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  1. 伊佐市議会 2016-03-11
    平成28年第1回定例会(第5日目) 本文 2016年03月11日開催


    取得元: 伊佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    2016年03月11日:平成28年第1回定例会(第5日目) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                △開  議△(9時58分) ◯議長(丸田 和時議員)  おはようございます。これから本日の会議を開きます。 ◯議長(丸田 和時議員)  日程第1「伊佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略等調査特別委員会設置要綱改正の件」を議題とします。 ◯議長(丸田 和時議員)  お諮りします。  本件については、お手元に配付いたしましたとおり、特別委員会設置要綱を一部改正したいと思います。  これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  よって、そのように決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  日程第2「専決処分の承認を求めることについて」から、日程第38「諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について」まで、以上、議案36件、諮問1件を議題とします。  これから即決議案に対する総括質疑を行います。通告に基づき、順次発言を許します。  まず、17番 岩元 克頼議員の質疑を許可します。  岩元 克頼議員。 ◯17番(岩元 克頼議員)   登  壇  それでは、質疑をさせていただきます。
     「議案第2号 平成27年度伊佐市一般会計補正予算(第8号)」のうちの繰越明許費の関係です。17事業6億7,000万円の繰越明許が出るわけですが、それぞれの事業について、どういう理由から繰越明許の措置をとらなくてはいけなくなったのか、そこら辺のところを十分説明していただきたいと思います。 ◯市長(隈元 新君)   登  壇  御質疑いただきましてありがとうございます。  繰越明許費につきましては、款2、4、6、8、11と各部署、多岐にわたっておりますので、それぞれの担当課長のほうから詳細に御説明させていただきます。 ◯市民課長(宮原 孝文君)  それでは、市長の答弁に補足して説明いたします。  まず、最初の明許繰越費に掲げてあります款の2総務費、項の3戸籍住民基本台帳費、事業名、市民窓口事務事業の817万4,000円につきましては、マイナンバーカードの交付事業の平成27年度未完了分を翌年度に繰り越すものでございます。  この事業につきましては、全額国の補助事業でありますけれども、国の平成27年度社会保障税番号制度システム整備費補助金の決定のあった総事業費、伊佐市分ですけども、1,468万7,000円のうち、地方公共団体情報システム機構への第1回支払い分の事務委託料651万3,000円を除き、残り817万4,000円を翌年度に繰り越すものでございます。  以上でございます。 ◯環境政策課長(牧山 光徳君)  それでは、款4衛生費、項1保健衛生費の事業名、布計鉱山鉱害防止事業の3,003万9,000円について御説明を申し上げます。  この事業につきましては、休廃止鉱山の鉱害防止工事に関する事業でございます。繰り越しの理由といたしましては、1月20日の積雪によりまして県道421号線、布計に上がる線でございますが、この線ののり面が崩落し、一時的に大型の車両が通行できなくなり、施工試験用の大型の重機の搬入ができなくなったために業務が中断いたしまして、安定対策施工試験調査設計業務委託、それから堆積場内の支障木伐採処分業務委託につきまして、年度内に完了しないため、予算の繰り越しを行うものでございます。  以上でございます。 ◯農政課長(永山 誠君)  私のほうからは款6と款11につきまして説明させていただきます。  まず、款6農林水産業費、項1農業費、畜産クラスター事業でございます。繰り越す理由としましては、建設予定地は丘陵地帯であり、事業着手前から建設予定地までの取りつけ道路の整備及び造成などを行っていましたが、長引く雨と12月23日の局地的な豪雨影響により、取りつけ道路と畜舎建設造成地の一部が崩壊をいたしました。このため、工事請負契約後において施設用地及び取りつけ道路の修復を行う必要が生じ、建設資材搬入が大幅に遅れることになりました。その後、平成28年1月下旬に過去に例のない記録的豪雪に見舞われ、その結果、畜舎建設予定地全体が雪で覆われたほか、取りつけ道路も遮断され、資材の搬入等が困難な状況となり、あわせて修復工事についても中断せざるを得なかったため、年度内の事業完了が困難となったものでございます。  続きまして、款6農林水産業費、項1農業費、小水流地区排水路しゅんせつ工事でございます。繰り越す理由といたしまして、本年、落水後に測量設計を行い、その後、工事に発注を行ったことと、それから、川内川沿いの河川敷地を占有している排水路のため、工事を施工するに当たり、国土交通省川内川河川事務所との河川占用許可の協議に時間を要したためでございます。  続きまして、款11災害復旧費、項1農林水産施設災害復旧費でございます。里地区用排水路災害防除工事でございますけども、建設課発注市道改良工事との関係による施工協議と地元との関係による調整協議に時間を要したためでございます。  同じく太良用水のり面災害防除工事でございます。大きな用水路があるわけですけども、用水路を管理している土地改良区との調整協議と水路のり面埋蔵文化財調査の協議に時間を要したためでございます。  以上です。 ◯林務課長(飯田 昭彦君)  款6農林水産業費、項林業費、林道一般の1,980万についてですけれども、これは平成27年度森林管理道開設業(山ノ神線)でございまして、平成26年度繰越事業が昨年12月24日に完了いたしまして、その後の発注ということになりまして、年度内に標準工期をとれなかったことにより、平成27年度中に1,020万円を前払い金として執行しまして、1,980万円を繰り越すということになりました。  それと、款11災害復旧費、項1農林水産施設災害復旧費林道災害復旧事業の500万円につきましては、平成27年度林道災害復旧工事十曽線と関白陣線でありまして、災害が確認されたのが10月末でございまして、その後の調査、設計に時間を要して年度内に標準工期をとれなかったことにより繰り越すということになりました。  以上でございます。 ◯建設課長(末吉 年信君)  款8土木費、項2道路橋梁費の繰り越すことになった7事業の御説明を申し上げます。  道路維持管理事業は20万円でございますが、公有財産購入費で、地権者の存続に関する調査に不測の日数を要したため繰り越すものでございます。  一般管理道路新設改良事業費は6,450万でございますが、工事請負費公有財産購入費、補償、補填及び賠償金で、用地調査及び他事業者との調整に不測の日数を要したこと、稲刈り後の発注となり、標準工期がとれなくなりまして、工期を確保するために繰り越すものでございます。  過疎債・路線整備事業でございますけれども、1億8,170万円ですが、委託費、工事請負費公有財産購入費、補償、補填及び賠償金で、地権者との用地交渉、補償交渉、相続調査に不測の日数を要したこと、工法変更、路線変更、関係機関との事業調整に日数を要したために繰り越すものでございます。  辺地債・路線整備事業につきましては2,850万円ですが、工事請負費、補償、補填及び賠償金で、地権者の相続調査に不測の日数を要したために繰り越すものでございます。  社会資本整備総合交付金事業でございますが、2,480万円で、工事請負費公有財産購入費、補償、補填及び賠償金で、用地交渉において地権者のほかに賃借している法人がありまして、その法人との協議に不測の日数を要したために工期等がとれなくなりまして繰り越すものでございます。  浸水対策道路整備事業は7,450万円ですが、工事請負費で、計画の段階で用地調整と県との協議に不測の日数を要したこと、それから、橋梁下部工事でございまして、渇水期の発注となりまして、今年度中では工期が不足するために繰り越しをお願いするものでございます。  橋梁長寿命化事業でございますが、橋梁長寿命化修繕事業1,200万円です。これは工事請負費で、渇水期の発注となりまして、工期が年度中では不足するために翌年度へ繰り越すものでございます。  項の5住宅費は、公営住宅管理事業の委託費で、伊佐市公営住宅長寿命化計画見直し業務委託でございますが、27年度末に国の長寿命化計画策定指針が改正されることから、今回の見直し計画に新しい指針を反映させるために繰り越すものでございます。  小水流団地建てかえ事業につきましては、3,409万1,000円ですけれども、工事請負費で、造成工事の工法選定に不測の日数を要したことと、解体工事完了を受けましての造成工事の発注となりまして、工期が不足するために翌年度へ繰り越すものでございます。  款の11災害復旧費、項2公共土木災害復旧費は1,500万円でございますけれども、工事費でございまして、湯之尾団地9号線の陥没等の事象がありましたけれども、それの調査、設計並びに工法の検討に不測の日数を要したために繰り越すものでございます。  以上です。 ◯17番(岩元 克頼議員)  最近は繰越明許の措置をとるケースが増えてきたのかなと感じているんですが、以前はこんなになかったような気がしますけどね。昨年は11事業の5億5,900万、ことしは17事業で6億3,700万ということで聞いていますが、今、いろいろ事情をお話しされましたのでお聞きしていたわけですけど、ただ、仕事をためて先へ押しますと、また来年の仕事も差し支えが出るわけですよね。ですから、極力、年度内に執行が終わるようにいろいろ工夫をしていかれたほうがいいんじゃないかと感じるわけです。  今聞いた中でもう少し聞きたいなと思ったのは、畜産クラスター事業ですね。これはここをトンネルみたいにして通っていく事業ですかね。契約の時期がいつだったのかなと思ったわけです。予定地が急傾斜地であったり、雨によっていろんな不都合が出たりということなんですが、これは9月補正だったですかね。やむを得ないかなと一部は思うんですけれども、契約の時期はいつでしたか。これは念のためお知らせください。  それから、林道一般の関係で聞いておりましたけど、昨年の繰越分も、昨年というのは26年度ですね、それが平成27年の12月24日に完了したと。これも天候のせいとか、もろもろあるんでしょう。ですから、そういうふうにずっと後ろのほうへずれ込むと、当年度の分にかかるというのもなかなか、人手が十分あればいいですけど、事務作業に追われたりして、何かそういう関係が出てきているのかなと。年度内に仕事のらちを明けていくのがいろいろ難しくなっているのかなということも感じるんですが、12月24日に26年度が完了したというのはどういう事情だったんですか。それは改めて説明をしてください。  それから、用地関係で非常に苦労されているようですね、やっぱり聞いてみると。用地の関係が非常に足を引っ張ったような、足を引っ張ったと言ったら悪いですけど、いろいろ煩雑なことがあったんだろうと思いますが、こういう事務を処理するのに皆さん方の所管の課で用地関係を処理される場合、人手の問題というのはどんなものなんですかね。県のあたりは事務に堪能な役所のOBの人たちなんかを若干名採用して、用地関係の事務に当たっているようなケースが多いですね。手持ちの職員だけでなかなからちが明いていかないということになると、そういうこともあるいは考えなければいけないのかもしれませんね。  過疎債・路線整備事業は残が大体55%ぐらいになるわけですよね。金額的に半分以上の積み残しがあると見なくちゃいけません。それから、辺地債に至っては、当初で3,040万組んだんですが、2,850万残っていますから、これについても用地関係がいろいろ影響して、94%を積み残していますよね。  ですから、その点はどうなんでしょうかね。これは市長でないと答えることはできないかもしれませんが、課内の事情というのをよく勘案して、手薄なところはやっぱりちょっと人的な補強をするといいますか、そういうことを考えないかんのかもしれませんですね。  それから、あとは、衛生費の鉱山の鉱害防止事業、これも不測の事態について、大型の機械というのが現地に入れなかったということのようですね。積雪によりのり面崩落と書いてありますから。これは6月に4,600万、9月に3,360万の補正をしたんですかね。繰越額が65%残っていますが、これは契約をいつごろされたんですかね。それについてもちょっと説明してください。  やっぱり予算が決まったら、事前の作業というのもあるんでしょうけど、早い契約とか、そういうことも考えないと、不測の事態もやっぱり起こるわけですから、それで繰り越すとまた来年の仕事を圧迫するような、限られた人数でやることですので、いろいろ工夫をしていかないといけないのかなと私は見ながら思っていたわけです。  今いろいろお尋ねしたことをお答えしていただきたいと思います。 ◯農政課長(永山 誠君)  畜産クラスター事業でございますけども、議員おっしゃいますとおり、9月補正でお願いしたところでございます。契約は12月15日となっております。 ◯林務課長(飯田 昭彦君)  林道一般の山ノ神線の26年度事業が昨年の12月24日に完了したという件につきまして、この事業につきましては平成26年度採択の事業でございまして、26年度中の林野庁の環境調査等のヒアリングが長引いたこと、それと、その後に調査、測量、設計を行ったということで、その期間が結構かかりまして、そして工事自体の発注が繰り越して27年度の4月になったということで、工事完了が12月末になってしまったということで、27年度事業についても標準工期をとれない状況で繰り越したということになりました。  以上でございます。 ◯環境政策課長(牧山 光徳君)  布計の対策工事でございますが、これにつきましては、来年度から行う予定でございます施工の試験を行うために重機を場内に持ち込みまして、セメントをどの程度混合すれば一番適当な対策ができるかということで、今、3種類の試験を実施をしているところでございます。  試験の方法を申し上げますと、粉体揺動攪拌工法、それからバケット混合工法、それからロータリー攪拌工法ということで、この三つの方法をしましてテストピースをとりまして、その1週間後、20日後ということで、どの工法が一番、コンクリートの強度があるかという試験を行うために重機を搬入することになっていますが、道路が一時、通行どめになったために重機の搬入ができなくて、ちょっと工期が延びてしまったということでございます。  契約の日にちにつきましては今ちょっと確認をしております。申し訳ございません。  以上でございます。 ◯建設課長(末吉 年信君)  用地交渉等についてでございますけれども、今、うちの管理係のほうでは専属の職員が一人いまして、あと、用地交渉嘱託員という方を一人お願いして取り組んでいるところでございます。  対象の土地の所有者にいろいろ相談をするということなんですけれども、やはり思いがあったりとか、土地についての相続がうまくなされていなかったりとかということで、その相続関係をずっとたどったり、また、いろんな同意の関係の書類を送ったり、印鑑証明の関係とかをお願いをするんですけれども、他県にいらっしゃる方々については、お住いのところを基準にお考えになったりして価格の面でなかなか折り合わなかったりとか、交渉に非常に時間を要することがございます。