ツイート シェア
  1. 伊佐市議会 2018-03-23
    平成30年第1回定例会(第6日目) 本文 2018年03月23日開催


    取得元: 伊佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    2018年03月23日:平成30年第1回定例会(第6日目) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                △開  議△(9時58分) ◯議長(左近充 諭議員)  これから本日の会議を開きます。  本日の日程は、配付しております議事日程のとおりです。 ◯議長(左近充 諭議員)  日程第1「議案第17号 伊佐市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について」から日程第15「議案第16号 平成30年度伊佐市水道事業会計予算」まで、以上、議案15件を議題とします。  この議案15件は、各常任委員会及び平成30年度一般会計予算審査特別委員会に付託してありましたので、各委員長の審査報告を求めます。  まず、総務産業委員長の報告を求めます。  今村 謙作委員長◯総務産業委員長(今村 謙作議員)   登  壇  おはようございます。  それでは、総務産業委員会審査報告をいたします。  当委員会が付託を受けた案件は、「議案第15号」「議案第16号」「議案第19号」及び「議案第20号」の4件でございます。去る3月12日に委員会を開催し、審査を行いました。その経過と結果を御報告いたします。  各議案、担当課長の説明の後、質疑に入っております。  まず、「議案第15号 平成30年度伊佐市農業集落排水事業特別会計予算」について報告いたします。  主な質疑として「工事請負費の新規加入で、升の設置で160万円の予算が組んであるが、北部、中央、平出水のどこに何カ所を想定しているか」と質され、「3地区をまとめて8カ所で見込んでいる」との説明でした。  また、「集落排水地域内に管路未設置の区間があるが、もし、その地区に新しく家を建てた場合、合併浄化槽での対応になると思うが、補助等は考えられないか」と質され、「確かに管路未設置部分に土地を購入し、家を建てるところは今後出てくると思う。県の集落排水の担当部課のほうに確認したところ、生活排水をどのように処理するかは区域を設定する市町村の考え方次第であり、集落排水合併浄化槽のどちらでもいいということだった。管路を布設する場合、深さにもよるが、大体1メートル当たり10万円くらいかかる。仮に100メートル引いたときに1,000万円相当かかり、かなりの経費が必要となってくる。環境政策課企画政策課財政課等とも協議をし、集落排水地域内の管路未設置区間の合併浄化槽設置にも補助金の制度を設けるよう検討していきたい」との説明でした。  質疑を終わり、討議がありました。その後、討論はなく、採決の結果、「議案第15号」は全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、「議案第16号 平成30年度伊佐市水道事業会計予算」について報告いたします。  主な質疑として「木ノ氏地区配水管布設工事2,600万円を見込んでいるが、給水人口などは」と質され、「給水人口は出していないが、申し込みが56件ある。また、木ノ氏地区はもともとが給水区域に含まれており、国道267号の工事と一緒に延長した経緯がある。以前からの課題でなかなか配水管を通せなかったが、今回ようやく集落内に工事ができる状態になった」との説明でした。
     また、「水道管の更新計画は」と質され、「鋳鉄管とか相当古い管がある。40年経過管が全体の10%ぐらいある。鋳鉄管については、再来年度から更新を始める予定である」との説明でした。  質疑を終わり、討議がありました。その後、討論はなく、採決の結果、「議案第16号」は全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、「議案第19号 伊佐市報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」報告いたします。  主な質疑として「改正する理由は」と質され、「16年間見直しがなされなかったということ。事務量の増加、出勤日数の増大、また、やがて監査委員を引き受ける人材の確保が難しいので改正する」との説明でした。  質疑を終わり、討議がありました。その後、討論はなく、採決の結果、「議案第19号」は全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、「議案第20号 伊佐市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」報告いたしますが、特に報告すべき質疑はありませんでした。  質疑を終わり、討議はなく、討論もなく、採決の結果、「議案第20号」は全会一致で可決すべきものと決しました。  以上で、総務産業委員会の審査の経過と結果について報告を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  ただいま総務産業委員長の報告が終わりました。  これから質疑を行います。  ただいまの委員長報告に対し、質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  質疑なしと認めます。  質疑を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  次に、文教厚生委員長の報告を求めます。  森山 良和委員長◯文教厚生委員長(森山 良和議員)   登  壇  おはようございます。  文教厚生委員会審査報告をいたします。  当委員会が付託を受けた案件は、「議案第10号」「議案第11号」「議案第12号」「議案第13号」「議案第14号」「議案第17号」「議案第18号」「議案第21号」「議案第23号」「議案第26号」の10件です。去る3月9日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過と結果について報告いたします。  各議案、担当課長の説明の後、質疑に入っています。  初めに「議案第10号 平成30年度伊佐市国民健康保険事業特別会計予算」について報告します。  主な質疑として「特定健診の受診状況は例年並みか」と質され、「受診率は国が目標としている60%には届かない状況ではあるが、平成28年度が42.9%となっている。ここ数年を見ても県の平均ぐらいである。鹿児島県自体の受診率は国の平均よりも上回っており、今後も受診率向上に向けて取り組んでいきたい」との説明です。  質疑を終わり、討議がありました。  その後、討論に入り、反対討論として「今度の税条例改正、国保税が値上げになるという部分が含まれる予算であることが大きい。伊佐は水俣病の罹患者が潜在的に多いという問題をはらんでいると思う。水俣病の患者であるということであれば、公費負担が多くある。出水や阿久根、水俣には特別調整交付金が入るのに、伊佐は指定外ということで入らない。潜在的には多いと専門家も指摘しているので、取組をするべきだと強く申し上げている。よって反対する」。  次に、賛成討論として「水俣病のことについては、再三議会でも取り上げている。国、県が主導して取り組んでいく、対策を練っていくという答弁である。また、保険者が県に変わるということで、保険料を上げて平成30年度の国保税予算を組まれている。医療費等の効率化、税徴収のアップということも盛り込んだ中での特別会計予算であるため、賛成する」。  続けて、賛成討論として「水俣病が医療費を圧迫しているのではないかということもあったが、それに加え、伊佐市は循環器系や糖尿病からくる腎疾患の病気、それらにつながる透析をする方が非常に多い。また、脳卒中が多いということで、医療費の上昇を抑える対策をとられている今回の予算である。よって、賛成する」という討論がありました。  討論を終わり、起立採決の結果、「議案第10号」は起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、「議案第11号 平成30年度伊佐市介護保険事業特別会計予算」について報告します。  主な質疑として「地域介護予防活動支援事業の委託料、介護予防地域支え合い活動の内容」について質され、「各コミュニティに運動教室、物をつくる教室、介護予防につながる活動を依頼している。コミュニティごとに独自の教室があり、月に数回、各教室が開催されている。また、社会福祉協議会には、日帰り入浴サービス、温泉を利用した介護予防支援をお願いしている。ひきこもりでなかなか人と話す機会がないという方等を、老人クラブ単位自治会単位若しくはサロン単位等で、月1回利用できるようになっている。利用者は、温泉も入れて、運動や健康チェックの指導をしてもらい、食事の提供を受ける形で実施している」との説明です。  質疑を終わり、討議はありませんでした。  