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平成28年第3回定例会(第5日目 9月 9日)

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  1. 霧島市議会 2016-09-09
    平成28年第3回定例会(第5日目 9月 9日)


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    平成28年第3回定例会(第5日目 9月 9日)             平成28年第3回霧島市議会定例会会議録   1.議事日程は次のとおりである。                       平成28年9月9日(第5日目)午前10時開議 ┌──┬──┬───────────────────────────┬──────┐ │日程│事件│    件                 名    │ 備  考 │ │番号│番号│                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │1 │  │一般質問 有村 隆志君(217ページ)          │      │ │  │  │      胃がん検診に新たにABC検査法を導入し,│      │ │  │  │       早期発見による予防はできないか     │      │ │  │  │      使用済紙おむつを回収し,リサイクルによる│      │ │  │  │       ごみ焼却施設と焼却炉の負担を軽くできない│      │ │  │  │       か                   │      │ │  │  │      ・新たなWi-Fiネットワークの構築はでき│      │ │  │  │       ないか                 │      │ │  │  │     岡村一二三君(226ページ)          │      │ │  │  │      シティプロモーションの動画撮影について │      │ │  │  │       (キリシマイスター)          │      │
    │  │  │     下深迫孝二君(234ページ)          │      │ │  │  │      ・市内全域の工業団地について       │      │ │  │  │      ・水害対策について            │      │ └──┴──┴───────────────────────────┴──────┘ 2.本日の出席議員は次のとおりである。     1番  德 田 修 和 君      2番  平 原 志 保 君     3番  阿 多 己 清 君      4番  木野田   誠 君     5番  中 馬 幹 雄 君      6番  中 村 満 雄 君     7番  宮 本 明 彦 君      8番  前 島 広 紀 君     9番  有 村 隆 志 君     11番  中 村 正 人 君    12番  松 元   深 君     14番  厚 地   覺 君    15番  新 橋   実 君     16番  常 盤 信 一 君    17番  植 山 利 博 君     18番  塩井川 幸 生 君    19番  岡 村 一二三 君     20番  池 田   守 君    21番  下深迫 孝 二 君     22番  今 吉 歳 晴 君    23番  蔵 原   勇 君     24番  前川原 正 人 君    25番  時 任 英 寛 君     26番  宮 内   博 君 3.本日の欠席議員は次のとおりである。    13番  池 田 綱 雄 君 4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。  議会事務局長    久 保 隆 義 君   次長兼議事調査課長 新 町   貴 君  議事グループ長   徳 留 要 一 君   書     記   松 下 俊 一 君  書    記    川 野 洋 也 君 5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。  市     長   前 田 終 止 君   副  市  長   平 野 貴 志 君  副  市  長   中 村   孝 君   総 務 部 長   川 村 直 人 君  企 画 部 長   塩 川   剛 君   生活環境部長    小 野 博 生 君  保健福祉部長    越 口 哲 也 君   農林水産部長    満 留   寛 君  商工観光部長    池 田 洋 一 君   建 設 部 長   川 東 千 尋 君  消 防 局 長   馬 場 勝 芳 君   危機管理監     德 田   純 君  総 務 課 長   橋 口 洋 平 君   安心安全課長    有 満 孝 二 君  秘書広報課長    有 馬 博 明 君   財 政 課 長   山 口 昌 樹 君  隼人地域振興課長  平 原 一 幸 君   企画政策課長    堀 切   昇 君  情報政策課長    宮 永 幸 一 君   環境衛生課長    中 馬 吉 和 君  健康増進課長    林   康 治 君   農林水産部参事兼  島 内 拓 郎 君                        耕地課長  商工振興課長    谷 口 隆 幸 君   観 光 課 長   八 幡 洋 一 君  土 木 課 長   猿 渡 千 弘 君   消防局警防課長   喜 聞 浩 志 君  教  育  長   髙 田 肥 文 君   教 育 部 長   花 堂   誠 君  保健体育課長    赤 塚 孝 平 君 6.会議のてん末は次のとおりである。             「開 議  午前10時00分」 ○議長(池田 守君)  これより本日の会議を開きます。本日の日程は一般質問のみであります。昨日に引き続き一般質問を続けます。9番,有村隆志議員から3件通告がされております。したがって発言を許可します。 ○9番(有村隆志君)  公明党霧島市議団有村隆志でございます。ただいま議長の許可を得ましたので質問をさせていただきます。その前に今回の台風12号でお亡くなりになられた方に衷心よりお悔やみを申し上げます。また,被災された全ての方にお見舞いを申し上げますとともに,早期の災害の復興をお祈りいたします。昨日,ビッグニュースがありました。今日の南日本新聞にも載っておりましたけども,NHKの2018年の大河ドラマに「西郷どん」,維新150年鹿児島が舞台ということで,篤姫以来の10年ぶりのことになります。明治維新150年に当たる2018年のNHK大河ドラマに西郷隆盛を描く「西郷どん」が決まりました。NHKの籾井会長から正式に発表がありました。原作は作家,林真理子さん,脚本は中園ミホさんが担当する,鹿児島を舞台にした大河ドラマは2008年の篤姫以来10年振りということでございますので,これを機に霧島の観光がますます発展することを観光議連の一人として,そのように思っておりますので,市長にも頑張っていただきたいと思います。では,質問に入らせていただきます。胃がん対策について,北海道大学大学院特認教授浅香正博教授は朝日新聞で,これは2013年5月20日付けの新聞に掲載されたものでございますが,私の視点に次のような一文を寄稿されました。少々長くなりますが全文を紹介させていただいいただきます。今年2月から胃潰瘍などの病気だけでなく,慢性胃炎ピロリ菌の除菌が保険でできるようになった。胃がん対策にとって大きな前進だと。ピロリ菌に感染すると,ほぼ100%の人にヘリコバクター・ピロリ感染胃炎という慢性胃炎の一種が生じる。長く続いた場合,萎縮性胃炎を引き起こし,その一部から胃がんが発生してくる。したがって慢性胃炎をしっかり治療しておくと,その先にある十二指腸潰瘍や胃がんになる可能性を大幅に減らせる。日本では毎年5万人が胃がんで亡くなる。肺がんに次ぐ数です。ほぼ40年間変化していない。胃がんで亡くなる人を減らす試みは,我が国で以前から行われ,早期胃がんという概念も世界で初めて臨床の場に導入された。早期胃がんなら予後は極めてよく,5年生存率は95%を超す。早期で発見するために,バリウム内視鏡検査の研究に全力を挙げた結果,日本の早期胃がんの診断能力は世界でトップに立っている。胃がん全体で5年生存率は60%を超え欧米の20%を大きく上回っている。がんは生活習慣病由来感染症由来に大別できる。胃がんは従来前者に分類されていたが,最近の研究により,その95%以上はピロリ菌の感染によることが明らかになってきた。更に私たちの研究チームは,胃がんと密接に関わりのある萎縮性胃炎の大半がピロリ菌感染によるものであることと,除菌によって胃がんが3分の1にまで減らせる可能性を明らかにし,胃がん予防のために除菌が必要であること強調してきた。学会の提言を受けて厚生労働省慢性胃炎に対して,除菌の保険適用を認めたことは英断と言っていい。世界でも初めてで,海外の研究者からも注目されている。世界的に高い水準にあるがんの診断と内視鏡治療に加えピロリ菌の除菌という有力な手段ができた。積極的に利用すべきだ。まずヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であるかどうかを医療機関でチェックし,慢性なら除菌を行う。10代,20代では感染率10%前後で,除菌すれば胃がんを含む胃疾患を抑えることにつながる。高校卒業時など時期を定めて必ず検診を行うようにすべきだ。一方,60歳以上の高齢者では感染は70%を超えている。既に前がん状態に進んでいる場合もあり,除菌後も定期的にフォローをする必要がある。これを徹底すれば10年後の日本で胃がんで亡くなる人は激減しているはずだ。今年が胃がん撲滅元年になるよう努力したいという一文がありましたと言われ,ピロリ菌の除菌が保険適用になり,胃がんの撲滅を訴えられています。そこで,胃がんの主な原因がピロリ菌であり,その検査をABC検査法にすることで,早期発見し予防ができる。また,中学時代の検査もできないものか問うものでございます。次に使用済み紙おむつを回収し,再資源化による,ごみ焼却施設と焼却炉の負担を軽くできないか。使用済み紙おむつは焼却炉で燃焼のときに高熱を発生,また水分があり焼却経費も掛かるので,そこで紙おむつを専用の装置に投入し破砕,乾燥,高温の殺菌,脱臭,ペレット化,チップ化して,リサイクルにより新たな資源として活用できないか問うものです。次に,新たなWi-Fiネットワークの構築はできないか。今回のネットワーク(ナーブネット)は従来のクライアントサーバー型ネットワークと違い,サーバーレスで運用ができる。ネットワークサーバーに依存しないネットワークなので,サーバー故障によるネットワークダウンは発生いたしません。またネットワークを構築しますので,サーバーや機器故障があった場合,自動的に迂回路を構築し,通信影響を与えませんので観光,防災,タウン情報発信等多面的機能を利用できないか問うものです。以上で壇上からの質問を終わります。 ○市長(前田終止君)  有村議員から3問につきましての御質問でございました。2問目につきましては私のほうから,そのほかにつきましては関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。2問目の使用済み紙おむつを回収し,リサイクルによるごみ焼却施設と焼却炉の負担を軽くできないかについてお答えいたします。本市では,廃棄物の発生抑制,減量化及びリサイクル等の推進並びに適正処理を推進し,環境負荷の少ない循環型社会の実現を図るため,霧島市一般廃棄物処理計画を策定し,廃棄物行政を総合的かつ計画的に推進してきたところでございます。再資源化については,14品目の分別を進めるとともに,使用済小型家電の資源化などにも取り組んでいるほか,本年3月からは,更なる資源化に向けて,古布等の分別回収にも取り組んでいるところでございます。しかしながら,平成27年度に本市が実施したごみの組成分類調査では,焼却処分されているごみの中には,まだ資源化の可能性のあるものが多数含まれていることや,市民一人当たりの1日排出ごみ量が967gと,目標値である900gには届いていない状況にあること,更に敷根清掃センターの老朽化に伴った抜本的な改修に建設当時と同程度の数十億円に及ぶ多額の費用が見込まれることから,現在のところ,ごみの減量化や資源化を積極的に推進し,焼却施設や環境への負荷の低減などを図っていくことを目的とした「霧島市ごみ減量化資源化基本方針」の策定を進めているところであります。特に資源化につきましては,ごみの焼却量の減少に直結することから,議員御提案の紙おむつのほか,剪定枝など,新たに資源化として取り組めるものについての検討や併せて減量化に向けた施策にも取り組んでまいりたいと存じております。今後におきましても,ごみを貴重な資源として一層有効活用することにより,資源生産性を高め,枯渇が懸念をされる天然資源の消費を抑制していく社会に向け積極的な取組を行ってまいりたいと存じております。