「議案第2号 平成27年度伊佐市
一般会計補正予算(第8号)」のうちの
繰越明許費の関係です。17事業6億7,000万円の繰越明許が出るわけですが、それぞれの事業について、どういう理由から繰越明許の措置をとらなくてはいけなくなったのか、そこら辺のところを十分説明していただきたいと思います。
◯市長(隈元 新君) 登 壇
御質疑いただきましてありがとうございます。
繰越明許費につきましては、款2、4、6、8、11と各部署、多岐にわたっておりますので、それぞれの担当課長のほうから詳細に御説明させていただきます。
◯市民課長(宮原 孝文君)
それでは、市長の答弁に補足して説明いたします。
まず、最初の
明許繰越費に掲げてあります款の2総務費、項の3
戸籍住民基本台帳費、事業名、
市民窓口事務事業の817万4,000円につきましては、
マイナンバーカードの交付事業の平成27年度未完了分を翌年度に繰り越すものでございます。
この事業につきましては、全額国の補助事業でありますけれども、国の平成27年度
社会保障税番号制度システム整備費補助金の決定のあった総事業費、伊佐市分ですけども、1,468万7,000円のうち、
地方公共団体情報システム機構への第1回支払い分の事務委託料651万3,000円を除き、残り817万4,000円を翌年度に繰り越すものでございます。
以上でございます。
◯環境政策課長(牧山 光徳君)
それでは、款4衛生費、項1
保健衛生費の事業名、布計
鉱山鉱害防止事業の3,003万9,000円について御説明を申し上げます。
この事業につきましては、休廃止鉱山の
鉱害防止工事に関する事業でございます。繰り越しの理由といたしましては、1月20日の積雪によりまして県道421号線、布計に上がる線でございますが、この線ののり面が崩落し、一時的に大型の車両が通行できなくなり、
施工試験用の大型の重機の搬入ができなくなったために業務が中断いたしまして、
安定対策施工試験調査設計業務委託、それから堆積場内の
支障木伐採処分業務委託につきまして、年度内に完了しないため、予算の繰り越しを行うものでございます。
以上でございます。
◯農政課長(永山 誠君)
私のほうからは款6と款11につきまして説明させていただきます。
まず、款6
農林水産業費、項1農業費、
畜産クラスター事業でございます。繰り越す理由としましては、
建設予定地は丘陵地帯であり、事業着手前から
建設予定地までの取りつけ道路の整備及び造成などを行っていましたが、長引く雨と12月23日の局地的な豪雨影響により、取りつけ道路と
畜舎建設造成地の一部が崩壊をいたしました。このため、
工事請負契約後において施設用地及び取りつけ道路の修復を行う必要が生じ、
建設資材搬入が大幅に遅れることになりました。その後、平成28年1月下旬に過去に例のない記録的豪雪に見舞われ、その結果、
畜舎建設予定地全体が雪で覆われたほか、取りつけ道路も遮断され、資材の搬入等が困難な状況となり、あわせて修復工事についても中断せざるを得なかったため、年度内の事業完了が困難となったものでございます。
続きまして、款6
農林水産業費、項1農業費、小
水流地区排水路しゅんせつ工事でございます。繰り越す理由といたしまして、本年、落水後に測量設計を行い、その後、工事に発注を行ったことと、それから、川内川沿いの河川敷地を占有している排水路のため、工事を施工するに当たり、
国土交通省川内川河川事務所との
河川占用許可の協議に時間を要したためでございます。
続きまして、款11
災害復旧費、項1
農林水産施設災害復旧費でございます。
里地区用排水路災害防除工事でございますけども、
建設課発注の
市道改良工事との関係による施工協議と地元との関係による調整協議に時間を要したためでございます。
同じく
太良用水のり面災害防除工事でございます。大きな用水路があるわけですけども、用水路を管理している土地改良区との調整協議と
水路のり面の
埋蔵文化財調査の協議に時間を要したためでございます。
以上です。
◯林務課長(飯田 昭彦君)
款6
農林水産業費、項林業費、林道一般の1,980万についてですけれども、これは平成27年度
森林管理道開設業(山ノ神線)でございまして、平成26年度繰越事業が昨年12月24日に完了いたしまして、その後の発注ということになりまして、年度内に標準工期をとれなかったことにより、平成27年度中に1,020万円を前払い金として執行しまして、1,980万円を繰り越すということになりました。
それと、款11
災害復旧費、項1
農林水産施設災害復旧費、
林道災害復旧事業の500万円につきましては、平成27年度
林道災害復旧工事十曽線と関白陣線でありまして、災害が確認されたのが10月末でございまして、その後の調査、設計に時間を要して年度内に標準工期をとれなかったことにより繰り越すということになりました。
以上でございます。
◯建設課長(末吉 年信君)
款8土木費、項2
道路橋梁費の繰り越すことになった7事業の御説明を申し上げます。
道路維持管理事業は20万円でございますが、
公有財産購入費で、地権者の存続に関する調査に不測の日数を要したため繰り越すものでございます。
一般管理道路新設改良事業費は6,450万でございますが、
工事請負費、
公有財産購入費、補償、補填及び賠償金で、用地調査及び他事業者との調整に不測の日数を要したこと、稲刈り後の発注となり、標準工期がとれなくなりまして、工期を確保するために繰り越すものでございます。
過疎債・
路線整備事業でございますけれども、1億8,170万円ですが、委託費、
工事請負費、
公有財産購入費、補償、補填及び賠償金で、地権者との用地交渉、補償交渉、相続調査に不測の日数を要したこと、工法変更、路線変更、関係機関との事業調整に日数を要したために繰り越すものでございます。
辺地債・
路線整備事業につきましては2,850万円ですが、
工事請負費、補償、補填及び賠償金で、地権者の相続調査に不測の日数を要したために繰り越すものでございます。
社会資本整備総合交付金事業でございますが、2,480万円で、
工事請負費、
公有財産購入費、補償、補填及び賠償金で、用地交渉において地権者のほかに賃借している法人がありまして、その法人との協議に不測の日数を要したために工期等がとれなくなりまして繰り越すものでございます。
浸水対策道路整備事業は7,450万円ですが、
工事請負費で、計画の段階で用地調整と県との協議に不測の日数を要したこと、それから、
橋梁下部工事でございまして、渇水期の発注となりまして、今年度中では工期が不足するために繰り越しをお願いするものでございます。
橋梁長寿命化事業でございますが、
橋梁長寿命化修繕事業1,200万円です。これは
工事請負費で、渇水期の発注となりまして、工期が年度中では不足するために翌年度へ繰り越すものでございます。
項の5住宅費は、
公営住宅管理事業の委託費で、伊佐市
公営住宅長寿命化計画見直し業務委託でございますが、27年度末に国の
長寿命化計画策定指針が改正されることから、今回の
見直し計画に新しい指針を反映させるために繰り越すものでございます。
小
水流団地建てかえ事業につきましては、3,409万1,000円ですけれども、
工事請負費で、造成工事の工法選定に不測の日数を要したことと、
解体工事完了を受けましての造成工事の発注となりまして、工期が不足するために翌年度へ繰り越すものでございます。
款の11
災害復旧費、項2
公共土木災害復旧費は1,500万円でございますけれども、工事費でございまして、湯之尾団地9号線の陥没等の事象がありましたけれども、それの調査、設計並びに工法の検討に不測の日数を要したために繰り越すものでございます。
以上です。
◯17番(岩元 克頼議員)
最近は繰越明許の措置をとるケースが増えてきたのかなと感じているんですが、以前はこんなになかったような気がしますけどね。昨年は11事業の5億5,900万、ことしは17事業で6億3,700万ということで聞いていますが、今、いろいろ事情をお話しされましたのでお聞きしていたわけですけど、ただ、仕事をためて先へ押しますと、また来年の仕事も差し支えが出るわけですよね。ですから、極力、年度内に執行が終わるようにいろいろ工夫をしていかれたほうがいいんじゃないかと感じるわけです。
今聞いた中でもう少し聞きたいなと思ったのは、
畜産クラスター事業ですね。これはここをトンネルみたいにして通っていく事業ですかね。契約の時期がいつだったのかなと思ったわけです。予定地が急傾斜地であったり、雨によっていろんな不都合が出たりということなんですが、これは9月補正だったですかね。やむを得ないかなと一部は思うんですけれども、契約の時期はいつでしたか。これは念のためお知らせください。
それから、林道一般の関係で聞いておりましたけど、昨年の繰越分も、昨年というのは26年度ですね、それが平成27年の12月24日に完了したと。これも天候のせいとか、もろもろあるんでしょう。ですから、そういうふうにずっと後ろのほうへずれ込むと、当年度の分にかかるというのもなかなか、人手が十分あればいいですけど、事務作業に追われたりして、何かそういう関係が出てきているのかなと。年度内に仕事のらちを明けていくのがいろいろ難しくなっているのかなということも感じるんですが、12月24日に26年度が完了したというのはどういう事情だったんですか。それは改めて説明をしてください。
それから、用地関係で非常に苦労されているようですね、やっぱり聞いてみると。用地の関係が非常に足を引っ張ったような、足を引っ張ったと言ったら悪いですけど、いろいろ煩雑なことがあったんだろうと思いますが、こういう事務を処理するのに皆さん方の所管の課で用地関係を処理される場合、人手の問題というのはどんなものなんですかね。県のあたりは事務に堪能な役所のOBの人たちなんかを若干名採用して、用地関係の事務に当たっているようなケースが多いですね。手持ちの職員だけでなかなからちが明いていかないということになると、そういうこともあるいは考えなければいけないのかもしれませんね。
過疎債・
路線整備事業は残が大体55%ぐらいになるわけですよね。金額的に半分以上の積み残しがあると見なくちゃいけません。それから、辺地債に至っては、当初で3,040万組んだんですが、2,850万残っていますから、これについても用地関係がいろいろ影響して、94%を積み残していますよね。
