平成 28年 9月定例会(第3回)平成28年第3回
姶良市議会定例会議事日程第5号 9月8日(木)午前9時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議
案│ 議 件 名
│ 備 考 ││番号│番 号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│ │一 般 質 問 │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 平成28年第3回
姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前 9時00分
││ 平成28年9月8日(木)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 4時02分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──
┐│出席議員│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名 │出欠││及
び│番号│ │の別
│番号│ │の別
│番号│ │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 1│峯下
洋 │出 │ 9│犬伏 浩幸 │出 │17│和田 里志
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 2│萩原 哲郎 │出 │10│本村 良治 │出 │18│森川 和美
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 3│新福 愛子 │出 │11│小山田邦弘 │出 │19│吉村 賢一
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 4
│竹下日出志 │出 │12│森
弘道 │出 │20│鈴木 俊二
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 5│堂森 忠夫 │出 │13│渡邊 理慧 │出 │21│湯元
秀誠 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 6│谷口 義文 │出 │14│堀 広子 │出 │22│上村 親
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 7│神村 次郎 │出 │15│東馬場 弘 │出 │23│湯川
逸郎 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 8│田口 幸一 │出 │16│法元 隆男 │出 │24│湯之原一郎 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 24人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 大迫 久 │ │ │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────
┐│ 地方自治法 │市 長│笹山 義弘
│蒲生総合│松元 滋美 │消 防 長│岩爪 隆 ││ 第121条
│ │ │支 所 長│ │ │ ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│久保
力 │企画部長│福留 修
│教育部長│久保 博文 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名 │副 市 長│西井上洋子
│市民生活│黒木 一弘
│水道事業│竹下 宏
││ │ │ │部 長
│ │部 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │教 育 長│小倉
寛恒 │保健福祉│恒見 良一
│総務部次│柊野 信也
││ │ │ │部 長
│ │長兼
総務│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │総務部長│脇田 満穂
│建設部長│上山 正人 │危 機│堀之内
勝 ││ │ │ │ │ │管 理
監│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │加治木総│木上 健二
│農林水産│海老原経記 │企 画 部│宮田 昭二
││ │合支所長│ │部 長
│ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │商工観光│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │市民生活│黒木ひろ子 │農林水産│増田 明
│教育部次│上田橋 誠 ││ │部次長兼
│ │部次長兼
│ │長兼
学校│ ││ │市民課長│ │耕地課長│ │教育課長│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│田代眞一郎 │農 業│田之上茂広 │総 務 部│米澤 照美
││ │部次長兼
│ │委 員
会│ │財政課長│ ││ │子 育 て
│ │事務局長│ │ │ ││ │支援課長│ │ │ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│福山 惠子 │会 計│牧之内昌二 │企 画 部│福元 義行
││ │部次長兼
│ │管 理
者│ │地域政策│ ││ │健康増進│ │ │ │課 長
│ ││ │課 長
│ │ │ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │建設部次│上原 一美
│教育部次│平田 満
│ │ ││ │長兼
都市│ │長兼
教育│ │ │ ││ │計画課長│ │総務課長│ │ │ │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 9月8日
○議長(湯之原一郎君) これから本日の会議を開きます。(午前9時00分開議)
○議長(湯之原一郎君) 本日の日程は配付しています議事日程のとおりであります。
○議長(湯之原一郎君) 日程第1、一般質問を行います。 まず、16番、法元隆男議員の発言を許します。
◆16番(法元隆男君) 登 壇 おはようございます。きょうは4日目ですが、きのうまでは10時からの開会が、きょうは9時からの開会ということで、きょう、6人も頑張っていただきたいと思います。 それでは、本日1番バッターですが、通告に従って質問してまいりたいと思います。 質問事項1、文化財等の説明板について。 要旨1、ある
町歩きグループが自分たちのコースの説明板の清掃を定期的、年に一、二回行っておりますが、その説明板が、場所によっては文字などが剥離して、塗装が剥離して、もう見えなくなっている。改善はできないか、問います。 要旨2、近年全国的な傾向として、外国人観光客が増加しております。本市も外国語による説明板の設置が徐々に見られるようになりましたが、もっとふやしていくべきだと思います。いかがでしょうか。また、設置の基準があるかどうか、説明してください。 質問事項2、三州同盟会議について。義弘公没後400年が近づいてまいりました。そのことで次のことについて問います。 要旨1、会議の進捗状況と記念行事の開催年度についてお答えください。 要旨2、どのような内容を考えておられるか、3市1町はそれぞれ独自の計画で進んでいるのかどうか、お答えください。 質問事項3、高齢者の安否確認について。先日、ある地域のひとり暮らしの高齢者の方が、亡くなられてから3日後に発見されました。そこで、安否確認について問います。 要旨1、安否確認についての本市の現状を説明してください。 要旨2、今後の取り組みについてお知らせください。 質問事項4、
鹿児島中央郵便局の一部機能移転について。
鹿児島中央郵便局の地域区分局として、霧島市隼人町小田に移転が決定し、計画が進行中でございます。隣接市への移転ではございますが、数百人の雇用が見込まれており、姶良市にも近いため、交通・流通・インフラ・通勤・住まいなど、姶良市の活性化にもつなぐことはできないか、問います。 以上で、当初の質問といたします。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 法元議員のご質問にお答えいたします。 ご質問のうち、1問目の、文化財等の説明板についてのご質問につきましては、教育委員会で答弁いたします。 2問目の、三州同盟会議についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 三州同盟会議は、平成26年8月18日に発足し、義弘公の業績を顕彰するため、ゆかりの3市1町の自治体がそれぞれの行政区域を超えて連携し、地域活性化と各種記念事業の展開を図るためのものであります。 既に会議は5回開催され、現地視察を含め、平成27年度には「あい駆けよ」と題した義弘公の生涯をたどる形式で、
共通パンフレットを作成し、国民文化祭などのイベント等を初め、さまざまな形で各市町でのPRに努めたところであります。 今年度は「義弘公を巡る三州同盟の旅」と称したゆかりの史跡等をめぐるバスツアーを11月に実施することといたしております。 記念行事の開催年度でありますが、平成30年が明治維新150年と重なるため、第5回会議におきまして顕彰記念事業をその翌年の31年に実施することを提案し、承認いただいたところであります。 なお、記念行事の内容は三州同盟会議全体で取り組むものであり、会議での承認が必要であることから、現時点での公表は差し控えさせていただきたいと考えております。 次に、3問目の、高齢者の安否確認についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 高齢者等の安否確認につきましては、民生委員や
在宅福祉アドバイザー、
地域包括支援センターの相談員などによる状況確認、
配食サービス事業における配達時の安否確認などを通じて見守り・声かけなどの支援活動を日々行っております。 さらに、市におきましては、ひとり暮らしの高齢者等に対し、在宅での安全・安心な生活を支援するために、電話方式の緊急通報装置を貸与しております。 今後も現在実施しております各種サービスを継続するとともに、自治会・
校区コミュニティ協議会・社会福祉協議会などと連携しながら、地域住民全体で支え合う体制づくりに努めてまいります。 次に、4問目の
鹿児島中央郵便局の一部機能移転についてのご質問にお答えします。 誘致企業の雇用につきましては、地元優先であることは否めませんが、新聞報道によりますと、数百人に上る地元雇用が予想され、霧島市のみでの確保は難しいと思われますので、霧島市とも連携し、募集等に協力したいと考えております。多くの正規職員は鹿児島市からの通勤が予想され、直近の乗降駅は隼人駅を利用されるものと思われますが、駅からのアクセスを考えますと、加治木駅からのアクセスも取り組み次第では可能なのではないかと考えております。 また、同時に、市内の駅で途中下車してもらえるような取り組みを模索したいと考えております。 現在も霧島市とは錦江湾奥会議の組織の中で広域連携を図っており、霧島市の
企業誘致パンフレットに、隣接する本市の市街地の写真や市の情報を掲載することを承諾しております。そのパンフレットにより、本市の利便性のアピール効果も生まれております。他市への移転計画であるため、その内容の詳細を知ることができませんので、本市の活性化へと結びつけることは現時点では容易ではありませんが、引き続きその動きを注視してまいります。
◎教育長(小倉寛恒君) 1問目の、文化財等の説明板についての1点目のご質問にお答えいたします。 文化財説明板の多くは、
強化プラスチック板等に写真や文字を印刷しているため、10年以上経過すると紫外線により徐々にインクがかすれ、読みづらくなってまいりますので、これまでも年次的に説明板の取りかえを行ってきたところでありますが、今後も計画的な更新に努めてまいりたいと考えております。 2点目のご質問についてお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、昨年の
訪日外国人旅行者数は2,000万人に迫る勢いであり、政府は平成32年には4,000万人、42年には6,000万人を目標に掲げております。 本件におきましても、昨年、集成館関連の遺産が世界文化遺産に登録され、今後、外国人観光客が増加するものと思われます。 このような中で、文化財を核とした観光拠点整備には、わかりやすい説明板等の設置や多言語の開設が必要不可欠でありますので、国や県の支援策の導入を含め、観光所管部署と連携した取り組みを進めていく必要があると考えております。 なお、市教育委員会の文化財説明板の設置基準につきましては、原則として国・県・市の文化財指定を受けているものを対象に設置しているところであります。 以上、お答えといたします。
◆16番(法元隆男君) それでは、通告順に再質問をさせていただきます。 この説明板が、今、答弁書の中で語られておりますように、
強化プラスチック、これはFRPとも呼びますね、
強化プラスチックに印刷をしたものであるということであれば、結構、これは耐久性があるような気がいたします。 私がここで取り上げましたのは、恐らく前の、印刷ではなくて、ペンキで書かれた案内板だったような気もいたしますが、そういったことで、最近、そういった
強化プラスチックFRPの板で印刷をしているということであれば、結構、耐久性もあるんじゃないかと思います。 姶良市は特に文化財が県内一多いところで、説明板の設置も大変ではないかと、そういう思いをしながらこういった質問を差し上げております。 そういうことで、場所によってはもう早急に、例えば1つだけ言うとすれば、龍門司坂の入り口のところに立派な説明板が出ておりますが、昔からあったやつの説明板もそこでこうなってて、昔からのやつなんかが、ペンキだと思うんですが、剥げて、
町歩きグループの人たちが、もうちょっと見苦しいよねというような話をして、私も確認しましたけど。そのほかのところでそんなに多くあるということではございませんが、そのようなところもマークしながら、今後、取り組んでいただきたいと思います。 それと、外国版による多言語の説明板につきましては、今、私も何か所か確認しております。まだ少ないです。これについて、新しくできたところの、特に龍門司坂とか、またはあそこの花園寺跡を整備されましたね。花園寺のやつは英語だけだったような気がします。それで龍門司坂のやつは3か国語、しかも韓国語は2つ、2種類の説明がしてございますね。そのほか、やはりここに答弁をいただきますように、指定のものを優先して、国の指定、龍門司坂も国の指定ですから、そういったことでいち早くされたと思いますが。 今後についての何か計画が具体的にわかれば、お示しください。
◎教育部長(久保博文君) お答えをいたします。 今後につきましては、ただいまございましたとおり、いわゆる重要度と申しますか、そういったものを国・県基準に考えていきたいと思っているところなんですけども、ただいま昨年度から、平成27年度から本年度にかけまして、
森山家保存活用事業を取り組んでいるわけなんですけれども、有形登録文化財でございますが、そういったようなところにも、そういった多言語の看板というようなことも考えていきたいなというふうに考えているところでございます。
◆16番(法元隆男君) 基本的に、何か国語で考えていらっしゃいますか。花園寺のところは英語で、聞くところによると、ああいうところに来られる観光客とかそういったような方たちは、大体、英語はある程度わかるような方たちが多いというような話も聞いたりはしておりますけれども、花園寺は英語だけですよね。その辺のところもちょっと、龍門司坂は3か国語、英語・中国語・韓国語。韓国語もハングル語を入れて2種類してありました。その辺のところの違いをちょっとご説明ください。
◎教育部長(久保博文君) お答えをいたします。 今、外国語の説明板につきまして、5か所ございます。議員ご指摘の花園寺、これが英語ですね、それから掛橋坂が英語と韓国語、そして白銀坂、龍門司坂、そして龍門滝ですね、ここが中国語なんですけども、中国語、北京語と広東語、そして韓国語と英語というようなことで表記をいたしているところなんですれけども、本県におきましての観光動向と言いますか、そういったものを考えますと、アジア圏からの来客が多いというようなことも聞いておりまして、ただいま申し上げましたような韓国語とか中国語を入れているわけなんですけれども、基本的に英語を加えてるというようなところでございまして、今後につきましてもその3か国語と言いますか、そういった言語を導入していきたいなというふうに考えているところでございます。
◆16番(法元隆男君) 大体その、わかりました。 それと、今、5か所ということでおっしゃいました。今後、そういったような優先順位というか、その辺はある程度考えて、次の計画を練っておられるかどうか、その辺のところ、わかる段階で結構です。
◎教育部長(久保博文君) お答えいたします。 先ほど森山家というお話もしたところなんですが、今、現時点では点検作業等も含めまして取りかえが必要だなと考えているところとしましては、弥勒窯跡とか古帖佐焼宇都窯跡、龍門滝の滝見観音石像とかいろいろございまして、この中から、この中と言いますか、ほかにも先ほどご指摘ございました龍門司坂の説明板、これも読みづらくなっているというようなこともございます。もろもろ考えまして、今申し上げましたような取りかえが必要だなと考えているところなども含めて、総合的な検討を加えながら進めていきたいというふうに考えております。
◆16番(法元隆男君) 大体わかりました。説明板という、今、項目で質問しておりますが、次の質問でわかる範囲で教えていただきたいんですが、要するに、町歩きでいろいろとやっておりますと、いろんなリクエスト、注文もあります。どこどこを今度行くんだけど、説明してくれと。そういったことで行政に対してもそういうのもあるんじゃないかと言ったときに、外国語での説明をするっていうような体制、そういった例は少し、ある程度、検討されておりますか。わかる範囲でお答えください。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えいたします。 パンフレット等での対応も必要でございますが、Wi─Fiスポット、それからスマホのアプリ等、こちらのほうで観光スポットにつきまして順次、対応していきたいと考えております。 以上でございます。
