平成 30年 6月定例会(第2回)平成30年第2回
姶良市議会定例会議事日程第4号 7月4日(木)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議 案│ 議 件 名 │ 備 考 ││番号│番
号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│ │一般質問 │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 平成30年第2回姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前10時00分 ││ 平成30年7月4日(水)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 4時09分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──
┐│出席議員│議席│ 氏 名 │出欠│議席│ 氏 名 │出欠│議席│ 氏 名 │出欠││及
び│番号│ │の別
│番号│ │の別
│番号│ │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村 親 │出 │17│谷口 義文
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 2
│竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 3│国生 卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 4│峯下 洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│本村 良治
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀 広子 │出 │22│有川 洋美
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 24人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 柊野 信也
│ 事務局課長 │ 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市 長│湯元 敏浩 │企画部長│宮田 昭二 │消 防 長│福ケ迫勇二 ││ 第121条 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の規定によ │教 育 長│小倉
寛恒 │市民生活│黒木 一弘 │教育部長│竹下 宏 ││ る説明のた
│ │ │部 長
│ │ │ ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ めの
出席者 │総務部長│福留 修 │保健福祉│松元 滋美 │水道事業│脇 義朗 ││ の
職氏名 │ │ │部 長│ │部 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │加治木総│水流 哲也 │農林水産│岩下 直司 │総務部次│橋本 博文
││ │合支所長│ │部 長│ │長兼
行政│ ││ │ │ │ │ │管理課長│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │蒲生総合│大山 勝範 │建設部長│徳部 健一 │総務部次│米澤 照美
││ │支 所 長
│ │ │ │長兼
財政│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │危 機│庄村 幸輝 │建設部次│草水 博行 │消防本部│和田 人司
││ │管 理 監│ │長兼
用地│ │次 長 兼
│ ││ │ │ │課 長
│ │消防総務│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企画部次│松林 洋一 │農林水産│竹下 晃 │教育部次│谷山 浩
││ │長兼
企画│ │部次長兼│ │長兼
教育│ ││ │政策課長│ │農政課長│ │総務課長│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │市民生活│福元 義行 │農林水産│枦 良信
│教育部次│小林俊一郎 ││ │部次長兼
│ │部次長兼│ │長兼
学校│ ││ │生活環境│ │林務水産│ │教育課長│ ││ │課 長│ │課 長│ │
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│鮫島美保子 │農 業│湯脇 信一 │建 設 部│丸山 修
││ │部次長兼│ │委 員
会│ │都市計画│ ││ │子ども政│ │事務局長│ │課 長
│ ││ │策 課 長│ │ │ │
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│瀬之口明洋 │会 計│甲斐 一寛 │企 画 部│原口 浩幸
││ │部次長兼│ │管 理
者│ │地域政策│ ││ │社会福祉│ │ │ │課 長
│ ││ │課 長│ │ │ │ │ │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 7月4日
○議長(森川和美君) これから、本日の会議を開きます。(午前10時00分開議)
○議長(森川和美君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。
○議長(森川和美君) 日程第1、一般質問を続けます。 まず、3番、国生卓議員の発言を許します。
◆3番(国生卓君) 登 壇 おはようございます。本日トップバッターの国生でございます。私、初めての経験のものですから、何を質問するか考えていましたところ、今回は選挙期間中、その前から、市民の皆さんにお声を聞きまして、今回は市民の声を特化した質問ということで3つ通告させていただきました。 それでは、早速なんですが、通告3項目を質問いたします。 項目1、蒲生町城山公園一帯の整備、観光化について。 昭和58年から昭和61年にかけて城山一帯を整備されたとのことですが、以下についてお聞きいたします。 要旨1、現在、城山一帯はほぼ荒廃状況であります。今後整備計画の考えがあるのかをお聞きいたします。 要旨2、城山には、姶良市指定史跡がありますが、観光地化の計画はあるかをお聞きいたします。 項目2番目の消防署員の救助服についてでございます。 要旨1、救助訓練はハードな訓練であるので、救助服が破れる確率が高いとのことです。その都度補修したりして対応しているが、何回もしていると破れてしまうのが現状であると聞いております。予備の救助服がないため、自身にて購入せざるを得ない。特殊服なため、大変高価であり、特に若い署員にとっては購入することは厳しいとのことです。救助訓練に従事する署員には予備品を予算化して貸与するお考えはあるのか、お聞きいたします。 要旨2、姶良市消防職員貸与品規則第2条中ただし書き、やむを得ない理由があるときは貸与期間を短縮することができる、のやむを得ない事情とはどのような事情なのか。また、第6条第2項中、消防長がやむを得ないと認めたときは、の、やむを得ないとはどのような判断をした場合かお聞きいたします。 最後に、項目3、
スターランドAIRAの外壁塗装についてでございます。 県内でも貴重な天文台の施設でありますが、外壁が汚れており、あまりにも見苦しく感じます。平成5年7月21日にオープンして25年を経過していますが、今まで塗装をしたことがあるのか、塗装についてどのような考えがあるのかをお聞きいたします。 以下は、一般質問席から質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 おはようございます。国生議員のご質問にお答えいたします。 なお、1問目の1点目及び3問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の蒲生町城山公園一帯の整備と観光化についての2点目のご質問にお答えいたします。 姶良市観光おもてなし計画では、観光振興の重点プロジェクトとして観光拠点施設づくりを掲げ、その中に、蒲生城登山路の整備が組み込まれています。これは、中世山城跡という歴史遺産の保存整備、県道入り口から駐車場にまで及ぶ林道の維持管理、山麓の住宅地から駐車場に至る既存登山路の整備活用をもって蒲生城跡を本市の観光資源の一つとして位置づけようとするものであります。 しかしながら、当該地が市指定史跡であることから、今後、開発行為を行う場合には埋蔵文化財発掘調査等が必要になってまいります。 このことを踏まえて、過去に整備されております二ノ丸跡展望台や桜公園、さらには本丸や大手門、岩城などの山城遺構を含む蒲生城一帯の利活用を見据えて、観光地化としての方針案を検討してまいりたいと考えております。 次に、2問目の消防署員の救助服についての1点目のご質問にお答えいたします。 制服や救助服などの貸与品は、消防職員として採用された際に貸与しており、2年目以降は毎年職員が必要とするものを予算の範囲内で貸与しています。 今後、全体の予算を見きわめながら、その範囲内で救助服の予備品について検討したいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 市消防職員貸与品規則第2条ただし書きの規定中、やむを得ない事情とは、公務または不可抗力により職員が貸与品を亡失し、または毀損して使用できない状態のことをいいます。 また、同規則第6条第2項の規定中、消防長がやむを得ないと認めたときは、とあるのは、公務または不可抗力により貸与品を使用できなくなった状態であると消防長が判断した場合であります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 1問目の蒲生町城山公園一帯の整備と観光化についての1点目のご質問にお答えします。 蒲生町城山公園は、中世に当地域を435年間にわたり統治した蒲生氏が築いた蒲生城跡であり、その中に2件の市指定史跡があります。 1件目は蒲生城跡で、本年5月14日に土地所有者である蒲生殖産興業株式会社の同意をいただき、本丸跡を指定いたしました。 2件目は、竜ヶ城磨崖一千梵字仏蹟で、城の北麓に1,700字に及ぶ梵字が刻まれた岩壁が残っており、昭和60年1月23日に指定されております。 市教育委員会では、除草・伐木などの指定文化財の維持管理を
市シルバー人材センターに委託しており、竜ヶ城磨崖一千梵字仏蹟については年2回程度の清掃を行っているところです。 蒲生城の本丸跡についても同様の維持管理を実施していく予定であります。 市教育委員会としましては、文化財の保存・整備を図るために、今後、発掘調査や実測・測量調査を行い、蒲生城跡の歴史的価値を調査・研究し、成果を発信してまいりたいと考えております。 次に、3問目の
スターランドAIRAの外壁塗装についてのご質問にお答えします。
スターランドAIRAは、子どもたちに星空を通して宇宙の存在に気づき、自分たちの住む地球を身近に感じる機会を提供するため、平成5年7月に開館しました。
スターランドAIRAの利用者は、開館から本年3月までに13万人を超え、また、昨年度は4,659人の利用がありました。 具体的な活用策としましては、土日を活用した観望会や子どもたちを対象とした工作教室によって天文台施設や天文機材の有効活用を行うと同時に、加治木秋まつりやサイエンスあいらんど、
家庭教育フェスティバルなどのイベントにも出展し、天文教育の普及を図ってまいりました。
スターランドAIRAは、開館して25年目となっており、これまで外壁の塗装を行った実績はありませんが、塗装の必要性は感じており、工事の見積もりも行ったところであります。 本市の有する教育施設においては、緊急度や優先順位をつけながら、年次的に整備を進めているところですが、
スターランドAIRAにおいても、今後ともこのことを踏まえて整備してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
◆3番(国生卓君) 市長のほうへお伺いいたします。 今の答弁を聞きまして、最後のほうなんですが、観光地化としての方針案を検討してまいりますと。これは検討してまいりますというのは役所言葉でしょうか。それとも、実のある検討ということで理解してよろしいでしょうか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 市長答弁にもありますとおり、この地域が市指定の史跡でありますので、この埋蔵文化財の発掘等の調査を待った後にその方向性を考えていくという回答でございますので、何もしないという回答ではございません。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 私も正直言いまして、城山は実際行って、私の頭の中にほとんど入っております。といいますのは、私のところの山林もございまして、ちょこちょこ行っております。 それで、再質問ということで質問いたしますが、昭和58年から昭和61年にかけて城山一帯の整備事業を背景に、町民あるいは町外の人々も城山を散策したり、森林浴に、あるいは史跡探訪、またはウォークラリーなどで楽しんでいたと聞いております。また、当時は憩いの場所であったのではないかなと思っています。昭和58年から昭和61年は蒲生町の時代なんですが、どのような整備内容だったのかお聞かせ願えますでしょうか。
◎農林水産部長(岩下直司君) お答えいたします。 昭和58年から城山公園一帯の整備事業が旧蒲生町時代になされております。まず、昭和58年でございますけれども、みどりの
郷土づくり城山公園整備事業ということで、駐車場から左側に行きますと桜公園というのがありますけれども、まず桜公園一帯の整備、それからその公園のちょっと下に二ノ丸の展望台というのがありますけれども、そこの整備、それから、林道の城山線の林道沿いの桜の植樹等の整備、そのようなことがなされております。 それから、昭和61年になりますけれども、まず、花と緑に親しむむらづくり事業ということで、施設周辺の全体的な植樹、あるいは案内看板等の整備がなされております。 それから、
城山緑地休養施設整備事業ということで、遊歩道や駐車場の整備、それからベンチ等そのような整備がなされているようでございます。 以上です。
◆3番(国生卓君) 市長の答弁にもありますように、過去に整備されました二ノ丸跡展望台、桜公園あるいは本丸、大手門、ここの整備を今市民は、整備してほしいという声が多いです。私も何回も行ってまいりました。桜公園の展望所は現在北東の川東、下久徳方面なんですが、これはわずかに見えます。しかし、町なか、北西になりますか、こちらのほうはもう木が生い茂って全然見えません。 それと、桜公園の展望場の下の遊び場、遊具とか休憩所もあるんですが、ここも草ぼうぼうでございます。また、行くのにも大変難儀する場所であって、危ない箇所になっているところでございます。 以前は、蒲生町一帯を眺望できて、また桜の咲く時期は桜がきれいだったということです。また、聞くところによりますと、ライトアップされていたときもあると聞いております。また、先ほど部長がおっしゃいましたように、大手門の行く途中の周辺は、460年前を思い起こす供養塔、あるいはこもい穴などの洞窟があります。もう今は荒れ放題で、行くのにほんとに難儀して行く場所であります。 大手門にやっと着きますと、昔を思い出します本柱跡ですか、控え柱とか支柱柱、ここに古いベンチがありますけど、ここで休んで歴史探訪を楽しんでいたということを聞いております。 さらに、梵字のほうですか、姶良市史跡の竜ヶ城磨崖一千梵字を見にいくんですが、本来ならば桜公園のところから磨崖梵字のほうへ行けるんですが、現在は一旦城山をおりまして、蒲生町の横尾口団地というところがあるんですが、そこから城山の北東側から梵字のほうまで登っていきます。私も最近行ったんですが、石段はきれいにしてありました。しかし、梵字が岩壁に、先ほど教育長からもありましたように、岩壁には120mにわたり大小の梵字が1,700刻まれているということでありますが、今は草が生い茂り、コケが生え、見づらい状況であります。 しかも、梵字周辺は草が生い茂り、1mもない通路で足元が悪く、3mの絶壁で、梵字を見るには大変危ない状況であります。私も高所恐怖症ですので、行きたいとは思いません。しかし、下から見ていますと、転落防止の警告と思われるんですが、細い1本のロープが張ってありました。 では、お聞きいたします。この姶良史跡であります梵字ですが、数年に1回は整備されていると思いますが、近年ではいつごろ整備されていますか。これは壁面のことを言っています。壁面のことを言っております。 また、転落防止警告と思われる細いロープの1本張ってありますが、このような措置でよろしいんでしょうか。非常に危ないと思います。いかがお考えでしょうか。お聞きいたします。
◎教育長(小倉寛恒君) 梵字から二ノ丸方面に上がっていく道路というのは、これは遊歩道的なものでありますけど、そこの道路と、それから本丸のほうに上がっていく園路ですね。これもやはり遊歩道的な道路でありますけれども、これいずれも平成5年の8・6水害で途絶して、今議員がおっしゃるように、上がりにくい状況になってございます。それからその整備もまだなされていないと。 それから、竜ヶ城の磨崖一千梵字の仏蹟については、その周辺について、先ほど答弁いたしましたように、市のシルバー人材センターに除草とか伐木などの依頼はして、年に2回程度行っている状況でございますけれども、梵字そのものについて、保存するための取り組みというのは今のところしていないというところでございます。
◆3番(国生卓君) もう一回だけ確認します。いつごろ梵字の壁面を整備されましたでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) 梵字そのものの保存するための塗装するとか、カバーするための取り組みというのは今までしていないというところでございます。
◆3番(国生卓君) この梵字の壁面は、同僚議員も観光案内をやっているということなんですが、蒲生のことをよくご存じでした。しかし、蒲生の史談会というところがあるんですが、ここの方たちも、ぜひぜひ壁面を研究してほしいということはしばしば聞いております。 整備を、教育長がおっしゃったように、シルバー人材に委託しておりますと言われましたですが、石段あたりはシルバー人材センターでいいと思いますけど、壁面とその周辺は非常に危ないです。これは、プロというのはおかしいんですが、それなりの業者の方に、数年に1回でもよろしいんですが、委託されて、整備するお考えはないでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) 竜ヶ城の磨崖一千梵字仏蹟については、今後まだ実測調査とか、それから測量調査もまだ一切やっていないところでございます。昭和60年に市の指定史跡にはなっておりますけれども、今後県の史跡指定を受けるために取り組みをしていかなけりゃならないと思っております。 ただ、梵字そのものにどういった保存のためにカバーしていくかということなどについては今後専門的な知見を活用しながら取り組んでいかなきゃならないと思っています。当然、足場を組んでということでかなり大がかりなものになってくると思いますので、実測調査が済んだ後に、その後になってくると思います。 そのシルバー人材センターというのは、下の草とか除草とか雑木を払っているということで、梵字そのものに
シルバー人材センターがかかわっているということではございません。
◆3番(国生卓君) それから、梵字周辺から桜台公園に抜ける道なんですが、平成5年の8・6災害と、鹿児島で水害ですか。8月1日が旧姶良郡が一番大きかったということを聞いております。そのときに、梵字周辺から桜台公園に昔は抜けられたということは聞いております。しかし、崖崩れでもう実際行って危険な箇所であります。そこで、立て看板があったんですが、もう字も消えまして倒れていました。それを私は、仕方ないというのはおかしいんですが、一応立てておきましたけど、字も見えません。だから、このような危ない箇所に歴史好きな方が──まあ私も何回か行っていると、1人とか2人とかお見えになっていらっしゃいます。そういう方が、あそこを梵字のところ、周辺を上がって桜公園に抜けようとすると、非常に危険です。その前に、こういう事故が起きる前に早急な対策をとられたほうがよいと思いますが、対策のお考え、ありますか。 また、史跡なんですが、ここにいらっしゃる方が、駐車場がありません。史跡の地なのに何で駐車場がないんでしょうかというお声も聞きます。それで、この史跡の場所といいますか、これは教育委員会の方が年に1回か2回ぐらいは各史跡を見にいっていらっしゃるんでしょうか。そのことをお聞きいたします。
◎教育長(小倉寛恒君) 文化財に関しては、毎年文化財の調査員のほうで各全ての史跡については調査しております。現在、姶良市内では204件の文化財がございますが、それは全部、全て確認しているというところでございます。 今、議員のご指摘の磨崖梵字から上がるルート、それから東の城から上がるルート、これはいずれもそういった8・6水害によって途絶しているという状況がございます。城山全体の今上がり口としては、フォンタナの丘の正面のほうから上がっていきますと、約一・七、八kmのところに駐車場がございます。トイレもございます。そこから上がっていくというルートしか残っていないわけでございますが、今後の迫集落から桜公園につながるようなルートを開設するなど、今後取り組みをしていかなければならないわけですけれども、とりあえず本丸の確認調査をしなければ、一切やはりまだ手をつけるということは、文化財的な保存という面でまだ手がつけられないということでございますので、とりあえず確認調査を、本丸のほう、今度蒲生殖産興業からの同意をいただきまして、こういう史跡指定ができたわけでございますので、今後そういう調査を1年ぐらいかけてやって、その後にそういった活用の方面に取り組んでいかなければならないというふうに考えております。
◆3番(国生卓君) 今教育長がおっしゃいました迫周辺からとおっしゃいましたですけど、あそこは2年前の3月ですか、豪雨で、あそこも土砂崩れで寸断されていまして、まだ工事が終わっておりません。ですから、この辺のところも県と、県の予算だということは私は聞いておりますので、これはもう正直言いまして、あそこ土砂崩れしているところは、私のところの所有地のところであります。これもいつなるのかわかりませんが、その辺のところが整備が終わってからでも構いませんので、駐車場とかも将来的に設置していただければなと思っております。 先ほども教育長からもありましたけど、先月の6月15日のアイラヴューの第184号ですか、5月14日に蒲生城本丸跡が姶良市史跡に指定されました。また、6月18日ですか、南日本新聞の文化面の鹿児島風土記に、蒲生城跡と蒲生城麓を紹介されています。これらを機に、城山、私は一帯とは申しませんけど、58年、61年度にかけて整備されたところは3年か4年ぐらいかけて整備していただければ、城山公園の展望場、あるいはせっかく整備されました二ノ丸跡の展望場、その辺を優先的にしていかれると市民も憩いの場所としてたびたび訪れていかれるんじゃないかなと思っておりますが、ではどのような整備案を今お持ちなのか。この質問通告を受けた後にどのような整備案、腹案がありますかお聞きいたします。 私は、希望としましては、すぐやれとは言いません。3年、まあできれば4年ぐらいかけて整備していただきたいんですが、いかがなものでしょうか。よろしくお願いいたします。
