○議長(
伊瀬知正人) これをもって,
提案理由の説明を終わります。 これから,諮問第1号及び諮問第2号の質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで,質疑を終わります。 お諮りします。諮問第1号及び諮問第2号については,
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 異議なしと認めます。本案については,
委員会付託を省略することに決定しました。
委員会の付託を省略します。 これから,諮問第1号及び諮問第2号の討論を一括して行います。 まず,本案に
反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
反対討論なしと認めます。 次に,本案に
賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,諮問第1
号人権擁護委員の
候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決します。 お諮りします。 本案については,議会の意見は,適任であると答申することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 異議なしと認めます。 諮問第1号については,議会の意見は,適任であると答申することに決定しました。 次に,諮問第2
号人権擁護委員の
候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決します。 お諮りします。 本案については,議会の意見は,適任であると答申することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 異議なしと認めます。 諮問第2号については,議会の意見は,適任であると答申することに決定しました。 ────────────────────
△日程第8議案第2
号財産の
無償譲渡について
○議長(
伊瀬知正人) 日程第8,議案第2
号財産の
無償譲渡についてを議題とします。 本案について,
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) 議案第2
号財産の
無償譲渡について,
提案理由を御説明いたします。 本案は,
浦芝原研修センターを
浦芝原自治会に移管することに伴い,
当該建物を
無償譲渡しようとするものでございます。 譲渡する
相手方は,
浦芝原自治会長西信祥で,譲渡後は,
浦芝原自治会が主体的な
管理運営と
自治会活動を行い,地域の活性化が期待されるところでございます。 以上,議案第2号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
伊瀬知正人) これをもって,
提案理由の説明を終わります。 これから,質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで,質疑を終わります。 お諮りします。本案については,
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 異議なしと認めます。本案については,
委員会付託を省略することに決定しました。
委員会の付託を省略します。 これから,討論を行います。 まず,本案に
反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
反対討論なしと認めます。 次に,本案に
賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第2号を採決します。 この採決は,起立によって行います。 本案は,これを可決することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
伊瀬知正人) 起立多数であります。 議案第2号は,可決されました。 ────────────────────
△日程第9―日程第13 議案第3号―議案第7
号一括上程
○議長(
伊瀬知正人) 日程第9,議案第3
号南九州市職員の勤務時間,
休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから,日程第13,議案第7
号南九州市水道の
布設工事監督者の
配置基準及び
資格基準並びに
水道技術管理者の
資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの以上5件を
一括議題とします。 本案について,
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) まず,議案第3
号南九州市職員の勤務時間,
休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について,
提案理由を御説明いたします。 本案は,
一般職の職員の勤務時間,
休暇等に関する法律が改正されることに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,正規の勤務時間以外の時間における勤務に関し必要な事項として,職員に
超過勤務を命ずる場合の上限時間を1カ月について45時間かつ1年について360時間等に設定することや,この上限時間を超えた場合の
対策等について,新たに規則に委任しようとするものでございます。 次に,議案第4
号南九州市
介護保険介護給付費準備基金条例の一部を改正する条例の制定について,
提案理由を御説明いたします。 本案は,国の
保険者機能強化推進交付金の創設に伴い,
介護保険介護給付費準備基金の設置及び処分について,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,本年度,創設された
保険者機能強化推進交付金を
介護保険事業特別会計の
地域支援事業等に充当して,
高齢者の
自立支援,
重度化防止,
介護予防等への取り組みを進めることとなっており,
当該交付金充当後において第1
号保険料に余剰が生じた場合には,
介護給付費準備基金に積み立て,次年度以降,積み立てた
当該基金を
地域支援事業等に活用できるようにするものであります。 次に,議案第5
号南九州市
地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,
提案理由を御説明いたします。 本案は,
介護保険法の改正に伴い,第1条に規定する
介護保険法の
引用部分の
根拠条項が改正されているため,所要の改正をしようとするものでございます。 次に,議案第6
号南九州市
公営住宅条例及び
南九州市
特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定について,
提案理由を御説明いたします。 本案は,
住宅所在地の表記を改正しようとするものでございます。 改正の内容は,現在の
住宅所在地の表記を「校区」から「地区」に改正しようとするものであります。 次に,議案第7
号南九州市水道の
布設工事監督者の
配置基準及び
資格基準並びに
水道技術管理者の
資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について,
提案理由を御説明いたします。 本案は,
学校教育法の一部改正に伴う
水道法施行令等の一部改正に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,平成31年度から
専門職大学が創設されることに伴い,本条例で規定する
布設工事監督者及び
水道技術管理者の
資格基準について,国の規定どおり関係条文を改めるものであります。また,
布設工事監督者の
資格基準については,技術士試験第二次試験の選択科目が見直されることに伴い,国の規定どおり関係条文を改めるものであります。 以上で,議案第3号から議案第7号まで,5件の
提案理由の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
伊瀬知正人) これをもって,
提案理由の説明を終わります。 これから,議案第3号から議案第7号までの以上5件についての質疑を一括して行います。質疑はありませんか。
◆議員(大倉野由美子) 議案第3
号南九州市職員の勤務時間,
休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について,3点ほど質問したいと思います。 1つは,この市の職員の,いわゆる概念なんですが,市職員のこの中に非正規の職員の方が含まれるのかどうかというのが1点。 それと,2点目です。今回のこの条例改正につきまして,市当局と組合の皆さんとの話し合いはあったかどうか,あれば,いつどういう形の話し合いでしたかどうか。 それと,3点目,本市と現在ある労働組合との間で労基法の三六協定が結ばれておられるかどうかということです。 以上。
◎総務課長(金田憲明) 3点ほど御質問がございました。 まず,1点目の非正規の臨時職員が公務員に含まれるかということでございますけれども,臨時職員等につきましても,地方公務員ということで公務員の中に含まれます。 それから,この条例に関しての組合等との交渉でございますけれども,職員団体等とは交渉は行ってはおりません。公務員の公務員なる公務というものは,臨時または緊急の必要がある場合は,時間外労働というものは行っておりますけれども,今般の改正につきましては,今後職員の健康保持ですとか,それから人材の育成など,このようなことを考えた場合には,長時間労働というものは是正をしていかなければならないというものでございまして,このことについては,職員団体,労働組合と,このような団体の方々にも御理解をいただいているというふうに思っております。 それから,また資料等求められた場合については,資料等については情報提供を行ってまいりたいというふうに思っております。 それから,三六協定についてでございますけれども,公務員の場合は官公署の事業ということで,公務のため臨時の必要がある場合は,時間外労働や休日労働をさせることができるというふうにされております。 これは,労働基準法の第33条の第3項にございますが,公務のために臨時の必要がある場合においては,途中は省略いたしますけれども,官公署の事業に従事する国家公務員及び地方公務員については,労働時間を延長し,または休日に労働させることができるというふうに定められております。このような規定もございまして,労働基準法第36条に基づく,いわゆる三六協定というものは結んではいないところでございます。 労働基準法というものは,労働者が働く基準というものを定めた法律でございますので,この労働基準法の適切な適用につきましては,解釈の不備がないように,再度点検をしながら適切な運用に努めていきたいというふうに考えております。
