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07月05日-05号

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  1. 姶良市議会 2018-07-05
    07月05日-05号


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    平成 30年 6月定例会(第2回)平成30年第2回姶良市議会定例会議事日程第5号                      7月5日(木)午前10時5分 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一般質問                        │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             平成30年第2回姶良市議会定例会              │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時05分  ││    平成30年7月5日(木)本会議     ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 4時37分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│谷口 義文 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│本村 良治 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │出 │22│有川 洋美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 柊野 信也 │ 事務局課長  │ 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │企画部長│宮田 昭二 │消 防 長│福ケ迫勇二 ││ 第121条 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の規定によ │教 育 長│小倉 寛恒 │市民生活│黒木 一弘 │教育部長│竹下  宏 ││ る説明のた │    │      │部  長│      │    │      ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ めの出席者 │総務部長│福留  修 │保健福祉│松元 滋美 │水道事業│脇  義朗 ││ の職氏名  │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│水流 哲也 │農林水産│岩下 直司 │総務部次│橋本 博文 ││       │合支所長│      │部  長│      │長兼行政│      ││       │    │      │    │      │管理課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │蒲生総合│大山 勝範 │建設部長│徳部 健一 │総務部次│米澤 照美 ││       │支 所 長│      │    │      │長財政│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │危  機│庄村 幸輝 │農林水産│竹下  晃 │選挙管理│久保 洋幸 ││       │管 理 監│      │部次長兼│      │委 員 長│      ││       │    │      │農政課長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部次│松林 洋一 │農林水産│枦  良信 │企 画 部│原口 浩幸 ││       │長兼企画│      │部次長兼│      │地域政策│      ││       │政策課長│      │林務水産│      │課  長│      ││       │    │      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│福元 義行 │農  業│湯脇 信一 │建 設 部│有江 浩文 ││       │部次長兼│      │委 員 会│      │建築住宅│      ││       │生活環境│      │事務局長│      │課  長│      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│鮫島美保子 │会  計│甲斐 一寛 │選挙管理│竹中 裕二 ││       │部次長兼│      │管 理 者│      │委員会事│      ││       │子ども政│      │    │      │務 局 長│      ││       │策 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│瀬之口明洋 │教育部次│谷山  浩 │    │      ││       │部次長兼│      │長兼教育│      │    │      ││       │社会福祉│      │総務課長│      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建設部次│草水 博行 │教育部次│小林俊一郎 │    │      ││       │長兼用地│      │長兼学校│      │    │      ││       │課  長│      │教育課長│      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               7月5日 ○議長(森川和美君) これから、本日の会議を開きます。(午前10時05分開議) ○議長(森川和美君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりでございます。 ○議長(森川和美君) 日程第1、一般質問を続けます。 まず、22番、有川洋美議員の発言を許します。 ◆22番(有川洋美君)     登      壇  議席番号22番、有川洋美です。本日はたくさんの傍聴人の方々、姶良市の議場に来ていただきまして本当にありがとうございます。 4月25日から新人として姶良市議会議員として一生懸命頑張っております。初めての一般質問ということでここに立っております。非常に緊張しておりますが、昨夜寝ずでつくりました一般質問を心を込めて質問をしていきたいと思います。 まず、質問事項1、市長の施政方針について。 質問の要旨、施政方針で示された「4つの政策」について、以下を問います。 要旨1、第1「教育」について。 その具体的な政策「公立短期大学」の設立をうたっていますが、市民、教育関係者、そして当事者である高校生の声を聞いての案なのでしょうか。 要旨2、第2「まちづくり」について。 JRの駅を中心としてのまちづくり推進について、バリアフリーの視点について見解を問います。 要旨3、第3「子育て世代への支援強化」について。 障がいのある子どもたちへの支援についての見解を問います。 要旨4、第4「生きがいのある姶良市」について。 高齢者の健康寿命を延ばすために大型グラウンドゴルフ場の設置をうたっていますが、プール、テニス、絵画、陶芸、語学、音楽など、ほかにもあるのではないでしょうか、見解を問います。 要旨5、市長は「過疎化に歯どめ」をうたっています。過疎化と高齢化が同時に進んでいますが、それぞれの地域の住民の皆さんの困っていること、そして住民の皆さんの願いの実現化に対して、どのような対策を考えていらっしゃるのか、お示しください。 要旨6、「人権尊重のまち」の実現を目指すとのことですが、具体的に説明してください。 要旨7、防災は行政が担う最重要課題であると認識しているとのことですが、災害弱者に対しての具体的施策を説明してください。 質問事項2、安定ヨウ素剤の事前配布について。 「原子力災害に備えて甲状腺被ばく軽減の為に希望する市民に安定ヨウ素剤の事前配布を求める陳情書」が平成29年3月議会で採択されました。姶良市における安定ヨウ素剤の事前配布状況をお示しください。 以下、一般質問者席にて質問をさせていただきます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  おはようございます。有川議員のご質問にお答えいたします。 1問目の市長の施政方針についての1点目のご質問にお答えいたします。 今回の施政方針では、4つの施策を柱として掲げており、その第1が「教育」であります。 具体的には、公立大学法人による短期大学の設置を掲げており、この政策を掲げるにあたっては、教育関係者との意見交換、これまでの報道で得た情報、知識をもとに、本市で取り組むべき政策として、まさにふさわしいと感じたことによるものであります。 また、この政策を掲げるために、多くの市民の皆様方とも膝を交え、意見の交換をさせていただきました。 なお、本市の人口移動の状況を見ますと、15歳から24歳までの若年層の転出が超過している現状にあります。これに対応する政策でもありますので、身近にいる高校生からも意見を聞いていますけれども、データといえるほどの意見を伺うことはかなっていません。 このようなこともあり、来る8月8日に開催を予定しています「若者議会」では、中学生、高校生からのご意見やご提言を聞くことができるのではと期待しております。 2点目のご質問にお答えします。 政策の2点目に掲げています「まちづくり」では、JRの駅前開発を中心とした活性化策を見出していきたいと考えております。 特に、加治木・帖佐・重富の3駅は、本市の主要な駅ですので、ここを拠点とすることとしています。 また、整備にあたりましては、バリアフリーを含むユニバーサルデザインの視点は欠くことのできない要素の一つであると認識しており、駅構内を含め、バリアフリー化を進めてまいります。 なお、一日の乗降客数が3,000人を超える加治木駅については、本年度中にエレベーター設備を含むバリアフリー化が完了いたします。 また、帖佐駅の2016年度における1日当たりの乗降客数は2,968人となっており、2017年度分が公表されますと、バリアフリー化の基準値を超えることが予測されますので、今後とも、JRとの協議を進めてまいります。 3点目のご質問にお答えします。 障がいのある子どもたちへの支援を行うにあたっては、障がいのある子ども本人の最善の利益を考慮しながら、健やかな育成を支援することが必要であると考えます。 ライフステージごとに最善の支援を身近な地域で受けられるよう、地域の保健、医療、障害福祉、教育、就労支援など、関係機関が連携を図り、切れ目のない一貫した支援と、障がいの種別にかかわらず、どこに住んでいても、等しく支援を受けられるよう地域格差の是正を図りながら、提供する体制の構築を図りたいと考えております。 市としましては、まずは、障がいを持つ子どもや保護者、介護者の方が、障がいの種別に関係なく、安心してさまざまな相談を行うことができ、また、専門的なアドバイスも可能になるように、ワンストップの相談支援体制の整備充実に努めたいと考えております。 4点目のご質問にお答えします。 政策の4点目には、「生きがいのある姶良市」を掲げており、これは、超高齢社会を迎えるにあたり、その準備が必要であるからであります。 その準備の一つに、健康寿命の延伸をいかに図るかという課題があります。 これに対応するため、市内にも愛好者が多くおられ、施設の利活用が十分に見込まれる大型グラウンドゴルフ場の設置を掲げております。 もちろん、これだけで課題が解決するわけではありませんけれども、課題解決の一助になるのではと考えております。 また、ご提案の「プール」についても、市民からのご要望がある施設の一つであるとは認識しておりますが、財政状況を勘案しながら、優先順位を検討する必要もあります。 市としましては、プールの必要性は十分に認識していますが、まずは、大型グラウンドゴルフ場の整備を優先したいと考えております。 そのほか、文化関係についても、高齢者の生きがい対策として有効であろうと考えます。 現在は、生涯学習講座などを通じて、これらにいそしまれている市民の皆様が多いのではと思われますが、さらなる充実を図れないか、調査・研究してまいります。 5点目の質問にお答えします。 過疎化や高齢化については、本市に限らず、全国的にも多くの自治体が抱える大きな問題となっています。 施政方針でも申し上げましたとおり、特に中山間地域の振興は、本市の発展にとって重要な課題の一つと捉えています。 その中で、高齢者の抱える問題としましては、中山間地域に限らず、買い物・病院への通院、災害時の避難などが挙げられます。 市としましては、これまでJAあいらが行っている移動販売車の販売ルートや場所への要望、コミュニティバスの路線見直しやフリー乗降区間の設定、さらに、災害時要配慮者及び避難行動要支援者の把握等を実施してまいりました。 また、地域では高齢者に対するサロン活動等の独自の支援や見守り活動などを実施し、高齢者への生きがいづくりや孤独感の解消に努めています。 市としましては、今後も、中山間地域における予約型乗り合いタクシーの導入や、高齢者の見守り活動を行っていただいている民間事業者等のさらなる拡充を図ってまいりたいと考えております。 さらに、校区コミュニティ協議会などとも連携しながら、地域が抱える諸問題等を共有し、共生・協働のまちづくりに努めてまいります。 6点目の質問にお答えします。 本市においては、2015年3月に、人権教育・啓発基本計画を策定し、目標を「本市に住むすべての人たちが個人として尊重され、認め合い、ともに生き、安心と生きがいを実感できる『人権尊重のまち』の実現を目指す」と定めています。 人権施策は、幅広い分野にわたることから、この計画に基づき、関係機関との連携を図りながら、人権問題に対する支援体制や情報発信、市民一人ひとりに人権意識の向上を促すための啓発活動、また人権教育の機会の提供などに取り組んでいるところであります。 市民相談や人権をテーマにした出前講座の開設、人権擁護委員による特設人権相談の実施及び人権教室の開催、市内の小学校3校を指定校として実施する「人権の花運動」などを展開しています。 また、男女共同参画社会形成の推進分野においても、女性の人権、男女の人権の尊重について、中学校・高等学校でメディアリテラシー講座やデートDV防止講座等を実施し、早期教育による意識の醸成を図っています。 なお、LGBTについても、この講座で触れるとともに、市職員の人権啓発研修でも取り上げ、多様な生き方や個人の尊重についての理解を深める機会としているところであります。 7点目のご質問にお答えします。 市におきましては、市地域防災計画に基づき、障がい者を含む避難行動要支援者の実態を把握するため、本年1月から避難行動要支援者システムの運用を開始し、緊急連絡体制、避難誘導等の防災体制の強化を図ることとしています。 市としましては、災害発生時や災害発生のおそれがある場合には、避難行動要支援者システムで発災地域の避難行動要支援者を抽出し、防災行政無線、防災地域情報メール、コミュニティFM、防災ラジオなどを活用して、迅速かつ的確な情報発信の提供に努めてまいります。 次に、2問目の安定ヨウ素剤の事前配布についてのご質問にお答えします。 本年4月26日、本市におけるUPZ圏内の蒲生町松生地区の全世帯に対し、安定ヨウ素剤の事前配布にかかわるパンフレット及び事前配布申請書を配布しました。 県に確認しましたところ、5月10日の申請期限までに、松生地区の方々からは、安定ヨウ素剤の事前配布申請はなかったとのことであります。 以上、お答えといたします。 ◆22番(有川洋美君) 身近な高校生から聞いていますが、データというほどではないということで、今後、高校生または中学生、小学生たちから、子どもたちの夢とか希望を聞いていただいて、これからの教育に活かしていっていただきたいと思います。 市長にお伺いいたしますが、姶良市にある中学校を卒業した子どもたちが学ぶ学校は、姶良市内に何校ありますか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 公立で3校、それから私立が1校ございます。 ◆22番(有川洋美君) 中学を卒業した子どもたちは、公立高校、私立高校以外にも進学の道というのがありまして、専門学校もあるかと思います。そして加治木養護学校もあります。 そして、今度の公立短期大学の設立の件なんですけれども、連日の一般質問のほうでも同僚議員からの質問が上がっております。看護科もしくは、あと介護等医療福祉関係ということで考えているということで間違いなかったでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 国の施策及び高齢化社会に対応する学科ということで、看護科、介護科、そしてまた、さまざまなスポーツリハビリ科等もありますので、その中からの選択となると思います。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) 看護科、福祉関係なんですけれども、現在あります加治木の龍桜高校、あと同じグループの加治木看護専門学校と競合ということになるなということは考えなかったんでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) もちろん、その鹿児島学園の学校があることは意識しております。そして25年たたれております、専門学校になってですね。その25年の中での社会の変化というものがあると思います。これだけの高齢社会がさらに将来ある中で、やはりこの看護、介護については、さらに需要が必要になってくるという中で、共存共栄できればいいなと思っております。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) どの程度の規模の短大を考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) 規模につきましては、今回補正予算でお願いをしてございます。経済効果、波及効果を測定するにおきましては、1学年80人規模掛ける3学年、240名規模を想定して、経済効果、波及効果に入ろうということで考えているところでございます。 以上です。 ◆22番(有川洋美君) 1学年80人、3学年で240名の規模の大学を建設するのに、どれくらい試算されていますでしょうか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) 現在のところ、まだ試算するに至っていないところでございます。これから組織体制を整えながら、そのあたりについても検討を重ねていきたいというふうに考えております。 また、その検討にあたりましては、文部科学省のほうから短期大学設置基準といったようなものもあるということでいただいておりますんで、そのあたりを参考にしながら今後詰めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆22番(有川洋美君) まだ至っていないということですね。計画も本当に白紙を広げて、少しずつ少しずつ地図を書いていく状態なのかなと思います。 しかし、お金のかかる大きな事業ですので、財源はどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) 財源につきましても、これからの検討になりますけど、後年度交付税措置のある起債等について、今から検討していきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆22番(有川洋美君) 姶良市のホームページに、姶良市立地適正化計画というのが出ております。その中の資料で「コンパクトなまちづくり」という項目がありまして、そこに姶良市の将来推計人口というのが出ておりました。平成22年から始まって平成72年まで、平成は来年で終わりだと思いますが、平成72年までの予測が出ております。平成37年にピークを迎え、そして減っていくという、今よりも減るという推計が出ております。ふえ続けることではないということです。そして、市長が姶良市の人口がふえている、ふえているとおっしゃいますが、ふえている理由をどのように分析されていらっしゃるのでしょうか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) いわゆる県央地域ということで利便性が高いということで、移り住んで来られる方々が多いことが、今まで人口の増加につながっているのではないかと考えているところでございます。 以上です。
    ◆22番(有川洋美君) 県の真ん中で皆さんが移り住んで来るということです。そして、片や隣の鹿児島市は60万都市を切ってしまいました。人口が減っております。そして鹿児島県全体でも減っています。姶良市は確かにふえているかもしれませんが、鹿児島県全体では減っています。姶良市だけがふえ続けるということは到底考えられません。これから、今、移り住んで来た方々が姶良市の福祉サービスに対して、どのように考えて、どのように判断していくかということは、それぞれの方々が考えることです。 そして、姶良市において、15歳から24歳の若者の流出があると市長はおっしゃっております。その理由は何であるか、どのような分析をされていらっしゃるのでしょうか、市長にお尋ねします。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 やはり中学、高校を卒業されて、その上の高等的な学校へ進まれるということが一つ、さらには地元での就職が得られなかった場合に市外に出られるという形であると考えております。 ◆22番(有川洋美君) 私も同じような分析をしております。15歳の流出は、中学校を卒業しての進学、18歳の子は進学と就職、24歳の方は大学を卒業しての就職、一度は親元から離れて、県外で学んだり働いたりすることは非常にいいことだと思います。 しかし、都会に出れば出るほど、ふるさとである姶良に帰りたいと一度は皆思うと思います。それでもなかなか帰ってこられないのは、姶良市に仕事がないからだと思います。まずは、仕事が必要だと思いますが、看護とか介護とかのエキスパートとおっしゃいますが、専門的な勉強を今現在も高校生たちはしています。 しかし、仕事がなかなかありません。県外に看護師が就職するというのはよくあるお話です。まずは、仕事が必要だと私は考えておりますが、市長のお考えをお聞かせください。 ◎市長(湯元敏浩君) もちろん姶良市に企業があるといって戻ってくるというのが、やはりこれは最終的な理想だと思います。その前に、やはり15歳から24歳のこの流出していく人口、これを何とか食いとめるために、高等教育機関を姶良市につくるということで一つでも流出を防ぐということの狙いもあるということなんですね。 ということで、その高等教育機関を姶良市に持ってきて、そして、そこで姶良市というのを意識しながら次のステップへ進む、いわゆる就職するという。例えば、県外へ大学もしくは専門学校へ行ったときには、その中からやはり選択肢が姶良市というものが薄まってくるのではないかと思います。姶良市で高等教育機関を受けると、姶良市をまず意識する、そのような子どもたちの意識のあり方になってくるのではないかというところに期待しておるところでございます。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) おっしゃるとおりなんですけれども、しかし、看護科、介護士という学科は、既に姶良市にございますし、今までも子どもたちの選択肢の中に県内に残るときは、看護の勉強、介護の勉強、保育士、そして公務員、教員などなど、そういった仕事があると思います。多様な学科が、子どもたちが求めている夢とか希望とかをかなえるための、また違うジャンルの学校なども考えていらっしゃらないんでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) まずは、この高齢化社会に見合った看護科、介護科、そういったものを国の施策とともに、そこで推進していくという狙いがありますが、これがレールに乗って大学として運営して、そして多くの人材を輩出することになったら、また次のステップでいろいろな学部、そして、その時代の社会に見合った学部というものがあらわれてくると思いますので、そのときにはその対応になると思います。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) 2025年に訪れる超高齢社会に向けて、もう既に福祉の世界では10年以上前から取り組んでおります。社会に新卒者以外でも、私のような者とか、社会に眠っている人材を発掘して介護士になるっていう、そういう教育を10年前に私も受けました。そのときに言われていたのは、介護はこれから伸びると、成長分野ですよと言われて介護士になりました。そして3年間頑張って、介護福祉士も取りました。 しかし、現場の労働というのは、非常に厳しいものでした。本当に不規則な勤務や一睡もすることのできない夜勤、夜は一人で20名の方のケアを行わないといけないという重労働です。そのうち私はいらいらするようになり、このままでは介護士として人としてだめになると思い、私は退職しました。そして当時、加治木女子高校、途中から龍桜高校になりましたが、学校を卒業して目をきらきらさせて大好きなおじいちゃん、おばあちゃんのために働きに来た子どもたち。 しかし、過重労働と不規則な勤務形態、腰への負担、そして夜勤が明けた翌日の休みは、睡眠で消えてしまう。精神的にも身体的にもぼろぼろになってやめていく若者が今も絶えないそうです。そして職場では、人間関係などの辛さもあり、メンタルをやられて退職していく方も多いです。 まずは、現場の労働環境をしっかり姶良市独自で何かの施策でもって支えないと、この業界には若い人は、幾ら学校に行って教育で看護を、介護をと言っても、現場が厳しければ続きませんので、まずは現場の労働環境の向上ではないかと思いますが、どう思われますか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) おっしゃるように、これは日本医療労働組合連合会鹿児島県医療労働組合連合会というところが実施いたしました看護職員の労働実態調査というものの結果が出ているところでございますが、それによりますと、仕事をやめたいといった方の内訳としましては、その理由の1番手が、人手不足で仕事がきついといったことが最も大きな数字になっているようでございます。 