○議長(
加治佐民生) これをもって説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 以上で,報告第3号の報告を終わります。 ────────────────────
△日程第6―日程第24 同意第1号―同意第19
号一括上程
○議長(
加治佐民生) 日程第6,同意第1
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてから日程第24,同意第19
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてまでの以上19件を一括議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) 同意第1号から同意第19号まで,南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて,同一案件でございますので一括して御説明いたします。 本案は,現在の
農業委員会委員20名が令和2年7月19日をもって任期満了となることから,これから申し上げる19名の方々を
農業委員会委員として任命することについて,
農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により,議会の同意を求めるものでございます。今回から委員の定数は,20名から1名減らして19名とするものであります。なお,委員の任期は,令和2年7月20日から令和5年7月19日までの3年間でございます。 まず,同意第1
号南九州市知覧町塩屋18667番地,大隣初美でございます。 次に,同意第2
号南九州市川辺町平山6893番地,福元三德でございます。 次に,同意第3
号南九州市川辺町宮5231番地,
下之門信洋でございます。 次に,同意第4
号南九州市頴娃町上別府6013番地3,永山明美でございます。 次に,同意第5
号南九州市知覧町西元12285番地,
東垂水勝秀でございます。 次に,同意第6
号南九州市知覧町郡7899番地1,桑代純一でございます。 次に,同意第7
号南九州市知覧町西元12284番地,
東垂水美智子でございます。 次に,同意第8
号南九州市頴娃町牧之内11838番地,雪丸泰親でございます。 次に,同意第9
号南九州市川辺町高田1968番地,
六反田達郎でございます。 次に,同意第10
号南九州市知覧町永里6318番地,松村孝徳でございます。 次に,同意第11
号南九州市頴娃町郡6238番地2,栫山俊孝でございます。 次に,同意第12
号南九州市川辺町下山田5573番地,今市範男でございます。 次に,同意第13
号南九州市川辺町上山田7926番地1,松薗勝郎でございます。 次に,同意第14
号南九州市川辺町清水6173番地51,月野貴大でございます。 次に,同意第15
号南九州市頴娃町別府11732番地7,松永克生でございます。 次に,同意第16
号南九州市頴娃町別府1525番地,吉﨑久男でございます。 次に,同意第17
号南九州市頴娃町上別府1642番地,池田慎でございます。 次に,同意第18
号南九州市知覧町郡16463番地1,宮原俊郎でございます。 次に,同意第19
号南九州市頴娃町牧之内3020番地,本木下裕一でございます。 以上で同意第1号から同意第19号まで,19件の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。
○議長(
加治佐民生) これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから,同意第1号から同意第19号までの以上19件の質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。同意第1号から同意第19号までの以上19件については,会議規則第37条第3項の規定により,
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。本案については,
委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから,同意第1号から同意第19号までの以上19件の討論を一括して行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,同意第1
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第1号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第1号は,同意することに決定しました。 次に,同意第2
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第2号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第2号は,同意することに決定しました。 次に,同意第3
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第3号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第3号は,同意することに決定しました。 次に,同意第4
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第4号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第4号は,同意することに決定しました。 次に,同意第5
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第5号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第5号は,同意することに決定しました。 次に,同意第6
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第6号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第6号は,同意することに決定しました。 次に,同意第7
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第7号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第7号は,同意することに決定しました。 次に,同意第8
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第8号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第8号は,同意することに決定しました。 次に,同意第9
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第9号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第9号は,同意することに決定しました。 次に,同意第10
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第10号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第10号は,同意することに決定しました。 次に,同意第11
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第11号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第11号は,同意することに決定しました。 次に,同意第12
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第12号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第12号は,同意することに決定しました。 次に,同意第13
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第13号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第13号は,同意することに決定しました。 次に,同意第14
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第14号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第14号は,同意することに決定しました。 次に,同意第15
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第15号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第15号は,同意することに決定しました。 次に,同意第16
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第16号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第16号は,同意することに決定しました。 次に,同意第17
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第17号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第17号は,同意することに決定しました。 次に,同意第18
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第18号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第18号は,同意することに決定しました。 次に,同意第19
号南九州市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。 お諮りします。同意第19号については,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。同意第19号は,同意することに決定しました。 ────────────────────
△日程第25議案第43号財産の無償貸付について
○議長(
加治佐民生) 日程第25,議案第43号財産の無償貸付についてを議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) 議案第43号財産の無償貸付について御説明いたします。 本案は,夢・風の里アグリランドえいの有効かつ効率的な管理運営を図るため,施設の一部を岡山フードサービス株式会社へ活用させることに伴い,ミニゴルフ場のクラブハウスを無償貸付けしようとするもので,
地方自治法第96条第1項第6号の規定により,議会の議決を求めるものでございます。 貸付けする相手方は,大阪府大阪市住吉区苅田7丁目3番10号,岡山フードサービス株式会社,代表取締役岡山克巳でございます。 なお,貸付後は,地域の力・場の力を活かした付加価値の高い循環型農業の拠点として,消費量の多い大都市圏へ農産物や加工品を販売することになっており,施設の有効活用が期待されているところでございます。 以上で説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。
○議長(
加治佐民生) これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。発言の通告がありましたので,これを許します。
◆議員(大倉野由美子) 議案第48号です。財産の無償譲渡につきまして質問したいと思います。 無償貸付についての議案でございます。1つは,貸付相手先であります岡山フードサービス株式会社の事業概要,資本金や事業種目,そして役員体制といいましょうか,役員登記,従業員の規模などについて概要をお知らせください。 2点目ですけど,貸付契約の内容につきまして,指定用途には付加価値の高い循環型農業の拠点づくりを目標とするとあります。具体的な計画が既にあるのかをお知らせください。 貸付期間を5年間と決めたその理由をお知らせください。 貸付料につきまして,建物貸付料は無償,土地貸付料を年額の23万4,340円としたその理由と,年貸付料の算定根拠を示していただきたいと思います。 4点目には,貸付契約の内容に地元雇用の取り決めの項がございませんでした。そのことをお尋ねをしたいと思います。 以上です。
◎
都市計画課長(中野俊裕) それでは,1番目の貸付相手である岡山フードサービス株式会社の事業概要について御説明いたします。 資本金は9,800万円,事業種目といたしまして,食料品の販売,農畜産物の生産加工,惣菜の製造,飲食店の経営,経営コンサルタント業です。役員の登記でありますが,代表取締役岡山克巳ほか3名となっております。従業員規模ですが,637名,うちパートが485名となっております。 年商ですが,2019年の5月期で102億円となっております。住所は,大阪市住吉区苅田7丁目3番10号,設立は1980年6月25日となっております。会社規模ですが,本社外6営業所,関連会社3社となっております。 以上です。 続きまして,具体的な計画の件になりますが,活用提案書の中で,夢・風の里アグリランドえいの気候条件を加味した上で,長期的に安定した収量を得るためには,最初の土作りが重要になります。低温の酵素発酵肥料と地域から出る農業副産物を原料とした堆肥を活用した循環型農業を目指し,付加価値の高い柑橘果樹を栽培し,会社の持つ大都市圏への流通網を駆使し,販売拡大につなげる計画になっております。 貸付期間の5年間と定めた理由ですが,建物の貸付けは南九州市公有財産管理規則第39条第1号第3項で,建物その他の物件の貸付けを行う場合は5年というふうにうたわれておりますので,5年間に設定しております。 それと,貸付料についてですが,土地の貸付けは南九州市公有財産管理規則第40条第1項第1号により貸付料を徴収する。建物の無償貸付けについては,公募時の活用事業者募集要項の中で,建物については補助金返還等が発生するため,無償貸付けとして公募を行いました。それに伴って無償貸付けとしております。 土地の単価根拠といたしましては,南九州市公有財産管理規則第40条第1号第1項により算出しております。賃貸料は年額としまして,当該土地評価額の5%とうたわれておりますので,宅地の単価といたしましては,固定資産税評価額に割戻しの0.7を掛けて5%,112.14円,平米当たりとなっております。 畑に関しましては,固定資産税評価額の5%として平米当たり1.3円で土地の単価を決めております。土地の貸付料は,旧クラブハウスの敷地が1,000平米でありますので,112.14円を掛けまして11万2,140円,旧ミニゴルフ場コースは7万平米掛ける1.3円で9万1,000円,旧市民ふれあい農園は1万7,000平米掛ける1.3円で2万2,100円,旧グラウンドゴルフ場は7,000平米の1.3円で9,100円,合計の23万4,340円となり,これが土地の貸付料となっております。 続きまして,地元雇用の取り決めをしていないのはなぜかということですが,現在,岡山フードサービス知覧農場に地元従業員が働いておりまして,最初はそのスタッフで事業の展開を行い,事業が軌道に乗るような状況になれば,雇用の拡大も検討していくとのことであります。 以上です。
◆議員(大倉野由美子) 通告をしていないんですけど,ちょっと1点だけお尋ねをしたいんですが,全協で説明があった際に,いわゆる今のそのアグリランドの場所がいわゆる公有財産であるということで,普通財産にいわゆる替えるいう議案が成立をしているんでしょうかね。 そうしますと,今,説明をいただきましたけれども,公有財産ゆえにというふうなことで,今はるる説明をされましたが,そこの関係は,いわゆる公有財産なのかアグリが普通財産なのかという,その点をちょっと教えていただければありがたいです。
◎
都市計画課長(中野俊裕) アグリの施設でありますが,前回,2月10日に議会全員協議会にお諮りをいたしまして,前回の3月議会で施設の一部を廃止しております。それに伴いまして,今現在ありますクラブハウスの件は公有財産として考えております。 以上です。
◆議員(大倉野由美子) そしたら,そのクラブハウスのみが公有財産であとのいわゆるゴルフ場とかグラウンドゴルフ場とかふれあい農園とか,これらは全部普通財産になっているということになりますか。
○議長(
加治佐民生) しばらく休憩します。午前10時34分休憩───────────午前10時35分開議
○議長(
加治佐民生) 再開します。
◎
都市計画課長(中野俊裕) 3月議会で一部施設は全て普通財産に変えております。
○議長(
加治佐民生) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第43号は産業建設
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第26議案第44号
路面清掃車(
ロードスイーパー)購入に係る
物品売買契約の締結について
○議長(
加治佐民生) 日程第26,議案第44号
路面清掃車(
ロードスイーパー)購入に係る
物品売買契約の締結についてを議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) 議案第44号
路面清掃車(
ロードスイーパー)購入に係る
物品売買契約の締結について御説明いたします。 本案は,
路面清掃車(
ロードスイーパー)購入について,指名競争により入札を執行した結果,有限会社シモイデ車輌が落札し,同社と仮契約を締結したため,南九州市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定に基づき,議会の議決を求めるものでございます。
路面清掃車につきましては,現有車両の老朽化に伴い,今回新たに購入しようとするもので,契約金額は,2,055万6,800円,納入期限は,令和3年3月26日,契約の相手方は,南九州市川辺町清水9394番地,有限会社シモイデ車輌,代表取締役霜出宏一でございます。 以上で説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。
○議長(
加治佐民生) これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。発言の通告がありましたので,これを許します。
◆議員(内園知恵子) 議案第44号
路面清掃車(
ロードスイーパー)購入に係る
物品売買契約の締結について質問いたします。 これまでの稼動状況,週何回ぐらい稼動しているのか。それから,地域の範囲,鹿児島市内であれば降灰対策として走っているのを見ていますし,私は知覧町の人間なので,知覧町のイチョウの葉とか桜の葉を吸い上げるのを,その姿を見ておりますが,全然見たこともないという人もおりますので,御説明をお願いいたします。 2つ目は,今後も稼動状況に変更はないかということです。 3つ目は,この車両は特殊車両と考えられますが,運転手は何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか,お尋ねいたします。 以上です。
◎
都市計画課長(中野俊裕) それでは,
ロードスイーパーのこれまでの稼動状況を御説明いたします。
ロードスイーパーの稼動状況ですが,基本的には毎週月曜日と金曜日の週2回稼動しております。繁忙期の9月,12月は月,水,金の週3回稼動しております。そのほかに台風通過後や落ち葉等の多い日は臨時稼動しております。 作業範囲についてですが,
