姶良市議会 > 2020-03-17 >
03月17日-06号

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  1. 姶良市議会 2020-03-17
    03月17日-06号


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    令和 2年 3月定例会(第1回)令和2年第1回姶良市議会定例会議事日程第6号                       3月17日(火)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和2年第1回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    令和2年3月17日(火)本会議     ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 3時49分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 1|新福 愛子 |出 | 9|上村  親 |出 |17|谷口 義文 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 2|竹下日出志 |出 |10|東馬場 弘 |出 |18|小山田邦弘 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 3|国生  卓 |出 |11|岩下陽太郎 |出 |19|萩原 哲郎 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 4|峯下  洋 |出 |12|松元 卓也 |出 |20|堂森 忠夫 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 5|田口 幸一 |出 |13|湯元 秀誠 |欠 |22|有川 洋美 |欠 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 6|湯之原一郎 |出 |14|堀  広子 |出 |23|犬伏 浩幸 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 7|鈴木 俊二 |出 |15|吉村 賢一 |出 |24|森川 和美 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 8|湯川 逸郎 |出 |16|和田 里志 |出 |  |      |  |├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  21人    欠席 2人                 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐| 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 谷山  浩 | 事務局次長  | 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │蒲生総合|大山 勝範 |建設部長|徳部 健一 |│ 第121条 │    │      │支 所 長|      |    |      |│ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長|前畠  実 |企画部長|宮田 昭二 |消 防 長|米澤 照美 |│ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  |教 育 長|小倉 寛恒 |市民生活|福元 義行 |教育部長|岩下 直司 |│       │    │      |部  長|      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |総務部長|宮園 正浩 |保健福祉|竹下  晃 |水道事業|水流 哲也 |│       │    │      |部  長|      |部  長|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |加治木総|草水 博行 |農林水産|枦  良信 |総務部次|庄村 幸輝 |│       |合支所長│      |部  長|      |長兼危機|      |│       │    │      |    │      |管監|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部|松林 洋一 |建設部次|田代 信彦 |総 務 部|堂路 温幸 ││       │次 長 兼│      |長兼都市|      |財政課長|      |│       │企画政策│      │計画課長|      |    │      |│       │課  長│      |    │      |    │      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部|原田 正巳 |農林水産|吉田  孝 |総 務 部|有江 浩文 |│       │次 長 兼|      │部次長兼|      |次長兼工|      |│       │商工観光|      │耕地課長|      |事監査監|      |│       │課  長|      │    │      |    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活|吉永 惠子 |教育部次|小林俊一郎 |総 務 部|今別府浩美 |│       │部次長|      │長兼学校|      |行政管理|      |│       │男女共|      │教育課長|      |課  長|      |│       │参画課長|      │    │      |    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉|鮫島美保子 |教育部次|塚田 佳明 │消防本部|岸園 克己 ││       │部次長|      │長兼保健|      |警防課長|      |│       │子ども政|      │体育課長|      |    |      ││       │策 課 長|      │    │      |    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉|野村 昭彦 |水道事業|押領司典子 |    │      ││       │部次長兼|      |部次長兼|      |    │      ││       │長寿障害|      |管理課長|      |    │      ││       │福祉課長|      |    │      |    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               3月17日 ○議長(森川和美君) これから、本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(森川和美君) 本日の日程は、配付しています議事日程により議事を進めますが、萩原議員より昨日の一般質問の発言について修正の申し出がありましたので、これを許します。 ◎19番(萩原哲郎君) おはようございます。昨日、私の一般質問で、「最近誘拐も結構起きてる」との発言が、姶良市総合運動公園で誘拐事件があったかのように聞こえたとのご指摘がありましたが、そのような事実は全くなく、私は最近、世間では誘拐事件も起きているとの意味で申し上げたものですので、発言部分の修正をお願いいたします。 ○議長(森川和美君) 以上のとおり、修正を許可します。 ○議長(森川和美君) それでは、日程第1、一般質問を行います。 本日は5名の一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、20番、堂森忠夫議員の発言を許します。 ◆20番(堂森忠夫君)     登      壇  皆さん、おはようございます。傍聴席に学生さんがいらっしゃいますけど、後ほどアンケートのほうに、いろいろと感想を書いて、いろいろと議会へ提案していただきたいなと思っております。 また、コロナウイルスで世界中がもう大変な状況でありますけれど、2020年度は波乱万丈な年だなと思っております。これは、恐らく私は、自然界からのメッセージじゃないかなと思ってます。やはり自然に愛情をかけないといけないなと思っております。そういう意味で、今回は一般質問させていただきます。 それでは、通告に従って質問いたします。 質問事項1、工事請負契約等の見直しについて。 要旨1、蒲生くすの湯は、地下水中ポンプ本体と揚湯管の継ぎ手部分のネジ接合部の破損不良で使用不能な状態である。新たな源泉を発掘し、稼働して約1年7か月で故障したが、工事契約条件等施工計画書に継ぎ手部分の非破壊検査による全数検査報告書の提出項目があるのか、また、契約条件の書類等の見直しを図り、このような事案に対応が可能な工事契約等の見直しが必要ではないか問う。 要旨2、今度、市は庁舎建設や各施設のメンテナンス工事等を定期的に施工管理する中で、各分野の専門的な角度から知識を得られる体制を整え、工事等の施工や完成後にふぐあいが生じない工事契約作成等の体制強化を図れないか問う。 3、市制施行10年の節目を迎え、その間、大型工事等の発注で工事関係者はジョイントベンチャーや共同企業体を結成し、技術的にはレベルアップしてきた。しかし、市内業者の育成的な角度から判断すると、設備関連企業ランクアップを図るべきであると考える。 さらに、市内業者への安定供給が持続する運営に努め、災害時は地元業者が率先し、ボランティア活動に参画することを条件とするなど、市民満足度のアップの工事契約等の見直しを図れないか問う。 質問事項2、庁舎建設計画について。 1、本庁舎建設の地質調査が始まったが、調査結果のデータによる本格的な設計に入ると察する。以前、新庁舎建設に向けて、免震工法で8階建ての地震時の揺れを体験する企画が開催された経緯がある。本庁舎建設は6階建てと聞いたが、仮に構造を免震工法にすると、将来、装置の疲労で交換のメンテナンスが必要となり、6階建てにはコスト高になると思うが、どのような構造になるのか問う。 2、県は栗野工業高校跡地木材加工施設を誘致し、壁、屋根、床の構造体の材料等に使用可能なCLT加工材の構造材の普及に努めるとした。3庁舎建設に、このCLT材を活用した設計を採用できないか問う。 3、蒲生と加治木複合新庁舎建設基本計画の検討会や勉強会をした。市民の意見を整理し、加治木の体育館は計画面積を倍以上にし、蒲生には障がい者用体育館の施設建設を提案する。建物はローコストが図れる設計を推進することが、今後の姶良市の活性化に寄与すると確信している。市民待望の提案を実現できないか問う。 質問事項3、竹林整備について。 1、近年は、少子高齢化で自然と触れ合う時間が減少した社会環境であり、竹林は台風のたびに竹が倒れ、多くの山が荒れ放題の状態である。国連はSDGs(持続可能な開発目標17目標)を掲げ、地球規模の社会環境づくりの開発に取り組んでいる。令和時代を生きる世代のために、竹林と触れ合うプロジェクトをできないか問う。 2、近年の社会環境は、情報が即入手可能な状況にあり、家に閉じこもりがちな生活を過ごす世代が多くなりつつある。不登校生やひきこもりなど、自宅待機型の市民のために、体の健康面を考慮し、自然豊かな竹林で自分の宝堀りに挑戦して汗を流し、竹の成長に合わせた体験学習に取り組むことで竹林整備につながり、持続可能な開発推進に対応できると察するが、事業化に取り組めないか問う。 以上で、1回目の質問を終わります。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。堂森議員のご質問にお答えします。 1問目の工事請負契約等の見直しについての1点目のご質問にお答えします。 工事契約条件等施工計画書には、継ぎ手部分の非破壊検査による全数検査報告書の提出項目は記載しておりません。市の工事契約書につきましては、現在、国の機関及び地方公共団体等で統一的に使用している契約約款に基づき作成しております。この契約書の第1条第1項には、「別冊の図面、仕様書等に従い、この契約を履行しなければならない」と規定していることから、契約条件については、図面、仕様書等にも示しているため、見直しは考えておりません。 2点目のご質問にお答えします。 本市では、各施設の管理部署が予算化した工事について、予算部署で施工管理をすることが困難と判断した場合は、技術者を配置している部署に依頼し、工事執行・施工管理を行っております。また、高度な専門知識が必要な工事につきましては、民間の建設コンサルタント等と委託契約を行うことで、体制強化を図っていることから、工事契約作成等の体制強化については、現在のところ必要ないと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 本市では、土木・建築業者等を構成員とした姶良市建設同志会、電気工事業者による姶良市電設同志会、また、水道・管工事業者による姶良・加治木・蒲生地区の管工事組合と災害時における応急対策の協力に関する協定書を締結し、災害が起きた場合には、迅速かつ的確な活動を行っていただいております。 また、受注された工事の周辺地区の側溝の清掃作業やゴミ拾い、草刈り作業等地域への貢献活動を率先して実施していただいている状況であります。 ボランティア活動は、業者の資格審査の評価対象にもなっていることから、今のところ、工事契約によるボランティア活動への参画条件を契約書に記載する必要はないと考えております。 次に、2問目の庁舎建設計画についての1点目のご質問にお答えします。 本庁舎の構造形式につきましては、平成30年8月に策定しました姶良市複合新庁舎建設基本構想・基本計画で、免震構造が望ましいとお示ししたとおり、現在、免震構造を基本として設計作業を進めております。 一般的には、免震装置の耐用年数は6(※P205に訂正あり)年以上とされており、その間、法に基づく定期点検等を実施しながら、高い安全性を確保していくこととなります。 免震構造の建物は、階数に関わらず、地下部分の免震装置等の工事費が必要となり、耐震構造の建物に比べて割高になりますが、一方で地上部分の構造体にかかる費用を軽減することが可能となります。そして何よりも大地震発生時において、構造躯体の損傷や非構造部材の落下、家具などの転倒に強いと言われております。 このようなことから、災害対策に向けての初動体制が確立され、すぐに災害応急に当たることが可能となり、市民の安全・安心が確保されることにつながると考えております。したがいまして、本庁舎の構造形式については、免震構造にしたいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 CLT加工材につきましては、新庁舎の構造躯体においての活用は、現時点では考えておりません。ただし、基本構想・基本計画でお示しした「本市の森林資源の積極的な活用を検討し、木の香りや自然素材の温かみのある雰囲気によって、安らぎを感じることができる庁舎」を実現するためにも、今後、設計業務を進める中で、CLTも含めて、地元産木材の活用について、メリット・デメリット等を充分に考慮しながら検討しようと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 加治木及び蒲生の両総合支所庁舎の整備にあたっては、姶良市公共施設等総合管理計画に基づき、周辺の公共施設を複合した施設を、市民の意見を聞きながら検討することとしております。 平成30年度からは、加治木・蒲生の両地区において、計4回の市民ワークショップを開催し、幅広いご意見・ご要望をいただいております。さらに、それらを参考に作成した基本計画の骨子案に対して、校区コミュニティ協議会の代表者などで構成する地域懇話会を設置し、ご意見・ご助言をいただき、計画書の素案を作成しました。 本年2月には、複合新庁舎建設検討委員会に対し、この素案の策定について、諮問したところであります。したがいまして、市としましては、3月末をめどに、同委員会から出される答申に基づき策定する基本計画の中で、計画規模などの具体的な内容についてお示しできると考えております。 計画書の素案を作成する過程では、市民ワークショップでまとめた導入機能の優先度を参考に、建設場所の敷地面積や財政状況等を勘案し、観客席を有したいわゆるアリーナではなく、多目的に使用できる施設が望ましいという結論に至っております。 次に、3問目の竹林整備についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 台風等で倒れ、荒廃した竹林に対しては、かごしまの竹と生きる産地づくり事業があり、竹林整備を行った林業事業体に対し、県と市が補助を行い、竹林の整備に努めております。 竹林でのイベントとしましては、民間団体によるタケノコ掘りや木工教室などの竹とふれあう体験イベントが行われております。また、竹林に特化してはおりませんが、小学生を対象に山林での木登り体験やシイタケ狩りなどを行い、山林への触れ合いを通して、自然に対する感謝の心を育むなどのイベントが行われております。市としましては、竹林の整備につなげるイベントなどの事業について、今後、調査研究してまいります。 以上、お答えといたします。 ◆20番(堂森忠夫君) まず、質問1からいきますが、工事にはですよ、いろんなことが想像されるんですよね。仮に、故意にこういったことが起こったとすれば、契約の中ではどのようになってるんでしょうか。故意に起こった場合ですよ、故意にこういうことを起こした場合。 ◎蒲生総合支所長(大山勝範君) お答えいたします。 故意の場合は瑕疵を問えますので、当然、業者のほうに瑕疵を問えると思います。 ◆20番(堂森忠夫君) 瑕疵を負うと、その辺が明確になってるのか、なってたらその辺も、また後で資料をいただきたいと思います。 それと、保証期間というのはどれぐらいに設定してあるんでしょうか。 ◎蒲生総合支所長(大山勝範君) お答えいたします。 保証期間につきましては、ポンプ自体につきましては保証はございませんけれども、瑕疵につきましては、1年と2年という条項がございます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) ちょっと写真お願いします。今、私はこのポンプのところを写真撮りに行こうかなと思って現地に行ってきました。場所の確認をしに、それと今こんな状況だったので確認はできなかったんですが、その破損した部分は今どのような状況でおかれてるんでしょうか。 ◎蒲生総合支所長(大山勝範君) お答えいたします。 破損しましたポンプとファイバーグラス管につきましては、ポンプ業者のほうで引き取りをしておりまして、それにつきましては業者のほうが持って行っております。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 今回のこの件について、副市長はどのようなアドバイスをなさったでしょうか。 ◎副市長(前畠実君) 本件につきましては、私、今回、テクニカルな部分である一方で法的な部分もございますので、私も一緒にヒアリング等を行ったところでございます。重大な過失、瑕疵等が問えないのかというところで聞き取り等も行ったところでございます。 ただ、なかなかその結果を踏まえまして弁護士等にも相談いたしましたけれども、なかなかその瑕疵、重大な過失等々があるというところを証明するには非常に難しいというお話がございましたので、今回、予算を計上したというところでございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 瑕疵はないと。また、こういうことがあり得るわけですよね、1回あったということは。これを未然に防ぐための対策をこれからしていかないといけないわけですよ。ということは、起こった部分を県の試験場に持って行って、こういうことが起こらないような検査の機器をつくるとか、そういったことを提案されてもいいんじゃなかろうかと思うんですが、どうでしょうか。 ◎副市長(前畠実君) この原因につきましては、なかなか、温泉におけるこのポンプといいますのは、非常に特殊というふうに伺っております。通常だと3年から4年に1回は交換していくということでございます。なので、今回、1年と8か月程度でございましたけれども、それを踏まえますと一定期間ごとにかえていく、その前提でもって早目早目の交換をしていく、それが一つのやり方なのかなと思ったところでございます。 一方で、費用対効果も考える必要がございますことから、そこについては可能な限り事前のチェック等を行っていくことで、その期間を少しでも伸ばしていくと、そういった形で対応できるのではないかというふうに考えているところではございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 今、建築や工作物は全てネジで、ネジ部分で接合していますよね。だからこれからは、ネジ部分の強化に図らないと構造体の安心・安全は活かされないと思います。ですので、隠すんじゃなくして、処分するんじゃなくして、そこの部分を県に持って行って、これからの、やっぱりこういうことが起こらないように、ネジの部分の強化を図っていく事を提案していきます。 時間がありませんので、次に入ります。 次はですよ、工事契約関係で質問しているんですけれども、なぜこういうの出したかというと、市民には事業者からいろいろ言ってくるわけですよ。あそこの企業は全然ボランティアには加勢はしないでおって、仕事だけはちゃんととっていくもんなと、だから、そういうのをなくするために、レベルアップを図って企業を育てていかないと、ということを私は提案したいわけですよ。 そうすれば、みんないい会社をつくりたいわけですから、そこに努力していくと思うんですよね。だからレベルアップを図るようにしたほうがいいんじゃないかということですよ。工事監査課長、どうでしょうか。 ◎総務部長(宮園正浩君) ただいまの議員のご質問に関しましては、議員から工事監査監という言葉がありましたが、工事の契約全体に及ぶということで、工事監査監のほうから答弁させたいと思います。