また、相続がずっと前にさかのぼるものやら大変困難なもの等もございまして、こういった物件については、外部の専門の機関に委託をして解決をしてもらったものもございます。そういったことでいろいろ取り組んでいるところでございます。 ◯環境政策課長(牧山 光徳君)  公害対策の契約の日時につきましては、平成27年の11月16日に契約をしております。  以上でございます。 ◯17番(岩元 克頼議員)  最後に一つだけ、市民課のほうにお尋ねします。  マイナンバーカード、この未完了分のお話をされていましたが、ちなみに、どのぐらい進んでいるものでしょうか。こちらでわかるんですかね。お知らせください。 ◯市民課長(宮原 孝文君)  先ほどの答弁でマイナンバーカードの交付事業に関する経費というふうに申し上げましたが、もう一つ、通知カードが前段階であったわけでございます。その通知カードの分も含んでいるということでございます。  まず、通知カードの交付状況ですけれども、全世帯、市民全員に交付されたわけですが、残り404人の方に届いていないという状況でございます。率にしまして1.47%ということでございます。  それから、マイナンバーカードの交付状況でございますが、3月7日現在でございますけども、1,739人の申請がありました。そのうちでき上がって市のほうに返ってきている分が1,155人分であります。そして今、御存じのとおり、来ましたよということでそれぞれ案内の文書を差し上げているわけですが、本人に受領していただいた分が543人ということで、あとは今、随時、対象の方々に通知申し上げているところでございます。  以上でございます。 ◯市長(隈元 新君)  繰越明許について、最近の傾向ということで御指摘いただいておりますので少し説明させていただきたいと思いますが、今、各課長が説明した中で、私どもに責任といいますか、土地交渉等が遅れて御迷惑をおかけしている、人員が少ないんじゃないかとか、そういうところの御指摘は私たちのところに非があるとすればありますので、改善していかなければならないことはまず前提としながら、例えば、クライスター事業などにつきましては、県と当事者の話し合いによって、そして、予算上、市の議会に提出するということになっておりますので、どうしても私たちが細部まで入って繰り越しが予測されるという、そういうこと等でなかなか意見が反映できないという、県と当事者で決まって、そして国のほうからの予算も確定して、そしてうちが、言葉ですけども、トンネルとよく言いますけども、そういう形で出てくるのに対してこの繰越明許をなくするということは今、実は非常に難しい点がございます。  それと、辺地債あるいは過疎債、社会資本整備交付金、こういうのはできるだけ手を挙げて採択されるように持っていって、やはり同時に幾つかの事業をするということをしなければ、一つが完全に終わってから一つをということでは市全体の中での事業量が少なくなるということで、公共事業等の発注、建設業者等を含む産業の底支え、そういう点から考えて、どうしても事業を多目にとりながらやっていくというのがあります。  そして、やはり国が切れ目のない経済対策ということで補正を出してきますので、どうしてもそれの対応というのはあるということから、最近は、私どもの市に限らずこういう傾向になっているということをひとつ御理解いただければというふうに思いますので、補足説明といいますか、私のほうから補足というのは変な話ですけども、そういう事情を御勘案いただければありがたいというふうに思います。 ◯議長(丸田 和時議員)  以上で、17番 岩元 克頼議員の質疑を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  次に、議案の委員会付託省略についてお諮りします。  ただいま議題となっております「議案第1号」から「議案第8号」まで、「議案第19号」、「議案第21号」から「議案第28号」まで、「議案第30号」、「議案第32号」、「議案第35号」、「議案第36号」、「議案第41号」から「議案第55号」まで、及び「諮問第1号」、以上、議案36件及び諮問1件については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、ただいま申し上げました議案36件及び諮問1件については、委員会付託を省略することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第1号」について、討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第1号 専決処分の承認を求めることについて」を原案のとおり承認することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第1号」は原案のとおり承認されました。 ◯議長(丸田 和時議員)
     これから「議案第19号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第19号 伊佐市中高生連携推進事業基金条例の制定について」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第19号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第21号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第21号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第21号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第22号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第22号 伊佐市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第22号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第23号」について討論を行います。  本案については、反対者の討論の発言通告がありますので、9番 畑中 香子議員の発言を許可します。  9番 畑中 香子議員。 ◯9番(畑中 香子議員)   登  壇  「議案第23号」について、反対の立場で討論に参加いたします。  職員給与については、労働基本権の制約のもとにある公務員給与が人事院勧告により引き上げられるもので、当然の措置ですが、今回の議員と特別職の期末手当は職員給与とは異なるもので、引き上げることには理由がないと考えます。市民の暮らしは引き続き大変です。労働者の賃金は17カ月連続で減少しており、世論調査でも景気回復を実感していないと言う者が8割を占めていると言われます。市民の中からも「自分たちの給料や年金は減る一方なのに」と、この件について否定的です。このような状況で議員と特別職の期末手当を引き上げるべきではないと考えます。  以上、反対討論といたします。 ◯議長(丸田 和時議員)  以上で、9番 畑中 香子議員の討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  御発言がありませんので、討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  この採決は起立により行います。  「議案第23号 伊佐市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例及び伊佐市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第23号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第24号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第24号 伊佐市報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第24号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第25号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第25号 伊佐市証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第25号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第26号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。
    ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第26号 伊佐市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第26号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第27号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第27号 伊佐市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第27号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第28号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第28号 伊佐市行政財産の目的外使用による使用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第28号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第30号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第30号 伊佐市肉用牛特別導入基金条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第30号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第32号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第32号 伊佐市単独住宅条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第32号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第35号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第35号 伊佐市税条例等の一部を改正する条例等の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第35号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第36号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「議案第36号 伊佐市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「議案第36号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第2号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。
     本案は起立により採決します。  「議案第2号 平成27年度伊佐市一般会計補正予算(第8号)」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第2号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第3号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第3号 平成27年度伊佐市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第3号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第4号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第4号 平成27年度伊佐市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第4号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第5号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第5号 平成27年度伊佐市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第5号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第6号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第6号 平成27年度伊佐市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第6号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第7号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第7号 平成27年度伊佐市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第7号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第8号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第8号 平成27年度伊佐市水道事業会計補正予算(第3号)」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第8号」は原案のとおり可決されました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第41号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第41号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第41号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第42号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第42号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第42号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第43号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第43号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第43号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第44号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第44号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第44号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第45号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第45号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第45号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第46号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第46号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第46号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第47号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第47号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。
