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06月24日-02号

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  1. 姶良市議会 2019-06-24
    06月24日-02号


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    令和 元年 6月定例会(第2回)令和元年第2回姶良市議会定例会議事日程第2号                        6月24日(月)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和元年第2回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会議)│  午前10時00分  ││    令和元年6月24日(月)本会議     ├─────┼────────────┤│                        │閉会議)│  午後 3時43分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│谷口 義文 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ │竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│本村 良治 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ │湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │出 │22│有川 洋美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 谷山  浩 │ 事務局次長  │ 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │蒲生総合│大山 勝範 │建設部長│徳部 健一 ││ 第121条 │    │      │支 所 長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│前畠  実 │企画部長│宮田 昭二 │消 防 長│米澤 照美 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │教 育 長│小倉 寛恒 │市民生活│福元 義行 │教育部長│岩下 直司 ││       │    │      │部  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│宮園 正浩 │保健福祉│竹下  晃 │水道事業│水流 哲也 ││       │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│草水 博行 │農林水産│枦  良信 │危  機│庄村 幸輝 ││       │合支所長│      │部  長│      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部│松林 洋一 │建設部次│田代 信彦 │総 務 部│堂路 温幸 ││       │次 長 兼│      │長都市│      │財政課長│      ││       │企画政策│      │計画課長│      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部│原田 正巳 │農林水産│吉田  孝 │総務部次│有江 浩文 ││       │次 長 兼│      │部次長│      │長工事│      ││       │商工観光│      │耕地課長│      │監監│      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│吉永 惠子 │教育部次│小林俊一郎 │企画部次│原口 浩幸 ││       │部次長│      │長学校│      │長地域│      ││       │男女共同│      │教育課長│      │政策課長│      ││       │参画課│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│鮫島美保子 │教育部次│塚田 佳明 │    │      ││       │部次長│      │長保健│      │    │      ││       │子ども政│      │体育課長│      │    │      ││       │策 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│野村 昭彦 │水道事業│押領司典子 │    │      ││       │部次長│      │部次長│      │    │      ││       │長寿障害│      │管理課長│      │    │      ││       │福祉課長│      │    │      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               6月24日 ○議長(森川和美君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(森川和美君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(森川和美君) 日程第1、一般質問を行います。 19名の議員から通告がありました。本日は、5名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、8番、湯川逸郎議員の発言を許します。 ◆8番(湯川逸郎君)     登      壇  皆様、おはようございます。令和元年第2回定例会で一般質問の1番目に発言の許可をいただきました、湯川逸郎でございます。一般質問にあたり、令和の時代がスタートいたしました。姶良市として、将来への方向性を、令和の時代にふさわしい、市民のためのまちづくりを進めていかなければならないものと思っております。 私は、今回、市民の方々からの要望等もあり、質問するものであります。また、環境問題においては、今、国会でもその他プラスチックの取り扱いが報道されております。中でも、これまで海外に搬出されていたその他プラスチックが、海外から返還されるとの報道もされております。 姶良市は、今後、ますます都市化が進むものと思われます。また一方、高齢化が進む中において、特に財政面においては無駄のない、常に公平で公正であることを市民の方々は強く求めておられます。 これらをもとにいたしまして、次の2項目について一般質問を行います。 1点目は、姶良市の公共工事の入札のあり方についてであります。 入札方法には、参加資格者は誰でも参加できる一般競争入札、一定の資格要件を満たした者が参加できる制限つき一般競争入札、指名された者だけが参加できる指名競争入札、随意契約で災害復旧等例外措置での特命発注や、ほかに多様な入札契約(技術提案・総合評価方式)の4項目があります。 平成29年度土木工事1件当たりの入札額と落札率、電子入札の状況を問います。 2点目は、粗大ごみの取り扱いと目木金不燃物捨て場についてであります。 目木金不燃物捨て場は、山田川の水質を汚染するということで閉鎖事業を行った経緯があったが、現在、多くの粗大ごみなどが搬入され、閉鎖されていない状況であります。 この粗大ごみ、不燃物はどこから搬入されているのか、また現在の水質状況はどうなのか、具体的に説明を求めるものであります。 以上、2項目についてご質問いたしますので、市民の方々にわかりやすく、誠意あるご答弁を求めます。 あとは一般質問席にてご質問します。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。今回は、19人の方から一般質問をいただきました。順次、答弁を申し上げますので、よろしくお願いいたします。 それでは、湯川議員のご質問にお答えします。 1問目の姶良市の公共工事の入札のあり方についてのご質問にお答えします。 平成29年度の土木工事の1件当たりの入札については、消費税抜きの平均額で、およそ1,714万円で、平均落札率はおよそ94.7%であります。そのうち、土木工事の電子入札による1件当たりの入札については、消費税抜きの平均額でおよそ1,894万円で、平均落札率はおよそ94.8%であります。 次に、2問目の粗大ごみの取り扱いと目木金不燃物捨て場についてのご質問にお答えします。 目木金一般廃棄物最終処分場は、昭和53年から埋め立てを開始し、平成15年1月に閉鎖工事を完了しております。 現在、処分場内にある粗大ごみ等は姶良地区内から排出されたものであり、排出量も多いため、これらの処分を委託している施設への搬入量を平準化する目的から、処分場に一時的に仮置きしているところであります。 また、処分場の浸出水・観測井戸・下流河川及び周辺井戸の水質調査等は継続して行っています。 調査内容は、溜め升では浸出水を、観測井戸では地下水を、下流河川では河川水を各1か所ずつ、周辺地下水は2か所から、年12回の定期検査と年1回のダイオキシン類の検査を行っています。また、湧出ガスは、場内で1か所、年2回検査を行っています。 調査の結果、全て基準値を満たしており、処分場の地下水及び浸出水は良好な状態で管理されており、周辺河川や地下水への影響はないと考えています。 なお、これらの調査結果につきましては、年1回、環境保全対策委員会を開催し、地域の代表者へ報告しております。 以上、お答えといたします。 ◆8番(湯川逸郎君) では、2問目に入りたいと思います。 今、市長のほうから、いろいろと答弁がなされました。まず、公共工事の入札のあり方についてであります。 市長にお伺いいたします。 姶良市は電子入札であるということですが、最終的に金額設定されるのは市長であります。基礎となる金額の上限・下限の設定をされるとき、事前協議がなされると思いますが、どのようなメンバーで行われているのかお知らせください。 ◎総務部長(宮園正浩君) 5,000万円以上の工事につきましては市長が予定価格の設定を行い、5,000万円未満の工事につきましては副市長が予定価格の設定を行っております。電子入札につきましても、同様な事務処理となります。 メンバーについてでございますが、工事監査監、市長、一緒の部屋に入りまして、そのときには金額を市長あるいは副市長が入れて、同席はしておりますけれども、金額を入れるところは工事監査監も見えないような席の配置をして行っております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) これは、初めて内容的なものを明かしていただいたわけですが、やはり1人で、あるいは事務局で、あるいは市長でという、別々な考えで入札されているのかなというのを思っておりました。 しかし、今申されたように、関係機関の方々もやはり入ったような形での、開発関係のそういう方々が入っての会と思っておりますので、これをぜひ厳しく、その趣旨をつかんで入札をしていただければと思いますが、ここで市長のほうの見解をお聞きしたいと思います。 ◎市長(湯元敏浩君) この入札等々にあたりましては、本当に公正公平にやるのが当然でございまして、議員おっしゃるとおり、いわゆる不正のないような形で私は進めていることでございます。 当然、私が最終的に金額を記入するということは変わりません。いろいろ質問をしたり、これはどういう工事だということは同席している人間に聞きますけれども、予定価格等々は私の判断で、そして金額は見えない形でやっておりますので、その辺のところは粛々としっかりと作業を進めている感じでございます。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) 市長のほうが、真摯に厳格に今後も行っていきたいという事項を述べられましたので、ぜひ、これは曲げないようにお願いしたいと思います。そうでなけりゃ、今後、大きな工事等の入札がありますので、今後もこれを曲げたらいけません。だから、それをちゃんと肝に銘じて行っていただければと思います。 では、2番目に入ります。 平成29年度土木一式工事の場合、工事1件当たりの入札額と落札率について、100%に近い金額であったと聞くが、鹿児島市を参考とすると、鹿児島市の土木一式工事の落札率が92.5%であります。これに比較すると、姶良市の場合、これまで落札率が99.7%のときもあったと思うが、5%以上の開きがあります。このことは、姶良市は一般競争入札が発注件数の大半で行われていないという予見がされます。このことをどのように捉えておられるか、市長の見解を伺います。 ◎総務部長(宮園正浩君) 実際より、落札率につきましては若干の開きがあるだろうと思いますが、姶良市において落札率が高くなった要因は幾つか考えられます。 まずは、業者の利用しているパソコンあるいは積算ソフトが優秀になったことや、企業努力によって、業者の積算能力が向上したことが考えられると思います。 そのほかに、業者が数多くの工事を抱えている場合などは入札を辞退する業者も出ており、無理に工事を落札する必要がない場合には落札率が高くなる傾向もございます。 また、姶良市においては、工事金額が小さいものにつきましては、積算する項目も少ないため、より予定価格に近いものになるという傾向もあるかと考えております。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) 今、ちょっと考え直さなけりゃいけないと思っているところは、一番最後に、小さい額の場合には、ちょっと言葉尻が引っかかりました。というのが、公平公正に行っていかなければならない入札です。そして、金額的に大きかろうが小さかろうが、同じ態度で臨まなければいけないわけです。それが、今、部長のほうがおっしゃった言葉は、若干、そこにニュアンスがあるような気がしました。もう一回、その答弁をお願いします。 ◎総務部長(宮園正浩君) 私の説明が足りなかったかもしれません。工事が小さいと申し上げましたが、積算する項目、材料費とか、そういう点数が、数が少なくなりますので、そういった意味で、金額が予定価格に近づくというふうに私は申し上げたものでございます。よろしくお願いします。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) やはり一般競争入札、発注件数、それぞれ姶良の場合は大きいですので、一つ一つを押さえながら入札あるいは積算のやり方を考えて、よく上司と協議しながら進めていただければと思います。そうでなければ、今言ったように、小さいものが抜けてしまうというような形があってはならないことですので、そして、なあなあ方式になっていく方向に近くなりますので、そういうものは排除していただければと思います。 次に入りますが、行政として、入札業者間で話し合い、談合ができないようにすることが最も大切なことであり、このことは税金の無駄使いを防ぐ手段であると思いますが、市長の見解を求めます。 ◎総務部長(宮園正浩君) 予定価格等につきましては、業者が本市の発注した仕様書に沿って、期間内に安全安心な作業体制で、工事が完了するまで、そのような形で適正な金額を設定して、まず業者選定につきましては厳正なる手法によって公平公正に選定しております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 私が今回この質問を行うのは、そこの上に、最初に申しましたように、話し合い、談合ができないようにしなさいというのが主なんです。だけど、入札してみたら、ずっと同じような形で並んでいると。これじゃ、何のためにしているのかというのをここではうたっているんです。だから、無駄使い、これを防ぐのにはどうしたらいいかということを、監査課のほうでも真剣にこれは考え直さなければならないところであります。 やはり、そのあたりの積算のとり方、それから談合ができないような対策、そういうものを今後どのような方向で改善されていくか、お伺いいたします。 ◎総務部長(宮園正浩君) ご質問の件につきましては、工事監査監のほうに答えさせます。 以上です。 ◎総務部次長工事監査監(有江浩文君) 工事監査課長の有江でございます。お答えいたします。 姶良市におきましては、公正取引委員会事務総局九州事務所におきまして、公共工事発注に対しては年に2回、鹿児島県庁のほうで、談合防止も含めました説明会のほうに出席しております。 また、一般競争入札指名競争入札の公告等におきまして記載を行いまして、未然防止に取り組んでいる状況でございます。 また、不適格業者を排除するために、入札ごとに入札金額の内訳書というものの提出を一応義務づけている状況でございます。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 非常に真剣に取り組んでいる、中はわかります。だけど、いざ入札となった場合には、どうしても金額が思ったように開かないんです。わかりますよね。入札だから、お互いに固まった金額しか出てこないような状況の姶良市じゃないかなということを思って、ここは、その金額が、誰のために入札をさせているのというところなんです。誰のために入札があるか、お答えください。