ロードスイーパーは,落ち葉や桜島の降灰除去を目的に路面清掃するものであり,清掃する箇所として基本的に武家屋敷及び特攻平和会館など観光地のイメージアップを図るため,知覧地域の市街地の市道及び県道や都市公園である平和公園を主に清掃を行っております。 なお,必要に応じて頴娃地域及び川辺地域の市街地の道路及び公園の清掃を行ったこともあります。 今後の稼動状況に変更はないかということですが,今後も知覧地域を主に行い,必要に応じて川辺地域及び頴娃地域の公園等も行う予定でありますが,現状においては稼働範囲において大きな変更はないものと考えております。 続きまして,特殊車両と考えられ,運転手は何人体制かということですが,
ロードスイーパーは3トン車であるため,普通運転免許証を持っていれば運転でき,補助作業は不要であるため,主に道路整備員1名で運転しております。整備員が休みの場合は,道路管理技士である職員が運転して行われております。 以上です。
◆議員(内園知恵子) 一応,知覧の武家屋敷,平和公園,ここを主にしているということでありましたが,よそのほうの,ごめんなさい,川辺,頴娃町などからも要望があれば,今までもやっておりますけども,要望があればすぐに駆けつけてするということでよろしいでしょうか。
◎
都市計画課長(中野俊裕) 川辺,頴娃地域の市街地及び公園に関しましては,必要があれば行く予定でございます。
○議長(
加治佐民生) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。本案については
委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第44号を採決します。この採決は起立によって行います。本案はこれを可決することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第44号は可決されました。 ────────────────────
△日程第27―日程第29 議案第45号―議案第47
号一括上程
○議長(
加治佐民生) 日程第27,議案第45
号南九州市長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第29,議案第47
号南九州市税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの以上3件を一括議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) まず,議案第45
号南九州市長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し,市民と痛みを分かち合い,また,感染拡大防止対策の財源に充てるため,市長,副市長及び教育長に係る令和2年6月の期末手当の額を減額することに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,令和2年6月の期末手当について,市長30%,副市長15%,教育長10%それぞれ減額するものでございます。 次に,議案第46
号南九州市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について御説明いたします。 本案は,行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部が改正されたことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 主な改正の内容は,法律の題名が情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律へと改められたことに伴い,本条例において引用する条項の改正を行うものであります。 次に,議案第47
号南九州市税条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,地方税法等の一部を改正する法律及び新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための国税関係法律の臨時特例に関する法律が令和2年4月30日に公布され,公布の日から施行されたことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 主な改正の内容は,軽自動車税環境性能割の非課税措置及び税率の特例措置の適用期限を令和3年3月31日まで延長することと,新型コロナウイルス感染症等の影響により中止となった指定行事の入場料金等払戻請求権を放棄した場合の入場料金等の相当額について,寄附金を支出したものとみなして,個人市民税の寄付金税額控除に関する規定を適用しようとするものであります。 以上で,議案第45号から議案第47号までの説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。
○議長(
加治佐民生) これをもって提案理由の説明を終わります。 これから,議案第45号から議案第47号までの以上3件の質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。議案第45号から議案第47号までの以上3件については,会議規則第37条第3項の規定により,
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。本案については,
委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから,議案第45号から議案第47号までの以上3件の討論を一括して行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第45
号南九州市長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第45号は原案のとおり可決されました。 次に,議案第46
号南九州市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第46号は原案のとおり可決されました。 次に,議案第47
号南九州市税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(
加治佐民生) 起立多数であります。議案第47号は原案のとおり可決されました。 ────────────────────
△日程第30議案第48
号南九州市
企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定について
○議長(
加治佐民生) 日程第30,議案第48
号南九州市
企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) 議案第48
号南九州市
企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。 本案は,市内での工場等の立地を促進し,地域経済の発展及び就業機会の増大を図るため,所要の改正をするものでございます。 主な改正の内容は,条例第2条第13号で規定する,工場等の定義に「教育・学習支援業」,「医療・福祉業」,「農林水産業」及び「デザイン業」の4業種を加えるものであります。 以上で説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。
○議長(
加治佐民生) これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第48号は,総務
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第31議案第49号令和2
年度南九州市
一般会計補正予算(第3号)
○議長(
加治佐民生) 日程第31,議案第49号令和2
年度南九州市
一般会計補正予算(第3号)を議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) 議案第49号令和2
年度南九州市
一般会計補正予算(第3号)について御説明いたします。 今回の補正は,人事異動等に伴う職員人件費,新型コロナウイルス感染症対策に要する経費,並びに当面における経費について補正しようとするものであります。 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億2,931万1,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ267億854万5,000円にしようとするものであります。 補正予算の内容につきまして,歳出から主なものを御説明申し上げます。まず,各費目に共通する職員人件費は,人事異動等に伴う給料及び諸手当の整理を行うものであります。 総務費の一般管理費は,川辺分遣所の建て替えに伴い,建設予定地となる市役所川辺庁舎駐車場内にあるプレハブ倉庫の解体等に要する経費を計上しました。 企画費は,国県補助金等の内示に伴い,まちづくり事業や備品購入事業などの地域によるコミュニティ活動に対する補助金を計上し,財産管理費は,塘ノ池公園市有地内のクスノキ伐採に要する経費を計上するものであります。 民生費の介護保険事業費は,介護保険料の低所得者保険料軽減の制度改正に伴い,保険料の減額分として介護保険事業特別会計への繰出金を計上しました。 児童福祉総務費は,新型コロナウイルス感染症対策による小学校の臨時休業に伴う放課後児童クラブの開設経費に対する補助金を計上し,保育所関係費は,保育所等が行う延長保育等の事業において,新型コロナウイルス感染症を防止するための消耗品・備品等の購入経費に対する補助金を増額し,保育所整備事業における国庫補助金交付基準額の変更と年度間事業実施割合の変更に伴い,補助金の増減を行ったものであります。 次に,農林水産業費の農業振興費及び茶業振興費並びに畜産業振興費は,新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した農家に対し,それぞれの基準により1農家あたり10万円を給付する経費を計上しております。 商工費の商工総務費は,新型コロナウイルス感染症の影響により営業収入が減少した事業所に対し,1事業所あたり10万円を給付する経費のほか,地域経済活性化のためプレミアム商品券を発行する経費等を計上するものです。 土木費の道路橋梁整備事業費は,国庫補助金内示額の変更に伴い,市道番所線,石飛橋等の事業内容を見直し,事業費の増額及び組替えを行うものです。 消防費の非常備消防費は,新型コロナウイルス感染症の影響により南九州市消防操法大会が中止になったことに伴い,事業費を減額し,災害対策費は,災害発生時に開設する市内避難所において,新型コロナウイルス感染症防止等のための備蓄品を購入する経費を計上するものであります。 次に歳入について主なものを御説明申し上げます。森林環境譲与税は県から示された見込み額により,増額して計上し,国県支出金,諸収入,繰入金,及び市債は各事業に見込まれる歳入を計上しました。 財産収入は,アグリランドえいの貸付けに伴う貸付収入を計上し,今回の補正で必要な一般財源は,財政調整基金繰入金を増額して調整するものであります。 第2条の地方債の補正につきましては,一般単独事業に緊急浚渫推進事業が新設されたことから追加を行い,過疎対策事業は,県営土地改良事業費及び市道整備事業費の増額に伴い限度額の変更を行い,急傾斜地崩壊対策事業の起債事業の変更を行ったことから自然災害防止事業を廃止するものです。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
加治佐民生) これをもって,提案理由の説明を終わります。ここでしばらく休憩します。午前10時59分休憩───────────午前11時10分開議
○議長(
加治佐民生) 再開します。 これから質疑を行います。発言の通告がありましたので,これを許します。
◆議員(大倉野由美子) 議案第49号です。令和2
年度南九州市
一般会計補正予算(第3号)の予算説明資料の中の19ページですが,3款3項2目,日常生活支援住宅施設,これの施行の内容につきまして,システム改修というふうな予算が組まれております。これを一つ御説明いただきたいと思います。 次,26ページです。続けてよろしいでしょうか。26ページ,5款1項2目,新型コロナウイルス感染症対策事業,これはいわゆる制度の中身につきまして,どういうふうな,いわゆる事業の中身になるのか。いわゆる対象者の方,条件,農家戸数,園芸農家の戸数をお知らせください。 あと29ページ,5款1項3目です。新型コロナウイルス感染症対策事業の生産振興係の方ですけれども,制度の内容につきまして,同じように制度の内容と対象者,そして条件ですね,さらに,このお茶農家の戸数。 最後ですけど,30ページ,先ほど市長からの御説明も言ってございましたけれども,重ねて説明をしたいと思います。お尋ねしたいんです。5款1項4目ですね,新型コロナウイルス感染症対策事業,畜産係の方ですね,制度の内容,対象者,条件,農家戸数はどれほどあるのか,このことをお尋ねをいたします。
◎福祉課長(有水志郎) 大倉野議員の御質問にお答えいたします。 まずは福祉課からでございます。日常生活支援住居施設について御説明申し上げます。 日常生活支援住居施設は,平成30年社会福祉法等の一部改正がございまして,今年の4月施行,委託開始は10月1日でございます。国への届出によって認可されました社会福祉的居住施設であり,生活困窮者が無料または低額で宿泊できる施設であります。 今回,その無料,低額宿泊所の規制強化,単独での居住が困難な生活保護受給者に対しまして,一定の支援体制が確保されるよう,必要な日常生活支援を提供する仕組みが創設されたものです。 この日常生活支援住居施設とは,生活困窮者のために無料または低額で宿泊できる施設のうち,生活保護受給者に対する日常生活上の支援を行うため,支援を行う人員を配置するなど,一定の要件を満たす施設があります。 施設の対象者は,生活能力等に課題があるため,居宅では日常生活を営むことが困難であるが,ほかの社会施設等の入所ができないなどの日常生活支援住居施設の入所が必要だと福祉事務所で判断をされた方になります。 この施設では,個別支援計画を策定いたしまして,家事等の支援,健康管理の支援,金銭管理の支援,相談支援などの支援を行います。施設には入所者15人に対して常勤職員1名配置が必要となります。この入居に当たる事務費といたしまして,1月当たり2万9,000円から2万3,400円の費用が必要となってまいります。 今回は,その制度の施行に当たりまして,施設の認定申請を今年の4月から行っていくわけですけれども,鹿児島県にはまだ認定のこの施設がございません。しかしながら,今回の補正予算はこの入所に当たって,当該施設のコードの追加,まだ対象者の受入のための委託費を計算するための生活保護システム改修費用でございまして,県内にはまだ施設がございませんけれども,全国統一のレイアウトとして備えるためのものでございます。 以上でございます。
◎農政課長(櫛下町浩二) それでは,新型コロナウイルス感染症対策事業の生産流通指導係が農政課,それから畜産係につきましては畜産課ですが,2係分とも同じ事業内容でございますので,一緒にお答えをしたいと思います。 制度の内容についてですが,今回の新型コロナウイルス感染症対策事業につきましては,新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた行動自粛等により農業経営に影響を受けた市内の園芸農家,畜産農家等の農業経営の維持継続を支援しようとするものでありまして,1農家等につき10万円助成をするものであります。 交付対象者につきましてですが,交付対象者は市内に住所を有する農家でございます。交付の条件としましては,令和2年2月から5月までの間,いずれかの月の農業収入が前年同月比で20%以上減少し,今後も農業経営を継続する意欲のある農家等となります。 栽培戸数でございますが,本市の園芸品目の栽培農家戸数は約800戸となっております。また,本市の畜産農家数におきましては,本年,令和元年度末で167戸となっております。 以上です。
◎茶業課長(大坪力) 茶業振興費についてお答えいたします。 同様に新型コロナウイルス感染症の影響により,一番茶の収入が減少した農家等に対し,基準を設けて1農家当たり10万円を給付するものでございます。 制度の内容につきましては,対象者でございますけれども,南九州市茶業振興会に属するもので,茶を栽培し,かつ本市に住所を有する法人,または個人としております。 なお,条件につきましては,令和2年産一番茶の売上反収が前年同期比で20%以上減少し,かつ助成金の受給後も本市において自ら茶業経営を行うことと認められたものとしているところです。 市内の農家戸数でございますけれども,現在642戸でございますが,事前調査を行いまして,対象者としましては537戸を見込み,予算計上をしております。 以上です。
◆議員(大倉野由美子) 19ページの日常生活支援の救助施設,説明いただいて理解できました。県内にこういう施設がないというお話だったんですが,どうなんでしょうかね,こういったのが,施設が,よその県は,いわゆる大都会といいましょうか,ホームレスの皆さんがおられたりとかするような地域があって,NPOの皆さんたちとかが施設をつくりながら,救助施設をつくりながら,こういう生活に困った皆さん方を受け入れる形の住居ができているだろうと思うんですが,これは,改めてこれが提案がされたということの,ごめんなさい,ちょっとその中身が今一つわからないんですが。 鹿児島でもこういったやっぱり居住が困っておられる,住まいがないという方たちがいらっしゃるんじゃないかと思うんですが,例えば,鹿児島市内などでこういったのをつくるというふうな動きなどがあるかどうかというのがおわかりでしょうか。
◎福祉課長(有水志郎) 今回のこの改正の趣旨につきましては,全国ではこのような施設が500ほどあるんだそうですけれども,さかのぼりますと,明治期から昭和にかけてもこのような施設があったということでございます。そうしているうちに,世界恐慌とかそういう時代がございまして,その中でどんどん増えてきたんですけれども,この経済成長とともに少なくなってきた,しかしながら,この2000年ぐらいになりますと,また景気の低迷等でそのこのような施設が,需要が増えているというところでございます。 そうしたとき,この施設の乱立をしていたというような状況もあったりして,その方々を,生活困窮者を施設に入れて,法外な値段で年金とかそれから生活保護の中から法外な料金をとって営むというような施設も増えてきたんだそうでございます。 そうしたときに,今回この規制をかけて認可制度が必要ですよ,また値段もこれぐらいに,先ほど申し上げました2万9,000円程度に収めてくださいよとか,それから施設については15人に対して1人の職員を置いてくださいよとかいうような内容を加えて,この施設の規制の強化を図ったというのが今回の内容でございます。 また,県内におきましては,無認可の施設が一,二か所お聞きしておりますけれども,当然今後はこのような施設については認可をしていただきながら,無料または低料金での受け入れをしていただくというような規制がかかってくるものと思われますので,今後また10月1日以降にその認可等が行われるということでございますので,県内にも申請があるのではないかというふうには考えますけれども。 以上でございます。
◆議員(日置友幸) 9款2項3目及び9款3項3目の小中学校の情報機器整備事業費について伺います。予算説明資料は38ページ,39ページになります。3点伺います。 1点目です。パソコンをリースする台数は小学校と中学校,合計それぞれ何台になるでしょうか。 2点目です。文科省はギガスクール構想の実現標準仕様書の中で,詳細仕様,学習者用,児童生徒コンピュータを示していますが,本市がリースする機器はこの仕様を満たすものとなるでしょうか。また,同仕様書においては,いわゆる学習用ツールの利用を想定しております。特にワープロソフト,表計算ソフト,プレゼンテーションソフトなどについては必須であると考えますが,これらについても今回のリースに含まれるのでしょうか。含まれるものとすれば,買い切り型なのかサブスクリプション契約なのか等あると思いますが,状況等をお示しいただきたいと考えております。お願いいたします。
◎
