姶良市議会 2016-09-07
09月07日-04号
平成 28年 9月定例会(第3回)平成28年第3回姶良市議会定例会議事日程第4号 9月7日(水)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議 案│ 議 件 名 │ 備 考 ││番号│番
号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│ │一 般 質 問 │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 平成28年第3回姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前10時00分 ││ 平成28年9月7日(水)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 4時22分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏 名 │出欠│議席│ 氏 名 │出欠│議席│ 氏 名 │出欠││及 び│番号│ │の別│番号│ │の別│番号│ │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 1│峯下 洋 │出 │ 9│犬伏 浩幸 │出 │17│和田 里志 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 2│萩原 哲郎 │出 │10│本村 良治 │出 │18│森川 和美 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 3│新福 愛子 │出 │11│小山田邦弘 │出 │19│吉村 賢一 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 4│竹下日出志 │出 │12│森 弘道 │出 │20│鈴木 俊二 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 5│堂森 忠夫 │出 │13│渡邊 理慧 │出 │21│湯元
秀誠 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 6│谷口 義文 │出 │14│堀 広子 │出 │22│上村 親 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 7│神村 次郎 │出 │15│東馬場 弘 │出 │23│湯川
逸郎 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ │ 8│田口 幸一 │出 │16│法元 隆男 │出 │24│湯之原一郎 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 24人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 大迫 久 │ │ │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市 長│笹山 義弘 │蒲生総合│松元 滋美 │消 防 長│岩爪 隆 ││ 第121条
│ │ │支 所 長│ │ │ ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│久保 力 │企画部長│福留 修 │教育部長│久保 博文 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名 │副 市 長│西井上洋子 │市民生活│黒木 一弘 │水道事業│竹下 宏
││ │ │ │部 長│ │部 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ │教 育 長│小倉 寛恒 │保健福祉│恒見 良一 │総務部次│柊野 信也
││ │ │ │部 長│ │長兼
総務│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │総務部長│脇田 満穂 │建設部長│上山 正人 │危 機│堀之内
勝 ││ │ │ │ │ │管 理
監│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ │加治木総│木上 健二
│農林水産│海老原経記 │企 画 部│宮田 昭二
││ │合支所長│ │部 長│ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │商工観光│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │市民生活│黒木ひろ子 │農林水産│増田 明 │教育部次│上田橋
誠 ││ │部次長兼│ │部次長兼│ │長兼
学校│ ││ │市民課長│ │耕地課長│ │教育課長│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│田代眞一郎 │農 業│田之上茂広 │総 務 部│米澤 照美
││ │部次長兼│ │委 員
会│ │財政課長│ ││ │子 育 て
│ │事務局長│ │ │ ││ │支援課長│ │ │ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│福山 惠子 │会 計│牧之内昌二
│ │ ││ │部次長兼│ │管 理
者│ │ │ ││ │健康増進│ │ │ │ │ ││ │課 長
│ │ │ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │建設部次│上原 一美 │教育部次│平田 満
│ │ ││ │長兼都市│ │長兼
教育│ │ │ ││ │計画課長│ │総務課長│ │ │ │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 9月7日
○議長(湯之原一郎君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議)
○議長(湯之原一郎君) 本日の日程に入ります。本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。
○議長(湯之原一郎君) 日程第1、一般質問を行います。 まず、3番、新福愛子議員の発言を許します。
◆3番(新福愛子君) 登 壇 議場の皆様、インターネット中継をごらんの皆様、おはようございます。一般質問3日目、トップバッター、公明党の新福愛子でございます。台風の進みぐあいも危惧されるところですが、予定どおり本日の質問が行われることを願いながら、さきに通告いたしました3つの項目について質問いたします。 はじめに、項目1、誰もが安心して生涯健やかに暮らせるまちを目指すマイライフ・ノートの推進について。 健康、長寿、そして、最後まで自分らしく生き抜きたいとの思いは万人の願いです。鹿児島県医師会では、県の委託を受けて、平成25年から27年度までの3か年、国の第3次地域医療再生臨時特例基金を活用し、在宅医療に関する関係団体や行政機関と連携して、住みなれた地域で最期の時まで安心して暮らせるようにと在宅提供体制推進事業を実施されました。 その事業の中で、自分の人生を振り返るきっかけに、自分の歴史を家族に伝えたい、いざというときに家族に自分の意志を伝えたい、もし自分が病気になったときどうしたいか記入しておきたい、もしものとき連絡してほしい人がいるなどを1冊にしたマイライフ・ノートが、高齢者の皆様に大変好評であったそうです。エンディングノートといった色合いの終活というより、今までの人生を振り返りながら、これからの人生をさらに前向きに踏み出すきっかけになるように作成されている点が評価されたのではと考えられます。 市民お一人おひとりが、健やかに自分らしい生活を送りながら笑顔で暮らすことができる質の高い暮らし先進地としての姶良市を目指し、高齢者だけではなく、希望する方々も視野に入れて、マイライフ・ノートの取り組みを進める考えはないかを問います。 次に、項目2、校区コミュニティ協議会の円滑な活動を推進する環境整備に向けて。 自治会や子ども会、老人クラブなどの各種団体が地域の課題解決や活性化に取り組む校区コミュニティ協議会が、17校区でスタートしました。地域住民が集うそれぞれの館について、どのような課題があり、どのように検討されているのかを伺います。 最後に、項目3、切れ目のない安心の妊娠・出産・子育て支援の拡充について。 要旨1、出産直後の母子に対する心身のケアや育児のサポートを目指す産後ケア事業の経過と、今後の課題について伺います。 要旨2、鹿児島市では、母親が病気などにより母乳を与えることができない乳児、多胎児等に対する子育て支援の一環として、粉ミルクに対する助成をしており、母子に対するきめ細やかな事業として高い評価を受けております。「子育てなら"あいら"」を目指して、多様な子育て支援の一環として、本市でも取り組む考えはないかを伺います。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 新福議員のご質問にお答えいたします。 1問目の誰もが安心して生涯健やかに暮らせるまちを目指すマイライフ・ノートの推進についてのご質問にお答えいたします。 県医師会におきましては、高齢者の方がご自分の人生での終末期について考え、ご自身への万一のことに備えて、自身の希望を書きとめておく「マイライフ・ノート(家族に送るメッセージ)」を作成されております。 このノートの内容はさまざまでありますが、プロフィールや自分で歩んできた歴史、家系図、親族、友人や知人の連絡先、ご自身が伝えたい方へのメッセージ、葬儀を行う際の希望などを書きとめておくものであると認識しております。このほか、終末期医療に対する考え方、認知症や寝たきりになった場合の介護に希望すること、預貯金や不動産など、財産の詳細を書き込む欄もあります。 マイライフ・ノートは、自立した自分らしい終末期を迎える準備という目的だけではなく、これまでの人生を振り返り、その後の生き生きとした質の高いシルバー世代を迎えるためのツールとしても活用できるものであると考えますので、今後、他市の状況等を調査・研究してまいります。 次に、2問目のコミュニティ協議会の円滑な活動を推進する環境整備に向けてについてのご質問にお答えいたします。 校区コミュニティ協議会は、平成27年度までに17校区全てに設立されました。この設立のタイミングで、平成26年度から27年度までにかけて、拠点となる事務所の整備と会議室の確保を優先的に進めてまいりました。これには、既存の公共施設等を有効に活用していただいているところであります。 この地域活動拠点施設のあり方につきましては、現在、各校区コミュニティ協議会においては、地域の思いをあらわした校区のまちづくりプランとなる校区振興計画の策定に取り組んでいただいているところであります。この中で、地域住民が集う拠点のあり方等についても検討されることと考えており、そこで策定された校区振興計画を尊重して、市総合計画等を策定することとしておりますが、その策定の過程では、事業の優先性や財政上の問題等も踏まえて、市としての方向性をお示しできればと考えております。 次に、3問目の切れ目のない安心の妊娠・出産・子育て支援策の拡充についての1点目のご質問にお答えいたします。 市におきましては、さまざまな事情により、出産後に家族等から十分な家事、育児などの援助が受けられない産婦で、心身の不調や育児不安等があり、支援が必要な方とそのお子さんを対象に、本年4月から産後ケア事業を開始いたしました。 本年度は、鹿児島市内3か所の助産所と委託契約を結び、宿泊型の産後ケアを利用される方の利用料の一部助成を行っております。8月末現在の利用者は、初めての出産の方が2人であり、1人は6月に4日間利用され、もう1人は8月末から9月にかけて利用中であります。 産後ケア事業につきましては、利用者にとって利便性がよい、近くの施設との委託契約や通所型産後ケアの導入など、環境整備の拡充が必要と考えております。市といたしましては、産後ケアが必要な方にとって利用しやすい体制づくりのために、今後さらに関係者との協議を進めてまいります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 母親が病気などに罹患したことにより母乳を与えることができない、多胎児のために母乳が足りないなどの理由で、粉ミルクを必要とし、経済的負担を感じている子育て世代がいることは承知しております。今後、「子育てなら"あいら"」を目指す中で、子育て世代への有効な施策としてどのようなものがあるのか、粉ミルクの支給も含めて、さらに情報収集に努め、調査・研究を行ってまいります。 以上、お答えといたします。
◆3番(新福愛子君) それでは、通告順に従って、再質問をさせていただきます。 はじめに、項目1のマイライフ・ノートの紹介をさせていただきます。画像をお願いします。これがマイライフ・ノートでございます。パステルトーンを使いまして、大変優しい感じになっております。 で、目次を開きます。9項目からなっております。そして、写真ですね、遺影にしたい写真と書いてありますが、これはこだわらなくてもいいと思うんですが、で、あと、自分の記入できるところから書いていきましょう、1年に1回、誕生日などの節目に内容を振り返ってみましょう、該当するところにチェックをして記入してくださいということが書いてあります。 まず、この私の生い立ち、画像を閉じてください、すみません。 まず、このマイライフ・ノートの副題は、ご答弁にもありましたように、家族に送るメッセージとなっております。 まず、目次でいう1番は、私の生い立ち、思い出です。これには、出生について、氏名、生年月日、性別、血液型、生まれた場所、現住所。次に、学校の思い出。小・中学校それぞれありまして、一番下には、その後の専門学校とか大学の欄もございます。その時代に楽しかった思い出、好きだった遊び、流行、はやっていたこと、憧れていた職業、好きだった本、クラブ活動、好きだった芸能人などが書かれるようになっております。そして、卒業後の記録では、これまでついてきた職業、履歴書ですね、それから特技なども書くようになっております。結婚記念日、新婚旅行、プロポーズの言葉、思い出のプレゼント、子ども、孫、ひ孫、思い出の旅行、よく子どもに読んであげた本が記入されるようになっております。そしてまた退職後の記録も書くようになっております。 目次の2番目としては、家系図です。そしてまた家訓、残しておきたいことなども書くようになっております。 で、3番目は、医療・介護について、私の希望です。この医療・介護については、かかりつけ医であったり、持病、そして尊厳死を希望するかどうか、脳死状態における臓器提供の、また献体の希望、病名とか余命を受ける場合、告知をしてほしいかどうか、そして介護してもらいたい人は誰か、で、介護してもらう最後はどこで、そして介護費用の負担はどのように考えてくるか。この辺になってきますと、ちょっとリアルになってまいります。 で、4番目に、後見について。法定後見制度を利用したいか、任意後見制度を利用したいか、する場合は、代理人となるべき人はいるか、代理人のお名前は誰か。 そして、最後、セカンドライフですね。5番目、セカンドライフ。これが、終の住みかです。セカンドライフを過ごしたい場所があるか。これは、自宅か施設か、または家族の子どもたちの家、誰の家ということです。 これからやりたいこと、夢や実現させたいこと、趣味、旅行、地域活動など、で、達成できたらチェックをするようになっております。 で、7番目が、財産についてでございます。これはもう遺言書という形になります。 で、8番目にメッセージ。 そして、9番目には、もしものときの連絡先ということで、複数のお名前が書かれるように住所録のような形になっております。 今回、私がこのマイライフ・ノートを取り上げるきっかけになったのは、7月に、お世話になった大切な方の突然の死でございました。その方は、前職時代の上司でございまして、ご退職後のセカンドライフをご家族とともに園芸植物の栽培にかけられて移住し、まだまだ若い60代でございました。誰もがうらやむような本当にすばらしい人生を送っておられました。 7月のとある日、運転中にメールの着信音が鳴りました。いつもは後でと思うんですけれども、変な胸騒ぎがいたしまして、駐車場に入ってメールをあけてみました。そこには、上司の訃報が記されておりました。瞬間、頭の中が真っ白になり、現実のこととして捉えるのには、受け取るのに時間がかかりました。 誰よりも健康に気を配られていた上司は、ことしもしっかり健康診断を受けられ、以上なしの結果を受けられていたそうです。ところが、春先ごろから異状に背中の痛みを感じられ、これは今までにない痛みだと判断され、自主的に精密検査を受けたところ、末期の膵臓がん、その場で余命1か月を告げられたということでした。上司は、どんなお気持ちだったでしょう、そしてご家族は。 いつも、男の美学と言いながら、定年後の夢を語っておられました。その夢を実現されつつあった、ありし日の上司、お通夜の席で奥様より、その宣告をしっかりと受けとめて過ごされた壮絶な1か月を、まるで映画を見るような気持ちで聞きました。そして、たまたま手にして読んでいた、今日が人生最後の日だと思って生きなさいという本と重なりました。 上司は、その1か月に、自分のなすべきこと、やっておきたいことをリストアップされたそうです。まさに、このマイライフ・ノートには、そのようなページがございます。多分、20項目ぐらいあると思いますけれども、どのぐらいリストアップされたかは聞いておりませんが、そして、その全てをなし遂げて逝かれたそうです。 奥様が笑いながら、最後にはね、初恋の人にも電話をしていましたよと、お話をされておりました。その奥様のお顔に、奥様もまた同時に、上司と一緒に壮絶な1か月をともに過ごされたことが伝わってきて、涙がとまりませんでした。 葬儀にしても、完璧に手を打たれておりました。完璧な密葬にしてほしいということ、できれば、名前の看板は一切出してほしくないということとか、事細かに全部決められていたようでございました。 そして、会場の入り口には、上司の直筆で家訓が記されておりました。大要、こういう内容だったと思っております。人から受けた恩は石に刻むようにして生涯忘れてはならない、そしてまた、人に施した恩はさらりと水に流しなさい、こんな文だったと思っております。そして、あとは、細かい、まさに今、朝ドラで主人公が項目を掲げておりますが、あんな感じで書いておりまして、月に一度ぐらいは家族集まって食事をしなさいというようなことまで事細かに、残されるご家族への愛情あふれる言葉がつづられておりました。 遺影は、夫婦でいろいろけんけんがくがくあったそうですけれども、奥様の主張が通ったということでした。その写真は、仲人さんが気をきかせて、この上司が非常に生き方としてはぎこちない性格だったようで、何とかいいご縁をと思われて、お見合いを取り持たれたそうでございます。そして、当時、種子島に赴任しておられたようで、もうやっと見つけた写真館で撮った、奥様に差し出されたお見合い写真でございました。なかなかのイケメンでいらっしゃいまして、俳優の渡瀬恒彦さんに似た面影をお持ちでした。20代の若々しい上司が祭壇でほほ笑んでいらっしゃいました。 県庁職員として県政発展のために馬車馬のように仕事一筋に生き抜かれた上司の壮絶な、そして見事なる人生の総仕上げの1か月を想像したとき、いつ訪れるかわからない、しかし誰人も逃れることはできない死というものを、私たちはどう迎えていくべきかと考えざるを得ませんでした。道半ばの無念ではあったと思われます。しかし、歌ではありませんけれども、その飛んだ距離ではなく、どこをどう飛んだかという、365日の紙飛行機の歌詞を思いながら見上げた夏の空でございました。 ご答弁では、マイライフ・ノートは、質の高い自立した自分らしい終末期を迎える準備という目的だけではなく、これまでの人生を振り返り、その後の生き生きとした質の高いシルバー世代を迎えるためのツールとしても活用できるものであると考えます、今後、他市の状況等を調査・研究してまいりますというようなご答弁をいただいております。 6月には、看取りケアについても質問もありました。ちょうど今、新聞でも、生き方の選択という特集が掲載されております。きのうは、介護施設での看取りが掲載されており、終末期の話なんて縁起でもないと避けるご家族は少なくない、でも、意思を聞けるのは今だけしかないかもしれない、だからこそ職員も折に触れて、本人やご家族の意思を確認している。別れは悲しいが、逝く人と送る人にとって満足のいく旅立ちであれば、残された家族は癒やされる。看取る幸せがあるのなら、私は全力でお手伝いするという施設の職員の言葉が身にしみました。 昨年まで、姶良医師会の事業では、高齢者のサロンでこのノートが配付され、2人そろって参加されたあるご夫妻は、プロポーズの言葉が双方一致しなかったと、みんなが大笑いしながら、奥様が、そんたほかの人に言うたプロポーズじゃなかとというようなやりとりもあったそうで、大爆笑されながら、自分が今書けるところを、気軽に、強制でも何でもありませんし、法的な効力も拘束力も何もないわけですので、そうやって、高齢者の楽しい語らいの中で、サロンで利用されたそうです。 私も、母を通所サービスにお世話になるときに、母についてのレポートを求められましたが、結構大変でした。母自身が既に歴史認識が薄れておりまして、幸い、父がしっかりとわかっている部分が多かったので、父の力も借りながら、一緒にレポートをまとめました。しかし、このノートにあるような言葉を項目を日ごろからまとめていれば、もっと楽に、この施設からの求めに応じられていたのではないかなっていうふうに思いました。 この最終ページには、このノートを手にとられて、今までの人生を振り返るとともに、これからの人生を踏み出すきっかけとなるようにつくられたものですというふうにあります。 医師会に問い合わせたところ、例えば、姶良市版を作成する際は、アドバイスも可能とのことでした。ぜひ姶良市バージョンを検討され、本市でも高齢者のサロンや訪問活動の際に活用することはできないでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 今、議員からご提案いただいた内容でございますけれども、今回のご質問をいただいて、改めて、このマイライフ・ノート、私も手元のほうに今ございますけれども、一応、全部読ませていただきました。 私も、ちょうど母が52のときに亡くなって、そういった中で、母の人生振り返る中でも、若いときの内容については、今、議員おっしゃるように、なかなか生前の状況というのは、自分が生まれてからの内容はわかるんですけれども、その前というのはわからないと。 そういうことも含めて、このマイライフ・ノート、今ございましたように、終末期を迎える準備の目的だけではなくて、これまでの人生を振り返って、その生き生きとした質の高いシルバー世代を迎えるためのツールという形で市長の答弁にもございましたけれども、医師会のもうそういったお手伝いいただきながらということも一つの考え方になるんですけれども、私どもが今考えているのは、この医師会との、ホームページございますので、このリンクをまずさせていただいたり、また、ほかの市町村の中でも、いろいろさまざまなマイライフ・ノートというのもございますので、そういった他市の状況、他自治体の状況等も勘案した中で、ちょっと考えさせていただければなと思います。 まずは、先ほども申し上げましたけれども、県の医師会とのリンクをちょっとまた先の中で検討させていただきながら、マイライフ・ノートの考え方についても、調査・研究を進めていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。
◆3番(新福愛子君) 具体的な前向きな答弁であったというふうに理解させていただきたいと思います。 また、このマイライフ・ノートをこれからの人生を踏み出すきっかけにするという、人生これからノートとして、年齢にかかわらず、希望される方にお届けしてもよいのではないかと考えます。 ホームページも、またいろいろと模様がえもされたりしながら、アクセス数もふえているのではないかと思いますけれども、ホームページからダウンロードできるようにして、準備が整うまでの間、ダウンロードできるようなサービスなども提供したらどうかと考えますが、いかがでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 先ほどもお答えしたところなんですけれども、まずは、人さまざまな考え方もあると思いますので、今ある県の医師会のそういったマイライフ・ノート、それからもう1つあったのが、今回のこのご質問いただいた中で調べた中では、全国社会福祉協議会の関係も同じような形で、これに類似したものも出しております。そうした団体さんのご意見等もいただきながら、リンクができるかどうか、そういったものをして、今、ご提案いただきましたけれども、まずリンクの中で、市民のほうにもそういったものを提供できるかを検討させていただければと思います。 以上でございます。
◆3番(新福愛子君) 住みよさランキング2016で県内1位になった姶良市ですが、ハード面だけでなく、こうしたソフト面の充実で支える暮らしの質の高さこそが、私は、本当に住みたいまち、住み続けたいまちになるのでないかと考えております。姶良市独自のマイライフ・ノートが誕生することを期待いたします。 最後に、市長の所感をお聞かせください。
