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2.本日の
出席議員は次のとおりである。
1番 德 田 修 和 君 2番 平 原 志 保 君
3番 阿 多 己 清 君 4番 木野田 誠 君
5番 中 馬 幹 雄 君 6番 中 村 満 雄 君
7番 宮 本 明 彦 君 8番 前 島 広 紀 君
9番 有 村 隆 志 君 11番 中 村 正 人 君
12番 松 元 深 君 13番 池 田 綱 雄 君
14番 厚 地 覺 君 15番 新 橋 実 君
16番 常 盤 信 一 君 17番 植 山 利 博 君
18番 塩井川 幸 生 君 19番 岡 村 一二三 君
20番 池 田 守 君 21番 下深迫 孝 二 君
22番 今 吉 歳 晴 君 23番 蔵 原 勇 君
24番 前川原 正 人 君 25番 時 任 英 寛 君
26番 宮 内 博 君
3.本日の
欠席議員は次のとおりである。
な し
4.会議に出席した
議会事務局の職員は次のとおりである。
議会事務局長 久 保 隆 義 君 次長兼
議事調査課長 新 町 貴 君
議事グループ長 德 留 要 一 君 書 記 藤 本 陽 子 君
書 記 原 田 美 朗 君
5.
地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。
市 長 前 田 終 止 君 副 市 長 平 野 貴 志 君
副 市 長 中 村 孝 君 総 務 部 長 川 村 直 人 君
企 画 部 長 塩 川 剛 君
生活環境部長 小 野 博 生 君
保健福祉部長 越 口 哲 也 君
農林水産部長 満 留 寛 君
商工観光部長 池 田 洋 一 君 建 設 部 長 川 東 千 尋 君
消 防 局 長 馬 場 勝 芳 君 水 道 部 長 上脇田 寛 君
総 務 課 長 橋 口 洋 平 君 財 政 課 長 山 口 昌 樹 君
企画政策課長 堀 切 昇 君
教 育 長 髙 田 肥 文 君 教 育 部 長 花 堂 誠 君
6.会議のてん末は次のとおりである。
「開 議 午前10時00分」
○議長(池田 守君)
これより本日の会議を開きます。お手元に配付しました
議事日程に基づき会議を進めてまいります。これより議事に入ります。
△ 日程第1 議案第24号 平成28年度霧島市
一般会計補正予算(第6号)について
から
日程第4 議案第27号 平成28年度霧島市
温泉供給特別会計補正予算(第1号)
についてまで
一括上程
○議長(池田 守君)
日程第1,議案第24号,平成28年度霧島市
一般会計補正予算(第6号)についてから日程第4,議案第27号,平成28年度霧島市
温泉供給特別会計補正予算(第1号)についてまで,以上4件を一括し,議題とします。この議案4件については
予算常任委員会に付託となっておりましたので,委員長の報告を求めます。
○
予算常任委員長(阿多己清君)
去る2月21日の本会議において,当委員会に付託されました平成28年度
補正予算関係議案4件について,審査が終了いたしましたので,その経過と結果について報告します。初めに,議案第24号,平成28年度霧島市
一般会計補正予算(第6号)について,執行部から総括として,今回の
補正予算は
歳出予算については,
決算見込みによる
各種事業費や人件費の調整を行うほか,国の二次補正の
追加内示に伴う経費や霧島市
土地開発公社解散プランに基づく,土地の買い戻しを行うための経費などを計上した。人件費については,直近の
人事異動までを反映した
決算見込みにより補正した。
歳入予算については,
一般財源として
地方交付税や繰越金の未計上額などを,また,
特定財源として事業の実施に伴う
国県支出金の
見込み分などを計上した。その結果,
歳入歳出それぞれ14億6,171万4,000円を
追加計上し,補正後の
一般会計予算の総額を
歳入歳出それぞれ628億8,624万6,000円とするとともに,
繰越明許費の補正及び
債務負担行為の補正並びに地方債の補正を行おうとするものであるとの説明がありました。このほか,議案第24号に係る
執行当局からのそれぞれの
補正予算説明資料等に基づき説明を受け,質疑に入りましたので,
各部ごとに質疑及び答弁の要旨を申し上げます。まず,総括及び
総務部関係では,「平成27年度決算額からすると
普通交付税は,5億6,000万円余りの減となっている。今後5年間で30億円を超えることになるが,当初予測はどうだったか。また5年後の推計はどうか」の質疑には,「
普通交付税の平成28年度までの
合併特例措置額は約22億円であるので,その影響額としては,2億円の減額と想定していた。今年度のペースでいけば,平成33年度は22億円程度の減額と見込んでいる」との答弁。「