学校教育課長(竹下公博) 3点まとめてお答えいたします。 今回,計上いたしました端末タブレットの台数は,小学校1,671台,中学校805台で,これは本市の令和2年5月1日現在の全児童数に教師用などの125台を加えた台数でございます。 本市がリースする予定の端末タブレットにつきましては,ワープロソフト,表計算ソフト,プレゼンテーションソフトをはじめ国が標準仕様書に示した学習用ツールを満たす内容としたうえで,全てリース代に含まれるよう今後仕様書を作成してまいります。 以上です。
◆議員(日置友幸) 2点目の,今回,今お答えいただいたのは,その学習用ツールの利用につきまして標準仕様書を満たすものだというふうに理解したんですけれども,全体としてこれからリースをかけていく中で,文科省が示している標準仕様書の中で,例えば,キーボードだったらブルートゥースはだめだよとかCPUだったらこれ以上のものねとか示していると思うんですけれども,これを満たすものなのかということを伺いたかったんですけれども,おわかりになられますか。
◎
学校教育課長(竹下公博) 満たすものでございます。
◆議員(蔵元慎一) 議案第49号令和2
年度南九州市
一般会計補正予算,予算説明資料は11ページになります。6款1項1目新型コロナウイルス感染症対策事業費の各事業費の内訳,それからプレミアム付き商品券について地域経済活動等への支援とあるけれども,どのような効果を見込んでいるのか。それから,南九州市商工水産業支援助成金について,対象者と審査予約システム運営管理委託料の内容を示していただきたいと思います。
◎
商工観光課長(森田清博) 各事業費の内訳につきましては,
商工観光課では,今回新型コロナウイルス感染症対策事業ということで,3本の事業を,予算を上程しているところでございます。 1つ目につきましては,商工会と市が連携しまして実施します市内店舗などで利用できるプレミアム率50%の商品券発行事業になります。予算額としましては,事務費等を含めまして4,106万8,000円。 2つ目の取組としましては,5月の臨時議会で承認されまして,現在助成金を支給しております宿泊飲食サービス業以外の市内商工水産業者に同じ要件を満たすことを条件としまして,一律10万円の助成金を支払うものでございます。予算額としましては1億2,579万5,000円になります。 3つ目の取組としましては,「あなたの取組を応援します!」サポート補助金ということになりまして,この事業につきましては,新型コロナウイルス感染拡大によりまして影響を受けた事業者,今後新しい生活様式に対応するなどの事業継続につなげようとする市内小規模事業者や個人,グループなどを応援するための補助金ということで創設しました。自助努力によりまして,販路開拓や集客の回復に取り組む事業者を少しでも応援できればと考えているところでございます。予算額にしましては,400万円となります。 すべての予算計上額につきましては,1億7,110万3,000円ということになります。 続きまして,プレミアム商品券事業の効果でございます。商品券の効果につきましては,第1に,落ち込んだ市中の消費を再び上昇させる契機になると考えております。 次に,事業者の集客回復の取組を具体化する舞台と考え,最後に市民が割安に消費できるということが上げられると思います。 南九州市で現在,支給されております特別定額給付金の額は予算ベースで約34億6,000万円ということで,市の財政規模から考えてとても大きな金額になると考えておりまして,この定額給付金につきましては,使途は限定はされておりませんけれども,消費活動にも使われると考えております。 一方で,オンラインショッピングとは別に,市民の商業圏域ということで考えますと,鹿児島市や枕崎市,南さつま市,指宿市で,車なら約30分ぐらいで行ける地域環境にはなっております。 そこで,市内事業者だけで使えるプレミアム商品券を発行して循環させれば,市民がまず地元商店街へ目を向けるきっかけづくりや,地域経済の振興に大きくつながると考えられます。 また,経済波及効果という点から見てみますと,平成27年度のプレミアム商品券発行事業で消費喚起効果推計というものを実施しました。この結果,直接効果ということで,いわゆる商品券使用に伴って買い物をした総額というのは,商品券発行総額の約1.5倍強というデータがありまして,これを今回の事業に当てはめますと,約1億7,700万円の消費活動が市内で行われることになります。 これに一つの需要から新たな需要が生まれる波及効果を加えれば,さらに大きな額が循環するものと考えているところでございます。 また,この事業によりまして,事業者によってはマンネリ化した経営体制の見直しや試行錯誤した販売促進策や宣伝を打つなど,自助努力の姿が見受けられます。これにより,将来的な事業展開の見直しやアイディアなどのきっかけにもつながると思っております。 続きまして,対象者と審査予約システムの運営管理委託料の内容ということで,対象者につきましては,新型コロナウイルス感染拡大により売り上げが20%以上減少しており,現在,助成金を支給している宿泊飲食サービス業以外の商工水産業事業者になります。20%以上の比較については,宿泊飲食サービス業の緊急経営支援助成金と同様の取り扱いとしています。 審査予約システムにつきましては,今回の助成金の支給対象者は経済センサスの統計数値やセーフティネットの認定書類の分析などで推定しておりますけれども,予算額としましては1,000以上の事業者があるのではないかと想定しております。 支給対象者の人数が多くなると申請が集中してきた場合に,3密回避などの対応ができなくなることが予想されることから,今回,試行的に市のホームページにサイトを開設して,そこから会場や日時などを予約して申請者にメールで予約情報を返信されるという方式をとることとしました。 なお,ネット環境に不慣れな方などのために電話予約や郵送受付にも対応する予定ではあります。この予約システムがうまく活用できれば,今後いろいろな事業でも応用できるのではないかと考えているところです。 以上です。
◆議員(蔵元慎一) まずプレミアム付き商品券に関してですけれども,前回,去年,消費税が上がったときに国の対策事業としてありましたけれども,子育て世代か低所得ということで限定した部分もあったので,事業としてすごく有効な活用をされなかったような気もするんですね。 だから,その前のプレミアム付きの,これも商工会がやりましたけれども,それも同じ方がたくさんのプレミアム券を買っているとかという問題点がいろいろ後から出てきたような気がします。 そういうことを商工会のほうとは打ち合わせをしてやっているのかという,不公平がないようにやっているのかということと,その商工業の予約システムに関してですけれども,ちょっと今日の新聞にも出ましたけれども,ディスカバー鹿児島でしたか,そのネット環境,それから電話だとか申し込みとかが重なってしまうと,その順番の公平性とかがちょっとどうなのかなと,難しいんじゃないかなというのは,心配しているんですけれども,そこら辺はやはりうまく,まわっていくのかということを質問いたします。 それから,その下のサポートの補助金に関してですけれども,これは,申し込みがいくらかあったとして,予算の範囲内でするのか。それともたくさんあった場合にはその審査とかもするのか,そういう後々のそのやり方ですね。どのようになっているのか,お願いします。
◎
商工観光課長(森田清博) プレミアム商品券の活用の部分で公平性とかそういう部分の質問につきましては,南九州市に入って,今まで8回プレミアム商品券発行事業を行っております。その中でやはり,いろいろな課題等がありまして,そういう部分については,商工会のほうと今後検討していい方向に持っていくような形でやっていきたいと思います。 それから,今日の新聞でございましたそのネット環境の不具合ということで苦情が700件ぐらい来たといったような記事だったと思いますけれども,そこについても,対象者の人数によると思うんですが,対象者については1,000人ぐらいを想定しているところでございまして,そういった中で,鹿児島県のその部分と比較するという,ちょっと数的にもちょっと大丈夫じゃないかなとは思っているんですけれども,そこについても,申請を受けて審査をするのに大体10分ぐらいで終わらせるような計算をしておりまして,1時間で6人ぐらいですね。その中で,そういう積算の根拠の中で,大体枠的には,かなり1日の枠的には多く,予約の日時とか会場の枠についてはかなり多くとってございますので,重なったりとかつながらなかったりとか,そういう部分は心配は要らないのではないかということは思っております。 それから,サポート補助金の部分については,予算は400万円ということで計上しておりますけれども,ここについては補助金交付規則に基づいて執行していくということで,予算の範囲内ということで考えているところです。 以上です。
○議長(
加治佐民生) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第49号は,各
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第32―日程第35 議案第50号―議案第53
号一括上程
○議長(
加治佐民生) 日程第32,議案第50号令和2
年度南九州市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)から日程第35,議案第53号令和2
年度南九州市
水道事業会計補正予算(第1号)までの以上4件を一括議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) まず,議案第50号令和2
年度南九州市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 歳入歳出予算の補正につきましては,事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ16万3,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ58億3,309万円にしようとするものであります。 歳出につきまして,総務費の一般管理費は,社会保障・税番号制度の改正に伴い,国民健康保険高額医療費システムの改修に要する経費を計上し,保健事業費は,会計年度任用職員の報酬額の改正に伴い,報酬等を増額するものであります。歳入につきましては,それぞれの事業に要する国県負担分として,国庫補助金及び県補助金を計上いたしました。 次に,議案第51号,令和2
年度南九州市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について説明いたします。 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ260万5,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億410万5,000円にしようとするものであります。 歳出につきましては,鹿児島県後期高齢者医療広域連合から提示された保険料及び保険基盤安定負担金の増額分を鹿児島県後期高齢者医療広域連合へ納付するための納付金を計上するものであります。歳入につきましても,鹿児島県後期高齢者医療広域連合から提示された額に合わせ保険料を増額し,保険基盤安定負担金の増額分として一般会計繰入金を増額するものであります。 次に,議案第52号令和2
年度南九州市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について説明いたします。 歳入歳出予算の補正につきましては,保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ34万6,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億14万6,000円にしようとするものであります。 歳出の地域支援事業費につきましては,会計年度任用職員の報酬額の改正に伴い,報酬等を増額するものであります。歳入につきましては,介護保険料の低所得者保険料軽減の制度改正に伴い,保険料を減額し,併せて一般会計繰入金を増額するものです。また,地域支援事業費の増額に伴い,国庫支出金,支払基金交付金,県支出金,繰入金をそれぞれの負担割合により増額して調整するものであります。 次に,議案第53号令和2
年度南九州市
水道事業会計補正予算(第1号)について説明いたします。 今回の補正は,人事異動に伴う職員人件費等について補正しようとするものであります。補正予算第2条につきましては,収益的支出の予定額を614万7,000円減額し,6億5,546万5,000円にしようとするもので,補正予算第3条につきましては,資本的支出の予定額を50万円増額し,4億2,433万4,000円にしようとするもので,補正予算第4条につきましては,当初予算第8条に定めた経費を614万7,000円減額し,9,994万2,000円にしようとするものであります。 以上で,議案第50号から議案第53号までの説明を終わります。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
加治佐民生) これをもって提案理由の説明を終わります。 これから,議案第50号から議案第53号までの以上4件の質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第50号から議案第52号までの3件は,文教厚生
常任委員会に,議案第53号は,産業建設
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第36請願第1号日本政府に
核兵器禁止条約の調印を求める
意見書採択についての請願書
○議長(
加治佐民生) 日程第36,請願第1号日本政府に
核兵器禁止条約の調印を求める
意見書採択についての請願書を議題とします。 ただいま議題となっています請願第1号は,総務
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第37請願第2号
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための, 2021
年度政府予算に係る
意見書採択を求める請願書
○議長(
加治佐民生) 日程第37,請願第2号
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための,2021
年度政府予算に係る
意見書採択を求める請願書を議題とします。 ただいま議題となっています請願第2号は,文教厚生
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第38陳情第1号
重度心身障害者(児)の
医療費助成制度の
現物給付(
窓口無料)を意見書として鹿児島県に求める陳情について
○議長(
加治佐民生) 日程第38,陳情第1号
重度心身障害者(児)の
医療費助成制度の
現物給付(
窓口無料)を意見書として鹿児島県に求める陳情についてを議題とします。 ただいま議題となっています陳情第1号は,文教厚生
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第39一般質問
○議長(
加治佐民生) 日程第39,これより一般質問を行います。 順番に発言を許します。まず,竹迫毅議員。 [16番議員竹迫 毅登壇]
◆議員(竹迫毅) それでは,一般質問に入りたいと思います。 この新型コロナウイルスに世界中が振り回されておりますが,終息の見通しも見えず,第2波,第3波が心配されていますが,私にはただただ終息を願うことしかできません。コロナウイルスで亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げ,治療中の方々にお見舞いを申し上げます。 また,市長をはじめ職員の皆様方におかれましては,コロナ関係対策対応に心身共に大変なことと思いますが,体調に十分気をつけられて,今後に備えていただきたいと思います。 それでは,質問に入りますが,コロナウイルスの関係で,できるだけ短時間で終えたいと思いますので,前向きな答弁をいただきたいと思います。 それでは,質問に入りますが,国道226号線及び市道西塩屋松山線の安全対策の2問について質問をいたします。 まず,第1問目の国道226号線の安全対策についてでありますが,国道226号線の西塩屋マザーパーク付近の横断歩道は,道路標識が通行車から見えにくく,歩行者にとって危険な状況であります。遠くからも見えるよう路上に道路標識の設置を関係機関へ要望する考えはないか答弁していただきたい。 次に,2問目ですが,市道西塩屋松山線についてであります。菊永松山間において,歩道が途中で横断しなければならない箇所があり,安全対策の観点から横断歩道の新設を要望してはどうかと思いますが,答弁いただきたい。 この2番目ですが,一部に歩道から転落しそうな箇所があることから,転落防止策を講じる考えはないか。 最後に,歩道の一部に未完成な箇所がありますが,今後の対応について答弁いただきたいと思います。 これで1回目の質問を終わります。 [市長
塗木弘幸登壇]
◎市長(
塗木弘幸) 竹迫議員の質問にお答えをいたします。 まず質問1,国道226号線の安全対策についての1番目,西塩屋地内マザーパーク付近の道路標識の設置について。 国道226号線の南部マザーパークに隣接する横断歩道は,頴娃方面へ向かい下り坂にあり,附帯して路上予告標示と歩道上に指示標識が設置されております。 御指摘のとおり頴娃方面に向かう際は,道路傾斜の影響で運転者から横断歩道を認知しにくい面もありますので,できるだけ早い時点で横断歩道があることがわかるよう,大型標識を設置するなどの安全対策を,所轄である南九州警察署へ要望してまいりたいと考えております。 次に,質問2,市道西塩屋松山線の安全対策についての1番目,菊永松山間の横断歩道新設について。 市道西塩屋松山線については,松山,菊永,西塩屋の各自治会を結ぶほか,県道霜出南別府線及び国道226号線に接続する重要な路線でございます。 また,松山小学校の通学路としても利用されていることから,平成26年度から平成29年度にかけて,市道鬼口大隣線菊永交差点から松山地区公民館までの区間に歩道を設置しております。 御指摘の箇所につきましては,松山から菊永へ向かって緩やかな左カーブの出口に当たり,通行車輛は加速に入る場所であります。また,歩行者にとっては歩道が連結していないため,道路を横断しなければならない場所でもあります。市としましては,歩行者等の安全確保が図られるよう,横断歩道の設置を,所轄である南九州警察署へ強く要望してまいりたいと考えております。 次に,質問2の2,歩道の転落防止策について。 この歩道は国庫補助事業の防災・安全社会資本整備交付金事業で実施いたしましたが,一部の区間において歩道と路外部との高低差や状況を考慮し,危険性が低いと判断されたため,防護柵を設置しておりません。未設置の設置につきましては,通学路でもありますので,先ずは学校関係者,警察,道路管理者等で構成する南九州市通学路安全推進協議会での点検を実施し,歩行者の転落の危険性が高いと判断されれば,設置方法を再度調査し,安全対策を検討してまいりたいと考えております。 次に,質問2の3,歩道の未完成箇所について。 設置しております歩道は,御指摘の通り一部狭くなっている箇所があります。歩道設置における事業用地の取得に際し,土地の登記名義人が多人数で,分筆登記が困難なことから買収ができなかったことが要因であります。 今後は再度相続人の調査を行い,用地取得に向けて交渉を行いたいと考えておりますが,相続人からの承諾が得られず取得が困難な場合は,この区間の前後に看板や標識などを設置し,歩道が狭くなっていることの注意喚起を行うなどして,歩行者の安全対策に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
加治佐民生) ここでしばらく休憩します。午前11時56分休憩───────────午後1時0分開議
○議長(
加治佐民生) 再開します。