◆16番(法元隆男君) わかりました。それでは次の項目に移りたいと思います。 三州同盟会議についてということで、質問させていただきます。 この前の8月に第5回目があったようでございますね。そういったようなことで、会議が続いて、毎年、これは毎年2回ぐらいずつ開催されるんですか。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) おっしゃるとおりでございます。
◆16番(法元隆男君) その開催年度が平成31年ということで、はっきりともう決定されたということでございますので、我々市民としてもその辺のところを楽しみにしているところですが、この答弁書に書いてございます、私もよく見たんですが、「あい駆けよ」というパンフレットをおつくりになりましたですね、これは非常によくできたパンフレットで、結構、内容も豊かで、非常にいいなと思いました。これはどのくらい、何部くらいつくられて、どういったところに、もちろん、去年の国文祭でもしっかりと配っていらっしゃいました。いろんな文化団体にも配られたっていうのは存じ上げてるんですが、要するに、3市1町で全体としてつくったということですので、何部ぐらいつくられたか、教えてください。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えいたします。 約6,000部つくっております。
◆16番(法元隆男君) わかりました。 それでは、次に、義弘公、今年度の事業として、「義弘公を巡る三州同盟の旅」ということを計画されております。これは非常にいい企画ではないかなと思いますが、3市1町を回るということで、ことしだけで回ってしまうのか、それとも毎年どの辺を重点的にとか、その辺、わかる範囲でちょっとお知らせください。
◆14番(堀広子君) 確かに各児童クラブによりまして、それぞれ形態が違うということも私も認識いたしております。 姶良市になりまして第1回目の連絡協議会が開催されたと思いますが、この児童クラブ連絡協議会ですか、ここでのお話を若干お聞きいたしました。確かに、利用料の減免については大事なことだということで、連絡協議会のほうでもこのことを重視していきたいというお考えがありましたので、ぜひ児童クラブの連絡協議会におきまして、そういった各児童クラブでの差異の件を統一するような形ができないかも含めまして、今後、減免制度について検討を重ねていっていただけたら思いますけど、その件については、連絡協議会の方々にもお話は一応いたしましたけれども、第2回目、これから行われます連絡協議会等で、この件も含めて協議をしていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 連絡協議会ということで、今議員のほうからございました第2回の連絡協議会等のそういった機会も捉えながら、今、合併して先ほども出ましたけれども、3町それぞれのやり方の中でしていて、議員ご承知のとおり、児童クラブのその利用料金についても、やはり上からというか、さまざまございます。 そうしたことも、まず、統一ということができない限りは、先ほど議員のほうからご提案ございましたけれども、そこにもなかなか踏み込んでいけないところがございますので、先ほどもありましたけれども、そういうことを踏まえながら対応させていただければと思います。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) 次に移ります。次の子どもの貧困対策についてお伺いいたします。 全日本教職員組合の調査と会議で報告されているのを、少し述べさせていただきます。母子家庭で親が病気で、食事の用意ができなくて、まともな食事は給食だけ。また、家に食事の用意がなく、友達の家で食べる納豆ご飯が楽しみの食事になっている子ども。そして、毎食コンビニの食事、一日の食事が給食だけの生徒もいるなどの報告が後を絶たないと、報告されています。 このような子どもたちを支援する取り組みが、今広がっておりますが、確かに子ども食堂を行政が全面的にやると、対象を誰にするかといったことなどが、あるいはまた、所得の申告の問題など制度が複雑になりがちかもしれません。でも行政が、何といってもこの貧困対策に対しましては、貧困対策の骨格をしっかりとつくり、そして民間だからできる柔軟性を尊重して、連携によって対策を進めることがとても大事だと思います。 そのためには、自治体もボランティアや民間任せではなくて、子どもの貧困対策は最優先課題であると、こういうしっかりとした位置づけをして、子どもに関する施策や予算の見直しが必要だと思いますけれども、子どもに貧困の責任を負わせてはならない、この立場を貫き取り組むことが大切だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 議員、今おっしゃったように、やはり一番の原因というのは子どもの貧困、親のさまざまな離職があったりとか、そこに働く状況の中の賃金の関係とかさまざまな社会的な背景があると思います。 そういうこともあるわけなのですけれども、まず、市としてどうするべきかということで、今ご質問があったわけなのですけれども、私どものほうでは、まずもってさまざまな中でどういう形でしておけばということと、まず、ネットワークのそういったものがつくれないかどうかとか、そしてまた、今回の答弁の中でも出しましたけれども情報提供、そういった形の支援の中、そういう中で対応していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) 今お答えいただきましたように、貧困対策のやっぱりネットワーク、これが大変大事になってくるかと思います。行政で言いますと、民生委員さんとか、あるいは保健師、福祉事務所、そして学校と地域の学級支援の連携も必要かもしれません。そして、いつでも気軽に相談できる病院とか、こういったさまざまな人がそれぞれの専門、それぞれの観点から地域の子どもたちの状況を見て、今何が必要かと話し合いをされ動いていく。そしてネットワークを進めていくことも必要だと思いますが、このネットワークづくりには、どのような考えをお持ちですか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 例えば、きょう、ちょうど新聞のほうにも出ておりました、鹿児島県が実態調査をやっているというようなもの。今からやろうということで、大きく一面のほうに出ておりましたけれども、そういった形の中で県も取り組んでいると。 そして、またちょうど9月の3日、ご質問の中でもございました学習支援の関係、いち早く姶良市としても、この学習支援、県の事業ではございますけれども指宿と一緒になって、モデルの中、県内でも2市でしたけれども対応させていただきました。 貧困関係そういった形の中、そしてまた、今からの中でも例えば先ほど議員がおっしゃった、県そして各NPO、それから社会福祉の団体そういったところとネットワークをつくりながら、そしてまた、情報交換をやりながら市のあるべき姿、そういったものを模索しながら対応していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) ぜひネットワークを密にしながら連携をとり、進めていただきたいと思います。今、部長がお答えいただきました、きょうの新聞の件でございます。鹿児島県がこれまで貧困率第3位と言いながら、なかなか進まなかった貧困対策が、実態調査を行うということで予算を計上し、これからやっていくということが述べられておりましたので、大変喜ばしいニュースを、きょう新聞に載っていたのを、私も他の同僚議員からお聞きしまして、新聞の記事をいただいたところでございます。 まず、その前にお尋ねいたします。全国で貧困率が一番高いのが沖縄県ですね。この沖縄県が独自の調査を実施して取り組みが始まっております。その中間報告をされております。少しご紹介いたします。 子ども調査結果概要中間報告といたしまして、28年、ことしの1月29日に出しておられます。その概要を見てみましたときに、調査の対象者が公立小学校32校の、まず小学1年生、それから小学校の5年生、中学の2年生を対象に行われております。それから抽出方法は、すいませんね。児童生徒数の10%程度ということで、市町村ごとの児童生徒人口を考慮して、できるだけ多くの市町村を抽出しているということでございます。 調査の期間が去年の10月から11月の1か月間、実施方法といたしましては、子どもと子どもの表、それから保護者の表をセットで配布すると、すいません、各学級内で子どもの表、保護者の表をセットで配布し、子どもが家庭に持ち帰り、子どもの表を児童生徒が記入し、保護者の表は保護者に記入してもらったと。その調査表は学校に提出し、学校はそのまま沖縄県子ども総合研究所に無記名直筆で書かれたものを送付したというふうに、調査の概要が載っております。こういう取り組みをされているところでございます。 また、2番目に貧困率の高い大阪市では、ことしの夏、幼稚園や保育園、小中学校6万人規模のアンケート調査を行って、子どもの実態を把握し必要な施策を、市の17年度の予算に反映するとしております。 OECDの保育白書によりますと、人生の始まりこそ力強く、乳幼児期の教育とケアの国際比較では、出生から3歳になるまでの幼い子どもたちへのケアや教育がとても重要だということを分析されています。脳や身体機能が爆発的に発達を遂げる時期であり、長期的な影響を持つため大変重要だと述べています。その点、保育所の役割が大変重要になってくるわけでございますが、その大事な時期に、詰め込みの保育や保育士が過重労働だという状況では、人生の始まりを力強くすることは困難だと言えます。 大阪の調査を先ほど述べましたが、ここはだから幼稚園と保育園、これも含めて調査を行っているようでございます。一般的には先ほど来ありますように、貧困対策の中心と言いますと小中学生になっておりますが、このように乳幼児期の子どもへの対策というのは、投入したお金が人材に対して成果が見えにくいという問題がございます。けれども、見えにくいという問題がありますので、ぜひ本市におきましても、幼稚園と保育園も対象に調査をするよう検討はできないでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 私どもはちょうど今年度から子ども・子育て会議のほうもやっておりますので、その中でもちょっと議論の中というか議題の中に入れて、こういった形の中でどうすればいいかというのも検討してみたいかなと思っております。 先ほどのさまざまなデータというか、県のほうも今回、そういった形で実態調査を行っていらっしゃる。まずは、小学校・中学校、一番対象になるのはそこかなと思っておりますので、また、その県が行う実態調査をちょっと見て、それを確認しながら、今、議員のほうからご提案のあった幼稚園それから保育所等についても、ちょっと確認を検討していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) 県の新聞の中身を少しご紹介いたします。きょう9月8日の記事でございますが、子どもの貧困実態調査へ踏みきりまして、そのアンケート調査を、まず小・中学生のいる6,000世帯を対象に抽出し実施をすると。そして、その予算が621万円を計上し、2016年度補正予算案に計上するというふうなことが述べてあります。 もう一つの新聞ですけれども、子どもの実態調査ということで、見えない貧困と、大変見えにくいと、この見えない貧困が拡大していると、そして自己責任の意識、教育現場が大変苦慮しているという見出しで載っております。 そういう意味からも、鹿児島県の学校現場からは子どもたちの貧困が見えづらくなっているということでございます。それだけに貧困問題の深刻さを受けとめて、県が初めて実施する子どもの実態調査にきめ細やかな支援策につなげてほしいと、専門家の方々も期待していらっしゃるようでございます。 また、学校の先生方の声も書いてございます。いずれにいたしましても、大変大事なことでございます。先生たちの声でございますけれども、進学したいが経済的な理由で断念をしたとか、部活動費を捻出できずに入部をあきらめた。修学旅行や遠足などの費用が払えない。親の所得や家庭環境が、進路などに直結している現状が浮かんだというような調査までされている教授の方もいらっしゃるようでございます。 そういった意味からも、本市におきましてもこういった県の実態調査が進められることになっておりますので、ぜひ国や県、または先進地の事例を参考にしながら、対象者をもっと広げる、いわゆる幼稚園や保育園等も視野に入れ、また実態調査をし、課題を把握して課題に対して具体的な施策を計画に反映することを求めたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 議員今おっしゃるように、先進国、日本もそんなわけなのですけれども、非常に、この前のNHKの関係にしましてもありましたけれども、例えばスマホを持っている。例えば映画館に行く。そういう子どもたちが貧困だと。まあ、相対的に貧困ということで出されておりましたけれども、非常に見えにくい。そして、またこの子が本当に貧困なのだろうかっていうことも、現在、日本の中では非常に難しい、可視化が進んでいないというようなことも認識しているところではございます。 今、議員おっしゃるように、今回の私どもも期待をしているのは、県の今回の実態調査から出てくるさまざまなデータというのが、姶良市はどういう形でその中で各市町村にそのデータを渡してくださるということですので、姶良市の状況といったようなものを、確認・把握しながら、今後の施策の中に生かしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) ぜひ具体的な施策が計画に反映できるように求めて、次に移ります。 最後に、さえずりの森のレストランについてお伺いいたします。 まず、このレストランの経営が始まっております平成24年から現在までのレストランの利用実績についてお伺いいたします。
◎農林水産部長(海老原経記君) レストランの利用実績についてのお尋ねですが、お答えします。 平成24年の4月から27年の3月までの3年間の利用者数でございますが、平成24年が3,255人、平成25年が4,255人、平成26年が4,673人の合計1万2,183人でございまして、1月平均約340人程度の利用者でございます。 それと、27年4月から27年8月までの5か月の利用者数は933人でございまして、1か月の平均が約190人程度の利用者となっております。また、平成28年4月から28年8月までの5か月間の利用者数は856人でございまして、1月平均約170人の利用者となっております。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) 急激に27年から少なくなっているようでございますね。このように利用者が少なくなるということは、経営に直接影響が出てくるわけですが、現在の業者も大変厳しい経営であるということをお聞きいたしました。このように撤退が続く原因は、何だとお考えですか。
◎農林水産部長(海老原経記君) お答えします。 最初平成24年から営業を始められた方は、高齢の方でございまして、体力的に続けられないというような理由で、営業を始められましてから3年間でやめておられます。また、次の方は平成27年の4月から4か月でやめておられますけれども、その要因といたしましては売り上げが低迷したというふうに聞いております。 さえずりの森のレストランは、国道、また県道の主要道路から若干距離がございまして、口コミ等で来られるお客さんが多いことから、業者の入れかえによりまして、それに伴いメニューも変わってしまったということから、そのことが原因で客足が遠のいたのではないかなあと思っております。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) メニュー等の件が大きな原因だというようなことを述べられたわけですけれども、指定管理者の募集時に、市に提出することになっております公の施設の事業計画書を見てみました。すると施設の有効利用、また適切な管理の実施に関する事項欄にレストランの件が述べてございます。レストランは地域産の旬の食材を利用したメニューの開発や、利用者のニーズを踏まえた料理、これを提供するとあります。 業者と契約をなさるときに、この内容等が知らされているのかどうか、メニューが大変大きな問題になっているというお答えでございますけれども、事前にこのこともしっかりとお伝えされているのかどうか。
◎農林水産部長(海老原経記君) お答えします。 ただいまのご質問につきましては、指定管理者のほうに確認いたしましたところ、事業計画書に記載されているように、地域産の食材を利用したメニューですとか、新たなメニューの開発について来客者に提供するということで、営業を始める方には説明をしているということでございます。
◆14番(堀広子君) 一応、知らせてはあるということでありますね。 じゃ、次にお伺いいたします。 姶良市と指定管理者が施設の管理について基本協定を締結しています。施設を適正かつ円滑に管理するために基本的事項が定めてあります。管理棟にありますレストランに関する事項もありますが、このことは契約のときに知らされて、そして、そのことを理解されているのかどうか。
◎農林水産部長(海老原経記君) お答えします。 理解のもとに営業されているものと思っております。
◆14番(堀広子君) ちょっと聞き取りにくかったので、もう一回お答えください。
◎農林水産部長(海老原経記君) お互いに理解のもとでされているものと思っております。
◆14番(堀広子君) されていると思いますということですけれども、実際はどうなのでしょうか。
◎農林水産部長(海老原経記君) 実際、営業がされておりますので、中身につきましてはお互いに理解されているということでございます。 以上です。