◎市長(笹山義弘君) 人間、終末期、必ず迎えるわけですが、そのときに、やはり自分史的なものがあるとしますと、家族にとっても、その人の歴史をやはり知って、この家系の歴史ということにもなってきますし、また、健常なときにそういう書かれるとすると、生きがいとして、今までの人生をより尊重するといいますか、大切にする思いを持っていただくと、命をやはり大切にするということにもつながってきます。生き方もまた大切にされるというふうに思いますので、非常に理念的にはいいお考えだというふうに思いますので、いろんな機会で、まずそのようなご紹介をする、そして、その生き方に対する一つの啓蒙といいますか、一つのアイテムとしていかがでしょうかというようなことの話をしていくということは、非常に大事じゃないかというふうに思っておりますので、そのような方向で進んでいければというふうに思っています。
◆3番(新福愛子君) つけ加えまして、例えば、財産のところでも、家のことなどもあります。今、空き家もふえておりまして、親が亡くなった後の家の問題というのは、本市にとっても重要な課題となっております。こういうノートを記入しながら、家族でどうしていこうかね、そんなことも会話ができるきっかけ、そのときが来て慌てるのではなく、本人はどう考えていたのかと、残された者が悩むことがないように、そんなふうな利用の仕方もあるということでございます。 仏教には、臨終正念という言葉があるようでございます。臨終のことを考えて今を生きなさい、そのようなことだったというふうに思っております。常々、毎日毎日こんなことを考えながら生きてはいけませんけれども、本当、折々にこういったことも考えながら、本当に日常の会話の中で、自分がどんな生き方をしたいのか、また、どんな最期を迎えたいのかも含めて、気軽に会話ができるような、そんな姶良市になることを願っております。 それでは、次の2項目に入ります。 2項目めのコミュニティ協議会の円滑な活動を推進する環境整備に向けての質問にあたりまして、私は、相手方を市長としておりましたけれども、質問の調査を進めていきましたところ、17校区コミュニティの中7つぐらいですね、教育委員会所管の公民館というのがございまして、これは、相手方が教育委員会にも及ぶと判断いたしましたので、昨日、議長にもその旨をお伝えし、許可をいただきました。また、その旨、教育委員会へも通告させていただきましたので、答弁方よろしくお願いいたします。 それでは、このコミュニティ協議会の館でございます。17の館をいろいろと調べてみました。で、その中で、気になったところが3つほどありました。 まず、ほかのところは大体おおむね良好という館が多かったです。こんなによくしてもらってよかったのか、いいのかしらっていうぐらい、本当、おたくの館は恵まれていますねという会話をした施設も幾つかあったことも、ご報告させていただきます。 画像をお願いいたします。映りませんね。そうです。休憩をちょっといただいていいでしょうか。
○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午前10時30分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時31分開議)
◆3番(新福愛子君) すいません、ふなれなもので。また消えた、大丈夫ですね。 一つは、私も地元ではありますけれども、錦江小学校でございます。この一番左端のほうが校舎、で、体育館、そして、この右側に見えますのが、昔、錦江幼稚園として発足しました幼稚園跡を利用して、今のコミュニティ協議会の場所に、館として利用しております。で、これがこういう形です。右側に児童クラブがございます。そして、これが園舎だったわけですけれども、その昔のままのたたずまいのまま、公民館として利用しております。で、トイレなんです、問題は。トイレがございません、この施設には。で、トイレをどうするかというと、園舎に沿って、ずっと歩いていきます。で、トイレっていうふうに矢印もしてあるんですが、体育館の前を通過いたしまして、正面に、この見えますこの部分が校舎なんですね。校舎の一番右下のほうに、外からも入れるトイレがあります。これを利用されているようでございます。で、しかも、このトイレに行くには、このように、ちょっと、多分20センチ近い段差があります。はい、画像を閉じていただいてよろしいでしょうか。 今回の一般質問の中にも連続してされております、児童クラブのトイレがないということもありまして、やはりトイレというのはとても大事なものでございます。 で、このコミュニティ協議会の館の中では、高齢者のサロンがとても活発なんです。で、そうすると、高齢者の皆様が、足腰も大変きつい思いをされる高齢者が、いざというときにこの通路を行くっていうのが、とても大変な部分もあるようでございます。もちろん、渡り廊下状態になっておりまして屋根もありますので、縦から降る雨は大丈夫なんですけれども、横殴りの雨になりますとちょっと大変。で、また、夜などは大変暗いんですね。なので、ちょっと足元も心配ということで、夜のトイレ使用はなるべく皆さん控えていらっしゃるようでございます。 本当に、ここまで、私も昔の倉庫の状態も旧町時代から知っておりましたので、よくぞここまでリフォームされましたと、本当に、テレビ番組ではありませんが、何ということでしょうというぐらいの本当にきれいなリフォームをしていただきました。なのですけれども、この現状、これをどのように、くしくもこれは教育委員会所管であるかと思いますけれども、どのような見解を持たれておりますでしょうか。 また、この園舎が建てられたのは昭和何年であったか、一応、確認をさせていただきたいと思います。
◎企画部長(福留修君) 確かに、この幼稚園舎を活用して、錦江校区のコミュニティ協議会の活動拠点が整備されているということでございまして、で、今、議員ご指摘の高齢者サロン等の利用等、利用の中で、トイレの問題は非常に支障があるという部分でございますけれども、この個別的な案件の部分について、その段差があって利用者の方が利用しにくいとかという部分があれば、これは即座に改善するという方向でできるのではないかというふうに考えております。
○議長(湯之原一郎君) 建築年の質疑ありましたが、わかりますか。
◎教育部長(久保博文君) 旧錦江幼稚園の園舎の建設年につきましては、手元に資料がございません。申しわけございませんが、また後ほど回答したいと思います。
◆3番(新福愛子君) もう一度、画面をお願いいたします。この建物は、私の義理の弟が、もう50過ぎておりますけれども、幼稚園もここを卒業しておりますので、もうかなり50年近くの建物ではないかというふうに想像しております。で、左端のほう、これ、東側、校門のほうなんですけれども、横が駐車場になっておりますが、園舎でしたから当然トイレもあったようでございまして、ここにちゃんとこの浄化槽跡もございます。で、多分ここがトイレだったのではないかと思いますので、もしできれば、ここにトイレができるといいのだがなというような意見もたくさん出ているわけでございますが、ご答弁によりますと、いろんなご計画もあられるかと思います。また、姶良市の公共施設マネジメントのほうでも、こういった公共施設をどうやっていくのか、このリフォームをしたけれども、このままで何十年いくのかとか、もう同時に検討もされているところではないかというふうに思っておりますが、このトイレの写真見てどのような見解をお持ちでしょうか。画像を閉じてください。
◎教育部長(久保博文君) この施設の改修につきましては、先ほど企画部長が答弁したということでございますけれども、先ほど市長の答弁に、地域活動拠点施設のあり方についてご答弁があったわけでございまして、それに基づきまして、教育部といたしましては、企画部と連携した検討を図ってまいりたいというふうに考えております。
◆3番(新福愛子君) それでは、もう1つの館でございますが、また画像をお願いいたします。まだ出ない、まだ出ないですね。はい、出ませんね。じゃ、もう画像は結構です。はい。 で、もう1つは、竜門校区のコミュニティの館でございます。ここは、竜門中学校の跡地を利用してのものでございます。ちょっと画像が映らなくて残念なんですけれども、1階部分ですね、上は2階がないからかっておっしゃいましたけれども、雨がしみ込んで、かなりの雨漏りがしております。で、下には、もうここしかないだろうというところでバケツが設置してございます。台風とか横殴りの強い雨が最近多いんですけれども、毎回、ご苦労をされているようでございます。で、あと、窓が木枠なんですね。なので、すき間風とか、あと、木枠の一部はもう完璧にシロアリが食っているのか穴があいておりまして、向こうの草が見えるような窓もございました。安全上もちょっと難しいかなと思うんですけれども、この部分は同僚議員の午後からの質問にも出てくる部分だと思いますけれども、この建物の耐震化というのは、どうなっておりますでしょうか。
◎総務部長(脇田満穂君) ただいまご質問いただいているのは、旧竜門中学校の校舎でございまして、耐震化の調査は対象外ということで、してございません。 以上でございます。
◆3番(新福愛子君) 小・中学校の建物に関しては、もう100%耐震化がちゃんとできているというふうに認識をしているところでございますが、この準じるこういった施設にまでは対象外だったということなわけですね。 とりあえず、見るからに、卒業からどのぐらいですかね、竜門のご出身の方いらっしゃいますでしょうか。多分これも50年以上たった、50年近くたっているような建物ではないかというふうに想像されます。 このご答弁によりますと、校区振興計画の策定をしていただきながら、その過程において、いろいろと検討していきますということになっております。確認ですけれども、校区振興計画というのは、大体いつをめどに策定を考えておられるんでしょうか。
◎企画部長(福留修君) お答えいたします。 第1次総合計画の期限がちょうど平成30年度になっておりますので、31年から第2次総合計画がまた新たに発行いたします。で、ちょうどそのもう既に作業は始めておりますけれども、29年度から30年度にかけて、これらの議論を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
◆3番(新福愛子君) 了解いたしました。 で、もう1点が、これはソフト面になります。いわゆる公民館という建物は、施設は、飲食が認められておりませんね。で、活動の中で、反省会など、ちょっとしたお弁当を食べながら、懇親会的なことも含めながら反省会とかできれば、地域の方々が喜ばれるんですが、もう少し使い勝手のよい方向で検討してもらえないんでしょうかと。やっぱり厳しいくくりがあるようでございます。この点については、いかがでしょうか。
◎教育部長(久保博文君) お答えをいたします。 今、議員仰せのとおり、公民館につきましては社会教育法に基づく施設でございまして、公民館条例というものがあるわけなんですけれども、その条例の中で使用の制限というのがございまして、あるわけなんですけれども、この条例の施行規則に遵守事項が設けてございます。その中で第4条ですけれども、その中で、公民館の施設内で飲酒をしないこと、いわゆる焼酎やビールを飲んじゃいかんということなんですが、一般的な常識の範囲内で、茶話会とか食事会、そういったものまでを制限するものではないというふうに理解をしておりますので、今、反省会で、2合瓶を出されるとちょっとまずいんですけれども、お弁当等についてはよろしいものというふうに考えております。
◆3番(新福愛子君) そうしたら、そういうふうな許可を、使用する場合は許可をいただき、申請をして、このようなことでということでの申請とかも、一応、必要になりますか。
◎教育部長(久保博文君) 先ほど申し上げましたように規則にございますので、申請というようなものは必要ございません。その範囲、飲酒をしなければよろしいわけですから、その判断によりましてなされれば結構かというふうに思います。
◆3番(新福愛子君) 大変、安心いたしました。さまざまな規則を遵守していくからこそ秩序ある社会が保たれます。またしかし、こういったところに柔軟に応えていけるように、今回、皆様は、ご存じな方も多かったかもしれませんけども、私自身は、飲食、飲酒、お酒がなければいいんだということが確認できましたので、また、そういったことも皆様にお伝えしていきたいというふうに思っております。また、こういった声に柔軟に応えていくことが、住民が責任と誇りを持って、まさに、みずから治めるという自治の活動を円滑に進めることにつながるのではないかっていうふうに思います。実のある、本当に、地域の課題解決に、地域の顔が見える中で、皆様で本当にぎやかに楽しく、地域、校区コミュニティ活動が進むことを願って、最後の質問に入ります。 切れ目のない安心の妊娠・出産・子育て支援の拡充について、再質問をさせていただきます。 6月議会だよりの17ページに、「あん質問ないけんなった」というコーナーがございまして、掲載させていただいております。利用されている方は、まだまだお2人ということで、少ないようでございますけれども、順調に事業が進んでいることを確認できまして、うれしく感じております。 で、私もやはりこの産後ケアのことを学んで、いろんな他市の動向とか等も見てみるんですけれども、助成額については、ちょっと日置市さんが頑張っているようでございます。大体半額の9,000円から1万円というところが平均なんですけれども、それよりもちょっと安く、手出しが少なくて済むような、つまり助成をもう少し多くされている日置市さんでございます。 で、また、ご答弁にもありましたけれども、やはりこの宿泊型ではなくて、やはり高齢者でいうところのデイサービス、日帰り型のこの対応というのが、今、鹿児島市初め、三、四のまちまちで始まっております。私もこの日帰りっていうのを、いいなっていうふうに思いました。で、行って、一緒に指導を受けたり、体を休めたりする、で、また、この時間ちょっと美容室に行きたいんですということになると、お預けして、自分の用も済ませることができるんだそうです。要は、この産後の母親の心身にわたるさまざまなケアを、このデイケアのほうでされているっていうふうに聞きました。 で、愛媛県の新居浜市では、1時間500円で、食事の準備、部屋の掃除、授乳やおむつ交換をする産後ヘルパーというのが大変好評だそうです。ワンコインということで、どうしても、この産後ケアに行きますと、大きなお札を持っていかないと、ちょっと難しいんですけれども、こういった地域の支え合う力を利用して、うちも、ファミリーサポートセンターなどがあるんですけれども、例えば、ファミリーサポートセンターで、このような産後のヘルプといいますかそういったものの申し出というのは、実績としてあるんでしょうか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(福山惠子君) お答えいたします。 ただいまのファミリーサポート等での対応につきましては、生後3か月以上のお子さんを対象にするということになっていると思いますので、あまり小さなお子様につきましては、例えば沐浴ですとか、いろんな対応がちょっと十分にできていない状況だと思っております。 以上でございます。
◆3番(新福愛子君) 了解いたしました。おおむね4か月ぐらいまでを、姶良市は期間と、産後ケアの対象期間にしておられますけれども、3か月というところが多くて、ああ、姶良市さんは1か月頑張っておられるんですねと、4か月までいくといいですよねっていうお声も評価もいただいたことも、お伝えさせていただきたいと思っております。 で、今、産後ケアの担い手、骨盤矯正とか、やはり出産によって、この骨盤のゆがみというのが大変大きいんだそうです。で、それがもとで、更年期になってからの更年期障がいにつながったり、あと、ちょっと歩行がちょっと厳しくなったりとか、重症化するとですね、そんな方もいらっしゃるそうなんです。で、骨盤ケアとかっていうのも、あちこちで最近聞くんですけれども、本当に、今、対象となっているのが、鹿児島市、3つの施設です。で、姶良市は立派な産婦人科もありますし、ひょっとしたらこの市民の中にもそういった産後ケアの何かをやってみたいっていうような方もいらっしゃるような情報もいただいておりますけれども、その辺はどういった状況がありますでしょうか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(福山惠子君) お答えいたします。 今年度、ちょっと産婦人科、市内の産婦人科のほうから、産後ケアの事業を進めていきたいという情報もありまして、今現在、担当のほうが、その医療機関との調整といいますかそういうものを進めていく状況になっております。 で、公的といいますか市のほうでサービスします産後ケア事業と異なりまして、今、お話にありましたような、理学療法士さんなどが中心となって、骨盤の調整とかされる個人的な産後ケアというのも、市内のほうでも幾つか行っていらっしゃるようであります。 以上でございます。
◆3番(新福愛子君) 鹿児島市内まで、やっぱり産後、車を運転するのも大変な、赤ちゃんを連れてというのは大変だと思います。できましたら、市内でそういった人材が育たれて、そしてまた、そういったところにも助成なども考えながら、できれば自前で姶良市の環境が整うことを本当に期待して、推移を見守ってまいりたいというふうに思っております。 それでは、最後の、粉ミルク助成について、再質問をさせていただきます。 粉ミルク助成について質問をさせていただくのは、私は2回目でございます。先日、HTLV─1の会合が鹿児島市内でありまして、全国から関係者、お医者様等ですね、専門家が寄って、大変な大きな会合がなされておりました。 その中で、2日目の部分で、ご本人もキャリアであり、HTLV─1のそのキャリアであられる池上さんという方がいらっしゃいます。霧島市在住の方なんですけれども、このキャリアの方々を、抗体が陽性と出た方々の会を発足されておりまして、カランコエの会という、カランコエっていうのは植物の名前で、花言葉が幸福を告げる、あなたを守るというベンケイソウ科のカランコエ属の植物なんですけれども、大変色鮮やかで、かわいらしい色でございます。もう本当に、幸福を告げるという、そういった希望を込めて命名もされたというふうに聞いておるんですけれども、この池上さんが、実は姶良市のご出身の方でございます。 で、ご本人は霧島市にお住まいでございますけれども、本当に、ご自身、そして不幸にも娘さんお2人にもこの様態、陽性反応が出てしまいまして、お2人ともお母様になっておられますけれども、ご自身の子の断乳をせずに、母乳感染、性交渉とかあるんですけれども、もう一番大きなのが母乳感染なんですね。本当に、自分自身が断乳をせずに子どもに母乳を飲ませたところでこういう結果になったということを本当に悔やんでおられまして、で、娘たちには、大変むごいことだけれども、お母さんの二の舞はしてほしくないと、そういう意味で、最近、もう1人のお嬢さんも出産されたようですけれども、しっかりとこれまでのことも学びながら、初乳という、大変貴重な最初のおっぱいですね、もうすごい抗体があるそうなんですけれども、それを最初で最後の授乳として、それ以降、完璧にミルクでお子様をお育てになっているようでございます。 実は、この霧島市は陳情を出されました、団体から。そして、きめ細やかなこのHTLV─1のことも含めまして、これ以上連鎖が広がりませんようにという、この願いを込めての陳情が見事に通りまして、委員会、そして全会一致で議会が採択をしております。 で、鹿児島市のこの粉ミルクの助成も、先々に先駆者でございましたので、大変よいものなんですけれども、実は、この霧島市のミルク、粉ミルク助成は、本当に当事者の方々が大変喜ばれております。それは、月3,000円を12か月、3万6,000円を1,000円のチケットにいたしまして、最初でお渡しするんだそうです。そして、使えるお店もしっかりと市が連携をとって、本当にいつも行くようなドラッグストアとかそういうところでも気軽に利用ができるように、まさに当事者にとって、そして利便性のよい、で、なぜかというと、やはり最初が大事なんだそうですね。要するに、途中からもう離乳食なんかも入ってまいりますので、最初に本当にこの経済的なことを気にすることもなくとまではいかなくても、本当にそういった助成を存分に享受しながら、ゆっくりと赤ちゃんにミルクを与えていける、そんな環境も整えられたようで、やはりこの霧島市が今のところ最高のレベルの助成体制をつくっているようでございます。本当に、切れ目のない支援。 で、最近、母乳で育児というニュースが流れておりました。私たちのころも、もちろんその自然なものですから、母乳で赤ちゃんを育てるというのは、あたり前だと思っておりましたけれども、やはりこういったHTLV─1のこととか、あとは、その赤ちゃんにミルクを飲ませられない、体調が悪くて薬を飲んでいたりとか、そういうときっていうのは、ちょっと危ないこともあるそうですね。で、そういうのを考えると、母乳で育児が5割を増したということで、やはりこれは本当にいいことであるっていうふうにニュースでも流しておりましたけれども、一方で、こうしてミルクをあげたくても、おっぱいをあげたくても、あげられない方にとっては、何と残酷なこのニュースに聞こえただろうかと、胸を痛めるところでございました。 で、やっぱりこの粉ミルク助成が、多胎児、もう本当に双子ちゃん、三つ子ちゃんってなると、本当に大変ですね、経済的にも。2人目以降の支給を鹿児島市も霧島市もされておりますし、また、低体重児、2,000gにいかない、この発育が悪いお子さんにもされております。ですから、このHTLV─1に限定することなく、さまざまな理由で母乳を与えられないご家庭、お母様に対して、こういったことも大切な子育て支援の一つではないかというふうに私は考えております。 姶良市版のネウボラをぜひ完成していただきたいということも考えているわけですけれども、こういった方向での助成、どのような見解を、今、お持ちでしょうか。
◎保健福祉部次長兼健康増進課長(福山惠子君) お答えいたします。 今、一番注目されております、そのHTLV─1ウイルスの陽性になっておりますお母様方のことにつきましては、これまでちょっと情報が少なかったんですけれども、やはり相談体制を充実させるという意味から、現在、本人の承諾が得られた場合に限りますけれども、産科医療機関から保健所へ、そして保健所から市町村へというふうに、情報が届くようになっております。で、姶良市のほうにも少しずつそういう情報が入ってまいりましたので、まず、姶良市のまずそういうところの情報を集約しまして、現状をきちんと把握することが必要ではないかなと考えております。 あわせまして、今ありました多胎児の方とか、それから低体重児、いろんな医療の問題を抱えているお子さん方のことにつきましても、実態を十分に把握しまして、どのような支援がいいのかっていうのを、ちょっと、調査・研究してまいりたいと思います。 以上でございます。
◆3番(新福愛子君) 大変苦慮をされているのが、産婦人科が一番わかるわけなんです。抗体の陽性、いわゆるキャリアっていう人を発見するのは、産婦人科なんです。で、一応、産婦人科から保健所に連絡をするような体制づくりが、県のほうでもしっかりとその体制はできているんですけれども、なかなか産婦人科さんが、ご本人のやはり意思がなければいけませんし、そこら辺も難しいとは思うんですけれども、なかなか保健所に行かないそうです、件数が。 ところが、昨年、27年度なんですけれども、鹿児島市、人口60万からある鹿児島市が8件、保健所に情報が寄せられましたけれども、何と姶良市からは9件のキャリア保持者の情報がしっかりと届いていて、もう県のほうでも、もう姶良市の産婦人科さんがどれだけしっかりとしたその理解を持っていらっしゃるかっていうことで、非常に評価されているそうでございます。 あとは、本当に、ご本人たちが、助成があればもっと手を挙げて、実はっていうことで、手を挙げていらっしゃる方もいるんではないかなというふうに思うところです。鶏が先か、卵が先かっていうところですが、どう考えても、姶良市は大変にレベルの高いまちであるということは間違いがなさそうでございます。 ぜひ、この粉ミルクの助成を実現していただくことを願っておりますけれども、副市長、この件については、どのような所感をお持ちでしょうか。
◎副市長(西井上洋子君) お答えいたします。 このHAMですよね、HTLV。これは風土病として、南九州、特に鹿児島には多いということで承知しております。ただ、これが、なかなかその重篤なというか病気には至らなくて、知らない間に感染していて、その寿命を全うするということが多いと。で、実際このキャリアであっても、1%ぐらい、発症するのは1%ぐらいであるというようなことから、あまり重要視されていないと言ったらおかしいんですけど、ことだったというふうに思います。 で、今回、その妊娠したときの検査において、この検査が出てきたということで、ああ、そうなんだということは認識したところなんですけれども、ただ、これの検査自体が、1次検査、2次検査、で、完全にその陽性とか疑陽性っていうことが、まだはっきりしていないところがあるんですよね。そこで、妊娠したときっていうのは、とても不安な時期だと思うんですけど、そのときに自分がこのキャリアであるということを知ったということが、すごく精神的に不安定な時期にどうなのかなということも心配はしております。 で、それと、あと、その母乳で育てるということは、本当に大事なことだと思います。でも、それをこのHAMの感染だからといって母乳はだめだと、それで、結局そのミルクで、粉ミルクでないと育てないといけないということでもなくて、ご本人が母乳で育てたければ、それはそれでもいいという選択肢がある。あるいは、3か月間はその母乳を与えて、あとは与えないと、そういうこともある。で、いろんなやっぱり多様な選択肢があると思うんですね。 で、行政としていろんな支援をすることっていうのは、物すごく大事なことだと思うんですけれども、行政が何かをすると、それがもうそうでなくてはいけないというふうにとられるのも心配ではないかなと思っています。で、やはり母子を守るためにいろんな施策がとられていて、ほかのところでも……。
