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09月01日-01号

  • "社会体育施設管理費"(/)
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  1. 南九州市議会 2020-09-01
    09月01日-01号


    取得元: 南九州市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年 第 4回定例会( 9月) 令和2年第4回定例会会期表 1.会期日程表月   日曜日       程 9・ 1火 本 会 議(開会) 9・ 2水 本 会 議 9・ 3木 本 会 議 9・ 4金 常任委員会 9・ 5土 休  会 9・ 6日 休  会 9・ 7月 休  会 9・ 8火 休  会 9・ 9水 休  会 9・10木 休  会 9・11金 本 会 議 9・12土 休  会 9・13日 休  会 9・14月 決算特別委員会 9・15火 決算特別委員会 9・16水 決算特別委員会 9・17木 休  会 9・18金 休  会 9・19土 休  会 9・20日 休  会 9・21月 休  会 9・22火 休  会 9・23水 休  会 9・24木 休  会 9・25金 休  会 9・26土 休  会 9・27日 休  会 9・28月 休  会 9・29火 本 会 議(閉会) 1.付議事件 発議第 1号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財        源の確保を求める意見書の提出について               (原案可決) 議案第54号 南九州市手数料条例の一部を改正する条例の制定について       (原案可決) 議案第55号 南九州市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定        める条例の一部を改正する条例の制定について            (原案可決) 議案第56号 南九州市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を        改正する条例の制定について                    (原案可決) 議案第57号 南九州市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例        の一部を改正する条例の制定について                (原案可決) 議案第58号 令和2年度南九州一般会計補正予算(第6号)           (原案可決) 議案第59号 令和2年度南九州介護保険事業特別会計補正予算(第2号)     (原案可決) 議案第60号 令和2年度南九州公共下水道事業会計補正予算(第1号)      (原案可決) 議案第61号 令和元年度南九州水道事業剰余金処分について           (原案可決) 議案第62号 令和2年度南九州一般会計補正予算(第7号)           (原案可決) 議案第63号 財産の処分について                          (可決) 議案第64号 令和2年度南九州一般会計補正予算(第8号)           (原案可決) 議案第65号 令和2年度南九州水道事業会計補正予算(第2号)         (原案可決) 諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて       (適任) 承認第 6号 専決処分の承認を求めることについて                  (承認) 承認第 7号 専決処分の承認を求めることについて                  (承認) 認定第 1号 令和元年度南九州一般会計歳入歳出決算の認定について         (認定) 認定第 2号 令和元年度南九州国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について (認定) 認定第 3号 令和元年度南九州後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について  (認定) 認定第 4号 令和元年度南九州介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について   (認定) 認定第 5号 令和元年度南九州農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について (認定) 認定第 6号 令和元年度南九州公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について  (認定) 認定第 7号 令和元年度南九州水道事業会計決算の認定について           (認定) 報告第 4号 令和元年度南九州市決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について (報告) 本会議1号     (9月1日)   出席議員     19名1番議員  西 山   一        12番議員  今 吉 賢 二2番議員  取 違 博 文        13番議員  山 下 つきみ3番議員  上 赤 秀 人        14番議員  菊 永 忠 行4番議員  大倉野 由美子        15番議員  蔵 元 慎 一5番議員  米 満 孝 二        16番議員  竹 迫   毅6番議員  大倉野 忠 浩        17番議員  浜 田 茂 久8番議員  日 置 友 幸        18番議員  松久保 正 毅9番議員  川 畑 実 道        19番議員  吉 永 賢 三10番議員  内 園 知恵子        20番議員  加治佐 民 生11番議員  西   次 雄                        欠席議員     1名7番議員  大久保 太 智                     ─────────────────────────────────── 地方自治法第121条による出席者市     長  塗 木 弘 幸    防災安全 課長  神 薗 省 吾副  市  長  福 留   保            朝 隈 克 博教  育  長  有 馬   勉    健康増進 課長  塗 木 智 子総 務 課 長  別 府   誠    長寿介護 課長  下 尾 修 一財 政 課 長  橋 口 和 久    耕地林務 課長  東垂水 忠 二企 画 課 長  東   成 功    商工観光 課長  森 田 清 博市民生活 課長  平 山 憲 二    都市計画 課長  中 野 俊 裕福 祉 課 長  有 水 志 郎    水 道 課 長  下 野 浩 巳農 政 課 長兼 畜産 課長  櫛下町 浩 二    学校教育 課長  竹 下 公 博建 設 課 長  江 平 恒 博    保健体育 課長  桑 代 睦 雄教育総務 課長  和 田 春 則                   ─────────────────────────────────── 事務局職員出席者事 務 局 長  菊 永 隆 信    議 事 係 長  川 﨑 弘一郎庶 務 係 長  松 山 啓 志    議  事  係  尾 辻 圭 市 第4回定例会議事日程(第1号) 第 1.会議録署名議員の指名 第 2.会期の決定 第 3.諸般の報告  (1)議長報告 第 4.選挙第 2号     鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 第 5.承認第 6号     専決処分の承認を求めることについて 第 6.承認第 7号     専決処分の承認を求めることについて 第 7.諮問第 2号     人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第 8.議案第54号     南九州市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 第 9.議案第55号     南九州市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 第10.議案第56号     南九州市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 第11.議案第57号     南九州市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 第12.議案第58号     令和2年度南九州一般会計補正予算(第6号) 第13.議案第59号     令和2年度南九州介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 第14.議案第60号     令和2年度南九州公共下水道事業会計補正予算(第1号) 第15.一般質問令和2年9月1日 午前10時00分開会 △開会 ○議長(加治佐民生)  ただいまから,令和2年第4回南九州市議会定例会を開会します。    ──────────────────── △開議 ○議長(加治佐民生)  本日の会議を開きます。    ──────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(加治佐民生)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,議長において川畑実道議員,内園知恵子議員を指名します。    ──────────────────── △日程第2会期の決定 ○議長(加治佐民生)  日程第2,会期の決定の件を議題にします。 お諮りします。本定例会の会期は,本日から9月29日までの29日間にしたいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。会期は本日から9月29日までの29日間に決定しました。    ──────────────────── △日程第3諸般の報告 ○議長(加治佐民生)  日程第3,諸般の報告を行います。 議長報告については,お手元に配付してある資料のとおりであります。これで諸般の報告を終わります。    ──────────────────── △日程第4選挙第2号鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 ○議長(加治佐民生)  日程第4,選挙第2号鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員は,県内市町村の長及び議員のうちから,市長区分6人,市議会議員区分6人,町村長区分4人,町村議長会議員区分4人で構成されています。 現在の広域連合議会議員のうち,市議会議員から選出する議員について2人の欠員が生じているため,広域連合規約第9条第3項及び広域連合議会の議員の選挙に関する規則の規定に基づき選挙の告示を行い,候補者の届出を締め切ったところ,市議会議員から選出すべき人数を超える3人の候補者がありましたので,広域連合規約第8条第2項の規定により選挙を行います。 この選挙は,同条第4項の規定により,全ての市議会の選挙における得票総数の多い順に当選人を決定することになりますので,会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち,当選人の報告及び当選人の告知は行えません。 そこでお諮りします。選挙結果の報告については,会議規則第32条の規定にかかわらず,有効投票のうち,候補者の得票数までを報告することとしたいと思いますが,御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。したがって,選挙結果の報告については,会議規則第32条の規定にかかわらず,有効投票のうち,候補者の得票数までを報告することに決定しました。 選挙は,投票で行います。議場の出入口を閉めます。  [議場閉鎖] ○議長(加治佐民生)  ただいまの出席議員数は19人です。次に,立会人を指名します。 会議規則第31条第2項の規定によって,立会人に西次雄議員今吉賢二議員を指名します。 候補者名簿を配ります。  [候補者名簿配付] ○議長(加治佐民生)  候補者名簿配付漏れはありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  配付漏れなしと認めます。投票用紙を配ります。念のため申し上げます。投票は,単記無記名です。  [投票用紙配付] ○議長(加治佐民生)  投票用紙の配付漏れはありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  配付漏れなしと認めます。投票箱を点検します。  [投票箱点検
    ○議長(加治佐民生)  異状なしと認めます。ただいまから投票を行います。 1番議員から順番に投票願います。  [投票] ○議長(加治佐民生)  投票漏れはありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  投票漏れなしと認めます。投票を終わります。開票を行います。 西次雄議員今吉賢二議員,開票の立ち会いをお願いします。  [開票] ○議長(加治佐民生)  選挙の結果を報告します。投票総数19票,有効投票19票,無効投票0票。有効投票のうち川越桂路議員0票,木原繁昭議員13票,前川原正人議員6票,以上のとおりです。 議場の出入口を開きます。  [議場開鎖]    ──────────────────── △日程第5―日程第6          承認第6号―承認第7号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第5,承認第6号専決処分の承認を求めることについて及び日程第6,承認第7号専決処分の承認を求めることについてを一括議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  皆さん。おはようございます。9月定例議会,どうかよろしくお願いいたします。 それでは,まず,承認第6号専決処分の承認を求めることについて御説明いたします。 本案は,地方自治法第179条第1項の規定に基づき,令和2年度一般会計補正予算(第4号)を専決処分したことについて報告し,承認を求めるものであります。 第1条の歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,053万2,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ267億6,907万7,000円とするものであります。 補正予算の内容につきまして,歳出は,民生費の児童福祉費において,新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている低所得者のひとり親世帯へ給付金を支給する経費のほか,感染症の拡大防止に配慮した子育て相談支援体制確立のための経費,延長保育や一時預かりなどの事業を行う保育所等が,感染症対策の徹底を図りながら事業を継続していくために必要な物品等の購入に対する助成に要する経費を計上いたしました。 歳入につきましては,それぞれの歳出事業に係る国庫負担分及び県負担分を国庫補助金,県補助金として計上し,市負担分は財政調整基金繰入金を増額して調整いたしました。 次に,承認第7号専決処分の承認を求めることについて御説明いたします。 本案は,地方自治法第179条第1項の規定に基づき,令和2年度一般会計補正予算(第5号)を専決処分したことについて報告し,承認を求めるものであります。 補正予算の内容につきましては,令和2年7月5日から7月10日にかけての大雨により被害を受けた市道,農業用施設の復旧及び危険箇所の災害防止等に要する経費を計上したものであります。 