リスクが注目されています。新型コロナウイルス感染症から命を守るためにも、糖尿病の方は今まで以上に血糖コントロールに気を配る必要があると言われております。 国は平成28年4月に、日本医師会、日本糖尿病対策推進会議、厚生労働省の3者で、糖尿病性腎症重症化予防プログラムを策定いたしました。 このプログラムは、糖尿病が重症化するリスクの高い医療機関の未受診者、受診中断者について、医療機関からの適切な受診勧奨、保健指導を行うことにより、治療に結びつけるとともに、リスクの高い通院患者に対して保健指導を行い、人工透析等への移行を防止することを目的としております。 新型コロナウイルス感染症から市民の大切な命を守る観点からも、糖尿病重症化予防対策を強化すべきと考えます。本市における取組を伺います。 次に、項目2、生理の貧困について。 生理の貧困とは、経済的な理由などで生理用品を購入や利用ができない状況を示し、コロナ禍において世界各国で大きな問題となっています。 生理用品の負担軽減を目指す任意団体「#みんなの生理」が、高校生や大学生らを対象に行ったオンラインアンケート調査によると、5人に1人の若者が購入に苦労している実態や、生理を原因として学校を欠席・早退・遅刻したなど、生理によって学校生活に十分に参加できていない実態等も明らかになりました。 本市においても、コロナ禍における生理の貧困をはじめとする女性の実態を把握し、負担軽減に対する取組が必要ではないでしょうか。 そこで、以下6点について伺います。 1点目、民間からの寄附等で生理用品を集め、防災備蓄品の食料入替え時期の分とともに、生活に困窮する女性への配布を行っている自治体もあります。本市の取組を問います。 2点目、拡充された内閣府の地域女性活躍交付金等を活用し、生理用品の提供を検討できないか。 3点目、学校や公共施設の個室トイレに、生理用品を無償で設置提供する先進地の取組を調査し、本市でも実施する考えはないか。 4点目、困難に直面する女子児童や生徒が、声を上げやすい教育現場の対応に関する考えを伺います。 5点目、困難を抱える女性が、話しやすく相談しやすい環境づくりと場の設置を検討できないか。 最後に6点目、若い世代に合ったツールを活用し、速やかに必要な支援にたどり着けるような情報発信を検討できないか。 最後に項目3、加治木総合支所内の資源物集荷所の改善について。 加治木総合支所内の資源物集荷所は、週末の土曜・日曜ともなると、終日多くの搬入者で混み合っております。これまで市民の声を受けて進めた改善点と、複合新庁舎が完成するまでの課題を伺います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 新福議員のご質問にお答えします。 ご質問うち、2問目の4点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の糖尿病重症化予防の取組についてのご質問にお答えします。 本市では、平成25年度から糖尿病重症化予防の取組を行っております。 鹿児島県糖尿病重症化予防プログラムに基づき、健診結果やレセプトから対象者を抽出し、医療機関未受診者や糖尿病治療中断者への受診勧奨、治療中の患者に対する医療機関と連携した保健指導、糖尿病予備軍に対する発症予防教室等の取組により、重症化予防に努めております。 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響はありましたが、感染の予防対策を徹底し、対面による保健指導を引き続き実施しました。 市としましては、未受診者を医療機関へつなぐ取組や保健指導参加者を増やす従来の取組に加え、保健指導において、新しい生活様式への移行や感染予防など、コロナ禍における糖尿病重症化予防対策を進めております。 次に、2問目の生理の貧困についての1点目のご質問にお答えします。 コロナ禍の影響もあり、収入の激減や学生への親からの仕送りが途絶えるなどの影響により、生理用品を買う経済的余裕がない女性が増えてきている、いわゆる生理の貧困が、国においても議論されております。 また、生理の貧困に対し、寄附等で集めた生理用品や防災備蓄用品を配布するなど、支援活動を行っている自治体や支援団体等があることも承知しております。 本市におきましては、現在、大規模災害等に備え、およそ3,800食の食料を備蓄しており、不足が生じた場合は、自治体間の相互応援協定や民間事業者との災害協定に基づき、避難者へ提供することとしております。 また、賞味期限間近の食料につきましては、現在、自治会等の防災訓練等で試食いただき、消費分を毎年補充しております。 なお、生理用品等につきましては、生理用品やクレンジング、化粧品などが入ったレディースセットを20セット備蓄しておりますが、災害発生時に不足が生じた場合は、食料と同様に、他の自治体や民間事業者との災害協定に基づき補うこととしております。 あわせて、姶良市社会福祉協議会におきましては、姶良市内の社会福祉法人と連携し、生活が逼迫した状態にありながら、支援を受ける手段を持たない方々に対し、生理用品を含む生活に必要な日用品を支援しております。 2点目のご質問にお答えします。 内閣府が実施する地域女性活躍推進交付金において、時限的に補助率の引上げにかかる追加措置として、つながりサポート型事業が示されております。 この事業は、地方公共団体がNPO等民間団体に業務を委託し、不安を抱える女性の相談支援や居場所づくりなどに取り組む事業を対象としており、これらの事業に付随して、生理用品等の生活必需品の提供を行える内容となっております。 このことから、生理用品の提供のみを目的とした当該交付金の活用は難しいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 小中学校では、予測しない生理の始まりや緊急的な対応として、保健室で生理用品の提供を行っております。 今後、公共施設での緊急的な対応方法と併せて、生理用品の無償での設置提供について、先進地での取組等を調査研究してまいります。 5点目のご質問にお答えします。 現在、女性からの相談は、第1段階の窓口として、男女共同参画課が行う女性相談で受けていますが、内容によっては、他の窓口との連携や必要な情報の共有を図りながら対応しております。 相談を受けるにあたっては、まずは傾聴に努め、相談者に安心感を与え、相談員への信頼感を持っていただけるよう取り組んでおります。 今後も、現在設置している相談窓口において、相談者が知りたいことを話せる環境をつくり、相談者が望む解決や支援につなげていけるよう取り組んでまいります。 6点目のご質問にお答えします。 若い世代の方々などがスマートフォンやパソコンを活用して、相談窓口の種類や場所を確認し、実際の相談につながるようにホームページで案内を行っております。 今後は、スムーズな画面展開を含め、より分かりやすいホームページの作成について検討してまいります。 次に、3問目の加治木総合支所内の資源物集荷所の改善についてのご質問にお答えします。 本市においては、限られた資源を有効活用し、環境保全を実現するため、市内6か所に直接搬入できる資源物集荷所を設置しております。 加治木総合支所資源物集荷所は、地域の方に多く利用され、利用状況は年々増加傾向であります。 そこで、よりスムーズな搬入と仕分のため、作業に従事する指導員の増員や、暑さ対策としてテントを設置するなどの改善を重ねてまいりました。 また、集荷所に搬入する際の交通手段の大半が自家用車であることを考慮し、中庭駐車場に集荷所利用者の駐車スペースの確保や、堤防沿いの駐車禁止の看板設置など、交通混雑の緩和に向けた対策を実施しております。 今後も、安全安心に利用できる資源物集荷所の管理運営に取り組んでまいります。 また、加治木複合新庁舎完成までの安全な利用の継続についても、今後も検討してまいります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 2問目の生理の貧困についての4点目のご質問にお答えします。 我が国の学校教育では、憲法第14条に保障された男女平等の精神にのっとり教育活動が行われており、本市も含めて、女子児童生徒が窮状を訴えられないということは、寡聞にして聞いておりません。 学校では男女問わず、児童生徒が困難に直面した場合には、学級担任が教育相談を実施したり、毎日の生活ノートを通じた児童生徒の声に耳を傾け、寄り添ったコメントの記入をしたりするなど、児童生徒が悩みを学級担任に相談しやすい環境を整えることに努力しております。 また、保健室が児童生徒の体や心の悩みの相談場所となっている場合が多く、養護教諭が丁寧に対応しているところであります。 さらに、本市では、専門的な見地から、悩みに対応するスクールカウンセラーを活用した相談体制も充実させており、様々な事案に対応するため、臨床心理士を派遣するスクランブルカウンセリング事業も実施しております。 近年、児童生徒を取り巻く家庭環境は、虐待や放任などの深刻な家庭問題や、児童生徒の内心に関わる問題など、複雑で多岐にわたっていることから、児童生徒のカウンセリングだけでなく、保護者のカウンセリングを通して問題を解決していく必要性も増加しているため、本年度予算では、スクールソーシャルワーカーの予算を減じて、スクールカウンセラーの予算を7倍に増やし、児童生徒の窮状に耳を傾ける体制の強化に努めているところであります。 以上、お答えといたします。
