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11月28日-03号

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  1. 姶良市議会 2019-11-28
    11月28日-03号


    取得元: 姶良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 元年 12月定例会(第4回)令和元年第4回姶良市議会定例会議事日程第3号                      11月28日(木)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和元年第4回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    令和元11月28日(木)本会議     ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 4時03分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│谷口 義文 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ │竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│本村 良治 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │出 │22│有川 洋美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │ 事務局次長  │ 迫田 耕蔵 │        │       │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │蒲生総合│大山 勝範 │建設部長│徳部 健一 ││ 第121条 │    │      │支 所 長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│前畠  実 │企画部長│宮田 昭二 │消 防 長│米澤 照美 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │教 育 長│小倉 寛恒 │市民生活│福元 義行 │教育部長│岩下 直司 ││       │    │      │部  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│宮園 正浩 │保健福祉│竹下  晃 │水道事業│水流 哲也 ││       │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│草水 博行 │農林水産│枦  良信 │総務部次│庄村 幸輝 ││       │合支所長│      │部  長│      │長危機│      ││       │    │      │    │      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部│松林 洋一 │建設部次│田代 信彦 │総 務 部│堂路 温幸 ││       │次 長 兼│      │長都市│      │財政課長│      ││       │企画政策│      │計画課長│      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部│原田 正巳 │農林水産│吉田  孝 │総 務 部|有江 浩文 |│       │次 長 兼│      │部次長│      │次長工|      |│       │商工観光│      │耕地課長│      │事監査監|      |│       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│吉永 惠子 │教育部次│小林俊一郎 │建 設 部|師玉 保之 |│       │部次長│      │長学校│      │土木課長|      |│       │男女共同│      │教育課長│      │    │      ││       │参画課長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│鮫島美保子 │教育部次|塚田 佳明 |建 設 部|塩屋 重信 |│       │部次長│      │長兼保健|      |建築住宅|      |│       │子ども政│      │体育課長|      |課  長|      |│       │策 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│野村 昭彦 │水道事業│押領司典子 │保健福祉|向江 美喜 |│       │部次長│      │部次長│      │部健康増|      |│       │長寿障害│      │管理課長│      │進 課 長|      |│       │福祉課長│      │    │      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               11月28日 ○議長(森川和美君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(森川和美君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(森川和美君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は5名の一般質問を行います。順次発言を許します。 まず、20番、堂森忠夫議員の発言を許します。 ◆20番(堂森忠夫君)     登      壇  皆さん、おはようございます。志成会に所属しております、議席番号20番の堂森でございます。 この令和の最初の12月を迎えますけど、その前に私は心を入れかえまして、この11月から、朝歩くようにしております。けさ2時間歩いて来ました。2時間歩く中で、きょうの一般質問をどんなふうに話をしようかなと、話をしながら歩いて来ました。 ですので、攻め方が難しいですが、早速、通告文を読み上げます。 まず、質問事項1、吉田焼却場の解体処分について。 要旨1、吉田焼却場は、旧町の一部事務組合で運用され、長年の期間、解体事業が手つかずの状態だったが、やっと解体の運びへ前進し、市民に安心感を与えることができた。しかし、市民目線から判断すると、組合は旧吉田町も利用していたが、解体処分の負担割合等において、鹿児島市との関係はどのようになっているのか問う。 要旨2、吉田焼却場の解体工事を施すことにより、鉄、アルミ、ステンレス、銅など多くの再資源物がリサイクルセンターで処理されると察するが、どれぐらいの数量が出るのか。また、リサイクル単価はどれぐらいかを問う。 要旨3、過去の本会議において、解体工事で出る地金の金額を追求したときは、地金は環境汚染等により価値がないような答弁だったが、製鉄所に運ばれる地金等はリサイクル製品として価値があると察するが、その価値を姶良市の活性化に生かす事業運営を図れないか問う。 要旨4、姶良市は今後、本庁舎など多くの施設が解体処分されるが、解体から出るリサイクル商品の価値を生かすために、工事関連の契約や条例等を見直し、工事の検証等を明確化し、工事リサイクル商品の利益を市の活性化に生かすなど検討できないか問う。 質問事項2、宇都トンネル工事等の検証について。 要旨1、現在の工事管理では、工事が契約内容に沿って完了し、完成検査後の定期的な検証は、どのようなシステムになっているのか問う。 要旨2、トンネル工事施行において、鉄製品の架台がトンネルの両方の入り口に設置されていたが、数か月間使用された後は撤去されていた。この鉄の塊である架台を検証したいが、現在どのような状態かを問う。 質問事項3、「あいぽーと」の事業の活用について。 要旨1、「あいぽーと」がイオンタウン店舗内にオープンしたが、利用状況はどのような状態か。また、職員の勤務体制などのシステムは、本庁とどのような違いがあるのかを問う。 要旨2、「あいぽーと」は市民の身近な事業としてイオン店舗内に設置され、好感度を受けるが、さらに市民が買い物などで困ったときに、即、対応が可能な消費生活センター相談窓口コーナーを、「あいぽーと」内に設置を図れないか問う。 以上で、壇上からの質問を終わりまして、2回目以後は一般質問席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。 堂森議員のご質問にお答えします。 1問目の吉田焼却場等の解体処分についての、1点目のご質問にお答えします。 吉田清掃センターは、合併前の吉田町、溝辺町、姶良町、加治木町及び蒲生町で構成されていました姶良郡西部衛生処理組合において建設され、昭和53年から30年余り、一般廃棄物の焼却場として稼働しておりました。 平成16年に吉田町が、17年に溝辺町が、市町村合併により、それぞれ姶良郡西部衛生処理組合から脱退しました。その際、地方自治法第289条の規定により、吉田清掃センター解体事業にかかる費用の一部等を含む財産処分に関する協議が行われ、解体工事にかかる費用の一部を負担金として精算されているところであります。 2点目のご質問にお答えします。 吉田清掃センターの解体工事においては、鉄がおよそ583t、アルミニウムがおよそ1.2t、ステンレスがおよそ7t、銅がおよそ2.5t発生し、処理する予定となっております。また、リサイクル単価につきましては、1t当たり、鉄が1万8,000円、アルミニウムが9万円、ステンレスが5万円、銅が52万円となっております。 3点目と4点目のご質問は、関連がありますので一括してお答えします。 解体工事によって発生する鉄などの金属類は売却することが可能であり、今回の工事精算時において、金属類のスクラップ処分費の合計1,200万円をマイナス計上して、その分、工事設計額が安価となる積算となっておりますので、見直しは考えていないところであります。 次に、2問目の宇都トンネル工事等の検証についての、1点目のご質問にお答えします。 完成検査終了後の定期的な検証については、国が定める道路トンネル総点検実施要領に基づき、5年に一度行うこととしております。 2点目のご質問にお答えします。 宇都トンネルにつきましては、本年11月12日に完成検査が終了しており、鉄製品の架台については、組み立て・解体費と損料による設計計上であるため、解体し、製造業者へ引き渡しが完了しております。 次に、3問目の「あいぽーと」事業の活用についての、1点目のご質問にお答えします。 「あいぽーと」は、姶良市民サービスセンターとして、平成29年4月にオープンしました。 業務内容は、県からの権限移譲事務である一般旅券・パスポート発給の申請受理及び交付事務のほか、戸籍謄抄本、住民票、印鑑証明書等の各種証明書発行を行っております。また、平成30年度からは、本人申請のみでありますが、印鑑登録業務も開始しております。 平成30年度の利用状況は、旅券申請が1,356件、各種証明書発行取扱件数が8,778件となっており、29年度と比較しますと、旅券申請が217件、各種証明書発行取扱件数が2,737件増加しております。 職員の勤務体制につきましては、一般職員2人、再任用職員1人、一般職非常勤職員の4人の計7人のうち、3人から4人の出勤によるシフト制により行っております。 また、開所時間は、イオンタウン姶良店舗内に設置されているため、午前10時から午後7時までとなっており、年末年始の12月29日から翌年の1月3日までを除き、土日、祝祭日もオープンしております。 2点目のご質問にお答えします。 消費生活センターの役割は、市民から寄せられる消費にかかる被害や商品事故の苦情などの消費生活相談に対し、問題解決のための助言、あっせんを行うことや、消費者安全確保のために必要な情報を収集し、消費者に対する普及啓発を実施することとなっております。 また、消費生活センターの要件は、消費生活相談員の配置や電子情報処理組織等を備えていることとなっております。新たな相談窓口コーナーの設置につきましては、消費生活相談員の配置や不特定多数の方が出入りする中で、現在の「あいぽーと」内では相談室等の確保が難しく、個人のプライバシーを保護できない場合もあることから、設置は難しいものと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆20番(堂森忠夫君) 2回目以後の質問をさせていただきますが。答弁書を見て、ああ、皆さんはすばらしい、優秀だなあと思いました。突きどころがないように、答弁をつくってくださっておりまして。これは、どこから攻めようかなと思っているところでございます。 それじゃあ、答弁書の内容の中で質問をさせていただきます。 まず、この解体工事にかかる費用の一部を負担金として精算されているということでございますけれど。我々にも説明があったかとは思うんですけど、私もそんなに記憶力がよくありませんので、この負担金について説明をいただきたいと思います。どれぐらい金額があって、どのように今まで管理してきたのか答弁願います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 姶良郡西部衛生処理組合の構成市町でありました吉田町、溝辺町が脱退するときに、解体費用の一部を負担金として徴しております。吉田町が脱退したのが平成16年でありまして、その際、清掃センターにかかる費用といたしまして3,700万円余りがその中に含まれております。 その中で、その額につきましては財産処分をする必要があるということで、関係地方公共団体との協議によって定まっておりますが、この額につきましては、衛生処理組合が所有していました基金がありました。合併協議の調整の方針に基づきまして、姶良市の財政調整基金に統合されて、今日に至っているという状況でございます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 溝辺町が17年にということで答弁されておりますけれど、溝辺町は、この負担金というのはどのようになっておったんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 溝辺町につきましては、平成17年に脱退ということになっておりますが、その額につきましては、4,400万円余りになっております。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 溝辺町と比較すると、吉田町はすごく少ないなあと思うんですけれど、その辺で協議は、もうちょっと吉田町からもらえるような、そういった意見等は、その当時はなかったんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 この金額につきましては、解体費用の20%を平等割ということで、5町で割っております。残りの80%につきましては、その当時の実績割ということで、利用人数とか、あとは使用年数、利用年数といいますか、その年数等で案分してあるようでございます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) それでは、一番私が興味を持っているのが、この地金の分野ですので。およそ鉄が583tということですけど、金額でトータルして1,200万円と。ざっと計算してみたら、今、述べられましたのを計算すると1,225万何ぼになりますので、それが相殺されているのかなあというふうに判断するんですが。全て、これはおおよその数字であるわけですけれど、この数字はどのようにして算出されたんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) この工事につきましては、建設部のほうで依頼を受けておりますので、担当課長に答弁をさせます。 ◎建設部建築住宅課長(塩屋重信君) 建築住宅課塩屋です。よろしくお願いします。 ただいまの質問にお答えします。 刊行物で出ています建設物価による積算をしております。一般社団法人の建設物価調査会が監修をしている冊子になります。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 今までの工事をやった図面とかあるわけですよね。それと、積算して工事をやってきているわけですから。そういった過去の図面から、そのトン数は引き出していないのでしょうか。 ○議長(森川和美君) 課長、少し大きな声でお願いします。 ◎建設部建築住宅課長(塩屋重信君) はい。ただいまの質問にお答えします。 鉄筋につきましては異形鋼棒と、あとは上屋の鉄骨部分の鉄になります。鉄については。図面がございまして、長さで重さが出るようになっていますので、部位、部位で積算をして、ある程度のトン数をはかるという積算を行っております。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 今、基礎分野と上屋の分野と言われましたけれど。地中に埋まっている基礎分野の鉄筋、鉄筋コンクリートの構造の鉄筋。これもリサイクルに持って行くと一級品です。一級品ですので、単価はトンの1万8,000円です。これなんかみんな見えないところですよね。見えないけれど、工事をする時点においての鉄筋のトン数とかそういうのはわかっているわけですが、そういったところを見たときに、地上の中にある鉄筋コンクリート、上場にもありますけどね。鉄筋コンクリートの鉄筋分野がどれぐらいあるんでしょうか。 ◎建設部建築住宅課長(塩屋重信君) ただいまの質問にお答えします。 基礎の部分と、立ち上がりのコンクリート部分あります。コンクリートの補強用で、先ほど申し上げましたように、鋼棒が使われております。鉄筋量が、それで342t見ております。 以上です。
    ◆20番(堂森忠夫君) 今、342tと。それは図面上からでしょうけれど。実際に、ここにステンレスが7tとか、銅がおよそ2.5tとかありますけど、銅は単価がいいですけれど、銅がトンの52万円ですからね。あの中には、電気配線も相当あると思うんですけれど、そういったのはあんまり。答弁としてはおおよそという答弁がしてあるわけですから、これでいいんですけれど。実際は、ここで1,200万円、これを相殺して契約をしておりますけど、実際はまだ出る可能性もあるんじゃないでしょうか。その辺はどう考えていらっしゃいますか。 ◎建設部建築住宅課長(塩屋重信君) 最終工事が終わった後に、完成書類として数量は出てくるとは思います。ただ、今回の工事につきましては、性能発注方式という形で行っておりまして、業者が設計積算するという形で、金額を積算しております。そこの差額については、ある程度ふえる場合と減る場合とあると思うんですけれども、それは業者の責任においての積算という形で、今回は入札を行っております。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) この件については、地金に関することはまだ質問していますので、後でまとめてまた、ちょっと提案もしたいなと思っていますので。この分野においての──あっちの工事監査監もいらっしゃいますので、工事監査監にもちょっと答弁願いたいなと思います。 今回、金属類のスクラップ処分費の合計1,200万円、これを工事の設計額から引いて契約しているということですけども。それは、今までもこういうスタイルはありましたか。 ◎総務部長(宮園正浩君) この件につきましては、ご指名にもありましたが、工事監査監のほうに答えさせますので。 ◎総務部次長兼工事監査監(有江浩文君) 工事監査課長の有江でございます。よろしくお願いいたします。 ただいま議員のほうからご質問がございました、過去におきましてと申しますか、今までの解体工事ですね。それの発注状況につきましては、実質、大規模な工事もございません。直接工事を取り扱っている関係もございましたので、一応、通常の──鉄筋といいますか鉄くず等につきましては、当然スクラップ処理っていうことで、設計から金額を引くということで、直接工事費を算出しまして、それに基づきまして、設計額を算定しているところでございます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 後でまた、まとめて質問させてもらいたいと思いますが。まだちょっとほかにも地金に関することがありますので、時間を調整しながら質問させてください。 次、宇都トンネルですけれど、宇都トンネルは工事のほうは5年おきに一度総点検を行うという答弁をいただいておりますので、ここは十分理解をできておりますので。 あとの2点目の質問の、宇都トンネルの架台の処理ですね、「鉄製品の架台については、組み立て・解体費と損料による設計計上であるため、解体し、製造業者へ引き渡しが完了しております。」ということです。ここで引き渡して、その業者はどのようにこの架台を扱っているんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 この架台につきましては、一般的なコンクリート打設用の型枠という認識でお考えいただければ、理解がしやすいかと思います。詳しくは、担当課長に答弁をさせます。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) 土木課長の師玉です。よろしくお願いいたします。 今、部長のほうからもお話がありましたように、このスライド式のセントル、移動式の型枠ということです。製造業者のほうで製造したものを、施工業者がそこから借りて、現場のほうで型枠として使う。で、それを解体して、型枠の製造業者、そこにお返しするという形になっております。一般的な構造物と違いまして、鉄に関する鉄骨費用、そういったものは一切発生しておりません。リース料、損料のみの計上となっておりますので、型枠の製造業者に返した後、その検証というのは、うちのほうではしていない状況でございます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 今の答弁は、型枠について私は追及しているんじゃないんですよ。型枠はリースですよ。リースについて今、私は追及しているんじゃないんです。質問を私は、これはですよ、入り口で架台があったじゃないですか、工事をするための。わざと鉄の塊と言っているんですよ。 だから、それが最終的にどのようにこれが処分されていくのかなあと。それが、議会としては検証していくべきだなあと。皆さん、工事が終わりゃあ、それは契約外のことだから関係ないと思っていらっしゃるかもしれませんけどね。全て税金を投入してやっているわけですから、あの架台はどうなったんですか。型枠のことを言っているんじゃないですから。 ◎建設部長(徳部健一君) 表現といたしまして私が申し上げましたのは、「その架台も含めて、型枠という考えでお考えください」ということで申し上げました。ですので、例えばセントルのレーンとか、今おっしゃいます架台、これも全部、損料で設計しておりますので。市が購入してやった材料ではございませんので、ご了承いただきたいと思います。 ◆20番(堂森忠夫君) 委員会で、今まで議会の中で、このことも追及したことがありましたよ。この架台については、別に使えるのかと委員会でも追及しましたよ。このトンネル専用につくったので、この工事が使ったら、後はもう使えないというような答弁をいただいていますよ。