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  1問目の胃がん検診に新たにABC検査法を導入し,早期発見による予防はできないかについてお答えいたします。胃がんの早期発見について,本市では40歳以上の市民を対象に胃部エックス線検査による検診を実施しているところであります。日本では,井戸水を飲む機会が多かった50歳以上の世代で,約70%の人がピロリ菌に感染していると言われており,また,ピロリ菌の感染が胃の萎縮を進行させ,胃がんを引き起こしやすいことも分かっております。このことから,胃がんのリスクが高いピロリ菌感染者を早期に発見し,除菌治療につなげるため,胃粘膜萎縮の程度(ペプシノゲン量)を調べるペプシノゲン検査と,ピロリ菌の有無を調べるヘリコバクター・ピロリ抗体検査を組み合わせて,胃がんが発症するリスクを段階的に判定する検診,いわゆるABC検診を実施する企業や自治体があり,平成27年の厚生労働省の調査によりますと,約6%の自治体で検診が実施されております。また,この検診につきましては,血液検査であることから,受診者の負担が比較的少ないというメリットがあります。この判定結果において,リスクの高い人につきましては,除菌治療精密検査等を行うことにより,胃がんの早期発見及び予防につなげることができますが,リスクが低いと判定されても,胃がんを発症する可能性が完全になくなるわけではありません。厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」が昨年9月にまとめた中間報告では,「ペプシノゲン検査及びヘリコバクター・ピロリ抗体検査については,胃がんのリスクの層別化ができることで,リスクに応じた検診が提供でき,検診の対象者の絞り込みにおいても,有用な方法となりうるが,死亡率減少効果のエビデンス(科学的根拠)が十分ではないため,胃部エックス線検査胃内視鏡検査と組み合わせた検診方法の構築や死亡率減少効果等について,引き続き検証を行っていく必要がある」とされております。このようなことから,本市と致しましては,今後も国の動向を注視し,情報収集に努めながら,検討してまいりたいと考えております。また,中学生時代の検査につきましては,まずは学校保健安全法に基づき,心臓検診や腎臓検診などの検査を実施することとし,思春期の疾病予防及び早期発見に努めているところであります。本市と致しましては,中学生を対象にしたピロリ菌検査を実施している自治体が,全国的にも数が少ないとお聞きしておりますので,今後,調査研究してまいりたいと考えております。 ○企画部長(塩川 剛君)  3問目の 新たなWi-Fiネットワークの構築はできないかについてお答えします。本市では,テレビ,ラジオ,有線電話,携帯電話,スマートフォンインターネットパソコン,防災無線など,多種多様なツールを活用して市の情報発信を行っているところであり,利用される方々は時と場合に応じてこれらのツールを選択し,情報を入手されているところでございます。御提案の,従来のWi-Fiとは異なる地域分散無線ネットワークにつきましては,現在,一部の自治体において実証実験中でございますので,ただ今申し上げました本市の情報通信環境を考慮しながら,有効性・費用対効果等について調査・研究してまいりたいと考えております。 ○9番(有村隆志君)  それぞれ答弁いただきました。それではピロリ菌の検査のところから進めてまいりたいと思います。このピロリ菌というのが,そもそも,どんなときに罹患するかということなんですが,ここ30年くらいの研究で分かってきたピロリ菌ですので,少し御説明させていただきますが,赤ちゃんの頃は食べ物を消化できませんので,離乳食であったり,柔らかいものを食べますので,胃酸ですね,そういう分泌が余りできていませんので,二,三歳の頃からしっかり分泌できるそうです。その間にピロリ菌が入ってしまうと胃の中に住み着いてしまうと。それが20年,30年後にいたずらをしてくるということでございますが,その事点で研究によりますと,感染して100日程度で慢性胃炎が起こるということが分かっているそうでございます。それを研究した学者は,何回もピロリ菌を飲んでも,自分の胃が感染しないので,どうしたら感染するかと,胃酸を溶かす薬を飲んで,ピロリ菌を飲んだところ自分の胃に付着したそうです。そういうことで,胃の中でピロリ菌がどうして生きているかということです。図を出してもらっていいですか。丸い絵の中のU字になっているところ,これが胃の壁です。そして,その上にあるのが,胃の粘液です。そしてその上が胃に入る食物などです。そしてこのぞうり虫みたいなものに毛の生えたものがピロリ菌です。それで,これが胃の中には入ってこなくて,胃粘膜のペーハが5から7と,ここでは生きていけるそうです。ここで生きていますので,幾ら強い酸が出ていてもピロリ菌は生きています。では体の中に異物が入ったら御存じのように,異物ということで排除しようということで,攻撃をします。次の絵を出していただけますか。ピロリ菌がいるところに胃の皮膚と言いますか,そこがあるので,その上が胃粘膜ですから,そこに対してサイトカインというのを出して,ピロリ菌をやっつけようとするのですが,自分の胃の壁をいじめて,組織を壊してしまうということになるんだそうです。白血球が攻撃するということなんですが,そうして,これがすぐにはいろんな症状を起こすわけではなくて,20年,30年経ったときに,いろんな病気を引き起こしてくる。胃潰瘍だったり,十二指腸潰瘍は,このピロリ菌が原因だということで,今医学会ではそういうのができたらすぐピロリ菌の除菌をするというのが定説だそうでございます。それで,これが一つのメカニズムですよね。今回提案させていただいた中で,胃の中では自覚症状がございませんので,今回ピロリ菌を先ほど見ていただいた,2番目を出していただけますか。胃の膜の中から強い胃酸を出すところと胃粘膜を出すところとあるのですが,そこが長い間に先ほど言ったサイトカイン,白血球で攻撃されて,ボロボロになってしまうと。それで胃の萎縮が始まるということが起こる,それが20年,30年経ったときにがんの原因になるのではないかというふうに考えられております。私は素人ですので,言葉に間違いがあったときには訂正をお願いします。それで検診をどうするかということなんですけれども。このピロリ菌と胃がんの関わりについては研究の途中で,学説の中にはDNAまで壊しているのではないかというようなことをおっしゃる方もいらっしゃいますので,まだまだ研究中ではございますが,自覚症状がないので,今は胃がんがあるかないかをエックス線で検査をされていますけれども,では,どれくらいの確率で人がなっていて,どれくらいの確率で発見されているかお分かりでしょうか。ちょっと聞き方が悪かったです。霧島市の実態はどれくらいの人がかかっているかお示しください。 ○健康増進課長(林 康治君)  胃がんの実態ですけれども,平成26年度の霧島市の実態でございますが,胃がんによって死亡された方につきましては,男性が26人,女性が11人,合計37人でございまして,がん死亡に占める割合がトータルで10.4%というような状況でございます。 ○9番(有村隆志君)  こういう方が亡くなっていらっしゃると。では,毎年検診をしていただいていますが,パーセントでどれくらいの方が胃がんと分かりましたか。 ○健康増進課長(林 康治君)  これにつきましては平成27年度の実績でございますが,霧島市の胃がん検診によりまして,10人が胃がんということで発見されておりまして,受診者数に対する発見率というのが0.17%でございます。 ○9番(有村隆志君)  全国からすると0.08とか0.09ということですので,うちの発見率というのはかなり高いというふうに言えると思います。ということは全体の中で10人ということで,ほかにもリスクのある方がいるということでございますので,なかなかエックス線では,先ほど見ていただきましたピロリ菌がそういった原因ではないかということからすると,リスクというところからしますと,やはり見つけることよりも,そういう可能性のある人を見つけていくほうが,より胃がんの予防に近づくのかなという気がしますので,エックス線検査だとやっぱり放射線ということでございますので,それを胃がんの可能性がない方に毎年エックス線を当てるのはどうかなという気がしますが,そういった重大ながんを発見するためには,やむを得ないところもありますが,それよりもこういったABC検査ですね。リスクを先ほど絵にありましたようにABC検査というのは,血液の検査でございますが,このABCというのは血液を検査したときにピロリ菌がいるかどうかというのとペプシノゲンというのは,先ほど胃が攻撃されて,ボロボロになって,胃が壊れたときにこのペプシノゲンを見ると,萎縮性胃炎が分かるんだそうですけれども,その二つの事柄をABCと分けて,A群はどちらも反応しなかったので,胃がんの発生率は低いですよと。B群はピロリ菌除菌ピロリ菌がいるとプラスですので,ピロリ菌を除菌したほうがいいですよということです。C群になるとピロリ菌ペプシノゲンもいますよということで,この辺になると先ほど答弁もありましたように,胃がんになっている可能性もありますので,必ず受診をしていただいて,エックス線なり,胃カメラで透視をしていただいて,胃がんがあるかないかを見ていただいて,除菌する必要があるということになります。それで,C群はピロリ菌除菌を徹底してやっていただくということと内視鏡検査ということになります。B群は胃がんの可能性が高くて,進行性のがんになってくるのではないかということで,この方は毎年内視鏡検査がいるよと。そういうことで,今回提案する胃がんのリスクを下げようということで,ABC検査を提案しているわけでございますが,先進的な事例ということで,宮本議員からお借りしたんですが,京セラさんでは,もう既にこの検査をやられていらっしゃるということでございまして,資料を頂きましたけれども,胃がんリスク検診ABC検査と,ピロリ菌の感染と胃粘膜の炎症と萎縮が胃がんの最大の原因と分かってきました。ABC検査は胃がんになりやすいか,なりにくいかのピロリ菌の感染と胃粘膜の状態を用いて判定する検査です。2種類の血液検査項目で効果的に検査できますと書いてありまして,ABC検査の説明があって,その下に生活習慣病バリウム検査受診のアンケートというのがございまして,今回同封しました健康診断結果通知に記載されておりますABC検査において,A判定の方は胃がんリスクは少ないのですが,希望により,バリウムにより胃の検診を受けることもできます。B,C,Dの判定の方は,まずは消化器内科を受診し,精密検査を受けてピロリ菌の除菌を行うことをお勧めします。バリウムによる胃の検診を行うかどうかは主治医に御相談くださいということで,相談する。こういうものが前例としてありますので,ぜひ取り組んでいただきたいと思います。それともう一つは,先ほどから提案している,すいません,一人で話をしてしまって,途中で反問も結構です「違うよ」と。そのピロリ菌によるがんの中で,分化型ではなくて未分化型胃がんということで,これが若いときに突然,萎縮性胃炎も起こらずに,突然若年層の方が進行性のがんにかかってしまう。これが怖い,これは早く進行してしまう。なので,1回若いうちに検査をしていただきたいということで,今回の質問に入れさせていただきました。このように京セラさんみたいに会社でやっていただくと助かるのかなと。というのが,大体胃がんになる年齢が多いのは何歳からでしょうか。 ○健康増進課長(林 康治君)  これまでは40歳代になれば,胃がんに罹患する割合が高くなるとされておりましたけれども,昨年の国の厚生労働省の調査によりますと,最近は40歳代も少なくなりまして,50歳代以上になれば高くなっているというような結果が出ております。 ○9番(有村隆志君)  ということは,やはり私たちの国民健康保険のほうに移動されて来られたときになるということでございますので,やはりしっかりリスクを下げていくことが大事ではないかと思います。それで,若い時代に1回していただくと,ほとんど100%予防できるんじゃないかと浅香先生はおっしゃっていますので,やはり97%以上は50歳以上だということでございますので,今まで何回か質問してきている中で,エビデンス,死亡率との関わりが,なかなか証明できていないよということで,今二の足を踏んでいらっしゃるのですが,参考になるかどうか分かりませんが,アメリカのほうで胃がんが少ないのは,早くから上水道が発達していたという節もあるそうでございますので,日本も高度成長期以降は,霧島市の水もおいしい水で,わざわざ買って飲まなくても,おいしい水が飲めておりますので,そういう水もきちっと管理されておりますので,ピロリ菌はないものとなってきております。では,現在,先ほどバリウムの検査でも零点何%ということですので,それ以外のところで発見されることが多いということは,やはりその時点で,胃がんなり,胃の症状が起こったよということになるので,その前にやはりしっかりと予防することが大事ですので,今回の私の質問でありました。この中で,今まで噛み合わなかった中に,やはり私の勘違いがあったのかなと。