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平成29年第3回定例会(第6日目 9月15日)

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  1. 霧島市議会 2017-09-15
    平成29年第3回定例会(第6日目 9月15日)


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    平成29年第3回定例会(第6日目 9月15日)             平成29年第3回霧島市議会定例会会議録   1.議事日程は次のとおりである。                       平成29年9月15日(第6日目)午前10時開議 ┌──┬──┬───────────────────────────┬──────┐ │日程│事件│    件                 名    │ 備  考 │ │番号│番号│                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │1 │議案│平成28年度霧島一般会計歳入歳出決算認定について   │      │ │  │64 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │2 │議案│平成28年度霧島国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定│      │ │  │65 │ついて                        │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │3 │議案│平成28年度霧島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定│      │ │  │66 │について                       │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │4 │議案│平成28年度霧島介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい│      │ │  │67 │て                          │      │
    ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │5 │議案│平成28年度霧島交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算認│      │ │  │68 │定について                      │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │6 │議案│平成28年度霧島下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ│      │ │  │69 │いて                         │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │7 │議案│平成28年度霧島温泉供給特別会計歳入歳出決算認定につい│      │ │  │70 │て                          │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │8 │議案│平成28年度霧島水道事業会計決算認定について     │      │ │  │71 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │9 │議案│平成28年度霧島水道事業会計剰余金処分について   │      │ │  │72 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │10 │議案│平成28年度霧島工業用水道事業会計決算認定について  │      │ │  │73 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │11 │議案│平成28年度霧島工業用水道事業会計剰余金処分について│      │ │  │74 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │12 │議案│平成28年度霧島病院事業会計決算認定について     │      │ │  │75 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │13 │議案│平成28年度霧島病院事業会計剰余金処分について   │      │ │  │76 │                           │      │ └──┴──┴───────────────────────────┴──────┘ 2.