特別交付税の決定はいつ頃なのか。最終的な補正はしないのか」の質疑には,「例年3月下旬が
交付決定となるので,現段階では,額は示すことはできない。
交付決定があったら,
議会議長あてに文書でお知らせする。今回の
補正予算が最終と考えている」との答弁。「
土木建設関係に限らず,多くのところで
繰越明許が行われている。額にして約33億円となるが,どういう理由によるものなのか」の質疑には,「
特定財源を伴わない
一般単独事業は,原則繰越しは認めていない。今回はほとんどが
補助事業である。国の
追加補正による
前倒し事業や様々な事情等で工期内に終わらないものなど,財源の絡みでやむなく繰越しをするのが実情である」との答弁。「
防災行政無線工事請負費の残3,141万円余りについては,
自治会等の減少とあるが,どの程度の減なのか」の質疑には「
コミュニティ無線との接続を平成28年度は
横川地区と
隼人地区を中心に行った。
隼人地区で,
コミュニティ無線導入自治会が158あるが,うち未接続が54自治会ある状況である」との答弁。「溝辺町
防災集団移転促進事業の
補助金返納については,そのような取決めがなされていたのか。」の質疑には,「
補助事業で取得又は造成した土地については,譲渡をしてはいけないとなっていたが,平成17年に譲渡されているもので,そこらの引き継ぎがなされてなく,平成26年度の
会計検査院の調査で判明したものである。
返還命令はないが,国県と協議した上で自主的に返納するものである」との答弁でした。次に,
企画部関係について,「
ふるさと納税のお礼の品で1,850万円の
追加計上であるが,現在,納税額は幾らか。返礼品で一番多いのは何か」の質疑には,「納税額は,現在約9,200件で2億2,000万円程度である。今年度末では,2億3,000万円を見込んでいる。人気の品は,果物,野菜,肉類,焼酎である」との答弁。「
ふるさと納税の返礼が余り高額とかで,
総務大臣が見解を述べていたが,それを受けて本市は何か検討したのか」の質疑には,「本市は
制度開始から約3割の返礼で行っている。報道を受けて改めて検討等は行っていない」との答弁。「
空港周辺の
地域環境整備事業基金の現在高は幾らか」の質疑には,「平成27年度末の
基金残高は,
溝辺地区が2億9,291万円余り,
隼人地区が2,887万円余りである」との答弁。「
空港周辺の整備では,平成28年度の
基金活用はどういうものがあるか」の質疑には,「平成27年度実績では,
空調機設置助成が23件で,約253万円,
テレビ受信料助成が377件で,約106万円である。平成28年度も同じ内容の助成に充てたい」との答弁でした。次に,
生活環境部関係について,「
住民基本台帳管理事務事業で,969万8,000円の
繰越明許費は,
マイナンバー関係で国が想定していた
見込み数が少なかったとのことだったが,本市はどういう状況か」の質疑には,「本年1月末現在で,1万2,368件の申請で,9.77%となっている」との答弁。「転入者に対し,
コンビニで住民票などを取れる制度を案内すべきと思うがどうか」の質疑には,「マイナンバーカードを取得したら,
コンビニで
住民サービスを受けられる内容のパンフレットなどを置いて説明をしている」との答弁。「
市民サービスセンターでの
パスポート申請が増加したとのことであるが,実績はどうか」の質疑には,「本年1月末現在で,申請は1,756件である。また1月の実績は,176人に交付している。平成25年度の
交付件数は1,926件,平成26年度が1,912件,平成27年度が1,811件である。」との答弁。「先日の本会議で,海岸に流木等の漂着物が非常に多く,まだ処分されていないと話題になったが,
環境対策費では
海岸漂着物が少なく減額したとのことである。どういうことか」の質疑には,「台風等による漂着物の除去は,
農林水産省関係の予算で行う。
環境衛生課が行うのは,一般的なごみ等を除去するものである。今年度は438万円ほどの予算に対し,416万円ほどの実績で,重量にして51tを処理している。昨年度が44tであった」との答弁でした。次に,
保健福祉部関係について,「
臨時福祉給付金等の減額が,3億8,510万2,000円とある。3つの給付金の中で
障害年金関係が,発送した人数と実際支給された人数との乖離が最も大きかったと思う。それらの事情等はどうか」の質疑には,「継続的な
臨時福祉給付金は,
予算計上3万5,000人に対し,実際に
申請書送付が3万372人,
支給決定2万4,790人,不
支給決定137人,
年金生活者等支援臨時福祉給付金は,
