姶良市議会 > 2020-12-01 >
12月01日-03号

ツイート シェア
  1. 姶良市議会 2020-12-01
    12月01日-03号


    取得元: 姶良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 2年 12月定例会(第4回)令和2年第4回姶良市議会定例会議事日程第3号                       12月1日(火)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和2年第4回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)|  午前10時00分  ││    令和2年12月1日(火)本会議     ├─────┼────────────┤|                        |閉会(議)|  午後 2時59分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 1|新福 愛子 |出 | 9|上村  親 |出 |17|谷口 義文 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 2|竹下日出志 |出 |10|森川 和美 |出 |18|小山田邦弘 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 3|国生  卓 |出 |11|岩下陽太郎 |出 |19|萩原 哲郎 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 4|峯下  洋 |出 |12|松元 卓也 |出 |20|堂森 忠夫 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 5|田口 幸一 |出 |13|湯元 秀誠 |出 |21|      |  |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 6|湯之原一郎 |出 |14|堀  広子 |出 |22|有川 洋美 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 7|鈴木 俊二 |出 |15|吉村 賢一 |出 |23|犬伏 浩幸 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 8|湯川 逸郎 |出 |16|和田 里志 |出 |24|東馬場 弘 |出 |├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  23人    欠席 0人                 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 迫田 耕蔵 │ 事務局次長  | 竹中 裕二 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │蒲生総合│原田 正巳 │建設部長│松里智一朗 ││ 第121条 │    │      │支 所 長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│前畠  実 │企画部長│松林 洋一 │消 防 長│米澤 照美 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │教 育 長│小倉 寛恒 │市民生活│福元 義行 |水道事業|新門 哲治 |│       │    │      │部  長│      |部  長|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |総務部長|宮園 正浩 |保健福祉|竹下  晃 |総務部次|今別府浩美 |│       |    |      |部  長|      |長兼行政|      ||       |    |      |    |      |管理課長|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |加治木総|濱田 耕一 |農林水産|吉田  孝 |総務部次|原口 浩幸 |│       |合支所長|      |部  長|      |長兼危機|      |│       |    |      |    |      |管監|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |企 画 部|髙山 八大 |農林水産|萩原 安信 |企 画 部|松岡  力 ││       |次 長 兼│      │部次長│      │企画政策│      ││       |地域政策│      │農政課長│      │課  長│      ││       |課  長|      |    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |市民生活|吉永 惠子 |教育部次│前田 浩二 |建設部次│川崎 久志 ││       |部次長兼|      |長兼学校│      │長建築│      ││       |男女共同|      |教育課長│      │住宅課長|      ││       |参画課長|      |    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |保健福祉|向江 美喜 |教育部次|塚田 佳明 |建 設 部|師玉 保之 |│       |部次長兼|      |長兼保健|      |土木課長|      |│       |健康増進|      |体育課長|      |    |      |│       |課  長|      |    |      |    │      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |保健福祉|野村 昭彦 |水道事業|岩下 伸一 |    |      |│       |部次長兼|      |部次長兼|      |    |      |│       |保険年金|      |施設課長|      |    |      |│       |課  長|      |    |      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |建設部次|田代 信彦 |総 務 部|堂路 温幸 |    |      |│       |長兼都市|      |財政課長|      |    |      |│       |計画課長|      |    |      |    |      |└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               12月1日 ○議長(東馬場弘君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(東馬場弘君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(東馬場弘君) ここで吉村議員より発言の訂正の申し出がありましたので、これを許可します。 ◎15番(吉村賢一君) すみません。昨日の午後2番目の質問で、私が公共施設の有効利用について質問させていただきました。その中で、学校用地、大山小学校跡地の発言は誤りでございましたので、ここで訂正させてください。新留小学校が正しい文言でございます。 以上、謝りまして訂正申し上げます。 ○議長(東馬場弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は、4名の一般質問を行います。順次発言を許します。 まず、6番、湯之原一郎議員の発言を許します。 ◆6番(湯之原一郎君)     登      壇  皆様、おはようございます。議席番号6番、市政クラブ姶輝所属の湯之原です。 プロ野球日本シリーズでは、福岡ソフトバンクホークスが圧倒的な強さを見せて、東京読売ジャイアンツに圧勝しました。ホークスファンの私としましては、至福の4日間でしたが、本日のトップバッターとして空振り三振に終わらないように頑張ってまいりたいと思います。 昨年の12月議会で、補正予算の賛成討論に立った際、私は、2020年は姶良市民にとって、長く記憶に残る年になるだろうと申し上げました。そして、それは1964年、私が小学校3年生のときでしたが、それ以来56年ぶりに開催される東京オリンピック・パラリンピックや鹿児島県での国民体育大会全国障害者スポーツ大会の開催、そして姶良市市制施行10周年を迎える年であることから、希望に満ちた年となるであろうとの思いからの発言でした。 ところが、年が明けて、想像もしなかった新型コロナウイルス感染症が全世界に蔓延し、計り知れない影響を及ぼし、いまだに収束のめどさえ立たない状況です。 別の意味で、2020年は私たちの記憶に永遠に残る年となってしまいました。 コロナワクチンが2021年には接種可能との情報等もありますが、普通に暮らせることのありがたさを改めて感じるとともに、早く元のように安心して暮らせる日々が戻ることを祈るばかりです。 前置きが長くなりましたが、通告に従い3項目について順次質問してまいります。 質問事項1、財政の課題について。 令和元年度決算で、経常収支比率が96.8%となり、地元新聞に県下自治体の中で姶良市がワースト1との報道がありました。市民の中に、庁舎建設等の大型事業を控える中で、市財政に関して、姶良市は大丈夫なのかと危惧する声も聞こえてきます。一つの数字で杞憂するものではないとは考えますが、市民の理解を深めてもらう意味も含めて、以下の事項についてお伺いいたします。 要旨1、経常収支比率が96.8%となった要因について説明をしてください。 要旨2、新型コロナウイルス感染症の影響により、財政がかなり逼迫してくるのではないかと危惧しておりますが、次年度予算の編成時期を控えている中で、その影響をどのように分析しているかお伺いいたします。 要旨3、市民への税負担増につながることは想定されないかお伺いいたします。 要旨4、合併推進債は庁舎建設の最も大きな財源となっておりますが、合併特例債は対象期間の延期がなされましたが、合併推進債の期限延長はないのかお伺いいたします。 要旨5、蒲生地区が対象となる過疎対策事業債は、有利な財源として役立っております。時限立法の過疎法が本年度で期限切れとなりますが、来年度以降の国の方針は示されているのかお伺いいたします。 質問事項2、コロナ禍における相談体制について。 終息の兆しの見えない新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な面で市民生活に影響が出てきております。国、県、市を挙げて、各種支援金による支援体制は取られてきてはおりますが、不安を抱えた人たちが少なくないと考えます。全国的に自殺者数が大きく増加しているとの報道もありました。市としての相談支援体制は、どのようになっているのかお伺いいたします。 質問事項3、まちづくりと土地活用について。 これまでにもたびたび提起されてきている土地活用について、まちづくりの課題も含めて以下についてお伺いいたします。 要旨1、平成25年度から計画策定が始まり、西之妻地区に設置が計画されていた物産館について、他の急を要する建設事業を考慮して、現在凍結されております。今後の見通しについてお伺いいたします。 要旨2、コンベンション機能を擁した宿泊施設の誘致について、平成25年に、旅館・ホテル施設誘致促進条例を施行し、設置事業者に補助金等を交付する規定を設けて誘致を図ってきましたが、条例に定められた期限の平成28年度末までに、実現には至りませんでした。姶良市の地理的優位性や、市としての機能強化を考えると、当該施設の必要性は高いと考えます。今後の対応についてお伺いいたします。 要旨3、米国の大統領選挙で、環境問題に造詣の深いバイデン氏が選出される見通しであります。今後パリ協定にも復帰し、脱炭素社会構築自然エネルギーへの転換が、世界的にも加速するのではないかと思慮いたします。各地で大型太陽光発電施設の設置が見られますが、中には災害を誘発するのではないかと危惧するような土地に設置している事例もあります。市として大型太陽光発電施設建設について、どのように対応していくのか考えをお伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。 湯之原議員のご質問にお答えします。 1問目の財政の課題についての1点目のご質問にお答えします。 姶良市における経常収支比率の悪化要因は、経常的な収入がほぼ横ばいである中で、扶助費、公債費などの経常的な支出が増大していることであります。 まず、扶助費では、介護サービス事業障害福祉サービス事業及び児童福祉事業などが継続的かつ大幅に増加を続けていますが、この要因の一つに、人口が増え続け、まちの活性化に伴って、医療機関や福祉事業者などが増加してきていることが背景の一つと考えております。このことにより、子ども・子育て世代や障がい者、高齢者などあらゆる世代が、医療、福祉サービスを身近に安心して利用できる環境が整ってきており、生活支援や医療費支援など、市民の暮らしやすさの向上に伴って扶助費が増加していると考えております。 次に、公債費では、合併後の新市・姶良市の基盤づくりと課題解決を目指して実施してきた投資的事業に伴う地方債の償還などが要因として上げられます。地方債残高は、合併時点と比べて1割程度減少してきておりますが、単年度の公債費の割合が、やや高い水準で推移していると分析しております。 2点目のご質問にお答えします。 新型コロナウイルス感染症が世界中に蔓延し、いまだに拡大を続けていることから、大きな経済危機に直面しています。地域経済にも大きな影響があり、令和3年度においては、地方税、地方交付税などの一般財源の減少が避けがたい状況にあります。 姶良市におきましても、長期化する感染症対策や回復に向けた経済対策を行いながら、医療・介護、子育て支援、防災対策など多方面にわたる財政需要に対応するための財源確保に努める必要があります。 国が12月下旬に示す地方財政計画において、財政対策の概要が見えてくるものと思われますが、現段階で想定される一つの対策として、地方税収の大幅な落ち込みに対し、臨時財政対策債発行額の増額措置があるのではないかと想定しております。 3点目のご質問にお答えします。 市税におきましては、現在、新型コロナウイルス感染症の影響による徴収猶予及び減免の対応を行っております。感染症の影響による市民の税負担増は、現時点では想定しておりませんが、引き続き国の動向等を注視してまいります。 4点目のご質問にお答えします。 合併推進債の再延長につきまして、私もこれまで様々な形で国への要望を行ってまいりました。その一つとして、全国21市町長で構成する、合併推進債の再延長を求める首長の会に参加し、要望活動を行っておりましたが、この会に対し、本年10月に総務省自治財政局から、合併推進債の発行期限の延長は行わない旨の見解が示されました。 姶良市における合併推進債の発行期限は令和6年度までですが、今回示された見解の中に、発行期限内に実施設計に着手した事業について、経過措置を講ずることが示されておりました。今後は、国に対し、この経過措置の確実な実行と地方債計画における所要額の確保について、強く要望してまいります。 5点目のご質問にお答えします。 現行の過疎地域自立促進特別措置法は、来年3月末に期限を迎えます。 現在のところ、国からは、新たな過疎対策に関する方針などは示されておりませんが、今後とも、国の動向を注視してまいります。なお、全国市長会の過疎関係都市連絡協議会におきましては、11月20日に一部過疎の存続などを盛り込んだ、新たな過疎対策法の制定に関する提言を決議し、国に対し要請したところであります。 次に、2問目のコロナ禍における相談体制についてのご質問にお答えします。 新型コロナウイルス感染症は、社会生活や経済活動に様々な影響をもたらし、心身両面に与える負担も大きいものと考えております。本市では、各課の窓口に来庁された方の相談に寄り添い、必要に応じて担当課や関係機関を紹介し、専門的な支援を行っております。 また、生活困窮者に対する自立支援策として、生活困窮者自立支援事業社会福祉協議会に委託し、各種相談、支援事業を実施しております。 自殺対策に関しては、周囲が悩んでいる方の心身の変化に気づくことも重要であるため、民生委員、児童委員や校区コミュニティ協議会等の各種団体を対象に、ゲートキーパーの養成講座や研修会等を実施しております。 今後も電話やSNS等による相談や、相談窓口の紹介などを行っていきたいと考えております。 次に、3問目のまちづくりと土地活用についての1点目のご質問にお答えします。 市土地開発公社が所有している西餅田地区の西之妻用地における物産館建設につきましては、過去に、一旦、取りやめる旨をお答えしており、設置計画はございません。 西之妻用地周辺は、ここ数年で、イオンタウン姶良の開業や、桜島スマートインターチェンジの一部開通などにより、車や人の流れが変化しつつあるとともに、新たな住宅地の造成による住宅街の増加など、地域にお住いの方々の生活スタイルも多様化してきており、環境の変遷期にあるのではと感じております。今後、桜島スマートインターチェンジ上り線入口が完成しますと、さらに、車や人の流れが変わってくるものと考えております。 市としましては、こうした環境の変化や市民のニーズを十分に捉えながら、地域活性化に資するような活用策を、今後とも検討してまいりたいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 宿泊施設の誘致につきましては、過去に誘致活動に取り組み、ホテルの立地協定締結に至った経緯がありますが、諸般の事情により、計画は断念され、多目的なホール等を備えたホテルの設置は実現しておりません。多目的なホールなど、コンベンション機能を有した宿泊施設は、交流人口の増加や地域活性化、さらには、まちのにぎわいにつながる施設であると認識しております。 ホテル事業者からは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるダメージが深刻であると聞いております。 しかしながら、県央である本市の地理的優位性を強調しながら、引き続き、情報発信、情報収集に努めてまいりたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 太陽光発電施設等の普及は、地球温暖化対策の観点から望ましいとされているものの、メガソーラーのような地上設置型の大規模なものについては、自然環境、生活環境や景観への影響などが懸念されるケースもあります。