    ◎総務部次長兼工事監査監(有江浩文君) 工事監査監の有江です。よろしくお願いいたします。 先ほど市長答弁のほうでもちょっと申し上げましたとおり、ボランティア活動もしくは地域貢献につきましては、私も完成検査の際に業者さんのほうに、このような地域貢献をしてらっしゃいますねということで、日ごろ一応完成検査には確認している状況はございます。 また、その旨を、そういう資格審査の際に一応評価をしますということを申し上げながら、皆さんのレベルアップといいますか、地域への取り組み方というのを、改善といいますか、努力してくださいということを申し上げているところがございます。 そのおかげで、ことし1年、完成検査の100何件ほど、ちょっとやってきております。その中に皆さんに一応写真提出も求めながら確認しているんですが、その写真の中でもしっかりと着工、状況、完成の写真を含みながら、どういう努力をしましたということも話ししていただいておりますので、その辺については大分レベルアップされたということは感じているところでございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) そうしてやっている業者も確かにあるわけですよ、ないところもあるということですよ。ないところをやはり指導強化していくためには、そうして契約関係で条件を入れないといけないんじゃないかということを、再度、これはもう提案しておきます。 それと、市民側から、あの会社、合併したら仕事がずばっ取っちょらいなというようなことも言ってくるわけですよ。特殊な業務においては。これなんかはですよ、やはり発注側としては地元に発注したいというのもあるでしょうけれど、やはり同業者においては、2社以上ぐらいの育成をして、育ててあげないと、いい仕事はできないと思いますよ。でないと、やはりひがみ根性が起こって、人間関係までおかしくなりますよ。 だから、やはりそういったものには、独占禁止法という法がちゃんとあるわけですので、同じ業者が何年もずうっととるというようなことは、今後、検討していったほうがいいのじゃないかということを述べて、次に入ります。 次、庁舎関係ですが、庁舎関係で答弁ではですよ、免震を採用する方向ですということですけれど、私は非常にもったいないと思います、免震はですね。九電も川内で4階建ての建物を免震にするかどうするかと言ってもめたじゃないですか。あのことをご存じですか。免震はあれには、低層にはもったいないわけですよ。その辺ご存じですか。 ◎総務部長(宮園正浩君) いろいろな考え方があろうかと思います。ただし、先ほど答弁の中で申し上げておりますが、直近の熊本地震等でなかなか庁舎が機能しないということもございましたので、免震により災害を受けた直後から機能できるように、免震構造にしたいということで申し上げております。 以上でございます。 ◎市長(湯元敏浩君) すみません。ちょっと言葉の訂正を、答弁の、したいと思います。すみません、お時間いただいて。 この免震のことで、庁舎建設計画においてのことで、一般的に免震装置の耐用年数は「60年以上」ということを言わなきゃいけなかったんで、「6年以上」と言ったような感じがいたします。ちょっと表現のミスがございました。訂正させていただきます。すみません、お時間いただきました。 ◆20番(堂森忠夫君) 熊本の庁舎の場合は、私は、あれは建物の構造が弱かったと思っています。免震は関係ないです。私は45年前に55階の高層ビルの施工分野にも携わってきました。ですので、鉄骨の構造に関しては勉強してますので、はい。 それで、「法に基づく定期点検等を実施しながら」と書いてありますけれど、この法の定期点検するのに何年か、どれぐらいの費用がかかるんですか。 ◎総務部長(宮園正浩君) ただいまのご質問につきましては、担当のほうが行政管理課になりますので、行政管理課長のほうから答弁させます。 ◎総務部行政管理課長(今別府浩美君) 行政管理課長の今別府でございます。よろしくお願いいたします。 免震の、免震構造のメンテナンスにつきましては、法に基づく定期点検が定めてございます。1年に1回行う点検、あと5年、10年、20年ということで、以降10年ごとに行う点検等がございます。 また、その費用につきましては、これは先進事例等の市町村を参考にいたしました費用でございますが、免震のゴムの耐用年数、おおむね60年はもつということで想定がされておりますが、供用期間70年とした場合で、大体6,400万円ほどの費用がかかると言われております。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 今60年と述べられましたけど、まだこれが開発されてから60年はたってないんですよ。だから、これは60年という証明はできないと思います。全て実績からいろいろと判断します。材料試験にしても全部検査して実績で評価していきますので、私はこの60年というのは確かとは捉えていません。 それと、免震の耐震構造ですよね。この建物の主体構造ですね、鉄骨造にするのか、SRCに、鉄骨鉄筋コンクリートにするのか、RCにするのか、その辺はどうなんですか。 ◎総務部行政管理課長(今別府浩美君) お答えいたします。 現在、基本設計で検討しているところでございますが、RC等の構造も含めまして、今、検討している段階でございます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 今、RCも検討をしていると言われましたけど、やっぱりこれからはいろんな、社会の国連と一緒になっていろんなことを進めなきゃいけないと思っています。コンクリートは砂とセメントと水ですよ。今、砂はどんどんとってきて、もう今じゃあ大変なことに海がなっていますよね。ですから、RCの工事は控えていかないといけない、建物には。土木工事にとってあげないと、RCはですね。土木工事はRCで、鉄筋コンクリートでないとできないですよ。建物には鉄骨を使って、やはり地球に優しい取り組みをしないといけない。 ですから、一番安く上がるのは鉄骨造ですよ。SRCが一番高くなります。鉄骨鉄筋、確かに丈夫です。ですけど、もう技術者がいません。鉄筋コンクリートの施工する技術者は、今、減ってますので。私が帰ってきたとき私しかいなかった。今、いないですよ。だからS造がいいです。それは提案していきます。 それと、もう時間がありませんので、ここでCLTを見てみます。これも、私たちは筑波まで研修に行きましたので、材料もしっかりと強度があります。ALC板いう材料がありますけど、これの何倍という強度があります。そして、最初開発されたものは高くつきますよ。高くついた分は、これを国のプロジェクトに持っていけばいいわけですよ。そして、国から予算をもらえばいいじゃないですか。そうすればCLTを、普及をどんどんできますよ。そういう取り組みをして、新しい時代をつくっていかなきゃならないんじゃないでしょうか。 ◎総務部長(宮園正浩君) 確かに、CLTというのは非常に魅力的な素材だと思っております。そしてまた、鹿児島県、姶良市もですが、木材、豊富にございますので、活用を図りたいと思います。 国の事業に発展できるかどうかというのはいろいろ検討したいと思いますが、そのような中で、この回答の中にありましたように、使える部分については、地元産あるいはCLTを含めて、使ってまいりたいというふうに考えております。 ◆20番(堂森忠夫君) 写真、お願いします。 ひととおり、ちょっと庁舎関係の写真、出したいと思います。これは加治木の全体ですね、加治木の全体写真。加治木の全体です。それとこれは、ローコストをするには、屋根の構造を簡単にすることですよ。これは切妻ですね。への字型に、これに屋根を折板にすれば、体育館も安く上がるし、屋根の形を言っています。そのほうが鋼材の材料の使い方も安く上がりますので。 それとこれは敷地を、建てるところの道路との関係ですね。敷地は低くなってますよね。だから、これもかさ上げをしないといけないと、同僚議員がどんどん言っています。これはまた後で。 ですので、やはりここでは排水、すみません、庁舎関係は前後してますけど、お許しください。ここの排水計画と庁舎建設は同時にスタートしたほうが財政的にもいいんじゃないかと思うんですけれど、この辺の、進めようという考えはないのでしょうか。 ◎総務部長(宮園正浩君) 各部署と調整を行いながら、庁舎建設、臨んでいるわけでございますが、現在のところ、庁舎の敷地については、住民の中からも防災についてはいろいろ要望もございまして、かさ上げしていくと、かさ上げすればその庁舎周辺においては、当然、水のほうは外に出ていくということで、庁舎周辺につきましては、側溝整備あるいはそういう道路も含めながら検討していくというふうにはしているところでございます。 ◆20番(堂森忠夫君) やはり市民は建物にあんまりお金をかけるなと言ってますよ、同僚議員もですね。安く、中身ですよ、箱ですからね。箱にはあんまりお金をかけないで機能をしっかりと持たせるというのが我々の言いたいところです。 ですので、建物に、この設計はですよ、どこがかかわってるのかって、霞が関ビルを設計したところがかかわってるんですよ。霞が関は日本の一番最初のビルをつくったところです。何でこんなちっぽけな建物に、そういった業者が来ないとならないのかなと、私は不思議でたまりません。そういうところがどんどんいろんなのが高くなるわけですよ。だから、ローコストを言っとるわけですよ。発注するところで決まるんですよ、どこに頼むかで。 私は、50年近く、建設業界の裏表を知っています。そんな無駄なお金を、税金をそんなところに使ったらいけないですよ。だから、中身をいいものをつくりましょうと、だから加治木の体育館も、今の倍ぐらいのをつくろうやって、議員は、言っています。武道館もいけんかせんか、と言ってます。だから、もうちょっとその辺、ワークショップでいろいろと優先順位を決めるとかありますけど、議員はみんなあちこち研修に行って勉強していますので、議員の言うことも取り入れていただきたいなというのを提案しておきます。 時間があまりないので、庁舎建設には全体的に、そういったことでちょっと市民からも苦情が来ていますので、ちょっと二、三件、何かというと地質調査を行いましたよね、これは周りに挨拶をされて工事をなさったんでしょうか。 ◎総務部行政管理課長(今別府浩美君) 地質調査の際の周りへの挨拶はしておりません。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) あの裏側から、もう車の出入りが、最近もうなかなか厳しいと、市にもう陳情を出そうかいなというような動きもあります。あそこの消防の車庫がありますけど、あれはどんな計画になってるんですか、場所が移動するんですか、あそこの場所でやるんでしょうか、どうなんですか。 ◎総務部行政管理課長(今別府浩美君) 本庁舎の設計につきましては、今、基本計画を策定中でございまして、詳細な消防詰所等の位置につきましては、今後、検討していく予定にしております。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) ぜひ、市民から、周りから苦情が来ないような配置とか、工事前の挨拶とか、そういうところをちゃんとしないと、今後、周りの協力を得られないんじゃないかなと思っておりますので、その辺は十分、早目に動かれることを提案していきます。 それと、庁舎の建物の構造に関しては、やはり勉強していただいて、その大きな設計事務所に頼んだからいいとは言えないわけですので、ローコストが図れるような、中身を充実していただくことを要望して、次に入ります。 次は、竹林整備についてですけれど、これにちょっと時間かけたいなと思っています。 まず、写真、見てもらおうかな、写真、お願いします。この写真は、今、私は正月からちょっと心を入れかえまして、山の手入れを学生たちと一緒にやっております。こんな竹林、林道はこんな状況なんですけれど、こういったところはどうしたらよくなるんでしょうか、担当課長。担当部長でした。 ◎農林水産部長(枦良信君) 今の堂森議員からのご質問の中で、竹林の整備ということでご質問をいただいてるんですけども、こちらは今、林道の話になってるんで、どちらのほうでのお答えを求めてらっしゃるのかちょっとよくわかりませんが、林道の整備については、以前の一般質問のときにも林道整備については少しお話ししたことがあるんですけれども、市内には40の林道路線がございまして、そのうち大方96%が林道整備、きれいに舗装はされてございまして、中には舗装率が低い林道もございます。そこについては、いろいろ、国、県の事業を活用しながら整備にあたっているところであります。 あと、林道また作業路とか、そこを整備するというか、伐採に入るときの作業路というのはございますけれども、それとは若干ちょっと、中身、対峙するものが違うような気もしますが、林道については、市内、大方整備のほうは進んでいるというふうな認識でおります。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 次の写真から見てもらったらよかったですね。写真、お願いします。 これは、助成金で整備された竹林です。すごくきれいですよね。癒やし感があると思うんですけれども、この事業の強化がさらに図れないかなと思っております。 それと、こっちは、今、正月からちょっと整備しているんですけれど、やっぱり自分たちで、少しずつ時間をかけていけばきれいになっていくなというのを感じております。やはりこれからは地球環境貢献活動を、こういうのを、国連の取り組みと持続可能な開発と一緒になって、こういうのを取り組めば、すごくこのコロナウイルスにも対応できるんじゃなかろうかと思うんですけれど、コロナでは質問してませんが、やはり整備の強化ですよね、そういうのを力を入れられないものか、再度、今以上にできないのかお尋ねします。 ◎農林水産部長(枦良信君) 森林、竹林について、議員のほうからのご質問でありますけれども、森林っていう大きなくくりの中で、ちょっとお答えしますけれども、そういった整備のいろんな事業については、鹿児島県のほうでは森林環境税を活用した、ふれあい推進事業というのがございまして、これについては対象事業が約50万円を上限として100%補助が出るという事業で、これの目的は森林を守り育てる、その中には竹林も当然入っていると思うんですけれども、そういった事業もございます。 それから、かごしまみどりの基金の、みどりの募金事業っていうのがございまして、それについても限度額が100万円という上限がございますけれども、それも約7割の補助が出る有効な事業がございます。 あと、非常にグローバルなお話の中で、以前も出ましたSDGs、そういった、国連がやっている部分の中でも、当然、15番目の項目の中に示されてるものが、陸の豊かさを守ろうというのがございますけれども、それについても、地球の温暖化防止とか、水源涵養とか、土砂流出を防ぐために、やはり川上の整備というものを広くうたっておりまして、これは世界的に、やはりそういった、自然環境は非常にこう厳しくなっている部分をやはり守っていきましょうという世界的な発議でやっているわけなんですけども、それに自治体としても当然協調した取り組みを、今、現在やっているところではございます。 以上であります。 ◆20番(堂森忠夫君) グローバルにという言葉が出てきましたので、さらにグローバルにいきたいと思います。写真、お願いします。 これは、学生のインターン生たちと山で竹の整備を行いました。今、皆さんが仕事を取り組んでいる仕事でいったら、いつになってもよくならないですよ。もうちょっと思い切った取り組みをしないと。それには国家プロジェクトですよ。私は市長が目指している大学、これは大学校にしたほうがいいと思っています。そして、大人から子どもからみんな一緒になって社会をつくる大学校、竹林キャンパスで子どもたちを、未来の子どもたちを育てる。これが今、必要な社会じゃないかなと。 私は、今、やっぱり皆さんは社会の空気を読めないといけないんですよ。そしたら、国家プロジェクトになれば予算も組めるじゃないですか。大学と大学校とはちょっと違いますけれど、その仕組みについてちょっと答弁いただければありがたいんですが。いかがですか。 ○議長(森川和美君) 続けてください。 ◆20番(堂森忠夫君) 続けます。じゃあ、提案としては述べられるわけですよね。ぜひ、大学校にして未来の子どもたちを育てる。そして、これは自治会です。菖蒲谷の自治会の自治会長さんが、人を連れて来てください、人がいないと。だから、国家プロジェクトの中で、こういった取り組みをしていけば、地域に元気を与えてくれますよ。そういった活動を展開していくことが、地域に元気を与えて、竹林整備とか、こういったことがみんなでできるようになると思うんですよ。 そして、もうついでに、時間がないですので、これは、質問は竹林整備で質問しますが、竹林整備の中で、今、SDGsの中で一番評価されている市があるんですが、こちらで述べます。京都市です。京都市が一番全国で取り組みがよいと、こんな竹林だったら皆さん行きたいですよね。ひきこもりの子どもたちを連れて行きたいですよね。そういった気持ちにならないでしょうか、教育長。 ◎教育長(小倉寛恒君) 竹林に子ども達を連れて行くというのは、それは一つの自然体験としては有効なことかと思いますけれども、そこで子ども達をどうか、ほかの、不登校をなくしていくとか、そういった治癒的な方策としては、あんまり有効な方法ではないというふうに考えています。 今の子ども達っていうのは、かつて三十七、八年前にありましたような、戸塚ヨットスクール的な、ああいった厳しさの中に子どもの身を置いて、体験させて、そして根性を鍛え直すみたいな、そういったやり方よりもやっぱり自然の中で、やっぱり人と人のふれあいなんです。そういったものは幼児期からずっと、小学校低学年、中学年、高学年といくにつれて、人との関係というの大切にするという、そういったことを指導していくというのはやっぱり有効な方策の一つだと思います。自然に触れさせるというのは、これは当然なことで、これもやっぱり有効な方法の一つと考えております。 ◆20番(堂森忠夫君) 今、教育長の言葉に、有効でないという言葉が出てきました。やらないうちから有効でないっていうのは、言えないのじゃないかなと思うんです。 今、議会でこんな新聞を見ました。永原小学校5年生の細谷こまちさんっていう方が、「自然と子ども」ということで、もうちょっと自然に触れ合って、未来の日本につながってほしいというような、子どもたちは言ってますよ。やらないうちから有効でないじゃなくして、やはり努力が必要だと思うんですが、そしてまた、そうやってどこかで国家プロジェクトというのは、やはりお手本、見本をつくれば、国が予算くれるわけですよ。そういったふうに発展していけば変わるんじゃないでしょうか、教育長。 ◎教育長(小倉寛恒君) 私は、その自然体験は有効じゃないということを申し上げたんじゃなくて、そういった治癒的な方策として、不登校の子どもたちをそういうところに引き出していくということは、必ずしも適切な方法ではないというふうに考えているということを申し上げたところでございます。 自然に子どもたちを触れさせると、これは非常に大切なことで、そういった体験的な活動を、自然体験、生活体験、社会体験、こういったことはやっぱり幼児期から積み重ねていくと、これは非常に有効な方策だというふうに考えております。 ◆20番(堂森忠夫君) それぞれ体験している人と体験していない人たちは捉え方が違うと思います。 今、大学や高校に行くために、みんな一生懸命勉強してますけれど、今、大学生がインターンシップで来てますけれど、山に連れてって竹ん子とはどんなのって、竹ん子ってどんなのって、タケノコがわからないんですよ。だから、社会をそうしていろんな文化を知ってる、私は、教育長も忙しいと思うんですよ、日曜日、いろんな形で、いろんなところから呼ばれる、だけど、みんなには応えられないでしょう、行ってたら大変なことになるから。だから、私は、これからは教育長一人じゃなくして、副教育長も必要になっていくんではないかなというのを提案していきたいと思います。 そうすることによって、こういった自然に触れることが、多くの人たちができて、国家プロジェクトにつながっていく。そして、それが、今、国連が述べている事業と連携していくことによって地域が守れると思います。 写真、もう一回、お願いします。これは、ふるさと恩返しプロジェクトというのを、鹿児島版をつくって、これからの未来を開こうやというのは、2月29日の新聞に載っていました。これ、気づかれた方は、おられたかどうかはわかりません。やはり、私は恩返し、私も70ですので、最後の恩返しをしようと思っています。そういう人をふやしていけば、地球は守れると思いますよ。自然は守れると思います。自然に投資しないと、化学兵器みたいなコロナウイルスは蔓延すると思いますよ。どういった社会をつくりたいんでしょうか。皆さんはただ、自分の仕事の与えられた分野を、ただ、問題なくやってればそれでいいと思ってらっしゃる方が多いのではないかなと思います。それじゃあ、未来は開けないですよ。新しい未来を開くのが2020年度のこの年ですよ。いいことも悪いことも出し合って、そして悪いものは潰していって、いいものをどんどん受け入れる、これが国家プロジェクトですよ。 だから、私は、大学を大学校にしてみんなで社会を築き上げないといけないと思ってます。だから、それが私たちに与えられた、今までお世話になった、恩返しを地球に、人にしていきたいなと、庁舎建設も、だから次の世代にメッセージを送れるものでないといけないですよ。 ただ、大きな設計事務所に仕事を頼んだからよかったどという、そうじゃいかんですよ。やはり事業を起こすときにはストーリーがあります。やはりそのストーリーをみんなから受け入れられるようなストーリーをつくって庁舎建設、市民から歓迎される庁舎建設を目指していただきたいと思います。 質問通告外になったので、提案という形で述べさせていただきます。 以上で終わります。 ○議長(森川和美君) これで、堂森忠夫議員の一般質問を終わります。ここで、しばらく休憩します。10分程度とします。(午前10時55分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時05分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、15番、吉村賢一議員の発言を許します。 ◆15番(吉村賢一君)     登      壇  まず、冒頭に、傍聴においでの皆様に感謝の念を申し上げます。 それと、真ん中の後ろの議席が3席あいていまして、寂しい状況でございます。 前、萩原議員が追悼の意を申し上げました。本村議員、見えないというのは非常に寂しいことでございます。 きょうは、私、ネクタイしてきましたが、皆さん、しているわけですけど、本村議員に最後の日、「あ、いいネクタイしてるね。」と褒められまして、それを、きょう、つけてきました。で、一緒に仕事をしてきた仲間として残念でございます。 前置きはこれぐらいにしまして、質問の本論に入っていきます。 質問事項1、洪水対策と適切な防災指導について。 昨今、異常気象による集中豪雨や各所の土地造成で、既存の住宅地において瞬間的な氾濫がふえてきました。