5.
地方自治法第121条の規定による
出席者は次のとおりである。
市 長 中 重 真 一 君 副 市 長 山 口 剛 君
副 市 長 内 達 朗 君 総 務 部 長 新 町 貴 君
市政推進特任部長 德 田 忍 君 企 画 部 長 有 馬 博 明 君
兼
秘書広報課長
市民環境部長 橋 口 洋 平 君
保健福祉部長 茶 圓 一 智 君
農林水産部長 田 島 博 文 君
商工観光部長 武 田 繁 博 君
建 設 部 長 猿 渡 千 弘 君
上下水道部長 柿 木 安 長 君
総務部参事兼 本 村 成 明 君
総務部参事兼 小 倉 正 実 君
総務課長 財政課長
企画部参事兼 永 山 正一郎 君
企画政策課長
教 育 長 瀬戸上 護 君 教 育 部 長 中 馬 吉 和 君
6.会議のてん末は次のとおりである。
「開
会 午前10時00分」
○議長(下深
迫孝二君)
ただいまから
令和元年6月
霧島市議会定例会を開会します。直ちに本日の会議を開きます。
△ 諸般の報告
○議長(下深
迫孝二君)
議事に入ります前に諸般の報告をします。お手元に「
議長等が出席した主な行事について」「
地方自治法第180条第1項の規定に基づく
市長専決処分6件」「辺野古新
基地建設の
即時中止と,
普天間基地の沖縄県外・
国外移転について,
国民的議論により・
民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする
意見書の採択を求める
陳情書2件」「
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
決議案採択のお願い」「
日本政府に対して,国連の『
沖縄県民は
先住民族』勧告の撤回を求める
意見書の採択を求める
陳情書」「平成30
年度霧島市
公営企業会計予算の繰越しに関する報告について」を配付しておりますので,後ほど御覧ください。以上で,諸般の報告を終わります。それでは,お手元に配付しました
議事日程に基づき会議を進めてまいります。これより議事に入ります。
△ 日程第1
会議録署名議員の指名について
○議長(下深
迫孝二君)
日程第1,
会議録署名議員の指名についてを議題とします。18番,
池田綱雄議員,19番,
厚地覺議員,以上の2名を指名します。
△ 日程第2 会期の決定について
○議長(下深
迫孝二君)
次に,日程第2,会期の決定についてを議題とします。お諮りします。今定例
会の会期は,本日から
令和元年7月5日までの29日間としたいと思いますが,これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と言う声あり]
御異議なしと認めます。したがって,会期は本日から
令和元年7月5日までの29日間と決定しました。
△ 日程第3 報告第1号
専決処分した事件の報告について(霧島市
税条例の一部
を改正する条例の
専決処分について)から
日程第29 議案第52号 令和元
年度霧島市
下水道事業会計補正予算(第1号)に
ついてまで
一括上程
○議長(下深
迫孝二君)
次に,日程第3,報告第1号,
専決処分した事件の報告について(霧島市
税条例の一部を改正する条例の
専決処分について)から日程第29,議案第52号,令和元
年度霧島市
下水道事業会計補正予算(第1号)についてまで,以上27件を一括し議題とします。
提案者の説明を求めます。
○市長(
中重真一君)
はじめに,4月に
本市職員が逮捕された不祥事につきまして,市民の皆様に多大な御心配,御迷惑をお掛けしましたことを,衷心より深くお詫び申し上げます。本市と致しましては,二度とこのようなことが起こることのないよう,
職員全員で
服務規律の確保と
綱紀粛正の徹底を図り,市民の皆様の
信頼回復に取り組んでまいります。次に,5月10日に日向灘を震源とする地震が発生し,地震の規模はマグニチュード6.3,最大で震度5弱を記録しました。本市におきましても震度4を記録し,1名の方が過呼吸により緊急搬送されましたが,幸い生命に別状はありませんでした。また,
国分川原地区では市道への落石があり,一時通行止めとなりましたが,
人的被害等はなく,翌日には復旧しましたことを御報告申し上げます。それでは,
令和元年6月
市議会定例会の開会に当たり,
現時点における
市政運営の
状況報告を申し述べますとともに,今回,提案しております
議案等につきまして,その概要を御説明申し上げ,
議員各位を始め市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。まず,
市政運営の状況につきまして,第二次霧島市
総合計画の
施策体系に沿って御説明申し上げます。「産業の活力があふれ,交流と賑わいが生まれる
まちづくり」における,商工業の振興につきましては,
産業競争力強化法に基づく
創業支援等事業計画について,市町村以外の者が実施する
創業機運醸成事業として