ですから、その点はどうなんでしょうかね。これは市長でないと答えることはできないかもしれませんが、課内の事情というのをよく勘案して、手薄なところはやっぱりちょっと人的な補強をするといいますか、そういうことを考えないかんのかもしれませんですね。
それから、あとは、衛生費の鉱山の
鉱害防止事業、これも不測の事態について、大型の機械というのが現地に入れなかったということのようですね。積雪により
のり面崩落と書いてありますから。これは6月に4,600万、9月に3,360万の補正をしたんですかね。繰越額が65%残っていますが、これは契約をいつごろされたんですかね。それについてもちょっと説明してください。
やっぱり予算が決まったら、事前の作業というのもあるんでしょうけど、早い契約とか、そういうことも考えないと、不測の事態もやっぱり起こるわけですから、それで繰り越すとまた来年の仕事を圧迫するような、限られた人数でやることですので、いろいろ工夫をしていかないといけないのかなと私は見ながら思っていたわけです。
今いろいろお尋ねしたことをお答えしていただきたいと思います。
◯農政課長(永山 誠君)
畜産クラスター事業でございますけども、議員おっしゃいますとおり、9月補正でお願いしたところでございます。契約は12月15日となっております。
◯林務課長(飯田 昭彦君)
林道一般の山ノ神線の26年度事業が昨年の12月24日に完了したという件につきまして、この事業につきましては平成26年度採択の事業でございまして、26年度中の林野庁の
環境調査等のヒアリングが長引いたこと、それと、その後に調査、測量、設計を行ったということで、その期間が結構かかりまして、そして工事自体の発注が繰り越して27年度の4月になったということで、工事完了が12月末になってしまったということで、27年度事業についても標準工期をとれない状況で繰り越したということになりました。
以上でございます。
◯環境政策課長(牧山 光徳君)
布計の対策工事でございますが、これにつきましては、来年度から行う予定でございます施工の試験を行うために重機を場内に持ち込みまして、セメントをどの程度混合すれば一番適当な対策ができるかということで、今、3種類の試験を実施をしているところでございます。
試験の方法を申し上げますと、
粉体揺動攪拌工法、それから
バケット混合工法、それから
ロータリー攪拌工法ということで、この三つの方法をしまして
テストピースをとりまして、その1週間後、20日後ということで、どの工法が一番、コンクリートの強度があるかという試験を行うために重機を搬入することになっていますが、道路が一時、通行どめになったために重機の搬入ができなくて、ちょっと工期が延びてしまったということでございます。
契約の日にちにつきましては今ちょっと確認をしております。申し訳ございません。
以上でございます。
◯建設課長(末吉 年信君)
用地交渉等についてでございますけれども、今、うちの管理係のほうでは専属の職員が一人いまして、あと、
用地交渉嘱託員という方を一人お願いして取り組んでいるところでございます。
対象の土地の所有者にいろいろ相談をするということなんですけれども、やはり思いがあったりとか、土地についての相続がうまくなされていなかったりとかということで、その相続関係をずっとたどったり、また、いろんな同意の関係の書類を送ったり、印鑑証明の関係とかをお願いをするんですけれども、他県にいらっしゃる方々については、お住いのところを基準にお考えになったりして価格の面でなかなか折り合わなかったりとか、交渉に非常に時間を要することがございます。また、相続がずっと前にさかのぼるものやら大変困難なもの等もございまして、こういった物件については、外部の専門の機関に委託をして解決をしてもらったものもございます。そういったことでいろいろ取り組んでいるところでございます。
◯環境政策課長(牧山 光徳君)
公害対策の契約の日時につきましては、平成27年の11月16日に契約をしております。
以上でございます。
◯17番(岩元 克頼議員)
最後に一つだけ、市民課のほうにお尋ねします。
マイナンバーカード、この未完了分のお話をされていましたが、ちなみに、どのぐらい進んでいるものでしょうか。こちらでわかるんですかね。お知らせください。
◯市民課長(宮原 孝文君)
先ほどの答弁で
マイナンバーカードの交付事業に関する経費というふうに申し上げましたが、もう一つ、
通知カードが前段階であったわけでございます。その
通知カードの分も含んでいるということでございます。
まず、
通知カードの交付状況ですけれども、全世帯、市民全員に交付されたわけですが、残り404人の方に届いていないという状況でございます。率にしまして1.47%ということでございます。
それから、
マイナンバーカードの交付状況でございますが、3月7日現在でございますけども、1,739人の申請がありました。そのうちでき上がって市のほうに返ってきている分が1,155人分であります。そして今、御存じのとおり、来ましたよということでそれぞれ案内の文書を差し上げているわけですが、本人に受領していただいた分が543人ということで、あとは今、随時、対象の方々に通知申し上げているところでございます。
以上でございます。
◯市長(隈元 新君)
繰越明許について、最近の傾向ということで御指摘いただいておりますので少し説明させていただきたいと思いますが、今、各課長が説明した中で、私どもに責任といいますか、
土地交渉等が遅れて御迷惑をおかけしている、人員が少ないんじゃないかとか、そういうところの御指摘は私たちのところに非があるとすればありますので、改善していかなければならないことはまず前提としながら、例えば、
クライスター事業などにつきましては、県と当事者の話し合いによって、そして、予算上、市の議会に提出するということになっておりますので、どうしても私たちが細部まで入って繰り越しが予測されるという、そういうこと等でなかなか意見が反映できないという、県と当事者で決まって、そして国のほうからの予算も確定して、そしてうちが、言葉ですけども、トンネルとよく言いますけども、そういう形で出てくるのに対してこの繰越明許をなくするということは今、実は非常に難しい点がございます。
それと、辺地債あるいは過疎債、
社会資本整備交付金、こういうのはできるだけ手を挙げて採択されるように持っていって、やはり同時に幾つかの事業をするということをしなければ、一つが完全に終わってから一つをということでは市全体の中での事業量が少なくなるということで、
公共事業等の発注、
建設業者等を含む産業の底支え、そういう点から考えて、どうしても事業を多目にとりながらやっていくというのがあります。
そして、やはり国が切れ目のない経済対策ということで補正を出してきますので、どうしてもそれの対応というのはあるということから、最近は、私どもの市に限らずこういう傾向になっているということをひとつ御理解いただければというふうに思いますので、補足説明といいますか、私のほうから補足というのは変な話ですけども、そういう事情を御勘案いただければありがたいというふうに思います。
◯議長(丸田 和時議員)
以上で、17番 岩元 克頼議員の質疑を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
次に、議案の
委員会付託省略についてお諮りします。
ただいま議題となっております「議案第1号」から「議案第8号」まで、「議案第19号」、「議案第21号」から「議案第28号」まで、「議案第30号」、「議案第32号」、「議案第35号」、「議案第36号」、「議案第41号」から「議案第55号」まで、及び「諮問第1号」、以上、議案36件及び諮問1件については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、
委員会付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、ただいま申し上げました議案36件及び諮問1件については、
委員会付託を省略することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第1号」について、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第1号 専決処分の承認を求めることについて」を原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第1号」は原案のとおり承認されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第19号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第19号 伊佐市中高生連携推進事業基金条例の制定について」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第19号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第21号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第21号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第21号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第22号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第22号 伊佐市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第22号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第23号」について討論を行います。
本案については、反対者の討論の発言通告がありますので、9番 畑中 香子議員の発言を許可します。
9番 畑中 香子議員。
◯9番(畑中 香子議員) 登 壇
「議案第23号」について、反対の立場で討論に参加いたします。