    ◎総務部長(宮園正浩君) その件につきましても、工事監査監のほうから答えさせます。 ◎総務部次長工事監査監(有江浩文君) お答えいたします。 先ほども部長のほうからも申し上げましたとおり、一応、あまり開きがないということのご指摘でございますけれども、これには先ほど部長もお答えしました、業者の利用しているパソコンや積算ソフト等の質が向上していることがやっぱり考えられるのではないかと考えております。また、企業努力によりまして、業者の積算能力の向上があるということもその一因であるということで、一応、私といたしましては考えております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) きょう質問しまして、答弁なされた分については、確実に実行されることを願います。そうでなければ、そこがしっかりしなければ、業者が近づいてきます。それが現実です。そこを破るためには、担当課がちゃんとそこらあたり、市長と取り組んで、そして副市長と一体となった入札をしなければいけません。 だから、これは、最終的にはその金額が高くて、その差がなかった場合には、それはどうしますか。市に市民のためのものが全部流れていくんじゃないか。市民のために入札があるんです。ですよね。市のためにあるんじゃないですよね。市民の税金のために、少なくするために入札するんでしょう。そこを踏み外した形で、今まで進んでこられたと思っております。 ですから、今回の場合は、難しい言葉に入りました。私も、この入札の関係には、今までに2回ほどしております。やはりそれほど難しくて、市民のためになることですので、ぜひ財源を残すような方法、取り組んでいただければと思います。 最後に、市長にお伺いいたします。 入札制度を改善するには、落札率が1%の差であっても、相当な金額になります。細かい議論は必要とせず、首長の英断と、違反者には厳しい措置で罰則をもって臨むことを、市民の方々は市長に期待しております。市長の見解を求めます。 ◎市長(湯元敏浩君) 万が一、将来的にそういうことがございましたら、当然、そのようなことは許されざることですので、そういった処置は覚悟してやっていきたいと思っておりますけれども、現在、やはり公平公正をもとにして市民のための落札、そして入札、そういったものを心がけております。努力をしております。 その際に、安かろう、悪かろうということ、安くするためにやはり入札、落札ってあると思うんですけれども、公共工事というものはそこの品質の確保、そしてあと競争性、そういったものも維持しなければいけないという面から価格を設定していきたいと思っておりますので、公平公正が崩れてはいけない、そういったことは肝に銘じてやっていきたいと思っております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 一番最後に市長が述べられた、本当にこれは公平公正でなけりゃ、後々、市民から大騒ぎになります。何であんな業者にこれだけの差が出るようにしてあるのって、事務局がたたかれます。そういうことが現に聞こえてくるんです、今までにも。 だから、こういう難しい問題を、今まで一般質問したことはありません。単に、必要として入札されているんだろうなという考えしかありませんでした。しかし、実態として、ずっと調査しましたら、どこが悪いのかと、どうしてこんな結果になっているのだということまで出てきました。やはり今後は、市長の考えを十分に行っていただければと思っております。 次に、2問目に入ります。 2問目は、粗大ごみの取り扱いと、目木金不燃物捨て場についてであります。このことは、非常に歴史があって、難しい問題になります。それをどういうふうに解釈するかということでございます。 2点目は、粗大ごみの取り扱いと山田の目木金不燃物捨て場についてであります。 目木金の不燃物捨て場は、水質の関係で閉鎖事業を行った経緯があります。最近、見聞したところ、現在、多くの粗大ごみ等が散在し、閉鎖されていない状況でありました。 この不燃物捨て場は、山田川の水質を汚染するということで閉鎖事業を行った経緯がありましたが、現在、目木金の粗大ごみ、不燃物はどこから搬入されているのか、また現在の水質状況はどうなのか、具体的に伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 今、最終処分場のほうに持ち込まれています粗大ごみにつきましては、姶良地区内から発生したものが持ち込まれております。 それと、水質につきましては、年2回、下流河川の排出基準等を調査しておりますが、河川の有機汚濁をはかる代表的な指標でありますBODは0.5mg/L未満で、基準値を満たしております。あと、水中の有機物を酸化剤で分解する際に消費されます酸化剤の量、酸素量に換算したものでありますが、有機物による汚濁の状況等をはかる代表的なものでありますCODにつきましては1.7mg/Lで、基準値を満たしております。そのほか、全て13項目、基準値を満たしております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 非常に、ここの目木金の問題は歴史があるんです。新しい方々はご存じないかもしれませんが、あそこはどうしようもないということか、実際はあそこのほうの集約的な集積所と、何でも持ってきてもいいよというんじゃなかったんですよ、最初から。だから、この目木金の捨て場を全て、ある業者に、最終的に掘り返して、金品物は全部引き抜いて、水質の調査を行ったんです。そういうことがありまして、私としてもこの水質の関係は、閉鎖事業ということで何にも入れさせなかった経緯があります。 ですが、このところは、最近見聞に行ったときに、粗大ごみがやってあったんです。誰がやったのと、どこから持ってきたのと、それは思いますよね。完全にここは水質の関係で置いたらいかんということで、役所のほうもご存じだったと思いますが、その不燃物の捨て場、山田川の水質を汚染するということで、閉鎖事業をいつまでもやっていただけないかもしれませんが、その感覚はやはり現在でも引き継いでいかなければいけない場所だと思っております。全ての金物は抜き取ってありますから、当時ですね。目木金の粗大ごみ、不燃物、そして焼却灰、そういうものを全て整理しながら、もとに戻した土地です。 ですから、あそこに今まで、自分も目木金のほうで、これは目木金の捨て場を見てみようかなというような感覚ではなかったんです。だけど、実際見てみたら、これは大きな問題がある。これ以上にしたら、山田の水源地があります、水道の。それに影響するんです。 ですから、ここは何でもかんでも、捨て場じゃないんです。それを承知して、行政を進めなけりゃならないと思っております。そのあたりを、担当課としてはどういうふうに考えているか、答弁ください。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 現在のところ、姶良地区内の粗大ごみの搬入先ということで、当分の間は、現在、姶良地区内から発生する粗大ごみの一時仮置き場ですので、搬入しても、ある程度、また年内に搬出しておりますので、それの当分の間は繰り返しになろうかと思っております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 私が言いたいのは、ここに持っていかなくても、直接搬入する場所があるでしょう。丸山産業さんがあるでしょう、姶良市には。そこに持っていったらいいんですよ。そうでなければ、二重の税金を使うんです、一旦おろしたら。そういうやり方ではいけませんよというのを今回は指摘しているんです。 ここでちょっとお尋ねいたしますが、市長のほうに方向性を示させますけど、今言ったように、二重経費をするような運賃のやり方ちゅうのは、それでいいのかどうか。 ○議長(森川和美君) 市長は、答弁は。(発言する者あり) ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 姶良地区内の粗大ごみの量が20t程度ございまして、委託先の事業所のほうに一括で搬入が難しいために、現在のところ、最終処分場のほうに一時仮置きということで処理をしているところでございます。 それと、費用の面につきましても、一旦処分場のほうに持っていきまして、そこで金属類、木材類とか分類しておりますので、そこでの作業も発生しておりますので、議員仰せのように、二重ということにはならないかと思っているところでございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 捨て場のところで取り扱って、再度分解して云々ということであれば、二重手間です。そういうことをしたらいけません。私はそう思います。 というのが、監視人の活動報告とあわせて、行政で行っている粗大ごみだけであるのか、また業者が収集した粗大ごみは搬入されていないのか。これは別な業者です。そういうものが、搬入状況、どうですかということを伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えします。 最終処分場のほうに持ち込まれております粗大ごみについては、姶良地区内の粗大ごみを回収した分が一応搬入されているということでございます。 それと、監視業務につきましては、地域の方1名にお願いしておりますが、その方に処理場内の見回りとか雑草除去、あとは、ろ過ポンプがありますので、そういう点検、あと、処分場に粗大ごみが姶良地区内から年2回ほど持ち込まれてきますが、その搬入・搬出の誘導作業等をお願いしております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 自治会等の粗大ごみの収集運搬で、目木金不燃物捨て場も一時的な荷おろし場所として活用し、再度、運搬経費をかけて最終処分する事業所に荷おろしされているが、いつからこういうような形態をつくられたのか、お尋ねいたします。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 いつからという、まことにすみませんが、その数値を持ち合わせておりません。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) こういう問題は、今回、予想されていらっしゃいませんでしたか。やはり、いつからということがわからなければ先に進めないんですよ、この問題は。そうでなければ、最終処分する事業所が荷おろしして、二重の経費をかけて処理されています。わかりますよね。一旦積み込んだものを目木金に置いて、それをまた積み込んで、また最終的なところに持っていく、二重の運賃を払っています。そういう行政をやってはいけませんよということを指摘しておきます。 次に、現在、目木金不燃物捨て場に仮置きし、再度、最終処分する事業所に搬出されるというのは、先ほど言いましたように、二次的事業であり、事業費の増大にもつながります。税金を無駄使いすることであると思うが、どのような考えで対処されているのか、伺います。 私は、今回、加治木にある丸山産業に出向き、調査いたしました。最終的に粗大ごみの処理を依頼している丸山産業と行政が直接協議され、無駄な経費を省く方向、必要性が急務ではないかと思っております。これは、事務局に勉強をしていただかなけりゃいけないことであります。このことをどういうふうな見解で捉えられたか、お答えください。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 無駄な経費の削減につきましては努めてまいりますが、現在のところ、委託先に直接搬入する量が限られておりますので、今現在のような体制をとっているところでございます。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) その旨は、市民は知っていますか。その日に1日しか許されない状態で集荷されていると思って、それでいいと思っていますよ。そうでなければ、また車をチャーターしなきゃいけない。そのものは、別にまた予算を突っ込まなきゃいけない。そういう繰り返しで、今の事業は行われていると思います。 やはり現在、目木金不燃物置き場におきまして、再度、最終処分する事業所に搬出されることは二次的な事業であり、事業費の増大にもつながります。税金の無駄使いはしないような対策をしていただきたいということです。 そして、私は今回、加治木にある丸山産業にも出向いていきました。最終的に粗大ごみの処理を依頼している丸山産業と行政は直接協議され、無駄な経費を省く方向、必要性が急務ではないかと私は思っております。 ですから、先ほど言いましたように、どうして二重にするんですかと。二重の手間のお金は誰が払うんですか。そのあたりの事務局の見解を求めます。 ◎市民生活部長(福元義行君) 経費につきましては、無駄なということでございますので、削減の方向で検討してまいります。 また、事業所とは、そういう搬入の状況等もありますので、また協議してまいりたいとは思っております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) その言葉は必ず実行してください。 次に移ります。 水質調査の状況を具体的に伺いましたが、山田川は、市民の飲料水として取水している上流でもあります。そのためにも、山田川上流の水質には十分な配慮が必要であると思いますが、今後の方向性を伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 水質の状況等についてですが、今、排出される水につきましては、場内にある調整池に一旦ためまして、その後、ろ過して、外部へ排出している状況でございます。年間通じて、水につきましては、処理されたものが場外に流されているという状況でございます。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) これから、若干、市長にお伺いしたいと思っております。 市長にお伺いいたします。 私はこれまで、資源物、粗大ごみ等、環境に関する問題や経費等について、グローバルな視点で何回となく一般質問をやってまいりました。いまだに改善されない理由は何なのか。あくまで、税金を無駄に使わない、市民のための市民に優しい行政のあり方を強く望むものであります。 ここまでの見解を、市長はどのように今までのやりとりで感じられたか、お伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君) 議員が、ごみ問題等々で造詣が深いのは十分存じ上げているところでございます。敬意を表するところでございますが、さまざまな日本全国、そして海外にもおける環境問題、こういったものが非常に姶良市のほうにも出てきているのかなとは思っております。 例えば、高齢化社会におけるごみの排出問題、そして、あとプラスチックの、ひいては、広くいいますと海洋のマイクロプラスチックの問題、そういった問題も含めて、さまざまな国や県等の動きも含めて、環境には私、十分に関心を持っていまして、姶良市単独でやるものも含めて、環境やごみ問題については努力してまいりたいと思っているところでございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 市長のおっしゃったことは、本当に今後、世界的にも問題化されている状況ですので、そのあたりのことを文頭で最初に申し上げた次第でございます。これとつながるような行政を、今後はしていかなけりゃいけないんじゃないかなと思っております。 最後に質問いたしますが、今まで言いました資源物、粗大ごみ、環境、いろんな問題を申し上げました。これが一般質問となっておりましたが、2月に、姶良市衛生協会で粗大ごみ、生ごみの研修を、日置市に行かれたと思いますが、その後、どのような協議・検討がなされたのか、市長に伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 2月に、衛生協会のほうの役員で、日置市のほうに研修に行っております。その後、3月に理事会がございまして、またその席でも話が出ております。4月の総会におきまして、生ごみ堆肥化に取り組むということが、今、総会のところで決まっているような状況でございます。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 順調に進んでいるのか、順調に進んでいないのか、まだわかりません。これは、衛生協会で、本論としまして、日置市の実態を見られて、姶良の実態が悪いところはどういうことがありましたか。そのあたりをお聞かせください。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 実態としましては、日置市のほうは生ごみの堆肥化に取り組まれておりまして、焼却の処理量が減少しているというような状況でございました。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 内容的には、日置市のほうは、全部を賄っております。研修に行かれたところは1か所だったと思います。粗大ごみも扱っております。どうしてそういうような大きな目で、グローバルなものを出しながら見聞していかれないのか。限られた時間に1か所だけで済まされるということは、これはもってのほかじゃないかなと思っております。 ですから、粗大ごみ、生ごみの研修だけでなくて、今後は粗大ごみをどういうふうに処理していくのか、先ほども申しましたように、問題が姶良は多過ぎるんです。そのあたりを、事務局として、今後改善する方向性をお示しください。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 今後、衛生協会等ともまた協議をしながら進めていきたいと思っております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 衛生協会と協議していくと。じゃあ、執行部は何も考えなくていいんですか。何のために事務局があって、どういう方向でいかなきゃいけないというふうな、自分たちの検討会はないんですか、こういう協議会に出す前に。そのあたりを教えてください。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 衛生協会の理事会もろもろに諮る前には、事務局のほう、担当課のほうで議論した上でそういう会には提出しますので、当然、事務局のほうで素案になるところは考えて、あとは、衛生協会の理事さんたちは地域の代表者の方ですので、そこでまた議論していただくと。地域の状況によってそれぞれ違いますので、行政側が提案したものに対して、地域がどのように考えるかというご意見等をいただきたいと思っております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 衛生協会の研修の中に、粗大ごみという言葉がありました。粗大ごみの取り扱いにつきまして、どのように感じられたか、伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 粗大ごみにつきましては、有料化を図られるというような話もございましたので、そういう点につきましても、今後、有料化を含めた中で検討していかなければならないのかと思っているところでございます。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 生ごみの研修ちゅう言葉もありました。生ごみの研修で、どういうふうに姶良がおくれているのか、あるいは改善しなけりゃいけないのか、そのあたりを述べてください。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 姶良市内でも、いろいろ分別かれこれ進めておりますが、生ごみに関しましては、まだおくれているような状況でございます。 そのような点も含めまして、今後、衛生協会等も含めながら検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 生ごみにつきましてはおくれているということを認識されていらっしゃいますが、これから、姶良市内全域に広めるためにはどういうふうな対策を打たれますか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 生ごみ堆肥化につきましては、まだ具体的に決まったわけでもございません。今から、地域の代表者がいらっしゃいます衛生協会等で、どのような形で取り組んでいけるかをまた協議してまいりたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) こういうものは早くしなければ、何年たっても進まないんです。早急に改善を求めていきたいと思っています。また質問もいたします。 終わります。 ○議長(森川和美君) これで、湯川逸郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前10時50分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時00分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、5番、田口幸一議員の発言を許します。 ◆5番(田口幸一君)     登      壇  皆さん、こんにちは。ちょうど昼前の時間帯に傍聴してくださいまして、本当にありがとうございます。 また、インターネットで傍聴していただく方々にも重ねて感謝申し上げます。これは、そういう申し出がありましたので、今、申し上げたところです。 次に、申し上げることは、毎回、私はこの席上で発言しているわけですが、少し耳に栓をして聞いてください。 北朝鮮によるミサイルの発射、身内の殺害が実施され、今まで友好国であった国同士が国交を断絶しております。 また、ISによる無差別殺害、民族や宗教による対立が起こり、自国を捨てて不法に他国へ流入し多くの難民が発生しております。 