姶良市では、エミール幼稚園前やイオン周辺については、排水対策が今、始まっています。 そこで、以下について質問します。 (1)冒頭の箇所以外にも浸水対策を実施したり、具体的な計画ができている箇所があるか示してください。 (2)塩入春日線の加治木中学校踏切からクローバー薬局前交差点や仮屋馬場線の田中大橋東のT字路から教頭住宅に至る浸水対策計画はあるのかどうか伺います。 (3)高井田郵便局前、弥勒の旧道沿いも課題であります。いずれも網掛川への排水溝の改良、県道の側溝へのつなぎなど、工夫すれば解決ができるのではないかと思いますがどうか。 次に、加音ホール周辺について、以下を問います。 (4)降雨強度10年確率でどの程度の浸水が予想されると思っていますか。 (5)過去何度か質問しましたが、加音ホール周辺の浸水対策については一向に改善する気配がありません。この水系の流域は、どの範囲までと捉えていますか。 (6)当初、農道木田振興6号線沿いの住民は、建築確認申請の際、適切な指導を受けないまま家を建てています。ほかの地域でも危険案件があれば、指導助言を情報として与えることはできないものか。 (7)加音ホールは指定避難場所になっていますが、対象自治会はどこまで含むのか伺います。 (8)この一帯の浸水に対して、どのように改善を図るのか伺います。 (9)本格的な治水工事が望ましいが、少ない工事費で少しでも具体的成果を上げる方法は考えているのかどうか。 そこで、私としては、次の3つを提案します。このことについて、どう考えるか伺います。 ①この用水路の氾濫水を東村アパート前から塩入川に逆流させるため、衛生処理場線を横断して連絡水路を掘り、塩入川に戻せないか。 ②国道10号から上流の水は全て網掛川に流せないのか。 ③しかるべき場所に一時貯留施設を設けられないのか伺います。 質問事項2、防災における自治会の課題について。 要旨、地域防災計画によると、避難支援等関係者に自治会も含まれていますが、普段の会員相互の意思疎通が大切であります。今回、ごみ捨て場の管理等、自治会加入を関連づけて、以下のことを質問します。 (1)自治会加入は任意でありますが、万が一の相互扶助を心がけるとしたら、会員であることが前提であると思うが、どのように考えますか。 (2)自治会員は会費を支払い、その中で防犯協会や衛生協会への負担を行っています。一般市民感情として不公平であると思うが、このことについてどのように考えるか伺います。 (3)ごみ袋を商工会または衛生協会からの販売とし、その利益をごみステーションの設置補助に充て、管理を衛生協会もしくは自治会の管轄として、未加入者は利用を制限できないですか、伺います。 (4)結果として、自治会加入率を高め、防災機能の充実を図るべきであるが、どう思われるか。 あとは、一般質問者席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  吉村議員のご質問にお答えします。 1問目の洪水対策と適切な防災指導についての1点目の御質問にお答えします。 エミール幼稚園前やイオン周辺以外での浸水対策の実施につきましては、主なもので加治木町豊町地区、姶良駅前地区の排水路整備を実施しております。 具体的な計画につきましては、平成30年度までに策定しました雨水排水対策計画において、浸水実績箇所や流下能力不足の水路を把握したところであり、今後、優先順位等の検討をして、実施計画に計上してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 計画案としましては、市道、塩入春日線に布設してある幹線水路の断面改修と、JR日豊本線北側の線路沿いに、加治木中学校踏切から網掛川へ分水路を設置する2つの案を検討しております。 3点目のご質問にお答えします。 高井田郵便局前につきましては、放流先の網掛川へ至るまでの間にある水路の断面不足等が生じていると考えられることから、全体的な改修計画が必要であると考えております。 弥勒の旧道沿いにつきましては、本年度に用水路の土砂の堆積除去や清掃を行ったことにより、浸水被害が軽減しており、さらなる対策については、関係機関との協議や、別府川への放流等を検討してまいります。 4点目のご質問にお答えします。 一般的に降雨強度10年確率は、10年に1回起こると考えられる確率雨量でありますが、浸水の予想につきましては、平成15年度に実施した加治木町排水対策計画において、市道海浜通線より南側の地域で地盤の低い場所は、浸水すると想定されております。 5点目のご質問にお答えします。 加音ホール周辺の流域につきましては、流域上端部が国道10号弥勒交差点付近であり、およそ73haあります。 その中の豊町地区のおよそ12haについては、平成23年度から27年度にかけて分水路を整備しており、現在の水系流域は61haと認識しております。 6点目のご質問にお答えします。 建築確認申請時には、用途地域、接道、崖地等についての助言はいたしますが、浸水関係の指導助言は行っておりません。 7点目のご質問にお答えします。 加音ホールは、特定の自治会を対象にした避難所ではなく、災害発生または発生のおそれがある場合において、災害の特性、予想災害などに対応した避難所等へ早目に安全な避難行動をとれるように、周辺自治会の避難所としてはもちろん、周辺地域以外の方が、車両等による避難行動をされる場合の受け入れも想定しております。 8点目のご質問にお答えします。 抜本的な対策につきましては、過去の検討結果から流域の下流に排水ポンプを設置することで治水効果が高いとの結果が出ておりますが、設置にかかる費用及び設置後の維持管理に多額の費用が必要となるため、今後、流域の上流で水路を新設し、分水する対策等について検討してまいります。 9点目の1番目の提案につきましては、新たな連絡水路をつくり、塩入川へ流すことで効果が図れるか、調査研究してまいります。 2番目の提案につきましては、上流域の分水の一つの方法として研究してまいります。 3番目の提案につきましては、広大な用地確保が必要になることが予想されており、加治木町排水対策計画では、潮遊池の東側に、およそ10万から16万m3の調整池を作る計画となっておりますが、上流域の分水等により、大きく貯水量が変化するため、今後、全体の概略設計において検討したいと考えております。 次に、2問目の防災における自治会の課題についての1点目のご質問にお答えします。 災害発生時には、避難行動要支援者が迅速・的確な行動がとれるよう、地域の実態に合わせ、家族はもちろん、自治会員の皆様も含めた、地域ぐるみの協力のもとに、きめ細やかな支援体制の確立を図ることが必要であると考えております。 2点目のご質問にお答えします。 自治会は、そこに住んでいる住民がお互いに手を取り合い、ともに考えながら、住みよい地域にしていくために、ごみステーションの管理に限らず、地域文化の継承、住民間の親睦、安全管理、見守り等、さまざまな活動に取り組まれております。 姶良市防犯・暴力追放協議会や姶良市衛生協会など、市民が会員となって構成されている団体は、行政による地域住民へのサービスが届きにくい部分や、行政事務を補完する目的と、また、自分たちの地域をよりよくするために、地域で抱えている課題解決に自主的に取り組み、市民や自治会同士の助け合いで支える仕組みをつくることを目的として活動されております。 そのような中で、これまで、市防犯・暴力追放協議会が取り組んでおりました自治会防犯灯の設置補助事業を、本年度からは市が主体となり、LED化の推進と補助率の引き上げにより、自治会の負担の軽減に努めております。さらに、同協議会は本年度から会費の引き下げを行っております。 また、市衛生協会につきましては、現在会費などのあり方について検討しているところであります。 3点目のご質問にお答えします。 ごみ用指定袋は、市が製造し、市衛生協会を通じて、販売店で市民へ販売しております。 ごみ用指定袋の販売代金は、一般廃棄物処理手数料として徴収しており、ごみ袋製造費、ごみ袋販売委託費、ごみ収集運搬費、施設等の維持管理費等のごみ処理経費に充当しております。 また、各自治会が可燃物ステーションの整備に要する資材は、市から木材などの原材料を支給しており、そして自治会が購入するごみ箱やごみの飛散防止のネットは、市衛生協会を介して購入助成金を交付しております。 可燃物ステーションの管理については、自治会ごとにルールを決めて管理をしていただいておりますので、転入手続の際に、自治会への加入をお願いしているところであります。 市としましては、自治会への加入を強制することはできませんので、自治会について御理解をいただきながら、お互いに協力し合い、身近な生活環境を守っていただきたいと考えております。 このようなことから、販売形態の変更や可燃物ステーションの利用制限につきましては、慎重に対処する必要があります。 4点目のご質問にお答えします。 地域の防災力強化・充実を図るためには、自助・共助・公助、相互の連携・協働が肝要であり、自助・共助意識の醸成に資するものと考えております。 その結果、自治会加入率の増大にもつながると期待しております。 以上、お答えといたします。 ◆15番(吉村賢一君) じゃあ、1回目の質問、行わせていただきます。 この1番目において、1点目において、まず伺いますけど、第2次姶良市総合計画、2020年から22年、この計画において、いわゆる45ページに、安全・安心・快適な暮らしを守る、機能性の高い、魅力的な生活空間の整備ということで排水路整備事業が取り上げられてます。 雨水排水による道路冠水や住宅被害の軽減を図り、安心・安全な住民生活の推進を行うと。それで、予算に関しては63ページに出てますが、令和2年度、1億389万、2年度は9,100万、4年度は8,100万、これで十分な計画になってるのか、具体的に2年度、3年度、4年度、減ってきているわけですよね、額が。この辺の考え方について説明をお願いします。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 ただいまの計画につきましては、まだ、姶良市内の、先ほど答弁がありました、2路線のイオン周辺、それからエミール保育園等のところの計画を目標にしております。ただ、その時点で実施の計画ができていないところから、概略で予算計上したところでございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 画像をお願いします。 これは、去年の7月1日です。6.05って書いてあるのは6時5分の映像ってことですね。網掛川の下流に向かって、田中橋から撮影してます。これは網掛川の、いわゆる田中橋からの下流の状況ですけど、堤防が両サイドにありますけど、ぎりぎりのところに来ています。 続いて、これが上流川ですね。上流川もこの状況です。この時の雨量がどれだけだったのか、また後でお伺いしたいと思います。 これがクローバー薬局の前の交差点です。今、画面真ん中の上に写ってるのが高校生ですね、多分、加治木高校生ですね。もう自転車が半分つかってます。それで押して、この早い時間、6時12分に登校してる状況です。非常に危険性があります。小学生は、こういうところは、もうちょっと無理があるだろうっていう感じです。 これが塩入春日線、加治木支所の方向を見た状況です。スタッフが立ててありまして、約30センチの水深でした。 続きまして、これがさっきの旧加治木中学校、踏切の下の暗渠ですね。画像、いいです。こういった状況がありまして、以前もここの塩入春日線、質問しました。28年6月の議会で質問したんですが、その折、検討していきたいと、つまり、塩入春日線沿いの水路の改修を検討していると回答をもらっているわけです。その後、進んでいるかと思うと、また、今回も検討していますと、検討したいと、3年半たちました。一歩も進んでません。この辺についてお伺いします。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 その28年の議会の答弁のときには、今は姶良市の雨水排水対策というのがございます。その当時、排水計画を立てようということすらなかったわけです。皆様方から、浸水のお話をいただきまして、私、26年のころから雨水排水に対して取り組まないといけないということを、お話をしてきました。 加治木地区では、以前から排水対策をやっておりまして、姶良地区にもおきまして、都市下水道、排水を実行しておりました。ちょうどその事業が終わった後でしたので、新たな姶良市としての排水計画を立てなければならないという観点から話をさせていただきまして、29年度から、この雨水排水対策が、まだ計画はできていませんでしたけども、実行していこうということで決まったところでございます。 ただし、御指摘がありましたとおり、加治木地区の、ここの計画については、概略の2案はありますけれども、どちらの方向で何年度にするというのは、まだ定まっておりません。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 非常に費用がかかるということはわかりますけど、計画をもうちょっときっちり考えていかないと、いわゆるそこに住んでる住民の方は、将来展望がわからないわけです。いつになったら解決するのか、死ぬまでこのままなんだろうかなということがあります。 ただ、ここで一つ、評価したいところがありました。つまり28年の時点で、もう一つの路線があるんですが、隣の路線があります。そこでしょっちゅう氾濫があったんですけど、小さな川なんですけど、水路です。そこが、横断する水路を、大きな水路に、道路の反対側の水路のほうにつくってもらったことで、床下浸水が、その後、一切ないと、非常に小さな工事です。道路幅、五、六メーターの道路断面つくって、道路の両サイドに側溝がありますけど、一方のほうの側溝は大きいと、一方は小さいと、小さい側溝からあふれて床下浸水になって、その小さい側溝から大きい側溝に落としていく、そうすると、それがなくなった。今のところ、日曜日に確認したところ、今まで28年、その工事以来、一切、床下浸水、年に2回ほどあったのが、今のところないと。 ですから、そういった小さいことをやることでも解決するところがあるんですよ。大掛りなこと考えると永久にできないですよ、今の調子ですと、予算がない状態ですから。ですから、そういうふうな考え方を、ぜひ組んでいただきたいと。 それから、高井田郵便局前、これについては、中学校の校庭及び弓道場の水が、この増水の原因になってるかと思います。その辺については、掌握されていますか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 今、ご指摘の郵便局前のことでございますが、今、おっしゃられるように、学校側からのほうと、それから4方向から、その上のほうから流れてくるのが来ております。そして、郵便局の前が一番低いところであるということは認識しております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) ということは、中学校側の校庭の水は網掛川へ直接流すという方策はとれないものか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 校庭側のほうについては、また、ちょっと調べておりませんので、校庭側のほうを流すことができるかは、また、確認したいと思っております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 海浜通の件なんですが、海浜通線が実はある意味、ちょっと話が、向こうの、岩原南のほうへいってしまいますが、その前にもう一回戻ります。 先ほどの加治木中学校踏切のボックスの問題なんですが、このボックスについては、今度、水道で隣の踏切を工事をします。もし、28年6月に、この長期計画をずっと、いわゆる排水路の整備の長期計画を立てておれば、3年半で実施設計まで至るとは思いませんけど、そういう全体の公共事業の工事と合わせて、JRの踏切を潜るとか、いじる場合は、水道課とか、あるいはほかの耕地課とか、あるいは土木課、あわせて、長期計画をすり合わせてやるような計画にはできないものかどうか伺います。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 連携して施工していくというのは我々の基本でございまして、年度内の当初には、水道事業部とも打ち合わせをしております。 ただし、議員ご指摘の、この排水対策事業につきましては、多大な費用が必要であると、実施計画に上げるにも、なかなか予算的にも厳しいという状況がございます。 例えば、計画をしておって、それが果たして実行できるかということがございますので、通常ならば仰せのとおり、連携してするんですけれども、事業が事業だけに、なかなか難しいところがあるということでございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 弥勒のほうの、画像、お願いします。 これが弥勒のところですが、これだけ、もう県道のところでもう満杯になって流れません。県道の、この側溝といいますか、ボックスを拡幅するという協議を進めているかどうか伺います。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 ここにつきましては、一昨年度、県道の、県道敷にある用水路のボックスを、土砂の浚渫をいたしまして、その後の状況をずっと注視しているところでございます。 ご指摘のとおり、この用水路につきましては、上流から何か所か分水がございます。分水を全部しても、今、写真で出ましたような形で、県道の付近では満水状態で流れてくるという状況にはございます。ここにつきましても、概略の排水計画の案がございますので、今後また、調査といいますか、前向きに、いろんな方策で検討していきたいと思っております。 また、県道につきましては、以前、このボックスのサイズについては、土地改良区とも協議されているんですけれども、断面の高さが、あまりにも低くなっておりまして、維持管理もしにくいということから、市のほうとしても、何らかの方策を考えてまいりたいと思います。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) もう一つ提案があるんですが、この雨水排水計画のほう、これで、この弥勒のところのBL07とBL06、これについては、この報告では水量の断面が不足するというふうに書いてありますが、これは現実に断面が不足するというよりも、大雨のときは水が流れてないんですよ、大雨のときも。だから、こっちに流していいと思いますよ、いかがなんですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 この計画については、仰せのとおり、県道を渡ってからは、別府川に流れるまでは、分水としては非常に有効だと思いますので、この辺もまた調査してまいりたいと思います。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 画像、お願いします。 これは、これから加音ホールの周辺、非常にいつも水がつかるところなんですが、ここも年に二、三回、つかります。10年確率どころか1年確率でつかるところですね。これは耕地課で、こういう、農業用水をこういうふうに排水しますよってことでやってますけど、なかなからちが明かないですね。これが南塩入須崎線の基線、アパートの排水溝はこうなってます。これが、いわゆる上流部、いわば公民館の前です。取水口なんですが、用水の取水口、取水口から逆流してるわけですね、洪水の水が。逆流した、ここが東村アパート前のゴミ置き場ですが、ここでもう完全に冠水してます。これは消防車庫前、加音ホールの裏です。消防団員の方も出てます。7時2分の状態です。この赤い服を着た彼らの前が、この道になりまして、もう全然入っていけない状況です。 それで、実はちょっと家がぼけてますが、ここに、右にブロックがあります。高さが4段あります。高さ、1段が20cm、こういう状態です。いわゆるその7月1日の時点の、ここの方が写した写真です。これが、いわゆる水がない状態です。つまり80cm以上水がここにつかってたと。 これが海浜通です。海浜通も、もうびちょびちょです。水はけは悪いです。あと、画像いいです。それで、要するに、ここを根本的に、どういうふうに市では解決、この排水対策を解決しようとしてるか、お伺いします。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 今、御指摘の場所については、前からも答弁がありますように、満潮時には川のほうが高くて、内水のほうが低いということで、ポンプアップしか、最終的な方法はないということで、答弁にもありましたように、そこに流れていくものを、少しでも少なくするために、分水をしたほうがいいんじゃないかという計画でございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) そこで、東村アパートから、先ほどちょっとお見せしましたように、用水を引き込んでいる取入口から、逆に取入口じゃなくて、排水出口になってるわけです。ということは増水したときは、もう勾配はあんまりないんで、水量が多くなると逆流するということですから、それを利用して、先ほどの処理場線の下に横断溝をつくれば、費用的には安く、もちろん根本的な解決にはならないかもしれないけど、要因の一つを取り除くことはできると思います。これはもう前々から言ってる話なんですが、その後これについて、検討進めていないのかどうか伺います。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 市道衛生処理場を横断しての連絡水路について、塩入川の河川の底盤高さと、既存用水底盤高さの差が幾らあるかとか、いろいろ測量いたしまして、満潮時でない場合は逆流して、要するに用水路が自動点灯した場合は、塩入川が、水が溜めてあるのがなくなれば、逆流しているということを確認はしております。ただし、点灯ゲートは落ちない、塩入川が満潮でない場合だけが逆流することであって、満潮をしたときには、もう堤防は水量の高低差がない関係で、逆に水が入っていくというような状態にあります。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) これについては、25年の12月2日の回答では、「加音ホール周辺、大雨と満潮が重なった際に、用排水路があふれる状況があり、現在、この地区の流出量を軽減するための水路の整備を行っています。塩入川周辺は通常の大雨程度では浸水被害は確認されてない」という答弁になっています。この答弁についてどうですか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 塩入川の周辺は冠水しておりません。 以上です。 ◎建設部長(徳部健一君) 先ほど25年のお話の中で、私の管轄ではないんですけれども、用水路で分水して、別の方向に流すという転倒ゲートの施設のことだったかと記憶しております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 非常に、いろいろ考えてはおられると思うんですけど、もうちょっと考える材料の一つとして、海浜通線、先ほど言ってましたが、あそこができたことで一つ堤防になってるということを付近の人に聞いております。つまり、あそこ口径が、どのぐらいのヒューム管が通ってるんですかね、いわゆる岩原南の自治会から、まだ海浜通の南のほうへ通す。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えします。 加音ホール西側のことでよろしいでしょうか。(発言する者あり)農道のほうですよね。私、そこにも何回と行かせていただきまして、地域の方ともお話しさせていただきました。 当然、今、浸水をするおそれがあるときには、ポンプを市のほうで設置しているところで、ヒューム管のサイズは、ちょっと私、覚えてないんですけど、500ぐらいじゃなかったかなと思います。 先ほどおっしゃいましたように、海浜通線ができて堤防のようになったと、以前はそうではなかった、下流にまだ流れていきおったというのは、お聞きしております。降雨の状態によって、道路ができたことで、堰どめをするような作用が出てるというのは、地域の方にも認識を、話をさせていただきました。 そこで、提案したのが、そこに大きなボックスを入れましょうかというお話をしたんですけれども、地域の方々としては抜本的な対策をしてほしいというご意見もあったということでございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 確かに抜本的な対策が必要なんですけど、抜本的な対策は、先ほどから言いますように、莫大な費用がかかるということで永遠と延期になるわけです。できないわけです。だったら少しでも、10分の1でも10分の2でも改善する方向の策を考えるというのは必要じゃないかと思います。 私は、先ほど言いました、28年6月のときの回答では、建設部長が早急にやるべきところは早急にやると、あるいは費用をかけてやらなきゃならんのは長期的な計画をきっちりつくっていくというような回答を出してます。すなわち、やはりできることはやっていく、少しでもやっていくということは改善につながると思いますけど、いかがですか。 ◎建設部長(徳部健一君) 仰せのとおりであろうかと思います。 その28年度当時は、私ではなかったと思うんですけれども、それはやっぱり優先順位をつけてということになろうかと思います。 議会でも、私も何回と言っておりますけれども、今、イオン周辺等の計画をしております。それと並ぶのが、先ほど議員がご指摘ありました、クローバー薬局のところですね。柁城小学校の付近になりますけれども、全く同じような状態で中心市街地が冠水しているというのは把握しておりますので、その辺の冠水の状況を踏まえて整備を進めていこうということが、その28年度の答弁だったかと思います。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 9点目のほうの回答で、調査研究してまいりますということはあるわけなんですけど、いわゆる塩入川へ流すことは、この調査研究、何年ぐらいかかるんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 建設部の土木課、技術屋さんでございます。正式な概略設計・実施設計に至る前に、職員による現地の確認、それから検討を、それは可能かと思います。いわば令和2年度でしていくことは可能かと思います。ただし、実施設計になりますと、かなりのまた予算を伴いますので、それは実施計画の組み込みに目指していきたいと思っております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 付近の方も言われるんですよ、あの用水路沿いにガードレールがあります。そのガードレールの下にブロックを3段積んでくれと、それはその人の考えなんですけど、それについてはどう思いますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 そのような手法で準用河川もやったことはあります。ただし、それを超える水が来た場合は、かなりのまた被害が発生することも伴うことを、お伝えしてやったことがございます。あまり有効な手法とは思いませんけれども、その辺の地域の状況、地形等を見て検討すべきは検討したいと思っております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) それで、もう一つ提案したいんですが、これは非常に時間がかかるとは思いますけど、雨水貯留施設ということを前、提案したことあります。これを個人の民地の中でやっていくと、当然、東村山とか、あるいは佐倉市でしたかね、とか世田谷区、そういったところでも助成をして、個人の敷地内で、いわゆる地面に雨水を還流させるという方式に対する補助を行っています。姶良市は検討をしていきたいという回答を、私、前も質問したら検討していきたいという回答にはなってたと思うんですが、それについていかがでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 その洪水対策については、有効な手段の一つであろうかと思います。ただ、その各家庭に設置するというお話ですので、ちょっと私のほうからはちょっと答弁はできないところでございますけれども、考え方としては有効な手段というふうに考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 要するに、出る水を抑えるようになるわけですね。こちらに流れてくる水、いわゆる岩原南地区に流れてくる水を途中で、例えば国道10号から上はもう直接、網掛川に流して、そこから上流の水は受けないと、あるいは、さっきも言いましたように、じゃあ、全部そっちへ岩原南の川のほうに、加音ホールの裏に流れてくる水をなるだけシャットアウトするには塩入川に戻せばいいじゃないかと、そしたらそれはそれで問題があるというふうに言われるならば、並行した作業として、そういう個人の民地で、従来は田んぼ、畑であったところを、田畑を埋めてるケースが多いわけですよね。そこにもう一回、雨水を還流させるという発想を持つ部署はどこになるんでしょうかね。 いわゆる建設部長でも、うちだろうかというような言い方をされたんですが、その辺は、要するに、多面的に見ていかないと、じゃあ、建設のほう、一本やりでやっていっても、やはりこういう雨水対策あるいは排水対策はうまくいかないとすれば、もうちょっと違う目からも考えていかないと、永久に解決されそうもないんですね、今の回答を聞いている限り、どうですか、市長、この辺。 ◎市長(湯元敏浩君) 今までの議論というのは、防災に対しての議論だと思います。 市民の安全・安心のための議論の中で、雨水排水対策をどうするかということなんですが、やはり私も建設部からいろいろ報告を受けております。そして、雨水排水に対しての対策をどうにかしようという気持ちは、職員全員に共通することでございまして、まずは、今、イオンとエミール幼稚園の近くのところを何とか、地面が深くなっているところを排水をしようとしている作業を、今、手がけようとしているところでございまして、そしてまた、加治木のほうも随分報告は受けております。 そして、いろいろな入り組んだ用水路、排水路の中で、どのように排水していくかということを、その土地土地、その地域地域に合わせたことを考えていかなきゃいけない。そういうことがありまして、非常に難しい作業だなとは思っておりますが、一日でも早く、一日一日対応していかなきゃいけない。じゃないと、私たちが頭の中で描いている災害というもの、気象条件というものを凌駕するようなことが毎年毎年起きてくるわけでございます。 そこを、今まで起きた経験の中から、他の地域で起きたものを見ながら、それを考え得る限りの対策をしていかなきゃいけないというふうに共通した認識は持っているつもりでございます。 ◆15番(吉村賢一君) いずれにしましても、一面的な見方じゃなくて、いろんな角度から見て対策をしていかないと、かなり難しいんじゃないかなと思います。 土地利用の形態が変わっております。ですから、今言ったような雨水の浸透ますとか、そういったこともちょっと市のほうでも考えていってもらいたいと思います。 次に行きたいと思います。 防災における自治会の課題、いずれにしても、本日のテーマは防災、安心・安全ということに的を絞って質問させていただいています。 それと、この防災における自治会の課題、結局、防災、自治防災組織というのは、自治会がやっているかと思いますが、これについて若干簡単に説明をお願いします。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 自主防災組織にあっては、現在、自治会で実施しておりますが、今後は、校区コミュニティ協議会単位で自主防災組織のほうも組織的に、実施していければと思っているところでございます。 ◆15番(吉村賢一君) 結局、校区コミュニティも、自治会の会費からある種、少し成り立っているところがあります。ですから、そういった意味で、やはり自治会に住民が入っていただくことは、やはりこの防災というのはスムーズにいく課題ではないかなと思っております。 姶良市の場合は、自治会長に聞きました、ある自治会長は、我々は、非自治会員であっても災害時は彼らを見捨てることはないと言われる方もいらっしゃいました。しかし、自治防災組織というのは、自治会を基準としていることから、仮に防災訓練等をやった場合は、もちろん、そういう人は参加できない。なのに、いざというとき、どれだけのつながりが持てるか疑問ということで、私はこのごみ問題、ごみステーションのことから、ぜひ自治会に入っていただくように、ちょっと横からの入り口からかもしれません、正面から自治会に入ってくださいよと、なかなか言っても入らない人が多い、実際、いろんな事情があるかとは思いますけど、権利は主張するけど義務は果たさないという状況があります。ですから、そういった意味で、いろんなやはり地域活動というのを考えてみた場合、自治会に入っていただきたい。 そこの中で、このごみ袋を、ここでは回答としてはあまり満足いく回答じゃないんですが、いわゆる南九州市で視察させてもらいました。そこでは、もうごみステーションは自治会の管理になっています。それから、商工会がごみ袋を管理しています。ゆえに、市は全くごみステーションに関与していない。ごみステーションは自治会に入った方々だけが使えるようになっています。これは、ごみ分別ガイドブック、この中にはっきり、自治会に加入していない方については、ステーションに持ち込めないルールになっています。はっきりうたっています。これについて、再度質問します。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 姶良市におきましては、姶良市一般廃棄物処理及び清掃に関する条例の中で、ごみステーションのほうは設置しておりますが、届け出等は自治会長さんのほうにお願いしまして、収集所の管理等につきましては、自治会長なんですが、そこを利用をする方において清潔というか、管理、清潔に保つように協力していただいているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 姶良市も、ぜひ、このもう事例があるわけですね。この南九州市においても、ある自治会を脱退者から裁判が起こされたと、でも裁判が起こされたけど、裁判の趣旨は自治会員でないとごみステーションにごみを捨てられないのは何でだと、捨てさせろというふうな趣旨の裁判だったわけですけど、現実には、市のほうが勝訴しているわけですね。なぜかというと、市はノータッチですよと、つまり、商工会がごみ袋を売って、それから自治会がそれを管理しますよと、だから、市はノータッチですよと。 姶良市の場合は、ごみ袋の中に、そういう、いろんな清掃の名目の予算も入っている、そういう形でごみ袋の代金を受け取っているという、負い目というか、そういう仕組みになっているんで、裁判やっても勝てない可能性があるかとは思いますけど。であるならば、当然、その仕組みを、先ほど言ったように変えてしまう、もう大胆に、衛生協会にそのごみ袋の販売も、それから補助関係も任せてしまう、そういうふうに切りかえていくことで、一つはごみステーションの管理もきちっと、うまくいくようになる、それから、自治会に入らない人は、どうぞ引き受けますよと、いわゆる焼却場まで持ってきてくだされば、引き受けますよということでよろしいかと思うんですが、いかがですか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 自治会と未加入者の中で話をしていただきまして、現在のごみステーションを使わせないという方向でなくて、例えば、自治会未加入者の方たちにも掃除をしていただくとか、必要な負担をしていただくことにより、一緒にごみステーションを利用していただければと思っております。 今、裁判の判例等も話をされましたが、自治会の加入等を条件としたごみの収集に関する過去の判例等もあろうかと思いますが、そういう判例等を今後調査しながら、衛生協会等の意見とか、そういうものもしながら検討する必要があるのではないかと思います。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) ちょっと申しわけございません。私、先ほど今、自治会のほうを一つ、一段落させていただくというか、それもう少し、自治会のほうは正面切っての説得はなかなか難しいと、でも、自治会に入ってないと防災面もなかなか、お互いの助け合い、相互扶助もうまくいかないよということから、ぜひ、これもいろんな形で、正面で説得する方法もあるし、絡めてから攻める方法、攻めるという言い方はおかしいですね、から自治会に加入を呼びかけるという方法もあると思います。これも、例えば、市民生活部だけが頑張るんじゃなくて、企画部も含めて、自治会の加入をふやすためにはどうしたらいいか、やはり頭をひねっていただきたいと思います。 申しわけございませんが、先ほどの防災のところで、一つ、浸水排水対策の件で大事なところが抜けていまして、申しわけないです。 避難所の件です。加音ホールが避難所になっているわけですが、ちょっとこの件の質疑をもう一度させてください。 この加音ホールは、今言ったような、周りは非常に危険な状況があります。あそこをなぜ避難所にしているか、その理由をお伺いします。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 避難所の設定につきましては、災対法にのっとって、そして地域防災計画にのっとって避難所を設定しておりまして、特に、一番加音ホールにつきましては、地域の、姶良市民の方々に一番わかりやすく、避難人数的にも、規模的にも、そして今回ペット避難所にも設定させていただきましたので、そういう観点からも、加音ホールにつきましては、避難所、そして避難場所として設定しているところでございます。当然、津波対策等も考慮しているところでございます。 ◆15番(吉村賢一君) 2年度当初予算で、例えば、学校への通学路のブロック塀撤去補助等も上げられているわけです。つまり、避難経路の危険性を除去するということの必要性が指摘されておるわけですが、ここの場合は、避難路までの観点がないんじゃないかと、それと関係課、例えば、じゃあ、避難所に行く際に問題があるとしたら、じゃあ、そこの課と、対処する課と論議をすると、そういったことはなかったんですか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 避難路につきましては、その避難所、避難場所に行くまでの計画等は確認しております。海浜通のところを通って避難していただくように、これにつきましては、先ほど見せていただきました、スライドにもよります雨の量とか、そして地域の方々にも聞きました、うちの職員にも聞きました、そして地域の消防団にも聞きました、そして近くの工場のある方々にも聞きまして、今年度の大雨について、どのような雨の量があったのかということで確認したところ、やはり海浜通を通っていく、そこを避難路にしていきたいと思いますが、自然災害にはどんなパターンが来るかもわかりませんので、今後もその避難路、避難所、避難場所については検討していきたいと思っております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 要は、避難所を設定する場合も、危機管理課だけがやるんじゃなくて、いわゆる関係課も、そこはまずいんじゃないかという指摘をするべきだと思うんですよね。あるいは、今言ったように、じゃあ、あそこに逃げればいいやといって、途中で車が水につかるということがあるとすれば、逆に今度は避難所に行く避難経路まで明示しなきゃ、危ないんじゃないですか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 来年度、作成するハザードマップ、ウエブ版と冊子版を作成しますので、ウエブ版、そして冊子版においても、そのような経路ができるかどうかを検討していきたいと思っております。 ◆15番(吉村賢一君) きょうは、そういうことで、防災安心・安全な市民の環境づくりについて質問させていただきました。 非常に、この、一つの方法だけを考えるんじゃなくて、いろんな方法を考えて、対策を検討していただきたい、関係課との連携を大事にしていただきたいということを申し述べて、終わらせていただきます。 ○議長(森川和美君) これで、吉村賢一議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は、1時15分から開きます。(午後0時05分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時12分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 11番、岩下陽太郎議員の発言を許します。 ◆11番(岩下陽太郎君)     登      壇  議席番号11番、市政クラブ姶輝の岩下です。本日は、学校休校に伴い、小中高校生なども視聴しているかもしれませんので、わかりやすく、そして、未来につなげられる議論を行っていけるよう心がけながら質問に入りたいと思います。 質問事項1、高等教育機関の設置について。 施政方針演説の中でも語られていたが、高等教育機関企画課を新設し、令和元年度は調査研究を行ってきた。令和2年度はさらに深く調査研究を行っていくとしている。そこで以下について問う。 要旨1、令和元年度高等教育機関企画課の業務内容及び成果について示せ。また、令和2年度予定する業務と目標を示せ。 要旨2、現時点で設置に向け、手続等が進められない理由を説明せよ。 要旨3、誘致も視野に入れているが、誘致先にどこの土地や建物など提示予定なのか、お示しください。 質問事項2、子ども館設置について。 施政方針演説の中で力強く語られていた子ども館は、かなりスピーディーに進められている。もちろん、早く進めることは悪いことではないが、他の事業とは比較にならないほどのスピード感である。 そこで以下について問う。 要旨1、令和元年度第4回定例会にて、保健福祉部において、子ども館の担う事業等をより具体的に検討するように指示したと市長より説明があったが、検討された結果を示せ。 要旨2、子ども館及び周辺整備に関する事業計画はどのようになっているのか。特に、隣接する民地等の購入に関する進捗状況等を説明せよ。 要旨3、子ども館に配属するスタッフはどのような資格者が確実に配置されるのか。説明ください。 質問事項3、アリーナの設置・改修について。 本年1月、会派でアリーナの視察研修を行ってきた結果、私は姶良市が設置に向け検討すべきだと考えている。具体的には、視察したアリーナ立川立飛及び日本財団パラ・アリーナを参考にすると、利用者(貸出し)競技者を絞った上で、健常者だけではなく障がい者にも積極的に貸出しの行える体育館を姶良市が持つことこそ、これからの姶良市が目指す街の象徴となるのではないだろうかと考える。そこで、以下について問う。 要旨1、現在、建てかえを検討している加治木総合支所または蒲生総合支所において、アリーナ(体育館)を中心とするものが、これまでの検討の中にそのような候補が出ているのか。 要旨2、姶良市が設置する各種体育館等において、改築及び改修の計画が検討されている施設があるか。また、検討がなされているならば、概算の費用として、どの程度を見込んでいるのか、お聞きします。 以下は、一般質問者席にて行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  岩下議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、3問目の2点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の高等教育機関の設置についての1点目のご質問にお答えします。 高等教育機関企画課の業務内容は、市行政組織規則において、高等教育機関の設置にかかる研究、調査、立案及び調整に関することなどと定めていることから、これからの高等教育機関のあり方の研究や、公立大学を設置している自治体や公立大学法人への先進地研修など、高等教育機関に関する情報収集を行っております。 これらにより、公立大学法人による短期大学の設立に限らず、4年制大学やサテライトキャンパスの誘致など、高等教育機関に関する可能性を広げることにつなげられたと考えております。 また、令和2年度はこれまでの業務を大きな柱として、文部科学省等への情報収集や、サテライトキャンパスのマッチング意見交換会等への出席、公立大学等への先進地研修などを通じてそれぞれの可能性を見出してまいります。 2点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 今後も、高等教育機関に関して、いろいろな可能性を含め、調査研究していくため、現時点においては、文部科学省への申請書類等を作成する段階にありません。 また、誘致に関しましても、選択肢の一つとしまして、今後、サテライトキャンパス等を含め、いろいろな可能性について模索してまいります。 次に、子ども館設置についての1点目のご質問にお答えします。 全天候型子ども館につきましては、昨年行った、子ども館庁内検討委員会の結果をもとに、同検討委員会で協議された機能を最低限備えるものとし、令和3年度に着工・完成、令和4年度開設を計画しておりました。保健福祉部では、事業の着実な進捗、単年度予算の低減と平準化等が図れ、さらに民間のアイデアや技術力を反映させることができる官民連携事業で取り組む準備をしておりました。 