◆議員(大倉野由美子) わかりました。 そしたら,最後のことですが,今の現在のいわゆる労使の関係の協定というのは,労基法の33条の3項で運用がされているというふうに解釈されるわけですよね。そうしますと,昨年の国会でのさまざまな論議がございましたけれども,三六協定というのを今後結ぶ予定があるかどうかというのを,再度お尋ねいたします。
◎総務課長(金田憲明) この労基法の第33条の第3項の中に,時間外勤務を命ずることができ,あるいは休日に労働させることができるというふうになっておるんですけれども,官公署の事業ということで,これには労働基準法の中の別表第1に掲げる事業は除くというふうになっております。 ですから,ここの部分については,本市におきまして,どの業務というものがこの労働基準法の別表第1に掲げるものに該当するのか,そこら辺については精査をしていかなければならないというふうに思っております。 先ほども申し上げましたけれども,この別表第1に掲げる業務なのかどうなのかということについては,その解釈の誤りがないかということ等を適正に,私どものほうも勉強しながら,そして対応を今後してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
伊瀬知正人) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで,質疑を終わります。 お諮りします。議案第3号から議案第7号までの以上5件については,
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 異議なしと認めます。議案第3号から議案第7号までの以上5件については,
委員会付託を省略することに決定しました。
委員会の付託を省略します。 これから,議案第3
号南九州市職員の勤務時間,
休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。 まず,本案に
反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
反対討論なしと認めます。 次に,本案に
賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第3号を採決します。 この採決は,起立によって行います。 本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
伊瀬知正人) 起立多数であります。 議案第3号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第4
号南九州市
介護保険介護給付費準備基金条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。 まず,本案に
反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
反対討論なしと認めます。 次に,本案に
賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第4号を採決します。 この採決は,起立によって行います。 本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
伊瀬知正人) 起立多数であります。 議案第4号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第5
号南九州市
地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。 まず,本案に
反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
反対討論なしと認めます。 次に,本案に
賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第5号を採決します。 この採決は,起立によって行います。 本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
伊瀬知正人) 起立多数であります。 議案第5号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第6
号南九州市
公営住宅条例及び
南九州市
特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。 まず,本案に
反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
反対討論なしと認めます。 次に,本案に
賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第6号を採決します。 この採決は,起立によって行います。 本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
伊瀬知正人) 起立多数であります。 議案第6号は,原案のとおり可決されました。 次に,議案第7
号南九州市水道の
布設工事監督者の
配置基準及び
資格基準並びに
水道技術管理者の
資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。 まず,本案に
反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
反対討論なしと認めます。 次に,本案に
賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第7号を採決します。 この採決は,起立によって行います。 本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
伊瀬知正人) 起立多数であります。 議案第7号は,原案のとおり可決されました。 ────────────────────
△日程第14―日程第15 議案第8号―議案第9
号一括上程
○議長(
伊瀬知正人) 日程第14,議案第8
号南九州市
課設置条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第15,議案第9
号南九州市
災害弔慰金の
支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを
一括議題とします。 本案について,
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) まず,議案第8
号南九州市
課設置条例の一部を改正する条例の制定について,
提案理由を御説明いたします。 本案は,行政組織を再編することに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は「農政課」と「畜産課」を統合し,「農政畜産課」とするものであります。 次に,議案第9
号南九州市
災害弔慰金の
支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について,
提案理由を御説明いたします。 本案は,地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律による
災害弔慰金の
支給等に関する法律の一部を改正する法律及び同改正施行令の施行に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 主な内容は,災害援護資金の貸付利率を年3%から無利子に改めるものでございます。 以上で,議案第8号及び議案第9号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
伊瀬知正人) これをもって,
提案理由の説明を終わります。 これから,議案第8号及び議案第9号の質疑を一括して行います。質疑はありませんか。
◆議員(大倉野由美子) 議案の第8号です。
南九州市
課設置条例の一部を改正の制定につきまして,この条例改正に当たりまして,JAの皆さんとか,JA南さつま農業協同組合とか,頴娃とかに農業協同組合がございます,とか,あるいは主な農業団体の皆さん方の御意見などを,当局の皆さんは聞かれておられるのかどうかというのをお尋ねいたします。このことに対しての意見です。
◎総務課長(金田憲明) 組織につきましては,これは市長の専権事項でございまして,ここの部分につきましては,行政改革を推進する中で,平成31年度において,この組織再編によりまして行政組織のスリム化を図って,そして業務のほうをスムーズに行っていこうということ等で,再編,統合を図ろうというものでございます。 JAですとか,その他団体等からの意見については,聞いてはおりません。
○議長(
伊瀬知正人) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで,質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第8号は総務
常任委員会に,議案第9号は文教厚生
常任委員会に,それぞれ付託します。 ────────────────────
△日程第16議案第10号平成30年度
南九州市
一般会計補正予算(第7号)
○議長(
伊瀬知正人) 日程第16,議案第10号平成30年度
南九州市
一般会計補正予算(第7号)を議題とします。 本案について,
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) 議案第10号平成30年度
南九州市
一般会計補正予算(第7号)について御説明いたします。 今回の補正は,補助事業に関する経費,一部事務組合への負担金,特別会計への繰出金及び当面に要する経費について補正しようとするものであります。 第1条の歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億9,448万8,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ227億504万1,000円にしようとするものであります。 補正予算の内容につきまして,歳出から主なものを御説明申し上げます。 まず,各費目に共通する職員人件費につきましては,育児休業等に係る不用見込みのほか,各手当を執行見込みにより補正するものでございます。 次に,総務費の企画費は,ふるさと寄附金の収入増が見込まれることによる,返礼品手数料などの増額のほか,平和会館管理費は,一般経費と世界の記憶推進費の事業執行に伴い,不用見込みを減額するものであります。 民生費は,児童福祉費において,人事院勧告による保育所等職員人件費の上昇を反映した公定価格及び入所児童数の見込み増に伴い,私立保育所等運営費の不足見込み額を計上するほか,児童手当支給事業費は,支給実績見込みにより減額し,生活保護費の生活保護扶助費は,医療扶助費等の減などにより不用見込みを減額するものであります。 次に,衛生費の保健衛生費は,不快害虫対策費のヤンバルトサカヤスデ用薬剤購入費の不用見込みにより,また,清掃費では,南薩地区衛生管理組合の負担金の確定により減額を行うものであります。 農林水産業費の農業費は,担い手対策事業費の実績見込みによる減額と,お茶に対する活動火山周辺地域防災営農対策事業費で,国の補正予算に伴い補助金を増額し,強い農業づくり交付金事業費は畜産加工施設の事業執行による不用額の計上,県営土地改良事業費では,次年度以降に執行予定としていた地域を前倒しで実施することにより,負担金を増額するものであります。 土木費の道路橋梁費は,各事業の執行に伴う事業費の組み替えのほか,事業の執行見込みにより補正するもので,県道整備事業費は事業負担金の確定により増額するものであります。 次に,消防費の広域消防組合費は,消防車両の更新,山川・開聞分遣所増築工事の執行により,指宿
