姶良市議会 > 2017-06-21 >
06月21日-04号

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  1. 姶良市議会 2017-06-21
    06月21日-04号


    取得元: 姶良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    平成 29年 6月定例会(第2回)平成29年第2回姶良市議会定例会議事日程第4号                     6月21日(水)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             平成29年第2回姶良市議会定例会              │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    平成29年6月21日(水)本会議    ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 4時14分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│峯下  洋 │出 │ 9│犬伏 浩幸 │出 │17│和田 里志 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│萩原 哲郎 │出 │10│本村 良治 │出 │18│森川 和美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│新福 愛子 │出 │11│小山田邦弘 │出 │19│吉村 賢一 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ │竹下日出志 │出 │12│森  弘道 │出 │20│鈴木 俊二 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│堂森 忠夫 │出 │13│渡邊 理慧 │出 │21│湯元 秀誠 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│谷口 義文 │出 │14│堀  広子 │出 │22│上村  親 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│神村 次郎 │出 │15│東馬場 弘 │出 │23│湯川 逸郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│田口 幸一 │出 │16│法元 隆男 │出 │24│湯之原一郎 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 柊野 信也 │ 事務局次長  │ 谷山  浩 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│笹山 義弘 │蒲生総合│田之上茂広 │消 防 長│福ケ迫勇二 ││ 第121条 │    │      │支 所 長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│久保  力 │企画部長│福留  修 │教育部長│竹下  宏 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │副 市 長│西井上洋子 │市民生活│黒木 一弘 │水道事業│脇  義朗 ││       │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │教 育 長│小倉 寛恒 │保健福祉│松元 滋美 │総務部次│橋本 博文 ││       │    │      │部  長│      │長行政│      ││       │    │      │    │      │管理課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│恒見 良一 │農林水産│宮田 昭二 │危  機│庄村 幸輝 ││       │    │      │部  長│      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│増田  明 │建設部長│上山 正人 │企 画 部│福元 義行 ││       │合支所長│      │    │      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │地域行政│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活|黒木ひろ子 |農林水産|上原 一美 |総務部次|大山 勝範 ││       │部次長│      │部次長│      │長財政│      ││       │市民課長│      │耕地課長│      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉|鮫島美保子 |農  業|湯脇 信一 |建 設 部|二見 和彦 |│       │部次長│      │委会│      │建築住宅│      ││       │子ども政│      │事務局長│      │課  長│      ││       │策 課 長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉|田代眞一郎 |会  計|甲斐 一寛 |保健福祉│野村 昭彦 |│       │部次長│      │管者│      │部長寿│      ││       │子育て支│      │    │      │障害福祉│      ││       │援 課 長│      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建設部次|徳部 健一 |教育部次|水流 哲也 |教 育 部|深野 信之 |│       │長土木│      │長教育│      │社会教育│      ││       │課  長│      │総務課長│      │課文化財│      ││       │    │      │    │      │係  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │農林水産|岩下 直司 |教育部次|小林俊一郎 |    │      ││       │部次長│      │長学校│      │    │      ││       │農政課長│      │教育課長│      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               6月21日 ○議長(湯之原一郎君) これから、本日の会議を開きます。(午前10時00分開会) ○議長(湯之原一郎君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(湯之原一郎君) 日程第1、一般質問を続けます。 まず、16番、法元隆男議員の発言を許します。 ◆16番(法元隆男君)     登      壇  おはようございます。本日1番目の質問をすることになりました。よろしくお願いします。 それでは、通告いたしました3項目について、順次、質問していきたいと思います。 まず、項目1、公的賃貸住宅の適切な管理運営について。 要旨は、市は、住宅確保要配慮者に公的賃貸住宅(市営住宅等)を供給しておられますが、次についてお答えください。 (1)現在の供給戸数と入居率は何%でしょうか。 (2)家賃の収納率は何%でしょうか。 (3)共益費について、市の管轄ではありませんが、未納が大きな問題になっております。どのように考えておられるでしょうか。 (4)公営住宅と今後の計画と課題は何だとお考えでしょうか。 項目2、姶良市総合戦略の基本目標3、「子育てならあいら」の推進について。 要旨、平成28年度の出生率が全国で初めて100万人を割りました。97万人ちょっということになっておるようです。国もこれを重く受け止め、いろいろな施策を打ち出しております。姶良市にとってもこれは例外ではありません。そこで、次についてお答えください。 (1)姶良市の出生率については総合戦略効果検証の報告によれば、目標達成率が、27年度がAランク、28年度がBランク──Bランクというのは90%から100%ということです──よい結果を記録しておりますが、しかし待機児童数では27年度がCランク、28年度はDランク──Dランクというのは70から80%ということになっております。これをどのように評価して考えておられますか。 (2)待機児童解消には、まず受け入れる施設をふやすことが第一でありますが、同様に保育士の確保が大きな課題であります。このことについてどのようにお考えでしょうか。 (3)父親の育休取得の現状について、市役所職員と一般企業についてもわかる範囲でお示しください。 (4)「子育てならあいら」を唱えるのであれば、財政的には厳しいと思いますが、小・中学生の給食費無料化を実施する考えはないでしょうか。 項目3、自主防災組織について。 近年、地震・津波・噴火災害などが多発し、また風水害も繰り返し発生しております。このような状況をとめることは天災ですので難しいですが、我々にできることは、被害をいかに少なくするか、すなわち減災への取り組みであります。そこで、次のことについてお答えください。 (1)姶良市の自主防災組織の組織率は何%でしょうか。 (2)一組織の単位は何人ぐらいがよいとお考えでしょうか。 以上です。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  法元議員のご質問にお答えいたします。 ご質問のうち、2問目の4点目のご質問につきましては、教育委員会で答弁いたします。 1問目の公的賃貸住宅の適切な管理運営についての1点目のご質問にお答えいたします。 本年3月31日現在、市営住宅の供給戸数は加治木地区が84棟625戸、姶良地区が42棟423戸、蒲生地区が89棟388戸で計215棟1,436戸であり、政策的空き家と仮入居を除く入居率は88.65%であります。 2点目のご質問にお答えいたします。 市営住宅の家賃の収入額は本年5月末日現在で平成28年度現年度分は2億5,041万3,600円、徴収率96.91%、未収入額が799万1,800円であり、徴収率は昨年度を上回っております。 また、過年度繰越分の収入額は662万2,300円、徴収率12.42%、未収入額が4,670万1,375円であります。 3点目のご質問にお答えいたします。 共益費は浄化槽や外灯・階段等など、入居者が共同で使用する部分の維持管理費用について、家賃とは別に入居者が共同して負担するものであり、各団地自治会において徴収から支払いまで管理運営されております。 現在、一部の団地でこの共益費の未納により管理運営に困っているところがあることは承知しております。市におきましては、この問題で直接入居者にかかわることはありませんが、公益費納入についての周知文書の配布や管理運営の良好な団地自治会の紹介などを行っており、今後も団地自治会と連携し、良好な関係を築いてまいります。 4点目のご質問にお答えいたします。 公営住宅の今後の計画につきましては、平成24年3月に策定いたしました市公営住宅等長寿命化計画を現在、見直している段階であり、今年度中には計画策定が完了する予定であります。 課題としましては、ハード面では特に加治木地区に集中している昭和30年・40年代の古い住宅の早期の解体除却や中部地域・北部地域の各小学校の維持存続、地域活性化のための定住促進住宅建設の建設を、またソフト面では家賃滞納者に対する徴収強化や滞納整理の推進であると考えております。 次に、2問目の姶良市総合戦略の基本目標3、「子育てならあいら」の推進についての1点目のご質問にお答えいたします。 総合戦略の効果検証におきまして、待機児童数は前年比で4人減少しておりますがDランクとなっております。平成27年度から28年度にかけて2施設・69人の定員増となりましたが、急激な保育需要の増加があり、待機児童の解消には至っておりませんので、将来を見据え、定員の見直しなども進め、待機児童の解消に努めてまいります。 2点目のご質問にお答えいたします。 待機児童の解消には、施設をふやすことが最も有効な手段であると考えますが、いずれ訪れる少子化のことを考えますと、慎重な対応が必要であると考えております。また、保育士・保育教諭の不足につきましては全国的な問題となっており、本市の保育施設におきましても保育士等の確保に苦慮しているところであります。 市におきましては、本年度も認可保育所等に対して定員を超えて入所をお願いしておりますが、それぞれの園で基準に沿った職員の配置がされておりますので、現在のところ園の運営には支障をきたしていないと考えております。 市といたしましては、引き続き保育士を確保できる制度等について、調査・研究してまいります。 3点目のご質問にお答えいたします。 本市の男性職員の育児休業取得者数につきましては、合併後は2人となっております。また、昨年度における国分公共職業安定所管内事業所の2,891事業所のうち156事業所において実績があり、育児休業取得者427人のうち男性の取得者は11人であり、全体の2.6%となっております。 次に、3問目の自主防災組織についての1点目の1番目と2番目のご質問につきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。 本市の自主防災組織の組織率につきましては、本年4月1日現在で83.4%と増加傾向にあります。自主防災組織活動は平常時においては災害時要配慮者及び避難行動要支援者の把握、避難経路・避難場所の把握、広報活動また災害時においては被害状況の把握と情報収集、避難誘導、初期消火活動、救出・救護活動、避難所運営など、多岐にわたります。したがいまして、基本的な組織編成については、地域住民がお互いに助け合い、被害の軽減に努めることが必要なことから、有事の際に組織内の各編成班の運営継続ができる人数が必要であることから、一概に人数は言えないと考えております。 ◎教育長(小倉寛恒君) 2問目の姶良市総合戦略の基本目標3、子育てならあいらの推進についての4点目のご質問にお答えいたします。 学校給食法では、学校給食施設や設備の運営及び維持管理等に伴う経費は設置者負担とし、学校給食に関する経費につきましては、学校給食を受ける保護者の負担とすることが規定されております。このことに基づきまして、本市におきましても学校給食費は保護者負担としているところであり、現段階におきましては学校給食を無償化する考えはありません。 以上、お答えといたします。 ◆16番(法元隆男君) それでは、順次質問をしていきたいと思います。 公的賃貸住宅というと市営住宅というのがまずございますね、それと定住促進住宅と。市営住宅と呼ぶのはどういった条件があるんでしょうか。例えば3階以上はエレベーターが要るとか、いろいろな条件があって、昔と法律が変わっておるようですが、その辺をちょっと認識するために、今、つくられてるのはほとんどが定住促進住宅というようなことになっておりますが、その辺をちょっとお答えください。 ◎建設部長(上山正人君) お答えいたします。 市営住宅、いわゆる定住促進住宅以外の住宅ということで、今、定住促進住宅につきましては市の借り入れ型という形でやっておりますので、公的資金を一時期借り入れるというような状態、借り入れるというか業者に直接払うということで、定住促進住宅の借り入れ型、それ以外を一応市営住宅という言い方をしておりますが、公的資金を導入したり、あるいは単費でつくったりということでしておりますので、今、言われるそういったエレベーターとかそういったものではなくて、一戸建てのものもございますし、2階建てもあるし4階建てもあるというようなことで、確認をしております。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) 今、法的な改正があって、エレベーターも規制されてると思いますが、例えば龍門の里なんかは5階建てですね。あのとき市営住宅になり得なかったと、これは加治木町のころですけれども。その辺をもうちょっと突っ込んで質問したいんですが、お答えください。 ◎建設部長(上山正人君) 失礼いたしました。龍門のあそこの場合は5階建てでですね。その当時は建設主体は市ではなかったわけですね。それを管理のほうを当時の加治木町がそのまま市のほうで管理をして、今、嘱託と言いますか、管理指定に基づいて一業者のほうに管理していただいてるということで、今、4階建て以上についてはその後、エレベーターの条件と言いますか、それがあるようでございます。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) 私はその辺を申し上げたんです。前は4階でも、市営住宅として、今、私のすぐ近くの3棟4階建てがありますが、これももちろんそれは旧町時代からのものでございます。 それでは、次に行きたいと思いますが、収納率が96.91%ということで97%弱ですね。ただ、これを未収入額とすると799万、約800万。これ、すごく大きいなと思ったりしますが、やはり保証人がしっかりとついてて、そんなような入居するときに、そういったようなことで入居するということになっておりますが、今、97%と言った数字的には高いなというような気がしますが、市営住宅として、やはり安価といいますか、そういったような一般的な賃貸マンションよりも、ずっと安くで入れるというような住宅ですね。やはりそれはそれなりに入居者も責任を持って入るべきだと思いますが、この3%についてはどんなふうにお考えですか。徴収率が97%ぐらいと考えたときに。あと未収が3%ぐらいあるということですよね。それについてちょっとお考えを。 ◎建設部長(上山正人君) 全てを把握しているわけではございませんけれども、特に言えるのが、突然の健康の状態が悪くなったりとか、あるいは会社を離職したであるとか、そういった状況での未納もあるようでございますし、それぞれの家庭においてのいろいろな事情もあるように聞いておりますけれども、この3%を少しでも減らせるような形の努力はしていかなくてはならないだろうと。そういうことから、今、担当のほうでも日曜日、あるいは夕方、そういったところで夜も戸別の訪問をしたりしておりますので、できるだけこの3%を減らしていくというような努力は必要であろうかと。またそれは実施しておりますので、これを今後も継続して徴収業務に励んでいくということになろうかと思います。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) 日々頑張って、一生懸命努力されてることには敬意を表したいと思います。 しかしながら、このきょうの答弁書で未収入額が4,670万何がしと、これはもう本当大きいですね。これが収納できたら非常にいいことだと思っておりますが、このことについては、今、部長お答えのように頑張っていらっしゃいますので、それを引き続き頑張っていただきたいと思います。 今、1点目と2点目ということにいたしましたが、次に3点目について、(3)について。 共益費というのは、今、ここに書いてございます、浄化槽の費用やら外灯・階段等などの入居者が共同して使用する部分の維持管理費ということで、実際にそれに対して市はかかわってないわけですが、しかし、かかわってないということでは済まされないと私は本当に思います、大きな問題になっております。 大体、何世帯ぐらいがこの共益費について払ってない人がいるかっていうのは、つかんでいらっしゃいますでしょうか、全体を通してですね。 ◎建設部長(上山正人君) 共益費の問題は、今、答弁にもありましたように、私どもの担当のほうで直接かかわる、徴収すべきものではございませんけれども、今、二、三の団地から直接、担当課のほうにも共益費の徴収についての相談を受けております。 あるいは、この二、三の団地以外にもまだそういった悩みを持ってらっしゃる団地と言いますか、あろうかと思いますけれども、その今言われます戸数、件数については申しわけありません、ちょっと確認はできていないところでございます。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) やはり市営住宅として貸しておられると。共益費は本当はもう一体だと思うんですよ。これはどこがそれをいただきに行くかということは別にして、そうしないと、やはり共益費を払わないところがあって、それが済まされてるということになると、これはもう非常に不公平であると。市のものでありながらそういう不公平性が出てきたら非常に困ると思うんです。 先日、実は「議会と語る会」で、ある団地のところで、そこの自治会長が強くそれは表現されました。その方がそういうことで話をされたからといって、きょう、ここに取り出したわけじゃないんです。実は、私の近くの住宅で、そういうことが前から起こってて、もう1年どころじゃないですね、その前から起こってて。私も自治会長と一緒にそこにお願いに行ったんですが、そのときの担当者の対応、我々はあんまりわからないんだと、我々の管轄じゃないんだというようなほうで、その場は改善を求めて帰ったんですが、その後、やはり同じような状況だと。これはやっぱり不公平だと思いますよね。 そして、そこでいる管理者、管理者っていうのは自治会のそこの棟ごとに何かこう、決めてあるようですが、棟ごとの担当者の方が非常に困ってて、それで自治会長に陳情して、それで自治会長、私も直接、その話伺ってそこに行きました。やはり行政としての対応は非常にそれに対して非積極的です。 そこの状況、どうかと言いますと、そこに家賃は払ってるんですよ。家賃は払ってるんですけど、その方はそこに、もう住んでないんです。倉庫になってるんですよ、倉庫がわりに。それで、そういうことは同じ団地内で管理をする人とか近所、隣もあり、4階建てですね、4階建ての市営住宅ですが、非常にそういったことの話が出てて、これももう下手すると2年ぐらい前からその話は出てて。もう一切改善されていないと、荷物だけはあるようだと、夜も電気もついてないと。これはやっぱおかしいんじゃないでしょうか。 ここにはそこまでくると、市がしっかりと管理責任はあると、私は思うんですが。その辺についていかがでしょうか。具体的にここで申し上げませんけど、それは担当の方には後で申し上げますが、ある団地の、4階建ての団地の共益費です。恐らくご存じだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎建設部長(上山正人君) お答えをいたします。 ある程度の内容につきましては、私も聞いておりまして、担当のほうも電話なりで催促はしておるようでございます。その辺のことに関しまして、もう少し詳しく担当課長のほうから答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◎建設部建築住宅課長(二見和彦君) 建築住宅課の二見でございます。お答えいたします。 今、議員ご質問の方につきましては、加治木地区内にある市営住宅の方でありまして、加治木支所の職員のほうで直接その入居者、今は住んでいらっしゃらなくて、議員仰せのとおり部屋は荷物を置いたままで開けっ放しで、鍵も閉めてないというような状態のところでありまして、本人は市内に住んでいらっしゃいますので、職場に住み込みみたいな形で入っていらっしゃったので、うちの職員のほうから再三にわたって出るようにと、鍵も閉めるようにと、そういうことでありますが、家賃も払っていらっしゃらない状況で、これはもうどうにかしないとということで滞納整理事務処理要綱をことしの3月に制定いたしましたので、早速その件につきましてはうちのほうでも第一に処理をしていこうというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ◆16番(法元隆男君) 私は家賃を払ってらっしゃる、それは私が地域振興課に行ったのは1年ぐらい前で、それからずっと改善されてないということだったもんですから、家賃ももう払ってないということになるんですか。 ◎建設部建築住宅課長(二見和彦君) 私どもで把握している方でございますれば、今、家賃を一番滞納している方になろうかと思います。