このことは、今でもこのような状況が続いております。世界中が安全・安心に暮らせる環境をつくりたいと考える一人であります。 姶良市は、熊本県益城町に職員1名を2年間にわたり派遣いたしました。1日も早く震災からの復興を願いたいものです。実際に、私はこの熊本市で会合がありましたので、城の修復、城のあたりをずっと見て回りました。 それでは、さきに通告した4問について質問をいたします。 質問事項1、公立保育所の民間委託について。 要旨(1)現時点で、その後の経過はどのようになっているのか。 要旨(2)施設はどのような取り扱いになるのか。 要旨(3)保育士はどのようになるのか。 質問事項2、自治会加入について。 要旨(1)自治会加入についてどのような手立てを行っているのか。 要旨(2)自治会未加入世帯が増加するとどのような弊害が出てくるのか。 要旨(3)具体的に防犯灯、側溝の清掃はどのように対応することになるのか。 質問事項3、道路の修復について。 要旨(1)パトロールはどのようになっているのか。 要旨(2)修復にはどれぐらいの期間と予算が必要になるのか。 質問事項4、2級河川思川の寄洲の清掃について。 要旨(1)雑草・雑木が茂り土砂が堆積しているがどうにかならないか。 要旨(2)下流には霧島錦江湾国立公園があるがこのことをどのように考えるか。 あとは一般質問席から質問をいたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  田口議員のご質問にお答えします。 1問目の公立保育所の民間委託についての1点目のご質問にお答えします。 公立保育所の民営化は、令和4年4月を目指しています。 姶良市立保育所等民営化実施計画を平成30年12月に策定し、子ども・子育て会議を初めとする関係機関や各種会議での周知及び説明を行っています。 本年4月には、重富保育所、帖佐保育所、加治木保育所、大楠ちびっ子園で保護者説明会を実施いたしました。 現在は、対象施設の分筆登記及び境界確定業務を委託している状況です。 今年度は、姶良市立保育所等民営化実施計画に基づき、不動産鑑定の実施や、公募要領等の作成を計画しています。来年度は、公募要領に基づき公募を行い、事業所の選定を進めてまいります。 2点目のご質問にお答えします。 民営化の設置運営形態につきましては、姶良市立保育所等民営化実施計画のとおり、民間事業者が柔軟に保育ニーズに対応できるよう民間移管方式としております。 3点目のご質問にお答えします。 対象施設に勤務する職員のうち、正規職員は本人の意向を確認しながら人事異動による配置換え等を行うことになります。 また、一般職非常勤職員は、姶良市立保育所等民営化実施計画のとおり、入所児童への影響を最小限に抑えるため、移管先事業者へ職員としての雇用を要請し、継続した保育ができるよう努めてまいります。 次に、2問目の自治会加入についての1点目のご質問にお答えします。 自治会加入の促進に関する取り組みとして、まず、転入時に市民課窓口においてパンフレットを配布するとともに、自治会への加入呼びかけを行っております。 さらに、共同住宅等の管理業者に対しまして加入促進に関する協力をお願いしております。 また、全ての自治会長に対し、自治会への加入促進についての取り組み事例等を掲載した「自治会長等便利帳」を配布し、加入促進に活用いただいております。 一方、協働の取り組みといたしまして、自治会運営推進会議において自治会加入推進キャンペーン月間を設け、市内の主要施設や自治集会施設、校区コミュニティ協議会事務所等にのぼり旗を掲げ、加入に関する啓発を行っております。 さらに、自治会長自らが未加入者宅を訪問し、加入に関するチラシの配布や加入の呼びかけを行っており、その結果、昨年度は126世帯の新たな自治会加入につながっております。 市といたしましては、今後も先進自治体等を参考に自治会や校区コミュニティ協議会等と連携し、地域と一体となって加入促進に取り組んでまいります。 2点目のご質問にお答えします。 自治会未加入世帯が増加することで考えられる地域への弊害といたしまして、地域の安全活動や親睦活動の衰退、さらには、地域が助け合うといった自治の基本が薄れてしまうことが危惧されます。 自治会は、加入に関して強制力のない任意の団体であるとはいえ、それを構成する方々の意識は高く、それらに支えられて長い歴史を重ねているものであります。地域でのつながり、助け合い、伝統の継承などに加え、行政との双方向のつながりもまた重要であります。 市といたしましては、引き続き自治会の活動に対してさまざまな形の支援を行ってまいります。 3点目のご質問にお答えします。 防犯灯や道路側溝など、市民生活に欠かすことのできないものの維持や管理、清掃等に関しましては、行政や市民が協働で行うことが望ましく、自治会加入、未加入を問うものではないと考えております。 しかし、現状としてこれら市民が担っていただくものの多くは自治会に委ねられており、自治会未加入者が増加しますと、これらの維持や管理等が難しい状況となってきます。 このような状況とならないよう各自治会では未加入者宅を訪問し自治会への加入と、これら負担金等に対する理解と協力を求めております。 また、防犯灯につきましては本年度から明るく住みよい地域環境を確立し、LED防犯灯の設置の推進及び自治会負担金の軽減を図るため、防犯灯LED化推進事業を行っております。 さらに、3年前から夏と冬に実施している一斉美化作業「姶らぶクリーン作戦」では、校区コミュニティ協議会を通じて全ての市民に参加を呼びかけており、道路側溝の清掃作業等を行っております。 自治会活動は、市政における根幹をなすものであり地域コミュニティの最も基礎的な組織であると認識しております。 市といたしましては、今後も自治会や校区コミュニティ協議会等と知恵を出し合い、自治会への加入促進に努めてまいります。 次に、3問目の道路の修復についての1点目のご質問にお答えします。 市道につきましては、延長およそ730km、路線数1,573路線となっており、職員及び維持作業班による随時パトロールに加え、ゴールデンウィークや年末などの定期パトロールを行っております。 車中からのパトロールでは確認できない不備な箇所や自然発生による落石、倒木などは、地域の方や通行者の方から情報提供をいただいております。 2点目のご質問にお答えします。 道路補修につきましては、道路の破損状況及び交通量並びに補修材料の調達などにより修復の期間は異なってくることから、まずは必要に応じた安全対策を行っております。 また、予算につきましては例年の予算の範囲内で対応できるように、工法などの検討を行っております。 さらに、軽度な補修、維持作業においては、維持作業班、職員により実施しております。 次に、4問目の2級河川思川の寄洲の清掃についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 平成29年第4回市議会定例会でのご質問にお答えしましたとおり、寄洲除去等につきましては、姶良・伊佐地域振興局へ毎年要望を行っており、思川につきましては本年度に雑木伐採が行われる予定となっております。 また、県の河川環境美化活動として、みんなの水辺サポート推進事業が推進されており、市におきましても本年3月の広報紙に掲載したところであり、今後も県と連携して取り組んでいきたいと考えております。 国土交通省では、鳥、水中生物等の生態系を保護する目的で、市民会議等と連携した取り組みが行われ、それによりますとヨシは鳥のすみかとなることや、カニ、小魚の成長を助け、水の浄化作用もあり生態系の保護を担っているとされております。 また、県が実施する寄洲除去作業においても、水面からおよそ30cm以上の土砂等を除去し生態系に配慮した方法で実施されていることから、霧島錦江湾国立公園にとっても良好な環境整備であると考えております。 以上、お答えといたします。 ◆5番(田口幸一君) 通告をいたしました順番に質問をしてまいります。 まず、1番目の公立保育所の民間委託についてですが、あり方検討委員会ではその後どのような検討がなされたものですか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 議員仰せのあり方検討会ですが、平成28年度にまず作業部会が立ち上がりました。29年度にあり方検討会本体ができ上がりまして、そのときに姶良市立保育所等の運営にかかる提言書ということで市長に提言を出しております。 その後、この役目を終わりまして平成30年度に公立保育所等の民営化実施計画の策定委員会ができ上って、昨年度の平成30年度の12月に、市長答弁でもありましたとおりこの計画書ができ上ったという流れになっております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 詳しく答弁いただきました。 次に、重富保育所、帖佐保育所、加治木保育所等の施設の取り扱いは民間委託になった場合どのようになるのか。私もこの通告をしてから、重富保育所、帖佐保育所等を見に行きましたが、傷んでいる箇所が何か所か見受けられました。ですから、その修復はどのようにされるのか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 先ほど申し上げた実施計画の中に、施設はどうなるかということなんですけれども、土地につきましては一定期間の無償貸し付けの後、有償譲渡する、もしくは貸し付けをするということで書かれております。 それと、建物につきましては現状渡しの無償譲渡ということなんですけれども、大規模な修繕で渡すという計画ではございません。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) では、園児とか、その園にとっては民間委託になったほうが有利になるということになりますか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 民間の事業者さんが経営をされるということですので、現状渡しで施設を渡して、あと大規模な改修につきましては民間の事業者さんは、補助制度を活用できるということになっております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 民間になったほうが有利になるというような答弁かと思うんですが、それでは、園児の定数、今、重富保育所とか帖佐保育所、加治木保育所には定数があるかと思うんですが、その定数はどのようになりますか。引き続きそのままでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 現在のところ今の定数でいく考えでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 保育士、給食調理員が働いておられると思うんですが、その待遇は今までと変わらないでしょうか。変わるとしたらどのようになりますか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 市長答弁でもありましたとおり、一般職員の方々につきましてはご意向を聞きながら配置換えということになろうかと思いますけれども、一般職非常勤の方につきましては民間先でも雇用ができますように、これから先、協議を重ねていきたいと思っております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 新聞やテレビ等で待機児童のことがよく言われておりますけど、待機児童の解消は民間委託になって解消できるのか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 民営化をお願いする中で、その待機児童が解消できるような協議を続けていきたいと思っております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 待機児童の解消ができるように努力していくという今の答弁でしたが、それでは、民間委託になって、今、市長答弁にもありましたけど、どのような利点があるのか。市長答弁のほかの点を答弁ください。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 民営化のメリットで申し上げれば、まず保育サービスの充実やそれぞれの個性、特色が出せるということだと思います。あと保護者のニーズに迅速に応えられる、スピード感がやっぱり民間にはあるということだろうと思います。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) だいわの近くに未認可のナホミ幼児学園がございますけど、このナホミ幼児学園は遠く漆まで送迎しておられますけど、その未認可の園との関連に影響は出てきませんか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 直接的な影響はないんじゃないかと思います。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 直接的な影響は出てこないということですが、ほかにもナホミ幼児園と同じように未認可の保育所があるかと思うんですが、これらも今の答弁のとおりですかね。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 公立保育所が民営化になって、また将来的に施設を充実したり保育士さんを確保するということになれば多少の影響は出るかと思いますけれども、今のところ現状渡しということになりますので大きな影響はないものと思います。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 今、この公立保育所の民間委託ということは、このことは大きな課題だと考えますが、湯元市長はこの公立保育所の民間委託について、今後どのように対処していかれますか。市長にお尋ねします。 ◎市長(湯元敏浩君) 手続的にはもう今担当課が言ったような形で粛々と手続していきますが、民間による市民からのニーズ、保護者のニーズにスピード感を持って応えられる園がふえていくということに対しては期待を持っているところでございます。 それぞれの事業者が行う保育の仕方ということがあると思いますので、そこは公立とはまた違う一つの市民のニーズに応えられるものではないかなと思っております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 先ほど市長答弁で、この公立保育所の民間委託は、後数年後に民間委託になるという市長答弁がありましたけど、よく吟味して異論のないように政策を展開していただきたいと思います。 次に、自治会加入について。 行政は未加入世帯に対してどのような指導、助言をなさっておられるんですか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 市長答弁にもありましたが、自治会加入につきましては行政独自、あるいは自治会及び自治会運営推進協議会等の協力を得まして、その促進に努めております。 しかしながら、自治会は任意加入となっておりますことから、本市に限らず各自治体、その対応に苦慮していると思っております。 周りに関与されない自由な生き方、こういったものは楽なのかもしれませんけども、人は一人では生きていけません。周りから有形無形のいろんなお世話を受けていると思っております。そういったつながりが地域であり自治会であるというふうに考えております。 したがいまして、行政、自治会、コミュニティ等が協力しまして加入促進に取り組みまして、未加入によって危惧されます弊害の防止、それから解消に努めているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 行政の伝達事項が伝わらないことが発生すると考えるが、そのときはどのように対応されますか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 市が発送します健康診断の案内、納税通知書、それから教育委員会の就学の関係等々は全て郵送で送付されますので、それなら伝達されないことは消えるだろうというふうに思われます。 市の行うお知らせの手段としましては、まず一番大きなものがお知らせ版でありまして、それと広報紙関係であります。 これが自治会での回覧を主な手段としまして行っておりますが、その他の手段としましては、広報紙につきましては市内各所、市の施設に置くこと、それからコンビニ等の店頭にも置かせてもらっております。 そして、インターネットによる市の情報の発信、それからあいらびゅーFMにおいても情報の発信を行っております。 また、防災地域情報メール、それから、これは内容にもよりますけども、内容によっては防災行政無線でもその情報を提供しております。 すなわち、市としましては複数の方法によりまして情報発信を努めております。したがいまして、市民の皆様方もその情報を積極的に収集する双方向の努力が必要であるというふうに考えておりますので、そういった解消には引き続き努めていってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 今まで2回質問いたしましたが、宮田企画部長の答弁説明は非常にわかりやすいです。あと何問が残っておりますから、その調子でお願いいたします。 次に、最近、高学歴の世帯が自治会を退会されておりますが、これをどのように考えますか。母親は池島町5班にお住まいで息子さん夫妻は私のすぐ近くです。近くに住んでおられます。だから、この母親の方が息子さん夫妻に加入するように話されたとのことだが、きょう現在ではそのままの状態になっておりますが何か手立てはございませんでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 今お示しの世帯の状況につきましては、個人情報等も含まれる観点から市のほうではなかなかそこを把握できないところではあります。 それと、前段より議論しております未加入の対応、これも非常に大切なことでございますけども、一方、今お示したとおりさまざまな理由によりましてせっかく入っていた自治会を退会されるという方々もいらっしゃいます。 このことが、未加入の対応とともに組織の運営上からは非常に危惧すべき問題であるというふうに考えております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 次に、具体的に細かい事項について質問をいたします。 側溝の整備、防犯灯費の集金、これは自治会未加入世帯も自分の家庭排水はその近くの側溝に流されるわけです。また、防犯灯も近くを歩く場合は、防犯灯費のお世話になっているわけです。 だから、そこでその側溝の整備、防犯灯費の集金についてどのように対処していかれるお考えか。また、姶良市内の自治会に一定の基準を設けているとのことですが、このことを理解しておられますか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 いわゆる負担金、会費等の公平性ということであろうかと理解いたします。 負担金を払っている人が享受する恩恵を未加入の方が受けるのはよろしくないという考え方は、本来ですとよろしくないというふうに考えております。 しかしながら、地元自治会、地域が、例えば防犯灯、それから側溝につきましても管理を行っているわけでございますので、それは等しく負担するのが正論であろうというふうに考えます。 