◆14番(堀広子君) 大変お答えしにくいかなあとは思いますけれども、実際、こういったこと等が事前にしっかりと契約する前にお知らせしてあるならば、メニューをこの方針どおりのメニューでされると思いますけれども、最初の方から大分メニューが大幅に変わってきているということからも、お客が遠のいたという一つの原因になったろうかというふうにお聞きしております。そういったことを考えますと、やはり事前に全てのことを請負であってもきちんと契約時にこういったことをお知らせする、これ大切なことだと私は思ってお尋ねしたところであります。 また、基本協定書をここに持っておりますが、この基本協定書の第7章、リスクの負担が定めてあります。その中に、備品の損傷、第4章の施設の修繕等、第5章には利用料金などが示されておりますね。こういった事項というのは、市と指定管理者だけの問題だけではなくて、そこで請け負う業者さんにも大変影響が大きいし、直接関係してくることだと思います、営業をするにあたりまして。 例えば指定管理者に設置されております冷蔵庫、指定管理者はあれですけれども冷蔵庫ですね。この件を取り上げますと、この冷蔵庫が古くなったと、じゃ、この古くなったから一般的には電気代がかかるから買いかえましょうということになろうかと思います。しかし、その人によっては修理をしたり、あるいは買いかえをすると。じゃ、その買いかえをするときの支払いの代金は誰がするかということになりましたときに、この請負業者はどういったことの取り決めがあって、どうしたらいいかと大変戸惑うんじゃないかと思います。そういう意味から、私先ほど述べたところであります。 基本協定書の中にありますリスクの負担、それから備品の損傷、施設の修繕こういったこと等を、できたら取り決めを事前に決めて具体的な文書にして、契約時に渡すというやり方をやっぱりとるべきではないかということの提案でございます。いわゆるそうすることによって、トラブルを防いで、経営も安定的に継続ができ、また、施設の利用の活性化にもつながるということではないでしょうか。 このことは、業務の一部を委託します、また請負をしている、またこれから指定になる全ての指定管理者に関係することでございます。ぜひ具体的な文書を契約時に交わすと、これは大変有効なことだと私自身思ったものですから提案をしているところでございますが、どのようにお考えですか。
◎農林水産部長(海老原経記君) お答えします。 この市と指定管理者の間では基本協定書を取り交わしまして、先ほどおっしゃいました、例えば修繕料でございますと、5万円未満のものは指定管理者の負担で修理をすると、それを超えるものについては市のほうで負担するというような決まり事については、協定書を取り交わしまして細かく規定しております。 今おっしゃいました、例えば再委託事業、今おっしゃる業務につきましては、もちろん細かないろいろ指定管理者と再委託を受けた方の間でトラブルですとか、行き違いがないようにということで、合意書というものを取り交わしておるのですけれども、今後、仮にそういった形で、また新たに再委託が出るとするならば、細かな項目まで文書で取り交わすような恰好で、お互いに意見の相違ですとか、思い違いがないようにということをするために、そういった形を取り入れていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) ぜひそのように取り組んでいただきたいと思います。必ず文書というのは大事だと思います。聞いてもすぐに忘れるということがございますので、ぜひ文書で交わすということをしていただけたら、大変有効かと思います。 次に、この指定管理者制度というのは、自治体から独立した団体に管理を委ねられることから、活動のチェックができないのですね。大変できにくいという問題がございます。指定管理者制度は住民の福祉を増進するという目的を持って、その利用に供するための施設です。公の施設が、その文字どおりの役割を果たせるように、指定後においても指定管理者に対する監視をすることが大変大切なことだと思うところでございます。 そこで、姶良市は指定管理者をどのようにチェックされているのかということで、調べてみましたら地方自治法第244条の2第7項や、244条の2第10項に基づき基本協定書の中に業務実施状況の調査等として書かれております。その第22条に自治体は必要があると認めるとき、実施状況の調査、また必要な資料の提出を求め、業務の改善を指示することができる、とございます。 これまでに、調査あるいは必要な指示をされたことがあるのかどうか、まず、お尋ねいたします。
◎農林水産部長(海老原経記君) お答えします。 業務につきましては、その協定書の中に事業報告書を毎月提出しなければいけないというものがございまして、それに基づいて毎月、また毎年、監査も行っております。今おっしゃいました、さえずりの森は、この施設につきましては年々利用者もふえております。さえずりの森の施設を活用したイベント等も企画実施されるなどしながら、あの集客に対する指定管理者の努力も見受けられ、業務についても誠実に実施されているものと思っております。そのようなことから、私どもとしましては基本協定に基づくような業務の改善指示というようなものは行っておりません。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) 行われていないということかなとも思ったところでございます。まあ、この指示に従わなければ取り消しとか、停止をするということになるわけでございますが、この指定管理者の趣旨に反して、条例に定めた目的に合致しないような事態が生じた場合は、本当に停止を、そして取り消しまでの処置を自治体がとることができるかどうか、これも大変難しい問題だと思います。実際は、そこまでやったことはないかと思いますが、いかがですか。この指定管理者が始まって、こういった取り消し処分が行われた経緯があるのでしょうか。
◎農林水産部長(海老原経記君) そのような事実があったことは聞いておりません。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) そこで、一つの提案でございます。自治体からの働きかけが効果的に行えるよう、施設を利用する住民の代表からなる運営委員会を設置して、管理が適正になされているかをチェックできるシステムをつくっているところがございます。それは三重県の四日市、それから神奈川県の座間市、それから津市と、こういったところが、私の調べた範囲では運営委員会を立ち上げて、監査の結果を担当課に報告し、業務の改善などを指示するというシステムでございます。こういった運営委員会を立ち上げるというお考えはございませんか。
◎農林水産部長(海老原経記君) お答えします。 指定管理者の行う業務の中で、例えば改善する問題があれば、その都度、指定管理者と市と協議をいたしまして解決いたしております。今、議員仰せの例えば運営委員会を設置をしなければいけないような事案が発生をしたときには、また、そのとき、そのときに応じて調査・研究をしてまいりたいと思います。 以上でございます。
◆14番(堀広子君) 市の監査はきちんと行われております。しかし、この請負業者を含めてのこの監査というのは、先ほど申し上げましたような形で行われているわけですね。しかし、この指示をするところまでは至っていないということで、大変どのような状況かということを把握し、そして、この指定管理者が継続的に運営ができるということを、ましてや撤退や取り消しがない、こういった安定した運営ができるように、やはり運営委員会の設置はどうしても必要だと、私は認識しているところでございます。ぜひ前向きに検討していかれることを求めまして、私の質問を終わります。
○議長(湯之原一郎君) これで、堀弘子議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後からの会議は午後1時から開きます。(午前11時50分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後0時59分開議)
○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 1番、峯下洋議員の発言を許します。
◆1番(峯下洋君) 登 壇 皆様、こんにちは。議席番号1番、峯下洋と申します。本日はお忙しい中、傍聴にお越しいただきまして、まことにありがとうございます。 それでは、通告に従いまして、質問事項1、子どもの貧困対策について。 質問の要旨、子どもの貧困問題が全国的にクローズアップされているが、姶良市の現状について問う。また、今後どのように対処していくか問う。 質問事項2、今後の
校区コミュニティ協議会のあり方について。
校区コミュニティ協議会が設立されて1年以上が経過したが、各協議会の現状をどの程度把握し、今後に活かすつもりか問う。また、協議会からの施設管理に関する要望が上がっていることも承知しているが、どのように対処していくか考えを問う。(松原地区公民館など) 質問事項3、空き家対策について。 要旨1、空き家バンクの現状を問う。また、空き家のリフォームに建築を学んでいる学生たちの実践の場として提供するなど考えられないか。 要旨2、前回定例会で同僚議員のふるさと納税の返礼品の代わりに空き家の管理(草刈など)を選択肢に入れたらという提案があったが、これはとてもすばらしいと思うが、どう考えるか問う。 質問事項4、支援学級の担任について。 要旨、支援学級の子どもは対応が難しい面があると聞く。親御さんにとっては、さぞ心配と察する。一般の教職員とは違う特別な資格を有するか問う。 あとは、一般質問者席から行います。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 峯下議員のご質問にお答えいたします。 ご質問のうち、4問目の支援学級の担任についてのご質問については、教育委員会で答弁いたします。 1問目の子どもの貧困対策についてのご質問にお答えいたします。 平成24年の厚生労働省の国民生活調査で示されている子どもの貧困率では、子どもがいる現役世代のうち、大人が1人の世帯が高く、その中でも母子世帯の割合が高いとされております。 子どもの貧困は、相対的貧困で経済的な理由のほかに、教育や時間の貧困、体験の乏しさ等の社会的貧困が関係しているために、その実態を把握することは難しい現状にありますが、国や県の指標等を参考に、実態の把握に努めたいと考えております。 また、今後の対応につきましては、既存のひとり親家庭や、生活困窮者世帯等の自立支援事業を実施しながら、今年度、県のモデル事業であります、ひとり親家庭の小・中学生を対象とした学習支援事業を市母子寡婦福祉会が受託し、姶良公民館で今月3日から実施しております。 今後も、既存の自立支援事業やモデル事業を参考にして、関係部署との連携、また民間企業や市民団体等の協力を得ながら、子育て支援の充実に取り組んでまいります。 次に、2問目の今後の
校区コミュニティ協議会のあり方についてのご質問にお答えいたします。 市内の17校区に、
校区コミュニティ協議会が設立され、おおむね1年以上が経過し、着実に成果が上がってきているものと考えております。 また、各
校区コミュニティ協議会におきましては、今年度から来年度にかけて、地域の思いを表した校区のまちづくりプランとなる「校区振興計画」の策定に取り組んでいただいているところであります。 今後、この校区振興計画を尊重して市総合計画等を策定するなど、地域と行政が一体となった共生・協働による地域づくりを推進し、暮らしやすい姶良市を構築していきたいと考えております。 地区公民館の施設管理を、
校区コミュニティ協議会で行うことにつきましては、多様化する住民ニーズに、より効果的かつ効率的に対応するため、また、施設の管理に民間等の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るためにも、今後、指定管理者制度等による管理について、検討してまいります。 次に、3問目の空き家対策についての1点目のご質問にお答えいたします。 平成26年度からスタートしました空き家バンク制度は、現在まで、50件の物件登録があり、そのうち売買や賃貸などの契約が成立した件数につきましては、売買が18件、賃貸が10件で、計28件となっております。これは、空き家バンク制度を実施している県内市町村の中でも、登録、契約ともに多い件数であると認識しております。これも、制度の周知や物件の仲介を依頼している県宅地建物取引業協会、全日本不動産協会鹿児島県本部との連携の成果と考えているところであります。 次に、建築を学んでいる学生たちの実践の場としての利用につきましては、NPO法人や建築を学ぶ学生等が、地域と連携して空き家の再生や保存、活用を行った事例が県内でも数件あり、本市でも、県の「NPO共生・協働・かごしま推進事業」を活用して、NPO法人が加治木町辺川地区の空き家の古民家を再生し、交流の場として提供しております。 今後、交流の場として空き家を活用するため、リフォーム等の申し出が地域などからあった場合、NPO法人や建築を学ぶ学校などに、地域との交流も行える実践の場として紹介していきたいと考えております。 2点目のご質問についてお答えいたします。 ふるさと納税で寄附した人への返礼品の一つとして、市内の寄附者の住宅を管理するサービスを設けることは、適正な管理がなされていない空き家等をふやさないための一つの手段であると考えております。 そのため、現在、本年4月1日付で総務省が通知しました「返礼品(特産品)送付への対応について」との整合性や、既に実施している自治体等の情報を収集するなど、新たなサービスとして導入できないか検討しているところであります。
◎教育長(小倉寛恒君) 4問目の支援学級の担任についてのご質問にお答えいたします。 基本的に特別支援学級の担任は、養護学校教諭の免許、小学校教諭免許、中学校教諭免許のいずれかを所有していれば、特別支援学級の担任をすることができます。 特別支援学級には、知的障害学級、自閉・情緒障害学級、肢体不自由学級など、多様な障がい種の児童生徒が入級する学級があります。特別支援学級の担任は、多様な障がい種の児童生徒に対応すべくさまざまな研修会で、その指導法などについて研修を重ねているところであります。 市教育委員会といたしましては、今後も増加傾向にある特別支援学級の実態に即した研修に、力を入れてまいります。 以上、お答えといたします。
◆1番(峯下洋君) それでは、2回目の質問に入っていきたいと思います。 今回、同僚議員も多くの方がこの貧困問題を取り上げていました。やはり、それだけ問題が大きいということだと思います。私も、今回あまり知らなかったんですが、この実情を聞いて、見て、びっくりしたところでございました。というのが、自分が周りに住んでらっしゃる方に、そういう方がいらっしゃるということ自体を認識するのがなかったんです。え、誰がいるんだろうということで。でも、昨今のテレビでも新聞でも頻繁に出てきます。同僚議員の話を聞いてて、質問を聞いてたりして、すごくなってるんだということを痛切に感じた次第であります。 それで、格差貧困を考えるシンポジウムというのが9月の23日に、加音ホールであるというチラシが入ってました。ぜひ、行ってみたいと思っております。 それでは、質問いたします。 明石市に、明石市の何ていうんですか、貧困対策みたいなもの、ご存じでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 まことに申しわけございません。明石市については、ちょっと情報を持っていないところでございます。 以上でございます。
◆1番(峯下洋君) うちの校区コミュニティの、なぎさ校区コミュニティの会長がこれを入手してまして、いただいたんですけれども。 明石市の市長が子どもの貧困対策するつもりはないと、言い切ってらっしゃるんですが、よくよく見ていくと、ちょっと読ませていただきます。この明石市では約30万人程度の市でございます。びっくりしたのは、離婚時の教育費等の取り決めということで、離婚をしたいというふうに離婚届けを持ってきたときにこの表を渡して、よく2人で話し合いなさいと、誰が子どもを養育するのかと。結局、ひとり親家庭になるが故の原因が8割とか9割とか占めてるわけです。だから、その元を断たなければ、もうイタチごっこになるわけです。だから、極力、夫婦、離婚しないような形でやっていくのがいいということを言ってるみたいです。 子どもは鞄じゃないんだよと。どっちが持っていくとか、そんな問題じゃないんだと。そして、このことは2014年度から離婚届を取りに来られた方に対して、子どもの養育に関する合意書というのを渡してるそうなんです。結局、子どもにそのしわ寄せがくるわけです。子どもに責任はないわけじゃないですか、ご夫婦の問題なんだけど、結局辛い思いをするのが子どもさんなんです。 それで、ひとり親家庭の中でも、どうしても金銭的と申しますか、母子家庭の方々が大変な思いされるわけです。それで、意外と思ったのが、養育費を受け取っている方が20%とか30%とかしかいらっしゃらないと。これはちょっとびっくりしたんですが、何でだろうと。 奥様というか、女の方だけの給料と男の給料とは、最近は非正規雇用とかいう問題がありまして、金額には差があるんでしょうけれども、普通と申しますか、私の頭の中ではやっぱり男性のほうが稼ぎがいいという部分があります。こんなこと言うと女性に怒られるかもしれませんが。本当に、男の人は働くのがあたり前みたいにして今、生きてきてました。特に私たちは生涯、仕事に就いたらずっと生涯働けるという時代で育ってきました。だから、今の非正規雇用とかいうことに対して、ちょっと信じがたい部分があります。 やはり、いつの時点になるのかわかりませんが、終身雇用にやっぱり戻るべきじゃないのかなという考えを持っておりますが、その点、市長、どのようにお考えでしょうか。母子家庭について。
◎市長(笹山義弘君) 雇用のあり方等については、日本はそういう終身雇用制が長く続いたこと、高度成長とちょうど重なったんでしょうが、そういう中で発展してきたというふうに感じております。雇用関係が非常に軟弱になるといいますか、そういうことだとなかなか企業は発展しないと。日本でも有数の千年企業とかいわれてる企業については、雇用ということを非常に大切にしてる。会社が大変厳しいときでも1人も切らずに頑張ったと。そのことで、以前より増して業績を伸ばしたということも聞いておりますので、まさに雇用関係というのは大切であろうというふうに思います。 そういう中で、この非常に今、背景的に結婚を安易に捉えるという傾向があるのかもしれませんが、生涯を連れ添うというのが一番いい形でしょうが、そうではなくて、生活基盤の軟弱な中でしていく中で、どうしても簡単に別れてしまうということについて、非常に危惧しております。ですから、議員がご指摘のように、やはり苦しいときもあるでしょうけども、夫婦で頑張って、そして子育てをし、生涯寄り添っていくということがいいのではないかと、私も考えているところです。