2点目のご質問にお答えします。 全天候型子ども館の事業計画につきましては、隣接地を含んだ形で検討しており、協議を進めていたところです。 3点目のご質問にお答えします。 今回、令和2年度の当初予算が減額修正されたことから、議論された内容を精査した上で、今後の対応を検討してまいります。 次に、3問目のアリーナの設置・改修についての1点目のご質問にお答えします。 今年度、実施しました市民ワークショップでは、一部の参加者から加治木地区においては、冷暖房設備や観客席を完備した多目的に使える体育館機能など、また、蒲生地区においては、障がい者のスポーツ施設やスポーツジムなどのご意見をいただいたところであります。計画書の素案を作成する過程では、市民ワークショップをまとめた、導入機能の優先度を参考に、建設場所の敷地面積や財政状況等を勘案し、観客席を有した、いわゆるアリーナではなく、多目的に使用できる施設が望ましいという結論に至っております。 ◎教育長(小倉寛恒君) 3問目のアリーナの設置・改修についての2点目のご質問にお答えします。 本市が所管する社会体育施設のうち、体育館は、市総合運動公園体育館のほか、蒲生体育館、加治木体育館と姶良体育センターの4か所であります。いずれの施設におきましても、老朽化や、経年劣化による施設や設備の補修が不可欠となっておりますが、施設の長寿命化の考え方に基づいて、継続的にこれらの施設を使用するために、令和2年度当初予算では、雨漏り対策や壁面補修など、各施設の改修や修繕のための費用を予算計上したところであります。 なお、教育委員会としては、新たに社会体育施設を建て直すなどの計画は現在のところございません。 以上、お答えといたします。 ◆11番(岩下陽太郎君) では、2問目以降を行っていきたいと思います。 ちょっと項目としても、重い感じのものが多いので、淡々と行かせていただきたいと思います。 最初の高等教育機関の設置についてに関しましては、あす、また、同僚議員が質疑を行うことにもなっておりますので、そちらでは、深堀をしていただければと思っているんですが、少し確認もさせていただきたいなと思っております。 そうした中で、市長に再度お伺いする形になると思います。 大学を設置して、市民にどのような実際利益というか、メリット、利益をもたらすというのを目的にして、事業を進めているのか。もう1回ちょっと、いろんなことが最近錯綜しているので、明確にわかりやすい形で、お示しいただければと思います。 ◎市長(湯元敏浩君) まずは、姶良市のちょっと弱点になっております15歳から24歳の若い人たちの人口、これが非常に減っている中で、そこに学ぶ場所、高等教育の機関、機会がないということの部分がまず大きなところでございます。そして、さらには、この経済状況の中、東京まで行かなきゃ、大阪まで行かなきゃ、大学に行けないということが非常に困難な状況にもなっている状況の中、地元で通える高等教育機関、そういったものが姶良市にあればということを目指しているところでございます。 さらには、これは教育とは違う、また、キャンパスを中心にしたまちの活性化、それと、さまざまな大学の学生だけではございません。そこに働く事務員の方々、そして、教授陣、また、そこを行き来する交流人口、こういったものも大きく期待するところができるということで、さまざまな大学のキャンパスを見ていきますと、さまざまな歴史の中、経緯の中で設立された大学が多うございますけれども、私立大学から公立大学にした途端に、定数、倍率、これが上がったというようなところもございます。そういう中で、大学を中心としたまちづくりというのを推進しているまちも多うございますので、そういったことで、若い人たちが多い、そして、若い人たちが、この姶良市で過ごしている中で、地元で高等教育の機関を利用できるような環境を整えればという思いでございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) 今2つ、いわゆる、大学がない、要はここにないので、学びの場をつくりたいということ。それから、大学というもの、もしくは、キャンパスというのを中心としたまちづくり、交流人口の増というのも含めて行いたいということなんですが、すみません、ここはちょっと教育長、確認なんですが、鹿児島の高校からすると、やっぱり学ぶ場所というのは少ないんですか。大学がないというような表現がありましたが、そこについてお聞かせください。 ◎教育長(小倉寛恒君) 鹿児島県の場合は、大学進学率というのは全国でいわゆる最下位のほうにあるわけです。だから、数としては、何も東京、大阪、そういった大都市部に出ていかなければならないという状況にはないと、地元にも、国立も、それから私立もあるわけでございます。学ぶ環境というのはあると思います。ただ、いろんな学部、学科を考えた場合に、全てがそろっているかというと、そうでもないし、そういう意味では、まだ補完的につくる要素というのは、まだ、残されているというふうに考えております。 ◆11番(岩下陽太郎君) 今、教育長からもあったので、学ぶ場所、そういったものは、まだあったほうがいいというのは少し理解できる部分もありますが、そうしたときに、やっぱり、どういう学科、どういうことを学んで、そこで育てた人材をどのように活用するのかという、いわゆる先の部分まで見据えたところじゃないと、この事業というのは、正直失敗をしてしまうことになるんじゃないかなと思います。 すみません、パネルをお願いします。 ちょっと見づらいですが、お許しいただければと思います。 まず、パネルのほうを用意させていただきましたのが、私立大学に関しまして、閉校というのが続いているよというところです。実際には、ここにもちょっと書いてあるんですが、1980年代から2000年にかけて、多くの自治体というのが地域活性化というのを目的に、いろんなところを誘致しておりますが、そういった計画というのがうまくいかなかったというものです。これは昨年の5月の西日本新聞のほうに掲載されていた、これはホームページに書かれていたものをちょっと出しているものですが、このような形であります。 ちょっと次のところになりますと、これは、今、福岡県みやま市というところが誘致をしました。保健医療経営大学というところがあります。これは、平成20年4月に開学をした学校なんですが、昨年の5月に、今度の入学生を募集停止かけているというものです。約10年、10年以上はたっていますが、10年たって、こういった結果になっているというところです。ここに関しましては、市のほうもかなり力を入れて誘致をしたというところもあるんですが、実際、ちょっと実らなかったというところです。ここの実を言うと中身に関しましては、かなり練っています。いわゆる日本で唯一の学位ということで、保健医療経営学というところで、とても今後の形になるといい分野だとは思うんですが、そういったものを、今まで医療というところでしたが、それを経営、しっかりと体系化してやっていきましょうよというところだと思います。そういった中でなんですが、実際、ここの大学の場合、学生数、5月1日というのが文科省の発表するのになりますので、5月1日なんですが、昨年の5月1日現在で、収容定員が320名に対して130名、充足率としては40%、40.63%という数字です。多分、昨年に関しましては、1年生41人、その前が25人で、かなり頑張って集めたんだと思うんですが、結果として、やはり、定員の半分。実をいうとここは定員も途中で削減をしていたりしますので、本当ならば、もうちょっと大きな人数で集めないといけなかったというのが、このような形になっております。 これは、実を言いますと、ちょっとすみません、字が小さいのでみづらいんですが、これは、みやま市のいわゆる投書が上がってきたものに対しての回答です。実を言うと、これは、平成22年に、要は大学誘致について、もうできてからのことになります。大学誘致をしたけれどというところになってくると思いますが、「大学誘致は市にとって、どんなメリットがあったのでしょうか。この件について、市の考え方を教えてください」というのを22年の5月に受付をしております。それについて、回答してある内容がここに書いてあります。ちょっと文字が小さいので、私のほうで抜粋して読まさせていただきますが、これは、「開学しましたが、この大学では、地域経済の活性化や文化・教育の向上を目的に市が誘致した大学です。これまでに大学の施設開放や市民講座の開校、いろんな郷土イベントで地域活性化に大いに寄与していただいております。」と。「現在のところ、少子化や広報不足により学生数は少ない状況ですが、みやま市内で生活している学生も年々ふえてきており、将来地域経済にも貢献していくものと期待しています。市では、今後さらに大学との連携協力を深め、大学のあるメリットを地域社会の発展につなげていきたいと考えています。」というのを、この投書のあった1か月後、22年の6月に発表しております。 パネルはオーケーです。 そうした中で、今年度の理事会において、実際定員、募集停止をかけ、今度の2年度から募集をやめるという状況になっております。要は、こうなるじゃないかということではなくて、こういう事例もあったということも踏まえて、調査研究をしてもらいたいなというところなんですが、この令和2年度に関する業務の内容というところで、先ほどお示しがあったと思うんですが、こういう、ちょっとだめだったところ、こういったところの研究というのも、業務に入っているんですか。お聞きします。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 この高等教育機関の設置につきましては、第2次総合計画の基本構想で議決いただいた事項でございますけども、先行すべき大事業がございまして、それと並行することが予算の平準化等からできないことから、実施時期を先送りしているわけでございまして、それによりまして、ある程度、時間的猶予をいただいております。したがいまして、現在も実情を勘案しまして、さまざまな例を分析し、それから、今、議員のおっしゃられました先進地研修も行うことになっておりますので、全て成功した例だけでなくて、議員お示しの失敗した例も反面教師として捉えながら研修してきてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) 今年度に関しましては、高等教育機関企画課に関しましても、業務をしっかりやってほしいということで、委員会審査。そして、今年度の予算等ももう既に通っております。ですので、しっかりやっていただきたいと思っておりますが、やはり、そこにも、事業としましては調査研究費というところで上がってきていますが、単純に考えると人件費というところで、今回2,500万円、しっかり上がっております。そこも踏まえた上で、しっかりと、要は令和2年度の間でしっかりとそこの先を見ていっていただくような業務に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 当然、人件費としても、目に見えない部分で予算がかかっておるわけでございますので、議員ご指摘のことにつきましては、真摯に捉えまして、研修それから検討、研究を進めてまいりたいというふうに考えます。 以上でございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) ここについては、もう、あすの同僚議員のほうにつなげたいと思いますので、次のほうに行きたいと思います。 子ども館についてになります。市長にお伺いします。今定例会におきまして、子ども館にかかる地質調査に関しまして、削減をするということで、修正した形で予算が通っております。率直にそのことにつきまして、お考えもしくはお気持ち等をお伝えいただければと思います。 ◎市長(湯元敏浩君) 先日、この調査、いわゆる候補地の調査について予算が通らなかったことは、まことに残念なことだなと思っております。今後まだ日が、まだ、たっておりませんので、委員長報告、また、この予算に通すことに賛成、賛同いただかなかった反対討論8人、修正案に賛成討論ですね、それと原案賛成討論3人の方々の議員の方々の発言を十分に精査し、吟味し、そして、今後のどうするかという方針を考えていきたいと思っております。 ◆11番(岩下陽太郎君) そこに関しまして、しっかり受けとめていただきまして、どういった形にするのかというところは非常に大切にしていただきたいんですが、ぜひ、大切にしていただきたいものとしまして、やはり、市民の声、実際にそこに携わっている方々、それから、やっぱり子育てをしている、子育てにかかわっている人々全てにおいてのいろんな意見というものもあります。そういうのも踏まえて、実行に移していただければなと思っているところですが、先ほどの答弁の中で、これは私の聞き方が悪かったのかなというところもあるんですが、昨年の定例会で市長からの答弁の中で、保健福祉部のほうに対して、具体的な要は中身に関する検討をしなさいねということを指示したということがありました。それの今答弁としまして、協議された機能を最低限備えるものという、いわゆるハード的なところしか、今、ちょっと答弁をもらえなかったんですが、実際、これができることによって、何が行われるのかとか。要は、どういったメリットがあるのかとか、ちょっとそういった内容というのを、これは部長になるんですか。お聞かせください。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 昨年の庁内検討委員会の中で、まず、市長の公約であります、この子ども館ということで、いろいろ検討してまいりました。その中で、まず、こういう形で、安心して子育てができて、子どもたちが遊べ、子育て世代の悩みやストレスを解消するための施設だということで、最初に本筋、基本のところを出しております。それについて、場所、規模、あと、最低限備える機能というふうに順次検討してまいりました。それが備わった段階で、保険福祉部は、今度は中を詰めていく。例えば、これに有効な補助事業はないかとか、どういう遊具が必要だとか、どういう形で、この機能を生かせることができるのかとか、運営はどうすればいいんだとかという総合的な第1案をもらった後にバトンタッチされたという見解でございます。 以上でございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) 何か、ちょっと、まだ、わかりづらいかなと。言っていることとしてはわかるんですが、こういうことをしたいから、この施設をつくりたいとか、そういうようなものというのは、何かないんですか。今言われたことというのは、当たり前っちゃ当たり前のところなんですけど、本当にこの子ども館というものができることによって、姶良市にとって、本当に子育ての施設として十分力発揮してくれるのかなというのが、正直、今、まだわからない。要は、逆に言ったら、そこが多分わかれば、今回の議会の中でも、多分、子ども・子育ての施設に関して、要らんよという人は正直議員の中でも、そんなに聞かない中で、そこの部分が表面に出てこないというのが、ちょっと、もやもやしているというところなんですが、市長、お答えいただいていいですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 私の公約でもあります。そして、姶良市が人口がふえている中で、子育て世代の方々が姶良市に本当に居を求めて来ていらっしゃる。それを未来永劫続けていきたいというのが希望でございます。そのための子ども館の設置でございますが、まず、子どもの育てる、この未来の宝を育てる子どもたちを育てるお父さん、お母さん、そして、保護者の方々、この方々が安心して過ごせる。まずは1人、また、例えば、育児休暇をとったとします。お父さんは仕事に行く。お母さんが育児休暇をとったとします。そうすると朝と夜はお父さんもいらっしゃるわけです。家族3人いらっしゃる。家族4人いらっしゃる。だけど、昼間は1対1にならざるを得ないときがあります。そのときに、物すごく泣く赤ちゃん、離乳食も食べない赤ちゃんがいたときに、それが1日1日たまっていって、1対1で、ずっと、アパートやマンションでいるよりは、子ども館に行って、そこを解消する。つまり、そこでご飯を食べる。そして、同じような状況の人たちとママ友になったり、パパ友になったりして、その子どものことについて相談をしていく。もちろん、そこには保健師さんや保育士さんがいて、相談もできる。そういったところの利用を、ぜひ、していただきたい。というところが1つです。 もう一つは、今度は、お父さんが、お母さんが、例えば、結婚式に出る。どこかの買い物に行く。そのときに、困ったときに、どこに行こうか、親もいないしなってなっていたときに、子ども館に来てもらいたい。そういった単身で、例えば、シングルファザー、シングルマザー、あとは、近くにお父さん、おじいちゃん、おばあちゃんがいない単身の家庭。そういったことを救うような形の施設にしていきたいと思っているわけなんでございます。そこに遊び道具があって、けがをしない材質でつくったジャングルジムとか、ボールパークとか、あとは滑り台とか、そういったものがあれば、父親が連れていっても、安心して、そこで遊べて、そして、ついでに保育士さんや保健師さんにご相談申し上げるという、そういった施設の気軽に利用できるのを姶良市につくりたい。そういった気持ちがこの子ども館には込められていると私は考えております。 ◆11番(岩下陽太郎君) めちゃめちゃ具体的なのがいろいろ出てきたんですよね。であれば、何でそれを示さないんですか。 ちょっと、パネルをお願いします。 実を言いますと、今、姶良市のほう、もともと提出されたのも、令和4年に子ども館をつくろうという形で進められているものでした。同じく令和4年度に千葉県野田市というところも、子ども館という名称でつくる予定になっております。こちらのほうは多分今粛々と進んでいっている形なんですが、工程も実を言いますと、ほぼ似たような感じで進められております。今年度中に用地の測量、地質調査、設計業務。令和2年度に当たっても設計業務に入ってくるんですが、建設工事までも、そこに入った形で、令和3年度に備品等を購入して、令和4年に開館しようという流れで進んでいっております。 実を言いますと、この中で検討をされているのも、姶良市と変わらない形で、庁内の検討会というのを5回開催して進められているものです。じゃあ、何が違うのか。まず、市長と話そう集会というの、ここはやってんですが、そういったところで、市長と実際話をしていると、各小学校、中学校で。実を言うと、これは、その前の年度ぐらいから、ずっと何回かやられているみたいなので、ちょっと、ずっと引き続いてはいるんですが、そういった形で聴取はしております。ただ、具体的に移ったのは、平成30年度の庁内検討会から進んでいっておりまして、子ども館というの、ここは、うちのいわゆるセンターみたいな形で、6つ設置をしております。小規模子ども館という名称のほうがいいかもしれないですが、そういった形でやっていて、そこでの説明会というのを1回ずつ行っているぐらいです。ということは、進め方としては、そう姶良市と変わらない。じゃあ、何が違うか。ちょっと今パネルのほうにも出てありました。基本構想というものが、形にするとこういうような形で出ております。実を言うと、これに関しましては、今、市長が語られたような内容というのが散りばめられていて、こういうもの、エリアはこういうふうなものがあったらいいとか、こういう形で支援をしていきましょう、運営の目指す姿はこうだよねということの書いてある、いわゆる基本構想というものがあります。逆に言うと、これがないと私たちも判断できないです。判断できないと思います。 ですので、今回の進め方としては、確かに場所をどうにかしないといけないということが先行したということかもしれないんですが、やはり、中身について、どういったものを描いて、じゃあ、そこに関して、どういうふうな形のものをつくりたいのかというようなもの、それは、構想段階でいうしっかりとした形でレポートされたもの。こういったものが必要ではないかなと思いますが、市長、これ、どのように思いますか。