◎農林水産部長(岩下直司君) お答えいたします。 先ほど議員も仰せのとおり、城山周辺一帯は平成5年の8・1豪雨、8・6水害により多大な被害を受けたところでありまして、特に登山道、遊歩道につきましては、土砂崩壊等で現在通行ができないという状況が続いておるようでございます。 ご承知のとおり、周辺は大変な急傾斜地でございまして、絶壁等になっておりますので、まず復旧に際しましても登山者の安全確保が第一ということで、まず危険のないような整備が今後必要であろうというふうに思っております。 さきの答弁の中にもありますように、今後の観光地化の全体的には活用の中で、その中で関係課を含めまして、登山道あるいは周辺の整備もあわせて行ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。
◆3番(国生卓君) 先ほども、くどいようですが、4年ぐらいかけて整備していただければと願っております。 続きまして、要旨2の城山には姶良市指定史跡が2つあります。今回の蒲生城本丸を含めまして、梵字と2つありますが、今後、観光地化の計画は考えていらっしゃいますでしょうか。 それと、蒲生観光交流センターが設置されてから、蒲生町を訪れる観光客はふえているんでしょうか。 それと……。
○議長(森川和美君) 国生議員、一問一答式でお尋ねしてください。
◆3番(国生卓君) はい、わかりました。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 蒲生観光交流センターの件でございますが、こちらにつきましては、平成21年10月に完成を見たものでございます。当時は、日本一の巨樹蒲生の大クス、それからその近辺の武家門通り、散策の拠点としまして駐車場とともに整備されたものでございます。 当然合併後の姶良市の観光おもてなし計画におきましても、観光拠点という重点的な位置づけをしておりまして、蒲生地区から、さらには市全体への波及を図るために重要な施設でございます。完成当時には急激な利用者の伸びが見られましたが、ここ二、三年は横ばい状態であるというふうに考えております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) この観光交流センターができてから少しはふえましたでしょうか、観光客の数は。 また、ここに訪れるあいらびゅーバスが、私の知る限りは土曜、日曜日とまっているようですが、このコースというのはどのようなコースを案内していらっしゃるんでしょうか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 先ほどの答弁でも申し上げましたが、この施設が合併前から蒲生町にあった施設でございます。合併当初、姶良市としましては、観光をどのように取り組んでいくか、これが重要な課題でございました。旧蒲生町のほうが先行して観光的には先進地でありましたので、その蒲生の勢いを市全体にどのように波及させていくかというのが合併当初の観光課の主題でございました。 したがいまして、この観光交流センターの設置からその運用の間におきまして、姶良市におきましては観光客の増加が見られたものと考えております。 それから、2点目のあいらびゅー号のコースでございますが、現在のコースでございますけれども、まず1点目が、定期便としまして姶良の伝統工芸見学コース。2便目が、こちらも定期便でございますが、姶良欲張り定番コース、さらには、旬をめぐるコースとしまして7便、例えば有機野菜の収穫体験、漆地区の散策、米丸マール、和紙ギャラリー等が組み込んでございます。 それから、30年、ことしの1月から3月にかけましては、いわゆる西郷どんの放映が始まりましたので、西郷どんの大河ドラマ館をめぐるコースというのも組み入れております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 私も、蒲生観光交流センターが家が近いものですからちょこちょこ行って見ているんですが、市の史跡のパンフレットなんですが、掛橋坂だけのパンフレットしかありませんでした。この掛橋坂は西郷どんブームで、昨年8月26日ですか、あそこでロケをやったということも聞いております。 それで、蒲生には、市の史跡には蒲生どん墓と梵字、それと漆にあります永仁五輪塔というところもあるんですが、このようなパンフレットはなぜ置いてないんでしょうか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 いわゆる掛橋坂につきましては、県の指定を平成29年度に受けておりまして、市の教育委員会文化財課におきましてパンフレットを作成しまして各機関に配付しております。 今ご指摘の竜ヶ城、それから永仁五輪塔、こちらにつきましては、今のところ市の史跡でありますことから、単体でのパンフレットは作成しておりません。しかしながら、市の文化財係がつくっております全体を網羅しました姶良市指定文化財マップには載せておるところでございます。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 何かここだけで私も質問していて、時間がもう10分しかなくなったものですから、もう最後のほうで締めたいと思っていますが、この城山というところは、この城山風土記にも書いてありますように、島津義弘あるいは西郷隆盛と縁の深いところであります。ですから、このように西郷どんブームを機会に、ぜひぜひ歴史的資産場所としてPRをすると観光客はふえるんじゃなかろうかと思っております。 また、これは南九州の城郭研究会が選んだ五城には、1位が鹿児島の鶴丸城、2位が蒲生城であります。3位が伊集院城、4位が伊佐城、これも亀丸城というんですか。5位が知覧城ということです。そういうことで、蒲生城が非常に歴史的に関ヶ原の戦い以降、島津あるいは西郷隆盛が蒲生城を攻めてくるんじゃなかろうかということで、整備してあると、整備したということもありますので、ぜひぜひ蒲生の城山も、先ほどのツアーの一角に将来的には加えていただければと思っております。 以上で1問目を終わらせていただきます。
○議長(森川和美君) 国生議員、続けてください。
◆3番(国生卓君) 項目2番目の質問なんですが、救助訓練に従事する職員の予備品を予算化して対応する考えはありませんかということなんですが、これは決して、きょう消防長お見えですけど、これは決して職員が内部告発したものではございません。これは職員のおじいさんが私にご相談した案件でございますので、そのことを踏まえてご答弁いただければと思っております。
○議長(森川和美君) 国生議員、質問内容を具体的に。
◆3番(国生卓君) すみません。この救助服なんですが、さっきの要旨のときにお話しいたしましたけど、破れてしまって、縫っても縫っても破れてしまうと。それで、今現在は自分で買っているということで、4万円ぐらいするらしいんです、救助服ですので。それで、役所のほうで予備品ということはないんだろうかということの質問でございます。 失礼しました。
◎消防長(福ケ迫勇二君) お答えいたします。 今の予備品ということでございますが、これは答弁でご回答をしているとおり、今後、検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 市長の答弁とは何か違うような感じがするんですが……。もう一回よろしいでしょうか。先ほどの市長の答弁とは違うと思うんですが。 市長は、予算の範囲内で支給するというお答えだったんですが、今の消防長のお答えとは何か違うと思うんですが、いかがでしょうか。
◎消防長(福ケ迫勇二君) 今答弁にございますとおり、今後全体の予算を見きわめながら、その範囲内で救助服の予備品について検討したいというふうに回答しております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 予算の範囲内ということは、私もこの予算書を見させてもらいました。どこに書いてあるんでしょうか。
◎消防長(福ケ迫勇二君) ただいまのご質問に関しましては、担当課長を兼務しております消防次長がお答えいたします。
◎消防本部次長兼消防総務課長(和田人司君) 貸与品の予算につきましては、消防費の中の常備消防費に消防業務事業がございます。その事業の中の消耗品費800万円の予算の中から貸与品を購入し、現在職員に貸与しているところでございます。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) この消耗品の800万円の内訳というのは、積算根拠というのはお答えできますか。どこに、制服の貸与品は何百万とか、わかりますか。
◎消防本部次長兼消防総務課長(和田人司君) 先ほどすみませんでした。消防総務課の和田でございます。 予算の要求をしまして、財政課のほうに要求する中で、その中で最終的に予算の決定が行われるわけですが、その要求の中で、うちから出したものについて内示的なもので出しておりますので、今議員がお持ちの予算書の中には貸与品という言葉は出てきておりません。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) では、財務課へ出している予算書の中で、消耗品費の積算根拠という資料を、議長宛てに資料提出請求書にて依頼してよろしいでしょうか。
○議長(森川和美君) 検討いたします。
◆3番(国生卓君) はい、わかりました。 続きまして、議長、よろしいでしょうか。
○議長(森川和美君) はい、続けてください。
◆3番(国生卓君) 要旨2の姶良市消防職員貸与品規則の第2条中のただし書きの、やむを得ない事情があるときは貸与期間を短縮することができるの、やむを得ない事情とはどのような事情なのか。 また、第6条第2項中、消防長がやむを得ないと認めたときは、のやむを得ないとはどのような判断をした場合かということで、市長の答弁では、答弁を見ていますと、お聞きしましたところ、これは第2条と第6条は同じ趣旨だと理解いたしましたが、それでは消防長、この署員が消防長に申請を出したら、これは全消防署員に代品を支給するという理解でよろしいでしょうか。
◎消防本部次長兼消防総務課長(和田人司君) 市の消防職員貸与品規則というのがございまして、それに基づきまして支給してまいります。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) ありがとうございました。それでは、時間がもう4分しかございませんので、スターランドのほうへ移らさせていただきます。 県内でも貴重な天文台の施設でありますが、外壁が大変汚れており、あまりにも見苦しく感じるという声があります。また、平成5年にオープンしてからもう25年経過して、今まで塗装したことがあるのだろうかと思っております。 また、私もスターランドに行きましたが、職員でも磨いたりしてやっているんですが、何せ高級な壁で、凹凸感のある壁でありまして、なかなか汚れが落ちにくいということであきらめてしまっていると。やはり専門業者の塗装は清掃会社じゃないと無理だということをお聞きいたしました。 それで今後、先ほど教育長の話では、25年やっていないということでしたので、ちょうど展望台の隣は伝承館がありますし、あそこには、伝承館にはいろんな祭りごともやっております。いかがでしょうか。塗装するお考えは。近年。
◎教育部長(竹下宏君) スターランドの塗装の件でございますけれども、教育長の答弁にもありましたとおり、教育施設、市のほかの施設もございますけれども、優先順位をつけながらやっていくという答弁をしております。 教育委員会といたしましても、施設の維持管理、特に生命とか危険が迫るようなものの補修には特に早急にやっております。外観ということで見苦しいという点でございますので、金額的にすると相当な、足場を組んで上まですると高額なものになるということから、職員たち今みずからできるような道具等をそろえまして、1階部分だけでもできるような形での対応はとっていきたいというふうに考えております。 以上です。
◆3番(国生卓君) できれば、入り口、玄関ですか。あそこだけでも早目にやられたほうがいいと思うんです。これはそんなに、全体的は順次やっていけばいいと思うんですが、まずせめて入り口だけでもやられていかれれば見苦しい感じはしないと思います。 以上で終わります。
○議長(森川和美君) これで、国生卓議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度といたします。(午前10時50分休憩)
○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午前10時57分開議)
○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、15番、吉村賢一議員の発言を許します。
◆15番(吉村賢一君) 登 壇 議席番号15番、吉村です。 まず、傍聴においでの皆様、またインターネットで視聴の皆様に御礼申し上げます。 冒頭にあたり、一言申し上げたいことがあります。 ここに、新市長を迎えて、第1回目の議会をとり行っている次第でございますが、周りから、今度の市長はどんな人だろうか問われることが多いわけです。今一生懸命勉強中、議会が始まればバリバリ動いてもらえるんじゃないかというふうな回答をしておりますが、浪人中の4年、あるいはこの3か月、基礎的学習をしっかり十分なされているかと思います。これからどのような力量を発揮してもらえるか楽しみにしている市民も多いことだと思います。姶良市民のこれからの期待を裏切らない、市民目線の指導力が望まれるところでございます。 振り返りますと、厳しく誹謗中傷も飛び交う選挙戦でございました。お互いの勝手な解釈の取り違いで論争を悪化させているケースもあるやに聞きます。当事者同士が直接話し誤解を解くことができれば一番いいわけですが、そのエネルギーを姶良市の発展の方向で一致させることができればもっとすばらしいと考える次第でございます。 新市長及び我々新議員においては、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」いう言葉がありますが、市民の話を最後までよく聞き、慎重に吟味、議論を重ね、決断していくとしたら非常にすばらしい市政になるのではないでしょうか。それぞれ一つ一つを実行に移し、きらり、一つでもきらりと輝く姶良市に育てていきたいと思います。 改選を経たことによって市長ともども、我々議員も初当選のつもりで初心に返り、与えられた任務の遂行に努めていきたいと思います。 そこで、今回の質問に入ります。 質問事項1、新庁舎建設計画の見直し。 要旨。新庁舎は「現行を見直し、新しい視点で市民の醸成を育てながら、市民が集える、集まれる情報発信基地としての施設を創設します」という市長選挙公約をもとに、以下の質問をします。 (1)建物は1人当たり20m2以上の延べ床面積を必要とします。仮に600人の職員を想定した場合、1万2,000m2以上の延べ床面積が必要であります。現有地、現在の庁舎2階建て2棟の敷地の1ブロックで考えますと4,600m2しかございません。仮に建築面積を半分の2,300m2とすると5階建てになるが、どういうふうに考えておられるか。 (2)出水市役所は1万4,400m2の敷地にありますが、当市も最低1万m2以上のまとまった敷地が必要と思われるが、どのように考えているか。 例えば、西之妻の市有地は1万2,000m2あります。そこは考えられないのか。また、現有地の場合、NTT交換局手前北側の住宅地まで買収できれば、ここに本庁舎を建て、その建築中は現庁舎を仮庁舎として活用できると思うが、いかがか。 (3)駐車場、取り壊し、道路の周辺整備、仮庁舎等の総事業費は幾らみているか。 (4)納得できる案ができなければ、現在の庁舎を補強で二、三十年寿命を持たすということはできないのか。そこでじっくり考えることができるのではないだろうか。 質問事項2、公立短期大学設立計画について。 (1)要旨。高等教育機関を空港近くの姶良市に設立しようとすることは一つのアイデアであり、うまくいくならばすばらしいことだと思います。それについて以下問います。 ①短期大学でいいのか。必要性について詳しい説明を求めます。 ②財政的な根拠は大丈夫か。将来的に市の財政
圧迫要因になるおそれはないのか。 (2)上記①②をクリアしたという前提で以下を問います。 ①せっかく地元で学んでも、それが地元で生かされなければなりません。専門科目については、1次産業を生かす加工技術、基礎研究ができれば望ましいと考えるが、どうか。 ②将来の就職率と地元への定着をどう考えるか。 ③候補地はどこを考えているか。 以前、京セラ研究所誘致を考えた隈原、
スターランドAIRA等がある北山あたりはどうなのか、伺います。 質問事項3、加治木駅などの駅裏の整備。 3駅前の整備の必要性は以前からある話ですが、今回は駅裏の整備を問います。 (1)加治木駅は、本年度エレベーター設置が予定されているが、高校生や駅裏の住民の利便を考えると、北口も検討する必要があると思うが、どうか。 (2)帖佐駅は、本年度、駅前の基本計画を策定するが、あわせて駅裏整備も計画に入れられないか。 (3)重富駅裏も要望が多いが、スムーズな土地交渉ができるならば整備検討に入るべきと思うが、いかがか。 以上、質問します。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 吉村議員のご質問にお答えいたします。 1問目の新庁舎建設計画の見直しについての1点目のご質問にお答えします。 複合新庁舎建設については、私は複合新庁舎建設検討委員会が市の将来を見据えた活発な議論の末まとめられた答申が反映されている基本構想・基本計画の内容を基本的に尊重すべきであると考えております。 基本構想・基本計画では、本庁舎の規模をほかの自治体の建設事例等からおよそ1万2,000m2と想定しています。今後、基本設計において、想定する規模の建物の具体的な配置等について詳細な検討を行うことで階数等が定まっていくものと考えております。 2点目のご質問にお答えいたします。 基本構想・基本計画では、本庁舎の建設場所を市民の利便性の視点などから、3か所の候補地を選定した上で、利便性や経済性など6つの視点から検討して、現在の本庁舎敷地が最適地であると判断しております。 3点目のご質問にお答えします。 本庁舎の建設費用については、他の自治体の建設事例等から、今後の消費税の改正や建設工事諸経費の上昇を考慮し、およそ60億円を見込んでいます。 なお、この額には駐車場、解体、周辺道路の整備、仮設庁舎等の費用は含まれておりません。これらの費用については今後基本設計の中で具体的に検討してまいりたいと考えております。 4点目の質問にお答えします。 本庁舎の建設費用の財源は、主に合併推進債の活用を考えており、その活用期限である2023年度までに竣工したいと考えております。 次に、2問目の公立短期大学設立計画についての1点目の1番目と2点目の1番目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 本市の人口移動の状況を見ますと、15歳から24歳までの若年層の転出が超過している現状にあり、公立大学法人による短期大学の設置は、この年齢層の若者を本市に引きとめ引き寄せる策の一つになると考えています。 また、大学を設置することにより、地域にもたらす経済波及効果が大きいとする調査結果もあり、高等教育の機会増や人材育成の場の醸成、地域活性化等に加え、地域経済にもたらす影響など複合的な効果が期待できるものであります。 あわせて、高等教育機関を新設することにより、地元の子どもたちの将来に夢と希望を与えられると考えています。 また、短期大学としましたのは、超高齢社会への対応として今後とも需要の増加が見込まれる分野、例えば看護学科などを検討しており、これに対応するのは3年間の短期大学となっていることによるものであります。 なお、1次産業を活かすためにも、加工技術を含めた農・林・水産業技術者の育成は重要であります。市としましては、産業振興の全体的な取り組みの中で検討できればと考えております。 1点目の2番目のご質問にお答えします。 現在、検討段階にある公立大学法人短期大学の建設に要する財政的な面については、事業内容や予算規模など具体的なことはまだ決まっておりませんので、今のところお答えできる状況にありません。 一般的に、運営に要する経費については、寄附金等の小規模なものを除きますと、授業料などの学生からの納付金とその設置者である地方公共団体からの運営費交付金が主な財源となっているようです。 なお、運営費交付金の主な財源は、設立団体の普通交付税額の算定においてその経費が基準財政需要額に算入される形で措置されることになります。 2点目の2番目のご質問にお答えします。 公立大学法人による短期大学の設置は、学び直しの場の提供、地元に貢献する若者がまちに残ること、就学費用を抑えることにより地元の若者の就学を支援できることも考えあわせてのことであります。さらに、さきに公表されました県医療労働組合連合会の看護職員の労働実態調査の結果では、慢性的な看護師不足が指摘されています。 このような状況もあり、短期大学の卒業後には、県内を含む地元での就職がなされるものと期待しております。 3番目のご質問にお答えします。 候補地につきましては、学生にとって利便性の高い場所への設置が望ましいと考えていますが、組織体制を整えながら検討を進め、決定してまいります。 次に、3問目の加治木駅などの駅裏の整備についての1点目のご質問にお答えします。 加治木駅北口については、現在のところ広場や接続道路等の計画はございませんが、駅の北側には県立高校が2校あり、鉄道を利用して通学する生徒も多いことから、利便性を考慮すると、北側から駅への出入りができることが望ましいと考えます。 今後、駅の北口を含め、加治木駅周辺のまちづくりをどのように進めていくか、地元の方々や関係団体等とも協議してまいりたいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 帖佐駅については、イオン側の出口だけではなく、松原側についても駅前広場及び都市計画道路が都市計画決定されています。今回の計画策定に当たっては、まずはイオン側だけでなく、松原側の駅前広場も含め、整備の優先度や手順などを整備してから検討を進めていきたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 重富駅の山側についても、駅前広場及び国道10号までの都市計画道路が都市計画決定されています。これまで都市計画道路等の整備に当たっては、財源的に有利な国の社会資本整備総合交付金などを活用して進めてきており、帖佐駅、その他の箇所も含めて、優先順位等を整備した上で事業化を検討していきたいと考えております。 なお、帖佐駅、重富駅ともに駅前広場を整備するとなった場合には、その前提として新たな改札口の設置が必要となるものと考えていることから、JRなど関係機関と協議しながら検討していきたいと考えております。 以上、お答えといたします。