予算計上2万5,000人に対し,実際に
申請書送付が1万6,501人,
支給決定1万5,939人,不
支給決定37人,
障害遺族年金受給者福祉給付金は,
申請書送付が約1,400人,
支給決定1,092人,不
支給決定6人である」との答弁。「
臨時福祉給付金は,20%近くの方が窓口に来られないということになる。せっかくできた制度を活用してもらうために具体的な対応をすべきではないか」の質疑には,「広報紙のほかいろいろな媒体を通じて手続の勧奨を今後取っていきたい」との答弁。「
病院群輪番制病院運営支援事業は,1,300万円ほどの
追加計上で充実とあるが,その内容はどうか」の質疑には,「夜間,休日に輪番で二次
救急医療として
姶良地区内7
医療機関で対応してもらっている。それに加え,
循環器救急輪番制では,
医師会医療センターと
国分生協病院が,脳外科の
救急輪番制は,4
医療機関で実施してもらっている。これまでの補助金は,輪番制の7
医療機関の分だけであったが,
循環器系や脳外科についても必要であるとのことから,姶良市,湧水町,本市の3市町で協議した結果,それぞれの負担金を計上したものである」との答弁。「
養護老人ホームで1,380万円余りの減額となっているが,どういう内容か」の質疑には,「春光園の委託料の800万円の減は,食事の
賄材料費,当初43名で見込んでいたが,本年度の
平均入所者数が約28名のため,15名分の食事代が不用となったのと,
調理職員と相談員の各1名分の減である」との答弁。「
子育て支援推進費で3,437万円の追加があるが,2事業についてはどういう内容か」の質疑には,「
子ども医療費助成は
実績見込みが不足するので
追加補正した。金額が大きいのは,
放課後児童健全育成事業で,
児童クラブの単価,基準が見直しになったものである。児童数36人から45人の
児童クラブで
基準単価が3万8,000円増加した。また
クラブ数を27か所見込んでいたが,30か所となり,児童数も42人増加したことも増額した要因である。」との答弁でした。次に,
農林水産部関係について,「中
山間地域の直接
支払制度の返還の件は,どのような
事務体制だったのか。これを受けて今後はどのように考えているのか」の質疑には,「
総合支所の
担当職員が一人で協定図,地籍図で
現地確認をしていた。地籍図では現地の形状,境界等もよく分からない。農地として利用されている状況だけを確認してそのまま進めてきたのではないかと思う。
会計検査院の指摘を受けて,現在は
地図情報システムにより先ず
現地確認をした上で,
集落代表の立会いの下,
市担当者が2人1組で,1筆ごとに確認をする方法に改めた。さらに
農業施設への
用途区分変更や
農地転用の手続を行う際は,
協定農用地との照合結果を記載するなど,
計画段階で各組織の担当者が情報共有できるように
業務改善を行った」との答弁。「中山間直接
支払交付金の集落からの返還額は,144万2,596円となっているが,集落は納得しているのか」の質疑には,「各
地区ごとに
総合支所で,
集落協定の代表者に事情を説明し,了解を頂いた上で今回提案している」との答弁。「
畜産クラスター事業の
肥育豚舎について,それぞれの
飼養頭数はどうなっているか」の質疑には,「
Jファームは,
経済連委託事業により肥育豚4,500頭を飼養中で,5,900頭に
規模拡大予定,大佳産業は,
牧園地区で母豚200頭を飼養中で,314頭まで増やせる豚舎を整備する計画である」との答弁。「これだけ頭数が増えると
糞尿処理が問題となるが,どうなっているか」の質疑には,「
Jファームの
糞尿処理は,おが粉堆肥の戻し利用をしている。平成29年度で
撹拌発酵処理施設と運搬用の機械を導入する計画である。大佳産業は,平成27,28年度にかけて,
浄化処理施設と堆肥舎を既に
整備済みである。今回の
増頭計画にも耐えうる
処理施設であると考えている」との答弁でした。次に,
商工観光部関係について,「
霧島温泉市場関係で,1億1,255万円ほどの補正額となっているが,
全額繰越明許である。この時期になった理由と内容的にはどういうものを考えているのか」の質疑には,「
追加募集で,申請が1月だったので,
繰越事業とした。
整備内容としては,七,八割が館内の
空調改修である。雨天時を考えて,デッキを広げ,1階,2階部分に屋根の整備,車椅子の方のための2階への
スロープ整備,
スチーム足湯の設置,
多目的トイレなどの整備を考えている」との答弁。「
妙見路線バス運行事業の委託料が
スタート時点は700万円台だったと思うが,平成28年度は1,226万7,000円となっている。
