├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│5
│議案│平成28年度
霧島市
交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算認│ │
│ │68
│定について
│ │
├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│6
│議案│平成28年度
霧島市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ
│ │
│ │69
│いて
│ │
├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│7
│議案│平成28年度
霧島市
温泉供給特別会計歳入歳出決算認定につい
│ │
│ │70
│て
│ │
├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│8
│議案│平成28年度
霧島市
水道事業会計決算認定について
│ │
│ │71
│ │ │
├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│9
│議案│平成28年度
霧島市
水道事業会計剰余金の
処分について
│ │
│ │72
│ │ │
├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│10
│議案│平成28年度
霧島市
工業用水道事業会計決算認定について
│ │
│ │73
│ │ │
├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│11
│議案│平成28年度
霧島市
工業用水道事業会計剰余金の
処分について
│ │
│ │74
│ │ │
├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│12
│議案│平成28年度
霧島市
病院事業会計決算認定について
│ │
│ │75
│ │ │
├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤
│13
│議案│平成28年度
霧島市
病院事業会計剰余金の
処分について
│ │
│ │76
│ │ │
└──┴──┴───────────────────────────┴──────┘
2.本日の
出席議員は次のとおりである。
1番 コ 田 修 和 君 2番 平 原 志 保 君
3番 阿 多 己 清 君 4番
木野田 誠 君
5番 中 馬 幹 雄 君 6番 中 村 満 雄 君
7番 宮 本 明 彦 君 8番 前 島 広 紀 君
9番 有 村 隆 志 君 11番 中 村 正 人 君
12番 松 元 深 君 13番 池 田 綱 雄 君
14番 厚 地 覺 君 15番 新 橋 実 君
16番 常 盤 信 一 君 17番 植 山 利 博 君
18番 塩井川 幸 生 君 19番 岡 村 一二三 君
20番 池 田 守 君 21番 下深迫 孝 二 君
22番 今 吉 歳 晴 君 23番 蔵 原 勇 君
24番 前川原 正 人 君 26番 宮 内 博 君
3.本日の
欠席議員は次のとおりである。
な し
4.
会議に出席した
議会事務局の職員は次のとおりである。
議会事務局長 新 町 貴 君
議事調査課長 冨 永 博 幸 君
議事グループ長 コ 留 要 一 君 書 記 原 田 美 朗 君
書 記 郡 山 愛 君
5.
地方自治法第121条の規定による
出席者は次のとおりである。
市 長 前 田 終 止 君 副 市 長 平 野 貴 志 君
副 市 長 中 村 孝 君 総 務 部 長 塩 川 剛 君
企 画 部 長 満 留 寛 君
市民環境部長 久 保 隆 義 君
保健福祉部長 越 口 哲 也 君
農林水産部長 川 東 千 尋 君
商工観光部長 池 田 洋 一 君 建 設 部 長 島 内 拓 郎 君
溝辺総合支所長兼 川 ア
秀一郎 君
総務部参事兼
財政課長 山 口 昌 樹 君
地域振興課長
総 務 課 長 橋 口 洋 平 君
企画政策課長 永 山 正一郎 君
教 育 部 長 花 堂 誠 君
監査委員事務局長 徳 田 忍 君
6.