◆15番(吉村賢一君) 2回目の質問を行います。 まず、市長のほうで、この新庁舎建設計画の見直しというのが現実に市長の公約として出ていたということがありまして、それを一つのよりどころにして実は質問させていただいたわけです。 すなわち、私はこの広さではとてもじゃないが新しい庁舎建設を考えるには全然足りない状況があるということで再質問、3月にも質問しましたけど今回も質問させていただきました。ですから、せめてこのところの面積、広がりを見直すということは必要であろうと、そういったことで、市長はどう考えておられるか、再度お伺いします。
◎市長(湯元敏浩君) 新庁舎建設については、私は見直しという部分は、スケジュール、日程等を見直して、市民の世論の醸成というものを図りたいということで見直しということであるということは、前提としてまずはお伝えいたしたいと思います。 そして、その部分で広さの部分については、さまざまな先進事例、各市町村、県外の市町村等々を見まして、さまざまな工夫をしながら庁舎を建設しているところもございます。そしてさらに、そこに設計される機能、そういったものも参考になるところもございますので、いろいろまだ研究する余地はあると思いますが、場所的には、私は検討委員会が決定したそこの場所で妥当だと思っております。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) 例えば、この場所を一つの仮説として始めていくとすれば、仮説というか、これを尊重していくということであるとすれば、この場所というのは、私の想定では5階建てぐらいになるわけです。5階建てということは20mほどの高さになるかと思うんです。そうした場合に、道路車線制限やそういったものが引っかかっていって、いわゆる北側のほうの場合はかなり空き地をとっていかないと、建物ぎりぎりに道路寄りにはつくれないという状況があると思うんですが、こういったところは技術的に基本計画基本構想の段階でどの程度詰められたかお伺いします。
◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) お答えいたします。 基本構想の中で基本計画、それから基本構想の中では庁舎のほうの方向性でありますとかおよその規模、機能、そのあたりを定めております。基本計画に基づきまして今後お願いすることになります基本設計、このあたりで、各種法令等の基準、それらを含めまして設計案という形で出てくることになります。 その中でそういう法令が守られているかとかそういう日照関係、そのあたりも含めて、また階数もですが、そのあたりではっきり定まるということで考えております。 以上です。
◆15番(吉村賢一君) 今、まだ検討を結局していないということになるかと思うんですが、道路車線制限でいきますと、かなり1対1.25という高さの比率からいきますと、16mほどセットバックして、いわゆる道路の端ぎりぎりに日照権が確定されなきゃいけないので、道路幅を含めて16m後退するような建物をつくるということになりますから、今現在の敷地がなおさら狭く有効利用できないという状況が出てくるかと思って、そういう懸念で質問しました。 これを基本設計でもう少し検討していただきたいと思うんですが、その時点で私が提案しましたのは、西之妻を挙げたわけなんです。西之妻を挙げたということは、市有地であり、今度スマートインターチェンジが完成していく、そういったことを考えていく。それから、仮庁舎が不用になります。あそこにつくる場合は。そういったことを考えれば、じゃ仮庁舎をつくるのにどれだけ費用がかかるのか、それを考えますと、当然数億円はかかるはずです。 現在のこの敷地の中で考えていくと非常に限界があると。ですから、大胆に西之妻を候補として挙げたのですが、これについて、非常に難しい検討かと思いますが、再度、西之妻を検討することはあり得ないかお伺いします。
◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) お答えいたします。 今回、計画にあたりまして、3つの候補地ということで複合新庁舎建設検討委員会の委員の方々にはお願いしたところでありますが、その前に建設候補地ということで全体で7つありました。その中に、確かに物産館用地ということで西之妻の候補地もありましたが、この西之妻の用地につきましては、市の所有物ではありませんで、土地開発公社の所有となっております。 それと、近隣の帖佐駅からのアクセス、それからバス停などの利便性、それから周辺にある金融機関等々を考えたところ、この西之妻のほうの候補地については、建設候補地の中から除外という形で決定したところでございます。 以上です。
◆15番(吉村賢一君) 基本計画そのものが非常にそういう意味では、非常にばくっとした感じがするわけなんですが、具体的に、例えば先ほど私数億円と言いましたが、ここの場合では、仮庁舎を建てるというのは非常に至難のわざかとは思うんですが、その辺は当然検討されていると思うんです。仮庁舎についての費用あるいはどういうふうな想定で仮庁舎を考えていくのか。つまり、この場所にもう設定するとしたら仮庁舎が必ず必要になります。そこらも当然想定内だと思いますので、その件についてはどう考えておられるかお伺いします。
◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) お答えいたします。 仮庁舎等につきましては、やはり基本設計を受けまして、建築計画という形で順序立てて建設が進むことになりますが、現在のところは極力仮庁舎のほうを建てない方向で検討はしてまいりますが、それは今現在ある市の施設、それをできるだけ活用して、もし仮に仮庁舎をということであれば、必要最低限の分をつくるという形で今後進めていきたいと考えております。 以上です。
◆15番(吉村賢一君) 画像をお願いします。 これが出水市役所ですが、5月にちょっと見にいきました。これが駐車場です。駐車場でこれだけ、2階に上がるとしたらスロープをとらなきゃいけないと。今現在の駐車場を考えてみると、もうぎりぎりいっぱいなのかなという感じがあります。非常に手狭じゃないかなと思います。 これは業務用の駐車場、2階建てになっておりました。ここでも相当なスペースを必要としているというのが見てわかるかと思います。 これは全貌ということですが、広々としております。でも、広々していますけど、ある職員の方に聞いたら、もう手狭だと。ここも1人当たり20m2の見当で建物が建っていますけど、やはりもうぎちぎちだと。 これがエントランスの関係です。ちょうど私が行きましたのは休みだったんで、中を見ることができませんでした。窓越しにさっきのエントランス、逆方向から見た吹き抜けの、吹き抜けというか、見通しがきく明るい感じの建物でした。 もう休みだったんで、こういうふうな案内板があったということです。 画像はいいです。 そういったことで、この広々した状況というのはあったほうがいいでしょうし、ただし、出水市の場合も駐車場が職員の駐車場は2km離れているということを聞きました。そういった、今現在、この庁舎に対して当然来客の駐車場も当然必要です。だけど、職員の駐車場も考えていかないと、いわゆる職員の労働環境が悪い。今でも7時半に来て場所取り合戦をやっておられるという、なかなか大変な状態であります。そうすると、仕事をする時間より以上にサービス残業じゃないんだけどそれに近いものが出てくるんじゃないかと。 そこで、この計画の中で職員の駐車場はどの程度考えておられるのか。ばらばらばらと計画の中に入っておりますけど、あちこち散って、実際ここに100人の職員が、かなり蒲生、加治木から来た場合、さらにこれはもうパンク状態になると思うんですが、その辺についてはどう考えていますか。
◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) お答えいたします。 本庁舎の建設の中に、職員用の駐車場というのは現在もございませんので、今度つくる場合も、敷地内に準備をするということはありませんけれども、現在、図書館の駐車場のところ、それから歴民館のところと、それから西之妻の今度は市有地、あの南側のほうに市有地がございますが、その部分でありますとか、駐車場はもうある程度の台数は確保を現在もしている状況でありますので、今後はまた本庁方式となりました職員が集まるということになりましたら、そのあたりの要望というのもあろうかと思います。あと交通用具の見直しもまた含めながら、職員といろいろと協議というか、検討させていただきたいと考えております。 以上です。
◆15番(吉村賢一君) ただいま申し上げましたように、非常に曖昧というか、ぼやっとしたところの基本計画になっていますので、この費用につきましても、60億円でおさまるのかどうかというのはまた基本設計しなきゃわからないというような話にはなるかと思いますけど、非常にこれシビアにやっていかないと、もう簡単に80億円とかなっていくんじゃないかなという感じがします。ですから、そこで加治木とかあるいは蒲生のほうも、きっちりこの基本設計の段階で、今年度基本構想なり基本計画を加治木、姶良もやるわけですから、合算してやっていかないと、加治木、蒲生の分は金がなくなるよということが想定されますので、そこらはきっちり全体を見て、数字を詰めてやっていただきたいと思います。 2問目にいきたいと思います。公立短期大学設立計画です。 これについては、私は、書いておりますように、アイデアとしてはいいんじゃないかと。地元に学生が残るということは非常にいいことじゃないかと。それが、短期大学の場合は調べてみますと大体7割ぐらいが地元に就職するケースが多いということも聞いております。そういったことで、うまくいけばいいなと思うんですけど、実際うまくいくかどうかというのはもうきっちり検討していかないと、後で負の財産になってはいけませんので、プラスの財産になるように、ぜひしっかり方向づけしてもらいたいと思います。 私が1つ提案しましたのは、1次産業を生かすためのそういう技術課程を持つものはできないだろうかと。県内に農業大学校なんかもあるわけです。農学部とか畜産学部ございます。私が考えているのは加工技術といったものを含めたことで考えていって、もう実際、やる際にこれもひとつたたき台の中に乗らないものだろうかということで質問させていただきます。
◎市長(湯元敏浩君) 吉村議員の方向性とか大枠、そこの部分は私も賛同するものでございます。 それと、加工技術のエキスパートをつくるということについては、この短期大学の中で私が今構想として公立大学法人短期大学の中でやろうとすると、この辺のところは最初からというのは非常に難しいところだなと。この公立大学法人をつくる目的としては、高齢化社会に対応するエキスパート、それと、国の政策、施策に対する地方創生としてどのように対応していくかという大きなコンセプトがございまして、その中で処理するのはちょっと無理があるかなと今は思っております。 しかし、この加工技術を含め6次産業等々の農業に対する活性化というのは非常に重要なことだと思っておりますので、全体の産業振興を含めて何かしら違う方向性で、姶良がそのモデルケースになり得る、そういったアイデアがないだろうかということは模索していきたいと思っております。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) それと、可能性という面から見て、基本的な問題は人口です。18年人口が、いわゆる学生、18歳の人口、これが2016年は119万人、それから2040年には80万人になる。そういった中で、当然検討されるかと思います。 鹿児島県の場合は平成28年度に4年制大学に行く高校生が31%、短大に行く生徒が8%、専門学校に行くのが20%という状況があるわけですけど、先ほど言いましたように、この人口減に対してこの20年後、そういったところに対応できるように考えておられると思うんですが、具体的にどのように検討されておられるのか、いわゆる20年後もこの公立短期大学が生徒を集められるよという見通しというのはどういうふうに考えておられるかお伺いします。
◎市長(湯元敏浩君) 人口減少というのは日本全国、日本全体の問題としてほんとにゆゆしき問題、ゆゆしき課題だと思っております。姶良市も人口が県内で唯一、県本土で唯一伸びておりますが、2009年の予想によりますと、2015年から姶良市も減り始めるというような結果が出ておりましたが、今2018年、ふえ続けております。大方の参考情報としては、非常に有益なデータではございますが、やはり実態というものが時代の流れによって違ってくるんだなと私は実感しております。 となりますと、将来の仮定の話はなかなかできないんですけれども、姶良市が人口が減らないための施策を、大学だけではなくてまちづくり、そして駅前改革等々をやっていく総合的な相乗効果、そういったものも含めて人口を維持しながら、そしてさまざまなこの交通アクセスのよさを生かして、さまざまな地域から学生が集まるような、そういった方向性で将来をにらんでいきたいと思っております。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) 今、いろいろ市長も考えがおありかと思います。この先ほども言いました4年制大学に比べますと、短大の場合は地元就職率も高くて、若年層を地元に定着させる意味では非常に重要な役割を担っているというふうに私も解釈しているわけなんですが、そこの受け入れ体制、例えば看護のそういうのを狙うとしたら病院側の受け入れ体制、じゃ病院側が受け入れ体制というのは、私は裏腹に、奨学金制度というのも病院側から出しているケースが多々あるかと思います。そういった意味での学資援助、つまりこういう短大に行かれる方は経済的に厳しい方が比較的多いという統計値がございます。そういった意味では、やはりそういう学業を営むのにそういう資金援助がかなり必要なんじゃないかなと思うんですが、その辺の、いわゆるここの地域の医療団体との連携といったのはどういうふうに考えておられるかお伺いします。
◎市長(湯元敏浩君) もちろん吉村議員がおっしゃる研修制度を含めた、あと卒業してから先の就職先も含めた中では医療関係者と話をしていかなきゃいけないところもあることは認識しております。まだ具体的にその段階に達していないところもありまして、今は大学をつくるための手続・申請等々の精査、そういったものをしている段階でございまして、もちろんステップが上がればそのような段階があることは承知しております。十分に協議をして進めていきたいと思っております。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) 今言われましたように、いろんな競合というか、あるいは提携とかいろんな場面が出てくると思います。 昨日の一般質問の中でもありましたけど、看護につきましては地元専門学校との競合というのが出てきますけど、これはバッティングしないように調整するというふうな回答だったと思いますので、それは省きます。 財政的な問題にいきますが、財政的には、回答としましてはいろんな一般財源、県・市等、それから学生納付金、その他というのがあるんですが、市税を使わないでいけるというのは非常にかなり実際は難しいと私は思っています。じゃ、もう少し、どういった形で財源の手当てがあるのかというと、さっき言いましたように、県等の一般財源とかあるいは学生の納付金、それ以外に何が考えられるか、あるいは何を想定されていらっしゃるかお伺いします。
◎総務部次長兼財政課長(米澤照美君) お答えいたします。 収入のほうでございますが、先ほどまず市立大学の事例を見てみますと、学生からの納付金、それから公共団体からの運営交付金の収入、そのほかに受託する研究費の収入等が挙げられているようでございます。 以上です。
◆15番(吉村賢一君) なかなかその辺は今から詰められると思いますが、そこはきっちり詰めて、先ほど来申し上げましたように、負の資産にならないようにじっくりと検討していただきたいと思います。 それから、具体的に先ほどもちょっと触れました地元での就職がなされるものということで、将来の就職率と地元への定着をどう考えるかの回答の中で、地元での就職がなされるものと期待していますということですが、具体的にはどのような業界、団体を考えておられるか、お伺いします。
◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) 具体的には医療機関、それから介護をする機関というふうに考えているところでございますが、求職の関係ですね。例えばハローワーク国分の求人状況等を見ますと、看護を含む福祉関係の有効求人倍数が2.18、介護関係では2.49ということで、平均の1.5をかなり上回っている状況もございまして、地元への就職というのは十分に確保できるのではないかというふうに考えているところでございます。 以上です。
◆15番(吉村賢一君) 確かに看護師とかあるいは薬剤師といった需要は今もって多いと思うんです。ですから、そういったことはあり得る話だと思います。 それともう一つ、今の延長で考えていきますと、保育関係です。保育園の保育士が足りないという状況があります。もちろん保育学科を持っている学校もたくさんあるかと思いますけど、ここらも少し検討ができるんじゃないかと思うんですが、ただし、この保育士の場合は保育士手当を上げていかないと東京、大阪に逃げられますので、せっかく育ててもその辺のところまで含めて考えなきゃいけないと思うんですが、そういう保育学科までの検討は考えられないものかどうかをお伺いします。
◎市長(湯元敏浩君) もちろん、当初の国の施策に対する高齢化社会に対する学科、例えば看護学科、介護学科みたいなものを、軌道に乗れば、日本全体で需要が多い保育士、そういったものの子育てに向けてのエキスパート、そういったものも必要になってくるかと思いますが、当初はやはり欲張らず、公立大学法人の中で、国が、あと日本全体が要しているエキスパートをできる学科を目指していきたいと思っております。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) 欲張らずと言われたんですが、もう一回欲張ってしまいますけど、例えば社会人といいますか、年齢を召した方もまた学習していこうと、生涯学習の中で、ここで受け入れられると。もちろん、じゃ看護学科に入れますよ、そういうことも可能性があると思うんですが、そういった中年の方の受け入れ、そういったことはできるんじゃないかなと思うんですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) この大学、短期大学というのはやっぱりまちの地域の中心になり得る施設でもございます。そこに地域の方々のいわゆる学び直し、そして資格を持っている方々の学び直し、そういったことも十分に考えられる派生的なものだと思っております。その部分は方向性は同じでございます。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) 場所の件なんですが、町なかがいいだろうという話ではございます。規模が小さければそこでも十分土地、それなりの土地は確保できるかと思いますが、私のほうはあえて北山とか隈原、ここを挙げたのは、中山間地域は老齢化・高齢化が進んでいる。その中に若者が行って、そこで、場合によっては畑仕事もやってもらうとか、あるいは地域の人とも親しんでもらうという観点から、こういうある程度土地があって、何らかのそれなりに住民もいる、あるいは何らかの施設があるというところを活用できないかということで提案しましたが、この辺については、利便性の高いでくくってあるんですけど、もう一度こういった中山間地域への候補地というのは検討できないものかどうかお伺いします。
◎市長(湯元敏浩君) 場所においてはまだ決定したわけでもなく、さまざまな条件、総合的に判断をして、そして姶良市全体の条件を考えながら決定していくものと思いますけれども、利便性の部分は学生の目線から、学生がいかに集まっていただけるかという目線から提案させていただいているところでございまして、その学生が集まる利便性と地域活性化という部分の部分は2つの両輪だと思っていますので、また今後、まだまだ場所は未定でございますので、検討することにはなると思いますけれども、決定においてはさまざまな総合的な判断をしていきたいと思っております。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) この公立短期大学については、ちょっと締めになりますけど、2018年度の新設学部学科認可申請状況というのを見てみますと、国立大学では富山、広島、福岡、公立では愛知、島根、山口、それから私立ではもう多々ありますので挙げませんけど、非常に多くの学部、学科が申請はされています。人数的には大体定員40名から多いところで750名というのがございます。 その中で看護学科、これは東京なんですが、看護学科というのを拾いますと、東京、埼玉、あるいは茨城といった形で、千葉もあります。関東近辺が多いわけです。それが、この姶良にといった場合が非常にユニークでいいんですけど、関東に新設学部がたまたま2018年の看護学科については集中しているというこの現象を見て、市長は、そこで、いや負けないでこっちでやるぞ、こっちもやるぞということなのかどうか、その辺の気構えのところをお伺いします。
