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06月21日-03号

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  1. 姶良市議会 2016-06-21
    06月21日-03号


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    平成 28年 6月定例会(第2回)平成28年第2回姶良市議会定例会議事日程第3号                      6月21日(火)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             平成28年第2回姶良市議会定例会              │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    平成28年6月21日(火)本会議    ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 4時20分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│峯下  洋 │出 │ 9│犬伏 浩幸 │出 │17│和田 里志 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│萩原 哲郎 │出 │10│本村 良治 │出 │18│森川 和美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│新福 愛子 │出 │11│小山田邦弘 │出 │19│吉村 賢一 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│竹下日出志 │出 │12│森  弘道 │出 │20│鈴木 俊二 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│堂森 忠夫 │出 │13│渡邊 理慧 │出 │21│湯元 秀誠 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│谷口 義文 │出 │14│堀  広子 │出 │22│上村  親 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│神村 次郎 │出 │15│東馬場 弘 │出 │23│湯川 逸郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│田口 幸一 │出 │16│法元 隆男 │出 │24│湯之原一郎 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 大迫  久 │        │       │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│笹山 義弘 │蒲生総合│松元 滋美 │消 防 長│岩爪  隆 ││ 第121条 │    │      │支 所 長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│久保  力 │企画部長│福留  修 │教育部長│久保 博文 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │副 市 長│西井上洋子 │市民生活│黒木 一弘 │水道事業│竹下  宏 ││       │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │教 育 長│小倉 寛恒 │保健福祉│恒見 良一 │総務部次│柊野 信也 ││       │    │      │部  長│      │長総務│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│脇田 満穂 │建設部長│上山 正人 │危  │堀之内 勝 ││       │    │      │    │      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│木上 健二 │農林水産│海老原経記 │企 画 部│宮田 昭二 ││       │合支所長│      │部  長│      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │商工観光│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│黒木ひろ子 │農林水産│増田  明 │教育部次│上田橋 誠 ││       │部次長│      │部次長│      │長学校│      ││       │市民課長│      │耕地課長│      │教育課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│田代眞一郎 │農  業│田之上茂広 │総 務 部│米澤 照美 ││       │部次長兼│      │委 員 会│      │財政課長│      ││       │子 育 て│      │事務局長│      │    │      ││       │支援課長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│福山 惠子 │会  計│牧之内昌二 │総 務 部│鮫島 一則 ││       │部次長兼│      │管 理 者│      │工事監査│      ││       │健康増進│      │    │      │課  長│      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建設部次│上原 一美 │教育部次│平田  満 │    │      ││       │長都市│      │長教育│      │    │      ││       │計画課長│      │総務課長│      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               6月21日 ○議長(湯之原一郎君) これから、本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(湯之原一郎君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(湯之原一郎君) 日程第1、一般質問を続けます。 まず、19番、吉村賢一議員の発言を許します。 ◆19番(吉村賢一君)     登      壇  おはようございます。本日、1番の一般質問をさせていただきます吉村賢一でございます。 まず、概況としまして、一昨日、加治木町でくも合戦大会が開かれました。朝から激しい雨の中、奈良県や海外の方まで、それから複数の放送局、さらにはエジプトの考古学者吉村作治先生も来訪ございました。また、市長並びに両副市長も足を運ばれ、誠に多くの参加者が集まり、盛大なものだったと思います。 余談ながら、この午前の雨がやんだら、この参加者の半数でもかもだ通りに足を運んでもらえたらなと思った次第でございます。 日本の祭りということで、ダイドードリンコがことし応援する祭り、35、この録画撮りもありました。これは、7月23日、15時からMBCで1時間放送されます。ぜひ時間のある方はごらんになっていただきたいと思います。ちなみに、この日本の祭り35の中で、九州は鹿児島県加治木くも合戦、熊本県藤崎八幡宮例大祭、福岡県太宰府天満宮神幸式大祭、宮崎県銀鏡神社大祭という4つのものが選ばれております。 話は変わりますが、6月20日、昨日は東京都知事の退任、それと熊本で豪雨がありまして、2人が亡くなられ、4人行方不明となる痛ましいニュースがありました。 本日は、一般質問2日目、あした、2016年6月22日は参議院選が公示されます。7月10日に投開票になりますが、この参議院選もさることながら、同日に行われる県知事選は4期目を目指す現職知事と新人テレビ朝日コメンテーターの一騎打ちとなるとのことです。実るほど頭を垂れる稲穂かなという言葉がございます。自己保身に戦々恐々とするだけでなく、人の話に謙虚に耳を傾けられる態度を我々議会人いつまでも持ち続けたいものだと思います。 そこで、本論に入ります。 質問事項1、地域おこし協力隊について。 地域おこし協力隊という国庫補助事業がございます。農林水産業方面、ほかでもやる気のある若者を対象に地方で活躍の場を準備し、1年ないし、3か年派遣して、最終的にできれば定住を図ることを目的としています。高齢化が進み、地域おこしの中心になる若者が少ない中山間地域での活躍が期待されます。 1、市としては、地域から要望があれば、こういった事業について取り組む覚悟はあるかどうか。 2、全国に参考になるような事例はないでしょうか。 3、姶良市では、仮にどのような地域が想定されるでしょうか。 質問事項2、平野部の浸水対策と水路図の管理について。 近年、地球温暖化に伴う影響と思われる異常気象による大雨が頻発しています。また、人口増の勢いが衰えたとはいえ、姶良市郊外においては耕地、空き地の宅地化や公園化などがまだ進んでいます。いずれにせよ、上流域、下流域を見た地域一体の安全確認のシミュレーションのないまま開発が進められることには大きな問題があるようです。 そこで、水路の基本的な管理について、土地改良区と耕地課、土木課、都市計画課、それぞれが管理しているわけだが、どのように区分管理し、課題に対してどのような対策を検討しているのか。 (1)全ての青道の管理所管は明確になっているのか。 (2)用水路や都市下水路で今まで床下浸水、床上浸水の記録はあるのか。用水路で田に引く堰板の管理ができていない箇所はないのか。 (3)市全域の排水計画、浸水対策はどうなっているか。 (4)各担当部署の管理図はどのような形で整備されているのか。もし、不足の場合はそれぞれいつまでに管理図を作成する予定になっているか。 (5)記載内容は流量断面、流れ方向、工事年度、勾配などが必要だと思われるが、どこまで行っているのか。 (6)平成25年12月2日に質問したことがございますが、個人敷地内に一時貯留施設、水のですね。つくるような指導または要望をしてもいいのではないかと思うわけですが、その後、この件に関してはどうなっていますか。または公共施設でも駐車場新設などの場合、簡易な貯留施設を考えられないのかどうか。 (7)具体的に箱水線の西側水路からの越水の処理については、どのような対策が考えられているのか。 (8)加音ホール北側の南塩入須崎線沿いに西に向かって流れる用水路は、大雨のとき加音ホール、一本裏の通りですが、常に越水する。どのような対策を考えておられるか。 (9)湯湾岳下の後藤塚東から豊団地の木田用水の分岐がなされております。これに関しては、平成25年12月2日に質問しましたが、先月5月10日大雨の折も県道下桝は目いっぱいで、この分岐機能を果たしていません。この国道下横断も含め拡幅検討ができないものか。また、ほかに案はないものか。 (10)重富海岸ビジターセンターの駐車場建設もあり、山野一帯の一瞬の流量は増加しています。水路末端砂浜海岸裏の都市下水路の連絡橋下水門あたりは狭く、くびれているので停滞して流れが悪い。どのような対策があるのかお伺いします。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  吉村議員のご質問にお答えいたします。 1問目の地域おこし協力隊についての1点目のご質問にお答えいたします。 地域おこし協力隊は、3大都市圏や政令指定都市等に居住する方が、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方へ生活の拠点を移し、かつ、自治体から地域おこし協力隊員として委嘱され、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住・定着を図る制度であると認識しております。 隊員としての活動期間は、おおむね1年以上3年以下となっており、その間の活動に要する経費は、国の特別交付税により財政支援を受けられることになっております。 平成27年度におきましては、全国で673自治体、2,625人の隊員が活動しており、本県では、今年度21市町村、58人の隊員が活動しております。 市といたしましては、地域おこし協力隊の導入は、地域と行政が一体となって取り組む必要があると考えており、また、今年度、各校区コミュニティ協議会に対し、地域財産の活用や地域課題の解決に向けた、中・長期的なまちづくり計画として、地域の声を反映させた「まちづくりプラン(校区振興計画)」の策定を依頼しているところであります。 その計画の中で、地域おこし協力隊員の受け入れを明記している場合は、地域として隊員に何を求めるのか、また、持続可能で、かつ定住へとつながるものであるかどうかなど、その内容等を精査した上で、地域おこし協力隊の導入を検討してまいります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 本県において、最初に地域おこし協力隊員を受け入れた西之表市では、中割校区生姜山集落において、かつて盛んだったショウガの栽培を地域住民とともに行い、栽培や商品化で地域に活気をもたらしました。 また薩摩川内市下甑島では、下甑島古道再生プロジェクトを立ち上げ、島の古い生活道を地域住民とともにトレッキングロードとして整備し、島の魅力を発信し、観光客誘致による地域活性化を実現しております。 さらに、岡山県美作市上山地区では、耕作放棄地となった棚田を地域とともに再生させ、さらに竹やぶに覆われた古民家を再生し、地域の交流の場やカフェ、イベントスペース、買い物支援の拠点として活用するなど、今では4年間で延べ3,500人の都市住民が訪れ、農業体験や棚田再生の活動に参加するなど、交流人口の増加が図られた事例もあります。 これら地域おこし協力隊員を受け入れ、その結果、地域の活性化やその後の定住へとつながった事例の全てにいえることは、受け入れる地域の理解と協力が不可欠であり、かつ、地域が求めるニーズに則したやる気と情熱を持ち、さらに、その地域を愛することができる協力隊員が活動している点であります。 ちなみに、任期終了後、活動地域内に定住した隊員は、平成27年度末時点で約半数となっているようであります。 3点目のご質問についてお答えいたします。 本市における地域おこし協力隊の導入の地域は、地域力の充実・強化を図る必要があり、さらに、隊員を地域社会の新たな担い手として求めており、また、受け入れへの理解と協力が得られる地域と考えております。 今年度、各校区のコミュニティ協議会では「まちづくりプラン(校区振興計画)」の策定を進めているところであります。 その計画に、地域の活性化や定住促進策として、地域おこし協力隊員の導入を考えている校区に対しましては、情報提供するとともに、地域と協働して検討してまいりたいと考えております。 次に、2問目の平野部の浸水対策と水路図の管理についての1点目のご質問にお答えいたします。 法定外公共物の水路である青線の財産的管理は市であり、施設管理は利用形態により、耕地課、土木課、都市計画課、林務水産課など、関係部署が協議を行い管理しております。 また、機能的管理において耕地課管理所管は、各地区の土地改良区、水利組合、受益者、耕作者等となります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 用水路関係では、過去において思川用水路の支線及び木田用水路の支線において、床下浸水があったことは聞いております。 また、堰板により取水しているのは、ほとんどが支線末路であり、堰板等については、各地域の耕作者や水守員が管理しております。 個人で設置した堰板につきましては、全ては把握しておりませんが、耕作者等に土地改良区、水利組合を通じて適切な管理をお願いしているところであります。 都市下水路関係では、平成17年9月6日の台風14号により、松原地区、山野地区の道路が冠水し、床下浸水をしたことから、水路の極小部分の改修や調整池を整備しております。 3点目のご質問についてお答えいたします。 加治木地区につきましては、平成15年度において、排水対策計画を策定し、排水路の改修やポンプアップ施設の整備について検討しており、岩原地区などで排水対策を実施しております。 姶良地区につきましては、平成9年度に市街地雨水排水基礎調査を実施し、排水路の流域や流量を調査して、水路改修等の検討をしております。 しかしながら、調査から時間が経過し、流域での都市化が進み、状況が変化していることから、調査の見直しが必要となっております。 4点目と5点目のご質問につきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。 思川幹線用水路につきましては、平成27年度に土地改良区の資料をもとに現地調査を実施し、施設台帳と施設管理図を作成しております。 施設管理図は、平面図に用水路の位置、流れ方向、用水路名、施設の写真が添付してありますが、流量断面、工事年度、勾配については、今後、調査整理してまいりたいと考えております。 また、他の地域につきましても、資料等の整合を図りながら、管理図の整備に取り組んでまいりたいと考えております。 都市下水路につきましては、都市下水路管理網図を作成し、市街地雨水排水基礎調査で、水路の流域、流量、水路断面等の調書を作成しております。 6点目のご質問についてお答えいたします。 一時貯留施設につきましては、都市部の水害等の問題を抱える自治体で設置の指導を行っているところもあります。 今後、公共施設の駐車場に新設などの際に、簡易な貯水施設の設置も含めて、どのような方法が経済的で有効であるか研究してまいります。 7点目のご質問についてお答えいたします。 加治木総合支所グラウンド北側の田中地区の浸水につきましては、豪雨時において市道箱水線や仮屋馬場通線沿いに被害が発生しており、柁城小学校北側の高台から加治木総合支所東側に通じる幹線水路が宅地化により流下能力の不足を生じていると考えられます。 計画案としましては、平成15年度の加治木町排水対策計画策定業務において、現在の幹線水路延長723mの改修とJR日豊本線線路北側から網掛川に新たに延長300mの分水路を設置する2つの案を検討しております。 8点目のご質問についてお答えいたします。 加音ホール北側の用排水路は、木田土地改良区が管理しており、西側のスライドゲートは設置経過年数により老朽化し、開閉作業に苦慮しているため、新規スライドゲートへの改修に向けて検討しているところであります。 また、用排水路の流末となる海岸内堤が土砂堆積により貯水能力不足になっているため、大雨時の貯水能力向上のため海岸保全管理者である県に、環境保護団体との調整を図りながら、土砂浚渫の要望をしてまいりたいと考えております。 9点目のご質問についてお答えいたします。 木田幹線水路においては、伊勢神社南に放水路があり、大雨による高水位時にゲートが自動転倒し、湯之谷川に放流しておりますが、そこから後藤塚までの1kmは放水路がなく、山、道路等からの雨水や排水が用水路に流入している状況であり、大雨時に利水を目的とした現在の用水路断面には限界がありますので、今後、排水対策計画について関係機関と協議検討をしてまいります。 10点目のご質問についてお答えいたします。 ご質問の箇所につきましては、海水浴場入り口が暗渠となっており、さらに高潮や津波の被害を防止するため水門が設置されております。 水路が狭くくびれているとのご指摘でありますが、すぐ上流の水路断面と比較しても、極端に狭い状況ではありませんが、潮位や河川の増水により滞留することがあります。 今後、調査を行い、拡幅により停滞が解消できるとなった場合は改修を検討してまいります。 以上、お答えといたします。 ◆19番(吉村賢一君) 2回目の質問をさせていただきます。 この制度についてなんですが、地域おこし協力隊なんですが、この制度については、私も実は、ことし4月に知った次第なんです。よくよく調べると平成21年から、民主党政権のころから始まっているということがわかってきたわけなんですが、実際、産業建設委員会として昨年度まで動いていました。その中で有害鳥獣対策で中山間地域を大分歩かせていただいたわけなんですが、非常に地域が疲弊しているというか、大分高齢化が進んでて、やはりその地域の勢いがないということで、こういう地域おこし協力隊というのがあればなかなかいいことじゃないかなと思って、今回の質問に取り上げさせてもらったんですが、一つ、私が思うのが、市として地域から要望があれば取り組む覚悟があるか、それはありますということだと思うんですが、ただその前に、私も知らなかったということなんですが、行政がもっとこのことを地域に知らしめる、「こういうのがあるからお宅らもしあれやったら手を挙げなさい」、そういった働きかけを今までやられたことがあるのかどうか、お伺いします。 ◎企画部長(福留修君) この地域おこし協力隊の存在は、平成21年度から始まっておるわけでございますけれども、この地域おこし協力隊を派遣した場合は国が交付税等で処置してくれるという、かなりよい制度であるわけでございます。 ただ、この制度の場合、我々で少し考えないといけない部分は、こういった交付税がどうしても条件不利地域といわれる、例えば過疎地域とか、そういったところに特定されるという部分がございまして、これを姶良市全域にこの制度を始めた場合にどうすべきかというところはかなり考えていた部分であったということで、まだこれを地域の中に広くお示しをしたというところはなかったというところでございます。 それとまた、平成23年ぐらいからも、このコミュニティ協議会の設置については作業を始めていたわけでございますので、当然、地域が自主的に取り組むという、その流れというのは醸成しつつありましたので、その関係でこの地域おこし協力隊のこの制度をまだ積極的にお示ししたということはなかったかというふうに思います。 ◆19番(吉村賢一君) 過疎地域であるとか、そういった制限があるというようなお話でしたけど、私もそこまで詳しく学習はできていないということになるんですが、例えば志布志市では、9名の協力隊を募集しているわけです。いろんな分野の方を募集しています。例えば、観光特産品プロデューサー、空き店舗再生請負人、販売所リニューアル総合プロデュース、地域密着型アナウンサー、志布志ブランドプロデューサー、ツーリズムコーディネーター、野菜コーディネーター、秘境の村おこしといった具合に結構町なかのそういう事業に対しても地域おこし隊、募集ができる。この場合、9名を募集しているわけなんです。そうすると過疎というのはどのくらい制約条件になるのか、その辺も含めて実際こちらの場合は、姶良市の場合、どういったことができるのか。 それと、例えばここに回答にあります特産品とかそういうのも考えられるんじゃないのか、地場産品の開発、そういったのも考えられると思うんですが、そういったのも具体的にどういったことをイメージということになると思うんですが、されているかどうかお伺いします。 ◎企画部長(福留修君) 今、吉村議員がおっしゃった、それらのいろんなその協力隊員が持っておられるノウハウを持って地域の振興のために活動していただくということは、当然期待できるわけでございますが、ただ姶良市の中でいろいろとそういった自主的に動いているという動きもかなりあるわけでございます。その動きも見ながら、どうしてもそこに不足する部分があったり、求める声があれば、この外部から協力隊員を入れるという考え方も出てくるのかなと思います。 今は、姶良市内、結構いろいろご自分たちで自主的に活動していらっしゃるグループがかなりあるというのも事実だというところも、当然検討するときの検討対象になるのかなというふうに考えております。 ◆19番(吉村賢一君) 農林水産の関係でちょっとお伺いします。 先般、小山田地区の代表の方と語る機会を設けたわけなんですが、その彼は特産品の開発に関与してもらえるとありがたいなということで、もちろんまだ具体的に話がどうこう進んでいるわけじゃないんですが、そういった思いも持っておられたんですが、農林水産のほうの関係としましては、新規就農者支援、そういったことが大きな目玉で頑張っておられると思うんですが、そのほかにこういう地域おこし協力隊を活用する手立てとして具体的な特産品としてはどんなのがあるのか、お考えがあればお示しください。 ◎農林水産部長(海老原経記君) お答えいたします。 先ほどから話が出ておりますように、地域おこし協力隊を活用しての特産品の開発をできないかというようなご質問だと思います。 協力隊はおおむね1年以上、また最長でも3年間地域に居住して地域おこし活動の支援ですとか、農林漁業の応援、住民の生活支援など、地域協力活動に従事しながら地域の活性化を図ろうとする事業でございます。 