現在、開発行為を伴うものについては、森林法等の関係各法令に基づき、許可権者である県への意見書提出を行っているほか、本市の宅地造成等土地開発に関する指導要綱による、事前協議や指導を行っております。 市としましては、再生可能エネルギー発電設備の設置事業者に対して、関係各法令を遵守させるとともに、設置予定の地域住民の方々が安全安心に生活できるよう十分に説明し、理解を求めるよう、引き続き指導してまいります。 なお、再生可能エネルギー発電設備の設置に関するガイドラインにつきましても、策定に向けて準備を進めているところであります。 以上、お答えといたします。 ◆6番(湯之原一郎君) それでは、再質問させていただきますが、まず、1番目の経常比率についての再質問です。 まず、市長にお伺いいたしますが、新聞記事で姶良市がワーストワンと取り上げられたことについて、率直にどのような感想をお持ちなのか、お伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君) ワーストワンという言葉自体が独り歩きしてしまうのではないかという危惧がちょっとありました。じっくりと、この経常収支比率というものを、市民に説明していかなければいけないなというふうには感じております。 やはり、必要なものに必要なお金がかかるという、姶良市の今成長過程にあるということを、私は認識しておりまして、高齢者の福祉の問題、また子どもたち、あと障がい者に対するいろいろな福祉にお金がかかっているということも、十分に理解していただきたいなと思っているところでございます。 ◆6番(湯之原一郎君) ただいまの答弁にもございましたけれども、人口が増えることで、ある程度数字的に悪化していくのは、致し方ない部分もあるのではないかということではないかというふうに聞こえてまいりますけども、経常収支比率が高いほど財政が硬直化していることになり、独自の事業が実施できなくなったり、緊急的な支出に対応できなくなると、そういう説明がなされるわけですけども、今後改善策を考えるとして、どのような改善策を今後考えていかれるのか、お伺いいたします。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 改善策としましては、経常収支比率が、今、市長が申し上げましたとおり、財政の硬直化というのが、いわゆる昔から、これは大分昔から地方自治体がお金がないということの意味、それは新しい事業を進めるための資金がないというのが、まず第一に上げられます。 ですので、経常収支比率につきましては、これが高いということは、どうしても出さなければいけない、いわゆる事務的な、経常的な経費の割合が高いということは、新しい何かに取り組む、新しいものを買う、何かを更新するための予算がないということですので、そこの部分になってくると思います。 ですので、そのとき、そのときの市民のニーズに応えていくためには、この経常収支比率を少し下げるということで、シンプルには単年度の、1年間の収入で1年間の支出を賄うというシンプルな発想になってくると思います。 ですので、大きく抽象的に言いますと、歳入確保、よく新たな財源ですとか、先般の議会でも申し上げましたけれども、これだけの状況になりますと、緊急的な部分では、財産の売払いやふるさと納税の強化、そこらあたりを中心とした収入確保、それからこれまでも続けてきておりますけれども、恒常的に受益者負担を見直す、これは具体的には、例えばいろんな施設の使用料や行政サービスを受ける方々の自己負担というものを見直していかなければならない。これにつきましては、今までよりも負担が上がるというところですので、市民も、それから行政、議員の皆様方も非常に抵抗があるというところで、合併協議においても非常に難しい議論がなされた経緯もありますので、難しいところでありますけれども、収入については以上です。 それから、歳出につきましては、扶助費と公債費が要因であるということで、実は、扶助費につきましては、全国どこの市町村にお住まいでも受けられるという、いわゆる法定受託の全国統一に行われるものが、姶良市は人口が増えていて、伸びているというところですので、市長答弁にありましたように、これは姶良市の特徴だと捉えるべきだと思います。 といいますのは、姶良市の立地を生かして、それを生かしてまちづくりを進め、行政サービスの充実にこれまで努めてきた成果が出て、多くの方に姶良市を選んで住んでいただけるようになってきました。その行政サービスが充実しているまちに移り住んで来られる方々というのは、利便性を求めている、生活の暮らしの豊かさを求めている。実はこれ裏を返しますと、行政サービスを必要とする方々が、行政サービスが充実し、便利のいいまちに移り住んでくるというところです。 ですので、扶助費が伸びているというのは、これは姶良市のまちの特徴として、姶良市がまちづくりに力を入れた結果ですので、扶助費がかかっていくのは必然だと思います。ただし、人口が増えて活気が出て、税収も増えるという部分がありますけれども、それ以上にかかる行政経費が上回っていくということで、人口が増えていくということは、行政経費的には非常に厳しい方向に向かっていくというのが、一般的な考え方であると思います。 ですので、そういう意味では、ちょっと長くなりましたけども、扶助費については、なかなか即効的に、来年、再来年、その支出を削るという部分には難しいところがありますけれども、扶助費につきましても、自己負担という部分がありますので、そこらあたりの見直しを長期的に検討する。 それから、公債費につきましては、地方自治体は建設事業に対して借金ができるというのが原則ですので、その公債費は事業に対して借りたものを、翌年度から必ず返す、どうしても返さなければならない経常の支出になってきますので、建設事業をする中での公債費のコントロール、借りる額を減らす、イコール国や県からの補助金を今まで以上に、さらに有効に活用した効率的な事業展開をするということと、やはりこれだけの状況になってきますと、各自治体そうなんですが、建設事業費の総体枠のコントロールというのが、ある程度必要になってくる部分というのもあろうかと思います。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 非常に細かく丁寧に答弁を頂きありがとうございます。 AIRAviewの今月号に、令和元年の決算に関する記事が出ておりました。それを読ませていただいたわけですけれども、その中で経常収支比率のことも書かれておりますけれども、通り一遍の用語解説のようなものしか記載されていないという感じを受けました。 姶良市がワーストワンという新聞記事を目にした市民の方も多いと思います。市の財政に関心を寄せる市民も多数おられると思います。もう少し何らかの形で、丁寧な説明が必要だったのじゃないかと思うわけですけれども、先ほど、市長が答弁してくださいましたように、やはり市長の言葉が市民に安心感を与えると、市長の言葉で説明を受けることが、やはり市民への安心の源だと、私は考えます。 その点どうお考えでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 不安に思う方非常に多いと思いますけれども、この経常収支比率というのは、成長する過程には絶対逼迫してくるところの部分であるなと、私は思っております。 姶良市を、私はよく、市民の方々と話すときに、例え話をするんですけれども、姶良市は今、高校生2人を抱えた家庭であると、家族であるというふうに捉えています。つまり成長する高校生2人の息子や娘が、今現在、家の中にいるような、そういったのが姶良市であると、というのはつまり食費もかかる、教育費もかかる、そしてまた医療費もかかる、明日には成長していって、また服が違う服を着なきゃいけないとか、そういった、皆様方も子育てをしていると経験していると思いますけれども、そういうお金がいっぱいかかって、ご飯もいっぱい食べて、というところがあるんですけれども、お父さん、お母さんの収入では何とか生活はできるんだけれども、温泉旅行とか、ちょっと旅行とか、あとレジャーができない、けれども、将来にこの子どもたちが育っていくと、姶良市というか、その家族に非常に夢があり、可能性があり、そして将来性がある、そこに息子、娘がいるというようなそういった家族であるなと、私は今、姶良市を捉えているところでございます。 つまり、今は自由なお金があまりないけれども、必要経費にかかる部分は精いっぱい使っている状況で、今、経常収支比率が高くなってきているということでございます。 でも、このままではいけないと私は思っております。歳入の部分、入りを量りて出を制す、それは基本的なことでございますので、その入りの部分は工夫、そして発見して、ふるさと納税も当然でございますが、企業のふるさと納税、またどうやったら姶良市が稼いでいけるのか、交流人口を増やしていくのか、そこによってお金を落としていく人がどれだけできるのかということを、幅広く考えながら、入りをまず量る、歳入を多くする、これが一つのことだと思います。 そして、また出を制す、支出を制限する。これも今まで合併10年、礎を諸先輩方が築いてまいりましたが、これからの後の10年を考えると、出を制すところも考えていかなければいけないと、真剣に考えていかなければいけない、そうやって支出、収入のバランスを取っていく、これをやっていかなければいけませんが、一朝一夕にはできないことです。 この借金も去年とか昨日とか起きた借金ではございません。やはり累積した借金がずっと、借金というか、公債が、償還の部分があるということでなっておりますが、ですので、また五、六年、10年かけた中で、歳入歳出のバランスをしっかりと取っていかなければいけない。それが成熟に向かったまちの姿ではないかなと思っておりますので、ぜひ今、成長過程でございます。かけるものにはかけなきゃいけない部分があると思います。そこを発展の一つの姶良市の可能性の部分と捉えながら、必死になって行政のほうも頑張ってまいります。歳入を工夫してまいります。そういった方面で頑張っていきますので、何とぞご理解を頂ければと思っております。 ◆6番(湯之原一郎君) 市長の答弁、それと財政課長の答弁非常に丁寧に答弁していただいたわけですけれども、このことで、我々議員もですし、市民の方々が少しでも、そういう理解を深めていただく機会になったのではないかと、少しは安堵しておるところです。 要旨1は終わりまして、要旨2に入りますけれども、来年度はかなり厳しい状況になるのが予想されるところでありますけれども、先日、議会の広報班会が招集されまして、議会だよりのページ数を削減できないか検討してほしいとの要請がありました。以前は24ページだったものが、今年は、今は20ページで編集しておりまして、それをさらに16ページにできないかとの要請でした。 削減額は60万円になるとのことですけれども、それほど大変な状況にあるのかなと、改めて感じたところでありますけれども、この答弁の中には、その減少について、財源不足についての具体的な数字は出ておりませんけれども、今、どの程度の財源不足が生じるのか、もし想定されていらっしゃったらその数字をお知らせください。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 ご質問にありますように、12月を迎えまして、来年度の当初予算編成作業を今進めております。現段階での財源不足といいますのが、一般財源の見通しを立てておりますけれども、12月の末に国の地方財政計画が、答弁にありますように、これがやっぱり、地方自治体、市町村が予算を組むにあたっては、一番重要なポイントになってきまして、国として税がどれくらいあるのか、一番大きいのはやっぱり地方交付税です。 地方交付税はご存じのとおり、本来地方が集めるべきものを、国が一旦集めてルールに基づいて分配するということなんですけれども、これが税ということで、ご質問にありますようなコロナの影響がどこまで来るのかというところを分析しております。 ですので、結論から申し上げますと、今で財源不足がどれだけというところは言えませんが、参考的には今年の当初予算を思い出していただければ、財政調整基金繰入金という、予算編成上の、この間、答弁で申し上げましたとおり、予算上は、決算額との、入札執行の関係があって、決算よりも予算が当然膨らんで組むものの、予算の段階で14億5,000万円の財政調整繰入金を計上した上で出来上がった当初予算ということを考えていただきますと、予算編成上の財源不足というのは、それに等しい、プラスコロナの影響がどこまでというようなところになってくるので、相当厳しい状況にはあると思います。 コロナの影響につきましては、まちによって特徴があると思いますけれども、例えば法人税とか、それから固定資産税とか、いろんな税目がありますけれども、先ほど申し上げました、扶助費が物すごく伸びているような特徴の姶良市ですので、個人住民税を納める方がいらっしゃる。それからほかのまち、例えばホテルをたくさん有する、それから繁華街をたくさん有して、今回コロナの影響をかなり受けられる業者の方がたくさんいらっしゃるまちは、そのまちが集める市税も相当苦しいのかなと思っております。 ですので、まちの特徴として、比較的宿泊業者やGoToトラベル、GoToイートの対象となるような事業者の割合が、ほかと比べて高いまちではないところもありますので、あとはここに住んでいただいている姶良市民の方々が、どのような個人的な所得として影響を受けるのかというのを分析していかなければならないと思います。 ですので、12月末に、最初の答弁にありましたとおり、国の動向に注目をしていきたいと考えております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 少し前の話になりますけれども、全員協議会で財政課から、姶良市の財政状況の説明を受けております。説明聞きながら、想像以上に姶良市の状況、厳しい状況にあるなというのを感じたわけですけれども、今後コロナを問わず、コロナ禍を問わず財政健全化への取組をしていかなければならない中で、やはり多くの難題が待ち受けているなと感じたところです。 その中で、説明の中で、歳入を増やす工夫とか、歳出削減策ということで、今答弁でもいろいろお話をしていただきましたけれども、少し気になったのが、その中で、総人件費の見直しという項目がございまして、定員適正化計画に基づき常勤職員数は減少してきてはいるが、類似団体と比べて本市の人件費は高い水準にあるとの説明がございました。 それで、一昨日の朝日新聞デジタルに掲載されていた記事でございますけれども、神奈川県海老名市は、市税収入の減少を見越して、来年度、1年間、全常勤職員約890人の給与カットする方針を決めた。市長ら特別職の報酬を5%から10%減らす、職員給与のうち、地域手当を一律12%から11%にする。一般職員の場合、年に平均5万3,000円減となり、特別職も含め、年間約4,400万円を抑制する。海老名市というのは、人口が13万人で、普通会計が431億円の予算規模のある市のようです。先ほど財政課長が言ったように、市の状況としては、財政状況としては、財政力指数が1.03ということで、かなり裕福なまちなのかもしれません。コロナの影響もかなりもろに出てくる市なのかもしれませんけれども、海老名市長が会見で、経済情勢がコロナで疲弊していることを、職員が一丸で共通認識を持つ必要があると、地方財政の危機的状況が始まっていると述べられ、22年度以降についても、状況を見ながら判断するというふうに、そのような記事が出ておりましたけれども、本市での人件費についての、どのような考え方を持っているのか、お伺いいたします。 ◎総務部長(宮園正浩君) 将来のことは申し上げにくいんですが、現在のところ人件費について減額するということは考えておりません。確かに姶良市においては、ラスパイレス指数が高いですから、その分についての是正、改正というのは必要かと考えております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) それとですね、財政状況の説明の中で、事業をゼロベースで見直すことについてほとんど進んでない。今後はあらゆる政策分野で、聖域を設けることなく、事務事業の見直しを進める必要性を語られているわけですけれども、具体的にどのようなことを考えておられるのかお伺いいたします。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 ゼロベースで見直すということは、結局、その時々の市民のニーズの中で、優先度を決めていく、改めて考えるという考え方になると思います。どうしても、やっぱり継続的にサービスを続けているのが行政の一つの特徴でもありますので、前年度あった事業、前年度あった予算額、それに基づいて考えていくところがありますが、本当に限られた財源の中でという枕詞がつきますけれども、それが来年度必要なものなのかというのを、改めて考えるということです。 自治体によりましては、行政評価という手法を取りまして、なかなか難しいんですけれども、実績がどれくらい上がっているのか、特に行政の仕事、これを数値化して比較するというのは非常に難しいところであるんですけれども、そのようなことを基にして、事業の廃止等をしていくというような見直しをしていくというようなところです。 ただし、これまでの歴史といいますか、これまでの中で、今、経常的に毎年行っている事業も、その当初は、その時々の方々が考えられた政策的な事業であったわけです。その政策的な事業がそのニーズに応えながら、継続的な、経常的な事業になっていくという経緯があることから、なかなか今ある事業を縮小、廃止することがどうしてもできないというようなことが、自治体の特徴としてあると思いますが、そこはひとつゼロベース、本当に今これが、どちらかというと、効果が出ているのかというところに重きを置いて、考えていくべきだという意味でございました。 以上でございます。