その後、討論に入り、反対討論として「当初予算で保険料の値上げ分が含まれているため反対する。今、市民の生活が厳しい中で、国保税の改定も同じ時期になった。この時期に基準額で年間1,200円。基準額以上の方は、それよりも大きく値上げになる。本当に厳しいという声が上がっている。地域支援事業総合事業は制度が変わってきており、介護保険制度そのものも後退しつつあるように思う。よって、反対する」。  次に、賛成討論として「お金を払いたくないという意見もあるが、介護保険の恩恵を受けている方が、伊佐市の場合、39%ぐらいいる。共助の精神や介護保険制度を維持していかなければならない。よって、賛成する」という討論がありました。  討論を終わり、起立採決の結果、「議案第11号」は起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、「議案第12号 平成30年度伊佐市介護サービス事業特別会計予算」について報告します。  主な質疑として「介護予防専門員3人の報酬が、介護保険事業特別会計になった仕組み」について質され、「平成29年4月から新しく始まった総合事業の対象者が今後増えることを予想してのことである。対象者は介護申請をせずに、専門員が家庭を訪問し、面接や聞き取り等チェックリストを行い、プランを作成し、サービスを提供する。その業務に3人を見込んでいる。介護サービス事業特別会計分は、介護認定での支援1、2の方のプランを作成したり、自宅を訪問したり相談を受けたりする業務の4人分を見込んでいる」との説明です。  質疑を終わり、討議はなく、討論もなく、採決の結果、「議案第12号」は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、「議案第13号 平成30年度伊佐市後期高齢者医療特別会計予算」について報告します。  主な質疑として「PETがんドックの受信枠が8だが、増やして欲しいという要望等はないのか」と質され、「今のところそのような声はない。実績でもほぼ同じくらいの数字である。人間ドック全体の予算枠の中で、PETがん受診者が8人よりも増えた場合は、一般ドックが少ないときに全体で使えるようにする。目安としての受診枠である」との説明です。  質疑を終わり、討議はありませんでした。  その後討論に入り、反対討論として「今回、保険料の改定がラッシュである。今度は後期高齢者もだが、特に軽減がかかっていた方の部分、低所得の方が値上げになる。立場の弱い方が値上げになるという部分に反対。後期高齢者医療制度自体に反対する」。  次に、賛成討論として「本来であれば、我々はもっと早くこれをやるべきだったという声も聞く。負担が軽いために、ついつい病院に行ってしまう。高齢者であっても病院に行く意識というものを持ってほしいという意見もこれまでもあった。値上げに対しては、負担増となることは認めざるを得ない。しかし、結果的には、後期高齢者医療制度を維持していくことから考えれば、ある程度の負担増というのはやむを得ない状況に来ている。いろいろな方々のお話を聞いた中、そのように思っているため賛成する」。  次に、反対討論として「普通の負担増という考え方とは違うと思う。均等割や所得割というのは減っている。負担を軽くしているのに増えている。なぜ増えたのかといったときに、2割軽減をなくしたことで、弱いところに対して本当は支援をしていかなければいけないと思う。全く逆行している制度なので反対する」という討論がありました。  討論を終わり、起立採決の結果、「議案第13号」は起立多数で原案とおり可決すべきものと決しました。  次に、「議案第14号 平成30年度伊佐市簡易水道事業特別会計予算」について報告します。  主な質疑として「年間5,500トンということだが、1人当たり毎月228リットルぐらいの使用量になる。住民の方々の支払えるお金や不満が出てきていないか」と質され、「一般の市水世帯と比較すると、高齢の一人世帯等の比率が高いため、比較すると少ない。事業導入のいきさつが、老朽化しているということと供給している水源が浅井戸ということである。地元の方が市の上水道を希望され、今回工事を行っている。料金のことは導入時に御理解いただいている」との説明です。  質疑を終わり、討議はなく、討論もなく、採決の結果、「議案第14号」は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、「議案第17号 伊佐市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について」報告します。  主な質疑として「平成30年4月から市町村に権限があるということだが、全て権限があるのか」と質され、「指定権限については市に権限移譲されるが、ケアマネに対する指導権限については県に残る」との説明です。  質疑を終わり、討議はなく、討論もなく、採決の結果、「議案第17号」は全会一致で原案のとおり可決するものと決しました。  次に、「議案第18号 伊佐市菱刈カヌー競技場艇庫の設置及び管理に関する条例の制定について」報告します。  主な質疑として「カヌー艇庫の貸出はどこで行うのか。カヌー艇庫に職員は配置されるのか」と質され、「貸出は文化スポーツ課が担当し、4月からはスポーツ推進課が担当する。運用体制については、高校総体が平成31年に行われ、その拠点としてカヌー艇庫を考えている。国体推進係の1人を高校総体の担当ということで、艇庫で事務作業を行ってもらう。平成30年度からは、高体連から高校籍の先生が週3日来られることになっており、その方と一緒に事務を行う。そのほかにカヌー艇庫の管理及びカヌー推進のための委託委員をお願いする。この体制で艇庫とカヌー場を管理していく」との説明です。  質疑を終わり、討議はなく、討論もなく、採決の結果、「議案第18号」は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、「議案第21号 伊佐市菱刈生活支援ハウスの設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について」報告します。  主な質疑として、「養護老人ホームの待機者数は」と質され、「今現在、敬寿園が7人、啓明園が7人いる」との説明です。  質疑を終わり、討議はなく、討論もなく、採決の結果、「議案第21号」は全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、「議案第23号 伊佐市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」報告します。  主な質疑として、「第1期の基準額は」と質され、「第1期の保険料の基準月額は3,206円。参考として、第2期が3,471円、第3期が3,288円、第4期が3,600円、第5期が3,960円、第6期が4,750円である」との説明です。  質疑を終わり、討議がありました。  その後、討論に入り、反対討論として「今回、国保税の値上げと重なり、市民にとって大変厳しい中での負担増となる。国保税とともに、負担が重いという声が上がっているのを聞いている。介護保険は2000年4月に制度はスタートしたが、導入当初から「保険あって介護なし」という言葉があった。期を重ねるごとに値上げになる。第1期と第7期では1,640円、伊佐市でも値上げになっている。年金額は下がり物価が上がるなど、市民生活が困難になっているので、さらなる市民負担増とならないように、基金の活用、いろいろな繰り入れ等保険料据え置きの措置をとるべきであったと考えるため、反対する」。  次に、賛成討論として「弱者という視点から見れば、あれもこれも上がってくるという、そのような意見もあって当然だと思う。ただ、今回の議案第23号に関しては、お互いの扶助・共助ということを考えれば、苦しい中でも多くの方々が負担し合い、やむを得ない部分もある。いつかは自分の身にかかってくるということの考え方から、皆さんに協力をいただきながら介護保険は成り立ってきていると思う。行政側としてもさまざまな介護予防に取り組んでおり、その取組についても評価すべき点だと考えるため、賛成する」。  次に、反対討論として「団塊の世代の方が増えてくるということでの値上げだが、社会背景まで見てほしい。当時の方々は、仕事に行かれて給料がだんだん上がっていくというような話ではあるが、私たちの世代は給料も安く、自分たちの周りでは、働いても生活をしていくのがやっとだというような世代である。そのような時代背景があって、介護保険料が上がっていたときに、共助という助け合う中で、自分たちが生活環境、社会環境で恩恵を受けていないのに、介護保険料が高い制度について反対する」。  次に、賛成討論として「介護保険は、平成12年に、みんなで支え合う保険ということで始まった。その間、介護保険に対してはいろいろあり、今、支え合いながら来ている保険である。保険料も、この長い歴史の中では1,544円、18年間にそれだけしか上げていないということは、評価していいと思う。今後、介護保険が長く続く中では、この値上げはいたし方ないと思っているため、賛成する」という討論がありました。  