◆1番(新福愛子君) それでは、通告に沿って再質問をさせていただきます。 国は5年前、平成28年4月に、日本医師会、日本糖尿病対策推進会議、厚生労働省の3者で、適切な受診勧奨と保健指導により治療に結びつけ、人工透析等への移行を防止することを目的とする糖尿病性腎症重症化予防プログラムを策定いたしました。 まず、この予防プログラムのポイントを確認をさせていただきたいと思います。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) それでは、お答えいたします。 このポイントは2つあります。 まず、糖尿病が重症化するリスクの高い医療機関未受診者や糖尿病治療中断者を、まず治療に結びつけることです。 次に、糖尿病で治療中の患者で重症化するリスクの高い方に対しまして、保健指導を行い、重症化を予防する取組につなげるということになります。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 特定健診等始まります。高齢者もございます。その健診の中で、どの項目の数値をもって糖尿病予備軍、または糖尿病が疑われる方と判断されるのか。また、喫緊の健診で、その対象になった方々の人数をお示しください。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) では、お答えいたします。 糖尿病の重症度について、血液検査の検査項目の中に、空腹時血糖というのがあります。あと一つ、ヘモグロビンA1cというのがあります。この値によって判断をいたします。 令和2年度の健診結果から、糖尿病予備軍と言われる方が、国保で2,698人、後期高齢者で2,374人、合計の5,072人となっております。 また、レセプトのほうから抽出した糖尿病という患者は、国保で2,272人、後期高齢者3,096人、合計5,368人となっております。 以上でございます。
◆1番(新福愛子君) かなりの人数がいらっしゃるということで、議員席からもちょっとため息のような声が聞こえてまいるわけですけれども、空腹時血糖というのは知っておいても、ヘモグロビンA1cというのは、健診が1週間後にあるからとか、明日が健診だからといって、ちょっと食事の量を減らしたりしても、これはごまかしの利かない数字だというふうに聞いているんですが、どうでしょうか。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) お答えいたします。 ヘモグロビンA1cというのは、自分自身の血糖の状態を知る重要な役割を示しています。血糖というのは、血液中のブドウ糖のことでございます。過去一、二か月の血糖の状態を知ることができるのが、このヘモグロビンA1cでございます。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 本当に、一、二か月まで遡られるとなると、これは大変だなというふうに思います。 次に、平成30年から令和6年度までの6年間を期間とする、データヘルス計画の本年は、ちょうど本市にとっても、前期の終わりの年度になります。 計画には、基本的な考え方が3点あるようです。 1点目、健診、レセプト等で抽出されたハイリスク者に対する受診勧奨、保健指導についての評価を伺います。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) お答えいたします。 ヘモグロビンA1cの値の高いハイリスク者には、保健師が至急訪問ということで、受診勧奨を行っております。 ちなみに、令和元年度の実績で申しますと、対象者のうち約5割から6割の方が、医療機関への受診につながったとなっております。 以上でございます。
◆1番(新福愛子君) 保健師の皆様のおかげで、5割から6割の方々が治療に結びついた、これはすごいことなんだと思います。 2点目です。治療中の患者に対する医療と連携した保健指導についての評価を伺います。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) お答えいたします。 まず、本人の同意と、かかりつけ医の承諾を得た上で、保健師、管理栄養士が、面談、電話、文書等による支援を行います。この支援の期間というのは、6か月を要しております。 次に、保健指導の参加者について、効果は確認できているんですが、やはり対象者の中で、このプログラムに参加する方が約5%というのが現状でございますので、今後、1人でもこの参加者を増やす取組を進めてまいりたいと考えております。
◆1番(新福愛子君) 5%っておっしゃいましたでしょうか。何でこんなに低いんでしょうかね。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) 我々のほうも勧誘をしているんですが、なかなか本人の方が忙しかったりとか、いろんな仕事があったり、そういうこともあったりして、なかなかこれに参加してくれないという現状もあります。 ですので、できるだけ参加するように努力をしたいと考えております。
◆1番(新福愛子君) 2点目です。 糖尿病治療中断者や健診未受診者に対する対応についての評価までお願いいたします。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) お答えいたします。 保健師の訪問や電話によって、中断者には治療を再開するよう促します。 また、未受診者には、健診を受診するように勧奨します。 健診の受診率は年々上がっておりますが、令和2年度で速報値で、52.3%が健診の受診率でございますが、国が定めている目標が60%でございますので、今後も引き続き、受診率の向上に努めたいと考えております。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 受診率は、これは上がってきているが、国は60%ということで、まだ乖離がありますね。この辺の努力といいますか、その辺はどのようにお考えでしょうか。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) お答えいたします。 今まさに、健診の書類を送りまして、うちのほうに保健師が、在宅保健師って方がいらっしゃいます。その方が、市役所に来てそこから電話で勧誘を今行っている状況でございます。 以上です。
◆1番(新福愛子君) それでは、次に、対象者の抽出基準が明確であることが重要と言われているようです。 2019年3月に、厚生労働省保健局国民健康保険課より出された事業実施の手引によると、KDB──国保データベースシステムからレセプトデータを分析すれば、健診受診の有無にかかわらず、医療機関の受診の有無等を確実に正しく把握することができ、処方の中断などを見ることにより、受診中断者の把握も可能であり、そこに受診勧奨できるというふうに言われております。 受診中断者の人数、また受診中断者に対して、どのように本市としてアプローチされているのか、この両方について本市の取組を伺います。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) それでは、お答えいたします。 治療中断者の人数は、令和2年度で248人と把握しております。 アプローチの方法としては、個別訪問、電話、文書等で対応しております。 以上でございます。
◆1番(新福愛子君) 受診勧奨とか様々に努力をされていて、私もかつて受診率アップについてお尋ねしたこともありまして、様々、ナッジという方法、ちょっと背中を押す。行きやすいような、そういう雰囲気をつくる。 また、こうやって直接働きかける。その効果が非常に出ている。様々な保健師さんとか、マンパワーを使いながら取り組んでおられる様子が確認できました。 本市では、予防教室も確実に行われておりますね。新型コロナウイルスの感染症とかありましたけれども、去年は本当大変だったと思います。できなかったと思います。 しかし、対面による指導をさらに続けていきたいというふうに考えているところなんですけれども、答弁にあったところなんですけれども、近年の参加人数と、その内容等をもう少し詳しくお知らせください。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) お答えいたします。 糖尿病の予防教室でございますが、対象者としては、糖尿病の疑いがある方、そういう方でなります。 まず、令和2年度の実績と内容をお知らせします。 教室を3回開いております。医師による講話であったり、管理栄養士の講話、次に、個別に栄養相談を管理栄養士が行っております。参加人数に関しましては、45名ということでございます。 次に、平成2年度でございます。これは新型コロナウイルス感染症の拡大があったもんですから、ちょっと対面には、これできなかったので、管理栄養士による電話相談を行っております。参加者が36名ということになっております。 以上でございます。
◆1番(新福愛子君) 教室ですけれども、何名を定員ということでしたでしょうか。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) お答えいたします。 令和元年度に行った教室でございますが、定員は50名ということになっております。 以上でございます。
◆1番(新福愛子君) 昨年は本当にみんなが固まったというか、大変な年でしたが、それでも50名の定員に対して36名、電話による指導とかも、しっかりとされていたことが確認できました。 それでは、平成25年から糖尿病性腎症化予防プログラムというのを、姶良市も取り組んでおられるようですけれども、8年ぐらいの取組になるんですけれども、この七、八年のプログラムの効果をどのように総括されておられますでしょうか。
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) お答えいたします。 この事業に関しましては、令和25年から実施しております。8年間で延べ参加終了者は107人となっております。 そこで、参加推奨者の中で、参加した人と参加しなかった人を追跡調査をしました。そうすると、やはり参加された方が、ほぼ全員、透析のほうに移られなかったという効果がありましたので、この事業が重症化にある一定の効果があると考えておりますので、今後も地道にこの事業を継続してまいりたいと考えております。 以上です。