会議のてん末は次のとおりである。
「開 議 午前10時00分」
○
議長(
池田 守君)
これより本日の
会議を開きます。
議事に入ります前に,
市長から
発言の
申し出がありましたので,これを許可します。
○
市長(
前田終止君)
議長に
発言の許可を頂きましたので,先に
開催をされました第11回
全国和牛能力共進会及び第71回
全国お茶品評会の結果について,
報告をさせていただきます。はじめに,第11回
全国和牛能力共進会つきましては,9月7日から11日までの5日間にわたり,宮城県仙台市において
開催をされ,
全国39
道府県から過去最多となる513頭の
和牛が
出品をされました。結果につきましては,既に
マスコミ報道等で御承知のことと存じますが,非常に厳しい争いの中,第9回
大会以降,2
大会続いていた宮崎県の
総合優勝を阻止し,
鹿児島県が見事に
日本一の座を奪還を致しました。さらに本市から
種牛部門の第2区に
出品をされました
園田義昭さんが
優等賞3席,
肉牛部門の第8区に
出品をされました
姶良中央肥育センターが
優等賞2席に輝くなど,
総合優勝に大きく貢献をされ,
畜産王国鹿児島の名を,再び
全国に轟かせるとともに
和牛の
産地として,
全国に
霧島市をアピールできたのではないかと考えているところでございます。このようなすばらしい結果につきましては,
JAあいらや第11回全
共鹿児島県
推進協議会と一体となり,早い段階から
候補牛の
巡回指導を繰り返し,
生産者と一体となって
全国で通用する
和牛づくりを進めてまいりました
成果が表れたものと考えており,次回
大会へ向け,更に良い成績を収められるよう,
関係機関とともに支援を行ってまいる
所存でございます。また,今回の
大会につきましては,私も
次期開催市の
市長として現地に赴き,
メイン会場だけでなく牛舎や
イベント会場も含め,様々な視点で各
施設等の視察をさせていただいたほか,
畜産農家の
方々,
イベント出店者の
方々,さらにはタクシーの
運転手さんや
ホテル関係者などからもお話を伺い,
大会運営に関する課題や
問題点などにつきまして,私なりに整理をさせていただいたところでございます。次回の本市の
大会開催まで,いよいよ5年となりましたが,
出品牛対策等を考慮いたしますと,あと5年しかないというのが私の実感でございます。今後におきましては,第12回
大会に向けまして
関係機関と連携を図りながら,今回より更に良い成績を残すための
出品牛対策やより大きな
経済効果が得られるよう,万全の
対策を講じるとともに,訪れていただいた
方々が,また
霧島に来たいと思っていただけるよう最大限の努力を行ってまいる
所存でございます。続きまして,9月5日から8日までの4日間にわたり,長崎県大村市で
開催をされました第71回
全国お茶品評会の結果について御
報告いたします。今
大会には,
全国19
道府県の
お茶の
産地から7茶種8部門に計841点の
出品があり,厳正なる審査の結果,煎茶10sの部において,本市の
茶農家が2位,3位と上位を独占され,見事に3年ぶりの
産地賞の受賞が決定し,11月に
開催される第71回
全国お茶まつり長崎大会において表彰されることとなりました。今回の結果につきましては,
生産者の皆様が,日頃から
生産技術の向上を目指し努力をされ,
産地間において高いレベルで競い合った
成果が,
総合力という形で表れたものと考えているところでございます。今後におきましては,
海外輸出に向けて生産を拡大し,
県内外で注目されている
霧島茶が
日本国内だけでなく,世界からも注目される
霧島茶となるための
ブランド戦略を含め,
生産技術や
生産力向上のための支援を,引き続き行ってまいりたいと考えているところでございます。以上,この
お茶と、そして私どもが
次期開催地となる
和牛オリンピックでの
日本一という,この
成果は,これから予定をされております来年の明治維新150年,そしてまた
大河ドラマ西郷どん放映効果,そして2020年にはそれこそ国体の
開催地として九つの
競技種目を受ける我々のこの
ふるさと霧島市,そこにおいてまた将来を見据えて,
県内外,
全国からお越しになる
方々にしっかりとアピールをする大きな機会になっていくものと存じているところでございます。お互いに知恵を出し合いながら,
生産農家の