討論を終わり、起立採決の結果、「議案第23号」は起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、「議案第26号 伊佐市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」報告します。  主な質疑として「都道府県調整交付金保険者努力支援制度などを最大限活用すれば、まだ下がるということだったが、どれくらい上がるものなのか」と質され、「どれくらい上がるかはわからない。基金を県が持っており、交付と貸し付けがある。貸し付けはいろいろな条件があると思うが、将来返さないといけないので、先々に負担を伸ばす形になる。貸し付けを受けるにしても、慎重に行わなければならない。交付についても簡単に交付してくれるものでもなく、例えば大きな災害があったり、リーマンショックのような大きな経済危機があり、税収が思いのほか伸びなかったなど、そのようなことに該当する場合なので、ハードルが非常に高い設定になっている」との説明です。  質疑を終わり、討議がありました。  その後、討論に入り、反対討論として「新制度ではさらに保険料が高くなり、過度な負担を市民が受けることになる。真面目に支払いをしている住民に負担を押しつける制度になっており、住民が納得できるという説明を私はできない。都道府県調整交付金保険者努力支援制度などを最大限に活用し、それでも解消できない住民負担は、これまでどおり一般会計繰り入れを行うなどして最小に抑える必要があると思うため、反対する」。  次に、賛成討論として「これまで市が保険者となって運営を行ってきた国保税は、一般会計からの繰り入れを行いながら赤字補填という形で何とかやってきた。その経緯の中では、ある程度の保険料アップも必要ではないかと議会でも議論されてきた。それらを踏まえた中で、平成30年度から保険者が県にかわり、市の単独でできていたことが勝手には通らないということを考えたときに、保険料は当然検討しなければならない。また、低所得者層に対しても、2割、5割、7割というそれ相応の軽減措置がとられており、弱者いじめにつながるということをストレートに考えることはおかしいのではないか。今回出された条例については、受け入れざるを得ないということで賛成する」。  次に、反対討論として「国保法の第1条に、社会保障の制度であることがはっきりうたってある。国保に入っていない方が一般会計からの繰り入れを許さないということがあるが、社会保障の制度であれば、福祉行政であっても何であっても、一般会計から、市民全体の税金から使うということはごく当たり前のことであり、これを区別する考え方はおかしいと思う。伊佐市の国保世帯の所得は、県下で下から2番目である。これまで保険税が低く医療費が高いと言われてきたが、それは妥当な額だったと私は主張したい。値上げは妥当ではない。値上げをしたらいけないということを主張して、反対する」という討論がありました。  討論終わり、起立採決の結果、「議案第26号」は起立多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で、文教厚生委員会の審査の経過と結果について報告を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  ただいま文教厚生委員長の報告が終わりました。  これから質疑を行います。  ただいまの委員長報告に対し、質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  質疑なしと認めます。  質疑を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  最後に、平成30年度一般会計予算審査特別委員長の報告を求めます。  緒方 重則委員長◯一般会計予算審査特別委員長(緒方 重則議員)   登  壇  当委員会に付託された案件は、「議案第9号 平成30年度伊佐市一般会計予算」の1件であります。去る2月23日に、一般会計予算審査特別委員会を設置し、3月14、15、16、19日の4日間にわたり委員会を開催し、主に予算の款の区分で審査を行いました。  当委員会は、議長を除く全議員で構成されていることから、討論と採決結果のみの報告とさせていただきます。また、今回から、全ての所管課への質疑が終了した後、委員間の討議を行い、各委員から意見が出されました。  それでは、平成30年度一般会計予算審査特別委員会の報告をいたします。  まず、討論につきまして、反対、賛成それぞれの要旨を申し上げます。  最初に反対討論について申し上げます。  「財政調整基金の残高は58億円。住民1人当たりの額で20万2,000円と高額を積み立てておきながら、3,000人以上の署名が集められた子ども医療費の無料化や児童・生徒の教室の空調施設の設置など、市民の切実な要求に背を向ける予算となっている」。  次に、「具体的な歳出として、1、地域改善対策費については国の同和対策が終了しているので補助金支出の根拠が明確でない。2、国民健康保険事業特別会計への一般会計からの繰入額が少ない。3、大学進学奨励金は子どもたちの進学を差別するものである。制服の定額助成や授業料免除、成績優秀者には給付型の奨学金制度などを検討すべきである。4、安心・安全という点から、バスの民間委託はやめるべきである。5、DMOへの補助金については、組織づくりから始めると失敗する。成功するには事業づくりからスタートすべきである。6、歳入では、太陽光発電の市有地貸付料の算出根拠がいまだにはっきりしない。よって、本案については反対である」。以上でした。  次に、賛成討論について申し上げます。  「平成30年度一般会計予算は、自主財源が28.8%、依存財源が71.2%という厳しい状況の中で組まれている。その中でも、扶助費に対する支出も24.6%と多額である。これは本当に弱者に対する扶助費である。そういうことを考えると、何ら異議を唱えるべきではない。同和対策についても、人権に対する法律も整備され、本当に優しい人権とは何かということを考える時代に入ってきており、必要である」。  また、「国民健康保険事業特別会計に対する一般会計からの法定外繰り入れは、本来計上すべきでないものであるが、住民負担の激変を考慮して計上している。総括として、将来を見据え考慮された上で編成されている。よって、本案については賛成である」。以上でありました。  討論が終わり、採決に入りました。  本案は、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された案件の結果について報告を終わります。
    ◯議長(左近充 諭議員)  ただいま、平成30年度一般会計予算審査特別委員長の報告が終わりました。  なお、本委員会は議長を除く全議員で構成されていますことから、委員長報告に対する質疑については省略します。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第17号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  「議案第17号 伊佐市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について」、本案に対する委員長の報告は「原案可決」であります。  委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第17号」は委員長の報告のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第18号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  「議案第18号 伊佐市菱刈カヌー競技場艇庫の設置及び管理に関する条例の制定について」、本案に対する委員長の報告は「原案可決」であります。  委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第18号」は委員長の報告のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第19号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  「議案第19号 伊佐市報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、本案に対する委員長の報告は「原案可決」であります。  委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第19号」は委員長の報告のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第20号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  「議案第20号 伊佐市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、本案に対する委員長の報告は「原案可決」であります。  