職員給与については、労働基本権の制約のもとにある公務員給与が人事院勧告により引き上げられるもので、当然の措置ですが、今回の議員と特別職の期末手当は職員給与とは異なるもので、引き上げることには理由がないと考えます。市民の暮らしは引き続き大変です。労働者の賃金は17カ月連続で減少しており、世論調査でも景気回復を実感していないと言う者が8割を占めていると言われます。市民の中からも「自分たちの給料や年金は減る一方なのに」と、この件について否定的です。このような状況で議員と特別職の期末手当を引き上げるべきではないと考えます。
以上、反対討論といたします。
◯議長(丸田 和時議員)
以上で、9番 畑中 香子議員の討論を終わります。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
御発言がありませんので、討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
この採決は起立により行います。
「議案第23号 伊佐市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例及び伊佐市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第23号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第24号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第24号 伊佐市報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第24号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第25号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第25号 伊佐市証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第25号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第26号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第26号 伊佐市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第26号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第27号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第27号 伊佐市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第27号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第28号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第28号 伊佐市行政財産の目的外使用による使用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第28号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第30号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第30号 伊佐市肉用牛特別導入基金条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第30号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第32号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第32号 伊佐市単独住宅条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第32号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第35号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第35号 伊佐市税条例等の一部を改正する条例等の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第35号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第36号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「議案第36号 伊佐市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「議案第36号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第2号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第41号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第41号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第42号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第42号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第42号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第43号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第43号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第43号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第44号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第44号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第44号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第45号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第45号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第45号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第46号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第46号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第46号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第47号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第47号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第47号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第48号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第48号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第48号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第49号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第49号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第49号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第50号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第50号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第50号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第51号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第51号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第51号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第52号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第52号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第52号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第53号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第53号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第53号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第54号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第54号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第54号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第55号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第55号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第55号」は同意することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「諮問第1号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
「諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦について」を適任とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、「諮問第1号」は適任とすることに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
ここで、しばらく休憩します。なお、休憩時間は5分程度とします。
△休 憩△(10時50分)
△再 開△(10時56分)
◯議長(丸田 和時議員)
休憩前に引き続き会議を再開します。
◯議長(丸田 和時議員)
日程第39「議案第9号 平成28年度伊佐市一般会計予算」から、日程第57「議案第40号 市道路線の変更について」まで、以上、議案19件を議題とします。
これから付託議案19件に対する総括質疑を行います。通告に基づき、発言を許可します。
まず、17番 岩元 克頼議員の質疑を許可します。
岩元 克頼議員。
◯17番(岩元 克頼議員) 登 壇
質疑を行います前に、一言申し上げます。
2011年の3月11日、5年前の本日でございますが、東日本大震災が発生いたしました。そのときの大勢の犠牲者の皆様の御冥福をお祈りいたしますとともに、今なお震災のために苦難の生活を強いられておられる大勢の被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、一日も早い完全な復興をお祈りいたします。
それでは、質疑をさせていただきます。
施政方針に係わる今から申し上げます次の事項と関連する予算の内容について、それぞれ答弁をしていただきたいと思います。
まず、人口の関係についてですが、1番目に、交流人口増加から定住人口を増やす取り組みをするというふうにしておられます。交流人口の増加を定住人口につなげる具体的な施策、事業は何か、予算面ではどれを指すか、説明をお願いします。
7カ所の伊佐ふるさと会というのがあるようですが、会員の連携を深めることにより企業情報の収集や伊佐市へのUターン情報等の提供をしていくことについて、まず、全国7カ所のふるさと会の会員数、それからふるさと会からの企業情報提供の実態、Uターン情報提供の実績とその反応といいますか、効果についてお答えいただきたいと思います。
次には、昨年の国勢調査結果が出て本市財政にかなりの影響が出たということも聞いていますが、これは具体的にどういうものであったか、お答えいただきたいと思います。
2番目には、教育の関係でお尋ねいたします。
まず、学力向上対策でありますが、学力の水準は何によって左右されるとお考えか、お示しください。
それから、本市学力向上対策に係わる予算についてお示しください。
次には、予算面以外で必要なことについて、もろもろ見解をお聞きしたいと思います。教育は学力のことだけではありませんので、本来は知・徳・体、人間形成を担う広い分野でありますから、余り学力、学力と言うのは気の進まない面もあるわけですが、しかしながら、現実にこれからの若い人たちが新しい時代をみずから切り開いて生きていくためにはそれ相応の学力というのを身につけさせなくてはならないわけであります。そういう面で、あえて学力についてのお尋ねをする次第です。
2番目には、幼・保・小・中・高連携を図り、児童生徒の自己実現や進路実現を図るとしておりますが、これはどういうことを指しているのでしょうか。
3番目に、将来の地域における小学校のあり方検討に着手する必要があるとされています。検討の必要性とは何か、また、その際の視点として重要な点は何か、お示しいただきたいと思います。
4番目に、学校施設につきまして、伊佐市公共施設等管理計画に基づき、文部科学省が示す方針を参考に、施設ごとの長寿命化計画の策定に取り組むとされています。社会教育体育施設についても、選択した維持管理に努めるというふうにされていますが、現時点で想定し得る施策はどういうものがあるでしょうか。また、本年度予算措置されているものは何か、お示しをいただきたいと思います。
なお、学校施設の長寿命化計画に関する文部科学省が示す指針の中で学校施設の長寿命化計画の構成というのは非常に重要な部分だと思いますので、あわせて説明していただければと思います。
3番目に、産業についてお尋ねいたします。
まず1番目には畜産ですけれども、畜産について、優良種雌牛保留導入事業ほか各種事業を取り入れながら出荷頭数の保持に努めるとしていますが、それぞれの事業及び予算、出荷頭数保持目標についてお示しください。
次に、畜産に係る未活用牛舎を調査することについて、60万円を措置されているということでありますが、具体的な事業というのはどういうものになるのか、お答えください。
次に、伊佐市から出た優良な子牛というのが最終的に牛肉となっていく際の追跡調査結果があれば、お示しいただきたいと思います。子牛の競り市には遠いところから大勢の方が牛を買うために見えるわけです。見たところ、牛肉、ブランド牛と言われるような、そういう地方からも買い手がおられるようです。したがって、伊佐の牛は大変高値ということで有名ですけれども、こういう高いというのは、やはりそれなりの素質、肥育後の成果が見込まれるわけであります。したがって、この伊佐で買われた牛がどういう経過をたどり、商品となって消費されていくんだろうか、こういうことは非常に関心の高いところであります。願わくば、伊佐牛という、言えば、子牛もそうですが、食べるほうの分野においてもそれなりの地位といいますか、また経済というのが確立できれば、これに過ぎるものはないのではないかなというふうに考えているわけです。これはわかる範囲でお知らせいただければと思います。
次には、伊佐牛としてのブランドの確立に対する見解ということで述べていらっしゃいますので、これは内容としてどういうことなのか、お聞かせいただきたいと思います。
その次には、当面の目標はどういうものか、牛の飼養頭数でありますとか、生産額ですとか、子牛、肥育、乳用牛とそれぞれ分野がありますので、統計をお知らせいただければと思います。
次に、2番目には、園芸振興についてお尋ねをします。
重点野菜が10項目ありますけれども、その作付拡大について、現状と目標、それから本年度の予算の内容、それぞれについて答弁していただきたいと思います。
3番目には、企業活動支援・誘致、商工業振興について、その内容と予算につきお尋ねをします。
まず、本市所在企業に対する防災対策というのが示されていますので、その中身をお示しください。
それから、次には、企業誘致活動に関する予算と今後の見通し、誘致のためのインフラの状況をお聞かせいただきたいと思います。
次には、商工会と連携した経営安定、体質強化ということで示されていますので、それぞれ、中身について答弁していただきたいと思います。
4番目、健康のほうでございますが、市民が健康づくりに積極的に参加するためのインセンティブに関する見解、また予算等についてもあわせてお知らせください。
5番目には、山野西文化交流館使用料の歳入が1,000円ということでなっています。1,000円というのは費目計上としての1,000円なのか、借り手が非常に少ないのかわかりませんけれども、平成27年度の利用状況はどんなふうなのか、また、来年度はどんな計画をもってこの山野西文化交流館を運営をしていかれるのか、それぞれ答弁していただきたいと思います。
◯市長(隈元 新君) 登 壇
お答え申し上げます。
交流人口から定住人口増には、伊佐市のよさを内外に知っていただくために、まず1番目に、情報の発信、2番目に、観光を含めた交流の促進、そして3番目に、これらを推進するための基盤・環境整備に取り組むということになります。
三つの施策に係る事業を具体的に御説明いたしますと、主なものを申し上げますが、情報発信につきましては、広報誌の発行事業、広報誌、市ホームページ等による情報発信でございますが、1,205万円、PRの推進事業として、これは伊佐市の地域情報を発信して交流人口の増加を図るというふうにしておりますが、120万5,000円でございます。
観光交流事業につきましては、主なもので、新規に地域創生推進事業に300万円、これは「e-Gaなんちゅう」での子育て支援、あるいは地域交流コーディネートということになります。観光ツーリズム事業としまして、イベントの開催やツーリズム協議会等の支援ということで1,036万3,000円でございます。
基盤・環境整備保全で主なものでは、新規で伊佐市総合交流拠点施設管理事業、「e-Gaなんちゅう」の管理、交流事業に656万4,000円、曽木の滝周辺振興開発事業、これは曽木の滝の周辺開発の検討会議でございますけども、14万3,000円、公園管理事業として6,903万2,000円が具体的な予算額としてございます。
続きまして、ふるさと会関係でございますけども、7カ所ございます。会員数で申し上げれば、関東伊佐会が1,100人、東海伊佐会が1,300人、関西伊佐会が1,000人、北九州伊佐市会が33人、北部九州・伊佐ふるさと会が70人、熊本伊佐会が78人、鹿児島伊佐会が350人、これは案内状を発送する数でございますが、これを会員数と見ております。