◆1番(峯下洋君) 今、私も全く同感ということで思うんですけれども。 扶養手当で、ここの市長さんがおっしゃるには、扶養手当は4か月ごとに決まっているらしいんですけれども、それをあえて自治会が勝手に毎月日に変えることはできないと。それで、手当を受け取るご本人の希望を聞いて、毎月、扶養手当が1か月分の貸し付けを行うと。それで、児童扶養手当の支給時にその費用を相殺するサービスを始める予定ですというふうに書いてます。というのが、どうしてもその4か月、4か月だと、そこまでの間に出費が多かったりして、何て言うんですか、うまく回っていかないというようなことを危惧されて、こういうことに今、チャレンジしようとされてるみたいです。 その際に、家計の管理サポートまで一緒にされるそうなんです。じゃないと、なかなか、借りたは、返せないはじゃだめなんで、どういった家計をやって、やりくりをしてるのかと。その辺まで突っ込んでサポートをされていると。ここはすごいなと。そういう点についてびっくりしたわけですが、その点はどうでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 ひとり親家庭、母子家庭も含めて当然なんですけれども、ほとんどの場合、今、議員おっしゃる児童扶養手当等支給しております。そうした中で、やはり生活が苦しいと、その一環として今、明石のほうでそういう、いろいろな施策をやってらっしゃるということは、すごく大切なことだとは思っておりますが、実際、これを姶良市に持ってきたときにどうするかとしたときに、4か月を1か月ごとに、しかもそれぞれの家庭の状況までというと、なかなか自分も大変だということも思っているところもございます。 ただ、今、姶良市がこの貧困問題についてどうすればいいかということについても、今、さまざまなことについて検討してますので、事業の一つということで、ちょっと調査・研究をさせていただければと思います。 以上でございます。
◆1番(峯下洋君) それで、冒頭にはなかったんですが、この市長が言うには、自分たちができる、私がやる施策というのは誰でもできる施策なんだと。そういう施策を自分たちはやってるというふうに言い切っておられました。結局、まねをすればいいんだ、まねをすればいいという表現はちょっとあれなんでしょうけども、どなたでもできる、どこの自治体でもできることを自分たちは考案というか、模索してやってるというような話でした。ぜひ、これを参考にやっていただけたらいいなと思っております。 もうちょっとさせていただきたいんですが、先ほどの面会のことに戻るんですが、面会の、子どもたちの面会とかですね、児童扶養手当の全受給世帯と面会できる8月の現況届の際にアンケートを調査し、希望を聞き取りということをしてるということでした。 それで、18歳未満の子どものいる世帯に広く支給される児童手当の振り込みを提示し、もし来なかった場合は、子どもを連れてきたときに手渡すというようにしてるそうです。それで、市民との接点をフルに活用するということで、明石市では乳幼児健診を4か月児、10か月児、1歳6か月児、3歳児に実施してるということです。そのときに、子どもを見れば、おおよそこの子たちの生活環境と申しますか、どういったことなのかというのを察しができるということらしいです。 ちなみに、明石市の乳幼児健診の受診率は約98%だそうです。当市はどれぐらいあるんでしょうか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(福山惠子君) お答えいたします。 本市では現在、集団で3か月児健診、それから1歳6か月児健診、2歳6か月の歯科検診、3歳児健診というのを行いまして、あとことしから10か月児健診が個別で実施しております。ほとんどの健診につきまして、集団でしていますと大体95%前後の受診率がございます。 以上でございます。
◆1番(峯下洋君) 約95%、3%、4%違うわけですけれども、その辺の原因とかおわかりになりますか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(福山惠子君) お答えいたします。 100%になっていない理由につきましては、例えばお子さんが小さく生まれて、ずっと病院のほうで管理をされているとか、長期療養中で、やはり医療機関のほうで管理をされていらっしゃるとかいう理由もございまして、未把握がないように健診のときの受診状況、あるいは受診されなかった方につきましては、調査をしながら全数の把握はするように努めております。 以上でございます。
◆1番(峯下洋君) ということは、来られなかった方たちに対しても、おおよその把握はできてるということですね、わかりました。 それで、この明石市では、漏れてしまっている家庭や子どもたちを発見することで、貧困の方たちを絞り込むことができるというようなことを書いてありました。 それで、行政がサービスをきめ細かにすることによって、そこが家庭や子どもの発見につながっているんだ。だから、やはりよく市長がおっしゃるように、フェイストゥフェイスとか、やはり会うことで相手の環境と申しますか、いろんな話をしていけばわかっていくんじゃないかということだと思うんです。だから、これは本当に大事なことだと思います。 それで、この明石市の市長は、もともと弁護士さんだったらしいんです。それで、市民のお困りごとの相談に乗ってきた経緯が大きいですねということで、いろんな相談事から入ってるんです。だから、その辺のサポート体制というんですか、その辺が充実してるから、安心して相談されたりとかされるんでしょう。 だから、例えばそういった姶良市としてのサポート体制というのはどのようになっているんでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 サポートの中では、先ほどから出てるひとり親、この相談内容によって、子ども政策課、それから社会福祉課、ここ保健福祉部課になります。それから、教育委員会などの関係課の連携、それから社会福祉協議会などの関係機関、また相談内容によっては専門機関などの紹介など、そうしたケースに応じた支援チームをつくって対応しているところでございます。 それから、先ほど議員のほうからございましたアンケート、今回の質問の中でも幾つか出ましたけれども、私どもの姶良市についても、8月1日から8月31日にかけての、先ほど申された児童扶養手当の現況を届けるときに合わせてアンケートをとっていて、また、その内容について吟味して、調査分析かけながら、さらにこの支援体制のほうも充実させていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
◆1番(峯下洋君) それで、事細かにやっていくには相当な財源が必要になってくるということも書いてあるんですけれども。市長が行ったのは、財源を発見するというんですか、見つけるにあたっては、各担当部署について重要な、自分が担っている、担当している事業部を50並べろと。それで30以下を全部カットしたと。でも、カットされても、やはりやりくりしながらやってると。だから、そこまで追い詰められたら人間って知恵がわいて、やはりやっていけるものになるということを、彼が書いておりました。 それで、一つの方法として血液検査の技術はとても進歩していて、胃がんについても胃がんリスク健診、通常ABC健診というのが広がっているらしいんですけれども、明石市では2012年から採用していると。これはレントゲン健診に比べて腫瘍が2分の1、発見率が5倍だそうです。うちの健診については今、どのような方式をされているんでしょうか。
○議長(湯之原一郎君) 峯下議員、今の質問はその質問の趣旨に関連することですか。
◆1番(峯下洋君) 後で回ってきますんで。
○議長(湯之原一郎君) 答弁できますか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(福山惠子君) お答えいたします。 今、お尋ねの胃がん健診につきましては、姶良市としましては国が推奨しますバリウムを用いました、胃の透視の検査になります、検診車によります。 先ほど、今お話がありましたABC検査につきましては、胃がんになる危険性、リスクを図るものでありまして、胃がんそのものを見つける健診ではないために、姶良市としましては、今のところ集団健診ではバリウムによります胃透視を行っているところでございます。 以上でございます。
◆1番(峯下洋君) それで、費用のこと見つけ出すためにこういうのをしてるということでした。貧困対策の一環として。 それで、明石市の狙いは中間層の子育て世帯ということで、所得の高い人、ある程度、高いというと、ここの中には年収700万前後の中の上の子育て世代を呼び込む、姶良市に住んでもらうと。そういうことによって、また税金が生まれてくるということも書いています。 だから、そのような感じでいろんな方策を練れば。今、姶良市は住むことが、姶良市に住みましょうということで、近くから、ベッドタウン化してるんですが。やはり、自分思うに、ここで働き場所がないとどうしても貧困につながるというわけではないんですけれども、やはり働く場所も姶良市は求めて追及していくべきだと思っております。それで、やはり顔が見えるといいますか、奥様だけじゃなくて旦那様の顔が見えたりとか、そういったことができればいいのかなと思っております。 それで、明石市も姶良市同様に無事回復、結局人口がまた盛り上がってきたらしいんです。そういった施策を講じることによって人口がふえてくると。結局、近いからだけで住むわけじゃないですもんね。やはり通勤が便利だからだけじゃなくて、やはりそういった施策、ああやっぱりそういう、彼が言うには、核になるのは子どもたちだということを言ってるんです。子ども、特にいい教育をしたいとかなった場合に、お金を落とすといいますか、そういうことをしてくれるみたいです。 ちなみに、これは明石市だから700万なんでしょうが、本市の平均所得というのは幾らなんでしょうか。
○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後1時31分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時31分開議)
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 統計のほうからでございますけれども、若干、年度は古いですけれども、平成24年度で1人当たりの市民所得が223万円ということでございます。 以上でございます。
○議長(湯之原一郎君) ちょっと待ってくださいね、訂正する。 暫時休憩します。(午後1時32分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時33分開議)
◎企画部長(福留修君) 申しわけございません。 ただいま、保健福祉部長のほうから説明いたしました市民所得と申しますのは、いわゆる国民総生産とか、いわゆる企業がいろんな生産物を出荷したりとか、そういった販売額とかそういったもの全ての市としてのその力を人口で割ったものでございますので、一人ひとりの給与所得とかそういうものではないということで訂正をさせていただきたいと思います。 それから、議員の今、ご質問の人の、市民の所得の1つ1つを統計でとるというのはしておりませんので、それはちょっと明らかにできないところでございます。
◆1番(峯下洋君) 突然で申しわけございませんでした。 ちょっと、若干向こうが出てたもんだから出るのかなと思って、お聞きしたとこでした。とんでもなく比較にならないぐらいの金額なんでちょっと残念だったんですが。確かに鹿児島県も所得が低いんです。それが一つの大きな原因なのかもしれませんが(「ちょっと声が小さい、もうちょっと大きくして」と呼ぶ者あり)所得に対して鹿児島県は低いわけなんですが、ただ、もちろん鹿児島だけでなく、全国的にこれが広がっているというのは、所得だけの問題じゃないのかもしれません。 それで、答弁書にひとり親家庭の小中学生を対象とした学習支援事業を市の母子寡婦福祉会が受託して、姶良公民館で今月3日から実施されているということなんですが、どのような内容なんでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 姶良公民館のほうでやってる事業ということでございますけれども、9月の3日から実際、実施しております。毎週土曜日に1時半から3時半まで午後ですね、やっておりまして、対象者はひとり親家庭の小学校4年生から中学校3年生までの子どもということでございます。 現在、参加者のほう38名登録がございまして、当日は9月3日の段階で、というか当日は21人の一応参加が見られたところでございます。一応、指導者につきましては、退職校長会の皆様、それから鹿児島大学生のほうのボランティアでこの事業のほうをやっております。内容につきましては、宿題等を持ってきての自習方式になっていて、先ほど申しました指導者の方々がこの間、対応していただいているということでございます。 また、県のモデル事業でございまして、先ほども申し上げましたけれども、姶良市と指宿市の2市がこのモデル事業のほうで、現在やっているところでございます。 以上でございます。
◆1番(峯下洋君) とても素晴らしいことだと思うんで、ぜひ、これを継続していっていただきたいと思います。 それで、もうちょっとあちこちに波及がいったらいいなと。今、校区コミュニティが17か所あるわけなんですけれども、そちらのほうにもそういったことを投げかけて、少しでも多くコミュニティで取り上げていただいて、活性化をしていただいたりとか、そういう貧困とは限らないかもしれませんが、独居老人とかもいらっしゃったりして、やはりその中で子どもたちと触れ合うことによって、また元気が出てくるということもあると思うんで、継続してやっていただきたいと思います。 それでは、2問目の校区コミュニティの協議会ということで答弁いただいていますが、今17校区あるんですが、際立ってどこか何か、こういうの頑張ってるよというのがあれば、お知らせください。
◎企画部長(福留修君) お答えいたします。 今の段階では、まだ取りまとめに入っておりませんので、今回のこの例えば、校区振興計画を策定する過程の中にあって、どのコミュニティが突出した、または皆さんにご紹介できるようなアイデアを考えていらっしゃるかどうかというところまでは把握いたしておりませんので、ここではちょっとお答えすることが難しいということでご了解いただきたいと思います。
◆1番(峯下洋君) それで今、校区振興計画ということを今、作成中ということでよろしいわけですね。 それで、地区公民館の施設管理についてということで、今後指定管理者制度等による管理について検討してまいりますというお答えだったんですが、この検討はいつまで、期間とかは区切られているんでしょうか。
◎企画部長(福留修君) 地区公民館の管理をコミュニティ協議会のほうで指定管理をしてみたいと、挑戦してみたいというようなことを言われるコミュニティ協議会がございますので、そちらのご意向や公民館のあり方というものが、指定管理に出したことでどうなるかということを今、研究分析しているところでございますので、それらの結果が大体出そろったころに、早い段階で結論を出させていただければというふうに考えているところでございます。
◆1番(峯下洋君) それは、例えば28年度中ということになるんでしょうか。それとも、29、30とか、そんなふうになるんでしょうか。
◎企画部長(福留修君) イメージとしましては、28から29へかけての段階で、早い段階で何らかのお答えを出せればなということで、考えているところでございます。
◆1番(峯下洋君) 先日でしたか、同僚議員のやっぱり質問の中であったんですが、特に地区公民館とかああいうところは飲食はだめだということになってるわけです、主に。だめというよりも、アルコールはだめだと、控えてくださいということがあったんですが。 自分たちが住んでる松原上自治会という大きな公民館があるわけなんですけれども、あそこがなぜ多いかというと、結構利用客が多いと。それも学校の先生方の歓送迎会をされたりとか、結局あそこに100名程度入るものですから、すごく利便性がいいということで利用されているわけなんです。 今の校区コミュニティの会長も、そういうのを利用しながら、活用しながら、そしたらもっと松原地区公民館の売り上げがといいますか、収益が上がると。それで少しでも節税なればいいんじゃないかと。だから今、あそこは600万ぐらいでしたか、かかっているみたいなんです費用が。それの半分もあればできるというようにおっしゃってます。そういう構想を持ってらっしゃいますので、ぜひ、各コミュニティを指定管理者制度でもいいんすけれども、やはり民間の力を借りながらやっていくのも一つの節税になるし、その分浮いたお金をまたほかのところに回すとかやればいいのかなと思っておりますので、ぜひ、研究して少しでも早い機会に実現できたらありがたいと思っておりますので、返答方よろしくお願い、はい。
◎教育部長(久保博文君) 具体の質問がないところで申しわけないですけれども。 いわゆる松原上の自治公民館と、地区公民館につきましては、おのずと性格が違うということでございまして、地区公民館は、きのうも答弁をいたしましたけれども、社会教育法に基づく公民館で、当然条例で管理された公民館。松原上の自治公民館は自治会の総意に基づいて運営するということですので、おのずと性格を異にするということでございまして、地区公民館でその担っていた、いわゆる歓送迎会的なもので益を得ようというようなアイデアにつきましては、ただいま申し上げましたようなことで、ちょっと検討が必要かなというように考えるところでございます。