リースだったらわかりますよ。あの架台はリースじゃなかったですよ。リースとの違いを区別してもらいたいなと思います。リースでしたか。リースとは答えていませんよ、委員会では。 ◎建設部長(徳部健一君) トンネルの型枠については、先ほども申しますように、一旦、製造会社に返すわけです。それは、先ほど言いましたように、購入費とか入っていないので、使用料みたいな、賃料みたいな形で積算はしていると。で、返します、そしたら、その型枠業者は次のトンネルに向けて、その材料を加工して、また再利用して、貸し出しをするというシステムになっておりますので。先ほど来申しますように、購入はしていないところでございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 型枠はリース。そして、再利用するために持って帰って、それを補修して、またほかの現場で使いますよ。橋関係をつくるときも、仮設の橋をつけているじゃないですか。現在橋工事をやっているところにも。あれもリースですよね。 この架台も再利用するのであれば、リースでよかったわけですよ。リースでの扱いじゃなくして、ちゃんとあれの製作費、予算の中に組んでありましたよ。そして答弁も、ここでしか使いません。ということは、行くところは、地金屋に行くんじゃないですか。どうですか。 ◎建設部長(徳部健一君) その型枠、架台も含めですけれども、その製造会社に返すわけです。そして、先ほど来言いますように、一般的な型枠っていうのは使い回しが可能ですけれども、セントルというものは、トンネルのサイズでまたサイズを変えないといけない。架台から全て、型枠から。また、その専門の業者さんが、トンネルに応じて加工したものを一旦組み立てて、それをまた分解して、現場に持って来てまた組み立てるという作業をいたしますので、その材料というのは、再度また使用されるということになります。 ◆20番(堂森忠夫君) ここはなかなか、合わないみたいですね。 型枠は十分、リースで理解できます。あの架台は、ここ用につくったと皆さんは説明しているわけですから。それで、あとはもう工事が終われば関係ないと、当局はそう言いたいでしょうけど。私たち市民からの立場から見たら、あれがどうなったか、やっぱり検証したいですよ。今そういった検証、チェック機能がないじゃないですか。我々が入ろうと思っても。だから、答弁と質問とが食い合わないわけですよ。一つ一つを私は確認したつもりで、この問題は出しているんですよ。ちゃんと架台の、これを予算はちゃんと組んでありましたよ。担当課長、そうじゃなかったですか。 ◎建設部長(徳部健一君) 最初、担当課長が申しましたとおり、組み立て・解体、それから損料という形で設計しておりますので、市が購入して、その後どうなったかという問いにつきましては答えることができないんですよ。設計上も損料ということになっておりますので。ですので、私、冒頭、申し上げましたように、大きな型枠というイメージで、損料を払って、返しましたということでございますので、ご理解いただければと思います。 ◆20番(堂森忠夫君) 答弁ができない、そこは理解してあげます。だけど、やはり改善が必要じゃないかなあと私は思います。市民側の代表として見れば。そして、これから姶良市は解体をたくさんやりますよね。庁舎建設をするには、本庁舎それぞれこれから解体していかないとならないわけです。そこには、知らないリサイクルのお金がたくさん眠っていると思います。それをしっかりと、チェック機能を持たせないといけないなあと思っています。そしてそのお金を、新たな分野に投入する。活性化に。 そういった、切りかえなきゃならない時期に来ていると思うんですよ、令和に入って。今までの決まり事をそのまま続けるのも大事ですけれど、やっぱり改善しなきゃならないところが多いなと思います。私が今まで20年間議員やった中で。市民から見たときに、できないことがたくさんあるじゃないですか。そういった、できないことをできるようなシステムをつくり上げるべきだと思いますよ。 それが、トップの努力だと思うんですが。ここは専門分野ですので、トップがわからないところもあると思います。ただ、次の時代に向かって、やっぱりそういった改善をしなきゃいかんなあという心構えをトップが持っているかですよ。 やはり、次の時代をつくるには、今、市長が取り組もうとしている大学の問題、グローバル的に取り組んだら、これはすごくいい大学になると思います。だから、ちっぽけな考えじゃなくして、大きく見て、人を育てていく。そういった分野に取り組む体制を官民一体となって取り組んでいくべきだと思うんですが、市長、その辺どうでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) ちょっと論点がどこにあるかは、今、質問がわからなかったんですが。(発言する者あり)活性化ですか。もちろん、活性化はしていかなきゃいけないですし、それに向けて努力していきたいと思っております。 ◆20番(堂森忠夫君) 私の質問は、この地金とかこういった隠れた資金を使って、姶良市の活性化にと質問しているわけですから。そこを質問しているけれど、答弁は、そこは出ていないですよ。私の質問を見てください。だから、そこは答弁がないわけです。だから、そこをこれから考え直さないといけないなあというところに、今回は気づいてもらいたいなあと思います。これから、相当眠っているお金もあると思いますから。それは、トップがそういうふうにしていかないことには、変わりません。 あと10分ですので。あとそれと、この地金の関係にいろいろと隠れた分野ですが、やはり工事契約に関係していくわけですけれど、最初の段階で大型工事、今後はこういったふうになっていくというふうに捉えていいんでしょうか。今、おおよそこの工事においては、実際、これの金額が今回は1,200万と。それを相殺するという形ですよね。全部、今後はこういうスタイルでいくんでしょうか。まず、それを答えてください。 ◎総務部次長兼工事監査監(有江浩文君) お答えいたします。 現段階におきまして設計を行う中では、鉄の処理につきましては、スクラップして相殺するっていう形が一番有効的だということは一応考えておりますので。今のところは、その方向で考えているところではございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) ここで、ほんなら提案をひとつさせてください。防衛省は、川内に今度、一般競争入札に対する物品の地金、これを入札をとりますと。大体、おおよそ地金が何tぐらいありますと言って、これを競争入札、そういった金属類を扱う業者に対して。 ですから、そういったのが一番公平じゃないかなあと思います。工事を受けたところが、全部その中で処理していくというより。これは、防衛省の川内で出ていますので、これを参考に勉強してください。 以上で、この関連の質問は終わりまして、あと、「あいぽーと」の関係に入りたいと思います。 「あいぽーと」は利用度がふえているということでございますけれど、今これから見ると、一般職員が2人、再任用職員が1人、一般職の非常勤職員の4人の計7人で運営しているということですけれど。市民は、あそこにこういった施設があるというのを、まだ知らない人が多いと思うんです。そして、私も今回、パスポートを取りに行きました。そして、どこにあるかって店員さんたちに聞いてみました。店員さんたちも知らない人が多いんですよ。「あいぽーと」はどこにあるかって。だから、もうちょっと店舗内での宣伝、そういったことも、もうちょっと力を入れたらどうかなと思うんですけれど。私があそこの所長だったら、私は朝一番にプラカードを持って、「ここですよー。」っちゅうて、あの店の中、歩いて回ります。それと、お客さんが一番多い時間帯を見はからって。そうすれば、すごく広報できるかと思うんですが。そういったことを今まで取り組まれたんでしょうか。それとも、もうちょっと強化される考えはないんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 開設当時につきましては、チラシ等を配ったりして案内を心がけておりましたが、不足する分については、今後、また検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 働いている人たちもかわりますから、あそこの中で。ですので、1週間に1回ぐらいはそういった行動を起こして、市民から宣伝に広報を広めていただきたいなと思います。 それと、これから少子高齢化。一人ひとりが大事だと思うんです。それと、やはり今、私は100歳まで働こうと思っています。だから、定年者の人たちが、もうちょっと働く場を広げる。そうすることによって、健康を持続できるわけですので。あそこは職員が2名行っているんですけど、これから職員も減らされる中で、貴重なこの職員2名、やっぱり本館に帰して、これを再任用職員では運営できないのですか。 ◎市民生活部長(福元義行君) 現在のところ、一般職員が2名、再任用職員が1名、一般職非常勤職員が4名ということで計7名で、今、運営しておりますが、業務量がふえている関係で、若干人数等については、今後調整を図っていきたいとは思っております。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) そういった決まり事、そういった中では、職員でないといけないというのがあるんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 今現在、業務の中でパスポートを扱ったりとか金銭を扱ったりしておりますので、やはり、そこにつきましては職員が管理するのが妥当と思っているところでございます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 40代の職員よりも60で定年した人のほうが、まだノウハウはたくさん持っています。だから、そういった人たちを、もうちょっと活用すべきだと私は思います。ですので、そうやって元気のある姶良市をつくっていただきたいなあと思っています。 次に、もうちょっとお客さんが多く来るようなシステムは、広報が一番だと思いますので。それと、働く人たち。その辺を検討すべきだなあと思っています。 それと、土日、祝祭日もオープンしていますけど、この辺の配置も職員が入っているんですか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 出勤人はシフト制を取り入れておりますので、土日も職員は出勤しております。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) ぜひ、もうちょっと活用できるような体制を望みたいと思います。 それと、次の2点目です。消費生活センターを、「あいぽーと」の中にという質問をしておりますが、答弁では、個人のプライバシーを保護できないという答弁ですけれども。今の状態で考えるから、できないのだと思うんですよね。今の状態。やっぱり、配置を変えたりとか工夫すれば、そういったことも可能ではないかなと思うんですけれど、仮に、あそこにですよ、設置は難しいという答弁をいただいておりますけれど、国のそういった国・県がこれを「あいぽーと」は進めているわけですから、その中に一緒に、こういった消費生活センターを一緒にしてはいけないというような決まり事はあるんですか。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 「あいぽーと」の中に設置してはいけないという決まり事というのはございません。ただ、その相談室を設置する場合、消費生活センターであれば消費生活相談員3名を、現在、姶良市では配置しておりますけれども、こういったものが「消費者安全法」という中に基準というものが定められております。そこで消費生活相談員を配置することとか、電子情報処理組織「パイオネット」と言われる全国を結ぶネットワークでございますが、そういったものを配置するとか、週4日以上開設する。また、その情報の漏洩とかそういったものがないように相談室を設置するとかいう問題がございます。 「あいぽーと」の中に、こういった基準を満たす相談窓口を設置するとなりますと、「あいぽーと」が今全体でおよそ83m2ございます。そこで旅券事務におよそ10m2、証明発行に38m2、事務室、そして控室で33m2ということで、今、そういう配置がなされているわけですが、市民相談係をそこに入れ込むとすると、相談室が今2部屋ございます。11m2あります。全体で相談員さんたちがいらっしゃる面積等36m2ありますので、そういう面積を「あいぽーと」の中に設置するのは難しいかなというふうに考えているところでございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 今、この庁舎の2階にあります。月にどれぐらいの方が見えられるんですか。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 相談者の方々が平成30年度で735名相談の方がいらっしゃいます。そのうち来訪の方は、大体月に30名から40名いらっしゃいまして、その相談時間というのがやはり1時間から2時間かかっているという状況でございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 市民目線から見たときに、やはり市民が入りやすいところに消費者センターはあったほうがいいなと思うんですけれど、全て場所の問題もありますけれど、もうちょっとまちの中につくろうとか、この難しい問題はこの2階のここの庁舎内のほうがいいかなと思うけど、身近なところで入りやすいところに、もう一軒ぐらいあればどうかなと思うんですが、その辺検討したことはないんでしょうか。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) 消費生活相談というのは、消費者の方が事業者に対する相談をするという内容になっておりまして、これは個人のプライバシーを確保する必要があるというふうに考えており、また消費者安全法の中でもそうなっております。トラブルの内容等に関する個人情報が漏洩することは、個人情報保護法にも抵触することが懸念されますので、市民の皆さんが来やすいというよりも、そういったプライバシーが確保できるところに設置するのが望ましいと考えております。 また、相談の内容によりましては、関係機関、そして市の関係各課との連携が非常に重要になってまいりますので、できれば市役所内に設置することが望ましいというふうになっております。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 時間も大分経過しましたので、まとめていきたいと思います。 今回は、見えない分野のことをもうちょっと明確にしていきたいなという考えで一般質問をいたしました。今、社会に中でいろんな問題が起こっている中で、引きこもりの問題、そしてまたいろんな姶良市の問題、やはりチェック機能をやっぱりどこかでつくっていかんといけないと。こういった工事をする中でもチェック機能が気づかない分野がたくさんありますので、そういったチェック機能をつくるのも、また働く場をつくるし、また、いろんな問題を抑えられると思います。ですので、今回、答弁はもらっていませんけれども、工事リサイクル商品の利益を市の活性化に生かすなど検討できないかという、最後は質問にしております。この分は答弁としては出ておりませんけれども、そんな思い持って、今回は質問しました。 そのために社会の中でいろんなシステムをつくり上げるべきだなと思います。そうすることによって、もうちょっと姶良市が魅力的なまちづくりができると思います。だから、こういった見えないところ等を明確にして、そして、また困っているところと連携していけば、次の世代づくりができると私は思っております。 ですので、いろんなものを連携していけば担当課の皆さんも困っていることはあるはずですよ。そういったことができるようにするのは、市民のいろんな力を借りるのも大事だと思うんですが、市長、こういった問題に取り組まれる思いはないでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 今の時代、情報を公開し、そしてさまざまなものを明らかにしていくというのは、この時代の流れで当然だと思っております。 私ども税金を預かるこの行政執行のほうは、「李下に冠を正さず」、「人に疑われることをせず」そういったことを心にしてやっていくべきだと思っております。 ◆20番(堂森忠夫君) 以上で終わります。 ○議長(森川和美君) これで堂森忠夫議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度といたします。(午前10時54分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時03分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、19番、萩原哲郎議員の発言を許します。 ◆19番(萩原哲郎君)     登      壇  皆さん、こんにちは。私は、健康管理のために、ふだん大体10km前後、ジョギングを行っております。また、今回、鹿児島マラソン、当せんいたしました。現在、練習を、10kmから20km、ロードで頑張っております。また、道路で見かけたときには頑張れの一言、応援していただければ元気が出ますので、よろしくお願いします。 では、質問に入ります。 質問事項1、鹿児島マラソン市民枠について。 鹿児島マラソンは平成28年から開催され、令和2年3月1日で4回目を迎える。県内最大規模のスポーツイベントとして定着しつつある。フルマラソン参加は1万人だが、鹿児島市民枠2,500人、県外・海外枠250人、ふるさと納税枠250人があり、一般参加枠は7,000人と減っている。姶良市民枠のマラソン参加者も難しくなっており、地元応援の方々の不満が大きい。 折り返し地点が重富地区にあり、多くの市民がボランティアスタッフとして参加しており、大会の運営に姶良市も大きなかかわりを持っています。市観光協会や市商工会、地元の校区コミュニティ協議会などの協力を得ながら、飲み物や加治木まんじゅうなどの提供を行い、ランナーに声援を送っているが、鹿児島市民枠2,750に対して姶良市民枠はゼロである。 姶良市は、協力市として市民枠をもらえる権利があると思うが、以下について問う。 1、ボランティアスタッフとして参加している市職員、市観光協会、市商工会、校区コミュニティ協議会、医者、マッサージ協会などの参加人数を団体ごとに示せ。 2、本市は、本年、実行委員会にオブザーバーとして参加し、姶良市民枠の確保について要望した結果はどうなったのか。 3、本市は、鹿児島市と、錦江湾奥会議、かごしま連携中枢都市圏等の連携をとっており、姶良市民枠の確保にも協力いただけると思うが、どのように考えているか。また、来年、本市は10周年記念を迎えることをきっかけに、市民枠の相談をしてみてはどうか。 質問事項2、烏帽子岳登山道整備について。 市内最高峰を誇る烏帽子岳703mは、絶景ポイントである。360度にわたり遠景を見渡せる山頂付近が、立ち木や生い茂る雑草で視界が封じられていたが、周辺の伐採と草刈りが行われ、木製のベンチ2台設置され、360度の景観が見渡せられ、気持ちのよい山頂にさま変わりしていた。また、山頂付近の難所、急勾配も丸太階段が設置してあり、登りやすくなっていた。大変苦労されたと思う。ご苦労さまと言いたい。 登山の途中で、鹿児島市内からインターネットで調べ山頂に来た年配夫婦と出会った。山頂はきれいになっていたと、喜びの報告をいただいた。今後の整備計画を問う。 質問事項3、重富公園駐車場について。 山之口自治会中心に15自治会、約160人の高齢者が集まり、重富公園でグラウンドゴルフ大会を2か月に1回行っているが、近年、参加者も多くなり、駐車場も足りていない状態である。各自治会に乗り合わせで来ていただいているが、それでも足りなく、路上駐車もあり、危険状態である。 以前、池を埋め立てたときに、埋め戻しされていない市有地がある。駐車場の片隅にあり、現在、ごみ等の捨て場になっており、衛生的にも悪い。駐車場以外に使い道がない市有地であり、今後、調査、検討していくとのことであったが、駐車場の片隅にある場所を埋め戻し、駐車場として利活用できないか、伺います。 あとは一般質問席から質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  萩原議員のご質問にお答えします。 1問目の鹿児島マラソン市民枠についての1点目のご質問にお答えします。 本年3月3日に開催されました鹿児島マラソン2019につきまして、主催者発表によりますと、本大会に従事されたボランティアスタッフはおよそ6,600人となっております。そのうち本市におきましては、市職員を含むおよそ800人のスタッフにお手伝いをいただいております。 それぞれの団体別では、おもてなし隊として、市商工会員40人、市観光協会員11人、市観光ボランティアガイド会員19人、沿道応援隊として、重富中学校吹奏楽部や和太鼓グループ等80人、運営補助員として、加治木高校、加治木工業高校、蒲生高校、龍桜高校等の高校生411人、姶良市おやじの会、警友会姶良、地元の重富校区コミュニティ協議会等からおよそ150人、市職員95人となっております。 2点目のご質問にお答えします。 来年3月1日に開催されます鹿児島マラソン2020では、フルマラソン出場枠1万人のうち、鹿児島市民枠として2,500人、県外・海外枠及びふるさと納税枠は昨年より100人減の400人で、計2,900人の特別枠が設けられたことで、前年と比較して一般参加枠が100人増となっております。 姶良市民枠の確保については、これまでにも大会事務局である鹿児島市観光交流局スポーツ課との協議を重ねてきたところではありますが、従来のエントリー枠の変更には至っておりません。 市としましては、今後とも要望を続けてまいりますとともに、鹿児島マラソンへの協力を継続し、あわせて姶良市のPRに努めてまいりたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 錦江湾奥会議は、4市それぞれの行政区域を越えて、環境、防災、広報、観光等にかかわる施策や事業について協働することを目的とし、また、かごしま連携中枢都市圏も、4市圏域全体の経済成長の牽引や都市機能の集積・強化を図ることを基本方針としており、鹿児島市と姶良市のみに関する事業項目等を協議する場にはないことから、議題に上げることは難しいものと考えております。 なお、姶良市制10周年記念をきっかけとした姶良市民枠の確保については、主催者側である鹿児島市も本年に市制130周年記念を迎えておりますが、このことにかかる特別枠は設けていないと伺っております。 次に、2問目の烏帽子岳登山道整備についてのご質問にお答えします。 今回、本市の最高峰である烏帽子岳をリスペクトする意味から、頂上付近の整備を行ったところであります。このほか、姶良西部森林組合のご厚意により、木製ベンチ2基を山頂部に設置しております。 今後については、地元の理解と協力を得ながら、山頂付近の草払いを定期的に行いたいと考えております。 また、登山道が木立の中で迷いやすい箇所があることから、分岐点への誘導看板設置等も検討してまいります。 次に、3問目の重富公園駐車場についてのご質問にお答えします。 重富公園の駐車場は、現在28台程度駐車可能な広さを有しておりますが、グラウンドゴルフ大会開催時には駐車場が不足している状況であることは把握しております。 