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09月29日-04号

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  1. 南九州市議会 2017-09-29
    09月29日-04号


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    平成 29年 第 4回定例会( 9月) 本会議4号     (9月29日)   出席議員     20名1番議員  日 置 友 幸        11番議員  吉 永 賢 三2番議員  川 畑 実 道        12番議員  菊 永 忠 行3番議員  大倉野 忠 浩        13番議員  松久保 正 毅4番議員  米 満 孝 二        14番議員  山 下 つきみ5番議員  大倉野 由美子        15番議員  浜 田 茂 久6番議員  鮫 島 信 行        16番議員  今 吉 賢 二7番議員  大久保 太 智        17番議員  竹 迫   毅8番議員  伊瀬知 正 人        18番議員  満 留 秀 昭9番議員  西   次 雄        19番議員  加治佐 民 生10番議員  内 園 知恵子        20番議員  蔵 元 慎 一   欠席議員     0名─────────────────────────────────── 地方自治法第121条による出席者市     長  塗 木 弘 幸    知覧特攻平和会館長  福 田 成 孝副  市  長  本 多 公 明    健康増進 課長    松 清 浩 一教  育  長  中 村 洋 志    長寿介護 課長    東   成 功総 務 課 長  金 田 憲 明    茶 業 課 長    大 坪   力財 政 課 長  石 田 俊 彦    商工観光 課長    白 坂 正 弘企 画 課 長  山 脇 勝 次    都市計画 課長    松 山 和 人市民生活 課長  上 赤 秀 人    建築住宅 課長    楠 元 章 一福 祉 課 長  網 屋 多加幸    水 道 課 長    若 松 仁 司農 政 課 長  福 留   保    選挙管理委員会                    書  記  長    大 隣 健 二建 設 課 長  尾 込 福 蔵    社会教育 課長    沖     敦教育総務 課長  上 野 勝 郎    保健体育 課長    桑 代 睦 雄会 計 管理者  松 窪 和 文    文化財 課 長    日 置 健 作─────────────────────────────────── 事務局職員出席者事 務 局 長  下 薗 宏一郎    議 事 係 長    上 村 孝 子庶 務 係 長  菊 永 隆 信    議  事  係    尾 辻 圭 市 第4回定例会議事日程(第4号) 第 1.会議録署名議員の指名 第 2.認定第 1号     平成28年度南九州一般会計歳入歳出決算の認定について 第 3.認定第 2号     平成28年度南九州国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第 4.認定第 3号     平成28年度南九州後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 第 5.認定第 4号     平成28年度南九州介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第 6.認定第 5号     平成28年度南九州簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第 7.認定第 6号     平成28年度南九州農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第 8.認定第 7号     平成28年度南九州公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第 9.認定第 8号     平成28年度南九州水道事業会計決算の認定について 第10.議案第52号     平成28年度南九州水道事業剰余金処分について 第11.議案第53号     平成29年度南九州一般会計補正予算(第4号) 第12.常任委員会の閉会中の継続審査の件 第13.議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査及び各常任委員会の閉会中の継続調査の件平成29年9月29日 午前10時0分開会 △開議 ○議長(蔵元慎一)  これから本日の会議を開きます。    ──────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(蔵元慎一)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,議長において満留秀昭議員加治佐民生議員を指名します。    ──────────────────── △日程第2認定第1号平成28年度南九州一般会計歳入歳出決算の認定について ○議長(蔵元慎一)  日程第2,認定第1号平成28年度南九州一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。 本件について,一般会計決算特別委員長の報告を求めます。  [一般会計決算特別委員長内園知恵子議員登壇] ◎一般会計決算特別委員長内園知恵子)  一般会計決算特別委員会に付託された認定第1号平成28年度南九州一般会計歳入歳出決算の認定について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は,9月13日,14日及び15日の3日間開催し,平成28年度一般会計歳出事務事業別決算説明書を中心に,必要に応じて主要施策成果説明書等に基づき,また,監査委員から提出された決算審査意見書を参考に,執行部の説明を求め審査いたしました。 まず,歳入について申し上げます。 