姶良市議会 > 2018-09-06 >
09月06日-03号

  • 愛知県(/)
ツイート シェア
  1. 姶良市議会 2018-09-06
    09月06日-03号


    取得元: 姶良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    平成 30年 9月定例会(第3回)平成30年第3回姶良市議会定例会議事日程第3号                      9月6日(木)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一般質問                        │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             平成30年第3回姶良市議会定例会              │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    平成30年9月6日(木)本会議     ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 4時08分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│谷口 義文 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ │竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│本村 良治 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │出 │22│有川 洋美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 柊野 信也 │ 事務局課長  │ 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │企画部長│宮田 昭二 │教育部長│竹下  宏 ││ 第121条 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の規定によ │副 市 長│前畠  実 │市民生活│黒木 一弘 │水道事業│脇  義朗 ││ る説明のた │    │      │部  長│      │部  長│      ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │教 育 長│小倉 寛恒 │保健福祉│松元 滋美 │総務部次│橋本 博文 ││       │    │      │部  長│      │長行政│      ││       │    │      │    │      │管理課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│福留  修 │農林水産│岩下 直司 │総務部次│米澤 照美 ││       │    │      │部  長│      │長財政│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│水流 哲也 │建設部長│徳部 健一 │危  機│庄村 幸輝 ││       │合支所長│      │    │      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │蒲生総合│大山 勝範 │消 防 長│福ケ迫勇二 │企画部次│松林 洋一 ││       │支 所 長│      │    │      │長企画│      ││       │    │      │    │      │政策課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│福元 義行 │農林水産│枦  良信 │建 設 部│丸山  修 ││       │部次長│      │部次長│      │都市計画│      ││       │生活環境│      │林務水産│      │課  長│      ││       │課  長│      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│鮫島美保子 │農  業│湯脇 信一 │保健福祉│濱田 耕一 ││       │部次長│      │委会│      │部健康増│      ││       │子ども政│      │事務局長│      │進 課 長│      ││       │策 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│瀬之口明洋 │会  計│甲斐 一寛 │企 画 部│原田 正巳 ││       │部次長│      │管者│      │商工観光│      ││       │社会福祉│      │    │      │課  長│      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建設部次│草水 博行 │教育部次│谷山  浩 │    │      ││       │長用地│      │長教育│      │    │      ││       │課  長│      │総務課長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │農林水産│竹下  晃 │教育部次│小林俊一郎 │    │      ││       │部次長│      │長学校│      │    │      ││       │農政課長│      │教育課長│      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               9月6日 ○議長(森川和美君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(森川和美君) 本日の日程は配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(森川和美君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は、5名の一般質問を行います。順次発言を許します。 まず、19番、萩原哲郎議員の発言を許します。 ◆19番(萩原哲郎君)     登      壇  皆さん、おはようございます。昨日も台風21号の爪痕を日本列島に残し、行ったやさきに、けさ3時過ぎに、北海道千歳付近を中心に震度6強と強い地震がありました。厚真町では崖崩れが発生し、人命の安否が心配されております。早い人命救助を願い、被害等が拡大しないことと、電気、水道等の早い復旧を願っております。 また、住みよさランキング2018で、姶良市が3年連続で県内1位、全国で184位。姶良市は昨年の全国369位から、総合評価を大きく上げております。住みよさランキング1桁台を目指し、市民とともに頑張っていきましょう。ちなみに、全国1位は、千葉の印西市です。 北海道の地震も心配ですが、被害が拡大しないことを願って、一般質問を続けてまいります。 質問事項1、市内の観光対策について。 今までに何回となく質問してきたが、姶良市の一番高い山、南には桜島、北には霧島連山を一望できる烏帽子岳703m登山道を誰もが登れるように整備し、姶良市の観光登山道に結びつける考えはないか問います。 要旨2、建昌城跡地はとても広い敷地、9万7,697m2敷地であり、目の前には九州自動車道、その先には鹿児島のシンボルでもある雄大な桜島、錦江湾に浮かぶ素晴らしい景観を持つ場所である。ETC専用のスマートインターチェンジも工事にかかり、平成31年度から32年度には供用開始の予定である。文化財、公園、観光名所として、外からも今後多くの観光客の来訪が期待できる場所でもある。 多くの方に観光農園も利用され、駐車場も整備されたが、その後、公園内の整備等に進展がない。今までの調査研究と整備と協議内容、今後の使途、整備計画を問う。 質問事項2、市内のグラウンド整備について。 加治木運動場の水はけが、船津公園のグラウンドに比べると非常に悪い。何が原因なのか。 また、AコートにBコートのナイター照明の点灯制御盤があり、コインが切れるとブザーが鳴り、うるさくて試合に集中できない。以前、Bコートに移動の要望をしていたが、そのままであるが、なぜか問う。 要旨事項2、船津公園グラウンドAコート一塁側外側に、昨年、一戸建ての住宅が建設された。ソフト、野球等の試合にファールボールが多く飛んでいく場所でもある。今までにトラブルはなかったか問う。問題が起きないうちにフェンス設置を要望したが、その後の計画を問う。 質問事項3、市内の野良猫対策について。 要旨、なぎさ公園は以前から野良猫を多く見かける。ふんの悪臭もひどい。近くには公園もあり、多くの子どもたちが遊んでいるが、害はないのか問う。 他の市町村で野良猫に不妊治療を行い、激減対策を行っているところもある。姶良市も野良猫に不妊治療を行い、激減対策を行う考えはないか問う。また、今後の野良猫対策について問う。 質問事項4、市内の防犯対策について。 要旨、帖佐駅地下道に防犯灯、防犯カメラはついているが、十分に機能を果たせず、女性から安全性についての要望が多い。防犯灯が3分の1しか点灯しないため暗く、安全性が確保されていない。防犯カメラが入り口の角に1基しかないため、安全の確保が欲しい。松原方面へ出口も設置してほしいとのことであるが、考えを問う。 質問事項5、市内の道路整備について。 要旨1、市役所から船津方面に向かう、イオンタウン姶良とローソンの通りの交わる交差点は、姶良インター方面から市役所方面への右折レーンが短く、大混雑する。また、市役所方面から姶良インター方面へ左折するとき、直角で幅員が狭く左折しづらい。道路改善の要望があるが、考えを問う。 要旨2、岩剣神社は、あいらフットパスの白銀薫風コースに組み込まれ、観光等に利用されているが、県道入り口は道路進入が鋭角であり、また、岩剣神社に向かう道路幅員も、狭隘で利用しにくい道路である。4年前に質問し、関係機関と関係者と協議を行っていくとのことであったが、その後の協議内容を問います。 以下、一般質問から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様おはようございます。本日もよろしくお願い申し上げます。 ご答弁を申し上げる前に、本日午前3時8分ごろ、北海道胆振地方中東部を中心に震度6強の強い地震が発生いたしました。被害の程度は未確定でございますが、甚大なるものと予想されます。被害に遭われた地域の方々には、心よりお見舞い申し上げます。 それでは、萩原議員のご質問にお答えします。 なお、1問目の2点目及び2問目の1点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の市内の観光対策についての1点目のご質問にお答えします。 現在本市では、複数の任意団体による共同の取り組みとして、市内の観光名所や史跡などをめぐるウオーキングイベント「歩こうよ!あいら」が、本年2月から随時開催されています。 烏帽子岳が存在します北山上地域においても、歩行距離およそ3㎞、所要時間およそ1時間のフットパス、れんげの里コースが設定され、4月30日に開催されたウオーキングイベントでは、100人を超える参加者があったとお聞きしています。 しかしながら、烏帽子岳は麓から山の稜線が見えるものの、歩行距離や所要時間、さらには急勾配であることなどを考慮して、コースの一角に設定されなかったとのことであります。 一方、地元の北山上自治会では、毎年元旦に烏帽子岳山頂までの「初日の出登山」を実施されています。現地は、山頂に至るまでの随所に案内看板が設置され、また近年、地域住民により登山道の一部に木製階段が取りつけられております。 昨今、フットパスやまち歩き活動などが活発に行われている中、市としましても、市内最高峰を誇る烏帽子岳は絶景ポイントであると認識しております。 今後、烏帽子岳の整備と活用を図るにあたっては、登山道及び山頂付近が個人の所有地であることを考慮しなければなりませんが、登山としてだけではなく、例えば、現在実施されているまちおこしや、まち歩きとコラボさせることにより、その魅力を発信できるものと考えます。あわせて、自然環境の保護管理や登山者の安全確保という観点からも検討してまいります。 次に、2問目の市内のグラウンド整備についての2点目のご質問にお答えします。 船津公園には、ナイター設備を備えた運動広場があり、野球、ソフトボール、グラウンドゴルフなど、広く市民の方々に利用されております。Aコートの一塁側外側の戸建て住宅は、昨年12月に新築されましたが、これまでのところ、特にトラブルは生じておりません。 しかしながら、公園の管理人や利用者に確認したところ、頻度は低いものの、ファールボールが既設のフェンスを越えることがあるとのことから、防球フェンスの設置について検討していきたいと考えております。 次に、3問目の市内の野良猫対策についてのご質問にお答えします。 なぎさ公園の野良猫については、近くに居住されている獣医師の方や地域の方々が、ボランティアで不妊手術を施していただいた結果、最近少なくなってきたと聞いております。 しかしながら、依然として餌やりをされている人がいる現状があり、住み着きにつながっているようであります。 市におきましては、餌やりをやめていただくように指導するとともに、安易な餌やりを禁止する看板を設置し、注意喚起を図っています。また、ふんについては、公園管理の中で処理し、衛生管理に努めているところでもあり、特に被害などの報告は受けておりません。 野良猫に対する他の自治体での取り組みについて、鹿児島市では地域猫活動の取り組みの一環として、活動グループが野良猫を捕獲し、避妊・去勢手術を行う際に助成を行っているようであります。 しかしながら、本市にはこのような活動を行う団体などもなく、地域猫活動の一環としての補助は難しいと考えております。また、猫の不妊治療については、捕獲が容易でないことや、飼い猫と野良猫の区別が難しいことなどの課題もあります。 今後は、新たな野良猫を発生しないためにも、市民、地域、行政、獣医師会、動物愛護団体等が協働して取り組む必要があると考えております。 次に、4問目の市内の防犯対策についてのご質問にお答えします。 帖佐駅地下道の防犯灯については、本年6月に点灯状況の確認管理を行い、電球の取り替えを行ったところであります。 しかしながら、築造から25年以上が経過し、電灯以外の器具にふぐあいが生じていることから、計画的に器具の更新に努めてまいりたいと考えております。 また、今後とも、警察や地域安全パトロール隊などと連携し、夜間パトロールを行い、地下道の歩行者が安全に安心して通行できるよう、防犯対策に努めてまいります。 なお、防犯カメラの設置については、公共性が高く、人通りの多い場所や犯罪発生の抑止効果のある場所を選定して設置しているところであり、平成28年度と昨年度で、帖佐駅をはじめ、市内の5駅全てに設置したところであります。 松原方面出口への防犯カメラの設置については、これまでに設置した防犯カメラの効果等を検証した上で研究してまいります。 次に、5問目の市内の道路整備についての1点目のご質問にお答えします。 イオンタウン姶良とローソンと交わる交差点については、現在、暫定での供用となっており、右折車線が設置されていないため、交通に支障を来していることは認識しております。 市としましては、交差点改良に向けて、関係者と以前から協議を行っているところでありますが、用地の確保に対する対応に時間を要している状況であります。 今後とも、関係者との協議を重ね、交差点改良の整備に努めてまいります。 2点目のご質問にお答えします。 市道岩剣神社本通り線県道麓重富停車場線との交差部は、道路幅員が狭隘で交差が鋭角となっており、交差点改良が必要な場所であることは認識しております。 市道沿いの岩剣川が砂防指定区域であることから、現在の姶良・伊佐地域振興局に要望を行っているところであります。市の道路改良の計画案としましては、岩剣川にボックスカルバート、または橋梁を設置し、県道と直角な線形になるよう検討しているところであります。 今後、整備に伴う予備設計において、県道・河川管理者及び公安委員会等の関係機関と実施に向けた協議に取り組みたいと考えております。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目の市内の観光対策についての2点目のご質問にお答えします。 建昌城跡は、薩摩藩初代藩主、島津家久公が鹿児島の本城候補として考えていた県内有数の中世山城跡であり、その文化財的価値は高く評価され、平成23年4月19日に史跡に指定されました。市教育委員会では、国指定史跡化と国庫補助事業を活用した史跡公園整備を目指し、平成23年度以降、文化庁調査官をたびたび招聘し、遺跡の価値づけや国指定史跡化への手続等について、指導、助言を受けてきたところです。 本年7月末にも、文化庁記念物課で史跡部門を統括する主任文化財調査官を招聘し、教育委員会文化財課の立ち会いのもと、現地指導を受け、遺跡の内容については高く評価をいただきました。 県内に所在する944件の城郭のうち、国指定史跡はわずか5件と少なく、としても一層の保護、活用を図る必要性があることから、今後、教育委員会文化財課とともに建昌城跡の歴史的価値について再検討し、国の文化審議会への意見具申のために協議を進めていきたいと考えているところであります。この国指定史跡化の目的が達成されましたら、国庫補助事業を活用した史跡公園整備に着手することができるものと考えております。 次に、2問目の市内のグラウンド整備についての1点目のご質問にお答えします。 加治木運動場は昭和49年に整備され、また、平成8年に加音ホールが建設された際に再整備されました。当初、暗渠配水の施工が検討されましたが、海岸に近接し、海水面まで1m足らずの場所であることから、掘り下げた排水整備は難しいとの考えで、加音ホール側と反対側の野球場三塁側に、それぞれ水抜き用の側溝が整備されており、今後改めて再整備することは難しいと考えているところであります。 また、ナイター照明操作盤のブザー音については、ナイターを利用される方に対する周知を徹底しながら、ブザーの音量や鳴動時間の調整についての対策を検討していきたいと考えており、現在のところ移設については考えておりません。 以上、お答えといたします。 ◆19番(萩原哲郎君) まず最初に、市長にお伺いしますけど、市長は漆出身で、いえば北山の登山道は近いと思いますが、今までに登れたことがありますか。登れたら、またその意見をお聞かせください。 ◎市長(湯元敏浩君) 烏帽子岳にということでございますかね。烏帽子岳には登ったことはございません。元旦の北山上の自治会の方が、元旦の「初日の出登山」、それに誘われたんですけれども、その日ちょうど都合が悪くて、登っておりません。まだ、未登頂でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 毎年元旦に、北山の上自治会が初日の出に登山していくということなんですが、そういう登られた方々から、いえばいろんな要望はなかったか伺います。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 今回ご質問を受けまして、部のほうでも現地のほうに登山いたしました。部長以下、担当を含めまして4名でございます。 その中で感じましたことは、やはり頂上が、夏でございましたので、草が生えておりまして、休憩する場所もないと。それから、頂上標識も不明であるという状態でございました。 それで、まずは頂上の整備につきまして着手すべきであるというふうに、今回の登山では感じたとこでございます。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 烏帽子岳は、前回24年に質問しておるんですよね。そのときに要望を出しておるんですよね。頂上の整備と、あと案内板、これは設置されておりますか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 先ほど市長答弁にもありましたが、北山地区でれんげの里プロジェクトが現在行われておりまして、観光協会のほうからも一部補助を行っております。 議員ご指摘の頂上看板につきましては、観光協会とれんげの里連携いたしまして、現在もう作成しております。したがいまして、近日中に頂上には設置できるものと考えております。 ◆19番(萩原哲郎君) まず、看板も大事です。その前に、先ほども言われたとおりに頂上の、除草ですよね。やはり登ってみて、休憩ができる場所がないんですよね。 だから、前のときにも、ベンチを1つでもいいから設置してほしい。そうすれば、やはりそこに座って、上り着いたときには、休憩ができるんじゃないかと思います。 それと、看板。登れば、ここにも書いてあるとおり、360度景観がよい場所であって、登ったときに、どの方向に何があるということわからない。やはりそういうためにも、登った人のためにも、やはりいろいろと感じる物事対して、登ってのよさ、やはりそういうところがないことには、登ったときの快感が味わえないと思いますので、そういう物事。 やはりもう24年に質疑してから、全然進展がないんですよね。ここにも書いてあるとおり、急勾配である。 だから、私は今回提出しているのは、誰もが登れる登山道をつくってくださいよということです。急であれば急ほど、勾配あればあるほど、階段を多くしとってやれば、登りやすくなってくると思います。やはりそういう工夫をしてもらってやっていただきたいと思います。 この中に、私も北山小学校の校長先生ともお話しして、登山道を知ってますかち、知っていますち。だから、子どもたちが登れるような道で、改善できれば、学校行事に取り入れたいということなんですよ。 だから、今回提案しているのは、誰でもが登れる登山道、そういうのにできないかということでお伺いしておりますんで、もう一回そういうところをお伺いいたします。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 登山につきましては、先ほど申しました、先ほどちいいますか、カモコレでも昨年募集いたしまして、約20名の方が登山されているようでございます。その際には、ご高齢の方、最高齢が70歳の方が頂上まで行かれたというふうにお聞きしております。 地元の方のご厚意によりまして、特に登りづらいところは、近年、階段が設置されておりまして、今回私も登りました際には、非常にそこは登りやすかったというふうに感じております。 したがいまして、登山道につきましても、頂上につきましても、地権者の同意が必要であると考えますけども、まずは、先ほど申しました頂上の整備をしないと、登ってみても今の状況では風景も見れないし、休憩もできないという状況でございますので、まずは頂上のほうの整備のほうを着手させていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 今、地権者出ましたけど、この地権者の方と話をしたことはありますか。 ◎企画部長(宮田昭二君) 当然、頂上の標識を立てる際には協議をしておりますが、登山道のほうにつきましては、まだ協議はいたしておりません。 ◆19番(萩原哲郎君) 地権者の方、この登山道、自由に登りやすいように改良しても構いませんよということを伺っているんですよ。 そこで、地元の方々も、そういうことを了解しながら、なかなか進展しないことに、いえば腹立たしいという考えありますので、まずは早く地権者の方と、いろんな利用の改善の話し合いを進めて、そこでやはり危険なところを、階段を一つでも多くしながら、登りやすいような形でやっていく。 それと、あと頂上に一番差しかかるところ、あそこは相当かま土で、登りにくかっただろうと思うんですけど、あそこも全部階段がついているんですか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 最後の急登の部分に、「あと5分」という標識が掲げてございまして、最後の力を振り絞れるんですが、そこにつきましては、階段等は設置されていないようでございました。 ◆19番(萩原哲郎君) まず最初に、一番危険な登りにくいところ、あそこ以前はロープがずっとあったんですよね。ロープ伝わって登るような形だったんですけど、最近もうロープもしゃびれて、いえば使えない状態で撤去してあると思うんですけど、やはりそういうところから、まず登りやすい方向性で検討してください。 じゃあ、次に行きます。 2番目の建昌城跡地について。 この建昌城跡地についても、長いこと質問しているんですけど、前回の答弁の中に、国指定史跡を受けることで、八十数%の補助を受けられるということなんです。 そのためには、建昌城跡地は、国の文化審議会に諮られ、国指定史跡にならないと活用できないということなんですけど、大分たっていることから、早くやはりこういうところに、いえば進捗を行っていただき、この建昌城跡地も質疑してから、もう8年が経過しているんですね。もうそろそろ、今までは保存保存、できない物事だったんですけど、もうそろそろ活用する場所に検討できないか伺います。