    ◎市長(湯元敏浩君) 議員のおっしゃるとおりです。その基本構想、構想と名前になるかどうか、わかりませんが、狙いというものをしっかりと伝えるべく紙にする。するのは大事なことだと思います。今の段階は、私が持っている、このイメージ。そして、思い。こういったものが庁内で、検討委員会で、しっかりと話せられ、それを具体化していくためにはどうするかという計画を紙にするという前の段階でございまして、そこがちょうどタイムラグ、ちょうど端境期になっていたところもございます。そういったところも含めまして、ハード部分で進めていくところがまず一つなんですけれども、ソフトな部分も、これを充実していくのはもちろんでございまして、そのつもりでもございました。 私が、この前、尾道に行ったんですけれども、尾道市というのは子育てを宣言しているまちでございまして、そこにキッズステーションというところがございますが、そこに、私、飛び込みで、約束もなしに訪問したことがありまして、別件で行きましたので、そのときにいらっしゃった、そこの館長先生というのが、67歳のいわゆる肝っ玉お母さん的な園長先生でございました。その方に救われた方が物すごくいらっしゃると、この7年間で、そういう話を、体験談を、その園長先生が涙ながらに初めて会う私たちに、涙ながらに話す。そういう、いつでも飛び込んでおいでと、いつでも帰っておいでと、そういうような雰囲気のある子ども館にしてみたいと思っています。そこがソフト部分だと、私は思っております。まずは、でも、そこに、どういう施設をつくって、どういう人たちが来てもらって、どういう人たちを配置するかというハードの部分もあります。でも、そこに、この人間的な部分、そういったソフトの部分をぜひとも兼ね備えた子ども館にしていきたいと、そう思っているところでございますが、そこも含めて、いろいろなところで、先、できるだけ早くと思っておりましたが、今回、予算が通らなかったものですから、さまざまなところで反省をしながら、そして、また、思い直して、考え直すところもあると思います。 以上でございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) ぜひ、まとめていただきたいと思うんですが、今度は、ちょっと、ここからは、私の部分になってくると思います。 後ろの多くの議員の方々に関しましても、多分こういう形でしっかり示されればいいのかなと思うんですが、私はちょっとそこから一歩外れた形で、子ども館自体が今反対だと思っています。実際問題として、今、子育て支援課を中心に、今回のはそこですので、保健福祉部で児童にかかわる部分、そして、教育委員会等で子どもにかかわる部分のこの策をしっかり行っていけば、市長が先ほど言われた部分に関しましても、ほとんどの部分が救われるのではないかなと考えております。そういった意味では、子ども館というハードではなく、今ある形のものを、要は重点項目をしっかりつくった中で、施策に盛り込んでいっていただければ、いいんじゃないのかなというふうに私自身は考えております。そういう部分で、また、私は今そのように考えておりますが、そこの部分をしっかりと示していただき、判断をつけられる。そういった形であるには、やはり、今、市長が考えている、それから、それを市長の考えをもとに、子育て支援課、原課のほうだったりとかで、しっかりまとめた、いわゆる、こういう構想とかいうものをしっかりと出していただいて、テーブルに乗っけた形で議論を行っていければなと思っておりますが、これについて、部長のほうからお願いしたいと思います。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 先ほどの基本構想ですね、ほぼほぼでき上がっております。なので、今度、またお示しをして、今回、新しい手法でも、ちょっと提案させていただきましたけれども、そういう基本構想がないと先に進みませんので、そこはまた今後時間も、まだ、ちょっとありますので、提案させていただきたいと思っております。 ◆11番(岩下陽太郎君) ぜひ、進めていただきたいと思うんですが、実を言いますと、今ちょうど令和2年度に向けて、第2期姶良市子ども・子育て支援事業計画というのが、今ちょうど案というので示されて、先日、パブコメとか、そのようなのが出ていたと思うんですが、そういった、その案の中にも、今後に向けて、姶良市がどういうことをやったらいいんだろうということを書いてある中に、姶良市に求める子育て支援の施策という、支援策ですね、というものを書かれているんですが、やはり、保育園だったりとか、そういったものの費用を心配されている方々のあれが多いのかなというのをお見受けするのと、あと、小学校の保護者の方々というのが、いわゆる、子ども館に部類するところになるのかなと思うんですが、子どもが自主的に参加し、自由に遊べ、安全安心にできる居場所づくりを進めてほしいという願いがあるということで上がってきております。そういった中で、私も、前々から言わせていただいておりますが、ここに関しましては、多分公園でも十分カバーできないかというふうな形も言わせていただいております。そういったところでは、この子育てというところだけに管轄する部だけではなく、建設、それから、企画、そういったところ、いろんな部類の方々で、また、お知恵を絞っていただいて、こういった施策に反映させていただければと思いますが、市長、その分に関しまして、どうでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 全国に、このような子ども館の先進地の施設が多数ございます。その中の利用者の声をご紹介申し上げます。「この施設は子ども同士、親同士のつながりを感じられる自分の居場所であり、一緒に子育てを頑張ろうと訪れるたびにリフレッシュできる場所である。」というふうに言っておられます。 また、国は、これは平成26年度に設定されたものでございますが、国による地域子育て支援拠点事業の実施に関する要綱というのを定めておりまして、平成30年6月に第3次の改正を行いました。この中の事業目的に、「親の孤独感や不安感の増大等に対応するため、地域において、子育て、親子の交流等を促進する子育て支援拠点の設置を推進する」というふうにうたってございます。この事業目的は、まさに、先ほど市長が述べました子ども館のコンセプトであろうと思っておりますので、それに今回の修正の議決を踏まえまして、さまざまな議論をしながら、それと、議員ご指摘の事業目的、これを踏まえたものをつくり上げていって、完成に向けて努力してまいりたいというふうに考えます。 以上でございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) 今も部長からありましたので、全庁的に、これに、施策についても考えていただければと思います。 時間がないので、次に行きたいと思います。 先ほど、ちょっと上のほうでも説明しましたが、今年の1月に会派のほうで視察に行ってまいりました。アリーナに関する設置・改修というところについて質問をしたいと思うんですが、これは教育長のほうから答弁がありましたが、社会体育施設のうち、総合運動公園体育館、それから、蒲生体育館、加治木体育館、姶良体育センターの4か所、これについては、修繕等を行っているというところでありますと、新たに社会体育施設の建て直しなどの計画は現在のところありませんということでいただいてはいるんですが、これは財政のほうになるのかな。この回答で間違いはないでしょうかという言い方になったら、ちょっと大き過ぎるかもしれないんですが、要は、トータルとして、ほかのところ、建て直しとか、そういったもの、体育館に近いような類似施設で、そういったものはありませんか。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えします。 財政的なもので再配置計画というのを立てておりまして、40年後に敷地面積で32%ほどの施設について、床面積によって縮減をかけるとしております。原則的においては、原則的な考え方としましては、やはり、縮小のほうに向かっていくと考え方しております。ただし、現在ある機能につきまして、加治木庁舎等につきましては、そのままに置いて、現在の敷地面積等を確保しながら、建てかえというのは考えているところでございます。 以上でございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) なぜ、ちょっと、そこ触れたのかというと、加治木体育館につきましては、多分支所の建てかえ等が今考えられている中で含まれてくるものだというふうにあるんですが、もちろん、これは議員である私が質疑を行って、執行部の皆様が私に対してした回答だと思うので、それでいいと思うんですが、言われたが、回答に、そのまま回答していただいたら、こうなったんだと思うんですけど、これだけ、ぱっと見ると、加治木体育館って、多分なくなるのかなって思ってしまう。要は、加治木に関しては、今庁舎建設をしていく中で、体育館というところも含んで、いろいろ入れているところだと思うんですが、最初の答弁の中では、そういう分は出てきたんですが、教育委員会からの答弁の中で、そういうような言い方になってしまうと、これは完全に出てきたものに対しての形になるので、いい指摘なのかわかんないですが、やはり、そこだけを切り取ってしまうと、もう、これはなくなってしまうものだというふうにも感じてしまいます。これは、一応答弁としましては、全庁的に回答していただくものだと思うんですが、そういったところに関しての何か配慮だったりとか、そういったものはなかったのかなと思ったんですが、それについては、総務部長になるのかな、お願いします。 ◎総務部長(宮園正浩君) 回答の中で、そのように解釈されるような回答というのが、少しいかがだったかなと思いますが、先ほど私が申し上げましたとおり、加治木の体育館につきましては、加治木庁舎を建てかえる中で、住民からの要望とか、そういう中でもありましたので、検討していく考えでございます。 以上でございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) パネルをお願いします。 ここに書いてあるのが、ちょっと視察に行きました、立川立飛というところにあります、アリーナと言われるものです。中としては、大きなアリーナになっているんですが、バスケットコートでいったら2面とれるぐらいの大きさになってくると思います。それにいろんな施設がついているというものです。ちょっと、こちらのほうが、今度は、パラ・アリーナという、これは日本財団というところが持っているものなんですが、障がい者が利用を専門的に行うという施設になっております。そういったところで、障がい者が使いやすいような施設にもなっております。こういうような施設も今回見させてきていただいている中で、行政のほうも、いろんな形で視察等を行っていると思います。この庁舎建設に関しまして、こういう体育館機能、要は加治木のところは、よく上がってきていると思うんですが、ここについて、どのように、今、見解としてまとめられているのか、情報収集されているのかというのをお示しください。 ◎総務部長(宮園正浩君) ただいま議員のご質問の視察等とか、そのまとめにつきましては、行政管理課長のほうから答弁させます。 ◎総務部行政管理課長(今別府浩美君) 新庁舎建設に絡みます先進事例等のご質問かと考えております。 新庁舎建設におきます複合機能といたしましては、市民ワークショップ等で出されました運動ができる機能、そういったさまざまなご意見がございます。また、実情、加治木体育館の稼働率は非常に高いもの等もございます。そういったところから、現在の計画素案の中では、加治木体育館相当分の面積につきましては、確保いたしまして、市民の健康増進機能が維持できるような形で検討しているところでございます。 以上です。 ◆11番(岩下陽太郎君) 今のところでいうと、いわゆる健康増進を図っていく。市民の健康増進を図っていくというような形をメインとして、施設を置いていこうという考えがあるということでよろしいでしょうか。 ◎総務部行政管理課長(今別府浩美君) はい。市民のご要望等によりまして、そのような形で検討をしているところでございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) もう時間がないので、まとめに入りますが、実を言うと、この立川立飛というところを視察したときに、そこの責任者に言われた言葉がすごく残っております。多目的は無目的という言葉でした。何でも、これをつくれば、できるじゃないかというものよりは、こうしたもの、目的をしっかりと決めてやったほうがいいよと、そういった意味では、市民の健康増進にかかる施設をやりたいということなので、よくわかりました。 以上で質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、岩下陽太郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度休憩します。(午後2時04分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時13分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、6番、湯之原一郎議員の発言を許します。 ◆6番(湯之原一郎君)     登      壇  議席番号6番、市政クラブ姶輝所属の湯之原です。 例年であれば、桜の季節を目の前にして、少しわくわくした気分で春の到来を待ち遠しく思う時期ですが、ことしは、新型コロナウイルスのことが気がかりで、社会全体が鬱屈しており、心浮かぬ日々が続いています。一刻も早く終息して、以前のように活気ある日本に戻ることを願うばかりです。この3月末をもって退職される職員の皆様とゆっくりとお別れをする機会さえも奪われてしまったことが残念です。まだまだ、これから、社会のために十分にご貢献いただけると思いますが、健康に留意され、ますますのご活躍を祈念いたします。まだ、半月ほど残っていますけれども、長い間、本当にご苦労さまでした。 それでは、早速質問に入ってまいります。 消防団の施設整備について。 質問の要旨。 合併後10年が経過し、消防団の装備については整備が進んできており、旧町単位での格差は解消されてきていると考えます。一方、蒲生地区の消防団車庫は、一部で改築されましたが、合併前とほとんど変わっていない状況であります。近年、各地で大規模災害が頻発しており、消防団の役割は市民生活を守るために、重要度を増してきております。災害出動時の待機場所となり、消防団活動の核となる詰所を備えた消防団車庫を整備すべきと考えますが、以下についてお伺いいたします。 1、消防団車庫の現状をどのように捉えているか。また、今後の整備方針を問う。 2、消防団員の確保は十分にできているか。課題はないか、お伺いいたします。 次に、くすの湯の揚湯ポンプについてお伺いいたします。 くすの湯の揚湯ポンプが故障して、現在バイオマスボイラーと重油ボイラーで沸かした白湯での営業が続いております。くすの湯利用者の間で、いつになったら修繕ができるのか心配する声も上がってきております。今定例会の追加議案に揚湯ポンプ修繕にかかる事業費が計上され、議決されましたが、今後のくすの湯の運営について、どのように対応していく考えなのか、お伺いいたします。 次に、障がい者スポーツ施設についてお伺いいたします。 市政クラブ姶輝では、政務活動の一環として2か所のアリーナを見学してまいりました。東京お台場に建設されている、障がい者スポーツ用のパラ・アリーナは、バリアフリー化はもちろんのこと障がい者が使いやすいようにトイレ、シャワー、トレーニング設備などを完備したすばらしいパラスポーツ施設でありました。姶良市は県の中央部に位置し、交通の利便性も高く、県内県外各地から来訪しやすい市であることは誰しもが認めるところであります。その優位性を生かし、交流人口をふやし、障がい者が暮らしやすいまちづくりに取り組んでいることを示すよい機会になるのではないかと期待して課題提起したいと考えます。現在、県内にある障がい者が利用できるスポーツ施設は、県が所管する「ハートピアかごしま」がありますが、他の自治体には、ほとんど見当たらないのが現状ではないかと思います。そこで、以下についてお伺いいたします。 1、本市の体育施設では、障がい者スポーツの受け入れ体制はどの程度整っているか。 2、現在協議中の加治木複合新庁舎に、設置希望の多い体育館を健常者だけでなく障がい者も気軽に利用できる機能を持った体育施設として建設できないか。あるいは、既にある他の体育施設を障がい者が利用可能な施設に改修する考えはないか、お伺いいたします。 以下は一般質問者席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  湯之原議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、3問目の1点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の消防団の施設整備についての1点目のご質問にお答えします。 消防団車庫は、消防団員の活動の重要な拠点施設であります。本市の消防団車庫は建築から30年以上が経過し、老朽化が進んでいるものが多く、また、地域によっては、詰所機能を有していないものもあると認識しております。 このような現状を踏まえ、消防団車庫につきましては、国の指針に基づき災害時において団員が活動に専念できるようにするため、また、地域防災の拠点施設とするため、地域コミュニティ施設等に併設するなど、多機能的に活用できるよう今後、調査研究してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 消防団員は、全国的に見ても年々減少傾向にあり、本市も同様に、高齢、体調不良などを理由に退団され、先々存続が危ぶまれる消防団もあるなど、団員の確保は喫緊の課題であります。 消防団は、地域防災の中核をなす重要な組織であり、近年、多様化、大規模化する災害への対応などを想定すれば、それらに対応できる人員、人材の確保が必要であると考えております。 今後も消防団の活動に対する知名度、イメージアップを図り、女性消防団員を含む団員全体の入団の促進を図り、あわせて、団員のための活動環境の整備、装備品の充実・強化に努めてまいります。 次に、2問目のくすの湯の揚湯ポンプについてのご質問にお答えします。 くすの湯は、平成30年9月8日のリニューアルオープン以来、順調に運営しておりましたが、昨年12月に揚湯ポンプに不具合が生じたため、現在は白湯での営業を行っております。新年度になりましたら、速やかに揚湯ポンプの設置についての契約を締結し、8月までには温泉の供給を再開し、適切な運営に努めてまいります。 次に、3問目の障がい者スポーツ施設についての2点目のご質問にお答えします。 現在、複合新庁舎建設検討委員会に諮問しております、加治木総合支所庁舎建設基本計画の素案では、市民の余暇活動やスポーツ、レクリエーション、文化活動を行うための多人数で幅広い活動ができる多目的スペースの機能を複合することとしております。 また、全ての利用者が快適に利用できるように、ユニバーサルデザインによる施設を整備することとしています。 市としましては、3月末をめどに、同委員会から出される答申に基づき、策定する基本計画の中で、計画規模などの具体的な内容についてお示しできると考えております。 計画書の素案を作成する過程では、市民ワークショップでまとめた、導入機能の優先度を参考に、建設場所の敷地面積や財政状況等を勘案し、観客席を有した、いわゆるアリーナではなく、多目的に使用できる施設が望ましいという結論に至っております。 ◎教育長(小倉寛恒君) 3問目の障がい者スポーツ施設についての1点目のご質問にお答えします。 障がい者スポーツには、パラリンピックなどにおいて実施される、本格的に体力や技術力を競うものから、レクリエーションを気軽に楽しむことを目的としたものまで、多様なものがあります。 現在、本市におきましては、障がいのあるなしに関係なく、個人、グループ等で市内の体育施設を利用いただいております。障がい者と健常者との施設の利用のあり方については、トイレやシャワーなどの施設設備がバリアフリー対応か否かで判断されますが、本市では各施設において、その附帯設備が障がいを持った方全ての利用ニーズにこたえられるものとはなっておりません。また、競技が多岐にわたっていることや、どの程度需要が見込まれるかも明らかでないため、関係者からの要望や意見を伺いながら、課題の解決を図ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆6番(湯之原一郎君) 合併してから10年がたちまして、市として人口もふえ続け、順調に市政運営がなされている中で、蒲生がどうのとか、姶良がどうのとか、加治木がどうのとか、あまり言いたくはないわけですけれども、不平の声が耳に入りますと課題として取り上げざるを得ないということは、まず、ご理解いただきたいと思います。 最初に、パワーポイントでご説明申し上げます。 映像お願いします。 これ消防施設の映像になりますけれども、先ほど答弁にありましたように、地域コミュニティ施設と併設した消防団車庫として、昨年、白男分団大山部に車庫が新設されました。緊急避難場所となっている大山館に隣接して建設されたことは、地域住民にとって非常に大きな安心感を与えるということで、このことについては評価したいと考えております。 これが昭和50年建設、木造で43年経過している新留分団車庫ですが、詰所がないものですから、丸囲いでしたところにありますように、ああいうところで、いろんなものを洗ったりとかしているというところです。 これが昭和53年建築の白男分団の車庫です。ここは比較的恵まれていて、隣に集落の公民館があるものですから、ここを活用しながらで消防団活動を行っております。 これは、下久德分団で、同じように詰所がないために外のほうで、いろんな作業をやっているということです。 これが、昭和60年建設の漆分団車庫です。 これは、蒲生の米丸分団の車庫ですが、詰所がないために同様な状況です。 これは、加治木の錦江分団の詰所で、これが1番姶良市で新しいやつで、平成18年に建設されておりまして、今14年経過しているというところですが、しっかりした詰所が併設されております。 それと、これが、辺川分団の車庫です。明治33年1900年建築で118年経過しているということです。 これが姶良地区の建物ですが、姶良地区は昭和61年にほとんど建設されておりまして、築後34年経過ということで、詰所併設して、大体このような形で、これは脇元分団ですが、こういう形で建設されております。 ちょっと字が小さくて見えにくいところなんですけれども、3地区の消防団施設を検証しますと、姶良地区は1986年、昭和61年ごろにほとんどが建設されておりまして、建築後約34年が経過しております。消防団車庫と団員詰所を備えた大体似通った形の建物になっております。 それと、加治木地区は古いもので、1900年、明治33年建設されて、建築後120年が過ぎております。新しいものは、2006年平成18年に建設されて、築後14年で、いずれも車庫と、古くはなっておりますけども、詰所もしっかり備えております。 蒲生地区については、古いもので、1977年、昭和52年建設され、築後43年、新しいものは1997年、平成7年建設で、23年が経過しておりますが、いずれも消防車庫だけで、団員の詰所はないということです。 映像はこれで終わります。 先ほど市長答弁の中で、消防団車庫については、国の指針に基づき、今後整備を調査研究してまいりますということでありましたけれども、この指針の内容についてはどのようになっているか、お知らせください。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 ご質問の国の指針につきましてでございますが、これは数年前に消防庁のほうから消防団拠点施設についての整備に当たっての参考となる施設ということで、今議員言われます、イメージ図としましては、消防防災用車両の収納スペースを設ける、資機材の収納スペース、それに男性用の更衣室・トイレ、女性用の更衣室・トイレ、それから、待機室、広間、研修室等を兼ね備えた詰所。それプラス、付加施設としまして、女性消防団の方がいらっしゃれば、女性消防団員等の活動スペース、あと、シャワー等の整備をするということが、一つのイメージ図として示されているところであります。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 先ほどの本市の消防団車庫の現状を映像で見ていただきましたけれども、ただいまの消防長の説明からすると、かなりかけ離れた施設であることが、もう皆さん十分理解していただけたと思いますけれども。 先ほど不平の声が聞かれるということを申し上げましたけれども、以前、蒲生地区の消防団員の中から、消防車庫の中にぎゅうぎゅう詰めになって、待機していなければならないというような声が聞こえてまいりまして、今回こういう質問に至ったわけですけれども、本市の公共施設マネジメント白書と公共施設等総合管理計画というのがございますけれども、その中に、使用用途ごとの再配置の方向性ということで、消防分団施設は機能低下を招かないことを前提に集約を進めるとあります。分団組織については、30分団から3方面15分団に再編成がなされているわけですけれども、この分団施設の集約化というのは、どのような考えがあってあるのか、お伺いいたします。