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平成29年第3回定例会(第1日目 8月29日)

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  1. 霧島市議会 2017-08-29
    平成29年第3回定例会(第1日目 8月29日)


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    最終取得日: 2021-09-18
    平成29年第3回定例会(第1日目 8月29日)             平成29年第3回霧島市議会定例会会議録   1.議事日程は次のとおりである。                       平成29年8月29日(第1日目)午前10時開議 ┌──┬──┬───────────────────────────┬──────┐ │日程│事件│    件                 名    │ 備  考 │ │番号│番号│                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │1 │  │                14番 厚地  覺 議員│      │ │  │  │会議録署名議員の指名について             │      │ │  │  │                15番 新橋  実 議員│      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │2 │  │会期の決定について  8月29日~10月6日(39日間)  │      │ │  │  │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │3 │  │閉会中における所管事務調査の報告           │総務環境常任│ │  │  │                           │委員長報告 │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │4 │議案│霧島個人情報保護条例の一部改正について       │      │
    │  │49 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │5 │議案│霧島農村地域工業導入促進対策協議会条例及び霧島市立地│      │ │  │50 │企業等設備投資促進に関する条例の一部改正について   │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │6 │議案│霧島市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び霧島市職員│      │ │  │51 │の育児休業等に関する条例の一部改正について      │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │7 │議案│霧島税条例の一部改正について            │      │ │  │52 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │8 │議案│霧島都市計画税条例の一部改正について        │      │ │  │53 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │9 │議案│霧島手数料条例の一部改正について          │      │ │  │54 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │10 │議案│霧島工場等立地促進に関する条例の一部改正について  │      │ │  │55 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │11 │議案│霧島市営住宅の設置及び管理に関する条例及び霧島市営単独│      │ │  │56 │住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について   │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │12 │議案│霧島市ふるさときばいやんせ基金条例の一部改正について │      │ │  │57 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │13 │議案│霧島農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員に関す│      │ │  │58 │る条例の制定について                 │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │14 │議案│霧島日当山西郷どん村の設置及び管理に関する条例の制定│      │ │  │59 │について                       │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │15 │議案│字の区域の変更について                │      │ │  │60 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │16 │議案│平成29年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について  │      │ │  │61 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │17 │議案│平成29年度霧島市介護保険特別会計補正予算(第1号)につ│      │ │  │62 │いて                         │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │18 │議案│平成29年度霧島市水道事業会計補正予算(第2号)について│      │ │  │63 │                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │19 │諮問│人権擁護委員の推薦について              │      │ │  │ │                           │      │ └──┴──┴───────────────────────────┴──────┘ 2.