◆1番(峯下洋君) それが全てじゃなくて、校区コミュニティでもいろんな、何ていうんですか、例えば朝市とかやってるところがあったんです。鹿屋市の、鹿屋のほうに研修に行ったことがあったんですが、毎日曜日、朝市をしたりして地域の活性化を図っているとか、そういうのにも利用できたらいいなということで申し上げた次第でございます。 それでは、3問目の空き家対策についてお伺いします。 答弁書の中に、ことしですか、これ。売買が18件、賃貸が10件、計28件となっていますと。それがまあ、認識としてはよかったというような表現があったんですが、今1,078でしたっけ、1,778でしたっけ、空き家があるわけです、姶良市の中に。その中で登録が少ないのかもしれませんが、売買が18件、賃貸が10件、これは千幾らあって28件というのは、私にとっては少なすぎるという認識なんですがいかがでしょうか。
◎企画部長(福留修君) お答えいたします。 私どもの感覚では、これまでゼロだったというものが、いわゆる民間の事業者による、賃貸とかの部分だけで、それ以外の部分については全く動きがなかったものが、今回のこの空き家バンク制度を導入することで、ゼロだったものにこれだけの28件という形が出てきているということは、これはまさにデータバンク、この空き家バンクがなせる制度の成果だったというふうな分析をしているところでございます。
◆1番(峯下洋君) それで、1,778かな、あるものはどうしようもないと。この数字というのは、今後減るんですか、ふえるんですか。
◎企画部長(福留修君) 平成24年度に調査しましたときの全体的な空き家としての結果が、そういった数字であったわけでございますけれども、今後、いろんな学識者の考え方等、予測等を見ますと、今後ふえる傾向にあるということでございます。 ただ、しかし私どもとしましては、先ほど来、申し上げております空き家対策計画等の中でもいろいろな施策を進める中で、それとあと啓発活動を行うことによって、空き家をふやさないような広報活動はしていきたいというふうには考えているところでございます。
◆1番(峯下洋君) 松原地区にいたしましても、更地にして家ができたり、本当に新しい家がすごくふえていますが、その辺はどれぐらいふえているのか、認識はございますでしょうか。
○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後1時48分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時49分開議)
◎企画部長(福留修君) 私どもの企画のほうで今、発行いたしております姶良市の統計という資料集がございまして、その中で建築確認の取り扱い状況という形で数値をちょっと出しております。その中で、26年度の全体の数字が467件という形になっております。そういうことでございます。 私どもも、一般的な認識としまして、大体年間350戸から400戸の家が建つというイメージを持ちながら施策をイメージするというようなことでございますので、こういった数字でイメージしていただいていいんじゃないかなというふうに思っております。
◆1番(峯下洋君) 350から400件ぐらいが新しくできると、新築ですよね。 それで、私が思うに空き家が中古みたいにして販売できたら、少しでも空き家対策になるんじゃないかということと、新しく姶良市で家を構える場合に、例えば誓約書というか契約書というか、何年かたって皆さんお年を召されるわけです。それで、固定資産税が何年か滞った場合には市に寄贈しますとか。何かそういったような契約ごとみたいのができたらいいんじゃないかと。そしたら、追跡調査も楽だし。契約してくださった方に対しては、何がしかのお礼。 自分が簡単に思ってるのは、今、火災保険だなんだかんだというのがあります。そういった保険の中に、いずれ空き家保険じゃないけれども、何年かたったときにそれが返ってくるとか。それで立て替える、払ってもらえるとか、そういった保険みたいなものを新制度としてどこかがつくってくれるようになれば、これが全国的な皆さんの悩み事であるわけです。そういった感じのやつができたらいいのかなと思ってて、そういうのを姶良市から発信できたら、いかがなものでしょうか。
◎市長(笹山義弘君) まず、空き家の対策っていいますか、経済はやはり需要と共有のバランスで成り立っております。そういう中で空き家をいかに活用するかということで、先ほど千七百数十件のことをおっしゃいましたが、それは危険な廃屋も含めて1,700で、一応売買に供することができる可能性の建屋がそれだけ登録いただいたということでございます。 それで、従来は民間、民活ですので民間のみに依存するということになると、なかなか不動産屋さんをなかなか信用されない方々もおられる。そういうときに、行政が間に中に入ることによって、その不安を払しょくさせていただくというか、担保させていただく。そういうことの動きでここが始まって、しかし、実務は先ほど言いました宅建協会などに協力いただいてと、ここが非常に効果が出たということです。 今、議員がご提案いただいたことは、従来から申し上げております、リバース・モーゲージの考え方であります。建物はもう評価はしないとして、不動産、土地を担保にこの次のすみかとして建てられたところですが、将来的に子どもも帰ってこない、そして自分たちももう年をとって、この大きい家はいらないというような方々がもしおられた場合に、当面、移るところがないとすれば住み続けるんですが、その間、生きている間に契約をいただいて、そしてある意味、売買契約といいますか、それは死後に譲渡すると。 その間、生きてる間は逆融資をして、土地を担保に月5万なら5万、定期でずっと担保するというやり方であって。それで、そこに住みたくないとして、マンションに移るとしたときには、そのマンションの家賃の補充をそれでしていただいてということも考えられるわけです。それで、年金と足してすると。 それで広い部屋はいらないから、夫婦2人で買い物も便利、病院も近い、そういうセキュリティの整ったところに移って、元のお家は売りたくなければ、そういう貸す形になりますので、契約で。そういうふうな形をしていくという。それで、その方々がお亡くなりになった場合は、その契約したところに移りますので、そこでもってリフォームをかけて、新たな若い世代に譲っていくというか、要するにそのシステムのいい点は空きをつくらないということです。 今、問題になってますのは、高齢者世帯がおられて、そしてパートナーといいますか、その連れ合いが亡くなられて、独居老人になると。そうするといよいよ動けなくなって、そして施設に移って、そして家は空いて立派な家が残ってしまうという、このサイクルになってます。ここに風穴開けようというわけです。そのためには、ご夫婦で元気なうちに、そこの終活といいますか、最後のライフワークを計画をいただいて、元気なうちに契約をするということを進めれば、空き家が空くというか、長い間、2年も3年も放置されるということにはならないわけです。そこを探っているんですが、なかなかどういうふうに担保して、どういうふうに融資するかというところのシステムがちょっと難しいので、前にいってませんけど、考え方としてはそこを考えているところです。
◆1番(峯下洋君) すばらしいことができそうな予感がいたします。 それで、ここに2016年度国内助成プログラムというのがありまして、これ調べる助成とかいって上限が100万円、半年間。それで育てる助成、平均597万、これ1,000万円ぐらいなんですが、こういったプログラムをご存じでしょうか。 これはトヨタ、公益財団法人トヨタ財団2016年度、国内助成プログラムというのがありまして、これは、なぎさの校区の館長が鹿児島に行ったときに目にして持ってこられた部分があります。こういった、あと次世代育成支援活動への助成とか、これは一般社団法人九電みらい財団ということがありまして、残念ながらこれはもう申し込み締め切りが切れてるんですが、こういったものとか、中央共同募金会赤い羽根福祉基金ですか、こういったのがいろいろ、お金が出るところがあるんで、こういうのを活用しながら調べる、調査するのにこういった、もちろん申請書を出したりする手間はあるのかもしれませんが、こういったのを活用しながら、少しでもうちから持ち出すことがないようにしていただければいいのかなと思っております。 最後に、この支援学級と申しますか、答弁書によりますれば、免許としては小学校の教諭免許、中学校の教諭免許、あと養護学校の教諭免許があれば、この担当することができるということなんですが。この担当になられた方は、転勤とかやっぱりいろいろあるんでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) 今、当然異動のサイクルとしては、小・中学校の場合は6年が標準でございますので、6年経過したら異動の対象に当然なってくるということでございます。
◆1番(峯下洋君) やはり、この子どもさんたちというのは、すごく普通の方と違って、慣れるまでに時間がかかったりとか、いろんなハンデと申しますか、そのリスクと申しますかあるみたいで、やはり懐いた先生がいなくなると、また、かちゃっとテンションが下がると申しますか、という部分があるみたいなんで、できれば、でもずっとそこの学校にだけいていただくということもないんでしょうが、何とかそういう子どもさんは、できるだけフェイストゥフェイスでやっていただいて、少しでもその子の今後の将来のためにでも、みんなで協力体制をもって、育てていけたらいいのかなということを思っております。 以上で、どうぞ。
◎教育長(小倉寛恒君) 例えば、非常に先生とその児童生徒との密着度の強い、非常に親しんでいるという状況がある場合には、最終学年であればその教員が標準超えても残して、卒業するまでその子を見届けてということを、そういった配慮は当然やっているところでございます。
◆1番(峯下洋君) 以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(湯之原一郎君) これで峯下洋議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午後2時00分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時07分開議)
○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 9番、犬伏浩幸議員の発言を許します。
◆9番(犬伏浩幸君) 登 壇 皆様、こんにちは。傍聴席の皆様、本日はお越しいただきまして、まことにありがとうございます。 議席番号9番、犬伏浩幸でございます。通告に従いまして質問をいたします。 質問事項1、防災について。 要旨、本市におきましては、市域の土地の保全と住民の生命、身体及び財産を保護することを目的に姶良市地域防災計画を策定しております。これらの対策を実施することにより、安全安心なまちづくりを推進していると認識しております。この地域防災計画は、平成25年5月の改定から約3年が経過しておりますが、国の基本計画、県の防災計画との整合性、また、本市の地域特性、災害特性を踏まえ、見直しが必要であると考えますが、ご見解をお伺いいたします。 質問事項2、子育て支援について。 要旨1、平成27年4月、子ども・子育て支援新制度がスタートいたしました。「姶良市子ども・子育て支援事業計画」に基づき子育て支援の量の拡充や質の向上を進めてきたと認識しております。 そこでお尋ねいたします。 量の拡充について、その成果をお示しください。また、課題、解決策をお伺いいたします。 さらに、質の向上への取り組みについてお伺いいたします。 要旨2、平成27年第2回定例会での一般質問で、公立保育所のあり方について質問いたしました。「現状や課題を分析しながら検討していく」とのご答弁でございましたが、検討した結果をお伺いいたします。 質問事項3、地域活性化について。 地域活性化には、歴史、伝統、文化などを背景に、その地域に対する市民の誇りを醸成することも大切であると考えますが、本市における取り組みをお伺いいたします。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 犬伏議員のご質問にお答えいたします。 1問目の防災についてのご質問にお答えいたします。 本市の地域防災計画は、平成25年6月の災害対策基本法の一部改正、27年度の県地域防災計画原子力災害対策編の改正に伴い、本年3月に市防災会議を開催し、4月に改訂いたしました。 改定内容としましては、本市の組織機構改革に伴うもの、改正災害対策基本法による避難行動要支援者を含めた災害時要配慮者に関連する修正加筆、気象庁等の気象警報発表基準の改正に伴うもの、県原子力災害対策編の改正に伴う本市の原子力災害対策編の全部改正と資料の追加、その他、資料編に本市の特性を踏まえた事項を追加した内容となっております。 今後も、災害対策基本法の改正、県地域防災計画等の改訂に伴い、随時改訂してまいります。 次に、2問目の子育て支援についての1点目の、1番目と2番目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 量の拡充の成果につきましては、平成27年度中に認可保育所から認定子ども園に移行したのが3園、小規模保育施設の新設が2園、認可保育所の定員増が2園あり、69人の定員増を図りました。しかしながら、待機児童解消には至っておりませんので、来年度、認定子ども園1か所の開設に向け、現在、事業を進めているところであり、今後も待機児童の解消に向け、量の拡充に努めてまいります。 質の向上につきましては、子育て支援事業の取り組みとしまして、平成26年度に子育て支援センター「あいあい」を姶良地区に、また27年度には「かじきっず」を加治木地区に開設いたしました。利用対象者である未就学児の健やかな成長促進と、保護者の方々が気軽に子育ての悩みを相談できる場所の拡充を図っているところであります。 今後につきましても、子育て支援センターを中心として、さらなる相談体制の構築を図ってまいります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 公立保育所のあり方につきましては、本年5月に庁内組織としまして、公立保育所等あり方検討委員会を設置し、関連する部署の職員間で現状と課題の分析を行っているところであり、今年度中に取りまとめる予定であります。 次に、3問目の地域活性化についてのご質問にお答えいたします。 歴史や伝統、文化等を誇りに思うことは、地域社会への帰属意識を培い、地域に愛着を持つことにつながり、ひいては、みずから暮らす地域は、みずからの力で維持、運営していこうとする地域力の醸成にもつながることであり、地域活性化を進める上で基盤となることであると考えております。 その上で、地域活性化の基本は、人が集い、にぎやかであることであり、人口の増加そのものであると考えております。そのため、多くの人が姶良市に魅力を感じ、訪れ、そして定住してもらえるように施策を進めることが重要であると考えております。この魅力を感じてもらえるように、行政と地域が一体となって地域活性化に取り組んでいるのが、今の姶良市の姿であると考えております。 その中で、行政の役割としての取り組みでは、道路などのインフラ整備、農業基盤整備、そして観光地整備、利便性を高めた親子つどいの広場の設置など、子育て支援へのハード的なアプローチなど、姶良市全体を俯瞰しながら経済的な発展を念頭に、現在を豊かで暮らしやすい環境整備ということにとどまらず、未来へ資産を残すとの意識を持ちながら施策を進めているところであります。 一方、地域では少子高齢化により自治会活動の停滞を解消すべく、自治会の合併や、小学校区を単位とした、新たな
校区コミュニティ協議会を立ち上げ、伝統的な祭りの復興などの行事や、独自に活動資金捻出に向けた動きなど、地域に活気をもたらす取り組みが続いております。 このように、地域活性化策を姶良市全体で見てみますと、結果として見えるものは行政が先行した形にはなっておりますが、今後、
校区コミュニティ協議会が進めておられる校区振興計画が策定され、それぞれの地域の取り組みが計画のもと整理された形で公表されるようになりますと、姶良市の地域活性化の全貌がさらに明らかになっていくと考えております。 以上、お答えといたします。
◆9番(犬伏浩幸君) それでは、再質問させていただきます。 今議会では、防災ということで多くの議員の皆様が質問されました。その中で、ペット同伴の避難所を用意する、または隊友会防災士などと連携していく、または学校現場での防災教育など、いろいろな質問が出てまいりました。私は、この被災した後のことを中心に質問してまいりたいと思います。 まず、その前に1点確認いたします。 ご答弁の中に、本年3月に市の防災会議を開催して、この地域防災計画を改訂いたしましたというご答弁がございますけれども、これはホームページを見てみますと、平成25年の防災計画が載っておりますけれども、こういった新しい防災計画を載せてない、ご事情とかあられると思いますが、その辺のところをちょっとお聞かせください。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 本年の3月23日に、平成27年度の姶良市の防災会議を実施、改正について説明を申し上げました。また、本年、平成28年9月20日ここにて、また防災会議を開催する予定で、その中で、改訂した地域防災計画の説明後、市のホームページ、また議員の皆様方にも冊子を配付する予定としております。 以上でございます。
◆9番(犬伏浩幸君) そうしますと、9月の防災会議において、いわゆる、これは承認ということになるんですかね、そういうことになりますでしょうか。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えします。 防災会議の委員の方の承認を得た後ということでございます。
◆9番(犬伏浩幸君) 承知いたしました、ありがとうございます。 それでは、先ほど言いました、私は、今回は震災が起こって被災した後のことをちょっと中心にご質問いたします。 この防災計画の中に、復旧・復興という項目がございますけれども、こちらは改訂版のほうは平成25年と違っているところがあるのか、ないのかお伺いいたします。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 災害復旧・復興、ここについては平成25年版と28年度版では変更はございません。
◆9番(犬伏浩幸君) 承知いたしました。 震災、特に大規模の災害が起きて、その後のことお話させていただきますけれども、まず緊急避難、そして大規模ですので中長期にわたる、いわゆる避難所生活といいますか、それは仮設も含めてでございますけれども、仮設住宅関連の事柄についてお伺いいたしますが、そういったことは、この防災計画の中に反映されているでしょうか、お尋ねいたします。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 今回、改正いたしました仮設住宅建設予定地、そちらも資料編のほうへ掲載をいたしております。