ピロリ菌がいなくなれば,あとは見なくていいと思っていましたけれども,しかし,よく聴いてみると答弁がありましたように,ピロリ菌の除菌というのは20代,30代までに除菌すれば,男女ともほぼ100%で抑えられるよということでございますので,それで除菌による胃がん抑制効果は,ピロリ菌の効果は40歳代で90%,50歳代で70%,60から70歳代で30から40%だということでございます。そして何歳であってピロリ菌が陽性であれば除菌を行ってほしいということでございました。そういう中で,市の検査も定期的なピロリ菌を除菌したあとでも50歳以上になれば定期的な検診を受けていただきたいということをおっしゃっていますので,今あるエックス線検査はリスクの部分がまだできておりませんので,これを早く,そういう人がリスクがあるということを見つけていただくABC検査をしていただきたいと切に思っておりますが,市長に何かあれば答弁ください。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  議員のほうからABC検査導入のお勧めでございますが,その中でのピロリ菌の除菌というのが有効であるということでございます。議員も最初におっしゃいましたように平成25年2月から,ピロリ菌の除菌が保険適用になっております。それまでは胃潰瘍とかの症状がないとピロリ菌の除菌は保険適用にならないということでございました。ピロリ菌があるかないかという部分におきましては,例えば人間ドックでありますとか,先ほど京セラさんの検診があるということでございましたけれども,そういう検診でピロリ菌があるということが分かれば,病院に行かれて除菌をするということが保険適用になるということでございます。しかしながら症状が今のところ何もないんだけれどもという場合,このような場合には治療として病院に行っても保険適用には当然ならないわけであります。こういう方々がピロリ菌を持っておられるのか,また胃の萎縮があるのかないのかという検査をするのが,議員おっしゃったABC検査でございます。非常に有効性もあるのかなという感じももっております。ただ,いろいろ諸問題ありますので,今後私どもも調査研究を進めながら,ABC検査について勉強させていただいて,今後に役立たせていただきたいというふうに考えております。 ○9番(有村隆志君)  今述べていただいた点から,今ある胃がん検診ABC検査を中心としたリスク判断の検査として,胃がん予防対策として,50歳以上と若い時代に検診をしていただいて,陽性者には医療機関を受診するように勧め,感染源の除菌を受ける人を飛躍的に増やしていただいて,胃がんの撲滅,そういった胃に関わる病気の撲滅に大きな前進になることを期待いたしまして次の質問に移ります。次に使用済み紙おむつのことについて質問させていただきます。今,市長のほうから答弁をいただきましたけれども,今月の広報きりしまにも載っておりまして,第一工業大学自然環境工学科教授の石本弘治さんからもやはり,この紙おむつのことも水を切るということとリサイクルということで,今回の紙おむつの件はこのテーマに添っているのかなと思うところでした。そして今日の新聞にも同僚議員から頂いたのですが,紙おむつ再び資源にということで,志布志市が来月にも実施を導入というのが載っておりますので,そこも含めて一緒に質問させていただきます。今回,市長がそういった取組をされるということでございますが,霧島市のごみの現状というか,こういうところからこうだという今のお考えがあればお聴きしたいと思います。 ○生活環境部長(小野博生君)  霧島市のごみの現状ということで,市長のほうからも答弁があったところでございます。霧島市は今現在,ごみの減量化・資源化につきまして,環境基本計画の中でもですけれども,目標を定めているところでございます。これは少し御紹介いたしますと,平成29年度でごみの減量化につきましては,一人当たり,一日900gを目指しているところでございます。しかし市長の答弁でもありましたとおり,まだまだ平成27年度でしたか,ごみの量がまだ967gと,非常に目標には達成していない状況であります。それと併せてリサイクル率です。これは資源化のほうでございますが,これも同じく平成29年度で21%を目指すということでございますが,これはまだ,霧島市では17%と。まだまだ努力が足りないのかなというふうに思っているところでございます。併せて議員のほうから紙おむつの資源化という提案があったわけでございます。紙おむつにつきましては議員も御存じのとおり良質のパルプでできていることから,おむつを作るためには良質なパルプが必要だと,それには木をどんどん切っていかなければなかなか新しい紙おむつができてこないと。なかなか資源化が進まない状況でございました。しかし最近のリサイクル技術が進んだお陰で紙おむつの資源化というのが進んでいるようでございます。材料と致しましては,切ってパレットにして燃料化にしたり,あるいは建築資材にしたり,あるいは元々のパルプに戻して,再生の紙おむつという技術まで進んできているようでございます。ですので,先ほどの志布志なり,大崎町もこういう技術が進んで来たからこそ,こういうふうに取り組んでこられたのかなと思っております。霧島市のほうに話を戻しますけれども,先ほどごみの減量化なり,資源化について取り組まなければならないと。それと併せて市長の話がありましたけれども敷根清掃センターです。これが平成15年4月から運用開始をしておりますが,ちょうど今年で13年目を迎えて,延命化についても取り組まなければならないという大きな課題が出てきております。そのため,やはり議員提案のそういうような紙おむつの資源化を更に増やすという目的からも,今後こういうことを進めていきたいと考えているところでございます。 ○9番(有村隆志君)  よく分かりました。どんなに今からお金を掛けて造っても,量が減らなければ,やはり同じ状況が続くと思いますので,今回取り組んでいくことは,大変有意義なことで,市民の皆様にも私もその一人として,一人一人の方に御協力を頂きながら,そういった延命措置,大事に使っていきたいと思います。それでは紙おむつの実態ということで,志布志のほうではどれくらいと。量が幾らくらいと書いてありましたけれども,その辺がどのくらい入っていらっしゃるのか分かっていらっしゃれば,どうでしょうか。すいません,質問が悪かったです。ごみが入って来るのは去年調べられたということでございますので,その中に紙おむつがどれくらいあったのかは分かっていますか。 ○環境衛生課長(中馬吉和君)  昨年,組成分類調査を行っておりますけれども,紙おむつがどれだけというような調査の結果は出しておりません。 ○9番(有村隆志君)  分かりました。何で聴いたかというと,鹿児島市内は家庭系のごみと産業系のごみを分けていて,日置市のほうは一緒で,霧島市もそうなんですけれども,そこら辺は今後取り組んでいくみたいでございますが,まずはどれくらいの対象人数がいらっしゃるかということで,ちょっと荒っぽいですけれども,要介護3までの人,どれくらいの方が紙おむつを使っていらっしゃるのかなと思いますので,人数が分かれば教えてください。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  現在,要介護3以上の方が2,190人,内訳で言いますと要介護3が752人,要介護4が744人,要介護5が694人というような状況でございます。現在,施設等に入所されている方が約900人くらいいらっしゃいます。それで市内の養護老人ホームのほうに入所者のうち,どれくらいの方がおむつを使っていらっしゃるかお尋ねをしたところ,特別養護老人ホームですけれども,大体7割の方が紙おむつを使っていらっしゃるという情報は得ているところです。 ○9番(有村隆志君)  ないわけではございませんので,霧島市もあるということで,今後人口的にも団塊の世代が上に上がってきて,そこらの問題が出てきます。2,000人くらいということですので,それがもっと上がってくるのかなと思いますので,今後,それをどうするかということが問題だと思いますが,取り組んでいくということでございますが,焼却施設の図を出していただけますか。この中の真ん中にあるのが,それの機械なんですけれども,改修して,この機械に紙おむつを投入して,そうすると何時間か掛けて高温で乾燥させて,下のほうにチップになっています。そういうものにするという装置なんですけれども,量が少なければという話もあるんでしょうけれども,こうすることによって一つの先進例ということで研究していますが,あるんであれば,そろそろ考えていただいて,たくさんの人から出てくると,大体出てくると3倍くらいの量にもなるということですので,焼却施設には入れずにこういった設備のほうに入れていくということも一つの考えだと思うのですが,これを実際導入しているところが,鳥取県伯耆町,奄美も一部これを利用して,チップ化したもので奄美は温水プールを熱源として使っているということでございますので,今後,そういう研究をしていただきたいと思います。最後一つ残りましたけれども,また次回にしたいと思います。私の質問時間は終りましたけれども,しっかりとピロリ菌とおむつ,それからWi-Fiの研究をしっかりしていただきたいと思います。以上で私の質問を終ります。 ○議長(池田 守君)  以上で有村隆志議員一般質問を終わります。次に,19番,岡村一二三議員から1件通告がされております。したがって,発言を許可します。 ○19番(岡村一二三君)  通告しておいたことについて質問を行います。質問事項は,市民から信託を受けた市長と議員が市民のためを念頭に政策を議論する神聖であるはずの議場を使ってのシティプロモーションの動画撮影についてであります。日本国憲法93条が要請している二元代表制を求めているものは,一つには,住民が,自治体の機関である首長と議会議員を別々に直接選挙で選出すること。二つには,首長と議員は,それぞれ,住民に対して任務遂行に関し政治責任を負っていること。三つには,首長と議員はともに住民のために行動するため一定の緊張関係のもとに協力し合うこと,という要素によって成り立っている政治システムであるからです。直接公選の理由は,住民が,議員と首長を,直接,別々に選挙で選ぶということは,住民の代表機関が二通りになっていることであることから,これを二元代表制と呼ばれております。議会は議事機関,首長は執行機関と制度上の呼称と役割に相違はあるにしろ,それぞれ,任務遂行に関し政治責任を負っており,議員も首長も直接選挙で選ばれる理由は,住民によるリスク管理,不可視な民意を可視化させるなど政治のプロとして著しい落ち度があったとき。免許状を取り消すリコール制度もあり,選挙で選んだというのは,その公選職に決定権を白紙委任したものではなく,その地位も権限も選挙によって住民から負託されたものであることから,できるだけきめ細かく多様な有権者の批判や提案に耳を傾け,意見を聴き,そうした有権者の参加活動の中で,公選職が判断して責任のある決定を下し,住民は,そのように公選職が振る舞っているかどうかを常に監視する必要があります。公選職は,有権者の監視・批判・注文・提案を前提にした,いわば「民主条件つき」代表であることに鑑み,次の4点について問うものであります。一つには,平成28年8月30日に神聖なる議場で放映を前提に動画撮影が行われたが,この動画撮影は,霧島市住民の福祉向上,地域社会の発展に寄与貢献するものとした政策の手法について。二つには,動画撮影・放映財源の充当金額について。三つ目は,当日撮影された動画は,本会議場として過去に例のない実体のない作り話。一般的にはやらせとも評しておりますが,「シティプロモーション」とは,地域の魅力を様々な目で発見,発掘,想像し,それらを地元だけでなく,外の人たちとも共有し合うことによって生まれると思います。人々のアクティビティ,いわゆる「活動,活気」が一つの大きなエネルギーとなって,元気で活力ある「都市」という共通のステージをみんなの力で作っていこうとするものではないのか。動画撮影が冒頭に申し上げた,憲法が要請している地方自治の本旨に添った,議会と首長が切磋琢磨して,お互いに政策を競い合う開かれた住民目線の議会につながるものか。四つ目に,先日,国の概算要求101兆円,2017年度予算の概算要求が締め切られた。「1億総活躍社会」「地方創生」など,政権が掲げてきた看板政策が乱立する一方,無駄な歳出を切る役目を担う財務省の存在感は低下し,予算膨張歯止めがかかりそうにない。デフレ脱却を目指すアベノミクスの焦点も定まらず,日本経済の苦境は続きそうだという誌面が先日目に留まりました。 シティプロモーションの動画撮影でキリシマイスターと標榜されておりましたが,霧島市民が求めている地方創生とは,具体的にはどのようなものなのか。以上,1項目4点について壇上からの質問とします。 ○市長(前田終止君)  岡村議員から1問につきましての御質問でございました。4点目につきましては私のほうから,そのほかにつきましては総務部長等が答弁をさせていただきます。1問目のシティプロモーションの動画撮影について,キリシマイスターへの取組でございますが,その4点目にお答えいたします。  霧島市ふるさと創生総合戦略の策定に当たりましては,各種政策を検討するために市民や学生,転入転出者の皆様及び事業所へのアンケート調査を実施した上で,37人の有識者会議の皆様による意見交換や御提言を頂きながら戦略案を取りまとめ,パブリックコメントを実施いたしたところでございます。