しかしながら、自治会と同様にそれを強制することがなかなかできないことから、その対応に苦慮しておりますが、市長答弁にもありますとおり、例えばLED灯の設置につきましては今年度から補助の見直しを行いまして、その負担につきましては公平性を保てるように努力しているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 「向こう三軒両隣」ということわざがございますが、このことをどのように表現していらっしゃいますか。理解していらっしゃいますか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 文字どおり「向こう三軒両隣」ですので、自分の家を中心にしまして正面、それからその隣の3軒、そして自分の家の両隣でございますけども、いわゆる一番近所で近い単位であるというふうに考えておりまして、子育てであったり普段の生活であったり、それから外出介助、そういった面で助け合いをする最小単位であるというふうに考えます。 したがいまして、家族に次ぎまして最も深いつながりを持たなければならないものであるというふうに考えまして、ある側面からは深い付き合いをせざる得ないものであるとも考えております。 よく、自助、共助、公助という言葉がありますけども、さらには「近助」ですね、近いところではなくて近く助ける「近助」という言葉が最近あるようでございます。 したがいまして、この近くで助ける「近助」という言葉が、この「向こう三軒両隣」の根底にあります助け合いの精神というのがあるのではないかというふうに考えます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 姶良市全体の自治会加入率はどのようになっておりますか。一番多い世帯数と一番少ない世帯数はどのようになっておりますか。その世帯数の数、一番多い世帯数の数と少ない世帯数の数をお知らせください。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 本年5月1日現在でございますが、市全体で加入率82.16%となっております。それから、一番多い世帯数と一番少ない世帯数でございますが、一番多い世帯数が1,600世帯、一番少ない世帯数が3世帯というふうになっております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 今の企画部長の答弁では一番多い世帯が1,600世帯、一番少ない世帯が3世帯ということで相当開きがありますね。 では、次の質問に入ります。 行政連絡費の支払いはどのようになっておりますか。基準があるのかお尋ねをいたします。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 いわゆる行政連絡員につきましては、各自治会の代表者の方と委託を結んでいるものでございますが、支払いの詳細につきましては次長兼地域政策課長に答弁させます。 ◎企画部次長兼地域政策課長(原口浩幸君) 地域政策課、原口です。よろしくお願いします。 行政連絡員への支払い方法につきましては、姶良市行政連絡員の委託に関する規則に基づきまして、1年間分を委託料として年4回に分けてお支払いをしているというような状況です。 算定基礎につきましては、基本額と文書配布戸数の合計額という形になっております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 今、原口次長が答弁説明されたことですけど、これは行政連絡員の口座に振り込まれると考えますが、そのとおりですか。 ○議長(森川和美君) 田口議員、ただいまの質問は関連から外れていると思うんですが、答弁を求めますか。 ◆5番(田口幸一君) では、もういいです。 ○議長(森川和美君) 続けてください。 ◆5番(田口幸一君) 次に、大きな項目、道路の修復について。 池島町のバス通りの理容福元の前に歩道があります。ひび割れがあるがこのことを確認されましたか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 先ほど議員から連絡をいただきましたけれども、歩道部のクラックということで、なかなか車中からのパトロールではわからない状態でございましたので、先ほど担当の職員のほうが現場確認に行っております。またその後の対応について検討はいたします。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 早速、対応していただいてありがたいことでございます。 では次に、今、徳部部長が答弁くださったそのくぼみの箇所ですね、修復が必要と考えるがいつごろの工事予定になりますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 私もまだ状況を確認しておりませんので、どういった状況であって対処方法はどういったことが検討できるかということを検討した上で実施していきたいと思っておりますので、今のところちょっと明確な答えにはならないと思いますけれども、処置については検討していきます。 ◆5番(田口幸一君) 土木課の職員の方々がパトロールしてわかると思いますが、穴ぼこの箇所が多数見受けられます。その場合、その穴ぼこの修復は直営でされるのか、あるいは委託してされるのか。また、その割合はどのようになっておりますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 答弁にありましたようにゴールデンウィーク前に道路のパトロールをします。これは梅雨に向けてのパトロールということになります。 降雨によってひび割れから穴ぼこに変化していきます。そういったことに対しまして公用車に補修材を常備積んでおります。ですので職員が見つけた場合には補修を対応していくということになっております。 それと、もう一つは委託でというお話なんですけれども、これは、もう以前も議員の皆様からお叱りを受けておりまして、補修だらけの道路になっているということで2年ぐらい前から業者のほうに委託をいたしまして、必要な箇所、ある程度の延長を施工する場合には委託でしております。 穴ぼこ補修の費用につきましては、職員と原材料費でやっておりますのでそんなにかかりませんけれども、委託でする場合にはやっぱり予算を伴います、それから規模にもよりますのでその辺は状況を見ながら、答弁にありましたように工法等を考えてやっている状況でございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 次に質問するのは、三拾町の農道を私は自分の軽貨物で見に行きました。そしたら穴ぼこがたくさんありました。もうあのままにしておくと私の軽貨物でもハンドルを取られますから、農作業をされる方はハンドルを取られて事故を起こすという事態になるのではないかと思います。 そこでお尋ねいたします。この三拾町の農道のたくさんある穴ぼこをいつごろ修復の予定かお聞かせください。 ◎農林水産部長(枦良信君) 農道につきましては毎月1回職員によりますパトロールを実施しているところでございます。 議員からは以前より同様のご指摘をいただいているところですけれども、現場の確認を行い毎月のパトロールでも要確認箇所として点検、補修を行っているところでございます。 三拾町の農道を含めまして農道の補修は職員で実施をしておりますが、職員の作業では対応できない箇所も当然ございます。 そのような箇所につきましては地元からの要望というものをいただきながら対処しておりますけれども、要望箇所も多いことから緊急性等により検討を行い、市の単独補助事業等で補修工事を進めているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 今、縷々、農林水産部長が答弁してくださいましたが、私の軽貨物でもハンドルを取られました。過去においてこの穴ぼこ等にはまった車による事故はありませんでしたか。 ◎農林水産部長(枦良信君) 事故等につきましては、現在までそういった報告は受けてございません。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) この件について市長にお尋ねをいたします。 市民が朝夕利用する生活道路でありますので、早急に対処していただきたいと考えますがいかがでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 特に道路は生活に非常に密接な関係のあるものでございまして、ほっとくと大きな事故に導かれてしまうというのは議員おっしゃるとおりでございます。 予算においては優先順位というものがございますでしょうけれども、職員で直せるもの、あと補修が簡単なものについては、もうなるべく早く早急に対応するように職員のほうにも言っているところでございます。 困っている日が1日でも長く続くと、それが生活の支障になるということの意識の改革、そういったものをしていくと言っているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) それでは、大きな項目4、2級河川思川の寄洲の清掃について質問いたします。 市長答弁にもございましたが、姶良・伊佐地域振興局の河川港湾課に、これは相談に行ったということですか。もう1回、質問します。相談に行かれましたか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 河川の管理、それから寄洲除去、それから河川内の雑木の処理等につきましては、例年、姶良・伊佐地域振興局へ要望をずっとし続けております。 県のほうも予算を取って寄洲除去を各河川やっていただいているところではございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 市長答弁から大体は理解できますが、そのときの河川港湾課の対応はいかがでしたか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 まず寄洲除去につきましては、県の内規でございますけれども河川の有効断面の2割以上の堆積物がある場合、要するに流れを阻害する量が2割以上ある場合は、そういったところを中心に寄洲除去をしているということで、箇所、箇所で対応をしているということでした。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) ヨシが私の近くを流れる思川にはゆらゆらと茂っております。河川の中にセンダンの木が立っております。また、ほかの木もその河川の中に雑木が立っております。一たび大雨が降りますと上流からいろいろなものが流れてきます。橋の欄干に引っかかります。そのときの対応はどのようになりますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 思川の雑木につきましては、また、要望をし続けていきたいと考えております。青木水流橋の下流側につきましては、もう県のほうで実施をされるということですので、上流側も引き続き要望していきたいと思っております。 それと、ヨシにつきましては河川の流れを阻害するものではあるかとは思いますけれども、議員仰せの雑木のほうは、やはり橋梁に与える影響とか重要なものでございますので、そちらもまた引き続き要望してまいります。 以上です。
    ◆5番(田口幸一君) 次に、寄洲の除去ですが、これは市長答弁にもあったかと思うんですがもう1回お尋ねいたします。寄洲の除去を、今年度、来年度、その次の年度、県はどのような計画を立てておられるでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 先ほど申しましたように姶良市のほうから振興局のほうへ要望をずっとしております。その中から県のほうが現地を確認されて事業化を行っている状況でございますので、県河川の場合は、延長も数も多いことから、管轄内の全体の状況を見ながら実施をしていくということでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 8.6災害じゃなくて、8.1災害のときにあと30分雨が降り続いていたら河川の水が堤防を越えるところでした。私は、当時の自治会長と2人で我家の近くの堤防に立っておりましたが、そこでお尋ねいたします。これに対してどのような対策をお考えですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 まずは、あと30分ぐらいで決壊するような状態のときなんですけれども、非常に危険ですのでまず、自分の身の安全を確保していただきたいと思っております。 それから、思川の下流からずっと寄洲除去をしてきております。ですので、ある程度また上流に行ったら、また下流から状態を見て寄洲除去をしていくというのが県の方針ですので、年次的な改修でこういったことを防げるかと考えております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 今の徳部建設部長の答弁で大体わかったような気がするんですけど、今後、県のほうに要望なり続けていってもらいたいと考えます。 次に、質問をいたします。 姶良市区には2人の県議会議員がおられますが、今、私が質問してきたことを連絡、調整をされたんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 県と市の間では毎年、先ほども言いました要望活動をしております。その際には、位置図、それから寄洲の状況の写真、そういったものを県のほうに上げております。 したがって、直接我々が振興局と打ち合わせをさせていただいている状況でございまして、この件について県の県議さんのほうに相談をしたことはございません。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) この件について最後に湯元市長にお尋ねをいたします。 姶良市民の安心・安全を守るためにどのような対策をお考えでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 河川につきましては、今、徳部部長からありましたように、姶良・伊佐地域振興局等々に要望を出しながら、そしてなるべく早くそういった対応をしていただくことを毎年要望するということは引き続き行うことでございますが、防災面については、いわゆる河川が氾濫するような時期の前に対策を、避難勧告等々を打ってまいりまして、皆さんがそんな川の近くに寄りつかないような形で、防災として命を守るということはやってまいりたいと思っております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 今まで4問について質問をしてまいりましたが、市長を初め各部長の答弁をよしと受けとめ、これで私の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで田口幸一議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時10分から開きます。(午前11時55分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後1時08分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、3番、国生卓議員の発言を許します。 ◆3番(国生卓君)     登      壇  午後一番の議席ナンバー3番の、志成会の国生でございます。 早速、通告に基づき一般質問を行います。 まず、項目1、防災無線について。総務省では、市町村が行う災害の被災状況の把握や緊急・救命活動に重要な役割を担う防災行政無線及び消防・救急無線を、従来の音声通信のみのアナログ方式から、データ伝送や準動画など情報量を多く含む無線通信が行えるようになるデジタル方式への移行を推進しています。よって、姶良市も平成25年度に加治木地区、そして平成25年度に蒲生地区、さらに平成30年度に姶良地区を整備し、これにより全てデジタル方式へ移行されました。以上を踏まえ、次のとおりおききいたします。 要旨1、新設された防災無線で聞こえにくい、ハウリングする等、危機管理室への問い合わせがあると思いますが、これらの原因を解消するための取組を問います。 要旨2、防災行政無線、屋外子局の設置場所の選定について、どのような基準をもって決定されたのかお聞きいたします。 要旨3、災害弱者と言われる、特に障がい者への防災ラジオの無償配布の考えをお聞きいたします。 続きまして、項目2、火災による一般廃棄物処理についてでございます。 昨今、姶良市では一般住宅が火災に遭われ、火災により生じた廃棄物処理に苦慮しているとのことです。火災による廃棄物は、産業廃棄物及び一般廃棄物に分けられ、さらにそこから細かな分類があり、きちんと処理・処分を行わなくてはいけません。 さらに、火災による廃棄物を処理するには手続が煩雑で手間がかかり、処理事業者も少ないということです。以上を踏まえ、以下のとおりお伺いいたします。 要旨1、火災による廃棄物は、産業廃棄物と一般廃棄物とに分けて処理します。産業廃棄物は県指定の処理場にて行いますが、一般廃棄物は市指定の処理場にて処理を行わなくてはなりません。火災により生じた一般廃棄物処理について、姶良市の処分方法についてお伺いいたします。 要旨2、姶良市ごみ処理手数料徴収条例第4条、市長がやむを得ない事情があると認めるときは、手数料を減額し、または免除することができるとのことですが、やむを得ない事情についてお伺いいたします。 あとは一般質問席より再質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  国生議員のご質問にお答えします。 1問目の防災無線についての1点目のご質問にお答えします。 気象状況の悪化、建物の構造等により、防災行政無線の屋外スピーカーからの音声が聞きとりづらいとの指摘に対し、市といたしましては、防災情報伝達手段の多重化、多様化の整備を図っているところであります。 ハウリングにつきましては、音声システムの改善を行い、一定の効果を得ているものと考えております。 今後も市民一人一人に確実に情報が伝わるよう、市のホームページ、広報紙、出前講座等あらゆる機会を活用し、防災情報伝達手段の拡充に取り組んでまいります。 2点目のご質問にお答えします。 防災行政無線屋外拡声子局等の設置については、既存のアナログ屋外拡声子局を基本に、屋外スピーカーの音達地域、地形、居住区域等の基礎調査を行い設計したものであります。 3点目のご質問にお答えします。 防災ラジオにつきましては、多くの市民の皆様に配布できるよう、引き続き一部助成による有償配布を考えております。 次に、2問目の火災による一般廃棄物処理についての1点目のご質問にお答えします。 廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定により、火災に限らず、所有者が事業活動を伴わないでみずから解体を行った廃棄物は一般廃棄物であります。 関係法令及び本市の分別基準に従って排出されたものについては、市が処分することになります。 しかし、家電製品や建築資材など、各種のリサイクル法で排出規制があるものは、市において受け入れることはできません。 また、柱に釘などの金属類が残っているものは、不燃物と可燃物に分ける必要があります。 さらには、清掃センターの焼却炉に入らないという物理的な理由などもあり、柱などは直径10cm以下、長さ60cm以下に切断する必要性や、一度に大量搬入できないなどの条件もあります。 2点目のご質問にお答えします。 やむを得ない事情とは、本人の責めに帰することが困難な特別の事情によって、例外的な事態や取り扱いを認めることであります。例えば、台風・地震・水害等の自然災害により発生した廃棄物を処理する場合のほか、火災による残渣を罹災者が処理する場合などを想定しております。 