    ◆16番(法元隆男君) 恐らく先ほどのご説明で、私が言ってる方に間違いないと思うんです。団地で鍵もしてないでときどき開いててと。だから、隣近所の方が中を見ると荷物は置いてあるのは確認できるんですよ。しかし、電気もついてないし、いつもその辺で住んでる気配を感じないというような方。前、姶良の大型スーパーに勤めてらっしゃって、勤めてたというか、そこのテナント。(発言する者あり) そのようなことで、今、改善の方向で進めておられるということでしたので、それをぜひまたそのまま、それもまた地元のほうには伝えたいと思います。 それでは、続けてよろしいですか。 4番目の、公営住宅の今後の計画と課題についてということで回答いただきました。これについては今、長寿命化計画を見直しているということでございますが、また今年度中に計画策定が完了するということのようでございますので、それを待って期待したいと思います。 課題としては、加治木が公営住宅が多かったんですね、それの解体。平屋建てが多かったと思いますが、それの解体ということは非常にまた大変なことだと思いますが、その辺のところを頑張っていただきたいと思っております。 次に、2項目に入ります。 総合戦略の中で基本目標3、子育てならあいらの推進について、今、待機児童について。姶良市は全国的に見ると、また県内でもそんな悪いとこはなくて、結構いい方向にあるんじゃないかと思っておりますが、69人の定員増となりましたが、急激な保育需要の増加もあると。これ、非常に恐らく姶良市が人口がふえてて、そういった世帯、子ども・子育て世代の人たちがふえたということで、非常に喜ばしいことだと考えております。 定員の見直し何かを進めて、待機児童の解消に努めていくということですので、これはそれに対して応援して期待したいと思いますが。 いずれ訪れる少子化のことも考えますと、慎重な対応が必要であると。これもまさにそのとおりで、しかしながら、やっぱりしっかりとしたシミュレーション立てて、定員がどのくらいが適切かというようなことを踏まえて計画していただきたいと思っております。 保育士の、または保育教諭の不足について、いろいろと一番これ難しい問題ではないかと思いますが、保育士を確保をするためにどういったことが一番必要かと思われますか。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 保育士不足につきましては、全国的に広く慢性化していると言いますか、なかなか労働環境も過酷であるということを言われながら、確保するのが難しい状況にございます。 実際に今、公立保育所で途中で採用いたします保育士の方に面談を行ったときに、学校の状況をお聞きしました。やはり学校に入るときに、保育士になるという考えで入る方というのではなくて、学校に入ってから決めていくという方が多くいらっしゃって、現場のほうで実際に実習を受けたときに、半数の方が保育所をやめて別の方向に進んで行くということをお聞きしました。既に、もう学校を卒業する時点で保育士になるという方が少なくなっているというのが現状でございます。 今、公立保育所のほうは園長を通しまして、知り合いを通してでもいいから市内に保育士の免許を持ってらっしゃる方、そういった方がいれば声をかけていただくようにお願いしているところでございます。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) 今、質問させていただいたのは、保育士を確保をするためには、どういったような処置、そのほかはございませんか。私は報酬がやはり。今、国のほうもこれに対しては非常に重く受け止めて、その保育士の待遇についての改善を今、検討して、ある程度発表しておりますね。その辺はいかがでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 処遇改善につきましては、国がさまざまな改善を出しております。賃金改定につきましても出しております。園長に対しての加算、主任保育士に対しての加算、それを今までされてきております。それに加えまして、本年4月から新たに副主任の保育士または専門リーダー、これ、7年を超えた保育士に対する加算、そして職能の分野別のリーダーに対しての加算ということで新たに加えてきております。 各保育所に関しまして、今月中に保育協議会で会がございますので、詳しいことを、説明をしていく考えでございます。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) 具体的に、姶良市の場合は保育士の報酬がどのくらい改善されるかというようなことは、数字としてはいがかでしょうか。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 今回の加算につきましては、例えば7年経過した保育士が15名いた場合、そのうちの3分の1、5名がこの加算の保育士に該当いたします。5名のうち2名まで必ずこの4万円なんですが、4万円を加算しなければならないと。残りの3名分の12万円については、主任保育士を含めてそれぞれで分けることが可能ということで、各保育所でその運営上で考えていかれますので、この措置によって給与が改善されるというのは間違いないというふうに考えております。 ◆16番(法元隆男君) 保育士を確保するということは、やっぱり各市町村内で競争になると思うんですよね、数が少ない。保育士の資格を持ってて、潜在的な保育士もいらっしゃるようなので、その辺のところの掘り起こしや、やっぱり待遇改善が一番のポイントだと私は思っております。 次に、父親の育休について、ちょっとご説明していただきたいんですが、今、回答では、姶良市は合併後2名だということで、そして国分職業安定所の管内では11名だということでしたが、この数字についてどんなふうにお考えでしょうか。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 正直合併してから2名の実績があるわけなんですけれども、実際のところは平成26年、27年に各1名ずつということで、ただこの数字を見てということでございますけれども、私どものほうでも職員に対して、実は昨年度も25年度もでしたけれど、昨年度も全職員に対して「仕事と育児、どっちも大事」というような形の標題の中で、子育てハンドブックを策定したわけなんですけども、それを使いながら説明会等もしながらやってるわけなんですけれども、なかなかやはりこの関係につきましては取得促進が行われてないというような状況でございます。 そこに対してということでございますけれども、できるだけ職場の雰囲気の醸成とか、そういう環境整備に努めることで、また実際のところ職員のほうにつきましても、この育休等を、産休育休等を使った場合に、特に育休休業手当の関係で言うと、なかなかそこに手当が出ないと、給料が出ないというような形で、実際のところ3分の2ほどは共済組合のほうからも出るわけなんですけれども、そういった給与関係とかいったようなこと、それから職場の関係で言えば他の職員に業務の責任とかそういうことを考えたときに、迷惑をかけるんじゃないかとか、そういったこともございますので、先ほど申し上げましたように、こういった制度を周知徹底することでできるだけ取りやすい環境整備に努めたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) やはり男性の育休を取得するということには、物すごく取りにくいという環境が全国的にあるんじゃないかと思います。 だから、本当にそういう雰囲気づくりをしっかりと。だからいろいろな職員との会の中では、そういう育休については積極的には取ってくださいというような、そういった雰囲気づくりですね、それが一番功を奏するということで、男女共同参画社会の考え方の中で、これは非常に推進していく必要があると強く感じる次第です。 ですから、今後はそういったようなことの雰囲気づくりをしっかりと醸成していただきたいと考えております。 次に、4番目の、「子育てするならあいら」を唱えるならということで、この質問をさせていただきました。答弁は教育長の答弁ということで、これは学校給食法ではこうなってるから、姶良市もこうなんだと、それはもうわかっております。 しかし、それを、「子育てするならあいら」ということのキャッチフレーズを出すからには、その辺のところは一番力になるんじゃないかと思いますが、学校の給食を無料にしている、県内に市町村はいくつくらいありますか、おわかりでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 県内では1市3町1村という状況でございます。 ◆16番(法元隆男君) まあ、本当に少ないことは少ないということは、私もしっかりとわかっております。 それで、この学校給食を恐らく無料化にしたらどのくらいの費用がかかるか、わかりますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) この5年間の平均をとりますと、約3億500万円でございます。 ◆16番(法元隆男君) この質問は、基本的な政策的なことになりますので、市長にお考えをちょっと伺いたいと思って、この質疑を出しました。ですから、質問の相手っていうところで市長だけを入れさせていただいたんですが、市長のお考え、いかがですか。 ◎市長(笹山義弘君) 市民の行政サービスに対するご要望というのは、各種あるわけでございますが、その中でこの財政を預かる立場といたしまして、このなかなか税収を含めて厳しい状況にありますので、歳入の確保ということについては大変苦労をさせていただいております。その中で歳出の面で、パイが年次的にふえていくということであれば運用も助かるわけでございますが、なかなかそういうことにはなってまいりません。 そういう中で、以前より大変なお叱りをいただいております、生活に密着した外側線とか、道路の補修、岩盤の側溝の蓋をかぶせよとか、いろいろなご要望もあるわけですが、民生費を含めて義務的経費が年々増加をしている中で、どこを圧縮するかと言いますと、どうしてもそういう建設的経費を削らざるを得ないと言いますか、先送りをせざるを得ない、大変苦しい選択を迫られております。 そのような中で、この3億という財源をどこから求めるかとしますと、今ある財政の中でこれを処理するとなりますと、真っ先に建設的経費が矢面に立たされるということになってまいります。大変このことは、これ以上遅滞するということは許されませんので、そういう中で、この歳入を確保するという手立てをどこかできるとすれば、そのような方向についても検討ができるのではないかというふうに思います。 したがいまして、今後とも歳入確保ということについて、どのような方法が取れるかということも含めて検討してまいりたいというふうに思います。 ◆16番(法元隆男君) 以前、もう姶良市は一番子育てしやすいまちだということで、医療費の学校の生徒たちの無料化、小学生までをまずやりましたですね。そのときに、既に霧島市は中学校生徒まで医療費無料というのを打ち出しておりました。やはり、これはもう今後、いろいろな専門家の意見も入れますと、今後人口がふえるというのは物すごく厳しい。ですから、僕は市町村同士の戦いであると、隣の町から、ほかの町からあそこが住みやすいよということで、もう移ってきていただくということ以外に、もう人口競争はないような気がいたします。 もちろん、将来、本当に人口、子どもの出生率がふえてくるということが奇跡的にあったとすれば、非常にそれはそれでいいことでしょうけれども、やはり鹿児島市と霧島市とのやっぱりある程度は競争になるような気がします。 ですから、ほかの市町村に対抗するためにも本当に目玉になるような、子育てをするのにあそこはいいよというふうなことを念頭に入れたときには、これはもう大きな一つのテーマだなというふうに考えて、今回、取り上げました。 次にまいります。自主防災組織についてのことですが、自主防災組織のパーセンテージをいただきました。数字としてはすごく高いんですよね、現在83.4%。これはそのカウントするのはどんなときにそれをカウントするんでしょうか。恐らく私が思うに、市町村に自主防災組織を立ち上げましたという報告、届け出があるんじゃないかなと。そのときにそこに1団体が入ったと、それが大体住民のどの辺の範囲かということで、住民の人口の分布からくるんじゃないかというのは想像はしておるんですけど、その辺のところはいかがでしょうか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えいたします。 自主防災組織が属しております自治会等の全体数を市内全体数で除したものが、そのパーセントに表れております。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) これは組織ですので、私は一番難しいなと思うのが、どういったような単位を目標に持っていくのか。自治会なのか、校区コミュニティ協議会なのか、または例えば商店街の商店会なのか。いろいろなそういったような団体の組み合わせがありますね。その辺のところで、先ほどの答弁の中で、何人ぐらいがいいかということについてちょっとカウントするのも、一概に人数は言えないということですが、これがあまりにも多過ぎるとちょっと収拾がつかないと。しかし、もう少ないところでそういったこともちょっと少な過ぎるという部分もあるような気がします。 だから、本来なら適切なそういう単位と人数が必要だと思いますが、そのへんのところについて少し基本的な考えをちょっと教えていただきたいんですが。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) お答えいたします。 現在、自治会単位での組織結成を行っております。しかし、この自治体単位での結成に関しましては、高齢化、そして人口減、諸般の問題によりまして、自主防災組織運営に限界があるために、現在、市としましては校区コミュニティ協議会単位への組織結成へと図っております。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) そういったような話も聞こえておるんですが、例えば校区公民館や校区コミュニティ協議会ということになると、例えば私は柁城校区の協議会ですが4,000人以上いるんですよね。だから、そういった単位はいろいろな人口の数が違ってくると思うんですが、四千何人を一緒に束ねて自主防災組織というのは、ちょっと私は、自分が今まで勉強した段階ではちょっと難しいような気がいたします。 ですから、今、自治会がうちのほうで200人ぐらい、170人ぐらいですかね、の組織なんですが、それなら何とかなるかなというような考えも持ったりもするんですが、この辺が非常に難しいところで、ただ自治会単位だけでいいのか、または少ない自治会だったら自治会が3つぐらいが一緒になってそういった自主防災組織を立ち上げるというようなことも必要かもしれません。 ちょっと話は元に戻りますが、自主防災組織というのが八十何パーセントに、3.4%ですか、になっておりますけれども、これに対して、やはり住民の認識がすごくまだ浅いと。 しかし、今、多発しているこういう災害については、非常に効果的な効果をもたらすということで、例えば災害から地元を守るという広島県の防災センターのほうで発行しているパンフレットですけど、これを読んだりすると非常にわかりやすいと、こういったようなことで、行政として地域住民に対する啓発やら指導はどのような状況になっておりますか。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) 自主防災組織への啓発活動としましては、現在、出前講座、図上訓練等によりまして、自分たちの地域は自分たちで守るというような考えを基本的に自主的に地域住民がお互い助け合い、自助・共助の防災活動のできる組織の必要性を訴えまして、啓発促進を図っております。 また、ことしの11月に市の総合防災訓練を行います。その中でも2つの自主防災組織に協力をいただきまして、避難所の運営、救出・救護、消火活動に参加していただく予定と考えておりますので、ぜひ市民の多くの方々にも見学をできたならなと思っております。 以上でございます。 ◆16番(法元隆男君) 今後、多発する災害に対して、この自主防災組織というのは非常に効用のある組織で、例えば私が所属しています自治会について考えたときに、ですから住民にすごく浸透してないということは、手前みそですが、うちの自治会はいろんなことを、運動会やったり、文化祭やったりいろんなことをやってるんですが、自主防災組織はどうなってるって。いや、それはまだやっち。それに対する認識がすごく薄いんですね。かといって、校区コミュニティ協議会だと、もう範囲が広すぎて。 ただ、校区コミュニティで防犯活動は何度かそういったのをコミュニティ協議会ではやっておりますが、それは通り一遍のような感じがします。 実際にそういった災害が起こったときに、自主防災組織によって非常にいい結果が得られたというような事例も載っておりますけど、今後、もうちょっとしっかり。 特に行政のほうで啓発をするという啓発指導をしていただかないと。要するに、その地域が自主防災組織っていうのを立ち上げようかって言って、こう相談に来たときではなくて、もう行政のほうからそういった指導を最初からいろんなところでして、やって、そしてこういったものをしっかりと組織を立ち上げていくというようなことで、要するに災害から、いざとなったときにこれが非常に効果をもたらすという結果も出ておりますので、その辺を今後、やっていくべきであると提言して、私の質問を終わります。 ○議長(湯之原一郎君) これで、法元隆男議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午前10時58分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午前11時05分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 次に、11番、小山田邦弘議員の発言を許します。 ◆11番(小山田邦弘君)     登      壇  11番の小山田でございます。 最初にお詫びとお知らせを1つずつ。 まず、一般質問のチラシにおきまして、私、質問3項目を上げておりましたが、勉強不足によりまして、真ん中の子育て、それから福祉政策に関する項目をカットし、今回は2問となりましたことをお詫びを申し上げます。 それからお知らせについては、けさ、庁舎に来ましたら、重富小学校の3年生の皆さんが社会科見学ということで、大勢いらっしゃいまして、おはようございますという元気な声をたくさんいただきました。 確認をいたしましたら、本市議会は議長の許可を得れば子どもたちも傍聴できるということでございましたので、ぜひまた何かの機会に来ていただけたらなというふうに思います。 それでは、一般質問に移ってまいります。 質問事項1、観光政策について。 要旨1、観光の現状について。 年間観光入込客数を示せ。これは、総合戦略のKPI、重要業績評価指標の1つになっている。5年間の中間年に当たることし、現状をどのように評価しているかを示せ。 要旨2、堂山地区の取り組みについて。 堂山地区でこの春実施されたレンゲの里プロジェクトは、地域おこしであるばかりではなく、観光事業としても大きな成果を上げている。市の観光政策での評価と今後の支援の考え方を示せ。 要旨3、あいらフットパスについて。 観光協会が主体の「あいらフットパス」は、通年型の観光メニューで、しかもありのままのこのまちを楽しんでもらえるというユニークさがある。市の観光施策としてどのように評価をしているか。 質問事項2、立地適正化計画について。 要旨1、住民意見の反映の仕方について。立地適正化計画の策定に当たっては、住民の声をいかに反映させるかが重要になってくるが、どのような手法で意見を集め、どのように計画の中に盛り込んでいく予定か。 要旨2、本市の特徴を生かした計画策定について。立地適正化計画を進めている他市を見ると、多くが町の中心部が空洞化することから、これを導入し、新たなまちづくりを進めているようである。本市はこれと逆の様相もあるが、計画策定の中で、この特徴をどのように捉え、位置づけているのか。 要旨3、計画の実現について。立地適正化計画を策定後、国や県の支援策の多くは望めないと思われる。計画を実現していくための資金計画はどのように考えているか。 以上です。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  小山田議員のご質問にお答えいたします。 1問目の観光政策についての1点目のご質問にお答えいたします。 本市における年間観光入込客数につきましては、昨年度は129万5,011人となっております。この数値は、市内でのイベントや観光施設等の利用者数を合計したものであり、平成27年度と比較しますと1万3,805人の増加となっております。 これらの結果等につきましては、昨年度の第2回市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進会議での進捗状況報告で、「これまでの地道なPR活動や、『るるぶ姶良』の発行等が行われたため」として、その要因分析をしているところであります。 これも、総じて、「姶良市観光おもてなし計画」を着実に進めてきた成果であると考えているところであります。 2点目のご質問にお答えいたします。 れんげの里プロジェクトは、その会場が本市の中山間地域に位置する堂山地区を中心に開催される地域コミュニティの手による観光イベントであります。 このイベントは、旧堂山小学校の跡地を中心に開かれるもので、周辺に広がる棚田に植えられたれんげ草を鑑賞する部分と、れんげの棚田を含めた堂山地区全体を森林浴しながら歩く「フットパスコース」、そして芸能等の出し物と地域の物産品販売を中心としたイベントの3部門から構成されており、堂山地区全体が自然をテーマとしたアミューズメントパーク化したようなイベントであるといえます。 このれんげの里プロジェクトの特筆すべき点は、この事業の企画・立案・運営に堂山地区在住の方々だけでなく、堂山地区出身者の方々も多く携わっておられるということであります。 地域で活性化策を講じる際、マンパワーは必須でありますが、この不足を他の地域から呼び、活性化を図ると言った理論を、まさに実践されていると考えているところであります。 このような取り組みは、人口減少地域での活性化策のモデルとなり得ると考えております。 このイベントは、市観光協会の共催イベントとして位置づけられ、一部助成も行っているところであります。 市といたしましては、今後、これらの地域発の行事も市のイベントとして位置づけ、観光宣伝に努め、集客という形で支援するとともに、観光による稼ぐ力の醸成につきましてもあわせて支援していきたいと考えております。 3点目のご質問にお答えいたします。 このフットパスは、日本フットパス協会が提示している定義によりますと、「イギリスを発祥の地として、『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からある、ありのままの風景を楽しみながら歩くことができる「こみち」』のことである」、とされております。 本市におるフットパスは、平成25年11月に市観光協会の事業として始めたものであり、観光協会は現在、日本フットパス協会の会員ともなっております。 これは、山・川・海など自然の力により創生された地形や、歴史的史跡、エピソードの多くを地域資源として活用する観光施策の一環として取り組んだものであります。 これまでにフットパスコースを3種類設定し、自由に楽しんでいただけるように、コースマップも作成して希望者を配布し、また、初心者の方を初め、コース案内を希望される方などを対象にフットパスイベントを開催し、ガイドをつけて散策していただくような取り組みを行っております。 今後もコース設定をふやし、多くの方々が市内を散策し、あいらカルデラの火口淵周辺に形成された自然と地形、それにより悠久のときを刻み続けた人々が営んだ文化を、市内外の方々に楽しんでいただければと考えているところであります。 次に、2問目の立地適正化立地計画についての1点目のご質問にお答えいたします。 立地適正化計画の策定に当たりましては、外部委員による市立地適正化計画策定協議会を設置するほか、市民アンケートや市民ワークショップの実施を予定しております。 また、計画の素案ができた時点で、住民説明会とパブリックコメントを実施し、市民の方々の意見を計画に盛り込んでいく予定であります。 2点目のご質問にお答えいたします。 本市の最大の特徴としまして、平成27年の国勢調査で、村を除く県内の市町で唯一人口が増加していることであります。 しかしながら、地域ごとで見ますと、かなり様相が違いますので、全体的な特徴だけでなく、地域ごとの特徴を把握することが、今後の長期的なまちづくりに必要不可欠であると考えております。 そこで、今回の計画策定にあたりましては、国土交通省が示しております都市構造の評価方法により、詳細な分析を加え、地域ごとの空洞化や市街化などの状況を把握いたします。 また、人口だけでなく、土地開発、空き家・空き地の動向、経済活動、地価、都市交通、都市施設など、多方面から調査し、分析結果を多層的に重ね、地域ごとの特徴を捉えた計画策定をしていくこととしております。 3点目のご質問にお答えいたします。 国におきましては、限られた予算を有効に活用することとしており、立地適正化計画が定められた区域において、社会資本整備総合交付金事業の国費率かさ上げや交付対象の拡大など、予算・金融上のさまざまな支援措置が講じられてきているところであります。 今後、これらの支援措置を有効に活用しながら、長期的な視点に立ち、コンパクトで住みやすいまちづくりに取り組んでいきたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆11番(小山田邦弘君) それでは、いつものように最初に答弁書の確認をさせていただきたいと思います。 非常に今回の答弁書はわかりやすくて、きれいな答弁書だなというふうに思いました。多分、要望だけを述べる一般質問であればこれで終わるんじゃないかなというぐらい、非常にわかりやすい答弁書でありました。 1問目につきましては、観光客ふえているということですね、1万3,000人ほどふえているということで、おもてなし計画が着実に進んできた、その成果であろうということですね。 それから、れんげの里につきましては、今後集客、それから稼ぐ力にあわせて支援をしていきたいということで、非常にありがたい答弁ですね。 それからフットパスについても今後もまた市内外の方々に楽しんでいただければいいなということ。 それから立地適正化、これはちょっと難しいところもありますが、市民の声をアンケートやワークショップ等で聞いて、そして国が示すような評価方法を多層的に重ねて、今後、計画を練っていきますと。支援措置も有効にいろんなものを探していきますよというのが大体の流れであろうかというふうに思いますが。 まず、観光のところから再質問をさせていただきます。 1万3,000人ということになると、月別で言うと1,000人ぐらいふえてるというわけなんで、すごい伸びだなというふうに改めて思ったところです。