歳入総額219億1,094万6,723円,不納欠損額1,853万3,640円,収入未済額10億6,732万7,635円となっております。自主財源のうち,市税の収入済額は,35億9,732万2,457円で,決算に占める割合は16.4%で,前年度に比べ3.6ポイントの増となっております。 収入未済額の主なものとしては,市税及び国県支出金で,市税は市民税,固定資産税及び軽自動車税の合計で,1億4,959万9,245円となっており,国県支出金は,8億8,705万8,163円で,繰越明許費として,次年度に受入れることとなっております。 委員から,不納欠損収入未済に至るまでの滞納者への対応についてただしたところ,可能な限り所在地を突きとめ,臨戸訪問し,納付につなげているとの答弁でありました。 委員会としては,特に市税は,自主財源の根幹をなすものであることから,今後も収入未済額の縮減に取り組み歳入確保に努めるよう要望するものであります。 次に,依存財源として,地方交付税83億1,877万2,000円,国庫支出金28億3,722万9,000円,県支出金21億6,420万4,000円となっております。 なお,市債については,16億7,053万6,000円で,歳入全体に占める割合は7.6%となり,27年度の9.3%と比較して1.7ポイントの減となって,借入額の抑制が図られております。 次に,財政指数の中で,経常収支比率は94.9%となり,昨年度より4.1ポイント上昇して財政の硬直化が進んでおります。 地方交付税の減少により厳しい財政運営を強いられていますが,委員会としては,行財政改革を更に進めて,健全な財政運営に努めることを強く要望するものであります。 委員から,経常収支比率が高くなっている中で,今後の財政運営についてただしたところ,経常経費の縮減は困難なところであるが,人件費については,定員適正化計画に基づいて職員の減に踏み込んでおり,扶助費については,国の施策もあるが,単独分については,補助金等と同じ考えで厳しい見直しに取り組んでいる。公債費については,借入れの抑制等に取り組んで財政の健全化を図っていきたいとの答弁でありました。 次に,歳出について申し上げます。 まず,総務費について申し上げます。 一般管理費自治会関係費は,自治会コミュニティ活動の活性化を支援することを目的とした自治コミュニティ活動奨励金や,自治会集会施設等の整備に係る補助であります。 委員から,1世帯1,800円の支援は適正な額であると考えるかただしたところ,一律交付が平等であると思うが,世帯数の少ない自治会等会費収入も少ないため活動に支障を来していることから,現在,均等払いと世帯数払いを併用した交付を検討中であるとの答弁でありました。 企画費のバス対策事業費は,日常生活に必要な交通手段の確保を図ることを目的とした,ひまわりバス等の運行に要する経費であります。 委員から,利用者の減少への対応についてただしたところ,現在,利用者が減少している中で,今後の地域公共交通を維持するには,新しい形のデマンド交通等への変更も含め,29年度に実施しているアンケート調査結果を反映させて検討していきたいとの答弁でありました。 平和会館管理費一般経費は,知覧特攻平和会館管理運営に要する経費であります。 委員から,熊本地震等の影響で入館者数が減少しているが,入館者誘致取り組みについてただしたところ,鹿児島県4地区観光連絡協議会による教育旅行関西セールスや,九州7県合同修学旅行説明会等様々な誘致活動に積極的に参加しているとの答弁でありました。 次に,衛生費について申し上げます。 健康管理費特定不妊治療費助成事業費は,少子化対策の一環として特定不妊治療に要する費用の一部を助成するものであります。 委員から,平成28年度は19組に助成しているが,その後の結果と助成額は適正であるかをただしたところ,28年度中に7人に母子手帳を交付した。また,29年度になってから,さらに2人に母子手帳を交付したとのことでありました。特定不妊治療の費用は,体外授精は20万円から50万円,顕微授精は40万円から60万円の費用がかかり,非常に高額であり,県が30万円,残りについて20万円を上限に市が助成しているとの答弁でありました。 健康管理費子ども医療費助成事業費は,中学生までの子どもの保険診療分の負担額を全額助成するものであります。 委員から,児童生徒数が減少している中で,支給額の推移をただしたところ,平成27年度と比較すると支給額はふえているとの答弁でありました。 委員から,財政運営が厳しい中,今後も助成については継続可能かただしたところ,今後のことについては,全体的な見直しを行う中で検討していきたい。まだ結論は出ていないとの答弁でありました。 次に,農林水産業費について申し上げます。 農業振興費のふれあい農園管理運営費は,頴娃市民ふれあい農園内の茶園と,川辺ふれあい農園の都市農村交流施設を活用し,都市農村交流を図るための経費であります。 委員から,川辺ふれあい農園の利用状況をただしたところ,104区画中49区画の利用で,利用率47.1%となっており,利用者減少傾向にある。鹿児島市等に同様の施設ができたことが利用者減少の一因と思われるが,最近回復の兆しがみられるとのことでありました。 委員から,頴娃市民ふれあい農園を有機農業のできる農地として有効利用する考えはないかただしたところ,現在借り受けている農家の意向も踏まえ,検討していきたいとの答弁でありました。 農業振興費のグリーン・ツーリズム推進活動事業費は,都市と農村の交流を図ることを目的とした,市ツーリズム協議会への補助や教育旅行誘致活動田んぼアート事業への一部補助等に要する経費であります。 委員から,将来的には民泊受入世帯数60世帯を目標としているが,頴娃地域受入世帯が少ないことから,今後の対応についてただしたところ,頴娃地域受入世帯を増やすのではなく,南九州市全体で60世帯を目標に掲げている。現在,民泊だけなら受入可能だが,体験民泊となると受入れが困難な世帯が多いので,今後は体験と民泊をマッチングできるようにしていきたいとの答弁でありました。 次に,土木費について申し上げます。 土木総務費及び河川総務費一般経費は,道路及び河川の愛護作業等にかかる経費であります。 