現在の駐車場奥のため池を整備し、市有地部分を拡張した場合、10台程度の増加が見込まれ、公園利用者の利便性の向上が図られるため、民地との境界の確定や、隣接所有者と協議し、検討を重ねてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆19番(萩原哲郎君) では、まず鹿児島マラソンから質問していきます。 今回、私は4回目のエントリーで、2回目の当せんを果たすことができました。市長はご多忙と思いますが、エントリーはいかがですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 公務多忙のため、エントリーはしておりません。 ◆19番(萩原哲郎君) 今回、大会の中にボランティアスタッフが6,600人となっております。ランナーにとって元気をもらえるのが、市民の応援が一番であります。重富の折り返し、片道大体1km、往復で2kmぐらいあるんですけど、その中に両サイドに多くの市民の応援の方もいらっしゃいましたと思いますけど、市民の応援は大体どのくらいか、把握していらっしゃいますか。 ◎企画部次長兼商工観光課長(原田正巳君) お答えいたします。 正確な数字ではございませんけど、ある基準に従いまして1人当たり60cm幅という間隔、そして走る距離、そこから換算しましたところで、姶良市内におけるところの応援人数、推定6,000人と見込んでおります。 ◆19番(萩原哲郎君) ですよね。折り返しが地元ということで、重富は物すごく今応援に熱が入ってきております。私も以前走ったときには、雨の中、どしゃ降りの中でありましたが、やはり地元に足を運べば疲れも吹っ飛び、元気をもらって、折り返しも何とか元気に折り返すことができました。 その中で、スタッフ、今は一応ボランティアスタッフが6,600人、その中にいろんなスタッフ、書いてあるんですけど、この中に医者とマッサージ協会、これが抜けているんですけど、大体どのくらいの方々が協力していらっしゃいますか。 ◎企画部次長兼商工観光課長(原田正巳君) お答えいたします。 今回、答弁書にお示ししましたものは、姶良市内におけるところの従事者数でございまして、全体枠で言うところの6,600人、この中に鹿児島市、主催者側が発表したところの公認枠というのがございます。その中に医師等が含まれておりますけど、その内訳を申し上げます。 主催者側発表では、従事者6,600人でございますけど、一般ボランティアが約4,000人です。そして、あと応援隊等がおりますけど、その中に救護、医師、含まれております。そこが2,600人ほどという見込みをされています。 参考までに、医師等が配置されますところの救護所、13か所ございまして、前回大会の実績でいきますと、435件の利用実績があったということでございます。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) やはりフルマラソンというのは、本当後半、あと残りが物すごい大変なんですよね。前半はある程度故障なしで来られるんですけど、距離を踏むごとに体調がおかしくなったり、あと足がつったりとか、こういう医師団とかマッサージ協会、こういう方の協力も物すごい大事なんですよね。そういう方で、いろんな方が鹿児島マラソンに協力していただいていることで、ランナーも本当安心して走ることができます。 今後も、そういうような形で皆さん頑張りますので、ぜひそういういろんなボランティアのスタッフの応援をますます設けて、頑張っていっていただきたいと思います。 その中で、今回、姶良市民枠、前回は大体3,000人やったんですよね、鹿児島市民枠が。その中から100人ほど今回は少なくなって、2,900人の特別枠で、7,100人の抽せんだったと思うんですけど、毎年、参加者が多くなって、第3回目ごろから1回の抽せんで終わっているんですよね。 その中で、昨年度は姶良市民、当せん者が非常に少なかったということで、また今回こういう形でお願いしているんですけど、今回、姶良市民はエントリーはわかりますかね、何名ぐらいいて、当せん者が何名やったか、お願いします。 ◎企画部次長兼商工観光課長(原田正巳君) お答えいたします。 担当局でございます鹿児島市に連絡をいたしましたけど、実際のところ、市町村居住別の数字は上げていないということでございました。 参考までに、昨年大会ですけど、ことし3月でございますけど、大会報告書というのがございます。そういったところから、ある程度、姶良市居住者の人数を探りますと、500人ほどということを一応認識いたしております。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 3点目に入ります。 ここに書いてあるのが、鹿児島市と錦江湾奥会議とか、かごしま連携中枢都市圏、鹿児島県内の4市と連携中枢都市を結んでいるんですけど、その中で、私はこれは項目の中にはありませんけど、その他の枠外で、姶良市にこういう形でこうやっている、だから市民枠を少しでもいただけないか、そういう相談はできると思うんですけど、いかがですか。 ◎企画部次長兼商工観光課長(原田正巳君) お答えいたします。 答弁書にございますように、錦江湾奥会議、そしてかごしま連携中枢都市圏でございます。それぞれが持つところの目的、掲げてございます。その中には、鹿児島市、そして私ども姶良市、この2つに特化したところの協議の場はないということでございます。 したがいまして、私ども、その他の項目でも、こちらのほうから手を挙げて、鹿児島マラソンに関する要望、議題等を出したことはございません。 ◆19番(萩原哲郎君) 要望したことはないということでありますけど、せっかくのチャンス、それから他の市も、姶良市がそこを頑張っておけば、少しぐらいどうですかという他の市からの応援をもらえると思うんですよね。何も出さないことが、最初から頭から決めつけていること自体がおかしいんじゃないですかね。 だから、そういう形で、今後またいろいろと会合があると思いますけど、そのときには4市の方々にも、こういう形なんだけど、ひとつ相談という形で要望を持ちながらやっていただければ、そういうところには姶良市は特に折り返し地点で、ボランティア、いろんなスタッフが一生懸命頑張っている。それだけの価値観はあると思うんですよね。 だから、姶良市民が1人でも多くランナーとして参加できるように、また次回も、また今回、姶良市も10周年記念ですから、せめて10じゃなく100ぐらいは市民枠をもらえたらいいなと思いますので、そういう形で今後とも頑張っていただきたいと思います。 次、2問目に入ります。 烏帽子岳登山道、私は今回、烏帽子岳整備がどのくらい図られたか、確認に行ってきました。往復大体、山頂でいろいろ見ながら3時間半ぐらい費やしたんですけど、答弁書が物すごく短いんですよね。本当に真剣に考えていらっしゃるのか。 今から、パネルを使ってじっくり質問していきますので。 まず最初に、今回、烏帽子岳登山道を整備に行かれたと思いますけど、スムーズに登れましたか、障害物はありませんでしたか。それと、登っての感想をお聞かせください。 ◎企画部次長兼商工観光課長(原田正巳君) お答えいたします。 実際、私も今回2回目のチャレンジという形で行かせていただきましたけど、確かに登山道入り口から険しい道でございますけど、実際のところ、登山道入り口までに入るいわゆる市道、そして作業道部分、ここにもまだ険しい部分がございます。そして、登山道入り口から上がりますと、確かに険しい道でございまして、両サイド、山の際には角度の険しいといいますか、崖地もございます。 そういったところから、危険度も高い箇所が結構ございまして、今回、そこらも重点的に見ましたところ、特に山頂付近、急勾配でございますので、階段設置、そして議員前から要望がございましたところの山頂付近の草払い等を行ったところでございます。 ◆19番(萩原哲郎君) じゃ、パネルを見ながら、1問ずつ質問していきます。パネル、お願いします。 この場所が、登山道、車が通れるところなんですね。でも、見てみれば、雑草が茂って道も見えない。特に、9月ごろはカヤが茂ってきて、ふだんよりも一段と茂ってくるんですけど、先は見えないんですよね。左が最初です。右の場所は、私は車でここまで登ったんですよ、軽四駆で。向こうの先に橋があるんですけど、橋が怖くてその先は行けませんでした。 また、ここもUターンするのに、周りが茂ってUターンも、軽やったから傷はついてもどうということはないんですけど、普通の自動車だったら傷がついて嫌がる場所なんですけど、雑草等をまず最初に登山に登るときに、これはずっと続いているんですけど、雑草の草刈りなんか、今後どうされるんですかね。 ◎企画部次長兼商工観光課長(原田正巳君) お答えいたします。 写真でお示しいただきました部分につきましては、恐らく市道部分、そして途中から作業道に入ります。そこの部分だと認識をしております。 ◆19番(萩原哲郎君) 今後、道路の草刈りとか、そういう整備は行われるんですか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 今、次長が答弁いたしましたが、その地点につきましては市道等及び民有地の作業道であるということでありまして、そこを登山道として捉えるのかどうかということが論点になってこようかと思います。 前回の答弁でもお答えしましたが、烏帽子岳の登山につきましては、トレッキングの要素を加味した登山ということを市としては考えておりまして、そのために整備しましたのがえぼし館でありまして、こちらにつきましては県の地域振興事業を利用して建てたものでございまして、そこを登山の拠点として、そこから県道、それから市道、それから作業道もトレッキングした上で、烏帽子岳に登頂するという流れをつくっておりますので、草等の除去につきましては、また担当課とのほうも検討してまいりますが、登山道という形での整備は当課としては考えていないところでございます。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) この通りを通るときに、蛇がよく出てきたんですよね。3匹見ました。アオダイショウとクロヘビ、周りは茂っていてわからないんです。目の前を踏むかどうかでわかるぐらい。 登山道、こういうところは登りやすくするのが、市行政の協力があって当然じゃないですか。今まで、北山自治会は単独でこういうところも整備しておったんですよね。だから、市のほうからなかなかお金も何もおりないという形で、今のところはちょっとやっていないんですけど、まだ今後も市のほうとお互い協力する物事はありますので、話し合って、みんなが登れるように、特に、後からまた言いますけど、北山小学校、ここの校長先生も子どもたちが安全に登れるような状態になれば学校の行事に入れて、毎年、行いたいということなんですよね。 だから、今、北山上自治会も毎年元旦の初日の出を見に、電気を照らしながら夜中に登る、そういう企画もあります。みんながそういう形で一生懸命いろんな取り組む物事があれば、行政もそこにおんぶにだっこじゃないですけど、お互い協力して、安心して登れるような道路が欲しいと思います。 次のパネルをお願いします。 ここが倒木の整備が欲しい登山道なんですね。だから、多分整備されたときにはこの倒木があったと思うんですけど、私が行ったとき、まだこのまま残っているんですよね。この先の右側が崖、岩が崩れて危険な場所ですよね。だから、こういうところがあって、今、途中までしか、私が先ほど車で行ったあそこまでしか登れないんですけど、本当はこの先まで前は登れたんですよ。私も軽トラで登っていきました。登山の入り口ですよね。ここからは歩かないと登れない、そこまでは車で行けるんですよ。 だから、ある程度の整備は、市のほうでも北山自治会、そして校区コミュニティ、そういうところと話し合って、いい方向性に整備していただきたいと思うんですけど、この倒木はまだどうですか、このままですか、まだ。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 堂山の地区の方々は、この近辺、いわゆる姶良市の「すんくじら」と呼んでいらっしゃいます。これは地元の方がそう呼んでいらっしゃいますので、あえて使いますが、非常に愛情を込めて、この地域を盛り立てていらっしゃいます。ここにはまさに日本の原風景、そういったものが残っております。ですので、自然を大事にした登山というのを行っていかなければならないというのも1点では考えます。 その中で、先ほどから申し上げております市道と、それから民地の作業道、そこで倒木等があるということのご指摘でございますので、そういった倒木等の除去につきましては、所有者、そして議員ご指摘の地元の方々の協力、それから予算がない場合は我々職員でも構いません、汗をかこうかと思っておりますので、ご理解いただきたいと思っております。 ◆19番(萩原哲郎君) だから、ここの倒木は現在どうなっていますか。 ◎企画部長(宮田昭二君) 頂上の整備の後、私も登りました。現地の検査をいたしました。その際に、残っておった木だと思います。その後、まだ撤去は行っていないと思っております。 ◆19番(萩原哲郎君) 今後、こういう道路に倒れた倒木なんか撤去して、登る方の快感、そういうことも考慮しながらやってもらいたいと思います。 それと、この先、岩盤が崩れているんですけど、ここには入っていないんですけども、今は左側に穴があいているんですよね。あそこは、以前、崩れた場所です。去年ですか、あれね。だから、この先の右手側がどのくらいですか、5mから10mぐらいの幅に岩盤が崩れてきて、またその上には雑木が立って、台風が来ればまた崩れるんじゃないかという危険場所もありますので、そういうところも登る方の安全を考慮しながら、安全に登れるような態勢が欲しいと思います。 じゃ、パネルを次に行きます。 ここが登山道、ここから先、車では行けないんですよね。歩いて登る場所。この場所が、以前が丸太ぐいがあったんですけど、木が腐って、全然形があまり残っていないんですよね。こういうところも今回整備されるのかなと思ったんですけど、そういうところもしていないし、それとあとここに登る方の要望として、距離表示がないんですよね。今、ここからあと何kmです、頂上までの距離表示、そして途中でも1か所だけあります。あと5分か10分ぐらいで頂上ですよという、それは一番上のほうです。 そういう距離表示をして、それとあとここに書いてあった誘導看板、これも途中に少ないんですよね。中には、茂って迷うような場所もあります。自分たちで察しておって、わかりにくいようなところにはまた新たに誘導看板、そういうのも欲しいと思います。 じゃ、次、この階段、本当ここも急なんですよね、登りが。だから、この場所、くいを丸太ぐいでいいですので打って、登りやすいように整備してほしいと思います。 次に行きます。ここ、今回、新たにきれいに丸太階段、だから特に赤ぐいですね。ああいう形でプラスチックのくい、こういうのであれば長もちするんじゃないですかね、軽くて。要は、あそこを整備しながら、周りの木を切りながら、残ったやつで今まではくいとか、丸太を使っていたと思うんですけど、今後はこういうプラスチックの製品を使えば、永久とは言いませんけど、ある程度長くもって、整備の幅も減ってくるんじゃないですかね。 こういう形で、今回はきつい場所なんですよね、ここは急勾配で。それで、ここに1つ手すりロープがあれば、もう少し登りやすい、子どもたちも安全に登れると思うんですけど、今後そういう手すりロープの設置はいかがですか。 ◎企画部長(宮田昭二君) 私ごとで恐縮ですが、学生時代4年間、登山をたしなんでおりまして、全国各地、登らせていただきました。さまざまな山の形がございまして、鎖場と申しまして、鎖がなければ登れないような急峻な場所もありますし、ロッククライミングとか、それから縦走とか、いろいろな形態がございます。 それで、今の烏帽子岳につきましては、繰り返しになりますけども、市の最高峰であるということに対する畏敬の念を含めて、今回、頂上の整備を行ったわけでございます。 したがいまして、手すり階段、ロープ等が必要であるというのは、一般的に申しまして、あれば非常に便利であろうと思いますけども、それがなくても登れる程度の傾斜ではないかと、そのために今回階段も設置しておりますので、現在のところはそのように判断いたしております。 それと、ロープ手すりをつけますと、今度は管理の責任というのが出てまいります。あそこの地権者は民間の方でございますので、市の持ち物ではございません。地権者の方のご厚意で、今回も伐採と一部階段をつけさせていただきましたが、市の責任じゃない場所にそういった補助用具と申しますか、補助的なものをつけるのは少し慎重に考えなければならないというふうには考えております。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 以前も、こういう話はしたと思うんですよ。地権者の方は、自由に使っていいですよ、だから地権者の方の了解はもらってあるんですよね。だから、そこに危なければ手すり、特に北山小学校の低学年は危ないから上学年、4年生から上ですよね。そういう子どもたちには、手すりなんかがあれば、物すごいより安全に登れると思うんですよ。 だから、学校もそういう形で安全面を危惧した場合に、行事に入れようかとなってくると思うんですけど、子どもたちに安全に登れる、そういう態勢まではある程度お互い話し合いながら協力し合ってやっていくのが行政の協力だと思いますので、今後はそういう形で、大人はなくても何とか登れる、でも子どもたちには手すりロープがあればより安全に登れて、学校行事でも毎年行事に取り入れて、賛同できるような形ができますので、そういう形が必要じゃないかと思います。 次、これが頂上ですよね、烏帽子岳の。だから、周りを見てみれば、木から草もきれいに払ってありました。こういうところに登ったときに、周りが360度見渡せれば、登ってきたかいがあるんですよね。元気をもらえるんですよ。だから、登るときには苦しいんだけど、登ってしまえば皆さん登った快感があって、よかったなと言って元気をもらえます。 この方向が、当日、かすみがかかって、真ん中の奥にかすかに桜島が見えるんですよね。だから、雨上りの日は周りの景観がよく、はっきりその奥に開聞岳も見えるんですよ。だから、こういう形で見えるし、また左側のほうは、あそこは何ですかね、鹿屋の高隅、あそこも見えるんですよね。 だから、これから見て、次、今度これが霧島連山ですよね、奥が。一番高いところが韓国ですよね。その右側に高千穂があるんですけど、もう少し天気がよければはっきり見えたんですけど、こういう形で登ってみて物すごく景観がすばらしい。だから、登山に登られた方は、また登りたいという気持ちが湧いてくると思います。 だから、これだけすばらしい場所ですので、ここに先ほどもあった霧島、桜島、ここの案内板がないんですよね。この方向には、天気がよければ桜島が見えますよ、霧島が見えますよという、そういうただ一言でいいと思いますので、そういう案内板もあれば、天気が悪くても、登られた方は大体こっちの方向にはこういうのがあるんだという目見当で楽しまれることもできると思います。 そういう形で、今回、登ってきたんですけど、これが今、姶良市の烏帽子岳ですよね、真ん中、一番高い山。これは、場所は船津公園先の三船橋から撮影すれば、三船橋のちょうど真ん中の正面の奥に烏帽子岳が見えるんですよね。皆さんもまだ登っていられない方は登ってみられれば、360度見渡せて景観のよい場所ですので、これからは姶良市のこういう場所もあるんだ、そういうところをまたいろんな方が登られたときにそういう気まずい思いをしないように、できる限りの配慮はあったらどうかと思います。 また、先ほども言いましたけど、北山小学校も本当学校行事にそういう安全性が確認できれば入れて、ぜひ地元の山という形で楽しみたいということでありました。 次に、3問目に行きます。パネル、よろしいです。 重富公園、ここにグラウンドゴルフをやるんですけど、ここに以前埋め戻した場所、その先に一番奥に三角、ここに書いてある10台程度の駐車場の場所があるんですよ。だから、ここを本当に埋め戻しすれば、ここには書いてありますよね、先ほど。公園にいろんな方が、昼食を食べに来られた方とか、休憩に来られた方が弁当箱とか飲み缶、そういうのを捨てて、だからここはまたちょっと低いものですから、夏なんか蚊が物すごく湧いて、あそこにいっときいるだけでかまれてしまうんですよね。 そういうほかに利活用、何もない場所なんですよ。だから、ここをグラウンドゴルフで利用される方がもう少し駐車場を、ここを埋め立てれば利便性が高く利活用できるから、何とかここを駐車場にしてもらいたい。だから、ここを駐車場にすれば、みんなが喜ばれて、それとあと市のほうでもここを別に何も使えない場所なんですよね。 だから、こういうところを地元の方々の要望をお聞きして、1台でも多く駐車でき、路上駐車がなくなって、危険性が省かれればいいんじゃないかと思いますけど、これに書いてあるのは検討を重ねてまいります、協議して、ここは前回も一緒なんですよね。 前回も、今後、調査、検討していくとのことであったんですよ。今回はどうなったのかなとまた心配しておってあれするんだけど、こういう場所は早く埋め戻しをしておって、少しでも多く市民が利用できる駐車場に整備したらいかがですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 昨年もご質問いただきまして、その当時、私が答弁いたしましたのは、一応ため池であることと、それから災害時の雨量を見たいと、それから今おっしゃいましたように、中が湿潤している状態ですので、その水がどうなっているのかをまずは調査したいということで申しました。 ことし、担当係のほうで現地を見てまいりましたけれども、降雨時に、余水吐きがありますけれども、大きな側溝が、そこまではたまっていないということを確認しました。となれば、駐車場の方向性でいいんじゃないかと。 ただ、下の湧水とかの処理をどうするかというのも考えつつ、それとあの池全体が市有地ではないので、まずは境界確認を隣接地として、埋めてしまえば、その境界が今度は変化するわけですよね。民有地に今度は水平部分ができてくるということになりますので、その辺をどうするかという協議を済ませて、外固めをしていきたいというふうに考えております。 ◆19番(萩原哲郎君) そういう調査を行って、なるべく利活用できるような態勢、それが一番じゃないかと思います。だから、今現在、本当にあの場所はあまりほかには多目に使える場所じゃありませんので、駐車場としたら何とか使える、だから市民も喜ぶ、そういう形ですから。 ○議長(森川和美君) これで萩原哲郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は、1時から開きます。(午前11時49分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引く続き会議を開きます。(午後1時00分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、2番、竹下日出志議員の発言を許します。 ◆2番(竹下日出志君)     登      壇  皆様こんにちは。公明党姶良市議団の竹下日出志でございます。 はじめに、台風や低気圧の影響により千葉県はじめ関東から東北地方にかけて記録的な大雨により、被災されました多くの皆様に衷心よりお見舞いを申し上げます。公明党は国会議員、地方議員がいち早く現場に直行し、被災者の皆様に寄り添いながら復旧に取り組んでいます。新任の赤羽一嘉国土交通大臣も奔走しております。