運賃収入も少ないが,このままの状態でいくのか」の質疑には,「2次アクセスの充実のためには必要な路線と考えている。
国立公園満喫プロジェクト等の活用も考えられるので,
運行形態も含めて検討していく」との答弁。「関平鉱泉の
基金積立額はどのような根拠なのか」の質疑には,「基金は毎年3月補正で計上しているが,収入から歳出額を引いた額を積み立てている」との答弁でした。次に,
建設部関係では,「
総合治水事業関係で1億2,841万6,000円の繰越しがあるが,具体的に
取得予定地の進捗はどうか」の質疑には,「
隼人姫城地区は用地と補償費を計上している。現在,建物の調査が終わった段階で,これから2筆の詳細な交渉に入っていく。そのほか,
国分山下町に1筆,
国分中央地区に1筆を
買収予定で,いずれも事業についての理解をもらった段階である」との答弁。「麓第一
区画整理事業で今回2,900万円の減額があるが,内容はどうなのか」の質疑には,「
工事請負費の減額は,これに充当する
土地売払収入,
保留地処分金の現段階の
見込み減である」との答弁。「保留地の処分がなければ実行できないのか」の質疑には,「平成26年度で
補助事業が終了したので,この地区は
保留地処分金と
一般単独による事業費になる。
保留地処分の
販売状況に応じて,今後執行していくことになる」との答弁。「
区画整理事業で,平成28年度中に
保留地処分は何件できたのか」の質疑には,「麓第一地区は3月末
見込みで7区画,金額にして3,364万2,000円,浜之市地区は,2筆で270万円ほどである」との答弁。「麓第一地区はどれだけ残っているのか」の質疑には,「残りが37区画である」との答弁。「現在,橋梁等の
補強工事を行っているが,建設して何年以上のものが対象となるのか」の質疑には,「
橋梁長寿命化事業では,本市の全ての橋梁,657橋を対象として
橋梁点検を行っているが,その健全度に応じて補修を行っている。平成26年の法改正により橋梁は,5年に1回必ず点検をするようになったものである」との答弁でした。次に,
教育部関係について,「(仮称)
国分学校給食センターの
債務負担行為については,
給食調理・
配送業務を民間委託するのか」の質疑には,「
調理業務については,公募型の
プロポーザルにより民間委託する計画である。現在の予定では,本年9月から
委託業者により新
センターを稼働させたいと考えている」との答弁。「期限があるので,保護者やPTAの方々に十分な説明がなされない可能性があるのではないか。
保護者等への説明はどのように考えているのか」の質疑には,「説明をする機会は非常に少ないが,新年度に入ったら,学校長や
PTA代表なども入った新
センターに関する
学校給食運営委員会を発足する。その中で十分に説明していくことになる。正式な流れが決定したら,文書等で学校を通じてお知らせをしていく予定である」との答弁。「(仮称)
国分学校給食センター給食調理・
配送業務委託との記載であるが,
分離発注の可能性もあるということか。」の質疑には,「
プロポーザルについては
調理業務のみを行い,
配送業務については,隼人の
給食センターと同じように,地元の業者を対象に
指名競争入札等で対応していく予定である」との答弁。「
小学校施設整備事業で,
向花小学校の大
規模改修となっているが,どの程度の改修となるのか。また
プレハブ等での対応も考えられるが,
設置場所はあるのか」の質疑には,「建物の
構造躯体だけ残し,全て撤去する。内装,
機械設備関係,トイレなど全てについて,大
規模改造工事になる。本年6月頃に
仮設校舎を運動場に建設するので,運動会は5月開催をお願いしている。2年間での
建設計画を予定している」との答弁。「
奨学資金の関係で,1,300万円ほど減額されているが,具体的な内容はどういうことか」の質疑には,「当初
見込みを高校等10人,
大学等40人,大学院を4人の合計54人としていたが,実績としては,高校等11人,
大学等25人,大学院2人の合計38人で,
見込みより16人の減となった」との答弁。「申込数が少なかったことについては,どのように考えているか」の質疑には,「
大学等が少なかったのは,
県育英財団では,
大学等について入学時の
一括貸付及び要件に該当すれば,
返還免除の制度が始まったこと,大学で本市は月額4万4,000円,国県は,私立の自宅外で6万4,000円と差があり,これらが影響しているかと思う」との答弁でした。
議会事務局,
選挙管理委員会及び
消防局関係については,割愛します。次に,議案第25号,平成28年度霧島市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について,執行部から,今回の
