○議長(
加治佐民生) 異状なしと認めます。ただいまから投票を行います。 1番議員から順番に投票願います。 [投票]
○議長(
加治佐民生) 投票漏れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 投票漏れなしと認めます。投票を終わります。開票を行います。
西次雄議員,
今吉賢二議員,開票の立ち会いをお願いします。 [開票]
○議長(
加治佐民生) 選挙の結果を報告します。投票総数19票,
有効投票19票,無効投票0票。
有効投票のうち
川越桂路議員0票,
木原繁昭議員13票,
前川原正人議員6票,以上のとおりです。 議場の出入口を開きます。 [議場開鎖] ────────────────────
△日程第5―日程第6 承認第6号―承認第7
号一括上程
○議長(
加治佐民生) 日程第5,承認第6
号専決処分の承認を求めることについて及び日程第6,承認第7
号専決処分の承認を求めることについてを一括議題とします。 本案について
提案理由の説明を求めます。
◎市長(塗木弘幸) 皆さん。おはようございます。9月定例議会,どうかよろしくお願いいたします。 それでは,まず,承認第6
号専決処分の承認を求めることについて御説明いたします。 本案は,
地方自治法第179条第1項の規定に基づき,令和2年度
一般会計補正予算(第4号)を
専決処分したことについて報告し,承認を求めるものであります。 第1条の
歳入歳出予算の補正につきましては,
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ6,053万2,000円を追加し,
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ267億6,907万7,000円とするものであります。
補正予算の内容につきまして,歳出は,民生費の
児童福祉費において,
新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている低所得者の
ひとり親世帯へ給付金を支給する経費のほか,感染症の拡大防止に配慮した
子育て相談支援体制確立のための経費,延長保育や一時預かりなどの事業を行う保育所等が,
感染症対策の徹底を図りながら事業を継続していくために必要な物品等の購入に対する助成に要する経費を計上いたしました。 歳入につきましては,それぞれの
歳出事業に係る
国庫負担分及び県負担分を
国庫補助金,県補助金として計上し,市負担分は
財政調整基金繰入金を増額して調整いたしました。 次に,承認第7
号専決処分の承認を求めることについて御説明いたします。 本案は,
地方自治法第179条第1項の規定に基づき,令和2年度
一般会計補正予算(第5号)を
専決処分したことについて報告し,承認を求めるものであります。
補正予算の内容につきましては,令和2年7月5日から7月10日にかけての大雨により被害を受けた市道,
農業用施設の復旧及び危険箇所の
災害防止等に要する経費を計上したものであります。 第1条の
歳入歳出予算の補正につきましては,
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ2,738万8,000円を追加し,
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ267億9,646万5,000円とするものであります。 歳出につきましては,総務費の
総務管理費に,里道の
崩土除去等にかかる経費を計上し,教育費の中学校費は,
川辺中学校運動場西側法面の
崩落危険箇所の樹木伐採に要する経費を計上しました。 また,
災害復旧費の
農地等災害復旧費に,農道及び
用排水施設等の復旧に要する経費を計上し,
公共土木施設災害復旧費に,市道の復旧に要する経費を計上しました。 歳入につきましては,
地方交付税を増額し,調整いたしました。 以上,承認第6号及び承認第7号について,
地方自治法第179条第3項の規定に基づき議会へ報告し,承認を求めるものであります。
○議長(
加治佐民生) これをもって
提案理由の説明を終わります。 これから承認第6号及び承認第7号についての質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。承認第6号及び承認第7号については,
会議規則第37条第3項の規定により,
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。本案については,
委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから承認第6号及び承認第7号についての討論を一括して行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから承認第6
号専決処分の承認を求めることについてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,これを承認することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。承認第6号は,承認することに決定しました。 次に,承認第7
号専決処分の承認を求めることについてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,これを承認することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。承認第7号は,承認することに決定しました。 ────────────────────
△日程第7諮問第2
号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(
加治佐民生) 日程第7,諮問第2
号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題とします。 本案について
提案理由の説明を求めます。
◎市長(塗木弘幸) 諮問第2
号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて,
提案理由の説明を申し上げます。 本案は,
人権擁護委員汐満
美奈子委員が,令和2年12月31日で退任となるため,南田祥作氏を新たに
人権擁護委員の候補者として推薦したいので,
人権擁護委員法第6条第3項の規定により,議会の意見を求めるものでございます。 任期は,令和3年1月1日から令和5年12月31日までの3年間でございます。 以上で,諮問第2号の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。
○議長(
加治佐民生) これをもって
提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,
会議規則第37条第3項の規定により,
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。本案については