したがいまして、この背景には、いわゆる潜在的な看護師の不足というものもあるんだろうなというふうに考えているところでございます。 したがいまして、今回、施政方針のほうにあります「公立大学法人」、これによって人材を育成するということにつなげていければというふうに考えているとこでございます。 以上です。 ◆22番(有川洋美君) その負のスパイラルに今入っておりますので、人材を育成しても、人手不足で仕事がきつい状態に若い子が入ってきても、またきつくなって、人はやめていきます。環境づくりは次のステップだと、先日の同僚議員の質問に市長は答えておりましたけれども、環境づくりが最初だと思います。そして、この介護、看護、この医療福祉現場に夢を持てるようになったときに、はじめて夢と希望ということを語れるのではないかと思います。 先日、高校の先生とお話しする機会がありまして、専門学校が欲しい、魅力的な学科が欲しい、仕事につながる学科が欲しい、地元に存在する工芸、農業などのプロフェッショナルな方々がたくさんいらっしゃるんだから、その方々を講師として登用し、そこで学んだ子どもたちが、その伝統工芸を持って地域に戻り、働いていく、循環していく、そんな教育論をされました。公立短期大学ありき、医療系ありきではなく、どういった学びやとするのか、市民の皆さん、そして特に当事者、子どもたち、先生方とお話をじっくりされて、今後とも計画のほうを、大学ありきではなく、教育ありきで対話を継続していただきたいと思います。 そして、最後にもう1点、視力障がいのある男性から言われたことなんですが、作業所に通っている方です。霧島のほうに通っていました。働く場所が欲しい、仕事の地産地消をしていただきたいというご希望がありました。 続きまして、要旨2のまちづくりについて。 JRの駅前開発について、バリアフリー化を進めていくということで、本当に障がいある方々の悲願でしたので、本当にこれはしっかりと進めていっていただきたいと思いますが、バリアフリーといえば階段とかスロープであるとか、手すりがあるかとか、トイレが和式なのか洋式かとか、そういったことに皆さん目が行きがちなんですけれども、聴覚障がいがある方々のために、駅で必要なことといえば何だと思いますでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 音声案内だと思います。 ◆22番(有川洋美君) 聴覚障がいです。 ◎企画部長(宮田昭二君) 点字とかだと思います。点字表示ですね、すみません。 ○議長(森川和美君) 企画部長、じっくり答弁してください。 ◎企画部長(宮田昭二君) 何度も申しわけございません。電光掲示板とかいった視覚に見えるものだと考えております。 以上でございます。申しわけございません。 ◆22番(有川洋美君) では、視力障がいがある方々のためには、駅で何が必要でしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) 券売機等の点字表示だと考えております。 ◆22番(有川洋美君) 今、出ました電光掲示板なんですけれども、普段ですと、何も災害がなかったり、台風で列車がとまったりしない限りは、駅員さんがいるところでしたら駅員さんと手話だったりとか、書いたりとかでコミュニケーションがとれると思うんですけれども、急な災害時なんですが、電光掲示板があるところといえば帖佐駅だけだったと思うんですけれども、間違いなかったでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) 議員仰せのとおりです。 ◆22番(有川洋美君) そして、視力障がいの方のためには、券売機を点字でということ。加治木駅と帖佐駅は、金額を入力するタイプの券売機になっています。そして姶良駅と錦江駅は、プリペイドカードのところにのみ点字が入っております。そして重富駅にはありません。そして無人駅もありますので、普通に券売機に点字をつけることはそんなに難しいことなのかなと思うところなんですが、どうでしょう。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、現在、券売機の点字対応及び音声案内につきましては、加治木、帖佐、重富だけでございます。 したがいまして、特に無人駅におきまして、そういった対応がおくれておりますので、JRに対しましては、市からも機会を捉えまして要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) 姶良市における身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳所持者数をお示しください。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 身体障害者手帳所持者数につきましては、3月末現在におきまして4,069人、また療育手帳所持者数は704人、精神保健福祉手帳所持者数は541名となっております。 ◆22番(有川洋美君) その中で視力障がいのある方と聴力障がいのある方の人数をお示しください。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 申しわけございません。その障がい別の数字については、今現在、手元に資料がございませんので、後ほど報告させていただきたいと思います。 ○議長(森川和美君) 有川議員、質問を続けますか。 ◆22番(有川洋美君) では、質問をちょっと変えます。姶良市内に歩行者用信号機は何か所に設置してありますか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) バリアフリーの視点からの視覚障がい者用信号機のことでよろしいでしょうか。そうしますと、市内の信号機が全体で3月末で132基ございます。このうち音の出る視覚障がい者用信号機というのは18基ということで確認しております。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) その18基はどこに設置してありますでしょうか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 ほぼ10号線沿いというところと、それから公共施設の近くの交差点といったようなところが主に設置してあるところでございます。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) 18基しかないので、できればどこにっていう詳細が欲しかったんですけれども、また後ほど資料をいただければと思います。 10号線沿いと公共施設のところに音響装置つき信号機があるということなんですが、私が知っているのは、市役所の前と加治木の物産館の前だったと思われます。自分の家が旧姶良町なので、旧姶良町で10号線沿いで音を聞いた覚えがちょっとございません。 その公共施設の周りに設置した理由をちょっとお伺いしたいと思います。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) この設置の目安というのが、いわゆる視聴覚障がい者施設の近くであったり、公共施設の近くというところ、それから視覚障がい者の横断需要がある場所、それから自動車の交通量が多いというところでございまして、現時点においては、そういったところで10号線沿いが多いというところでございます。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) 視力障がいのある女性から聞いたお話を紹介いたします。 信号機に音響設備がないために、彼女は耳を澄ませて、車の音がとまったときに道路を渡るそうです。建昌小学校の前の道路なんですけれども、新しい道路です。帖佐駅に近いんですが、あまり交通量がありません。交通量がないということは、車の音がしません。 しかし、信号機はあります。彼女は青なのか赤なのかもわかりません。車の音がしないので、渡るしかないんですけれども、そんなときに、信号は赤ですよと声をかけられるそうです。彼女は、私はいつも信号を無視しているのよと明るく笑います。 ただ、最近、ハイブリットカーは音がしないから怖いというようなこともおっしゃっていました。 鹿児島県には「障がいのある人もない人も共に生きる鹿児島づくり条例」があります。理念に全ての障がいのある人は社会を構成する一員として、社会、経済、文化、その他、あらゆる分野の活動に参加する機会が確保されることとあります。交通バリアフリーの実現は、あらゆる分野の活動に参加する機会を確保する第一歩です。そして障がい者のみならず、高齢の方、小さい子どもたちにも必ず役に立つバリアフリーです。まちづくりの考え方の中にもしっかりと盛り込んで進めていってください。 そして第3、子育て世代の支援のことなんですけれども、ワンストップの相談支援体制を構築していくということで、お子さんたちを障がいある子どもたちのご家族は安心したと思います。市長の施政方針に紹介されていた鹿児島市の「りぼんかん」を先日、私も見学してまいりました。市長も見学に来られたと聞きましたけれども、感想をお聞かせください。 ◎市長(湯元敏浩君) 私もある方から、鹿児島市にそういう「りぼんかん」という、非常に使いやすい子ども館があるということを2年前にお聞きしまして、私も2年前に視察に行きました。非常に温かく私どもを迎えていただいた、その施設の方々のおもてなしふうな雰囲気もすごく感心したんですけれども、そこの中にある施設に非常に、あっ、こういう施設があれば、一人でも悩める子育てで、一人で子育てをしている方々、そして本当におじいちゃん、おばあちゃんと離れて、何もアドバイスをもらえないような環境にいる方々が、一人でも悩みが解消するんじゃないかと、そのとき本当に思いました。私も子育てをして、ちょっと若干手は離れておりますけれども、そういうものが近くにあれば、本当に安心してできたんじゃないかなと思っております。 そういう気持ちを反映する意味で、姶良市の子育て世代で姶良市に住んでいただける方々に、一人でも多く住みやすいと思っていただければ、そして子育てが楽しいと思っていただければと、そういう感想を持ちました。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) りぼんかんは、建物は以前使っていた建物を改造して利用しているということでした。建物は古いかもしれないけれども、人員の数の多さとその専門性に驚きました。そして市長が言われたように、本当に温かいおもてなしをしてくださる施設でした。 こういったものは、やはり人の力だな、ソフトだなというふうに思いますので、姶良市も今後とも福祉に対してサービス、ソフト関係に力を入れていっていただきたいと思います。 障がいのあるお子さんの子育てをされているご家族から、移動支援を求める声が上がっています。現在、姶良市では、移動支援サービスを行っている事業所がありません。通院、子どもたちの豊かな生活を保障するための外出などに移動支援は欠かせません。多様なニーズに対応できる障がい児者支援事業所の充実に取り組んでいかれますか、お答えください。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 まず、その前に、遅くなりましたが、聴覚障がい者の人数につきましては447名、また視覚障がいにつきましては235名でございます。 姶良市におきましては、今年度、子ども相談室を設けました。来年に向けては、また、そこを充実したものとして、あらゆる障がいの方も含めたワンストップ型の、まずはその困った人がすぐ相談できる場所を設けていくということと、あと、それぞれの部署にそれぞれの相談窓口をより強化して、各所連携するという形で準備しているところでございます。 移動支援のことにつきましても、担当のほうで、よりそのお声をお聞きしながら、より充実したものになるように取り組んでいきたいと思います。 ◆22番(有川洋美君) 3月議会で陳情第1号障がいのある子ども・青年を持つ家族の願いの実現を求める陳情書が、全会一致で採択されたと聞いております。9つの願いが書かれています。いま一度この陳情に書かれた内容を生かして、子育て支援施策に反映していただきたいと思いますが、このご家族の願いの実現に努力されますか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 3月、陳情をいただきまして、議員の皆様も真剣に討論され、我々もその中でご報告をさせていただきまして、議会としての採択ということになったと思います。 この中で、例えば、具体的には、非常に難しい部分もございますが、一つひとつの問題には真剣に向き合いまして、できることはできる準備を進めながら、この項目については取り組んでいくという姿勢で行きたいと思います。 ◆22番(有川洋美君) 次、要旨4に行きます。 グラウンドゴルフの愛好者が多いということで、今度、大型グラウンドゴルフの設置というお話です。プールなどもいろいろ意見はありますけれども、優先順位をつけるということでした。 健康な高齢者のみならず、障がいのある高齢者への支援なども必要だと思いますが、障がいがある高齢者の方々は、65歳問題というのがありまして、65歳になると介護保険になり、移動支援が受けられなくなり、こういった豊かな生活を送れなくなるんですけれども、65歳問題に取り組む予定はございますでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 介護保険が65歳になりまして、なった形の中で施設を変わらないといけないとか、そういう問題も出てきているということで議論をされているところでございますけれども。そこについて、まず支援を受けられる方にとって一番いいのは何かという部分を含めて、共生で柔軟な対応で施設を変えていくという方向性もございます。それを見きわめながら、その辺は注視しながら実態を見て取り組みたいと思います。 ◆22番(有川洋美君) 隣の鹿児島市では、5年間猶予がありまして、70歳まで移動支援が受けられるそうです。姶良市も柔軟な対応をお願いします。 要旨5、過疎化の問題ですけれども、これも私たち中山間部の多い姶良市には、本当に大事な問題でございます。 白浜自治会を例に取り上げてお話しします。 白浜は、現在17世帯、約26人の方々が住まわれていますが、ほとんど高齢の方です。信号機が2つあります。以前、信号機をつけてくれと言っていたが、なかなかつかず、バスをおりてひかれて人が亡くなり、そして信号機ができたというお話を聞きました。 今、白浜の方々の問題は、線路です。白浜神社の下から駐車場まで行く信号機がありますが、そこから皆さん渡っていきます。非常に危ない状態です。そちらのほうも、また今後考えてください。 6、人権のまち、人権教育に力を入れていくということです。今後とも継続していっていただきたいと思います。そしてDV、LGBTのところにも踏み込んでいました。特に姶良市はDVが多いというふうに聞いておりますので、実態調査、なかなか女性の方、そういったことを相談しづらいところなので、相談しやすい雰囲気をつくっていっていただければと思います。 最後の質問になります。原子力災害に備えての甲状腺被曝軽減のための陳情書の件です。 平成29年3月24日に姶良市議会から鹿児島県に意見書を出しました。その内容なんですけれども、内容は、30km圏内だけに安定ヨウ素剤を配ってくれという話ではなくて、姶良市はすっぽり51kmで川内原発から直線距離51km内に入ります。ですので、ほとんどの姶良市民は30km圏内には入らないけれども、50km圏内には入っております。この50kmという距離なんですけれども、東日本大震災のときの飯舘村の距離でございます。本当にふるさとを追われてしまう、そんな距離のところに私たちの姶良市はございます。 安定ヨウ素剤の正式名称は、ヨウ化カリウムと言いますけれども、蒲生のほうの松生地区には人が少ないということかもしれません。欲しいという高齢者がいなかったということですが、この意見書の本当の意味をしっかりと捉えれば、30kmから51kmまでの姶良市民にも広報すべきではないかと思います。県が決めたことかもしれませんが、姶良市独自で安定ヨウ素剤──ヨウ化カリウムを配布する、そんな計画はありませんでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 現在、50km圏内の世帯数が3万6,437世帯、そして人口が7万7,348名いらっしゃいます。また、この安定ヨウ素剤については、県のほうからその30km圏内の方々について申請を出してくださいというようなことがありました。 今後はその50km、51km、松生地区の方が30kmに入るんですが、この方々に対しましても、今後このヨウ素剤についての説明、そして、そのような大切なことなどを検討していきたいと思っております。 ◆22番(有川洋美君) 胎児、そして子どもたちは大人よりも発がんに関する影響への感受性が高いことは知られておることです。子どもたちには優先的にヨウ化カリウムを渡してあげたいと考えます。 18歳以下の人口をお示しください。先ほど全部の人口を言っていただきましたが、18歳以下、おわかりでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 平成30年6月1日現在で18歳以下の人口につきましては、1万4,346名でございます。 以上です。 ◆22番(有川洋美君) 私、本日、篠山市の資料を持ってきました。この篠山市は、原発から50km圏内に全体が入る地域ですけれども、市民にきちんと広報して、希望者には安定ヨウ素剤──ヨウ化カリウムを配布しております。 もう一度聞きますけれども、姶良市独自で姶良市民の命を守るために、ヨウ化カリウムを事前配布する、そういう取り組みに取り組む予定はございませんか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 今後はそのような安定ヨウ素剤の件につきましても、広報紙等にあわせまして、市民の皆様方に安定ヨウ素剤についての説明等を考えていきたいと思います。 ◆22番(有川洋美君) 川内原発から直線距離で51km圏内にすっぽり入る姶良市です。先ほども地震の訓練をしましたけれども、どんな地震が来るかわからない今、こんな状態です。先日は大阪でも大きな地震がありました。また、原発で事故がないとも限りません。人間がつくったものは、いつかは壊れます。絶対ということはありませんので、この30km圏内まで配布している状態ですが、それも広報がうまくいっておらず、なかなか人数がふえていないようです。 姶良市のほうでも、この広報に関しまして、どのような具体的な何か案とかございますでしょうか。 ◎総務部長(福留修君) この安定ヨウ素剤につきましては、薬そのものの持っている特性とか、そういったものも、通常の栄養剤とか、そういったものとの手配とは到底同類のものではなく、その飲むタイミングとか、また、飲んではならない人の問題とかもいろいろございます。そのために、今後しばらくはまだ鹿児島県とか国とかのご意見も聞きながら、それらの指示に従いながら行動するのが今の段階では最善ではないかというふうに考えております。 したがいまして、姶良市独自で今の段階でこの安定ヨウ素剤を全住民に配布したり、またはそのやり方について、いろんな広報をするという方法については、まだ慎重に考えていかなきゃならないのではないかというふうに捉えているとこでございます。 ◆22番(有川洋美君) 安定ヨウ素剤の副作用を恐れているというお話だったと思うんですけれども、安定ヨウ素剤は安全です。しかし、副作用はあります。安定ヨウ素剤による重篤な治療が必要な副作用の発現率は0.0001%です。インフルエンザ予防接種と同じレベルです。 そして日本の中でいわき市のほうで、全住民に対して、市のほうから直接この安定ヨウ素剤──ヨウ化カリウムを発送しているという話も聞きました。ほかの自治体といろいろ連絡を取り合って勉強会などをしていったらどうでしょうか。その勉強しようという思いはございますでしょうか。 ◎総務部長(福留修君) 当然、放射性物質による市民への被害ということも考えますれば、そういった勉強を市民の皆さんとするというのは、必要なことだというふうに考えます。また、私どもも、それを広める側も、その前に十分学習していかなければならないというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ◆22番(有川洋美君) そして、こちらの資料は、島根県原子力発電所から5kmから30kmにお住まいの皆様へということで島根県がつくっているリーフレットです。こういったリーフレットと申込書と封筒を、銀行とか、そういう市民の方が立ち寄る場所に置いているということです。 いろいろ勉強を続けて、姶良市民の命と暮らしを守るために、姶良市にもぜひとも取り入れていただきたいと思います。 本日の私の質問、これで終わります。 ○議長(森川和美君) これで有川洋美議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午前11時07分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時14分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、6番、湯之原一郎議員の発言を許します。 ◆6番(湯之原一郎君)     登      壇  議席番号6番の湯之原です。私、今まで一般質問して傍聴者が一番多かったのは、たしか4名だったと思いますが、非常にきょうはたくさんの傍聴者の方に来ていただきまして感謝申し上げます。前期は先例に倣いまして議長職にある間、一般質問をしていませんでしたので、ほぼ4年ぶりの登壇になります。4年という時間の経過の中で脳細胞がかなり減少しまして、質問力もさびついていると思っているところでありますけれども、しばらくおつき合いいただきたいと思います。 さて、本定例会初日、傍聴席に入り切れないくらいの傍聴者の来場に、我々議員も少々驚いたところでありますけれども、湯元新市長に対する市民の期待感のあらわれであろうと感じた次第であります。 その中で冒頭にありました市長の施政方針演説でありますが、ふるさと鹿児島を離れて姶良市を外から観察し、思い続けてきたことを糧にして、姶良市のよさを引き出し、もっと姶良市を内外に伝えたいという熱意が伝わってまいりました。ただ、その中で、私が今回取り上げました森林・林業に関しての言及がなかったことに少し残念さを感じております。 今回の私の一般質問を通じて、森林・林業がいかに市民生活に寄与しているか、さらには、姶良市の未来のために大切に守るべき産業であることを、市民の皆様に少しでも理解していただければ幸いだと思っております。 それでは、通告に従って順次質問してまいります。 質問事項1、林務行政の課題と林業振興策について。 本市の森林面積は、市全体の面積の約半分を占めており、その多くは市域の中部から北部地域にあり、人工林・天然林の豊かな緑が広がっております。 そのような中、戦後植栽された杉、ヒノキが伐期を迎えて、皆伐される山林を見受けるようになってきましたが、伐採後、再造林されずに、そのまま放置された山林跡地も少なくないように感じております。 県も再造林率の向上を目指しておりますけれども、市の対応についてお伺いいたします。 また、アジア向けの木材輸出がふえ、バイオマス燃料としての木材需要が高まる中で、市内の山林資源をいかに活かしていくか、林業振興策についてお伺いいたします。 質問事項2、河川管理と活用策について。 本市には、県の管理する二級河川をはじめ、多くの河川が貫流をしております。近年、全国各地で異常気象を起因とした豪雨災害が毎年のように発生しており、市民生活の安全確保を最優先にした河川管理が必要であると考えます。また、かつては魚種も豊富で、住民の憩いの場であった川の復活を望む声も少なからず聞く機会がございます。 河川管理及び活用策について、市としての今後のかかわり方をどのように考えているかお伺いいたします。 質問事項3、中山間地域の情報通信手段確保策について。 施政方針演説の中で、中山間地域におけるインターネット環境の充実を図り、コミュニティビジネスへの発展につなげたい旨の発言がござました。情報環境整備の遅滞が中山間地域の過疎化に拍車をかけている側面もあるのではないかと考えております。 今後、どのような施策に取り組み、過疎地域の活性化につなげていくかお伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  湯之原議員のご質問にお答えいたします。 1問目の林務行政の課題と林業振興策についてのご質問にお答えいたします。 本県の伐採後の再造林については、林業採算性の悪化などによる、森林所有者の林業に対する意欲の低下や、造林後の育成経費の負担に対する懸念などから、再造林率はおよそ33%と低い状況にあります。 市におきましては、これまでも伐採届を受理する際には、再造林の協力依頼を行っております。これにより、本市の再造林率は、2013年度は6%であったものが、2016年度には21%と増加しているものの、県の平均よりもまだ低い状況にあります。 市としましては、森林所有者等のご協力のもと、今後とも未来につなぐ森林づくり推進事業を実施し、再造林の推進を図ってまいります。 また、市内の山林資源の活用については、森林組合の運営する蒲生木材流通センター共販所が原木市場として販売を行っており、販売先は住宅資材の輸出関連業者が全体のおよそ26%、国内向け住宅資材の販売業者がおよそ22%を占めています。 また、本市と立地協定を締結しました三好産業株式会社が、木質バイオマス燃料の原材料として、広葉樹や杉の未利用材などをチップ材に加工し、販売しております。また、林業振興策については、市木材利用推進連絡会議において、市が実施する事業及び調達する備品等の木材利用の推進について協議しています。 次に、2問目の河川管理と活用策についてのご質問にお答えします。 市内の二級河川については、毎年、県に寄洲除去の要望を行っており、昨年度は、別府川や思川など6河川の8か所で除去していただいております。今後もパトロールによる現状把握に努め、寄洲除去の要望を行ってまいります。 