ふるさと会からの企業情報提供の実態でございますけども、貴重な情報をいただいて、関係部署等と連絡をとり合った事案は数件ありますが、企業誘致等に直結した事例は現在のところございません。
情報提供の実態と反応でございますけども、移住体験住宅を利用してお試しUターン生活ができるということ、あるいは東洋経済新報社の「住みよさランキング」で鹿児島県内1位であるということ、木造住宅整備促進事業で住宅改築の助成制度もあるということ、市内にあるケアハウスの入居案内、チラシの配布──これは依頼があった場合でございますけども、そういうのもつないでおります、シルバー人材センターのふるさとを守るお助け事業の紹介、そういうことを提供しておりますが、その反応については、なかなかUターンまでにつながっていないというのが実情でございます。
国勢調査の結果の財政に与える影響でございますけども、前回平成22年度調査に比較しまして2,500人減少いたしましたので、財政に与える影響としては、普通交付税に影響があります。普通交付税は多くの項目で国勢調査人口が基礎数値として採用されることから、平成27年実績に対して2億3,300万円程度の減額があるのではないかというふうに予想しております。
続きまして、産業でございますけども、畜産の優良種雌牛保留導入事業でございますけども、1,440万円の予算額になっております。また、肉用牛規模拡大事業基金としても基金額を5,149万円造成しておりまして、貸付額の最高は50万円としております。市単独の補助事業としまして、牛舎の整備事業に400万円、肉用牛地域ブランド推進事業に100万円などの補助事業によりまして出荷頭数の維持に努めております。
今後の事業実施とその予算確保については、肉用牛生産部門、繁殖雌牛部門は本市第1次産業の基幹となる部門であることから、より一層財政状況が厳しくなることが予想される中でありますが、効果的な産業振興が図れるよう、事業内容を適時、検討しつつ、継続していきたいと思っております。
なお、出荷頭数の目標につきましては、平成30年度目標値は2,150頭と考えております。
繁殖雌牛の飼養農家生産基盤等未活用資源調査委託費の57万6,000円でございますが、事業内容としましては、規模拡大を希望する若手畜産農家等がいることや、今後、県農業大学を卒業して就農を希望する方々に対し、多額の費用が必要となる牛舎等の整備に関して、畜産業を廃業した、あるいは廃業する施設等を有効活用することにより初期投資額を抑制し、安定的な経営ができるように支援をしたいものだと思っておりますので、まず、そのためには具体的に地域の畜産農家の実情の情報を把握している市肉用牛振興協議会、市内に9支部ありますが、の方々に空き牛舎等の状況を調査していただき、その情報を整理、把握して、対象者に対して情報等の提供を行っていきたいと考えております。
これは、昨年、明光学園が地方創生提案プロジェクトで優良賞をとりました。その内容を受けて私たちがまず具体的にできることといことで、この委託事業を組んでおります。
追跡調査についてでございますが、伊佐市では全体的な追跡調査は今までのところは行っておりません。JAにも確認いたしましたが、薩摩の市場で買い受け者まではわかりますが、その後のことについては把握していない、データとしては残していないといいますか、調査をしていないというふうに御回答いただいております。
ただ、2004年12月に施行されました牛トレーサビリティ法に基づきまして、牛の固体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法で10桁の固体識別番号というのを耳のところにつけているのを御覧になったことがあると思いますが、国産牛につきましては、出生から屠畜場で処理されて牛肉に加工され、小売店等に並びます一連の履歴を10桁の固体識別番号で管理し、取引のデータを記録することになっておりますので、追跡調査自体は可能と思います。
ブランドの確立についての見解でございますけども、一般に言われるブランド牛は肥育牛での銘柄を言いますので、松阪牛のように消費者に対しブランド化が進んでいるもの、あるいは生産者の多くが子牛生産と肥育を分業化しておりますので、伊佐市のように生産牛の多い、ある意味では特化しているようなところの子牛のブランド化については難しい状況がございます。
ただし、伊佐市産の子牛は購買者から非常に高い評価を受けていることから、それぞれの、例えば佐賀牛、あるいは宮城牛、あるいは静岡牛、そういうところに子牛として私どもの伊佐の牛をお買いいただく、あるいはもと牛として買っていただくという、そういうことで、購買者の間には伊佐牛というのはブランド化していると言っても過言ではないと思いますが、消費者サイドから見た場合のブランドで伊佐牛という評価は残念ながらないといいますか、そういう評価にはなっていないというように御理解いただければと思います。
飼養頭数、あるいは生産額の目標でございますけども、先ほども申し上げましたが、平成30年度で2150頭としております。繁殖農家が減少してきている中で、かなり努力しなければならない数字かと思いますが、達成できるように取り組んでまいりたいと思います。
重点野菜の作付でございますけども、27年度の現状では、主なものを申し上げましたら、ネギが29.8ヘクタールで55戸、28年度としましては、耕作者数は定めておりませんが、面積は32ヘクタールを目標としております。カボチャは現状が15.4ヘクタールで65戸、目標を18ヘクタールとしております。水田ゴボウでございますけども、現在は9.8ヘクタールで耕作者23戸、面積の目標を10ヘクタールとしております。ニガウリ、ゴーヤでございますが、3.1ヘクタールで耕作者が12人、面積の目標を4.5ヘクタールとしております。トマト農家が5.2ヘクタールで10戸、目標を6ヘクタールとしております。あと、イチゴ、ショウガ、オクラ、ジネンジョ、ジャンボインゲンとありますが、いずれも耕作者数4戸ないし1戸でございますし、面積等も少ないですので、一応、省略させていただきます。
今年度の園芸振興の予算の内容でございますけども、カボチャ栽培助成事業に90万9,000円、新規の方は初年度のみ限定でトンネルの被覆資材一式と苗代を助成いたします。カボチャの栽培面積を増反する農家の方を対象としては、苗代を助成する予定です。金山ネギ面積拡大事業でございますけども、40万円でございますが、新規、増反に、育苗に要する経費及びネギ剥き機導入に要する経費に対して助成を考えております。ゴボウ面積拡大事業でございますけども、84万円でございますが、新規栽培者及び面積拡大を図る農家に対し、マルチング資材と種代及び機械代について助成いたします。
参考までに、野菜につきましては、野菜価格安定対策事業で717万8,000円、経営所得安定対策の産地交付金の制度として、これは27年度でございますけども、ネギ、カボチャ、水田ゴボウ、ニガウリに反当たり4万5,000円、その他の6品目が反当たり4万というのがございます。また、水田高度利用化対策事業、これは乾田化ですけども、畑地にするわけですが、これに28年度は500万円予算化しております。
続きまして、企業支援でございますが、本市に所在します企業の防災対策でございますけども、28年度は、従業員約100人、少し超える電子部品製造会社が工場設置を拡大することに伴い、水防対策を施したいとのことでございますので、そちらのほうを支援したいと思います。そのほかに、企業立地等促進事業によりまして、1社2件になりますけども、補助金を3,882万円措置しております。電子関連企業でございます。2社ともに順調に工場の増設等が進みまして、昨年秋の従業員採用に加え、この春の採用活動により一定の雇用増が見込まれると期待しているところでございます。今後はこの2件の増設を皮切りに、ほかにも好調な電子部門関連企業を中心に、工場増設等につながるよう、企業と情報を共有してまいります。
インフラ整備につきましては、工業団地は利用しにくいとのことでございましたので、現在はオーダーメードによる整備が全国的な流れでありますので、誘致の相談があったときに、用地の要望に対し、ケース・バイ・ケースで対応していきたいと考えております。
次に、商工会と連携した経営安定体質強化でございますけども、商工振興事業予算に関しましては、これまでと同様に、商工会に対する振興事業補助金、商工振興資金利子補給事業補助金及び空き店舗活用補助金などの商店街活性化事業補助金が主なものでございます。
商工会は商工業者や創業希望者などからの相談に対し、個々に適切に指導助言等を行っておられます。これから商工業者の経営安定や体質強化策として引き続き経営指導等の強化を図り、県商工会連合会のエキスパート派遣事業の活用や、金融あっせん等の事業を行いますので、支援を行ってまいります。人の連携としまして、商工振興資金利子補給補助金のあっせん手続や商店街活性化事業補助金の申請等について、周知、指導を行っていただきます。
地域総合振興事業に400万円──伊佐市商工会支援でございます、商工振興資金利子補給事業に900万円、市街地商店街活性化事業に500万円を措置しております。
健康についてでございますけども、勤労世代健康づくりチェックポイント事業を28年度の新規事業として行いますが、働き盛りの40歳から64歳までの勤労世帯みずからの健康づくりの活動に対しまして、運動習慣の普及・定着を図るためポイントを付与し、商品券に交換できる事業を始めます。項目としては目2の予防費で、94万2,000円をしているところでございます。
あと、教育関係につきましては、教育委員会のほうから御答弁ということになると思いますが、よろしくお願い申し上げます。
◯教育長(森 和範君)
教育関係についてお答えいたします。
まず、学力の水準は何によって左右されるかということでございますが、最近、学力と経済状況の相関についていろいろ論じられておりますけれども、義務教育段階においては、学力は教職員の資質、子どもの学習意欲、家庭学習、規則正しい生活習慣、保護者や地域の支援等の要素が大いに関係しておると考えています。これらの要素がよりよい方向に充実することにより、学力水準が向上、または高い学力水準を維持するということにつながっていくと考えております。
次に、学力向上に対する予算ですが、これにつきましては、後ほど学校教育課長に答弁させます。