補正予算は,
後期高齢者支援金,
介護納付金,
保険財政共同安定化事業拠出金及び前年度
繰上充用金の減額並びに
高額医療費共同事業拠出金及び平成27年度分の
国庫支出金の
実績報告に伴う経費などを
追加計上し,
歳入歳出それぞれ2億4,014万4,000円を減額し,補正後の
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ188億6,007万4,000円とするものであるとの説明がありました。このほか,議案第25号に係る
補正予算説明資料等に基づき説明を受け,質疑に入りましたので,質疑,答弁の要旨を申し上げます。「前年度
繰上充用金の減額は,1,223万4,000円であるが,結果的に
繰上充用の総額は幾らになるか」の質疑には,「6億5,357万9,000円である」との答弁。「平成27年度で
一般会計から9,675万9,000円の繰入れだが,平成28年度はどのようになるか」の質疑には,「
保険事業等の繰入金は,予算額で1億5,634万5,000円を計上している」との答弁。「
保険事業に対しての繰入金については,県内で本市と指宿市だけか」の質疑には,「
歳入不足に対して前年度
繰上充用している市が,19市のうち,鹿児島市,枕崎市,伊佐市,指宿市,奄美市,霧島市の6市で,そのうち
保険事業へ繰入れている市は,本市と指宿市である」との答弁。「今回の補正は
繰上充用の減額で,全体としても減額になっている。
医療給付費自体も減額され疾病が予想よりも少なく医療費の軽減につながり,結果として
国保財政も若干好転したという理解でいいか」の質疑には,「そうである。当初
見込みより若干下がってきたことによる」との答弁でした。次に,議案第26号,平成28年度霧島市
下水道事業会計補正予算(第2号)について,執行部から,今回の
補正予算は,歳入では,
一般会計繰入金37万2,000円,繰越金3,419万9,000円などを追加するとともに,負担金168万円,
国庫補助金5,435万5,000円,
財産運用収入3万2,000円,
基金繰入金2,000万円,市債4,290万円を減額するものである。歳出では,
総務管理費で1,247万8,000円を追加するとともに,
都市計画費で9,687万4,000円を減額することにより,補正後の
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ17億6,522万6,000円とするものである。第2表
繰越明許費については,
公共下水道管理事業で1,650万円,
公共下水道事業で4億5,259万8,000円,
特環下水道事業で969万2,000円を計上した。第3
表地方債の補正については,
決算見込みにより限度額を変更するものであるとの説明がありました。このほか,議案第26号に係る
補正予算説明資料等に基づき説明を受け,質疑に入りましたので,その要旨を申し上げます。「下水道の
繰越明許費4億8,000万円ほど計上されているが,
年度内完成を目指すための取組はどうなのか」の質疑には,「主なものは,
隼人駅東地区区画整理事業地内の整備である。平成28年度に事業認可を受け,現在実施設計委託を出している。近々2つの工事を発注予定である。通常の開削工事では,隼人住吉地区,旧隼人保育園周辺を工事発注していたが,橋の関係で工事中断としている。そのような理由で多額の工事費の繰越しとなった」との答弁でした。次に,議案第27号,平成28年度霧島市
温泉供給特別会計補正予算(第1号)について,執行部から,今回の
補正予算は,歳入では事業収入で1,034万7,000円,繰越金で769万6,000円を追加するとともに,
基金繰入金570万5,000円などを減額するものである。歳出では,
総務管理費の一般管理費で,温泉供給事業基金積立金などで1,104万5,000円を増額することにより,補正後の
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ7,800万3,000円とするものであるとの説明がありました。このほか,議案第27号に係る
補正予算説明資料等に基づき説明を受け,質疑に入りましたので,その要旨を申し上げます。「事業収入が1,034万7,000円の増額,
基金繰入金570万5,000円ということであるが,
見込みよりも運営状況が良くなったと理解していいか」の質疑には,「収入で,滞納繰越分が1,000万円ほど入ったためである」との答弁。「かつて事業者が倒産して滞納となっていた分が入ってきたと理解していいか」の質疑には,「そのとおりである」との答弁でした。このほか,