委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから諮問第2号を採決します。 お諮りします。本案については,議会の意見は適任であると答申することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。諮問第2号については,議会の意見は適任であると答申することに決定しました。 ────────────────────
△日程第8―日程第11 議案第54号―議案第57
号一括上程
○議長(
加治佐民生) 日程第8,議案第54
号南九州市
手数料条例の一部を改正する条例の制定についてから,日程第11,議案第57
号南九州市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてまでの以上4件を一括議題とします。 本案について
提案理由の説明を求めます。
◎市長(塗木弘幸) まず,議案第54
号南九州市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,
情報通信技術の活用による
行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための
行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,
個人番号通知カードの廃止に伴い,本条例別表第1に規定する
個人番号通知カード再
交付手数料の項目を削除するものでございます。 次に,議案第55
号南九州市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律において,子ども・
子育て支援法が改正することに伴い所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,子ども・
子育て支援法第43条第2項が削除され,それ以降の項が1項ずつ繰り上がることから,本条例で引用している字句を改めるものでございます。 次に,議案第56
号南九州市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が,令和2年4月1日に施行されたことに伴い,所要の改正をするものでございます。 改正の内容は,
家庭的保育事業に係る連携施設の確保に関する特例を定めるほか,
居宅訪問型保育事業について,保護者の疾病,疲労その他の身体上,精神上,もしくは環境上の理由により,家庭において乳幼児を保育することが困難な場合においても,保育の提供が行われるようにするものでございます。 次に,議案第57
号南九州市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準及び
指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の一部を改正する省令が施行されることに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,
居宅介護支援事業所の
管理者要件に,
主任介護支援専門員の確保が著しく困難な場合等の取扱いを加えるもの,また,
管理者要件の猶予期間について,令和9年3月31日まで延長するとともに,延長できる要件について改正を行うものでございます。 以上,議案第54号から議案第57号まで,4件の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。
○議長(
加治佐民生) これをもって
提案理由の説明を終わります。 これから議案第54号から議案第57号までの以上4件についての質疑を一括して行います。 発言の通告がありましたので,これを許します。
◆議員(
内園知恵子) おはようございます。議案第57
号南九州市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御質問させていただきます。 まず1つ,
主任介護支援専門員と
介護支援専門員との違いをお示しください。 2つ目,なぜ
主任介護支援専門員が少ないのでしょうか。お尋ねします。 3つ目,事業所では,
介護支援専門員でも何ら影響はないのでしょうか。お尋ねいたします。以上です。
◎
長寿介護課長(下尾修一) それでは,ただいまの御質問にお答えしたいと思います。 まず,1点目の
主任介護支援専門員と
介護支援専門員との違いでございますけれども,
介護支援専門員とは,介護の知識を幅広く持った専門家であり,サービスの利用に当たり,利用者や家族の相談に対するアドバイスや
サービス事業者との連絡調整,利用者の希望に添った
ケアプラン作成など,要
介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する
専門的知識・技術があるとして
介護支援専門員証の交付を受けた人でございます。 なお,
都道府県知事の行う試験に合格し,
介護支援専門員実務研修の課程を修了した人が
介護支援専門員として登録され,
介護支援専門員証の交付を受けるところでございます。 次に,
主任介護支援専門員とは,他の
介護支援専門員に対する適切な指導・助言や,事業所における人材育成,業務管理を行う者であり,
介護支援専門員がそれらの業務に関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修を修了した方でございます。 続きまして,2点目の
主任介護支援専門員が少ない理由ですけれども,
介護支援専門員の業務を行いながら
主任介護支援専門員になるための研修を受講しなければならないなど,
主任介護支援専門員になるための条件等があるため,
介護支援専門員より少ないところでございます。 3番目の事業所では,
介護支援専門員でも何ら影響はないのかという御質問ですけれども,
居宅介護支援事業所の管理者としての要件について,今回,条例改正したものでございますので,事業所の従事者としては
介護支援専門員で十分要件を満たすことから,影響はないところでございます。以上でございます。
◆議員(大倉野由美子) 議案第57
号南九州市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきまして,質問をいたします。 1つは,市内の居宅支援事業所の設置数をお知らせください。 2点目は,この間,平成30年度以降になりましょうか。市内の事業所で閉鎖をした事業所の数と,そして,その理由がわかればその理由。現在の事業所の中で,
主任介護支援専門員の在籍する事業所の数についてお知らせください。 3点目は,引き続き,今回の条例改正による介護サービス利用者にとりまして,このことでの利点があれば,その利点の中身,そして,今後の問題点と課題につきまして,担当者の認識があられたらお尋ねをいたします。以上です。
◎
長寿介護課長(下尾修一) それでは,ただいまの御質問にお答えしたいと思います。 まず,1点目の市内の