これ、実際にどれぐらいかというのは先に申し上げてなかったのであれなんですけど、かなり観光産業としても伸びて来てるような気がするんですが、例えば経済効果とか金額ベースで見たときに、どれぐらい広がってるかというのはおわかりでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) お答えいたします。 今回の観光客数の増加による経済効果といったようなものにつきましては、分析いたしてはおりません。 ただ、今回、この入り込み客数の内訳でございますけれども、観光地等に入って来られた方、それと姶良市内で行われてるイベント等ということで、ちょっと色分けをしてみますと、観光地等に入って来られた方が前年度と比較いたしますと2万8,105人ふえていると。そしてイベントに関して言いますと、前年度よりも1万4,300人減っているというようなことでございますので、いわゆる観光地と言われる史跡とか、それから自然の特徴的な部分については、非常にお客様がふえてきているというふうに考えているところでございます。 ◆11番(小山田邦弘君) 非常に面白い結果が出てるような気がします。イベントというのは、本当、天候にも左右されるところもありますので、その増減はあるんですが、いわゆる観光施設が伸びたというのは非常にいい傾向かなというふうに思いますので、これからもそこを見ながらまたご支援をしていただければと思います。 このKPIを出しましたのは、この観光についてもまち・ひと・しごとというふうに見ていくんだろうと。まちで言うと、恐らく入り込み観光客数がふえているという状況で言うと、それなりの効果があったのかなと。要は、じゃあ後はそこにおけるひと・しごとはどうだったんだろうということなんですが、例えば、観光事業者がこれぐらい伸びてますよとか、そこの事業者数ですね、働く人が確保、ふえてますよというような実態は何かつかんでおられるでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) お答えいたします。 今は、私どもといたしましては、観光事業者という形での捉え方はまだ、姶良市の場合はまだできていないというところでございます。今後、そういうふうになればというふうには考えておりますけれども。 既存の例えば飲食店とか、そういったところにお立ちよりいただくとか、またはお土産物になるようなものを買っていただく、売っていらっしゃるお店に立ち寄っていただいて、買い物をしていただけるというような視点で今、取り組んでおりますので、観光業者という視点では、ちょっとなかなか捉えがたい部分があるのかなというふうに考えているところでございます。 ◆11番(小山田邦弘君) 私も、こういう地域のイベントなんかにお手伝いをさせていただいているものですから、今、部長おっしゃったことはよくわかるんです。恐らくいろんなところとの交流をしてみましても、やはり例えば霧島市、鹿児島市、指宿市なんかの観光政策とは、姶良市がやることは質が違ってきて当然だろうというふうに思っております。先ほど、その史跡を含めとした観光施設が、客数が伸びたということであれば、そこをまたうまくつかんで今後の観光政策の推進に努めていただければというふうに思います。 それでは、2問目の堂山地区ですけれども、私、このお祭り当日には自分のイベントもあって行けなくて、終わって、もう最後のほうの日に行ったんですけれども、それでも結構な方が町歩きを、散策をされておられました。夕方に行ったもんですから、ちょうど雨が降って来まして、あそこの商店だったところですかね、事務所のところでお茶とお漬物をいただいてっていう体験をしたんですが、一緒に雨宿りをしてお茶をいただいた方がご夫婦がいらっしゃいまして、どっからいらしたんですかっていうふうな話を聞いたら、鹿児島市から来ましたと、迷い迷い来ましたと。この道を行けば着くだろうと信じてきましたということをおっしゃっていました。 すごくこう、いいところだし、温かいおもてなしをしていただいてっていうことをおっしゃってたんですが、60代のご夫婦だったんです、奥様が姶良市にこうして遊びに行くのが3回目だとおっしゃるんですね。1回目、2回目はあいらびゅー号で来たらしいんです。ニュースでこんなのをやってるというのでご主人を連れ出して、車で今回、初めて来たってことをおっしゃってました。 これは市長がずっとされてきた観光政策で言うと、理想的なお客様ですよね。あいらびゅー号を入り口として、リピーター化されてというんで、こういうお客さん、本当にいるんだなと思って、私も何か嬉しい感じがいたしました。 恐らくそういうお客様もたくさん堂山地区に足をお運びいただいたんじゃないかと思うんですけれども、市長もごらんになって、率直な感想はどのようなものをお持ちでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 地域の方々といろいろな計画をされるときにお話したのは、まさに田舎を売るということに徹してくださいということでお話をしました。 それで、私どものいろいろなイベントを含めてさせていただくんですけれども、特徴的には半数近くがもう鹿児島市から来られるということが、もう如実に出ております。 したがいまして、アピール、一番はやはり鹿児島市を今後ともにらんでやっていくと、そういうことが将来的に移住・定住にもつながっていくんじゃないかという作戦を考えているところでございます。 ◆11番(小山田邦弘君) そのときの茶飲み話の中で言われたのが、まさにここに書いてあるようなことなんですけれども、もっと知らせたほうがいいですよっていうことを言われて、そうですよねと、どこでやってるかもわかんないし、どこまで行けばいいのかもわかんないしという、すごい不安を持って来ましたということだったんで、どんな支援をしていただけるのかなということで1問目を書いておりましたら、きちんとこれから知らせていくためのことをしていきますよということが書いてありましたので、これから先もまた期待をしたいなというふうに思います。 それと、もう1つ、稼ぐ力の醸成。これ、私、非常にこれから大事なことだろうと思うんです。観光だけじゃなくて。例えばれんげの里に私も行って思いました。じゃあ、次はやっぱりハチミツでしょうと、ハチミツつくりましょうよと。それを町場のパン屋さんで使っていただくでもいいし、レストランで使っていただくでもいいし、それからお米も、もしかしたられんげ米みたいな名前にしてしまって、それを市で買い取って、ふるさと納税の返礼品なんかに使ってもいいんじゃないかって。何も予算としてお金を出すだけが支援ではなくて、どういうふうに使うのかとか、販路を見つけてあげるとか、いうことも大きな支援になっていくのではないのかなというふうに思ったところです。 今後のそういった直接的な、金銭的なということではなくて、何か支援をお考えであればお示しいただきたいと思います。 ◎企画部長(福留修君) この稼ぐ力につきましては、国自身も観光立国策としてこの言葉を非常に上げて、掲げております。 私どもといたしましても、お客様からいただいた負担金または料金というものが地域の中に落ちて、そしてそれがまた次のイベントをするための資金となるような形をつくれたらという、一つの理想のパターンを考えまして、それにできるだけ近づけていけるようにということで、今、議員おっしゃいますように、そういったスキル、いわゆるビジネスモデルのようなものをこちらのほうでも商工会の皆様とも協議をしながら考え上げて、そしてそれをまた地域の中に下していくというようなことを今、想定しながら商工会等とも話を今、進めているところでございます。 以上でございます。 ◆11番(小山田邦弘君) 本当に素敵な取り組みだし、応援したいなって思える取り組みでありました。 ここの答弁書の中にもありますけれども、人口減少地域での活性化策のモデルとなり得るであろうというご認識を示されておられるわけですが、私もまさしくそうだろうというふうに。これはひとつ姶良市として中山間で試すモデルだろうというふうに思います。 こういうモデルみたいなのが出てくると、ほかのところでも、自分たちもやってみようとか、こちらでもやったらどうですかとかっていうようなところが出てきてくれたら一番いいことだろうなというふうに思うんですが、そのときに、毎回思うんですけど、窓口がどこなのかがわからないんだろうと思うんです。 例えば、れんげをって言ったときに、農政のほうに行くべきなのか、地域振興課に行くべきなのか、でもイベントみたいだから商工観光課に相談に行くべきなんだろうかというふうに、地域の方が迷われる。今度、またもしかしたらコミュニティみたいなものができてるんで、コミュニティでつくっていくべきなのか、自分たちの勝手でやっていいものか、わからないところがあるので、そういう地域づくりっていうんですかね、そういうところの相談窓口みたいなものがひとつわかりやすくあると、もっとこういうのがテンポアップして進んで行くんじゃないのかなという気がするんですが、そういう窓口についてのお考えをお示しください。 ◎企画部長(福留修君) 確かに私のほうとしましては、コミュニティ協議会が今回設立されたことを踏まえまして、各自治会においても含めてでございますけれども、コミュニティビジネスのあり方というものを抽象論としては今、提示しているところでありますけれども、今、議員ご指摘のとおり、それを具象的に進めていくための窓口というのは、確かに明確になっていなかった部分があったということは認めていかないといけないと思います。 今後、そういうふうな窓口を明確にしてご相談いただけるような、相談がしやすい形を今後、構築していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆11番(小山田邦弘君) 非常に窓口なんかがバーンと出ると、またいろんな人が寄って来て、また新しい動きがでてくるのではないのかなと期待をしたいと思います。 それから、では、フットパスにまいります。 フットパスは、堂山地区と本当にオーバーラップするような取り組みなんですが、私もちょっと何回か歩いてみたりして、非常に、姶良市の観光としてはわかりやすいし、無理もないし、形態としては一番向いてるんじゃないのかなというような気がしております。なので、もうちょっとこれに対して力を入れてってもいいんじゃないかなというふうに思っているところです。 今、確か3コースあるわけですけれども、今、コースごとで何か問題が起きているとか、課題があるとかいうようなことはないでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) 現在、今、議員仰せのとおり、既にできている加治木・姶良・蒲生地区に1つずつコースをつくらせていただいているところでございますけれども、また今回、お話にもございましたれんげの里コースまで入れますと4コースございます。 今のところ、きのうも少し議論がございましたけれども、個人の敷地内を、山だったりとか、そういったところ歩くわけでございますので、その辺の懸念があるわけでございますけれども、ただフットパスコースをつくる場合のお約束として、そういったところも事前に了解を取りながらコースをつくっていくという考え方がありまして、それに基づいてコースづくりもされているようでございますので、今のところ無断で敷地に入ったとか、またはそういったような話はないというふうなことでございます。 それと、一般的に、普通に里道とか林道とか、既にある道路とかもうまく組み入れてのコースづくりでございますので、今のところそのような問題点というのは起こっていないように聞いています。 以上でございます。 ◆11番(小山田邦弘君) 今からお聞きしようということが出てきたんですが、蒲生田園コースが昨年、コース変更されてますよね。この理由をご説明ください。 ◎企画部長(福留修君) 誠に申しわけございませんが、その件につきましてはちょっと承知しておりません。 ◆11番(小山田邦弘君) モニターをお願いいたします。 これ、蒲生田園コースのところです。左側のほうに、入らないでくださいよっていうのが立っていて、ここから先は行けなくなってるんですね。ただ、もう立ってたんであれなんですが、昨年ぐらいからコースが変更されております。変更された理由が道路が陥没しているから、この先には行けないということで、コースが変更されているということであるというふうに、私は聞いています。 ここなんですけれども、多分里道かなんかじゃないかと思うんですよね。フットパスのそもそもの考え方で言うと、その個人の敷地内をお借りしたりとか、里道を使わせてもらったりとか、そこに市が支援する観光施策が使わせてもらってるわけですよね。その使わせもらってる道路の中で崩れてしまったという状況なわけですね。それのときに直さないでコースを変えたっていうのは、もともとのフットパスの考え方とかからすると、ちょっと寂しい観光施策やなというふうに思ったんです。 例えば、先ほどのように、れんげの里を一生懸命やりますよって言いながらも、もし途中で何かがあったときには、こういうことになってしまうようでは、私は寂しいような気がするんです。 先日、雨水排水のことで建設部長が同僚議員の一般質問の中で、当初予算がゆとりが出てきたので広げてっておっしゃった。私は執行権としては、それはあると思います。支持をします。それくらい執行権というのは強いんだろうと思うんですよ。そこで言うと、こういうことに対しても優しさを持ってほしいなと思うんですが、市長のお考えはいかがでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) フットパスのこのコースが変更になったということについては承知しておりませんで、そういうことがあるとすればそれなりの措置を指示して告知をしていることでありますので、後手に回ったのかなということが思いますので、今、ご指摘いただきましたので、早急に調査してみたいと思います。 ◆11番(小山田邦弘君) 私は、危ないのですぐにとめていただいたのは、すごく行政としては正解だし、観光協会の方々としても正解と思います。でも、せっかく選んだコースなんだから、やっぱりきちんと手入れをしていくほうが、この観光施策のもともとの考え方にはそうだろうなというふうに思います。早速、手を打っていただければありがたいなというふうに思います。 それでは、次に、大きな問題の立地適正化計画について、質問に入らせていただきます。 これは今回、立地適正化計画というのが出てきてるわけなんですが、まず、モニターをお願いします。これですね、朝露なんですけど、非常に頑張ってるじゃないですか、朝露って、何かはかなげだし、かわいいしっていうのがあって。これ、基本的には落ちるんですよね、上から下に。エントロピーの法則で上から下に、高いところから低いところへ落ちていく。だけど、朝露というのは適正な位置で適正なサイズであそこにとどまろうとしている、そういう物質なんですよね。これは実は本市も含め、日本の中にある地方都市はこういう状況に近いですよね。何とか自分たちの適正なサイズで適正な場所で今のポジションを保存しようと、持続させようというふうに頑張っているのが朝露、そういうものとすごく近いところがあるなというふうに思っています。 恐らくは、いろんな町がそうやって持続可能性を求めて何とかしようというときの一つの方法論として、コンパクトシティーという構想を立ち上げてきている。今回出てきている立地適正化というのは、そのコンパクトシティー構想を描くための下絵とか、下書きになるものだというふうに私は理解したんですが、そのあたり市長、ご認識はいかがでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 全体には、やはり少子化ということですね。ここがありますので、要するに支える側が減っていくということはもう否めないわけであります。 そういう中で、どうして残していくか。支える人たちが減るということは、それだけ税収も減りますし、添えるマンパワーも減るということですから、そういう中でいかにしてそういう時代が来ても、持続可能な行政を残していくかと。これに尽きるんだというふうに思います。 ◆11番(小山田邦弘君) そこはもうこの間から変わらないですね、何回もお聞きしてますが。 モニター、もう一度お願いします。 もう一度、市長の。私、何回かこの問題について市長とお話をしているんですが、もう一度確認をしていきたいと思うんですが、これは姶良市全体だと思っていただいて、左側が蒲生地区、例えば真ん中が姶良地区、右側が加治木地区だというふうにしたときに、私が最初にこのコンパクトシティー構想というのを聞いたときに、私はこう思ったんですね。姶良地区と蒲生地区の重点地区を結んでいくことなんですかというお話をしたんですね。私はそのときに、そうすると、姶良地区に全てがストロー現象のように集まってしまう可能性はありませんかっていう話を申し上げたら、市長は、いや、そうじゃないんですよと。市として狙っているコンパクトシティーは、各拠点の中でもまたネットワークを張っていく多極分散型のコンパクトシティーなんですよということをおっしゃって、ああ、そういうことかというふうに私は理解をしました。 今もそのコンパクトシティーに関しては、多極分散型ということで認識はよろしいんでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 多極ネットワークでございまして、多極分散ではございません。ですから、多極ネットワーク、多極のそのベースというのは今、目指しておりますのは、中山間地域においては新しい拠点施設含めてまずは校区ということにしますと、校区コミュニティ、こういったところが従来の自治会機能が低下したところについては、していく。そこと今度は拠点として、例えば蒲生だと蒲生支所をつなぎ、そしてそこと本庁とつなぐ。 ただ、ストロー化現象がごとく、姶良市に集積するんじゃないかということに対する危惧をお持ちのようですけれども、まさにしかし行政の効率化、そしてこれを支える部分が減るわけですから、これは機能をある程度集約するということについては、この姶良については3地区ですので、そのことは許されるんじゃないかなと。そのことでないと、そこにかかる費用というのはずっとかかるわけですから、それ以外のところについては新たなる機能を考えていくということであろうというふうに思います。 ◆11番(小山田邦弘君) もう一度モニターをお願いします。 私、ストロー現象はその時点でお話は聞いてるんで、もう危惧はないんですけどね。どちらかと言うと、市長がすごく今までうまい形で詰め将棋のようにこの事業を進めてこられたのに、ちょっと何かテンポがずれてきてないかなというのが私の中にあって、すごくこう、今まで私は理解しやすい流れでずっと来てたんですけれども、本来はそのコンパクトシティー構想を具体化するためには、立地適正化において、この地域にこの、今、市長がおっしゃったように、この地域にこんな機能が必要で、だから、こういう施設を置きましょうとかっていうのを決めて、そこに、じゃあ配置をしていこうというふうな話になっていくだろうというふうに思うんですよ。 だけれども、その地域に何が必要かっていう前に、庁舎建設のほうが入ってきて、そこに庁舎も複合機能だというふうになってきて、サンプルのようにこの機能を持ったっていうのが出てくると、何かこう、ちょっと同時進行になってしまったかなと。 本来は立地適正化があって、だから庁舎としてはこうですよという話があるほうが流れとしてはよかったんじゃないかなというんで、もしかして市長が描かれていたそのシナリオが、ちょっとテンポアップしてしまったのかなという、そういうずれみたいなものは市長としてはお感じになってないかなというのが気になったところなんです。 ◎市長(笹山義弘君) あくまでも従来申し上げておりますように、多極ネットワーク型コンパクトシティーを目指すということについては変わらないと思います。 その中で、立地適正化計画、これも進めないといけない。 その中で、庁舎というのは先ほど来、従来申し上げておりますように、多極ネットワーク型コンパクトシティーを目指す中の一つの要因といいますか、ここが核となって、これを図るということと立地適正化計画、これがオーバーラップするというか、同時進行しますので、そこを図る中で同時進行的に立地適正化計画も入っていくわけですから、そこが同時進行で行くということであって、全然乖離しているということにはならないというふうに私は考えております。 ◆11番(小山田邦弘君) 多分、同時に進めてらっしゃるトップだから、ずれを感じないんだろうと思うんですよ。我々説明するの、バラバラに聞くので、本当にこれはずれはないんだろうかというふうに心配になるところがあるわけですね。 当局から出てくる資料を見ると、そこが連携という文字しか書いてないわけですよね。この連携というのはなんなんだろうと。本当に立地適正化計画をする、審議をされる市民の方々、庁舎建設で入って来られる方々、連携ってわかってるんだろうかっていう危惧もあるわけですね。それが現下の中でもあるんだろうか。もしそこにずれがあるんであれば、縮めておく必要があるんじゃないのかなというふうに、そういう危惧をしたところなんです。というのも、おせっかいな危惧なんですけど。 それって一つ感じたのは、私、花巻市を見せていただいたからだと思うんですけれども、非常に大人な感じがしたんです。立地適正化もきちんとされて、あそこは庁舎をつくってないんで、余計にそういう慌てた感が見られないんですが、説明をされるのは非常に理路整然としていて、なるほどなということが多かったです。 例えば、本市でも今回、条例案が出ておりますが、規制をかけてまちの成長をコントロールしていくようなことにもなるわけですけれども、花巻市ではきちんと立地適正化をしたらこうなりますよという路線価、相続税、固定資産税がこういうふうになってますみたいなシミュレーションを出したり、今後40年間の投資がどうなったら市民負担がどうなるというようなことを考えておっしゃってる。 先ほど最初の答弁では、それを輻輳的にというふうに書かれて、このことなんだろうなと思ったんですが、その作業量とかっていうのは物すごい膨大なような気がしたものですから、それと同じことをここでやるには、すごくこう、スピードを求められて大変なんじゃないかなという、そういう気がしたところなんですが、今のスピード感を持って対応できるようなものなんでしょうか。 ◎副市長(久保力君) 議員の疑問と言いますか、非常にボリュームがある中で短期間でできるのかというご質問だと思います。それは、我々の中でその議論、ありました。今回は複合新庁舎、適正化、あと交通計画もありますね。あと、そして公共施設をどうしましょうかと、4つのプログラムが一緒に動いている。しかし、これが固まってはいない。どういう形でやっていくのかっていうのを考えていく、今、いいチャンスだなと思っています。 そのためには、この庁舎内においても連携会議はやっておりますし、お互いに連携していきますので、その中でさらに市民の方々と一緒になって、4つの課題をいかにしてクリアじゃないですけれども、片づけていくかという、大きな、ある意味でこの1年、2年というのが大きなこれから先の姶良市の10年、20年後を位置づける大きなプログラムになると思ってますので、これについてはその大きさについては認識をしているところでございまして、これについては議会の皆さんに一緒になって一緒に考えていきたいと考えております。 ◆11番(小山田邦弘君) 連携会議というのがあるという中で調整をされているということですよね。市民ともそういう連携を取っていきたいということだったんですが、花巻市もその市民との連携というのはどうやってとったんですかっていうような話を聞いてびっくりしたんですけれども、説明会という形は極力とらないようにしたとおっしゃるんですよ、でき上がってから後は。 市民との相談をするような、ちゃんと議論ができるような場を設けたと言うんですが、それを50回持ったって言うんですね。それは市政懇談会とかはもう別にして、それだけで50回もやってきたとおっしゃったので、それぐらい説明が必要なんだろうなと。 というのは、先ほど固定資産税の話をしましたけれども、花巻市の場合、中心部がぽこんと空いてしまったので、そこに総合病院をもってくるっていう構想にしたらしいんです。そうすると、病院が来ると、ある意味迷惑施設だったりするものだから住民感情が変わってくると。じゃあ固定資産税はどうなってくるんだろうとかっていうふうにこうなってくる。50回はしたとおっしゃっているんですね。 住民へのその説明会とか住民との懇談会っていうのをこれからやっていこうとすると、時間は限られると思うんですが、何回ぐらいとかっていうのは、今計画はあるんでしょうか。 ◎建設部長(上山正人君) お答えをいたします。 私どもが今からやろうとしていることは、今年度限りのことではございません。来年度と二年度に分けて、その内容を分けてのこの計画を立てようというところでございます。 また、先ほどから出ておりますけれども、その一部に集中してということではなくて、これをできるだけこのコミュニティ協議会単位をいうものを基本にしながら、そのコミュニティ、コミュニティを、17か所を、うまいぐあいに持続できるような条件的なものを選りすぐってといいますか、そういったものを調べながら、そういった計画を立てていくということでございまして、この1年、2年、先ほど副市長が申し上げましたとおり、いわば勝負の年であるのかなというような気がいたします。これから先、長い目で見たときに、非常に重要な2年間になるであろうというふうには考えております。 以上です。できる限り、そのコミュニティの方の意見も聞く機会を設けたいというふうには考えております。 ◆11番(小山田邦弘君) 勝負の年ということですが、本当にこれは大事な計画をつくられる年になるなというふうに私も思います。