方々に更に力を付けていただき,消費も拡大できるように,皆さんとともに頑張ってまいりたいというふうに存じているところでもございます。以上,
農政分野における二つの
全国規模の
大会の結果について,御
報告をさせていただきましたけれども,今後におきましても,
霧島市
ふるさと創生総合戦略に掲げております「強い」
農林水産業の育成,「稼ぐ」
農林水産業の創造に向け,全力で取り組んでまいる
所存でございますので,
議員の皆様におかれましても御理解,御協力を賜りますよう,お願い申し上げます。
○
議長(
池田 守君)
次に,
溝辺総合支所長兼
地域振興課長から
発言の
申し出がありましたので,これを許可します。
○
溝辺総合支所長兼
地域振興課長(
川ア秀一郎君)
議長に
発言の許可を頂きましたので,先の
岡村一二三議員の
一般質問に対しての当日の
答弁と異なる内容がございましたので,改めて
答弁いたします。その前に
指定管理者である
麓公正会につきましては,去る9月8日の
一般質問の後に役員の
方々へ再度確認いたしましたところ,解散はされていないことを確認しました。さて,
岡村一二三議員から
議長への
指定管理に係る
関係資料の提出を求められたことに対しまして,そのように致しますと
答弁いたしましたが,要求されました
関係資料について一部の
資料を提出できなかったことに対しまして,深くお詫び申し上げます。今後は,このようなことがないよう厳正なチェックを行ってまいりたいと存じます。誠に申し訳ございませんでした。
○
議長(
池田 守君)
それでは,お手元に配付しました
議事日程に基づき
会議を進めてまいります。これより
議事に入ります。
△
日程第1
議案第64号
平成28年度
霧島市
一般会計歳入歳出決算認定についてから
日程第13
議案第76号
平成28年度
霧島市
病院事業会計剰余金の
処分についてまで
一括上程
○
議長(
池田 守君)
日程第1,
議案第64号,
平成28年度
霧島市
一般会計歳入歳出決算認定についてから
日程第13,
議案第76号,
平成28年度
霧島市
病院事業会計剰余金の
処分についてまで,以上13件を一括し,議題とします。これより
日程第1,
議案第64号から
日程第13,
議案第76号まで,以上13件を一括し,
質疑に入ります。1名の
議員より
質疑の通告がされておりますので,
発言を許可します。26番,
宮内博議員。
○26番(
宮内 博君)
私は,
議案第64号,
平成28年度
一般会計歳入歳出決算につきまして,総括的な観点から4点について
質疑をさせていただきます。まず第1点は,
平成28年度におきます
地方交付税は158億2,605万円が
収入済額として
報告をされております。その中で,8億513万1,000円を
予算に計上しない方式をとり,
総計予算主義の原則に照らして改善を要求してまいりましたが,昨年と同様に,その差額8億513万1,000円が
予算として計上されず,未
計上額として処理されていることにつきまして指摘をしておきたいと思います。
質疑の第1は,
地方交付税についてです。
地方交付税は
平成28年度を初年度として削減をされております。その
影響額について,1億円の
減額との見込みが,当初
予算での
議論の中で明らかにされた経過があります。
決算の結果は,
決算概要23ページに示すとおり,
臨時財政対策債を除く
普通交付税について,
平成27年度に
比較して5億6,842万7,000円の
減額が
報告をされているところです。その理由について,まずお尋ねを致します。第2に,
決算概要の21ページ,
平成26年に策定をした
経営健全化計画では,
平成28年度の3
基金残高について70億円と予測を立てております。しかし,
決算の結果は165億5,709万円と,
計画の2.36倍に上ります。その主な理由を示していただきたいと思います。また,その結果を受けまして,今後の
経営健全化計画にどのように生かすのかにつきまして明確にされたいと思います。第3に,
平成28年度末におきます
地方債の現在高は16ページに示すとおり,605億4,302万4,000円であります。その41.4%を
地方交付税の
代替財源とされます
臨時財政対策債が占めております。この
元利償還分については,
基準財政需要額に算入されるとの
説明を,これまで受けておりますが,