本日の出席議員は次のとおりである。     1番  德 田 修 和 君      2番  平 原 志 保 君     3番  阿 多 己 清 君      4番  木野田   誠 君     5番  中 馬 幹 雄 君      6番  中 村 満 雄 君     7番  宮 本 明 彦 君      8番  前 島 広 紀 君     9番  有 村 隆 志 君     11番  中 村 正 人 君    12番  松 元   深 君     13番  池 田 綱 雄 君    14番  厚 地   覺 君     15番  新 橋   実 君    16番  常 盤 信 一 君     17番  植 山 利 博 君    18番  塩井川 幸 生 君     19番  岡 村 一二三 君    20番  池 田   守 君     21番  下深迫 孝 二 君    22番  今 吉 歳 晴 君     23番  蔵 原   勇 君    24番  前川原 正 人 君     26番  宮 内   博 君 3.本日の欠席議員は次のとおりである。    な し 4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。  議会事務局長     新 町   貴 君   議事調査課長   冨 永 博 幸 君  議事グループ長    德 留 要 一 君   書    記   原 田 美 朗 君  書    記     郡 山   愛 君 5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。  市     長    前 田 終 止 君   副  市  長  平 野 貴 志 君  副  市  長    中 村   孝 君   総 務 部 長  塩 川   剛 君  企 画 部 長    満 留   寛 君   市民環境部長   久 保 隆 義 君  保健福祉部長     越 口 哲 也 君   農林水産部長   川 東 千 尋 君  商工観光部長     池 田 洋 一 君   建 設 部 長  島 内 拓 郎 君  消 防 局 長    馬 場 勝 芳 君   上下水道部長   堀 切   昇 君  総 務 課 長    橋 口 洋 平 君   総務部参事財政課長  企画政策課長     永 山 正一郎 君            山 口 昌 樹 君  教  育  長    髙 田 肥 文 君   教 育 部 長  花 堂   誠 君 6.会議のてん末は次のとおりである。             「開 会  午前10時00分」 ○議長(池田 守君)  ただいまから平成29年第3回霧島市議会定例会を開会します。直ちに本日の会議を開きます。議事に入ります前に,去る7月31日に逝去されました時任英寛議員に対し,哀悼の意を表し,1分間の黙祷を捧げます。 ○議会事務局長(新町 貴君)  全員,御起立ください。黙祷。                  [黙祷]  黙祷を終わります。御着席ください。 ○議長(池田 守君)  ここで,霧島市議会を代表し,中村正人副議長が,追悼の言葉を捧げます。 ○副議長(中村正人君)  故時任英寛議員の在りし日のお姿を偲び,霧島市議会を代表しまして,謹んで追悼の言葉を申し上げます。時任議員は,かねてから病気と闘いながらも議員として,市政発展のために精力的に活動しておられました。お体を大事にしていただきたいと思っておりました矢先,突然の訃報に接し,言いようのない驚きと悲しみの中で,もう二度とお目にかかれないという事実を受け入れることもできず,心打ちひしがれる思いであります。議員は,平成2年,国分市議会議員に32歳の若さで初当選以来,国分市議会議員として4期,15年7か月,合併後,霧島市議会議員として3期12年,実に27年以上に渡って本市の発展に尽くしてこられました。国分市議会議員時代は,文教厚生委員教育文化委員として,さらには総務企画委員長議会運営委員長という要職を務められ,霧島市議会議員となられてからも,議会運営委員長として強いリーダーシップを発揮されたほか,監査委員としても市政運営に尽力されました。特に,この2年間は,これまでの議員としての経験を生かし,議会運営委員長として霧島市議会基本条例に基づき,開かれた議会運営の推進にその力を発揮されました。また,広報広聴委員として,市議会だよりの編集に携わり,その中で,暖かい人柄のあふれる挿絵を描かれるなど,また違った一面を見せてくださいました。亡くなられた後,今月初めに発行された市議会だよりに掲載された編集後記には,これからも議会として市民の皆様の負託に応えていきたいという議員の熱い思いが記されております。この原稿を遺し,旅立っていかれるとは,思いもしませんでした。それ以外にも,地域においては,消防団員としても活動され,住民の生命,身体,財産を守るという消防精神の下,身を挺してその任務を全うしておられました。議員とは国分市議会議員霧島市議会議員として共に過ごしてまいりました。その温厚な人柄と共に,高い政治理念と,信念に基づく毅然とした行動は多くの市民の信望を集め,正に議員のかがみとしてその功績は誠に大きなものであったと皆,等しく認めるものであります。必ずや議員の御功績は永久に語り継がれ,市民の皆様に長くたたえられることでしょう。今もあなたの人懐こい笑顔が浮かんでまいります。ここに心から御冥福をお祈りするとともに,議員の御遺志を引き継ぎ,霧島市発展のために尽力してまいりますことをお誓い申し上げ,追悼の言葉と致します。平成29年8月29日,中村正人。 ○議長(池田 守君)  以上で,追悼の言葉を終わります。時任英寛議員の御冥福を,重ねてお祈りいたします。また,本年7月の九州北部豪雨でお亡くなりになられました方々の御冥福を,心からお祈り申し上げますとともに,被災されました方々に謹んでお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。   △ 諸般の報告
