姶良市議会 > 2018-11-28 >
11月28日-02号

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  1. 姶良市議会 2018-11-28
    11月28日-02号


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    平成 30年 12月定例会(第4回)平成30年第4回姶良市議会定例会議事日程第2号                   11月28日(水)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一般質問                        │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             平成30年第4回姶良市議会定例会              │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    平成30年11月28日(水)本会議   ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 3時25分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│谷口 義文 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│本村 良治 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │出 │22│有川 洋美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 柊野 信也 │ 事務局課長  │ 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │企画部長│宮田 昭二 │教育部長│竹下  宏 ││ 第121条 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の規定によ │副 市 長│前畠  実 │市民生活│黒木 一弘 │水道事業│脇  義朗 ││ る説明のた │    │      │部  長│      │部  長│      ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │教 育 長│小倉 寛恒 │保健福祉│松元 滋美 │農業委員│米迫 愼二 ││       │    │      │    │      │会 会 長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│福留  修 │農林水産│岩下 直司 │総務部次│橋本 博文 ││       │    │      │部  長│      │長兼行政│      ││       │    │      │    │      │管理課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│水流 哲也 │建設部長│徳部 健一 │総務部次│米澤 照美 ││       │合支所長│      │    │      │長財政│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │蒲生総合│大山 勝範 │消 防 長│福ケ迫勇二 │危  機│庄村 幸輝 ││       │    │      │    │      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部次│松林 洋一 │農林水産│竹下  晃 │教育部次│小林俊一郎 ││       │長企画│      │部次長兼│      │長兼学校│      ││       │政策課長│      │農政課長│      │教育課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│福元 義行 │農林水産│枦  良信 │建設部都│丸山  修 ││       │部次長│      │部次長兼│      │市 計 画│      ││       │生活環境│      │林務水産│      │課  長│      ││       │課  長│      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│鮫島美保子 │農業委員│湯脇 信一 │保健福祉│濱田 耕一 ││       │部次長兼│      │会 事 務│      │部健康増│      ││       │子ども政│      │局  長│      │進 課 長│      ││       │策 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│瀬之口明洋 │会  計│甲斐 一寛 │    │      ││       │部次長兼│      │管 理 者│      │    │      ││       │社会福祉│      │    │      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建設部次│草水 博行 │教育部次│谷山  浩 │    │      ││       │長用地│      │長教育│      │    │      ││       │課  長│      │総務課長│      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               11月28日 ○議長(森川和美君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00開議) ○議長(森川和美君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりでございます。 ○議長(森川和美君) 日程第1、一般質問を行います。 今定例では20名の議員より通告がありました。本日は5名の一般質問を行います。順次発言を許します。 まず、16番、和田里志議員の発言を許します。 ◆16番(和田里志君)     登      壇  おはようございます。議員活動の中で最も華やかで意義ある発言の場とされる一般質問。今回は第2次姶良市総合計画基本構想を定める件について議会の議決を求める議案が提案されております。いよいよ合併後の具体的なまちの姿、方向性が示され、湯元市長の手腕が問われております。私はそのまちづくりについて疑問点をただし、所信の表明を求めてまいります。可能性全開、夢と希望を育むまちづくり、一人ひとりが主役、住みよい県央都市姶良、すばらしいまちづくりの基本理念が示されました。 私たちもこの9月、二元代表制の1億を担う政策実現集団として姶良市発展のために力を尽くすことを目的に、8名の同僚議員で会派を結成いたしました。姶良が輝く市政クラブ姶輝、池島町の和田里志でございます。これからは会派を中心に、研究、研さん、議論を重ね、安全で安心して暮らせる姶良市実現を目指して活動してまいります。本日も足元の悪い中、議会に足を運んでいただきました皆様、そしてネット中継をごらんの皆様方に御礼を申し上げ、早速、通告しました質問に入ります。 質問事項1、姶良市総合計画や立地適正化計画等と民間による開発行為の関係について。 質問の要旨、本市は、その県央に位置する利便性から県内唯一人口増加の市として注目され、民間による開発行為もあちこちで数多く行われております。 現在、本市が目指す将来の姿と、それを実現していくために総合的に取り組むべき施策の柱として第2次姶良市総合計画や立地適正化計画を策定中であります。 このような計画的まちづくりを進めるにあたり、特に市南部に集中しがちな人口問題と密接にかかわりのあるのが、マンション建築や宅地造成など民間業者による開発行為であります。 そこで以下について伺います。 要旨1、姶良市立地適正化計画策定状況とその後における民間業者等による開発行為との関連をどのようにしていくか。 2、立地適正化計画の法的拘束力とその後の条例もしくは要綱等の制定計画があるのかどうか。また計画の周知についてどのように考えているか、伺います。 要旨3、開発行為に基づく道路、公園等のあり方についての考え方を伺います。 質問事項2、公有財産の管理と有効活用及び処分について。 要旨、本件についてはこれまでもその対応についてただしてまいりましたが、現状の公有財産の分類、管理、所管の取り組みと今後について、その方向性と具体的な考え方を伺います。特に老朽化した公共施設の跡地についての考え方を伺います。 以下は、一般質問者席から質問します。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。今回は20人の方から一般質問をいただきました。順次答弁を申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは、和田議員のご質問にお答えいたします。 1問目の姶良市総合計画や立地適正化計画等と民間による開発行為の関係についての1点目と2点目のご質問につきましては関連がございますので、一括してお答えいたします。 市立地適正化計画の素案につきましては、これまで関係団体の代表者等による立地適正化計画策定協議会を5回開催し、いただいたご意見を参考にしながら取りまとめたところであります。 今後の予定としましては、来月下旬に当該計画素案を都市計画審議会に諮問するとともに、来年1月には住民説明会及びパブリックコメントを実施することとしております。 その後、2月下旬に予定している都市計画審議会からの答申を踏まえ、計画を策定し、4月以降に公表したいと考えております。 民間業者等による開発行為との関連につきましては、居住誘導区域外における一定規模以上の住宅開発等は都市再生特別措置法に基づく届け出の対象となり、また、宅地建物取引業法基づく重要事項説明の義務が生じるなど関連法令に規定されており、現在のところ、市において、条例または要綱等の制定は考えておりません。 計画内容につきましては、広報紙への掲載や住民説明会及びパブリックコメントの手続により市民の方々への周知を図り、また、鹿児島県宅地建物取引業協会から推薦された立地適正化計画策定協議会委員の協力をいただきながら、宅地建物取引業者の方々への周知も図りたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 都市計画法による開発行為の場合、道路、公園等の公共施設の設置については、開発行為の許可申請をする前に公共施設の管理予定者との協議が義務づけられていることから、事前協議によりその位置や形状などを決めてから開発行為を行っていただいております。 なお、市への土地利用協議の場合においては法的な義務はありませんが、同様に事前協議をしていただいているところでございます。 次に、2問目の公有財産の管理と有効活用及び処分についてのご質問にお答えします。 公有財産の分類及び管理につきまして、公用または公共用として利用されている財産は、行政財産として各所管部署で施設の維持管理をしており、それ以外の財産を普通財産として財政課において管理しております。 公有財産の所管の取り組み及び今後についての方向性と具体的な考え方につきましては、昨年3月に策定しました市公共施設再配置基本計画の中で、施設の用途ごとに再配置の方向性が示されているところであります。 老朽化した公共施設の跡地については、市有財産の有効活用の観点から市が継続して保有し、または利用するのか、あるいは売却や貸し付けを進めるかなどを検討、判断し、将来にわたり利活用が見込めない財産については、積極的な売却または貸し付けを行うこととしております。 いずれにしましても、公共施設再配置基本計画がまちの機能充実の施策に活かされるようにするためには単に公共施設の枠内のみで考えるのではなく、市内の民間施設や公共交通機関等の現状もあわせて検討するまちづくりの視点が重要であると考えております。 以上、お答えといたします。 ◆16番(和田里志君) それでは、2回目の質問に入ります。 まず、総合計画や立地適正化計画の策定状況、それと民間による開発行為との関連についてお尋ねしました。 答弁のほうでは今着実に進んでおり、来年の4月以降に公表したいというお話でございました。それと民間の開発行為との関連につきましては少し期待外れの答弁であろうかと思うんですが、私が訴えようとしているところと少し内容が違うような気がしますので、2回目の質問でただしてまいります。 そこで、この立地適正化計画なんですが、平成の大合併以来、急速な人口減少と高齢化対策、厳しい財政状況などから、高齢者や子育て世代が医療、福祉、商業施設などへ容易にアクセスができ、多世代がスムーズに世代交代していけるような多極ネットワーク型コンパクトシティ、持続可能な住みやすいまちづくりの実現を目指すとして国が進めている政策でございます。 冒頭にも言いましたが、本市の場合は唯一人口もふえております。この立地適正化計画の策定でありますが、県内では鹿児島に次いで2番目か3番目の策定になろうかと思うんですが、こんなに急いでつくる必要があるのかどうかという気もします。この立地適正化計画を策定するメリット、あるいはデメリット、本市におけるメリット、デメリットについてまずお知らせください。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 今のお話がありましたように、姶良市自体の人口というのは微増でございますが、ゆくゆくはやはり人口減になってくると。人口減になってからではの措置では、この立地適正化計画の発揮がなかなか難しいと考えております。今おっしゃいましたように、鹿児島市が先手を切って策定をしていることではございますけれども、今人口がふえる姶良市の中でどのような形で都市の機能、それから居住の区域を定めるかということが今後の姶良市にとって重大なことだと考えております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 必要性については今お聞きしました。じゃあ、想定されるデメリット、何があるでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) デメリットにつきましては、まず居住を制限するものではございませんので、私の観点からいきますと、デメリットは今のところ影響はないかと考えております。 ◆16番(和田里志君) すばらしい言葉が先歩きしましてデメリットはないように言われるんですが、この立地適正化計画、簡単に言いますと、なるべく田舎に人が住めないようにする計画。水道、下水、電気、電話、道路、橋、警察、消防、いろいろありますが、公共交通、こういったインフラは田舎になるほど人口密度が低いために大幅な赤字になる、あるいはこれから赤字になっていくと予想される。そういうことから、そういった少しでもそういう赤字を減らそうというようなことで策定すると。ますます格差が広がるのではないかという人もおられます。市長は漆の出身であられますね。中山間地域の活性化も公約に掲げられていたと思うんですが、この必要性をどのように認識されていますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 和田議員おっしゃるとおり、私は中山間部の出身でございますが、この立地適正化計画というのは、いわゆる人間に例えれば、適材適所、必要なところに必要なものを置いていくということでございますので、山間部に、例えば、そこに駅が必要か、そこにコンビニエンスストアが必要か、そして大きな大きな病院が必要かといいますと、やはり山間部は山間部の生活というものをやはり維持、そして、して行かなければいけないと思っています。その維持のための山間部への手立てというのは、また別にあろうかと思います。 以上でございます。 ◆16番(和田里志君) 今市長がおっしゃいましたように、山間部を維持するための手立てはまた別にあるんじゃないかというようなお話でございました。 それはさておきまして、この立地適正化計画についてもう少し質問してまいりますが、本市の場合は、本庁舎姶良市、加治木総合支所、蒲生総合支所、いわゆる土地計画区域内を中心にこの立地適正化計画を策定されておると思うんですが、ただ蒲生地区の場合は用途地域も指定されていない、白地地区といいますか。これは国が求めている立地適正化計画の中に入るんでしょうか。蒲生地区、どうですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えします。 立地適正化計画の区域というのは、用途区域の指定を受けているところとなりますので、蒲生地区は用途の指定をしておりませんので、立地適正化の法の下では範囲外になってくるかと思います。 ◆16番(和田里志君) 立地適正化計画の法のもとでは入らないけれども、蒲生も入れて計画をするということでよろしいんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えします。 担当部といたしましては、今おっしゃいましたように、蒲生地区、その他の地域も検討はしておるところでございます。都市計画審議会等のご理解をいただいて、ご承認いただいて計画を定めてまいりたいと考えております。 ◆16番(和田里志君) そうしますと、蒲生地区は過疎債の適用を受けているわけですが、この立地適正化計画を立てますと、そういった区域はまたそれなりの優遇措置もあろうかと思うんですが、過疎債との関連はどうなりますか。蒲生地区については。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 立地適正化計画のみではならず、過疎対策で中山間の、この間、蒲生地区でくすの木タウンを造成いたしましたけれども、あらゆる事業をもって指定する区域を活性化していくということは考えております。 まず都市計画区域、用途、すみません、蒲生地区内においても、ある程度の区域を定めてここに住んでくださいという周知を促すわけですので、そこに住まわれた方にとって一般的には道路の整備をしていくとか、維持管理等々の対策は打っていかないといけないと考えております。 ◆16番(和田里志君) ちょっと短時間では理解しがたいような答弁かと思うんですが、蒲生地区においても地域を定めてここに住んでくださいというような地域を定めていくというようなお話かと思うんですが。 それであれば、さらに突っ込んでお尋ねしますが、この計画には都市機能誘導区域、都市機能誘導施設及び居住誘導地域が設定されるというふうになっておりますね。そして、居住誘導地域、先ほど答弁にもありましたが、以外での一定規模以上の住宅開発及び誘導施設の建設には届け出義務が発生するというようなお話がありました。この線引き、要するに、誘導地域、居住誘導地域、どういった形で線引きをされるんでしょうか。例えば、今、第1種住居専用地域とかいろんな用途地域の線引きがありますよね。それとはもう全く関係なく、新たな線引きを考えていらっしゃるんですか。 ◎建設部長(徳部健一君) 答弁につきましては、担当課の都市計画課長に答弁させます。
    ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 都市計画課の丸山です。居住誘導区域についてですが、今現在、姶良市用途地域がございます。用途地域の中において、ある一定の人口規模が、今、既にあるところ、あと公共交通機関の利用がしやすいところ、そういったのを今考えておりますのが、用途地域全体の90%程度を居住誘導区域にできないかということで考えているところでございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 今お話がありました用途地域の張られている約90%程度を誘導地域にできないかということで検討されているということでございますが、それも来年の4月までには線引きをされて公表されるんでしょうか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 居住誘導区域についても来年の4月に公表したいと考えております。 ◆16番(和田里志君) もう少し具体的に聞いていきますが、現在、蒲生高校の横に開発公社が分譲している住宅地がありますね。あるいは山田地区に市営住宅がございますね。こういったところはどうなりますか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 立地適正化計画は都市計画区域を対象としております。先ほどの居住誘導区域につきましては用途地域内で定めることとなっておりますので、先ほど申したように、用途地域内の90%を居住誘導区域としたいと考えております。 今ご質問にありました蒲生地域、山田地域、そちらについては、土地再生特別措置法に基づく居住誘導区域とは別に姶良市独自の区域として、蒲生地域につきましては都市環境維持区域で、山田地区につきましては生活環境維持区域という区域設定をして、それぞれの拠点については、やはりいろんな機能を守っていくという方向で考えております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 姶良市独自のやり方で考えていくというお話かと思うんですが、そうしますと、もう既に造成されました船津地区の春花地区なんかの住宅地等々もそうなるかと思うんですけど。そこまでやるんであれば、あえて線引きをする必要もないんじゃないかという気もするんですが、要するに、線引きされない区域については姶良市独自の方法で考えていくということですよね。その辺についてはいかがですか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 立地適正化計画は、基本的には都市計画区域を対象としております。今回、都市計画区域を対象とした立地適正化計画を策定するにあたって、まずは地域全体をどうしていくかというのを考えております。 コンパクトプラスネットワークですが、姶良市、今回の立地適正化計画では、まず校区コミュニティを中心とした拠点づくり、それは都市計画区域内だけではなくて、区域外の、例えば、漆であったりとか、北山であったりとか、やはりそういったそれぞれの地域の拠点は守っていきましょうと。その拠点を公共交通で結んでいくと、そういう考えのもとに考えております。といいますのが、人口がそれぞれの地域においてもバラバラに住むんではなくて、やはりそれぞれの拠点を守るためにはある一定の区域に必要な機能がやはり集積していないといけないと。そのためには人口もある程度そこに集積している必要があるということで考えております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 今おっしゃるように、総合計画を見ると、校区コミュニティ協議会を拠点としていろいろ施策を進めていくというのが出てくるわけですね。この立地適正化計画では都市計画区域内を中心に定めていくというような、何か整合性がとれないような気がして見れば見るほど自分でもわからなくなるんですけれども、各中山間地域の拠点は守っていくと、その姿勢は変わらないという理解でよろしいですね。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 議員仰せのとおり、核という中での単位では校区コミュニティを重視しております。その中でやはり都市機能という病院等々の姶良市に必要な施設は都市機能誘導区域の中に入っていただいて、生活の維持をしていくということが目標としております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 今もう都市機能という言葉が出ましたんでそちらに行きますが、都市機能誘導施設というのがありますね。誘導する施設。これはどのような基準でそういった規模とか種類はどうなっているんでしょうか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) お答えします。 機能としましては、商業機能、医療機能、介護・福祉機能、子育て機能、金融機能、行政機能、文化・教育機能を考えております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 今大まかな機能を言われました。じゃあ、具体的に姶良市はホテル誘致を目指しているわけですが、ホテルであったり、あるいは老人ホームであったり、そういったのはどうなりますか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 都市機能誘導区域に定めます都市機能というのは、住民の生活に必要な機能という定義がございまして、ホテルについてはその対象となっておりません。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 老人ホームはどうなりますか。同じですか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 老人ホームについては、今現在、何といいますか、郊外部にも建っております。老人ホームの機能を考えたときに、実際、いろんなレベルといいますか、対象者の状態というのがございますので、特に都市機能区域内に制限するわけではなくて、どこでも一応建てられるようにということでその機能については都市機能誘導区域の施設としては定めておりません。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 都市機能誘導区域、誘導施設といいながらホテルが入っていないっちゅうのはちょっと個人的には納得しがたい面もあるんですが、ただ住民の生活に必要な施設という定義でいけばそうなのかなと諦めざるを得ないと思います。 この居住誘導区域、その線引きがされた場合、線引きから漏れたところと入ったところの、私、不動産関係やっておりますんで、不動産でいえば価値観が全く違ってくると思うんですが、その辺についてのお考えはどうですか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 今回、居住誘導区域を定めることによって、その区域外の方々については一定規模以上の開発を行う場合には届け出の必要がでます。ただし、その届け出をすれば建てられないということではございません。ただ我々としましては、できれば居住誘導区域内で考えていただけないですかという助言をすることになります。不動産の価値というところでございますが、今のところはそう大きく変わらないというふうには考えております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) いや、これは大きな問題だと思うんです。今開発をされる方々はそういうことで規模によっては届け出の必要が出てくるわけですが、土地を手放さないといけないとか、持っていらっしゃる方は大きな問題だと思うんですね。それは、今回はよろしいかと思います。避けます。 それともう1つ、都市機能誘導施設内、あるいは居住誘導施設内において、業者のほうから、例えば、建蔽率、容積率の緩和であったりとか、高さ制限であったりとか、そういう要請が出る可能性もあろうかと思うんですが、そういった場合はどうされますか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 都市機能誘導区域内の施設については、そういう建蔽、容積率等の緩和等の措置といいますか、そういうものがあるようです。実際、そのような希望があった場合には、市のほうと協議をしながら対応が可能かどうかという検討をする必要があると考えております。 ◆16番(和田里志君) 時間がありませんので、立地適正化計画については以上で終わりますが、次の開発行為に基づく道路、公園のあり方についてお尋ねしました。 答弁では、事前協議によりその位置や形状などを決めてから開発行為を行っていただいておりますと、これはもう当たり前のことなんです。これがもう重々わかった上で質問しているわけです。私が今回提案したいのは、開発行為があちこちで、特にこの南部地区は行われておるわけですね。そういったのをいかに行政として指導しながらまちづくりに活かしていくかということなんです。 パネルをお願いします。 これは、重富地区、平松地区の地図です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、右の緑色の一番大きなところが重富中学校です。これ青い丸をしましたが、これ大体、半径500mの範囲なんですが、この500mの範囲でここ二、三年の間にこのような開発行為、これでいくと赤いマークのところですが、5か所の開発行為が行われて4つの小さな公園等がつくられているんですね。これがガーデンヒルズ平松の公園です。これがサザンヒルズ重富、上が森山南公園、現在販売中ですが、下が枦山上公園、ものすごい小さな公園がこのようにつくられているわけですね。こういった施設も必要だとは思いますよ。子どもが小さいうちは。ところが、子どもが小学校に上がり、中学校に行けばもう必要なくなるんですよ。ブランコも滑り台も。こと地域の人はもう何も使えないんです。グラウンドゴルフももちろんできません。ゲートボールさえできません。草ぼうぼうになる。ゆくゆくは挙句の果てはごみステーションになるというのが関の山だと思うんです。 ですから、今回、私が提案したいのは、前も申し上げましたけど、こういう小さな公園はつくってほしくない、つくらせるな。ただ都市計画法で決まっていますんで、何%以上、3,000m2以上は3%とか決まっていますんで、そういうのに基金をつくって公園をつくるかわりにお金をもらう、そういう条例をつくってやりなさいということなんです。 これは、桜島サービスエリア、今工事中。このハッチングのかかった赤い丸のところ、これは半径150mです。ここには、現在、造成中のスマートヴィレッジ、この緑が公園です。その下に小さな公園があります。そして、上がグリーンタウン、これは大きな公園があります。ここは開発業者が造成されたところだったですかね。こういう半径わずか150mの間に小さな公園がこうしてあるんですね。だから、例えば、これでいうと、スマートヴィレッジでつくる公園は要らないから、その分、お金を、基金を積んでくださいと。拠出してください。それでそれを基金として市がためとって、大きな公園を何かつくる。例えば、今、三角のそこありますが、グリーンタウンの。ここなんかこの横の土地は開発公社の土地ですよね。物産館をつくろうとかありましたけれども。そういうところをあの三角のところをまだ大きくしていくとか、そうしていったほうが、将来のまちづくりには全然違ってくると思うんですね。公園の維持管理、これは開発業者が工事をして公園に市が引き取るわけですけど、維持管理はずっと市がしていかないといけない。先ほど言いましたように、子どもが卒業したらもう全然使われなくなる、そういったことをいって、そういうまちづくりを行政として指導していきなさいということなんです。後からまた出てきますがね、今この黒い矢印、これは道路がつながっているんですが、ここは私道なんです。15m。この私道は関係者以外は通行禁止となっています。何でこういうような私道を認めているのか。ここはスマートインターチェンジができましたら、これ通行量はふえますよ、今から。約15m。そういうのをやめなさいと。先ほど言いましたスマートヴィレッジ公園、これはもうでき上がっています。それと一番小さな、これ春田公園ですかね。そういうことで、開発行為に基づく拠出公園といいますか、一定規模以上は公園面積を確保しなさいとか、それはもう法で決まっているわけですから、それは曲げられないと思うんですね。ただ小さな公園については、市のほうで条例をつくったり、何らかの形で公園を提供するかわりにお金をもらう、それに準じた、そういうまちづくりをしていかないと今後ますます大変になってくると思うんですが。 そこで伺いますけど、ここ四、五年の間で結構ですが、開発行為によって提供された公園、何件で面積はどのぐらいあるか、調べていらっしゃいますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 合併して以来、平成22年からですけれども、県開発は34件姶良市で行われておりまして、そのうち宅地分譲につきましては15件出されております。公園の面積も開発面積に応じてですけれども、150m2から広いものでは682m2の公園が設置されている状況でございます。 ◆16番(和田里志君) 狭いところから広いところで682m2ということでございましたが、宅地分譲したところが15件、ということは15か所公園がふえているという認識でいいかと思うんですね。小さな公園がそれだけ増えているわけですね。これ682m2といいますが、これだけではグラウンドゴルフもできないですよ。ロングコースの50mとった場合に。せめて1,000m2は欲しい。だからこういう小さな公園はふやさないで基金として預かって、その部分に相当する部分を。そして、例えば、この9月議会、大きな動きがありました。請願がありました。竪野自治会、竪野地区で土地を売る人がおるから、ここを市で公園として買ってくれ、公園用地として買ってくれないかとそういう要望がありましたですよね。そういう基金があれば、金がないとかどうこうとか言うんじゃなくて目的が合致すれば、パッと買えるわけです。そういう考えについて、市長、どうお考えですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 公園等につきましては、大きな公園が必要だという声もあることは承知しております。しかし、新しく宅地造成をする中に子育て世代の人たちも多く姶良市を選んで住んでいただいております。その方々がやはり赤ちゃんを抱っこしながら、そしてバギーを転がしながら行く公園、それが近くにあるということもそういう世代の方々には必要なのかなと思っております。そういうことで、その世代の方々には非常に必要な公園だと思うので、そういう小さな公園をなくすということは私は考えておりません。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 今市長がおっしゃいました。私はなくせということを言っているんじゃないんです。それと必要な場合もある。それは当然です。近くにそういう公園があればいい、子育て中はそう思われる。それは当然です。 ただ、じゃあ、不動産を求めるときに最初から公園は条件にしないと思いますよ。求める人は。あるからたまたまそこはいいなと思われるだけで。それは別としまして、この開発面積や地域の実情に合わせたそういった制度設計というのが望ましいと思うんですが、ある程度の広さを有した公園の整備を行っていただきたい。少なくともこれまで一律に3%とか、3%から6%で上限があろうかと思うんですが、計数を掛けた形で進めていくから先ほど紹介しました近場に小さな公園がたくさんできていくと、こういう状況が生じると思うんですね。だからそういう基金を設けて管理できないかという提案をしているわけです。3,000m2を境に提供公園の拠出義務が分かれるわけですけれども、これは逆にいうと、3,000m2以下の狭い開発を行うことへのこの何といいますか、インセンティブを与えているようなことにもなっているわけ。3,000m2を超えない範囲で開発しようと。あくどい業者はそこまで考えるところもあります。マンションも大規模マンションになると、こういう広場とか必要になろうかと思うんですが、本市の場合、マンションで、広場なり公園なり提供された事例がありますか。あるいは何戸以上からなっていますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えします。 マンションについてはちょっと私のほうが承知しておりませんで、近年のマンションのそばに、同じ敷地内に公園がつくられているのはちょっと認識していないところでございます。 ◆16番(和田里志君) これから本市もだんだん都市的になってきますと、大型マンションとかできる可能性もあります。条例によって、1世帯当たり3m2以上という空間をつくりなさいと定めている自治体もあります。もう少しそういう自治体、ほかの公園基金条例をつくっている自治体もありますんで、研究されて検討していただきたい、このように思います。 時間がありませんので次に行きますが、公有財産の維持管理と処分についてでございますが、パネルをお願いします。 これは先ほど言いました通行どめになっている、通行どめじゃないですけど、関係者以外は通行禁止の私道です。こういう道路もちょっと前後しますが、本当はつくらせたらいけないんですよ。開発の段階で。そして、あの看板見てくださいよ。あれ看板建っているのは市道の中に建っているんじゃないですか。これ後で確認してください。こういう、ここは本当は前質問したときに消防車は入ってもいいというような話はいただきましたけど、これについては触れませんが。 その道路の関係でもう1つ、これ平松の地区なんですが、片一歩は川、片一歩は畑なんですね。ところが、道路がまっすぐ突き抜けている。これは、私は初めて見たんですが、珍しいなと思ったんですが、ここはこういう指導されたんでしょうか。