    ◎教育長(小倉寛恒君) 今、確かに合併直後の平成22年の第2回の議会から、議員からはご質問をいただいておりまして、これで4回目になると思いますけど、その都度、やはり進捗については、実に遅々としたものがあるわけでございます。 この国指定の史跡を受けることのメリットというの、平成23年の4月に指定史跡を受けましたので、その後たびたび国に対する働きかけしているわけです。 ことしも7月30日に、先ほど答弁いたしましたように、国の文化庁に主任文化財調査官に来ていただきまして、の文化財課の職員とともに現地を視察、そしてまた指導を受けたところでございます。 今現在、県内のそういう指定史跡から国指定史跡へ向けて取り組んでいる城郭は4か所ございますけども、今、鹿児島市の城山城、いわゆる黎明館のあるところでございますけど、そこと本市の建昌城跡、この2か所が、いわゆる国指定の最有力になっているところでございまして、あと2か所はちょっとまだ公有地化が進んでいないということもありまして、この2つが今しのぎを削っているというところでございます。 国指定史跡を受けると、どういうメリットがあるかというのは、今まで申し上げたとおりでございまして、まだ全面建昌城跡、かなりの部分は市有地、姶良市の市有地になっているんですけれども、まだかなりの地権者があるわけでございまして、それをいわゆる公有地化するには、5分の4の国の補助がありますし、またトイレを設置したり、あるいはいろんな展望台設置したり、そういった公園化を図る上でも、国の補助事業として2分の1の補助があるわけでございまして、そういったメリットを生かすためには、国の指定史跡を指定を受けたいと、それが眼目であるというとこでございまして、議員にとっては、甚だ遅いなという実感を持たれると思いますけども、あとしばらくをお待ちいただければというふうに思っております。 ◆19番(萩原哲郎君) 建昌城跡地は、やはり近くに九州自動車道とか見晴らしのいい桜島、いろんな形でここが改善されれば、観光地の場所にもなってくると思います。そのためにも、またスマートインターチェンジも近い将来、できます。そのためにも、ぜひ早いうちにこういう場所を国の指定を受けながら予算いただき、すばらしい観光地の場所として設置されるように頑張ってください。 では、次に行きます。 2番目、市内のグラウンド整備について、加治木のグラウンド、水はけ非常に悪い。この中でも、いろいろと改善対策とられながら、なかなか海に近いということで、潮の段差が1mしかないということで、なかなか水がはけないということが1つわかっております。 これから、やはりグラウンドを使うときに、やはり一番肝心なのは、利用しやすいグラウンド、そういうことを求めております。また今後、排水溝とか、また一つでも多く設置されれば、いえば水はけもよくなると思うし、また土の入れ替えをやったりすれば、よくなると思いますけど、そういう今後の検討はいかがでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) お答えいたします。 加治木グラウンドにつきましては、教育長答弁にもございましたとおり、海抜から1m足らずということで、非常に水はけが悪い状態になっております。たとえ砂の入れ替え、透湿性の高い砂を入れたとしても、さほど効果は上がらないだろうというふうに考えております。 抜本的な排水対策をするとなれば、かさ上げしか今のところは考えられないのかなという気がしておりますので、その分については非常に多額の経費を要するということになりますので、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 ◆19番(萩原哲郎君) また今後、いろいろ対策を練って頑張っていただきたいと思います。 その次に、Bコートの照明操作盤、ここが書いてあるのが、ナイター照明操作盤のブザー音については、ナイターを利用される方々に対する周知を徹底しながら、ブザーの音量や鳴動時間の調整について対策を検討しているってこと。これはこれ、Bコートの照明操作盤は要らないんですよね、Aコートには。Bコートのほうに、なぜ持っていけられないんですか。 ◎教育部長(竹下宏君) 電源をとる際の当初の設置のときに、電源をとる際の基盤をそこに据えたということで、設置からずっとそこに、Aコートのほうについているということでございます。 ◆19番(萩原哲郎君) Bコート、7時からやって1時間、やっているときは8時に終わるんですね。そのときにAコートは、8時から大体9時半ごろまで使っているんですね。そのときに、このブザー、何分ぐらい鳴りますか、じゃあ。 ◎教育部長(竹下宏君) 消灯前10分前からブザーが鳴り始めますので、かなり長い時間鳴っているということでございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 長い時間鳴ることに、うるさくないですかね、Aコートの方は。 ◎教育部長(竹下宏君) 鳴動時間の長さについては、現在、鳴動時間を短くするということで調査をしているところでございますが、移設というようなことになりますと、非常に多額の予算を要するというようなことで、鳴動時間の調整、並びに回転灯が今現在1基ついておりますけれども、それをAコート、Bコート分けるような形での設置ができないかということで検討しているところでございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 電気、呼び出し鈴が鳴ってから、大体10分から15分鳴りっ放し。そうした場合に、今度入れ忘れた場合に、何分後に点灯しますか。 ◎教育部長(竹下宏君) コインを入れてから、すぐ点灯ということにはいきませんので、ナイターがついている途中でコインを投入すれば、そのまま継続して使えますけれども、1回消えてしまうと、しばらくたってからということになります。 ◆19番(萩原哲郎君) この時間が、10分から以上なんですよね。それまでは、コインをつけても電気がつかないんですよ。だから、1回忘れたら、もう10分以上は試合ができないということ。 やはり、この盤をただ移動するだけですよ、向こうに、Bコートに。向こう側でBコート使う方は、コイン入れて使えばいいんじゃないですか。何でAコートにわざわざつけて、そういうやかましい時間帯を作成されたのか伺います。 ◎教育部長(竹下宏君) 加治木のグラウンドが当初できた当初、北側しか道路がありません。その道路沿いに電線があったということから、北側のほうからのみ電気をとれたということで、当初設置をしたのがそういうことで、北側のグラウンドに設置をされたと。 移設をすると、先ほども申し上げました、多額の経費といいますか、埋設部分も多くありますので、今その見積もりは業者のほうにお願いをしていただいているところですけれども、年間の運動場、それから、運動施設等の施設改修等の経費を考慮いたしますと、なかなか移設というのは難しいのかなというふうに考えております。 ◆19番(萩原哲郎君) 最初に設置するときの間違いなんですよね。やっぱりAコート、Bコート別々に、だから先ほども言いますけど、使わないときのブザーの音、うるささ、こういうのあれば、本当に集中力というのは欠けるんですよね。 だから、今後やはりそういうとこ、悪いところは、お金がかかろうが、時間がかかろうが、改善すべきじゃないですか。 ◎教育部長(竹下宏君) 当初の設置のときの間違いじゃないかということでございますが、平成6年当時、移設をした当時には、まだ南側の道路はない状況でございますので、まだその状況では、電線が南側には入っていないというようなことで、北側からとったということでございます。 ご指摘の移設について検討せえということでございますが、検討も当然一つの選択肢の一つだというふうには考えておりますが、ブザーの鳴動時間の短縮、それから回転灯の改良というようなことで、今現在、保健体育課のほうでは検討しているところでございますので、今しばらく、その調査の結果を待ちたいというふうに考えております。 ◆19番(萩原哲郎君) 今度、いえばまた今、秋季ナイターが始まりましたから、一回見に来てください。Bコートの使って、その後使わないときに、Aコートのほうでブザーが鳴っている、あのうるささちいうのは相当なもんですよ。 いえば、これあるから、もう要らないんですよ、別にAコートのほうには。これ、今度道路が向こうもできたから、じゃあ向こうのほうに今度、そういう形で、Bコートで使用する方は、Bコートのほうに駐車場あるんですよね、立派な。だから、向こうで設置できるような形で、コイン入れて使うような形を段取りしてはいかがですか。 ◎教育部長(竹下宏君) 移設の件に関しましては、今後、予算の査定、それから実施計画への計上という段取りはありますけれども、すぐということにはちょっとなりませんので、そういう計画については、教育委員会としても考えていきたいというふうに考えております。 ◆19番(萩原哲郎君) いえばグラウンドというところは、使いよさなんですよね。皆さんが快適に使えるような場所。それとあと、いろんな物事に、何ですか、利用されやすく、みんなが楽しく運動ができる場所、そういう形から、今Bコートのブザーの音は、非常にAコートでやっている方々には迷惑、こう思っています。そういう形で早急に移設してくださるように努力してください。 ここで、1つ最初の建昌城のところで、1つ漏れがあったんですけど、今、建昌城のトイレ、ドア、あれいつ壊れたんですか。 ◎農林水産部長(岩下直司君) お答えいたします。 私自身、トイレのふぐあいについては、現地では確認はしていない状況でございますけども、もしふぐあいが生じているようでありましたら、早急に修繕をしたいというふうに思っております。 ◆19番(萩原哲郎君) なぎさ公園、今どこが管理しているんですか。なぎさ公園じゃない、建昌。建昌城のトイレ、建昌城は。 ◎農林水産部長(岩下直司君) トイレについては、農政課のほうで管理をしております。 ◆19番(萩原哲郎君) トイレのあれを、あそこの掃除、週に何回行われるんですかね。 ◎農林水産部長(岩下直司君) 週1回で清掃のほうは依頼しております。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) あそこの清掃をされる方は多分、言ってあると思うんですよね。扉が壊れているから、直してくださいち。だから、もう2か月ぐらいたっているんじゃないですかね。 だから、きのうも行って見て、直っているかと思ったら、まだそのまま。開きっ放しなんですよね、横開きで。だから、いつも言っていますけど、コウモリとかのふん、それとあと、あけっ放しですから、当然あそこの本当枯葉なんかも中に入って汚いですよね。 だから、週に1回の清掃、それと、トイレットペーパーも見ましたけど、ほとんどないんですよね。週に1回で、予備を置いてあるんですかね、ああいうところには。 ◎農林水産部長(岩下直司君) 週1回ということで、点検の清掃を行っておりますけれども、予備等もそれぞれストックはしてありますけれども、また状況によって、不足が生じている場合には補充という形で対応しているところでございます。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) 皆さんが使いやすいような利便性を図ってください。 じゃあ、次に行きます。 船津公園の、今度、船津公園グラウンド、ここに先ほども質問しておりますが、Aコートの一塁側の外野のほうに、昨年新しい家が建っております。 だから、この中で今のところ、トラブルはないということですが、試合中にトラブルが起きた場合には、誰が面倒見るんですか。みんな試合やっとって、そこでボイコット、ボイコットちいうか、一旦中断すれば、次の回に進むのも、なかなか大変だと思います。 やはりトラブルが起きない以前に、こういうのはもう目に見えているんですね。近いうちに、いえばトラブル起きる。これ、検討してから、フェンスを立ち上げます。早急に設置いうことは考えていらっしゃらないんですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 私どものほうも、当事者の方にお話を伺いまして、今現在8か月間で、庭にボールが転がっているのを3回ありましたということと、今のところ何ら被害はないと。しかしながら、要望としては、フェンスをしていただきたいというお声がありましたところで、うちのほうでフェンスの、今、概算で設計をして、今後設置に向けて推進していく予定でございます。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) 期間はどのくらいかかりますか、設置まで。 ◎建設部長(徳部健一君) 工事費から判断いたしますと、約3か月ちょっと、3か月、4か月ということになろうかと思います。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) 3か月であれば今度、もう秋季ナイター終わっておりますよね。その間にトラブルがなければいいんですけど。 やはり執行部のほうから、家主には一言、いえば3か月以内、そういう形でフェンス設置に、設置検討を行っていきますので、一言、ボールが飛んだ際はどうのこうのって一言の、いえば相手の承諾伺うということはできませんか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 予算が伴うこともございますので、今仰せられました方向性としましては、この間お話を伺っているので、そのご返事も兼ねての報告と、あと管理上の観点からも、やっぱり注意を促していきたいと思います。 それと、代替策として簡易型の普通の柔軟なネットとか、そういった設置もちょっと考えていきたいと思っております。 ◆19番(萩原哲郎君) ソフトボールの場合、今度、打者の方に、あちらに打たないでくださいってことは言えないんですよね。たまたま飛んでいったり、また飛んでいったボールが、そういうトラブル起こす原因になってきますので、やはりそういうトラブルが起きないうちに、少しでも早く設置していただくように要望しておきます。 次に、3番目、野良猫対策ですね。 近くに居住されている獣医の方が、地域のボランティア不妊手術を施していただいて、最近少なくなってきたと書いてあります。そのことに対して、鹿児島市では地域猫活動の取り組みの一環として、活動グループが野良猫を保護し、不妊・去勢手術を行うち。 しかしながら、本市にはこのような活動を行う団体はなく、地域猫活動一環として、これらは難しいと考えておりますとあるんですけど、近くの獣医の方に、こういう相談ということは、活動相談なされたんですかね。 ◎市民生活部次長兼生活環境課長(福元義行君) お答えいたします。 地域猫活動につきましては、地域と地域住民と飼い主との共生・協働を目指して、不妊手術を行ったり、新しい飼い主を探したりとか、将来的に飼い主のない猫をなくしていくことを目的に進めておりますが、市内にNPO、そういう団体と、まだ地域との連携を図るというところまでは至っていないところでございます。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) やはり地域の方々に相談できるところは相談していただいて、そういうことが可能か不可能かお願いして、できなければできないで、次のやり方を考えていけばいいんじゃないかと思います。 だから、この場所、私も最近またちょこちょこ行くんですけど、猫が大体50ぐらいいるんですよね。そのくらい把握しておりますか。 ◎市民生活部次長兼生活環境課長(福元義行君) お答えいたします。 猫の数につきましては、1年ほど、29年の1月ごろには50匹ほどということで聞いておりましたが、つい最近、なぎさ公園の周辺では、10匹前後の野良猫を確認しているというような状況を聞いております。 以上でございます。 その中には、地域周辺の猫も入ってくる、野良猫と飼い猫の区別というのは大変難しいですので、日ごろ、そこの地域でボランティアで猫を常に見守っている方々から意見聞けば、10匹いるかいないかの数になっているというような話を聞いているところでございます。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) なぎさ公園近辺じゃなくて、重富港、それから今度は岩崎の練習場があります。あの一帯ぐるっと回ってみれば、相当な数がいるんですね、まだ。 だから、なぎさ公園は大体そう20前後、20ぐらいだと思うんですけど、あそこもやはり書いてありますとおり、毎日餌やりに来る女性がいらっしゃるんですよね。 だから、私たちも一言、やめてくれという勇気もないし、そういうことも今のところ言っていないんですけど、あそこはやはりいろいろウオーキング、ジョギングあってみれば、二、三人の、二、三人かな、4人ばっかいるのかな。なぎさ公園のほうに2人ばっかり、今度ゴルフの練習場の向こう側、線路まで行けば、向こうのほうにも、また餌やりに来ていらっしゃるんですよね。 やはりそういうことが減らないことには、激減は難しいと思うし、またそれと、そういう方々に餌をやらないでくださいということも、いえばいっぴん、個人からなかなか言えない。 やはりそのときに、いろいろ反響が来ると思うんですよね。猫はかわいくないですか、猫が死んだらどうですか、そういうことを言われたら、今度は返す言葉がないんですよね。 やはりそういうことがあります。やはり今後そういう地域の猫対策に、またいろいろな検討を行い、また地域の方々ともお話しして、いい方向性を保ってもらいたいと思います。 じゃあ、次、4番目の市内の防犯灯について伺います。 ここ帖佐駅の防犯灯、地下道に防犯灯と防犯カメラが設置あるんですけど、やはりここ書いてあるとおり、私が見に行ったら、本当3分の1しか点灯していなくて暗い。女性の方も、やっぱり暗いところ危険性を伴って、何とか明るくしてもらいたいという形で、もう少し防犯灯を、いえば3分の2ぐらい設置してほしいということであります。 また、この中にも、帖佐駅も、もう大分年数がたっていて、今後の改善の付加価値があるということなんですけど、やはりその中で防犯灯と、あと防犯カメラ、これがついているか、ついていないかじゃ全然違うんですね、中身が。そういう形で、今後の改善、こういう形で、どういうようにまた今後改善していくかお伺いいたします。 ◎建設部長(徳部健一君) 私のほうから防犯灯についてお答えいたします。 防犯灯につきましては、仰せのとおり、約、現在のところ、40%しか点灯していない状況でございます。 ことしも、ランプ自体は交換したんですけれども、自動点滅器、それから安定器等が壊れておったということで、また修繕費もかさむということで、今、見積もりをとっておりますので、今年度予算で対応できる分については、早急に対応したいと考えております。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) 防犯カメラの設置はいかがですかね。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 防犯カメラにつきましては、答弁にもございますように、平成28年度に帖佐駅のほうにつきましては、玄関のほうに、出入り口のほうにつけたというところでございまして、その後、5駅につけたところでございますけれども、その効果といいますか、そういった状況と、それから、犯罪の件数の状況等見まして、26年度には刑法犯が332件あったわけですけれども、29年には308件と少なくはなってきておりますが、自転車等の盗み案件につきましては、平成26年が71件、それから平成29年が59件と少なくなってきている状況ではございますけれども、年によって差があるということでございますので、犯罪の件数、それから防犯カメラの効果ということで、警察等とも協議をいたしまして、今後の設置については研究していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) この防犯灯のあるかないかで大分違うんですよね。犯罪の起きるか、起きないか。 今もなかなか大阪の逃走犯も、あれでなかなか見つからない。でも、防犯カメラにはちゃんと映っている。やはりそういう形で、いえば追跡調査ができたり、犯人の特定ができるんですね。そういう形と、やはり姶良市内に防犯カメラが多く設置されてくれば、犯罪も減ると思うんですよ。 やはり姶良市は防犯に物すごく力入れている。防犯カメラも多く設置されているということであれば、犯罪も起きなくなりますので、そういうところを、市民の安全をやはり守るために、そういうところに力入れていく考えはないですか。市長、どうですか。 ◎市長(湯元敏浩君) まずは、犯罪を起こさないまちというのがベストだと思っております。それで、犯罪を抑制するまち、これは犯罪を起こさないまちの次にあると思いますが、でも行政がやることは犯罪を抑制することだと、防犯というところだと思っております。そのためには、防犯灯、そして防犯カメラ、これは非常に役に立つと思っております。その辺のところは、予算と鑑みながら、財政と鑑みながら、市民の安全を守る道具として重要視していきたいと思っております。 ◆19番(萩原哲郎君) じゃあ、最後の質問ですね。 道路整備について伺います。岩剣城に入る県道からの道路、以前もやっているんだけど、まだ進捗状況がなかなかできない。ここに文化財の、何ですか、橋があるということで。 だから、前回も、いえばここに提案があるのが、川にボックスカルバート入れて、道路として改良し、県道に直角に道路に交差する方法で関係機関と協議していくとのことであったが、それから全然2年たっても変わっていないんですよね。 その後の協議内容はどうだったか、お伺いいたします。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 昨年度、土木課の職員によって、概略の測量と設計をしております。それをもちまして、この岩剣川は、市の河川でありますけれども、の砂防地の指定区域ということで、かなり設計条件が厳しくなっております。そのことで、振興局と打ち合わせをしたところでもございます。 また、岩剣川の下流側に狩川があるもんですから、そことの水位の関係。それと、さっきおっしゃいました県道の暗渠ですけれども、そこが狭隘になっているということから、今のところボックスカルバートにした場合、隣接の川の北側に民地があるんですけれども、そちらのほうよりも、ボックスのほうが高くなってしまうというようなこともございますので、答弁にもありましたけれども、橋りょうも踏まえて、総合的に交差点改良とか、県道の協議をやっていきたいと考えております。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) やはり岩剣城も、没後400年ですかね。いえば迎えて、観光には物すごく利用される場所なんだけど、入り口が最も、ほっからいえば見苦しいちいうか、いえば入りづらい。 だから、誰が見ても、これ道路であるのか、そういうことは懸念されると思うんですね。 やはりそういうことから、早く改善の余地を編み出し、早く、いろんな方面、観光面からバスも自由に出入りできるような、道路改善が早急に欲しいと思うんですけど、これいえば、またこれ終わってしまえば、2年後にどういう形で改善されるかわかんないですけど、早いうちに、利用、価値のある方向で──終わります。 ○議長(森川和美君) これで、萩原議員の一般質問を終わります。ここで、しばらく休憩します。10分程度とします。(午前11時02分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時11分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、20番、堂森忠夫議員の発言を許します。 ◆20番(堂森忠夫君)     登      壇  傍聴にお越しの皆さん、ありがとうございます。また、インターネット中継をごらんの皆さんに感謝を申し上げながら、一般質問をいたします。 まず、質問事項1、市道ののり面の草払い管理について。 要旨1、市道のり面沿いの草払い作業の管理体制を問う。 要旨2、市道西別府線は、昨年までは早い時期から草払いが実施されていたが、ことしは雑草がガードレールをはみ出して生い茂り、危険な状態である。おくれている理由と、このような状態を放置して事故が発生した場合は、どのような結果になるのか問う。 質問事項2、島津義弘公没後400年の記念事業について。 要旨1、今年度は明治維新150年事業の取り組みにより、市外観光客が多く訪れている。