南九州消防組合への負担金を減額するものであります。 教育費の教育総務費は,嘱託職員に係る共済費の不用見込みのほか,小学校費及び中学校費の空調整備事業費では,臨時特例交付金の内示に伴い,財源区分の変更を行い,給食センター
管理運営費は,燃料費等の不足見込みにより増額するものであります。 災害復旧費の,農地災害復旧費は補助率の増嵩,また,公共土木施設災害復旧費は,事業執行に伴う不用見込みの減額,起債の充当見込みにより財源区分を変更するものであります。 諸支出金の,きばいやんせ
南九州市ふるさと基金への積立金は,ふるさと寄附金の収入増が見込まれることから増額するものであります。 続きまして,歳入は,各事業に見込まれる分担金,国・県支出金,市債などを計上し,今回補正の一般財源所要額は,普通交付税を増額して調整するものであります。 次に,第2条の繰越明許費の補正につきましては,住んでみよう応援事業費のほか9件の事業について,年度内完成が見込めないことから繰越明許費として新たに設定するものであります。 第3条の債務負担行為の補正につきましては,頴娃老人福祉センター指定管理料を追加し,農業近代化資金利子補給ほか3件については,限度額の変更を行うものであります。 第4条の地方債の補正につきましては,地方創生推進交付金事業に係る一般補助施設整備等事業を追加し,過疎対策事業等は,充当事業費の執行見込みや発行限度額等により変更を行うものであります。 以上で説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願いいたします。
○議長(
伊瀬知正人) これをもって,
提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで,質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第10号は各
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第17―日程第18 議案第11号―議案第12
号一括上程
○議長(
伊瀬知正人) 日程第17,議案第11号平成30年度
南九州市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)及び日程第18,議案第12号平成30年度
南九州市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)を
一括議題とします。 本案について
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) それでは,まず,議案第11号平成30年度
南九州市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について,御説明いたします。 第1条の歳入歳出予算の補正につきましては,事業勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ4,326万2,000円を減額し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ60億2,561万8,000円にしようとするものであります。 歳出の主なものは,保険給付費において診療実績に基づき,今後見込まれる執行額により減額を行い,また,今後の県への納付金,保健事業費等の財源不足に備え,国民健康保険財政調整基金への積立金を計上するものであります。 歳入につきましては,一般療養給付費の減額見込みに伴い,県支出金の普通交付金を減額し,繰入金では,出産育児一時金の減額見込みにより一般会計繰入金の減額を行うもので,このほか,前年度からの繰越金について全額計上を行うものであります。 次に,議案第12号平成30年度
南九州市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)について,御説明いたします。 今回の補正は,介護認定審査会負担金及び保険給付費の各種サービスに要する経費等について補正しようとするものであります。 第1条の歳入歳出予算の補正につきましては,保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,528万1,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億7,455万3,000円にしようとするものであります。 歳出の総務費につきましては,制度改正に伴う介護保険システム改修経費を増額するとともに,南薩介護保険事務組合への認定審査会事務負担金を組合予算の補正に伴い減額するものであります。 保険給付費につきましては,これまでの給付実績や今後の給付見込み等から介護サービス等諸費,高額介護サービス等費について,それぞれ補正を行うものであります。 地域支援事業費につきましては,一般介護予防事業費の
高齢者元気度アップ・ポイント事業費を実績見込みにより増額するものであります。 歳入につきましては,歳出の補正に伴い,国・県支出金,支払基金交付金及び一般会計繰入金を負担割合等に応じて調整するとともに,また,不足する財源については,
介護給付費準備基金繰入金を増額し,財源調整を行うものであります。 以上で,議案第11号及び議案第12号の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
伊瀬知正人) これをもって,
提案理由の説明を終わります。 これから,議案第11号及び議案第12号の質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで,質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第11号及び議案第12号は,文教厚生
常任委員会に付託します。 ────────────────────
△日程第19―日程第21 議案第13号―議案第15
号一括上程
○議長(
伊瀬知正人) 日程第19,議案第13号平成30年度
南九州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)から日程第21,議案第15号平成30年度
南九州市
水道事業会計補正予算(第3号)までの以上3件を
一括議題とします。 本案について
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) まず,議案第13号平成30年度
南九州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について,御説明いたします。 今回の補正につきましては,前年度決算に係る繰越金を全額計上し,一般会計繰入金を減額して調整しようとするものであります。 第1条の歳入歳出予算の補正につきましては,歳入の一般会計繰入金を減額し,繰越金を全額計上するもので,歳入歳出予算総額に変更はございません。 次に,議案第14号平成30年度
南九州市
公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について,御説明いたします。 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ25万円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億3,884万5,000円とするものであります。 歳出につきましては,知覧中央浄化センターの光熱水費の増額を行うもので,歳入につきましては,前年度からの繰越金を計上するものであります。 次に,議案第15号平成30年度
南九州市
水道事業会計補正予算(第3号)ついて,御説明いたします。 今回の補正は,有形固定資産に係る前年度取得分及び今年度除却分の確定等に伴い,所要の額を補正するものであります。 補正予算第2条につきましては,収益的収入の予定額を410万6,000円減額し,6億8,880万円に,収益的支出の予定額を783万7,000円増額し,6億7,639万6,000円にしようとするものであります。 以上,議案第13号から議案第15号まで,3件の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
伊瀬知正人) これをもって,
提案理由の説明を終わります。 これから,議案第13号から議案第15号までの以上3件の質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで,質疑を終わります。 お諮りします。 議案第13号平成30年度
南九州市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)については,
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人) 異議なしと認めます。議案第13号については,
委員会付託を省略することに決定しました。
委員会の付託を省略します。 これから,議案第13号の討論を行います。 まず,本案に
反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
反対討論なしと認めます。 次に,本案に
賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊瀬知正人)
賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第13号を採決します。 この採決は,起立によって行います。 本案は,原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
伊瀬知正人) 起立多数であります。 議案第13号は,原案のとおり可決されました。 議案第14号平成30年度
南九州市
公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)及び議案第15号平成30年度