◆9番(犬伏浩幸君) 資料編のほうに、新たに計画を盛り込んだということでございますが、そこの場所、それと戸数ですね、そういうのが、もし今わかればお教えください。
○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後2時23分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時23分開議)
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 まず建設予定地でございますが、姶良地区が8か所、加治木地区が5か所、蒲生地区が3か所でございます。合計で16か所を予定しております。 また、建築可能な住宅数でございますが511棟となっております。 以上でございます。
◆9番(犬伏浩幸君) 熊本地震でも、また、その前の東北大震災、阪神淡路大震災でも被災した後の、いわゆる関連死というのが問題というか、それをどうやって対策していこうということが言われておりますけれども、しっかりと、その仮設住宅ですけれども、体育館避難所よりは仮設のほうがまだいいというふうに思っております。その仮設をしっかり計画の中に盛り込んでいるということは評価できると思っております。 次に、被災した後、復旧・復興ということでございますが、この復旧・復興計画の中で計画がいろいろ載ってございます。これは被害発生の都度、該当する災害復旧事業計画を作成するということで、しっかりと計画することになっておるわけですけれども、私が、今回ご提案させていただきたいことがございます。それは、事前の復興計画ということでございます。阪神淡路大震災、東北大震災、熊本地震でもそうですけれども、大規模な災害によって復興につなげようと計画をしているわけですけれども、被災してからの復興計画を、東北にしてもそうですけれども、熊本もそうだと認識しております。被災した後から復興計画をつくると、それによって復興が遅くなってしまう、それを防ぐためには、被災前からあらゆることを想定して、復興に向けてのまちづくりを住民、事業所、行政も含めて協同で進めていくということが大切ではないかなと思っておるところでございます。被災前に災害を想像して、イマジネーションですね、そして対策を創造する、クリエーション、そういうことが大切になってくるかと思っております。これは静岡県の富士市、または徳島県の美波町などでも事前の都市復興計画というのをつくっております。そういった観点から、被災前の復興計画が私たちのまちを救う、事前の都市復興計画ですね、これを策定するというご意向はないかお伺いいたします。
◎市長(笹山義弘君) まず、復旧・復興という言葉を使いますが、まず復旧という考え方にしますと、従前の町並みに戻すということで認識しておりますが、復興となりますと、被災を乗り越えて被災前よりも、いいまちづくりをするというふうに捉えますと、その災害の規模がどの程度になるかということでいろいろ計画が変わってこようと、水害なのか津波なのか大規模火災なのか、これらのことによっても違うと思いますので、そのことについては少し勉強させていただきたいと思います。
◆9番(犬伏浩幸君) 今、市長がご答弁されたその通りでございます。津波なのか火災なのか、水害なのか、ケース・バイ・ケースによって、その都市復興計画も変わってくるかと思っております。また、復興といえば被災前の町並みではなく、もっといいまちにしよう、土地にしようということでございます、まさにその通りでございます。いわゆる土地区画整理的な、そういった計画だと私は思っているわけでございますけれども、ここでちょっと建設部のほうに、すみません、お伺いいたしますが、土地改良、土地区画整理事業、こちらの、いわゆるメリットというのは一般論でよろしいんですけれども、お示し願います。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) お答えいたします。 区画整理につきましては、メリットとしましては、市街地、周辺市街地を含めた広い区域で事業が行えるため、地域全体にわたって健全な市街地の形成が図られます。また、公共施設の整備に対する負担金を事業区内の権利者で公平に分配することができまして、基本的には権利者全員が区域内に残留することが可能ですので、そういうところがメリットということであります。
◆9番(犬伏浩幸君) 被災前に、繰返すようになりますけれども、いわゆる、こういう被災後のまちづくりというか、復興都市計画というのを災害ごとに、ちょっと大変な作業になるかもしれませんが、富士市は2年かかったということで聞いておりますけれども、もちろん地権者、事業所、行政もそうですけれども、そういったことを合意形成まではいかずとしても、こういったデザインがあるよということをお互い共有するということが被災後の復興を早めるということを思っております。また、ぜひ調査・研究していただいて検討していただければと思っております。 次にまいります、子育て支援についてであります。 ご答弁の中で、質、量あわせてご答弁いただきました。子ども・子育て支援計画の計画の中では、平成29年度には、待機児童が計画の中ではゼロになるんではないかという計画というか、方策になっておりますけれども、この間、施設整備、また定員の増、いろんな手立てを打って、待機児童ゼロに向けて取り組んできたと認識しております。ただ、一億総活躍社会とか、女性の活躍・進出ということで、この数字も大分変わってくるのかなと私は思っているわけでございますが、そのことについてのご認識をお伺いいたします。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 姶良市子ども・子育て支援事業計画につきましては、平成27年3月に策定されております。現在、来年度の予算編成を、うちのほうで検討いたしておりますが、この事業の中の議員仰せのその数字の部分、若干違うものが、現実の数字が、生の数字が出てきておりますので、それにあわせての見直しを今のところ検討しております。 以上です。
◆9番(犬伏浩幸君) 平成29年度は認定子ども園が西姶良のほうで開園予定ということでございますけれども、今度の数字のその数字を変えることによって、また平成30年度に、いわゆる施設整備とか、定員の増とかというのもあわせて考えていらっしゃいますか。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) この計画のほう、5年計画になっておりますが、その中で実際データがまた出た後で、子ども・子育て会議等に諮りまして検討していくという形になります。 以上です。
◆9番(犬伏浩幸君) 承知いたしました。 それでは、平成28年度の予算の中で、イオンの2期工事ですね、今、工事していますが、その中で一時預かりと子育てコンシェルジュの予算がついておりますけれども、これはイオンのほうと協議してると思いますけれども、その進捗状況をお伺いいたします。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 一時預かりにつきましてと子育てコンシェルジュ、こちらのほうに関しまして、現在、イオンと細かな協議をいたしておりますが、まだ公表するところにまでは至っておりませんので、10月の中旬以降になろうと思うんですが、そのころになりましたら公表できるかと思います。 以上です。
◆9番(犬伏浩幸君) この経営主体といいますか、こちらはイオンさんのほうでと私は認識しております。また事業所内保育的なこと、例えば、そのほかに子育てセンター的な役割、そういうのも担っていくのでしょうか、ちょっと確認ですけれども。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) この間、イオンさんのほうが地域の住民の方々に事業説明をされております。その中で、保育施設を設けるということで説明はされております。詳細につきましては、まだ公表できませんが、我々のほうが子育てコンシェルジュということで展開していきたいと考えておりますのは、イオンの中で子育てに関する、皆さんが来られる場所で、来やすい場所でそういった相談を受けられる場所を提供したいということで考えております。 以上です。
◆9番(犬伏浩幸君) イオンさん、相手方があることですので、なかなかご答弁のほうが難しいと思いますけれども、ぜひ姶良市の子ども、子育てのために随時進めていただきたいと思っております。 この子育て支援という中で、今、話題になっているのが人材確保とか、保育士さんの処遇改善とかいうのが国のほうでも行っているわけですけれども、話題に上っておるところでございます。この人材の確保ですね、これについては、やはり採用とか育成・定着、職場環境の改善、再雇用と4つぐらいの視点があると思われますけれども、例えば採用、また再雇用ですね、これについて本市において何かされている施策とかそういうのがあれば教えていただきたいと思います。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 保育士の問題につきましては、全国的に保育士不足というふうに言われております。現在、保護者の方々のさまざまなニーズに応えるために、朝7時から夕方7時まで、園によっては8時までやっておりますが、現在、土曜日も開けております。これが国のほうでの今の将来的な構想の中では、夜間もというふうなのも出てきはじめております。そうなりますと、やはり雇用の関係で保育士が多数必要になってまいります。姶良市といたしましては、今現在、保育士が各園、なかなか保育士の確保が難しい状態ですが、ハローワーク等使いまして広く呼びかけて、採用を呼びかけているということでございます。 以上です。
◆9番(犬伏浩幸君) ハローワークも大変いいシステムでございますけれども、いわゆる保育士さんなどの人材バンクといいますか、そういった事業をされている自治体ございます。隣の霧島市さんですかね、後は全国的にも、ググっていただければたくさん出てくるんですけれども、それに関してどういった評価をしてらっしゃるかお尋ねいたします。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 霧島市、鹿児島市のほうで人材バンク的なものをしていらっしゃいます。これは、例えば、Aという保育所に勤めたいという方がそのバンクに登録いたしまして、そのAという保育所とその方を結びつけるというパイプ役的なものでつくっていらっしゃるということで認識しております。現在、先ほども言いましたが、保育士不足ということで、売り手市場、買い手市場とはいうのがありますが、今、保育士がなかなか不足しておりますので、必ずしもバンクを設けたから、保育士がそこでいっぱい登録されるということではないというのが現実でございます。 以上です。
◆9番(犬伏浩幸君) 承知いたしました。 さらに人材の確保ということでいえば、職場環境の改善ということが求められていると思っております。市といたしましては、直接的にできるのは公立保育所しかないと思いますけれども、いわゆる職場環境の改善、もっといえば業務の効率化ということに関して何か取り組んでいることがございますでしょうか。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 公立保育所につきましては、本来であれば、未満児であれば3人に1人、6人に1人、そういった基準がございます。その基準どおりに保育士を配置いたしますと、非常に負担が大きいということで、これは公立にとどまりませんが、できるだけ負担を軽くするということで、加配ということをされているところが多くございます。その加配につきましては、国の基準外の賃金になりますので、そこら辺では1人当たりの賃金が下がっていくという、あまりいい流れではないんですが、これが全国的に起きております。姶良市のほうでも、その加配につきましてできる限り取り組んでいるという状態でございます。 以上です。
◆9番(犬伏浩幸君) 加配ということで、業務の効率化と言われれば、ちょっと負担の軽減のほうになるかもしれませんけれども、私がここでご提案させていただきますのは、ICTの導入による業務の効率化ということを提案いたしたいと思います。この姶良市の──これは何でしょうかね──定員適正化計画の中でもうたわれておりますけれども、ICTを活用し事務の簡素化を図りますということで、保育所においては登園の管理とか、連絡帳または単価計算業務など、いろいろICTの活用によって効率化できることがあるのではないかと、それが、まず公立保育所から始めていただいて、ほかの認可保育所、認可外も含めてお手本ではないですけれども、こういったことで業務の簡素化ができるよということで、保育士さんの、いわゆる保育に対する時間を長く取れるような方策になると思いますので、ぜひ、そのことも考えていただきたいと思っております。 続きまして、公立保育所のあり方についてお伺いいたします。 今のことともちょっと絡んできますけれども、今年度中に取りまとめる予定ですというご答弁がございます。取りまとめた後のスケジュールといいますか、庁内で取りまとめた後、庁内だけで終わるのか、それとも子育て会議またはいろんな事業所さん、保護者さんのヒアリングとかいいますか、そういうのを行った上で、いわゆる判断するということなのが、その辺のスケジュールというのを教えていただきたいなと思っております。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 今の、議員おっしゃるように内部、庁内検討委員会ということで立ち上げて、5月26日に立ち上げたところですけれども、毎月に1回、作業部会ということで各関係課の職員、係長級ですけれども──して協議を進めているところでございます。このままいって今年度中にということで、今回の市長の答弁にもございましたけれども、庁内検討委員会で出したものを、今度は外部委員を入れたところの公立保育所のあり方検討委員会をしまして、平成29年でです。その中で、私ども庁内検討委員会で基本計画等を策定しますので、それに基づいて、再度、ちゃんとした形のものをつくっていただきまして、一応、答申した形でそれを活用したいという考え方で、今、動いているところでございます。 以上でございます。
◆9番(犬伏浩幸君) この公立保育所のあり方というのは、行革を進める中において、今5園、保育所はあるわけでございますけれども、これは基本的には、私は民営化のほうに進めていかなければいけないのかなと、私、個人的には思っておるところでございます。そういった中でも、やっぱり地域性とか、例えば、先ほど言いました、業務の効率化とか、保育の質の確保、保育の質は、今、認可外保育所でもすごくいい保育をされているんで、そこはもうちょっとあれなんですけれども、そういった意味で、公立も1か所ぐらいって言ったらおかしいですけれども、残しておいても、当分の間はいいのかなと思っておるわけですけれども、平成29年度で答申を出します、その後の判断というのはどうなりますでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 最終的にどういう形で出てくるかというのも、今、犬伏議員のほうからもございました、民営化、統廃合、さまざまな内容が出てくると思うんです。今、この場でどういう形かというのが、ちょっとお答えしにくいところもございますけれども、そのことを受けまして、最終的に判断をしたいということで、今、先ほどから言うように検討しているところでございます。 以上でございます。
◆9番(犬伏浩幸君) この保育所というのは、なかなか保護者の思いとか、地域の思いとかいろいろございますので、判断がなかなか難しいところであろうと思いますけれども、最終的には市長の判断になるかと思いますけれども、総合的にいろんな方々のご意見などをお聞きして判断になろうかと思いますが、そこはバランスを考えながらご判断いただければと思っておるところでございます。 それでは、3問目の地域活性化についてお伺いいたします。 今回、私は地域活性化ということで質問させていただきました。ちょっとほわんとした質問だったもんですから、もしかしたら答弁しにくいのかなと思って、この答弁を聞いておりました。私の、この今回の質問のポイントは地域活性化の施策を進めるに当たって、これは押さえておかなければいけない、こういうことを認識して地域活性化を、施策を進めていかなければならない、ただ単に活性化策を何も考えずにどんどんやるんじゃなくて、しっかりとした思いというかですね、それを心に秘めて施策を打っていかなければならない、そういう思いでこの質問をさせていただきました。市長のご答弁の中に、ド・ストライクなご答弁がありまして、私は安心しましたというんですかね、この思いを持ちながらいろんな施策に取り組んでいけば、きっといい姶良市ができると思っておりました。この、いわゆる郷土愛とか地元愛とか、ちょっと横文字で言えば、シビックプライドとかですね、こういう言い方で言いますけれども、やっぱりこの地域とか、姶良市が大好きで誇りを持って、そして自分がこのまちづくりに参加しているんだという自負心といいますかね、そういう心を持つ市民、もちろん事業所もそうですし、または外部の方もそうかもしれません、外国人の方もいるかもしれません。その地域、都市が大好きで本当に自慢したくなるような、そして自分がこのまちをつくっていくんだという、そういう思いの方々が交わるというか、連鎖するというか、そういったことでどんどん姶良市がよくなっていくと私は思っております。例えば、朝も議長が言いました、Lab蒲生郷さんとか、お披露目隊の皆さんとか、もちろん校区コミュの皆さんとか、観光ボランティアの皆さんとかさまざまな人、また例えば、商店なんかでもいいと思います、また、いわゆる、ゆるキャラとかB級グルメとか、はたまたデザインとかですね、そういうのが、人とか建物、イベント、デザインとかですね、いろんなものが交わって一体感を持って連鎖することによって、どんどん地域が活性化していくんだなと思っておるところでございます。その中で、先ほども申し上げたとおり、このまちが好きで、このまちの活性化に私が参加しているんだと、そういう気持ちを持つ方々がふえることによって活性化するということ、根本をこのご答弁の中でいただきました。これは大変うれしいことでございます。本当、民間だけでもだめだし、行政だけでもだめですし、また市民だけでもだめだし、いろんな人が交じり合いながら、このまちをつくっていくと思っているところでございます。そういった意味で答弁にもございましたけれども、伝統的な祭りの復興、これはどの祭りを示したかわかりませんが、私は堂山の柱松ですかね、これかなと思いました、私も参加させていただきました。職員の皆様、副市長もおられて、部長もおられたかな、はい、おられました。そして、コミュニティの話も書いてございますけれども、私が住んでいるコミュニティ協議会では、はじめての試みとして夏祭りを開催いたしました。1か月半ぐらいの期間しかなかったですけれども、本当、手づくりのお祭りだったですけれども、それもいわゆる郷土愛、シビックプライド的なことを醸成した事柄だなと思っておるところでございます。いずれにいたしましても、このまちで、このまちが大好きで、このまちのために活動していく、そういった方がどんどんふえて、もっともっと元気な姶良市になっていくと願っております。 また、最初の話に戻りますけれども、Lab蒲生郷さんが大臣表彰を受けたということで、改めてお祝いを申し上げ、また我がことのようにうれしく思っておるところでございます。平成19年にNPO立ち上げだとお聞きしております。小さく光るまち磨きという名のもと、キャッチフレーズのもとですね、活動してこられたということでございます。約9年ぐらいかかったわけですね、やっぱりそれだけ時間はかかるかもしれませんが、地道といいますか、一歩一歩前に進めてこられたんだなと思っておるところでございます。この表彰が市民、また地域団体の活動の弾みになること、そして、今後の姶良市全体の活性化につながることを願いまして、私の質問を終わります。