来年は、島津義弘公の没後400年事業の取り組みに市民は期待しているが、事業の内容等を詳細化しての広報活動の取り組みを問う。 要旨2、姶良市は、島津義弘公にまつわる伝統芸能など多くの文化が継承されてきたが、校区の少子高齢化により、継承や保存活動が危惧される状況になりつつある。その打開策としての取り組みを問う。 質問事項3、給食費無料化への経費見直しについて。 給食費無料化については、これまで多くの議論が交わされてきたが、厳しい状況である。今後は経営的なバランスを図り、無料化を図るために関連施設の経費削減に取り組み、少子化の歯どめ対策として、給食費の無料化に努められないか問う。 質問事項4、土捨て場について。 要旨1、土捨て場開発を民間企業がしているところがあるが、スムーズに運営されているかを問う。 要旨2、土捨て場の立地条件としては、中山間地区の谷間が有効活用されているが、捨て場周辺の雨水や用水路、排水路等は万全か問う。 要旨3、市内には道路改良や開発行為での残土捨て場が数か所あるが、単なる残土としての処分ではなく、残土を未来開発に向けての資源として有効活用を図る事業化を図れないか問う。 以上、壇上からの質問を終わります。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  堂森議員のご質問にお答えします。 なお、2問目の2点目及び3問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の市道のり面の草払い管理についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので、一括してお答えします。 市道沿いののり面の草払い作業については、シルバー人材センターに委託し、計画的な作業に努めていただいております。 しかしながら、ことしの異常な気候により、作業員が熱中症にならないように時間制限などの対策がなされていることから、作業が例年どおりに進んでいない状況であります。 今後につきましては、気候の状態により、作業員を増員するなどの対応をしていただくように協議しているところであります。 次に、2問目の島津義弘公没後400年の記念事業についての1点目のご質問にお答えします。 本市は、来る2019年に、没後400年を迎える郷土の偉人、戦国武将島津義弘公にまつわる史跡や遺構、食、文化など、数多くの歴史遺産が伝承されている地であります。 義弘公没後400年を迎えるにあたっては、義弘公にゆかりがある県内外の自治体同様、本市においても、記念事業の展開に向けたプランを検討しています。 現段階では、来年度、戦国時代の町並みをイメージした会場設営の中で、義弘公を前面に押し出した集客イベントを開催する旨の構想を描いております。また、プレシーズンにあたる本年度においても、本年第2回定例会で補正予算として計上し、議決していただいた、事前告知と顕彰PRを図るためのノベルティーグッズの制作を現在手がけております。 今後は、県内外における観光イベントや、日置市、湧水町、宮崎えびの市との間で構成します、三州同盟会議等の場において、これらグッズを有効的にPR活用する予定であります。このことが、広報活動拡大への呼び水となり、さらには、義弘公顕彰活動に対する市民の意識高揚と観光振興への関心が高まり、本市における交流人口の増加にも波及していくことが期待できるものでもあります。 なお、事業展開にあたっては、本市が単独で取り組むものではなく、志をともにする自治体や関係団体との共生・協働を理想としていることから、三州同盟会議や地元の島津義弘公没後400年記念事業実行委員会などを初めとする顕彰団体との連携をさらに強めてまいりたいと考えております。 次に、4問目の土捨て場についての1点目のご質問にお答えします。 本市における民間企業による土捨て場については、現在のところ、都市計画法または森林法による許可を受けたものが3か所、もしくは市の土地利用協議による承認を受けたものが6か所の計9か所がございます。 このうち、市の承認によるものが5か所ありますが、1つの土捨て場については、計画どおりの沈砂池が設置されていないなど、土砂流出防止対策が十分でなく、また、実際に下流への土砂流出も確認されたことから、文書等により繰り返し指導を行っております。 市としましては、引き続き監視、指導してまいりたいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 土捨て場における排水路等については、必要があれば事業者において、それぞれの管理者と協議の上、つけ替え等を計画し、施工することとしております。 3点目のご質問にお答えします。 公共事業による残土については、できるだけ公共事業間で流用し、有効活用することとされており、の各地域振興局においては、建設副産物対策連絡会を設置し、国、、市町村の関係部局が情報交換しながら、調整を図ってきているところであります。 本市においても、現在、総合運動公園の新多目的広場や駐車場の造成等に、の別府川河川工事などの公共事業残土を活用しております。 なお、民間開発における土捨て場については、それぞれの事業者において、将来的に資材置き場等の目的を持った事業計画により開発が行われることから、市で事業化することは考えておりません。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  2問目の島津義弘公没後400年の記念事業についての2点目のご質問にお答えします。 本市には、島津義弘公に由来する文化財が多数残されており、古くから義弘公が郷土の英雄として尊敬されてきたことを示しております。 太鼓踊りも、義弘公が駿河の念仏踊りをもとに創始したと伝えられ、加治木が8月16日、蒲生は8月21日に奉納することも、義弘公の命日や鹿児島への出棺日にちなんでいると考えられています。 現在、加治木地区4保存会、姶良地区1保存会、蒲生地区3保存会の計8保存会で、太鼓踊りが保存、伝承されておりますが、地域社会のきずなや連帯感の希薄化などの影響で、いずれの保存会も後継者育成や技術の伝承に大変苦労されていることは承知しております。 現在、教育委員会では、郷土芸能補助金を各保存会に交付するとともに、中学校の総合的な学習の時間を利用した太鼓踊りの体験や、8月に実施されている太鼓踊り公開の運営を行うことにより、保存会活動を支援しているところです。 今後も、郷土芸能の基盤である地域への周知や協力依頼等を行いながら、必要な地域活性化の方策等について、関係部局と連携し、検討していきたいと考えております。 次に、3問目の給食費無料化への経費見直しについてのご質問にお答えします。 給食費については、学校給食法において、学校給食施設や設備の運営及び維持管理等に伴う経費は設置者負担とし、学校給食に要する経費については、学校給食を受ける保護者の負担とすることが規定されております。このことに基づきまして、本市においても、学校給食費は食材費のみを経費として保護者から徴収しているところであります。 現在、学校給食費の無料化を実施している市町村においては、人口減少の歯どめ対策として実施しているところが大半であります。 なお、本市においては、学齢期の子どもは年々増加している傾向であり、現段階で、人口減少の歯どめ対策としての給食費無料化の方策は考えておりません。 以上、お答えといたします。 ◆20番(堂森忠夫君) それでは、ただいまから再質問をしますけど、通告順に従って、質問をしていきたいと思います。 今回の質問は4項目になってしまいました。6月議会が終わった時点では、土捨て場と用水路の関係1本に絞って質問する予定でございました。 ですが、私はもう今期4年で議員やめる覚悟しております。次は73歳ですので、次の育成に入ろうと思っています。そういう決意をすると、今まで言えなかった分野が言えるようになります。姶良市の未来を開くためには、今までできなかったところを、この4年間で一つでもできる分野ができればなと思って、市民から言われている分野を一つ一つふやしてきたら、4項目になりました。 一番最初の草払いの関係は上げていませんでした。締め切り近くになって、もうはんたっが言わんにゃいけんもうしやあならんどと市民からありまして、項目を設けました。 中山間地区の人たちにおいては、非常にこの草払いがおくれたことによって、説明しても、なかなかそれを受けとめてくれない。ないごて、こいなったあろかいと。やはり市長がかわったでやろうかいとか、いろんなことが出てきましたので、そういった問題を消すためには、一般質問でただしていかないと思って上げております。ですので、この分野においては、市民感情を和らげるために上げておりますので。 確かに、異常な気候であると。熱中症、それぞれ多くなってきております。ですが、これからは、ことしだけじゃないと思うんですね、熱中症、この問題は。ですので、やはりここは改善するところが出てくるなと思いましたので、一般質問という形で取り上げました。 今、答弁の中では、作業は例年どおりに進んでいない状況であるということでございますが、全体的におくれて、この作業路線、何路線ぐらいあって、全体距離数はどれぐらいあって、どれぐらいおくれたのか、その辺がわかっていれば説明願えますでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 作業路線と延長ということでございますが、今、手元にちょっと資料がないので、またよろしければ、後持って提出したいと思います。すみません。 ◆20番(堂森忠夫君) おくれているのは、この西別府線だけ。写真も見せますね。すみません、画像をお願いします。 これが、市道西別府線沿いののり面の雑草ですね。ガードレールを超えて、はみ出しております。やはり最近は、この道路を朝晩散歩する人もおります。歩く人もおります、健康のために。そうすると、車と歩く人が中央に寄ってきますので、車との接触事故につながるということで、非常に苦情等が多かったわけです。 これは、この写真は、西別府線の上り口ですね。隈媛神社の西側あたりの歩道ですね。雑草の状況です。やはりこういった状況ですね。写真のほうは、これでよろしいです。 毎日見ていらっしゃると、通っていると、地域の人は不安が募るわけですよ。この状態であったのは、この西別府線だけだったんでしょうか。まだほかにもいっぱいあるんですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 作業箇所でいえば、順調にいっているところもございますけれども、やはり7月からの高温状態で、多分、西別府線は例年お盆前には刈っていたかと思いますけれども、全体的にはおくれております。 それと、昨年度末に、農道、林道を市道に受け継いだ部分がございまして、その延長も延びていていることから、全体的にはおくれた状態であるというふうに認識しております。 ◆20番(堂森忠夫君) 今、お盆前には完了しておったということでございます。やはり節目節目にはこういったところ、この西別府線だけではなくして、やはり全線、お盆前には完了させるような体制づくりが必要だと市民は願っておりますので、その体制づくり、今、作業員を増員するなどの対応をしていただくよう協議しているということですが、今、シルバーにこういう作業をする人、どれぐらいいらっしゃるんですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えします。 正確な人数は把握しておりません。各加治木、姶良、蒲生の班編成でやっていらっしゃいまして、人数も増減している状態であります。 私どものほうといたしましては、こういった道路の清掃、刈り払いをするのがシルバー人材センターと姶良西部森林組合さんということで実施しております。 新たな作業員の方の募集につきましては、なかなか道路の刈り払い作業については、確保するのが困難な状況であると。シルバーさんに関しては、入ってこられても、この灼熱の炎天下の中での作業で、継続して勤めていただくことが、なかなか困難であると。 それから、森林組合さんにおきましては、今、除間伐のほうの作業を重心にしている観点と、やはり林業作業者の担い手不足ということで、この道路の刈り払いについては、今後、人員の確保も非常に厳しい状態であると考えております。その後の機械による方法とか、それから、のり面を防草を施す、モルタル吹きつけとかいうことを今検討しているところでございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 今の答弁を聞いて非常に、特殊な分野になりますよね、作業というのが。ですので、簡単にこの作業をする人、いらっしゃらないと思います。そうなると、やはり業者に頼らざるを得ないのかなと。 霧島市では、民間土木業者に、この分野を一部お願いしているところもあるそうです。 市長に1つぐらいは尋ねようと思うんですが、今、やはり新しいことも取り組まないといけないと思うんですね。ですので、これからの社会づくり、こういった分野を、ボランティア的な角度でも取り組んでくださる方も求めていかなきゃならんのじゃないかなと思うわけですよ。ですけど、簡単にボランティアしてくれません。 ですので、やはり民間企業に頼むせんと、全部頼むというんじゃないですよ。8月のこの時期だけですね。暑いですので、人手が足りませんので、この時期だけ、そういう手法をとるとか。 あるいは、またハローワーク、失業保険をもらっている間は、働くことはできないとなっていますよね。そうすると、みんなどこに行くか。パチンコ屋に行くわけですよ。それはもったいないわけですので、次の働く手段としての場として、ハローワークとそういったところを連携して、この草払いのこういったところに作業をできるような体制を首長としては動かれたらどうかなと思うんです。 そしてまた、うちの田舎では、今回のこの問題が出てきて、今度、新しい市長は、うちん田舎に来たこっがあっけなと。私は、まだ顔も見たこっちゃねえがよと、こういう声も聞こえてきますので、やはりへんぴなところ行っているといらっしゃいますが、やはりこういった、まだ自分が本当に心底、足を踏み込んでいるところも、ないところもあるんじゃないかなと思うんです。 こういったところから、やはり地域の人たちに近づいて、意見をいろいろ聞いていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 草刈りの部分についてお答えいたします。 異常な気候が日常に変わっている今、今までの異常だと思われていたものが日常になることによって、前例を覆して根本的に変えなきゃいけない部分って、いっぱい出てきていると思います。草を払ったり、歩道を安全にしたりするというのも、今までの考え方を変えていかなきゃいけない時期に来ているのかなとは思います。 つまり、しっかりと作業をしていただいた方々が、この異常な気象の中で、やっぱり作業の時間を制限される。そして、熱中症にかかってしまう。そういった中で、去年までやれていたことが、やれなくなってしまうということも、この草払いも含めていろんなところで、気候の変動も含めて、考えなきゃいけない時期に来てんだなというところあります。 ですので、今、議員がおっしゃられた、いろいろなアイデアがありました。一緒に考えていただいて、いろいろな地域の住民の方々も一緒に、草払いなら草払いのことをどうするかということを根本的に考えなきゃいけないなと思っています。 ある地域です。これは、長野のある町なんですけれども、この町は夏だけ大学生集めて、「草刈まさ王ゲーム」というのをやっています。つまり、草刈りをするチームをつくって、そこで草刈りをどれだけきれいにしたかというコンテストをやっているんですね。つまり、ごみ拾いコンテストと一緒なんです。「草刈まさ王コンテスト」という、こういった発想で、8月だけ何かゲームをやるというような発想もできてきていたりします。 そういったものもありますので、前例にとらわれない、そういった解決方法というものもあるのではないか、そういったことを模索していく、今時期に来ているのではないかとは感じております。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) あと一つ、民間企業を入れての8月盆前に作業を済ませるという声についてはどうですか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 民間の、特に市の指名業者さんのほうから、よくボランティアの声がかかっております。今までは、加治木地区が多かったんですけれども、先月は、姶良地区の業者さんからも、ぜひボランティアをさせてくださいということで言われております。 我々といたしましては、業者さんでしかできない部分、例えば、のり面に生えている高木とか、そういったことをお願いしている状況ですので、今後また同志会と連携を図りながら、ボランティアの推進にも努めていきたいと思っております。 ◆20番(堂森忠夫君) 道路上には大きな木もありますので、高いところは手も届きませんので、また電気組合とかそういったところも力を借りて、高所作業車を使っての、そういったボランティアができればありがたいなと思います。 また、市民もそういけば非常に喜ぶと思いますので、努力してみてください。 次の質問に入ります。 島津義弘公ですね。まず、地元では、島津義弘公の没400年の実行委員会、これが四、五年前から、たしか動いておったと思うんですよね。 そしてまた、いろいろとこういった団体も、いろいろと計画しておりますが、この時期に、やはり市が中心になった実行委員会、これを立ち上げて、全面的にいろんな団体と協働して取り組む。それがすごく活力と、また広報の力が一段と増してくると思うんですが、市でそういった実行委員会をつくるという要望も上がっているわけですけど、その取り組みは、これからなさるのでしょうか、しないのでしょうか、どうなんでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 いわゆる義弘公の没後400年にあたる年が来年でありますが、これが県内各地、義弘公ゆかりの地で時流となっていくことは当然のことでありますが、市としまして、市長答弁にもありますとおり、市単独でといいますよりも、やはりその方向性を同じくする団体、例を申し上げますと、三州同盟そういったものと連携しながら活動していくことが効果的であるという、そのように考えております。 ◆20番(堂森忠夫君) 来年は、また平成の時代が終わって、また新しい年になる。年号が生まれる。非常に節目の年だと思うんですよ。ここから新たな姶良市、また子どもの育成のための、きばっどというような実行委員会をまずは立ち上げるべきですよ。それによって、全体の力が結集されます。民間だけの力では、民間が実行委員会つくってやっても、やっぱりそこに市が力を貸してくれないと、その力は生かされませんので、産学官民の力を最大に生かしていただきたいと思います。それは要望として上げていきます。 質問の中で、グッズを有効販売すると。PRしていくと。大いに結構です。 そしてまた、先ほど市長から、いろんなコンテストをやるということでした。そういうの、それもいいと思いますね。 そしてまた、答弁の中に、観光振興への関心が高まり、本市における交流人口増加にも波及していくことが期待できると。いろんな人口交流の波及効果を図るべきだと思うんですね。 ですので、この節目のときに、加治木には義弘がつくった文化がすばらしいものがありますよ。太鼓踊りでも。また、写真1枚出します。画像お願いします。 これは、何か市長わかりますか。これは西別府に伝わる、西別府しかない踊りでございます。吉左右踊りという踊りの中で、その踊りの先頭を行くのが、白い服を着ているのが白キツネ、赤い服を着ているのが赤キツネ、島津家の守り神ですね。 こういったのを一つのまず宣伝にして、本市の加治木まんじゅうが有名ですけど、新たなこういった節目の年に、新たな特産品として、吉左右踊り、赤キツネ、白キツネをデザインしてまんじゅうをつくったりして、特産品の販売とかそういったのに結びつけて、加治木の、姶良市の交流人口拡大、そしてまた観光振興に持ってきたらと思うんですが、市長どうでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 現在、市の特産品協会でも、特産品の開発につきましては、ご尽力いただいているところでございます。 最近の成果としまして、緑茶、それから、かもう紅茶、桑茶を3つ合わせました、3茶のセットをつくられまして、パッケージにも凝りまして、非常に好評を得ているところでございます。 議員お示しの紅白のまんじゅうにつきましては、いわゆる縁起物でございます。紅白の縁起物でもございますし、義弘公にゆかりのものであるということであれば、この提案につきましても、特産品協会のほうへおつなぎして、検討いただきたいというふうに考えます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 非常にいい捉え方をしていただいて、またそれが実際になれば、すごくいいかなと思います。 今、地域ではいろんな取り組みもあります。私は、義弘公のこの文化を新しい年号が始まる、来年ですね。この機を機会に、姶良市も今までないことを興して、やっぱり活動費、やっぱり何をするにも活動費が要ります。 そして、その活動費として、いろんな催しがありますよね。イベントがありますよね。写真コンテストをしていただいて、その優秀な写真をカレンダーにして販売したらどうかなと。そうすると、それが全国にカレンダーにして、いろんなところに伝わっていけば、一つの姶良市の宣伝にもつながっていきます。姶良市に行ってみたいな、宣伝効果になると思いますよね。 そしてまた、いろいろと今、ふるさと納税もある。こういったところにも、お礼にカレンダーを提供するとか、そうすることに観光振興にも役立っていくわけですよ。文化と観光といろんな形でつないでいく。そういった取り組みができたら、姶良市はもっと観光客はふえると思うのですが、どうでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 議員ご提案のカレンダーにつきまして、以前、湧水町のほうが、そのような取り組みを行ったと聞いております。したがいまして、市の観光協会等ございますので、観光協会を通じて、そういった取り組みができないか、これもご提案申し上げたいと思います。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) それでは、項目2の2問目に入りたいと思います。 まずは、写真を見ていただきます。 これは、蒲生地区の川東地区の太鼓踊り、8月21日の午後一番に蒲生市役所で奉納されましたので、見てきました。 こっちは、春花地区の太鼓踊りですね。森山地区の神社で奉納されました。こちらの春花地区のほうは、まだ踊り手が結構多かったかなと思います。 そして、こちらの川東地区のほうは、小中学生、高校生が多かった。大人がいなかったですね。 私は自分で踊るので、加治木地区のは撮れないので、蒲生を撮ってきました。 やはり写真から見ても、こういった若い人たちの、こういうのに取り組むのは、いろいろと青少年教育、いろんな分野からでもすごくいいと思います。 ですが、なかなか踊る人がいないというのが、答弁の中にもありました。それぞれ市長、教育長、この踊りを見て来られたわけですが、まず見て、感じの一番の、自分が感じた感想をちょっとお聞かせ願えないでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 太鼓踊り、加治木と蒲生ございます。加治木のを見させていただきました。議員が一生懸命踊っている姿も、感銘して見させていただきました。 その中で、この太鼓踊り、私の父親も蒲生のときに踊っていて、私の小っちゃいころに、いろいろこのときの思い出話というのは聞いております。私は踊ったことはありませんが。 でも、蒲生はちょっと時間的に見られなかったんですが、加治木のほうを見たときに、これは本当に小っちゃい子どもたち、そして若い女性の人たちが一緒になって一生懸命学んだことを、学んだというか、稽古したことを披露している姿を見て、ほかの地域に比べた伝統芸能に比べると、本当に若い人たちに継承されているな。若い女性の人たちも、一生懸命汗を流して、暑い中やっているなという姿に、非常に感銘いたしました。 それには、今、引き継ごうとしている世代の大人の方たちが、一生懸命次の世代に引き継ごうという努力の跡が見られる。そして、その継承を一生懸命引き継ごうとしている、若い人たちの一生懸命な気持ちが非常に伝わってきて、爽やかなすがすがしい気持ちになりました。 以上です。 ◎教育長(小倉寛恒君) また、太鼓踊りにつきましては、毎年、加治木、それから蒲生、いずれも見ているわけですけど、先ほど議員からご指摘のあった、そういう春花地区は数が多いということがございましたけど、あそこは新しくできた団地があるんですけど、そこで春花地区の方々が最初披露されたところ、たくさんの子どもたちが太鼓踊りに参加するようになって、非常に小中学生、数がふえてきたということでございます。 