南九州市
水道事業会計補正予算(第3号)は,産業建設
常任委員会に付託します。 ここでしばらく休憩します。午前10時55分休憩───────────午前11時5分開議
○議長(
伊瀬知正人) 再開します。 ────────────────────
△日程第22―日程第36 議案第16号―議案第30
号一括上程
○議長(
伊瀬知正人) 日程第22,議案第16号
消費税率改定に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定についてから,日程第36,議案第30号平成31年度
南九州市
水道事業会計予算までの,以上15件を
一括議題とします。 本案について
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
塗木弘幸) それでは,議案第16号から議案第30号までの
提案理由とあわせて,平成31年度の施政方針を述べさせていただきます。 まず,お手元に配付してございます平成31年度施政方針及び当初予算の要旨に基づき,市政運営についての基本方針を申し上げます。 平成31年度当初予算をはじめ,諸議案を提出するにあたり平成31年度施政方針及び当初予算の要旨に基づき,市政運営についての基本的な考え方を明らかにするとともに,平成31年度当初予算の概要について御説明申し上げます。 昨年は,大阪地震,北海道地震,西日本豪雨,台風など災害の多い年でありました。幸いにして鹿児島地方は大きな人的な被害はなかったものの本市においても台風24号による農作物への被害が大きかったところであります。観光面においては,明治維新150年の節目となる年に大河ドラマ「西郷どん」の放映により,鹿児島が国内外から注目を浴び,本市でも撮影現場となった知覧武家屋敷群をはじめとする観光スポットへの観光客の入り込み客数が増えたところでもありました。 本年は,元号改正・消費税率の引き上げなど大きな変革の年であると同時に,私にとっても市長に就任してから早くも任期の最終年度であり,私が市政のかじ取り役としての使命を締めくくる年となることから,
南九州市飛躍の元年となるよう全力投球してまいりたいと思いますので,どうぞ議会をはじめ広く市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 さて,我が国の経済は,国の月例経済報告などによると,景気は緩やかに回復しており,企業収益は改善し,生産・設備投資も緩やかに増加しているほか,雇用情勢は着実に改善し個人消費も持ち直しているとされています。先行きについても,海外経済の不確実性などに留意する必要があるものの,雇用・所得環境の改善が続く中,各種政策の効果もあり,緩やかな回復が続くことが期待されるとされています。 県内経済については,雇用情勢は堅調に推移し,有効求人倍率は1.37倍と統計がはじまって以降,過去最高値を記録するなど改善する中,個人消費の一部,設備投資及び観光では持ち直しの動きが見られているものの,生産は横ばいで推移し,全体として横ばいの傾向にあります。 しかしながら,景気回復の恩恵は,まだまだ大都市地域が中心であり,地方への波及のための配慮,施策の展開を一層加速する必要があるほか,人手不足の問題にも早急に取り組むべきであると考えております。 こうした中,国においては,最大の課題である少子高齢化の壁に本腰を入れて立ち向かうこととし,10月から幼児教育無償化をスタートさせ,未来を担う子どもたちに大胆に投資し,子どもから現役世代,子育て世代,お年寄りまで,全ての世代が安心でき活躍できる全世代型社会保障制度を実現するために,労働制度をはじめ制度全般の改革を進めることとしております。
南九州市におきましては,地方交付税の合併算定替えから漸減措置期間5年目の最終年度を迎え,引き続き財政的に厳しい状況が予想されますが,財政基盤の強化を図りながら,地方創生推進交付金事業など国等が取り組む施策を見据え,投資すべき分野を明確にし,メリハリのある財政運営を行うことが重要であります。 平成31年度は,第2次
南九州市総合計画の前期基本計画の2年目,また平成27年度に策定した
南九州市創生総合戦略の計画期間の最終年度を迎え,これまで念願であった光ブロードバンド整備事業の大型プロジェクト事業に3カ年かけて取り組むこととしております。情報通信技術の発展は目覚ましく,企業誘致,産業振興,移住定住促進,子育て支援への影響は大きく,情報通信基盤整備は将来都市像である「人と自然が共生する活気あふれるすみよいまち
南九州市」の実現には欠かせない社会資本であると認識しており,住みたい,住み続けたいまちと思われるような活気あふれる
南九州市を目指してまいります。 それでは,本市のまちづくりについて,分野別目標に定められた7つの基本方向に沿って,平成31年度の諸施策について所信を述べてまいります。 まず1番目,豊かな自然,活力ある農村,未来に向けて発展するまちづくりについて申し上げます。 昨年12月には日本やカナダなど11カ国からなる環太平洋連携協定(TPP)が,本年2月には日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)が発効され,巨大自由貿易圏が誕生いたしました。2つの協定発効を機にこれまで以上にグローバルな視点による産業発展が必要とされております。 このような状況の中,農業の将来に対する不安はますます高まっており,畜産をはじめ農業を基幹産業とする本市にとっても,大きな影響が心配されます。 今後も,国県の動向を注視しつつ関係機関との連携強化を図りながら,農家が安心して確実に再生産が可能となるよう,国の掲げる農政新時代や農業競争力強化プログラムに基づく各種支援施策を積極的に導入・推進してまいります。 農業基盤の強化については,時代に即した農業生産力の向上を図るため,各種補助事業を導入し農業施設の整備及び更新,また新たな農地の開発を計画的に進め,南の食料供給基地としての役割を果たすべく,生産基盤の強化を図ってまいります。 各土地改良事業施設の維持管理については,多面的機能支払交付金事業や畑かん施設の更新事業により,施設の保全管理及び長寿命化を図ってまいります。 担い手農家の育成,確保,支援については,農業後継者や新規参入者等への各種支援策を活用するとともに,認定農業者や集落営農組織の育成・確保を推進し,新たな農業・農村の6次産業化に取り組み農家所得の向上につなげてまいります。 また,農家の収入減少を補填する制度として,本年度から新たに収入保険制度が始まりました。本市といたしましても,制度の加入推進を図るため保険料の一部を助成し,農家の経営安定に努めてまいります。 優良農地の確保については,農地中間管理機構との連携によって,中心的経営体や担い手農家への農地の利用集積を促進します。また,耕作放棄地等の実態把握を行い,発生防止や解消対策などに取り組む活動を支援し,効率的・安定的な農業経営の推進体制の強化に努めてまいります。 生産流通体制の強化については,農作物のブランド化の支援や6次産業化の推進による新たな高付加価値商品等による販売戦略を展開するとともに,定期的な販売促進キャンペーン・PR活動等を実施して,本市の特産品のさらなる消費拡大を図ってまいります。 安心・安全な食の生産・供給体制づくりについては,環境保全型農業の推進,第三者認証取得の促進等,消費者に信頼される産地づくりに努めてまいります。また,近年の台風等による気象災害やイノシシ等の鳥獣被害などが増加している中,農家の営農意欲の向上・経営安定を図る施策を講じてまいります。 茶業の振興については,日本一の産地としての誇りを持ち,産地体制の強化を図るため茶業経営の合理化やスマート農業の推進による省力化等とあわせて,市場性の高い多種多様な茶づくりや,海外を視野に入れた有機栽培茶の生産拡大などを推進してまいります。 また,知覧茶のブランド力の強化を図るため,国内外への情報発信や他分野と連携した新たな販売戦略等やお茶文化の継承など総合的に推進してまいります。 さらに,2020年には第74回全国お茶まつり鹿児島大会が本市で開催されることから,関係者一体となって総力を結集し取り組んでまいります。 畜産業の振興については,生産コストの上昇や輸入自由化等による国際競争力激化など厳しさを増していることから,施設等基盤の整備及び優良種畜の確保による収益性の向上に努め,競争力のある環境整備を推進してまいります。 また,近隣諸国並びに国内では,高病原性鳥インフルエンザや豚コレラが続発し,予断を許さない状況が続いていることから,関係機関が一体となり地域ぐるみの防疫体制を確立し,悪性伝染病の発生及び蔓延の防止に努めてまいります。 林業の振興については,森林の持つ多面的機能を発揮させるために,林道等の森林基盤整備,施業の集約化を行い,造林,間伐,主伐,再造林の循環施業を推進するとともに,森林資源の保護及び活用を図り,健全な森林づくりに取り組んでまいります。 次に,魅力と活力にあふれにぎわうまちづくりについて申し上げます。 商工業の振興については,市商工会等が行う経営相談や経営改善普及事業等の支援を行うとともに,制度資金の借り入れに対する利子補給制度の活用により,商工業者の育成・経営基盤の強化を図ってまいります。 また,消費者ニーズに対応した魅力ある店舗づくりによる利便性向上や買い物弱者対策に取り組み,地元購買の定着に努めてまいります。 川辺仏壇産業の振興については,組織の活性化に努め,新たな工芸品等の開発,販路対策及び修学旅行生等を対象としたものづくり体験活動の充実を支援してまいります。 特産品の振興については,市特産品協会を中心に地域特産品のPRを積極的に行い販売促進に努めるとともに,セミナー等を開催し販路拡大も図ってまいります。 水産業については,大川港のしゅんせつ等を行い漁港の機能保全や漁業環境の整備に努めてまいります。 企業立地の推進では,新たな雇用の場の確保や持続的な地域経済の発展につながるよう本市の地域資源を生かした企業誘致活動に努めてまいります。 また,地元企業の人材確保・支援のため関係機関と連携し,情報提供や就業相談などの雇用支援に努めてまいります。 観光の振興については,市ホームページ,フェイスブック,インスタグラムなどのSNSや本市キャラクターお茶むらいを活用して情報発信を行うとともに,近隣の観光施設や団体との広域連携の強化を図り,効率的かつ効果的な誘致活動に努めてまいります。また,昨年の明治維新150年や大河ドラマ西郷どん効果の反動による入込み客数の減少が予想されることから,観光誘致支援事業や無料ワイファイスポットのエリア拡大等にも取り組んでまいります。 体験型観光の推進については,知覧特攻平和会館等と連携した教育旅行誘致活動に取り組み,受け皿となる受け入れ家庭の育成・確保・拡大を図るとともに,住宅宿泊事業法の活用による宿泊施設の拡充にも努めてまいります。 また,地域団体等と連携した着地型観光を推進し,観光を基盤とする地域版DMO的組織の設立を積極的に支援してまいります。 国内交流では,北九州市等とのこれまでの取り組みを充実させながら,観光や教育分野での交流推進を図ってまいります。 次に,人と物が行き交い快適で暮らしやすいまちづくりについて申し上げます。 道路は,地域経済の活性化に大きく寄与するとともに,安全なまちづくりはもとより,教育・医療・福祉等の生活環境の向上を図る上で,最も基礎的な社会資本であり,少子高齢化が進行する中,交流活動を推進するためには,道路交通体系の整備は重要であります。 市道については,市民の日常生活に最も身近な生活基盤であることから,道路交通の利便性・安全性を確保しながら,計画的に整備・補修を行い地域住民との協働により維持管理を行ってまいります。 橋梁については,橋梁長寿命化修繕計画をもとに定期点検を行い,計画的な修繕による橋梁の老朽化対策に努めてまいります。 また,重要な基幹道路である国道・県道の整備についても,国及び県に積極的に働きかけを行い,整備促進に努めてまいります。 ひまわりバスについては,