    ◆6番(湯之原一郎君) 3点目の市民への負担、税負担増につながることは想定されないかということにつきましては、この答弁で了解いたしました。 4点目の合併推進債についてですけれども、答弁の中で、合併推進債の発行期限の延長は行わない旨の見解が示されたということで、庁舎建設の大きな財源として大きな部分を占めている合併推進債については、平成6年度で終了するということだと思います。その中で、答弁で、発行期限内に、(発言する者あり)令和6年、すみません、発行期限内に実施計画に着手した事業については、経過措置を講ずるということが出ておりますけれども、ということは、仮の話ですけれども、例えば、工事が期限内に終わらなかった場合、やむを得ない事情が発生して、事故繰越等の手続等取らなければならなくなった場合についても、経過措置によって合併推進債を充てられると考えてよいのかどうか、そこをお伺いいたします。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 今、ご質問にありますような明許繰越しや事故繰越しの場合なんですけれども、例えば今年度、令和2年度の事業が令和3年度へ繰越しになったとしましても、その財源は令和2年度の財源となりますので、今、ご質問にありますような場合のケースは、今回の答弁とはまた違う話であります。 今回ありますのは、姶良市で申し上げます。姶良市は合併の年度によりまして、令和6年度までが合併推進債を発行できる期限になっていますが、先ほど申し上げましたように、地方自治体は建設事業をするときにのみ、借金、地方債を起こすことができる一つが合併推進債です。実施設計です。建物を造るとき、それからいろんな工事を行うとき、これは建設だけでなくて、土木工事も該当しますが、実施設計が令和6年度までに行われていれば、工事発注そのものが7年度、8年度になってもできるという経過措置を、今、国が考えているというようなところでございますので、結論からいいますと、ご質問の場合はおっしゃるとおり、合併推進債の対象になる、大丈夫であるということです。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 了解しました。 次に、合併対策事業債の件をお伺いしますが、昨年、青森県で全国過疎地域シンポジウムが開催されまして、私どもの市政クラブ姶輝からも、政務活動の一環として2名が参加いたしました。全国の過疎地域の現状や活動状況をつぶさに知る機会になりました。鹿児島県からも枕崎市などから行政関係者も参加されておられまして、大会の最後に今年度で期限が来る過疎地域自立促進法の延長を国に求めることを決議したところです。 姶良市議会でも、国に対して、過疎地域自立促進法の延長を求める意見書を提出したところでありますが、市長のほうも、全国市長会の過疎関係都市連絡協議会で提言を決議して、国に要請されたということが答弁書に書かれております。 過去の例でありますと、いわゆる過疎法の延長をするのであれば、既に国の方針が伝えられている時期だと思うわけですけれども、今年はそれが遅れていると、遅れている原因については把握しておられるでしょうか。 ◎企画部長(松林洋一君) 私どもも夏頃までには、何らかの概要等が示されるのではないかなと考えておりまして、本年度は、実はうちが持っている過疎計画は、本年度末を持って終了する法の期限と揃えてございますので、来年度以降の過疎計画を策定するために、審議会等の予算も計上させていただいていたところでございますが、今のところ具体的に国のほうからお示しがない段階でございます。 この原因は明らかではないんですが、恐らくはコロナ禍の影響の中で進捗が遅れているんじゃないかなというふうに想像しております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 仮定の話をしたらいけないのかもしれませんけれども、これまで過疎債は宇都トンネルの建設事業や、蒲生地区内で運行されている巡回バスなどの財源に有効活用されてきております。また、蒲生の新複合庁舎についても、建設財源の一部にその過疎債が充てられることになっていると思いますけれども、仮に、過疎法の対象地域に含まれないことになった場合、この事業への影響は考えられないのかどうかお伺いいたします。 ◎企画部長(松林洋一君) 今、議員が仰せのとおり、蒲生地区については、いわゆる一部過疎というような取扱いになっているところでございまして、これに該当しなくなった場合、蒲生地区への建設事業に対する過疎債、あるいはソフト事業への過疎債の充当というのができなくなるといった状況になろうかと思います。これに対しまして、今のところ、これがありますといったような有効な手だてというのがないところなんですが、他の地域と同様に、別な起債の活用での対応、あるいは部分的ですけど、場所によっては辺地債というのもあるんですが、その活用も可能な場所もでてくるというふうに考えております。 しかしながら、仮に蒲生地区が一部過疎に該当しなくなった場合でも、当分の間は、何らかの経過措置というのが講じられるのではないかなと、今のところ考えているところでございます。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 現状では、過疎法がどうなるかはっきりしない部分であることは理解したわけですけれども、姶良市が仮に対象地域から外されたとしても、蒲生地域の過疎はいまだにどんどん進んでいるわけでして、蒲生地域だけではないわけですけれども、人口減少の著しい地域に対しては、遅滞なく対応策を取っていただくよう、強く要請しておきたいと考えます。 次に、質問事項2のコロナ禍における相談体制についてお伺いいたします。 姶良市の新型コロナウイルス感染数は、全国的には増加傾向にある中で、数字上では10名にとどまっております。市民お一人おひとりが感染しないように、手洗いや消毒、マスクの着用、3密を避ける行動など、多大な注意を払っていただいている成果が出てきているのかなと考えるところですけれども、姶良市のウイルス感染症の感染状況について、どのようなレベルにあるのか、どう考えておられるのか、お伺いいたします。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 今、議員がおっしゃった姶良市の状況ですけれども、現在11名ということで、数字的には出ております。県内最初の発生者が出たということもありますけれども、その後、市としても十分情報を収集しながら、注意深く感染予防対策に努めてまいりました。幸いに、介護施設、病院等でもクラスターも発生しておりませんし、市民の方々がコロナに対して、非常に注意深く対応してくださっているものと思っております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) そのような中でも、様々なところにひずみが出てきていると思います。コロナ感染に関する相談、それから生活に関する相談、仕事に関する相談など、多岐にわたっていると考えますけれども、例えばコロナ解雇とか、コロナによる解雇とか、コロナを起因とする倒産や廃業の事例等は把握しておられるのか、またそれに対してどのような対処をされているのかお伺いいたします。 ◎企画部長(松林洋一君) 今、議員からお話がありましたように、新聞等の報道により、コロナ解雇等の状況があることは、十分に認識をいたしているところでございますが、市に直接相談があるといったような状況ではございませんで、恐らくハローワーク、こちらのほうへの相談というふうになっているのかなと考えているところでございます。 ハローワークにも、一応確認をいたしておりますが、少なからず相談はあるということですが、市町村別に相談件数は把握をしていないということですので、本市からも相談があるかもしれませんが、その件数については分からないということでございます。 以上でございます。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 事務の立場で答弁いたします。 国が緊急事態宣言を出しました春先ですけれども、その際は、非常に相談が多かったです。そのときの相談内容は、コロナウイルスの影響でお客が減少して売上げが下がったとか、会社の経営不振により解雇となったとか、子どもの休校に伴って仕事を休まないといけなくなったという、春先から夏場にかけての皆さんが非常にお困りになった状況がありました。夏場から現在にかけてちょっと落ち着いて、第3波ということですけれども、春先と比べたら、ちょっと落ち着いているということなんですが、答弁書にはありますとおり、コロナに対する生活困窮者に対しては、社会福祉協議会が窓口となって、社会福祉課と連携しながら、その相談対応をやっているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 一つ、総務常任委員会で、商工会、特産品協会、観光協会の代表者の方々と、コロナ対策を中心に意見交換会を実施したことがございます。その際、出された要望の中に、飲食店に市独自の安心ステッカーを検討してもらえないかと要望がございました。これはただのステッカーではなく、厳しい条件を設けて、抜き打ち検査等を実施しながら、市民に安心して利用していただけるように、そのような安心ステッカーということで、ご意見を頂きました。市当局にもそういう相談はしてあるとの話でしたけれども、このことについてどのような検討がなされて、対応する考えがおありなのかどうか、そのあたりをお伺いいたします。 ◎企画部長(松林洋一君) 商工会あるいは特産品協会等々と、いろんな面で協議をさせていただいております。特に、今回、コロナの関係について、毎月のように定例会を開いて情報交換を行って、情報共有いたしているところでございます。その中で、今お話がありました、市から安全宣言に近い形での情報発信についての要望を受けておるところでございますが、市として抜き打ち検査とか、そういうような知識に乏しいものですから、ご要望に沿えるのはなかなか難しいのかなということで、今のところ商工会独自でステッカーみたいなものを発行されておりますので、そちらのほうで対応していただいていると考えております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) コロナ禍の中で、本当に困っている人たちに光を当てて、少しでも安心して生活ができるように配慮する必要があると、それは皆さん思っておられると思いますけれども、やはり困っている人たちを救済していくことが、行政の大きな役割だと思いますので、これからも役割の方をしっかりしていただくように、要請をしておきたいと思います。 次に、3問目のまちづくりと土地活用について、1点目でございますけれども、ちょっと私の認識不足で、過去の会議録を検索した中で、西之妻用地への物産館建設は凍結ではなくて、いずれ状況が好転した場合には、再度計画に上げるものであるというふうに考えていたところですが、答弁には取りやめるという旨をお答えして、設置計画はないということでありますけれども、これはいつの時点でこういうことが決まったのか、お知らせください。 ◎企画部長(松林洋一君) すみません。今、手元にその答弁の際の会議録がちょっと手元にないんですが、担当課長のほうで、資料がありますので、そちらのほうで答弁させます。 ◎企画部企画政策課長(松岡力君) 企画政策課長の松岡でございます。 ただいまのご質問ですが、平成30年第4回定例会におきまして、当初、市長の答弁にもございましたとおり、一旦取りやめるということで、当時、吉村議員からのご質問に対して、当時の担当部長のほうでお答えしています。そこの文章をちょっと抜き出しますと、「予定地となっておりました西之妻用地につきましても、周辺の道路環境ですとか、スーパー等の進出等で物産館の計画については、一旦取りやめるということでご回答と」、前年の、平成29年の第4回定例会でも、そのような形でお答えしているということで、平成30年第4回定例会で答えさせていただいております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 私の認識不足で、それは失礼いたしました。 ということであれば、今回、加治木の物産館も子ども館を造ることでなくなります。それと西之妻に計画されていた物産館もなくなるということであれば、我田引水になるかもしれませんが、姶良市の物産館として、非常に好調を続けている蒲生のくすくす館をもうちょっと充実させる必要があるのではないかと思っております。 くすくす館の現状と課題について、少しこの質問を出す中で調べたところですけれども、築後17年が経過しておりまして、風雨の強いときには雨漏りがしたりとか、あるいは屋根とか柱、窓枠等の塗装が剥がれていたり、あるいはトイレの建物の壁のひび割れ、一部剥離、それから会議室、倉庫、加工施設等で使用している住宅が古くて、一部が崩壊しているなど、かなり不具合が生じてきております。それと販売スペースが足りない、冷蔵庫、冷凍庫を増設したいがスペースがない、通路が狭く、車椅子の方が利用しづらいというような、いろいろ不具合が出てきております。ぜひ、蒲生地区の日本遺産の蒲生麓地区の一角に位置しておりまして、姶良市の観光宣伝にも大いに貢献しているくすくす館ですので、姶良市の唯一の物産館として、今後充実させていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 ◎農林水産部長(吉田孝君) お答えいたします。 今、議員からございましたように、くすくす館におきましては、朝早くから、開店前から並んでいただくぐらい、順調に進んでおります。また、指定管理でお願いしております蒲生の恵み協同組合、これは近年、指定管理料を支払わなくても、維持管理をしていただいている、非常に優良な施設であります。 議員からございましたように、経過年数とともに傷むところ等、これだけ好調ですので、売り場を広げたい、いろいろな問題を抱えております。これは市長からもご意見等がございまして、組合のほうと今年中に協議をしまして方向を決めると、それから3年中には、裏にある建物等の改築も含めまして、どうやっていくかというのを協議するようにしております。早ければ、これ実計等との関係もありますが、4年度、遅くとも5年度には何らかリフォーム等の事業が取り組めないか、協議をして進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 私も、あそこの会員の一人なんですけれども、できて以来売上げは右肩上がりで、通常の物産館といったら、どうしてもある時期を過ぎると売上げが少なくなったりとかする事例が多いようですけれども、ずっとそれを維持しているということで、かなり人気の高い物産館ですので、先ほど申しましたが、姶良市唯一の物産館になりますので、ぜひ今後手を加えていい方向へ導いていただきたいと考えます。 次の2点目のコンベンション機能を擁した宿泊施設の件ですけれども、これ1点目の西之妻とリンクして出した質問なんですけれども、先ほど、西之妻の用地につきましては、環境の変化や市民のニーズを十分に捉えながら、地域活性化に資するような活性策を今後とも検討してまいりたいと考えております、というような答弁がございました。現在、コロナ禍で全国的に人の交流が減少しているこの時期に、こういうことを出すの、何でこういうのを出すのかということで、お叱りを受けそうですけれども、ワクチンの開発にも進展見られておりますし、いずれは日常の生活が戻ってくると思っているところです。 そういうことで、状況の悪いときに、そういう話は始めたほうがいいのではと、何事もいいときに、いいことを始めても、既にそれが実を結ぶころには、状況は変化しておるというようなこともございますので、そういう意味で今回こういう状況の悪い時期でありますけれども、一応話題として出しました。 平成30年12月の定例会で同僚議員が宿泊施設の誘致について、一般質問を取り上げておられますけれども、「市制施行後、本市への交流人口が年々増加していることから、宿泊施設の確保の必要性は認識している、旅館・ホテル施設の誘致にかかる新たな条例制定について検討する」というような答弁ございました。それと、「条例制定、条例の検討だけでなく、ホテル業界にやっぱり足を運んで行くということもしなければならない」というような発言もございましたけれども、現在までどのような検討がなされた経緯があるのか、お伺いいたします。 ◎企画部長(松林洋一君) 本市にとりまして、コンベンション機能を有したホテルというのは、市長答弁にもありますように、都市機能の充実であったり、交流人口の増加であったり、地域商店街への波及効果であったり、まちのにぎわいを創出するといったようなことにつながりますので、必要な施設であるということは感じているところでございます。これまでも、議会に報告するまでの案件はございませんでしたが、問い合わせがあったということはございます。しかしながら、具体的な話になると、なかなか進展を見ないといったような状況が続いているところでございます。 今のところ、以前ありましたような補助制度を設けるような条例制定というところまでは考えていないところなんですが、今後とも職種を伸ばされる事業者があるとすれば、土地開発公社とも協議をしていけるのではないかなと考えているところでございます。 以上でございます。 ◎市長(湯元敏浩君) 去年からそういったお話をしていたんですけれども、やはりコロナが始まる前までの段階ですが、何件かオファーはございました、ホテルを建てましょうかと、ホテルを建てたいというようなオファーがございました。実地調査を進めると、稼働率とか、宿泊の条件とか、そういったものが合わないという条件が結構、姶良の土地にあるようです。プロの方々が調べると。 そういったものも含めて、またコンベンションが、会議が開かれるようなホテルも当然必要ですけれども、あとはニーズがあるのが、合宿所とか、そういったスポーツを中心にしたものも、オファーが何件かある状況でございますが、そこはこちらがぜひというふうに言っておりますけれども、やはりあちらもビジネスでございますので、そこが合わないとなかなか進出してこないという状況は繰り返されております。 2月、3月ぐらいからコロナになっておりまして、そこがストップしているような状況でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 先ほど、申し上げましたけれども、コロナもいつまでも続くわけではございませんので、ぜひ必要な施設だと考えます。西之妻用地を提示することで、誘致に拍車をかけることもできるんではないかと思いますけれども、今後十分検討していただきたいと思います。 それでは、最後の質問に入りますが、1点に絞ってお聞きします。 太陽光発電施設の設置箇所で、山林の伐採土地に設置する事例が見られます。森林を伐採して設置する場合、面積が1ha以上になると森林法に基づいて林地開発許可制度によって、知事の許可を得なければならないということになっているようですが、1ha未満については、森林法が適用されないということで、これ、他市の事例ですけれども、1haに満たない森林伐採の土地に太陽光発電パネルが設置されて、土砂流出の被害を被った事例があるということです。 また、同様に1haに満たないような森林を伐採して、再造林届を出しながら、実際は土捨て場になっていた事例もあったと、これ林業関係の方から聞いた話ですけれども、この1haに満たない林地開発について、姶良市がどのように対処しているのかお伺いいたします。 ◎企画部長(松林洋一君) 今、お尋ねがありましたように、林地の場合につきましては、土地の区画とか、形状、これの変更をする場合でなければ、1ha以下の場合には規制の対象となっていないというところでございます。場所によりましては、都市計画法、これ等の規制を受ける場所もございますし、本市で策定しております宅地造成等土地開発に関する指導要綱にもあるんですが、林地となりますと、ここあたりも恐らく対象にならない部分でございます。 したがいまして、現段階で個々について、有効なものはございませんが、市長答弁の中に少し触れておりますとおり、ガイドラインについて今、策定を進めておるところでございます。これには説明会の開催、それから、個別での周知、標識の掲示、これ等の対応について盛り込みたいというふうに考えておりますので、これによってある程度行政指導ができるのではないかなと思っているところでございます。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 再生可能エネルギー発電設備の設置に関するガイドラインということで、策定に向けて準備を進めていることですけれども、早く策定して災害の起きないような措置を、対応措置を取っていただくようにお願いをしたいと思います。 最後に、いよいよ12月に入り、本当に月のたつ早さに驚くとともに、今年これまで何をしてきたのだろうかと振り返るときに、コロナに翻弄された1年だったという思いを強く感じております。来年こそコロナ騒動が沈静化して、また元のような安心して暮らせる毎日を取り戻せることを大いに祈念いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(東馬場弘君) これで、湯之原一郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前11時12分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時21分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、9番、上村親議員の発言を許します。 ◆9番(上村親君)     登      壇  午前中の時間が僅かとなりましたので、早速通告しています質問について入りたいと思います。 市道未利用路線について。 1点目、姶良市の市道で使用されていない道路は、何路線あるのかお伺いいたします。 2点目、市道触田・春花線及び触田・芦刈線については、十数年道路整備をしていない状況と見てとれます。このまま放置していく考えなのか、今後の対策をお伺いいたします。 3点目、この市道を一旦格下げし、関係部局と協議し触田・春花線を林道に、触田・芦刈線を農道として整備する考えはないか、お伺いいたします。 4点目、触田・春花線は過去に整備計画がなされたと記憶しています。費用対効果を考えた結果、断念した経緯があります。整備計画ができなかった理由をお示しください。 5点目、触田・芦刈線は、道路下が田んぼになっております。道路法面が、急勾配となっている関係で、農家の方々から年に2回程度の草掃いをしてほしい要望等があるが考えをお示しください。 6点目、この法面に、鳥獣被害が多発しています。特にイノシシ対策が急務でございます。破損した法面の修復はできないかお伺いいたします。 質問事項2点目、高井田住宅地について。 1点目、姶良市公営住宅等長寿命化計画(平成24年3月)によると、高井田住宅は、平成28年から29年に現在地に建て替え計画となっていますが、今後の計画をお伺いいたします。 2点目、この住宅は、昭和38年に建築され57年が経過し、現在は、空き住宅になっています。近くにはリニューアルオープンした龍門滝温泉や龍門滝、龍門司坂など、多くの観光資源が点在しています。このような観光地域にあって空き住宅は景観を損ねています。住宅地の一部を取り壊し、観光客や温泉客の駐車場として整備する考えはないかお伺いいたします。 あとは一般質問席から質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  上村議員のご質問にお答えします。 1問目の市道未利用路線についての1点目のご質問にお答えします。 市道の利用状況につきましては、全てを把握してはおりませんが、道幅が狭く、車両が通行できない区間がある道路や、代替道路の整備が進んだこと等により、ほとんど利用されていない道路があることは認識しております。 2点目のご質問にお答えします。 市道触田・春花線の触田側と春花側の住宅地区については、改良工事が済んでおりますが、山間部については、現在のところ整備計画はございません。また、市道触田・芦刈線については、幅員が狭小でありますが、道路幅が広く、近接する農道東原田線を利用する通行が多いため、現在のところ改良計画はございません。 3点目のご質問にお答えします。 市道を廃止して林道と農道に位置づけるとなりますと、関係機関と協議が必要となります。今後、実現の可能性について検討していきたいと考えております。 4点目のご質問にお答えします。 市道触田・春花線につきましては、住宅地までの区間は、改良工事が済んでおりますが、山間部については未整備となっております。その理由としましては、地形が急峻で、多額の工事費が想定されることや、県道十三谷・重富線など、周辺道路の整備が進んだことによる本路線の需要が低下したことも、整備に至っていない要因であると考えております。 5点目と6点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 道路法面側から道路上に草等が被いかぶさり通行に支障を来している場合や、鳥獣被害による法面復旧については現地調査を行い、随時、対応してまいります。 次に、2問目の高井田住宅地についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 平成24年3月に策定された姶良市公営住宅等長寿命化計画は、30年3月に計画の見直しを行っております。その中で高井田住宅は、建て替えから用途廃止に変更しております。用途廃止後の跡地利用につきましては、現段階では未定となっております。高井田住宅は、近くに龍門滝や龍門司坂など観光資源が存在しており、龍門滝温泉の道路向かいに位置していることから、今後の跡地利用については、温泉客の駐車場としての利用も含めて検討したいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆9番(上村親君) まず、未利用市道の取扱いなんですけれども、全然この把握はされていないのかどうか、その把握ができなかった理由は何だったのか、多分中山間地域のほうが一番多いだろうと思うんですけれども、その理由について少しお答えください。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 姶良市が管理しています市道、これは昨年度4月1日時点で1,574路線、実延長にしまして720km程度ございます。この路線について全て交通量を把握するということはちょっと不可能であるということであります。道路につきましても、市街地にある道路から、議員おっしゃるとおり、山間部にある道路までございますので、全てについては把握しておりませんが、中には利用状況に応じて、ほとんど通っていない道路があるということは認識している、そういうことでございます。 以上です。 ◆9番(上村親君) 財政課長にお尋ねしますけれども、この市道については交付税措置がされるんですか、どうか。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) 市道につきましては、その延長を基に交付税とか、それから地方道路譲与税とか、国の国費の積算基礎となる場合がございます。 以上でございます。 ◆9番(上村親君) 土木課のほうにお聞きしますけど、道路管理者と、道路管理、これについては管理者は当然必要になりますね。道路管理はおたくのほうでしないといけないわけでしょう。そうすると、道路法42条、道路管理者は、道路を常時良好な状態に保つよう維持し、修繕し、もって一般交通に支障を及ぼさないよう努めなければならないと、こういうふうになっているんじゃない。 私は一番、これが触田・船津線なんですけども、過去に、十数年前に一般質問したことがあった。それは、旧町の姶良町時代だったんですけども、そのときは何とか船津の方面から入り口もきちんと造ったんです。触田のほうもあります。中間地帯に、そのときは、先ほどから質問の中身を言いますけれども、県のほうもある程度傾いたんです、整備しましょうということで。ところが答弁にもありましたように、急峻な谷坂があったり、そういったところで、トンネルを結局掘らないといけないということで、非常に多額の費用がかかる、費用対効果はあまり見込めない。そういった状況だったんです。 しかしながら、この道路法があって、道路管理者がいて、そのままの状態でいいのかどうかというのが、私の一つの質問なんです。ですから、先ほど未利用路線が交付税措置がされるんだけども、結局管理者として何しているのかということをお尋ねしたいんです。その点、職員が少ないのか、ある程度、また財政的に逼迫して、こういうことはできないよという考え方なのか、それについての考えをお示しください。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 先ほど申し上げました、市道1,574路線、議員おっしゃいますとおり、全ての道路については、我々道路管理者としての管理する義務がございます。その管理基準につきましては、全ての道路につきまして、同じ基準で整備するということ、これまた不可能でございまして、その道路の持つニーズ、あるいはその位置づけ、役割等を踏まえて適正に管理しているところでございます。 以上です。 ◆9番(上村親君) そうした考え方になり、あまりよく聞こえなくて、ちょっと理解ができないんですけれども、もうちょっと大きな声で、すみません、発言お願いします。 そういったところで、結局未利用道路が、市道が分からないということです。そうした中で、じゃあ、土木は道路管理者として、管理としてどのような体制を今後取っていくのか、このままずっと現状維持でいくのかどうか、将来を見越した考え方というのはどういうふうに考えているんですか。 ◎建設部長(松里智一朗君) 将来の管理の仕方についてのご質問でございます。 先ほどお答えいたしましたとおり、それぞれの道路が持っている位置づけ、それからニーズ、それから利用状況等を踏まえて、これまでと同様に、安全管理等しっかりと管理してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆9番(上村親君) それはそれでいいんでしょうけども、とにかく未利用の道路は幾らあるかが把握できてないんでしょう。何路線あるか。 先にもう行きます。現在の整備計画はございませんということで、春花線も、芦刈線についても、改良計画は見込めない。あと農林水産のほうにお聞きいたしますけれども、この春花線、後で画像を見ていただきますけれども、途中杉の木が、大体60年生以上の杉の木が植林されております。そうしますと、どうしてもやっぱりこの路線を、市道は路線を廃止してもいいと思うんですけれども、ですから林道としてなくすわけにはいかないだろうなというふうに考えるんですけども、そういった時点で、市道を廃止して林道に移した場合、あるいは国、県からの補助事業として、この林道が生かせるのかどうか、それについての考えをお示しください。 ◎農林水産部長(吉田孝君) お答えいたします。 今、議員がおっしゃられるように、市道を林道に格下げという言い方もあれなんですけれど、林道に変更することは可能であります。ただし、これ一定条件をクリアしないといけないことになりますが、まず、利用区域が30ha以上、それから起点、終点が県道もしくは市道に接する、これも大丈夫かと思います。ただ、3m以上の幅員があれば林道認定へできるということです。 私ども担当林務の係が行きますと、歩いても行けないような状況もあるようですので、そうしますと、今度新たに林道として整備をするということになりますと、これは国の流れの中で、令和2年度の見直し調査が終了しておりますので、次回、5年の計画となりますので、5年後の令和7年度に整備計画を上げていくということはできるかと思います。これも市道整備がなかなかできない状況の山間部であるということ等も含めまして、かなり現地調査なり、地元との協議、いろいろなものが出てまいると思いますが、県とか国へ要望を上げるということは、可能であると考えております。 以上です。 ◆9番(上村親君) 映像をお願いします。 これが触田・春花線、延長が3,129m、ちょっと沿線が分かりませんけれども、右下に映っているのが姶良ニュータウンです。その先に切れ目が上のほうにあるんですけれども、あれから触田のほうですので、ちょうど触田という字のところ、あそこがはなももがあるところのところです。ニュータウンからずっとつながった、その次の谷間が通じている路線になります。これが春花線の触田側入り口、手前のほうが人家1軒あります。 それから、これがちょうど入口200m付近のところなんですけれども、これが市道なんです。この奧も市道です。こういう状況で、ここは舗装道路も何もありません。普通の道路、地道、これが春花線の入口付近、ここはコンクリート舗装です。幅員が5mはあります。これが入り口の200m付近ですけど、もうちょっとあるような気がしましたけれども、歩測でしたから、春花側から歩いてきて、坂道を上がって上り着いたところ、ここもコンクリート舗装があるんですが、これから先のほうはほとんど普通の道路になっております。 ですから、これなんですけれども、ついでに行きましょう。これが触田・芦刈線、延長が815m、田んぼの向こうが日が照っているところなんですが、向こう側のほうが触田・芦刈線になります。これが触田・芦刈線の入口、幅員が約2mぐらい、軽トラックがようやく1台通るか通らないか、中間付近にイノシシが掘り起こした法面があります。法面の高さが大体高いところで、8mか10mぐらいあります。低いところで5mぐらい。これが市道です。これもイノシシが掘り起こした法面。これは全体図なんですけども、800mの。手前のほうをずっと行きますと、はなももがあるニュータウンの下のほうに通じる道路になります。 画像、ありがとうございます。こういったところで、今申し上げているんですけれども、ただ触田・春花線、先ほど林道でも計画になるということでしたので、一安心しました。 あとは芦刈線なんです、土木部長、今ご覧のとおりなんです。これが市道、ここを農家の皆さんは田んぼの準備のときからずっと草払いをして、そして稲刈りの前には、電柵を張って、そういった作業をしながら米を作っているんです。この市道の法面、先ほど言いましたけども、こういったところを、高齢者の農家の人たちが足場の悪い中、草払いをして、道路の維持管理までやっているんじゃないですか。 答弁書のほうには、あなた方はこう書いてあります。改良計画はないんですけれども、道路法面側から道路上に草等が被いかぶさり通行に支障を来している場合や、鳥獣被害による法面復旧については現地調査を行い、随時、対応してまいります、現地調査されたんですか、ここは。されましたか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 私、現地のほうに参りました。隣のほうに農道があって砂防池に向かっていくところでございます。今、お話がありましたとおり、非常に、隣の田んぼのほうに草が覆いかぶさって、迷惑をかけているということにつきましては、ご迷惑かけて申し訳ございません。1,574路線、たくさん路線がある中で職員一同、日々の管理に努めてまいりたいと思います。 ただ、たくさん路線数も多うございますので、気づかないところもあると思います。そのときはご連絡いただければ、随時対応してまいりますので、よろしくお願いします。 ◆9番(上村親君) 耕作者の農家さんのほうも一生懸命なんです。私は、イノシシと、一応頼んだわけではないんですけれども、私は24日の日に写真を撮りに行きました。真ん中はイノシシがほとんど掘り起こしたところでした。ですからこの市道は、今度は鹿児島県のコンクリートくいの境界と隣接しているんです。あそこに三面張りがあります。側溝が、30cmの。そこももう側溝をなしておりません。 ですから、一回あそこを調査して、どういう状況なのか、農道としても使えない状況です、はっきり言いますと。こちらの東原田のほうを使いますから。そうしますと、後の管理をどうするのかということなんです。我々としては、市道を市道として認めながら、市のほうに管理運営をさすのか、そういったところがどうも曖昧になってきて、どっちもつかずのようなことなんですけども、しかしそうしながらも、やはり農家の皆さんはそれぞれ一年中を通じて草を刈ったり、電柵を張ったり、また草刈ったりと、こういうことの繰り返しを何十年とされているんです。ですから、最低年に2度ぐらいは、2回ぐらいは草刈りをしていただきたいなというのが、そういうお願いなんです。 ですから、時期につきましては、田植が始まる前の5月下旬から6月上旬にかけて、それから稲刈りをする前の9月上旬頃から、イノシシ対策の電柵を張る前の草刈り、そういうことはできないですかっていうことなんです。どうでしょう。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 市長のご答弁にもございましたとおり、草が覆いかぶさったり、ご迷惑をかけることがないように管理はしてまいりたいと思います。年に2回とかというところ、お約束この場ではできませんが、そうならないように管理はしていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆9番(上村親君) それでは、次にまいりたいと思います。 画像、お願いします。次に、高井田住宅地について質問に入りたいと思います。大変申し訳ないでした。平成24年3月に私はその長寿命化計画のほうを見てきましたけれども、30年3月にもう一回計画の見直しを行ったということなんですけども、その中で、今回建て替えから用途廃止になったと、変更したということなんですけども、24年の計画でいきますと、28、29で建て替えだったですね、計画では。 30年の計画では、今度は用途廃止、この理由は何だったですか。用途廃止になった理由。 ◎建設部長(松里智一朗君) ただいまの質問については、担当課長から説明いたします。 ◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) 建築住宅課の川崎です。よろしくお願いします。 