    ○議長(池田 守君)  次に,諸般の報告をします。まず,議会運営委員会委員長の互選についてであります。8月22日に開催されました議会運営委員会において,時任英寛議会運営委員長の後任に,植山利博委員が選任されましたので,御報告いたします。次に,資料配付についてでありますが,お手元に,「議長等が出席した主な行事について」「文教厚生常任委員会の閉会中の所管事務調査報告書」「地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した事件の報告2件」「2017年原水爆禁止国民平和大行進への支持・賛同のお願い」を配付しておりますので,後ほど御覧ください。以上で,諸般の報告を終わります。それでは,お手元に配付しました,議事日程に基づき,会議を進めてまいります。これより議事に入ります。   △ 日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(池田 守君)  日程第1,会議録署名議員の指名についてを議題とします。14番,厚地覺議員,15番,新橋実議員,以上2名を指名します。   △ 日程第2 会期の決定について ○議長(池田 守君)  次に,日程第2,会期の決定についてを議題とします。お諮りします。今定例会の会期は,本日から平成29年10月6日までの39日間としたいと思いますが,これに御異議ありませんか。                [「異議なし」と言う声あり]  御異議なしと認めます。したがって,会期は,本日から平成29年10月6日までの39日間と決定しました。   △ 日程第3 閉会中における所管事務調査の報告 ○議長(池田 守君)  次に,日程第3,閉会中における所管事務調査の報告であります。総務環境常任委員長の報告を求めます。 ○総務環境常任委員長前島広紀君)  総務環境常任委員会において,閉会中の所管事務調査として,7月20日に志布志市におけるごみ処理についての行政視察及び7月25日に敷根清掃センター現地調査並びに室内調査を行いましたので,その内容を報告いたします。まず,志布志市において,リサイクル率83.2%という同市のごみ処理方法と,一歩先を行く紙おむつリサイクルの取組について,行政視察を行いました。志布志市の環境政策は,「ものを大切に,人を大切に」であり,行動の基準は,「環境に優しいか」というコンセプトでした。平成2年に志布志町,有明町,大崎町で曽於南部厚生事務組合を設立して,72万m3の一般廃棄物最終処分場を建設し,全てのごみを埋め立て処分する計画でした。そして,それは平成16年度で満杯になる設計でありました。平成10年頃から焼却施設を造ろうという意見もありましたが,当時の首長や担当者の方針で,これからの時代はごみを焼却処分するのではなく,分別を徹底して再資源化することで,ごみの量を減らす施策を進めるべきだということになりました。そこで,確実なごみ出しをするために,市民は必ず各衛生自治会に加入し,その自治会のルールで各ごみステーションの管理を行うことになりました。分別収集は,大きく四つに分けられ,一つ,資源ごみは月1回,委託業者により収集運搬され,中間処理業者によって,さらにごみの選別・圧縮・梱包が行われています。二つ,生ごみは基本的には,自分自身が自宅でコンポストなどを利用して処理することとしています。しかし,自分で処理できない場合は,水を切って生ごみだけをごみステーションの樽に入れるようにしました。その生ごみは,昨年の実績で約3,800tが堆肥化処理施設で堆肥化され,学校や自治会等に販売されて農地に還元されています。三つ,粗大ごみについては,指定業者戸別収集を行っており,中間処理施設で分別され,再利用できるものは,毎月第2月曜日に掘り出し物市を開催して,一個1,000円で展示販売するなど,9割は再商品化を行うことで埋立て処分する量を減らしているとのことでした。また,戸別収集することにより,高齢者から非常に喜ばれているそうです。四つ,分別された一般ごみについては,各ごみステーションから収集され,埋立て処分されているが,生ごみが混ざっていないため,臭いがなく衛生的でカラスなども全くいないそうです。以上のような徹底した分別収集を平成16年度から取り組んだことによって,埋め立てごみは約8割削減されたため,平成16年度でいっぱいになる予定だった埋め立て処分場があと30年以上は利用できる結果となったそうです。そのようなことから,環境省が公表した平成27年度の同市のリサイクル率は76.1%で,11年連続で日本一を達成しています。このように,焼却施設を持たずにごみを分別することで,埋立てごみを減らす,志布志市の取組は,「志布志モデル」と呼ばれ,共生協働の取組として,太平洋の各地において導入プロジェクトが実施されているそうです。次に,紙おむつリサイクルについては,10年ほど前から大崎町と一緒にコストや技術的な面の課題に取り組んでいたが,昨年から地方創生に伴う地方活性化交付金を活用して,実証実験モデル回収実験に取り組んでいるそうです。使用済み紙おむつの量は志布志市が556t,大崎町が235tで,全埋立てごみの量の約2割を占めているとのことで,この事業の目的は,大隅半島全域における再資源化の推進や最終処分場延命化を図ることにあるとのことでした。平成28年には,ユニチャームと提携して,使用済み紙おむつ専用袋に入れて回収し,洗浄・分解・消毒・分離したのちにプラスチックや,さらにオゾン処理したものは上質パルプとなり,紙おむつ吸収材として再利用する世界初システムを開発しているそうです。その処理施設整備計画としては,実証実験を継続することでコスト試算広域化の検討を行い参加市町村施設規模等を決定し,平成32年度中に紙おむつリサイクル施設の稼働を目指しているとの説明でした。主な質疑では,「資源ごみについても細かく分別しているが,市民の対応や理解度はどのようか」との問いには,「平成20年度にアンケートを実施したところによると,おおむね満足している方が82%であった。分別の仕方をポスター等で説明しているが,いろいろ難しいケースもあり,市民から電話による問合せも多い。電話を掛けてこられるということは,それだけ正しく分別しようということの表れととらえて,ありがたいと思っている」とのことでした。「戸別収集について,料金はどのようであるか」との問には,「1か月1tまでは無料である。市民は市が年間契約している収集運搬業者に直接連絡するシステムで,1tを超える料金については,業者との直接交渉による」とのことでした。最後に,今回の視察においてもっとも勉強になったことは,ごみを分別することでリサイクル率を上げれば,最終処分場に埋め立てる一般ごみを減らすことができることを「志布志モデル」が実証していることの確認でした。使っていらなくなったものは,きれいに洗って出します。袋には名前を書いて,出したごみに責任を持ちます。混ぜればごみ,分ければ資源です。このように物を大切にする心が,人を大切にする志布志市の心にもつながっていると感じました。