小山田地区の例えば、これはもう小山田地区に限らずでございますけれども、特産品の開発につきましては、例えばその6次産業の推進にもつながりますし、地産地消にもつながります。また起業者、農家の所得の向上にもつながりますので、今後地域のそういった声を聞きながら事業の導入ができるかどうか検討をしていきたいと思っております。 具体的な品目につきましては、また今から今後検討していく課題の一つではなかろうかと思っております。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) 今、農林水産部長から回答いただいたんですが、ちょっと角度を変えまして、この回答のほうの4ページにありますが、「受け入れる地域の理解と協力が不可欠であり、なお地域が求めるニーズに則したやる気と情熱を持った協力隊員の姿が必要だ」というふうなことを書いてあります。 しかし、行政としてもいろいろ失敗事例を実は調べてみました。やはり、行政が非常にせまい解釈をして、もうその地区だけに縛りつけている。外に例えば勉強会で出て行くというようなことは禁止するとか、そういったケースがあったり、それから実際にいわゆる集落支援員みたいな、事務の補助員みたいな使い方をしているケースもあるということも見聞きしているわけなんです。 ですから、要するに行政としては、そういう失敗事例をきちっと見て、行政としてもうまく潤滑油の役割として地域とつなぐ、そういった役割も必要なんじゃないかなと思うんです。 回答の中には、その辺がなかったんですが、行政としてもまだ漠然としているから答えられないよというんじゃなくて、やはりそういう構えを持っていないといけないんじゃないかなと思うですが、いかがでしょう。 ◎企画部長(福留修君) 今、ご指摘のとおり、例えばこの地域おこし隊の活動とかが始まった場合は、どうしても経済活動人のごとく自由闊達な活動をしていただくのが理想なんだろうというふうに考えております。 ただ、今私どもが、市長のほうでこういった答弁があられるというのは、やはり校区コミュニティ協議会をつくって、その校区コミュニティ協議会で一つやってみようかというような機運があるというのも事実だからでございます。 一部には、例えば市の政策に対して独自に検討委員会を立ち上げてみたりとか、そういったような地域もあるもんですから、必ずしも全てが受け身ということではなくて、このコミュニティ協議会の設置を機会に一つやってみようというような動きもあるということで、そういう中であえて、この協力隊員とか外部から人を呼びたいという動きがあるならば、それも考えていきましょうというような話でございます。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) 先ほども言いましたけど、いろんな苦慮している地域において、新しい知を入れて新しい観点から動いてもらう、よその目から当然見て、「これはすばらしい」とよその人が発見する場合もあり得るわけですから、そういった意味でこういった制度を、いわゆる補助というのを非常に頼みにされている傾向があるんですが、あるものは使っていけばいいんじゃないかなと思うわけです。 それともう一つ、地域で定住していかれる、定住してもらうというのも大きな狙いだと思うんです。いわゆる継続して、そこの地域で生産活動なり、あるいは商売でもいいんですが、継続していっていただく、それが一番重要だと思うんですが、この総務省のこういう報告によりますと約6割が残っている、引き続き同じ地域に定住しているというふうなことにもなっていますし、あと定住者の約2割は起業をしている。やっぱり事業を起こしているというのはあります。ですから、姶良市も人口はふえているんですが、実際は周辺の地域、あるいは先ほども言いました、かもだ通りの真ん中も少し空き店舗、どんどんやはりふえている状況があって大変だというのがあります。 そういったところで、その辺も含めまして、地元の一人として市長はどう思われるかどうか、ご意見お伺いします。 ◎市長(笹山義弘君) 企画部長の答弁にありましたように、やはりこの自治ということを考えますと、自分たちの住んでいる地域はまず自分たちみずから起こしていくということをまず第一には求めたいと思いますけれども、この地域おこし協力隊の一番のメリットは、やはりそのネットワークだというふうに思います。したがって、このそれぞれが持っていらっしゃる今までの蓄積を利用させていただくということは、大変また一つのアイテムとして有利なことであろうと思いますので、先ほど来申し上げておりますように、ことし、来年かけてそれぞれの校区でいろいろな計画が出て来ようと思いますが、その中で一つのアイテムとして有効に活用できるとすれば、それは進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆19番(吉村賢一君) 市長の答弁もいただきました。 2番目の質問に入りたいと思います。 平野部の浸水対策と水路図の管理ということなんです。 回答にありました、この堰板等の管理です。これは非常に個人的にやられるところもあるし、それから土地改良区として管理されているところもあると思いますが、これによって用水路が氾濫するといいますか、結局、今、用水路は何になっているかといいますと排水路になっているんです、下流部においては。ですから、逆にこの排水路になっているんだけど、そこに全部集まって来ます、集水していきます。ですから、今度は用水路が氾濫する川になっているということなんです。ですから、そこにおいてその要因を少しでも除くには、そういう堰板っていうのは管理がきちんとしなきゃいかん。もちろん8.6水害みたいなのがあった場合は、全くこれは無意味なんですけど、日常的にあるちょっとした大雨でも堰板があると氾濫するわけです。ですから、この管理というのはもう少し強制力を持った指導というのはできないものかどうか、お伺いします。 ◎農林水産部次長兼耕地課長(増田明君) お答えいたします。 堰板管理につきましては、回答にもございますとおり、木田土地改良区とほかの改良区ともですけれども、それと水利組合とそちらを通じて早めのうちに、例えば大雨等の時期の場合は早めのうちに堰板を外していただくとか、そういう対応をしていただくようにお願いしているところでございまして、こちらのほうから強制的にはなかなか言えないところがございますので、そういう組織を通じて対応していただくというところで考えているところでございます。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) 強制力はないということですが、事例を挙げてこういった被害が出ているんだ、だからきっちり管理をしてほしいということは再三言っていただきたいというふうに思います。 続きまして、この画像を見ていただきたいと思うんですが、写真をお願いします。 今、これが箱水線、ここが加治木支所の北側にある踏切なんですが、これは天気がいいんです。12月10日、これは11日に撮影しました、きれいなもんです。こちらに大きな用水路、幅1mほどの用水路があります。ここに生活排水、あるいは道路の排水を集める側溝があります。ここの並びの家がいつも氾濫するわけです。つまりこの道が片勾配になってまして、こちらのほうの用水路、これもある種の用水路だと思うんですが、こちらのほうへ水が流れるんじゃなくて、この小さな側溝に水が流れているということです。 今、この大きな側溝、それから小さな側溝なんですが、この水がいつもあふれるということでございます。 これがその並びの家の方のとこなんですが、12月10日、ここまで床下浸水してるんです。これが大体年に2回程度、今度5月10日のときはこの半分ぐらいだったみたいなんですが、こういうふうに浸水しています。 私もこれはかわいそうだなというんで、税務課に行って、「これは何か税の控除なんかないのか」と言ったら、「10分の1以上の被害がない限りだめだ」って、救済措置がなくて非常にかわいそうなんですが、年大体2回ぐらいこういう状況があるということです。 そこで、この先ほどの大きな用水路と小さな側溝ということを言いましたけど、その小さい側溝から大きな用水路のほうへ横から、いわゆる道路を横断して水を流せないものかどうか、そのような検討はできないかお伺いします。 ◎建設部長(上山正人君) お答えいたします。 議員仰せのこの箱水線のところでございますけれども、先ほどの答弁にもありましたとおり、踏切の下を横断して、今、現にある側溝を大きくする方法、それともう一つはその踏切の手前から椋鳩十館の方向へ300mほど新たに水路を設ける方法、この2つの方法で今検討しているという答弁をいたしましたけれども、そちらのほうにつなぐことは可能でございますが、まだそれをどうこうというところにはまだいっておりませんけれども、不可能ではないというところでございます。
    ◆19番(吉村賢一君) いろいろ排水対策っていうのは金がかかるということはわかりますけど、しょっちゅうこういうふうに床下浸水が続く家、いわゆる根元が腐って家が潰れるまで待っているような状況になるんですが、長期的な展望を研究するとか、あるいは検討するとか、長期的な展望の話もありますけど、今ちょっとしたことで、とりあえずの30mmぐらいの雨だったら大丈夫だよという対策はちょっとしたことでできると思うんです。それこそ、現実に可能であれば、そこの道路を横切って大きいほうの用水路に水を流すとすれば30万円ぐらいの工事費でできるんじゃないかなと思ったりします。ですから、そういう長期的な展望、それから全体の中での排水整備計画、それの実施計画があって、ちょっとした工夫で改良できるところはもう即座にやっていただくというような3段構えぐらいでやられたらどうかなと思うんですが、どうでしょう。 ◎建設部長(上山正人君) お答えいたします。 きのうの中にも少し関連する答弁がございましたけども、議員が今おっしゃるように、来年度あたりからブロックを限定してのそういう災害対策調査といいますか、現況を把握した上で、そしてまた、その後どのような対策が可能か、適切な水路計画はどうかというところをしたいと考えておりますので、しかしながら、その対策にも相当な予算を要するというふうに考えております。そういうことから、今おっしゃるように、早急にやるべきところは早急にして、そしてまた広域的に時間、あるいは日数をかけてやらなければならないところはまたそれなりの長期的な計画を持ってやっていくということで考えております。 ◆19番(吉村賢一君) またスライドをお願いします。 これが加音ホール裏の一本西側の南北の通りです。湯湾岳がここに見えてますが。実は、ここは見えないんですが、用水路が東西に流れています。その水が越水してここがつかります。それでつかって、これは12月10日、去年とっています。12月10日の時点でここまで浸水しています。このブロックの2段目のここです。これも年に2回といわず、数回、ここまでいかないにしてもこの半分ぐらいにはくる。いわゆる長靴の上まで水が入るという状況があります。 ちょっとこれは見づらいんですが、今、ここが東村アパートといいますけど、この用水路の上流のほうになります。ここは田んぼです。これは用水路、それからここに用水路があってごみ箱が乗っかってます。ほとんどもう道にあふれています。これは5月10日の17時40分の時点です。 これも同じくなんですが、ちょっと雨で見えませんが、ここで用水路が、これ加音ホールのグラウンド、この横が用水路なんです、もう水が道にあふれております。いわゆる用水路の水面と道が同じ高さになっているということです。これはいわゆる側溝が見えなくて、落っこった状態です。これは落っこったのを写しているんじゃなくて、次にいきますと、これは5月10日の17時57分です。これが見ますと18時46分、車を引き上げようとしていますが、後で見たら側溝が大分擁壁から下がってたんで、見えなくてこういう状態になったということです。 何を言いたいかというと、水がわずか1時間もしない、本当は30分くらいで引いてしまったということです。逆に言うと、それぐらいでふえて、そのぐらいで引いてしまうという、非常にこの流れが、いわゆる雨が降ったらすぐ増水して、すぐ引いてしまう。ですから、この瞬間的なものに対してどう対応するかという非常に難しいんでしょうけど、そういう状況があります。 それから、ついでっちゅうか、ここが次のほうの湯湾岳の下になりますが、これが分水のとこなんです。これがこの先車が落っこってから、また走り出してここを行ってます。ここはもう口にそのままなんです。はけ口そのままです。これ深さが50cmでした。幅が1m20cm。今度はこれをずっと行くと長崎ちゃんぽんあります。ここんところは1m20cmの深さが1mです。ですから、いわゆる断面としては倍違うわけなんですけど、もう上で飲み口のところでこれだけしか入りませんので、いわゆる弥勒の用水のほうはなかなか水がやはり引かないということです。 続き行きます。 これはコカ・コーラのほうに流れる側溝なんですが、このときほとんど同じ時間にかかわらず、水はほとんど流れていません。つまり、ここと用水路を結べば、コカ・コーラのほうから、もちろんこれでなくてもいいんですけど、いわゆる増水がカットできるということです。 ですから、もともとは前聞いたのは南九州病院へ水を抜けば大分弥勒の用水の水量は加減されるんだという話を伺ったことはありますが、現実に南九州病院へ分岐したこの水路によってこちらが若干よくなったかなと思うんですが、根本的な解決はもうここから枝葉を出していくのが一番いいんじゃないかと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。 ◎農林水産部次長兼耕地課長(増田明君) お答えいたします。 ただいま2か所の写真の提供がございましたが、まず最初、加音ホールのところです。ここ自体の用水、今は排水も兼ねているんですが、確か昭和50年半ばごろに設置された水路だと思います。その当時につきましては、周りが農地ということで保水能力等がございまして、当時はその断面でよかったんだろうと思いますが、現在はもう宅地化になりまして、非常に用水路の断面としては不十分な断面ということになっているだろうと思います。 そこは先ほどの加音ホールの増水の一つの原因としましては、先ほどもご質問がございましたが、堰板がございます。これが極端にいいますと年中堰板がしてあるというところがございまして、これ等の解消をすれば幾分かは解消していくんじゃなかろうか、それと答弁のほうにも書いてございましたが、水門のスライドゲート、これはもう非常に管理が難しいということで、これを変えることによりまして、管理が今より行き届きまして、大雨等の対処がスムーズにいくのではなかろうか、それと調整池、そこの浚渫等を兼ねれば今ある施設で幾分かは、大分改善されるんじゃなかろうかと思うところです。 それと2つ目の写真の後藤塚のところでございますが、こっちのほうとしまして、用水としましては、断面としては利水の断面だろうというふうに思うんですが、ここの箇所に先ほど写真がありましたが、やはりここに板堰でなくて石堰のほうで固定堰がしてございます。これともある程度その流れに支障をきたしているんじゃなかろうかというふうに思いますので、とりあえず、その石堰のほうを改修、それと国道10号、日豊本線を横断して豊町方面、国立病院方面に新しく土木サイドでつくりましたボックスに流れておるんですが、とりあえず現状維持を有効にするという上で10号線の横断の土砂浚渫等、これ以前土地改良区さんのほうで鯛ぐるま、あそこからまた国道を横断している水路がございます。そこも国交省さんにお願いしまして浚渫があったということを聞いておりますので、今回そのエイブルさん、あの不動産の前から国道を越すその横断につきましては、そういう清掃等を持っていけば、ある程度流下能力が増していくんじゃなかろうかというふうに考えるところでございます。 それと用水路をという断面でございますので、後藤塚のほうからちょっとした土砂、沈砂池みたいなのがあるんですが、そこからやはり用水路ということでだんだん流末については狭くなっているところでございます。一つはそれも原因があるのかなとは思うところでございます。 とりあえず、今、現状にある分を有効にするように対処したいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆19番(吉村賢一君) あわせて、いわゆる加音ホールの裏、それから後藤塚の下、あわせて回答いただいたわけなんですが、先ほど後藤塚の下のほうで枝線で分岐またできないのか、新たに。例えば、前はふれあい温泉の前に抜こうという話がありましたけど、コカ・コーラのほうへ抜くというのはまだ話は残っているんじゃないかと思うんです。その辺のところは考えておられないでしょうか。 ◎建設部長(上山正人君) お答えをいたします。 先ほど答弁の中にもございましたとおり、旧加治木町時代の平成15年、このときの調査の結果で今議員がおっしゃいますところの路線、この計画はまだ残ってはおります。それで、この実施につきましては、まだいろいろ検討しなくてはならない項目もございますけれども、今の路線も含めて、違う路線もまたございますので検討していければいいなと考えております。 ◆19番(吉村賢一君) 今、いろんな排水計画、あるいは浸水対策計画やっておられると思うんですが、この過去の気象台のデータ、これは姶良市にはないんですけど、溝辺のアメダスのデータを調べてみますと、この私の知っている限りで、いわゆる去年の12月10日、それからことしの5月10日、その前後のデータを調べてみたんです。そしたら、時間単位の雨量でいきまして、大体やっぱり30mm前後を超えると大体増水するなというふうな傾向があるんじゃないかなと素人判断しているんです。 例えば、去年の12月10日でいきますと、20時に12mm、それから21時に17.5、22時に35.5、それから23時に34.5mm、つまりこの10mmを超えた範囲で110mm、5時間で降っているというふうな感じになっています。 それから、28年の5月10日、このときが16時が26mm、17時が14.5mm、18時が41.5mm、合わせて3時間で82mmという水位です。ですから、一つはこういう雨量なんですが、こういったのも一つの目安として、これで30mmで例えばもう溢れたら緊急に対策を考えないといけないとか、要は20年確率、100年確率っていうのがあると思うんです。100年とか50年というのは非常に対処が難しいと思いますが、例えば10年確率、5年確率、先ほどの箱水線にすれば1年確率ぐらいでどんどん実は浸水しているんで、そんなレベルだと思うんですが、それを一つの、こういったのも目安にして検討されたらいかがかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ◎建設部長(上山正人君) お答えいたします。 先ほど申し上げましたとおり、これは長年のそういった気象条件、いろんなこれまでの現象、そういったものもいろいろ加味しながら長期的な展望に立って計画が必要かと考えております。 今おっしゃるようなところも十分検討してみたいと考えております。 ◆19番(吉村賢一君) 写真をお願いします。 これは最後の写真になります。これが山野の都市下水路の末端になります。ちょっと写真見づらいかもしれません。あえてこう三角に映るようにしたんじゃなくて、要は末端のところ、一番出口のところがくびれているわけです。さほどくびれていないというのは、この回答にありますけど、極端に狭い状況じゃないということになっておりますけど、現実にはこの出口の水門の幅、1mに合わせて2m弱ある水路がこういうふうに狭められてきて、この左上、ここに橋が、駐車場から海水浴場へ行く橋がここにかかっています。その水門が1m幅しかないわけです。それに合わせてそれ以上ある水門がずっとここで狭められています。ですから、そういった意味ではちょっとこれはやはり問題があるし、この水門自体もかなり老朽がもうあるんじゃないかなと思うんですが、その辺のところも含めてこの辺の改修を、ある程度考えていかないといけないんじゃないかな、出口を広くすることによって、当然急激な増水にも対応できるようになります。 この件についていかがでしょうか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) お答えいたします。 水門につきましては、調査していますが、老朽化していまして改修が必要だろうと考えております。 水路につきましても、今言われるようにくびれているということなんですけど、幅にしては上流と変わらない幅員がとってあるわけでして、その屈折によって水が大幅に阻害されるということになれば、そこの線形を見直しをしたいと考えております。 ◆19番(吉村賢一君) この質問はここで終わらそうと思ったんですが、今の次長の答弁でございますと、これ前もちょっと調べさせてもらったことあったんですが、やはりここはアウトなところですよね。増水したらちょっと危ない。ですから、一番根幹のところですから、はけ口のところがうまくスムーズに流れないと上流のほうも滞るわけです。具体的にもうちょっと進めた答弁をいただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(上原一美君) その屈折によって流れが阻害しているということになれば、見直しをしないといけないということになると思いますので、調査をして検討したいと思います。 ◆19番(吉村賢一君) もう時間がございません。もしよろしければ、久保副市長、この水の関係詳しいかと思います。一言お願いします。10秒ぐらいしかございません。 ◎副市長(久保力君) 時間がございませんけれども、全体的な……。 ○議長(湯之原一郎君) これで吉村賢一議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午前11時01分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午前11時08分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 5番、堂森忠夫議員の発言を許します。 ◆5番(堂森忠夫君)     登      壇  皆さん、おはようございます。議席番号5番の堂森忠夫でございます。 昨日から、同僚議員の冒頭の挨拶の中で、熊本・大分大地震に対してのお見舞いの挨拶が続いていますが、私も数年前に宇土市内の事業所にお世話になった時代があり、今回の大被害には言葉を失うほどのショックを受けました。被害に遭われた皆様に対し、衷心よりお見舞い申し上げ、早急な復興支援と元気を取り戻すことができるようにお祈りいたしまして、通告順に従い質問をいたします。 質問事項1、庁舎建設計画に向けて。 要旨1、熊本地震後、宇土市役所庁舎が被害を受け、使用不能となり、閉鎖中だが、姶良市庁舎の建物においても耐用年数を超えた庁舎が多いが危険性は高いのではないのか。 現在、庁舎建設計画を推進しているが、早期実現を図るため、計画を具体的に示すべきではないか。 要旨2、庁舎建築規模や建設場所等については、将来の利便性や繁栄を考慮すると多くの市民が興味があると思うが、市民が納得いくような計画をどのような手順で進めるのか。 要旨3、庁舎建設までは合併推進債が適用されるが、この特例債を最大に生かし、姶良市の繁栄のために建設業関連のさらなる技術レベルの向上を図り、地元企業育成のために市内業者へ発注可能な姶良市づくりに努められないか。 また、近年の工事発注状況を調査すると設備関連事業は分離発注が多くなっているが、さらなる技術の向上や管理を充実させ、安心安全な作業形態を確立するために発注の見直しを図り、市独自のランクを制定できないか。 質問事項2、校区コミュニティ協議会の活性化について。 要旨1、平成28年度、姶良・蒲生・加治木3地区の協議会が正式にスタートし、各地区多少の温度差はあるが、少子高齢化が進む社会現象を考慮するとよい選択であったと捉える。 しかし、地域住民にとってはまだ不安材料も多々あると聞く。この不安を早急に解消するためには、地域の声に傾聴し、改善に努め、さらに各協議会団体が一同に協働できるような多種多様なレクリエーション計画等はできないか問う。 要旨2、中山間地域の校区では、多くの自治会で少子高齢化が進み、数年後は自治会長を務める人材がいなくなるような状態に陥るので、校区コミュニティ協議会の活動支援の一つに、各自治会が合併しやすい環境づくりの支援に努められないか。 また、合併した地域に対しては、自治会と自治会を結ぶ絆を強く深めるために、地域の要望等のインフラ整備(絆整備)を優先的に実施できないか。 要旨3、校区活性化のために、校区内の多くの功労者や団体等を表彰する規定強化に努められないか。表彰された市民は喜びと感謝に応えて、さらに活発な活動を展開するようになり、元気の出る校区が誕生するのではないか。 