第1条の歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,738万8,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ267億9,646万5,000円とするものであります。 歳出につきましては,総務費の総務管理費に,里道の崩土除去等にかかる経費を計上し,教育費の中学校費は,川辺中学校運動場西側法面崩落危険箇所の樹木伐採に要する経費を計上しました。 また,災害復旧費農地等災害復旧費に,農道及び用排水施設等の復旧に要する経費を計上し,公共土木施設災害復旧費に,市道の復旧に要する経費を計上しました。 歳入につきましては,地方交付税を増額し,調整いたしました。 以上,承認第6号及び承認第7号について,地方自治法第179条第3項の規定に基づき議会へ報告し,承認を求めるものであります。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから承認第6号及び承認第7号についての質疑を一括して行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。承認第6号及び承認第7号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから承認第6号及び承認第7号についての討論を一括して行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから承認第6号専決処分の承認を求めることについてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,これを承認することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。承認第6号は,承認することに決定しました。 次に,承認第7号専決処分の承認を求めることについてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,これを承認することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。承認第7号は,承認することに決定しました。    ──────────────────── △日程第7諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長(加治佐民生)  日程第7,諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて,提案理由の説明を申し上げます。 本案は,人権擁護委員汐美奈子委員が,令和2年12月31日で退任となるため,南田祥作氏を新たに人権擁護委員の候補者として推薦したいので,人権擁護委員法第6条第3項の規定により,議会の意見を求めるものでございます。 任期は,令和3年1月1日から令和5年12月31日までの3年間でございます。 以上で,諮問第2号の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから諮問第2号を採決します。 お諮りします。本案については,議会の意見は適任であると答申することに御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。諮問第2号については,議会の意見は適任であると答申することに決定しました。    ──────────────────── △日程第8―日程第11             議案第54号―議案第57号一括上程 ○議長(加治佐民生)  日程第8,議案第54号南九州手数料条例の一部を改正する条例の制定についてから,日程第11,議案第57号南九州指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてまでの以上4件を一括議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  まず,議案第54号南九州手数料条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,個人番号通知カードの廃止に伴い,本条例別表第1に規定する個人番号通知カード交付手数料の項目を削除するものでございます。 次に,議案第55号南九州特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律において,子ども・子育て支援法が改正することに伴い所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,子ども・子育て支援法第43条第2項が削除され,それ以降の項が1項ずつ繰り上がることから,本条例で引用している字句を改めるものでございます。 次に,議案第56号南九州家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が,令和2年4月1日に施行されたことに伴い,所要の改正をするものでございます。 改正の内容は,家庭的保育事業に係る連携施設の確保に関する特例を定めるほか,居宅訪問型保育事業について,保護者の疾病,疲労その他の身体上,精神上,もしくは環境上の理由により,家庭において乳幼児を保育することが困難な場合においても,保育の提供が行われるようにするものでございます。 次に,議案第57号南九州指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準及び指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の一部を改正する省令が施行されることに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,居宅介護支援事業所管理者要件に,主任介護支援専門員の確保が著しく困難な場合等の取扱いを加えるもの,また,管理者要件の猶予期間について,令和9年3月31日まで延長するとともに,延長できる要件について改正を行うものでございます。 以上,議案第54号から議案第57号まで,4件の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから議案第54号から議案第57号までの以上4件についての質疑を一括して行います。 発言の通告がありましたので,これを許します。 ◆議員(内園知恵子)  おはようございます。議案第57号南九州指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御質問させていただきます。 まず1つ,主任介護支援専門員介護支援専門員との違いをお示しください。 2つ目,なぜ主任介護支援専門員が少ないのでしょうか。お尋ねします。 3つ目,事業所では,介護支援専門員でも何ら影響はないのでしょうか。お尋ねいたします。以上です。 ◎長寿介護課長(下尾修一)  それでは,ただいまの御質問にお答えしたいと思います。 まず,1点目の主任介護支援専門員介護支援専門員との違いでございますけれども,介護支援専門員とは,介護の知識を幅広く持った専門家であり,サービスの利用に当たり,利用者や家族の相談に対するアドバイスやサービス事業者との連絡調整,利用者の希望に添ったケアプラン作成など,要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識・技術があるとして介護支援専門員証の交付を受けた人でございます。 なお,都道府県知事の行う試験に合格し,介護支援専門員実務研修の課程を修了した人が介護支援専門員として登録され,介護支援専門員証の交付を受けるところでございます。 次に,主任介護支援専門員とは,他の介護支援専門員に対する適切な指導・助言や,事業所における人材育成,業務管理を行う者であり,介護支援専門員がそれらの業務に関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修を修了した方でございます。 続きまして,2点目の主任介護支援専門員が少ない理由ですけれども,介護支援専門員の業務を行いながら主任介護支援専門員になるための研修を受講しなければならないなど,主任介護支援専門員になるための条件等があるため,介護支援専門員より少ないところでございます。 3番目の事業所では,介護支援専門員でも何ら影響はないのかという御質問ですけれども,居宅介護支援事業所の管理者としての要件について,今回,条例改正したものでございますので,事業所の従事者としては介護支援専門員で十分要件を満たすことから,影響はないところでございます。以上でございます。 ◆議員(大倉野由美子)  議案第57号南九州指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきまして,質問をいたします。 1つは,市内の居宅支援事業所の設置数をお知らせください。 2点目は,この間,平成30年度以降になりましょうか。市内の事業所で閉鎖をした事業所の数と,そして,その理由がわかればその理由。現在の事業所の中で,主任介護支援専門員の在籍する事業所の数についてお知らせください。 3点目は,引き続き,今回の条例改正による介護サービス利用者にとりまして,このことでの利点があれば,その利点の中身,そして,今後の問題点と課題につきまして,担当者の認識があられたらお尋ねをいたします。以上です。 ◎長寿介護課長(下尾修一)  それでは,ただいまの御質問にお答えしたいと思います。 まず,1点目の市内の居宅介護支援事業所の設置数でございますが,現在,20事業所あるところでございます。 2点目の閉鎖事業所数ですけれども,平成30年度以降に4事業所が閉鎖となっているようでございます。 閉鎖の理由といたしましては,経営上のことや介護支援専門員の人員不足等により法人が判断したものなどでございます。 主任介護支援専門員の在籍事業所数ですけれども,20事業所のうち15事業所が在籍しているところでございます。 3点目の今回の条例改正により,介護サービス利用者にとっての利点と今後の問題点と課題についてですけれども,今回の条例改正は,管理者の要件の改正であり,介護サービス利用者への影響はないところでございます。 また,今後の問題点としましては,介護支援専門員が管理者となっている事業所が5事業所ありますので,期限である令和9年3月31日までに主任介護支援専門員が管理者となるよう,研修受講などについて指導していることとなると思います。以上でございます。 ◆議員(大倉野由美子)  重ねてお尋ねしたいんですが,1つは,主任支援員の研修制度があると思うんですが,その条件を1つはお尋ねをしたいということです。 それと,日本介護支援専門員協会から,国に対して要望が上がっておられると思いますが,その要望の中身がわかれば教えてください。その2点です。以上,よろしくお願いします。 ◎長寿介護課長(下尾修一)  主任介護支援専門員の研修制度ということですかね。これにつきましては,介護支援専門員としての経験が5年以上ある方が研修を受けることになります。研修期間としては,大体2週間程度の研修期間となるようでございます。 あと,協会からの要望とか,ちょっとここでは把握していないところでございます。 ○議長(加治佐民生)  よろしいですか。 ◆議員(大倉野由美子)  今,課長さんが言われました,いわゆる5年間の実務経験があって,そして,その研修を受ける条件がつくということなんですが,2週間程度の研修があるというふうにおっしゃいましたけれども,つまり勤務をしながらの,介護支援専門員の方々が,実際2週間という期間の定められた期間の中で,実際その研修を受ける条件というのは,現実的にはどんなもんだとお考えになりますか。職場に,いわゆる職員の余裕とかがないと,現実的にはその研修を受けられる条件がないのではないかと思うんですが,そういった点では,職場の実態などをもし御存じならば,教えていただければありがたいと思います。 ◎長寿介護課長(下尾修一)  職場の実態調査については,調べたことはないんですけれども,その事業所によって,数が少ない事業所であれば,確かに研修を受ける期間は大変な業務及び研修について,大変な期間,時間でありますので,そのことによりまして,これまで研修を受けられない方がいらっしゃるのではないかと考えております。以上でございます。 ○議長(加治佐民生)  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  これで質疑を終わります。 お諮りします。議案第54号から議案第57号までの以上4件については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから議案第54から議案第57号までの以上4件についての討論を一括して行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第54号南九州手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第54号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第55号南九州特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第55号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第56号南九州家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第56号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第57号南九州指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第57号は,原案のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第12議案第58号令和2年度南九州一般会計補正予算(第6号) ○議長(加治佐民生)  日程第12,議案第58号令和2年度南九州一般会計補正予算(第6号)を議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  議案第58号令和2年度南九州一般会計補正予算(第6号)について御説明いたします。 今回の補正は,令和2年7月5日から7月10日にかけての大雨による被害の復旧に要する経費及び新型コロナウイルス感染症対策に要する経費並びに当面に要する経費について補正しようとするものであります。 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13億8,990万2,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ281億8,636万7,000円にしようとするものであります。 補正予算の内容につきまして,歳出から主なものを御説明申し上げます。 まず,各費目に共通する職員人件費は,職員の各種手当の増減,育児休業者の給与の減額及び共済費の増減を行うものであります。 総務費の一般管理費は,職員の育児休業に伴う代替職員の増により,会計年度任用職員の報酬等を増額するほか,川辺分遣所の建て替えに伴うプレハブ倉庫の新築及び電線等の移設に要する経費を計上するものです。 企画費は,新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている市内の誘致企業等に対して,雇用継続と経営安定を目的とする補助金を計上いたしました。 電算費は,新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い,遠隔授業やテレワークなど,新しい生活様式に早急に対応するため,光ブロードバンド整備事業において,令和3年度に予定している区域の整備を前倒しで実施する経費を計上するものであります。 次に,民生費の児童福祉総務費は,令和2年4月28日から令和3年4月1日までの出生児の保護者の経済的な支援と,出生児の健やかな成長を支援する目的で,新生児特別定額給付金を支給する経費を計上するものです。 