委員から,愛護作業に取り組む自治会等の住民の高齢化による道路や河川の愛護作業への影響をただしたところ,高齢化が進んで作業が困難になってきている自治会もあるが,できる範囲で実施していただくようお願いしている。自治会で作業できない危険な箇所等については,市で行っていくとの答弁でありました。 次に,消防費について申し上げます。 非常備消防費消防団員費は,消防団員の報酬,災害出動時の費用弁償消防活動のための被服等及び団員の消防学校入校等に要する経費であります。 委員から,消防分団の統合についてただしたところ,1地区1分団設置を目標としている。知覧,川辺地域においては,ほぼ統合されているが,頴娃別府地区は分団が分かれているので,将来的には1分団にまとめていきたいとの答弁でありました。 次に,教育費について申し上げます。 学校施設整備事業費小学校施設管理費中学校施設管理費は,学校施設の工事及び修繕,各種保守点検に要する経費であります。 委員から,保健室,図書室においては空調が整備されているが,職員室の空調が整備されていない学校が多い。年次的,計画的に整備を行う必要があると思う。学校間で差が生じることのないように整備してもらいたいとの要望が出されました。 最後に,本委員会として,税の不納欠損額収入未済額と,雑入の収入未済額が年々増加していることから,財源の確保と負担の公平の観点からも,収入未済額の縮減に努め,市民サービスを維持しながら健全な財政運営を進めるよう要望します。 以上,審査を終え討論に入る前に,委員長の私は,副委員長と交代し,本件に反対の立場から次の討論を行いました。 一般会計からの国民健康保険特別会計への繰出金を前年度の約半分に減らしたことにより,国保税引き上げにつながったことから,本件の認定に反対するとしたものです。 次に,本件に賛成の立場から,厳しい財政状況の中,各事務事業についてはおおむね所期の目的が達成されていることから,本件の認定に賛成するとの討論がなされました。 採決の結果,賛成多数で,本件は認定すべきものと決定いたしました。 これで,一般会計決算特別委員会審査報告を終わります。 ○議長(蔵元慎一)  これをもって,一般会計決算特別委員長審査報告を終わります。 これから,委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。まず,本件に反対者の発言を許します。 ◎議員(大倉野由美子)  認定第1号平成28年度南九州一般会計歳入歳出決算の認定について,全体として市民生活に対する行政努力の評価をいたしますが,以下,次の点から反対の立場で討論いたします。 長引く不況で地域経済は疲弊をしています。市民の実質所得が減る一方,少子高齢化の加速の中で,地方自治体としては地域経済を発展をさせ,市民の暮らしや福祉予算を充実することが今,求められております。 塗木市政は,施政方針の中で,とりわけ人口減少対策を先送りでなく重要なテーマと位置づけて,これからの人口問題対策として,移住定住人口増加による社会動態の改善及び出生率の上昇を述べ,人口減少の抑制を強調されました。その視点で決算を見てみました。 款2の総務費企画移住定住促進事業対策費住宅等取得リフォームへの補助事業につきまして,平成28年度102件の申請,空き家バンク登録件数が14件で,そのうち9件が成立をしております。移住定住の制度は合併前からの制度で,その後,平成21年度当時,新築建売購入中古住宅リフォームなどに60万円の補助で市内の建築業者だと20万円の加算がありましたが,その後,補助金が大幅に減額をされました。人口減少対策と位置づけた制度ですから,他都市にない補助金増額の検討,またはせめて元の補助金に戻すことではないでしょうか。あわせて住宅リフォームを望む一般住宅の方,商業の店舗改修などへの助成制度の新設も加えて,地域経済の活性化に制度改善が必要です。 2番目,款2衛生費すこやか子育て支援事業費少子化対策の一環として,特定不妊治療費助成制度は,不妊に悩む夫婦の不妊治療に要する費用の一部を助成するもので,平成28年度からは対象が男性にも広がり,19組で24件の申請でした。少子化対策の一環として評価をいたします。 一方,子どもが誕生し,希望者宅への新生児訪問で,母子ともの健康管理の指導や入浴などの訪問事業は,子育てを始めたお母さん方にはとても喜ばれ,大切な事業です。ところが,訪問助産師,保健士などの報酬額が他市に比べて少ない点の改善を今後,望みます。 款3民生費高齢者福祉敬老事業費については,制度が改悪をされました。祝い金の支給は対象者2,956人に対して1,013人のみの支給になりました。高齢者は社会の功労者として,なお,おひとりおひとりを大事に,大切にすることが大事です。全対象者敬老祝い金を支給している曽於市のような改善が求められます。 款4衛生費国民健康保険事業特別会計拠出金を,平成26年は2億9,000万円,平成27年度2億5,000万円繰り入れを,平成28年度1億4,500万円と半分に減らし,さらに国保事業県統一への支援金も保険者に入れながら,被保険者国保料の大幅な値上げがありました。不安定雇用の若者,高齢者中小零細,農業者の方が多く加入し,国保税の支払いが暮らしを圧迫する状況の中で,さらなる値上げがされて,期限付き保険証の方が,月々の約束の保険料を納めているのに,さらに市は滞納分の差し押さえをすると悲痛な訴えがあります。市民の思いは,高すぎる国保税は引き下げてほしい,こういうことです。一般会計からの法定外繰り入れを元に戻すことを求めまして,以上,平成28年度決算に反対をいたします。 ○議長(蔵元慎一)  次に,本件に賛成者の発言を許します。 ◎議員(伊瀬知正人)  私は,認定第1号平成28年度南九州一般会計歳入歳出決算の認定について,賛成の立場で討論いたします。 この決算の認定については,28年度中に議会において議決し,執行した決算であります。厳しい自主財源の中で,税徴収にも努め,また国県の補助事業等の導入にも努め,事業執行を行い,おおむね所期の成果を収めております。よって,認定第1号については認めるべきであると思います。 以上,賛成討論といたします。 ○議長(蔵元慎一)  ほかに討論はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  これで討論を終わります。 