最近、造成されたところです。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 先ほどのところは、うちの河川管理区域がございまして、開発業者さんと協議をさせていただきまして、河川管理道路でも利用できるということでああいう形態になっているところでございます。 ◆16番(和田里志君) 管理課が橋、山の河川管理もできるということでそういうのにしてもらったと、これいいことだと思うんです。そういう指導を積極的にやっていただきたいと思うんです。業者としては、奥の突き当たりなんか半分に道路を道路にしないで半分は宅地として売ろうと思えば売れるわけですよね。だからそういう指導をしていただきたいと思います。 もう1回、パネルをお願いします。 はい、これ陳情です。28年3月25日の第1回定例会で出された陳情です。新留小学校の分割的活用を求める陳情書。それと新留地区教員住宅の活用を求める陳情書。いずれも全会一致で採択されました。これ新留地区教員住宅、つい最近の状態ですか。草ぼうぼうで誰も入っていません。この陳情に対して教育委員会は、その後どういう対応をされましたか。 ◎教育部長(竹下宏君) お答えします。 新留小学校の跡地利用並びに教職員住宅の活用ということで陳情があり、このことについては教育委員会でも慎重に検討はしたところではございますが、なかなか活用の方策というところを方向性として見出せない中で今に至っているというところでございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 今に至っているということは、まだ教育財産のままという認識でよろしいですね。市の昨年策定されましたこの管理計画では、特に山間部の教員住宅等については処分も検討すると言われていますよね。もう1年以上たっていますよね。使われないんであれば、ここ、たまたま写真撮りに行ったときに近くの人が出てこられて、「もったいないですよね。貸されたらいいですよね。借りる人は幾らでもいますよ」、こんなん言われました。姶良市の市営住宅も一番家賃の安いところは1,000円で貸しているところも現在あります。金額じゃないんですよ。これ人が住まいとどんどんどんどんだめになりますよ。 もう1つ、パネルをお願いします。 はい、これ。これ重富中学校の教頭住宅だったと思うんですよ。これこの前出られて畳やら替えられたんじゃないかと思うんですが、現在使われていませんね。これどうしてですか。 ◎教育部長(竹下宏君) お答えします。 先ほどの新留小学校、それから中山間地域の小規模校の学校につきましては、教育委員会としても、今後、整備は続けていくということで方針は持っておりますけれども、市街地の中にある教職員住宅、築年数が古い建物については建物の状況、それから周りの周囲の環境等を考慮いたしまして、今後こういった住宅については整備をしていかないということで結論は出しておりますが、今方向性といたしましては、この住宅住んでおりませんので、普通財産なりに変更をかけた状態で処分を検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆16番(和田里志君) 早急にそういう教育財産から外して、もうそういうお考えであれば、処分なり賃貸なり考えていただきたいんですが、今古くなって使えなくなったとおっしゃいました。重富中学校の校長住宅の隣には旧校長住宅が市営住宅で家賃が1,000円で現在も貸し出されております。そういう皆さんは古くなって使えないと言われるかもしれませんが、十分使える、借りたいという人はいっぱいいらっしゃるんです。あるいはそのほかにももうそれだったら建物解体して処分したらいいじゃないですか。 もう1つ伺いますが、市営住宅でいろいろと廃止をされた財産の管理、今はどうなっていますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 近いところでは、新富団地ですけれども、約敷地の半分が空き地になっておりまして、地域の皆様方からグラウンドゴルフ等で使いたいということで、3自治会のほうで管理をしながら利用していただいている状況でございます。 ◆16番(和田里志君) 私が申し上げたいのは、用途廃止をされた市営住宅、これがこの再配置計画の中では条例に基づく処分ではなくて、条例に基づき云々というような表現がされていると思うんですが、それは管轄はまだ建設部のままですか。もう財政に移っているんですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 市営住宅の長寿命化計画に基づきまして、老朽化した建物を解体してその跡地の利用につきましては、さらなる長寿命化への事業化とか、それから新たな住宅の建設費をもって充てる等々の検討項目がございますので、今の段階ではまだ建設部のほうで所管している状況でございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 規則でも次の用途が決まらないと所管がえを行わないとかいろんな決まりが決めていらっしゃるかと思うんですが、そうじゃなくて、もう用途を廃止したら次の目的が決まらなくても財政に引き継ぐとか、総務部長のほうが一括管理されているとは思うんですが、そういってそういう財産については売るのか、活用するのか、貸すのか、そういうのを決める部署をつくってほしいんですよ。そうしないと、いつまでたっても処分も進まないじゃないですか。財産についていろいろ申しましたけれども、最後にもう一度、市長に公有財産のこういった有効活用、処分についての考え方をお伺いして質問を終わります。 ◎市長(湯元敏浩君) 議員おっしゃるように、眠っている公共なものをこういったものを有効活用するのは市民の活性化にとって非常に大事なことだと思っておりますが、その所有は市であろうとしてもそれをまちの中、そして地域の中で形成しているところでもあります。ですので、住民の方々の非常にそのお気持ちとか、例えば、学校教育のものとかそういったものについては非常にナーバスに響いていきますので、いろいろ慎重にそういった住民の方々のお気持ちも含めて、また住民の方々の熱意も含めて吸収していくことが必要だと思っております。 ○議長(森川和美君) これで和田里志議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前10時53分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時03分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、8番、湯川逸郎議員の発言を許します。 ◆8番(湯川逸郎君)     登      壇  平成30年第4回定例会で2番目に発言の許可をいただきました湯川逸郎でございます。 一般質問にあたり、今回、第2次姶良市総合計画基本構想が提案されております。姶良市は、今後、ますます人口増加と都市化が進むものと思われます。 市民の方々が、安全で安心して過ごすことのできる姶良市にふさわしいまちとして成長することを願い、次の3項目について一般質問を行います。 一般質問の1項目は、水道事業の水道管を含む施設の老朽化についてであります。 9月議会において、水道事業の施設の老朽化による更新や、耐震基準を満たしていない施設や、災害時に持続可能なライフラインの構築と投資が増加し、水道事業の経営に影響を及ぼすことが懸念されると示されましたが、具体的な解決策はどのように考察しておられるのか、次の3点についてお伺いいたします。 1点目は、施設の水道管を含む老朽化による更新を具体的にお示しください。 2点目は、耐震基準を満たしていない施設の解消をどのように改善されるのかお示しください。 3点目は、災害時の持続可能なライフラインの構築における準備は、どのように考えておられるのかお示しください。 一般質問の2項目は、生活習慣病の実態についてであります。 急速な高齢化や医療技術の高度化などにより、医療費全体に占める生活習慣病の割合が高い実態であると思いますが、医療費適正化に向けての取り組みをどのような方法で行うのかお伺いいたします。 1点目は、生活習慣病の早期発見や重症化予防を継続し、受診率の向上を図る対策はどのようにして対応されているのかお伺いいたします。 2点目は、生活習慣病に起因する医療費の実態についてお伺いいたします。このことは、国民健康保険、社会保険を含みます。 一般質問の3項目は、コミュニティバスの活用についてであります。 中山間地域においては、高齢化や過疎化等により、コミュニティバスの活用が生活の足として大切な移動手段であると思います。 高齢者の方々は、体力的に停留所までが遠い現状であると聞きますが、路線の見直しはできないのか。また、途中でのコミュニティバスの活用の乗車はできないのかお伺いいたします。 以上、3項目についてお伺いいたしますので、市民の方々にわかりやすく、誠意あるご答弁を求めます。 あとは一般質問席にて質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  湯川議員のご質問にお答えします。 1問目の水道事業の施設の老朽化についての1点目のご質問にお答えします。 施設の老朽化による更新につきましては、老朽管更新事業として、計画的に配水管等の布設がえ工事に取り組んでおります。しかしながら、管路延長に占める老朽管の割合はなかなか改善されないのが現状であります。 市におきましては、2019年度からの包括的業務委託を機に、毎年、管路延長の1%を老朽管更新の目標と定め、積極的に推進してまいりたいと考えております。 また、老朽化した井戸の更新につきましては、堀りかえやしゅんせつなど計画的に実施しているところでございます。 2点目のご質問にお答えします。 市におきましては、現在策定中の水道ビジョンにおいて、耐震基準を満たしていない施設の耐震化についても、当該計画に盛り込み、優先順位を定め、計画的に進めていきたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 施設の老朽化に加え、災害時におけるライフラインの確保は、全国の水道事業体が抱える喫緊の課題であります。本市におきましても、大地震地震による液状化対策として、全ての管路の埋設工事において、耐震性能を有する鋳鉄管や耐震型高性能ポリエチレン管を採用することとしたところであります。 また、民間業者が行う開発地の水道工事においても、配水管をはじめメーターまでの給水管について、同様の耐震管による布設を義務づけるなど、本年度中に新たな施工基準を定め、来年度から実施したいと考えております。 さらに、市におきましては、近隣市町や管工事組合との応援協定の締結により、災害時における資器材の調達や職員の派遣などの受援体制の整備、非常用給水袋の備蓄などを行っているところであります。 次に、2問目の生活習慣病の実態についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 本市の国民健康保険につきましては、県国保連合会のデータによりますと、平成29年度の総医療費は70億6,345万円で、そのうち生活習慣病に起因する総医療費は40億3,461万円と、全体の57.1%を占めております。 市におきましては、生活習慣病の早期発見・早期治療による重症化予防のための各種保健事業や、ジェネリック医薬品の普及・啓発等を実施し、将来的な医療費の抑制を図っているところでございます。 その取り組みの一つである特定健診は、国民健康保険被保険者に対し、毎年6月から10月までの間実施しており、健診結果に基づき特定保健指導を実施し、対象者みずからが生活習慣を見直すことにより、健康的な生活を送ることができるよう支援しているところであります。 特定健診の受診率向上については、姶良地区医師会と連携し、市内38の医療機関への年1回の説明会の開催及び全医療機関への個別訪問により、かかりつけ医からの受診勧奨もお願いしているところでございます。 また、当該年度に40歳に到達する方や、前年度、特定健診未受診者で、かつ、生活習慣病の治療中の方などに対し、保健師等が各家庭を訪問し、受診勧奨を行っております。 さらに、昨年度から、脱漏健診として、全国健康保険協会鹿児島支部の実施する集団検診おいて、特定健診の受診を可能にしたところでございます。 このような取り組みにより、平成29年度においては、速報値ではありますが、制度開始後、初めて受診率が50%を超えております。 市としましては、今後とも、受診率向上のための取り組みを図り、医療費適正化及び健康寿命の延伸に努めてまいります。 次に、3問目のコミュニティバスの活用についてのご質問にお答えします。 現在、本市が運行を委託しているコミュニティバスは18路線で、そのほとんどが中山間地域と市街地とを結ぶ路線となっております。 市におきましては、これまで中山間地域に居住する高齢者等への負担軽減策として、平成28年4月から中山間地域の一部の路線区間において、バス停以外での自由な乗降が可能な、いわゆるフリー乗降制度を導入しました。 また、本年10月から新留地区において、自宅まで送迎が可能である予約型乗合タクシーを導入するなど、高齢者等の利便性の向上を図っているところでございます。 中山間地域の公共交通については、今後とも、可能な限り予約型乗合タクシーへの転換を順次予定しており、導入に際しては、利用状況や地域住民からの要望などを考慮しながら、より利便性の高い公共交通となるよう、市地域公共交通会議等で協議してまいります。 以上、お答えといたします。 ◆8番(湯川逸郎君) 随時、1問目から2問目に入ってまいりたいと思っております。適切な答弁をお願いしたいと思います。 まず、答弁書の中におきまして、管路の延長に占める老朽管の割合は、なかなか改善されていないのが現状でありますということでございますが、このなかなか改善されない現状というのはどういう原因なのかお示しください。 ◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 水道管の耐用年数でございますが、地方公営企業法施行規則で配水管は40年と定められておりまして、これを経過したものが老朽管と呼ばれております。 水道の老朽管につきましては、現在までに積極的に布設がえを行ってきたところでございますけれども、高度経済成長期に幅広く整備された配水管等が更新時期を迎えまして、更新しても、次の年には、また新たに40年を経過する老朽管が加わることになりまして、今まで更新が進んでいないのが現状でございました。 この老朽管が、全て漏水に直結するとは限りませんけれども、現在は、大地震でも漏水の被害を押さえられ、耐用年数よりも大幅に長持ちする優れた資材も各種開発されておりますので、耐震化の意味でも、今後さらに布設がえを積極的に推進していきたいと考えております。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) なかなか難しい老朽管のことでございますが、目に見えない所で、老朽管の割合がますます延長距離が長引いていきますので、早急にそういう対策を練っていただければと思っております。 まず、その中におきまして、管路延長の1%というのが記載されております、答弁で。その1%というのはどのくらいの長さなのかをお示しください。 ◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 平成29年度末の本市の上水道の総管路延長が55万3,000mでございます。そのうち40年を経過した老朽管が9万2,600mとなり、全体の16.8%という老朽管の割合でございますが、この1%と言いますのが、この総管路延長が55万3,000mでありますので、5,500mぐらい毎年五、六千mの布設がえを、今後、推進していきたいと考えております。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) 非常に、管路で見えない地中に埋まっていますので、見えない部分の老朽管の更新ですので、気をつけながら積極的に推進していただければと思っております。 また、その中におきまして、これまで掘り返しやしゅんせつなど、老朽化した井戸の更新につきましては、堀りかえやしゅんせつなどで計画的に実施しているところでございますということでございますが、これまで何か所が掘りかえを行ってしゅんせつされましたか。 ◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 井戸のしゅんせつにつきましては、毎年、1本から2本程度の井戸のしゅんせつ。これは井戸の内部の洗浄になるんですが、これを行っております。 それと、老朽化した施設につきましては、現在までに蒲生の配水池が平成25年に更新をしております。 それとか、井戸の機能が低下した分につきましては、井戸の堀かえを平成29年度、それと平成30年度も実施しているところでございます。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) 大まかな答弁書の中だけを答弁していただきましたが、最も古い管は何年に新設されたか。また、延長はどのくらいあるのか。それは、この中の1%ということでございますが、その方針と目標等を、老朽管の目標を定めたのかをお示しください。 ◎水道事業部長(脇義朗君) 水道事業で所有しております配水管の内、現在、把握しております最も古い管は、加治木町木田地内の市道岩原本通線に、昭和31年に布設された口径100mmの鋳鉄管でございます。 ここの路線につきましては、来年度に布設がえを行うこととしておりますが、来年度の計画が360m、3,600万円でしようかということで計画をしております。 ほかにも、38年とか、まだ結構残っておりますので、計画的にこの1%を目標にして、毎年、推進をしていきたいと考えております。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) 次に、全体的に40年以上のものが老朽管と考えるが、市全体の延長はどの程度布設されているのかを、40年以上のものが布設されているのかをお示しください。 ◎水道事業部長(脇義朗君) 先ほども答弁しましたとおり、40年以上の老朽管が、上水道でございますが、9万2,600mまだ埋設されているというところでございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 2点目の質問にお答えして、答弁はいただいておりますので、それに基づく質問を行ってまいります。 耐震基準の問題でございますが、耐震基準に満たしていない施設の解消をどのように改善されているかをお示しくださいという問題で、耐震基準を満たしていない水道管を含む施設は、どの程度存在しているのかをお示しください。 ◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 配水池や浄水場などの管路以外の水道施設でございますが、上水道ではおおよそ、現在、100か所程度の施設がございますが、このうち昭和56年に改正された建築基準法の新耐震基準に基づき、耐震構造でないもの、耐震診断が必要なものが約4割となっております。 また、耐震管以外の老朽管と言いますが、ここについては、先ほど申しました40年を経過した管、これが一応耐震基準を満たしていないものとして、今後、布設がえをしていきたいと考えます。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) 耐震基準を満たしていないというのが100か所ぐらいある。その100か所という言葉は出ましたが。そして、水道のほうの60年以上、4割程度あるということと、40年以上のものが。 この耐震基準というのは、今後、地震あるいはそういうものの災害が出てきた時の最も注意しなければならない管じゃないかなと思っております。 この中で、最も、この中で、今、述べられた中で最も古いのはどの程度ありますか。さきに述べられた中で、40年以上が。 ◎水道事業部長(脇義朗君) まず、100か所というのは上水道の施設の数でございます。全ての数が100か所ありまして、このうち4割程度が耐震基準に満たしていない。耐震診断が必要なものということでございます。 この施設の中で一番古いものでございますが、加治木の小山田の第一、第二水源地が昭和26年、反土第一配水池が昭和30年。姶良では山田の水源地と配水池が昭和41年、第二配水池が昭和45年などとなっておりまして、昭和40年代までの施設が姶良市内に15施設残っているというところでございます。 以上です。 ◆8番(湯川逸郎君) 非常に、水道事業の場合は土の中に埋まっておりますので、なかなか、最も古いものはもう極端に言いますと、水とかあるいはそういう道路の状況に応じて、すぐに取りかえなければならないと思いますが、15か所、最も古いのがありますというめどがつきましたので、これに伴います修繕かれこれの方向性を、今後、つくっていければと思っております。 そして、3点目の質問に入りますが、3点目は、市は、管工事組合と湧水町との協定を締結されていると思います。内容をお示しください。 ◎水道事業部長(脇義朗君) 仰せのとおり災害に関する協定は、平成20年10月に霧島市、湧水町と合併前の姶良市の旧3町の間で、水道施設災害発生時の相互応援協定書を取り交わしております。 協定内容でございますが、飲料水その他必要な物資、資器材の提供、応援措置に必要な技術等職員の派遣などとなっております。この応援の要請を受けた時には、直ちに応援体制を整え、必要な応援を行うものとするとされております。 また、市内3地区姶良・加治木・蒲生の管工事組合とは、災害時における応急復旧に関する協定書を、平成22年7月に締結しまして、この第2条で応援の範囲を水道施設の損害等の応急復旧等、配水管の分岐からメーターまでの給水装置の損傷等の応急復旧としております。 ここでも、応援要請を受けた時には、速やかに応急復旧を行うための人員及び機材を出動させ、応急復旧に協力するものとするとされております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) この管工事組合と湧水町との協定は、非常に大事なものでございます。ほかの施設とは違った形で、管工事組合は一生懸命働いていると思いますので、その点を十分に酌んだ上で水道事業の改善を行っていただけますと思います。 次に、災害時の給水袋は、現在、どの程度の備蓄があるのかをお伺いいたします。 ◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 平成29年度末でございますが、備蓄している非常用給水袋は3L、6L、10L、この3種類があるんですが、合わせまして1万5,600枚ほどでございます。 なお、姶良市の全世帯約3万6,000戸の半分、1万8,000枚を備蓄することを目標としてきましたので、今年度中に6Lの給水袋3,000枚を購入する予定としております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) この備蓄も災害時には、たまたま姶良はそういう災害というのは現在まではありませんが、これからはどういう状態が起こるかわかりません。 北海道にしても、東北にしても至るところ日本中災害だらけでございますので、十分に、これは水道課と連携取りながら行っていかなければならないものが大きいと思います。ですから、一般会計の中でも、そういう準備方をお願いしたいと思っております。 その中におきまして、水道法の民営化改正が国会で協議されておりますが、本市は、今後の水道事業についてどのように考えていらっしゃるのかお伺いいたします。 ◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 国が、現在進めております水道法の改正法案による水道事業の民営化は、コンセッション方式と呼ばれるものでございまして、施設の所有権を有したまま、民間事業者に運営権を譲渡するようにできるようにするものでございます。 しかし、全ての自治体が民営化に移行しなければならないというものではなくて、大きなメリットが得られると判断した自治体のみが、自身の判断で導入するものでございます。 本市のような中小の水道事業体に、今後、企業が参入し、経営を行うことにメリットがあるのかなど、まだ見えないところが多分にございます。 民営化により一番心配されます水道料金の値上げをはじめ、施設管理の不徹底などによる市民サービスの低下等の懸念が払拭されない限り、本市の水道事業が民営化に進むことはないと考えております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) この答弁書の中におきまして、民間企業が行う開発地の水道工事についてということで答弁がなされておりますが、この中におきまして、本年度中に新たな施工基準を定め、来年度から実施したいと考えておりますと書いてございます。答弁があります。 この内容的なものをお知らせください。 ◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 本管の分岐からメーターまで、これが給水管になるんですが、現在までは硬質塩化ビニールパイプ、塩ビ管ですね、HIパイプなんですが、これで承認をしておりましたけれども、全国の災害の事例を見てみますと、耐震管を布設することによりまして、地震が起きても漏水がしていないという実例がございますので、この給水管についても耐震管にするように、給水装置の施工基準というのを新たに、今、改定をしているところでございまして、来年度から施行をしたいと考えております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 水道事業というのは、本当に大事な、人間成長のためには必要な事業でございます。 ですから、市民の命をかかわる重要な問題でありますので、やはり早期にそういう古いものは取りかえながら、完成するような方向性を示してほしいと思います。それが、計画的な整備されることを強く望みます。 以上で水道のほうは終わりたいと思います。 次に、生活習慣病の実態について質問いたします。 生活習慣病の早期発見や重症予防を継続し、受診率の向上を図る対策はどのように対応されているのかをお伺いいたします。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 先ほどの答弁でもございましたけれども、まず生活習慣病につきましては、普段の生活から食生活、運動、地域の生活含めた中で起こってくるそれぞれの個々の病気であります。 その中で、例えば糖尿病、がん、心臓病、高血圧症、脳卒中、そういうものがあるんですけれども、健康増進関係の中で健康あいら21、その上には健康かごしま21というのがございますが、その方向性の中でも同じような形で重症化予防の健診、指導をしていくという流れの中でもおります。 また、予防という観点でいきますと、保険年金課におきます特定健診というのがございます。特定健診の受診率をいかに高めて、いかにそれぞれの人たちが健康に取り組んでいくか。そこを啓発していくと。そういう方向の中で取り組んでいかなければならないということで、現在、目標値には届いておりませんが、健診率も上がってきておりますので、現在の姶良市の状況を把握をしながら、重点的な部分をまた再整理して取り組んでいきたいと思います。 ◆8番(湯川逸郎君) 国民健康保険、あるいは生活習慣病の早期発見の中ですか。どのように対応されていらっしゃるかということをお聞きいたしました。 その中におきまして、やはり答弁書の中には国民健康保険につきましては、国保連合会のデータによりますと、29年の総医療費は70億6,345万円という数字があっております。これは非常に大きな数字でございます。 そのうちに生活習慣病というのがその中にありまして、総医療費は40億3,461万円と。先ほど部長のほうが答弁されましたが、こういう大きな金額が、この保険から出ているわけですので、それらを考えますと、やはり受診率の向上を図ると同時に、財政の方向性も考えていかなければならないと思います。 市におきましても、やはりこの中の一つであろうと思っておりますが、逆に、医薬品はジェネリックに頼っているということを書いてございます。 どうして、ここにジェネリックというのと、最近の新しい、古いものですかね。そういう新旧の対応がなされたのかをお聞かせください。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 市民の皆様の健康を増進するという目標と。そうなりますと当然医療機関にかかっていただいて、中では高度な治療もしていただくと。そういう中では、当然、医療費も上がっていくということになります。そういう中で、裏腹ではございますが、医療費の適正化を図らなければならないと。 そういう中で、私どもが、これは国保に限らずほかの協会健保とか、ほかの保険者もそうなんですけれども、まず病院にかかった時のレセプトの点検、間違いがないかどうか。 あとジェネリック医薬品。議員、申されましたジェネリック医薬品の普及・啓発。これが、最初の当初開発でされた薬品と、そのあと別の会社の中で後発的に同じ効能を持つ薬を製造して、いうものがございますが、ご存じのとおりなんですけれども、そのジェネリック薬品に転向することによって、姶良市におきましては、昨年度約4,000万程度の縮減にもつながっているところでございます。 ジェネリックに変えることで、こんなにもというふうに、最初は、私も赴任した時には思ったんですけれども、そういう効果も期待できるということを含めて、ジェネリックについては、今後も取り組んでいこうと。そういう方向でいるところです。 ◆8番(湯川逸郎君) この問題は、私のほうも国民健康保険と社会保険の実態というのは、両方から迫ったものでございます。 そうしました場合には、国民健康保険のほうの考えというのをお聞かせください。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 今現在、姶良市には国民健康保険の被保険者と、あと企業における協会健保ですね。正式に言いますと全国健康保険協会鹿児島支部。また、我々共済組合、警察とか、県とかいろいろ国もございます。また、後期高齢者もございます。 そういう部分を含めて、いかに情報交換をして、姶良市全体の医療がどのようにあるのかというのを分析していかないといけないんですけれども、そのデータ的な交換というのが、4つの保険者の中での情報でしか、今のところ情報交換が実際できてない部分もございますので、いろいろな所、いろいろな保険者と、また情報交換をして、姶良市の保険、医療というものをどうすべきかということを考えていかないといけないと思うんですが、まず、一番の根幹である国民健康保険。これをいかに継続していくかということはございますので、他の保険者のいろいろ、前も申し上げましたかね。 特定健診の脱漏者の方々の相互乗り入れで一緒に健診をするとか、そういう交流を図りながら国保の運営を守っていきたいというふうに考えております。 ◆8番(湯川逸郎君) 国民健康保険の実態というのも、非常に苦しい中でございますが、社会保険のほうの実態というのはどのような状態であるか答弁ください。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 社会保険につきましては、当然、事業主負担というのもございますけれども、従業員の方々、被保険者の方々の負担もまた違います。また、年齢層もまた変わってくるということにもなります。 例えば、協会健保の方々、65歳ぐらいまで働かれた方が退職されると、国民健康保険のほうに入ってこられるということになりますので、そういう意味では、若い世代の方々が社会保険には多いという現状はあるかと思います。 ですから、医療費につきましても、若干他の社会保険のほうが、平均のほう、我々の国保より下回っている部分はあるだろうと思います。 ◆8番(湯川逸郎君) 非常に国民健康保険と社会保険の優遇制ですかね。お互いにすり合いもしなければならない点が出てくるというお話がございました。 そう考えますと、国民健康保険の実態や社会保険の実態、これは姶良市内の市民全域の考えをまとめなけりゃあいけない部署があると思います。 そのあたりはどういうふうに考えていらっしゃるのかお伺いいたします。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 今のご質問につきましては、担当課長のほうに答弁させます。 ◎保健福祉部健康増進課長(濱田耕一君) 健康増進課、濱田でございます。先ほど部長のほうからもありましたけれども、社会保険と言いましてもいろいろな保険がございます。 鹿児島県におきまして、鹿児島県社会被保険者協会というのがございます。その中で、いろいろその保険者で取り組むべき事項とか、医療費等について報告があるのですが、基本、社会保険につきましても組合いろいろ保険がございますが、取り組みにつきましては、医療費の節減、または特定疾病とかそういった重症化をならないように健診等をしているのは、どの保険者も一緒でございます。 ただ、ここにございます特定健診につきましては、被保険者が各保険者で行うということになっておりまして、データ的に申し上げますと、全ての保険者が報告義務がない関係で、数字的には80%ほどの保険者の報告しかないんですが、それを市町村別ということになりますと、先ほど部長のほうからもありましたけれども、4保険者が報告をしております。 姶良市にかえますと75%の保険者が報告して、全体の75%になるんですが、医療費関係につきますと、その75%で大体230億ぐらいの年間の医療費がかかっております。 簡単に逆算しますと306億円ぐらいの数字になりますけれども、ただそこの構成する被保険者の年齢層が違いますので、単純に306億円が姶良市の医療費ということにはなり得ないとは考えているところではございますけれども、その中で、特定疾病と言いますか、生活習慣病の割合ですが、その75%で申し上げますと、大体総医療費の3割が生活習慣病の割合という形になっております。 健康増進課としましても、全市民を対象にこの生活習慣病の予防ということで、健康教室とか、ロコモ運動の推進とか、そういった部分を保険者とは関係なく、市民に対して、今、実施しているところでございますけれども、今後もそういった部分をどんどん広げて実施していきたいというふうに考えているところございます。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 全体的なもので75%ということで、生活習慣病の中でも非常に大きな数字が出てくると思います。 運動、それから市民の健診かれこれにかかわる料金というのは相対的に国民健康保険と社会保険の区分をしていただきましたが、今後、姶良市におきましても、その実態を慎重に、真剣に捉えて、この問題は取り上げなければ、ただ国保だから、あるいは社保だからで済ますんじゃなくて、やはり同じ人間ですので、そういうものは家族もおります。 そういうものまで考えた時には、当然、ここで出てきます、私は国民健康保険の実態、社会保険の実態というのを分けながら聞いたわけでございますが、これもどの課でも結構ですので、やはり合同会議を開きながら行っていくべきじゃないかなと。そうすることによって、医療費の低迷が見えてくるんじゃないかなと思っております。 そして、この項目の中で最もどちらとも言えない項目があるのが、3次救急医療の実態です。3次救急の医療は、どういうふうな形態で出てくるのかなというのをお聞かせください。 ◎消防長(福ケ迫勇二君) お答えいたします。 ただいまのご質問につきましては、3次救急医療ということで、消防が多分に影響することから、私が答弁させていただきます。 救急医療につきましては、初期の医療機関、2次医療機関、3次医療機関というのがございます。 初期の医療機関につきましては、皆さまが風邪とか、そういうところでかかる医療機関でございます。 2次の医療機関につきましては、24時間365日傷病者、患者さんですね。患者さんを受け付ける医療機関でございます。 3次救急医療機関は、専門の医師、専門の医療につきまして処置する所でございまして、鹿児島県におきましては、鹿児島市立病院、それと鹿児島大学病院に医療機関が3次医療機関となっております。 この医療機関につきましては、厚生労働省につきましては、100km圏内に1つつくりなさいという決まりもあるようでございますが、鹿児島県は、この地域の実情から2医療機関が選定されているようでございます。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) この専門医療的な考えになりますと、医療機関の1次医療、2次医療、3次医療というような形に入っていきますが、お互いに、これは市内のどこへでも持っていけるような体系を早急につなげなけりゃあならないと。そういうものが、今後、こっちはこっちだよ、こっちはこっちだよというような判断じゃなくて、1次救急、2次救急、3次救急。こういうものも習慣づけたもののひとつの医療費につながっておりますので、そういうものを改善すべき問題点じゃないかなと思っております。 最後に、コミュニティバスのことで申し上げます。 この実態の中におきましては、フリー乗降制度を導入して、今後、対応していきますということでございます。 私のほうも、このフリー乗降制度が早くできたらいいのになと思っておりました。