居宅介護支援事業所の設置数でございますが,現在,20事業所あるところでございます。 2点目の閉鎖事業所数ですけれども,平成30年度以降に4事業所が閉鎖となっているようでございます。 閉鎖の理由といたしましては,経営上のことや
介護支援専門員の人員不足等により法人が判断したものなどでございます。
主任介護支援専門員の在籍事業所数ですけれども,20事業所のうち15事業所が在籍しているところでございます。 3点目の今回の条例改正により,介護サービス利用者にとっての利点と今後の問題点と課題についてですけれども,今回の条例改正は,管理者の要件の改正であり,介護サービス利用者への影響はないところでございます。 また,今後の問題点としましては,
介護支援専門員が管理者となっている事業所が5事業所ありますので,期限である令和9年3月31日までに
主任介護支援専門員が管理者となるよう,研修受講などについて指導していることとなると思います。以上でございます。
◆議員(大倉野由美子) 重ねてお尋ねしたいんですが,1つは,主任支援員の研修制度があると思うんですが,その条件を1つはお尋ねをしたいということです。 それと,日本
介護支援専門員協会から,国に対して要望が上がっておられると思いますが,その要望の中身がわかれば教えてください。その2点です。以上,よろしくお願いします。
◎
長寿介護課長(下尾修一)
主任介護支援専門員の研修制度ということですかね。これにつきましては,
介護支援専門員としての経験が5年以上ある方が研修を受けることになります。研修期間としては,大体2週間程度の研修期間となるようでございます。 あと,協会からの要望とか,ちょっとここでは把握していないところでございます。
○議長(
加治佐民生) よろしいですか。
◆議員(大倉野由美子) 今,課長さんが言われました,いわゆる5年間の実務経験があって,そして,その研修を受ける条件がつくということなんですが,2週間程度の研修があるというふうにおっしゃいましたけれども,つまり勤務をしながらの,
介護支援専門員の方々が,実際2週間という期間の定められた期間の中で,実際その研修を受ける条件というのは,現実的にはどんなもんだとお考えになりますか。職場に,いわゆる職員の余裕とかがないと,現実的にはその研修を受けられる条件がないのではないかと思うんですが,そういった点では,職場の実態などをもし御存じならば,教えていただければありがたいと思います。
◎
長寿介護課長(下尾修一) 職場の実態調査については,調べたことはないんですけれども,その事業所によって,数が少ない事業所であれば,確かに研修を受ける期間は大変な業務及び研修について,大変な期間,時間でありますので,そのことによりまして,これまで研修を受けられない方がいらっしゃるのではないかと考えております。以上でございます。
○議長(
加治佐民生) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) これで質疑を終わります。 お諮りします。議案第54号から議案第57号までの以上4件については,
会議規則第37条第3項の規定により,
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。本案については,
委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから議案第54から議案第57号までの以上4件についての討論を一括して行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第54
号南九州市
手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第54号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第55
号南九州市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第55号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第56
号南九州市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第56号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第57
号南九州市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第57号は,原案のとおり可決されました。 ────────────────────
△日程第12議案第58号令和2
年度南九州市
一般会計補正予算(第6号)
○議長(
加治佐民生) 日程第12,議案第58号令和2
年度南九州市
一般会計補正予算(第6号)を議題とします。 本案について,
提案理由の説明を求めます。
◎市長(塗木弘幸) 議案第58号令和2
年度南九州市
一般会計補正予算(第6号)について御説明いたします。 今回の補正は,令和2年7月5日から7月10日にかけての大雨による被害の復旧に要する経費及び
新型コロナウイルス感染症対策に要する経費並びに当面に要する経費について補正しようとするものであります。
歳入歳出予算の補正につきましては,
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ13億8,990万2,000円を追加し,
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ281億8,636万7,000円にしようとするものであります。
補正予算の内容につきまして,歳出から主なものを御説明申し上げます。 まず,各費目に共通する職員人件費は,職員の各種手当の増減,育児休業者の給与の減額及び共済費の増減を行うものであります。 総務費の一般管理費は,職員の育児休業に伴う代替職員の増により,会計年度任用職員の報酬等を増額するほか,川辺分遣所の建て替えに伴うプレハブ倉庫の新築及び電線等の移設に要する経費を計上するものです。 企画費は,
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている市内の誘致企業等に対して,雇用継続と経営安定を目的とする補助金を計上いたしました。 電算費は,
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い,遠隔授業やテレワークなど,新しい生活様式に早急に対応するため,光ブロードバンド整備事業において,令和3年度に予定している区域の整備を前倒しで実施する経費を計上するものであります。 次に,民生費の児童福祉総務費は,令和2年4月28日から令和3年4月1日までの出生児の保護者の経済的な支援と,出生児の健やかな成長を支援する目的で,新生児特別定額給付金を支給する経費を計上するものです。 次に,衛生費の予防費は,
新型コロナウイルス感染症の今後の拡大に備え,マスクや消毒液等の備蓄品を購入する経費のほか,環境衛生費では,市内事業所において