平成24年に長寿命化計画が策定されて、平成30年3月のほうに見直しを行ったんですが、その時期に公共施設の在り方につきまして、市全体の公共施設の在り方についての計画がなされました。その中で、公営住宅につきましては、戸数の縮減ということでなされておりましたので、それに沿いまして公営住宅長寿命化計画のほうも、主に加治木地区にあります古い建物、昭和30年代から40年代に建てられた、俗に言う簡易耐火ブロック造は主なんですけども、古くて危険ですので、そこのほうは建て替えでなく、用途廃止ということで行っております。 以上です。 ◆9番(上村親君) 私、近くの方にお伺いしたんですけども、この高井田住宅、前の住宅にお住まいの方々が、半ば強制的に退去をさせられたというふうに聞いているんですけれども、それはそれとして、そういった方々がいらっしゃる中で、今回用途廃止ということになったようでございますけれども、私ども総務常任委員会で、龍門滝温泉のリニューアルについて現地調査を行いました。その時点で一応観光という観点から提言をさせていただいた記憶があるんですけれども、ぱっと、龍門滝に入るお客様が、あの風景を見てどういうふうに感じられるかどうかです。私はそこを一番危惧するんです。 せっかくあれだけリニューアルやって、龍門滝をよく見えるように環境整備もやって、何かしらないけど、過疎が進んでいるような、そういった地域に来るお客様はそういうふうに考えるんじゃないかなと思うんですけれども、それと同時に、今の加治木龍門滝温泉、利用人数を制限されているんですか、20人程度に。お答えください。 ◎加治木総合支所長(濱田耕一君) 今現在、当初の頃は、人数を制限しておりましたが、今は制限をしておりません。土日が大体300人超ぐらいの入浴、平日が200人を超える入浴者がございます。 以上でございます。 ◆9番(上村親君) 一つは観光拠点の駐車場、あるいは観光案内所をあそこに造ってもいいかなというように思っているんですけど、そういった観点。それからもう一点は、龍門滝温泉のお客様の駐車場、川向こうにあることはあるんですけれども、今から冬場になりますと、当然近いほうがよろしいです。そういったことを考えれば、前の空き地があるのに何でかなという、自然な発想なんですけども、あそこ、画像をお願いします。 これは一番上からのグーグルで撮った写真なんですけど、網掛川から、手前のほうから、6号棟になるんですか、6、5、4、3、2、1、今6棟建っています。分かりますか。こっから見た一番手前の、あそこが6号棟になろうかと思うんですけれども、せめて、龍門滝温泉が右側のほうに、住宅が3号棟まで何か壊して駐車場にすると、割と広い駐車場になるだろうなというふうに思っているんですけども、それとまずこの6号棟を全部を取り壊した費用、これについては試算がされているんですか。 ◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) 議員仰せのとおり、北側から1号棟、2号棟、3号棟で一番川側が6号棟になっております。それで、試算的には1号棟から6号棟全部建物だけの解体につきましては、概算費用は約2,500万円ほどかかる概算では見積もっております。 以上です。 ◆9番(上村親君) 質問があちこち飛びますけども、30年3月に計画の見直しで用途廃止になりました。用途廃止後の跡地利用については、現段階では未定となっております。2,500万円の取壊しはいつ頃までにやるんですか、計画では。この30年の長寿命化計画で用途廃止になったでしょう。その取壊しというふうに決まったんですけども、取壊しの時期、何年頃まで、そういう計画になっているんですか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えします。 政策空き家ということで、移転していただきまして、今、空き家になっております。取壊しは、今、申し上げたとおり、2,500万円なんですが、取り壊す方法につきましては、我々のほうで取り壊して更地にしてから売却する、あるいは、する方法、それも含めて、壊しまで含めて、様々ございます。 跡地利用につきましては、先日の一般質問でもございましたとおり、全庁的な視点に立って、まず公的利用がないかというところを検討するんですけれども、それがまだ決まっていないと、そういうことでございます。 以上です。 ◆9番(上村親君) ちょっと耳が悪いもんだから、今日はよく聞こえなかった。 財政課長にお尋ねしますけれども、この2,500万円、先日市長も一生懸命取り組んでこられた子ども館の関係なんですが、ここが5本の地質調査で1,000万6,000円、その予算の立て方なんですけども、片や本庁舎の地質調査で全部で1,300万円、どうしても予算の立て方、もう少しこっちのほうに充当ができないのかなって思うんですけれども、もう少し密な予算の計上というか、そういうのをされたらどうかなと思うんですけども。 この姶良市が2,500万円の財政的なところで、ああいう景観を損なうような建物を撤去できないのかなって思うんですけども、いかがでしょう。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 おっしゃるとおりだと思います。市営住宅につきましては、ご質問いただいています高井田住宅以外にも、公共施設再配置基本計画にのっとってといいますか、築年数が大分たって、退去をしていただくというというのには、危険な状況にあるというような状況もありますけども、該当のような住宅がほかにもございます。これにつきましては、ご指摘のとおり、今後、公的な公共施設、例えば建てる、今、ご質問でご提案いただいていますような、市の龍門滝温泉の駐車場として使うような、その利用を早急にそれぞれ検討しまして、公共施設を建てる、公的に利用する可能性がない場合、かつ先般答弁申し上げましたとおり、地域の方々のニーズ、そういうものの把握を早急にした上で、売却をしていきたいと。 今、解体予算をお尋ねになっていただきましたけれども、場所によりましては、ほぼ中山間地域、山間地域でないところの住宅につきましては、解体費用を上回る評価価格といいますか、売却をするとした場合にはそこのところで、ペイするというようなところも、場所によっては出てくると思いますので、そこあたりに早急に取り組んでいきたいと思います。 以上でございます。 ◆9番(上村親君) もう昼前ですので、終わりたいと思いますけども、一つの道筋はできました。市道から林道、そういったところで少し路線を廃止しながら、一つの道路ができる、そういった点では、ひとつ評価したいなと思っています。 あと龍門滝、高井田住宅につきましては、やはり、今から発展途上する姶良市について、ああいうところが、似つかわしいな、そういうことを考えますと、早めにどうにかして、景観を損なわないような、そういった観光地にしていだきたい。やっぱり歴史的観点からも非常に重要なところではないかと思うし、あそこもトイレを造ったわけですから、そういったところを大いに有効利用させていただいて、市内外のお客様を大事にしてお迎えしていただきたい、そういうことをお願いしながら、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(東馬場弘君) これで、上村親議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時10分からとします。(午前11時56分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時08分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、17番、谷口義文議員の発言を許します。 ◆17番(谷口義文君)     登      壇  志成会の谷口です。それでは、早速質問に入ります。 1問目、道路整備について。 1点目、旧国道10号線沿いのグラードタイヨー前から本庁舎までの中間地点、鹿児島銀行前の交差点には、信号、横断歩道も設置されていない。人の往来も多く、イオン等の開業に伴い、交通量も増大し、横断することさえも困難な状況である。地元から横断歩道の設置の要望もあるが、検討する考えはないか。 2点目、県道下手山田・帖佐線上のイオンタウン側から高速道ボックスカルバートを過ぎて、1つ目の信号左側に、現在、大型量販店が建設中である。県道と市道が交わる角地にあるため、今後、交通渋滞も予想される。この件に関して、事前の協議はなされたのか。対策と同時に、今後の大型施設建設に伴い、道路との関係をどう対処していくのか。 また、イオンタウン前の高速道ボックスカルバートを過ぎて、船津方面に向かう1つ目のコンビニ前の交差点について、この交差点は、先に述べた信号を左折したところに位置し、この通りには既に眼科医院が開業しており、隣接地には整形外科病院も来年4月の完成を目指し、現在建設中である。今後、この通りは、高齢運転者や買い物客等も多くなり、今以上に交通量が増えていくと思われる。交差点の信号設置等も含めて、早めの交通安全対策を検討すべきと考えるが、どのように考えるか。 3点目、本市内に位置する高速道、国道、県道、市道の除草が行き届いていない。市としてのイメージダウンになり、環境美化の観点からもよいとは言えない。除草の計画はあるのか。 2問目、姶良市公共施設等総合管理計画について。 計画の対象施設として、13分類、377施設、延床面積30万1,610m2を平成28年度から令和37年度までの40年間としている。現在までの状況と今後の計画を示せ。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  谷口議員のご質問にお答えします。 1問目の道路整備についての1点目のご質問にお答えします。 交差点の信号及び横断歩道の設置をはじめとする交通規制の決定は、県公安委員会の所管となっており、警察から上申されることとなっております。したがいまして、これらの設置については、姶良警察署が、横断歩行者数や交通量等を調査し、総合的に判断して、同委員会が設置することになります。 2点目のご質問にお答えします。 大型量販店建設に伴い交通渋滞も予想される事前の協議につきましては、大規模小売店舗法に基づき協議を行っております。今後の大型量販店建設に伴う道路との関係につきましては、道路の利用状況などを踏まえて検討してまいります。また、眼科医院開業と来年4月の整形外科病院開設による交通安全対策につきましては、今後の交通量の動向を注視しながら、必要な対策を講じてまいります。 3点目のご質問にお答えします。 市道の除草が行き届いていないことにつきましては、日中の猛暑により作業時間の短縮や人手不足などが上げられます。このようなことを考慮し、来年度から大型草払い機の導入など、より効率のよい除草作業計画に努めてまいります。また、高速道、国道、県道については、適切な管理を要望してまいります。 次に、2問目の姶良市公共施設等総合管理計画についてのご質問にお答えします。 公共施設等の管理に関する基本的な方針を示す公共施設等総合管理計画策定から現在までの推移を見ますと、377施設が令和2年度現在で363施設に減少しております。その一方で延べ床面積は30万1,610m2から30万4,659m2と増加しておりますが、これは、既存施設の建て替えや増築等による増床と固定資産台帳の整備により、計画策定時と比べてデータが追加されたことによるものであります。 今後は、施設ごとの現状と課題を踏まえて方向性を定め、市民のニーズや社会情勢の変化、財政状況などに応じて、適宜、見直しを行ってまいります。 以上、お答えといたします。 ◆17番(谷口義文君) 昨日までマイクの故障で、今日は一般質問どうなるかと心配しておりましたが、マイクが直って、何とか答弁者の皆さんと少しはかみ合うんじゃないかなと思っております。 それでは、早速1問目に入りますが、本市は県内一暮らしやすいまちとして、人口も増えて、若者、夫婦世帯の転入も多く、そしてまた高層マンションの建設、そして大型量販店の進出として、非常に元気があるまちとなってきております。そうした中で、今日質問をしている道路整備については、地区の地元の方々からの要望があった点について質問をしているわけですが、答弁書、これ誰が作成されたか分かりませんけど、これ薄いですよね。 私は丁寧に質問を出しているわけですから、もう少し丁寧な前向きな答弁をしてほしい。これではただの形だけの答弁じゃないですか。これは建設部長が、土木のほうで作成されたというふうに書いてありますけど、もうちょっと部長、丁寧な前向きな答弁をしてほしかったです。 早速なんですが、横断歩道は、警察署がいろいろと調査をしてから、公安委員会ですか、公安委員会が設置することになりますということだけで、これ終わっておりますけども、そうじゃないんですよ。 この鹿銀の前の交差点は、イオンができてから、タイヨーから来るときに、ほとんどこの庁舎の信号を見て、信号に間に合うようにスピードを出すわけです。分かりますか。スピードを。その中間地点にある交差点だからこそ、なかなか渡りづらいという声があります。だから信号は、タイヨーの前と市庁舎の前の信号があるから、距離的には、信号設置は、私はこれは難しいと、自分なりに判断しているわけですが、せめて横断歩道は設置すべきであると思っているわけであります。 だから、この答弁は、そうじゃなくて、せっかく地元からの要望だから、せめて市としては警察署なり、こういう地元からの要望がありますということで、市からも声を届けるべきじゃないですか。そういった答弁が、一つもこの答弁書の中に表われてない。ただ、委員会が設置することになりますとか、誰でもこんな答弁できます。もう少し、この通りは、皆さんが危険だと感じてらっしゃるわけですから、ひとつ建設部長、どういうふうにお考えですか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 歩道の設置につきましては、答弁のとおり公安委員会の所管になるもんですから、我々設置する、しないといった、その件について把握しておりません。ただ、議員がおっしゃるとおり、地元のこういった声があるということは、我々も機会を通じて、例えば庁舎建設、建て替えとかございます。その中の面的な中で、こういった声がありますのでとかいう形で、声は届ける機会がありましたらお伝えしようと思います。 以上です。 ◆17番(谷口義文君) 部長、それでいいんですよ。声を届けていただくことが、やはりあなた方の仕事じゃないですか。 それと、この鹿銀の通りなんですが、駅前の郵便局があります、あの通りを一方通行にしてくれないかという声と、もうあそこは車の通行やめましょうと、歩行者の専用に、歩行者専用の道路にしてくださいという要望もあるわけです。なぜかというと、市役所のほうから鹿銀の方へ曲がりますね。そうしたとき、鹿銀の駐車場は狭いんです。狭い。だから駐車場に入れない車が、ATMの機械の設置の前に何台も駐車場待ちで止まっているんです。そうしたときに、郵便局のほうへ行く車は、前からまた郵便局のほうから車が来るそうです。非常に危ない。また高齢者もたくさん利用をされます。 どうですか、一方通行、また歩行者専用道路という声もありますが、どのようにお考えですか。 ◎建設部長(松里智一朗君) そういった、一方通行にする、それから歩行者専用道路にするといったところにつきましても、先ほどお話ししましたとおり、我々がそれをできる判断というものを持たんもんですから、先ほどと同様に、そういった意見もありますというところは、機会を通じてお伝えしようと思います。 以上です。 ◆17番(谷口義文君) ぜひ、しかるべきところに、市からの声も届けていただきたいと思っております。 それでは、角地の量販店についての件ですが、これは以前、新聞にも事前に掲載されておりましたけれども、非常に角地であって交通渋滞が発生するんじゃないかなというようなことが言われておりましたけれども、事前の協議というのはなされましたか。この量販店と。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 事前の協議につきましては、答弁にございますとおり、大規模小売店舗法の法律に従いまして、できるときには、例えば、新たにできる量販店の出入口をどこにするか、あるいはそれが交差点からどれくらい離れていなければならないか、といったことですとか、あと、駐車場はどれくらい必要かとか、そういったところで、審査を行うことになっております。そういった中で、我々も見ております。 以上です。 ◆17番(谷口義文君) このボックスカルバートを過ぎて、県道を行きます。そうしたときに信号の角地ですから、私が懸念するのは、県道沿いに出入口があると、もう大変です。できれば左折したほうに出入口は設けてほしいというのが、我々市民の要望なんですが、その辺のところの協議というのは、この量販店とはしっかりと協議はなされた経緯はありますか。 ◎企画部長(松林洋一君) 今お尋ねの大規模小売店立地法の関係につきましては、店舗面積が1,000m2を越える大型店の新設、変更の際に、県への届出義務、それから地元での説明会開催義務等々について規定をいたしているものでございます。 これに基づきまして、県のほうから、市に対して意見の照会というのがございますので、それに対応して、総務部、市民生活部、農政部、保健福祉部、建設部、教育委員会、水道事業部、消防本部等に照会をかけまして、まとめたものを県のほうへ意見書として提出しているということでございますので、店側と直接協議をするということではございません。 以上です。 ◆17番(谷口義文君) なぜかといいますと、イオンがあります。森南交差点からイオン。ところがイオンの西街区に入るところの出入口も、これは信号の手前にあるわけです。だからイオンに入っていく車、イオンから出てくる車があるのと、こちらから直進する車がある中で、非常にうまくいかない。直進の車がひどいときは1台、2台ぐらいしか通行できないわけです。だから、イオンのあの出入口も、できれば西街区のほうは、もうちょっと市道のほうに造ってほしかったなという思いがあります。 そういう中で、この大型商業施設も県道沿いにはどんなことがあっても出入口は造ってほしくないと、市道のほうに造ってほしいという、これは市民の皆さんの要望でありますから、ぜひとも、しっかりとその辺は市も、まだまだ今から、まだ今建物もできておりませんから、その辺の概要も恐らく分かってくると思いますから、そういうところはしっかりと市としても精査しながら、店側にも。 これはどうするのかな、店とは交渉できないわけだから、結局県に要望するわけですか。