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09月05日-03号

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  1. 姶良市議会 2017-09-05
    09月05日-03号


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    平成 29年 9月定例会(第3回)平成29年第3回姶良市議会定例会議事日程第3号                      9月5日(火)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             平成29年第3回姶良市議会定例会              │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    平成29年9月5日(火)本会議     ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 5時11分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│峯下  洋 │出 │ 9│犬伏 浩幸 │出 │17│和田 里志 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│萩原 哲郎 │出 │10│本村 良治 │出 │18│森川 和美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│新福 愛子 │出 │11│小山田邦弘 │出 │19│吉村 賢一 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│竹下日出志 │出 │12│森  弘道 │出 │20│鈴木 俊二 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│堂森 忠夫 │出 │13│渡邊 理慧 │出 │21│湯元 秀誠 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│谷口 義文 │出 │14│堀  広子 │出 │22│上村  親 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│神村 次郎 │出 │15│東馬場 弘 │出 │23│湯川 逸郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│田口 幸一 │出 │16│法元 隆男 │出 │24│湯之原一郎 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 柊野 信也 │ 事務局次長  │ 谷山  浩 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│笹山 義弘 │蒲生総合│田之上茂広 │消 防 長│福ケ迫勇二 ││ 第121条 │    │      │支 所 長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│久保  力 │企画部長│福留  修 │教育部長│竹下  宏 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │副 市 長│西井上洋子 │市民生活│黒木 一弘 │水道事業│脇  義朗 ││       │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │教 育 長│小倉 寛恒 │保健福祉│松元 滋美 │総務部次│橋本 博文 ││       │    │      │部  長│      │長兼行政│      ││       │    │      │    │      │管理課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│恒見 良一 │農林水産│宮田 昭二 │危  機│庄村 幸輝 ││       │    │      │部  長│      │管 理 監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│増田  明 │建設部長│上山 正人 │企画部次│福元 義行 ││       │合支所長│      │    │      │長地域│      ││       │    │      │    │      │政策課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│黒木ひろ子 |農林水産│上原 一美 |総務部次│大山 勝範 ││       │部次長兼│      │部次長兼│      │長兼財政│      ││       │市民課長│      │耕地課長│      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│鮫島美保子 |農  業│湯脇 信一 │選挙管理│久保 洋幸 ││       │部次長兼│      │委 員 会│      │委 員 会│      ││       │子ども政│      │事務局長│      │委 員 長│      ││       │策 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│田代眞一郎 |会  計|甲斐 一寛 │建 設 部│丸山  修 ││       │部次長兼│      │管 理 者│      │都市計画│      ││       │子育て支│      │    │      │課  長│      ││       │援 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建設部次│徳部 健一 |教育部次│水流 哲也 |選挙管理│郡山 秀樹 ││       │長兼土木│      │長兼教育│      │委 員 会│      ││       │課  長│      │総務課長│      │事務局長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │農林水産│岩下 直司 |教育部次│小林俊一郎 |市民生活│岩澤 良子 ││       │部次長兼│      │長兼学校│      │部男女共│      ││       │農政課長│      │教育課長│      │同 参 画│      ││       │    │      │    │      │課  長│      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               9月5日 ○議長(湯之原一郎君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(湯之原一郎君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(湯之原一郎君) 日程第1、一般質問を行います。 まず、5番、堂森忠夫議員の発言を許します。 ◆5番(堂森忠夫君)     登      壇  皆さん、おはようございます。本日のトップバッターでございますが、昨日の一般質問の反省の中で、議会運営委員会の中で、ちょっと声をこめかったどと、皆、大きな声で発言してくださいと、述べてくださいということでございますので、皆さん、きょう発言される方は、大きな声で発言願いたいと思います。 私たち議員には、議会活動と議員活動があります。議員活動の中で、今、鹿児島は、「西郷どん」の映画の分野で非常に盛り上がっておりまして、今、このときに取り組まなきゃならないことをやりたいなと思いまして、先週の土曜日、鹿児島の県民交流センターにおきまして、「鹿児島の先人に学び未来を語る会」というのを企画いたしました。反響がありまして120名近い方が参加していただきまして、非常に盛り上がりました。若者たちをパネラーに入れまして、いろいろと議論し合って、これから残さなくてはならないものは何だろうかということを語り合いました。また、こういう会をあちこちでやりたいなと思っております。 そういう今、明治維新に返り、残すべきもの、そしてまた人材育成と、そういった観点から今回の一般質問につなげておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、質問通告に従いまして、質問いたします。 質問事項1、喫煙と健康管理について。 要旨(1)、前回の本会議答弁で、副市長は、喫煙は病気との議会説明だったが、答弁後の職員の反応と結果はどのような変化があったか問う。 (2)喫煙で治る病気もあるが、喫煙をとめられない職員に対して、どのような指導を行う考えか。また、禁煙促進を強要すると、逆にストレスをため込み、精神的バランスが崩れるのではないかと危惧するが、そのような対応をどのように処理するのか問う。 (3)市内飲食店等では、来店者の健康面を重視し、周りの方へ迷惑にならないように、禁煙化が進んでいると聞く。県内の他市町村と比較して、禁煙の取り組み状況はどのような状態か問う。 (4)2020年の東京オリンピック開催にあわせ、外国人おもてなしプロジェクトを興し、満足度アップに努めている自治体がある。姶良市でも喫煙のマナーアップに努めて、好感度の印象を与える禁煙のお店づくりに補助金等を図り、さらには、市の禁煙化率を設定し、目標に向かって促進に努められないか。(「堂森議員、喫煙と禁煙をごちゃごちゃ」と呼ぶ者あり)でしたか。失礼しました。(「もう2番からやり直しや」と呼ぶ者あり) 2番は、喫煙で治る病気もあるがと、確かにこれはありますので、こういうふうに表現しております。(「喫煙なんですか」と呼ぶ者あり)はい。 喫煙をとめられない職員に対して、どのような指導を行う考えか、また禁煙促進を強要すると、逆にストレスをため込み、精神的バランスが崩れるのではと危惧するが、そのような対応をどのように処理するのか問うということでございます。 4番目に入ります。(4)2020年の東京オリンピック開催にあわせ、外国人おもてなしプロジェクトを興し、満足度アップに努めている自治体がある。姶良市でも喫煙のマナーアップに努めて、好感度の印象を与える禁煙のお店づくりに補助金等を図り、さらには、市の禁煙化率を設定し、目標に向かって促進に努められないか。 項目2、たばこ税等について。 (1)たばこは市内で購入しましょうと行政は推進していた時代があったが、近年は、健康を重要視する方向であり、たばこの税収は見込めない社会環境にあるが、たばこの税収の推移はどのような状況か。 (2)禁煙を推進することにより、たばこ関連の農商工の資産価値が低下し、所得税等も下がると察するが、たばこ生産農家は大打撃を受けるが、たばこにかわる産物等や税収を考えているのか。 次、質問事項3、職員の人材育成について。 (1)姶良市の未来を開く人材育成を考えたとき、今の市政運営の状態でよいのか検証し、市民の視点に立って考え、みずから積極的に行動し、地域の期待に応える職員活動ができるようにし、その行動を数値化して評価することが可能な人材育成基本方針を強固にすべきではないか。 (2)今後は、少子高齢化の時代が続き、労働人口は減少するが、常に未来志向型の人材育成を目指し、責任を持って使命を果たすとともに、次代の変化を読み、未来を切り拓く職員育成のために塾を開設して職員の意識改革に努められないか。 (3)職員がみずから能力を高めるとともに、部下、後輩を育成し、組織力を向上させる職員育成のために、市職員の研修場として、高岡公園一帯の農場でニンジンづくりに汗を流し、心身ともにリフレッシュして、個々のスキルアップに努め、市民に感謝しつつ職場の一体化に貢献できるような研修制度を図れないか。 (4)職員の逮捕が報道されたが、職員個々の資質向上を図るためには、公務員としての倫理観を高める実践活動や日々の生活環境の改善を図り、第三者の指導を仰ぐ実践倫理の活動が求められると察するが、今後、どのように改善するのか問う。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  堂森議員のご質問にお答えいたします。 1問目の喫煙と健康管理についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。 市におきましては、これまでも禁煙への取り組みとしまして、職員向けのたばこに関する健康講話の中で、受動喫煙のリスクや禁煙外来での治療方法、禁煙補助薬の紹介など、喫煙している職員への禁煙に対する意識づけを行っております。 受講後は、講話を機会に、「もう一度禁煙に取り組みたい」、「たばこをやめてよかった」などの意見を聞いておりますので、喫煙と健康管理については、自分のこととして意識しているものと考えております。 また、職員に対し、禁煙を強要することはしておりませんが、毎年、喫煙状況調査を実施しており、少しずつではありますが、喫煙率は減少傾向にあります。 さらに、喫煙マナーの徹底をはじめ、継続的に情報提供と啓発を行っており、電子たばこへの移行や周囲への配慮など、職員自身の禁煙への取り組み、意識の変化も見えてきておりますので、たばこに関する健康講話を引き続き開催し、禁煙をするきっかけづくりとなるよう努めてまいります。 3点目のご質問にお答えいたします。 市におきましては、平成28年3月に、第2次姶良市健康増進計画「健康あいら21」を策定し、重点目標の一つとして、受動喫煙の機会を減らし、喫煙が及ぼす健康への影響を理解している人をふやすと掲げております。 これには、喫煙や受動喫煙が健康に与える影響や慢性閉塞性肺疾患について、市民の理解を深めようとする狙いがあります。この計画策定に向けて、平成27年6月に実施した生活習慣実態調査データによりますと、本市での喫煙率は、9.4%、前回4年前の調査時から4.9ポイント減少しております。 また、県におきましては、平成26年3月から、受動喫煙防止を推進するために、全面禁煙に取り組む飲食店等を、たばこの煙のないお店として登録し、ホームページ上でその情報を提供されております。現在、鹿児島市を除く35の自治体で370店舗が登録されており、そのうち本市関係では26店舗が登録されております。 市におきましては、禁煙や受動喫煙防止に関して、市広報紙やホームページでの情報提供を行うとともに、健康相談や母子手帳交付時に指導助言を行うなどの対策を講じているところであります。 4点目のご質問にお答えいたします。 IOC・国際オリンピック委員会とWHO・世界保健機構では、「たばこのない五輪」(オリンピック)を掲げ、2004年以降の開催国においては、罰則が規定された法律が制定されてきました。 来たる2020年、東京オリンピック開催においても、同様の取り組みが求められておりますが、国においては、受動喫煙対策の普及状況を示したWHOの評価基準により、4段階で最低ランクに位置づけられている現状にあります。今後、語学ボランティアの育成など、外国人観光客へのおもてなし対応策とともに、禁煙及び受動喫煙対策も重要な取り組み課題であると考えております。 市におきましては、県におけるたばこの煙のないお店の登録を推奨しながら、市民に対しての啓発を重ね、今後の生活習慣実態調査による喫煙率のさらなる減少を目指したいと考えております。 次に、2問目のたばこ税等についての1点目のご質問にお答えいたします。 市たばこ税につきましては、平成28年度決算見込みにおいて、約4億5,000万円の歳入額となっており、市の税収のうち、約6.4%を占めております。 歳入額につきましては、たばこの小売価格の上昇と昨今のたばこ離れ傾向の影響もあり、ここ数年は、ほぼ横ばいで推移しております。 今後の本市たばこ税の歳入見込みですが、たばこの小売価格がさらに値上げされた場合や、市民の健康志向の高まり等によるたばこ離れの進行状況などにより、予測は困難でありますが、国のたばこ税の税収が漸減となっていること等を勘案しますと、徐々に減少していくものと考えます。 2点目のご質問にお答えいたします。 現在、市内のたばこ生産農家は2戸ですが、生産意欲を持ってたばこ栽培に取り組んでおられますので、本人から営農相談を受けていない現段階では、代替作物等の検討は行っておりません。 なお、今後、市たばこ税は漸減していくと見込んでおりますが、他の市税における公正・公平な課税を実施し、さらなる徴収率の向上を図っていくことで、市全体の税収減への対策としていきたいと考えております。 次に、3問目の職員の人材育成についての1点目から3点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 市民のニーズに的確に対応するためには、社会経済情勢の変化に柔軟に対応できるように組織を強化していくことが重要であり、そのためには、職員の資質向上を図り、その有する能力を最大限、引き出すことが必要であります。 市におきましては、平成23年度に、目指す職員像を明らかにした上で人材育成基本方針を策定いたしました。人材育成は、職員の能力と意欲を引き出す人事制度、職員の個性と意欲に応じて能力を高める研修制度、及び職員が生き生きと働くことのできる職場環境づくりなどに総合的に取り組むことで、相乗的に効果を発揮するものであり、この基本方針に基づいて職員を育成することにより、市民や地域との協働のもとで、市民福祉の向上が図られるものと考えております。 まず、人事制度では、職務遂行の過程において発揮された職員の能力評価及び業務目標にかかる取り組みに関する業績評価による人事評価制度を構築して、職員の育成、意識改革、能力開発に努めております。 地方自治体の業務は、地域や市民との協働により行うことが必要で、最も重要な評価の物差しは、市民の満足度であることから、人事評価制度における職員面談や評価の過程において、市民目線での職員の積極的な行動を促してまいります。 また、職員の意識改革及び能力開発には、職員一人ひとりの自主的かつ積極的な自己啓発への取り組み、多様な研修の機会とともに、地方公務員に欠かすことのできない地域との協働が不可欠であります。 市におきましては、能力開発の各段階において、階層別研修、派遣研修、各種の研修機関における研修や職場内研修を行うとともに、個人の研修参加への支援や自己啓発支援などを実施しております。 また、塾の開設や市の風土、産業、さらには市民の方々に直接触れることができる体験を通じて、研修・研さんを積むことは、公務員としての意識だけでなく、市役所の組織力、ひいては、市の活力の向上につながるものと考えます。 これまでも、それぞれの職員が、それぞれのフィールドで地域とつながるさまざまな活動に参加し、努力しているところでありますが、今後、職員への情報提供や職員相互の情報交換をさらに緊密に行い、より多くの職員が、より多くの活動に積極的に参加し、自己啓発、能力開発に努める体制を整備してまいります。 4点目のご質問にお答えいたします。 職員は、安全・安心で住みよいまちづくりに貢献したいという思いで、地方公務員を志したと思いますが、いつの間にか担当する職務の遂行に凝り固まってしまい、狭い視野でしか物事を捉えなくなり、場合によっては、全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を遂行するという公務員としての理想が置き去りにされてしまうことがあります。私たち公務員としての行動が、まさに公務員としての倫理となります。 姶良市職員として、どのように行動するのか、どのように行動したのか、その行動の結果に倫理観は全て表現されるものと考えます。今回の不祥事を受けて、全ての職員に対し、改めて服務研修を実施したところでありますが、今後も公務中、公務外を問わず、職場、家庭、地域におけるさまざまな実践活動において、どのように行動すべきかを常に考えられるように、研修・研さんを重ねていきたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆5番(堂森忠夫君) まず、質問の要旨に従って質問してまいりますが、まず項目1のたばこ関係ですが、この分野においては、私は、地域活動の中で取り組む中で、南のふるさと大学というのが平成11年ごろはやったんですが、この中で知り合った人が、日置市で、高校の先生でしたんですけど、退職後に、このたばこの喫煙問題について取り組んでおられまして、日置では、すごく有名になってきております。 ですので、私にこの分野を取り組んでくれと、4年前から持ってこられたんですけど、なかなか私も両方の立場を理解してあげたいので、なかなかできなかったんですけど、今、姶良市の議会の取り組みを見ていて、やはりこの辺で1回やっていかないといけないなと思いまして、取り上げました。 いろいろ調べてみますと、喫煙によって治る病気もあるんですよね。あまりたくさんじゃないんですけれども、パーキンソン病は、これはすごくたばこを吸っていい方向に、体がこう悪くならない、パーキンソン病が発病を抑えられるという、そういった効果もあるというのもあるということでございます。 これが問題じゃないんですけれども、やはり全体的に喫煙は、やっぱり体に悪いというのは、皆さん、承知できたと思うんですね。ですので、姶良でも今これを取り組んでいる中で、たばこをやめてよかったという人もおられるし、またもう一度喫煙に取り組みたいという人もおられるということですよね。これが数字的にどんな状況なのか、数字を示してもらえますか。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 今回の質問の中で、この禁煙問題につきましては、職員の関係ということでも質問をいただいておりますけれども、実際市役所に、姶良市役所におきましては、平成28年で616人中の142名、これは男性だけになりますけれども、パーセンテージにして23.2%、そして本年同じような形で調査しましたところ、138名、22.4%ということで、0.8ポイント減少しているというような状況でございます。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) すごくいい方向に行っている状況でありますね。今のところで138名おられるわけです。たばこというのは、なかなか簡単にやめられないだろうと私も思います。私も吸っていましたので。でも、意識を変えればやめられるな、やはり意識の問題もあるだろうと思うんですよね。それが、その人の考え方ばっかしやなくして、いろいろな健康面に関して、やはりいろんな講話、こういったものが一番影響すると思うんですよね。 そういった中で、健康講座も行っていらっしゃるわけですけれども、今、喫煙状況はわかりましたが、こういった方に対して、たばこに関する健康講話をどの程度やっていらっしゃるんですか。そしてまた、これを講話をしたことによってどんな変化が来ているか。28年度の前はどうだったんでしょうか、ここ三、四年は。それと、健康講話をどんな形でやっていらっしゃるか。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えします。 まず、平成28年から前のデータは持っていないので、ちょっと答えられないところではございますけれども、まずこの健康講話ということで、昨年、実は実施したということで、また今年度も計画はしているところでございますけれども、今年の1月24日、それと2月2日、この2回に分けて実施しております。 実際、参加した人数につきましては、143名ということで、この中でいろいろアンケートをとっております。その中で禁煙できなかった理由とか、それから禁煙をされた方につきましては、どうした理由で禁煙ができたんだろうというような、そういったことでしているところでございます。 あと、職員への啓発というか、につきましては、5月31日がちょうど世界禁煙デーになっておりますので、この1週間を使いながら、さまざまなたばこの害とか、それから禁煙外来の医療機関のが、姶良市内にこういう病院がありますよとか、それから県内及び全国におられる喫煙率の状況等について、職員のほうに周知徹底を図っているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) 人の考えを聞くちゅうのはなかなか難しいものですけど、やめられない方、138名もこうその人の何ちゅうのかな、やめられない理由とか、そういったことを聞いておられるんでしょうか。 たばこは、これからはもう健康という面では、やはり国自体がそういう取り組みにあるわけですので、そしてまた、たばこの健康に関しては、たばこをやめることで健康増進につながるわけですね。そしてまた、予防医学も進んでおりますが、今は、予測医療というのも進んでいると聞いているんですけれども、そういった予測するには、やっぱりデータを持っていないと、相手にこう説得力が欠けると思うんですよね。 