また,市議会におかれましても地方創生総合戦略調査特別委員会を設置していただき,様々な見地から熱心な御議論を頂いた上,貴重な御意見を賜ったところでございます。このようなことから,本市の総合戦略は広く市民の皆様に参画いただきながら,市民の皆様と共に創り上げたものと認識いたしているところでございます。本戦略の大きな目標であります人口減少への対策と致しまして,市民の皆様から求められました地方創生は,地域の活性化,過疎化や少子高齢化への対策,雇用や担い手の確保,安心して子育てのできる環境づくりなど,幅広い分野への取組であり,本市と致しましては,本戦略において「まちを元気にする,人を豊かにする産業づくり」,「訪れたい,住み続けたいまちづくり」「幸せな家庭づくりを支える環境づくり」「暮らしやすい,暮らしたくなる地域づくり」の四つを基本目標とし,それぞれ具体的な施策を掲げたところでございます。戦略の策定後におきましては,「増やそう,霧島支民 人口13万人への挑戦」をタイトルとして広報誌で特集を組み,市民の皆様の声を掲載したり,まちづくりフォーラムを開催して市民の皆様にパネリストとして参加いただいたりするなど,情報の共有や発信にも努めているところでございます。本市の地方創生総合戦略は,舞台は霧島,市民が主役をモットーと致しまして,市民の皆様の支えを頂きながら,引き続き,オール霧島で新たなる挑戦に取り組んでまいりたいと存じております。 ○総務部長(川村直人君)  御質問の1点目について,お答えいたします。移住定住促進による人口減少対策を始め,企業誘致や観光客増加等を図ることにより,地域を持続的に発展させることを目的として,地域のイメージを高め,知名度を向上させる活動であるシティプロモーションに取り組む自治体は,地方創生の推進と相まって,全国的に増加傾向にあります。本市のシティプロモーションの状況と致しましては,霧島市ふるさと創生総合戦略の四つの基本目標の一つである「訪れたい,住み続けたいまちづくり」における取組の一環として,まちの魅力を磨き,ブランド力を高め,全国に情報が拡散するための戦略的な広報活動を展開し,本市の知名度やイメージの向上を目指すため,現在,様々な取組を進めているところでございます。今回,市議会の皆様を始め,市民の皆様や企業・団体の皆様にも御協力いただきながら制作しておりますPR動画は,その取組の一つであり,本市の知名度が全国的に決して高いものとは言えないという現状を鑑み,このPR動画がメディアに取り上げられ,話題性を獲得することなどにより,まずは,市民の皆様に我がまちの良さを再認識していただくこと,そして,市外の方々には本市を知っていただき,その上で住んでみたいと思っていただくことなどが持続的なPRにつながり,ひいては本市の発展に寄与していくことを狙いと致しております。PR動画の内容につきましては,市内各分野でいわゆるライバル関係などにある方々が,お互いを褒めあうことで相手や本市のことを知り,好きになっていただくというコンセプトを具体的に表現しながら,温泉を始めとする本市の魅力も全編に散りばめ,PRしようとするものでございます。次に,2点目についてお答えいたします。今回のPR動画の制作を含むシティプロモーション推進事業につきましては,平成27年度の繰越事業として,国の地方創生関連交付金を活用して実施している事業であり,全体事業費は5,800万円で,特定財源として国庫補助金5,500万円の交付決定を受けております。なお,今回のPR動画制作を含む業務委託料の5,500万円は,全てこの特定財源を充当しているところでございます。最後に3点目についてお答えいたします。近年,全国的に話題性を獲得している自治体のPR動画につきましては,共感を呼びやすく住民にとりましても自治体の魅力を再認識し得るものや,話題性を重視し,物語風の演出・構成となっているものが多く,これらがソーシャルメディアで拡散し,更に首都圏のメディアでも取り上げられたことにより,PR動画を制作した自治体そのものも全国から注目を集めている状況にあります。このようなことから,本市のPR動画におきましても,これらの事例を参考にしつつ,一つのシーンとして,市政を車の両輪に例えられる行政と議会とが一体となった演出を取り入れるなど,独自色を出すための工夫をしながら,企画・制作しておりますので,どうぞ,この趣旨を御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○19番(岡村一二三君)  それぞれ答弁を頂きました。答弁が総務部長のほうで,1から3までまとめて答弁を受けましたので,その部分から再質問をさせていただきます。特に,今答弁を受けましたが,宣伝をしたいという気持ちはよく分かりますが,シティプロモーション動画は一つの手段であり目的ではないと思います。この点を履き違えてもらっては困るわけで,何のために実施するのかを考えることにより目的も明確化すると思います。やはりシティプロモーション動画で効果を上げるためには,ムービー,いわゆるやらせでは自治体の明確な意見,姿が見えてこないのではないのかと思います。答弁の中で,5,500万円特定財源を頂いての事業だということですが,交付財源の使途は制約があるのか。先ほど市長のほうで住民を巻き込んだ有識者会議で行ったという話ですが,この有識者会議でこの動画撮影まで要望があったものなのかどうか分かりませんが,交付財源の使途は制約があるのか,また,使い方に制約があればどのような事業に使うことができるのかお示しいただきたい。 ○企画部長(塩川 剛君)
     今回の交付金につきましては,加速化交付金と呼ばれているものでございまして,その制約等につきましては,まず,第一に地方版総合戦略に位置付けられているといった事業であること,それから事業内容につきましては給付事業に該当しないこと,ソフト事業が主体であることなどが挙げられておりますけれども,一番重要視されているのが,先駆性を重要視されております。そういう中で霧島市としましては,この加速化交付金のほうに3事業に手を挙げたところでございまして,本シティプロモーション事業のほかに霧島物産等PR事業,それから指宿市と一体となった広域連携事業の観光誘客事業というものの三つに手を挙げたところですけれども,3事業のうち残念ながら本事業しか採択されなかったといったような状況でございます。 ○19番(岡村一二三君)  先日の朝日新聞の社説で省庁移転,やっぱりかけ声倒れだと。安倍首相が2年前に掲げた地方創生の目玉は掛け声だけになったと。具体的に組織名を挙げて意見を求めた自治体側は政府に振り回された形だ,などなど掲載されておりました。御覧になった方もいらっしゃると思いますが,また,第一法規の議員ナビでは,シティプロモーションはブームになっており,完全にバブル状態の様子でシティプロモーションシンドローム(症候群),バブルとは泡のように消えやすく,不確実なものという意味があるという表現もありました。結果が出る国民の税金を使っての事業であり,私は議員として心配しているところであります。そこで,シティプロモーション動画作成に当たっての仕様書はどのようになっているのか,実態のないものまで盛り込むように明記されているのか,または,誰かの指図で盛り込んだのかお示しいただきたい。 ○秘書広報課長(有馬博明君)  仕様書につきましては,メディアに取り上げられ,前例にないくらいの話題性を獲得するという視点で動画を企画,政策するというふうに仕様書のほうに掲載いたしておりまして,今回の動画において行っている物語風の構成,演出の手法も含まれるものというふうに考えております。特に,皆様方の御記憶にもあろうかと思いますけれども,別府市の,大分のおんせん県おおいたの動画でも,温泉の中でシンクロナイズドスイミングをやったりするわけでございますが,実際は温泉の中ではシンクロナイズドスイミングはしないわけで,温泉の中でシンクロナイズドスイミングをするということが,話題性になって,大分県の温泉が注目されて,そこの観光地のホームページを見たくなる,あるいは行ってみたくなるというような誘客につなげていくという手法でございます。したがいまして,御質問の先ほどございました仕様書のほうには記してございます,そういった前例にないくらいの話題性というようなことをきちっと書かせていただいているところでございます。 ○19番(岡村一二三君)  この制作をされた会社は,この議場にもいろいろスタッフが見えられたわけなんですが,制作会社は電通ですか。 ○秘書広報課長(有馬博明君)  今回のシティプロモーションの推進事業に当たりましての業者選択はプロポーザル方式でさせていただきました。その中で4社ほど,それぞれプレゼンテーションいただきまして選定委員会のほうで株式会社電通と契約をさせていただいたという経過でございます。(248ページに訂正あり) ○19番(岡村一二三君)  プロモーション動画の制作は,ただ単にクリエイティブファースト,いわゆる広告優先になっていないものでしょうか。 ○秘書広報課長(有馬博明君)  今回の議会の皆様方に御出演をいただくに当たりまして,8月2日の全員協議会のほうで私どもに御説明をさせていただく時間をお作りいただきました。その中で,企画の意図でありますとか,あるいは具体的な流れにつきましては,絵コンテのほうで表現をさせていただきましたけれども,全体的な構成の中で,議会の皆様方と執行部のほうでのこのやり取りということを動画の冒頭のほうで,ほめあうという一つのシチュエーションを作って,そこからこの動画の切り口を始めていきたいというようなことでの御説明をさせていただきました。そういったようなことから今回の中で,御理解を頂きながら進めさせていただいたというような経過でございまして,先ほどございましたように,話題性を,その最初の入口のところで考えて,先ほど,まさしく議員がおっしゃったように一つの政策でありますとか,あるいは市民の要望に対しまして,様々な角度から市民の声を反映していただいての御質問,それに対しての執行部からの答弁というようなことに今回は,あえてそのほめあうということに対して,御提言とそれに賛同いただくという主旨の物語風としての演出を御協力いただいたものというふうに認識を致しております。 ○19番(岡村一二三君)  今答弁があったように,本会議場を使って物語風の動画制作に活用したということなんですが,このプロモーション動画の制作のために,予算が投資ではなく,単なる費用に終るようなことではいけないわけですね。やらせはどう見ても執行部側の自治体目線である証拠だと私はそのように認識しています。自治体目線で仕事,事業をすれば,私たち自治体が政策を実施すれば,住民はきっと喜んで享受するだろうという自治体の自己満足でしかないのではないかと危惧しております。住民目線で仕事をすれば,今回の動画制作についてもやらせ的なことには,つながらないのではないのかと思うところですが,この点について説明を求めます。 ○秘書広報課長(有馬博明君)  シティプロモーションとシティセールスという考え方につきましては,以前もこの議場で御説明をさせていただいたと思いますが,シティセールスといいますのは,霧島市の魅力を広く首都圏を初め,外部の方々にPRするということがシティセールスでございますが,プロモーションということに関しまして,手前どもの霧島市としては,当然外部に対してPRをすることも大事ではございますけれども,ますは霧島の市民の皆様方が,このまちの魅力に感じていただいたり,共感していただいたりしながら一緒になって,そのPRに努めていただいたり,あるいはまちの魅力を再認識していただくという視点をすごく大事にしております。今回,事業と致しましてはシティプロモーションという形で展開をさせていただいておりますが,実は御存じのように,平成18年の5月から広報きりしまも新しくリニューアルして,その後,全国の表彰を受けるなり,あるいは県の広告コンクールでトップを頂くなりの実績も積んでまいりましたけれども,これも一番の編集方針の基本は霧島の皆さん,市民の皆様方に本市の魅力を共有していただきたい,再発見していただきたい,そしてこのまちで生活をしていきながら,このまちで一緒になって,このまちをつくっていっていただきたいという,そういう思いを込めての編集をずっと大事に,柱にさせていただいております。したがいまして,今回のシティプロモーションの動画撮影につきましても,冒頭で執行部と議員の皆様方のところからスタートいたしますけれども,先ほど答弁にもございましたけれども,それぞれの観光地でありましたり,あるいは企業でありましたり,あるいはそれぞれの特産品の業者の皆様方でありましたり,多くの市民の皆様方に御出演いただいております。まさしくそういう中で市民の皆様方から,本当に今回は楽しく出演させていただいたと,完成が本当に楽しみだというような声もいっぱい市民の皆様方からも頂いているところも御理解いただきたいというふうに思っております。 ○19番(岡村一二三君)  先ほど言ったように,それは執行部の担当のほうで考えて一生懸命言っているだけの話で,私の質問は市民目線で考えたときにどうかということなんですよ。もう御存じのように事業課の職員の方はいろいろ要望があると思います。