以上、お答えといたします。 ◆3番(国生卓君) では、今の市長答弁から再質問をさせていただきます。 聞こえにくい、あるいはハウリングする件については、100%解決するということは難しいということは十分理解しております。 ただ、やっぱり先日、きのうですか、もう放送していましたですが、やはり何か山びこみたいな感じがして、ハウリングしているのが実情であります。 それで、先ほど市長答弁にもありましたが、聞こえにくい、ハウリングするの件についての取り組み状況は理解いたしました。 以前、自治会でのこの情報のガイドですか、情報無線のガイドラインです、これなんですが、この防災情報のチラシですか、これもうちょっとわかりやすく、大きな字で要点だけを記入し、パウチのラミネート加工したような防災情報のチラシを作成されたらいいんじゃないかなと、私自身が思っています。そうすると、高齢者も冷蔵庫あたりにパチンと貼っておく。何かあったときはそれを見ると一目瞭然で、電話でも聞こえなかった内容が不明だったところを聞く。そのようなパウチラミネート加工した、このようなガイドですか、つくる予定はございませんでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 議員仰せの姶良市防災情報伝達手段です。これにつきましては、今月はじめに市内各世帯へ自治会回覧、そしてメール、ツイッター、市のホームページそしてFM放送局において1週間、1日2回ほど15分の番組を持ちまして、市民の方々に広報したところでございます。 今後も、再度自治回覧、そして出前講座、そして防災イベント等がございますので、その機会を使いまして市民の方々に今後も広報していきたいとは考えておりますが、またそのラミネートにつきましても、予算面等もございますので、今後研究してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) ぜひ、このパウチラミネート加工したチラシですか、これを作成してもらえればと思っております。 次に、お聞きしたいことが1点があるんですが、昨年の6月議会で同僚議員が、自治会放送施設の充実を図れの質問の中で、市長答弁で、モデル地区を選定して検証を行うなどして実施に向けた方向性を模索してまいりたいと考えますとのことでした。 6月ですから、もう1年たちましたね。どこか、モデル地区を選定して実験というか検証とか、何かやられましたか。その効果はどうなんでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 ご質問の件は、防災行政無線に関してではなくて、中山間におけますいわゆる自治会放送設備の充実であろうというふうに解します。この事象は、中山間地域における情報伝達手段の脆弱さ、これを補完するためのものでございまして、今回と申しますか、第2次総合計画の第1次実計に盛り込んでおりまして、今年度の当初予算に盛り込んでおります。したがいまして、その計画の緒についたものでございます。 今後、中山間地域の代表者の皆様方にいろいろご議論いただきまして、その伝達方法及びモデル地区の選定を行うこととしております。その後、モデル地区におきまして整備を進めまして、さまざまな検証を行っていきたいと考えております。 その検証の中におきましては、今現在、市が持ちます防災行政無線が、自治会放送、いわゆる自治会放送設備へ緊急割込みができないか、そういった手法も併せて検討したいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) 今、部長から説明ございましたが、私も中山間のほう、行ってまいりました。聞こえがどうかというようなことでです。木津志とか漆、西浦、新留。皆さんおっしゃるのは、この辺の中山間の方は、個別受信機があるから聞こえるというんです。よく聞こえるといっていました。 私が皆さんから意見聞くのは、何か町中の人の声が多いんです。ハウリングするとか。聞こえが悪いとかいうのがあるんですけど、今後またその辺のところは検証してください。 次に、災害弱者への、特に障がい者への件なんですが、これ蒲生の方の障がい者の方の声です。屋外子局から200m以上離れた世帯には個別受信機を配付されているんですが、蒲生町の時代には全戸に配付されていたのに、今回30年度にデジタル方式になった時になぜその辺の議論をして、お聞かせ願えなかったのかと。ましてや、このデジタル放送というのは、もう平成25年に加治木地区でもう運営しているわけですよね。だから、その辺のところから加治木だってもう、そのような方……そのような方というとあれなんですが、そのような声はなかったんでしょうか。 また、今後、このような障がい者の方の声を、市としては議論して検討される余地はあるんでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 障がい者を含めました、避難行動要支援者の方々に防災情報伝達の多重化、多様化を議論いたしまして、今回29年度、30年度におきましては整備を図ってまいりました。 また、昨年度は避難行動要支援者システムを運用開始しておりまして、今年度は名簿の把握、そして災害時支援のための同意書、これの発送を準備しているところでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) 3点目のほうに飛んで申しわけございません。3点目のほうの市長答弁で、さらっとした答弁だったものですから、もうちょっと教えて、お聞きさせていただきたいんですが、この屋外子局ですか、200m以上離れたところは個別受信機が配付されているということなんですが、この200mというのは誰が決めたのか。何か根拠があるんですか。お聞かせください。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 屋外拡声子局から屋外スピーカーまでの聞こえ方の距離、いわゆる屋外スピーカー音達域、これが200mから400mというところから、おおよそ200mということを根拠としております。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) ちょっと理解しづらいですけど、いろいろと検証されたんじゃなかろうかなと思って、これはほかの市町村も同じなんでしょうね。そういう理解で。これはもう、統一と。どこの地域も同じというような理解でよろしいのでしょうか。地理的なといいますか……もあると思うんですが、これはもう、全国的に全て200mということなんでしょうか。わかっている範囲で結構ですが。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) 今回、本市におきましてはその200mという根拠を持っておりまして、ほかの市町村につきましてはちょっと私のほうではわかりません。 ただ、現在スピーカーもいいのが出ているようでございまして、800mというようなデータも出ているようでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) わかったような、わからないような、しょうがないです。 要旨2のほうなんですが、この子局の設置場所の選定なんですが、どのような基準でされたのかということで、ご質問いたしました。いろいろ、先ほど市長の答弁がありましたが、姶良市には、昨年の10月現在、急傾斜地域が全部で420か所ある。その中で、特に私が懸念しているところは、地すべりを予想される急傾斜地域2か所があるということなんですが、一昨年ほど蒲生でも何か地すべり起こって1人亡くなったということがありましたですよね。だから、その辺のところもやはり、設置するときに検討されたんでしょうか。お伺いいたします。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 市長答弁でもございましたとおり、平成29年、30年度の事業でございますが、既存のアナログ子局を基本に、地域、地形を考慮しまして設置しております。当然、土砂災害警戒区域、津波等も想定しまして、海岸沿いにおいても設置、そして増設しているところでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) これもわかったような、わからないようなもので。1つだけ、最後この防災無線のところ、先ほど同僚議員が急に言われたんですが、この防災ラジオの配布といいますか、有償配布なんですが、これを町の近くの電気屋さんで売ってもらえないだろうかと。それ、聞いてくれないかと急遽言われたんですが、今、そんなところがあるようなことも聞いたんですが、実際行って、本庁まで来るのが大変ですから、蒲生なんかちょっと時間もかかりますし、町の電気屋さんで購入するというような検討は今後、検討の余地はありますでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 平成29年度が100台、そして平成30年度が2,200台、今防災ラジオが出ておりまして、今年度におきましても600台近く市民に配布しているところでございます。 ただ、その配布の、購入ということになりますと、いろいろと市の取り決め等がございまして、できましたらうちの、市内のところで配布等を行っているところでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) もう1件だけお伺いいたします。先日8日の議会と語る会において、姶良市の方から防災ラジオ、聞こえづらいということでご質問がありました。それで、聞こえづらいときは、アンテナですか、500円で売っているということなんですが、これを無償にしてくれという、議会と語る会の中にありましたが、そのようなところはいろいろあると思いますが、そのようなご意見もありましたので、お聞きになっていただけましたでしょうか。よろしいでしょうか。回答はいいです。 予算の関係もありますが、この防災のラジオの件とか、本当難しいと思います。今後、十分に検討していただければなと思っております。 続きまして、今回私が一番お聞きしたかったのは、この火災による一般廃棄物処理についてでございます。姶良市では、昨今、火事も多くて、解体した後の廃棄物処理が結構難しい。難しいというか、煩雑で大変だと。それと、費用も結構かかると。聞くところによりますと、200万から300万、あるいはそれ以上ということも聞いていまして、被災者の方も悩んでいらっしゃるのも現状でございます。 それで、姶良市の処分方法なんですが、ホームページなんかも見ていると出ていないんです。他市の、これは特に災害があったところをちょっと見させてもらいましたけど、結構火災による廃棄物の処分方法についてと、ホームページなんかに掲載されているんです。こういう丁寧なホームページを、今後掲載される予定はあるんでしょうか。お聞きいたします。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 現在、火災で発生した廃棄物の処理方法について、ホームページ上に掲載しておりませんが、今後、処理処分がスムーズに案内できますように、処分方法等について、今現在情報収集して作業を進めているところですので、早急に掲載するように努めてまいります。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) ぜひ、早急にお願いいたします。 それと、姶良市一般廃棄物の処理及び清掃に関する条例の中で、市の責務第5条に、市は一般廃棄物の減量化及び適正な処理に関し、市民及び事業者の自主的な活動の促進を図り、一般廃棄物の適正な処理に必要な措置を講ずるよう努めなければならないということを明文化していますが、実際言って、市長答弁にもありましたように、廃棄物を処理するには、産業廃棄物のほうは、県のほうで県指定のほうにお願いするんですが、一般廃棄物の場合は、なかなか手間がかかる。市長答弁にもありましたですが、柱など直径10cm以下、長さ60cm以下に切断する。また、釘などを抜くと、非常に見ていて、素人で見ていても、これは非常に大変だなというのを痛切に感じているところでございます。 また、消火、消防の方が消火するときに、もちろん火を消さなきゃだめですので、これでもかというぐらい水をかけていると思うんです。それの吸い殻、燃え殻ですか、これを乾かして処理場に持っていかなければならないという、非常に手間のかかる作業だと思っています。やる業者も少ないんじゃないかなと、少ないと聞いています。手間がかかり過ぎて。 それで、こういう最終処分場内に廃棄物の選別する場所とか、廃棄物の破砕機具等を設置する考えがないかお聞きいたしたいんですが、いかがでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 現在あります最終処分場は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に定められた構造基準、あとは維持管理基準に基づいて設置、運営されておりまして、この法律に定められた廃棄物の区分に従って埋め立て処分をしているところでございます。 また、施設へは日ごろから廃棄物の搬入のための車両の出入りがあったりとか、施設内の埃を防ぐために、日ごろから作業の中で散水作業等を行っておりまして、その施設内につくるというのはむずかしいのではないかなと思っております。 また、新たな施設の整備になりますと、また費用等を要しますので、現在のところは既存の施設への搬入をお願いしたいと考えております。 どうしても、要望が多くて必要ということであれば、将来的には次期整備計画等がまた何年か後には来るかと思いますので、そういう中で検討することはできるかと考えております。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) ありがとうございました。ぜひ、そこを回答をいただきたかったんですが、ありがとうございます。ぜひ、お願いしたいと思っています。 特に、燃え殻が乾かすということは、それなりの敷地がないと乾かせないということなんです。処理業者もそういう施設といいますか、敷地もないですので、ぜひそういうところがあればなと、また、裁断する機械も、ある業者に聞くと特殊な裁断機をレンタルしようかなということも言っていましたので、ぜひ、将来的で構いませんですので、よろしくお願いいたします。 それと、次のごみの手数料の件なんですが、この一般的には火災によって発生した廃棄物の処理費用については、火災保険が未加入者以外は減免規定が認めていると理解しているんですが、この廃棄物処分の手数料の減額、または免除できるものについて、これが私が見ているのは、ほかの市のところなんですが、持ち家の場合に、RC構造等の場合と一般の木造の場合とかいろいろ分かれているんですが、これも姶良市では基準はあるんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 処分の手数料の減免あるいは免除につきましては、焼失の物件と言いましても個人の所有でありますので、個人の資産形成につながらない形の範囲内での対応は考えております。 物件と言いまして、罹災証明書をつけていただいたりとか、そういう、先ほど言われました保険に入っていない方とか、あとは事業活動を伴い火災の廃棄物の処理とかというのは今、考えてはいるところでございます。詳細は今後、条件整備は詰めてまいります。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) 実は、もう姶良市では火災に遭ったところが蒲生に2件、姶良町に私が知っておるところでは2件、加治木町が1件、もう姶良町のところの東餅田、まだ建っていますけど、ほかはもうスタンバイしているところなんです。ですから、早目に基準を定めていただいて、少しでも被災者の方の減免なりやっていただければと思っています。よろしいでしょうか。もう、早速作成するということで、お聞きしますが。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 早急に対応できるように検討してまいります。以上でございます。 ◆3番(国生卓君) これ、本当不思議なんですけど、今まで姶良市では火災のこの申請というのが、今のいろいろ、部長のお話聞くと手続がなかったんでしょうね。それで、どこへ持っていったのかなというのが不思議で私はなりません。 早速、市のほうで措置を講ずるようにお願いいたしたいと思っております。 それで、今減免の手続をするには、罹災証明書が必要と思いますが、消防長にお伺いいたしますが、この減免申請の場合、今福元部長がおっしゃったように罹災証明が添付が必要なんですが、これは何日ぐらいまでやらないと、申請しなきゃだめなんでしょうか。お聞きいたします。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 罹災証明の交付期間ということでよろしいですか。火災による損害を受けた際の罹災証明につきましては、ご承知のとおり消防本部のほうで対応しております。消防本部におきましては、火災があった事実を証明する書類、火災調査書等がある場合は交付できます。今のところ、昭和51年4月以降のものであれば罹災証明書は発行できるものというふうに考えております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) もう1点、消防長にお伺いしますが、一般的にこの証明書を申請するのは本人とか親族と理解していますが、しかし不幸にして本人とかあるいは親族者がいない場合は、誰が申請すればよろしいんでしょうか。お聞かせ願います。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 今、議員申されましたように、通常は罹災物件の所有者、占有者、管理者、親族等に罹災証明書を交付することになります。ただし、代理人が申請する場合は、委任状が必要となっております。今、どなたもいらっしゃらないということであれば、例えば基本的に管財人等が立っていらっしゃれば、そういう方に裁判所が通知書を添えてもらえば交付することは可能かというふうに考えております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) わかりました。また、この火災に対する件につきましては、きょうの最後のほうで同僚議員が質問するということですので、私はここで終わりたいと思っていますが、先ほど言いましたように姶良市では5か所の火災による廃棄物処理が終わっていません。ですから、もう早急に市の窓口に相談、あると思いますので、窓口で必要な措置を講じられることをよろしくお願いいたしたいと思っています。 これで、終わらせていただきます。 ○議長(森川和美君) 答弁はよろしいですか。 これで、国生卓議員の一般質問を終わります。ここで、しばらく休憩します。10分程度とします。(午後1時48分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後1時58分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、21番、本村良治議員の発言を許します。 ◆21番(本村良治君)     登      壇  傍聴席の皆さん、こんにちは。今日は傍聴にお越しいただいてありがとうございます。私は議席番号21番、本村です。 これから、先に通告した3問について、質問を進めてまいります。 項目1、業務改善に総括衛生委員会の機能の活用を。鹿屋市では、教育委員会に総括衛生委員会を設けて、委員会のメンバーで各学校を回って、設備整備、また業務改善の進捗状況を点検しておられます。