◆3番(新福愛子君) 終わります。
○議長(湯之原一郎君) これで、新福愛子議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午前11時01分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時07分開議)
○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 19番、吉村賢一議員の発言を許します。
◆19番(吉村賢一君) 登 壇 11時が過ぎますと、「こんにちは」でございます。暑い中、傍聴いただきましてありがとうございます。では早速、本日の質問に入りたいと思います。 質問事項1、認可外保育所への補助について。 要旨、認可外保育所は、サービス内容、保育料、延長保育など時間的にも自由度が高く、利用者側にしてもメリットがある施設であります。認可外保育所の通所者に対しては、今年度から月額1,000円の補助をすることになっているが、認可外保育所にとっては一銭の補助もない中で、月ごとの利用者数の名簿提出など仕事がふえている状態であります。現在通所している親からも、この補助制度に対する感謝の言葉は残念ながらあまり聞かれません。そこで、以下について質間いたします。 要旨1、認可保育所以外の認可外保育所及び事業所内保育所などに通う子どもは何名か。 要旨2、認可外保育所に対して最低限の基礎条件を設定した上で、この認可外保育所に対する直接の補助を考えるべき時期だと思うがいかがでしょうか。 質問事項2、防災に対する日ごろの構えについて。 要旨1、災害に対する日ごろの行政対応プランはできているのかどうか。 要旨2、現在の地域防災推進員に対しては、どこまでの業務、仕事範囲を期待しているのでしょうか。 要旨3、県やNPO日本防災士会とは連携がとれているのかどうか。 要旨4、県内の市町村別自主防災組織率は、28年4月1日現在で姶良市は80.9%(前年比プラス1.5%)であります。これは奄美市56.4%、東串良町76.8%、出水市75.5%に次ぐ率であります。このパーセントはどのように集計した数字であるのか、その根拠を伺います。 要旨5、現在、現実に防災組織は、私の近く、新生町付近では聞いたことがございません。この集計の実態はどうなっているか質問します。 要旨6、県や市、交通機関、病院、教育機関、運送機関との連携はどうなっているのか。 要旨7、地域や自治会の避難誘導は、どのように取り組むようになっているのか。 要旨8、配布された地図(ハザードマップ)の避難所表記は正しいのかどうか。これについては、データの更新が常々大切と思われます。また、日ごろの避難箇所の看板表示も大切だと思うが、適切に行われているかどうか。 要旨9、常に新しいデータを持ち得る状態がなければ、適切な誘導案内も避難もできません。例えば、自治会長、地域防災推進員に対して配布されたハザードマップ、地図以上にさらに詳しい情報は届けられているのだろうか。 要旨10、熊本地震の事例を見ると、避難場所なども破損して使えなかった例も出ています。今回、想定の避難場所については問題はないのかどうか。 要旨11、県合同庁舎は災害対策本部になる可能性が高いとのことであるが、一時緊急避難箇所として何らかのスペースの確保は協議してあるのかどうか。 要旨12、学校、その他の避難施設は、誰が鍵を開け閉めするようになっているのか取り決めはできているのか。 要旨13、災害発生後の対策として、仮設住宅の予定箇所あるいは瓦れき置き場や、それらの分類仕分けの想定は行われているのか。 後は、一般質問者席から行います。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 吉村議員のご質問にお答えいたします。 1問目の認可外保育所への補助についての1点目のご質問にお答えいたします。 認可外保育施設は、保護者の就労にかかわらず入所できる施設であり、認可保育所と同様に保護者の病気や介護など家庭の緊急な事情への対応や一時保育、延長保育など、保護者のニーズに応じた柔軟な子育て支援を担っていただいております。 また、認可外保育施設は、児童福祉法に基づき、県が施設の指導監督を担っており、運営状況報告や年に1回程度の現地調査が行われております。 現在、市内の認可外保育施設の児童数は、5か所の施設で135人になっており、病院や企業が設置している事業所内保育施設の7か所では、95人の児童が利用しております。 2点目のご質問についてお答えいたします。 本年度から保護者への補助金を、1人当たり年額1万円から1万2,000円に改正したところであり、今後、施設管理者の意見も踏まえ、来年度以降に、より質の高い保育水準の確保と入所児童の安全・安心の観点から、総合的に検討してまいります。 次に、2問目の防災に対する日ごろの構えについての1点目のご質問にお答えいたします。 本市は、地域防災計画に一般災害、地震・津波災害、火山災害、原子力災害等の各種災害ごとに災害予防、応急対策、特殊災害対策、また原子力災害に対しましては、事前対策、緊急事態応急対策について事前計画を明記し、災害対応に従事することとしております。 また、地域防災計画に附則するものとしまして、原子力災害避難計画、津波避難計画、避難所運営マニュアル、災害時要援護者避難支援等マニュアルなどを策定し、支援対策や活動指針を定めております。 2点目のご質問についてお答えいたします。 地域防災推進員は、自主防災組織の結成や防災に関する実践的知識と技術を有し、防災活動の指導的役割を担う人材の育成目的のため、県防災研修センターで県地域防災リーダー養成講座を受講された方々であります。 本市の地域防災推進員には、地域及び自治会等において団結、組織的行動、自助・共助の重要性についての普及啓発を推し進めて、自主防災組織の結成促進と活動の活性化に取り組んでいただきたいと考えております。 3点目のご質問についてお答えいたします。 防災士は、日本防災士機構で認定された民間資格であり、NPO法人日本防災士会は、防災士の資格を有する有志の方々で構成された団体であります。 鈴木議員のご質問にお答えしましたとおり、本市と防災士会との連携は構築されておりませんが、隊友会鹿児島県姶良支部と災害協定を締結しており、この支部の中に防災士の資格を有する方がおられます。 自衛隊在職中に培った知識・能力・経験等の専門性を高めるため、防災・危機管理教育に参加されておりますので、今後、災害協定に基づく救援補助活動の支援協力体制の連携に努めてまいります。 4点目と5点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 現在、本市では自主防災組織を校区コミュニティ協議会単位での結成促進に努めております。今後も引き続き、組織結成の促進とあわせて活動の普及啓発に努めてまいります。 自主防災組織結成率の算定方法につきましては、自主防災組織が属している自治会等の全世帯数を市内全世帯数で除したものとなっております。 6点目のご質問についてお答えいたします。 大規模災害は、発生時の即時対応及び発生時からの中長期にわたる時間経過に伴う対応が必要になります。県や近隣市、自衛隊、警察、指定地方行政機関、指定公共機関、その他公共団体等とは、災害協定締結を初め、県防災対策基本条例等に基づき、それぞれの役割と責任のもとに、相互に連携・協働して防災対策を着実に行う公助体制の確立に努めており、市地域防災計画にも明記しております。今後も、各種災害に適時対応できるよう、防災体制の整備に努めてまいります。 7点目から9点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 指定避難所、指定緊急避難場所、津波避難ビル等、市民の安全・安心を確保するために必要な情報は、昨年度、全てを見直し、現在の最新の防災情報として、市地域防災計画に明記するとともに、ホームページ上で公開し、本年5月に土砂災害及び津波浸水ハザードマップを配布いたしました。 この情報は、市内全域に行き届いて初めて市民の自助・共助体制の確立、危険回避対策につながることから、校区コミュニティ協議会主催の訓練等で説明し、普及促進に努めております。 また、本年6月には、鍋倉地区、木田地区の一部において、土砂災害に対する避難実動訓練と避難方法、避難方向、避難経路を確認するため、図上訓練を実施いたしました。 また、新規に指定いたしました避難所等の看板設置につきましては、年次的に整備を進めていく計画としております。 今後も、市内の地域特性を考慮した、地域ごとの防災体制の確立に努めてまいりたいと考えております。 10点目のご質問についてお答えいたします。 本市は、「豪雨・洪水」「土砂災害」「地震」「津波・高潮」「火山噴火」の5つの災害ごとに一時的に難を逃れる場所としまして、指定緊急避難場所を52か所指定し、また、中長期の避難生活の場所として指定避難所を60か所指定しております。 熊本地震では、天井等の破損により避難所の機能を有しなくなり、使用できなかったことは認識しております。今回の熊本地震では、建物の耐震化により構造躯体に異常がなく、天井落下が多かったことを踏まえ、本市におきましても担当所管部署において、各避難所の非構造部材等の耐震点検を目視等にて実施しているところであり、今後の調査結果に基づき、天井落下等の危険性がある施設については、早急に改善してまいりたいと考えております。 11点目のご質問についてお答えいたします。 姶良・伊佐地域振興局の本庁舎は、大規模災害時は県の災害対策支部または現地対策合同本部などの前進防災拠点になることから、指定緊急避難場所としての指定扱いは難しいものと考えております。 なお、指定の有無にかかわらず、一時的に避難してきた方々については、人命第一を踏まえ、受け入れることについての協議は整っております。 12点目のご質問についてお答えいたします。 夜間等の緊急時において、学校教育施設の指定避難所で、市立の小・中学校につきましては、市災害対策本部内の教育対策部から学校長等に電話連絡で解錠を依頼し、開設する計画となっております。 また、県立高校につきましては、鍵を借用することが難しいことから、夜間等については、他の避難所の開設を考えております。 今後、夜間等の避難所開設のあり方につきまして、施設管理者と協議してまいります。 13点目のご質問についてお答えいたします。 災害時の支援対策の一つとしまして、応急仮設住宅の必要性がありますが、市におきましては、これまでの大規模災害を踏まえ、合併以前の各町で定めていた応急仮設住宅の建設予定候補地を精査し、改訂しました市地域防災計画に記載したところであります。 また、先般の熊本地震の状況を踏まえて、瓦れき置場や瓦れき分類方法等につきましても庁内協議を重ね、市地域防災計画に明記したいと考えております。 以上、お答えといたします。
◆19番(吉村賢一君) 通告に従いまして、まず第一に、認可外保育所への補助についてお伺いします。 認可外保育所に対する補助は今一切ないわけですが、現在、認可保育所に対するゼロ歳児への補助はいかほどになっているんでしょうか。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 認可保育所へのゼロ歳児への補助ということでございますが、現在、各施設の認可保育所の状況に応じまして、さまざまな給付を行っておりますので、補助という形ではお出ししておりません。 以上です。
◆19番(吉村賢一君) 補助という形でなければどういう形かわかりませんが、公的な資金を出しておられると思うんですが、その辺はいかがですか。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 現在、認可保育所は、年齢に応じまして、国の基準に従いまして、各園にそれぞれ個別でお支払いいたしておりますので、一律に幾らということでお答えするのは非常に難しいかと思います。
◆19番(吉村賢一君) なかなか一律には答えが得られないということですが、いろんな筋の中で、例えば、その子どもに対して19万円と、一人頭です、それは一つの例で聞いておりますけど、そんな話も聞いております。 話を少し進めます。 現在32名の待機児童がいるというふうに伺っているわけですが、それらに対して積極的に、例えば認可外保育所に対して紹介等を行っているのか。現実に、紹介して何名ほどが認可外保育所のほうへ通われているとか、そういったことはつかまえておられるでしょうか。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 認可外保育所の方々へは、担当課よりもいろいろ聞き取り調査を行っております。その内容につきましては、それぞれの事情がございますので、細かい部分までは把握しておりません。 以上です。
◆19番(吉村賢一君) 先へ進みます。 発達障がいの児童もいらっしゃると思うんです。発達障がいの児童は、認可保育所が何名ほど引き受けているのか。あるいは、聞く話によりますと、認可保育所はなかなか引き受けを渋ってなのか、あるいはちょっと受け入れる条件が厳しいのかわかりませんが、認可外保育所に結果的に頼ってきて、預けてこられるケースが多いというふうに聞いておりますが、いかがでしょうか。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 現在、各認可保育所におきましてさまざまな対応ができるようになっております。昔私のほうが保育の担当をしているときは、結構耳にいたしましたが、現在、認可保育所、公立を含めて対応できるような体制で行っているというふうに考えております。 以上です。
◆19番(吉村賢一君) なかなかはっきりした回答を得られなくて残念なんですが、次へ進みたいと思います。 写真をお願いします。これが、あおぞら保育園ですが、認可外保育所の一つです。認可外保育所は、姶良市には6つほど現在あると思うんですが、そのうちの一つです。これが、ナホミ幼児学園になります。このように、2つの事例なんですが、そこそこで皆さん頑張って認可外保育所をやっておられます。写真結構です。 そういったことで、一時預かり、あるいは時間外、あるいは就労しなくても預かりますよとか、いろんな意味でメニューが自由な形で、認可保育所以上にボランティア精神で頑張っておられると思うんです。 それと、認可外保育所は、当然、先ほど来の国からの支援とか、あるいは市からの支援、あるいは固定資産税の免税もないという状況で頑張っております。こういった形の状況をどういうふうに行政当局は見ておられるか、あるいはどういうふうに評価されているか、お伺いします。
◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) 先ほどの答弁にもございましたように、認可外保育所にお子様たちを預けている現実はございます。姶良市にとりまして、そういう方々がいるという事実もございます。これは、子育ての中での一環の中で非常に重要な役割を担っていただいているというふうに認識いたしております。 以上です。
◆19番(吉村賢一君) 霧島市の場合、認可外保育施設に対して運営補助年間7万円、それから3歳未満の場合は計算が複雑なんですが、あるいは3歳以上の場合ということで補助を市から出しておられます。概算なんですが、これもケース・バイ・ケースでしょうけど、10人規模の定数で年間54万円ぐらいの支給になるのかなというふうな計算もしているんです。 もう一つ、鹿児島市の場合は、さらに運営補助金、管理補助金、障害児保育補助金、研修費補助金、冷暖房費まで出していますね、補助金。それから、児童健康診断補助金、これは内科、歯科、さらに、こどもの心が育つ保育推進事業補助金、これについては図書費ということなんですが、非常に概算なんですが、霧島市とそれ以上の年間1施設120万円以上の補助は出てるんじゃないかなと思います。 それと、鹿児島市の場合はもう一つ、保護者に対しては認可保育所との差額を補助すると。認可保育所で、仮に2万円で3歳児を預かったとする。それで、認可外保育所では3万円だったとした場合は、その差額1万円を保護者に対しては補助するという制度ができ上がっておりまして、もう長年機能しているわけですが、姶良市の場合は、いわゆる姶良町の時代のままできています。市になってもう5年、6年たっているのに、まだそれを踏襲するというところの意味をちょっとわかりかねるんですが、その辺の事情をご説明ください。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 今、議員おっしゃるように、他市の状況、いろいろ対応してらっしゃるところもございます。ただ、姶良市、合併して今7年目に入ってるわけなんですけれども、少ないわけですけれども保護者の方々に、今回の議員のご質問でもございました年額1万円を1万2,000円にしたということについても、私どものほうも認可外のほう、施設のほうではないんですけれども、やれる対応は少しずつさしていただいてるところではございます。そうしたことも受けまして、今年度若干ではございますけれどもそういった予算的な配慮もしたところでございますので、今回の市長答弁でもございました「次年度以降に」ということも含めまして、この保護者に対する補助、そしてまた、今議員がご提案していただいている施設への補助、こういったことも含めまして補助のあり方についての検討をさしていただければと思います。 また、一つあるのは、認可外施設の施設の皆様に、今いろいろ私どものほうでもいろんな事務をお願いしているということにつきましても、予算の範囲内ではありますけれども、今後の中でそういった事務に対する報償費的なものもちょっとまた検討しなければならないかということで、今部内のほうでも検討しているところでございます。 以上でございます。
◆19番(吉村賢一君) 部長のほうでもいろいろご理解はされているように思いますが、結局今の形の保護者への補助というのは、あまり効果が上がっていないというか喜ばれていないように、ちまたでは聞くわけなんです。これはやはり、逆にこれを一つのベースとして、ベース、非常に施設に対する認可外保育所への補助にかえてしまったらどうかと、それで、さらに増額をしていくという考え方がほしいと思っております。 今まで苦労して、この認可外保育所は子育ての大事な分野の責任の一旦を担ってきてたわけです。経営的にも、何とか今まで持ちこたえてきてるという大変な状況であります。子どものやはり預け場所の選択肢の幅をもたせるためにも、新年度にしっかり予算計上してもらいたいと。つまり、来年度以降に検討するのではなくて、今年度検討して、来年度からそういう予算の組み替えだとか、あるいは新たに今おっしゃられたのは事務費に増していくのか、別の形で補助をふやしていくというふうなことを考えられないかどうか。 それと、この事業計画、姶良市子ども・子育て支援事業計画がございますが、これによりますと児童数、ゼロ歳児から就学前の児童数というのは平成27年度5,397名に対して、平成31年度は5,028名になります。少し減っていくわけですから、さらに経営が厳しくなるおそれがあります。認可外保育所に通われる幼児の環境向上のためにも、今すぐそういう補助制度等を考えて応援していただきたいと思うんですが、その件いかがでしょうか。
◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 今、議員おっしゃるように、子ども・子育て関係の事業計画におきましても、姶良市といえども、なかなか子どもの数というのは楽観視できないというところもございます。ただ、今議員のほうからご提案いただきました認可外の施設への補助の関係につきましては、先ほどもご答弁したところではございますけれども、検討する中で実施計画、また予算の中でお示しをしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。
◆19番(吉村賢一君) 厚生省のほうでも補助があるんじゃないかなと思うんですが、府子本第257号における補助制度があると思いますので、そういったのも検討されていると思います。部長が言われたとおり、前向きに進めていただきたいと思います。 結局、子どもの保育に差があってはいけないと。例えば、保育所に運動場が確保されてないからという理由だけでオール・オア・ナッシングの補助制度というのであっていいのかどうか、いつまでこの状態を放置するのかというのは、非常に今前向きな答弁をいただきましたんで、早く取りかかるんじゃないかと思うんですが、認可保育所というのは、例えば、建設に対する補助を含め、幼児の人数に対する補助、固定資産税の減免で優遇されてるわけです。結局ここは資力がある、財産のある小売的な企業経営だけの保育所だけが利益を上げ、ボランティア精神豊かな中小企業が潰れていくということにならないように、ぜひ当局は検討を深めていただきたいと思います。 前回、同僚議員の質問では、「他市を参考にしながら財源確保も含め研究を進めてまいります」という答弁があります。副市長も、「調査・検討をする」と回答されています。それから市長は、「来年度以降考えていきたい」と回答されています。私が思うのは、先ほども言いましたけど、やるのはもう、検討するのは今でしょうと。やるなら今じゃないかと。というのは、例えば、姶良市は「子育てするなら"あいら"」と先ほども同僚議員も言っておられました。その辺を鑑みて、名実ともに「子育てするなら"あいら"」という形にもっていっていただきたいと思います。その辺の見解を市長にお伺いします。
◎市長(笹山義弘君) 今、大変少子化時代に入っておりまして、子どもを産んでいただく環境をつくるということが喫緊の課題であるということは十分認識しております。そういう中で、子どもを安心して育てられる保育環境ということについても、その重要性は十分認識しております。したがいまして、する方向で検討しているところですが、一律的な補助的なことはできませんので、やはり一定の基準をクリアしていただいて、そのことに補助をかけていくという形にさせていただきたい。そのことのシステムを今練っているところでございますので、一挙にはできませんので、できるところから年次的に整備をしていくような方向で検討してまいりたいというふうに思います。
◆19番(吉村賢一君) じゃあ、次の議題に進みます。 災害に対する日ごろの行政対応プラン、これについては、例えば台風10号、今回鹿児島を見事にそれまして、東北、北海道に行きました。その惨禍はまだ続いている状況です。熊本の地震も、予期せぬ出来事ではありましたけど、このように災害ちゅうのはいつどこに降ってくるかわからないというところがございます。災害は人知を超えて発生します。今発生するのか、あす発生するのかも予測できません。常日ごろの準備が大切だと思います。その中で、現在、地域防災推進員という形で有資格者がいらっしゃるわけです。先日の答弁では39名いるということですが、この地域防災推進員をぜひ地域で生かしてもらいたい。例えば、神奈川県座間市では、回覧の中に、こういう地域防災指導員がいますよ、この方々を使ってくださいよ、というように広報しているわけです。姶良市もそういうふうにすべきだと思うんですが、それについての考えはいかがでしょうか。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 地域防災推進員の活用でございますが、市長答弁にもありますように、県が開催いたします地域防災リーダー養成講座、これを受講された方を県が認定しております。今後においても、県の防災研修センターとも協議をしたいと思っておりますが、また、県が開催いたします地域防災推進連絡会においても、地域防災推進員の連携等について、今後協議をしてまいりたいと考えております。
◆19番(吉村賢一君) 実は私も6年前、講習会を受けております。もう中身は忘れました。非常にあれなんですが、最初は、でも鹿児島市消防会館で2日間講習を受けたんですが、その際に、いわゆる商店街におけるリーダーということだったもんですから、例えば、火災の際どうするのか、主要な分担を通りの各自に割り当てました。それで防災計画をつくり、県に提出したような覚えがあるわけです。その折はアーケードに上がりまして、大丈夫なのかという安全点検、あるいは店舗のお客様の避難経路の確認、避難ドア付近の障害物はないか、あったらその撤去要請など不十分ではあったんですが、その役割というか、それを果たそうとする機会があったわけです。ところが、今言いましたように、地域防災推進員、それは名前だけであって現実に機能していないと忘れてしまいます、その人も。講習は2日間受けても、それをどこかで使っていかなければ、もう忘却のかなたになるわけです。ですから、そういった人たちを活用することで、その人たちもまた生きていくわけです。地域にとってもそれが、知識が生かされるということになるわけですから、ぜひこの自治会単位で危険箇所をチェックしたり、地域で訓練する、講習するということを、もう行政のほうからしっかりと啓発するというか、あるいは助言するというか、あるいは指導するというか、そういうことをやっていただきたい。でないと、受けた人も、結局は受けただけなんです。2日間時間を潰しただけになってしまう。そうじゃないんです、受けた人は足りなければ、「ああ、もうちょっと勉強したい」とまたさらに勉強していきます。そういうことで、ぜひ、そういった制度を生かしていただきたいと思います。 それと、先ほど言ってました自治会の、この自主防災組織率というのは非常に私もよくわからない、近所の人に聞いても、近所の自治会長に聞いても、「いやあ、そんなのつくった覚えがない」という方が多いわけです。ですから、この例えば加治木地区で言えば、幾つの自治会の方がそういう自主防災組織をつくりあげているのか、具体的にいかがでしょうか。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 自主防災組織の加治木地区の結成率でございますが、現在、加治木は59の自治会が組織を結成しております。また、議員のお住まいの新生町でありますと、赤坂自治会のほうが自主防災組織を結成しております。また、こちらのほうにちょっとお伺いしましたところ、実は結成はしているが活動自体はしていないということでしたので、今後また、危機管理課等へ要請があり、またそれらの防災に対する指導を積極的に行う旨は通知はいたしております。 以上でございます。