また、全国各地で鹿児島県では11月2日、JR鹿児島中央駅前で党員・議員による被災地への募金活動も展開しています。一日も早く復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。 私は通告しました3つの項目について質問します。 はじめに、子育て支援・児童虐待予防対策について伺います。 11月はオレンジリボン月間です。平成16年度から児童虐待防止法が施行され、11月を児童虐待防止推進月間と位置づけ、オレンジリボン運動として知られるようになりました。 このオレンジリボン運動は、2004年に栃木県小山市で3歳と4歳の幼い兄弟が虐待の末に亡くなった事件を受け、翌年2005年に小山市の市民団体などが、二度とこのような悲しい事件が起こらないようにとの願いを込めて、虐待防止の啓発を始めたことが淵源になっています。また、オレンジ色は子どもたちの太陽のような明るい未来をあらわしており、里親家庭で育った子どもたちが選んだものと言われています。 子どもたちは未来の宝、子どもたちの健やかな成長を守る社会、そして子どもたちの幸福のための社会を目指します。児童虐待は地域全体で取り組むことで予防や早期発見につながります。 そこで、神奈川県茅ケ崎市では2010年度から子育て支援及び児童虐待予防を図るため、「そだれん(怒鳴らない子育て練習講座)」を実施しています。現在では、子育ての「イライラ、自己嫌悪、悩み」を減らすことを目的に「ほしつ・メゾット」として、みんなでしつけの練習をする講座が行われています。「ほしつ」は、「褒める」「叱る」「伝える」の頭文字をとった言葉であります。 子どもへの「しつけ」と称した体罰が虐待につながっていることから、児童虐待予防を図るため、本市でも「ほしつ・メゾット」講座を実施する考えはないか伺います。 次に、自動車改造費の助成について質問します。 曽於市の身体障害者用自動車改造助成事業は、重度身体障がい者等が自立した生活、社会活動への参加及び就労に伴い、みずから運転することのできない重度身体障がい者もしくは生計を同一にするものが改造された自動車を購入する場合において、改造に要する経費を助成することにより、重度身体障がい者等の社会復帰の促進を図り、もって福祉の増進に資することを目的とするとなっています。 本市でも重度身体障がいの介護者運転の場合、自動車改造費助成事業の対象者とすることができないか伺います。 次に、視覚障がいのある人へのハザードマップについて質問します。 去年の西日本豪雨で大きな被害を受けた広島県呉市で、視覚障がいのある人たちが、土砂災害の危険がある地域を示したハザードマップの内容を理解する勉強会が開かれました。参加者はボランティアの人たちが説明した音声を聞いて、自宅周辺の安全性を確かめました。 本市でも、視覚障がいのある人へのハザードマップの勉強会を実施する考えはないか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  竹下議員のご質問にお答えします。 1問目の子育て支援・児童虐待予防対策についてのご質問にお答えします。 茅ヶ崎市で取り組まれている、怒鳴らない子育て講座「そだれん」は、子どもへの伝わりやすい言い方・褒め方・注意の仕方などのしつけを練習する講座であることは把握しております。 本市では、本年4月に子供の相談窓口のワンストップを目指し、子ども相談支援センター「あいぴあ」を開設しました。「あいぴあ」では、児童虐待防止を含めた子どもやその家庭に関するさまざまな相談に対応し、子どもの接し方など、子どもや保護者に寄り添った助言や支援に努めているところであります。 また、母子保健事業や保育園・幼稚園、子育て支援事業等に従事している職員は、スキルアップの各種研修会等で子どもの成長に応じた接し方の技術向上を図り、子どもや保護者に寄り添った支援や、子どもへの接し方を含む、子育て教室等を開催しているところであります。その他、子育て手帳やパンフレット等を活用した啓発活動、子どもの褒め方・叱り方を含めた子育て研修会や講演会を実施しているところであります。 茅ヶ崎市で取り組まれている子育て講座も一つの手法として活用できるところは取り入れ、子育て世代が安心して子育てができる支援施策に今後も取り組んでまいります。 次に、2問目の自動車改造費の助成についてのご質問にお答えします。 本市では、障がい者の就労支援等社会参加を促進するため、自動車運転免許取得に要する費用の一部や障がい者みずから運転する車の改造費の一部を助成しております。 市としましては、障がい者への支援やサービスの拡充に伴い、扶助費が年々増加しているところであります。今後、財政状況を考慮し先進地の事例を参考に調査研究してまいります。 次に、3問目の視覚障がいのある人へのハザードマップについてのご質問にお答えします。 視覚障がい者を含む避難行動要支援者等へのハザードマップ勉強会をはじめとした対応については、今後、先進地の事例を参考に検討したいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆2番(竹下日出志君) 子育て支援・児童虐待予防対策について再質問いたします。 本市では、本年4月に子ども相談センター「あいぴあ」を開設されました。開設後、約8カ月で児童虐待についての相談は何件あり、相談者へどのような寄り添った助言や支援をされたのか伺います。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 今年度の9月末現在におきまして、大体280件程度のご相談をいただいておりまして、延べ件数にいたしますと1,550件ぐらいになっております。その中で児童虐待ということで私どもが認定した件数は7件でございます。 子ども相談支援センターのほうは、児童虐待のみではなくて、いろいろな子どもの子育ての擁護に関すること、それから子どもさんの不登校であったり、非行に関すること、親子関係であるとか、さまざまな子どもに関するご相談をいただいておりますので、件数としては伸びております。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 母子保健事業や保育園・幼稚園、子育て支援事業等に従事している職員は、子どもや保護者に寄り添った支援や、子どもへの接し方を含む子育て教室を開催しておられますが、子育て教室はどのような内容か伺います。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えをいたします。 やはり、先ほどご紹介いただきまいた茅ケ崎で取り組んでいらっしゃいます「ほしつ・メゾット」の内容と似ておりまして、茅ケ崎での取り組みのような訓練までは至っておりませんけれども、やはり子どもの褒め方であったり、叱り方であったり、そのような内容の講話をいただいたり、講演会を開いたりというような形でございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 子どもの褒め方・叱り方を含めた子育ての研修会や講演会はどのくらいの参加者があったのか伺います。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) 具体的な数字はすみません、こちらには少し持ち合わせておりませんが、乳幼児健診等で実施する場合は1か所でやはり20人から50人の保護者の方がお見えになります。 あとまた、講演会となりますとやはり二、三百人の規模でお話を聞いていただいているというのが現状でございます。 以上でございます。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 補足説明をさせていただきます。 ただいまの子育て講演会の数字につきましては、平成30年度の数字でございますけど262名の参加がございました。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 茅ヶ崎市の子どもの怒鳴らない子育て講座は、子どもへの伝わりやすい言い方、褒め方、注意の仕方などのしつけを練習する講座で、2010年度から毎年100人以上の方が子育て講座を受講しておられます。 本市でも、母子保健事業に従事している職員による児童虐待防止への子育て講座はどのように考えておられるか伺います。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 今、「あいぴあ」を核にいたしまして、保健・福祉・教育それぞれの関係課、それから関係機関等が一緒になりまして、やはり児童虐待防止という観点からも、子育てのいろいろな手法であったりとか、お伝えをする機会をいただいております。そして、また一緒に勉強会をしたりとかして、それぞれの立場で啓発活動ができるような体制を、今整えているところでございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 教育長に伺います。 兵庫県多可町では、一日に一度は人を褒める条例を平成31年1月1日から施行しております。多可町は昭和22年9月15日、当時、多可郡野間谷の門脇政夫村長が養老の滝の伝説にちなみ、村主催の第1回敬老会を55歳以上の人を対象に、農閑期で気候的にも過ごしやすい9月15日に開いたことから、昭和25年兵庫県が「年寄りの日」を制定、昭和38年老人福祉法が施行され9月15日が「老人の日」、昭和41年9月15日に「敬老の日」が制定されました。 敬老の日発祥の町多可町は住民、事業所、まちが協働して「元気で明るく心豊かでありがとう」があふれるまちづくりを目指し、「一日ひと褒め条例」が制定されました。この条例は、1日に1度は人を褒める、または感謝の気持ちを伝えることにより、互いの心を尊重し明るく前向きな活力ある社会を築くことを目的としています。 児童を褒めることを規定している条例として、鹿児島県志布志市の「子ほめ条例」、平成18年1月1日制定、「姶良市子育て基本条例」、平成25年3月27日制定され、全国でも注目されております。多くの議会、自治体から研修に来られております。 そこで、教育長に伺います。多可町の「一日ひと褒め条例」、人と人が言葉を交わすことは心と心を交わすことでもあります。褒める言葉や感謝の言葉は人々により一層寛容な心を養い、元気な社会づくりに大きく寄与できるとなっています。本市の小学校・中学校・幼稚園でも一日一度は人を褒めることはいかがでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 議員から平成24年の第2回でしたか、3回ですか、議会でもこの「子ほめ条例」のことを問われましたけれども、そのときは新たに「姶良市子育て基本条例」を制定することを目途にしておりましたので、それはもういたしませんと。姶良市では、子どもたちを学校だけでなく家庭、地域社会、事業所、市ももちろん一体となって社会全体で協働して子育てをしていくと。 だから、一つの小さな事象だけで、いわゆる子どもたちの自己肯定感を持たせるという意味で「子ほめ」というのはいいことなんでしょうけども、それだけでなくて全体で捉えて条例を制定していくというふうに申し上げたわけでございます。 一つの子どもたちをいわゆる自己肯定感をいかに持たせるかというのは、それぞれの学校で、あるいは幼稚園でも取り組んでいることでございました。「子ほめ条例」を制定したまち、志布志市と、それからほかにも1町ございますけど、長島町がございますけども、なかなか機能していないということはよく聞くことでございます。それぞれのまちに合った、またそれぞれのまちのやっぱり教育風土にそった教育理念に基づいて取り組んでいくことは大切だと。 ほかのことはいいかというとそうじゃなくて、姶良市のこの家庭教育も含めて、全国からことしも6件ほど視察に来ております。昨年が8件、一昨年が9件来ております。だから、決して我々がそういうものを、ほかの他市町をまねて、それに沿ってやろうという気は毛頭ございませんけど、いいことはまねていきたいと思いますけど。今、やっていることは是として取り組んでいきたいと、そういうふうに考えております。 ◆2番(竹下日出志君) 次に、自動車改造費の助成について再質問いたします。 今回の質問は、重度身体障がい者が2人おられる家庭の方より相談がありました。1台の車に2人の子どもと車椅子昇降装置つきの車を購入したいとの相談で、自治体によっては助成金があり、姶良市でも助成できないかとの相談がありました。 本市の重度身体障がい者数は、身体障害者手帳1級、2級の人数はどのようになっているか伺います。 ◎保健福祉部次長兼長寿障害福祉課長(野村昭彦君) お答えいたします。 重度身体障がい者数の、まず1級です1,194名、2級が634名となっております。合計で1,828名でございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 1級、2級合わせて1,828名おられるということであります。本市では、自動車運転免許取得に要する費用の一部や障がい者みずから運転する車の改造費の一部助成をしておられます。助成の状況について伺います。 ◎保健福祉部次長兼長寿障害福祉課長(野村昭彦君) お答えいたします。 助成の額が1件に当たり10万円を助成しております。 まず、自動車運転免許の取得の際の助成でございます。平成30年が3件、令和元年が2件となっております。 次に、自動車改造費の助成でございます。これは本人みずからが運転するときの改造でございます。平成30年が2件、令和元年が1件となっております。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 市長に伺います。車椅子昇降装置の取りつけに70万円かかると言われております。曽於市は20万円を限度に助成しております。この2人の重度身体障がい者がおられる家庭にとっては、介護者が運転する自動車改造費の助成をする考えはないか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) 障がい者に対するバリアフリーにするものというものは、非常に幅広いものがございまして、その中の一つとしてこのような助成を行っていますが、その額の多い少ない、こういったものは他市もそれぞれの事情もあると思いますので、姶良市ならではの助成、これを検討していきたいと思います。 ◆2番(竹下日出志君) 姶良市ならではの助成制度を早急に実施できるように要請しておきます。 3番目の視覚障がいのある方へのハザードマップについて再質問いたします。 姶良市合併前、旧加治木町では平成13年7月の視覚障がい者への救命講習を行っております。庄村危機管理監が講習会に参加しておられます。視覚障がい者の方はどのような感想をお持ちだったでしょうか、伺います。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 十数年前のことではございますが、県で初の救命講習、視覚障がい者の方々に十数名の方々に家族、そしてボランティアの方々に救命講習をさせていただきました。 その中での一番の感想と申しますと、今の言葉で言いますと、「自助」という言葉が値するかと思います。その目の見えない方々でも自分の命は自分で守るというようなことと、そういう知識をつけたいということで、講習会をしたいということで実施した覚えがあります。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 姶良市になりまして、また視覚障がい者の方々も災害があるときはひとりで避難できないという方がいらっしゃいますので、ぜひ視覚障がい者を含め、要支援者の訓練も要請しておきます。色覚特性の方、これはかつての色盲・色弱の方なんですが、わかる色、苦手な色があると言われております。今後、ハザードマップの作成には色覚特性の方にも配慮する考えはないか伺います。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 来年度予定をしています新たなハザードマップとしまして、総合防災マップというのを検討しております。その中においても、この色覚特定、また色覚障がいの方々にも配慮した配色を検討したいと思っております。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 昨年の広島県呉市での西日本豪雨では、視覚障がいの方には避難したくても1人では避難できなかったとの声があります。今後は、視覚障がい者を含む避難行動、要支援者へのハザードマップ勉強会については、今後、早急に取り組むべきと考えますがいかがでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 視覚障がい者、高齢者を含む避難行動要支援者の取り組みは、現在、まさに整備を現在やっている状況でございます。そこで、そのハザードマップの勉強会というのが呉市の危機管理課にもお尋ねしたところでございます。危険な場所を知ってもらうというような勉強会等をやっております。 我々は、このやはり避難行動要支援者の方々には災害時に必要となる情報入手、これにつきまして普及啓発をやっていきたいと思っております。その手段としまして、本市で整備している防災ラジオ、そしてコミュニティFM、これらを利活用しまして自助の観点から災害時への備え、防災意識向上の譲歩、そして視覚障がい者をお持ちの方々の現状を伝えまして、そして共助の観点から周囲のサポートの重要性、これらを含めた啓発活動を予定しております。来月、防災イベントに参加しますので、そのときからこのような活動をしていきたいと現在、検討をしているところでございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 先日、脇元公民館で脇元地区の自治会が避難訓練を行いました。約100人の方が参加しておられます。ふだんから避難訓練をすることで、いざ災害のときに行動ができるのではないかなと思います。また、避難訓練でも自分の荷物はちゃんと自分で荷物を持ってこられる方もおられました。今後、姶良市内このような避難訓練について、また校区コミュニティ協議会等でも避難訓練については、どのように考えておられるのか伺います。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 避難訓練、出前講座でもとにかく避難行動要支援者の方々について、まず自助、そして共助、やはりいろいろとその方々からも聞いてみますと、周りの方々、ご近所の方々とそういう話をとにかくしたいと、することで助け合うことができるということを確認できましたので、その辺も含めた避難訓練、出前講座等も実施していきたいと思っております。 ◆2番(竹下日出志君) 昨年の豪雨、広島の呉市で視覚障がい者の方が市との協議の中で準避難所というところがあるということで、いざというときには障がいのある方は一般の避難所には行ったら迷惑かけるんじゃないかなというそういうことで、避難されなかった方がおられます。今後、姶良市でも準避難所についてはどのように考えておられるのか伺います。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 現在、担当関係部、担当課におきまして、当初、福祉避難所についても現在進めている協議しているところでございます。それと並行して、この準福祉避難所についても現在、協議検討しているところでございます。 ◆2番(竹下日出志君) 先日、文教厚生委員会で介護施設の訪問を行いました。そこで出たのが、大雨のときには介護施設のほうに自主避難をしてもらう、そういう施設もあることがわかりました。今後、姶良市内の介護施設でもそのように大雨のときには、自主避難できるような体制づくりも必要ではないかと考えますがいかがでしょうか。
    ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 その準福祉避難所の場所につきましても、広島のほうでは、我々で言います市役所内でのそういう避難場所を準福祉避難所とされているようでございます。 当市におきましては、準福祉避難所におきましては、そういう介護施設なども現在、検討しているところでございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 最後に、市長に伺います。市長は、視覚障がい者を含む要援護者への避難行動について、どのように考えておられるか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) 目の不自由な方、あと視覚障がい者の方も含めて、障がい者の方々は、健常者の人たちよりも共助、公助というところが非常に強くしなきゃいけないところであると思います。そこにプラスして自助、自分でどのように行動するかということを、いわゆる普段から注意しているということには、非常にそういった方々の災害に対する意識が高くなっているなと思っております。それは、もちろん公助として私たちがするところにおいても、その自助、自分で助かるためにはどうするかというところも、精いっぱい支援していきたいと思っております。 ◆2番(竹下日出志君) 今回は、子育て支援・児童虐待予防対策、自動車改造費の助成、視覚障がいのある方へのハザードマップの3項目について質問しました。これからも、公明党姶良市議団、小さな声を聞く力で改革を提言してまいります。 以上で質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、竹下日出志議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後1時32分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時48分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、1番、新福愛子議員の発言を許します。 ◆1番(新福愛子君)     登      壇  皆様、こんにちは。公明党姶良市議団の新福愛子でございます。誰ひとり取り残さない、置き去りにしない姶良市のまちづくりを目指して、通告いたしました3つの項目について質問いたします。 はじめに、項目1、肺がん検診の受診率向上について。 日本では、がんに罹患する人は年々増加傾向にあり、2018年3月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画において、生涯のうちに、約2人に1人が罹患すると推計されており、国のがん対策の全体目標として、がん予防、がん医療の充実及びがんとの共生の3つの柱が掲げられました。 がんの中でも、死亡者数の死亡率の一番多い部位は、男性1位、女性2位の肺です。また、2016年8月には、国立がん研究センターが受動喫煙により肺がんリスクが1.3倍にふえるとの報告を発表し、来年の東京オリンピックを見据え、2018年7月に受動喫煙防止法が成立しました。 そこで、要旨1、本市の肺がん検診の目標、受診率、受診者数と現状。 要旨2、がん検診受診率向上のための取り組み。 要旨3、特定健診受診率との比較。 要旨4、国が推奨する特定健診とがん検診の同時受診の検討。 要旨5、厚生労働省発行の受診率向上施策ハンドブックでは、特定健診とがん検診を同時に受けられる仕組みとして、オプトアウトを導入することも紹介されています。本市でも、オプトアウトを研究し導入できないかを問います。 要旨6、検診受診率向上を目指し、人の行動や行動経済学の知見を生かす「ナッジ」と言われる手法が注目を集めております。本市での取り組みを問います。 