補正予算関係議案4件に対し,多くの質疑が出され,それに対する執行部からの答弁がなされたあと,質疑を終結し,議案処理に入りました。まず,議案第24号,平成28年度霧島市
一般会計補正予算(第6号)について,自由討議では,一つに,(仮称)
国分学校給食センターを造ることは,予算も決まっての流れがあるが,
給食調理及び
配送業務委託については,地元の業者も参加できるような形での取組を求めるべきである。このことが地方創生,本市の将来に向けての発展,市政経営の根幹に関わることだという意見。二つに,同じく
給食センターについて,期限を決めて今年の9月からは事業をスタートさせたいという逆算方式で,事業が進められていることについては,大きな問題である。また,今回の補正で,様々な事業が繰越しされている。単純に計算しても33億6,225万円となる。単年度で事業を完成させる一つのスタイルが崩れている。ただ安易に繰越しで対応することはどうかと思うという意見。三つに,同じく
給食センターの件で,確かに地元の業者と言う面もあるが,やはり市域を越えた全体の中で選ぶのが最善の方法だと思う。本当に市内業者が育っているのかということもある。できた当初からきちっと進めるべきであるという意見もありました。次に,反対討論として,今回の補正は,
普通交付税の決定額を受けて計上されているが,
特別交付税は3月下旬に決定されるので,
補正予算には計上しないと答弁があった。従来どおり,交付税の全額は決算において計上されることになるが,当年度中の全ての収入,支出を予算に計上すると明記している自治法の総計予算主義の原則に反する。また,(仮称)
国分学校給食センター給食調理配送業務の2億7,600万円の
債務負担行為については,
センターが業務を開始する本年9月から民間委託する予定で進められていることが審査の中で明らかになった。9月からの業務開始を前提とした結論ありきの計画の中で進められている。本市で初めて学校給食の調理部分を民間委託するのは大きな問題であり,十分な議論の時間と保護者やPTAへの説明も行うべきであると,二つの問題を指摘して本案に反対するという討論がありました。また,賛成討論として,賛成の理由として,一つに人件費の調整である。人事院勧告に基づく経費増はあるが,職員の新陳代謝等を含め,結果的に9,329万円ほどの減額をし,人件費の合理的な削減が行われていること。二つに開発公社の解散に向けて,何筆かの土地の買い戻しの予算が計上されていること。三つに子育て支援推進事業の3,437万円の追加は,
放課後児童健全育成事業など,補助基準の見直しも行われ多くの子どもたちの育成支援に貢献していること。四つに地域医療対策費に計上の1,330万5,000円は,二次医療救急体制の充実を図ることで,夜間,休日の4
医療機関に対して補助を行い,
救急医療の充実が実現できる予算であること。そのほかにも,国の二次補正を活用しながら畜産や農林水産など,地域の産業振興に資する予算編成であることなどから,本案に賛成するという討論がありました。その後,採決に入り,採決の結果,議案第24号は,起立者10名の賛成多数で,可決すべきものと決定しました。次に,議案第25号,平成28年度霧島市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について,討論はなく,採決の結果,全会一致で可決すべきものと決定しました。次に,議案第26号,平成28年度霧島市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)について,討論はなく,採決の結果,全会一致で可決すべきものと決定しました。次に,議案第27号,平成28年度霧島市
温泉供給特別会計補正予算(第1号)について,討論はなく,採決の結果,全会一致で可決すべきものと決定しました。以上で,本委員会に付託されました4件の議案についての報告を終わります。
○議長(池田 守君)
ただいま委員長の報告が終わりました。ただいまの委員長報告に対し,一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。
○6番(中村満雄君)
議案第27号についてお伺いします。霧島市の温泉供給の場所は,霧島地区,
牧園地区であろうと思いますが,未収金の1,000万円近くが入金されたということでしたが,具体的な施設名及び未収金というのは全額,霧島市の収入として計上されたのか,まだ,残金があるのかといったところは,どのような質疑がなされましたでしょうか。
○
予算常任委員長(阿多己清君)