次に、予算面以外で必要なことでございますが、子どもを取り巻く望ましい学習環境を学校、家庭、地域が整えていくということが必要だと考えております。施設設備の整備、学びの機会の拡充、さらには挨拶運動など、地域全体で子どもを見守り育てる、そのような状況を社会教育との連携をとりながらやっていくことが必要なことだと考えております。
続きまして、学校施設に関することでございますが、これについては、教育委員会総務課長に答弁させます。
失礼いたしました。幼・保・小・中の連携等についてでございますが、小学校入学時に学校環境になじめない小1プロブレムや、中学校への進学時における中1ギャップの問題が全国的に発生しております。これらは子どもたちの学習する環境が急激に変化して起こることが原因でございますが、このような問題を解決していくためには、各校種間における連携が必要となります。子どもを取り巻く教職員や保護者等が幼・保・小・中・高の独立した校種の特徴を互いに知り、また子どもの情報を共有することで滑らかな接続を図ることが重要でございます。
本市におきましては、年中・年長児の保護者を対象に、小学校の生活や特別支援教育についての説明会を設けたり、教諭向けに幼・保・小の連携の研修会を開いたり、また菱刈中学校校区では小中一貫教育、大口中央中学校区では英語強化拠点事業を行ったりしております。また、中・高の連携においても、お互いの授業参観などを通して校種間の連携を密にしているところでございます。そのようにすることで子どもたちの学力が向上し、自分の将来を深く考え、夢を実現できるようになり、自己実現、進路実現につながっていくことと考えております。
次に、地域の小学校のあり方の検討ということでございますが、児童数の推移と老朽化する施設、減少していく交付税を含む一般財源を考えたときに、今後の小学校のあり方を検討する時期に来ていると考えております。その際の視点としては、単に児童数の減少や財源だけでなく、小学校が地域コミュニティの核として果たしている役割も重要視しなければならないと考えております。小学校のあり方の検討といいますのは、再編成や統合だけではなく、小規模校のメリットを最大限に生かす方策などを含めた検討も必要であるということでございます。また、老朽化に伴う今後予想される施設の改修において、空き教室の活用を含めた地域との共同利用など、将来を見据えた施設改修までを想定しております。
それから、山野西文化交流館につきましては、社会教育課長に答弁させます。
◯学校教育課長(木原田 雅彦君)
本市学力向上対策に係る予算についてお答えいたします。
学力検査、小中一貫教育、黄金の俳句コンクール、体幹トレーニング等を行います学力向上対策事業、並びに土曜いきいき講座事業、ALT招致事業、英語教育強化地域拠点事業、教職員の資質向上推進事業等を含めまして4,299万8,000円を計上しているところでございます。
◯教育委員会総務課長(山下 和弘君)
教育長答弁に補足しまして、学校施設の件についてお答えを申し上げます。
本年度策定を予定しております伊佐市公共施設等総合管理計画の対象は、全ての学校施設、それから社会教育・社会体育施設を想定しております。したがいまして、本年度、計画を策定しますので、今年度につきましては当面の安全対策、それから緊急かつ使用するために必要な最低限の費用を予算措置しておりまして、計画を反映した予算というのは来年度以降の計上ということになろうかと思います。
それから、もう一つお尋ねをいただきました長寿命化計画の構成でございますけれども、文部科学省が昨年示しました学校施設の長寿命化計画策定の手引による構成としましては、まず、学校施設の老朽化や今後の課題、これまでの取り組みなどに加え、考え方を明らかにするために、学校施設の長寿命化計画の背景、目的、計画期間、対象施設等を示しまして、次に安全性、快適性、学習活動への適応性、環境への適応性、そして地域の拠点化などの学校施設の目指すべき姿、そして安全面、機能面、財政面などの観点を加えまして学校施設の実態を整理し、学校施設整備の基本的な方針等を定めることとされております。さらに、その基本的な方針等を踏まえた施設整備の水準等を設定しまして、今後の改修の内容、あるいは時期でありますとか費用等を整理した実施計画、最後には推進体制等の整備、フォローアップなど、長寿命化計画を継続的に運用していくための方針までが標準的な構成となっております。ただいま申し上げました内容を中心に長寿命化計画を策定したいというふうに思っております。
以上です。
◯社会教育課長(中村 政仁君)
山野西文化交流館の利用状況と本年度の事業計画でございます。
山野西文化交流館の利用状況は、平成27年4月から12月までの間に利用された件数が104件、訪問されたり利用された方が437人でございます。内容については、地域の方々に利用いただいたり、修学旅行による中学生の体験活動、グリーンツーリズム、民泊体験の学習についての受け入れ、法人による子育て関連事業、養護学校体験事業等によるものでございました。
平成28年度も、地域の集会施設としての役割のほか、多くの方々が集える事業、敬老会、AEDの講習会、地域との触れ合い事業等、そして自然豊かな環境を利用して法人が行う市の子ども交流事業、子育て関連事業、グリーンツーリズムに関する事業等、修学旅行等について、自治会、管理人、社会教育課と連携して実施する計画でございます。
以上です。
◯17番(岩元 克頼議員)
交流人口と定住の関係で少しお尋ねします。
先ほど市長から大変広い範囲にわたって説明がされたところですが、大勢の人が交流といいますか、伊佐市を訪れていただくということは大変大きい経済効果もありますし、知ってもらうということもありますし、さまざまな効果を生んでいると思います。
ただ、地方創生のことなどを考えますと、目的が違いますので難しいことかもしれませんが、やはりそういった中から定住というものが、これは市長も何年も取り組んでこられた大きいテーマなんですよね。定住促進というテーマのもとに体験住宅をつくってみたり、いろいろな事業もその中で実施をされたわけです。それで、交流人口とかいうものとあわせて、伊佐市を知ってもらった中でどうしたらそれが定住につながっていくのか、その動機づけとかいうものをやっぱり確立していかなければ、伊佐市というのはかなり知られるようになったけれども、なかなか、わざわざやって来てここに住もうとしないということになりますので。
人が減るということは、地域にとってもまちにとっても大変痛手になるわけですよね。ですから、これを何とかしようと。これは皆、思いは同じでありますが、私たちがふだん住んでいて、地域を歩いてみて感じるのは、本当に空き家が増えましたですよ。どうしたものかなと。それで、住んでおられる方の年齢を考えましても、自分たちもだんだんそういう年になってきましたけれど、あと10年したらここの地区は何人残っているかな、そのときに集落はどうなっているかなと、いろんなことを考えます。
ですから、さまざまなやり方というのはあるわけですけれども、今ある方法論をやっぱり具体的にとっていっていただきたいなと思っています。それは、例えば、いろんなことをよそでもしていますから、よそのことを余り言いたくないんですけど、ただ、いいものはどんどんまねていけばいい、取り込めばいいという考えもあります。私たちが行政視察でございますと言って出かけたりしますけれども、それもよそのものを学んでいくということで、よければ取り込んでいこうという考えが根本にあるわけですよね。
そういう意味から申し上げますと、鳥取県の日野町というのがあって、ふるさと住民票というのを交付始めたというようなのもありますね。こういうのも定住を狙ったことは間違いないわけです。
それから、移住・交流情報ガーデン、これは国の機関ですけれども、これもやっぱりぜひ活用していっていただきたいなと思うんです。単に伊佐市があるというPRをしているだけではなくて、やっぱりそれなりの機関に登録をして、そして、もう少し人に対して強く働きかけていくという、こういうことは大事だなと思います。金もそうかかるわけではありませんので、こういう公的機関を活用するのは得策かなと。
また、プロフェッショナル人材によるお試し就業なんかもあるわけですよね。高いスキルを持ったいろんな技術者とか、そういう都会の勤め人たちが地方の小さい工場あるいは会社なんかに就職をして、そしてそこに貢献して、その会社をどうやったら伸ばせるか、こういうようなことでやるお試し就業なんですが、その給料の差額を実は国が払うわけですよね。こんなのは活用して損はしない、こういうふうに思うわけです。先ほど企業誘致もなかなか難しいんですというお話をされていました。であれば、受け入れの関係もありますけれども、やっぱり会社を発展させない限りここに大勢の人が住んでいくことはなかなか難しいわけですから、こんなことも検討していただければなと、こういうふうに思います。
市長もいろいろ考えていらっしゃるんでしょう。予算面に出たり、施政方針の中に示されていない考えもまだあるとは思いますけれども、そういうふうなことも進めていっていただければと思うわけです。それはひとつ、所見をお聞かせくださいませんでしょうか。
それから、学力向上のことで少しお尋ねします。
冒頭で教育長のほうから、経済関係とか、いろんな生活習慣だ、それと教職員の関係、保護者の協力も必要だと、子どもの学力に与える影響のことをもろもろお話をされたわけですが、私たちが学校の生徒のころが最後だったと思うんですけど、学力を測定する全国学力テストがあったわけですね。その後、いろんないきさつがあって長く実施されませんでした。そして、平成になって、2007年でしょうか、学力のテストがありましたですよね。その結果を見てびっくりということが出てきたようです。文科省も非常に心配をして、それを分析して、これからどういう方策でいこうかということで、いろんな大学のチームなんかに委嘱されたようですね。
それなんかを今になって見たり聞いたりということなんですが、その中で、つながりの格差が学力格差を生んでいるんだという教育社会学という分野の一つの報告書が出ているわけですね。昔は経済的なものが非常に大きかった。今もそれはありますけども、それだけじゃないということで、2007年に学力検査を行ったとき、日本で一番は秋田県だったと。その次が福井県だったでしょうか。それから、どこでしたかね、要するに、地方のほうが東京とかあんなところよりも高くなっていたわけですね。大阪は、とにかくびっくりされたらしいですが、言えば、最下位から近いところで、非常に衝撃があったようです。