新型コロナウイルス感染症に関連して消毒・清掃作業を行った場合にかかる経費に対して助成を行う経費を計上いたしました。 次に,農林水産業費の農業振興費は,川辺やすらぎ館に設置するプレハブ貯蔵施設の建屋建設に対する補助金のほか,
新型コロナウイルス感染症の影響による焼酎用サツマイモの消費低迷に伴い,サツマイモ出荷農家の経営支援のための補助金及び国産農畜産物供給力強靱化対策事業の国庫補助事業採択により,1事業体が行う集出荷貯蔵施設改修に対する補助金を計上しました。 茶業振興費は,活動火山周辺地域防災営農対策事業の国庫補助事業採択見込みにより,5事業体の摘採機能付き除灰機等の購入に対する補助金のほか,国産農畜産物供給力強靱化対策事業の国庫補助事業採択により,1事業体が行う荒茶加工施設建設事業に対する補助金及び
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた茶工場の継続運営を支援するための補助金を計上いたしました。 畜産業振興費は,
新型コロナウイルス感染症の影響による牛肉枝肉価格の下落に伴い,肉用牛肥育農家の経営支援に要する補助金のほか,物流の回復に向け,悪性家畜伝染病の発生を予防するため,家畜農家が消毒用資材を購入する経費に対する補助金を計上しました。 次に,商工費の商工総務費は,
新型コロナウイルス感染症の影響を受け,市商工会が実施する飲食弁当券事業に対する補助金のほか,著しく大きな影響を受ける商工水産業者の事業継続と経営安定を目的とする補助金を計上いたしました。 観光振興費は,
新型コロナウイルス感染症の影響を受け,減少する観光客の集客を目的として,オンラインでのバスツアーや観光地の無線LAN整備に要する経費を計上しております。 土木費の河川総務費は,市内を流れる麓川,大谷川に設置されている樋門の老朽化に伴い,動力部分の更新を行う経費を計上しました。 次に,消防費の消防施設費は,川辺分遣所の建て替えに伴う建設予定地の造成工事に要する経費を計上し,災害対策費は,災害時の避難所における
新型コロナウイルス感染症に対応したパーテーション等の資材購入に要する経費を計上しました。 次に,教育費の教育振興費は,小学校及び中学校における
新型コロナウイルス感染症防止のためのマスクや消毒液,送風機,空気清浄機等の資材を購入する経費のほか,修学旅行を予期せず中止した場合に発生するキャンセル料に対する補助金を計上いたしました。 学校施設整備事業費は,小学校及び中学校における
新型コロナウイルス感染症防止のため,特別教室等の空調設備整備や浄化槽改修,大型循環送風機の購入に要する経費を計上しております。 公民館費は,宮脇地区公民館のトイレ浄化槽の故障による改修費用を計上し,
社会体育施設管理費は,
新型コロナウイルス感染症防止に対応するため,諏訪運動公園自由広場トイレの建て替え及び御領体育館トイレの水洗化並びに頴娃農業者トレーニングセンターの浄化槽の改修に要する経費を計上しております。 次に,
災害復旧費の
農地等災害復旧費は,7月の大雨により被災した箇所の補助対象分として,農地災害4件,
農業用施設災害9件の復旧に要する経費を計上し,
公共土木施設災害復旧費は,同じく補助対象分の河川災害2件,道路災害5件の復旧に要する経費を計上しました。 次に,歳入について主なものを御説明申し上げます。 使用料及び手数料は
新型コロナウイルス感染症の影響により,知覧特攻平和会館が臨時休館したしたことにより,見込まれる入館料の減収分を減額いたしました。 国・県支出金は,
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金のほか,各事業の補助金交付内示等により見込まれる額を計上するものです。 市債は,光ブロードバンド整備事業の事業拡大により,必要な過疎対策事業債を計上いたしました。 第2条の地方債の補正につきましては,旧合併特例事業及び公共土木施設の災害復旧に係る災害復旧事業を追加し,補助金交付決定に伴う公営住宅建設事業の増額及び光ブロードバンド整備事業の事業拡大による過疎対策事業の増額等により,限度額を増額するものであります。 以上で,議案第58号の
提案理由の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願い申し上げます。
○議長(
加治佐民生) これをもって
提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第58号は,各
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第13議案第59号令和2
年度南九州市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(
加治佐民生) 日程第13,議案第59号令和2
年度南九州市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 本案について,
提案理由の説明を求めます。
◎市長(塗木弘幸) 議案第59号令和2
年度南九州市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。
歳入歳出予算の補正につきましては,保険事業勘定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ713万9,000円を追加し,
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ52億728万5,000円にしようとするものであります。 歳出につきましては,前年度精算に基づき介護給付費準備基金への積立金及び支払基金への返還金をそれぞれ計上するものであります。 歳入につきましては,前年度精算に基づく支払基金交付金を計上しております。 以上で,議案第59号の
提案理由の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願い申し上げます。
○議長(
加治佐民生) これをもって
提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。ただいま議題となっています議案第59号は,文教厚生
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第14議案第60号令和2
年度南九州市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(
加治佐民生) 日程第14,議案第60号令和2
年度南九州市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について,
提案理由の説明を求めます。
◎市長(塗木弘幸) 議案第60号令和2
年度南九州市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 今回の補正は,人事異動等に伴う職員人件費等について補正しようとするものであります。
補正予算第2条につきましては,収益的支出の予定額を316万9,000円増額し,2億1,803万9,000円にしようとするもので,