姶良市の繁栄に貢献できるような校区づくり支援はできないか問う。 3、国際交流について。 交流人口拡大を図る中で、外国人の観光客を呼び込む戦略として、市内に住む外国人との国際交流を深め、お互いの異文化を学ぶ国際交流を活発化できないか。 特に、近隣国の旅行者が多く見られるので、その対応のためには、お互いの信頼を築くために会話が重要である。近隣国の通訳や語学指導のボランティア講師を募り、お互いの異文化を理解し合い、おもてなしの国際交流貢献に努められないか。 以上、壇上からの質問を終わります。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  堂森議員のご質問にお答えいたします。 1問目の庁舎建設計画に向けてについての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 熊本地震による強い揺れにより、宇土市役所など5市町の庁舎が損壊し、災害対応の拠点となる庁舎が被災いたしました。 本市の本庁舎は、旧姶良町の庁舎をそのまま活用しており、加治木・蒲生の各総合支所の庁舎も旧町の庁舎をそのまま活用しております。 旧3町の庁舎とも昭和30年代に建築され、築後50年以上が経過し、老朽化も進み、耐震性や安全性が懸念されている状況であります。 新庁舎の建設につきましては、今年度、庁内検討委員会でさまざまな事項について検討を進め、新庁舎建設基本構想(素案)を策定した後、市民の方々や議員各位の意見を聞きながら、新庁舎整備基本構想・基本計画(案)の策定を進めていく予定であります。 しかしながら、私自身、宇土市など被災地に赴き、被災状況を目のあたりにしたことで、新庁舎建設に関する検討をさらに加速させる必要があると考えているところであります。 3点目のご質問について、お答えいたします。 本市では、これまで市内業者の育成を図るため、基本的に合併当初から市内業者を優先に公共工事の発注をしております。 市内業者を全体的に見ますと、大規模な工事に対しましては、レベルの高い技術力が求められる建設工事もあると考えております。 市内業者におきましては、松原なぎさ小学校を初めとする大規模な工事を施工されたことなどにより、工事成績評点の平均点が上がってきております。 また、工事成績評点の最低値が平均点に近づいてきておりますので、市内業者の技術力は向上してきているものと考えております。 これからも、市内業者の方々がさらなる研鑽を積まれ、技術力の向上に努めていただきたいと考えているところであります。 なお、市独自のランクにつきましては、平成27年度の事業が完了したことにより、建設工事5業種の格づけに必要な5年分の実績がまとまりましたので、本年10月1日から新たな格づけによる公共工事の発注を行ってまいります。 次に、2問目の校区コミュニティ協議会の活性化についての1点目のご質問にお答えいたします。 各協議会の抱えている地域課題は、それぞれ異なっていると考えております。 今後、校区内がまとまり、自分たちの住む地域をどのようにしていくか、検討していただくことが重要となります。 先日、「姶良市校区コミュニティ協議会連絡会」が発足され、問題提起や地域課題の解決に向けた協議や研修会等を計画されていくようであります。 また、今年度、各協議会に地域財産の活用や地域課題の解決に向けた中・長期的なまちづくり計画として、地域の声を反映させた、「まちづくりプラン(校区振興計画)」への取り組みをお願いしているところであります。 市といたしましては、各協議会のまちづくりプランを参考に、姶良市として全体像を見ながら、まちづくりを検討していきたいと考えております。 また、各協議会が一堂に会するレクリエーション等としまして、今年度から、市内17の校区コミュニティ協議会を単位とした姶良市校区対抗スポーツ大会を11月20日に実施することとしております。17校区の校区コミュニティ協議会が一堂に会する大会で、姶良市としての一体感の醸成もより一層進むものと考えております。 2点目のご質問についてお答えいたします。 自治会合併につきましては、市自治会合併統合補助金交付要綱を整備し、自治会活動が困難になりつつある自治会の合併を支援しておりますが、行政として強制ができないことから、なかなか進まない状況にありました。 しかし、校区コミュニティ協議会設立の前から、合併に向けた協議を実施されている自治会もふえつつあるところであります。 また、昨年、17校区に校区コミュニティ協議会が設立されましたが、校区のまちづくりの観点から幾つかの協議会でも地域課題として、自治会合併の協議がなされております。 自治会合併につきましては、財産やこれまでの歴史など乗り越えなければならない問題もありますが、市としましても、これらの問題を一つ一つ解決できるように支援してまいります。 また、地域のインフラ整備につきましては、各協議会において、策定を進めます、「まちづくりプラン(校区振興計画)」を踏まえ、「第7次姶良市実施計画」や「第2次姶良市総合計画」等を策定する中で検討してまいりたいと考えております。 3点目のご質問についてお答えいたします。 校区活性化のためには、まずは校区内がまとまり、自分たちの住む地域をどのようにしていくか、検討していただくことが最重要かと考えております。 その中で、コミュニティ協議会の発展と地域住民の福祉等に貢献され、特に功績顕著な方への表彰については、各校区コミュニティ協議会における表彰についての規定などが整備されることも必要であると考えております。 現在、市の表彰のあり方について見直し等も行っておりますので、今後、校区コミュニティ協議会連絡会とも協議しながら検討してまいりたいと考えております。 次に、3問目の国際交流についてのご質問にお答えいたします。 観光白書によりますと、平成27年の訪日外国人旅行者数は1,974万人で、対前年比47.1%増となっております。有名観光地を訪れる方が大多数ではありますが、インターネットやSNSの普及に伴い、意外な場所が脚光を浴びたりする例も少なくありません。したがいまして、地方であってもその魅力や特色をうまく発信することにより、誘客が図れる可能性も秘めております。これに、本市に対する外国人旅行者の期待値を合わせますと、受け入れ側の環境整備の重要性は高まると考えております。 インバウンドに対する環境整備を考える中では、「自分が外国旅行にいったことを想像する」という手法があります。異国の風景や文化に触れることは、刺激や緊張感があり、そのことも醍醐味の一つですが、もしそこで多少なりとも案内看板等に日本語表記があったり、片言でも日本語の話せる方がいると安心感が加わり、楽しみも倍増するものと考えられます。 本市の国際交流については、3地区にある国際交流協会を中心に活動を行っており、それぞれ独自の事業を行っております。その活動の中には、県内在住の外国人を講師に迎え、講演会や国際料理教室などの開催や、外国人を自宅にホームステイさせるなどの活動も行っており、異文化交流、国際交流を図っておられます。 市といたしましては、このような活動が国際交流の原点であると考えておりますので、活動が市全体に広がり、促進されるような施策を図っていただきたいと考えております。 また、ホームステイ受け入れ先の方の中には、外国人との会話に苦労される方もおられると聞いております。このような方々の不安を解消し、会話ができることで交流が深められるよう、簡単で日常よく使う会話の外国語講座等を国際交流協会と協働して開催できるよう調査・研究してまいります。 以上、お答えといたします。 ◆5番(堂森忠夫君) それでは、答弁いただいておりますので、順次質問させていただきますが、まずは、熊本地震、市長も見に行かれたということでございます。私も宇土市にはお世話になりましたので、ちょっと見に行きました。ちょっと写真出したいと思います。 これが宇土市役所の建物です。私も建築の仕事にかかわってきましたので、どこに欠点があったかな、やはり弱いところがあるわけです。やはりそこには構造体が弱いところがあったなと思っています。ですので、そういった構造的なことを考えると、これが我が市の建物だったら大変なことだな、明くる日から機能を失うわけです。市長がこの建物を見に行かれたときに、これが我が市の建物だったとしたら、もう明くる日から仕事ができなくなる、こうなったときに置かれたときに「わあ、これは大変だな」、そのときの感想を、ちょっと行かれたときの感じた感想を述べていただけますか。 ◎市長(笹山義弘君) お答えいたします。 私もつぶさに視察をさせていただきましたが、本当に我がことと見ますと大変なことだなというふうに思いました。不幸中の幸いといいますか、宇土市においては、電算関係は別棟にあったということで助かってございますが、悩ましいのは、書類一切が持ち出せないということの中での行政業務をするということは、もう行政マンにとってこれは命をとられるような話でありますので、そういうことを考えますと大変なことだなということを率直に感じたところであります。 ◆5番(堂森忠夫君) 今、大事なポイントを聞きたかったので感想を述べていただきました。 熊本の建物に関してはこれにして、要旨2に入りますけれど、この建物を見て、今までは私たちも、建築業界をしておりますので、はっきり言ってあの建物はちょっと耐震構造ちょっと弱いんだけどもと思いながらでも加治木町の庁舎なんかに対しても質問もしないで抑えてきました。でも、そうしていたら大変なことになるんで、ここでもう待ったがきかない状態にあるな、ですので、ここで思い切って庁舎建設に力を入れていただきたい。 そしてまた、合併してこれが一番の、庁舎建設が一番の笹山市長の仕事になるんじゃないかなと思います。 この建物は、合併債があるわけですけど、この合併特例債のこれからいったときに何年度までにこの建物をつくり終わったらよろしいんでしょうか。 ◎総務部長(脇田満穂君) お答えといたします。 庁舎につきましては、合併市でございますので、議員仰せのとおり合併推進債が利用できます。 本市は、平成22年に合併いたしましたので、以前は10年間ということでございました。それから数年前に5年延びましたので、平成36年度までが活用期限というふうに確認いたしております。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) 36年度まで、この建物庁舎はつくらないといけないということになりますよね。それからいけば、しっかりとした、日本は地震国ですので、どんな大きな地震が来ても耐えられるような庁舎建設が求められるということになりますよね。そのためには、しっかりとした計画が必要だな。 現在、庁舎内で基本構想を、素案を立てていらっしゃるということでございます。いち早く、そのように計画を立てられていいことだと思いますが、この素案をただ一つの方向性を持ってつくられるか、それとも今、蒲生・加治木庁舎あります。このスタイルのまま庁舎建設を進められるのか、その辺どのように考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎総務部長(脇田満穂君) お答えいたします。 今、議員からありましたように、この庁舎のあり方というのは非常に大きな問題がございます。といいますのも、この耐震の関係。平成36年度までという考え方でいたわけですけども、今回の熊本地震を受けまして、早めにという指示もございましたし、以前から庁舎のあり方によって職員の組織の関係、いろんなものが考慮されてまいりますので、検討は進めてまいりました。 その中で今年度、職員レベルでの基本構想、これにつきましては幾つかのパターンをつくっていこうと考えております。その構想の中で、ある案では今の総合庁舎を続けていく、ある案では本庁舎機能に集約していくとか、いろんなものを本年度中に、あくまでも素案ですけども固めていきたい、その固めがつきますと、あとは市民の方、議員の方にいろんな意見をお伺いしていこうというふうな考え方を持っております。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) きのうも、ある会で加治木の地区の会社の社長さんと懇話会で話をして、「庁舎建設の計画が始まおっちなあ、加治木に今とを残せもらわんないかんないな」といろんな考え方があります、市民の中には。ですけど、市民の声を聞くことも大事です。そして、最終的には未来につないでいける立派な庁舎にしていかないといけません。 ですので、幾つかのパターンをつくったほうがいいなということを提案したかったなというところですので、そういう答弁でしたので、ぜひ幾つかの、やはり比較対象があってみんなが納得すると思うんです。一方的にこう言っちゃうとやはり周りの市民は「いや、それはいかんぞ」と言う人は必ず出てきますので、比較対象をつくっていただきたいと思います。 そうやって、素案ができたら市民、議員とも意見を聞きながらやっていくということでございます。 今までも箱物づくりにおいては、いろんな執行部が出されたものに対して議会側もやはり納得いかないような質問も今までもあります。これまでも、先日も火葬場の建設に対しても納得いかない分野も議員にはあるみたいです。だから、そこも解決していかないといけないなと思います。 だから、最終的に本会議場に出されたら、そこでまた反対するわけにはいかんわけです。だから、そういうふうにならないように、本会議場に上げる前にしっかりと議論して質していかないといけない。そういったことを考えると、私は、この庁舎建設に関しては今回2人ですけど、そこに突っ込んだ話をしていこうかな。それには同僚議員からも意見を聞きました。「やっぱり一方的に出されてもいかんないな」、「これはやっぱり条例化して対等な形でやっぱり市民も議員も議論の場を長く持てるような体制が欲しいよな」こういうのを条例化してやっていったら、みんながそれにまとまっていくと思うんです。それに対してどうでしょうか。 ◎総務部長(脇田満穂君) お答えいたします。 ただいまのご意見が、その委員会の構成ということで庁舎建設の条例をつくるべきじゃないかということでありますとするならば、本市を含め、本市より早めに合併したところ、大体10周年を迎えたり、そういうところで今現在、庁舎建設を検討されているところがございますし、また逆に言えば、数年前につくられたところもございますので、そのような先行されておられる自治体等を確認しながら、またその委員のメンバーを両方勘案しながら検討したいと思っております。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) 仕事をもらったほうは喜び、もらわなかったほうは不満を言う。ですから、そういったところがないようにいくために条例、ぜひ立ち上げていただきたい。再度お願いして、次の質問に入りたいと思います。 次は、この要旨2ですが、この計画が進むとやがて工事が発注されるわけです。もちろん、レベルの高い技術が求められると答弁いただいており、当然のことであります。 姶良市のこの業界を見たときに、設計分野においては、昔は優秀な先生方がいらっしゃいましたけど、もう高齢化されて設計される方が少なくなってきております。それを考えると、設計分野においては鹿児島市内、市外、鹿児島市内とかあるいはまた県外、そういったすばらしい設計事務所を選択されたほうがいいかな。これは、私はきのうはある設計事務所の所長さんとも話をしてきました。「今はもう姶良ではみんな高齢化して、この庁舎をできるような設計事務所はない、仮にあったとしても仕事を鹿児島市内の業者に丸投げするんだから、それじゃもう無駄な経費だ。だから、そういうことをしないで直接」という話をいただいております。 工事関係においては、レベルは大分上がってきたと思っています。ですので、いい答弁をいただいているわけですが、これをぜひ姶良市の内需拡大に生かしていただきたいなと思っております。 答弁の中で、市独自のランクはやっていくということでございますが、建設工事、5業種の格づけ、5業種とはどういう業種ですか。 ◎総務部長(脇田満穂君) 5つのこの建設工事業種の格づけにつきましては、工事監査監のほうで答弁させていただきます。 ◎工事監査監(鮫島一則君) 工事監査監の鮫島でございます。よろしくお願いいたします。 姶良市のほうで格づけしております建設工事の5業種につきましては、土木工事、建築工事と舗装工事、水道施設工事、電気工事の5業種でございます。失礼しました管工事でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) いつも5業種がいわれますが、その中で土木建築関係においてはランクがしっかりとしていると思います。設備工事の電気工事等においてはそれがまだなされていない、ランクづけが。だから、2人いる会社、10人いる会社も同等の位置にあるわけです。そうするとでっかい工事を2人しかいない会社が受注したとしたら、現場は混乱するわけです。そしてまた、仕事が、仮にそれが受注して完成したとします。一時的に仕事があって、外注をどんどん入れて工事は完成する。終わった後に今度は営業力が弱って仕事ができない。ですので、アンバランスになるわけです。やっぱりそういったランクはしっかりとしていかないといけないわけです。 「今年度10月1日から新たな格づけによる公共工事の発注を行ってまいります」と答弁いただいていますが、どのような格づけになったんでしょうか。 ◎工事監査監(鮫島一則君) お答えいたします。 姶良市の格づけについて、現在、6月1日から2か月間、入札参加資格申請の募集をしております。姶良市の格づけは2年に1回、県と同じような格づけを行っております。 格づけの内容といたしましては、経営審査事項の結果、それと技術項目等を勘案してということで格づけをいたしますが、経営事項審査につきましては、許可行庁である鹿児島県が行っておりますので、鹿児島県の総合点を基本点にいたしまして、土木工事、舗装工事、水道施設工事につきましては、3年間の姶良市内の業者様の実績、それの積み上げと、建築工事と管工事については実績が5年間必要でございます。姶良市が合併いたしまして、市長の答弁にありましたように5年間の実績が27年度事業が終了したことにより揃っておりますので、今回入札参加資格申請に添えられました経営事項審査と鹿児島県の総合評点を基礎に、それに姶良市の客観点をプラスいたしまして点数をつけたもので格づけをいたしていく予定でございます。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) 電気工事があったんですか。 ◎工事監査監(鮫島一則君) 申しわけございません。さっきの5業種を管と電気と勘違いして、管工事のほうでございます。電気工事につきましては、議員おっしゃるとおり、登録だけで全業者が同じランクにおりますので格づけはしてございません。 ◆5番(堂森忠夫君) 格づけはしてありません、そういうところをやはり整理をしていかないと技術の向上はつながらないわけです。現場、安全体制、そういったところを整えないと、現場の安全管理もできないわけです。 それをどういうふうに考えていらっしゃるんですか。 ◎工事監査監(鮫島一則君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、平成28年度で姶良市全ての業種に、今はランクごとの業種なんですが、格づけができますので、電気工事につきましても、指名委員長である副市長などと協議をしながら、業者数がそこまで多くありませんので、管工事と同じように県のランク等を勘案しながらA級、B級という格づけができるように今準備はいたしているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) ぜひ、そういったことを整えて全体のレベルアップを図っていただきたい。というのは、大きな会社でも安全管理がしっかりしていないと事故につながるわけです。そういったことがきちっとなっていたら現場も安全にできます。というのは、私は横河橋梁という会社に、今は横河ブリッジとなっていますけど、そこでも働いたことがありますけど、現場で事故を起こしてるんです。橋梁架設、東京で。ですから、やっぱり安全管理はそういったことをしっかりつないでいけば、いい仕事ができます。 それとですね、今、県もやっているんですが、やっぱり社会貢献です。これから企業が地域に貢献、やっている企業、同じレベルが整った、それも点数制にしていらっしゃると思うんですが、消防に入っている人が何人いたら点数上がるとか、消防だけじゃなくして、地域の文化に取り組んでいる方、例えば加治木でしたら太鼓踊りをやっているとか、そういったところを点数の中に入れられるようにできないか、市長、どうでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 公共性を持った企業は特にそういう社会性、社会貢献度ということは問われるというふうに思いますので、その辺のところもしっかり見ながら進められるというふうに考えております。 ◆5番(堂森忠夫君) ぜひそういったものを取り組んでいただきたいと思います。でないと、地域がどんどん沈んでいきますので、そうすることによって企業も地域に協力しますので、ただ仕事だけをとって安く仕事だけを落として、とったら我が部分だけをとって下に丸投げする、そういう業者もある、よそでは。聞いておりますので、そういったことがないよう、管理していただきたいなと思います。 時間が進んでおりますので次に入ります。 コミュニティ関係ですが、よそさまのことはあまり言うとあれですので、我が永原校区を挙げてみたいと思います。 前回、市長が校区コミュニティの総会に来て、やはり顔を出すと少しでも一歩前進するわけです。そうすると地域の人は元気が出るわけです。ですので、ぜひどんどん行ってもらいたいな。そして、永原校区は、昔は獄、雛場分校がありましたよね。雛場分校。そして獄、永原小学校から8km先、二里です。だから、こういったところは市長、みずから行って地域の人の声を聞く、そうすれば地域の人たちは世の中が今いかに進んじょっとかわからん人たちも多かわけです。そしてもう、元気がない。私より先輩が一番若いんです、地域で。そうするといけんすればいいか。ですので、そこに行政側が行って、「新しいこういう制度があるよ」とかいうのを教えてあげてもらいたい。 特に、今市長はどんどん開発公社と連携して、企業をどんどん呼んでいるわけです。それをすれば、また雇用もつながるわけですので、私はあの雛場分校跡には起業家育成、起こす起業家育成、これからはあそこを開発公社でもうちょっと山を広げて、そしてそこに起業家を育成すれば、もっとそこに誰かが働く人が出てきます。地域の力ではもう力はないですので、そういったことをやってもらいたい。 そして、いろんな制度があるわけだから、それを連携して、だから思い切ったことをこれからやらないと、ここで答弁だけいいこと言ったって、地域は死んでしまいますんで、思い切ったことをやってください。どうですか。 ◎企画部長(福留修君) 今のご提案につきましては、第2次総合計画の策定を28年度からも始めたいというふうに考えております。その中におきまして、かつて第1次総合計画のときにも行いましたように、市長と語る会をあらゆる箇所で行いまして、地域の皆様のお声をまたお聞きして回ろうというふうに、今は考えているところでございます。 その中で、当然今ご指摘の地域とかも候補となり得るだろうと思いますので、その中で、また皆様のお声を真摯にお伺いしながら総合計画の中に反映させていければというふうに考えているところでございます。 以上です。 ◆5番(堂森忠夫君) ぜひここだけじゃなくて、実際やってください。 私は、これからはもう人材育成に力を入れていかないといけない。私は工場の後に夢開拓学校という看板を上げています、地域の。ですから、これは人材育成です。地域全体が学校。それをぜひやっていただきたい。 そして、平成11年、菅知事のころ、南のふるさと推進協議会というのがあって、その中で南のふるさと大学っていうのがありました。私は、平成11年、12年通いました。環境分野と文化の分野でやりました。そして、これは今ありませんので、ぜひ県にもこのふるさと大学、これをまた復活させてもらいたい。そしてまた、地域においては校区振興計画、この中でふるさと大学にかわる、私は郷土大学をやりたいと思っています。そういう先輩方、パチンコ屋へ行っている人たちはたくさん入れます、学校の先生たち、その人たちを呼べばいいんです。若い人たちを育てるのに。そうすれば元気が出ます。ぜひそういったことをやっていただきたいなと思います。それも振興計画の中の一つとして取り組んでいくような方向の言葉をいただきたいんですが、どうでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 姶良市も6年経過してまいりまして、それぞれの地域の課題というものも大分見えてまいりました。 