◆議員(竹迫毅) それでは,226号線の安全対策について質問していきますが,西塩屋マザーパーク付近ですね,あそこに横断歩道があるんですが,その道路の路側,そっちのほうには横断歩道の標識があるんです。 しかし,以前ですね,その頴娃方向から枕崎方向に行くバスが,横断する歩行者がいたもんですから,停止していたと。そしたら,後続の車が,その横断歩道があるということはわからずに,追い抜きといいますか,それをかけて,危なかったということがあったそうです。そういうことで,どっちから来ても危ないわけですが,そういうことがあったと。 確かに,道路の側面,路側には横断歩道の標識があるわけです。しかし,大型バス等が止まっとったら見えにくいと,気づきにくいというところもあります。そういうことで,私が言わんとするのは,道路の上のほうに規制標識とか,そういう横断歩道の標識が立っているところはあります。 それで,そういう道路の上の標識をつけたらということで質問しているわけですが,そうしますと,まず,私がこの通告に行ったとき,信号機のない横断歩道の手前のほうに,道路の路面にひし形といいますか,そういう印があるということは,事務局で通告に行ったとき教えてもらったんです。私も何十年も運転していながら,本当恥ずかしながら,それを知りませんでした。 それで,道路の上のほうに標識があると,二,三百メートル手前のほうからわかります。そして,もう100メートルぐらいになったら,もうはっきり横断歩道だと,あるということがわかるわけですね。そういうことから,今のマザーパークのここは,児童生徒の横断もそこはあるわけです。一般の方ももちろんあります。そういうことで,そういう標識をつけてもらったらどうかということで質問しているところです。 これはもう,本当前向きな答弁をいただいていますので,もうこれ以上,どうこう言うことはありませんが,この知覧,頴娃両地区,226号線が通っているわけですが,それで,私もずっと頴娃のほうまで行ってみますと,その信号機のある交差点は別です。信号機のないところの横断歩道上には,ほとんど道路の上のほうに横断歩道の標識が立っているんです。ついています。この226号線の南九州市内で,その道路上の路上の標識が立っていないのは,今言っている西塩屋のマザーパーク,ここと,それから,頴娃の別府の水成川の川の近くの信号機,あれから枕崎寄りですね,別府小学校に入るところにも横断歩道があります。そこにも,その道路の上にはついていないんです。そこも,あそこはもう,ほとんど学校,小学生が毎日利用している横断歩道だと思います。 それともう1か所,頴娃の三俣のコスモス,それからJAのスタンドがあります。あそこに,距離が近いところに2か所横断歩道がありますが,その1か所は,道路の上のほうについています。しかし,1か所はそういう標識がありません。それで,私は,ここも併せて水成川,それから三俣,そこも含めて要望したらというふうに思うところでありますが,どうですかね。
◎
防災安全課長(神薗省吾) ただいま議員がおっしゃいましたように,国道226号線は,枕崎から指宿方面のほうへ横断している,市でも主要な幹線道路の1つでございます。 その中で,あの路線は大型の頭上表示の標識がたくさんあるところでございまして,今,議員がおっしゃいましたように,頴娃の牧之内のドラッグストアの近くの横断歩道,そして,水成川の交差点近くの横断歩道,それと,マザーパークの横断歩道,そのほか,頴娃の御領の白波の工場近くに2か所ございます横断歩道のところも,そういう頭上表示がないというような状況でございます。そのようなところを併せまして,所轄である南九州警察署のほうに,こちらのほうから要望ができればというふうに考えております。
◆議員(竹迫毅) ぜひですね,強く要望していただきたいと思います。 それでは,次の2問目ですが,西塩屋松山線の安全対策について質問いたします。 1回目の質問での答弁は,概ね,私の言っていることが取り入れられているんじゃないかなというふうに思っております。いろいろ,歩道の一部でできていないというところは権利関係,そういうところでうまくいってないということです。何か訳ありであろうとは思っていましたが,やはり,権利関係になりますと,なかなか思うにいかないというところが多々あるということは思っております。 それと,とにかく,あの道路は道路を横断しないと歩道に行けないという,これも訳ありかなと,今までのですね,というふうには思っております。 それで,この点についても,もうほとんど菊永の児童の皆さんが多いと思うんですが,毎日通るところだと思いますので。この点については,もうほかのことよりも最優先して,そして,警察署にお願いする。最終的には,公安委員会の許可だと思うんですが,この点についてはやはり,行政もですが,地域,それから交通安全協会とか,そういうところも一緒になって要望していったらいいんじゃないかなと思います。 そして,併せて,児童の皆さんが通う学校の通学路でありますので,この点については,教育委員会も一緒になって働きかけをしたら,力が倍増,それ以上になるんじゃないかと思いますが,その点どうですか。
◎
学校教育課長(竹下公博) ただいま御指摘のあった路線につきましては,昨年度の市交通安全推進協議会におきまして,合同点検箇所として学校から報告がなされております。本年度も引き続き,この場所を点検してまいりたいと考えております。
◆議員(竹迫毅) それと,この松山地区公民館から学校のほうまでは歩道ができていないですね。設置されていないですね。これも今までの訳ありかなというふうには思うところもありますが,この松山地区公民館から学校までの歩道も確かに必要だなと。私は通告してからなんですが,通告する前は,松山地区公民館から北寄りにちょっと行って,そして,松山小学校の下のほうに,正門のところに出る道路があります。それを行ったら,そんなに危なくないんじゃないかなというふうに思って,あえて,この質問の要旨に入れなかったんですけど,現場を何回も見る中で,ここはやっぱり,どうしても,ずっと北寄りに行って回るとなりますと,かなりのやっぱり距離があるようです。 そういうことで,地区公民館から大体80メートルぐらい県道沿いに行ったところに里道があります。私も軽トラックで通ってみたんですが,軽トラックがいっぱいかなというような里道があります。それで,そこを整備して,そして,その里道まで,地区公民館からそこまでは,どうしても歩道をつけたら,児童の皆さんの安全対策になると思うんですが,そこら辺はどうですかね。
◎建設課長(江平恒博) この歩道設置につきましては,平成26年度に計画を,実施設計をいたしておりますが,その段階でも,松山校区公民館から80メートル行ったところに市道松山小学校線と結ぶ里道ですね。そこまでも計画をされておりました。 ですから,用地が相談ができず,買収できなくて,その区間は完了しておりませんが,その当時,用地がいってれば,そこまでは完了できていた歩道となっているところでございます。そのようなことで,これから私どももまた,所有者をもう一回調べ直して,相談がいけば設置をしていくことで考えておるところでございます。
◆議員(竹迫毅) 今の答弁のとおり,どうしてもこれは整備したほうがいいんじゃないかと思います。そういうことで,これはもう本当,しかし権利関係,これはもう理解をもらえないことには,もうできませんので。できないわけですが,あるいは,その所有者についても人が変わっているかもしれないし,ですから,そういう面では,やっぱり,引き続き努力してもらいたいというふうに思います。ぜひ,里道までを整備して,そしてあの里道を,ちょっと整備するというようなことにしたら,本当,県道まで出るあの区間を歩道をつけたのと同じような便利さがあると思います。そういうことで,ぜひとも,そういうふうにやっていただきたいなと思います。 それで,私もこの件につきましては,歩道の法面ですね。張りこもしてありますが,あそこで子どもがじゃれ合ったりしたら,落ちたら危ないんじゃないかという,そういう指摘があったもんですから,いろいろ,現場を何回となく行ってみますと,そういうところも見えてきたもんですから。それで私も,たまには通る道路なんです。しかし,恥ずかしながら,歩道が,道路を横断していかないとできないということは,本当気がつきませんでした。本当,これはもう特に,松山小学校の児童の皆さんには申し訳なかったなというふうに思っております。 そういうことで,私が言わんとするところは,よくわかっていただけたと思いますので,ぜひとも実現するようにしていただきたいなと思います。最後に,市長の意気込みを聞かせていただきたい。
◎市長(
塗木弘幸) この西塩屋松山線の歩道を,私もあそこを通るたびに,歩道が切れているところがありますよね。そして,歩道が両側にあって,そして,両側というか,片っ方ずつ途切れているところが,あれはもう,よく私も気がついておりました。確かに,あそこに横断歩道があるべきであると,今思うところでございます。歩行者の安全が第一ですから,早急にそういう要望をしていきたいと思っております。 そして,まだ未整備のところの歩道については,本当この用地の問題があります。これは,議員の方々にも全協で説明したと思いますけど,私も汐見原の農地開発をやろうと計画をしていたところでございますが,やはり,この所有者不明の土地が大変多くあるというようなことで,断念をしたところでもございます。 この問題に関しては,本当,用地の取得というのが,もう今の法律ではどうしようもないのかなと思っているところでございます。法改正のそういうことなども,国にも要望していきたいと,今も国会議員の皆様方にお願いもしているところでもございます。この問題が,やっぱり解決しないと難しいところもあるんじゃないかと思っております。いずれにしても,できるところは早く整備をしてまいりたいと思っております。
◆議員(竹迫毅) もう一回いたしますが,本当,権利関係は,これはもうどうしようもないですよね。今のところでは。ですから,今言う松山地区公民館から里道まで,あそこも,私ははっきりわかりませんが,法面とかそういうのが若干あるんじゃないかなと思うんですよね。ですから,できる範囲で,どうしようもいかないときは,整備したら,今よりも50センチなり広げることができるというようなことになれば,大変いいんじゃないかと思いますが,その点について,もう一回答弁いただきたい。
◎建設課長(江平恒博) 松山校区公民館から里道の約80メートルにつきましては,幸いにして,路肩が1メートルほどございますので,視線誘導標なりで表示をして,歩行者を守る方法というのを,用地が確保できない場合は考えていきたいと考えております。
○議長(
加治佐民生) 次に,大久保太智議員。 [7番議員大久保太智登壇]
◆議員(大久保太智) マスクをとって質問させていただきます。それでは,よろしくお願い申し上げます。 連日報道されております新型コロナウイルス感染症により,お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げるとともに,新型コロナウイルス感染拡大により,生活に影響を受けている皆様に心よりお見舞い申し上げます。また,医療関係者をはじめ,社会活動を支えてくださっている皆様に対し,感謝と敬意を表したいと思います。 大変今日は申し訳ないんですが,前置きがちょっと長くなります。しばしの間,お聞きいただければありがたいと存じます。お願いします。一般質問の中身とリンクしていることなので,あえてさせていただきます。 さて,紀元前から人類は,感染症と戦い続けてきました。例えば,今では根絶したと言われる天然痘,またペスト,はしか,マラリア等々ありますが,その感染症によって,日本では様々な歴史が動いてきました。 その中でも,節分だとか花火大会が各地で開催されるようになったとか,祇園祭ができたのも感染症からですし,それと,奈良の大仏の建立,これも感染症からであります。歴史の転機にパンデミックが関係しているので,今回のコロナも,この後,社会の変化を生むんじゃないかと思っております。それを,悪い変化ではなくて,様々な職種で働き方が変わり,地方でテレワークができたり,サテライトオフィスの誘致が加速したり,テレビ会議等で合理化を図ったり,また,今回の定額給付金みたいなベーシックインカム等などで,いい変化になればいいかなと,私は前向きにとらえています。 しかしながら,今までの感染症とは違って,昔から大きく変わっているのは,急速なグローバル化が進んでいることであります。遠い国で起きている感染症でも,すぐに世界的パンデミックにつながってしまうということであります。 近代で代表的な感染症は,約100年前に1918年から1920年にかけて発生した新型インフルエンザでもあった通称スペイン風邪は,第1次世界大戦で参戦したアメリカ人兵士にもたらされたとされています。当時,世界人口の3割に当たる5億人が感染し,諸説ありますが,約4,000万人の方が犠牲になったそうです。 日本でもスペイン風邪は猛威をふるいました。相撲巡業で台湾に行っていた力士が台湾でスペイン風邪に感染し,日本に菌を持ち帰ってしまい,当時日本にいた人口5,600万人の4割に当たる2,200万人に感染し,45万人の方がお亡くなりになられました。そして,100年前も今と同じように,各自治体は大混乱にあって,全国の学校が全面休校したそうです。 では,このスペイン風邪がどのように終息を迎えたのかというのが最大のポイントなんですけど,1920年を過ぎたあたりから急速に衰えたみたいで,何で終息に向かったのかというと,ほとんどの日本国民にスペイン風邪が感染し,感染したことによって抗体ができ,自然に終息に向かっていったというのが記録に残っているみたいです。 全国民に今回のコロナウイルスが感染し,抗体ができるのを待つというのは非現実的ではありますので,現代の医学の進歩で,早急にワクチンを開発してもらい,1日でも早く終息に向かうように願っておる次第であります。世界的パンデミックに,日本は今後もウイルス感染リスクと向き合っていかないと覚悟していく必要が今後もあると思います。 そのような中,ふと気になることがあって,この混迷の中,どうやって生きていけばいいのか。どんな人間がこれからの未来を生き抜くのかと気になりまして,それで,いろいろ調べていましたら,ある講演家の話にたどりつきました。それを1つ紹介させていただきます。 その講演家の話の内容によると,筑波大学の名誉教授でもあります村上和雄教授の記事を取り上げていました。この先生は,DNA遺伝子の分野でノーベル賞をとってもおかしくない方で,その教授がスーパーコンピューターを使って,そのスーパーコンピューターにいろいろな要素を入れた上で,さて,これから,この未来,どんな人間が生き残れるんでしょうかというふうに,スーパーコンピューターに計算させたみたいです。スーパーコンピューターというと,地球上で一番頭がいいものといってもいいわけです。 じゃあ,そのスーパーコンピューターが導き出した答えは何だったのかということを村上和雄教授が記事にしていたのが,それは,競争に強い人,力が強い人,計算が早い人,ビジネスがうまい人,パワフルな人,いろんな人が想像できるんですけど,何と,スーパーコンピューターが導き出した答えは,譲る心を持った人だった。譲る心,思いやりの心を持った人こそが,まさに今からの未来を生き抜くことができる,そんな結論が出たということを教授が紹介されていました。 非常に意外ですが,スーパーコンピューターが出した1つの答え,まさに,日本人が一番大切にしてきた心であり,阪神淡路大震災のときや東日本大震災の際に,略奪,暴動も起きることもなく,譲り合いの心であったり,思いやりの心であったり,結の精神こそが本来の日本人の姿であろうかと思います。この相互扶助の精神をいま一度考えるときではなかろうかと思います。 前置きが長くなりましたが,それでは,一般質問に移らさせていただきます。 1番目に,ふるさと納税について。 今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により寄附金が減少されるが,現状と今後の取り組みをお伺いします。 2番目に,自治会の加入促進について。 社会情勢の変化により,自治会に加入しない方が増加しているが,加入促進に向けた対策を講じる考えはないか,お伺いします。 3番目に,マイナンバーカードの取得促進について。 令和2年1月から,住民票等のコンビニ交付サービスが始まったが,利用状況についてお伺いします。 マイナンバーカードの取得に向けた取り組みを強化する考えはないかお伺いいたします。 次からの質問は,自席にて行います。 [市長
塗木弘幸登壇]
◎市長(
塗木弘幸) 大久保議員の質問にお答えをいたします。 まず,質問1,ふるさと納税についての1番目,新型コロナウイルス感染症の影響について。 今年度のふるさと納税収入額は,5月末時点で1億7,147万9,000円となっております。昨年度時期を752万3,000円上回っており,現在のところ,寄附収入に関しては,新型コロナウイルス感染症による大きな影響は見られない状況です。しかしながら,新型コロナウイルス感染症の拡大は経済に大きなダメージを与えており,今後,高額寄附や年末の駆け込み寄附等の減少が予想をされ,当初の寄附収入の見込みを下回る可能性があります。 また,新型コロナウイルス感染拡大の影響により,苦しい経営状況が続いている返礼品提供業者もあるため,事業者に対し支援を行い,ふるさと納税事業の円滑な運営を図る必要があります。 このことから,寄附収入の確保を図るための返礼品の強化及び寄附者との関係強化に向けた取り組みはもとより,返礼品提供業者支援のために,市独自の事業者応援キャンペーンの実施をはじめ,補正予算に計上いたしました事業者応援手数料の新設などにより,ふるさと納税事業の円滑な推進に努めてまいりたいと考えております。 次に,質問2,自治会の加入促進について,自治会加入促進に向けた対策について。 自治会に加入しない方が増加していることにつきましては,自治会長等からも市のほうへ相談が寄せられております。自治会への加入につきましては,転入手続の際に,自治会加入のチラシを配布,説明をし,自治会加入についての御理解等をお願いするなど,対応を行っております。また,移住・定住関係の補助金も,自治会加入を交付要件にしております。 しかしながら,議員御指摘のとおり,社会情勢の変化等によって,自治会に加入しない方が増加しており,また,自治会加入について市が強制することはできないことから,市としましても危惧しているところでございます。 今後も,災害発生時の地域における互助・共助の大切さなど,自治会加入の必要性を周知するとともに,他自治体の自治会加入促進の取組を調査・研究し,対策を検討してまいりたいと考えております。 次に,質問3,マイナンバーカードの取得促進についての1番目,コンビニ交付サービスの利用状況について。 住民票など,各種証明書のコンビニ交付サービスについては,令和2年1月6日からサービスを開始しております。サービス開始直後は交付件数が伸び悩みましたが,4月以降は増加傾向にあるところです。 サービスの利用に際しては,市内のみならず,市外での利用や,曜日,時間にかかわらず,利用されていることから,必要としている方が,いつでも,どこでも取得できるという利便性の面からも効果が上がってきていると思われます。 年間を通して,各種証明書を必要とする行政手続等は多いと思われますので,サービスの周知を図ることで,交付件数が増加していくのではないかと考えております。また,利用促進の取組として,サービス開始以降,マイナンバーカード新規取得者には,交付時にコンビニ交付サービスのチラシを添えて案内しており,一定の周知はなされていると思われます。 しかし,本サービスをまだ知らない方も相当数いると思われますので,窓口に証明書を取りに来られた方に対するチラシを用いた案内や各種広報媒体を用いて,さらに周知を図ってまいりたいと考えております。 次に,3の2,マイナンバーカード取得に向けた取組強化について。 マイナンバーカードの取得促進に向けた取組については,これまで,窓口でのチラシ配布による案内やカード取得促進強化期間を設けて,休日及び平日時間延長による交付申請受付などを実施してまいりました。今後はマイナポイントを活用したキャッシュレス決済事業や健康保険証としての利用も予定されていることから,申請者数がさらに増加するものと見込んでおります。 しかしながら,カードの交付申請には市役所の開庁時間に本人に来庁していただく必要があります。そのようなことから,平日に来庁できない方々に対して,今後,定期的な休日開庁日を設けるなど,市民の皆様が取得しやすい環境づくりに努めてまいります。 また,事業所等の団体や住民税の申告会場等での出張申請受付を行っている自治体も多いことから,そのような事例も参考に,今後の新型コロナウイルス感染症の状況等も考慮しながら,取得促進に向けた取組を強化してまいりたいと考えております。 以上です。
