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平成28年第2回定例会(第4日目 6月16日)

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    平成28年第2回定例会(第4日目 6月16日)


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    平成28年第2回定例会(第4日目 6月16日)             平成28年第2回霧島市議会定例会会議録   1.議事日程は次のとおりである。                       平成28年6月16日(第4日目)午前10時開議 ┌──┬──┬───────────────────────────┬──────┐ │日程│事件│    件                 名    │ 備  考 │ │番号│番号│                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │1 │  │一般質問 池田 綱雄君(155ページ)          │      │ │  │  │      ・廃棄物処分場について          │      │ │  │  │      ・スポーツ施設の整備について       │      │ │  │  │     新橋  実君(162ページ)          │      │ │  │  │      ・市営住宅の駐車場整備の現状について   │      │ │  │  │      ・消防団の活動服と資機材の整備について  │      │ │  │  │      ・公共事業において落札後,工期延長する案件│      │ │  │  │       もあると聞くが,その対応について    │      │ │  │  │     木野田 誠君(183ページ)          │      │ │  │  │      ・林地等の大規模開発について       │      │ │  │  │      ・産学官連携事業について         │      │
    │  │  │     阿多 己清君(193ページ)          │      │ │  │  │      ・保育園の民営化について         │      │ │  │  │      放課後児童クラブの状況について     │      │ │  │  │      市道岩戸~新町線の整備計画等について  │      │ │  │  │     下深迫孝二君(203ページ)          │      │ │  │  │      ・水害対策について            │      │ │  │  │      ・自治公民館及び自治会について      │      │ │  │  │      ・関平鉱泉販売所について         │      │ └──┴──┴───────────────────────────┴──────┘ 2.本日の出席議員は次のとおりである。     1番  德 田 修 和 君      2番  平 原 志 保 君     3番  阿 多 己 清 君      4番  木野田   誠 君     5番  中 馬 幹 雄 君      6番  中 村 満 雄 君     7番  宮 本 明 彦 君      8番  前 島 広 紀 君     9番  有 村 隆 志 君     11番  中 村 正 人 君    12番  松 元   深 君     13番  池 田 綱 雄 君    14番  厚 地   覺 君     15番  新 橋   実 君    16番  常 盤 信 一 君     17番  植 山 利 博 君    18番  塩井川 幸 生 君     19番  岡 村 一二三 君    20番  池 田   守 君     21番  下深迫 孝 二 君    22番  今 吉 歳 晴 君     23番  蔵 原   勇 君    24番  前川原 正 人 君     25番  時 任 英 寛 君    26番  宮 内   博 君 3.本日の欠席議員は次のとおりである。    な し 4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。  