◎市長(湯元敏浩君) 開学に向けて一生懸命頑張ってまいりたいと思います。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) じゃ、公立短期大学についてはまだいろいろこれからも質疑する機会があると思いますので、詰めた段階でまたおいおい論議させていただきたいと思います。 加治木駅などの駅裏の整備についてお伺いします。 画像をお願いします。 これが加治木駅裏口真正面、跨線橋がございます。跨線橋というか連絡橋があるわけですが、これの手前にエレベーターがつくんじゃないかと想像しているんですが、これが本年度中にできるのではないかと。そうした場合、こちら側がこういうふうに住宅地になっている。広場がないんです。ですけど、4mから3mほどの線路とあの柵の間にすき間があります。横から見ると、こんな感じですね。5時20分ごろでした、撮影したのが。工業高校あるいは加治木高校の生徒がプラットホームにあれだけ鈴なりになっているという状況です。草がついているところは約3mから4mほどのスペースがあるということです。ここに跨線橋というか、連絡橋をつなげないかというのが私の──というよりか、この地域住民の趣旨でございますが、まだ全然計画はないということですけど、もうちょっと、少なくとも計画はしていただきたいと思うんですが、いかがですか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 議員お示しの加治木駅の北側の入り口でございますが、当然、あけるとなりますとJRとの協議が必要になってまいります。そのJRとの協議が調ったとしての前提でございますけれども、議員がお示しのとおり、加治木高校生、工業生が現在JRの利用者が約1,000名いらっしゃるそうでございます。したがいまして、乗降客の3分の2ぐらいを占めていらっしゃるという形でございます。したがいまして、その利便性は図るべきだと考えております。 しかしながら、この住宅地へつながる道路等がございませんので、裏口をあける場合につきましては、その道路の整備というのが必要になってくるのではないかと考えております。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) 先ほど写真を見ていただきましたように、この住宅地の道路がもうそのままぎりぎりまでつながっておりますので、幅員もございます。それで、私はそこの方の聞き取りをしました。6軒ほど聞き取りしました。非常に高校生が来ることでかえって騒がしくて迷惑にならないかと。そうしましたら、いや、いいですよ。うちらも便利になるからというふうな回答でした。 皆さん全部、例えば100軒あれば100軒聞いたわけじゃないんですが、近くの方はそういうふうな反応でございまして、あの道路自体をつなぐということでも可能じゃないかなと思いますので、これは計画に、JRとの協議をしていただきたいと。 でないと、今せっかく若者が、じゃ私、工業高校の実は野球部に聞きました。野球部のメンバーに。ちょっと団体でいたわけなんですが。おい君らは元気だから遠回りしたほうがいいだろうという逆の質問をしたら、いや、近いほうがいいですよ。ですから、高校生も元気いっぱいなんだけど、そういって駅裏ができれば助かるということはもう率直に、私も聞いておりますし、ぜひこれは彼らにも言いました。多分、今すぐはできないだろう。うまくいっても10年先かもしれない。だけど考えてほしいというのは、彼らがまた回答してくれました。 次、文教のまち、加治木のまちを伸ばしていくには、そういった利便性を高めていくというのも必要じゃないかなと思います。もう一度この件についてお伺いします。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 議員お示しのとおり、利用者の利便性は図りつつ、そして特に学生の皆さんの安全性も確保しながら、JRとの協議については進めてまいりたいと思います。 以上でございます。
◆15番(吉村賢一君) 加治木駅についてはそういうことでございます。 帖佐駅につきましては、今現在検討されていると思うんです。駅前広場をやる際に駅裏も考えていかれるということをちょっと聞きましたので、それを進めていただきたいと思います。 重富駅につきましては、もう随分長年の課題になっているかと思います。一般質問でも何回か出ているかと思うんです。いわゆる都市計画街路として決定されていますが、これについては関係機関と協議しながら検討していきたいということですが、今まで全く検討しておられないのか。例えば、地主さんと交渉、話をしておられないのか。その点についてお伺いします。
◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 具体的な計画等については、都市計画決定以外のものにつきましては、具体的には計画しておりません。 以上です。
◆15番(吉村賢一君) 最後になります。重富駅も、ここも近くの住民からぜひあけてほしいということがありますので、スムーズにいくようであれば、地主さんがもちろんうんと言えばということでしょうし、再開発を考えていけばこれも長期ビジョンの中で整理をしていくべきかと思います。その辺についてはどうですか。
◎建設部長(徳部健一君) 今議員仰せのように、全体的なプロセスの中で検討課題として今後進めていくということは考えております。 ただし、都市計画街路と今動き出している部分もございます。そういった観点から、全体の整備ということで計画していきたいと思っております。 以上です。
○議長(森川和美君) これで、吉村賢一議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時10分からといたします。(午前11時51分休憩)
○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後1時10分開議)
○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、19番、萩原哲郎議員の発言を許します。
◆19番(萩原哲郎君) 登 壇 皆さん、こんにちは。また、傍聴席に足を運びくださった皆様にお礼を申し上げます。きのうは台風で散々な日でありましたが、姶良市も大した被害もなく、台風も去っていきました。また、きょうは、このすばらしい天気に恵まれて一般質問ができることを喜んでおります。天気に負けないように一般質問も一生懸命頑張っていきます。よろしくお願いします。 質問事項1、寺師から木場までの県道の改善について。 質問事項要旨、県道十三谷重富線の寺師から県道堂山宮之城線の木場までの区間の道路は、幅員が狭く急カーブも多い。近隣の住民は、朝夕の通勤等、通行に危険を感じている道路である。道路が改善されない現状では、北山校区は人口も年々減少し、地域が消滅していくのではないのではと、危機感を持つ住民が多い。 要旨1、市長は施政方針で、中山間地域の振興は本市の発展にとって重要な課題の一つでもあると示された。定住促進住宅の建設、インターネット環境の充実、コミュニティビジネスへの発展、空き家対策等の必要性は理解できるが、地域が活性化するために道路改善対策も重要であると思う。道路改善対策はどのように考えているか示せ。 要旨2、過去10年間のうちに道路改修がなされた場所を示せ。 要旨3、北山住民は一刻も早い道路改善を望んでいる。一部離合場所が設置されたが、道路改善が一向に進んでいない理由と今後の道路改善対策について示せ。 要旨4、北山校区の27年度から29年度までの人口変動状況を示せ。 要旨5、北山促進住宅4棟に入居されている方々の反響はどうか。 質問事項2、総合運動公園の改修工事について。 今年度、姶良市総合運動公園の陸上競技場に姶良フットボールセンター整備事業で、全国大会等の公式試合やプロサッカーチーム等も使用できる良質の天然芝の張りかえやクラブハウス改修工事が計画・立案されている。地域経済の活性化が望め、また市内の小中学生の競技力向上が図られる施設として期待されている。 陸上はフットボールだけではなく、姶良市陸上競技会も少年育成のために活用を考えている。体育協会に要望書も出ていると思う。しかし、トラックが土であることから雨天どきの利用ができないことや、水はけが大変悪いことから、インコースにノリが生えるなどして、雨天後は数時間利用できない状況にある。 また、トラック走路のレーンがわかりにくいことから、陸上記録会等の大会準備が大変である。さらに、投てき、跳躍種目スペースがトラック内を含め、芝生で覆われていることから利用できない状況である。応援スタンドが本部側のみであることから、雨天どきの大会運営に支障がある。 要旨1、雨天時にも児童・生徒や高齢者体力づくりとして利用できるように、全天候型の走路レーンをトラック外部回りに増設すべきと思うが、考えを示せ。 要旨2、グランドの土を水はけのよい真砂土等に入れかえる考えはないか示せ。 要旨3、トラックの走路レーンにラインを引き、投てき・跳躍種目の競技スペースをトラック内外に設置し、各種目大会に活用できるようにすべきと思うが、考えを示せ。 要旨4、応援スタンドを全面化することにより、スポーツ大会のみならず、複合的なイベント施設として入場料を徴収する施設等は考えられないか問う。 要旨5、総合運動公園は春になると桜の花が咲きほこり、市民のいやしの場である。芝を張りかえると多目的広場・陸上競技場の桜の木々等はどうなるのか示せ。 要旨6、現在の子ども広場跡地に桜の木を移植して、桜島・錦江湾を見渡せる市民のいやしの場所として花見ができるよう改善できないか問う。 要旨7、陸上競技場・多目的広場改修工事後は、一般の方の練習(ジョギング・ウオーキング)やグラウンドゴルフ等の競技はできるのか問う。 質問事項3、稲荷橋に防犯灯・歩道橋設置について。 稲荷橋に歩道橋を設置してほしいと、同僚議員も今まで何回となく訴えているが、歩道橋設置がなされず、通行の安全確保がなされていない現状である。稲荷橋は重富中学校に通う生徒や流通センター等の職場に通う人や車の利用が多い。通学路として、午前7時30分から8時半までは森山方面から池島への通行規制が行われているが、時間帯にかかわらず通行者は多い。 幅員が狭いため、車で通行する際、通行人は橋の欄干側によけているが、夜は暗く、足もとも見えず、落下のおそれもある。過去に物損事故が6件発生している。地元住民から歩道橋設置の要望が強いと聞く。通行の安全・安心等を図り、事故が起こらないように防犯灯及び歩道橋の設置が必要と思うが考えを示せ。 質問事項4、鹿児島マラソンの市民枠について。 鹿児島マラソンは平成28年から開催され、3回目が終わり、錦江湾・桜島の景観を味わいながら、県内最大規模のスポットイベントとして定着しつつある。 出場者の特別枠として鹿児島県民枠、県外枠と海外枠2,500人が設けられている。 今大会から鹿児島ふるさと納税と、ランニング桜島遠来枠として500人の枠が新設され、特別枠以外の7,000人が一般参加枠となった。姶良市民の参加が少なくなり、地元の応援の方々の不満が大きい。 フルマラソンの折り返し地点が重富地区にあり、市職員をはじめ、協賛団体や姶良市の高校・小中学校のおやじの会など、多くのボランティアスタッフが参加しており、大会の運営に際して、姶良市も大きなかかわりを持っている。また、市観光協会や市商工会、地元の重富校区のコミュニティ協議会などの協力を得ながら、飲み物や加治木まんじゅうなどの提供を行い、ランナーに声援を送っている。 要旨1、姶良市や協力市として市民枠を100から200人は欲しいと思う。また、もらえる権利があると思うが、市長の考えを示せ。 要旨2、ことしの姶良市のボランティアスタッフ・応援者を含めて総勢何人ぐらいの参加だったか問います。 あとは一般質問から行います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 萩原議員のご質問にお答えいたします。 1問目の寺師から木場までの県道の改善についての1点目から3点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 地域の活性化を図るためには、道路改善対策が重要であると考えています。 ご質問の県道部分については、狭隘な部分が多く、これまでも地域住民の方々や北山校区コミュニティ協議会から、道路拡幅や安全対策の要望もいただいております。 市におきましては、その都度、県姶良・伊佐地域振興局に対しまして、計画的かつ継続的に道路改善工事等を行っていただけるよう要望しているところであります。 県におきましては、現在まで若宮神社付近から北山小学校までの区間、およそ700m、県民の森の入り口付近およそ700mの拡幅改良及び離合場所5か所や、ガードレール等の設置などを施工していただいております。 また、本年度実施している北山工区が完了することから、昨年度、北山校区コミュニティ協議会と協議を行い、新たな区間の工事を要望しております。 県においても、狭隘な箇所が多数存在する道路であることは認識されており、船津工区の進捗状況などを踏まえながら検討したいとのことであります。 市としましては、引き続き計画的な道路改善工事等について要望してまいります。 4点目のご質問にお答えします。 北山校区における平成27年から29年までの人口変動状況については、各年の5月1日時点で、27年が422人で、そのうち65歳以上が占める高齢化率は63%、28年が388人で、高齢化率は67%、29年が367人で、高齢率が69%となっています。 5点目のご質問にお答えします。 北山定住促進住宅に入居されている方からは、現在の生活について、校区コミュニティ協議会を中心とした地域の方々の協力もあり、放課後の預かり活動や野菜づくりなどを通じて交流を深め、楽しく生活されていると聞いています。 また、付近の道路状況については、道路の狭い所での大型車両との離合の際に、不便さを感じたこともあるとのことで、できれば県道を拡幅していただきたい旨の要望はございました。 次に、2問目の総合運動公園の改修工事についての1点目から7点までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 全天候型の走路レーンについては、トラック外部回りに、幅1.25m、延長500mのゴムチップ舗装のジョギングなどに利用できるコースを1レーン設ける計画であります。 トラックの土については、真砂土に入れ替える計画であり、また、トラックの走路レーンのライン設置及び跳躍、投てき等のフィールド競技の施設改修も行うこととしています。 観客席は、現在、メインスタンドとサブスタンドで1,320席、芝生スタンドでおよそ5,000席の計6,320席であり、増設など計画しておりません。なお、複合的なイベント施設としての利用については、今後の研究課題としてまいりたいと考えております。 桜などの樹木については、陸上競技場の周りは現状のまま残すこととしていますが、現在の多目的広場の周りについては、必要なスペースの確保のため、支障になるものは移植、または伐採を検討することとしております。 子ども広場の跡地については、野球のウオーミングアップなどに利用できるスペースとしての整備を計画していることから、桜の移植は考えておりません。 整備後の利用については、両グラウンドともグラウンドゴルフなどのサッカー以外のスポーツの利用も可能であり、また、陸上競技場はジョギングやウオーキングでの利用も可能であると考えております。 次に、3問目の稲荷橋に防犯灯・歩道橋設置についてのご質問にお答えいたします。 稲荷橋の付近には、その上下流側のおよそ400mに、県道及び1級市道にかかる主要な橋梁があること、また単独の歩道橋を新設する場合、およそ1億円の予算が必要であると見込まれることから、新たな歩道橋の設置は考えていないところであります。 市としましては、稲荷橋周辺の住民の方々のご理解をいただければ、利用形態に応じた通行規制を研究してまいります。 また、道路照明灯の設置については、稲荷橋の幅員が狭いことや交差点部であることから、その設置に向け、橋梁構造の検討及び関係機関との協議を行ってまいります。 次に、4問目の鹿児島マラソンの市民枠についての1点目のご質問にお答えいたします。 今回の鹿児島マラソン2018には、フルマラソンとファンランを合わせて2万人を超える申込者があり、主催者側においても、可能な限り多くの方々に出走機会を提供したいという方向性を示されていましたが、交通規制など大会運営上の兼ね合いで、出走者数を制限せざるを得ない現状があると伺っております。 大会は、ランナーをはじめ関係者の声を主催者側が広く聞き、最終的は実行委員会の判断によって、よりよい運営に活かされるべきものと考えています。 第3回大会終了後、実行委員会事務局である鹿児島市観光交流局スポーツ課に対し、姶良市民枠の確保を含む、特別枠の見直しについて要望したところでありますが、その判断は、主催者側に委ねられることとなります。 2点目のご質問にお答えします。 鹿児島マラソン2018の終了後、主催者側からは、イベントやおもてなし会場を含め、来場者数およそ13万5,000人、そのうち沿道での応援者がおよそ8万人と発表されました。また、従事者として、給水・給食や沿道整理などの一般ボランティア、沿道応援隊、審判員、救護係など六千数百人もの方々にサポートしていただいたとのことであります。 同様に、本市においても、フルマラソンコースの折り返し地点を中心に、およそ400人にも及ぶボランティアスタッフが参加しているとともに、応援者の数は、重富地区における往復およそ2kmの沿道で、推定でおよそ6,000人と算出しております。 以上、お答えといたします。
◆19番(萩原哲郎君) この県道十三谷重富線ですね、北山校区の人口も年々減少し、地域が本当消滅していくのではないかということなんですけど、市長は、施政方針の演説で中山間地域の振興は本市の発展にとって重要な課題の一つであると示された。 その中で、定住促進やコミュニティビジネス、空き家対策なども入れてはありますが、この道路改善のものごとが何もうたってない。市長、選挙期間中に北山校区の住民の方々といろんな会合があったと思います。その中で、地域の道路の改善について、一生懸命取り組んでいく、そういうことを住民から伺いました。その件について市長は北山校区の道路改善について、今後どのように改善していくか伺います。
◎市長(湯元敏浩君) 萩原議員おっしゃるとおり、私、中山間部の維持そして生活の弱者の方々に対する気持ちというのは、重要なことだと思っております。その中でさまざまな問題点がある。その中で道路の問題も重要なものだと思っています。 これ基本的な部分ですので、あえて私は、特筆はしなかったのでございますが、やはり道路の問題というのは、この車社会という中で、弱者を減らす中の一つの大きな動脈だと思っております。その気持ちは変わっておりません。 以上でございます。
◆19番(萩原哲郎君) ここに北山校区の27年度から29年度の人口変動状況が書いてあります。27年度から、だんだん1年ごとに34人、28年度が21名、大体20名以上の方々がだんだんいなくなっている。 だから、私も北山校区をいろいろ回ってみて、住民の方々に聞いたところ、ものもいろいろ欲しいんだけど、一番大事なのは道路改善ですよち。だから、このままでは北山はもう消滅していくのは時間の問題です。早く道路改善をしないことには、北山校区は消滅するから道路改善をよろしくお願いしますということだったんですけど。 それだからその中で、やはり地域住民が、今度新しい市長選に出る方は道路に力を入れてくれるということだから、私は今度、新しい方に投票します。そういうことをお聞きして、今度の市長は相当頑張る市長なんだな、そういう形で思っております。 だから、やはり北山校区の一番課題は道路なんですよ。ものをつくることも大事なんですけど。だから私のほうから今回言われたときに、「萩原さんち、おまんさあも道路改善に協力はできないときには、あたいもそっぽを向くからね。」そこまで言われましたですよ。 だから、一番本当欲しいのは北山校区みんなほとんど聞いてみれば、道路の改善が、だから朝夕ですね、やはり通勤、毎日使っておる道路、それとあの先には県民の森があるんですよね。あの場所も、そこまで行くまでの道路の改善がなされてないために、参加者がほとんど少ない。何か大きいイベントがあったときに参加者がちょっとふえるぐらいであって、だからもうあの県民の森に行ったら、本当言えばあっちこっちもう道路自体も人の歩いた形跡はなく、草ぼうぼうです。 やはり、ああいう場所がせっかくあることに対しての、それまで使う道路、この場所が本当に狭かったらやはりやっぱり運転は慎重にしないといけないものであって、狭かったり、ここにも書いてありますけど、狭隘な部分が物すごく多いんです。 だからもうU字路になったり、途中は崖が崩れたり、そういうところも崩れたときにはすぐ対処しておって改善してもらっているんですけど、やはり皆さんが本当安心して通れる道路、やはりこういうところを早く改善していただきたいと思うんですけど、ここ10年どのくらい、ここにも書いてあるんですけど、どのくらい改善されたかお聞きいたします。
◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 答弁にもありましたように、また議員お話になった県民の森入り口から南側へ700mが最初改良をされたと思っております。その次には、今、北山小学校付近あそこを700m、今年度改良が終わるということでございます。 そのほかには、ガードレールの設置、それから支障になる流木、その辺の相談が来ますので、振興局のほうにお願いしている状況でございます。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) 私、一番思っていることは、北山小学校の道路手前、ああいうところも本当、今、広くなって大分通行しやすくなっているんですけど、それ以外に一番本当に地域住民がここは狭くて危ない場所、それとあと崩落の場所、ああいうところはあとU字路ですね、ああいうところの改善を早く年に1か所でもいいですから、やはり改善していくような形をしていかないと、あと10年たったら北山校区の住民はいなくなります。 だから、校区住民が言われることは、私たちがまだいる間だけでも早く道路の改善していただければ、地域住民、また今度、促進住宅に入れた方々も、また今後市の対策でまたつくっていただければ人口もふえていくと思うんですけど。 その中で今度、促進住宅に入られた方々がここにも書いてあります。付近の道路状況は狭い場所で、大型車両との離合の不便さを感じていること、県道を拡幅していただきたいという申し出があります。 そのほかに、まず、あそこの県道が陥没、また、崖崩れ等が発生したとき、迂回路、道路の安全、道路の案内、説明、この促進住宅に今度入られた方には、言えばその迂回路なんかは説明してあるんですか。
◎建設部長(徳部健一君) 住宅の方への迂回路の表示、説明ということでございますけれども、特にはその迂回路があります、ここを通ってくださいということは示しておりません。 ただし、道路に支障があった場合ですけれども、この県道十三谷重富線につきましては、1年間の管理をする業者がもう定まっております。市のほうから連絡をすると、すぐ業者のほうが動きまして崩土除去とか、緊急的な対応をやっていただいておりますので、その大災害を除いては俊敏な対応ができておりますので、迂回路を通っていくということはかなり少ないことだと考えております。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) その迂回路が聞いてみたら、来て全然わからんというんですよね。やはり、崖崩れ、陥没というような、やはり今回は被害はなかったんですけど、やはりこの台風、雨の多いときなんか、発生する状況にありますので、やはりその新しい方には大体の場所からの迂回路、そういうのを地図等で今後、示すような形はできないですか。
◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 災害時になりますと、今度は迂回路の確保も必要ということではございますが、事前の周知ということで、地図等でここからこう行けますというような案内図は差し上げたいと思います。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) じゃ、次、2問目に入ります。 総合運動公園の改修工事についてです。 ここの1点目、雨天時に児童生徒や高齢者等が言えばこの天候型の走行レーンですよね、トラックの外部なんですけど、ここ大体1m、ここに書いてある大体幅だと思うんですけど、今まではコンクリだったんですよね、それであとたまり水ができたりして、使えないということで、今回、ここには1.25m幅、それと延長500mのゴムチップ舗装のジョギングなどの利用できるコースを1レーン設ける計画であります。 こういうことでありますので、やはり設置工事の際、そのときにはこの水たまりができないように勾配等をつけて、安心して練習ができるような形がほしいと思います。これはもう答えは要りません。 2番目のグラウンドの土の水はけのよい真砂土を入れる考えですね、これも言えばここに書いてありますように、真砂土に入れ替える計画であるということあります。今までこのトラックは土であったことから、雨天時の利用がトラックの水はけが大変悪くて、ノリ等が生えて滑る、そういう悪循環な土でありましたので、今後、こういう真砂土に入れかえてもらえれば安心しておって競技ができるんじゃないかと思います。これも了解いたしました。 じゃ、3番目ですね、トラックの走行レーンのライン引きですね。 このトラックの中で投てき種目、ここに砲丸投げ、円盤投げ、ハンマー投げ、やり投げ、跳躍種目が、走り幅跳び、三段跳び、走高跳、棒高跳びの種目は、全部可能なんですか。