委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第20号」は委員長の報告のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第21号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  「議案第21号 伊佐市菱刈生活支援ハウスの設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について」、本案に対する委員長の報告は「原案可決」であります。  委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第21号」は委員長の報告のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第23号」について討論を行います。  本案については、反対、賛成の発言通告があります。  まず、原案に反対の12番 畑中 香子議員の発言を許可します。  畑中 香子議員。 ◯12番(畑中 香子議員)   登  壇  「議案第23号 伊佐市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」、反対の立場で討論に参加いたします。  条例改正の反対理由は、今回の保険料値上げが国保税の値上げと重なり、市民にとって大変厳しい中での負担増となるという点です。基金を2,362万5,000円繰り入れ、基準額で年間1,200円、月額では100円の値上げ、保険料は年間5万8,200円、月額4,850円という金額は市民にとっては大変重い金額であり、国保税とともに介護保険料を払いきれないとの声が上がっています。  介護保険は2000年4月から制度がスタートし、導入当初から「保険あって介護なし」と言われ、期を重ねるごとに値上げになり、第1期と比べると金額は1,600円以上値上げになっています。年金額は下がり物価が上がるなどの市民生活が困難になる中、さらなる市民の負担増となるこの条例改正に反対するものでございます。  以上です。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、12番 畑中 香子議員の討論を終わります。  次に、原案に賛成の9番 緒方 重則議員の発言を許可します。  緒方 重則議員。 ◯9番(緒方 重則議員)   登  壇  「議案第23号 伊佐市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」、賛成の立場で討論に参加します。  介護を必要とする人、また家族で介護することが難しい世帯の負担を社会全体で支える制度であります。  今回、介護保険の第7期事業計画による保険料改定に伴うものであり、基準額で月額100円、年額1,200円の値上げが確かに負担増、それは認める一方で、最小限値上げに留めることができたということは評価できるものであり、賛成するものであります。  以上で終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、9番 緒方 重則議員の討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  御発言がありませんので、討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第23号 伊佐市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第23号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第26号」について討論を行います。  本案については、反対、賛成の発言通告があります。  まず、原案に反対の12番 畑中 香子議員の発言を許可します。  畑中 香子議員。 ◯12番(畑中 香子議員)   登  壇  「議案第26号 伊佐市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、反対の立場で討論に参加いたします。  今回の条例改正は、国保税が大幅値上げになるという議案です。調定額で1人当たり6,347円の値上げ、最大の値上げ幅となる40代、所得250万円、子ども2人の世帯は9万700円もの値上げになるもので、国保世帯の暮らしが成り立たなくなるのではないかということが大変心配されます。  国保の加入者は、高齢者や障がい者、失業している方や協会けんぽに入ることのできない労働者など低所得の方が多く、保険料だけで費用を賄うことは不可能です。そのために、制度発足時は国が医療費のおよそ半額を助成し、制度運営を行っていました。ところが、国は次々に市町村国保に対する支出を減らし、今では国保の総会計に占める国の負担は25%にまで落ち込んでいます。このことが国保税の高騰を招いております。  国保法では、国保が住民福祉の増進に寄与することと明確に規定されており、地方自治法によれば、地方自治の本旨は住民福祉の増進です。国保が住民の命と健康を守る社会保障の制度である以上、税負担は住民が安心して払える額でなければなりません。これまでに値上げをしておかなければならなかったとの意見がありますが、伊佐市は、全体の市民所得は上位でも、国保加入者の所得が低いほうから19市中2番目であり、保険税がこれまでも低く抑えられてきたのは当然のことです。  また、今回、国保の県単位化で、保険税値上げが当然のことのように言われておりましたが、実際にはほとんどの市町村が繰り入れを継続し、保険税は据え置きか値下げに踏み切るところもあります。そのような中、本市は大幅値上げに踏み切るということですが、一般会計からこれまでと同程度の繰り入れを行い、保険税は据え置きとするべきであると考えます。  以上、本議案に反対いたします。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、12番 畑中 香子議員の討論を終わります。  次に、原案に賛成の9番 緒方 重則議員の発言を許可します。  緒方 重則議員。 ◯9番(緒方 重則議員)   登  壇  「議案第26号 伊佐市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、賛成の立場で討論に参加します。  これまで市が保険者となり運営し、直近の数カ年は赤字補填のために一般会計からの繰り入れ等の処理を行うことで賄ってきました。その都度、保険税の値上げも必要ではないかとの議論もされてきました。平成30年度からは、県が保険者となることで、従来のような市単独の考え方では通用しないということは明らかであります。  低所得者層に対しては、軽減措置も従来どおり捉えております。他市との比較をするのであるならば、過去の保険税の推移を見た中で議論すべきであります。  今回の被保険者全体の負担増は避けられないのではないかとの判断から、賛成するものであります。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、9番 緒方 重則議員の討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  御発言がありませんので、討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第26号 伊佐市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第26号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第9号」について討論を行います。  本案については、反対、賛成の発言通告があります。  まず、原案に反対の12番 畑中 香子議員の発言を許可します。  畑中 香子議員。 ◯12番(畑中 香子議員)   登  壇  「議案第9号」に反対の立場で討論に参加いたします。  反対理由の第一は、平成30年度予算が厳しい市民の暮らしを第一に応援する予算となっていないという点です。  平成30年度は国保税の値上げや介護保険料の値上げ、後期高齢者保険料も値上げとなり、市民の暮らしは苦しくなる一方です。このような中、財政調整基金の額は、平成30年度末で53億円と住民1人当たりの額で20万2,000円、県下一の額であります。高いごみ袋を値下げしてほしいとの願いや、3,000人以上の署名が集められた子ども医療費の無料化、子どもたちの教室の空調設置など、市民の切実な要求に背を向ける冷たい予算となっていると考えます。  歳出では、まず地域改善対策費について、国の同和対策が終了し10年近くが経過しているにもかかわらず、同和団体に補助金を支出する根拠が明確でないことです。