◆19番(吉村賢一君) 今のように、なかなか機能していない、それと、この回答にありますように、自衛隊の卒業の方、隊友会ですか、の方もたくさん、151名いらっしゃるというようなことがありました。地域防災推進員より数が多いわけです。そういった方々もネットとして結んで、その地域の自治会、ある程度複数の自治会をもたれる地域防災推進員、もしくは隊友会のメンバーの方が振り分けていくというんですか、そういうふうに担っていかれればどうかと思うんですが、いわゆる自治会に割り当てていくというか、そういうふうな考え方はいかがでしょうか。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 自主防災組織への各防災推進員であり自衛隊の隊友会の方、そういう方を振り分けるというのは、今後、実際にどのような活動ができるかというようなのを研究して、それについてまた検討してまいりたいと思います。
◆19番(吉村賢一君) 前、8月24日に老人団体連合会主催で防災の講習会が加治木福祉センターでありました。これについては情報をご存じですか。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 老人福祉協議会で実施された分については、承知しております。
◆19番(吉村賢一君) 何でお伺いしたかと言いますと、いろんな講習会があるわけです。NPOがあったり、あるいは県のものがあったりするわけなんですが、大体がNPO日本防災士会がやっておられると思うんですけど、そういったところともうまく連携して、市もそこを利用するというか、市も一緒になって呼びかけをする、声かけして人を集めるというんですか、そういったこととか、あるいは地域配分でこういうふうにやっていったらどうかという指導、指導権はもちろんとれないわけですけど、バランスを考えて、この地域でやってもらいたいとか、そういった意味での働きかけもほしいなというふうに思うんですが、そういった意味での連携なんかはいかがでしょうか。
◎市長(笹山義弘君) 先ほど来、るるご意見をいただいているところですが、地区によっていろいろな課題がクローズアップされているところですが、特に加治木地区については自治会組織というか、非常に小さい自治会が多いということで、従来から言われております老人会活動とか子ども会活動云々としてもなかなか機能しない、そういうところに自主防災組織の率を上げてくださいと、検討してくださいと言われても機能しない組織になってしまっております。そういうことからまず、この最終コミュニティである自治の大切さを知っていただく意味でも、やはり校区に上げていただいて、校区の中でまずそういう主だった人たちが参加をする中で防災訓練などを実際実施する、実践するということをしていかないといけないと思います。そして、そのことによって、そういう役員さん方がこの大切さを知っていただいて、どうしても自分たちの自治会でもする方向へ行きたいけれども機能的に難しいとなったら、やはり自治会を大きく育てていくという必要性も見えてくるのではないかというふうに思います。ですから、この自主防災組織の問題だけではなくて、いろんな問題を含んでおりますので、そういうことでございますので、そのことも含めて、今後いろいろ各組織との連携ということは十分図っていかなければなりません。今、少し、隊友会などとの連携ということもやっと始まってきましたので、そういう組織などとの連携も含めながら、これをいきなり自治会に下ろすと言っても無理がある部分がありますので、したがいまして、先ほど来申し上げていますように、各組織との連携を含めて、まず校区コミュニティの中で事業展開をいただき、その中でしっかりそれぞれの自治会がそれに加入といいますか、参加いただける、そういうことを醸成していかなければならないのではないかというふうに思っているところでございます。
◆19番(吉村賢一君) 確かに、校区コミュニティの、そっから生かしていくというか実行していくというのも考え方として大切だと思います。いずれにしても、市民の命を預かるという意味で、連携は、あるいは訓練はどんどん進めていっていただきたいと思います。 写真をお願いします。 これが、今度の防災マップなんですが、文化会館、これは非常時、時間がない場合はここを利用してくださいというのがございます。隣に、書いてございませんがデリカフレンズがあるんですが、こちらの場合も、多分こういう時間がない場合はデリカフレンズの屋上を利用してもいいですよというのが、表記が次の場合に校正される場合は出るかなと思っております。これが8月24日の防災の加治木福祉センターであった講習会の模様です。 これが柁城小学校です。柁城小学校の避難所。これ、旧加治木町時代のものだと思いますが、はっきりわかります。ただ、後でも触れるんですが、この柁城小学校と書いてあるだけ。ほかの小学校、あるいは中学校、高等学校でもそうなんですが、体育館ですね、逃げる場所は。ただ「小学校」と言った場合、校庭なのか、あるいは校舎なのか、体育館なのかわからない。ですから、できたら、これはこの表示ができないにしても、じゃあ体育館に何か目印を貼りつけておくとか、そういうのが必要じゃないかなと思います。 これは、加治木の南庁舎です。これは確か、津波の際の避難箇所になっていたかと思うんですが、表示が全くありません。 これは、松原の公民館です。これは立派な標識が2つ、2方向からあります。 これは、姶良塩入団地ですか。ここも津波の避難所、一時避難所になっているんですが、どう見てもちょっと看板がありません。 これは、姶良小学校。姶良小学校のこの看板、何だろうって見てたんです。ちょっと読めなくなっています。避難所ということで書いてあるみたいです。 以上です。終わります。 ということで、ハザードマップのほうの話に移りたいと思うんですが、この写真地図というんですか、これ非常に評判がいいです。これを考えられた方は、なかなか優秀な方だったと思うんですが、わかりやすいということでした。ただ、残念ながら現場が食い違うことが幾つかあるんです。それはもう、例えて言えば場所が違う、それから具体的に言いますと県立姶良高等技術専門学校の位置がずれちょります。これも標識もありません。それから、今言った姶良小学校、姶良塩入団地、標識がありません。南庁舎も標識がなかったです。そういったことを含めて、これ一気にパーフェクトにできるものじゃないんで、間違い探しということじゃなくて、多くの目でチェックしていって、また更新するときにはきちっとしていく。更新をするまでの間は、自治会長、もしくはそういう地域防災推進員に正しいデータを届けておくというふうな作業が必要じゃないかなと思うんです。例えば、さっきの小学校にしても避難施設であっても、「ここは体育館なんですよ」といった資料、それは常々届けておく必要があると思うんですが、そういった作業はやっておられるんでしょうか。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 避難場所の看板等で地域防災推進員、自治会長等への連絡等、現在のところ行っておりませんが、市のホームページには新しいものを更新して掲載しております。 以上でございます。
◆19番(吉村賢一君) 市のホームページにあるっていうことですが、できましたら自治会長、地域防災推進員には常に新しいデータを届けてあげておかないと、いろんな地域のリーダーの方が地域の人から質問をされた場合、何ら答えられないということになりますので、その辺は、検討をよろしくお願いします。 それから、今先ほどの看板なんですが、やはり一般市民の頭に、やはりこういった目で捉えるものはいつもそこにあると。そしたら、必然的に覚えておくわけですね。「あそこに看板があるから、あそこに逃げればいいんだ」と。あるいは、柁城小学校にしましても、「講堂に張ってあるわ」と。「柁城小学校の中に入ったら講堂に行けばいいんだね、体育館に行けばいいんだね」と、そういうようなのをもうちょっと表示を日ごろから丁寧にしておけば、いざというときには皆さん頭に入っているわけだから、すぐ逃げられるわけです。 そういったことでその辺の、「知らしめる」と言うんですか、日ごろから知らしめるということを大事だと思いますんで、そこはもう少ししっかりやっていただきたい。 後は、自治会の話に少し戻るんですが、自治会の中に小学校があるとか、あるいは企業があるとか、あるいは商店もあるかもしれません。そういったのがある場合、そういったのと一緒に、小学校がいろいろ、あるいは中学校なり、避難訓練すると思うんです。そしたらそういったところも、周りの自治会も呼びかけて一緒にやったらどうかと思うんですが、その辺についての考えはいかがでしょうか。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 現在、自主防災組織、自主防災会として各地域、年間に十数回は訓練等を実施しております。小学校等が訓練をする際、周辺の自治会も呼びかけてとなりますと、これについてはやはり教育部との協議が必要となってまいりますので、今後検討してまいります。 以上でございます。
◆19番(吉村賢一君) その件について、教育委員会のほうはどうでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) そういうことがですね。そういうことというのが、学校とそういった地域等の一体的な防災訓練が可能なのかどうなのかというのは、これまで検討してはおりませんでしたから、今後研究してまいりたいと思います。
◆19番(吉村賢一君) いろいろと考えることが多くて大変なんですけど、先ほど来言っていますけど、いつ起こるかわからない、それと人間の想像を超えた想定外というのがもうひっきりなしにございますんで、常々防災のこういう訓練、あるいは看板、大事にしていただきたいと思います。 それから、県の合同庁舎の件に関して……。ごめんなさい、その前に内壁、天井裏の件がございました。熊本地震の事例によっていろいろと破損してると言うんですか、天井が落下してきて、避難場所が避難場所でなくなったというケースが多々あります。今現在調査しているということでございますが、この調査はどの程度進んでいるのか、どこを対象にやっているのか、その辺の実地率っていうんですか、それと、今後調査して欠陥が見つかったらどういうふうな方向で、順番的に全部が一緒にできないでしょうから、どこを優先的にやるとか、そういった考えはあるかどうか伺います。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 避難所の天井板等の点検についてでございますが、現在本市には指定避難所が60か所あり、教育部主管のものについては全て点検することとしております。また、他の施設におきましては、新体制基準以前のものについて現在検査を実施しているところでございます。 また、異常等が見つかった場合でございますが、これについては市長答弁にも書いておりますが、天井落下等の危険性がある施設については、早急に改善してまいりたいと考えております。 以上でございます。
◎教育部次長兼教育総務課長(平田満君) 今ありましたように、教育施設について、一応避難所として35か所指定があるわけですが、その分について現在、技術職員のほうが目視あるいは打診による耐震点検を行っているということでございます。これからまた、その点検の結果をまとめていきたいというふうに考えております。
◆19番(吉村賢一君) 先ほどちょっと言いかけましたが、県の合同庁舎については、いわゆる避難箇所、一時避難場所という表記がございます。この先ほどのハザードマップのほうでもですね。そういった形での表記はできるんじゃないかと思うんです。でないと、逆にそこは県がオーケーしてくれたよっつうても周りのほとんどは知らないということであれば、実際は何か、例えば助かる人がそこを全然わかってないから福祉センターまで走っていくとかいうことで、途中でたどりつかなかったということになり得るわけです。ですから、そういった意味では近場にないと高齢者もしくは足の不自由な方は、もう近いところに近いところにたくさん設定をしていく必要があると思います。その辺については、今後さらに検討していただきたいと思います。 次の12番で、工業高校で実は確認しました。学校、その他の避難施設は、誰が鍵を開け閉めするか。で、工業高校で確認しますと、当番の先生がすぐ駆けつけることになっているということですが、このことに対して、先ほど学校長に電話して解錠をとかやってる場合じゃないと思うんですよ、いざというときに。だからもう事前に打ち合わせしておいて、誰それが預かっていると、担任がかわればこれになるよとか、あるいは場合によっちゃあ合鍵が預かれるものなら市の職員が預かるとか、具体的にやっておかないと、いざというときには役に立たないと思いますが、いかがでしょうか。
◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 県の機関であります高等学校につきましては、蒲生高等学校、加治木工業高校が指定避難所となっておりますが、そちらの担当者の方とも少し協議いたしまして、夜間の使用について鍵は預かれないかということも申しましたが、やはり鍵を預けることによって盗難等が発生した場合、そういうことが考えられることから、現時点では鍵を預けることはできないという協議内容となっております。 また、今後につきましては、直ちに連絡がとれる体制としたいと考えております。 以上でございます。
◎教育長(小倉寛恒君) 今、小・中学校につきましては、校長、教頭、いずれかは必ず地元にいることになっておりますので、学校をあける、誰もいないという状態はございません。解錠依頼があれば、すぐ、直ちにどちらかが開けるという体制になっておりますので、それはご懸念に及ばないというふうに思っております。
◆19番(吉村賢一君) いろいろと心配すれば切りがないんですけど、いろんな意味で、この先ほどのハザードマップも含めて、日常、日ごろの点検で、さらに皆さん、市民が、きちっと大事なときに逃げられるように、あるいは頭の中にそういったのをインプットしておけるように備えをきちっとお願いしたいと思います。 以上で終わります。
○議長(湯之原一郎君) これで吉村賢一議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時20分から開きます。(午後0時09分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時17分開議)
○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 次に、5番、堂森忠夫議員の発言を許します。
◆5番(堂森忠夫君) 登 壇 昼から1番になりますが、きょうは外も暑いですけども、この議場の中も昼からすごく暑くなるんじゃなかろうかと思います。と申しますのは、姶良市議会は、議会改革に取り組んでおりまして、鹿児島大学と連携して、これからさらに改革に取り組んでまいります。途中から、鹿児島大学の教授と学生さんたちが見えると思います。 それでは、早速質問に入ります。 質問事項1、時代の変化に対応した姶良市づくりについて。 少子高齢化の波は、社会のあらゆる分野に影響を与えており、今後、この問題を一歩ずつ解決に向けて取り組み、時代の変化に対応した姶良市づくりを目指し、次の要旨について問う。 (1)現在、福祉施設の充実を待望する市民の声に応えて、火葬場建設工事が着々と進んでいる。火葬後の遺骨は、墓地や管理型の納骨堂に納めているが、少子高齢化の波に押されて、集落墓地からお寺などの納骨堂へ移す家族が多くなる状況にある。集落墓地の権利を持たない他市町村からの移住者や、身よりのない人や後継者が少ない人など、経済的に高価な納骨堂を購入できない市民のために、市営納骨堂を設置し、管理・運営を行うなど福祉施設の向上に努められないか問う。 (2)2020年以降、多くのサービス業の仕事がなくなるのではと予測されている。今ある仕事がなくなると、市民は働く場を失い、途方に暮れた日々を過ごすことになるのでは、と将来を危惧するが、そのような危機意識があるのか。その危機を乗り越えるためには、中長期計画を立てて、10年、20年先の地域づくりの人材育成や、雇用の場を確保するための研究や調査を具体的に検討する会や担当係を設置し、社会の変化にチャレンジして、市民が安心して暮らせる姶良市づくりに取り組めないか問う。 (3)「将来は何になりたいか」との質間に、「公務員」と述べる生徒や学生が多くなった。団塊世代の高度経済成長時代は既に終わり、民間企業では転換期を迎えている時代であるため、若者社会では安定的な公務員の職業が一番人気に挙げられていると思う。 今後は優秀な公務員や市職員が多くなると思うが、その分、試験に合格するために力を注ぎ過ぎて、いろいろな社会体験に触れる機会を失い、職場での人間関係や判断に迷いが多く、業務にすぐれた能力を生かしきれない悩みを抱える職員が多くなるのではと危惧する。 市民の声に応えられる職員育成を目指し、農商工業と福祉やスポーツ関連などの職場で、体験研修を定期的に継続実施していく制度をつくれないか。 項目2、国民の祝日について。 (1)国民の祝日の一つとして平成28年8月11日、山の日が定められたが、この祝日を市はどのように生かす方針か問う。 (2)山の日の過ごし方はいろいろあるかと察するが、山に登りたいが時間的に余裕がなく、身近な小高い山登りに挑戦したい市民のために、隈姫神社から高岡公園までの山道整備を図り、憩いの森づくりに市民協働で開拓し、さらには平たん部の休耕田などを活用して、市民が親しむ多目的な蛍の森公園を開き、市民に開放的な憩いの場として開拓できないか問う。 項目3、旧竜門中学校の校舎について。 加治木地区に現存する中学校の校舎を活用している中で、旧竜門中学校の校舎は、他の校舎に比較して補修・改造や耐震補強等の工事はおくれているのではないか。今後は、時代の変化と地域の情報発信基地として生かすためには、複合的な用途の建物として建て替えを推進し、地域を存続するための次世代育成や地域活性化のために、多目的施設として施設建設の事業を図れないか。 以上、壇上からの質問を終わります。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 堂森議員のご質問にお答えいたします。 1問目の時代の変化に対応した姶良市づくりについての、1点目のご質問にお答えいたします。 現在、本市には370か所の墓地・納骨堂があり、うち墓地が344か所、納骨堂が26か所となっております。また、26か所の納骨堂のうち、宗教法人が経営する納骨堂は22か所、自治会等の管理組合が経営する納骨堂は4か所となっており、市営の墓地及び納骨堂はありません。 少子高齢化等によって、墓地から納骨堂へ移される家族が多くなる状況があることは認識しておりますが、墓地や納骨堂は、それぞれの地域における歴史を踏まえた管理のやり方や宗教性もあることから、経営許可権者である市としましては、墓地及び埋葬等に関する法律の目的である、国民の宗教的感情に適合して、墓地・納骨堂等の管理が支障なく行われるよう努めることとし、市営の納骨堂の設置については考えていないところであります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 サービス業は、日本標準産業分類表によりますと、法律事務所や経営コンサルタントなどの専門・技術サービス業、持ち帰り・配達飲食サービス業、リネンサプライ業や美容業、旅行業などの生活関連サービス業、郵便局や農協などの複合サービス事業、ごみ収集運搬業や自動車整備業などのサービス業の大項目だけでも5つの種類があり、ほとんどが個人の顧客に対して直接サービスを提供するもので、おおむね第3次産業の事業と重なるものであります。 これらの多くの職種を総称したサービス業が、2020年以降なくなるとの予測があることは承知しておりませんが、時代の節目において雇用問題に懸念が示されていることは承知しております。 例えば、2020年の東京オリンピックに向けて、二大人材ニーズとして建設業とサービス業が上がっており、オリンピック後に一過性の就業機会を奪われた人たちを、どのように救済するかということが課題となっていることであります。 また現在、厚生労働省におきましては、2035年ごろを見据えて、少子高齢化や技術革新により経済社会システムが大きく変化する中で、一人ひとりが多様な働き方ができるように、その仕組みをつくるための検討会を立ち上げているようであります。これは、先にマスコミ報道でもありましたように、人工知能が病気診断を下し、その治療方法まで提示し、患者の命が助かったというものでありました。 また、一部のホテルでは、ロボットが接客をする様子なども報道されております。 このように、技術革新がサービス業のあり方に変化を与えようとしていることも確かであります。 これには、コンピューターの2045年問題という人間の次なる進化とされる、新たな技術革新の流れも論議されているようでありますので、このことも雇用の問題とは無関係ではないと考えております。 しかし、オリンピック後の雇用問題の解決につきましても、技術革新の流れと雇用との関係については、国家的なレベルで政府や企業の手により、人々が豊かに暮らしていけるように、新たな働き方や人材活用の仕組みを構築していく必要があると考えております。 したがいまして、一つの自治体の手で人類の変革の問題に対応することは、非常に効率の悪い作業になるのではないかと考えております。 今後、市としてできることは、社会的弱者などの就労機会の確保などについて、市内外の事業者への働きかけや、小規模でも新たな雇用の場の創成に努力することが重要であると考えております。 3点目のご質問についてお答えいたします。 これからのまちづくりには、時代の変化に柔軟に対応できるよう、幅広い視野や意欲を持つ多様な人材を確保し、組織の活性化を図ることが不可欠であると考えております。 職員採用にあたりましては、受験申込書等にこれまでのサークル活動やアルバイト経験、ボランティア活動、民間企業経歴などを記載する項目があり、2次試験における集団討議試験、3次試験における個別面接試験では、面接官がこれらの経験が市職員としてどのように生かされていくかを重視しながら、職種への適性を総合的に評価しております。 職員として行政事務を行うにあたり、一定水準の学力は必要とされますが、それ以上に人とのかかわりを持ちながら、みずからを律することのできる力、いわゆる人間力が備わっていることが重要であると考えております。 採用後の人材育成につきましては、市の人材育成基本方針に基づき、各職種・職位に応じた階層別研修、高度な専門知識や幅広い能力を養成する特別研修等を受講させております。 また、実践体験型の研修につきましては、新規採用職員研修として、市民の方々が直接参画される各種事業のスタッフや、職務内容が全く異なる消防職の日ごろの訓練体験等を行うことで、市職員としての責任感や連帯感を醸成しております。 さらに、民間企業など異業種の体験研修として、山形屋本店における約1か月間の実践体験研修や、平成26年6月にイオン姶良店と締結しました人材育成に関する協定書に基づく、コミュニケーション能力アップ研修なども行っております。 今後におきましても、職員一人ひとりが、持てる能力を最大限に伸ばせるよう、適性や健康状況等を把握しながら、確実な人材育成に取り組んでまいります。 次に、2問目の国民の祝日についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 国民の祝日は、1948年に制定されました、国民の祝日に関する法律で定められており、歴史上の出来事を記念する、人生の節目を祝う、自然をたたえるなどの趣旨があります。 8月11日の「山の日」につきましては、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」の趣旨が定められております。日本の年間16日の祝日数は、先進国の中でも多いほうでありますが、長い休みをとる習慣が少なく、ゆえに働き過ぎとの指摘があります。今回の「山の日」は、祝日のなかった8月であり、学校が夏休み中であることや、お盆とつなげることにより、休みをとりやすい仕組みになるものと考えております。そして、「山の日」の趣旨に鑑み、議員ご指摘のとおり、日常ではなかなか体験できない山に親しむことは大変有意義なことであります。山登りは、ハイキング程度のものから本格的な装備を必要とするものなど、範囲は広く、その意味からも愛好者は多く、散策コースの選定によっては、子どもからお年寄りまで気軽に楽しめるものであります。体を動かす効果や森林から発せられるマイナスイオン効果も期待でき、山野草を愛でる機会にも出会えます。 高岡公園は、加治木地区を眺望する高台にあり、桜の名所でもあり、登山道につきましては、以前は遠足等にも利用されていた時期もありました。 隈姫神社は、義弘公の妻、隈姫の菩提を弔うために建立された宝現寺がその前身であり、地元では、「おふげんさぁ」として親しまれ、氏子の皆様や子ども会により大切に慈しみ、守られております。 また、神社の前を流れる用水路や、境内にある池には、一時激減していた蛍の姿が、保存会の皆様の努力により復活し、初夏の夕暮れを彩っております。 池田助右衛門翁の遺構となる木田用水路の改修の際には、地元の子どもたちによる蛍の幼虫の引っ越しが行われた経緯もあります。 このように、この隈姫神社を中心とする加治木町木田小脇地区は、さまざまな貴重な資源が存在しており、目先にとらわれず壮大なスケールで物語が描けるものと思われますので、登山道整備にとどまらず、義弘公没後400年とも絡めた一体的な計画を研究してまいりたいと考えております。 次に、3問目の旧竜門中学校の校舎についてのご質問にお答えいたします。 旧竜門中学校の校舎は、昭和42年に竣工され、閉校となる56年3月までの間、教育財産として活用されておりました。それ以降につきましては、普通財産として管理しており、現在、竜門小校区公民館、竜門校区コミュニティ協議会事務所、竜門児童クラブ、消防分団詰所、東元地区公民館、小山田生産森林組合などの複合施設として利用されております。築後相当の年月が経過していることから、補修が必要であることは認識しております。 また、耐震補強につきましても、築年数を考慮すれば耐震性は低いと考えられることから、何らかの手立ては必要と考えております。したがいまして、今後、地域活性化のための拠点施設としてふさわしい施設の整備について検討してまいります。 以上、お答えといたします。