次に,衛生費の予防費は,新型コロナウイルス感染症の今後の拡大に備え,マスクや消毒液等の備蓄品を購入する経費のほか,環境衛生費では,市内事業所において新型コロナウイルス感染症に関連して消毒・清掃作業を行った場合にかかる経費に対して助成を行う経費を計上いたしました。 次に,農林水産業費の農業振興費は,川辺やすらぎ館に設置するプレハブ貯蔵施設の建屋建設に対する補助金のほか,新型コロナウイルス感染症の影響による焼酎用サツマイモの消費低迷に伴い,サツマイモ出荷農家の経営支援のための補助金及び国産農畜産物供給力強靱化対策事業の国庫補助事業採択により,1事業体が行う集出荷貯蔵施設改修に対する補助金を計上しました。 茶業振興費は,活動火山周辺地域防災営農対策事業の国庫補助事業採択見込みにより,5事業体の摘採機能付き除灰機等の購入に対する補助金のほか,国産農畜産物供給力強靱化対策事業の国庫補助事業採択により,1事業体が行う荒茶加工施設建設事業に対する補助金及び新型コロナウイルス感染症の影響を受けた茶工場の継続運営を支援するための補助金を計上いたしました。 畜産業振興費は,新型コロナウイルス感染症の影響による牛肉枝肉価格の下落に伴い,肉用牛肥育農家の経営支援に要する補助金のほか,物流の回復に向け,悪性家畜伝染病の発生を予防するため,家畜農家が消毒用資材を購入する経費に対する補助金を計上しました。 次に,商工費の商工総務費は,新型コロナウイルス感染症の影響を受け,市商工会が実施する飲食弁当券事業に対する補助金のほか,著しく大きな影響を受ける商工水産業者の事業継続と経営安定を目的とする補助金を計上いたしました。 観光振興費は,新型コロナウイルス感染症の影響を受け,減少する観光客の集客を目的として,オンラインでのバスツアーや観光地の無線LAN整備に要する経費を計上しております。 土木費の河川総務費は,市内を流れる麓川,大谷川に設置されている樋門の老朽化に伴い,動力部分の更新を行う経費を計上しました。 次に,消防費の消防施設費は,川辺分遣所の建て替えに伴う建設予定地の造成工事に要する経費を計上し,災害対策費は,災害時の避難所における新型コロナウイルス感染症に対応したパーテーション等の資材購入に要する経費を計上しました。 次に,教育費の教育振興費は,小学校及び中学校における新型コロナウイルス感染症防止のためのマスクや消毒液,送風機,空気清浄機等の資材を購入する経費のほか,修学旅行を予期せず中止した場合に発生するキャンセル料に対する補助金を計上いたしました。 学校施設整備事業費は,小学校及び中学校における新型コロナウイルス感染症防止のため,特別教室等の空調設備整備や浄化槽改修,大型循環送風機の購入に要する経費を計上しております。 公民館費は,宮脇地区公民館のトイレ浄化槽の故障による改修費用を計上し,社会体育施設管理費は,新型コロナウイルス感染症防止に対応するため,諏訪運動公園自由広場トイレの建て替え及び御領体育館トイレの水洗化並びに頴娃農業者トレーニングセンターの浄化槽の改修に要する経費を計上しております。 次に,災害復旧費農地等災害復旧費は,7月の大雨により被災した箇所の補助対象分として,農地災害4件,農業用施設災害9件の復旧に要する経費を計上し,公共土木施設災害復旧費は,同じく補助対象分の河川災害2件,道路災害5件の復旧に要する経費を計上しました。 次に,歳入について主なものを御説明申し上げます。 使用料及び手数料は新型コロナウイルス感染症の影響により,知覧特攻平和会館が臨時休館したしたことにより,見込まれる入館料の減収分を減額いたしました。 国・県支出金は,新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金のほか,各事業の補助金交付内示等により見込まれる額を計上するものです。 市債は,光ブロードバンド整備事業の事業拡大により,必要な過疎対策事業債を計上いたしました。 第2条の地方債の補正につきましては,旧合併特例事業及び公共土木施設の災害復旧に係る災害復旧事業を追加し,補助金交付決定に伴う公営住宅建設事業の増額及び光ブロードバンド整備事業の事業拡大による過疎対策事業の増額等により,限度額を増額するものであります。 以上で,議案第58号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願い申し上げます。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第58号は,各常任委員会に付託します。    ──────────────────── △日程第13議案第59号令和2年度南九州介護保険事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(加治佐民生)  日程第13,議案第59号令和2年度南九州介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  議案第59号令和2年度南九州介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 歳入歳出予算の補正につきましては,保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ713万9,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億728万5,000円にしようとするものであります。 歳出につきましては,前年度精算に基づき介護給付費準備基金への積立金及び支払基金への返還金をそれぞれ計上するものであります。 歳入につきましては,前年度精算に基づく支払基金交付金を計上しております。 以上で,議案第59号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願い申し上げます。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。ただいま議題となっています議案第59号は,文教厚生常任委員会に付託します。    ──────────────────── △日程第14議案第60号令和2年度南九州公共下水道事業会計補正予算(第1号) ○議長(加治佐民生)  日程第14,議案第60号令和2年度南九州公共下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  議案第60号令和2年度南九州公共下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 今回の補正は,人事異動等に伴う職員人件費等について補正しようとするものであります。 補正予算第2条につきましては,収益的支出の予定額を316万9,000円増額し,2億1,803万9,000円にしようとするもので,補正予算第3条につきましては,当初予算第7条に定めた経費を316万9,000円増額し,879万5,000円にしようとするものであります。 以上で,議案第60号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願い申し上げます。 ○議長(加治佐民生)  これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第60号を採決します。この採決は起立によって行います。 本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(加治佐民生)  起立多数であります。議案第60号は,原案のとおり可決されました。 ここで,しばらく休憩します。午前10時57分休憩───────────午前11時06分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。    ──────────────────── △日程第15一般質問 ○議長(加治佐民生)  日程第15,一般質問を行います。 順番に発言を許します。まず,西次雄議員。  [11番議員西 次雄登壇] ◆議員(西次雄)  皆さん,お疲れさんです。9月議会の一般質問のトップを担うことになりました西です。よろしくお願いします。 コロナウイルス感染症は,国民生活や地域の経済に多大な負担となっております。現在も先の見えない,見通しが立たない現状を危惧しておりますが,一刻も早い収束を願うものであります。 また,昨日8月31日は二百十日と言われ,昔から台風襲来が恐れられてきました。また,本日9月1日は防災の日であり,大型台風9号も接近しており,厳重な警戒が必要であり,災害のないことを願っております。 さて,私は先に通告してありました入会林野整備事業と市道及び農道の管理について質問いたします。 まず,入会林野整備事業について質問しますが,入会林野整備事業のこれまでの各整備組合の進捗状況と今後の方針を伺います。 次に,市道及び農道の管理についてでありますが,市道及び農道の路側に土砂が堆積し,雑草が繁茂し,道路幅員が狭くなっている箇所があります。人口減少や高齢化により地域の耕作者の方が少なくなり,管理が困難になっております。ということが原因と考えますが,今後の対応を伺って登壇での質問を終わります。  [市長塗木弘幸登壇] ◎市長(塗木弘幸)  西次雄議員への質問にお答えをいたします。 まず,質問1,入会林野整備事業についての1番目,進捗状況と今後の方針について。 本市の入会林野整備事業については,旧町時代から取り組み,平成28年4月からは,入会林野等に関する事務の権限移譲を受け,また,平成29年度からは,耕地林務課内に入会林野整備係を新設し,計画書作成に伴う各組合への助言,指導を行い,入会林野整備計画が提出された際は,早期の事業完了を目指し,審査及び認可の手続を進めてまいりました。 係の新設時に入会林野整備に取り組んでいた組合は頴娃地域1組合,知覧地域1組合,川辺地域9組合の市内11組合で,令和元年度までに全ての業務を完了したところでございます。現在は,昨年新たに川辺地域で2組合が設立され,早期完了を目指し業務を進めているところでございます。 本年度から入会林野整備係はなくなりましたが,今後も業務は林務係で引き継いでおりますので,入会林野整備を行おうとする組合に対して,入会林野等に係る権利関係の近代化の助長に関する法律第17条に基づき,規約や入会林野整備計画の作成,または変更に関し,助言,指導その他の援助をこれまでどおり行い,適正な認可業務を行ってまいります。 次に,質問2,市道及び農道の管理についての1番目,市道及び農道の管理について。 市道及び農道の管理は,市道と農道では,管理体制が大きく違っておりまして,市道は市が管理を行っておりますが,農道は所有者や耕作者など,基本的に受益者の方々に路肩,法面等の伐採,路面の整備,側溝の土砂除去等をお願いしているところでございます。 市道の路側に堆積した土砂に雑草等が繁茂し,通行に支障が生じる箇所においては,市で計画的に堆積土砂の除去を行い,安全の確保に努めてまいります。 農道における路面洗堀や陥没等の補修において,砂利及びコンクリート等の材料が必要な場合には,申請に応じて,それらの材料を支給しております。また,災害等で被災した箇所の陥没や路肩崩壊等は市で対応しております。 農家の高齢化や耕作者の減少によりまして,農道の管理作業には大変御苦労されていると思いますが,多面的機能支払交付金事業などを積極的に活用していただき,耕作者の方々の御理解と御協力により,これまでと同様に農道の管理を行ってまいりたいと考えております。以上です。 ◆議員(西次雄)  この入会林野整備事業でございますが,一応,このこれまでの整備組合については11組合があって,一応,終了したということでございます。非常に地域の方々が喜んでおりました。 特に,名義の古い方の,明治時代の方の名義になっていたり,なかなか直らないということで,苦労されていた方も多いようでございます。そういう意味では,非常にありがたいと。特に,権限移譲を受けて市で対応していただいたということで,早く,この事業が進んでいったと。 中には,県がこの計画事業を進めているときに,10年ぐらいかかったという組合もあったようでございます。そういう意味では,非常にありがたかったということでございます。 そのような中で,一応完了,権限移譲を受けた時点の組合については全部終わったということですが,その後,川辺地域で2組合ということですが,どこ地区というのは言えるんでしょうかね。地区を発表できるんであれば教えてください。 ◎耕地林務課長(東垂水忠二)  現在,令和元年度に設立して,本事業に取り組んでいる組合は川辺地域に2組合あるところでありますが,その組合名につきましては,田代谷川組合と清水田代組合の2組合となります。 ◆議員(西次雄)  2組合がまた新たに組合を設立してこの事業に取り組んでいるということですが,前回の川辺地域では9組合ということです。非常に範囲が広い組合もあったようでございます。この辺の関係はどうなりますかね。任意で範囲は設定できると思うんですが,そこらの中,取り決めとか,そういうのはございますかね。 ◎耕地林務課長(東垂水忠二)  組合の範囲についてですが,やはり,業務を進めていく上では,大きく言っても,地区公民館単位で行っていただけたほうが,余りも大きく範囲が広くなって,入会権者数等も多くなりますと,また,業務のほうも遅くなりますので,地区公民館単位ぐらいで設定していただければというふうに考えております。 ◆議員(西次雄)  わかりました。我々の川辺地域で言いますと,9組合が完了したものですから,もう一安心というふうな思いであったんですが,また,あちこちから「もうできないのかな」という御質問が結構ありました。そういう意味では,今後も事業を継続していくということですので,そういう要望があったら,また対応をお願いしたいと思います。この件については,質問を対応していくということですので終わります。 次に,市道及び農道の管理について質問をいたします。 先ほど,質問あるいは答弁の中で,人口が非常に減少して,特に農道の場合は地域で管理をするということでございますが,市道についても,非常に側溝がある,あるいは側溝のないところございますけれども,場所によっては,市道においても,路側から1メートル以上土砂が堆積して,そこに雑草が生える。そして,特に飼料用の牧草が,種が飛んできて,その路側の土砂に牧草が生えるというところもございます。 この牧草が厄介なもので,冬は枯れても,春になるとまた出てくる。そして,地域の人たちが刈り取っても,2週間もするとまた出てくるんですよね。非常に管理に,市道についても,やっぱり地域の人たちが通るもんだから,自分たちで草払いをするんですが,なかなか追いつかない。 人口減少,あるいは農地に近いところは農業者の方々が払ったりするんですけど,これが非常に追いつかないという現状がございます。そういう意味では,できれば土砂を取り除いてほしい箇所も結構あるように聞きます。 また,側溝から1メートルぐらい土砂がたまって,そこに雑草が繁茂すると,側溝が見えないんですよね。離合するときに,側溝があったはずだが,どこまで側溝なのかなというようなのもございます。 このような現状があるということを認識していただいて,この市道についても,一応,そういうことであれば対応をしていただくということでございますが,その辺の認識をされていらっしゃるか,市道・農道についてお伺いします。 ◎建設課長(江平恒博)  市道につきましては,建設課のほうで管理をしております。私ども,十分気をつけて,土砂が路側にたまっているところなどは,手立てをするようにしておりますけれども,なかなか気づかないところもあるようでございます。そのような場合は,市のほうに要望または連絡していただければ,市のほうで,市道の分は対応していきたいと思います。 それから,市道と側溝の間が1メートルぐらい間があるというのは,市道に,後から,シラス対策等で水路を用地買収をして入れたという箇所は,そのような箇所は見受けられます。それにつきましても,もうシラス対策も市のほうで移譲を受けておりますので,市で対応していきたいと思いますので,要望なり連絡をしていただければありがたいところだと思っております。 ◆議員(西次雄)  市道もそういうところがあって,管理をしていただきたいなというところもあります。