商売体験型創業スクールを新たに追加し,国に対して4月26日付けで
変更計画の認定に関する申請を行ったところです。今後も引き続き,同計画に基づき,
霧島商工会議所,霧島市商工
会等と連携を図りながら,創業しやすい環境の整備など,
創業希望者の支援に努めてまいります。
ふるさと納税につきましては,昨年開催された第72回
全国茶品評会において産地賞を獲得した
霧島茶を始め,
畜産物,
伝統工芸品などを新たに
返礼品に追加するなど,市内の
生産者や
事業者の皆様と連携を図りながら,合計318品目に及ぶ
返礼品の充実に努めてまいりました。また,インターネットでの広報のほか,首都圏を中心とした新聞・
雑誌広告による
PR戦略などを展開した結果,平成30年度におきましては,対前年度比で約7,600万円の増額となる約5億9,900万円もの御寄附を頂きました。この場をお借りしまして,本市を応援していただいた全国の皆様,お一人お一人に,心から感謝申し上げます。今後も引き続き,
生産者等と力を合わせながら
地場産業の振興や地域の
活性化に取り組んでまいります。
企業誘致と雇用の促進につきましては,福岡市に本社を置き,
物流業務の運営・管理を行う
株式会社シーエル及びその
関連会社である
株式会社九州協栄と,
物流センターの新設に関する
立地協定を5月20日に締結しました。本協定により,
本市発足後の
立地協定の
締結件数は60件となりました。また,同月11日には,本市で初めての取組として,
人材不足の
事業所等と若者や
子育て世代等の
求職者とのマッチングを図るため,
ハローワーク国分との共催による
企業合同説明会を,
国分シビックセンターにおいて開催しました。当日は85人が来場され,参加した17
事業所の
担当者との
面談等が行われました。今後も引き続き,
関係機関と連携を図りながら,県内外において積極的な
企業誘致活動を展開するとともに,雇用の安定的な確保に向けて取り組んでまいります。
畜産業の振興につきましては,4月18日に開催された第27回
姶良春季畜産共進会において,個人の部では,若雌1区で,
福山地区の柴山博さんが,若雌2区で,同じく
福山地区の
藤山粋さんがそれぞれ
最優秀賞一席を獲得され,団体の部では,
溝辺地区が優勝,
福山地区が準優勝となりました。さらに,
藤山粋さんが3季連続で
グランドチャンピオンに選出されるなど,本市の
畜産農家の高い
飼養管理技術が実証された共進
会であったと考えています。また,第12回
全国和牛能力共進会に向けた
出品牛対策として,
全国和牛登録協会鹿児島県支部で数々の要職を歴任されたほか,鹿児島県の
出品牛対策にも長年携わってこられた実績を有する方を,4月から
専門指導員として配置したところであり,全共へ向けた
出品牛対策の推進はもとより,本市の
肉用牛の改良・増殖などによる
市場価格の安定や
畜産農家の
所得向上にも繋がるものと期待しているところです。今後も引き続き,
関係機関の皆様のお力もお借りしながら,
畜産振興に取り組んでまいります。
水産業の振興につきましては,霧島市
水産まつりが6月2日に
日当山温泉公園において開催され,市内外から多くの方々が来場されました。また,
錦江漁協で養殖に取り組んでいる
霧島あさりについては,5月5日から毎週日曜日に定例の販売
会が開催され,毎回多くの
購入者で賑わっています。今後も引き続き,本市の
水産資源の積極的なPRに努め,地産地消や消費の拡大を図ってまいります。
観光業の振興につきましては,4月14日に高千穂河原において,多くの
関係者の出席のもと,
霧島連山夏山開きの式典を開催し,
登山者の安全を祈願しました。同月5日と18日には,新燃岳とえびの高原・硫黄山の
噴火警戒レベルがそれぞれ
レベル1に引き下げられ,
警戒範囲の縮小に伴い,通行可能な登山道も増えており,ゴールデンウィークを中心に多くの登山客が訪れ,以前の賑わいが戻りつつあります。今後も引き続き,
霧島山に関する正確な情報の発信に努めるとともに,市内の観光やイベントなどの情報を国内外に積極的に発信してまいります。「みどりあふれる快適で暮らし続けたい
まちづくり」における,
循環型社会の形成につきましては,霧島市
ごみ減量化・
資源化基本方針に基づく霧島市
ごみ減量化・
資源化基本方針の
具体的取組を策定し,3月に市のホームページで公表しました。今後も引き続き,4Rの実践や
食品ロス対策として30・10運動の実践など,市民の皆様や
事業者の協力のもと,更なるごみの
減量化・
資源化を進めてまいります。また,ごみの処理につきましては,将来にわたり安定的で効率的な体制を確保するため,稼動以来16年が経過し,
老朽化が進む
敷根清掃センター建て替えのための調査・
設計等に着手したところであり,令和7年度の
本格稼動を目指し,引き続き,計画的に整備を進めてまいります。
地域情報化の推進につきましては,霧島市
光ブロードバンド整備計画に基づき,
民設民営方式による