議会事務局長    久 保 隆 義 君   次長兼議事調査課長 新 町   貴 君  議事グループ長   徳 留 要 一 君   書     記   藤 本 陽 子 君  書    記    原 田 美 朗 君   書     記   松 下 俊 一 君 5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。  市     長   前 田 終 止 君   副  市  長   平 野 貴 志 君  副  市  長   中 村   孝 君   総 務 部 長   川 村 直 人 君  企 画 部 長   塩 川   剛 君   生活環境部長    小 野 博 生 君  保健福祉部長    越 口 哲 也 君   農林水産部長    満 留   寛 君  商工観光部長    池 田 洋 一 君   建 設 部 長   川 東 千 尋 君  消 防 局 長   馬 場 勝 芳 君   水 道 部 長   上脇田   寛 君  危機管理監     德 田   純 君   総括工事監査監   有 馬 正 樹 君  総 務 課 長   橋 口 洋 平 君   安心安全課長    有 満 孝 二 君  財 政 課 長   山 口 昌 樹 君   工事契約検査課長  松 崎 浩 司 君  企画政策課長    堀 切   昇 君   共生協働推進課長  西   敬一朗 君  環境衛生課長    中 馬 吉 和 君   衛生施設課長    出 口 竜 也 君  保健福祉政策課長  德 田   忍 君   子育て支援課長   田 上 哲 夫 君  農林水産部参事   島 内 拓 郎 君   農林水産政策課長  永 山 正一郎 君  兼耕地課長  農政畜産課長    田 島 博 文 君   林務水産課長    石原田   稔 君  関平温泉・関平鉱  武 田 繁 博 君   建設施設管理課長  仮屋園   修 君  泉所特任課長  土 木 課 長   猿 渡 千 弘 君   建築住宅課長    松 元 公 生 君  都市計画課長    池之上   淳 君   水 道 課 長   寺 田 浩 二 君  消防局警防課長   喜 聞 浩 志 君   霧島総合支所    塩 屋 一 成 君                        産業建設課長  教  育  長   髙 田 肥 文 君   教 育 部 長   花 堂   誠 君  教育総務課長    本 村 成 明 君   学校教育課長    河 瀬 雅 之 君  保健体育課長    赤 塚 孝 平 君  農業委員会事務局長 砂 田 良 一 君 6.会議のてん末は次のとおりである。             「開 議  午前10時00分」 ○議長(池田 守君)  これより本日の会議を開きます。本日の日程は一般質問のみであります。昨日に引き続き一般質問を続けます。13番,池田綱雄議員から2件通告されております。したがって,発言を許可します。 ○13番(池田綱雄君)  ただいま議長の許可を得ましたので新風会の一人として一般質問を致します。はじめに4月に発生した熊本地震により多くの方がお亡くなりになられました,心から御冥福をお祈りいたします。また,被災された方々が一日も早く,元の生活に戻られることを願うものであります。さて,最近いい話を聞きましたので御紹介をさせていただきます。それはある中学校の話であります。どこの学校にも問題の生徒はいると思いますが,その学校にも,学校に迷惑を掛けたり,深夜徘徊,喫煙,飲酒などの問題行動を繰り返し,学校を休んだり学校へ来ても反抗的な態度をとり続け,2年生までは体育大会など,学校行事へも参加できない生徒が数名いました。昨年6月頃学校近くの県道にかかる橋の塗装工事を請け負う会社の主任の方が学校を訪ねられ,何かボランティアでする仕事はないかとのことだったので,かねてから思っていた時計台の清掃とガードレールの塗装をお願いしたところ,3日くらいかけてきれいにしていただきました。また,何かあったら言ってくださいとのことでした。それから,学校側は,問題行動の生徒たちに,遠回りになるかもしれないけど,高校を中途退学するくらいなら,働いて社会勉強をし,世の中の厳しさを学んだらどうだろうか,高校へ行きたいと考えたらやり直せばいい,よき大人に出会ってほしいと話をしていたところ,納得をしてくれましたので,先ほどの塗装会社の社長さんに生徒たちの就職をお願いしたところ,快く引き受けていただき3名を採用していただきました。その3名を含め問題行動の全員も卒業式には出席をしました。証書授与の際,小さな声で校長に「ありがとね」と言ったそうです。式の後で校長や生徒指導主任と肩を組んで記念写真する姿があったそうです。この生徒の卒業文集には,今までありがとう。