というのは,今までは地域の人たちが通るもんだから,地域でやっていたのが,農業者自体も少なく,地域の人口も少なくなって,なかなか,今までは地域の人たちが結構刈り取ったりしていた現状がございます。 そういうところで,地域でも管理が難しいというところは,今建設課長が言われたように,要望をお願いして除去する。除去することで道路の幅員も十分確保できるし,側溝がここにあるなというのがよく見えるようになると思いますので,そういう対応も今後は要望があればしていただきたいと。 それと,この答弁の中に,多面的機能支払交付金事業というのでの対応ということでございますが,これはもう,それぞれの地域でこの事業を実施しているところは,できるだけ自分たちでやっていきたいとは思うんですけれども,聞くと,多面で,市道の分も,まあ早く言えば,農地があって,その横を市道が通っている。そこを,今先ほど言ったような路側の土砂除去も多面事業でやっていいということでよろしいですかね。 ◎耕地林務課長(東垂水忠二)  多面的交付金事業につきましては,主に農道等が該当いたしますので,市道沿いとなりますと,そこにつきましては,現場の条件とはちょっと確認してみないと,現地の調査によって,対応できる,対応できないというふうに区分されると思われます。 ◆議員(西次雄)  今おっしゃるように,農道について,あるいはその農道の路肩については,多面事業で結構,どこもやられているようでございます。 どうなんですかね。どうしても,市道であっても農道的な利用が多いという地域によっては,もう多面のほうが事業が早い場合もあると思います。また,この路側の土砂を撤去してほしいというようなところも非常に多いようでございます。 この多面事業も地域によっては,夏場はなかなか地域の人たちが農作業で作業がしづらいと,冬場の農閑期を利用して,この多面機能を非常に活用しているようでございますが,特に,雑草が繁茂する夏場に苦慮しているところでございますが,できるだけ地域でやっていきたいというのはございますけれども,この多面的機能の事業は非常にありがたい事業でございますが,一方,先ほどから申し上げますように,地域の多面に従事する人たちも少なくなってきている現状がございます。 自分たちでする場合も,また機械とか借り上げてやらないといけないというのもございますが,できるだけ,地域でできる範囲は地域でやっていきたいと思いますが,この市道・農道のこういう管理が非常に地域で苦労されている現状があるということです。私はこのことを,今日は知っていただいて,行政においても適切な管理,あるいは対応をお願いしたいということで一般質問をしたところでございます。 入会事業でできる分については,地域でできるだけそういう対応を周知していただくということ,あるいは,市道については,どうしても早急な対応が必要なところは,地域から要望をもらって対応をしていただきたいということで,私の要望でございます。そういう対応をお願いしたいということで,こういう課題があるということを認識していただきたいということで,一般質問をしたところでございます。 そういう意味で,市道については対応する。農道については,管理については農業者,あるいは地域でということでございますが,災害等はまた,今回の補正でもいっぱい災害箇所が出てきております。台風9号も接近しておりますけれども,災害がないことを願いながら,私の一般質問を終わります。 ○議長(加治佐民生)  次に,米満孝二議員。  [5番議員米満孝二登壇] ◆議員(米満孝二)  お疲れさまでございます。質問に入る前に,新型コロナウイルスによって,多くの方が亡くなっておられます。特に高齢者の方が感染すると重症化するとあります。 高齢者の中には,感染することを恐れて外での活動を控えている方がおられると聞いています。このことについて,これまで指導してきたと思いますが,残暑厳しい折,体調を崩される方が出ないことを願っているところでございます。 今年の夏は,このコロナとともに,高温による熱中症にも気をつけなければならない,例年と違う厳しい状況であると思います。県外で暮らす子供,孫が帰省することを楽しみしているのが正月,お盆でございます。新型コロナウイルスのために,実家での感染を恐れて,ほとんどの方が帰省をすることを断念したとあります。 このような状況下の中で,テレビ電話での会話を経験した高齢者の方が,感想として,目の前で子どもと孫と話をしているようであったと述べられております。市としても,このようなサービスを積極的に取り入れていくことで,特に高齢者の方にとっては,少しでも癒されるのではないかというふうに思います。 また,病院に勤務する方の中には,県内にいながら盆に実家への帰省をあきらめた医療関係者も多くいたと聞いています。いつ感染するかわからないリスクを抱えながら,職務に専念している医療現場に,国・県とともにさらなる支援が必要であろうと思います。 それでは,先に通告してありました3点について質問をいたします。 まず1点目,2級河川加治佐川の現状と課題について。 要旨1,加治佐川河口には大川漁港があるが,大雨や台風等によって流入する大量の土砂や流木などへの対応対策を問う。 2番目,加治佐川に砂防ダムの建設を県へ要望する考えはないか。 2点目,鹿児島国体の延期に伴う競技施設の維持管理について。 国体開催までの競技施設の維持管理及び市民の利用等について,現状と今後の方針を問う。 3点目,ヤンバルトサカヤスデに対する薬剤散布について。薬剤散布について,適切な指導を行っているのか。 この後の質問については自席によって行います。  [市長塗木弘幸登壇] ◎市長(塗木弘幸)  米満議員の質問にお答えをいたします。 まず,質問1,2級河川加治佐川の現状と課題についての1番目,土砂や流木への対応について。 頴娃漁港の大川港につきましては,平成5年の8・6水害により堆積した土砂や流木の流入が年次的に相次いでおり,これまでも,漁港機能を維持するため,漁港の管理者である県に随時要望を行い,対処していただいているところであります。 一方,県が対処しない少量の流木については,雨後の現地見回りや地元からの連絡などを受けて漂着物を確認し,漁業環境の安全確保のため,市の予算でなるべく早く撤去を行っているところでございます。 今後におきましても,漁港の維持管理に際しては,県と連携をしながら対応してまいりたいと考えております。 次に,質問1の2,砂防ダムの建設について。 砂防ダムは,流域における荒廃地域の保全及び土砂災害から下流域に存在する人家や公共施設等を守るため,土石流災害を未然に防止する目的で,土石流危険渓流に設置されるものであります。このようなことにより,2級河川に指定されている区間においては,土石流危険渓流として指定されていないため,砂防ダムの建設は困難であると思われます。 次に,質問2,鹿児島国体の延期に伴う競技施設の維持管理等についての1番目,競技施設の維持管理等について。 鹿児島県で48年ぶりに開催予定の「燃ゆる感動かごしま国体及び燃ゆる感動かごしま大会」は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期となり,現在,鹿児島県,スポーツ庁,日本スポーツ協会及び日本障がい者スポーツ協会4者と,佐賀県を含めた後催県との協議が行われており,早期開催時期の決定を希望しているところであります。 延期に伴う競技施設の維持管理については,現在,市民の皆様の利用に支障がないよう,芝生等の維持管理を行っております。また,これまで会場の芝生段差解消事業等を年次的に行ってまいりましたが,今後も引き続き,必要に応じて,施設の維持補修や樹木の剪定,芝生管理等を行い,市民の皆様への利用に供してまいります。 なお,今後の市民の皆様の施設利用については,次期国体開催までの間は,原則として利用可能としております。 次に,質問3,ヤンバルトサカヤスデに対する薬剤散布についての1番目,薬剤散布の指導等について。 ヤンバルトサカヤスデに対する薬剤散布についてでございますが,初めて薬剤を御利用される方には,薬剤散布による散布車の薬害発生や薬剤の誤った使用による弊害が生じないよう,薬剤の効果や利用方法の注意事項等について,必ず説明を行うようにしております。また,利用経験のある方に対しても,薬害発生防止等の観点から,再度,注意喚起を行うようにしております。 今後も家屋侵入防止,薬剤購入助成の継続と医師会による防除・駆除活動に対する薬剤の支給支援を行い,適切な使用により薬剤の効果が発揮されるよう,窓口での丁寧な説明に努めながら,発生地区住民の不快感軽減を図ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(加治佐民生)  ここで,しばらく休憩します。午前11時40分休憩───────────午前11時41分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。 ◆議員(米満孝二)  ただいま,答弁をいただきましたが,重複する部分もあると思いますけども,順次質問をさせていただきたいと思います。 まず,2級河川加治佐川の現状と課題についての再度質問いたしますけども,加治佐川については,耳原から大川まで,山林地帯を流れているということで,先ほどもありましたように,河川の改修とか公共災害等の対象とならないと聞いております。現状においても,両岸が自然のままの状態となっています。また,山離れによって,倒木等がそのまま放置されているところもございます。 そういうことから,自然の護岸ということで,長年の川の流れによって路肩が崩れて,そして,河口のほうに流れ込んでいるというのが現状ではないかなというふうに思っていますけども,やはり,この護岸が削り取られた,そういう倒木,そういった崩土については,やはり,安全を確保するために,今後も調査要望をしていきたいと思うんですけども,これについて,先ほど,市長のほうから順次やっていくということでしたけども,再度質問いたします。 ◎商工観光課長(森田清博)  海岸の漂着物の処理についての部分であると思っておりますけれども,今,県の維持管理部署において対応してもらっています。一義的には県の所管になりますので,そのような形で,今後とも,県のほうと市のほうと連携をしながら取り組んでまいりたいと思います。以上です。 ◎建設課長(江平恒博)   河口の漁業部分よりも上流の2級河川部分につきましては,市が県に要望して,県に対応していただくようにお願いしたいと考えております。 ◆議員(米満孝二)  加治佐川の河口に,先ほど申し上げましたように,大川漁港があるわけでございますけども,大雨や台風時に,加治佐川から大量の土砂が流れてくる,さらには杉等の大木が流れてくるということで,これまでも漁船と衝突すると,そういう事故もあったようでございます。 土砂の除去については,既に水深を確保するために,しゅんせつ工事が3年計画で行われております。流木については自治会の毎月実施されます美化作業等で対応してきたところでございます。近年,高齢化とともに,作業に参加する人数も減る。なかなか思うように作業ができていないのが現状でございます。 県においては,台風襲来後の砂浜に漂着した流木を撤去していただいた経緯があります。海岸愛護作業だけじゃなく,自治会としては,先ほど述べましたように,毎月,美化作業による取組がなされております。この砂浜の背面には人家が立ち並んでいるわけでございますけれども,撤去作業はスムーズに進まなければ,やはり,環境の悪化にもつながるんじゃないかなというふうに考えます。 台風以外にも,大雨,高波によって浜に打ち上げられた流木の中には,到底,人間の手に負えないものもあります。自治会の負担が大きいことから,撤去作業に要する経費等について,県に要望していく考えはないか,お伺いいたします。 ◎商工観光課長(森田清博)  今,毎月1回,ボランティア清掃をしていただくということで,その中で,重機等の借り上げとか,そういう処分費用についての要望が県にできないかといったような部分の質問であろうかと思いますが,これにつきましても,そのような予算の支出であるとか,そういうことが要望可能かについて,まず,今後問い合わせをしまして,可能であれば,要望してまいりたいと考えます。以上です。 ◆議員(米満孝二)  これまで,流木の処理については,集落の,先ほど申し上げました美化作業等において,埋めたり,場合によっては焼却していますが,大木等については,浜から持ち出さなければならない場合があります。埋めることができないわけですので,そういうことになります。 捨て場所に苦労しているところでありますけども,市が所有する捨て場に搬入することはできないか,伺います。 ◎商工観光課長(森田清博)  流木等の処分地につきましては,現在,大川港に近い市有地に捨て場を設けまして,そこを活用しているところでございまして,今後においても,そこを使用できるようにしてまいります。 ◆議員(米満孝二)  わかりました。流木の処分については,持ち出すことが困難なことから焼却しているところであります。このことについて,焼却することについて問題ないのか,お願いします。 ◎商工観光課長(森田清博)  流木等の焼却につきましては,まず民間団体,今,自治会で毎月1回清掃を行っているといったような話になっておりますけれども,ボランティア活動によりまして回収された海岸の漂着物については,一般廃棄物になっておりますので,一般廃棄物になれば市町村の業務といったような形になります。 そこで,廃棄物の処理及び清掃に関する法律というものに基づいてやっているんですけれども,焼却禁止の特例としまして,海岸に漂着した流木等については,焼却処分はしていいとはなっております。ただし,これが推奨されるものではございませんで,環境に与える影響が少ないものであることであるとか,近隣に迷惑をかけないように時間帯を考慮する必要があるといったようなことと,当然,海岸管理者の承諾を得なければならないといったようなことが必要になるかと思います。以上です。 ◆議員(米満孝二)  ただいま,答弁の中にも,近隣の方々に迷惑をかけたらいけないと。自治会としても,焼却するときには,風向きとか,そういうのを考えてやっているようでございます。 こういうことで,先ほど言いましたように,推奨するものじゃないということですので,いろいろ手続をしていきながら,できるだけ持ち出しを少なくしていきたいというふうに考えているところでございます。 それに対して,砂浜には流木だけではありません。空き瓶,空き缶,それからペットボトル等が混ざっているわけでございます。流れ着いたものについては,燃えるもの,選別に仕分けますが,これら集められたものについて,市のほうで回収することはできないのか伺います。 ◎市民生活課長(平山憲二)  ボランティア等で集めていただきましたごみについてでございますが,そのボランティアで集めていただいたごみにつきましては,燃えるごみ,燃えないごみに,その指定袋に分けて入れていただきまして,近くのごみステーション等に出していただければ,回収をさせていただきたいというふうには考えております。 ◆議員(米満孝二)  今,近くのごみステーションに持っていけということでありますけども,わずかな,少量のごみであればそれでいいかもしれませんけども,トラック1台だとか,そういうものが出てくる可能性もあります。そういうのも含めて,今どうするのかと聞いたところです。それについてはどうですか。 ◎市民生活課長(平山憲二)  現在のところは,今申し上げましたような対応で,ボランティア団体等には大変御苦労をおかけしているところなんですが,来年度以降,国等の事業等を利用いたしまして,収集運搬等につきまして,市が委託等をかけてやれないかということで,現在検討をいたしておりますので,その検討結果次第にはなるかと思いますが,その方向で,今検討をいたしているという状況でございます。 ◆議員(米満孝二)  ぜひ検討していただいて,早急に対応していただきたいというふうに思います。 今,ちょっと関連したことなんですけども,加治佐川の河口から上流に向かって,よくカヌーでレジャーを楽しんでいる方がいます。その方に聞きますと,非常に景色がよくて,すばらしいところであると,絶景であると言われています。 自然を満喫できる場所をできるだけ安全にしていくためには,やはり,土砂が流れ込んで水深が浅くなっているとか,それから,河川内に流木があるとか,やはり,そういう危険物を,特に何があるということを,市としても調査していく必要があるんじゃないかと思いますけども,この点について答弁をお願いします。 ◎商工観光課長(森田清博)  河口のほうでいろいろレジャーとか,そういったことで,サップとかカヌーとか,いろいろそういうアクティビティな部分をやっている方々がいるということでございます。それについて,流木等があると危ないといったようなことだったかと思いますけれども,ここについても,今現在,先ほど,市民生活課長もありましたように,その流木とか,そういう危険な部分の漂着物等については,回収処分を国のほうに要望を出しながら,そういう処分費用なども確保できれば,そこの部分の流木とか,そういう部分にも対応はしていきたいと思っております。 それから,県のほうでは,みんなの水辺サポート推進事業補助金というのがございまして,これについても,ここは議員がおっしゃいます大川漁港の下浜ですか,下浜については漁港区域になっているもんですから,そこはちょっと該当はしないんですけれども,その他の海岸についても,こういった海岸の清掃費に対する補助制度がありますので,これを活用していただければと思います。以上です。 ◆議員(米満孝二)  次に,加治佐川に砂防ダムを建設するということに質問をいたしますけれども,先ほどの答弁の中で,河川内には河積等を狭めるということで,この砂防ダムは適応しないということでございました。 今,JRの鉄橋がありますけども,あれから上流に1キロぐらいのところに,以前,調べたんですけれども,骨粉の工場があったと。そこの工場が川の水をせき止めて,そして,その水を利用して水車を動かしていたというのがありますけども,この頭首工みたいな施設があるんですが,ここに,これまでも流木等が非常にたくさんたまって,これが,地元の方に言わせると流れてきたんだと。そこに今までたまっておったんだということを言われています。 今,砂防ダムができないということでありますけども,この頭首工みたいなこの施設を何とか利用して,河口に流れる前に流木等を除去することをできたらというふうに思うわけですけども,この件について,県とか市で調査をする考えはないか,答弁いただきたいと思います。 ◎建設課長(江平恒博)  骨粉の工場に導水されるためにつくって,建設されておりますこの堰につきましては,恐らく,江戸時代ぐらいに設置されたものだと思われます。構造がどうなっているかわかりませんけれども,これを利用するというのは非常に難しいのではなかろうかと思いますし,河川の場合は,構造物をできるだけつくらない。河川断面を確保するために,阻害物を撤去する方向で進めるのが今のやり方ですので,できたら,砂防ダムもしくはこういう堰は河川内にはつくらないほうが望ましいんじゃなかろうかと思います。
    ◆議員(米満孝二)  わかりました。こうして施設もできないとなりますと,今までと変わらない,河口に流木が流れてくるということで,これについては県のほうとも十分協議していただいて,やはり,地元の方々の負担を少しでも和らげていただければというふうに思います。 それから,2点目の鹿児島国体の延期に伴いまして,競技施設の維持管理について。 ○議長(加治佐民生)  米満議員,ここでしばらく休憩します。午前11時57分休憩───────────午後1時00分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。 ◆議員(米満孝二)  次に,競技施設の維持管理について再度伺います。 新型コロナウイルスによって,今年度開催予定の鹿児島国体は延期となりました。国体については,次期開催地から順次決定,内定している状況にありますが,県としても,決定,内定している県との交渉を行っており,早い時期での開催が望まれます。 本市においては,ソフトボールが2会場で行われますが,開催に向けた整備も進んでいます。開催が決定するまでの期間,維持管理について答弁がありましたが,あるいはこの会場をこれから市民の方にも開放する,いろんな競技にも開放するとなりますと,非常に維持管理としては,特に芝生の管理は大変じゃないかなと思うのですけれども,これについてどのように考えているか,お伺いいたします。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  国体の競技は,知覧平和公園の陸上競技場及び多目的球場,諏訪運動公園の陸上競技場の2公園で行われる予定です。 国体開催までの各施設の芝生の維持管理につきましては,これまで同様,年間計画により芝刈り及び除草等を通常の管理を行い,芝の健全な育成を図ってまいる考えでございます。 ◆議員(米満孝二)  今の答弁の中で,通常の管理をしていくと。通常の管理というのはどういう管理なのか,もう少し詳しく教えていただきたいと思います。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  芝管理の通常の管理といたしましては,芝刈り,そして施肥,そして場合によってエアレーション,それと目土かけ,それと除草,これを年間計画の中で時期を決めて施工しております。 ◆議員(米満孝二)  それはわかるのですけど,芝は常に毎日伸びるわけですよね。特に雨が降ればすぐ伸びます。そういう中で,どういう頻度でやるのかなと。例えば年間これだけの回数で芝刈りもしますよとか,そういうのを教えてくれるのかなと思ったんだけれども,それについて答弁ができれば答弁してください。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  芝刈りに関しましては,年間,場所によって違いますが,4回から6回程度行っております。芝刈りの時期ですが,5月中旬から10月下旬までの間に4回から6回刈ることにしております。 それとあと,芝の高さとか,そういうのに関しましては,芝は成長点がありますので,成長点より下で刈ると軸だけ残ったりとかしますので,平均で2センチから3センチ程度で芝刈りを行っております。 ◆議員(米満孝二)  管理については,市民の方にも開放するということですので,恐らく競技場の使用をするということは荒れると思うのですよ。その辺の管理もしっかりしていただきたいなというふうに思います。 開催時期は,2023年に開催予定の佐賀県と協議を行っているということで,一定の理解が得られたということが報道されました。佐賀県は開催を1年遅らせるということでありますけれども,ここは開催地については決定がされたり内定がされています。佐賀県と鹿児島県だけでは決められない問題でないかなというふうに思うのですけれども,できれば早い時期に開催ができればいいなというふうに思っているのですけれども,開催をするまでには,もう最低でも3年はかかります。その間には,維持管理費とかいろんなそういう経費が要ると思うのですけれども,この辺について県との協議がされているのか,伺いたいと思います。 ◎都市計画課長(中野俊裕)  私のほうからは,維持管理についての財源について御説明いたします。 維持管理に要する財源でありますが,補助対象は施設整備に対してでありまして,維持管理に対しては補助がありませんので,一般財源で対応する予定でございます。 ◎保健体育課長(桑代睦雄)  私のほうからは,施設整備に関する財源についてということで説明をさせていただきます。 2020年開催に向けての中央競技団体の指摘事項に対する整備は終了しております。そのため,県の方針としては,指摘事項は解消されているというものと認識しているというようなことでございます。ただし,次回,開催前の施設整備に県の補助が全くつかないわけではございません。新たな整備箇所が見つかった場合等は,県と会場地,自治体,競技団体が協議の上,補助対象も検討するという県の考えを聞いているところでございます。 ◆議員(米満孝二)  新型コロナウイルスによって財源が厳しくなることが考えられます。今後,県との協議について本市の負担が軽減できる協議を望んでおりますので,どうかよろしくお願いしたいと思います。 次に,ヤンバルトサカヤスデの発生状況についてですけれども,各答弁の中に,いろいろ購入時にいろいろ説明とかやっているということでありますけれども,3種類の薬剤があるわけですけれども,この3種類の薬剤について,今,コイレット,ノックダウンダスターというのですかね,ヤスデガード,この3種類があるわけですけれども,この3種類についてどういうそれぞれの効力,どこにどういうふうに使用したらいいのかということについて,ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎市民生活課長(平山憲二)  ヤンバルトサカヤスデに対します薬剤の種類でございますが,個人用と自治会配布用等に分けて御案内させていただいております。 個人配布用につきましては,今議員からございましたように3種類ございまして,誘引性のない殺虫成分のみを含有しておりまして,ヤスデが薬剤に触れることで効果を発揮する薬剤になっております。そういうことで,家屋等への侵入防止に使用するものとして散布していただくように説明いたしております。 自治会配布用の薬剤は2種類ございまして,液剤につきましては,直接個体へ希釈液をかけて駆除するものでございます。また粒剤につきましては,ベイト剤で誘引し,食べさせて効果を発揮するものでございます。 それぞれの薬剤の使用方法や効果を説明した上で,自治会等での共同作業に使用していただくようにお願いいたしているというふうな状況でございます。 ◆議員(米満孝二)  今,自治会と個人別について説明をいただきましたけれども,その自治会については無償で支給しているということでよろしいのですかね。 ◎市民生活課長(平山憲二)  おっしゃるとおり,自治会は無料になっております。 ◆議員(米満孝二)  なぜこういうことを聞いたかというと,よく薬剤を家の周りにまくと,逆にヤスデが寄ってきて薬剤を使用したくないという方がおられるのですよ。そういうことから,先ほども説明はしているということでありましたけれども,やはりこういう指導,周知をもうちょっと徹底していかないと,ただそこに記載するのでなくて,やはり何かこの風評というのですか,いろんななっていないことが,なっているように話が出てしまうというのではなくて,これももうちょっと広報とか,もう一度その辺を使って周知をしていただければなというふうに思っているのですけれども,これについてそういう考えがあるのか,ちょっとお聞きしたいと思います。 ◎市民生活課長(平山憲二)  今の御質問にですが,窓口での説明につきましてもさらに詳細に説明し,それからホームページとか,いろんな広報媒体を利用いたしまして,薬剤等の効果,使用方法について,さらに広報に努めたいと思います。 ◆議員(米満孝二)  公共的な施設,今,本市も中学校とかそういうところが閉校になっているわけですけれども,私も別府中学校によく行くのですが,この前,西門のところから草が繁茂しとったものだから,ちょっと草払いをしてやろうかなと思って,草払いをしよったら,草払いの後の下にヤスデが非常にたくさん発生しているということが見受けられました。 足で踏み潰すわけにいかんものですから,薬剤があれば,そのときにまいたらよかったのかもしれないのですけれども,薬剤を持っていないしということで,そういうことで,そういうところについて薬剤を支給するのは,やはり団体でないといかんとか,個人では駄目だとか,そういうのがあるのかないのか,ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎市民生活課長(平山憲二)  私どものほうで持っております薬剤につきましては,自治会に配布するもの,それから個人用へは3割の負担をしていただいて購入するものということで予算確保をしております。 公共施設等につきましては,それぞれの管理主管課において予算措置をした上で,薬剤等の準備はするものというふうに考えております。 ◆議員(米満孝二)  例えば私が個人的に薬剤を,こうしてこういうのがありますけど,支給してくれませんかと言ったときに,それはできるのですかね。 ◎市民生活課長(平山憲二)  個人の方々には,先ほどから申し上げておりますように,発生している地域の方でございましたら,申請をしていただければ,3割負担で購入できる証明書等を発行して,農協等で購入していただくということになります。 ◆議員(米満孝二)  よくわかりました。そういうことで,こうして質問をさせていただきましたけれども,このトサカヤスデについてはこれからも拡大していく,範囲が拡大されてしていくと。また,これまでいなかったところがヤスデがいるようになったとか,そういう話があります。そういうことで,市としても十分な指導をしていただきたいということで,私の質問を終わります。 ○議長(加治佐民生)  次に,松久保正毅議員。  [18番議員松久保正毅登壇] ◆議員(松久保正毅)  それでは,先の議会全員協議会におきまして,今回の一般質問に限りましては,簡潔に,また短時間で終わるように申合せがございましたので,自己の質問としては15分以内をめどに頑張って,簡潔に申し上げてまいります。そのためには,市長の答弁が前向きに考えますという一言が添えれば,まだ短くなります。よろしくお願いいたします。 それでは,河川管理について質問を申し上げます。 まず,1番目としまして,例年にない7月の長雨で,私の住む永里川流域は越水寸前まで水位が上がりました。河川の堆積したところには,植物のアシや背丈ほどの竹,雑草等が繁茂し,水位が増す危険な状態でございます。早急に県に対策を講じるよう要望する考えはないか,お尋ねを申し上げます。 次に,(2)として,河川周辺の自治会も高齢化が進み,河川愛護作業ができなくなった自治体が増えております。この前お聞きしましたら,市全体で4集落ほど作業ができなくなったということをお聞きいたしました。そこで,市所有のトラクターモアを活用して,計画的に河川の雑草の整備をしていく考えはないか,市長に質問をいたします。 次に,2番目でございます。消防団の定数見直しについて質問をいたします。 少子化や高齢化が進む中,毎年開催される霜出地区消防後援会において,私のところでございますが,14自治会によっては,消防団員の定数確保に苦慮している状況でございます。 現在,指宿南九州消防組合の職員,機材等が非常に充実している中で,長年続いている消防団の600名近い定数を見直す考えはないかを質問といたします。あとは自席で行います。  [市長塗木弘幸登壇] ◎市長(塗木弘幸)  松久保議員の質問にお答えをいたします。 まず質問1,河川管理についての1番目,河川の寄洲除去について。 河川内の寄洲除去については,洪水による氾濫を未然に防止する重要な対策であることから,河川断面が著しく阻害されている箇所については,河川管理者が実施しているところです。 市内の二級河川につましては,管理する県が市の要望を基に寄洲の堆積状況を確認し,治水上緊急性が高い箇所から順次実施しているところです。引き続き地元からの要望等を基に現地調査を行い,県に要望を継続してまいります。 また,市の管理する河川につきましては,氾濫影響範囲を考慮しながら,計画的な対策を講じてまいります。 次に,質問1の2,河川愛護作業について。 愛護作業につきましては,河川を大切にし,安全・快適に利用できるように,愛護精神の普及と啓発を図ることを目的としまして,自治会の皆様方に御協力をお願いしているところであります。 河川愛護作業を行っていただきました自治会で,平成30年度133団体に対し,令和元年度は130団体と3団体少なくなっております。これは,高齢化や人口減少が一つの要因であると思われますが,作業再開された自治会もあり,市としましては,地域の方々には無理のない範囲での作業を,引き続きお願いしたいと考えております。 次に,質問2,消防団の定数見直しについて。 常備消防については,南九州市消防3署所機能の核となる南九州消防署が,平成28年に完成したほか,救助工作車が導入されるなど,施設,機器等の消防機能は向上されてきておりますが,人員的には,いまだ消防力の整備指針による基準に達していない状況でございます。 消防団につきましては,3町合併後,平成23年度に1市1団長制として組織の再編を行い,消防後援会などと協議の上,定数を見直し,594人とするとともに,定数内にて女性消防隊員の確保に努めてきたところでございます。 