本日の出席議員は次のとおりである。     1番  コ 田 修 和 君      2番  平 原 志 保 君     3番  阿 多 己 清 君      4番  木野田   誠 君     5番  中 馬 幹 雄 君      6番  中 村 満 雄 君     7番  宮 本 明 彦 君      8番  前 島 広 紀 君     9番  有 村 隆 志 君     11番  中 村 正 人 君    12番  松 元   深 君     13番  池 田 綱 雄 君    14番  厚 地   覺 君     15番  新 橋   実 君    16番  常 盤 信 一 君     17番  植 山 利 博 君    18番  塩井川 幸 生 君     19番  岡 村 一二三 君    20番  池 田   守 君     21番  下深迫 孝 二 君    22番  今 吉 歳 晴 君     23番  蔵 原   勇 君    24番  前川原 正 人 君     26番  宮 内   博 君 3.本日の欠席議員は次のとおりである。    な し 4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。  議会事務局長    新 町   貴 君   議事調査課長     冨 永 博 幸 君  議事グループ長   コ 留 要 一 君   書    記     原 田 美 朗 君  書    記    郡 山   愛 君 5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。  市     長   前 田 終 止 君   副  市  長    平 野 貴 志 君  副  市  長   中 村   孝 君   総 務 部 長    塩 川   剛 君  企 画 部 長   満 留   寛 君   市民環境部長     久 保 隆 義 君  保健福祉部長    越 口 哲 也 君   農林水産部長     川 東 千 尋 君  商工観光部長    池 田 洋 一 君   建 設 部 長    島 内 拓 郎 君  溝辺総合支所長兼  川 ア 秀一郎 君   総務部参事財政課長 山 口 昌 樹 君  地域振興課長  総 務 課 長   橋 口 洋 平 君   企画政策課長     永 山 正一郎 君  教 育 部 長   花 堂   誠 君  監査委員事務局長  徳 田   忍 君 6.会議のてん末は次のとおりである。             「開 議  午前10時00分」 ○議長池田 守君)  これより本日の会議を開きます。議事に入ります前に,市長から発言申し出がありましたので,これを許可します。 ○市長前田終止君)  議長発言の許可を頂きましたので,先に開催をされました第11回全国和牛能力共進会及び第71回全国お茶品評会の結果について,報告をさせていただきます。はじめに,第11回全国和牛能力共進会つきましては,9月7日から11日までの5日間にわたり,宮城県仙台市において開催をされ,全国39道府県から過去最多となる513頭の和牛出品をされました。結果につきましては,既にマスコミ報道等で御承知のことと存じますが,非常に厳しい争いの中,第9回大会以降,2大会続いていた宮崎県の総合優勝を阻止し,鹿児島県が見事に日本一の座を奪還を致しました。さらに本市から種牛部門の第2区に出品をされました園田義昭さんが優等賞3席,肉牛部門の第8区に出品をされました姶良中央肥育センター優等賞2席に輝くなど,総合優勝に大きく貢献をされ,畜産王国鹿児島の名を,再び全国に轟かせるとともに和牛産地として,全国霧島市をアピールできたのではないかと考えているところでございます。このようなすばらしい結果につきましては,JAあいらや第11回全共鹿児島推進協議会と一体となり,早い段階から候補牛巡回指導を繰り返し,生産者と一体となって全国で通用する和牛づくりを進めてまいりました成果が表れたものと考えており,次回大会へ向け,更に良い成績を収められるよう,関係機関とともに支援を行ってまいる所存でございます。また,今回の大会につきましては,私も次期開催市の市長として現地に赴き,メイン会場だけでなく牛舎やイベント会場も含め,様々な視点で各施設等の視察をさせていただいたほか,畜産農家方々イベント出店者方々,さらにはタクシーの運転手さんやホテル関係者などからもお話を伺い,大会運営に関する課題や問題点などにつきまして,私なりに整理をさせていただいたところでございます。次回の本市の大会開催まで,いよいよ5年となりましたが,出品牛対策等を考慮いたしますと,あと5年しかないというのが私の実感でございます。