ですので、やっぱりその相手のこともよく聞いて、そしてまた、どうしてもやめられない方もいらっしゃると思うんですが、またその対応も必要だと思うんですけれども、まずは健康という面が一番大事ですので、そういった予想医学的なこと、指導はしていらっしゃらないんでしょうか。医療ですね。予想医療。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 確かにもう議員おっしゃるように、たばこについては、なかなか嗜好品とはいえ、なかなかやめられないというのも確かにあると思います。また、禁煙をされても、飲み会とかそういったことで、またぶり返しと言ったらあれなんですけれども、また喫煙をするようになった方とかいったような方も、実際アンケートの中では出てきております。 実際、私どものほうで、きのうの中でもちょっと出ましたけれども、安全衛生委員会がございます。その中で当然そこに産業医とか、そしてまた保健師のほうも中に入っておりますので、そういった形の中でいろいろ状況を確認とりながら、このたばこのことにつきましては、職員の中でいろいろ勉強をしたり、また周知を図っているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) たばこを吸う人は、気分的にやっぱり落ち着きというのもあると思うんですね。今、職員にはこう時間休というのもあるわけですよね。我々ももう一般質問を1回したら休憩の時間をとります。やはり仕事の中で休憩を与えて、今、電子たばこというのもはやっていますけど、そういった休憩時間をそういった方には特別に設けて、電子たばこを吸う時間を設けるとか、そういったことは考えられないですか。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 この問題は、今までも一般質問の中でいろいろ質問をいただいている内容ではございますけれども、なかなかたばこを吸う、例えば先ほど言いましたけれども、138人に限ってその休憩をするというようなことは、なかなか難しいところもございます。 また、当然、例えばお茶を飲むとか、そういったものと同じ考え方の中で、やはりずっと仕事をするというのは職員の健康問題の中でもいろいろありますので、仕事の状況を見ながらそういう休憩をとるというような形で、職員のほうについても一応確認をとっているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) 副市長は、薬剤師の資格を持っていらっしゃって、この分野についてはすごく熱心な分野もあるんですが、この分野、もう時間との関連もありますので、ちょっとまとめて、予想医療まで考えた指導ができないか、そういった面について答弁願いたいと思います。 ◎副市長(西井上洋子君) 発言の機会を与えてくださいましてありがとうございます。 まさにやめようと思ってもやめられない、これがたばこ依存症でありまして、たばこ依存症は、1992年(平成4年)、つまり25年前にWHO、国際疾病分類第10版によって疾病と認められております。 それから、先ほどから意志の力とかいっぱいあるんですけれども、実際は、神経伝達物質というアセチルコリンが、受容体にニコチンのほうがわっとこう出てしまうんです。それで45分ぐらいすると、もうそれがまた切れるとつらいと、イライラするということです。 禁煙治療につきましては、誤解があるかもしれないんですけれども、このニコチン依存症によるイライラなどの苦痛を感知させない治療でありまして、依存度が低く、禁煙する自信が比較的ある人は、薬局とか薬店でニコチンパッチやニコチンガムを使う方法がありますし、それから依存度が高くて自信がない人には、禁煙支援医療関係での治療をお勧めいたします。 ちなみに、禁煙支援医療機関は、県内224施設ありまして、姶良市には、10施設ございます。そして、禁煙サポート薬局も県内82施設のうち、姶良市には、4施設ございまして、サポート薬剤師は8名おります。 8月29日の南日本新聞に鹿児島県の喫煙率は17.4%で、何と全国でワースト2位という喜ばしい報告がございました。いや、2位って、吸わない人が全国で2位なんです。はい。それで、これは本当にうれしいことで、鹿児島県では25年前にシンナーを吸う若者がとても多くて、そして全国ですごい上位であったことから、中学校1年生に、シンナー薬物乱用予防教室、2年生に喫煙防止の授業を、それから3年生に血液の授業をやってまいりました。 それで、その効果というか、そういうものが教育は目に見えないんですけど、それが目に見えたものかなと、若い人の喫煙率が低いということでないかなと思っております。もう20年前までは、薬剤師会館でさえ、施設を禁煙にすることでも苦労しましたし、県の環境委員会でも灰皿が置いてあったということを思えば、今は、感慨深いものがございます。 ただ一方、その教育を受ける以前の40代以上の方々が問題で、年々死亡率が増加している、先ほど市長がお答えいたしました慢性閉塞性肺疾患(COPD)と言われるのの死亡率は、実は鹿児島県は、全国でワースト2位なんです。全国で2番目に死亡率が多いものです。このCOPDの原因の90%は喫煙によるもので、別名たばこ病と言われております。これは厚生省がちゃんと文書に出しております。 また、脳卒中の死亡率も、鹿児島県は全国平均の1.5倍です。ですから鹿児島県の健康かごしま21の主要テーマには、四つのうちの脳卒中予防、ロコモ予防、COPD予防、CKD予防の4点ですけど、この中の二つの予防対策に禁煙の推進と受動喫煙の防止が上げられております。 時間がありませんので、最後にすみません。この姶良地区医師会では、親子で体験健康教室を行っておりまして、昨年は、姶良小学校で開催されました。そのときの冊子です。時間がないと今一生懸命言われておりますけれども、これだけはぜひ子どもさんたちのために、そしてみんなのために言いたいことなんですけれども、子どもさんたちは、「僕が生まれる前、お父さんもたばこを吸っていたそうです。でも、僕が生まれたらたばこをやめたそうです。それから肺が汚れてしまうと知りました。おじいちゃんがたばこを吸っていますが、そんなことになってほしくないと思います」。そして、子どもたちはそういうふうに言ってて、本人、保護者も、「旦那が命を削って吸っているのでやめてほしいと思いました。自分もたばこを吸っているので正直心が痛みます」等々ございます。ぜひ皆さん、子ども、お父さん、お母さん、おじいさん、それから夫の健康を願う家族のために決断してくださることをお願いいたします。 ◆5番(堂森忠夫君) 大分長い答弁をいただきましてありがとうございます。時間が大分経過しましたのでちょっと先に入りたいと思いますが、この分野においては、いろいろと時間が大分経過しておりますので、次のたばこ税収のこれと鑑み、一緒に質問したいと思います。 いろんな分野において健康を考えれば、もうたばこ関係の税収は減っていく。そしてまた、たばこをつくっている人たちも、2名いるということでありますが、やがて必ずこれは税収は減る。そして税収が減る中で、一種の考え方としては、ほかの増税を考えるような文章になっております。 私は、ほかの分野の増税を考えるんではなくして、時代が変わっていくわけですので、今、何が一番求められているか。少子高齢化、健康、人がいなくなる分、みんな健康になりましょうと言っているわけですよね。新しい事業をつくったらどうかなと思っています。どんな事業か。子どもがいなくなる、そしてまたいろんな経験をして、この子どもたちにいろんなことを教えながら健康分野に努める。 そして、今どういうのが起こっているか。予想医療として、いろんなところで、やっぱり病院にかからないで、病院にかかる前の予想をして病気にならないようにする。そういったことを事業化していけばいいんじゃないかなと。そうすることによって、新しい会社経営が成り立って、そうすりゃそこからまた税収が来るわけです。税収がなくなったら税金を上げる、それは役所の考えで、全然努力していないことですよ。新しい社会づくりに目を向けていただきたいなと、ここを言いたいところです。 これは、答弁は返ってこないでしょうから、返ってこないでしょうけど、市長、市長にはちょっとそういう考え方はどうでしょうか。新しい、税金を上げるんではなくして、今の時代にあったものを民間企業が実施を、新たな事業ができるようなそういったことに目を向ける。農産分野においても健康食品がはやっているわけですので、有機農業を推進していったり、そしてまた薬草分野に目を向けたりとか、新しい事業が生まれてくるんですよ。市長、どうでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 先日もお話しましたように、扶助費の高騰──上昇がある中で、やはり健康寿命を延ばすということが、何よりも財政を健全化するということにもつながってまいります。したがいまして、先ほど短絡的に増税につなげていくという考え方ではなくて、たばこ税の減収を補うべく、今、収納率等を上げていく、そういう努力をしていくというつもりでお話をさせていただきましたので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 ◆5番(堂森忠夫君) それでは、最後の職員の人材育成についての質問に入りたいと思います。 この分野においては、今、時代が変わっていくこの中で、姶良市の中で一番元気のいい職場というのは、民間企業より私は市役所じゃないかなと。若い人たちが多くいるのは役所です。民間企業より。本当は逆にならないといけないんですけどね。それで、やはり役所の人、若い人たちをまずは育てていかないといけない。そうすることによって、全体に広がっていくんじゃないかなと思って、今回こういう質問にしました。 それで、なかなかいい文章はできているんですけれども、具体的な答弁はなされていないんですけど、いろんなことの人材育成基本方針をつくっていらっしゃるわけですよね。行政は条例に基づいて行動するわけですので、やはりこの条例を基づいてもうちょっとこう動きやすいようにしてもらいたいし、そしてまた職員が動く方向にですね。 私も地域活動の中でボランティア活動をしていますけど、なかなかボランティアのほうにはみんな来てくれません。やはりそこに何かメリットがないとなかなか来ないんですよね。だから、みんなが来やすいようにするために、NPOというのがあるんですが、NPOもなかなか行政の人たちは入れないところもあるのかなと思ったりしていますので、やはりこの人材育成基本方針のこの中で、ちゃんと数値化したらどうかなと思うんですよ。地域のいろんな企業に対しては、消防に入っておれば点数を上げているじゃないですか、何点とかですね。 そういうぐあいに職員の皆さんも一緒じゃないですか。職員もそうして地域のボランティア活動に取り組んでいるのを点数化したらどうかなと。そうすりゃ、みんなは、じゃあおれも行こうというふうになるんじゃないかなと。そういったふうにしないと、職員の管理というのは難しいんじゃないかなと思うんですよ。だから、そういった考え方を持っていらっしゃらないんでしょうか。どうなんでしょうか。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 まず、私たち職員の中でも、今、地域に対するボランティアということで議員がおっしゃったわけなんですけれども、例えば自治会の役員をしたりとか、例えば消防の消防団員のほうで活躍していると。例えばスポーツ大会のほうでも、姶良市の広めるような形で頑張っている。それから各種スポーツ少年団等の指導者をしている。それからPTAの役員等をしていると。さまざまな中でそれぞれ私ども職員の中でもそういうボランティア、メリットがあるからだけではなくて職員として、姶良市のために何か貢献しているというような形で、それぞれ対応してもらっていると考えております。 それから、一つは数値化ということで、ご提案をいただいたわけなんですけれども、この市長の答弁の中でもございます。例えば、昨年度から具体的にというか、本格的にやっているこういう人事評価の中で、業績評価、能力評価というのがあるわけなんですけれども、能力評価の中でもそういったものも加味しながら、ちょっとまた具体的な数値化はまた難しいところもあるかもしれないんですけれども、そういった形で人材育成の中に図っていければというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
    ◆5番(堂森忠夫君) 取り組んでいらっしゃる方も私も知っています。それは一部じゃないかなと。全体的に取り組めるような方向に組織をつくっていただきたいというのが狙いでございます。 そうすることで、これからは今までの社会と変わってきますので、どんどん社会貢献をする人たちがいないと、それは皆さんが一番取り組まなきゃならない分野だろうと思っています。みんなが入れるようにですね。PTA活動の中で一人一役という、私のPTAをやっていたころは、私の学校は人数が少なかったので一人一役、これでやってきました。だから職員の皆さんも一人一役、何か地域貢献しようやと、そういった流れをつくっていただきたいと思っています。 次の分野にも入りたいと思いますが、要旨の中で、これは塾を興したらという、要旨に塾を開設できないかというこれに対して、やはりこれから、恐らく──恐らくじゃない、労働時間がもう決まってきますので、残業がない。早く帰るようになると思うんです。だから早く帰る、その時間帯を使って、そういう活動に行きやすいようなシステムをつくっていただきたい。でなきゃ行きたいけれど、行きづらいという人たちが出てきますので、行きやすいシステムを構築してもらいたいなと思っています。どうでしょうか。市長。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 そういう形で、新たな塾というか、そういう組織をつくって、それに参加できる体制づくりということでご提案をいただいたわけなんですけれども、まず今私どものほうでもできるだけ早く帰れるような形──今回も時間外の関係でご質問等をいただいているわけなんですけれども、そういう休みの取りやすい形ということで、いろいろさまざま今こういう人材育成の観点も捉えながら検討を進めているところでございますので、そのことも含めて、今後そういうところにも行きやすいというか、体制づくりは、市として整えていきたいというふうには考えております。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) ぜひ、みんなが行きやすい、いろんなタイプがあると思います。早く帰って家族サービスをするのが一番のいい分野なんですけれども、やはりそれだけでは、同じパターンでは人間ちゅうのは飽きるんです。またストレスがたまる。だからいろんな活動をすることによって、ストレス解消にしてまた元気が生まれると思いますので、ぜひそういう流れができるようにシステム化していただきたいと思います。 要旨3では、これは中山間地区に産まれた私の使命として、これは農業分野、もうだんだんと農業をする人はいなくなります。うちの田舎でももうだんだん少なくなってきておりますので、ニンジン──キャロットジュースのニンジンがもうできない状況にありますので、やはり市が興してきたこういったものを受け継いでいくためには、一次産業でする人がいないといけない。一次産業だけでは飯も食えない社会もあります。 ですので、今、福祉関係のA型事業を使って農業に力を入れています。すごくいいことだと思います。ですけど、職員、これからの若い人たちは、あまりいろんなことを経験していないと私は思っていますので、やはり皆さんも農業分野をどこかで研修として取り組んでいただいて、500何名いらっしゃるわけですから、これを振り分けをして、1年の中で1回は農業体験ができるように、そうしたものも研修として取り組んでいけば、仕事もストレスもこういった汗をかくことによってなくなります。そうすることによって、職場の仕事が思い切ってできるようになると思います。 それは、やってみないとわからない分野もありますけど、とにかく体を動かす。同じことをやっているといい発想は生まれませんので、いろんなことをすることによっていろんな発想が生まれますから、ぜひこれは答弁の中にないんですが、市長、市長がいる間に取り組めないですか。 ◎市長(笹山義弘君) いろいろな研修の機会というのはあろうと思います。そういう中で、農業体験をするということも、大変研修としてはいいことであろうというふうに思います。それをしかし仕組み、制度化するといいますか、そこへ持っていくためにどういうふうにできるかということについては、なかなかいろいろな問題もあるようでありますので、とにかく職員については、職場にあっては全体の奉仕者として、地域にあっては地域のリーダーとしてあるべきということでお願いをしておりますが、やはり大事なところは、意識の問題であろうというふうに思いますので、今後ともそれぞれの判断において、積極的にそういう取り組みに傾注いただくように働きかけていきたいというふうに思います。 ◆5番(堂森忠夫君) 意識改革、これには行動が一番だと思いますので、それにはいろんなことをして自分を磨いていただきたいなと。自分を磨くためには、やはり公務員の場合は勝手にできませんので、その辺ができるように制度をつくっていただきたい。それが次の世代づくりだろうと思っていますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 次の最後の要旨4ですが、意識改革の中で実践倫理ですね。これは、非常に生活の中で、その人が意識がある人と意識がない人は考え方が違います。意識がある人は、やはりこうすごく社会の中で感謝をして生活している人が多いです。だけど、逆にその反対になると、人の悪口を言ったりそういった方向にも走りやすいです。 ですので、やはりこれからは、人を育てる分野に力を入れていかないと、姶良市の発展もないのじゃないかなと。今、そういった角度から見ると、今、明治維新150年、この原点に返って、ここから人づくりをしていったらどうかなと。 その中で、いろんな今イベントが鹿児島県はやっております。その中で触れるとやっぱりいいことが書いてあるんですね。今度また9月10日に講演もありますけれども、いろんなところに皆さんが講演、外部の民間の講演とか、民間が取り組む分野に出て行って聞く、傾聴することによって意識も変わると思うんですよ。 今、すごく公務員さんは、外の分野にあまり出ていらっしゃらないなと思うんですよね。私が外で活動している分野から見ると。伝統芸能とかそういったのには取り組んでいらっしゃいますけど、だからもうちょっと民間がやっている分野に積極的に入っていくべきではないかなと。答弁もいただいておりますね。地域の自治、その行動の結果が倫理観につながっていくということでございますよ。 ですので、今、いろんな事件等もあったわけですけれども、それは個人のやはり意識改革が一番じゃないかなと。市で管理できない分野もあるわけですよね。ですから、個人の意識を向上させるために、そういった出やすい環境づくりを制度化しないと、いつになってもこういった問題は起こるだろうと思っています。 ですので、今、民間がやっている活動で倫理指導している、こういったところと協働して、連携して職員の資質向上に努められないものかなと、市長、思っているんですが、そういったことをすることによって、市長が取り組まないことには下がやりたくても下はできないわけです。だから、そういったことがどんどんできるような体制づくりというものを構築していただきたいんですが、市長、どうでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 実践倫理の学びをされている方々もおられます。そういう中で、先ほど、議員がご指摘のとおり、やはりまず考える前に行動をせよということもおっしゃっていただいているわけですが、その職場の中でも、そして出ても、先ほど言いましたように、職員には常にそういう意識を持ってということは言っているわけですが、それぞれの個人の中に、そこの余暇、そういう時間をどのように過ごすかということで、議員もおっしゃるように、まさに大きく違いが出てくるということはあります。 そういうことから、私もその、いろいろな書物を活用しながら、部長などにもその朝礼とか、いろいろ職員に話す機会のときの参考にしてほしいということのお話もしたりもしているわけですが、いろいろなそういう参考をいろいろと取り上げて、機会あるごとにそれらを活用しながら、いろいろと職場内で研修を高めていくということは大事だろうと思いますので、どのような方法で今後していくのかということも含めて、部内でもんでみたいというふうに思っているところでございます。 ◆5番(堂森忠夫君) 今、鹿児島県は、健康経営に取り組むと知事は述べています。健康を維持するには、やっぱりその人の心構え、意識改革から入っていかないと上達しないのではないかと思います。そして、一気にこういうことができるかちゅうや私も難しいだろうなと思っています。せめて市の幹部である部長さんたちですよ。やはり民間がどんなぐあいで取り組んで、どんなぐあいに企業が発展しているんだろうか、そういったところを研究するのも大事だなと思いますよ。 だから、民間がやっているこういった倫理活動に、部長さんと課長さんは参加して、それを職場に生かすということはできないですか。また、そういう決意がありますか。部長の方、お答えください。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 民間がやっているそういう倫理活動に参加して、研さんをしろというふうな形でご提言をいただいたわけなんですけれども、私ども職員についても、当然入ったときから全体の奉仕者ということで宣誓もしますし、その後さまざまな研修をしながら、その段階段階において研さんを啓発をやっているところではございます。 そういった中で、今おっしゃるように、一つの先ほども市長答弁にございます私たちがさまざまなことを学ぶことが、そしてそれをすることで、一つのそれを職員としての公務員としての倫理という形でお示しできるんじゃないかと考えておりますので、これからもそういう形では研さんをしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) ぜひ、皆さんは、姶良市の幹部なんですから、姶良市をよくするために常に研さんすることは、後輩たちを育てていくと思います。ですので、市長は、言えない分野もありますので、皆さん、自分から積極的に民間活動のそういったところに参加していただいて、姶良市の発展に貢献していただきたいと思います。 終わります。 ○議長(湯之原一郎君) これで堂森忠夫議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。 5分程度とします。(午前11時00分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時07分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 2番、萩原哲郎議員の発言を許します。 ◆2番(萩原哲郎君)     登      壇  皆さん、おはようございます。また、傍聴席に足を運んでいただいた皆様方には、ありがたいと思っております。一生懸命頑張っていきます。 また、朝夕大分涼しくなりましたが、今までは熱中症に悩まされていましたが、今後は風邪を引かないように体に気をつけるようにお願いいたします。 また、第3回鹿児島マラソンの募集が始まりました。姶良市も、いえば協力市としてぜひ市民枠を鹿児島市長にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、質問に入ります。 質問事項1、サボーランドパーク姶良・ニュータウン内のアナグマ対策について、お伺いいたします。 要旨、サボーランドパーク内で、多くの方々が健康のためにウォーキングやジョギングを楽しまれている。しかし、アナグマやコウモリのふんが路上やトイレ等に散見され、見た目にも、衛生的にも問題である。 また、年に二、三回は園内の草刈りがなされていたが、昨年度ごろから草刈り等の管理が追いつかない状態であり、草が生い茂り、たまにはムカデや蛇等が出てきて、気持ち悪いと苦情を聞く。 要旨1、前回、アナグマやコウモリのふんの対策について質問したが、その後の対策を伺います。 要旨2、昨年は年に二、三回きれいに草刈りが行われていた。最近草が生い茂っている状態であり、蛇等が出てきて怖がられている。草刈り管理について伺います。 要旨3、東側門の閉鎖時間が冬場は17時、夏場は18時と規約にあるが、たまに閉鎖されていないときがある。なぜか伺います。 要旨4、サボーランドパーク姶良も23年が経過し、鉄棒のぐらつきやジャングルジムのロープにカビが生え老朽化が見られるが、点検補修は年次的に行っているとのことだが、大丈夫か。