要望があると交付金事業で交付金が来ないというような説明もされていますが,市民の幸せとはどこなのか,そこをまず考えて,市民が,心が豊かになる方策が私は先決だろうと思います。動画制作を企画立案して,先ほど有識者会議の話もありましたが,有識者会議でこの動画作成を,先ほど三つ手を挙げたということなんですが,動画作成は業者のほうで企画立案して作られたものだと,私はそういうふうに認識しているんですが,そういったことで一つだけ,こちらだけが交付金を頂けたということになりますので,兼ねて日々,私どもも議員と語ろかいで,いろいろ住民から要望を頂いております。まちづくり委員会,それらでいろいろ要望しているが,なかなか前に事業を進めてもらえないと。そして,繰越し,いろいろローリングされて,なかなか前に進まないと。先日も溝辺町のほうから要望があって,伊集院蒲生線の開通に伴い,交通安全対策として,馬立~北原線の道路整備を早く進めてほしいという要望があったわけなんですが,それらについても交付金が来ないからできないというような説明しか執行部はしていないわけで,パブリックコメントのほうは動画撮影の話も出ていないのに執行部でそれを計画立案してされたわけですので,自分たちがしたことは立派なんだという説明に終るわけなんです。私どもは住民の代弁者ですので,広く意見をたくさん頂いて心配しながら何とかならないのかという思いで,御相談を当局にも相談しているわけです。そういったことで現在の地域住民が,霧島市民が心が豊かになるような,まずは施策を出すべきだと,私はそのように思っております。先般も平成27年度の決算概要説明がありましたが,たくさんお金も残っていたようですが,お金がないのではなくて,いろいろ施策を考えてのそういうやり方でしょうけれども,そこで,この四つ目の質問に対して市長から答弁を頂きしたので,市長にお尋ねします。我が国は,経済は一流,政治は三流と言われた時代もありました。現在,国民,自治体は国の政治に振り回されているような気がします。地方交付税削減目的で自治体合併を推進しておきながら,合併が一段落し,安倍政権になると,どうか分かりませんが支持率維持や選挙対策のために,国民にアピールできそうな政策が次々と繰出され,2012年度アベノミクス,三本の矢,国土強靭化,以後災害は多発しておりますが,2014年度,地方自治体はそうしろと,自由に食べられないアメ玉を少し与えて,地方創生,地方という言葉もいろいろありますけれども,地方創生,2015年度新三本の矢,2015年度農林水産部の輸出1兆円の前倒し,2020年の訪日外国人旅行者数4,000万人に,2016年度働き方改革,残念ながら国の借金は増大する様相です。おおむね,全国全ての自治体がこの2年間,地方版総合戦略と地方再生計画を策定しました。そして,国は交付金を積み増してきた。地方は人口の奪い合いですよ。日本全体の人口は決まっているわけですので,移住定住,雇用創出,少子化対策の施策は国の手引書が横歩きしているのか,どの自治体でも盛り込まれているようです。逆に競い合うべき地方の個性が決まっていると感じない人はいないと思います。国が交付金を出し,地方が競い合う一時的なばら撒きは,功を奏するものなのか,かつてのふるさと創生事業がそうであったのではないでしょうか。必要なのは金ではなく,金を稼ぐ知恵ではないでしょうか。5年後,10年後,20年後,霧島市はそうした交付金に頼らず,地方の個性を生かした自立していける事業で地方自治体同士,競い合ってほしいものですが,そこで市長にお尋ねなんですが,先日6日,平成27年度決算認定概要説明の中で,積立基金を将来の地方交付税の減少及び起債の償還並びに大型事業の実施などに備え,219億8,883万8,000円となったと説明がされております。市長,年頭にある大型事業とはどういう事業なのかお示しください。併せて平成27年度の決算規模は翌年度へ繰り越すべき財源3億5,015万7,000円を差し引いた実質収支は24億7,934万7,000円の黒字となったとの説明でした。先ほど私が言いましたように,地域の住民は要望してもお金がないと執行部から断れられて非常に残念がっているわけなんですが,そういったことを鑑み,市長の自治体運営の考え方をここでお伺いしておきたい。 ○市長(前田終止君)  私どもはシティプロモーションの取組,その動画の在り方,基本的な市政等々についての総合的な御質疑を聴かせていただきました。岡村さんには貴重な今までの人生体験があられます。そしてまた行政の体験があられます。豊かな,今までの経験,知識,そういうものをお持ちになられて,正に,市民目線の標榜を自分の政治姿勢を持って,しっかりと私どもの市政発展のために一つの議会でも,いぶし銀的存在で様々な視点からの貴重な御示唆を頂いているものと,かねがねの論陣を聴きまして,感服いたしているところでございます。やはりお互いにこうして,お互いの立ち位置や気持ちを理解し合う,尊重し合う,状況によってはほめ合う,そのことがほめる,ほめられる関係,これは私はある意味,お互いのいい人間関係を,モチベーションを上げていく,いい一つの取組だと存じているところでございます。やはり,人の心の痛みの分かる気持ちをよく岡村さんはおっしゃいます。そしてまた,いわばそういう視点からの指摘というのは,やはり自分の相当な経験や覚悟がなければ,勇気や元気がなければ言えない点もあるわけですね。そういう意味でも私は岡村さんの持たれている心温かい市民目線の流れというのは,正に一個人から始まる地方創生だと,そういうふうにも見えるわけですね。ですから,実は岡村さんのおっしゃっていることは,私も同じ気持ちですよ。そしてまた,私たちの議会の皆さん方においても立ち位置がそれぞれ違いますから,言う視点も違いますから,私はそこは相互に理解し合うというところを大事にしなければならないかなと思っております。私は思いますけれども,岡村さんの議員としての質問の姿勢は,困っている人を見たら,岡村さんは恐らく黙ってはいられない性格だと思うのですよ。ですから,それは優しさが根底にあると思うのですよね。ですから黙って見捨てることができない,そういう気持ちを議場でぶつけて,そして自分の信じて疑わない価値観を自信を持っておっしゃっているわけですね。ですから我々はそれを真剣に聴く姿勢で,「この点は学べるな」と思いながら,またできることを精いっぱい,それをヒントに政策を作っていく,お互いにそういうことの繰り返しだというふうに思います。ですからほめる,ほめられる,そういう関係で私たちは何かしらホッと人の心が浄化されて,わだかまりが少しずつ消えていく,そういうことを大事にしなければならない。それと逆にほめられたら,ほめ返す,そういう気持ちが13万市民全員に持たれる時代をつくっていくことができたら,何と素敵なまちになるだろうと思うのですね。ですからそこをお互いに,大事にしていけば,まちも元気になり,明るい声で「おはようございます」「こんにちは」,そういう気持ちが通じ合うようなまちづくりができるような気がします。ですから,例えば,私は岡村さん意外と気難しい顔をされていますが,ユーモアのセンスがあると思うのですよ。「まあ,よく言うわ」というくらいひねって,なおかつ実に軽妙にそれを,世の中を見て,人を見て,ちゃんとグサッとくるような,あるいはちゃんとそれが当たっている,ユーモアのセンスがすばらしいなと。ですから人の悪口をあんまり言わない人ですものね,ですからそういうところをお互い評価し合いながらやっていくと,もっとフレンドリーにお互いがなっていく。そういう意味で,私は今回のこの動画も温かい目で見て,そしてまた有識者会議の皆さん方とか,あるいはお互いの市民フォーラムとか,市民の側で頑張っている気持ちを議会も私たちも執行部も受け取りながら,今日の地方創生の取組を稚拙ながらも,人によっては幼稚なことをやっているわと思われるかもしれませんが,そこは寛容な大人の気持ちで御理解を頂く,そしてそこに新しい風,新たなる挑戦の流れができてくるのではないか。例えば,私は九州の域内のお話をしますと小林市,これは御存じの方もいらっしゃると思うのですが,動画で西諸弁というのですか,あれは鹿児島弁ですよ。我々が年中使っているのを実にしっかりとつかまえて,すごい件数,200万件を軽く超えるようなアクセスが確認をされて,「小林市,どこにあるの」なんていうのが,九州から遠くなればなるほど,全国的に存在自体が分かっていく,延岡市,これも河童と人魚の縁もゆかりも何もないような視点から,やはり掘り下げております。そしてまた,関の刃物を題材にした取組などなど,本当にいろんな視点で,私も70歳前になって,こんな視点で政治,行政というのは動くというところにちょっと自分もいぶかしさを感じる点も岡村さんあるんですよ,実際。あるけれども,若者感覚とか市民目線とか,いろんなことを私たち歳を重ねてきた者も分かりながら,やはり努力もしないといけないなと自分に言い聴かせて踏み込んでいる。そういう気持ちで今回の取組を見ていただけたら,ありがたいなというふうにも思います。岡村さんの様々な今までの豊かな経験値からの,また持っていらっしゃる価値観からおっしゃられるすばらしい御指摘を私たちもまた,「なるほど,そういうつもりで仕事というのはしていかないといけないな」ということを学んで,その上でまた,私たちは私たちで努力をしないといけないと。どうかその点を御理解いただきながら,我がふるさと発展のために一緒になって頑張ってまいりましょう。ぜひ,よろしくお願いします。もう一つの大型プロジェクト,様々な決算報告の中で,一応全部話は聴いたよと,分かったけれども,今後考えている大型プロジェクト,そういう事業について,一言は聴いておくぞということでございました。申し上げますが,現在進行形を含めまして,平成28年度以降の大型事業と致しましては,庁舎,これは国分,隼人,溝辺,牧園,こういう庁舎関連の整備事業というふうに御理解いただければいいかと思います。あと,敷根清掃センターの老朽化の対策,幹線道路の整備,これは橋梁が複数必要になる平野部,南北の道路等々でございます。もう一つありますが,隼人駅周辺整備を含む土地区画整理事業,総合治水対策,これは全般的にしっかりやらないといけないですね。市内全ての小中学校の校舎の大規模改修,あるいは学校の給食センターの整備,国分中央高校の屋内運動場の整備,あるいは国体関係の施設の整備,そしてまた何よりも企業誘致がされるための工業団地の整備,防災管理システムの導入などを想定いたしているところでございます。 ○19番(岡村一二三君)  まだ,残り時間がありますが,大変,市長から,おほめの言葉を頂きましたので,やめざるを得なくなりました。ほめたり,ほめられたりということで,市長も今後ますます健康に留意されて,霧島市発展のために頑張っていただきたいと思います。以上で本日の質問を終ります。 ○議長(池田 守君)  以上で岡村一二三議員の一般質問を終わります。次に,21番,下深迫孝二議員から2件通告がされております。したがって,発言を許可します。 ○21番(下深迫孝二君)  今回最後の一般質問となりました。市長のほうから前の方に対して,大変おほめの言葉を頂きましたけれども,私のときはそういうのは要りませんので,一つよろしくお願いいたします。それでは,ただいま議長の許可を頂きましたので,先に通告いたしました2点について,質問いたします。その前に8月31日の台風10号は岩手県岩泉町で大雨を降らせ,グループホーム入居者の男女9人が濁流により亡くなっており,岩手県の死者は16人となり,大変な状況です。また,北海道では南富良野町で河川の堤防が決壊し,死者2人,安否不明者6人,多くの住宅浸水や田畑の浸水により,農作物などの被害が多く発生していると報道されています。正に自然災害の脅威を見せ付けられたところです。亡くなられた方の御冥福をお祈りするとともに被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げます。また,一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。それでは質問に入ります。第1点目に市内全域での工業団地についてであります。本市では合併後も市長や職員の皆様方の頑張りで企業誘致が実現していますが,一つに,現在,誘致できている企業数を地区別にお示しください。また,雇用人数は何人かお伺いします。二つ目に,今後,企業誘致が見込まれる場合,分譲地はあるのか,あるとすれば場所はどこで,どのくらいの広さがあるのか,具体的に団地別にお示しください。三つ目に,中山間地域の活性化のため,零細企業誘致にも全力を入れてみてはと思うが,どのようにお考えかお伺いします。第2点目に水害対策について質問します。今年は本市において,台風は今のところ発生していないところですが,大雨による被害は発生しています。特に7月14日の大雨では隼人地区の吉田温泉や野鶴亭周辺の住宅や店舗及びホテルなどで床上浸水20件,床下浸水79件と市長は市政運営の中で報告されています。そのほかに市道関連で崩土が40か所,路肩決壊が10か所,倒木などによる被害が20か所,田畑の農地被害12か所,また農道水路関係32か所で,林道で23か所と報告もされました。そこで質問いたします。一つ,7月の大雨で,隼人の吉田温泉周辺から野鶴亭周辺までが床上浸水被害を受けたが,原因は何かお伺いします。