◆5番(堂森忠夫君) 14枚ぐらいの答弁をいただいておりますが、この答弁に沿って再質問をしていきたいと思います。 まずは1項目からでございますが、答弁の中で、「自治会等の管理組合が経営する納骨堂は4か所ある」と答弁いただいてるんですが、この4か所の組合はどこなのか、いつごろできたのか、ちょっと詳細について説明をいただけないでしょうか。
◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 この4か所につきましては、まず場所から申し上げますと、旧姶良地区の北山の「堂山集団納骨堂」、それから西別府にございます「永原共同納骨堂」、それから辺川にございます辺川中の「共同納骨堂」、それから蒲生の白男にございます「川中島納骨堂」ということで、ほぼ建設の時期をしますと大体昭和50年代に建設されたものでございまして、この納骨堂という形ではございますが、もともとあった墓地をまとめられた形で、墓碑を連結してつくられたような形状になっております。これを納骨堂と言っているところでございまして、我々が現在想像いたします堅牢なお堂に納骨壇を据えてというような形での納骨堂ではございません。 以上でございます。
◆5番(堂森忠夫君) じゃあ、うちの田舎もそういった納骨堂はできておりますので、ちょっと写真を紹介したいと思います。 これは、うちの隈原自治会にある、ここも納骨堂でありますね。集落でつくった納骨堂ですが、今、あいてるところがあります。今、どんどんお寺のほうに移転しております。隈原自治会は60戸数ぐらいなんですけど、写真のほうはいいです、その中で4割はもうお寺のほうへ移動しているような状態であります。 今、4か所の納骨堂を紹介されましたけれども、これは全体の納骨堂の中に、多くの納められる納骨堂とは違うわけですよね、この4か所の納骨堂です。ちょっとお答えください。
◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 この4か所の納骨堂につきましては、もともと一つ一つの墓地であったものを地域の方々で建設委員会なるようなものを、実行委員会というようなものを設けられて、それぞれで建設費を出し合われて、墓碑が連結したような形でつくられているというような納骨堂でございまして、もともと一つ一つ墓地を持ってらっしゃった方がそのまま使用者となられているものでございます。 以上でございます。
◆5番(堂森忠夫君) ここの納骨堂は、全体でさらによくしたというような納骨堂であって、今私がここで述べているのは、お寺にあるような納骨堂を想像していただきたいなあ。ですけど、みんな余裕のない人が多いわけですよね、経済的に。お寺の納骨堂も100万円からするわけですよ。そして、私が知ってるお寺さんは、もういっぱいじゃないかなと。もう敷地がないぐらい建てられていらっしゃいますので、ある意味ではお寺さんにおいても、納骨堂をつくるのには限界もあるんじゃなかろうかと思ってます。そしてまた、つくったとしても金銭的余裕のある人は入れますけど、みんながみんな入れないわけです。ですので、私がここで述べているのは、入れない人たちのための納骨堂があってもいいんじゃなかろうかと思ってるわけですよ。質問の中でも述べております。よそから引っ越してきた人たちです。 姶良市は、結構、県の職員が姶良市に便利がいいということで多くの方がこの姶良市に家をつくってらっしゃるわけです。そして、ここに自分の住居を移していらっしゃるわけですので、やはりそこには、この地に骨を埋めたいという人は多いと思いますよ。ですけど、お寺の納骨堂におさめるには、その門徒さんにならないと入れないわけですよね。そのお寺にも入れない人たちもいるわけですよ。ですので、いろんな宗教の問題もありますが、そういった宗教は超えた世界で、市でそういうのができたらということで、私は市民の声にそういう声がありましたから上げました。ですので、答弁では、「納骨堂の設置については考えていない」、今まではこれでよかったかもしれません。ですが、2020年以後は、私は団塊の世代ですが、どんどん多くの方が、やがて亡くなられますよね。私は田舎に墓地がありますので孫の子も男の子がおりますので、田舎の墓地に自分は入ろうと思っています。でも、私のおじ、子どもが女ばっかしでしたので、もうお寺に入れました。だんだんとそうして、どうしても地域に墓地を持てない、ですのでそういった方がだんだんとふえてくると思うんです。ですから、時代にマッチした施策をとっていくのがやはり行政が進めていくべき今後の道だと思いますので、考えていないということでございますが、市長、これからこういう問題、入れない人たち、やはりこれもやっぱり考えてあげないといけないと思います。 では、市長、お寺に入れる人たちはいいですよね、自治会にも入れない人たちもいます。納骨堂を買える余裕もない人たち。火葬まではできます。そのあとは、私は、市は知らんよっていうふうになさるんでしょうか。どんな考えでしょうか、その後。
◎市長(笹山義弘君) 今、家族のあり方、構成などのいろいろ形態があるように聞いておりますが、ある方においては後を見る人がいないと、お墓をつくってもお墓を見る人もいないということで、散骨をしてくれとか、最近よく聞くのは、山に土地をあれして、そこにまいてくれとか、まくと言うか、そういう自然に戻してくれというお声も聞いてるところです。 けさほどのいろいろな終活のお話の中でも出てきましたけれども、やはり究極、いかにして最期を迎えるかというのは誰もが思っている関心事でありますから、そういうことを考えますと、一方ではそういう課題があるということは承知しておりますが、そのことをしかし直接的に市がすべきかどうかということについては、今現時点ではそのことは考えておりません。今後のこととして捉えていきたいというふうにも思っているところでございます。
◆5番(堂森忠夫君) 姶良市では、今は考えてないということでございますが、鹿児島市、ほとんどの市です、今、市の直営の納骨堂を持っているところが多くあります。これはもう調べていただければいいわけですので。全国にあります。鹿児島市内においても、県内においてもありますので、市がそこまで見ないというんじゃなくして、それは研究していくべきだなあと思っています。 それと、2問目でもありますが、だんだんと仕事がなくなってきます。私は、こういった分野を市が主導的にやっていって、雇用の場も生まれるんだろうと、そしてまたそこに管理をする人が出てきますので、建物をそこにつくったとすれば、その建物の周りの管理も一緒にしていただくと、そうすれば雇用の場も発生するし、安心して人生を過ごせる。そうすれば、「姶良市はいいよな、姶良市に住もうかな」という人がふえてくると思います。そしてまた、いろいろな人がいらっしゃいますので、「山に私の骨を埋めて自然に返すよ、それでいいですよ」、そういう人もいらっしゃると思います。また、島とかそういったところでは、「私は海にまいてください」という人もいらっしゃるでしょ。いろんな人がいらっしゃるわけですので、そういったいろんな人に対応できる姶良市になっていただきたいなあということを考えております。ですので、投げやりじゃなくして、これは時間をかけてもいいですので、2020年問題として検討していただきたいなあと思います。 時間がありませんので、次に行きます。 次は、2問目でありますが、長い答弁でございますが、これは長い答弁になることはしょうがないなと思いました。実際に、これから時代は変わっていくんだということを皆さんが認識していただければいいわけです。私たち40年時代は、仕事があったのが仕事がなくなったのが現実にあるわけです。副市長、寝る前に私たちは何かをして寝ていましたよね、何をして寝ていました、寝る前に。副市長は女性だから気づくと思うんですが、どうでしょうか。
◎副市長(西井上洋子君) 申しわけございません、思いつかないんですけれども。
◆5番(堂森忠夫君) きっと難しいことじゃないと思います。寝る前に蚊帳を敷いて寝ていたと思うんです。蚊帳、でしたよね、もう今蚊帳はないですよね。そうやって時代が変わることによって、変わっていく。そして、今はそれがないことに抵抗はないですよね。ですので、これからもそうして変わっていくだろうと。そして変わっていく中で、姶良市がよりよく住みやすい、やはりそこには雇用の場というのが一番じゃないかなあ。ですので、これからなくなることも想像し、そしてまた新たにまた生まれる分野、職種、必要な分野、手が回らない分野、インターネットで引きますと、専業主婦もいなくなるだろうと言われております。私は、そのことはちょっと無理なんだなと思っております。みんながみんな、そうなってしまったら。私が知ってる人で、永原小学校のバレー部に入れてるお母さんがいらっしゃいます。親は病院に通うて毎朝見ながら、そして子どもたちを最後に幼稚園、小学校に送り届けて、子どもが大きくなるまでは家で見たいと、幼稚園に出したい、働きに出たら子どもを見ること、そういう、やはり小さな3歳ぐらいまでは子どもはお母さんが見ながら家で育てて、そういったことがこれから大事じゃないかな、でないと家庭は崩壊していきますよ。ですからそういったことを見ながら何でもかんでも経済学者が述べることが正しいとは思いません。ですから、そういったことに気づいていくことが大事かなと。ですので、今、そういうことを気づきながら、新しい雇用の場をつくっていかないといけないなと。そして、ネット社会では、議員の世界ですが、参議院議員はもうなくなるだろうというのまで出てきています。その分、財政を考えて国民に回す、そういったことを強く述べていかなきゃならないリーダーが必要だな。それは、市長さんたちが団結して、議会も当然ですが、市長全体の会があるわけですので、そういったことをこれから改革を、どんどん強く述べていかないといけないんじゃなかろうかと。今までは、予算をもらうために、上には文句を言えなかった。言うとおり「はい、はい」でした。でも、一番末端分野で生活している地方が一番実情を知ってるわけですので、そういった声を市長、上げていってもらいたいなあと思って、これを上げております。ですので、国の予算を地方に回してもらいたいということ。回していけばこういうことができるよというふうになっていただきたいなあと。非常に効率の悪い作業だと、そりゃ当然です、これは国がやるべきことですので、私は予算をこっちに持ってこいという意味で、市長に、そういった今後は思い切った発言もしていってもらいたいと思うんですが、市長、どうでしょうか。
◎市長(笹山義弘君) 私どもが国にいろいろな要望をする際にルールがございますから、県市長会、九州市長会、全国市長会、そのような場を通して全体の共通項の課題について国に要望をするという形もありますし、直接的に省庁に出向いて、本市の実情をつぶさにお願いをしながら対応いただくということもあろうと思います。いずれにしても、今地方創生という言い方が出てきたところに、まさに今、日本の転換期があるのではないかというふうにも考えておりますので、今後とも持続可能な地方行政が立ちますように努力をしていきたいというふうに思います。
◆5番(堂森忠夫君) 先週の土曜日ですけど、KAGOSHIMA熱闘会議というのがありまして、30年ほどもう発足して、亡くなった大坪徹さんが中心になってつくった会ですけど、私も入っておりましたけど、女房が病気になったときにちょっと退会しましたけど、久しぶりにこの間行ったら、日本政策投資銀行の中村支店長の話を聞きました。日本の経済界は350兆円も預金があるんだと、これをこれからの日本のためにちょっと使わさせてもらわんといかんというような、そういった中で、これから末端分野の雇用をどう生かすかが、全体的に、地域も考えてるし、それが国と連携しないといけないわけですので、ぜひそういった声を大にしていただいて、私は、NPO組織とかこういった組織を行政主導型、行政がつくらせて半公務員ですよ。私たちが昭和40年代、2000年前までは三公社五現業の業種がありましたね。公務員が結構いたわけですよ。今、公務員減ってるわけですから。だから、財政を考えたら、私は公務員をふやしなさいということなんです、これから。働く場がないんですから。ですけど、皆さんと同じような条件でやると、またこれが財政が厳しくなりますから、NPOとかそういった団体で金を落としていく、働く場を築いていく。でないと、みんな安心して働く場がないわけです。民間企業100%だったら倒産する。そういった会社が多いですので、倒産しない会社は補助金を流して雇用の場をつくる。そして、公務員をふやせちゅうわけですから。国のお金で議員が何々どこをどうしろとか言ってきますけど、できないじゃないですか。できない分野をその国の分野でやってもらう。例えば、鳥獣被害問題、山の管理の問題です。そういったふうにいけば、みんなが働く場ができると思います。 そしてまた、働きたくても働けない人もいらっしゃいます。それは病気です。そういった人たちは働かなくていいのか、やっぱり働きたいんです。私の子どもは、大きな病気を2回しました。骨髄移植と舌がんの手術。もう舌がんの手術4日目には、「もう、俺は死にたい」と言いました。死にたいですよ、話もできないんです。ですので、そういった人たちが働く場です。働く意思があっても働けない人たちにはやっぱりそれなりのケアとかやれると、みんなが元気で働ける楽しい姶良市に築いていただきたいなあと思ってるんですが、非常に大変とは思うんですが、市長にこの答弁を求めても難しいので、そういったことを踏まえて、市長はどんどん大きな場で発言をしていただくことを望みまして、時間がありませんので次に入ります。 3点目の質問でありますが、これは、今現在、研修もやってらっしゃいますよね。どのような人に、どのような期間やってらっしゃるんでしょうか。
◎総務部次長兼総務課長(柊野信也君) お答えいたします。 回答にもありますように、企業への体験研修ということで、今、11月に行くようになっておりますが、これは1か月間の研修でございます。それと、イオン姶良店と締結いたしました人材育成に関する協定に基づくコミュニケーショアップ研修、これが3週間で、これは2年目の職員を全員行かしておりますが、ことしは12名、昨年が14名でございました、26年度が8名ということで、2年目の職員を送っているところです。 それからまた、さきに小山田議員の質疑にもありましたけども、政策大学院大学にことし1年間、危機管理のコースということで1人送っていくところです。 以上でございます。
◆5番(堂森忠夫君) よその市よりは多く、研修に出していらっしゃるんではなかろうかと思います。ですが、まだまだこれからの時代を考えれば、この研修制度を国、県に地方議員を育成して、予算を獲得してもらいたいなと思っています。そして、なぜかというと、働く場がないから、働く場を多く持つようにするわけです。そして皆さんも、やっぱり楽しく仕事ができないといけない。仕事ばっかしやっているとストレスがたまります、そういったストレスだけためるんじゃなくして、楽しく地域づくりができるように。それには、かわりの人がおったらいいわけです。先輩たちをもうちょっとうまく活用して、もうちょっと係長以下は、毎年研修に行けるように、そういった体制づくりを県や国に、市長に求めてもらいたいと私は思って、これを質問したんです。姶良市は十分にやってますけど。最後には財政ですから。今、この研修は、どういった財政の中でやってるんですか。
◎総務部次長兼総務課長(柊野信也君) 企業への研修につきましては、特に予算は必要ございませんけれども、政策研究大学院大学につきましては、ことし1年間、予算としましては140万円程度の予算で行かしているところです。 以上でございます。
◆5番(堂森忠夫君) 一般財源からでしょうか。
◎総務部次長兼総務課長(柊野信也君) 補助的なことはございませんで、一般財源で全て行かせているところです。 以上です。
◆5番(堂森忠夫君) 全てこういう国づくりをしたのは国ですから、やはり国に、これから地域を育てるのにも国の予算を使ってもいいんじゃないかなと。ですので、国の予算の中で、皆さんが研修に行ける、幹部さんは大変でしょうから係長以下、年に最低でも4日ぐらいは行けるようにすれば、いろんなことを体験できると思うんですよ。いろんなことを体験することによって、市民の悩み、これを把握できると思いますよ。国の予算をもらってするんですよ。今、ないことをやっていかないといけないわけですから。そういうことをすることによって、私は、元気な姶良市づくりができると思うんですが、市長、こういったふうにもしなったらどうでしょうか。すごく活発な姶良市になるんじゃないでしょうか、どうでしょうか、市長。
◎市長(笹山義弘君) 職員のスキルアップということについては、いろんな機会を捉えて努めていかなければならないと思いますが、まずその職員の意識というところも非常に大事であろうというふうに思っているところです。国が、そのような研修に手当をくださるかどうかというのは現時点で不明ですが、市の職員のスキルアップの手法としては、県なり国なりに学びの場を求めて出すということもまた大きな手法の一つだとは思っております。
◆5番(堂森忠夫君) 機会あるたびに、市長はこういうことを述べていただくことによって姶良市がよくなると思いますので、ちょっと努力してみてください。 次に、国民の祝日について質問したいと思います。 日本人は働き過ぎる、少し休みなさいということもあるわけです。ですから皆さんも、そうしていろんな制度が変わっていきゃあ、楽しみながら、そして山登りもしながら、地域のこういったものに一緒になって活動すれば、すごくいい情報も入ってくると思います。ですので、ぜひこの3問目は、地域おこしと思って取り組んでいただきたいなと思っています。先週、鹿児島に熱闘会議に行ったときに、もう一人講師がおられました。日南市の酒谷むらおこし株式会社、代表取締役の方から講話をいただきました。ここも、農村地区で何もないところだ。何もないところから始まってるんですよね。何もないということはないんですが、いいものがあるんだけれど、身近な人たちは、そのいいものに気づかないんですよね。ですから、地方は昔の物々交換、物の交換です、私たちの田舎の人たちは、農産物を持って桜島の人たちとミカンを交換しましたよね、わらと交換をしたり。そういった物々交換が村おこしにつながってるんですよね。ですから、この国民の祝日、この隈姫神社の隣です、今どんな状況か写真を見てみましょう。これは、隈姫神社の西側、私が帰る西別府線の東側ですね。ここは、企画部の次長は、この辺は詳しいんじゃないでしょうか。今どんな状況か、あの写真を見ながら、あそこに黒いところがありますが、あれは何かちょっと説明していただけますか。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) 現在あのシルバー人材センターの剪定とか、あと草を刈った残りとか、そういったものを搬入されて、そこで乾かし、堆肥化されてというふうにわかっております。 以上です。
◆5番(堂森忠夫君) 今、このシルバー人材センターのこの土地は、市の土地になってるんでしょうか。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) 誠にすみません、ちょっと把握しておりません。
◆5番(堂森忠夫君) それはまた調べておいてください。ここは、シルバーが利用をするようになってから、周りから反対もあるわけですよ。ですので、そういった市民の声にも応えてあげないといけないなあと。そして、希望として、じゃあシルバーのこの置き場をどこに持っていくか。この上が隈原の私の工場があります。あそこを南側に下ったところに田んぼがあるんですが、その一帯にすごい広いところがありまして、そこだったら幾らでもやるよと言われてるんです。ですので、ここへシルバーさんへ移転していただいて、ここ緑がいっぱいのところは田んぼですよ、20年ぐらいあの状態です。景観は桜島が見えて最高です。ですので、蛍も大事にしないといけませんので、少し蛍の場所もつくってやって、そしてここをどういうふうにしてもらいたいかなあと。 ここは霧島市の下井海岸です。あそこは、お盆の13日に、「ここでバーベキューをやるから出てこんね」と言われました。「お盆ですがね」って遠慮したんですけど、だけど、お盆行事を終わらして行きました。もう満員でした。ですので、若者が鹿児島市内からここでバーベキューをするためによってくるんです。毎日のように、ここでバーベキューが行われております。そうすると、市民に元気が出るんです。この場所に、おとといからでしたか、ビアガーデンもという話もありました。こういったところをそういうふうに、バーベキューなんかができて、開放的な分野を進める。今、職員さんたちは、職場のコミュニケーションがあまりとれてないなと私は思っています。なぜか、昔は結構飲み会をして、いろんなことを先輩に注文したりやってました。こういったところが、そういう場にしたら、すごくみんなが変わっていくと思います。そうしたら、悩む人もなくなりますよ。病院に行く必要もないです。いろんなことを体験する、そして困っているところに何とか行政でやれば、心が明るくなる。まずは広場にして、もちろん開発公社、土地購入を募集してますので、そしてそこを開拓し、やがて将来また開発した後に地固めができたら、誘致企業の話があったら、また宅地造成も可能ですし、とにかく手を入れていただいて開発に力を入れてもらいたいと思うんですが、答弁の中では、「義弘公没後400年とも絡めて一体的な計画を研究してまいりたい」という前向きな答弁をいただいてるんですが、研究だけで終わるんじゃなくして、400年祭に向けて、この一帯に手を入れる、そういった検討を進めていく決意はできないでしょうか。
◎市長(笹山義弘君) 今、三州同盟などを組ませていただいていろいろやってるわけですが、それぞれの町にそういう史跡・旧跡存在しております。特に、この姶良市においては、義弘公にまつわる史跡・旧跡、たくさんございますから、これを有効に活用して400年祭事業に結びつけていければというふうに考えているところでございます。
◆5番(堂森忠夫君) ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 あと6分ですので、最後の質問に入ります。 旧竜門中学校の校舎は、市の財産になっているということでございます。最後のほうの答弁で、「何らかの手立ては必要と考えております」と答弁いただいております。みんなそう思っています。何らかの形で手を入れないといけないと地域の人も思っています。そして、地域の人の声も聞いてみました。ただ、問題があるのよなあ。大雨、梅雨時期、雨が相当増水してくるという問題があるそうですが、これは運動場と一緒になってるんです。運動場の隣になってるんですよね。竜門小学校の運動場と大体こんな平らなんですが、今まで何回ぐらいそうして水につかったことがあるんでしょうか。教育長、すいません、答弁願えますか。
◎加治木総合支所長(木上健二君) 加治木のほうの地域でございます。あすこは、この間の大雨によりましても、グラウンドといいますか、前の運動場も水が入っております。排水があるんですけども、川が上がってくれば流れが悪くなると、非常に水が、湿った状態が若干長く続くようであります。そういったところであります。
◆5番(堂森忠夫君) 高低差がどれぐらいあるかちゅうと、道路と約2mですよね。あすこ全部埋めればいいのになあという人もいらっしゃいました。「市がなんちゅうかなあ」と言いましたけれど、だけど地域には困ったのと困ったのをひっつけりゃあいい方向にいくのがあるんですよね。小山田の奥にはまだシラスの山を通るトンネルがありますよね。あのトンネルを全部ここへ持ってきたら、私は立派な運動場になるんだろうと、それと、いわん嶽の埋め立てをする土ですね、そうすれば、また雇用もふえるし、そしてまた地域も両方よくなるわけです。トンネルのあの土を削ってくれという人たちもおられる。そしてそこに、埋め立てにこういった、前議会で保育園の建物も何とかしろと言うたらできましたですよね、あそこもちょと水につかるわけですので、そういったものを一緒に保育園もまとめて、あの敷地に複合的なものをつくる、そうすれば、あの地域は、今後この先、安心して生活もできる。もし、ほかの場所に移ろうとしても、田んぼをつぶさないとならないですよ。田んぼをつぶすよりは、田んぼを生かしながら今の場所をそういうふうに生かしていくことが、地域の人たちが一番最高に喜んでいただき、力が出ると思うんですが、市長どうでしょうか。