また、大人の健康器具が少なく、設置要望があるが、考えを伺います。 要旨5、姶良ニュータウン内の東・北自治会に多くのアナグマが側溝をねぐらに住みつき、ふん公害に悩まされている。捕獲の要望があるが、対処について伺います。 質問事項2、市内の側溝ぶた、道路標識整備について伺います。 要旨1、以前から、市内の危険場所に側溝ぶたの設置をお願いしているが、棒を立てただけのところもある。果たして安全性が保たれているのか伺います。 要旨2、5月から8月にかけては豪雨に見舞われることが想定される。道路面の穴あき箇所をいたるところで見かける。随時、穴があくところは大きくカットし、舗装できないか伺います。 要旨3、帖佐駅前の旧10号線、大和葬祭社前から旧10号線に出るT字路の右折禁止の標識は、現在、通行量も少なく必要ないと思う。撤去の要望も出ている。撤去の考えはないか伺います。 また、市内に無意味な標識または必要とする標識はないか、伺います。 要旨4、重富中学校の南西にある市道と5差路、現在、改良工事に取りかかっている弓道場側に余地があり、そこを利用すれば、松の木が支障になることはないとのことであったが、計画どおりに工事は着工しているのか、状況を伺います。 質問事項3、あいら夏祭りについて。 あいら夏祭りは、ここ2年、若者向きの芸能人──昨年が氣志團、ことしがハジーを呼んでいるが、高齢者には満足感はない。 また、旧加治木町・蒲生町は、毎年花火が上がり、楽しまれている。旧姶良町は夏休み恒例の花火が見られず、市民の楽しみを奪っていると聞くが、昨年とことしの感想と今後のあいら夏祭りの計画を伺います。 あとは一般質問席で伺います。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  萩原議員のご質問にお答えいたします。 1問目のサボーランドパーク姶良・ニュータウン内のアナグマ対策についての1点目のご質問にお答えいたします。 コウモリのふんの対策につきましては、トイレの出入り口に設置していたコウモリ侵入防止のネットの長さやおもりを改良したところ、以前よりも大分侵入が少なくなってきている状況であります。 また、アナグマのふんにつきましては、引き続き確認し次第、その都度、清掃処理しております。 2点目のご質問にお答えいたします。 園内の草刈りにつきましては、市シルバー人材センターとの管理委託業務の中で実施しております。 雑草の繁茂につきましては、適切な作業管理を行うよう、受託者であるシルバー人材センターを指導するとともに、適宜、状況確認を行い、安全で快適な施設を維持するよう努めてまいります。 3点目のご質問にお答えいたします。 本公園は、閉園時には出入り口の門を閉鎖することとしておりますが、閉園後に門の閉鎖がなされていなかったのは、閉園の時刻になったときにも、園内駐車場に車両が残っていたためであり、退園が不能となることから、やむを得ず閉門しなかったものであります。 4点目のご質問にお答えいたします。 施設の点検補修につきましては、随時点検し、破損した箇所を市において修繕しており、今年度におきましても、木製の階段等の修繕を実施したところであります。 しかしながら、遊具を含め施設全体の老朽化が見られることから、姶良・伊佐地域振興局に現状を報告し、また、現地を確認いただいた上で、今後も安全で快適な施設として利用できるよう、検討いただいているところであります。 また、大人の健康遊具の設置要望についても、その旨、地域振興局に報告したところであります。 5点目のご質問にお答えいたします。 捕獲の許可は、市有害鳥獣捕獲許可事務取扱要領において、被害状況や防除対策の実施状況を把握し、その結果、対策を講じても被害が防止できないと認められるときに行なうと規定しております。 防除対策としましては、まず、地域内で生活環境の点検作業を行い、鳥獣の住み場所をつくらないような取り組みが重要ですが、それでも人の生命、身体、農林水産業に被害を及ぼす場合には、捕獲指示を出すことになります。 しかしながら、住宅地では飼い猫等が箱わなに入り、トラブルに発展するケースや、公道では子どもが箱わなでけがをするケースも想定されるため、捕獲に関しては、地域住民の安全に配慮した慎重な対応が必要であると考えます。 次に、2問目の市内の側溝ふた・道路標識・整備についての1点目のご質問にお答えいたします。 側溝沿いに設置している危険ポールは、地域の方から歩行者等が転落する可能性があるなどの要望により、応急措置として設置しております。この場所でふたの整備がなされていない箇所につきましては、農業用水路であることや側溝の構造、道路幅員、通行状況等により実施されていない状況であります。 なお、地域や関係者のご理解をいただいた箇所や通行量の増加している箇所においては、防護柵やふたの設置を実施しているところであります。 また、構造上、側溝本体を布設替えする必要がある箇所につきましては、緊急性、危険性、費用対効果等を検討し、整備に努めているところであります。 2点目のご質問にお答えいたします。 昨年度の豪雨において、雨水が路盤や路体へ浸透したことにより、舗装の破損箇所が多く発生し、対応に苦慮したところであり、その後も穴ぼこ等の補修を行っている状況であります。 また、市民の方から舗装改修の要望が多く寄せられていることや、騒音・振動・事故防止の観点から、本年第2回定例会に一般単独道路維持整備事業の舗装補修費を計上したところであり、8月末の整備状況は43%で、今後も舗装の維持補修に努めてまいります。 3点目のご質問にお答えいたします。 交通規制及び道路標識につきましては、警察署の所管となっていることから、ご指摘の指定方向外進行禁止の交通規制について、姶良警察署に見解を求めたところ、現場付近は交通量の多い交差点も近くにあり、現在も危険性が十分認められるため、撤去する予定はないとのことでありました。 また、道路標識を設置するにあたりましては、警察による綿密な現地調査等を踏まえ、交通の安全を最優先に考えられて設置されていることから、無意味な標識は、基本的には存在しないものと考えます。 ただし、道路改良等により道路形状が大幅に変化した場合においては、従来設置していた標識がそぐわなくなることもありますので、その都度、撤去等の措置がなされているようであります。 なお、新たに必要とする交通規制が生じた場合は、警察において現地調査等を実施した上で、標識の設置について判断されることとなります。 市といたしましては、市民の通行の利便性と交通安全の両立が図られるよう、今後も警察との連携を密にしてまいります。 4点目のご質問にお答えいたします。 重富中学校西線道路改良工事は、本年7月14日に工事請負契約を締結し、同中学校西側から延長137mを、10月23日までの工期として現在施工中であり、8月末における進捗状況は30%となっております。 次に、3問目のあいら夏祭りについてのご質問にお答えいたします。 本市における夏祭りは、市商工会の主催によるものですが、市制施行後も、旧地区単位で別々に開催されている現状にあります。 今年度のあいら夏祭りは、7月29日に、市総合運動公園で開催され、お子様向けのキャラクターショーや、若者に絶大な人気を誇る歌手のハジー・ステージショーなど、午後から夜にかけてのプログラムに、親子連れなど約1万人の観衆でにぎわっております。 昨年度は、ロックバンド氣志團のライブショーが開催され、約1万2,000人の来場者で大盛況となりましたが、県内はおろか、わざわざ県外からもお越しいただいた若者グループもおられたそうで、まことにありがたいことと受けとめております。 なお、合併以降のあいら夏祭りの変遷については、平成23年から24年まで、姶良公民館、同じく25年から27年まで、なぎさ公園あいらを会場に、ステージショーや打ち上げ花火などが催されておりましたが、昨年は、これまでの趣向を一新して企画されたものとお聞きしております。 また、蒲生郷夏まつりは、当初8月5日に、大楠運動公園球技場で開催予定でありましたが、台風5号の影響で8月10日に延期されております。 当日は、約3,000人の観衆でにぎわい、和太鼓などの舞台出演や、間近での打ち上げ花火を堪能されております。 なお、かじき夏祭りは、8月6日に加治木港において総踊りや花火ショーなどが予定されておりましたが、同様に台風5号の影響を受けて、来る10月8日を予定日としての順延が決定しております。 このように三者三様の祭りながらも、合併以前からの長い歴史を受け継がれ、時代の変化に応じた創意工夫がなされているものと認識しております。 しかしながら、時間や場所などの条件に限りがありますので、老若男女全てを対象にしたプランを考案することは困難であると考えており、プログラムの内容によって対象客層に偏りが生じることは、いたし方ないことと捉えております。 市といたしましては、夏祭りが市商工会の主催であること、また、実行委員会を組織しての自主事業であることなどを踏まえまして、打ち上げ花火の有無を含むプログラムの作成に、直接干渉することは控えることにしております。 今後とも市民の声が反映され、市民に親しまれる夏祭りが築かれますことを望んでおります。 以上、お答えといたします。 ◆2番(萩原哲郎君) じゃ、最初にコウモリ対策についてお伺いしますけど、答弁のほうで、コウモリ侵入防止のネットの長さやおもりを改良したところであると書いてあるんですけど、あと、今回確認に行ったところ、向こうの西側のほう、向こうは今回設置がある程度完治されていましたが、いつごろ設置されたか、お伺いいたします。 ◎建設部長(上山正人君) お答えいたします。 前回の議会の後、サボーランドのほうの管理人、そしてまた、我々担当者で参りまして、その後に8月の前半ぐらいだと思いますけれども、対処しております。 以上でございます。 ◆2番(萩原哲郎君) じゃ、中央公園のほうはどうなっていますか。中央トイレのほうです。 ◎建設部長(上山正人君) 中央トイレのほうも同時期だったかと思っておりますが。 以上でございます。 ◆2番(萩原哲郎君) 中央トイレのほうは、前と全然変わっていないんです。 それと、ここに書いてある、私も前回お願いしたんですけど、このおもりです。あれもほとんど変わらなく、だから、あのおもりが重かればネットが下までピーンと張って、隙間がなくなるんです。 だから、今回も見に行ったんですけど、やはりおもりが軽くて、風が強いときには中に入り込んで逆効果になるんです。軽かれば。 だから、私も前回、やはりあのところを一番下だけでも鉄筋の重さ、大体1kgぐらいです。そのくらいの重さがあれば、風にも負けずに、中のひねぐりもなくなるんじゃないかと思いますけど、いかがですか。 ◎建設部長(上山正人君) お答えいたします。 一番下のバーを少し太くはしておるんです。お気づきかと思うんですけれども。そういうことで、管理人に直接聞きましたら、答弁にもありましたけれども、大分以前からすればその侵入するコウモリの数は減ってはきているというふうには聞いておりますので、また様子を見て、対処できるところは対処していきたいと思います。 以上でございます。 ◆2番(萩原哲郎君) ある程度重さを変えたということですけど、実際行ってみれば、やはりぴんと張ってなくて、隙間ができている。だから、私もあそこへ行ったとき、足でぽっと押さえてみればぴんと張るんです。やはりそのぐらい張る程度の重さを今後設置いただければ、また、そういう侵入も防げると思います。 それと、また中央のトイレ、これは全然改善されておりません。前のままです。だから、あそこもちょっと長めのネットを。今回、以前よりも長くネットが張られて、あれだけあれば、棒の重さをちょっと考慮すれば、もう侵入は防げると思いますので、また、そういうところを考慮しながら、いい方向性に検討してもらいたいと思います。 それと、前回、7月から8月にかけて、鹿児島市の吉野の障がい者施設の一行がサボーランドに、しょっちゅう散歩にいらっしゃるんです。そうしたら、トイレをしようと思って子どもたちがトイレに入ったところ、中に蛇がいたと。だから、すぐ施設の先生方がトイレに棒を持っていって、処理してもらったという意見があって、それから、いっとき姿が見えないんですけど、やはりああいう公園という場所は、人が安心・安全に使用できるのが最大限の目的だと思いますので、そういうことは、先ほども言いましたネットの張りぐあい、そういうのが完治されれば、まだ防げると思いますので、そういうところを今後また検討してもらいたいと思います。 それと、コウモリの件はここにしておきます。 じゃ、2番目です。草刈りの管理です。 だから、一番考えられるのが、ここ2年ぐらい草の茂りがひどい。だから、前の方にお伺いしたんですけど、年に春と秋、もう完全に全部上まで刈っておられるんです。だから、ここ2年のところ、入り口を刈るんだけど、中は全然手をつけていない。だから、中は生い茂って、ここにも書いてあるんですけど、もう最近、蛇もねぐらをつくるような状態であります。 その前に、公園の管理です。管理者のシルバー人材センターが今管理しているんですけど、市のほうで点検なんか月に何回ぐらい行かれるんですか。 ◎建設部長(上山正人君) そのあたりの詳細の管理につきましては、担当課長のほうに答弁させます。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 都市計画課、丸山です。お答えいたします。 公園のほうには特に定期的に行くというふうには決めておりませんが、月に三、四回は少なくとも行って、見ております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) じゃ、今回、監視に行かれて、あの公園の中を見て、どういうことを感じられましたか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 議員おっしゃるとおり草がかなり繁茂をしている状況も見られました。ただ、ことしは例年以上に猛暑が続いておりまして、ほかの公園等でもかなり草木の伸びが早いというふうなことも聞いております。それらのことも一つ、要因としてはあるんではないかと思うんですが、今後ともシルバー人材センターのほうと連携を図りながら、適正な管理に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) 簡単にいえば、言いぐさなんです。ことしは暑かったから、ちょっと管理がそれだけ手おくれになった。やはりそういうときには人員をふやすなり、昨年と変わらないような管理体制、そういうのが当たり前じゃないかと思いますが。 だから、今後もそういう形で、一番お願いしたいんですけど、やはり今までの方は、見ていてある程度頑張っているなという姿がうかがえます。そやけど、ここ本当二、三年、私たちもしょっちゅうあそこにジョギング、ウォーキングに行くんですけど、それとあとは、あの周りを散策されているいろんな方から苦情が多いのは、どこをやっているかわからない。やっている範囲です。 だから、言えば、毎日日報を書くと思うんですけど、その日報の確認と仕事の内容の適正を確認されたことはありますか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 日報につきましては、月に1回報告が上がっておりますので、確認はしております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) だから、管理がちゃんとなされていれば、そのくらいでいいと思うんですけど、やはり市民からの苦情があれば、それなりの一応検査とか、作業状態、そういうのを管理しながら、シルバー人材センターの管理者に要望していくのが当たり前じゃないかと思いますけど、どうでしょうか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 議員おっしゃるとおり、今後ともシルバー人材センターのほうともよく話をしながら、しっかり公園の管理ができるように努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) じゃ、3問目の東門側の閉鎖時間。ここに答弁が書いてあるんですけど、閉園後の門の閉鎖がなされていなかったのは、閉園の時刻になったときに園内駐車場に車両が残っていたためであり、退園が不能となることから、やむを得ず閉門をしなかったと書いてあるんです。 だから、今まで何回ぐらいこういうことがありましたか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) このご質問をいただいてから確認しました。で、最近、ここ二、三か月で3回ほどあったというふうに聞いております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) 私も行ったときに閉まってないんです。その1時間前から、そこでジョギングをしているんですけど、帰るときに閉まっていない。だから、その前に、私は必ず行ったときには、あそこの休憩所を伺うんです。休憩所にもいないときがあるんです。だから、どこに行っているんだろうかと。だから、あそこの監視は大体2名で交代制でなっていると思うんですけど、この時期的には5時に閉めたり、6時に閉めたり、その時間帯で1人の場合もあると思いますが。 でも、ここに書いてある、たまに、うちも車がいて、そのときには、管理人が待っているんです。駐車場のところで本人が来るまで。前はそうだったんですよね。最近それが、なく、ほうから言えば、もう管理人自体が存在しない。 だから、私から考えてみれば、もうぱっと帰ってしまう。だから、どうか知らないけど、また後から鍵を締めに来ようか、そのような考えで。だから、私もことしになって、夏からですけど3回ほど自分で鍵を締めました。だから、もう鍵は全部ロックされているんです。されているから、もう言えば、木の棒を差し込んで、チェーンにそういう形でやっていたんですけど、そういうことを伺ったことはないですか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 今おっしゃった木の棒でロックというのは、ちょっと聞いたことはございません。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) だから、そういう形で木の棒でロックされたということは聞いていないということですけど、だから、誰かが鍵を締めてくれたということを伺ったことはないですか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 管理人以外の者が締めたというのを、ちょっと聞いたことはございません。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) ないということですけど、本人はやっぱり締め忘れたということです。いえば、表に出したくない、そういう形でそういう報告も入っていないと思うんですけど。 やはり、あそこの門、それと、特に車どめです。だから、あそこは作業員が常時出入りしていいんですか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 作業員が出入りするのは、作業のために必要であれば当然外して入ることになると思います。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) 作業以外です。帰るときとか。あそこはあけっ放しだから、私もしょっちゅう注意するんですけど、作業のときには、作業の書いたあれをポールのかわりに、車どめのかわりに入れときなさい。そういうことで言うんですけど、作業員はほとんどもう自由なんです。朝入るときにも、あそこから入っていって、車どめを全部抜いて、で、向こうの駐車場へとめて、帰るときには、またそこを通って帰る。あそこは、やはり市民に車の進入禁止、そういうおもてなしの規約があるのであれば、やっぱり作業員も普段はあそこをしょっちゅう出入りするという物事は禁止したほうがいいと思うんですけど、いかがですか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 詳細につきましては、またちょっと確認しまして、シルバー人材センターのほうともしっかりと話をしたいと考えております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) それと、もう一つ、車どめが結構重たいんです。だから、シルバー人材センターの方々も60以上の方が配置されていると思います。だから、前からやはりあれをもう少し丁寧に、いえば使いよう、車どめ。もう抜いたらぽんと投げる、そんな状態が続いているから、あれももう補修もされていると思うんですけど、あそこの周りが傷だらけなんです。見てみれば。やはりそういうところも1から10まで、ある程度やっぱりいろんな規則にのっとった注意を、シルバー人材センターの管理人の方には今後対処してもらいたいと思います。 じゃ、次に伺います。 4番目ですけど、遊具を随時点検し、破損した箇所を市において修繕しておると、木製の階段等の修繕を今回実施したということなんですけど、だから、これも言われて、それから始めてです。だから、以前にやはり点検なりあれば、あそこを通れば、あのときにもシミが物すごいひどかったんですよね。だから、やはりもう少し点検の、月に1回か2回、たまに行ってみる。それからいろんなところを見てみる。やっぱりそういう点検が必要じゃないかと思いますけど。 それと、ここには書いてないんですけど、上から2段目のところの鉄棒も、もうぶらつきがひどい。それと、あそこのところにジャングルジムがあるんですけど、あそこのロープです。確認されましたか。 ◎建設部都市計画課長(丸山修君) 現場のほうを確認しております。で、ジャングルジムのロープにつきましては、コケが生えてちょっと見た目が悪いということで、県のほうとも話をしまして、一応もうロープだけ除去したいというふうに考えております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) そういう形で、やはり見た目。そやから、大丈夫かなとは思うんですけど、やはりもう腐って、もう危ない状態。しかもカビが生えて。だから、これも23年経過しているわけです。だから、そういう形から考えれば、もうロープだけ撤去したほうがいいんじゃないかなということを、今後対策について協力してもらいたいと思います。 それで、次がニュータウン内です。東と北の境目です。あそこがやはりアナグマが生息して、特に一般の市民からもふんの苦情とか、捕獲の要望があると思いますけど、いかがですか。 ◎農林水産部長(宮田昭二君) お答えいたします。 ことしに限りますと、3件ほど地元の方からの苦情につきましては要望が上がっております。担当のほうで現地に赴きまして確認を行っておりますが、その中の2件につきましては、アナグマ以外のものであったというふうに確認しております。 以上でございます。 ◆2番(萩原哲郎君) 答弁の中で、鳥獣の住み場所をつくらない。だから、あそこは逆に側溝の中が住み場所に、ねぐらになっているんです。 だから、やはりそのアナグマを駆除する。それから追い出すという形であれば、あそこの側溝を一度はぐってみて、アナグマは長い暗みがあるからやっぱり巣をつくっちゃうんです。だから、ところどころにやっぱりグレーチングを張り込む形をとれば、アナグマもそこから撤去すると思うんですけど、それに対して今後の対策はいかがでしょうか。 ◎農林水産部長(宮田昭二君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、被害の防止策が第一義でございますので、側溝等のふたにつきましては、建設部との協議の上で検討いたしたいと考えます。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) じゃ、2問目に入ります。市内の側溝ぶた・道路標識。 この中で、側溝ぶたは、以前から私が言っているのは、今本当に棒を立てて、車がそこから側溝に落ちないとか、そういうことはあり得ると思うんです。棒だけじゃ。特に、夜になれば周りが見えない。それで、車は対向車が来ればよける。そうなったときには、やはり車の脱輪とか、特に人なんかが通れば大けがをするおそれもあります。 特に私が注意しているのは、道路の車の多い場所、それと狭い場所、それとあと、障がい者が常時通る場所です。だから、私は今回も確認してきたんですけど、姶良駅から松原に抜ける。松原団地じゃなくて、山野団地ですね。あそこまではちゃんとふたがかぶさっているんです。だから、その先に障がい者がいらっしゃるんですよ。そこの前の側溝ふたを、もう相当前からお願いしているんだけど、ポールだけである。 やはり、そういうところまでもう少し障がい者に優しい道路、そういうのは考えられないですか。 ◎建設部次長兼土木課長(徳部健一君) お答えいたします。 