高齢者等交通弱者の生活に必要な地域公共交通サービスとして継続運行してまいります。また,予約型乗り合いタクシーの試験運行の調査結果を踏まえた,効率的な運行に努めてまいります。 市街地の形成については,誰もが安心して快適に利用しやすい生活空間の確保と,潤いのある街路環境の保全に努めてまいります。 市営住宅については,快適な住環境を維持するため適切な維持管理に努めるとともに,既存住宅の住環境の改善を図るため,共用階段への手すり設置等の整備工事を今後も継続してまいります。 また,昨年より着手した牧之内団地については,敷地造成,住宅建て替えなどの事業を計画的に進めてまいります。 公園の整備については,2020年に開催される鹿児島国体のソフトボール競技の会場整備を計画的に進めてまいります。 また,市民の交流やふれあいの場として,来園者が安全で安心して利用できる公園の維持管理に努めてまいります。 移住・定住の促進については,住宅の取得等に対する助成や空き家バンク等を活用した住居の相談体制の充実,お試し居住の推進に取り組むとともに,地域ブランディング事業等による地域の自然,観光資源,特産品,就業など市の魅力や移住希望者が必要とする情報の効果的な発信に努めてまいります。 また,結婚を希望する男女に対して,出会いサポーター倶楽部による出会いのきっかけづくりや引き合わせなどの支援に努めてまいります。 情報通信基盤の整備については,光ファイバーによる情報通信網を今後の重要な社会インフラと捉え,市内において光ブロードバンドサービスが提供されていない地域への整備を計画的に進めることで,市内全域における情報通信格差の解消と,市民の利便性向上や地域経済の活性化を図ってまいります。 次に,安全で安心して住みやすいまちづくりについて申し上げます。 環境保全対策は,ますます重要度が高くなることから,再生可能エネルギーの導入や省エネルギー対策の推進に努めてまいります。 生活環境の向上及び公衆衛生の推進については,家庭から排出されるごみの確実な収集運搬に努めるとともに,指宿広域市町村圏組合及び南薩地区衛生管理組合と連携を図りながら,ごみ搬出の利便性を確保するとともに,引き続きごみの分別の徹底,排出量の削減を推進してまいります。あわせて南薩地区衛生管理組合新ごみ処理施設建設に向けては構成4市で連携しながら取り組んでまいります。 快適な生活と河川などの環境保全のため,合併処理浄化槽の設置を推進し,汚水処理人口普及率の向上を図ってまいります。 生息域を拡大しているヤンバルトサカヤスデについては,市民の負担軽減を図るため,引き続き家屋侵入防止薬剤の購入に対する支援を行ってまいります。 水道事業については,安心・安全な水を安定して供給するために,施設の適正な維持管理を図るとともに,老朽化した管路やポンプ等施設の更新とあわせ,遠方監視システムの拡充による管理体制の強化を進め,健全な事業運営に努めてまいります。 消防・防災体制の充実については,指宿
南九州消防組合と連携のもと,それぞれの地域に合った自助・共助による自発的な防災活動を促進し,自主防災組織の活性化及び消防団活動の推進を図り,市民の生命と財産を守るため,災害対応力の強化,地域防災力の向上に取り組んでまいります。 また,災害等から地域の安全・安心を確保するため,防災行政無線やインターネット等を活用して,緊急情報など迅速な伝達に努めてまいります。 老朽化した危険な空き家については,空き家等適正管理支援事業に基づき,除却推進を図り,生活環境を守ってまいります。 消費生活環境の充実については,消費者が自主的かつ合理的な判断で多様化する消費者被害を未然に防止できるよう,引き続き広報紙等による情報提供や出前講座等により普及啓発・注意喚起を徹底するとともに,消費生活相談体制の充実を図ってまいります。 次に,みんなで支え合いいきいきと健やかに暮らせるまちづくりについて申し上げます。 地域保健・医療の充実については,
南九州市健康増進計画を指針として医療機関等と連携を図り,各種保健事業,検診,予防接種等を実施し,市民の健康づくりを進め,健康寿命の延伸と医療費適正化に努めます。また,引き続き救急医療体制の充実にも努めてまいります。 本年度策定のいのちを支える
南九州市自殺対策計画を本市の各種事業と融合して実践し,誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指します。 子育て支援体制の強化については,出生祝金の支援,子育て支援センター,ファミリーサポートセンター等の環境整備,子ども医療費の助成や児童手当等の支給による経済的負担の軽減を図ってまいります。また,4月からは,子育てに関する情報提供や相談体制の充実を図るため,利用者支援事業にも取り組んでまいります。 保育サービスの充実については,一時預かり事業,延長保育など多様な保育サービスの提供を行うほか,保育施設整備も推進してまいります。 また,新生児聴覚検査や産後ケア事業を推進し,安心して子どもを生み育てられるように母子保健サービスの充実に取り組んでまいります。
高齢者福祉の充実については,
高齢者福祉計画及び第7期介護保険事業計画に基づき,
高齢者が生き生きと安心して暮らせるよう,
高齢者の希望や能力・体力に応じた就労機会の確保に努め,ボランティア活動や互助活動等を通じて,
高齢者の生きがいづくりや健康づくり,社会参加を促進いたします。 また,可能な限り住み慣れた地域や家庭で自立した生活を継続できるよう各種の
高齢者福祉サービスや介護保険サービス,介護予防,生活支援サービスの提供に努めるとともに,低所得者や在宅介護を支える家族の支援等にも取り組んでまいります。 介護予防への取り組みについては,介護予防に関する知識の普及・啓発や地域活動の育成・支援,介護予防ケアマネジメント等を実施してまいります。介護予防事業の貯筋運動については,鹿屋体育大学との連携を保ちながら,さらに地域に根ざした普及活動を展開してまいります。 また,地域ケア会議の充実や多職種連携による在宅医療・介護サービスの一体的な提供,地域での支え合い体制の強化,認知症施策の実施等により,
高齢者の
自立支援や要介護状態の
重度化防止,地域包括ケアシステムの構築・推進に取り組んでまいります。 障害者福祉の充実については,障害者が安心して快適に生活できるよう,生活環境の整備に努めてまいります。 また,個々に応じた多様な働き方への支援や障害の特性やライフステージの各段階に応じた保健・医療・福祉サービスの充実を推進して,地域で働きがいや生きがいのある生活を送れる地域共生社会の実現に努めてまいります。 地域福祉社会の充実については,市民主体の地域福祉を積極的に進め,地域資源を活用するための仕組みづくりを支援し,市民と社会福祉団体等との協働による,地域ネットワークづくりに努めてまいります。 低所得者福祉の充実については,生活に困窮する者が,健康で文化的な生活が維持できるよう,その困窮の程度に応じ必要な保護を行い,最低限度の生活を保障するとともに,自立を助長してまいります。また,生活保護に至る前段階からの支援として31年度から,就労準備支援,家計改善支援の2事業に取り組んでまいります。 次に,心の豊かさと創造力を育む教育・文化のまちづくりについて申し上げます。 学校教育の充実については,確かな学力の定着を図るために,個に応じたきめ細やかな指導を展開し,基礎・基本の確実な取得と社会で生かすことができる学力の育成を図ります。また,これからの社会で広く求められる英語力の育成や教育の情報化の充実に努めてまいります。 次に,保護者や地域と一体となった組織的な生徒指導を推進し,道徳教育の充実を図りながら,不登校・いじめ問題解消に取り組んでまいります。さらに,平和を語り継ぐ都市宣言をしている本市では,市内全小中学校において知覧特攻平和会館を利用した平和に関する教育を充実させてまいります。 学校教育施設などの整備については,児童生徒の安全・安心の確保や適正な教育環境の整備を図ることを基本に,計画的に実施してまいります。 特に,今年度実施する小中学校への空調整備事業については,早期にサービス提供ができるよう事業の進捗を図るとともに,老朽化した既存校舎の大規模改修工事を計画的に実施してまいります。 また,本市の小学校の将来の望ましいあり方については,
南九州市立小学校将来のあり方検討
委員会からの答申に基づき,早急に指針となる基本方針を定め,その方針に基づき,市民の皆様が学校の将来のあり方について考えるきっかけとなるよう情報発信に努めてまいります。 社会教育の充実については,社会教育関係団体の主体的活動を支援し,関係団体相互の連携を推進するなど,社会教育推進体制の充実に努めてまいります。 また,
南九州市家庭教育支援条例の円滑な推進のために,家庭教育支援や地域で学校を支援する体制の整備・充実を図り,郷土の特色を生かすとともに,地域と連携したさまざまな地域活動及び交流・体験活動を通し,心豊かな青少年教育の充実に努めてまいります。 図書館運営については,民間の活力と創意工夫を生かし,市民の学習を支援する図書館サービスの向上の実現に向けて努めてまいります。 生涯学習の推進については,市民のニーズを把握しながら事業を進めていく中で,生きがいづくりなど趣味の領域に関する分野のほか,地域の課題を解決するための学習や,その成果を実際の活動につなげていく等の分野の事業展開を図ってまいります。 また,地区公民館活動の充実を図るため,その運営に対する支援とともに,地域関係団体との連携,学習活動の発表等を企画しながら地域コミュニティの拠点施設として機能するよう努めてまいります。 生涯スポーツの推進については,市民が日ごろから日常的に親しめるよう,スポーツ推進委員や市体育協会等と連携して,各種スポーツ活動への取り組みを支援し,市民の心身の健康増進に努めてまいります。 また,2020年10月に開催される,第75回国民体育大会と第20回全国障害者スポーツ大会はソフトボール競技等の開催地となっており,市民総参加のもと,大会の成功と感動を与える大会になるよう準備を進めてまいります。 地域文化の振興については,市内全域の歴史的文化遺産や伝統文化の調査,記録,指定などを適切に実施し,地域の宝である文化財の展示や公開等による情報発信,文化財の大切さを次世代に伝えるための保存・活用,地域文化愛護思想の普及,啓発活動に取り組んでまいります。 文化活動の推進については,自主文化事業や市文化協会と連携した文化祭などを積極的に推進し,多様な文化芸術に触れる機会の充実と市民の文化活動の活性化や文化意識の高揚を図ってまいります。 また,文化会館の管理については,指定