◎市長(笹山義弘君) 手法のありかた、手法をどうするかということは別にしまして、市全体においてもコンパクトシティ構想を持っておりまして、それぞれの庁舎、支所をしっかり残す。そして、小山田地区においてはここがまさにその拠点となろうということでありますので、複合施設としてしっかり残そうということで今協議をしているところでございますので、そのような形で進んでいくというふうに思っております。
◆5番(堂森忠夫君) ぜひ、そういった市民が困っているものと困っているものとを連携さす。そうすれば、両方がよくなると思いますので、そういった発想でもって今度の行政運営にあたってもらいたいなと思っております。ぜひ、今回のこの件が地域の人たちが、永遠の地域づくりができるように努力してくださることを希望して終わります。
○議長(湯之原一郎君) これで堂森忠夫議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午後2時17分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時23分開議)
○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 21番、湯元秀誠議員の発言を許します。
◆21番(湯元秀誠君) 登 壇 午後からの傍聴者は誰もいらっしゃらないという事態を確認しながら今の時間まで待ってましたが、突然と傍聴者の方においでいただきまして、まことにありがとうございます。 きょうは4問ほどの質問を準備しておりますが、私の納得のいくようなご答弁をお願いしたいと思います。 昭和26年10月16日は何の日か、皆さん方ご存じでありますでしょうか。ちなみに私の誕生日でございます。 1951年10月14日19時ごろ、台風15号が串木野に上陸いたしております。10月と申しますと、台風シーズンの季節外れの襲来かと思いますが、924hPa、最大風速60m、米軍の調べの数値では最大風速130knotと出ておりますが、時速70km近いんじゃないかなと思います、風速です。その台風は時速100kmという猛スピードで日本列島をかけ走っております。九州に上陸してから中国地方、それから日本海に出まして、北陸沖で一旦は中心が壊れたそうでございますが、低気圧となって太平洋側にジャンプしているんですね。ジャンプしてからさらに、また発達して東北地方を襲い、北極に近い、北極じゃないですね、北米に近いところまで達しております。何と65年前の出来事であります。このときの死傷者572名、行方不明371名、負傷者2,644名と記録が残っておるようであります。姶良地区にあります昔の塩田はこれで全て壊滅したと記録に残っているようでございますが、なぜこれを持ち出したかといいますと、今回の防災、それから避難関係の一般質問者は五、六名いらっしゃいます。それほど今このシーズンにおいて、また近年においてさまざまな災害がもたらされている一つのあらわれかと、この質問を見てもかいま見ることができます。 このルース台風という、15号がルース台風という名前がついておりますが、吉田茂さんがこのときに警察予備軍を派遣したのが山口県でございます。被害の救出にあたっておられますが、これが今の自衛隊、前身であります。 私がなぜ10月16日を申したかと申しますと、私の母が、「あんたは誕生日の折に台風だって、そん中で生まれたんだよ」ということを聞いておりました。しかし、今この歳になってよく調べてみますと、14日と16日のずれが2日間ほどあるわけです。で、よく話を聞いたことをたどってみますと、全ての漆地区の世帯の茅葺き屋根が、「いらか」というんですが、吹っ飛んでいたと。その吹き直しにそれぞれの集落の人が出て共同作業をして、その吹きかえ作業をやっていて、おやじはほとんど家にいなかったと。多分その2日間のブランクが、届け出がおくれたんだろうと私は予測しているわけです。ですから、母が生んだことは事実ですので、母の言ってたことが多分14日が私の本当の誕生日じゃなかろうかということで、この災害に向けて、また防災に向けて、しょっぱなでございましたが一端を述べさせていただきました。 そんなことで、後ほど避難についてのまた要旨も準備しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 質問の1問目、ふるさと納税制度は、ふるさと応援寄附として姶良市のホームページに詳しく掲載されております。ふるさとを応援したい、ふるさとへ貢献したいといった納税者のふるさとへの熱い思いを所得税、住民税の一部が寄附金税として制度化されているものでございます。 要旨1、姶良市のふるさと納税の業務は、県外業者に委託されております。姶良市を応援したい方々が、「ふるさと姶良市民は活力ある、魅力あるまちにしたいという本気度はあるのか」と疑念を持たれております。委託に至った経緯を説明し、ホームページでも公開すべきであると思いますが、それを問います。 要旨の2、市の委託料としながらも、納税者(寄附者)からの支援行為の一部が手数料として県外へ流出されていることになるが、委託料は幾らか。 要旨の3、申請の受付から返礼品の仕分けや発送など、市内の商工会やJAなどの連携を図り、その母体づくりをすべきと思いますが、考えを問います。 要旨の4、霧島市の取り組みでは「霧島市ふるさと納税タイアップ事業者の募集」で制度の趣旨に合致した取り組みがあります。姶良市の取り組みを問います。 要旨の5、ふるさと納税の住民税控除の特例控除額の増加の変更がなされておりますが、その変更が申請に反映されているか伺います。 要旨の6、納税者の方々は、使途についてはどのような希望をお持ちか。また、使途については納税者にどのように伝えられているか伺いたいと思います。 質問事項の2、蒲生の大山地区の公民館施設の移転・設備の要望についてお伺いいたします。 要旨の1、大山地区の公民館施設の移転・整備の要望書が提出されていると思いますが、その対応はどのようになされているか。 要旨の2、今年度に入り、姶良市は梅雨時に2回の集中豪雨に遭い、大きな被害に至っております。住民の避難も各自治会で行われております。高台の崖上、崖下に位置する大山地区の公民館敷地のひび割れ等は、避難所としては大きな不安の要因であり、また水道の施設も破損していて欠陥だらけであります。大山地区の避難所対策はどうなされたか伺います。 要旨の3、大山地区は川内原子力発電所の30km圏内に入り「電源立地地域対策交付金500万円の10年」を活用して、公民館施設の移転整備を希望されております。交付金の使途は市の計画で活用されるものでありますが、緊急性のある事業は組み替え予算でも対応すべきでありますが、考えを問います。 あとは一般質問の席から行います。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 湯元議員のご質問にお答えいたします。 1問目のふるさと納税の仕組みについての1点目のご質問にお答えいたします。 ふるさと納税制度は、寄附先は生まれ育ったふるさとに限らず、全都道府県・市町村から自由に選ぶことができ、ふるさとへの恩返しをするという側面と、好きな地域を応援するといった側面を持ち、その活用により地域活性化や人口減少対策にも効果があると評価されるなど、さまざまな意義を持つ制度であります。 本市におきましては、平成27年度税制改正におけるふるさと納税制度の拡充に伴い、姶良市のPRを強化し、お礼の品である特産品等を通じて地域経済の活性化につなげていけるよう、ふるさと納税ポータルサイトを活用したインターネットでの24時間での申し込みから寄附金額に応じた特産品の選択と、一連の行為が完了する仕組みの導入などの見直しを行ったところであります。 また、日本全国のふるさと納税に関心のある方々の目に触れ、数ある特産品の中から選択し、入金の実行までは市のホームページだけでは対応が難しく、ふるさと納税ポータルサイトに委託したところであります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 翌年度以降の各種施策に活用させていただくために、寄附者からの寄附金は全額基金へ積み立てております。 ふるさと応援寄附金の支援業務委託料は、昨年度の実績が約220万円で、一般財源であります。 3点目のご質問についてお答えいたします。 寄附金入金後の返礼品の発送等の事務につきましては、市におきまして市内の特産品を返礼品として実施してから約1年間を経過することから、商工会等関係と連携、または委託することも視野に入れながら協議してまいりたいと考えております。 4点目のご質問についてお答えいたします。 霧島市と同様の取り組みとして、本市におきましてもホームページや広報紙を活用し、返礼品を準備していただく特典事業所の募集を行っており、また直接事業所等への訪問を行うなど、地元企業や生産者等とタイアップしているところでありますので、今後も特産品の品目の拡大を目指して取り組んでまいります。 5点目のご質問についてお答えいたします。 平成27年度の地方税法等の改正により控除額が拡充され、ワンストップ特例制度が創設されました。 この特例を受けるためには、申請書に記入の上、ふるさと納税をする際にふるさと納税先の自治体に申請書を提出する必要があります。 なお、本市にワンストップ特例申請書の提出があった寄附者につきましては、ふるさと納税を行った寄附者の住所地の市町村に対し、控除に必要な情報を連絡したところであります。 また、この特例の適用を受ける方は、所得税からの還付は発生せず、個人住民税からの控除で税の軽減が行われ、つまり、ふるさと納税を行った翌年の6月以降に支払う個人住民税が軽減されることになります。 なお、5自治体を超える自治体にふるさと納税をした方、または確定申告を行う方が控除を受けるためには、引き続き確定申告書への記載が必要となっております。 6点目のご質問についてお答えいたします。 寄附者は寄附申し込みの際に、使途について市ふるさと応援基金条例に定めてある事業の中から選択できるようになっており、いただいた寄附金は基金に積み立て、その使途に見合う各種施策に充当しているところであります。 その内容につきましては、広報紙やふるさと納税特設サイトにおいて周知を図り、また寄附者にはお礼状にて感謝の意を伝えております。 次に、2問目の蒲生の大山地区の公民館施設の移転・設備の要望についての1点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 蒲生地区の大山地区では、地域の公民館と旧大山小学校施設を使い分けながら、地域活動を進められてこられました。 そのため、この2つの施設が隣接した場所にあることは必然的なことであったと考えております。 しかしながら、共に施設の位置が高台にあり、高齢化した地域の方々が行き来するには非常に不便な場所にあったということであります。 そして、この公民館敷地が崖上にあることから、その敷地に亀裂が入るなど、このまま使い続けることが困難な状況となっておりました。 そのため、地区の方々のコミュニケーションの場を確保するとともに、地区外の方々との交流や災害等からの避難の場を確保することを念頭に、多目的集会施設の必要性について考えを整理したところであります。 そのような中、本年4月に「大山地区公民館施設移転・整備の要望書」が提出されたこと等もあり、現在大山地区に必要な集会施設のあり方の検討と、この地区が急峻な谷間にあることから、その施設の設置位置の検討もあわせて行っているところであります。 また、これらの事業にかかる財政的な措置につきましても、効果的なものとなるよう研究してまいりたいと考えております。 2点目のご質問についてお答えいたします。 蒲生町白男大山地区の指定避難所等は、本市と加治木産業株式会社との地域貢献協定に基づき、旧大山小学校講堂を避難所、緊急避難場所として指定しております。 本年6月から7月にかけての大雨時には、避難準備情報、避難勧告を発令し、早めの避難を呼びかけ、蒲生地区につきましては、蒲生高齢者福祉センター、蒲生小学校、蒲生高校等を避難所として開設いたしました。 旧大山小学校は、中長期の避難所生活を送っていただく場所として避難所に指定しておりますが、急傾斜地崩壊危険箇所近くに立地し、豪雨、土砂災害時に一時的に難を逃れる緊急避難場所には適さないことから、行政からの防災情報配信、気象台や報道等による防災情報をもとに、早めの避難行動をとっていただくなどの避難支援体制の強化を図っております。 以上、お答えといたします。
◆21番(湯元秀誠君) それでは、ふるさと納税寄附金についての質問から行ってまいりたいと思いますが。 先般の6月議会での一般質問、同僚議員がこのふるさと納税について質問をなされておりますが、そのときのこの委託先についての答弁の中で、なぜ委託という形をとられたかという質問に対してのお答えは、数名程度職員を充てなければならないと、そういう余裕はないみたいなことの答弁であるわけです。今回の答弁は、また形が違います。ホームページだけでは対応が難しいという形に変わっているわけですが、そこの変化、そこの理由づけはどちらなんでしょうか。
◎総務部長(脇田満穂君) お答えいたします。 このホームページの委託先につきましては、さきの6月議会でも今議員からありましたようにご質問いただきました。その中でも、もう少し説明が不足したという部分がこのホームページの結局業務量、民間のノウハウだけではなくていろんな地元の方の返礼品の提供、そういうものと、24時間いつでも寄附をいただいて、最終的に返礼の品まで決めて入金、そういう一連の作業がホームページを使うことで、すなわちポータルサイトという言い方をするんですが、ふるさと納税のポータルサイトを使うことでできると。 あと職員につきましては、どうしても現在のところ財政課で対応させていただいておりますけれども、職員の増を図らない中で対応させていただいております。他市によりましては専従の職員を1名ふやしたりとか、長期の臨時をつけたりとかという形をとっておりますけれども、本市におきましてはその辺を、まず初年度だということで人数をふやさない中で業務を続けさせていただいたと。大きく分ければこの2点だったろうと思っております。 以上でございます。
◆21番(湯元秀誠君) サイネックス株式会社ですね、株式会社サイネックス。ここを委託された理由としてさまざまな理由を挙げられているわけですが、実際に根本的に同僚議員の質問の中では、姶良市の便利帳を作成した実績があるからここに委託したみたいな旨のことを出してあるわけです。ここのサイネックスの業者は鹿児島県では日置と姶良だけです。72自治体、全国都道府県の中で、何百という自治体の中で72しかここには委託はされていないわけです。そのいきさつをもっと詳しく……市長はいつもトップセールスとして頑張るということを言っておられます。もちろん、姶良から出られた県外の姶良会のさまざまな会にも顔は出され、挨拶もなされ、トップセールスとして姶良市を力強く売り込んでいただいておりますが、そういう姶良市のトップである笹山市長に心を寄せて希望される方々も少なからずあると私は思います。そういう方々への思いを受ける中で、このような外部の、ましてや県外の業者さんに委託するこの姶良市の姿勢が本気度はあるのかということを問うてるわけです。ご答弁願いたいと思います。
◎市長(笹山義弘君) このふるさと納税に対する当初からの本市の対応については、特産品などの掘り起こし等々をして取り組みが少しおくれていた部分がありまして、以前から指摘を受けておりましたが、この業態を導入したことによって私は効果がかなり出てきているということで認識しております。 したがいまして、まず姶良市を売るということについて、広くいろんな場面を通して姶良市を売っていくということをしたときには、やはりそれなりのノウハウを活用していく、情報ネットワークも活用していくということも必要であろうというふうに思います。 したがいまして、初年度としての、私は成果は一応出ておりますので、そのことも検証しながら、後に述べましたように今後のあり方も含めて検討していく必要があろうというふうに思います。
◆21番(湯元秀誠君) 成果というところの部分をどう捉えるか、どこに焦点を当てて捉えるかちゅうことも1つの私はこのふるさと納税の成功といいますか、そういうことにもつながると思いますが。それは金額が、寄附金額が多いからという部分もあるでしょうけど、私が今ここで問うてるのは、やっぱり姶良市のハートの問題なんです。そこがどう出てるかというところに私は県外の方々やら、私に電話された方々の言葉に、ほんのことやる気があっとやと、何をしょっぱなからお金を大阪せぇ持っいたっせいというようなやっぱり意見なんですよ。確かに財源的には一般財源という形で、今回は、手数料という形じゃないですね、一般財源から委託料という形で出ていますが、見られる側は最初の申請でもう大阪なんですね、入り口が。そういう窓口のところからが、姶良市の姿が見えなければやはりそういうことを感じていらっしゃるのではないかなと。今でもホームページを見ますと、それ全てがそれじゃないような気もいたしますが、そこの仕組みについて変わっていましたらご答弁願います。
◎総務部長(脇田満穂君) もう少しポータルサイトのお話をさせていただきますと、本市はサイネックス社というところで委託をしております。そのほかに、先ほど議員おっしゃった300自治体ほどが加盟しているポータルサイトもございます。すなわち、鹿児島県でポータルサイトを開いてらっしゃる業者はないということでございます。すなわち、全国的なシェアの中で一番大きなところではなかったということにはなろうかと思っております。ただ、どうしても、まず、ふるさと納税をされようという、姶良市をご存じの方は今議員おっしゃっていただいたように、姶良市のホームページから現在は飛んでいくようにはなっております。両方に飛ぶようになっておりますので見ていただけるものと思っておりますが、どうしても認知度を上げるとすれば、姶良市を知らない方はどうしても今市長答弁いただいたように、どっかのサイトでスタートを切らないと認知度が上がっていかないということになろうかと思っております。 以上でございます。
◆21番(湯元秀誠君) 今の答弁の中で最後に言われました人気度というところが出ましたね。(発言する者あり)人気でしょ。認知、ああ認知、まあ認知も人気も一緒です、私にすれば。人気度が高まるということは、知名度が高まってきたから人気度も高まるという。人気ランキングはありますね、この中で。返礼品も含めてですが。それから実績ランキングもありますね。鹿児島県トップを走っている市町村があるんです。あまりにもその比較対象的に格差があるもんですから、鹿児島県一を目指す姶良市がこれでいいのかという寄附者のお考えもその中にあるんじゃなかろうかと思います。 この便利帳を委託されたときのいきさつは、誰かご答弁できますか。
◎総務部長(脇田満穂君) 今回は年末に向けて2回目の校正を図るということで、現在周知をかけておりますが、丸3年前の1回目の初版のときにつきましては、申しわけございませんが今データを持っている者がおりません。申しわけございません。
◆21番(湯元秀誠君) いや、6月にそういう答弁をされているわけです。されてたら裏づけをきちっと取って言わなきゃだめですよ、答弁としては。これ出てるんですよ、6月議会で。便利帳を作成した業者でありますと。じゃあ、その委託されたその便利帳のときはじゃあどうだったんだろうと。何社か公募された中でここが選定されたのかとか、いろんなやっぱり疑念が湧いてくるわけです、次から次へと。そういうことの観点で見る側がいらっしゃって、私なんかにそういう情報を出される方もいらっしゃいます。あえてそれを細かく追及することはきょうは避けますが、そういう話です。ですから、透明性を持ったやっぱりこういう事業の進め方、これは私大事だろうと思います。これはもう心をいただいてお金をいただいて、姶良市のために使ってくださいと心寄せてくださる方々への一つの身の正し方といいますか、あらわし方をするためには透明性が必要であるかと思います。 返礼品のこの額は50%程度というような形で、寄附額の50%ぐらいで想定されているようでございますが、今年度の27年度はお聞きしているわけですが、28年度の途中での寄附額、それからそういうもろもろの件数はどういうような形になっているでしょうか、進んでいるでしょうか。
◎総務部長(脇田満穂君) 28年度の現在までの締めといいましょうか、それにつきましては税務課長のほうで答弁をさせていただきます。すいません、財政課長でした。失礼しました。
◎総務部財政課長(米澤照美君) お答えいたします。 平成28年8月末の状況で申し上げますと、件数で814件、金額で1,264万8,000円となっております。以上です。(「もう一回、金額」と呼ぶ者あり)金額のほうは1,264万8,000円となっております。 以上です。
◆21番(湯元秀誠君) 昨年リニューアルしたこのふるさと納税の仕組みが、昨年の実績の1,740件の1,600万という数字が出ているわけですが、ことし届きますか、この数値に。 南さつま市の件がこの間新聞に出ていたようですが、いいですか、南さつま市ですよ。ふるさと納税目指せ5億円。2014年度、26年度です、550万だったと。27年度60倍、約3億2,000万に上ったと。28年度は5億を目指している。これは実際やってる、あるんですよ。この姶良市の地続きの南さつま市ではこういうことがなされている。これは委託じゃないです。地元の方々やら職員が一丸となって頑張っている一つの証として、これが数字としてあらわれているわけです。新聞に出てます。決起集会やったと、そういうして提供業者が寄り合って決起集会やって、試食会やったりやってると、非常に盛り上げてるというのが9月1日の新聞ですよ、これは。出てますね。そういう姿が姶良市に見えない。我々も聞けない。この救いは、一番答弁の中で、こういう形で研究してきたいという旨が出ていますが、これ、仮にです、母体づくりをやろうとしたときに、この委託をされている、協定を結ばれているこことの契約関係はどうなりますか。
◎総務部長(脇田満穂君) もう少し委託の話をさせていただきますと、ポータルサイトに画面を展開していって入金、そういう一連の作業は多分どこの市町村もされてらっしゃることだろうと思います。強いて私たちでも今検討をしておりますのが、今議員のほうの提案でも幾分あった部分だろうと思いますけれども、結局そういう返礼品を提案していただく事業者といいましょうか、そういう方々、最初は50社ぐらいから始めたんですけれども、そういう方々をもう少し盛り上げていく、広げていく。例えば農産物でもまだ不足してる部分がございます。日持ちのするようなそういうものの拡幅に向けて努力をしていくという部分が大事なのかなというふうに考えております。 以上でございます。
◆21番(湯元秀誠君) このふるさと納税の、なぜふるさと納税という形の中でメリットやらいろいろあるかというと、大きな中ではもちろん生産者、提供返礼品の提供される方々もですが、やっぱりこの中で大きく出てるのは、事務やらパートをする、返礼品を準備する、申請を受け付ける、事務やパートの雇用が発生するというのも大きな要素に出ているわけです。ふるさと納税のメリットは何かと、各自治体にこういうお金を、こういう財源をもたらしますよということがあって、このふるさと納税が成り立っているというふうに私は受けているんです。これが私は姶良市には構築されてないというような気がするもんですから、この問題をぶつけているわけです。そこは研究していただきたいと思います。 ちなみに、くすくす館をちょっと情報をいただいてきましたが、頑張っていますね。今2億円を目指しているわけですが。くすくす館は手数料だけで、私も、恵みの組合員であるわけですけども、手数料が17%取れます。野菜とかいろいろなものにです、17%。町外の方々は20%です。加工品は町外の方は30%取られます。しかし、町外の方は1年継続して出荷しますと、2年目からは野菜等については17%に落ちてきます。それから加工品は30%が20%に落ちてくるんですが、ちょっとそれらは27年度のそのくすくす館に手数料として計上されたのが3,478万円、雇用が9名だそうです。そして、そこに納入される恵みの組合員の数は187名です。こんだけ地域に対して経済的な効果が循環しているわけです。目には見えませんが、そういうことです。 このふるさと納税の返礼品を含めた地場産業の掘り起こしやらさまざまなことを本気になってやれば、南さつま市を例に上げますと、5億円だとしますと幾らになりますか、手数料。今姶良市のサイネックスに納めていらっしゃる金額は220万となりましたね、手数料が。これ、1,600万に対して220万ですか、としたら14%弱が手数料なんです。5億円で掛けてみてください、幾らになりますか。
◎総務部財政課長(米澤照美君) お答えいたします。 5億円で試算しますと、仮に手数料が13%としますと6,500万になろうかと思います。 以上です。
◆21番(湯元秀誠君) 物産館の2倍ですよ。くすくす館の2倍ですよ。2倍ということは20人近い人が雇える、動かせるという、経済効果がやっぱり目には見えないかもしれませんが、地域の方々にやはり還元されてくと。姶良市民の暮らしの中に、生活の中にこれが経済効果としてやっぱり波及していくということです。本当にここが財政という部署で扱われている部分において何の努力がなされているのかと聞きますと、委託じゃいかんでしょ。税金を集めて財源をまとめてつくっていくわけですよ。 それと、大崎町の職員が出してるのがあります。ふるさと納税に対する考え方、スタンスは未来へのバトンをつなぐこと。人口が減り続ける日本の過疎の自治体では、最も困難なことです。ふるさと納税はないものに対しての不平不満ではなく、今ここにある資源と人を最大限に活用することで財源を調達し、地域産品が光を浴びる。まさに人口減時代の救世主と捉えておりますと、職員が言ってるんですよ、これを。市長でもない、町長でもないです。職員が言ってるんです。こういう一つの熱い思いを持って仕事してもらえないかなと思うわけですが、市長どうですか。