会議の中では,企業名等は明らかにはされておりませんので,この場では控えさせていただきたいと思います。議員も想像されているところだと思います。それと,全額,返納というか納めていただいているようであります。[334ページに訂正発言あり]
○議長(池田 守君)
ほかにありませんか。
[「なし」と言う声あり]
以上で質疑を終結します。これより議案処理に入ります。
△ 日程第1 議案第24号 平成28年度霧島市
一般会計補正予算(第6号)について
○議長(池田 守君)
まず,議案第24号について討論に入ります。24番,前川原正人議員から通告がされています。したがって,発言を許可します。
○24番(前川原正人君)
私は,日本共産党市議団を代表して,議案第24号,平成28年度霧島市
一般会計補正予算(第6号)に対し,反対の立場から討論に参加いたします。本
補正予算は,
歳入歳出それぞれ14億6,171万4,000円を追加し,
歳入歳出総額を628億8,624万6,000円としています。今回の
補正予算は,公有財産購入費として,国分庁舎公用車駐車場用地及び(仮称)第二国分西小学校周辺整備事業用地として3億6,426万8,000円,
ふるさと納税促進事業として9,184万円,国の
補正予算において学校施設環境改善交付金の事業採択を受け,国分の
向花小学校の校舎大規模改造の前倒し予算3億9,476万3,000円,同じく隼人の日当山中学校の校舎大
規模改造工事2億8,829万5,000円や(仮称)
国分学校給食センター建設工事5億7,604万5,000円の2期工事の前倒し工事などの特徴をもった
補正予算であります。本
補正予算に反対する理由として,歳入で
地方交付税9億9,591万9,000円が
予算計上されております。平成27年度決算での
地方交付税の総額は,164億2,696万8,000円であります。この
地方交付税には
普通交付税と
特別交付税がありますが,本
補正予算には,市の財源となりうる特別
地方交付税も,既に確定しているはずでありますが計上されていないのであります。私ども日本共産党は,特別
地方交付税をやみくもに全て消費すべきであるという立場ではありません。二元代表制である議会が審査する予算書にこの
地方交付税の全てを計上すべきであり,ガラス張りにすることが大切と考えています。そのことは,これまで指摘してきましたように,
地方自治法第210条で,「会計年度における一切の収入及び支出は,全てこれを
歳入歳出予算に編入しなければならない」という義務規定となっており総計予算主義の原則からみても明らかであり,そのことを指摘するものであります。二つ目の反対の理由は,(仮称)
国分学校給食センター給食調理場・
配送業務委託を
債務負担行為補正の追加として,平成28年度から平成34年度まで限度額,2億7,600万円を予定していることであります。委員会審査では,4月に学校給食委員会を開催し,
プロポーザル方式により民間委託することを9月からの業務開始を前提として「結論ありき」の中で民間委託化が進められようとしているのであります。霧島市で初めて学校給食の調理部門を民間委託する計画は,保護者やPTA関係者への説明を行うべきであり,十分な議論が必要であります。また,特に国分地区では,長年,自校方式の歴史がありました。「これまで保護者のみなさんも先代から食育にこだわり,継続している自校方式を守ってほしい。安心・安全のためにも自校方式を継続してほしい。災害やノロウィルスなどが発生した場合,
センター方式では給食が提供できなくなり,複数の調理できる場所があれば状況に応じて対応することができる」との声も聞いています。全国的に学校給食は自校方式に移行する自治体もある中で,その上に調理部門の民間委託化を計画していることには賛成できないのであります。以上,反対の理由を述べまして,私の討論と致します。
○議長(池田 守君)
これで通告による討論を終結します。ほかにありませんか。8番,前島広紀議員。
○8番(前島広紀君)
新燃市政クラブの前島広紀でございます。私は,議案第24号,平成28年度霧島市
一般会計補正予算(第6号)について,賛成の立場で討論を致します。今回の
補正予算は
決算見込みによる
各種事業費や人件費の調整を行い,国の2次補正の
追加内示に伴う経費や霧島市
土地開発公社解散プランに基づく土地の買戻しを行うための経費など14億6,171万4,000円を
追加計上し,628億8,624万6,000円とする
補正予算であります。私が今回の