下場の開発ということについては、民間主導でかなり進んで来ておりますが、やはり中山間地域というのは地域に寄り添って協働して進めていかなければ難しいということもわかってまいりましたが、一方ではある手法をしまして、地域の方々がみずから望む、その方向性を行政がお手伝いすることによって地域が活性化するということもわかってまいりましたので、そういうことでございますので、そういう意味で今、議員ご指摘の地域についてもそのような形をとれるように努めていきたいというふうに思っております。 ◆5番(堂森忠夫君) 地域を元気づけるために、私は平成6年、ふるさとで活性化しようと町場から60人、地元の人を60人集めて講師を呼んで、そこで一杯焼酎を飲めばなごやかになってまたいい方向に行くんです。ぜひこういったのも計画にしていただきたいと思います。 答弁の中で、11月20日、姶良市校区対抗スポーツ大会を開く、こういうことをどんどんやってもらいたいなと思います。昔は、運動会があって元気がよかったです、みんな。だから、若い人たちに合わせてやっていただきたい。そして、11月20日になぜされたんですか。これは何か意味があるんですか。 ◎教育部長(久保博文君) お答えをいたしたいと思います。 このコミュニティ協議会の校区対抗につきましては、教育部の保健体育課が所管をいたしております。いろいろ理由があったわけでございますが、ただいま市長のほうからもございましたけれども、下場地区では時期はあまり関係ないんだけども、中山間地域に行きますと農繁期だったりとか、いろんな状況が校区のほうで協議されたようです。最終的に11月20日ということに決定をしたということでございます。 ◆5番(堂森忠夫君) わかりました。農繁期が終わってからということですね。そういう思いやりが一番いいと思います。 じゃあ、いい答弁をいただきましたので、次に入ります。 写真、お願いします。この写真、どこだかわからないと思います。これは、上隈原の中線という市道です。私が傾いているんでしょうか、ミラーが傾いているんでしょうか、こんな状況です。そして、これは今までの自治会から陳情が出されているところです、整備をですね。それで、なぜここで出したかというと、この地域が丸岡、下隈原、上隈原、この3つの自治会が今年度合併したわけです。ですので、合併したところはやはり市長、何かご褒美という言葉はちょっとよくないですが、合併すれば地域はよくならいねえ、そういった行政運営も必要かな。というのは、陳情を出せば「5年待ってくいやんせ」と言うんです。そして、5年待てば、「また来やんさ」と言うんです。いつになったらできると。そして、市民に言えば何て言うんですか、行政の怠慢だっていうんです、副市長。こう返ってくるんです。怠慢じゃなくして、1件でもできるように、じゃあ競争もさせればいいじゃないですか。同じ5年でここの土台に乗ったら、合併したほうを先にするとか、そうしたら合併ムードが進みます。だから、今回これを出すよね、校区コミュニティの会長にも言いました。「今度はここは今じゃいが、ほら」っち言いました。今やらんないかんっち。ですので、このここの道路全体は長いです。だけど、一番ネックになっているところをまずやってもらいたいわけです。そうしたら、地域はまた活性化するわけです。どうでしょうか、市長。 ◎市長(笹山義弘君) 今、各校区の仕組み、校区コミュニティ協議会という形でつくらせていただいていますが、その基礎になるのは何と言いましてもやはり自治会でございます。 それで、やはり今課題となりますのは、特に加治木地区は自治会の数が多いわけでありますから、その辺のところをできれば集落の多いところは100から200ということでお願いしたいということを思っておりますが、そういう自治会の合併が進むということについては、今後のまちづくりが進みやすくなりますので、そういう意味で促進ができる手立て、今、合併補助金という形でお出ししておりますが、その辺のところも何らかの方法が図られるためには必要かどうかということについては、検討してまいりたいというふうに思います。 ◆5番(堂森忠夫君) 検討していくということですが、担当部長、この地域が陳情が上がってるのはいつごろでしたか。 ◎建設部長(上山正人君) お答えをいたします。 23年12月に確かに陳情をいただいております。 以上です。 ◆5番(堂森忠夫君) すみません、写真、もう1枚お願いします。 今、これ同じ道路なんです。ここは救急車が通らんとです。ですので、せめてここのカーブと先ほどの写真のところ、戻ります。ここの2か所、急いでもらいたいなと思っています。なぜかというと、あの奥に家があるんです。あの車の前のほうに家があるんです。あの家を今度30代の人があそこを買いました。島根県から来た人です。永原で車の仕事をしています。そして、コミュニティの事務局長をしています。ですので、校区を活性化したい、永原の子どもを1人でもふやそうやということで、この子が一生懸命になっておりますので、よそは1人地域に呼ぶのに多くの経費を使っている。今こういうことをやらないと逃げて行ったらどうするんですか。だから、これを大事にして、若い子たちに照準してあそこを工事ができるように、4t車も通らないです。やはり、家を解体して、あるいはあそこを再生するには、せめて4t車が入るような道路にしていただきたいわけです。そうすると地域が元気が出ますので、ひとつそういったまちづくり、地域づくりを推進されますか、市長。 ◎市長(笹山義弘君) 先ほど来、私は個々の事例について、この議場の場で物を申しますと大変なことになってまいりますので、個々については申し上げられませんけれども、中山間地域については傾斜配分的に努めて、予算を含め人的手当、いけるように心がけているつもりでございます。今後ともその姿勢でさせていただきたいというふうに思います。 ◆5番(堂森忠夫君) 次に入ります。 写真行きます。これは市長はわからないと思います。 今度の雨で崩れたんです。西別府の道路なんですが、担当課にちょっと説明してもらいましょうか。 ◎建設部長(上山正人君) ご説明をさせていただきます。 今、議員のほうから写真の提供がございました。市道でいいますと西別府線ということになりますけれども、今回の雨によりまして、延長6m、高さ5mということで現場から報告をいただいております。 また、この件に関しましては、公共土木災害ということの取り扱いによりまして、1週間ぐらいの間に申請をさせていただく、そしてまた、その後、現場での査定等がございますので、その査定がありますのが恐らく2か月ぐらい後になるであろうということで考えておりますので、その決定を見て、公共土木災としての工事発注をしていくということでございます。 以上でございます。 ◆5番(堂森忠夫君) 写真行きます。 私はここはどこの場所か、市長。場所は、今、インノ坂(飯地坂)、あそこを業者が土捨て場にしています。あそこの場所なんです。あそこの左カーブのところ。そうすると、ここに工事を何千万、何千万ってかからないけどかかるわけです。こういうところを早く埋めちょけばこういうことも起こらないわけです。だから、工事にかかる分、早くあそこに湯湾嶽の土を持って来てでも早く埋めれば、もう工事に使わなくても道路が安心して将来の整備ができるようになると思うんです。 ですので、早くここを埋めることによって、インノ坂を地域の人は「道路いけんかせんか」と言ってくるわけです。カーブが多過ぎる、もうちょっとゆるやかなカーブになってると思うんです。ですので、こういった政策を強く、市長、進めていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 地域のご要望、いろいろあろうかと思いますが、開発行為含めて一定のルールがございますので、そのことはしっかり守ってしていただくということであろうと思いますが、その中で政策的にどのようにしていくかということについては、今後とも地域としっかり語らせていただいて、進めさせていただきたいということを考えております。 ◆5番(堂森忠夫君) ぜひ早めに進めていただきたいなと思います。でないと、いつになっても、今我々の時代でこういう問題を片づけていかないと、これから私たちの子どもたちがこういうことをやる力がない。だから、今のうちに整備していきたいと思っています。 写真に行きます。 国際交流で何でくも合戦のこの写真が出てくるとかという人もいらっしゃるでしょう。昨日、くも合戦があって、この写真は土曜日の写真です。加治木工業高校のラグビー部、名前は言わなくても、市長がここにバッジをはめていらっしゃる仲間だと思ってます。レッドラグビー部はですね。60名ぐらい手伝いに来てくれました。ここに国際交流、あくる日にはすごく外国人が来ていらっしゃいました。あれは要請されたんですか、それとどんな国から来ていらっしゃるのか、ちょっとその辺、企画部、どっか担当わかっていたらちょっと説明してもらえますか。 ◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えをします。 くも合戦におきましては、タイのほうから1名、それからALTの関係でちょっと国籍はわかりませんが、数名ご参加でございました。 以上です。 ◆5番(堂森忠夫君) ぜひ、相当いらっしゃいましたので、20名近くいらっしゃったんじゃないかなと思います。ですので、こういったものを前日からお手伝いに入って一緒に汗を流しながら、そして会話をし、会話ができない人はそこに通訳、役場職員には優秀な人がいらっしゃいます、行政には。英語が堪能な人もいらっしゃいますので、ですので、そうしてコミュニケーションを図っていくと末端に浸透していく。そこを言っているわけ、私は。末端に浸透させましょう。 そして、鹿児島市内に行ったときに、ある先生が「私は外国語ができる、地域から呼んでくださったらボランティアで来ます、声がかからな行かならんもんな」、ですので、そういうムードをつくってもらいたい。そして、やってもらいたいなと思っています。 次、写真行きます。 これはちょっと小さいです、これは市長が進める加治木産業の永原の今、鉄骨の工場を今増築している。やがてはこういった会社、労働者不足になるやろうな、私は思っています。そして、既にこの間の議会でも述べましたけど、ベトナムから14名来ているわけです。そしてまた、ほかにも来ているということですが、どこの会社に来ていらっしゃるんですか。 ◎企画部次長兼商工観光課長(宮田昭二君) お答えします。 九州新進さんのほうへ5月から6名いらっしゃいます。 ◆5番(堂森忠夫君) ぜひ、こういった末端の労働者で会合に呼んで交流を図ってもらいたい。これ交流です。例えば、市長は1月に起業者懇話会をするじゃないですか。あそこにそういった人たちを呼んでおもてなしもすれば、元気が出て仕事ができると思います。ぜひそういったことを取り組んでいけば、活性化につながると思うんですが、どうでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) やはり日本に滞在の方々については、母国を離れ、寂しい思いもされているということを思いますので、アットホームな雰囲気をつくって差し上げるということは大事なことだというふうに思います。 ◆5番(堂森忠夫君) あと2分ありますので、市長にちょっと質問したいと思います。 前回からの続きになります。加治木産業の写真が出てきました。ベトナムも言いました。そして、今どんどん企業育成やっていますよね。そして今度は私はベトナムに招待された社長さんと今度は会話しました。「君が提案しているのはどんどん早く進めんにゃいかんぞ」と。彼だけじゃなくして、加治木のいろんな起業者、社長さんたちは言いました。「民間企業と組んでいけばいいんだがね」、「それは伊藤知事とは、ちごじゃっでよ」、「ぜひそれはやらないかん。早うやれ」。これは社長さんたちの話です。それを私は伝える。ぜひ、そういうこともびびらんでやってください。どうでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 今後の課題として、喫緊の課題になりつつありますので、私もいろんなケースを捉えて学ばせていただきたいというふうに思います。 ◆5番(堂森忠夫君) いい答弁をいただいて、納得まではいきませんが、この辺で終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(湯之原一郎君) これで堂森忠夫議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時15分から開きます。(午後0時07分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時11分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 次に、7番、神村次郎議員の発言を許します。 ◆7番(神村次郎君)     登      壇  皆さん、こんにちは。足元の悪い中、傍聴にお出でいただきましてありがとうございます。 それでは、7番、神村次郎です。本日は、旧暦の暦を見ると5月17日、夏至です。雨は強い雨が続いていますが、本当にこれ以上、被災が出ないように心から願いたい、祈りたいと思っているところでございます。 それでは、通告に従いまして、次の4点について質問をいたします。 質問1、市道仮屋馬場通線通学の安全確保について。 仮屋馬場通線、護国神社前の北側歩道は石積みが歩道にせり出して通行注意の措置がしてあるため、柁城小学校の児童は南側歩道へ迂回して通学をしています。早急な復旧が必要と考えます。以下について伺います。 要旨1、いつごろ築造された石積みですか。 要旨2、石積みせり出しの原因は何でしょうか。 要旨3、通学路であり、高齢者、観光の方々の通行もありますが、長期間このような現状となっていますが、これまで修復できなかったのはなぜでしょうか、お伺いします。 要旨4、九州地方では地震が多発をしています。「地震の空白地帯はない」といわれていますが、加治木幼稚園から加治木高等学校までの石積みは震度6強で大丈夫でしょうか、お伺いします。 質問の2番目、小山田保育所の施設整備についてであります。 小山田保育所は、建築後51年が経過し、老朽化が進んでおり快適な環境とはいえない施設となっています。 小山田地区の活性化を願う地区民からは、子育て世代の定住も進まないのではと心配されている。 以下について伺います。 要旨1、子どもの安全、快適な園生活のためにも建てかえが必要でありますが、今後の計画を伺います。 要旨2、行政改革・実施計画では、保育園や幼稚園の公設民営化について、保護者の多様なニーズに対応するため調査研究することになっていますが、どのような調査研究がされているのか、具体的に伺います。 質問3、災害に備えて安心・安全な体制整備について。 全国で異常気象による集中豪雨、台風、火山噴火、地震などの自然災害が発生し、大きな被害をもたらしています。このような自然災害から命と財産を守り、安全に安心して暮らせるために、災害に対する体制の整備についてお伺いします。 要旨1、地域防災計画の作成、実施、また市の防災に関する重要事項を審議する防災会議には、多方面からの意見や考え方が求められています。女性、高齢者、障がい者等を委員として加えることはできないか伺います。 要旨2、市総合計画には災害発生時に物資の輸送を円滑に行うため、県と鹿児島市、市内3庁舎を結ぶ緊急輸送道路整備に努めるとありますが、路線と具体的な整備状況と今後の計画をお伺いします。 要旨3、同報系防災行政無線の姶良、蒲生地区のデジタル化の整備がおくれていますが、緊急時、放送を行わなければならないときに迅速な対応ができない状況のようです。早急な年次的な整備計画が必要ではないでしょうか。 要旨4、避難所生活で必要な食糧や毛布、防災活動で必要な資機材などを保管する倉庫が不足しているのではないでしょうか。備蓄倉庫の整備計画が検討されていますか、お伺いいたします。 要旨5、自力で避難が難しい災害時要援護者、避難行動要支援者の登録、把握はされていますか、お伺いします。 行政だけでの対応は困難と思われますが、避難方法などは確立されているかお伺いします。 質問4、姶良市中央弓道場の整備について。 姶良市内は、弓道の愛好家も多く、これまで各種の大会で好成績を残されています。市内で、加治木地区の弓道場だけが、加治木中学校との共同利用となっていますが、これまで姶良市中央弓道場としての整備の要望があり陳情が採択をされましたが、今後の整備計画を伺います。 以後の質問は一般質問席から行います。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  神村議員のご質問にお答えいたします。 ご質問のうち、1問目の市道仮屋馬場通線通学路の安全確保についてと4問目の姶良市中央弓道場の整備についてのご質問につきましては、教育委員会で答弁いたします。 2問目の小山田保育所の施設整備についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。 国におきましては、次世代を担う子どもたちが健やかに安心して成長するため、各省庁が連携し、幼保が一体となった認定こども園のように、子ども・子育て支援制度の枠にこだわらない、時代に沿ったスタイルを推進しており、本市におきましても「子ども・子育て支援事業計画」を策定し、子育て支援の質、量の充実に取り組んでいるところであります。 また、限られた人的、財政的資源の中で、市全域での市民サービスの維持・向上と、運営経費の最小化・効率化を図っていくため、時代に即した公共施設のあり方や方向性を検討することとしております。 市といたしましては、小山田保育所だけでなく、全ての市立保育所等の今後のあり方を検討するため、本年5月26日に庁内組織として「姶良市立保育所等あり方検討委員会」を設置し、関連する各部署の職員間で、市立保育所等の現状分析と課題を調査しているところであります。 次に、3問目の災害に備えて安心・安全な体制整備についての1点目のご質問にお答えいたします。 本市の防災会議委員の組織編成は、市防災会議条例第3条の規定により、指定地方行政機関の職員、鹿児島県の知事部局の職員、市の職員、警察署の署長、教育長、消防団長、指定公共機関または指定地方公共機関の職員、陸上自衛隊の連隊の長、自主防災組織を構成する者、学識経験者等で組織されております。 平成27年度は、3月23日に姶良庁舎で会議を開催し、年度中の災害対応報告、地域防災計画の修正案概要、原子力災害避難計画、津波避難計画、水防計画、土砂災害ハザードマップ等の作成に伴う説明など、地域にかかる防災に関する重要事項を委員の方々に審議していただいたところであります。 委員の中には、男女共同参画審議会会長の女性委員が含まれており、また、今年度から西井上副市長が新たに加わることから、保健福祉等の民生対策などで女性の視点を反映してまいります。 防災会議では、国、県の防災方針、市の情勢を勘案して毎年度検討を加え、地域防災計画の修正を行う際、多方面からの意見をいただくことも重要であると考えており、高齢者、障がい者等を委員に加えることについて検討してまいります。 2点目のご質問についてお答えいたします。 鹿児島市との緊急輸送道路整備につきましては、九州縦貫自動車道、国道10号、また本市管内においては、県道重富停車場線、伊集院蒲生溝辺線、川内加治木線が指定されております。 また、今月9日に鹿児島市長とともに鹿児島北バイパスの整備促進要望を国土交通大臣及び財務副大臣に対して行ったところであり、今後におきましても、鹿児島市長と連携して、白浜地区の4車線化を含め、要望活動を行っていきたいと考えております。 なお、白浜地区の整備状況につきましては、今年度、新たに地質調査及び測量設計が計画されております。 さらに、県道におきましても、伊集院蒲生溝辺線の改良工事が実施されており、今後も整備の推進に向けた要望を期成会とともに行いたいと考えております。 3点目のご質問についてお答えいたします。 姶良・蒲生両地区の同報系アナログ防災行政無線につきましては、整備から約20年が経過し、老朽化していることから無線操作卓を本庁舎に統合し、緊急時の一括放送を迅速化した同報系デジタル防災行政無線の年次的な整備について、検討を進めているところであります。 両地区の同報系デジタル防災行政無線整備を同時に行うには、多額の費用を伴うことから、特に、蒲生地区の無線操作卓等が老朽化していることを考慮し、第6次実施計画において、平成30年度に蒲生地区での整備を行う予定にしているところであります。 4点目のご質問についてお答えいたします。 避難所生活で必要な備蓄品、防災活動資機材につきましては、年次的に整備し、姶良本庁舎、加治木・蒲生総合支所等の各倉庫に備蓄しております。 今後も、大規模災害に備えた防災備蓄品の増強も必要であると考えており、熊本地震の状況等を踏まえながら防災倉庫のあり方を検討してまいります。 5点目のご質問についてお答えいたします。 みずからの身の安全は自ら守ることを防災の基本とし、災害時等において支援を必要とする方に対し、その支援を地域の中から受けられるようにするため希望する方を要援護者として登録しております。 現在、本市における要援護者の登録数は1,311人となっており、近年はほぼ横ばいとなっております。 要援護者の避難には、時間を要することから、災害等が拡大する前に避難準備情報を発表し、要援護者への早めの避難を呼びかけることとしております。 その避難支援体制は、消防署や消防団、民生委員または地域の方々で行われることになっておりますが、要援護者の中には、支援者が確立できていない方がいるのは事実であります。 また、高齢化が進み、それに伴い、災害時の避難に支援を必要とする要援護者数は、今後、増加するものと思われます。 要援護者への避難支援には、最大限に取り組んでまいりますが、消防署や消防団、民生委員、民間社会福祉事業所連絡会、行政機関等で、全て行うには限界があることから、地域が地域で助け合う共助の精神に基づき結成される自主防災組織が大変重要になってくるものと考えております。 市といたしましては、今後とも地域の特性や実情を踏まえつつ、災害発生時に1人でも多くの要救援護等の生命を守るために、地域や関係機関等との連携をさらに深めていきたいと考えております。 ◎教育長(小倉寛恒君) 1問目の市道仮屋馬場通線通学路の安全確保についての1点目のご質問についてお答えいたします。 市道仮屋馬場通線に面した加治木高等学校、柁城小学校は、慶長12年(1607年)、島津義弘公が重富の平松城から移り住んだ加治木屋形跡であります。 この加治木屋形を築く際に町割り等を施し、石垣や堀もこのころ築かれました。しかし、現在見えている石積みは整然と積まれていることから、江戸時代、加治木島津家の時代に補修されたものと考えられます。 2点目のご質問についてお答えいたします。 現地の境内は、3筆に分かれており、中央が護国神社、両脇が精矛神社の境内となっております。 不安定となっている石積み部分は両神社の敷地をまたぐ形で位置しており、そこに2本の楠の木があり、楠の成長とともに樹根が内側から石積みを押して不安定な状態になっているものと推測されます。 3点目のご質問についてお答えいたします。 この件につきましては、平成19年度の旧加治木町のころから話題になっており、これまで所有者である両神社側に対応を申し入れてまいりましたが、神社経営上、資金捻出が困難であることなどから、十分な対応のないまま経過してまいりました。 しかしながら、この場所は学校に隣接したスクールゾーンであり、児童生徒に対して危険性もあることや、「加治木島津屋形の跡」という市指定文化財でもあることから、教育委員会としましては、神社側と協議の結果、不安定な部分の土地を両神社から本市に寄附していただき、市有地とした上で工事を行うことに了解を得て、現在、寄附申請を待っている状況であります。 4点目のご質問についてお答えいたします。 石垣については、耐震診断や耐震補強について決まった方法が示されていないため、現状では震度6強に耐えられるか、お答えすることができない状況であります。 石積みの「はらみ」や「せり出し」等を補修しながら、できるだけ健全な状態に保つことで安全の確保を図ってまいりたいと考えております。 次に、4問目の姶良市中央弓道場の整備についてのご質問にお答えいたします。 社会体育施設としての弓道場の配置については、姶良地区と蒲生地区においては一般会員専用の施設を有しておりますが、加治木弓道場は中学生と一般会員との共同使用となっていることは課題であると認識しております。 また、これまで市議会において弓道場の新設についての陳情書が採択されたことも承知しております。 今後、体育施設の総合的整備を図っていく上から、その中に弓道場の建設も含めて検討してまいります。 以上、お答えといたします。 ◆7番(神村次郎君) それでは、通学路のほうから順番を追って、再度の質問をしていきます。 ここは柁城小学校のスクールゾーンの中でして、柁城小学校に確かスクールゾーン対策委員会があると思いますが、ここにはどのような説明をされているのかお伺いします。 ◎教育長(小倉寛恒君) この場所につきましては、昨年あたりから石垣がさらにせり出してきているというふうに感じられておりましたんで、建設部においてコーンの設置をしてもらったところでございます。 それとともに、教育委員会としては、小・中学校、柁城小学校、加治木中、それから加治木高校に対して、ここを通学路として使用しないことをお願いしているところでございます。 学校の中でスクールゾーン対策委員会の中では、それを受けて校長のほうから説明を行ったというふうに考えています。 ◆7番(神村次郎君) 私も、保護者の方やらスクールゾーンの関係の委員の方から話を伺いまして、ちょうどこの通学をする状況を見に行ったんですが、わざわざ回っていくという状況は長く続いているんです。これはもうおかしな状況で、もっと急いでするべきだ、そういうふうに考えていますが、今は寄附採納を受けてということですが、それはいつごろ終わって、工事をいつごろにされるつもりなのかお伺いします。 ◎教育長(小倉寛恒君) 現在、測量設計を行って、いわゆる分筆、登記を行って、そしてその手続を神社本庁にしていただくところでありますけど、片方の神社のほうは旧宗教法人法に基づいたまま経過してきておりまして、その権利義務の継承が確かであるかということの今確認が行われているというところで、そこでちょっと足踏みしている状況にございます。 そういうことで神社本庁からの結果が出ればすぐさま市有地としての登記を行いまして、こちらのほうで工事に着手したいというふうに考えております。 相手のあることでございますので、なかなか急いでやってほしいということは申し上げておりますけれど、なかなか先に進んでいないというのが現状でございます。 ◆7番(神村次郎君) 先が見えないような状況で、相手があるんでということですが、ここは長くあの状態が続いているわけで不安定な状況なんです。私が心配するのは、今回もこの一般質問を出したのは熊本地震があってからの話です。これがなければ、私もそこまで心配しませんでしたが、後の質問にも続きますけれど、やっぱり相手にも急いでもらって、子どもたちの歩道、子どもたちがいるということを相手にも理解してもらって急ぐべきだと思うんですが、そこら辺はどうですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) そのことも、通学路であるということ、それから交差点でもあって、交通の要所というよりも歩行者が多数通行するところである。加えて、文化財でもありますので、早急な対応を我々としてはしたいということは両神社のほうに申し入れはしてございます。 ◆7番(神村次郎君) 市長にお伺いしますが、今、文化財の話とそれからやっぱり観光客も結構多いんです。そうすると見栄えはよくない状況なんです。急いで工事をする、そういうことはできないんですか。 ◎市長(笹山義弘君) この問題は、旧町時代から引きずっておりまして、行政としては安全確保という意味から早急にしなければならないという気持ちでいっぱいでございます。 しかし、相手が宗教法人であったり、そして民地でもございますので、それは一定のルールが課せられておりますので、それをクリアして早急に工事ができるように努めていきたいというふうに思います。 ◆7番(神村次郎君) 相手があるということで、そこら辺をぜひ議会でもこんな質問があった、そのこともお伝えいただいて対応を早くして工事を早めるということをぜひしていただきたいと思っているところです。 工事がいつごろになるとか、そういう話も聞きたいんですが、どうですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 私どもとしては、そういった公有地化できれば、すぐさま予算等の手立てはいろんな手立てを使ってでもすぐ取りかかっていきたいというふうに思っておりますけれども、先ほど申し上げたような理由で神社本庁のほうで、いわゆる宗教法人としての継承がきちっとなされていないということで今チェックが入ってストップしている状況でございますので、その点はいかんともしがたいところでありますけれども、とにかくこういった手続を経たらすぐ取りかかるということにしてございます。 ◆7番(神村次郎君) それから、私は要旨4で地震が多発しているんで、この一帯の石積みについて大丈夫なのかという質問をしていますが、今のところ状況はわからないというような話ですが、教育委員会としては、これ文化財を守るという立場からは、この石積みについて熊本の被災を受けて、熊本でもあんな災害がありました。どう対応するかということは検討はされていないんですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) どう対応するというより、石垣自体はこれは文献が残っておりませんで、先ほども答弁しました1607年の慶長時代のものとは時代がずっと下がって、加治木島津氏の時代に整備されたものだろうと思います。 さらに、大正初期の写真を見ますと大正3年の桜島大噴火のときの写真を見ますと、かなり3mぐらいの高さがあるんです、あの石垣というのは。その後、今現在は人の大体身長より20cmぐらい高いところにありますので、大体1mぐらい上を切られているという状況にありまして、あの時代からすると、また大正から昭和にかけてもあの石垣の整理ってのはなされたんだろうと思いますが、何しろ文献が残っておりませんで、きちっとしたことは申し上げられませんけど、ただあの石積みで大丈夫かというのは、熊本震災並みの震度6強というのがくれば、そこらのブロック塀がことごとく倒れるのと同様に危険性というのは当然あると思っています。 ◆7番(神村次郎君) なかなか歴史的な背景もあって、まだ研究といいますか、土木の石積みの構造物として、そういった側面からの判断という部分、副市長もおられますし、そういったところから、ぜひ市長部局とも交流しながらぜひ対応については検討していただきたいなと思います。 それから、あと1つお聞きをして次に行きたいと思うんですが、今危ないという措置がしてあるところですが、この部分について、もし事故があったときにはどこの責任なんですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 現在は、まだ公有地化しているわけでもございませんので、現在では両宗教法人の責任として課せられることになってくるというふうに思っております。 ◆7番(神村次郎君) 掘り下げていくと幾つか課題があると思いますので、ぜひ対応を急いでいただきたい。それから、もしというときに大変なことにならないように安定しているのかもしれませんが、わからない話で、ぜひ早急な対応を願いたいと思います。 それから、2番目の質問ですが、小山田保育所の質問に入りますが、ここの施設は耐用年数が、22年とされた木造の建物になっていますが、建てかえの計画はこれまでなかったのか、お聞きをします。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 今、議員がおっしゃるように昭和22年建築ということで、51年ほど経過をしている、私どものほうもこの質問をいただいてから、いろいろこの内容についても調べてはみたんですけれども、実際、中の関係の改修等については行われているんですけれども、そういった建てかえ、そういった大きな形の事業をするといったような検討はなされていないようでございました。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 保育所として、姶良市内の保育所の中でも一番古い建物になっているようですが、地域の方に話を聞きました。やっぱり、合併をして6年目になるわけですけど、私は聞きたくないんですが、合併してどんなメリットがあったのか、そんなことを言われます。そんな話はあまり聞きたくないと私は返しましたけれど、この小山田地域の活性化のためにも、ぜひ建てかえを進めてほしいと思っているところで、そこら辺の考え方と、今定数はわかっていますが、何人園児がいるんですか。 ◎保健福祉部次長兼子育て支援課長(田代眞一郎君) お答えいたします。 今現在、30名入所しております。 建てかえに関しましては、全て含めまして、今、あり方検討委員会を立ち上げておりますので、公立保育所全て対象に今後検討していきたいと考えております。 ◎加治木総合支所長(木上健二君) 小山田地区の活性化ということですけども、これまで合併以降、画策されておりますけども、観光でいえば金山橋の駐車場整備とかあとは水道関係の簡易水道整備、そういうものもされているようでございます。 今後は、先ほど堂森議員のほうでもありましたように、地域振興計画、そういうものをつくっていきますので、その中でいろんな課題、そういうのを上げて、どういう策が必要かということを出していただいて、市でできるもの、またコミュニティで取り組めるもの、そこを選別しながら市の計画等乗せて実施をしていきたいというふうに考えております。 ◆7番(神村次郎君) やっぱり合併してどこも元気があるまちづくりをしていかにゃいかんと思っています。これはなかなか難しい話だと思います。濃淡が出てくるのはわかります。でも、私が話をした人はそういういいかたを、合併の前の話までされましたので、私も残念でしたけれども、そういう話です。だんだん停滞していくんではないか、そういう言い方がされています。 この小山田地域の交流拠点といいますか、拠点になるところは都市マスを見ると竜門小学校の付近が将来含めて交流拠点とされています。私もそうだろうと思いますし、私が話をした人もあっこら辺が交流拠点やという話でした。 小学校があって、協議会が入ってて、児童クラブもあるんですか。それから、グラウンドゴルフもされますが、どっかここら辺にこの地区の交流拠点として、複合施設として保育所を含めて施設はできないのか、そこら辺をお伺いします。 ◎加治木総合支所長(木上健二君) 保育所の問題につきましては、またあり方検討委員会、これが進めているわけでございます。 また、交流拠点等、そういうのをつくったらどうかということでございますけども、これについても校区のほうでいろいろそんな課題、いろいろな問題とかあると思います。そういうのを出していただきながら、またいろいろこちらのほうも聞いて、そういうのが必要かどうか、そこら辺もまた検討させていただくということになろうというふうに考えております。 ◆7番(神村次郎君) 全てこのあり方検討委員会に結びつける話ですが、私も小山田地区の活性化のためにどうするかって言うんです。これはあり方検討委員会は別でしょう。お答えください。 ◎市長(笹山義弘君) 合併に対するお考えということでありますが、合併したからこそ、防災行政無線が加治木地区は整備ができましたし、種々のいろいろな整備も一方ではできているところでございます。 それで、校区の課題として含めて、地域の方々が一番生活に密着している問題でございますから、それについてはこの竜門校区コミュニティ協議会の中で一度いろいろとまちづくり計画をされる中でしっかりと校区の声として出していただきたいというふうに思っているところでございます。 ◆7番(神村次郎君) 市長がまとめて言われましたが、コミュ協の中でも議論がされるべき課題だと思うし、加治木の町、加治木出身ですので、あまり言いたくありませんが、やっぱり、加治木出身の議員としてはちょっとでも平等に元気のあるまちづくりをしていきたい、そういう気持ちで言っていますので、どうぞよろしくお願いします。 ぜひ、複合施設として全部をするべきだと思っています。ただ、河川が近いので浸水をするという欠点があります。そこら辺はぜひコミュ協の中でも議論をしていただきたいと思っています。 それから、先ほどからあり方検討委員会の話がたくさん出ているんで、そこの話に行きたいと思いますが、私はこの2問目の質問で、私の質問は行政改革の実施計画の中で方針が示されていますが、多様なニーズに対応するため調査研究をする、このことをどんな研究が調査されたのか、どういう研究がされたのか、この答えはないんです。答えいただけませんか。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 市長答弁にもございました、今、本年5月26日に庁内会議を立ち上げた、そういう状況でございます。当然まだ現状把握ということと、課題、これをどうしようかということで、今協議を進めているところでございますので、その点ご理解いただければと思います。 以上です。 ◆7番(神村次郎君) 行革の方針に示された議論はなかったということですね。わかりました。 あり方検討委員会で議論をされるということですが、民営化が先行した議論になっているんじゃないですか。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 今、議員おっしゃる、例えば民設の関係、そういったものも議論の中には出てくるかもしれません。ただ、先ほど申し上げました現状がどうだっていうのがまず一番大切なことだと考えております。また、先ほどの加治木総合支所長も入っていらっしゃいますけども、この庁内組織の中にはそれぞれの所管の中で関係する部署を全て入れておりますので、その中で協議が進んでいくものと考えております。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) もう1回お聞きをしますが、そのあり方検討委員会の中では、何を議論するんですか。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 まずは、現状分析です。今、小山田保育所だけではなくて、ほかの保育所につきましても建築年数はそれぞれ経過しているというような状況もございます。 また、地域の中でどういう位置づけになっているとか、そういったことと、それから今までの保育所におけるさまざまな問題点、そういったこと等について全て一応課題として出して、それについての検討を行っていくというところでございます。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 民営化の話は全くされませんでしたが、現状分析をするということですね。あり方検討委員会というのは、方針を転換をするときにあり方検討委員会をするんです。通常はしないんです。どうですか。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) 議員が今おっしゃるように、当然、この小山田保育所も含めて年数が、建ててからの老朽化が進んでいる。当然、今そういう中も含めて検討しなければならない状況。また、運営経費の最小化、効率化とか、先ほども出ました今のこの施設のままでいいか。議員が先ほどおっしゃった、例えば小山田保育所でいえば、この場所でいいか。そういったもの等、もろもろ検討するということを考えているところでございます。 以上でございます。
    ◆7番(神村次郎君) ぜひ理解してほしいのは、私が今言っているのは、小山田に限った話ではないんです。行政改革の中で進められている、先ほど私が質問しているそのことについて言っている全体の話なんです。小山田だけの話じゃないんです。 それでは、今はあり方ではないとおっしゃいましたが、私は話の行く末は民営化の話だと思います。そこを前提に話をしますが、この公立保育園はうまく旧町ごとに各地域によく配分されています。加治木の市街地にある加治木、それから山手にある小山田、それから帖佐、重富、それから大楠、5つあるんです。そして、公立は5園、それから私立が13園あります。そうするとバランスよく配置をされているんですが、この今の園児数を見ると、公立に351人、私立に1,415人、行政が出した資料を見ると、子育て会議の資料を見るとそういうふうになっているんです。そして、合わせると1,766人になりますので、うまくバランスよく公立と私立が分配されていると思うんですが、どうですか。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 今、議員おっしゃるように3町それぞれ合併する前までにそれぞれの中で公立だけではなくて、認可保育所の中でもそれぞれどういう形ですればいいかという協議の中で保育所、こういう保育行政がなされてきていると思います。その中で、地区割りではないのかもしれませんけれども、こういった形で定員数が決められていったものと考えております。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) まだ幾つか皆様の資料がありましたので見させていただきました。 これは27年3月に出た資料です。これに、20ページに法律が変わってからアンケートをされていますが、今後の平日の定期的な教育、保育事業の利用希望というところを見ると、今後利用したい保育サービス、ここで幼稚園私立32%、幼稚園公立33.7%、それから認可保育所私立34%、認可保育所公立37%、全く同じ比率なんです。ここでいくと保護者市民は、選択肢があることが有意義だ、そういうふうに思っているようですがそこら辺の考え方はどうですか。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 そういったアンケートの中でも市民な多様なニーズが計り知れたと思います。そういうことを含めて、このあり方検討委員会の中でも当然そういった資料等も使いながら協議検討をしていくということを考えているところでございます。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) ぜひいい資料を出しておられるんで、やっぱり方向転換をするときには、保護者、市民にやっぱり納得がいく、理解を求める、そしてちゃんとした周知をすべきだと思います。 このあり方検討委員会を設置するのに大きな方向転換ですが、議会には何も知らされていないんですが、そこら辺の考え方というのは、もう全くせんでいいんですか。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 議会のほうにも、この公立保育所の検討委員会の関係につきましては1年かけて一応基本計画等を策定する予定にしております。 また、子ども・子育て会議の中でも、ここにいらっしゃる堀議員のほうが委員という形で入っていただいたりして、そういう中でも、議会に対してもそういった説明責任は当然持っているつもりでいるところでございます。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 会議の中でも説明されているんですか。 ◎保健福祉部長(恒見良一君) お答えいたします。 このあり方検討委員会については、子ども・子育て会議の中でも、一つの議題ということで取り上げまして、こういう形なので、今、庁内組織をつくって検討していきますということで諮っているところではございます。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) わかりました。ぜひ、ありきで議論が進まないように、そして、たくさんの保護者がいます。そういう意味で、ぜひ理解と納得がいくことをお願いしたいと思います。 それから、最も大事なのは子どもたちのために、よりよい教育を、保育環境をつくることです。 きょうは議論をいろいろしましたが、私も公立のよさをこれからも主張していきたいと思います。 子どもたちのためにどうすべきか、そこの議論をきょうから始めたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、あと一つ、公立保育園はこういうことをよく言われるんです。コストが高くて生産性が低い。しかし、保育園は乳幼児から、乳幼児が育つ長期間時間を使って育つ場所です。人間形成に大きく関係する。何年もここで過ごすわけですから。コストが、生産性が、このことを第一義に置くというのはおかしいと思います。 給食調理場の話でもしましたが、コスト、効率ではないんです。子どもたちのためにどうするかという話なんです。そういうことで、ぜひしっかりした議論をしていただきたいと思います。 それでは、最後の災害についてですが、要支援者と要援護者の問題なんですが、非常にこれは大きな課題だと思います。 危機管理課長は、3年ぐらい危機管理課長をされているんですか。この間に相当な災害もあり、大変苦労されたと思いますが、この問題の避難方法とか、そういった大変難しいと思います。行政ばっかりでできんわけですから。まずは、一人ひとりの市民が、まずは自分の身を守るということからせんにゃいかんわけですから。 ただ、これコミュ協もできまして、一緒にプレーをしていかないけないと思います。当面、具体的に要支援者の問題について、具体的に何から始めるのか。どんなふうに展望していくのか、そこを少しお聞かせください。 ◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 市長答弁の中にありますように、現在、要援護者の登録数は1,311人となっております。これにつきましては、現在、平成25年6月に災害対策法の一部改正がありまして、これまで災害時要援護者と表現したものが、現在、「要配慮者」となっており、この人数より実際はふえるものと思っております。 今後、やはり避難行動要支援者名簿の作成、また今後の地域における個別避難計画等を進める必要があると私は思っております。 ◆7番(神村次郎君) 我々ももう70ですが、段々域に入っていくわけで、いつ障がい者になるかもわからないし、いつ病気になるかわからない状況です。どんどんふえるわけですが、2025年問題というのもありますが、高齢者を含めて、この問題については、行政として相当な覚悟をせんにゃいかんと思いますし、コミュニティ協議会等の中でも相当議論をしていかにゃいかんと思います。 私は、コミュ協の中でも、この問題についてやっぱり行政としてどんな指導をされるのか、具体的に考えはないんですか。 やっぱり熊本で地震がありましたから、この問題、今回の議会の中でも何人かの方が熊本地震を言っていらっしゃいますが、本当に動けない人たち、すぐに動けない人たち、聞こえない人たち、たくさんいますが、数少ないですけれども、コミュ協との話の中でどのようなことを話しをされていますか。 ◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 まず、コミュニティ協議会との協議ですが、現在、全てのコミュニティ協議会とは協議はいたしておりませんが、まず現在、土砂災害ハザードマップ等を作成しまして、それに対する説明、また避難経路、かねてからどの方向に避難する、また地域によっては個別の避難計画をつくっていただくようにはお願いしておりますが、それをより効率よくするために自主防災組織をコミュニティ協議会単位で再編成していきたいと考えております。 ◆7番(神村次郎君) 今、危機管理課長がお答えになりましたが、大変な仕事だと思います。 新聞に1回載ったことがありますが、東南海地震で二百数十人の人がシミュレーションでは、姶良市では246人でしたか、死亡するであろうという推測が載っていましたけど、死亡者が出ないような対応を、私たちも、議員も議会もしなければなりませんが、ぜひ対応を急いでいただきたいと思います。 それから、防災マップを配付をされましたが、何人かの方と話をすると、特に女性が多いんですが、これ説明会があればいいんだけどという話がありました。そこら辺の考え方はないですか。 ◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 防災マップ配付後に防災訓練とか、そういう地域においては説明会を実施しておりますが、今後、各校区ごとの説明会も検討してまいりたいと思います。 ◆7番(神村次郎君) ぜひ、そういった対応をしていただいて、安全に安心に暮らせるまちづくりをしていただきたいと思います。 それでは、次に行きますが、防災ラジオの予算を計画を立てておられるようですが、お聞きをしたところ、29年、30年で1,000万ずつ予算を確保される計画にされておられますが、この防災ラジオ、どのように活用されるのか、お聞きをします。 ◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 防災ラジオの活用についてでございますが、現在、民間の事業者と演奏所はイオンタウン姶良に決まっておりますが、中継局がまだ決まっていない状況で、どのぐらい電波が届くかわからない状況でございますが、まずは電波が届く地域で、特に土砂災害危険地域等に入っている世帯のほうへ配付したいとは思いますが、そこに関しては無償貸与にするか、一部負担にするかはまだ現在検討中でございます。 ◆7番(神村次郎君) 私は、この全ての人が災害があったときに、複合災害を含めて、大きな災害があったときに家の中にいても屋外にいても情報キャッチをできるという、このシステムを行政がつくり上げなければいけないと思います。