我々土木課のほうでも、障がい者施設に関する、特に、例でいきますと、前年度、障がい者のお子さんをお持ちの施設なんですけれども、そこからご要望がありまして、たくさんの子どもが来るということで、蓋板等の設置をやっております。 このような形で、条件とかございますけれども、方向性としては、ふたの設置をしていくということで考えております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) だから、私が指摘した場所、これも長いことお願いしているんですけど、まだポールのみである。だから、その近くには障がい者もいらっしゃる。やはり近くの方も、その本人はある程度なれているから何とかと言うんですけど、ないよりもあったほうがいい。だから、私だけじゃないですよ。ほかの方も通られるんですよということがありますので、そういうところは早急に側溝ぶたをかぶせる今後の展開はないか、お伺いします。 ◎建設部次長兼土木課長(徳部健一君) 単純に側溝の構造上、ふたがけがございまして、そこに載せるということであれば、そんなに費用もかからないんですけれども、以前、市の土地利用協議、いわゆる市の開発行為が制定されない前に開発された宅地造成等で、用水路があるんですけれども、自分の宅地のほうをL型擁壁とか、擁壁されてしまって、ふたもかぶせられない状態というのが多々ございます。 用水路にかかわるものが多いんですけれども、水利組合と話をして、ふたの設置を了解していただくんですけれども、ただし、私どもといたしましては、平成28年度で側溝の未整備の要望箇所が120か所ございます。その中では、流れの悪いところで、毎回土砂の清掃をされている方等もいらっしゃいますので、その側溝整備の事業の中で、今度優先順位をつけてやっていきたいと思います。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) この場所は、今はもう住宅が頻繁に建ってきて、以前と違うんですよ。だから、やっぱりアパートも多くなってきて、住宅もふえてきて、水路の問題は、今はもう関係ないんじゃないですか。やはりそういう形で、もう住宅もふえてくれば、以前と違うんですよ。全然。道路の状況が。やはり、もう少し周りの関係を見ながら側溝整備、そういうのもやるべきじゃないですか。 それで、先ほど、すぐふたをかぶせる状態があればと言いますけど、状態でなくても、やはりそういう危険性のあるところは早急に検討をして、安心・安全な道路に考えていくべきじゃないですか。簡単でいいです。 ◎建設部次長兼土木課長(徳部健一君) 今、ご指摘がございましたところですが、答弁書にもありますように、開発をされてきて側溝整備を進めていく。で、開発地におきましては、今度は市のほうの排水対策等も関係がございます。そういった観点から、要望者に対して、危険を防止するガードパイプで防止の要望をかなえていくとかというふうに検討をして、実施もしております。 それと、交通量が多くなったところも、もう今年度も早々に蓋板をかぶせたところもございますので、周りの状況それから設置されている施設を見ながら整備に努めていきたいと思っております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) 答えが進歩しませんから、また次回に質疑したいと思います。 では、次に、これも雨水です。5月から6月、7月になれば豪雨が多く、道路の穴ぼこが大分目立ってきている。その中で、常時同じ場所があるんです。何回もやっても同じ場所がほげてくる。だから、もうそういうところは、もう少し大きくカットして補修すれば、また何年かはもつと思うんですけど、いかがですか。 ◎建設部次長兼土木課長(徳部健一君) お答えいたします。 まさに議員が仰せのとおりでございまして、職員それからシルバー人材センターのほうで穴ぼこ等を、もう本当に日々やっている状況でございます。 その中で、悪いところを1ブロックカットして舗設するということが一番長期的に見ても有効であるということから、補正をいただきまして実施しているところでございます。 今後も、この舗装の補修については、ことし単年ということではなく、年度を重ねていって整備率を上げていきたいと考えております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) じゃ、次に伺います。 帖佐駅前の旧10号線です。ここに大和葬儀社の前から旧10号線に出るところの2か所、駅前の信号から加治木寄りに1か所、それから鹿児島寄りに1か所、右折禁止の標識が建っているんですけど、もう今、旧10号線はほとんど車の量が少なくて、無意味じゃないかという要望をもらっているんです。 だから、やはりああいうあんまり混雑しない、危険性も少ないところの標識があれば、撤去したほうが逆にスムーズに通行しやすい。そのためにも、右折の標識が建っていけば、違反して捕まればばかを見るし、そういう本当に無意味な標識じゃないかと思うんです。 だから、ここのところを見てみるんだけど、あの駅前の帖佐の信号、あそこのほうから15台以上連なってとまっておる感じは全然持たないんです。ここに書いてあるのは、「現場付近は交通量も多い交差点も近くにあり、現在も危険性が十分認められるため、撤去する予定はない」と。そんなに交通量が多いですかね。 それとあと、じゃ、1日何台ぐらい車が通っているのか。それと、信号待ちで何台ぐらいとまるのか。いかがですか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 1日の交通量といいますか、それについては具体的に調べたところではございませんけれども、バイパスができまして、以前よりは確かに旧10号線、通行は多いわけではないですけれども、やはり朝晩におきましては、信号で何台かとまるというようなところで、車が渋滞するところが時々見受けられるというふうに考えております。 以上でございます。 ◆2番(萩原哲郎君) じゃ、何で2か所だけ右折禁止なんですか。ほかのところは右折禁止じゃないんですよ。そんだけ交通量が多くて危険性があれば、全部禁止にすればいいんですよね。どうですか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 現場におきましては、帖佐駅前からイオンのほうへ通じる県道がございます。そこの交差点が近いというところで進入禁止の標識を建てているというところでございます。 ◆2番(萩原哲郎君) おかしいんじゃないですか。その手前にもう一つ道路があるんです。そこは右折禁止じゃないんです。交差点に近いほうが。 だから、やはり鹿児島のほうは1本、2本目ですか。だから、加治木側のほうも1本、その手前にもT字路があるんです。だから、そちらのほうが重大じゃないですかね。1本離れているよりも。 だから、そういうこともないし、だからいえば、最近のほうから言えば、交差点でも複数の車が渋滞するようなこともないし、今、速やかに右折できる環境なんです、場所。それにもかかわらず、やはり答弁はこういう形で書いてあるから。 だったら、もう一回この場所を警察側と確認しながら、再度、調査していただき、撤去するか、しないかを判断を定めてもらいたいと思います。 じゃ、次に行きます。今度は、逆に一時停止の標識がない場所、これも今度スマートインターチェンジができる、サービスエリアの楠元側に行くところです。楠元自治会のほうに行くところの十字路。そこが全然標識がないんです。だから、やはり十字路という場所は、どちらかをやはり一時停止の標識があったほうが確実にとまって、確認ができるんじゃないかと思います。 それと、あと、ニュータウンの、前も言いました照葉陽台公園のあの3差路。あそこは、今はニュータウンの方ばっかりじゃないんですよね。やはり下から車で上がってきて、あの上の駐車場にとめて、ウォーキングなどを楽しんでおらっしゃいます。 そうしたときに、サボーランド側から帰るときに3差路の、本当はそちらが一時停止の標識が欲しい場所なんですけど、標識もなく、だから、停止線ももう消えている。だから、早急に、必要であるかないか早く確認して、やはり、とまれの標識、そうすれば安心・安全が確保されて事故もなくなると思いますので、そういうことについて、いかがですか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) ただいまのご要望につきましては、市民からあるいは自治会長さんからの要望、道路標識の設置についても要望等があった場合には、私どものほうで警察署のほうにもおつなぎいたしまして、現地調査、いわゆる地元の皆さんの意見の聴取ですとか、標識等の検討、それから、危険性の確認等をされた上で、警察署のほうで県警本部のほうへ上申されて、そういった判断のもとに設置されるということでございますので、また、そういった情報を私どものにもいただければと思います。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) 今、要望とは違うじゃないかと。ここに書いてあるんです。市内に無意味な標識または必要とする標識はないか伺います。ちゃんと読んでくださいね。 じゃ、重富中学校の5差路、それとあと、弓道場の前の道路改良についてです。 ここも確認に行って、見るんですけど、私が聞いたのは、松の木が生えている、あそこの横に一角の用地がある。あれからずっと向こうまで道路を広げるから、問題ないですよということであったもんですから、聞きに行ったところ、松の木の近辺だけが広くなって、後は前のままであるということを伺ったんですけど、いかがですか。 ◎建設部次長兼土木課長(徳部健一君) お答えいたします。 今、質問がございました松の木のところです。そこの手前からその変則5差路に向かって、変則5差路の左側に真っ直ぐ線形がいくような設計となっております。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) だから、それから先の側溝は全部改良されて、弓道場まであそこは側溝から全部改良されて、幅も、側溝を改良されれば広くなると思うんですけど、それでよろしいんですか。 ◎建設部次長兼土木課長(徳部健一君) お答えいたします。 松の木の横につきましては、側溝を新たに布設替えいたしまして、ふたをかぶせます。それから東側につきましても、蓋板の設置はいたします。 以上です。 ◆2番(萩原哲郎君) では、最後のあいら祭りについてお伺いいたします。 ここ2年本当に若者向きの芸能人、ここに書いてある、16年度は氣志團、17年度はハジーを呼んでやったんですけど、やはり夏の風味、特に姶良市も高齢者がふえてきて、楽しみにしている祭りです。なんで、この姶良市だけ2年間も若者向きの芸能人を呼んでやっているのか。 その中で、この出演料は幾らですか。ハジーと、この氣志團。それと、姶良市からの補助金は幾らいただいているんですか。 ◎企画部長(福留修君) 28年度の夏祭りの収支決算書が手元にありますので、全体の規模をそこから理解していただければと思います。 28年度のその芸能人に対しての支払い分が約230万ほどです。で、補助金のほうが、市からの補助金が455万7,000円となっております。これは全体の決算総額が1,212万1,536円であることを考えますと、市の補助金が3分の1、ほかは全てこの商工会の活動の広告料収入ということで、彼らの努力によって集められたお金というような内容でございます。 ◆2番(萩原哲郎君) これは市の夏祭りです。市民のためにやるんじゃないですか。ここに書いてあるのが、県内はおろか、わざわざ県外から来たと、喜んでいらっしゃる。市民の楽しみをです。やはり姶良市民、自分たちの血税を払っているんですよね。それらからいえば、部外者が来て喜んでいる、そういう実態です。だから、今怒られるのが旧姶良町の高齢者です。自分たっの楽しみは全然なくて、他人のためにやっているんじゃないかと。もう少し、やはりそれだけ血税をもらっているんであれば、やっぱり市民が喜ぶ1年間のご苦労さん会という形で、そういう花火、毎年上げんでも結構です。1年おきでも、来年度からは実行する。商工会に対しての協力を市のほうからお願いすることはできないか、伺います。 ◎企画部長(福留修君) 今、その高齢者の方の好みをというようなお話でございまして、当然そういったご意見があるのだろうと思います。 ただ、もしそういったご意見を聞かれるときがあれば、どのような方がいいのかとか、または、どのような音楽のジャンルがいいのかとかも聞いていただければと思います。今のこのままの状態で、ご意見のままで、例えば青年部等に、こういう意見もあるよというのを投げかけても、なかなか彼らも苦労するのじゃないかなと思いますので、もしそういった細かなご意見をまた聴取していただければというふうに思います。 以上でございます。 ◆2番(萩原哲郎君) やはり高齢者となれば、花火、それから祭り、歌です。芸能界が来て、古い方、そういう方を希望されていると思います。 また、やっぱり今度アンケートをとってみて、そういうところでも市民のいろんな意見を聞きながら、今後の夏祭りのあり方、そういうところをやはり検討していって、やっぱり市民に喜ばれる夏祭りを考えていきたいと思いますけど、市長のほうはどういう考えを持っていらっしゃいますか。 ◎市長(笹山義弘君) 先ほどお答えしましたように、商工会におかれては当然市の補助金も活用しながらでしょうけれども、自主運営の資金も調達しながら、そして、今、姶良市の商工会となりまして…… ○議長(湯之原一郎君) これで、萩原哲郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時15分から開きます。(午後0時08分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時13分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 19番、吉村賢一議員の発言を許します。 ◆19番(吉村賢一君)     登      壇  こんにちは。昼1番、一般質問をさせていただいます。 その前に、明治150年ということで、いろいろ、串木野市羽島には英国留学の記念館ができました。鹿児島市には、今度、「西郷どん」の大河ドラマ化にちなんで記念館をつくり、来年早々にオープンするということになっております。 姶良市も「西郷どん」のロケ地として、せんだって8月20日過ぎですか、精矛神社でロケが行われました。次、また掛橋坂で行われると思います。 その「西郷どん」の大河ドラマ化、こういったものが姶良市にとって一過性のものでなく、今後また、その資産を生かして、義弘公の大河ドラマ化の実現のほうにつなげるように願っております。 じゃ、本論に入りたいと思います。 質問事項1、宿泊施設のあり方について。 要旨、市政施行からしばらく、あいらびゅー号がワンコインで走っていました。また、市内で初の国立公園指定もなされました。フットパスのコース整備も進んできています。一方で、3大学のほかにも、いっときは韓国の野球チームまで姶良総合運動公園で合宿をしておりました。 そこで、お尋ねします。 (1)もろもろの宿泊施設設置要望を受け、検討されたはずの姶良市旅館・ホテル施設誘致促進条例の経緯と成果をどう総括しているか問います。 (2)観光面も含めて、今後の展開をどう検討しているか、お伺いします。 (3)多様な形態の宿泊施設は、ほかに考えることはできないのか。例えば、体験型と組み合わせた農家民泊や、合宿に新留小学校等の活用はできないものか、お伺いします。 質問事項2、保育所のあり方。 現在、保育所等あり方検討委員会が開かれています。「子育てするなら“あいら”」を標榜しながら、財政的な理由で民間移譲も検討していると言われています。 そこで、お伺いします。 要旨1、公立と私立の違いは何か。 (2)公立と私立における預ける親のメリット・デメリットは何か。 (3)財政的な課題があるとしたら、それはどの程度の金額負担になるのか。 (4)公立保育所それぞれにどのような課題があるか。 (5)もし、民間に移譲するとしても、特に小山田保育所は、場所を移すとか、あるいは敷地をかさ上げして改築する必要があると思うが、どう思われるかお伺いします。 質問事項3、政治活動のあり方について。 質問の要旨、来年の選挙を控えて、自治会やコミュニティ活動、その他の行事にいて、本来の議題が終わっても、引き続き特定候補者の宣伝・講演会が開かれることがあるのはいかがなものか。 告示前の期間について、以下のことを問います。 (1)不特定多数集まる会場において、特定候補のPRは事前運動として認められ得るものなのかどうか。 (2)自治会単位での事前運動はできるものかどうか。 (3)目的外の集会における候補者の発言・PRで認められるケースはどのような場合か、お伺いします。 あとは、一般質問席よりお伺いいたします。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  吉村議員のご質問にお答えいたします。 ご質問のうち、3問目のご質問につきましては、選挙管理委員会で答弁いたします。 1問目の宿泊施設のあり方についての1点目のご質問にお答えいたします。 条例整備の経緯につきましては、サンピアあいらが平成19年10月に閉館した直後から、市民の宿泊施設に対する要望が高まってきたと考えております。 その後、サンピアあいらを引き継ぐ形で県外資本のアイルアイラが平成21年4月から営業を再開しましたが、22年8月に閉鎖となったところであります。 このようなことから、多目的ホール及び会議室等を有する旅館・ホテルの誘致は、市としての課題となったところであります。 その後、平成23年度から24年度の間で、姶良市企業立地促進条例において、旅館・ホテルの立地を企業誘致の視点で支援する制度を整備いたしました。 それに合わせて、県内のホテル業者等に対して、個別に打診を行ってまいりましたが、企業判断をいただくような状況には至らなかったところであります。 そのため、新たに姶良市旅館・ホテル施設誘致促進条例を制定し、平成25年度から補助金等の額を従来に比べて約2倍にふやして誘致活動を進めたところでありました。 そのような中、本市に本拠地を置く大和葬儀社グループからホテル建設をしたいとの申し出があり、それを受けて、平成28年1月に立地協定を締結し、助成制度が受けられるよう、市としても準備を進めたところであります。 そして、同時に、当該条例の適用期限を1年延長するための改正を行ったところであります。 しかしながら、さきにご報告しましたとおり、ことし5月29日付でホテル建設断念の申し出があり、今日に至っているところであります。 総括につきましては、それぞれの事業者との交渉の中で、本市に対するホテル立地に対して、いかに慎重であるかを感じたところであります。 その理由を、事業者側の言葉を総合的に分析しますと、本市の魅力に気づきがなく、潜在的な吸引力があることに理解を得られていなかったのではないかと考えたところであります。 2点目のご質問にお答えいたします。 多目的ホール及び会議室等を有する旅館・ホテルの誘致を課題として、誘致に取り組むことはもちろんでありますが、今後は、広範なネットワークを有するホテルなども対象に誘致活動を続けていきたいと考えております。 本市の集客につきましては、県内の移動時の拠点として、観光、ビジネスを中心に大いに便利であることから、空港やJRとの連結や、道路網の整備が進展するにつれ、その位置的利便性は想像以上に高まるものと考えております。 3点目のご質問にお答えいたします。 事業者の手によるホテル等の整備だけでなく、民泊により本市に宿泊できる環境を民間の取り組みもあわせて実施することは、顧客が本市での宿泊の楽しさを見出していただくことにつながり、施策的効果は高いと考えております。 そのため、民泊等に関する周囲の動きを見ますと、グリーンツーリズムを含めた体験型宿泊への関心が高まりつつあり、利用者もホテル・旅館から民泊等へと好みが変わりつつあるようであります。 このような中、農家民泊については、県内19市のうち、11市に実績があるようですが、現在、本市における農家民宿及び農家民泊の実績はありません。 しかし、本年6月16日に公布されました住宅宿泊事業法など、民泊への気運は高まっておりますので、新たなニーズに対応すべく官民が協働しながら、市内での民泊等の創成を検討していきたいと考えております。 次に、2問目の保育所のあり方についてのご質問にお答えいたします。 市公立保育所等あり方検討委員会では、子どもの視点に立った、本市における最も望ましい公立保育所等のあり方やその将来像について、改めて見直し、少子化への対応やさまざまな保育ニーズに応えること、そして、最小の経費でよりよいサービスを提供することなどについて協議していただいており、最終的には市への提言をまとめていただき、それをもとに市の方針を策定することとしております。 1点目のご質問にお答えいたします。 全ての認可保育所等の入所判定や、保育料の算定及び確定等につきましては、各市町村で行っております。 こうした中、保育施設としての公立保育所は、自治体が運営するものであり、私立保育所は、社会福祉法人等が運営するものであります。 2点目のご質問にお答えいたします。 全ての認可保育所は、児童福祉法の規定により、児童福祉施設最低基準を遵守する義務があり、保育内容も保育所保育指針により実施されていることから、公立、私立とも当該基準に基づいた一定の保育サービスが提供されております。 公立保育所のメリットとしましては、一般的に、公的な施設であるという、いわゆる安心感を持たれていること、また、経営的な考えをなくし、入所人数を制限して突発的な事例に対応するための枠を確保できることであります。 しかしながら、現在では、待機児童の解消を図るため、枠を確保することが困難な状況となっております。 また、デメリットとしましては、市町村の予算で運営をしているため、臨機応変な対応が迅速にできないこと、また、公立の施設に対して国・県の補助がないことから、建てかえ等が困難であることが挙げられます。 私立保育所のメリットとしましては、運営している社会福祉法人等の方針において、英会話、空手、ヨガ等を取り入れて、園独自の教育もされていることや、地域に根差した特徴的な保育の提供が可能であること、保護者のニーズに迅速な対応が可能であることであり、デメリットとしましては、保育士の入れかわりがやや多い傾向にあると考えております。 3点目のご質問にお答えいたします。 市におきましては、健全な財政運営を目指し、限られた人員、限られた財源で最大の効果を上げるため、あらゆる面での効率化に努めております。 公立保育所の運営費補助は、平成16年度から、国の三位一体改革により、地方交付税に算入されることとなり、一般財源化されました。 金額的な面では、公立保育所が民営化された場合、国・県の負担金等の歳入が加わることになりますので、公立に比べ、少なくとも年間約1億5,000万円の一般財源の削減が図られるものと試算しております。 また、保育所の建てかえや大規模改修を行う場合は、社会福祉法人等の民間事業者に対しては、国・県の補助の対象となりますが、公立の場合は補助の対象となっていないことから、保育所等の建てかえや大規模改修工事を行う場合は、多額の費用を要することとなります。 4点目のご質問にお答えいたします。 公立保育所等あり方検討委員会では、保育所等の施設面の課題として、河川沿いの低地にあるため、河川氾濫の影響を受けやすい施設があること、また、周囲が建物に囲まれており、火災の場合の避難経路の確保に不安のある施設があることなど、立地条件による防災上の課題が挙げられております。 さらに、全国的に慢性化している保育士不足の状況の中で、安定的な保育士の確保も課題の一つとして挙げられております。 5点目のご質問にお答えいたします。 小山田保育所につきましては、網掛川沿いの道路に面しており、これまでも大雨などにより河川が氾濫した際には浸水することがありました。 このことを含めまして、現在、検討委員会において、そのあり方や方向性などについて提言をいただいているところであります。 ◎選挙管理委員会委員長(久保洋幸君) 選挙管理委員会委員長、久保洋幸でございます。よろしくお願いします。 3問目の政治活動のあり方についての1点目のご質問にお答えいたします。 政治活動とは、政治上の主義もしくは施策を推進し、支持し、もしくはこれに反対し、または公職の候補者を支持し、もしくはこれに反対することを目的として行う直接間接の一切の行為を指しております。 公職選挙法では、この政治活動の観念から選挙運動にわたる行為を除いた一切の行為を政治活動とし、選挙が行われていないときであっても一定の制限を受けます。 したがいまして、不特定多数が集まる会場において、特定候補者に当選を得させるため、投票を得、もしくは得させる目的を持って、直接又は間接に必要かつ有利な行為をすることは選挙運動とみなされ、公職選挙法に抵触するおそれがあります。 2点目のご質問にお答えいたします。 自治会単位で、特定の候補者を当選させるために行われる行為等は、その職務や地位を利用しての政治的活動の禁止に抵触するおそれがあります。 