平成28年度に
元利償還した14億1,482万7,000円の
算入額について明らかにしていただきたいと思います。第4に
監査委員は,
意見書の63ページの結びの中で,前年度の
類似団体との
比較を示し,
積立金について約1.8倍とし,
市債残高の現在高を約1.33倍としております。ここでいう
類似団体の
人口規模や
面積は,
霧島市と同規模の
自治体比較なのか,また
市債残高は,
臨時財政対策債を含む
比較であるのかについて,以上4点について
答弁をお願いします。
○
総務部長(塩川 剛君)
議案第64号,
平成28年度
霧島市
一般会計歳入歳出決算認定についての
質疑のうち,1点目についてお答えいたします。
平成28年度当初
予算編成時における
普通交付税の
合併算定替えの
段階的縮減額に伴う
算定につきましては,
霧島市
経営健全計画で
平成27年度の合併
算定替
加算分を約34億円見込んでいたことを前提に,国が,
市町村の姿の変化に対応した
交付税算定で示した
合併算定替えの終了に伴う
普通交付税の
縮減額の7割程度が維持されるという趣旨を踏まえ,
計画上で
平成28年度に
減額を見込んでいた約3億円の3割が削減されると試算し,これに当たる約1億円を
合併算定替えの
段階的縮減に伴う
縮減分と見込んでいたところでございますが,結果的には,
普通交付税の
合併算定替えにおける
段階的縮減の
影響額は2億円でございました。また,
基準財政収入額が前年度より増えたことなどにより,
普通交付税が約3億円減少したため,前年度と
比較し約5億円減少したところでございます。次に,2点目についてお答えいたします。
霧島市
経営健全化計画につきましては,これまでも申し上げておりますとおり,当初
予算をベースとして策定した
計画でございます。そのため
決算時点におきましては,予定以外の
歳入や
歳出の
執行状況など,様々な要因が重なり,
予算額と
決算額に大きな
乖離が生じていることがございます。また
基金につきましても同様で,当初
予算では,積立てを行う金額よりも取崩しを行う金額が多くなっていることもございますので,
計画上の3
基金の
残高と実際の3
基金の
残高につきましては,
乖離が生じているところでございます。なお,現在,策定に着手しております(仮称)
霧島市
経営健全化計画(第3次)におきましては,現在の3
基金の状況も踏まえた上で,内容を検討してまいりたいと考えております。最後に,3点目についてお答えいたします。
平成28年度に償還いたしました
臨時財政対策債の
元利償還につきましては,同年度における
普通交付税の
基準財政需要額に
臨時財政対策債償還費として17億261万1,000円が理論算入されておりますので,
臨時財政対策債の
元利償還金につきましては,
基準財政需要額に全額算入されていると考えているところでございます。
○
監査委員事務局長(徳田 忍君)
議案第64号,
平成28年度
霧島市
一般会計歳入歳出決算認定についての
質疑の4点目にお答えいたします。
平成28年度
決算審査に係る
監査委員の
意見書中の
類似団体についてでありますが,これにつきましては,
総務省が毎年実施する
地方財政状況調査等に基づく
類似団体別市町村財政指数表でいう
類似団体であり,その累計は
国勢調査人口及び
産業構造によって設定されており,この
設定要件の中には
面積は含まれておりません。本市が該当する
類似団体の累計は,
人口規模が
平成27年度
国勢調査で
都市区分の10万人から15万人で,
産業構造が
平成22年度
国勢調査で第2次,第3次
産業が95%未満の区分中,第3次
産業が55%以上にある都市であり,使用している
類似団体の値は,
選定団体である28
団体の
平成27年度の結果であります。なお,
起債残高には
臨時財政対策債が含まれております。
○26番(
宮内 博君)
それぞれ回答いただいたんですけれども,幾つか,引き続いて
質疑をさせていただきたいというふうに思います。昨年の当初
予算の
議論の中で,1億円の影響があるということで
議論がされた経過があるんですけれども,先ほどの
部長の
答弁では,結果的に2億円だったということですね。そして
交付税が3億円
減額になったという
報告であったわけでありますけれども,そこのところを,なぜそういうふうに予測との