光ファイバ網の整備を進めるため,3月に第1期
事業計画の
実施事業者を選定しました。また,今年度創設された
光ファイバ整備に関する国の
補助事業において,
民設方式についても
補助対象に位置付けられたことから,
事業者と連携し,国に対して
事業採択に係る申請を行ったところであり,今後,
当該補助事業を活用しながら計画的に整備を進めてまいります。
防災対策につきましては,梅雨・豪雨期を前にした対策として,5月16日に
特別警報級の
大雨災害を想定した
災害対策本部訓練を実施したほか,同月23日には
横川運動場周辺において,41の機関・団体,約500人の参加による
市総合防災訓練を実施しました。さらに,同月31日には,
地域防災計画の見直しなどを議題とした
市防災会議を開催したところであり,これらの
防災訓練や
地域防災計画の見直しなどを通して
防災関係者や地域の皆様との連携を強化し,災害の
未然防止と被害の
最小化に向けた取組を積極的に進めているところです。また,
霧島山の
噴火警戒レベルにつきましては,
現時点では
霧島山全ての
活動火山において
レベル1以下となっていますが,引き続き,
火山活動の
活発化に備え,万全を期してまいります。救急・
救助体制の充実につきましては,
外国人からの119番通報や
外国人が関わる
救急現場での活動に際し,迅速かつ的確に対応するため,民間の
電話同時通訳サービスによる
多言語通訳システムを新たに導入し,5月1日から運用を開始しました。「誰もが支えあいながら生き生きと暮らせる
まちづくり」における,
医療体制の充実につきましては,
霧島市立医師会医療センターの新たな
施設整備に向けて,3月に
施設整備基本計画を策定しました。また,
霧島市議会の
霧島市立医師会医療センター施設整備基本計画調査特別委員会におきましても,様々な観点から調査がなされ,貴重な御提言を頂いたところです。今後,頂いた御提言の
内容等も踏まえながら
基本設計等を作成し,計画的に整備を進めてまいります。
子育て環境の充実につきましては,5月10日の参議院本会議において,本年10月から
幼児教育・保育の
無償化を実施するための
改正子ども・
子育て支援法が可決,成立したことを受け,本市におきましても,子育てを行う家庭の
経済的負担軽減を図るため,
幼児教育・保育の
無償化の取組を進めてまいります。「社会を生き抜く力と生涯を通じて学びあう力を育む
まちづくり」における,教育環境の整備につきましては,日当山中学校校舎の大規模改造工事及び向花小学校の屋内運動場大規模改造工事の実施に向け,発注業務を進めているところです。また,熱中症対策として現在進めております全小中学校等への空調設備整備につきましては,工事を分割して発注するなど,効率的に事業を進めているところであり,今月中には1回目の契約を行う予定としています。キャリア教育・進路指導の推進につきましては,霧島しごと維新事業の一環として,地元企業の魅力に触れ,地元で働くことの意義や仕事内容の理解を深めることを目的とした君の夢を叶える高校・企業フェアを,
国分シビックセンターにおいて5月11日に実施しました。当日は,中学生・高校生やその保護者など218人が参加し,地元の高校や企業についての理解を深める良い機会になったものと考えているところです。国分中央高等学校に関するうれしい話題としまして,3月に東京都で開催された第41回全国高等学校柔道選手権大会の女子48㎏級において,同校スポーツ健康科の中馬梨歩さんが準優勝しました。本人の頑張りはもちろんのこと,教職員の熱心な指導や生徒・保護者が一つになった応援が実を結んだ今回の成果が,九州南部での開催となる今年の全国高等学校総合体育大会,さらには,来年の第75回国民体育大会燃ゆる感動かごしま国体や東京オリンピックに向けた大きな弾みとなることを期待しています。また,同校園芸工学科においては,小畑農場で栽培するサツマイモの生産工程管理が,食品安全等に関するアジア共通の国際規格であるASIAGAPとして認証されました。今回の認証は,鹿児島県内の高校では初めて,九州でも2校目となる快挙で,生徒や教職員による取組が高く評価された結果であり,今後の同校の更なる
活性化につながるものと期待しています。燃ゆる感動かごしま国体につきましては,開催まで,あと484日となりました。本市としましても,4月の組織改正において,従来の国体推進グループを総務・企画グループ及び競技・式典グループに再編し,大会開催に向けた推進体制の強化・充実を図ったところです。来月以降,全国高等学校総合体育大会のフェンシング競技や国体開催競技のリハーサル大会が順次本市で開催され,選手や役員を始め多くの
関係者が全国から訪れ,本市をPRする絶好の機会となることから,皆様に満足していただける大会となるよう,全力で準備に取り組んでまいります。東京2020オリンピック・パラリンピックにつきましては,6月1日に,大会組織