管理者制度の導入に向けて,調査研究を進めてまいります。 知覧特攻平和会館では,戦後70年以上を経て,戦争を知る世代の方々が高齢となる中,特攻隊員の残した貴重な資料を永久保存し,これらの資料を平和教育の生きた教材として,戦争を経験していない世代へ伝え,平和と命の尊さや二度と悲惨な戦争を起こしてはならないことを語り継いでまいります。 また,世界の記憶の推進については,長期的な視野で取り組み,登録申請については慎重に検討してまいります。 次に,みんなで創る協働と自立のまちづくりについて申し上げます。 地域コミュニティの充実については,地区公民館を中心に自治会や地域の企業・団体が連携した地区コミュニティ・プラットフォームを構築し,地区全体で支え合う共生・協働の地域づくりを進めるために,集落支援員によるモデル地区の育成と活動の検証を図りながら,他の地区への普及を図ってまいります。 情報共有による住民参加体制の確立については,市民の要望を的確に捉えるためにワークショップ形式の市政懇談会などの広聴活動の充実を図ります。また,市が行う事業などの情報を積極的に市民へ公表し,市民の市政への参加の促進を図るとともに,情報公開制度・個人情報保護制度の適切な運用を図ります。 男女共同参画社会の実現については,全ての人が性別にかかわりなく,その人権が尊重され,個性と能力を十分に発揮できる機会を提供し,活力ある社会の実現を目指した男女共同参画の啓発に努めてまいります。なお,平成32年度から向こう10年間を計画期間とし31年度に策定する第二次
南九州市男女共同参画基本計画は,幅広い市民の参画を得ながら,市民意識アンケートの結果を十分配慮した計画といたします。 効率的な行政運営の推進については,限られた人材・財源を有効に活用するために,組織再編計画・第3次定員適正化計画に基づく簡素で効率的な組織の構築に努めるとともに,電子自治体の構築,職員の資質向上,公共施設の適正配置計画に基づく
管理運営の見直し,広域圏での連携の強化に取り組んでまいります。 新庁舎建設については,大きな財政負担を要することから財源確保の手段を研究するとともに,引き続き調査検討を行い,あわせて市民との情報共有に努めます。また,公共施設の適正配置については,今後の
南九州市を考える上で避けては通れない重要課題であり,今後の公共施設のあり方について市民を交えて検討を進めてまいります。 行政改革の推進については,第2次行政改革大綱に基づき行政改革を推進してまいります。このためには,市民と行政はそれぞれの役割を分担し,あるいは相互が協力し合うなど協働によるまちづくりを進めてまいります。 財政運営については,持続可能な財政基盤の確立に向けた財政構造改革の推進が必要であり,中長期的な視点から,財政調整基金の取り崩しに極力依存しない自立した財政構造の確立を図ることとし,歳入水準に見合った歳出構造への転換に向けた徹底した歳出の見直し,確固たる財源確保対策を推し進めてまいります。 このことから,
南九州市財政計画を基本としながら,健全な財政運営に努めるとともに,
南九州市公共施設等総合管理計画に基づき,施設のあり方等を視野に入れた機能の維持管理を図り,建築物の再編整備等の取り組みについて検討を進めてまいります。 それでは,次に平成31年度当初予算の要旨について説明いたします。 政府の平成31年度予算案は,本年10月に予定される消費税増税に備えた経済対策費の押し上げ,社会保障費や防衛費が過去最大となったことなどから,一般会計総額は当初予算としてはじめて100兆円の大台を超えました。 今回の予算案は,地方創生や国土強靭化などの施策の推進により,誰もが生きがいを持って充実した生活を送ることができる一億総活躍社会の実現を目指すという基本的な考え方のもとに編成されたものと受けとめております。 地方財政対策では,一般財源総額が前年度を上回る額が確保された一方で,地方税収の増加見込み等に伴って,地方交付税及び臨時財政対策債の総額が減額されていることから,本市の税収動向などを踏まえ,影響を分析・検証して財政運営を行っていく必要があると考えております。 また,少子高齢化対策や社会保障に対する安定財源を確保するため,国において消費税率の引き上げを適切に行うとともに,需要の平準化などの対応が実効性のあるものとなるよう期待するものであります。 財政構造の硬直化が続いている本市においては,迫りくる財政緊縮化に向けて,将来に負担を送らない健全財政の運営を大前提としながらも,子育て支援,健康づくり,産業の振興などを図るため,財政計画との整合性を可能な限り取りながら,積極的な予算編成に努めてまいりました。 この結果,本市の平成31年度当初予算は一般会計が215億4,600万円となり,対前年度比2%の増となりました。 また,国民健康保険事業特別会計など5つの特別会計で115億8,490万円となり,合わせると331億3,090万円で,対前年度比0.7%の増となりました。 水道事業会計は,収益的支出と資本的支出の合計が11億3,244万9,000円となり,対前年度比5.1%の減となりました。 地方財政においては,少子高齢化,人口減少,社会保障,保険医療
対策等による地方負担の増や高度成長期に整備した公共施設の老朽化などさまざまな行政課題があります。 こうした状況の中においても,社会経済情勢の変化によるさまざまな行政課題に的確に対応し,地方みずからが創意工夫し,継続的で安定した行財政運営を行うことが重要であり,限られた財源と資産を有効活用し,
南九州市の特長を生かした自律的で持続的な社会を創生できるよう総合計画や創生総合戦略等に沿って行財政運営に取り組んでまいります。 以上,平成31年度の施政方針及び当初予算の要旨について申し上げました。 引き続き,市民の皆様と一緒になって
南九州市の発展に全力で取り組んでまいります。市民の皆様,議員の皆様の市政に対する御理解と一層の御支援を賜りますよう,よろしくお願いいたします。
○議長(
伊瀬知正人) ここで休憩といたします。午後0時0分休憩───────────午後1時0分開議
○議長(
伊瀬知正人) 再開します。
◎市長(
塗木弘幸) 引き続きまして,議案第16号から議案第30号までの
提案理由を御説明いたします。 まず,議案第16号
消費税率改定に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定について
提案理由を御説明いたします。 本案は,社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律等において,消費税率の引き上げ等の実施時期が決定されたことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,平成31年10月1日から消費税率が8%から10%に引き上げられることに伴い,市の施設等の使用料についても所要の改正を行うものであります。 次に,議案第17
号南九州市移住・交流お
試し居住条例の制定について
提案理由を御説明いたします。 本案は,本市への移住,地域間交流,二拠点居住等を推進するため,移住希望者等に対し,本市での生活を体験する機会を提供することを目的とするお試し居住の実施,住居の使用等について,必要な事項を定めるため,この条例を制定しようとするものでございます。 次に,議案第18
号南九州市
火葬場条例の一部を改正する条例の制定について
提案理由を御説明いたします。 本案は,南薩地区衛生管理組合が共同処理する火葬場の設置及び
管理運営に関する事務から離脱することに伴い,川辺火葬場の設置について,所要の改正をしようとするものでございます。 また,併せて火葬場使用料についても見直しを行い,近隣の火葬場使用料と同額程度に改定をしようとするものでございます。 次に,議案第19
号南九州市
敬老祝金等支給条例の一部を改正する条例の制定について
提案理由を御説明いたします。 本案は,敬老祝金の受給対象者及び額の見直しをすることに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,平均寿命が延びる中において,
高齢者年齢の定義や雇用継続年齢の見直し等が検討されている高齢化社会の現状に鑑み,80歳での敬老祝金を廃止するとともに,人生の大きな節目である米寿の祝福を充実させるため,88歳に達した方への祝金を5,000円から1万円に引き上げるものであります。 次に,議案第20号
南九州市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について
提案理由を御説明いたします。 本案は,
南九州市立手蓑小学校と
南九州市立知覧小学校の再編により,平成32年3月31日をもって
南九州市立手蓑小学校を廃止することに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,条例別表の
南九州市立手蓑小学校の項を削るものであります。 次に,議案第21号
ミュージアム知覧条例の一部を改正する条例の制定について
提案理由を御説明いたします。 本案は,施設使用料について市が所有する他の類似施設と均衡を図るため,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,冷暖房に要する費用を1時間当たり310円に設定するものであります。 次に,議案第22
号南九州市川辺やすらぎ
館条例の一部を改正する条例の制定について
提案理由を御説明いたします。 本案は,
南九州市川辺やすらぎ館施設使用料を5年に1回の見直しに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 川辺やすらぎ館の施設使用料は,市が負担した施設整備費分と備品購入費分を耐用年数で除した額を合計した金額をもとに定められております。 耐用年数が過ぎた備品等の使用料を差し引き,平成26年度以降購入した備品等の使用料を加え,平成31年度から5年間の平均額が330万円となったことから,使用料を316万円から330万円に改正しようとするものでございます。 次に,議案第23
号南九州市
一般住宅条例の一部を改正する条例の制定について
提案理由を御説明いたします。 本案は,教職員住宅の空き家を一般住宅として活用を図るとともに,現行の一般住宅の家賃見直し等の改正をしようとするものでございます。 改正の内容は,教職員住宅の空き家2棟4戸を一般住宅として活用することで,市有財産の有効利用が図られるとともに,一般住宅の固定家賃を見直し,経過年数に応じた適正な家賃設定することで,入居率向上につながるよう改正しようとするものであります。 続きまして,平成31年度当初予算について御説明いたします。 まず,議案第24号平成31年度