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 今、議員申されました総合管理計画に基づきます消防団車庫の再配置の方向性ということで、集約の方向ということでは考えてはいないところですが、私も今回質問いただきまして、特に蒲生のほうは回らせていただきましたが、車庫自体が大雨等で危ない場所にあったりするところも数か所ありましたので、そういったところには、移設等でコミュニティ施設のほうに隣接して併設したほうがいいところも中にはあったようでありました。そのようなところもありましたので、そういう方向で検討していきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) ということは、そういう危険な場所の施設については移設すると。あと残りの施設については、そのまま維持していくという考えでよろしいのでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 今議員の言われたとおりでございます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 私が1番申し上げたいのは、申し上げたかったのは、蒲生地区に詰所がついていないと。そういう移設をするところについては、詰所の実現性が高いわけですが、その場所で、そのまま使う場所については、その詰所については、どうされる考えなのか、そこをお伺いいたします。 ◎消防長(米澤照美君) ただいまのご質問につきましては、警防課長のほうで答弁させます。 ◎消防本部警防課長(岸園克己君) 警防課、岸園と申します。 蒲生地区の消防団車庫につきましては、老朽化が進んでいるところにあっては、国の指針に基づきまして、蒲生地区のいきいき交流センター等と併設する形を今後とりたいと考えております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 先ほどの消防長の答弁では、危険な場所にある部分については、そういう移設をすると。そのほかは、移設はしないというお話だったものですから、今、その移設をしない分については、その詰所はどうするつもりなのかということで、ちょっとお伺いしたところなんですが。 ◎消防本部警防課長(岸園克己君) 河川の直近の詰所、あるいは、一部、土砂災害警戒区域に入っている分団車庫もございますので、そのあたりについては、近くの公民館等と併設ということも考えて、今後検討してまいりたいと思います。 ◆6番(湯之原一郎君) なかなか、ちょっとかみ合わないところがありますけれども、あと、先ほど、永原分団の辺川部については、かなり古い歴史を持っているようなんですけども、これにつきましては、公共施設等総合管理計画の中に、この部分だけは記載がありまして、改築費用3,015万8,000円、建てかえ費用4,882万2,000円というような数字が実際出ているわけですけれども、それと、ほかの分団については、その公共施設総合管理計画の中には記載がされていないようですが、消防庁からの通知というんですか、消防分野における公共施設等総合管理計画及び個別施設計画の早期の策定をするようにというような通知が出ているようなんですけれども、そのほかの分団車庫についてのそういう計画というのは考えられているのかどうか、お伺いいたします。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 その他の消防車庫の個別施設計画の策定というものにつきましては、今後策定していきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 今、今回の一般質問の中でも、財政が厳しいという言葉がたびたび使われている中で、消防でもいろんな施設とか、機材にかなりの予算を投資しているところで、なかなか消防車庫を優先的にするというのは難しい状況だというのは理解しておりますけれども、少しずつでも、例えば、蒲生の車庫であれば、過疎債を使えると思います。そういう有利な起債などを使いながらで、毎年少しずつでも建てかえをしていくべきではないかと考えますけども、市長のお考えいかがでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 私も、年末の警戒、あと、さまざまな機会で、詰所の、詰所というか、分団の車庫に足を運ぶこともあるんですが、やはり、トイレさえもないというところもございます。トイレとかないところは、まず、仮設のトイレをつくったり、何とか、ちょっとでも、分団の方々が火災や災害のときに困らないような形をこれからとっていきたいなと思っております。 ◆6番(湯之原一郎君) やはり、団員がだんだん少なくなっている中で、環境の整備というのは非常に大事な一つの要素だと思いますので、今後ぜひ検討しながらで、建てかえも進めていっていただきたいと考えます。 それでは次に、2番目の消防団員の確保策についてお伺いいたしますけれども、平成30年度は消防年報によりますと、定員541人に対して実員が467人となっておりますけれども、現状の団員数はどうなっているのか。また、その中で、団本部付の女性消防団員というのがいらっしゃいますけれども、その女性消防団員の数、あと、本部付以外の女性消防団員の方がいらっしゃったら、その人数についてご答弁願います。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 消防団員数につきましては、今、議員言われましたとおり平成31年4月1日現在では、467名、令和2年2月1日現在では484名となっております。 また、現在の女性消防団員数についてのご質問ですが、18名いらっしゃいます。そのうち、団本部の直轄団員としましては、14名。それから、各分団にいらっしゃる基本団員としましては、4名。これは加治木方面隊の東部分団に3名、姶良方面隊の帖佐分団に1名いらっしゃいます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 定員数より60名ぐらいですか、少ないようですけれども、この定員数の541というのは、どのような根拠で算出した人数なのか、ご説明を願います。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 条例定数の541名の内訳としましては、それぞれ旧3町、例えば、姶良でありますと209名、加治木で162名、蒲生で170名、その合計数の541を定数としているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) ということは、合併前の各町ごとの定員をそのまま姶良市の定員としたということでよろしいですか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 議員言われますとおり、旧3町の人数を足したのが条例定数としているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 今、こういう現状があるんですけれども、中山間地域の分団が顕著だと思うんですけれども、退団者が出た際に新たな入団者を確保できずに、地域居住者、地域出身者、地域に仕事があるなど、地域とかかわりを持った人ではなくて、それ以外の団員が入団している例が見受けられるわけですけれども、これは、ある程度、団員を確保して分団を維持するためにはやむを得ない事情なのかとは思いますけれども、緊急時に、地域の地理に不案内だったり、その地域の事情に通じていない方が分団員として対応できるのかどうか、ちょっと懸念するところもあるわけですけれども、そのような分団員確保の状況については、把握していらっしゃいますか。 ◎消防本部警防課長(岸園克己君) 分団の確保につきましては苦慮しているところなんですが、各分団ごとの定員確保というのが非常に難しくなってきております。今後にあっては、各方面隊で補うということと、出場区域にあっても分団相互の応援体制を今後はとっていきたいと考えております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) ということは、そういう事情については、ある程度容認しているということでよろしいわけですね。 平成30年1月に消防庁長官内で各都道府県を通じまして、消防団の確保に向けた重点取り組み事項ということで、これは市町村のほうに通知が出されていると思うわけですけれども、大きく3項目に分かれておりまして、消防団の役割の多様化への対応、多様な人材の活用、消防団の活動環境の整備の3点が上げられております。このことに関連して質問しますけれども、消防団の役割の多様化への対応についてですけれども、昨今の災害の多様化とか大規模化のことを勘案しまして、大規模災害団員を導入してはどうかということが、大規模災害団員の導入が提起されております。大規模災害団員というのは、大規模災害時に消防団員だけで対応し切れない、新たに発生する活動や人手不足が生じるような場合に限り出動することとしておりまして、想定するなり手には、消防職員ОBとか、消防団ОBなどを上げておりますけれども、本市では、この通知に基づいた大規模災害団員という導入については、検討されていらっしゃいますでしょうか。 ◎消防本部警防課長(岸園克己君) 大規模災害時の団員の確保については、現在のところ、検討はしておりません。ただし、退団団員の再入団ということに関しては、促進は行っていきたいと考えております。これにつきましては、団員時代に培った知識、能力を現団員の方に伝承していただくということで考えております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 大規模災害団員については検討していないけれども、ОBについては協力を仰ぎたいということで理解しますけれども。 次に、多様な人材の活用についてですけれども、先ほどありました女性団員、それから次に、公務員、消防職員ОB、消防団員ОB、それから学生等を活用しなさいということで提言がされておりますけれども、本市では、比較的女性消防団員については、入団が徐々にふえてきているという感じを受けるわけですけれども、その公務員の若手を一定期間入団させる取り組みについても提起がなされているわけですけれども、公務員の若手職員が入団することによって、公務員として欠くことのできない人間関係づくりとか、経験、資質を磨く場として、消防団活動は有意義だと思うところもありますけれども、本市においては、若手職員に対して、入団、消防団入団の推進については、どのようなことを行っておられるか、お伺いいたします。 ◎総務部長(宮園正浩君) 本市の職員の消防団加入率ですが、数字等は把握してないんですが、私もかつて20年ほど消防団におりまして、職員の多くが自発的といいましょうか、そういう形で、本部分団とか、あるいは、各分団のほうに所属しております。それと、消防活動につきましては、新採職員のときに消防団というのがあるという形で、周知というのをかけてございます。 以上でございます。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 市の新規採用職員に対しましては、消防での新規採用の研修というのもございます。そういったときに、消防団員の入団促進を進めているところであります。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 時間の進むのが早いもんで、ちょっと、次に1つ提言ですけれども、本市では、消防団活動に積極的に協力している事業所とか、団体に対しまして、消防団協力事業所表示証を交付しているということですけれども、この人手不足の折に、事業所にとっては、人手をとられることは大変な痛手となるんではないかと思うところですが、消防庁の通知では、協力事業所に対する効果的なメリットとして、事業税額の減税措置とか、あるいは、入札参加資格の加点、あるいは、奨励金の支給等の措置を導入することなどを上げているところですけれども、これらについて検討はなされておりますか。 ◎消防本部警防課長(岸園克己君) 消防団協力事業所認定につきましては、入札時の加点等については、もう既に導入はしております。あと、今後、協力事業所につきましては、団員の2名以上の入団、その方の団活動について積極的に配慮している事業所、災害時に事業所の資機材を消防団に提供できるなどの条件がありますので、その要綱を踏まえて、今後、拡充をしていきたいと考えております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 次に、3番目の消防団員の活動環境の整備ということです。処遇の改善についてお伺いいたしますが、消防団の年額報酬、出動手当を引き上げることも考えるべきであるということで提言がなされているわけですけれども、地方交付税の単価として、年額報酬は3万6,500円、1回当たりの出動手当を7,000円が交付税に算入できるということのようですけれども、本市の条例を定められている費用弁償は日額5,000円でありますけれども、その費用弁償等について、引き上げをして、消防団員の入団を促すということは考えられないでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 ご質問の費用弁償ですが、これは災害出動の際につきましては、1日5,000円、会議等につきましては、4,000円ということで条例にうたってあります。会費、日当の引き上げということについては、現時点では考えていないところでございます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 年額報酬とは、その性格上、本人に支給されるべきであるものであることを踏まえ、適切に支給することという通知が出ておりますが、これは財政の判断だとは思いますけれども、このことに関しては、見直しの考えはないかどうか、お伺いいたします。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 合併が10年経過しておりますけど、合併のときの合併調整項目の流れの中で決まってきております。今、議員がおっしゃってくださいますように、いろんな背景がありますので、この消防団員に限らず、さまざまな委員等の報酬とか、費用弁償というのは、見直しはあると思いますけれども、それぞれの状況を踏まえながら検討することになると思います。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) それでは次に、くすの湯の件について質問いたします。 昨日、追加議案で出されまして、ポンプの修繕にかかる事業費が可決されたわけですけれども、以前の全員協議会の説明では、ポンプの修理には、発注から施工まで約4か月かかるとの説明がございました。それで、14日の新聞には8月復旧予定というような記事が出ておりましたけれども、かなり時間がかかるなという気がします。白湯営業が続けば続くほど客足が遠のく心配があるわけですけれども、これをもっと時間を短縮して、早期再開に結びつけられないのか。できる限り努力をするべきではないかと考えますけれども、そのようなことは対処できないのかどうか、お伺いいたします。 ◎蒲生総合支所長(大山勝範君) お答えいたします。 今回のポンプにつきましては、グルンドフォス社ということで、外国の製品でございます。それで、揚湯ポンプの据付工事の契約を行いました後にポンプの発注をかけてから製造することになります。このために、納期が3か月から3か月半と見込んでおりまして、それから据付けをするということになりますので、なるべく早く完了するように業者には働きかけたいと思っております。 ◆6番(湯之原一郎君) なるべく早期再開に向けて努力をしていただきたいと思います。 それと、温泉に足を運ぶ楽しみに3つあると思うんですけれども、1つ目は、当然のことながら、温泉の泉質とか、施設のよさがあると思います。それと2番目に食事の楽しみというのが大きな要因になると思いますけれども、昨年末、くすの湯で営業されていた食堂の方が亡くなられて、現在、閉じている状態ですけれども、その後のテナントを募集しているということを聞いておりますけれども、そのテナントの条件については、どのようになっているか。説明できる範囲でお聞きいたします。 ◎蒲生総合支所長(大山勝範君) お答えいたします。 議員おっしゃいましたとおり、くすの湯の食堂テナントにつきましては、昨年12月に閉店しております。それから、出店者募集を行いまして、2月17日から3月6日まで受け付けを行っております。その間、電話での問い合わせが1件、来庁しての申請等々の受領が1件、また、現地の確認をさせてくれということで、1件の相談がございました。結果、3月6日までの締め切りに1件の応募がございました。この1件につきまして、くすの湯食堂テナント選定委員会規程に基づきまして、3月24日に選定委員会を開催しまして、点数がよければ、採用決定したいと考えております。 なお、選定委員会で面接が必要と判断されますと、日を改めまして、プレゼンを行って決定したいと考えております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 先ほど申しましたように、温泉に行く大きな楽しみ、食事は楽しみの一つでありますので、早期に決定していただき、ちゃんとした経営のできる方を選定していただきたいと思います。 それと、もう一つ、温泉に足を運ぶ楽しみの3つ目に、買い物があると思います。その土地、その季節産物を手に取って、気に入れば購入すると。現在、くすの湯の物販テナントには観光協会が入っておられると思いますけれども、その私の申しましたような入浴客の希望にこたえられるような営業をされているのかどうか、そのあたりはわかっておられるでしょうか。 ◎蒲生総合支所長(大山勝範君) お答えいたします。 今、議員おっしゃいましたとおり、観光協会のほうに委託をしております。当初、特産品ということで、ふくれ菓子とか、そういうものを販売しておりまして、野菜につきましても、観光協会に加入している方のみ野菜を出品しておられましたけれども、現在はその他の方も出品できるということで幅が広がっておりますので、買い物をされる方も多いようでございます。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 今、初耳なんですけれども、当初、ある程度、出品者の選別が行われまして、以前は周りの高齢者の方が庭先でつくったような野菜を持ってこられたりとか、あるいは、季節のシイタケとか、たけんことか、梅とか、栗の実などを出品されて、大した売り上げにはならないかもしれませんけれども、それを一つの楽しみにされていたという経緯がありますけれども、改修後に出品者について、選別という言い方がいいのかどうか、わかりませんけれども、出品できなくなったと。残念だというような高齢者の声も聞いていたわけですけれども、現在、そういう制限がなくなったということでよろしいわけですね。 ◎蒲生総合支所長(大山勝範君) 申しわけありません。言葉が足りなかったかもしれませんけれども、そういう個人で、家庭菜園でつくられている方の持ち込みではなくて、ある程度、農家の方で、当初、有機農家の方の出品ということでしておりましたけれども、有機農家に加入していない農家の方の搬入もオーケーになったということでございます。 ◆6番(湯之原一郎君) できれば、そのあたりは、先ほど申しましたように、高齢者の一つの生きがい対策としても、できれば、そういう組織、組織といいますか、以外の方でも、高齢者の方が出品できるようなふうにできれば、いいのではないかと思いますけれども、そのあたりも検討をお願いしたいと思います。 時間が大分迫ってまいりましたが、くすの湯には大きな畳の間がございます。土日については団体客が入っていることもございますけれども、平日の昼間の使用というのがあまりないような気がするわけですけれども、そのあたりの使用状況については、把握されていらっしゃいますでしょうか。 ◎蒲生総合支所長(大山勝範君) 平日に限っては、ちょっとわかりませんけれども、会議室の利用状況について申し上げたいと思います。 平成30年ですけれども、1,670人で、月平均が238人の利用がございました。それから、令和元年度ですけれども、これにつきましては、温泉センターの設置及び管理に関する条例改正を行いまして、10月から1人100円の使用料を、1時間当たり大会議室500円、小会議室250円に改正しております。したがいまして、改正前の4月から9月までが1,302名で、月平均217人。10月から2月までが、時間になりますけれども、大会議室で83時間、小会議室で143時間ということでなっております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 使用料の値上げについては、議会も認めたことですけれども、せっかくある施設があまり使われないというのは、非常に残念な気もするところです。 例えば、公民館講座等で畳の間でしか開催できないようなものもあると思いますけれども、そういうのに利用するとか、これは、今回、教育長には質問の相手に指名しておりませんので聞けませんけれども、できれば、そういう公民館講座等を大広間を使ってできたら、また利用者がふえてくるんではないかというような思いもしております。そのあたりも、また考慮できたらと考えます。 それでは時間がない中ですが、障がい者スポーツについてお伺いいたします。 各施設の体育施設のホームページを見ても、障がい者に対する障がい者の使用についての記載が全くないわけですけれども、そういうことが障がい者の利用に妨げになっていると思うわけですが、そのあたりを改善していく考えはないか、そこをお伺いいたします。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) お答えします。 各社会体育施設におきましては、数はそんなに多くはございませんけども、障がい者の方々にもご利用いただいております。また、アンケート等を通しまして、市民の方の、障がい者を含む市民の方の声をお聞きしながら、適切な運営に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) なるだけ、障がい者の方が利用しやすいような体系をとっていただくことをお願いしまして、私の質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、湯之原一郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後3時05分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後3時14分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、2番、竹下日出志議員の発言を許します。 ◆2番(竹下日出志君)     登      壇  皆さん、こんにちは。公明党姶良市議団の竹下日出志でございます。本日は傍聴にお越しいただきまして、ありがとうございます。公明議員は一人ひとりが「大衆とともに」の立党精神を体現し、小さな声を聴く力、時代のニーズを捉え、的確に政策に反映する力を発揮してきました。議員自ら地域に入り、庶民と政治をつなぐ公明党の役割への期待がますます高まっていると実感します。全議員が一昨年に実施しました100万人訪問調査運動や昨年の幼児教育無償化に関する調査はまさに結党以来の伝統を引き継いだ小さな声を聴く力を生かした取り組みでありました。 最近の公明党ならではの大きな実績といえば、消費税の軽減税率と教育の無償化です。この政策は社会の分断、格差をどう防ぐかという時代的な要請に応えたものと言っても過言ではありません。 これからも小さな声を聴く力と時代のニーズを捉え、的確に政策に反映する力を存分に発揮し、皆様のご期待や思いにお答えしてまいりたいと思います。 私は通告しました3つの項目について質問します。 はじめに、視覚障がいがある人への支援について伺います。 国の指定難病の1つに網膜色素変性症があります。網膜色素変性症は遺伝子の傷が原因で、光を感じる組織である網膜が少しずつ障がいを受ける病気であります。人口約5,000人に1人の割合で患者さんがいると言われています。最初に自覚する症状は、暗いところで見えにくく、星が見えないなどという夜盲や鳥目が多いとされています。見える範囲が狭くなる視界狭窄や視力低下も代表的な症状であります。個人差はありますが、一般に病気の進行は穏やかで急に見えなくなることは少ない病気であります。急に見えなくなった場合、目の中の別の病気、合併症が起こっている可能性がありますので、なるべく早く眼科医に相談することが大切です。 そこで、熊本県天草市は今年度、網膜色素変性症の患者さんが使用する暗所視支援眼鏡について日常生活用具給付等事業の対象品目に追加しました。網膜色素変性症は暗いところで目が見えなくなる夜盲や視野が狭くなる視野狭窄が進み、さらには視力が低下し、失明することもある進行性の病気で治療法が確立されておらず、国の指定難病の1つであります。暗所視支援眼鏡は小型カメラで捉えた映像を明るい状態で使用者の目の前のディスプレイに投影します。暗い場所では明るく見えるようにするほか、光が強い場所では遮光する機能を持っています。さらに、拡大や縮小ができ、視野の広狭を助ける機能もあるのが特徴であります。 網膜色素変性症の患者さんは、就労や就学時だけでなく、災害時には身動きが取れなくなるなど生活に困難を極めています。あらゆる人が安心して暮らしていけるよう、本市でも暗所視支援眼鏡の日常生活用具に認定する考えはないか、伺います。 次に、イクメン・イクボス宣言について質問します。 イクメンとは、子育てする男性、メンズの略語です。単純に育児中の男性というよりは、むしろ、育児休暇を申請する育児を趣味といってはばからないなど、積極的に子育てを楽しむ、自らも成長する男性を指します。イクボスとは、男性の従業員や部下の育児参加に理解のある経営者や上司のことです。子育てを積極的にかかわる男性をイクメンと呼ぶに倣い、そのイクメンを職場で支援するために部下の育児休業取得を促すなど、仕事と育児を両立しやすい環境の整備に努めるリーダーをイクボスと呼びます。 そこで、国は、一人ひとりの意志や能力、置かれた個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を選択可能とする社会追求する働き方改革を呼びかけています。これを受け、職場で働く部下やスタッフの育児や介護など、ワークライフバランスを考慮し、個人の人生と企業等の業績の両立を目指すイクボス宣言を行う自治体や企業がふえてきています。 本市では、2019年度から5か年を計画とする、第2次男女共同参画基本計画を策定しました。今後、策定計画をもとに、ワークライフバランスについての社会機運の醸成を図るための方法や啓発、男性の家庭生活への参画を支援する取り組みなど、その施策の1つとして本市ではイクメン・イクボス宣言をどのように考えているか伺います。 次に、高齢者や障がい者世帯に対するごみ出し支援について質問します。 近年、高齢者や障がい者などができる限り住み慣れた地域で自立した日常生活を営むための施策が推進される中にあって、ごみ出しが困難な状況にある世帯が必要な支援を受けられないケースが増加しております。このような状況の中、国の支援策として、高齢者等世帯に対するごみ出し支援を創設しました。鹿児島市では、まごころ収集、高齢者等個別収集サービスとして家庭から出されるごみ、資源物をゴミステーションまで運ぶことが困難な高齢者や障がい者などを対象に、個別収集を行っています。志布志市では平成18年ごみ出し困難者対策事業実施要項をつくり、家庭ごみの排出に支障をきたしている高齢者、心身障がい者等の負担を軽減し、あわせて安否の確認をすることにより市民サービスの向上及び高齢者、心身障がい者等の福祉に資するため、ごみ出し困難者対策事業を実施しています。本市でも高齢者等個別収集サービスを実施する考えはないか、伺います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  竹下議員のご質問にお答えします。 1問目の視覚障がいのある人への支援についてのご質問にお答えします。 障がい者日常生活用具事業とは、在宅の身体障がい者等に対し、排せつ管理支援用具などを給付し、日常生活の自立と生活維持の支援を図る事業であります。 市としましては、現在のところ、暗所視支援眼鏡を対象品目に追加認定することは考えておりませんが、今後、国の給付の対象になれば、本市でも日常生活用具に認定し、給付の対象になると考えております。 次に、2問目のイクメン・イクボス宣言についてのご質問にお答えします。 本市は、第2次男女共同参画基本計画の中で、ワークライフバランスに関する各種法制度の周知及び厳守と相談対応等、具体的な支援の案内に取り組むこととしており、冊子「姶良市女性活躍推進特集」を作成し、企業等の雇用主に配布するとともに、ホームページに掲載する計画であります。 また、去る1月24日には、企業懇話会において、NPO法人ファザーリング・ジャパン代表にご講話いただき、参加者とともにイクメン・イクボスについての理解を深めたところであります。 市役所内においては、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく姶良市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画や次世代育成支援対策推進法に基づく特定事業主行動計画を策定し、男性の育児参加、いわゆるイクメンや育児休業等の制度の積極的な活用も促しております。 イクメン・イクボス宣言につきましては、職場の環境整備や意識を高める上で有効な手段でありますので、関係課と連携し、今後さらに調査・研究を進めてまいります。 次に、3問目の高齢者や障がい者世帯に対するごみ出し支援についてのご質問にお答えします。 現在、高齢者等に対するごみ収集支援につきましては、それぞれの地域での共助による支援をお願いしているところであり、各自治会において、高齢者等のごみ出し困難者に対するごみ出し支援を実施した場合には、当該自治会に対し、自治会活動交付金を交付しております。 また、有料ではありますが、ごみの戸別収集が可能なシルバー人材センターのワンコインサービスや市社会福祉協議会の生活支援サービス等も紹介しております。 市といたしましては、既に社会資源として定着しているこのような福祉事業を、当面、継続支援してまいりますが、今後、本市にとって最適な事業展開に向けて、先進事例を参考に検討してまいります。 以上、お答えといたします。 ◆2番(竹下日出志君) 1点目の視覚障がいのある人への支援について、再質問いたします。 答弁では、障がい者日常生活用具事業について、現在のところ暗所視支援眼鏡を対象品目に追加、認定することは考えておりませんが、今後、国の給付の対象になれば本市でも日常生活用具に認定し、給付の対象になると考えておりますとの答弁でありました。 そこで、暗所視支援眼鏡について説明をしたいと思います。モニターをお願いします。 これは先月、2月15日に鹿児島市内で障がい者雇用シンポジウムが行われまして、熊本県の網膜色素変性症協会の会長さんよりお借りした眼鏡であります。実際、私も着けてみました。これが眼鏡をコントロールするコントローラーと暗所視支援眼鏡であります。この眼鏡の内側にディスプレイでちょうど眼鏡の真ん中に小型カメラが付いていまして、そこで映し出された映像が眼鏡の内側にディスプレイとして映像が映る仕組みになっております。このリモートコントローラーでいろんな明るさの調整、また、視野を広めたり、狭めたりすることもできます。これが今、九州大学と光学眼鏡メーカーで開発した暗所視支援眼鏡でございます。これが1台39万5,000円する眼鏡であります。ありがとうございました。 夜間や暗い場所でもよく見える眼鏡であります。この眼鏡の中央部に取り付けられました小型カメラで捉えた像を明るい状態で使用者の目の前のディスプレイに映し出す暗所視支援眼鏡であります。この眼鏡は光学機器メーカーが開発を手がけ、独自に開発したもので価格が39万5,000円で、個人で購入するには負担が大きいものです。2013年施行の障害者総合支援法では障がい者の生活に必要な用具は日常生活用具として対象に認められれば、利用者負担は1割で済みます。熊本県の天草市では暗所視支援眼鏡、約40万円に対して、国が100分の50、20万円、県が100分の25、10万円、市が100分の25、10万円の負担割合となっておりまして、天草市では個人負担が約4万円になっております。今後は、国の給付の対象になれば、本市でも日常生活用具に認定し、給付対象になるとの答弁でありましたので、そこで現在本市では網膜色素変性症の患者さんを把握しておられるのか。また、視覚障がい者への日常生活用具給付事業での主な支援内容を伺います。 ◎保健福祉部次長兼長寿障害福祉課長(野村昭彦君) お答えいたします。 県に確認したところ、網膜色素変性症の対象者数は県内に650人いらっしゃいます。なお、県全体の数は公表できるが、各保健所管内や市町村別の人数は公表できないということですので、姶良市の人数について把握できていない状況でございます。ただ、この病気に関しましては、先ほど議員が仰せのように、5,000人に1人の頻度であるということでありましたので、これを推定しますと、姶良市の場合約15名程度になるのではないかと考えております。 また、支援の具体的な品目につきましては、視覚障がい者に対しては、例えば電磁調理器、歩行時間延長信号機用小型送信機、もしくは盲人用の体温計とか、そういう品物に対して利用があれば日常生活用具の給付の対象として給付を行っている状況でございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) この暗所視支援眼鏡につきましては、国のほうでも今取り上げておりまして、今後地方のほうにも、初めて熊本県天草市で実施されましたので、今後国のほうの支援が受けられるのではないかなというふうに思っておりますので、またそのときにはよろしくお願いいたします。 それでは、次に、イクメン・イクボス宣言につきまして、再質問いたします。 本市では、市役所内において姶良市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画や次世代育成支援対策推進法に基づく特定事業主行動計画を策定し、男性の育児参加、いわゆるイクメンや育児休業等の制度の積極的な活用も促しておりますとの答弁でありました。特定事業主行動計画は具体的にどのような内容となっているか伺います。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 姶良市特定事業主行動計画には2つございます。 1つは、出産子育てに理解のある働きやすい職場を目指して次世代育成支援対策推進法に基づく特定事業主行動計画であり、これは職員の子どもたちの健やかな出生、育成のためにその育児休業の取り方の説明であるとか、管理職から職員に向けての説明の方法であるとか、そういった制度の活用に関して行動計画を定めているものであります。 また、子育てしやすい職場環境づくりを進めるために、時間外勤務等の縮減でありますとか、ほか休暇取得の推進、適正な人員配置や人事異動についての配慮といったものを定めております。 もう1つの姶良市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画、これは女性活躍推進法に基づく女性活躍推進、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく特定事業主行動計画であり、こちらに関しましては女性職員の採用の割合でありますとか勤続、勤務年数の男女差異、そして超過勤務時間、管理職の職員に占める女性の職員の割合ですとか、そういったものを目標値を定めまして、やはり女性の女性活躍に関する行動計画を定めているものでございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 現在、姶良市ではイクメン、職員の育児休業につきましての数は何人になっているか伺います。 ◎総務部長(宮園正浩君) 職員の男性の育児休業につきましては、令和2年度で2名でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 1月の24日に企業懇話会がありまして、NPO法人ファザーリング・ジャパン代表に講話をいただき、参加者とともにイクメン・イクボスについての理解を深めたところでありますとの答弁でありました。そこで、イクメン・イクボス宣言については、職場の環境整備や意識を高める上で有効な手段でありますので、関係課と連携し、今後さらに調査研究を進めてまいりますとの答弁でありました。 そこで、市長に伺います。現在、新型コロナウイルス感染症対策として、小学校、中学校の臨時休校が実施されています。小学校各学年におきましては、保護者の仕事上、休業ができなかったり、他に預ける親族がいない場合、学校で教員等が対応して自主学習となっております。市長が本市のイクメン、育児休業取得を促すなど、仕事と育児を両立しやすい環境の整備に努めるリーダー、イクボス宣言を行うことはいかがでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) そのような事情があれば、イクボス宣言をしなくても職員に相談にのり、そのような状況を、家庭をしっかりと守るようにということはいたしたいと思っておりますが、その内実、内容というものが大事だと思います。宣言をして、中身がないとだめだと思いますので、やはりそのときに対応できる柔軟性というものが大事だと思っております。 ◎総務部長(宮園正浩君) 申しわけありません。先ほどの答弁の中で、私、イクメン男性の育児休業につきまして、令和2年度と申し上げましたが、令和元年度の間違えでございまして、令和元年度において2名ということでございます。 ◆2番(竹下日出志君) イクメン・イクボスにつきましては、先日研修も受けましたので、今後姶良市としてもイクメン・イクボス宣言について推進していただけるように要請しておきます。 次に、高齢者や障がい者世帯に対するごみ出し支援につきまして再質問いたします。 現在、高齢者に対するごみ収集支援につきましては、それぞれの地域での共助による支援をお願いしており、各自治会において高齢者等のごみ出し困難者に対するごみ出し支援を実施した場合には、当該自治会に対し、自治会活動交付金を交付しておりますとの答弁でありました。 そこで、現在、自治会において、高齢者等のごみ出し困難者に対する支援を実施している自治会はどのくらいの自治会で実施しておられるのか伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 平成30年度の活動実績で申し上げますと、134の自治会が活動されているようでございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 現在、多くの自治会でも取り組まれていることがわかりました。今後ともまた、ほかの自治会でも高齢者のごみ出しにつきましても支援していただくことを要請しておきます。 有料ではありますが、ごみ分別収集が可能なシルバー人材センターのワンコインサービスを行っています。そこで、現在シルバー人材センターのワンコインサービスの状況はどのようになっているか伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 シルバー人材センターが行っていますワンコインサービス事業におきましては44名の方が利用されているようでございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 市の社会福祉協議会の生活支援サービス等も紹介しておりますとの答弁でありました。社会福祉協議会の生活支援サービスはどのような状況になっているか伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 4名の方が利用されているようでございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) この社会福祉協議会の利用されている方々というのはどのような方が対象になっておられるか伺います。 ◎保健福祉部次長兼長寿障害福祉課長(野村昭彦君) お答えいたします。 この社会福祉協議会が行っています地域生活支援応援事業とは日常生活の支援を必要としている方、これは利用会員でございます。地域の方で生活支援をしたい方、これが応援会員でございます。この会員がお互い支え合いをする活動を、生活支援サービスを行い、自主的な支え合いの活動を地域の中で広げていくことを目的とした活動でございます。この利用の方は当然生活にちょっとした困りごとがある方が利用されていますので、ごみ出しを利用する会員であったり、例えば電球の付けかえができないような例えばお年寄りとか障がい者とか、そういう方が利用されていると思っています。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 現在、鹿児島市ではまごころ収集として、ゴミステーションまでごみを出すことが困難な高齢者や障がい者をお持ちの方々を支援するサービスが行われております。対象者は1番、要介護1以上の一人暮らしの方、2番目、身体障がい者1級または2級の一人暮らしの方、3番目が知的障がいA判定の一人暮らしの方、4番目が精神障がい1級の一人暮らしの方、また1から4に該当する方のみで構成される世帯というふうになっております。この1から5のいずれかに該当し、かつ、介護保険法または障害者総合支援法に基づく居宅サービスを利用している方、一人暮らしの方で自らごみ等を排出することが困難で、ほかに協力を得ることができないと認められる方が対象者になっております。 申請から収集開始までの流れは、「問い合わせとして対象者になるかどうかなど、まずはお気軽にお問い合わせをしてください。申し込みはお問い合わせいただいた方に申請書を送付します。書類審査は該当要件の確認を行います。現地調査は日時を調整の上、担当職員がお伺いして、排出場所などの確認をします。決定は現地調査などで問題がない場合は実施をお届けします。収集開始は決定通知を記載されている日から収集が始まります。今後、姶良市にとっても最適な事業展開に向けて、先進地事例を参考に検討してまいります。」との答弁でありました。先進地の事例として、鹿児島市のまごころ収集高齢者等戸別収集サービスを参考にする考えはないか伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 先ほど議員のほうからありました志布志市のほうには先進地の1つの事例として、研修を行っております。鹿児島市においても今後事業を進めていく中で先進地として視察研修をして進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 循環型まちづくりによる自然環境の保全として、第2次姶良市実施計画では、ごみ出し困難者救済事業として、家庭ごみの排出に支障をきたしている高齢者等の負担を軽減するために、自宅を訪問してごみの収集支援を図る事業が令和3年から計画されております。 そこで、市長に伺います。現在、本市の福祉給食サービス事業は利用者の安否の確認も行っております。ごみ出し困難者救済事業でも利用者の安否確認を実施する考えはないか伺います。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 このごみ出しの関係がそういう形になれば、安否確認というのも非常に有効な手段じゃないかと思います。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) このごみ出しにつきまして、市長のお考えはどのように考えておられますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 先ほどから答弁がありますように、現在も130の自治会がそれぞれの共同地域の中で助け合いながらやっているということがまず今現状あるということ。それと、シルバー人材センターで、ワンコインサービスを行っているということ。これに対して、非常に私たち市役所行政としましても、それをまずは支援していって、ごみ出しに困難な方々を助けていきたいと思っています。当然、先進地の事例を調査していくことは怠らないで活動していくということはもう1つの活動としてございますけれども。当面はそういった方向でやっていくことになっていくと思います。 ◆2番(竹下日出志君) 今、市長からありましたように、ごみ出しにつきましては、今現在、130を超える自治会でも取り組んでおられます。また、シルバー人材センターでもワンコインサービスとして行っております。また、社会福祉協議会でも生活支援サービスとして実施されておりますので、今後とも高齢者の方がごみ出しに支障のないことを要請しまして。 また、最後に今回は視覚障がいのある人への支援、暗所視支援眼鏡、イクメン・イクボス宣言への取り組み、高齢者障がい者世帯に対するごみ出し支援について、提案をしました。第2次姶良市総合計画の基本理念、「可能性全開、夢と希望を育むまちづくり」に政策の実現を要請しまして、質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、竹下日出志議員の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は3月18日午前10時から開きます。(午後3時49分散会)...