子どもの環境、要するに生きている家庭の環境とか何とか、そういうのを分析したら、ここで言うのもはばかられる点もあるんですが、やはり一人親の家庭というのは増えましたね、最近。それから、持ち家が減って、マンションだとか、住宅だとか、核家族化が進んでいったわけですよね。それから、不登校というのも随分増えているそうですね。こういうものとの関係から、つながりというのがやはり弱くなっているんだということで、不登校で言うと、学校や先生との関係が非常に弱まっていると。秋田県はなぜよかったかというと、こういうところが強いということだったんですね。それから、持ち家率が高い。伊佐も持ち家率が高いと思いますけれども、これは家庭内というより、地域との関係です。これが健全に維持されている。
それから、一人親家庭になると、生活を背負って、それで二人で子どもを育てるところを一人でするわけですから、そのハンディはやはり大きいものがあらざるを得ないんだろうなと。こういうことが学力の関係で出てきた新しい一つの分析結果だそうです。
しかし、そんなことを言うておっても現実は現実ですから、どういう環境であったにしても、子どもの学力をしっかり伸ばすためには負けてはおれないわけであります。専門ではありませんからわかりませんが、どうしたものかなと。学校にかかわったのはPTA会長をしておった時代ぐらいで、20年ぐらいたってしまいました。今いろいろ考えますと、そういう場合にやっぱり我々一般の者でもできることはPTA活動なんです。家庭教育学級というのなんかもあったな、あれも大事にせないかんと。それから、学校保健委員会なんていうのもありますよね。栄養だ、健康だ、病気だ、けがだという関係で保健委員会も定期的に開催されています。それから、学期学期の授業参観も、やっぱりなかなか来られない親もいらっしゃるんでしょう。こういうのをどう調整したらいいだろうかと。あるいは親子の面談も、積極的にやっていっていいんじゃないかなと。こういう今までやっていることをやはりもう少し力を入れていくのも我々一般の者が協力できることではないかなと、こういうふうに考えます。
それから、学校というのはやっぱり先生と生徒のいい関係をきちっと構築しておくことが何よりも一番なんだろうというふうに思っております。人生の限られた期間ですけれども、先生との関係の中で学ぶということの喜びを子どもが獲得できれば、これはすごいことになると。施政方針で二宮尊徳の話を市長がされていましたけど、あの人は苛酷な環境の中で勉強して、誰よりも苦労して、何百年も名前が残るというあんな偉大な人に、こういうことなんですが、常に環境をはねのけていく力というのはどこから生まれるんだろうかと。最後は先生と生徒の関係の中で学んでいくことの喜びをどう生徒が獲得できるか。そこまで行けば、いろんなことが大きく前進して変わっていくんじゃないかなと、こういうふうに私は思うわけです。
アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーにどうしたらそんなに人生が成功できるんでしょうかと。それは貧しい家庭に生まれることだと彼は言うんですよね。なかなかそういうたくましい人というのは少ないのかもしれませんが、環境は環境で、そうなっていますのでしようがないんですから、やはり環境に負けない、そこをどう打開するかということをですね、私はそういうふうな感じを受けるんですが、せっかくの機会ですから、そういったもろもろを把握しておいでですので、教育長先生にぜひお聞かせをいただきたいというふうに思います。
済みません、もう一点。最後になりますので。
土地の問題で、企業誘致に関してはオーダーメードという、そういうことはあるようですが、企業誘致のインフラというのは土地だけじゃありません。道路と、あと、通信網とか、それから、大きいのはやっぱり人材。本当にそれを用意できるかとかいうような問題とか、地域の協力とか、もろもろの要素がありますが、やっぱりよそに営業に打って出るためには、こういうのがあるということだけは多少持っておかないと、丸腰で営業をさせるというのはやっぱりちょっと酷じゃないかと思うわけですね。時間はかかっても、お金がかかっても、そういうインフラはやっぱり少しずつ構築していくべきじゃないでしょうか。企業誘致はそういうことも念頭に入れてやっていただきたいと思うわけです。
私たちよりちょっと後で合併したのが姶良ですけど、合併後、14社ぐらいが張りついていますよ。いろいろ条件は違いますが、よそのことを言うのは余りよくないですけど、14社のうち5社は増設、9社は進出ですので、毎年、県内で20社前後の立地協定がなされているわけですから、やっぱりそこにはまだ希望を持って進めていただきたい。この件については、市長の見解を一言お聞きしておきたいと思います。
◯市長(隈元 新君)
先ほど定住人口に関しての情報等をいただきまして、今ある方法論をやはりできることから一つ一つしていくべきだというふうに私自身も思います。
県といいますか、モデルにできる自治体としましては、先ほどもおっしゃいましたけども、島根県あるいは鳥取県、あのあたりの、私たちから見たら立地的には不利と思われるようなところが最近は非常に注目されておりますので、そこにはやっぱり共通したものがあろうかと思いますので、そういうところ等も研修を重ねていきたいというふうに思っております。前々から教育の関係で申し上げている海士町の例がありますので、そういう点などもこれからさらに進めていきたいと思います。
情報ガーデンのことにつきましても、これはたしか八重洲にあると思うんですけども、以前も有楽町にある地域情報を発信するセンターのほうに登録して置いていた時期もあったわけでありますが、やはり似たようなものだとはいっても現代に合った進化したものだと思いますので、これもいろんな情報誌が来ておりますので、そういうのも活用してまいりたいと思います。
お試し就業等につきましては、会社のほうの御事情等もありますので、うちの担当が会社等を訪問しながらこういうことを打診をしていくということは当然、必要なことだと思います。
インフラ整備につきましても、例えばホテル立地とか、そういうのに関しましては、私たちも候補地としてはこういうのがありますよねというようなことなどである程度交渉はできるんですけども、それ以外の、もっと膨大な土地が要る、そういうのに対しましては、今すぐに紹介するという物件があるわけではありませんので、私どもの公有財産等を整理しながら、そういうことに使えるようなところ等々をやはりデータ化していく必要があろうかというふうに思っております。
今後とも職員ともども一生懸命頑張ってまいりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
◯教育長(森 和範君)
議員が非常に高い識見で教育のことについていろいろ御提案、御提示くださいましたけれども、ちょっと時間がありませんので端的に申し上げていきたいと思いますが、学力とは、生きる力を含めてのものでございます。生き抜いていく力を育てるのが学校でありますので、学力ばかりを取り上げているわけではありませんが、学力も生きる力に随分、寄与しているところが大きいということは事実でございます。
そこで、学力を含めた生きる力を育てる要因といいますか、今、教育委員会で取り組んでいることというのが、一つは、やはり教師の意識を変えるということ、教師の資質を向上させるということでございます。その教師の資質を向上させるために、子どもの成長というのは連続しております。そして、教育の機関は小学校、中学校、幼稚園といろいろありますが、教育の機関も連続したものになるように図っていくということが必要であろうということを考えております。そのために、小中一貫教育や英語教育の小・中・高の連携強化をしているところであります。
また、教師の資質を向上させるということと、楽しい学校、楽しい学級ということは相関しておりまして、子どもが学校に行くことが楽しい、友達に会うことが楽しい、先生と勉強することが楽しい、そのような状況をつくっていくためには、子どもに求めるのでなくて、どうしても教師自身が意識を変革しながら、自分自身、また学校力を高めていくという、そのような意識になっていかなければならないということも考えております。これもやはり小中一貫等々と関係があります。
もう一つは、ある程度の困難さを越えていく力を子どもに育てなければならないということでございます。先ほどカーネギーとか二宮尊徳のお話をされましたけれども、確かにそのことは言えると思っております。私どもは、山坂達者な子どもを育てようということでそれぞれの学校で独自性を出しながらずっといろいろ取り組んでおります。
ただ、子ども自身が自分の力で困難を克服していく一番大事なところは、子ども自身が自分の力で学校に登下校するということでございます。これが一番基本になるところでありますが、なかなかそれを浸透させていくことがまた難しい面もあります。もちろん子どもによっては保護者の送迎は大事でしょうけれども、その必要がないような子どもも保護者や、また関係の方々が車で登下校させているのもあるのではないかという気もしております。そのような面を何とかして克服していかなきゃならないと学校でも一生懸命取り組んでおるところでございます。
また、子どもは学校だけで育つものではなくて、先日も申し上げましたが、学校の生活というのは1日の生活の中の4分の1、3分の1でございます。ほとんどは家庭や地域で育つわけでありますので、地域で見守っていってくださるその力は伊佐は非常に強い面がありますが、そのことをさらに強くお願いしていければと思っています。
家庭は非常に難しい面があります。今、家庭は非常に複雑化しておりまして、また、生活の糧を得るために、どうしても子どもと過ごす時間が短くなっている家庭もあります。また、核家族化している面もあります。これをどのようにして子どもたちに望ましい生活環境にしていくかというのは難しい面がありますけれども、これを諦めるのではなくて、保護者の御理解をいただきながら、また学校と家庭、そして地域が連携していく中でお互いに補っていく、そのような中で子どもたちが未来に希望を持って生きていけるような教育環境をつくっていきたいと願って、今、取り組んでいるところでございます。