     したがって、「議案第47号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第48号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第48号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第48号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第49号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第49号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第49号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第50号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第50号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第50号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第51号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第51号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第51号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第52号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第52号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第52号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第53号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第53号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第53号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第54号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。
     本案は起立により採決します。  「議案第54号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第54号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第55号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  本案は起立により採決します。  「議案第55号 農業委員会委員の任命について」を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。     (賛成者起立) ◯議長(丸田 和時議員)  起立多数です。  したがって、「議案第55号」は同意することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「諮問第1号」について討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  討論なしと認めます。  討論を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから採決します。  「諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について」を適任とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、「諮問第1号」は適任とすることに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  ここで、しばらく休憩します。なお、休憩時間は5分程度とします。                △休  憩△(10時50分)                △再  開△(10時56分) ◯議長(丸田 和時議員)  休憩前に引き続き会議を再開します。 ◯議長(丸田 和時議員)  日程第39「議案第9号 平成28年度伊佐市一般会計予算」から、日程第57「議案第40号 市道路線の変更について」まで、以上、議案19件を議題とします。  これから付託議案19件に対する総括質疑を行います。通告に基づき、発言を許可します。  まず、17番 岩元 克頼議員の質疑を許可します。  岩元 克頼議員。 ◯17番(岩元 克頼議員)   登  壇  質疑を行います前に、一言申し上げます。  2011年の3月11日、5年前の本日でございますが、東日本大震災が発生いたしました。そのときの大勢の犠牲者の皆様の御冥福をお祈りいたしますとともに、今なお震災のために苦難の生活を強いられておられる大勢の被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、一日も早い完全な復興をお祈りいたします。  それでは、質疑をさせていただきます。  施政方針に係わる今から申し上げます次の事項と関連する予算の内容について、それぞれ答弁をしていただきたいと思います。  まず、人口の関係についてですが、1番目に、交流人口増加から定住人口を増やす取り組みをするというふうにしておられます。交流人口の増加を定住人口につなげる具体的な施策、事業は何か、予算面ではどれを指すか、説明をお願いします。  7カ所の伊佐ふるさと会というのがあるようですが、会員の連携を深めることにより企業情報の収集や伊佐市へのUターン情報等の提供をしていくことについて、まず、全国7カ所のふるさと会の会員数、それからふるさと会からの企業情報提供の実態、Uターン情報提供の実績とその反応といいますか、効果についてお答えいただきたいと思います。  次には、昨年の国勢調査結果が出て本市財政にかなりの影響が出たということも聞いていますが、これは具体的にどういうものであったか、お答えいただきたいと思います。  2番目には、教育の関係でお尋ねいたします。  まず、学力向上対策でありますが、学力の水準は何によって左右されるとお考えか、お示しください。  それから、本市学力向上対策に係わる予算についてお示しください。  次には、予算面以外で必要なことについて、もろもろ見解をお聞きしたいと思います。教育は学力のことだけではありませんので、本来は知・徳・体、人間形成を担う広い分野でありますから、余り学力、学力と言うのは気の進まない面もあるわけですが、しかしながら、現実にこれからの若い人たちが新しい時代をみずから切り開いて生きていくためにはそれ相応の学力というのを身につけさせなくてはならないわけであります。そういう面で、あえて学力についてのお尋ねをする次第です。  2番目には、幼・保・小・中・高連携を図り、児童生徒の自己実現や進路実現を図るとしておりますが、これはどういうことを指しているのでしょうか。  3番目に、将来の地域における小学校のあり方検討に着手する必要があるとされています。検討の必要性とは何か、また、その際の視点として重要な点は何か、お示しいただきたいと思います。  4番目に、学校施設につきまして、伊佐市公共施設等管理計画に基づき、文部科学省が示す方針を参考に、施設ごとの長寿命化計画の策定に取り組むとされています。社会教育体育施設についても、選択した維持管理に努めるというふうにされていますが、現時点で想定し得る施策はどういうものがあるでしょうか。また、本年度予算措置されているものは何か、お示しをいただきたいと思います。  なお、学校施設の長寿命化計画に関する文部科学省が示す指針の中で学校施設の長寿命化計画の構成というのは非常に重要な部分だと思いますので、あわせて説明していただければと思います。  3番目に、産業についてお尋ねいたします。  まず1番目には畜産ですけれども、畜産について、優良種雌牛保留導入事業ほか各種事業を取り入れながら出荷頭数の保持に努めるとしていますが、それぞれの事業及び予算、出荷頭数保持目標についてお示しください。  次に、畜産に係る未活用牛舎を調査することについて、60万円を措置されているということでありますが、具体的な事業というのはどういうものになるのか、お答えください。  次に、伊佐市から出た優良な子牛というのが最終的に牛肉となっていく際の追跡調査結果があれば、お示しいただきたいと思います。子牛の競り市には遠いところから大勢の方が牛を買うために見えるわけです。見たところ、牛肉、ブランド牛と言われるような、そういう地方からも買い手がおられるようです。したがって、伊佐の牛は大変高値ということで有名ですけれども、こういう高いというのは、やはりそれなりの素質、肥育後の成果が見込まれるわけであります。したがって、この伊佐で買われた牛がどういう経過をたどり、商品となって消費されていくんだろうか、こういうことは非常に関心の高いところであります。願わくば、伊佐牛という、言えば、子牛もそうですが、食べるほうの分野においてもそれなりの地位といいますか、また経済というのが確立できれば、これに過ぎるものはないのではないかなというふうに考えているわけです。これはわかる範囲でお知らせいただければと思います。  次には、伊佐牛としてのブランドの確立に対する見解ということで述べていらっしゃいますので、これは内容としてどういうことなのか、お聞かせいただきたいと思います。  その次には、当面の目標はどういうものか、牛の飼養頭数でありますとか、生産額ですとか、子牛、肥育、乳用牛とそれぞれ分野がありますので、統計をお知らせいただければと思います。  次に、2番目には、園芸振興についてお尋ねをします。  重点野菜が10項目ありますけれども、その作付拡大について、現状と目標、それから本年度の予算の内容、それぞれについて答弁していただきたいと思います。  3番目には、企業活動支援・誘致、商工業振興について、その内容と予算につきお尋ねをします。  まず、本市所在企業に対する防災対策というのが示されていますので、その中身をお示しください。  それから、次には、企業誘致活動に関する予算と今後の見通し、誘致のためのインフラの状況をお聞かせいただきたいと思います。  次には、商工会と連携した経営安定、体質強化ということで示されていますので、それぞれ、中身について答弁していただきたいと思います。  4番目、健康のほうでございますが、市民が健康づくりに積極的に参加するためのインセンティブに関する見解、また予算等についてもあわせてお知らせください。  5番目には、山野西文化交流館使用料の歳入が1,000円ということでなっています。1,000円というのは費目計上としての1,000円なのか、借り手が非常に少ないのかわかりませんけれども、平成27年度の利用状況はどんなふうなのか、また、来年度はどんな計画をもってこの山野西文化交流館を運営をしていかれるのか、それぞれ答弁していただきたいと思います。 ◯市長(隈元 新君)   登  壇  お答え申し上げます。  交流人口から定住人口増には、伊佐市のよさを内外に知っていただくために、まず1番目に、情報の発信、2番目に、観光を含めた交流の促進、そして3番目に、これらを推進するための基盤・環境整備に取り組むということになります。  三つの施策に係る事業を具体的に御説明いたしますと、主なものを申し上げますが、情報発信につきましては、広報誌の発行事業、広報誌、市ホームページ等による情報発信でございますが、1,205万円、PRの推進事業として、これは伊佐市の地域情報を発信して交流人口の増加を図るというふうにしておりますが、120万5,000円でございます。  観光交流事業につきましては、主なもので、新規に地域創生推進事業に300万円、これは「e-Gaなんちゅう」での子育て支援、あるいは地域交流コーディネートということになります。観光ツーリズム事業としまして、イベントの開催やツーリズム協議会等の支援ということで1,036万3,000円でございます。  基盤・環境整備保全で主なものでは、新規で伊佐市総合交流拠点施設管理事業、「e-Gaなんちゅう」の管理、交流事業に656万4,000円、曽木の滝周辺振興開発事業、これは曽木の滝の周辺開発の検討会議でございますけども、14万3,000円、公園管理事業として6,903万2,000円が具体的な予算額としてございます。  続きまして、ふるさと会関係でございますけども、7カ所ございます。会員数で申し上げれば、関東伊佐会が1,100人、東海伊佐会が1,300人、関西伊佐会が1,000人、北九州伊佐市会が33人、北部九州・伊佐ふるさと会が70人、熊本伊佐会が78人、鹿児島伊佐会が350人、これは案内状を発送する数でございますが、これを会員数と見ております。  ふるさと会からの企業情報提供の実態でございますけども、貴重な情報をいただいて、関係部署等と連絡をとり合った事案は数件ありますが、企業誘致等に直結した事例は現在のところございません。  