いろいろな先生方に迷惑を掛けても,心配してくれたり,ほっとかないでくれたことに感謝,今までありがとう。と書いているそうです。3人が塗装会社に就職し,1か月が過ぎたある日,その1人が作業着姿で学校を訪れ,校長先生に「初給料をもらいました,少しだけど親にも渡します」との報告をしたそうです。また,最近3人は旅行をし,先生の数に合わせて土産を持参したそうです。私もこの学校には何回か足を運んでおり,問題行動の生徒のことは,その都度伺っておりましたので,今回の話を聞き胸が熱くなりました。今回のことで,どんな子供たちも,学校の方針や,先生方の愛情を持った接し方次第で,大きく変わるんだなと思いました。この4月に就職した3人の子供たちが早く社会生活に慣れて,一人前の塗装職人になることを願うものでございます。今度は会社の社長さんが3人の子供達をどのように育てて下さるのか,腕の見せどころではないかと期待を申し上げている所でございます。それでは質問に入ります。1問目は廃棄物処分場についてお尋ねいたします。その1点目は,市内に廃棄物処分場がありますが,その数と処分できる容量についてお尋ねします。2点目は,台風や集中豪雨による,大災害時の臨時的な処分場はどこを考えているかお尋ねいたします。次に2問目のスポーツ施設の整備についてお尋ねいたします。その1点目は,今まで何名かの同僚議員からも質問がありました,国分球場のラバーフェンスが剥がれてしばらくなりますが,これは安全性に支障はないのか,また改修の計画はないのかお尋ねいたします。2点目は,同じく国分球場のバックネット裏の室内に1か所しかないトイレが長期間にわたり使用禁止になっているが,改修の計画はないのかお尋ねいたします。3点目は,国分球場の隣の公園の休憩所が現在使用禁止になっているが,改修の計画はないのかお尋ねいたします。4点目は,以前質問しました,市民プールの市が持っている山手側への駐車場の計画は,どのように検討されたのかお尋ねをし,壇上からの質問を終わります。 ○市長(前田終止君)  池田綱雄議員から2問につきましての御質問でございました。2問目の4点目につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。2問目のそのほかにつきましては教育委員会が,1問目につきましては生活環境部長が答弁をさせていただきます。2問目のスポーツ施設の整備についての4点目につきましてお答えいたします。市民プールの駐車場につきましては,参加者や観客の多い夏場の大会開催時に,市民プールに近接している市の駐車場に駐車しきれず,駐車場が不足していると認識しているところでございます。このような状況を踏まえまして,本市と致しましては,プール西側の市有地を活用した形で駐車場の増設ができないかに関し現地調査を実施し,検討を行ったところでございますが,土地の形状等による費用対効果の面から,この地での駐車場増設は困難と判断したところであります。この市民プールを含む国分運動公園周辺は,市街地に近く,鉄道,幹線道路などが整っていることから,利便性が高く,利用者が集いやすい地域として,市民スポーツの振興に大きく寄与してきている一方,施設の充実に伴い,Jリーグ等の試合など多くの来場者が集う機会も増え,時に駐車場不足が生じていることも事実でございます。このようなことから,私と致しましては,議員,御質問の駐車場整備は喫緊の課題であるものと認識しており,現在,市民プールを含めた国分運動公園周辺全体の駐車場の在り方について,検討を進めているところでございますので,御理解賜りたいと存じます。 ○教育部長(花堂 誠君)  次に,1点目にお答えします。国分球場は,昭和51年の建設から40年が経過しているため,施設全体の老朽化は十分に認識しております。また,球場内のコンクリート衝突防止のためのラバーフェンスにつきましても設置から18年が経過しており,これまで,風雨により破損した箇所については,適宜補修を行いながら対応してまいりましたが,教育委員会としては利用者の安全を考慮し,ラバーフェンスの改修を検討しているところであります。次に,2点目にお答えします。国分球場バックネット裏のトイレは,経年劣化による不具合が生じているため,利用を禁止しておりますが,利用者が限定されていること,別のトイレが隣接していることを踏まえ,当面は,隣接するトイレを利用していただきたいと考えているところであります。次に,3点目にお答えします。国分運動公園内の休憩所については,経年劣化による天井部分の亀裂が生じているため,立入禁止としており,落下防止対策を検討しているところであります。 ○生活環境部長(小野博生君)  1問目の廃棄物処分場についての1点目にお答えいたします。災害で発生する瓦やブロックなどのがれき類の処理は,本市では市内に6か所ある一般廃棄物安定型最終処分場で行うことになります。その処分場の面積は,国分地区の芦谷処分場1万7,101㎡,隼人地区の糸走処分場1万5,491㎡,溝辺地区の瀬間利処分場2万394㎡,横川地区の城山処分場900㎡,牧園地区の城山処分場750㎡,福山地区の宝瀬処分場1万7,278㎡であり,合計で7万1,914㎡ございます。また,各処分場の今後処理可能な容量につきましては,溝辺地区の瀬間利処分場が約1万2,000m3,横川地区の城山処分場が約5,400m3,福山地区の宝瀬処分場が約4万m3で,その他の処分場は法面の安全性を考慮しますとほとんど残っていないと考えております。以上のことから,本市全体で今後,約5万7,400m3が処理可能な容量であると見込んでおります。次に2点目にお答えします。環境省の災害廃棄物対策指針によりますと,大規模災害時には,可燃性のごみやがれき類など多種多様な廃棄物が大量に発生することから,適正にかつ短期間で処理するためには,再資源化のための分別作業が可能な広さの仮置き場が必要とされています。このようなことから,本市では,既存の一般廃棄物安定型最終処分場6か所,現在埋立てをして平坦となっている部分です。のほかに,臨時的な処分場,仮置場の候補地として数箇所の市有地をリストアップしておりますが,災害の規模によっては,仮設住宅の建設用地との兼ね合いや道路の寸断等も想定されますことから,より多くの候補地を選定しておく必要があるのではと考えているところであります。[203ページに訂正発言あり] ○13番(池田綱雄君)  それぞれ答弁を頂きましたけれど,再質問をさせていただきたいと思います。まず,廃棄物処分場についてですが市内に6か所あると。そのうちの3か所は法面保護だけで,ほとんど容量は残っていないというような答弁でございました。それに代わるそろそろ新しい処分場も検討しなければというふうに思っていますが,その辺はどのようにお考えかお尋ねいたします。 ○生活環境部長(小野博生君)  新しい処分場の計画はということでございますけれども,現在,一般廃棄物処分場の処理能力でございますけれども,先ほど答弁いたしましたとおり,溝辺地区の瀬間利,横川地区の城山そして福山の宝瀬の処分場3か所が,まだ利用可能と見込んでいるところでございます。状況を見てみますと,比較的まだ余裕がある状況であります。すぐに処分場の計画を立てなければならない状況ではないと思いますが,将来のことを考えますと,建設にはやはりいろいろ時間が掛かったりしますので,調査・研究をしたほうがよいと思っております。そのようなことから今後このようなことを行いたいと考えております。 ○13番(池田綱雄君)  災害というのは,いつどのような災害が発生するか分かりません。特に最近は集中豪雨が全国各地で発生しております。これは,地球温暖化により1度上がるごとに海面の水蒸気がものすごい勢いで水蒸気となって雲になるんだそうです。これがどこかに落ちないといけない。それがたまたま霧島ではないということであって,いつ霧島に集中するか分からないわけです。そういうことで台風も通り道ですが,いつ災害が起こるか分からないそういうために,熊本のテレビを見てもがれきとういうのはものすごいですよね。がれきの量というのは。そういうのを考えたときに今の処分場で大丈夫なのかと心配するわけがございます。そういうことで処分場というのは場所がどこでもかしこでもいかない。場所によるわけで,災害が発生してから探すというのは大変な時間が掛かると思いますので,前もってそういう場所の選定などはしておいていただきたいなというふうに思います。先日の議員と語ろかいで出た質問ですが,火災現場に廃材というか焼け残ったものを市の処分場では受け付けてくれないというような質問があったんですが,その辺はどのようになっているかお尋ねいたします。 ○衛生施設課長(出口竜也君)  住宅火災によります建物の廃材の処理方法につきましては,いわゆる解体業者等が解体する場合は産業廃棄物と考えられるため敷根清掃センターには搬入できませんので,産廃業者による適切な処理を行っていただく必要でございます。しかしながら,その解体を家主自らやあるいはボランティアの方々が行う場合は,一般廃棄物の取扱いも可能となりますので,その場合は敷根清掃センターで処理可能なものにつきましては,必要な分別方法を説明し,例えば可燃ごみと金属などの不燃ごみに分けたり,あるいは柱などの木材は2m以内の長さに切るなど通常の分別方法と同様でございますが,分別の御協力を頂きながら受け入れているところでございます。