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 今、議員仰せの県道下手山田・帖佐線のほう、米山のほうからイオンタウンに向かって南側に南進してきた車両が店舗の東側、ケーキ屋さんがあるんですけれども、そちらのほうから右折で進入しようとした場合に、イオンタウンの姶良の方向から進行する対向車両が多いと、右折待ちが発生していくということで、後続車両が横断歩道上や交差点内に滞留する可能性があるということで、交通渋滞が発生するということを、大規模小売店舗立地法に基づく市の意見書を提出する際に、私どものほうから、こういった交通渋滞の懸念があるということで、意見を提出しております。 その後にお店側のほうから、そこに進入ができないように、ポストコーンを設置するというような協議をしているということで、回答を得ておりまして、そこがどうなったのかということで、姶良警察署のほうにも確認をいたしましたところ、現状ではポストコーンを設置して右折ができないような形になるということで、回答を得ているところです。 以上です。 ◆17番(谷口義文君) 少しは交通渋滞の緩和になろうかというふうに思っております。 それと、次なんですが、やはりイオンからボックスカルバートを過ぎて船津方面へ向かう1つ目の交差点、右側にコンビニがあります。あそこには止まれの標識があって、止まれの停止線があるんですが、建設部長は現場を見てこられました。 ◎建設部長(松里智一朗君) 現場を見ております。 ◆17番(谷口義文君) 現場を見られているんであれば、お分かりかと思いますけれども、停止線はどうなっておりましたか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 停止線もですが、道路下の側線も薄くなって見えなくなっているなというところで、どういった形で引くべきかなと考えたところでございました。 以上です。 ◆17番(谷口義文君) 私も、何回か現場を見に行っているんですが、ほとんど停止線は消えかかっています。それとあそこの交差点も非常に危ない。今、朝夕の通勤、買い物客等の交通量が非常に多くなっている。ましてやボックスカルバートの周辺にはイオンの駐車場もあります。イオンの駐車場点在しております。 だから、あの通りは非常に危ない。今回何とか信号の設置はできないものかと、こういう質問をしているわけですが、この件に関しても、さきと同じく公安委員会のもちろん許可が設置をされるということですから、この件に関しても、しっかりと公安委員会のほうには声を届けていきたいと思っております。 なぜかというと、姶良市の場合も、ほかのところもそうなんでしょうが、止まれで必ず止まらない。ファンコートランドホテルからちょうどT字になっています、JAに通じる道路あります。あそこも前は止まれがなかったんですけども、私も一般質問で二、三回やりましたが、やっと止まれという標識がつくようになりましたけれども、いまだかつて止まらない。ファンコートランドから来た車は、一時停止しない、出ようか出ようかするわけです。だから、高速のほうから来たときに、ぶつかりそうになる。 やはり、止まれというのは、もうちょっと、私が前も一般質問で申し上げたんですが、止まれの標識は見逃すわけです。このくらいの看板ですがね。だから、本当は止まれという標識よりも、道路に大きく止まれと表示をすることによって必ず止まる。それが一番の止まれの、私は、危険防止になるものじゃないかなと思っております。 大変ですよ、ほんと止まらないですよ。だから止まれのところは、しっかり止まる人もおるけれども、案外、止まらないという人も多い、事故が起きてから、これはどうしようもないですから、事故が起きる前に対策を取っていくということが大事だろうと思っております。 しっかりとこの道路については、公安委員会のほうにも声を届けていきたいということを要望、要請しておきます。 次に、除草の件ですが、消防署の前からみろくの交差点のあそこ、皆さん通ってご存じだと思うんですけれども、あれ何ですか、真ん中の草は。加治木、姶良方面から消防署の前通っていくと、加治木から来る対向車は見えません。分かりますか、部長。現場を見てください。 それだけ草がこんな高くなっている、やはり姶良市に位置している道路です、いくら国道といっても、見苦しい。イメージダウンです。せっかく住みやすい姶良市、暮らしやすい姶良市という中において、いきなり道路を見て、ああいう状態ではちょっと環境美化の点からも見苦しい。 これは国道ですから、答弁の中にも適切な管理を要望してまいりますというふうにありますから、しっかりと国にも、また県、高速道路の除草については、しっかりと適切な管理を要望していただきたいと思っております。 それでは、まず市ですが、市はどういう計画をなされているのか、除草の計画は。 ◎建設部長(松里智一朗君) ただいまの質問につきましては、担当課長から答弁します。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) 土木課の師玉です。よろしくお願いいたします。 今の質問にお答えします。 今現在、除草等しておりますが、答弁にも書いてありますように、シルバー人材センターのほうに、今、お願いしてやっております。その中で、昨今の猛暑とか、そういったことで、作業時間がかなり短く制約されているというところで、はかどらないという言葉が正しいかどうか分からないんですけれども、実際今までと同じ予算でも、なかなか今までと同じような除草ができないというのが今の実情でございます。 今年度、来年度から、答弁にもありますように、大型の草払い機、機械による草払いを導入いたしまして、大型のトラクターにアームをつけて、それで法面を、草払いを行うということを導入していこうと考えております。それをもってどれほどの削減になるのかというのは、まだ実際運用しておりませんので、はっきりとは申せませんけれども、機械を使うことによって、人数を少なくて済む、あと機械を動かすことで、労働時間を多少長く取れるというところで、それをもって、委託料的にはあまり変わらないかもしれませんけども、効率を上げることで、今以上の住民サービスの向上につながればいいなということで、来年度から取り組む予定としております。 以上でございます。 ◆17番(谷口義文君) 日中の猛暑により作業時間の短縮、人手不足なんて、別に猛暑にしなくてもいいじゃないですか。涼しいときにしてもいいわけです。時間の短縮、人手不足ということでできないというのは、これはあまりよくない。もうちょっとしっかりと計画を立てて、シルバーにもそれなりの除草の予算はいっているわけですから、最近です、直近の除草はいつ頃されました。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 直近の除草、すみません、どの路線、どの路線、路線によって、計画表がありまして、その計画表にのっとってやっております。申し訳ございません。どの路線がいつというのは今お答えできません。 ◆17番(谷口義文君) いろんな路線があるから、どこをやったっていうのは、それはなかなか今すぐ分からないというのは、そのとおりだというふうに思っておりますが、来年度から、より効率のよい除草作業計画に努めてまいりますというように答弁されておりますから、しっかりと計画を立てて除草していただきたいというふうに要請しておきます。 それでは、最後の公共施設等の総合管理計画について質問をいたします。 この件に関しては、昨日でしたか、同僚議員が公共施設の在り方という中において、深く質問しておりますから、私のほうは違う観点のほうから質問していきたいなと思っております。 今回の質問の中でも、経常収支比率が96.8%ということで、非常に高いということがよく今回言われておりますが、経常比率が高いということは、財政が硬直化しているということでありますから、さきの一般質問の中でも出ましたように、歳入の確保、また歳出の削減という中において、やはり市の財政基盤の強化、健全化というものを図る上においても、この計画をしっかりと迅速に遂行していただきたいと思っております。 そこで、この資料に沿って質問しますが、財政課長はこの資料持っておられるかな。姶良市公共施設等総合管理計画(姶良市公共施設再配置基本計画)、持っていますか。これに沿って質問していきます。 今回の答弁の中で、既に377、私が質問した施設より363と、14減というふうになっておりますが、これは主にこの中で、大体何なのか、市営住宅とかあります、何なのかということと、減少しているということは、既に、これは売却しているのか、それとも貸付けをしているのか、その辺のところが定かではありませんが、そこの点を明らかにしていただきたい。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 増と減につきまして、主なものを具体的に申し上げて答弁とさせていただきますが、まずこの計画以降に増加をしたもので、面積が特に大きいものなんですけども、山田地区の定住促進住宅、それからあいら斎場悠久の杜、この実際あいら斎場の場合には、今までの施設を更新ということで、建て替えですので、この公共施設の管理の考え方でいきますと、今までの旧斎場がその分減ってしかるべきなんですが、まだ現在のところ、旧斎場を解体をせずに、普通財産として所有をしている状態ですので、ここの面積はまだ今のところ減ってないと、新しい施設分が純増となっているような状態です。 それ以降、そのほかにつきましては、加治木にあります春日住宅という、借り上げ型で使用料、賃借料を払いながら運用してきた住宅が、その期限を迎えまして、その業者さんから市に寄附がされたということで、その時点で春日住宅の面積が増えている、このようなものが主なものです。あと、消防庁舎の関係等々になります。 それから、次に、減少のものなんですけども、これはこの期間中一番多いのは、お見込みのとおり、市営住宅の解体の分、それから教職員住宅を教育委員会のほうで、計画的に解体していただいておりますので、その分が主なものとなっております。 以上でございます。 ◆17番(谷口義文君) だから、課長、解体しているわけでしょう。解体した後、更地になったとする、それは売却しているのか、譲渡しているのか、また貸付けているのか、そのままになっているのか、そこは今の答弁では分からなかったんですが。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) 申し訳ございません。 今、申し上げました、この計画期間中のそのほとんどは、まだ解体をした跡地については、そのままの状態で、市で保有しているものが多いです。そのほかにつきまして、一部貸付けをしたり、それから近隣のいろんな使い道で、自治会等に譲渡をしておりますが、いわゆる公共遊休資産の売却という意味で、公売をかけるなりして売却をしたものはまだ少ない状況にございます。 以上でございます。 ◆17番(谷口義文君) そもそもこの計画を立てられたときに、平成28年から令和37年までの40年間としております。この40年間という根拠はどこにあるわけですか。どうも40年というのが分からない。 今、昭和30年代、40年代で建てられた市営住宅というのは、既に四、五十年たっているわけです。すぐさま今後何かしら手を打たないかんというふうになっているわけですが、この40年という期間の計画の設定というのは、どのようなものとして立てられたのか。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 本来は、建物の規模とか、構造等々によりまして、建物耐用年数があります。長い物でありますと40年、50年というようなものもありますが、実際、この公共施設の再配置基本計画をつくって、日本の国、全ておいて、古くなった公共施設、特に昭和30年代から経済発展とともに、いろんな公共施設も増えてきているというところで、この課題に基づいて始まったものです。 実際、40年というのは、自治体によって違うところもあるんでしょうけれども、私が思いますに、基本的には、耐用年数に基づいてというところになると思います。ただし、今建てた、平成28年3月にできた計画の中で、この計画ができたときには、もう既に30年、20年とたった古い建物がある状況での計画であるものの、当時の試算としましては、40年間かけて更新をしていくとしても、年間30億程度の工事費用がずっとかかるというぐらい相当な量の施設を持っているということで、財政的な計画等とか、そういうようなところもあろうかと思います。 以上です。 ◎総務部長(宮園正浩君) 少し補足をさせていただきます。 計画書の中にも、計画期間をうたっておりまして、10年ごとで第4段階というふうに決めておりまして、その中で、積み残しの分として最初の10年間を2016年から2025年間を第1段階、いろいろ10年置きに第4段階まで定めまして計画を立てております。 それと、やはりできた年数、そして、使ってらっしゃる方々の意向もありますので、なかなかそう簡単にすぐ廃止にするとか、統廃合すると、難しいですので、使わなくなった、あるいは安全性が確保できなかった施設について、統廃合あるいは廃止をかけていくことになります。 それと、先ほど1点少し漏れておりましたが、売却した施設等におきましては、大山小学校等を売却したり、あるいは重富の教職員住宅等を売却したケースもございました。一部でございますが。 以上でございます。 ◆17番(谷口義文君) 私がこの質問を今回しているのは、非常に厳しい財政難という中で、財源の確保というものを重点的の中でしているわけです。どうしても歳入の確保というのは、これは大事なことではないでしょうか。 そのためには、これはやっぱり40年、50年たった施設というのは、現在のニーズに合ってないと、老朽化し合ってないと、維持管理もかかるという中で、解体して売却するか、貸出しにするか、いろんな方法を考えるべきであると思っているわけなんですが、この計画の中で、私の資料がちょっと古いのかな、第1段階計画の期間中、これは平成30年と書いてあります。37年度までの10年間に削減を予定する施設ということで、これは順で見ていきますと、姶良消防本部庁舎から旧堂山小学校までの37施設あるわけですが、大方市営住宅が主に入っているようです。市営住宅の場合は入居者の退去後、用途廃止となっておりますが、この37の10年間の予定されている中で、今どのくらいまで削減のめどがついているのか。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 市営住宅で申し上げますと、この中で5つの市営住宅が解体等によって、削減をされております。あと手元の資料の中にあるものでいきますと、市営住宅以外では、旧堂山小学校、自治集会所として使われていましたそのような施設等々があります。 議員お手元の資料にはないものの中でいきますと、さえずりの森の一部の建物等々が入っております。 以上でございます。 ◆17番(谷口義文君) その市営住宅の解体したところは、どうされるのか、今後。やはり計画というのは、いつまで、どのくらいやるのかというのが一番重要じゃないかなと思っておるんです。解体しましたと、そのまま放っておきますと、これじゃ財源につながりません。 だから、早く、庁内で検討した中で、検討されて決断をしていただきたいと思っています。どうお考えですか。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) おっしゃるとおりでございます。 今からまさに、先ほどの前の一般質問で申し上げましたが、市営住宅等々について、そこを公的に利用がない場合には、売却等を進めていきたいと、全体的な考え方としてなんですけども、財源確保のために解体をしたり、あるいは土地の状態であるものを即売却、貸付けという考え方もありますが、この管理基本計画の中でもうたっておりますが、経費のためだけにただ削減というのではなくてというところで、そこに、先ほどもおっしゃってくださいましたけれども、今の時代には目的と用途として必要がないという判断の下に、それを進めていきたいと。 少しでも地域住民の方々にそこに利用の目的とか、効果とかが見られる場合には、当然今のその場所に建て替えることはなくても、そこの目的とか、市民の方々のニーズを満足できる代替策というのを一緒に考えていかなければならない。例えば多少離れますけれども、ある程度の輸送をして、そちらを使っていただくとかいうところで、言葉がきれいな言葉でないかもしれませんけれども、縮充という言葉をよく最近は使われるんですが、そういうようなところにも配慮をする必要があると考えております。 以上でございます。 ◆17番(谷口義文君) この37の施設の中から1つ、2つちょっと聞いてみたいんですが、あいら斎場は、既に新しい斎場ができてそのままなんですが、今後どうされるのか、解体されるのか、建物を建ったままそのまま譲渡する、売却するのか、どういう考えを、計画を持っていらっしゃるのか、まずそれが1点。 それから、市営住宅は入居者の退去後に用途廃止とありますが、20室あるとします、これは例を取りますが、川添いの、十日町団地かなA、B、C、D、4棟あります。私も見に行ったんですが、何世帯かな、二、三世帯かな、全部で20世帯あります。ああいうところの20ある中で、二、三世帯しかないところは、入居者が退去するまで待つんですか。それとも空いている市営住宅に移ってくださいと、こちらの部屋が空いているところへ移ってくださいというような措置を取って、解体をして売却をするのか、何らかの方法を取るのか、どうなんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) あいら斎場についてお答えいたします。 あいら斎場につきましては、施設の中に炉がありますが、炉にダイオキシン類が含まれている関係上、解体を予定はしておりますが、事業費等の関係がありますので、様子を見ながら解体ということになろうかと思います。 以上でございます。 ◎建設部長(松里智一朗君) 市営住宅の移転促進につきましては、別の市営住宅をあっせんといいますか、ここに移りませんかという話をしたり、出ていかれた後も募集を行わないといったような形で、閉じていく形にしております。 ◆17番(谷口義文君) 今、部長が言われたとおりだなと、そういうやり方を取っていくのが、一番ベターじゃないかなと思っております。 いずれにしても、何か事業をやる場合、そこにはお金が必要になる。じゃあお金はどっから出てくるのかと、歳入を確保しなくては、姶良市の財政は成り立たないわけです。そういった中で、当初に申し上げました、歳入の確保、歳出の削減、スリム化というものをしっかりと念頭において、この計画を迅速に遂行していただき、財源を確保していただきたい、そのことが市民に対する住民サービスと福祉の向上につながるわけですから、しっかりと真剣に向き合っていただきたい、この計画に、そういうふうに申し上げておきます。 市長は、この計画について、今後の計画も含めてどのようにお考えなのか。 ◎市長(湯元敏浩君) 市有財産について、特に、市営住宅については、いろいろなこれまでの役割を終えて財産として残っておりますので、様々な形態、また環境、場所もあります。