また、山田地区のデザインウォールパネル接着調査委託について、接着状況を年交代で調査、修理していく業務であり、5万枚のうち現在3,000枚弱を修理された状況でありますが、この事業の根本的な対策を求めるものです。  さらに、このデザインウォールパネルについて、建設課が管理すべき市道の擁壁であるという問題も上がってきている以上、単に景観に資するためのだけのものでなく、市民の安全上も緊急的な対策が求められるものであるということで、根本的な対策を行い、早急な問題解消を図るべきであるということを指摘したいと思います。  隣保館学習会開催について、特定の地域の子どもたちを対象に学習会を行うもので、特定の地域の子どもの学力が低い傾向にあり、地域内の子どもと地域外の子どもが交わることで、人権意識の向上を図るとの定義のもとに実施されてきておりますが、このことは特定の地域の子どもに対する差別であるということと、特定の地域の内と外に垣根をつくる行為に当たるため、このような事業の見直しを行うべきであるということです。  高校進学奨励金について、100万円を1人に、30万円を18人に支給するものですが、子どもたちの進学先を差別し有名大学に誘導するものであり、高校存続のために子どもの将来が左右されてもいいのかとの批判があります。進学する全ての生徒を対象にした、給付型の奨学金とすることを検討するべきであると思います。  これまで国保の特別会計に法定外繰り入れを行い、保険料高騰を抑えてきたが、平成30年度は1億3,000万円の納付金のうち5,500万円を繰入額とするとのことですが、これは残りの7,500万円分は保険税の値上げで賄おうとするもので、市民の大幅な負担増となります。国保会計への繰入額について反対するものです。  歳入では、使用料及び賃借料の市有地貸付料のうち、林建設に太陽光発電用地として貸し付けている102万4,200円の土地貸付料についてです。当初、契約上は年額270万円で契約されたものであり、評価額による適正額では年額204万8,400円の価格であります。  平成28年12月議会で、市財を年額102万4,200円とするとの議決をした当初の説明では、発電設備に3億3,500万円、蓄電設備に3億7,900万円かかったとの説明について審議をし、議決をしたわけですが、その後の議会で発電設備は2億1,529万9,000円、蓄電設備が4億9,850万円であり、蓄電設備の半額2億3,550万円が補助金であることなど、審議を行った議会とは明らかに金額が変わっているため、市有地の貸付料を年額102万4,200円とした根拠が未だにはっきりしないという理由により、その金額について反対とするものです。  なお、以前、反対ではなく修正案を出すべきではという点に指摘をされた経緯がございましたが、市の予算全体に対して、市民の暮らし、福祉を守る予算ではないと指摘をしており、修正案は、国保の繰入金や子ども医療費の拡充、教室の空調設置などの予算増額については難しいとされています。  地方自治法第97条第2項の規定により、議会は予算に関して修正案を提案することができるが、長に専属する予算発案権を侵害するような修正はできないとされています。長が提出した予算案の趣旨を損なうような増加修正はできないとされており、執行機関が子ども医療費無料化や教室の空調設備設置、国保の繰り入れに否定的であることが明確である以上、予算増額の修正案提出は不可能といえると思います。  また、必要な施策を含むので賛成するべきという意見もありますが、反対意見の理由として上げる施策を含んでいる以上、問題点を指摘し改めていただくよう要求するとともに、審議中の予算に反対するべきであると私は考えます。  そもそも議員は、市民の負託を受けている以上、市民の声を代弁すべきです。市のお金の使い方全般について、つまり、予算、決算に異議を唱える多くの市民の声があります。予算、決算に反対するのはどうなのかという主張は当たらないと考えます。  以上の点を指摘しまして、反対討論としたいと思います。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、12番 畑中 香子議員の討論を終わります。  次に、原案に賛成の7番 山下 和義議員の発言を許可します。  山下 和義議員。 ◯7番(山下 和義議員)   登  壇  「議案第9号 平成30年度伊佐市一般会計予算」について、賛成の立場で討論に参加します。  議員の討論は、議会で保障されているものであり、それを否定するものではありません。ただ、今の反対討論には違和感を感じます。反対討論の中で個別の事柄を挙げて、それで全体の予算についても反対であるということであります。個別の案件で反対されるのであれば、修正案を出されるべきであると私は思います。  議員は、地方自治法第115条の2で修正動議が発議できます。減額修正はもとより増額修正についても、地方自治法第97条第2項の規定も追加されており、予算の修正を提示できることになっております。反対討論の中でこのことについても触れられましたが、出されてもいなくて、そういう調整もしないうちに、ただ単に反対もできないからと頭から決めてやるのはどうかなと私は思っております。  言うまでもなく、予算の議決権は、地方自治法にあるように、議会のみが有する権限であります。予算は、議決なくして確定せず、執行することはできないのであります。執行部は、予算に対する提案権と執行権を有します。議会はそれに対する決定権があります。また、議会に与えられている決定権は原案可決又は否決、修正可決であります。反対するのであれば、本当に不必要と思われる部分だけを修正を提案して、原案に反対するべきではないかと私は思います。  私たちは、今回提案されている平成30年度伊佐市一般会計予算を、議会は特別委員会を設置し、16名の委員で4日間質疑をし、疑義を質しました。今の反対討論は、全面的な否決であります。確かに議員の討論は自由であります。しかしながら、私たち議員は市民生活を混乱させるために居るのではありません。予算がなければ、弱者層に対する扶助費等を執行することもできません。誰が責任をとるんですか。余りにも無責任ではないかと思います。  今回の予算は、伊佐市民のものとして編成され、当然に合理的かつ能率的に、また民主的に編成されていると私は思います。また、未来に対しても執行されるような予算であると思います。それで極端に異常なものではありません。冷静に物事を正しく考えることを忘れてはいけないと私思います。  以上のことから、「議案第9号 平成30年度伊佐市一般会計予算」について、賛成討論といたします。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、7番 山下 和義議員の討論を終わります。  次に、原案に反対の1番 谷山 大介議員の発言を許可します。  谷山 大介議員。 ◯1番(谷山 大介議員)   登  壇  「議案第9号 平成30年度伊佐市一般会計予算」に、反対の立場で討論に参加いたします。  まず、地方公共団体は地方自治法に住民福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとすると明記されています。この法律に基づき、今回の予算編成は、住民の福祉の増進に重きを置いた方針になっていないことから反対です。  修正案も考え動いてきましたが、一般質問で、市長は「しない」と言っているため、発案権の侵害になると考え、修正案ではなく反対討論となりました。また、この予算が反対となったとしても、また暫定予算などを組み、新たに予算を組めば執行できると思いますので、そういう方向もあると考えております。  一番大きな反対理由として、私の選挙公約でもある子ども医療費の無料化や幼、小、中学校へのエアコンの導入がされていないことであります。  子ども医療費の無料化については、市民からの署名が3,800筆届けられているほか、議会でも採択されているのにもかかわらず、予算措置はおろか検討すらしていないことが一般質問で明らかになっています。また、エアコンの導入に至っては、教育委員会として学校保健安全法の定期検査を行っていないという、あり得ない問題が発覚しています。  これについては、公務員であること、地方教育行政を担当する機関であることから、法令遵守を徹底するべきであり、エアコンの導入の予算措置をはじめ定期検査のための備品に対する予算措置がされていないことも反対理由であります。  予算の中身に入ります。  基金については、財政調整に活用可能な3基金の財政調整基金、減債基金、特定公有財産取得基金の合計は、平成28年度決算で68億4,276万8,000円あります。このうち財政調整基金は56億6,851万2,000円であり、災害があったときのためと説明していますが、そのときでも10億から20億あればよいと説明していることから、過剰な積み立てであることは明らかであります。  また、財政調整基金は取り崩しを行っていて減少傾向であるとの説明をしていますが、例年からすると、財政調整基金より減債基金への積み立てが大きくなっていて、基金の組み替えが行われているため、見た目の減少が大きくなっていることをまず指摘しておきます。