これから,認定第1号を採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は認定です。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。認定第1号は,委員長の報告のとおり認定されました。    ──────────────────── △日程第3―日程第10          認定第2号―議案第52号一括上程 ○議長(蔵元慎一)  日程第3,認定第2号平成28年度南九州国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてから,日程第10,議案第52号平成28年度南九州水道事業剰余金処分についてまでの以上8件を一括議題とします。 本件について,特別会計決算特別委員長の報告を求めます。  [特別会計決算特別委員長大倉野忠浩議員登壇] ◎特別会計決算特別委員長(大倉野忠浩)  皆さん,おはようございます。 特別会計決算特別委員会に付託された認定第2号から認定第8号まで及び議案第52号の以上8件について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は,9月13日及び14日に開催し,執行部の出席を求め,予算が適正に,かつ効率よく執行されたか,その結果,行政効果が発揮され,所期の目的が達成されたか,また,今後に向けての予算執行及び次期予算編成の立案に反映するよう,議会の立場から審査いたしました。 まず,認定第2号平成28年度南九州国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 まず,歳入と歳出の概況について申し上げます。 歳入総額は71億5,697万3,347円で,前年度比約1億900万円,1.5%の減であります。国民健康保険税の収入額(現年分)は10億932万865円で,前年度比2.9%の減,調定額に対する徴収率は96.44%であります。 歳入の主なものは,国民健康保険税国庫支出金前期高齢者交付金及び共同事業交付金であります。平成28年度から保険税率引き上げがなされ,一般会計からの法定外繰入金は,1億4,500万円で,前年度より1億3,500万円の減であります。 委員から,法定外繰入金の減,保険税率引き上げなどの変更があったが,決算を終え財政状況をどう評価しているかただしたところ,税率は引き上げたが,農業所得の落ち込みや軽減割合の拡充により,保険税は見込みより減収となった。減収分は,国庫からの調整交付金などにより補填され,一般会計からの法定外繰入を増額することはなかったものの国民健康保険事業財政運営は依然厳しい状況であるとの答弁でありました。 委員から,国民健康保険税不納欠損額収入未済額の状況についてただしたところ,不納欠損額は1,630万6,290円で実人員は85人,収入未済額は1億6,134万1,843円で実人員は563人であるとの答弁でありました。 委員会としては,被保険者一人当たりの支出は増え続けており,将来的な財源不足が見込まれる。財源確保に向け手段を講ずる必要があるとの意見が出されたところであります。 歳出総額は,71億957万2,113円で,前年度比約9,370万円1.3%の減であります。歳出の多くを占める保険給付費は42億6,232万6,025円で,前年度比約2,227万円の減となっており,主な理由は,被保険者数が前年と比べて567人減少したことに伴い,それに付随する歳出分が減少したとのことでありました。 一方で,一人当たり医療費は44万3,184円で,対前年比3.78%の増となっていることから,歳出規模全体は減少したものの,被保険者一人当たりの支出額や医療費は増加している状況であります。 委員から,医療費削減を実現した自治体もあると聞く。先進自治体から学び,増加傾向を食い止めるよう取り組んでほしいとの意見が出されたところであります。 次に,委員から質疑等のあった主な事業について申し上げます。 保健事業費健康保持増進事業は,被保険者健康増進を図るため,人間ドックの受診費用を一部補助する事業であります。 委員から,市民の中には補助があることを知らない方もいる,周知についてどのような取り組みを行っているかただしたところ,健康家族という年に一回発刊される冊子や市報などにより周知を図っているとの答弁でありました。 特定健康診査等事業は,生活習慣病予防のため,40歳以上の被保険者特定健康診査及び特定保健指導を行う事業であります。本市における特定健康診査の受診率は52.2%,前年に比べ増加し,県平均42.6%を上回っているが,特定保健指導の終了率は,41.1%で,前年に比べ減少し,県平均42.5%を下回ることとなっていることから,特定保健指導のあり方を含め,対策を講じていく必要があると考えているとのことでありました。 委員から,27年度決算審査において,受診率及び終了率の向上のための対策を講じるとのことであったが,どのような改善がなされたかただしたところ,特定健診は,例年6月から8月に実施しているが,28年度はこれに加えて,未受診者に受診券を再送付し,11月から12月にも検診を実施して受診率の向上に努めた。 また,特定保健指導では,市内医療機関に要請し,保健指導対象者に対して,医療機関から保健指導を促してもらうことや個人の日程に合わせるなど,指導を受ける人が少しでも増えるよう工夫しているとの答弁でありました。 委員会としては,健康維持医療費削減のためには,市民一人ひとり意識向上が重要であることから,健康の大切さと健康を害する事の恐ろしさを具体的に訴える広報活動の実施を要望するものであります。 また,健康維持医療費削減には予防活動が効果的であることから,特定健康診査等事業など疾病予防及び健康増進に関する施策をさらに積極的に推進すべきとの意見が出されたところであります。 討論では,国保の被保険者には年金生活者や所得の低い農業者などが含まれ,所得の割に支払う額が多いと認識している。そうした実態があるにも関わらず保険税率引き上げが行われた。一般会計からの法定外繰り入れも減額されているが,むしろ増額することにより被保険者の負担を減らすべきであるとの反対討論がありました。 採決の結果,賛成多数で本件は認定すべきものと決定いたしました。 