乖離があったのかという点について,お示しを頂きたいというふうに思います。二つには,
経営健全化計画に関連をしてでありますけれども,第2次
経営健全化計画は,
予算規模の
適正化最終目標値,
平成33年度を
目標値としているわけでありますけれども,468億円ということでされています。
執行部が作成した
決算概要の22ページには,この
目標値について達成のための取組を明記しているわけです。
経営健全化計画で示します
予算規模468億円は,
類似都市の
歳入歳出額を考えてのものではないかと思いますけれども,そこのところを確認をしておきたいと思います。次に,
決算概要の3ページには,
平成27年度における
類似都市の
歳入総額は562億7,552万4,000円とあります。前年度の
資料では,
平成26年度の
類似都市における
歳入総額は487億9,797万円ということになっております。前年度対比では,74億7,760万4,000円の
増額が
報告をされているわけです。
歳出も69億9,899万8,000円の
増額が
報告をされまして,それは
決算概要の3ページのグラフを見れば明確であるわけです。そこで示されている
基準財政収入額におきましても11億5,071万7,000円,
基準財政需要額におきましても25億6,433万3,000円の
増額が記載をされているわけです。先ほど,
監査委員事務局からの
答弁では,
類似団体は28
団体だというふうに
答弁をされているわけですけれども,昨年は
類似団体は87市だと。そして,その中で
霧島市と同じような
面積要件を持っているのは11
団体だと,こういうふうに回答をされているわけですね。昨年とこの数字的な
部分がなぜ違ってくるのか,そこのところも含めて,この
基準財政需要額あるいは
歳入歳出予算が大幅に増えているという点を,どういうふうに理解をすればいいのか御
説明を頂きたいと思います。
地方債の
関係についてお尋ねいたしますけれども,今年の当初
予算の
議論の中で,当時の
総務部長が,
全額臨時財政対策債は
元利償還分について,これが
基準財政需要額として算入されるということで
答弁があったわけです。先ほどの
部長からの
答弁も17億261万1,000円が
全額歳入をされているというところの
答弁があったんですけれども,これは,結果的に
臨時財政対策債が
地方交付税の
代替財源だということが,更に明確になったのではないかというふうに思うわけでありますけれども,
臨時財政対策債であれば
臨時財政対策債を除く
霧島市の
地方債354億6,310万円が,
地方債残高として明記されるべきではないかと思いますが,その点についてはどのように考えるのか,昨年の当時の
部長とのやり取りでは,その
臨時財政対策債で計上している
団体もあれば,
臨時財政対策債を含めて計上している
団体もあると,こういうふうに
説明をしているんですね。
霧島市の場合は,両方とも掲げて掲載をしているということになっているんですけれども,その辺をきちんと統一した形でなされるべきだと思いますけれども,そのことについてお聴きをしておきたいというふうに思います。また,
監査委員事務局の
報告では,
面積要件はこの
類似団体の中に含まれていないということの
答弁があったわけですけれども,
地方交付税法には,
基準財政需要額の中に
面積要件,
人口要件が含まれているわけですよね。そこの
部分について確認をしておきたいというふうに思います。
○
総務部長(塩川 剛君)
まず1点目の
関係でございます。
段階的縮減の
部分の話でございます。先ほど申しましたとおり,当初
予算編成時におきましては約1億円というふうに見込んでいたところでございます。ただ,
算定替えの
段階的終了に伴う
縮減を,そういうふうに見込んでいたところでございますけれども,実際,
算定を行ってみますと,その
交付税の
算定の
縮減額というのは,実際は2億円であったと。1億円ほど差異が生じたというところでございます。それに併せまして
基準財政収入額のほうの
マイナス要因の増,これが3億円程度ございました。それから
需要額の減,これが2億円。この差の3億円と合わせました約5億円が,結果として
乖離として,今回明らかになったというところでございます。それから
決算概要の3ページの
関係等で,