本市においても,今後の焼却施設の改修の議論が必要な段階に来ています。焼却施設がいらないごみ処理処分方法も模索してみなければならないものだと思いました。次に,敷根清掃センターの調査について報告します。本市の一般廃棄物処理施設である敷根清掃センターは,平成15年4月の供用開始から14年が経過し,今後,老朽化に伴う施設の維持補修に関する経費が増大する見込みであることから,現在の施設の長寿命化や更新,又は別の焼却方式への変更について様々な観点から検討を行っているところであります。その内容として,長寿命化工事の期間中に敷根清掃センターで処理できないごみが発生するが,その対策として,他のごみ焼却施設に委託する方法や仮設焼却炉を新たに設置する方法等が考えられる。また,焼却炉の方式を変更する場合,炉の構造,重量などの違いにより現在の建築物の構造上の強度の確認や補強,現在の機器の解体及び新しい機器の搬入方法,また,法的な課題などについて調査,確認等を行っているとの説明を受け,質疑に入りました。主な質疑では,「現在のガス化溶融炉の更新については,調査,検討を行っているところとあるが,いつ頃を期限としているのか」との質疑に,「霧島市ごみ減量化資源化基本方針を本年5月に策定した。敷根清掃センターは1日当たりの処理能力81tの炉が2炉あり,整備の期間を除いては24時間運転を行っている。このまま81tの炉を更新していく考え方もあるが,ごみのリサイクル等を考慮し,燃焼させるごみを減らすことで更新時の炉の規模を小さくすべきではないかという考えもある。更新時の炉の規模を縮小することができれば,建設費の削減ができる。また,リサイクル率を向上していけば,炉の負担を将来にわたって減少できる。焼却炉の更新は,15年から20年と言われており,現在,14年であるので,なるべく,早くということで検討を進めている」との答弁。「先日,志布志市のほうへ現地調査に行った。焼却と埋立てという違いはあるが素晴らしい取組をされている。志布志市の取組を参考にする考えがあるのか」との質疑に,「27分類と細かい分類をするのはよいが,市民がどのような手間を掛けているのか。分けたごみをどのような業者が,どのようにリサイクルをしていくのか,そういったところを視察させていただいたので,費用対効果などを検討しながら,できるものについては,取り入れていきたいと思っている」との答弁。「志布志市では,大隅半島全体でこの紙おむつ資源化の取組を広げていくように呼び掛けたいと考えており,2020年にはその施設が稼動する計画を持っている。霧島市も参加させていただいて,さらに効率のいい再資源化の取組ができないのか」との質疑には,「国としては,この事業が軌道に乗り,技術面コスト面も確立されたら,これを全国に展開するための先導的な補助事業だろうと思うので,そのような段階になれば,本市も広域的な共同処理の検討が必要だろうと思っている」との答弁。自由討議では,敷根清掃センターは,稼働してから14年で,これから修理の頻度も上がり,老朽化も加速され,新しい処理方式をどのようにしていくのかという検討に入っているところである。実際に今の焼却炉長寿命化と併せて,それを成し得るための具体的な取組について,まだ,検討が十分されていない。リサイクル率を引き上げていくということになると,市民の方々の協力も必要で,費用対効果という点で考えたとき,どういう方策が適当かという議論も,まだ十分に尽くされていないと思われる。また,出された資料が少なく,これでは議論ができないところもある。今後,当委員会として調査を継続していくことになるが,議論がしっかりできるような資料提供の在り方を望むとの意見がありました。以上で,総務環境常任委員会が行いました,閉会中の所管事務調査の報告を終わります。 ○議長(池田 守君)  以上で,閉会中における所管事務調査の報告を終わります。   △ 日程第4 議案第49号 霧島市個人情報保護条例の一部改正についてから     日程第19 諮問第3号 人権擁護委員の推薦についてまで一括上程 ○議長(池田 守君)  次に,日程第4,議案第49号,霧島市個人情報保護条例の一部改正についてから日程第19,諮問第3号,人権擁護委員の推薦についてまで,以上16件を一括し,議題とします。提案者の説明を求めます。 ○市長(前田終止君)  はじめに,本日午前6時過ぎ,12道県のJアラートとテレビなどにおいて,「午前5時58分頃,北朝鮮西岸からミサイルが東北地方の方向に発射された模様です。頑丈な建物に避難してください。続報が入り次第,お知らせします」との放送があり,緊張が走りました。その後,「先ほど北朝鮮から発射されたミサイルは,6時6分頃,北海道地方から太平洋へ通過した模様です。なお,破壊措置の実施はなし。不審な物を発見した場合には,決して近寄らず,直ちに警察,消防又は海上保安庁に連絡して下さい。続報が入り次第,お知らせします」との放送が入り,安堵いたしたところでございます。菅官房長官からも「我が国の安全保障にとってこれまでにない深刻かつ重大な脅威である」との発言もありました。万が一にもあってはならない事ですが,仮に九州地方の方向に発射された場合は,防災行政無線からJアラート放送が流れます。また,テレビ・ラジオなどからも同様の放送が入りますので,市民の皆様は,放送内容に従い落ち着いて行動していただきたいと思います。また,市としては所要の人員が緊急参集し,国などからの情報収集に当たるとともに,県,警察,消防,自衛隊と連携し,市域の安心安全を図ってまいりたいと存じます。次に,7月5日から6日にかけて,九州北部を中心として断続的に降り続いた集中豪雨は,福岡・大分の両県に甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられました方々の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに,被災されました方々に謹んでお見舞いを申し上げます。6年前の新燃岳噴火の際に,全国からたくさんの御支援を頂きました本市と致しましては,直ちに被災した市町に支援の案内を行い,7月8日には要請のありました大分県日田市に支援物資として関平鉱泉水1.2t分をお届けしたほか,各庁舎に募金箱を設置し,広く市民の皆様に義援金の御協力をお願いするなど,様々な支援活動を実施いたしたところでございます。次に,8月5日から6日にかけて南九州に接近した台風5号への対応等につきましては,8月4日に,いち早く最初の情報共有会議を開催し,台風接近への備えを開始いたしました。