だから、やっぱり見てもらって、太鼓踊りのよさを感じてもらうことが、一番大事なことだというふうに思っています。 今後、後継者ふやしていくというためには、8月16日と21日だけじゃなくて、やっぱり数多くご披露するということは大事なんだと思います。 今後、来年度もそういった、義弘公没後400年祭もございますけど、そういった機会にまた踊る機会ができれば、さらに太鼓踊りというのも拡充していくのかなというふうに思っているとこでございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 副市長かわって見ると、わからない点が多いかと思いますが、市長がおられないときには、そういうこと言っておられず、いろんな場に出ないといけないわけですが、姶良のこういった文化を見られて、副市長はどんな感想を持たれたですか。 ◎副市長(前畠実君) 私のほうも、蒲生のほうの太鼓踊りのほうに行ったところでございます。 そして、私もいろんなところのまち見て回りましたけれども、その中で今回、本当に小ちゃな子どもたちがたくさん踊っておられるというのをびっくりしたところです。 それも、ご愛きょう的に踊るんじゃなくて、本格的に本当の踊り手として踊っている姿を見て、親御さんとか、そういったまた地域の方々からのご指導をなんかも受けてやられたんだろうなということで、本当に地域に根差した祭りであると、踊りであるというふうに実感したところでございます。 今後とも、しっかりこの姶良のいろんなものを見て回りたいというふうに思っているとこです。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) それで、ありがとうございました。 この踊りをやはり継承していく、そのために西別府の太鼓踊りは、まず道具を保存会で全部そろえました。そして、踊り手が少なくなって、少子高齢化。そして、それを学校の先生たちに踊りを踊ってもらう。そうすることによって、先生たちが子どもを指導しやすいわけですね。 永原小学校では、運動会で毎年、太鼓踊りを平成7年から踊っています。そうすると先生たちが覚えていきゃ、指導ができる。そして、転勤になった方も、こっちに帰ってきて踊る。 ですので、蒲生地区でも、ほかの地区でも、先生たちを一緒に踊るような、そういった理解、協力、先生方のほうにも、そういった呼びかけしていただければ、すごく保存が続くと思うんですよ。 蒲生地区の人とお会いしたときに、もう先が心配だと言われます。 そして、加治木地区は、私なら来年は70ですが、年配者も踊っています。ですので、加治木地区においては、保存会がしっかりしています。ですので、いろんな要望等がしっかり上がってきます。 蒲生地区は、子どもたちが踊っているので、そういった強いアピールができないわけですよね。 ですから、一長一短あります。踊りは蒲生のほうがすばらしいです、私から見たとき。だから、蒲生の踊りを加治木も勉強していかんといかんなと思う。 ですので、そういったところを、やはり誰かが言ってあげないといけないと思うんですが、そういった担当課とか、そういったところから、ちょこっとアドバイスするなりしていけば、保存がまた長続きすると思うんですが、それどうでしょうか、教育長。 ◎教育長(小倉寛恒君) 加治木地区におきましては、西別府では永原小の教職員が太鼓踊り習得して、そして、自分の子どもも一緒に出演したり、そういった状況があるわけですけど、全市的に教職員の地域の文化財を習得するということはできませんけれど、それぞれやはり自分たちの学校の置かれている状況の中、自分たちの、いわゆるそこの地域に伝わる文化というものをどう継承していくかってことを理解してもらえば、その中でやはり賛同してくる者って出てくると思います。 今後、それぞれの学校で特徴的なものを、例えば盆踊りであるとか、あるいは兵児踊りであると、そういったことは、それぞれ学校の運動会などで披露されているところでありますけど、決して全くそっぽ向いているわけではなくて、学校独自に取り組んでいるところも数多くあるわけでございますので、そういったことをそれぞれの学校の立場というのを、置かれた状況などに基づいて推奨していきたいというふうに考えております。 ◆20番(堂森忠夫君) 中山間地区を守るには、学校を存続すること。学校を存続するためには、先生たちにも協力していきゃ、働く場ができるわけです。それがうまく絡み合って、よくなっていくと思いますので、ぜひ前向きに指導していただきたいと思います。 次の3項目の給食無料化について、再質問したいと思います。 答弁の中では、学校給食費の無料化を実施している市町村においては、人口減少の歯どめ対策として実施しているところが大半ですと。 文部科学省が調査しております。昨年度調査したところで、全国1740市区町村で調査をして、教育委員会あるところはして、全国76教育委員会取り組んでいると、無償化に。 そして、姶良市においては、学齢期の子どもは年々増加している傾向であり、現段階では、人口減少の歯どめ対策としての給食費無料化の方策は考えておりませんという答弁です。 この給食費というのは、姶良市だけで考えられないのじゃないかなと私は思います。仮に、その設備をつくるとすれば、1つのセンターをつくるとすれば、財源はどうなるんですか。姶良市だけで賄うんですか。その辺、説明してください。 ◎教育長(小倉寛恒君) センター化を図るとすれば、センターそのものは、それぞれの市町村で設置しなきゃならないということで、それぞれ市町村の財源に基づくということでございます。 ◆20番(堂森忠夫君) もちろん市でやりますが、国、からはないわけですか。国、からの補助金とか、そういうのはないわけですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 新たに給食室の別棟を三叉地区に設置しました。平成27年にできました。これ、補助といっても、ごくごくわずかなもので、全体として7億数千万のものに対して、約4,000万程度の補助があったというふうに記憶しております。 ◆20番(堂森忠夫君) 国からも4,000万円ぐらいくるんだと。ということは、やはり市の財政が一番大きいということですよね。そうすると、今、これから、センターをつくった新しいのが3か所ですか。 またこれも写真を撮ってきましたので画像をお願いします。 これは加治木地区の給食センターです。これが蒲生地区です。これが一番新しい小学校の給食室別館です。この3か所でどれぐらいの能力があるんですか。1か所ずつまとめて述べて、3か所まとめたらどれぐらいの能力があるんですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 写真に出てきた順番で申しますと、加治木給食センターは約2,000食、それから蒲生給食センターが1,000食、そして給食室別棟が1,500食、キャパとしてはそういうことで、実際にはそれより若干下回る数の給食を提供しているところでございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 4,500食の能力があるということですよね。設計から見たときだと思うんですが、今、姶良市の児童生徒、幼稚園まで入れたらどれぐらいになるんですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 小中学校の児童生徒が6,850人、それから幼稚園児が250人、それに学校給食の場合は教職員が含まれます。これは市費職員も含めて約550名です。 ◆20番(堂森忠夫君) それをトータルしたときに、どれぐらい足らないんですか。今、姶良市の全体で6,850、250、550にされましたね。これを足して3か所で賄うとすれば、どれぐらい足らないわけですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 今、先ほど3つのセンターがありました。それ以外にいわゆる学校の自校方式、単独調理場がございます。それが8か所ございまして、トータルで約4,000食というところでございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 写真をもう一回お願いします。 これが重富中学校の給食棟です。こういったのが8か所あるということになります。当然姶良市は人口はふえてくると思います。 そうすると、これからだんだんと衛生面を考えれば、また施設の老朽化、これを考えれば、新たにまたつくっていかないといけないわけです。そうしたときに、8か所分つくったすれば、どれぐらいの経費がかかるんですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 今まだ具体的に詳密なそういった実績というものはないわけでございますけれど、約四十数億円以上はかかるという、概算としてはそういうふうに、一個一個別々につくった場合は、四十数億円はかかるというふうに概算しているところでございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 四十数億円、では給食費を今1年間にどれぐらい集めているんですか。給食費として、金額は。 ◎教育長(小倉寛恒君) 給食費としては、無償化の反対として、どれだけ徴収しているかということは、3億2,000万円がいわゆる保護者から徴収している金額になります。 ◆20番(堂森忠夫君) 3億円と。まあ40億円の設備をつくって、今の状態を続けるか。3億円出してやって、この施設を少なくするとか、そういったことも考えていくべきだと思います。というのは、市民が姶良地区の人たちが無料化になるんだったら、そのほうがいいよねという声もあります。学校の先生たちも給食についてはいろいろ議論しておりますので、ぜひ検討をしていただきたいと思います。 次に入ります。土捨て場についてですが、土捨て場が加治木においていろいろと、この市の土地、市の承認する面積は最大どれぐらいの面積になるんですか。 ◎建設部長(徳部健一君) 主に土捨て場といえば都市計画区域外の想定でいけば、1万m2以下の土地が対象になるということになります。 ◆20番(堂森忠夫君) では、すみません。もう一回写真をお願いします。 これが、西別府線に土捨て場があります。民間企業がやっているんですが、その入り口の周辺の上のほうの用水路なんです。ここのまだ整備されていない用水路が、この土捨て場に流れていくわけです。西別府線の道路下の暗渠を通って流れていきます。 これは、その上の用水路が二股になっている。手つかずですね。こういったところのいろんな問題が、やはりここ、これが西別府線の市道の暗渠の下です。いろんな問題があるわけです。 周りのこういった整備も一緒にしていかないと、やっぱりこの土捨て場の問題だけでは解決できないと思うんですが、こういったところを把握していらっしゃるでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) 周辺の水路に関しましては、状況は把握しているところでございますし、以前道路排水が開発地内に流れていたということで、そこの改善も行った経緯がございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) まだまだ、1か所はしてあります。まだ2か所ありますので、その辺もまた調査をして、担当課のほうでは何らかの方策をとるべきだと思うんですが、耕地のほうはどうでしょうか。 ◎農林水産部長(岩下直司君) さまざまな現場があろうかと思いますので、またそれを確認の上、とるべき対策を考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) それと、こういった土捨て場という名前がよくないわけですよね。もうちょっと市のほうで、未来開発地とか、名称にすりゃ、皆が協力すると思うんです。残土とか、資源材ですよ。ちょっとその辺も検討して、今後は前向きに取り組んでいただきたいと思います。 最後に、昨日、南日本新聞の若い目のところに、加治木高校2年生の小山さんて方が広場に投稿をしていらっしゃいます。非常にすばらしい内容ですので、披露したいと思います。よろしいでしょうか。 「現代社会において、ほしいものは何でも手に入る。技術は著しく発展し、代表例として挙げられる会員制交流サイトSNSは、ここ数年で急速に普及した。今や小学生までが利用していると聞く。このような近年の技術発展や人間の追い求める嗜好は、物質的豊かさに視点を置いているように思う。一方、SNSという言葉もまだなかった数十年前の昭和のころは、人や地域での交流が今よりも活発に行われていた。このころは精神的豊かさのほうが、物質的豊かさより勝っていたのだ。物質的豊かさと精神的豊かさ、どちらがより重要なのだろう。欲は制限がない。その欲を全て満たしたとき、地球は人間はどうなるのだろう。私たちは再び原点に戻って、私たちにとっての本当の豊かさを見直すべきなのかもしれない」 終わります。 ○議長(森川和美君) これで、堂森忠夫議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時15分から開きます。(午後0時07分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時15分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、12番、松元卓也議員の発言を許します。 ◆12番(松元卓也君)      登      壇  こんにちは。議員番号12番、松元卓也です。インターネット中継をごらんの皆様、よろしくお願いします。 本日が、僕にとって初めての一般質問になりますが、ふだんは僕は美容師として働き、一般のお客様、1日10名から20名のお客様と対峙しておりますが、姶良市との話し合い、姶良市とのこと、未来について、お客様と本当に楽しい話をさせていただいております。新しく市長もかわり、新しい未来の姶良市を築き上げるために、僕も一端を担う人になれればいいかなと思っております。どうぞよろしくお願いします。 では、質問のほうをさせていただきます。 1、通勤通学時の渋滞について。 質問の要旨。本市は本土で唯一人口がふえ続け、転入が転出を上回り、子育て世代も多い。また、本市から鹿児島市、霧島市など、周辺市町村への通勤・通学者も増加傾向にある。移動手段としては、車が一番多いと思われ、本市には九州自動車道・隼人自動車道を経由した東九州自動車道、加治木ジャンクション及び加治木インターチェンジ、姶良インターチェンジ、国道10号、10号バイパス、主要県道があり、交通の利便性は非常に高い。くわえて桜島サービスエリアへのスマートインターチェンジも建設中で、今後の交通網に期待したい。 そこで、以下について問う。 (1)鹿児島市、霧島市への通勤で使用する国道10号線の渋滞緩和に対する市から国への働きかけの取り組みを示せ。また、市としてもできる取り組みはあるのか。 (2)本市内における国道10号線4車線化について、現在決まっている区間及び工期を示せ。また、今後市として、国への働きかけを問う。 (3)桜島サービスエリアへのスマートインターチェンジ整備事業で、その供用開始がいつになるのかを示せ。 (4)本市にある高速道路のインターチェンジ(姶良インターチェンジ、加治木インターチェンジ)でETCを利用した割引サービスは現在何があるか。そしてまた、スマートインターチェンジの整備に伴い、市として独自のサービスやNEXCOと協同してのサービスはできるか示せ。 (5)国道10号線バイパス、姶良小学校入り口交差点からとみよし精肉店の市道東原・上水流線は、姶良小学校と隣接する市道だが、交通量が多く渋滞も多い。子どもたちの安全な通学のためにも、今後道路の拡幅や歩道増設等を考えているか。 質問事項2、姶良市総合運動公園整備について。 姶良市総合運動公園では、現在もたくさんの利用者があり、フットボールセンターの建設、新たな多目的広場、子ども広場の移設、駐車場の充実を図る整備を行っている。 そこで、以下について問う。 要旨1、グラウンドゴルフなど多くの利用者が見込まれる多目的広場には、休憩所及び収納庫やトイレの設置等は考えているか。 要旨2、各施設の利用料金や時間等の設定はどうなるか。 以下は一般質問席からいたします。 ◎市長(湯元敏浩君)      登      壇  松元議員のご質問にお答えします。 1問目の通勤・通学時の渋滞についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がございますので一括してお答えいたします。 国道10号の渋滞緩和の対策については、毎年鹿児島市と連携して、国土交通省及び同省九州地方整備局へ、予算確保と整備の推進について要望活動を行っております。また、加治木町から霧島市隼人町小浜までの新たな道路整備については、霧島市と協議を行っているところであり、今後も事業化に向け、連携して取り組んでいきたいと考えております。 国道の4車線化整備計画については、先月末に重富郵便局前交差点付近のおよそ100mの区間が完成し、現在、九州地方整備局においては、JRの高架橋整備についてJR九州と実施協議を行っているとのことであります。 白浜地区の拡幅改良については、関係機関と協議を行い、補償調査が進められているところであり、市としましても、九州地方整備局と連携しながら、早期完成に努めてまいります。 3点目のご質問にお答えします。 本年度における桜島サービスエリアスマートインターチェンジ整備事業については、取りつけ道路工事、落石防護柵工事など5件の工事を実施しており、事業の推進に努めているところであります。 供用開始の時期については、事業の進捗や今後の工程を国土交通省など関係機関と協議しているところであり、現在のところ明確な供用開始日は定まっていない状況であります。 4点目のご質問にお答えします。 ETCを利用した料金割引サービスについては、平日の朝夕割引や時間帯割引、休日割引等があり、また観光周遊割引などの広域でのドライブパスなど、事前にインターネットで予約した場合に、定額で乗り放題の割引プランもNEXCO各社から提供されており、このことはホームページに掲載されております。 また、スマートインターチェンジの整備に伴う独自のサービスについては、今後、桜島スマートインターチェンジ利用促進会議において、関係団体とサービス等の展開を検討してまいります。 5点目の質問にお答えします。 ご指摘の区間については、姶良小学校スクールゾーン対策委員会や市民の方からの整備改善要望があり、現場確認などを行い、安全確保の整備について協議検討を行っているところであります。 全体的な道路拡幅改良工事については、住宅密集地ということもあり、早急な対応は困難であると考えていることから、まずは歩行者の安全を確保するため、路側帯へのカラー舗装について、姶良警察署など関係機関と協議を行いたいと考えております。 次に、2問目の姶良市総合運動公園整備についての1点目のご質問にお答えします。 総合運動公園については、昨年度から北側斜面の造成工事に着手し、子ども広場、駐車場及び多目的広場を整備することとしております。このうち新たな多目的広場については、グラウンドゴルフや少年用のソフトボール等において利用しやすいよう運営に必要な用具を格納する倉庫やトイレ、休憩施設を設置する計画としております。 2点目のご質問にお答えします。 フットボールセンターに係る人工芝グラウンド、天然芝グラウンド、クラブハウスの利用料金等の設定については、現在先進事例等について調査を進めているところでありますので、まとまった段階でお示ししたいと考えております。また、新たな多目的広場についても、市民の方々が利用しやすく、かつ施設に見合った利用料金等の設定を念頭に検討することとしております。 以上をお答えといたします。 ◆12番(松元卓也君) 1点目の追加でちょっと質問したいことがありまして、答弁から申しますと、九州地方整備局へ予算確保と整備の推進について要望活動とありますが、この要望活動とは、どのような形の要望をおっしゃっているんですか。
    ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 要望活動につきましては、まずは九州地区で行われます国道の要望に対しまして、出しておるところでございます。それとまた、国道10号線の霧島間との要望につきましては、まだ国レベルの要望はしていないところですけれども、へ打診をしまして、今後の要望整備について指導を受けているところでありまして、また今後、そのことにつきましては、霧島市と連携をして推進していくということで考えております。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) その要望って、具体的に何を要望するんですか。 ◎建設部長(徳部健一君) すみません。その要望箇所については、この霧島間のことでよろしいのでしょうか。 ◆12番(松元卓也君) 霧島間で。はい。 ◎建設部長(徳部健一君) いいですかね。はい。霧島間の件につきましては、先ほど言いましたように、霧島市とどのような形で国へ要望をしていこうかということを姶良・伊佐振興局と交えながら展開の方法を探っているところでございまして、その中で、当然、期成会をつくっていかなければならないとか、そういったことの検討を、今はしているところでございます。 ◆12番(松元卓也君) 今の霧島市へのその要望自体も、まずその10号線を4車線にするとか、例えば前にありました小浜間をするとか、そういうのも決まっているんですか。その要望という何か具体的なとことか。 ◎建設部長(徳部健一君) 白浜地区の要望活動につきましては、国土交通省の九州整備局、それから本省の国土交通省のほうへ、例年、鹿児島市と連携して要望活動でお願いをしているところでございます。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) あと霧島市へのほうの要望はどういう要望、要望を出しているというんですけど、その要望の内容は何なのか。 ◎建設部長(徳部健一君) 先ほど言いました霧島間につきましては、今姶良市のほうでは、当然、白浜を強く要望をしているところでありまして、鹿児島・小浜間につきましては、今の白浜地区のめどが立つころに、また次のステップとして考えていると。その取り組みに対して、今霧島市と協議をしているということでございますので、国に対して今2か所を要望しているという状況ではないということでございます。 ◆12番(松元卓也君) 要望は1つずつしか出せないということですか。そういうわけではない。 ◎建設部長(徳部健一君) ちょっと私の説明が悪いかと思いますけれど、こういった事業を展開する場合なんですけれども、まず先ほど言いました白浜地区の例で言いますと、2つの市が連携して要望するということが一番いいタイプであると。その中で最も関連するところが集まって、期成会をつくってするということになっているんですけれども、今、加治木・小浜間につきましては、まだ期成会もできていないところでもあると。 そういった中で2路線を要望してしまうと、今度は白浜のほうはぼやけてしまうということになるんですが、姶良市はどっちを優先するんですかということになってきますので、今、重きは白浜に置いているということでございます。その整備を見込んで、また小浜・加治木間のほうを準備をしていくということであります。 ◆12番(松元卓也君) 今の薄れてしまうとか、いろいろ出ているんですが、そもそも国道の4車線化整備計画というのは何年前からあるんでしょうか。例えば僕とかは姶良市で育って、小中高を過ごしてきましたが、鹿児島市においての10号線においては、中学生のときから、あそこはもう40ぐらいになったらもう4車線になっている、20年後とかなっているがということも、ずっと言われてきて、今は40になって、あまり変わりがないと思っているんですが。この計画自体はいつをめどにしているのかとか、そういうのはわかられるんですかね。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 国の考え方なんですけれども、白浜地区におきましては、もう事業を実施しているという認識でございます。というのは、工事ではまだあまり脇元付近が目に見えているだけではありますけれども、白浜地区の3.4kmにつきましては測量設計、それから地質調査業務というふうに事業に着手しているという表現でございますので、あとはそのいつごろ完成するかということにつきましては、国のほうも公表はしておりません。当然事業費の配分等で変わってくるかと思いますので、その辺は今後の状況を国のほうにまたお伺いしながら、状況等を把握していきたいと思っております。 それと、先ほどの出ています加治木・小浜間については、国ベースでいきますと、国道加治木の10号バイパスができている関係で、一応整備は終わったというふうな認識でいらっしゃいます。国のほうではですね。今後、今の渋滞の状況を市のほうで双方の霧島市とで訴えていくという方向でございます。