どういうふうに活用できるのか、また売却できるのかというのを、今すぐに指示を出しておりまして、そのようなのを俯瞰的に検討しようというふうになっております。 当然、それは何のためにするかというと、議員おっしゃるとおり、財源の確保、歳入の確保でございます。歳入の確保には二通りあると、私は思っています。1つはそのように市有財産を売却することによって、単発的な財政を得ること、それと持続可能な歳入を得ること、この二通りだと思っています。 持続可能なほうは、ふるさと納税とか、あと企業型ふるさと納税、そういったものの毎年、毎年、ある程度の歳入を見込まれるもの、しかし市有財産を切り売りすると、その単発でございます。そこの部分をしっかりと見極めながらやっていかないと、単発で売ってしまうと、その年だけになってしまいますので、その辺は総合的に判断しながらやっていきたいと思っております。 ◆17番(谷口義文君) 市長のおっしゃるとおりだと思っております。簡単に解体、解体と言いますけれども、解体をして売却する場合、解体費と売却費のものを見た場合、解体が高くつくかもしれないというようなところもあるかもしれません。その辺のところは、十分庁内で精査してどういうふうにやるべきかは、しっかり検討していただきたいと思います。 これで、私の質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) これで谷口義文議員の一般質問を終わります。ここで、しばらく休憩します。10分程度します。(午後1時57分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時07分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、4番、峯下洋議員の発言を許します。 ◆4番(峯下洋君)     登      壇  皆様、こんにちは。本日最後の質問をいたします。 松原なぎさ校区、松原上自治会9区3班在住、仲間とつくろう誇れる姶良をスローガンに頑張っています。議席番号4番、市民くらぶ、峯下洋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 本日はお忙しい中、傍聴にお越しいただきましたサポーターの皆様、あとインターネットでご覧のサポーターの皆様、どうぞよろしくお願いいたします。 早いもので、もうちょっとすると、新しい年が来ます。今年は本当にコロナに振り回されました。自分たちの仲間からコロナ感染者が出なかったことは幸いだと思っています。ただ、惜しむらくは鹿児島県でナンバーワン、コロナに感染した方が出たことは、ちょっと残念でした。 うちの家内も岩手なんですが、母が亡くなりました。岩手は感染者ゼロだったので、帰らないでくれ、悲しい思いをさせました。本当にこのコロナ降って湧いたような、何でこんな時期にこういう大きな災害と申しますか、起こったのか、やはりだんだん人間が堕落してきたのか、油断があったのか分かりませんが、襟を正してこれに真摯に向き合って、みんなで乗り越えていけたらと思っています。 先ほど、午後のニュースであったことを、同僚議員がパソコンで打ってくれたので読ませていただきます。防災・減災や国土強靱化を進めるため、菅総理大臣は総額15兆円規模となる、来年度からの5か年計画を新たに策定する方針を示し、関係閣僚に具体策を取りまとめるように指示したとのことです。 防災・減災や国土強靱化を巡っては、3年間で総額約7兆円となる政府の緊急対策が今年度で終了することになっているとのことで、これについて菅総理大臣は、今日の閣僚懇談会で来年度以降も自然災害などの状況に応じて、機動的、弾力的な対応を行う必要があるということで、総額15兆円規模となる防災・減災や国土強靱化のための5か年加速化対策を新たに策定する方針を示したとのことです。 関係閣僚に具体策を取りまとめるよう指示して、防災担当大臣は記者会見で、来年度の事業費は編成作業が進められている今年度の第3次補正予算案に盛り込む。激甚化する風水害や巨大地震等への対策、予防、保全に向けて老朽化対策の加速、デジタル化などの推進にかかる対策を柱とする内容を早急に固め、5か年対策を取りまとめるということでした。 国も激甚化する風水害や巨大地震等に対して、みんなの命を守るために予算をつける計画ということで、そのためにデジタル化の推進にも力を入れるとのことです。 姶良市におきましても、市民の命を守るため、障がいのある人たちの命を守るため、本気で命を守ることのできる福祉避難所の計画を見直す時期に来ていると思います。 それでは通告に従いまして、質問事項1、防災・減災対策について。 要旨、今回の台風10号の接近の際、特別警報級の台風として、姶良市でも最大級の警戒と早めの避難を呼びかけた。市民も万全の態勢で臨んだと多くの声を聞きました。今回の件を参考にして、市民の生命と財産を守るために、市民の避難の傾向をある程度把握しておくことが肝要で、今後に生かせると考える。 要旨1、今回の台風10号について、九州7県1,400人を対象に、関西大学の教授が実施したインターネットの調査によると、自宅以外に避難した人が187人、13.4%で、その内訳は、避難所が67人、35.8%、親戚など52人、27.8%、ホテル35人、18.2%の結果だった。また、自分の命を守るために一番安全な場所はとの質問に対し、指定避難所が457人、32.6%と最も多かった一方で、ホテルと回答した人が364人、26%いたとのこと、本市の避難状況を示せ。 要旨2、障がい等のある方やペット同行避難された方々はおられたか問う。 要旨3、これから寒い時期を迎えます。コロナ対策の3密を避けることや、床より30cm以上の高さを確保することで、床にたまったコロナウイルスの巻き上げ防止、底冷えを解消するために段ボールベッドが有効である。また、毛布なども必要になってくる。現在の備蓄はどの程度か。有事の際は、協定があるので大丈夫と思っているかもしれないが、現実は数量の確保は難しいと思います。道路が寸断されたりすることを考慮すれば、事前に避難所に配備したり、市内の安全な場所に常備すべきと考えるのが当然の策と思う、対応策を示せ。 要旨4、有事の際の避難所の運営を職員だけに任せないで、地域の顔が分かる方々、例えば、校区の防災組織の役員等に有償ボランティアとして責任を持たせて協力を要請することで、3密を避けられるだけの避難所を開設することが可能になると思うがどうか。 要旨5、市内の大手スーパーや遊戯施設等にある立体駐車場などを車中避難所として、利用予定者など、事前登録制にして借用できるよう交渉することで一人でも多くの方の生命、財産を守ることにつながると思うが可能か。 質問事項2、災害関連の事務処理効率化について。 要旨1、大きな地震などが来て、たくさんの被害件数があった場合、罹災証明発行は、順番待ちで多くの日数を要すると思う。テレビなどで、罹災者たちが口にするのは、現状確認してもらうまで現状維持をしなければならず、復興に手をつけられないと見聞きするが、当市はどう対処するのか問う。また、災害関連の手続に押印を省略できないか。 要旨2、道路損壊など市民が携帯で写真を撮り、メール等で市役所に知らせることなどの検討する考えはないか。何度も現場に出向かずに効率よく仕事が可能になると考えるがどうか。 あとは一般質問者席から伺います。
    ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  峯下議員のご質問にお答えします。 1問目の防災・減災対策についての1点目のご質問にお答えします。 本年9月6日から7日にかけて、本市に接近した台風第10号は、接近前から特別警報級の勢力であるとの報道等もあり、多くの方が避難所等に避難されました。 本市の避難状況につきましては、開設した22か所の避難所に加え、自治会等が自主的に開設した自主避難所を含めると、最も多いときで1,527人の方が避難されました。 なお、避難所以外の親戚や知人宅、ホテルなどへの避難者数につきましては、把握しておりませんが、いくつかのホテルに確認したところ、数日前から予約が殺到し、多くの方が利用されたとのことです。 2点目のご質問にお答えします。 障がい者支援施設へ避難された方は8人であり、加音ホールにペットと同行避難された方は7人でありました。 3点目のご質問にお答えします。 現在、市が保有する段ボールベッドは129床で、段ボールパーテーションが150セット、毛布が656枚となっており、さらに、今月末にはテント型パーテーションが200セット整うことになっております。なお、主要な避難所へは、それらを含め発電機などの資機材等を既に配置しており、今後も、年次的な配備に努めてまいります。 4点目のご質問にお答えします。 今回の台風による避難所運営では、避難所配備職員以外に、以前からご協力をいただいている自衛隊、隊友会に加え、今回、初めて校区コミュニティ協議会にもご協力をいただきました。多数の避難者があったにもかかわらず、多くの方に支援を頂き、また、地域の実情等に精通した方が、避難所運営に携わっていただいたことで、避難された方も安心して避難生活を送ることができたのではないかと認識しております。今後、校区コミュニティ協議会等と協力の在り方等について協議したいと考えております。 5点目のご質問にお答えします。 市としましては、新型コロナウイルス感染症の観点から、市民に対し、分散避難を呼びかけており、その避難方法の一つとして車中避難を紹介しております。ただし、車中避難には、車という狭いスペースに長時間同じ体勢で過ごすことによるエコノミー症候群や、夏場の熱中症といった健康を害する可能性もあります。 このようなことから、それらを未然に防止するために、開設した避難所の駐車場等を利用していただき、その避難所に配備された職員が、定期的に車内にいる避難者の健康状態等を把握することとしております。したがって、車中避難をする際は、できる限り開設した避難所の駐車場等を利用していただくよう周知してまいります。 次に、2問目の災害関連の事務処理効率化についての1点目のご質問にお答えします。 現在、本市の罹災証明書の発行及びそれに必要な被災住宅の現場における認定作業につきましては、危機管理課で行っております。 また、大規模災害発生時には、市災害対策本部の建設対策部及び応援対策部が行うこととなっており、さらに、平成23年10月に本市と鹿児島県土地家屋調査士協会及び公益社団法人鹿児島県公共嘱託登記土地家屋調査士会との間で締結した、災害時の応急対策の協力に関する基本協定書に基づき協力を依頼することとなっております。これにより、できるだけ短期間で現地調査及び証明発行が行える体制となっております。なお、罹災証明申請書には、申請者の押印は求めておりません。 2点目のご質問にお答えします。 被災状況及び規模の把握、復旧工法の検討など、現地に出向いての確認は、必要な作業であると考えております。これまでも、道路損壊などの情報提供を、SNS等の手段により通報していただき、スピード感のある被災箇所の把握に大変役立っております。この情報提供をより有効に役立てるためのSNS等を利用した情報収集システムについては、これを利用することにより、画像データを投稿するだけで、その位置情報から損壊箇所の特定が可能となることから、今後、他自治体の先進事例を参考に研究してまいります。 以上、お答えといたします。 ◆4番(峯下洋君) それでは、2回目の質問に入っていきたいと思います。 市で避難所を開設したのが22か所、それと自治会などで自主的に開設した場所を含めて最大で1,527人の人が避難されたということなんですが、これは今までにない数字だと記憶しているんですが、どうだったんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) おっしゃるとおり、合併後、一番最大の避難者数であったというふうに記録しております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) ちなみに、22か所開設されたわけですが、例えば旧町別といいますか、蒲生、姶良、加治木ではどのような感じで開けられたんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 地区別で申しますと、姶良地区、開設避難所12か所、避難者949名、加治木地区5か所、避難者数485名、蒲生地区5か所、68名合計で1,502名ということでございます。(発言する者あり) そこの差は、各自治会で開いた自主的な避難者ということでして、それ以外に福祉の施設の避難所も含まれておりますので、地区別でということではなくて、そこの差のあと25名については、その中には含まれていないということでございます。 ◆4番(峯下洋君) 今、福祉避難所とおっしゃいましたが、それは例えば場所名、施設名は言っていただいても構いませんか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 姶良市の民間事業所、福祉連絡会ですか、そちらに加盟している、施設名で申しますと、サンヴィレッジ姶良、重富のほうにありますが、こちらのほうに8名の方が避難されたということで、報告を受けております。 ◆4番(峯下洋君) この福祉避難所なんですが、福祉避難所というのは、最初からそこには行けないということを、市のネットには書いてあるんですが、一度、第1次避難所に行って、そこから移動されたということでよろしいんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 今現在ではそのような形を取っておりますが、今回の台風におきましては、直接サンヴィレッジ姶良のほうに連絡をされて行かれたというようなことで聞いております。 ◆4番(峯下洋君) 福祉避難所という、市のこれを見ると、災害発生時はまず最寄りの指定避難場所、1次避難所に避難してくださいというようなことが書いてあって、災害時に直接連絡を取ることや、駆け込み避難の受入れをすることはできません、と書いてあるんですが、ちょっと僕は理解に苦しんだんですけれども、それは何でなんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 今現在、姶良市が指定しています福祉の避難所というのが、先ほど答弁しました、民間社会福祉連絡協議会に加盟している民間の社会福祉施設というところが主になっております。 その社会福祉施設も入所者がいたりして、空き状況がそれぞれその日によって変わってくるということでございますので、災害発生時にまずどこの福祉の施設が、どれだけ今受入れが可能かというところを把握した上で、その人数でその施設の利用が可能な方が何人いるかというのを、避難所のほうであたるという作業が出てきますので、直接行かれても、場合によっては受入れられませんよということで、断られる可能性もあるということですので、そこにつきましては、さきの6月議会だったですか、一般質問でもお答えしましたとおり、そこを何とかいい方向で改善できないかということで、今現在、福祉の施設等とも協議を重ねているところでございます。 ◆4番(峯下洋君) それならいいんですが、できれば、障がいのある方というのは、通常の人と違うので、前もって、今回の場合みたいにすごいのが来るという情報があるんであれば、そこに行きたいんですけどと、事前に予約みたいのができれば、すごくありがたいんですが、どうでしょうか。予約って可能なんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) なかなかそこは福祉の施設のほうも、常に何床空いているというようなところが、はっきりしていればいいですけれども、時と場合によって空きもあったり、なかったりというのがありますので、仮に予約を入れたにしても、そのときの状況では受入れられないという可能性もあります。 したがいまして、直接何とか、危ないところに住んでいらっしゃる方というのは、大体自分でも見当がつくと思いますので、なおかつそこで体の不自由な方という方につきましては、一般の避難所ではなく、直接その避難所のほうに行けるシステムを何とか構築できないかというところで、今現在、様々なところと協議、検討を行っているところでございます。 ◆4番(峯下洋君) 極力市民の方に、寄り添う形でそういうのが充実できたらいいと思いますので、そこを要請しておきます。 それと、パネルを見てもらおうかな、パネルをお願いいたします。 先ほど申しましたように、関西大学は…… ○議長(東馬場弘君) マイクを持って。 ◆4番(峯下洋君) 居住性、快適性の高い安全な場所の活用が重要と指摘されています。それで、2020年の台風10号の接近に伴い、大きな被害予測が出たので、九州に在住の成人を対象に避難に対する行動実態や意識のインターネット調査を行ったということです。 自宅が持ち家で一戸建、これは対象にされています。1,400人を対象でされております。この対象になった人は、もし万一台風とか大雨が来たらどうされますかということでされているみたいです。 自宅以外の場所に避難する必要があると答えた方が521名、37.2%、自宅にとどまっても安全なので避難する必要はないと答えた方が502名、35.9%、どうするか分からないという方が377名、26.9%の方がこういうふうに答えています。それで、結果はどうだったかと申しますと、自宅にとどまった方が1,213人、86.6%、自宅外に避難された方が187名、13.4%だったそうです。 それで、自宅外に避難した方187人を対象に調査されました。指定された避難所に避難された方が67名、35.8%、親戚の家52名、27.8%、知人や友人の家13人、7%、ホテルや旅館と答えた方が35名で、18.7%、その他が20名、10.7%、計187名おられたそうです。 命を守るため、一番安全な場所はという問いに、先ほども申しましたが、指定避難所だが、今年はコロナ禍でもあり、3密が怖い、親戚にも気を遣う。万一コロナ感染させたらということで、ホテルは3密も避けられ、気遣いが不要ということだそうです。ありがとうございました。 それで、同僚議員からもいろいろ出てましたように、姶良市は残念ながら、ホテル、みんなホテルがあればそこに逃げたいのにと思っていらっしゃるんですけど、残念ながら、先ほど答弁でもありましたように、満席だったりとか、事前にもう満席だったから鹿児島市内とか、霧島とか、溝辺とかに避難された方もいらっしゃったということを、ご存じありますでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 市長答弁でもありましたとおり、今回は台風の前触れというのが、結構大きかったもんですから、二、三日前からホテルの予約状況はほぼ満室であったというようなことでございます。 