◆1番(新福愛子君) しっかりと参加されている方、向き合っている方々は、透析に1人も進まなかったという、この実績は私は大きいと思います。やっぱり誰かに寄り添ってもらいながら、しっかりと教育を受けて、自分自身が努力していく。これは、この糖尿病だけに限らず、あらゆる病気に通じるものなのではないでしょうかね。 今回、糖尿病の方、糖尿病が強く疑われる方とか、糖尿病の可能性が否定できない方というふうに表現したほうがよいようなんですけれども、そういった方というのは、免疫に関わる細胞の働きが弱いために、新型コロナウイルスに限らず、様々な感染症にかかりやすい傾向にあるとの報告があるようです。 しかし、一方、米国の糖尿病学会では、糖尿病の方であっても、血糖コントロールが良好であれば、新型コロナウイルス感染による危険性は、糖尿病でない人と同等であるという見解を示しておられ、糖尿病の方は、今まで以上の血糖コントロールがあれば、感染重症化のリスクが下がるということが分かっておるようでございます。 今回の質問で、本市においては、鹿児島県糖尿病重症化予防プログラムに基づいて確実に取り組んでこられ、透析に至らぬよう努めておられる事業の進捗、そしてまた結果も確認することができました。治療中断期間が長くなるほど、重症化のリスクが高くなり、過去5年間のレセプトデータを遡って治療中断者を抽出し、治療中断者の対策の強化を図ることで、透析予防の最大効果が、そしてまた即効性が期待できると言われているようでございます。 透析は、当事者にとっても心身共に負担が大きく、また保険者である、私たち姶良市にとっても、医療費の適正化、財政基盤をも揺るがす、大きな要因にもなっていきます。 糖尿病の重症化予防のために、未治療の方や治療を中断してしまった方に受診勧奨を、そしてまた、治療中で透析導入リスクの高い方には、確実な保健指導を徹底していくために、関係課と関係機関が一体となり、一層の取組を期待するものです。最後に、市長の見解を伺います。
◎市長(湯元敏浩君) 市民の方が健康に留意して、それを意識されるってことは、ひいては、市の本当に安全安心につながる、そして財政的な安定につながるというところは、皆さんご承知のとおりのとこでございます。 一人一人が糖尿病に限らず予防をする、そして重症化することを避けるというお気持ちで、毎日を過ごしていただければと思います。これは私自身にも言い聞かせているつもりで答弁しております。 以上です。
◆1番(新福愛子君) たくさんの方が、ご家族の方とか親戚とか身近な方、そして自分自身にも胸に手を当てて、このことを心して、健康管理は自己管理ではございませんけれども、徹底していくべきだということを確認させていただきました。 それでは、次の生理の貧困に……。
○副議長(谷口義文君) 新福議員、よろしいですか。ちょっとその前の質問の中で、答弁の訂正が(「ですか」と呼ぶ者あり)執行部のほうから。(「どうぞ」と呼ぶ者あり)
◎保健福祉部次長兼保険年金課長(野村昭彦君) 申し訳ありません。最後の質問の中で、私が間違って、「平成25年から」というのを「令和25年から」と言ってしまいました。訂正します。すみませんでした。
○副議長(谷口義文君) 新福議員、続けてください。
◆1番(新福愛子君) 2問目に参ります。 長引くコロナ禍の影響の中で、経済的貧困から生理用品を買えない生理の貧困が、今、浮き彫りになっております。国や自治体も支援に乗り出しました。 そのきっかけになった勇気ある提案をしたのは、愛知県東郷町の子ども議会で生理の貧困を知った、当時6年生の女児の質問でした。どこのトイレにもトイレットペーパーは常備されているのに、どうして生理用品はないのでしょうか。経済的な苦しさに加え、生理用品を持って歩くのが恥ずかしいと、夜用をつけて学校で1回も交換しない人もいると聞きました。そして、生理用品の常備を提案したのです。 新聞に掲載された子ども議会での提案を知った東郷町工業団地協同組合は、早速、町に購入費50万円を寄附。ゴールデンウイーク明けに、全小中学校に常備されたということです。 全国的に最も早い取組となったのは、東京豊島区でございます。3月15日から、防災用に備蓄していた生理用品の無償配布を始めました。 本市では、生理用品をはじめ、レディースセットが20セットあり、ほかの自治体や民間業者との企業との災害協定に基づいて補っていくというふうに、ご答弁ではありました。ということは、防災備蓄品に生理用品自体はないという認識でよろしいんでしょうか。
◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 防災備蓄品としましては、先ほど答弁にありましたとおり、レディースセット、その中に生理用品が若干含まれているということで、それがセットとして20セットあるということでございます。
◆1番(新福愛子君) やはり様々なことが考えられると思います。想像もできないような災害が起きたとき、いろいろな自治体との協力協定とかあるということですし、また、企業との協定もあるようですけども、本当に女性たちにとっては、本当に大事な不可欠なものでございます。 今後、少量でもよいかと思いますが、防災備蓄品に生理用品を検討する考えはないか、再度伺います。
◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 今現在、昨年度から、議員もご承知のとおり、コロナ対策ということで、備蓄用品というものが、かなり数が増えてきております。消毒液であったりとかマスク、さらに大型のものになりますと、パーティションといったものが備蓄品として今現在増えてきております。 そういったものを収納する場所という問題もありますけれども、生理用品も含めてなんですが、大人用の紙おむつ、こういったものも備蓄としてそろえていかないといけないということになりますので、今後、そこら辺りというものは、倉庫の兼ね合いもありますので、そういうのが整えば、順次整備に努めていきたいというふうに考えております。
◆1番(新福愛子君) 今のところ、また備蓄倉庫というか、納める場所も、本市はなかなかないような気がいたします。ですので、新庁舎も視野に入れながら、ぜひ生理用品、そんなにたくさんでなくてもいいと思うんですけれども、備蓄品として備えていただきたい、準備していただきたいということを要望しておきます。 では、次に、本市では予算化も厳しいと考えます。まずは、民間からの寄附等でという提案にさせていただきました。 全国の事例を調査してみますと、冒頭の東郷町のような企業、シニア世代や妊娠中で生理用品が不要となった市民、篤志家、そしてまた子育て支援サークルや子ども食堂、商工会やチャリティー団体等からの寄附が多くありました。 答弁により、全国の情報も本市としてもキャッチされているということが分かりましたけれども、また、誰が困っているのか分かりにくいという問題を解決するために、入替え時期に来ている防災備品と一緒に生理用品入れたらどうかということでも提案しましたけれども、ここについては、防災備品は自治会等の防災訓練等で試食に提供されておられるようでございます。 この取組は、アルバイトとか、とにかく非正規雇用等で収入の減った女性たちには、全国的に大変喜ばれているようでございます。その笑顔を見て、またそういった寄附も集まっているというニュースも、また新聞記事等も連日のように載っております。 今後の取組として、検討することは考えはないか、ぜひ願いを込めて再度お伺いいたします。
◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 先ほどの答弁もございましたとおり、今現在、賞味期限を迎えている備蓄食というものは、各自治会等での防災訓練で、非常食というものはこういうものですよということで、試食していただいているというような状況です。 今後、こういった緊急的にやらないといけない対策というものは、この備蓄品の賞味期限を迎えるものについて、そういった方向でも使えるような形で検討していくことは必要であるというふうには考えております。
◆1番(新福愛子君) それでは、要旨2、私ども公明党は、3月15日に菅首相に対し、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえた、追加の生活支援・雇用対策についての緊急提言を申し入れました。 この中で、経済的な理由で生理用品を購入できない女性や子どもがいるという状況を踏まえ、必要な対策を検討するよう要望しました。 また、これを受け、政府は地域女性活躍推進交付金に、予備費から13億5,000万円を追加措置し、自治体がNPOなど民間団体に委託して行う事業の中で、女性の生理用品などの提供を可能といたしました。 答弁では、地域女性活躍推進交付金の活用は難しいということの答弁を確認いたしましたが、交付金が活用できない理由を、もう一歩深くご説明いただけませんでしょうか。
◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 本市では、地域女性活躍推進交付金は目的を3つに分かれておりますので、その中の活躍推進型という交付金を使って、女性活躍推進事業を行っております。 今回、追加措置として示されました、つながりサポート型というところの交付金でございますが、市長の答弁にもありましたように、時限的であることを踏まえますと、女性の問題として生理の問題は、今後も長く継続して取り組んでいかないといけないことでありますので、今回の交付金のことも含め、またほかの補助金等も活用できないかなどを今後検討してまいりたいと思っております。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 私などは、13億5,000万円という、その金額を聞いて、非常に期待し、本市でもぜひこれを使って実現できないかというふうに勝手に盛り上がってしまったわけですけれども、時限的でもありということで、結果的には、使い勝手の悪さ等も確認させていただきました。 ネットワーク制度でございますので、県、国に対して、持続性があり、もっと現場で使いやすい交付金として練り直していただけるように、声に出してまいりたいと思っております。 それでは、教育部門のほうに移りたいと思います。 答弁では、教育部、教育長より、4点にわたって、本市がしっかりと取り組んでいるということを確認させていただきました。 子どもたちが窮状を訴えられないということは聞いていないということ、そしてまた、保健室で養護教諭が丁寧に応じているということ、そしてまた、スクールカウンセラーを活用した相談体制であるとか、スクランブルカウンセリング事業もやっていると。 そしてまた、4点目に、スクールソーシャルワーカーの予算は減らしたけれど、スクールカウンセラーの予算を7倍に増やし、児童生徒の窮状に耳を傾けているという、教育長を中心として、きめ細やかな配慮と実効性のある対応が取られていることも確認させていただいたところです。 冒頭の東郷町ですが、民間からの寄附でスタートしたものの、寄附頼みでは長く続けられない、持続可能ではないということで、常備品として設置するために、予算に組み込むことを決め、ふるさと納税で集まったお金の用途として加えていくようです。 しかし、全国的には任意団体のアンケートで、「#みんなの生理」の皆さんのアンケートによると、生理を原因として学校を欠席・早退・遅刻した48.7%、また、運動を含む活動を休んだ47.4%との結果も見られ、生理によって学校生活に十分に参加できていない実態も明らかになっております。 個室トイレへの設置提供などの先進地の取組、また要旨4でありました、女子児童生徒が声をかけやすい教育現場の対応など、学校における生理に対する課題は、現実としてあるようでございます。 生理のことは、女性同士でもなかなか話せない、そんなものだと多くの女性たちは思い込んでまいりました。私も、その一人でございます。 女性同士であっても、なかなかそういった生理のことというのは、話した記憶はないです。最初の生理に対する教育もそうでした。そういう思いの女性たちは、毎月、本当に体調がちょっと不調になったり、生理になってからもきついんですが、生理になる前が、心身共にちょっと不安定になったりというのは、男性の皆様もご家族の姿を見て、ちょっとご理解していただけるところもあるのかなというふうに思っておりますけれども、ましてや、私もこの議場において生理のことを質問するなんて、考えたこともありませんでした。それだけ大きな社会問題となっております。 その意味で、もう一歩踏み込んだ様々な体制強化で対応されていることは、教育部のご努力、十分理解いたしましたけれども、もう一歩踏み込んだ総括的な見解を教育長にお伺いしたいと思います。