情報提供の実態と反応でございますけども、移住体験住宅を利用してお試しUターン生活ができるということ、あるいは東洋経済新報社の「住みよさランキング」で鹿児島県内1位であるということ、木造住宅整備促進事業で住宅改築の助成制度もあるということ、市内にあるケアハウスの入居案内、チラシの配布──これは依頼があった場合でございますけども、そういうのもつないでおります、シルバー人材センターのふるさとを守るお助け事業の紹介、そういうことを提供しておりますが、その反応については、なかなかUターンまでにつながっていないというのが実情でございます。  国勢調査の結果の財政に与える影響でございますけども、前回平成22年度調査に比較しまして2,500人減少いたしましたので、財政に与える影響としては、普通交付税に影響があります。普通交付税は多くの項目で国勢調査人口が基礎数値として採用されることから、平成27年実績に対して2億3,300万円程度の減額があるのではないかというふうに予想しております。  続きまして、産業でございますけども、畜産の優良種雌牛保留導入事業でございますけども、1,440万円の予算額になっております。また、肉用牛規模拡大事業基金としても基金額を5,149万円造成しておりまして、貸付額の最高は50万円としております。市単独の補助事業としまして、牛舎の整備事業に400万円、肉用牛地域ブランド推進事業に100万円などの補助事業によりまして出荷頭数の維持に努めております。  今後の事業実施とその予算確保については、肉用牛生産部門、繁殖雌牛部門は本市第1次産業の基幹となる部門であることから、より一層財政状況が厳しくなることが予想される中でありますが、効果的な産業振興が図れるよう、事業内容を適時、検討しつつ、継続していきたいと思っております。  なお、出荷頭数の目標につきましては、平成30年度目標値は2,150頭と考えております。  繁殖雌牛の飼養農家生産基盤等未活用資源調査委託費の57万6,000円でございますが、事業内容としましては、規模拡大を希望する若手畜産農家等がいることや、今後、県農業大学を卒業して就農を希望する方々に対し、多額の費用が必要となる牛舎等の整備に関して、畜産業を廃業した、あるいは廃業する施設等を有効活用することにより初期投資額を抑制し、安定的な経営ができるように支援をしたいものだと思っておりますので、まず、そのためには具体的に地域の畜産農家の実情の情報を把握している市肉用牛振興協議会、市内に9支部ありますが、の方々に空き牛舎等の状況を調査していただき、その情報を整理、把握して、対象者に対して情報等の提供を行っていきたいと考えております。  これは、昨年、明光学園が地方創生提案プロジェクトで優良賞をとりました。その内容を受けて私たちがまず具体的にできることといことで、この委託事業を組んでおります。  追跡調査についてでございますが、伊佐市では全体的な追跡調査は今までのところは行っておりません。JAにも確認いたしましたが、薩摩の市場で買い受け者まではわかりますが、その後のことについては把握していない、データとしては残していないといいますか、調査をしていないというふうに御回答いただいております。  ただ、2004年12月に施行されました牛トレーサビリティ法に基づきまして、牛の固体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法で10桁の固体識別番号というのを耳のところにつけているのを御覧になったことがあると思いますが、国産牛につきましては、出生から屠畜場で処理されて牛肉に加工され、小売店等に並びます一連の履歴を10桁の固体識別番号で管理し、取引のデータを記録することになっておりますので、追跡調査自体は可能と思います。  ブランドの確立についての見解でございますけども、一般に言われるブランド牛は肥育牛での銘柄を言いますので、松阪牛のように消費者に対しブランド化が進んでいるもの、あるいは生産者の多くが子牛生産と肥育を分業化しておりますので、伊佐市のように生産牛の多い、ある意味では特化しているようなところの子牛のブランド化については難しい状況がございます。  ただし、伊佐市産の子牛は購買者から非常に高い評価を受けていることから、それぞれの、例えば佐賀牛、あるいは宮城牛、あるいは静岡牛、そういうところに子牛として私どもの伊佐の牛をお買いいただく、あるいはもと牛として買っていただくという、そういうことで、購買者の間には伊佐牛というのはブランド化していると言っても過言ではないと思いますが、消費者サイドから見た場合のブランドで伊佐牛という評価は残念ながらないといいますか、そういう評価にはなっていないというように御理解いただければと思います。  飼養頭数、あるいは生産額の目標でございますけども、先ほども申し上げましたが、平成30年度で2150頭としております。繁殖農家が減少してきている中で、かなり努力しなければならない数字かと思いますが、達成できるように取り組んでまいりたいと思います。  重点野菜の作付でございますけども、27年度の現状では、主なものを申し上げましたら、ネギが29.8ヘクタールで55戸、28年度としましては、耕作者数は定めておりませんが、面積は32ヘクタールを目標としております。カボチャは現状が15.4ヘクタールで65戸、目標を18ヘクタールとしております。水田ゴボウでございますけども、現在は9.8ヘクタールで耕作者23戸、面積の目標を10ヘクタールとしております。ニガウリ、ゴーヤでございますが、3.1ヘクタールで耕作者が12人、面積の目標を4.5ヘクタールとしております。トマト農家が5.2ヘクタールで10戸、目標を6ヘクタールとしております。あと、イチゴ、ショウガ、オクラ、ジネンジョ、ジャンボインゲンとありますが、いずれも耕作者数4戸ないし1戸でございますし、面積等も少ないですので、一応、省略させていただきます。  今年度の園芸振興の予算の内容でございますけども、カボチャ栽培助成事業に90万9,000円、新規の方は初年度のみ限定でトンネルの被覆資材一式と苗代を助成いたします。カボチャの栽培面積を増反する農家の方を対象としては、苗代を助成する予定です。金山ネギ面積拡大事業でございますけども、40万円でございますが、新規、増反に、育苗に要する経費及びネギ剥き機導入に要する経費に対して助成を考えております。ゴボウ面積拡大事業でございますけども、84万円でございますが、新規栽培者及び面積拡大を図る農家に対し、マルチング資材と種代及び機械代について助成いたします。  参考までに、野菜につきましては、野菜価格安定対策事業で717万8,000円、経営所得安定対策の産地交付金の制度として、これは27年度でございますけども、ネギ、カボチャ、水田ゴボウ、ニガウリに反当たり4万5,000円、その他の6品目が反当たり4万というのがございます。また、水田高度利用化対策事業、これは乾田化ですけども、畑地にするわけですが、これに28年度は500万円予算化しております。  続きまして、企業支援でございますが、本市に所在します企業の防災対策でございますけども、28年度は、従業員約100人、少し超える電子部品製造会社が工場設置を拡大することに伴い、水防対策を施したいとのことでございますので、そちらのほうを支援したいと思います。そのほかに、企業立地等促進事業によりまして、1社2件になりますけども、補助金を3,882万円措置しております。電子関連企業でございます。2社ともに順調に工場の増設等が進みまして、昨年秋の従業員採用に加え、この春の採用活動により一定の雇用増が見込まれると期待しているところでございます。今後はこの2件の増設を皮切りに、ほかにも好調な電子部門関連企業を中心に、工場増設等につながるよう、企業と情報を共有してまいります。
     インフラ整備につきましては、工業団地は利用しにくいとのことでございましたので、現在はオーダーメードによる整備が全国的な流れでありますので、誘致の相談があったときに、用地の要望に対し、ケース・バイ・ケースで対応していきたいと考えております。  次に、商工会と連携した経営安定体質強化でございますけども、商工振興事業予算に関しましては、これまでと同様に、商工会に対する振興事業補助金、商工振興資金利子補給事業補助金及び空き店舗活用補助金などの商店街活性化事業補助金が主なものでございます。  商工会は商工業者や創業希望者などからの相談に対し、個々に適切に指導助言等を行っておられます。これから商工業者の経営安定や体質強化策として引き続き経営指導等の強化を図り、県商工会連合会のエキスパート派遣事業の活用や、金融あっせん等の事業を行いますので、支援を行ってまいります。人の連携としまして、商工振興資金利子補給補助金のあっせん手続や商店街活性化事業補助金の申請等について、周知、指導を行っていただきます。  地域総合振興事業に400万円──伊佐市商工会支援でございます、商工振興資金利子補給事業に900万円、市街地商店街活性化事業に500万円を措置しております。  健康についてでございますけども、勤労世代健康づくりチェックポイント事業を28年度の新規事業として行いますが、働き盛りの40歳から64歳までの勤労世帯みずからの健康づくりの活動に対しまして、運動習慣の普及・定着を図るためポイントを付与し、商品券に交換できる事業を始めます。項目としては目2の予防費で、94万2,000円をしているところでございます。  あと、教育関係につきましては、教育委員会のほうから御答弁ということになると思いますが、よろしくお願い申し上げます。 ◯教育長(森 和範君)  教育関係についてお答えいたします。  まず、学力の水準は何によって左右されるかということでございますが、最近、学力と経済状況の相関についていろいろ論じられておりますけれども、義務教育段階においては、学力は教職員の資質、子どもの学習意欲、家庭学習、規則正しい生活習慣、保護者や地域の支援等の要素が大いに関係しておると考えています。これらの要素がよりよい方向に充実することにより、学力水準が向上、または高い学力水準を維持するということにつながっていくと考えております。  次に、学力向上に対する予算ですが、これにつきましては、後ほど学校教育課長に答弁させます。  次に、予算面以外で必要なことでございますが、子どもを取り巻く望ましい学習環境を学校、家庭、地域が整えていくということが必要だと考えております。施設設備の整備、学びの機会の拡充、さらには挨拶運動など、地域全体で子どもを見守り育てる、そのような状況を社会教育との連携をとりながらやっていくことが必要なことだと考えております。  続きまして、学校施設に関することでございますが、これについては、教育委員会総務課長に答弁させます。  失礼いたしました。幼・保・小・中の連携等についてでございますが、小学校入学時に学校環境になじめない小1プロブレムや、中学校への進学時における中1ギャップの問題が全国的に発生しております。これらは子どもたちの学習する環境が急激に変化して起こることが原因でございますが、このような問題を解決していくためには、各校種間における連携が必要となります。子どもを取り巻く教職員や保護者等が幼・保・小・中・高の独立した校種の特徴を互いに知り、また子どもの情報を共有することで滑らかな接続を図ることが重要でございます。  本市におきましては、年中・年長児の保護者を対象に、小学校の生活や特別支援教育についての説明会を設けたり、教諭向けに幼・保・小の連携の研修会を開いたり、また菱刈中学校校区では小中一貫教育、大口中央中学校区では英語強化拠点事業を行ったりしております。また、中・高の連携においても、お互いの授業参観などを通して校種間の連携を密にしているところでございます。そのようにすることで子どもたちの学力が向上し、自分の将来を深く考え、夢を実現できるようになり、自己実現、進路実現につながっていくことと考えております。  次に、地域の小学校のあり方の検討ということでございますが、児童数の推移と老朽化する施設、減少していく交付税を含む一般財源を考えたときに、今後の小学校のあり方を検討する時期に来ていると考えております。その際の視点としては、単に児童数の減少や財源だけでなく、小学校が地域コミュニティの核として果たしている役割も重要視しなければならないと考えております。小学校のあり方の検討といいますのは、再編成や統合だけではなく、小規模校のメリットを最大限に生かす方策などを含めた検討も必要であるということでございます。また、老朽化に伴う今後予想される施設の改修において、空き教室の活用を含めた地域との共同利用など、将来を見据えた施設改修までを想定しております。  それから、山野西文化交流館につきましては、社会教育課長に答弁させます。 ◯学校教育課長(木原田 雅彦君)  本市学力向上対策に係る予算についてお答えいたします。  学力検査、小中一貫教育、黄金の俳句コンクール、体幹トレーニング等を行います学力向上対策事業、並びに土曜いきいき講座事業、ALT招致事業、英語教育強化地域拠点事業、教職員の資質向上推進事業等を含めまして4,299万8,000円を計上しているところでございます。 ◯教育委員会総務課長(山下 和弘君)  教育長答弁に補足しまして、学校施設の件についてお答えを申し上げます。  本年度策定を予定しております伊佐市公共施設等総合管理計画の対象は、全ての学校施設、それから社会教育・社会体育施設を想定しております。したがいまして、本年度、計画を策定しますので、今年度につきましては当面の安全対策、それから緊急かつ使用するために必要な最低限の費用を予算措置しておりまして、計画を反映した予算というのは来年度以降の計上ということになろうかと思います。  それから、もう一つお尋ねをいただきました長寿命化計画の構成でございますけれども、文部科学省が昨年示しました学校施設の長寿命化計画策定の手引による構成としましては、まず、学校施設の老朽化や今後の課題、これまでの取り組みなどに加え、考え方を明らかにするために、学校施設の長寿命化計画の背景、目的、計画期間、対象施設等を示しまして、次に安全性、快適性、学習活動への適応性、環境への適応性、そして地域の拠点化などの学校施設の目指すべき姿、そして安全面、機能面、財政面などの観点を加えまして学校施設の実態を整理し、学校施設整備の基本的な方針等を定めることとされております。さらに、その基本的な方針等を踏まえた施設整備の水準等を設定しまして、今後の改修の内容、あるいは時期でありますとか費用等を整理した実施計画、最後には推進体制等の整備、フォローアップなど、長寿命化計画を継続的に運用していくための方針までが標準的な構成となっております。ただいま申し上げました内容を中心に長寿命化計画を策定したいというふうに思っております。  以上です。 ◯社会教育課長(中村 政仁君)  山野西文化交流館の利用状況と本年度の事業計画でございます。  山野西文化交流館の利用状況は、平成27年4月から12月までの間に利用された件数が104件、訪問されたり利用された方が437人でございます。内容については、地域の方々に利用いただいたり、修学旅行による中学生の体験活動、グリーンツーリズム、民泊体験の学習についての受け入れ、法人による子育て関連事業、養護学校体験事業等によるものでございました。  平成28年度も、地域の集会施設としての役割のほか、多くの方々が集える事業、敬老会、AEDの講習会、地域との触れ合い事業等、そして自然豊かな環境を利用して法人が行う市の子ども交流事業、子育て関連事業、グリーンツーリズムに関する事業等、修学旅行等について、自治会、管理人、社会教育課と連携して実施する計画でございます。  以上です。 ◯17番(岩元 克頼議員)  交流人口と定住の関係で少しお尋ねします。  先ほど市長から大変広い範囲にわたって説明がされたところですが、大勢の人が交流といいますか、伊佐市を訪れていただくということは大変大きい経済効果もありますし、知ってもらうということもありますし、さまざまな効果を生んでいると思います。  