次に、項目2、経済的に厳しい状況に置かれがちな未婚のひとり親を支援する給付金が、来年1月にも支給されます。 支給額は一律1万7,500円で、ひとり親などを支援する児童扶養手当に上乗せされることになり、今年度の臨時特別措置として、国が実施を決めたものです。 対象は、来年1月に支給される11月分で、同手当受給者のうち、10月時点で、1、婚姻をしたことがない、2、事実婚をしていない、3、事実婚の相手の生死不明という3つの条件の全てを満たす人となっており、厚生労働省によると、全国で約9万8,000人が当てはまる見込みということです。 そこで、本市での対応について、要旨1、給付金を受け取るための申請の流れと準備の状況。 要旨2、対象者の掌握と情報提供と確実な給付に向けた留意点。 要旨3、今年度の臨時措置に対する見解を問います。 最後に、項目3、姶良市農林業労働者災害共済は、農林作業中の不慮の災害を受けた方を救済し、農林業労働者の生活の安定と福祉の増進に寄与するために設けられた共済であり、発祥の加治木町から新市においても引き継がれているものです。 安定した運営がなされていますが、見舞金の支給状況等を勘案すれば、今後、加入者の確保を図り、県内でも唯一となる貴重なこの共済をさらに充実し、持続可能なものとすべきではないかと考えます。そのために、今後のあり方と方向性を問います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  新福議員のご質問にお答えします。 1問目の肺がん検診の受診率向上についての1点目のご質問にお答えします。 肺がん検診の目標は、第2次健康増進計画中間評価において見直しを行い、男性13%、女性16%としております。 昨年度の肺がん検診の受診率は、男性が7.6%、女性が10.6%、受診者数が、男性1,674人、女性2,819人であります。 2点目のご質問にお答えします。 受診率向上の取り組みとしましては、広報紙やポスター掲示のほかに、特定健診の案内時にがん検診のチラシの同封、スマホを利用した案内を行っております。 さらに、節目年齢でがん検診の対象となった方は検診の登録案内を行うなど、あらゆる機会に受診への関心を高める対策を行っております。 また、健診体制につきましても、検診の土曜・日曜実施、女性検診等において、子どもを預けられる託児サービスの導入など、受診しやすい環境づくりにも努めております。 3点目のご質問にお答えします。 特定健診とがん検診の受診率の比較につきましては、特定健診は加入している健康保険の被保険者を対象としており、肺がん検診は40歳以上の方が対象となっているため、算定基準が異なり、比較は難しいところであります。 4点目のご質問にお答えします。 特定健診につきましては、現在、対象者が各自希望の医療機関にて受診する個別健診方式を行っており、基本的に集団健診は行っておりません。 がん検診は集団検診方式で実施しており、特定健診、がん検診のどちらかの方式に合わせる必要があるため、難しいと考えております。 5点目と6点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 受診率を上げるために、厚生労働省が推奨しているオプトアウト方式につきましては、特定健診とがん検診の方式がそれぞれ異なるため、現段階での導入は難しいと考えております。 また、受診率向上のために、「ナッジ」いわゆる後押しを進め、今後も受診行動につながる検診案内の工夫や受診しやすい体制などについても、さらに調査・研究してまいります。 次に、2問目の未婚のひとり親の支援給付金についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 本年10月から消費税率引き上げ等の影響や、子どもの貧困に対応するために、未婚の児童扶養手当受給者を対象に、児童扶養手当に上乗せして、今年度に限り臨時・特別給付金が支給されることになりました。 申請の流れにつきましては、国からの通知を受けて、7月発行の広報紙に掲載し、住民への周知を図っております。 また、毎年8月に実施しております児童扶養手当の現況届にあわせて、児童扶養手当対象者全員に臨時特別給付金の申請書と案内文を郵送し、現況届と同時に給付金の申請受付を行っているところであります。 対象者把握につきましては、現況届の手続時に必要事項の聞き取りや添付書類となっております戸籍等で確認を行い、確実な対象者把握に努めております。 現在は対象者の大半の方々の申請受付が終了し、数名の方に申請勧奨を行っているところであります。 3点目のご質問にお答えします。 未婚のひとり親家庭への臨時給付措置の見解につきましては、子どもの貧困問題において、ひとり親家庭の割合が多いことや、寡婦世帯と同等の支援体制の構築など、ひとり親家庭が安心して子育てしやすい環境の整備につながるものと考えております。 次に、3問目の姶良市農林業労働者災害共済についてのご質問にお答えします。 本共済制度の平成30年度実績は、加入世帯が772戸、加入者は1,107人で、そのうち、およそ59%の651人は、中山間地域等直接支払交付金を活用した団体加入者であります。 また、見舞金支給件数は14件、支給総額が、およそ68万5,000円となっております。 加入状況については、平成25年度が最も多く、世帯が873戸、加入者は1,321人で、その後は減少傾向となっております。 本年4月時点で、基金に455万3,000円が積み立てられておりますが、今度、重篤な事故が発生した場合や加入者の減少が進んだ場合は、本共済制度の運営も危惧されますので、今後も本制度の維持に努めてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆1番(新福愛子君) それでは、再質問を進めてまいります。 はじめに、要旨1でございます。肺がん検診についてでございます。 まず1点目、合併以来、この肺がん検診の受診率というのは増加、右肩上がりになっているか、どちらの方向に進んできておりますでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 過去3年間で申し上げます。国・県・市とも、受診率は下降ぎみということでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 下降ぎみということですね。 では、県内において姶良市は、この受診率、何%、今、何位に位置しているでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 申しわけありません。順位については、ちょっとわかりませんけれども、この答弁書に書いています男性7.6%、女性10.6%がどれくらいなのかというと、男性につきましては、県、あと姶良地域と比較すれば低いと。女性に関しては、県と比較すると低いけれども、地域の平均よりは、やや高いというふうなデータが出ております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 本市は県においても低目であるという確認でよろしいですね。 それでは、本来、目標値は定めてあると思うんです。この中間で見直しをされて、ちょっと設定を、また上げていらっしゃいますけれども、本来、このがん検診の目標値というものがあったと思っております。 その目標値とこの現状の乖離を、どう認識されているかをお尋ねいたします。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 第2次健康増進計画では、当初、男女ともに30%という目標値を立てておりましたけれども、それにつきましては、分母が、本来がん検診を受ける人ということで、分母がちょっと、小さかったんですけれども、国の全体的な見直しで、本来、対象となるべきというところで枠が広がった関係で、この男性が30%を13%、女性が30%を16%というふうに見直したところです。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) なかなか、この受診率とか算定の仕方が難しかったりして、なかなか、そこら辺が難しいというのも認識しておりますが、押しなべて受診率が低いという、特に本市にあっても県平均よりもちょっと低目であるということを確認させていただきました。 次に、がん検診の受診形態は、大きく分けて集団検診と個別検診の2つのパターンがあります。かかりつけ医での検診・受診が可能となるなど、受診の利便性が高まることから、個別受診を導入する自治体がふえているようです。特定健診を受ける病院で、肺がん検診ができる環境のある病院もあるようです。本市で取り組めない課題は何でありますでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 本市で取り組めない主な理由としましては、やはり、その病院の環境整備ということが大きなところじゃないかと思います。できるところとできないところがあるというところが、一番の原因じゃないかと思います。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 一般の病院でも、私もかかりつけ医の病院にはレントゲンがあります。子どもたちの肺炎になるとか、すぐいろいろ調べられるようで、一般の病院でも個別受診を推進している自治体では、そこが、何がネックかということを、ちょっと事前に打ち合わせさせていただいたときに、そのレントゲンの結果を個別受診だと、その病院の先生がおひとりで見られるけれども、本当は二重読影といって、詳しく見るというのが理想だということで、個別受診というのは、ちょっと難しいかなというようなお話も伺ったところです。 しかし、その個別受診を推進している自治体では、その町の医師会の先生方に協力をいただいて、個別受診の導入は可能であるという、じゃあ、どのぐらいの正確さが、精密さがあるかということも研究された先生方によると、その個別受診でも導入は可能であるという研究結果が出ており、それをもとに受診率を上げようという市町は、この個別受診に切りかえておられるようなんです。 ですので、姶良市が県においても低いということを考えると、これはちょっと、研究をする余地があるのではないかと思います。 受診率の向上に努める自治体の取り組みを本腰を入れて研究されることを要請したいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 議員がおっしゃるとおりだと思います。受診率もかなり低いという事実がありますので、それをちょっとでも上げるという努力はしたいと思います。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) それでは、要旨2に入ります。受診率向上のための取り組みを確認させていただきます。 がん対策事業の効果と実績を、どのように捉えておられますでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) がん対策運動の実績といいますと、なかなか検診も、受診率の向上がなかなか出ないということもありますし、あと、検診を受けてくださるにも、ご本人さんたちが、なかなか忙しいだったりとか、面倒くさいだったりとかっていう、そういう気持ちがあったり、中には自分は大丈夫だという方もいらっしゃると思いますので、そういう方の掘り起こしをまたして、ちょっとでも啓発活動を努めていければと思っております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) そのように未受診者に対する働きかけというのが、やはり鍵を握るのではないかと思っております。 そのために再通知、リコールという取り組みが大変力を発揮しているようでございますが、本市におけるコール、これは1回目の通知ですが、受診されない方への再通知、もう一回の働き方、このリコールについての取り組みを伺います。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) その件につきましては、担当課長に答弁させます。 ◎保健福祉部健康増進課長(向江美喜君) お答えいたします。 再通知の件ですけれども、今の現在は、大腸がん検診と女性がん検診に関しまして、この2つの検診につきましては、今まで受けていらっしゃらない方についての再通知をいたしております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) なぜ大腸と女性に関するものだけなのかということと、どのような方法でリコールをされているか、この2点をお伺いします。 ◎保健福祉部健康増進課長(向江美喜君) お答えいたします。 現在、2つのがん検診について再通知をしているところですけれども、大腸がん検診につきましては、冬場のみですけれども、郵送法の検診が大丈夫ということになっておりますので、大腸がん検診は、これまで登録していても受けていらっしゃらない方については、郵送法での検診という、冬場に限って再通知をしているところです。 女性がん検診に関しましては、姶良市のほうで、今現在、予約制の検診をしております。予約をしていただいて、ご自分で、この日に、この時間に受けられるという取り組みをしているところですけれども、その期間中に受けられなかったという方に関して、再通知ということで、もう一度通知をしているところです。 肺がん検診につきましては、今現在、四十何日間検診を実施いたしているんですけれども、その期間で受けられなかった方に、もう一回検診日を設けて通知をするというのが、今現在の中では少し難しいと考えておりまして、その件については実施していないところです。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 確かに肺がん検診は、各所で結構長い期間にされていると思いますけれども、やはり、その辺のチェックというものをしていかないと、なかなか再通知の体制を、ちょっと考えていかないと、姶良市における、この低い受診率は上がっていかないのかなと思っておりますし、この再通知、リコールをすることで、やっぱり受診率は上がりますか。 ◎保健福祉部健康増進課長(向江美喜君) お答えいたします。 おっしゃるとおり再通知という方は、今まで受けていらっしゃらなかった方が、この期間に受けるんだったとか、私も受けるんだった、忘れていたという方も中にはいらっしゃるかと思いますので、効果的な方法だと考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) この再通知については、書面で、はがき等でしたり、また電話をされたり、また小さな市町によると、保健師さんとか看護師さんが出向いていって、「こんにちは」って言って、対面式で、ぜひ受診されてくださいというような、そうやってリコールを進めておられ、そういった町は、間違いなく受診率が大きく上がっているという、こういった結果もご紹介しておきたいと思います。 ここで、リコール関連でちょっとお伺いしたいんですけれども、65歳の方限定の肺炎球菌ワクチンの予防接種がありますが、これが、あと期限が4か月となっております。65歳の対象者、たくさんいらっしゃると思いますけれども、今回限りという延長措置だというふうにも聞いておりまして、未接種の方々をこのリコールによって、徹底的にお声がけをするべきだと思うんですけれども、この未接種の方々へのリコールは、どの段階でされるのか、どういう形でされるのか、関連としてお伺いしたいと思います。 ◎保健福祉部健康増進課長(向江美喜君) 肺炎球菌の予防接種に関しましては、今現在のところ、個別通知というよりは、今、市報とかそのようなもの、広報を通じての通知というふうに考えているところです。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) これを、自費で接種しようと思ったら幾らかかるのか。この対象年齢65歳の方だと、どの金額でできるのか、お示しください。 ◎保健福祉部健康増進課長(向江美喜君) お答えいたします。 自費だと7,500円だったと思います。自己負担金に関しましては、すみません、今、ちょっと持ち合わせていないんですけれども、3,000円ほどだったと思います。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) ぜひ、このコール、リコールをしていただいて、この肺炎球菌ワクチンも、一度接種すると5年間ももつわけですし、本市の医療費削減にも、ご本人も健康でいられますし、重篤化しないわけですので、これもリコールの取り組みとして挑戦していただきたいということを要請しておきます。 要旨3に入ります。特定健診の受診率との比較です。 ちょっと調べてみましたところ、平成22年、私たち姶良市が誕生したときに、本市の特定健診の受診率は37%でした。そして、29年には50.1%に上がっておりまして、県内43市町村で17位という、本当にいい結果が出ているんです。 そして、この市、19の市でいくと、1位日置市、2位いちき串木野市、3位薩摩川内市、4位垂水市、5位南さつま市、6位南九州市、そして7位に私たち姶良市が特定健診ベスト7に入っております。 この結果をどのように評価し、また担当課のご努力もあったかと思います。この特定健診につきましては、保険者努力支援制度という部分もありまして、かなり力を入れて37%から50%を超える結果まで持っていかれたと思っておりますが、この結果をどのように評価し認識しているか、お尋ねいたします。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 本市が合併して10年たちますけれども、合併前は各町それぞれということでしたけれども、その市としてのやり方が浸透してきて、市民の方がこのやり方で十分わかってきたというか、そういう形が浸透してきたんだなというふうに感じております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) とにかく「メタボ」という言葉も初めて特定健診で聞いたりして、そういった最低限のあの項目でさまざまな病気の方向性がわかったり、危険度がわかったりするわけですけれども、本当にこの特定健診でも、ここまで受診率を上げることができるわけです。 特定健診とこの肺がん検診ですが、どこに差があるのか、どのようにお考えでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 答弁書にも書いてございますけれども、特定健診につきましては、今、個別健診ということで行っておりますけれども、肺がん検診につきましては、集団検診という方式になりますので、ここに合わせていくしかないのかなというふうな考えでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 以前、重富地域のある方々とお話をしていたら、検診の場所まで行くのが、ちょっと遠くてですねというお話も聞かれました。 やっぱり、この利便性の問題だと思うんですけれども、またそういった意味では、かかりつけ医で検診ができると一緒にしてもらうわけなので、ぐっと受診率が上がるかなという期待も、私自身も抱いております。 以前、市職員みずから目標値、特定健診の話です。60%の60という文字入りのシャツを着て、地域に入り、地域住民を巻き込みながら健診受診の勧奨を進めた結果、県内最下位から1位になった特定健診の受診率の著しい向上を遂げた日置市の例を過去の質問で紹介させていただきました。 本市においては、3月に策定されました第2次姶良市地域福祉計画において、福祉関連分野との関係という中で、健康増進分野の課題に各種健診を受診しやすい環境づくりや、受診勧奨等による受診率の向上など、早期発見及び治療等に関する施策を通して、各ライフステージに応じた生活習慣病の発症、重症化予防につながる支援に取り組みますと記されております。 この31年3月には、たくさんのこの計画が条例に基づき策定しておりまして、この地域福祉計画でありますとか、男女共同参画基本計画でありますとか、大きくは姶良市総合計画もなんですけれども、先日の決算の中で、ちょっとこの辺の評価を知らされたんですが、確実にこういった計画を進めて策定されていることにも敬意を表したいというふうに思っております。 その中で、総務委員会の総務班の決算審査の中で、ちょっと前、文教のほうから移ってきました校区コミュニティ協議会の構成員として位置づけられている健康づくりコーディネーターの皆様の審査がありました。 この方々の活動の状況には、伺ってみると、やっぱり人によって温度差があり、また地域によって、すごく活発に活動される方がいる一方、なかなか自分の活動をつくっていかれないという、そういうコーディネーターさんで、温度差があるということを確認させていただきましたが、こうした健康づくりコーディネーターの皆様、やはり、こういった健診というのは、今度は市が一生懸命言うんじゃなくて、この校区コミュニティの活動の中で、ソフト面の開発として、地域で声をかけ合って、そして受診率を上げていく、健診に行きましょうということを声をかけ合いながら、そういった部分も期待されるのではないかと思いますが、健康づくりコーディネーターの皆様の現状と今後のあり方を確認させていただきます。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 健康づくりコーディネーターにつきましては、各コミュニティに1名から2名ということで、今現在32名の方がいらっしゃるということを聞いております。 今、議員がおっしゃるように、地域でその地域住民の方の健康づくりを推進していくという、非常にすばらしい考えだと思いますので、地域の方が地域の方を見守るという意味も含めて、健康づくりに推進していただければと思っております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 健康づくりコーディネーターの皆様が活動しやすいように、市はしっかりと具体的な指示というか、取り組み等を検討されて、後押しをしていただきたいということを要請しておきます。 次に、国が推奨する特定健診とがん検診の同時受診の検討について再質問をさせていただきます。 厚生労働省は、平成21年10月、都道府県に対し、以下のような連絡をしております。地域住民のがん検診と特定健診の受診の利便性の向上と受診促進のため、都道府県市町村医療保険者等の連携により、がん検診と特定健診の同時実施を推進すること。 内容としては2点あります。 1点目は、がん検診と特定健診の実施機関情報の共有化であり、2点目は市町村におけるがん検診と特定健診の同時実施の体制づくりであり、調整による体制づくりが可能な場合はというものです。 がん検診と特定健診ができる限り、同じ日時、会場で受診できれば、多くの市民に喜ばれると思います。国が推奨する同時実施を可能にするための課題をお示しください。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えします。 今、本市では、特定健診とがん検診、別々で行っておりますけれども、議員がおっしゃるように、特定健診とがん検診がセットになったら、同じ日に同じ場所で受けられるという利便性が非常に高まりますので、当然、受診率も上がるだろうということになりますけれども、そのための課題としましては、行政だけの問題ではなくて、その受診をする機関との調整が非常に重要になってくると思いますので、まず、そこの調整が必要であろうというふうに考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) そうですね。