◆議員(大久保太智) 私は,議員になりましてから,ふるさと納税で一般質問するのはもう4回目になります。それだけ,大事な事業だと思っているからこそ,毎年のように質問をさせていただきたいと思います。 答弁にもありました,市独自の事業者応援キャンペーンの実施というのがありました。これについての詳細をお伺いいたします。
◎
ふるさと振興室長(飯伏譲二) ふるさと納税事業の推進には,返礼品提供事業者の方々の協力が欠かせないと考えております。 事業者の支援につきましては,これまでも各ポータルサイトのコロナ被害事業者支援特別特集ページに掲載を希望された事業者の返礼品の掲載をしておりますが,今後におきましても,市独自のコロナ被害事業者応援キャンペーンの実施を初め,補正予算に計上いたしました事業者応援手数料の新設等により,支援を行っていきたいと思います。 市独自といいますのは,補正予算のほうにもしておりますが,市がコロナウイルス被害事業者応援返礼品に指定いたしました返礼品の配送実績に基づきまして,返礼品提供事業者に対し,返礼品価格の5%を応援手数料として支払う計画であります。そのほか,ポータルサイトと同じような形で,被害者の状況のコメントをつけまして,キャンペーンを張りたいと思っております。 以上です。
◆議員(大久保太智) わかりました。 本市のふるさと納税の寄附額が過去,私,資料請求したのは月別の平成30年度と令和元年度の実績を,月別の資料請求をさせていただきました。本年度の4月,5月の実績が気になったもんですから,資料請求をさせていただいたんですが。過去の実績,平成28年度が5,200万円,平成29年度が2億9,300万円,平成30年度が13億300万円,令和元年度が16億4,100万円,この結果は,ふるさと振興室職員の並々ならぬ努力の結果だと確信しております。この努力に深い感謝の気持ちと敬意を表します。 先ほどの答弁にもありましたけど,11月,12月のふるさと納税の繁忙期を見てみないと,本年度がなかなかわからないというのが実情ではありますが,答弁でもありましたように,今年の国民の所得が目減りしていくというのはもう大体予想ができます。昨年同様,ずっと伸びてきていますが,私はこの16億4,100万円という数字を維持できれば成功だったというふうに,私は,これを超えるというのは非常に至難の業だと思います。 なので,維持できるように,目標を設定していただいて,さらなる精進をしていただきたいと。これ以上の努力はもう本当にできないかというぐらいやっているかとは存じますが,市民のために頑張っていただきたいと,このように思っております。 その中で,市内82納入業者が,今現在あるわけなんですけど,この業者とポテンシャルを高めるために,定期で様々な情報を,その納入業者に提供をしてあげたり,講師を招いたり,勉強会を開催し,本年度,また寄附金が,本年度同様になってもらいたいと思い,なかなか難しいとは思いますけど,その勉強会をする本年度は計画があるか,お伺いいたします。
◎
ふるさと振興室長(飯伏譲二) 事業者との情報共有等につきましては,毎年,年度当初に事業者説明会を開催いたしまして,事業報告や事業計画等の説明を行っております。今年度につきましては,新型コロナウイルスの影響により中止となりましたけれども,資料のみ配信を行ったところです。 事業者へは,毎月,南九州市ふるさと納税通信といたしまして,事業者用レポートを配信しております。毎月の寄附動向,今月の取組,各キャンペーンの募集案内等についてお知らせをいたしております。また,返礼品に関する相談や各ポータルサイトのキャンペーン企画の周知,また,運送会社からの災害時等の遅延情報等の周知につきましては,随時対応を行っているところです。以上です。
◆議員(大久保太智) 年に1回,年度当初,ことしはコロナウイルスによりできなかったということでございますが,本年度と同様の水準を守る,維持するには,昨年同様と同じようなことをしていたら,できないと思います。なので,納入業者,先ほど申し上げましたように,ポテンシャルを上げて,潜在能力を上げてもらって,情報を提供する,様々な情報を提供してあげて,商品の向上に,そして,ユーザーにいい商品を届けるということをしていってと思います。なので,ぜひですね,比較していただいて,昨年と同様,踏襲するんではなくて,今年は全然違いますので,ぜひ取り組んでいただきたいと,このように思います。 本市も頑張っておりますけど,お隣の南さつま市では,平成30年度のペナルティで,スタートダッシュが遅れたのにもかかわらず,元年度は46億円という数字が,確定ではないですが,出てきております。また,隣の枕崎市,27億円,これも確定ではありませんが,このような金額が,大体の金額が出てきております。 薩摩半島では,3市が,南さつま市,南九州市,枕崎市が,最近ではしのぎを削っており,本当に隣接市が頑張っております。そして,相乗効果が生まれていい刺激になっているんではなかろうかと,このように思っております。 どこに勝った,どこに負けたというのを争うということは,もうやめてもらいたい。自分たちで努力するということだけをやってもらいたい。人の町のことを気にする必要はないとは思いますが,これは一応,参考例として,今年こそ南さつま市に勝とう,枕崎市に勝とうとか,そういう気持ちでやってもらうと,ちょっと趣旨から離れていってしまいますので,これはやめていってもらいたいと,このように思っております。 そして,過去の10万円以上の高額納税者の方に,お礼状と一緒に,昨年ありがとうございましたというお礼状とともに,本市のほかの商品を,去年買っていただいたそれ以外の商品を粗品として贈るのもいいのではないかと思いますが,こういう週刊誌の,21年連続1位の週刊セブンの3月5日発行の記事が出ておりました。こういう記事,A4の用紙なんで,こういうのがありました。ちょっと見えにくいんですが。 これは何が書いてあるかというと,このコロナウイルスで免疫力を高めてウイルスに勝つという特集をしておりました。その最強食品,食べ物,それから飲み物というのをランキングをしておりました。専門家から聞いて。女性セブンがですね。 何と,第1位が緑茶だったんです。2位が紅茶,3位がリンゴジュースと,このような順番になっておりました。このような情報提供を市内納入業者に情報を与えてあげて,自信を持って,便乗するわけじゃないんですけど,コロナウイルスに負けないためにもお茶を飲んでくださいという形で,高額納税者に,お礼の品として,粗品として送って,本年度はお茶をどうですかというような取組とかをしてもらいたいと思っておりますが,どうでしょうか,お伺いします。
◎
ふるさと振興室長(飯伏譲二) ふるさと納税の寄附者との,良好で持続的な関係づくりを行うことは,寄附のリピーターを確保するためにも重要であるというように考えております。 このようなことから,今年度は,昨年度中に南九州市への寄附額が50万円以上となった161名の方に感謝の気持ちをあらわすとともに,南九州市への関心を高めていただくという趣旨で,この5月に,寄附のお礼状に新茶を添えて,市のパンフレットとともに,一緒にお届けをいたしました。今後も,このような機会を継続していきたいと思っております。以上です。
◆議員(大久保太智) 今,答弁の中で,リピーターという話がありました。ふるさと振興室で,繁忙期に一番大変な業務というのは,恐らく,クレーム処理ではなかろうかと予想されます。私も商売をしているので,その大変さがよくわかります。しかしながら,一番大事な,私は仕事だとこのように思っています。 多くの方は,クレームをしたいと思ってしているつもりではないと思いますが,クレームというのはなぜ来るかというと,その商品に対して,期待していたからこそ生まれてくる行為であって,そのクレームが来た,そのユーザーを一番大事にしてあげることが大切であります。納得していただいたそのお客様は,一番の南九州市のリピーターになりますので,ただ単なるクレームとして対応するのではなくて,一人ひとりに心を込めた対応をしていただきたいと,このように思っております。 その連携を,納入業者とともに,こういうクレームがあったと。市にこういうクレームがありましたと。来年のためにここを改善しましょうということで,またさらに,その事業者と勉強会を開く。そのユーザーを本年もリピーターとして呼び込むためにどうしたらいいのかということを,先ほどから申し上げているように,勉強会をしていただきたいというふうに思っておりますが,この私の持論でございますが,この持論に対して反論しても結構です。私はクレーム処理が一番大事な仕事だと思っておりますが,どのようにお考えになるか,お答えいただけますでしょうか。
◎
ふるさと振興室長(飯伏譲二) 返礼品についての問い合わせ等の電話やメールは毎日のように来ております。中には,クレーム対応もあるところでございます。対応には誠意を持って当たり,丁寧に聞き取りを行うようにしております。その上で,返礼品の提供事業者や運送業者とも連絡をとり,原因の把握を行いまして対応をいたしております。また,内容や結果につきましては,記録に残すことで情報を共有いたしまして,再発防止に役立てているところでございます。以上です。
◆議員(大久保太智) わかりました。何とか,誠意を込めた対応をお願いしたいと。ここが安定した税収を生んでくれます。それは南九州市民のためになることでありますので,ぜひ頑張っていただきたいと,このように思っております。 本市においてのふるさと納税は,貴重な,貴重な財源となっており,本年度の当初予算でも3億8,000万円の繰り入れを行っています。重責で,本当にふるさと振興室は重責で大変でしょうが,恒久的に財源を確保できるように,今後も,先ほど申し上げたように勉強会,これが情報提供というのが一番のポイントになってくるかと思いますので,ぜひやっていただきたいと,このように思います。 市長にお尋ねいたします。これを勘違いしてもらったら困るんですけど,決して,ふるさと振興室がだめだと言っているわけではないのですが,このふるさと納税の業務を外部委託するとか検討したことがあるか,お尋ねいたします。
◎市長(
塗木弘幸) 今の大久保議員の御質問でございますが,私はこの返礼品の事業については,外部の民間の業者の団体に委託をしていきたいと思っております。そのほうが小回りが利いて,またそして,特産品協会などとやっていけば,その意識も,返礼品業者の意識も盛り上がって,いい方向に行くんじゃないかと思っております。 今,議員がおっしゃられました枕崎,南さつまも,もう既に団体に委託をしているところでございます。そのような方向がいいと考えております。そしてまた,大変いい意見をいただきました。やはり,この制度については,品質のいいものを返礼品として提供し,そしてやっぱり,信用が第一であると思っておりますので,そこを重点的にこれからやっていけば,また,寄附金も増えてくるのではないかと思っております。以上です。
○議長(
加治佐民生) ここでしばらく休憩します。午後2時0分休憩───────────午後2時11分開議
○議長(
加治佐民生) 再開します。
◆議員(大久保太智) 市長の答弁もいただきました。外部委託ということを,さすが,私は市長がこういうような答弁をするんではなかろうかと,実は予想しておりました。考えているんではなかろうかと。情報を入れているんじゃなかろうかと,こういうふうに思っておりました。私も,これが正しいというのが言えませんが,判断としてはあるのかな,このように思っていまして,昨日,南さつま市のシフトプラスさんのほうに,ちょっと勉強させていただきました。 シフトプラスさんは,都城市を一手に引き受けていました。全国で11店舗,今,各都道府県にシフトプラスの支店があるわけなんですが,大阪が本社だったと思います。中尾さんという方とお話をさせていただきまして,いろんな情報をいただきました。 もしという話をさしていただいて,どうですかと。私が決めることではないですので,ただ,情報を教えてくださいと。キャパはありますかということでお伺いしました。キャパはあるということだったので,ああそうですかということで,全然深掘りはしなかったんですけど,勉強をしに行ったというところがございます。なので,南九州市の業者に限らずとも,いろんな外部団体というのも視野に入れてもらいたいなと。 本当に何が正しかったのかというのはもう,本当にわからないことなので,断言はできないというところではございますけど,難しいところでございます。市長の判断が非常に大変かと思いますけど,ここは市長の判断で,私どもついていきますので,ぜひ,いい決断を。 いい決断をするには情報が必要でございます。情報を仕入れて取捨選択していただきまして,情報というのはいろんな情報がはびこります。その中で,自分がこれだというのを取捨選択していただきまして,決断に至ってもらいたいというように思います。これにつきまして,このふるさと納税の質問は終わらせていただきたいと,このように思っております。 続きまして,実は,自治会加入促進について,ここを今回,私は一番大事なところの質問だというふうに思って,力点をここに置いてたんですが,ちょっと,余りにも,ふるさと納税につきまして時間をちょっととり過ぎてしまったもんですから,あと残り8分ぐらい,ちょっとさらっとしていきたいと思います。 なぜこのような自治会促進を私が質問するかというのを申し上げますと,今年の3月の定例会の休憩中に,下に給茶器が,お茶を飲むところがありますけど,あそこでお茶を飲んでいたと。私が休憩中に。そこにちょうど御年配の男性の方が窓口に来られまして,「自治会の脱退をお願いしたいんですが」ということで,窓口に来られていました。 ふっと耳を傾けて「何だ」ということで,私もその現実を目の当たりにして,窓口の女性の方が事務的に「この用紙に記入してください」と案内してました。さらさらさらーっと流れて,あれあれあれ,何だこれは。こういうものなのか。私はちょっと知らなかったもんですから,さらさらさらーっと。実際は,もしかしたら,自治会長さんを経て窓口に来られたのかもしれません。まあ,これはちょっとわかりません。憶測でしかわかりませんけど,もしかしたら,窓口の女性の方と,事前に話がついていたのかもしれません。 私はこれ,憶測で話をするのは非常にちょっと申し訳ないんで,確定的なことは断言できませんけど,そういったところを目の前にしたもんですから,ちょっとショックで,今回質問させていただいた,こういうふうになりました。 前置きに話をしました,今から生き残る人はどんな人なのか。譲る心,思いやりのある人が生き残るんですよ。まさに,この自治会の会員相互扶助で成り立っています。ボランティアで成り立ってます。このコミュニティこそが原点と私は思っております。 だんだんとだんだんと加入者が少なくなっている。自分さえよければ,全員ではないんですが,自分さえよければ。それと役員にも次,そろそろならないといけないから,もう役員なんかなりたくない。毎週本当,草払い,土手払い,もう嫌だと。忙しいのに大変だということで,脱退される方が。しかしながら,本当にお互いの助け合いのもとでやっていますんで,何とか食い止めてもらいたい。 先ほど,答弁でありましたように,強制はできないと。行政は。確かにその通りです。強制はできません。強制加入というのはもうできませんので,ただ,しかしながら,ここを行政としては,例えば,自治会長さんに投げているような気がしてなりません。 自治会長さんも逆に行政頼みというか,行政が指示がないから,「いや,私はちょっと自治会長には」というような気がするんですけど,その辺の実情を,ちょっと教えていただきたいと思います。お伺いいたします。
◎企画課長(東成功) 自治会への加入,未加入の件につきましては,議員の御指摘のとおり,最近,加入されない方々が多くなってきているというのは私どものほうでも認識をしております。自治会長さん方も,そのようなことについて相談に来られる方々も多くなってきているところでございます。 やはり,この自治会に入って,そこの地域社会で生活していくためには,やはり,1人ではやっぱり,生きていくというのは非常に厳しいと思いますので,やはり,周り,地域,そして,地域の周りの方々からいろんな支えをもらったり,支援をもらったりしながら,社会生活を営んでいくというのが非常に重要なことだというふうに思っておりますので,そこら辺につきましては,今のところは,新しく転入されてきた方につきましては,その転入の際に,そこら辺の部分は周知をして,御理解をいただいて,加入の方向で考えていただくような対応をしておりますが,それ以外につきましても,やはり,この自治会に入って,いろいろやっていく,地域活動をやっていく,そういう重要性を,やはり,広報紙等も使って,やはり,その重要性を訴えていくことも必要だというふうに思っておりますので,そこら辺の取組を今後やっていきたいというふうには考えております。以上です。
◆議員(大久保太智) はい,わかりました。しっかりとやって,周知を図っていただきたいと。広報紙,それからホームページ,いろいろなところがありますので,強制をするような感じでつくるんではなくて,根本的な相互扶助で成り立っていると。みんなで助け合いましょう。全てがつながるような気がするんです,私は。今後,少子高齢化を生き抜くためには,このことが非常に全てにつながっているような気がします。 私も,実は消防団に入って,もう26年になります。26年前,25年前というのは,いざ火事があったときに,私が消火活動をしたときに,その自治会で炊き出しが。ささっとしました。びっくりするぐらい。いつの間にかおにぎり,温かいおにぎりができているんですね。 ちょっと申し訳ありません。今がだめだというわけではないんです。今,火事現場に行って,温かいおにぎりとか,まず出てくることはなくなりました。ここが非常に変わってきたな。これがだめだという,先ほどもしつこく言うんですけど,何がだめだというわけじゃないんですが,もう本当,昔はそのぐらい,結の精神が非常に根付いてたというような,私は実感してます。25年前と比べると。小野の災害のときに,本当にすばらしかったです。 周りの小野地区の住民が被害を受けているので,周りの地区から持ち寄って,炊き出しが来て,温かいおにぎりが,温かいおみそ汁が来るわけです。何にも困りはしません。本当に,そのときには感謝しました。これこそが大事なんだ。ありがとう。本当に気持ち,ありがとう,頑張る。じゃあ,本当に消防団活動に精を出そう,この人たちのために,何とか私のできる限りの力を出しましょうという気持ちに,本当に,その当時はなりました。若かったですけど。 なので,そういう1つ1つが細かいところが非常に大事だと思いますので,ぜひ,目に見えないところではございますけど,全てがつながってきている。それとまた,子どもさんたちが,行く行くは都会に出て行ったりする,ふるさとを思う気持ち,こういうところも育んでいくのも自治会,地域の大人というのが,非常に役割を果たしているんではなかろうかと思いますので,ぜひ,加入促進をですね。 今,過渡期にあります。田舎は都会にないよさがありますので,このよさを十分に発揮できるよう,啓発活動に今後も取り組んでいただきまして,これはその自治会を守るためじゃなくて,南九州市を守るんだという気持ちでやっていっていただきたいと。私は過言ではないと思います。なのでやってもらいたいということです。 本当に私はここが一番大事なところだというふうに思って質問してたんですけど,ちょっと時間がございませんので,次に,マイナンバーカードの取得につきまして,質問に移らさせていただきます。 本年度の資料請求で,1月6日からコンビニ交付がなされまして,資料請求いただきました。それで,発行件数ですね。コンビニで何枚発行したかという,住民票とか印鑑証明,それから,納税証明書とかあれこれ,5か月間に125件コンビニで取りましたよ。 つい最近,私もとりました。納税証明書,別にとる必要はなかったんだけど,一般質問のために,どういうものなのかなと思って。簡単にできました。ああ,こんな簡単にできるんだ。もちろん夕方。窓口が閉まっているときですね。隣がコンビニだもんだから,ささっと行って,コピー機みたいなところにかざして,さささっと,300円入れて。