委員会からオリンピック聖火リレーの概要が発表されました。鹿児島ルートは,4月28日,29日の日程で,本市も実施自治体の一つに選定され,28日に聖火リレーが実施されます。今後は,
関係機関と協力しながら,市民の皆様とともに開催機運を盛り上げてまいります。また,4月に福岡市で開催された全日本選抜柔道体重別選手権大会の女子78㎏級において,本市出身で自衛隊体育学校所属の濱田尚里さんが優勝し,8月に東京都で開催される世界選手権へ出場することとなりました。本市としましては,同大会における濱田選手の活躍を市民の皆様と共に応援できるよう,パブリックビューイングの実施に向けて,霧島市スポーツ協会などと協議してまいります。「市民とつくる協働と連携の
まちづくり」における,市民参加による
まちづくりの推進につきましては,4月に地区自治公民館長・自治会長
会を開催し,行政協力員活動等に関する基本的事項及び支援制度等について,御説明申し上げたところです。今後も引き続き,共生・協働の
まちづくりを進める上で,最も大切なパートナーである地区自治公民館長,自治会長の皆様と常に連携を図りながら,地域の
活性化に取り組んでまいります。国内交流の推進につきましては,薩摩義士の偉業を顕彰するため,4月24日から3日間の日程で,市民10名による訪問団が,姉妹都市盟約を締結しております岐阜県海津市を訪問しました。25日には同市の治水神社において薩摩義士春季顕彰が開催され,私も霧島市民を代表して参加しました。また,海津市の中学生・高校生16名からなる青少年訪問団が5月23日から3日間の日程で,公募による10名の市民訪問団が24日から2日間の日程でそれぞれ本市を訪れ,交流を深めたほか,25日には鹿児島市の平田公園において開催された薩摩義士頌徳慰霊祭に参加し,両市の交流のきっかけとなった薩摩義士の遺徳をしのびました。「信頼される行政経営による
まちづくり」における,市民の視点に立った行政サービスの提供につきましては,新元号の初日である5月1日が大安と重なり,多くの婚姻届が提出されることが予想されたことから,
国分シビックセンター行政庁舎本館において,午前0時から婚姻届の臨時受付窓口を開設し,55件の届書を受け付けました。また,記念撮影スペースの設置のほか,新元号の日付が入ったオリジナルの預かり書をお渡しするなど,対応にも工夫を凝らしたところであり,来庁された皆様から御好評を頂きました。広報誌やホームページ等を通じた情報発信につきましては,4月に審査が行われた全国広報コンクールにおいて,広報きりしまが広報紙・市の部で入選したほか,キリシマイスターのPR動画が映像の部で入選し,併せて読売新聞社賞を受賞しました。本市としましては,今回で13年連続のコンクール入賞となり,日本広報協会によりますと,同コンクールでの連続入賞回数としては,本市が日本一であるとのことです。このような実績を積み重ねることができましたのも,これまで取材等に応じていただいた市民の皆様を始め,多くの方々の御協力のおかけであると深く感謝申し上げます。今後も引き続き,地域に密着した,市民が主役の「読みやすい」「親しみやすい」広報誌づくりや情報発信に努めてまいります。次に,本日提案しております
補正予算,条例等に係る議案につきまして,その概要を御説明申し上げます。まず,報告第5号,
専決処分した令和元
年度霧島市
一般会計補正予算(第1号)及び報告第6号,
専決処分した令和元
年度霧島市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。報告第5号,令和元
年度霧島市
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分については,
介護保険法施行令等の改正に伴い,
介護保険条例を改正し,
介護保険料のうち第1号被保険者保険料を減額することから,歳出ではその減額分を霧島市
介護保険特別会計に繰り出す経費を,歳入では低所得者保険料軽減強化に係る国県負担金を特定財源とし,平成30年度からの決算剰余見込み額の一部を一般財源として計上し,歳入歳出それぞれ8,518万9,000円を追加計上することにより,補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ577億8,518万9,000円としたものです。報告第6号,令和元
年度霧島市
介護保険特別会計補正予算(第1号)の
専決処分については,報告第5号の説明のとおり,
介護保険料を減額することに伴い,歳入のうち
介護保険料を8,518万9,000円減額し,繰入金を8,518万9,000円増額する財源組替えを行うもので,歳入歳出予算の総額に変更はありません。いずれの
補正予算につきましても,
地方自治法第179条第1項の規定により,本年5月7日付けで
専決処分しましたので,同条第3項の規定に基づき報告し,承認を求めるものです。引き続き,議案第50号,令和元
年度霧島市
一般会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。今回の