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 今、整備事業は国ベースとしては終わっていると、質問には言っているんですが、市としてもできる取り組みは何なのかということも、一応問い合わせているのですが、その市としてできることというのは要望しかないということですか。 ◎建設部長(徳部健一君) 場所が2か所にわたっているので、ちょっとわかりにくいかと思うので、白浜地区で申しますと、今現在漁業補償調査をしております、国のほうでですね。市といたしましても、その漁業補償の契約に向けて事業を協議して、連携して漁協へも説明に行ったりしているところでございます。 それと、加治木・小浜間につきましては、実際国のほうにはまだ動きはできていないところではございますけれども、近年隼人道路の4車線化が、平成36年に向けて完了を目指しているということでございます。 そういった背景の中で、隼人道路の4車線化の完了後の交通の流れ、そのあたりも視野に入れて、今後の整備をどうするかということを、また模索していかないといけないと考えております。 ◆12番(松元卓也君) その隼人のほうは、もう平成36年まで待ったほうがいいという解釈でいいんですか。 ○議長(森川和美君) 松元議員、少し角度を変えて。それと、もう少し大きな声で。 ◆12番(松元卓也君) はい。かしこまりました。 年に何回か、たまに一般交通量調査とかを国道でも見受けられるし、県道でも見受けられるんですが、小浜間の交通量とか、脇元のあの辺とかの交通量というのは、具体的な数字とかはないですよね。 一応自分が27年度のやつの中では、加治木間は大体2万5,000ぐらい通っていて、脇元は2万6,000か4万3,000の車が通っているという状況なんですが、市としてもこれだけの交通量の渋滞があるということで、自分的には通勤・通学もありますが、そういう最新の記録をもとに考えたときに、渋滞による経済的損失というのはどれくらいとか、市としては考えておりますか。 ◎建設部長(徳部健一君) 経済的な損失というレベルでは、まだ算出根拠は整っていないという認識でおります。たしかに5年に1回交通量調査がございます。その中で、目まぐるしく姶良市内の国道10号につきましては、増加しているということは認識しております。 例でいきますと、鹿児島市の元県庁のあった山下町の通り、あそこに匹敵するぐらいの交通量であると認識しております。今後、今のところ朝夕は別として、多少渋滞するということになりますが、これがもう脇元地区から隼人に向けてずっと渋滞が延々と続くということになれば、その渋滞ロスの試算が出てくるかと思っております。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 市長としては、国道10号線における渋滞問題だったり、この経済的損失とかを考えたこととかはありますでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) この後の国道10号というのは、鹿児島市から姶良市に向かっての動脈でございます。これは物流も含めて、あと通勤・通学も含めて、これは重要な道路だと思っています。もちろん、今、中膨れ状態になっていて、姶良市のほうの出口というか、姶良市のほうのところと、あと磯のところが1車線ずつ交互になっているというところで、慢性的な渋滞が起きていることは、もう十分に認識していまして、鹿児島市とも連携しまして、毎年国土交通省にお願いに、早期の着工と早期の完成をお願いしに行っているところでございまして、その効果もありまして、白浜から脇元についてはもう着工し始めていると。 あとは漁業補償の部分を残しながら徐々に進んでいるという進捗はあると思います。しかし、磯のほうは計画はあるにせよ、なかなかそのトンネルというところもありまして、なかなか進むのには時間がかかるんではないかと認識しています。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 早急にお願い等を、協議を行ってもらいたいと思います。本当に霧島市との1車線のところは慢性化の渋滞も起きていますし、霧島市への通勤・通学という形でも、やっぱり車を使って、今後はまだ車を使う人たちが多分ふえていくと思いますので、やはり10号線に対しては、市としてはかなりの動脈、市長も考えるようにこの辺の動きというのは、市民が一番願っているところでもあると思いますので、こちらの事業のほうも早急に進めていただきたいなと思います。 2つ目の質問として、サービスエリアスマートインターチェンジ事業において、供用開始の時期というおくれはなぜ起きているのでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 スマートインターチェンジについての当初の計画は、平成30年3月の供用開始を計画しておったところでございますが、その後用地取得の困難なところもございまして、実際に延びているところでございます。 今、用地の取得については、対象者の方のご理解を得つつあるところでございまして、間もなく補償調査に入る予定となっております。今のところ今年度の発注が終わりますと、約90%のでき方になってまいります。残すところが延長でいきますと、約300mの2か所の工事で完成するところでございますが、答弁にもありましたように、姶良市独自で何月何日オープンしますということを、ちょっと言えないところでございます。 やはりNEXCO、国土交通省との協議を一つ一つ乗り越えていって、やっと決まっていくというようなスタンスでございますので、その辺はご了承いただきたいかと思っております。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 今、姶良市としては言えないという形で、NEXCO、以前のそのホームページなどに書かれている供用開始の3月31日からというのは、前回、今まではNEXCOとかいろんな各業者と多分話し合ってできたところだと思うんですが、今はその地権者とちょっと用地交渉が難航しているという話なんですが、これは、用地交渉は姶良市がするんですか。それともNEXCOがする形でしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) そこの箇所につきましては、姶良市の市のサービスエリアからの取りつけ道路というふうになっておりますので、姶良市のほうで交渉しているところでございます。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) では、姶良市の用地交渉が難航している理由があるとすれば、まずその対応は適切だったのかどうかというところは、どのようにお思いでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) 交渉の詳しい中身はちょっとお話はできませんけれども、特殊なケース、通常でありますと所有者の方が建物を持っていらっしゃるとかというケースなんですけれども、今回の場合は、建物の所有者と土地の所有者が違うというところで、いろんな権利が発生するというところで、市のほうもいろいろ聞き取りをしながら、交渉を進めていっているところでございます。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 今、特殊な形でありましたが、姶良市は、これまでにその権利の割合とかそういうのの交渉とかは、ほかの用地の部分でもそういうことはしたことがなかったのかどうか。なぜ難航したのか。特殊と言いますが、割合問題だったりするんじゃないのかなと思うんですが、今まではしたことなかったんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) 私の記憶するところでは、近年ではないかと思います。過去にさかのぼれば出てくるかもしれませんけれども、ケースとしてはまれということでございます。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 今のその用地に関しては、地権者の方と割合だったり、交渉というのは、もうしっかり進んでいって、それを姶良市としてはいつまでに着地点として時期を定めているのかなというところは質問です。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 姶良市といたしましては、補償調査を今月に着手する予定でございます。もう入札等は済んでおります。おっしゃいましたその権利の割合とか、それから補償費の算出をこれからしてまいります。契約としては、もう今年度に契約を、締結を目指したいという工程でおります。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 今のそこの問題というのが、姶良市としてはクリアすると、スマートインターチェンジの工事というのが、もう一度NEXCOだったり、他関係の工事業者とまとまり、進められるということで間違いないでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 国土交通省とは毎週報告をしているところでございまして、今言った今年度に契約を済ませますと。それから、その他残工事については、いついつまでにという計画を出しているところでございますので、今年度の契約の成立が終われば、あとはもう工事になってきますので、その辺はもう確実性が高くなってくると考えております。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) これもなんですが、スマートインターチェンジができるできないという話を、ホームページでも一時期は公表し、周辺には商業地だったりするところに多目的商業地だったり、サービス業というのが軒を連ねて出店しておりますが、そこら辺に与えるやっぱり経済的損失というところも考えられるのですが、市としてはその辺に対しての対応とかは、どういうふうに対応をしておりますでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) スマートインターチェンジの設置に伴います事業効果というところでは、以前もお知らせしているところでございますが、逆に伸びることによっての損失ということでありますが、今検討課題の一つとして4つのランプがございます。 鹿児島から来て鹿児島へ帰る、それから溝辺方向から来て溝辺へ帰るというようなことでございますけれども、国土交通省の指導として、何か別な方法での供用開始はできないのか。4か所全て整備が終わってから供用開始するのか、それとも別な方法でということでございますけれども、今その供用開始の方法について、まさしく国土交通省とNEXCOと協議している最中でございます。 ですので、今後協議がまとまれば、皆様方にもどういった形で供用開始しますということをお知らせできるかとは思っております。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) このスマートインターチェンジに関しても、やっぱり渋滞緩和の一つの交通手段になるのではないかなと思いますので、できるだけ早く協議のもと、しっかりとした交通の一つの主役になれるようなインターになってほしいなと思います。 インターチェンジのこのあと一つの質問といたしまして、このスマートインターチェンジに関しては、市として利用促進会議において、関係団体とサービス等の展開を検討していますという答弁を伺っておりますが、これはサービスエリアは渋滞緩和に役立つサービスプランがあるのかというところを質問したいです。 答弁であるところで、サービス等の展開を検討しておりますって書いてありますが、そこはどのようなものでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) このサービスといいますのは、まずこの会は、文字通りなんですけれども、スマートインターチェンジを活用するためにどのようなことを行おうかというような会でございまして、運送業界の方とかメンバーにいらっしゃいます。その中で、いろんなPRそれから利用していただくために、何かサービスをできないかというのが検討課題になってきますので、この会の中で、そのようなものを模索していくということでございます。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 今10号線もなんですが、市内には3つのインターチェンジが今後はできる予定でありますよね。姶良インター、加治木インター、この桜島サービスエリアスマートインターチェンジ。そこにおいて、姶良市として渋滞緩和に役立つサービスプランができればいいかなと自分は思いますが、NEXCOも独自でやっているサービスがあるんですが、10号線も今なかなか滞っている状態なので、ひとつサービスとして考えていただけないかなとは思いますが、市長的にはどう思いますか。そのスマートインターチェンジができることを早急に願う上で、サービスを渋滞緩和につながる施策とか、そういうのはないでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) これまでスマートインターチェンジというのは各所にあるんですけれども、全国各地にあるんですが、その地域に合わせた、それが独自に持っているサービスというのはいろいろあると思います。でも渋滞緩和に向けてのサービスというものが、ちょっと私すぐには思いつきません。 なので、別のサービスみたいなものはいろいろなのがあると思うんですけれども、渋滞緩和につながるサービスというのはすみません、私はまだ念頭にないものでございます。 ◆12番(松元卓也君) ありがとうございます。一応また別の質問をしていきます。 答弁にあります姶良小学校スクールゾーン対策委員会や市民のほうからの整備要望が、姶良小の前の通りのことなんですが、どのような整備改善要望が市民からはあったのかお知らせいただけますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 まず姶良小学校の正門の付近の区画線、横断歩道等のラインの設置、それから広い視野でいきますと全面的な道路改良、それからよく苦情でお聞きするのが民地及び民地境、道路との境で、木が生えてきて通行に支障がある草もですけれども、そういったこと等を今までお聞きしているところでございまして、全面的な道路改良につきましては、ものすごく財源等が必要になってきます。 その目線でいきますと、今は何ができるかということで、答弁にもありますけれども、歩行者を優先とした道路形態の変更を考えているところでございます。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 姶良市は姶良市通学路交通安全プログラム目的という、こちらのプログラムというのがありますが、これは平成24年、京都府、愛知、千葉に相次いで、登下校中に児童生徒に列に突っ込み、多くの児童が亡くなった背景によるプログラムだったりをつくっているのですが、今姶良市が提案している歩行者の安全を確保するための路側帯のカラー舗装だけでは、こういう事故というのがなかなか防げない状況にはあるのではないかなと私は考えますが、やっぱり拡幅、歩道の設置だったり、その辺を入れるとすると、少しこれだけだとちょっと対応がなかなかできないのではないかなと思います。 2025年に向け、やっぱり老人、高齢者の運転者が多分ふえてくると思いますので、その際にこういう突っ込む事故などが予想される中、姶良市の対応としては、路側帯のカラー舗装だけで本当にいいのでしょうか。お願いします。 ◎建設部長(徳部健一君) 物理的には、歩道の際に歩車道境界ブロックを入れるということが原則かと思います。ただし、規定の道路改良をするに当たっては、ほぼもう両サイドの家がかかってくる。もしくはもう片側を、かなり用地買収をしていかないといけないという中で、大体我々が試算するのが、家が1軒当たりで3,000万円とか、そういった単位で試算しますと、これはもうものすごい大事業になってまいります。ですので、先ほども言いましたけれども、今打てる手として答弁をさせていただいております。 それと、歩車道境界を入れたから安全ということではないかと思います。国道では、歩道部にさらにガードパイプ等を設置しているところもございます。それでも車が突っ込めば、歩行者の安全を100%守れるかということではございませんけれども、そういった道路の形態、それからドライバーに注意を喚起するということを、今後は取り組みたいと思っております。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) ありがとうございます。通学路における高齢者運転者というのが、どんどんふえていく中の路側帯を、もうどんどん舗装道路設置方法というのは、路側帯の設置方法、カラー舗装をしていくのですが、この路側帯に電柱が、今現在も姶良小の周りというのは路側帯の中にあるのですが、そこを通行する歩行者の安全の確保ということには、ちょっとなかなかなりにくいとは思うんですが、その電柱だったりというのは、どのように考えていらっしゃいますか。 ◎建設部長(徳部健一君) 今の考え方につきましては、車道をいじれるというふうに考えております。逆の考え方で。そして、歩行者の通行する部分を広くとろうということでございます。中には、電柱が出ている箇所も当然あります。それについて、あまりにも支障が出るということで、現地の調査でわかったところは電柱移転を申請していくことになろうかと思っております。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) では、早急にやっぱりその辺のカラー舗装をして、安全を確保していくのであれば、やはり電柱のことだったり、歩行者が通れるようにしていただきたいなと思います。 次の質問の姶良運動公園の整備についての質問ですが、答弁にありましたように、1つ目の要旨1では、倉庫やトイレ、休憩施設の設置計画とありますが、場所はどの辺なのかと、休憩施設とはどのようなものを計画しているのか、詳しく教えていただけますか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 まず休憩施設ですけれども、あずまやを2か所。1か所は多目的グラウンドの西側になりますけれど、西側に駐車場が整備されますが、その境界付近と、それと逆の東側に1か所を考えております。 それと、今の多目的グラウンドの側なんですけれども、のり面がございますけれども、その下に連続したベンチを約60m設置する予定でございます。 それと、トイレにつきましては、男性が小3、大1、女性が2室、それから多目的トイレが1室設置いたします。 それと、あと倉庫が大体7坪ほどの倉庫を整備する予定でございます。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) あと運動。その2つ目の質問の施設の利用料というのは、今とあまり格差が出ないほどの料金になると考えてもよろしいでしょうか。料金設定のほうは。施設に見合った利用料金というのは、その施設に見合ったというのは、今までの施設の料金と、これからできる施設に見合ったというのは、どのような料金設定を検討するだろうかと。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) お尋ねの部分が、フットボールセンターに係る部分なのか、それとも新しくつくる多目的広場のことなのか、ちょっとわかりかねるところなんですが、フットボールセンターの部分で言いますと、九州各フットボールセンターがございますので、そこの事例等を参考に、その施設に見合った料金設定をしていこうというふうに考えているところでございます。 それから、新しくつくる多目的広場につきましては、現在の使用料等を参考に、これについては先進事例というのがございませんので、現在の使用料等を参考に定めていければというふうに考えております。 ◆12番(松元卓也君) では、グラウンドにおいて、多目的広場などは、今までとはあまり変わらず、できる使用料で……、まあいいんでしょうね。ではフットボールセンターなどの供用開始と、多目的広場の供用開始はいつだったんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) ただいまの質問につきましては、担当課長が答弁いたします。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 都市計画課丸山です。お答えいたします。 多目的広場の供用ですが、平成32年度の国体までを目標としております。 以上です。 ◆12番(松元卓也君) 以上で質問のほうを終わらせていただきます。 ○議長(森川和美君) これで、松元卓也議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後2時05分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時15分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、1番、新福議員の発言を許します。 ◆1番(新福愛子君)     登      壇  皆様、こんにちは。公明党姶良市議団、新福愛子でございます。豪雨、台風、地震と災害がとまりません。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。これ以上の災害が起こりませんようにと祈りつつ、通告いたしました3つの項目について質問をいたします。 はじめに、項目1、切れ目のない子育て支援のための産婦健診について。 厚生労働省は昨年2017年度より、母子の健康と子どもの健やかな成長を目指し、産後うつ予防などの観点から出産後間もない産婦の健診費用を助成するほか、先天性の聴覚障がいの早期発見に向けて新生児聴覚検査等の必要経費を予算化し、切れ目のない子育て支援を拡充しました。 出産後の母親が育児の不安や重圧などによって精神的に不安定になる産後うつは、新生児への虐待を招く恐れもあり、こうした事態を防ぐには産後2週間や1か月などの時期に産婦健診を行い、母体の回復や授乳の状況や精神状態を把握して適切な対応を行うことが重要とされています。 この助成事業は、産後ケア事業を行う市町村が対象であり、健診1回当たり5,000円を上限に2回分まで助成され、助成にかかる費用は市区町村と国が半分ずつ負担することになっています。 そこで、要旨1、産後間もない産婦への支援について、本市での状況と課題を問います。 要旨2、本市でも産婦健診の助成を実施する考えはないかを問います。次に、項目2、高齢者肺炎球菌ワクチンについて。 肺炎は日本人の死因の第3位を占める重大な疾患です。肺炎は高齢になるほど重症化しやすく、高齢化に伴い年々死亡率も増加しております。 近年、ワクチンによる重症化予防が重要視され、医療費削減効果も高いことが証明されていることもあり、65歳を対象として平成26年10月より肺炎球菌ワクチンの定期接種制度が開始されました。 65歳以上全員の接種を目指し、平成26年から5年間を経過措置期間とされたことで、接種率を上げるチャンスにもなりました。 今年度は経過措置の最終年度であり、平成31年度以降は対象者が65歳のみになる予定で、66歳以上の方は定期接種の対象から外れることになります。 要旨1、定期接種化が始まった平成26年度から平成29年度までの本市の定期接種対象者数と接種者数・接種率を問います。 要旨2、本年度の対象者の接種状況と平成31年度3月31日までの取り組みを問います。 要旨3、一度も定期接種制度を利用されなかった「接種できなかった市民」のための救済措置を設ける考えはないかを問います。 最後に、項目3、星空映画祭と小山田地域一帯の活性化について。 さえずりの森で12月に開催される星空映画祭は夜空のもとで野外シアターがあり、飲食バル街も企画され、多くの市民が楽しみにされているようです。 そこで、要旨1、星空映画祭の進捗状況と課題を問います。 要旨2、今回のイベントを、龍門滝や龍門司坂を中心とした観光振興と小山田地域一帯の活性化につなげていくべきではないかと考えます。今回の好機を一過性のもので終わらせず、地域活性化につなげるための市の考えを問います。 以上です。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  新福議員のご質問にお答えします。 1問目の切れ目のない、子育て支援のための産婦健診についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 本市におきましては、希望のあった方に対し、出産後、助産師等が訪問し、産婦の心身の体調管理、新生児の育児についての指導、助言を行う新生児・産婦訪問指導を実施しております。