そうでなければ、この質問を作成する中におきまして、どうしても高齢者が問題点をそのまま要望かれこれにつながってきますので、18路線全てこういう体系ができているのかどうかをお伺いいたします。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 議員、ご指摘のフリー乗車区間でございますが、最初の取り組みが平成28年度でございまして、このときに蒲生で8路線、加治木で5路線、合計13路線に設置しております。 さらに、29年度におきまして、蒲生地区に1か所、それから加治木地区に1か所を新たにフリー乗車区間として設けております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) このコミュニティバスというのは、非常に便利なもので、そして、市内の走行しているバスを見ますと、高齢者の方が多いようでございます。 そうしますと、この路線の改善におきまして、18路線をコミュニティバスが走行できますよと。ですけど、中山間地域というのと市街地、この区分というのは非常に難しいんじゃないかと思いますが、どのような検討がなされましたか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 市長答弁にもございますが、中山間地域におきまして、高齢者、それからバス停の問題等々いろいろあってございますが、市としましてはデマンド交通ですね。乗合型のタクシーに移行しようという方向で、現在、動いておりまして、本年10月1日からは新留地区で本格実施が始まりました。 さらに、11月、12月におきまして、大山地区と久末地区の高牧集落ですね。こちらで実施に向けた試験運行を開始しております。 さらには、残ります加治木、それから姶良の一部につきましても、中山間部分につきましては随時試験運行を行いまして、本格実施に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 今、新留地区を中心に、あるいは北山地区を中心に、いろんな方向性を、今、述べていただきましたが、その中におきまして予約型乗合タクシー。これの中に、年齢的にどのような体系が見えているのかをお知らせください。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 これにつきましては、実施前のアンケート等で洗い出しておる年齢でございますが、抽出されました人々83名に対しまして、一番多いのが、やはり70代、80代、90代の方が多いようでございます。 逆に、10代、20代という方は少ない人数となっております。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) この答弁の一番後ろのほうにありますが、本年10月から新留地区において、自宅まで送迎を可能である予約型乗合タクシーの導入すると。そしてそのあとに、高齢者等の利便性の向上を図っているところでございますと書いてございます。 そうした場合に、自宅まで送迎が可能であるという、この中身につきましてお知らせください。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 いわゆる新留地区のお住いの方であれば、そのご自宅までお迎えに行って、再度、例えばくすくす館で買い物された後には、ご自宅までお送りできるという制度でございまして、逆に、蒲生の地区内におきましては、現在のところ、これは新留地区のデマンド交通でございますけども、くすくす館、Aコープの蒲生店、それから野村たばこ店前等々に駐車する形でルートを組んでおります。 以上でございます。 ◆8番(湯川逸郎君) 高齢者が、これからは足がありませんので、大いにこの活用を図っていかれたらと思います。 私のほうとしましても、質問事項は全て終わります。 最後に、コミュニティバスの活用が生活の足として大切な移動手段であると思いますので、今後もこのコミュニティバスの活用を大いにPRしていただければと思っております。 以上で終わります。 ○議長(森川和美君) これで湯川逸郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。 午後からの会議は1時から開きます。(午前11時56分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後1時00分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、5番、田口幸一議員の発言を許します。 ◆5番(田口幸一君)     登      壇  皆さん、こんにちは。昼食後の眠たい時間帯に傍聴してくださる方々に感謝申し上げます。 また、インターネット配信によって、傍聴してくださる方々にも感謝を申し上げます。 昨夜、テレビを見ていると、静岡県浜松市において上水道下水道における水の安心・安全は守られるかという解説がありました。議会と語る会で話題になった青葉台配水池の安全・安心は守られているという水道事業部長の話でございました。 ただ、下の部分が少し傷んでいるので、修繕する計画というお話でございました。世の中は、皆さん新聞紙とかテレビでも報道されましたが、殺人等が起こり不安定です。その世の中にあって、私は陸上競技をこよなく愛しておりますが、11月25日の新聞の情報によりますと、蒲生スピードランナーの活躍は6年生から1年生まで活躍が報じられております。また、重富中学校、帖佐中学校の陸上部の活躍は立派なものです。これも11月25日の新聞に掲載されておりました。 それでは、さきに通告した5問について質問いたします。 質問事項1、国産の杉材活用について。 要旨(1)市内のあちこちの山で、杉が切られ積まれているが、主に何に利用されているのか。 要旨(2)外国産材と比べてどのように違うのか。 要旨(3)民有林と公有林の活用の違いを示せ。 要旨(4)植林して何年ぐらいで材木になるのか。 質問事項2、耕作放棄地について。 要旨(1)市内のあちこちでセイタカアワダチソウや枯れ草が見られるが、パトロールはどうなっているのか。 要旨(2)地権者を調査したのか。 質問事項3、側溝ふたについて。 要旨(1)せっかく設置した側溝ふたがガタガタに動き、歩行・交通の障害になっている箇所が見受けられる。パトロールはどうなっているのか。 質問事項4、ロードミラーの設置について。 要旨(1)姶良市道・公園等の近くで死角になっている箇所があるが、どうにかならないか。 要旨(2)設置には、どのような条件があるのか。 質問事項5、雑草の除去について。 要旨(1)稲荷橋周辺にカネンカズラや多くの雑草が茂っていて見苦しいが、どうにかならないか。美しいまちを保つためにこの状況をどのように捉えるか。私はけさ、稲荷橋周辺を歩いてみましたが、私が通告してから何の作業も行われておりません。 要旨(2)通学路においても雑草が生い茂っている状態は、防犯上・交通安全上、問題がある。教育委員会としてはどう考えるか。 あとは一般質問席から質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  田口議員のご質問にお答えします。 なお、5問目の2点目のご質問につきましては、教育長が、また、2問目の1点目及び2点目のご質問につきましては、農業委員会が答弁いたします。 1問目の国産の杉材活用についての1点目のご質問にお答えします。 戦後間もなく植林をされた杉などが利用期を迎え、市内でも伐採が行われています。そのほとんどは、構造用の製材品、集成材、合板などの住宅用建築資材や、木質バイオマス発電の燃料材等に利用されております。 2点目のご質問にお答えします。 国産材は、杉やヒノキが主であり、木材の中でも柔らかい部類に属することから、機械等で製材加工がしやすいのが特徴でございます。また、日本の気候の中で育ったため、建材としても日本の風土に合っているものと考えます。 3点目のご質問にお答えします。 民有林と公有林はどちらも同じような活用がなされており、大きな違いはございません。 4点目のご質問にお答えします。 標準の伐期齢は樹種により異なりますが、一般的に杉やヒノキは35年から40年程度であります。また、間伐は地域により異なりますが、20年から30年ほどで伐採して利用されているようでございます。 次に、3問目の側溝ふたについてのご質問にお答えします。 職員が道路パトロールを実施する際には、道路や側溝ぶたなどに異常がないか細心の注意を払いながら行っているところであります。 しかしながら、ふたのがたつきや破損など、全てをパトロールにより確認することは困難であることから、地域の方などからの情報提供により、現場を確認した上で必要な措置を講じているところでございます。 次に、4問目のロードミラーの設置についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。 本市では、地域の交通安全対策として、市道等において見通しが悪い箇所に自治会やスクールゾーン対策委員会などからの要望に基づき、現地調査を行い設置の可否を判断し、緊急性などを考慮して道路反射鏡、いわゆるロードミラーを設置しております。 設置の判断基準としましては、1点目に当該箇所が信号機の設置されていない交差点で見通しが悪く、交通事故発生の恐れがあること。 2点目に当該箇所が見通しの悪い屈曲部にあること。 3点目に道路反射鏡を設置することにより、見通しの悪い交通状況の改善と公道を走る車両等の安全確保が図られること。 4点目に地域住民の生活道路や通学路になっており公共性が高く、特定の個人や一部の市民のための設置ではないこと。 5点目に道路反射鏡を設置する用地が確保できることなどであります。 また、判断に際しましては、個人や事業者が管理する土地の草木、工作物等により視界が遮られ、見通しが悪いなどの交通状況が認められるときは、市安全・安心まちづくり条例の規定に基づき、改善をお願いしているところであります。 次に、5問目の雑草の除去についての1点目のご質問にお答えします。 稲荷橋周辺の思川の堤防は、雑草等が繁茂している箇所も見受けられます。思川を管理している県におきましては、地域の要望や緊急性等を考慮しながら、寄り洲の除去にあわせて除草作業を行っているところであります。 このほか、県では、管理する河川、海岸の定期的な除草やごみ拾いなどの美化活動を行う団体、または個人に対して補助金を交付し、地域の環境保全活動を支援しているとのことであります。 一方、市における河川等の美化活動に対する支援策については、地域づくりにつながるものとして自治会が行う活動に対して、補助金を交付し、また河川堤防等の除草作業を行う団体には、市衛生協会を通じて助成金を交付しているところでございます。 さらに、美化ボランティア活動団体として、登録された団体や個人が清掃活動をされるときは、作業によって排出されたごみを収集、処分するための袋を市において別途作成、無償配布し活用いただいているところであります。 市としましては、今後とも市民のボランティア活動に対する支援策を主体として、共生協働による緑豊かな水辺環境づくりに努めてまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  5問目の雑草の除去についての2点目のご質問にお答えします。 市教育委員会におきましては、本年度前半の大阪府下でのブロック塀倒壊事故及び新潟市の下校中の女児の事件を受け、全ての学校で通学路におけるブロック塀の点検と、防犯上の緊急合同点検をあわせて実施いたしました。 リストアップされた危険箇所につきましては、警察等の関係機関への情報提供を行ったところですが、雑草の繁茂による危険箇所の指摘や受けていないところであります。 通学路の安全につきましては、毎年、各学校で行われるスクールゾーン対策委員会で出された危険箇所をもとに、合同点検を実施しております。その中で雑草等が原因であると判定された箇所につきましては、道路管理者等に除去などを依頼する旨の通知を行い、問題の解消に努めております。 ◎農業委員会会長(米迫愼二君)     登      壇  姶良市農業委員会会長の米迫です。よろしくお願い申し上げます。 2問目の耕作放棄地についての1点目のご質問にお答えします。 農業委員会では、毎年全農地の利用状況について調査を実施し、耕作放棄地の実態把握と発生防止解消に取り組んでおります。調査の結果、過去1年以上耕作に寄与されず草刈り等の維持管理も行われていないと判断される農地については、所有者などに対して、利用意向調査を実施しております。 将来的に農地をどうしたいかの意向を把握するとともに、それらの意向を踏まえ、農地中間管理機構への情報提供及び機構活用の啓発、農地の貸借、売買のあっせん等を行うなど、農地の利用増進や農地利用の最適化に努めているところであります。 また、農業委員、農地利用最適化推進委員の必須業務となっている耕作放棄地の発生防止、解消対策及び違反転用の調査を目的に、各担当地区において農地パトロールを実施しております。 2点目のご質問にお答えいたします。 農地法では、農地の所有者等の責務として、雑草等が繁茂しないように農地の管理を行うことが定められております。そのため、農地の適正管理がなされず周辺地域の営農に著しい支障が生じ、または生じる恐れがある場合は、所有者等を農地基本台帳等で確認し、定期的に雑草を除去するなどの農地の適正な管理について、訪問や文書通知等により指導を行っております。 以上、お答えといたします。 ◆5番(田口幸一君) それでは、順を追って質問を続けてまいります。 まず1問目の杉を使った国産材活用はというところで、ヒノキとの違いはどこにあるのか。私の家は築46年経過いたしましたが、ほとんどが杉を使ってあります。それと何か床の間のところには、ヒノキを使っておりますが、現在でもそのヒノキが居間を光らせております。そこで1問目のヒノキとの違いはどこにありますか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) ヒノキとの違いということでございます。 杉とヒノキの特徴を述べて、その違いをさせていただきたいと思いますが、まず杉は特徴として、木目が真っすぐで柔らかい。そして、軽くて加工がしやすいということでございまして、柱や桁、天井や壁などの使い方はさまざまでございます。 また、障子など建具としても利用され、断熱性が非常によいとされております。 一方、ヒノキの特徴でございますけれども、ヒノキは乾燥性がよく、柔らかく軽いとなっております。そして、耐水性や耐久性があって強度が高いというふうに言われております。ゆえに柱や土台によく使用されておるということであって、光沢がまたありまして、木肌が白く独特の香りがするということです。 また、防虫効果もあるということで、杉に次いで多く植林をされているのが現状でございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 次に、民有林、国有林の広さはどうなっているか。これは、姶良市においてです。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 民有林と国有林の面積でございます。 市内の森林面積は1万5,378haございます。そのうち、民有林の面積は1万4,553haありまして、森林面積の94.6%を占めてございます。 国有林の面積でございますが、825haございまして、森林面積の約5.4%を占めております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 今、答弁をいただきましたが、姶良西部森林組合の取扱量はどうなっておりますか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 姶良西部森林組合の蒲生木材流通センターでの取り扱いを申し上げますと、杉の年間の取扱量、これは平成29年度の実績でございますけれども、取扱量が1万8,531m3、取引額を申し上げますと、1億8,129万6,000円ほどでございます。ヒノキは、取扱量が2,997m3で取扱実績が3,134万8,000円程度となっております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 今、次長からいろいろ詳しく説明をしていただきましたが、これは国産材について私はお尋ねをいたしました。大きな質問のところで外国産材というのがありますが、私は通告をしております。今後、この外国産材と国産材をどのように活用していかれるのか、また、外国産材を使った家屋は29年度末でいいですから、どのようになっておりますか。
    ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 国産材と外国産材の利用についてというところについては、これは国全体的なことになりますので、姶良市に特化してはちょっと資料を持ち合わせてございませんので、何ともお答えすることはできませんが、また、国産材と外国産材の住宅材についての向き、不向きというふうに理解しますけれども、そこを見ますと、当然国産材は日本の風土や気候に合っているというのはもちろんでございます。外国産材もその特性を生かす外国産材をその特性を生かした構造部分に現在多く使用されておりますので、国産材と外国産材についての向き、不向きというのは特にないのではないかというふうに思っております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 次に、大きな質問の耕作放棄地について移ります。 パトロールをして何か所放棄地が確認できましたか。 ◎農業委員会事務局長(湯脇信一君) お答えいたします。 毎年、7月から8月にかけて利用状況調査、農地パトロールを実施をいたしております。 本年8月末で押さえました数字が耕作放棄地360件でございました。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) その耕作放棄地360件と、今、説明がありましたけど、そのような耕作放棄地の地権者に360件というのは私は多いのではないかと思いますが、このような方々にどのような指導、助言を行ったのですか。 ◎農業委員会事務局長(湯脇信一君) 耕作放棄地の地権者に対しましては、農地の適正な管理について、戸別訪問や文書等の通知により指導を行っております。 また、農地の売り渡し、貸し付け等のあっせん事業などの助言を行っております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 私の母の実家は、春花にありますが、先日その春花の墓参りをしたときに、春花の墓の入り口はセイタカアワダチソウの枯れ草、そしてまた自然の枯れ草が繁茂しておりましたが、そこは確認されたのか。これはまた民有地だったのか。 ○議長(森川和美君) 田口議員、ただいまの質問、確認が答弁できますか。 ◎農業委員会事務局長(湯脇信一君) 該当地につきましては、ちょっとトラブルがあったもんですから、非常に鮮明に覚えております。 該当地につきましては、裁判の係争中であり所有者が確定するまでは、事態を見守ることとし、解消指導を留保しておりました。先般、登記事項証明書により裁判の結果が出まして、登記所有者が確定いたしましたので、現地を確認し所有者に文書の通知の勧告をしたところでございます。 しかしながら、文書が返戻になったため、近隣に聞き取りをいたしましたところ、東京方面にいるらしいということで、今後、現在住所がつかめておりませんので、所在が判明次第、耕作放棄地の解消指導を行ってまいりたいと思っております。当地は民有地でございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) この360件の放棄地は所有権は確認できたのですか。 ◎農業委員会事務局長(湯脇信一君) 所有権の確認につきましては、農地基本台帳が基本でございますが、相続が発生したり、権利者が多岐にわたっている場合、地元からの苦情があった場合に、解消指導ということで文書の通知をいたします。その関係で、相続関係を調査をしたりということをいたしております。 また、市内住民につきましては、住民基本台帳等で確認をいたしております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 次に、大きな質問事項、側溝ぶたについてお尋ねをいたします。 パトロールの後、がたがたを修繕されたのか。これは土木課の管理係の課長補佐が私の家に来られました。まずそこをお願いします。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 側溝ぶたの騒音につきましては、延長もかなり長いことから、全てを確認することはちょっと今の段階では難しいことでして、地域住民から連絡をいただいて出向きまして、まずは構造もいろいろありまして、昔ながらの場所打ちと言って、現場で側溝をつくってふたを乗せる部分やら、それから二次製品ででき合いのもの等がございます。その状況を見ながら、ゴムのマットを敷いたりとか、それから木材で押さえつけたりとかいうのを、まず応急処置をしてやっているところでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 今の件について、ほかにこのような箇所が見受けられたのか、土木課の職員が回って来られたときには、ほかにもたくさんあるということを言われましたが、その場所を示してください。どこどこという。わからなければ、わからないでいいです。 ◎建設部長(徳部健一君) 申しわけございません。具体的な数は、今、把握しておりませんが、パターンで言いますと、狭い幅員の中で側溝が1方向しかない。もしくは真ん中にしかないとかいったことで、経年劣化で側溝自体を全部変えないといけないというのがたくさんの例でございます。それともう一つは、例えば、車が1台だけだったら音はしない。離合するときに、どうしても側溝に乗ってしまうということで、そういったところは、2年ぐらい前にコンクリートを接着するやり方でなるべく通行止め期間を短くしたやり方でやっているケースがございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 今の件については、土木課の職員が回って来られたときにも、ほかにもたくさん何か所もあるということですから、あともってまた報告をしてもらえないでしょうか。 次に、大きな質問事項、ロードミラー設置について、これは1、2というふうに質問を通告しておりますが、このロードミラーの設置については、現地を確認されたのですか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) ロードミラーの設置につきましては、要望が出たたんびに現地を確認しております。議員からの要望につきましては、10月末に出されました時点につきまして、市道楠元、重富小学校下線の楠元橋のたもと、それから重富中学校近くの池島町本通線、それと池島6号線の交差点のこの2か所につきまして、11月6日に現地の調査を行っております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 次に、そのロードミラーの入札について、入札はどのようになっているのかお尋ねします。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 工事の発注につきましては、建設部のほうにおきまして、市の交通安全施設補修業務委託ということで、年度当初に区画線、それから防護柵、道路反射鏡の3工種について、年間の単価計画を締結しまして、計画的に発注しているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) そのロードミラー設置について、1基設置するのに費用はどれぐらいかかるのか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 ミラーの直径によって違ってくるわけでございますけれども、60cmの直径の1面、それを真っすぐな支柱に設置したもので、一番ポピュラーな形でございますけれども、これが約1基あたり10万4,000円ということでございます。 また、ミラーの直径が80cmになりますと、約13万円ということになっております。そのほか、ミラーの大きさ、それから面数1面、2面、それから柱の形状によって単価が変わってくるというところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 私が住んでいる池島町にも、このロードミラーがたくさん設置してありますが、過去においてロードミラー設置で事故はありませんでしたか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 29年度のこの要望件数で申し上げますと、自治会長等から要望28件来ております。そのうちにおきまして、ここについては事故が発生し危険な場所であったということの理由を付して、設置の要望が出された箇所が2か所ございました。現地を確認しまして、見通しが悪いこと等を確認しまして、設置の必要が判断としまして、その箇所につきましては、現在設置されているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 次に、最後の5問目に入ります。 ひな壇でも話をしましたが、けさも稲荷橋周辺を歩いてみましたが、通告してから時間がもう大分経過しておりますが、草刈り作業はいつごろ予定しておられますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 稲荷橋周辺につきましては、年に2回除草しております。ことしも正月前に刈払いをする予定でございますけれども、作業の工程上、まだ着手していないということでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) この箇所は市長答弁にありましたが、県が管理していると。県は河川の中を管理していると。土手から3m以内は、市が管理して先ほどもありましたが、年に2回払ってシルバー人材センターに委託して、払っているというふうに私は考えますが、その年に2回の草刈りの作業はどのようになりますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 まず1回目は、思川水系美化浄化委員会様のアジサイが植えていらっしゃるところがあるんですけれども、その時期にあわせて、5月ごろ刈っております。それともう1回は11月、12月の正月前ということで、計画しておるところでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 今、建設部長の説明によりますと、思川水系との云々というのがありましたが、そこで思川水系美化対策委員との協議をされましたか。 ◎建設部長(徳部健一君) 例年、そのアジサイが咲く前には、連絡いただいて草払い作業の依頼を受けているところでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 稲荷橋を通るのは、重富中学校の生徒、あの付近をまた通って登下校するのは、姶良小学校の児童だというふうに私は考えますが、この通学路になっておりますが、対策をどのように立てられましたか。 ◎教育部長(竹下宏君) お答えします。 稲荷橋のこの繁茂の状況は、私どもも確認をいたしましたが、小中学校の通学路にあっては、河川等の雑草が茂っている箇所も数多くあります。私どもといたしましては、そこを草払いということはできませんので、学校を通じて、子どもたちへは、十分気をつけるようにというような指導をいたしているところでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 稲荷橋周辺にですね。河川の中じゃないですよ。これはもう県の管理ですから、周辺に雑草がいっぱい茂っているのを見て、重富中の生徒、姶良小の児童はどのように考えるでしょうか。これは、このことについては、教育的配慮から教育長にお尋ねをいたします。 ◎教育長(小倉寛恒君) 成長の発達段階にある子どもたちにとりまして、やはり目に見えて浄化されたものだとか、あるいは耳にすがすがしい音が聞こえるとか、そういう自然環境、あるいは社会的な環境と非常に大切な成長の要因でありまして、そういうものが社会全体で供給される子どもたちは、豊かな情操、そしてまた揺るぎない座標軸を心の中に形成できるわけであります。しかし、そういったものは、阻害される要因がさまざま出てくるとすれば、それを除去していくのは大人の責任であります。やっぱり、身近なところでそれを除去して、子どもたちに安心、そしてまた豊かなそういった社会生活を送れるようにしてやるというのは、大切なことだと思いますし、直接子どもたちに今の状況を聞いたわけではありませんけども、そういうことは、大切なことだというふうに理解をしております。 ◆5番(田口幸一君) 今、教育長が懇々と説明してくださいましたが、私はそのことを信じたいと思います。 また、今後、青少年教育にも精を出していただきたいと思います。 以上で、まだ時間は残っておりますけど、私の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで田口幸一議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後1時43分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時53分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、3番、国生卓議員の発言を許します。 ◆3番(国生卓君)     登      壇  議席3番の国生卓でございます。通告に基づき、一般質問を行います。 まず、項目1といたしまして、林道整備について。 姶良市の山林面積は、総面積の約62%を占めております。姶良市の林業の現状は、林家の高齢化、労働力の不足等により、除間伐の施業がおくれている森林が目立っております。 そのような中、国の森林・林業基本計画及び県の森林・林業振興基本計画の方向性を踏まえ、市は森林整備を計画的に推進することにより、森林の有する多目的機能の維持・推進を図り、森林環境の保全に資するものと考えられます。 そこで、姶良市の林業振興の主要施策の一つに、林道等の路網整備の推進を掲げております。林道は伐採木の搬出、機械の搬出入、また、災害時の倒木等の搬出を担っている林業振興の重要な一つでございます。 以下についてお聞きいたします。 要旨1、姶良市の今までの林道整備状況についてお聞きいたします。 要旨2、今後の林道等の整備計画や整備方針についてお伺いいたします。 続きまして、項目2でございますが、イオンタウン姶良周辺の道路側溝等の整備についてでございます。 近年、イオンタウン姶良周辺は、人口・住宅も増加して都市化となっております。農地の跡地に建設したアパート・住宅が多く、道路側溝等の整備がおくれているとの住民からの声を多く聞きます。 よって、以下についてお聞きいたします。 要旨1、排水路に雑草・竹やぶ等が繁茂し、害虫が発生しているとのことです。また、排水路は側溝ふたがなく、道路は通学路にもなっており、通行するのに危ないということです。 このような現状の中、市としての道路等の整備の取り組みをお伺いいたします。 要旨2、思川用水路の五社神社前の分水路の排水を改修しておりますが、本流への流れより分流への流れが弱く、大雨のときはあふれ、低地への浸水、県道への冠水が見られる。 また、思川用水路については、周辺一帯の農地も減少し、用水よりも排水の役目に変わってきているということでございます。 このような現状の中、市としての排水対策の計画をお尋ねいたします。 以下は一般質問席より質問させていただきます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  国生議員のご質問にお答えします。 1問目の林道整備についての1点目のご質問にお答えします。 市内の林道は、現在40路線で、総延長は8万868mであります。 市制施行後は、13路線において、路面の舗装整備や一部舗装整備、のり面崩土の改修などを行い、本年度においても、舗装整備を1路線実施しているところであります。 また、大雨や台風などによる路面洗掘やのり面崩土、倒木被害については、パトロール等により把握し、早期の復旧に努めております。 2点目のご質問にお答えします。 市全体の林道舗装の平均舗装率は81.7%で、地区別では、加治木地区が100%、姶良地区が76.1%、蒲生地区が86.9%となっており、その舗装率はかなり高いものと認識しております。 林道の年次的な整備計画等は作成しておりませんが、未舗装部分のある林道の状況を把握するための点検一覧表をもとに、今後とも定期的なパトロールを実施しながら、林道の適切な維持管理に努めてまいります。 次に、2問目のイオンタウン姶良周辺の道路側溝等の整備についての1点目のご質問にお答えします。 イオンタウン姶良周辺にある水路については、用排水路の機能を有していることから、その管理のため、ふたが設置されていない状況であります。 市としましては、今後の維持管理方法や側溝改修について、区域全体の雨水排水計画において検討してまいりたいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 雨水排水対策につきましては、昨年度から浸水箇所などの現状把握を行った上で、まずは思川と別府川の間のエリアにおける浸水被害を解消するための対策の検討を進めているところであります。 五社神社前の用水路は、思川用水本線からエミールこども園付近で分岐している水路でありますが、現在策定中の計画においては、当該こども園付近から普通河川の森元川まで放水路を設け、出水時にいち早く放流することで、下流側のこれらの水路の負担を軽減し、浸水を解消するための検討をしているところでございます。 以上、お答えといたします。 ◆3番(国生卓君) では、市長答弁を受けまして、林道整備計画について再質問させていただきます。 今までの林道整備の状況なんですが、私も一通り見てまいりました。今、市長答弁にもありましたように、姶良市が管理している林道は40路線ということでございます。 ちょっとパネルをお願いいたします。 これが未舗装の道路なんですが、まず、これが北山から木津志に抜けている未舗装の道路でございます。 ここがやはり同じ路線なんですが、右側のほうに木が倒れ、それで土砂も崩れているような状況でございます。 次が、ここが蒲生地区なんですが、蒲生地区の米丸の林道でございます。 ありがとうございました。 それで、お聞きしたいんですが、今見ていただきました舗装していない林道なんですが、凹凸がひどく、また伐採した木を運んでいるトラック、それとトレーラー、これが運行するのに非常に危険ではないかなと感じたところでございます。 それで、側溝の水はけが悪いのか、先ほどもお見せしましたように、雨水が森林の中に流れて、崖崩れている箇所もありましたが、森林の成長を損なっているんではないかなと思われました。 それで、このような状態の中、市は定期的なパトロールを行い、それで損傷等の補修工事、あるいは側溝の点検等を行っているのかお聞きいたします。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 林道の定期的なパトロールの実施についてのご質問でございますけれども、林道のパトロールにつきましては、毎月定期的に雨の降っていない時期、また大雨の降った後などに異常がなかったか、点検パトールを実施しております。 点検の内容については、側溝の詰まり、崩土、先ほどございました倒木や枝の垂れ下がりなどがないかの確認でございます。 パトロール中に作業ができるものについては、車にそういった道具を積んでパトロールをしておりますので、撤去を行いながら確認をしております。しかし、機械などを使わないと到底できないような大きな倒木については、業者に委託をして、撤去の作業を行っているところでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) 以上のような点検した後の、やっぱり倒木等の運搬するには、やっぱり林道の整備が不可欠じゃなかろうかなと思っているところでございます。 それで、今後の要旨2のところでございますが、今後の林道の整備方針なんですが、加治木は先ほど市長の答弁にもありましたように、全て舗装されています。 しかし、姶良地区ですか、特に北山から木津志、それから木津志から漆、この辺がまだまだ未舗装な林道があります。また、蒲生地区におきましては、特に米丸地区ですか、この辺が未舗装と確認しているところでございます。 また、ご存じだと思うんですが、特に北山地区は最近伐採がひどくて、私も行ったときには、宮崎ナンバーとか他県のトラックが多数運んでいるような状況なんですが、こんなこと言うのはあれなんですが、他県の車が何でこんなにいっぱい来ているのかなと思いながらも、やはり林道整備はしていかないと、やはり運搬するのに非常に危険だと思っていますので、なるべく早く整備していってほしいなと思っておるところです。 