そういう意味では、庁舎内では連携で済むんでしょうけれども、住民とは本当、合意形成を図っていくことがすごく大事なことだろうというふうに思います。 この項の最後の質問でお金の話をしたんですが、花巻もそんなに多くは期待できませんよみたいなことだったんですが、というのは、やっぱり熊本地震とか、やっぱりそっちがあったりすればそっちが優先されるので、一応上げたものは出てきますけど、そんなに多くは期待できませんよということだったんですね。 ただ、明らかにここがほかのところと違うなと思ったのは、民間主導、行政支援という考え方を持っているとおっしゃいました。 これ、どういうことかと言うと、要は補助金に頼らない地域づくりをするんだと、先ほどのその堂山地区で言ったようなことと同じ考え方だと思います。補助金には頼らないということでやっていこうというのを明確にされております。 それをリノベーションまちづくりというふうにして、ここの立地適正化計画の中では大きく位置づけられておりますので、ちょっとご紹介いたします。モニターお願いします。 これはその、それがリノベーションまちづくりというのが紹介された新聞です。ちょっと有名だと、「花巻の奇跡」というふうな感じでいわれて、マスコミでも取り上げられたものです。 マルカンという百貨店が町なかにありまして、それが空洞化して、お客様も少なくなって閉じてしまいました。そこを何とかしたいというので、市民ミーティングの中で会社つくっちゃってですね、結局、自分たちでそこを再開をしたというものなんです。 デパートなんですけど、1階をカフェスペース、それから子どもたちが遊べるところ、雑貨屋さんで、あとの中は、中というか2階、3階、4階、5階までは空きになって、6階が昔のデパートの食堂ですよね、そこを再開して、そこが人気になっているというところなんです。 これがその状態なんですけれども、左側が1階のカフェスペース、雑貨屋さんがあるところですね。右側が、いわゆる本当、昔のデパートですね。これは私が行ったときに撮ってきた写真です。お昼前ぐらいです、もうすごい行列で階段まで人が並んでおりました。お目当ては、この真ん中にあるソフトクリーム、25cmぐらいある高さなんです。すごく人気なものですけれども。 そこでいろんなものを売ったりして、それを自分たちのまちづくりの中に生かしていると。株式会社化しているのでやっている。今回買ってきたんですけど、マルカン星人とかっていうやつです。こういうのを買ってもらって、それで自主財源をつくっていく、そこに行政がバックアップとして入るんですというようなことです。 結局、そこで商売している人たちが生きていこうとかやっていこうっていうのがないと、結局、行政がいろんなものを準備したってだめだって、やっぱり自分たちで立っていこうっていう人たちを見つけてきて、その人たちを育てていかなきゃいけないということで、リノベーションまちづくりスクールというようなものを開催をされたりしております。 これ、実は近くでは有名なのは北九州市なんですけれども、実は本県の中でも鹿屋市が取り組んだりしております。 ぜひこの立地適正化がきて、本当に市長が言ってらっしゃるネットワーク型のコンパクトシティーをつくるというときには、私、やっぱり昨年の6月ですけれども、自治の話をさせていただきましたが、本当、住民が自分が参加してやっていこうというための場、先ほどは窓口でしたけれども、それを学ぶ場としてのリノベーションまちづくりスクールみたいなものを姶良市でも開催するような検討をしていただきたいと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) まちづくりを進める中では、やはり住民の方々のいろいろと取り組みの根底とか、いろんなことについて意識を共有するっていいますか、そういうことがまず大事であろうということは思います。 そういうことで私は事業を、最初に就任したときに職員に言ってびっくりされたのは、「職員も儲かるっていう発想で今後はやらないとだめだよ」ということを言ったらびっくりされましたけれども、まさにその事業というのは一時的にすることではなくて持続可能な形態をつくらないといけない。 そのためには、いかにして儲かるという発想でお金を生んでいくということがないと、補助金が切れたらもう事業は終わりですと、これでは短絡的ですので、そういうことではいけないということも思いますし、議員ご指摘のまさに市民を巻き込んでということであれば、かなりスキルを上げないとやはり難しいことでもありますので、そのことは含めて姶良市が目指す方向、そして市民がどういう形でかかわっていただけるのか、そこらも含めて、やはりそういう場を設けるということは非常に大事であろうというふうに思います。 ◆11番(小山田邦弘君) 花巻に行って、そこの職員の方が非常に生き生きとしてこの話をされたのが私は印象的だったんですね。 その方、それが本当に許されるのかどうかっていうのもあるんですが、市長先ほどおっしゃった、その稼がなきゃとか儲けなきゃということだったんですが、担当の方は、このまちづくりのための株式会社に株主として僕は参加していると堂々とおっしゃったんですよ。株主として参加するときには、一市民として、ここを僕は支えるんだと、だから市役所職員としては言いにくいことでも株主としては言えるんですとかっていうようなことをおっしゃってですね、でも、こういう人たちがいる町はいいなっていうふうに思ったところでした。 あそこも、堂山地区もそうですけど、一緒にやってらっしゃる方、ものすごい笑顔で楽しそうにやってらっしゃいますね。もう、この花巻も同じです。 ぜひとも、そうやって、かかわる方が笑顔になって、10年どころか20年、30年先の本市のことを考えていくわけですから、みんなもっとわくわくしながら取り組んでいただきたいなというふうに思います。 それと、もう一点ですけれども、この花巻の人たちが参考にした地域づくりが花巻のすぐ近くにあります紫波町というところでありまして、コンパクトシティー、本当に見たまんまコンパクトシティーを実現しているところがあります。 オガールプロジェクトというふうに、よく最近テレビでも出るようですけれども、そこの方が花巻の方に教えて、花巻もこうなったとおっしゃるんですが、その方が書いてらっしゃるのでわかりやすかったのが、「まちづくりにそろばんと志があれば何でもできる」というふうに書いてありました。僕は、わかりやすくてこれいいなというふうに思いました。 ぜひとも、そういう活力に満ちた、もう下るんでしょうけれども、やっぱり、力強い朝露のようにあってほしいなと思います。ぜひともこのコンパクトシティー、活力を増していけるように、市長の力強いお考えをお示しいただければと思います。 ◎市長(笹山義弘君) 私がモデルとさせていただいているのは、やはり鹿屋のやねだんなんですね。これがもう、まさにモデルであろうということで、豊重さんはもう最初から行政には頼らないんだという形でやっておられます。その気概で各地区がそれぞれが燃えていただくと、すばらしいまちづくりができるんじゃないかということで思います。 ですから、そういういろいろなご提案も含めて協働で、行政だけがするんじゃなくて協働でいいまちづくりをしていきたい。そして、やはり住んでよかったと、住んでみたいと思っていただける、そういうまちを今後とも目指していく必要がある。これはもう市民全体の共通項として、ぜひ「姶良市民はよかまちやっど」というふうにやっていただければと思っているところです。 ○議長(湯之原一郎君) これで、小山田邦弘議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時10分から開きます。(午後0時03分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時09分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 1番、峯下洋議員の発言を許します。 ◆1番(峯下洋君)     登      壇  皆様、こんにちは。本日午後1時に質問の機会をいただきました、松原なぎさ校区、松原上自治会に在住しております峯下洋と申します。本日はお忙しい中、傍聴にお越しいただき、まことにありがとうございます。また、ネット中継をごらんの皆様、私、「仲間とつくろう誇れる姶良」をスローガンに頑張っています。どうぞよろしくお願いします。 それでは、通告書に従いまして質問を始めさせていただきます。 質問事項1、屋外スポーツの場所の確保について。 健康維持のため、朝夕、屋内外等でスポーツやウォーキングをされている方々をよく見かけます。朝の児童生徒の通学の見守りを終えて、グラウンドゴルフに出かける方々、毎日の日課のように決まった時間にウオーキングをしながら子どもたちを見守っている方々。歩くことは健康にとてもよく、健康寿命を延ばし、医療費の削減に寄与するといわれております。 要旨1、グラウンドゴルフの競技人口は年々増加傾向にありますが、競技場の数は足りているか伺います。 要旨2、旧サンピア内の中洲公園グラウンドが使えなくなると聞きます。従来多くの方々がゲームを楽しんでいます。代替地の候補はあるか伺います。 要旨3、現在、市が書類等の保管場所として元JAの研修センターの建物を借りています。そこに立派なグラウンドがあり、以前はソフトボールの練習などで利用したことがありますが、現在は雑草が生え跡形もなく荒れています。そのグラウンドを整備して、市民が利用できるようできないか伺います。 要旨4、帖佐中学校の別府川沿いの河川敷をウォーキングロードやジョギングコース、グラウンドゴルフの練習場に活用できないか伺います。 質問事項2、コミュニティFMについて。 要旨1、受診状況が地域によっては思わしくないとの声を聞きます。防災無線の一端を担うとも聞いていますが、受診状況をどの程度把握できているか伺います。 要旨2、防災無線の代用として難聴地域に防災ラジオを配布することが予算化されていますが、現在の実施状況を伺います。 要旨3、市のイベントや各種手続きの案内について、コミュニティFMの活用状況を伺います。 要旨3、松原なぎさ校区コミュニティについて。 要旨1、ことし4月より、松原地区公民館が松原なぎさ校区のコミュニティの指定管理になりました。現在、高齢者の居場所づくりの「ひまわりハウスさくらじま」や、子育て支援の一環で「なぎさ未来塾」、「わいわい食堂」などを開催して、民生委員・児童委員の方をはじめ、多くの方がボランティアとして地域活動に貢献しています。先日、6月3日も総勢80名程度の子どもたちが勉強や食事を楽しんでおり、とてもほほえましい光景でありました。 地域の輪が姶良市全体に広がることを期待しますが、このことについてどのように捉え、どのように市全体に進めていくか伺います。 要旨2、資源物ステーションも校区コミュニティに委託され、土日回収となりましたが、収集結果がどのように変わったか伺います。 質問事項4、可燃ごみの減量について。 要旨1、以前、同僚議員からも質問がありました「3010運動」については、現在、県も活発に取り組んでいると聞きますが、市としての取り組みはどうなっているか伺います。 要旨2、その他、どのような可燃ごみ減量の取り組みが行われているか伺います。 後は一般質問者席から伺います。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  峯下議員のご質問にお答えいたします。 1問目の屋外スポーツ場所の確保についての1点目のご質問にお答えいたします。 グラウンドゴルフは、高度な技術を必要とせず、年齢にとらわれずに、どこでも誰でも楽しむことができることから、競技人口が多いスポーツであると認識しております。 本市における専用コースとしましては、民間事業所が所有するコースが1か所あり、市が所有する専用コースはありません。 グラウンドゴルフは規格化されたコースを必要としないことから、身近な公園やグラウンドなどを利用されており、以前から要望が寄せられております専用コースの整備に応えられていない状況にあります。 2点目のご質問にお答えいたします。 中洲公園グラウンドにつきましては、市民のスポーツ・レクリエーションの場として活用するため、平成23年に株式会社JOYと無償による土地使用契約を結び、市民の利用に供しております。 契約書には、土地の返還を求める場合には、返還期日の3か月前までに書面による申し入れをすることが規定してあります。当該企業が新たな計画をお持ちであることは聞き及んでおりますが、今のところ土地返還の申し入れはいただいておりませんので、代替地の検討は行っておりません。 今後、当該企業の計画が本格化しますと、グラウンドの使用ができなくなると考えられますが、現段階において代替地の見通しは立っていないところであります。 3点目のご質問にお答えいたします。 市が書類等の保管場所として借用している旧農協教育センターと隣接してグラウンドがあり、雑草が繁茂して荒れている状態であることは承知しております。 これまでに、所有者である県農業協同組合中央会と協議を行った経緯はありませんが、今後、地域からの要望がありましたら、その協議について検討していきたいと考えております。 4点目のご質問にお答えいたします。 県内外におきまして、1級河川のように比較的広い河川敷を持つ場所で、ウォーキングコース、ジョギングコース、グラウンドゴルフ場として活用している例を見聞きしております。 また、これまでも、ウォーキングコース、ジョギングコース、グラウンドゴルフ場の整備につきましては要望が寄せられていることも承知しております。 帖佐中学校北側の別府川沿いの河川敷もその候補の一つであるとは考えますが、河川管理者である県との協議や面積の確保が可能なのかといった課題もあるのではと考えます。 市といたしましては、今後もご提案のありました場所を含め、適地を模索していきたいと考えております。 次に、2問目のコミュニティFMについての1点目のご質問にお答えいたします。 あいらびゅーFMの開局以降、全職員を対象に、職員の自宅及び周辺道路、市内の公共施設、指定避難所等を調査場所として、職員の自宅ラジオ、カーラジオ、電話による聴き取り、消防職員による消防・救急車両等の出向時、防災ラジオによる現地調査により、放送電波受信状況を調査いたしました。 市内約550か所の調査場所のうち、9割を超える場所においては受信状況が「良好またはやや良好」で、それ以外の地域が「やや不良または不良」という調査結果となりました。 その調査結果に基づき、「やや不良または不良」であった場所を、防災ラジオにより再調査しましたところ、受信状況が「良好」であった地域もあります。 市におきましては、放送電波受信状況について、現在も引き続き調査を継続しているところであります。 2点目のご質問にお答えいたします。 今年度の防災ラジオの配布につきましては、難聴地域への配布予定はありません。今年度は、災害時の集団避難や避難行動に時間を要することを鑑みまして、市内の小・中学校、保育所・保育園等に配布する予定であり、現在、委託事業者の選定業務を行っているところであります。 3点目のご質問にお答えいたします。 市政情報やイベント情報などにつきましては、5月18日から、毎週木曜日と金曜日の午前7時55分からと、午後5時55分からの5分間番組で開始したところであります。 また、「広報あいらプラス」と称した30分番組を5月24日から開始し、毎月第2、第4水曜日の午前10時から、広報あいらに掲載している特集記事を中心に、市職員がスタジオに出向いて詳細な内容を発信しているところであります。 さらに広報紙や市ホームページのほか、小・中学校や地域コミュニティ等の情報をFM局側が取材され、運営事業者と協力しながら地域情報の発信を行っているところであります。 次に、3問目の松原なぎさ校区コミュニティについての1点目のご質問にお答えいたします。 松原地区公民館につきましては、本年4月から、松原なぎさ校区コミュニティ協議会を指定管理者として指定し、管理運営を行いながら、当該地区公民館を拠点として積極的な地域活動を実施されております。 松原なぎさ校区コミュニティ協議会では、「なぎさ未来塾」や「わいわい食堂」など、地域と一体となった活動や、県の地域貢献活動サポート事業の一環として「松原地域情報マップ」の作成にも取り組まれており、このようなことは先進的な取り組みとして捉えております。 また、他の校区コミュニティ協議会におかれましても、松原なぎさ校区コミュニティ協議会と同様に、地域の特性に合ったさまざまな地域活動が展開されております。 市といたしましては、今後も積極的な活動支援を行っていくこととしており、地域に住み、地域を知る人たちによる自助・共助・公助を基本とする「市民との協働のまちづくり」に取り組んでまいります。 2点目のご質問にお答えいたします。 松原地区土改連資源物集荷所につきましては、本年3月までは、毎週日曜日の午前中、3時間開設し資源物を収集しておりましたが、4月からはこれに加えて、毎週土曜日においても同様に3時間開設し収集することにいたしました。 また、これを機に資源物の受け入れと分別指導等を松原なぎさ校区コミュニティ協議会に委託しております。 収集状況につきましては、4月と5月の2か月間の収集量が、昨年度は2万4,099kgであったものが、今年度は2万7,826kgと、対前年度比15%の伸びとなっており、今後も増加していくものと考えております。 また、これまでは日曜日のみの開設であったために持ち込み車両が多く、集荷所への出入りや駐車場で資源物をおろすのに時間を要し、通行車両も含めて渋滞する時間帯がありましたが、4月からは土曜日と日曜日に分散されたことから渋滞が緩和されております。 さらに、分別指導等につきましても、地域の方々がされておりますので、コミュニティの醸成にも役立っているものと考えております。 次に、4問目の可燃ごみの減量についての1点目のご質問にお答えいたします。 「3010運動」についての市の取り組みにつきましては、昨年10月、県から宴会時における「3010運動」の実践や、「食べきり協力店事業」の周知など、食品ロス削減等に向けた取り組みの促進について協力依頼があったところであります。 これを受け、市におきましては、本年3月の市環境基本計画推進委員会や、5月の市商工会の懇親会時において、事業者の方々へ周知を図るとともに、市民の方々には分別講習会時などで紹介を行い、実践をお願いしているところであります。 今後におきましても、あらゆる機会を捉えて、食品ロス削減による可燃ごみの減量に向け、周知してまいります。 2点目のご質問にお答えいたします。 広報紙やホームページの中で「1,000tのごみを減量できるか?」と題し、食品ロス削減に関する特集を定期的に掲載し、あわせて出前講座のお知らせを掲載しているところであります。 また、あいらびゅーFMの放送枠で「ごみ削減について」の担当職員のインタビューも予定されており、その中でも可燃ごみの減量について発信していきたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆1番(峯下洋君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 まず、答弁書によりますと、グラウンドゴルフのコースが民間事業が持ってらっしゃるということなんですが、どちらが持っていらっしゃるのかお知らせください。 ◎企画部長(福留修君) お答えいたします。 蒲生にありますフォンタナの丘グラウンドゴルフ場というふうになっております。 以上です。 ◆1番(峯下洋君) ここの利用者数とか金額と申しますか、幾らぐらいか教えてください。 ◎企画部長(福留修君) まことに申しわけございません。そのデータにつきましては、こちらのほうに、手元に準備しておりませんのでお答えできません。 ◆1番(峯下洋君) すみません、せっかくここに載せるんであれば、予測して、人数とか価格とかも調べていただければありがたいと思います。 それで、答弁書の中に専門コースの整備に応えられていない状況にありますとお聞きしましたが、よその自治体では専門コースを持っているところがありますが、姶良市としてそういう専門のコースを準備する予定はありますか。 ◎企画部長(福留修君) 専門のコースにつきましての考え方は、まだ今の段階では整理していないところでございますけれども、ただ、グラウンドゴルフ場は姶良市内に数か所設置したいという考え方はございます。 広場として、多用途な広場の中でグラウンドゴルフを楽しんでいただけるような、そういう広場を確保しようということは、今、土地確保のための作業を行っているというところでございます。 ◆1番(峯下洋君) 具体的というか、おおむね何か所ぐらいを模索されているのかおわかりでしたら。 ◎企画部長(福留修君) 今の段階では、基本的には、前回もご答弁申し上げましたけれども、今住んでおられる方が、大体その1kmから1km半ぐらいの範囲内で移動できるような場所があればというのが一つの目安でございますけれども、当然、市街地の中等では、住宅地等の中ではそういった場所を確保するのも容易ではないという事情もありますので、今はできるだけその確保したいという活動でございまして、何か所とかという具体的な箇所数の目標数値を持っているわけではございません。 ただ、各蒲生地区とか姶良地区とか加治木地区の単位でいうと、二、三か所、まずは確保できないかなという思いはございますけれども、なかなか思うようにいかないという状況ではございます。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) 姶良運動公園が今度、芝生張りかえたりとか何かされる予定があるみたいなんですけれども、そのときにその外郭というんですか、ああいうところに、同僚議員が以前パークゴルフの件を話されましたが、それと併用できるような形で、そういうところにグラウンドゴルフとかできたらいいのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎建設部長(上山正人君) お答えをいたします。 今回整備いたしますのは、今現在斜面になっている部分を盛り土して、駐車場、それと子ども広場、そして多目広場ということで、3年か4年ぐらいかかると思うんですけれども、最終的には、その多目広場的なところをそのグラウンドゴルフということで、専用ということではございませんがグラウンドゴルフも使用可能ということになるかと思います。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) ぜひ前向きに検討していただいて、本当に、それこそ団塊の世代の方たちがもう卒業されて、結構暇を持て余すという言い方は表現悪いんですが、私の友人なんかもグラウンドゴルフを始めたというふうに聞きますので、もっともっと増えてくると思いますので、なるべく早く、できる限り早くということで対処していただければと思います。 JOYさんのところが中洲公園グラウンド、まあ、仮称なんですけれども、あそこが11月に1階部分がオープンされるという話を聞いたんですが、そうなりますと、あそこの中洲公園のところが何か住宅地みたいなことになるような話を聞きました。 答弁によりますと、今後地域からの要望がありましたらということがあったんですが、私の聞くところでは、松原上自治会のほうから要望が上がっていると思いますがいかがでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) それはその中洲グラウンドがもう使えなくなった後の対応にということでしょうか。 明確にちょっと記憶はいたしておりませんけれども、どちらにせよ今かなりの方が中洲グラウンドを使っておられるという事実はもう把握いたしておりますので、それに、もし中洲グラウンドが利用できなくなった場合は、それにかわるものはないかということを当然探していければというふうに考えているところでございます。 ◆1番(峯下洋君) ちなみに、たいこ公園のところのグラウンドのところが未整備と申しますか、なっているんですね。だから、あそこをちょっと平らぐらいにして、とりあえずできるような体制をとっていただくことは頭の中にないでしょうか。 ◎建設部長(上山正人君) お答えいたします。 今、昨年からことしにかけて、たいこ公園のグラウンドのほうも、ことしまた少し造成を入れますので、今おっしゃいますように、グラウンドゴルフの利用も可能であるというふうに考えます。 また、先ほど企画部長が申し上げました1kmから1.5km以内ぐらいを目途にということでありましたが、今旧サンピアのグラウンドから西元グラウンド、あるいはたいこ公園の場所、大体1.1km以内ぐらいに点在しておりますので、移動も大変でしょうけれども、散歩がてら行っていただくにはいい距離なのかなというふうには考えますので、西元グラウンドにしましても、たいこ公園にしましても、そういう利用は可能であるというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。 ◆1番(峯下洋君) あと私が思う候補地というのがありまして、今、市が資源物ステーションとして土改連跡地をされてますよね、あの奥も結構広い土地がありまして、あそこ土日しか車が入らないんで、平日、そこを貸し出すとかいうようなことができればまたいいのかなと思いますがいかがでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) 土改連の土地につきましては、とりあえず今、その資源物ステーションということでお借りしておりますけれども、そういうようなご要望があれば、新たに土改連側と協議することはあり得ると思います。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) パネルお願いします。これは先ほど申しました旧サンピアあいらです。今もう工事が始まっていますよ、外の方がですね。 この分は、先ほど申しました中洲公園グラウンドちゅうところです。