補正予算第3条につきましては,当初予算第7条に定めた経費を316万9,000円増額し,879万5,000円にしようとするものであります。 以上で,議案第60号の
提案理由の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願い申し上げます。
○議長(
加治佐民生) これをもって
提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,
会議規則第37条第3項の規定により,
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。本案については,
委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第60号を採決します。この採決は起立によって行います。 本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第60号は,原案のとおり可決されました。 ここで,しばらく休憩します。午前10時57分休憩───────────午前11時06分開議
○議長(
加治佐民生) 再開します。 ────────────────────
△日程第15一般質問
○議長(
加治佐民生) 日程第15,一般質問を行います。 順番に発言を許します。まず,
西次雄議員。 [11番議員西 次雄登壇]
◆議員(西次雄) 皆さん,お疲れさんです。9月議会の一般質問のトップを担うことになりました西です。よろしくお願いします。 コロナウイルス感染症は,国民生活や地域の経済に多大な負担となっております。現在も先の見えない,見通しが立たない現状を危惧しておりますが,一刻も早い収束を願うものであります。 また,昨日8月31日は二百十日と言われ,昔から台風襲来が恐れられてきました。また,本日9月1日は防災の日であり,大型台風9号も接近しており,厳重な警戒が必要であり,災害のないことを願っております。 さて,私は先に通告してありました入会林野整備事業と市道及び農道の管理について質問いたします。 まず,入会林野整備事業について質問しますが,入会林野整備事業のこれまでの各整備組合の進捗状況と今後の方針を伺います。 次に,市道及び農道の管理についてでありますが,市道及び農道の路側に土砂が堆積し,雑草が繁茂し,道路幅員が狭くなっている箇所があります。人口減少や高齢化により地域の耕作者の方が少なくなり,管理が困難になっております。ということが原因と考えますが,今後の対応を伺って登壇での質問を終わります。 [市長塗木弘幸登壇]
◎市長(塗木弘幸)
西次雄議員への質問にお答えをいたします。 まず,質問1,入会林野整備事業についての1番目,進捗状況と今後の方針について。 本市の入会林野整備事業については,旧町時代から取り組み,平成28年4月からは,入会林野等に関する事務の権限移譲を受け,また,平成29年度からは,耕地林務課内に入会林野整備係を新設し,計画書作成に伴う各組合への助言,指導を行い,入会林野整備計画が提出された際は,早期の事業完了を目指し,審査及び認可の手続を進めてまいりました。 係の新設時に入会林野整備に取り組んでいた組合は頴娃地域1組合,知覧地域1組合,川辺地域9組合の市内11組合で,令和元年度までに全ての業務を完了したところでございます。現在は,昨年新たに川辺地域で2組合が設立され,早期完了を目指し業務を進めているところでございます。 本年度から入会林野整備係はなくなりましたが,今後も業務は林務係で引き継いでおりますので,入会林野整備を行おうとする組合に対して,入会林野等に係る権利関係の近代化の助長に関する法律第17条に基づき,規約や入会林野整備計画の作成,または変更に関し,助言,指導その他の援助をこれまでどおり行い,適正な認可業務を行ってまいります。 次に,質問2,市道及び農道の管理についての1番目,市道及び農道の管理について。 市道及び農道の管理は,市道と農道では,管理体制が大きく違っておりまして,市道は市が管理を行っておりますが,農道は所有者や耕作者など,基本的に受益者の方々に路肩,法面等の伐採,路面の整備,側溝の土砂除去等をお願いしているところでございます。 市道の路側に堆積した土砂に雑草等が繁茂し,通行に支障が生じる箇所においては,市で計画的に堆積土砂の除去を行い,安全の確保に努めてまいります。 農道における路面洗堀や陥没等の補修において,砂利及びコンクリート等の材料が必要な場合には,申請に応じて,それらの材料を支給しております。また,災害等で被災した箇所の陥没や路肩崩壊等は市で対応しております。 農家の高齢化や耕作者の減少によりまして,農道の管理作業には大変御苦労されていると思いますが,多面的機能支払交付金事業などを積極的に活用していただき,耕作者の方々の御理解と御協力により,これまでと同様に農道の管理を行ってまいりたいと考えております。以上です。
◆議員(西次雄) この入会林野整備事業でございますが,一応,このこれまでの整備組合については11組合があって,一応,終了したということでございます。非常に地域の方々が喜んでおりました。 特に,名義の古い方の,明治時代の方の名義になっていたり,なかなか直らないということで,苦労されていた方も多いようでございます。そういう意味では,非常にありがたいと。特に,権限移譲を受けて市で対応していただいたということで,早く,この事業が進んでいったと。 中には,県がこの計画事業を進めているときに,10年ぐらいかかったという組合もあったようでございます。そういう意味では,非常にありがたかったということでございます。 そのような中で,一応完了,権限移譲を受けた時点の組合については全部終わったということですが,その後,川辺地域で2組合ということですが,どこ地区というのは言えるんでしょうかね。地区を発表できるんであれば教えてください。
◎耕地林務課長(東垂水忠二) 現在,令和元年度に設立して,本事業に取り組んでいる組合は川辺地域に2組合あるところでありますが,その組合名につきましては,田代谷川組合と清水田代組合の2組合となります。
◆議員(西次雄) 2組合がまた新たに組合を設立してこの事業に取り組んでいるということですが,前回の川辺地域では9組合ということです。非常に範囲が広い組合もあったようでございます。この辺の関係はどうなりますかね。任意で範囲は設定できると思うんですが,そこらの中,取り決めとか,そういうのはございますかね。
◎耕地林務課長(東垂水忠二) 組合の範囲についてですが,やはり,業務を進めていく上では,大きく言っても,地区公民館単位で行っていただけたほうが,余りも大きく範囲が広くなって,入会権者数等も多くなりますと,また,業務のほうも遅くなりますので,地区公民館単位ぐらいで設定していただければというふうに考えております。