◎教育長(小倉寛恒君) 生理の貧困、いわゆる言葉として、子どもの貧困だとか、生理の貧困だとか、象徴的なものとして、日本の貧困問題というのを取り上げておられるわけですけど、現在学校で、小中学校共に、子どもたちににわかに生じた生理に対して提供する、そういった生理用品というのは備えて、養護教諭のほうから渡しているわけですけど。 子どもたちが、そういった家計の困窮から、そういったものを買えないという子どもたちに対しては、プライバシーを保護し、なおかつ個人の尊厳を守るという観点から、そういうものを提供するのは、予算的にはそれほど莫大なものにはならないと思いますけれども、これは今、財政当局に今、消耗品費を合議しているわけでもございませんけど、それは大した金額にはならないと思いますけど、問題は、やっぱり今、議員がおっしゃっておりますように、社会的な問題として貧困の問題を取り上げておられるわけでありまして、これ本当に根本的に考えていくというのは、日本が今、日本経済社会というのが、ストッパーのない滑り台と言われております。 いわゆる普通に企業に勤務していながら、リストラに遭ったら、たちまち路上生活者になってしまったという、そういった例も散見されるような状態があるわけですね。 一つに、やっぱり日本が終身雇用制、それから年功序列型賃金という企業制度の中で生活してきたものが、にわかに二十数年前ぐらい前から、欧米型の企業論理を取り入れて、いわゆる非正規雇用というものを取り入れた。これがまず一つには、そういったストッパーが欠けてしまう。 だから、いわゆる労働の需給というのが、完全に企業のほうでコントロールされてしまう。その後、失業保険、あるいは健康保険が受給できればいいわけですが、これも非正規雇用の場合に、十分に受給されないというのがあって。 そしてまた、最終的には、3段階として、やっぱり社会保障としての生活保護ということで、これも要件がかなえば受給できるわけですけど、バブルの頃に比べて数倍、今、受給家庭が増えてきていると。 こういう根本の問題を考えた場合に、やっぱり日本の労働政策とか社会保障政策の在り方ということを考えなければ、象徴的に、今、子どもの貧困だとか、生理の貧困だとかという取上げ方になっておりますけど、やっぱりこれを考えていかなきゃならない。 我々としては、子どもを預かる立場では、負のスパイラル、これ次の世代に譲らない方策というのを、子どもたちにしっかりやっぱり将来に向かって教育していかなきゃならないというふうに考えております。 この問題の取上げ方というのは、別に瑣末的であると、場あたり的であると申し上げているわけではありませんけど、根本はやっぱり考えて、御党では3月に首相に申入れをされたということでございましたけど、そういうことから政府与党として、やっぱり考えていっていただきたいというふうに考えております。
◆1番(新福愛子君) 教育長の深い様々な思いを聞かせていただきました。また、連立与党のいる私どもに対しても、エールを送っていただきました。しっかりとそのお言葉を肝に銘じてまいりたいと思っております。 とにかく様々な今までの社会のひずみが、弱き立場にある女性たちを、コロナ禍になってから、本当に直撃をしている。この現実を皆で共有していただけたら、共通認識として受け止めていただけたらというふうに思っております。 東京小平市では、原則28個入りの生理用品数パックを、市役所、公民館、図書館、小中学や大学を通して配布しております。他者から見えないようにと配慮した、設置した、ブルーベリーマークを提示することで、声に出さなくても配布が受けられる仕組みも導入しておられるようです。 小平市の小林市長は、配布だけでなく、相談につなげたいと強調し、相談窓口のチラシを入れ、女性の心のケアを促し、生理用品で悩みを抱えている方は、ほかに
生活面でも問題を抱えている可能性があり、その問題に寄り添うきっかけにするという考えです。 私は、ここが大切なポイントであるというふうに感じております。男女共同参画課、担当課はどのようにお感じになりますでしょうか。
◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 議員のお話にもありますように、生理用品のことで悩んでいらっしゃる方、困難を抱えていらっしゃる方というのは、生活全般にもやはり困窮されている方があるというふうに捉えております。 その方々をどのように相談窓口につなげるかにおいては、私たちの工夫が必要だと思っておりますので、若い方々に対しましては、多くの若い方が恐らく立ち寄られるであろう大型商業施設、もしくは駅など、当然、公共施設のトイレ等においても、相談窓口の案内ができるカード等の配布、チラシの設置というものに、今後取り組んでまいりたいと思います。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 心強いご答弁いただきました。困難を抱える女性が話しやすく相談しやすい環境づくりと、場の設置を求めました。 本市には、Lかごしまさんが、姶良公民館などで開かれている「ひだまりカフェ」など、緩やかな雰囲気の中で、様々な思いをすくう場もあります。コロナ禍でもあり、厳しさもあると思いますが、若い世代に合ったツールという意味でも、SNSの活用を含め、女性たちの思いをすくい、必要な支援にたどり着けるような市としての取組を期待するものですが、重ねていかがでしょうか。
◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 やはり先ほども申し上げましたように、相談窓口へつなぐということに視点を置いた取組が必要かと思います。 それには、やはり個人差はありますけれども、声に出しにくい方たちが多くいらっしゃるとすれば、その方たちに届くようにするために、どうしたらいいかということを考えながら、先ほども申し上げましたが、やはり相談窓口を案内できるカードであったり、ホームページで分かりやすい表示、今のところ生理用品というようなワードでは、ホームページでは出てきませんので、そういったことも、どういった表現にすれば分かりやすいのかを研究しながら、相談窓口へつないでまいりたいと思います。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 石川県白山市では、孤独や不安を感じる女性に寄り添う、市の女性応援つながりサポートの取組の一環として、男女共同参画巡回パネル展を図書館で開催しているようです。今月末までの展示期間中、希望する女性に、各種相談の案内チラシも添えて生理用品を無償提供し、1人で悩まずに、悩みを聞く人がいることを知ってもらえればということであります。心のある、何とすてきな取組ではないでしょうか。 今年も6月23日から、男女共同参画週間が始まります。また、3月1日から8日まで、女性の健康週間で、女性の健康づくりを国民運動として展開しております。 このような機会に生理用品の配布がかなえば、なおすばらしいと思いますが、かなわなくても、生理の貧困を通じて、つらい思いをされている女性たちの心に届く、何らかの発信は企画できないものか、お伺いいたします。
◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 今年度は、鹿児島県の男女共同参画週間において、県からの資料をお借りいたしまして、本市の中央図書館でパネル展示を、7月27日から8月4日の期間に実施することと計画しております。 その場所においても、やはり相談窓口の案内であったり、また、図書館の資料との連携ができないかということを、今後、企画検討してまいりたいと思います。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 大変に心強い、また楽しみな企画でございます。きめ細やかな企画になることを期待しております。 県との連携で、展示もされるようですけれども、県との連携といえば、県には防災備蓄品に生理用品があるようでございます。ちょっとご相談されて、そのイベントのときだけでも何か配布してみるとか、そういったことも要望しておきます。 本年度、姶良市女性活躍推進協議会を中心に、女性活躍推進のための情報発信や啓発活動を行う予算が認められました。今回の生理の貧困なども、よいテーマになるんではないかと思うところですが、協議会ではどのような協議が進んでいるのか、進捗状況をお示しください。
◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 本市は、令和2年度に女性活躍推進協議会を設置し、昨年度は3回の会議を開催しております。その中で協議会といたしましては、市内の女性活躍の場、そういった実態を把握するための調査を行いましょうという総意を得まして、今、スケジュール管理をしながら進めているところです。 当然、協議会の委員の方たちは全員女性でありますので、会議の中で、この貧困の問題について、また意見をいただけるような場面をつくってまいりたいと思います。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 「#みんなの生理」谷口歩実共同代表は、生理の問題は、コロナ禍で困っている人が増えたことによって顕在化しましたが、元から負担感を抱える人は多くいます。実態把握が進み、学校での無償配布や軽減税率の適用など、恒久的な支援の仕組みが整うことを期待しております。 また、私たちの下に、大学生から年配の方まで、男性の方からの声が多く寄せられています。パートナーや娘のために一緒に考えたいと、私たちの活動を応援してくれているのです、と話されております。 生理の貧困は、今やグローバルな社会問題となって顕在化しております。児童生徒の中には、ネグレクトで生理用品を準備してもらえない子や、父子家庭で生理のことを言い出せない子もいるようです。身一つで避難しなければならないこともあります。声を出せない人も多くいます。コロナ禍の今だからこそ、こうした声なき声を聞く力が求められているのではないでしょうか。この点についても、市長の見解を伺います。
◎市長(湯元敏浩君) ややもすると隠しがちな、また隠れがちな女性の生理についてのことが、新型コロナウイルスのコロナ禍の中にあってあぶり出された、また社会問題化になったというこの女性のエネルギー、そしてまた社会の在り方というものに対して、深く認識をしなきゃいけないと思っています。 直接的な支援は、先進事例を参考にしながら、着々と進めていきたいと思いますけれども、あらゆる政策において、あらゆる施策において、今そういった状況で、生理の貧困というものが社会問題になっているということを意識しながら、そこをいわゆる一つの項目として入れながら、いろいろな施策を広い範囲で考えていかなければいけないと思っております。
◆1番(新福愛子君) それでは、最後の項目、資源物集荷所について再質問させていただきます。 当該集荷所も年々増加傾向にあるようです。姶良市、具体的に、加治木の部分なんですけども、姶良市全体なのは、先日いただいた統計調査で量としても確認しておりますけれども、加治木総合支所分について確認をさせていただきたいと思います。
◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 加治木総合支所の資源物集荷所におきましては、これまでも年々増加はしておりましたけれども、令和元年度におきましては、5万7,339人の方がご利用されていらっしゃいました。それに対しまして、令和2年度では6万6,362人ということで、年間で9,023人の増加がありました。 また、収集量につきましても、令和元年が310t、令和2年が341tと、年間で31t増えている状況でございます。 以上です。
◆1番(新福愛子君) じゃあ、私が肌感覚で感じている、増えたというのは、確かにこういった数字で今確認させていただきました。ちょっと想像以上だったです。 冬の寒い時期、夏の猛暑、雨の日、風の日、強い日など、従事されているシルバー人材センターの指導員のご苦労を拝見することも多く、今回の質問に至りました。 答弁により、これまでも指導員の増員やテントの設置など、また駐車場の改善等をされ、無事故できょうまで運営してくださっていることに、感謝と敬意を表します。 1点だけ、新しい総合支所完成まで、さらなる安全安心の運営のため、利用者や指導員からの声をどのような形で丁寧にすくい上げていく、そして改善につなげていくか、お尋ねいたします。
◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 加治木総合支所におきましては、こうして年々増加の傾向ではありますが、その中でも、委託をしている業者の方々の丁寧な指導、また分別の案内によりまして、スムーズな運営ができていると考えているところでございます。 そこで、作業をしてくださっている方々の声を聞きながら、また、そしてそこを利用していただいている方々の声を一番に考えていきたいと考えております。 令和2年度におきまして、増えた大きな理由の一つとして、コロナ禍という状況があると考えております。やはりコロナ禍によりまして、不要不急な外出を自粛するということが余儀なくされておりまして、家の片づけを始められた方が多くいらっしゃったということで、これはコロナ禍というのは、未曽有の災害とも言える、突然起きたことでございますので、これが数字となって表れたことではありますけれども、やはり増えたという状況に対しまして、これから市民の方々の利用される際の安全安心、そして利便性の維持向上という部分を、また関係課、関係機関とともに協議をしてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
◆1番(新福愛子君) 確かに、コロナ禍で相当お掃除をして、たくさんのごみを捨てたという話をたくさん聞きます。 また、昨今のブームである断捨離というか、あと生前整理とかあります。そうした意味で、やっぱり身辺をすっきりしていきたい。ごみは減ることはないかと思っております。 今回は、全ての人に健康と福祉を。そしてまた、ジェンダー平等を達成し、女性と女児のエンパワーメントを図る。そして、地球環境の保全のためにという環境問題も含めて、SDGsの目標を意識しながら、3項目について質問をさせていただきました。 コロナ禍の社会を生きるには、ネガティブ・ケイパビリティという、これはどうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に備える。そしてまた、それに耐える能力が大きな支えになっていくということが、ちょっと書物に書いてありました。ネガティブ・ケイパビリティという能力なんだそうです。 新型コロナウイルス感染蔓延が一日も早く収束することを願っております。 最後に、アフターコロナの姶良市の姿を描き、難局に立ち向かう市長のご決意を伺い、質問を終わりたいと思います。
◎市長(湯元敏浩君) ちょっと範囲が広いんであれですが、コロナだからできないというのを言い訳にしたくないというところで、アフターコロナ、
ポストコロナを見据えて、今できること、今しゃがんでいる間に、どれだけアフターコロナでジャンプができるかという体力の温存、プラス、それに対するバネの補充、そういったものを考えて、イメージして、今、コロナ禍を切り盛りしているような状況でございます。 ですので、アフターコロナ、
ポストコロナで戸惑わない政策、そういったものをやっていきたいと思っております。姶良市民の方々とともに発展を目指していきたいと思っております。
○副議長(谷口義文君) これで、新福愛子議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後3時11分休憩)
○副議長(谷口義文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時21分開議)
○副議長(谷口義文君) 一般質問を続けます。 次に、2番、竹下日出志議員の発言を許します。
◆2番(竹下日出志君) 登 壇 皆様、こんにちは。公明党姶良市議団、竹下日出志でございます。 私は、通告しました4つの項目について質問いたします。 はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。 新型コロナウイルスワクチン接種が加速しております。政府の発表によりますと、総接種回数は、6月10日時点で2,140万8,125回、1回以上接種した人は、国内の人口の1割を超えました。公明党はワクチンの確保、無料接種など、政府の取組をリードしてきました。 ワクチンの早期接種に向け、政府は昨年夏前の時点で、海外ワクチンの確保について意思決定をしていませんでした。必要な財源も明確に決められず、日本は海外製薬メーカーとの交渉で出遅れていました。 公明党は、昨年7月の国会質問で、海外ワクチンを確保するための予算措置を強く要求。政府は、予備費の活用も含めて対応すると表明しました。財源確保の見通しが立ったことで、これを契機に交渉は一気に進展。アメリカファイザー社、モデルナ社など3社と、計3億6,400万回分、1億8,200万人分の供給契約に至りました。 質問の要旨、政府は全国的な感染拡大に対応するため、緊急事態宣言、蔓延防止等、重要措置の延長・追加などの対策が取られました。こうした取組の中で、今まで以上の感染予防対策の実施や医療提供体制の充実とともに、何よりも姶良市民への円滑なワクチン接種を進めることが重要であります。 さらに、コロナワクチン接種は、今までにない国民的事業であり、希望する全ての市民のために万全の準備が必要と考えます。 質問要旨1点目、自力で接種会場に赴くことが困難な接種希望者等のため、地方創生臨時交付金を活用し、移動のためのタクシーの活用など、必要な支援策を検討できないか。また、必要な場合は、訪問診療による接種も検討する考えはないか伺います。 要旨2点目、基礎疾患を有する方や障がい者の方々へのきめ細やかな配慮を行い、速やかな予約につながるよう、特段の取組を実施できないか伺います。 要旨3点目、視覚・聴覚障がい、精神疾患などのある接種希望者に対して、事前の情報提供の充実と医療機関での円滑な接種に必要な手話通訳や筆談ボードなどの準備ができるよう、関係機関に協力要請できないか伺います。 要旨4点目、小中学校の教職員、幼稚園教諭、保育士等、子育ての支援にかかる方や教育実習・医療福祉関係の学生について、優先接種を実施できないか伺います。 要旨5点目、予防接種の急なキャンセルなどで余ったワクチンは廃棄しなければなりません。そこで、ワクチンの廃棄をなくすため、キャンセルが出たとき、すぐに接種を受ける方を募集する考えはないか伺います。 要旨6点目、先行予約期間における処遇として、9月に海外に留学する学生について、ワクチン接種が義務づけられていることから、留学するまでに2回の接種が実施できるように配慮する考えはないか伺います。 次に、GIGAスクール構想について質問します。 将来の変化を予測することが困難な時代を迎え、日本の教育が大きく変わろうとしています。