◎建設部長(徳部健一君) インフィールドの施設につきましても、今回改修をいたしますので、おっしゃるように施設の利用は可能でございます。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) あと、このレーン、8レーンあるんですけど、このレーンはもうちゃんとテープかなんかでレーンを確保できるんですか。
◎建設部長(徳部健一君) レーンにつきましては、レーン専用のテープがございます。それを抑えて設置するということにしておりますので、完成時期には、もうずっと引かれたままのラインが整備されているということになります。
◆19番(萩原哲郎君) そういう形で、今まで本当にこの大会があるときにはレーンを引いたり、そういうところに大分時間を消費したということでありますので、今回、ちゃんとレーンが引かれているという形になりますので、いいことじゃないかと思います。 次に、この4番目、クラブハウスの改修工事は9,000万円、この内容をちょっとお伺いいたします。
◎建設部長(徳部健一君) この回答につきましては、担当課長が答弁いたします。
◎建設部都市計画課長(丸山修君) 都市計画課丸山です。お答えします。 クラブハウスにつきましては、現在の陸上競技場の観覧席のスタンドの下の事務所、更衣室等を改修して行います。更衣室につきましては、4室とれるように計画しております。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) 今度、観覧席のほうはもう今までどおりなんですか。
◎建設部都市計画課長(丸山修君) 観覧席につきましては、特に改修は計画しておりません。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) 座る椅子なんか、もう大分色がさめているんですけど、そういうところ色を塗ったりとか、そういう計画はないんですか。
◎建設部都市計画課長(丸山修君) 現在のところは、ちょっと計画してないところであります。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) せっかく、いろんなところは改善されて、やはり一番目立つ観覧席、座るところですね、そういうとことは、やはりさめたりしておったら、言えば割に合わないんじゃないかと思いますので、そういうところも、今後検討していただきたいと思います。 次に、この1億8,000万円、全体で陸上競技場はかかるんですけど、ここにも言ってあるんですけど複合的なイベント施設として、今後、入場料を徴収するような設置等は考えられていないかということなんですけど。やはり、今までこれだけ億というお金をかけて、せっかくつくるんだから、周りの方も言えばそれなんか少しでも徴収できるような施設まで徐々に設置していっていけたら、収入も少しでも入ってくるんじゃないかという意見があるんですけど、そこの考えはいかがですか。
◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 貴重な予算をいただきまして整備するわけですので、そのイベントの使われ方、そこが一番問題になってくるかと思います。その辺は協議をしながら、可能であれば用途を広げていくということも視野に入れて考えておりますので、どういったイベントになるかいう、そこ辺の今後の協議が一番大切だと思っております。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) やっぱり総合運動公園になれば広いし、言えばいろんな、今はやりの若い、前回も姶良市の夏祭りで行ったようなイベントとか、それとかまたプロレスも毎年来ておるらしいです。天気がよければ外でやればたくさんの人が入って利益も上がると思いますので、そういうことも、一応参考にしていただきたいと思います。 次、5番目ですね。この運動公園の樹木ですね、この太い木は伐採ということなんですけど、この木は何年ぐらいたっているんですか。
◎建設部長(徳部健一君) 年数のほうまで、最初植えた当時が雑木のクスとか、ある程度年数がかかったものであると認識しておりますので、40年、50年生というのもあるかと思います。その高木についても学校で影が欲しいという声も聞いておりますので、高木を全て伐採ということでは、今考えてないところで、木の状態、それから利用される箇所、その辺をまた調査して木の移植、伐採等は考えていきたいと思っております。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) 幹回りの小さいやつはもう移植する形なんですけど、この大木ですね、話を聞けば大先輩方が難儀をして移植をしてきた木らしいんですよね。だからなるべくは伐採するんじゃなくて、どこかにか移植してもらいたいという声がありますので、やはりそういうところも今後は検討しながら頑張っていってもらいたいと思います。 それと、この桜の木がなくなれば、今まで花見とかやった方々がだんだん寂しくなってくる。今回は、また下に多目的広場、子ども広場ができる。そういうところに移植するということではあるんですけど、あそこは谷間の下にあって、景観が悪いんですよ。 だからもう少しこの景観のいい場所に、そういう桜の木を植えて、少しでも市民のいやしの場になるようなことと、それと、あと運動公園の周り、散歩される方、ウオーキングされる方いろいろあるんですけど、ベンチが少ないんですよね。ベンチの設置ももう少し、やはり景観の特にいいところなんか、ベンチを設置して、錦江湾を見ながらいやしできる場所をつくってほしいと思いますが、いかがですか。
◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 木の植栽につきましては、主な陸上競技場、多目的広場、それから新設の多目的広場の整備のほうの後半になってきております。今、植栽については、概略の設計のものはあるんですけども、これからまた実施の設計をしてまいります。その中で、今、お話がありました、できたら花見ができるような新たな場所とか、それからベンチ施設についても検討はしていきたいと思っております。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) もう一点、6番で、今現在子ども広場ですよね、この脇に道路が通っているんですけど、歩道が。ここに子ども広場に今度ウオーミングアップのできるスペースをつくりたいということなんですけど、この道路までは出ないですかね、そのウオーミングアップの場所は、公園の横です。
◎建設部都市計画課長(丸山修君) お答えいたします。 道路のところまではかからない計画でございます。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) 今度新しく多目的広場、子ども広場、それとあと駐車場が西側のほうにできるんですけど、この場所に、今、出口専用の道路があります。西側に。完成後はこの道路を拡張して、出入りの利用価値の高い考えはないか、お伺いいたします。裏側です。
◎建設部都市計画課長(丸山修君) お答えいたします。 今現在、西側のほうにおりる道路がございます。現在、多目的広場の造成工事に利用しております。この道路については、イベント等のときの出るために利用しているということも聞いておるんですが、今現在では、特に改良等を計画はしておりませんが、今後ちょっと検討していきたいと考えております。 以上です。
◆19番(萩原哲郎君) やはり、いろんなイベントがあった場合だけじゃなくて、このやはり西側に、裏側の道路、これを使われる方も結構、鹿児島方面、吉田方面、向こうの方なんかは言えばもう近道ですので、やはりそういう形で、今後は利便性の高い道路、言えば狭くて危険があればちょっと拡張・拡幅して通りやすいような形で、今後、検討していただきたいと思います。 じゃ、次に行きます。 次のこの稲荷橋。この稲荷橋、もう何回か同僚議員が、もう耳にたこができるほどほど言っても改善されない。私も今回一言、なぜこの青木水流橋、岩淵橋、鍋倉にある。向こうなんか歩道ができたんですよね。歩道ができて設置されて通行の安全・安心等が守られているんですよ。 稲荷橋、ここに答えが書いてあるのは、歩道橋を新設すれば1億円の予算がかかる。なんでもつくればお金はかかるんですよ。だからいつも逃げの一手というのは、お金がかかるからできないんだ。市民はそうじゃないんですよ。税金をちゃんと払いながら利便性の高い道路を願っているんですよ。だから同僚議員も何年もやっておってもできないち。だから本当にこれ執行部の方は勉強されているんですか、やはりこういうところ、なんでできないのか、お金だけじゃないと思うんですよ。 だから、地域の方もおっしゃる方は、「もうそうやって時間制限するんであればうっこわせち」、「使い道がないやったら、うっごわせよち」そういうことまで言われるんですよ。そういうことが言われないように、やはり市民の税金で少しでも利便性の高い道路を設置するのが役所の仕事じゃないですかね。 やはり、市民の安心・安全を考えながら市民のために尽くしていく、それが執行部の一つの仕事だと思いますので、今後、言えばここに書いてあるように「設置に向け橋梁構造の検討及び関係機関との協議を行ってまいります。」行うだけではなくて、やはりどうしたら安くなるとか、言えばどのくらいまで手を入れたらいいか、やはりそういうところを伺って近いうちに早いうちに、また、改善を願いたいと思います。また、これは後の宿題にとっておきます。 じゃ、次ですね、時間がありませんので、この鹿児島マラソンですね。これはここに答えが書いてあるのが、「姶良市民枠の確保を含む特別枠の見直しについて要望したところでありますが、その判断は主催者側に委ねることになります。」なんで委ねるんですか。なんで協議しないんですか。委ねるということは全部任すということですよ、相手に。 せっかく新しい市長が来たんですからね、もう少しこういうところを姶良市民もことしの本当この参加者が少ないこと。だからここに書いてあるところは、フルマラソンの折り返し地点が重富地区なんですよ。ほいで、姶良市も、協力をしとって市民枠を本当に欲しいんですよ、ランナーは。なんでこれだけ協力しているのに、ここに書いてあるとおり、400人に及ぶボランティアを出しておるんですよ、バスで10台以上。それと応援も2kmに及ぶ沿道で6,000人以上もいらっしゃる。その方々が「ことしは地元が少ないですね」と言われたんですよ。
○議長(森川和美君) 萩原議員、時間がございませんよ。
◆19番(萩原哲郎君) はい、はい、そうじゃった。 そういうことで、言えば今後、市長、検討をお願いします。
○議長(森川和美君) これで、萩原哲郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午後1時58分休憩)
○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後2時05分開議)
○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 次に、11番、岩下陽太郎議員の発言を許します。
◆11番(岩下陽太郎君) 登 壇 皆さんこんにちは。本日、4人目11番の岩下です。4月に市議会議員になりまして初めての一般質問です。 正直な話を言いましてすごく緊張しております。初めてのことなので、失敗もあるかもしれません。しかしながら、子どもたちにも何事も経験だと言っておりますので、一生懸命頑張ってみたいと思います。 それでは、通告しております質問に入らせていただきます。 質問事項、施政方針について。 定例会において、市長が述べた施政方針から質問する。 要旨(1)教育を最重要課題として位置づけ、高等教育機関の創設を検討することは、非常によいことだと個人的には評価している。しかしながら、教育の1丁目1番地である家庭教育のあり方が今日の姶良市や鹿児島県、日本全国においても問題となっている。学校や教育委員会、文部科学省も積極的な活動の推進もしているが、各家庭の問題という社会の意識の中で浸透させきれていないのが実情だと考える。 姶良市子育て基本条例が制定され、教育委員会と保健福祉部との連携を図りながら、業務及び活動を実施しているが教育委員会の目標とする子どもの自立をどれぐらい達成できていると判断しているのか。 また、姶良市の最終目標をどのように考え、その実現に向け、市民や企業などにどのようなことを求めているのかお聞きします。 要旨(2)子育て世代への支援について、幾つかの事業や支援内容を示しているが、他の市町村では、既に整備され、さらに充実した内容で実施しているものも多い。その中で子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査を計画しているが、どのような内容になるのか。また、その内容は、他の部署との連携が図れた市民にとって有効性を感じることができる調査になるのかお示しください。 要旨(3)JRの駅を中心としたまちづくりは、今後の高齢化社会や車社会からの転換を見据えた中において、有効的な施策だと言える。今後は車の免許を持たない人がふえることも予想されるため、公共交通の利便性を高め、車を利用しなくても生活のしやすい環境にしていくことが求められる。 しかしながら、車社会に慣れ親しんだ人が公共交通を利用する移動になかなか慣れないと思われる。そうした中で、この施策を実行に移すとなると公共交通網の整備と同時にターミナルとなる場所の環境整備と充実を図らなければならない。 とても大規模でかつJRとの協議など、時間がかかる上に交渉が難しいが、どのようなスケジュールと組織で整備事業まで進めていくのか説明を求めます。 要旨(4)公共施設の老朽化対策を含め、第2次姶良市総合計画の策定において、公共施設マネジメントの推進を図るためには、姶良市の持つ施設等の資産価値も把握していなければならないと思うが、現在、姶良市が持つ資産として考えられるものの総数と総資産額を示せ。 以降は、一般質問席より行います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 岩下議員のご質問にお答えします。 なお、1点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 施政方針についての2点目のご質問にお答えいたします。 2015年度からの5年を一期とする第1期子ども・子育て支援事業計画は、国の示した基本方針に基づく本市のニーズの調査の結果をもとに計画案を作成し、市子ども・子育て会議に諮った上で作成いたしました。 本年度実施するニーズ調査は、2020年度を始期とする第2期子ども・子育て支援事業計画を作成するために実施するものであり、内閣府からは、国の基本施政に基づき調査を実施するよう通知が届いています。 なお、詳細な内容については、今月中に内閣府から送付される予定であり、その通知に基づき調査内容を検討することとしています。 市におきましては、国から示された基本方針に基づき、素案を作成し、庁内での協議を経て、市子ども・子育て会議に諮ることとしております。 市としましては、市民に有用な調査となるよう努めるとともに、市民のニーズに対応した子ども・子育て支援事業計画の作成につなげてまいりたいと考えています。 3点目のご質問にお答えいたします。 JRの駅を中心としたまちづくりについては、今年度から来年度までにかけて、帖佐駅の駅前広場の基本計画を策定することとしています。 策定にあたりましては、JRや県などの関係機関と協議をしながら、また、検討委員会を設置して検討を進めていきたいと考えております。 計画策定後は、都市計画の変更手続を行い、その後、詳細な測量設計を実施し、事業認可の手続を経て、国の交付金事業などを活用しながら、必要となる用地の取得、工事実施の順で整備を進めていきたいと考えています。 なお、基本計画策定のための検討委員会については、学識経験者、関係行政機関、地域の代表者、各種団体、公共交通事業者など十数名の委員構成を考えています。 4点目のご質問にお答えします。 現在、市におきましては、公共施設マネジメントの推進について、昨年3月に策定しました、公共施設等総合管理計画に基づき、関連計画や財政運営との連動、調整を図りながら基本方針に基づいた取り組みを推進しているところであります。 市が保有する資産の総数と総資産額は2016年度末時点で、土地について面積がおよそ3,151万m2、価格はおよそ292億7,800万円であります。建物については、施設数が380で延床面積がおよそ30万5,000m2、価格はおよそ177億4,000万円であります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 施政方針についての1点目のご質問にお答えします。 子育てを取り巻く社会環境はこれまで以上に複雑化してきています。核家族や少子高齢化、共働き家庭やひとり親家庭の増加、地域の人間関係の希薄化、不登校や虐待、スマートフォン等の普及による情報モラルの問題など、課題が山積する中、保護者の子育ての不安感や負担感が増大しているのは現状です。このような課題に応じて、平成25年4月に姶良市子育て基本条例を施行しました。 子育て基本条例においては、本市の教育の目標である自立に向け、目指す人間像として自立した人間、社会づくりに貢献できる人間を掲げ、取り組みを推進してきています。また、市民の方々に対しては、子どもたちが安全で健やかに育つ環境づくりやふるさとを大切に思う気持ちを育てていくことを求め、企業に対しては保護者が仕事と子育てを両立しやすい職場環境を整えることや、職場体験学習などを通したキャリア教育への協力を求めているところです。 条例に基づく具体的な事業としては、モラリティ・インプルーブメント推進事業、学力向上アクションプラン推進事業、スーパーサイエンス総合推進事業、キャリア教育推進事業、SSVC事業、家庭教育支援事業、青少年育成事業など学校・家庭・地域・事業所等が一体となって協働した事業を展開しているところです。 本市の教育目標である自立が、どの程度達成されているかは、基本的に将来的な子どもの姿に表れるものだと考えており、本市の教育環境の中で育まれた子どもたちが社会的自立を果たした後、日本国内あるいは世界の各地で活躍してくれるものと確信しているところです。 以上、お答えといたします。
◆11番(岩下陽太郎君) では、要旨(1)から伺ってまいります。 教育長がお話していただきました子どもの自立についての達成状況や最終目標について、わかりました。 私も、教育長がお話されたように、社会的自立を子どもたちがして、そして自分が思うステージで活躍してもらえるよう願っております。また、具体的な事業も挙げていただきました。子どもの健全育成を図ることを特に事業として挙げておりますので、それをしっかりやっていただきたいというところと、あとは学校、それから保護者、地域、事業所に向けてしっかり対応をしていただきたいなと思いますが、先ほども中にありましたが、企業、事業所ですね、それから地域、そことの連携というのはいかがでしょうか。ちょっと具体的に教えていただきたいと思います。
◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) この連携につきましては、姶良市子育て基本条例の中でそれぞれ家庭、地域、社会、企業、事業所と呼んでおりますけれど、それぞれ役割ということで載せてございます。 それぞれの持場において、家庭であれば教育の原点であるということでありますとか、それから学校であれば教育の目標が達成できるように努力していくこと、それから事業所でありますと、地域社会の一員として子どもの育成に責任を負うことなどがここに掲げてられておりますので、それらの理念をもとに連携をしていると、こういうことでございます。
◆11番(岩下陽太郎君) 保護者、学校などは、もう子どもに直接関係しておりますので、そこに対していろいろやろうというのがあるんですが、地域、それから事業所というのは実際、子どもを直接かかわっていない方々もいらっしゃる。そういうところで、多分事業所であれば保護者が学校行事など参加するときに、例えば休暇を与えるとか、そういうことをやっていってもらいたいということをお願いしていくものだと思うのですが、そういうものもしっかりと教育委員会のところもですが、市としてもいろいろ対応をやっていただきたいなと思っております。 今そういう話がある中で、それがしっかり詰まったものが多分この子育て手帳、姶良市には子育て手帳というものがあります。インターネットもありますので、皆さんご存じなのかなというところもあるんですが、この中にはたくさんいいことが書いてあります。 私はこのはじめにのところの文章がちょっと好きなので、ちょっとここで紹介もしたいなと思うのですが、はじめにとして、親の笑顔が子どもの笑顔をつくる。子どもを育て、その成長を見守ることは、根気のいることですが、大きな喜びや楽しみをもたらすものです。肩の力を抜き、親も子どもとともに学び、みんなで楽しみながら子育てしましょう。姶良市の子どもたちがすくすく、伸び伸び、生き生きとそして大きく育つことを願って、この家庭教育冊子をお届けしますというふうに書かれております。 また、この文章の下には、このような文章もありまして、こんなときにお使いください。子育てのヒントがほしいとき、お子さんの成長の記録を残したい。子育ての相談窓口を知りたい、市内の社会教育施設を活用したい。こういったものがはじめに書いてありまして、その内容としましては、その年代に合ったアドバイスというものが詰まったものです。 この子育て手帳は、子どもの年代に沿った形で幼児期、小学校下学年編、小学校上学年編、中学校編という4冊があります。ちょっと、ここで疑問が私の中で出てまいりました。なぜかと言うと、乳幼児編というのがございません。 お聞きします。なぜ、乳幼児編というのがないんでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) おっしゃるとおりでありまして、やはり、この教育委員会による政策というのは、どうしても、やはり学齢が基本になってしまっている。3歳というのは、幼稚園、公立幼稚園では3歳から入ってきますので、どうしてもそういった割り方をしてしまっているということで、3歳から15歳までの12年間を4分割しているということでございました。 確かに一番大事なのは、家庭教育のいわゆる教育の出発点である家庭では、まずゼロ歳児から2歳児ぐらいまでの母子による親とのいわゆる絆の形成、これが一番大事なところですけど、そういったところは抜けていると言えば抜けているわけです。 そういうことで、今後、やはり保健福祉とも一体となって、そのゼロ歳から3歳まで、そこもやっぱり今後は検討していきたいなというふうに思っております。今後、保健福祉部と一体的にやはり取り組む、そういう施策というものを今後展開していけたらというふうに考えております。