二つ,排水ポンプが設置されているが,何基設置されているかお伺いします。三つ,ポンプは正常に稼動していたのかお伺いします。四つ,今後の対策をどのように考えているのかお伺いします。この質問については3人の方が質問されておりますが,なるだけかち合わない形での質問をさせていただきますので,よろしくお願いします。 ○市長(前田終止君)  下深迫議員から2問につきましての御質問でございました。1問目につきましては私のほうから,そのほかにつきましては建設部長等が答弁をさせていただきます。1問目の市内全域での工業団地についてお答えいたします。私は,初代市長として就任以来,自ら「広報営業本部長」となり,空陸交通の要衝の地であるという本市の絶好の地理的条件,広大な土地,豊富な人材などの魅力を強くアピールするなどして,積極的な企業誘致活動を展開し,地域経済の活性化や雇用の拡大に力強く取り組んでいるところでございます。このような中,昨年10月には,小田工業団地に誘致した日本郵政グループ2社との間で立地協定を締結したところであり,新たに500人以上の雇用が見込まれ,雇用の増大に大きく寄与するものであるとともに,移住・定住の更なる促進や,若者の転出抑制などにも資するものと期待いたしているところでございます。本市においては,これまでに企業との間で締結された立地協定は50件となっており,事業所枠の拡大分24社も併せますと,約1,800人の新規雇用の創出が図られたことになります。今後におきましても,「ふるさと創生総合戦略」における重要なキーワードでもあります「産業の活性化」「雇用の安定的な確保」「人口減少対策」に向けて,関係機関と一体となって取り組んでまいりたいと考えております。それでは,1点目にお答えいたします。現在,合併前の旧市町を含め,立地協定を締結し操業している企業数は,市内全体で90社,従業員数は1万396人でございます。地区別の企業数と従業員数と致しましては,国分地区が40社で8,098人,隼人地区が17社で1,075人,溝辺地区が9社で265人,横川地区が15社で786人,牧園地区が3社で55人,霧島地区が2社で38人,福山地区が4社で79人でございます。次に,2点目にお答えいたします。現在,分譲できる工業団地は4か所であり,総面積は18万9,895㎡でございます。工業団地別では,県有地につきましては,鹿児島臨空団地が13万6,003㎡,同じく国分上野原テクノパークは,民有地を含め,2万6,118㎡であり,市有地につきましては,第2岩坂工業団地が2万4,609㎡,崎山工業団地が3,165㎡でございます。次に,3点目にお答えいたします。ふるさと創生総合戦略における企業誘致強化プロジェクトを進めていくためには,市独自の工業団地の整備が必要であり,中山間地域も含め,新たな工業用地を取得する必要があるものと認識いたしていることから,工業用地の取得に向けて必要な調査等について,関係課に指示を致しているところでございます。今後におきましても,引き続き,私自らが先頭に立って,工業団地への企業誘致を推進するために積極的な企業誘致活動を展開してまいりたいと存じております。 ○建設部長(川東千尋君)  2問目の水害対策についての1点目にお答えいたします。7月14日の梅雨前線豪雨では,隼人町東郷・内・姫城地区において,床上浸水28戸,床下浸水48戸の浸水被害のほか,周辺道路の冠水等,住家や通行車両などに多くの被害が発生したところであります。今回の被害要因につきましては,天降川上流域の大雨による河川水位の急速な上昇と,当地区の集中豪雨が重なったことに加え,地区外から多量の雨水が幹線用水路を経由して地区内に流入したことにより,排水ポンプの処理能力が不足したため,内水処理ができなかったことが,浸水の大きな要因であると考えております。そのほか,姫城3号排水機場においては,作動していたポンプに不具合が生じたことにより,排水処理に時間を要したところです。次に,2点目にお答えいたします。平成5年の8・1災害において,この一帯は旧隼人町時代にかなりの浸水被害を受けました。そこで,排水機場の整備が必要となり,平成6年度から平成12年度までの7年間にかけまして,日当山橋付近から参宮橋付近までの区間に7か所の排水機場を設置いたしました。排水ポンプにつきましては,各排水機場により配管口径に違いはありますが,6排水機場でそれぞれ2基の排水ポンプを,1排水機場で1基の排水ポンプを設置しておりますので,合わせて13基の排水ポンプを設置しております。次に,3点目にお答えいたします。午前7時10分に天降川の水位が,氾濫注意水位5.4mに達したことから,7排水機場に待機していた消防団員の方々にそれぞれの排水機場において水門を閉め,ポンプを一斉に稼動させていただいたところ,全ての排水機場において正常に稼動し,排水処理を行いました。しかしながら,姫城3号排水機場のポンプにつきましては,1時間ほど稼動した後,停止いたしました。直ちにポンプの状況を確認したところ,内水の急速な水位の上昇に伴い,ポンプの吸水口に雑物が入らないように設置していたスクリーンを越えて,浮遊物が流れ込み,ポンプのプロペラ部に挟まったことが停止の原因であることが判明いたしましたので,直ちに,専門の業者に修繕を依頼いたしました。と同時に,非常時対策のため,排水機場を管理いただいている日当山第2分団姫城部の消防ポンプによる排水作業を実施したところであります。なお,ほかの6排水機場におきましては,全て正常に稼動しておりました。次に,4点目にお答えいたします。今回の被害を受け,長期的な対策と致しまして,排水路や排水機場などの拡充・整備が必要と考えておりますが,これらの整備には多額の費用と期間を要することから,今後緊急性や事業の進捗状況などを勘案し,計画的に取り組んでまいります。なお,緊急的な対策として,関係機関と協議を行いながら,用水路からの排水調整や道路側溝の土砂除去などを実施しておりますが,今後も排水の抑制や支障箇所の改善を行うなど,維持管理を徹底し,浸水の軽減に努めてまいります。 ○議長(池田 守君)  ただいま下深迫議員の一般質問中ですが,ここでしばらく休憩いたします。             [休 憩  午前11時52分]             ―――――――――――――――             [再 開  午後 1時00分] ○議長(池田 守君)  休憩前に引き続き会議を開きます。下深迫議員の一般質問を続けます。 ○21番(下深迫孝二君)  先ほど,るる答弁を頂きましたので,再質問に入らせていただきます。合併をしてからも企業誘致もどんどん進んで,前田市長,営業本部長としてすごく活躍をしていただいているということは毎回我々も分かっているわけですけれども,企業誘致するのに土地もなくなってきているといったようなことで,大変喜ばしいことだなと思っております。また,誘致された企業も全体で90社,従業員数1万396人ということで,これからもやはり若者の雇用をいろんなものを考えましたときに,やはり私は企業誘致が一番大事じゃないかなと。ほかのことも大事ですけれども企業誘致は特に大事だろうというふうに思っております。そこで,質問をさせていただきますけれども,誘致企業,今申し上げました90社に対して,商工観光課辺りで誘致した後の企業さんに対して訪問はどのくらいのペースで行っているのか御質問いたします。 ○商工振興課長(谷口隆幸君)  平成27年度の実績を申し上げます。市内企業の延べ訪問回数が86件,平成28年度におきましては,市内の企業の述べ件数が42件となっているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  平成27年度が86件,平成28年度が42件回っておられるということでございます。その中で特に企業さんからこういうことで困っているとか,もう少しここはこういう支援をしてほしいとかといったような悩み事や要望というものはないでしょうか。あればお伺いします。 ○商工振興課長(谷口隆幸君)  企業誘致をした以上は,地域企業が定着して発展していただくためにサポートをする必要がありますことから,誘致企業等を定期的に訪問いたしまして企業の相談に応じているところでございます。特に最近ではやはり雇用の関係,なかなか集まらないというような形で御相談を頂いているところでございまして,ハローワークのほうに一緒に相談に行ったりと,最近主にそういうことを行っているところでございます。そのほかに増設等を希望されている企業さんに対しては,その優遇制度の説明とか,またその後のやり方とかいろんな形の中でフォローさせていただいているというような状況でございます。 ○21番(下深迫孝二君)  雇用等についての御質問や要望があるということで,今お答えいただきましたけれども。例えば上野原工業団地,ここら辺りに通勤される方,敷根側から上がっていく分と10号線を上がっていく分があるわけですよね。今通ってみますとかなり竹が倒れてきて,トラックの屋根を打ちそうな感じだとか,路面が少し敷根の崖のほうにへこんでいるとかということも多いんですが,直接,企業さんのほうはそこまで気付かれていないのかなというふうに思いますけれども,従業員さんはそこを通っていらっしゃるわけです。そういうことなどには商工観光課のほうでは全く気にはされておりませんか。 ○商工観光部長(池田洋一君)  上野原テクノパークに勤めていらっしゃる従業員さんということで,私どもとしてはなるべく敷根方向からのルートを避けて10号線から入っていただくというようなお願いをしているところなんですけれども,確かに大雨の後とか,強い風が吹いたとき等の倒木,竹がありますので,会社のほうから私どものほうにすぐ電話が入りますので,そういうときには建設部のほうと協力しながら対応をしているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  建設部長にちょっとお伺いしますが,やはり台風,特にこの竹というのは風に弱いですよ,台風が来なくても雨と風が強いときになびいてきて電線に当たったりとか,いろいろこうしています。やはり特に企業さんがおいでになっているところの通勤等に使われる道路,ここらにはやっぱり,作業班と言いますか,そういったような方たちの定期的な検査というのは,これはできないものでしょうか。 ○建設部長(川東千尋君)  各市道におきましては,定期的な巡回というものは行っているわけでございますが,特にその上野原周辺の市道につきましては,ただ今商工観光部長が申し上げましたように,お互いに連携を取りながら企業さんの意見,あるいは地区の方々の意見を基に必要に応じて処置を行っているところでございます。昨年の台風で幹線の道路が災害を受けたわけですが,その際もお互いに連携を取って,緊急な措置を講じて復旧を行ったというような経緯もございます。日常的に通勤される通勤路としての竹,立木等の伐採等につきましては,それぞれの交通量,使われる方々の事情等も考えながら,今後,特にそういった幹線道路等につきましては,巡回を行うなりして対応をまたやっていきたいというふうに考えます。 ○21番(下深迫孝二君)  ぜひ,そのようにやっていただいたら働いておられる方達もスムーズに行けるんじゃないかいうふうに思います。何せ,パートの方たちが多いです。子供さんを保育園に預けたりして,ぎりぎり,時間になってからすごいスピードで上がってこられたりして,非常に道路の狭いところでもございますので,やはり企業誘致した以上は,ただ企業さんだけの所ではなくて通勤とかそういうところにも目配りをしていただいたら大変ありがたいというふうに思っておりますので要望しておきます。次に,日本郵便も恐らく来年からでしたかね,雇用が始まるということで私ども,私が産業建設常任委員会の担当をしているときに扱わしていただいた懸案でございましたので,特に気にもなるんですが,今,どの程度,建物だとか,そういうものの進捗状況はどの程度進んでいるんでしょうか。 ○商工振興課長(谷口隆幸君)  小田工業団地のほうに進出予定されていらっしゃる日本郵便株式会社,日本郵便輸送株式会社,現在日本郵便株式会社のほうは4月から建物着工をされておりまして,進捗率は,まだはっきり伺っていないんですけれども,今のところ来年の6月には完成になるのかなというふうに聞いておりまして,あと,日本郵便輸送につきましては9月頃から着工をされまして,同じく来年の6月には建物は完成するというふうに聞いているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  この日本郵便につきましても,ぜひ,地元の雇用ということを市長のほうからも声を掛けていただきたい,やはり若者たちが地元に残ることによって税収も増えてきますし,やはり雇用の場が生まれるということは地域活性化につながると思いますので,ぜひ,市長のほうからも御助言いただけたらと思うんですが。どうでしょう。 ○市長(前田終止君)  御質疑の件,10年という歳月が過ぎまして,50件というちょうどその節目のいい区切りで,誘致ができて,その中の一つに日本郵政グループから2社立地いただき,もう既に着工され,来年の秋口が待ち遠しいくらいでございます。