御質問にありますとおり,南九州市におきましても,人口減少や高齢化・被雇用者の増加により,消防団員の確保に苦慮されている状況は認識しております。そのような状況を踏まえ,新たに市内事業所に勤務する方も消防団に加入できるよう資格要件を拡大したほか,消防分団の再編にも取り組んでおり,消防団,消防後援会,自治会等関係団体と協議を重ねる中で消防団再編計画を推進し,定数見直し等も考慮しながら効率的な消防団組織として運用できるよう努めてまいります。以上でございます。 ◆議員(松久保正毅)  前向きな答弁だったと思っておりますが,少しだけまた2問目に入ります。 河川管理についてでございますが,今,3団体,既に作業を中止しているところがあるというふうに聞きました。私の集落もたった25戸しかない小さな集落で,その中でほとんどがもう高齢者となってしまいまして,若者が数名しか草刈り機を持ち寄らない集落となって,ついには3年前に作業を中断させていただきました。 しかしながら,小学校のそばであり,見た目も悪く非常に環境的にも悪いものですから,私は個人でボランティアとして100メートルほど,この前,草払いをさせていただきましたが,炎天下のために熱中症になりかけましたので,途中で中断する作業でございました。それぐらい1年放っておくと草も大きくなり大変な作業であったということで申し上げたいと思います。 そして,一つ建設課の団体に所有すると思いますが,今,道路の管理をしている方々がいらっしゃいますが,二,三年前に,川辺の万之瀬川の堤防をトラクターモアで草刈り作業をしている光景を拝見したことがありました。あれは市のトラクターが作業をしていたのかを確認したいと思います。 ◎建設課長(江平恒博)  建設課で購入しておりますトラクターモアにつきましては,道路,作業道路の草刈りをメインとして購入したものでございます。 ただし,草の繁茂が衰える冬場におきましては,河川の草払いですね。これにつきましては,愛護作業を2回する自治会につきまして,2回目の支援策として行っているところでございますので,議員が見られたそのトラクターモアにつきましては,市の所有のトラクターでございます。 ◆議員(松久保正毅)  その私が見たトラクターは市の所有であったということでございます。できれば,今,第2回目の作業だけを支援しているということでございますが,今,3団体が中止をしておりますが,恐らく5年後,10年後は高齢化が進み,できない自治会も相当増えてくると思いますので,ぜひこの市のトラクターモアを増機をしていただいて,できるだけ市でその作業をしていただければと思います。 それから,増水の件でございますが,霜出地区を流れる永里川ですが,この前,7月の長雨によりまして例年にない長雨が続きました。私もちょっと危機感を持ちまして,ちょうどもう7月の最後の大雨が降ったとき,一晩中ずっと降り続きまして,明け方,これだけ降りゃ相当水かさが上がっているだろうと思って,明け方6時過ぎ,川床橋のほうに軽トラックで行きまして,川を見たところ,あと30センチか40センチまで迫っていまして,このまま降雨が3時間続けば,恐らく超えるのじゃないかというような水位まで行きました。 今までこういうことはなかったわけでございまして,その下流にある川床堰が昔は固定のままだった頃,30年・40年前は,ほとんど台風のたびに堤防を川の水が超えまして,特に瀬世地区の田んぼ,永里地区・横峯地区のあの辺から全部水没してしまいまして大変な被害を被っておりました。 そしてまた,霜出地区の交差点は少し高いのですが,そこから仁田尾呉服店舗から霜出小学校の正門前にかけては少し低くなっておりまして,そこが8・6水害の頃,水没したときもありました。私は,そのとき一消防団員でありまして,当時は霜出小学校の前に住んでいた高齢者夫婦を,消防車をいっぱいいっぱい水没するところまでバックをさせまして,その高齢者を背負って避難をさせた覚えがあります。 そういうような被害が,あの川床堰の自然転倒に改修されてから解消されまして,ほとんど川の堤防を超えるような被害というのは軽減されたところでございますが,久しぶりにあのような川の堤防を超える水位まで来たのは初めてでございました。 今,台風9号が東シナ海をどんどん北上を続けておりますが,これも24時間当たりの降水では,100ミリを超えるというような先ほども報道をされておりました。今日はまた防災の日でもございます。ぜひ危機感を持ってこの早急に今堆積したものを,市も県のほうに市長は要望をしていただいて危機感を持って対応していただければと思います。そして,先ほど申し上げましたこのトラクターモアをフルに活用して増機をしていただいて,対応もしていただければと思います。以上で河川管理については終わります。 次に,消防団の定数でございますが,昭和55年度で,まだ合併前でございますが,3町を合わせて消防団の定数が614名でございました。それから年々,少し1名,2名の増減はございますが,令和2年までほとんど600名ぐらいの定員で推移をしておりましたが,最近になりまして定数は575名と少しだけ減っております。 しかしながら,39名減っただけでありまして,人口は何と,昭和55年度では3町合わせて3万3,450名いたわけでございますが,そのときの定数は614名です。今現在は,令和2年では約40名ぐらいは減っておりますが,人口は1万6,810人も減少しております。これだけ減っているのに定数は40名しか減らしていないと。これで,しかも高齢化が進んで若者が少ない自治会も多い中で,なかなか選出のないのはもう現状であります。このような現状をどのように捉えているか,質問をいたします。 ◎防災安全課長(神薗省吾)  南九州市の消防団員の定数につきましては,今現在,594名でございまして,実員が575名という状況でございます。 議員がおっしゃいました定数につきましては,実員が昭和55年で614名という状況でございました。市としましても,どの分団におきましても高齢化・人口減少に伴い団員の確保が非常に難しいということは常々認識しているところでもございます。 現在,今,平成30年に団員確保,そして車両・車庫等の適正配置など,将来の消防団,消防団員数を示しました南九州市消防団再編計画というのを策定し,今現在取り組んでいる状況も御存じかとは思います。 地域住民の生命・財産を守る消防団員は,地域には心強く,近年大災害が発生する状況におきまして人員の確保は大変重要な課題とも捉えております。市としましては,再編計画を進めながら,今すぐに市全体の消防団員の定数を削減というのは非常に難しいところではございますが,まずは計画の内容に照らし合わせて,各地区,各分団等で協議をいただき,再編計画に示されているような定数に近づけていただきたいというふうに考えております。 ◆議員(松久保正毅)  今現在の消防団の体制と,私が25年,30年前に消防団員だった頃とはもう全然違うと思いますが,私が消防団員だった頃は,ほとんど当時の消防団員は地元に仕事を構えておるか,地元で商売しているか,農業しているか,ほとんど地元に住んでおりまして,一旦サイレンが鳴って非常招集がかかると,すぐに5名,10名の団員が集まっている状況でございましたが,今の消防団員を見ますと,ほとんどの方が,大半の方が地元以外に仕事に出かけておりまして,例えば霜出校区で霜出で火災でありますと,通報を受けてもほとんど間に合わないと。 だから,もうほとんど今は分遣所,消防署のほうが,いち早く駆けつけて消火に当たるというふうな状況でございまして,昔は,分遣所よりも早く行った事例がたくさんございました。ところが,今はもう消防分遣隊,消防車のほうがいち早く駆けつける現状だと思いますが,そういう現状であっても,まだこの600人の定数が必要なのか,もう一回質問を申し上げます。 ◎防災安全課長(神薗省吾)  消防団員の定数につきましては,各分団が管轄する地域ごとに定められているところでございます。消防機器等の機能の向上,そして人口の大小もあると思いますが,単に人口が多いということで,団員を増やすということにはなかなかいかないところでございまして,管轄地域内の火災や災害等に対応するためには,やはり必要な人員という形で定められているところでございます。 地域によって実情は異なるところではございますが,消防団活動を円滑に行うために必要な団員数として定数を定めておりますので,人口が増えたというところの分団の団員数を増やしたとしましても,人口が減少している地域の団員数を減らすという考え方にはなかなかいかないところでございます。 将来的には,消防団再編計画でもありますように,分団同士の統合によりまして団員数の分団員数を地域に応じて調整することができるように,今,再編計画を推進しようとしているところでございます。 ◆議員(松久保正毅)  私は,今回の質問はもう何回もさせていただいておりますが,一番目的とするのは,過疎化の進んだ集落の定数を下げてほしいということでありまして,うちの霜出校区で例えてみますと,うちの集落も25戸しかございません。また共親集落というところが川辺町の境にありますが,そこも四,五十軒あるのですが,ほとんどが高齢化でありまして,生産人口というのはほとんどいないということでありまして,子どもたちも一人も通っていない,そういう集落でありまして,毎年,私,消防後援会長をさせていただいておりますが,その総会のときに苦情を受けるのが,うちの集落は若者がいないから,もう館長を選べば成り手がいないと。もう必ずそれを訴えられます。しかも,その共親集落は,昔のまま3名定数が決まっておりまして,3名はどうしても選んでくださいと言わざるを得ないのですね,こちらも。ところが,1人しか選べないといつも言われます。これを何とか是正してもらいたくて今回の質問に至ったわけでございます。 例えば,例を申し上げますが,昨日調べたのですが,この知覧町の郡地区にあります新町自治会というのがありまして,スーパータイヨー,JAの本所があります。そこの付近の住宅地が新町地区でございまして,そこの自治会の世帯数は355世帯あります。物すごいマンモス世帯でありまして,人口が872人住んでおります。 このような大きな自治会であっても,定数は,先ほどお聞きしました2名だそうです。我々,私の住んでいる昭和自治会も2名であります。ところが戸数としては25戸しかございません。これで平等性が保れるのでしょうか。答弁できたらお願いいたします。 ◎防災安全課長(神薗省吾)  人口が多い少ないというのは,非常に大きな問題であるというのは本当に認識しているところでございます。そういう中で,分団の団員の確保という考え方でございますが,各自治会から団員を推薦するというような分団もございます。そして分団自体で団員を確保するというような,勧誘するというような分団もございまして,その様態は様々あるところでございます。 非常に人口が少なくて自治会等に世帯数が差がある地域につきましては,各自治会から団員を推薦するのもあるわけではございますが,地区全体で団員を勧誘するという方法とか検討をいただけることもできましたら,そういう転換もしていただければというふうに考えているところでございます。 なかなか団員確保というのは難しいところがあるというふうに考えております。我々が消防団の再編計画の中で,今,分団の団員をどのようなふうに考えているかというのは,1車両当たり13名という考え方がございます。その中で通常知覧の分団にしては,中央分団を除きまして,2車両ございますので26名というのがございます。これは分団を運営する上で最低ラインの人員というふうに我々は考えておりますので,地域で話合いをしながら,地域で団員のやり取りをするというのはおかしいですけど,そういう都合をつけて調整をしていただく方法と,あと最終的に26名を下回らないような努力を地域でしていただければ非常にありがたいところでございます。よろしくお願いいたします。 ◆議員(松久保正毅)  今,防災課長から答弁を頂きましたが,1車両当たり13名,最低でも確保できればよいということで,霜出分団も2車両ございますので,最低でも26名を確保すればいいということですね。はい,わかりました。来年の総会のとき,またいろいろ苦情がありましたら,最低限でも26名,4名減るだけでも大分ありがたいと思います。 時間も15分を超えましたので,最後に市長,非常に我々が消防団員になった頃とすると,もう人口の密度が相当変わっております。周辺部にあまりにも人口が集まり過ぎて,昔,我々の地域も多かったのですが,もう人口の比率は全然変わっております。この辺を担当部署に見直すことを考える考えはありませんか。最後にお尋ねいたします。 ◎市長(塗木弘幸)  今議員がおっしゃられるとおり,確かにこの少数の自治会と比べて,校区の大きなところは人口も多いところがございます。同じ年ですので,私もよくわかります。先ほど議員がおっしゃられたとおり,我々が若い頃は,まだ団員も小さな集落でも確保できていたと思っておりますが,現在はそれはもう人口が減少しておりますから,大変難しくなってきているということはよくわかるところです。 しかし,今答弁もありました。でも,お伝えいたしましたけれども,やはり消防車1台に何人というふうな決まりがあるということでございます。それには,この1校区でも1分団,そして小さな校区はもう合併してやはり消防団のこの再編を進めていって,そして団員を減らしていくというような考え方がいいのじゃないかと思っております。そのような方法で,これからこの問題に対しても対処していきたいと考えております。以上です。 ◆議員(松久保正毅)  最後になりますが,前向きな答弁を頂いたと思いますが,この前,私が消防組合の今監査をさせていただいております。備品監査ということで,指宿署,山川署,開聞署,頴娃分遣所,それからまた知覧署,川辺分遣所,全ての署を拝見をさせていただきました。本当に全て機材も車両も充実しております。 また,今の消防長が大倉野消防長でございますが,大倉野忠浩さんのお兄さんでございまして,懇切丁寧に私の質問に答えていただきました。 前に質問をしたときに,当時の総務課長が答弁したことに,なぜ600人,いまだに必要なのかと尋ねたときに,人員捜索のためにやはりこれだけ必要ですと答えました。大倉野消防長に,万が一,知覧地区で人探しのために人間が足らないときは応援ができますかと言ったら,十分に指宿からも応援はできますという答弁も頂きましたので,もう今や,この600人を有する必要はないものと私は判断をしております。 ぜひ市長はじめ,担当課長はじめ,関係者で,今後もこの定数の見直しを人口割に応じて決めていただければと思います。以上で質問を終わります。 ○議長(加治佐民生)  ここでしばらく休憩します。午後1時43分休憩───────────午後1時55分開議 ○議長(加治佐民生)  再開します。次に,大倉野由美子議員。  [4番議員大倉野由美子登壇] ◆議員(大倉野由美子)  私は,日本共産党議員の1人といたしまして,先に通告してあります項目で質問をいたします。 まず,市長の政治姿勢についてです。平和市長会議で世界平和への行動計画の中で,核兵器廃絶への具体的な指針が示されました。平和を発信する町の市長として,核兵器禁止条約の調印を国に働きかけるお考えはないか,お尋ねいたします。 2番目です。新型コロナウイルス感染症対策について。その1,コロナ感染の早期発見,そして防疫につながるPCR検査の強化に取り組む考えはないかどうか。 2点目,コロナ禍から地域経済の立て直しが求められます。財政調整基金や庁舎建設整備基金など取り崩し,経済対策を強化する考えはないかどうか。 3点目です。新広域ごみ処理施設建設に関連した今後の取組につきまして,1点目,新広域ごみ処理施設の建設予定地である自治会住民の反対があり,建設の白紙撤回を求めております。民意が反映されない計画をこのまま進めることをされるかどうか,市長にお尋ねをいたします。 2点目,燃やすごみの減量化が求められています。本市の現状と今後の取組をお尋ねをいたします。 最後4点目,小中学校通学路の街灯増設につきまして,1つ,安心安全な通学路の確保のために街灯の設置を要望する声がございます。計画的に増設する考えはないかどうかをお尋ねをいたしまして,あと自席からといたします。  [市長塗木弘幸登壇] ◎市長(塗木弘幸)  大倉野由美子議員の質問にお答えをいたします。 まず質問1,市長の政治姿勢についての1番目,核兵器禁止条約の調印を国に働きかけることについて。 