◆11番(岩下陽太郎君) 先に、もう全て教育長に言われてしまったような感じになってしまいまして、おっしゃったとおりで私も家庭教育というのを理解してもらうことは、お母さんが妊娠したときから意識して学習してもらわないといけないのかなと思っております。やはり、そのときに、この手帳、もしくは母子手帳などにこの内容というのがしっかり記載されていれば、先ほど言ったような温かい文章の書いてあるもの、一緒に育てていきましょうという、市のことを知っていただいて、それで子育てをしっかりしていただく。そういった取り組みにもなるのかなと思います。 そこで、ちょっと連携というところもありましたので、ちょっと教育部の方、教育長などになると思うのですが、保健福祉部のほうで「母子モ」というアプリを今推進しておりますが、そのことは御存じでしょうか。
◎教育部長(竹下宏君) そのことについては、保健福祉部のほうから聞いております。
◆11番(岩下陽太郎君) 御存じということですので、携帯などで使えるアプリになっております。母子手帳と同じように予防注射の記録、そういうものだったり、通知も来ます。出生情報や成長の記録などのコメント、それから写真、そういったものも保存できるものです。 また、その中には、初めての子育て動画として沐浴の方法、それから赤ちゃんのお尻の拭き方、離乳食についてなども動画で閲覧することができます。スマホで管理や確認ができるので、うまく活用できると本当に便利なものになると思います。ぜひ、このアプリと子育て手帳の内容というものを、また連動させて家庭教育に関しても発信してもらいたいと思いますがいかがでしょうか。
◎教育部長(竹下宏君) 子育て手帳につきましては、現在、担当課のほうにも「母子モ」と連携をとるようにということで、ホームページ上の連携は今現在やっているところですけれども、この「母子モ」についても連携がとれるような研究をしてくれということで指示はしているところでございます。 以上です。
◆11番(岩下陽太郎君) すみません。ここまで家庭教育というところを重点的に言うかと言うと、家庭で中心に家庭教育というのは行われないといけないものなのかと思いますが、ただいま現状としましては、学校現場、特に、小学校、中学校の教員、先生方にしわ寄せが来ている状況でそれが大きな負担となっているように思います。 この負担を少しでも軽くするため、それだけではなく、子どもの成長を願う上でもぜひとも家庭教育の推進事業を実施していただきたい。現在もしてはいただいておりますが、例えば、今、あいらびゅーFMで放送している家庭教育番組の「まあるくなった」というのは、とてもいい取り組みではあるなと思うのですが、いかんせん、放送を聞いている人が少ないように思います。 例えば、私だったら、スマホを利用した形で家庭でのしつけの方法、それから不登校になったらとか、出産後に育児についてなど、映像で確認できるもの、そういったもの、ツールをつくっていただければ紙媒体よりも映像の教材に慣れた世代も多くなってきていると思います。そういった方々にしっかり届くような気がしております。 なので、「母子モ」のところと連携を図っていただきたいなと思っております。また、現在、各学校や幼稚園などで行っている家庭教育学級についても、運営方法やプログラムの見直しなどを、またしていただけるともっと伝わるものもあるかなと。誰に発信していけばいいのかというのをもう一度確認していただければなと思っております。 ここまで話をしたのは、各家庭に負担をかけるということではなくて、市が家庭の負担を少しでも軽減させる。支援していくような考えで対応していただきたいなというところですので、ご理解いただきたいと思います。 すみません。今、幾つか聞いた中ですが、姶良市で今家庭教育の推進というのを図っていく方法として、今検討しているもの、それから取り組んでいるもの、もし挙げられるなら挙げていただきたいんですが。
◎教育部次長兼学校教育課長(小林俊一郎君) お答えいたします。 今、議員から御説明のありました家庭教育学級等もありますけれども、市としての事業で地域を支える家庭教育推進事業というのがございます。 先ほどお話がありました家庭教育ラジオ番組「まあるくなった」、これが年間24回放送をしております。中身は家庭教育のことや、それから親父の腕の見せどころといったようなバラエティーに富んだものもございます。 それから、家庭教育サポーター相談事業と言いまして、各中学校区に1人、子育ての先輩にあたる方が気楽に悩みを持っているお母さんたちと話ができるような、そういうシステムをとっているところです。そういうようなことを進めながら、今、家庭教育について深く理解を求めているところでございます。 以上です。
◆11番(岩下陽太郎君) また、いろいろ検討をしていただきながら、ここを推進していただきたいと思いますが、市長にお伺いいたします。 先ほども私も話をしましたとおり、姶良市の高度教育機関設置というのは、非常にいいことかなと考えておりますが、同じぐらいの形で中等教育、初等教育の充実とともに家庭教育の推進も積極的に行っていただきたいと思っていますがいかがでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) 家庭教育の大事さ、大切さというのは、本当に個の人間をつくる上で最初のステップとして非常に重要なことだと私も認識しております。さまざまな家庭の形態がありますけれども、その家庭の形態にできるだけ呼応できるようなそういった形で行政がバックアップできればいいなと思っております。 以上でございます。
◆11番(岩下陽太郎君) そちらのほうも、ぜひ、よろしくお願いいたします。 続きまして、要旨(2)のほうに移らせていただきます。 要旨(2)はニーズ調査についてですが、国の方針によって内容が決まってくるというふうにご答弁いただきましたが、姶良市として特別に調査する内容等はございませんか。
◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 このニーズ調査につきましては、27年から始まりました子ども・子育て新支援制度に向けての計画策定のためのより地域の特性とか家庭の状況、いろいろな社会の状況を把握するための調査ということで、国より全国的に行っているものでございますが、その中でもそれに合わせて、姶良市独自の姶良市に特有の問題、そういうものがあれば、そういうものも調べたいという方向で今考えております。 昨年度につきましては、例えば、子どもたちの経済的なそれぞれの問題、貧困と言えばそれまたもっと重たい問題にもなるんですけれども、そういうものを含めた経済的な部分での調査も1項目に入ればというようなご意見もいただいておりますので、今回、調査をするにあたっては、そういうものも勘案しながら加えていきたいと思います。
◆11番(岩下陽太郎君) このニーズ調査は、今、部長からも説明がありましたが、子ども・子育て支援新制度によって、実施主体が市町村になるため、市町村が地域のニーズに基づき、計画を策定、給付事業を実行するために行わるものであるというふうに理解しております。 今も貧困に関することなどを入れていくということですので、また、そのほかにも姶良市がこういう支援をしていきたいという思いをしっかり調査に組み入れていただき、それをまだ形にしていただければと思っております。姶良市の場合は前回調査を25年度に実施して、その27年から32年度までの事業計画の元データとしていたんですが、29年度に事業の中間見直しを行っております。勝手な本当に見方になるんですが、行政というものは一度計画したら見直しをなかなかしないものだと勝手に私も思っておりましたので、私の個人的な固定概念からすると、中間見直しをしたということはすごく非常に高い評価すべきことなのかなと思っております。 ここ数年で社会情勢や国、市の情勢の変化により、返りが生じた事業が出てきたので、多分見直しを行ったのだと思いますが、この見直しをした理由、姶良市で返りが起こった理由として、どのようなことが上げられますか。
◎保健福祉部長(松元滋美君) 議員おっしゃるとおりで、5年間の中間地点におきまして、姶良市における状況に合わせて見直しをするという意図で中間見直しを行っております。これについて、大きな理由と言いますのは、姶良市特有の人口増、当時の人口想定よりも子どもさんの数がふえてきた。そういう人口的な変化、あと女性の就業率の増加、これらにつきまして、この策定当初からすると変わってくる部分がございましたので、そこに合わせて各事業の数値的なものをそれに合わせて、許容範囲をちょっと広げたりするという意味で、今回見直しを行ったところでございます。
◆11番(岩下陽太郎君) 今の説明で内容はわかりました。 その計画において、見直しの必要となった事業というのはどのようなものがありましたか。
◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 見直しにつきましては、大体数値的なものである程度10%の乖離は生じているような目標数値をあるものについて書いておりますが、主なものとして放課後児童健全育成事業を含めて、乳児家庭全戸訪問事業等、あと病児病後児も含めた形の各事業がございます。 以上です。
◆11番(岩下陽太郎君) また、そういうところをしっかり次のニーズ調査でも、しっかり見ていただいて計画に応答していただければなと思います。現状の把握というのをしっかりされ、仕事をしっかりされているなというふうには感じております。しかしながら、少しスピーディーさに欠けるところもあると思いますので、今のところ5年に1度、それで今回途中の中間見直しがあったというところを含めると、現状を把握するためにも、調査というのを簡易的でも構わないので毎年実施して、結果を集約、検証をしていくような体制を整えたほうがいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎保健福祉部長(松元滋美君) おっしゃるとおり刻々と状況が変わっていく状態がございますので、子ども・子育て会議もございます。その中でご意見をいただきながら、協議していきたいと。また、その5年のスパンというのも、例えば、短期的なスパンと、あと、例えば5年、10年というような長期的な例えばうちの子どもたち、全高齢者も含めまして2025年問題、2040年、いろいろと刻々と変わる人口動態もございますので、中長期的なものも含めて、今後子ども・子育て会議のご意見もいただきながら取り組んでいきたいと思います。
◆11番(岩下陽太郎君) 市長初め、姶良市として市民のニーズをしっかり把握していただきまして、市民の求める支援を行っていけるよう検討していって進めていただきたいと思います。 すみません。要旨(3)へ進みたいと思います。 ご答弁いただいた内容は回答として理解できる部分もあるんですが、ちょっと物足りなさも感じております。午前中に吉村議員も質問され、その答弁にもありましたが、実際、検討から進んでいない状況もあるのかなと思いました。 市民の皆さんが求めているものは、駅及び周辺整備がいつ、どのようなものができるものかというものだと思います。もちろん、これから本腰を入れて計画を立てていくというのもわかりますが、実際、これまでいかがだったでしょうか。 市民の皆さんが、この話を聞いて思うのは、本当にできるのということではないでしょうか。市民の皆さんにこのような意識で待ってもらい、もし、いいものができたら、いいのができたねと言ってもらうほうがいいのかな。そうではないのかなと私は思います。市民と行政が同じ意識を持って利用する駅、それからその周辺の場所、そういうものをお互いにイメージを共有し、お互いに意識を高めながら、よりよいものをつくっていく。そういうような取り組みにしていっていただきたいなというふうに思っておりますが、そういうふうにする施策、方策等がありますか、お伺いします。
◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 まず帖佐駅前広場につきましては、今年度と来年度をかけまして、検討委員会の中で、地域の自治会長さん、それから自治連の協議会長さん、それから防犯協会、それからバス、タクシー事業者等々の十数名の検討委員会のメンバーをもって、中身についていろいろと協議を願いたいと思っております。 また、その中でも、皆さんへの周知としまして説明会等をやっていきます。その中に、今お話がありましたように、現状の課題、それから解決の整理方法等をまずは揉んでいくということをしております。 以上です。
◆11番(岩下陽太郎君) 今、出ましたので、例えばですけど、帖佐駅を活性化するならば、駅前の整備、今度計画にも出てきておりましたが、これはもちろんのことですが、駅の改築や駅機能の向上というものも求められてくるのかなと思います。そういったものがなければ、やっぱりまちづくりの拠点とは、なかなかなり得ないのではないかなと、これは私が思うところです。例えばですが、帖佐駅を改築だったり、機能を高める、もしくは、ほかのものとまた複合していくというのであれば、今、検討している市役所などを、それを帖佐駅の上にくっつけてみるとか、理想論というか、私が勝手に今言っていることですが、例えば公立短大をその上につくるとか、重富駅であれば、駅周辺を整備して大型バスの待機やトイレ休憩ができる大型の駐車場のある駅にするとか、それぐらいのことを考えないと、駅を中心としたまちづくりというふうにはならないのではないかなと、私自身は思います。 今、計画の中でもいろいろな大規模な工事というのは入っていると思うのですが、今後の検討の中で今まで検討しているところよりも、もう少し大きな形での整備というのも検討に含まれるのかというのをちょっとお聞きしたいと思います。
◎市長(湯元敏浩君) 駅前を中心としたまちづくりですけれども、今、岩下議員が言われただけでも、これだけアイデアがあるわけなんです。つまり一人ひとりのまちづくりのイメージというのは、私も含めてそれぞれ違うイメージを持っている。ですから、検討委員会なりプロジェクトチームをつくってそこでよりよいまちづくりをするために、どうしていくかというかということをまずしなきゃいけないと思っています。 我が身勝手でこのようなまちづくりをするというようなことを言っても、それを利用していただけなければ、そして市民の方々が喜んでいただけなければ何の意味もないというところで、まちづくりというのは、いつスタートなのかと、いつゴールなのじゃなくて、やはり機運を高めて、行政と地域とそして住民に市民の方々が一緒になって進めていくのがスタートして、ゴールはないと私は思っています。 常にその時代に合ったまちづくりというのがあると思いますので、町を息づいていくということでゴールはない。つまり、いつも町はつくられていくという形で考えております。 以上でございます。
◆11番(岩下陽太郎君) 私も全く同じで、まちづくりというのは、スタートもなければゴールもないと思っています。常に生きているものを扱うのだと思っておりますので、市長のそういう形でいろいろな方々のご意見、取り入れながら、でも意見だけを聞いているわけではなく、どっかで決断をしてこういうふうに進んでいく。そういう取り組みをやっていただきたいと思います。 お金をかけることがよいとは思いませんが、今現在置かれている状況、今後、公共交通の利便性を高め、車を利用しなくなくても生活のしやすい環境をつくっていくことが求められていると思います。そういうところにおいては、今のうちに投資をしなければならない部分も多いかと私は考えます。 姶良市における駅を中心としたまちづくりとは、車社会から公共交通利用社会への転換ということも視野に入れながらご対応していただかないといけないのかなと思っておりますが、公共交通の利用促進などを図るための施策などはございますか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 今、議員お示しのまちづくりにつきましてでございますが、いわゆる交通弱者の問題も含まれていると思います。デマンド交通につきましては、実施検証を行いまして、10月からの実施予定をしておりますし、ふるさとバスにつきましても、合併以来見直しの進んでおりませんでした路線等の見直しにも着手しております。それらを含めまして、核となる地域を指定し、そこの核からふるさとバス等が発着するというような交通体系につきましても、これから検討してまいりたいと考えておりますし、デマンド交通の推進につきましては、積極的に行う。さらには、路線バスの見直しにつきましても、交通会議を通して検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆11番(岩下陽太郎君) 今、部長からもおっしゃっていただいたように、いろいろな形で対応していただきたいと思いますが、公共交通を利用してもらうためには、当然ですが、利用しやすい乗り物、それから利用できる時間、それから利用しやすい場所、乗り場、そういったものも必須事項になってきますので、しっかりと、また市民の声や意識、そういうものを確認していただきながら、実行していただきたいと思います。 すみません。最後のほうになっていきます。 要旨(4)の資産についてですが、この質問の意図としましては、すみません。私もちょっと民間の考え方というか、自分なりの考え方で述べさせていただきますが、万が一、姶良市が危機的な状況になった場合、資産というものを現金にかえるなどして、危機を乗り越えていく。そういうことは家庭だったり、民間とかいうのもあります。そういうことがもちろんないように、今、皆様が働いていただいていると思うのですが、そういう場合に幾らぐらいあるのか知っておきたいからというので、ご質問をさせていただきました。 この部分も知っておかないと、今後の公共施設の老朽化に伴う改修や新築などが効率的にはできないのかなと、そういうのも含めまして確認をしました。ただ、ちょっとお聞きしたいことがございます。資産といったものの中、先ほど説明していただいたものに道路や橋梁、橋とか水道管などは含まれていないのですかお聞きします。
◎総務部次長兼財政課長(米澤照美君) お答えいたします。 ただいまのこの土地の答弁のところにつきましては、インフラ資産につきましては、除いた形になっております。 以上です。
◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 水道事業につきましては、公営企業でございますので、資産は別途で固定資産で管理しておるところでございますが、29年度末の資産の合計が115億3,500万円ほどとなっております。 以上です。
◆11番(岩下陽太郎君) 今、説明にもありました道路など普通に考えれば資産などではないと思うのですが、市が道路も含めて土地を売却することがあるとすれば、その部分も資産となるはずです。また、姶良市公共施設等総合管理計画(姶良市公共施設再配置基本計画)の第2章計画の対象施設と位置づけ、「1 計画の対象施設」の中でも地方自治体が管理する財産は、地方自治法に基づき分類されますと書かれており、さらに、その計画では、建築物のほか道路や橋梁などのインフラ施設もあわせた公共施設等を対象としますとしておりますので、今後、インフラ施設も公共施設であり、これも姶良市の資産であるというふうに認識して、業務にあたっていただければなと思っておりますが、この考えで間違いはないでしょうか。
◎総務部長(福留修君) 議員のおっしゃるところの論点が微妙にちょっと私捉え方が私自身がずれているのかもしれませんけれども、もし、姶良市の財政状況がもし非常に厳しい状況になったというときに、こういったここにあるところの道路とか、そういった公共施設の資産まで活用の対象となるかという、もしご議論であるとするならば、それは基本的にはあり得ないというふうにこちらとしては認識しておるところでございます。
◆11番(岩下陽太郎君) 私の質問ちょっと悪かった部分あるんですが、もちろん普通に考えれば資産ではない部分ですので、それを使って売却して現金化する。そういったものではなく、このインフラ設備と言われる部分、道路や橋、そういうのも公共施設の対象と、公共施設等という形で資産という認識のもと、いろいろ業務に当たっていただければなというふうに思っているところです。 姶良市公共施設等総合管理計画を策定をされております。基本計画に基づきながら、公共施設の再配置を行い、施設保有量の削減を図るなど、計画を着実に進めてもらいたいなというふうに思っております。 実際、ほかの自治体よりも更新について遅いという声も聞いたりしますので、将来を担う次の世代の方々に負担を残さない形で、しかし、スピード感を持って課題に取り組んでいただきたいなと思っております。その中でそれぞれの分野で持たれている施設、それから資産、そういうものも市長のところでしっかりと管理をされ、それをどういうふうにやって使うことが市民にとってよいものになるのか。 要は、これも市民の財産を守る。個々の財産だとか、生命だけを守るわけではなく、市が持っているものも守っていくのは行政の責務だと思いますし、それを統括しているのは市長だと思いますので、そこの部分をしっかりやっていただきたいと思いますが、すみません。ちょっととりとめない形になりますが、市長のお考えをそこでお聞かせいただきたいと思います。
◎市長(湯元敏浩君) 岩下議員のおっしゃるとおりだと思いますが、時代の流れによって必要なもの、今後、また必要なもの、そういったものもありますので、精査をしていく時期があると思いますので、そこは積極的にやっていきたいと思っております。
◆11番(岩下陽太郎君) 残りが1分ちょっとということで、一応私のほうで考えた質問というところは、以上というところもなるんですが、行政の皆さんが日ごろ取り扱っているものというのは、市民の皆さんが利用する姶良市にとって大切な資産であるということを認識していただき、大切に取り扱っていただきたいなというところです。 最後時間が残りましたので、市長にちょっと、一つ質問させていただきたいと思います。 今回、今、3か月ぐらいたちましたが、これからどのような形で姶良市のほうをやっていきたいかというのを、もう一度ちょっとせっかく時間がありますので、話をしていただければと思います。それで、私の質問を終わらせていただきます。
◎市長(湯元敏浩君) 私のモットーは姶良市のため、姶良市民のために、この4年間、身を粉にして働くことでございまして、決断、判断の基準も市民のためになるか、市のためになるかというところでございますので、それを初心忘れずに頑張っていきたいと思っております。 以上でございます。
◆11番(岩下陽太郎君) 以上で終わります。
○議長(森川和美君) これで岩下陽太郎議員の一般質問を終わります。 ここで暫く休憩します。10分程度とします。(午後2時58分休憩)
○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時08分開議)
○議長(森川和美君) 一般質問を続けます。 東馬場弘議員の発言を許します。