あとでお話をしますが、私は今この防災ラジオをぜひ活用していただきたいのは、先ほども申し上げました要支援者のところで、これかかわる人たちは民生児童員ですよね。この人たちには、ぜひ早めに配る必要があると思う。 それから、重要水防区域、きのう、誰か同僚の議員が質問をしましたが、重要水防区域、別府川、網掛川、幾つかありますね。それから、池、ため池とか池があります。それから、池の下流のところ、それから、高潮、津波危険区域、これ水防計画に載っていますが、重富海岸、東餅田海岸、松原海岸、加治木までありますが、これ全部入れますと3,000ぐらいになるんです。私、簡単に計算してみましたが。ここはぜひ早めにしてほしいと思います。どうですか。 ◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 議員、仰せのとおり、重要水防区域、海岸線、必要であると考えておりますので、今後検討してまいります。 ◆7番(神村次郎君) ぜひ、これは急いで、29年、30年ですが、なるべくやっぱりそういう体制をとっていただきたいと思います。 先ほど言いましたことを最後にお話ししたいと思いますが、要するに、災害情報を家の中にいても外にいても全ての人が情報をキャッチをできるという体制、どのようにお考えですか。すみません、危機管理課長にお聞きをしたいんですが。 ◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 災害時の情報伝達手段、いかに入手するかとは重要なことであります。そのようなことから、やはり防災ラジオ、または防災行政無線の個別受信等は重要なものであると考えております。 以上でございます。 ◆7番(神村次郎君) 時間があまりないんで簡単におっしゃいました。もっと詳しく説明してほしかったんですが、FM局もできますよね。FMを使って防災行政無線を流す、そういう方法もあります。個別受信もあります。津波のときに7mが想定されていますが、最大。この7mの中に入る人たちもキャッチができる方法を考えなきゃいけないと思います。 そういった意味で、姶良市に住んでいる人たちが、全ての人たちが情報をキャッチをできるというシステムを早く構築をしてほしいと思います。 ということをお願いをしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(湯之原一郎君) これで神村次郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。5分程度とします。(午後2時11分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時19分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 次に、4番、竹下日出志議員の発言を許します。 ◆4番(竹下日出志君)     登      壇  皆様、こんにちは。困っている人の小さな声を聞く力で政策を実現します公明党の竹下日出志でございます。 ことし、平成28年4月16日に熊本県熊本地方で発生しましたマグニチュード7.3の地震を本震とする熊本地震では、熊本県を中心に甚大な被害が生じており、現在でも多くの方が避難所生活を送っておられます。犠牲となられました方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災されました皆様に心からのお見舞いと1日も早い復興をお祈り申し上げます。 公明党は、4月14日の前震翌日午前、江田康幸衆議院議員と秋野公造参議院議員が熊本入りし、震源地とされる益城町で被害状況を調査するとともに、被災された方々の激励に動きました。発災直後から、九州の議員がネットワークの力を生かし、被災者に必要なペットボトル1万本やブルーシートなどを届け、政府に4月18日、山口那津男代表らが被災地の要望を届けました。熊本、大分の地元の議員は、今も不眠不休で被災者のために奔走しています。被災者の声に耳を傾け、寄り添いながら、きめ細かい支援に全力で取り組んでまいります。 私は、通告しました3つの項目について質問します。 はじめに、災害に対する体制の整備について。地震、津波、集中豪雨、火山噴火などの災害から、自分自身や家族など、大切な人の身を守るために、日ごろからの備えが大切です。これから、本格的な梅雨期や、台風シーズンを迎えるにあたり、過去の災害の教訓を生かし、日ごろからできる防災対策の取り組みが必要であります。 そこで、近年、阪神・淡路大震災、東日本大震災、そして平成28年熊本地震の発生など、甚大な被害が続いています。大震災からの復興とともに、防災・減災対策のさらなる強化が今こそ求められています。 質問の要旨1点目、本市の地域防災計画では、災害時における高齢者や子ども、障がい者などの弱者の安全確保をどのように考えておられるか伺います。 要旨2点目、防災会議に女性を登用する考えはないか。また、避難所運営について、女性の声を反映する仕組みをどのように考えておられるか伺います。 要旨3点目、指定避難所の施設の改修、定期的な検証や補強で、耐震性を維持、強化することは考えないか伺います。 要旨4点目、防災に対する教育及び啓発活動を充実するため、手軽に持ち歩ける防災ハンドブックを作成・活用する考えはないか伺います。 要旨5点目、携帯電話が身近なものになり、公衆電話の設置台数が減少していることから、使ったことのない子どもたちが多くなりました。いざというときに備えてもらうために、使い方を学ぶ教室を実施する考えはないか伺います。 次に、若者の政治的関心を高める動きについて質問します。 直近の国政選挙では、60代と20代で、投票率に半分以上も開きがあり、若者の政治意識の低下が顕著になっています。 また、平成25年に内閣府が7カ国、日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの満13歳から29歳までの若者を対象に実施した意識調査では、社会をよくするために、社会問題に関与したいと思っている日本の若者の割合は4割強、私の参加により変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれないと思っている割合は約3割にとどまっており、いずれにも日本が最低となっています。こうした結果から、若者の政治的無関心の一因は、若者の声が政治に反映されにくく、若者が社会における影響力を実感しにくいためと考えられます。 そこで、18歳選挙権が実現することしの夏の参議院議員選挙を前に、若者の政治的関心を高める動きに注目が集まっています。少子高齢化が急速に進む日本で、若者の政治離れが進行すれば、若者の政治的影響力は低下し、社会の沈滞化につながります。若者の政策形成過程への参画を促進するなど、若者が社会における影響力を実感できるような取り組みを積極的に進めることが重要であります。 愛知県の新城市では、平成27年4月から、新城市若者議会条例に基づき、新城市若者議会を開催し、若者の政治参画を推進しています。本市でも条例を制定し、姶良市若者議会を開催する考えはないか伺います。 次に、食品ロス削減に向けての取り組みについて質問します。 食は、世界中の人々にとって、大事な限りある資源であります。世界では、全人類が生きるのに十分な量の食べ物が生産されているにもかかわらず、その3分の1は無駄に捨てられています。中でももったいないのは、まだ食べられる状態なのに捨てられてしまう食品ロスであります。 そこで、食べられる状態なのに捨てられる食品ロスは、家庭やスーパー、ホテルやレストランなどで、あらゆるところで見受けられます。農林水産省によりますと、日本では年間2,801万tの食品廃棄物が発生しており、このうち4割近い642万tが食品ロスと推計されています。 質問の要旨1点目、本市でも、学校や幼稚園、保育所などの教育施設における学校給食や食育・環境教育などを通して、食品ロス削減のための啓発を進める考えはないか伺います。 次に、既に先進的な自治体では、さまざまな食品ロス対策が行われています。長野県松本市では、宴会の食べ残しを減らすため、乾杯後の30分と終了前の10分前は自席で食事を楽しむ「3010(サンマルイチマル)」運動を進めています。 要旨2点目、家庭における食品在庫の適切な管理や食材の有効利用の取り組みを初め、飲食店等における「飲食店で残さず食べる運動」や「持ち帰り運動」の展開など、市民、事業者が一体となった食品ロス削減に向けての取り組みを進める考えはないか伺います。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  竹下議員のご質問にお答えいたします。 ご質問のうち、1問目の災害に対応する体制の整備についての4点目と5点目、3問目の食品ロスの削減に向けての取り組みについての1点目のご質問につきましては、教育委員会で答弁いたします。 1問目の災害に対応する体制の整備についての1点目のご質問にお答えいたします。 災害発生時は、高齢者、障がい者、乳幼児、妊産婦、外国人等、災害時要配慮者が犠牲になる場合が多いことから、本市の地域防災計画の災害予防の中に、平常時から要配慮者の実態把握、緊急連絡体制、避難誘導等の防災体制の強化を図るとしております。 特に、この災害時要配慮者のうち、災害時または災害発生の恐れがある場合に、みずから避難することが困難で、円滑かつ迅速な避難の確保に支援を必要とする避難行動要支援者に対しては、名簿作成、実態把握及び消防、警察、民生委員、社会福祉協議会、地区コミュニティ協議会等、避難支援等関係者による避難支援体制について記載してあります。 また、地域防災計画に基づく、市災害時要配慮者避難支援等プランで、避難支援に関することを具体化しています。 2点目のご質問についてお答えいたします。 防災会議委員の組織編成は、神村次郎議員のご質問にお答えしましたとおり、市防災会議条例第3条に基づくものであります。 平成27年度までは、女性委員は、市男女共同参画審議会会長が1人でしたが、今年度から、西井上副市長が新たに加わることから、保健福祉等の民生対策、また女性の視点を反映してまいります。 避難所運営につきましては、避難者の健康診断、健康相談、災害ボランティアセンターの開設、炊き出しなど多岐にわたることから、保健師、女性消防団、女性災害ボランティア等の女性ならではのご意見をいただき、反映することで、避難所運営の融和協調が図られるものと考えております。 3点目のご質問についてお答えいたします。 指定避難所は、有事の際に、被災者に長期的に避難生活を送っていただくことから、避難生活においての苦痛の軽減ができ、安全・安心な避難施設の確保は不可欠なものと考えております。 耐震性等、安全面確保については、避難施設としての適合性を踏まえて、今後検討してまいります。 次に、2問目の若者の政治的関心を高める動きについてのご質問にお答えいたします。 日本各地の自治体で、10代、20代の若者の声を聞いて、政策に反映しようとする試みとして、いわゆる「若者議会」の取り組みが広がっていることは承知しております。 若者の幅広い意見を聞くためには、若者議会のメンバーに高校生等も必要だと考えますので、「政治的中立性を保たなければいけない」という教育現場の声などや会議の日程や時間など、いろいろ配慮しなければならないことも多いと考えております。 しかしながら、来月10日執行の参議院議員通常選挙から開始される18歳選挙権の導入をきっかけに、問題意識を持った若者の声を、政治に反映させる仕組みづくりがさらに必要になってくるとも考えております。 今後は、本市の施策等が若者へ伝わるような情報発信のあり方、若者の地域づくりへの参画の促進なども考えながら、若者の政治への関心を高め、また、若者の声を政治に反映させる仕組みづくりについて、調査・研究してまいります。 次に、3問目の食品ロスの削減に向けての取り組みについての2点目のご質問にお答えいたします。 食品ロス削減へ向けた本市のこれまでの取り組みにつきましては、本年第1回定例会においてお答えしましたとおり、広報紙やホームページの中でのごみ減量とあわせた食品ロス削減の広報や、市衛生協会が作成したビデオの貸し出し、市生活学校連絡会が作成したステッカーの配布、出前講座の開催などによる啓発を展開しているところであります。 ご提案の取り組みのうち、家庭での取り組みにつきましては、これまでの広報等による啓発をさらに充実することにより可能であると考えております。 なお、飲食店等による運動の展開につきましては、事業者の協力が不可欠であると考えますので、今後、商工会等とも協議を重ね、どのような方法がより効果的であるのか、費用対効果も踏まえ、総合的に研究していきたいと考えております。 ◎教育長(小倉寛恒君) 1問目の災害に対応する体制の整備についての4点目のご質問にお答えいたします。 日常的に、市民が防災に対する意識を持つよう注意喚起を促すことは大切なことだと考えております。 教育委員会としましては、各幼稚園、小学校、中学校の児童生徒の生命を守るために、「危機管理対応必携」を作成し、地震・津波対策はもとより、熱中症や水難事故防止に至るまで、さまざまな災害や事故等に対する保護者、教職員の緊急時の危機管理対応について、具体的に明記した資料を配布しているところであります。 この「危機管理対応必携」は、学校に配布しておりますが、全ての保護者にそのまま印刷して、配布できるように工夫しているところであります。 今後は、「危機管理対応必携」をもとに保護者や教職員への防災に対するさらなる啓発活動を行ってまいります。 5点目のご質問についてお答えいたします。 災害等の緊急時の場合、仮設の公衆電話が有効な通信手段として活用できる場合もあることから、今後、それぞれの家庭において公衆電話の使用について学ばせてもらうようお願いしていきたいと考えております。 次に、3問目の食品ロスの削減に向けての取り組みについての1点目のご質問にお答えいたします。 国における食品ロスの削減については、農林水産省が関係省庁と連携して、「食品ロス削減国民運動」を展開しているところであり、文部科学省はその一環として、学校における食育の取り組みの中で、給食の時間等に「食物を大事にし、食物の生産等にかかわる人々への感謝する心を持つ」ことを主な指導内容としております。 現在、本市の小中学校及び幼稚園では、文部科学省が示している「食に関する指導の手引き」に基づき、また保育所につきましては、厚生労働省が示している「保育所保育指針」及び「保育所における食事の提供ガイドライン」に基づき、子どもたちが昼食の時間を中心に、感謝や資源の大切さを忘れない心を育み、残食をなくすように指導をしております。 また、市におきましては、平成25年度から、本市の小中学校及び幼稚園を対象として、食を通じて健康な心と体を育むとともに、子どもがみずからの感覚や体験を通して、自然の恵みとしての食材やその生産者及び調理者への感謝の気持ちが育つよう食育推進事業に取り組んでおります。 今後は、学校や幼稚園、保育所などに対し、食品ロス削減に取り組む団体の出前講座を活用しながら、食品ロスを減らす環境教育・啓発活動の実践に努めるよう指導してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆4番(竹下日出志君) 1番目の災害に対応する体制の整備について、再質問いたします。 (2)の防災会議に女性の登用を考えないか。また、避難所運営の女性の声を反映する仕組みをどのように考えておられるかについて質問します。 先ほどの答弁で、防災会議の女性の登用は、今年度から2人体制になることがわかりました。熊本地震の発生直後の避難所では、水や食糧、毛布など、生命にかかわる支援が優先され、女性や子どもへの配慮は十分ではありませんでした。避難所の様子を見る限り、プライベート空間の確保が十分でなく、間仕切りが大切であります。この点が、単身の女性や母子家庭、子育て家庭の車中泊を招いている一因のように思われます。 避難所の運営は男性が中心になりがちです。しかし、女性の着替えの場所や授乳のスペース、女性用トイレの確保など、きめ細かな支援には女性の視点が必要です。避難所運営に女性も参画できるような配慮が必要です。避難所生活で、被災者はこんなときだからこそ我慢しないといけないとの意識が強くなります。しかし、表にできにくい性的な被害も多発していると聞きますが、女性の人権を守るという観点からどう考えているか伺います。 ◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 避難所生活の長期化に伴いまして、プライバシーの確保と対策が必要になると思っております。また、男女間のニーズ感の違いなどで、男女双方の視点を考慮した更衣室や段ボールなどによる空間の確保が必要であると考えており、今後、快適な避難生活が送れるよう検討してまいります。 以上でございます。 ◆4番(竹下日出志君) 被災者は心身ともに疲れ、傷つき、ストレスもたまっています。支援物資にも女性の視点に立った配慮が必要です。女性専用の更衣室がないことから、毛布やトイレの中で着替えを強いられているケースなどを確認されました。また、女性専用の物干し場や休憩するスペースがないため、プライバシーが保てず、窮屈な生活環境にあることもわかってきました。そのほかにも、子どもたちのためのスペースが十分に保てないことから、周囲を過剰に気にしなければならないケースなど、避難所の運営は、女性や子どもの視点が後回しにされていることが浮き彫りとなりました。 市長に伺います。本市の防災会議は2人が限界ですか。2人より3人のほうが声を出しやすくなると思います。そこで、女性委員を多数登用することはいかがでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) この防災会議に限らず各種会議について、各団体にそれぞれできるだけ広く女性の登用分を願いたいということの推薦をお願いするんですが、それぞれの団体から上がってきます場合に、どうしても比率的に男性が多くなってくるという傾向にございます。今後についてもそういうことがありますが、女性の視点というのは大事でございますので、そういう意味で今後ともお願いしていきたいというふうに思います。 ◆4番(竹下日出志君) 東日本大震災を教訓に、災害に対応する体制整備として、避難所運営について、平成23年第4回定例会で同僚の新福議員が、平成25年第4回定例会でも私が「避難所HUG」、Hは避難所のHです。Uは運営のUです。GはゲームのGです。避難所の運営を皆で考えるための一つのアプローチとして、静岡県が開発したもので、HUGとは英語の抱き締めるという意味を掛け合わせています。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また、避難所で起こるさまざまな出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームであります。 熊本地震発生後、自主防災組織強化の訓練として、HUGゲームが活用されています。市長に伺います。本市でもHUG避難所運営ゲームを校区コミュニティ協議会や職員研修として実施することはいかがでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 有事に当たっては、かねての机上の訓練も含めて、かねてからその対応を疑似的に体験し、その対策を練るということは非常に大事なことだというふうに思います。議員ご提案の件も含めて検討してまいりたいというふうに思います。 ◆4番(竹下日出志君) 指定避難所の施設の改修、定期的な検証や補強で耐震性を維持、強化について再質問いたします。 熊本地震では、指定避難所の天井板等が落下して、避難所として使用できない施設もありました。そこで本市の避難所の照明、天井板などの落下物の点検はなされているか伺います。 ◎危機管理監(堀之内勝君) お答えいたします。 避難所の体育館等の照明器具、天井板、確認はされているかということでございますが、現在、確認には至っておりませんが、今後、そのようなことを考えて、施設管理者と協議して進めてまいりたいと思います。 ◆4番(竹下日出志君) 防災に対する教育及び啓発運動を充実するため、手軽に持ち歩ける防災ハンドブックの作成、活用を考えられないか。教育委員会では、各幼稚園、小学校、中学校の児童生徒の生命を守るため、危機管理対応必携を作成し、防災に対する啓発運動を行うとの答弁でしたが、そこで、わかりやすいポケットハンドブックを紹介したいと思います。 このポケット防災ハンドブックは、熊本地震後、「きょうから始める防災力アップ対策、災害は日ごろの心構えと準備から。いざというときに慌てず、いつもかばんやお財布の中に入れて持ち歩きましょう」との、普段から防災への意識を持っていただくために公明党で作成しました。 モニターをお願いします。これがポケットハンドブックの用紙であります。この点線の部分を切り取りますと、このようなポケットハンドブックになります。この震災直後と震災当日の2冊に分かれております。これは震災直後のポケットハンドブックでありまして、これが震災直後のポケットハンドブックであります。このように折りたたみますので、財布やバッグ等にも入れる大きさであります。普段から持ち歩くことができます。これが裏表になっております。 もう一つが震災当日、「落ち着いて行動し、助け合いの精神で」と書かれた、これも裏表になっております。内容がこのような、震災当日、「落ち着いて行動し、助け合いの精神で」と「トイレは重要、水は貴重」、お役立ち情報として鹿児島県の防災の情報も書くようになっています。また、防災用品リストとか、個人のデータ、緊急時に役立つ連絡先等も記入できるようになっております。これが防災ハンドブックでございます。 そこで、防災に対する教育や啓発運動を充実するために、手軽に持ち歩ける防災ハンドブックを作成し、活用することはいかがでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えいたします。 私どもの教育委員会でも、答弁の中で教育長が紹介しましたが、危機管理対応必携というようなことを、危機に、災害等に関するマニュアル本みたいなものをつくっているところでございます。やはり子どもたちの生命を守るためには、子どもたちへの指導そのものも大切なことですし、また、保護者、周りの大人の方々へも、そういう方々の協力なくしては、子どもの生命を守ることができませんので、そういうことでしっかり守っていけるように、そういう実現をできるように、保護者向けの対応マニュアル、それから教職員向けの対応マニュアルをつくっているところでございます。 そのままコピーして配布できるように工夫しているわけですが、自然災害にはさまざまなものがございまして、風水害のもの、それから地震に対して、それから最近では気温上昇に関する熱中症への対策とか、さまざまないわゆる災害危機が子どもたちの回りにはございますので、そのことについて、いろいろな場面を想定して、対応していくことが大事なことかなというふうに考えているところでございます。 議員から提案のことについては、今後また研究を進めてまいります。 以上です。 ◆4番(竹下日出志君) いざというときに備えてもらうための使い方を学ぶ教室につきまして再質問いたします。 埼玉県朝霞市の少女誘拐事件で、少女の保護につながるなど、公衆電話の有用性が見直されている中、公衆電話の使い方を学ぶ教室がさいたま市の小学校で開かれました。 公衆電話をめぐっては、ことし3月、行方がわからなくなっていた朝霞市の少女が2年ぶりに発見、保護された事件で、通報に公衆電話が使われたことや、ことし4月の熊本地震で、災害時伝言ダイヤルが役立ったことなどからも、その有用性が見直されています。 一方で、携帯電話が身近なものになり、公衆電話の設置台数が減少していることから、使ったことのない子どもたちも多く、いざというときに備えてもらうために、使い方を学ぶ教室がさいたま市立三橋小学校で開かれました。日本公衆電話会埼玉支部による教室が開かれ、災害時に電話が殺到し、規制がかかっても優先的に扱われるなどのメリットが紹介されました。そして、実際の電話で緊急通報をかける体験を行った児童たちは、慣れない操作に戸惑いながらも、いざというときに備えて学んでおりました。 講習では、公衆電話の使い方を教える日本公衆電話会の職員が、実際に公衆電話を使いながら、受話器をとった後、お金やテレホンカードを入れるといった電話をかける一連の動作を説明していました。子どもたちは、講習会の後、公衆電話にテレホンカードを入れて、自宅の電話番号を押してみるなどして、使い方を確認しました。男児児童は、「今まで公衆電話を使ったことがありませんでしたが、110番のかけ方がわかりました」と話していました。三橋小学校の校長は、「きょう学んだ使い方を忘れないよう、保護者と協力しながら、今後も継続的に使い方を教えていきたい」と話しておりました。 