いろいろな難しい課題というのも、よく理解できますけれども、やっぱり、これを実際実施している市町もあるわけで、そういったところは、もうぐっと特定健診と一緒に底上げをされて、検診受診率が上がっております。このことも本腰を入れて、ちょっと先進地の研究もしていただけたらと思っております。 要旨5に入ります。 がん検診と特定健診を同時に受けられる仕組みとして紹介されているオプトアウトの導入について、オプトとは選択という意味です。 姶良市では、受けたいがん検診を選んでもらっていて、これはオプトイン方式となります。これに対し、受診率向上に力を入れて結果を出している先進自治体に広がっているのがオプトアウト方式であり、全てを受診することを前提として、受けたくない検診だけを選んでもらうという仕組みです。 山梨県の甲府市ですけれども、県平均と比べ、がん検診受診率がとても低い傾向にあるそうです。本市におけるがん検診もそのようだというふうにも確認したところですが、この甲府市は、このオプトアウト方式の導入を検討することになったそうです。 オプトアウト方式は、拒否しない限りは対象となる検診を受ける形になるため、自治体側が検診を進めていることが伝わりやすく、受診者の増加が期待できるといいます。 受診者へのアプローチに対する発想を変えただけで受診率が向上するというオプトアウトの検討を、再度要請するものですがいかがでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 議員から紹介がありましたオプトアウト方式ですけれども、今、いろいろ説明がありましたけれども、確かに本市では、がん検診を選ぶという、そのチョイスするという方式で、今、やっていますけれども、このオプトアウト、選ばなくてよいという選択で、受けないものを選ぶという考え方でありますので、そこで選択をする作業が除去されるということなので、確かに実証実験では、そこ、受診率が上がったという結果が出ているようでございますので、これは一つの事例として研究をしていきたいと思っております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 最後に、この要旨6の部分にかかわってくるんですが、「ナッジ」についてでございます。 「ナッジ」というのは、もともとはノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーさんという方が生み出したことで、広く知られるようになっているようで、この賢い選択を手助けをするという、他者の行動に影響を受ける社会規範に従う人間の行動傾向を踏まえた、そういった、そっと後押しをするという意味だそうです。 個人の選択の自由を尊重しつつ、ちょっとした伝え方の工夫などを手助けすることにより、人々に賢い選択を促す手法として定義づけられております。 厚労省もこの4月、がん検診の受例集、受診率向上施策ハンドブック、「明日から使えるナッジ理論」を公表し、ナッジを活用した受診勧奨を推進しています。 検診を受けたいと思っていたけれど、そのままにしていた、うっかり忘れていたなど、あと少し後押しをしてあげれば行動が変わったという人も多くいらっしゃると思います。 何かを選択するときに、面倒だ、後で考えようとするタイプの人もいらっしゃいます。私も、このタイプかもしれません。このようなタイプの方々を、ちょっと後押しするだけで、検診受診への導きにもつながり、早期発見早期治療でご本人はウィン、結果として医療費削減につながり姶良市もウィンではないでしょうか。 政府が病気の予防など、積極的に取り組む自治体を支援する保険者努力支援制度の交付金を、来年度予算で1,500億円計上する方向で検討していることが、先月、明らかになりました。 増加の一途をたどる医療費の削減は、どの自治体においても大きな課題であり、国民皆保険制度の見地という視点からも最重要課題です。 今回SDGs、3番目の目標、全ての人に健康と福祉をとの視点から、死亡率1位である肺がん検診を入り口に、検診受診率の向上のため、「ナッジ理論」を活用し、コール・リコール、オプトアウト方式の導入や特定健診とがん検診の同時受診、健康づくりコーディネーターの活躍など提案をさせていただきました。 最後に、市長に総括的な見解を伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) この「ナッジ理論」というのは、非常に効果的だなと思っております。 個人の生活においても、病院に面倒くさいなと思っていても、家族が、じゃあ一緒についていくから、一緒に行こうよと言ったら行ってみて、意外とそんなに大した作業なく検査が行われたというようなこともありますので、それを行政として市民に対して、それを行うという理論というものは、非常に理解できます。 しかし、その方法、どうやってやっていくか。それを個別にどういうふうに受診率を上げるためにやっていくかというのを、これからやはり調査をしていかなきゃいけないなと思っております。 ◆1番(新福愛子君) それでは、未婚のひとり親家庭の支援給付金についてに移ります。 まず、申請の流れと準備、確認させていただきました。その結果、大半の方々が申請受付が終了しておって、あともう少し、数名にリコールを行っておられる最中というふうに確認させていただきました。 ぜひ100%支給、受給のほうを、支給のほうを100%を目指していただきたいと考えますがいかがでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 今、議員のお話しになられましたとおりに、今、私どものほうも、担当課といたしましては100%を目指して、今、お電話をしたり、あとお手紙を出したりというような取り組みをしているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) そもそもでございますが、今回の対象者、何名いらっしゃるのでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 今回は、児童扶養手当を受給している未婚のひとり親を対象にいたしております。今現在、申請をいただいて、私どもが支給対象者として認定をいたしております数が、六十数名になっております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) この六十数名というのが多いのか少ないのか、私自身もわかりかねますが、やはり、この未婚のひとり親という方が姶良市にも確かにいらっしゃることを確認させていただきました。 大変、ちょっと込み入った質問で、ちょっとあれかと思いますけれども、親御さんの性別と年齢層をお伺いいたします。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 ほとんどが母親のひとり親世帯になっております。あと、それから年齢層につきましては、20代、30代、40代の方々が同比率で、大体9割以上を占めております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 10代の方はいらっしゃいませんか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) 今のところは、10代の方はおいでになりません。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 多分、これまで相当なご苦労をしながらいらした方々ではないかと思っております。 私にも、未婚の母となった娘さんを持つ友人がおります。婚姻に至らなかった背景の一つに、男性側から、息子には将来がありますからという一言でした。娘にだって将来はあったはずです。身近にいた娘さんの精いっぱい頑張っている姿を見て、胸が痛かったです。 そこで、本年3月に策定された、第2次姶良市男女共同参画基本計画より、3点ほど伺わさせていただきます。こういう立派な計画が出ております。この中に、ひとり親家庭の支援がしっかりと政策として載っております。 まず、51ページ、施策番号53番、ひとり親家庭等の個々の多様な状況への対応の進化を図る包括的な支援が必要とする支援につながるよう、潜在する実態とニーズの把握のために取り組みを伺います。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 男女共同参画基本計画におきまして、ひとり親等の生活上の困難や課題を複合的に抱えやすい人々の生活の安定と、その自立に向けて、ひとり親家庭、また障がいがある方々等を対象とする施策の担当課に、男女共同参画の視点を踏まえる相談支援が行われるよう、連携を図っているところでございます。 具体例といたしましては、市職員向けの男女共同参画社会の形成にかかる研修、そして、関係課の庁内連絡会議というものを毎年開催いたしまして包括的な視点を持つこと、そして潜在する実態に目を向けることを学んでおります。 また、女性相談や市民相談におきまして、その相談内容から認知されるひとり親家庭等の実態とニーズを担当課につなぎ、相談者の方が真に必要とする支援につながるよう、連携を図っているところでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 保育所などを訪ねてみますと、本当にひとり親家庭のお子さんが、本当に多いことを実態としてつかんでおります。 次に、14ページ、施策番号4番、児童生徒の男女共同参画を醸成する人権、男女平等に関する教育、学習の充実が必要です。教育部局との連携を問います。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 教育部との連携でございますが、まず、令和元年度におきましては、教育部からの働きかけを受けまして、県の男女共同参画センターによる子どもたちの男女共同参画学びの広場推進事業に、蒲生の漆小学校が応募し採択されました。 来月12月9日に、地域や保護者向け、そして、児童向け、教職員向けの3つのセミナーを開催する予定となっております。 また、平成27年度からは、毎年市内の全中学校におきまして、男女共同参画の視点や多様性への理解を深めるための講座と、中学3年生向けの思春期講座、DV防止講座ですけれども、そういったセミナーを開催しております。 さらに、小学校におきましては、毎年市内3校ずつではありますが、人権の花、ヒマワリを育てることで、人権について家庭や学校で子ども、そして教職員、みんなで人権を考えるという人権の花運動を実施しております。 真の男女共同参画社会の形成のためには、児童生徒の発達段階に応じた男女共同参画の視点を踏まえた人権学習が、非常に大切であると考えております。 その中で、みずからが人権の主体であること、自尊感情、そして自己肯定感を培われるように、今後も教育部局と連携しながら、こうした講座を継続して実施してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 教育部局とのしっかりと連携をとりながら、確実に県の事業なども取り入れながら、本市の児童生徒における男女共同参画の教育の部分が進んでいることを確認させていただきました。12月9日は、たしか私たちは休会日になると思いますので、漆のほうに出かけていきたいと思っております。しっかりと連携をとっていただいております教育部局に対しまして、敬意を表したいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 3点目です。ページ45ページ、施策番号48、性に関する正しい理解促進に向けた教育の推進、広報、啓発についての取り組みを伺います。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(吉永惠子君) お答えいたします。 先ほどの答弁と重複いたしますが、性に関する理解促進に向けた教育の推進というところでは、毎年、中学3年生向けに思春期講座というDV防止講座をしております。その中で、性に関する講義をしていただきまして、男女交際の中における男子学生の考えることとか、それに対して女子が答える内容とかそういうことをスムーズにコミュニケーションをとることで、その後の大人になってからのコミュニケーションがうまく図られることにより、DVとかそういったものがなくなるということで、そういった思春期講座をしております。Iメッセージの活用とかそういったものもしているところであります。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) しっかりとしたこういった性に関する正しい理解促進に向けた教育というのは、女子だけではなく、むしろ男性にもしっかりとしていただきたい、そういった学びをしていただきたい、そして望まない妊娠や、予期せぬ妊娠などせぬよう、姶良市ではしっかりと力を入れていただくことを要請しておきます。 今回取り上げました未婚の親に対する支援の拡充となる給付金は、これまで光が当たってこなかった小さな声、声なき声に向き合う対応策です。与党の来年度税制改正大綱には、子どもの貧困という観点から、私ども公明党が強力に推進した未婚のひとり親の税負担軽減策が盛り込まれ、ようやく分厚い岩盤に穴をこじあけ、次につながる一歩が踏み出せたと思っております。今後、超党派で力を合わせ、SDGsの目標、貧困をなくそう、目標5、ジェンダー平等を実現しよう、目標10、人や国の不平等をなくそうにつながっていくことを期待するものです。 望んで未婚の親になられた方はいないと思います。それでも生むという、そしてまた生まれてきたその子を育てていこうという覚悟を持って人生の選択をされた方々です。今回、支給される給付金をきっかけに、対象者が希望を持って子どもとともに生きていかれることに対し、男女共同参画基本計画の具体的な取り組みをもって、姶良市はあなたとお子さんのことを見守っていますよという温かな姿勢を示すべきではないでしょうか。最後に市長の見解を問います。 ◎市長(湯元敏浩君) 未婚のひとり親の方は、さまざまな事情でそのような結果になっていらっしゃると思いますが、生まれてくる子、そして今姶良市で育っている子どもたちというのはその事情に関係なく、この姶良市で一生懸命学んで、そして育っているんだと思います。その子たちに、生活環境、そして教育環境を等しく受けてもらうために、行政の力はそこに発揮されるべきだと思っております。 ◆1番(新福愛子君) 最後の項目3に入ります。 姶良市農林業労働者災害共済についてでございます。 まず1点目、現在の加入状況、年齢別、男女別を伺います。 ◎農林水産部長(枦良信君) 平成30年度の状況で申し上げますけれども、加入者の男女別から申し上げます。男性が698名で63%、女性が409名で37%、総数で1,107名となっておりました。 そして、年代別の加入者を申し上げますと、20代から40代までが91名の8.2%、50代から60代が407名で36.8%、70才代が333名で30.1%、80歳代以上が276名で24.9%というふうになっております。 ◆1番(新福愛子君) 加入者も高齢化しているなということが伺えました。 これまでの支給実績で最大の見舞金はどういったものがあったでしょうか。 ◎農林水産部長(枦良信君) 過去の見舞金の最高支給額ということですけれども、これは平成28年度に、非常に残念ながら死亡事故が発生しております。そのときに見舞金として給付した額が111万5,000円というふうになっております。 ◆1番(新福愛子君) やはり起きてはならないというか、本当に残念なケースだったと思いますけれども、やはりこの制度があったからこそ、心ばかりのお見舞金を届けられたのではないかと確認させていただきました。 ここで、そもそもですけれども、農作業が健康寿命の延伸にどうつながっていくか、どのように見られておられますでしょうか。 ◎農林水産部長(枦良信君) 農作業の健康寿命の延伸という、ちょっとレベルの高いご質問でございますけれども、ここでは、農作業をすることによって健康増進へもたらす効果ということで、一般論的で述べさせていただきたいと思うんですが、農作業を行うことによって直接的な効果としましては、体をよく動かすようになりまして、免疫機能とかそういった体力が向上することなどが期待できるというふうに思います。また、作物を育てることによりまして、生活が充実し、ストレス解消、そして睡眠、生活リズムが安定するものと思われます。それから、その作業により自分の育てた作物を食することで、野菜を中心としたバランスのとれたよい食生活が望めるんじゃないかなあというふうに考えております。 ◆1番(新福愛子君) 農林水産部長のほうからこのように述べていただきましたが、福祉部門から見てどうでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 今、農林水産部長がお話をされたようなことが、健康寿命にもつながると思っております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 確かに、土に触れる方というのは、非常に脳も若返るということも聞いております。長野県なども非常にすぐれた県でありますけれども、高齢者の方々も農作業をして、自分自身が育てたお野菜を食べてということで、好循環があるというふうにも聞いております。 改めましてですが、共済への加入条件をお示しください。 ◎農林水産部長(枦良信君) 加入資格を申し上げます。まず、住民票に記載されている方で、農林作業に従事をする方というふうになっておりますけれども、ただ、18歳未満の方で、就学中の方は除くというふうになっております。 ◆1番(新福愛子君) それでは、ということは姶良市民であれば、18歳以上の方であれば、農業というとすごく本格的なイメージがありますが、ちょっとした家の中の敷地の中にある畑作業とかそういったことも、農業従事者ということで加入対象者になりますか。 ◎農林水産部長(枦良信君) その辺の資格の捉え方というのは、結構いろいろあると思うんですけれども、広く農作業をされている部分について、そういった方々の共済という事業でございますので、その辺は加入条件はある程度広く門戸を開いた形の制度になっているというふうに思います。 ◆1番(新福愛子君) ちなみに、掛金等を伺います。 ◎農林水産部長(枦良信君) 掛金は、1世帯500円で、1人当たりが700円というふうになりまして、ご夫婦の世帯であれば1,900円ということですかね。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 交通災害の共済、ワンコインのがありますが、非常にあれも入りやすいということを考えると、こちらの共済もそんなに高い金額ではないですし、入っていたらいろんなけがとかも対象になるということで、私も実はこの共済の審査委員を務めさせていただいております。議会から3人出ておりますけれども、最近のけがを見てみると、本当にちょっとした、いつもしないこととか、鎌でちょっと手を切りましたとか、あと、女性の方で、作業中に同じ格好をしていたら圧迫骨折をしてしまったとか、やはり加入者も高齢化しておりますので、簡単なこともいろいろ対象になっているんだなということを考えております。 さて、団塊の世代が75歳以上に入られる2025年も間近に迫ってまいりました。定年後、家庭菜園も含め農業にかかわる方々も多いと聞きます。改めて、姶良市の独自のこの共済の制度というのはすばらしいものではないかと思っておりまして、ぜひこういった団塊の世代の方々も積極的に加入していただけたらなというふうに思っておりますが、一応確認なんですが、全国の自治体でこのような制度を持っているところが本市以外にありますか。 ◎農林水産部長(枦良信君) この災害共済、非常に全国でも珍しい共済事業でございまして、今私どものほうで把握できているのは、全国では福井県に4市町、そして長野県に1市町を確認できております。 以上であります。 ◆1番(新福愛子君) 全国で本市以外に5つしかないわけで、これはすごい制度だなというふうに思っております。何とかこの制度を持続可能なものにしてもらいたいということを願っております。 この共済の持続を目指すということは、SDGsの目標15、陸の豊かさも守ろうにもつながっていくのではないかと強く思いました。発祥の地、加治木地区の加入者が減っていることもちょっと危惧しております。 最後に市長の見解を伺い、質問を終わります。 ◎市長(湯元敏浩君) 家庭菜園も含めて農業をされる方というのは、健康寿命も延びる反面、やはり危険性とか、あとこの異常気象による熱中症等々の危険性もありますので、こういった共済保険を維持して、市としては体制を維持していきたいと思っております。 ○議長(森川和美君) これで、新福愛子議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後2時48分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時58分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 10番、東馬場弘議員の発言を許します。 ◆10番(東馬場弘君)     登      壇  お疲れさまでございます。本日は最後でございますけども、議席番号10番、市政クラブ姶輝の東馬場でございます。 今回、私は2つの項目について質問を行います。 まず、1番目の前に、今回の台風や大規模災害で亡くなられた方や、また被災された方々に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧、復興を願うところでございます。 それでは、1問目、台風・豪雨災害の対策について。 要旨1、9月、10月は台風15号、19号、20号、21号もありましたけども、中部・関東地方に立て続けに襲来し、低気圧による大雨で千曲川など氾濫、千葉県の長期停電と広域にわたって大きな被害をもたらしました。 本市もこのような災害が対岸の火事と見ている場合ではございません。最近の降雨は線状降水帯という部分的に集中して、想定外の大雨を降らせるものでございます。このようなことから、土砂災害ハザードマップや津波浸水ハザードマップの見直し、住民への避難等の周知の方法も見直しを考えていくべきと思いますが、どのように考えているかお伺いいたします。 要旨2、今回の台風や風水害による床上浸水などで家具類など災害ごみの処理が問題化されました。本市に同様な事案が起きた場合の対策は十分なのか、お伺いいたします。 要旨3番目、加治木地区の仮屋馬場通り線、加音ホール北側、吉原地区は少々の降雨でも冠水が恒常的となっていますが、排水対策をお伺いします。 次に、項目2、学校給食施設について。 要旨1、姶良地区の自校式給食室は調理器具などの更新等を含め、維持管理を考慮すれば、共同給食室、センター化へ切りかえるべきだと思いますが、今後のビジョンをお伺いいたします。 要旨2、加治木学校給食センターは、衛生上、ドライ方式への転換が急務だと思いますが、実施に向けての状況をお伺いいたします。 あとは、一般質問席からお伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  東馬場議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、2問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の台風・豪雨災害・津波の対策についての1点目のご質問にお答えします。 