一方で,瓦,コンクリート殻,ブロックなどは清掃センターでは処理できず,不燃物処分場の対象品目となりますが,これらに火災によりすすが付着しておりますと,市の不燃物処分場にも搬入できませんので専門の処理業者に処理を頼むように説明しているところでございます。いずれにしましても,住宅火災に遭われた方から相談を頂きますと,職員がまず現地に出向きまして適切な処理方法,具体的な分別指導そして手数料の減免などを説明しているところでございます。なお,今回,火災ごみに関する質問が出たということですので,市民の皆さんへ広報誌等で周知したり併せて関係職員にも周知徹底し,いざというときに被災された方の相談に的確に対応できるようにしておきたいと考えております。 ○13番(池田綱雄君)  今の答弁によりますと,瓦とかそういうブロックなどの焼け焦げたものは駄目だけれども,あとの分については分別すれば受け入れますよという答弁だったように思いますが,これを質問された人は消防団員の方だったと思います。知らなかったんだと思いますけれども,今後は周知徹底したいということですけれど,今までは焼けたそういうものを分別すれば受け入れますよいうのは,市民に紹介していなかったんですか。 ○衛生施設課長(出口竜也君)  私の知る限りでは,これまでは公の広報などはしておりませんが,相談がありましたら現地に出向いて説明いたしております。なお本年度になりまして2件,そして昨年度も2件ほど火災がありまして,現地に出向いて説明した経緯がございます。 ○13番(池田綱雄君)  火災で焼けて非常に大変困っていると思いますよね,住民は。そういう方々に少しでも市のほうも手助けと言えばおかしいですけれども,していただきたい。であれば,例えば公民館長会議などがありますよね。そういうところでお知らせ願いたいなというふうに思います。産業廃棄物処分場については終わります。次に,市民球場のラバーフェンスの件からですが,思ったより良い答弁はなかったように思います。市民球場の使用状況について,チーム名とかどのくらいの日数をどういう人たちが利用しているのかお尋ねいたします。 ○保健体育課長(赤塚孝平君)  利用の状況につきましては,平成27年度が9,933人,平成26年度が1万221人,平成25年度が9,226人でございます。開催される大会等につきましては,ボーイズリーグの九州選抜大会,舞鶴旗争奪中学校野球大会全中軟式野球姶良地区予選県大学野球春季リーグ戦,姶良・伊佐中体連大会などがございます。あと利用の団体と致しましては,第一工業大学,各学校野球部,軟式野球連盟,一般の野球チームとキャンプ合宿等などがございます。 ○13番(池田綱雄君)  思ったより多くの方が利用しているようでございますが,キャンプに使っているというような話も聞きますけれど,それはどういう団体で,その団体数と期間はどれくらいなのかお尋ねいたします。 ○保健体育課長(赤塚孝平君)  キャンプ合宿につきましては平成27年度が6チーム,平成26年度が5チーム,平成25年度が6チームでございます。どのようなチームかと申しますと,太陽誘電,かずさマジック,日本経済大学,大正大学などでございます。 ○13番(池田綱雄君)  人数も聴いたと思いますけれど,1チーム大体どれくらいですか。何人くらい。 ○保健体育課長(赤塚孝平君)  申し訳ございません。1チームの数字はここには把握しておりませんが,平成27年度が6チームで226名,平成26年度が5チームで168名,平成25年度が6チームで190名でございます。 ○13番(池田綱雄君)
     大体1チーム40人くらいですかね。40人弱くらいですね。こういう方々はもちろん県外ですよね。どこに宿泊をされますか。 ○保健体育課長(赤塚孝平君)  主な宿泊先と致しましては市内の国分にありますアーバンホテル,ホテル京セラ,国分駅前の舞鶴館などがございます。 ○13番(池田綱雄君)  こういう方が市内に泊まってくれるということが,大きな経済効果につながっているというふうに思います。写真を出してください。もうちょっと大きく出ないですか。これは1塁側のラバーフェンスの状況でございます。次を。これも1塁側のラバーフェンスで手前のほうは剥がれてコンクリートがむき出しになっている状況でございます。次を。これは手前の2枚目はV字になっていますけれども,これは針金で修理がしてあるところでございます。指定管理者の方々が,いろいろな工夫をしながら補修をしているところでございます。次を。これは1塁側と3塁側にカバーが外れて危険ですと,1塁側も3塁側もこういう表示がしてあります。