文部科学省は、デジタル機器、電子黒板、タブレット、パソコン等のICT情報通信技術機器を使った授業を、令和の学びの標準的な姿として示しました。 日本の教育は、ICTの環境の整備が遅れていることで、授業のデジタル機器の活用も、世界的に最下位であることが上げられます。これからの授業においては、学力をつけることと併せて、情報を活用する力を育成することが極めて重要であり、それを実現する理念がGIGAスクール構想であります。 質問要旨1点目、熊本市では、新時代の学びに向けた、1人1台タブレット端末の貸与について、児童生徒編、保護者編、教師編のリーフレットを作成して、新しい時代を生きる子どもたちのために、分かりやすく解説しています。 本市でも、それぞれにICT活用に取り組めるように、リーフレットを作成する考えはないか伺います。 要旨2点目、本市では、教師がICTを効果的に活用して指導力を高めていくために、どのように取り組む考えか伺います。 要旨3点目、情報モラル教育の充実や、有害情報対策などの取組を伺います。 要旨4点目、学習用デジタル教科書を導入した場合の教育的効果について伺います。 次に、避難情報対策について質問します。 本年も梅雨期に入り、災害のリスクは高まっています。避難指示が発令されたときは、危険な場所から避難を始めるタイミングがあることを、自治体は周知に努める必要があります。また、住民も命を守るために、いつでも迅速な行動を取れるよう、防災意識を高める必要があります。 災害から住民を守るために市区町村が発令していた避難勧告が廃止され、避難指示に一本化されました。避難情報を分かりやすく伝える形に見直して、気象に関する詳しい知識を持っていない人も逃げ遅れることがないように促す狙いがあります。 災害が起きやすい山間部や河川周辺に住んでいる高齢者をはじめとする災害弱者は少なくありません。目の前に迫っている危険を伝えて、いち早く安全な場所に避難してもらうことが欠かせません。 質問要旨1点目、今回の見直しで、こうした災害弱者に対する避難支援策も打ち出されました。本市では、手助けが必要な人ごとに、避難ルートや避難先を事前に決める個別避難計画を作成する考えはないか伺います。 要旨2点目、鹿児島市は、災害時に開設した避難所の混み具合を地図で示し、市民がスマートフォンやパソコンで確認できるシステムを6月1日から導入し、新型コロナウイルス対策として、定員の半数程度の避難所を運営しており、混雑を避けるため避難をためらう心理の解消や、避難分散化を狙っています。 本市でも、避難所施設の混雑情報を配信するサービスを提供する考えはないか伺います。 次に、ヘルプマークの啓発について質問します。 ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、また妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分かりにくい方々が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることで援助を得やすくなるよう、東京都が平成24年10月に作成したマークです。 ヘルプマークには、ストラップがついており、かばんなどにつけることができます。 鹿児島県は、令和元年から県主導で、ヘルプマークの啓発に取り組んでいます。外見からはどのような配慮等が必要か分からない人が、援助等を受けやすくなるよう、ストラップ型のヘルプマークを作成、配布を計画しております。 本市でも、配慮を必要か分からない人が、より援助を得やすくなるような取組を考えないか伺います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 竹下議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、2問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の新型コロナウイルス感染症対策についての1点目のご質問にお答えします。 自力で接種会場に行くことができない方については、訪問診療の際に接種が受けられることとなっております。 また、移動支援については、医療機関や予約時間等もそれぞれ異なることから個別対応となりますが、ホームヘルパーの支援や介護タクシーをご利用いただけます。そのほかにも移動手段の補助として、「健康チケットあいあい」をご利用いただければと考えております。 2点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 障がいのある方等のサポートにつきましては、手話通訳者の派遣、行動援護、同行援護等を受けることができます。 4点目と5点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 本市では、ワクチン廃棄事案が起きないよう、姶良市新型コロナワクチン廃棄ゼロ事業としてマニュアルを作成しております。 予約キャンセル等への対応の優先順位としては、まず接種会場内で未接種者を探し、対象となる方がいない場合は、事前に作成してあるリストから、障がい者施設の従事者や幼稚園、小中学校の教諭、保育士等に随時接種を依頼しております。 64歳以下の接種において、小中学校の教諭や保育士等の優先接種については、現在検討しております。 6点目のご質問にお答えします。 海外へ渡航する学生のワクチン接種につきましては、ほかにも様々な理由で渡航を予定されている方がいると思われますので、国や県の動向を注視してまいります。 次に、3問目の避難情報対策についての1点目のご質問にお答えします。 令和元年の台風19号被害などを踏まえ、本年5月に災害対策基本法の一部が改正されております。 改正の主な内容は、避難勧告と避難指示の一本化、個別避難計画の作成などであります。 避難勧告と避難指示の一本化につきましては、災害からの逃げ遅れをなくすために、避難するタイミングをより明確にする必要があることから、避難勧告を廃止し、避難指示に一本化したものであり、本市でも5月20日から運用しております。 また、個別避難計画の作成につきましては、避難行動要支援者の円滑な避難の実効性を確保するため、緊急時の連絡先や支援者に関すること、さらに、避難先や避難ルート等に関し、個別に避難計画を作成するもので、市町村の努力義務として位置づけられております。 現在、本市では、市が保有する避難行動要支援者名簿の提供に関する協定を締結した自治会等が、その名簿を基に、独自の個別計画を作成しております。 しかしながら、作成済みの自治会等の数は多くはありませんので、今年度中にモデル地区を複数選定し、そのモデル地区の代表者や民生委員の方々等と協力して、地区の個別計画の作成をお願いすることとしております。 市としましては、このような取組が今後、自治会など自主防災組織が作成する地区防災計画の策定へつながるものと期待しております。 なお、情報提供に同意をいただいた要支援者やその家族、福祉専門職、民生委員・児童委員の皆様の協力をいただき、地区で作成された個別計画等を基に、個別避難計画の作成を進めることとしております。 2点目のご質問にお答えします。 本市におきましては、避難所における新型コロナウイルス感染症対策として、3密を可能な限り避けるために、収容人数を通常のおよそ半分に抑えており、混雑解消のため分散避難を呼びかけております。そのため、昨年9月の台風10号の襲来時には、定数に達した避難所があったことから、市独自で避難所に関する情報提供を構築し、現在運用を行っております。 具体的には、開設している避難所の位置を地図上に示し、さらに2時間ごとに更新される避難者数を市のホームページで表示するとともに、防災・地域情報メールを使って、そのページへアクセスするためのURLを配信するシステムとなっております。 これにより、メールを受け取った方やホームページに直接アクセスされた方が、開設している避難所の位置や混み具合を確認することが可能となります。さらに、姶良市民以外でも確認することが可能になることから、例えば、市外にお住まいの親戚や知人等が、市内にお住まいの高齢者等へ避難所に関する情報をお知らせすることもできます。 今後、市民の皆様へ、市ホームページや広報紙、
あいらびゅーFM、さらに出前講座等を通じて、このシステムの周知を図るとともに、避難所に関する情報提供の多角化を図るため、他自治体が協定を締結した事業者ともサービス提供に向けた協議を行ってまいります。 次に、4問目のヘルプマークの啓発についてのご質問にお答えします。 鹿児島県においては、令和元年度から県の事業として、ヘルプカードが導入されております。 ヘルプカードは、障害者手帳の有無を問わず、日常生活や災害時などにおいて配慮や支援を必要とする方を対象に、県内全ての自治体で配布されております。 しかしながら、ヘルプカードは、その形態からポケット等に入れて持ち歩くこともあるため、周囲の人に気づいてもらいにくいという課題があります。そのため、援助等を受けやすくするために、鹿児島県においては、見えやすい場所に携帯できるストラップ型のヘルプマークを導入する準備が進められており、本年7月には、市の窓口において配布を開始できる予定となっております。 市としましては、配慮や支援を必要としていることが分かりにくい方が、より支援を受けやすくなるようにするために、チラシやポスター、広報紙等を活用し、ヘルプマーク周知に努めてまいります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 2問目のGIGAスクール構想についての1点目のご質問にお答えします。 現在、姶良市においても、1人1台タブレット端末の活用が、効果的かつスムーズに行われるよう、児童生徒、保護者、教師を対象としたリーフレットの作成を進めております。 児童生徒用につきましては、理解しやすいように、小学校下学年用、上学年用、中学生用を作成し、発達段階に応じて振り仮名をつけたり、難しい言葉を理解しやすい簡易な言葉に置き換えたりするなどの配慮をしております。 保護者用につきましては、家庭で使用する際の留意点を大きく、健康面とルール・マナー面、機器の取扱い面の3つに分けて説明したものになります。 教師用につきましては、これまでの授業でよく見られた、先生が児童生徒に教える一方的な授業から、児童生徒が自ら主体的に学び、多様な考えを共有しながら意見交換を行う双方向的な授業へ転換することを支援する内容になっております。 このリーフレットにつきましては、1学期中に配布する予定であります。 2点目のご質問にお答えします。 これまでも学校におきましては、1クラスの児童生徒に数台のICT機器を使用した授業を行ってまいりました。 しかし、1人1台端末を使った授業はほとんど経験しておらず、本年度は教師自身が苦手意識を持たず、児童生徒に完璧に教えるというスタンスではなく、児童生徒と共に学ぶという意識を持って、実物に触れながら活用実践を増やしていくことを指導してまいります。 そのための研修として、昨年度末から、ICT機器の使い方をはじめ、学習支援ソフトの活用に関する研修を各学校で行っており、