鹿児島県の土砂災害警戒区域の見直しが、本年度末で完了することを受け、来年度にこれらを含めた新たなハザードマップの作成を検討しているところであります。また、市が整備する情報伝達手段である防災行政無線、防災行政無線テレガイド、防災・地域情報メール、防災ラジオ、コミュニティFM、SNS等の活用について、防災イベントや出前講座などで多くの市民の皆様に周知するとともに、今後も情報配信の多重化、多様化に努めていきたいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 日本各地でここ数年、地震や台風、ゲリラ豪雨と呼ばれる局地的な大雨等による災害が多発しており、これら大規模災害の被災地において、膨大な災害廃棄物が発生し、被災地の復旧、復興に大きな障がいとなっております。 東日本大震災等の教訓から、災害時の廃棄物処理は被害が発生してからではなく、防災的観点から事前に可能な限り対策を講じていくことが重要であります。本市においては、大規模災害に直面した際に、その災害で発生した廃棄物等の処理を迅速かつ適切に進めるために姶良市災害廃棄物処理基本計画の策定に着手しています。 本計画は、環境省の災害廃棄物対策指針を初め、これまでの大規模災害の被害状況を踏まえて策定するとともに、鹿児島県災害廃棄物処理計画等との整合性を図りながら、姶良市地域防災計画や姶良市一般廃棄物処理基本計画における災害廃棄物処理に関する事項を補完し、具体化した形で策定します。具体的には、仮置き場の選定を含む災害廃棄物処理体制、処理方法、処理フロー等について、適正かつ円滑、迅速な処理方法等を検討することとしております。 3点目のご質問にお答えします。 加治木地区の仮屋馬場通り線の排水対策につきましては、平成30年度に策定した姶良市雨水排水対策計画において、今後改良事業とあわせて必要な排水対策を考慮した計画の作成に取り組むこととしております。 加音ホール北側の排水対策につきましては、潮位の影響を受ける内水対策地区であり、部分的な改良では対策が困難であるため、ポンプアップ施設などの総合的な計画をもとに、段階的に効果的な浸水対策を検討してまいります。 吉原地区の排水対策につきましては、国道10号バイパス整備時に、吉原地区の上流部を県道栗野加治木線から網掛川に放水路を設置したことにより、軽減しております。しかし、部分的に冠水している箇所があるため、他の冠水地区と事業効果等を勘案し、対策を検討してまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  2問目の学校給食施設についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 姶良地区の自校方式学校給食施設の7施設及び加治木学校給食センターについては、施設設備の老朽化や、学校給食衛生管理基準に適合していないなどの課題があり、早急な整備が必要であると考え、センター化に向けての検討を進めているところであります。 また、自校方式及び加治木学校給食センターにおける施設面での学校給食衛生管理基準に適合していない点の一つであるウエット方式につきましては、現在、給食調理員の努力によってドライ運用に努めておりますが、常に食中毒等の事故を懸念しているところでもあり、早急な改善が必要であると考えております。 今後も、財政上の負担も大きいことから、関係部署との協議を重ねながら、両学校給食施設の整備に向けて、できるだけ早い時期に改善ができるよう調整を進めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆10番(東馬場弘君) 答弁いただきました。 まず、答弁書の1ページなんですけども、「鹿児島県の土砂災害警戒区域の見直しが本年度で完了することを受け、来年度にこれらを含めた新たなハザードマップの作成を検討しているところであります。」というふうに答弁がありましたけども、これ内容はどのような内容になるのか、まず具体的にわかっておればお知らせください。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 本市では、平成28年3月に1枚のこういう土砂災害ハザードマップ、1枚型になっているこれを9分割したものと、そしてこれも1枚型になっている津波ハザードマップ、これを全戸に配布しまして、現状ではホームページ、また来庁者、電話の問い合わせ等に配布対応しているところでございます。 そこで、来年度、新たなハザードマップにつきましては、現在、教育委員会のほうでつくっているこういう(キッズウエブ)セーフティーマップ、このような冊子型になっている、近隣市ではこのようなB4のこういう冊子型になっているマップ型を想定しておりまして、土砂災害ハザードマップ、津波浸水ハザードマップ、そして新たな特別土砂災害警戒区域新避難所、耕地課所管のため池ハザードマップ、消防本部所管のAEDマップ、そしてドクヘリのランデブーポイント、そして防災対策、そして色覚障害のある方への配色等を配慮しました総合的に取りまとめました総合防災マップの作成、そして同時に、現在まだ作成になっておりません洪水ハザードマップ、そして福祉避難所、準福祉避難所、ペット避難所などについて、それが整備した場合にすぐに反映、更新できます新しい状態で保っておられるPC、スマホ、タブレット等で確認できますウエブハザードマップ、この2種類のマップを導入をできないか、現在、調査検討しているところでございます。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 内容的には詳しく今答弁いただきました。 津波浸水ハザードマップ、今まであったんですけども、今回はそれも多分改訂の中に入ってくると思うんですけども、一番、以前から懸念していたことなんですけども、いわゆる加音ホール、あそこは高さ的には浸水マップ上、3mだと私は記憶しているんですけど、今までのハザードマップでは。あそこは避難所になっているんですけども、それは例えば津波が来た場合、想定は一応6m津波を想定しているとあるんですけども、非常にミスマッチしているんですけども、避難所が3m、高さが。それに対しての今度の改正は当然なされるんでしょうね。というのは、今までが3mでよくあそこが避難所になっていたなと思っているんですけど、その点の改訂はどうでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 災害事象によりまして、その避難所等を設定しておりまして、当然、桜島の海底噴火等が起きましたら、津波の心配もございますので、当然そこはもう設定はしませんけども、ほかの災害事象になった場合に、避難所として現在も設定しておりますので、今後はそこの津波に対しての災害については、そのようなマップに記すことを検討してまいりたいと思います。 ◆10番(東馬場弘君) 今回は、特に避難関係についてちょっと確認をというか質問していきたいと思いますけども、今回の台風19号による広域浸水で、行政は事前避難を促したけども多くの住民が取り残されたということになっております。特に福島県の阿武隈川、中でもこの中、認知症や重度障がいのある災害弱者という方がさまざま障壁にありまして、実際には避難が難しいということが浮き彫りになったということでありますけども、こういった災害弱者の個人ごとの避難計画というところが重要視されているということになりますけども、本市でもこれは十分対応されているということになりますか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 避難行動要支援者の名簿につきましては、もう現在システム上で確認はすぐにできるようになっておりますが、被害のおそれの場合、災害の発生する場合、また災害のおそれの場合におきましては、いち早く避難行動要支援者の方々に情報を提供するとともに、救助また自助、共助の観点からもご近所の方々に平時にそのような対応ができるように、出前講座等で今後もお知らせしていく予定でございます。 ◆10番(東馬場弘君) このようなことで、災害時のケアプランというのは多分作成されていると思いますけども、確認です。どうでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) プランのほうで作成しておりますので、それに基づきまして避難行動要支援者の方々には情報提供、そして避難についての講習会等を今後引き続き実施していく予定でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 福祉避難所ということをちょっとお伺いしますけども、前回の一般質問でも同僚議員がちょっと触れていますけども、こういった事案が発生した場合、どうするかということなんですけども、行政内では、いわゆる横断的、例えば福祉とかいろんな横断的な連携というのが支援体制が非常に大事になってくるんじゃないかと思いますけども、それとあと病院関係とかそういった体制が十分とれているかとか、いわゆる一次避難所で避難するんじゃなくて、もう直接そういった福祉避難所と指定されるようなところにもう避難していただくと、それには先ほどありましたケアマネジャーさんとか保健師さんとか病院関係の方が対応してくれるということの対応は、当然、その第二避難所ですか、そういった福祉避難所的なところは連携がとれているか、横断的な、そういうことはどうでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) 先ほど竹下議員のときにもご答弁いたしましたけど、現在、市内におきまして担当部、担当課におきまして、二次避難所となる福祉避難所、そして準福祉避難所につきましては、今年の4月から十分に協議を重ねているところでございます。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) まだできていないということで確認よろしいですか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) 福祉避難所につきましても、今、ホームページで数十か所の介護施設等を設けております。また、準福祉避難所におきましては、現在、2介護施設に協議を重ねておりますので、もうしばらくお待ちいただければと思っております。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 避難所ガイドラインというのが多分あると思いますけども、避難所の充実ということでちょっと特化しますけども、女性とか子どもへの配慮としまして、例えば、その避難所で見知らぬ人が出入りする避難所に不安があると、避難された方が、女性とか子どもさん。このような女性が安心して着がえや授乳ができる施設をそろえ、プライバシーに配慮した避難所の必要性や子どもへの配慮などが出てきますけども、そういったガイドライン、当然設けてあると認識してよろしいですか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) 避難所マニュアルプランの中にも、そういう障がい者の方々、そういう女性、また妊婦さんを含む要配慮者の方々への対応、さきの本村議員のときにもお話ししましたそういう塀をつくる、空間をつくるそういうテント等を準備しておりますので、今後もそういうものを利活用して実施していきたいと思っております。 ◆10番(東馬場弘君) ちょっとハザードマップでもう一回確認させてもらいたいんですけども、ことしの7月に鹿児島市に大雨が結構降ったんですけども、鹿児島市が開設した避難所の3割が土砂災害や洪水のおそれがあるというところが結構あったと、3割がです。避難所になっているんだけども、浸水の被害に遭うということでなったんですけども、宮城県の丸森町ですか、ここは降りたまった雨水が内水氾濫を起こしまして、こことかあと茨城県の水戸市、ここでは那珂川という川が氾濫しまして、常磐自動車道の水戸北スマートインターチェンジが冠水だということなんですけども、このようなことで、川の氾濫ということで、本線が支流とかああいったとこでなかなか流れが悪いということで氾濫したと思いますけど、こういった本市の河川に近く、洪水、浸水のおそれがある施設というのは把握していらっしゃいますか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 本市の大きな河川、4つの県河川がございます。日木山川、網掛川、別府川、思川、4つの河川がありますが、まず別府川につきましては24施設、そして、思川につきましては14施設、網掛川については8施設、そして日木山川につきましては、ちょっと網掛ともちょこっと重なるんですけど1施設の施設があると我々は認識しております。 以上でございます。
    ◆10番(東馬場弘君) 意外と多いんですよね。ですから、こういったところのいわゆる周知の仕方ということで、先ほど答弁がありましたけども、これをさきの答弁ありましたいわゆる防災情報メールや防災ラジオとかコミュニティFM、この中で市民にやっぱり確実に広く伝えないといけないと思いますけども、ここに多くの市民の皆様とありますけども、私に言わせたら全ての皆さんにすべきじゃないと思いますけども、これでやっぱりどれが一番ベターといいますか、自信を持って、これやったら広く全ての市民の皆さんにお伝えできるかというのを答弁願います。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 全てでございます。ここに答弁したとおり、防災行政無線、それを補完するものとしてテレガイド、それを補完するものとして防災ラジオ、コミュニティFM、SNS等もろもろの情報発信を一緒にしていきたいと思っております。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) この災害避難とかいろんなそういったのが出た場合、実態の職員の対応というのがやっぱり課題になると思います。今、職員が五百何名いらっしゃいますけども、全ての方が対応するというのはなかなかいかないと思います。この前、前回こういった皆さん出勤がありましたけど、大体何%ぐらいがその災害で出て来られましたでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 まずそういう出勤状態をするために、年間、防災地域メールで我々職員の参集訓練というものを実施しております。その中で、東日本大震災から職員のもう防災意識の高揚はもう既に高まっている状況でございますが、私どもは抜き打ちで参集訓練を実施しております。というのも、もう数分で庁舎に駆けつける、車等は使わない、本来なら歩く、自転車等で通勤してくるというような形でそういう訓練をしておりますが、最終的には80%近い職員が参集訓練に対してすぐに対応してくれるようになりました。 そういうことから、実災害でももう80%以上の、それは実際に抜き打ちで実施しますので、例えば朝早くしたり、夜9時ぐらいにしたり、災害が起きた記念のときにしたりするので、実際の晴れた日とかそういうときにしますので、職員は何だろうというふうに来ますけど、本来の災害になりますと、常日頃から緊張している状況ですので、100%近い状況で参集してくれると私は思っております。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 一応訓練で80%以上ということだったんですけども、減りますよ、多分。ですから、茨城県の鹿嶋市は、正規職員だけで災害に対応するとした現在の防災計画では限界があるということで、これまで避難所の開設や高齢者の避難所誘導などへの対応を定めた市の防災計画では、災害対応にあたるのは、あらかじめ定めた防災関係職員などと記されておりまして、非正規職員は想定しておりませんと。正規職員だけで対応すると指摘していましたけども、このため、台風被害などが続く中、今回です。職員のほぼ半分しか災害対応にあたることができなかったということで、ここでこの鹿嶋の市長さんが非正規職員も災害時の役割をやっぱり担ってもらおうかということを言っているわけです。何と言っているかといいますと、住民の安全安心や命にかかわる場合は、行政が率先して責任を持たないといけないと思うし、正規職員と制度上の立場の違いはあるものの、非正規職員にも災害時に担うべき役割があると考えていますと。災害に備えた体制づくりを進めていきたいというふうに、これは鹿嶋市の市長さんが、職員がなかなか出てこれなかったもんですから、非正規の職員さんにも皆さんと言いませんけど、例えばどういった方がこの非正規職員が担ってもらうかと言いますと、福祉を担当する部署では、市役所の窓口で高齢者とか相談に直接応じたりする、障がいのある人の自宅を訪問して生活相談などにあたったりしているのは、いずれも非正規職員が多いということで、市長さんもこういうことを述べられているんですけども、唐突なちょっと質問なんですけども、市長、こういった考えにはどう思われますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 鹿嶋市の市長が言われているのは、もうそのとおりだと思いますけれども、平時のときに人数とか、あとその役割とかをしっかり決めておかないといけない、多ければいいというもんでもないでしょうし、そしてまた市役所職員自体が被災する場合があります。そのときに大事なところを担っている方が被災した場合には出てこれないという物理的なものもありますので、そういったものをいかにフォローしていくかということも考えていかなきゃいけない。特に、台風や大雨の場合には予想できます、いつごろ来るということが。だけど、地震とかになりますと、これは予想しないときに来ます。職員の行政のほうも被災する場合が非常に確率が高くなるという、災害によっていろいろパターンを考えていかなきゃいけないとそう思っております。 ◆10番(東馬場弘君) 今のこういった事案もあるということで、職員もだんだん少なくなっていくほうですので、それを補っているのが非正規職員ですけど、そういった意味である程度、そういった専門的なところには、全然知らない職員が行くよりも、そういったなれた非正規職員の方に対応してもらうと、非常にスムーズに避難所での対応ができるんじゃないかということで申し上げたとこなんですけども、その点どうでしょう。もう一回、確認です。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えします。 災害の種類によってもいろいろあるかと思うんですが、前回の災害のときにも、早い段階であれば、施設があいているときがあります。そこにおいては、一般職、非常勤の職員の方々が勤めている場所、そういうとこについては、早い段階でも避難してくる方がいらっしゃった場合、その方々にちょっと見てもらっているとこがあります。トラブルがある場合については、また市の職員を送り込むということで了解を得ております。それと、ほかにも隊友会の方々にも協力を得て、そういうことの避難所とかそういうとこに行ってもらった部分もございました。 災害のときには、職員、確かにおっしゃるとおりいろいろ考えないといかん部分があると思いますけども、災害時においては、ほかのところは、建設部においてとか耕地部においては、自分の所管の部署を見回る、あるいは避難時においては14班ほどつくりまして、2人ずつ避難所におきまして、大体8時間ぐらいで交代させますので、相当な人数が必要となります。以上な形で、災害対応を図っておるところでございます。 以上でございます。 ◎総務部次長兼危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 先ほど、私が100%と申しましたのは、私の考えでございましたので、業務継続計画というのをBCPというのをつくっておりまして、地震の場合なんですけど、実際災害が発生した場合、1時間内に参集できるのが26.3%、そして3時間、12時間、1日から3日以内というのがありますが、最終的に3日から1か月以内は88.9%というような計画を立てておりますが、やはり1時間以内は26.3%の率しか参集できないだろうということで、業務継続計画にはうたっているところでございます。 ◆10番(東馬場弘君) 次、2問目行きます。 回答いただきました。ちょっと私はこれ理解にちょっと苦しむとこがありますので、答弁書を読みますので教えていただきたいんですけども、「東日本大震災の教訓から、災害時の廃棄物処理は被害が発生してからではなく、防災的観点から事前に可能な限り、事前に対策を講じておくことが重要であります。」ですけど、これどういう意味でしょう。いわゆる廃棄物処理、これもういわゆる事前に廃棄物処理ちゅうのはどこをどう廃棄物処理をしていくんでしょうか。これは一般の廃棄物処理のことを言われているのか。災害に遭ったときの廃棄物処理、これどちらをとるんでしょうか。ちょっとこれ理解にちょっと苦しむんですけど。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 東日本大震災の際に、多くの災害ごみが発生したわけですが、ここでも同じように、この廃棄物処理は災害廃棄物ということでございます。 以上でございます。 ◎市長(湯元敏浩君) この一文は、事前に可能な限りというのは、場所とか、どのようにごみを捨ててもらうかとかいうのの机上的な準備でございます。例えば、最初から分別してもらうのかとか、そういったいわゆるごみの捨て方、ごみの捨て場所、そういったところを含んでいると思います。 ◆10番(東馬場弘君) 私、今それを聞きたかったんです。いわゆる、こういった災害ごみ、非常に今度は問題になりましたけども、姶良市としては、こういった事案が多分出てくると思いますので、そこをどういうふうにここに一応回答はありますけども、具体的なのは書いていないですけど、丸森町、あそこでも非常にこの災害ごみが発生して、係数、数字的にちょっと持ってきたんですけど、丸森町が、町に抱える災害ごみがおおよそ1万9,000t出たそうです。これが、年間の排出量の約6年分が今回の災害で出たそうです。 ですから、非常に設定していても、なかなか道路に置いたり、両サイド置いて、ライフラインがなかなかうまくいかなかったということなんですけど、そういったとこで、姶良市もそういった場所をやっぱり設定を考えておかないといけないと思いますけども、その点についての考えはどうでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 今現在、姶良市地域防災計画や姶良市の一般廃棄物処理計画における災害廃棄物の処理に関しまして、いろいろ具体的に計画を進めているところですが、姶良市の地域防災計画との整合性を図りながら、水害、地震、津波等を想定して、計画を今策定しているところです。 現在のところ、今、資料収集等を行いながら、廃棄物の排出量等を今算出している状況でございます。それに基づきまして、一次仮置場、被災直後から災害応急対応時までの保管や輸送効率を高める拠点として、あと市と市民とが導入する分別収集をするための集積場所等の選定や、あと、二次仮置場としまして、その一次仮置場から応急災害対応時から災害復旧・復興までの一次仮置場から選別、破砕、中間処理を実施するそういう拠点施設、拠点となる場所の選定を進める予定でございます。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) この災害ごみというのは、ここ最近でちょっと多く、大震災からでしょうけど、出てきたんですけども、事前にあるとおり、やっぱり周知していかないと、何もかんも出すもんですから、いわゆる衛生上もよくないということで、先ほどありましたライフラインの確保もできないということになりますので、堺市、松本市もそうなんですけど、災害廃棄物処理ハンドブックと、いわゆるイラストで、5枚ぐらいで書いているんです。