また、市が管理する準用河川や普通河川については、パトロールや市民の方々からの通報により、現地を確認した上で寄洲除去を行っております。 河川の活用策については、河川空間に憩いの広場などを提供することは、市民に安らぎといやしを提供できると考えますので、校区コミュニティ協議会を中心とした地域組織の意見をお聞きしながら、その活用策を模索していきたいと考えております。 次に、3問目の中山間地域の情報通信手段確保策についてのご質問にお答えします。 本市の中山間地域の情報通信環境は、固定系ブロードバンドであるADSL回線サービスが確保されています。5月末日時点の加入件数は、北山地区が27件、漆地区が11件でありますが、民間通信事業者による光回線の整備は見込まれない状況にあります。 市としましては、インターネット環境の充実は、当該地域の活性化につながり得る、また、誰もが等しく受益できる公共的な通信サービスと捉えております。スマートフォンなど携帯電話で使用される無線通信回線は、光回線との格差が埋まりつつあります。 その実用性を検証するなどして、地域の実情に応じた適切な技術の採用によって、実用上支障のない情報通信環境の整備や支援のあり方を検討してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆6番(湯之原一郎君) それでは、2回目の質問に入りますが、まず、映像から見ていただきたいと思います。 今回、ちょっと質問の手法を変えまして、まず、最初に、私が述べたいことを各項目ごとに挙げております。 まず、再造林の向上については、山林所有者の意識向上と林業就業者と確保策が重要であると。伐採放置林対策は、先進地事例を参考に早急に着手すべきである。 論点3として、森林環境譲与税を山林整備や林業の活性化を着実に推し進めるために最大限活用すべきである。 論点4として、林業行政に精通する専門職員を育成し、継続した配置が必要ではないか。 論点5、森林・林業がさまざまな場面で市民生活に大きく貢献していることを周知し、一般市民参加による植林事業を企画することを提言する。 以上、この5点を軸にして2回目の質問を続けてまいりたいと思います。 これは、映像の説明をいたしますが、現在、皆さんもお気づきだと思いますけれども、市内各所を回りますと、このような伐採放棄地というのがたくさんございます。 これは、これから3枚の映像を映しますけれども、これは、道路のすぐ脇にある放棄地でありまして、道路から見えないところにもかなりの面積が広がっているんではないかと危惧しているところです。この3枚が市内の伐採放棄地であろうというところです。 次の映像ですけれども、これは宮崎のほうに調査に出かけました。これは宮崎県の串間市周辺の山林です。計画的な伐採が行われておりまして、きれいなところほとんど再造林がなされております。これは、杉がおそらく3年生、4年生ぐらいの木でしょうか、こういうふうに造林がされております。これは、広葉樹が植林されておりますが、ちょっと映像がはっきり映っておりませんけど、上のほうにも少し立っております。このような形で広葉樹が再造林されておりました。 これは、ちょっと出すのをためらった表なんですけれども、これは私が昨年、木材森林整備事業で1.7haほどの山を間伐をいたしまして、そのときの精算書であります。ちゃんと税の申告もしておりますので。(笑声)お見せするわけですが、国・県・市の補助金もございます。それと、木材売上金それを合わせまして約170万円ほどの収入がございまして、それから森林整備経費等を引きまして、木材の売上代金には若干及びませんけれども、それでもかなりの支払額をいただいてということであります。やり方次第では、こういうふうに、山もしっかりした収入になるということをちょっと皆さんにお示ししたくて、この表を出しました。 それでは、山林はいろんな広域的機能がございます。皆さん既にご存じのことと思いますけども、これを金額に評価いたしました。左側が全国2,500万haの金額でありますけれども、代替法による定量評価ということで、例えば、水源を確保するために、これをダムに置きかえたら幾らのお金がかかるか、そういう形の代替法ということで、全国で67.9兆円、これは姶良市に評価いたしますと、姶良市が1万4,553ha、これは県の資料によりますけれども、この面積に換算しますと395.2億円の価値があるということでございます。 映像を終わります。 それでは、順次お聞きいたしますけれども、事前に請求していただいた資料によりますと、姶良市の年次ごとの皆伐面積、再造林面積、再造林率でございますけれども、平成25年が皆伐32ha、再造林2ha、再造林率6%で、これは先ほど市長のほうからも説明がございましたけれども、平成26年が皆伐32ha、再造林4ha、再造林率12%、平成27年が皆伐27ha、再造林6ha、再造林率22%、平成28年が皆伐34ha、再造林7ha、再造林率21%と、いずれも増加傾向にはあるわけですけれども、他の数字と比較したとき、姶良・伊佐地域が再造林面積131haで、再造林率35%、鹿児島県が、再造林面積が630haで、再造林率43%、先ほど市長答弁と若干数字が違うと思いますけれども、これは最近の数字だと思います。43%の再造林があるということでございます。 姶良市は森林整備計画を策定していると思いますけれども、この再造林についての考え方はどのようなふうになっているのかお伺いいたします。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) お答えいたします。 再造林につきましては、議員が要旨の中でおっしゃっておられました山林所有者の意識というのが最も重要であるというふうに。また、あわせて造林作業に従事する人の確保等も、あわせて造林の所有者の意識の向上というのが最も重要だというふうに考えております。しかし、その再造林を進める中では、森林所有者の方のやはり意識というものが一番重要でございます。 ですが、その森林所有者の方々が、やはり高齢になっていらっしゃるということや、また、後継者、例えば森林管理をその後、したがらないということなどで、再造林が進まないというのが、今現在、悩みのところであるわけです。 それぞれ林家・農家におきましては事情がさまざまあることということはもちろん推測しており、なかなかその辺は難しいというふうに思うわけですが、あとはそういうどういうことで再造林が重要であるかということに訴えかけていくことが最も重要ではないかなというふうに思います。 一昨日、大変な台風の影響による雨はありましたけれども、森林の効用というものには、森林浴といった体に大変よい面だけではなく、洪水とかそういった自然災害から私たちを守ってくれるという役目もご承知のとおりあると思います。多量な雨が急激に降った場合に、その雨水を森林は抑えるそういった働きがあります。 そういったことなどをやはり訴える森林は、災害を防ぐための森の緑のダムだということへの訴えかけ、そういった意識の高揚を高めていくことも重要かなということで考えております。やはり、造林をするには相手のいることなので、その辺の意識について訴えかけていくことは重要かなというふうに感じているところです。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) ただいまの答弁わかりますけれども、それではそういうことをしっかりと市民に伝える、その森林所有者に伝える、今までどういう手法をとってこられたのか、あるいは、今後、どういう形でそういうことを伝えていくのか、お考えがあればお知らせください。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 再造林をしないといけない山というのは、やはり伐採、皆伐した山林になりますけれども、現在、山林を伐採するときには、伐採届というものを提出していただくことになっております。 そして、伐採後に再造林を行うか、また、天然更新、そのまま県では、伐採後5年間、自然に雑木が生えてくれば植林とみなすというふうになっているわけですけれども、そういった計画を伐採届のときに出していただくというふうになっておりまして、その際に再造林の天然更新という方については、再造林の勧めというか、その辺をお願いしてございます。 そして、伐採届が提出されて、伐採後、森林所有者の方へ、その伐採面積がおよそ1ha以上をめどにしておりますけれども、再度、造林、人工造林のお願いをしてございます。なかなか高齢者の方々でございましたり、先ほど申し上げましたように、後継者などがいないということが、やはり理由になって、なかなかその再造林に至らないというケースがございます。 市としましては、現在、再造林を推進させる事業、その中で、未来につなぐ森づくり推進事業というのがございますけれども、それを引き続き行っていく、そして、そういう再造林等をやっていただく施業の担い手でございます森林組合さんと協力をしながら、さらに推進していけたらというふうに考えてございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 私が記憶する中で、先ほど映像の中でもお見せいたしましたけれども、数年前から山間地域を中心に未秩序な伐採が横行しているように見受けられます。それに伴いまして、放置伐採地がふえてきているのではないかと思いますけれども、この実態については、林務担当課のほうでは把握しておられるのでしょうか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) お答えといたします。 先ほど申し上げましたように伐採をやる場合には、伐採の届けというのを出していただきます。その伐採届の場所とか、そういった場所については、一応、確認をして伐採後それが施業されているかどうかというところの現地の確認とかいうのは、係のほうでやっております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) ということは、私は放置伐採地と申し上げましたけれども、その場所は天然更新をしている場所と考えておられるわけですか、お伺いいたします。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 伐採放置林、その表現としましては、私たちのそのニュアンスの捉え方としては、伐採後に造林が行われなかった山林のことを指しているのかなというふうに認識しているところでございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 先ほどからあります造林届の中には、その人口造林をするのか、天然更新をするのか、それの面積をしっかり書くようになっているんじゃないかと思いますけれども、先ほど申しましたように、今、植えられていないところは天然更新の山林として考えているということで間違いないですか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 天然更新の場合には、その期間というのはおよそ大体5年ぐらいの期間になってございます。 その5年の間に自然に生えてきた木々が、いわゆる造林をした大きさになるという確認をしたときに、そこが全然そういった状態になってないというときには、また再造林の依頼をかけるという形でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 現在、人口造林、伐採届に際して出される人口造林と天然更新の割合ということになりますと、先ほど再造林率の話の中で21%でしたけれども、これは人工林と天然林を合わせたパーセントで、その残りの79%は放棄伐採地ということになる理解してよろしいでしょうか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 再造林率のその割合については、皆伐をした面積に対して再造林をした面積がどのぐらいあるかという比率での再造林率となっておりますので、おっしゃるとおり残りの部分については、再造林をしていない山林であるということでございます。 ◆6番(湯之原一郎君) そうしますと、今回の大雨の後ちょっと見て回ったわけですけども、伐採された、家屋の後ろが伐採されておりまして、そこが若干家に影響はなかったようですけども、崩土があったりとか、あるいは県道脇に落石があった道路の再造林してないところで落石があったりとか、非常にそういう自然災害の危険性というのが再造林しないことによって増してくるのではないかと、非常に心配する部分があるわけですけども、これまで再造林しないことによって災害が発生したような事例というのは、把握されていらっしゃいますか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 今おっしゃったデータについては、今ここに持ち合わせてございません。 ◆6番(湯之原一郎君) 手元にはないということですけども、私が2日前の大雨のとき、見て回っただけでもそういう場所を見ました。したがいまして、そういう危険性というのはかなりあるということはやっぱり認識すべきだと考えます。 それでは、先ほど天然更新による再造林もできるということでしたけれども、やはり天然更新による再造林についても一定のルールが必要ではないかと。ただ、切ってその後に生えてくればそれでいいということではなくて、やはり、災害が出ないような手立てをするような天然林更新のルールというのをつくっていかなくてはいけないんじゃないかというふうに考えるところです。 しっかりとその山が定着するまでは災害が起きないような手立て、そのためには見回りの強化なども必要だと思うわけですけども、そういうルールづくりといいますか、現在、そういうルールがあるのか、あるいは今後そういうルールをつくっていく必要性があるのか、あると考えておられるのか、そこをお伺いいたします。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 今、議員仰せのルール、今やっている部分については、その伐採届が出た後のところの現地の確認というところにとどまっているところでございます。そのルールという明確なものというのはございませんので、今おっしゃることについて係のほうでそういったルールづくりというものをつくっていきたいというふうに思います。 ◆6番(湯之原一郎君) 先ほど映像でお見せいたしましたけれども、宮崎県の事例ですけれども、たしか今、宮崎県で再造林率が、たしか七十数%、ちょっと手元に数字を持っていましたがどこに書いたのか、ちょっと今……。たしか75%の再造林率があると聞いております。その理由は、面積的にも宮崎は非常に多くの山林面積を持っているわけですけれども、民間の素材業者が、ただ木を切るだけではなく、再造林にも非常に積極的に取り組んでいるという話を聞いております。 姶良市の場合を見た場合、生産業者は入ってこられても、ただ切るだけで、その切り方も、ただ切ればいいというようなふうで、かなり跡地を見ると荒れた状況があるように見受けております。やはり、宮崎は鹿児島県より10年先を進んでいると言われているということですけれども、木を切ると同時に植林の準備をして、すぐ植林できるような状態をつくって植林まで結びつけると。そういう形で非常に積極的な再造林が進められているというようなことでございます。 先ほどの映像でも見て、それを感じられたと思いますけれども、今後、姶良市も既に伐採放置化した山がたくさんあります。今後、ますますそういう伐採する面積がふえてくると思うんですけれども、やはりしっかりと再造林をするなり天然更新は天然更新で、しっかりとした手だてをしていかないと、やはり将来に禍根を残すことになるのではないかと思うところです。 先ほど、論点2で申し上げましたけれども、伐採放置林対策は先進地事例を参考に、早急に着手すべきであるということを申し上げましたけれども、そういうお考えはございませんか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) 伐採届が出たあとの確認とか、特に、天然更新の山林については注意しながら、また、あとの造林の形態がどうなっているかというのは注意しながら見守っていきたいというふうに思いますし、やはり先ほども申し上げましたが、伐採届が出た際に、やはり再造林への推進というものを強く、再度訴えかけていきたいというふうに思っております。 ◆6番(湯之原一郎君) せっかくですので、市長にもお聞きしたいんですけれども、姶良市のこういう山林・林業の状況を見られまして、やはり先ほどから申します放棄地が結構あるわけですね。それが、やはり災害につながっていく危険性というのは非常に大きな波乱を含んでいると思うんですけれども、まあ、今、林務課でも一生懸命取り組みはされているとは思うんですけれども、その林業不振に対する思いと言いますか、そのあたりをお聞かせ願えたらありがたいです。 ◎市長(湯元敏浩君) 特に蒲生のあたりを走っておりますと、なんでここははげ山になっているんだろうというような感じも、るる見受けることがあります。何かの目的で木が切られているんだろうか、それとも放棄地なのかというところがわからない部分もあったりして、目が行くときもあります。 宮崎県が非常に先進的に10年先を行っているのであれば、それを姶良市としても、それを研究して、そして、また先進事例として学ぶということも必要であろうかと思います。山は防災上、やはり水の涵養性も含めて、非常に大事なところだと認識しているところであります。 以上であります。 ◆6番(湯之原一郎君) そこでですが、31年度から税制改正によりまして、アッ、これ平成36年度からですね。森林環境税というのを国が徴収することが、ほぼ決定しているようですけれども、個人住民税と合わせて年額1,000円を賦課徴収いたしまして、年間600億円ほどの財源が確保され、それは県と森林所有市町村ですが、私有林人工林面積、それから林業就業者数などに案分しまして市町村に直接交付するということのようです。 それに先駆けまして、31年度から市民環境譲与税ということで、これは当初は200億円ということですけれども、8割を市町村に交付するという情報を得ておりますが、森林譲与税の使い方としましては間伐や路網といった森林整備をすることに加えまして、人材育成、担い手の確保、木材利用促進や普及促進や啓発に充てなければならないということでなっておりますけれども、まず、この来年のことでありますので、既に姶良市にどの程度の財源が来るのか。あるいはその使い方について、ある程度検討がなされているのではないかと思うわけですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎農林水産部次長兼林務水産課長(枦良信君) ただいまの森林環境税、まあ、譲与税のことです。先ほど議員仰せのとおり、平成36年度からは森林環境税という、これは1人当たり納付をしていくやつですけれども、31年度、来年度から国のほうから交付される森林環境譲与税、これは名称は現在のところ仮称でございますが交付されるというふうになっております。額的には、説明会のときには、それぞれ自治体によって異なるんですけれども、姶良市の場合は一千四、五百万円ぐらいだろうというふうなお話だったと記憶しております。 また、この森林環境譲与税の使途につきましては、間伐などの森林の整備とか、管理放棄地なんかの整備とかいうものについての利用、それから、森林整備を促進するための人材育成また担い手の確保など、それと木材を利用する木材利用の促進、そして森林体験学習、木工教室などを利用した普及啓発ということの4つの項目が示されております。 今現在のところ、その使途については姶良市のみならず他の自治体においても、その使途というものが、まだはっきりと明確化されていないところではないかなあというふうに思っているところです。 そこで、姶良・伊佐地域振興局と、振興局の管内市町村合同によります森林経営管理制度ワーキンググループというものを今月、7月に開催して、その森林環境譲与税(仮称)の使途について、広域的にいろいろと検討をしていくというふうなことになっております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) せっかく有用な財源が得られるわけですから、しっかりと研究をして有効に使っていただくようにお願い申し上げます。 ちょっと時間がだいぶ進んでまいりまして、4つ目の論点として林務行政に精通する専門職員を育成し、継続した配置が必要ではないかということで申し上げました。もちろん人事については議会のほうからとやかく言う筋合いはないわけですけれども、非常に最近、姶良市になってから人事異動が非常に激しいなあというふうな印象を受けているわけですけれども、姶良市にも職員の中にも大学で専門的な知識を取得して、公務員に採用されながら、せっかくのその専門の知識を生かしていないという、そういう方が見受けられます。この林務関係にもかかわらず、そういう専門知識をしっかりと生かすような職員配置というのも大切ではないかと。 林業について申しますと、専門知識もですし、あるいは林業はすぐに結果が出せるものではございません。長い目で見て追い続ける必要がございます。やはり専門的な知識を持って取り組むべきものではないかと思っておりますので、この件についてはぜひ検討をお願いしたいと思います。 それと、最後の5点目ですけれども、先ほど課長のほうの説明にもございましたけれども、森林環境譲与税の使途の中で、一つの題材として、都市部の住民が参加して山間部における水源の森づくりなどを行う植林・育林活動を実施したりといった、新たな都市山村連携の取り組みも活用策として期待されているということでございます。 毎年、姶良市では秋に姶良市みどり推進協議会主催で、「あいらの森のまつり」が開催されております。緑の少年団とその保護者を中心に、議員も多数参加をしているわけですけれども、記念植樹をしたり、木製のプランターをつくって草花や球根の植えつけなど、それほど大きな催しではございませんけれども、緑を親しむ機会にはなっております。これはこれで有益な催しだとは思うわけですけれども。 やはり先ほどから申しますように、やっぱり多くの市民の方々に森林・林業の大切さというのを伝えるためには、もっといろんな考えができるのではないかと。一つの例といたしまして、「海の森づくり」として豊かな海をつくるために漁業に従事する人たちが山に入って、植樹や植林をする、取り組んでいるというそのような例もございます。 これから始まる森林環境税を活用して、もっと多くの市民の方々に参加していただいて、緑に親しみ森林の持つ機能を理解する、そういう機会として植林とか植林活動・育林活動を計画してはどうかと思いますけれども、これ答弁が可能なら市長のお考えをお願いしたいと思います。 ○議長(森川和美君) ここで申し上げます。残り時間が5分少々でございます。このまま一般質問を続けます。 ◎市長(湯元敏浩君) 山を守るということは、海も守るということになると思います。山・川・海が一連となって自然を形成していると思っておりますので、その海の方々が山のほうに入って、海を守るために山を守るという活動というのは非常に重要だと思っておりますので、そういった山はその山の管理をする人だけのものではないというような啓もう活動というのは必要だと思っております。 以上でございます。 ◆6番(湯之原一郎君) 地元の新聞に平成17年の鹿児島県産材の輸出が前年の1.5倍となり、過去最多であったという記事が出ておりました。 それと、県産材の木材輸出額を平成25年度までに21億円から26億円にふやしたいというそういう目標も掲げているということで、現状を見ますと、森林・林業がお荷物になっているのではないかというそういう一般的な見方があるような気がしますけれども、決して山林の広域的な機能とか、あるいは先ほども申し上げましたように手入れをすれば、それなりの収入を得られるというそういうことで、やはり林業を成長産業化することが大事ではないかと、私は思っております。 それはもう一朝一夕でできる問題ではありませんけれども、やはりこの森林環境譲与税というのが創設されたということは、やはりそれだけ森林・林業を大切にしなければいけないという国の思いの表れであり、それにはしっかりと乗って姶良市林業の発展のために取り組んでいかなければならないというふうな思いを持っております。ぜひそういう形で執行部のほうでも頑張っていただきたいと思います。 ちょっと長くなりまして、次に移りますけれども、それともう一つちょっと忘れておりましたけれども、もう1点だけ姶良市は公共施設建築物等木材利用促進方針があると思いますけれども、その中で、松原なぎさ小学校の体育館の屋根を、これは国の補助金ですか、それもいただいてつくったわけです。 現在、「CLT」と言いまして、直交集成板と言いますけれども非常に鉄にもまさる強度を持って、軽くて施工も簡単ということで、そういう木材を使った素材が使われておりまして、もう既に高層建築にも使っていいというような形にもなっているようですけれども、ぜひ現在、複合新庁舎の問題も出てきておりますけれども、本庁舎は無理としましても、蒲生庁舎ぐらいはそういうCLT材を使った庁舎にしていただけたらと思うところです。ぜひこの件についても検討をお願いしたいと思います。 ちょっと時間がないのですが、パネルをお願いします。河川管理と活用対策について、河川上流部の中山間地域の水田は大雨の時に河川の流量調節に大きな影響をおよぼしている。まあ、及ぼしていたのではないかということ。あと寄洲除去は適切に行っているのか。 あと魚道のしゅんせつや改修により、鮎などの淡水魚が豊富に生息するかつての川の姿を取り戻せないか。以上、この3つのことを申し上げたい。時間がありませんので、全部は申し上げられませんが、これが中山間地域の産業の状況で、下のほうはちゃんと耕作されておりますが、多分上のほうは昨年までは耕作されていたのが、ことしは耕作されなくなっている状況ではないかと思います。 あと、これは河川の状況ですが、魚道がこういう状況でとても魚道としての役割を果たしていないんじゃないかというような状況でございます。これは最新型とはいかないかもしれませんけどハーフコーン式の魚道ということで、市内にはございません、こういう魚道もあるということで……。ありがとうございました。 もう時間がありませんので、1点だけ、市内のある方から、姶良市の観光や地域の活性化の資源である貴重な鮎の天然遡上が激減してきた。魚道が長雨の洪水によって大きな転石で損傷し、鮎が自然遡上できないのが実情です。鮎の遡上する川は、姶良市の観光資源、地域の活性化、河川の清流浄化にも役立つことが考えられます。