教育委員会におきましても、夏季休業中に、小中学校の教職員を対象にした姶良市教育フォーラムで、「1人1台端末で授業がどのように変わるか」をテーマとした講演会や、また、同時期に行う指導力向上セミナーでは、教科ごとにICT機器を活用した授業づくりに関する研修会の開催などを計画しております。 このような研修を通して、1人1台端末を効果的に活用した授業が日常的に行われることを目指しております。 3点目のご質問にお答えします。 情報モラル教育は、学習指導要領により、特定の教科などで進めるものではなく、学校教育全体で行うものとされており、各学校においては、児童生徒の発達の段階や実態を踏まえて、情報モラル教育を教育課程に位置づけ、指導計画を作成し、継続的に指導を行っております。 また、有害情報対策としましては、情報社会の危険から身を守り、危険を予測し、被害を予防する知識や態度を身につけさせるための学習活動を行うとともに、児童生徒が使用するタブレットのアプリケーションソフトウェアにフィルタリング機能をつけ、有害情報サイト等との接続は遮断されるようにしているところであります。 4点目のご質問にお答えします。 デジタル教科書には指導者用と学習者用があり、指導者用のデジタル教科書には、教科書の内容に音声やアニメーションが加えられており、既に授業で使われております。 学習者用デジタル教科書は、紙の教科書を主たる教材として使用しながら、必要に応じて併用することができ、児童生徒が1人1台の端末を使って、それぞれ自分の必要な部分を拡大して分かりやすく理解したり、グループ内での話合い活動で、それぞれの考えを互いに比較したり、共有したりすることなどが教育的効果として考えられます。 以上、お答えといたします。
◆2番(竹下日出志君) はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について再質問いたします。 自力で接種会場に行くことができない方については、訪問医療の際に接種が受けられることになっています。また、移動支援については個別対応となり、ホームヘルパーの支援や介護タクシーを利用していただきます。その他の医療手段の補助として、健康チケットあいあいを利用いただければと考えておりますとの答弁でありました。 先ほど同僚議員からの質問がありましたが、再度お尋ねいたします。 移動支援として、ホームヘルパーの支援や介護タクシーの利用、健康チケットあいあいを利用した場合、地方創生臨時交付金を利用し、移動支援の補助金を活用することは考えないか伺います。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 地方創生の臨時交付金につきましては、姶良市の一般財源で行おうとする市の独自の事業、独自の負担分のところに充てることができますので、今、ご質問いただいている中でおりますと、介護によるヘルパーさんや介護タクシーの利用について、国・県の補助等を受けたりとか、その制度の中で使われている分、それから自己負担の分等、決まった分がありますので、それらの事業の中の姶良市としての市の負担分に充てることは可能です。 あいあいチケットの場合には、御存じのように、全てが姶良市の全ての負担の独自事業で、市の単独事業でありますので、例えば、その移動支援に対して、コロナのウイルスワクチン接種にかかる制度をつくってとなった場合に、仮にそうした場合の経費には充てることは可能でございます。 以上でございます。
◆2番(竹下日出志君) 障がいのある方等のサポートにつきましては、手話通訳者の派遣、行動支援、同行支援等を受けることができますとの答弁でありました。 今後、65歳以下の方々へワクチン接種券を発送する際は、障がいのある方等へのきめ細かな配慮に、事前の情報提供の充実、案内を送付することはいかがでしょうか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(向江美喜君) 障がいのある方々にとっても、いろいろな伝達手段で伝えていきたいと思っております。 例えば、聴覚障がいのある方々には、ボランティアグループの方を通じて、接種券を送りますというような内容を吹き込んだものを、広報紙などと同様に録音して聞いていただくことだとか、あるいはまた、
あいらびゅーFM等を通じまして、そこにも内容を伝えていきたいと思っております。 あるいはまた、定期的に広報紙なども、ワクチン接種のことは掲載しておりますので、そこでもいろんな、今こういうような状況ですというようなところを伝えていきたいと思います。 聴覚障がいの方、視覚障がいの方、その方々に届くようにというようなところで、あらゆる手段を使って、情報提供はさせていただきたいと考えております。 以上です。
◆2番(竹下日出志君) 本市では、ワクチン廃棄事業が起きないように、姶良市新型コロナワクチン廃棄ゼロ事業としてマニュアルを作成しているとの答弁でありました。 予約キャンセル等への対応の優先順位としては、まず、接種会場内で未接種者を探し、対象となる方がいない場合は、事前に作成してあるリストから、障がい者施設の従事者や幼稚園、小中学校の教諭や保育士等に随時接種を依頼しております。65歳以下の接種において、小中学校の教諭や保育士等の優先接種については、現在検討しておりますとの答弁でありました。 先日、保育園の園長先生より相談がありました。保育士の方々は、乳幼児への新型コロナウイルス感染症対策には、細心の注意を払う努力をしております。医療従事者に次いで、優先接種の要請がありました。 ここで市長に伺います。市長は、保育士、幼稚園教諭の優先接種を実施することはいかがでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) 姶良市に住む子どもたちの安全安心を守るために、間接的に従事されている方々を先行接種することは、前向きに検討しているところでございます。
◆2番(竹下日出志君) 海外への渡航する学生ワクチン接種につきましては、国や県の動向を注視してまいりますとの答弁でありました。 今後、本市でも、海外へ渡航される方がおられましたら、ワクチン接種の配慮を要請しておきます。 最後、市長にお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症対策につきまして、5月20日、湯元姶良市長へ公明党姶良市議団から、新型コロナウイルスワクチン接種に関する緊急要望書を提出いたしました。 その中で、今まで以上の感染予防対策の実施や医療体制の充実とともに、何よりも姶良市民の皆さんへ、円滑なワクチン接種を進めることが重要です。 さらに、新型コロナワクチン接種は、今までにない国民的事業であり、希望する全ての姶良市民の皆様のために、万全の準備が必要と考えます。 そこで、新型コロナウイルスワクチン接種について、希望する全ての市民の皆様への今後の対応について、市長の見解を伺います。
◎市長(湯元敏浩君) 姶良市で新型コロナウイルスワクチンの接種を開始する、そしてまた接種券を発送する。そして予約が始まる、また接種が始まるという段階の前に、私のほうから市民の皆様方に、混乱なきようご協力をお願いしますというような情報を発信いたしました。 それを非常に市民の方々はご協力していただいて、ほかの市町村に比べて、いわゆる混乱と不平、不満等々、多く言うことはないというふうに捉えております。 ですので、スムーズに進んでいるのは、市民の方々のご協力のおかげ、そして、ご理解のおかげだと思っております。 今後も、64歳以下という人口の多いステップに入っていきますけれども、引き続き市民の方々と協力をいただきながら、また医師会の方々、そしてまた医療従事者の方々の協力をいただきながら、希望される方に本当に早く接種できることを準備しながら、そしてまた対応していきたいと思っています。
◆2番(竹下日出志君) 次に、GIGAスクール構想について再質問いたします。 リーフレットの作成については、本市では、小学校低学年用、上学年用、それから中学生用を作成し、発達段階に応じてきめ細かな配慮にしたリーフになっていることが分かりました。保護者・教師用についても、分かりやすい内容であり、1学期中に配布する予定でありますとの答弁でありました。 1問目につきましては、了解いたしました。 2問目の、本年度は教師自身が苦手意識を持たず、児童生徒に完璧に教えるというスタンスではなく、児童生徒と共に学ぶという意識を持って、実物に触れながら活用実践を増やしていくことを指導すること。本年、夏季休業中に、小中学校の教職員を対象にした、姶良市教育フォーラム研修会を開催する計画があることが分かりました。 そこで、研修会の参加者、対象者につきまして、全ての教職員が対象ですか、それとも希望者になりますか。どのように考えておられるか伺います。
◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 夏季休業中の研修につきましては、全教職員を対象としております。 以上、お答えといたします。
◆2番(竹下日出志君) 3問目の情報モラル教育の充実や有害情報対策の取組も行われていることが分かり、了解いたしました。 4点目の学習用デジタル教科書を導入した場合、教育的効果について再質問いたします。 デジタル教科書については、指導者用と学習者用があり、指導者用は既に授業で使われておりますとの答弁でありました。 そこで、デジタル教科書について、指導者と学習者の授業を受けた方の利用者の感想を伺います。
◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 まず、指導者用のデジタル教科書につきましては、市として購入いたしまして、各学校で既に使っているところなんですけれども、教科書に載っている教材だけではなくて、デジタル教科書の中に様々な教材も含まれておりますので、そういったことを大型モニターに掲示して、分かりやすく児童生徒に教えることができる、こういったメリットがございます。そういった声を聞いております。 また、教材研究等も、その分短縮されるところでございます。 学習者用のデジタル教科書につきましては、本市では、文科省の事業を活用いたしまして、試験的に小学校6校、中学校2校で特定の教科について、今年は活用しているところでございます。 その声を聞きますと、今まで学習意欲がちょっと低かった児童生徒が、紙の教科書では、なかなか教科書に線を引いたりしなかった、授業にあまり積極的に参加していなかった児童生徒が、デジタル教科書になると、積極的に線を引いたりして、授業に参加しているという実態を聞いております。 また、学習者用のデジタル教科書につきましては、そのまま今申しましたとおり、書き込むことができたり、それから、自分が学習した内容が保存できたりします。それから、拡大ができたり、あるいはそのほかのデジタル教材、これと一体的な活用をすることもできるとなっております。 また、特別に支援の必要な子どもたちにつきましても、文字の色を変えたり、背景色を変えたり、あるいは音声で読み上げたりする機能や振り仮名を振る機能、そういった機能がございます。 ですから、日本語が苦手な外国から来た子どもたちや、あるいは何らかの障がいを持っている、特性を持っている子どもたちについても、非常に使いやすい教科書になるのかなと考えております。 以上で終わります。
◆2番(竹下日出志君) GIGAスクール構想について、教育長に伺います。 教育長は長い間、教育行政に携わってこられました。現在、コロナ禍の中、将来の変化を予測することが困難な時代を迎え、日本の教育が大きく変わろうとしております。デジタル機器、電子黒板、タブレット、パソコン等のICT情報通信技術機器を使った授業を、令和の学び、情報を活用する力を育成することについて、教育長はどのように考えておられるか伺います。
◎教育長(小倉寛恒君) 様々な教育機器というのは日進月歩進んでいくわけですけど、やっぱりそれに乗り遅れないという、社会全体でそういった機器というものは、有用なものとして取り扱われているわけですから、それに子どもたちが適応できなければいけない、ということでございます。 したがって、今、学校では、子どもたちはこういうのを特殊なツールとして考えているんじゃなく、一つの文房具として捉えて子どもたちは勉強しているということでございまして、決してこれにはおそれを抱いたり、非常に困難なものに立ち向かっているという、そういった危機感というよりも、自然な形で文房具として扱っているというのが、今の学校現場の実態でございます。 そういう意味で、やっぱりGIGAスクール構想、名前は分かりにくい構想になっておりますけど、そんなに大きな、大上段に構えることではないというふうに考えております。
◆2番(竹下日出志君) 次に、避難情報対策について再質問いたします。 本市では、市が保有する避難行動要支援者名簿の提供に関する協定を締結した自治会等が、その名簿を基に、独自の個別計画を作成しております。作成済みの自治会等の数は多くありませんので、今年度中にモデル地区を複数選定し、そのモデル地区の代表者や民生委員の方々等と協力して、地区の個別計画の作成をお願いすることとしております。 今後、自治会など、自主防災組織が作成する地区防災計画の策定へつながるものと期待しております。地区で作成された個別計画を基に、個別避難計画を進めることとしておりますとの答弁でありました。 そこで、モデル地区を早急に選定する考えはないか伺います。
◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 先ほどの答弁でもありましたとおり、自治会等で既に個別の計画というものをつくっているところもあるようでございます。これが一つの自主防災組織の育成強化というところにもつながっていくものというふうに考えておりますので、早急に、答弁でもありますとおり、モデル地区を幾つか設定して、そこにそれらをお願いする。そして、出来上がった内容を、ほかの自治会でも一応参考にしていただくというふうに計画しておるところです。
◆2番(竹下日出志君) 鹿児島県は6月15日、県内43市町村の避難情報や注意・警戒情報をまとめた専門ホームページ「鹿児島県防災Web」に、避難所の混雑状況をパソコンやスマートフォンからリアルタイムで確認できる機能を追加しました。 避難所の「空き」「混雑」「定員いっぱい」の3段階で示し、混雑状況を把握できない場合は「不明」となります。避難所が開設されている状況で、ホームページの避難・被害情報を選択、市町村を選び、開設中避難所情報から「詳細を表示する」を押すと、確認できます。 これまでどおり、各避難所への避難者数も案内します。避難所が開設されていない場合は、何も表示されません。 県の担当課は、ホテルや親戚等など、避難所以外への分散避難の判断材料にも使えます。避難時に参考にしてほしいと話しております。 そこで、本市では、「鹿児島県防災Web」について、早急に周知して、避難所の情報提供につなぐ考えはないか伺います。
◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 一昨日ですか、南日本新聞のほうに、これが載っていました。姶良市もこれで検索することができます。 先ほどの市長答弁でもありましたとおり、姶良市も独自にスマートフォン用等を通じて、市のホームページ上に、同じように開設している避難所の位置、それと、あと混雑状況というものが確認できるシステムというのを既に構築しております。 この両方を市報等を通じて、市民の皆様に今後、周知を図ってまいりたいというふうに考えております。
◆2番(竹下日出志君) 次に、ヘルプマークの啓発について再質問いたします。 愛知県は、ヘルプマークのことを知ろうと、ヘルプマークPR動画を作成して、普及啓発に取り組んでおります。また、ヘルプマーク普及とパートナーシップ制度を創設し、平成30年6月から、ヘルプマークの普及啓発にご協力いただける民間事業者、ヘルプマーク普及パートナーを募集しております。 主な取組事例として、県が作成する啓発ポスターの掲示、リーフレットの配架、県から無償で提供、セミナーやイベントでのヘルプマークのPR、社内広報紙でのPR等であります。 登録のメリットとしては、登録企業名に加え、障がい者支援に理解のある企業としてPRすることができます。 そこで、市長に伺います。市長は、健康・福祉のテーマであります、「誰もが安心していきいきと生きる」笑顔あふれる健康に生活できるまちづくりを目指しておられます。 そこで、市民の皆様へ、思いやりのある行動として、ヘルプマークの普及啓発と障がい者支援に理解のある企業をPRするため、愛知県のヘルプマークPR動画や民間事業者ヘルプマークパートナーの事例を紹介し、本市から鹿児島県へ、ヘルプマーク普及パートナーシップ制度の創設を提案することは、市長いかがでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) 形から入るのではなくて、やはり中身をどうするかということから検討していかなきゃいけないなと思っています。 ヘルプマークというのは、よく私も東京に行ったときに、電車等やバス等で見かけます。それは本当に、外面からは障がい者とは分からない方々にとっては、非常に私は困っていますという形で主張されているのは、非常に周りの人間からもありがたいというか、手を差し伸べられるチャンスが、きっかけができるということで、非常にいいものだと思っておりますけれども、なかなか地域の、例えば、地方になってくると、なかなか公共交通機関を使う機会がないとか、そういったもの、名古屋とやはり姶良市では、大分ヘルプマークの効果というものが、大分1日の生活の中では違うということも認識しているところでございます。 ですので、姶良市が、姶良市民の方々が、障がい者の方へ手差し伸べる、そして思いやりを持つということは、基本的にあると思っておりますので、そういった外面的に分からない方々をいかに手を助けるかということは、私は大事なことだと思っていますので、例えば歩いている方々、そして、大型商業施設に来られた方々に対する、手を差し伸べるようなヘルプマークの使い方、そういった姶良市独特な使い方ということがあるということを検討していきたいと思っています。
◆2番(竹下日出志君) ヘルプマークにつきましては、今の市長の考えで分かりました。 今後、ヘルプマークにつきまして、広報紙等でも紹介していただきまして、多くの姶良市民の方々が利用、また活用できるように周知を徹底していただきたいと思います。 今回の一般質問につきまして、4項目について質問いたしました。 はじめに、新型コロナウイルス感染症について、新型コロナウイルスワクチン接種を希望する全ての市民の皆様の万全の準備と対策について質問いたしました。 次に、GIGAスクール構想につきまして、教育現場の声を取り上げ、質問しました。リーフレットについては、1学期中に配布予定であることが分かりました。また、教職員への研修を計画していることも分かりました。 次に、避難所情報対策につきましては、今年度中にモデル地区を複数選定し、個別避難計画の作成を進めることが分かりました。避難所における情報提供については、「鹿児島県防災Web」等を活用し、避難所の混雑状況を確認できることも分かりました。 最後に、ヘルプマークの啓発について、県がストラップ型のヘルプマークを導入し、本市でも4月から、窓口で配布を開始することも分かりました。また、チラシやポスター、広報紙等を活用し、ヘルプマークの周知に努めることも分かりました。 新型コロナウイルスワクチン接種を希望する全ての市民の皆様が、円滑に接種が進められることを願い、質問を終わります。
○副議長(谷口義文君) これで、竹下日出志議員の一般質問を終わります。
○副議長(谷口義文君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は、6月18日午前10時から開きます。(午後4時09分散会)...