また、思想、信条の異なる会員が、存在する自治会単位の中でそのような行為があった場合は、選挙運動とみなされかねないと思われます。 3点目のご質問にお答えいたします。 政治活動外の目的で参集された集会において、特定候補者の発言等は、その集会における目的に沿う形での発言や行為にとどまります。 いずれにしましても、選挙運動期間前に選挙運動をすることは、事前運動として公職選挙法で禁止されております。 名目はどうであれ、具体的に、ある行為が選挙運動であるかどうかは、その行為の態様、すなわちその行為のなされる時期、場所、対象について、総合的に実態を把握し、それが特定の候補者のために投票獲得に直接または間接に必要かつ有利な行為であるかどうかを、実態に即して判断することになります。 以上、お答えといたします。 ◆19番(吉村賢一君) 1問目から順に質問させていただきます。 25年の3月26日、姶良市旅館・ホテル施設誘致促進条例が制定されたわけですが、これが、28年の3月31日までという限定ででき上がりました。およそ1億3,500万円相当の施設誘致優遇制度であったかと思います。 そもそもこの条例設置の目的は何であったか、こちらにも書いてあるんですが、なぜ、何であったかというのをここで改めて問うかといいますと、結局、この条例が廃止された、ところが、実態として何も実現しなかった。そしたら、今後どうするのか。終わってしまって、この条例が廃止されて、何も補助するよりどころがなくなって、どうやって今後誘致をまた考えていくのかどうか、そういったことを鑑みて、もう一度原点に返って、そもそもこの条例設置の目的は何であったか、市長にお伺いします。 ◎企画部長(福留修君) 今回のこの条例の場合は、姶良市内に宿泊施設を設けるということと、それから、大きな宴会場ないし会議場を持った施設を保有したいという思いから、この条例を制定したという経緯があったというふうに考えております。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) すると、これが、今後どういうふうにつながっていくのか、あるいは失敗なのか、ちょっと反省を踏まえて、今後にどう展開していこうと考えておられるか、その辺のところをお伺いしたい。 ◎企画部長(福留修君) このいろいろな事業をされる方に対する補助というのは、やはり臨機応変でなければならないという考え方は持っております。 したがいまして、今回は短期間の条例という考え方もあるでしょうけれども、一旦、この時代、この時期に最もよい制度だと思われたものを短期間の中で、誘致するための条件としてお出しし、そしてまた、それが消えたら、次のまた時代の中で、どういう形が一番いいのかということを検証しながら、また新たな優遇制度などを考えていくというような考え方があって、こういう形にしております。 したがいまして、市長の答弁の中にもございましたように、今後もこのホテル誘致ということについては取り組んでいくということでございます。 そして、このホテル誘致が、ホテルを立地しようとする事業者の方々が何らかの形での補助金があれば考えてもいいというような空気があるならば、それはまた検討していかなきゃならないと思いますが、例えば、用地のあっせんがあれば、それだけでも十分だというお話があれば、そういうやり方もあるだろうし、今後、立地を考え、もし、ホテル事業者の方々とそういう話をする中で、最もどういう形が有効な方法なのかということも考えながら、次の制度設計をしていけばというようなことは考えているところでございます。 ◆19番(吉村賢一君) ちょっと振り返るような形になって話が戻るんですが、結局、一つは、この敗因をうまく生かせなかったというか、あるいは転機がいろいろあったと思うんです。今まで、そういう募集、応募の経過として、たしか24問い合わせがあったかなというふうに聞いておるんですが、その最後の1つが大和株式会社だったのか。このときに、応募された時期に、ほかにも複数の会社の手も挙がっていたように聞いておるんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) 大和葬祭を含まずに24だったというふうな認識ではございますけれども、具体的にどの事業所であったかということは、ここで明らかにすることは控えさせていただきたいとうふうに思います。 ◆19番(吉村賢一君) 今、お伺いしたのは、つまり大和(株)が本当に大丈夫なのかどうかをしっかり審査されたとしたら、もうそこで打ち切りということでよかったかと思うんですが、非常に、ちまたにおいては、いろんなうわさというかございました。いいとか悪いとかそういうことは言いませんけど、いわゆる確実にこれができるということであれば、もうそこに1社絞ればいい話ですけど、それがない場合は、いわゆる予備を構えとるとか、あるいは、条例を廃止しないで、もう少し建物が完成してからやる。それで、もし完成しない場合は、次の一手を残しておくと、そういうふうな考え方はできなかったものかどうかをお伺いします。 ◎企画部長(福留修君) 私どもとしましては、今のようなお考えも当然あり得ると思うんですが、これまで取り組んできたこの制度ではうまくいかなかったのであれば、新たなる制度を考えるということも、そこはもう、率直にそういった形に切りかえていったほうがいいんじゃないかという選択をして、今の状態に入っているということでございます。 ◆19番(吉村賢一君) 複数にあったということは、手を挙げられたところがあったということはお認めになられたということで、その名前は言えないということでしょうけど。その辺もちょっと広く考えれば、そういった中でやる気のあるところがまだあったとしたら、そこに余地を残すべきじゃなかったかと。 これを反省材料にして、次へ行っていただきたいと思うんで、次の質問に入りたいと思いますが、この観光面、つまり今回のホテル誘致条例というのは、団体客というか、あるいは合宿のメンバーを主に考えておられたと思うんですが、そのほかにはビジネスもあるし、レジャーで来られる方もいらっしゃいます。 回答のほうには、そういうレジャーというか観光で来られる方が多くなるんじゃないかというふうなのが示唆してあるわけなんですが、ビジネスの場合は、ホテルはたくさんあります。合宿についてはないです。 それで、宿泊者数、市内のその辺というのは前も質問したことがありましたが、わかりませんということでしたが、今わかればお示しください。 ◎企画部長(福留修君) 宿泊者数でございますけれども、例えば、平成27年の結果でございますけれども、ホテル・旅館で6万6,359人、それから、民宿、ペンションに、失礼しました、キャンプ場を含めて全体で7万3,121人というふうになっております。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) その中で、外国人というのは掌握されているでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) ただいま申し上げました数字のうち272人が外国人ということでございます。 ◆19番(吉村賢一君) 今の話で、ちょっとまた戻ってしまいますが、結局、屋内野球練習場をつくったり、あるいは、もちろん歓迎の横断幕までつくって、合宿来てくださいよということでやったわけです。 それで、ちょっと個人的に、代替施設として会議室等を考えるとフォンタナの丘はちょっと、少し利用できないかなと思って調べましたら、結構高いんです。平日で、素泊まり9,000円、和洋懐石料理、3人部屋で1人頭1万3,000円、金土日が入ると2,000円増しと。そうすると、学生の長期合宿には向かないのかなと。 そういうことで、例えば、ここの新留の小学校、これは教育委員会に関連するかと思いますが、そういったのを合宿所として使えないか。ちょうど、ある議員に伺いましたら、いわゆるリトルリーグですか、そういったものの合宿に新留の公民館を使っていると、小学校は使っていない、そういうふうな利用の仕方。 それから、いろいろ、万来館、これは人数が限られるとは思うんですが、そういった形。それから、あるいは公民館でもそういう和室があって泊まれるようなものがある、あるいは調理室があるといったところであると、そういった形の利用を考えていかないと、今、とりあえず来ている、そういう団体客を逃している状態がずっとまた続くということになりますが、この辺についての見解はいかがでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) おっしゃるとおりでございまして、市長の答弁にもございましたように、そのホテル・旅館とは、また新たな宿泊のあり方について、姶良市の中でも構築していくということにつきましては、市長の答弁の中でも肯定的に答弁しておられるようでございますので、私どもとしましても、今後、国体とかの中でも民泊の活用ということがテーマとなってきているようでございますので、そういう方向で議論していけたらなというふうに考えているところでございます。 ◆19番(吉村賢一君) 民泊というのは、どんどん、今すごく大きな話になっているんですが、現実に、今言ったように、団体客というのは、一つは合宿的なものですから、団体で泊まれるようなものでないといけないだろうなというふうに考えておりますので、先ほど言ったような、ちょっとした大型宿泊施設、それは簡易なものであってもいいと思うんです。若い人たちは、割り方安くで、大部屋でも一緒に寝るというのがまだできるとすれば、そういった対策も考えていけばどうかと思います。 今、民泊というのがありました。民泊については、ここの回答にありますように、県内11市でやっておられるということでしたが、私は出水と大口のほうにちょっと行ってきました。 結局、出水の場合は、一緒に料理をつくると、民泊してです。それで、3人以上の受け入れで1人7,600円。ところが、旅行客はどこから来るかというと、結構海外が多いらしいんです。主に香港ということです。 どういう方法でPRしているかというと、インターネットとかSNS。場合によっちゃ香港まで営業に行くと言われたんですけど、市の職員が。そういうふうにPRをしておられますと。そして、あとツルに限らずミカン狩り、あるいは養蜂農家に泊まったりということも考えておられる。 大口の場合は、野菜を収穫して、それを、やはり一緒に料理をしていくというふうな体験型が入ってきておりまして、木造住宅のリフォーム補助金というのが上限70万円で出てきているということで、民泊に対しても非常に力を入れている。 それから、エコリンクアソシエーションと称した修学旅行生を年間に何百人か、どちらも、出水も大口も受け入れています。 姶良市の場合は海も川も山もあります。それで、漁業民泊とか、あるいはマリンスポーツの体験宿泊、そういったのは考えていけないものかどうか、どうでしょうか、その件について。 ◎企画部長(福留修君) 今おっしゃるように、姶良市も自然豊かで、いろいろな要素の地域資源が多いまちでございますので、当然、そういった行為を行うことで、お客さんも呼び込めるだろうというふうに考えております。 ただ、しかし、私も今、民泊の話をテーマとして言いましたけれども、実際、例えば中山間地域等で民泊とかをやってみようということで、地域の方々ともいろいろとお話をするわけでございますけれども、やはり、ビジネスモデルというものがなかなかつくり上げることができない。どういうふうにしたら稼ぐ力が醸成できるのかというところが、よく、まだ見えない部分がございます。 今後、それらをラインに乗せようとするならば、もうちょっと、関係するいろいろと事情に詳しい方々とか、専門家の方々、または、今おっしゃった出水や、先進的に取り組んでいらっしゃるところをいろいろと見させていただくということも必要なのかなというふうに考えているところでございます。 ◆19番(吉村賢一君) この件で、最後に一つ、新留小学校について、これは、なかなか利用が難しい理由があると思うんですが、その辺についてはいかがですか。 ◎教育部長(竹下宏君) お答えします。 新留小学校は、ご存じのとおり、まだ休校中の施設ということで教育財産となっております。そういうことから、飲食とか宿泊、こういったものについて利用するという施設ではないことから、現在、利用宿泊等については供与してないんですが、地元や地域振興、地域おこしというような活動のために使われるということであれば、そういったことで、施設の利用については許可をしているというところでございます。 以上です。 ◆19番(吉村賢一君) じゃ、次の保育所についてお伺いします。 民間と、いわゆる公立と私立の違いということがありますが、もう端的に言いまして、年間約1億5,000万円の一般財源の削減が図られるということになりますが、国家財政とすりゃ、どっちにしても同じじゃないかなと、国から出るか市から出るかの話であるので、別に、私はあまりそういう差は気にしないんですけど、ただ、小山田保育所に限っては引き受け手がいないだろうと、問題があります。これは、多分あり方検討委員会でも相当検討されていると思うんですが、具体的に、この小山田保育所はどういうふうに持っていきたいと思っておられるか。 この辺の背景としましては、皆さんご承知のように、龍門住宅、これは、子どもがたくさんいるところは家賃を安くしようということで、一昨年度から、私ども産業建設委員会にいるころからそういう話をして、実際に下げていきました。 それから、その理由は、竜門小学校の生徒を減らすわけにいかんと。やはり地域の核であると。そのためには、そういったものを大事にしなきゃいけないと、いわゆる龍門住宅に住む人をふやさなきゃいけない。 それから、当然、それに付随して兄弟がいるわけですから、いわゆる弟、妹が保育所に行く、あるいは、学校に行く子も児童クラブに行かなきゃいけないと、そういったのがありますので、そういったのを複合して、例えば、児童クラブと保育所と一緒になって、きちっと新しい場所に、もう公設でつくらざるを得ないんじゃないかと私は思うんですが、いかがでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 小山田保育所につきましては、あり方検討委員会でもいろんな、さまざまな意見がございました。 現在、姶良市では、待機児童がまだおります。待機児童がいる関係で、あり方検討委員会の中では、そういった中で、廃止という選択肢はまずあり得ないということで、公立保育所の廃止ということはないということでございます。 小山田保育所につきましては、地域の拠点ともなり得る場所でございますので、廃止をしない。そして、地域の拠点で、子どもたちがそこにいる、そういった場所ということで、現在は、先ほど答弁にもありましたとおり、ちょっと低い位置にありますので、以前、園庭まで水が来たということがあると聞いております。そういったことがございまして、移転しないといけないのではないかというところまできております。 まだ、今月末に最終的な提言をまとめようとしておりますので、それがまとまり次第お示しできるかと思います。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) 提言まとまるのを待ってほしいということですが、私としては、具体的に、そういう小山田保育所については要望しておきます。でないと、ちょっとあの地域が非常に疲弊してしまうことになりますので、それはあり方検討委員会でもやられていると思いますが、十分論議をしていただきたいと思います。 それと、例えば、公立保育所と私立の保育所と比べた場合、アンケートをちょっと、たまたま見せてもらったんですが、結構、公立保育所5つしかないでしょうけど、遊具が古いとか、それから、ちょっとサービスが悪いというようなことが出てきておりますが、この件についてはどういうふうに思われますか。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 遊具につきましては、滑り台等が、今、一部ない園がございます。こちらにつきましては、遊具の点検を行った際に、子どもたちが使うには高さが高過ぎるということで撤去ということになりました。 その後、また遊具につきましては、どうしても一つ一つの単価が高いということで、今現在、ほかのところに、改修等にちょっと予算を使っておりますので、遊具のほうは、アンケートにもございましたとおり、民間のほうがいい遊具を使っているというようなのが出ております。 サービスの面につきましては、非常勤の職員が今多いんですが、いろんな、さまざまな研修を積極的に受けていただいて、いろんなノウハウを、スキルアップを図っております。その中で、園の中でコミュニケーションを図って、保護者との会話を多くしてもらったりしていただいております。 サービスの面につきまして、民間はいろんな工夫をすぐできますけれども、公立の場合は、どうしても予算を伴ったりしますので、あと、公立保育所の中で独自性というのが必要なんですが、ある一定の同じ保育をしていくという方法もございますので、一つ一つの取り組みに対して、また、今後、園長会を通しまして進めていきたいと考えております。 ◆19番(吉村賢一君) まず、それから公立の保育所の職員数なんですが、職員数といいますか、いわゆる職員の方というのは、大体、園長、それから、園長以外は2人か1人、あるいは大楠ちびっこ園の場合は少し多いんですけど、あとは非常勤職員という形で、ほとんど、言ってみれば職員が19名に対して非常勤が115名というふうなアンバランスな状態になっています。 これは、民間への移譲というのを目的に、こういうふうに、ずっと前から考えてきておられたのかどうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 合併前、旧町時代からの定員適正化計画等の中でも、旧3町とも同じような形での定員の適正化を行ってきたと思うんですけれども、その中でも、今後の保育所のあり方等については検討していくという流れの中にございました。 そういう中で、保育所の保育士につきましても、ほかの技術職員もなんですけれども、採用においては一般行政職ということでの採用で、しかも、その専門に当たるという形での並行した採用も続けてきておりましたので、現在、そもそも保育所を廃止して移行していくという方向性の中で職員を採用してこなかったということではないと思っております。そういう認識でおります。 ◆19番(吉村賢一君) ちょっと具体的に伺いますが、待機児童という言葉が出てきましたが、今現在、その辺のところの人数はどのくらいあって、去年と比較してどうなのか。 それから、その待機児童に対する対策はどういうふうに考えておられるか。
    ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 待機児童につきましては、本年4月1日現在で39名ということになっております。昨年よりもふえております。 現在、待機児童対策としましては、定員の見直し、そして、120%という枠がございました、定員に対する入所です。これを国が守るようにということできておりましたが、それを超えても当分の間は構わないということできましたので、そちらのほうも各園と話をしながら、できるだけ多くの子どもたちが入園できるように進めていきたいと考えております。 ◆19番(吉村賢一君) その件についてはわかりました。 もし民間移譲されるとき、大楠ちびっこ園、現在、この大楠ちびっこ園というのは、定員枠がたしか216名だったと思うんですけど、それに対して、現在は児童数が161名じゃないかなと思うんです。この数字が誤っていれば正してください。 それと、大楠ちびっこ園については、いろいろ建物も追加してつくっておられます。この場合に、例えば補助金とかそういったのを絡みというのは、問題は残っていないものかどうか、仮に、民間に移譲する際に。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 大楠ちびっこ園につきましては、増築工事を一度しております。その分につきましては過疎債を使っておりますので、民間移譲する場合は、その過疎債を一旦一括返納という、返還というか、していく形になります。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) その過疎債については、もう返還する予定、もし──さっきから、もしばかり言っていますが──民間に移譲する場合は、それは返還すると、当然そういう考えでいるということですね。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 仮にということで議員のほうからございました。そうなった場合はということで、私どものほうは、そうなった場合は、その対応をするということで考えております。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) それと、全体的に、仮に民間移譲ということを考えてみた場合、それぞれの施設が、例えば子ども1人当たりの面積とか、屋内屋外ともですね、こういったのが十分に満たされているのか、今現在、各この5つの保育所について、それについてはいかがですか。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 施設の基準につきましては、国のほうが定めております。ゼロ歳児、1歳児、2歳児未満、こちらのほうは乳児室1人当たり1.65m2、保育室は3.3m2、2歳以上につきましては、保育室が1.98m2、屋外遊戯室につきましては1人当たり3.3m2ということで基準が定めてございます。 これに基づきまして、逆に定数を決めていくという形になりますので、現在は、公立保育所の場合は全てこの基準を満たしております。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) この前、決算特別委員会でいただいた資料なんですが、この中に嘱託医というのは欄がなくて入ってないんですが、嘱託医、歯科医でもいいということになっています。この辺とはきちっと連携がしてあるかどうかお伺いします。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 嘱託医につきましては、毎年お願いいたしまして、それぞれの園で嘱託医を決めて連携をとっております。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) 結局、私もちょっと保育所については、私は幼稚園にまず入ったわけですが、そのころは覚えていませんけど、保育所というのはなかったような気がするんです。もう何十年も前です。 でも、調べてみましたら、保育所じゃなくて託児所という形で1947年まであって、1947年に児童福祉法が制定されてここに至ったと。その前は、紡績工場の経営者が働く婦人のために託児所をつくって、民間でつくっていたのが主流だったということでしたが、だんだん社会福祉法人という法人格を持つ私立認可園ができていって、それが私立の保育所というふうになったというふうに書いてあります。 それと、平成3年から12年にかけて、共稼ぎ世帯というのが専業主婦世帯数を追い越してしまった。この流れの中で、もう東京都なんかの場合は、対策というか受け皿は追いつかなくて、認可外保育所を認めていったと、東京都認証保育所制度というのができたというふうな歴史があるということです。 そうすると、だんだん、これで2012年に子ども・子育て関連3法というのが可決、成立して公布されたわけですが、それにまた基づいて、今度、子ども・子育て支援制度というのが、平成27年4月に財源7,000億円をセットにスタートしたというふうになります。 今、ちょっと細かくいろいろ聞いていたんですが、姶良市として、そういう保育所については、今後どういう方向で考えていくか。大きな意味で、もう公立は採算が成り立たないというものだけを残して、あとはもう全部民間に任すんだと、そういうような方向性なのかどうなのか、それについての見解をわかれば、市長、お伺いします。 ◎市長(笹山義弘君) 育児も含めまして、市の体制を、今後、長期にわたり効率的に持続可能な体制をつくっていくということが一歩であろうと思います。 そういう中で、公立保育所等のあり方検討委員会に、今、審議をお願いしている最中でございますので、その答申を一応お待ちして、子育て会議から答申が恐らく返ってこようと思います。それを受けて、市としてどのように整備をしていくかということをもんでいきたいというふうに思います。 ◆19番(吉村賢一君) 先ほどちょっと言っていました1億5,000万円という話がありましたが、この民間の補助率は幾らなのか、運営費に対する、大体約3分の2ぐらいなのか、ちょっと表を見ていますとそういう表もあったんですが、あるいは半分なのか。 それから、施設をつくる場合、例えば小山田の場合、公設でつくりかえたほうがいいんじゃないかと私は申し上げましたが、民間でつくったほうが補助率は高くていいんだというふうな説というか考え方、そういうのがあるのかどうかお伺いします。