こういったのをつくっているんです。こんな簡単な紙です。これも各戸配布です。これやったらすぐできるんじゃないですか、事前に。こういったのを、後でお渡ししますので、読んでいただければわかると思いますけど、非常に見やすいし、子どもでも見れば大体わかるんじゃないかと思いますので、やはりこういったのを兼ねて日ごろからやっぱり周知しておけば、少しは災害ごみの捨て方については、何とかなるんじゃないかと思いますけど、その点どうでしょう。 ◎市民生活部長(福元義行君) 災害時のごみにつきましては、普段から考えていただくことが大変重要であると思います。また、普段から市民への周知を図る上からも、パンフレットの作成については大切であると思います。 議員の仰せの件につきまして、お示しいただいたパンフレット等や先進地の事例等を参考にしながら検討してまいりたいと考えます。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 先ほど言われました、この鹿児島県災害廃棄物処理計画、これに沿って姶良市も計画を今進めていると言われましたけど、こういった進捗状況というのはわかりますか。大体これが来年の例えば大雨の災害時までにはできてくるんだという感じで、目鼻というのか、どのあたりで作成ができていくということがわかりますでしょうか、来年度で。この進捗状況みたいなのをお知らせいただければ。来年の7月ごろ間に合うのか、その点をちょっと確認させてください。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 仮置場等の選定につきましては、来年のその時期等には間に合うように進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) じゃあ次3問目に行きます。 仮屋馬場線の排水対策につきましてはということであって、これもちょっと理解に、うまく答弁を書いているなと思うのが、読んでみましょうか。「姶良市汚水排水対策計画において、今後、改良事業とあわせて必要な排水対策を考慮した計画の作成に取り組むこと」ということで、結局、道路改良とかそういうのにあわせて一緒にやるんだと、今後、それを一応排水対策を今後の計画の中に入れていくということですので、しばらくはできません、当分は計画に上げるだけですという捉え方でいいのか、これはいわゆるもう先ほど言いました恒常的にいわゆる冠水して、地元の皆さんから非常に担当のほうにも苦情なり何とかしてくれというのが来ていると思いますけども、もう一回これはどうなのかお願いします。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 議員仰せのとおり、仮屋馬場通り線はイオン周辺の退水と同じタイミングで道路が冠水いたします。私も7月の豪雨で、車でちょうどそのとき通ってパトロールしておりました。 仰せのとおり、旧町時代からの排水計画にも上がっております。今道路計画というふうに書いてございますが、この排水の対策にあたって、道路事業とともに、そこに大きなボックスカルバートを埋設して、網掛川に抜く方法もある、もう一つは、以前から言うように、中学校踏切、加治木総合支所の北側、あそこのJRをくぐる、そういったいろんな方法が3つほどあるんですけれども、その方法の中でよりよいものを検討していくということと、道路改良絡みでいけば、社会資本総合整備事業を使える可能性があるということからも、こういった回答になっております。 以上です。 ◆10番(東馬場弘君) こことか加音ホール、答弁には「ポンプアップ施設などの総合的な計画をもとに」ということなんですけども、ここも非常に加音ホールの北側、建設会社があったところと細い道のところもやっぱり結構冠水して、ここも以前から旧町時代からの懸案のところなんですけども、ここは以前旧町のときにポンプアップをしてくれという当時の議員さんがいたんですけど、なかなかそれが非常に経費的にも高いということで、なかなかなされていないんですけども、今回このポンプアップ施設などの総合的な計画というのはあるんでしょうか。全然多分今までやられていないと思うんですけど、その辺どうでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) ただいまの詳細につきましては、担当課長に答弁させます。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) お答えをいたします。 塩入地区につきましては、内水対策ということで、旧町時代の合併直前だったんですけども、まずはポンプアップというのが対策の中では一番効果があるだろうというところで、検討がなされております。そのときに、ポンプアップ施設の整備費としまして、おおよそでございますけども、36億円が見込まれております。全水量をポンプアップするという計画ですと、今言った36億円が予想されていたことから、なるべく塩入地区に水を流さないようにというところで、取り急ぎ上のほうで一回水を切るという改良事業を一度行っております。 その時点で少し様子を見てという形で、今見ているんですけども、やはり最近の雨の降り方で、少しは軽減しているかと思うんですが、やはり冠水状況が見られるというところで、今回姶良市になって、再度見直しをかけているんですけども、その中でもやはりポンプアップ設備、もしくは大きな調整池、そういったものが必要であろうと。ただし、今言ったように事業費としましては数十億円という大規模なプロジェクトになっていきます。より効果のあるもの、より段階的に整備できるものということをちょっと今検討をしていかなければならないのかなというところに今来ていると思います。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 当時も相当な事業費がかかるということでなかなか進んでいないんですけども、この吉原地区なんですけども、ここは旧町時代に排水計画をということで、されたということも私も知っているんですけど、私がどこを言っているかと言いますと、加治木駅の東側に踏切があるんですけども、あの踏切からちょうど北へ真っすぐ抜ける細い道があるんですけど、あそこの途中が低いんです。ですから、これは網掛川と書いていますけども、日木山川のほうにできないもんかという素人考えですけども、そういったことも踏まえて検討なされたのか、その点をこれはもうできないのか、その点はどうなんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 まず、吉原排水ですけれども、加治木工業高校のグラウンドの北側をまずメインが走っております。それから日木山方向に排水路があって分水するようになっているんですけれども、全部流してしまうと、今おっしゃったところのまだ東側が冠水するということで、今分量を分けて方面に流しております。ただ、多量の雨で全部感知することができないことから、議員が仰せのような洪水、ちょうど駅の北側の住宅地ですけれども、冠水する状態になっております。逆に、別なほうに流せば、新道交差点の裏、あそこが冠水するということで、状況を見ながら今分水をしているところでありまして、将来的には構想もございますので、度合いを見ながら、ほかの地域等の冠水状況を見ながら整備していく必要があると考えております。 ◆10番(東馬場弘君) 長々今この3か所を言いましたけど、姶良地区にも結構、先ほど言いましたイオンのところとか冠水しているところがやっぱりあると思いますので、どこを順番に1番、2番、3番というのはなかなかつけづらいでしょうから、今後の政策の中で順次計画をつくっていただいて、ただ、地元の皆さんのいわゆる苦情というのが結局知らないもんですから、苦情、我々にも来るわけです。何とかならんだろうかいということで。ですから、そういった分には、担当課にはちょっと大変かもわかりませんけど、これも一つの説明責任がやっぱりあると思いますので、そういうことは今後やっぱり地元の皆さんに周知を徹底していただいて、理解していただくようなこともやっぱりするべきじゃないかというように思っております。よろしくその点はやっぱり取り計らいをしていただきたいというふうに思っております。 次に、教育委員会、給食の関係ですけども、2問目の学校給食。 一応、姶良地区の自校方式7施設というふうにありましたけど、この山田地区はこれは自校方式、これは親子方式なのか。これは数に入っていますか、入っていませんか。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) お答えします。 山田小におきましては、いわゆる山田小が調理場を持つ親、山田中学校と北山小学校が調理施設がなく配送を受ける側の子という関係で親子方式の調理施設ということで位置づけております。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) これ入れて7つでいいのかちゅうことを尋ねている。いわゆるこれを入れたら8校になるのかその点を。だから自校方式が7つなのか、親子方式はまた別なのか、その確認だけです。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) 失礼しました。山田の親子方式も自校方式に含まれております。 以上です。 ◆10番(東馬場弘君) 今回の答弁に、「課題があり早急な整備」というのが2回、言葉で出てきているんです。文言で出てきているんですけども、そう言いながら総合計画には載っていないですよね。たしか載っていないと思うんですけど、私は確認したんですけど、これ確認されていますか。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) お答えします。 今現在、第2次の姶良市総合計画、第1次実施計画の中で位置づけられております。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 私が言ったのは、それは実施計画のことだと思いますけど、私が言ったのは総合計画です、姶良市の。この中に、これは政策の一環ですから、やっぱり総合計画に載ってから実施を、だから総合計画にたしか載っていなかったと思うんですけど、私が見落としかわからん。でもこっちに実施計画には、ただ後で質問しようと思ったんですけど、その確認です。 ○議長(森川和美君) ここは部長か教育長。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) 総合計画の中には、教育文化の部門の中で、学校教育の充実という項目を掲げております。 ただ、施策の体系の中には、学校教育環境整備の推進ということで事業を掲げておりますが、具体的に何々をつくりますといったような表現はしていないところでございます。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 確認だけだったんですけども、載っていないということで、非常に大切な政策ですので、ぜひ載せて、今後いろいろあれば載せていただきたいというふうに思っております。 答弁書から沿って質問してもいいんですけど、まず急ぎますので、この自校給食室の1校の年間維持費、わかれば年間維持費です。トータルでもいいです、7校の全部でもいいですけども、まずその数字的なものを出してください。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) 昨年度の平成30年度の決算で申し上げますと、自校方式のトータル、去年は8施設あったわけですが、トータルで9,400万円ほどでございます。 以上です。 ◆10番(東馬場弘君) これには運営費、人件費、光熱費全て入ってでしょうか。その確認です。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) 今申し上げた金額の中には、別予算で持っております燃料費、そして光熱水費は含まれておりません。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) トータルを出してください。非常に大事なことです。これをセンター方式にする場合、それだけお金がかかるわけですから、トータルで1校当たりの人件費から全部数字を出してください。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) すみません、先ほどの答弁で、少し確認不足がございました。総合計画の中では教育文化の4の学校体育・生涯スポーツ推進の中で、施策体系に学校体育・安全・給食の推進という施策体系を掲げております。その中に学校給食施設整備事業というのも掲げておりますので、この中でということで考えているところでございます。 答弁漏れでございました。すみません。 ○議長(森川和美君) 先ほどの質問、時間かかりますか。 ◎教育部長(岩下直司君) お答えいたします。 維持管理費の算出なんですけれども、電気料金、これがちょっと含まれていないということで申し上げましたけれども、学校の1校1校に電気代の請求が出てくるんですが、給食室の電気料が幾ら、学校の事務関係の校舎の電気料が幾らというふうに分かれて出てこないものですから、そのあたりを今すぐに給食室分が幾らというのが費用が出ておりませんので、そのあたりはまたちょっと確認はさせていただいた後に、電気代が出てきたときにまたお示しさせていただきたいと思います。 ◆10番(東馬場弘君) それを含んでくると、先ほど9,900万円とおっしゃった超えていくと、1億を超えていくと。トータル的にいわゆる7校でそんなにかかる。だから本当はもっと人件費を入れたらまだかかるという捉え方でよろしいですね。 ちょっと細かいことをちょっと質問するようですけども、この給食費の関係で、山田小、山田中学校は他の小中学校の給食材料に差があるんじゃないかと。格差ちゅうたらオーバーですけど。ちょっと給食に差があるんじゃないかということについて聞いたことあるんですが、今でもそんな感じでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 給食費に関しては、保護者が負担する給食費というのは、いわゆる食材費になるわけでございます。そういう意味で、いわゆるセンターの場合には食材は大量購入できますので、コストを抑えた形で購入することができる。ところが、小規模校のそういった給食施設の場合には、少量しか購入できませんので、そういう意味ではコスト高になってしまう。そういうことで、食材費に関してはセンターのほうが安価に購入するために、例えば肉を例に考えますと、牛肉は買えますけど、小規模校では買えないという状況が出ている、これは現実にございます。 ◆10番(東馬場弘君) そうなんです。だから、山田小、中学校の方は、給食に、例えばこちらで牛肉が入っていると、牛肉が入っていないです。ほとんど牛肉が今まで出たことがあまりないというのを聞いたことがあるんです。だから、こういったのを本当にあっていいのかということも言えるわけです。 それと、別棟給食室かな、三叉にできました。これは職員の職場環境をもうちょっとお尋ねしたいと思いますけども、自校方式、非常に大変だと思います。いわゆる環境が違うんじゃないかと思いますけども、先ほどありました学校給食なんかがドライ方式じゃないもんですから、ウエット方式、これを職員の方の給食員の努力ということです。いわゆる別棟ではそういうことがないわけですよね。だから、余計な仕事というか、ここまでさせられるという、言葉は悪いでしょうけど、そういった状態に陥っているということを考えて、この自校式で働いている給食で働いている職員の皆さん、別棟で働いている職員の方の格差というのはやっぱりあると思うんですけども、その点についてどう思われていますか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 格差と申しますと、やはり小規模のといいますか自校方式の場合の調理員さんの離職率が非常に高いと。ところが、別棟とかあるいは蒲生給食センター、こういったセンターの場合には、まずこの3年間で一人もやめていない。ところが自校方式の場合には、1年間でひどい場合には15人やめる。こういうところがありまして、非常に困っているという状況はございます。 ◆10番(東馬場弘君) 今教育長のほうからありました自校式はなかなか人の出入りが激しいと、そうですね。非常にこれは環境が悪いからですよ。だから、やっぱりここでも是正してあげないといけないと思うんですけども、この答弁では、「加治木学校給食センターも建てかえが必要だ」ということなんですけども、例えば、ウエット方式からドライ方式に切りかえるという作業をもしするとすれば、経費はどれぐらいかかるか試算されたことはあるでしょうか。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) お答えします。 今現在、加治木給食センターにつきましては、今出ておりますウエット方式、これドライ運用の部分でございますとか、各作業区分が細かく区画されずに、非常に狭隘であることとか、例えば、職員用の専用のトイレがないとか(発言する者あり)総合的にやはり見直していかなければならないということで、そこのウエット部分、床部分だけの工事を先行してということは考えておりませんので、現在のところではその試算は行っておりません。 以上です。 ◆10番(東馬場弘君) そこで、あとまだ1件。この自校方式のそれぞれ1校ずつの例えば調理器具とか、こういった経年劣化多分してきて、その1校1校で例えば買いかえとかする場合が出てくると思うんですけど、毎年毎年予算が出てきますでしょうか。ちょっと確認していないですけども、多分出てくるんじゃないかと思いますけど、その点はどうでしょうか。今年度で。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) お答えします。 平成31年度の予算の中で、備品購入にかかる予算につきましては、2,300万円ほど計上しております。 以上でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 大体毎年こういった金額で、経年劣化で出てきているというふうに私は確認することができますが、これにさっきの例えば9,900万とかこれだけ足せば相当な金額を自校方式には毎年お金を使っているということを考えれば、これ、センター方式、合併してから10年たっているんですけども、この件、長年の懸案事項なんですけども、センター方式、この課題というのが、ここにありますが、「関係部署と協議を重ねながら、学校給食設備の整備に向けてできるだけ早い時期に改善ができるよう調整を進めてまいりたい」ということですけど、教育委員会のほうではまだ準備がかかりますか、センター方式にするというときに。 ◎教育長(小倉寛恒君) いわゆるセンター化に向けて今検討はしているところでございまして、もういつでもそういう事態になったら、切りかえられるというところまで準備はもう済んでいるところでございます。 あとは、そういう意味で財源をどう確保していくかということでございまして、これは時期を待たなければしょうがないというふうに思っております。有利なそういった補助金、交付金などがあるかというと、この学校給食というのは、全国的に全ての県が100%給食を実施していないというのがありまして、一般の環境改善交付金しかないんです。これが大体10%ないぐらい、8%ぐらいの交付金しかないというのがございます。そういう意味で、有利な交付金というの、防衛施設が隣にあったら、その防衛施設のいわゆる補助をするという意味で70%ぐらいの補助金が出たりするんですけども、あとは普通の交付金しか出ない。そういった意味で有利な補助金もないというところで、一般財源を当てにしなきゃいけない。そうなると、やっぱりそこの市の財源の中でタイミングを見ていかなきゃいけないというところがございまして、そういう意味で、私どももそのタイミングを見ているという状況でございます。 ◆10番(東馬場弘君) 先ほども言いましたけども合併して10年、あと財源だけであれば、そろそろこういったもう市長、大体、もう予算をつける時期に来ているんじゃない、もう合併して10年でしていかないと、子どもの食育ということを考えれば、非常に危ないんじゃないかと思いますけども、例えば、いろんな課題がある中で、先ほど答弁にありました食中毒とかいろんなものを考えれば、そろそろ予算をつけて、学校、子どもたちのために予算をつけるべきじゃないかというふうに思いますけども、どうでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 子どもたちの安全安心を考えるのが学校給食の大きな使命です。今、自校方式になっているところも、これまでの議論の中でウエット方式になっていて、本当に衛生面で大丈夫なのか、それと老朽化して衛生面で大丈夫なのかということを考えると、給食センター化へ向かっているという方向性はそのとおりでございます。その給食センターをつくるにあたって、一番、今教育長が申し上げたとおり問題は財源でございまして、財源と切り離せられない問題でございます。 新市庁舎、あと複合支所をつくるにあたって、今、この三、四年、やはり大きなお金が必要な今姶良市の状況でございます。そこをクリアできるというか、その時期を見ましたら、もうできるだけ早く子どもたちのために整備していかなきゃいけないと思っております。 ◆10番(東馬場弘君) もうこの教育長の答弁ではもう早急なという言葉が2回ほど出ていますので、市長も早急な予算づけをしていただきたいと思いますけども、先ほどありました実施計画の中に、来年が20年、21年、2年後ですか、10億円の予算を一応実施計画の中についているんですけども、これは何の実施計画の予算なんでしょうか。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) 初年度におきましては、いわゆる実施設計等の予算ということで計上しておりました。その10億の予算につきましては、その年、その次の年の2年間にわたって建設をということで立てておりましたので、その1年目にかかる建設費をということでございます。 以上です。 ◆10番(東馬場弘君) この実施計画の中で、決定じゃないですけど、そこに予算が実施計画の中で上がっているということであれば、市長、もう一回質問しますけど、これを絶対生かしていただきたいというふうに思いますけど、もう一度、そこの点について前向きな答弁をお願いしておきます。 ◎市長(湯元敏浩君) 給食センター並びに安全な学校給食を子どもたちに与えるというのは、これはもう本当に紛れもない方向性でございますので、あとはもう本当にそのタイミングを待ってできるだけ早くということを思っております。 ◆10番(東馬場弘君) 前向きな答弁というふうに捉えまして、ぜひとも子どもたちの給食をセンター方式で不公平感のない、格差のない、子どもたちに給食をぜひ給食室をつくって提供をしていただきたいというふうに思って質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、東馬場弘議員の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は11月29日、午前10時から開きます。(午後4時03分散会)...