その後,8月5日の午後1時30分に災害警戒本部を設置し,本格的な警戒体制を整えるとともに,同日午後3時に市内全域に避難準備・高齢者等避難開始を発令し,高齢者や障害をお持ちの方などに早めの避難を呼び掛けたところでございます。さらに,台風の進路や勢力,市民の安全の確保などを総合的に判断し,同日午後6時15分に,市内全域に避難勧告を発令し,日没前の避難を呼び掛けたところであり,7日の午前6時の避難勧告解除までに避難された方の数は,市内全域で121世帯171人でありました。今回の台風5号は,進路が当初の予想よりも東側にそれたこともあり,幸いにも本市では大きな被害は発生しておりませんが,今後も大雨や本格的な台風シーズンの到来に備え,市民の安全確保を第一に万全の態勢で臨んでまいります。さて,平成34年に開催される第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会につきまして,これまで本市への会場誘致に向けた取組を進めてまいりましたが,7月21日に開催された第12回全国和牛能力共進会鹿児島県実行委員会の臨時総会におきまして,会場を本市牧園町の県立農業大学校跡地周辺とすることを決定していただきました。この大会は,5年に一度開催されまして,「和牛のオリンピック」と呼ばれており,本県での開催は昭和45年以来52年ぶりとなります。平成24年に長崎県で開催された前回大会では,全国から50万人近くが来場され,110億8,000万円の経済効果があったと発表されており,畜産業の発展に大いに寄与するのはもちろんのこと,地域への多大な経済効果が期待されます。今後におきましては,畜産関係者を始め,議会の皆様,商工業や観光業等の関係者など,幅広い分野の方々の御協力を頂きながら,正に「オール霧島」の体制で取組を進めてまいりたいと考えているところでございます。次に,平成27年10月に策定した霧島市ふるさと創生総合戦略に基づき取組を進めております地方創生につきまして,鹿児島県知事,増田寛也鹿児島県地方創生担当特別顧問,姶良・伊佐地域振興局及び北薩地域振興局管内の市長・町長などが一堂に会しての県主催の意見交換会及び講演会が,8月22日に国分シビックセンターで開催されました。この意見交換会等は,本年度から県内を複数のブロックに分けて順次開催されるもので,その第一弾の開催地として,本市を選定していただいたものでございます。当日は,増田氏から地方創生に関する国の動向や優良事例などに関する情報提供がなされましたほか,各市町長による地方創生に関する取組事例の紹介等があり,私も本市における重点事業の紹介をさせていただくとともに,知事,増田氏及び周辺自治体の市長・町長と率直かつ有意義な意見交換をさせていただきました。今後におきましては,今回の意見交換会等で得た有益な情報等を本市の取組にも生かせるよう,県や周辺自治体との積極的な連携も念頭に置きながら,本市の総合戦略に掲げました目標の達成に向け,更なる努力を重ねてまいりたいと存じます。さて,霧島市制が施行され,私が初代霧島市長として市政運営を担わせていただきましてから,早いもので11年9か月が経過し,3期目の任期も残り僅かとなりました。いよいよ,今定例会が私にとりまして,現任期では最後の定例会となりますが,残されました任期を,全力を挙げて努めてまいる所存でございますので,よろしくお願い申し上げます。それでは,本日ここに,平成29年9月定例市議会の開会に当たり,6月議会以降これまでの市政運営の状況報告を申し述べますとともに,今回,提案いたしております議案等につきまして,その概要を御説明申し上げ,議員各位を始め市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。まず,市政運営の状況につきまして,総合計画の七つの政策体系に沿って御説明申し上げます。一つ目の「快適で魅力あるまちづくり」についてでございます。公園・緑地の整備につきましては,平成26年度から整備を進めてまいりました国分上小川地区のコミュニティ広場が完成し,7月15日に地元地区自治公民館の主催による開園式が行われ,供用を開始いたしました。公園面積は,9,144㎡で,グラウンドゴルフを行うことができる芝生の多目的広場を始め,コンビネーション遊具やバスケットゴール,休憩所の設置など,幅広い年代の利用を想定した施設であり,地域の皆様の憩いやふれあいの場として,また,レクリエーションなどを通じた健康増進の場として,広く御活用いただきたいと存じます。次に,防災対策の推進につきましては,各分野において急速に普及している無人航空機「ドローン」を災害現場等で活用することを目指し,学校法人都築教育学園第一工業大学と消防局で災害発生時におけるドローンの消防活動等支援に関する覚書を締結いたしました。本覚書の主な内容といたしましては,山岳事故や水難事故等の災害現場において,同大学関係者によるドローンを活用した情報収集活動を行っていただくほか,ドローンについての教育支援を受けることで,ドローンを自在に操縦できる職員の育成を図ろうとするものであり,災害現場等における救急救助活動の迅速化・効率化につながるものと期待いたしているところでございます。二つ目の「自然にやさしいまちづくり」についてでございます。自然環境の保全につきましては,例年,県が実施しております県内26か所の海水浴場を対象とした水質調査におきまして,本市の国分キャンプ海水浴場と小浜海水浴場のいずれにつきましても,最高ランクであり特に良好な水質を示す「AA」との判定結果が示されたところでございます。このような良好な水環境を維持するため,今後も引き続き下水道の整備や合併処理浄化槽の設置を促進してまいりますほか,霧島市生活排水対策推進員等との連携を図りながら,生活排水対策に関する市民意識の向上を図るための啓発活動等を推進し,ふるさとの海や川である公共用水域の水質保全に努めてまいります。三つ目の「活力ある産業のまちづくり」についてでございます。畜産業の振興につきましては,来月に開催される第11回全国和牛能力共進会宮城大会に向けた鹿児島県の最終予選会が,7月29日,30日の両日,姶良中央家畜市場において開催され,本市からは,種牛部門の第2区で霧島地区の園田義昭さんが,肉牛部門の第8区でJAあいら中央肥育センターが,それぞれ全共宮城大会への出品枠を獲得されました。いずれの牛も,非常に素晴らしい牛でございますので,前回大会に引き続き,優秀な成績を収めていただけるものと期待いたしているところでございます。本県では現在,日本一の黒毛和牛の産地であるという称号を宮崎県から奪還すべく,県下一丸となって取り組んでいるところであり,前回の大会において県内で唯一農林水産大臣賞を受賞した本市と致しましても,再度,同賞を獲得すべく,関係機関等と一体となって,全力で畜産農家への支援を行ってまいる所存でございます。