次に,認定第3号平成28年度南九州後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 歳入総額は,5億3,979万8,444円で歳出総額は,5億3,882万5,802円となっております。 歳入の主なものは,後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金で,保険料については,収入未済額が38万7,794円となっております。 歳出の主なものは,後期高齢者医療広域連合納付金であります。 討論では,平成28年に保険料率が引き上げられたことにより年金生活者や所得の低い人の負担増となっているとの反対討論がありました。 採決の結果,賛成多数で本件は認定すべきものと決定いたしました。 次に,認定第4号平成28年度南九州介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 まず,歳入と歳出の概況から申し上げます。 歳入総額は49億8,361万2,873円で,歳出総額は48億5,138万2,396円となっております。 歳入の主なものは,保険料,国庫支出金,支払基金交付金,県支出金及び繰入金,歳出は保険給付費が主なもので,前年度より0.3%,約2,400万円増の45億5,363万4,047円となっております。 保険料の不納欠損額及び収入未済額については,いずれも前年度より減少しており,徴収率は99.19%と合併以後最も高い徴収率となった。今後も賦課,徴収連携して徴収率を維持していきたいとのことでありました。 次に,委員から質疑等のあった主な事業について申し上げます。 地域包括支援事業費の地域介護予防活動支援事業は,介護予防サポーターフォロー教室など高齢者の自主的な介護予防の取組みを支援するものであります。 委員から,有意義な事業だと考えるが,介護予防に取り組む地域や団体の状況についてただしたところ,自主的に取り組むグループが増加している。これからもさらに各地域に取り組みを拡げていきたいとの答弁でありました。 地域支援事業の認知症総合支援事業は,認知症地域支援推進員を中心に,認知症やその家族が適切な支援機関や制度を利用できるよう支援体制の構築を図る事業であります。 委員から,認知症地域支援推進員は1人であるが,人員体制が十分かただしたところ,事業の充実を図るため,推進員の増員を目指したいとの答弁でありました。 委員会としては,介護保険事業は,高齢者健康維持に資する重要な事業であり,制度実施が主な業務ではあるが,上意下達とならぬよう,創意工夫をもって積極的に取り組んでほしい。その上で,事業の実施や広報活動にあたっては,目標設定とその評価を行うなど,より意識的に取り組んでもらいたいとの意見が出されました。 討論では,制度改正によって使いづらい制度になっていることは否めず,保険料が引き上げられたことにより,年金生活者や所得の低い方の負担増となっているとの反対討論と,国の制度を基に関係自治体の状況を把握し,事務事業が適正に執行されているとの賛成討論がありました。 採決の結果,賛成多数で本件は認定すべきものと決定いたしました。 次に,認定第5号平成28年度南九州簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 はじめに,本会計は平成29年度から水道事業に統合されたため,平成28年度決算が打ち切り決算となります。 歳入総額は,2億8,423万6,191円で,収入未済額は,使用料の236万9,970円が主なものであります。歳出総額は,2億7,476万5,700円で,給水件数は5,287件,年間有効有収水量は130万3,079立方メートルとなっております。 委員から質疑等のあった主な事業について申し上げます。 公債費は,事業費の財源不足を補うために借り入れた地方債の元金及び利子を償還するものです。 委員から,本決算は打ち切り決算となるが,次年度以降の償還はどうなるかただしたところ,統合先の水道事業会計に引き継がれるとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本件は認定すべきものと決定いたしました。 次に,認定第6号平成28年度南九州農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 歳入総額は8,329万2,670円で,歳出総額は8,055万661円であります。歳出の主なものは,処理施設,マンホールポンプ等の維持管理経費及び公債費であります。 28年度末における本事業の加入件数は,知覧垂水78件,川辺東部379件,知覧瀬世上23件,計480件で,接続人口は1,052人となっております。 委員から,人口減少,施設の経年劣化が見込まれる中,今後の事業の展望についてただしたところ,今後,接続地域を拡張する考えはない。また,国の指導により平成32年度には公営企業法適用事業となるが,地方債の元利償還金や経年劣化などに伴う支出が見込まれ,使用料のみでは事業が成り立たないことから,一般会計からの繰り入れは事業存続には必要であるとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本件は,認定すべきものと決定いたしました。 次に,認定第7号平成28年度南九州公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 歳入総額は,1億4,446万4,771円で,歳出総額は,1億3,621万4,672円であります。28年度末における本事業の加入件数は1,658件で,水洗化人口は3,747人となっております。 歳出の主なものは,知覧中央浄化センターの維持管理費や管渠,マンホールポンプの維持管理費で,7件の公共枡設置工事があり170メートルの管渠拡張が行われました。 委員から,南九州市の生活排水処理対策の方針についてただしたところ,今後において集合処理型の浄化センター等を拡張する予定はなく,個人処理型の合併処理浄化槽の設置を推進していくとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本件は,認定すべきものと決定いたしました。 