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 民間のほうになりましたときに、今現在、給付費で支払っている国庫負担が2分の1、県負担が4分の1という割合で、負担金が姶良市のほうに来ております。 施設補助につきましては、ひまわり保育園が今回できましたけれども、姶良市のほうの補助率は、後でちょっとお示ししてよろしいでしょうか。ちょっと手元に資料がないものですから。 ◆19番(吉村賢一君) そして、例えば、先ほどのアンケートですが、これはもうご承知だと思うんですが、保育所を選ぶ理由というのを調べた場合、自宅・職場に近いところが一番いいということになっております。それが一番回答が多い。 それと、今度は悪いところを言えば、保育士の入れかわりが激しいというふうなのが、私立の保育園であっても、公立であっても、そういう指摘がございます。それについては、また市のほうで指導できる公立保育所の場合は、なるだけ異動がないような形を検討していただきたいと思っております。 次に入りたいと思います。 政治活動のあり方についてお伺いします。 この回答によりますと、非常に具体的に事例がないと答えのしようがないというふうにも受け取れるところなんですが、例えば、具体的に、自治会活動、ここにあるのとちょっと重複するかもしれません。自治会活動で集まったと。あと任意の方、ちょっと誰々さんが来ているんで、時間のある方残ってください、それで、ちょっとその方が残られて演説をするといったことが、今の期間ですよ、告示前のことです、許されるものかどうか。もし許されたら、そういうふうにしたいなと私も思っているんですが、どうでしょうか。 ◎選挙管理委員会委員長(久保洋幸君) 選挙管理委員会事務局長に答弁させます。 ◎選挙管理委員会事務局長(郡山秀樹君) 選挙管理委員会の郡山と申します。議員のご質問のほうにお答えいたします。 この参集されました会議等の議事関係、それがもう終了したわけですので、その後に、言えば残った方たちが、その候補者なりの後援者の方だとか、そういった形であれば若干許される部分があるかもしれませんけども、不特定多数の方が集まった段階で、後半部分そういった内容でご自分のPRとかそういったものは事前運動関係に抵触してくるものと思われます。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) ちょっとわかりにくかったんですが、整理すると、要するに、きちっとその会議が終わって、じゃ、任意の方は残って話を聞いてくださいというのだったら許されるのではないだろうかという話でしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(郡山秀樹君) すみません、ちょっと私の説明不足でございました。 その会議そのものが、参集されたその方たちの中で、実際これからこういったお話をしますといったような形で、もし万が一残られてそのお話などを聞かれる、そういったことであれば許される部分があると思っております。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) 要するに、はっきり話をして、じゃ、それの趣旨で残って話を聞きたい人は残ってくださいということであればいいということですね。 それから、公務員はともかく財団法人とか公社、シルバーセンターなどの職員の政治活動は可能なのかどうか。その中で職員もあります、非常勤もあります。その区別で政治活動を行っていいのかどうなのか、その辺はどういうふうな決めになっているでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(郡山秀樹君) 公職にわたるような方々の場合の規定でございますけども、まず、公職すなわち公務員としての身分にある者は、国及び地方公共団体の事務または業務に従事するような身分の方たちでありますけども、これをまた広く選挙の場合は捉えております。 したがいまして、国または地方公共団体の機関から任命、委嘱などの事例を受けた者、これらも全て公務員として考えられて、その政治的活動関係を制限されるというふうに理解しております。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) ちょっとこれも整理しますと、非常勤であってもだめということでよろしいですね。 ◎選挙管理委員会事務局長(郡山秀樹君) はい。非常勤であっても、例えば自治会長、公民館長、そういった辞令等をもらっての公務活動、そういったことをされている方については該当いたします。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) 例えば、全く、今度、自治会でなくてもいいんですが、ある行事があったと。行事の最中に、どうぞ、来年出ますからよろしくといったことはよろしいのかどうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(郡山秀樹君) まず、選挙に対しての事前運動でございますけども、それについての判断は、答弁にもございましたように、時期とか場所とかそういったものでございます。 そして、さらにつけ加えるとすると……。 ◆19番(吉村賢一君) ありがとうございました。 ○議長(湯之原一郎君) これで吉村賢一議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午後2時14分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時20分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 次に、7番、神村次郎議員の発言を許します。 ◆7番(神村次郎君)     登      壇  傍聴においでをいただきまして、皆さん、ありがとうございます。 通告していました3項目について質問をいたします。 項目1、複合新庁舎建設について。 市庁舎は市民の皆さんが快適で安心して過ごせるまちをつくるため、市民サービスの拠点となるものであります。まちづくりの主役でもあります。市民が市庁舎に親しみを持って気軽に立ち寄ってもらえることが、市民参加のまちづくりを進める上でも大切であります。現在、そのために複合新庁舎建設検討委員会が進められています。以下についてお伺いをいたします。 要旨1、現在、本庁舎の整備費用は示されているが、総合支所の2庁舎の整備費用は示されていません。全体の整備費用が示されないまま本庁舎の整備が先行するべきではないと考えます、どのような考え方に基づくものなのか。 要旨2、合併後8年経過しましたが、加治木庁舎に教育委員会、蒲生庁舎に農林水産部は当分の間、周辺地域活性化のため、残すべきではないか。 要旨3、合併して効率化だけが先行し、周辺地域は寂れる現状から、一体的なまちの発展のために支所庁舎を先行して整備するべきではないか。 項目2、主要農産物種子法の廃止について。 都道府県育成品種が優先される広域的、戦略的な品種開発種子生産のニーズに対して、現行の奨励品種制度が応えていない。種子の生産供給が安定しているにもかかわらず、全都道府県に種子事業を義務づける必要はないなどの理由で、主要農産物種子法が廃止をされました。生産者、消費者から不安があるとの声が聞かれます。以下についてお伺いをします。 要旨1、本県、本市農業にどのような影響があるのか。その対応は検討しているのかお伺いします。 要旨2、民間事業者が商品開発し、その成果物に対する育種者権が強化され、種子価格の値上がりを招くことはないのかお伺いします。 要旨3、種子法の廃止と同時に、遺伝子組み換えに関する法律も改正されましたと聞きます。商品の安全性に問題はないのかお伺いします。 項目3、市職員の時間外労働への対応についてお伺いします。総務省の調査によると、地方公務員の職員数は、1994年に328万人いましたが、ここをピークに現在は273万人となっています。1994年比では55万人の減であります。県内自治体でも、人員削減により市民の多様化する行政ニーズや業務量増加に十分対応できていない自治体が出てきています。公共サービスの維持提供のために必要な人員確保が求められています。本市の時間外勤務の実態、時間外勤務手当の支給状況、適正な人員配置がされているのかお伺いします。 要旨1、業務量に対しての人員配置は、適切といえるか。 要旨2、職員の勤務実態が十分に把握され、その検証が行われているのか。 要旨3、2017年人事院勧告では、長時間労働是正の取り組みが記載されています。市として、時間外勤務の削減にどう取り組むのかお伺いします。 以下、質問は一般質問席から行います。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  神村議員のご質問にお答えいたします。 1問目の複合新庁舎建設についての1点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 本庁舎の整備費用につきましては、市でまとめた複合新庁舎整備に関する基本構想・素案でお示ししたところでありますが、加治木、蒲生両総合支所の庁舎整備費用はお示ししておりません。市におきましては、耐震性能に不安のある3庁舎のうち、災害対応の司令塔機能を有する本庁舎を先行して建てかえる必要性があると考えており、今年度、設置いたしました複合新庁舎建設検討委員会において審議していただいているところであります。 総合支所の庁舎整備につきましては、公共施設再配置基本計画に基づき、地域の拠点施設として整備を検討しており、そのためには利用する地域の方々がどのような施設を望まれているか、また、整備された施設でどのような活動をされたいかなど、広く意見をお聞きしながら、平成30年度以降に基本計画を策定していく予定であります。 したがいまして、総合支所庁舎の建設にかかる費用につきましては、その計画を策定する段階で概算ではありますが、お示しできるものと考えております。 2点目のご質問にお答えいたします。 複合新庁舎の建設は、市民サービスの向上を目的の一つとして掲げており、これは行政機能の分散を解消し、1つの建物で用件が完了する、いわゆるワンストップ化を目指すものと考えております。なお、事務所設置方式につきましては、当該検討委員会において、一部分庁方式と本庁方式の2つの方式を比較しながら、市の現状と課題について審議していただいておりますので、委員会からの答申を待って、市の方針を定めていきたいと考えております。 次に、2問目の主要農産物種子法の廃止についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 主要農産物種子法は、昭和27年に制定され、戦後の食糧増産を目的に国や都道府県が主導して、米や麦、大豆の優良種子の安定供給を支えてきましたが、議員お示しの理由等により、来年4月1日に廃止されることが先の国会で可決されたところであります。米や麦の品種につきましては、各地域の気候や土壌条件に適した品種の育成、奨励品種の普及が進んでいることなどから、種子をめぐる情勢がすぐに変化することはないと思われますが、将来的に民間企業、とりわけ遺伝子組み換え技術が進む海外企業の参入により、国内の種子事業の弱体化や種子価格が高騰する可能性は否定できないところであります。 本県における優良品種の開発や種子生産の体制は、当面、現状のまま維持されると聞いておりますので、これまでどおり、県の品種育成の普及、研究が継続されるよう要望してまいります。 3点目のご質問にお答えいたします。 今回の遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の一部改正は、遺伝子組み換え生物の使用により、生物の多様性を損なうもの、又は損なうおそれが著しいものが生じた場合に、環境大臣が損害の回復を図るために必要な措置命令をし、違反した場合には罰金を課すことができる旨の規定が追加されたものであり、今回の法改正によって食品の安全性に影響を及ぼすものではないと認識しております。しかしながら、遺伝子の組み換え技術は、組み込む遺伝子自体に危険性がなくても、偶発的に生じる危険性もありますので、食品の安全に関する情報収集に努め適宜啓発を図ってまいります。 次に、3問目の市職員の時間外労働への対応についての1点目のご質問にお答えいたします。 職員の人員配置につきましては、行政改革大綱に基づく定員適正化計画のもとで、組織機構の見直しや業務の合理化を前提とした定員管理を行っております。また、常勤の職員にあわせて、専門的な資格や経験を必要とする業務を中心に一般職非常勤職員等を任用して、市民サービスの維持、向上に努めております。 しかしながら、市民のニーズが多様化、高度化する中で、安全・安心なまちづくりを進めるための各種施策の推進はもとより、権限委譲、気象状況の変化による災害の多発などを要因として業務量は増加し続けており、厳しい財政状況が続く中、必要最低限の職員配置であると考えております。 2点目のご質問にお答えいたします。 各所属課長等において、職員の勤務状況や業務の進捗状況等の管理を行うほか、人事担当において時間外勤務命令書の確認、巡回やタイムカードによる勤務時間外の在庁状況の確認を日常的に行っております。また、総務部におきましては、組織機構の見直しや職員配置等についての全課ヒアリングを実施し、職員の勤務状況や業務量、部署内の連携状況等についての把握に努めております。今後さらに、時間外勤務の実態の把握、整理、分析及び庁内全体での情報共有を行いながら、時間外勤務の縮減に努めてまいります。 3点目のご質問にお答えいたします。 時間外勤務の縮減に向けましては、時間外勤務の要因や事業計画等による業務量を把握し、適正な人員配置を行うこと、また、各職場における取り組みの強化及び全体的な業務の削減、合理化を前提として、次のような具体的な取り組みを進めてまいります。 まず、業務の効率化を図るため、出席者を最小限とし、時間設定を行うことなどによる、会議、打ち合わせの効率化、必要以上に過剰な質量とならないようにするなどの資料作成の効率化、朝夕のミーティングによる相互の業務状況の把握、また多忙な職員、多忙な部署への応援体制の確立などに取り組みます。 次に、職員の意識啓発を図るために、部長会議等における部署ごとの時間外勤務の実態の共有、各管理職員や人事担当部署による、定時退庁の呼びかけや庁内巡回の実施、時間外勤務命令の事前命令、事後確認の徹底にあわせて、年次有給休暇の取得促進の呼びかけなどに取り組みます。 さらに、各部署における時間外勤務縮減目標の設定、各部署の実情に合わせた定時退庁日の設定、業務の状況に応じた時差出勤などの勤務時間の割り振り、特に時間外勤務が多い職員及びその管理職に対するヒアリング、指導の実施などにも取り組んでまいります。 以上、お答えといたします。 ◆7番(神村次郎君) それでは、再質問に入って行きます。 複合新庁舎の問題から入っていきますが、私が質問をしているのは、きょうも最初申し上げました整備費用の問題、それから分庁方式を残せという問題、それから支所から建築すべきではないか、この3点です。あと具体的に聞いていきたいと思います。 私がこの分庁方式を残せと言っていますが、その背景を少し市のデータから拾ってみました。旧町ごとの人口です。国調に基づくものですが、姶良町、平成17年に4万4,671人いました。平成27年では4万7,048人です。プラス1,589人です。加治木ですが、平成17年2万2,908です。27年が2万1,666、マイナスの678です。蒲生は平成17年7,261です。平成27年6,495、マイナスの511です。これ、姶良がプラス1,589人、加治木がマイナス678、蒲生はマイナス511です。これ、合わせると、いつも市長が言ってらっしゃいますプラス400人なるようです。 それから、あと一つ、決算資料にありましたので見てみましたが、人口動態処理件数です。出生です──生まれるです──が、姶良が525、加治木が154、蒲生が38、婚姻ですが、姶良264、加治木42、蒲生12、数字があらわすように、これ、言葉は悪いですが、合併した町で姶良がひとり勝ちです、このデータを見る限り。 それから、もう一つ、データを見つけてみましたが、市役所職員がどこに住んでいるか調べてみました。これはきのう調べてもらったんですが、姶良地区に364人、加治木地区に146人、蒲生地区に62人、その他24です。 この資料を見る限り、ちょっと言葉悪い言い方で表現しましたが、市の中心部と周辺とは、一部のこのデータですけれども、今後も一層この格差は広がるであろうと私は想定します。加治木、蒲生で複合庁舎としたとき、入る複合施設の利用者は──この前資料もらいましたが、あまり詳しい数字ではありませんが──加治木で約、利用する人は10万人ぐらい、蒲生で5万人ぐらい、私はこの利用者等──利用者の問題は少し捉えていますが──利用者がふえることも必要なんですが、課題はこの庁舎で働く人が職員がふえることがやっぱり町の活性化につながると思っています。一部分庁方式を継続することが必要ではないかと思っています。ここで少し考え方をお聞きをします。まあ、検討委員会もあるわけですが、ここは、きょうは議会の場ですので、一通りお答えをいただきたいと思います。 ◎市長(笹山義弘君) 合併前の状況を見ますと、特に加治木地区については、合併前から単町での人口減少傾向が加速的に来ていたということも事実でございます。そういう中で同じように蒲生もそういう状況がございました。そういう中でそれぞれの町をどのように残していくかということを判断したときに、一つの方策として、行政対応を大きくして市制を引いて、そして市民サービスも高めながら持続可能なそういう行政対応をつくっていくという選択を提案をしたというところでございまして、そこを市民の皆様もそれを是として採択いただいたというふうに判断しております。 したがいまして、その傾向はとまっているかというと、残念ながらそうはなっておりませんが、私が感じましたところ、結局そういう状況が合併市になったことによって、姶良地区は先導的に急ぐ状況はありますが、その現象が蒲生地区、加治木地区にも及びつつあるということでございますので、そういう中で全体を通してまちづくりということは考えていかなければならないというふうに感じているところでございます。 ◆7番(神村次郎君) まちづくりについて先頭で業務を執行されておりますので、そういった方向で頑張っておられることも認識をしているところです。 それでは、複合新庁舎をつくるにあたって立地適正化事業を進めていくということにされていますが、この立地適正化事業いわゆるコンパクトシティの問題ですが、ことしの3月定例議会の産業建設常任委員会の会議録を読ませてもらいました。この立地適正化事業について、29、30で進めることにしていますが、まあ、先進事例として、全国では富山市とか青森市とか大きな都市が挙がっているようです。まあ、県庁所在地に多いという状況が書いてありました。県内では鹿児島市が取り組んでいるということです。鹿児島市に次いで姶良市もこの問題に取り組むということですが、複合新庁舎と含めて取り組むということですので、そういった視点でお聞きをしてみたいと思いますが、この委員会の中身を見ると事業があんまりうまく進んでいない、まあ、そういうようなことが意見として載っていました。都市計画課は20年後をやっぱり見据えて都市計画事業を進めていくと、2年や3年で評価はすべきではない、そういうことも言われていますが。 それでは、立地適正化計画は、2年かけて複合新庁舎の加治木、蒲生地域の拠点施設整備の計画をつくることにしていますが、これとうまくマッチングするのか、私はそうは思わないんです。複合新庁舎は30年に基本計画をつくるとなっていますが、どたばたしてこの計画が複合新庁舎とコンパクトシティのこの計画とうまくつくれるのか、私は疑問視していますが、どうですか。 ◎副市長(久保力君) 複合新庁舎と立地適正化との関係だと思います。まさしく、ここも姶良市の課題は加治木、蒲生をどういう形で新たなにぎわい空間をつくっていくかということにかかっていくかと思います。これについては、複合新庁舎という形で庁舎を中心にやりますけれども、と同時に、新たなまちづくりの拠点としてどんな機能を持っていけばいいのかというのが大きなテーマになってまいります。本年度は、立地適正化の中においては、その大きな各地区地区集まってワークショップという形で大きな機能論が出てまいります。じゃあ、その中で、来年度以降は庁舎の中でどこまで入れ込むかという形で整備していきたいと思っていますけれども、少なくとも、今回は複合新庁舎やるにあたって、この立地適正化という大きな需要と両輪となってやらないと大きなまちづくりにはならないかなという形で今考えているところでございます。 ◆7番(神村次郎君) よくわかります。2年してつくり上げるということで、期間が多分短過ぎると思うんです。そして、どのようなコンパクトシティもう何回か聞きました。どのようなまちづくりをされるんですか。例えば、加治木で。 ◎市長(笹山義弘君) 住民説明会の中でも、いろいろとご意見をいただいたところですが、今、喫緊の課題として本庁舎機能をどのように仕上げていくか。それは防災拠点司令塔としての位置づけを、これ、急がねばならない。熊本の昨年の震災がございましたことから、これを早く手がけなければならない。また一方では、有限な有利な財源としての合併推進債をぜひとも活用させていただきたいということがあって、後ろが切られておりますので、そのことに合わせて標準をしていくということですが、またもう一方では、理念的な話としましては、やはり観光といえば、姶良市の中では蒲生でございます。それで、市民の中からも町並み条例などのことが出て、町並みの景観を守る形でのという話もあるわけです。そういうことから、蒲生については、歴史を感じさせるそういう複合施設、まあ、加治木については、やはり昔から高校も3つございますし、そういうことから教育事務所もそこの中にあるということから、教育的な子育てを含めてそういうことに配慮した形での施設整備というような理念が立つのではないかと。 もう一つは、コンパクトシティの考え方の中に近い将来、高齢化がもっと進みますと、市民の方々の生活の手段としては公共交通に依存して、まず庁舎にコミュニティバスが参りますので、そこを拠点としていろいろと年金をおろしたり、そして病院に行ったり、買い物をしたりして、またそのコミュニティ拠点に帰ってもらって、それぞれのコミュニティに帰っていって、そっからまたそれぞれの集落につないでいくというようなことを考えましたら、どうしても生活拠点、そして活性化の拠点としての位置づけをしないといけないということを感じております。 一方では、先日もお話ししましたように、合併先進地で今大きく問題になっておりますのは、合併というのは究極の行財政改革と言われながら、合併後それぞれの施設をそのまま置いたために、ランニングコストがどうしても下がっていかないということから、財政の圧迫もあるということであります。したがいまして、姶良市においては、これらの先進地の例などを参考にしながら、これをいかにそういう課題を一つでも解決しながら、50年に一度の施設建設でありますから、それを機にいろいろそういうことも含めて検討させていただきたいとしているところでございます。 ◆7番(神村次郎君) それでは、具体的にお聞きをしますが、先ほどデータを申し上げましたが、人口をふやすということになると思うんですか、どうですか。現状維持をするのか、具体的に人口の問題を一つお答えいただけませんか、考え方を。 ◎副市長(久保力君) 全体的な人口の話をしますと、もう日本も多く減っていますので、今は姶良市もそれなりの人口はふえていますけども、総体的には減っていくことになります。これに対して、まちづくりどうするかって、やっぱり交流人口の増加でございます。それぞれの町の魅力を使って、そして多くの方に来てもらって、そこで一つの経済活動をやっていくという形になります。 人口自体は、じゃあ、姶良市が全てこれから先もふえていくかというと、残念ながらそういうことにはなりません。ただし、姶良市の持っている魅力を十二分に発揮しながら多くの方に来てもらうという施策の中で、それぞれの拠点が特徴を持ちながらやっていくのではないかなと考えております。 ◆7番(神村次郎君) 交流人口ということでしたが、現実に合併したときより人口が変動しているわけで、ぜひそこら辺もこの立地適正化計画の中で検討していただきたいと思います。基本的な理念はよくわかります。 それから、もう一つ、気になっていることがありますが、合併協定についてですが、新市の事務所の位置について、合併協定書をコピーしていただきました。協定には、本庁の位置は姶良庁舎とする。教育委員会事務局は加治木庁舎、農業委員会事務局は蒲生庁舎に置く。事務所の総指揮は総合支所とし、住民サービスに直結する部門を姶良庁舎、加治木庁舎、蒲生庁舎に配置すると書いてあります。