次に,雇用の促進につきましては,平成27年10月に日本郵便株式会社と立地協定を締結し,整備が進められておりました鹿児島郵便局が,8月14日,南九州最大級の郵便・物流拠点として,隼人町の小田工業団地に開局いたしました。同郵便局は,郵便物や小包の仕分け業務を行う地域区分郵便局として,これまで鹿児島中央局や熊本北局で行っていた鹿児島エリアの仕分け業務を集約し,1日に郵便118万通,小包2万4,000個を扱うと伺っております。従業員数は358人で,うち新規雇用者が157人とのことであり,合併後最大規模の雇用の創出となった今回の企業誘致が,本市の発展に更なる弾みをもたらすものと期待いたしているところでございます。また,霧島市ふるさと創生総合戦略に位置付けております,学生就職支援プロジェクトの一環として,市内の誘致企業など12社の御協力により,就職を主な進路とする市内の高等学校4校を対象に工場等見学会を実施し,生徒117人に参加いただいたところでございます。今後も高校生や大学生等を対象とした合同企業説明会の開催やインターンシップの推進などにより地元企業の情報を知っていただく機会の充実を図り,地元企業への就職率の向上や若者の定住化に努めてまいりたいと存じております。観光業の振興につきましては,NHK大河ドラマ西郷どんの放映決定や明治維新150周年を迎えるに当たり,鹿児島県内に点在するゆかりの地や,歴史・文化に対する注目度も徐々に高まってきておりまして,交流人口の拡大と地域の活性化が図られることを期待いたしているところでございます。このような中,本市における新たな観光拠点として,西郷隆盛にゆかりのある歴史的風土や魅力ある温泉文化を生かすための霧島市日当山西郷どん村を整備することとしており,同施設の設置等に関する条例や特産品等の販売を行うための仮設販売所の設置・管理に要する経費及び平成30年度完成予定の物産館建設に係る調査・設計業務委託に要する経費の予算を今定例会に御提案申し上げているところでございます。今後におきましても,地元の皆様や関係機関との連携を図りながら,霧島の魅力を存分に満喫いただけるよう,観光客等の受入体制の整備・充実を図ってまいります。次に四つ目の「育み磨きあうまちづくり」についてでございます。まず,喜ばしい話題としまして,国分中央高校柔道部の中馬梨歩さんが,7月末にマカオで行われましたアジア柔道連盟カップ,マカオカデ・ジュニア国際大会の日本代表として出場され,48キロ級の18歳未満の部及び21歳未満の部の両部門において,見事優勝を飾られました。3年後に東京オリンピックや第75回国民体育大会鹿児島大会の開催が控える中で,霧島市民にとりましても非常に明るい話題となりました。中馬さんの今後の更なる活躍に期待するところであります。学校教育の充実につきましては,昨年度から建設を進めておりました国分地区南部学校給食センターが6月に竣工し,昨日,市議会の皆様を始め,地元関係者,施工業者の皆様の御出席のもと,開所式を行わせていただきました。この新センターでは,2学期から,本市では初となる調理業務の民間委託によりまして,上小川小学校,木原小中学校,川原小学校,国分西小学校,天降川小学校の計6小中学校に給食を提供してまいります。これからも安全で安心な学校給食の提供に努めるとともに,新センターにおける民間事業者ならではの専門的な知識や技術を,他の施設の運営にも生かしてまいりたいと考えております。また,次代を担う青少年にふるさと愛を深めていただくとともに,政治や選挙への理解を高めていただくことを目的とした霧島市青少年議会につきまして,昨年度に続く2回目の会議を8月20日に開催し,市内の中学校,高等学校,大学の11校22名の青少年議員から地域の活性化や環境問題などに対する貴重な御提言を頂きました。いずれの御提言につきましても,霧島市へのふるさと愛がこもった内容であり,その一つ一つに大きな感銘を受けながら,私も真剣に答弁をさせていただいたところでございます。改めて青少年議員の皆様に感謝申し上げますとともに,皆様から頂いた貴重な御提言を,霧島市発展のために,可能な限り生かしてまいりたいと存じます。スポーツの振興につきましては,7月18日に開催された日本体育協会理事会におきまして,第75回国民体育大会鹿児島大会の開催が正式に決定されました。大会の期間は平成32年10月3日から13日までの11日間で,昭和47年の太陽国体以来,48年ぶり2度目の本県での開催となります。また,日本障がい者スポーツ協会及び文部科学省スポーツ庁の協議において,第20回全国障害者スポーツ大会鹿児島大会の開催が正式に決定され,開催期間につきましても,鹿児島国体終了後の10月24日から26日までの3日間とすることが決定いたしました。なお,本市におきましては,7月12日に第2回目となる「燃ゆる感動かごしま国体霧島市実行委員会」総会を開催し,平成29年度事業計画及び収支予算等について御承認を頂いたところでございます。今後におきましては,同実行委員会を中心に,準備作業に万全を期しながら,市民が一体となり,両大会を成功に導くことができますよう関係機関との更なる連携を図ってまいりたいと存じます。次に五つ目の「たすけあい支え合うまちづくり」についてでございます。こころと身体の健康づくりの推進につきましては,市民の健康意識の向上と健康知識の普及啓発等を目的とした市民健康講座の一環として,7月1日に霧島市民会館におきまして,こころの健康づくり講演会を開催いたしました。当日は,深夜の繁華街パトロールを通じて青少年の非行防止や更生に取り組み「夜回り先生」の愛称で知られる,水谷青少年問題研究所の水谷 修所長を講師に迎え,「いのちの授業,優しさと勇気の育てかた」を演題として,御講演いただき,幅広い年齢層にわたる多くの方々の御参加を頂いたところでございます。今後におきましても引き続き,市民の皆様が心身の健康管理や医療等に関する情報を分かりやすく学べる機会の提供に努めてまいります。次に,本格的な台風シーズンの到来を前に,大規模災害が発生した際に特に配慮が必要な高齢者や障がい者等の方々が長期的に安心して避難生活を継続できるよう,市が指定している介護事業所の団体で組織する霧島市地域密着型サービス事業者連合会と災害時の避難者受入れに関する協力協定を締結いたしました。また,障害を理由とするあらゆる差別の解消のため,いわゆる障害者差別解消法に基づき関係要綱等を改正し,差別解消のための取組を行うネットワークである障害者差別解消支援地域協議会の機能を霧島市障害者自立支援協議会に追加するなど,障害を理由とする差別の解消に向けた体制の整備を図ったところでございます。