南九州市
一般会計予算について御説明いたします。 歳入では,市税及び寄附金並びに基金繰入金の増を見込んでおり,諸収入等は減となりましたが,自主財源は9.2%の増となりました。 国・県支出金,地方交付税などの依存財源は,歳入全体の68.8%を占めておりますが,前年度と比較すると0.9%の減となりました。 歳出の性質別予算構成は,
義務的経費のうち,人件費は1.1%の減,公債費が6.1%の減となりましたが,扶助費については障害者
自立支援給付事業費などが増となったことから,
義務的経費全体では1.6%の減となりました。 また,投資的経費については,普通建設事業費の頴娃地区統合中学校整備事業費の減などで6.9%の減となりました。 物件費,補助費等のその他経費については,物件費でふるさと寄附金事業費の増,スクールバス運行経費が増となったことなどにより,10.4%の増となりました。 それでは,歳入から主なものについて御説明申し上げます。 市税についてでありますが,総額では36億5,114万9,000円とし,前年度と比較し1.7%の増となりました。個人市民税は給与,営業の分野において大きな所得の伸びは望めず,農業においてはお茶などの生産額を考慮し,前年度から2.1%増見込みで計上し,法人市民税についても前年度から7.2%増見込みで計上いたしました。 固定資産税については,土地及び家屋については僅かに減とし,太陽光発電設備など償却資産の動向を踏まえ,総額では2.0%の増額を見込み,20億2,161万9,000円を計上いたしました。 軽自動車税については,13年を経過した翌年度から適用される重課による増収のほか,軽課対象による減収など税制改正による影響及び登録台数の見込みから推計し,また,本年10月1日から施行が見込まれる環境性能割などを加味し,1.3%増の1億4,845万3,000円としました。 市たばこ税については,近年の販売実績の推移等から推計し,7.0%減の2億6万2,000円としたところであります。 次に,地方譲与税の地方揮発油譲与税及び自動車重量譲与税のほか,利子割交付金,配当割交付金,株式等譲渡所得割交付金,地方消費税交付金,ゴルフ場利用税交付金,自動車取得税交付金及び地方特例交付金については,近年の交付実績等を勘案して計上したところであります。 次に,地方交付税でありますが,国の予算においては,前年度と比較し1,724億円増額し,1.1%増の総額16兆1,809億円としたところであります。本市においては,市町村合併による普通交付税の合併特例措置も漸減期間の最終年度に当たり,特例として加算されていた部分の措置額は10分の1に減少することや前年度の本市の交付実績,予算計上における留保額等を考慮し,特別交付税と合わせて1.3%減の72億9,700万円を計上したところであります。 分担金及び負担金については,私立保育所等負担金などの減により13.0%減の1億8,625万5,000円としたところであります。 使用料及び手数料については,公営住宅使用料,知覧特攻平和会館使用料等が主なものでありますが,知覧特攻平和会館入館者の減少等により1.1%減の4億1,457万6,000円としたところであります。 国・県支出金については,歳出事業に見込み得る収入を計上いたしました。国庫支出金は0.8%増の25億8,817万円を計上いたしたところであります。 主なものは,障害者
自立支援給付費等負担金を増額し学校施設環境改善交付金が減額の計上となったほか,地方創生推進交付金,へき地児童生徒援助費等補助金を計上したものであります。 県支出金については,参議院議員通常選挙費委託金のほか,茶業に係る強い農業・担い手づくり総合支援交付金などにより,0.4%増の22億69万9,000円を計上したところであります。 財産収入については,市有林の立木など財産売払収入の減により3.5%減の8,165万6,000円とし,寄附金はふるさと寄附金の増収見込みにより9億350万1,000円といたしました。 繰入金については,きばいやんせ
南九州市ふるさと基金,社会教育施設整備基金,平和基金,学校整備積立基金等から繰り入れるほか,財政調整基金から6億8,713万1,000円の繰り入れを計上し,前年度に対して7.8%増の,総額では11億7,807万3,000円となったところであります。 市債については,光ブロードバンド整備事業,県営畑地帯総合整備事業等に過疎対策事業債を充当することで,総額15億9,280万円となりました。この中には,一般財源として使用できる臨時財政対策債5億3,000万円を含んでおり,借り入れに当たっては,交付税措置率の高い有利な起債を予定しております。 続いて,歳出の主なものについて御説明申し上げます。 議会費については1.4%減の1億7,240万7,000円としたところでありますが,主なものは,市議会議員の報酬,費用弁償等のほか,開かれた議会を目指し,会議録の作成や議会だよりの発行に要する経費及び議会本会議の審議状況を公開するための議会中継システムのリースに要する経費等であります。 総務費については,26.0%の増で32億2,716万7,000円としました。 その主な事業といたしましては,企画費に,地域の特産物の販路拡大や寄附者の意向に対応したまちづくりの推進のための取り組みとして,ふるさと寄附金事業費を平成30年度実績見込みに基づき大幅に増額して計上いたしました。 また,電算費では,市民等の情報通信格差を解消し,等しく高度なサービスを受けられるよう,光ブロードバンド整備に要する負担金を計上いたしております。 民生費は前年度に比較し0.3%の増で,71億5,230万6,000円を計上いたしました。主な事業は,児童福祉費の私立保育所及び認定こども園の施設型給付費のほか,子ども子育て支援事業などであります。また,生活保護扶助費は,所要見込額が減となったところであります。 衛生費は,0.4%の減で17億3,065万4,000円となりました。保健衛生費における国民健康保険事業特別会計への繰出金は,平成30年度からの新しい国民健康保険制度への移行等により,法定外の繰出金は前年度に対し2,500万円減の6,000万円を計上いたしたところであります。 また,予防費においては予防接種関係費を,健康管理費では各種検診事業費や健康増進事業費を計上したほか,引き続き対象年齢を中学校卒業時までとして助成を行う子ども医療費助成事業に1億706万4,000円を計上したところであります。 清掃費は,一部事務組合負担金を903万2,000円の減の3億7,933万8,000円計上し,そのほか浄化槽設置整備事業も計画的に実施してまいります。 次に,農林水産業費について申し上げます。 農林水産業費は0.5%減の18億5,805万6,000円となりました。農業振興費では,平成31年1月から始まった収入保険制度への加入促進のため,農業者が負担する保険料の一部を補助する経費を,また,栽培面積の維持拡大,労働力の省力化,所得向上を目指し,園芸振興機械施設等導入支援事業補助金を計上いたしました。 茶業振興費においては,知覧茶の銘柄確立を図り,さらなる茶業の振興に向けた予算を計上し,平成30年度に引き続き,東京浅草「まるごとにっぽん」の展示ブースに知覧茶をはじめ特産品を出展しPRする首都圏における知覧茶ブランド力強化対策事業費を計上いたしました。 畜産業振興費では,食鳥処理施設整備事業の畜産物加工機械導入に係る強い農業づくり交付金事業費を計上いたしております。 農地費は,農業を基幹産業とする本市にとって生産基盤整備は大変重要な事業であることから,南薩畑かん事業で整備した基幹水利施設の管理整備に要する経費のほか,地域が取り組む農地・農業用水等の維持管理や長寿命化対策に対する多面的機能支払交付金事業を計上いたしました。 次に,商工費については13.5%増の2億2,980万9,000円を計上いたしました。関西ファンデー,九州小京都会議などに積極的に参加し,本市への交流人口を増やし地域経済の活性化を図ります。 また,観光誘致支援事業費は,本市への受注型旅行の企画及び伝統工芸体験に観光客を送致した実績に対する事業者への補助金等を計上いたしました。 このほか,商店街の活性化対策である空き店舗活用事業補助や商工振興資金利子補給など,商工業の振興を図るための経費も計上いたしております。 土木費については,9.9%増で13億9,598万9,000円を計上いたしました。 道路橋りょう費の市道単独整備事業では,浮辺永里線ほか10路線の整備を行い,社会資本整備総合交付金による市道補助整備事業では,番所線ほか2路線の整備と濱田橋ほか2橋の橋梁修繕と新規に1橋の調査設計などを行ってまいります。県道の整備についても,石垣加世田線ほか1路線の整備について事業の推進を図るための予算を計上いたしたところであります。 また,都市計画費では,国民体育大会の開催に向けて,知覧平和公園の陸上競技場にナイター照明施設整備工事と段差改修工事などを計上したほか,住宅費では,公営住宅等の適正な管理に要する経費等を計上いたしました。 次に,消防費については8.9%減の9億8,218万2,000円を計上いたしました。消防施設費では,分団車庫の増設,駐車場整備,防火水槽の新設工事に要する経費を計上いたしました。 指宿
南九州消防組合負担金は,前年度に対し,山川・開聞分遣所の増築工事等の終了により8,722万1,000円の減となったものであります。 教育費については13.8%の減で21億5,828万4,000円を計上いたしました。まず,小学校及び中学校の教育振興費では,特別支援教育支援員の設置に要する経費等を計上し,小学校施設管理費においては,中福良小学校屋内運動場屋根防水改修工事,勝目小学校屋内運動場舞台屋根防水改修工事,粟ケ窪小学校校舎改修工事等を計上いたしました。 また,中学校施設管理費では,川辺中学校校庭段差改修,屋外トイレ改修工事などを計上いたしました。 災害復旧費は,いつ何時発生するか予想のできない災害に備えて,緊急に対応するための経費として503万7,000円を計上いたしました。 公債費から予備費については,年間に必要と見込まれる額を計上いたしました。 次に,第2条の債務負担行為については,図書館統合システムリース料ほか4件について期間及び限度額を定めるものであります。 第3条の地方債については,それぞれの起債の目的別に限度額,借り入れの条件等を定めるものであります。 第4条の一時借入金については,財政運営上の資金繰りを行う上で金融機関等から借り入れを行う場合の限度額を10億円と定めるものであります。 次に,第5条の歳出予算の流用については,
地方自治法第220条第2項のただし書の規定により,予算に過不足を生じた場合における同一款内での経費の各項間の流用措置を定めるものであります。 以上で,議案第24号平成31年度
南九州市
一般会計予算の説明を終わります。 次に,議案第25号平成31年度
南九州市