これ2面とれるような広いところです。 それで、ここが今から申し上げます、先ほど申し上げましたJAの、今市が借りてらっしゃるのがあそこの建物ですよね、その横に結構広いグラウンドがあるんです。今このように、もう草ぼうぼうになっていますけれども、これを一度、市のほうで借り上げていただいて、ここも結構広い場所がとれますので、ここも候補地になるのではないかと思っております。 これは塩釜公園というところも、今グラウンドゴルフがされていますけれども、こういったところもできるんじゃないかと思っております。 あと、ここは先ほど申し上げました別府川沿いの堤防です。こういうところをジョギングコースとかに何かにできないかなという十日町の住民の方からの意向もありましたので、ここはちょっとグラウンドゴルフには狭すぎるんですけれども、こういったところがちょっと整地ができれば、もちろんその管轄が市ではないんですけれども、何とか、ジョギングができたりとかしたらいいなと。これ、たまたま走る人がいました。これ昼間だったんですけれども、そうなんだと、方でした。ありがとうございます。 続けます。 今見ていただきましたが、こういった感じで、いろんなところがまだ候補地としてあります。これはあくまでも私が知っている松原のところだけで、ほかに加治木地区もあるでしょうし、蒲生地区でも困られている方がいらっしゃると思うんで、言われてから探すんじゃなくて、常にそういうアンテナを張って、ここがもしだめだったらこことか、加治木支所長とか蒲生支所長とか、常にアンテナを張ってやっていただいたらいいなと。まさかグラウンドゴルフはされていないと思いますが、いかがでしょうか。 ◎加治木総合支所長(増田明君) お答えいたします。 今加治木支所につきましては、加治木支所の北側にグラウンドがありまして、そこをほとんど皆様方でご活用していただいております。 また、そのグラウンドゴルフ場に使えそうな場所等、確認ち言いますか、候補地を随時確認ち言いますか、探してみたいというふうに考えております。 以上です。 ◎蒲生総合支所長(田之上茂広君) 蒲生地区におきましては、大楠グラウンドのところと、あと中央公園等がありますが、そこのほうで老人クラブとかそういう同好会の方々がされているようでございます。 以上です。 ◆1番(峯下洋君) では、次の項目に入りたいと思います。 質問事項2のコミュニティFMについて。 市内約550か所を調査されたということなんですけれども、良好、やや良好とかあるんですが、これで大丈夫なんでしょうか、危機管理監。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) 6月12日現在で557か所を先ほど言いました職員等に調査しました。そしてその後に、また我々が再度その不良、やや不良箇所を、51か所ありましたので確認させていただきました。 その後、再度、ラジオ本体が一番原因があるんではないかと、皆さん方が聞きづらいというラジオの性能自体も少しはあるのではないかなということで、我々が持っております防災ラジオ、それを使いまして再度調査した結果、ほぼ良好でありました。 ただし、私の自分のまたラジオ、カーラジオで市内全域を再々調査しました。 すると、やはり蒲生のUPZのところ、その辺はやはり一部は入りました。入りましたけど外国放送が入ったり、そして蒲生の良久のほうですね、白尾の一番端の市境、その辺は不良でありましたが、市境自体は入ってきました。プラス、外国放送も入ってきました。そして、漆地区も防災ラジオに限っては入っております。 今度は北山の方面、木場の方面に行きますと、えぼし館とかも良好で、防災ラジオ、カーラジオでは入ってきました。ただし、木場に行きますと、南国バスがとまっているところは、ちょっと外国放送がぐんというふうに入ってきます。 加治木の方面に行きますと、山間部、嶽とかもありましたけど、嶽のほうも良好に防災ラジオ、カーラジオでは入っておりました。ただ、菖蒲谷のところが1か所聞きづらいところもありました。 そして、弓削の昔ゴルフ場があった先のところは、市境のところは、やはり外国放送が何回回っても入ってくる状況でありました。 そして、一番結構多く言われたのが、加治木地区の須崎とか、塩入、そして本町とかがやはり聞きづらい、入りづらいというお声も聞きましたけれども、私もその防災ラジオで歩いて聞くと防災ラジオは、外になるんですけど、入りました。ただし本町周辺に行きますと、コンクリートの建物になりますんで入りづらいというふうな状況もありました。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) ありがとうございました。丁寧に教えていただきました。 ちなみにその調査をされるときにスマートフォンとかは持ってらっしゃるんでしょうけど、スマートフォンなんかは受信可能なんですか。 と申しますのが、自治体によってはスマートフォンにFMがつながるとかいうのもあるみたいで、そしたら、今スマートフォンの保有者っていうのは結構ふえてますので、それも一つの道具に使えるんじゃないかということを思ったもんですから発言させていただきましたが、どうでしょうか、入りそうですかスマートフォンは。 ◎危機管理監(庄村幸輝君) 議員仰せのスマートフォンです。 インターネットサイマル放送というような、ラジオでございます、サイマル放送といって同時放送という意味があります。 それに関しましては、現在いろいろと我々も研究して、何かいい方法がないかということで、ラジオ本体の性能、そして今の外部アンテナを上げる方法、そしてそのラジオを窓の近くにやればすごく聞こえやすくなります、っていうのは、それはお金のかからない方法なんですけど、外部アンテナ。 そして、そのほかにいろいろと、その送信所の牟礼岡からのアンテナが立っておりますので、それを再調査すること。 そして、空中線出力、コミュニティFMは20Wが許されておりますので、まず我々のところ、株式会社あいらFMの場合は10Wなんです。それを総通局にお願いするというようなこともありますが、議員仰せのそのインターネットサイマルラジオ、これに関しましては、まだ導入はしておりません。 これに関しましては、費用面もかかります。ただし、現在も隣のFMきりしま、FMかのやさんあたりはこのサイマルラジオを使用して、どこでも入る、例えば東京にいても、その姶良市の情報を聞けるというようないろんな特典はあります。 ただ、その費用面等がありますので、我々が協定書をFMあいら側と結んでおります。その中にも、「インターネットサイマルラジオ放送等により、不可聴エリアの解消に努めるものとする」というふうにありますので、今後はそのFMラジオ側とも協議しながら、そのサイマルラジオについても検討したいと思います。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) それでは、私どもも広報委員会として先進地に行ったんですね。 そうしたら、FM放送の中に市議会の広報をする分があったんですね。今、市報のほうはあるんですけれども、市議会の議会だよりじゃないですけど、そういったやつをちょっと5分程度やっているところがあるみたいなんで、ぜひその辺も枠に入れていただければありがたいのかなというのを思っております。 それでは、あと24分ですね、3問目に入りたいと思います。 先ほど答弁書にもありましたように、松原なぎさ校区は一生懸命頑張っています。本当に館長をはじめ、いろいろな取り組みをいたしております。 従来からの流れと申しますか、以前は半年間も余裕があるというか、申し込んだら半年はずっと借りられるとかいうのがあったんですが、なかなか自分たち校区のほうで何かイベントしたくても、先に押さえられているもんですからできないという事態が起こったことがありました。 それで、ぜひその校区コミュニティが優先するということをできたらいいのかなと。学校関係の体育館なんかは地域の運動会だったりとか何か自治会の行事が入ったら、その借りているところすみませんと連絡がきて、譲ってもらえませんかとか、最初に自治会行事があったときは自治会を優先するというような申し渡しがありました。初めてのことだったみたいなので、その辺がちょっとよくわかってなくて、不都合が生じた場合がありました。今後は、校区優先ということでさせていただいてもよろしいでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 松原公民館はいわゆる社会教育法に基づいた、いわゆる条例公民館でございますので、それをいわゆる指定管理という形で松原上自治会のほうに指定管理お願いしているわけです。 だから、あくまでもこれは社会教育法に基づいた使用の仕方をなされなければいけないわけで、前回、議員からご質問いただきましたように、あの場で飲酒するとかそういうことはできませんし、また、いわゆる松原上固有の公民館として使うということじゃなくて、広く市民に、あるいは市外の人も含めて、これは使用に供さなければならないということでございますので、自分たちの館という意識は捨てていただいて、広くいろんな方々にご利用いただくという立場は守っていただきたいと思っています。 ◆1番(峯下洋君) なるほど、ルールですから仕方がないところがあるんでしょうけれども、ルールというのは変更があってもいいのかなという気がいたしております。 その辺は話し合いと申しますか、話し合いの余地がないのかもしれませんが、できればその辺も前向きに検討していただいて、所管を変えるとか、何か方法がありましたら、ぜひ頑張ってやっていただければと、知恵を出していただければと思っております。 パネルお願いします。これは先ほど申しました「わいわい食堂」というのを今やっているんですけれども、これは総勢80名程度、子どもさんなり家族連れで来たりとか、これは10時半から勉強して、それが終わってからここで食事をしているんですが、前回はここを予約されていて、上でした経緯があります。そうすると、もう運ぶ人が大変なんですね。だから、できればこういうスペースは土日にしか使わないんで、ぜひ優遇していただければと思っております。 こういう感じで、子育て中のママさんからも数名来ていらっしゃって、情報交換をされていました。いわゆる、こういった人が集まる場所というんですか、このほかに「ひまわりハウスさくらじま」という名前で居場所づくりをしているスペースがあります。本当に有効に利用させていただいておりますので、ぜひお力添えをいただければと思っております。 それで、お金は取ってないんですね、無料でしています。大人は300円、ただしこれはあくまでもご寄附と申しますか、そういうので運営しております。 それで聞くところによりますと、フードバンクというのが鹿児島にはあるみたいなので、そういったところから少しでも、金銭じゃなくて、残さないというんですか、後ほど「3010運動」のことで申しますが、そういったところからの援助と申しますか、あったらいいなと思っております。パネルありがとうございます。 次は、飛びましたね、ごめんなさい、資源物集荷場の件で、土日するようになってふえたということでしたよね。 ただ、これは土日になって、第2土曜日が子どもたちが学校があるんですね。ちょうどあの、いつも問題になっている変形四叉路のところがすごいちょっと渋滞していたもんで、あそこだけ何かいい方法ないかなと思ったところでした。  まだ始まって間もないんで、そうなんですけれども15%ぐらいふえたということだったので、よかったのかなと。これで市民の方々が喜んでいただいて、またその、やっぱりこれも一つの行政の頑張ったあれじゃないかなと思っておりますので、そういった前もってというんですか、事前に自分たちが考えて提供するというんですか、市長がよくおっしゃれるように、その行政もサービス業だと思ってまして、言われてからすることも必要なんですけれども、私、東京に行ってるところの喫茶店で働いたことがありました。 ウエイターだったんですけども、そこのマネージャーが言っていたのは、「お水ちょうだい」とか言われてから持っていくのは誰でもできると。それじゃなくても、飲みそうにしてたら先もってやらんかと、そうすることが、すごく、またこの店に来ようとか、そういった気持ちになると。たばこくわえたらマッチ出すとか、そういった配慮が必要だと思います。 自治体によってはB─1グルメですか、あちこちで職員さんが頑張って、いろんなことにチャレンジされています。やはり、ぜひ、常に先進地を、先進地をと言いますが、ぜひ姶良市も先進地になるように職員の方々には無理難題を言うかもしれませんが、ぜひ地域に戻ったときにはですよ、市長がおっしゃるように異業種交流っていうんですか、やはり地元のほうに参加すればいろんなノウハウが受けられると思いますので、その辺もぜひ。 確かに忙しいと思います、それこそ先日の同僚議員で107時間とか頑張っていらっしゃる方もいらっしゃるみたいです。そういうことがないようにぜひ、休みのときはちょこっとでもいいから地域に参加するということを努力していただければありがたいと思います。 次、4問目の可燃物減量についてなんですけれども、「3010運動」というのをよく耳にするんですが、具体的にどういったことなのか勉強させてください。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 この「3010運動」というのは、長野県から始まったというふうに聞いておりますけれども、宴会等で、まず乾杯後、30分間は席を立たずに料理を召し上がるということで楽しんでいただくというのと、それからお開き前の10分間、これは自席に戻ってまた料理を楽しんでいただくということで、食品を残さずに食べ切りましょうというような運動でございます。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) ちなみに、姶良市としてそれの取り組みといいますか、何かやっていることがありますか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 答弁でもお答えしておりますけれども、今年度に入りまして、市の商工会の懇親会のときに事務局にお願いしまして、この「3010運動」のパンフレットをお配りさせていただいておるというところでございます。 それと分別講習会での紹介でございますけれども、加治木地区それから蒲生地区で5月に4回ほど開催しておりますが、そのときに市民の方々に紹介しているというところでございます。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) 協力店というのが鹿児島県のほうはやっているみたいなんですけど、姶良市でその協力店みたいなところをつくったところはありますか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 この「食べきり協力店」という制度につきましては、九州7県で取り組んでいる事業でございますけれども、主に飲食店等が登録していただいて、食品ロスをなくしましょうというような取り組みでございまして、小盛りメニューの導入でありましたり、あるいは食べ残し削減に向けた独自の啓発活動をしていただくということで、その店舗を登録していただいて、県のほうでまた紹介するというような事業でございます。 この具体的な店舗につきましては、まだ把握していないところでございます。 ◆1番(峯下洋君) 具体的な店舗は把握されていないということだったんですが、この「3010運動」について、もっともっと推し進めていく気持ちはあられるんでしょうか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) この「3010運動」については、今年度、私ども環境部門におきましては、ちょうど来年度が環境基本計画の5年間の見直しの時期ということもございまして、「3010運動」については29年度いっぱいは取り組んでいこうというふうな考えでございまして、答弁でも申し上げておりますけれども、ホームページ、それから広報紙等々、あらゆる機会を通じて取り組んでいこうというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) 例えば、自分が思うには、その協力店についてはわかるように表に貼るとか、何かちょっと応援してあげる、それこそFMで放送されるとか、そんな感じでやっていただいて、とにかくもったいないという気持ちがあるんですね、食べ物に限らず、いろんなことにもったいないなという、世代と言ったら怒られますけど、自分たちはもう残ったら全部入れちゃうもんだからどんだけでも太るという。 本当に、先ほどありましたようにフードバンクとかをつくるというか、そういうところと契約として、校区内でもいろんなところがこういう食堂とか子ども食堂みたいなのをやっているところがあるんで、そういうところにちょっと援助、品物的な援助をされるようなお考えはないでしょうか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) フードバンクにつきましては、既に取り組んでいるNPO法人等々がございます。 そこが、先ほど議員が申されました鹿児島市内のNPO法人さん等で集めてストックして、それを供給先に送るというようなことでございますけれども、そこの経路といいますか、そういったところがまだ確立していないというようなこともありますので、また私どももそういうところでお手伝いできたらいいかというふうに考えているところであります。 ◆1番(峯下洋君) これは急いだほうがいいと思います、よそがする前にしてください。 と申しますか、一つの目標として、頑張る姿をやっぱり見せたほうがいいと思うんですね、姶良市も。 だから、これはその気になれば、あした、あさってぐらいからでもコンタクトはとれると思いますが、ここは女性であられる副市長、ちょっと意見をお聞きしたいんですけれども。 ◎副市長(西井上洋子君) この松原なぎさ校区の方々が子ども食堂とかいろんな取り組みをしていらっしゃるっていうことは、本当に先進的なことですばらしいことだと思っております。 今議員がおっしゃったようなこと、いろいろとまた原課と話し合いながら研究していきたいと思っております。 ◆1番(峯下洋君) 奥様方はつくりますよね、それ食べないで残されたら、ちょっといらっとくるんじゃないかと思います。皆さんおいしく食べていらっしゃると思うんですが、本当によく出されたものを全部食べてしまうと、これはもう食べる人の鉄則だと私は思っていますので。 姶良市の懇親会なんかに行ったとき、本当に先ほど部長がおっしゃったように3010をやっています。こういのはやっぱり普及しなきゃいけないんですよね、自分たちだけじゃなくて友達だったり仲間です。それこそ仲間に食べんか、食わんか。 で、できたら残ったのについては持って帰って、なかなか今飲食店は持って帰らせることをしませんが、私はぜひそういう、日持ちがしないというのもあるんでしょうけれども、ぜひ残さないで食べていただく、あとはもう奥さんに持って帰ってお土産にするとかですね。 あと、食べ放題、飲み放題、あれはよくないんじゃないかという気がしたりしておりまして、4,000円で食べ放題、飲み放題と、それよりも料理は2,000円とか1,000円とかでもいいと思うんですよね。特に飲まれる方はあまり食べられないですよね。飲んで食べてなるとブーになるということはありますので、健康的にも、やはり飽食の時代と申しますか、日本は贅沢ですよね、本当に思います、これはまあ、ここで。 でも、そういうことをやっぱり波及していって、残さないようにしましょうとか、恵まれない子っていったら語弊がありますが、本当に食べれない子がいるというのも、6人に1人ですか、そういう子もいるということをやっぱり認識すれば、本当に今取り組まなきゃだめですよね。 そういうことを本当に前向きに考えていただいて、少しでもそういうひもじい思いをする子を減らしていくのもやはり行政の力だと思いますので、そこを思います。 ほかに市としてごみ減量について、こういうことをやっていきたいと、やりましょうとか思っていることがありましたらお聞かせ願えれば。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) 答弁ではこのあいらびゅーでのインタビュー等のお話をしているわけですけれども、このほかに衛生協会が独自で取り組んでいただいているところもございます。 今年度の取り組みとしまして、親子エコクッキング教室というのを新規で考えていらっしゃる。これは生ごみを減らしましょうですとか、今の食品ロスを親子で考える機会ということで計画されているようです。 それと現在、可燃ごみの状況でございますけれども、年間2万1,000tございまして、一般系が1万5,000t、それから事業系が6,000tということで、総体的な数量というのは変わらないわけでございますが、一般系統、事業系統の割合が少しずつ変わってまいりまして、事業系がふえている状況でございます。 ということで、事業者の方々にも可燃ごみの削減についてご協力いただくようにまた啓発していくというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
    ◆1番(峯下洋君) 6月21日が冷蔵庫の日だったですかね、何かそういうのがあるみたいで、6月30日ならごめんなさい、どっちかわかりません。 月に1回は冷蔵庫を見ましょうちゅうので、残ったもので何かをつくるとかそういうことをしていくと廃棄物が少なくなると思うんですね。 そういうことを取り組んでいくとか、それこそあいらびゅーFMで流すとか、きょうは冷蔵庫の掃除をしましょうとかいうのをやっていってもいいのかなと。まあ、月一じゃなくて月二ぐらいしたら、結構廃棄物も少なくなって、恐らくここにいらっしゃる方は冷蔵庫をのぞいたりする人がいるんでしょうか、私はたまにのぞくんです。 ちなみに、私の家内は紫波町出身なんです、岩手県です。先ほど同僚議員が岩手に研修に行って、花巻ですか、まさかここ紫波の話が出るとはつゆ知らず、そういうところで私ごとではございますが、岩手からだまかして連れてまいりました、(笑声)犯人は私ですと。 それで、ごみというか、食べ物はもったいない、あと粗大ごみ、前も言いましたが、こういうのをうまく利用してやっていただいて、それで資源を生むとか思いました。 予算がないと、あるものから何かを生み出して、収入に回すとか。やはり知恵を働かせて、これお金になるんじゃないけえとか、確かにごみを燃やさんでとっておけばお金になるわけですから、そういったほうからでも少し、ちりも積もれば山となるじゃないですけれども、そういった感じで食べ物もしかり、木材だったり粗大ごみなんかも使えるやつは本当に、リサイクルセンターみたいなのをつくって販売、また売るとか、そういった方法を考えても結構な資金源になるんじゃないかと思います。  と申しますのが、県庁なんかでよくやっていますように、没収ちゅうんですか、差し押さえ品を売っていますよね、ああいった形でやるとか、あと、それこそ先ほどありましたが、部屋を借りてて道具があるって、売っちゃえ、売っちゃえって思いますね、いけないことですけど。 そういった感じで、僕は契約するときは、何年放置したら取り上げるとか、思いますのは、私ども家をつくるわけですが、姶良市に家を建てる以上は一筆書かせればいいんじゃないかと思うんですよね。5年たったら没収しますとか、10年たったら没収しますとか、そういうのをやっていかないと、それは空き家とかもいっぱいできてくると思います。 まだどこもやっていないみたいなので、ぜひ検討されて、日本一、初めてやったらどうかと思います。いろいろ法律があるんでしょうが、(「はい」と呼ぶ者あり)勉強して行ったらいいと思います。 以上で終わります。 ○議長(湯之原一郎君) これで、峯下洋議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午後2時07分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時14分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 次に、3番、新福愛子議員の発言を許します。 ◆3番(新福愛子君)     登      壇  皆様こんにちは。公明党の新福愛子でございます。午後からの一番厳しい時間帯となりますが、よろしくお願いいたします。 それでは通告いたしました3つの項目について質問いたします。 はじめに、項目1、庁舎、学校施設等における受動喫煙防止対策について。 5月31日は世界禁煙デーであり、5月31日から6月6日は禁煙週間でした。本市においても健康増進課が中心となって、禁煙に対する情報提供や啓発活動がなされたところですが、今後の庁舎、学校施設など、公共の場における受動喫煙防止対策に対する取り組みと課題を問います。 次に、項目2、認知症対策について。 過日、愛知県大府市にある国立長寿医療センターの研究班が、軽度認知障害と判定されても悲観せず、運動や生活習慣を改善していけば約半数は回復したとの調査結果を報告し、近く米医学専門誌に発表することが報道されました。早期発見、早期対応が大切と言われる認知症について、以下5点について伺います。 要旨1、本市のホームページに認知症自己チェックの掲載、専門相談窓口の設置、かかりつけ医によるスクリーニング検査など、早期発見につなげる環境整備をどう進めていくか。 要旨2、認知症の正しい知識の普及、家族支援のために、認知症サポーター養成講座の受講者を小・中学校の児童・生徒も対象に、具体的な数値目標を掲げながら、市を挙げてふやしていく考えはないか。 要旨3、認知症介護者家族交流会の充実を図れないか。 要旨4、認知症の高齢者が安心して免許証自主返納ができるよう、バス回数券、乗車券購入費または電動アシスト自転車や自転車用ヘルメット購入費の一部補助を実施する考えはないか。 