また、基金は減少していくものであり、本来は住民福祉の増進を図り、住民減少に少しでも歯どめをかけていくことが経営論の観点からいっても筋であることを二つ目の指摘といたします。  三つ目に公用バスの廃止についてですが、廃止の理由は、バスの運行中の事故が多発していることから、安心・安全を考えて廃止であると答弁していましたが、1950年以降の運転手のミスによる事故を調べてみました。  1950年の物部川バス転落事故は国鉄バスですが、1955年の北上バス転落事故以降、2016年の軽井沢スキーバス転落事故までの11件は、民間で起きている事故でした。このことから、民間委託すれば安心・安全だという考え方には問題があることを指摘しておきます。  また、本当に安心・安全な運行を目指すのであれば、万全を期してバスの整備を行い、かつ運転手の雇用体制も整え、民間のように法定時間を大幅に超えた労働状態の乗務などがないようにするべきであるということもあわせて指摘しておきます。  この施策は、重点施策として、中期的な経営計画の再構築として、民間活力の検討ということから官から民へという聞きなれた業務転換が市長の掛け声に従って行われています。かつて徳川幕府から政権を奪取した薩長土肥を中心とした明治幕府は、国民を統治する機構として、太政官という巨大な官僚機構をつくり上げました。その統治機構を、巨大な官僚機関から国民の体というのであれば大義名分も立ちます。しかし、市民の民間委託はそのような理念はなく、単に公から私へという程度でしかありません。  つまり、公の仕事を一企業へ手渡し、税金を一企業のために使うということです。民間委託しても財政効果はないどころか負担が増額し、最終的には今まで使えていた公用バスの利用回数が制限されていき、住民サービスの低下へつながっていきます。民間活力の検討という言葉だけが躍って、その中身は、市民が汗水垂らして働いて納めた税金が民間業者の利益のために使われると言っても決して過言ではありません。このような民間委託は認められるものではないことを指摘しておきます。  続いて、商工費の観光費1,400万円のDMOへの補助金についてです。  DMOを調べてみますと、観光の最前線である自治体の担当者や既に登録しているDMOの人たちが話をしていて、近い将来、ほとんどのDMOは補助金がとまったときに終わってしまうと懸念していると書かれていました。また、失敗するDMOは、国への体面をよくするために組織づくりから始めてしまい、実際の事業スピードなど考えていないように思います。反対に、成功するDMOは事業から始めていて、例えば、日本版DMOが始まる前の2012年から、日本一の星空で有名な阿智村のDMO、ディスカバリーリンクせとうちはスタートをさせています。
     このことから、名前のない事業として継続してきたところにDMOという名前が与えられた事業と、そもそも国がDMOを推進してからつくったDMOっぽい即席の組織とでは、まるで事業としての継続可能性が違う。つまり、組織づくりからDMOをスタートすると失敗する。事業づくりからスタートすると失敗するともいえますと書かれていました。  さて、伊佐市の場合は、DMOの設置に関する協議を地元の観光商工、国、県の関係者、金融機関で構成した協議会を運営し、どのようなDMOをつくるか議論し、その構成メンバーでDMOとして取り組みたい方がいないか聞き、その中で曽木の滝観光協会の代表で来ていたセルビスグループが運営していきたいとのことから、その後、株式会社やさしいまちを設立しています。  この経緯からも、伊佐市のDMOは組織づくりから入ったDMOであり、昨年の1,500万円に続き、1,400万円も税金を投入する事業ではないと思うことを指摘しておきます。  五つ目に、教育総務費の中の中高生連携推進事業の大学進学奨励金についてですが、この制度は住民からの反対意見が多いことを初めに申し上げておきます。  生徒数を増やしたいのであれば、地元からの進学に対して制服の定額助成や授業料免除、また、成績優秀者に対して給付型の奨学金などを始めるなど、入学するに当たって魅力的な制度にすれば生徒数は増えるのではないでしょうか。  今挙げた制度は、旧栗野工業高校にて行われていましたが、この制度を利用するために入学した生徒も多かったです。また、今の制度は学歴社会から来ている発想だと思いますが、学歴社会に対しては古くからさまざまな批判があり、その一つとして、尾木ママも「難関大学や知名度の高い大学がそんなに価値があると信じているのかしら。いまどき時代錯誤も甚だしい」と話をされています。私も同意見であることから指摘の一つとしておきます。  六つ目に、歳入の財産収入のうち林建設への土地貸付収入の分です。  この件は監査請求され、監査請求では監査委員の意見として、減額する必要性や妥当性、経緯など、より丁寧で詳細な説明が求められると締めくくられていますが、いまだに説明はされていません。また、一般会計でも何回も質問されていますが、今回の一般質問の答弁では裁判中なので答えられないと、ついに説明責任さえ果たさない態度をとっています。正直にありのままを話せば、何も問題は起こらないはずです。  今までの答弁でも内容が二転三転していて、市民の疑惑の声が多くなってきています。選定委員会の途中で審査内容が増加したこと、契約金が270万円だったこと、国からの補助金があったこと、これは議決するときには明かされていなかった内容です。  また、発電設備、蓄電設備の額は当初の議会説明と大きく違っており、このような偏った内容の説明がされたことが明らかにあり、これは氷山の一角で、さまざまな議案の説明が偏った説明しかされていないのではないかと疑問を抱くのは、私だけではなく市民の中にもいることを指摘しておきます。今、裁判中ではありますが、全容が明らかになり、市民への正確な説明ができるようになることを願っています。  また、全体的に平成30年度一般会計予算を見てみますと、歳入では、市民から見ても公正な市有地の貸付料や水俣病患者の人数把握を行い、適正な見直しを行うべきであり、歳出では、国保税、介護保険後期高齢者医療保険など増税が相次ぐ特別会計となっていますが、負担能力を大きく超える住民負担に対し、対策が何一つされていない予算編成となっていることも指摘しておきます。  最後に、議員として最も重視しなければならないのは議案審議です。市長が提案した議案を唯々諾々と賛成するのは、議会の存在意義が失われます。議会の肝は議案審査であり、執行権に対する監視機能です。市長の過ぎたるを質し、足らざるを補う。監視と提案こそが議会の存在意義であります。  特に、当初予算は1年間の市民生活を左右する大切な議会であり、審査であります。今まで述べてきましたように、平成30年度予算は多くの問題点を含んでいます。  何とぞ議員各位におかれましては、私の反対討論に御賛同いただきますようお願いいたしまして、反対討論といたします。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、1番 谷山 大介議員の討論を終わります。  次に、原案に賛成の5番 森山 良和議員の発言を許可します。  森山 良和議員。 ◯5番(森山 良和議員)   登  壇  「議案第9号 平成30年度伊佐市一般会計予算」に賛成の立場で討論に参加します。  今回、六つの重点施策を中心とした予算編成が行われており、各事業は新規のものから継続、又は見直しのものに至るまで多種多様な内容となっています。特に市制10周年記念事業は、市民一体となった事業に取組が計画されており、成功に向けては課を横断した全庁的な協力が必要不可欠であろうと感じています。  また、DMOの取組は、現在スタートを切ったばかりの注目すべき内容です。しっかりとした組織づくりを構築し、今までになかった新しい視点を持つことで、やさしいまち伊佐の魅力を開拓してくれるのではないかと期待します。より一層の連携を図りながら、伊佐市が発展していくために必要な体制をともに考え、結果につながるよう注視していくべきだと思います。  エアコン設置については、平成29年度伊佐市一般会計補正予算(第4号)の中で扇風機設置についての議論があり、可決されています。エアコン設置を求めた場合、6億円ほどの経費がかかるという試算があることも念頭に置いた上で、年間の経費も相当量必要となってくる計算をしなくてはいけない。現状においては、財政面を含め、考えられる策として最大限の努力を行い、検討した結果であり、妥当な措置をとられていると思うとの賛成討論もありました。  その財政状況についてですが、自主財源が28.8%である一方、義務的経費は49.8%であり、特に扶助費は24.6%を占めている状況です。地方交付税の減少と社会保障費の伸びについては、今後も続いていくのではないでしょうか。伊佐市の財政状況を総合的に判断していかなくてはならないと思います。  財政調整基金残高が今後も減少していくことは容易に予想できます。一方で、地方債残高は165億円にも膨れ上がっている状況にあり、先行きは見通せません。基金を取り崩すことは簡単かもしれませんが、積み立てていくには相当な努力が求められます。決して過剰な積み立てであるとは言えません。家計においても同じことが言えます。  