納税証明書が出てきました。もうすごい便利です。これ,すぐ市民に訴えてもらって,マイナンバーカード取得促進につなげていってもらいたいというふうに思います。 そして,この125という数字は,非常になんか少ないような気がします。大体年間ですね,納税証明書,住民票,6万件出ているはずなんです。恐らく。毎年,大体平均して,これ,わが前回も一般質問,これ実は3回目なんです。マイナンバーカードにつきましても,私が議員になって3回目です。そのぐらい,私は大事なことだと思っているので,実はこれを一般質問させていただいておるんですが,3回目でございます。 その際に,いろんな資料請求したところによると,毎年,大体6万件の発行があるというデータが出てました。の中の125件,0.02%ですよ。取得率が10%です。ということは大体2%,0.02%が実態数,マイナンバーカードを持っているのが,そのうち10%と考えれば,簡単に計算すれは2%,50人に1人しか活用してない。マイナンバーカードを持っているのに,49人はとってない。とったことないよ。50人に1人しかとってないんですよ。マイナンバーカードを持っているのに。 私はおかしいなと思ったの。50人も持っているのに1枚しか発行してないんだ。これ,周知が行き届いてないというふうに思います。間違いないと思います。市民は知らないです。もう少し,周知を図って,せっかくつくってもらったんですから,その恩恵を受けることを教えてあげてください。 巷では,マイナンバーカードは情報漏洩につながると,マイナスな意見ばかり,いろんな,必ず何かをすると反対意見が来ます。必ず来ます。だけど,国の施策ですよ,これ。これを,国を信じないでどうするんですか。何を信じればいいんですか。国が促進しているものを「いやあ,個人情報が漏洩しますんで嫌ですね。これ,口座とリンクするのでちょっと嫌ですね」それじゃあ,世界を見ても,こんな国はないですよ。みんな,先進国はマイナンバーカードを持ってますよ。日本だけですよ。こんな10%低い。国を信じてあげてくださいよ。もう少し。誰も信じてくれませんよ。南九州市だけでも信じてあげてください。 そして,普及を促進してもらって,この前の定額給付金ですね。これも実は,マイナンバーカードで請求しました。10分かからなかったです。本当もう七,八分でしたかね。携帯電話でアイフォンの上にかざして,情報を吸い取ってやって,七,八分で終わったと。あら,これすごい便利だな。便利なツールというのは,やっぱり教えてあげないといけないと思います。 それと,2年前に,平成30年に,6月にこのマイナンバーカードの促進のためにやってくださいよということでね,言ってました。2年前に。どうするんですか。私はそのときに提言してました。この提言というのは,一人ひとり窓口に来られた方に対して,「こういうカードがありますけどつくってくださいよ」というのを,広報紙とかそういったのではなくて,一人ひとりに言ってください。口頭で言ってくださいという提言をしてましたが,その提言をなされてたかというのがちょっと疑問であります。検討するということでした。 なぜ,こういうことを言うかというと,平成30年度の6月のデータでは,約9%の普及率でした。今回の取得率,14%です。たった2年間で5%しか伸びてないんです。これ,やってないな。2年間で5%ですよ。もう少し何とかなったと思います。やってたかどうかというのをちょっとお伺いしたいんですけど,教えてください。
◎市民生活課長(平山憲二) マイナンバーカードの取得促進についてでございますが,議員からも以前,提案をいただきまして,その後,来客者に,転入者にまずはチラシをお渡ししながら説明をし,そして,広報をさせていただいておりました。 そのほかにも,広報紙であったり,テレビのデータ放送であったり,それからあと,取得促進キャンペーンという期間を設けまして,今年でいけば,2月7日から10日までの4日間,時間延長とそれから土,日の開庁をいたしまして,対応をさせていただいております。 また,今後につきましては,平日に手続ができない方等のために,8月ごろから,月に1回程度,日曜開庁を行いまして,取得促進の機会を広げていきたいというふうに考えているところでございます。
◆議員(大久保太智) 最後にこれ,前,宙に浮いた年金というのがありました。とうの本当に昔に。そのときに,マイナンバーカードがあればこういうことは絶対なかったんです。この宙に浮いた年金が,その後,幾らかかったかというと,4兆円ぐらいかかっているんですよ。マイナンバーカードは3,000億円の予算です。マイナンバーカードがあると,こういう無駄な経費を出さなくて済んだんです。ぜひ検討してもらって,促進につなげていってもらいたいと。一人ひとりに声かけをお願いしたいと思って質問を終わります。
○議長(
加治佐民生) 次に,大倉野由美子議員。 [4番議員大倉野由美子登壇]
◆議員(大倉野由美子) お疲れさまでございます。 本日,3人目の登壇となりましたけれども,どうぞよろしくお願いいたします。 私は日本共産党議員の1人といたしまして,市長に質問をいたします。 冒頭で,新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに,闘病中の皆様には,心からのお見舞いを申し上げたいと思います。また,コロナ感染拡大防止の対応に日々,医療現場で頑張っておられる皆様方,関係者の方,行政当局の皆様の懸命な対応に改めて敬意を申し上げたいと思います。 私たちがこれまで経験したことのない新型コロナウイルスから命と暮らしを守る懸命な対応が続いております。政府のコロナ対策に対しまして,自粛と保証は一体にと,国民世論の大きな高まりで,国民1人に10万円の給付金が支給され,さらに,政府の第2次補正予算には,医療検査体制の強化,家賃支援給付,雇用調整助成金の上限引き上げなどが盛り込まれました。 しかし,政府の持続化給付金の支給の遅れが指摘をされ,コロナ危機が続くもとで,雇用をどのように守るのか,地元の中小零細の業者をどのように守るのか,今後さらに,住民の命,暮らしを守って,地方自治体にこのことが問われていくと思います。 コロナの影響は,南九州市でも観光関連,宿泊,飲食業者だけでなくて,農業を初め,中小の事業者は大幅な売り上げ減少です。影響は広範な業種,そして市民生活全般にわたって,国の緊急事態宣言が解かれても,景気が元に戻らないのが現状です。 市内の病院経営者からは,患者さんの受診抑制で減収となり,経営が厳しい状況が訴えがございます。病院は,市民の命と健康を守る砦です。今後のコロナウイルス感染拡大の対策を初め,住民の健康を守る地域医療の最前線である病院,さらに,介護事業所や福祉施設への支援が一層求められております。 私は以下,通告してあります問題で質問をしてまいります。 1つ,新型コロナウイルス感染症対策につきまして,1番目に,市独自のさらなる支援策についてお尋ねをいたします。 2点目,市民税や国保税などの納付猶予や減免制度の運用についてお尋ねします。 3点目,生活保護制度の運用について。 厚労省は,保護の要否判定における留意事項を示しました。市民への周知内容と運用についてお尋ねします。 4点目は,相談窓口を一元化して,国・県,さらに市の様々な新型コロナ被害の支援策の周知,相談体制を整える考えはないか,お尋ねをいたします。 大きな2点目としまして,教員の変形制労働時間について。 2021年度から改正教育職員給与特別措置法の運用が始まります。学校現場では,長時間労働が助長されないかとの懸念もございます。導入するかどうかは各自治体の判断です。教育長の見解を伺います。 以上,後は自席からといたします。 [市長
塗木弘幸登壇]
◎市長(
塗木弘幸) 大倉野由美子議員の質問にお答えをいたします。 まず,質問1,新型コロナウイルス感染症対策についての1番目。 市独自のさらなる支援策について。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては,6月議会で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを活用し,各種の支援を予算計上しているところであります。 主なものとしましては,新型コロナウイルス感染症の影響により,令和2年2月から5月までの間,いずれかの月の売上が前年同月比20%以上減収するなど,それぞれの基準による園芸(花き・野菜),畜産,茶農家,商工水産業者等へ一律10万円の助成金や地域活性化のためのプレミアム付商品券発行に係る経費などであります。 また,国の2次補正予算において,医療機関,介護施設や障がい者福祉施設の職員への慰労金の支給,家賃を支払って事業を行っている事業所につきましては,家賃支援策により,給付金が検討されているところであり,現在,市の上乗せ補助については,考えておりません。今後につきましては,国の2次補正予算などを有効活用し,市としての支援策を検討していきたいと考えております。 次に,質問1の2,市民税や国保税の納付猶予や減免制度の運用について。 今回,新型コロナウイルス感染症の影響に伴う収入の減少により,市税等の納付が困難な方に対する税制上の措置として,国は,地方税法等の一部改正を行い,特例制度として,延滞金及び担保なしで,最長1年間の徴収猶予を行う法案を,4月30日に可決し,その日に施行しております。 この制度においては,収入が前年同期に比べて,概ね20%以上減少していることと,一時に納付し,または納入を行うことが困難であることの2つの要件に該当する方が対象となります。対象となる市税等については,令和2年2月1日から令和3年1月31日までに納期限が到来する市県民税など,全ての税目が対象となります。 しかしながら,この徴収猶予の特例制度については,令和2年度に猶予した納付額を期間内に納められないと,令和3年度の納付額と合わせて納める必要が生じてくる可能性もあることから,現在,個人・法人合わせて十数件の問い合わせ及び申請にとどまっているところであります。 また,徴収猶予に加えて,令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に,普通徴収の納期限が設定されている国民健康保険税,後期高齢者医療保険料及び介護保険料については,前年度同期の収入と比較して30%以上減少した場合などの要件に該当する方に対しまして,前年の合計所得金額に応じて,減額または免除する措置もあります。この減免に要する費用については,令和2年に限り,国が全額財政支援を行うこととしているところです。 市の対応としましては,国・県からの通知等に基づき,市のホームページや広報紙にも内容等を掲載し,また,納税相談時や税事務相談員の臨戸訪問時においても,市民への周知を図っております。 次に,質問1の3,生活保護制度の運用について。 令和2年4月7日の新型コロナウイルス感染症対策での緊急事態宣言を受け,厚生労働省は,緊急事態区域における生活保護業務の取り扱いについて,新型コロナウイルス感染防止等のための生活保護業務等における対応についてを発信しました。 その中の保護の要否判定等における留意事項についての項目で,一時的な収入の減により保護が必要となる場合の取り扱いについて,保護開始時において,就労が途絶えているが,緊急事態措置期間経過後に収入が増加すると考えられる場合で,通勤用自動車を保有しているときは保有を認めること,なお,公共交通機関の利用が著しく困難な地域に居住している者については,求職活動に必要な場合に限り,当該自動車の使用を認めて差し支えないというものです。 本市におきましても,生活保護の運用に当たって,この留意事項に基づき運用を行っているところであり,緊急事態宣言解除後においても,同様の考えのもとに運用を行うよう示されております。 生活保護開始時において,自動車の保有については原則認められていないことから,今回の件を周知することで誤解を招く恐れがありますので,広く周知は行わず,個々の申請事案について,これまでどおり,訪問調査等をもとに,要否判定を行っていきたいと考えております。 次に,質問1の4,相談窓口の一元化について。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い影響を受けた方々に対する支援については,国・県の補正予算により多岐にわたる支援制度が実施されつつあります。本市の今回の補正予算におきましても,農家や商工事業者等に対する経営の支援を行うための経費を計上したところであります。 感染症の終息が見えない中で影響の長期化が懸念され,今後におきましても様々な補助金制度の創設,融資制度の拡充などの対策が講じられていくことが予想されます。一方で,このことにより,これらの制度が複雑化し,制度の対象者となるかどうかや申請の手続方法等について,市民の問い合わせや相談も増加することも懸念されます。このため,市民からの相談対応を一元的に行う担当部署の設置を予定しているところであります。 私からの答弁は以上でございます。
◎教育長(有馬勉) 公立の義務教育小学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の一部改正の運用及び導入についてお答えいたします。 近年,情報化やグローバル化といった社会の変化により,学校の現場を取り巻く環境は複雑,多様化してきており,学校に求められる役割が拡大してきております。このような中で,教員が授業準備等に集中して取り組み,健康で生き生きとやりがいを持って子どもたちの教育に携わることができるように,今後とも学校における働き方改革をなお一層推進していく必要があります。このようなことから,国では学校における働き方改革を進めるための取組の一環として,令和元年12月にこの法律の一部を改正いたしました。 これは,学校行事等で業務量の多い時期における1日の勤務時間を延長し,延長した分を長期休業期間中に休日として確保することができるようにしたものであります。この1年単位の変形労働時間制については,各地方公共団体の判断により導入,実施できることとなっております。 この変形労働時間制は,令和3年4月1日から施行することとされており,それまでの間に国において文部科学省令や関係する指針が改正されることになっておりますので,今後の国や県の動向を注視してまいりたいと考えております。
◆議員(大倉野由美子) 自席からの質問をします前に,すみません。初めての課長さん方とお話をする方もおられるんじゃないかと思います。マスクを外させていただいてよろしいでしょうか。よろしくお願いします。 るる回答をいただいたわけですけれども,そうですね。先ほど,6月補正のコロナ対策についての市長さんの説明,そして議案質疑の中で,市の対応について一定の理解はしております。 再度質問をする前に,まず,お尋ねをしたいと思いますが,市の今,緊急経営支援助成金,現在までのこの申請件数,助成金の支給済,そして,説明があった際に,200件の事業所を対象にされている予算が組まれましたけれども,今後の申請の見通しなどをひとつ伺います。そして,重ねてですが,売上減が20%に満たないという,こういう事業者の方々の救済策などを考えておられるのかどうか。考えておられたら,そのことも重ねてお願いをいたします。 続けてまいりたいと思います。 この市独自のさらなる支援策についてですけれども,私がこの間,御相談を受けました川辺の観光バス,タクシー運行業者の方は,コロナ感染拡大の影響で,観光バスで3月は昨年同月比で34.9%,4月が35.9%,5月には65.7%の売上が減少をした。そして,タクシー業については,3月同月比で16.4%,4月には22.2%,5月には24.1%もの売上の減少だったということです。そして,30名の運転手さんがおられますが,この30名の半分の方々は,いわゆる休業状態だったということです。 つまり,この事業者の方は6月1日付で,政府の雇用調整助成金の申請をされています。頴娃町のタクシー会社の社長さんのお話でも,5名おられる運転手さん,ほとんど休業状態だったと。それで,雇用調整助成金の手続をされたというふうにお話を聞きました。 そこで,改めてお尋ねをしたいんですが,それぞれの事業者の経営者の方は,働く労働者の方を路頭に迷わせまいとした懸命の努力をされておられます,働く人の暮らしを守って,地域住民の足を守る運送業事業者への救済策の検討はないか,まず,お尋ねします。
◎
商工観光課長(森田清博) まず,今現在行っております宿泊・飲食業の助成金の支給につきましては,おっしゃいましたように,200件を想定しまして,200万円の予算の中で,今現在,68件申請がありまして,支給をしているところでございます。 それから,20%未満の支援策ということで,
商工観光課サイドの考えとしましては,この20%の基準という部分は,実際,何といいますか,業者が融資を申し込む際に,こちらのほうで認定をする事務がありまして,その20%という部分については,セーフティーネット融資資金の中で4号保証,後は危機関連保証,そういう部分がありまして,その4号保証については,自然災害に伴う売上減少が,20%未満についてはという部分もございます。 それから,他の近隣市の助成制度を見てみますと,やはり,20%といったような基準もございまして,ここの部分について,20%以上については助成をしようということで結論づけまして,20%未満の事業者については,現在考えておりません。 それから,運送業の補助につきましては,今回,商工分野の中で,6月補正で,3本事業をお願いしているんですけれども,1つは今回,宿泊飲食業以外の商工業者について,一律10万円,それから,もう1つはプレミアム商品券事業,そして,もう1つはサポート補助金ということで,これについても,影響を受けた事業所が自らの工夫で事業継続につなげるような事業をすれば,そこに応援しますよといったような補助金を3本出しています。この部分については,運送業を含んだ各事業所が申請や応募をされて,条件をクリアすれば,全て対象になると考えております。 そしてまた,観光分野のほうでは,今,市場でいろいろ言われておりますけれども,県のディスカバー鹿児島キャンペーンというのがありまして,ここの中で,タクシーやレンタカーを利用して,周遊観光してくださる観光客に対して,利用料金の割引をするらくらく鹿児島巡りというのを実施しておりまして,この取組につきましても,南九州市の観光協会と連携しながら参加協力をしていくという部分です。 それから,既存の予算にある貸切バスの補助というのがございます。ここについても今現在,拡充を検討しているところでございます。以上です。
◆議員(大倉野由美子) 理解しました。 最後1つおっしゃった県のディスカバー何とか事業,たまたまちょっと,タクシー業者の方のお話を聞いておりましたら,これはどういう方々でしょうか。多分に,よそから見えた方がタクシーを使って管内を周遊をするということでしょうかね。タクシー業界の間で,結局,それぞれ営業エリアが決まっているというお話なんですよ。だから,川辺の業者の方だったら,いわゆる川辺管内を利用する方たちのみがお客さん対象になるというふうなお話を最近お聞きしたんですけれども,それとの関係で,例えば頴娃の業者の方,知覧の方ですね。この県の例えばディスカバー事業,これが本当に地元のタクシーを利用していただいてうまくいくかどうかというのを少し研究をしていただきたいなと思いました。 そうですね。本当にタクシーに乗っておられる働く皆さんも,収入が現実少なくなって,雇用調整助成金も6月1日に。詳細がわかりませんけれども,通常どおりにお給料は払っておられるのかもしれません。しかし,いつもの話ですと,やっぱりタクシーの運転手さん方の賃金というのは,何というんですか,出来高払いといいますかね,乗っていただいて初めて賃金になるというふうな,そういう給与体系じゃないかと思いますので,やはり,事業者はもちろんそうですけれども,働いている皆さん方たちこそが大変なことになっているんだろうと想像にかたくないところなんです。 雇用調整助成金も申請はしているとおっしゃいますけれども,それぞれですね。ニュースなどを聞いておりますと,非常に申し込みの件数の多さに対して,実際,助成金を受けている方たちが非常に限られているというようなのが,毎日報道されておりますので,いつ,この助成金が手元に入るのか,そういったのも非常に危惧しているところですので,質問をさせていただいておりますが。さっきおっしゃいました今度の6月の予算の中で組まれた事業の中で,タクシー業者の方々が利用できる事業というのを,もう一度ごめんなさい。どれでしたかね。それをちょっと,何という事業名か,ごめんなさい。これは20%売上減が,やっぱり条件ですよね。これで,飲食業の皆さん方と同じような形の制度ができましたということですかね。