補正予算は,国・県などから
事業採択等の通知があった各種事業に係る
子育て環境の整備や農業の産地育成に関連する経費のほか,
幼児教育・保育の
無償化を始めとする子ども・子育て支援新制度やプレミアム付商品券事業に要する経費等を主なものとしています。歳入としましては,それぞれの事業に対する国県支出金や諸収入等を特定財源とし,地方特例交付金及び平成30年度からの決算剰余見込み額の一部を一般財源としています。歳出の主なものとしまして,総務費では,地区自治公民館の整備の助成に要する経費を,民生費では,
幼児教育・保育の
無償化を始めとする子ども・子育て支援新制度や国の追加的風しん対策,保育所等及び小規模多機能型居宅介護施設の整備の助成に要する経費を,農林
水産業費では,農
畜産物の生産・流通体制の構築,収益性の向上等を図ることを目的とした農業者等の支援に要する経費を,商工費では,プレミアム付商品券事業や霧島高原国民休養地のトイレ整備に要する経費を,土木費では,城山公園の改修に要する経費を,教育費では,燃ゆる感動かごしま国体の馬術競技の会場設営等に要する経費を,それぞれ計上しています。その結果,歳入歳出それぞれ29億253万9,000円を追加計上し,補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ606億8,772万8,000円としようとするほか,第2表で繰越明許費の設定を,第3表で債務負担行為の補正を行おうとするものです。次に,議案第51号,令和元
年度霧島市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。この
補正予算は,介護報酬改定等に伴うシステム改修に必要な経費を計上しようとするものです。その結果,歳入歳出それぞれ310万円を追加計上し,補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ113億7,621万3,000円とするものです。次に,議案第52号,令和元
年度霧島市
下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。この
補正予算は,令和2年度までに現在の公共下水道事業基本計画を変更する必要が生じたため,債務負担行為について補正をしようとするものです。そのほか,本日提案しております条例等に係る議案22件につきまして,その概要を御説明申し上げます。まず,報告第1号,霧島市
税条例の一部を改正する条例の
専決処分について及び報告第2号,霧島市
都市計画税条例の一部を改正する条例の
専決処分については,地方税の税源の偏在性の是正に資するための
特別法人事業税の創設に合わせた法人事業税の税率の引下げ等を内容とする地方税法等の一部を改正する法律が本年3月29日に公布されたことに伴い,所要の改正を行うため,本年3月31日付けで
専決処分したものです。報告第3号,霧島市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の
専決処分については,
国民健康保険税の課税限度額の引上げや,
国民健康保険税の軽減措置に係る所得判定基準の改正を内容とする国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が本年4月1日に施行されることに伴い,所要の改正を行うため,本年3月31日付けで
専決処分したものです。報告第4号,霧島市
介護保険条例の一部を改正する条例の
専決処分については,本年10月の消費税率の引上げを受け,低所得者の
介護保険料の負担軽減を目的とした
介護保険法施行令及び
介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令が本年4月1日から施行されたことに伴い,所要の改正を行うため,本年5月7日付けで
専決処分したものです。報告第7号,
霧島市長等の
給与等に関する条例の一部を改正する条例の
専決処分については,
本市職員が窃盗事件を起こしたことについて,
市政運営の総括責任者である市長の道義的責任を取るため,市長の給料月額を本年6月1日から30日までの間,当該額の100分の10の割合を減じることに伴い,所要の改正を行うため,本年5月17日付けで
専決処分したものです。議案第33号,霧島市非常勤の職員の報酬及び
費用弁償に関する条例の一部改正については,本年5月15日に,国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律が改正され,選挙長等に係る
費用弁償額が改定されたことを踏まえ,所要の改正をしようとするものです。議案第34号,霧島市
税条例等の一部改正については,地方税の税源の偏在性の是正に資するための