補正予算に賛成をする第1点目の理由は,人件費の調整についてであります。人件費は,人事院勧告による給与改定に伴って4,282万8,000円増になっておりますが,逆に職員の新陳代謝や人員管理の結果,1億3,611万6,000円減額されており,差し引き9,329万8,000円の減となっております。このことは人件費の合理的な削減ということで評価をすべきものだと思います。第2点目は,土地開発公社の解散に向けて,北公園用地や春山緑地公園用地,(仮称)第二国分西小学校周辺整備事業用地などとして,開発公社から数筆の土地の買戻しが
予算計上されております。このことは,これまでの事業目的に沿った適切な予算提案であると評価するものであります。3点目は,子育て支援推進事業費で,
子ども医療費助成や
放課後児童健全育成事業として,単価基準額の見直しもありますが,
児童クラブを利用する子供の数が増えたことに伴い,3,437万円計上しております。このことは,多くの子供たちの育成支援に貢献しているものと評価するものであります。4点目は,二次医療救急体制の充実を図るということで,地域医療対策費が1,330万5,000円計上されております。これまでは,輪番制の7
医療機関に補助を行ってきたが,今回,
循環器系と脳外科の
救急輪番制が開始されたことに伴うもので,さらなる
救急医療の充実が実現される予算であり,評価をするものであります。5点目は,国の二次補正を活用しながら畜産農家や地域の関係者が連携・結集した畜産クラスターを構築し,収益性向上に取り組む事業予算として,1億8,039万円計上されております。このことは,畜舎や堆肥舎の整備,繁殖雌牛の導入など,地域の畜産業の振興に資する予算編成が提案されていると評価するものであります。6点目は,(仮称)
国分学校給食センター給食調理配送業務の民間委託の
債務負担行為が2億7,600万円計上されておりますけれども,このことは,民間委託を進めることが時代の流れとして適切であると評価をします。しかし,委託先については,地元の業者を育てる観点からも,また,地域の産業振興の観点からも,地元の業者が参入できるような形で進めるべきだと強く求めるものであります。最後に,観光課の施設管理費として,霧島温泉市場の2階デッキや,屋根の拡張などを行う事業として,1億1,255万8,000円が計上されています。このことは,高齢者や車いす利用者などの受入体制の充実や雨天時の利用促進が図られるものと評価するものであります。以上のような理由から,この平成28年度霧島市
一般会計補正予算(第6号)については適正であると評価し,賛成すべきものだと申し上げ,議員各位の御賛同をお願いしまして,私の賛成討論と致します。
○議長(池田 守君)
ほかにありませんか。
○
予算常任委員長(阿多己清君)
先ほど,中村満雄議員の質疑に対しまして,私が滞納繰越分の収入があったということなんですけど,返納されたという言葉を使ってしまいました。納付されたということでございますので,訂正をさせていただきたいと思います。
○議長(池田 守君)
以上で討論を終結します。採決します。委員長報告は,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したとの報告でありますので,電子により採決を行います。議案第24号について,委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成ボタンを,反対の方は反対ボタンを押してください。
[電子ボタンを押下]
ボタンの押し忘れはありませんか。
[「なし」と言う声あり]
押し忘れなしと認めます。確定します。賛成多数であります。したがって,議案第24号は原案のとおり可決されました。
△ 日程第2 議案第25号 平成28年度霧島市
国民健康保険特別会計補正予算(第2
号)について
○議長(池田 守君)
次に,議案第25号について,討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と言う声あり]
討論なしと認めます。採決します。委員長の報告は,全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定したとの報告であります。議案第25号について,委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と言う声あり]
御異議なしと認めます。したがって,議案第25号は原案のとおり可決されました。
△ 日程第3 議案第26号 平成28年度霧島市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)
について
○議長(池田 守君)
次に,議案第26号について,討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と言う声あり]