おっしゃるとおり日本郵政グループに限らず,どの企業組織団体であられても,やはり私たちの霧島市民の方々が,あるいはその時代を担う若い世代の人たちが,そこに朝目が覚めたら楽しみに出かけて行くような,そういう雇用の場が確保されるということが,何よりも大事なことかなと存じているところでございます。そのためには,かねがねの実に地道な誘致活動,またおっしゃる御指摘の誘致したものについても心配り,気配りをやる。私もその合間を縫って,いろいろと御不便な点はございませんかとか,いろいろたまに気を利かせて回っているわけです。なお,その関東・関西に本社があるところ,そういうところについても忘れられないように,何年かに1回,計画的にずっと順番に回って,また,事業所枠拡大等のそういうものがありましたら,何かどこかにか同じグループ,系列の中で,企業進出への期待はありませんかとか,そういうことなどをずっと手際よく,みんなで語らいながら,努力を繰り返しているところでございます。今後もこれらの努力は続いていきますし,おっしゃるような大きな企業だけではなくて,小さな5人,10人のそういう事業所枠拡大から企業誘致についても努力をし,それがやはり3年,5年,10年経ってみると数十人,それ以上の雇用に発展していくわけですね。ですから,そういうことも含めて今後とも努力をしたいと思っております。 ○21番(下深迫孝二君)  ぜひ,努力をしていただくように要望しておきます。それでは次に,分譲地の件ですが,先ほど総面積が18万9,895㎡であるということで,現在分譲できる工業団地は4か所で,この面積だということなんですが,県の臨空団地等につきましては,やはり大きなプロジェクトみたいなものも地元からの希望もあるし,また何とかしたいという思いもありますよね。ここに小さな企業をポツポツ植え付けてしまった場合には,なかなかそういうことが発生したときに,また移転をしていただいたりとかになれば,企業さんはいい気はしないという気もするんですね。ですからやはり自前の霧島市の工業団地を,私はもう少しここで造成するべきではないのかなと。言いますならば開発公社が持っていました土地も市で買い戻しもしています。ただやはり企業さんに渡すのも安い金額で渡せるようにしないと,山の開発をして,これがコスト的にかなり高くなってしまうというのであれば,やはり企業さんも余り喜んでは来ていただけないだろうという気も致します。京セラさんが運動場を造られた空いたところに,ああいう渡りに船というような感じであればいいですけれども,そうばっかりもいかないわけでして,やはりコストの余り掛からなくて済むような場所の工業団地の造成といいますか,そういうことも先ほどの答弁では考えているようなことを答弁されていましたよね。であるならば,国道10号線のトヨタ車体の近く,ここに今農業をされる方が少なくなってきました。高齢者が多くなって畜産を辞めていかれます。畜産農家もあと3件くらいですかね,残っていらっしゃいますけれども,畑の用地として私が見た感じ1町歩ちょっとくらいかなという気がしますけれども,ほとんど造成費もお金が掛からないと。金額的にもやはり安く買えるとするならば,そういうところも検討してみられてはどうかなと,トヨタ車体があることで企業誘致もしやすいのではないかなという気が致します。当然トヨタさんの仕事は騒音のない静かなところでということですので,騒音のある企業さんはちょっと無理でしょうけれども,そのようなことを少し思って現地もちょっと見に行ってみましたけれども,やはり安い土地を提供していくと。そして便利のいいところを提供していくという点では当然,私一人の考えですが,そういうところがうまくいくとすれば,市長,どのようにお考えでしょうか。 ○市長(前田終止君)  議員御指摘のいわばこれから,大,中,小の企業誘致をするに当たって,立地して着地させる,その大地,土地は大事だよと,それを今これで十分なのかというふうにと問われますと,十分でないと。それこそ今どきの企業誘致は,即,使える。大規模できちんと対応ができるということなんかが,すごく問われていますし,光回線はあって当たり前というようなことでございます。ですから,そういう意味では私どものまちも,光回線がちゃんと通っていて,そして,即使えるような平らな場所を今後はしっかり持っていなければ,いい話があったときに,どうぞという状況になれないということがございます。それがまず1点,次にインターチェンジが5か所あります。この5か所の周辺のやっぱりそういう条件を満たす努力をしながら,そういう将来的な先行投資をしながら工業団地の場所を確保する努力も必要であろうというふうに思っております。今,議員の御指摘のところなども一つの有力な場所の一つかなというふうには,いつも通っておりますからチェックしながら,トヨタ車体どころか,南日本新聞の印刷所もありますよね。それで地場産業も飲食店を始め,大,中,小,それなりにあの通りに目を凝らしてみますと,いい場所だなというような印象を受ける場所でもございます。市内のそういうところによく目を通して,即勝負ができるような場所をしっかり今後,確保しなさいというようなことも係の者には申し上げているところです。 ○21番(下深迫孝二君)  場所としても国道10号線,そしてインターチェンジも敷根にございます。10分足らずで下りて来られるというところもありますので,一つ検討していただいたらいいのかなと思いますので,これも提言という形で申し上げておきます。それと先ほど中山間地域の活性化のために,零細企業ということも申し上げましたけれども,これも努力をしていかれるという答弁を今頂きました。やはり市長,私も中山間地域に住んでいますが,喜んで人が住んでくれるところではないわけですよね。ですから,塚脇にも住宅団地ということで,平成十二,三年頃だったと思います。私が議員になって2年くらいの頃でしたので,住宅団地も造成をしていただいたのです。地域活性化ということで,それが三十七,八分譲した中で,14くらい売れているのですかね。そのあとがそのままなんですよ。ちょうど畜産試験場の農地に産業廃棄物施設を造るという時代がございましたので,できればこういうところにも,騒音のない企業であれば,企業が来たときに,住宅団地の端のほうにでも誘致することを考えてみてはどうかなと。そうでないと造成はしたものの,売れなくて塩付けの土地になっていくというのでは,やはりよろしくないのかなと。例えば,小さい企業さんにでも来ていただくと,またそこに家を建てようかという考えも起きてくるかもしれません。従業員の皆さん方にとってはですね。ですから,ぜひ,そこらもひっくるめて,今開発公社の理事長は副市長のほうでしたかね。企業誘致ということで,ちょっと御意見があればお聴かせいただきたいと思います。 ○副市長(平野貴志君)  お尋ねの塚脇の分譲団地でございます。これは霧島市の土地開発公社が所有をしているものでございまして,38区画のうちの現在まで14区画を販売しております。残りが24区画残っているわけでございますけれども,様々な優遇制度等を設けまして,分譲地の販売に努力をしているところでございますけれども,また,今年の3月の広報誌にも広告を掲載して,努力をしているところでございますけれども,なかなか販売の実績につながっていないのが現状でございます。この場所は小学校にも大変近いといったようなことで,分譲を始めましたけれども,その後の社会経済状況の変化によりまして,なかなか売れないといったような現状がございます。ただ今,うまく活用ができない未分譲の土地を企業誘致にという御提言を頂いておりますけれども,この場所はやはり分譲済みのところがまとまっているところではなくて,分散をして家が建っているところでもございますので,そういう住宅地の中に企業等が進出される場合の様々な課題等もあろうかと思いますので,今後の研究課題とさせていただきたいと思います。 ○21番(下深迫孝二君)  一つ研究していただいて,またそういうタイミングがあったときはそういう方向にも変えていかないと私はあそこを造ってくださいとお願いした当時の議員でして,売れないということに責任も感じておりますので,常に気にもなっていたところでございますので,ぜひ,そういうことも検討していただきたいと思います。次に移りたいと思います。水害対策につきましては,先に3人の議員の方が質問をされております。そこで再度私も少し質問をさせていただきますけれども,やはり,吉田温泉,若しくは野鶴亭ですか,あそこら辺は平成5年にもかなり水につかったという経緯があります。これは霧島市全域が大水害を受けたわけですので,その中で特にあそこら辺はひどかったという記憶が残っております。そのような中で,前田市政が始まって11月で11年になります。ほかのことは大体100点いかれているんですよ。ただ,この水害対策については,今申し上げましたように,先ほどおっしゃっていましたけれども,膨大なお金が掛かるということもあって,なかなか進まない。そして,人口が増えるごとに力を入れすぎて,区画整理が済まないうちに,民間企業によるミニ開発ですか,これがどんどん進んでいってしまって,排水対策が追いついていないと。これはやはり市の責任だろうと思うのですね。やはり排水がうまくいかなくて,住民の生命財産,これを守れていないと。例えば浸水被害をした人たちにしてみれば,ただ,危機管理監のほうも消毒をしたといったような報告もされましたけれども,消毒をしてもらっても一回水につかった家は,何回乾かしても臭いんですよ。ですから,ぜひとも隼人のほうは何箇所かあるということで,先の質問者にも答弁していただいています。そして国分の中央,前回も私は質問させていただいていました。固定資産税であれば一番高く払っていらっしゃる方ですよということも前回も申し上げました。やはり,県下第2の霧島市,水害対策がうまく手を付けられていないというのは,いかがなものかなというのが私の考えですが,合併してから11月で約11年になります。水害対策にいかほどのお金を掛けられたのか,またその水害対策について,どこをどのように改善されたのか,ありましたら大ざっぱで結構です。その細かい数字を言いなさいということではありませんので,こことここは水害対策をやっているよというのがあれば,お示しいただきたいと思います。 ○土木課長(猿渡千弘君)  排水対策につきましての今までやった金額については,手持ちで持っていませんけれども,国分地区におきましては,排水を抑制するための貯留槽を2基ほど造っています。また,排水路の整備を4か所ほどやっております。特に昨年度まで整備しておりました新川北線の道路の整備に合わせまして,大きな排水路を140mほど天降川のほうに排水する大きな工事も行っているところでございます。(254ページに訂正発言あり) ○21番(下深迫孝二君)  隼人のほうはどうなんでしょう。国分のほうについてはやったという経緯があるのですが,隼人のほうは全く手付かずのままなのかというところはどうなのでしょう。 ○土木課長(猿渡千弘君)  隼人のほうの東郷地区におきまして,国道223号のところの排水が悪いということで,排水の改修を行っております。そのほか改修ではございませんけれども,維持管理で土砂の除去とか,そういった形で対応しているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  排水対策をしたと言っても,水につかるようでは,これはしたことに入らないのと同じではないかという気がするのです。今後住宅を建設されるような方たちが来られたときは,やはりここは低い土地ですよと。家を造るときは1m嵩上げをして造られたほうがいいかもしれませんよとか,そういうことをきちんとお知らせしてするのが市民に対するサービスではないかという気が私は致しております。そしてまた,排水をやるとなると,膨大なお金が掛かるということでございましたけれども,これは国からの補助金というのはないのか。県からの補助金はないのか,まずここをお伺いします。 ○土木課長(猿渡千弘君)  雨水対策につきましては,国の事業で下水道の雨水事業というのがございまして,これも県のほうと協議をさせてもらったのですけれども,なかなか予算が付かないということで,交付金事業には至っていませんけれども,今行っているのは,起債事業で行っているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  今回浸水被害が起きたわけですけれども,保健福祉部長にお伺いしますが,例えばグループホームだとか,こういうところで水につかりやすいところ等はないのか。今回,岩手県で大変大きな被害が出ていますね。やはり,こういうときには早い避難をさせるということが,非常に大事ではないかなと今回,テレビ,新聞を見ながら思っているのですが,霧島市には低いところにそういう施設はないのですか,まずそこをお伺いします。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  福祉施設の海抜的なところで浸水が起こりそうなところの状況は私もちょっと把握はしていないところです。ただ,この前の水害では,グループホームで9人もの方がお亡くなりになられて,非常に悲惨な事故でございましたので,私どもも早速,翌日9月1日に全施設に対しまして,今一度避難経路とか,そういうところを全て確認するようにということで通知を出しまして,注意喚起を行いました。その翌日にまた台風も近づいてまいりましたので,それに基づいた対応をしていただいたものと思っております。 ○21番(下深迫孝二君)  早く避難しすぎて,あとで非難をかうこともあるのですけれども,そのほうがまだ,ましなんですよ。「非難させたけれども,被害がなくてよかった」ということで済むわけですから,もし,避難させて,それたらどうしようということもあろうかと思いますけれども,ただ,そこら辺は徹底して指導される必要があるのかなと。今回特に私はそう思いましたので,そこら辺を要望しておきます。それと,ポンプの件ですが,13基の排水ポンプを設置していますと答弁いただきました。これを消防団にお願いをされているということですが,これは市が指定管理をしているのか,それともただ,お願いをされているのか,そこら辺はどうなっているのでしょうか。 ○隼人地域振興課長(平原一幸君)  排水機場の排水施設管理につきましては,各日当山の第1分団,第2分団,宮内の消防のほうに私どもの市が管理委託をしているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  私どもが管理委託をしていると今おっしゃいましたけれども,あなたがということではないでしょう。そこをはっきりさせないと,指定管理をされているのか,あるいはただ消防団にお願いをされているのかということをお尋ねしているのですよ。 ○隼人地域振興課長(平原一幸君)  市が管理委託をお願いしております。 ○21番(下深迫孝二君)  それについて委託料はどうなっているのですか。 ○隼人地域振興課長(平原一幸君)  7排水機場ありますけれども,一排水機場,年間10万円でございます。 ○21番(下深迫孝二君)  何でこういう質問をするかといいますと,今回,ポンプのプロペラにビニールか何かが撒き付いて,肝心なときに,要するにポンプが回らなかったということをお聴きしましたので,やはり,ピシっとそういうことが管理できないと,ただ雨が降ったときに行ってポンプだけ回せよというような安易なものではよくないと私は思うのですよ。やはり,夜の夜中に大雨が降って来て,そうなる可能性があるわけです。指定管理なら指定管理らしくきちっとした形にして,平常もポンプの点検だとか,いろんなことをしていただかないと,実際かなりの方たちが浸水被害を受けられて,迷惑も受けられているわけですね。ですからそこら辺をもう少し,お金をもっと払ったっていいじゃないですか。10万円なんてけちなことを言わないで,そうでしょう,いざというときには人の命にも関わることもあるわけです。水がどんどん上がってきた場合には,そういうこともありますから,もう少しきちっとした契約をしていただいて,そして,ポンプの点検,あるいはその水路に水をくみ上げるところに,そういうものが入り込まないようなピシっとしたこともしないと,いくらいいポンプを据えても,これは,私は駄目だろうと今回の話を聴いて思いましたので,このことを申し上げているのです。その辺について,あなたのところはどこの部署になるのですか,それをはっきり言わないと分からないですよ。隼人総合支所ということでよろしいですか。ちょっと教えてください。
    隼人地域振興課長(平原一幸君)  私の部署は隼人庁舎の隼人地域振興課でございます。隼人の関係の施設につきまして,ある程度こちらのほうで管理をしています。先ほどの話ですが,排水機場の管理につきましては,消防団につきましては,毎月点検をしていただいておりますが,点検整備が主体で水門,排水の操作的な部分は,少しはしていただいておりますけれども,専門的には業者のほうに施設点検を6月から7月の間に点検業務の委託をしております。ですから事前に梅雨時期に入る前には専門の業者のほうで点検をしていただいているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  隼人の総合支所のほうとおっしゃいましたので,私のほう,私のほうとおっしゃっても,なかなか我々も覚えきれないというのもありますから,そのように今お尋ねしたところでした。そうして点検もされていると。ですけれども,ビニールとかいろいろな物が流れてきて,詰まったことは事実ですから,やはりそこにはネットみたいな,金網みたいな頑丈なものを張るとかして,そういうものが入らないようにしないと,幾ら高額なポンプを設置しても駄目だろうというふうに私は思いました。そして,ポンプの排水能力がないのかなということも思っていましたけれども,川東部長のほうからでしたか,そのポンプだけを大きくしても駄目なんだと。水がくみ上げるところに来なければ駄目なんだというのを前の方のときにお話をされたようですので,「ああ,ポンプだけ大きくしても駄目なんだな」ということも思ったのですが,市長どうでしょう,この排水対策,今度市長は12年目です。12年目の市長の大きな課題として,土地を買って排水路を造るとなれば,膨大なお金が掛かります。道路の下に大きな排水路を通していけばいいんです。例えば3m掛ける3mくらいの大きなボックスみたいのを道路の下にずっと入れていけば,土地の買収費はまず掛かりません。やはりそういうことも考えていかないと,土地の買収をして,工事をしてということになれば,膨大なお金が掛かるわけです。道路は市道ですから,市の道路なんです。この下を掘って,大きなヒューム,例えば,直径が3mくらいあるものをずっと埋めていけば,私はかなりの排水能力を達成できると思うのですが,これも技術屋さんでないと駄目なんですかね。川東部長,今私が申し上げたようなことは検討されたことはあるのか,ないのか,私が言っているようなことは不自然だよと思われるか御意見を聴かせてください。 ○建設部長(川東千尋君)  そのようなお話は,内部でも少し出ているところではあります。ただ,道路にはいろいろな埋設物等がございますので,そこの道路の地下の空間をどれほど有効に貯水槽として活用できるのか,そういった課題があろうかと思います。ただ,一つの有効な考え方ではあると思いますので,特に今回浸水の多かった付近の道路の事情等も今後,調査もしてみまして,そういった検討も少し行ってみたいと思います。 ○市長(前田終止君)  泉帯橋の下流に井堰みたいな形で,川を一旦堰き止めてある流れがございます。そうすると,このことは川底との高さの関係もあります。その高さとの関係で,今度は温泉との関係があるそうでございます。温泉が結局出にくい,出やすいということを計算づくで,その井堰ができたんだそうです。それで,私はそういうことがよく分からない点があって,全体をもう少し将来の記録的な大豪雨に備えて,中洲,寄り洲の徹底除去,できれば川底の総ざらい,そういうものをきちんと徹底してやったらどうかと。そして議員おっしゃるような,そういう高さの部分に低い土地からのものを流れを誘い込んで,今までにない最大努力をしてみたらどうかというようなことを言ったのです。そうしたら出てきたのは日当山温泉の温泉流出との関係,そういうこともあってそう簡単に井堰を無くすという考えは,そう簡単にはできませんというような難しさもあるみたいにお聴きを致しました。今の御指摘など全体をよく見ながら,総合的に総合治水対策をせざるを得ないのかなということも考えているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  温泉が関係しているというのは,私も初めて聴きましたけれども,やはりいろんな要因があるんだなと思ったところでございます。今申し上げましたように,私が申し上げるのは,川よりも低く掘り下げるというのではなくて,道路の下ですから3mくらいですよね。低くても4mくらいのところに排水を通していけば,そして一番堤防のところで,ポンプで上げていくという形を取れば,私はかなり改善するのだろうと思っています。また,先ほども話が出ておりましたけれども,国分の中央の辺りも相当つかるところがあると。飲みに行っていて,大雨になったときに外に出ようと思ったら,池みたいになっていて,一時雨の止むのを待たないといけないということで,またそうしているうちに長居をしないといけなくなって,帰りが遅くなるということも今まで何回かありましたので,やはりせめて,この中央の辺りは水につからない形でも取っていただかないといけないなと。あと川村部長,あなたのところです。財布をしっかりとにぎっておられます。この排水対策には,少し財源も入れていただいて,市民等しく水害に合わないまちづくりこそが住んでよかった,住みたいというまちになるのではないかと思います。やはり水につかるようなところには住みたくないです。私どもは山の中ですけれども,水にはつかりませんから,高い所ですから,降っただけどんどん下に流れていきます。ですから,そこも一つ心がけていただきたいということと,この排水ポンプについて,監視カメラを付けたらどうだろうと,ちょっと思ったりしましたので,そこら辺は川東部長のほうですか。今,現在監視カメラを付けていらっしゃいますか。担当される方で結構です。 ○危機管理監(德田 純君)  今,議員のほうから河川の監視カメラを付けたらどうかという御提案がございました。現在,この河川につきましては,県が整備しています河川砂防情報システムで,日当山橋だけにカメラが付いております。水位に関しては,天降川については横川それから日当山橋,手籠川については鏡橋,検校川については向かいの川原橋の水位は見ております。それ以外のところの水位がなかなかつかめないというところが今回の課題でも挙がってまいりました。今,消防局のほうも巡回をして,情報を頂いているのですが,自分の目で見て,川の水位がどれくらい上がった,だから避難の準備をさせようか,させないかという判断をするようなことをしないといけないのではないかというふうに考えておりますので,監視のカメラが必要な数とか場所とか,それをちょっと検討を始めようというふうに思っているところでございます。 ○市長(前田終止君)  若干の補足をさせていただきますが,今,危機管理監が答えたとおりで結構なんですけれども,私と致しましても,隼人町日当山姫城地域の今回の冠水は,本当に心痛い事実だなと思っております。そして,このあと相当な努力をして,将来的には,中長期的には抜本的な改修,おっしゃるとおり,二度とそういうことの心配のいらないまちづくりを目指して頑張らないといけないなと思っています。もちろん見次辺りについても,あるいはまた,国分の中央,ど真ん中のことについても同様の気持ちでございます。ですから,今後また台風も来るでしょうし,雨台風,そしてまた,新しい年になっても将来的にそういう不安があるわけですから,やはりここに住んでいただき,そしてまた,地方創生,人口増を狙っている中で,まちの最もすばらしい見所の三点そういうエリアになっているものですから,そこに向かって総合治水対策を中長期的に取り組むべき問題,そして今までまだ答えの出ていない中長期的な,いつくらいをめどにここまでやるぞというようなそういう見通しそして,何よりも一番直近するもうこれから向こう三月,半年,小一年の間にできること。一番直近してできること,そういうことなどを総合的にお互いよく今回の事例を踏まえて,例えばおっしゃったような,そういう監視カメラの適切な位置付けなど,できることからきちんと最大努力をして将来に向かいたいと,そう思っているところです。 ○21番(下深迫孝二君)  そうしていただけますように要望します。市長もどっちみち,次も前田市長ということで,市政運営されるのですから,今期の任期が一年間残っています。次の4年,これで排水対策しっかりとやりつけるということで,長期ではなくて,短中くらいでやられるように,お互い努力していかないと。やはり市民の生命財産を守ることにはなりません。そして,京セラさんのところも,随分先の大雨で京セラさんの正面入口の辺り,あの大きな水路がぎりぎりまで来ていました。「ああ,これは京セラさんのほうに水は行かないかな」と。道路のほうは高くても,向こうは生垣がしてありますから,水でも入ったら大変だなということも思ったのですが,国分生協病院の辺りに排水の暗渠をもう一つ通されるという話も聞いております。ですけれども,やはり水戸川の一番下流がポンプが付いていないのですよ。あそこでピシっと閉め切って,ポンプを設置すると,そしてどんどんくみ上げれば,上は幾ら大雨になっても,そんなにつかることはなく,解決できると思いますので,これもやはり市長の言葉にありますよね。スピード感を持ってやろうという,市長,ぜひ,これはスピード感を持って,水害対策,霧島市には災害がないように努力をしていただけますように要望いたしまして,残り1分となりましたので私の質問を終らせていただきます。 ○議長(池田 守君)  以上で,下深迫孝二議員の一般質問を終ります。ここで有馬秘書広報課長より発言の申し出がありましたので許可いたします。 ○秘書広報課長(有馬博明君)  先ほど岡村議員の一般質問の中で答弁いたしましたシティプロモーション推進事業に掛かる業務委託先を電通と申し上げましたが,正式な法人名を申し上げて訂正させていただきます。委託業者は株式会社電通九州鹿児島支社でございます。 ○議長(池田 守君)  これで通告のありました16名の議員の一般質問の全てが終わりました。次の本会議は9月23日の予定であります。本日はこれで散会します。御苦労様でした。             「散 会  午後 1時51分」...