次に,霧島市ふるさと創生総合戦略に位置付けております,結婚につながる出会いの場の創出につきましては,7月30日に,本市では初めての民間企業と市の共催による婚活イベントと致しまして,鹿児島銀行との共催により「テニスから始まる恋の予感」と題した婚活イベントを開催し,男性13名,女性12名の御参加を頂きました。本イベントでは,株式会社エルグ・テクノの御協力のもと,趣向を凝らしたテニスのゲームやトレーニングの時間を設けることで,気軽に楽しみながら参加できる出会いの場となるよう配慮したところであり,今後におきましても,本イベントで得た経験等を生かしながら,企業や団体等と連携した出会いの場の創出に向けて取組を進めてまいりたいと存じます。六つ目の「共生・協働のまちづくり」についてでございます。国際交流の推進につきましては,日韓親善子供大使友好の翼事業において,霧島市内の小学校5・6年生14名が,8月3日から3泊4日の日程で韓国釜山の培英初等学校を訪問し,体験学習やホームステイ等を通して現地の方々との交流を深めました。今年が25回目の節目の年となりますことから,私も一緒に訪問させていただき,これまでの長年にわたる交流に対し,敬意と感謝を申し上げるとともに,今後の更なる相互交流の発展などについても確認いたしたところでございます。また,本市国際交流協会との連携による青少年海外派遣事業では,7月から8月にかけて,アメリカ,マレーシア,ラオス及び中国の4か国に28名の中学生・高校生を派遣し,学校訪問やホームステイ等を通して交流が図られたところでございます。さらに,平成16年から交流が続いております中国上海市嘉定区の訪問団5名が,8月23日から2泊3日の日程で本市を表敬訪問され,教育委員会との意見交換や市内の行政視察などを通して,相互理解を深めたところでございます。人権の尊重につきましては,毎年恒例となっております,拉致・特定失踪者の救護及び被害者家族の支援のための署名・募金活動を霧島国分夏まつりの会場において7月15日に実施いたしました。当日は,特定失踪者の田中正道さんの妹の村岡育世さんなど,拉致被害者家族会の皆様の御協力のもと,私も,霧島市人権擁護委員や市議会議員の皆様,市職員とともに参加させていただき,御来場されました多くの方々から御支援,御協力を頂いたところでございます。また,8月5日には,国分シビックセンター多目的ホールにおいて,人権意識の高揚を目的とする霧島市じんけんフェスタを開催し,多くの方々に御参加いただきました。当日は,菱山謙二氏から同和問題について御講演いただいたほか,本市で取組を進めております,キリシマイスター制度の紹介をさせていただいたところでございます。今後も引き続き,市民の皆様に,分かりやすく参加しやすい人権学習の場を提供してまいります。次に七つ目の「新たな行政経営によるまちづくり」についてでございます。建設業界の担い手不足を解消し,女性の雇用を促進するために,本市発注の工事につきましては,積極的に女性の雇用や労働環境の整備を進める建設業者を工事成績の中で評価する取組を始めたところでございます。今後,建設業界におきまして,女性の雇用が促進されるとともに,女性の感性が活かされた施工につながることを期待いたしているところでございます。市民サービスセンター「コア・よか」につきましては,7月6日で開所10周年を迎え,同日,記念式典を開催いたしました。本年7月末時点の利用者の累計は,17万3,000人を超えており,市民サービスの拠点施設として着実に定着したものと認識いたしているところであり,今後とも更なるサービスの向上と利用の促進を図ってまいりたいと存じます。最後に「広域的な施策の取組」についてでございます。霧島ジオパークの推進につきましては,夏休み期間中,子ども火山スクールの開催や九州・山口のジオパークによる子ども交流事業への参加など,教育プログラムの充実に取り組んでまいりました。また,桜島・錦江湾ジオパークとの統合に関しましては,関係自治体担当者はもとより,ジオパーク関係者と広く話合いを行っているところであります。統合により,新たなジオパークが誕生いたしますと,これまで以上の広さと,多くの新しい魅力が誕生することとなるため,その魅力を広く発信できるよう慎重に協議を重ねながら取組を進めてまいります。次に,本日提案いたしております,補正予算,条例等に係る議案16件につきまして,その概要を御説明いたします。まず,議案第61号,平成29年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。今回の補正予算は,国・県などから事業採択等の通知があった各種事業費や教育環境の充実を図るための経費を追加計上するほか,地方自治法の規定等に基づく平成28年度決算剰余の積立てなどを主なものといたしております。歳入といたしましては,それぞれの事業に対する国・県支出金や市債等を特定財源とし,平成28年度からの決算剰余の一部及び国・県からの過年度分の追加交付金等を一般財源といたしております。歳出の主なものといたしましては,総務費では,霧島市を広く全国にPRすることで応援していただくファンを拡充するとともに地場産業の振興等を図るためふるさと納税に関連する経費を,衛生費では,産後も安心して子育てができる支援体制を構築するため産後ケアに要する経費を,商工費では,周遊観光バス運行に係る実証運行事業や日当山西郷どん村の環境整備及び運営等に要する経費を,土木費では,溝辺麓第一土地区画整理事業区域内の街区公園整備に要する経費を,教育費では,天降川小学校の仮設教室設置,国分中央高等学校の農業実習地の拡充や農機の更新,県からの受託事業等,教育環境の充実に要する経費のほか,溝辺多目的交流施設上床どーむの屋外トイレの改修や第75回国民体育大会で馬術競技を実施する会場の整備に要する経費を,災害復旧費では,農地農業用施設,土木施設の災害復旧に要する経費を,それぞれ計上いたしております。その結果,歳入歳出それぞれ総額18億1,867万円を追加計上し,補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ581億2,792万8,000円としようとするほか,第2表で繰越明許費の設定,第3表で債務負担行為,第4表で地方債の補正をそれぞれ行おうとするものでございます。次に,議案第62号,平成29年度霧島市介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。