◎
商工観光課長(森田清博) 今度の6月の補正予算の事業について,この一律10万円の分については,宿泊・飲食業で今,緊急支援という形で支払っているんですけど,これと全く条件は一緒にしております。
◆議員(大倉野由美子) 次です。日本共産党は,歯科医や内科医からマスクや消毒液などの不足の窮状が訴えられました。4月8日でしたけれども,私どもは8項目にわたる要望を市長さんへも申し入れをしてまいりました。 その後ですね,医療機関や福祉施設,介護施設などへ市からマスクが届けられたわけです。病院関係者や高齢者入所施設からは,非常にこのことがありがたかったと,本当にありがたいことでしたというふうなお話が伝わってまいりました。また,内科医からは,コロナ禍の中で患者さんが減少している。病院経営も厳しくなっているというふうな話がございます。 そこでお尋ねなんですが,医療や福祉関係の事業所へのマスクとか消毒液,こういった医療資材のさらなる給付の検討の御予定があるかどうか,そのことを。それと併せて,実は,病院からのご要望がございました。それは,市民の今,集団健診を毎年やっておりますが,いわゆる,それぞれ自治会ごとに,今まででしたら,それぞれの場所に集まって健診を受けておりましたけれども,どうなんでしょうか。いわゆる,コロナ対策という点での3密を避けるという意味で,一ところに集まらずに,そして,実施期間を限定をせずに,年間を通じて,各病院で,こういった集団健診が実施できるというふうに御検討ができないものかどうかというのをお尋ねをいたします。 重ねて申し上げます。お年寄りなど訪問をされる介護事業所ですね。ヘルパーさんや看護師さんたちが,コロナの感染に非常に気を配りながら働いておられるわけです。ということで,ヘルパーさんたちの確保も厳しいこういう介護事業所ですので,今,働いておられる皆さんたちを当然,賃金の上乗せ補助などの検討がないかどうか,そのことをお尋ねをいたします。 さらに,最後ですけど,国は事業者へ家賃補助を行うことを決めました。家賃補助の市独自の上乗せなどは考えておられないかどうか,あるいは,事業経営をするための,いわゆる電気・水道代とか固定資産税など,こうしたものでの減免とか猶予,こういうことが考えておられるかどうかをお尋ねをいたします。
◎
健康増進課長(塗木智子) 1番目の質問の,今後のまた医療機関等へのマスクの配布というところと,あと,健診の行われる実施の方法というところでお答えしたいと思います。 医療機関に対しましては,5月の臨時議会で承認をいただきまして,5月中に,歯科を含みます医療機関全てにマスクを配布したところでございます。 今現在,マスクも大分流通してきておりまして,手に入りやすい状況になったことなどもありまして,今後また,さらにマスクを配布ということは,今の段階では考えておりません。しかし,今後のまた感染の状況とか,いろいろ状況が変わっていくことも考えられます。マスクに限らず他の物資,もしくはまた別な意味での支援とか,医療のほうで必要とする何かが出てくるのかもしれません。今後もまた,医師会等とも協議の場もございますので,そういったところで,先生方の情報をいただきながら,必要に応じて協議をしてまいりたいと思います。 それから,特定健診の実施の期間を区切らずに,限定せずに,通年といいますか,ずっと健診ができないかということなんですけれども,南九州市は例年,6月から8月までを,市内の医療機関に委託をしまして,個別で受診をして,特定健診を個別委託ということで健診を実施しております。既にもうことしも,6月から先生方のところで個別で受診が始まっているところです。 そして,例年ならば,7月に集団健診としまして,3地域で,1日100人以上の集団の健診が行われるところなんですが,ことしはやはり,コロナの影響もありまして,南九州市は,集団の特定健診におきましては中止いたしまして,それを,例年はしないんですけれども,9月,10月,個別の医療機関の先生方にお願いをしまして,集団を振り替えて,そこで個別健診という形で実施をいたします。 通年体制という点は,現在のところ,考えてはいないところです。その理由としまして,やはり,実施の期間を定めることによりまして,受診者自身が御自分の受診の計画をしっかり立てていただくことで受診につながりやすいのではないかということが1点,それから2点目に,やはり,実施期間を定めることによって,保健推進員等が受診勧奨を非常にしやすくなるという点があります。 それから3点目は,特定健診の目的は,健診の結果を用いて,特定保健指導というものを行うことが一番の目的になっております。特定保健指導には,約6か月間要しますので,翌年の健診が開始される前には,その指導が終了していることが一番望ましいと思っております。 医療機関におきましてもやはり,混雑が懸念されるかもしれないです。そこのところは,それぞれの先生方が,その日の業務とか予定されている検査とか,いろいろ加味して,予約をとっていただいております。ですので,余りたくさんにならないように,各医療機関のほうで調整をしていただいているというような状況です。 ことし,また例年と違う集団を個別に振り替えるというやり方をしておりますので,今年の状況を見ながら,来年以降,また,健診の計画を,基本的には,これまでと同様と思いますけれども,検討してまいりたいと思います。以上です。
○議長(
加治佐民生) ここでしばらく休憩します。午後3時7分休憩───────────午後3時20分開議
○議長(
加治佐民生) 再開します。
◆議員(大倉野由美子) すいません。それじゃあ,改めてのコロナ対策での要望を申し上げたんですが,それで答えていただいていないのがありますので,改めて。 1つは,介護事業所の皆さん方へのヘルパーさんの賃金の上乗せなど考えていらっしゃらないかどうかというのをお尋ねをいたします。
◎財政課長(橋口和久) 先ほど,介護事業所のヘルパー及び家賃補助等につきまして質問がございましたので,併せてお答えをさせていただきたいと思います。 市長答弁でもございましたけれども,介護施設や
障害者福祉施設の職員への慰労金の支給,また,家賃を支払って事業を行っている事業所につきましての家賃支援策による給付金が国において,国の2次補正予算において検討されたところでございまして,現在においては,市の上乗せ補助については考えていないところでございます。 なお,先ほど,それぞれの減免とか徴収猶予の部分も出てまいりましたけれども,この部分につきましても,現在のところは考えていないところでございます。以上です。
◆議員(大倉野由美子) そうですね。本当に初めての経験なわけですけれども,実際,介護施設などで働く皆さん方は,それぞれの利用者の方と直接触れるといいましょうかね,そういう形で,日々お世話をしておられる皆さん方ですので,非常にやっぱり,そういった意味では,双方が,お互いが気を遣うということにもなると思います。 現実ですね,ヘルパーさんなどが,なかなかやっぱり定着をしないというような話もございます。それはやっぱり,賃金がその労働に見合うものでないんじゃないかというのが指摘もされているわけですので,ぜひ今後,南九州市,それこそ高齢化の中で,ますます今後,いわゆる福祉施設などを利用したいという方が広がる,そういうときに,入れる場所がないということになると困るわけですし,介護施設の皆さん方を応援をするという意味でも,ぜひ検討をしていただきたいと思います。 次に移ります。 市民税,国保の減免の件なんですが,これは国が,厚労省が4月30日付で,このコロナに関しての収入減収に伴う市税納入などの困難な方に対する税制上の措置という制度をつくったわけですけれども,それで1つは,先ほど,何といいましょう。客観的な1つの事実としては,やはり,収入が少なくなったということで,
商工観光課長さんが答えられた市の助成制度は68名の方が申請をされたというふうにおっしゃいましたが,これ当然,法人だったりとか,社会保険の方たちも,当然入っておられると思うんですが,国保に入っておられる方たちも,この中ではあられるんじゃないかと思うんです。 そうしますと,こういう方々が,もう既に国保の納期は,今期は来てはいるんだろうと思うんですが,こういう制度を,皆さんが,減免措置があるんだということを御存じなのかどうかという点ではいかがでしょうか。知らずじまいでおられる方がいないかどうかですね。先ほど申し上げましたように,現実は,困ったということで,市の制度を68件の申請があったというふうにおっしゃいましたので,あえてお尋ねをします。
◎税務課長(浜田和人) この徴収の猶予,減免の特例制度につきましては,答弁がありましたとおり,市のホームページ,広報紙によって周知を図っているところです。また,税務相談員の臨戸訪問等でも図っているところですが,実際,今日現在まで,14件の問い合わせ,申請がございます。そのうち実際,申請された事業者さんにつきましては1件,そのうち,個人の分が相談があったのが2件です。その2件の方は国保税も含んだ形での相談となっております。 以上です。
◆議員(大倉野由美子) すみません。その1件の方が減免対象になっておられるということですかね。個人の方で。
◎税務課長(浜田和人) その2件の方は,まだ申請はされてない状況です。ただ,相談だけを受けて,今後また,書類を整理しまして申請というふうになるかと思います。
◆議員(大倉野由美子) 先ほど答えていただいたんでしたけども,このホームページに載せておられる,広報紙にも紹介していただいたということですが,確かに,ホームページというのでは,パソコン等に手慣れた方々は,もうすぐにわかるわけでしょうけれども,そうでない方々も結構,まだまだおられるんじゃないかとも思います。 いわゆる,税事務の相談員の方の臨時の戸別訪問をされておられるわけですか。どういう形でこの税事務の相談員の方のお仕事というのは,どういうふうな形でされておられるわけでしょうか。
◎税務課長(浜田和人) 税事務相談員につきましては,収納対策係の各担当が,個別に現在の状況,納付状況等を勘案しまして,相談員さんに,毎日ですけれども,2人の方に市内を回ってもらっております。ですから,恐らく,その中で分納されている方は大多数だと思うんですけれども,現年度分,もしくは令和元年度分について,納付が厳しくなってきたというときには,その徴収の猶予の制度がありますよ。厳しくなってきた理由が,収入減が30%以上ありますということがあれば,減免制度もございますというふうに,案内をさしあげているところです。
◆議員(大倉野由美子) どうなんでしょうかね。収納対策の関係で訪問をされるわけですが,1つ確認ですけれども,国保とか市税とかを滞納されている方々について,今それぞれが,どうなんですかね。ちょっと滞納についての差し押さえ業務などもされるわけですが,今,特別給付金の10万円がそれぞれ入りました。そうすると,いわゆる滞納しているということで,それぞれに入ったお金は,それは,差し押さえの対象にしてはいけないというのが1つはございますよね。それは確認できますよね。 そうすると,確かに,滞納されている皆さんたちというのは,そういったお金があるじゃないかみたいなことになると,生活費というよりも,滞納した分のそれに回さなきゃいけないのかというふうな気分にも,多分なってくるのかしらとも思うわけですが,せっかく,こういう措置もされるわけですので,もう少し,懇切丁寧にといいましょうかね,滞納されている皆さんたちについても,延納の措置があるんだという,減免制度もあるんだよということこそは,今お知らせをするといいましょうかね,相談に乗るということが大事ではないかと思うんですが,いかがでしょうか。
◎税務課長(浜田和人) 先ほど来,申し上げていますけれど,納税の相談というふうな今回の給付金に限らず,月々の分納額を大方決めてございます。ですから,今回10万円支給されたということで,その分,上乗せしてくださいというようなお話はすることはございません。ですから,年間で納めていただける額をあらかじめ決めてますので,その額で納めていただくことになります。
◆議員(大倉野由美子) 次に移ります。生活保護の件です。 まずお尋ねしたいのは,生活保護についての質問を重ねていきますが,今,それこそ,今のコロナに発した経済状況ですけれども,経済がなかなかデフレから脱却をしてないというのは,もう消費税10%を引き上げる,その前段で,こういう事態は広がっていたわけですよね。10月から消費税が,増税を強行されたと。そういうときに,この追い打ちをかけているのが,今のこのコロナの問題で,ますます,今では,いわゆる,かつての経済危機よりもひどい状況になっているというのは,いろんな経済指標を全て,それぞれが物語っているわけです。 こうした暮らしが大変になっている中で1つお尋ねをしたいんですが,ことしになってといいましょうか,3月,4月,5月,生活保護の申請がどういう状況なのかというのが,おわかりであれば教えてください。
◎福祉課長(有水志郎) お答えいたします。 月別の生活保護の申請件数でございますけれども,3月からでよろしかったでしょうか。今年度の3月につきましては,申請件数が4件です。決定をされたのは2件となっております。今年の4月で,3件の申請に対して決定が2件,今年の5月については,3件の申請につき,決定件数が2件ということで,3か月で,10件の申請で6件の決定ということになっております。
◆議員(大倉野由美子) 厚労省が今度の生活保護の,この新型コロナウイルス感染防止のための生活保護業務等における対応についてということで,事務連絡が4月7日付でそれぞれ受けておられるんだろうと思うんですが,今の,やはりこの生活保護の問題で言いますと,これでは,窮迫の事態になった皆さん方というのが,やはり,相談を受ける際には,従来にない,保護開始時においても就労が途絶えてしまっているけれども,緊急事態措置期間経過後に収入が増加すると考えられる場合で,普通用自動車を保有しているときは,生活保護法による保護の実施要領の取り扱いにというような形の通達で,当該自動車の使用を認めて差し支えないという,そういう中身の通達が来ております。 この求職活動に必要な場合と,これは当然にそういうことだろうと思います。ひとり親であることなどの理由で,求職活動を行うに当たっての保育所の送り迎えとか,そういうことなども認めておるわけですが,こういうことでの相談が,今おっしゃった相談件数の中ではありましたか。なかったでしょうか。
◎福祉課長(有水志郎) コロナの関係での生活保護の申請というのは,今のところはございません。ただ,住宅の確保の給付金について,該当がないかという相談は1件ほどございました。以上です。
◆議員(大倉野由美子) そうしますと,1つは,生活保護はこういう社会保障制度であるわけですけれども,全てが,申請をして初めて受けられるということになるわけです。 実際,その制度を知らないことには利用にもつながらないということで,生活保護制度があるということを,そして,しかも正しく制度の中身がわからないという方々もおられるはずです。そういうことで,たくさんおられるわけですけども,ということで,やはり,この制度があるというそのことが,やっぱり自治体にとってはといいましょうか,やはり,こういう制度があるんだと,生活に困った方はぜひ申請をというような呼びかけといいましょうかね,そういうことが今,大事ではないかと思うんです。 生活保護法の4条の3項の中に,いわゆる,窮迫した事態ということで,窮迫保護を規定もしております。コロナ禍の中での窮迫事態ということあるわけですけれども,今の時点での暮らしの実態といいましょうか,経済状況から言いますと,やはり,申請をしたい,する,そういった人たちの全てを窮迫の保護というふうにやっぱり取り扱うべきではないかと思うんですよね。 現実に,私どもの周りでもといいましょうか,生活保護基準以下で暮らしておられる方々がたくさんおられるわけです。だから,そういう方々が家族を持ちながら,家族と一緒に暮らしていたりもされる場合もあります。単独で暮らしておられる方たちこそは,もう本当に持ち家で慎ましい暮らしをされておられるんじゃないかと思うんですが,そういった方々も含めて,やはり,この制度を十分知らせるということが今大事ではないかと思います。 先ほど,市長の答弁の中でも,市の広報紙なりで知らせているというふうな,ホームページというふうな,先ほどおっしゃいましたけれども,これだけで事を済ませるというのではなくて,やはり,例えば,民生委員さん方も含めて,福祉アドバイザーさん方もおられますけれども,本当にこの大変な方々の相談に乗ることで,やっぱりこの生活保護に結びつけるというふうな業務が大事ではないかと思います。 1つお尋ねをしますけれども,ある病院が今,病院の治療費の定額診療制度というのを始められましたが,制度が始まってから何件の方が利用されておられるか,おわかりですか。
◎福祉課長(有水志郎) 定額医療制度についてのお尋ねでございます。 これは南九州市川辺で1件ほど病院がございますけれども,該当の事業を行っている。これにつきまして調査をいたしましたところ,社会福祉協議会のほうに相談に参ってこられた方が,この1年間,昨年の4月から今年の3月までの状況で,全体で11人,健康や障がいのことで来られたんですけど,11件のうち,お2人がその無料定額診療についての相談をされたということでございます。2件でございますけれど,そのうち,1件がその無料定額診療を受けられたというところでございます。
◆議員(大倉野由美子) 最後です。 教育委員会にお尋ねをした件ですけれども,この教員の変形労働制問題につきまして,この制度が,まだ国が,指針がまだ今からだと。県議会でも,まだ条例が出てはいないわけですけれども,この働き方改革の中で,教員の変形制労働時間についてのこの制度を取り入れるかどうかというのは,学校現場の先生方が話し合う中で決めるわけです。
○議長(
加治佐民生) 終わりです。 次に,山下つきみ議員。 [13番議員山下つきみ登壇]
◆議員(山下つきみ) 今日最後の質問となりました。時間内には終わります。 本題に入ります前に,今回のコロナ禍,中には,コロナなべと読む人が多いんだそうですが,このコロナ禍の「禍」,禍という字ですけれども,主に人為的なミスによって起こる災害を,この「禍」という字を使うんだそうでございます。 新型コロナウイルス感染症がもたらす影響で,生活や教育,経済など,私たちを取り巻く環境が大きく変わりました。そのような中,感染拡大防止に,かつて経験のない自粛生活が功を奏しまして,一旦収まったかにみえましたけれども,東京,福岡,札幌など,都会では確実に第2波が発生をしております。 その終息が見えない中で,市民の安心・安全な暮らしを守るために,我が市としても様々な施策が今補正にも挙げられておりますが,市民一人ひとりもできることを考え,一体となって取り組まなければならないと思います。 小池知事の自粛解除の日に,都民への呼びかけに「自粛から自衛へ」と発言をされました。非常にいい表現だなと大変感心したんですけれども,それから間もなく,東京の夜の街で集団感染が新たに発生をしております。自粛も自衛もと言い換える事態になってしまいました。自分を守ることが同時に人を守る。日々の暮らしの中で,一人ひとりが自覚をしていきたいものです。 それでは,通告してありました児童生徒の生活習慣病対策についてお伺いいたします。 生活習慣病という言葉は,平成8年,当時の厚生省の公衆衛生審議会の中の部会で使われたのが最初だそうですが,それ以前は成人病と呼ばれておりました。働き盛りの年齢を対象にした大人の疾患対策というような考えであったようでございます。 ところが,最近の食生活,生活環境の変化により,小児におきましても,肥満や脂質異常症,本来,成人病とされていた心臓病,高血圧症,糖尿病などの生活習慣病及びその予備軍が増加していると言われています。小児期からの予防健診が重要と考えますが,本市の児童生徒について,実態を把握しておられるのか,また,本市の取組を伺います。 2点目の一般的な健康診断に加え,生活習慣病の予防健診として血液検査,血圧測定など,学年を特定して実施する考えはないかをお尋ねし,後は自席で行います。 [市長
塗木弘幸登壇]
◎市長(