ただ、地方創生のことなどを考えますと、目的が違いますので難しいことかもしれませんが、やはりそういった中から定住というものが、これは市長も何年も取り組んでこられた大きいテーマなんですよね。定住促進というテーマのもとに体験住宅をつくってみたり、いろいろな事業もその中で実施をされたわけです。それで、交流人口とかいうものとあわせて、伊佐市を知ってもらった中でどうしたらそれが定住につながっていくのか、その動機づけとかいうものをやっぱり確立していかなければ、伊佐市というのはかなり知られるようになったけれども、なかなか、わざわざやって来てここに住もうとしないということになりますので。  人が減るということは、地域にとってもまちにとっても大変痛手になるわけですよね。ですから、これを何とかしようと。これは皆、思いは同じでありますが、私たちがふだん住んでいて、地域を歩いてみて感じるのは、本当に空き家が増えましたですよ。どうしたものかなと。それで、住んでおられる方の年齢を考えましても、自分たちもだんだんそういう年になってきましたけれど、あと10年したらここの地区は何人残っているかな、そのときに集落はどうなっているかなと、いろんなことを考えます。  ですから、さまざまなやり方というのはあるわけですけれども、今ある方法論をやっぱり具体的にとっていっていただきたいなと思っています。それは、例えば、いろんなことをよそでもしていますから、よそのことを余り言いたくないんですけど、ただ、いいものはどんどんまねていけばいい、取り込めばいいという考えもあります。私たちが行政視察でございますと言って出かけたりしますけれども、それもよそのものを学んでいくということで、よければ取り込んでいこうという考えが根本にあるわけですよね。  そういう意味から申し上げますと、鳥取県の日野町というのがあって、ふるさと住民票というのを交付始めたというようなのもありますね。こういうのも定住を狙ったことは間違いないわけです。  それから、移住・交流情報ガーデン、これは国の機関ですけれども、これもやっぱりぜひ活用していっていただきたいなと思うんです。単に伊佐市があるというPRをしているだけではなくて、やっぱりそれなりの機関に登録をして、そして、もう少し人に対して強く働きかけていくという、こういうことは大事だなと思います。金もそうかかるわけではありませんので、こういう公的機関を活用するのは得策かなと。  また、プロフェッショナル人材によるお試し就業なんかもあるわけですよね。高いスキルを持ったいろんな技術者とか、そういう都会の勤め人たちが地方の小さい工場あるいは会社なんかに就職をして、そしてそこに貢献して、その会社をどうやったら伸ばせるか、こういうようなことでやるお試し就業なんですが、その給料の差額を実は国が払うわけですよね。こんなのは活用して損はしない、こういうふうに思うわけです。先ほど企業誘致もなかなか難しいんですというお話をされていました。であれば、受け入れの関係もありますけれども、やっぱり会社を発展させない限りここに大勢の人が住んでいくことはなかなか難しいわけですから、こんなことも検討していただければなと、こういうふうに思います。  市長もいろいろ考えていらっしゃるんでしょう。予算面に出たり、施政方針の中に示されていない考えもまだあるとは思いますけれども、そういうふうなことも進めていっていただければと思うわけです。それはひとつ、所見をお聞かせくださいませんでしょうか。  それから、学力向上のことで少しお尋ねします。  冒頭で教育長のほうから、経済関係とか、いろんな生活習慣だ、それと教職員の関係、保護者の協力も必要だと、子どもの学力に与える影響のことをもろもろお話をされたわけですが、私たちが学校の生徒のころが最後だったと思うんですけど、学力を測定する全国学力テストがあったわけですね。その後、いろんないきさつがあって長く実施されませんでした。そして、平成になって、2007年でしょうか、学力のテストがありましたですよね。その結果を見てびっくりということが出てきたようです。文科省も非常に心配をして、それを分析して、これからどういう方策でいこうかということで、いろんな大学のチームなんかに委嘱されたようですね。  それなんかを今になって見たり聞いたりということなんですが、その中で、つながりの格差が学力格差を生んでいるんだという教育社会学という分野の一つの報告書が出ているわけですね。昔は経済的なものが非常に大きかった。今もそれはありますけども、それだけじゃないということで、2007年に学力検査を行ったとき、日本で一番は秋田県だったと。その次が福井県だったでしょうか。それから、どこでしたかね、要するに、地方のほうが東京とかあんなところよりも高くなっていたわけですね。大阪は、とにかくびっくりされたらしいですが、言えば、最下位から近いところで、非常に衝撃があったようです。  子どもの環境、要するに生きている家庭の環境とか何とか、そういうのを分析したら、ここで言うのもはばかられる点もあるんですが、やはり一人親の家庭というのは増えましたね、最近。それから、持ち家が減って、マンションだとか、住宅だとか、核家族化が進んでいったわけですよね。それから、不登校というのも随分増えているそうですね。こういうものとの関係から、つながりというのがやはり弱くなっているんだということで、不登校で言うと、学校や先生との関係が非常に弱まっていると。秋田県はなぜよかったかというと、こういうところが強いということだったんですね。それから、持ち家率が高い。伊佐も持ち家率が高いと思いますけれども、これは家庭内というより、地域との関係です。これが健全に維持されている。  それから、一人親家庭になると、生活を背負って、それで二人で子どもを育てるところを一人でするわけですから、そのハンディはやはり大きいものがあらざるを得ないんだろうなと。こういうことが学力の関係で出てきた新しい一つの分析結果だそうです。  しかし、そんなことを言うておっても現実は現実ですから、どういう環境であったにしても、子どもの学力をしっかり伸ばすためには負けてはおれないわけであります。専門ではありませんからわかりませんが、どうしたものかなと。学校にかかわったのはPTA会長をしておった時代ぐらいで、20年ぐらいたってしまいました。今いろいろ考えますと、そういう場合にやっぱり我々一般の者でもできることはPTA活動なんです。家庭教育学級というのなんかもあったな、あれも大事にせないかんと。それから、学校保健委員会なんていうのもありますよね。栄養だ、健康だ、病気だ、けがだという関係で保健委員会も定期的に開催されています。それから、学期学期の授業参観も、やっぱりなかなか来られない親もいらっしゃるんでしょう。こういうのをどう調整したらいいだろうかと。あるいは親子の面談も、積極的にやっていっていいんじゃないかなと。こういう今までやっていることをやはりもう少し力を入れていくのも我々一般の者が協力できることではないかなと、こういうふうに考えます。  それから、学校というのはやっぱり先生と生徒のいい関係をきちっと構築しておくことが何よりも一番なんだろうというふうに思っております。人生の限られた期間ですけれども、先生との関係の中で学ぶということの喜びを子どもが獲得できれば、これはすごいことになると。施政方針で二宮尊徳の話を市長がされていましたけど、あの人は苛酷な環境の中で勉強して、誰よりも苦労して、何百年も名前が残るというあんな偉大な人に、こういうことなんですが、常に環境をはねのけていく力というのはどこから生まれるんだろうかと。最後は先生と生徒の関係の中で学んでいくことの喜びをどう生徒が獲得できるか。そこまで行けば、いろんなことが大きく前進して変わっていくんじゃないかなと、こういうふうに私は思うわけです。  アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーにどうしたらそんなに人生が成功できるんでしょうかと。それは貧しい家庭に生まれることだと彼は言うんですよね。なかなかそういうたくましい人というのは少ないのかもしれませんが、環境は環境で、そうなっていますのでしようがないんですから、やはり環境に負けない、そこをどう打開するかということをですね、私はそういうふうな感じを受けるんですが、せっかくの機会ですから、そういったもろもろを把握しておいでですので、教育長先生にぜひお聞かせをいただきたいというふうに思います。  済みません、もう一点。最後になりますので。  土地の問題で、企業誘致に関してはオーダーメードという、そういうことはあるようですが、企業誘致のインフラというのは土地だけじゃありません。道路と、あと、通信網とか、それから、大きいのはやっぱり人材。本当にそれを用意できるかとかいうような問題とか、地域の協力とか、もろもろの要素がありますが、やっぱりよそに営業に打って出るためには、こういうのがあるということだけは多少持っておかないと、丸腰で営業をさせるというのはやっぱりちょっと酷じゃないかと思うわけですね。時間はかかっても、お金がかかっても、そういうインフラはやっぱり少しずつ構築していくべきじゃないでしょうか。企業誘致はそういうことも念頭に入れてやっていただきたいと思うわけです。  私たちよりちょっと後で合併したのが姶良ですけど、合併後、14社ぐらいが張りついていますよ。いろいろ条件は違いますが、よそのことを言うのは余りよくないですけど、14社のうち5社は増設、9社は進出ですので、毎年、県内で20社前後の立地協定がなされているわけですから、やっぱりそこにはまだ希望を持って進めていただきたい。この件については、市長の見解を一言お聞きしておきたいと思います。 ◯市長(隈元 新君)  先ほど定住人口に関しての情報等をいただきまして、今ある方法論をやはりできることから一つ一つしていくべきだというふうに私自身も思います。  県といいますか、モデルにできる自治体としましては、先ほどもおっしゃいましたけども、島根県あるいは鳥取県、あのあたりの、私たちから見たら立地的には不利と思われるようなところが最近は非常に注目されておりますので、そこにはやっぱり共通したものがあろうかと思いますので、そういうところ等も研修を重ねていきたいというふうに思っております。前々から教育の関係で申し上げている海士町の例がありますので、そういう点などもこれからさらに進めていきたいと思います。  情報ガーデンのことにつきましても、これはたしか八重洲にあると思うんですけども、以前も有楽町にある地域情報を発信するセンターのほうに登録して置いていた時期もあったわけでありますが、やはり似たようなものだとはいっても現代に合った進化したものだと思いますので、これもいろんな情報誌が来ておりますので、そういうのも活用してまいりたいと思います。  お試し就業等につきましては、会社のほうの御事情等もありますので、うちの担当が会社等を訪問しながらこういうことを打診をしていくということは当然、必要なことだと思います。  インフラ整備につきましても、例えばホテル立地とか、そういうのに関しましては、私たちも候補地としてはこういうのがありますよねというようなことなどである程度交渉はできるんですけども、それ以外の、もっと膨大な土地が要る、そういうのに対しましては、今すぐに紹介するという物件があるわけではありませんので、私どもの公有財産等を整理しながら、そういうことに使えるようなところ等々をやはりデータ化していく必要があろうかというふうに思っております。  今後とも職員ともども一生懸命頑張ってまいりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ◯教育長(森 和範君)  議員が非常に高い識見で教育のことについていろいろ御提案、御提示くださいましたけれども、ちょっと時間がありませんので端的に申し上げていきたいと思いますが、学力とは、生きる力を含めてのものでございます。生き抜いていく力を育てるのが学校でありますので、学力ばかりを取り上げているわけではありませんが、学力も生きる力に随分、寄与しているところが大きいということは事実でございます。  そこで、学力を含めた生きる力を育てる要因といいますか、今、教育委員会で取り組んでいることというのが、一つは、やはり教師の意識を変えるということ、教師の資質を向上させるということでございます。その教師の資質を向上させるために、子どもの成長というのは連続しております。そして、教育の機関は小学校、中学校、幼稚園といろいろありますが、教育の機関も連続したものになるように図っていくということが必要であろうということを考えております。そのために、小中一貫教育や英語教育の小・中・高の連携強化をしているところであります。  また、教師の資質を向上させるということと、楽しい学校、楽しい学級ということは相関しておりまして、子どもが学校に行くことが楽しい、友達に会うことが楽しい、先生と勉強することが楽しい、そのような状況をつくっていくためには、子どもに求めるのでなくて、どうしても教師自身が意識を変革しながら、自分自身、また学校力を高めていくという、そのような意識になっていかなければならないということも考えております。これもやはり小中一貫等々と関係があります。  もう一つは、ある程度の困難さを越えていく力を子どもに育てなければならないということでございます。先ほどカーネギーとか二宮尊徳のお話をされましたけれども、確かにそのことは言えると思っております。私どもは、山坂達者な子どもを育てようということでそれぞれの学校で独自性を出しながらずっといろいろ取り組んでおります。  ただ、子ども自身が自分の力で困難を克服していく一番大事なところは、子ども自身が自分の力で学校に登下校するということでございます。これが一番基本になるところでありますが、なかなかそれを浸透させていくことがまた難しい面もあります。もちろん子どもによっては保護者の送迎は大事でしょうけれども、その必要がないような子どもも保護者や、また関係の方々が車で登下校させているのもあるのではないかという気もしております。そのような面を何とかして克服していかなきゃならないと学校でも一生懸命取り組んでおるところでございます。  また、子どもは学校だけで育つものではなくて、先日も申し上げましたが、学校の生活というのは1日の生活の中の4分の1、3分の1でございます。ほとんどは家庭や地域で育つわけでありますので、地域で見守っていってくださるその力は伊佐は非常に強い面がありますが、そのことをさらに強くお願いしていければと思っています。  家庭は非常に難しい面があります。今、家庭は非常に複雑化しておりまして、また、生活の糧を得るために、どうしても子どもと過ごす時間が短くなっている家庭もあります。また、核家族化している面もあります。これをどのようにして子どもたちに望ましい生活環境にしていくかというのは難しい面がありますけれども、これを諦めるのではなくて、保護者の御理解をいただきながら、また学校と家庭、そして地域が連携していく中でお互いに補っていく、そのような中で子どもたちが未来に希望を持って生きていけるような教育環境をつくっていきたいと願って、今、取り組んでいるところでございます。 ◯議長(丸田 和時議員)  以上で、17番 岩元 克頼議員の質疑を終わります。  ここで、昼食のため、しばらく休憩します。なお、再開は午後1時からとします。                △休  憩△(11時59分)                △再  開△(12時59分) ◯議長(丸田 和時議員)  休憩前に引き続き会議を再開します。  なお、9番 畑中 香子議員より午後からの欠席届が提出されておりますので、報告いたします。  総括質疑を続けます。  2番 今村 謙作議員の質疑を許可します。  2番 今村 謙作議員。 ◯2番(今村 謙作議員)   登  壇  午後からもよろしくお願いいたしたいと思います。  