要旨5、徘徊高齢者等位置検索システム事業の導入を検討できないかを問います。 最後に、項目3、北山地区の活性化について。 昨年、初めての開催となった北山地区スタンプラリー、また北山上自治会で取り組まれた、れんげの里プロジェクトでは、姶良市観光協会主催のあいらフットパスれんげの里コースや、れんげまつりが大成功を収めるなど、北山地区の活性化が着実に進んでいます。さらに、堂山地区交流拠点施設「えぼし館」も完成し、地域の方々にも大変喜ばれております。 そこで、要旨1、北山地区の地域活性化に向けた今後の課題と支援策をどのように考えているかを伺います。 要旨2、危機的状況と言われている北山小学校の存続に向けたその後の取り組みについて伺います。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  新福議員のご質問にお答えいたします。 1問目の庁舎、学校施設等における受動喫煙防止対策についてのご質問にお答えいたします。 受動喫煙による健康被害は、喫煙者本人よりも、近くにいる人々の健康に悪影響を及ぼすと言われ、大きな社会問題となっております。 最近では、喫煙者の中にも、健康への影響も考え、煙が出ない電子たばこなどを利用する職員もふえております。 また、職員に対しては、毎年5月31日の世界禁煙デーに、たばこの害や禁煙外来医療機関などの情報提供を庁舎内パソコン端末で配信しており、本年1月には、たばこに関する健康講話の中で受動喫煙に関しても理解を深めてもらう機会を設けたところであります。 また、各庁舎で開催しております安全衛生委員会でも、産業医を交えて禁煙に関する取り組みや、喫煙マナーについて意見交換を行っております。 なお、現在、市内の全小・中学校は、敷地内禁煙としており、各庁舎及び公共施設では、屋内は完全禁煙としております。 市といたしましては、屋外に喫煙場所を設けているため、一定の受動喫煙防止対策は図られているものと考えておりますが、健康増進の観点からも、引き続き、受動喫煙防止に積極的に取り組んでまいります。 次に、2問目の認知症対策についての1点目のご質問にお答えいたします。 軽度認知障害とは、記憶力や注意力などの認知機能は低下しているが、日常生活には大きな支障が出ていない、認知症と正常の中間の状態であるため、専門医による診断が適切であると考えます。 ホームページ等に掲載した場合、自己チェックをすることにより、悲観する状態を招くおそれも考えられるため、より慎重に検討していきたいと考えております。 また、今年度から、認知症の早期発見、早期対応に向けた支援体制を構築するために、認知症サポート医である専門医と、医療、福祉等の資格を持つ専門職から構成される、認知症初期集中支援チームを設置するための準備を進めております。 2点目のご質問にお答えいたします。 認知症サポーターは、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の方や、その家族に対して、できる範囲で手助けしていくために、厚生労働省が平成19年度から推奨している制度であります。 平成27年度に実施しました認知症サポーター養成講座には、4小学校、1中学校の児童生徒202人が、また昨年度は、4小学校、1中学校の児童生徒830人が受講しております。 市といたしましては、市教育委員会との連携を図りながら、認知症の理解や家族支援の重要性の観点から、それぞれの学校の総合的な学習の時間などを利用して、本講座を活用するよう指導していきたいと考えております。 3点目のご質問にお答えいたします。 介護をしている家族の方々が、いつでもどこでも相談できるよう、市内21か所の介護事業所に「介護の相談・語らい処」を設置し、支援しているところであります。 今年度は、イベントの中で、介護者の交流の場を設ける計画をしており、介護者のご家族が介護について語り合う場を提供することで、少しでも精神的負担が軽減されるよう、今後の展開につなげていきたいと考えております。 4点目のご質問にお答えいたします。 現在70歳以上の方を対象に交付している温泉保養券や、はり・きゅう施術券を、体育施設やバス、タクシーでも利用できる共通利用券として拡充できないか、各事業者と協議を行っているところであります。 バスに関しましては、市内を運行するコミュニティバスだけではなく、鹿児島市や霧島市と結ぶ路線バスでも適用できないかどうか、事業者と協議を重ねているところであります。電動アシスト自転車及び自転車用ヘルメット購入費の一部補助につきましては、現在のところ実施する予定はありませんが、引き続き情報収集に努めていきたいと考えております。 5点目のご質問にお答えいたします。 認知症を伴う高齢者が徘徊により行方不明となった場合、ご家族の不安や心配ははかり知れないものであります。 市におきましては、要介護認定を受けている場合は、介護保険のサービスとして認知症高齢者徘徊感知器を貸し出しできる場合がありますので、担当窓口にお問い合わせいただくよう周知しているところであります。 なお、認知症状徘徊高齢者等位置検索システムにつきましては、さまざまな運用の課題等を含め、今後、総合的に調査・研究してまいります。 次に、3問目の北山地区の活性化についての1点目のご質問にお答えいたします。 北山地区は、自然環境や歴史・文化等の地域の豊かな資源や特性を生かして、地域の振興や都市部との交流促進を図るなど、活力ある元気な地域づくりを進めていると認識しております。 また、地域の一番の強みである、住民同士のつながりやきずなの強さを生かして、地域活性化に向けたさまざまなイベントなどに取り組まれております。 しかしながら、これら地域の活性化を推進するためのリーダーは、少子高齢化、過疎化の著しい進展に伴い、一人の人が多くの役割を担っている状況であり、地域内での新たな人材の確保が難しい状況となっております。市といたしましては、地域のリーダー育成や、地域の人材を活用した地域活性化事業等に対し、現在、北山校区コミュニティ協議会が策定を進められております、校区振興計画等と照らし合わせ、地域への支援を検討してまいります。 2点目のご質問にお答えいたします。 北山小学校の児童数は、現在30人であり、特認生の増加により、昨年度よりも6人増となっています。現在、北山校区内に住む地元の児童をふやすよう、地域と協議しており、その中の一つとして、小学生のいる子育て世帯を対象に、定住促進住宅4戸を、旧成美小学校跡地に建設する計画で、本定例会に補正予算を計上しているところであります。 今後も、地域の方々との情報交換を行いながら、空き家等の有効活用や、ふるさと移住定住促進補助金の活用、あるいは農地の保全を図るなど、地域と一体となった地域振興策を進めてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆3番(新福愛子君) それでは、通告順に従って再質問を進めてまいります。 はじめに、庁舎、学校施設等における受動喫煙防止対策について。 ご答弁によりますと、行政としても、各庁舎及び公共施設では、屋内は完全禁煙としているということで、さまざまな対策が練られていて、今のところ、できることはされているという認識を持ちました。 全国の例を少し紹介させていただきます。神奈川県、兵庫県は、全面禁煙を条例で定めているようでございます。そして、奈良県ですけれども、県内39市町村あるんだそうですが、本庁舎建物内全面禁煙達成、庁舎敷地内に拡張を目指しておられるそうです。奈良県では、各39の市町村の議会棟、それから公用車についても調査をされたようで、議会棟は、39市町村中33市町村が全面禁煙、そして公用車は30市町村が全社禁煙、ただし、9つの市町村が喫煙車というのを導入されているようでございます。34年度までに県内行政機関で受動喫煙をする人の割合を0%にするということで、奈良県では大きく推進を進めていかれるようでございます。 市町村でございますが、平成26年12月に12月議会で北海道美唄市、市レベル初の受動喫煙防止条例を制定したという全国の情報も紹介させていただきました。 確認なんですけれども、鹿児島県からの指導とか、通達とか、この防止に関して通達とかあっているものでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 全体的な部分についての指導的なものは来ていると思うんですけれども、すみません。具体的にちょっと説明する資料を持ち合わせておりません。職員に対するものについても同様でございます。 ◆3番(新福愛子君) 神奈川県とか兵庫県はもう全面禁煙を条例化しておりますし、鹿児島県の場合は若干取り組みがおそいのかな、そういったものの進み方がおそいのかなという感じはいたしますが、これはちょっと、感想をちょっとお聞かせいただきたいんですけれども、私たちの市でも、さまざまな多くの方々が集われる行事等がございます。加音ホールであるとか、総合体育館であるとか、そこに喫煙者も結構いらっしゃる行事などもあったときに、例えば加音ホールであれば、入り口の外に灰皿が置いてありまして、入っていくときに、喫煙者の方々、多分、煙も相当来ているのではないかなと思いつつ、何か、吸っている方も非常に何ていいますか、もうちょっとどうにかできないのかなっていうことを私はいつも感じたりするんです。このような状況を市長、どのようにお見えになっておられますでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 私もたばこをやめて随分になりまして、改めてたばこを吸われない方のお気持ちというか、実にやっぱりたばこを吸っていると臭いですよね。そのことが離れていても感じるというふうになってきますと、議員ご指摘のように加音ホールについては、どうしても雨にぬれないという措置をする関係で、入り口付近で喫煙をいただいていますとにおいがそのまま入り口付近まで来るということで、これは何とか是正せにゃいかんなということで、部内では言っているところでございます。どのような方法ができるかを含めまして、これは是正していきたいというふうに思っております。 ◆3番(新福愛子君) 文化ホールでもございますし、できるだけ早くそういった措置をすることも、まちのあり方の表現でもあらわしていける一つのことではないかと思っております。また、たばこを吸う方も、気持ちよく吸っていただきたいというのがやっぱりあります。きちんとたばこの、持って、灰皿とかも、煙がぼうぼう立っていたりとかしますが、自分が吸ったものをきちんと自分で収めて、持って帰って、そういう姿を見ていると、すてきだなって逆に思ったりもする方々もいらっしゃいます。 今度は、複合新庁舎建設、いよいよ動きが始まっているようでございますけれども、今後、新庁舎については、どういうふうにするのか、庁舎内全面禁煙はですが、今度敷地内まで広げるのか、他県のように、そんなことも含めたこともやっぱりしっかりと検討していかなければいけないんではないかと思いますけれども、こういったメンバーの中にも、議会からの声が形になりまして、女性委員もふえております。こういったたばこの喫煙の問題等も、本当に率直に意見交換をし、またたばこを吸われる方の権利もあると思いますし、その辺のところをみんなで合議、納得しながら、今後の新庁舎のあり方についても、検討すべきと思いますけれども、市長いかがでしょうか。 ◎総務部長(恒見良一君) お答えいたします。 市長ということでございましたけれども、所管のほうを預かっておりますので、私のほうで若干お答えさせていただければと思います。今、議員のほうからございました庁舎につきましても、また悠久の杜のちょうどああいう建物についても、前からすると、そういう喫煙場所については相当考慮した形の中で対応したところもございます。これらの庁舎についても、さまざまな意見をお聞きしながら、また今も言ってくださったように、吸う方、吸われない方どちらとも、気持ちのいいところでできるような対応ということで、また意見のほう取り入れさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ◆3番(新福愛子君) それでは学校施設のほうを確認をする意味で、再質問をさせていただきたいと思います。同じような状況になりますけれども、最近、PTA活動に元気なお父様方のお姿が大変ふえてまいりました。おやじの会の皆様も学校の盛り上げに大変活躍されているわけでございますけども、学校行事であるとか、特に先日も家族参加みたいなのがあったんでしょうか。あと、運動会とか、体育祭などのときに、敷地内が禁煙なので、門のところに、どうしてもそこしかないんでしょうね。やっぱりここも立って吸っておられます。このような状況、教育長はどのように見ておられますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) いわゆる敷地内禁煙につきましては、平成17年に県のほうから、県立学校に敷地内禁煙という指導がなされました。平成17年の4月から県立学校はそれ実施したわけですが、それに準じた形で市町村立小・中学校も敷地内禁煙という取り決めをしているわけでございます。しかし、そういう中でやはり、特に市街地にある学校は、どうしても校門付近とか、裏門付近で吸わざるを得ないというのはあるわけです。そういうことで、やっぱり保護者の皆さん、地域の方々から、みっともないじゃないかという声はよく聞くところであります。それじゃどこで吸うのかということになりますから、これは、目をつぶらざるを得ない状況あるわけでございまして、そういったイベント、運動会、体育祭、そういったときに、保護者の皆さんもやはり同様に、校門、裏門あたりで吸わざるを得ないということで、敷地内で吸えないとしたら、すぐ外で吸わざるを得ないと、これはもうやむを得ない事態だというふうに受けとめておるところでございます。 ◆3番(新福愛子君) なかなか突っ込んではいけないんですけれども、やはり姶良のまちということを考えると、これはうちに限らず、全国でも本当に皆さん悩んでおられると思います。私は、子どもの教育に対しても、きちんと節度ある、そういった方向で、姿で見せるということも教育の一つではないかなって思うんです。ですので、先ほどの加音ホールしかり、また学校関係の問題もしかり、姶良市として、どのようにしたらいいか、現場のお父様方、お母様方の中にも喫煙される方もいらっしゃるかもしれませんが、実際どうですか。どこで喫煙されたらいいでしょうかねっていうようなことも、率直に意見交換をされていくということも大事ではないかなということも感じております。これからもいろんな行事が続きます。そのたんびにまた私もそういう角度から見守ってまいりたいと思います。何らかの形として、出てくることを期待しております。 もう1点、これは、先ほども西井上副市長にちょっと一言ということが出ましたけれども、この問題について、副市長、専門家としての視点もあられると思います。一言お願いいたします。 ◎副市長(西井上洋子君) 私も薬剤師の立場として、副市長の立場としてお話をしたいと思いますが、結局喫煙をしているということは、昔は嗜好品ということでしたよね。ですけれども、実際はニコチン依存症という病気なのです。ですから、お気の毒なんです(発言する者あり)本当に。ですから、その方々をやはり病気だと治療しないといけないので、そのために禁煙外来とかってあって、確かに健康保険でもちゃんとそれは認められておりますので、やはり、苦しみから逃れるために、やはり気の毒だと思います。吸いたいのに吸えなかったりって。ですから、なるべく皆さん、禁煙外来とか、禁煙マラソンとか、いろんなことがありますので、それを皆さん周知していらして、1人でも早く苦しみから逃れていただきたいと思います。(※)(発言する者あり) ◆3番(新福愛子君) でも、本当に専門家からの視点、本当大事な部分でもございますし、それぞれの立場、それから人権等も考えながら、姶良市として、本当に県内一暮らしやすいまちの1つの形として、今後も率直な意見交換をしながら、あるべき方向に進んでいくことを願っております。とにもかくにも、小説の草枕ではありませんが、いずれにしても、愛煙家にとって、とかくに住みにくい人の世となってまいりました。新庁舎や学校施設、公共施設についての喫煙問題の一考察としたいと思います。 2問目に入ります。2問目は認知症対策でございます。 はじめに、所属する文教厚生常任委員会の所管事務調査で、先進地視察、栃木県足利市を訪れてまいりました。足利市での研修も参考にしながら、再質問を進めてまいりたいと思います。 はじめに、本市の状況を確認させていただきたいんですけれども、認知症と認定されている方の人数、どれぐらいいらっしゃるもんでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 国におきましては、65歳以上の人数の15%程度がその可能性があるというふうに言われておりますけれども、本市といたしましては、約3,300人から3,400人程度と想定しておりますけれども、自立度2という基準の中で申し上げますと約2,600人程度でございます。 ◆3番(新福愛子君) 私はこの要旨1の中で、認知症の自己チェックというものをホームページに入れたらどうかというご提案をさせていただきましたが、悲観する、逆に状態を恐れる、招くおそれもあるので、ちょっと慎重に考えていきたいというようなご答弁をいただいております。しかし、心の体温計というのをホームページに入れておいていただいております。やはり、うつ病から、最悪自殺とか、そういうこともあるわけで、今心の体温計をホームページ等に入れるところが大変ふえておりまして、本市でも実現していただいております。何気にホームページをのぞきながら、自己チェックをしていって、自分自身を客観的に見ていく、この視点というのは大事だと思いますので、慎重にしたいという答弁というか思いはわかりますけれども、どんどん認知症の自己チェックもホームページに入れるところがふえております。心の体温計のほうも入れてありますので、ぜひ、これも早めに検討していただきたいというふうに思っております。 認知症に関する相談、実は父がこうなんですけどもとか、そういった相談というのはどのくらい寄せられているものでしょうか。 ○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後2時42分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時42分開議) ◎保健福祉部長(松元滋美君) 申しわけございませんでした。その件につきましては、担当課長のほうで答弁させていただきます。 ◎保健福祉部長寿・障害福祉課長(野村昭彦君) 長寿・障害福祉課の野村です。ただいまのご質問にお答えいたします。 認知症の相談の中で、市内21か所に介護事業所に「介護の相談・語らい処」というのをつくっております。そこで28年度の相談件数が208件という実績でございます。 以上でございます。 ◆3番(新福愛子君) 認知症に関しては、新オレンジプランです、国が定めた。これによって新しい体制づくりというものが打ち出されております。本市独自の認知症ケアパス、いわゆるガイドブックです、認知症に関する。どこの今自治体もつくっておられますけれども、本市でこのガイドブックできておりますでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) 本市におきましても、認知症ケアパス、生活応援ガイドブックということで、姶良市における認知症において皆さんが困ったときの相談、あるいは利用例、相談窓口、助け合い、協力支援等含めたいろいろなご案内についての冊子をつくっておりまして、ホームページにも掲載しております。すみません。また先ほど申し上げましたチェックシートにつきましても、このケアパスの中で紹介しておりますので、ホームページ上でいけば、そこをのぞいていただければ、チェックシート、チェックもできるという形になろうかと思います。 ◆3番(新福愛子君) 新オレンジプランに沿って、本市でも着実に準備が進んでいて、提供もされているということを確認させていただきました。 では、要旨2に入ります。認知症の正しい知識の普及、家族支援のために、認知症サポーター養成講座の受講者を小・中学校の児童・生徒にも対象に具体的な数値目標を掲げながら、市を挙げてふやしていく考えはないかというふうに問わせていただきました。この新オレンジプランでは、600万人という目標から、受講者を800万人に、どっと底上げをされております。これまでの本市におけるサポーター養成講座の受講者というのはどのぐらいいらっしゃるものでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) お答えいたします。 認知症サポーターの養成講座につきましては、平成19年度以来、累計で7,157人でございます。 ◆3番(新福愛子君) ちょっとここで脇道にそれるんですけれども、地方創生ということで、担当課のほうがいろんなところでいろんな検討されたということで、私たち議会も何回か集まって説明を受けたんですけれども、消防のほうで、「倒れるなら姶良市」という非常にセンセーショナルなタイトルで上げてありました。一瞬ぎくっとしたんですけども、よくよくお話を聞いてみると、この普通救命講習とか、体制をしっかりと姶良市は整えて、姶良市で倒れたら大丈夫だよっていうような体制をつくっていくんだっていう消防長のご説明もあったように思います。これも一緒で、サポート養成講座を受けることによって、正しい知識をしっかりと得て、そして対応ができるということで、私は、この普通救命講習などと同じような感じだと感じているんです。今年度に入りまして、消防のほうでも受講者数をかなりふやされたというふうに記憶しております。ちょっと大風呂敷を広げるぐらいの数ではなかったかと思いますが、よろしければちょっとその部分確認させていただいてよろしいでしょうか。 ◎消防長(福ケ迫勇二君) お答えいたします。 この「倒れるなら姶良市で」と、少しセンセーショナルなインパクトある言葉だったんですが、現在消防本部としましては、この普通救命講習という3時間の講習をふやそうというのが、今議員仰せのとおり、姶良市でもし倒れた人がいたら、すぐ助けられるような人をつくろうと、現在消防本部としては、3,504件、昨年3,504件の救急出動しております。その中で、急に倒れた人、やけどをした人、大けがをした人、こういう人たちに対して応急手当ができますか。通信指令室は問いかけております。しかしながら、その回答については、できませんという回答がほとんどでございます。そういうところから、姶良市民に協力を得て、姶良市でもしそういう方がいたら、私ができますということで、協力いただきたいというところで、こういうプロジェクトを立ち上げております。 現在、当消防本部としましては、3年後にその救命講習を受講者数を1万5,000人にしようと思っております。ちょっと大きな計画なんですが、現在、イオンタウンの全職員1,600人が受けてくださると聞いております。また、姶良市の職員に関しましても300人以上が受けてくださるということでございます。当初本部だけではなかなか対応ができないというところで、今、応急手当の指導ができる人も2年前からちょっと要請しております。今現在15名の方から要望がありまして、7月からの救命講習では、お手伝いをいただきたいと思っております。 今のところ以上でございます。 ◆3番(新福愛子君) 実に頼もしいというか、1万5,000人は大変な数字ではございますが、着実に積算根拠といいますか、そういうこともちゃんとしながら、決して大風呂敷ではなく、積み上げていこうと。そして、「倒れるなら姶良市」というのは、やっぱり根底に精神として持っておられるんです。誰でも何かがあったとき駆け寄って応急処置ができる、私はこういったことこそいいまちづくりだと感じております。その意味で、この認知症のサポーター養成講座、小学生から受けられるようでございます。訪問しました足利市でも、小・中学生、しっかりと受けておられまして、現に小学生が徘徊者を保護し、そして無事に助かったという、これはサポーター養成講座を受けたからこそ、認知症の方に対する接し方等を学んで、そしてその小学生は表彰を受けられたということを伺いました。そういった意味で、姶良市においても着実に小・中学校の受講者がふえておりますけれども、これはやはり、今三世帯同居とかいろいろありますけれども、年を重ねていく、年をとっていったときに、機能が失われていくということをなかなか生活の中で実感できない今の子どもたちにとっては、認知症という本当に国民病とも言われるような病が、いつかはその子にとっても将来先にならないとも限らない認知症でもございますので、小・中学生に対するサポーター養成講座をどんどんと進めていっていただきたいというふうに思っております。北九州市では、受講者にサポーターメール配信システムに登録してもらい、所在不明者の早期発見と早期保護に協力してもらうように、私たちも受けましたけど、リングをいただいて、何かそれで終わっているような気がするんです。北九州市の場合は、受講された方は、携帯で配信システムを登録していただいて、何かがあったときに行方不明者が出てきたときに、その方々もできる範囲で協力していただくというような、具体的なそっから先までしております。この北九州市の取り組み、いかがでしょうか。 ◎保健福祉部長(松元滋美君) ご家族の方にとりましては、非常にご心配で、皆さんのご協力があって、いろんな地域の支援も受けながらも、何とか早く探し出したいという徘徊についてもあると思いますが、そういう意味の中では、非常に取り組むべき課題でもあると思います。私どもの今現在においては、オレンジリングとか、受講者においての企業の玄関先に貼るシール、名札に貼るシール等、また、ビデオの貸し出し等とか、そういう形の取り組みをしておりますが、今後また、今後については、いろいろまた調査しながら取り組んでいきたいと思います。 ◆3番(新福愛子君) 先進地の調査もしていただき、研究もしていただき、受講するだけでなく、また何かの行動ができるようなそういった流れをつくっていただくことを期待しております。 次の3点目、家族交流会の充実について、再質問させていただきます。 足利市では、オレンジ会という名前をつけまして、当事者、介護される方々のご苦労や不安を語り合い、ねぎらいの言葉をかけて、今までの介護への称賛、今後の介護を行うに当たっての助言、意見交換等を行う、このオレンジ会というのを着実に月1回行っていらっしゃるようでございます。動物のロバ、ロバが認知症のキャラクターなんです。足利市は、皆様ご案内のとおり、足利尊氏の有名な足利市なんです。タカロバという名称でこのロバのことを呼んで、ぬいぐるみみたいなのをいっぱい皆さんに配って、家族交流会オレンジだよりというものを定期的に発行されているようでございます。この中を見ると、本当に、私も実は当事者家族でございます。父が、見ておりますけれども、今度その父を支える人も大切で、介護っていうのはいつどうなる、終わりもわかりません。だんだん本当に介護度もまた3から4に進みました。残念な病気だなと思います。母は、私には娘がいないと言います。子どもを生んどけばよかったと言います。否定してはいけませんので、そうねって、1人ぐらい生んどけばよかったねって会話もしますけれども、やはりこういったいろんな思いを当事者同士が家族交流会という場で話し合ったら、また自分はこうなんだ、そういうことしたらどんなにか勇気づけられることかと思うんです。私も頑張ろう、みんなで頑張ろうって、そんなようなことで語らい処でということでございましたけれども、私も利用させていただいている母が通所しているところも語らい処の看板はありますが、家族ともに語らう場というのはなかなかないです。家族も忙しいです。この足利市では、地域包括支援センターが委託受けておりまして、月1回着実に、だけど市ですから、大きいんだけれども、そんな大人数ではないようです。でも確実にいろんな方が来られて、そして専門家と連携をとりながら、よりよい介護に当たっておられる、この先進地のこのオレンジだよりもまた見ていただければいいんですけれども、こうやってともに痛みを分かち合う者同士の、そういった場というものをさらに充実していっていただくことを期待しております。 4項目めに入ります。高齢者が安心して免許証自主返納ができるようにということで、電動アシストとか、ヘルメット購入の一部を助成を考える考えはないかという質問をさせていただいたところでおりますが、70歳以上の方々へのはり・きゅう券をほかの部分にもというところで、着実に姶良市も検討を進めていらっしゃるということはよくわかりました。この電動アシスト自転車とかの補助につきましては、県内では薩摩川内市さんが行っておられるようでございます。認知症による悲惨な交通事故、本当に、急に何か最近ふえてきたような気がいたします。ですので、いち早く認知症に気づき、そして、大変なことだと思いますが、免許証を、家族の協力も得ながら、自主返納していただく、そういったきっかけづくりに、こういった補助制度というものは、有効に働くというふうに私は思っております。市長いかがでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) やはり、新聞等で見まして、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違え、これが本当に多いという事象でございます。それで、一番困るところは、当事者が、何でそういうふうになったかがわからないという、ほとんどそういうことでありますので、そういうことを考えますと、都会でそういう事件が起こっていますが、一方では、先ほど言っていますように、中山間地域の方々としては、交通手段がなかなか脆弱であるということを考えますと、一概に高齢だからということだけでは難しいということもあろうと思います。したがいまして、元気なお年寄りという視点でしますと、そのような形で、地域で全員が持たなくても、誰か元気な人がほかを見てあげるということで、当面していただく、そのことも大事でしょうし、さっき言いましたように、先ほど来お答えしていますように、共通券として使っていただくということも、今後とも進めていくということであろうと。いずれにしても、大変悩ましい問題ですので、勇気を持って返納できる、やはり環境を考えるということは大事であろうというふうにも思います。 ◆3番(新福愛子君) 要旨5に入ります。徘徊高齢者等位置検索システム事業の導入をご提案させていただいたところでございますけれども、ご答弁でも、徘徊感知器を貸し出しできる場合があるので、担当窓口にお問い合わせいただくよということでした。先日も、私の住む地域というか、線路を挟んだ向こう側で同僚議員のお住まいの地域なんですが、行方不明者が出たということで、早朝から防災無線での呼びかけがあっておりました。心臓がどきどきしました。私もちょっと着がえて、その辺をずっと見てみましたけれども、なかなかそういった方が見当たらず、そのうち警察の方々も、捜索を始められ、昼になりまして、午後になりましても見つかったという情報がなく、これからの季節、例えば熱中症とか、水分補給などというような認識はあられないと思いますので、本当にどこかで倒れていらっしゃるんじゃないでしょうかとか、いろんないいふうに考えませんね。家族にとったらなおさらのことでございます。こういうことで、徘徊による行方不明者というのも、我がまちだけではなく、全国的にも多いわけですが、例えば、本市においては、この手の行方不明の捜索依頼というのは、これまでどのぐらいあるものでしょうか。 ◎消防長(福ケ迫勇二君) お答えいたします。 消防本部が捜索活動として出動した分についてご説明いたします。平成27年度が12件、うちご家族が認知症と言われたものが7件です。平成28年度が19件、認知症の言葉があったのは12件、平成29年度が5件中2件が認知症と家族が言っておられます。 以上です。 ◆3番(新福愛子君) 結構あるわけですね。今6月ですので、もう5件既にそういった捜索があっている、うち2件が認知症ということですけれども、足利市も、ずっとこの活動もされているんですけれども、やはりことしに入って5月20日までにやっぱり足利市も5件あったようでございます。この5件は、どちらもやはり認知症でいらっしゃったようなんですけれども、ケアパスには未登録、認知症ですということでの相談もされていなくて、行方不明になっておられるというような状況も聞かせていただきました。この足利市では、警察とか消防とか、やっぱりつながるネットというネットをつくっておられまして、平成28年3月から25団体、平成29年2月には32団体、どういった団体かというと、自治会連絡協議会などの地縁組織とか消防団、コンビニ、宅配業者、新聞組合、生命保険会社とか、そういった事業所などにも協力していただいて、つながるネットという、やっぱり情報がそれぞれの立場でお持ちだということでしょうけれども、つながるネットというのもつくっておられます。警察というのは協力機関で、情報提供を、警察から発見、保護したら、足利市は、うちは長寿・障害福祉課になっておりますけども、足利市は元気高齢課という課名になっております。やっぱり、課名にも心意気を感じるというか、そういう課名なんですけれども、そういう警察から情報が来るそうです。そして、今度は元気高齢課が地域包括支援センターにしっかりつないで介護認定があるか、だった人なのかとか、認知がある人なのかとか、そこが情報をしっかり共有されていくようでございます。私はこの体制というのは、大変いいなと思っております。やはり、いろんな方々が、先ほどの小・中学生のサポーターからもそうですけれども、いろんな方々がそうやって見守りをしていって、網の目をたくさんにしていく、それが先ほどの「倒れるなら姶良市」ではないですけれども、本当に認知症になっても姶良市、安心に暮らせますよというような、そういった機運を醸成していく取り組みではないかと思っております。市長、いかがでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 先ほど来、議員ご指摘の中にございます地域包括ケア、これ、姶良市も一応整備をしなければならない、まだ整備されておりません。その中で、やはり地域をある程度ゾーニングして、そしてその地域住民をいろんな形で団体がそこをサポートしながらやっていくということが必要であろうというふうに思います。るるお聞きするにつけて、その必要性を感じておりますので、そこも含めて、そういうサポート体制をどうつくっていくかということも含めて、課題として取り組んでいきたいというふうに思います。 ◆3番(新福愛子君) 日本の認知症高齢者の数は2025年、平成37年には、約8年後、約700万人、65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になるということが見込まれております。しかし、認知症前段階、MCIといいますが、では、半数が回復できるという希望の調査結果も出ております。新オレンジプランの具体的な施策、本市においては、認知症初期集中支援チームというのが準備が進められておりますけれども、このような施策が具体的にしっかりと進んで、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる姶良市のまちづくりが進むことを願い、最後の項目に移ります。 最後、北山地区の活性化でございます。北山地区に関しましては、昨日、そして本日、るるいろいろな観光の立場であるとか、また地域づくりの立場から、質問が続いております。私のほうからは、昨年の県民の森さんが中心となって初めて取り組まれたスタンプラリーで、改めて北山というところはあり得ないぐらいいろいろな施設があって、県の施設まであるわけですから、宝の山なんだなということを確認する取り組みであったことを評価しますし、また、北山地区の確かなカンフル剤の一つになったんではないかなというふうに思っております。れんげの里に関しましても、午前中の同僚議員のご質問や答弁でもありましたように、本当にすばらしいお祭りでございました。そこは、地域の方々は少ないですが、本当に市内外からたくさんの方々がいらしてましたね。ちょっと日差し、お天気がよ過ぎるぐらいで、汗ばむぐらいだったんですが、手料理が商品として並び、私もおいしくいただきました。そしてまた、舞台の上では、さまざまな方々が歌ったり踊ったり、本当にもともと堂山小学校があったはずなんですけれども、今は廃校となりましたが、えぼし館もすてきなものできました。そこでもう一度あれだけの方々が花をめでに、そして来られて、花の力ってすごいな、そしてまたあそこまでの環境整備をされた方々への本当にご功労に対して、敬意を表しながら、感謝も感じることでございました。こういった地域一体となった施策を、今後やはり地域のリーダーの育成とか、さまざまな課題がありますというふうに市長も述べられておりますけれども、本当に北山が元気になれば、もっともっと中山間地域が漆もそうです、龍門、永原、そして西浦とか、本当に中山間地域の元気が姶良市の元気になると、つながっていくということを感じております。ぜひ、この北山には、さまざまな方々、行政もそうです。一体となって、チーム北山とか、プロジェクトXじゃないプロジェクト北山とか、何かすてきな名前をつけて、そういって北山の地域おこしを市一体となって盛り上げていくような、そんな機運が既に始まっておりますので、これをさらに大きく広げていっていただきたいということを期待しております。 要旨2の北山小学校の存続に向けた取り組みについて伺います。 やはり、昨日もありましたけれども、今回定住促進のいろいろな施策、大胆な施策、今までにないところは、姶良市内からの移住も対象になりますよということで、これも大きく評価をさせていただきたいと思いますが、やはりさらに、もう一つ、北山には特区という感覚で、プラスアルファの支援が必要ではないかというふうに思っております。例えば、地産地消重視型の学校給食、私はとても魅力的だと思うんです。とか、あと学校給食の無償化はあり得ませんという答弁も午前中にもあったわけですけれども、移住していった方、そして地元の子どもに関しては、給食費を補助しますとか、少しでも、何か少し移住したときの支援もなんですけど、ずっとそこから数年間、小さい子で就学前の子であれば、中学校卒業までいていただきたいと思いますので、ぜひ、こういった給食にかかわる、地産地消型であるとか、また、ちょっと助成をしてあげる、給食費を補助してあげる、この取り組みは、有効ではないかと思いますけれども、教育長いかがでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 北山小学校の場合は、年々特認校、特認生の児童がふえてきている状況でございまして、平成、この4年ぐらい見ても、特認生は12人から27人にふえている、15人ふえている、ただ、地元の子どもたちが年々減少してきているということで、平成26年8人だったのが今3人しかいない。そのうち、いつかもここで答弁しました2人は教頭の子どもですので、純粋な地元の子って1人なんです。その児童ももう6年生ですから、来年以降は完全に地元というのはいなくなってしまうと、そういう状況で非常に懸念しているわけで、いわゆる特認校としての人気はあるんです。そういう何かいわゆるほかの小学校から上がってくる子どもたちは、魅力を感じてきているわけで、地元にやはり住みつくといいますか、そこが一番肝心な、給食費をどうとかということよりも、やはりやっぱり住宅政策など考えていただくほうが、より住みやすい、住みつきやすいということが考えられると思っております。 ◆3番(新福愛子君) それでは、その特認校の児童さん大変ふえておりますけれども、そういった児童さんたちに、思い切って北山にお住まいになりませんかというようなことをご家族のほうへのアピールとか、そういったことはどうされておりますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 住宅そのものがあれば、そういった呼びかけというのも可能なんでしょうけども、住宅そのものがそういった住めるような状況というのは、今のところそういうふうに散見されない状況で、実際ごらんなってみると、下から上がってってという、せっかく下に市街地に家をつくった人が上に上がっていくような、そういう状況はないというふうに考えているところでございます。 ◆3番(新福愛子君) 私が非常に心配するのは、中学校になったら山田中学校に行かなければいけないということなんです。そうすると、バスが、最近土曜の授業も始まりましたが、なくなっているはずなんです。送迎とか、そこまで青写真を描いて、中学校になったら部活も始まりますので、そういった帰りも遅くなります。こういった支援体制をつくりますのでという、そこまでやるかぐらいの支援をつくらなければ、私は定住者というのはなかなか難しいんじゃないかなというふうに思います。中学校がネックになります。龍門小学校だってさえ、下場におりていかれるわけですもの、北山だったらなおさら深刻だということもしっかりと認識しておいていただきたいというふうに思っております。 昔ちょっと、前回話しましたけれども、孫ターン奨励金というのがありますね。大分県の豊後高田市、三、四十代の孫ターンというのが今全国的に始まっているようで、ふるさと回帰センターでも、そのことも一生懸命アピールしてくださっているようでございます。祖父母のいるまちに帰ろう、そういった動きも貴重だと思いますし、北山の皆様も努力されていますね。親戚の子とか、誰か帰ってきてくれないかねって、お祭りでも話をされていました。でもなかなかなのよっていう話もされておりましたので、ぜひ、この孫ターン奨励金、豊後高田市の状況などもちょっと研究していただき、ありとあらゆる手を使って北山を存続させていただきたいと思います。3月定例会で市長が所信表明で示された構想の域にあったものが形としてあらわれ、心も言語化することで目に見えるものとなり、質の高いこのまちの形が見えてくる、心に描きながら、今回3項目を質問させていただきました。 私たち議員の質問がこのまちの形への一助と推進力になることを願い、質問を終わります。 ○議長(湯之原一郎君) これで、新福愛子議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。3時25分から再開します。(午後3時13分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後3時24分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 21番、湯元秀誠議員の発言を許します。 ◆21番(湯元秀誠君)     登      壇  皆さん、お疲れさんです。3日目の最終の質問者になりました湯元でございます。 今回、私の質問事項は1つでございます。それには、いろいろわけがございますが、まずは田んぼが忙しいのが一つでございます。(笑声)それは冗談にしておきまして、今回の質問事項では、蒲生のクス保護対策は長期継続的にすべきという事項で、質問をいたしております。 蒲生の歴史は、このクスの木の、この古木を抜きにしては語ることはできませんが、霧島市の前田市長が力を注いだ、藤の花で有名な和気神社、犬飼岳の上にありますが、今はこの前田市長が県議会議員の当時に、声高らかに、1人で大声を出してみんなを誘導していった姿を、私は今でも頭に焼きついております。彼に誘われて、漆のお米さん、ありがとうの踊りを、2回ほどあそこに、藤の花が咲き誇るころに招かれまして、お披露目したことがございますが、その和気清麻呂を祭ってある神社の和気麻呂と同等の方、和気清麻呂が手にした杖を今の境内に刺したところが、その根づいたものが今のクスの木と言われております。これは、多分、つくり話だとは思うんですが。 クスの木のさまざまな、今までの歩みを見ますと、大正11年に国の天然記念物、昭和27年国特別記念物に指定されて、昭和63年度自然環境保全調査で6万1,500本の中から、日本一の巨樹と位置づけられております。認定がされております。また、大正2年に大日本老樹番付で東の横綱に位置づけられております。 私が、この一つに、きょうの質問事項で1つに絞ったのも、横綱であるこの神木に近い蒲生の大クスの、このことについて質問するにあたり、ほかの質問事項を入れてしまうと邪念、雑念が入りますので、この1個に絞ったというような理由でございます。 それでは、質問に移ります。 質問の要旨。近年、蒲生の樹勢が衰えてきたのではと、専門家や市民の方々から聞きます。今年度当初予算に、蒲生のクス保護増殖事業1,098万円が計上されました。 要旨1、今年度の保護増殖事業は過去の取り組みとの関連で行われるものなのか、本事業の具体的な内容を問います。平成6年に蒲生のクス保全調査に始まった事業でありますが、今までの同事業への投入総額は幾らなのか、その成果は出ていると判断されておられますか。 要旨2、本事業は樹勢診断に基づいて実施されるのか、継続的に樹勢を見ている樹木医はいらっしゃるのか。樹勢回復には、断根して、新たな毛根を出して養分の吸収を高める方法などがあります。 また、老木などの診断に不定根を出させて、復活を診断する方法などがあります。過去の回復事業で根回りを保護する観点から、盛土や木製のデッキ、柵を設置した経緯があります。盛土は、以前には大きくあらわになっていた根茎状態の上から2mほどの盛土をして、樹勢回復を図る内容でありました。20年くらい経過したと思うわけですが、息の長い回復事業ではありますが、その成果の検証や診断はどのような結果が出ているかを問います。 要旨3、予算は保護増殖委託料でありますが、長期的継続性を持って取り組むべきであります。定期的に日常的観察は必要と感じております。定期的には専門的知識など持たれた方々のグループ、日常的には市民目線で観察していただく方々のボランティア団体の設置は考えられないか、問います。 要旨4、推定樹齢1,500年の蒲生のクスの歩みを今世代で終わらせることは、絶対にあってはなりません。市のシンボルであり、市民の宝物であり、誇りとする日本一の巨樹大クスを合理的な手法の委託業務だけで、命は守れるか、生命は守れるか。 青森県弘前市の弘前公園の桜は日本一と言われております。桜の管理は2人樹木医で見守られていますが、1人の方は、市の公園緑地課の女性の樹木医であります。本市には、鹿児島県森林技術総合センター(旧林業試験場)もありますが、市で専門職のスペシャリストの育成は考えないか。 要旨5、国の天然記念物の大クスにかかわる環境整備を含めた事業の扱いは、神社の意向とどちらが優先するのか。神社との理解をしっかり深めることも、この事業の円滑な実行につながります。神社との協議はどのようになされるかを問います。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  湯元議員のご質問につきましては、教育委員会でお答えいたします。 ◎教育長(小倉寛恒君) 湯元議員のご質問にお答えいたします。 1問目の、蒲生のクス保護対策は長期継続的にすべきについての、1点目のご質問にお答えいたします。 国指定特別天然記念物「蒲生のクス」は、旧蒲生町時代に、国庫補助による保護増殖事業を昭和58年度、60年度、平成8年度から11年度までの3回実施しております。 今回の事業は、前回の実施から18年が経過し、土壌環境条件の劣化や周辺環境の変化等が原因と考えられる樹勢の衰退が顕著となったために行うものであります。 事業の具体的内容は、枯枝の除去や腐朽部処理などのクス本体の保護、ウッドデッキや木柵などの周辺構造物の補修、クスの樹根の成長を促進するための土壌改良となっております。 平成6年度の蒲生のクス保全調査以降の保護増殖事業への投入総額は9,939万5,000円であり、そのうち90%弱は平成8年度から11年度までの事業費であります。この事業により、クスの樹勢はそれ以前と比較して大きく回復しており、事業の効果は大きかったと判断しております。 2点目のご質問にお答えいたします。 前回の保護増殖事業で、観光客や参拝客の踏圧から樹根を保護するために、ウッドデッキや木柵、盛土が設置されました。 市教育委員会では、県森林組合連合会に委託し、毎年4回の定期樹勢診断を実施しており、それには日本樹木医会、鹿児島県支部長の樹木医が、クスの樹勢を詳細に観察、診断し、結果を報告しております。 この診断では、神社境内地でのクスの樹根の伸長が確認されていることから、踏圧防止の効果が表れていると考えます。 一方、平成24年度以降、樹勢診断報告の中で、枯れ枝の増加や葉の色や大きさの悪化などの樹勢の衰えが指摘されてきたことから、市教育委員会では、昨年度、クスの現況把握を目的に、樹形や樹幹及び周辺土壌環境の詳細調査を、県森林組合連合会に委託し、実施いたしました。 その結果は、樹木の衰退度が5段階の4番目、「著しく不良」と判定され、緊急の保護増殖措置が求められました。 また、昨年7月に、天然記念物を専門とする文化庁調査官と県文化財課の担当者を委員とした「市蒲生のクス保護増殖検討委員会」を設置し、蒲生のクス樹勢保護増殖計画等を策定したところであります。 本事業は、今計画書をもとに3か年で実施し、今年度はこの計画と国からの予算の整合を図りながら、検討委員会で今後の取り組みについて検討し、クス本体の保護と一部土壌改良を実施する予定であります。 3点目のご質問にお答えいたします。 蒲生のクスに関連する予算としましては、保護増殖事業にかかる委託料と、年4回の定期樹勢診断にかかる委託料の2件を計上しております。後者が長期的、継続的に実施するものであります。 クスの定期的観察につきましては、定期樹勢診断で、クスの幹や枝葉の状況と樹根の成長等を調査するとともに、周辺土壌の硬度測定を行い、同じ位置からの全景写真を撮影して、経年的な変遷を記録しております。 また、日常的に異常を発見した場合には、蒲生八幡神社から通報していただくことにしており、特別なボランティア団体の設置は考えておりません。 さらに、今年度から、蒲生のクス保護増殖検討委員会を年2回開催し、専門的な指導、助言を受ける予定にしております。 4点目のご質問にお答えいたします。 蒲生のクスの指定天然記念物の保護管理は、専門的な見地、経験と長期間にわたる継続的な観察が必要であり、旧蒲生町時代から県内で最も実績を有する県森林組合連合会も委託し、樹勢保護を図っております。 定期樹勢診断は、樹木医1人で担当しますが、蒲生のクス保護増殖検討委員会では、樹木医2名を委員として委嘱しており、多角的な意見を伺うことができる体制となっておりますので、本市では特別な専門職の育成は考えておりません。 5点目のご質問にお答えいたします。 蒲生のクスの所有者は、蒲生八幡神社で、文化財保護法第113条の規定に基づき、昭和58年7月4日付で、旧蒲生町が管理団体に指定されており、所有者と管理団体は、双方協力しながら、天然記念物を保護管理することが求められております。 今回の事業でも、蒲生八幡神社の宮司に、蒲生のクス保護増殖検討委員会の委員を委嘱しておりますので、クスの現況と保護増殖の緊急性及び重要性を認識していただき、事業の円滑な執行を図りたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆21番(湯元秀誠君) 2つほどは、外れました。質問の中で。 まず、要旨の1のところでございますが、日本の巨樹ベストテンの中にクスが9本入っているそうです。それは、なぜなんでしょうか。おわかりでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) この件については、私のほう調査しておりませんので、担当課長並びに文化財係長が同席の許可をいただいておりますので、回答させます。