ぜひこういう魚道の改修もしてほしいという、これは1人の方からのお手紙ですけれども、ほかにもたくさんのそういうご意見を伺っております。こういう魚道の整備というのは市のほうで計画的にできるものかどうか、その1点だけを、もう時間がございませんのでお伺いして最後の質問としたいと思います。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 鮎の遡上ということでありますと、県が管理する二級河川が主なものになってくるかと思います。おっしゃいました被災を受けた魚道とかということがあれば、私どものほうにお知らせいただいて、県のほうに改修のお願いに行くということとしております。また、新たな井堰等の建設の場合は、県のほうも新しい魚道を設置するということも計画をしておりますので、地域からの声もお聞かせいただければと思っております。 以上です。 ○議長(森川和美君) これで、湯之原一郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時15分から開きます。(午後0時06分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時15分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、2番、竹下日出志議員の発言を許します。 ◆2番(竹下日出志君)     登      壇  皆様、こんにちは。公明党姶良市議団の竹下日出志でございます。本日は、お忙しいところ傍聴においでいただきまして、まことにありがとうございます。 姶良市議会では、議会改革の大きな柱の一つとして会派制を実現し、改選後の平成30年5月よりスタートしました。会派とは、市政に関する主義及び主張を同じくし、調査研究、政策立案等を目的として、2人以上の議員で構成する議会内の団体を言います。 このたび、同僚の新福愛子議員と私、竹下日出志は、議会における提出案件の十分な審議、住民要望の実現を図り、かつ、議会の円滑なる運営を図ることを目的に、公明党姶良市議団を結成いたしました。 公明党は地域密着型の政党として、政策実現の視点は常に地域であり、地域で暮らす人々の生活現場にあります。生活者目線からの政策実現、改革に全力を尽くし、公明党がいるから安心との公明党の存在感を示し、市民の負託に全力でお応えしてまいりたいと思います。 私は、通告しました4つの項目について質問をします。 はじめに、JR駅前の再開発と活性化について質問します。 湯元市長は、4つの約束の2番目まちづくりでは、「JRの駅を中心としたまちづくりを推進してまいります。帖佐駅、加治木駅、重富駅の主要な3つの駅でさえも、ひいき目に見ても活気があるとは思えません。まずは、駅前から変えていかなければいけないと考えます。例えば帖佐駅は、イオンタウン姶良までつながっている直線の道のりを、中学生や高校生が楽しんで歩けるようなストリートにしたいと考えております。加治木駅は、乗降客が一番多い駅で、可能性を秘めています。駅前を活用するにはどのようなアイデアがあるのか、地域の皆さんとしっかり語り合い、活気のある駅前にしていきたいと考えております。重富駅は、人口密集地域からの動線の検討や桜島を眺望できる観光拠点としても整備が不可欠です。住民の念願である道路や改札口の整備を粘り強く押し進めていきたいと考えております。」との施政方針で述べられました。 そこで、要旨1、官民一体の駅前開発プロジェクトを立ち上げますが、以下3点を問います。 1点目、帖佐駅からイオンタウン姶良までの600m再開発の事業内容。 2点目、加治木駅前再開発の事業内容。 3点目、重富駅前再開発の事業内容を伺います。 要旨2、市内5駅周辺の通勤、通学時の安全対策として、自転車専用レーンの設置は考えないか。 要旨3、駅の両面改札口への整備について、JRと行政とのタイアップをどのように考えるか伺います。 次に、住民のニーズに合った予約型乗り合いタクシーの実施について質問します。 当面する市政の諸問題への対応として、「公共交通網の維持・強化については、ふるさとバスの路線延長、予約型乗り合いタクシーの試験運行を踏まえた本格実施と合わせて、公共交通に対する理解度を促進するためのイベントの開催を計画しております。高齢化等の進行により、公共交通の果たす役割は、これまで以上に重要になることが予測されます。合わせて、合併後8年経過し、人の流れや車の流れも変化しているため、それに対応した路線の見直しが必要な時期に来ているのではと感じております。今後のまちづくりの方向性については、多極ネットワーク型コンパクトシティの考えた方のもとに、立地適正化計画の策定を進めてまいります。」と施政方針で述べられました。 そこで、自家用車や運転免許証を持たない高齢者の買い物や通院等の移動手段を確保する必要があります。本市には、自宅からバス停まで距離が長く、高齢者や体の不自由な方々の利用が難しい地区があります。これらの課題を解消するために、予約型乗り合いタクシーの運行実施、コミュニティバスの現状形態の見直しを図る考えはないか伺います。 次に、子育て支援について質問します。 核家族化が進み、子育てに悩む親御さんがふえ、児童虐待も増加し、子育て支援は全国どこの自治体でも重要施策となっております。その一方で、多くの親御さんが子どものしつけの仕方を誰からも教わることがなく、試行錯誤を繰り返しています。 どのように注意したらよいかわかわない。子どもになかなか伝わらないなど、親御さんたちは悩まれています。乳幼児期に行われますが、健診が一通り終わりますと、行政側からの子育てフォローは一段落しますが、時を同じくして、今度は子どものしつけの労苦がはじまります。 私は、平成25年第4回定例会で質問しました。子どもへの接し方や効果的な褒め方など、育児を基本から学ぶ神奈川県茅ヶ崎市の怒鳴らない子育て練習講座「そだれん」を提案しました。「そだれん」とは、アメリカで開発された親訓練のプログラムCPSコモンセスペアレンティングの日本版で、子どもへの褒め方、叱り方などを習得し、どならない子育てを目指す講座であります。 参加者は、実際に子どもと接している場面を想定し、子どもへの伝え方を繰り返し学びます。親の子育ての技術の習得を促すことによる、子育て支援及び児童虐待の予防を行います。また、情報共有、技術協力により、広域的な子育て支援の向上に努めています。 平成29年からは、褒める、叱る、伝えるの頭文字をとった「ほしつメソッド」という名称を変更して、褒める、叱る、伝える子育て練習講座を引き続き実施しております。 そこで、神奈川県茅ヶ崎市では、怒鳴らない子育て講座「そだれん」を市民向けと子どもにかかわる機関の職員向けの2つを実施していました。 市民向け講座では、子どもが言うことを聞かず、子どもをどなったり、たたいたりしてしまう。叱る回数を減らしたいといった悩みを持つ親御さんを対象に、しつけに関する親子の負担軽減や児童虐待の予防を目指しております。 また、市内の子育て機関の職員を対象とした講座では、相談や支援にとどまらず、実践を取り入れることで、各機関の職員のスキルが向上することを目指しております。 本市でも、怒鳴らない子育て練習講座、現在は「そだれん」から「ほしつメソッド」に訂正をお願いいたします。ほしつメソッドを実施する考えはないか伺います。 次に、認知症施策の推進について質問します。 認知症の高齢者の数は2025年に約700万人。65歳以上の5人に1人の割合に達すると推計されています。 3年前、政府は認知症施策推進のための総合戦略新オレンジプランを策定しました。このプランでは、認知症の方が地域社会の一員として活躍できるよう、従来のお世話型支援から、意思と能力を尊重する寄り添い型支援への転換を促しています。 認知症の高齢者が屋外へ出かけようとした際に、それを感知して、家族などに通報する機器GPSシステムとして、認知症老人徘徊感知器があります。本市でも、徘徊模擬訓練に認知症老人徘徊感知器の活用を推進する考えはないか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  竹下議員のご質問にお答えします。 1問目のJR駅前の再開発と活性化についての1点目の1番目のご質問にお答えします。 帖佐駅からイオンタウン姶良までの道路は、一般県道松原帖佐停車場線と下手山田帖佐線であり、都市計画道路帖佐駅三拾町線として駅前広場とともに都市計画決定されています。 この区間は、現在のところ、県の「ふれあいとゆとりの道づくり事業」により、旧国道10号から現在の国道10号までの間で、歩道の高質化などのリニューアルが計画されており、先日、測量設計委託業務を発注されたところであります。また、市においては、本年度から帖佐駅前広場の基本計画を策定し、駅前広場の整備を進めていく計画としています。 そのほか、官民一体となった事業等については、今後、庁内にプロジェクトチームを編成し、職員から多くのアイデアを集めながら、検討を進めていきたいと考えています。 2番目と3番目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 加治木駅は、本市のJR5つの駅の中で最も乗降客の多い駅であり、さらに、国道10号まで道幅も広い市道駅前大通線があるなど、可能性を秘めた地域であると考えております。 また、重富駅は、鹿児島市方面からの入り口であるとともに、駅前からは錦江湾や桜島など、雄大な景観を望めることから、観光拠点としての整備が必要であると考えております。 いずれの駅も、駅を中心としたまちづくりを推進するため、今後、地域の皆さんとしっかりと語り合い、活気ある駅前にしていきたいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 自転車は、環境にやさしく手軽な乗り物であることや、健康志向の高まりなどを背景に利用者が増加しています。しかしながら、自転車が車両である意識が希薄化し、歩道での危険な利用などによる歩行者との事故も多くなってきています。 このようなことから、歩行者や自転車双方が、安全で快適に通行できるように、自転車専用レーンなどを設置する自治体もふえてきています。 本市においても、自宅から駅まで多くの方が自転車を利用されていますので、今後、自転車専用レーンの設置など、自転車通行空間の確保について調査、研究してまいりたいと考えております。 なお、帖佐駅からイオンタウン姶良までの区間のうち、旧国道10号から現在の国道10号までの間の県道のリニューアル計画について、自転車通行帯を設置できないか、検討を依頼したところであります。 3点目のご質問にお答えします。 両面改札口については、駅への道路の接続が条件となりますので、今後、駅周辺の整備と一体となって検討する必要があります。さらに、改札口そのものの整備は、JRにおいて行うことから、JRとの協議も必要になってくるものと考えております。 次に、2問目の住民ニーズに合った予約型乗り合いタクシーの実施についてのご質問にお答えします。 本年2月から3月にかけて、新留地区において予約型乗り合いタクシーの試験運行を実施しました。これを受けて、本年10月から予約型乗り合いタクシーの本格運行を実施するため、5月に開催しました市地域公共交通会議で事業の承認をいただき、本定例会に補正予算を計上しているところであります。 2016年度に策定しました市地域公共交通網形成計画に基づき、現在、市街地におけるバス路線の新設や見直し、また、中山間地域における予約型乗り合いタクシーの導入など、それぞれの地域に適した移動手段について検討しています。 市としましては、今後も地域の方々や利用者、さらに、交通事業者と協議を重ね、利便性の向上と利用拡大につなげてまいりたいと考えております。 次に、3問目の子育て支援についてのご質問にお答えします。 茅ヶ崎市での子育て支援の取り組みについては、平成25年第4回定例会の一般質問において、議員からご質問をいただいていたことを職員から確認しているところであります。 市におきましては、保健師や栄養士、保育士、子育て支援員など、母子保健事業や子育て支援事業などに従事するスタッフが、子育ての各種研修会を通して、子どもの褒め方や叱り方などの接し方を含めた技術を習得しております。 また、母子健診後の保健指導、相談業務や保育園、子育て支援センターなど、保護者の身近な所で子育ての悩みに寄り添う支援に取り組んでいます。 さらに、本年度は、子育て支援センターや子育て広場のスタッフを対象とした子育て支援の研修会の実施、子ども相談室の設置、また、妊娠から子育てまでの切れ目のない支援を行うために、助産師や臨床心理士のスタッフを増員し、母子包括支援チームとして活動を開始しました。 市としましては、ご提案いただいた活動も十分研究しながら、子育ての悩みに寄り添い、保護者が安心して子育てができる支援策に取り組んでまいります。 次に、4問目の認知症施策の推進についてのご質問にお答えします。 本市においても、新オレンジプランに基づき、認知症サポーター養成講座の実施や、認知症初期集中支援チームの設置などの各種施策に取り組んでいるところです。また、2012年度からは、徘徊模擬訓練を実施しており、現在は、校区コミュニティ協議会や介護保険事業所などで主催される場合も協力させていただいています。 徘徊感知機器については、昨年度、松原なぎさ校区コミュニティ協議会が実施された徘徊模擬訓練において活用されており、本年度の訓練においても、その活用が計画されています。 市としましても、今後、徘徊模擬訓練などにおいて、徘徊感知機器の効果的な活用を図っていきたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆2番(竹下日出志君) 1点目のJR駅前の再開発と活性化について再質問いたします。 駅前の再開発と活性化については、「官民一体となった事業等については、今後、庁内にプロジェクトチームを編成し、職員から多くのアイデアを集めながら検討を進めたい。」との答弁でありました。 そこで、JRを利用する高校生からの意見やアイデアを集めるために、庁内職員で編成されるプロジェクトチームに高校生も採用して、若者の意見もまちづくりに生かす考えはないか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) 今のところ、高校生や中学生を、このプロジェクトチームに入れてというのは考えておりませんが、そのプロジェクトチームで、そのアイデアを出すために、高校生や中学生の意見を収集するという方法はあり得ると思います。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 重富駅は、鹿児島方面からの入り口であるとともに、観光拠点としての整備が必要であると考えておられます。「駅を中心としたまちづくりを推進するために、今後、地域の皆さんとしっかり語り合い、活気ある駅前にしていきたい」との答弁でありました。 重富駅は、住民の念願である道路や北側の改札口の整備を粘り強く推し進めるために、語る会についてはどのように考えておられるか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) 重富駅につきましては、駅の前に非常に更地が多く、かつての栄えていた時期に比べては、非常に寂しい風景になっている。そして、県と鹿児島市から来た時の姶良の入り口という重要な役割。それと、今、答弁でも述べました桜島や錦江湾を望む非常に景勝地であるということも含めまして、どうしても活気ある駅前にしていきたいと思っているところでございます。 そこに住まう住民の方々のお気持ち、そして、民間所有地も多くございますので、そのあたりのところのどういった方向性を持っていくのかというのは、十分に協議しながら、重富駅の活性化に向けて動き出したいと思っております。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 市内5駅周辺の通勤、通学時の安全対策として、自転車専用レーンの設置について再質問いたします。 「自転車通行空間の確保について調査、研究する」との答弁でありましたが、そこで、市内5駅周辺の自転車の駐輪場の状況について、各駅ごとの駐輪場の収容能力台数を伺います。 ◎総務部次長兼財政課長(米澤照美君) お答えいたします。 JR、まず、加治木駅前ですが、収納能力台数といたしましては、自転車・原付含めまして300台。それから、錦江駅前駐車場でございますが、自転車・原付含めまして130台。それから、帖佐駅第一駐車場でございますが、自転車・原付含めまして750台。次に、帖佐駅第二駐車場ですが、自転車・原付含めまして280台。次に、姶良駅第一駐車場ですが、自転車・原付含めまして712台。次に、姶良駅第二駐車場ですが、自転車・原付含めまして60台。次に、重富駅の駐車場ですが、自転車・原付含めまして450台。合計で2,682台となっております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 加治木駅前通りの自転車専用レーンの設置につきましては、駅前通りは広々としており、歩道も広くなって余裕があります。車の運転手から、自転車が車道を走行しているのを見ると、事故の心配があります。自転車専用レーンの表示があると、自転車の走行と自動車双方にとっても安全・安心が保たれます。 駅前本通り地元の方から、自転車専用レーンを希望する声があります。そこで、JR加治木駅前通りの拡幅された歩道の一部を、安全対策として、地元の方々と協議して、自転車専用レーンを設置する考えはないか伺います。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 自転車ネットワークに関するご質問ということで、国のほうでは、自転車というものにつきまして車両という取り扱いで考えております。昔は、広い歩道で歩行者と一緒に自転車も通れるという時代がございましたけれども、今でも国道10号はその形になっておりますけれども、その考え方ではなく、車道と一緒に並列して自転車を通行するという考えが主になってきております。 その考え方からいきますと、歩道ではなくて車道のほうに自転車を通行帯を設置するということが望ましいと考えております。 また、加治木駅前広場は広いということでのご質問でございますけれども、大きな目標といたしましては、国土交通省が定めます自転車ネットワーク計画というものを策定いたします。わかりやすく言えば、自転車でよく利用される施設とか、それから、駅もしくは地域間の連絡で自転車をよく使うと。そういったゾーンを設定いたしまして、国道・県道・市道も含めまして、自転車の通行空間を選定していくということになりますので、そちらのほうを、今後、研究してまいりたいと思っております。 その中での加治木駅の自転車通行帯も検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 「JR駅の両面の改札口は、駅への道路接続が条件となり、今後、駅周辺の整備と一体となって検討する必要があります。改札口の整備は、JRとの協議も必要となる。」との答弁でありました。今後、行政、JR、市民との協議会設置は考えられないか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) JRとの協力はどうしても必要になってきますので、JRの協議は当然必要になってくると思いますが、まずは、その地域のどれだけ改札口が必要か。ニーズがあるかということも含めて。 そして、逆側の改札口のないところに改札口をつくるわけですから、そこの地域住民の方々との十分な話し合い、協議が必要になるので、そういった場というのは設けることは必然かと思います。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 姶良市の地域公共交通網形態計画では、事業者とヒアリング調査で、鉄道事業者からの意見として、帖佐駅、姶良駅、錦江駅については南側に、重富駅、加治木駅については北側に改札口を設置してほしいとの要望があります。駅から地域の観光情報については、観光マップを設置している程度でありますということであります。 そこで、鹿児島市では24時間いつでも利用可能な、すぐに乗れるコミュニティサイクル「かごりん」を貸し出しております。本市でも、コミュニティサイクル、自転車を5つの駅で貸出する考えはないか伺います。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 レンタサイクルの利用につきましては、エコの観点からも非常に重要なことだと考えます。また、まちめぐりの手法としても用いれると思っております。 したがいまして、その利用状況、それから、効果等につきまして研究・検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 次に、住民ニーズに合った予約型乗り合いタクシーの実施について再質問いたします。 昨日、夕方のニュースで、肝付町の人工知能AIで配車を管理する乗り合いタクシー実証運行の報道がありました。また、けさの南日本新聞では、1面に記事が掲載されておりました。 人口減少や高齢化が進む地域の交通手段を確保しようと、AI人工知能を活用して、効率的に走行ルートを決める乗り合いタクシーの運行実験が肝付町ではじまりました。運行実験は、NTTドコモなどが開発した人工知能を搭載した乗り合いタクシーで行われています。 肝付町では、運転免許証を自主返納された高齢者や、バス停まで遠い場所に住んでいる人などの交通手段の確保が課題となっております。今回、導入された乗り合いタクシーは、自宅まで車が迎えに来てくれ、ほかの利用者の乗車場所や目的地との関係をAIが計算して、最も効率的な走行ルートを割り出すシステムが導入されております。 1回の利用料金は200円に設定されております。肝付町の永野町長は、町民の利便性を高めて、過疎化が進んでも安心して暮らせるようなITを使ったまちづくりに取り組んでいきたいと話しておられます。 本市でも、現在、乗り合いタクシーを要望されています。加治木地区の竜門校区コミュニティ協議会や、姶良地区松原から山野地域で、バスが運行していない場所へ予約型乗り合いタクシーの試行運転できるように、市地域公共交通会議に提案する考えはないか伺います。
    ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 引き続き、そのデマンド交通につきましては、利用者の方がより利便性を享受できるように、その仕組みづくりと、それから、今、ございました肝付町の例もありますが、システムにつきましても充実を図ってまいりたいと思います。 特に、中山間の方につきましては利用しやすく、多くの自治体がこの制度を導入しておりますので、その観点からも本市のおきましても、引き続き、その拡大には努めてまいります。 それと、今、議員の仰せのとおり、姶良市地域公共交通会議が、それを議論する場でございますので、その場におきましては、現在、その提示は行っておりますが、引き続き、検討を行いまして、実現に向けて行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 次に、3番目の子育て支援について再質問いたします。 本年度は、子育て支援センターや子育て広場のスタッフを対象とした子育て支援の研修会を予定されていますが、神奈川県茅ヶ崎市でも実施しておりますほしつメソッド、褒める、叱る、伝える子育て練習講座を研修することはいかがでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 先ほど市長の答弁にもございましたとおりに、茅ヶ崎市で取り組まれております子育て支援方法につきましては、市の子ども、子育て支援にかかわっておりますスタッフの研修会等でも、子どもの上手な褒め方、それから、叱り方という手法で学ぶ機会を得ているところでございます。 また、子どもの褒め方や叱り方は、子どもの心の成長の土台になります。自尊感情や自己肯定感の育ちに大きく影響することからも、子どもの大事な視点として、スタッフの技術向上、それから、保護者支援に努めていきたいとは考えております。 ご提案いただきました練習講座につきましては、今年度、いろいろ研修会も検討いたしておりますので、その中で情報提供いたしまして、スタッフ間で研究を進めて、また、取り入れられるところから取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 平成25年の第4回定例会で「そだれん」を提案しましたが、教育長の答弁では、「教育委員会としては、家庭教育学級の充実や子育て手帳の活用方法を工夫することで、子育て悩みを持つ保護者への支援を推進しようと考えております。」との答弁でありました。 昨日の同僚議員の質問で、姶良市では4冊の子育て手帳を作成、配布しているとのことであります。幼児期編、小学校低学年1年から3年編、小学校上学年4年から6年編、中学校編の4冊を作成されておりますが、幼児期の子育てにつきましては、重要な課題であると考えております。 そこで、幼児の2歳から3歳児への子どもへの褒める、叱る、伝える子育て練習講座を実施することは、教育長、いかがでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 昨日の岩下議員のご質問にもお答えしましたけど、教育委員会が所管するというのは、どうしても学齢期以降になるもんですから、それ以前のものにつきましては、保健福祉部と連携して、これから取り組んでいかなきゃならない。0歳児から3歳児までの子育て手帳についても、今後、検討していかなきゃならないというふうに申し上げたとおりでございます。 子育てのやり方としては、さまざまな手法があると思います。本市が取り組んでいることが、他市に引けをとっているとは思っておりません。子育て基本条例に基づいて、さまざまな施策を展開しておりまして、その手法につきましては、全国からいろいろな市議団が視察に訪れて、昨年だけでも9市が訪れております。 そういう意味で、我々としては、「そだれん」が上等な方法だと思っても、思ってないということじゃないんですけど、それはそれとして、尊重されるべきであろうと思いますけど、だからといって、それを模倣するとか、そういうことは、今のところ考えていないということであります。 0歳児から3歳児までについては、これから別途組んでいかなきゃならない課題だというふうに思っております。 ◆2番(竹下日出志君) 最後の認知症施策の推進について再質問いたします。 本市の防災行政無線を活用した、行方不明の捜索が行われております。