今回の総括質疑の内容でございますが、市長の施政方針についてというところで発言通告を出しておりますが、その中で「人口」、「教育」、「産業」、「健康(幸)」、「安心」、この五つのキーワードに関してお聞きをしていきたいと思います。先般の一般質問や、先ほど先輩議員の岩元さんの中でもるる出てきておりますが、いろいろ重複するところもございますが、確認の意味でお聞きをしたいと思います。  市長のほうから、地方創生の初年度となることからということで、地方創生に絡めて五つのキーワードが出されておるところでございます。まずその1点目、「人口」のところで、先ほど来、いっぱい出ておりますけども、交流人口を増やして定住人口を増やすという取り組みを行いますというところでございますが、非常に難しい命題でございまして、交流人口はいろんな観光地でまあまあ増えると思うんですが、それをいかに定住に結びつけていくかというところにおきましては、なかなかこれは答えが出ませんといいましょうか、どうしたものかなといつも思うところでございますので、そこはちょっと省きますが、ただ、交流人口を増やす、まずこの点から進めていけたらなと。今もいろんな観光地にお客様がたくさんいらっしゃるわけでございますが、それよりもまだまだ増やせないものかと思っているところでございます。  この施政方針の中にも、アウトドアを楽しむ体験型観光を進めるためのメニュー開発や曽木の滝公園の魅力化、外国人を含めた旅行者というようなことも書いてあるわけでございますが、こういった伊佐市内の観光地等々と言われるようなところの環境整備、また観光事業の展開というところで市長にお聞きをしたいんですが、まず、アウトドアを楽しむ体験型観光を進めるためのメニュー開発、ちょっとおぼろげでございますが、どういったメニューがあるものかなと思っているところでございます。あと、曽木の滝公園のこれからの開発の計画等が何かあればお聞きをしたいと思いますので、まず、そこをお願いいたしたいと思います。  1点目とします。よろしくお願いします。 ◯市長(隈元 新君)   登  壇  交流人口を増やすためには、観光地をめぐるという、そういうような旅行客の誘引というのもありますし、スポーツや、あるいは暮らしを楽しむ体験型というのも交流人口になると思いますが、曽木の滝展望所、あるいは遊歩道、そういうのを整備しながら進めていくというのはやはり観光型になると思いますが、今のグリーンツーリズム、そういうのを振興していくのは体験型ということになろうかと思います。  そういうようなツーリズムなどで来られる方々は比較的若い方が多いわけでありますので、その方々が体を動かして楽しめる、そういうものは何があるかということをこの4年間、研究していこう、探していこうということになると思います。この4年間でそれを完結させるということではなくて、全く新しい野外型の、体を動かす、そういうようなスポーツといいますか、楽しみというのはないだろうかというのを今回、日経BP社と一緒に計画をつくっていく段階で出てきたアイデアであります。現在ある中では、例えばカヌーなどが今果たしているグリーンツーリズムにおける一つの体験型ではあろうかというふうに思います。  野外型を具体的にと言われますと、私も正式な呼び方、名前というのはよく知らないんですけど、私の世代で知っている言葉といったら、ロッククライミングというのがありました。岩を登っていくわけですね。そういうのの現代版というのがやはり都市部では人工的につくられたりしておりますので、私どもはそれを人工的につくれるのか、あるいは曽木の滝の分水路等のああいう岩場を利用した形で何かできるのか、そういうのが考えられると思います。  あとは、「食」というのを中心にするならば、私どもは今、ピザというのを積極的に推進しているわけでありますので、つくることから味わうことまで含めてこのピザを楽しむ、あるいは新しい窯を開発していくということもそれに入るかもしれませんが、当然、そうなりますと火を使うということになりますので、これも野外の体験型の楽しみ、都市部の方では決してできない火を使う遊びという、「遊び」という言葉がいいのか悪いかわかりませんけども、これはスポーツとは言えないと思うんですけども、そういうのがこの私どもの地域を魅力化していくことの一つではないかなというふうに考えます。 ◯2番(今村 謙作議員)  今、ピザということが出ました。また、市内にも最近、20カ所ぐらいでしたか、ピザ窯があるというふうに聞いておりますが、何でピザなんだろうと思いますが、非常においしいんですが、この前の一般質問の中でもあったんですが、やはり地元の食材を使っていろんなピザをつくるということで、非常に喜ばしいなと思っているところでございます。  今、いろいろ、市長のほうから、アウトドアを楽しむというようなことで、グリーンツーリズムやらカヌー、またロッククライミング等々の意見もございました。こういったことをまたこれからもさらに進めていただいて、伊佐市の観光、また交流人口が増えることを望むところでございます。  続きまして、「教育」のところでございますが、先般、一般質問でも、るるいろいろ、また幼・保・小・中・高の連携を図るというようなことで、児童の生活やら学力向上に寄与するものであると。私もそう思っておりますが、この中に、先ほどもありましたけども、学校施設の老朽化対策を含め、将来の地域における小学校のあり方検討に着手する必要があるとここに載っておりますが、ここを読んでみますと、小学校も合併を踏まえてなるのかなというふうに解釈をするところもあるわけでございますが、この辺の将来の地域における小学校のあり方検討ということについて、ここはどういったような、先ほど岩元議員のところでもありましたけども、合併を視野に入れるのか、それとも小規模校なりの存続もあり得るのかというようなことで、老朽化をしてきますといろんな予算もかかりますので、やがてはやはり合併もあるのかなというふうに解釈するところでございますので、その辺のところをちょっと御説明をいただければなと思いますが。教育長でいいですか。 ◯教育長(森 和範君)  先ほどもお答えいたしましたけれども、小学校のあり方を検討するということでありますが、統合とか再編とかいうようなことを前提としているのではございません。現在の伊佐市内の学校は、全ての学校がその地域地域のコミュニティの核としての役割も果たしております。また、小規模校もたくさんありますが、小規模校においてはきめ細やかな指導がなされ、子どもたちが伸び伸びと学習しているというのも事実でございます。ただ、校舎の老朽化もしていきつつあります。  そのような中で、では小学校を統合をしないで残すとすればどういう方法があるかとか、万一、統合するとすればどんなことを考えないといけないかとかいうようなことを総合的に考えていこうというものであります。基本的には、統合というのを前提とするのではなくて、今ある形のものを残しながら、より教育効果を高めていく形にしていく方策は何があるか、どんなのがあるかということも考えていきたいと考えております。  と申しますのが、小規模校のよさというのもありますが、小規模校にはハンディもあるわけでございます。いわゆる人数が少ないですので、大人数で考える、いわゆる多面的な考え方をするという、これは非常に重要な教育的な要素でありますが、これが難しいということ、それから、「木は木中、人は人中」と言いますが、子どもたちも、より多くの子どもたちと切磋琢磨をするというようなところもハンディになるわけでございます。地域の核になる学校であるから、地域づくりには必要だからということで子どもたちにハンディをそのまま置いていいのかということも大きな問題であります。  そのようなことを総合的に考えながら、伊佐市の小学校は将来どのような形であるべきなのかということを検討しようというのがこの小学校のあり方を検討するということでございます。 ◯2番(今村 謙作議員)  ありがとうございます。合併だけが視野ではないというところでございますね。もちろん小学校は各地域の核になると思います。コミュニティがあったり、各地域の皆さんがおって、やはり学校がなくなるのは非常に残念だというようなことで、伊佐市はまだまだ小学校の再編は考えていないというふうに僕は思っているわけでございますが、非常にありがたいなと。  ただ、子どもたちが減ってきますと、今、教育長先生が言われたように、切磋琢磨という意味では、勉強にしろ、スポーツにしろ、競争心がなくなるとなかなか、今のままでいいのかなというように子どもたちが思うわけですね。例を挙げますと、100メートル走にしても、幅跳び、いろんな体操競技にしましても、これでいいのかなと。やはり児童がいっぱいいますと、うまい子どもたちもいますので、それにより近づけようというようなことで子どもたちも頑張るわけでございますね。そういった意味でも、わかりませんけども、やがてはやはりそういったこともあろうかなと思って、今の教育長先生の話でよくわかりました。  あと、スポーツ振興について、小学生から高齢者まで、それぞれの年代にスポーツを通して心身の鍛錬や健康、生きがい、仲間づくりの生涯スポーツを推進するとともに、競技スポーツの底辺拡大や競技力向上に努めますとここにあるわけでございますが、平成31年の全国高校総体や、32年には国体のカヌー競技が伊佐市でなされるわけでございますが、カヌーにつきましては今いろいろ力を入れているところでございますが、この前の鹿児島マラソンで伊佐市の坂口さんが女子の部でトップというようなことで、非常に喜ばしいなと思っているところでございます。
     そこに絡めて、県下一周の選手、また地区対抗の女子駅伝の選手、こういったところの練習環境といいましょうか、そういった選手を育てる意味でも、この前、福本議員のほうが無料で陸上競技場の使用はできないかというようなことで、そういったこともやはり考えていくべきではなのかなと。底辺拡大というところでございますので、そういった選手の練習環境を整えてやる、また、それに付随して、市民のランナーの方々も気軽に行って走りやすいと。県下一周の選手がよく言うんですが、市民のランナーの皆さんに一緒に走っていただければ我々も励みになるというようなことで、そういった無料開放もできないのかなというようなことでございますが、余り深く突っ込むと一般質問みたいになりますのでしませんが、その辺のお考えはどんなものなんでしょうかね。なかなか、行政としましても施設を使うということで非常に厳しいんでしょうが、伊佐のランナーを育てるという意味で、その辺の御検討も……、ちょっとその辺、御意見があればお願いしたいと思います。 ◯教育長(森 和範君)  走るということが健康づくりにつながる、また、ひいては駅伝の選手育成にもつながるというようなことを進めていくということにおいては、走ることを通しての健康づくりの雰囲気づくりといいますか、風づくりといいますか、そういうことが必要ではないだろうかと考えるんです。健康長寿課のほうとかといろいろ連携しながらですが、忠元公園のほうは走るコースもありますし、700メートルの目安できちんとよく、自分がどれだけ走ったかというのもしっかりとできながら走るところもあります。また、菱刈のほうには、以前つくられた1万歩コースとかいうのもございますね。そのようなところの活用を促進するというのと、それから、子どもたちにおいては、市のいろいろの施設とか学校の施設とかにおいて気軽に走れるような方向を整備していきたいなと思っております。  伊佐のように小さなまちが県下一周駅伝に対抗していくというのは非常に厳しい面がありますけれども、市民のより多くの方々が走ってくださるような、そのような雰囲気づくりといいますか、それを何か手を打っていかないといけないなと考えているところです。 ◯2番(今村 謙作議員)  そこはまた御検討いただければと思います。  あと、学校施設、また伊佐市内の公共施設はいろんな老朽化が進んでいるところでございますが、この前、県が出しましたアリーナ構想の中で、今、県も頓挫しているのかなと思うんですが、ちょっと無理なことを言いますが、例えば、バレーコートが4面とれるような大きなアリーナができないのかなと。今、伊佐市内の中学生ですか、いろんな大会がありますと、串良だとか、宮崎だとかに行ったり、そういったアリーナ施設があるところでよく試合があるわけですが、そこに行きますと、今度はまた弁当も出る、ジュースも出るというような経済効果も相当あるわけでございます。よって、非常に厳しい予算の中ですが、この伊佐市にもやがてそういった、できないのかなと思っている一人でございます。何とか大きな体育施設をつくっていろんな大会ができますと、いろんなところから、県外からもやってきていろんな試合ができるわけですね。  その中でまた市長にお伺いしたいんですが、そういったアリーナ構想、前、伊佐市も手を挙げていただきましたが、その後といいますか、市単独でのそういったような考え、老朽化してきますので、やがてはせんないかんのかなとは思いますが、その辺の考えが少しあればお願いしたいと思いますが。 ◯市長(隈元 新君)  体育館につきましては、今、県のほうにアリーナの候補地の一つとして申請しているわけでありますので、それはそれで県のほうが白紙の状態からいろんな審査をなさるということでございますから、審査をしていかれるというふうに思いますが、私どもの今現在持っております体育館あるいは体育施設というのはいずれも老朽化しておりますので、これをどこかの時点でつくりかえなくちゃいけないというのは重々承知しておりますけども、学校の改築等がございますので、やはり直接、毎日使う、そういう施設のことのほうにどうしても優先順位がなっていますので、何とか屋根を修理したりとかしながら使っておりますし、大きな大会にしましても、明光学園を含めて、体育館をお借りして分散して、大会そのものはできるように、またやるようにしております。今度の4月も小学生の女子のバレーボール大会を、明光学園をメーン会場にして、そして体育館や、あるいは小学校の体育館等を使わせていただいて行いますので、大きな大会そのものはできているわけですけども、1カ所でできないということがうちの一つの問題点ということになります。 ◯2番(今村 謙作議員)  これも含めまして、またいろんな御検討をいただきたいと思います。  教育のことにつきましては以上でございますが、今後もまた子どもたちの学力向上、また健やかな生活環境を、これは親が気張らんないかんわけですよ。学校の先生は一生懸命やっておられます。これは親と学校が一緒になって考えていくべきではないのかなと思っておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、3番目の「産業」という分野でございますが、「産業」の冒頭で、TPP協定等の影響や国の施策等を見きわめながら、時代にマッチした産業振興を進めるとともに、市内での循環型経済の展開を視野に入れた取り組みというふうにあります。TPP協定に絡んで産業振興を進めていくというようなことでしょうが、なかなか、TPPがちょっとよくわかりませんが、まず、TPPに対する市としての積極的な取り組みをするべきではないのかなと思うところでございます。そこが1点。  今度は、そこで、市内での循環型経済の展開ということで、もうちょっとここを具体的にお教えいただけないでしょうか。よろしくお願いします。 ◯市長(隈元 新君)  TPPにつきましては、農業のTPPに関しましては、市が独自にということよりも、むしろ国の施策としてTPPで影響をこうむる農産物に対してどれほどの保護あるいは救済ができるかということになると思うんですけど、今のところは、私どもに一番関係があるのはやはり米と和牛ですので、米につきましては、輸入するに見合うだけの買い上げをするということでありますので、理論的には市場に出回る量は変わらないということになりますので、私どもはおいしい安全な米をつくることに専念して、そして販売のネットワークを広げていくということに尽きると思います。  