この活動は、委員会の機能として一定の評価ができるものです。なかなか進まない業務の改善を確実にする方法として有効であると考えます。 要旨1、現在、県下教育委員会において総括安全衛生委員会の設置状況はどうなっているか。 要旨2、現在まで、どこの教育委員会が設置しているか、具体的に名前を挙げて説明せよ。 要旨3、総括安全委員会の働きをどのように捉えられているか。 要旨4、今後、委員会を設置するにあたり、どのようなところに困難な点があるとお考えか、具体的に説明を求める。 要旨5、総括安全委員会の働きをどのように捉えられているか。 要旨6、……ごめんなさい。 ○議長(森川和美君) 本村議員、通告の順番が違うのでは。 ◆21番(本村良治君) では、もう1回やり直します。 要旨1、現在、県下の教育委員会において委員会の設置状況はどうなっているか。具体的に委員会名を挙げて説明して。 要旨2、総括安全委員会の働きをどのように捉えられているか。 要旨3、業務改善の推進、総括安全委員会の機能を活用することについてどうお考えか。 要旨4、姶良市での教育委員会に総括安全委員会をぜひ設置するべきではないか。 項目2、運動公園の利用促進するために。近年、総合運動公園の整備を進められ、利用者も市民だけでなく市外の人々、それに高校生のいろいろな大会も開催され、活用の場が広がっている。駅と総合公園の間を高校生が徒歩で往復している。しかし、車のない市民はほとんど利用できないのが実情である。この課題を解決するためには、行政の責務として交通手段の確保を急ぐ必要がある。 要旨1、先の議会で、現在のバス路線に総合運動公園を組み入れるよう提案した。その後、どのような検討がなされたか。 要旨3、高校生が駅と運動公園の間を徒歩で移動することについてどう考えるか。 要旨4、陸上競技場の芝の張りかえの時期はいつか。 要旨5、張りかえ後、グラウンドゴルフの利用が可能か。 要旨6、観覧席の設置について、今後の考え方を示せ。 項目3、幼児教育・保育の無償化について。ことし10月の消費税の値上げを見込んで、先の国会で幼児教育・保育を無償化する法律が成立した。新聞で賛否について報道がされ、自治体でも反対のところもあった。国民が想像するようなバラ色のものでない。今は、むしろ待機児童の解消が優先すべきではないか。 要旨1、幼児教育の無償化対象の範囲について説明せよ。 要旨2、幼稚園・保育園への送迎の費用はどうなるか。 要旨3、幼稚園・保育園の給食費の負担はどうなるか。 要旨4、同じ幼稚園・保育園に兄弟・姉妹がいる場合は、保護者の負担はどうなるか。 要旨5、幼児教育・保育の無償化の考え方の基本的考え方を示せ。 これで、壇上からの質問を終わります。この後、一般質問席で2回目の質問を続けてまいります。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  本村議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、1問目のご質問及び3問目の幼稚園に関する部分のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 2問目の総合運動公園の利用を促進するために、の1点目と2点目のご質問につきましては、関連がございますので一括してお答えします。 総合運動公園へのバスの乗り入れにつきましては、現在、バス事業者2社と継続して協議・調整を行っておりますが、現時点においては乗り入れは難しいとのことであります。 その理由として、他の利用者に影響があること、採算が見込めないことなどが懸念されていて、加えて、運転手の高齢化や運転手不足が深刻化しており、現在、生活路線維持のために利用者の少ない路線の減便や廃止を行っている中、新たにバス乗り入れを行うことは非常に難しい状況にあるとのことです。 なお、総合運動公園を管理している姶良スポーツクラブによりますと、施設利用者は徒歩や自家用車等で訪れており、バス乗り入れの要望等は現在のところないとのことでございます。 しかし、今後、総合運動公園の設備の整備や充実が進むにつれ、移動手段をみずから持たない高齢者等の利用希望がふえてくることが予想されます。 そのような方々も気軽に利用できるよう、総合運動公園への移動について公共交通以外の交通手段についても研究してまいります。 3点目のご質問にお答えします。 総合運動公園の最寄り駅は、徒歩でおよそ40分を要する姶良駅であります。この姶良駅と総合運動公園とを結ぶ路線バスは、南国交通が運行している姶良小循環バスであり、姶良駅近くの青木水流バス停と総合運動公園入口にある森山バス停とを1日4往復しております。 したがいまして、JRを利用して総合運動公園へ向かう高校生等に対しましては、改めてこのような乗り継ぎ方法もあることを周知してまいります。 4点目から6点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 陸上競技場の天然芝改修工事は、現在施工中であり、工事完成予定は本年10月31日となっております。 その後、芝の養生機関を設け、活着状態を確認した後、利用していただくこととしており、グラウンドゴルフの利用も可能であります。 また、観覧席については、本年供用開始しましたフットボールセンターには外周に572人分の観覧席を設置しておりますが、陸上競技場のトラック周りの観覧席は、現状での利用を考えております。 次に、3問目の幼児教育・保育の無償化についての1点目のご質問にお答えします。 幼稚園・保育所・認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子どもたちと、ゼロ歳から2歳までの子どもたちについては、住民税非課税世帯を対象として保育料が無償化されます。 また、保育の必要性のある子どもにつきましては、幼稚園の預かり保育や認可外保育施設等の費用も無償化の対象とするものであります。 2点目のご質問にお答えします。 現在、保護者から実費として徴収している経費は、無償化の対象とならないとされており、通園のための送迎の費用は保護者から実費徴収することとなります。 3点目のご質問にお答えします。 幼稚園・保育の無償化に伴う食材料費の取り扱いにつきましては、幼稚園・保育所等の3歳から5歳までの子どもたちの食材料費については、主食費・副食費ともに施設による実費徴収を基本とするとされており、原則保護者から実費徴収することとなります。 4点目のご質問にお答えします。 現行の多子世帯の保育料負担軽減や、これに係る年収制限の設定について、今回の無償化に伴う変更はございませんので、第2子以降の子どもは、これまで同様に各世帯の状況や所得に応じた減免が行われることとなります。 5点目のご質問にお答えします。 幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、全ての子どもに質の高い幼児教育を保障するため、これまで幼児教育に係る保護者負担軽減を段階的に推進してきたものであります。 幼児教育無償化は、こうした政策を一気に加速し、少子化対策の一つとして幼児教育の負担軽減を図り、子育て世帯を応援するものであると考えます。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目の業務改善に総括安全委員会の機能の活用をについての1点目のご質問にお答えします。 現在、県内の市町村教育委員会で総括安全衛生委員会が設置されているのは、鹿児島市、薩摩川内市、鹿屋市、錦江町、瀬戸内町、大和村等、7市8町2村の17市町村教育委員会です。 2点目から4点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 ご指摘の鹿屋市の総括安全衛生委員会では、各学校から出された衛生委員会の問題点の中から、課題と思われる箇所の点検を行っていると聞いておりますが、本市では、各学校へ厚生労働省が定めております労働安全衛生規則及び、昨年3月に県から示された公立学校等における労働安全衛生体制の充実についての通知に基づき、安全衛生委員会を月1回以上開催するよう指導しております。 各学校の安全衛生委員会において、校長は職員の業務状況を踏まえて意見・要望等を集約し、校内で業務改善を進めたり、各学校の実態を教育委員会に報告し、施設等の改善を要望したりしており、教育委員会においても緊急性の高いものから対応しているところです。 業務改善のためには、まず学校現場での教職員の意識改革やリーダーシップの涵養が先決だと考えています。 各学校の課題や実態はさまざまであり、労働安全衛生委員会は職員に一番身近である学校において開催されることが最も理想的であることから、総括安全衛生委員会の設置については現段階では考えておりません。 次に、3問目の幼児教育・保育の無償化についての1点目から4点目につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 幼稚園教育の無償化については、市内に在住している公立、私立幼稚園に通う子どもたちの保育料及び給食費の一部がその対象になります。 公立幼稚園の保育料は、兄弟の有無に関係なく無償化となります。私立幼稚園の場合も兄弟の有無に関係なく、1人につき月額2万5,700円が給付され、自己負担はなくなることになります。 幼稚園の給食費については、年収360万円未満相当世帯の子どもたち、及び小学校3年生までに3人以上子どものいる世帯の第3子以降の子どもたちについては、パン及び米飯以外の副食の費用が無償化の対象となります。 園へのバス等による送迎については、無償化の対象外ですが、公立幼稚園では園への送迎を行っていないので、費用負担は生じないところであります。 5点目のご質問にお答えします。 国の幼児教育・保育の無償化制度の趣旨としては、幼児教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培うものであり、子どもたちに質の高い幼児教育の機会を保障することは極めて重要であるとの考え方に基づき、全ての子どもたちが健やかに成長するよう保護者の経済的負担の軽減に配慮することを基本的理念としております。 以上、お答えといたします。 ◆21番(本村良治君) では、答弁書に沿って2問だけ再質問いたします。 教育委員会の分です。先ほど教育長の説明では、学校の安全委員会は、月1回ということを今、報告をされましたが、実態はどうでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) お答えいたします。 先ほどの規則でありますとか県の通知に従いまして、教育委員会としては、学校では衛生委員会と呼んでおりますけれども、安全衛生委員会を月1回以上開くようにというふうに指導しているところです。 各学校の実態につきましては、衛生委員会の報告がありますので、学校によってはそれがどうしても2か月に1回だったり、または学期1回というところも、そういうところもあるというふうには認識しているところであります。 ◆21番(本村良治君) 確認します。学校によってバラバラということでいいですか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 理想的といいますか、月1回以上するようにというような指導をしておりますけれども、実態としては今、議員が話されたとおりバラバラな側面もあるということでございます。 ◆21番(本村良治君) 答弁書の中で、業務改善のためにはまず、学校現場で教職員の意識改革やリーダーシップの涵養が先決だと考えていますというくだりがあります。そういう、目標を達成するためどのような体制をとっていますか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 確認いたします。この教職員の意識改革とかリーダーシップを教育委員会はどう、ということでしょうか。 本年度3月に県教委のほうから業務改善に関するアクションプランというのが出されました。それに基づきまして、大きくは3点、こういう観点で業務改善を行いましょうと。(発言する者あり)大きく、まず、県から業務改善アクションプランというのが示されました。その中で、重点項目として大体3点ほど、こういうことを学校でやりましょうというのが示されております。 1つ目が、業務改善に対する意識改革に取り組みましょうというのがあります。これは、先生方の適正な勤務時間管理とか、それから私どもで昨年度から開始いたしました夏休みの学校閉庁日の設定、そういうようなことがあります。また、各学校で定時退庁日と言いまして、もう勤務時間が終わったらすぐに帰るような曜日の設定、そういうものを意識改革として挙げてあります。 2つ目は、どうしても教員はいい授業をしようとするとプリントを切ったり、黒板にどういうふうに書くかというような準備をすると時間がかかるんです。それを、授業準備の効率化というのが2つ目の重点事項です。そのために、同じ授業をするのであれば、複数の教員が協働してそういうプリントをつくったり、また今はパソコンで、LANでつながっておりますから、同じ場所に入れて、この題材のときはこういうふうな教材を使いましょう、共有化をするというようなことを今、進めているところです。 それから、これ大きな話です。3つ目はやっぱり部活動の勤務状況の改善ということです。部活動については、平日に1日、土日に1日は必ず休みましょうということでありますとか、それから、年間を通してきちんと計画を立てて、どんどん試合を入れて土日が休めない状況にならないように計画を立てましょうといったようなこと、大体この3つがその重点として挙げられておりますので、私たちとしても、教育委員会としてもそういう方向で各学校を指導しているところであります。 以上です。 ○議長(森川和美君) 本村議員、スライドの要求をしていただけますか。 ◆21番(本村良治君) パネルをお願いします。パネル。委員会の構成メンバーは、どんな立場の人か。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 本村議員、これは鹿屋のことですね。鹿屋市の教育委員会からちょっと話を聞きましたので、鹿屋市の総括安全衛生委員会の構成員は、教育委員会の代表、産業医代表、小・中・高等学校・専門学校の代表、市職員代表、教職員代表の10人です。 以上です。 ◆21番(本村良治君) マークをお願いします。 鹿屋市のある学校で、鹿屋市の活動の具体的事例を説明せよ。鹿屋市の事例。 ○議長(森川和美君) ただいまの質問はもう終わりました。次のスライドを。(「メンバー構成を」と呼ぶ者あり)失礼しました。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 本村議員、これ鹿屋市のある学校の話でしょうか。総括安全委員会の。鹿屋市の一つ一つの学校の事例というのは、ちょっと私のほうでは捉えていないんですけれども、総括安全……、それは聞いております。 鹿屋市の総括安全委員会は、年に2回開かれていて、各学校の安全衛生委員会の報告を受けたり、またその内容について各学校で共通したものはないかとか、各学校で問題になっていることはないかを話し合っているということでありました。 それから、年2回の全体会のほかに、総括安全衛生委員、先ほど10人の方がいらっしゃいましたけども、あの方々を3班に分けて学校を巡回して、施設設備を見たり、適正な時間管理が行われているかとか、業務改善の状況がどうかというのを点検して、その結果を教育委員会に報告しているというような状況であります。 姶良市の場合は、各学校の安全衛生委員会から直接連絡を受けて、その中で学校の施設とか業務改善に対しては緊急性の高いものから対応しているところであります。 ◆21番(本村良治君) では、パネルをお願いします。 校内における業務改善について、進捗状況をどのような観点で評価するのか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) これは、先ほどお話申し上げました3つの重点事項です。意識改革の観点と、授業準備の効率化問題と、部活動等にかかる運営の問題と、この3つの観点から評価するということになります。 ◆21番(本村良治君) パネルをお願いします。 調査終了後は、それぞれの学校へどのような機会で公表するのか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) お答え申し上げます。 各学校の業務改善を把握する私たちの手段としては、1つは各学校の安全衛生委員会の報告が文書で上がってまいります。それが1つです。もう1つは、年3回校長の面談を行っております、各学期です。それが2つ。あと、小・中合わせて22校ありますけれども、教育委員会は毎年、学校訪問を全校行っておりますので、そのときに施設を見たり、または勤務状況について校長、教頭から聞きとったりというようなことをしております。 その中で、先ほどの3つの観点から、大きく逸脱した内容があったりとか、ある教員にもう仕事が過重な負担があったりといった場合には是正を求めたりしているところであります。 今後、こういうことを続けていきまして、市全体として取り組まなきゃならない共通事項等については、改めて学校のほうに指導してまいりますけれども、学校固有のものについては校長を通じて改善を促していきたいと思っております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) では、運動公園の利用に移ります。フットボールセンターでのグラウンドゴルフの使い勝手は個人差があります。市長の公約であるグラウンドゴルフ専用グラウンドはいつごろ完成するのか。 市長の公約でありますグラウンドゴルフ専用グラウンドはいつできますか。 ◎市長(湯元敏浩君) グラウンドゴルフの専用グラウンド、私の公約でございますが、まだいつというのは明確に決まっておりませんが、どのような規模、そしてどこの場所にするかということを今、庁内で話し合っているところでございます。 そして今、フットボールセンターのグラウンドゴルフの利用のことですが、多くの方に利用していただいていますが、まだ球が転がらないとか、いろいろ不満もあると思いますけれども、これもまだグラウンドができたばかりというところもありますので、ぜひとも慣れていただければと思います。 それと今、子どもの遊具のところがありますが、その下のほうにも多目的グラウンドができます。そこでもグラウンドゴルフを楽しんでいただくことができますので、さらに以前あった多目的グラウンドと同じような広さでありますので、それができるのが間もなくというか、今年度ましてや来年度に向けて今、急ピッチで作業を進めているところでございます。 以上です。 ◆21番(本村良治君) では、姶良スポーツクラブは、運動公園の利用を活発にするため、どのようなところに力点をおいて運営しているか。特に、体育館内における指導員の活動実態はどうか。 ○議長(森川和美君) 申し上げます。通告では、本村議員の2問目の質問の相手は市長のみとなっておりますが、総合運動公園施設運営についての所管は教育委員会であることから、教育委員会の答弁も認めることとします。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) お答えいたします。 姶良スポーツクラブにおかれましては、総合型の地域スポーツクラブということで、市民の皆様の間近なところにある存在ということで、お気軽に誰でも参加できるような形でプログラムを運営され、自主事業を展開しておられます。 加えまして、社会体育施設の指定管理者という立場から、安心して利用者の方が利用できるような施設の管理にも努めていただいているところでございます。 それと、指導員の方の関係ですけども、指導員の方は総合運動公園の体育館には、事務のほうの補助ということで2名いらっしゃいます。 