次に,認定第8号平成28年度南九州水道事業会計決算の認定について申し上げます。 年間有効有収水量は,288万3,462立方メートルで,対前年比5,578立方メートル,0.2%の減となっております。給水件数は,1万3,571件で,対前年比79件,0.58%の減となっております。給水人口は,2万4,709人で,対前年比453人,1.8%の減となっております。 給水区域内普及率は,前年度より0.05ポイント減の99.23%であります。 水道事業収益の給水収益は3億6,534万9,332円で収益の85%を占めております。 資本的支出の建設改良費は,拡張費において送・配水管の拡張布設工事など7件,改良費においては,送・配水管の布設替えなど14件の工事が実施されております。 平成28年度の水道事業の損益計算は,収益4億2,986万4,133円,費用3億9,004万5,015円で,差し引き3,981万9,118円の純利益となっております。 委員から,給水区域外あるいは本管から距離が遠い所に個人から給水の要望があった場合,個人負担が大きくなる。移住定住対策や空き家の活用の観点から,軽減措置を講じる考えはないかただしたところ,給水区域外への給水を含め,今後においても軽減措置を講じる考えはないとの答弁でありました。 委員から,水道料金の今後の見通しについてただしたところ,平成25年策定の水道ビジョンで示した試算とのずれが出てきている。将来的な料金改定も含め,新たなビジョンを策定するとの答弁でありました。 委員会としては,合併して10年,事業者の努力により水質に大きな問題はない。料金の平準化にも取り組み,県平均より安価な水道使用料のもと,安定的に運営されており,評価すべきことである。今後も老朽化した施設の更新を計画的に行うとともに,水質維持に努めていただきたいとの意見が出されました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本件は認定すべきものと決定いたしました。 次に,議案第52号平成28年度南九州水道事業剰余金処分について申し上げます。 本案は,当年度未処分利益剰余金4,059万6,703円について,地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき,その一部を資本金に組み入れ,建設改良積立金に4,000万円を積み立てるものであります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 これで,特別会計決算特別委員会審査報告を終わります。 ○議長(蔵元慎一)  これをもって,特別会計決算特別委員長審査報告を終わります。 これから,認定第2号から議案第52号までの,以上8件の委員長報告に対する質疑を一括して行います。質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり]
    ○議長(蔵元慎一)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから,認定第2号から議案第52号までの以上8件についての討論を一括して行います。まず,本件に反対者の発言を許します。 ◎議員(大倉野由美子)  認定第2号平成28年度南九州国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について。 平成28年度国民健康保険税引き上げは,国保世帯の最高税率以外の世帯全てで値上げとなりました。具体的には,40代,4人家族,農業所得150万,給与収入では240万相当の場合で2万5,100円の増税,65歳以上で,年金収入250万円の場合,1万7,800円,年金収入が180万円の方は6,100円の増税で,市民全体の負担総額は7,852万円,市民の暮らしは年金削減や収入減,医療費が増えるなど,暮らしが厳しい中での増税でした。保険料の滞納世帯の中で,短期保険証交付世帯が105世帯あり,そのうち18歳未満の被保険者の加入世帯が77%を占めております。若い世帯の暮らしの実態が示されています。 しかも,資格証明書交付世帯が6世帯,憲法で保障された誰もが健康で文化的な生活の保障がそうなっていないのが実態です。所得に占める国保税が高いというのは加入者の切実な思いです。国保税の引き下げを求め,反対の討論といたします。 認定第3号平成28年度南九州後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について。 もともと後期高齢者保健制度は,75歳以上の方々を年齢で切り離し,差別医療を持ち込む医療制度です。2年に1度の保険料見直しが行われてきました。医療費の自己負担は1割ですが,現役並みの所得の人は3割負担となりました。高齢者の医療では70歳から74歳の患者1割負担が,平成14年度以降,新規の該当者が順次2割に引き上げられており,18年度には1割負担の人はなくなります。このように,2割負担は大改悪で,高齢者の皆さんにとって,病状悪化,受診控えで,金の切れ目が命の切れ目になっております。制度の廃止を求めて反対といたします。 認定第4号平成28年度南九州介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について。 保険あって介護なしと言われてきた介護保険制度です。3年に1度の見直しがされ,平成28年度は保険料の大幅見直しで,平均保険料4,800円が5,500円に引き上げられました。3年前の改定で利用料が1割から2割負担になり,市民の中には施設退所を余儀なくされたり,家族の支援なしには介護サービスを受けられない状況が広がっています。介護要支援1,2の皆さんから介護のサービスを取り上げる事態が広がりました。介護保険発足から,保険料や利用料の引き上げがされ,サービスも制限される制度では,年をとって安心して自宅や地域で暮らせない状況です。 今後の要望です。介護認定の際の審査の中身,利用者の要望に沿うことが大事です。利用者の申請から,認定確定までの時間について,ほぼ一月を超え,時間がかかっていると施設者からの意見も届いております。 以上,改善が求められることを要求いたしまして,決算に反対の討論といたします。 ○議長(蔵元慎一)  次に,本件に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。ほかに討論はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  これで討論を終わります。 これから,認定第2号平成28年度南九州国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は認定です。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。認定第2号は,委員長の報告のとおり認定されました。 次に,認定第3号平成28年度南九州後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は認定です。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。認定第3号は,委員長の報告のとおり認定されました。 次に,認定第4号平成28年度南九州介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は認定です。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。認定第4号は,委員長の報告のとおり認定されました。 次に,認定第5号平成28年度南九州簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は認定です。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。認定第5号は,委員長の報告のとおり認定されました。 次に,認定第6号平成28年度南九州農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は認定です。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。認定第6号は,委員長の報告のとおり認定されました。 次に,認定第7号平成28年度南九州公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は認定です。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。認定第7号は,委員長の報告のとおり認定されました。 次に,認定第8号平成28年度南九州水道事業会計決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は認定です。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。認定第8号は,委員長の報告のとおり認定されました。 次に,議案第52号平成28年度南九州水道事業剰余金処分についてを採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。議案第52号は,委員長の報告のとおり原案可決されました。 ここでしばらく休憩します。午前10時58分休憩───────────午前11時10分開議 ○議長(蔵元慎一)  再開します。    ──────────────────── △日程第11議案第53号平成29年度南九州一般会計補正予算(第4号) ○議長(蔵元慎一)  日程第11,議案第53号平成29年度南九州一般会計補正予算(第4号)を議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。 ◎市長(塗木弘幸)  それでは,議案第53号平成29年度南九州一般会計補正予算第4号について御説明申し上げます。 今回の補正は,7月に発生した地震及び台風18号により被害を受けた公共施設の復旧経費並びに衆議院議員総選挙に要する経費について補正しようとするものであります。 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,638万1,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ207億5,524万円にしようとするものであります。 補正予算の内容につきまして,歳出から御説明申し上げます。 総務費の選挙費は,10月22日に投開票が行われる衆議院議員総選挙に要する経費を計上いたしました。 災害復旧費の公共土木施設災害復旧費は,7月に発生した地震により被害を受けた市道本別府高田線の復旧に要する本工事費分を追加するものであります。 文教施設災害復旧費では,先の台風18号で被災した頴娃農業者トレーニングセンターの復旧に要する工事費を計上いたしました。 一方,歳入につきましては,公共土木施設災害復旧費国庫負担金,衆議院議員選挙費の県委託金のほか,市債の災害復旧事業債を特定財源として計上し,不足する財源につきましては普通交付税を計上するものであります。 第2条の地方債の補正につきましては,市道本別府高田線の復旧工事費の追加に伴い,災害復旧事業債を増額するものであります。 以上で,議案第53号の提案理由の説明を終わります。御審議のほど,よろしくお願い申し上げます。 ○議長(蔵元慎一)  これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆議員(菊永忠行)  ただいま,市長のほうから提案理由の説明がありました。 一般会計補正予算(第4号)災害復旧事業費について,お伺いいたします。 災害復旧事業費についてですけれども,頴娃農業者トレーニングセンター,体育館の屋根防水工事の破損についての予算計上というようなことであります。1,760万,これがほとんど一般財源というようなことでありますけれども,台風18号による被害というようなことであれば,それぞれ自治体のほうが加入している保険対応というようなことについてはどのようになっているのか。 また,屋根防水工事の工事事業の額としては1,760万というような,高額な予算になっていると私は思いますけれども,この工事内容等についてもお伺いしたいというふうに思っております。 