今後におきましては,第12回大会に向けまして関係機関と連携を図りながら,今回より更に良い成績を残すための出品牛対策やより大きな経済効果が得られるよう,万全の対策を講じるとともに,訪れていただいた方々が,また霧島に来たいと思っていただけるよう最大限の努力を行ってまいる所存でございます。続きまして,9月5日から8日までの4日間にわたり,長崎県大村市で開催をされました第71回全国お茶品評会の結果について御報告いたします。今大会には,全国19道府県お茶産地から7茶種8部門に計841点の出品があり,厳正なる審査の結果,煎茶10sの部において,本市の茶農家が2位,3位と上位を独占され,見事に3年ぶりの産地賞の受賞が決定し,11月に開催される第71回全国お茶まつり長崎大会において表彰されることとなりました。今回の結果につきましては,生産者の皆様が,日頃から生産技術の向上を目指し努力をされ,産地間において高いレベルで競い合った成果が,総合力という形で表れたものと考えているところでございます。今後におきましては,海外輸出に向けて生産を拡大し,県内外で注目されている霧島茶日本国内だけでなく,世界からも注目される霧島茶となるためのブランド戦略を含め,生産技術生産力向上のための支援を,引き続き行ってまいりたいと考えているところでございます。以上,このお茶と、そして私どもが次期開催地となる和牛オリンピックでの日本一という,この成果は,これから予定をされております来年の明治維新150年,そしてまた大河ドラマ西郷どん放映効果,そして2020年にはそれこそ国体の開催地として九つの競技種目を受ける我々のこのふるさと霧島市,そこにおいてまた将来を見据えて,県内外全国からお越しになる方々にしっかりとアピールをする大きな機会になっていくものと存じているところでございます。お互いに知恵を出し合いながら,生産農家方々に更に力を付けていただき,消費も拡大できるように,皆さんとともに頑張ってまいりたいというふうに存じているところでもございます。以上,農政分野における二つの全国規模大会の結果について,御報告をさせていただきましたけれども,今後におきましても,霧島ふるさと創生総合戦略に掲げております「強い」農林水産業の育成,「稼ぐ」農林水産業の創造に向け,全力で取り組んでまいる所存でございますので,議員の皆様におかれましても御理解,御協力を賜りますよう,お願い申し上げます。 ○議長池田 守君)  次に,溝辺総合支所長地域振興課長から発言申し出がありましたので,これを許可します。 ○溝辺総合支所長地域振興課長川ア秀一郎君)  議長発言の許可を頂きましたので,先の岡村一二三議員一般質問に対しての当日の答弁と異なる内容がございましたので,改めて答弁いたします。その前に指定管理者である麓公正会につきましては,去る9月8日の一般質問の後に役員の方々へ再度確認いたしましたところ,解散はされていないことを確認しました。さて,岡村一二三議員から議長への指定管理に係る関係資料の提出を求められたことに対しまして,そのように致しますと答弁いたしましたが,要求されました関係資料について一部の資料を提出できなかったことに対しまして,深くお詫び申し上げます。今後は,このようなことがないよう厳正なチェックを行ってまいりたいと存じます。誠に申し訳ございませんでした。 ○議長池田 守君)  それでは,お手元に配付しました議事日程に基づき会議を進めてまいります。これより議事に入ります。   △ 日程第1 議案第64号 平成28年度霧島一般会計歳入歳出決算認定についてから     日程第13 議案第76号 平成28年度霧島病院事業会計剰余金処分についてまで                一括上程議長池田 守君)  日程第1,議案第64号,平成28年度霧島一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第13,議案第76号,平成28年度霧島病院事業会計剰余金処分についてまで,以上13件を一括し,議題とします。これより日程第1,議案第64号から日程第13,議案第76号まで,以上13件を一括し,質疑に入ります。1名の議員より質疑の通告がされておりますので,発言を許可します。26番,宮内博議員。 ○26番(宮内 博君)  私は,議案第64号,平成28年度一般会計歳入歳出決算につきまして,総括的な観点から4点について質疑をさせていただきます。まず第1点は,平成28年度におきます地方交付税は158億2,605万円が収入済額として報告をされております。その中で,8億513万1,000円を予算に計上しない方式をとり,総計予算主義の原則に照らして改善を要求してまいりましたが,昨年と同様に,その差額8億513万1,000円が予算として計上されず,未計上額として処理されていることにつきまして指摘をしておきたいと思います。質疑の第1は,地方交付税についてです。地方交付税平成28年度を初年度として削減をされております。