◆議員(西次雄) わかりました。我々の川辺地域で言いますと,9組合が完了したものですから,もう一安心というふうな思いであったんですが,また,あちこちから「もうできないのかな」という御質問が結構ありました。そういう意味では,今後も事業を継続していくということですので,そういう要望があったら,また対応をお願いしたいと思います。この件については,質問を対応していくということですので終わります。 次に,市道及び農道の管理について質問をいたします。 先ほど,質問あるいは答弁の中で,人口が非常に減少して,特に農道の場合は地域で管理をするということでございますが,市道についても,非常に側溝がある,あるいは側溝のないところございますけれども,場所によっては,市道においても,路側から1メートル以上土砂が堆積して,そこに雑草が生える。そして,特に飼料用の牧草が,種が飛んできて,その路側の土砂に牧草が生えるというところもございます。 この牧草が厄介なもので,冬は枯れても,春になるとまた出てくる。そして,地域の人たちが刈り取っても,2週間もするとまた出てくるんですよね。非常に管理に,市道についても,やっぱり地域の人たちが通るもんだから,自分たちで草払いをするんですが,なかなか追いつかない。 人口減少,あるいは農地に近いところは農業者の方々が払ったりするんですけど,これが非常に追いつかないという現状がございます。そういう意味では,できれば土砂を取り除いてほしい箇所も結構あるように聞きます。 また,側溝から1メートルぐらい土砂がたまって,そこに雑草が繁茂すると,側溝が見えないんですよね。離合するときに,側溝があったはずだが,どこまで側溝なのかなというようなのもございます。 このような現状があるということを認識していただいて,この市道についても,一応,そういうことであれば対応をしていただくということでございますが,その辺の認識をされていらっしゃるか,市道・農道についてお伺いします。
◎建設課長(江平恒博) 市道につきましては,建設課のほうで管理をしております。私ども,十分気をつけて,土砂が路側にたまっているところなどは,手立てをするようにしておりますけれども,なかなか気づかないところもあるようでございます。そのような場合は,市のほうに要望または連絡していただければ,市のほうで,市道の分は対応していきたいと思います。 それから,市道と側溝の間が1メートルぐらい間があるというのは,市道に,後から,シラス対策等で水路を用地買収をして入れたという箇所は,そのような箇所は見受けられます。それにつきましても,もうシラス対策も市のほうで移譲を受けておりますので,市で対応していきたいと思いますので,要望なり連絡をしていただければありがたいところだと思っております。
◆議員(西次雄) 市道もそういうところがあって,管理をしていただきたいなというところもあります。というのは,今までは地域の人たちが通るもんだから,地域でやっていたのが,農業者自体も少なく,地域の人口も少なくなって,なかなか,今までは地域の人たちが結構刈り取ったりしていた現状がございます。 そういうところで,地域でも管理が難しいというところは,今建設課長が言われたように,要望をお願いして除去する。除去することで道路の幅員も十分確保できるし,側溝がここにあるなというのがよく見えるようになると思いますので,そういう対応も今後は要望があればしていただきたいと。 それと,この答弁の中に,多面的機能支払交付金事業というのでの対応ということでございますが,これはもう,それぞれの地域でこの事業を実施しているところは,できるだけ自分たちでやっていきたいとは思うんですけれども,聞くと,多面で,市道の分も,まあ早く言えば,農地があって,その横を市道が通っている。そこを,今先ほど言ったような路側の土砂除去も多面事業でやっていいということでよろしいですかね。
◎耕地林務課長(東垂水忠二) 多面的交付金事業につきましては,主に農道等が該当いたしますので,市道沿いとなりますと,そこにつきましては,現場の条件とはちょっと確認してみないと,現地の調査によって,対応できる,対応できないというふうに区分されると思われます。
◆議員(西次雄) 今おっしゃるように,農道について,あるいはその農道の路肩については,多面事業で結構,どこもやられているようでございます。 どうなんですかね。どうしても,市道であっても農道的な利用が多いという地域によっては,もう多面のほうが事業が早い場合もあると思います。また,この路側の土砂を撤去してほしいというようなところも非常に多いようでございます。 この多面事業も地域によっては,夏場はなかなか地域の人たちが農作業で作業がしづらいと,冬場の農閑期を利用して,この多面機能を非常に活用しているようでございますが,特に,雑草が繁茂する夏場に苦慮しているところでございますが,できるだけ地域でやっていきたいというのはございますけれども,この多面的機能の事業は非常にありがたい事業でございますが,一方,先ほどから申し上げますように,地域の多面に従事する人たちも少なくなってきている現状がございます。 自分たちでする場合も,また機械とか借り上げてやらないといけないというのもございますが,できるだけ,地域でできる範囲は地域でやっていきたいと思いますが,この市道・農道のこういう管理が非常に地域で苦労されている現状があるということです。私はこのことを,今日は知っていただいて,行政においても適切な管理,あるいは対応をお願いしたいということで一般質問をしたところでございます。 入会事業でできる分については,地域でできるだけそういう対応を周知していただくということ,あるいは,市道については,どうしても早急な対応が必要なところは,地域から要望をもらって対応をしていただきたいということで,私の要望でございます。そういう対応をお願いしたいということで,こういう課題があるということを認識していただきたいということで,一般質問をしたところでございます。 そういう意味で,市道については対応する。農道については,管理については農業者,あるいは地域でということでございますが,災害等はまた,今回の補正でもいっぱい災害箇所が出てきております。台風9号も接近しておりますけれども,災害がないことを願いながら,私の一般質問を終わります。
○議長(
加治佐民生) 次に,米満孝二議員。 [5番議員米満孝二登壇]
◆議員(米満孝二) お疲れさまでございます。質問に入る前に,新型コロナウイルスによって,多くの方が亡くなっておられます。特に高齢者の方が感染すると重症化するとあります。 高齢者の中には,感染することを恐れて外での活動を控えている方がおられると聞いています。このことについて,これまで指導してきたと思いますが,残暑厳しい折,体調を崩される方が出ないことを願っているところでございます。 今年の夏は,このコロナとともに,高温による熱中症にも気をつけなければならない,例年と違う厳しい状況であると思います。県外で暮らす子供,孫が帰省することを楽しみしているのが正月,お盆でございます。新型コロナウイルスのために,実家での感染を恐れて,ほとんどの方が帰省をすることを断念したとあります。 このような状況下の中で,テレビ電話での会話を経験した高齢者の方が,感想として,目の前で子どもと孫と話をしているようであったと述べられております。市としても,このようなサービスを積極的に取り入れていくことで,特に高齢者の方にとっては,少しでも癒されるのではないかというふうに思います。 また,病院に勤務する方の中には,県内にいながら盆に実家への帰省をあきらめた医療関係者も多くいたと聞いています。いつ感染するかわからないリスクを抱えながら,職務に専念している医療現場に,国・県とともにさらなる支援が必要であろうと思います。 それでは,先に通告してありました3点について質問をいたします。 まず1点目,2級河川加治佐川の現状と課題について。 要旨1,加治佐川河口には大川漁港があるが,大雨や台風等によって流入する大量の土砂や流木などへの対応対策を問う。 2番目,加治佐川に砂防ダムの建設を県へ要望する考えはないか。 2点目,鹿児島国体の延期に伴う競技施設の維持管理について。 国体開催までの競技施設の維持管理及び市民の利用等について,現状と今後の方針を問う。 3点目,ヤンバルトサカヤスデに対する薬剤散布について。薬剤散布について,適切な指導を行っているのか。 この後の質問については自席によって行います。 [市長塗木弘幸登壇]