確認事項は以上の2点で、今回の検討の中で、姶良庁舎が狭かったので、分庁いわゆる教育委員会と農政部を加治木、蒲生に分けたとの説明がされていますが、合併協定ではそういう確認は載っていません。現在の分庁方式を、そのことはどこで確認されたのか。そして、そのことは現在の分庁方式を終了することの理由にはならないと思います。重要なことは、市民の利便性、周辺部の発展活性化のための視点を忘れないことであります。市民生活でも意見が出されましたが、本庁方式でまちが疲弊をする、高齢化が進むので一部分庁方式を残して、まちの疲弊につながるので本庁に集中するのではなく分散方式がよい。これからの新しい我がまちの思いを大事にすることが、姶良市の一体的な情勢につながり、姶良市から新しいまちをつくることになります。ぜひ、分庁方式を残してほしいと思いますが、確認事項についてお伺いします。 ◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) お答えいたします。 ここで、合併協議会のときの第9回の会議録ということで、資料として手元にありますが、この関連の部分を若干読まさせてもらいます。 新しい姶良市というのは、本来であれば、一つの器の中であるべき職員の配置だろうと思う。ただ、今回の場合は、一つの器というものがそれでおさめることができないということで、総合支所あるいは分庁方式をとって新しい市をやっていこうという考え方。 これは、第9回の合併協議会会議録2009年になりますけど、こちらのほうで記載があります。ここから分庁しているということでの資料のほうの説明をさせていただきました。 以上です。 ◆7番(神村次郎君) 私はこの合併協定の協定項目しか見ていませんでしたが、まあ、そういう話がされたということですが、しかし今、分庁方式、加治木、蒲生のこの方式というのは定着をしている。そういうふうに私は考えます。職員を減らすことが非常にやっぱり大きな周辺部の町にとっては、大きな痛手になると思います。そんな意味では、ぜひ分庁方式を残してほしいと思いますが、ただ、これ、合併協定項目、私は、これしか見ていないんで、これしかないと思いますよ。これが正じゃないんですかね。(発言する者あり)どうですか。(発言する者あり)時間をとめてください。 ○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後2時53分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時53分開議) ○議長(湯之原一郎君) 総務部長、答弁ください。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 最終的には今、議員おっしゃるように、先ほど読まれましたこの事務所の位置の関係で最終的には決まったわけです。ただ、先ほど総務部次長のほうが申し上げたのは、そういった意見を付したところで最終的に事務所の位置が決まったという形で答弁したところでございます。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) そこ、おかしいと思いますよ。これ、これしかないはずですよ。それは無理なこじつけじゃないですか。違いますかね。合併協定項目というのは、提案第4号合併協定項目4新市の事務所の位置について、城光寺会長の名前で載っていますが。これしかないと思いますよ。(発言する者あり) ○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後2時54分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時38分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。総務次長、答弁してください。 ◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) すみません。それでは、合併協定項目の関係での説明を若干させていただきます。 合併、21年3月6日の提出の議案第4号につきましては、新市の事務所の位置ということで、新市の事務所位置については、本町の位置に、宮島町25番地と。それから、教育委員会部局は加治木庁舎。それから、農業委員会部局は蒲生庁舎に置くということで提案され了承されておりますが、この中で、21年5月16日提出の提案第46号につきましては、この中でそれらに関する行政組織及び機構の取り扱いについての提案がなされております。 その中の資料の中で、本庁の組織機構ということで総務部門、企画部門とあるんですが、これをずっとしていった中で、最終的に、職員の配置状況によっては、本庁の執務スペースの現状では全機能を収容することが難しいことから、その場合においては本庁機能の一部を各総合支所に配置するものとするということで、これで承認を得られております。 この関係で、事務所設置につきましては、本庁のほうに入りきらない場合は、加治木ないしは蒲生庁舎に置くという形での了承があったものと考えられます。 以上です。 ◆7番(神村次郎君) 今説明がありましたけれども、これは、あくまでも検討内容ですよ。協定項目はこれだけですよ。おかしいと思いますよ。時間を止めてください。 ○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後3時41分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時42分開議) ○議長(湯之原一郎君) 答弁お願いします。 ◎市長(笹山義弘君) 当時、ここの後ろに、合併協議会の委員の出席者名簿がここに付してございますけれども、こういう形でいろいろと合併については種々論議があったわけですが、合併を図る中で職員の配置、事務所の位置等々について一つ一つ協議を重ねてまいりました。 そして、合併協定を結ぶにおいては合意形成を図らなければならないと。その中に組織のあり方、そして、キャパシティーの問題等々のことも十分含めながら協議がなされ、そのことを了承のもとに、私としては合併協定に結びついたというふうに考えておりますので、その合意形成になったそのプロセスというのは非常に大事であるというふうに思っているところでございます。 ◆7番(神村次郎君) これ、会議録ですよ。協定項目はこれですよ。協定はこれしかない。もう一回、お答えください。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 まず、先ほども市長が答弁しましたプロセスも大事だということは、例えば、事務所の位置につきましても、農業委員会部局という形しか出てません。合併協議の中で、私も、当時、合併協議会の中の一員でしたけれども、話をする中で農林水産関係も必要だよということで、皆さん、その時の委員の方たちが合意されて、その提案はそれでしたけれども、中身的には農林水産部も農業委員会事務局と同様蒲生庁舎に置くというような形で決定がなされているというふうに認識しております。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 分庁方式の基本的なことは蒲生と加治木にこうして分けて置くということになっている。ただし書きを書くべきでしたよ。書いてないですね。我々はこれしかないですよ。 ◎総務部長(恒見良一君) 最終的に提案はしたけれども、先ほど申し上げましたように、参考資料も含め合意形成がなされて、さまざまな意見等がなされて、当時の合併協議会は結論を得たものと、そういうふうに認識しております。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) おかしいですよ。協定項目の、農業委員会のことを言われますが、これ、農政とひっつかんと仕事はできないという話です。これ、当然ですよ。 で、加治木と蒲生にこういう事務所を置くという協定は、これです。これは、議論の経過は、会議録ですよ。僕は納得しません。 ○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後3時45分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時46分開議) ○議長(湯之原一郎君) 総務部長、答弁ください。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 先ほども重なるところがあるかもしれませんけれども、合併協議の中で、旧の法定合併協議会の意向、それから、任意合併協議会の意向を踏まえたところで、それを1つの方針とした形で資料として、そして、その内容で経過を入れたところで、この提案をしていて、それを受けて、最終的に、合併協議会のほうでこの提案の調整方針が決まったという形で理解しております。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 協定というのは書くべきところはちゃんと書かんないかんです。書いてないというのは、これ、議論の経過はこれにありますけど、ここに、やっぱり、書くべきだったんですね。書かなかったというのは、これだけが協定項目なんです。違いますか。ただし書きがあるべきですよ、ないから。 ◎総務部長(恒見良一君) ただし書きのことで言えば、それぞれが理解されて、その調整方針が決まっているというふうに理解しております。 そして、先ほどから言っておりますけれども、それぞれの中でも、調整方針出したところで提案して、今、議員のほうも農業委員会のほうはそれでということでございましたけれども、皆さんの合意の中で、先ほどから言っています、そういった農林水産部についても、イコールであると言いながら、当時は、教育委員会部局、それから事務局、教育委員会、それから、農業委員会事務局というのは、それぞれの中では、最初はそれで行こうということでありましたけれども、合併協議の中で、委員の中からも強い意思というか、意見等が出されて、それで、他の委員についても合意がなされ、最終的に、その内容で決まったというふうに理解しております。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 全然わかりません。 スペースは現状ではとか、協定項目には書いてない。これが、やっぱり、正ですよ。ここは大きな問題ですからね。 ◎総務部長(恒見良一君) 私どものほうでは、今までのそういった経過を含めたところで出された資料をもって、先ほど来、何回も答弁しておりますけれども、その方針が決まったということを受けて、今の、今回の、この庁舎建設についてもその方針を理解したところで提案しているものでございます。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 納得はできません。 どうしますかね、この問題は。これじゃですね。これ、私に納得してくれって無理な話ですよ。議長、これ、どうにかなりませんかね。僕は、これ納得しません。事業は今進んでるし、これ大事な問題です。 ○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。議運をお願いします。(午後3時50分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後4時07分開議) ○議長(湯之原一郎君) 神村次郎議員の一般質問を続けます。 ◆7番(神村次郎君) あと続けていきますが、これは分庁方式か、本庁方式かという、この問題。選択をどこで結論をつけるのかということです。 合併のときに、これわざわざ協定項目に挙げてしたわけですが、これを今行われている、検討委員会で結論づけるのか。私はそれはおかしいと思います。 ちゃんとして、ちゃんと、合併協定という、すごいですね、権威のあるところで決まったわけで、これを今の検討委員会の中で、結論づけてもらっては困ると思います。 どうですか。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 この合併協定関係にというよりも、私どものほうは、今の検討委員会のほうには、諮問をかけているということで、最終的には、これまでもご説明しましたように、市民アンケートとかパブリック・コメントとか、そういうのをしながら、答申が出てそれを受けて、最終的に決定ということになります。 ですから、検討委員会で決定というわけじゃなくて、検討委員会は答申を出していただくと、方向性を出していただくということで、理解してるところでございます。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 検討委員会は答申を出して、で、どこで決めるんですか。 ◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) 検討委員会の答申を受けまして、市のほうでということで考えております。 以上です。 ◆7番(神村次郎君) それはおかしいと思いますよ。これ、重要な案件ですよ。 この町が一回合併するといったときに、なかなか合併できなかった、二回目でようやく成功したんですよ。その協定項目を、検討委員会で決めるちゅのは、私はそれはおかしいと思います。 そんな軽いもんじゃないですよ。 ◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) 検討委員会で決定ではなくて、検討委員会では、市に対して諮問しておりますので、その答申をいただくという形になります。 検討委員会のほうで決定するということではございません。 以上です。 ◆7番(神村次郎君) いや、違うんですよ。検討委員会の議題から外すんですよ。 私は議員ですから、これは一般質問ですから、やり取りしたいと思いますが、やっぱり外すべきですよ、これ。それぐらい重要な問題です。 ◎総務部長(恒見良一君) 議員おっしゃるように、本庁・分庁かに関しては、大変重要な関係、項目だと認識しています。だからこそ、逆に、外部委員を入れて、十分慎重な協議をすることが必要だと考えております。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) まあ、ほんなら、答申を受けて、その後はどうなるんですかね。ちょっと私わからないので。 答申を受けた後、これが本庁方式になると決まったときに、ま、どっちになるかわかりませんが、どこで決めるんですかね。誰が決めるんですかね。市長が決めるんですか。そこを具体的に。 ◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) はい、最終的には市長の決定になるかと思います。 以上です。 ◆7番(神村次郎君) これですね、議会の門をくぐらせてくださいよ。そんな簡単な問題じゃないと思いますよ。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 だからこそと言ったらあれなんですけれども、今回の複合庁舎検討委員会のほうにも、15人の委員の中で、議会選出の委員が4人入っていただいて、当然その中では、今回、設置された特別委員会の中で十分検討、協議されたものを、この検討委員会のほうに、4人の委員の方が持って来てくださって、外部委員と一緒になって検討してくださると、そういうふうに私どもは認識しているところでございます。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) そこもわかりました、4人の委員の方々も。 でも、私が思っているのは、やっぱり、何でしょうかね。あの市民を代表した、二元代表制ですから、ここの門もやっぱり、ここでのやっぱり議論も必要だと。そのように考えますが、どうですか。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 議員おっしゃるように、一般質問というのは、それぞれの議員が思ってらっしゃることについて、執行部といろんな意見を交わすところでございますので、神村議員としてもこのことについては、こういう形で一般質問していただくことについては、私たちも誠意を持って答弁したいと思います。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 特別委員会もありますので、特別委員会の中でも議論をしてみたいと思っています。 それから、あと1つですね、財政的な問題ですが、3庁舎全体の事業費がまだ算出されていません。そういう中で、計画を今、進められていますが、事業費がはっきりしないで、本庁舎だけが先行するということになっています。 議員としては、財源がはっきりしないものを認めるわけにはいきません。私は、事業の推進を凍結をすべきだと考えていますが、どうですか。 ◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) 事業につきましては、今の現庁舎がもう50年以上経っていると、そして、昨年の熊本地震のありましたように、またあのクラスの大きな地震が来ると、もう倒壊の危機があると。これは、本庁だけではございませんで、加治木も蒲生も、そういう危険性があるということで鑑みれば、建てかえる必要性がもう十分あるんじゃないかと。 それから、凍結とかいうことになりますと、市民の負担を少なくするように合併推進債のほう活用を考えておりますが、その活用期限が、平成36年度までになっております。 ですので、市のほうとしては、3つの庁舎とも全て36年度までに建設したいということで、今、提案しているものと考えますので、凍結につきましては、若干難しい面があるんじゃないかと思います。 以上です。 ◆7番(神村次郎君) 今、60億と言われていますが、きのうは120億ぐらいかかるんじゃないだろうかと話もありました。一般財源をどれぐらい出すのかもわかりません。民活を導入するという話も、市民説明会の中でありました。そういう中で、議員が、事業費がわからないものをば、オッケーですよと言えないんですよ。 私はそういうふうに考えます。違いますかね。 きのうも財政の問題で議論がありました。はっきりはなかなかおっしゃいませんでしたが、老朽化の問題、それから合併推進債が36年まで、だったらですね、この話、もっと早くから進めるべきだったんですよ。 私は3月議会で、南九州市の話をしました。庁舎問題はどうするのか、本庁方式か分庁方式かどうするのか。そのことをば、事前に話がされて、そして建てかえる話に問題提起をしてんです。 そんな準備もされないで、地震があったから、老朽化をしているから、合併推進債は36年まで。 わかりますよ。地震で職員が危険なことになることも市長は、市民説明会の中でおっしゃっていました。いつもそういう格好で議会に提案をされるんです。事業費をやっぱりちゃんと出すべきですよ。どひこ一般財源が必要なのか。きのうは同僚の議員が話をしていましたが、全く話に乗らない。どうですかね。やっぱり凍結をすべきだと思いますよ。 ◎市長(笹山義弘君) この事業は、50年に一度の大変な大きな事業でございます。 そういうことで、これがどういう方向で結論を取るかということにしましても、いずれにしても、来年の6月が、本格予算のための議会ということになってきます。 ですから、それぞれの立場で、市民の負託を受けて、そのテーマの中には当然それが出てくると思います。それぞれのお考えを持ち寄って、そして6月で、その実施計画等のことについても、どのように予算を含めてやるのかということの、議論はその場で図られるものというふうに思います。 ◆7番(神村次郎君) おかしいですよね。 私、議員なったときにこう言われました。「税金の使い道を次郎さんチェックをしてね」と言われました。高齢の方でした。これは私たちの役目だと思っています。120億、よくわかりません。まだ、安いのかもしれません、民活を言っておられるのも。120億もかかる費用を、これ議会が、オッケーですよ、それも、「60億しかわかりません」と言う中で、「オッケー」と言うわけにいかないと思います。 事業計画を凍結すべきですよ。同じことを言ってますが。 ◎市長(笹山義弘君) ですから、予算のあり方ということについては、議会が審査をいただくわけですから、そういう中で、全体予算ということが、今出ておりますが、総合支所のあり方ということが、まず、本庁方式になるのか、分庁方式になるのかが決まりませんと、そこの防災拠点としての本庁事務所の機能ということが、固まってまいりませんので、そこのところ、ある程度方向が出れば、そこの概略、概算をお示ししながら、そして、マックスと言いますか、財政シミュレーション組みながら、今の姶良市の財政力であれば幾らまで耐え得るのか、ということなども含めながら、お示しをして判断をいただくということになってこようというふうに思います。 ◆7番(神村次郎君) 行革で、大変厳しいとおられます。きょう後で話をするつもりでした。 人件費の問題、「庁舎をつくるために人件費が高いと、人件費を切らんないかん」と、もろに言ってあります。こんな言い方はないですよ。 120億かかる、この庁舎の問題を我々は簡単に「オッケーですよ」と言えない。そして、早目に出すべきですよ。幾らかかるというのをば。そこが、理解が得られれば、ちょっとは話が進むんじゃないんですかね。全くないんですかね。 私は、この財政問題、特別委員会の中でも話をしますが、財政がはっきりしないものをば、「はい、いいですよ」議会が言うことにはならないと思います。そのことを訴えて、きょうの一般質問を終わります。 ○議長(湯之原一郎君) これで、神村次郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。4時半から再開します。(午後4時22分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後4時30分開議) ○議長(湯之原一郎君) 本日の会議は、都合によってあらかじめ延長します。 一般質問を続けます。 15番、東馬場弘議員の発言を許します。 ◆15番(東馬場弘君)     登      壇  やっと質問が回ってきました。熱気あふれる質問者の後、なかなかやりづらいんですけども、私は1問通告出しておりますので、ぼちぼちやっていきたいと思います。 通告に従いまして質問します。 項目1番目、自治会の運用につきましてでございます。 要旨1、市民の自治会未加入については、ほとんどの自治会において頭の痛い問題であります。町なかでは自治会運営推進会議が自治会加入のためののぼり旗を設置し、それなりの努力をされていますが、転入者等の自治会への加入は成果を得ているのかお伺いいたします。 要旨2番目、最近の自治会には若年世代の入会がなかなか少ない上に高齢者が主体となっています。自治会長など役員の選出や交代も問題化しており、会員の自治会活動にもなかなか協力を得られず、結果的に回覧板だけの自治会もあり、自治会の存続に危機感のあるところもあります。このような中、地域のコミュニティ活動に参加や協力ができない状況にあることにどう対処されるのかお伺いいたします。 要旨3番目、全世帯に対する直近の自治会加入率をお伺いいたします。 要旨4番目、自治会で管理している防犯灯──街灯とも言われますが──は何本あるかお伺いいたします。 要旨5番目、市内のほとんどの自治会で負担している防犯灯の電気料金で、その恩恵はほとんどの人が享受しております。自治会内に未加入者がふえると自治会員との間に、負担に対し不公平感が出てきております。税の負担の公平という観点で行政が負担すべきと考えますがお伺いいたします。 あとは一般質問席から質問します。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  東馬場議員のご質問にお答えいたします。 1問目の自治会の運用についての1点目のご質問にお答えいたします。 自治会への未加入問題につきましては、各自治会が抱える大きな問題であり、市民の方々の多様な考えにより、容易に解決できる問題ではないと認識しております。市におきましては、転入者への自治会加入の案内や近隣との問題解決における自治会の重要性など、少しでも多くの方が自治会に加入していただくようにお願いを続けているところであります。 また、昨年度、発足いたしました姶良市自治会運営推進会議の活動の一つとして、6月を自治会加入推進月間と定め、市内の主要な施設や自治集会施設、校区コミュニティ協議会事務所などにのぼり旗を設置し、自治会への加入の推進がなされました。これにより自治会への加入につながったとの報告も聞いておりますが、今後、自治会運営推進会議において、全体的な集約を図ることとなっております。 2点目のご質問にお答えいたします。 少子高齢化の進展により運営が困難になっている自治会も少なからずあることは承知しているところであります。このような状況の中、17の各小学校区に自治会をはじめとする地域組織の枠を超えて、校区内で活動する多くの団体が一つの組織にまとまって地域のまちづくりを目指す校区コミュニティ協議会が設立され、まちづくりを進める上で大きな役割を担っていただいております。 また、自治会の体力不足を補う一つの方法として、可能なところでは、自治会合併が有効であると考えており、自治会合併統合補助金を交付し進めているところでもあります。 しかしながら、これまでの各自治会の歴史や財産、地理的問題などでなかなか合併が進まない現状であります。市といたしましては、今後とも、各地域が衰退することのないように、助言や支援を行ってまいります。 3点目のご質問にお答えいたします。 本年5月1日を基準日とした自治会からの報告に基づき算出している市全体の自治会の加入率は、85.9%となっております。 4点目と5点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 市内に設置されている自治会防犯灯は、本年7月末時点で5,252本であると把握しており、自治会が管理している防犯灯の電気料金につきましては、全て自治会で負担されております。 市が補助金を支出している姶良市防犯・暴力追放協議会におきましては、自治会防犯灯の設置・修繕にかかる費用の一部を当該協議会が補助しており、維持管理につきましては当該自治会において行っております。 自治会防犯灯は、通行する不特定多数の市民等が恩恵を受けることは理解しておりますが、現在のところ、この方式を維持したいと考えております。 なお、市におきましては、自治会における電気料金や電球の取替え費用削減につなげるため、既設防犯灯のLEDへの転換及びLED防犯灯の新設を推進しているところであります。 以上、お答えといたします。 ◆15番(東馬場弘君) まず、今回1問で自治会につきましての質問でございます。まず、担当にお伺いしますが、自治会とは、行政連絡員との違いをちょっとただしたいと思います。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) お答えいたします。 自治会につきましては、地域の団体、地域でつくられたかたを一応自治会と申しまして、行政連絡員は、市のほうから行政事務を委託した方を行政事務連絡員と申します。 以上でございます。