その影響額について,1億円の減額との見込みが,当初予算での議論の中で明らかにされた経過があります。決算の結果は,決算概要23ページに示すとおり,臨時財政対策債を除く普通交付税について,平成27年度に比較して5億6,842万7,000円の減額報告をされているところです。その理由について,まずお尋ねを致します。第2に,決算概要の21ページ,平成26年に策定をした経営健全化計画では,平成28年度の3基金残高について70億円と予測を立てております。しかし,決算の結果は165億5,709万円と,計画の2.36倍に上ります。その主な理由を示していただきたいと思います。また,その結果を受けまして,今後の経営健全化計画にどのように生かすのかにつきまして明確にされたいと思います。第3に,平成28年度末におきます地方債の現在高は16ページに示すとおり,605億4,302万4,000円であります。その41.4%を地方交付税代替財源とされます臨時財政対策債が占めております。この元利償還分については,基準財政需要額に算入されるとの説明を,これまで受けておりますが,平成28年度に元利償還した14億1,482万7,000円の算入額について明らかにしていただきたいと思います。第4に監査委員は,意見書の63ページの結びの中で,前年度の類似団体との比較を示し,積立金について約1.8倍とし,市債残高の現在高を約1.33倍としております。ここでいう類似団体人口規模面積は,霧島市と同規模の自治体比較なのか,また市債残高は,臨時財政対策債を含む比較であるのかについて,以上4点について答弁をお願いします。 ○総務部長(塩川 剛君)  議案第64号,平成28年度霧島一般会計歳入歳出決算認定についての質疑のうち,1点目についてお答えいたします。平成28年度当初予算編成時における普通交付税合併算定替え段階的縮減額に伴う算定につきましては,霧島経営健全計画平成27年度の合併算定加算分を約34億円見込んでいたことを前提に,国が,市町村の姿の変化に対応した交付税算定で示した合併算定替えの終了に伴う普通交付税縮減額の7割程度が維持されるという趣旨を踏まえ,計画上で平成28年度に減額を見込んでいた約3億円の3割が削減されると試算し,これに当たる約1億円を合併算定替え段階的縮減に伴う縮減分と見込んでいたところでございますが,結果的には,普通交付税合併算定替えにおける段階的縮減影響額は2億円でございました。また,基準財政収入額が前年度より増えたことなどにより,普通交付税が約3億円減少したため,前年度と比較し約5億円減少したところでございます。次に,2点目についてお答えいたします。霧島経営健全化計画につきましては,これまでも申し上げておりますとおり,当初予算をベースとして策定した計画でございます。そのため決算時点におきましては,予定以外の歳入歳出執行状況など,様々な要因が重なり,予算額決算額に大きな乖離が生じていることがございます。また基金につきましても同様で,当初予算では,積立てを行う金額よりも取崩しを行う金額が多くなっていることもございますので,計画上の3基金残高と実際の3基金残高につきましては,乖離が生じているところでございます。なお,現在,策定に着手しております(仮称)霧島経営健全化計画(第3次)におきましては,現在の3基金の状況も踏まえた上で,内容を検討してまいりたいと考えております。最後に,3点目についてお答えいたします。平成28年度に償還いたしました臨時財政対策債元利償還につきましては,同年度における普通交付税基準財政需要額臨時財政対策債償還費として17億261万1,000円が理論算入されておりますので,臨時財政対策債元利償還金につきましては,基準財政需要額に全額算入されていると考えているところでございます。 ○監査委員事務局長(徳田 忍君)  議案第64号,平成28年度霧島一般会計歳入歳出決算認定についての質疑の4点目にお答えいたします。平成28年度決算審査に係る監査委員意見書中類似団体についてでありますが,これにつきましては,総務省が毎年実施する地方財政状況調査等に基づく類似団体別市町村財政指数表でいう類似団体であり,その累計は国勢調査人口及び産業構造によって設定されており,この設定要件の中には面積は含まれておりません。本市が該当する類似団体の累計は,人口規模平成27年度国勢調査都市区分の10万人から15万人で,産業構造平成22年度国勢調査で第2次,第3次産業が95%未満の区分中,第3次産業が55%以上にある都市であり,使用している類似団体の値は,選定団体である28団体平成27年度の結果であります。なお,起債残高には臨時財政対策債が含まれております。 ○26番(宮内 博君)  それぞれ回答いただいたんですけれども,幾つか,引き続いて質疑をさせていただきたいというふうに思います。昨年の当初予算議論の中で,1億円の影響があるということで議論がされた経過があるんですけれども,先ほどの部長答弁では,結果的に2億円だったということですね。