特別法人事業税の創設に合わせた法人事業税の税率の引下げ等を内容とする地方税法等の一部を改正する法律が本年3月29日に公布されたことに伴い,所要の改正をしようとするものです。議案第35号,霧島市
行政財産の
使用料徴収条例の一部改正について,議案第38号,霧島市
温泉使用条例の一部改正について,議案第39号,霧島市
道路占用料徴収条例の一部改正について及び議案第40号,霧島市
河川占用料徴収条例の一部改正については,社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律及び社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律により,消費税率及び地方消費税率が本年10月から引き上げられることに伴い,所要の改正をしようとするものです。議案第36号,霧島市
手数料条例の一部改正については,地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正により,貯蔵所の設置許可申請に対する審査等に係る手数料の額の標準が改定されたこと及び建築基準法の改正により,建築物の用途変更に係る認定及び許可制度が創設されたことに伴い,当該認定及び許可に係る申請手数料について規定するため,所要の改正をしようとするものです。議案第37号,霧島市
災害弔慰金の
支給等に関する条例の一部改正については,本年4月1日に,
災害弔慰金の
支給等に関する法律及び同法施行令が改正されたことに伴い,政策判断に基づき災害援護資金の貸付利率を引き下げることを可能とするなど,所要の改正をしようとするものです。議案第41号,霧島市
火災予防条例の一部改正については,本年2月に,住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正されたことを踏まえ,特定小規模施設用自動火災報知設備の設置により住宅用防災警報器の設置免除が可能であることなどについて規定するため,所要の改正をしようとするものです。議案第42号,霧島市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については,本年4月に
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準が改正され,放課後児童支援員認定資格研修の実施要件が改められたことに伴い,所要の改正をしようとするものです。議案第43号,霧島市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については,本年4月に
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が改正されたことを踏まえ,家庭的保育
事業者等による連携施設の確保に係る特例等を定め及び連携施設に関する経過措置期間を延長するため,所要の改正をしようとするものです。議案第44号,霧島市
森林環境譲与税基金条例の制定については,本市における森林整備及びその促進を図ることを目的に,国から交付される森林環境譲与税を財源とする基金を創設するため,条例を制定しようとするものです。議案第45号,霧島市立幼稚園保育料徴収条例の廃止については,本年5月17日に,子ども・
子育て支援法の一部を改正する法律が公布され,本年10月から
幼児教育・保育が
無償化されることに伴い,条例を廃止しようとするものです。議案第46号,霧島市
老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の廃止については,牧園総合支所新庁舎の建設に伴い,本施設を撤去するため,条例を廃止しようとするものです。次に,条例以外の議案について御説明申し上げます。議案第47号は,霧島市隼人方面隊富隈分団真孝部及び霧島方面隊中央分団に配備している消防ポンプ自動車を更新するため,3,672万円で鹿児島森田ポンプ株式会社から取得しようとするものです。議案第48号は,霧島市国分方面隊第2分団向花部,国分方面隊第7分団木原部及び隼人方面隊嘉例川分団表木山部に配備している消防小型動力ポンプ付普通積載車を更新するため,2,079万円で株式会社鹿児島消防防災から取得しようとするものです。議案第49号は,霧島市消防局福山分遣所に配備している高規格救急自動車を更新するため,2,964万6,000円で鹿児島トヨタ自動車株式会社隼人店から取得しようとするものです。以上,提案しております
議案等につきまして,一括してその概要を御説明申し上げました。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げまして,提案理由の説明とします。
○議長(下深
迫孝二君)
ただいま
提案者の説明が終わりました。この27件の
議案等に対する質疑は,次の本会議で行います。以上で,本日の日程は全て終了しました。次の本会議は6月18日であります。本日はこれで散会します。
「散
会 午前 10時38分」...