塗木弘幸) 山下つきみ議員の質問にお答えいたします。 私のほうからは,質問1の1,児童生徒の生活習慣病対策について。 児童生徒の生活習慣病の実態と取組について,お答えをいたします。 本市の乳幼児の状況につきましては,三,四か月児から5歳児までの母子健診等を通じて,体と心の成長発達を確認し,保護者に対しては,乳幼児の健やかな成長発達を促すような生活習慣の大切さや具体的な方法について,保健指導を行っております。また,南九州市健康増進計画に基づき,保育園や学校と連携し,生活習慣病予防の知識の普及,啓発に継続して取り組んでいるところでもあります。 この問題は,小児期のみにとどまらず,成人・高齢期に至るまで関連しており,非常に重要なことであると認識し,今後の健康づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 私のほうからは以上でございます。
◎教育長(有馬勉) まず,小児生活習慣病にかかる本市の児童生徒の実態及び取組についてお答えいたします。 肥満傾向にある児童生徒につきましては,平成31年度の定期学校健康診断の結果によりますと,小学4年生で,約8.8%,中学1年生で約7.3%でありました。また,尿検査につきましては,尿糖に異常が見られた児童生徒はおりませんでした。 肥満傾向の児童生徒につきましては,各学校において,生活習慣の改善を促す指導等を行うとともに,学校医の判断により,個別に医療機関への受診を促す取組を行っております。 次に,血圧測定,血液検査等についてお答えいたします。 本市におきましては,学校保健安全法施行規則に定められた検査項目に従いまして,学校医等により,定期健康診断を実施しているところであります。児童生徒の血圧測定,血液検査につきましては,検査項目にないことや,本県において実施している市町村がないことなどから,現在,本市独自に実施することは考えていないところであります。 しかしながら,生活習慣病の低年齢化が懸念されていることから,国の専門家会議等でその対策が検討されており,本市としましては,その動向を注視してまいりたいと考えております。
◆議員(山下つきみ) ただいま,答弁をいただきましたけれども,改めて,また質問をしていきたいと思いますが。私がこの質問に至った経緯ですけれども,昨年から今年にかけまして,市内外の栄養士さんとか,それから保健師の方と話をする機会がたまたまございました。 その中で,食生活や子どもを取り巻く生活環境の変化で,生活習慣病の発症年齢が年々早くなってきていると。沈黙の疾患と言われて,なかなか症状が出ない。大人はある程度,自覚症状があったり,そのことで定期健診とか,あるいは医療受診などの判断ができるわけですけれども,児童生徒はなかなかこれがわからないと。なので,学校の一般的な健康診断の中に,せめて血圧測定からでもできないだろうかという話を聞いたのがきっかけであります。 数値を保護者に知ってもらうことで,子どもの健康への意識づけにつながるのではというふうに思ったわけですが,ただいま,その実態の把握はきちっとされているということでしたけれども,改めて,その生活習慣病への目安となるようなものは,検査の中でどのようなものがあるんでしょうか。
◎
学校教育課長(竹下公博) 定期健康診断の中で,身長と体重の測定が行われております。この身長と体重を使いまして,肥満度を計算し,この肥満度に基づきまして,子どもたちの生活習慣病のスクリーニングを行っているところでございます。
◆議員(山下つきみ) 身長,体重の測定によって,ある程度,その肥満度は数値が出るということでありましたが,ちなみに,本市におきまして,小児の生活習慣病に罹患をしている児童生徒がいるのかどうかということと,もしいるとしたら,運動など,学校活動によって行動が制限されている生徒さん,児童がいるのかを教えてください。
◎
学校教育課長(竹下公博) 先ほど述べましたように,現在,健康診断で行っておりますのが,尿検査でございます。この尿検査の中で,子どもたちに糖尿の疑いがないか。これ,尿糖の検査をしておりますが,昨年度,尿糖で3次検査を行った児童はおりませんでした。
◆議員(山下つきみ) 対象となる児童生徒さんがいなかったということは,非常に幸いなことであると思いますが,ちなみに,つい最近ですけれど,本市の小学生で,自らインスリンの注射を始めた児童がおりますけれども,そういう情報というのは,教育委員会のほうにも入るんでしょうか。
◎
学校教育課長(竹下公博) 本年度に入りましてからの事例につきましては,該当校の校長から報告があったところでございます。
◆議員(山下つきみ) 当然のことだろうと思いますけれども,たまたま児童の情報を知りまして,糖分の調整のために甘いものを学校にその子どもは持ってくることが許可されておりますので,それを知らない子どもたちは,おやつを学校に持ってきているというふうにやっぱり誤解をしてしまう。やっぱり,その辺は子どもですから,そこをそういうことではないですからねということを先生がクラスの児童にきちっと指導したという話を聞きました。糖尿病の治療の1つなわけですけれども,こういうインスリンの注射を自ら小学生が打つという行為は,大人が見ていても本当に涙が出る思いがするんですね。 非常に個人の病気であり,大変デリケートな問題ですので,保護者とか学校あるいは医療機関と連携をして,大切にこういう子どもさんは見守っていただきたいなという思いが一層強くなりました。 私の周り,それこそ近いところで,今も30代ですけれども,その方が小学校の4年生のときからインスリンの注射を打っておりました。もう約30年前の話になるわけですが,今もその治療はずっと続けております。やはり運転中に糖分が不足してしまって,意識を失って何度か交通事故も起こしました。幸い自損事故で済みましたけれども,3回目はバスに追突をしたということで,これ以上,家族は運転は危ないということで,免許返納をいたしましたので,当然まだ30代ですけれども,行動範囲が非常に狭くて,この方は一生この病気と向き合っていかなければならないという事例があります。 なので,今年に入って小学生が,例は少ないんでしょうけれども,そういう子どもがいるということは,やはり小児のうちからの指導,そういったものは大変重要なことになってくるのではないかと思います。 市としては,そういう対象児童がいない,もしくは少ないというようなことで,それを把握できるような検査も一応やってますよということですので,この1番目の質問につきましては,これで終わりたいと思います。 2番目の血圧測定,それから血液検査等について,学年を特定し,実施する考えはないかという質問なんですが,保健師さんたちの話を聞いた後で,全国で予防健診の中に血圧測定,血液検査をやっている自治体とかどれぐらいあるんだろうということでいろいろ調べてみました。確かにそんなに多くはないんですけれども,でもやはり,やっているところはやっているんだなと。自治体の大きさには関係なく。やはり,そういった地域の環境であったり風土などで,やはり生活習慣病になりやすい風土もあるんだなということを少し調べて分かったわけですが。例えば,兵庫県の川西市というところは,生活習慣病予防の対策として小学4年生を毎年対象として,血圧測定と血液検査を実施をしております。 その予防健診をする前に,生活習慣予防アンケートというのを全児童から取るんだそうですが,市の医師会,それから教育委員会のほうから,このアンケートは連名で出ているそうなんですが,家族の病歴であったり本人の既往症,それから生活習慣及び食生活について調査をします。そのアンケートを回収して結果をお知らせをします。 そして,検査の案内が各学校によって時間は異なりますけれども,市の保健センターを使ってこの健診をするんだそうですが,体脂肪,血圧測定,それから血液検査では貧血とか肝機能,それから脂質,血糖などの検査をいたします。検査が終わると検査結果をお知らせをして,その結果に基づいて個別の説明,それから栄養指導等が行われているというのが,その川西市の例でありました。 小学4年生というのはなぜなんだろうというふうに思いましたときに,その川西市の資料に載っておりましたけれども,肥満児の統計を見ると小学校の1年生で3%であったものが,4年生になると10%に増えていると。それから,児童生徒がよい生活習慣を身につけるように行動変容する必要があり,この行動変容が自分自身でできるようになる年齢が10歳以降とされているからという,この2つの理由で小学4年生を対象にしているんだそうです。 教育委員会のほうからいただいた資料の中に,定期健康診断の考査項目及び実施学年という資料をいただいているんですが,この項目の中に保健調査のアンケートというのがありますけれども,これは内容的にはどういうものなんでしょうか。
◎
学校教育課長(竹下公博) その子どもさんのこれまでの既往歴や病歴,それから配慮すべき事項等でございます。
◆議員(山下つきみ) わかりました。今の例を挙げました川西市の例も大体内容的にはそのような内容になっておりました。本市でも,このアンケートをとっているということでよろしいですね。 それから,教育長の答弁の中に,本県では血圧測定だとか血液検査をやっている自治体というのがないことからというふうにおっしゃったんですが,霧島市の例なんですが,ライフステージに合わせた健康対策を進める中で,肥満傾向にある子供の肥満割合が霧島も大変増加していると。霧島市は対象年齢が,小学1年,3年,6年,肥満度が35%以上の希望者のみというふうになっています。 受診票を教育委員会のほうから保護者に送って,市内の医療機関で検査を受けるというシステムになっているそうなんですが,昨年度はまだ数字が出ていないということでしたけれども,平成30年度は71名の児童が,この血圧測定,それから血液検査を受けたということでありました。 できれば,現地に行きましていろいろお話を伺いたかったんですけれども,やはり,コロナの関係で簡単にお尋ねするわけにいかないなと思いましたので,霧島市さんのほうには電話で問い合わせをして,教育委員会の女性の方がこういう状況だということをお話をしてくださいました。 姶良市の例をとりますと,親子による健康教室,体験健康教室というふうになっておりましたが,PTAとか医師会などが一緒に実施をしているということですが,親子で身長,体重,腹囲の測定をし合う。それから,血圧測定も親子でやるというような健康教室ということを開いておられるんだそうですが,ちなみに本市では,その健康に関する指導だったり教室だったりを親子で実施するというような例があるんでしょうか。
◎
学校教育課長(竹下公博) 先ほど述べました,本県におきまして,市町村で実施の例がないと申しますのは,健康診断に加えて血圧検査,血液検査をしている市町村はないということでございます。 別個,健康診断とは別に,市が小学生や中学生を対象として,医師会や保健部局と連携をして,別途,医療機関でそのような検査を行っているのは霧島市,姶良市,鹿児島市などが行っているところでございます。以上です。
◆議員(山下つきみ) わかりました。一般的な健康診断に併せてやっているということではなくて,全く別個に,この血圧測定だったり,血液検査だったりはやっているという,そのことについては,霧島市さんであったり姶良市,鹿児島市さんあたりがやっているということは,もう既に御存じだということですね。 今,健康教室,子どもと大人を一緒に健康教室,そういったものは開かれることがありますか。
◎
健康増進課長(塗木智子) 定例であるわけではございませんが,
健康増進課の,先ほども申しました健康増進計画の中で,小児期から子どもも一緒にということで,昨年なんですけれども,令和元年度は,7つの小学校に保健センターからも,それから講師をお迎えしてだったり,食生活の分野ですとか歯科,口腔の分野ですとか,そういった運動の,昨年は運動はちょっとなかったようですけれども,
健康増進課として,学校で一緒に,子ども向けでありますとか,それから保護者向けに対して,その時々の御要望に応じた健康教育というようなものを行っております。数としては,昨年は7小学校にお伺いしております。以上です。
◆議員(山下つきみ) もう1つ,香川県の例なんですが,特に香川県というのは,ほとんどの自治体で血圧測定とか血液検査というのを実施をしております。 香川県の関係のところにちょっと電話をしてお聞きをしましたら,なぜ,血圧測定,血液検査というのをこれだけ多くの自治体でやられているんですかと聞きましたら,炭水化物の取り過ぎというふうなことをちょっと笑いながらおっしゃいました。 御飯とは別に日本一のうどん県ですので,うどんをとにかくたくさん食べると。それが直接肥満につながっているのかどうかちょっとわかりませんけれども,そういうふうなことを,本気なのかな,冗談なのかなと思いながら聞くことでしたけれども,うどんというのはシンプルなものですので,それをおいしくいただくために,だしが少し辛いんだそうです。それまで全部飲み干してしまうと,当然,塩分の取り過ぎであったりとか,そういうのが原因じゃないでしょうかというふうなことをおっしゃったんですが,やはり,小学校の4年生で予防健診というのをやっています。病気ではない児童も対象にしております。 子どもの肥満とか糖尿病などの生活習慣病,それから家族性コレストロール血症を早期に発見,予防し,その改善に寄与しているというふうなことでしたけれども,今言いましたように香川県はほとんどの自治体で健診を実施しておりますが,市の中では,モデル校を指定をして,今年はここの学校,ここの学校というような形で,小学校も中学校もモデル校を指定をして実施,そして,その検査の結果を公表することによって,小児生活習慣病予防に対する児童生徒や保護者の関心を高めるとともに,所見があったものが改善に向けて取り組めるなど意識の向上が図られているということで,どんな小さな町でも児童の血圧測定,それから血液検査というのを香川県は実施をしております。 なかなかここは,病院の先生の見識がなければ,やっぱりお答えができないところもあるかもしれないんですが,子どもにとっての血圧測定というのは何かリスクがあるんでしょうかね。もし,その辺がおわかりでしたら,なかなかまだ取り組んでいないという自治体が鹿児島県は多いんですけれども,そういう何か問題があるんでしょうか。
◎
学校教育課長(竹下公博) これもあるお医者さんの1つの説なんですが,子どもに水銀血圧計を用いた聴診法による血圧測定を行うには,まず,医師もかなりの技術と知識が必要になるということ,それから,それによって得られた数値が果たして子どもの病名を判定するに値する数値であるかどうかというのは,まだまだ医学的な研究が必要であるということが述べられております。そういう点から子どもでの血圧測定は普及されていないのではないかと考えているところであります。
◆議員(山下つきみ) なかなか,本当に医療行為になるわけですので,簡単に学校の体育館やら教室ですぐにできますよというようなものではないと思うんですけれども。子どもクリニックのある先生の資料によりますと,小児の肥満が30年前の約3倍に増加をしていると。幼児期の肥満というのは思春期肥満のリスクを4倍上昇をさせる。思春期肥満の70から80%は成人肥満へ移行し,生活習慣病の発症リスクを上昇をさせる。糖尿病が5.4倍,高血圧が2.7倍,中性脂肪の高数値が3倍。それから国立の成育医療センターというところの資料によりますと,我が国では小児の肥満というのが増加が極めて急速であると。思春期男子の12%,女子の10%近くが肥満を有している。肥満に起因する糖尿病や脂肪肝,高脂血症などのいわゆる生活習慣病も成人と同様に存在をしている。 現在,小児生活習慣病は,肥満児の5%から15%に存在をし,特に小学校高学年以降,思春期の時期に増加することが知られています。ただ,この肥満というのは,基本的には生活習慣,食事環境によって引き起こされるものでありますので,子どもの場合は,その子どもの両親の生活習慣,それから食事環境に大きく左右されることから,子どものみならずその子どもの両親をも含めた生活,食事指導を行う必要があるというふうに資料には書いてあります。 先ほど,
健康増進課長のほうから答弁がありましたけれども,教育委員会ではなくて,そちらのほうで親子による健康指導であったりはやっていますよということでしたので,本市でも子どもの健康については気を遣いながら,やれるところはやっていただいているんだなということがわかりました。 もうこれで最後になりますけれども,隣の枕崎市の例でありますが,2019年から21年までの3年間かけて,「高血圧ゼロのまち枕崎」というプロジェクトを立ち上げています。 県内でも,脳卒中と人工透析の導入が非常に多い市ということで,これが医療費を圧迫しているということで,まず,自分の血圧を知るということ,それから血圧を下げる,血圧を上げないのこの3本柱で,鹿児島大学と枕崎市と,それから市の医師会が共同でスタートをさせたプロジェクトであります。 医療機器メーカーでありますが,オムロンヘルスケアという会社から,血圧計を100台,無償貸与を受けて,それを市内のあちこちに設置してあります。公共施設だけではなくて個人の店舗にも設置をさせてもらって,全市民に血圧を測ってもらう,そういった環境整備を行っていると。 申し込みが非常に多くて,100台を超える勢いだそうですけれども,こういう言い方は語弊があるかもしれませんが,枕崎市さんのおっしゃるには,余り自分の健康には気を遣わないんじゃないかなと思われるようなパチンコ店とかにも血圧計を設置してありまして,市民が気軽にいつでもどこでもということはちょっと言い過ぎかもしれませんが,血圧を測れるような環境整備を行うということでありました。 昨年,いろいろ会議の中で,今年度から小学校,中学校,高校の健診にこの血圧測定を取り入れるという予定をしておりましたけれども,庁舎内での調整がなかなかつきませんで,今年度のスタートは少し厳しい状況であるということを枕崎市の担当の係長さんがおっしゃっておられました。でも,その血圧測定というのが,先ほど言いましたように医療行為につながるものですので,簡単にはいきませんけれども,ある程度の生活習慣病の目安にはなるのではないかなという思いがいたします。 ただ,こういった健診には当然予算も伴いますし,それから医師会,医療機関の協力なしでは実際では難しいと思いますし,それから子どもたちのやっぱり精神的な不安,枕崎さんのを例にとりますと,例えば,学校の体育館で血圧測定をするというふうになった場合に白衣を着た先生方がずらーっと並んでそこに子どもたちが測定を待つという心情を考えたときに,やっぱり子どもですから不安がるんじゃないかと。痛いものではないと思うんですけれども,やっぱり1つの医療行為なので,逆に子どもに不安を与えてしまうと。それから当然,先生方にも負担が当然かかってきますので,そのあたりでなかなか話の調整がうまくいっていないというところがあります。 当然,肥満だけに起因をするものではありませんけれども,食育,それから運動,それから心の健康などを含めて,小児生活習慣病の予防を学校保健の活動で取り上げていただいて,子どものころから自分の体の健康を考えるという習慣を身に着けさせることも大事なのではないかと思います。 本市の次世代を担う貴重な子どもたち,宝です。健やかな子どもたちの成長のために前向きに取り組んでいただきたいということを期待をして私の質問は終わりますが,市長がずうっと聞いてくださっておりますが,最後に市長のお考えをお聞きして私の質問は終わりたいと思います。
◎市長(
塗木弘幸) 教育長じゃなくて私にちょっと振られたもんですから。 この児童生徒の血圧とか,糖尿病の検査ですね。このことについては,今,私も初めて聞いたようなところでございます。やはり,よくこれから調査もして,そしてまた研究をして,必要であれば,やはり実施していかなければいけないことではないかと。次世代を担う子どもたちのために,そしてまた将来の健康のためにも,必要であれば実施していきたいと思うところでございます。 以上です。 ────────────────────
△延会
○議長(
加治佐民生) お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
加治佐民生) 異議なしと認めます。 本日は,これで延会することに決定しました。 次の会議は,6月17日午前10時から開会することとし,本日はこれで延会します。午後4時21分延会...