    ◆15番(東馬場弘君) 行政連絡員の方で自治会長と一緒にされてる方がほとんどだと思いますけども、行政連絡員で自治会長をされてない方っていう方はいらっしゃるでしょうか。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) 行政連絡員と自治会長を兼務されていない方がいらっしゃいます。姶良地区で2名、蒲生地区で10名でございます。 ◆15番(東馬場弘君) 姶良市の要綱、規約では、行政連絡員は自治会長を兼ねるということがたしか書いてあったと思いますけども、それはいいです。 団体数は自治会、幾つありますか。311でよろしいでしょうか。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) お答えいたします。 議員の仰せのとおり311でございます。 ◆15番(東馬場弘君) 最初の答弁で市民の方々の多様な考えによりとあるんですけども、この多様なというのは何を指すのか、お答えください。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) お答えいたします。 近年、少子高齢化いろいろ進んでまいりまして、いろんな煩わしさとかいろんなものが生じてきまして、役員になりたくないとか、そういうものも含まれているかと思っております。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) なかなか自治会に入る方っていうのは、本当、転入者は、市のほうも努力されてるみたいですけども、入る方が少ないと、入られてもすぐやめるという方が最近は多いようですけども。ちょっと私が聞いた話なんですけど、西井上副市長にちょっとお伺いしたいんですけども、姶良市にお住まいになって、今自治会に入ってらっしゃると思いますけども、まず、姶良市に何年ぐらいお住まいでしょうか。 ◎副市長(西井上洋子君) 姶良市には両親は昭和46年に、私は学校から帰ってきて昭和52年から姶良市に住んでおります。自治会は西宮島自治会で入っております。 ◆15番(東馬場弘君) 以前は何か自治会に入ってらっしゃらなかったということをちょっと聞いたんですけども、現在は自治会に入ってらっしゃって、何か役員も自分から申し出て役員か何かされてるということをちょっとお伺いしたんですけども。以前は加入されてなかったということを聞いてますけども、その理由、なぜ加入されなかったか、その点をお伺いします。 ◎副市長(西井上洋子君) 実は私の家は食事を一緒にしてというか、生計は私の両親とそれから主人と一緒でおりました。主人、何回かは外におりましたけれども、一緒に住んでおりますので、両親の名前でっていうか、それで一戸口として入っておりました。両親が年をとりましたのでいろんな作業とかもできませんので、西井上として住んでおり、自治会に入り直したというか、名前をかえたといったら変なんですけれども、そういうことです。最初中に入るときにどういうふうにしたらよろしいですかと言われましたら、お台所が一緒、私が食事をつくるということで一戸口ということになっております。 ◆15番(東馬場弘君) わかりました。ちょっと情報が入ったもんですから、一つ一つ聞いてみようと思ってお伺いしました。 この自治会に、例えば初めて自治会長をされる方というのはいらっしゃると思いますけども、そういった方々の支援というのはどのような支援をされてますでしょうか。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) お答えいたします。 自治会長に初めてなられた方全てにですが、自治会長便利帳等配付いたしまして、補助金等のいろいろな申請内容、もろもろ記載した便利帳を配付して、その中で支援を図ったり、または電話等の連絡で担当職員等々の打ち合わせの中でこちらのほうから出向いていったりというような支援も行ってるところであります。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) 昨年、答弁によりますと、昨年度発足しました姶良市自治会運営推進会議というのが昨年、何か発足したようですけども、これの会議というのは大体年間、去年発足されたばっかしですけども、年間どれぐらい会議があるのか、その点をちょっとお伺いします。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) 自治会運営推進会議につきましては、昨年の平成28の12月に発足しております。昨年度は12月と3月に会議を開催しておりますが、本年度は4月に1回目を開催しまして、9月の下旬に1回、もう一回3月に予定しております。年3回を一応予定してるところでございます。 ◆15番(東馬場弘君) 市と今その運営会議を含めてですけど、こういったのに市長とか担当、副市長もそうでしょうけど、参加されたことはありますでしょうか、会議に。 ◎市長(笹山義弘君) 年度初めの行政連絡員等を含めて防犯・暴力追放協議会等々の一連の午前の会議には出て、町の考え方等をお話しすることがございますが、この会議に直接出会したことはございません。 ◆15番(東馬場弘君) やはりこういった会議は非常に大事ですので、自治会の方で会長さんなんかは会議で、やっぱり最初だけじゃなくて参加されて、その自治会の問題とかいうのをやっぱり聞いてほしいというふうに思います。 先ほどもあったんですけども、この自治会離れの要因というのは、どういったのがありますでしょうか。要旨2に入りますけども。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) お答えいたします。 自治会離れの要因といいますと、少子高齢化に伴うもの、あとは役員等の問題、あと地域行事等で時間が制約されるなどを聞いているところであります。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) この要旨の2のとこなんですけども、私は現状と課題というふうな感じで質問したんですけども、答弁がなかなかそういうような感じの答弁になってないんですよね。そう思われませんでしょうか。その点をちょっと確認したいと思いますけど。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) お答えいたします。 今回のこの回答につきましては、この状況にあることをどう対処するか等ということでありましたので、今の対応方法について記載しているところでございます。 ◆15番(東馬場弘君) それではお伺いしますけども、課題はどういったのがあるかですね。例えば先ほど言いました自治会離れの要因とかあると思いますけども、そういった課題というのが答弁には書いてないんですよ。ただ、書いてあるのは、少子高齢化の進展にあって承知しているところであると。あとはそのコミュニティの関係ですけども、後半の部では、自治会合併が有効であると。例えば小っちゃな自治会のときですね。ただ、統合を進めてしますけども、合併がなかなか進まないというような感じでですね。最後のほうに、市といたしましては今後とも各地域が衰退することのないように助言や支援を行ってまいりますというようにあるんですけども。それでは、どのような助言とか支援を行っていくのか、その点をちょっとお伺いしたいと思います。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) 支援につきましては補助金を設けておりますので、その中で対応していきたいと思っております。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) いわゆるお金を払っておしまいという言い方はちょっと失礼かもわかりませんけども、そういった状態にあるという捉え方でよろしいんですか。 ◎企画部次長兼地域政策課長(福元義行君) 自治会によっては体質的に衰えているところもあったりしますので、合併を勧めるということではありませんが、ある程度自治会が活動できるような状況になるような支援、相談等受けてまいりたいと思います。また、その中で自治会のほうで合併等の話がまとまれば、自治会の合併統合補助金というのがありますので、その中で支援を図っていきたいと考えているところであります。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) 3点目のほうに入ります。自治会の加入率85.9%ですけども、地区別の割合がわかりますでしょうか。姶良が何%、加治木地区が何%、蒲生地区は何%、わかればお示しください。わからなければいいです。 ○議長(湯之原一郎君) わかりますか。 ◎市長(笹山義弘君) 手元の資料に基づきましてご報告申し上げます。 加治木地区が75.49%、姶良地区が90.38%、それで蒲生地区が92.57、全体で85.92という手元に資料がございます。 ◆15番(東馬場弘君) 姶良地区が90.38、蒲生が92.57、加治木が75.49ということですね。加治木地区が一番少ないということですね。加入率が。 次の4点目、5点目に入るわけですけども、この防犯灯ですけども、1本の設置するに当たり、どっちから行こうかな、金額から行きましょう。設置すれば、ポールと電球、その球ですね、二通りあると思いますけど、その球のほうだけで幾らかかりますでしょうか。設置すれば。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えします。 球というのは取替えの球という形でしょうか。それでいきますと単価800円ということでございますけれども、新設の設置につきましては、ちょっとお待ちください、新設の工事費につきましては、九電柱に新設した場合には蛍光灯の場合が1万円、それからLED球の場合が1万6,500円というふうになっております。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) 市内に設置されている自治会の防犯灯は、7月の時点で5,252本とあるんですけども、これも地区別にわかりますでしょうか。加治木地区が何本、姶良地区が何本、蒲生地区は何本というふうに。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) この件に関しましては担当課長に答弁させます。 ◎市民生活部男女共同参画課長(岩澤良子君) 男女共同参画課長の岩澤良子です。お答えいたします。 加治木地区のLEDの防犯灯が184灯、それから蛍光灯のほうが1,206灯、水銀灯が60灯、電球灯が12灯となっております。姶良のほうのLED灯が合計いたしまして256灯、蛍光灯が3,027灯、水銀灯がございません。電球灯もございません。蒲生地区のほうがLED灯のほうが18灯、蛍光灯が412灯、水銀灯が15灯、電球灯が62灯、合計いたしまして5,252灯の防犯灯となっております。 以上です。 ◆15番(東馬場弘君) 答弁、市が補助金を支出してる姶良市の防犯・暴力追放協議会っていうのがあるんですけども、市は補助金100万円というふうに聞いておりますけど、それでよろしいでしょうか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 委員仰せのとおりでございます。 ◆15番(東馬場弘君) 世帯の人がこの協議会に支払ってる、年間、金額ありますけども、1戸数100幾らだったですかね、そこちょっとわからないですけども、金額とそれのトータル金額幾らになるのか、それをちょっと教えてください。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えします。 1戸数120円でございまして、28年度決算でいきますと2万1,236世帯ということで、決算額で会費のほうが254万8,320円となっております。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) この協議会が電球が切れた場合は、つけかえてくれるんですけども、年間どれぐらいつけかえをされてるのか。LEDはほとんどないと思いますけども、電球とか水銀灯とか電球等ありましたけども、大体どれぐらい、件数的にかえられるのか。それでこれが大体どれぐらい支出されてるか、金額的に、それをお示しください。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 28年度の決算でいきますと、新設が152灯ございました。そのうちLEDが150灯ということでございます。それと蛍光灯の交換というのが1,092灯でございまして、いわゆるこれらの工事費としまして408万942円となっております。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) この協議会は市から100万円、世帯の1戸当たり254万云々てありましたけども、収入はこうですね、支出が今おっしゃった408万であれば赤字を出しますけども、これは差し引き赤字ですよね。どのような計算になるんですか、協議会は。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 失礼いたしました。工事費に対しましては全てが協議会のほうで負担するということではございませんで、新設の工事に対しまして上限を2万円としまして、一部を協議会のほうで負担し、設置される自治会のほうがまた一部を負担するということで、トータルしますと、先ほどの九電柱のLEDの場合で申しますと、消費税を入れまして工事費が1万7,820円となります。これに対しまして補助金が8,000円ということで、自治会の負担が9,820円というので、この自治会の負担分がまた収入ということで上がってまいります。その分で28年度決算でいきますと、自治会の負担分が110万2,520円ということで計上されております。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) なかなかわかりづらい説明なんですけど、私が聞きたかったのは、その協議会がそのような補助金を自治会からもらうんじゃなくて、協議会が出してるお金が幾らかと、中身の問題ですね。いわゆる収入に対しての出してるお金が幾らかということを聞きたかったんです。先ほどの説明であると、254万に対して408万であれば赤字なわけですから。これは全部足してるわけでしょ。じゃなくて、その補助金を抜きにして、協議会が実際出してるお金を聞きたいんです。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) この協議会の経理につきましては、今申し上げました自治会の会費とそれから市の補助金、この100万円は防犯灯の設置費だけではございませんで、会議費ですとかその他の経費についても補助といいますかされているということで、それらを全部ひっくるめた形で会計というのがなっているというところでございまして、わかりにくい部分ではございますけれども、防犯灯に関しましては工事費として協議会が支出したのが400万と。それに対して一部が自分たちも出して、それから市からも補助されているというような会計でございます。 以上でございます。 ◆15番(東馬場弘君) であれば自治会から入っているお金はどうなってきますか。例えば1万七千幾らでしたか、さっきおっしゃったですけど、半分は自治会から返ってくるわけでしょう。それは収入に上げてないんですか。その計算になりますでしょう。その金額はトータルで幾らになりますか。自治会から入ってくるお金は。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 先ほど申し上げたかと思いますけれども、設置に対して自治会から一部負担として入ってくる額が110万2,520円ということでございまして、これを収入として協議会では上げているということでございます。 ◆15番(東馬場弘君) それでも赤字ですよね。364万ぐらいになりますよね。370万近く。支出は408万ですから。これでこの計算でよろしいんですか。何か赤字を出してまでその協議会の方は自治会のためにしてくださってると受け取るんですけども、それでよろしいんですか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 会費のほうは約250万円でございます。それと市の補助金が100万円、それから防犯灯を設置した際に自治会から負担していただく一部負担金が110万円ほどということで、収入としましては470万円ほどなるかと思います。これに対しまして防犯灯の工事費は400万円でございますけれども、あと会議費それから通信費等も入れまして、支出としましては462万円というような決算になっております。 ◆15番(東馬場弘君) 大体わかりました。協議会の収支については大体わかりました。というような感じで非常にこの防犯灯の電気代につきましては大変だということがわかったと思います。 そこで、この防犯灯の今回出してるの、何を言いたいかといいますと、電気代の全額じゃなくても一部助成はできないかということなんです。これは鹿児島市も日置市も出水市も、たしか出水市は2分の1だったですかね、出してるんです。ですから答弁書の中で、現在のところ、この方式を維持したいと考えておりますと。現在のところということがちょっと私は引っかかるんですけども。この補助は今のところはできないけども、近い将来、そういった補助をしても構わないですよという感じに私は勝手にとるんですけども、その考え方でよろしいのかお答えください。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 市で例えばこの5,252灯の全ての電気料金を支出したとしますと、1,540万円ほど年間になるということがございます。それと現在の制度でいきますと、まず、自治会のその負担を軽減するために蛍光灯からLED化へ促してるというようなことで、現在のところというような表現を申したところでございます。 ◆15番(東馬場弘君) いわゆる電気代が1,540万かかるということでしょう、全体で。私は全部とは言ってないんです。一部だけでもいいです。助成してくれないかと。これはいわゆる夜間における犯罪防止とか市民の通行の安全・安心を図り、明るく住みよいまちづくりを推進することを、こういうこと義務を市は負うべきじゃないかと思うんですよね。どうでしょうか。やっぱりこういったのには税金は使うべきだと思いますけども、市長どうでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 自治会の防犯灯ということで、そこに地域の方々が非常に夜安全を確保させていただいているということでありますが、この防犯・暴力追放協議会の形式に変えまして、少し今市民の方々もなれていただいてきているというふうに見ております。したがいまして、より活発にといいますか、この協議会の活動に資するということであれば、その方向性は議員提案の件も含めて協議しながら、この協議会とも話し合っていきたいというふうに思います。 ◆15番(東馬場弘君) 私は今回の質問するに当たりまして、加治木地区だったんですけども、5つの自治会長さんとお話をさせていただいたんです。その中で多いところとちょっと少ないところもあったんですけど、城地区というところがあるんですよ、城地区というところが。そこは世帯数が7軒しかないんですけども、夜行かれた方、市長は多分夜行かれたかもわかりませんけど、真っ暗なんですよ。それで自治会長さんにお話しさせていただいたら、つけたいんだけども、その方法がわからんと言うんです。それでコミュニティの支援の方に言ったら、その言葉で言うには、役場に行っきやんせと、それで説明されたかちょっとわかりませんけど、それからナシのつぶてと、何も言ってこないと。たまたま私が行ったときに、よかとこ来っくいやったと。どうなんでしょうかと。つけたいんだけども、お金は幾らなんでしょうかと。不安なんです。世帯数は少なくても、あっこ地域はそこそこ広いですから。やっぱつけたいんだけど、幾らでしょうかと。電気代どひこなとかいろいろ聞かれたんですけども、それも役所のほうに言えば教えてくれますから、まずちょっと顔を出してくださいと。電話でもいいですから、ちょっとしてみてくださいと言ったんです。早速してみますということやったですから、近いうち多分来ると思いますけども、それぐらいなんです。ですから、非常にそこの負担、自治会費は幾らですかというと、年間3,000円だそうです。年間3,000円。街灯代、例えばLEDをつけりゃ安いかもわかりませんけども、賄っていけないかもわからん。ポール立てたりとか。だからせめて電気代ぐらいは出してほしいという気持ちは伝えたら、電気代ぐらい出していただいたら助かりますということだったんです。だから、町なかは明るいですよ。住宅街のちょっと離れたとことか、中山間部なんかは世帯は少なくても、自治会のテリトリーというのは広いわけですから、そこに防犯灯をつけると、少ない皆さんで負担しなくちゃいけない。自治会が多いところは財政的に体力ありますから大丈夫でしょうけども、少ないとこは大変ですもん。ですからそういうことを考えると、やはり一部だけでも、半分、1,540万の半分700万ぐらいは、これは市民のために税金は使っても罰は当たらないんじゃないかと思いますけど、もう一回、その点市長、答弁をお願いします。 ◎市長(笹山義弘君) 市民の皆様いろんなご要望があるわけでありますが、特にやっぱり交通弱者とか高齢化が中山間地域では進んでおりますので、その辺の課題をしっかり聞かせていただいて、そしてそれをどういうふうな仕組みでお手伝いできるかということをやっぱり考えていかなければならないと。そうしないと、やはり中山間地域ますます疲弊するということがありますので、その辺も今後の課題であろうというふうに思いますので、議員ご提案のことも真摯に受けとめながら検討させていただきたいというふうに思います。 ◆15番(東馬場弘君) ぜひ前向きに取り組んでいただきたいというふうに思います。これもやっぱり自治会に入ってらっしゃる方だけお金を払って、入ってらっしゃらない方が堂々とそこを通るというのも、これは払ってる方はあまりいい思いをされませんよ。だからそういった不公平感もなくす意味でも、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいというふうに思います。 私の質問はこれで終わりたいと思います。 ○議長(湯之原一郎君) これで東馬場弘議員の一般質問を終わります。 ○議長(湯之原一郎君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は9月6日午前10時から開きます。(午後5時11分散会)...