◎市長(塗木弘幸) 米満議員の質問にお答えをいたします。 まず,質問1,2級河川加治佐川の現状と課題についての1番目,土砂や流木への対応について。 頴娃漁港の大川港につきましては,平成5年の8・6水害により堆積した土砂や流木の流入が年次的に相次いでおり,これまでも,漁港機能を維持するため,漁港の管理者である県に随時要望を行い,対処していただいているところであります。 一方,県が対処しない少量の流木については,雨後の現地見回りや地元からの連絡などを受けて漂着物を確認し,漁業環境の安全確保のため,市の予算でなるべく早く撤去を行っているところでございます。 今後におきましても,漁港の維持管理に際しては,県と連携をしながら対応してまいりたいと考えております。 次に,質問1の2,砂防ダムの建設について。 砂防ダムは,流域における荒廃地域の保全及び土砂災害から下流域に存在する人家や公共施設等を守るため,土石流災害を未然に防止する目的で,土石流危険渓流に設置されるものであります。このようなことにより,2級河川に指定されている区間においては,土石流危険渓流として指定されていないため,砂防ダムの建設は困難であると思われます。 次に,質問2,鹿児島国体の延期に伴う競技施設の維持管理等についての1番目,競技施設の維持管理等について。 鹿児島県で48年ぶりに開催予定の「燃ゆる感動かごしま国体及び燃ゆる感動かごしま大会」は,
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期となり,現在,鹿児島県,スポーツ庁,日本スポーツ協会及び日本障がい者スポーツ協会4者と,佐賀県を含めた後催県との協議が行われており,早期開催時期の決定を希望しているところであります。 延期に伴う競技施設の維持管理については,現在,市民の皆様の利用に支障がないよう,芝生等の維持管理を行っております。また,これまで会場の芝生段差解消事業等を年次的に行ってまいりましたが,今後も引き続き,必要に応じて,施設の維持補修や樹木の剪定,芝生管理等を行い,市民の皆様への利用に供してまいります。 なお,今後の市民の皆様の施設利用については,次期国体開催までの間は,原則として利用可能としております。 次に,質問3,ヤンバルトサカヤスデに対する薬剤散布についての1番目,薬剤散布の指導等について。 ヤンバルトサカヤスデに対する薬剤散布についてでございますが,初めて薬剤を御利用される方には,薬剤散布による散布車の薬害発生や薬剤の誤った使用による弊害が生じないよう,薬剤の効果や利用方法の注意事項等について,必ず説明を行うようにしております。また,利用経験のある方に対しても,薬害発生防止等の観点から,再度,注意喚起を行うようにしております。 今後も家屋侵入防止,薬剤購入助成の継続と医師会による防除・駆除活動に対する薬剤の支給支援を行い,適切な使用により薬剤の効果が発揮されるよう,窓口での丁寧な説明に努めながら,発生地区住民の不快感軽減を図ってまいりたいと考えております。以上です。
○議長(
加治佐民生) ここで,しばらく休憩します。午前11時40分休憩───────────午前11時41分開議
○議長(
加治佐民生) 再開します。
◆議員(米満孝二) ただいま,答弁をいただきましたが,重複する部分もあると思いますけども,順次質問をさせていただきたいと思います。 まず,2級河川加治佐川の現状と課題についての再度質問いたしますけども,加治佐川については,耳原から大川まで,山林地帯を流れているということで,先ほどもありましたように,河川の改修とか公共災害等の対象とならないと聞いております。現状においても,両岸が自然のままの状態となっています。また,山離れによって,倒木等がそのまま放置されているところもございます。 そういうことから,自然の護岸ということで,長年の川の流れによって路肩が崩れて,そして,河口のほうに流れ込んでいるというのが現状ではないかなというふうに思っていますけども,やはり,この護岸が削り取られた,そういう倒木,そういった崩土については,やはり,安全を確保するために,今後も調査要望をしていきたいと思うんですけども,これについて,先ほど,市長のほうから順次やっていくということでしたけども,再度質問いたします。
◎商工観光課長(森田清博) 海岸の漂着物の処理についての部分であると思っておりますけれども,今,県の維持管理部署において対応してもらっています。一義的には県の所管になりますので,そのような形で,今後とも,県のほうと市のほうと連携をしながら取り組んでまいりたいと思います。以上です。
◎建設課長(江平恒博) 河口の漁業部分よりも上流の2級河川部分につきましては,市が県に要望して,県に対応していただくようにお願いしたいと考えております。
◆議員(米満孝二) 加治佐川の河口に,先ほど申し上げましたように,大川漁港があるわけでございますけども,大雨や台風時に,加治佐川から大量の土砂が流れてくる,さらには杉等の大木が流れてくるということで,これまでも漁船と衝突すると,そういう事故もあったようでございます。 土砂の除去については,既に水深を確保するために,しゅんせつ工事が3年計画で行われております。流木については自治会の毎月実施されます美化作業等で対応してきたところでございます。近年,高齢化とともに,作業に参加する人数も減る。なかなか思うように作業ができていないのが現状でございます。 県においては,台風襲来後の砂浜に漂着した流木を撤去していただいた経緯があります。海岸愛護作業だけじゃなく,自治会としては,先ほど述べましたように,毎月,美化作業による取組がなされております。この砂浜の背面には人家が立ち並んでいるわけでございますけれども,撤去作業はスムーズに進まなければ,やはり,環境の悪化にもつながるんじゃないかなというふうに考えます。 台風以外にも,大雨,高波によって浜に打ち上げられた流木の中には,到底,人間の手に負えないものもあります。自治会の負担が大きいことから,撤去作業に要する経費等について,県に要望していく考えはないか,お伺いいたします。