それと,この防水工事,屋根の防水工事ですけれども,この防水工事にシートを覆う工事したのはいつなのか,わかっていたら答弁を願います。 以上です。 ◎財政課長(石田俊彦)  まず,財源のことについてお答えをいたします。 市として,建物共済につきましては,全国市有物件災害共済会というところに加入をしております。この共済会から台風災害を受けたということで連絡をいたしましたところ,来月に現地調査に来るという連絡を受けております。 本日,この補正予算案を議決いただきました後には,入札を行いまして工事という段取りになるわけですが,順調にまいりますと1月中の完成を見込んでいるところであります。この保険請求に当たりましては,工事が完了した後,支払いが全て終わってからの請求となるところでございます。その後,その経費についてどの部分が認定されるかというのは,今の時点では不確定でありますので,今回のこの予算計上では見送ったところであります。 また,災害という位置づけでありますので,市債,地方債の単独災害復旧事業というのも考えられるところでありますが,当然,市としては申請はいたしますけれども,県及び財務事務所の審査があります。この適債性があるか,災害による被害と認定されるかどうかというのは,その審査の結果ということになってまいりますので,現時点では,この地方債についても不確定な要素があるということから,先ほど説明しました保険金,それから地方債につきましては,今回は見送りまして,一般財源での計上とさせていただいたところであります。後で保険の額が確定し,また地方債についても起債額が確定すれば,補正ということも考えられるわけですが,工事が1月ということですので,補正には間に合わないというふうに思っております。収入は確定して,収入されれば当然,収入いたしますが,そういう状況でございます。 ◎建築住宅課長(楠元章一)  それでは,菊永議員から質問のありました2点について,お答えを申し上げます。 まず最初に,シート防水工事についていつしたのかということでございますが,本建物は昭和53年に建設されております。当時は,屋根はアスファルトシングルぶきとういうことになっておりましたが,平成5年ごろ,台風災害等かと思いますけれども,屋根が破損をいたしました。そのときに,1回目のシート防水工法で行っております。その後,平成17年の台風によりまして,再度破損をいたしておりまして,翌年度平成18年に再び同じシート防水工法で工事を行ったところでございます。 今回の工事につきましては,過去に2回,シート防水工法でやって,台風で被害を受けているということで,今回はガリバリウム鋼板といいまして,金属の鋼板でふくという工法で今回,施工しようかというふうに考えているところでございます。その関係でシート防水工法よりも高めになったというところでございます。 以上です。 ○議長(蔵元慎一)  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。まず,本件に反対者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  反対討論なしと認めます。次に,本件に賛成者の発言を許します。  [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから,議案第53号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  [賛成者起立] ○議長(蔵元慎一)  起立多数であります。議案第53号は,原案のとおり可決されました。    ──────────────────── △日程第12常任委員会の閉会中の継続審査の件 ○議長(蔵元慎一)  日程第12,常任委員会の閉会中の継続審査の件を議題とします。 文教厚生常任委員長から,目下,委員会において審査中の事件について,会議規則第111条の規定によって,お手元に配付しました申出書のとおり,閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りします。委員長からの申し出のとおり,閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  異議なしと認めます。したがって,文教厚生常任委員長から申し出のとおり,閉会中の継続審査とすることに決定しました。    ──────────────────── △日程第13議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査及び各常任委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(蔵元慎一)  日程第13,議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査及び各常任委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。 議会運営委員長から,所掌事務のうち,お手元に配付しました議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について,並びに各常任委員長から所管事務のうちお手元に配付しました調査中の事件について,会議規則第111条の規定により,閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りします。各委員長から申し出のとおり,閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(蔵元慎一)  異議なしと認めます。各委員長から申し出のとおり,閉会中の継続調査とすることに決定しました。    ──────────────────── △閉会 ○議長(蔵元慎一)  これで,本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 平成29年第4回南九州市議会定例会を閉会します。午前11時22分閉会 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 南九州市議会議長 南九州市議会議員 南九州市議会議員...