また、産後の体調が良くない、育児に対する不安がある、産後に育児の支援者がいない方などを対象に、助産所や市内の医療機関に委託し、産後ケア事業を実施しております。 その他、育児ストレス等で、子育てに対して強い不安がある産婦に対しては、専門の助産師が訪問や面接等で継続的な支援を行ったり、未熟児等で退院後の継続的支援を要する場合、医療機関での保護者との面談を行ったりしています。 産婦健診の助成については、その必要性を認識しており、本年度から実施する計画でありましたが、産婦人科医会において、助成対象健診の一本化が図れなかったことから、実施を見送ったところであります。 助成に当たっては、健診の中で、医療機関による産後うつ病の調査が必要となることから、現在、医療機関との調整を行っているところであり、調整が整い次第実施していく予定であります。 次に、2問目の高齢者肺炎球菌ワクチンについての1点目のご質問にお答えします。 高齢者肺炎球菌ワクチン定期予防接種の実績等については、定期化した平成26年度は、対象者数は4,497人に対して接種者数は1,972人で、接種率は43.9%、以下、27年度は4,048に対し1,682人で41.5%、28年度は、4,293人に対し1,938人で45.1%、29年度は、4,538人に対し2,061人で45.4%となっており、定期予防接種率としましては、4か年平均で44%程度となっています。 2点目のご質問にお答えします。 本年度の高齢者肺炎球菌定期予防接種については、対象者の4,794人に予診票を発送し、7月末現在では接種実績911人の報告がなされています。 予防接種法に基づく定期接種は市町村が行うこととされており、人から人に伝染する疾病等において、その発生及び蔓延などを予防するA類疾病の予防接種の対象者は、予防接種を受けるよう努めなければならないとされています。 一方、高齢者肺炎球菌ワクチンなどのようなB類疾病の予防接種は、主に個人が予防目的のために行うものであることから、予防接種の対象者は、自らの意思と責任で接種を希望する場合に接種を行うことになります。 3点目のご質問にお答えします。 定期接種において、当該予防接種の対象者であった間に、特定の疾病に罹患するなどの特別な事情があり、予防接種を受けることができなかったと認められる方については、定められた期間により対象者とする旨の救済措置があります。 なお、その他、このワクチンの定期予防接種を対象期間内に接種しなかった方に対する救済措置については、厚生労働省内で協議されることになっておりますが、いまだ方針は示されていないため、この点については国の動向を注視することとしております。 次に、3問目の星空映画祭と小山田地域一帯の活性化についての1点目のご質問にお答えします。 この事業は、の地域振興推進事業補助金を活用した観光PR事業であり、事業の実施に当たっては、当初は実行委員会形式で企画運営する計画でございましたが、運営面において専門的分野のスキルが求められることから、プロポーザル方式により業者選考を行うことにいたしました。 また、企画面においては、市商工会・観光協会・特産品協会のほか、地元の竜門校区コミュニティ協議会や、さえずりの森の指定管理者であるNPO法人四季の会など、関係団体の代表者で構成する企画立案検討会で詳細事項を協議することとし、先月20日に初めての会合を開催しました。 その中で、本年12月下旬に、さえずりの森林間広場で、ファミリー向けと子ども向けの映画上映、地元特産品や温かい飲食物を提供するバル街のほか、会場中央部にたき火を設置して、心と体を暖めていただくというプランなどが提示されました。 その他、会場までの交通アクセスや、冬場の夜間開催による安全面の確保などの課題が上げられ、今後の検討会において具体的方策を講じることにしております。 2点目のご質問にお答えします。 大河ドラマ「西郷どん」効果により、昨今、龍門司坂や龍門滝には多くの観光客が訪れるようになり、さえずりの森においても少なからず好影響を受けているように感じております。これに加え、今回のイベントを開催することで、龍門滝や龍門司坂から、さえずりの森に至るルートの周知が図られ、ひいては、周辺地においても入込み客の増加が期待されます。 現在、小山田地域では、毎年夏に陶夢ランドで小山田ふるさとまつりが開催され、多くの方々でにぎわっているとのことであります。今後も、これら事業の継続に当たって、地域の方々が星空映画祭イベントのノウハウを活用され、事業拡充や新たな取り組みへとつなげていけるよう、市としての支援策を模索してまいります。 また、本年度、市においては第2次観光おもてなし計画を策定することとしており、その中で観光地を単体として捉えるのではなく、地域コミュニティの拠点として位置づけ、地域の活性化を本市の観光振興につなげる施策を講じてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆1番(新福愛子君) それでは、再質問を続けてまいります。 初めの産婦健診についてでございます。 昨日、議会が終わりまして、帰宅してたまたまテレビのスイッチを入れましたところ、偶然にも産婦健診の特集が始まりました。「シブ5時」とかいう番組だったと思います。「産後の死因・自殺最多・背景に産後のうつ」というタイトルでした。 9月が秋の自殺予防月間であることからの特集でもあったようです。特に初産の方の自殺率が最も高く、要因になる産後うつは誰でも起こりやすく、10人に1人と言われております。 若いお母様方の声として、「子どもと2人になると母親としての責任に不安を感じる」、「夜眠れなくてつらかった」、「赤ちゃんがずっと泣いていて、どうしていいかわからなかった」、「社会から取り残された気がした」など、産後の母親の声から出産や子育てのストレス、経済的理由、育児不安など多岐にわたる要因が産後うつを引き起こすことが紹介されておりました。 専門家は、兆候のある人を周りが一刻も早く見つけることが必要であると指摘しておられました。 核家族化が進み、昔のように両親や祖父母といった身近で声をかけてくれる人が少ない現代の出産・子育てのありようは、私たちの時代とは大きく変わってきております。 私たち公明党女性委員会では、全国3,000名に及ぶ議員のネットワークの力を駆使し、署名活動や国への要請を繰り返し展開し、女性たちの声を政策実現へとつなげてまいりました。 その意味で、妊婦健診14回公費助成と出産育児一時金の増額など、産前の支援から産婦健診の重要性が認められたことに、母子ともの切れ目のない健康支援拡充への大きな一歩が踏まれたと高く評価するものです。 ここで、答弁によりまして、希望のあった方には指導助言を行う、新生児産婦訪問指導や産後ケア事業を実施していること、その他必要のある産婦に対して専門の助産師や医療機関での継続的な支援を行っていることを確認することができました。安心いたしました。 さらに、医療機関との調整が整い次第、今回提案させていただいた産婦健診の助成を実施するとの力強い答弁を伺い、若い世代、子育て世代の皆様への朗報とうれしく感じました。 そこで、産婦健診について、事業内容について幾つか質問をさせていただきます。 1点目、健診の内容、2点目、委託料と回数、この2つをお示しください。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 今回の産婦健診につきましては、国の補助事業として全国的な取り組みで、健診内容や回数等の基準が定められております。 この背景には、先ほど議員のほうもお話しなさいましたけれども、あとまた、本日の新聞等も掲載されておりましたが、産後うつでの産婦の自殺、それから、育児不安や育児ストレス等による新生児への虐待の増加が原因になっておりまして、これの解決策という形で健診の導入に至っております。 このような状況を予防するために、国といたしましても全国的に、地域の格差がないような取り組みをしていきたいというような趣旨でございました。 その中で、今回の健診の内容につきましては、健診内容のほうも国のほうが示しております。 まず、母子の身体的な健康チェックに加えまして、産後うつ問診票を用いた健診になっております。それに加えまして、鹿児島におきましては県下統一した取り組みをしていこうということで、この国が示しました健診内容に加えまして、赤ちゃんへの気持ち問診票を追加して健診を実施することにいたしております。 あと、委託料と回数についてですけれども、委託料につきましては、国のほうが今、基準額という形で5,000円を示しております。先ほど申し上げましたとおりに鹿児島は県下統一した取り組みをしたいということでございますので、今、医師会等ととが協議を進めているところでございます。回数につきましては、産後2週間、それから、産後1か月の2回を予定いたしております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 了解いたしました。特に、この命にかかわることには、全国どこに住んでいても格差をつくってほしくない、命、また、教育とか、そういったものです。ずっとみんなで主張をしてまいりましたけれども、これは大変その部分でもいい政策になってきたというふうに思っております。 特に鹿児島は、市町村の枠を超えまして、鹿児島全体としてさまざまなご苦労をされてきたようで、赤ちゃんへの気持ちというそういったものまできめ細やかにお母さまにお尋ねして、そういったところから精神の安定が保たれているか、母親になった喜びがあるかどうか、きめ細やかにチェックされるこの体制、これは全国に誇れるものだと私もうれしく思います。 それでは、本市において対象者をどのくらい見込んでおられますものでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 対象者は、年間の出生数にあたります大体650名程度を予定いたしております。 ◆1番(新福愛子君) この650名ですけれども、私ども姶良市、平成22年に誕生したんですが、そのころよりも、今回見込んでいらっしゃる650名というのはふえているものでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 出生数につきましては、若干の増加はありますけれども、大体横ばい程度に推移しているかと思います。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 続けます。 当事者への周知と広報、どのようなことを考えておられますでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) 当事者への周知と広報につきましてですけれども、母子手帳を交付する際に、産婦健診の受診票と、それから、質問票をセットにいたしまして配付する予定でございます。 あと、母子手帳の交付の際に妊婦さんには細かな説明と受診のご案内をする予定でございます。 あと、産婦人科等におきましても、やはり行政と一緒になって取り組んでいただくということで、妊婦、産婦の方々にはご案内をお願いをする予定にいたしております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 市のホームページとか広報紙などにもあわせて発信するというふうな理解でよろしいでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) 広報等も活用いたしまして周知を図っていきたいとも考えております。失礼いたしました。 ◆1番(新福愛子君) 里帰り出産とかも結構多いんですけれども、例えば姶良市内の方で、姶良市内の実家に行ってということであれば、病院です。であればいいと思いますけれども、市外とか、ひょっとしたら外での出産になった場合は、健診料とかはどんなようになりますでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) 県内につきましては、医師会と契約を締結いたしますので、県下は健診料は発生しないかと思います。 外につきましても、基本的には委託契約を結んでからというふうに考えておりますが、医療機関によりましては委託契約を締結をしていただけないところもございますので、そういう場合には、まず受診をしていただいて、こちらにお帰りになってから償還払いという形でお支払いをさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) ということは、妊婦さんが産んだ後は産婦さんになるわけなんですけれども、妊婦の時代に、例えば外とかの病院でもちゃんと、早目に来るように言われますので、私も初産は、実家が東京でしたので、早目に東京に行きました。病院も見つけます。そうすると、そこでご本人が、しっかり病院にそのような連携をとっていただくとか、そういったことも大事になってくるんでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) 今、妊娠の後期から、里帰りの方はお帰りになられますので、その時点でお話をお聞きいたしまして、妊婦健診から契約を結んで、外の方につきましては契約を結んで健診をお受けいただいておりますので、それと同様に産婦健診のほうも実施できるかと思います。 あと、母子手帳の交付のときに、お産をどこでなさるかということも確認をいたしておりますので、その辺で妊婦さんのほうには細かなお話はできるかと思います。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 了解いたしました。 もし、相手先の病院とうまくその辺が調整つかずに、一旦は自分で立てかえ払いをして、後々償還払い、また姶良に帰ってきてということになった場合、償還払いの期限、出産後、どのぐらいとか、そういった期限も決まるものでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 今、産婦健診につきましても要綱等の整備を今進めているところでございます。その中で定めてまいる形にはなるかとは思いますが、大体1年を目安に考えているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 乳幼児につきましては、生後二、三か月に実施される、こんにちは赤ちゃん訪問とか、また、3か月、11か月、1歳半、2歳半、2歳半は歯科です。3歳で行われますけれども、その際に、同時に、今回、この産婦健診というのは産後2週間とか1か月なんですが、実はその後から疲れというのはまた出てくる部分もあります。 そういった意味で、子どもが健診を受けるときに、同時に母親のほうにもしっかりと目を向けていただけると、そのような解釈でよろしいでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 議員仰せのとおり、妊娠期から母子ともに切れ目のない支援づくりに取り組んでいくというふうに方向性は定めておりますので、しっかり母子ともに支援体制を整えていきたいと考えております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 本県では、本年4月から阿久根市が鹿児島第1号として産婦健診事業を始められております。昨日、一昨日でしたか、担当課の方とお話をさせていただきました。 「阿久根市さん、第1号だったですね」というふうにお話し申し上げましたところ、「びっくりしているんです。ほかの市町村もされるかと思っておりましたら、私たち阿久根市だけで」という、思いのほかということでしたけども、県下第1号というのは、しっかりと評価されるわけで、市長初めのご英断だったというふうに思っておりますけれども、産後の見守りがしっかりできて、その効果も顕著に出ているということも確認させていただきました。 また、来月10月からは鹿児島市がこの産婦健診をスタートされるようです。 このほか、県内の状況がわかりましたら確認をさせていただきたいと思います。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 情報の入っている範囲でございますけれども、ほかに4市町村計画をしているようでございます。 私どもにつきましても来年度に向けまして準備を進めるということで、先ほど次長も申し上げましたように、本市におきましては、ことしから母子包括支援チームを立ち上げました。そういう意味では、お母様方に寄り添った形の活動をことしも進めているところでございますので、このような活動を続けながら、来年に向けたスムーズな開始に向けて本年度は活動をしていきたいというところでございます。 ◆1番(新福愛子君) 具体的に4市の名前を教えていただきたいと思います。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) この場では、予算とかそういうものもございますので、この場での発言は差し控えさせていただいて、また情報が確実に入り次第お伝えしたいと思います。 ◆1番(新福愛子君) 了解いたしました。 いずれにしても姶良市も来年4月にはという、新年度からという方向性は決まっているわけですけれども、気になるのは、希望のあった方に対しとか、必要のある産婦に対しという点なんです。本当に心配のある方は、声に出せなかったり、ひょっとしたらご自身でも認識できない場合もあるのではないかと思うんです。 特に最近見受けられるのが、望まない妊娠、出産をした場合、本当に赤ちゃんに対する愛情というのは全く感じられないというようなこともよく伺います。 女性にとって妊娠、出産というのは一生の中で大きな変革期です。女性ホルモンの急激な変動もあり、体の変化と同じように心にもさまざまな影響が出てきます。産後のつまずきがうつを誘発したり、子育てに自信を失い、2人目、3人目といった希望をかなえることができない状況も出てきます。 市長は施政方針で、子育て世代への支援強化を示されました。事業の開始時期について、来春からという答弁もいただいているわけですが、子育て世代の流入人口を分析すると、核家族化、共働きやシングルマザーも姶良市にはふえております。産婦健診事業の実施は支援入口第一歩です。 けさも出産間近と思われる妊婦さんの姿をこちらに来るときに見かけました。子育てならあいらを示すには、できれば今年度中、平成30年度のうちに繰り上げて、一日も早く繰り上げスタートの検討はできないものか、再度市長の見解を伺いたいと思います。 ◎市長(湯元敏浩君) 子育てをする家庭が多様化する中で、核家族は当然のこと、シングルマザー、シングルファーザー、そういった方々が安心して子育てができるような環境を整えていくのはもちろんのことでございます。 それを、時期のことは、いろいろ手続もあるもんですけれども、なるべく早くそのような方々が安心して姶良市で子育てができるように努力をしたいと思っております。 ◆1番(新福愛子君) 多分、私がけさお見かけした妊婦さんは、もう間もなくご出産だと思います。そうすると、例えば3月31日に出産された方と、4月1日に出産された方、1日しか違わないんだけれども、そういった制度のはざまというか、非常にその辺が公平感がちょっと欠ける、それを言っていけば切りがないわけですが、ぜひとも一日も早く、多分の調整が整わなかったということで、姶良市は相当準備もしておられるというふうに私は認識しております。 ですので、さまざまな準備もあるかと思いますけれども、できることであれば、多分4つのまちも多分4月1日以降ではないかなというふうに思うわけですけれども、ぜひ、阿久根市、鹿児島市に続き姶良市も三番手に滑り込むぐらい子育て支援のまちをアピールする、そういった姿を見せていただきたいというふうに思っております。 姶良市は今回、母子包括支援チームも立ち上げて、本当に担当課の皆様、保健師さんであるとか、また、助産師さん、看護師さん、また、いろいろな心理的なものがわかる皆さんとかスタッフもそろいながら、子ども相談室も開設されております。本当に子育てするならあいらと胸を張って私たちがまた姶良市をアピールできるように、一日も早い事業のスタートを願い、項目2番目に入ってまいりたいと思います。 高齢者の肺炎球菌ワクチンについて再質問をさせていただきます。 この5年間の接種率、きめ細やかに数字も示していただきました。平成26年から30年現在7月末までの数字を出していただき、この4か年の平均が約44%というふうに答弁をいただきました。この推移をどのように評価されますでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 この5年間の接種率の推移ということで大体44%、平均としましては、全国で37.8%、では36.4%ということで、40%を超えるという中では、市町村としては評価とまではいきませんけれども、接種率の高い市ではあろうかというふうに認識しているところではございます。 ただ、肺炎にかかる、先ほどもお話が出ましたが、死亡率につきましても、姶良市におきましては平均10%程度の肺炎の死亡率ということもございます。これから健康長寿を目指す姶良としましては、この接種率を伸ばしていけるようにまた努力すべきものと考えております。 ◆1番(新福愛子君) 全国に比べ、また、鹿児島の平均とも比べ、姶良市は、この44%というのは比較的接種率が高かったということを確認させていただきました。 今後の参考までに、埼玉川越市での取り組みをご紹介させていただきます。 接種率向上への試行錯誤の結果、最初に、希望者は3月31日までに受けてくださいと期限を明記し、あなたが定期接種の対象者になって助成を受けられるのは今年度のみ、生涯1回ですよ、そして、この機会を逃すと定期接種として受けることはできませんといったわかりやすい表現を用いて予診票を送られたようです。 さらに、高齢者の方には、今年度といった、私たちはこの行政とかお仕事をしている、と平成30年度っていうと、年明けて3月までとわかるんですけど、高齢者の方は12月末までというふうな受けとめ方をされる方も多いんだそうです。それで、あえて3月31日までという表現をされ、相手の目線に合わせた簡潔で具体的な情報で接種率をアップさせ続けた非常に優秀な例として紹介されておりました。 接種率も26年度は36.7%ですので、姶良市よりも低かったです、スタートは。ところが、年を追うごとにこの簡潔な、高齢者ですから、わかりやすい、書類を、この封を切ることさえできなくなるような高齢者もいらっしゃるかもしれない。そういった意味では本当にわかりやすいメッセージって、そこも相当、担当課のほうでけんけんがくがくしながらされていたようです。 そして、結果的には28年度は52.8%まで持ってきて、多分29年度、今年度もかなりの数字を伸ばされるのではないかと思います。 昨年12月でしたか、私、保険者努力支援制度ということで部長とも議論をさせていただきましたけれども、かつての県下最下位だった日置市が、今は県下1位になっているというこの埼玉川越市とダブるようなそういう感じで、本当にこの努力の次第で接種率というのはすぐ上がるんだそうです。 例えば、12月の末にもう1回リコール、1回コールするわけですが、もう1回勧奨をするんだそうです、お電話とか通知で。そうすると、「ああ、忘れてた」って、本当にうっかり忘れが相当多いそうです。リコールということで、この効果が大変大ということですが、本市はこのリコール運動というのはされているものでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) リコール関係の具体的な通知に関しましては、担当課長のほうで説明させます。 ◎保健福祉部健康増進課長(濱田耕一君) 健康増進課の濱田でございます。よろしくお願いをいたします。 この埼玉川越市の部分ですが、姶良市におきましては、問診票と同時にこのような文言、3月31日までとか、対象者の生年月日、それと、1回限りですよというようなものを一緒に同封しております。 先に、個々には連絡はしませんけれども、12月とか年度末には広報紙並びに班の回覧で、文書をこういった、お忘れではないですかというような文書を回しているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) そういった工夫を姶良市はされていたから、全国とも、県下とも比べても遜色のないいい接種率があったと思います。さらにこのリコールをきめ細やかに、まちによっては電話で優しくお声かけしながらというところもあるようです。ぜひこの辺も挑戦していただけたらというふうに思っております。 高齢者へのこの肺炎球菌ワクチン接種は、医療費削減効果も大変大きいということを繰り返し申しておりますけれども、毎年65歳の方全員に接種した場合、1年当たり、国ですけれども、5,115億円の削減が期待されるということです。本市においても人口規模で換算すれば本当にそれなりの大変な費用になるのではないかと思います。 接種率を上げて肺炎を予防することは、姶良市の高齢者の健康寿命の延伸につながるだけでなく、医療費の削減に寄与できると考えられます。 