そこで、本市でも日本公衆電話会による教室を実施することはいかがでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えします。 災害時の、緊急時の場合は、仮設の公衆電話等の活用が有効な手段であることは、十分承知しているわけですけれども、現在のところ、公衆電話の使用についての学校で指導していくということについては、今のところは考えていないところでございます。 以上です。 ◆4番(竹下日出志君) 姶良市の場合は、あくまでも家庭で公衆電話の使い方を学ばせてもらうようにお願いしたいということでありますので、その辺はまた父兄の方々にもお願いしていただければと思います。 2番目の若者の政治的関心を高める動きについて再質問いたします。今後は、本市の施策等が若者へ伝わるような情報発信のあり方、若者の地域づくりへの参画の促進なども考えながら、若者の政治への関心を高め、若者の声を政治に反映させる仕組みを調査・研究するとの答弁でありました。 私が提案しました、愛知県新城市では、若者の政治参画を促進するために、新城市若者議会条例を制定しております。市内に在住、在学及び在勤している16歳から29歳の選考された若者20人が、13回に及ぶ議会審議を経て、市長に若者予算事業に関する答申書を平成27年11月2日に提出しております。この内容が反映された平成28年度の予算案は、本年3月に市議会で可決され、平成28年度から実行に移される見込みであります。 平成28年度の新城市若者予算の総額は、7つの事業で997万7,000円です。事業の主なものは、新城市若者議会特化型PR事業150万円の内容は、新城市にとって、大きな可能性を秘めた若者議会とその活動を民間と連携し、全国に向けて力強くPRしていきます。また、おしゃべりチケット事業42万6,000円は、地域での支え合いの活動の強化を目的に、高齢者におしゃべりチケットを配布して、高齢者と若者とのつながりをつくります。若者防災意識向上事業24万9,000円は、災害時に活躍できる若者をふやし、災害被害を軽減させるために、若者の防災を考える会を立ち上げ、若者みずから防災意識向上を図ります。これら全部で7つの事業ですが、平成27年11月2日に新城市長に、新城若者議会議長から、予算事業の答申書が提出されております。 このほか、自治体の取り組み事例では、若者層を対象とする意見聴取として、青少年モニター制度、これは京都府京都市で、青少年が市政やまちづくりに参加する機会をふやし、社会への参加意識を高めるとともに、青少年の視点と意見を市政に反映させることによる施策の充実を図っています。 宇部市若者会議。山口県宇部市では、学生などの若者がグループワークを通じて、まちづくりに対する提言をまとめ、市へプレゼンをします。宇部市では、若者の視点や意見をまちづくりに生かそうと若者会議を2014年度から実施しております。 鳥取市若者会議。鳥取県鳥取市では、若者の意見や提言を十分反映させ、若々しい感性と力強いエネルギーを取り入れながら、若者との共同によるまちづくりを進めていくため、鳥取市若者会議を設置しております。 市長に伺います。本市でも、若い世代の小さな声を大きな力に、社会参画、暮らし、仕事、子育てなど、若者の意見や提言を市政に反映させるために、姶良市若者議会や若者会議を実施することはいかがでしょう。 ◎市長(笹山義弘君) 熊本地震においても、高校生が中心に、自転車を活用しての活動が大変話題になりましたし、そのことによりまして、自治ということを若者も学んだというふうに思います。 そういうことを考えますと、今のご提案はまさに的を射ているといいますか、大切なことだというふうに思います。そのことについては、議会の皆様と協議しながら進めてまいりたいというふうに思います。 ◆4番(竹下日出志君) 3番目の食品ロスの削減に向けての取り組みについて、再質問いたします。 今後は、学校や幼稚園、保育所などに対し、食品ロス削減に取り組む団体の出前講座を活用しながら、食品ロスを減らす環境教育、啓発活動の実践に努めるよう指導したいとの答弁でありました。 先進地事例を紹介いたします。埼玉県新座市では、家庭から出る生ごみを減らすために、新座食べ切り運動で「3ない」生活の実践で、生ごみの減量を推進しています。「3ない」生活とは、家庭から出る生ごみを減らすため、日ごろから3つの「ない」、「買い過ぎない、つくり過ぎない、捨てない」を心がけた生活を送ることで、食材の廃棄をできるだけ少なくすることを目指した取り組みのことであります。 買い過ぎない。買い物に行く前に、冷蔵庫の中をチェックしましょう。つくり過ぎない。残さず食べ切れる量を考えてつくりましょう。捨てない。食べ残し、消費期限切れになる食材廃棄をやめましょう。新座市は「3ない」生活の実践を推進しております。 そこで市長に伺います。本市でもごみの減量化に向けた取り組みの一つとして、家庭から出る生ごみを減らすために、市民の皆さん一人ひとりができる行動として、姶良食べ切り運動で「3ない」生活でごみを減らそうを推進することはいかがでしょうか。 ◎市民生活部長(黒木一弘君) お答えいたします。 まず、本市の可燃ごみの状況でございますけれども、昨年1年間の可燃ごみの量でいいますと、2万1,000tございまして、家庭計で1万5,000t、ただ家庭計につきましては、この5年間で100tほど減少しているということでございます。それと事業計につきましては、年間6,000tということで、5年間で事業所数もふえまして、1,000tほどふえているということでございます。 その中においても、議員ご指摘のように、食品ロスにかかる部分も相当量ということでございまして、私どももその削減に向けて努力しているところでございますけれども、まず、答弁書にもございましたように、まず広報の徹底ということで、今、議員がご提案いただきましたことも含めまして、その広報、それからあるいは飲食店等の部分につきましても、事業所等の協力が必要でございますので、関係団体とも協議を重ねて取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆4番(竹下日出志君) また、新座市ではことし1月、保育園児に食べ物を無駄にしない姿勢を身につけてもらうために、紙芝居やクイズを活用した出前講座を保育園で実施して、保護者の間で反響が広がっております。 市は今年度、市内6保育園で出前講座を行う予定であります。これは、買い過ぎない、つくり過ぎない、捨てないの「3ない」生活を市民に呼びかけ、ごみ減量を目指す新座食べ切り運動の一環であります。ごみ減量、食べ切り、幼児教育と題した講座では、市のイメージキャラクター「ゾウキリン」のぬいぐるみにマスクをかぶせた「ごみ減らすんジャー」が主人公の紙芝居やお菓子の袋が何ごみかといったクイズなどを出題します。終了後には、ごみについて学んだ証としてごみの分別方法が絵を使って示されている「ごみ減らすんジャー協力証(子ども分別表)」が授与されています。 出前講座が開かれた保育園によりますと、保護者から「子どもが協力証を得意げに見せ、分別書の説明をしてくれました」「進んで分別に協力してくれました」などの声が寄せられていると言われております。 市の担当者は、今後、子ども会のイベントなどでも活用してもらえるよう、さらに身近な内容を盛り込み、講座を充実させていきたいと語っております。 そこで、教育長に伺います。本市でも、園児に食べ物を無駄にしない姿勢を身につけてもらうために、紙芝居やクイズなどを活用した出前講座を保育所や幼稚園で実施することはいかがでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えします。 姶良市の小中学校でも残食ゼロというようなことについて、取り組みを見せておりまして、例えば、給食の時間の最初の10分間はおしゃべりをしないでしっかり食べる時間としましょうとか、配るときには、もう全て食缶を空にしてしまいましょうとか、それから、調理方法もそれぞれの給食センター等でも工夫をしていらっしゃいまして、ニンジンをハート型に切るとか、いろんな調理方法を工夫しながら、子どもたちの残食ゼロに向けて、一生懸命努力をしていただいているところでございます。 特に、小学校4年生の学習なんですが、ごみを減らすというようなことについて学習を進めているわけですが、このときに、家庭から出るごみが最も食材の生ごみ等が一番多いというようなことを学習しておりまして、そのことについては、減らすよう努力する人になりましょうということで、今、学習を展開しているところでございます。 また、教育長も答えましたように、残食ゼロへの取り組みは、食缶を空にするというようなことが目的ではなくて、取り組みを通しまして、食事の大切さとか楽しさ、それからよりよい食品を必要な量だけ選ぶ力、それから食材を生産していただく方、それから調理してくれる方への感謝の心であるとか、挨拶やマナーとか優れたふるさとの食材とか料理について、いろいろ学習をしているところでございまして、今後、その栄養素などにも十分触れながら、残食ゼロについていろいろ展開してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆4番(竹下日出志君) 本市でも幼稚園、保育所で、残食ゼロを目指して努力していることがわかりました。了解いたしました。 今回の質問は、熊本・大分地震を教訓に、家具の転倒や落下を防ぐことでもあります。金具や支え棒による固定、高いところに物を置かない、寝室や高齢者のいる部屋には家具を置かないと、自分の命を守る行動は、家族を守る行動につながります。大分・熊本の皆さんから、私たちへのメッセージであると思います。 地震、津波、集中豪雨、火山噴火など、災害から自分自身が家族など、大切な人の身を守るためには、日ごろからの備えが大切であります。 今後、本市でも防災に関する教育と啓発活動に充実を要請しまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(湯之原一郎君) これで、竹下日出志議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。3時20分から再開します。(午後3時09分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時20分開議) ○議長(湯之原一郎君) 一般質問を続けます。 1番、峯下洋議員の発言を許します。 ◆1番(峯下洋君)     登      壇  皆様、こんにちは。本日はご多用中にもかかわらずお越しいただきまして、まことにありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。また、インターネットで中継を見ていらっしゃる方、ありがとうございます。 本日の最終質問者になりました、議席番号1番、峯下洋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私もおかげさまで議員になりまして、はや2年がたちました。2年間は総務常任委員で、これから2年は文教厚生委員で頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 地震災害等で被災された方々に対しまして、心よりお悔やみを申し上げます。しかし、悪いことばかりじゃなくて、海の向こうでは、皆さんご存じのイチロー選手がすごい記録を打ち立てました。まことに彼を見ていてすごく思います。彼はすごい人だなと。日々の彼の努力、こつこつとしている姿、私も爪のあかを煎じて飲みたいと思っております。彼は、入ってからほとんど体型が変わってないんですね。私は入って随分太らせていただきました。これもひとえに皆様方のストレスであります。それで、まだまだ彼には活躍していただきたいと思います。42歳です。20年にはまた野球が始まります。そのときもぜひ選手として出ていただければありがたいと思っております。 先日、姶良市が応援隊の皆様が出演していたテレビがあったんですが、本当にお疲れさまでした。ドローンを使ったプロモーションビデオとっても素敵だったと思いました。市長のお顔がぎらぎらと輝いていらっしゃったのは、私たちのせいだったでしょうか。すごく姶良市は今、風が吹いていますよね。県の中央に位置してますが、本当に我々議員といたしましても、頑張っていきたいと思っております。 それでは、通告書に従いまして質問させていただきます。 質問事項1、不登校児童生徒に対する対応について。 要旨、現在の不登校生徒児童の現状とその対処、指導方法について伺います。また、長期不登校生徒児童の今後の対策について伺います。 質問事項2、下水・排水整備について。 要旨1、各地区で老齢化が進み、下水掃除が困難となっている地区がふえていますが、行政としての対応策を伺います。 要旨2、下水・排水溝の定期的な点検整備は行っているか伺います。 質問事項3、松原なぎさ小学校通学路の整備について。 松原なぎさ小学校の通学路について、平成26年第2回定例会で、変形交差点の是正と危険箇所への信号設置について、道路管理者や姶良警察署にお願いしているとの回答を得ていますが、まだ変形交差点の是正がなされていません。その後の行政の取り組みについて伺います。 質問事項4、姶良市独自の特別区導入について。 要旨、国は「千葉市ドローン特区」や「福岡創業特区」などを設置し、地域の活性化を図っていますが。姶良市でも校区単位でそのような特別区をつくる考えはないか伺います。 また、先日、テレビでドローンを使って鳥獣被害に対応している地域を紹介していましたが、先般の議会と語る会でも、鳥獣被害に苦慮している旨の意見がありました。行政の取り組みについて伺います。 以下、一般質問席から伺います。 ◎市長(笹山義弘君)     登      壇  峯下議員のご質問にお答えいたします。 ご質問のうち、1問目の不登校児童生徒に対する対応についてと、3問目の松原なぎさ小学校通学路の整備についてのご質問につきましては、教育委員会で答弁いたします。 2問目の下水・排水整備についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。 市道の道路排水の清掃については、自治会や地域の方々のご理解をいただき、定期的に清掃活動を実施されており、その際の土砂の搬出や蓋揚げの貸し出しは市で行っております。 しかしながら、道路側溝の勾配、構造等によっては、地域活動では困難な箇所があることから、側溝清掃の業務委託や排水勾配の改善等を実施しているところであります。 側溝清掃につきましては、土砂の堆積状態を確認し、状態に応じて行っておりますが、要望箇所が多いことから、清掃は隔年で実施している状況であります。 今後も、地方改善施設整備事業を活用し、排水施設の改修を実施してまいります。 次に、4問目の姶良市独自の特別区導入についてのご質問にお答えいたします。 さまざまな事情により、進展がおそい分野に対し、地方公共団体や地域の実情に精通したNPO、民間事業者等が「自助と自立の精神」を持って「知恵と工夫の競争」に基づいた事業モデルを推進しようとしたとき、従来の法整備の中では実現困難な場合が発生します。 このような地域の独創的な構想を最大限実現するための環境整備を、国と一体となって行っていくものとして特区制度があります。 本市におきましては、「姶良市ドクダミ草リキュール特区」の指定を受け、フォンタナの丘かもう株式会社が、ドクダミ草を原料としたリキュール酒製造事業を行う予定であります。 これにつきましては、本年9月10日、11日に加音ホール及び県民の森などを会場として開催される「第5回全国薬草シンポジウムIN姶良」に関連した事業の一つとなっております。 今後は、地方創生の中で官民一体となり、10年後の地域を活性化させるため、継続性があり、収益性の高い事業を発掘する中で、必要に応じて特区についても検討してまいります。 また、鳥獣被害につきましては、市鳥獣被害対策協議会におきまして、現状を把握するとともに、中山間地域における集落ぐるみの被害対策啓発活動、撃退装置や電気柵の設置、有害鳥獣の捕獲など、さまざまな対策を講じているところであります。 ドローンを活用した鳥獣対策につきましては、長野県の果樹地帯における鳥獣の追い払い、岩手県花巻市における生息状況調査実験、また、徳島県那賀町における農作物の生育観察や、鳥獣被害防止の実証実験等が行われているようであります。 しかしながら、現段階において、具体的な成果を確認できておりませんので、それらを確認した上で、本市に合ったドローン活用法等を研究していきたいと考えております。 ◎教育長(小倉寛恒君) 1問目の不登校児童生徒に対する対応についてのご質問にお答えいたします。 本市の不登校の状態にある児童生徒の割合は、比較のできる平成26年度末の時点で、小学生が0.32%、中学生が3.57%となっており、県平均の小学生0.25%、中学生2.89%と比較すると高い傾向にあります。 不登校の状態となっている小中学生は、心理的・家庭環境的要因や、無気力、友人とのトラブル、学業不振などのさまざまな要因によって登校できない状態にあります。 このような状態の子どもたちに対し、生活リズムを整えたり、集団生活への適応力を高めたりしながら、在籍する小中学校への復帰を促すために、相談及び指導を行う施設として、「適応指導教室」を設置しているところであります。 適応指導教室は、加治木教室、姶良教室の2か所を設置しており、平成27年度の実績は、小学生2人、中学生35人の延べ37人の児童生徒が通っているところであります。 また、各中学校では、校内に不登校傾向を持つ生徒が学習できる特設の教室、「登校支援室」を設置したり、保健室での学習をしたりして、段階的に教室への復帰を促しているところであります。 現在、教育委員会としましては、学校と協議し、「睡眠教育」の重要性とともに、スマートフォンやテレビゲーム等の使用制限など、よりよい生活習慣を身につけることに力を入れているところであります。 学齢期は、心身の急激な発達期でもあることから、しっかりと睡眠をとり、朝食を食べ、元気に登校し、学習することが求められます。 今後も保護者会などを通じて、睡眠の大切さや、生活習慣を阻害する要因を除去することについての周知を図ってまいります。 また、長期に不登校状態にある児童生徒に対しましては、スクールソーシャルワーカーを派遣しながら、総合的な解決に向け、関係機関と連携してまいります。 次に、3問目の松原なぎさ小学校通学路の整備についてのご質問にお答えいたします。 松原なぎさ小学校の通学路における危険箇所の一つである建昌菜の花保育園付近の変形交差点につきましては、容易に改善が難しいことから、これまで見守り隊による立哨体制の強化や、関係部署による路面標示、ラバーポールの設置など、安全確保に努めてきたところであります。 信号設置につきましては、警察、道路管理者等の関係部署と協議してまいりましたが、道路の形状、幅員が狭いことなどから設置に至っておりません。 教育委員会としましては、今後も子どもたちの登下校における安全確保の観点から、地域の実態に応じた対策を講じるとともに、引き続き、姶良っ子見守り隊等との連携を図ってまいります。 以上、お答えといたします。 ◆1番(峯下洋君) パーセントで表示してくださったわけなんですが、人数はどのようになっているんですか、お聞かせください。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えいたします。 26年度、小学生の場合が14名、中学生が82名ということでございます。 ◆1番(峯下洋君) 先般、資料請求をさせていただきまして、平成27年の第3学期の資料をいただいたんですが、それを見せていただいてちょっとびっくりしたのが、小学校の1年生の児童さんでも、男の子が3人、女の子が2人、もう5人の方が不登校になってらっしゃるんですよね。それで、この原因っておわかりでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えします。 不登校の原因につきましては、複数の要因が影響しているものが多いわけですけれども、一概に挙げられないんですけれども、例えば無気力であるとか、それから家庭環境、生活環境の急激な変化、それから家庭内の不和、それから親子関係をめぐる問題、不安などの情緒的な混乱、学業不振というようなことがありますけれども、小学校低学年の場合には、家庭環境、生活環境の急激な変化、それから家庭内の不和というようなことなどが大きな要因となっております。 ◆1番(峯下洋君) この5名の方たちは、幼稚園とかその辺でも不登校というか不登園と申しますか、あったんでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えいたします。 実は、これまでの姶良市の場合は、他の地区からの転入が多いわけですけれども、そういう転入のお子様というか、1年生をにこちらのほうに転入して来られるという方も多いわけですけれども、そういうもともと少し不登校傾向にあった子どもさんということもございました。 ◆1番(峯下洋君) いただいた資料によりますれば、だんだんその学年が上がるにつれて、どうしても不登校という子がふえてきているみたいなんで、男子が合計で22名、女子がまたこれも偶然に22名だったんですが、44名の方が不登校になってらっしゃるみたいです。これは30日以上の欠席児童ということで伺っております。 不登校児童生徒集計表というのをいただいたんですが、これは1年から6年で12名、女の方が14名の26となってますけれども、これはどのような数字になっているのでしょうか。30日以上の方に含まれているのか含まれていないのか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えします。 不登校の定義そのものが1年間に30日以上欠席した場合には、不登校の児童生徒ということになっているわけですけれども、その中に含まれるというふうに考えていただきたいと思います。 ◆1番(峯下洋君) 中学校になりますと、中学校1年生で10人、女の子が11人、2年生が18人、女の子が19人、3年になると男の子が22名、女の方が27名というふうにだんだん多くなって、トータルで107名の方が不登校ということになってるんですが、やはりその小学校からずっとこのようになっていくのか、中学校に上がって、その友達関係とかそういったのが原因で、特定はできないとは思うんですけれども、小学校からずっと中学校まで不登校という方もいらっしゃるんでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) そういった場合もございます。ただ、小学校と中学校と比較しますと、やはり中学校のほうが多いということでございます。先ほど申し上げたように、家庭の状況でありますとか、それからだんだん学習量もふえてきますので、そのスピードや量になかなかついていけないとかっていうような学業不振のことが理由になっている場合もあるんですけれども、一概には言えないところなんですけれども、実は、私どもの調査でも23年度、24年度ぐらいまでは、まだ全国的にも、それから姶良市のほうでもそんなに不登校の子どもは多くはなかったんですけれども、実はこういう通信機器の発達とかそういったようなことも含めて、一気に25年度ぐらいからふえてきたというような傾向がございます。 教育長も答弁書の中で答えましたように、睡眠教育とかそれから生活リズムを整えるとかというようなことについては、今後も本当に力を入れて指導していく必要があるというふうに考えているところです。 ◆1番(峯下洋君) 回答の中に、スマートフォンとかテレビゲームというのがあったんですが、やはりこれが大きな割合を占めていると考えてもよろしいんでしょうか。それで結局朝起きれない。それでついつい寝坊してしまって、もう行くのが嫌になってという形があるんでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) それも大きな要因の一つだというふうに考えています。子どもたちの生活スタイルそのものが、多くの大人の目が離れてしまっているんじゃないかなと思っています。無制限にテレビ鑑賞とかゲームに興じたり、それからスマホとかSNSをしたり、そういったような睡眠のリズムを壊してしまっている子どもが確かにおりますので、そういう子どもたちについては、しっかりと生活リズムを整えてあげることが必要になってくると思います。 ◆1番(峯下洋君) そういう問題について、その父兄の方とかとお話をすることがあるんでしょうか。例えば、原因を追究するときに、お宅に伺って、例えば親御さんがわかってるのかわかってないのか。ただ、親の前ではしないで、親が寝てからやってるとか。最近はちょっと私わかりませんが、小学校の高学年の子どもさんはほとんどゲームっていうんですかね、持ってるみたいで、私の孫なんかもやってるみたいです。妹のところの孫なんかは、学校から帰ってきたらとりあえず宿題をすると。