それと、今年度の林道の整備ですか、予算が1,050万ほどついて、重富の高牧を現在行っていらっしゃる状況なんですが、この林道の整備の優先順位なんですが、どのような採択基準に基づいて予算をつけていらっしゃるのか。また、この路線を整備するんだという採択基準はどのようにして決めていらっしゃるのかお尋ねいたします。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 林道整備の優先順位はというふうなことでございますけれども、その判断基準、判断基準と申しますか、目安として私どもが考えている部分につきましては、まず施業する車両を含めて、通行する車両が1日にどの程度あるか。たくさん通行しているのか。また、未舗装の部分が非常に軟弱であるのかとか、常日ごろから頻繁に通行し、支障が出ているのかということを判断の目安として行っているところでございます。 そして、先ほどもおっしゃいました、議員のほうが言われました高牧線、平松のほうの高牧線につきましては、国・県の一応その事業基準に乗るかどうかということで、一応また信用して、それによって採択いただいた、そういう要件、国・県の採択する要件に合ったということで、事業を進めている路線でございます。 ですので、先ほどから繰り返しになりますけれども、優先順位という部分については、言葉になりませんけれども、その路線の状況を見ながら行っていくということで、私どものほうでは進めていっているところでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) 新聞報道では、国の森林環境税ですか、導入時期は2024年度と、ぐらいということで、この税の使い道の中に森林の間伐、作業道等の整備、あるいは林業機械の購入などへの補助も考えていると報道されているんですけど、しかし、5年、6年も待てません。 現在の林道整備の交付金制度は、先ほど枦次長がおっしゃいました農山漁村地域整備交付金しかありません。この交付金をフルに活用しまして、姶良市のほうも55%ぐらいですか、負担金はあると思いますが、この未舗装の林道なんですが、姶良市の場合は蒲生、先ほど言いました姶良地区の北山、木津志、あるいは漆ですか、この辺のところを農産漁村地域整備交付金を使いまして舗装していってほしいと思っているんですが、いつぐらいから何年ぐらいかけて整備していっていただけるでしょうか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 市長答弁のほうでもありましたように、林道市内に40路線、うち未舗装部分のある林道が16路線ということであります。 その未舗装部分の林道舗装を年次計画的に行う具体的な計画というのは、今のところはございません。ですので、現在は毎月定期的に林道のパトロールを実施しながら、異常はないか確認を行って、その中で林業施業を行う車が多く通行しているところであるかとか、また舗装が必要なところであるかということなどを見きわめながら、早目に取りかかる必要があるかを調査研究していきながら、国・県の補助等を利用していけるかどうかというところを検討してまいりたいというふうに思います。 当然、舗装率の低い路線をやっぱり早く率を上げるというのは当然なことだというふうに考えております。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) そうしますと、もう予算も1月ぐらいから始まりますよね。 そうしますと、来年度の31年度ですか、この農村漁村地域整備交付金を使って整備する林道の計画は、今のところ立てていないということでございますか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 次年度からの予算とか、そういう分については、ちょっと今のところ、まだはっきりとわかりませんので、ここで申し上げるということはできませんけれども、そういった事業を利用してできるかどうかというのは、今後また研究させていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) では、早目の対応をお願いいたしたいと思っております。 じゃあ続きまして、項目2のイオンタウン周辺の道路側溝等の整備についてお聞きします。 イオンタウン周辺は、特に高速道路を挟んで北西側ですか、この辺は農地が宅地化して、急激な都市化になっております。また、特にサラリーマン世帯が多いって聞いております。 パネルお願いいたします。 今、ここは高速道路挟んで北西側のところで、若いサラリーマン世帯の住んでいらっしゃるアパートなんですが、これ右側がイオンの駐車場ですね。 ここも竹やぶが生い茂っていて、なかなかここは民間の土地だということで、なかなか整理、整備が追いついていないような状況なんですが、近くの住民の人たちから言わせますと、早くこれを何とかしてほしいという声が聞いております。 ここは、北西側の高速道路のところですね。ちょうど排水路と、右側のほうが、奥側が高速道路が走っておりまして、手前のところが農地になっている場所でございます。 ありがとうございました。 それで、この住宅地内の道路はほとんどが、ことしの4月から農道から市道へとなっておりますが、先ほどパネルでご紹介いたしましたように、排水路は雑草が繁茂し、また排水溝のふたのないところもあります。通学路にもなっており、通行するのに危ないという声が多いです。 また、この近くには中学校もあり、自転車通学生が多いところでございました。 先日も夕方、ここのところをちょうど中学校から県道に入るところを見てきましたが、非常に中学生が、自転車通学が多かったです。特に夕方になると暗くなるし、危ないんですよという声もありました。 この辺につきましては、市のほうにも要望書は出したと。排水路のところが危ないと。 このところにつきましては、市のほうで現在対処しておりますということですので、早目の処理がしていかれるといいのかなと思っているところでございます。 また、先ほど申しましたように、この辺の住民の方、サラリーマン世帯が多くて、市で年に何回か、道路作業のクリーンデーというんですか、作業する日があるんですが、なかなか出てこないと、参加者が少ないと。また、若い人が多いし、草刈り機なんかも持っていないし、使えない状況だと。どうしても、やはりこういうところは市に対応していってもらわなけりゃならないという要望がありました。 それで、市として、今後このような道路整備に取り組んでいくのか、お聞きいたしたいと思っておりますが。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 まず、用水路におきまして、最初ご質問がありました、今使われている用水路の周辺の整備になるかと思うんですけど、先ほどの竹のところとか。 私どもとしては、雨水排水対策の計画を、概要を今年度作成いたします。地域からの要望としても、用水路にふたをして道路部分として使えないのかというのがよく言われておりますので、まずその成果をもって、それが可能であるか。計算上、可能であるか。または、土地改良区との協議がうまく整うかというところになってくるかと思います。 それと、農道から市道にご承認いただきました道路につきましては、今年度もう既に草払い等をやっている箇所もございます。 ただし、形態が道路の路面と同じ高さに側溝がないので、まだ有効活用ができていない。100%排水路となれば、また可能であるかと思います。 それと、用水路を兼ねていない純然たる排水路というのが、当然、ほ場整備の跡地ですので、ございます。中には、その水路沿いの周りが100%住宅というところもなってきております。そこには雑木も生えているところがございますので、その辺はまた農林水産部とも協議をしながら、今後の対応について検討したいと思っております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) 8月でしたですかね。この地区はすごくて、やぶだらけというような状況だったですので、今後とも定期的に除草していっていただければなと思っておるところでございます。 次に、先ほどパネルでご紹介いたしました高速道路のところなんですが、これはNEXCO西日本さんとは、定期的に除草してくれよということは何か依頼してあるんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 NEXCOさんの高速道路ののり面の除草につきましては、過去何回となく要望はしております。その中での回答といたしましては、まずはやはり高速道路沿いにある宅地が連担しているところ、そこを中心にやっていっていると。 それと、やはりなかなか除草の予算がとれないということで、話はしているんですけれども、NEXCOさんも、今度は除草の方法を変えて検討をしているということで、今年度は影響のない薬剤、そういったものを使って、ちょっと実験をしているということでした。 以上です。 ◆3番(国生卓君) これは私の個人的な意見なんですが、高速道路ですか、あそこにも、我々国民は自動車の重量税を払っているわけですから、少しは住民の、国民が困っているところは、やはりある程度は考えて、除草ぐらいはやってもらえるように要請していっていただければなと思っておるところでございます。 続きまして、市としての排水対策の計画をお聞きします。 この件に関しては、28年ぐらい前にも何か一般質問で出ておりましたが、現在の思川用水路の五社神社前の分水路の工法の件でございますが、本流への流れより分流への流れが弱く、その役目を十分に果たしていないと。 その結果、大雨のとき、ことしは特に7月の初旬の豪雨、ひどかったと。冠水してひどかったということでございます。そのときも低地への浸水。あげくの果ては、県道は冠水になってしまったと。 また、分水路の箇所は、私も見てまいりましたが、ごみがひっかかり、ちょうど夏場だったんですが、ごみがひっかかり、藻が繁茂して、ちょっと環境的には悪いのかなと思ったりしているところでした。 それで、この工法の見直しというのは、お考えはいかがでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 先ほども申しましたが、雨水対策、排水対策の計画において、この五社神社の排水・放水路も重要な施設だと考えております。 現在はなるべく放水路に流れるように、下、底盤のほうにパネルで一応仕切ったような形で流れてはいるんですけれども、それが逆に阻害をしているんじゃないか。 それと、ご指摘のとおり、スクリーンがございまして、そこにごみがひっかかる。それも一つの、また阻害要因になっていると。 果たして、今の断面が適正であるかどうか。最近の雨量としましては、急激に大量の雨が降るという中で、本線の用水路の検討をして、それに対応する放水路の断面を決定していくということを考えております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) 私が見た感じで、素人的に考えたんですが、あの網を少し上げるというのはだめなんでしょうか。網といいますか、ひっかかっているところの、あれが一番下まで来ているんですけど、あれを少し上げるというのはだめなんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えします。 応急策としては、一番いいのは、スクリーンを取っ払うのが一番手っ取り早いと思ってはおります。 それについては、間隔を1つあけていくとか、いろいろ検討は応急対策として考えてみたいと思います。 以上です。 ◆3番(国生卓君) 検討してみていただければありがたいと思っております。 それで、思川のこの用水路なんですが、周辺一帯が農地も減少して、用水よりも排水の役目に変わってきていると。 それで、9月議会の同僚議員の一般質問の中で、水防計画の中で用水路の問題に着手すべきではないかと質問されておりました。 それで、答弁では、昨年度から雨水対策に着手していると。今年度にその計画が終わるので、その後には、浸水の被害が大きいところから整備を検討していくことになるとご答弁なさっているんですが、いつごろから。 このときの同僚議員の質問の中で市長答弁の中に、国道、県道、市道で19路線の冠水が特に激しいということを答弁していらっしゃいますけど、どの辺ぐらいから、どの地域といいますか、エリアといいますか、一番ここの私が述べているイオンタウンの北西部のところは高樋地区のところなんですが、まだほかにもイオンタウンの北東側のほうも冠水しているところがあると思うんですが、大体この計画の中で、2年かけて計画していらっしゃるわけですよね、PTをつくって。プロジェクトチームをつくって、その中で計画していらっしゃるわけですよね。 それで、そのプランといいますか、どの辺から、一番ひどい地域から手がけていかれると思うんですが、まずどの辺の地域から。それと、いつごろから何年ぐらいかけてやっていかれるのか、お聞かせいただきます。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 雨水排水対策については、今、概要の設計をしているところでございます。 次には、面的な実施の測量設計をしないとなりません。といいますのは、通常の道路改良であれば、線と線をつなげば終わりということでございますけれども、用水路絡みでございますので、どの地域でどんだけの断面が必要ということで、各箇所でチェックをいたします。それに合わせて実施設計をします。 先ほどの五社神社の件もそういったことでございます。設計に合わせた放水路、どんだけをつくったら、下流側が軽くなるんだろうかというようなことをやってまいります。 場所につきましては、議員仰せのところも含めまして、Aコープ周辺、ことしの6月から8月で4回ほどもう浸水しております。地域の方へも説明をしているところでございますので、まずはその地域を改良したいと考えています。 それについては、先ほど言いましたように、そこだけの排水整備ではだめですので、大もとからの用水路等のチェックをしていくということになりますので、大きな事業になるかと考えております。 時期的には、まだ根本的な排水対策については、先ほど言いました実施の測量設計が終わってからということになりますので、来年度にもその設計は実施したいなあというふうには考えております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) じゃあ、同僚議員の質問した中の答弁なんですが、昨年度から雨水対策に着手していると。 昨年というと、もうことしの3月で2年になるわけですよね。2年も計画立てて、まだ構想が見えないとなると、毎年これは豪雨の時期になると、冠水して住民のほうも困っているということで、聞き及んでいるところによりますと、あそこのイオンの北西側の地域の方が、7月の17日に地区代表者と市と意見交換会したと。早くしてくれということを申し入れられて、市としても早くやりますよという答弁で返ってきたということを聞いているんですが、今の部長の話では、なかなか先が見えないと。 お金がかかるのは、もうこれは誰が見たってわかることなんですけど、これでは、このPTで何人ぐらいの構成で委員をつくっていらっしゃるのかわかりませんが、ちょっと2年もかけてやられるには、ちょっと遅過ぎるんじゃない。ある程度は方向性を見据えて、まだ来年の予算は全然見えていないわけですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 整備の方針としては、先ほど言いましたように、イオン周辺の対策を取りかかたいということは考えております。 先ほど以来ご説明申し上げております雨水対策の概略設計なんですけれども、調査が主な内容になってきます。雨水排水の調査については、やはり1年をかけて調査するということが基本になります。 まずは、現状把握を今やっている段階で、そして市長答弁にありましたように、根本的な排水対策の方向性を出すということになっております。 それでまとまれば、今度は実施の、じゃあ実際、ボックスカルバート幾ら入れるとか、そういった実施の測量設計をしてまいるということになりますので、私が以前申し上げたことが間違いではないとは考えております。その整備というのが、工事に着手をするということではないというふうなご理解いただければと思っております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) では、いつごろからということは、わからないということですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 その実施の測量設計について、来年度を予定しているということでございます。 以上です。 ◆3番(国生卓君) くどいようですけど、もう予算はとって、来年度から計画はやるということでよろしいでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) 実施の測量設計を予定しているということで、ご理解していただければいいかと思います。よろしいでしょうか。 ◆3番(国生卓君) いや、ちょっと納得いきませんですね。 また、この件については質問させてください。 これで終わります。 ○議長(森川和美君) これで国生卓議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。2時50分から再開します。(午後2時39分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時50分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、21番、本村良治議員の発言を許します。 ◆21番(本村良治君)     登      壇  冒頭で、皆さん、こんにちは。私は、議席番号21番の本村です。これから、先に通告2問について質問展開してまいります。 項目1、実効性のある業務改善を目指して。マスコミ等で、学校における超過勤務が話題になり長い時間が過ぎた。文科相から、学校における業務改善の指示の文書も送付されている。そこで、その内容に基づいて、教職員の健康保持の観点から見解を問う。 要旨1、毎月、出退勤調査行われている。市教委はその結果を把握し、どのような具体的に業務改善に取り組んでいるか。具体例を挙げて説明せよ。 要旨2、ガイドラインに規定し、部活動の時間が守られていない。そこで、この規定を守るため、練習時間を減らすために、参加できる大会数を制限していく考えはないか。 要旨3、学校の衛生委員会での協議内容は、校内での取り組み、行政で取り組む内容とに分けられる。総括衛生委員会が設置されたら市全体で取り組む方向性を絞り込みことができた。成果が期待できず、総括衛生委員会を設置してはどうか。 項目2、西姶良校区に、早急に、校区公民館設置を望む。 