核兵器禁止条約は,核兵器の廃絶を目的として,2017年に国連の下で採択されており,現在,44か国が批准し,条約が効力を持つ発効まであと6か国となっております。我が国は,唯一の戦争被爆国であり,核兵器の廃絶を訴えていく歴史的な宿命を負っております。このため,非核三原則により,我が国が核兵器を使用しないことを国際社会に誓約するとともに,国連総会において,26年連続で核兵器廃絶決議案を提出し,採択されるなど,核不拡散に取り組んできています。政府としては,引き続き,核兵器不拡散条約及び包括的核実験禁止条約などの枠組みにおいて,核兵器国と非核兵器国の橋渡しの役割を担っていく方針であります。 平和の尊さ,世界平和を希求する本市としても,核兵器のない世界の実現に,着実な歩みがなされることを強く望んでおりますが,このような状況を鑑み,現段階において,核兵器禁止条約に署名,批准することを市独自で国に要請する考えはないところであります。 次に質問2,新型コロナウイルス感染症対策についての1番目,PCR検査体制の強化について。 行政検査として行われるPCR検査等については,医師が必要と判断した場合に,帰国者・接触者外来など,都道府県が指定する医療機関で実施されます。市民の方々に発熱等の症状があった場合に,速やかに診察していただける体制を整えることが,安心して日常生活を送るために重要であると考えております。南薩医師会内においても,以前と比較すると検査体制が整ってきてはおりますが,一つでも多くの医療機関で検査体制が整うよう,加世田保健所並びに南薩医師会と連携をとり,対処してまいります。 次に,質問2の2,経済対策の強化について。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては,9月議会で国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを活用し,各種の支援等を予算計上しているところであります。 しかし,新型コロナウイルス感染症につきましては,現在も収束が見えない状況にあります。今後も感染症対応に係る支援は必要と考えるところであり,国の支援や財政調整基金を活用しながら対応してまいりたいと考えております。その他の基金につきましては,庁舎建設整備基金を含めそれぞれの設置目的により積み立てられているものでございます。設置目的以外での取り崩しは考えておりません。また,市として経済対策等の支援策を検討するうえで,設置目的を考慮しながら有効活用できる基金については,活用していきたいと考えております。 次に質問3,新広域ごみ処理施設建設に関連した今後の取組についての1番目,新広域ごみ処理施設の建設計画について。 南薩地区衛生管理組合が計画しております新広域ごみ処理施設の建設候補地決定につきましては,建設候補地検討委員会から南さつま市金峰町高橋が最も適していると評価され,施設の安全性の確認のための追加のボーリング調査を行い,液状化や地盤の状況等についての分析結果を受け,4市の組合協議会において協議のうえ建設地として決定し,組合議会への報告がなされております。 また,関係自治会への説明につきましては,新広域ごみ処理施設の概要について,先進地視察や説明会等を実施しながら,地域住民の不安感の解消に向けて,丁寧な説明に努めているところであります。この説明会等をとおしまして,地域の方々の新広域ごみ処理施設への理解が深まりつつあり,今後は,関係自治会代表者と組合事務局による「新クリーンセンター建設整備委員会」を立ち上げ,課題解決に向けて具体的に協議していく予定であると聞いております。 このようなことから,新広域ごみ処理施設の建設につきましては,南薩地区衛生管理組合が関係自治会と適切な協議を重ねながら,地域の方々の理解が得られるよう責任を持って推進していくものと考えております。 次に,質問3の2,燃やすごみの本市の現状と今後の取組について。 本市のごみの減量化につきましては,平成29年度に見直しした「南九州市一般廃棄物処理計画」の目標年度である令和6年度の1人1日当たりの排出量860グラムに対しまして,令和元年度の速報値では821グラムとなっているところでございます。 しかし,不燃ごみ・資源ごみは,減少傾向ではあるものの,可燃ごみは,増加傾向にあるところであります。 また,コロナ禍の中,外出自粛による影響により,ごみの搬出量が増加傾向にあるところであります。可燃ごみの減量化につきましては,可燃ごみの中でも重量比の大きい生ごみを減らす事が,減量化につなげていくと考えておりますので,現在取り組んでおります生ごみ処理機による各家庭での取組みを更に推進しますと共に,3R運動など,燃やすごみを排出しない取組みを推進してまいりたいと考えております。 今後も,市民の意識高揚を図るため,広報紙やホームページの活用と各地域の衛生自治団体連合会などを通じての啓発も引き続き粘り強く行っていきたいと考えております。 次に質問4,小中学校通学路の街灯増設についての1番目,小中学校通学路の街灯増設について。 本市では,自治会が設置する照明を防犯灯,市内中学校の通学路を対象として設置する照明を通学路灯として設置,管理しております。通学路灯については,地域やPTAからの要望を受け,教育委員会・南九州警察署,学校,PTA及び道路管理者で組織する通学路安全推進会議で確認,検討を行い,市内中学校の通学路に毎年一定数の通学路灯を設置しております。 今後もこれまで同様,通学路安全推進会議の協議結果をもとに設置してまいります。以上で終わります。 ◆議員(大倉野由美子)  御答弁いただきましたけど,改めて一つ一つをお尋ねをしていきます。 我が市は,この平和首長会議に平成24年8月に正式加盟をしております。そして,毎年の総会に市の代表の方も参加をされているわけです。2017年には加盟都市の市民やNGOなどと連携をしまして,2020年までの核兵器廃絶を目指す2020年ビジョンの行動計画を定めました。 まず,このこと,市長御自身はこのことをどのように認識をされておられるのか,お答えいただきたいと思います。 ◎市長(塗木弘幸)  私は,この平和首長会議には,まだ1回も出席をしておりません。本市の誰かが出席をしたということは聞いております。この会議そのものが,ほとんどの日本国内の市町村が参加をしていると。あと参加をしていないのは二十何か国かあるようでございます。これは,核を持たないということを推進する会議でございますので,これからも参加をしてまいりたいと思っております。 ◆議員(大倉野由美子)  ちょっと今の,市長自身が平和首長会議が,いわゆる2020年ビジョンというのを決めておりますが,このことは担当課長さんは御存じですよね。今日,参加をされておられますか。 ◎知覧特攻平和会館長(朝隈克博)  この平和首長会議は,核兵器の廃絶,飢餓,貧困,人権,環境などの課題に取り組んで,世界恒久の平和を実現しようということで設立をされておりまして,国内の99.5%の市町村が加盟をしているということでございます。鹿児島県内では43市町村,全ての市町村が加盟をいたしております。 この2020年ビジョンにつきましては,2017年から2020年までに,この課題を解決しようということを目的に,核兵器のない世界の実現及び安全に活力のある都市の実現の2つの課題に取り組むということで,行動計画を策定しているものであるというふうに認識しております。 ◆議員(大倉野由美子)  毎年,この平和首長会議というのを総会が開かれておられて,この会に市の代表として必ず平和会館の館長さんなり,たしか2012年だったと思うんですが,当時の副市長さん,鶴田副市長や当時の平和会館の館長さんが参加をされておられるわけです。これは全国会議でございまして,その中で行動計画がしっかりと定められておりますので,これぜひ,市長御自身が認識をしていただきたいと思います。 新聞報道によりますと,7月2日から19日に行った調査では,アメリカ国内の世論調査の結果の報道です。米国人は核なき世界を求めているとしまして,どんな国であっても核兵器保有は許されないと回答した方が66%,また18歳から24歳の若者の52%は,米国は原爆投下を日本に謝罪すべきだと回答をしております。核兵器禁止条約を批准した国は,先ほど市長さんの答弁にもございました44か国になっております。条約発効に必要な批准,国の数が50ですので,残り6か国と,そういう世界の大きな流れの中に今あるわけです。唯一,この戦争被爆国でありながら,核兵器禁止条約に背を向け続けている今の安倍政権,先日,安倍首相は退陣をされましたけれども,引き続くこの自民党政権の流れの中で申し上げたいことは,核兵器増機を急ぐこのトランプ政権に追随するのではなくて,被爆者の訴えに応える世界の流れは,核兵器のない世界です。改めて平和をアピールする町の首長であるならば,国に対して核兵器廃絶への条約を批准を求めると,そのことが大事だと思います。 一言でよろしいですけど,再度,市長の率直な気持ちをお尋ねをしておきます。 ◎総務課長(別府誠)  先ほどからありますように,南九州市につきましては,平和を語り継ぐ都市宣言を行いまして,市民憲章においても平和と命の尊さを語り継ぐ街というようなまちづくりの目標を掲げております。 確かに核兵器のない世界の実現というのは,人類共通の理想でもございます。しかしながら,我が国に置かれている情勢というのは,近隣に核を保有する国があって緊張が高まっている状況下にもございます。 この条約へのかかわりについては,国の防衛や安全保障上の極めて重要な問題でもございます。政府は核保有国やその核保有国の安全保障に依存する国,それとそれ以外の国を二分し,国際社会を分断してしまうことへの懸念から条約に反対する立場をとっております。 現状において,この条約に署名,批准することは我が国の安全保障上の立場というものを根本から覆すというようなこともございます。 また一方で,国民の生命とか財産を危険にさらすことになることも考慮されます。この条約の枠組み以外で核兵器の拡散防止に取り組むとする,政府の判断を尊重すべきであるというふうに考えているところでございます。 ◆議員(大倉野由美子)  そうですね,戦後75年を迎えた今年でしたが,アメリカ公文書館からも新たな先の世界大戦の史実が,どんどん新たな資料が今明らかになってきております。日本のこの戦争責任が問われているわけです。そして,多くの識者の皆さんが平和を守って作るということを語り,女優の吉永小百合さんなども,いつまでも戦後であってほしいと語っておられる,高校生,若者の間でも平和への取組が広がっております。 そういうときに,先ほどの御答弁にございましたけれども,その核兵器を持つそのことが,安倍首相の言葉はこの核兵器国と非核兵器国の橋渡しなどと言っておりますけれども,現実はアメリカのトランプ大統領なりの要求に応じるままに,日本は核軍拡に走っているそういう状況でもありますので,戦争をしないという今のこの政府の中身,姿勢を見ておりまして,国民の皆さんが戦争にならなきゃいいというふうなことは危惧されている状況ですので,平和を語り継ぐ宣言の中でも核兵器を持たず,作らず,持ち込ませずの非核三原則を明確にうたっておりますので,そのことはぜひ核兵器禁止条約が採択をされる方向への姿勢に立っていただきたいということを申し述べて,次に移ります。 新型コロナでの再質問です。 6月下旬以降,全国的に新型コロナ感染症が拡大をして,鹿児島でも同様でした。枕崎市,指宿でのクラスターの発生,南九州市でも7名の感染者です。今の感染状況を踏まえ,またこの先,秋冬に向けてインフルエンザの流行とコロナ感染拡大の3波が危惧をされております。そこで,健康増進課長さんへお尋ねをいたします。コロナ感染の件は様々な御苦労が,対策で御苦労があられると思います。コロナ感染の状況を踏まえ,この間の取組やこれからの懸念,医師会などとの連携など踏まえた今後の取組などについて,お尋ねをいたします。 ◎健康増進課長(塗木智子)  現在,医師会とそれから保健所とともに,まずPCR検査ができる地域の医療機関を1つでも増やそうということで,一緒になって取り組んでいるところであります。今後,発熱,インフルエンザも含めまして,やはりコロナとは見分けがつきにくい発熱も多くなることが予想されております。その発熱の患者さん方を1人でもやはり,近くの医療機関で診察ができるようにということで,検討会を交えながら進めているところであります。 また,現在もですけれども,やはりコロナと見分けのつきにくい熱中症ですとかありますので,そういったことについて,市民の皆様に啓発をしてまいりたいと思います。 また,インフルエンザ等につきましても,コロナ同様,やはり基本的な感染症予防の対策が一番であると常に思っておりますので,引き続き対策を市民の皆様へ伝えていきたいと思っております。以上です。 ◆議員(大倉野由美子)  改めて,このいわゆるコロナの感染と,感染予防と防疫に大事なということでPCR検査については,全国の医師会や東京医師会などをはじめとしまして,識者の皆さんが,疫学の専門家の皆さん方が,このPCR検査について拡充を求める声はもう早くからございました。そして,これが全国の声になっているわけですが,そういうところで厚労省が,これは8月の7日付の事務連絡ということで,その新型コロナウイルス感染症に関するPCRなどの検査体制の更なる強化について述べておられるわけですが。 この少し御紹介しますと,全国的に新型コロナ感染症が拡大しており,現下の感染状況なども踏まえつつ,検査需要について必要な見直しを行ない,検査体制の増強を図っていくということが求められていますと。そしてその状況,こういった状況を踏まえて,一つに検査が必要なものがより迅速かつ円滑に検査が受けられるとともに,2つ目には濃厚接触者に加え,感染拡大を防止する必要がある場合には,広く検査が受けられるようにするとの考え方のもとに,検査体制の一層の強化を図っていく必要がありますというふうに,これは都道府県を含め保健所設置の市や特別区などへの事務連絡がございます。 国の今のこの姿勢は,この検査が大事だということが改めて,全国の声を受けて,こういう姿勢に立っておられると思います。しかし,まだこの段階では,国自身がどういうふうな体制を強化をすると,財政的な措置も含めてするというふうなことは発信がないわけですので,願わくば地方から声を挙げていくことが大事だと思います。PCR検査の拡充のことについて,どんなふうにお考えでしょうか。 ◎健康増進課長(塗木智子)  今,議員がおっしゃるとおり,最近の厚生労働省の対策本部会議の決定の中にも,検査体制の抜本的な拡充ということで,迅速な検査キットの開発,増産,提供,そういったものでありますとか,濃厚接触者のみでなくって,クラスターが発生し得る集団においては幅広く検査対象とするとか,様々幅広くできるような内容で検討がされているようです。 そのことにつきましては,本当に今,そのような形で国のほうからの方針が示されておりますので,またこの地域におきましては,先ほども申し上げましたように,まずその検査の体制,医療機関,それから県内における検査の機関です。そういったところの検査の可能数というのも非常に大きく,影響がしてくると思われますので,やはり県,それから広域で検討がなされていくものと思っております。 私たちができることとしましては,やはり地元の医師会,保健所と新たな情報をしっかり漏れなく把握して,今後進めて行けるように努力してまいりたいと思います。以上です。 ◆議員(大倉野由美子)  このPCR検査につきましては,今,いわゆる世田谷方式ということで,いつでも誰でも何度でも,その検査を受けられる体制が始まっております。全国的にこの世田谷,千代田区,北九州市や長崎県が実施をし,もっとこれが広がっておりますが,指宿市が検査を希望する方に市が1万円の補助を出すことを決められたわけです。 そういうことで,このひとつ感染者が出た際に,また濃厚接触者をはじめとして,地域であるいは職場で,関係者が検査を望めば検査が受けられると。感染の発見はもとより,この感染を広げないという対策であるということです。 重ねて,市長にお考えをお聞きしたいんですが,全国的にこの病院の状況なども,いろいろ様々な実態が伝わってきておりますけれども,改めて今後のことも含めて,医療従事者の方,介護職員,救急隊員,保育所や学童保育,学校などで働く皆さんは,日々,どんなにこの感染を防ぐか,努力の最中だと思います。 