それが終わったらどうぞという感じでさせてる部分もあったりして、やはりこれは親がある程度管理をしないことには、やはり楽しいことはずっと、大人もそうでしょうけど、1時間で飲むのとかやめなさいっていってもだらだら飲むのがあると思うんですが、これはもう子どもにしたらゲームというのはすごく楽しいものだと思うんで、やはり本当だったら親がだらだら飲まないで、1時間って決めたら1時間でやめてしまえばいいんでしょうけど、子どもだけ責めて自分はだらだらというのはしないように、私も心がけたいと思います。 その親御さんのところに行って、相談をされる機会もあると思うんですが、どういった場所というんですかね、お宅に訪問してできることなのか、学校に来ていただいてお話をされているのか、その辺をお聞かせ願えれば。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えします。 この不登校対策につきましては、各学校でも力を入れているわけですけれども、各学校やそれからスクールカウンセラーという方々、それからSSWというスクールソーシャルワーカーという方々、それから福祉部局、福祉部の方々の協力をいただいて、ちょっと深刻化している子どもさんにつきましては、ケース会議を開いたり、それから相談とか訪問を繰り返し行っているところでございます。このように、丁寧に寄り添った対応を行っておりまして、実は今年度のスタート2か月半たちましたけれども、今年度は昨年度のスタート時よりも、非常に欠席日数が少ないという状況がございまして、ことしの実数として減らしていきたいなというふうに、前向きに考えているところでございます。 以上です。 ◆1番(峯下洋君) 今スクールカウンセラーとかスクールソーシャルワーカーですか、この方々は大体今何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) 例えばスクールソーシャルワーカーを例にして挙げますと、3名の方が中学校区に配置されているわけですが、延べ240日動いていただいております。 それから、昨年度の実績でいいますと、学校訪問を159回、家庭訪問を113回、適応指導教室訪問を79回、それから福祉事務所、市役所等の訪問が87回というようなことでございます。 また、不登校の中にも、またネグレクト等の問題がないかとか、そういったようなことについてもいろいろ心配をいただいて、訪問をさせていただいているところでございます。 以上です。 ◆1番(峯下洋君) この3名の方でずっと姶良市内の学校を回っていらっしゃるということですよね。結構ハードですよね。この方々は、年齢はちょっとわかりませんが、まだ長く長くしていただける方なのか、それとももうベテランでいらっしゃって、また交代と申しますか、あとこういう人員をふやす計画とかあるんでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えします。 3人の方は社会福祉士の資格をお持ちの方でございまして、学校、それから福祉部局、いろいろな各方面とも顔の通った方でございまして、例えばその各家庭に毎日行っているわけではございませんで、2週間に1回とかそういったようなことで、嫌がられないように、各家庭にしっかりと入れるように気を配ってしていただいているところでございます。 ◆1番(峯下洋君) ちなみに先方の方から来てくださいとかいうのがあるんでしょうか、そういう事例は。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) 当然ございます。 ◆1番(峯下洋君) ということは、今のところはこの方々のおかげで不登校の方が減ってるということですよね。私が心配するのは、中学校卒業されて、高校とか順次に上がっていくわけですよね。そうしたときに、恐らく管轄が離れていきますよね。その辺は姶良市としては、どのような体制で見守っていかれるおつもりなんでしょうか。 ○議長(湯之原一郎君) どなたが答弁されますか。暫時休憩します。(午後3時48分休憩) ○議長(湯之原一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時49分開議) ○議長(湯之原一郎君) 答弁お願いします。 ◎教育部次長兼学校教育課長(上田橋誠君) お答えします。 学校教育課としましては、中学校3年生までのことについては、いろいろ不登校については考えているんですけれども、高校入学のことについても。その後の追跡調査をしておりませんで、本当に申しわけないなと思っているんですけれども、今後、また福祉部等の引き継ぎとかそういったようなことについては考えていきたいなと思っておりますけれども、ちょっとすみません、答えがしっかりできなくて申しわけないです。 ◆1番(峯下洋君) 中学校まで行けない子が、高校になってまたすぐ行けるというのはちょっと考えにくい問題がありますので、ぜひこれは市全体でこの子たちを見守っていかなきゃいけないと思うんです。と申しますのが、仕事にもつかない可能性があるわけですよね。そうすると、親御さんがお元気なときはいいんでしょうけれども、やはりだんだん年を重ねてきて、その子どもさんが将来どうなるんだろうと、すごく不安があるんじゃないかと思うんですよね。やはり、それがまた生活保護とかそういった感じになっていくと、また財政を圧迫することになりかねないと思うんです。だから、早いうちからいろいろネットとか調べてみれば、NPOの方々がいろんな立ち上げて、それで子どもさんたちを、これにもありましたけれども、そういったところをして、少しでも社会復帰といいますか、するようなことを投げかけて、一緒にやっていくというのが大事なことだと思うんです。 今、この議会が発行してますね、回覧で。何月何日誰がこういった内容で一般質問しますということで、今、回覧で回ってるんですが、先日、私のほうに電話をいただいたんです。その方は、以前学校のお仕事をされていたみたいで、ちょっと私時間があんまりなかったものだから、1時間程度お邪魔させていただいて、彼は加治木のほうに住んでいらっしゃって、そういった関係の仕事もされてるみたいだったんで、今後私もその方にいろいろ教えていただいて、少しでもそういったお子さんなんかの手だてになればいいのかなというのを痛烈に感じたところでございます。 実は私の娘も短期間だったと思うんですが、私が単身赴任していたときだったと思うんですけれども、一時そういった不登校と申しますか、なった時期がありました。でもおかげさまで、今は結婚もして、それこそ初代の観光大使も努めさせていただきました。だから、みんなに頑張ってもらいたいと思います。 ごめんなさい。これで、その不登校については、これからも一生懸命みんなで全力で支えていっていただきたいと思います。 それでは、次の質問事項2の下水・排水整備についてちょっとお聞きします。テレビをお願いいたします。カメラですか。 これは、先日、松原上自治会の中にあったんですけれども、危なくあふれそうになっているということで、住民の方から電話がきまして、それで副会長とか会長とかみんなで行ったんです。こういう側溝を持ち上げるイーグル何とかかんとか、なんか上げる機械があるんですってね。これで上げたわけです。そしたら、上流が広くて下流が狭くなってるんです。だから、上から流れてくるとあそこで今ひっかかっているわけですよね。あれが原因で、ずっともうオーバーフローというか危なくあふれるところだったんです。これは市がやったのか、その造成された方がしたのかちょっと定かじゃないんですが、このふたを開けたところが、危なく今、アンカーを打ってもらってるんですが、これは地元のうちの副会長なんですけれども、こういった仕事が何でもできる方なんですが、今アンカーを打ってるところがなくて、細い、何ていうんですかね、鉄器みたいなやつが途中で切れてたやつがあったんです。それで、どうにかこうにかもってたんですよね。それで開けてみてびっくりで、早速アンカーで補強していただいたんですが、それで先ほど定期的な点検をされているのかというのを聞かせてもらったんです。 これ本当に長さが1m20ぐらいあったんで、もし離合とか何かで車が乗ってたら、恐らくひっくり返る、側溝に落ちて大けがされたんじゃないかと、後で本当にひやひやしました。 それで、これは何かネットで調べたら1万円しないぐらいの機械があるそうなんです。こういったのをできれば今、17校区ありますよ。そういうところに1個ずつでも配っていただければ、市でも何か対応されるというようなことが書いてあったんですが、わざわざ市役所まで来て借りるよりも、その校区に1台でも2台ずつでもあれば、ぱっとできるんじゃないかと思っております。ありがとうございます。 ぜひ私の希望といたしまして、これを校区に備えつけていただければありがたいのかなと。先ほど来、校区の振興どうのこうのとおっしゃってましたが、やはり行政で、行政が間に合わないところは校区をうまく活用していただいてやっていただければ安心だし、やはり校区の方のほうが自分の地域のことをよくわかっていらっしゃると思うんですね。だから、それをぜひ活用していただければと思っております。 それでは、次に、なぎさ小学校の通学路について、また質問させていただきますが、カメラお願いいたします。これは、建昌福祉会に入っていくところの入り口なんですが、ここの今赤い楕円形のやつは、あそこに見守り隊の方が立っております、普段。あそこの入り口にちょっと空き地みたいなのがあるんですが、そこがちょっとカーブになってまして、左から来るところが、なかなか見づらいんですね。そこをちょっと奥行きがどのくらいですかね、七、八mあるんですか、幅が3mぐらい。ここを市のほうで買っていただけると、スムーズに入っていけるのかなと。一時停止があの中でちょっとすれ違えることができるんじゃないかということで、そういったことをうちの自治会長さんからどげんかならんたろうかいというようなことだったので、写真を撮らせていただきました。 これが今、あそこの手前の右側に、今写真で見せたところがあるんですよ。今、変形交差点のほうに向かって車が走っています。1台車がとまっているとああいった感じで、本当にもう狭いです。赤のところに毎朝5名の方が立って、子どもたちを誘導しております。これは反対側から見たら、あんな感じで立ってらっしゃいます。こんな感じですね。そこの真正面には、ちょっと角っこになるんですが、あそこも空き家なんですよね。あれがなくなるとすごく見晴らしがよくなって、危険性も減っていくのかなと思っております。 答弁書にもありましたように、あそこにホールをつくっていただきました。でも実際は、本当に狭いです。もう本当にぎりぎり。朝7時から8時の間に自治会で調べた結果、300から400台の車があそこを行き来しているわけですよね。それに子どもたちが来るんで。天気のいい日はいいんですけど、傘をさして来ると、とてもとても大変な状況になっております。これは、今の空き家のほうからまっすぐ見た図でございます。これが、先ほど紹介しました交差点の角にある空き家です。はい、ありがとうございます。 ちなみに、毎朝7時から8時のなぎさ小校区では、33名の方が各交差点に立っていらっしゃいます。青パトが2台走っています。私もたまにバイクで走りまわったりしているんですが。線路を渡ってしまって、建昌のほうに行くとあまり立ってないという形で、重富とかあっちのほうに走っていったんですが、蒸気屋のところにお2人ぐらい立っていらっしゃるとか。本当になぎさ校区の安全パトロール隊は百何名いらっしゃるんですね、全員で。本当にもうボランティアで朝晩立ってらっしゃいます。本当にPTAの方々もすごく喜んでくださっています。やはり念願は、やっぱり信号はその形がどうのこうのとおっしゃってなかなか難しい面があるんでしょうが、何とか道を拡幅するなりして、少しでも子どもたちが安全に通行できるようなのを早めにつくっていただければと思っております。ぜひその辺はいかがでしょうか、市長。 ◎市長(笹山義弘君) 通学路の問題含めまして、この松原なぎさ校区の方々からいろいろなご要望いただいております。第2調査区画整理事業は残してございますが、この事業が入れば解決する課題かもしれませんが、これには相当の費用と日数がかかると思います。従いまして、今、校区コミュニティ協議会立ち上げていただきまして、校区の通学路の問題も含めていろいろと協議をいただいているというふうに思いますので、そういう場に出向きまして、できるところを可能性を探るという、安全を確保するという点からは、そういう協議をさせていただきたいというふうに思いますので、ご理解いただきたいと思います。 ◆1番(峯下洋君) それでは、4番目の姶良市独自の特別区導入について、続けて質問させていただきます。 議事録を見ていましたら、鳥獣被害ということで、今簡単に探索できますよね、言葉で。見ていましたら、以前、同僚議員が餌づけをしたらどうかというのがありました。なるほどと。私たちもちょっとお茶飲みながらしゃべっている間に、電柵とかは議会と語る会で回ったときに、意味がなかど、飛び越えてくらいよっちていう話でした。実際、自分たちも電柵を目の当たりにしたことがなかったんですが、入らないようにするほうがいいのか、例えば耕作放棄地みたいなのがもしあるんであれば、そうしたところに先ほどから食べる物を捨てていると、そういった物を集めてそこに置くと。そのために私が特区をつくったらどうかというような、そういったところで試してみて、もしそれがうまくいくようであれば、ほかのところにも波及することは可能だと思うんですよね。だからそういったのをやりたいんだ、ちょっと予算をくれとかいうのがもし校区単位であるんであれば、そこを優先的にちょっとお金を出してあげてやって、実際その体験させると申しますか、そういったのがうまくいくようであれば、おいげえはもう街の中やからそれはいらんと。じゃっどん、そん側溝整備をやってみたいとか、いろんな発想が出てくると思うんですよね。そういったことをその姶良市独自の特区と申しますか、そういうのを活用しながら、いろんなものに対して、私特に思ったのが、ドローンすごいですね。私ドローンというのは、運転の資格がいるんでしょうけれども、あれって飛行距離ってどれぐらいあるんでしょうか。 ◎農林水産部長(海老原経記君) お答えいたします。 今、議員がおっしゃいましたこのドローンにつきましては、最近いわゆる橋の点検ですとか、災害時の写真撮影、またスポーツ観戦など、非常にその用途は広くなっております。今、私も調べる中では、いわゆる距離ではなくて、例えば時間で、種類もいろいろあるんですけれども、値段の安いものといえば語弊がありますけれども、5万円以下ぐらいの物でしたら、ネットワーク範囲が100mぐらい。そして、最大稼働時間が約7分程度ということです。それと、あと10万円前後の品物になりますと、ネットワーク範囲が1,000m、そして最大稼働時間が25分間、あともっと値段が上がりまして40万円前後の物としましては、最大のネットワーク範囲が2,000m、そして稼働時間が18分、この稼働時間に若干違いがありますけれども、値段が高くなりますと、それなりの例えばカメラを積んだり、いろんな機材を積めるということから、その飛行時間としては短くなっているものもあるようでございます。 以上です。 ◆1番(峯下洋君) テレビを見てますと、あれで配達するとかいうのを今やってますよね。ということは、ものすごい飛行時間というか高いもんなんでしょうね、あれで宅配をするとか。そこまでは必要ないんですけれども、こういったのがあると、自分たちの区域の地図とか地圏どうとか、いろんなことが各校区でわかると思うんです。だから例えば、飛ばすには資格がいると思うんですけれども、どこだったかな、どこかそういうのを教えてくれる特区というのを何かつくってるみたいで。 だから、そういったのに例えば先ほどひきこもりというんじゃないけども、ゲームとかそういうのをやりたい、得意な子いらっしゃいますよね、ゲームだったら負けないような子が。だからそういった子にそういうドローンのやり方っていうんですかね、資格をとらせてやってみなさいって言ったら、結構やりたいって子がいらっしゃるかもしれませんよね。そういった角度からも、ぜひ先ほどのひきこもりの子を出したりとかするのにも何かできるんじゃないかなと思っておりますので、いいふうに検討していただければありがたいと思います。 ほかにもその特区については、いろいろあるんですが、今、校区振興計画ですか、あれはそういった感じのことも含めた計画なんでしょうか。 ◎企画部長(福留修君) そのドローンの場合は、多分航空法に今度は抵触するということになることは考えられますので、それらの規制を解除するために、この特別区域というものを受けるということになろうかと思うんですが、多分校区別ではなくて、そういった申請をすれば、もう姶良市全体が特区になり得る可能性もあると思います。 例えば、議員のほうで紹介いただきました千葉市のドローン特区の場合は、これは国家戦略特別区域ということで、国家戦略の特区として申請をしていらっしゃると思います。ですから、もし私どもがそういうことをするとした場合は、この国家戦略特区の規制緩和の申請をするということになるのかなとは思います。 それで、その中でその校区コミュニティの中のそのコミュニティプランの中で、そういうことをやってみたいというお話があれば、それはちょっと計画書の中にすぐ載せ込むということではなくて、私どもともちょっと協議させていただいた上で、その上で決めていったらいいんじゃないかなというふうには思います。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) 私が何年前ですかね、もう5、6年前になるんですかね、吾平市のほうにやっぱりその校区コミュニティの件で、前追鳥会長と3名ほどで県庁に行ったことがあったんです。そしたら、そこがやり始めてるのは、次の日、日曜日ですかね、日曜日に朝市みたいなものをしているんですね。その収益金なんかをためながら、いろんな活動をしていると。今の校区コミュニティがそういった何か物を売ってどうのこうのというのが今ないじゃないですか。そういうのをもし可能になれば、それこそ校区単位でいろんなそういった事業もできるようになるし、例えばパトロールに立ってらっしゃる方に、今無料なんで、いつもボランティアに立ってらっしゃるんで、何かほらね、ちょっと朝寒いからベストでもとかいう形で暖をとってもらうようなものを帽子なり何なり、手袋でも何でも差し上げることができるようになるんじゃないかと思ってますので、何かその辺でいかがでしょうかね、そういうことって可能なんでしょうか。 ◎市長(笹山義弘君) 考え方はいろいろあろうと思いますけれども、従来、市がすべき業務の中で、校区コミュニティで担っていただけるという事業があるとすれば、受託事業として受託費が出ますので、そういう形での地域活動に活用いただくとかいろいろあろうと思います。そういうことから、担当は企画部でございますので、いろいろとアイデアをお持ちであるとすれば、まずぶつけていただいて、できるできないは別にして、協議をさせていただくということが必要ではないかというふうに思っております。 ◆1番(峯下洋君) ありがとうございます。それで、見守りをしながらその角っこに花を、花壇をつくったりされてる方もいらっしゃるわけですね。だから今、本当に自分で手出しでされているわけですが、そういった分にこの角、角で花を植えたりするとすごくきれいだし、いいんじゃないかなと思ってますので、ぜひそういうのを活用させていただけたらとってもうれしいと思います。 欲を言えば切りがないんですが、本当に今後やはり中心になっていく、中心というわけじゃないんでしょうけれども、行政の大綱という形で校区コミュニティが立ち上がっていくというよりも、その地元のことは地元のことでやっていかなきゃいけない時代が来ると思います。 先日、19日の日に、ひまわりハウスというところが講演者を呼んで、約60名かな、満員でしたので、これからの介護をどうするかと、空き家を利用した活用と申しますか、要支援1、要支援2はもう預かってもらえないと、そういう方々をそういったその空き家に集めていただいたりとか、ちっちゃな子どもさんも一緒にそこで遊ばせるとか、そういった感じの事業というんですかね、そういうのも起こってくると思うんですね。もうそれをやっていかないと、なかなかできないように、ベッドがないと入居ができないというような状態になってきていることを先生がおっしゃってました。それは国のほうからも幾らか補助が出るようなことをちょっと聞いたんですけど、それ間違いないでしょうか。 ○議長(湯之原一郎君) 峯下議員、それは特区に関する補助金ということですか。 ◆1番(峯下洋君) 特区にというのか、そういう事業、ひまわりハウスというのはもうNPOが松原上自治会とタイアップしながら、空き家を利活用ということでやってるわけなんですが、そういった感じでその空き家対策の一環として、そういう箇所をあっちこっちにつくっていきたいというのがあるわけですよね。例えば今、松原、ほかにもあるのかな。ちょっとそこ詳しくはわからないんですが、そういった形で各校区に何箇所かそういった場所ができたらすごくありがたい。要するに、年を重ねてくると、もう歩くのが大変と、近くで、特に松原上自治会というのは大きな状態がありまして、今あるその公民館に行くのには、歩けば20分かかるところもあるわけですよね。例えば今、私の松原上自治会というのは12区あるんです。千五・六百世帯ありますから、1つの区が1つの自治会みたいな感じの大きなとこなんです。そういうところに1か所ぐらいずつ空き家がうまく借りれたりして、できれば、そういったところに人を集めて、皆さんに喜んでいただけることができるものであれば、そういうところにも補助を出していただけるものかどうかということをちょっとお伺いいたします。 ◎企画部長(福留修君) ただいまのそのアイデアにつきましては、仮に社会福祉法人でなければそういう事業ができないとかなっているものを、例えば校区コミュニティがコミュニティビジネスとしてそういう事業をやってみたいという話になりましたときに、それで規制がかかっていたとした場合は、それを特区申請をすることで、その規制解除ができるかどうかということがテーマになってくるのかなと思います。そうであるならば、その件についてはちょっと明確にはお答えできませんけれども、そのようなアイデアがもしどんどんアイデアが煮詰められてきた場合は、また私どもとちょっと協議させていただきまして、一緒にその事業のやり方の部分を一緒に研究できたらなと思いますので、ちょっとアイデアがまとまったところでご相談いただければというふうに思います。 以上でございます。 ◆1番(峯下洋君) よく話になるのが、先進地を学んでという話が出るんですが、私は姶良市は先進地になっていただきたいと。やはりみんなで知恵を絞り合って、みんなが姶良市にちょっと研修に行ってくるわというぐらいになってほしいし、ならせましょうよ、真ん中にいるんだもん。やはり地の利というのがあって、果てから果てまで学びに行くよりも、真ん中に来て学んでいただいたほうが移動距離も時間もすごくいいんじゃないかと思います。ぜひ市長頑張ってまいりましょう。どうぞ、お願いします。 ◎市長(笹山義弘君) 校区コミュニティ協議会を立ち上げていただいておるわけですが、種々の活動をそれぞれの特徴を持ってやっていただいております。その中で、松原なぎさ校区は先駆的なというかいろいろ取り組みをいただいております。そういう意味で、今、今後その活動が検証されていくというふうに思いますが、そういう中で、先進的な事例としてなっていただければ大変ありがたいことだと思っております。全国的には、生活様式といいますか、いろいろ多様化なってて、例えば子ども食堂という活動が全国的になりつつあります。そういうニーズが新たなる今まで考えられなかったようなことも出ておりますので、含めて、やはり生活弱者といいますか、その子どもとかご高齢の方に、そういうのがどうしても負荷がかかってきますので、そういう取り組みも含めて、この校区、地域で支えていただく、そういう取り組みができればありがたいというふうに思います。行政といたしましても、持ち得るいろいろな蓄積しておりますそこの情報とか、それからそういう国・県とのつなぎということについては、特に取り組んでまいりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ◆1番(峯下洋君) ありがとうございました。それで、ひまわりハウスで毎月15日、館長めしというのがあるんだそうです。追鳥館長がみずから男の手料理をつくられるそうなので、お時間がありましたので、お金は300円ということなので、ぜひ足を運んでいただければと思います。 これで私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(湯之原一郎君) これで、峯下洋議員の一般質問を終わります。 ○議長(湯之原一郎君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は6月22日午前10時から開きます。(午後4時20分散会)...