そして交付税が3億円減額になったという報告であったわけでありますけれども,そこのところを,なぜそういうふうに予測との乖離があったのかという点について,お示しを頂きたいというふうに思います。二つには,経営健全化計画に関連をしてでありますけれども,第2次経営健全化計画は,予算規模適正化最終目標値平成33年度を目標値としているわけでありますけれども,468億円ということでされています。執行部が作成した決算概要の22ページには,この目標値について達成のための取組を明記しているわけです。経営健全化計画で示します予算規模468億円は,類似都市歳入歳出額を考えてのものではないかと思いますけれども,そこのところを確認をしておきたいと思います。次に,決算概要の3ページには,平成27年度における類似都市歳入総額は562億7,552万4,000円とあります。前年度の資料では,平成26年度の類似都市における歳入総額は487億9,797万円ということになっております。前年度対比では,74億7,760万4,000円の増額報告をされているわけです。歳出も69億9,899万8,000円の増額報告をされまして,それは決算概要の3ページのグラフを見れば明確であるわけです。そこで示されている基準財政収入額におきましても11億5,071万7,000円,基準財政需要額におきましても25億6,433万3,000円の増額が記載をされているわけです。先ほど,監査委員事務局からの答弁では,類似団体は28団体だというふうに答弁をされているわけですけれども,昨年は類似団体は87市だと。そして,その中で霧島市と同じような面積要件を持っているのは11団体だと,こういうふうに回答をされているわけですね。昨年とこの数字的な部分がなぜ違ってくるのか,そこのところも含めて,この基準財政需要額あるいは歳入歳出予算が大幅に増えているという点を,どういうふうに理解をすればいいのか御説明を頂きたいと思います。地方債関係についてお尋ねいたしますけれども,今年の当初予算議論の中で,当時の総務部長が,全額臨時財政対策債元利償還分について,これが基準財政需要額として算入されるということで答弁があったわけです。先ほどの部長からの答弁も17億261万1,000円が全額歳入をされているというところの答弁があったんですけれども,これは,結果的に臨時財政対策債地方交付税代替財源だということが,更に明確になったのではないかというふうに思うわけでありますけれども,臨時財政対策債であれば臨時財政対策債を除く霧島市の地方債354億6,310万円が,地方債残高として明記されるべきではないかと思いますが,その点についてはどのように考えるのか,昨年の当時の部長とのやり取りでは,その臨時財政対策債で計上している団体もあれば,臨時財政対策債を含めて計上している団体もあると,こういうふうに説明をしているんですね。霧島市の場合は,両方とも掲げて掲載をしているということになっているんですけれども,その辺をきちんと統一した形でなされるべきだと思いますけれども,そのことについてお聴きをしておきたいというふうに思います。また,監査委員事務局報告では,面積要件はこの類似団体の中に含まれていないということの答弁があったわけですけれども,地方交付税法には,基準財政需要額の中に面積要件人口要件が含まれているわけですよね。そこの部分について確認をしておきたいというふうに思います。 ○総務部長(塩川 剛君)  まず1点目の関係でございます。段階的縮減部分の話でございます。先ほど申しましたとおり,当初予算編成時におきましては約1億円というふうに見込んでいたところでございます。ただ,算定替え段階的終了に伴う縮減を,そういうふうに見込んでいたところでございますけれども,実際,算定を行ってみますと,その交付税算定縮減額というのは,実際は2億円であったと。1億円ほど差異が生じたというところでございます。それに併せまして基準財政収入額のほうのマイナス要因の増,これが3億円程度ございました。それから需要額の減,これが2億円。この差の3億円と合わせました約5億円が,結果として乖離として,今回明らかになったというところでございます。それから決算概要の3ページの関係等で,類似団体等の歳入規模,歳出規模,これらが大きく違っているというような御指摘でございました。類似団体の設定につきましては,国勢調査の人口及び産業構造によって設定されるということになります。平成27年度の類似団体の設定につきましては国勢調査の過渡期であったということから,人口につきましては平成27年度国勢調査の数値を,産業構造につきましては平成22年度国勢調査の結果を用いて行われております。平成27年度における類似団体歳入歳出総額の増加につきましては,平成27年度国勢調査類似団体別市町村財政指数表,これに反映されたということで大きく変わってきているのではないかなというふうに推察するところでございます。それから臨時財政対策債関係でございます。