◎市長(笹山義弘君) ふるさと納税で売上高を伸ばしているところ、先進的には平戸市、そして曽於市、ここは2区です。平戸市は海産物、そして都城は焼酎ということですが、この事業を取り入れてちょっと形態を変えたことによる地元のお肉を扱う方とか、その他の特産品を扱う方については大変好評いただいて、助けていただいたと、いい制度を入れていただいたと評価を一部ではいただいておりますので、ご報告しておきたいと思いますが。 くすくす館の問題についても、行政としては非常に大切な施設ということで、駐車場整備をしたりかなり投資はしております。その効果が出てきている。取り組みとしてすばらしいことはやはり自主運営といいますか、組合員の方々が自主的に治めて、運営を事務局がする。そしてマージンを取って維持管理をしていく。内部で管理をしていると、ここがやはりすばらしいことです。それは成功例として評価しているところです。今後もしっかり守っていきたい。次なる課題は次の特産品をどうつくっていくかということであろうと思います。 一方、ふるさと納税のことでございますが、私どもは先ほど冒頭に申し上げましたように、ふるさと納税についてはスタートが大変おくれたというふうに思っています。その1つはやはり姶良市に何を持って全国にアピールしていくかとしたときに、全国レベルで比較するアイテムといいますか、武器というのがなかなか見当たらなかったということがあります。今回どういうふうに切り替えていったかというと、一つ一つは小さい武器ですけど、それをいろいろ多品種揃えた中で姶良市を売っていこうということをしようとしたんですが、今のところやはりお肉ですね、肉がやはり一番評価をいただいているということです。ですから、議員がおっしゃるように、まさにそれをオール姶良で取り組めというご示唆でございますが、まさにそうだと思います。そういうことで、今1年を通していろいろなデータが取れているところでありますので、ここの運動をJAとか地元の有機野菜部会とか、それから商工会とか、そういうところに広げていって大きなうねりにしていくということは、まさに的を射ているというふうに思いますので、今後のこととして検討していきたいというふうに思います。
◆21番(湯元秀誠君) おくれているという話の中で、これはやはり逆手にとっていただきゃないかんなと。私は思うんです、こんな地の利のある姶良市は6次産業の研究開発機関をつくるぐらいに意気込みを持てば、姶良は鹿児島県一、全国トップを取れると私は思っている。量的なものは確かに満たってません。ちょこちょこやなされてる1次産業でありますが、でもその中はやはり新商品開発という1つの部分でいけば、非常に希少価値あるものが生まれてくるような気がするんです。ですから、そういう視点を持てば大きな耕作地が、広大な土地がなくてもそこにある棚田からでもさまざまな産物が生まれる、工夫すればできるわけです。 しかしですね、市長、この間も農業委員会の中で出ました。三叉の加工センターは、みそをつくろうち思うても機械が壊れちょんげなという話です。麦がうれんと。これが今姶良市の実態です。幾ら唱えても叶いません。そういうところにほどこしがない限りです。一般の自家用のみそをつくろうにしてもできない、そういう施設がない、動かない、稼働しない、どっか今故障しているというような事態があればその対応とか、そういうものをどんだけ力入れてるか。それによってどういう展開をするかというところをやはり姶良市自身が担当職員の、ふるさと納税の担当職員じゃなくてさまざまなところの部署の方々がそれに向かって知恵を絞るという、対応していくというやり方、姿勢は私欠かせないと思うんですが。これ、現実どうでしょうか。農政部のほうでもいいですか。
◎農林水産部長(海老原経記君) お答えします。 今、三叉コミュニティセンターの機械の、いわゆる蒸し器だと思います。蒸し器の故障の指摘をいただきましたが、連絡いただきまして、現場に行って調べてまいりました。そうしましたら故障ではなくて、通常蒸気を抜く排気弁といいましょうか、抜く箇所は2か所ある蒸し器が欲しいということだったらしいです。今現場にあるのは、いわゆる排気といいますか、蒸気を抜く場所が1か所しかないということから、その1つしかない穴の機械を変えて2つある分に交換してくださいということだったというふうに聞いております。ですから、機械の故障ではございません。 以上でございます。
◆21番(湯元秀誠君) 稼働できないという話の表現でいいですか。稼働できなかったという話を聞いてるんですが、それはちゃんと稼働してるわけですね。いろんなさまざまなことが起きると思いますが、非常に夢を、もちろん、ふるさと納税をされる方々はやっぱり自分のふるさとやらお世話になったまちに熱い思いを寄せて夢を抱かれる。それを受ける側もその人たちの心を踏みにじらないようにして、いかに生かしてそれを皆さん方の温かく寄せてくださった寄附をどのような形でそれを使途していくか、そこらあたりがやっぱり鮮明になければならないと思うんですが。 この質問の中で、寄附者に対して内容が伝わっているかちゅうことを私は問うてるんですが、中についてはただお礼状を出してますということなんですが、何々についてこれは使ってくださいという方もいらっしゃると思うんです。その具合と、このリニューアルしてからの申請の中身とか考え方とか、寄附者のいろんなものに変化が起きているでしょうか。そこらあたりはどうでしょうか。
◎総務部財政課長(米澤照美君) お答えいたします。 寄附者の方の思いというのが申し込み欄の、特に最後にコメント欄というところも設けておりまして、そこの中に「生まれ故郷を応援しています」とか、「姶良市の出身者です。一人暮らしでも住み続けられるように福祉サービスの充実を希望します」、そういった、中にはふるさと姶良を思って、またご自分のお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんのことを思ってこういったコメントをされる方も多々いらっしゃるところであります。 以上です。
◆21番(湯元秀誠君) ふるさと納税については、答弁やら今のやり取りの中で商工会等と関係と連携して委託を視野に入れて今後協議してまいりますという答弁をいただきました。それから、事業者においては特定事業者の募集は随時行うと。そしてやはり先ほど市長の答弁でありましたが、そうして特産品を掘り起こすと、拡大していくんだと、そういうことも希望を持っていらっしゃる答弁がいただけました。寄附者には感謝の意を伝えてるというようなことであります。こんなことを踏まえまして、今回のふるさと納税に関しては質問を終わりたいと思います。閉じたいと思います。 質問事項の2問目でございますが、蒲生の大山地区の公民館施設の移転・設備の要望についてでございます。 答弁書の中では、1点目と3点目を一括していただいております。それは致し方のない答弁のやり方でありますが、効果的な、大山地区にはいろんなそういう課題があると、財政的な措置につきましては効果的なものになるよう研究してまいりますと、ちょっとここらあたりが私が要望書の中をいただいておるんですが、要望書の中では、大山地区の松生集落は川内原子力発電所の30km圏内に入り、避難の際は地区と行政との連携は重要であり、公民館移転整備は災害時の避難所や対策拠点となる。財源は電源立地地域対策交付金500万の10年間を市の交付金措置で充当することは目的に合致していると。ですからこれを充てていただけないかという、まあ中身に触れるなお前たちはというお考えもあるでしょうが、切なく早く早急に対応してほしいという思いの中で、この財源を措置をしていただけませんかという思いの中で出されているわけです。それについての答弁はいただいておりませんが、ただ単に効果的なものになるように研究してまいりますということで、ここらあたりの財源的なものはどうお考えでしょうか。
◎企画部長(福留修君) お答えいたします。 この電源立地地域交付金の取り扱いにつきましては、姶良市としましては特定の地域に今限定した使用の仕方ということではなくて、姶良市全体で利用できないかというような考え方でございます。ただ、要望書の中にも書いておられますけれども、また議員質問の中にもございますように、確かにその施設の完成を急ぐためにこういった財源を活用して事を早く進めよという思いがあることはもう伝わっておりましたけれども、ただ財源として、私どもとしましては当然この電源立地交付金を使うこともあるでしょうけれども、またほかの財源も活用できないかということもあわせて検討しているということから、このような表現になっているということでございます。 以上でございます。
◆21番(湯元秀誠君) 財政のことには、じゃあ地域の方々には今回のこの要望書については何らまだ回答を出されておりませんね。何かされていますか、どっかの部署で。
◎市長(笹山義弘君) その要望に対する思いということはよく理解することですが、行政運営の中のことでございますので、そのことを要望があるたびにそこに答えるということが適当かどうかということはちょっと疑問でございます。
◆21番(湯元秀誠君) 市長は要望書を読んでいらっしゃいますか。中身についてはどういうことが、押さえていらっしゃいますか。
◎市長(笹山義弘君) 要は地域の要望で、地域の活性化ということについては加治木産業の企業立地、これがまず第1弾として、そして地域の活性化ということにつなげてきました。次に、地域の要望として、そうは言ってもこの高齢が進む中での地域をどう残していくかということの非常に心配があることも十分承知しております。そういう中で、今市としても方向性を転換にかけておりますのは、複合施設としていろいろな施設を今各地に整備をしてきておりますが、第1番目の成功例は漆だと、万来館だと思いますが、これを1つのモデルとして、このような形で地域を残すという形にしていこうということで、一連の流れの1つがこの大山地区でございまして、そのことの作業は進めております。ですから、そのことをしてございますので、その手当のことまでを含めて住民の方に報告をする義務はないと思います。その事業は進めていくわけですから。そのようにご理解いただきたいと思います。
◆21番(湯元秀誠君) 住民には説明をする必要はないと。わかりました。そう捉えていいんですね。
◎市長(笹山義弘君) いえ、事業は進めているわけですから、その財源のあり方等々については総合的な判断でやっていくということですから、その財源を使いますとか使いませんということは、これは議会の中で予算の審議の中で出ることはあるでしょう。しかし、それを市民に行政としてご報告するということはいかがなものかと。これはひとつ、このことがなったとしたときにいろいろご要望が出ますが、この財源はこれを使ってほしいとしたときに、それならそれを使います、使いませんっていちいちずっと報告をしないといけないというルールになっていきますが、そのことはいかがでございますか。
◆21番(湯元秀誠君) それも説明のうちですよ。今市長が言われたそういうことも説明のうちですよ。回答してないですよ、何も、地域には。(「回答する時間はないですよ」と呼ぶ者あり)4か月ですよ。(発言する者あり)いやいや、この中身見ましたかちゅうことは、避難のことも書いているんですよ、避難所のことも。いいですか。
○議長(湯之原一郎君) 続けてください。
◆21番(湯元秀誠君) 今ここの答弁の中で、大山小学校の講堂跡地が避難所と書いてありますね。今市長は加治木産業との絡みを言われましたね。本当に市長が思っていらっしゃる、私もそれはもう大賛成なんですよ。地場産業の育成をそういう高齢化が進む過疎地の中に1つの刺激剤としてそれを参入させたいと、それは実現させていただいております。今度は加治木産業が入ったゆえに、加治木産業におんぶなんですよ、これが。いいですか。 この間も水が出なかったと担当が公民館長へ来ました。水はいけんなっちょっかって。そしたら、いや、学校の跡地から水は公民館に引いております。あれは、いけんなっちょっとなっち。この間まで姶良市所有のものだったんですよ。これ、加治木産業に渡しただけで加治木産業にじゃあ話をしてみらんないかん、いけんなっちょっかち、こういうことです。ですから、避難所としてのことも含めて、この要望書は出しているわけです。それに対して、何らこの6月、7月回答がないわけです。不安を持ってるんです。 担当の中で、この中で大山地区の公民館長に3名電話されたそうですが、あの大雨のときに、避難をしてくださいとかそのような内容だったそうですが、電話された部署はどことどことどこですか。
◎蒲生総合支所長(松元滋美君) 今回の災害のときに、まず警報等の注意喚起を含めた形の広報等がございましたので、その中で地区館長さんのほうにこういう情報を流しておりますということで、もしいろいろ情報がございましたらお知らせくださいとそういうお願いの広報について地域振興課のほうでしております。
◆21番(湯元秀誠君) 多分3名か3部署かわかりませんが、電話が来たそうです。この時期も蒲生の北地区じゃ死亡者が出てるわけです。電話ですよ、電話。コミュニティ協議会の中で地域担当者がいるわけですが、大山地区はないんですかね。いらっしゃらないんですか。
◎企画部長(福留修君) 大山地区担当の職員という形では配置しておりません。
◆21番(湯元秀誠君) というところは全部電話ですね。行政の拠点から遠隔地ですよ。これは北山、木津志も含めてですが、この中に足も運ばない、これはいかがなものですか。ましてや講堂に避難所になってますが、大山地区の方が加治木産業と話されたときは、鉄筋コンクリートの2階建ての1階のロビーにここを避難所として使ってくださいと、もうそこに答弁書の中身と違う避難の場所なんですね。この違いはどちらが正しいんでしょうか。
◎蒲生総合支所長(松元滋美君) 先ほどのご質問とあわせてご説明いたしますけれども、まず、一度も足を運ばなかったということではなく、災害のときには危機管理課を中心として災害対策本部の中で私ども地域振興課においては地域対策班、それぞれ消防は消防、いろいろな形で動いております。それでいろいろな情報を仕入れる中で初動体制を早くするために準備をしながら情報を仕入れているという段階でございました。それだからこそ電話したと。現場におきましては、地域の消防団に要請を消防のほうからしておりまして、広報等も行っております。ですから、全然何も注視せずに、何も動かずにということではなく、初動においてすぐに動けるような準備をしていたと、その中での電話だったということでご理解いただきたいと思います。
◆21番(湯元秀誠君) 経過の後の話を押し問答しても同じことですので。 体制づくりが私はこれは整っていないと感じて、きのう現場に行きました。きのう土木業者が現場の調査に来たそうですが、どこの部署が指示されましたか。申しわけない、議長。
○議長(湯之原一郎君) 湯元議員、続けてください。
◆21番(湯元秀誠君) 県道から大山小学校跡地に上る上り坂の右側の原さんというところ、これも要望書出してます。崖崩れが以前もありました。今ひびが入っています。私それ見に行ったんです。要望が来てると思います、あそこをどうにかしてくれと。これ、いつごろ来てますか。もう早くから来てると思います。それも何ら回答されていません。きのう業者が来たそうです。何のためですかって言ったら、見積もりをせいということでしたから来ましたよと。どこがそれは指示されているんですか。
◎建設部長(上山正人君) 恐らく、私も細かいことは聞いておりませんけれども、松生地区のほうで二、三日前の台風で倒木があったということでそれも聞いておりますが、今議員がおっしゃるところも恐らく建設部土木課のほうからの指示じゃないかなというふうに捉えておりますが。
◆21番(湯元秀誠君) 時間がありません。トータルしてもう1回お伺いしてお願いもあるんですが、これそのまま放置してく、要望書も出されて切なくこれを願っていらっしゃることを何ら1つ向き合って回答を出してない。私が解決策をそこで示しなさいという、全てを出しなさいということじゃないんです。できることからやっていただくような姿勢を、そして住民の方々、姶良市のトップは、行政は私どものほうを向いてくれてるという安心感も必要なんです。何らそういうことを地元に届いてない。そこの姿勢をここで確約が取れたら終わりだと思いますが、いかがでしょうか。
◎市長(笹山義弘君) 地域のご要望は多種多様ございます。それで全域、姶良市全域から相当数の要望もいただいております。それに対してできるだけ早い、すぐできる、できないという返事はしなさいという指導はしておりますが、大山地区に関しましては先ほど言っておりますように、地域からのご要望によって大山小学校の活用ということについてはきちんと対応をしております。そういう中でいろいろなご不満のお声もあるかもしれませんけれども、市としてはそのような形で誠意をもって進めさせていただいております。
○議長(湯之原一郎君) これで、湯元秀誠議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。3時35分から再開します。(午後3時24分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時32分開議)
○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 22番、上村親議員の発言を許します。
◆22番(上村親君) 登 壇 議席番号21番に引き続きまして、議席番号22番の上村親でございます。本日はまたご遠方より傍聴席にお越しいただきました皆様に御礼を申し上げます。 早速ですけれども、2つの質問を出しておりますので随時質問したいと思います。 まず、1点目、(仮称)森山線踏切について。 要旨。平成28年都市計画課の街路事業で、社会資本整備総合交付金事業により、市街地の骨格となる都市計画街路「森山線及び松原線」の計画が示されました。今年度の計画は、森山線141mのうち123mが工事着工となっています。以下について、質問いたします。 要旨1点目、この森山線と松原線の工事完了はいつごろになるのかお伺いいたします。 2点目、日豊本線(仮称森山踏切)については、平成9年にJRと姶良町で計画協議を重ねてきていると思いますが、その内容をお示しください。 3点目、平成17年にJRは平面交差について、運輸局の考えを求めています。運輸局は平面交差については難色を示すも、複数の踏切を廃止の条件として了解をしています。その後、第1東原踏切、第2東原踏切、建昌踏切の3か所を廃止していますが、茶工場踏切の廃止が進んでいないのは地域住民の理解が得られていないのかをお伺いいたします。 4点目、本年度この件でJRと姶良市で協議をしているのかお伺いいたします。 5点目、森山線と松原線の全線開通と同時に、仮称森山線踏切の設置を考えているのかお伺いいたします。 質問事項2点目、ふるさとハローワーク移転について。 要旨。平成23年姶良ふるさとハローワークを開設して5年が経過しています。求職者の動きは、新規求職者、在職求職者、離職求職者を含め、相談者件数は年間1万人を超え、就職者数も年間1千人を超えている状況であります。そこで、質問いたします。 要旨1点目、場所等については5年ごとに見直すことになっていますけれども、本署と協議をしているのかお伺いいたします。 2点目、現在相談員4名、職員1名、パソコン5台と言いましたけれども、現在パソコン8台で対応しています。ハローワーク全体のスペースを含めて十分機能しているかお伺いいたします。 3点目、将来のことを考えたとき、現在の場所よりイオンタウンに移転したほうが利用者の利便性が高くなると思うが、考えをお示しいただきたいと思います。 以下は一般質問者席から質問いたします。
◎市長(笹山義弘君) 登 壇 上村議員のご質問にお答えいたします。 1問目の(仮称)森山線踏切についての1点目のご質問にお答えいたします。 都市計画道路の森山線と松原線につきましては、社会資本整備総合交付金事業を活用して、平成26年度から30年度までの5か年計画で完了する予定であります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 踏切改良等におけるJRとの協議では、大きな区分で計画協議、詳細設計、実施協議を行うことになっております。 平成9年に行った計画協議では、(仮称)森山線踏切の平面交差が了承され、条件として茶工場踏切のほか、里道を含めた踏切の統廃合の検討が示されております。 3点目のご質問についてお答えいたします。 第1東原踏切と第2東原踏切の廃止は、区画整理事業と錦原線の立体交差に伴い、廃止したものであります。 また、建昌踏切は宮島線に踏切を移設して、既存の踏切を廃止したものであります。 茶工場踏切につきましては、森山線踏切の整備完了後に廃止する計画としており、森山線踏切が開通してから茶工場踏切を廃止することにより、地域の方々からのご理解は得られるものと考えております。 4点目のご質問についてお答えいたします。 JRとは本年8月2日に姶良地域の踏切整備計画について協議を行っております。 5点目のご質問についてお答えいたします。 森山線、松原線が接続されますと、松原方面から森山線に多くの車両の流入が予想されるため、早期の踏切整備が望まれますが、森山線踏切につきましては改めて計画協議から行うことをJR側から求められております。 市といたしましては、都市計画道路の整備と連動した整備を行う計画としておりますので、今後ともJRとの協議に努めてまいります。 次に、2問目のふるさとハローワーク移転についての1点目のご質問にお答えいたします。 議員ご指摘の5年ごとの見直しにつきましては、ふるさとハローワークの利用者数及び就職者等の数値的目標を超えているかなどを勘案し、行われるものであります。 本市のふるさとハローワークにつきましては、その数値をクリアしていることから、ハローワーク側から見直しについての協議依頼は現在のところない状況であります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 平成25年3月から、利用者用のパソコン台数を8台にふやして対応をしており、27年度の窓口相談者数1万3,878人に対する就職者の数は1,695人で、12.2%の就職率となっております。 ハローワークによりますと、経済状況の好転により就職率が高まったことで、全体的に窓口相談者やパソコン検索利用者が減少傾向にあると伺っております。 こうしたことから、現状における本市のふるさとハローワーク全体の機能としましては、連休明けなど多少混雑することもありますが、充足していると考えております。 3点目のご質問についてお答えいたします。 ふるさとハローワークの建物につきましては、平成32年11月30日までの賃貸借契約物件であります。 イオンタウン姶良への移転につきましては、残りの契約期間や今後の相談者数・利用者数の推移を見ながら、市役所の近隣に設置した意義をハローワークとともに検証し、今後調査・研究してまいります。 以上、お答えといたします。
◆22番(上村親君) それでは、随時質問のほうに入りたいと思います。 まず、冒頭でございますけれども、西井上副市長のほうは同僚議員のほうから大分質問が来ているようでございますので、私のほうは後ほど久保副市長のほうに質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、まず答弁のほうから随時質問しますけれども、JRとの協議で3つの大きな区分に分かれて協議をされているわけですけれども、計画協議、詳細設計、実施協議、この中で最初協議を行ったのが平成9年ということで、まず間違いないのかどうか。それからもう1点、その平成9年に行った協議は計画協議だけだったのか、その2つについて答弁をお願いいたします。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) お答えいたします。 森山線の踏切については、昭和61年にも協議しております。それから、平成9年にも協議しておりまして、昭和61年のときの協議につきましては、この地区の都市計画道路を決定するために事前にJRと協議したものでありまして、宮島線、錦原線とあと今あります森山線を協議しておりまして、そのときの協議では宮島線が平面交差、錦原線が立体交差、森山線が平面交差ということで協議をしているところであります。 平成9年の協議も計画協議をしておりまして、その中でも今回答しましたけども、平面交差で了承されておりまして、茶工場踏切を含めた里道の踏切の廃止の検討を示されているところであります。
◆22番(上村親君) 森山線、松原線については平成30年度で完了ということなんですけども、当初の計画でちょっとお尋ねいたしますけども。今現在、日豊本線からバイパスまで幅員16mの立派な歩道もついた市道が完成してるんですけども、あそこまでの全体の完了、当初の計画の完了年月日がわかっていらっしゃったら教えていただきたいと思うんですが。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) 鉄道までの整備については、確か平成17年までには終わったと思っております。
◆22番(上村親君) 平成17年度で完了予定だったということですね。それでよろしいんですか。供用開始を含めてですよ。当初の計画の段階で、着工が何年何月で、それから工事完了が供用開始まで何年何月までというその当初計画はいつごろだったのかっていうことです。
○議長(湯之原一郎君) 暫時休憩します。(午後3時45分休憩)