これまで、校区民、自治会から、校区公民館を建設について要望が出されてきた。高齢者、子育て世代は災害時に地形的理由から避難場所への迅速な移動が困難である。 そこで、要旨1、現在、校区公民館がない校区はどこか。 要旨2、なぜ、今まである姶良ニュータウンには校区公民館が建設されなかったのか。その理由を明らかにせよ。 要旨3、校区公民館のない地区で、それにかわる施設としてどのような所を利用して、活動を行うことを推進しているか。 要旨4、校区公民館を建設して、公的施設として校区民の災害時の避難場所に指定してはどうか。 要旨5、校区公民館を建設して、校区の拠点施設として利活用してはどうか。 要旨6、姶良ニュータウン活性化のため、地区公民館を建設する考えはないか。 これで、壇上からの質問を終わり、あとは、一般質問席から伺います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  本村議員のご質問にお答えします。 なお、1問目の1点目から3点目までのご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 2問目の西姶良校区に、早急に、校区公民館の設置をについての1点目にご質問にお答えします。 現在、校区コミュニティ協議会事務所と活動拠点として多くの校区民が集うことのできる施設が同じ敷地内にないのは永原、建昌、西姶良の3つの校区であります。 2点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 校区コミュニティ協議会の活動拠点となる施設につきましては、場所や財政面など解決しなければならない多くの問題がございます。したがいまして、姶良ニュータウンを含め、校区内に活動拠点となる専用の施設を持たない校区におきましては、現在のところ、学校や自治会集会施設、その他の公共施設等を活用して、サロン活動や敬老会、運動会などの各種イベントなどを開催していただくようお願いしているところでございます。 4点目のご質問にお答えします。 現在、西姶良校区における避難所兼避難場所は、西姶良小学校を指定しており、さらに、姶良ニュータウン中央公園及び北公園を避難場所として指定しております。今後も、これらの施設において、避難生活で必要な資機材等の整備や避難体制の確立を図ってまいります。 5点目と6点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 本定例会に提案しております第2次姶良市総合計画基本構想を定める件の中で、地域特性を活かしたまちづくりの方向性において、小学校を核とした生活拠点の形成を図り、校区コミュニティを中心とした地域住民の主体的なまちづくりを支援するとしております。その主体的なまちづくりを先導し、誘導するのが校区コミュニティ協議会であると考えております。その協議会には、地域の人々が集い、各種協議が繰り返される場が必要であることは認識しているところであります。市としましては、西姶良校区も含め、多くの校区民が集うことのできる施設を有しない校区コミュニティにおいては、その施設の確保等について優先的に検討してまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目の実効性のある業務改善を目指しての1点目のご質問にお答えします。 学校の教育活動の根幹は、教員が健康で児童生徒とともに快活に活動できる状況が望ましいことであり、それを達成するためには、管理職において勤務環境を整えることが大切であると考えております。そのため、教員の勤務状況を最も理解している管理職が出退勤記録をもとに、日々、長時間勤務者に指導を行ったり、校務分掌の平準化を図って、特定の教員に業務が偏らないよう業務の改善に努めたりしているところです。 今後とも、生徒指導や保護者の学校に対する意見、要望等への対応を個々の教員任せにするのではなく、管理職が中心となって学校全体として担うとともに、教職員一人ひとりが、本来の業務にかかる資質能力の向上を図る努力も必要であると考えております。さらに、管理職の勤務時間管理の一層の徹底と、教員一人ひとりが業務改善の意識をもって業務に取り組むよう指導してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 中学校の運動部活動につきましては、運動部活動のあり方に関する総合的なガイドラインに基づき、休養日について、平日週1日及び土日のうち1日以上、合わせて、原則週2日以上の設定をしております。児童生徒が参加する大会につきましては、昨年12月に改正されました県児童生徒対外運動競技の基準に基づき、学校教育活動としての対外運動競技については年1回程度。また、学校教育活動以外の運動競技については年2回以内と定められており、児童生徒の参加回数が過度にならないよう配慮し、実施しているところであります。さらに、練習時間を減らすためには、さまざまな主催団体が実施している大会への参加を控えることが必要であり、各学校に対しては、校長会等で出場大会を精選して参加することを指導しているところです。 3点目のご質問にお答えします。 衛生委員会は各学校において、職員の健康障害を防止することや職員の健康保持増進を図ることを目的にしており、各学校における衛生委員会の充実を図ることが重要だと考えております。現在、各学校における衛生委員会は年3回程度実施されており、協議内容や要望事項等を教育委員会で集約し、解決できるものは早急に対処しておりますので、統括安全衛生委員会が設置については現段階では考えておりません。 以上、お答えといたします。 ◆21番(本村良治君) パネルをお願いします。大変、おくれて、申しわけない。 では、出退勤調査をどのように分析しているか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) お答えいたします。 基本的に、出退勤記録は、学校のほうで管理職が、朝、教員が何時に来て、そして、何時ごろ帰宅したかというのを調査をして、そして、その教員の実態に合わせて、業務改善という立場から指導するものということで、市教委としてそれを把握しているということではありません。 昨年の9月、本村議員のほうから、数字をということで、昨年度の1学期の勤務実態については調査いたしました。その時は、小学校、中学校の、これは平均になりますけれども、全国平均に比べて6時間から8時間ぐらい、勤務時間は少なかったというふうに記憶しております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) 分析結果は、業務の改善にどのように生かされているか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 管理職が、この教員は少し働き過ぎと言いますか。業務がちょっと混んでいるなとか。効率が著しく落ちているなとか。それから、平均して、教職員の帰宅が遅いなというような場合には、それぞれ声かけをするということになっております。 ただ、いたずらに、だらだらと残るということではなくて、一人ひとりの業務の効率化ということも声をかけながら、また、ある教員が、ある時期に、大きく仕事、業務がふえた場合は手伝いをするように、組織的に仕事を分担するような、そういうような指導を行っているというふうに考えております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) 改善後、校内では、教職員の超過勤務実態はどう変わったか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) これは、もう、校長からの面談を通しての話ということになりますけれども、以前よりは、帰宅の時間は早くなった。そして、効率的になったという。全体的な、印象的なものでございますけれども、そういうふうな報告を受けております。また、各学校で定時退校日、例えば水曜日、例えば金曜日には、定時になったら、もう、皆さん、仕事をやめて帰りましょうというような取り決めをして、そして、帰っているというような所があります。よろしいでしょうか。 ◆21番(本村良治君) では、持ち帰り残業については、どう把握しているか。持ち帰り残業。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) これは、もう、本村議員も昔、先生でいらっしゃったということですんでおわかりだと思いますが、昼間は授業をしているので仕事できないんです。授業は仕事ですけれども、自分で事務仕事とか、学級便りを書いたりとか、それから、次の日の授業の準備とかというのは、授業中はできないわけですね。どうしても放課後にするということになりますけれども、それでもだめな場合は、家に帰ってテスト採点をしたり、子どもの作文を読んだりということ。これはあるというふうに考えておりますけれども、全教員が同じように仕事を2時間、3時間しているかと言えば、これもちょっとわからない。計測が非常に難しい。してないということはありませんけれども、その計測は難しいということでございます。 以上です。 ◆21番(本村良治君) そこで、持ち帰り残業、トータルでどのくらいと積算しているか。大体。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 教員さまざまであるというふうに考えております。ある教員は持ち帰って、ちょっと、2時間、3時間することもありますし、ある教員は、いろんな教員に聞きますと、子育てがあるので、一応、子どもと一緒に寝て、明け方起きて仕事をするという。そういう教員もいるようなことも聞いております。 トータルとして何時間かというのは、かなりお答えするのは難しいところです。 ◆21番(本村良治君) では、部活動の時間について、校長はどのようなかかわり方をするのか。具体的に例を挙げて説明せよ。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 部活動の時間というのは、業務改善の中でも大きな柱であります。先ほど、教育長のほうで申し上げましたけれども、運動部活動のあり方に関する総合的なガイドラインというのが出されましたので、それに基づいて、部活動の意義でありますとか、年間指導計画の大切さというようなことを話をして、週に2日は休みましょうと。平日1日、土日1日です。そのことについて、6月に、校長会できっちり申し合わせをして、そのことを各学校で遵守するようにという指導を行っているところです。 ◆21番(本村良治君) 部活動時間の厳守について、どのようなやり方で徹底を図っているか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) ガイドラインの中では、平日は大体2時間程度。そして、土日は3時間程度が目安ですよというのが出ております。校長が指導徹底するという方法としては、これは、実際に校長に聞いたんですけれども、やはり、年間指導計画、指導計画です。月なり、1週間の指導計画を、活動計画を提出させて、そして、土日に試合が詰まっているようであれば、平日に2日休むとか。それから、時間を見て、5時間、6時間にならないようにするとか、そういうようなことで指導しているというふうに聞いております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) ガイドラインに規定されている部活動時間について、職員間の共通理解がなされているか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) この辺については、校長のほうで指導しているというふうに考えております。ガイドラインの中では、スポーツをするに当たって、子どもが勝ちたいと思う気持ちとか、自分の記録を破りたいとか、友達と競って能力を高めたいとか、そういう気持ちは当然あるわけだから、それは大事にしなさいと。ただ、やり過ぎにならないようにということで、子どもたちの肉体的、精神的な負担加重にならないように、それから、指導者のリフレッシュになるようにということで、ガイドラインが説明されて、各教員、共通理解していると考えております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) 行政の行う業務担当部会、年にどのぐらい行われているか。部会ごとに項目を挙げて説明せよ。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) これは生徒指導担当者とか、そういうことでいいでしょうか。 学力担当の職員といます。それから、生徒指導担当職員とか、体育。そして、道徳とかあるんですけれども、多いもので、一番多いのが生徒指導の係の教員ですけれども、この教員の年間の会合が4回ございます。その他の担当については、年に1、2回というふうになっております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) 教科部会等は、年にどれぐらい開催されているか。主な教科だけでいいです。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 姶良市では、4月に、全教科の代表の全学校の教科部会と、年1回、開いております。そこで、年間こういうことをやっていきましょうという取り決めなどをします。それが、一応、一斉のものでありまして、あとは、例えば、音楽発表会に向けてとか、体育担当者の会とかがありますので、必要に応じて教科部会等を開いているという状況であります。 以上です。 ◆21番(本村良治君) 教科部会等に関するコンクールや審査会について、どのような業務の見直しが行われたか。その概要について項目を挙げて説明せよ。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) コンクール、審査会は、大きくは3つあります。図画工作の作品展が1つあります。それは7月です。それから、9月に、自由研究の理科作品審査会というのがあります。それから、作文審査会。この大きな3つがありまして、各学校のそれぞれの担当が集まって審査会するということになっております。 教科部会主催なんですけれども、実際は、教育委員会の事務局のほうで大分支援しておりますので、学校の仕事としては、学校内の作品の選出を行うということになっております。 以上です。 ◆21番(本村良治君) 教科部会等に関するコンクールや審査会について、どのような業務の見直しが行われたか。その概要を説明せよ。 ◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) 今申し上げました3つの審査会コンクールについては、昨年度と今年度、大きく変更になったところはございません。 ◆21番(本村良治君) 2問目の項目に入ります。 校区公民館、過去に設置要望はなかったか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 過去には、当時の自治会連絡協議会、そして、現在の西姶良校区コミュニティ協議会、そして、市政報告会などの場におきまして、口頭もしくは文書等で要望いただいている経緯がございます。 以上でございます。 ◆21番(本村良治君) その時の対応は、どうだったのか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 先ほど、市長答弁にもございましたが、当時、設置には、場所の問題、そして、財政面など、多くの課題がございました。したがいまして、早急な対応が難しいことから、現在のように、既存の学校施設、それから、集会施設等を利用していただくようにお願いいたしまして、地元の方々にご協力をいただいているところでございました。 以上でございます。 ◆21番(本村良治君) その後の検討、どのような経過、検討なされたか。検討の経過。 ◎企画部長(宮田昭二君) 現在、西姶良校区の校区コミュニティにつきましては、かつての団地管理組合の跡の建物を利用していただいていると思っております。 先ほどの市長答弁にもありましたが、多くの住民の方々が自由に集って、いろんな活動をされるということにつきましては、その施設があるべきであるというふうに考えておりまして、今後、先ほどの答弁にありました3地区がございましたけども、それらを優先しながら、他の地域につきましても不具合がありましたら、検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆21番(本村良治君) では、今度、校区公民館の機能について、説明お願いします。
    ◎企画部長(宮田昭二君) 議員ご指摘の校区公民館というのの捉え方を、先ほどから校区コミュニティの活動の場というふうに解しておりますので、その観点でお答えいたしますと、繰り返しになりますけども、多くの地区民が集えるということが第一。それから、多くの方々が交流できる。そして、地域の発展について話し合い等が行われる活動ができるということであろうかというふうに考えます。 以上でございます。 ◆21番(本村良治君) そのような機能を持つ所がないということが、姶良ニュータウンにどのような影響を与えると推測されるか。 ◎企画部長(宮田昭二君) 先ほど、その機能につきましてお答えいたしましたけども、そのことがないことによりまして、やはり、地域の活性化、それから、特に、高齢者の生きがいづくり等に少なからず影響があるものと考えております。 以上でございます。 ◆21番(本村良治君) では、その影響を行政としてはどのようにカバーしていくのか。その方向性を具体的な言葉で示せ。方向性。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 先ほど来、市長答弁にもございました。私のほうでも答弁いたしました。地域の活性化の核として設立されました校区コミュニティでございますので、その目的を達成するために多くの住民が集って交流、それから、いろいろな活動ができるということが重要でありますので、そのために、現在、特に、西姶良校区をはじめとした整備が備わっていない地区につきましては、今後、その施設の確保につきましては、検討を行ってまいりたいというふうに考えます。 以上でございます。 ◆21番(本村良治君) では、これで私の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、本村良治議員の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会いたします。なお、次の会議は11月29日午前10時から開きます。(午後3時25分散会)...