○議長(湯之原一郎君) これで、犬伏浩幸議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。3時10分から再開します。(午後2時56分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時08分開議)
○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 6番、谷口義文議員の発言を許します。
◆6番(谷口義文君) 登 壇 第3回定例会、最後の質問者になりました。最後まで傍聴いただき、感謝申し上げます。 早速、質問に入ります。 1問目、夏祭りについて。 夏祭りは、旧3町それぞれに独自のやり方で行われたと聞く。場所の設定、祭りの内容等はどこに任せているのか。市は関与していないのか。 また、旧3町それぞれの夏祭りに対する補助金は幾らか。 夏祭りは、本来、全ての市民が祭りとして実感でき、そして誰もが気軽に参加できるような身近なものとしてあるべきだと思う。近年、夏祭りに関しては、市民からは遠くかけ離れた行事となっているのではないかとの声を聞くが、どう思うか。今後のあり方を問う。 2問目、宿泊施設について。 旧サンピアあいらの存続について、玉昌会側から議会に説明があり、資料も提出されて計画が示されたが、その後、何も聞こえてこない。どうなっているのか。 鹿児島市内に病院を新しく建設するという新聞報道があったが、両立できるのか疑問に思う。玉昌会側との話し合いはなされているのか。 また、大和葬儀社グループが建設する予定のホテルの状況はどうなっているか。 3問目、帖佐駅と周辺の再開発について。 1点目、この駅は、本市(人口7万6,000人)の中心駅であり、本市の顔とも言える。本市より人口の少ない他市町村の駅でさえ、駅を出るとロータリーが広がり、ビジネスホテル等々あり、商店街へと続き、その町の活気が一目でわかる。果たして、帖佐駅の周辺はどうであろうか。商店は点在化し、住民と人々だけが増加するばかりで、駅周辺は閑散として寂しい限りである。この状況をどう考えるか。 前知事時代に、駅から旧10号線までの県道松原帖佐停車場線の拡幅の要望も何回も出されたが、一向に進展の兆しは見えてこない。知事も新しく交代したこのチャンスに、県へ強く働きかけて、駅周辺の道路の拡幅整備とJR九州に駅舎等の改築も含めて要望することを望むがどうか。 2点目、帖佐駅は昔ながらのなれ親しんだ駅名であるが、最近、後からできた姶良駅が、本市のメイン駅と勘違いして降車する客がふえていると聞く。帖佐駅はイオンに向かって一直線に延びる便利な駅である。先月、議会と市商工会との意見交換会の中で、帖佐駅の名称変更などを検討する考えはないかとの意見が出されたが、このことをどう考えるか。 3点目、旧10号線からイオン方面に続く県道下手山田帖佐線は、イオン開業に伴い、車──「の」が抜けておりましたから、「の」をつけ加えてください──車の通行も多くなり、また、歩く人々の往来もふえてきている。来春にはイオンの東街区もオープンする予定であり、ますます周辺は賑やかになってくる。暗くては周辺の活気もなくなる。街灯の増設等も含めてどう対処するか。 以上を伺います。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 谷口議員のご質問にお答えいたします。 1問目の夏祭りについてのご質問にお答えします。 姶良、加治木、蒲生、それぞれの地区の夏祭りにつきましては、市商工会の青年部を中心として企画、開催されております。夏祭りの主催が市商工会であることを踏まえ、市として干渉することは控え、自主的な運営に対して補助金という形で支援しております。「あいら夏祭り」には455万7千円、「かじき夏祭り」には319万8千円、「蒲生郷夏まつり」には134万5千円を、それぞれ助成しております。 市内で行われる夏祭りには、自治会やコミュニティ単位でのもの、そして企業でのものなど、形態も規模もその趣旨も歴史も、さまざまであります。夏祭りの起源である「無病息災・悪霊退散」「暑気払い」の意味を込めた祭りも一部には継承されております。その中でも、市商工会主催の3つの祭りは、合併前から長年続いているものであり、その時代ごとに内容に工夫や変化が見られるようであります。それぞれに趣向を凝らしたものでありますが、祭りにお越しになる方は、老若男女、好みもさまざまであり、全ての方の好みに合わせることは困難であることも事実であります。 祭りには、市内外から多くの人出を伴うことから、何より事故のない、安全対策に気配りしたものでなければなりません。そして、議員ご指摘のご意見等にも、真摯に耳を傾け、実行委員会での議論を高める中から、よりよい祭りとなっていくことを望んでおります。 次に、2問目の宿泊施設についてのご質問にお答えいたします。 玉昌会との話し合いにつきましては、不定期ではありますが、今年になってから3回行っております。玉昌会からは、旧サンピアあいら跡地の利用につきまして、ホテル事業、介護事業、病院移転等も検討しておられることや、松原上自治会の住民からの要望もあるため、今後、地域住民との話し合いも行う予定であると聞いております。市といたしましては、今後も玉昌会の求めに応じ、話し合いを継続してまいりたいと考えております。 また、大和葬儀社グループが建設予定のホテルの進捗状況につきましては、建築確認申請に向けて準備を進めているとのことであります。なお、ホテル建設予定地にありました本社事務所を8月に移転し、今月末には建物を取り壊す計画であると聞いております。 次に、3問目の帖佐駅と周辺の再開発についての1点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 帖佐駅周辺の整備につきましては、市、県、JR九州を交えた総合的なものになると考えております。まず、市といたしましては、帖佐駅から市役所周辺、イオンタウンに至るまでの環境整備を、都市計画マスタープランにおける土地利用の枠組みで、この地域を商業地域として立地誘導し、交通網等も考慮した立地適正化計画を策定して、適正な基盤整備を図っていきたいと考えております。県道等の整備につきましては、今後も県との協議等の中で、継続して要望していきたいと考えております。 帖佐駅の改築につきましては、地域の方々などから、南側に改札口を設けてほしいとの要望も受けております。そのため、帖佐駅の改築等につきましては、駅利用者のニーズや専門家の知見を受け、JR九州とも協議しながら、駅前周辺のあり方を検討していきたいと考えております。 また、街灯等の増設につきましては、歩行者の安全確保は最優先の課題でありますが、道路沿いの店舗等の明るさなども考慮しながら、効果的な設置を模索してまいりたいと考えております。 2点目のご質問についてお答えいたします。 帖佐駅という駅名については、議員仰せのとおり昔からなれ親しんだ駅名であり、愛着や思い入れのある方も多いことや、駅名変更で業務上の影響が発生する事業者等も想定されます。そのため、駅名変更については、慎重に考える必要があり、大多数の住民の方々からの駅名変更に対する機運の醸成が必要であり、それを踏まえた上で、駅名変更について検討し、JR九州と協議したいと考えております。 以上、お答えといたします。
◆6番(谷口義文君) 今回、姶良市の総合運動公園で開催されました夏祭りについて、今回のこの夏祭りが本当に市民に寄り添い、そして市民のためのものであったのかどうか、私はちょっと従来の夏祭りとはかけ離れた、夏祭りとしてはなじめないものであったのではないかなという観点から、今回質問をいたします。 市民の多くの方も、今回の夏祭りには、これはあくまでも、蒲生と加治木じゃないですよ、姶良町のことです。不平不満が多く出ております。また、商工会の青年部の方が決められたということですけれども、商工会の会員の中からも不満の声が上がっております。「谷口さん、代弁してその辺を質問してください」という声を聞いて、きょうこの質問をしております。 さて、市長に早速お伺いをしたいわけですが、市長、8月の26日に夏祭りの反省会がありましたよね。市長は出席なさいましたか。
◎市長(笹山義弘君) その会は、重なっておりまして出席しておりません。
◆6番(谷口義文君) 執行部から誰か出席をされておりました。副市長ですね。 じゃあ、副市長にお伺いしますけれども、反省会は単なるご苦労さん会だったんですか。それとも、評価のできる反省会だったのかどうか、反省会でのことを副市長お話いただけませんか。
◎副市長(久保力君) 今回は3つの祭りの合同の反省会という形で参加させていただきました。まずは、それぞれの祭りが多くの方々が参加して、そして安全に終わったことに対して、皆様がそれぞれ報告をしていったところでございます。それぞれの実行委員会のほうから、祭りの成果、評価というのをそれぞれご披露といいますか、話がありました。その後、懇親会という形になってきております。 今回の祭りは一つの実行委員会形式で、それぞれが連携し合ってやった祭りでありますけれども、今後もこういう形式でやるかどうかわかりませんけれども、少なくとも3市の祭りをみんなでそれぞれの部分でパートでやろうという中では大きな成功ではなかったかと思います。 ただ、祭り自体一つ一つについては、いろんなご意見等があると思ってますので、それについては来年度以降のいろんな方に実行委員会の中で真摯に議論をして、それぞれの祭りがありますけれども、全て新しい市といいますか、姶良市の祭りになるような形の施策も考えていくのではないかなと考えております。
◆6番(谷口義文君) 今、副市長から話がありましたとおり、次年度からも本当の夏祭りを実行していただきたいというふうに思います。 今回は青年部が中心として企画、開催したということですが、これは青年部も一所懸命努力された結果だとは思うんですけれども、私から言わせると、自分たちの趣味と嗜好、そういったものが前面に出た夏祭りではなかったのかというふうに思っております。夏祭りに参加する人も若い人ばっかりだったでしょ、限定された。人は夏祭りに行くためには遠いとか、交通手段がないというときみたいな条件があって行けないのは、やむを得ないけれども、今回の夏祭りに関しては、はなからみんな行かないって言うたんですよ。なぜかって若い何とか団と言われるようなよく知りませんけれども、そういった人たちがわいわいわいわいやる歌謡コンサートじゃないですか。そうでしょ、若い子どもから年寄りまで本当に夏祭りを実感できる夏祭りだったと思いますか。答弁書を見ると主催が市商工会であることを踏まえ、市として干渉することは控え、自主的な運営に対して補助金という形で真摯で言います、とありますけれども、企画の方々に部長、次長がおられますけれども、この実行委員会、青年部との話し合いというのは、今回こういう夏祭りをやるんだという話し合いの中には、参加はされてなかったんですか。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) 市としては担当が参加しております。
◆6番(谷口義文君) 夏祭りに455万7千円ですよ。決して低くないこれだけのお金が、夏祭りで公費として補助金として姶良の商工会に渡ってるわけですよ。よく考えてみてください。答弁書を見ると、その時代ごとに内容に工夫や変化が見られるようですと、それは仕方がありませんけれども、それは時代ごとに変わるかもしれない、でもあまりにも、今回の夏祭りは、市民の感覚からは遠くかけ離れた夏祭りだったというふうに、私だけじゃないですよ、ほとんどの市民が言うてますよ。「なんだ今度の姶良の夏祭りはキャッキャキャッキャ言う若いのが来て」それが夏祭りですか。 そして全ての方の好みに合わせることは困難であるち。私がこういう質問を出したから、それに合わせるようにこういう質問を書いたんですか。全ての方の好みに合わせることは困難、それはわかりますよ。でも、全ての市民に合わせることが夏祭りじゃないですか。基本忘れてるじゃないですか。私が言うことが間違ってますか。 それと、これは私なりに調べてみたんですが、補助金は公営上の必要がある場合に交付されるのであるから、これを受ける者は一定の公法上の義務を負担し一定の監督に服さねばならない。補助金等にかかる予算の適正化に関する法律、地方自治法第232条の2項に寄附又は補助とあり、普通地方公共団体は、その公益上必要がある場合においては寄附又は補助をすることができる。すなわち、補助は公益上の必要がある場合に限るとされている。公益とは市民の利益じゃないですか。455万は市民の利益になりましたか、4万6千の。答弁をお願いいたします。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、補助金につきましては、市の条例、規則に基づき、その条文、法令でございます自治法に基づいて支出しておりますが、今回の「あいら夏祭り」につきましては、そこの中の規定の公益性という面で、補助金としての幅を大きく逸脱するものではないと、市としては考えておりますが。 今回の本会議におきまして、2議員の方から同様のご指摘を受けておりますので、このことにつきましては、市としても真摯に受けとめまして、実行委員会のほうにおつなぎして、次年度への協議につなげていただきたいと考えております。 以上でございます。
◆6番(谷口義文君) 今度の夏祭りを反省されて、次年度からしっかりと市民のための夏祭りをやっていくということで、今説明がありました。ぜひそうしてほしい。そうですよね。単なる丸投げですよ、これは。市商工会の青年部に丸投げ455万、だからこういう無駄な。誰も市民は喜んでませんでしたよ、今回。だからそういう夏祭りじゃなくて、本当に昔みたいに姶良の公民館のグラウンドで和気あいあいとやったあの夏祭りを思い出してくださいよ。それから、なぎさ公園に移って花火をやるようになりましたけれども、駐車場はない、重富駅から歩いて行くか、重富中に車をとめて暑いところを歩いて行って、花火をボーンと打ち上げて、屋台が出て、それだけでしょ。そうじゃなくて、もうちょっとやっぱり工夫して、本当に1年に1回の夏祭りっていうのをみんなが楽しめるような夏祭りを、次年度から開催に向けてしっかりと係のほうも努力していっていただきたい。夏祭りの件はこれで終わります。 次に、宿泊施設についてでありますが、これはたしか昨年だったと思いますけれども、玉昌会側から何名か議会に来られまして、全議員の中で、色刷りの資料を渡されて、今後の計画について説明があったわけですね。ところが、その資料を一旦配付して帰りには、いや回収しましょうということで、一切その資料は私どもの手元には残っておりません。だから、その場逃れの計画のためにそうされたのかどうかは定かではありませんけれども、その後、いやここにいらっしゃる議員の方はみんなそう思ってるはずですよ。あのときにいろんなものをつくるという計画を示されたから、玉昌会はどうするんだろう。今度あそこをどういう施設にするんだろうというふうに楽しみに待っているにかかわらず何ら音沙汰がない。ところが答弁書を見ると、今年になってから3回も不定期であるが、会を行ってると書いてある。それってそのことは我々議会には一つも報告がない。ということは、玉昌会側からしっかりした計画がないから、報告がないのではないですか。その辺のところはどうですか。
◎市長(笹山義弘君) 玉昌会グループの株式会社JOYが取得された時点から、市といたしましても有効活用を願いたいということで、いろいろなご提案もご相談もしながら、その可能性を探ってはきているわけでございますが、やはり基本構想としては、玉昌会さん側がおっしゃることは、CCRCの考え方を導入したいということは変わらないところでありますが、内部についてホテルという構想は、最初は私は相談の中には聞いてませんでしたが、またここにきて出ているということを考えますと、どのように最終的に全ての敷地を活用されるかということが核としてというのは、鹿児島の事業が先行をしたということもあるかもしれませんので、その辺は医療法人のことでございますので、いろいろお考えがあられると思いますが、今後とも姶良市のいろいろな課題がありますので、課題解決に向けて少しでもその方向性が示されればありがたいというふうに思っているところでございます。