本市としましては臨時財政対策債も含めたところで全体の起債残高というものを示しておりますけれども,決算概要の中でもお示しいたしておりますとおり,臨時財政対策債につきましては交付税に変わるものということで,国と地方でそれぞれ折半して負担しましょうということで臨時財政対策債が設けられておりますけれども,決算概要の中でも改めてその臨時財政対策債残高も明らかにしたところで表記いたしておりますので,臨時財政対策債を含めたところ,あるいは臨時財政対策債を除いたところでといったような判断というのはできてくるのではないかなというふうに思っております。そういうことで起債残高につきましても,それぞれの自治体の考え方でまちまちでございますけれども,本市と致しましては,臨時財政対策債を含めた全体が分かるもの,あるいは臨時財政対策債がどれくらいであるといったようなこと等が分かるように,あえて内訳で表記を致しているところでございます。類似団体の数でございますが,実際は29団体でございますけれども,この中である一定の基準で判断して除かれる団体があるといったようなこと等で実際は28団体。これは何かと申しますと,宮城県石巻市が災害等の関係で,そういった条件があるというようなこと等で除いておりますので,実際は28団体比較するというようなことになろうかというふうに思います。類似団体の激変の理由でございますが,これも先ほど申しましたとおり,国勢調査の影響を反映して選定しますので,それらの新しいデータが反映されることによって,団体数もまた大きく変わってくるということでございます。交付税算定の中の基準財政需要額算定におきましては,それぞれ地方公共団体面積が反映されて算入されております。類似団体の選定に当たりましては,人口,産業構造で判断していきますので,面積というものは反映されていないところございます。 ○26番(宮内 博君)  面積要件が反映されていないということによって,当然,基準財政需要額そのものも大きく乖離が生じるわけですよね。それで,決算概要で見てみれば,その基準財政需要額関係が,霧島市とどれだけ違うのかというのは数字的に分かる話なんですけれども,そこのところを反映できないもので経営健全化計画が示されて,そして,そのために職員の大幅な削減とか,あるいは総合支所の廃止縮小というようなことが打ち出されているという観点から,この質疑をさせていただいているわけです。そこで再度確認をさせていただきたいと思いますけれども,当初,平成28年度から始まる5年間の地方交付税縮減影響額は34億円と。そして,その7割が担保されるということでありました。先ほどの回答では,それが平成28年度当初見込んだ1億円が2億円ということになったということでありますが,この影響額そのものについても34億円に膨らんでくるというような形で,もう既に試算がなされたというふうに理解していいのかどうか,そこのところを再度確認の意味でお答えを頂きたいと思います。それから,この経営健全化計画関係で,いわゆる類似団体歳出歳入額を基準として,平成33年度まで468億円という目標値が示されてきたわけでありますが,国勢調査によって,今回,この類似団体の数も大きく変更されたというようなことがあるわけでありまして,そこのところは当然,本年度末で終了する経営健全化計画の見直しの中に生かされていくということになると思いますけれども,その確認。そしてもう一つは,類似団体,今回28団体いうことでの報告でありますけれども,昨年のやり取りでは,いわゆる面積要件人口要件等を比較した団体が,その中で11市あるという答弁がなされているんですよね。その11市というのは変わらないのかどうか,そこの確認をさせていただきたいというふうに思います。類似団体との単純な比較そのものが,私は問題があるという観点から指摘をしているわけです。概要版の3ページの中に示されておりますように,類似都市霧島市との基準財政需要額比較では,平成28年度における霧島市の基準財政需要額は263億4,210万7,000円でありますけれど,類似都市基準財政需要額は219億2,594万2,000円ということになっているわけです。そこで,実に44億1,616万5,000円の開きが生じているわけです。同時に,基準財政収入額でも約12億円,類似団体が多い事実があります。それを合わせますと50億円以上の開きが,当然生じてくるということになるわけですけれども,地方交付税は,その部分についても反映されることに計算上はなるわけですよね。そこのところを再検討すべきだというふうに思いますけれども,どのように考えるか,お聴きをしておきたいと思います。そして,財政全体の総括として,決算概要の21ページに財政調整に可能な3基金経営健全化計画との差額を,平成28年度には95億5,709万円上回っているということが報告をされているわけです。また,市債残高についても622億円の目標値に対して605億円と,17億円下回っているということで報告をされているわけです。