◆10番(東馬場弘君) 登 壇 きょう最後になりました、10番、東馬場でございます。よろしくお願いします。 私は、2つの項目について質問します。 まず、項目1番目、姶良市観光、加治木地区の取り組みについてでございます。 要旨1番目、今定例会に黒川岬展望公園整備が提案されましたが、これに伴う環境整備について、対岸へ渡るための潜水橋などは整備されるのか、具体的な計画についてお伺いします。 要旨2番目、昨年整備されました国登録文化財「森山家住宅」や島津義弘公が祀ってあります精矛神社などと今回の黒川岬をどのようにリンクさせ観光客を呼び込むのか、お伺いいたします。 要旨3、NHKで放送されています大河ドラマ「西郷どん」でタイトル映像にも出てきます、全国に知名度が高くなってきています龍門司坂について。入口の駐車場には、現在は簡易トイレが設置されていますが、これまでトイレがなかったために、一般客はもちろん、観光バス等で来られる観光客が到着しますと、男性は駐車場近くで用を足し、女性は近くの民家のトイレを借りるという、観光地として、また姶良市として、とても見苦しく恥ずかしい状況でありました。 このような事案から、本格的なトイレを整備すべきと多くの声や要望を聞いてきましたが、当局はこのような状況をどのように考えているのか。また、方向性をお伺いいたします。 項目2番目、姶良市ふるさと定住促進事業について。 要旨1、この事業の狙いをお伺いいたします。 要旨2、平成29年に条例施行されました、この1年の事業成果をお伺いいたします。 あとは一般質問席からお伺いいたします。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 東馬場議員のご質問にお答えします。 1問目の姶良市観光・加治木地区の取り組みについての1点目のご質問にお答えします。 黒川岬から日木山川左岸にかけての整備については、安全性のほか多くの課題があることから、今回の事業において右岸を整備するものであります。 当該整備事業については、本年度から2020年度までの3か年で実施するものであり、本年度は、県の地域振興推進事業の決定を受け、駐車場や修景施設等の整備を行います。また、来年度はトイレの整備を行い、2020年度は道路整備を行う予定であります。 2点目のご質問にお答えします。 本市の観光振興を図るためには、地域の魅力ある資源を活かした観光の振興の取り組みが重要であります。 市としましては、今回整備する黒川岬展望公園から森山家住宅、能仁寺墓地、精矛神社を加治木南地区の一つのまち歩きルートとして捉え、まち歩き団体の活動の場として、また、市内外の多くの方々に観光やウオーキングによる健康づくりの場として楽しんでいただきたいと考えています。さらに、あいらびゅー号と連携し、本市の新たな観光ルートとして定期的な運行を行い、交流人口の拡大と地域の活性化につなげたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 本年1月、大河ドラマ「西郷どん」が放送開始されて以降、ロケ地となりました龍門司坂にあっては、毎回放送のオープニングシーンでのタイトルバックとして登場していることもあり、西郷吉之助役の鈴木亮平さんが歩かれた石畳や決意の杉の所在を求めて、県内外からの観光客や問い合わせが急増しています。 また、大型連休中にあっては、相当数の来訪者が想定されたことから、駐車場内に仮設トイレ2基の設置と、さらに交通警備員とトイレ清掃管理人を配置しました。 現在では、当時の圧倒的なにぎわいは収束しつつありますが、週末には今もなお多くの訪問客が見られますので、当分の間、仮設トイレの設置と清掃管理人の配置は継続する予定であります。 また、並行して、今後の方向性について検討しているところでありますが、トイレの新設については、設置場所の選定や周辺住宅地における生活環境の確保、さらには、同駐車場から遊歩道の先300mにある龍門滝下展望台トイレ、龍門滝温泉施設の利活用方法など、クリアすべき課題が幾つか残されています。 市としましては、今後、各方面からのご意見やご提言をいただきながら、年次的な建設計画を見据えた、最善なる対応策を導き出してまいりたいと考えております。 次に、2問目の姶良市ふるさと定住促進事業についての1点目のご質問にお答えします。 昨年度から実施しているふるさと移住定住促進事業は、少子高齢化が進行し、地域を支える若者の減少等に伴い、地域の担い手不足や地域課題への対応力が弱まっている本市の中山間地域への移住・定住を促進し、地域の核となる小学校の維持・存続を図ることを目的に実施している事業です。 2点目のご質問にお答えします。 昨年度、この制度を活用して移住された方は3世帯9人で、総額252万9,000円を補助金として交付しています。内訳は、山田校区が1世帯4人、漆校区が1世帯3人、西浦校区が1世帯2人で、いずれも市外からの転入となっています。 本事業の周知については、南日本新聞への広告掲載を初め広報紙やホームページでの紹介、さらに、MBCラジオやあいらびゅーFMの番組内での紹介等を実施しました。 なお、本事業の補助内容や対象地域等に関する電話や来庁での問い合わせは、およそ30件でございました。 以上、お答えといたします。
◆10番(東馬場弘君) まず、1問目から行きたいと思います。黒川岬関係ですね。私は地元ですので、この地域に一番近い男なんですけども、ちょっと疑問点があるもんですから、ちょっと質問してみたいと思いますけども。この黒川岬とあるんですけど、この岬とはという、まず定義から質問したいと思いますけども、岬とはどういうふうに捉えていらっしゃいますでしょうか。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) お答えいたします。 岬は陸地の中で海に面して突出したところを岬と通常呼んでいるようでございます。
◆10番(東馬場弘君) 今回整備されるところは右岸ということで、岬とは全然関係ないんですけども、こういった岬、名前つけたのは、やっぱり名前をわかっていただきたいがための名前をつけたということでよろしいんでしょうか。 それと、ここからは風光明媚なということをよく言われますけども、なかなかのぞけないんですけども、これは委員会でもちょっとあったんですけども、なぜこれ決まったか、その点をもう一回お答えいただければと思います。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、黒川岬は錦江湾を初めて名をつけた場所でございます。そういうこともございまして、姶良市、旧加治木町におきましてもオンリーワンといいますか、錦江湾の名をつけたというところでございますので、そこが非常に風光明媚で、そこから望む錦江湾、桜島が非常にいい景観をしていると。やはりそこを姶良市民、また市外の方にも伝えたいと、後世にも残していくということで、場所としましては実際の黒川岬ではございませんが、そこが望めるところというところで、この黒川岬展望公園という事業名でございます。 それと、やはり日木山川左岸におきましては、今まで何年間か検討してまいりました。その中で、やはり安全性というものを中心にどうしても慎重にならざるを得ない。しかしながら、この黒川岬の展望をやはり知らしめていく、観光の一つの拠点としていくためには、どうしても今この右岸のほうで公園を整備していこうということになったものでございます。
◆10番(東馬場弘君) わかりました。私、この黒川を整備していただくのは、地元の議員としても非常に喜ばしいということで私は喜んでいるんですよ。だから、結構お金かかりますよね、約4,000万をかけますので。いろんな方に聞かれたとき、堂々と説明したいというふうに思っていますので、ちょっと事細かいことまで質問するんですけども。これは3年事業ということなんですけども、今回は一応右岸側を整備して、来年度にトイレの計画、そしてその3年目が道路の整備ということでよろしいでしょうか。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) お答えいたします。 議員のおっしゃるとおりの3年間の計画でございます。
◆10番(東馬場弘君) 私は今回、この右岸もいいんでしょうけど、左岸が一番、子どものときからお世話になったというか、結構遊んだ場所なもんですから、結構思い入れがあるんですけども。この左岸に渡る方法というのは、なかなか今できないんですけども、今回質問に出しましたけども、この潜水橋、いわゆる欄干とかつけなくても普通にコンクリートでずっと固めて、潮が満ち引きのときは全然関係ないと。満ちてくれば、道路みたいな、橋みたいなのは沈んでしまうとふうには直接は関係ないんじゃないかと思うんですけど、そういった橋を整備するべきじゃないかと。対岸に渡って、石塔、灯籠もあるんですけども、そういったとこに渡って見学というのもいいんじゃないかと思って潜水橋の設置を求めたんですけども、その点をもう一回答弁をお願いします。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) お答えいたします。 日木山川左岸の黒川岬に渡る方法としましては、以前は人道橋といったものがありましたが、それがもう大分前に朽ち果てまして、今渡る方法は、今のところは10号線からということになります。 しかしながら、潜水橋で渡りますと、潮が引いたときにはかなり東側に渡れるということに、可能性としては非常に十分あるところではございますが、ただ、潜水橋の設置につきましては検討の協議も必要ですし、どのような構造になっていくのかというような課題も多くございます。 黒川岬を眺めていくことにつきましては、実際、公園からすぐ左を見ても黒川岬全貌は望めませんが、そこから堤防のほうに少し歩いていただきますと、次第に黒川岬の全貌が見えてまいります。当面はそのようなことで黒川岬のほうを見ていただきたいなというところでございます。
◆10番(東馬場弘君) 当面はとおっしゃると、何か先々希望が持てるような返答なんですけども。今の言葉、ちょっと撤回願います。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) 失礼いたしました。「当面」は撤回させていただきます。
◆10番(東馬場弘君) 私は、姶良市黒川岬というのをインターネットで引いてみたんですよ。ホームページあるかと思って、出てきました。そしたら、左岸側に駐車場10台と書いてあるんですよ。10台と。だから訂正してもらったほうがいいと思いますけど。今、とめられても2台か、とめて3台ですよね。ですから、ああいうところのホームページもちょっと訂正していただかないと誤解を招くと思いますけども。多分、市のホームページに出てくると思います。姶良市黒川岬と引けば出てくると。確認してください。どうですか。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) お答えいたします。 駐車場10台といいますのは、今の場所では駐車場としては二、三台が限度というところでございます。それ以前に、今の隣の民地のほうがありますが、そこが売買される前までは、もう少し10台ぐらいとめられるようなスペースがあったというふうに記憶しております。ここはホームページとしてこちらの配慮が足らなかった部分ですので、訂正させていただきたいと思います。
◆10番(東馬場弘君) 市長はここの黒川岬、行かれたことありますでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) 4回行きました。左岸にも渡っております。左岸というか吹上工業のほうから行きまして、青島神社、そして沖というか遠浅のところまで行って珍しい岩、そういったものを振り返って見たこともございます。錦江湾発祥の名前のところですので、行かせていただいています。 以上です。
◆10番(東馬場弘君) 潜水橋設置はいい考えというか、いいアイデアだと思いますけど、市長はどう思いますかね。
◎市長(湯元敏浩君) 一つの観光地としては、可能性として非常にたっぷりと伸び代のある観光地だなと思っておりますが、そこに人が来れば来るほどの危険性というもの、それと市役所が持たなきゃいけない責任というものが解消されたら、そういった部分の渡る手だてもあるかと思いますけれども、まだやっぱり市外から来た客がどのような危険性にあるかということも調べなきゃいけないかなと思っております。 以上です。
◆10番(東馬場弘君) 今後の課題として捉えておきたいと思います。 それと、来年、再来年のことで、ついでですから質問しますけど、道路整備が入っていますけども、来年度はトイレということですけど、この道路整備、取りつけ道路ですね、非常に狭隘なんですけども、ここをどういった拡幅の仕方なのか。その点、説明願いたいと思いますけど。結局、マイクロバスを通すというあいらびゅー号ですか、ここ持っていきたいという考えみたいですけども、その点どうなんでしょうか。ちょっとあいらびゅー号は通れないこともないですけど、車が対向して来た場合は、どっちかがよけないといけないということで、離合場所をつくってもちょっと無理じゃないかと思います。拡幅をしたほうがいいと思いますけど、その点はどうなんでしょうか。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) お答えいたします。 ことし、まず公園のほうの整備をいたします。その中で公園の敷地内のところ一部分、道路部分として使えるように整備してまいります。そういうことで公園の入り口から堤防に至るまでの間は6m幅ぐらいでおおむね確保できるというふうに考えております。 そして、この道路は国道10号から川沿いに大きな道路が通っております。それが港のほうへ大きく右カーブになって、そこが今回の公園の入り口になりますが、ここから公園の入り口までが120mございます。ここをおおむね整備をまだしていくということになりますが。ただ、ここは非常に見通しのいい道路でございまして、バスが通れないという幅でもございませんので、この形で整備をしていきたいと考えております。
◆10番(東馬場弘君) 次の2問目にちょっと関連するんですけども、ここを拠点に森山家住宅、能仁寺墓地、精矛神社の加治木南地区の一つのまち歩きルートとして捉え、ということなんですけども、この森山家住宅、去年整備されまして、まだ整備の途中だと思いますけども、ただ、駐車場をどうのこうのという、県の補助事業でということをちょっと聞いたことあるんですけども。これは実施計画では今回予算ついていると思いますけども、森山家住宅は単費でついていると思いますけども、これの整備の方向はどうなんでしょうか。それと、あと観光客が何人かお見えになったのか、その点のデータはとってあるでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) 森山家住宅に関しましては、本年度と来年度にかけまして、県の魅力ある観光地づくり事業の補助をもらって、駐車場と屋外トイレを整備する予定になってございます。 それから、平成30年度から37年度にかけて、都市計画道路朝日通りの工事が市の事業で国の交付金に基づいてやられる予定でございます。大体33、34年度までにその途中まで来れば、いわゆる森山家住宅のあたりまで拡幅工事が行われれば、いわゆる観光バスも通行できるような状況になってくると思いますので、その辺から平成33、34年度から本格的に森山家の住宅というのは活用できるんじゃないかというふうに考えております。
◆10番(東馬場弘君) 今出ました朝日通り線の整備が33年度ということですけど、土木から聞きたいと思いますけど、一応7年ぐらいで整備の計画だということですけど、森山家、ですから、あそこは会社の事業名言ったらあれでしょうけど、1本横線が入っているんですけど、市道入っているんですけど、ある通りまで、33年度で整備が、整備というか、拡幅がというか、大方の道路の取りつけはできるということでよろしいですか。
◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 おおむね7年間の計画で実施をする予定でございます。ただし、計画とそれから国の補助金の内示等である程度の誤差は発生するかと思いますけれども、7年をめどに整備に努めていきたいと考えております。 以上です。
◆10番(東馬場弘君) それから精矛神社が出ているんですけども、あいらびゅー号を通すということですけども、どっちから通しますか。いわゆる表参道は通れませんよね。横からじゃないと。それの取りつけ道路、いわゆる普通の観光客というのかな、来訪者もなかなか正面からあまり聞かない。横からというか、西のほう側から入ってくる方が多いんですけど、そのあいらびゅー号もそういった方向でいいんですか。それとも参道を通す計画はあるのか。その点どうでしょうか。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) お答えいたします。 現在、あいらびゅー号が精矛神社に来る場合は、コースとしましては、県道のインターの料金所へ行くあそこのところからそのまま料金所の横を通って里の自治会の道路をずっと通ってまいりまして精矛神社まで来ております。 仰せのとおり参道につきましては5.5tの規制もございまして、また日木山踏切のところもなかなか大型バスと通行には今のところは非常に難しいところでございますので、そこら辺はまた随時関係機関と協議をずっと続けていかなければならないというふうには思っております。 また、昨年、西郷どんのロケの中で精矛神社でロケがあったんですが、エキストラの子どもたちが柁城小学校で着がえまして、それから大型バスで駅前通りから日木山橋の手前でバスが待機してといったこともありましたので、それでいけば参道のところを歩いていただいて精矛神社を見ていただくと。特に桜の季節には、1週間は非常にいい桜のトンネルができていい見ばえがありますので、そういった楽しみもしていただければというふうにも考えているところでございます。
◆10番(東馬場弘君) もう観光客は歩きませんって。いわゆる線路からまだ南側の橋の手前でおりるちゅうことでしょう。歩けませんって。鹿児島弁で言う、おめでた考え方で言ってもらっても困るんですけどね。やっぱり参道を整備しなくちゃいけんですよ、いけないと思います。であれば、この能仁寺墓地はどうなんですか。どこにありますか、能仁寺墓地。これと一体化して、いわゆる黒川岬から森山家住宅、能仁寺墓地、精矛神社を、これはまち歩きもそうでしょうけど、先々あいらびゅー号でここルートを回るというふうに書いてあります、答弁書には。だけど、能仁寺墓地はどこにありますか。結局、そこ通りますでしょう。だからそういうことも考えないといけないと思いますけど。その点どうでしょうか。
◎加治木総合支所長(水流哲也君) お答えいたします。 能仁寺墓地は日木山団地の先、日木山団地と日木山黒川の自治会的には日木山黒川自治会のところから入ってまいります。ちょうど国道事務所と市営の日木山住宅との間のところから少し山手のほうに入ったところが能仁寺墓地の場所でございます。そこには駐車場としましては、日木山住宅のところに少し砂利を敷き詰めまして駐車場の確保はしてございますが、ただ、議員仰せのとおり、今の状況ではバスが入ってこれないということでございます。 答弁書の中であいらびゅー号の中で出ておりますが、あいらびゅー号としましては一帯、姶良市全体の中であいらびゅー号をどう通していこうかというところで、そのコースの中に蒲生から姶良、加治木の中で黒川岬を入れていくというようなことでまずは考えておるところでございます。能仁寺墓地まであいらびゅー号となりますと、やはりそこの堤部分のところのことを進めていかないといけないというふうに考えておるところでございます。
◆10番(東馬場弘君) 結局、この南地区一帯のまち歩きルート、これが大事だということですよね。結局、森山家住宅、黒川岬展望公園、能仁寺墓地、精矛神社、魅力あるわけでしょう。魅力あるからルートをつくったわけでしょう。やっぱりルートはつくっていかなくちゃ、そう思いますでしょう。結局、参道もそうだと思いますよ。だから、そういった計画をつくるという、今もってそうするんじゃなくて、先々していくということはしていかないといけないと思いますけども。やっぱり人はよってきませんよ。どうでしょうか、市長。
◎市長(湯元敏浩君) 今挙げたルートというのは非常に魅力ある歴史をかぐわせるすごくいいルートだと私も思っております。これは全部バスで回るというと、非常に住宅地も近くにありましてなかなかできませんので、歩いていただくという中での一つの観光資源という形で考えてもいいのではないかと思っております。
◆10番(東馬場弘君) そういった方向で、せっかく今まで目を向けてこられなかったその加治木の南地区が目を向けられたということは非常に歓迎すべきですので、年次的にいい方向でしていただければというふうに思っております。また次の機会にこっち方面は質問したいと思いますけども。これに関連するんですけども、3点目に入ります。 結局、龍門司坂の前のトイレの件なんですけども、答弁の中で、大型連休にあたっては相当数の来訪者が想定されたことから、駐車場内に仮設トイレの2基の設置等と、云々と書いてあるんですけども、これはいつごろそういった感じを持たれたでしょうか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 いわゆる龍門司坂につきましては、前々回、龍馬伝、それから前々回、篤姫ですね、このロケ地になっておりましたが、今回の西郷どんにつきましては桁違いの影響がございまして、連休前からその人手の多さは見えておりました。そして複数の議員からもそういったご依頼もございました。それから近所の方からの苦情等も受けております。したがいまして、その連休を前に何か対応するために、仮設ではありましたけどもトイレのほうの整備に段取りしたとこでございます。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) これは今回選挙後に、選挙期間中に私だけじゃないですけど、ほかの議員もいろんな要望を受けまして、直接担当課に4人で行ったんですけども、それで対処していただいたんですけど、早速、予備ちゅうか、ちょっとしてもらったんですけども、おかしいんですよね。それはいいんですよ、それで。だから私が言うのは、この仮設トイレでも遅かったんじゃないかということを言いたいんですけども、その点どうでしょうか。去年のうちというかできなかったのか。その点どうでしょうか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 龍門司坂の整備につきましては、以前から龍門滝温泉からの遊歩道、それから龍門司坂の入り口と年次的に整備を重ねてまいりました。そしてその影響もありまして、大河ドラマにも何回も取り上げてもらっているわけなんですが。 議員ご指摘のとおり、今回の客足がこれほどというのが、やはり読みが甘かったというのもございますし、しかしながら、現在あります龍門滝温泉、それから滝見台の下のトイレ、こちらのほうの利用を現在のところは考えておった関係で、新設のトイレの計画までは至ってなかったとこでございます。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) 違うんです、私が聞いているのは。去年のうちに仮設トイレできなかったのかということを聞いているんです。新設トイレはその答弁でいいでしょうけど、私が聞きたかったのは、去年一般質問出ているんですよ。そのときに仮設トイレでもなぜ整備できなかったのかということを聞いているんです。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 そのときの答弁では、恐らく龍門滝温泉とそれから滝見台の今龍門司坂の駐車場から約300m離れておりますが、そちらの利用をお願いしたいという形で答弁があったように記憶しております。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) 当時、総務部長である福留部長は、企画部長だったんですよ。これ当時の去年の第2回の定例会のコピーで持ってきたんですけど、これは同僚議員が質問したとき、今回質問いただきましたこの件につきましては、今後、西郷どんのドラマ等も来年から始まったりしますと、人気の龍門司坂に観光客の方がまたふえることも予想されますので、新たなトイレの整備ということも念頭に置きながら検討していきたいというふうに思います。これはまあ、新たな整備ですけど、そのときにできないんだったら仮設トイレをすべきだったと。結果論ですけども、そう思うんですよ。だからそこを私は質問しているとこですよ。その点はどうだったんでしょうかということ。