次を。これが質問で言いました,バックネット裏に1か所しかないトイレですが,使用禁止という張り紙がしてあり,使えない状況でございます。次を。これは野球場のすぐ隣の公園の中にある休憩所,これが天井が剥がれて鉄筋が見えているんですが,危ないということで小さなロープでグルッと回して。もう1枚なかったですか。これが天井の鉄筋が見えている状況です。もう1枚なかったですか。これがグルッと小さなロープで入らないでくださいという。こんなのは子供でも入れるんですけれども,こういう状況で留めてあるんですが,全体を見て,市長,ラバーフェンスは見苦しいと思いませんか。 ○市長(前田終止君)  今回の質問通告に基づきまして,つぶさに改めて,今写真に出ましたところを,当然私と致しましても見聞させてもらったところでございます。おっしゃるとおり,経年劣化,大変厳しい状況下にあるというふうに存じております。私と致しましては今回の指摘もさることながら,合併後10年過ぎて今日に至りでございますが,このようなスポーツ施設もオリンピック・パラリンピック2か月後の鹿児島国体というのが,4年先に予定されております。それらも念頭に置いたときに,次の施設改善,ままならない現状ではありますが,今,密かにそれぞれの可能性というものを調査もしないといけないですから,次の先を考えて調査等を命じているところでございますが,それらも念頭にきちんと置いた上で,今の御指摘の点については,やがてそのような現実味のある次の施設整備ができる方向性を見出して,そしてそこへのいい流れを作る意味でも,今の御指摘の点も改善をするように,きちんと指示を出したところでございます。 ○13番(池田綱雄君)  今の写真であったように休憩所の縄張り,あれは使用しないならしっかりとし使用禁止の方向を出したほうがいいと思います。昔,多目的広場で,私が担当しているときでしたけれども,ちゃんとロープで張って進入禁止としていたにも関わらず,それをくぐり抜けて中学生が入ってサッカーゴールを起こしてそれが倒れて死亡事故があったんですが,入れたら駄目なんです。立入禁止と書いてあっても入ることができれば全く駄目なんだそうです。ましてや,こんな家で使うようなロープを張って危ないというのはあってないようなものだと思いますので,ちゃんとした処置をするか,あるいは早急に補修をするかどちらかにしてもらいたいと思うんですがどうですか。 ○教育部長(花堂 誠君)  御指摘のとおりでございまして,特にこのいわゆる休憩所の屋根につきましては,経年劣化とともにあちこち爆裂がありまして,そこをまず落とせるものは落として,そういう危険箇所はもう無くするということが抜本的な対策になると思いますので,それらを急ぎたいと思います。それからそれまでの間のこのロープの進入禁止のところは,指定管理者とも連携して今御指摘があったようにきちっとしたいと思います。また,トイレのことですけれども,トイレにつきましてはバックネット裏の内便所に当たるところなんですが,清掃した場合等に排水のところから悪臭がするということで使用禁止にしていたようですが,議員の御指摘を受けまして,市長からも御指示を頂きまして配管を根本的に清掃するということで,指定管理者にしてもらったところ,悪臭の原因になるようなものも対策が取れそうでございまして,近いうちにこの使用中止は解除したいと思っております。ただ,予算がなくても,できることからまずしないといけないということが今回の反省点だと思いますので,今後,指定管理者とも十分連携を取りながら早目の対応をしたいと思います。 ○13番(池田綱雄君)  もう1点,部長の最初の答弁で,ラバーフェンスについては利用者の安全を考慮し,ラバーフェンスの改修を検討しているところでありますと。これは3年も4年も前から検討されていると思いますけれども,どのように検討される。する方向で検討されるのか,しない方向で検討されるのかお答えいただきたいと思います。 ○教育部長(花堂 誠君)  ラバーフェンスにつきましては工法をいろいろ検討しておりまして,その費用につきましても,全部改修で1,900万円から2,500万円程度必要であると。そういうことで教育委員会に来て,初めて思ったんですけれども,教育委員会のいろいろな維持補修の予算というのは,全て一般財源でございまして,なかなか財源確保が非常に厳しいというのを痛感しておりますが,今,この運動スポーツ施設等のこういった維持補修にも使えるような財源をちょっと当たっているところでもございまして,それらを検討して,改修の方向で今,進めているところでございます。 ○13番(池田綱雄君)  市長,今回,市民球場をよく利用する人からラバーフェンスについて見苦しいと。