ちなみに、鹿児島県内でホテルへの避難というものを、市のほうからの要請ではなくて、ホテル側が自主的にやったところが、薩摩川内市がございます。こちらが1か所のホテルが約20名程度が避難をという形で来られたということでございます。そのほかに肝付町が、これはホテルではないんですが、町の宿泊施設、こちらがたまたま休館中であって、そこを、2棟あるんですけれども、そちらのほうを避難所として開設したということで、こちらが61世帯、136人の方が避難されたということでございます。 あと、新聞報道等でも大きく出ましたけれども、三島村、十島村、こちらにつきましては、三島村が村営のフェリー、そちらを使いまして、鹿児島市内のホテルのほうに村民を約80名程度、鹿児島市内のホテル、あるいは鹿児島市内に住んでいらっしゃる親戚宅、もともと鹿児島市内に自宅を持ってらっしゃる方もいらっしゃったようですので、そちらのほうに避難されたということでございます。 それとあと、十島村が全部で7島あるんですけれども、7つ島が、こちらのほうが自衛隊ヘリを使いまして、約200名の方が鹿児島市内のほうに避難されたと、200名なんですが、そのうち、三島村役場のほうが用意したホテルのほうには83名の方が避難をされたということでございます。こちらにつきましては、当然鹿児島よりも南のほうにありますので、事前にホテルのほうの予約を早くから取れたということでしたので、そういうことが可能であったということでございます。 それと、あと今議会の冒頭で市長の行政報告でもありましたけれども、姶良市としましても、先々月、姶良市内の5つのホテルと災害時におけるホテルの空き部屋の活用というところを、協定を結んだところでございます。利用に関しましては、当然、その予約状況等によって利用人数も変わってきますけれども、利用者としましては、主に福祉避難所的な使い方というところでございます。高齢者であったり、障がいをお持ちの方、そういった方々等なんですが、ただ、姶良市、私どもとしましては、そういった体に障がいのある方、高齢者等につきましては、先ほど申しましたとおり、民間の福祉の施設等があります。そちらが空いている場合は、そちらのほうに移っていただくということなんですが、小さな赤ちゃんお持ちのご家族というところは、そういった民間の施設というのがありません。 したがいまして、小さなお子さん、乳児をお持ちの方を、どちらかといえば、中心にそういうホテルの空き部屋のほうへ移っていただくというようなことで、今年の台風には間に合いませんでしたけれども、そういう相談も今のうちにしているというようなことでございます。 ◆4番(峯下洋君) ありがたいお言葉を聞いて満足します。やはり、今できてなくても、それに向けて進んでいくことが大事だと思うんです。だからそのためには、そのためにというか、今回の台風はいい台風になったんじゃないかと、災害もあまりなくて、自分たちも一生懸命、私も近所の一人住まいのおばあちゃんと一緒に、また隣の、近隣の2階建てのある一人のところに転げ込みました。 うち平屋なので、近くだったら情報も分かるし、これって大事だな、同じ自治会に入っているので、そういうことができたのも、自治会員同士の付き合いというか、顔が見えているからということで、すごくありがたい思いをしました。 それで、100点満点の答えでした。満足します。特に、要支援者と申しますか、ただ残念なのは、うちの自治会長がおっしゃっているのは、結局、会員さんは分かるけれども、顔が見えるけれども、未会員さんがどこに、どんだけいらっしゃるというのが全く分からない。民生委員さんはご存じみたいですけれども、やはりこの問題も、防災なんかになったら、何とかしないと困ります。 本当は、みんながみんな自治会員になってくだされば一番いいんですが、それを補っているのが、校区コミュニティじゃないですか、それで、質問の中にもありましたが、ぜひ校区コミュニティを、今、市役所職員が、2名体制かな、行ってされているわけですが、そういうことも、これには自主的にされた自治会等もあったということなんですが、17校区あるんで、そこに例えば防災士とかいう資格を取っていただいてとか、市のOBもいらっしゃいます、そういう人とか、消防団員とか、そういう方たちの力を得ながら、みんなで分散すれば、1人当たりの負担すごく軽くなると思うんですが、そういう考えはどうなんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 今回、台風で、市長答弁にもありましたとおり、これまで隊友会の方々からは、昨年度から避難所での運営というものを手伝いいただきました。これは隊友会と姶良市との間で協定を結んでいるというところも一つあります。 校区コミュニティ協議会17ありますけれども、今回11校区コミュニティ協議会が避難所の運営でお手伝いいただいたいうところで、報告を受けているところでございます。当然顔がよく分かる。この方はどこのどういったことをしたほうがいいんだというようなところも、校区コミュニティ協議会ならではこそ、そこらあたりを把握していらっしゃるところもあると思いますので、今後、避難所の運営だけに限らず、避難の支援であったりとか、そこらあたりも含めて校区コミュニティ協議会とは、十分協議を行っていきたいと考えております。 ◆4番(峯下洋君) すごくいいです。そうあってほしいと、本当に思います。 同僚議員も言いました、市の道具を貸してもらいたいと、校区コミュニティで何かやる、清掃をするとか、そういったときに、建設部長が危険性があるから、安全性に欠けるから駄目だとおっしゃったんですけど、そこはお任せしてもいいんじゃないかと思うんです。いろんな道具を持っていらっしゃるんだったら。 各コミュニティにも、運転免許ちゅうか、特殊車両なんかを運転できる方もいらっしゃるので、その辺は免許証を見せていただいてお貸しするとか、そういうことができれば、市役所職員の負担が軽くなって、まだ見てませんとか、できませんとか、いっていることもできるようになると思うんです。みんなで、オール姶良でやればできることってたくさんあると思うんですが、どうでしょうか。どう思われますか、それについては。建設部長にお答えしてもらっていいですか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 先日の一般質問でもお話頂きまして、地元の清掃作業とか、そういったものに市の機材等をお貸しできないかと、現状では蓋上げ機をお貸ししているという状況で、当然うちには、鎌ですとか、草払い機ですとかあるのですが、それをお貸しすることで、けががあったりだとか、そこの管理だとかいうところがございますので、現在のところはお貸しするということは考えておりません。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 例えば、未来において、そういうことが可能かどうか、それだけでも、というのは、あとは校区コミュニティにお任せした以上は、保険に入っているんで、やられる方にも十分気をつけてくださいというのは、校区コミュニティのほうでやってくださると思うんです。それぐらい信用してもらってもいいと思うんですけど、どうでしょうか。(発言する者あり)ごめんなさい。いいです。お答えはいいです。 ○議長(東馬場弘君) 質問を続けてください。 ◆4番(峯下洋君) ペット避難が何組かあったということです。あそこはたしか、避難はなかったでしたか…… ○議長(東馬場弘君) 峯下議員。 ◆4番(峯下洋君) はい。 ○議長(東馬場弘君) 要旨ごとに言っていただければ答弁しやすいと思います。 ◆4番(峯下洋君) 了解。申し訳ございません。 ○議長(東馬場弘君) 2点目になります。 ◆4番(峯下洋君) 2点目。ペット避難は言いましたよね。 ○議長(東馬場弘君) 答弁の2点目に入ります。 ◆4番(峯下洋君) ペット同行7人ということだったんですが、加音ホールだけだったんですよね。あそこはガレージみたいなところに入れるわけですけれども、それは犬か猫かとか、何匹おったとか分かるんですか。 というのが、複数集まると、ワンワン、ニャンニャン、うるさいのかなと思って、そこを確認のためにお聞きしました。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) ペット避難には、まず大型犬はちょっと無理です。小型犬、小っちゃな小動物というふうに限られます。しかも、ゲージといいますか、あれに必ず入れてということで、一つ提示していますので、今回は7名の方が利用されました。内訳につきましては、犬が7匹、猫が1匹です。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 画像お願いします。これは県との合同防災訓練の模様ですけれども、ここ2階に、姶良公民館の2階にあったんですが、これ人力車、アシストというんですか、これが先ほどおっしゃったテントのことです。こういうテントのことでよろしいんですか。150セットぐらい買う。これは段ボールなんです。これが1セット分になるんです。結構大きなかさがいるというか、ありがとうございました。 さっき頂いた答弁で判断すると、大体それほど1つの、22か所配備したときに少ないと思ったんですが、年々増加していく、増やしていくということなんですが、目標というのは、どれくらいあるんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 特別目標というものは設けてはおりませんが、いくら段ボールの製品、紙の製品で折り畳みができるとはいえ、多分議員も見られたと思うんですけれども、折り畳んでも結構場所を取る品物です。したがいまして、それぞれ今も避難所のほうに配備できるところは、倉庫とか、あるいは、そういう場所があるところは、市長答弁にもありますように、毛布であったりとか、そういうものを発電機とか、そういうものは配備はしております。 あと、それでも不足する分につきましては、当然大きな災害が起きた場合は、災害協定に基づき、事業者からそれらが入りますけれども、議員の質問にもありますとおり、やはりそこには時間というものがかかります。したがいまして、今回新庁舎の建設含めて、加治木、蒲生も庁舎建設というところがでてきますけれども、そちらのほうに、どうしてもそこは防災拠点という形になりますので、防災拠点の一つの役目としては、そういうものが備蓄できるところを、ぜひとも今回は整備に向けてということで、今現在担当課と協議しているところでございます。 ◆4番(峯下洋君) それでは、次の2問目の質問に入っていきたいと思うんですが、答弁によりますと、罹災証明書を受けるときに、押印は要らないということだったんですが、ずっと前からそうなんですよね。 というのが、近々もう印鑑を押さなくていいような時代になってくると思うんですが、軽微なものです。そういったときに、LINEとかそういうので申込みができないかなということで、例えば、今、現状というか、正式に、まだ被災していない前の写真を撮っておくと、被災したときの写真を撮って送るとか、そういうので、現地に行かなくても、こんだけ被災しているんだなということは、そういうのって可能なんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 押印を求めてないというところは、当然被災しているわけですので、家が倒壊、あるいは家屋かれこれ等も中の物がどこに散乱するということで、当然印鑑を見つけることも、かなり難しいだろうというところも含めまして、申請については押印を求めてないというところでございます。 ただし、証明発行につきましては、やはり市長の名前で証明するわけですので、市の職員が必ず現場を確認した上で、写真のとおりで間違いないかとか、当然被災前の写真というものを一緒につけていただきますので、それに間違いないかどうかというところを含めて、現場の確認をするというところでございます。 ◆4番(峯下洋君) 千葉県市川市だったと思うんですけれども、ここはLINEを登録すれば、お友達になれば、これで罹災証明書をお願いできるということを、ちょっと見たんですけど、ご存じありますか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 存じ上げておりません。 ◆4番(峯下洋君) 各自治体でもLINEとか、いろんなアプリを開発したりしている部署があると思うんですが、そういう部署は今、姶良市にはあるんでしょうか。 ◎総務部長(宮園正浩君) IT、電子機器を使っての申請というのは随分進んできておりますが、中でも、先ほど危機管理監が申し上げましたように、申請者、その人が特定できないと、本人であるか、違う人が申請するかもしれませんから、そういうのが確立されないと難しいかなと考えております。 先ほどLINEと言われましたが、調べてみたいと思いますが、LINEはアカウントを変えられますので、その方が真にその人かというところは、厳しい状況ではなかろうかと思っております。 ですので、今、国としましては、申請においては、マイナンバーカード、その人が世に一人であるというようなものを使って申請ができるようなことは進めようとしております。今後において、そういうことが進むと思いますので、それは研究しながらいきたいと、そのように考えています。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) デジタル省、庁ですかね、来年9月に発足して500人体制ぐらいでやっていくと、国のほうもはまっています。もちろんマイナンバーカード、これの普及もいるわけですが、やはりおっしゃったように、マイナンバーカードを普及させることによって、いろんなメリットが生じてきます。 だから、取りあえずそれが確立できれば、マイナンバーカードでやり取りができる時代が来ます、と思うんですが。 ◎総務部長(宮園正浩君) 国の施策としましては、先ほど議員仰せのとおり、電子機器を使った簡易な方法というのは探っていくいうふうに言われていますので、本市としましても、それに伴って適切な対応等は取るようにしていきたいと考えております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) 私が言いたいのは、そういうふうに災害事務処理にとどまらず、いろんなことを、あるものを使ってと申しますか、できることを考えて、これ余計なことかもしれませんが、若い子たち、そういうのがやりたい人たちを募集するとか、専門部署をつくるとか、そういう形で、外れていくかもしれませんが、そういうふうにすれば、若者もとどまらせることもできるし、そういう生きがいのある子たちが入ってくれれば、それはあえてちゅうか、この姶良市のためになっていくと思うんですが、その辺はどうお考えでしょうか。 ○議長(東馬場弘君) ちょっとずれているんで質問が、質問を変えていただけますか。 ◆4番(峯下洋君) 議長。 ○議長(東馬場弘君) 続けてください。 ◆4番(峯下洋君) だから、これはあくまでも防災に特化したわけでなくて、自分が言いたかったのは、こういういろんな意味を持って、そういう若者たちを入れるちゅうのはどうなのかというのを、市長、もしよかったらお答えできませんでしょうか。そういう発想。若者たちを入れるのに、特別室をつくるから来てくれないかとか、そういう募集の仕方ってあるんですか。 ◎市長(湯元敏浩君) そういう方はあれでしょうけれど、防災のことについて論じている中で、先ほど出たなりすましの部分もありますし、あとやはり罹災をすることによって、災害を受けたことによって、情報通信網がずたずたになったときにどうするのかというようなこともありますから、そこに全部頼るわけにはいかないと思っております。 ◆4番(峯下洋君) それでは、最後に画像をお願いします。これ、県の防災シンポジウムで、パネラーの人が発言した言葉なんですが、避難して、それが意に反しても空振りではなく素振りと思え、ということを発言された方がいて、今回防災についていろいろ話してきたんですが、早く逃げる人もいらっしゃれば、土壇場にして逃げる人もいると、だけど自分の命を守るのは、最終的に自分しかいないわけです。逃げたのは、今回あんまり小さかったので逃げんばよかったとか、空振りだったじゃなくて、これ素振りだったと。 スポーツやっている人はいろんな素振りがあります。野球だったら、スイングとか、ゴルフだってスイングがあります。だから空振りじゃないんだと、こういうふうに防災訓練をしていることは空振りじゃない、素振りだったというふうな認識を皆さんが持てれば、すごく安心して暮らせる姶良市になると思うんですが、どうでしょう、こういう素振りの考えは。 ◎市長(湯元敏浩君) まさしくこの考えは、無事でよかったということを確認するためには、そういう考えもありますけど、空振りは試合中であり、素振りは練習でございますので、災害は試合でございます。まさしく本番でございます。 私は、こういう早く逃げて何もなくてよかったねという例えとして、人間ドックに例えている学者の方がいらっしゃいます。それは非常に腑に落ちるところでございまして、皆さん人間ドックに行って、何もなかったことが安心というために人間ドックに行くんだと、それが避難と通じるものだという学者の方もいらっしゃいます。人間ドックに行って何か発見されなかったら、せっかく人間ドックに行ったのに何も発見されなかったってがっかりする人はいません。 ですので、何もなかったことがよかったと思えるのは、避難も人間ドックも、そのように考えれば早く避難するよねという学者の方の意見に、私は腑に落ちているところでございます。 ◆4番(峯下洋君) 私も、市長の言葉に腑に落ちます。やはりそうだと思うんです。なかなか日本人の性格としては、意外とぱっと逃げないそうなんです。誰々が逃げているからというと逃げると、自分から逃げるというのはあんまりしない人種らしいんです。アメリカ人とかいろんなところで表現した人がいたんですが、本当に自分は真っ先に逃げれるような人間になりたいと思います。 今日は防災について伺いました。危機管理監の答弁の中で、本当に順調に、今回のことを知恵としてというか、体験されたことによって、いろんなこうやったらいい、こうやったらいいという形で、いろんなプラスアルファをされていることに対して敬意を表するとともに、今後もいろいろあります。どうぞオール姶良で頑張っていきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。どうもお疲れさまでした。 ○議長(東馬場弘君) これで、峯下洋議員の一般質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) 以上で、本日の議事日程は、全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は、12月2日午前10時から開きます。(午後2時59分散会)...