また、災害時、今本当に災害が次から次、北海道もこれから、また、避難所の開設とか、すごいことになっていくのではないかというふうに思いますけれども、この災害時に問題となる感染症、避難所における感染症の発症というのは大きな課題でございます。 特に高齢者では避難所における肺炎対策が重要であり、東日本大震災では発生後1週間から肺炎が出てきたそうです。そしてまた、2年前の熊本地震でも1か月後ぐらいからノロウイルス、肺炎が発症してきたというふうに聞いております。 このように、平時において各自が感染症対策をしていくことも災害対策の一つであると思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎保健福祉部健康増進課長(濱田耕一君) 議員仰せのとおり、災害時、そうした部分につきましても感染症の予防ということでワクチン接種は重要かと思います。 また、肺炎球菌といいますか、肺炎につきましては、このワクチンだけではなくて、今、私どもが取り組んでいるのが誤嚥性肺炎と申しまして、基本的に高齢化しますと口腔の機能が低下しまして、そのために唾液とか食物等が肺に入ってしまう。そのときにウイルスとか細菌等が入ってしまう。そのために肺炎が起きるということで、健診等におきましても口腔ケアということで、口の機能の活性化並びに口の中を清潔にということでいろんな場面で市民の方々に周知をしているところではございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 口腔ケアについても言及していただきました。あしたからでもできる何かいい、私たちでもしなければいけないような、そういったものがもしありましたらご紹介いただければと思います。 ◎保健福祉部健康増進課長(濱田耕一君) 口腔ケアにつきましては、基本的に口腔機能のトレーニングということで、私はうまくないんですけれども、口を動かしたりとか、舌を出したりとかいうそういったものを毎日していただきたい。 それと、これは当たり前のことなんですけれども、歯ブラシ、うがい、そういったもので口の中を清潔にしていただく。 それと、皆様はあまりわからないと思うんですが、正しい姿勢で食事をとるということも言われているようでございます。正しい姿勢でちゃんとあごを引いてかむということを、よく歯科医師の先生方が言われているようでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 思わず姿勢を正してしまいましたけれども、確かにそういったことも若いうちからしっかりと習慣づけて、正しい姿勢で食事をすることも心がけていきたいと思っております。 ある方が、私たちは朝起きたら1杯の水を飲みましょうということをよく聞いているわけです。腸を早く動かしてとか、いいそうです。血液が寝ている間にドロドロになっていますから。 ところが、寝起きのお水の1杯の前にうがいをしてください。できたら歯磨きをということも聞いておりますけども、その辺はいかがですか。 ◎保健福祉部健康増進課長(濱田耕一君) これは専門的な部分になりますので、私もそういったことはよく歯科医の先生方からは聞くところでございますけれども、それが正しいかどうかというのは、多分と言ったらおかしいんですけども、歯科医の先生が言われますので、そのとおりだというふうに思っております。 ◆1番(新福愛子君) 余談になりますけれども、やはり寝ている間、口あけていびきとかかいておりますと、全く唾液がない状態に口の中はなるそうで、その雑菌というのがすごいんだそうです。ですので、朝起きて水1杯、その前にうがいしてから、できたら歯磨きしてからというのが肺炎予防にも通じるというふうに私もお聞きしているとこでございます。 私は今回、この救済措置をぜひ設けるべきではないかと、やっぱり接種できなかった市民というのを一人でも減らすべきだということでご提案をさせていただきました。 県内でもあるまち、先ほどの部長とのやりとりで私もまちの名前もしっかり聞いたんですけれども、やはり予算等の関係もありますでしょうから、ある市が76歳以上の方、脱漏者救済措置制度をほぼ決められたというような情報も入っております。 ぜひ、いずれにしてもこの肺炎というのは重篤化すると命にも及びます。日ごろから市民一人ひとりが自分の命は自分で守るといった意識の上に健康寿命の延伸を姶良市全体で醸成していくことが大切ではないかっていうふうに思っております。 ある製薬会社のこの高齢者肺炎球菌ワクチンのコマーシャルとポスターがあちこちで見かけられて、私もまだ当事者ではないとは言いつつ、あと5年後には当事者になるわけですけれども、最初は西田敏行さんがポスターに載っておられました。最近は歌舞伎の玉三郎さんが載っておられて、妖艶で美しい玉三郎さんが65歳のアピールをされているかと思うと、本当に時間が過ぎていくのも実感するようで、65歳、本当に、いろいろ通知が来てショックを受けるのよというふうにも聞いておりますけれども、こういった一生に一度の定期接種もあるということです。 繰り返しになりますけれども、この本市の制度が始まってから対象者となった数というのは、先ほどの数をずっと足してみました。1万7,376人が対象になっておられました。その中で接種されたのは7,651人、実に9,725人が脱漏者ということになります。生涯一度もそれに及ばないということになります。ある意味残念です。 国の動向を重視するというご答弁ではありましたけれども、やはり未接種者のクオリティー、これからの人生の。そしてまた、ひとたび災害でもあったときには避難所で、ロタウイルスのときにも申し上げましたけれども、体のいろいろな体質によって予防接種がかなわない方々もいらっしゃるんです。 そういう方々のためにも接種できる方はしっかりと接種していただきたい、そのように私は思うわけでございまして、その意味で、もう一度国の動向を注視するのもいいですけれども、とあるまちのように76歳以上の方々への救済制度、姶良市でも検討をする余地はないのか、市長の見解を伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) 健康寿命延伸のためにさまざまな方法があると思いますので、その一つとして考えていきたいと思います。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) ぜひ前向きにご検討をいただきたいことを切に期待しております。 それでは、最後の質問に入ります。 星空映画祭についてです。 星空映画祭については、予算審査特別委員会での総務班より、昨年のなぎさのハイカラ夜市を振り返り、実行委員会が十分機能するよう早期に取り組みを開始すべきであるとの提言を受けました。 その上で、補助事業採択による単年度事業での実行委員会形式と委託を通し、市民参加と参画のあり方を検討すべきとの総括を、最終本会議での委員長報告でさせていただいたところです。いろいろと検討の協議会もされたということです、8月20日です。 一応、答弁書にもこういったことが検討されましたというふうに紹介してありますけれども、そのほかに、この集まった皆さんからお声がもし上がった部分で公表できるものがありましたらお示しください。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 協議内容につきましては、担当の課長のほうから詳しく説明させます。 ◎企画部商工観光課長(原田正巳君) 商工観光課、原田でございます。よろしくお願いします。 まずもって、検討会、先月20日、第1回目を開催しまして、実は昨日、第2回目、開催しております。 ここでご報告申し上げますが、構成メンバーでございます。 まず、姶良市の商工会、そして、同じく観光協会、特産品協会、そのほかに今回開催しますさえずりの森がございます。 この地元の方々ということで、竜門校区コミュニティ協議会、そして、小山田を語る会、農事組合法人さくらの会、そして、さえずりの森を指定管理お願いしておりますところのNPO法人四季の会、こういったメンバーの方々、そして、代表者を含めますところの構成員の方々にもご参加をいただいて、いろんな意見を賜っているところでございまして、昨日の会では、全ての皆様に現地をまずご確認をいただきました。 その中で、当初こちらが考えますところの夜のイベントということではいろんな不安点もございました。そこで皆様方、それぞれお立場からご助言をいただきました。これを、私どもとしましては集約をしまして、来る、10月にありますけど、プロポーザル方式に向けての先行資料、仕様書という形でつくり上げましてお示しをする予定でございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) よくわかりました。 答弁の中で、当初は実行委員会方式で企画運営する計画であったが、運営面において専門的分野のスキルが求められることからということで、プロポーザル方式で業者先行をということの答弁なんですけども、この運営面において専門的分野のスキルというのは、具体的にどのようなことを言っているのでしょうか。 ◎企画部商工観光課長(原田正巳君) お答えいたします。 実を申し上げますと、実行委員会方式で全て運営まで考えておりましたけど、まずもってイベント企画会社、県内各地ございます。そういったところの専門的知識、加えて舞台設営、会場設営、そういったところに、どうしても先ほど申し上げました構成メンバーだけでは不足が生じるということで、イベント企画を専門とするところの業者に立ち入ってもらうという形でなった次第でございます。
    ◆1番(新福愛子君) 昨年が、ハイカラ夜市ということで重富、姶良地域、ことしが加治木地域、来年もあるのでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 昨年のハイカラ夜市を計画しました裏には、各地区をそれぞれ毎年回りたいという考えもございました。 しかしながら、その継続性を考えますと、やはりイベントを終わった後にそれを検証しまして、今回の議員のご質問にもありますとおり、地域への貢献というのも1年ではできませんので、引き続きそのイベントが、規模的には小さくなるかもしれませんが、同じようなイベントをされるとか、そういった継続性も図ってまいりたいと一つには考えております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 地元の皆様とともにというところは、やはり、これが本当の目的ではないかな、地域の活性化につながっていくという意味では。その意味では来年度もあるかもしれないということで、今回の動きもしっかりと注視してまいりたいと思っております。 小山田地域の活性化なんですけれども、私もあの地域に、農業委員をされておりました農業士さんですか、農業経営士というのか、前田さんという女性の方がいらっしゃいまして、ご主人とともに平成の一桁代から小山田に、小山田地域生産グループ活性化検討会というのを発足させながら、地域の活性化をご夫妻で、そしてまた、地域の皆様とともに力を尽くしていらっしゃった方でございます。 そして、今は四季彩という立ち寄りのお野菜です。あれは地元の皆さんがつくられたお野菜なんですけれども、今までは、お野菜って一気にできますので、ある程度出してしまったら、あとは自分ちで食べるのも限界があり、あとは知り合い等に、「ごめんね、あるかもしれないけど」と言って、何か謝りながらもらってもらっていた。そして、あとは捨ててしまうというようなことがあっていたそうです。 そこに前田さん目をつけられまして、ぜひそういったお野菜を持ち寄って、とにかく、あそこは県道沿い、県道が貫いておりますので、地の利がありますので、ぜひという思いでご主人とともにこの四季彩直売所をつくられました。 しっかりとそこがあたりまして、これまで農家の女性というのは、現金収入というのはなかなかないというふうに聞いております。家族で全部それを一括するので、自分でブラウスを買いにいったり、お友達と旅行に行くとか、なかなかそういったことは難しいというふうに、昔の農業のお母さんたちからお話を聞いたところですが、そういったお野菜を持ち寄って、そして、売れたら翌日それを現金で、翌日には現金化してご本人にお渡しする。 その結果、本当に現金収入なんて全くなかった農家のお母さんが、ご主人に軽トラックをプレゼントして差し上げられた、本当に前田さんは、ご主人は残念ながら早く亡くなりましたけれども、ご出身は岐阜です。岐阜に帰る選択肢もありましたが、この地域のためにという思いで残り、直販所を今も続けておられます。 そして、平成8年にはさくらの会、あの有名な地元の大豆からお豆腐をつくって、そして、一大女性加工グループに持っていかれました。まさにこうやって、あの地域には豊かな土から、おいしい、すばらしいお野菜ができます。 中野のほう、そしてまた、この小山田の県道沿いの西浦という大地だそうですけれども、本当にこうやって、昔、そのころに畑の中のシンフォニーというイベントを開かれております。 即売コーナー、出店コーナー、凧あげ大会もやったり、大地の声、牛の声、生産者の声、消費者の声ということで、手打ちそばとか、うどんとかポップコーンとか、本当に地元でとれるもので、本当にこの地域総出で、この間の小山田のふるさと祭りもそうでしたけれども、地域の住民が主役という形でされておりました。 地域には、小山田地域、力があると思います。観光でもすごくいい風が吹いております。これを逃す手はない、ここは企画部中心になってさまざまなそういった知恵を、また、もちろん私たち議員もいろいろなところの勉強をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。 夢のある宝の地域、眠っております。市長、この地域に対する思い、どのようにお考えになりますでしょうか。活性化に向けた部分、ご見解をお聞きしたいと思います。 ◎市長(湯元敏浩君) 中山間部の活性化に向けて、小山田地区に限らず、蒲生や姶良の中山間部の方々が本当に力を出して、例えばこの小山田だったらふるさと祭り、そして、北山だったら水鉄砲大会とかいうところを力を出して頑張っていらっしゃいます。そのことは本当に目のあたりにして、姶良も非常に元気になるなと思っております。 あともう一つは、稼げる、姶良にいいものがいっぱいあって、それをどうやってお金にかえていくか、稼げることをアイデアとして出していくことを皆さんと一緒になって考えていきたいなと思っております。 当たり前のものがお金になる、当たり前のものが喜ばれるということを、絶対眠っているものがあると思います。そういった意味では議員と方向性は一緒でございますので、そういったところを知恵を出し合いながら今後、その活性化につなげていければなと思っております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 星空映画祭、どんなイベントになるのか本当に楽しみです。寒い季節でありますが、冬の森もすてき、そういって、またさえずりの森への来場者がふえることも期待しつつ、そしてまた、それをきっかけに姶良市がさらにすばらしいまちに発展することを期待し、力を尽くしていくこともお誓いし、質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、新福愛子議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。3時20分から再開します。(午後3時10分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時20分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、13番、湯元秀誠議員の発言を許します。 ◆13番(湯元秀誠君)     登      壇  本日最後の質問者になりました湯元でございます。けさ早くの北海道の地震、本当に心配なことでございます。一日も早い回復を願うものでございます。 それでは、通告に従いまして私の質問をいたします。 質問事項1、かごしま国体の取り組みについて。 2020年10月、48年ぶりの第75回国民体育大会と第20回全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動 かごしま国体」が開催されます。 本市は、バスケットの成年男子・女子の競技とゴルフの女子の競技、ライフル射撃の成年男子の競技会場になっております。 また、デモンストレーションスポーツでは、ペタンク、ダンススポーツの開催地になっているところでございます。障がい者スポーツはバスケットの会場でもあります。 「熱い鼓動 風は南から」のスローガンにふさわしく、全国に姶良の名を広め、市民の和の醸成が図られる契機になればと期待がかかっているところでございます。 要旨の(1)開催日まで、あと758日ほどでありますが、市ではとの連携のもと、開催に向けて実行委員会で協議が進められていると思いますが、県民運動に5つの基本目標が掲げられております。今からの事業推進になるかとは思いますが、市の具体的な取り組みを問います。 要旨の(2)特色を生かした(例:まちを花いっぱいに)姶良市民総参加の取り組みには、事前に一定の取り組み期間が必要であります。どのような企画で進めるか、計画をお伺いいたします。 要旨の(3)太陽国体では、競技関係者で1万9,082人の方々が来されたと言われております。本市の宿泊者などの対応はどのような考えか問います。 要旨の(4)競技会場の大楠アリーナでは、現在において駐車場を広くしてほしいとの要望が高く出ております。競技場施設の整備の進め方を問います。 質問事項の2、中山間地域の暮らし対策についてでございます。 中山間地域で暮らす魅力・生きがいは、住む環境を自分たちで守ることや、自給自足の自然体で毎日の暮らしが出来ることであります。 しかし、近年、猿などの被害でその魅力が大きく損なわれ、田舎暮らしの方々に失望と諦め感があります。この状況を放置、対策を講じなければ、人が減り、環境保全や暮らしが不能となり、急激な地域の衰退へとつながります。 そこで、質問用紙の(1)このような状況のもと、市は、この切迫した現状をどのように捉え、どのような対策が必要と考えておられるか問います。 要旨の(2)市では、「家庭菜園を楽しもう」と、市民農園・建昌城を開設し、122区画、月額308円で駐車場、水道、トイレ、簡易な農業用器具、鳥獣被害対策防護柵などを備え、契約賃貸しておられます。 市民農園と同等の条件は求めてはおりませんが、山間部では農家の方々さえ家庭菜園づくりが出来ない現実が今あります。問題を解決するには、鳥獣の捕獲の強化とあわせ、モデル地区を設けるなどして、防護網などの助成を行い、集落単位で共同菜園の確保と住民のコミュニティにつながる取り組みはできないかを問います。 要旨の(3)県道も市道も、沿線の草ややぶ払いが年1回の所が多く、繁茂した草や竹やぶで道路走行車の視界の妨げになっております。 ここで、字句の変更をさせていただきますが、県内のある町では国道、県道の権限移譲が町へ行われ、地域の方々と一緒に環境の美化に努めておられます。県道の管理を市が担うことができないかを問います。 あとは一般質問席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  湯元議員の質問にお答えします。 なお、1問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 2問目の中山間地域の暮らし対策についての1点目のご質問にお答えします。 中山間地域が衰退しつつあるという重大な問題は、本市に限らず、全国共通の問題であります。人口減、超高齢化、後継者不足などが原因で、空き家や耕作放棄地が増加し、鳥獣被害がふえつつある現状を見聞きするたびに、早急に取り組まなければならない課題として認識しているところであります。 どのような対策が必要かということでございますが、地域にお住まいの方の暮らしに対するモチベーションの維持・向上が最も重要と考えることから、中山間地域で暮らす方々をサポートする施策や、背中を押してあげられるような施策などが有効であると考えます。 住む環境を自分たちで守ることは、そこに住む人々の生きがいであるというご意見には同感であり、地域住民の主体性と行動力を十分に発揮できるような支援策を前向きに検討してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 集落単位での共同菜園の確保と住民のコミュニティにつながる取り組みについて。 鳥獣被害対策につきましては、個人で取り組むことが難しいことから、集落ぐるみの取り組みを推進しているところであります。 その取り組みの中で、モデル地区を設けることや、集落単位で鳥獣被害に強い実証ほ場を設置することは実現可能かと考えます。 地域を守るのは、そこに暮らす人々であり、地域住民の方の主体性と行動力が肝要でありますので、これからも先進的な取り組み事例を参考にしながら、地域の方々が生きがいを保ち、安心して暮らせる住環境づくりを支援していきたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 県道の管理を市が受託することについては、の権限移譲プログラムにおいて、県道の道路維持補修事業が示されております。 内容については、年2回の道路除草を実施した場合に、から1km当たり10万4,500円の交付金が支払われることになっており、県内では、14の市町村で47路線438kmを実施している状況となっております。 市としましては、以前からこの事業の権限移譲について検討を行っておりますが、市道の草払いの経費が1km当たりおよそ30万円必要であること、またシルバー人材センターなど受託者の新たな人材確保が必要になってまいります。このようなことから、専用作業機による有効的な作業方法等について検討していきたいと考えております。 また、におきましては、地域の方々などの各種団体が実施する、ふるさとの道サポート推進事業を展開されており、市におきましても、地域と行政がともに管理する方法を検討してまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目のかごしま国体の取り組みについての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 現在の具体的な取り組みとしましては、花いっぱい運動の一環として、小中学校や市有施設など市内28か所に、およそ1,300ポットの花苗の配付、市内15施設の募金箱の設置、国体ダンス講習会の開催、そして機運醸成を目的とした国体ポロシャツの販売等を実施しております。 なお、市民総参加の取り組みとしましては、「『まごころ』のこもったおもてなしでの歓迎」「自然・歴史・文化・食など本の魅力発信」「東京オリンピックの感動と興奮を引き継ぐ取り組み」など、県民運動の基本目標と、市の開催基本方針に基づき、実行委員会において市民運動基本計画を策定することとしております。 今後、実行委員会内に設置する専門委員会において、特産品や観光地のPR、歓迎装飾づくり、都道府県応援団の結成などの先催の事例を参考に、本市らしい特色のある取り組みを検討し、市民運動を推進していく計画でございます。 3点目のご質問にお答えします。 本市には、正式競技、3競技の監督や選手およそ600人が訪れることとなっておりますが、かごしま国体に参加する大会関係者の宿泊については、が、合同配宿センターを設置し、一括して全市町村の配宿業務を行い、競技開催地にかかわらず、広域的に配宿されることとなっております。 今後、本市におきましては、宿泊施設への大会期間中の客室確保や、宿泊者に対するおもてなしの協力についての依頼、大会関係者の宿泊施設から競技会場までの輸送業務などを予定しているところでございます。 4点目のご質問にお答えします。 蒲生体育館の駐車場については、国体会場の駐車場として狭隘であることから、適地を確保し、整備する方向で検討しているところであります。 また、その他の競技施設整備については、市の開催基本方針及び開催基本計画に基づき、既存施設の有効活用に努めながら必要な整備を図ることとしております。 以上、お答えといたします。 ◆13番(湯元秀誠君) 答弁とはまた逆になりますが、通告順に従って質問をさせていただきます。 市民運動基本計画を策定すると、これはいつごろになりますか。 ◎教育部長(竹下宏君) 現在、総会、それから、常任委員会、専門委員会というのが順次立ち上がってきてまいっております。その中で、専門委員会の中でその計画を策定するということになりますが、基本的には11月の専門委員会の中でそれを提案し、決定をいただきたいというふうに考えております。 ◆13番(湯元秀誠君) 11月といいますと、700日ぐらい残ります。大体2年間ぐらいしかないということですが、地元で例えば行わるもので、オリンピックは聖火リレーですけど、国体は炬火リレーです。やらそれがあるのか。それから、市民が参加し得るものの中ですが、それから、この国体に向けての姶良市に有望な競技に向けての有望な選手等が見受けられる、今の段階で、それはおわかりないですか。 ◎教育部長(竹下宏君) お答えします。 炬火リレー、それから、炬火式典については、国体開催の中で、の式典といいますか、それに付随した形で本市のほうもやっていきたいというふうに考えております。 それから、有望な選手というようなことで、現在、本市のほうにはジュニア選手の有望な方を35名、有望な選手ということで、小中学生ですけれども、登録、推薦をしております。 以上です。 ◆13番(湯元秀誠君) 私も太陽国体のときに、旗やらを一緒に、炬火を運んだ覚えがあるんですが、そういうことごと等が決まれば、あるいは広く市民にそういう期待感やいろんなものを持っていただくためには、それを周知をしたほうがいいんじゃなかろうかと思いますが、このジュニアの選手強化をなさっている、何か支援をなされておりますか。 ◎教育部長(竹下宏君) 先ほど申し上げました有望な選手35名ということですが、チーム鹿児島ジュニアアスリートという形で認定をしております。 本市といたしましては、その個人に対しての支援というのはやっておりません。 ◆13番(湯元秀誠君) 市町村によっては、得意とするスポーツがやはりどのまちにもるわけです。姶良市がもしそれを広く声を出して言えるのなら、どのスポーツでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 特に姶良市特有の、例えば、薩摩川内市であればバスケットだとか、あるいは樋脇町であれば、これも薩摩川内市内ですが、ホッケーだとか、これまでずっと長く継続して支持されてきたスポーツというのは特にないんですが、一昨年、日本体育大学と連携協定を結んだそのことを踏まえて、姶良市ではバスケットを開催しますので、日本体育大学のバスケット部をこの12月に招いて、そして、指導者、コーチ、あるいは選手の育成、これを実施する予定にしてございます。 これから、そういった一つのまちの競技として取り組んでいけるようになればというところでございます。 ◆13番(湯元秀誠君) 国体を契機に、スポーツを親しむまち、こういう分野も私は伸ばすべきじゃなかろうかと思います。 県内一暮らしやすいまちを目指すの中で、そういうのは絶対条件じゃなかろうかと思います。よろしいです。 今、今回の国体をひとつ眺める中で、ポロシャツは、今、議会のほうも購入いたしておりますが、まちの中で既にポロシャツを着ていらっしゃる方々もあって、背中を見ながら心強く感じるところでありますが、ここで、先ほど答弁の中で、花を1,800ポット配付されたというんですが、この花の苗はどこで調達されているんですか。 ◎教育部長(竹下宏君) 花の苗については、県内の農業高校等で種からつくられたものを、各市町村のほうに配付をしているという形で、姶良市のほうも受け取っております。 ◆13番(湯元秀誠君) から配付された花の苗ということですね。であれば、市単独で花いっぱい運動という主体性を持った取り組みじゃないと、与えられたものに応えたというだけのことですね。 ◎教育部長(竹下宏君) 今回の花の苗の配付につきましては、からいただいたものでございますが、本市におきましても、おもてなしという意味での専門部会が立ち上がりましたら、各学校、それから、地域自治会、こういったところに種の苗を配付した形での花いっぱい運動に取り組んでまいりたいというふうに考えているところです。 ◆13番(湯元秀誠君) なぜ育苗のところに触れたかと言いますと、後のほどの質問のところで出てくるんですが、まちで花の苗を育てる、まちの人がその苗をつくってもらって、それをまちの人たちが花を咲かすという、そういうストーリーをつくらなければ、この国体に向けての何かみんなで力を合わそうやみたいなのは出てこないです。 与えると言われるから、やりますよという、花いっぱいが継続的に、ずっとそのまちの環境づくりから景観事業につながっていくかというと、一過性に終わりますよ。 この花いっぱい事業は、教育部署がずっと続けていかれるんですか。国体に向けてもですが、そこの所感をお願いしたいと思います。 ◎教育部長(竹下宏君) 花いっぱい運動につきましては、太陽国体以降もしばらくといいますか、ずっと続いておって、地域によってはいまだ太陽国体のカンナとか、そういう花を育てていらっしゃる自治会等もあるようでございます。 本市におきましては、この国体を機に、新たな花の苗ということで、の推奨花と、推奨の花ということで指定がございますので、それに基づいた形で、この運動は継続していくような形で取り組んでいきたいというふうにかんがえております。 ◆13番(湯元秀誠君) この花の苗、例えばまち中を花いっぱいにしようという、仮にそういう主張のもとでそれが進められるとすれば、やはり教育部署でそれは進められるものですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 今、からこの推奨花にある苗を配付されて、それをやっておられるのは、学校を中心としたそういった機関でやっているわけです。 今後、市民全体にこれを実施していくということになれば、また所管は変わってくるかなと思いますけど、とりあえずからのものについては今、教育委員会で扱っているという状況にございます。 ◆13番(湯元秀誠君) 市長に所感をいただきたいと思いますが、あるまちでは、作業所を持っている福祉施設あたりに、このまちの花いっぱい運動の苗の育て方を頼んでいるまちがあるんです。 ですから、それは、やはり雇用創出にもなっていくわけですし、ある意味では、そういう方々が大事に育てたものを、市民が花を咲かせるという一つのストーリーができるかと思いますが、その件についてはどう思われますか。 ◎市長(湯元敏浩君) その目的は多分、そのまちをきれいにしたい。そして、来る方におもてなしをしたいというような中身の中に花という手段を得たんだと思います。その中に花いっぱいにするという手段としては、ひとつ姶良市でも参考にして考えられることだと思います。 以上です。 ◆13番(湯元秀誠君) この件については、市役所内部でいろいろ今後、国体に向けて同時に、やはり、このまちの環境、景観を考えて一考してほしいなと思います。 来客が600人ほど、関係者を含めて、この姶良市においでになるということでございますが、宿泊施設の問題についてでございます。 今、スポーツ関係で、姶良市で宿泊を含めた収容している一番多いところはどこでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) 現在、スポーツ合宿等で宿泊している団体というのは、市外のほうに宿泊をしておりますけれども、可能な場所といたしましては、ビジネスホテルと、それから、フォンタナ、この3か所程度だというふうに考えております。 ◆13番(湯元秀誠君) 考えていらっしゃるだけであって、調査は基づいたものはないということですね。 私が知る限りですけど、蒲生の人たちは、吉田の渓谷苑というんですが、土日に行ってごらんなさい。県内外、離島の方が多いんですが、特に小中学生のバスケット大会なんかに、姶良郡区、この姶良地区を含めて、牧園やら、それから、吉田の体育館、蒲生の体育館、姶良の総合体育館、ここらあたりの利用者が物すごく多いわけです。 そこの宿泊施設は年間、経営者とは話をしたんですが、はっきり数字は言われません。2,000人近く来ているんです。皆さん、私も行くんですが、よく夜に団体が来ているなと思って尋ねてみました。そういう場所はあるんです。 グレードの高い旅館、ホテル、必要でありますか。立派な建物を建てても、平常時はほとんど来客、ホテルの部屋やら旅館の部屋を埋めることはできないと思います。 かね日ごろは温泉利用者が、この姶良市民の方やら近隣の方々が来られる温泉施設として活用されながらで、そういう土日にかけては何のPRもされておりません。このAの紙一つです。口コミです、あそこは。1回、そういう実態を含めて見て、また、経営者ともお話をしてみてください。 私は思うんです。太陽国体のときには、レストランとか宿泊やらは、ああいう地場のその開催会場に近いところの民間の業者に対しては支援をしたいきさつがあるんです。そして、リニューアルやら新規に店舗を設けられて、国体の開催に向けての来客のそれに応じたという実例があると思います。そういうことも調査しながら、こういう小規模な宿泊施設も、リニューアルぐらい、この国体を契機に何か支援できれば、今後の合宿等のその支援対策にもなると思います。 ですから、大きな、1億円くれるような旅館・ホテルをつくれつくれという、そのまちのあり方も見直すべきじゃなかろうかと、足元を見てみれば、そういう部分もあります。 そういうことも参考にしていただければなと思いますが、これは、安いというのが一つの目玉で、小学生が1泊3,300円、中学生が3,500円、それで、空港とか港に迎えにいって、競技場の会場まで送り迎え、送迎をするというような、非常に出費の厳しい子どもたちのスポーツにしては、非常に、ちょうど手ごろな宿泊施設じゃなかろうかと思います。 これはまた合宿等にも活用できるんじゃなかろうかと思いますが、あまり経営者のほうは遠慮しながら言われましたので、これ以上は言えません。 そういうことで、またそれも調べて、いろんな活用方法を、行って、やっていただければありがたいなと思います。 4点目の大楠アリーナの件でございますが、いい答弁をいただいております。 今言われたこの、今、いろんな競技がありますと、駐車場が不足して、路上駐車も結構あるんです。 そういう意味からして、央のよさをうたう割には、そういう体制ができていなければお粗末かなと思いますので、今回はそういう用地確保を早期にしていただいて、国体を契機にこれを改善していただければ、非常に、もっともっとこの交流人口の増加につながるんじゃなかろうかと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 質問事項の2に入りたいと思います。 中山間地域の暮らしの対策についてでございますが、パネルをお願いします。 今から皆さん方を──ここはどこかおわかりでしょうか。 黒之瀬戸大橋でございます。 枚数は多いですから、進んでいきます。 これは長島の入り口になります。田尻小学校の土手につくられている花の、石でできた造形でございます。非常に立体感のあるものでございますが、遠くから見ると、石でできているという感じはいたしません。 これは、国道を軽トラック2台で、国道沿いを草払いをされている方々でございます。長島町という名前のついた軽トラックを1人1台ずつ持っていらっしゃいまして、今、石張りをしてある上のほうの草払いをされておるとこでございます。 このような作業を一年中されているということで、建設課の道路維持課の係のほうで、こういう方々を10人、臨時職員として採用されている。こうして軽トラックに積み込んで、逆駐車をされておりますけど、このように積んでおられます。 このほかに、旧東町の鷹巣の総合支所、そこに景観推進課というのがあるそうですが、そこはまたこのような形で8人ほど一年中働いていらっしゃる方々がおられるということでございます。 先ほど答弁をいただきましたが、の、国の権限移譲でこういう雇用創設が図られているということでございます。 これは、国道沿いに、石張りをのり面にされているところでございます。長島に行かれるとこういう光景をたくさん見られるかと思いますが、手作業で張っておられます。 今回は、この業者さんは300m、入札でとったということでございます。 この石は、長島から搬出される鉄平石という平たい石です。くさびを入れると、これより平たく、バンバンと割れていく石の性質なものでございますが、これは長島、ほかのところもあるでしょうけど、長島には豊富にあるということで、扱いにくい畑の石はあのようにしてたくさんの石垣を積んでありますが、もっともっとこういう活用の仕方を逆手にとった、厄介者の石をこのような形で活用されております。 国道です。耕地課という名前が出ておりますが、これは、ボランティア団体は、自治会で管理がなされた景観協定団体を認定で、その数70団体もあるそうですが、これをまず行政が率先してやらにゃいかんということで、各課がこうして花壇を持っていらっしゃるというとこで、これは島一周、ぐるっとこういうような形で花壇がつくられております。 ガードレールの下までも地域の方々がこのように花の植栽をされております。このような事業は、ふるさと納税の景観事業に特化して使っていらっしゃるというようなことでございます。 これは、ヒマワリを形どった石でできたものでございますが、私の知り合いに、幾らするのかと聞きましたら、300万で、1個100万だということでございます。非常に立体感があって、それほどの価値があると思いますが、例えば、姶良市の田園地帯もありますと、構造改善事業、基盤整備事業あたりで石碑が建っています。 あれは何か意味があるのかなと考えるんですけど、名前が刻んであるだけで、ほかの人にはほとんどわからない。花壇の石を運んできてあって突っ立ってあるだけで、あれも二、三百万かかっています。 どうですか、農政部長、こういうのは。 やはり、歴史を刻んでいらっしゃるんです。我々は、昔からある田の神さあを、道端にあるのを、昔の人はすごいなと思いながら、もちろんそれを大事にして、保存もしているわけですが、この方々は10年、20年の話じゃなくて、70年、100年、200年の後の造形ものを、今、歴史を刻んでいらっしゃる。 今、姶良市でこういう行いがなされているかといったら、私はノーだと思います。すみません。 これは別な現場の石割りをされているところでございますが、このようにして、のり面の一部が石積みをされます。 これは恐らく、これをやっていきますと、先ほども言いましたが、非常に歴史を刻んでいくような時代でございますので、この部分は草払いをせんでも永久的にいいわけです。その分作業が楽になります。予算が将来的には削減という形で、大きくこの予算効果がでますねと言いましたら、いや、人間は欲で、あの上をまた払いたくなるそうです。ということで非常にきれいにしています、長島は。 これは、石が取り出されて、路上の横に、道路脇に置いてある。ここで選別をしながらで、持ち込んでいるような現場の状況であります。 この石の擁壁の前には、こうして石を積んであって、これが、皆さん方も長島に行かれるとわかると思いますが、ツワブキと、これはクワズイモです。 クワズイモとツワブキは、緑の濃い葉の色をしていまして、賞用でございます。テカテカと輝いていますから、やはり見応えがあるもの。そして、病気に非常に強いと、狙いどころがやっぱりすごいなと思うんです。 これは町長が何かアイデアを出したみたいですが、そのようなことで、「とってはいけません」、観賞用のツワブキで採集はできませんと書いてありますが、とってもいいそうです。ただ、事故を防ぐために、抜いてはいけませんと書いているんだという説明を受けました。 道路脇の草刈りの状況を見てください。車道、歩道、それから、さらに外のほうに、これだけの空間を草払いしているんです。あそこには個人の所有者がいるんです。承諾書を全部いただきながら、この作業を進めておられます。非常に、ですから見通しがいい道路になっています。 このようにして、のり面には石を積んだ上にツワブキを植えられております。見通しがとにかくいいです。 次は、ショックを受けないでください。これは、姶良市の漆の市道の一部です。木が折れて倒れかかっていますが、手が届く範囲で枝を落としてあります。道路、車に支障にならない程度、あとはそこに防護柵の1本ポストを立てて、あとは枝もそこに置きっぱなし、何日もこの状態。これです。ここです。これは木が完全に道路を越して、空中を越して枝が横たわっています。 今言ったここは、巡回バスが通るんです。巡回バスの運転手さんはどうしているかと聞かれたら、なたをいつも積んでいるような、切りながら行きますよという話です。これが姶良市の原理。 これも巡回バスが通る、完全な草やぶの中をすり抜けていくわけです。 これは木津志から漆に抜ける、広木に抜ける道中ですが、周りはきれに払ってありますが、上に枝が、軽の自動車にひっかかるぐらい垂れ落ちてます。不思議になってずっと進んでおりましたら、この方と出会いました。 木津志に引っ越して来て、60歳になって帰ってきて、60になって、周りから草払い機の使い方を覚えんにゃいかんぞと言われて、覚えられたそうです。それから、ほとんど暇があれば草払いをやっているようで、この主婦の方が届かない所が、先ほどのこの枝なので、あとは全部払ってあります。 こういう日々努力されている、一生懸命、頭の下がる思いですが、取り組んでいる方もいらっしゃいます。 これは県道です。はるかに、この左にはこれだけの余地があっても、ガードレールを超えるような木が、大木です、これは。これは、集落間の、こっちは木津志なんです。向こう側に行くと柊野地区におりるそうです。集落と集落の間、これはこんな状態です。姶良市の実態です。 これは、私の集落の神奴塚林道のところに、多分、見覚えのある部署の方がいらっしゃると思います。トラクターにつけたモアが、何日間も置いてあります、動かないで。クモのケンが張っていましたが。 これは、阿久根で見た光景ですが、先ほど答弁の中でありましたが、このような形で作業置きを検討したいという、検討じゃなくて、やっているんですよ、そういうことでございます。 以上でございますが、非常に息苦しい方もいらっしゃるだろうし、いい光景を見たという方もいらっしゃると思うので、非常に長い時間やりましたけども、このようにして、やはり、この取り組みの姿勢、考えられないことが起きているという中で思うんですが、市長は、よく長島に足を運んでいらっしゃったようなことでございますが、今のことを含めて、姶良市の市政に反映し得る何か思い込みとか、所感がございましたら答弁をお願いします。 ◎市長(湯元敏浩君) 大変耳の痛いお話があって、私も、こういうことをやりたいがために、長島に、就任前には3回、就任後に2回、合計5回、川添町長のところに伺っていて、いろいろ勉強をしているところでございます。 川添町長の話によりますと、おもてなし日本一の町にしたいという目的があって、そして、それでは何かと言ったら、職員の方々は花だということで、花いっぱいにしようという話がきっかけだったそうです。 そして、ジャガイモとブリを長島にはあるけれども、そのジャガイモをとった後に石が出ると、この石をどうしようかといったときに、石積みをやって花をいっぱいにすればいいじゃないかという話で、石積みになっていったと。 でも、その石積みが、国道が1本、県道が3本通っていると、自分たちの所管ではないではないかといったときに、権限移譲プロジェクトというものを活用するというふうに、目的がひとつ、おもてなし日本一の町にしようというところで、いろいろなアイデアを出して、それをどんどん採用していった結果、このようになって、そして、それがうまく歯車がかんでいって、コロコロっと転がっていって、今、皆さんが、職員の方々は土日も出て、これはボランティアですけれども、花の修繕とか、草払いとかやっているそうです。 そういったことを私、毎回毎回川添町長に聞きながら、非常に、姶良市でできるかなという形でイメージしているんですけれども、川添町長が一言、長島はねやりやすいんだよと、道路が1周しているんだよと、だから、どっから始めてもいいんだと、どっから始めてもよくて、1周するうちに、次がまた補修が見えてくると、でも、姶良市のような大きなとこだと、どっから始めるねというようなことを言われました。 どこから始めると考えているうちに始まらないみたいなこともジレンマとしてあるような気がいたします。 目的は何かということを一つ決めて、そして、や国にいろいろ足を運んで、いろんな方法があるから、それを尋ねていってみたらどうかと、いつもアドバイスをいただいているところでございます。 そういったアイデア等々、小さな町だからと、小さな離島だからといって侮ってはいけないというふうに私は思っておりますので、このような先進事例を一つ一つ学びながら、姶良市に投下していって、来られる方が「姶良市っていい所だね」と言うようなまちにしていきたいと思っております。 以上です。 ◆13番(湯元秀誠君) さまざまなところで議論をする中で、ややもすると、懸念することやら、難しい、できない、非現実的なことなどを避けた議論が先になされてしまう。やはり、この町の精神を学べば、開けたまちづくりは可能であると思います。 人がふえることや、暮らしやすいことも、一流を目指す本気度が求めることも、こういうことを見ると感じられます。 この長島は、以前は離島であったということで、地域の方々のハングリー精神が違うんです。そこは若干姶良市ともとが違うのかなと思いますが、でも、暮らしやすい環境、まちをつくるというのは、狙いは一緒ですので、これも参考にしていただければと思いますが、要旨を前後しました。 猿のほうに戻りたいと思います。 猿対策でございますが、出水市が以前、鶴の被害防止、災害防止の中で、ネットとパイプを支給したことがあるんです。これは、鶴がかかってしまって死んだというような事例もあって、今行っているか、それはわかりませんが、やはり、何らかの手を打つ、これはストレートなものでないと、今は効果は出ないと思います。 私は思うんですが、どのような状況を把握されておるかちょっとお聞きしたいんですが、これは、私は、屋久島に次ぐ姶良市は、猿の繁殖地じゃなかろうかと思うんですが、どのように思っていらっしゃいますか。 ◎農林水産部長(岩下直司君) 鹿児島県内を初め、全国で野生鳥獣被害の問題、特に猿についてはさまざまな問題が地域で発生していると思います。 屋久島は屋久猿というような特性がありますけれども、姶良市においては普通の日本猿が生息している。 昭和60年あたりに県民の森ができまして、そのころから急激にふえてきたというようなことは、地域に入りますと、山間部に入っている方からそのような話はお伺いするところであります。 ただ、特にことしは、猿が出ているという情報は例年よりちょっと多いような気がしております。ですので、この猿対策につきましては、過去も一般質問の中でいろいろとご提案やご意見をいただいておりますと、もう少し本腰を入れて取り組む必要があるなというふうに考えているところであります。 以上です。 ◆13番(湯元秀誠君) 以前は、山の裾の住宅、人が住んでいる所とか、菜園畑がある所しか出没しなかったんです。今は堂々として、漆では、こっちの集落から学校の校庭を横切って、別な集落に渡るんです。平常時も学校には子どもがいますが、猿は、子どもやら女子にはへっちゃらなんです。危ないです。 教育長、ご存じでしたか。 ◎教育長(小倉寛恒君) これまでも、これは夏季休業中でしたから、特に児童には被害はなかったんですけど、小学校に出没して、校長、教頭、それから、地元の消防団の方の加勢をもらって捕まえたという事例はございます。 ◆13番(湯元秀誠君) 注意を促すことぐらいはやっていただきたいなと思います。これは本当に危機が迫っていると私は思います。 本当に姶良市は、私は、実態調査をするという必要性は絶対あると思います。幾群れあるか。 そして、この間も地域の自治会の放送施設が欲しいということを言いましたが、それを、猿がこの集落に入り込んでいるよとか、情報を伝達する方法、これも確立してほしいなと思います。 それと、個体を減らす方法、これはどうにかしていかないかんですが、それを研究するのを、姶良市が、先進事例を倣う必要はないです。どこもいい案はないです。みずから自分たちでつくり上げていく、それをやらないことには手はないと思います。 ですから、まず、暮らしを立てるということで、家庭菜園の共同菜園をやっていただく。これはモデル地区をして取り組んでいただくということでございますが、これのモデル地区の共同菜園をやる中で、パイプハウスは、非常に50cm置きにパイプを頑丈なものにしてビニールを張るわけですけど、ネット張りは本当に簡単なパイプハウスぐらいは組んでもいいと思うんです。ネットさえ張れればいいわけですから。 ですから、そういうことで、その共同菜園の中で、例えば新しい特産品が生まれるかもしれません。いろんな形で、そういう一つのものを課題をつくりながらそういうものをまた取り組むと、ただ、失望感をなくすためにやるということじゃなくて、前向きな方にそれを、非常に一つの転機として、別な形で新しいものへの転換ができればいいのかなと思います。 猿の恩恵を受けるというのは、このぐらいしかありませんが、猿退治を含めて、一生懸命追っかけてもしょうがないですので、対策として、中山間地域の暮らしをしっかりと見守っていただけるような行政をしていただきたいなと思います。 これで、質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、湯元秀誠議員の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) 以上で、本日の議事日程は、全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は、9月7日午前10時から開きます。(午後4時08分散会)...