国民健康保険事業特別会計予算について御説明いたします。 第1条の歳入歳出予算については,事業勘定の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ57億2,200万円に定めようとするものであります。 予算の内容について,主なものを歳出から申し上げます。 まず,保険給付費については,一般被保険者及び退職被保険者等に係る療養給付費,療養費及び高額療養費等の過去3カ年の被保険者数及び診療費等の推移をもとに年間所要額を見込み,前年度に比べ3億901万5,000円減の40億2,536万円を計上いたしました。 次に,国民健康保険事業費納付金については,15億9,584万円が本市の医療費水準や所得水準に応じて保険料収納必要額に相当する額として,県から割り当てられております。 保健事業費は,生活習慣病等の改善のための特定健康診査・特定保健指導等,疾病の早期発見のための人間ドック等への助成及び医療費適正化に要する経費等を計上したものであります。 次に,歳入について申し上げます。 まず,国民健康保険税については,新制度移行に伴い,県から提示された標準保険料率等を参考に,被保険者の税負担が急変しないよう,また,過去の課税実績や今後の被保険者数の推移,収納率等から推計し,対前年度比2.9%増の10億3,469万3,000円を計上したものであります。 県支出金のうちの普通交付金39億9,594万8,000円は,財政運営の責任主体たる県によって療養給付費や高額療養費など市町村の保険給付に必要な費用を全額賄う,新制度の根幹としての財源であります。 繰入金については,本会計の財政基盤安定のための措置である保険基盤安定繰入金や財政安定化支援事業繰入金,事務費繰入金等の計上のほか,資金不足分として6,000万円を追加して一般会計から繰り入れるものであります。 このようなことから,平成31年度におきましても引き続き国民健康保険事業の健全な運営のため,医療費の適正化と保険税の収納確保に向けた取組みを強化してまいることといたしております。 次に,第2条の一時借入金については,当会計の資金繰りの状況等を勘案し,借入限度額を6億円と定めるものであります。 第3条の歳出予算の流用については,円滑な保険給付を行うため,予算額に過不足が生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項間の流用措置を定めるものであります。 次に,議案第26号平成31年度
南九州市
後期高齢者医療特別会計予算について御説明いたします。 第1条の歳入歳出予算については,予算の総額を歳入歳出それぞれ5億4,160万円に定めようとするものであります。 予算の内容について,歳出から御説明いたします。 本会計については,鹿児島県後期
高齢者医療広域連合への保険料等に係る納付金5億3,749万円と事務費が主な経費となっております。 次に,歳入について申し上げます。 まず,後期
高齢者医療保険料については,被保険者数の減少傾向など影響を受け,前年度に比べ1.6%の減となる3億3,860万7,000円であります。 このほか,事務費と低所得者の保険料負担軽減額相当分が基盤安定負担金として措置される一般会計からの繰入金2億239万8,000円が主なものとなっております。 次に,議案第27号平成31年度
南九州市
介護保険事業特別会計予算について御説明いたします。 第1条の歳入歳出予算については,保険事業勘定の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ51億1,670万円に定めようとするものであります。 予算の内容について,主なものを歳出から御説明いたします。 まず,総務費については,南薩介護保険事務組合への派遣職員の給与費及び共通管理経費からなる認定審査会事務負担金が主なもので,1億560万7,000円を計上するものであります。 保険給付費は,要介護者の介護サービス等諸費,要支援者の介護予防サービス等諸費,特定入所者介護サービス等費などの経費で,近年の給付実績や今後のサービスの必要量を見込んで対前年度比1.1%増の48億2,680万円を計上するものであります。 介護サービス等諸費の中の居宅介護サービス給付費は,通所リハビリテーション,短期入所等の利用増を見込み1,200万円の増とし,地域密着型介護サービス給付費は,小規模多機能型居宅介護等の利用増を見込み3,300万円の増額となったものであります。 また,施設介護サービス給付費については,これまでの給付費の動向等を踏まえ,所要見込額を計上しております。 地域支援事業費については,
高齢者が要介護・要支援状態となることを防止し,地域において自立した日常生活を営めるよう,介護予防や生活支援,総合相談,
高齢者の社会活動等に対して商品券と交換できるポイントの付与,訪問給食サービス,認知症施策の推進,生活支援体制の整備及び在宅医療と介護の連携などを実施するもので,前年度に対し1,326万5,000円減の1億8,256万4,000円を計上するものであります。 次に,歳入について申し上げます。 まず,介護保険料につきましては,所得段階別の第1号被保険者数の推移等をもとに,対前年度比0.8%増の8億9,949万9,000円を計上いたしました。 国・県支出金及び支払基金交付金については,歳出予算に対応する所要額を計上するものであります。 繰入金については,保険給付の市町村負担分と事務費に係る経費を一般会計から繰り入れるものであります。 次に,第2条の一時借入金については,当会計の資金繰りの状況等を勘案し,借入限度額を3億円と定めるものであります。 次に,第3条の歳出予算の流用については,円滑な保険給付を行うため,予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項間の流用措置を定めるものであります。 次に,議案第28号平成31年度
南九州市農業集落排水事業特別会計について御説明いたします。 第1条の歳入歳出予算については,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7,020万円に定めようとするものであります。 予算の内容について,主なものを歳出から御説明いたします。 農業集落排水事業費については,知覧垂水地区,川辺東部地区及び知覧瀬世上地区の施設の維持管理に要する経費であります。 公債費については,農業集落排水施設建設の際,借り入れをした地方債の元利償還金を計上いたしました。 歳入については,当排水施設への接続に要する受益者分担金及び使用料を計上し,その他の歳入については,見込み得る財源を計上し,不足する財源については,一般会計からの繰入金を計上するものであります。 次に,議案第29号平成31年度
南九州市
公共下水道事業特別会計予算について御説明いたします。 第1条の歳入歳出予算については,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億3,440万円に定めようとするものであります。 予算の内容について,主なものを歳出から御説明いたします。 下水道事業費は,職員人件費,知覧中央浄化センターやマンホールポンプ等の汚水管渠施設の維持管理に要する経費,公共枡の設置等に要する経費のほか,平成32年度から農業集落排水事業特別会計とともに地方公営企業法の法適用会計へ移行するための支援業務委託経費を計上いたしました。 公債費は,公共下水道施設建設の際,借り入れをした地方債の元利償還金で1,186万6,000円の減額となったところであります。 歳入については,当下水施設への接続に要する受益者分担金及び使用料を計上し,その他の歳入については,見込み得る財源を計上し,不足する財源については,一般会計からの繰入金を計上するものであります。 最後に,議案第30号平成31年度
南九州市
水道事業会計予算について,御説明申し上げます。 まず,第2条の業務の予定量については,給水件数を1万9,399件,年間総給水量を416万408立方メートル,1日平均給水量を1万1,398立方メートルと予定いたしております。 主な建設改良事業については,老朽化した配水管等の布設替工事のほか,中渡瀬水源地施設整備工事,川辺地域遠方監視装置の整備などで,拡張工事に6,300万円,改良工事に2億7,980万円を計上いたしました。 次に,第3条の収益的収入及び支出については,事業収益6億9,039万3,000円に対し,事業費用6億5,385万8,000円で,差し引き3,653万5,000円の経常利益が見込まれますが,これについては,今後の建設改良事業等への補填財源と考えております。 次に,第4条の資本的収入及び支出については,資本的収入1億3,370万円に対し,資本的支出が4億7,859万1,000円であります。不足する3億4,489万1,000円については,過年度分損益勘定留保資金,当年度分損益勘定留保資金,建設改良積立金,過年度分消費税収支調整額及び当年度分消費税収支調整額で補填しようとするものであります。 次に,第5条の債務負担行為については,経営戦略策定支援業務委託について期間及び限度額を定めるものであります。 次に,第6条の企業債については,平成30年度に借り入れを予定している水道事業債について借入限度額及び借り入れ条件等を定めるものであります。 次に,第7条の一時借入金については,当会計の資金繰りの状況等を勘案し,借入限度額を3,000万円と定めるものであります。 次に,第8条の予定支出の各項の経費の金額の流用することのできる経費を営業費用及び営業外費用の間と定めるものであります。 次に,第9条については,議会の議決を経なければ流用することができない経費を職員給与費と定めるものであります。 次に,第10条については,棚卸資産の購入限度額を540万円と定めるものであります。 以上で,議案第16号から議案第30号までの
提案理由の説明を終わりますが,御審議のほどよろしくお願い申し上げますとともに,これらの予算の効率的な執行によりまして,
南九州市活性化のため諸施策の推進に全力で努めてまいりたいと考えておりますので,議員各位をはじめ,市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。
○議長(
伊瀬知正人) これをもって,
提案理由の説明を終わります。 ただいま議題となっています議案第16号から議案30号までの,以上15件の審査を一時中止します。 ここでしばらく休憩します。午後1時50分休憩───────────午後1時54分開議
○議長(
伊瀬知正人) 再開します。 水道課長から発言の申し出がありましたので,議長において許可します。
◎水道課長(野口義人) 日程第21,議案第15号平成30年度
南九州市
水道事業会計補正予算(第3号)の補正予算に関する説明書に誤りがありました。説明書を訂正して配付しております。差しかえをお願いいたします。 まことに申しわけありませんでした。 ────────────────────
△散会
○議長(
伊瀬知正人) 以上で,本日の日程は全部終了しました。 次の会議は,3月5日午前10時から開会することとし,本日はこれで散会します。午後1時55分散会...