◎商工観光課長(森田清博) 今,毎月1回,ボランティア清掃をしていただくということで,その中で,重機等の借り上げとか,そういう処分費用についての要望が県にできないかといったような部分の質問であろうかと思いますが,これにつきましても,そのような予算の支出であるとか,そういうことが要望可能かについて,まず,今後問い合わせをしまして,可能であれば,要望してまいりたいと考えます。以上です。
◆議員(米満孝二) これまで,流木の処理については,集落の,先ほど申し上げました美化作業等において,埋めたり,場合によっては焼却していますが,大木等については,浜から持ち出さなければならない場合があります。埋めることができないわけですので,そういうことになります。 捨て場所に苦労しているところでありますけども,市が所有する捨て場に搬入することはできないか,伺います。
◎商工観光課長(森田清博) 流木等の処分地につきましては,現在,大川港に近い市有地に捨て場を設けまして,そこを活用しているところでございまして,今後においても,そこを使用できるようにしてまいります。
◆議員(米満孝二) わかりました。流木の処分については,持ち出すことが困難なことから焼却しているところであります。このことについて,焼却することについて問題ないのか,お願いします。
◎商工観光課長(森田清博) 流木等の焼却につきましては,まず民間団体,今,自治会で毎月1回清掃を行っているといったような話になっておりますけれども,ボランティア活動によりまして回収された海岸の漂着物については,一般廃棄物になっておりますので,一般廃棄物になれば市町村の業務といったような形になります。 そこで,廃棄物の処理及び清掃に関する法律というものに基づいてやっているんですけれども,焼却禁止の特例としまして,海岸に漂着した流木等については,焼却処分はしていいとはなっております。ただし,これが推奨されるものではございませんで,環境に与える影響が少ないものであることであるとか,近隣に迷惑をかけないように時間帯を考慮する必要があるといったようなことと,当然,海岸管理者の承諾を得なければならないといったようなことが必要になるかと思います。以上です。
◆議員(米満孝二) ただいま,答弁の中にも,近隣の方々に迷惑をかけたらいけないと。自治会としても,焼却するときには,風向きとか,そういうのを考えてやっているようでございます。 こういうことで,先ほど言いましたように,推奨するものじゃないということですので,いろいろ手続をしていきながら,できるだけ持ち出しを少なくしていきたいというふうに考えているところでございます。 それに対して,砂浜には流木だけではありません。空き瓶,空き缶,それからペットボトル等が混ざっているわけでございます。流れ着いたものについては,燃えるもの,選別に仕分けますが,これら集められたものについて,市のほうで回収することはできないのか伺います。
◎市民生活課長(平山憲二) ボランティア等で集めていただきましたごみについてでございますが,そのボランティアで集めていただいたごみにつきましては,燃えるごみ,燃えないごみに,その指定袋に分けて入れていただきまして,近くのごみステーション等に出していただければ,回収をさせていただきたいというふうには考えております。
◆議員(米満孝二) 今,近くのごみステーションに持っていけということでありますけども,わずかな,少量のごみであればそれでいいかもしれませんけども,トラック1台だとか,そういうものが出てくる可能性もあります。そういうのも含めて,今どうするのかと聞いたところです。それについてはどうですか。
◎市民生活課長(平山憲二) 現在のところは,今申し上げましたような対応で,ボランティア団体等には大変御苦労をおかけしているところなんですが,来年度以降,国等の事業等を利用いたしまして,収集運搬等につきまして,市が委託等をかけてやれないかということで,現在検討をいたしておりますので,その検討結果次第にはなるかと思いますが,その方向で,今検討をいたしているという状況でございます。
◆議員(米満孝二) ぜひ検討していただいて,早急に対応していただきたいというふうに思います。 今,ちょっと関連したことなんですけども,加治佐川の河口から上流に向かって,よくカヌーでレジャーを楽しんでいる方がいます。その方に聞きますと,非常に景色がよくて,すばらしいところであると,絶景であると言われています。 自然を満喫できる場所をできるだけ安全にしていくためには,やはり,土砂が流れ込んで水深が浅くなっているとか,それから,河川内に流木があるとか,やはり,そういう危険物を,特に何があるということを,市としても調査していく必要があるんじゃないかと思いますけども,この点について答弁をお願いします。
◎商工観光課長(森田清博) 河口のほうでいろいろレジャーとか,そういったことで,サップとかカヌーとか,いろいろそういうアクティビティな部分をやっている方々がいるということでございます。それについて,流木等があると危ないといったようなことだったかと思いますけれども,ここについても,今現在,先ほど,市民生活課長もありましたように,その流木とか,そういう危険な部分の漂着物等については,回収処分を国のほうに要望を出しながら,そういう処分費用なども確保できれば,そこの部分の流木とか,そういう部分にも対応はしていきたいと思っております。 それから,県のほうでは,みんなの水辺サポート推進事業補助金というのがございまして,これについても,ここは議員がおっしゃいます大川漁港の下浜ですか,下浜については漁港区域になっているもんですから,そこはちょっと該当はしないんですけれども,その他の海岸についても,こういった海岸の清掃費に対する補助制度がありますので,これを活用していただければと思います。以上です。
◆議員(米満孝二) 次に,加治佐川に砂防ダムを建設するということに質問をいたしますけれども,先ほどの答弁の中で,河川内には河積等を狭めるということで,この砂防ダムは適応しないということでございました。 今,JRの鉄橋がありますけども,あれから上流に1キロぐらいのところに,以前,調べたんですけれども,骨粉の工場があったと。そこの工場が川の水をせき止めて,そして,その水を利用して水車を動かしていたというのがありますけども,この頭首工みたいな施設があるんですが,ここに,これまでも流木等が非常にたくさんたまって,これが,地元の方に言わせると流れてきたんだと。そこに今までたまっておったんだということを言われています。 今,砂防ダムができないということでありますけども,この頭首工みたいなこの施設を何とか利用して,河口に流れる前に流木等を除去することをできたらというふうに思うわけですけども,この件について,県とか市で調査をする考えはないか,答弁いただきたいと思います。
◎建設課長(江平恒博) 骨粉の工場に導水されるためにつくって,建設されておりますこの堰につきましては,恐らく,江戸時代ぐらいに設置されたものだと思われます。構造がどうなっているかわかりませんけれども,これを利用するというのは非常に難しいのではなかろうかと思いますし,河川の場合は,構造物をできるだけつくらない。河川断面を確保するために,阻害物を撤去する方向で進めるのが今のやり方ですので,できたら,砂防ダムもしくはこういう堰は河川内にはつくらないほうが望ましいんじゃなかろうかと思います。