また,施設の利用者を含めて,密を避けられないところで働く方々が,希望をすれば検査の費用が高いわけです,お金に心配なく検査ができることが求められておりますが,そのことに対して改めて各全国の自治体で独自の補助制度が始まっておりますけれども,そういう,今後,お考えはないかどうかをお尋ねをいたします。 ◎市長(塗木弘幸)  本市でも発生しております。感染者が発生しております。このPCR検査の体制ということにつきましては,本市だけではここは対応ができないと思っております。 ですから,先ほども申し上げました,今後とも加世田保健所や南薩医師会と連携をとりながら,この検査体制の充実に努めていきたいと考えております。 そのための支援が必要であるということがあれば,支援をしていきたいということは思っております。このPCRだけではなくて,いろんな消毒とかそういう支援は行っているところございますので,いろんな方面からの支援をしていきたいと,そういうふうに思っております。 ◆議員(大倉野由美子)  健康増進課長さんのお話をお聞きしておりまして,医師会の先生方との交流が定期的に行われておられるようです。当然,この私どものこの地域で,地域医療を守っておられる先生方が一生懸命に考えておられる御意見なども,多分,市にも届くと思います。とういうことで,先ほどのお話しでもこの検査体制の強化は,同じように強化をすることが大事だというふうな御認識であられるというふうに思いました。 そういうことで,やはりこの備えがあってはじめて,何て言いましょう,この感染を広げることを阻止することはできるはずです。何て言いましょうか,そういう体制をとっていただくことが大事ではないかと思いますので,当然,この財政的な支援,医療機関に対して様々な体制も,支援も今から,御相談などもあるんじゃないかと思いますが,そういう体制をとっていただきたいと思います。 あと,次に2点目に,この地域経済の立て直しにつきまして,考え方なんですけれども,私はこの今の地域の,私どものこの,全体的にですね,とにかくこのコロナは内閣府が今月の17日でした,発表した,この4月から6月期の国内総生産GDP速報値について,年に27.8%減だと,消費税増税にこのコロナが追い打ちをかけた。こういうふうにもマスコミも報道しております。 私が直接この御相談を受けました女性は,昨年は月々13万円のお給料で働いておられたようです。ところが,今年の5月以降は10万円という,そういう急激なお給料が減っているわけです。非正規の労働者が職を失ったり,勤労学生の皆さんがバイト先がなくなったり,僅かな年金暮らしの皆さんたちも,苦境に立たされているじゃないかと思います。こうしたときに,やはり市民生活への直接手当てが求められております。 新型コロナが発生をしましてから,県下はもちろんですけれども,各自治体が様々な努力をされているわけです。我が町も商工業者の方を始めとして,農業,商工業です。子育て家庭支援のための対策がなされてきました。そういった政策を,いろんな制度を受けて,本当に助かったという,そういう声なども届いておりますけれども,いわゆるこれですまない,ますますこの経済的には大変な状況が広がることが,もう予想されるわけです。市独自で支援先をさらに強める時ではないかと思います。 そこで,ちょっとお尋ねなんですが,これまでも6月議会でしたけれども,財政の組み方についての論議もされたわけですが,財政調整基金というのは,いわゆる自由に使える,そういったお金です。今年の3月23日付現金出納検査報告書によりますと,財調の残高が29億2,766万円余りです。さらに,この8月26日付で出納検査報告書をいただきましたが,その残高は35億7,331万9,000円余となっております。つまり,この半年余りのうちに6億4,565万5,000円増えているわけです,財調がですね。ということで,やはりこの本当に基本が市民の暮らしを応援するという,そういう姿勢になっているのだろうかというふうに思いました。 庁舎建設の積立金なども従来どおり積立てられておりますが,そのほかの不要不急の財政の使い方がないのかどうか,そういった見直しなどもぜひしていただいて,もとよりこの財調基金です。今,緊急事態の中にあるわけですから,市民の暮らし応援に回す時ではないかと思います。市民生活へ思い切った財政出動をすべきだと考えますけれども,いかがでしょうか。 そして,先ほどの市長さんのお話し,回答の中で,現在の基金制度の中で活用可能な基金などについて,使えるものがあれば使うというふうな回答もございましたが,もしそういったものがどれなのか,明らかになれば自由に使えるというか,目的に応じて,あるいは使えるものがあるのではないかと思います。 それは,子どもたちへの支援だったり,多分そういった基金がちょっと今,手元に資料がないんですけれども,そういったところでの使い道が可能に広がる,使い方によっては広がる,使える物があるのではないかと思うんですが,ぜひ,財政当局の皆様も検討していただいて,直接その市民生活を応援をするというふうなところに回すことができないのかどうか,再度,その検討方を含めて,御決意をお尋ねをしたいと思います。 ◎財政課長(橋口和久)  ただいま出ました基金につきましては,財政調整基金につきましては,各年度間の財源の調整を行うということで,繰り入れを行っているところで,緊急の場合等を含めまして対応をしているところでございます。 先ほどの市長答弁でもございましたように,9月議会におきましては地方創生臨時交付金を充てるなどして,各種の支援を対応しているところでございます。それと,財政調整基金以外の基金につきましては,それぞれの設置目的がございますので,それの目的に沿わない部分について,経済の部分,多様な部分に繰り入れを行うというようなことは考えていないところでございます。 それぞれの施策を行う上で必要となり,また活用できる基金があれば,それは対応はしていきたいと考えておりますが,今,ここでどの基金をどういった形で使えるというのは,それぞれの施策との兼ね合いもございますので,どれを使えるというのは,答弁はできないところでございます。 ◆議員(大倉野由美子)  ぜひ今,それこそ長い間の懸案事項にもなりますけれども,子どもの貧困の事も言われておりますし,先ほど申し上げました,この勤労学生の人たちへの支援策とか,全県的にもそれぞれの自治体がやっぱり手厚い保護の実施が始まっているわけですので,ぜひ,我が町ならではの市民の皆さんの要望に応じる形での施策を今後していただきたいと重ねて要望しておきます。 続きまして,新広域ごみ処理施設に関しまして,今の私どもの議会になかなかこの新クリーンセンター建設の計画ということでの情報が届かないわけですが,状況がわからない中で,私どもも事務組合を訪ねて,いろいろ調査もしてまいりましたけれども,そして地域,高橋地域という場所が決まったという報告をいただきましたけれども,その高橋の皆さん方がやはり今のその組合の進め方と言いましょうか,南さつま市の行政との関係でもあるのではないかと思いますけれども,様々なやっぱり不安事項もあるということが伝えられております。 今,この組合が進めるこの新クリーンセンター計画については,場所が決まったということで,生活環境影響調査ということが行われて,それの結果が公開されて,それに対しての市民の皆さんへの意見を求める機会があったわけですが,それはたしか8月の中ごろが締切だったんでしょうか。そのことすらも,私どものこの南九州市民の方々がどれほど御存じだったのかなと,私は思います。 だから,なかなかこの市民に明らかにならない中で,こういう大型事業が進むわけですけれども,聞きますと,環境影響調査に対する意見というのが,全部で45件出されているようです。 それと,市長は高橋地域の皆さん方から,直接何か要請とか,そういったことが受けられた,皆さんたちが市長に対して何か要望なりを届けられたことがあったんでしょうか。 ◎市長(塗木弘幸)  この新ごみ処理施設については,地元の高橋自治会と,あとその周り2自治会ぐらいが反対であったということ,全員じゃないわけです。この自治会の方々は全員反対だということじゃなくて,反対の方々がおられたということは聞いております。私は,あった記憶はないと思っているんですけど。ちょっともう覚えていないところもございます。 いずれにせよ,この設置委員会でこれは決まったんです。場所は決まったところです。高橋が一番適正地であると決まって,もうどんどん進んでおります。そのことについては,どういう状況であるかということについては,副市長が建設委員でありますので,また説明していただきますけれども,この広域の南薩衛生管理組合の議会において,逐次,議員の方々にもその報告はいっているというふうに認識を私はしております。 ◆議員(大倉野由美子)  地元の高橋の自治会の皆様方から,直接お話を聞いたんですけれども,平成30年のたしか3月だったんでしょうか,塗木市長さんを含めて4市の市長さんが訪問をされたようです。そのときに,地域住民の方々の反対の意向を示した署名を,それぞれの市長さん方に届けたというふうに聞いております。 だから,それこそ,そうですね,なかなか地域の皆さん方にとっても高橋地域の,なかなか自分たちの思いと,建設を進める行政当局との間で折り合いと言いましょうか,疑問が解かれないままに事が進むというふうなことを,訴えをされるわけです。 何よりも,やはりこういった大きな,今,私どものところに伝えられておりますのは,145トンを1日のうちに処理をするということで,1トンにつき1億だというふうな話も伝わっておりますけれども,145億ですか,それが建設そのものは,建設と維持管理と含めて先20年の計画であり,そして1つの企業体が建設から管理までを請け負うというふうな形の計画ですけれども,やはりこの市民にとりましても,大きな借財が残ることになりますので,今後もやはり本当に開かれた行政がとても大事になってくると思います。そういった,燃やす施設を作るわけですので,このごみを減量化をしていく課題と同時に並行した施策が進まない限り,それはどこまでも大きな大きな施設になるということには,歯止めがないんじゃないかという気がします。 それで,ごみの減量策についてお尋ねをしたいんですが,ごみの減量化で燃やすごみを減らす,そのことが非常に大事になってくると思いますけれども,資料をいただいたんですけれども,いわゆる家庭系ごみ,事業系ごみの区分けで,ごみの量の一覧表が担当課からいただきましたけれども,今のごみ問題というのはいわゆる3Rというんでしょうか,リサイクル,リデュースですか,そういう形で,やはり燃やすごみを減らすという対策,方針の中でこういう政策があるわけですけれども,我が町のこのリサイクル率の数値を出していただいたんですが,平成27年度から,28,29,30年,令和元年までの資料がございますが,それぞれごみの中身によってのリサイクルの一覧表ですけれども,リサイクル率が11.0%だと,令和元年度のこのごみの実態がそういうことに,資料としてなっておりますが,言うならば1割強というふうなことですよね。だからやっぱり,これは本当に分別をしながらリサイクル率を高めることで,燃やすごみを減らすという課題がとても大事になってくるはずです。 ここのところを追求しない限り,今,この地球環境の問題での温暖化が叫ばれているわけですので,地方に住む我々にとっても大きな課題ですよね。事業所ごみを減らす課題のことと,いわゆるリサイクル率を引き上げていく課題で,どういうふうにお考えなのかを,ちょっとお聞かせいただけますでしょうか。 ◎市民生活課長(平山憲二)  ただいまの御質問についてでございますが,リサイクル率につきましては,議員がおっしゃられるように,ここ数年,なかなか向上していないという現状にあるところでございます。このリサイクル率の向上につきましては,まずはごみを正しく分別することが重要になってくるのではないかというふうに考えております。そういうことで,リサイクルへの意識の醸成のため,粘り強く啓発活動を継続しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。 また,事業所からのごみ減量につきましても,同じようにこの分別というものが非常に大事になってくるのではないかと考えております。 それとまた,飲食業等につきましては,生ごみの減量ということも大きく影響するんではないかということで,この3010運動というようなことも推奨しながら,食品ロスの削減というものに取り組んでいるというところでございます。今後も,粘り強く啓発活動を継続していきたいというふうに考えております。 ◎市長(塗木弘幸)  ちょっとすいません。先ほどの質問の答弁で,ちょっと私は訂正をいたします。 この,反対している高橋自治会の方々とは2年ぐらい,ちょっと定かではありません。記憶がないというふうに答弁いたしましたけれども,この南九州市の市長室で要望に高橋自治会の方とあと2自治会くらいやったかな,その方々が要望に来られたのを今,思い出しました。副市長にも確認したところ,そうであったということでございますから会っております。訂正をいたします。 ◆議員(大倉野由美子)  市長さん,そういうふうに応えていただいて,やっぱり地元の高橋の皆さん方が非常にこの後々まで,やっぱり住み続けたいという,それぞれが思うわけですから,子どもたちが帰ってこれなくなるというふうにも危惧もされる中で,本当にダイオキシンの問題などの解決がうまくいくかという疑問がやっぱり解かれることが大事ですし,何よりも地元の皆さんを含めて,4市の市民の声が反映をされる形のごみ行政を進めていただきたいと思います。 それで,時間もなくなりましたけれども,このごみのリサイクルの問題では,それぞれ各自治体でごみ処理のやり方は様々違いがあると思います。この焼却施設のないところもあるわけですけれど,しかしそれでも焼却施設を造りながらも,ごみを減らすという点で努力をしているというのでは,日置市,阿久根市,長島なども生ごみの堆肥化を含めた努力をされております。 そして日置市などをお聞きしますと,福祉事業所や病院などから出るのかどうなのか,それがどこに行くのかちょっとはっきりしていないんですけれども,例えばオムツなどが,オムツの業者の皆さんたちと一緒になって,燃やさないためのオムツの改良も始まっているというふうなことなども,日置市はやっておられるようですので,やはりいろいろ,あちこち専門家が努力をしているという,そういった情報などもぜひ入れていただいて,いろいろ考えていただきたいと思うところです。 最後になりますけれども,この通学路の問題です。 この防犯灯の件なんですが,教育委員会から資料をいただきましたけれども,これは当然この,いろいろそれぞれの旧町で,それまで通学路に対してはいろいろ施策の違いがあったんだろうと思うところなんですが,旧3町でこの比較をした資料をいただきました。そうしますと川辺地域,頴娃地域,この資料を見ますと,やはり圧倒的に知覧と比べますと,該当の設置がもう格段に違いがあります。 この川辺町内を私走りながら,どこに行っても暗いというのはもう否めないわけですけれども,せめて自治会内で付けている街灯はそれぞれが,自治会の皆さんと努力しながら付けておられますが,県道,市道,あるいは農免道路など,必要箇所についてはぜひ,計画的に付けていただきたいと思います。 今,要望が届いておりますのは,一つは勝目校区のAZの下のあたりの国道のあたりです。少し暗がりのあるところがございます。そういうところの街灯が,木に覆いかぶさる感じで,街灯の役目を果たしてないんじゃないかというところなどの改善も含めまして,あとは宮校区,松崎とか,高田校区は,中学生の自転車に乗った学生さんたちが,とっても危ないと思っておられるところが,あの大渡橋から平山六丁などにかけての,そこの農免道路とかも要望がございますので,ぜひ,現地を調べていただくなりして,どうか設置方をお願いします。    ──────────────────── △延会 ○議長(加治佐民生)  お諮りします。本日の会議は,これで延会したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(加治佐民生)  本日は,これで延会することに決定いたしました。次の会議は,9月2日午前10時から開会することとし,本日はこれで延会します。午後2時55分延会...