平成28年、29年、30年現在の行方不明者の捜索件数。また、消防への行方不明捜索について、件数と消防団出動回数、消防団の出動経費について伺います。 ◎消防長(福ケ迫勇二君) お答えいたします。 消防団の行方不明の出動件数ということでございますが、現在、消防は、警察と協力して行方不明捜索をしております。ただ、この件数と申しますのは、今現在、非常にスピーディな発見が多くなっておりまして、市長が、今、申された認知症サポーター養成講座とか、ここら辺の効果が出ていると思いますので、この件数につきましては、消防が覚知した件数でお答えさせていただきます。 平成28年が18件でございます。内認知症が9件。消防団の出動回数が2回で37名出動しております。経費が18万5,000円要っております。 平成29年が14件、内認知症が8件。消防団の出動回数が1回1分団で15名。これ7万5,000円経費が要っております。 平成30年につきましては、現在まで5件の件数で、認知症といわれた方が3件、1回2分団の52名が出動しております。これ26万円経費が要っております。 以上でございます。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 市におきましては、行方不明捜索活動の中で、家族及び関係者のほうから依頼があった場合に、早く発見できますように、市の防災行政無線並びに防災名簿を活用しております。 それで、件数におきましては、行方不明捜査の件数とは若干違いますが、平成28年度は、防災行政無線並びにメールともに4回活用しております。 また、平成29年度は防災行政無線並びにメールともに3回、並びに29年度からはコミュニティFMが開始されておりますので、コミュニティFMへの3回提供しております。 また、30年度はゼロ件でございます。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 認知症を早期に発見する施策としまして、現在、姶良市のホームページでも心の体温計を掲載しておりますが、同様に、ホームページで認知症チェッカーを掲載している自治体もあります。 本市でも認知症予防対策として、ホームページで認知症チェッカーを掲載する考えはないか伺います。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 認知症チェッカーにつきましては、以前から活用についての議論をいただいているところなんですけれども、今現在、チェッカーそのものにつきましては、まだそのものをつくっているわけではございませんけれども、私どものほうに認知症ケアパスという形の認知症の方々に対するいろいろなマニュアル的なものの冊子をつくっている広報をホームページ上で公開しておりまして、その中にチェッカー的なもの、チェック的なものの欄を入れて、見ていただいているというところでございます。 ご意見いただきましたチェッカーにつきましても、このケアパスを運用しながら、また、考えていきたいと思います。 ◆2番(竹下日出志君) 徘徊する高齢者を抱える家族にとっては、徘徊感知器は大変喜ばれる機器であると考えます。 そこで、本市では徘徊行動される方の数は把握しておられるか伺います。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 徘徊という形では多々あろうかと思うんですけれども、数字的に出てない部分もあろうかと思います。 実際、助け合いシート等で見つかったと、徘徊によって見つかったという数が、認知症関連で、28年度で20人、うち助け合い協力シートで登録者が5名という形で、29年度は10人、協力シートによるものが4人ということになります。 ◆2番(竹下日出志君) 本市でも認知症の方で徘徊される方がおられることがわかりました。 最後に、市長にお伺いしますが、7月8日の日には松原なぎさ校区コミュニティ協議会で徘徊模擬訓練が実施されます。徘徊感知器も活用されるとのことであります。 徘徊する高齢者を抱える家族が、多く参加されるように周知する考えはないか伺います。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 徘徊模擬訓練につきましては、本市におきましては、平成24年度から認知症高齢者徘徊SOSネットワーク事業ということで開始しております。 現在、校区コミュニティ協議会や介護保険事業所等が主催し、我々市職員もスタッフとして参加しながらやっているところですので、ここについては、周知については広めていきたいというふうに考えます。 ◆2番(竹下日出志君) ことしも8月8日の日には本市の中学生、高校生がこの議場で第2回の若者議会が行われます。湯元市長、はじめての若者議会とは思いますが、中学生、高校生のまちづくりに対してのいろんな提案がなされますので、今後、まちづくりに生かしていただくように要請して、質問を終わります。 ○議長(森川和美君) これで、竹下日出志議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午後2時00分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後2時06分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、1番、新福愛子議員の発言を許します。 ◆1番(新福愛子君)     登      壇  皆様、こんにちは。お疲れさまでございます。 議席番号1番、新福愛子でございます。私は、姶良市議団の一人として、さきに通告しました3つの項目について質問いたします。 はじめに項目1、防災・減災の視点に立った通学路等の総点検について。 6月18日の午前7時58分ごろ、大阪府を中心に震度6弱の地震が発生しました。5人が犠牲となり、421人が負傷、住宅被害は8,089棟、朝の通勤、通学の時間帯であったことで、通学途中の小学4年生の女児と、通学の見守りボランティアに向かっていた高齢男性のお2人が倒壊したブロック塀の下敷きになって、尊い命を落とされました。 そこで要旨(1)過去の一般質問の中で校区コミュニティごとの危険箇所の点検について提案をしましたが、その後、具体的な検討があったか。 要旨(2)今回の痛ましい死亡事故を受け、教育委員会ではどのような協議や検討をされてきたか。 要旨(3)防災、減災の視点に立った学校施設や通学路等の総点検を実施すべきと考えるがどうか。 次に、項目2、ロタウイルスワクチンの助成事業について。 ロタウイルスは、5歳未満の乳幼児におけるウイルス性胃腸炎の主な原因微生物です。5歳までにほぼ全員の小児が感染し、胃腸炎を発症することが知られています。日本では毎年冬から春にかけて流行が見られ、ロタウイルス感染症に対すると特異的な治療法がないため、ワクチン接種による発症予防が唯一かつ最も重要な感染制御のための方策と言われております。 ただし、定期接種化については検討中であり、任意接種となっておりますが、鹿児島市、薩摩川内市、伊佐市をはじめ県内でも市単独でワクチン予防接種費用の助成を行う自治体がふえております。 子育て世代の流入人口が増加する本市でも、助成への期待が高まっておりますが、現状と課題を問います。 最後に、項目3、市営住宅における連帯保証人制度について。 市民からお受けする相談の中に、市営住宅にかかわるものが多くあります。特に、入居の際に求められる連帯保証人2名を確保することが困難な方からの相談がふえております。 今回、民法の一部を改正する法律により債権関係の規定の見直しが行われ、市営住宅における連帯保証人制度の運用見直しが図られるようです。この民法改正を踏まえた公営住宅の入居に際しての取り扱いについてという平成30年3月30日付国土交通省住宅局住宅総合整備課長通知について。 1点目、通知の内容。 2点目、本市の対応。 3点目、連帯保証人の要件を廃止する場合の課題について伺います。 以上です。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  新福議員のご質問にお答えいたします。 なお、1問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 2問目のロタウイルスワクチンの助成事業についてのご質問にお答えいたします。 ロタウイルスワクチンの定期接種化については、厚生労働省内の審議会で協議が重ねられていますが、副反応発生状況の分析・評価や医療経済的な評価について、まだ未解明な点があるとの認識から、引き続き検討されており、定期接種化には至っておりません。 しかしながら、ロタウイルスワクチンの全国平均接種率は45%に達しており、任意接種への公費助成を行っている自治体が増加傾向にあります。現状において、定期接種化されていないという課題はあるものの、子どもの健康を守ることや、保護者の経済的負担の軽減、治療に要する医療費助成の観点からも、予防医療は極めて重要であると認識しています。 市としましては、今後、関係機関とも協議を行い、ロタウイルスワクチン予防接種の公費助成に向けて検討してまいります。 次に、3問目の市営住宅における連帯保証人制度についての1点目から3点目までのご質問については、関連がありますので一括してお答えいたします。 本年3月の通知は、2020年4月1日の施行が予定されている債権関係の民法改正法に伴うものであり、個人根保証契約の極度額の設定や、保証人の請求による債務の履行状況に関する情報提供などでございます。 市としましては、民法改正法に伴う極度額の設定や、連帯保証人の取り扱いなど、さまざまな方向から検討する必要があるため、県及び近隣市の状況も踏まえながら、検討してまいりたいと考えております。 また、連帯保証人の要件を廃止する場合の課題については、入居者の緊急時の対応する方がいなくなること、家賃滞納への対応や、その保証をしてもらう方がいなくなることなどが考えられます。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目の防災・減災の視点に立った通学路等の総点検についての1点目から3点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 市教育委員会におきましては、先月18日に発生しました大阪府北部地震発生の翌日に、市内全小・中学校と、公立幼稚園の敷地内にあるブロック壁の有無やブロック製の投的板の有無、その高さなどについて調査を実施しました。 調査結果に基づいて、ブロック製に限らず、高い壁や長い壁がある箇所については、教育委員会の専門的技術者が現場診断を行い、危険性の高い2か所については、建築基準法の規定に適合するよう、早急に補修工事を実施したところであります。 市教育委員会としましては、学校施設はもとより、社会教育施設などにおいても点検を実施したところであり、今後、必要に応じて補修工事も行っていきたいと考えております。 また、学校の通学路の点検については、多くの時間を要することから、子どもたちに被害の及ぶことのないよう早急な点検に努めたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆1番(新福愛子君) それでは、再質問に入らせていただきます。 この春、私たち公明党では、全国3,000名に及ぶ国会議員と地方議員が総力を挙げ、一斉に100万人訪問調査運動を展開いたしました。 子育て、介護、防災、中小企業の4分野にわたる訪問調査でございます。山口代表を先頭に膝詰めでお一人おひとりお顔を見ながらご意見を、そして思いを聞かせていただきました。 その中で、今回私は防災について、そして子育てについて質問をさせていただきます。 それでは、項目1についてでございます。 ご答弁によりますと、市教育委員会では、発生の翌日には全小中学校と公立幼稚園の総点検を済まされたという確認ができました。早々の対応に感謝申し上げます。その結果に基づきまして、教育委員会の専門技術者が保守点検を行って、そして危険性の高い2か所について建築基準法の規定に適合するよう早急に補修工事を実施したところですというご答弁をいただいております。 ここで専門技術員とは、具体的にどのような資格をお持ちになっておりますでしょうか。そして、何名いらっしゃいますでしょうか。 ◎教育部次長兼教育総務課長(谷山浩君) お答えいたします。 姶良市では、建築士免許を有した技術職員が学校現場に出向き、適正な確認作業を行っておりますが、職員が2名でございます。建築士免許を有した職員が2名、教育委員会の教育総務課のほうにおります。 ◆1番(新福愛子君) それでは、補修工事をされた危険性の高い2か所とは、どこの学校だったんでしょうか。 ◎教育部次長兼教育総務課長(谷山浩君) 1つ目の施設は帖佐小学校の東側、市道境、これは給食室の裏側になりますけれども、高さが85cmの石積めの上部にブロックが4段積みでございます。高さが1.65mということでございます。 順番が前後しましたが、建築基準法施行令の第62条でブロック塀の高さは原則2.2m以下となっております。内部を鉄筋で補強することになっておりますが、また、高さが1.2mより高い場合は、直角方向に控え壁を3.4m以下ごとに設けることとされております。 先ほど申しました帖佐小学校のこのブロックが高さが1.65mということでございました。目視で危険な状態であると判断しまして、早急にブロック部分を撤去したところでございます。 また、2つ目の施設は加治木幼稚園北側の柁城小学校との境の壁になります。高さが1.6mで、この場合、控え壁も設置してあったんですけれども、控え壁の間隔が4.8mということで、基準は3.4でしたので、これも上部2段を撤去いたしまして、高さが規定に合うように工事をしたところでございます。いずれも6月23日に撤去したところでございます。 ◆1番(新福愛子君) 教育委員会関係の対応について確認をさせていただきました。 今回の惨事は最も安全であるべき学校施設と通学路で起こったということです。はじめに基本的な確認をさせていただきますが、質問を通学路等とさせていただきました。そのことで何を言いたいかと言いますと、市道とか、そしてまた姶良市が責任を持つべき公共施設についても、関連として聞かせていただきます。おわかりにならなければ結構でございますが、とりあえず両方について確認を進めてまいりたいと思います。 それでは、建築基準法施行令では、ブロックの高さを2.2m以下に制限となっております。今の教育委員会のご答弁にありましたように、このほか学校施設、また社会教育施設には、この基準を超えているものはもうないか。再度確認をお願いいたします。 ◎教育部次長兼教育総務課長(谷山浩君) 教育施設関係で申し上げますと、まず先ほど申しました学校、幼稚園関係であれば小学校17校、中学校5校、幼稚園4園でございます。そのほか、こちらにつきましては、先ほど申しました2施設につきましては、処理は終わっているということでございます。 それから、保健体育の施設、給食室別棟とか給食センターなどですが、これら7施設、社会教育施設が椋鳩十文学記念館とか、公民館等、これが6施設でございまして、いずれも高さにつきましては、問題ございませんけれども、ひび割れが細かいものがあるところがございまして、こちらにつきましては、順次、補修工事をしていくということになっております。 ◆1番(新福愛子君) 先ほどちょっと聞き漏れたんですけれども、既に対応を終えた2か所、この補修工事費をこれはどのところから捻出というか対応されたのでしょうか。費用的な問題です。 ◎教育部長(竹下宏君) お答えします。 現在、学校のブロック塀の撤去に際しましては、学校の維持補修の費用がございますので、そちらのほうを前倒しをした形で使用させていただきました。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) それでは、市のほうにまいります。 市の公共施設等には、この基準2.2mを超えるものというものはないというふうに認識してもよろしいでしょうか。 ◎総務部次長兼財政課長(米澤照美君) お答えいたします。 市の公共施設につきましては、先週6月27日に今回は教育部が先行して調査した形になりますが、そのほかの市内の公共施設の既設ブロック塀の安全点検調査ということで、6月27日に施設所管課の部長、課長に集まっていただきまして、説明会を開催いたしました。その後、各所管課のほうで点検内容といたしましては、まず第一段階の調査になったんですが、地盤からの高さを測ったり、あと高さに関係なく傾きやひび割れ、ぐらつきがないか、それと控え壁等のあり、なし等も含めて施設所管課のほうで第一段階の調査として点検をしていただいたところであります。 それから、この調査が先週金曜日まで一応予定では点検をするということで、今週になりまして、一応所管課のほうから、ちょっと疑義があるようなものとか、そういったものを出していただきましたところ、教育総務課を除いた施設箇所で言いますと、92件の今疑義があるところが報告があります。そして、今週、昨日から建設部の建築住宅課の職員のほうで、この疑義のある92か所を個々に回っていただくという点検作業を現在行っているところであります。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 大阪の地震を受けまして、私ども姶良市においても、適切に点検が始まったと。そして、92件のこれちょっと心配だなというところが市のものでも、今、挙げられてきたというところで、今後、具体的な本当の点検、対応策について進んでいくものというふうに理解いたします。 とりあえず、先々の用心ということでもないんですけれども、やはり事が起こってからでは、今回のような悲惨な事故も起きるわけでございまして、本市も適切に総点検を進めていただきたいということを願っております。 今回の地震では、学校の外構部分にあたる塀の危険性があらわになりました。学校のブロック塀も含めて、体育館の非構造部材などの耐震化も総合的に点検を進めるべきだと思いますが、その方面は、今、点検はどのようになっておりますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 体育館などの天井など、いわゆる非構造部材については、もう全て点検は終わっておりまして、耐震化は全て済んでおります。 ◆1番(新福愛子君) この非構造部材についても、かつて私も質問をさせていただきましたが、全て点検が済んでいるということで安心いたしました。 次に、通学路のブロック塀などの総点検、調査を速やかに行い、危険な場所については、通学路の変更や立入禁止といった措置を早目に徹底すべきと思いますけれどもいかがでしょうか。 ◎教育部次長兼教育総務課長(谷山浩君) 通学路に関する件でございますけれども、先月26日に校長研修会におきまして、今後も学校敷地内の施設等の検査、確認を定期的に行い、危険箇所があった場合は児童、生徒が近づかないように指導を徹底するとともに、早急に教育委員会のほうへ連絡するように通知したところです。 また、各学校では簡単な通学路の確認を実施しております。 また、通学路においては、スクールガードリーダや見守り隊の方々、自治会の方々と連携を図りながら通学路におけるブロック塀や屋根瓦、自動販売機、ガラス、外壁、電線等の落下物や転倒物、液状化や隆起するマンホールなどにも注意も踏まえた通学路の確認をお願いしているところです。 今後は、確認した通学路の危険箇所について、通学路の安全マップに落とし込みを実施して、児童、生徒への指導に活用していきたいと考えているところです。 ◆1番(新福愛子君) その上で通学路の確認、これは、これまでの一般質問で同僚議員が質問をされていた部分ですが、2つちょっと確認をさせてください。2か所。 県道栗野加治木線、ちょうど新道交差点のところなんですけれども、あそこに危険な家屋があるということで、何とか対応できないかということが1点出ておりました。 もう1点が加治木高校の並びの護国神社の石塀です。石垣というか、それについての対応も質問に出ておりました。この件ついて、その後、どのような状況になっておりますでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) 護国神社前の石垣の件でございますが、昨年度、石垣を膨らましていたクスの除伐を行いまして、その部分がとまったことから、昨年度のうちに柁城小学校については、もとの通学路という形で石垣側のほうで下げていたものを戻したということになっております。 以上であります。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。県道栗野加治木の新道交差点の住居でございますが、県道敷でございますので、県のほうと詳細を詰めておりますので、担当課長のほうから報告させます。 ◎企画部地域政策課長(原口浩幸君) 地域政策課原口です。よろしくお願いします。 新道交差点角の危険な家屋につきましては、4月の初めに姶良・伊佐地域振興局のほうに出向きまして、フェンス等ができないかどうかということを、今、協議をしている最中です。引き続き、地権者の方につきましても、早くどうにか安全な措置をしてくれというふうなことで、一応通知かれこれ等をやっている最中でございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 護国神社のほうは了解いたしました。 クスノキの根が原因であのような状況になっていたんですね。では、伐採されたということですので、一番、小学生、高校生たくさん通るところですので、心配されていた方も多かったですが安心いたしました。新道交差点のほうは、いよいよ進んでいることも確認いたしました。ただ、本当あそこは、全くの通学路ですので、早目に今回の地震がありましたし、もうちょっと急いでおけばよかったと、そんなことがないようにしていただきたい。振興局とも、また連携とりながら、スムーズに迅速に対応進むことを願っております。 そして、また、もう1点、柁城小学校のほうにちょっと私けさ寄ってみたんです。柁城小学校の北側、裏側でございます。二、三段ありまして、上はフェンスなんですけれども、それがすごく長いんです。ずっと校舎沿いに、それが微妙に傾いているんです。こちらについて、どのような調査結果であり、またどのような対応をされようとしているのか、ここだけもう1回確認をさせてください。 ◎教育部次長兼教育総務課長(谷山浩君) 柁城小学校北側の高さ55cmのブロック塀のことだと思いますけれども、若干傾きが見られるということで、これにつきましては、順次改修していく予定でございます。把握をしているところでございます。 ◆1番(新福愛子君) その部分は、ちょうどすぐ民家との道路になっておりまして、あれがあのまま倒れると避難路としても、道路自体が完全に、フェンスですけれども上は、やはり下がちょっと脆弱な感じもいたしましたし、あの斜めぐあい、傾きぐあいは非常に微妙だなと、危ないなというふうに素人目にもわかりました。早急な対応を要請したいと思っております。 1978年の宮城県沖地震では、9人がブロック塀の倒壊により死亡されました。これがきっかけとなって、81年に改正された建築基準法施行令では、高さの制限が3m以下から2.2m以下に厳格化されました。しかし、2005年の福岡県西方沖地震と一昨年になりますか、16年の熊本地震でも、それぞれお一人の方がやはりブロックの犠牲となってお亡くなりになっております。 過去の教訓はなぜ生かされなかったのでしょうか。ブロック塀にも安全基準があることが一般に知られていないとした専門からの指摘もあります。市民の生命と財産を守ることが自治体の責務であるならば、学校施設はもちろんのこと、通学路や姶良市全体を対象に、こうした教訓の徹底が求められると思いますがいかがでしょうか。 ○議長(森川和美君) 答弁は誰がしますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 災害は自然災害は特に、人間の予想を超えた凌駕する災害が多くございます。しかし、行政が行うのは、それを見越して防災、いわゆる予防するのが役割だと思っております。過去の事例、そして悲惨な結果をまた後世に生かすためにも、そのようなことを教訓としてやっていかなきゃいけない。それを姶良市全体に持って行かなきゃいけないと思いますが、民間所有地もございますので、そういったところは所有者の方々と相談しながら、やっていかなきゃいけないと思っております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 市長の答弁いただきました。 私も過去に加治木保育園の商工会の隣にあるんですけれども、小さな通路、そこを通ってしか保育園に入れないんです。そこのちょうど入り口付近の通路が高いブロック、それこそセメント塀って言うんですかね、ブロックと言ってよかったんでしょうか。それがありまして、おじいちゃま、おばあちゃまが自転車に乗って送迎とかいらっしゃる。完全にその姿が見えなくなるくらいの高さでした。それについての相談が入りまして、勇退された地元の議員と2人で当局に打ち合わせに行き、そしてほどなくフェンスにかえていただいております。 そして、また、昨日同僚議員とお話をしていたら、重富小学校の校門の近くにも民家でそういったブロックがあったそうです。点検のときに、やはり、ちょっとお宅のこの塀はちょっと心配だからということでお声かけをされましたが、なぜ、そのうちの塀を私が私費、自分のお金を使ってやらなきゃいけないんだというような、最初そういった反応だったそうです。しかし、ほどなくご納得されて、ご自身で対応されたそうです。やはり、自助努力と言いますか、もし、自分の家のブロックでそういう事件が起きたときには、所有者の責任にもなると思いますので、ぜひ、市民の皆様に、今回このようなことで地震が起きましたいいきっかけだと思います。 もう1回、それぞれのご家庭の総点検をしていただき、そして、また改良できるところは費用も発生しますし、すぐにはできないところもあるかもしれませんけれども、市民の皆様にも、ぜひ、この辺の広報もしていただき、改良を前向きに検討していただく、そういった取り組みが必要だと思いますけれども、その辺の広報とか取り組みいかがでしょうか。 ◎総務部長(福留修君) この件につきましては、私ども公共施設の分だけではなくて、民間の個人の所有のブロック塀等につきましても、総点検をということで国を挙げて、そういう号令がなされております。先日、先ほど次長が皆様にご報告しましたように、全体の説明会を行った際にも、それを契機にホームページとそれから今月号の、今、発信させていただいている広報紙のほうにも個人所有の塀について、点検をいただきたいという旨の広報を既にさせていただいております。