あとは、輸出等に関しましては、やはり上部団体にそれなりの仕組みをおつくりいただいて、それに私どもが参加させていただくということになろうと思いますので、伊佐市独自では今までの農業政策が特段に変わるということはないと思います。  ただ、飼料作がやっぱり非常に少ないですので、これは農家の方々の好みで、つくりにくい、収量が上がらない、あるいはもみがまじる、いろんな理由があって飼料米をおつくりになるのが広がりません。これはやはり御理解いただきながら広げていかなければ、国は飼料米というのを推進しています。これがTPPに対する国の施策でありますので、私どもが国の施策をうまく活用していくとなりますと、つくりにくいからということだけでこれを避けて通れるものではないと思いますので、飼料米に対する理解というのを行政も、生産者も、経済団体も真剣にやっていかなければ、そういう意味ではTPPには乗り遅れるという感じが私としては今のところしておりますので、これがこれからの注意点だと思います。  循環型経済という、これは産業におけるよく使われる言葉でありまして、農業が潤えばそれが消費に反映する、あるいはそれが飲食業に反映する、そしてそこが潤うことによって税収が上がるという、こういう大きな流れのことを申し上げるわけでありまして、私どもが輸入、輸出で外との交流によって経済が潤っていくというよりも、私どもはやはり地域内循環で、要するに地産地消ということが基本にあるというふうにお考えいただければと思います。 ◯2番(今村 謙作議員)  ありがとうございます。伊佐の農業を守っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  続きまして、「産業」の中の企業活動支援・誘致、商工業の振興についてはというようなところで、ここに空き店舗の解消、また活用と商店街の再生のための市街地商店街活性化事業を目指しますというようなことでございますが、ここの空き店舗の解消は、おぼろげにはわかるんですが、具体的な施策の内容といいましょうか、何かあればちょっとお教えをいただきたいと思うんですが。よろしくお願いします。 ◯企画政策課長(中馬 節郎君)  市街地活性化空き店舗活用事業がございます。長期間の空き店舗がありますと、それをまた使いたいというときに、その改造費とか、そういうものに対しましての助成をする事業がございますので、それを使って空き店舗を活性化していただきたいという趣旨でございます。平成27年度におきましては、現在、2店舗出ております。食料品の販売と、それから理容業務ということで、空き店舗で新しく事業を始めたいという方々に利用をしてもらっております。 ◯2番(今村 謙作議員)  ありがとうございます。空き店舗の活用はわかるんですが、まだ何かほかに新しいのがあるのかなと思ってちょっと今聞いたところでございました。わかりました。  続きまして、特産ブランド品の振興についてということで、伊佐の特性を生かした土産物や新メニューの開発に取り組み、観光とあわせてPR活動を行うというようなことで、土産物等々はわかるんですが、この新メニューの開発というのは、今からちょっと開発していこうかなというふうな理解でいいんでしょうかね。それとも何かいいのがあるかなと思いますが、お願いします。 ◯伊佐PR課長(宇都宮 安照君)  特産品の開発という部分につきましては、今、企業で新しい特産品をつくっていらっしゃるところもございます。例えば、伊佐牧場のチーズであるとか、そういうのの開発に我々もできるところは協力していって、観光とあわせて、販売とか、そういうのも、例えばふるさと納税でその商品を扱うとか、そういう部分で協力をしていくということでございます。 ◯2番(今村 謙作議員)  カミチクさんのチーズ等々があるということで、これはふるさと納税のほうにも入っているわけですよね。非常に人気があるそうで、今後はますます期待するところでございます。よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、健康づくり、「健康(幸)」のところで、この前も一般質問でちょっとわかったんですが、みずからつくる健康というようなことで、先ほどアリーナの話もしましたが、といったようなことで、ここはこの前とダブりますので省かせていただきますが、子どもから老人まで、また30代、40代、この辺の健康の増進に取り組んでいただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、5番目の「安心」というところでございます。子育て、医療、介護等といったことに対して、安心につながるようにいろんな政策をやっていくというようなことでございます。子育て支援についてはというようなところで、子育てに困難さを抱えている保護者を支援するためのペアレントトレーニング、これはどのようなトレーニングになるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◯こども課長(大山 勝徳君)  ペアレントトレーニングにつきましては、厚生労働省が推奨しているんですけれども、特に母親が自分の子どもに対して上手にかかわるといいますか、そういう方法や仲間づくりを通しまして、自分たち親同士で問題を解決していこうといったような取り組みでございます。  以上です。 ◯2番(今村 謙作議員)  母親が自分の子どもにいろいろ取り組んでいく、これをペアレントトレーニングと言うんですね。これはちょっと知らずにおったんですが、今まではこれはまだ取り組んではなかったんですよね。今度、28年度からやるということで……、わかりました。  その中で、やはり関係機関との連携により、市全体として子育てを支援する、妊娠期から出産、幼少期を経て18歳までを切れ目なく支援をしていきますよというようなことでいろいろここに載っておりますので、ここは非常に期待をするところでございます。  また、障がい者の支援についてはという項目があるんですが、障がい者の支援につきましていろいろ我々も思うところがございまして、きょうも請願で出ているようでございますが、これはまた後ほど出てこようか思いますので、今は要望といいましょうか、思いといいましょうか、そこでとめておきますが、その辺のことで、ぜひこの伊佐市にもやがては養護学校ができないものかと思っていますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  5項目についてるるお聞きをしましたが、いろんなところとダブるところもございまして非常に申し訳なく思っておりますが、この施政方針を見てみますと、伊佐市をどう盛り上げていこうかというようなことで、市長の地方創生に関する思いが非常に入っているのかなと思うところでございます。何といいましても、やはり人口減少が一番問題でございますので、再三、言っております、減少傾向を緩やかにしていこうという、多分ここしかないと思うんですね。じゃあ急に伊佐市を今度、3万にしたい、5万にしたいというようなこと、夢を言いますけども、現実的には難しいかなと思っておりますので、いろんな人口対策にこれから行政も、我々も、市民も一体となって、この伊佐市がよくなることを願いながら、私の総括質疑を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。 ◯議長(丸田 和時議員)  以上で、2番 今村 謙作議員の質疑を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  次に、13番 柿木原 榮一議員の質疑を許可します。  13番 柿木原 榮一議員。 ◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇  第1回定例会の最後の総括質疑者となりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。  平成28年度第1回定例議会総括質疑の機会を与えていただきましたので、通告書のとおり、質疑を行います。  初めに、「議案第37号 伊佐市総合振興計画後期基本計画の策定について」ですが、施策ナンバー9、雇用対策の促進というところで、進出企業の目標値として6社と設定してありますが、新たな雇用の場としてどのような業種の企業誘致、また起業を考えておられるのかお伺いいたします。  一般質問、総括質疑で同じような質問がありましたが、3月7日提出の追加議案、「第56号補正予算(第9号)」で経営体育成交付金事業が出てきましたが、一般質問後に新しい産業等に動きがあったのか、お伺いいたします。  1回目の質問といたします。 ◯市長(隈元 新君)   登  壇  6社のうちに、平成28年度に増設予定の電子関連企業の2件を含んでおります。また、2社は現在好調な企業で、業種は電子部品製造やプラスチック加工製造になります。目標値6社のうち残りの2社につきましては、地方創生のまち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標の3、仕事づくりの核を6次産業化の推進としましたので、我がまちの特性を生かし、農業に特化した企業の進出あるいは起業ができないかと考えております。  一般質問後のことにつきましては、農政課長のほうから説明いたさせます。 ◯農政課長(永山 誠君)  追加で提案しましたものにつきましては、国のTPP関連の補正予算に伴うものでございます。国のほうがことしの1月20日に予算として追加したために、その後に市のほうに募集が来まして、認定農業者と新規就農者が対象になっていましたので、私どももその条件に見合った認定農業者と新規就農者に文書等を流して募集をかけて事業化を進めたものですから、結局遅くなったということでございます。  以上です。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  あわせて聞けばよかったんですが、この後期基本計画の中に創業支援事業計画の策定が記載してありますが、時期、内容等についてお伺いいたします。 ◯企画政策課長(中馬 節郎君)  創業支援事業計画でございますが、策定は、平成28年度内に国の認定を受けるように、今、準備をしております。  内容でございます。産業競争力強化法に基づき、地域の創業を促進するため、市区町村が民間事業者等と連携して創業支援を行う取り組みを応援しますということで、具体的には、市区町村が中心となって地域で連携する創業支援事業者、これは伊佐市の場合におきましては商工会、金融機関、県の産業支援センターなどがございます、これらの支援事業者とともに創業支援計画を策定し、これを国が認定することで創業支援者がさまざまな優遇策が受けられるということでございます。創業支援策が拡充されるとともに、ネットワークによって創業支援者をバックアップするというようなことでございます。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  28年度中に創業支援事業計画を出すということですが、先ほどの農政課長のあれですが、経営体育成交付金の事業の内容がわかっておられたら、それと、メリット、デメリットがありましたらちょっとお知らせください。 ◯農政課長(永山 誠君)  この経営体育成支援事業といいますのは、たしか26年度からあった事業でございます。ただし、先ほど申しましたとおり、国のTPPに関する補正でありまして、通常は補助率が30%なんですけども、この補正につきましては50%、2分の1の補助になります。法人等につきましては上限3,000万までと枠がちょっと大きく広がっているようでございます。それがメリットであります。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  どういう企業かわかりますかね。 ◯農政課長(永山 誠君)  今回、企業といいますか、東市山のやまびこの郷から申し込みがありましたので、そこを申請しております。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  言いにくいところもあっただろうと思いますが、ありがとうございます。まだこれは補正ですので、通っていなきゃ言えないところでしょうけども、済みませんでした。  生産年齢人口は今後5年間で約1,500人減少と分析されておられますが、企業にとって魅力ある付加価値の高い労働力をどうやって確保するのか、またこの付加価値のある労働力の確保にどのようにかかわっていくのかお伺いしたいんですが、今年度の予算を見ますと、伊佐農林高校に新規で技能資格取得補助というのもありますが、このようなのでどのような労働力の、これも一つの方法だろうと思いますが、ほかにございませんでしょうか。 ◯市長(隈元 新君)  今、議員のおっしゃったとおりでございます。企業にとりましてはやはり質の高い労働力を求めていますので、企業は企業としての努力をなさって確保なさると思いますが、私どもとしましては、伊佐市内にある高校生の、要するに資格、あるいは大学受験などを含めた能力を高めるためにどのような支援ができるかということをしなければならないと思っておりますので、学力に関しましては、予備校からの授業とか、そういうのを入れるための支援を昨年からしてまいったわけでありますが、資格を取るという点ではまだ何もしておりませんでしたので、伊佐農林高校は多い生徒は五つから十ぐらい資格を取るというふうに聞いていますので、そのための受験料の一部支援をするという、そういうふうに行政が積極的に能力の高い高校生を育てるということでやはり企業側が市内の高校へのリクルートをしやすくできるという、そういうことを考えております。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  資格取得でということですが、ほかにありましたらまたお聞かせください。  進出の企業でも、市長も出張されたとき、企画政策課の職員の方々も各企業を企業誘致で回っておられ、動いておいででありますが、私も東京、大阪に行ったとき、企業コンサルタントで奥様の故郷の徳島県で地方創生にかかわっている筑波の友人がおりますし、また、もと勤めていた界面活性剤の会社等に付加価値の高い情報を聞きますが、会社の存続が厳しいようでいい話はなかなか聞きませんが、行政の役割でも、立地に実効性のある制度につながる検討をぜひするようにお願いいたします。  次に、施策ナンバー11、暮らしやすい住環境づくり。農業集落排水施設について、機能診断、最適整備構想に基づき、機能強化事業に取り組んでいく必要があるとありますが、どのような事業か。利用人口がだんだん少なくなりますが、高度処理によるものか、三次処理とも言いますが、使用料等の関係はどうなるのか、お伺いいたします。 ◯建設課長(末吉 年信君)  農業集落排水事業についての御説明を申し上げます。  農業集落排水施設はこれまで施設の故障や機能低下の程度に応じた補修や更新などは逐次行ってまいりましたが、機能に支障の出ていない施設に対する調査は行われていませんでした。機能診断は、施設の維持管理費を含めたライフサイクルコストを低減化するため、施設の構築物、電気・機械設備等の状況を把握し、現地調査を行い、施設の劣化等を判断するもので、菱刈地区、平出水地区を平成24年度に実施いたしました。  最適化構想は、機能診断結果を受けて、施設の劣化等の進行予測を通じ、将来の管理保全計画、性能低下の予測による設備更新等の計画を、国の補助事業等を利用いたしまして実質的な負担額の軽減を目指してつくるもので、菱刈地区、平出水地区を平成25年度に実施したところであります。  