以上でございます。 ◆21番(本村良治君) 駐車場の整備はどうなっているか。進捗状況も含めて。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 現在、今、子ども広場の下に駐車場の整備を行っているところでございますが、今、造成関係をやっているところでございまして、来年度以降に仕上がる予定になっております。 台数におきましては、仕上がりましたら、整備後は658台の台数になると予定しております。 ◆21番(本村良治君) 次は、テニスコートの今後の整備についてどのように考えているか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えします。 テニスコートについては、今のところ計画はしておりませんが、平成26年度に人工芝の張りかえを終わっております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) パネルをお願いします。 市民からは、待機児童の解消を最優先してほしいという声が上がっているがどう応えるか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 今回の幼保の無償化につきましては、答弁書にもありましたとおり、人格形成の基礎を養う場ということで、子どもたちに質の高い幼児教育を補償するための無償化ということですので、待機児童の問題とはちょっと分けて考えていただいたほうがよろしいかと思います。お願いいたします。 ◆21番(本村良治君) パネルをお願いします。 待機児童と関連し、保育士の確保に対してどう対応していく予定か。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 待機児童が全国的にもふえておりますし、保育士が足りないということで、これも全国共通の悩みであります。 都市部のほうに、やっぱり給料のいいところの都市部のほうに自然に流れていくというのも分かりますので、保育所の施設を充実させても保育士の方がなかなか集まらないというのが現状でございます。 以上です。 ◆21番(本村良治君) パネルをお願いします。 保育の質の維持について、認可保育所と認可外保育所はどのような違いがあるか。その違いを保育士の充足率と関連づけて答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 認可保育所と認可外保育所の根本的な違いということからなんですけれども、認可と届出の違い、つまり児童福祉法に基づいて設置基準がありますけれども、それにもとづいて都道府県知事が認可したものが認可保育所、届出をしたものが認可外の保育所というふうに位置づけられております。 そこの中には、児童に対する施設の面積等々につきましては共通のものがありますけれども、職員の数、特に保育士の確保について、そこに決定的な差があるもので、その保育の質ということでは必然的にそこに保育士さんの有資格者が、数に差が出るということなので、そこに質の差が出てくるということです。 以上です。 ◆21番(本村良治君) では、答弁書の中から、答弁書の中で給食費の一部も無償の対象となりますと答弁のくだりがあります。そこはどうでしょう。どこが無償化の対象になりますか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 給食費につきましては、答弁書にありますとおり、3歳から5歳までの子どもたちの主食費、副食費ともに、これにつきましては全て実費ということで、市長答弁のほうには原則というふうに書いてありますけれども、教育長答弁のほうには細かくその中身を説明しております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) 終わります。 ○議長(森川和美君) これで、本村良治議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後2時43分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後2時52分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、15番、吉村賢一議員の発言を許します。 ◆15番(吉村賢一君)     登      壇  議席番号15番、吉村賢一でございます。きょう、傍聴にお見えの方、ありがとうございます。最後までご清聴よろしくお願いします。インターネット中継で見られている方も、どうぞ最後まで席を外さないようにお願いいたします。 それでは、きょうは3つ質問事項を挙げております。 第1に、質問事項1、災害に関する市民への対処について。 質問の要旨1、土砂災害、水害、風害、火災など予期し得ぬ災害が起こり得る時代である。このような被災者に対して、どのような手立てを考えているか問う。 2、火災に遭われた方が、どこに行って何をすればいいのか全くわからない。災害に遭って2か月たったが書類が多くて市営住宅も契約できていない。これについては、6月18日、契約できました。関係課は多くの部署にわたるわけですが、それぞれの課で必要資料一覧などの整備はなされているのかどうか。 3、被災者の立場に立って、速やかに簡易に書類準備、手続ができるように配慮されているのか。 4、市は、市民の財産を守るため、火災原因を分析して市民に予防点検を進めるPRも必要ではないか。 5、同じく、他の災害に対しても、事例を調査し予防的対応の手を尽くしているのかどうか。 質問事項2、公的施設のトイレの充実について。 1、教育施設や公的施設及び新庁舎においても、これから洋式トイレの普及に努めていくべきかと思うが、どのように考えているか。 2、和式トイレについては、高齢者は立ち上がる際は、支えにする握り棒が必要であるが、全ての公衆トイレに配慮がなされているのか。 3、最近の新しい観光地や道の駅などは、立派な温水洗浄便座付トイレが主流になってきています。観光姶良を目指すなら、ぜひその方向で取り組むべきと思うがどのように考えるか。 質問事項3、生ごみの堆肥化について。 1、姉妹都市の日置市は、家庭の一般ごみと別に生ごみの回収をしています。また、コンビニ等の総菜や賞味期限切れの弁当の回収も始めています。姶良市も一般ごみの減量化にもつながり、堆肥化も図られる一石二鳥のこのシステムを取り入れるべきであると思うが、どのような計画になっているか問う。 2、また、この肥料を有効活用して地元有機野菜農家への提供を考えられないかどうか伺う。 壇上からの質問は以上で、あと一般質問席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  吉村議員のご質問にお答えします。 1問目の災害に関する市民への対処についての1点目のご質問にお答えします。 被災者支援につきましては、災害救助法が適用された自然災害に対しては、姶良市災害弔慰金の支給等に関する条例に基づく災害弔慰金や災害援護資金などの支給または貸し付けがあります。 また、同法が適用されない自然災害や火災等につきましては、姶良市被災見舞金等支給要綱に基づく、被災者世帯やその遺族に対して、弔慰金、被災見舞金等を支給する制度があります。 その他、被災者等に対して課す当該年度の市民税、固定資産税、国民健康保険税などの減免等や、応急仮設住宅の使用、市営住宅への一時入居などの支援を行っております。 2点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 市におきましては、住家火災が発生した場合、担当課職員が速やかに被災された方と連絡をとり、見舞金等の制度の案内を行い、後日窓口において手続を行っていただいております。 その他、保険証等の再発行、市税等の減免申請などの手続等につきましては、関係各課において、それぞれの様式等をもって対応しております。 なお、見舞金等の支給手続の際には、スムーズな案内ができるように、現在手続の内容や担当窓口、必要書類等の情報を集約し、一覧表の作成を進めているところであります。 また、被災された方の市役所における各種事務手続の簡素化につきましては、例えば本人確認ができる運転免許証などを持っている場合は、書類への押印は省略し、本人の署名のみにするなど、関係法令等との整合を図りながら検討してまいります。 4点目のご質問にお答えします。 火災が発生しますと、原因や損害を調査し、その結果を分析いたします。 市としましては、その結果をもとに、発生する傾向や実態を把握し、類似火災の防止を図るため、広く市民に注意を呼びかけております。 具体的には、火災予防運動期間中の街頭広報、またコミュニティFM、消防車両での広報活動、さらに自治会回覧の広報紙を作成するなど、さまざまな方法で市民の皆さんに注意喚起を行っているところであります。 加えて、自治会や各事業所を対象にした防火訓練、避難訓練等を通じて、広く市民への啓発活動を実施してまいります。 5点目のご質問にお答えします。 災害発生を未然に防止するため、関係機関との緊密な連携のもとに、危険箇所等の巡視、点検の徹底、災害発生のおそれのある箇所等の周知、指定緊急避難場所の確保、避難勧告等の発令、伝達などの取り組みに万全を期しているところであります。 次に、2問目の公的施設のトイレの充実についての1点目のご質問にお答えします。 最近の家庭のトイレは、そのほとんどが洋式化されており、子どもたちや高齢者、足腰の不自由な方のほか、外国の方々などのことを考えますと、洋式化を進めていくことが利用者にとってより優しい対応であると考えております。 本市におきましては、施設の新築、増築、改築などにより整備する際は、多目的トイレの設置や洋式トイレの設置を進めているほか、教育施設や福祉施設をはじめとして、和式トイレの洋式化も年次的に進めているところであります。 今後も、各施設の利用実態等を踏まえ、洋式化を進めてまいります。 2点目のご質問にお答えします。 市が管理する和式トイレには、その一部に手すりを設置しております。 これまでのところ、利用者の実態を考慮して複数設置された便器の一部を洋式化することや、多目的トイレの利用を促すことにより対応しているところであります。 この点につきましては、施設の整備計画及びトイレの洋式化を進める中で、併せて対応してまいります。 3点目のご質問にお答えします。 本市では、観光地におけるサービス向上を図るため公衆トイレの整備を図っており、直近では、精矛神社駐車場や龍門司坂駐車場に新たな公衆トイレを設置しております。 トイレの整備に際しましては、高齢者や外国人も利用しやすい洋式便器を男女別に設置するほか、オストメイトを備えた多目的トイレも導入しております。 また、いわゆる温水洗浄便座付トイレ設備につきましては、観光地や公園など屋外に設置する公衆トイレでは、盗難や破損のおそれ、光熱水費の増加などの維持管理上の問題、処理水の散乱による衛生上の問題等を考慮して、これまで設置を見送っているところであります。 管理者が常駐する屋内施設につきましては、その一部に温水洗浄便座付トイレを備えており、今後も利用状況等を見ながら整備を進めてまいります。 次に、3問目の生ごみの堆肥化についての1点目のご質問にお答えします。 昨年度、市内で排出された可燃ごみの総量は、およそ2万1,709トンで、29年度よりもおよそ310トン増加し、家庭系・事業系ともに増加しており、ごみの減量化は喫緊の課題となっております。 このような状況の中で、市といたしましては電気式生ごみ処理機の購入費と、EM菌を活用した堆肥化バケツ購入費に市衛生協会を通じて補助をするなど、生ごみの堆肥化によるごみの減量化と意識の向上を図っているところであります。 また、市の給食施設では、平成30年度から給食調理過程で発生する生ごみや食べ残しの堆肥・肥料化を図っているところであります。 さらに、市衛生協会では、昨年度日置市に置いて生ごみ堆肥化を研修し、本年4月の総会にて新規事業として生ごみ堆肥化の取り組みを決定したところであります。 一方、市内の事業所においても、事業所から排出される食物残渣などを回収し、堆肥化に取り組んでいるところもあります。 市といたしましては、ごみの削減や環境型社会の形成につながるため、市衛生協会とも連携を図りながら、日置市の取り組みの状況や、費用対効果など調査、研究してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 有機栽培農家が使用できる肥料につきましては、原料に科学的に合成された物質が添加されない旨の証明、成分表示、製造過程の登録及び製造段階で化学成分が混入されていない証明などを鹿児島有機農業協会に提出し、承認されたものが有機肥料として使用できます。 原材料が生ごみの場合は、肥料の成分の安定性など課題がいくつかありますので、有機肥料として使用することは難しいと考えます。 以上、お答えといたします。 ◆15番(吉村賢一君) 2問目、質問させていただきます。 さまざまな災害による市民財産の損壊、これは市の損害でございます。すなわち、市民の財産がなくなりますと固定資産税も入らない、それどころか減免措置も考えなければならない。そういったことが生じるわけです。ですから、予防火災、防災マップ、指導等でそういった方面に手間をかけることで、市民の財産を守って、なおかつ、市職員の苦労も省け、市の財政も維持できると考えています。 防災講演、指導、そういったことで注意喚起されていると思いますが、実際、例えば案件として、急斜面の下とか、あるいは浸水被害が想定される箇所については、個別に、その家1軒1軒を訪ねて、こういうふうな対策をしなさいといったような指導をなされているかどうかお伺いします。 ◎建設部長(徳部健一君) 崖下等の件ということで、お答えいたします。 土砂災害防止法に基づく警戒区域の調査を、姶良伊佐地域振興局のほうで実施されております。いわゆるイエローゾーン、レッドゾーンの指定が今後始まってくるわけですけれども、その指定区域の設定に伴いまして、県と市とで住民の方々へ説明をするということとしておりますので、そういった土砂災害地区の急傾斜等については、建設部のほうで説明に回るということにしております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 先ほど、浸水についてもお伺いしたんですが、その件についてはいかがですか。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えします。 浸水につきましては、県のほうがデータを持っておりますので、ただいま県と協議しながら浸水マップを制作中というところでございます。 ◆15番(吉村賢一君) では、ちょっと具体的に課題を絞りたいと思うんですが、いわゆる火事に遭った方が私の身近におられまして、そこで非常に苦労したという話なんです。先ほど、同僚議員でもありましたが、どこに何を相談に行けばいいのか、さっぱりわからない。私も実は相談されて、わかりませんでした。 それで、彼が4回目ということで、4回目、一緒に行きました。ところが、午前中2つの課を回ったら午前中が終わりでした。結局一つ一つ、その担当課で質問しても、あるいはどういった書類が必要が確認してもないんです、マニュアルが。だから、一回一回上司と相談するというふうな状況で、4回目にしてそういうことでした。 非常に、そういった一つのいわゆる一覧表というのはなぜないんだろうということで、まず、なぜその一覧表、どの課に行けばどういったことがわかりますよ。あるいは、どういった書類が必要だからこの課に行きなさい、そういう一覧表は本当につくられていないのかどうか、お伺いします。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えいたします。 災害に遭われたときには、確かに複数の部署にまたがっておりまして、部署、課にまたがっております。 議員仰せのとおり、またがっておりますので、なかなかどこに行ったらいいかわからないということが確かにございます。 現在、姶良市のほうではそれをまとめたチェックシートとか、そういうような一覧表等はございませんので、今後におきましては、各課から集めまして行政改革といいますか、事務改善の一環として総務部行政管理課を中心として、関係部署を集めましてそのようなチェックシート、あるいはそのようなものを作成していきたいと考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 鹿児島市に伺いましたら、鹿児島市の場合は、察するところなんですが、総合窓口は地域福祉課になっていまして、これ私の判断ですが、地域福祉課で実はこういう一覧があるわけです、もう既に。ですから、同じ県内、隣の町ですから、すぐ入手できると思います。私、終わりましたらお渡しします。 これを見ますとかなりわかります。これ、100点じゃないんです。というのは、いろんなケースがあります。いろんなケースがあるんですけど、スタンダードにこのぐらいやっておけば50点ぐらいとれるかなと。でも、今の姶良市の状態ですと、零点ですよ。さっぱりわからないんですから。どこに行ったらいいかわからない。担当課もわからない。 ですから、やはりこういったことを整理していくと、もう職員も楽になるわけです。それから、当然被害を受けて、極端に全焼しますと無一文です。お金も焼けるわけです。米も焼けたとか言っていましたけど。ですから、そういった中でじゃあどうしようかといったときに、なおさら落ち込むわけですよ。わけわからない、またあそこに回された、あの課にまた行けって言われた。 ですから、こういったのは、こういう、姶良市ですから、何と言っても姶良「市」です。「村」じゃないんです。市としてきちっとした体制をつくることをお願いしたいなと思います。 ですから、姶良市も、まず第一にわかるところは消防なんです、消防。消防がどうやってその関係課へ連絡しているか。その辺についてお伺いします。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 まず、火災が発生しますと消防のほうでは当然、消火活動のほうに専念いたします。その後の市役所への連絡先となれば、社会福祉課の担当のほうに連絡をすることにしております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 霧島市の場合ですと、霧島市の消防は情報課というのがあります。そこから市長、副市長、秘書広報課あるいは福祉担当、そういったところにすぐその日のうちにメールで、その日というかその瞬間にメールで連絡が行きます。 鹿児島市の場合は、地域福祉課、姶良市と課名は違うかもしれません。その職員が、現場にすぐ行きます。土曜、日曜日であってもすぐ行くということです。それで、こういった窓口がありますから、こういったところに行ってください。あるいは見舞金とかいろいろありますから、こういうところに行ってくださいというのをやっておられる。 非常にそこまでするのかという、姶良市の現状を見てそこまでするのかと思ったんですけど、そのぐらいやられているところもあるということです。 ですから、いろんな市町村によっていろいろなんでしょうけど、やはりマニュアルがあって、あるいは消防からの指令がきちっと行って、それでもう関係課は、言ってみればその被災者が来るのを待っている。あるいは、来なければもう行って手を差し伸べて、こうしたらいいですよということが言えるような状況の市が、たまたまお隣2つとも、そういうことでした。ですから、ぜひそのように姶良市も、先ほどから検討しておられるということですから、きちっとつくって、対応していただきたいと思います。 ちなみに、私ちょっと姶良市の火災の件数、非常に最近ふえていると思うんですが、どういうふうな傾向にあるのか。件数とか、あるいはそういう救急出動回数、そういうふうなのはどうなっていますか。ごく最近において。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 平成30年中になりますが、本市における火災発生件数は27件でございます。前年と比較いたしまして6件の増となっております。 そして、ことしの5月末現在での火災発生件数は18件でありまして、昨年と同時期と比較しますと、議員言われたとおり7件の増ということでなっております。 また、出火の原因の主なものとしては火で、たばこ、コンロ、配線器具、たき火等となっている状況であります。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 今、言われましたように火災原因にある程度傾向があるかと思うんです。そういったのも市報で知らせていって、こういったところをチェックしろというふうな啓発することが必要じゃないかなと思っています。 変わって、家屋の解体の件なんです。解体して、じゃあその解体の見積もり、私も大分関係しまして、業者をどこへ頼めばいいか探しました。調べた範囲で120万から実は530万ぐらい。何が正しいのかわかりません。環境課に行きましてもわかりません。市民生活課に行っても産業廃棄物の資格を持ったところに頼めばいいよということでしたが、実際ピンキリの値段があるということは、その処理の過程において問題があるのかもしれないし、あるいは一般の人からすれば、その産業廃棄物の処理、あるいは火事の解体処理、わからない人多いから、後々別にどうなってもわからないから、値段、高かろうが安かろうが、とりあえず出すのか。 そこ辺のところ、行政としてもある程度どういう流れで処分されているのか。あるいはどのぐらいの相場がいいのか。あるいは、少なくともこういうグループの会社であれば妥当であろうとか、そういう掴みは持っておられるんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 業者の選定につきましては、市のほうでは一応紹介はしていないところです。 それと、廃棄物につきましては、一般廃棄物と産業廃棄物がありまして、建設というか解体業者さん等が入られた場合は、建物を解体した場合は産業廃棄物と、燃えかすとか家庭用品等があれば一般廃棄物ということで、それぞれ分けて処分をお願いしているところでございます。 以上でございます。