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) 社会教育課文化財係の深野と申します。お答えさせていただきます。 議員がおっしゃるとおり、巨樹ベストテンの中にクスが基本入っているということなんですけれども、クスの場合には横に大きく根を張って、幹自体も非常に大きくなるということです。長い年月をかけて大きくなる、あとこの日本の環境に適した樹木ということで、クスが10本のうち9本がベストテン入りしているということかと思います。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) それもあります。クスはどういう性格を持っているか、ご存じないんですね、担当者でしょ。昔は樟脳と言いよったんです。樟脳は香りを持ってます。我々は子どものころ、樟脳工場がありました。市長も同世代のころです。漆でもこんこんと樟脳の木を削る音が村中に響きわたって、1日中その音を聞かされて遊び回っていたころがありましたが、ナフタリンをつくったりするところです。 そういうふうにして、虫よけの樟脳を持っているわけです。木自体がそういう成分を持っていますから、寄せ付けないんです、虫を。それが一つの大きな要因なんです。テストをするわけじゃないですから。勉強してください。 もう一つ、クスの木は広葉樹、照葉樹、針葉樹、どちらでしょうか。そして、常緑樹か落葉樹か、お答え下さい。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) クスの木は、照葉樹で落葉樹になるかと思います。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) どちらも正解です。しかし、本当は常緑樹になっているんです。この5月落葉と言いまして、葉が出てから冬に落葉するんじゃなくて、5月のころに新しい目を出して交換するような形で、前の葉が落ちていくという。ですから、一年中、葉は付いているわけです。完全に裸になる木じゃないわけです。芽を入れかえるタイミングは、芽が出てから葉が落ちるという性格ですから、実際は落葉樹に見えますが、本来はやっぱり常緑樹の分に入るそうですが。 この間、私の高校のときの同級生が喜界島からやって来ました。30年ぶりに、ちょうどここに来ているということで、八幡神社で会ったんですが。この大クスを見た感想、30年前のイメージと違うなということを彼が言ったんです。喜界島はそういう大木やらいろんな、奄美みたいにないですから、あこがれているわけです。 その中で、自分が変わったのかこの木が変わったのかわからないというようなことを言う。でも、新鮮な気持ちで見ていますから、やっぱり30年前とすると木が衰えていること、一瞬来たその友人さえも感じるわけです。この回の質問の中で、総額1億円、いままでかけて増殖事業をしていただいたということで、効果としては回復したというような表現してあるんです。本当に回復しているのか、と木に問うても、クスの木は答えることができません。やはり、自分たち人間が、人が聴診器を当てるように診断しなければならない。 人が病院に行くと、お医者さんは人を見て判断はできません。問診というのがあって、一つ一つ、ご飯食べたか、便が出ました、いろんなことを聞きながらで、症状を聞きながらで病気というのに絞り込んでいくと、特定していくというようなやり方だと思うんですが、決して立派なお医者さんでも、人の顔見ただけで、あなたは胃のどこが悪いですねとか、腸がどこですね、言う人は誰もいないと思います。それほどやはり、植物の場合はもっともっと物を言えない植物については、その判断が難しいのじゃないかなと思います。 それと、やはりあの大木になりますと、栄養周期がものすごく時間がかかるというような気がいたします。そんなことで、きょう診たから、あした処置をしたから結果がすぐ出るということじゃなくて、今回、18年前ですか、そういうような形で効果があったというお話です。 しかし、そのような形であるんですが、きのう、ちょっと12番議員の質問の中でも触れられましたけれども、きょうもその答弁が出ておりますが、平成24年度以降に樹勢診断方向の中で、枯枝の増加や葉の色や大きさの悪化などの、樹勢の衰えが指摘されてきたというようなことを、ここで答弁されておりますが、一方では回復されたと言いつつも、このような結果が出ているわけです。 人間のいろんな大きな病気になりますと、ステージ4とかそういうことをいろいろ、そこにきているのかなと。そうした場合、これ今ここにいる人たちだけが、これを考えているわけです。今、議論しているわけですが、みんな日本一だということだけで、何らその心配も市民も氏子もしてないわけです。本当に回復傾向にあるのかなと、専門の先生方に委託するだけで、それが健全度が測れるということ自体が、ちょっと疑問を持つわけです。 今回の、この予算の中で、前回の予算の中で盛土をされましたね。木で階段的につくってやっていますね。あの中の盛土をされた結果、そこは検証されたことはあるんですか。それで、それは何の目的であれはされているのかなというところを感じるわけです。あそこを検証されて、根が出ているか、腐食はないか、そこら辺どうなんですか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) お答えいたします。 クスの南側に木柵をつくって盛土をした部分かと思いますけれども、あちらについては、昨年度ちょうどエアスコップという機械を使いまして、根が切れないような空気で土を飛ばす機械なんですけれども、それで根の伸長状況を確認しました。その結果、盛土の中にはクスの根がちゃんと伸びてきていることが確認されました。ただ、残念ながら造成をした土の南側ですね、今の境内になっている部分については、若干やはり土が固いということで、それから先に根が伸びていかないということで、報告を受けております。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) ということは、あの盛土は全てをよしということじゃないわけですね。それは、今回のそういう20年度以降に樹勢が衰弱してきているという、そういう傾向の中に懸念材料としては含まれないんですか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) お答えいたします。 その盛土の中については、しっかり根が伸びているんですけれども、若干、そこも土がやっぱり固くなってきているという状況は見られますので、今回の事業の中ではそこの、もう一回土を柔らかくして、肥料を入れまして、あと議員がおっしゃるようにゆっくり効く肥料、遅行性の肥料をほどこすというのを計画に入れております。 24年度以降の樹勢の低下については、特にこの衰退度を判定した前年に大雪が降りました。その前年に8月に台風がきまして、枝が折れて、その後、大雪がきまして、その大雪でだいぶクスが傷んでしまったという経緯がございます。その後に樹勢診断、この衰退度判定をしておりますので、通常より悪く出ていることは事実かと思います。 今年度の樹勢診断、もう1回目が終わったんですけれども、その1回目の診断では昨年度に比べては、随分クスが復元してきているという報告を受けておりますので、一応そういう観点で衰退度判定を見ていただければと思います。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) 雪が降る、台風が来る、これは自然現象の中で当たり前なことであって、樹木医さんたちは想定内です。であれば、弱っているものは、いろんな方法あると思うんです。その施しはされてないわけですね。その対策は何らされてないですよね、今、お聞きすると。私も今まで見てきた中では、雪が降る、寒くなったらこうしましょうという流れ的な施しは何もなされてないですよね、季節的には。いわば放置されている状態です。 たくさんの増殖事業を、いろんな形で定期的に年4回もされている中で、これ結果を求めていく姿勢としてよろしいのかなという気がするんです。樹木は、樹高の3倍の距離の根の分布状態を形成すると言われています。あの周辺、先ほども言いましたけども、クスの木は1,500年です、今。いつも変わらず1,500年なんですけど。でも、その1,500年の中のクスの木はゆっくりと歩んでいると思うんです。私も生まれてまだ65年です。もう私が生まれた65年の中で、大きくやっぱりあの周りの状況は変わってる。 例えば、小学校校舎にしろ、あの周辺の住宅にしろ、昔は束石に建物が載ってただけです。もうそれが、コンクリートの基礎張りをされます。ほとんどの、あの周辺の住宅。これは変えることはできません、時の流れですから。 あの蒲生の鳥居の小学校の正門の下は、昔は湧水がありよったんです。私は見たことはないんですが、小山田議員のお父さんあたりの話では、あそこでシジミを取ってたと。昭和ですよ、まだ昭和、そのころは。あそこに牛を競り場に出すオート三輪者が横転して人が亡くなったこともあります。そのくらい、あそこに深い溝があった。それはなぜ水が途絶えたかという話の説の中で、米丸地区の田んぼの基盤整備を進めた。水脈が変わったと。そういう話なんです。 ですから、1,500年のクスの木の歩みはゆっくりでありますが、ここ60年、70年、50年ちゅう年月の中では急激な変化なんですかね、と思います。 ですから、要注意なんです、やはり。それはじわじわとダメージがきている可能性もありますが、あのようにして、あそこで埋め土をすればいいやとか、短絡的にものをやっていいのかというところがある。そういうことを思います。 ですから、この自然の現象が今の現況と樹木医の方たちが判断されているか、そこらあたりはどうですか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) 教育長の答弁でもありましたけど、樹勢診断は樹木医の先生1人で、一応樹木医の先生1人に診ていただいているんですけど。昨年度から検討委員会をつくりまして、樹木医2名の先生、あと天然記念物を文化庁から委託して調査員をされている先生、計3名の専門の方に診ていただいているところです。その3名の方の意見としましては、やはりクスの樹勢自体は大きい目でみると右肩下がりで、残念ながら落ちていっているだろうということは、指摘されております。 それを、もう一度平行にする、もしくは右肩上がりにするために、今回の保護増殖事業で、土壌改良等クスのためにできることをするということで、3か年の計画を策定したところであります。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) 木柵、柵がありますね。あそこの中に1本別な木が植わってます。同じ木があそこの境内に何本ありますか、3本ありますでしょ。なぜ、あのイチョウの木をあの枠の中に収めるような、あの施工をしたのか、私にはわかりません。イチョウも増殖しているわけです。見てごらんなさい。あの木は完全にクスの木に威圧感を与えて、木を衰弱させるもとになってます。市民が誰が見ても、議員の方々行かれても、これが悪やぁよとまず言います。立派な樹木医じゃなくても、住民の方々が言うわけです。私も思います。どう思われますか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) 恐らく、あの南側のイチョウの木のことかと思いますけれども、イチョウの木については、確かに増殖の土のところにあるものですから、栄養を受けて非常に大きくなって、日当たりが悪くなるとかいろんな状況が生まれてきております。それについては、平成25年度にその枝をちょっと剪定をさせていただいて、クスに日が当たるようにという措置もしておりますし、あと文化庁の調査官とか、あと専門の先生方によりますと、八幡神社にある全ての木が一応蒲生のクスを風から守ってくれたりとか、あそこの森自体が蒲生のクスを生かしているという実態もあるということで、指摘を受けているところでございます。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) それはもちろん、そこの上下のバランス、これは大事です。しかし、バランスが崩れているんです。どう見ても、クスの木から何m離れてますか、もう完全にイチョウの木が樹勢的には勝ってます。ですから、ほとんど境内のほうは、枝葉がもう伸びてきません。そのような現状が今、起きています。でもそれを、どうじゃあ、抜本的にやるかとなったときに、神社内のそういう樹木を勝手に伐採できるかとか、そういういろんな問題が起きてくると思うんです。それが、また一つの文化財産的なものになるんだったらまだしも、この1,500年のクスを守るためには、ある意味では涙を呑んでイチョウを切る、伐採する選択肢もあるのかなと思いますが、専門家についてはもうそこはやらないという結論ですか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) そのイチョウの木に限らず、蒲生の八幡神社が今現在使われている、その土地利用のあり方がございますので、その土地利用のあり方と蒲生のクスの保護、増殖について、どういう形で進めていくかというのは、その検討委員会の中で進めていくことになります。検討委員の中に、蒲生八幡の宮司にも入っていただいていますし、あと先ほど言いました樹木医の先生方もおられますので、その中で議論をしていただくことになりますので、現時点でしないというわけではなくて、これからまた議題に上がっていくことかと思っております。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) 私が先ほどから言っていますが、24年度から急にごおっと変化が起きたわけじゃないんですよ、これは。じわじわとそういうものが動いてきている自然現象を観察する、定期的にやって、年4回もやってて、そういうのが検討されないという自体がおかしい。今の現状は、私は判断しますが、寄生植物、ひどいです。24年からと言われますが、これ3年前の寄生植物じゃないです。樹木の多分半分以上、寄生植物でおおわれています。思われませんか。あれは何ら影響ないんですか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) 着生植物の件だと思いますけれども、実際、蒲生のクスですね、南側については2年ほど前に必要ないというか、害を与える植物については除去いたしております。北側については、また着生植物残してある状態なんですけれども、実は生育に障がいのある木のようなたぐいのものとか、あとつる性の植物、枝に巻き付いて、枝を折ってしまうようなつる性の植物というものは除去いたしますけれども、実際、樹皮が日焼けしないようにシダとかコケ類が生えているんですけれども、そういうものを無理やりはがしてしまうと、それ自体がクスの樹皮を傷めてしまう可能性があるものですから、それらについては、一応残しておくといことで、現在検討委員会で協議をされております。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) 寄生植物は取れば傷むという、もうその次元じゃないです。もう完全に、寄生植物は木材を分解して栄養源とする、やっぱり腐食菌なんです。サルノコシカケは生えていませんか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) サルノコシカケは今のところ、確認されておりません。 ◆21番(湯元秀誠君) 今朝方も見てきましたが、らしきものがもう生えています。サルノコシカケが生える樹木は枯れると、これ文献に出ているんです。木材腐朽菌としての被害は決して小さくないサルノコシカケです。寺院や神社などにおきる、古木、銘木の倒伏にもしばしばサルノコシカケ科の菌が関与していると。ですから、これは一つのバロメーターなんです。4段階を超えているじゃないですか、これ。それでも、今回は、寄生植物のことには何ら、事業には触れてありませんね。もう枯れますよ。どうですか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) この着生植物については、先ほども申し上げたんですけども、全て残すというわけではなくて、クスに影響を及ぼすものについては除去いたします。あと、先ほど議員がおっしゃってましたが、サルノコシカケについては、まだ確認してないんですけれども、ベッコウダケが北側の根元部分にあるということで、それについてはしっかり除去して、あと殺菌をしないと、そのベッコウダケが悪い影響を与えるということで、現在報告を受けているところです。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) 市長、藤城清治のパネル、影絵です。もう見ていらっしゃるんでしょう。 今からオークションにかけます。冗談ですが。著名人が、このクスの木をやはり、自分の手にかけて絵にしたいというぐらいの、やはりそういう、皆さんが心寄せる木なんです。何年か前は、蒲生で全国巨樹フォーラムも開催されました。日本一だからです。こういうイベントもできたという、一つの歩みは。その大クスを、やっぱりこの危機の中からどうにか守らんにゃいかんです。たくさんの方々が、インターネット上で専門の方々やら旅する方々が、蒲生のクスについて触れていますが、私が、ここに書いてありますね、市民の目線で目視する、観察してもらえる市民のグループなんかできないか、する考えありませんと、一言で片づけてあります。市民から何にもメッセージ発信されてません、このクスについては。外の人が心配している。どうですか、このことについて。市長は、今回、答弁いただいておりませんが、どうですか、市民みんなで何か守るための手立てを議論したり、話をしたり、知識を持つということは大事なことじゃないかと思うんですが、市長どう思われますか。 ◎市長(笹山義弘君) 蒲生の大クスにつきましては、私も市長はっぴの背中に背負わせていただいて、そこには日本一としてございます。それぐらい、姶良市民の誇りとする樹木でございますので、ですから樹勢が衰えているということについては、大変心配しておりますし、この環境をどうつくっていくかということについては、やはり蒲生八幡も含めて、みなでしっかり話し合い、また今後の専門家を交えて、一番今、最良の方法をどう取れるのかということについては、しっかり協議していただきたいというふうに思っています。 ◆21番(湯元秀誠君) やはり、話題やらいろんなもの、このクスについては市民が共有するという、そういうことを行政と共有するということも大事じゃなかろうかと思います。 このスペシャリストの育成はできないかという、これも残念ながら外れまして、考えないということでありますが。あのNHKのプロフェッショナル仕事の流儀という番組の中で、桜の名所にこの男ありということで、和田博幸さんやら女の、私がここで出した弘前の桜の日本一の、これは市の担当職員が樹木医であるという紹介されたのを見て、蒲生のクスの木にもこういう熱意のある方がほしいなというのが率直な気持ち。この中に、NHKが出した流儀なんです、仕事の流儀。担当者は仕事の流儀、どういうものを持っていらっしゃいますか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) 私も専門は天然記念物ではありませんので、この樹木医としての資格もありませんので、そういう意味での流儀はないですけれども、自分に担当を受けたときから、一応樹木医の先生方にもいろんなご意見をお聞きして、わからないながらもいろいろ勉強させていただいております。 議員がおっしゃるとおり、日本一の巨樹で姶良市のシンボルとしてある、非常に下に行くと本当に力をもらえる木ですので、何とか元気にしたいということで、今回の計画も策定したということになります。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) 頑固な人が流儀を持つとか、そういうことじゃないとは思うんですけども。私も流儀があります。私の流儀は、省力はしても省略はしないのが流儀なんです。ポイントを外します、省略してしまうと。失敗はあります。しかし、その失敗を2度繰り返さないためには、やっぱり省略はだめです。省力はいいです。機械がすることとか、さまざまな手段を変えるかいうものはいいですが、ポイントのところは外しちゃいかん。これが大きな失敗になります。 今回の、この樹勢回復の増殖事業も、私はポイントを間違うと取り返しのつかないことになるというものです。これは、私なんか、来年また種をまいて実を取りますけど、これはもう取り返しがつかないわけです。そういう一つの事業の中であれば、たくさんの方々の意見やら考え方やらを盛り込んで、やはり守っていくべきものじゃないかなと思うわけです。 早く終わるつもりだったんですが、蒲生のクスの木に、大楠の基金というのがあると思うんですが、ご存じですか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) はい、知っております。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) 今、その運営やら事務局やら含めて、どのような形になっていますか。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) すみません、運営等については私はちょっと存じ上げておりません。 ◎蒲生総合支所長(田之上茂広君) 今、大楠どんと秋まつりの関係で、大楠基金ということで積み立てといいますか、祭りの段階で祭りに来られた方々から、大楠基金ということで、募金を募っております。今現在、この実行委員会の中での積立金といいますか、73万円ほどの大楠基金ということで積み立ててあります。 今、先月の末ですが、役員会を開いておりますので、今回、樹勢の関係が出ておりますので、大楠基金等の微力であるかとは思いますが、基金として使っていただくような、ちょっと話も出ております。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) この大クスの種をまいて、クスの苗木を育てたことがありますよね。日本一という、この称号は取りにいっても取れないんです。もらおうと思ってもらえないんです。今、現に姶良市にあるから日本一であって、これ新しく日本一をつくろうってできますか、別のものを。できることがあるといえば、クスの木を姶良市に植える推進を図って、奨励を図って、この大クスの孫、ひ孫をつくろうじゃないかという運動をしたらどうですか。そしたら、日本一が2つ、日本一クスの木の多いまち、大きさもさることながら、その樹勢も広いと。そのような構想は、また夢は描けないでしょうか。 ◎教育部長(竹下宏君) 今、議員のほうから、るる大クスについての思いということで、お聞きをいたしました。私もクスの件については、あまり勉強してないところではありますけれども、姶良市がクスにまつわる、クスに非常に関係の深い市ということでございます。今後、そういったことができないか、部内のほうでも検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) 今回、ちょっとクス1本に絞っての質問ではございましたけども、一つの定義が必要かなと思って、今回これを1本に絞って出しました。本当に守りに入るときは守らんにゃいかんですけども、クスの木と語れる市民でありたいなと思います。そのためには、やはり寄り添うことが大事じゃなかろうかと。特に担当者は大変かもしれませんが。 それと、神社との問題。これは、行政は入れないところもあり、入らなければできない仕事でもあります。非常に難しい部分だと思いますが。私がここで神社とのいろんな協議の中で、神社の行事等がある、例えばどんと秋まつりの中で、七五三のお客さんを入れるんだと、神社側が言われます。そしたら、どんと秋まつりのお客さんのスペースをその何百人も来られるわけやないですけど、神社側のほうに、上まで車上げられるんでしょうか、そういう確保をしてほしいと。現状的に見れば、難しい話もあるわけです。過去にもいっぱい、いろんな問題も神社との問題と氏子の問題もあります。しかし、これは神社側とか行政側とか、市民側とかいうサイドの問題じゃなくて、やはり日本一という称号を与えらえたこの蒲生の大クスをどう守っていくかという、同じ方向に向かないと、今回のこの危機は脱しえないんじゃないかなと思うわけです。 まだ、聞いた話ですが、今年度の秋の、日本一どんと秋まつり、これは八幡神社では行わないという、鎮守の森の祭典は行わないという話を聞いたんですが、それは本当ですか。 ◎蒲生総合支所長(田之上茂広君) 先ほども申しました、実行委員会の役員会の中で、話をいたしまして、この蒲生小学校のほうへ移って行うということで、今回、八幡神社のほうの鎮守の森のほうの開催のほうは、この樹勢が終わるまでは蒲生小学校のほうで行うというようなことで、話がついております。 以上です。 ◆21番(湯元秀誠君) クスの木の下で、イチョウの葉が舞う下で、祭りが行われる、これが一つの蒲生の風物詩になっているという気がするんです。それがもう20年以上続いているものを今年度、場所を移転するということですが、下のほうもたくさんの方々が見えます。そして、下のほう、小学校のほうの農林業祭の延長の中でなされている、あそこのほうもたくさんの方々、また下に移ることによって、また形の違うイベントになるのかなと思います。ただ、クスの木は市民の方々やら、心寄せてくださった方々から疎遠にならないことを願うことで、今回の質問を閉じたいと思います。 終わります。 ○議長(湯之原一郎君) これで、湯元秀誠議員の一般質問を終わります。 ○議長(湯之原一郎君) 以上で本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は6月22日午前9時から開きます。(午後4時14分散会)...