機能強化対策事業は、最適整備構想に基づき、農業集落排水施設の更新等を実際、国の補助金を受けて実施をする事業でございまして、補助金の名称は農山漁村地域整備交付金、補助率は50%で、耐用年数の異なる施設や構築物、電気・機械設備などの更新を同じ時期にまとめることで財政負担等の軽減を図り、施設の適正な維持管理及び長寿命化に努める事業になります。菱刈地区を28年度から32年度まで行う予定にしております。  使用料につきましては、1世帯3人のモデルケースで試算をしたところ、各自治体で使用料金の算定方法が若干異なるために、本市の場合は近隣市町の平均よりも高い使用料となっております。この菱刈地区の機能強化対策事業が完成した後に、料金改定への検討も行いたいと思います。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  先ほど言われましたけど、最適整備構想もあるということで、三次処理、高度処理、窒素、リンまで除かれるような、エタノールを利用したり、リン酸アルミニウムとして沈殿させる方法等があります。そういう方法に行くのかなと思いましたけど、そういう方法じゃないみたいですので、菱刈地区の場合も整備されてから大分、期間もたっておりますので、ぜひいい排水が出ますように心配りしていただきますようお願いいたします。  施策ナンバー26、歴史・伝統文化の継承と活用について。この施策の目的は、文化財を保存・活用し、次世代に伝えることとなっております。個人財産の地上に立つ国指定重要文化財の祁答院家住宅は、建造物の老朽化が進んでおり、雨漏りも、私が行ったのは2月29日でしたけど、ことしです、2月末ぐらいからの36年ぶりのカヤぶきの作業に主人も手伝っておいででした。御主人も、小学校の校庭のところに行きますと、暮れにも昔ながらの工法の竹の小ザサで絡んでの作業やらをしておいででありました。1年中、国指定の文化財の維持管理に励んでおられ、作業途中でしたが、了解をしていただき、見学させていただきました。  後期振興計画は計画でありますでしょうが、国指定重要文化財で縛りがありましょうが、伊佐市過疎地区地域自立促進計画で文化財保護事業として祁答院家住宅保全が上げられているが、この計画との関連性はどのようになっているんでしょうか。 ◯教育長(森 和範君)  祁答院家住宅は、議員御存じのように、国の重要文化財に指定されており、土地建物は個人の所有でありますが、修繕等については所有者の判断で勝手に行うことができず、県、国と協議、届け出や申請等を行い、事業を行う必要がございます。屋根のほうは、先ほど議員おっしゃってくださいましたように、36年ぶりに全面ふきかえを行ったところでございます。建物の部材等も傷んで老朽化が進んでいるために、今後も県、国と協議を行いながら修復を行い、適切な重要文化財保存に努めていきたいと考えております。  所有者は同じ敷地内で生活されておられる生活の場ですので、所有者の理解、了解を得ながら、児童生徒、市民の歴史学習の教材として活用できるように努めたいと考えております。  先ほど申し上げましたように、建物の部材の老朽化が進んでいるところでありますので、今後も計画的に県、国と協議を行いながら修繕等を行って重要文化財である祁答院家住宅の保存・活用を図っていくための財源確保のために、過疎自立促進計画に計上したところでございます。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  経過等について説明を願いましたが、36年ぶりにカヤの修理ができたということ、その前から雨漏りがすごかったということも聞いております。  江戸中期の薩摩郷士の住居で、当時の姿を保っている貴重なものであります。昭和31年に県重要文化財に指定され、昭和50年に国の重要文化財に指定されました。屋敷の北西に建築時に植えられたと思われるヒトツバ、イヌマキの大木は樹齢300年と推測できると書いてございますが、伊佐市のホームページ並びにインターネットで大口里、祁答院家住宅を紹介してございます。  現在の状況は、県外からも、「東洋のナイアガラ」と呼ばれる曽木の滝と曽木発電所取水口跡を見学した後、見学に来られますが、門に御遠慮の案内もあります。がっかりして帰られたということもあります。一つには、見学者のマナー違反や、現在、子孫も住まれておられますので、プライバシーの侵害から遠慮していただいておられると思いますが、さっきの遠慮していただきたいということについても、子孫の方々も気の毒がっておられます。個人所有であるため、年中の草取り、清掃、台風前に屋根に綱をかけて引っ張る綱がけなど、本当に維持管理が大変だろうと思います。管理を行っている子孫の方も、定年から数年たっておられますが、「あと何年、維持管理がでくっどかい」というようなこともあります。大口市時代、伊佐市にもお願いしてありますが、やっぱり不満があるようでございます。去年の屋根のカヤがけのときに郵便局で会ったものですから「お願いしますね」と言ったところが、少し不機嫌でした。国指定の重要文化財でありますので、その方とのコミュニケもやはりもうちょっととられておってほしいと思っております。また、管理人の子どもたちも帰ることはないだろうと話しておられました。
     先ほど言われました、雨漏りをしていたカヤぶき屋根の27年度の修理が36年ぶりでしたが、住居の床下の柱はげたを履かせても浮いております。伊佐市の観光の拠点でもあります。インターネットにも紹介してある伊佐市の重要文化財でもあります。このままの維持管理、後期基本計画で本当にいいのか。伊佐市も力を注ぐべきだと思いますが、具体的な措置をお考えでおいででしょうか。 ◯教育長(森 和範君)  先ほど申し上げましたように、この祁答院家住宅は個人の財産であり、また個人がそこに生活しているというようなことで、見学ということについても、マナーの問題等もございます。また本人の生活のプライバシーということもございます。また反面、国の重要文化財ということで、保存、修理等をしていく必要もございます。先ほど、過疎自立促進計画に乗せてありますけれども、これはまだ具体的にどのようにするという計画が立っているわけではございませんが、今後、持ち主の方と教育委員会等、それから国や県ともきちんと連携をしながら、保存の方向で進めていきたいと考えております。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  重要文化財の所有者は、文部科学省令及び文化庁長官の指示に従い、当該重要文化財を管理しなければならないということで文化財保護法第31条にございます。また、教育長の言われたとおりでございますが、所有者が判明しない場合、または所有者もしくは管理責任者による管理が著しく困難または不適当であると明らかに認められる場合には、文化庁長官は地方公共団体などを管理団体に指名し、所有者にかわって管理に当たらせることができると第31条第2項に記載してございますが、重要文化財の維持管理は本当に大丈夫でしょうか。先ほども過疎関係につけてと言われましたけども、管理について、著しく困難である場合、伊佐市は引き継ぐことができるのか、お伺いいたします。市長でもよろしゅうございます。 ◯市長(隈元 新君)  現在のところ、まだそこまでの深刻な状態に至っておりませんので、従来から担当の職員が連携をとりながら行ってきて、一番新しいのは、先ほどのふきかえにも至っておりますので、私としましては、良好な関係を保ちながら、一番見やすい形でありますので、今あるがままのところで保存していければというふうに思っております。もちろん県を通じて国にもこの実情等を申し上げながら、できるだけ持続していくようにという努力をしていきたいと思います。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  雨漏りをしてカヤぶきをされてから、あれはカヤふきだったんでしょうね、36年という歳月がたっておりますけども、本当にできるのかなと思いながらお聞きしているところでございます。現状維持というのも第43条にあります。文化庁長官は重要文化財の公開を勧告することができるというのも第51条にございます。重要文化財の管理または修理につき多額の経費を要する場合は所有者または管理団体には補助金が交付されるとありますが、交付団体が多ければ、年に何件かでしょうから後に回されることがありますので、早目の対応をお願いし、一時は移設のことも論議されたということもお聞きしておりますが、できれば伊佐市の観光地として支障のないようにしていただきたいと思います。お願いをしておきます。  「議案第9号 平成28年度伊佐市一般会計予算」について、1点だけをお伺いいたします。  買い物にも都合のよい小水流団地の建てかえについてお伺いいたします。概要及び規模について、詳細に説明を願いたい。工程、地質調査、外壁工事、用水路をよろしくお願いいたします。 ◯建設課長(末吉 年信君)  小水流団地の建てかえ事業について御説明を申し上げます。  もとの住宅は、木造のあたご住宅が7戸と、簡易耐火構造平家建ての小水流団地が7棟23戸、合計で30戸ありました。建てかえ計画は、2DKの平家の住宅49.9平米と、3DKの一部二階建て住宅74.7平米、これを長屋建てで一緒にくっつけまして1棟124.6平米の建物になりますが、これを10棟20戸、それに集会所1棟58.2平米を建設いたします。  工程は、27年度に入居者の方々に移転をしていただきまして、解体、撤去をいたしました。その後、L型擁壁というコンクリート2次製品がございますが、それを使って敷地の東側及び南側の擁壁造成工事をいたします。市道沿いの用水路も、コンクリート2次製品の側溝に入れかえをいたします。いずれも適正な工期を確保するため、翌年度に繰り越しをお願いしたところでございます。  地質調査は敷地内の8カ所で行いましたが、表面の盛り土部の下は粘性土で、軟弱な地層でありました。安定深層まで基礎の補強が必要になります。  平成28年度は住宅を5棟10戸と集会所及び合併浄化槽を建設いたします。平成29年度は住宅を5棟10戸建設する予定にしてあります。  以上でございます。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  説明をいただきました。もと建っていたところでございますが、新しい住宅ができるということで、一番心配していたのは地質調査でありました。特にあそこは田んぼを埋め立ててつくったところで、湿地帯が多うございます。それと、南側と東側と言われましたが、今、外壁の工事か何かをされていると思いますが、そっちも心配でしたが、土地改良区とのちゃんとした話し合いもできておるんでしょうね、用水路関係は。  それと、新しくなりますので、どうしても家賃を高く設定せざるを得ないと思うんですよ。その場合、入っておられた方々で入られる方もおいででしょうけども、所得によって家賃が違いますので、高校西団地をされたときと一緒のような方法で家賃を段階的に何%ぐらいずつ、何年かかってこの家賃についてお願いできるのか、わかっていましたらその辺をお知らせください。 ◯建設課長(末吉 年信君)  ただいま現場で掘っているのは、L型擁壁を施工するための床掘りの状況でございます。北側のほうは高さが余り高くない既存の擁壁でしたので、今回はやりかえることはしておりません。  土地改良区との協議でございますけれども、今まで市道のほうに並列して側溝が入っていましたけれども、今回は浄化槽が入るということできれいな水が流れますので、1本の用水路でいいということで土地改良区とも協議が調ったところでございます。先ほど申しましたとおり、コンクリート2次製品の60センチ幅ぐらいの側溝に入れかえることにしてあります。  それから、家賃の件でございますが、今現在での試算では、収入分位1の方、一番所得の低い方ということですけれども、この方の家賃で2DKのほうの住宅が1万6,300円、3DKの住宅で2万4,500円程度になるようでございます。運用につきましては、今まで住んでおられた方がまた戻ってこられて新しい住宅に住まれる場合には、先ほど議員がおっしゃいましたとおり、高校西団地で運用いたしましたのと同様に6年間かけて新しい家賃になるように、傾斜家賃という言い方をしていますけれども、最初の1年目は今までの住宅の家賃でスタートをいたしまして、残り5年を20%ずつ上げていって新しい家賃に引き上げさせていただくと。それ以外の新規に入居していただく方については、最初から新しい家賃でスタートをするということになります。 ◯13番(柿木原 榮一議員)  今の説明で、以前のあたご住宅、小水流団地に入居しておられた方々の家賃は、高校西団地と同じように、急に高くならないような配慮もしてあるということがわかり、安心しました。公営住宅は所得により家賃が決まります。民間の住宅より安いのが普通です。ある程度の金額だろうと思います。市街地のYマンション、D建託は、間取りによりまして共益費を含む5万から6万という数字も展示してあります。市民の方々に安価に貸し出すのが目的でありますので、対応をよろしくお願いして、総括質疑を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  以上で、13番 柿木原 榮一議員の質疑を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  以上で、議案に対する総括質疑を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  ただいま議題となっております「議案第9号」から「議案第18号」まで、「議案第20号」、「議案第29号」、「議案第31号」、「議案第33号」、「議案第34号」及び「議案第37号」から「議案第40号」まで、以上、議案19件については、お手元に配付しております「議案付託区分表」のとおり、それぞれの常任委員会及び特別委員会に付託したいと思います。  これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(丸田 和時議員)  異議なしと認めます。  したがって、以上の議案は、それぞれ所管の常任委員会及び特別委員会に付託することに決定しました。 ◯議長(丸田 和時議員)  日程第58「議案第56号 平成27年度伊佐市一般会計補正予算(第9号)」を議題とします。 ◯議長(丸田 和時議員)  これから「議案第56号」について質疑を行います。  ただいまのところ発言通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。 ◯議長(丸田 和時議員)  ただいま議題となっております「議案第56号」については、お手元に配付しております「追加議案付託区分表」のとおり、総務産業委員会に付託します。 ◯議長(丸田 和時議員)  日程第59「請願第6号 伊佐市への新設特別支援学校設置についての請願書」を議題とします。  この「請願第6号」については、会議規則第141条第1項の規定により、お手元に配付してあります「請願文書表」のとおり、総務産業委員会に付託します。 ◯議長(丸田 和時議員)  以上で、本日の日程は全部終了しました。  本日はこれで散会します。                △散  会△(14時14分) このサイトの全ての著作権は伊佐市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Isa City Council, All rights reserved....