◎総務部長(福留修君) この件につきましては、トイレの重要性というのは重々承知しとったわけでございます。ですから、当時もそのようなご答弁をさせていただいたということでございます。 ただ、仮設トイレにつきましては、内部で議論しましたところ、いろいろにおいとかそういったものが地域の周辺の住民の方にかなりご迷惑をおかけするんじゃないかといった議論もございまして、それであれば新しいものをつくるという議論をやるかというようなことで話し合いしておりましたけども、県の補助金の問題とかそういった財源の確保が非常に困難だったということで、それと二、三年前から準備をしておけばよかったわけでございましたけれども、翌年度にという形の中では、なかなか新しいトイレをつくるというのは困難であったということと、仮設トイレに対する非常に内部的な部分で非常にちょっと意見が統一できなかった部分がございまして、そのためにちょっと設置がおくれたというのが、ちょっと言いわけがましい内容ではございますけれども、事情というのでございます。
◆10番(東馬場弘君) そうですね、今言いわけに聞こえますね。これは去年、同僚議員が質問しましたけど、その前もしているんですよ、何年か前に。トイレの関係はですね。それでもなかなかなされていないということなんです。ですから、今回の場合は、どうして何とかしてくれということで2基設置してもらいましたので、大分助かっていると。地元の皆さんも喜んでいらっしゃるし、もちろん観光客はもちろん喜んでいらっしゃるんですけど。 その中で今企画部長が答弁の中で、滝見台、滝見台というんですかね、あの下にトイレがあります。非常に古いんですけども、市長、そこのトイレごらんになったことありませんか。
◎市長(湯元敏浩君) あります。夫婦で利用しました。
◆10番(東馬場弘君) どのように感じられましたか。私はきのう行ってきたんですよ。その前も行ったんですけど、きのうちょっと台風の関係で、雨がちょっとやんだときに夕方6時前だったんですけども、そのときちょっと行ってみました。物すごく滝が台風の関係で物すごい荒れていましたけども、トイレ、電気は男子便所のほうには電気はつきませんし、換気扇のスイッチはあるのに2つとも換気扇は外してあるし、そういった状態なんですけども、その点、市長はどう思われましたか。
◎市長(湯元敏浩君) 龍門滝という姶良市を代表する、鹿児島県を代表する観光地としては、やはりトイレは利用しづらいトイレだなと思っております。特に私は男性トイレですので用を足しましたが、女性トイレには、家内は入りませんでした。 以上です。
◆10番(東馬場弘君) そのようなトイレなんです。できた当時はまだよかったですよ。合併前までは何とか辛抱して使いました。もう今怖いですよ。私、トイレが怖いっておかしな話なんですけど、本当はいけなかったかどうかわかりませんでしたけども、夕方6時、誰もいませんでしたので、両方、女子トイレも確認させてもらいました。そして広くとってあるなと思ってあけてみたんですけど、大体あけてあるんですけども、中見てみたら、一つは荷物、ホースが置いてあって、女子トイレには、物置みたいになっているんですよ。あれじゃ入れませんわね。 ということで部長、企画部長、先ほどありましたけども、これを何とかせないかんということですけども、そこから行きましょう、何とかせないかんと思いますけど、どう考えますか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えします。 先ほどの答弁でも少し触れましたけども、いわゆる龍門滝温泉のリニューアルが迫っております。こちらと滝見台のトイレとはさほど距離もございません。そして滝見台のトイレにつきましては、なかなかバリアフリー化もできないような状況でございますので、龍門滝温泉のリニューアルの進捗にもよりますが、そちらの進捗に合わせて、いわゆる一定、スクラップ・ビルドの考えも持ちながら、その龍門司坂の駐車場についてはそちらのほうに新設を考えていきたいというふうに考えておるとこでございます。
◆10番(東馬場弘君) 龍門滝温泉は一応実施計画では、ことしと来年で整備ということになっていますけども、そこにトイレを、今までは中に入らないとトイレ利用できませんでしたけども、今回から、一応聞く話では外からでも自由に入れるというトイレを考えているということは聞いたんですけど、それはいいと思いますけど。それから、あそこから大体龍門司坂までは約300mちょっとあると思いますけども、観光客が多くて龍門司坂に来てトイレをしたいときに、あそこまで歩くの大変ですよね、我慢できませんわね。なかなか、あの龍門滝まではですね、今滝見台でもそうでしょうけど。結局2つありますけど。そういったことを含めて、やっぱり新設をこれは委員会でもあったんですけども、すべきだということが出ていますけど、やっぱり早急にこれは検討すべきだと思いますけども。 市長の話では、施政方針の中に、観光の振興については、大河ドラマ西郷どんでうんと書いてあって、鹿児島県そして姶良市の観光にとっては、ことし5年間が正念場と。施政方針に書いてあるんです。非常にこの龍門司坂、多いんです、観光客が。答弁では、最近はちょっと減少ぎみとか収束とか書いてありますけど、今までがちょっと多かったからそう見えるだけで、やっぱりみえるんです。やはり前倒しでもするべきだと思いますけど、もう一回答弁お願いします。
◎市長(湯元敏浩君) 観光地をつくる、観光地を磨く一つの要素として、トイレというのは非常に重要だと私は個人的に思っております。今から例えば観光地をつくる場合には、トイレも含めた財源をやはり考えるべきだと思っております。 もう一つ、もともと観光地だったところ、そこのトイレが老朽化、そして使い勝手の悪いというところであれば、それをやっぱり検討していくのは、これから観光というもの、そして鹿児島県全体が観光として5年間、正念場を迎えるというところにおいては、トイレというのは非常に重要でという認識は、私は非常に高く持っているつもりでございます。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) 今、市長の答弁の中で、使い勝手が悪いのは研究してと今答弁されましたけども、使い勝手が悪いのはだめですよ、やはり。今、滝見台の下のトイレも特に女性は入れませんって、先ほどの質問じゃないですけどね。そういうことを考えれば、あの龍門司坂の下は2基で何とか間に合ってるか、ちょっとぎりぎりだと思いますけども、地元の皆さんもそうでしょうけど、地元の皆さんのトイレじゃなくて、観光者のためのいわゆる姶良市の一つの顔ですから、やっぱりやっていかないと、整備してやらなきゃいけないというふうに思います。それは財源が伴うことですよ。100万、200万じゃできません。最近じゃ、やっぱり2,000万ぐらいかかると。ですから、県からちょっと補助をもらったりとかいうのはありますでしょうけど、そういったのを含めてやっぱりやっていくという心意気というかな、行動というのを示さないといけない。私はそこを求めているんですよ。もう一回、答弁お願いします。
◎市長(湯元敏浩君) 先ほども申しましたように、トイレというのは非常に重要だと思っております。そういったところを念頭に置きながら整備もいろいろ検討しながら、あと財源等勘案しながらやっていきたいと思っております。 以上です。
◆10番(東馬場弘君) 私は前向きにとっていきたいというふうに思います。 ところで、この仮設トイレ2基の設置とありますけど、連休中は非常に人が多かったということで、交通警備員とトイレ清掃管理人ということで設置していただいたということで、このトイレ清掃員は今後も配置を続けるということですけども、これはどこがしていただけるんですかね。よろしくお願いします。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えします。 トイレ清掃に関しましては、当然そのトイレを設置する間は続けたいと思っておりますし、現在はシルバーのほうに委託をかけております。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) この予算はどこから出てきますか。シルバーの予算は今回の設置にはついていなかったと思いますけども、別な財源から持ってくるということですか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 市全体の観光地維持管理事業というのがございまして、その中で賄っております。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) それでは、2問目に入りたいと思います。 ふるさと定住の関係ですけども、これはことし2月、私、ここに定住してこられた方から相談を受けまして、話を聞いてみると、非常に、こういったら何ですけども、かわいそうだなというふうに感じたもんですから、今回3月質問できなかったもんですから、改選後6月になったんですけど。 何がかわいそうだったかといいますと、この方は竜門地区に5年ぐらい前に国分に、もともとは加治木の方なんですけども、から引っ越してきて、コーポ龍門に入っていたと、去年ぐらい。そこで、女子のお子さんができまして、そしたら非常に住みやすいとこだということで、去年ですかね、建売を竜門小学校の川内地区というところがあるんですけども、竜門小学校からまだちょっと東のほうに隼人寄りのほうに動いたとこにあるんですけども、そこの家を買われて、そのときに不動産屋さんが、市のほうからも補助があるんじゃないかと説明があったらしいです。そこでホームページを開いたみたいなんですよね。そしたらホームページの中に、これは市報なんですけども、これは去年の6月号ですかね、補助金の関係がのってきたと。非常にいいことだといって申し込んだら、校区内の移動は認められませんよと。それでちょうどそのときに双子の子どもさんが生まれて今子どもさん3人いらっしゃるんですけども、若い方なんですけども、何でなんだろうかと相談を受けられて。そのとき私も条例知っていましたから、中身を。校区内の移動というのは、申しわけないですけどできないんですよと。ちょっとおかしいですよと、どこにも書いてありませんということなんです。 それで私も、その方もネットを見て、これにも「AIRAview」、市報ですね、市報にも書いてないと。条例にもないと。規則にもないと。どこを見たらいいんでしょうかと。私もネットを見たり、これを見たりしたら載っていないんです。そういった校区内の移動というのは載っていないんです。その人いわく、これは詐欺じゃないかと。非常においしい話を持ってきて、これはちょっとおかしいんじゃないかと、何とかならないんですかということで私は相談を受けまして、私が直接相談を受けて説明するよりも担当課を紹介しますから担当課に行ってくださいと言ったら、門前払いだったそうですよ。まあ話はちょっと聞かれたらしい。 そこで審査会とか何かやっぱりあるみたいですけども、そういったのをされたかどうかですね、話を聞いて。まず、こういった話を聞かれたときどう思われたか。その担当の職員の方、また異動になっていますので、今、宮田部長は多分ご存じないと思います。その時は農政部長ですので。ご存じないと思います、その当時をですね。多分、そのときの受けられた方は、今、後ろにいらっしゃる方が説明を受けたと思いますけども、そのときの状況を担当課は違いますけども、そこをちょっとどういった相談を受けてどのようになったかというのを答弁いただきたいと思います。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 まず、詳細につきましてはご指名のとおり担当課長に説明させますが、今回のいきさつにつきましても、決して門前払いではございません。しっかりと内容につきましては聞き取りをしたつもりでございます。 以上でございます。
◎市民生活部次長兼生活環境課長(福元義行君) お答えいたします。 その方につきましては市役所のほうに来ていただきまして、内容等を説明いたしまして、実情についてはご理解いただいたものと思っております。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) 納得していないんですよ。説明は納得したと。中身的には納得していないということなんですよ。どこが違うのかっていうんですよ。ただ、家を買われて、いわゆるコーポ龍門におられたときは、いいとこだから、本当は家を買いたいと思って、こちら加治木ではよく下場と言うんですけど、下場でも探したけども、非常に竜門地区に住みたいということで探していたら、たまたま建売住宅が新築があったということでそこに行かれたと、そこを買われたということなんですよ。それで子どもさんも生まれたということで。 ただ、条件的にですね、これは条例で決まっていますから、中身的にはなかなか言えないんですけども、そこだけなんですよ。あとは全部クリアしているんですよ。しかも子どもさん3人いらっしゃるんですよ。 ここを市長の施政方針の中にも書いてあるんですよ。大事だと。中山間、ここに書いてある。中山間の過疎化に歯どめをかけたいと。非常にこの方、ここに対して、姶良市のために一生懸命貢献なさっているんですよ。貢献なさっている。ここに対して条件的にはいろいろ新築または3年未満だったら100万から200万というのありますけども、ある程度、法律とか条例に、法律ですよね縛りあっても、ある程度の緩和というのかな、する方法はないかと思って探したんですよ。そしたら、そういった審査会があると。審査会の中で、その中、審査会には市長は入っていらっしゃらないですよね、たしか。企画部長が審査会の会長だったと思いますけども。あと所長か誰か入っていましたね。そこで市長に提言するということだったですけど、そこで何とかなるんじゃないかと思うんですよね。非常に条件がいいということで。そういった話し合いというのはされなかったですか。審査会では出てこなかったですか。
◎企画部地域政策課長(原口浩幸君) 地域政策課の原口です。よろしくお願いします。 まず、審査会につきましては、申請書が提出された、全ての書類が整って提出された方についての中身について審査をするというようなことでございます。今回の事例につきましては、申請書提出以前に、まずこの条例に該当しないということで審査会自体にも諮っていないというような状況でございます。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) それがお役所仕事なんですよね、やっぱり。情報を共有すれば、非常にこれはもったいない。市はお金を出すほうですから、もったいないかもわかりませんけど、我々としては非常にもったいないですよ。この方は家を買われたですけども、別段、学校は竜門小学校でなくてもいいなと。柁城校区でもいいな。私、送りますよと。送りますちゅうのは、越境入学いうんですかね。もう竜門小学校に入らなくてもいいと。それぐらいの気持ちでいらっしゃるんですよね。ですから、ある程度の保護というんですかね、してあげるべきだと思いますけど、その点は、もう一回、条例固まってなかなか言えないですけど、ある程度やっぱり審査の中ですべきだと思いますけど、その点はどうなんでしょうか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 やはり今議員もお示しのとおり、条例があります以上は、なかなかその枠を越えられないのが事実でございます。と申しますのが、この根底にありますのが移住でございまして、市外もしくは区域外からの転入というのが大前提にございまして、その区域以外で例えば新築とか転居する場合は、一旦、地域外に転居されて再転入されればという方法はあるようでございますので、そういったところで対応いただければと思っておりますし、さらには、昨日の答弁でもお答えしましたけども、この移住定住につきましてはそこに限界があると思っております。したがいまして、定住のみの何かそういった方策を考えないと、この法律ではちょっと救えない部分ではないかと考えております。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) これ条例、去年できたときの予算措置、幾らだったですか。
◎企画部地域政策課長(原口浩幸君) お答えいたします。 昨年度がふるさと移住定住の予算措置が実績で252万9,000円ということになっております。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) それは回答出ていますよ。私がお聞きしたのは、予算をどれぐらい組んでいたかということを聞きたかったんです。
◎企画部地域政策課長(原口浩幸君) 当初700万ほどだったというふうに記憶しております。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) 今年度は幾らだったですか。
◎企画部地域政策課長(原口浩幸君) 今年度が300万ほどだったというふうに思います。 以上です。
◆10番(東馬場弘君) そんだけ減っているということは、何のための、本当はもっと問い合わせは30件ぐらいあったということなんですけども、この条例、なかなかそういった枠、今回も外すべきだと思うんですけどね。 その中で、例えば転入でアパートへ来られた方というのは、また転出の可能性ありますけど、家を買われたり、新築で買われたりとかいう方に対しては、やっぱり条例改正ならできると思いますけども、今後そうした方向をやるべきだと思いますけども、その点はどうなんでしょうか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 この法律につきましては、32年3月末日をもって一応その制度の適用が終わります。したがいまして、昨日の答弁でもございましたけども、その際に内容等見直す必要があるかと思っております。したがいまして、その中の議論におきまして、本日ご提案の件につきましても検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) 先ほども言いましたけども、そういった区域内の移動というのは明記されていないんですよ。私はそこを聞くのを忘れたんですけども。それに対しての法が明記されていないもんだから、この補助金をもらおうとする希望者というのは、私から見てもだまされたなと。奥の手を持ってきて、それでもって外されたなという、そういった気持ちなんですよね。そこはやっぱり行政側の手落ちじゃないですか。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えします。 今お手持ちの「AIRAview」2017の6月号だと思うんですが、この中の10ページだと思います。そこの下段、後半部分でございますが、市内からの転居者というのが明記してございます。若干読みづらいと思いますけども、市内からの転居者というのがございますので、これは区域外ということを示しているのでございます。 さらに、議員からのこの案件がございました後、確かにホームページでの表示が不足しておりましたので、ホームページにつきましては、補助対象区域外での転居及び補助対象区域外から地区外への転居・転出しという旨を追加しまして、よりわかりやすくしておるとこでございます。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) やっぱり手落ちじゃないですか、見る側に対しては。そう思いませんか。市長、どうですか。
◎市長(湯元敏浩君) ホームページやそういうお知らせに瑕疵があるのであれば、それは手落ちだと思いますが、今の議論を聞いていまして、今のこのふるさと移住定住促進事業の条例では賄えない部分、やっぱり法律とか条例というのは一定の社会生活のルールだと思いますので、それを解釈論でやっていきますと、どんどん歯どめがなくなっていくので、そういう市内での移住、地域内での移住というものに対する条例、ルールというものを検討していく必要はあるんじゃないかと思います。それはニーズに合わせてということでございます。時代がそういうふうになってきたということに合わせて、決まりというものをつくっていかなきゃいけないのかなと思います。
◆10番(東馬場弘君) 市内からの移住はできるんですよ。校区内ができないんですよ。さっき部長も言いましたけど、市内からできるんですよ。ただ、校区内だけなんですよ。それが載っていないちゅうんですよ。だから、見た人は、これ大丈夫だと思って申請しますよ、それは。だからそれに対して詐欺じゃないかと。詐欺とは訂正しますけど、これちょっとおかしいんじゃないかということなんですよ。それに対して執行部側は、それでいいのかと。今市長はそう答えましたけども、それはちょっと違うんじゃないかと思いますね。ちゃんと市民に、市長は言いましたでしょう。今の市長の言葉、行政側に立っていますよ。やっぱり市民側に立たないといけませんよ。どうですか。もう一回答弁お願いします。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 一番よろしいのは、条例をそのままお載せするのが筋なんでしょうが、ボリュームの関係から、なかなかそれを全部全文載っけるわけにはいきませんので、ある程度かみ砕きまして、わかりやすく載せるのが、広報もしくはホームページの使命だと思っております。したがいまして、これからはその件を肝に銘じまして、しっかりとわかりやすい広報に努めてまいります。 以上でございます。
◆10番(東馬場弘君) これで終わろうと思ったんですけど、今のおかしいですよ。条例も載ってますがね、ホームページに。ちゃんと載ってますがね、1条からずっと。それでわかりやすくするのは、それは条例は載せなくてもいいけど、そこんとこは抜けていたと、部長は認めましたけど、直しますということなんですけど。でも、去年はそれでもって問い合わせも多分何件かあった、30件もあったということ、それを含めてかもわかりませんけど。これは行政側の手落ちですよ。これは本当、その申請者に対してもう一回連絡でもとって本当謝罪すべきだと思いますけども、その点はどうでしょうか。答弁してください。
◎企画部長(宮田昭二君) その条例に載っていないというご質疑でございますけども、条例にはしっかり載っているはずでございます。
○議長(森川和美君) これで東馬場弘議員の一般質問を終わります。
○議長(森川和美君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は、7月5日午前10時から開きます。(午後4時09分散会)...