それをもちまして、高い塀を特にブロック塀をお持ちのご家庭の場合は、再度点検をしていただければというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 学校のほうの総点検を一昨日でしたか、どのような形でということでの質問が関連として出ておりました。教育長は夏休みに教職員の皆様がちょっと比較的時間ができる夏休みを考えているようなことを若干答弁されたわけですけれども、この通学路の総点検、地域の総点検と言いますか、もう少し具体的に、先ほどもちょっと次長からあったわけですが、もう一度その点検の内容について時期とご説明をお願いいたします。 ◎教育長(小倉寛恒君) 先ほど次長のほうから答弁いたしましたけれども、通学路というのは非常に多岐にわたるわけでございます。教職員だけでは、特に小規模校はとうてい賄えないということもございまして、いわゆる見守り隊の地域の方々や、あるいはいわゆるコミュニティの自治会の皆さん方の手を借りて、そして全体で何経路か学校で分けて、そして通学路点検をするようにと。内容的には、先ほど次長が申し上げましたように、自動販売機であるとか、あるいは倒れかかっている空き家はないのか、あるいはブロック塀の高い違法建築と思われるようなのはないのか、そういったものを全部集約して、学校の通学路安全マップの部分に落とし込んで、それを2学期以降子どもたちが安全にそこを回避して登校できるようにという取り組みをできるだけ早目にやってほしいということは、もう先月の26日の校長会で校長には伝えてございます。 ◆1番(新福愛子君) できるだけ早い時期にということで指示を出したということです。通学路と言っても、当然、私道や生活道路もあり、教育委員会だけの問題ではないと思います。そこで以前にも提案させていただいたとおり、また、答弁の中にも少しずつ出ておりましたけれども、校区コミュニティや自治会の皆様といった地域の力をお借りするといった方法をぜひとも検討すべきではないかと思っております。 地域の課題を地域の人が主体者となって携わっていくことが共生協働の地域づくりにつながっていくと考えますけれども、いかがでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 日ごろからコミュニティにおかれましては、子どもたちの通学路や危険場所につきまして、必要に応じまして点検をされ、報告や提言、もしくは要望をいただいております。現在、各コミュニティ協議会におきましては、組織内の防犯、安全、そういった部会を設置されまして、まちづくり計画、いわゆる校区振興計画でございますが、そういったものも取り組みがその中に盛り込まれておりまして、通学に関する子どもたちの安全につきましても、取り組みが進んでいると考えております。 さらに、今年度より市独自の取り組みとしまして、校区まちづくり補助金というのを新設いたしました。この補助金につきましては、活動の目的が広くしてございますので、ぜひとも、これらを活用されて積極的に地域の点検、それから見守りについてご活用いただくようにお願いするところでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 校区まちづくり補助金ということが出ました。地域を巻き込んでという提案もさせていただいているわけですが、この辺の校区コミュニティの役員の皆様とか自治会の皆様への広報、通知はどのような形でされますでしょうか。 ◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 校区コミュニティ協議会の連絡会がございます。その場を借りまして、周知していきたいと考えております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 了解いたしました。また、これはちょっと別な角度になってまいりますけれども、この的確な診断ができる有資格者の確保、そして登用というのが必要ではないかと思っております。 現在、姶良市の職員の中でこのような診断ができるそういった有資格者、教育委員会には2名ということでしたけれども、市全般として、この対応できる職員は何名ぐらいいらっしゃるもんでしょうか。 ○議長(森川和美君) 休憩しますか。 新福議員、答弁はやっぱり必要ですか。 ◆1番(新福愛子君) そうですね。後でも結構でございます。正確なところですね、じゃあ、続けます。 ○議長(森川和美君) じゃあ、質問続けてください。 ◆1番(新福愛子君) わかりました。それでは、その有資格者の人数はあともってご連絡いただければと思っております。いずれにしても、やはり先ほども林業のことで専門性を持った職員というようなお話も出ておりました。そういった資格を持った皆様が、今、いろいろなものがコンクリートの寿命も50年と言います。新庁舎の建設もありますが、既存の公共施設の再配置計画も含めながら、点検をしていくことが必要だと思っております。 専門性のある職員の登用とか、また採用も含めまして、今後具体的にそしてまた実効性のある市の対応ができますよう、そのような体制を整えていただくことを要請しておきます。 最後に再度、防災・減災の視点に立った通学路等の総点検について、市長の見解を問い、次の質問に入りたいと思います。 ◎市長(湯元敏浩君) 姶良市全体の防災については、もちろん最重要だと思っております。特に子どもたちが犠牲になる。子どもたちがけがをする。そういった被害に遭うといったことは極力避けなければいけません。これだけ被害が多くなっている日本全国の事例があるにもかかわらず、また、それが再来するということは避けなければいけないと思っています。 しかしながら、先ほど申し上げましたように、人間の予想を凌駕する、そういったものが自然災害だと思っております。それについての、この事後対策、そういったものもしっかりとしていかなければいけないなと思っております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) それでは、項目2に移りたいと思います。 あす7月6日がワクチンの日であるということを皆様ご存じでしょうか。1885年7月6日近代ワクチンの父であるフランス人科学者ルイ・パスツール博士が開発した近代ワクチン、狂犬病ワクチンが9歳の少年ジョセフ・マイスター君に接種されたことが起源になっているようでございます。 自分が病気にかからないために、もし、病気にかかっても重症化しないために、周りの人に移さないために自分や大切な人を守るためにワクチンの大切さを考える質問にしてまいりたいと思っております。 まず、ロタウイルスワクチン、答弁の総括といたしまして、前向きにこれは結びのところでは、接種の公費助成に向けて検討してまいりますということで、これは実現に向けた実行性のある検討というふうに私は受けとめました。その上で、なぜ、この公費助成が必要かということ、それをお伝えするにあたりまして4つの角度から考えてみたいというふうに思っております。 まず1点目がロタウイルスワクチンの接種率向上が姶良市の財政健全化策になるかという点でございます。このロタウイルスは世界中で乳幼児の急性重症胃腸炎の主な原因微生物で5歳までがほとんどかかって、5歳までにほぼ全員がロタウイルスに感染すると言われております。 そして6歳未満、つまり小学校に上がる前に約半数の子どもが外来受診をすると言われております。本市の6歳未満の子どもの人数は何名でしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 4月現在におきまして、未就学児という形で4,273人おります。 ◆1番(新福愛子君) それでは、5歳以下の子どもが初めてかかると重篤になりやすく、脱水症状や脳症を起こし、15人に1人が入院するとも言われております。先ほど6歳未満でしたけれども、これは特化して本市の5歳未満の子どもの数は何名でしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 申しわけございません。概数ではございますけれども、3,600人程度であろうかと思います。 ◆1番(新福愛子君) 私も一応調べてみたんですけれども、27年の国勢調査の人数をもとにちょっと考えてみたところでした。そうしますと、27年のときには、6歳未満は4,077名だったんです。姶良市は。この春だと4,273人ということで、姶良市が確実に子どもの数がふえているということを、この数字を持っても確認することができるかと思っております。 我が国における試算では、総直接医療費というのがこのロタウイルスですね、220億円に上ると推定されております。医療費以外の支出や労働力も含めたロタウイルス感染症による1件あたりの経済的損失額は、通院治療費で一般的にかかって、病院に行って治るまで、約5万717円、そして入院してしまいますと17万6,798円という。そして、全国では、総額540億円という数字が出ております。本市における経済的損失の試算、これは先ほどの6歳未満の人数とかで大体予測がつくそうなんです。 通院で5万幾ら、入院で17万幾らということなんですけれども、そういうふうに試算しますと、大体どのぐらいの損失を予想できるんでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 昨年度の新生児が630人とした場合に、その方が1年で試算しますと、70%接種して、今度ロタウイルスワクチンが大体2万5,000円から3万円程度ということでございます。その総額を見たところでいきますと、1,300万円程度という部分の数字が1歳ごとに出てくると思います。 ◆1番(新福愛子君) そうですね、1歳ごとだとそういうことになると思います。これも27年の数字をもとに試算してみた結果、姶良市においての損失額というのは、3,680万円というふうに出ております。 結論として、やはり、このワクチンの接種をすることによって、医療費を削減することができ、ロタウイルスワクチンの接種率向上というのが財政健全化、3,600万円って大きいと思うのです。今だともうちょっと数字が上がると思います。これは大きいと思いますけれども、健全化策につながっていくという予防こそ、最大の攻撃という形になると思いますけれども、このことはご理解いただけますでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) このロタウイルスにつきましては、生後6か月から2歳の乳幼児は多く、5歳までの大半の方が感染するということで、先ほども議員も申されましたけれども、そういう中で非常に感染率が高くて、市民の方が医療にかかるものが多いとなれば、その部分の数値を持って実態を考えれば、予防接種をすることの数値と比較しまして、市の財政的支出のほうが多ければ、経済的効果と言いますか、数値の差、それによって、予防接種の必要性というのも考えられるということになろうかと思います。 ◆1番(新福愛子君) 子ども医療費も議会からも何度も何度も質問も出て、そして、ようやく姶良市も小学生まで、そしてまた中学生にあっては、非課税世帯ということで医療費の拡充がなされ、本当に子育てのしやすい環境が整備されてまいりました。しかし、本当にこの医療費の削減を図っていかないことには、このありがたい制度もずっと続いていくということが厳しくなったら困ります。財政に対しても効果があるということを確認させていただきたいと思います。 次の考察なんですけれども、共働き世代、ひとり親家庭などの支援策になるという観点でございます。接種時期と詳細と、また費用、どのぐらいかかるのか、いま一度確認させてください。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 まず、接種時期なんですけれども、このワクチンにつきましては、ロタウイルスワクチンの中では、ロタリックスとロタテックという2種類がございます。ロタリックスが生後6週以降、1回目接種が生後14週6日までに行うことが推奨されていると、1回目がです。それから、24週の間に2回接種、接種1回あたり1万4,000円から1万5,000円、またロタテックというのが生後6週以降、1回目接種は生後14週6日までに行うことが推奨されて、その後、32週の間に3回接種いたします。 接種1回あたり9,500円から1万円ということで、どちらも合わせて、3万円程度の費用がかかるということになります。流行時期が2月から3月ぐらいということになります。 ◆1番(新福愛子君) このロタウイルスのワクチンなんですけれども、これは注射じゃないんです。口径、口からくっと飲ませるタイプでございまして、6週と言うと1か月たつかたたないかぐらいの赤ちゃんでございまして、もう親子共々大変な時期だと思います。実は、このときに1回目をやっておかないと、2回目もだめなんです。2回目も大体半年ぐらいまでの間に1回、2回を済ませなきゃいけないので、本当、産後疲れが出たり、そして、また赤ちゃんも本当に育ってくれるかしらって、首も座らない、むにゃむにゃした赤ちゃんを本当に大変な時期に2回接種をしなければいけないこのワクチンでございます。 昨日も地元の小児科医の先生にちょっとご意見をお聞きいたしましたけれども、ぜひ、接種してほしいんです。だけれども、高いんです。合計で3万円ぐらい。若い世代、本当3万円というのは大変だと思います。ですので、伊佐市は全額助成なんです。聞いてみると小児科医がないということだそうです。切実なる医師会からの願いがあって、全額助成ということになっているようでございます。 ですので、ぜひ、助成をしてあげてほしいという点もありまして、また一たび子どもが感染しちゃうと嘔吐、下痢すごいんです。もう上から下から、おむつもすごい量になります。そして、また保護者も仕事を休まなければいけません。若いお母様方が面接に行っても、お子さん小っちゃいんだから無理よって、よく言われると聞きます。この辺なんだと思います。ですので、やはり、保護者の皆様の就労、このこともしっかり守っていく。そういう視点で共働き世帯、ひとり親家庭などの支援策になるかという私も4つのこの論点を持って、今、お話を進めているわけですけれども、これも非常に効果があると。医療費だけなく、労働損失も削減することができるということをお示ししておきたいと思っております。 次の私自身の論点なんですが、小児科医療の質の向上に大きく寄与するかという点でございます。 小児救急医療は、本市にとっても大きな課題の一つです。子育て時代を振り返ってみますと、子どもは週末や夜間に向かって病状が悪化したものです。泣きたくなりました。それでも向き合ってくださるお医者様は、まさに地獄に仏。しかし、小児科医は全国的にも減少し、ドクターの疲弊が心配されております。小児科医もどんどんなくなっている地域もあります。ワクチン接種で罹患を回避し、または重篤化を抑えることは休日や夜間救急受診などを現象させ、小児科医の医療現場における負担軽減が図られると思いますけれどもいかがでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 小児科に関する問題につきましては、これまでも議論されながら、今からも課題になっているかと思います。小児科を標榜する医院もふえてきているところではございますけれども、未然に予防をするということについては、重要性を感じているところです。 ◆1番(新福愛子君) 最後の論点なんですけれども、子育て支援の施策に合致するかという本市の子育て支援の施策に合致するかという点で進めてまいります。この予防接種スケジュールを見ますと、1歳の誕生日を迎えるまでに任意接種も含めて、何と9種類のワクチン接種が必要なんです。ちょっと見えにくいかと思いますが、これがスケジュール表というようになっております。1歳がここなんですが、生まれてからこの間に、これだけのワクチンを接種しなければいけない。本当に大変な苦労だと思っております。その中には、任意接種も2種類、ロタウイルスと、あとおたふく風邪、これが入っておりますが、あとは全て定期接種ですので、しっかりと受けなければいけないものです。それでも、これだけのスケジュールがあると、本当に大変だろうなというふうに思っております。 現在、鹿児島県内でロタウイルスワクチンの接種費用の助成をしている市町はどのぐらいありますでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 昨年11月現在で確認するところでは、7市町村ございます。 ◆1番(新福愛子君) 具体的にお願い……。 ○議長(森川和美君) 続けてください。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 鹿児島市、枕崎市、薩摩川内市、伊佐市、さつま町、錦江町、大和村でございます。 ◆1番(新福愛子君) 来年度から、実は今6月議会でお隣、霧島市さんが中重市長が来年春からやりますと宣言され、新聞に載っておりました。日置市さんも、先日議会で21日でしたか、ありまして、このときに来年の4月から、このロタとおたふく、そしてインフルエンザ、この3つの半額助成を実施に向けて検討を進めているというふうに公表をされております。いよいよ、このような形でございますが、お陰様で本市は県内で十島村に並び人口がふえております。 特に、子育て世代の流入人口が突出しており、子育てならあいらとの評価が高くなっております。その意味で接種費用の助成が実現すれば、さらにきめ細やかで切れ目のない支援、安心の子育ての環境の拡充が図られ、本市の子育て支援の施策に合致するというふうに考えます。 以上、この4点について述べさせていただきました。早期に実現されることを切に、切に願っております。そして、また最後、子どもの中には、体質的にワクチン接種ができないお子さんもいらっしゃるそうです。ということは、そういう子どもさんのために、周りが病気にならないことなんです。これが大事だと思います。公衆衛生の観点、視点ということです。ここも大変な視点だと思っております。その上で、公費助成、姶良市でも早期に実現されることを最後強く訴えたいと思いますけれども、市長の見解を問います。 ◎市長(湯元敏浩君) 先ほどの答弁でもありましたように、予防接種の公費助成に向けて検討してまいるというのは、積極的な意味も含まれておりますので、ぜひ、前向きに検討していきたいと思います。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 期待しております。 それでは、最後の項目でございます。 再質問といたしまして、私もこれまでに保証人が2人揃わないということで入居できないんだというご相談を何回か受けたことがございます。大変に心苦しく、本当にできるものならば保証人になって差し上げたいという思いもありましたけれどもかないません。やはり、現在、保証人という言葉自体にもなかなかハードルが高い部分もございます。この現在の保証人に関する条件をお示しください。 ◎建設部長(徳部健一君) ただいまの質問につきましては、担当課長が答弁いたします。 ◎建設部建築住宅課長(有江浩文君) 建築住宅課の有江です。お答えいたします。 連帯保証人の条件につきましては、入居者と同等以上の収入がある方、独立した単一生計を営む方、そのほかの条件がございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 年齢とか収入とか、具体的に線引きというのがありますか。 ◎建設部建築住宅課長(有江浩文君) 姶良市におきましては、基本的には100万円以上の収入がある方を基準にお話のほうはさせていただいております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 年齢制限。 ◎建設部建築住宅課長(有江浩文君) 年齢につきましては、特には何歳までにということについては、設けてはおりません。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 決算になりますと、この住宅使用料の滞納についての質疑が毎年質問が出るわけでございますけれども、現在、姶良市のこの使用料の滞納額どのぐらいありますでしょうか。 ◎建設部建築住宅課長(有江浩文君) 滞納額につきましては、一応平成29年度の決算でございますが、年度でいけば一応531万円ほどでございます。全体的に累積に伴う滞納額につきましては、5,400万円ほどでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 5,400万円、多分この方々それぞれ理由もあられると思いますし、なんですが、保証人という方もちゃんといらっしゃるはずです。そこへの対応はどのようになっておりますでしょうか。 ◎建設部建築住宅課長(有江浩文君) 連帯保証人の方への対応でございますが、滞納が3か月過ぎた分につきましては、連帯保証人の方につきましては、一応催促書のほうをお送りしています。一応、催促書を送った上で入居者の方への指導をお願いしているような状況でございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) それでは、この連帯保証人がその責任をとられて、しっかりと支払われたこのような実績はどのぐらいありますでしょうか。 ◎建設部建築住宅課長(有江浩文君) 連帯保証人の方が払われた実績でございますけれども、一応基本的に窓口に来られて、滞納額を払われるということにつきましては、さほどないんですが、ただ、ときには入居者の方と一緒に来られて、うちが指導する中で一応適正な処理をしていただいていることはございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) あえて聞かせていただきますが、入居している間で保証人になっていた方が亡くなるという例もあると思います。そこは厳格にちゃんと補充していただくような、そういったことも求めておられるんでしょうか。 ◎建設部建築住宅課長(有江浩文君) 今、死亡者、もしくは連帯保証人を変更されたい場合につきましては、基本的に毎年4月納付書等と同時に、もしそういう変更でもあれば、必ず市のほうへ届け出をしてくださいと選定してということで、毎年通知を行っているような状況でございます。 当然、入居時におきましても、入居の案内の中でそういうことが発生しましたら、ちゃんと変更の届けを出してくださいということで、お話のほうは逐次させていただいております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) それに対して、真剣にきちっとそういうふうにされる方、全員の方がそのような対応をされておりますか。 ◎建設部建築住宅課長(有江浩文君) 市としましても、結構入居者の方が大体入居世帯が1,430世帯ほどございます。その中で逐次連帯保証人のそういう確認については、実際行っていないところでございます。ただ、もし、滞納とか緊急の連絡等がございましたら、その際に連帯保証人の方の一応確認を行いまして、そちらの方に連絡しているような状況でございまして、今のところ全体について把握しては実際おりません。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 多分そのようなことが実態ではないかなと、私の周りの方々を見ていてもそのような状況が推察されます。今、今回このような体制になったというのは、いかに現代社会が無縁社会と言いますか、孤立社会と言いますか親戚縁者にあたっても、保証人にもなってもらえない。そういった現代のやっぱりこの状況が今回の改正に至っているようでございます。 2020年4月1日の施行が予定されております。これをこの中で連帯保証人の要件を廃止する場合の課題について、何ですかということをお尋ねしたところ、入居者の緊急時の対応をする方がいなくなること。家賃滞納への対応やその保証をしてもらえる方がいなくなることなどが考えられますというふうにお答えになっております。ここについて、どのようなきめ細やかな対応を考えておられるのかお尋ねいたします。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 連帯保証人をとらないということで、極度額の設定をしないといけない。さらには、この極度額について、どなたが支払うというようなことになってきます。国のほうといたしましては、家賃債務保証業者、それからその機関保証等が今から設立される可能性があるということで、そのような動きを見込んでの対応をしなさいというご指導がございますので、我々もそういった対応をとっていきたいと思っております。 ◆1番(新福愛子君) 丁寧な対応を切に要請しておきたいというふうに思っております。当選したけれども、保証人がいないから入れない。そんなことが絶対に起きないような、そういった体制も整えていただきたいことを要請しておきます。 湯元市長のもと、姶良市の新たなステージを迎えた姶良市の新たなまちづくりが始まります。市長もご存じと思いますけれども、姶良市はやっと誕生した県内で一番若い市でございます。最後に市長の新市に向けるまちづくりの決意をお聞かせいただき、質問を終わります。 ◎市長(湯元敏浩君) 姶良市は鹿児島県のみならず、日本全国から非常に羨ましがられている非常に発展の可能性のある伸びしろのある市でございます。その市を必ず、伸びるための施策を打ってまいりたいと思っております。皆様方のご協力よろしくお願い申し上げます。 ◎総務部長(福留修君) 今、市長の締めの言葉のあとに申しわけございませんが、先ほど新福議員のほうから、通学路等の総点検のご質問の中で、姶良市の職員の中の建築士の資格者は何人いるかというようなご質問でございました。教育委員会を含め10名でございます。今後、退職者等があれば土木技術者を含め補充していくという考え方でございますので、そういう考え方でございます。 以上でございます。 ○議長(森川和美君) これで新福愛子議員の一般質問を終わります。 ここで暫く休憩します。10分程度とします。(午後3時10分休憩)
    ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時19分開議) ○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、4番、峯下洋議員の発言を許します。 ◆4番(峯下洋君)     登      壇  皆様、こんにちは。本日もお忙しい中、傍聴にお越しいただきましたサポーターの皆様、本日最後の質問者になりました。「仲間とつくろう誇れる姶良」をスローガンにいたしております議席番号4番、松原なぎさ校区、峯下洋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、通告書に従いまして質問に入ります。 質問事項1、選挙の総括と今後の対応について。 要旨1、4月に行われた市長・市議会議員の同時選挙では今回初めて18歳から選挙が行われましたが、各年代ごとの投票率を問う。 要旨2、昨年、若者議会を実施したが、投票率にその成果が見られたか。 要旨3、各投票所の投票率とその分析はなされたか。また、対策などは検討されたか。 要旨4、期日前投票の状況を問う。 質問事項2、施政方針4つのお約束について。 施政方針説明の際、全員が議場に入り切れないほどの傍聴者が来られたとのことで、市長に対する期待の大きさをうかがい知ることができました。そこで、次の4つのお約束について具体策を問う。 要旨1、公立大学法人短期大学の設立。 要旨2、まちづくりについての考え。 要旨3、子育て世代への支援強化について。 要旨4、生きがいのある姶良市について。 質問事項3、通学路整備について。 松原なぎさ小学校が開校して4年になるが、いまだに通学路の整備が不十分である。朝晩の見守り隊の方々も高齢になり、特に夏の日差しの厳しい時期は脱水症のおそれなどが懸念されるが、以下を問う。 要旨1、松原なぎさ小学校通学路の松原1号線と松原2号線の交差点への信号設置について。 要旨2、松原・十日町線の変形五差路の安全確保のための整備について。 質問事項4、災害時の体制及び避難所の環境整備について。 日本全国各地で風水害・地震のニュースが報じられている。我が市の対策は万全か気がかりである。特に、夏場・冬場などによって状況が違うと考えるが、以下を問う。 要旨1、有事の際の各施設の防災担当並びに市の職員の割り当てなどは明確化されていて、連絡手段などは確立しているか。 要旨2、避難所に指定している施設の環境について、避難者が大勢になると、夏場は熱中症も懸念されるが、電力の確保や暑さ対策は万全か。 要旨3、避難者に対する食事・トイレ等の確保は十分か。 質問事項5、スポーツ施設整備について。 年々健康寿命の延伸を意識して、高齢者のスポーツに対する意識が高揚していることはまことに心強く感じる。健康であり続けたいと願いグラウンドゴルフやソフトミニバレー、卓球、スポーツ吹き矢などで生きがいを見出している方々も多いが、以下を問う。 要旨1、前回提案したJA研修センターのグラウンド借り受けのその後の進捗状況について。 要旨2、重富の姶良体育センターは、換気や温度調整は満足のいくものになっているか。 以下、一般質問者席から伺います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  峯下議員のご質問にお答えします。 なお、5問目の2点目のご質問につきましては教育長が、また、1問目のご質問につきましては選挙管理委員会がそれぞれ答弁いたします。 2問目の施政方針4つのお約束についての1点目のご質問にお答えいたします。 公立大学法人による短期大学の設置は、高等教育の機会の増や人材育成の場の醸成、地域活性化等に加え、地域経済にもたらす影響など複合的な効果が期待できる、まさに県本土の中央部に位置する本市が取り組むにふさわしい事業であると考えております。 なお、具体策については、今後、組織体制等を整えながら時期を捉えご説明してまいります。 2点目のご質問にお答えいたします。 JRの主要駅前を整備することにより、賑わいを創出し、地域活性化につなげられるような施策を検討してまいりたいと考えております。 なお、検討にあたっては地域の皆様、関係機関・団体と一緒になって検討する場を設け、具体策を協議してまいります。 具体策につきましては、協議・検討の中で見出されたものや、私がかねてより考えているものを融合させ、まとまった段階でご説明してまいります。 3点目のご質問にお答えします。 本市の強みとしましては、子育て世代の方々が多く移り住まわれていることが挙げられ、この傾向を持続させるためにも子育て世代への施策を広く展開してまいりたいと考えています。 その一つの手法として、全天候型のこども館の設置を考えており、鹿児島市の「りぼんかん」のように子どもたちや保護者の方々を全面的に支援するワンストップ型の施設を目指してまいりたいと考えております。 私が描いているこども館は、風雨や降灰に左右されない屋内型の施設であり、この施設に子育て世代の方々が集うことで周辺にも賑わいが創出され、地域活性化にもつながる相乗効果も期待できるものと考えています。 なお、設置に際しては、市が運営する「あいあい」や「かじきっず」といった既存の子育て支援センターと民間事業所が運営する施設とが連携できるよう、今後、包括的な取り組みとして検討してまいりたいと考えています。 4点目のご質問にお答えします。 生きがいのある姶良市の主要施策は、健康寿命の延伸にあり、その具体策として大型グラウンドゴルフ場の設置を掲げております。 これは、市内にも愛好者が多くおられ、施設の利活用が十分に見込まれる施設であると考えているからであります。 なお、整備にあたりましては、多世代が集え、憩えるようなクラブハウスを併設したものとし、今後、具体的な規模や設置場所について検討してまいります。 次に、3問目の通学路整備についての1点目のご質問にお答えします。 ご指摘の建昌南交差点への信号機設置については、地域からの要望を受け姶良警察署から県警察本部交通規制課に対し、平成28年3月、29年3月、30年3月と、毎年、上申していただいているとのことであります。 なお、県警察本部におかれては、他の警察署からも信号機設置について多くの上申が得られているとのことであり、予算や緊急性などを十分考慮した上で、信号機設置についての判断がなされるものと考えます。 2点目のご質問にお答えします。 市道松原・十日町線の五差路交差点については、児童の通学路として利用されており、安全確保が必要な交差点であると認識しています。 現在、県公安委員会との協議を終えたところであり、今後は土地所有者等に説明しご理解を得ることとしており、その後に詳細設計を行いたいと考えております。 次に、4問目の災害時の体制及び避難所の環境整備についての1点目のご質問にお答えします。 市におきましては、毎年度当初において、災害対策本部の各対策部配備要員及び避難所開設要員を設定しており、日ごろから机上訓練等により、SNSや携帯電話、防災地域情報メールなどによる連絡がとれる体制を確立しています。 2点目のご質問にお答えします。 災害発生時や災害発生のおそれがある場合の避難所開設にあたっては、原則として、空調設備が整い、電力が確保されている施設を選定し、開設しています。 なお、空調設備の整備や電力確保のない施設を開設する場合には、災害協定締結先への協力要請、保健師の派遣等により、避難者の体調管理の確保に努めたいと考えています。 3点目のご質問にお答えします。 避難所等に避難する場合、食料品や生活品などは各自で準備された上での避難が基本ですが、状況に応じて市が備蓄している非常食を各避難所に提供していきたいと考えております。 なお、大規模災害時には非常食の数にも限りがあることから、災害協定に基づき災害協定締結事業所等に非常食の提供を依頼してまいります。 また、トイレについては、市内全ての避難所に設置されていますが、使用できないことも考慮して、今後も災害協定締結先との連携強化を図ってまいりたいと考えております。 次に、5問目のスポーツ施設整備についての1点目のご質問にお答えします。 JA研修センター前のグラウンドの利用については、地域の方々からの要望もいただいておりますので、JAとの協議を含め前向きに進めてまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  5問目のスポーツ施設整備についての2点目のご質問にお答えします。 姶良体育センターは建設から40年近く経過しており、空調等が整備されていないことから、昨年度、熱中症対策も含め、新たに大型扇風機を4台設置したところであります。 また、当該施設は、窓の設置場所の関係から、利用者による窓の開閉が容易に行えない構造となっておりますので、今後、利用される方の状況に応じて開閉するなど換気や湿度調整の方法を検討してまいりたいと考えております。 ◎選挙管理委員会委員長(久保洋幸君)     登      壇  選挙管理委員会委員長、久保洋幸でございます。よろしくお願いします。 1問目の選挙の総括と今後の対応についての1点目の質問にお答えいたします。 今回の市長・市議会議員選挙における当日の有権者数は6万1,911人、投票者数は3万7,095人、投票率は、前回の同選挙と比較しますと、1.51ポイントの減59.92%であります。 各年代別の投票率については、有権者数の多い投票所31か所の集計で申し上げますと、10歳代33.20%、20歳代27.64%、30歳代43.49%、40歳代54.06%、50歳代61.74%、60歳代72.73%、70歳代77.56%、80歳代以上が50.40%となっております。 2点目のご質問にお答えします。 若者会議は、次世代を担う若者を対象に議会制民主主義の理解や姶良市のまちづくりに関心を深めてもらうとともに、市に対する意見や要望を述べてもらい、今後のまちづくりの参考とするために実施されると理解しております。 前回の市長・市議会議員選挙では20歳未満に選挙権がなかったため、今回の選挙と比較することはできませんが、選挙は民主主義の基盤となることから、今後も投票率の向上に向けて学校等への出前授業を通して啓発に努めてまいります。 3点目の質問にお答えします。 市内49か所の投票所における投票日当日の地区別の投票率の平均については、姶良地区が24か所で39.22%、加治木地区が14か所で39.64%、蒲生地区が11か所で39.04%となっております。前回の同選挙と比較しますと、姶良地区が5.07ポイントの減、加治木地区が5.72ポイントの減、蒲生地区が5.24ポイントの減となっておりますが、この要因は期日前投票者数が増加したことによるものと考えております。 4点目の質問にお答えします。 期日前投票については、4月16日から21日までの6日間、市内3か所において実施し、投票者数1万2,751人で、投票率は20.60%となっております。前回と比較しますと、投票者数で2,640人、投票率で3.77ポイント増加しています。今後も期日前投票者数は増加傾向にあると考えられますので、適正な対応に努めてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆4番(峯下洋君) それでは、2回目の質問に入っていきたいと思います。 今回、この市長選・市議選が初めての18歳だったんですけれども、去年の夏に衆議院選があったと思うんですが、そのときのデータとかはお持ちでしょうか。もしありましたら比較ができますか。 ◎選挙管理委員会委員長(久保洋幸君) その点について、選挙管理委員会事務局長に回答させます。 ◎選挙管理委員会事務局長(竹中裕二君) 選挙管理委員会事務局、竹中と申します。ただいまのご質問にお答えいたします。 前回の衆議院議員選挙でございますけれども、10代が有権者数1,309人中578名が投票されております。投票率44.16%となっております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) ということは、残念ながら、私たち市議選・市長選よりも衆議院のほうが多かったということになるわけですよね。その原因は何かおわかりになりますか。 ○議長(森川和美君) 峯下議員、衆議院選挙の質問されますか。 ◆4番(峯下洋君) 結構です。そしたら、10代と20代を比較した場合に20代のほうが投票率が少ないんですけど、この辺はいかがなもんでしょうか。おわかりになりますか。 ◎選挙管理委員会事務局長(竹中裕二君) 今現在18歳につきましては、高校の出前授業というのを実施しております。その辺の効果が出ているものと思われますが、19歳から20代前半につきましては、大学生になる可能性もございます。大学生になってなかなか政治に触れ合う機会も少なくなりますし、また、住所をこちらに置いたまま大学のほうに移られる方も多いと聞いておりますので、その辺に要因があるのではないかと考えております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) この数字を先ほどお聞きして、一番多いのが70歳代、次が60歳代、次50歳代という形で、あと驚くべく、驚くというのはちょっとおかしいんですが、80歳代の方が50%以上来ている、それだけお元気な方が多いというふうに喜ばしいと思うんですが、若者はちょっと頑張ってほしいなと思います。 答弁の中に、期日前投票がふえてきているというようなことがありましたが、3か所でやっているということは、本庁、あと各支庁でよかったんでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(竹中裕二君) 現在、この3か所につきましては、姶良本庁、それから加治木総合支所、蒲生総合支所にそれぞれ1か所ずつ設置しておりますので、3か所となっております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) まだ、今後、ふえていくというような見解だったんですが、この3か所をもっとふやすとかいう計画はありますか。例えば、学校に行くとか、以前、イオンでもやりたいとかやったらどうだろうかというような話もあったんですが、その辺のお考えはあるでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(竹中裕二君) 今、他の自治体におきましては、大型商業施設、あるいは学校にこの期日前投票所を増設しているところがございます。 現在、本市におきましては、イオンタウン姶良がございますけれども、こちらの大型商業施設を利用して期日前投票所を増設した場合には、この施設が持つ集客力、あるいは駐車場がございますので、有権者にとっては利便性が高くなる可能性があると思われます。これによって投票率が上がることも考えられますけれども、一方では、そこに対する二重投票防止のシステム導入であったりとか、それから人員の確保であったりというような問題も出てまいりますので、今後は、その辺を検討しながら協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) この投票時間が朝7時から夕方18時と19時ですかね、2種類あると思うんですけれども、先日いただいたこの表からいけばです、人数が本当に少ないところがあるんですよね。こういうところに対してやはり最後までと申しますか、ずっとそこに待機しているというのは何か時間の無駄なような気もするんですけれども、ある程度、住民の方がわかっているんであれば、あなたの地区は何時ごろ伺いますとかいう形で、こちらから箱を持っていくというか、投票箱を持参する、そしたら、何か所かはしごができると思うんですよね。そうすると、経費節約にもなるんじゃないかと、素人考えなんですが、いかがでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(竹中裕二君) この投票所の指定につきましては、法の中で定まっておりますので、その選挙当日において投票所をふやしていくというところはちょっと考えられないところだと思います。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 私が考えるに、考えるといいますか、私が議員になりたかったのは、投票を、いながらにして携帯とか今テレビなんかで、あれはただデータ放送でやっているんですけれども、家から赤だ、黄じゃとかボタンを押して、今何人の方が正解されたとかという統計をとっていますが、いつの日かそういった時代が私は来てほしいなと思うんです。そしたら、投票率も上がってくるんじゃないかと。今回55.何%でしたっけ、あるんですが、この辺はどうなんでしょうね。ある人に言わせれば、投票に行かないのも1つの選択肢なんだよという方がいらっしゃるんですが、私は1人でも多くの方がやはり足を運んでもらう、これがやはり何ていうんですかね、姶良市の生きざまと申しますか、みんなでやはり変えていかないと、どうせ行ったって変わらんたいがというような考えは捨ててほしいと。まして、今度、新しい市長ができました。また4年後にはどうなるかわかりません。お互いに。だけれども、そういう何ていうんですかね、未来永劫にそういったやり方を変えていくちゅうことは大事なことじゃないかと思うんですが、市長はどのようなお考えでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 投票率を上げるということは非常に重要なことで、国民、そして市民が政治に参加する、政治を意識するということは非常に重要なことだと思っていますが、今の時代でネット投票とか、そういったリモコンによる投票などとするのは、やはりなりすましとか本当にその本人が入れているのか、本当にそのボタンを押したのが有権者なのかといったところも非常にまだまだ穴があるんじゃないかと思っています。そういうところが整備が整えばそのような時代が来るんだと思うんですが、投票率を上げる施策というものは日本国中でやっている、日本全体でやるようなことだと思っております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) ありがとうございます。今回の選挙でちょっと戸惑ったと申しますか、以前は何も気にしていなかった伴走車の問題があったんですけれども、選挙管理委員会の指摘がありまして、伴走車をつけたらいけないということで、以前は平気でつけていたんですが、それはもうちゃんと書いてありました。自分たちは言われてすぐやめたんですけど、相変わらず最後まで伴走車をつけて走っていたグループ、グループといいますか、あったんですが、こういうところの罰則規定みたいなのはあるんでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(竹中裕二君) この選挙運動の中で車を使うというのは、1候補者につき1台ということで法律の中で定められております。その1台につきましては、うちのほうから許可証というやつを出しているわけですけれども、この連ねて走るというのはその法律の中で禁止をされているところでございます。このような行為があった場合は選挙管理委員会のほうで注意等をし、また、指導しているところでございますけれども、選挙管理委員会には注意、指導はできてもその後の取り締まりというのはできませんので、あくまでも注意、指導の中でとどめているところでございます。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) 今後は、徹底的にそれは調べるというわけじゃないんですけど、自分たちも注意して違反のないように努めていきたいと思います。 それでは、次の市長の4つのお願いのほう、お願いじゃなかった、約束のほうに入っていきたいと思います。4つのお願いはちあきなおみでしたね。(笑声) 市長が公立の短期大学を創設するということで、主に看護関係とおっしゃいましたけれども、数名の同僚議員からもいろんな提案と申しますか、ありましたが、私も確かに学ぶだけでは人口の流出は防げないんじゃないかと、学んだ後の就職といいますか、と申しますのが、去年の若者議会の中で、自分たちは、今、専門に学んでいるけれども、働き場所がないんだというような声も聞きました。だから、これは学校もさることながら、働く場所もやはりつくっていかなきゃいけないというふうに考えていますけれども。それで、私が思うには引きこもりの方も、結構、いらっしゃるみたいなんですね。そういった方々に自宅にいながらというのはちょっとあれなんですが、通信教育とかいうのはお考えじゃないんでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) この公立大学法人短期大学では通信教育の方法もその学科におければあると思いますが、広くわたって通信教育だけのということではないでございます。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) あと定時制とかそういったことは考え、恐らく市長がおっしゃっているのは、昼間の学校ですよね。それで夜の学校だったりとか、習い直すという言葉もありましたように、皆さん健康で長生きになってきました。今から英語の勉強したいなとか、そういった学びの、もちろん、そりゃ、公民館に行けばいいのかもしれませんが、何かそういったことも何か考えていらっしゃるのかなと、もしできれば1つに絞るんじゃなくて、けさもあったんですが、同僚議員の中から、やはり介護職をやっても、結局、今、よく言われるのがきついと、労働に見合うような賃金をいただけていないと、それはもう私の知り合いも同様にそういう看護関係はやっているんですが、確かに重労働であるし、大変な割にはお金がいただけないということがあるんですが、いかがお考えでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 看護、介護の世界というのは非常に重労働で責任感も多く、非常に廉価で働いていらっしゃるという状況は把握しております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) 短大の話はもうそれぐらいにしましょう。あと、まちづくりでしたっけ。駅前、帖佐駅とかありますよね。市長の考えとしては、帖佐駅裏口も考えていらっしゃるようなことでしたが、私も以前からずっと、松原は、結構、こちらから乗る人も多い。ああいうところにJRとの協議も必要なんですが、去年だったかな、近畿姶良会に行ったときに、もう駅自体がもうビルになっていて、そこにもうホテルもあったりとかいろんな施設が合流したりとか、ああいった規模が、人口も多いことなんでしょうけれども、姶良市の場合は宿泊施設がないというのがよく言われています。去年、おととしだったですかね、できるかもしれないというようなことがあったんですが、残念ながら頓挫した形になりましたけど。その辺のビルと、きのうもありましたね、同僚議員から。そういった駅とそういうビルというんですかね、セットアップしたような形は考えられないでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 私が言っているまちづくりというのは、今の帖佐駅の状況からすぐにビルを建てるなんていうのは、非常にこれは皆さんわかるように難しいことであると。しかし、一歩一歩歩を進めて、最終的に何年後かにビルの建つ駅になるのかもしれない、そういう意味でその時代が要請するまちづくりというものがその時代に出てくるかもしれないというのはあります。しかし、今の状況で何も始めなければビルができる時代も来ないということで、まず一歩、帖佐駅をまちづくりの息を吹き込むという形の、今、時点かなと思っておる次第でございます。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) 市長の答弁の中で、姶良市は県の中央部にあるんだと、やはりこれは中央部にあるということはその責任も担っていると思うんですよね。市長がおっしゃったように。私は地の利というのは、大切な、大切というか、大事だと思っていて、それはそれなりの責任があってしかるべきだと思います。やはり県、近くに皆、何ですかね、1時間半ぐらいで来れるのかな、2時間かかるかもしれませんが、これがもし離れたところだと相当時間かかる。でも、真ん中だからこそできることがあると思うんですね。そういう地の利を生かして、自分は、だんだん今ふえています。確かに。でも、これでもっともっとその施策によっては、僕は8万から10万都市になれるんじゃないかぐらいの何ていうの、目標を持っていったほうがいいんじゃないかと思うんですね。それが公立の短期大学だったり、グラウンドゴルフ場だったりとか、「りぼんかん」みたいなもんだったりとか、何かかにかつくることによって人が寄ってくるちゅうのは、確かにあると思います。 以前、「サンピアあいら」というのがありました。結構、よそからも夏時期はプールに来ていました。残念ながらなくなりました。うちも家内と話していました。「孫ができたら、そこで遊べるよね」と言っていたのに残念ながらなくなりました。今、姶良市にはプールがないということを指摘されているわけですけれども、この辺もやはり一歩一歩、何ていうんですかね、箱物をつくることが全てじゃないと思うんですけれども、そういう目標を持ちながらみんなが知恵を出し合ってやることが大事だと思っています。そういう何ていうんですかね、風土と申しますか、姶良市はすごいよねと言われるような姶良市にしていければというふうに日ごろから思うているわけです。多分、市長も同感だと思いますが、私も市長のその意見に大賛成で、やはり誰かがやんなきゃいけないことがあると思います。本当にみんなで力を合わせることによって可能になることはあると思うんですね。その辺はいかがでしょう。市長。 ◎市長(湯元敏浩君) 峯下議員おっしゃるとおり、交通の要衝の場にある都市というのは、その時代をつくる責任があるというふうには思っております。人が集まるということはそういうことだと思います。それが幸運なことに、姶良市がそのような位置にあるということを1つの可能性として、それを私も含めて、あと行政も含めて、そして、姶良市の市民の方々も含めてそれを意識して、やはり熱意を持ってまちをつくっていこうという機運になっていくことが大切かなと思っております。それによってさまざまなものが動いていくんじゃないかと、そう思っている次第です。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 大変心強いご意見でした。 それでは、次の子育て世代への支援策というんですかね、これについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 子育て支援の世代については、今、姶良市を選んで住んでいただいている方々がたくさん来ているということで、でも、ここで子育て世代の方々にちゃんとこの姶良市は住みよい、子育てしやすいと思っていただけないと、2年、3年したら、次の子育て世代の人たちにその今住んでいる人たちがどのように姶良市をPRしてくれるのか、いいところだよとPRしてくれるのか、いやいや、住まないほうがよかったよとPRするのか、それに今かかっているんだと思います。