類似団体等の
歳入規模,
歳出規模,これらが大きく違っているというような御指摘でございました。
類似団体の設定につきましては,
国勢調査の人口及び
産業構造によって設定されるということになります。
平成27年度の
類似団体の設定につきましては
国勢調査の過渡期であったということから,人口につきましては
平成27年度
国勢調査の数値を,
産業構造につきましては
平成22年度
国勢調査の結果を用いて行われております。
平成27年度における
類似団体の
歳入歳出総額の増加につきましては,
平成27年度
国勢調査が
類似団体別市町村財政指数表,これに反映されたということで大きく変わってきているのではないかなというふうに推察するところでございます。それから
臨時財政対策債の
関係でございます。本市としましては
臨時財政対策債も含めたところで全体の
起債残高というものを示しておりますけれども,
決算概要の中でもお示しいたしておりますとおり,
臨時財政対策債につきましては
交付税に変わるものということで,国と地方でそれぞれ折半して負担しましょうということで
臨時財政対策債が設けられておりますけれども,
決算概要の中でも改めてその
臨時財政対策債の
残高も明らかにしたところで表記いたしておりますので,
臨時財政対策債を含めたところ,あるいは
臨時財政対策債を除いたところでといったような判断というのはできてくるのではないかなというふうに思っております。そういうことで
起債残高につきましても,それぞれの自治体の考え方でまちまちでございますけれども,本市と致しましては,
臨時財政対策債を含めた全体が分かるもの,あるいは
臨時財政対策債がどれくらいであるといったようなこと等が分かるように,あえて内訳で表記を致しているところでございます。
類似団体の数でございますが,実際は29
団体でございますけれども,この中である一定の基準で判断して除かれる
団体があるといったようなこと等で実際は28
団体。これは何かと申しますと,宮城県石巻市が災害等の
関係で,そういった条件があるというようなこと等で除いておりますので,実際は28
団体で
比較するというようなことになろうかというふうに思います。
類似団体の激変の理由でございますが,これも先ほど申しましたとおり,
国勢調査の影響を反映して選定しますので,それらの新しいデータが反映されることによって,
団体数もまた大きく変わってくるということでございます。
交付税算定の中の
基準財政需要額の
算定におきましては,それぞれ地方公共
団体の
面積が反映されて算入されております。
類似団体の選定に当たりましては,人口,
産業構造で判断していきますので,
面積というものは反映されていないところございます。
○26番(
宮内 博君)
面積要件が反映されていないということによって,当然,
基準財政需要額そのものも大きく
乖離が生じるわけですよね。それで,
決算概要で見てみれば,その
基準財政需要額の
関係が,
霧島市とどれだけ違うのかというのは数字的に分かる話なんですけれども,そこのところを反映できないもので
経営健全化計画が示されて,そして,そのために職員の大幅な削減とか,あるいは総合支所の廃止縮小というようなことが打ち出されているという観点から,この
質疑をさせていただいているわけです。そこで再度確認をさせていただきたいと思いますけれども,当初,
平成28年度から始まる5年間の
地方交付税の
縮減影響額は34億円と。そして,その7割が担保されるということでありました。先ほどの回答では,それが
平成28年度当初見込んだ1億円が2億円ということになったということでありますが,この
影響額そのものについても34億円に膨らんでくるというような形で,もう既に試算がなされたというふうに理解していいのかどうか,そこのところを再度確認の意味でお答えを頂きたいと思います。それから,この
経営健全化計画の
関係で,いわゆる
類似団体の
歳出歳入額を基準として,
平成33年度まで468億円という
目標値が示されてきたわけでありますが,
国勢調査によって,今回,この
類似団体の数も大きく変更されたというようなことがあるわけでありまして,そこのところは当然,本年度末で終了する
経営健全化計画の見直しの中に生かされていくということになると思いますけれども,その確認。そしてもう一つは,