それから危ないというような相談を受けて,私も現状を見てきたわけです。さっき写真に出たとおり,ごみ捨て場みたいな感じがしました。そういうことで非常に見苦しいなと。危険であるなというふうに感じました。ここまでになるまで放っているということは,これまで何名かの質問者の中で,あの近辺の一部施設を移転の検討をしているという答弁が,過去に何回かあったと思います。その移転の施設というのは,もしかしたら野球場のことかお尋ねいたします。 ○市長(前田終止君)  その野球場は念頭に置いての一部ということでございます。そして,なかなか公開してできる部分というのが,事前調査の段階でできないものですから,そのような下準備が少しずつですけれども,苦労しながら今進めているということでございます。 ○13番(池田綱雄君)  私もいろいろと野球場は方向性が悪いとか聞きます。だから,少し位置を変えるとか,あるいはどこかに移すとか,過去にもいろいろ聞いた経緯があります。なかなか先が見えてこないというふうに思うわけです。そこで,私が今回スーパーアリーナを地方へということで,その中でプロ野球も呼べるような野球場もできるんだろうなというふうに,非常に期待を致していたんですが,終わってみたらリコール逃れに地方が利用されただけだったのかなという思いがしているわけでございます。そこで,私はこの市民球場の建設場所について提言をしたいと思います。私が思う場所は,現在の陸上競技場の上にある多目的広場とその上の一部駐車場を利用して,野球場ができないかという提案でございます。その理由と致しましては,一つ目は隣に屋内体育施設が既にあること。二つ目は建設費が少なくて済むこと,更には工事期間が短くて済むこと。三つ目は今回市民プールの駐車場も質問しておりますけれども,前に見えないあの近辺に駐車場が不足しているという事実があります。その野球場の跡地を駐車場にすれば,600台以上が収容できると言われております。これであの近辺の駐車場不足が一気に解決するんじゃないかなというふうに思います。デメリットとしては,多目的広場が一つ無くなるわけでございます。しかしながら,春山台地に立派な施設ができております。これを十分補完できるのではないかというふうに考えております。今後の野球場建設の議論の中に,今申し上げました場所を加えていただきますようにお願いを申し上げまして,私の質問を終わります。 ○衛生施設課長(出口竜也君)  先ほどの答弁の数字の部分について,分かりにくい部分がございましたので補足をさせていただきたいと思います。1問目の1点目の廃棄物処分場の現在の数と容量を答弁した部分の中で,横川地区の城山処分場でございますが,面積が900㎡そして容量のほうが5,400m3ということで説明しましたが,この数字が面積と容量でかけ離れているということなんですが,城山地区の処分場900㎡につきましては,一般廃棄物処理計画の中で900㎡と設定しておりまして,その数字でございます。実際にはまだ全体面積としては余裕がございまして,そこの部分も含めると,今後5,400m3までは大丈夫であるということで試算をしているものでございます。 ○議長(池田 守君)  以上で,池田綱雄議員の一般質問を終わります。次に,15番,新橋実議員から3件通告がされております。したがって,発言を許可します。 ○15番(新橋 実君)  15番,新橋実です。市民の皆様の声を市政へ届ける会派新風会の1人として通告に基づき質問します。4月に発生しました熊本地震によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますと共に被災された皆様にお見舞いを申し上げます。国・県におかれても復旧・復興に向けて全力を挙げていると思いますが,まだまだ時間が掛かると思います。どうか被災された皆様におかれましては,お身体に気を付けてこの局面を乗り越えていただきますよう,心からお祈り申し上げます。災害はいつ,どこで発生するか分かりません。備えあれば憂いなしと申しますが,今回の熊本震災で多くのことを学ばせていただきました。私も地震発生後,早速非常時持出袋を購入しました。かねてから自分でできることをしっかりと考えて,避難所への移動や地震対策など市民一人一人が日頃から備えていくことを徹底すべきだと感じた次第です。どうか市民の皆様も,他人事でなく自分のこととしてこの災害を受け止めていただき,今後の対応に当たっていただきますようお願いいたします。それでは質問に入ります。まず,市営住宅の駐車場整備の現状について3点について伺います。1点目,市内にある中高層市営住宅で入居者の所有する車の保有数に対して駐車場はどのような状況か。