◯議長(丸田 和時議員)
以上で、17番 岩元 克頼議員の質疑を終わります。
ここで、昼食のため、しばらく休憩します。なお、再開は午後1時からとします。
△休 憩△(11時59分)
△再 開△(12時59分)
◯議長(丸田 和時議員)
休憩前に引き続き会議を再開します。
なお、9番 畑中 香子議員より午後からの欠席届が提出されておりますので、報告いたします。
総括質疑を続けます。
2番 今村 謙作議員の質疑を許可します。
2番 今村 謙作議員。
◯2番(今村 謙作議員) 登 壇
午後からもよろしくお願いいたしたいと思います。
今回の総括質疑の内容でございますが、市長の施政方針についてというところで発言通告を出しておりますが、その中で「人口」、「教育」、「産業」、「健康(幸)」、「安心」、この五つのキーワードに関してお聞きをしていきたいと思います。先般の一般質問や、先ほど先輩議員の岩元さんの中でもるる出てきておりますが、いろいろ重複するところもございますが、確認の意味でお聞きをしたいと思います。
市長のほうから、地方創生の初年度となることからということで、地方創生に絡めて五つのキーワードが出されておるところでございます。まずその1点目、「人口」のところで、先ほど来、いっぱい出ておりますけども、交流人口を増やして定住人口を増やすという取り組みを行いますというところでございますが、非常に難しい命題でございまして、交流人口はいろんな観光地でまあまあ増えると思うんですが、それをいかに定住に結びつけていくかというところにおきましては、なかなかこれは答えが出ませんといいましょうか、どうしたものかなといつも思うところでございますので、そこはちょっと省きますが、ただ、交流人口を増やす、まずこの点から進めていけたらなと。今もいろんな観光地にお客様がたくさんいらっしゃるわけでございますが、それよりもまだまだ増やせないものかと思っているところでございます。
この施政方針の中にも、アウトドアを楽しむ体験型観光を進めるためのメニュー開発や曽木の滝公園の魅力化、外国人を含めた旅行者というようなことも書いてあるわけでございますが、こういった伊佐市内の観光地等々と言われるようなところの環境整備、また観光事業の展開というところで市長にお聞きをしたいんですが、まず、アウトドアを楽しむ体験型観光を進めるためのメニュー開発、ちょっとおぼろげでございますが、どういったメニューがあるものかなと思っているところでございます。あと、曽木の滝公園のこれからの開発の計画等が何かあればお聞きをしたいと思いますので、まず、そこをお願いいたしたいと思います。
1点目とします。よろしくお願いします。
◯市長(隈元 新君) 登 壇
交流人口を増やすためには、観光地をめぐるという、そういうような旅行客の誘引というのもありますし、スポーツや、あるいは暮らしを楽しむ体験型というのも交流人口になると思いますが、曽木の滝展望所、あるいは遊歩道、そういうのを整備しながら進めていくというのはやはり観光型になると思いますが、今のグリーンツーリズム、そういうのを振興していくのは体験型ということになろうかと思います。
そういうようなツーリズムなどで来られる方々は比較的若い方が多いわけでありますので、その方々が体を動かして楽しめる、そういうものは何があるかということをこの4年間、研究していこう、探していこうということになると思います。この4年間でそれを完結させるということではなくて、全く新しい野外型の、体を動かす、そういうようなスポーツといいますか、楽しみというのはないだろうかというのを今回、日経BP社と一緒に計画をつくっていく段階で出てきたアイデアであります。現在ある中では、例えばカヌーなどが今果たしているグリーンツーリズムにおける一つの体験型ではあろうかというふうに思います。
野外型を具体的にと言われますと、私も正式な呼び方、名前というのはよく知らないんですけど、私の世代で知っている言葉といったら、ロッククライミングというのがありました。岩を登っていくわけですね。そういうのの現代版というのがやはり都市部では人工的につくられたりしておりますので、私どもはそれを人工的につくれるのか、あるいは曽木の滝の分水路等のああいう岩場を利用した形で何かできるのか、そういうのが考えられると思います。
あとは、「食」というのを中心にするならば、私どもは今、ピザというのを積極的に推進しているわけでありますので、つくることから味わうことまで含めてこのピザを楽しむ、あるいは新しい窯を開発していくということもそれに入るかもしれませんが、当然、そうなりますと火を使うということになりますので、これも野外の体験型の楽しみ、都市部の方では決してできない火を使う遊びという、「遊び」という言葉がいいのか悪いかわかりませんけども、これはスポーツとは言えないと思うんですけども、そういうのがこの私どもの地域を魅力化していくことの一つではないかなというふうに考えます。
◯2番(今村 謙作議員)
今、ピザということが出ました。また、市内にも最近、20カ所ぐらいでしたか、ピザ窯があるというふうに聞いておりますが、何でピザなんだろうと思いますが、非常においしいんですが、この前の一般質問の中でもあったんですが、やはり地元の食材を使っていろんなピザをつくるということで、非常に喜ばしいなと思っているところでございます。
今、いろいろ、市長のほうから、アウトドアを楽しむというようなことで、グリーンツーリズムやらカヌー、またロッククライミング等々の意見もございました。こういったことをまたこれからもさらに進めていただいて、伊佐市の観光、また交流人口が増えることを望むところでございます。
続きまして、「教育」のところでございますが、先般、一般質問でも、るるいろいろ、また幼・保・小・中・高の連携を図るというようなことで、児童の生活やら学力向上に寄与するものであると。私もそう思っておりますが、この中に、先ほどもありましたけども、学校施設の老朽化対策を含め、将来の地域における小学校のあり方検討に着手する必要があるとここに載っておりますが、ここを読んでみますと、小学校も合併を踏まえてなるのかなというふうに解釈をするところもあるわけでございますが、この辺の将来の地域における小学校のあり方検討ということについて、ここはどういったような、先ほど岩元議員のところでもありましたけども、合併を視野に入れるのか、それとも小規模校なりの存続もあり得るのかというようなことで、老朽化をしてきますといろんな予算もかかりますので、やがてはやはり合併もあるのかなというふうに解釈するところでございますので、その辺のところをちょっと御説明をいただければなと思いますが。教育長でいいですか。
◯教育長(森 和範君)
先ほどもお答えいたしましたけれども、小学校のあり方を検討するということでありますが、統合とか再編とかいうようなことを前提としているのではございません。現在の伊佐市内の学校は、全ての学校がその地域地域のコミュニティの核としての役割も果たしております。また、小規模校もたくさんありますが、小規模校においてはきめ細やかな指導がなされ、子どもたちが伸び伸びと学習しているというのも事実でございます。ただ、校舎の老朽化もしていきつつあります。
そのような中で、では小学校を統合をしないで残すとすればどういう方法があるかとか、万一、統合するとすればどんなことを考えないといけないかとかいうようなことを総合的に考えていこうというものであります。基本的には、統合というのを前提とするのではなくて、今ある形のものを残しながら、より教育効果を高めていく形にしていく方策は何があるか、どんなのがあるかということも考えていきたいと考えております。
と申しますのが、小規模校のよさというのもありますが、小規模校にはハンディもあるわけでございます。いわゆる人数が少ないですので、大人数で考える、いわゆる多面的な考え方をするという、これは非常に重要な教育的な要素でありますが、これが難しいということ、それから、「木は木中、人は人中」と言いますが、子どもたちも、より多くの子どもたちと切磋琢磨をするというようなところもハンディになるわけでございます。地域の核になる学校であるから、地域づくりには必要だからということで子どもたちにハンディをそのまま置いていいのかということも大きな問題であります。
そのようなことを総合的に考えながら、伊佐市の小学校は将来どのような形であるべきなのかということを検討しようというのがこの小学校のあり方を検討するということでございます。
◯2番(今村 謙作議員)
ありがとうございます。合併だけが視野ではないというところでございますね。もちろん小学校は各地域の核になると思います。コミュニティがあったり、各地域の皆さんがおって、やはり学校がなくなるのは非常に残念だというようなことで、伊佐市はまだまだ小学校の再編は考えていないというふうに僕は思っているわけでございますが、非常にありがたいなと。
ただ、子どもたちが減ってきますと、今、教育長先生が言われたように、切磋琢磨という意味では、勉強にしろ、スポーツにしろ、競争心がなくなるとなかなか、今のままでいいのかなというように子どもたちが思うわけですね。例を挙げますと、100メートル走にしても、幅跳び、いろんな体操競技にしましても、これでいいのかなと。やはり児童がいっぱいいますと、うまい子どもたちもいますので、それにより近づけようというようなことで子どもたちも頑張るわけでございますね。そういった意味でも、わかりませんけども、やがてはやはりそういったこともあろうかなと思って、今の教育長先生の話でよくわかりました。
あと、スポーツ振興について、小学生から高齢者まで、それぞれの年代にスポーツを通して心身の鍛錬や健康、生きがい、仲間づくりの生涯スポーツを推進するとともに、競技スポーツの底辺拡大や競技力向上に努めますとここにあるわけでございますが、平成31年の全国高校総体や、32年には国体のカヌー競技が伊佐市でなされるわけでございますが、カヌーにつきましては今いろいろ力を入れているところでございますが、この前の鹿児島マラソンで伊佐市の坂口さんが女子の部でトップというようなことで、非常に喜ばしいなと思っているところでございます。