この補正予算は,平成28年度介護給付費等の精算に伴う国,県等への償還及び一般会計への繰出並びに介護給付費準備基金への積立に係る経費のほか,介護予防・日常生活支援総合事業制度の開始に伴う事業所指定等の事務に要する経費を追加しようとするものでございます。その結果,歳入歳出総額それぞれ2億3,000万6,000円を追加計上し,補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ109億218万4,000円とするものでございます。次に,議案第63号,平成29年度霧島市水道事業会計補正予算(第2号)については,水道料金等の窓口受付や検針業務などを包括的に民間事業者に委託することについて,本年度中に業者選定を行い,平成30年4月1日から平成33年3月31日までの3年間を期間とする,債務負担行為を設定しようとするものでございます。そのほか,本日提案いたしております条例等に係る議案13件につきまして,その概要を御説明いたします。まず,議案第49号,霧島市個人情報保護条例の一部改正については,行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の改正により個人情報の定義が明確化され及び要配慮個人情報の定義が新設されたことを踏まえ,本条例における個人情報の定義を同法と同様のものとするため,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第50号,霧島市農村地域工業導入促進対策協議会条例及び霧島市立地企業等設備投資促進に関する条例の一部改正については,農村地域工業等導入促進法の一部を改正する法律の施行に伴い,引用条項等を改める必要が生じたため,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第51号,霧島市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び霧島市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については,児童福祉法の改正により養子縁組里親が法定化され及び里親に関する定義規定が再編されたことに伴い,人事院規則の一部を改正する人事院規則等が施行されたことを踏まえ,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第52号,霧島市税条例の一部改正については,地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律の施行に伴い,個人住民税の配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し,軽自動車税におけるグリーン化特例措置の見直し並びに居住用超高層建築物に係る新たな固定資産税額算定方法等が導入されたため,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第53号,霧島市都市計画税条例の一部改正については,地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律等により,特定事業所内保育施設の用に供する固定資産で政令で定めるもの等に対して課する都市計画税に関して,新たな地域決定型地方税制特例措置,いわゆるわがまち特例が創設されたこと等に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第54号,霧島市手数料条例の一部改正については,介護保険法第115条の45の5第1項に規定する介護予防・日常生活支援総合事業制度を実施するに当たり,審査の実施に係る手数料を徴収するため,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第55号,霧島市工場等立地促進に関する条例の一部改正については,農村地域工業等導入促進法の一部を改正する法律の施行に伴い,引用条項を改めるとともに補助対象業種に研究開発施設を追加することにより,本市における工業の振興及び雇用の増大を図るため,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第56号,霧島市営住宅の設置及び管理に関する条例及び霧島市営単独住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正については,老朽化した市営住宅及び市営単独住宅の取壊しを行うため,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第57号,霧島市ふるさときばいやんせ基金条例の一部改正については,かごしま応援寄附金市町村交付金交付要綱等が廃止されることに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。次に,議案第58号,霧島市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員に関する条例の制定については,農業協同組合法等の一部を改正する等の法律の制定により農業委員の選出方法が変更されたこと及び農地利用最適化推進委員が新設されたことに伴い,条例を制定するとともに,関係条例の改廃をしようとするものでございます。次に,議案第59号,霧島市日当山西郷どん村の設置及び管理に関する条例の制定については,歴史的風土や魅力ある温泉文化を生かすことにより,観光その他の産業を振興し,もって地域活性化を図るため,霧島市日当山西郷どん村を設置することに伴い,条例を制定しようとするものでございます。議案第60号は,土地改良事業の施行に伴い,字界の不整形が生じたので,これを整理するため,県営農村振興総合整備事業霧島西部地区中福良換地区の字の区域の変更をしようとするものでございます。また,平成29年12月で任期が満了となる人権擁護委員の立山謙一氏につきまして,その後任として畝地道博氏を推薦することについて議会の意見を求めるため,諮問第3号を提案するものでございます。以上,提案いたしております議案等につきまして,一括してその概要を御説明申し上げましたが,よろしく御審議いただきますようお願い申し上げまして,提案理由の説明と致します。 ○議長(池田 守君)  ただいま提案者の説明が終わりました。この16件の議案等に対する質疑は,次の本会議で行います。以上で,本日の日程は全て終了しました。次の本会議は9月5日であります。本日はこれで散会します。             「散 会  午前11時15分」...