◆6番(谷口義文君) 市長もなかなか玉昌会のことに関しては、玉昌会側の言い分を聞くだけですね。ここに松原上自治会の住民からの要望もあるため、今後地域住民との話し合いも行う予定であると、これも3年ぐらい前に既に行ってるんですよ、高田病院は、既に松原上の自治会で。それから何年もたってるのにまだやる。あまりにも、あまりにも、自分たちの計画はうまくいかない。まあいろんな理由があろうかと思いますけれども、私からすると玉昌会は塩漬けにしたまま、あのままずっとほっとくんじゃないかなと私は思っとりますよ。 平成19年に旧サンピアあいらが閉館して、既に10年。途中アイルアイラがやって1年。ぽしゃって、今は見てください。草がぼうぼう幽霊屋敷ですよ。中の施設もぼろぼろ何も役に立たない。私は今まであの施設をホテルとして残してほしいという質問をしてきましたけれども、もう今回はこれで終わりにします。もうあそこを買う必要はない。うん、ホテルとして残す必要はない、あのままで。 一つ、これは市長に、きょうは提案をしたい。市で買ってほしい。あそこを。そして解体をして、あれだけ広い、あんな立地条件にあるところはありませんよ。温水プールもできるグラウンドゴルフ場もできる都市公園でもできる、何でも今後利用できます。だから、市長、何とか買って有効活用しましょうよ。そういう考えはないですか。それも市長の手腕ですよ。どうですか、市長。
◎市長(笹山義弘君) 取得のプロセスというのがあろうと思いますけど、仮に相手方が厚生年金機構的な公的な機関であれば公公の相談ですから、できるかと思いますけれども、一旦民間施設となってるものについて、それを取得するとなるとどういう公共性があるのかという、どうしてそこから買うかとかそういうことになってきます。ですから条件が申し上げたいことは、公公の公と公の交渉の段階であれば、非常にしやすかったんですけれども、公共性ということが非常につながってまいりますので、そういうことは思っているところです。 それと、現時点でご提案ですけれども、従来から申し上げておりますように、市は草創期としていろいろな市としての都市機能を備えていかなければならないという非常に厳しい作業も次々控えていることもご承知のとおりでございます。そういうことから、まず遅れている部分の今施策を進めておりますが、それが整いつつありますので、大きな課題としての次なるテーマに向けて今動いております。それには財源も大きく伴いますので、この辺のところが落ち着いて、まだそのような形態であれば、その時点で考えるということもあるかもしれませんけれども、現時点では大変厳しい作業ではないかと思っております。
◆6番(谷口義文君) 玉昌会とは今後また話し合いを持たれるかもしれませんけれども、なかなか進展はしませんよ。私はそういうふうに思っております。だから、できればほかの誰かが先に買うんじゃなくて、姶良市が買うことが先ですよ。整理機構が売りに出したときは、公と公の間だったけど、姶良町時代買わなかったじゃないですか。今は民間に移ってるからという市長のいろんなことがありましたけれども、だって公と公の売買だけじゃなくて、いろんなところからのでしょ、あれは売買はするわけでしょ、購入っていうのは。だから難しいことではない。買う気持ちがあれば買えるわけですよ、やろうと思えば。だから、その辺のところも含めて、非常にあそこは有効利用できる広い土地でありますから、市長、ぜひとも購入するという方向性の中で検討していっていただきたい。もうあんまり言いませんからね、サンピアの件は。もう腐りますよ。それほど虫もおるし防犯上もよくない。周りから見てみてくださいよ。あれだけ多くの方が利用したあの施設が寂しい限りですよ、ぼろぼろになって、そうじゃないですか、皆さんも利用されたでしょ。あんないい施設だったわけですよ。誰も見向きもしないそういう施設になっておりますから、市長、ぜひそういう方向で検討していっていただきたい。お願いじゃなくてお願いはいけないんですね。そういうふうに要望をしときます。 では、最後の3点目に入ります。 まず、市長、帖佐駅でおりて帖佐駅の周りを見て、市長はどう思われますか、あのすばらしいところを。
◎市長(笹山義弘君) 今回5周年でつくりました姶良のプロモーション映像に載ってございます。帖佐駅でおりて市内を観光するという非常にいい画が撮れたと、つくれたというふうに自負しているところでございますが、どうして帖佐駅だったかということですが、やはりこの姶良市にある5つの駅の真ん中なんですね。まさに姶良市における中央駅であるという位置づけでありますでしょうから、そのお気持ちはわかります。 それでイオンタウンの東街区ができて、映画館などがつきますと、恐らく学生さんなどはJRで来られるんじゃないかなということも考えております。そういうことでそこにやはり公共交通機関をつかって、来市──来ていただく、その仕組みづくりをしっかりして、まずそういう中で帖佐駅をどのように活用していくかというのも見えてこようと思いますので、そういうふうに進んでいけばというふうに考えております。
◆6番(谷口義文君) 仕組みづくりから始めて、後で整備するんじゃなくて、何でもそうですよ、市の開発でも、インフラ整備をして初めて企業が来るわけですよ。企業が来てから下水をする、云々をして、「はい、来てください」って言うんじゃなくて、下水をつくりホテルをつくり、そして企業誘致、人も呼び込むという形を取らない限り、まず無理なんですよ。まず先につくっとく、整備をしとく、そして呼び込むということが大事であろうというふうに私は思っております。 私が帖佐駅について、私の思いをちょっと語ってみたいと思いますけれども、私は今の駅舎は古い。あの駅舎を姶良市の地元の木材を使って新しい駅舎をつくる。そして松原上のほうの人口もふえておりますから、南口からの改札もつくる。そして正面のほうには、姶良市の物産品を置く。そして観光案内所をつくって、誰かそういう案内のできる人も置く。「ようこそ姶良市へ」という大きな看板もつくる。そして駅前には車が常に20台ぐらい待機できるような、そういう広いスペースも設ける。そして駅前の旧10号線まではインターロッキングでもひいて、そしてそこから歩いていけばホテルができる。今度できますよね。ホテルに宿泊する。そしてそこからまたバイパスを渡るとイオンで買い物ができる。こういったすばらしい帖佐──帖佐駅の近辺をぜひつくってほしいというふうに思ってるわけです。そうじゃないですか。みんなそう思ってるはずですよ。だって、3万、4万の小さな市町村でさえ、駅前におりたら、あっ町だなと思いますよ。帖佐駅でいうたら何もないじゃないですか。これが7万6千の町だと駅だといえば、びっくりしますよ。 私は今帖佐駅の構想を語りましたけれども、非常に帖佐駅は、鹿児島方面に渡るのも2階の階段を上がって渡る、年寄り、子ども、体の不自由な人、大変ですよ。だから、やはり駅舎の改築も含めて、南側のほうの改札口も含めて、ぜひJRとも真剣に早く協議をしてほしい。 そして、道路の件ですけれども、菅原線から駅前までは左右に歩道が入って、危険か所も撤去されて、すばらしい道路ができました。菅原線から安田タクシーの旧10号までの間は、これは非常に危ない、左右に横断歩道もない、外板の上に色塗りの線が入ってるだけ、その上を帖佐駅に通う方々、自転車がそこを通るんですよ。車が通るたびに後ろを見てひかれるんじゃないか、ぶつかるんじゃないかというような道路ですよ。そしておまけにある1軒の居酒屋があるんですけれども、ドアを開けた瞬間、車がブーっと目の前を通って、いつひかれるんじゃないか、まさに地獄ですよ。ドア開けたら目の前車ですよ、歩道がないから。いや今度行ってみてくださいよ、その店に。そして酔っぱらったらひかれますから。いや誰かがひかれて死ななきゃわからないんですよ。そのぐらい冗談じゃないですよ、そのくらい危ないか所なんですよ。 だから、ここで、副市長にお伺いします。伊藤知事──いいですね、名前を出してももう──伊藤知事の時代は、なかなか先へ進まなかった、道路改良が。そのもとで副市長はおられたわけですけれども、なぜ伊藤知事は何回もの要望が出されているにもかかわらず進展しなかったんですか、道路改良が。
◎副市長(久保力君) 姶良市も厳しい財政状況の中で、限られた予算の中で公共事業を進めておりますけれども、鹿児島県においても、この10年間そういう状況でした。まずは財政立ち直しをしないといかない。そのときにどこをどういう形に資金繰りするかというと普通建設事業費を削ると低くするということになります。と言いながら、県内多くの方々のご要望ありますので、それをどう整備するかっていうことで2つの柱を立てました。 1つは、重点事業と地域密着事業という2つの分けをします。重点事業というのは、まさしく高速道路に直結するような道、そして重要港湾とは整備しましょう。それ以外については、地域の方々の意見を聞きながら事業を進めていきましょうという形になります。 ただし、やっぱり事業が非常に少なくなってきたので、じゃあ限られた予算で早目に供用開始するような仕組み、そして経済波及効果あるような事業を一つの優先度を高くしている。それはなぜかというと、用地補償費の少ない、まずは工事先行できるところをやっています。ただ、そうは言いながら、じゃあ議員がおっしゃるとおりに、交通安全問題があるじゃないか、いうのをやりましたけれども、それについては、それからはまた別な観点から考える用地補償費が高くても事業展開しましょう。 実はこの姶良市と米山交差点は新規事業を採択しております。これは用地補償費は高いんですけれども、やっぱり交通安全上、大きな課題があるということで、採択はされました。ただ、現時点では用地は非常に厳しいので、事業がとまっておりますけれども、そういう事業の仕組みの中で動いております。 今回の現状整備につきましても、同じような観点の中で、この数年間っていいますか、いろんなご要望がある中での動きがなかったんですけれども、ただ、やっと県の予算、厳しい財政状況はたしかなんでしょうけれども、そんなに以前よりは厳しくはないだろうと思ってますし、と同時に、先ほど市長が言いましたけれども、新たなイオンができる、そこに映画館とかできる、さらに交通量、歩道を歩く方がふえるだろう、そういう意味では、その整備の必要性はますます高くなってきたかと思ってますので、改めてこういう機会を捉えて、まちづくりの一貫というのが都市計画でしょうから、そういう意味では、改めて状況が大きく変わってきましたので、整備について、またご要望を申し上げていきたいと考えております。
◆6番(谷口義文君) 副市長に希望のある答弁をいただきましたので、知事もかわりましたから、またあの近辺の環境も変わりましたからね、ぜひとも道路改良ができるように、副市長ともども、一所懸命頑張っていただきたいというふうに思っております。 右左全面横断歩道ができなくても、当初は片側でもいいじゃないですか、片側だけでもまずやると、危ないか所からまずやると、そして横断歩道をそこにつくると、そしてまた次の継続事業として次をやると、一遍にやれとは言いませんよ、大きなお金がかかるわけですからね。わかりました。ぜひとも副市長、頑張って県に働きかけていただくよう要請をしときます。 JRの駅舎の問題、それから道路の問題、大体そうやっていくと、あの帖佐駅の近辺もすばらしい環境になっていくのではないかというふうに思っております。 それと、1つ答弁書の中からお聞きしたいことがありますが、「商業地域として立地誘導し、交通網等も考慮した立地適正化計画を策定して、適正な基盤整備を図っていきたいと考えております」という立地適正化計画とは、これどのような計画ですか。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) 立地適正化計画につきましてですが、立地適正化計画は、都市機能の望ましい再配置や住居エリアの誘導を行い、高齢者や子育て世代が、医療、福祉、商業施設へのアクセスを容易にすることにより、都市の魅力を向上し、多世代がスムーズに世代間交代をしていけるようになるような持続可能なコンパクト型まちづくりを実現することであります。 医療、福祉施設、商業施設や住民等がまとまって立地し、高齢者を初めとする住民が自家用車を過度に頼ることなく、公共交通により、医療、福祉施設、商業施設等にアクセスできるなど、日常生活に必要なサービスや行政サービスが、住まいと身近に存在する多極ネットワーク型コンパクトシティを目指すものであります。 立地計画では、医療、福祉、商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより、これらの各種サービスの効果的な提供が図られる区域として、都市機能誘導区域と人口減少の中にあっても一定のエリアで人口密度を維持することにより、生活サービスやコミュニティーが持続的に確保される区域として居住誘導区域を設定することとしております。
◆6番(谷口義文君) 要はですね、私が言いたかったのは、詳細から市役所周辺、イオンタウンに至るまでの環境整備を図るという中でこういう計画を立てていらっしゃると、そして適正な基盤整備をやるということが書いてありますけれども、具体的に端的にどのような基盤整備を行いますか。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) お答えいたします。 今ありました、この役場──この庁舎周辺は、都市機能誘導区域になると考えておりますので、それにはアクセス道路の整備とか交通結束点、いわゆる駅前の整備とかバスターミナルの整備とか、そういうのが可能ではないかと考えております。
◆6番(谷口義文君) しっかりと計画を立てられてしっかりとした基盤整備をしていただきたいと思っております。 次に、帖佐駅という駅名について、これは我々建設委員会と姶良市の商工会の建設部会との話し合いがありまして、その席上、姶良駅でおりる人が多いらしいんですよ。だから姶良市の中心の駅は姶良駅だと思ってるんですよ、帖佐でおりなくて。だから姶良駅でおりたお客さんがタクシーでもイオンまで連れて行ってくれと。だから帖佐駅がメインじゃないと思ってるわけですね。姶良市だから姶良駅がメインの駅だというふうに思っていると。 だからできれば、帖佐駅の名前を変えてくれないかというような話が出ました。そして第1番目に出たのが、「姶良中央駅」でした。「姶良中央駅」そうすると帖佐駅の名前はなくなるわけですよ。私も帖佐町鍋倉で生まれておりますから、帖佐というのには非常に親しみがあるわけですよね。だから帖佐駅が消えるなんていうのは、ちょっと考えもしないような気がしますし、ちなみに帖佐駅が開業したのが1926年、昭和元年、4月の1日、90年経過しております。姶良駅は1988年、昭和63年、3月の13日、28年経過しております。そのような後発の姶良駅が、この7万6千の姶良市の中心の駅だと間違われるようじゃ、これは大変なことなんですよ。だから、私が先ほどの質問でも話しましたように、やっぱり帖佐駅のどこかにでも、まずこの名称を言う前に──名称を云々ということを議論する前に──帖佐駅に大きく、「姶良市中心の駅、帖佐駅」という大きな大きな看板を駅の左右に電車の中から見えるように、鹿児島から来た人、日豊本線国分から来た人、両方から見えるように、「姶良市中心の駅、帖佐駅」というふうに看板でも立てたらどうでしょうかね。そうしたら少しでも姶良駅と間違えておりる人もいないでしょうから。だからそういうことで、「姶良中央駅」と名称を変更したらどうかという話が出たわけです。市長はこういうことはどういうふうに思われますか。(笑声)
◎市長(笹山義弘君) 議員の話を聞いておりますと、フーテンの何とかという話(笑声)を思い出すような感じですが、鹿児島の例を言っても、鹿児島駅、そして西駅だったんですね、西駅が今、中央駅ですよ。だから経済の変遷とともにそうなっていくと、例えば姶良駅のこと申し上げますと、重富駅だったんです。そいで姶良駅は通勤の人たちのためのという形で仮設駅みたいにスタートしたのが、今乗降客は明らかに姶良駅のほうが多いということになってきております。 そいでこの名称のことについては、先ほどいろんな夢見的なことおっしゃっていただきましたが、駅前広場、駅舎含めて整備をする時期があろうと思います。そのときに、今お話を夢的なところを駅舎周辺だけでも積もれば、10億は超えるなと今思ってますが、そういうことでそういう改修の時期が来たら、当然駅名ということも毎回考えないといけないということですが、先ほど来申し上げておりますように、せっかく市外から交流人口として呼べるイオンが来ますので、この時期にその動きを誘導するような形をして、市としても働きかけて、例えばシャトルバスを活用するとか、いろいろあろうと思いますが、駅をやはり活用していく、そのことでこの周辺の姿が見えてくるというふうに思いますので、ぜひそういう形で一緒に知恵を出しながら、看板であれば、「イオンに一番近い駅」というやり方もあるのではないかというふうに思いますので、またご理解いただきたいと思います。
◆6番(谷口義文君) 今、市長の答弁にありましたように、駅舎の云々というのが、また駅名の変更に関係するであろうというようなことでしたので、できればイオンも来年春には東街区がオープンしますし、相当な方々が帖佐駅でおりて来られると思っております。であれば早く姶良駅と間違わないように帖佐駅に何かしらのそういった今市長が提案された「イオンに一番近い駅」とか、「姶良市中心の駅、姶良帖佐駅」とかいろんなやり方があろうかと思いますので、ぜひ検討していただきたいというふうに思っております。 ただ、住民の間では、やっぱり姶良駅と帖佐駅との名称変更ということも出てきておりますから、その辺のところも今後また答弁にありますように、住民の機運の醸成が必要だと、そしてその機運が高まったときに云々というようなふうにして、また議論がされるでしょうから、できれば早目に「姶良市の中心駅、帖佐駅」の看板でもつくっていただきたいというふうに思っております。 最後に、イオンまでの道路ですけれども、なかなか車も多くなりましたけれども、人の往来も今帖佐駅からの話をしておりますけれども、非常に多くなってる。できれば、暗い所があれば、ぜひとも街灯なりつけて、そして事故、防犯のためにも、ぜひまた見回りでもして、暗い所は街灯をつけて明るく、事故のないように、街灯を設置できるかできないかは別問題として、また調査をしてやってみてください。 まだ少し時間が残っておりますけれども、今後ますます発展する姶良市のために、議員も職員の皆さんも一緒に汗をかいて頑張っていこうではありませんか。 これをもって私の一般質問を終わります。
○議長(湯之原一郎君) これで谷口義文議員の一般質問を終わります。
○議長(湯之原一郎君) 以上で本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は、9月12日午前10時から開きます。(午後4時02分散会)...