市長は,今回の決算の提案の理由の中で財政は健全な状態にあると,こういう認識を示したわけでありますけれど,決算概要の22ページには経営健全化計画の達成と,その上に将来の市民負担軽減を図るというところが具体的に書かれているわけです。それを,どのように進めようとしているのか,お示しを頂きたいと思います。 ○総務部長(塩川 剛君)  経営健全化計画類似団体関係部分につきましては,私のほうからお答えいたしたいと思います。先ほど答弁で申し上げましたとおり,現在,第3次の経営健全化計画の策定の準備を行っているところでございます。その中でも当然,類似団体との比較というのは,やはり必要になってくるかと思いますけれども,ただ単にお話がありましたとおり,それぞれ面積規模等も大きく違う団体等もございますので,類似団体との比較というのは非常に大事なことではありますけれども,その中でも,更に近いところの団体との比較というのが重要になってくるのではないかということ等で,更にその中から選別したところで比較していく。あるいは,類似団体以外でも,上下の団体でも近い所もあったりしますのでそういったところ,あるいは地域性もありますので,周辺の地域との比較といったようなところまで含めたところで比較していくことが大事ではないかなということ等で,作業としては,その方向で現在進めているところでございます。したがいまして,団体の数でございますけれども,これも先ほど申しましたとおり,類似団体算定も,国勢調査のデータ等を基に使いますので,速報値が変わって新しいものになったりすれば,また当然,そこは変わってくるということになろうかと思います。あと,3基金がらみで財政の取組をどうしていくのかというような最後のところの御質問でございますけれども,経営健全化計画の一番の目標というのは,結局,毎年予算を編成する段階で,毎年これまで一般財源が不足してきているわけです。財政収支の均衡,一般財源ベースでの均衡がなかなか取れないというところが一番の問題でございまして,最終的には,その均衡を図ろうというのが健全化の大きな一番の目標になってくるものと思っております。したがいまして,今後もその辺の考え方というのを基本にした形で,財政収支の均衡を図るということ等を念頭に置いた健全化計画というものを作っていくこととなろうと思いますけれども,その際におきましても,先ほど答弁いたしましたとおり,3基金残高といったようなところも念頭に置きながら,検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○総務部参事財政課長(山口昌樹君)
     普通交付税算定替え影響額の件についてでございます。先ほど総務部長答弁いたしましたとおり,平成27年度ベースで34億円の影響額があると。それから積算した結果が,先ほど答弁した内容でございます。平成28年度ベースで考えたときに,今年の第1回定例会の中でも御答弁申し上げておりますとおり,約22億円の影響額があるといふうに答弁いたしております。したがいまして,市町村の姿の変化に対応した交付税措置,交付税算定をということで,いわゆる7割をみますという総務省の措置につきましては,年々,数値等が変化しております。したがいまして,今後,交付税の制度の中身を注視しながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。[「すみません。二十何億円ですか」と言う声あり]約22億円ということで,第1回定例会の中で答弁いたしております。 ○議長池田 守君)  以上で,通告による質疑を終結します。ほかに質疑はありませんか。               [「なし」と言う声あり]  以上で,質疑を終結します。お諮りします。この議案13件については,委員会条例第6条の規定により,9名をもって構成する決算特別委員会を設置し,これに付託したいと思いますが,これに御異議ありませんか。              [「異議なし」と言う声あり]  御異議なしと認めます。したがって,そのように決定しました。ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により議長において指名したいと思いますが,これに御異議ありませんか。              [「異議なし」と言う声あり]  御異議なしと認めます。したがって,指名いたします。2番,平原志保議員,4番,木野田議員,6番,中村満雄議員,8番,前島広紀議員,14番,厚地覺議員,15番,新橋実議員,16番,常盤信一議員,18番,塩井川幸生議員,24番,前川原正人議員,以上,9名を指名します。なお,予定委員の事前協議において,決算特別委員長には16番,常盤信一議員が,副委員長には4番,木野田議員が内定しておりますので,御報告いたします。以上で,本日の日程は全て終了しました。次の本会議は10月6日の予定であります。本日はこれで散会します。             「散 会  午前10時43分」...