そのためには、今住んでいただいている子育て世代の方々に本当にここで子育てしてよかったと思えるようなまちにすべきだと私は思っております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) 大変頼もしいと申しますか、今、去年からですかね、イオンに子育てコンシェルジュというのをつくったんですが、その辺は、今、現況はどのようになっているんでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子ども政策課長(鮫島美保子君) お答えいたします。 昨年の4月下旬からイオンタウン姶良の東街区にあります「ゆめみらい保育園あいら」の中に子育てコンシェルジュを1名配置いたしております。 相談日は、土曜日、日曜日、月曜日の週3回になっておりまして、主に看護師が対応しておりますけれども、その代替としまして保健師、栄養士、保育士等が対応させていただいております。その中で、いろいろなご相談をいただいておりますけれども、やはり離乳食や夜泣き、それから母乳に関すること、子どもの発達に関すること、日ごろの育児に関するご相談、それから保育園入所、それから一時預かり等いろいろな情報を求めてお見えになっております。実績といたしましては、1年間で60件のご相談をいただいているというふうに聞いております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) イオンは集客率が多いところなので、そういうところで姶良市は子育てを頑張っているよという一つのアピール材料としてはとてもいいことだと思います。今度、そこの裏、相談室ができますよね。それもやはりとってもすばらしいことじゃないかと思いますが、その辺について何か意気込みみたいなのがあったら……。 ◎市長(湯元敏浩君) 現在、姶良市が子育て世代の方々に選んで住んでいただくことに対しての施策というのを児童福祉部のほうに、ごめんなさい、保健福祉部のほうでそれぞれ進んでおります。いろいろなパーツで進んでいるものがあります。そのパーツのワンストップのものを最終的にはつくっていきたいとそう思っておりますので、今ニーズの高いものから対応しているという、今そういう段階であると思います。 ◆4番(峯下洋君) 今市長がおっしゃいましたワンストップ、先日だったですかね、テレビを見ていましたら、窓口に来ます。担当者がよそから来るんですね。だから、訪ねてきた方はそこに座っていらっしゃいます。一人ひとり担当が来て伺いするという。本当に、例えば、妊産婦の方なんかあっち行ってください、こっち行ってください、大変です。僕も経験がないんで。すごく助かるようなことを言っていました。やはりそれが思いやりのある行政ではないかと思うんですね。だから、お見えになりました。座っていただきました。あとはこちらのほうから行くというようなことはどうなんでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 今現在、本市として取り組んでおりますのが、ワンストップの窓口をそれぞれのところで、子ども相談室をことし始めましたが。また、母子のほうでは母子包括支援チームということでよりわかりやすい形での体制をつくろうとしております。いろんな部分で、今は数か所なんですけど、それを強力に連携してお客様がいわゆるたらい回しではなくて、お客様を案内しながら、あるいは職員が向かいながらということで、そういう窓口と聞きやすい情報の提供と、あとサポート、それを目指して平成30年度はより連携した形でやって、また次の段階としてはより総合的な形でまとまっていくと、そういう流れのほうで考えています。 ◆4番(峯下洋君) 大変ありがたいことだと申しますか、そういうふうにやはり市民目線、市長がよくおっしゃるように市民目線ですよね、それが大事だと思います。行政が悪いとかじゃなくて、やはり行政に働いている方も一市民の、それは職業が行政をやっているということだけの話なんで自分なんかも思います。一市民としてやはりそういう目が大事なのかなと、それは痛切に感じているところでございます。 それでは、次の通学路整備についてなんですけれども、なかなか思うようにはかどっていないところなんですけれども、いつごろまでに、確約はできないんでしょうけれども、何か手立てがあるんでしょうか。お答え願いませんでしょうか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えします。 答弁にもございますように、警察署のほうからは、毎年、県警本部のほうに上申していただいているところでございます。ただ、予算的なところということでお話をさせていただきますと、信号機と道路標識などの予算というのが、交通安全対策特別交付金というようなのが財源となっている部分もございます。 これを見てみますと、その原資となるのが、交通反則者の納付金というのが主な財源となっておりまして、県の予算を見てみますと、それがここ5年間で約1億円程度減っているというような状況でございまして、予算的にも減少傾向であるということと、それから、警察交通費のこの決算の成果等を見てみますと、1年間に信号機が設置されているという数が、ここ数年、毎年10基程度というところでございます。そうしますと、私どもが上申していただいている県内の全体の状況で見ますと、年間は50件程度あるということでございますので、10基できて40件程度は、毎年、繰越しになっているというような状況でございまして、そういったところもあってなかなかついていないというような状況でございます。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) パネルをお願いいたします。先ほど私が申しましたのはここなんですけれども、そっちの、ごめんなさい、一番写真が今から出てきますが、──1番方向からの撮影ということで、前方にあるのがなぎさ小学校になります。見えませんけれども、これはあります。次が、2番方向からずっと、から写した写真なんですけれども、今、車がちょうど渡ろうとしているところに信号をつけていただきたいということなんですけれども。ここが変形五差路の、今黄色にしているところは、あそこに見守り隊の方々が、朝、立っていらっしゃいます。ここは4人ぐらいの体制じゃないととてもじゃないけどさばけません。後ほど数字は申し上げますけれども。もう1か所、これは反対方向から見た形になりますけれども、このように、先ほど映したのは右側のほうから写した写真でございます。パネルありがとうございました。 先ほどの変形五差路のところの数字が、これは2年前に計測した分なんですけれども、1時間の中で自転車が26台、車、バイクを含む、これが、ごめんなさい、154台、160台、42台、356台、車が通っております。あそこの五差路ということころに。自転車が26台足しますと、382台の車が1時間の中に左から右からという形で来ています。とてもとても危ないです。まして、雨が降ったときなんかもう最悪なんですね。子どもたちが傘をさす。ここは何で早くやっていただけないのかと。学校ができるとわかっているんであれば、事前につくるべきじゃなかったのかなと思っております。だから、優先順位、例えば、年間50くらい要望があるのかわかりませんが、それ県内のことでしょうから。学校ができるのはそんなにないじゃないですか、県内でも。それなのに何でと言いたいぐらいに、日本をしょってたつ子どもたちの安全を何で守れないんだろうかという憤りさえ感じるぐらいのことでございますが、いかがでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) この場所のいわゆる信号機設置につきましては、学校を開校する前から保護者の皆さん、それから、地域の皆さんと協議して信号機設置を要望してきたわけでございます。学校をスタートしてからということではなくて、その前からここの危険性というのは高いと、非常に幅の広い道路がクロスしてどちらが狭いという道路ではないんですね。だから、非常に危険性の高い交差点ということでの危険性について、もうその当時から皆さん認識していたわけでございますので、それについてはもう早くから対応はしてきたんだということ、先ほど市民生活部長が答弁したような事情で、今、おくれているということでございます。 ◆4番(峯下洋君) ちなみに信号機を設置した場合に、ハウマッチ、幾らぐらいかかるんでしょうか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 警察のほうで設置いたしますので、申しわけございません、こちらでは把握していないところでございます。 ◆4番(峯下洋君) 何か四、五十万じゃないんですよね、そしたらね。多分、とんでもない……。ねえ、お金が、宝くじ当たればですよ。本当にその何でしょう、先ほど写真もちょっとあったんですが、角っこにちょっとブロックがあるんですね。あのブロックが金網か何かだったらまだ見通しがいいのかなとか、あそこの道路を通らないでどっか左のほうから通るような、そういう何ていうんでしょう、道路ができないもんなのかとか、信号機がだめなんであれば、そういった道路を変えるというような方法がとれないもんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 道路の改良つけかえということでございますけれども、それと信号機の設置の比較ということも考えられるかと思います。ただ単に道路をつくるとしても、またそれなりの時間がかかると思います。それよりも信号機の要望及びあまり例はないんですけれども、市で信号をつけるかということも調査はしてみる必要はあるかなと。ただし、交通制御を行うことは市ではできませんので、やはり公安委員会のほうでお願いするということにはなるかと思います。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) なかなか難しい問題ですね。簡単だったらとっくの昔にできているんでしょうけれども。 では、まだしつこく、しつこく言っていきます。この問題につきましては。子どもたちの安全を守るためにも頑張っていきたいと思いますが。 次の4番目の災害時の体制についてなんですけれども、重富体育館とか電力のあるところを優先的に使うとおっしゃられましたが、当然、あるんですけれども。ちなみに震度7ぐらいの地震が来た場合にどれぐらいの人数の方が避難、避難というか、被害をこうむるかおわかりでしょうか。 ○議長(森川和美君) しばらく休憩します。(午後4時16分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後4時17分開議) ◆4番(峯下洋君) それでは、質問で言いましたが、夏暑いとき、寒いときは着れば何とかなるのかなという気がするんですが、暑さ対策ということ、あと停電が考えられると思うんですけど、その辺で何か対策は練っていらっしゃるんでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 もし停電になった場合は、各避難所にはありませんが、市内にコンパクトな発電機を準備しております。それらを活用することと、もし、それでも最大規模の停電が起きた場合には、市長答弁でもあります締結先の事業所等を交わしましてその対策に対応していきたいと思っております。 ◆4番(峯下洋君) では、例えば、今地震がありました。なったときに、民間なんかは、今は会社に寝泊まりできるようにとかいうのを言っていますが、ここではそういうことができる、あるんですかね、そういう、もし庁舎が、ここから、ここに泊まることはできるんでしょうか。 ◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) お答えいたします。 今現在の本館のほうには仮眠とかそういうとれる設備がございません。もちろん2号館のほうも想定されていないもんですから、仮眠といってもソファーでありますとか、そういうのに寝るという形になります。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 災害があったときに一番困るのがトイレとかあるんですよね。食べるものについては協定か何かができていて何かもらえるようなことをおっしゃっていました。備蓄しているものも幾らかあるんでしょうけれども、そういう備蓄しているものなんかは定期的に処分というか、食べるなんかしていかないと賞味期限があるんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 現在、市におきましては、非常食アルファ米を2,548食用意しております。そこで、期限が当然ありますので、期限の近いところは関係事業所のほうに提供していったりしております。また、我々としましては、常に、我々の備蓄のものを持っておりますので、それは定期的に、例えば、カップラーメンとかそのようなものを準備して定期的に交換しております。 ◆4番(峯下洋君) これも今朝ちょうどたまたまテレビつけたらやっていたんですが何かもう賞味期限がまだ何か月かあるんだけれども、処分をするということで、そういった何かやっているサイトというんですかね、あるみたいで、そういうふうに何ていうか、食品ロスですかね、それを防ぐためにやっているのもあるんですって。だから、そういうのも活用しながら備蓄をしていくのも1つの手かなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) そのようなサイトも利用していきたいと思います。また、我々は出前講座とか防災訓練、そこらの自治会とコミュニティでされたときに、そのような非常食等を差し上げています。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) 先日、コミュニティに行ったら防災のラジオが置いてあったんですが、あれなんかは個人でも買えるんでしょうか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えします。 市長の施政方針でもありますとおり、今年度は市民の方に有償配付と、頒布ということでもありまして、4月の広報誌に防災ラジオについての販売の広報を促しております。2,000円で一般の方々に頒布している状況でございます。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) それでは、次のスポーツ施設整備についてお伺いします。 JAのグラウンド借り受けということでお知らせをしているわけですが、この辺は進捗はどのようになっているんでしょうか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) JA研修センター前のグラウンドにつきましては、市長答弁にもありましたとおり、JAとの協議を含めまして前向きに進めてまいることといたしているところでございます。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 前向きにやっていただかないと後ろ向きでは困るんですけれども、全然、いつごろという期限とかも目標はないんでしょうか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) 現段階でいつごろといったようなお約束はできないところではございますが、相手もあることでございますので。ただ、JAにつきましては中央会ということになりますけど、貸し出しについては前向きな検討もいただいているところでございますので、いましばらくお待ちくださいということでございます。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) 市長、その辺は何かコネでどうにかなるようなものありませんか。 ◎総務部長(福留修君) この研修センターのグラウンドの活用については市としても積極的に動いておりまして、JAのほう側からもよいことだと、ぜひ活用してほしいというような話が出ております。ただ、今の状態では使えないもんですから、かなり長い間放置されておりまして、そのグラウンドの土もかなりぬかるみになっておりますし、木のほうもかなり、少し整備はしていただきましたけれども、木や草の繁茂が激しい状況でございます。これらも整備するのにかなりの経費が必要に、市側も準備していかないとJA側のほうにしてもらうというわけにもいきませんので、私どものほうで整備していかないといけないのじゃないかなと考えているところです。ですから、そういった経費をどういうふうにするかという問題等も合わせて、今、検討中でございます。今、市長のほうで答弁がございましたように、前向きに進めているということは、そういうふうに、もう今、進んでいる最中でございます。ただできるだけ早くとは考えておりますけれども、そういった予算の問題もございますので、金額がちょっと膨らみますとやはり当初予算ということになるのかなというのも今考えあぐねているところでございますので、そこはご理解いただけないかなというふうに考えているところでございます。 ◆4番(峯下洋君) 以前、サンピアあいらのグラウンドがあったわけですよね。あれが今もう工事が始まって、もう久しくなるわけですよね。今地区公民館だったりとか、たいこ公園でも今何組かの方されているみたいですけれども。これは本当に市長がおっしゃるように、グラウンドゴルフというのは、本当にある年代の方にとってはすごく生きがいとまではちょっと大げさなんですけれども、結構、一日、毎日、毎日は行かないな、一日おきとか行っていらっしゃるみたいです。それで、コミュニケーションを図ったりして生きがいの一つになっているのかなという気がしますので、早急な対応をぜひお願いいたします。要請しておきます。 それでは、あと3分。スポーツ施設整備について、答弁書の中に利用者による窓の開閉が容易に行えないということで書いてあります。それで、今後利用される方の状況に応じて開閉するなどという答弁があるんですけれども、じゃあ、これを誰が開閉をするようにするんでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) お答えします。 姶良体育センターでありますが、これは、以前、姶良町時代に雇用促進事業団から譲り受けた施設というふうには聞いておりますけれども、施設のつくりが2階の窓を開閉するのに、横のはしごを用いて上っていくというようなことで、利用者にそのはしごを利用していただくと危険ということで、現在委託をしております姶良スポーツクラブのほうの管理のほうで開け閉めはしている状況です。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) ある人から、こういうのが行っていると思うんですね。換気扇問題で。そのあそこにフードをつけた場合、もちろんお金がかかることなんですが、幾らぐらいとか予算は誰か聞いたことはあるんでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) 換気扇の設置については、安いものですと、本当に市販品のようなやつがあるんですが、あの大きさの換気扇となりますと、かなりの高額というふうに想定はしております。正式な見積もりというのはまだとっておりませんが、換気扇を外すという手法もあろうかと思います。いろんな手法が考えられると思いますので、換気のため空気を、熱気を抜くという手段のためにはちょっと検討させていただきたいと思います。(「外す」と呼ぶ者あり) ◆4番(峯下洋君) 今、大型扇風機ちゅうんですかね、あれが4台ほど設置をされているということなんですけれども。実際は、休憩のときに使ってくださいというような何か言い方をされているみたいで、実際、使用されている方たちは競技中に使いたいと、だけど競技中に使うと危ないから休憩のときに使ってほしいというようなことがあるんですが、それは事実なんでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) 同様の扇風機につきましては、加治木の体育館のほうにも4台設置をしております。これは利用される方がその時間帯に回しておりますので、直接、姶良体育センターのほうに確認をしたわけではございませんけれども、利用は可能だというふうに考えております。 ◆4番(峯下洋君) あそこを利用する際に何か暗幕も閉めて何か利用されているようなことを聞いたんですが、それはそういう趣旨で暗幕も閉めているんでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) 体育館の暗幕を閉めるというのは競技種目によって光が入ることで競技の妨げになるというようなことから閉められている場合とそうでない場合があろうかというふうに考えております。 ◆4番(峯下洋君) この体育センターの室内気温記録表というのはごらんになったと思うんですけれども、ほとんどが三十、一番低いので33℃ですかね。あと40℃とか、これはもう大変な温度ですよね。ここで運動したらどういうことになるかというのが想像が簡単につくと思うんですが、もうこれはどうにかならないもんでしょうか。競技中もそれが使えるんであれば、幾分かはいいと思うんですけれども。これをとにかく、何か有事の際はそこも、多分、避難所になっているんで使われるのかな、どうなのかな、その辺はどうされるおつもりでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) 扇風機の使用については、今現在の利用を確かめてみますけれども、私の考えでは、競技中でも使っても構わないだろうというふうに考えております。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) あとは、じゃあ、窓を開けたり、閉めたりを姶良スポーツクラブの人にしてもらえばいいということになるわけですかね。 ◎教育部長(竹下宏君) 管理をしている姶良スポーツクラブのほうで開け閉めをしていただければいいんですが、管理をする側のほうもいろんな事情といいますか、高齢の方も多かったりというようなことで、その階段、はしごを上るのに危険というような部分もありますので、そこあたりは姶良スポーツクラブのほうとまた協議をしていきたいというふうに考えております。 ◆4番(峯下洋君) 先ほど換気扇を外すというようなことをおっしゃいましたが、私にはちょっと理解に苦しむんですけど、どういったことなんでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) 換気扇そのものにはダンパーといいますか、電源を入れると上がる、下がる、切ると閉まるというふうなことがあります。それで常に切った状態にしておきますと、換気は全く逃げなくてこもる状態ということになりますので、そういったことも検討の一つとしては考えられるのかなということでございます。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 回さない、閉めて閉めっ放しということですか。開けっ放しということですか。 ◎教育部長(竹下宏君) 換気扇の機能上、電源を落とした状態ではそこが閉まる状態になりますので、常に開けた状態へするためには取り外すという手法もあるのかなということでございます。 ◆4番(峯下洋君) 雨は打ち込まないんですかね。 ◎教育部長(竹下宏君) 外側のほうを確認をしましたところ、外側のほうにも覆いがついておりますので、雨が吹き込むということはないだろうというふうに考えております。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 温度は抜けますかね。 ◎教育部長(竹下宏君) 取り外すという検討の一つとして考えた場合に、そこから熱気が抜けるかどうかというところまではまだ十分に検討しておりませんので、そういう検討をした上で外したほうがいいのか、新しくつけかえたほうがいいのか、そういう検討を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(森川和美君) 峯下議員、残りわすかです。 ◆4番(峯下洋君) はい。 ○議長(森川和美君) まとめてください。 ◆4番(峯下洋君) はい。今、前向きに検討されるちゅうことなので、いろいろ試してみて、利用者がいいようにしていくことを要請して、私の一般質問を終わります。 以上です。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) すみません、先ほどの地震の件をご回答させてください。 先ほど議員仰せの震度7、うちの姶良市で想定しているのが市の地域防災計画というのがあります。その中で想定しているのが、鹿児島湾の直下想定地震でございます。マグニチュード6.9、姶良市で想定しているのが震度5強から震度6弱というような形で想定しております。 そのほか参考としまして、南海トラフ巨大地震、これがマグニチュード9.0、そして、姶良市におきましては震度5強から震度6弱が広い範囲で予測されているということで、そこで、鹿児島湾直下におきまして、姶良市の人口7万4,000、冬の深夜におきましては人口が7万4,807名、夏の12時が6万4,702名、冬の18時が7万238名います。そして、建物が4万2,926棟、その中での建物被害の想定をしているのが、全壊が410棟、そして半壊が1,700棟、そして火災のほうはゼロというふうに想定をしております。そして人的被害におきましては、鹿児島湾直下でございますと、わずかというような統計が出ております。 そして、参考として、南海トラフ巨大地震の場合ですが、人口につきましては、冬深夜が7万4,807名、夏の12時が6万4,702名、冬の18時が7万238名、そして、建物が4万2,926棟あるということで想定しまして、建物、まず被害なんですけど、全壊が1,100棟、半壊が4,600棟、火災はゼロというふうに想定しております。死者数に関しましてもわずかというような想定が我々の地域防災計画ではあるんですけど、実際に震度7の地震が起きましたら、これ以上の被害が発生すると思っております。申しわけございませんでした。 以上でございます。 ○議長(森川和美君) これで、峯下洋議員の一般質問を終わります。 ○議長(森川和美君) 以上で本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は明日7月6日午前9時から開きます。(午後4時37分散会)...