市民への還元はどこまでできるのか、本当の意味での市民への負担軽減とは何かを考えていかなくてはいけません。財政破綻をしてからでは遅いのです。将来を担う子どもたちに、大きな負担を残してはいけないのではないでしょうか。このような状況を鑑みたときに、修正案も示されない中での反対討論には賛同することができません。  最後に、議員、議会本分は議会審議にあります。議案説明に偏りがないかを十分に審議する、審議できる能力が求められており、議会の存在意義がそこにあることは言うまでもありません。厳しい財政状況のため、各課においては事業実施に苦慮される部分もあるかと思います。しかし、今後も庁内での検討を重ね、行財政改革の推進、健全な財政運営を図っていくための将来に向けた予算編成になっていると考えます。  以上のことから、「議案第9号 平成30年度伊佐市一般会計予算」に賛成です。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、5番 森山 良和議員の討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  御発言がありませんので、討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第9号 平成30年度伊佐市一般会計予算」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第9号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第10号」について討論を行います。  本案については、反対、賛成の発言通告があります。  まず、原案に反対の12番 畑中 香子議員の発言を許可します。  畑中 香子議員。 ◯12番(畑中 香子議員)   登  壇  「議案第10号 平成30年度伊佐市国民健康保険事業特別会計予算」について、反対の立場で討論に参加したいと思います。  平成30年度国保税が大幅値上げになるという点について、大きな点として反対したいと思います。  調定額で1人当たり6,347円の値上げ、最大の値上げ幅となる40代、所得250万円、子ども2人の世帯は9万700円もの値上げになります。国保世帯の皆さんの暮らしが成り立たなくなるのではないかということが大変心配されます。  税条例の改正の反対討論でも申し上げましたが、国保の加入者は高齢者や障がい者、失業している方や協会けんぽに入ることのできない労働者など低所得の方々が多く、保険料だけで費用を賄うことは不可能です。そのために制度発足時、国が医療費のおよそ半額を助成し、制度運営を行ってきました。ところが、国が次々に市町村国保に対する支出を減らし、今では国保の総会計に占める国の負担は25%にまで落ち込んでいます。このことが国保税の現在の高騰を招いております。  国保法では、国保が住民福祉の増進に寄与することと明確に規定されており、地方自治法によれば、地方自治の本旨は住民福祉の増進でございます。国保が住民の命と健康を守る社会保障の制度である以上、税負担は住民が安心して払える額でなければならないと考えます。  伊佐市は全体の市民所得は上位でありますが、国保の加入者が、県全体で所得が低いほうから19市中2番目という状況であり、保険税がこれまでも低く抑えられてきたのは当然のことでございます。  今回、国保の県単位化で保険税値上げが当然のことのように言われてまいりましたが、実際にはほとんどの市町村が繰り入れを継続します。保険税は据え置きか、値下げに踏み切るところもあるようでございます。そのような中、本市は大幅値上げに踏み切ります。一般会計からこれまでと同程度の繰り入れを行い、保険税は据え置きとするべきであると考えております。  また、これまでも指摘をずっとしてまいりましたように、本市には潜在的に水俣病の患者が多く、水俣病と認定されていない方や本人も気づいていない状況で治療を長年続けておられる方が多くおられることが想像できます。  このような方々を認定に結びつける施策を実施し、適切な治療を受けていただけるように措置をすることは、国保会計の医療費削減にもつながりますが、その対策がほとんどなされないことも指摘し、反対討論といたしたいと思います。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、12番 畑中 香子議員の討論を終わります。  次に、原案に賛成の9番 緒方 重則議員の発言を許可します。  緒方 重則議員。 ◯9番(緒方 重則議員)   登  壇  「議案第10号 平成30年度伊佐市国民健康保険事業特別会計予算」について、賛成の立場で討論に参加します。  県が保険者になることで、これまで以上の医療費の削減、効率化を図るための医療費適正化事業や特定健診事業、また税徴収の強化などの取組が盛り込まれた予算であり、評価できるものであります。  また、循環器系や脳卒中が原因の疾患が多いことから、その対策もより一層強化していただくこともお願いした上で賛成するものであります。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、9番 緒方 重則議員の討論を終わります。  次に、原案に反対の1番 谷山 大介議員の発言を許可します。  谷山 大介議員。 ◯1番(谷山 大介議員)   登  壇  「議案第10号 平成30年度伊佐市国民健康保険事業特別会計予算」に反対の立場で討論に参加いたします。  この現行の制度は、被保険者が非正規雇用や無職が8割を占める低所得者が多い制度にもかかわらず、保険料が高いという問題があります。しかし、新制度ではさらに保険料が高くなり、過度な負担を市民が受けることになります。また、国庫負担金が低く国保料は高いですが、加入者は低所得者であり、収納率が上がりません。  この構造に問題がありますが、さらに、真面目に支払いをしている住民に負担を押しつける制度になっていまして、この部分に関しては厚生労働省の不備である部分があるという認識があると、担当者の方も話されていました。真面目に支払いをしている住民が納得できる説明を私はできません。  都道府県調整交付金や保険者努力制度などを最大限に活用し、それでも解消できない住民負担は、これまでどおり一般会計繰り入れなどを行い、最大限抑える必要があると思います。また、収納率の上昇については、書類を送って終わりではなく、対話を繰り返し行い、向上させていくべきだと思います。  以上のことを指摘し、反対討論といたします。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、1番 谷山 大介議員の討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  御発言がありませんので、討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第10号 平成30年度伊佐市国民健康保険事業特別会計予算」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第10号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第11号」について討論を行います。  本案については、反対、賛成の発言通告があります。  まず、原案に反対の12番 畑中 香子議員の発言を許可します。  畑中 香子議員。 ◯12番(畑中 香子議員)   登  壇  「議案第11号 平成30年度伊佐市介護保険特別会計予算」について、反対の立場で討論に参加したいと思います。  反対理由の主なものは、保険料の値上げを含む予算であるということです。  第7期介護保険計画では基金繰り入れを行い、平成30年度基金繰入額2,362万5,000円とするが、それでも基準額で1人当たり年額1,200円の値上げとなります。先ほど介護保険条例の改正の反対討論でも申し上げましたが、年間5万8,200円、月額4,850円の保険料は、市民にとって大変負担の重いものでございます。  介護保険制度は、導入当初から「保険あって介護なし」と言われ、期を重ねるごとに保険料値上げとなり、市民にとって重い負担の一つとなっています。特に平成30年度は国保税の値上げと重なり、市民の中から負担が増え本当に厳しいと声が上がっております。市民の生活はますます厳しくなることが心配されます。  基金繰り入れを調整し、保険料は据え置きとするべきであるということを主張し、反対討論としたいと思います。
    ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、12番 畑中 香子議員の討論を終わります。  次に、原案に賛成の9番 緒方 重則議員の発言を許可します。  緒方 重則議員。 ◯9番(緒方 重則議員)   登  壇  「議案第11号 平成30年度伊佐市介護保険事業特別会計予算」について、賛成の立場で討論に参加します。  医療、介護、福祉の地域包括ケア、総合事業の中核を担うものであり、最小限の負担増にとどめた第7期事業計画のもと、きめ細やかな保険給付事業や地域包括支援事業など、市民サービスの提供に努力する予算編成であると認め、賛成するものであります。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、9番 緒方 重則議員の討論を終わります。  次に、原案に反対の1番 谷山 大介議員の発言を許可します。  谷山 大介議員。 ◯1番(谷山 大介議員)   登  壇  「議案第11号 平成30年度伊佐市介護保険事業特別会計予算」について、反対の立場で討論に参加いたします。  この制度は、市長の言われるゆでガエルの話が実際に行われている制度だと思います。期を重ねるごとに、少額ではありますが増額の改定が行われ、そのたびにいたし方ないと賛成になっていますが、新しく介護保険を払う世代になった方は負担を重く感じるはずです。それは、この制度の導入当初より支払う金額が大きくなってきているためです。  また、まだ私は払っていませんが、今後増え続けていくと仮定すると、私が支払いをする年齢になったときには、さらに大きな負担を強いることになることは明白です。  地方公共団体は、住民福祉の増進を図ることが目的です。このことから、住民目線の市政運営になっていないことを指摘し、反対討論といたします。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、1番 谷山 大介議員の討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  御発言がありませんので、討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第11号 平成30年度伊佐市介護保険事業特別会計予算」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第11号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第12号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第12号 平成30年度伊佐市介護サービス事業特別会計予算」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第12号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第13号」について討論を行います。  本案については、反対、賛成の発言通告があります。  まず、原案に反対の12番 畑中 香子議員の発言を許可します。  畑中 香子議員。 ◯12番(畑中 香子議員)   登  壇  「議案第13号 平成30年度伊佐市後期高齢者医療保険特別会計予算」に対し、反対の立場で討論に参加いたします。  平成30年度予算は、2年に一度の保険料見直しが行われ、均等割、所得割については引き下げとなりますが、低所得者に対する軽減の廃止、縮減が実施される予算となっており、保険料歳入額が1,059万5,000円の増加となります。  後期高齢者医療制度は、導入当初から、医療費がかかる高齢者を国保から切り離し、負担を押しつける制度であると批判が上がり、廃止するべきとの声が依然として多い制度ですが、平成30年度予算では2年に一度の保険料見直しが行われ、均等割、所得割について減額となりますが、所得の低い方を対象とした軽減が廃止、縮減されます。これまで軽減がかかっていた方の負担が、相当増えるものと考えられてまいります。  今、市民の暮らしは本当に厳しく、特に年金暮らしの高齢者は年金額が減り、物価が上がり、食べていくのがやっとという声が多く上がっています。このような中、特に所得の低い方のための軽減の廃止、縮減となる予算を組んでいるため、本予算に反対するものでございます。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、12番 畑中 香子議員の討論を終わります。  次に、原案に賛成の9番 緒方 重則議員の発言を許可します。  緒方 重則議員。 ◯9番(緒方 重則議員)   登  壇  「議案第13号 平成30年度伊佐市後期高齢者医療特別会計予算」について、賛成の立場で討論に参加します。  鹿児島県後期高齢者医療広域連合により決定された保険料に基づき、保険料の徴収、また疾病予防の取組など、制度の安定した運営を図るための予算編成であるということを評価し、賛成するものであります。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、9番 緒方 重則議員の討論を終わります。  次に、原案に反対の1番 谷山 大介議員の発言を許可します。  谷山 大介議員。 ◯1番(谷山 大介議員)   登  壇  「議案第13号 平成30年度伊佐市後期高齢者医療特別会計予算」について、反対の立場で討論に参加いたします。  この議案は、討議の中で増額の理由について確認したことがあります。それは、所得割や均等割は下がっていて、対象者の負担軽減にはなっていますが、軽減制度が改悪になっていて、2割軽減が無くなり、また7割軽減が5割軽減になる典型的な弱い者いじめになっているということであります。  しかも、全体に対する軽減策より一部の弱者に対する軽減を無くすほうが、比較したときに合計金額が大きくなり、伊佐市の対象者がどれだけ多いのかわかると思います。  以上のことを指摘して、反対討論といたします。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、1番 谷山 大介議員の討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  御発言がありませんので、討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第13号 平成30年度伊佐市後期高齢者医療特別会計予算」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第13号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第14号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第14号 平成30年度伊佐市簡易水道事業特別会計予算」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第14号」は原案のとおり可決されました。
    ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第15号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第15号 平成30年度伊佐市農業集落排水事業特別会計予算」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第15号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから「議案第16号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(左近充 諭議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第16号 平成30年度伊佐市水道事業会計予算」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(左近充 諭議員)  起立多数です。  したがって、「議案第16号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(左近充 諭議員)  日程第16「閉会中の所掌事務調査の件」を議題とします。  議会運営委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しました資料のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。 ◯議長(左近充 諭議員)  お諮りします。  委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(左近充 諭議員)  異議なしと認めます。  したがって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。 ◯議長(左近充 諭議員)  以上で、本定例会は全ての議事を終了しましたので、平成30年第1回伊佐市議会定例会を閉会します。                △閉  会△(11時31分) このサイトの全ての著作権は伊佐市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Isa City Council, All rights reserved....