類似団体,今回28
団体いうことでの
報告でありますけれども,昨年のやり取りでは,いわゆる
面積要件,
人口要件等を
比較した
団体が,その中で11市あるという
答弁がなされているんですよね。その11市というのは変わらないのかどうか,そこの確認をさせていただきたいというふうに思います。
類似団体との単純な
比較そのものが,私は問題があるという観点から指摘をしているわけです。概要版の3ページの中に示されておりますように,
類似都市と
霧島市との
基準財政需要額の
比較では,
平成28年度における
霧島市の
基準財政需要額は263億4,210万7,000円でありますけれど,
類似都市の
基準財政需要額は219億2,594万2,000円ということになっているわけです。そこで,実に44億1,616万5,000円の開きが生じているわけです。同時に,
基準財政収入額でも約12億円,
類似団体が多い事実があります。それを合わせますと50億円以上の開きが,当然生じてくるということになるわけですけれども,
地方交付税は,その
部分についても反映されることに計算上はなるわけですよね。そこのところを再検討すべきだというふうに思いますけれども,どのように考えるか,お聴きをしておきたいと思います。そして,財政全体の総括として,
決算概要の21ページに財政調整に可能な3
基金と
経営健全化計画との差額を,
平成28年度には95億5,709万円上回っているということが
報告をされているわけです。また,
市債残高についても622億円の
目標値に対して605億円と,17億円下回っているということで
報告をされているわけです。
市長は,今回の
決算の提案の理由の中で財政は健全な状態にあると,こういう認識を示したわけでありますけれど,
決算概要の22ページには
経営健全化計画の達成と,その上に将来の市民負担軽減を図るというところが具体的に書かれているわけです。それを,どのように進めようとしているのか,お示しを頂きたいと思います。
○
総務部長(塩川 剛君)
経営健全化計画と
類似団体の
関係の
部分につきましては,私のほうからお答えいたしたいと思います。先ほど
答弁で申し上げましたとおり,現在,第3次の
経営健全化計画の策定の準備を行っているところでございます。その中でも当然,
類似団体との
比較というのは,やはり必要になってくるかと思いますけれども,ただ単にお話がありましたとおり,それぞれ
面積規模等も大きく違う
団体等もございますので,
類似団体との
比較というのは非常に大事なことではありますけれども,その中でも,更に近いところの
団体との
比較というのが重要になってくるのではないかということ等で,更にその中から選別したところで
比較していく。あるいは,
類似団体以外でも,上下の
団体でも近い所もあったりしますのでそういったところ,あるいは地域性もありますので,周辺の地域との
比較といったようなところまで含めたところで
比較していくことが大事ではないかなということ等で,作業としては,その方向で現在進めているところでございます。したがいまして,
団体の数でございますけれども,これも先ほど申しましたとおり,
類似団体の
算定も,
国勢調査のデータ等を基に使いますので,速報値が変わって新しいものになったりすれば,また当然,そこは変わってくるということになろうかと思います。あと,3
基金がらみで財政の取組をどうしていくのかというような最後のところの御質問でございますけれども,
経営健全化計画の一番の目標というのは,結局,毎年
予算を編成する段階で,毎年これまで一般財源が不足してきているわけです。財政収支の均衡,一般財源ベースでの均衡がなかなか取れないというところが一番の問題でございまして,最終的には,その均衡を図ろうというのが健全化の大きな一番の目標になってくるものと思っております。したがいまして,今後もその辺の考え方というのを基本にした形で,財政収支の均衡を図るということ等を念頭に置いた健全化
計画というものを作っていくこととなろうと思いますけれども,その際におきましても,先ほど
答弁いたしましたとおり,3
基金の
残高といったようなところも念頭に置きながら,検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
○
総務部参事兼
財政課長(山口昌樹君)