○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時45分開議)
○議長(湯之原一郎君) 建設次長、答弁を続けてください。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) 森山線の踏切は当初の計画では平成27年度に完了する予定で計画しておりました。
◆22番(上村親君) 平成21年といいますと、もう大分過ぎてるわけです。(発言する者あり)あ、27、失礼。昨年度で完了予定計画だったわけですね。 それから、JRと平成17年に大きな変化が表れてきてると思うんですけれども、平成17年にJRと平面交差で協議をされていると思うんですけれども、このときに運輸局が難色を示しているんですけれども、平面交差を前提にいいよということで了解が得られたと。そのかわり姶良市のどこかの踏切を廃止しなさいという条件もあったと思うんですけども、その条件についてはどこどこの踏切というような明確なJRからの指示があったのかどうか。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) 平面交差を認めるということで、別の踏切の廃止、もしくは立体化ということで山野踏切のほうを立体化を求められております。
◆22番(上村親君) 私たち産業建設常任委員会の中で2年ほど前でしたか、確か重富団地から請願が出されて、踏切の拡幅、それからあそこの排水溝についても確か提出されたと思うんです。そのときの現地調査の中で、当時の部長はこういうふうにおっしゃいました。今鹿児島方面から加治木方面に向かいますと、重富橋を渡ってすぐ右側のほうに石油スタンドがあったんですけども、そこが更地になりまして、その更地を少しかさ上げして平面交差をしましょうということで、我々産業建設常任委員会の委員は納得していたんです。その計画が今どういうふうになっているのかどうか。我々はもう山野の踏切はそれで大分落ち着いたかなというふうに感じていたんですけども、その点について説明を求めます。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) 今ありましたように、山野の踏切につきましては地元の方からそういう要望がありまして、私どもとしましてもあそこを避難路というような考えもあるということから、立体交差ではそういう避難路には対応できないというようなこともありまして、今ありますように線形を変えて平面交差で安全な踏切に整備したほうがよいのではないかと考えております。
◆22番(上村親君) そうしますと、今まではあの線路をアンダーで通す方法、これも1案ありました。で、立体交差、平面交差も1案ですけども、その計画をJR側のほうに伝えていらっしゃるかどうか。その中で計画協議になってるのかどうか、その点について。平成28年本年度からJRのほうから歩み寄ってきて協議を開始するということに答弁ではなってるんですけども、そういったところの計画性はどうなってるんですか。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) お答えいたします。 前回、8月2日に協議をしているんですが、その中でも森山線踏切だけじゃなく、山野踏切についてもそのようなことで災害避難路としての踏切として考えているので、そのような平面交差での踏切にしたいということで協議はしているところです。
◆22番(上村親君) そうしますと、今後の協議について平成27年で工事の完了で終わってるわけですね、計画としては。今後大きな問題としては山野踏切の閉鎖、廃止。これを地元としては生かしていかなければいけないと、JRとしては閉めなさいと、そこの双方の意見の合致をみないことには将来この踏切は開かないという。せっかくあれだけの大きな市道、姶良市の中でも幅員16m、それから歩道2mぐらいのああいう立派な市道っていうのはないと思うんです。ですから、ぜひとも踏切は早くあけてもらいたいというのが熱望するわけですけれども。その点につきましては、いろいろ協議をする中でもあると思うんですが。 私ども2年ほど前に滋賀県の駅前活性化というところで研修をしてまいりました。そうしますと、その研修の市はJRの担当の職員をもう配置してるんだと。私も実際姶良町時代に2回ほどJRの営業課、それから工務課、一応交渉という形で聞きに行きました。姶良市になっても一、二回行ったことがあるんですけれども、我々議会議員が行きますと執行権がないもんですから、向こうも本音を出しません。ですからやはりそこには担当職員を配置して、やはり足繁くに通って、そして緻密な交渉をするのがやっぱり一番ベターかなというふうに思ってるんです。ですから、前にも市長のほうに言ったような気がするんですけども、そういった専門の交渉役の職員ですか、もちろん市長やっぱり中心で、そういったことが一番重要かなというように思ってるんですけども。そこで市長のほうにもお尋ねしたいんですけども、今市長のほうはJRとの協議の中で何回ぐらい出席をされたかどうか。まずちょっとそれをお知らせください。
◎市長(笹山義弘君) 私のお役目といたしましては、支社のほうに、支店長が変わったりするたびにお願い、ご挨拶をしながら、このことの課題ということについて森山踏切通すと一方がという話、地域からどうしても残してほしいという要望、アンダーでは冠水をしてしまいますのでもう避難ができないというその実情はお話して、どうしてもこの協議に進めていただきたいと。後は事務方でやっていると思いますが、そのことのお願いをその都度しているところでございます。
◆22番(上村親君) 私も本社のほうでよく営業会議とか出させて行くんですけども、この日豊線、本市における5つの駅に関しても重富駅の跨線橋の屋根の問題とか、それから一番問題になってるのが今姶良駅です。運転士の皆さんに聞きますと、乗務員のほうに聞きますと、もう姶良駅のホームが狭くて乗降人員の一番多いラッシュ時期、ホームからもう列車が到着するんですけども、黄色い線があるんですが、その線からはみ出してもう列車とすれすれみたいです。ですからそういった問題を含めて、今後この踏切も含めて大きな問題ではあるんでしょうけども、協議をしていただきたいと思います。 それから、本年8月2日に姶良地域の踏切整備計画について協議を行ったという答弁なんですけども、この姶良地域の踏切整備計画、これは本市、姶良市の中の地域になるのかどうか。日豊沿線なのか、それが1点と、それからその協議内容、JRから示された協議内容についてお知らせしてください。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) お答えいたします。 8月2日の協議につきましては、姶良沿線の踏切についての協議ということにしているのは、これについては今までは森山線踏切の件でしたけど、山野踏切もあわせてありましたので、そういう姶良地域の区域の協議ということで協議をしているところでありまして、その中の協議では前回の協議からもう時間がたっておりまして、その間に社会経済の変化やら避難路としての重要性が出てきたということで、山野の踏切のほうがです、そのようなことで地区の皆さんの意識の変化もありまして、どうしても山野踏切のほうも平面交差で改良したいということの協議をしているところであります。
◆22番(上村親君) 質問が前後して大変申しわけないですけど、その山野踏切の平面交差、これについてはもう計画になってるのかどうかですね。この計画をJRのほうに示さないとやはり進展しないと思うんですよね。ですから、できるだけ早く開けてもらいたいんですけども、平成30年、松原線森山線が開通すると同時にということで私も考えているんですけども、それに間に合わせるためにはやはり松原踏切の平面交差のこの計画をJR側に示さないことには向こうも納得しないでしょうから、そういった計画をどのように考えていらっしゃるのかどうか。
◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) お答えいたします。 山野踏切につきましては、まだ設計自体は行ってませんが、机上では大体の概略はつくっているわけですけど。 8月2日に協議をしているんですけど、その中でも山野踏切を切り離して協議できるということになれば、実施測量をしてその辺を協議をしたいとは思うんですけど、そこが今のところまだわからないところがありまして、今からまた協議していきたいと考えております。
◆22番(上村親君) 今後、JRとの契約交渉の中でこちらが示すのはもうそういった計画をきちんと示してこういう計画なんだと。で、JRのほうにも何とか協力していただいてこの森山線から先に開けてもらえないかというそういった相談もできると思うんです。 姶良市のほうに在住が、やはり松原地域に工務センターから上がりの専門の方がいらっしゃいます、元社員で。その方々がやっぱりおっしゃるには、やっぱりちょっと熱意が足りないよなっていうことも先ほども申し上げましたけども、そういったことをよく聞きます。もう少し具体的に詰めていただきたいなというのは思ってるんですけども。そこで副市長のほうにお尋ねしますけれども、今回第1回定例会の中で、議案53、54号で、副市長2人制について選任の同意を求める件が市長のほうから出されました。その中で久保市長のほうにお尋ねしますけれども、久保市長のほうの紹介を市長はこのようにされております。市長の命を受け、政策及び企画をつかさどる筆頭の職とあわせて、新庁舎の建設を初め県央の拠点都市として整備が急がれる国道・県道などの土木事業や、公園、住宅、農林水産業などを担当する副市長をお願いすると。その詳細の中で、鹿児島大学工学部を卒業後、県庁に入庁されまして数々の要職を歴任されてきておりますと。退職後は鹿児島県道路公社常務理事兼道路部長に就任され、本県の振興発展に尽力してこられました。久保氏の人格、経験ともあわせまして卓越した識見と指導力を高く評価し、本市の発展にご尽力いただけるものと期待するものであります。ここまでは市長の説明でした。それから同僚議員の質問の中で、こういうふうに市長のほうは答えておられます。同僚議員が、どのような形で市長が久保市長を、副市長を推薦したのかという問いに、県にお願いする際に技術面に明るい方をお願いしたということでしたと。本市が抱えている大きな課題として、庁舎、スマートインターチェンジ、伊集院蒲生線溝辺線などがあり、本市には県道も数多く通っておりますので、その中で、ここからが大事です、今まで風穴があかなかったようなところ、今申し上げたところです、いろいろな角度からお知恵をいただいて、それが進められればというふうに考えていますという市長の答弁でございます。 さて、今壁にぶち当たっております。県のOBとして、また豊富な知識を持っていらっしゃる久保副市長、それから人脈もおありと思います。この件について副市長なりのコメントをお願いするものでございます。
◎副市長(久保力君) 街路事業の案件ですけれども、実は私も県庁時代には都市計画の街路係をやっておりましたので、私、都市計画決定をしてそしてJRとの協議の大変さというのはよく認識しております。JR側のほうは鉄道の管掌として交通安全、安全性を重視しますので、踏切をあてていくことによって、そこに道路が通り、そして事故が発生する可能性があることに対してやっぱりいろんな意味でハードルは高くなっております。 ただ、これは昭和61年ですけれども、都市計画決定した時点でいろんな関係者と議論、了解をもらっている案件だと思っています。ただ、それ以降大分時間たっておりますので、いろんな社会状況の変化によってJRもいろんな形で考え方が変わってきていると思いますけれども、少なくとも61年時点の都市計画決定、これをするときには多くの地域の方、関係者と話をして了解をもらって決定した案件でございますので、それを基本にしながらこれから進めていきたいと思いますし、ただ、議員がおっしゃいますようにちょっと交渉が、少し時間が空いているのは確かです。やっぱり地域の課題があれば、それは熱意を持ってこまめに一生懸命相手方に対して地域の問題、地域の思いを伝えていかないとこれは進んでいかないと思ってます。と言いながら、JR側のほうはやっぱり踏切をふやすことに対してはいろんな形で抵抗があると思いますけれども、これについては先ほど担当課もいますけれども、姶良市全体の踏切をどういう形でつんでいくのか。大きな意味では交通安全、お互いの安全を確保するためにどうすればいいのかとか、例えば避難計画を踏まえた形ですね、いろんな形で視点を変えながら、これから一緒になって担当課と協議を進めていきたいと考えております。
◆22番(上村親君) 今松原線のほうが、なぎさ小学校の前をきれいな道路が通ってるんですけども、将来的に日豊線をまたがない、あれをずっと思川のほうに続けて湾岸道路、これをやっぱり将来考える必要があるんじゃないかなというように思うんですけども。そういったところを市長どのようにお考えになっているかどうか。もちろん別府川を渡って加治木まで、姶良小を横断する湾岸道路、これについては計画はお持ちでないですか。
◎市長(笹山義弘君) 時間帯によりましては、バイパスが大変な渋滞を今している現状がございます。これを解消するために別府川の問題にしますと帖佐橋が大変危険な状態が迫っているように見えますので、そこの問題を含めて、そしたら代替道路をどうするのかという問題が出てこようと思います。 したがいまして、構想としては別府川に、スパンが長いですけれども、可能であればということでバイパスを細くする道路としてということです。そして今議員がご指摘の思川についても同じように重富、まあ終点は結線しますけれども、しかしそういうバイパスの機能を高めるという意味では構想としてはあるんではないかというふうには思っております。
◆22番(上村親君) 大胆な発想かもわかりませんけれども、今後姶良市が大きく発展するためにはやはり必要な道路じゃないかなというように思っております。そこでちょっと変わった、変わったというか視点を変えてみますけれども、担当の課も部も一生懸命されているということは認めます。ですけれども、やはり実績が伴わないことには市民の目線から見ると行政も議会も何をやってるんだという言葉が多分市民の皆さんの口からは出るだろうと思うんです。そこで森山線の開通が平成30年、20年で完了予定を過ぎてるわけですけども、当時そのときに提案をされた執行部、我々はそれを受けて議決した議会、こういった責任も問われかねないということを念頭に置いていただきたい。市民に対してこういう計画がおくれているということもまた一つ説明をする必要があるんではないかと私は思うんですけれども、そういった点については、市長のほうにちょっとお尋ねしますけれども、こういった計画がずれ込んだとき、多少の問題は何の事業にしてもあるだろうと思いますけれども、やはり生活がかかっているようなこういう大きな道路っていうのは、やはり地域住民の方々にはお知らせするべきだと思うんですけども、執行部の説明責任についてはどのようにお考えでしょうか。
◎市長(笹山義弘君) 先ほど次長も申し上げましたけれども、市長として一応現時点での最終確認をJRと詰めさせていただいて、その今の現状をもって、今までの経緯についての説明と今後の方向性ということについて、ある程度市が考えているそのことについてはもう一度地域住民の方々にも説明する責務があるというふうに思いますので、この後いろいろと協議をさせていただいて、できるだけ近い将来にできる努力をしたいと思います。
◆22番(上村親君) この問題は最後になりますけれども、先ほど久保副市長のほうも答弁されましたけども、やはり副市長、市長のほうにお願いというか要請をしておきますが、やはり誰かリーダーを立てて、それから担当部署の職員も含めてやっぱりチームを組んで交渉しないことには単発でやはり協議に参加したって向こうもうたいません。ですから、足繁くに通ってそしてまたこっちの誠意も、大いに誠意を見せていきながら今後交渉にあたって、一日も早い踏切が開通することを要請をしておきたいと思います。 それでは、次にハローワークのほうにいきたいと思います。 私はこのイオンタウンのほうに移せという発案だったんですけども、確か平成17年、18年、4回ほど一般質問をしながらこのハローワーク設置について訴えてまいりました。平成21年だったかと記憶してるんですが、労働局のほうから許可が出まして開設に向けてきたんですけども、その間九州イオンのほうが姶良市の今の下深田の地に一応仮契約ということで建設の計画がありました。そのときに質問した項目が、九州イオンの中にもう最初からこのふるさとハローワークを設置したらどうかということで問うてきたんですけども、たまたま九州イオンのほうが撤退をいたしまして、計画では平成22年にプレハブ建設ということで、市長のほうにも個人的にお願いしたことがあったんですけども、その部分でしかこのハローワークを立ち上げることができなかったりという非常に残念な思いもあったんですけども。 霧島市が、今国分の本署のほうが国分のイオンタウンの中に設置をしております。どこのふるさとハローワークにしても、単独でこういう行政の近くにプレハブを建ててというのはほとんどないような気がするんですけども、いずれにしても民間の企業のほうに入っております。その入っている条件といいますのが、やはり家族連れでお食事をしながら、あるいはまた買い物をしながら、その後にパソコンで検索をして就職活動をやってるという、そういったことが全国でも非常に多く起こっております。志布志市でも最初は庁舎の2階にあったんですけども、そこもまた移動しております。果たしてイオンタウンに移していいのか悪いのかというのは私も断言はできません。が、しかし利便性の向上ということを考えれば向こうのほうがいいんではないかなというのが1点です。 あと1点は、庁舎建設がどのような計画になってどういう進捗になってるかどうかわかりませんけれども、いずれにしましても向こうの旧庁舎のほうになるのかどうか。その建設についてどういった建設の方法なのか。それがわかれば少し、ちょっと話題が変わるんですけどもお知らせしていただければというふうに思ってるんですけども。その内容は、今の位置が非常にあそこが仮にどいてしまった場合、非常に通路が、今の駐車場の通路、それから駐車場の問題にしてもある程度大きく変わってくるんじゃないかなというように考えてるんですけども。その点旧庁舎のほうの建設についてはちょっと質問外なんですけども、そういった関連でちょっと答弁をいただきたいと思うんですが。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えいたします。 まず、イオンへの移転の件でございますけども、現状平成22年に現状のふるさとワークができまして、建物のほうが10年間の賃貸借を結んでおります。これの残期間があと5年ありますということが1点。 それと、やはり役所の近くにあることで福祉関係、それから社協関係との連携がうまく図れるという利点がございますので。その根拠としまして、現在の相談者数が1か月で120名程度福祉関係でみえております。これは全体の1割を占めておりまして、その点ではそういった方々の就職支援に寄与してると思っておりますので、そこら辺のことをハローワークとともに協議しながら5年後の、もしも移転できるとすれば5年後ということを見据えて協議を重ねてまいりたいと考えております。 それから、ご提示のありました隼人イオンの件でございますが、こちらにつきましては国が直轄で行っている事業でございまして、若者に特化したものでございます。 したがいまして、姶良市、それからイオンも現在子育てに特化した事業を行っておりますので、そこら辺を踏まえた形で移転というのが実現できればよろしいかなと考えております。 以上でございます。
◎総務部長(脇田満穂君) 庁舎のことでご質問いただきました。 今、さきの議会等でも答弁させてもらっておりますけれども、庁舎内の職員のレベルでずっとるるあそこだったらどうなるだろうかという形での検討しかされておりませんので、今ここでどこというご発言はなかなか……幾つかの選択肢の中のというのは拾っております。 以上でございます。
◆22番(上村親君) その社会福祉協議会なんですけども、社会福祉総務費ですか、成果報告書の中では生活困窮者自立支援事業、就労準備支援事業ですね、積極的な就労支援を行いましたと。ハローワークへの随行、専門相談員を配しての支援等を行った。業務は姶良市社会福祉協議会へ委託ということで、支援者数延べ57人、就労者数延べ23人。課題といたしましては、職についても離職する者が多いということで成果報告書の中でありますけども。じゃあこの57人が、支援者数が57人、就労者が23人ですね。あと34名ですか、34人の方はどうなったんですか。わかりますか。支援者を57人受け付けて就労させた人間が23名、あと34名の方はどこに行かれたんですか。ハローワークにそのまま行かれたのかどうか、そのまままだ無職なのか、そういった調査はされておりませんか。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えいたします。 その件につきまして、企画のほうでは把握しておりません。
◆22番(上村親君) 成果表のふるさとハローワーク設置事業の中で、私が手元にもらった資料とこの成果表の数値とちょっと若干違うんですけども、読み上げます。パソコン検索者数26年度が2万5,081名、27年度が2万2,827名。私の手元ではパソコンの検索者数が1万4,788人、窓口で紹介を受けた人が5,553人、うち就職をされた方が1,493人ということで若干こうちょっとあるんですけど、この統計についてはこれは国分の労働局で調べた数字なのか、姶良のふるさとハローワークで出た数値なのか、そこをちょっと明確にしてください。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えいたします。 こちらにつきましては、姶良市ふるさとワークのほうから得ております。
◆22番(上村親君) わかりました。イオンが開店して、本年3月だったんですけれども、それから雇用状況が非常によくなってるんです。おかげさまで。相談件数も減っております。紹介者数も微減になってるんですけども、就職率はよくなってるんです。ちなみに、7月を申し上げますと相談件数が970件……これはパソコン検索者数ですね、全部で、なるほど、私のは相談件数でした。相談件数で本年7月で970件、うちふるさとハローワークが紹介した人数が351人、うち就職された方が92人ということで、大分相談件数が減っております。平均しますと大体1,300名ぐらいなんですけども、このイオンさんのおかげかなというようにちょっと分析してるんですけども、大分減ってある程度の効果があったんじゃないかなというように思ってるんですけども。そこで、先ほど次長のほうもちょっと申し上げましたけども、この市役所の近隣に設置した意義、この意義についてはどのように捉えてるんですか。これは行政側の考え方じゃないんですか。この点についてちょっと説明してください。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えいたします。 ハローワークと自治体の連携でございますが、こちらにつきましては鹿児島労働局との協定が結ばれておりまして、その中で市の役割としまして各長寿福祉課とか、それから福祉事務所が担当する業務をうたってございます。この中で連携するというふうにうたってございますので、それをもとに連携しているところでございます。
◆22番(上村親君) 先ほどのプレハブの賃貸借のほうで10年で2,037万ですか、年間で毎年203万4,900円ほどプレハブの賃借料を払ってるんですけども、この10年間というスパンの中でも一定のその10年間という期間の契約なんですか。途中解約はできないわけですね。そこはどうなのかちょっと答弁お願いします。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) 議員お示しのとおりでございまして、10年間の賃貸借契約でございますので、途中解約は可能ではございますが違約金等が発生するということでございます。
◆22番(上村親君) そうしますと、今現在姶良市がFM局、それから市民窓口ですか、をイオンタウンの中に設置しようとしてらっしゃるんですけども、この賃貸契約ですか、これについては幾らぐらいになるんですか。大体坪数と金額を教えていただければと思うんですが。
◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えいたします。 ある程度の基準はあるようでございますが、イオン側が正式に公表いたしておりませんので、ちょっとお示しすることはできない状態でございます。
◆22番(上村親君) 今後の件につきましてはわかりました。両者の考え方、あるいはまた利便性、そういうことを考えますとやはりアンケートぐらい取って、それから利用者のやっぱり考え方を聞きながら利便性の高いほうにしていただければというふうに思っております。いずれにしましても、一番ほしいのは求人がこのふるさとハローワークでできれば一番いいんですけども、これはもう本署しかできません。一番いいのはやはり場所等を行政が指定すれば、後は全部国庫事業なんです。一番有利なところは。ですから、思いきったこともできると思うんです。ですから、ぜひ今後姶良の経済浮揚にもつながってくだろうと思いますし、ぜひ努力を惜しまないで先に進んでいただければと思います。 以上、要請をしまして一般質問を終わります。
○議長(湯之原一郎君) これで、上村親議員の一般質問を終わります。
○議長(湯之原一郎君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は9月8日午前9時から開きます。(午後4時22分散会)...