    ◆15番(吉村賢一君) ちょっと、実は私の、実際火事に遭われた方から手紙をいただきました。前略もして、後略もしまして、真ん中だけ読み上げますと、自宅が火災に遭うのはなかなかないかもしれませんが、最近は災害にあうのがまれではないように思える世の中になってきているように感じます。災害にあったとき、当事者は気が動転していると思います。役所での手続の流れや必要書類など、一目でわかるようなものがあると慌てないかと思います。姶良市は、産廃処分費の補助がないのが解体工事を進めにくいのかもしれません。 これに関してどう思われますか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 姶良市のごみ手数料徴収条例の第4条に手数料の減免規定がありますので、先ほど言いましたけど、火災物件と言えども個人の所有物ということが大前提であります。個人の資産形成につながらない範囲の中で対応を考えていきたいと思います。ということで、例えば罹災証明を添付していただくとか、事業活動を伴わない火災廃棄物の処理とか、あと火災保険の未加入の方等を一応対象としたものを減免の対象というふうに、現在のところ考えておるところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) いろいろ、さっき読み上げましたように、さっぱりわからない。いわゆる火事で家屋を紛失された方はわからないわけですから、そこらも含めて、じゃあどういう減免があるのかと、そういったのも結果的にはわかっていないわけです。わかっていないというのは、焼け出された人がです。 ですから、その辺で、やはりこの市としてそういった人に対して、もうちょっと親切というか手を差し伸べるような形をぜひ考えていただきたいと思います。 それと、先ほど言いましたように、窓口がどこなのか。消防なのかあるいは福祉課なのか、あるいは総務なのか。その辺もある程度、市としても、じゃあここに行ったら全部わかります、じゃあ火事の場合はと、あるいはそこからまたいろいろ指示を受けてくださいというふうな通り道をつくってあげなきゃだめだなと思いますので、ぜひそれはきっちり検討していただきたいと思います。 余計なことかもしれませんが、鹿児島市の場合は、消防から地域福祉課にスピーカーで、もうその日の状況が流れてくるということでした。ですから、もうそこの場の職員はみんなわかると。じゃあ、いろんな手立てをちょっと、ある程度段取りができるというふうになっているようでございます。 そんなことで、ぜひもう一つ、解体の件、先ほどの話、少し戻りますけど、もうちょっとこの、今みたいな、さっきみたいな値段の差があるとどれが正しくてどれがいいのかさっぱりわからないし、それは安いから環境に悪い影響を及ぼしているんじゃないかという心配させるわけにもいきませんので、ある程度行政もわかっていたほうがいいのかなと、どういった流れになっているんだということを要請しておきます。 続いて、次、市営住宅の件なんですが、市営住宅、これについては、霧島市の場合は罹災証明書とそれから自己証明書、この2つで市営住宅に入れます。姶良市は連帯保証人がいります。鹿児島市役所も連帯保証人がいるということでした。すなわち、焼け出されたらきょうから住むところがないわけです。すぐ、それを対応する。ただし、あと基準、その間に3か月、もう3か月、半年の猶予の中でいろんな、この人は所得が多いじゃないかとなればもうそれで出るような格好にはなりますけど、とりあえずそこに住まわすという臨機応変な対応ができております。ですから、こういったのも考えていかなきゃいけないのかなと思います。 火災の原因もいろいろでした。霧島市は60件火災があったというようなことでした。鹿児島市は134件でした。ですから、大体人口規模には合っているんでしょうけど、こういう不測の事態に対する市の配慮をぜひよろしくお願いします。 次に、2番目ですか、トイレの充実についてということなんですが、このトイレについては学校、教育関係のほうではもう全く洋式化、あるいは温水洗浄便座付トイレ化というのはどんなぐあいなんでしょうか。取り組みは。お伺いします。 ◎教育部長(岩下直司君) お答えいたします。 市内の小中学校の洋式化の率について、まずお答えいたしますが、小学校につきましては、トイレの数の総計が616基のうち176基が洋式で28.6%。それから、中学校につきましては、317基のうち46基が洋式で14.5%となっております。 温水洗浄便座付トイレにつきましては、特に設置のほうはまだ進んでいない状況でございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 温水洗浄便座付トイレについては、あと、公園のほうもございます。公園がたしか1万平米以上の公園が10か所、面積で言うと1万平米以上の都市計画公園ですね、10か所ほどあると思うんですが、これについての洋式化というのはどんな感じになっておりますか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 大型都市公園につきましては、洋式化をほとんど計画してやっておるところでございますが、既存の小さな公園につきましては、まだ洋式化されていないところもございます。 以上です。 ◎総務部長(宮園正浩君) 公園に特化しているわけじゃございませんが、施設内のトイレ、公衆トイレを合わせて466か所で、大便器の総数が1,885基、そのうち洋式便器が720基、洋式便器の全体に占める割合はおよそ38%でございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 今度の市の、いわゆる新市庁舎ができるわけですけど、新市庁舎について、やはり温水洗浄便座付トイレ化、今から検討ですから検討の余地があるかどうかお伺いします。 ◎総務部長(宮園正浩君) 今から検討ではございますけれども、方針としましては洋式便所が中心となっていく考えでございます。 以上でございます。 ○議長(森川和美君) 続けてください。 ◎総務部長(宮園正浩君) 温水洗浄便座付トイレにつきましても、必要性に応じて、必要な分だけ確保していきたいと考えております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 先般、議員研修で町田市役所を伺いました。これはもう、6年、7年前、新庁舎ができているんです。全て温水洗浄便座付トイレです。洋式です。和式のところもありますけど、洋式は全て温水洗浄便座付トイレになっております。ですから、時代の流れというか、日本の誇る温水洗浄便座付トイレというのは、もう鹿児島でもやっていいんじゃないかと思います。 ですから、ぜひ新庁舎建設でもそのようにしてもらいたいし、姶良市にはやはり観光地も精矛神社とかつくられたということですが、実際は温水洗浄便座付トイレじゃないです。単なるという言い方はおかしいんですが、洋式になっています。確かに、管理が難しい面もあるかもしれませんが、公的施設はもう、新庁舎に限らず新しく造られるところは温水洗浄便座付トイレ化していけばどうかと思います。いかがですか。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えいたします。 先ほど、答弁書の中でもお答えしましたけども、施設内にあるトイレと施設外にあるトイレにつきましては、そのあたりを考慮しながら温水洗浄便座付トイレにするかしないかというのは考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 続きまして、生ごみの堆肥化について伺いたいと思います。この、生ごみの堆肥化についても、先ほど同僚議員から若干触れられたんですが、ここの中にも、回答の中にも前向きというか、現在、例えばEM菌を活用した堆肥化バケツ購入費を補助するなど、向上を図っているというところがありましたけど、これ、私も勉強不足で、実際いつごろから始めてどのぐらい実績ができているんでしょうか。このEM菌を活用した堆肥化バケツ購入費。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 28年度に74個と言ったらいいですか、29年度に50個、30年度に一応40個、補助を出しております。このEMバケツにつきましては、購入価格の2分の1の補助を実施しているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) これについては、私もちょっと知らなかった。自分が勉強不足なんでしょうけど、もうちょっとPRをしてもいいのかなと思います。 あと、鹿児島市なんかでは、三角──水切りの三角です──あれについても補助をしたりしております。ですから、いろんな補助の仕方、水切りをすることによって、水切りで相当の量の水分が切れるというふうな実証もあるかと思いますので、ぜひそういう三角等も検討するということはないんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 水切りバケツにつきましても、29年度1件、30年度1件の補助金を交付しております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 結局、それから市の、今度全般の話、ちょっとごみの量が一応出ておりましたが、この中に占める生ごみの量というのは、ちょっと触れていないんですけど、どの程度ありますか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 平成30年度に実施しましたごみ組成分類調査で、生ごみなど厨房から出る厨芥類の平均値が15.9%でありました。この数値は何kgという重量を調査するものではありませんが、この数値をもとに推測しますと、平成30年度のごみの焼却施設への搬入量が家庭系、事業系合わせて2万1,709tありましたので、厨芥類、いわゆる生ごみの量は、3,451tと推測されると思われます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) また、鹿児島市でございますが、鹿児島市の平成27年度のデータでは市民一人当たりが570g、1日ごみを出している。そのうち、174gが生ごみで、その生ごみにおいて水分率が50%強というふうな結果が出ているんですが、そこまで調べておられるでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 姶良市のごみ焼却にかかる一日当たりのごみ排出量が、環境省で行っております一般廃棄物処理実態調査に基づきますと895g一日当たりとなっております。これから、生ごみの量、先ほどの組成率を掛けますと、一人当たり142g程度の生ごみの排出量になるのではないかと思われます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 画像をお願いします。 これについては、先般会派で日置市に視察に行かせていただきました。その折、この日置市の環境2係長が個人的につくられた資料を個人的にいただきまして、版権は言わないから使っていいよということで、使わせていただきます。 この表の注意なんですが、この一番下に書いてある621万tの食品というのは、日本全国の話です。この食品が未開封のままに捨てられている、1年間にです。これ、日置市の食品ロスのケースです。衛生協会の方々もこういった講義を受けているとは思いますが、まだほかに行っていらっしゃらない方もいらっしゃるので、紹介させていただきます。 生ごみ回収量が平成30年度2月末で840t、そのうち168tが食品ロスに該当する生ごみであると。また、168tのうち22tが全く手をつけていない食品だと。同じく、168tのうち13tが食べ残しということになっています。 続いて、こういったのは入れないでくださいねという、向こうの注意書きですが、もし姶良市でやるとなれば、似たような形が想定されると思います。 これは生ごみ回収機です。この霧島市でもあったんですが、霧島市のほうは確認しましたら隼人だけが一部やっているという状況でした。日置市の場合は今、全般に広げようとしているということで、各自治会に頼んでいるということです。 これは、24時間いつでも入れられる状態になっていますので、誰でもさっと家の近くのポリに生ごみ回収のこの容器に入れるということになっています。 地域活性化奨励金という難しい名前をつけていますが、要するに毎月の回収量は自治会に集計した形で、上限5万円だけど自治会に戻していますよという紹介です。堆肥を活用していますということで、「よかんど」というネーミングして、自治会の花壇等に使ってくださいということで紹介されています。 これが、もう実際日置市のクリーンセンター、維持費が年間5億円という形で費用がかかっていますと。これがごみが減れば減るほど、もうちょっとクリーンリサイクルセンターも長生きしますと。建設もちょっと先延ばしにしてやることはできますよというような概要が書いてあります。 広域でのごみ処理にかかる負担金の割合、これは大体どこも同じでしょうけど、この2番のところで均等割、人口割、プラスごみの搬入実績割というのがあります。上にもありますけど、ごみの搬入が少なければ負担が減るということになりますので、そういったことで市民の税金も有効に使えるという話になります。 これは、生ごみ回収機の、いわゆる動物が空けないようにということで、ここをギーコ、ギーコするようになっていまして、こう開けるという、生ごみのふたでございます。 以上です。画像を終わります。 議長、いいですか続けて。 ということで、このほかに姶良衛生では加治木、重富を除く小中学校や高齢者福祉センターから残渣あるいは残飯を回収しています。2万5,300kg、30年度は回収しているということでした。公営環境で処理して、肥料として販売しています。 それから、岩掃さんも同様に、ここはし尿脱水計器までつくってやっております。 ですから、こういったことを思うと、もう一つ、先ほど有機農業については向いていないという話でしたが、これは日置市ではやっております。有機農業にこの堆肥を提供しています。ただし、年4回そういう先ほど言いました成分に問題がないか、定期点検して出しているということでございますので、もしこれが実現していけば、一石二鳥ではなくて一石三鳥になる可能性があるということです。 多くの方が見にいっておられるわけですから、この日置市の方法をまねするというか、この生ごみを減らすことで当然一般ごみも減っていきます。そうすると、水を、いわゆる生ごみに含まれる水分を燃やすエネルギーをもうそこまでかけなくていいということに当然なりますので、そうすると焼却場も長持ちする。それから、その燃料費もいらなくなるということになります。一方では、堆肥化されて自治会に配られる。それから、有機農家にも配られるというということで、非常にいいんじゃないかなと思います。 燃やせば、エネルギーの無駄づかいですけど、分別して活用すれば資源ということになります。 ですから、この辺のところを市長としてはどう捉えて、どう、こういうごみ行政進めていかれるか。考えがありましたら答弁をお願いします。 ◎市長(湯元敏浩君) 日置市の先見事例は、非常に参考になると思いますが、姶良市としてどのように透過するか。姶良市のこの人口形成、そしてこれからの将来見据えた中で、日置市の例をどれだけ参考にできるかをこれから調査、研究していかなきゃいけないと思っております。 あと、やはり今やっているごみに対する対応策、これも姶良市ではやっているんですけれども、なかなかそれが周知されていないという問題点もあらわになっていると思います。その辺のところも、家向きの補助も含めて、告知、広報という部分で力を入れていく。今、やっていることにも力を入れていくことによって、大分ごみも減るんじゃないかなと思っている次第でございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 今回、3つの質問をさせていただきました。これは、全て実は共通するところがあります。つまり、さまざまな形態における、ある種終わりの図式なんです。つまり、つくられた家が燃えて灰になる。それをまた、どう処理するか。それから、トイレも、食べてエネルギーになって、それで出していく、そこの受け皿であります。それと、当然この生ごみもそういうことです。食の残渣とか。そういったことで、最後のところをやはりまた、新しくリスタートするというか、そういうためにはどうすればいいか、そのときにきちっと市が手助けする。あるいは、食物連鎖の最後の排出の場所を快適にしていく。あるいは、毎日の食生活の残渣、残飯を金をかけて燃やすんじゃなくて再利用につながっていけば、捨てられたものは生き返って、新たな生命の誕生につながるというふうに思って、今回の質問をさせていただきました。また、機会があればこういうことも、トイレとかですね、あるいは火災の件も、あるいはこの生ごみの件も含めて、進捗によっては再質問をさせていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(森川和美君) これで、吉村賢一議員の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は6月25日午前10時から開きます。(午後3時43分散会)...