2点目,入居者が保有している車の台数を把握しているのか。3点目,市街地においては道路上に駐車している車が多数見受けられるが,今後の駐車場確保のための対策をどう考えているのか伺います。次に二つ目の質問に入ります。消防団の役目は現在,変わりつつあります。以前は火災や台風等による自然災害等が発生したときに出動し,住民の人命,財産を守るといったことが大きな職務でありました。しかしながら,この頃は,東日本大震災や熊本震災に見られるような大規模な地震災害等による出動も視野に活動範囲を広げていかなければなりません。消火活動については,できる限り,常時消防で対応することを基本に現在は活動がなされているようです。そのような中,いつ,いかなる時期に発生するかも知れない,こうした自然災害に対して霧島市の消防団が現在着用している活動服や資機材等の現状をお聴きするものです。まず,1点目消防団の活動服が支給されて5年ほどが経過するが,冬場は防寒着等により寒さをしのげると思うが,夏場の暑い時期については,活動服の見直しも必要だと思います。旧市町では夏服も支給されていたが,近年は特に地球温暖化も顕著に進み,熱中症等で倒れたりする方もかなり増えてきている状況もあります。活動しやすいTシャツなどを含め検討していく考えはないか伺います。2点目,消防団は分団と下部組織として部が存在し,分団,部ごとに車や資機材が与えられています。市の中心部と違い中山間地では,それぞれに資機材も変わるものと思います。合併前には,それぞれに資機材も提供されていたと思いますが,合併後どのような状況なのか。以前も同僚議員から資機材の整備について質問もありました。予算の問題等もあると思いますが,現状は,どのようになっているのか伺います。三つ目の質問に入ります。公共事業は,霧島市にとって大きな役目を果たしています。国・県・市の税金であり,民間需要が落ち込む不況のときに,需要を創出し,景気を押し上げるという伝統的な経済政策の一つでもあります。しかしながら,その評価としては,依然として国民から厳しい目が向けられており,公共事業の実施に携わる者は,これを真摯に受け止め,公共事業評価の更なる改善を図り,事業の厳選・重点化に努めていく必要があるとも言われています。そのような中,公共事業において,工期延長する案件があると聞きますが,その対応について3点について伺います。1点目,公共工事において工事が契約工期内に終わらず延長されている現状があると聞くが,その主な遅れの要因は何か。工期を決めるときの期間に問題があったのではないか。2点目,工期延長するということは大きな問題だと考えるが,市として申請が出たときどのような対応をしているのか。3点目,工事が遅れたことに対して,指名停止などの行政処分等を行っているのかお伺いし,壇上からの質問を終わります。 ○市長(前田終止君)  新橋議員から3問につきましての御質問でございました。2問目の質問の総括的答弁につきましては私のほうからさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。2問目の消防団の活動服と資機材の整備についての総括について,お答えします。霧島市消防団員は条例定数1,236人で,平成28年4月1日現在の実数は,1,179人となっており,充足率は95%となっております。全国的な人口減少に加え,消防団員の高齢化等により,各市町村において消防団員の確保は大きな課題となっているところでございますが,本市においては,一般消防団員のほか,女性消防団員や機能別消防団員等の加入促進に取り組んでまいりました結果,条例定数には達していないものの,県内においては,高い充足率を保っているところでございます。また,消防団は,地域防災力の要であることから,活動に必要な消防団車両等の装備の充実にも努めてまいりました。このような中,国において近年の大規模災害発生時の対応等を考慮し,平成25年12月13日に「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が制定されました。この法律は,地域防災力の充実強化に関する基本理念を定め,国及び地方公共団体の責務等を明らかにすることを主たる目的としておりますが,消防団の強化のためには,消防団への加入促進,事業者や大学等の協力,消防団員の処遇改善,消防団の装備の改善等に関し,国や地方公共団体が必要な措置を講ずることとされたところでございます。本市と致しましては,この法律を踏まえて,学生団員など若い層の入団も視野に入れながら,さらに高い充足率を目指して取組を強化するとともに,今後も,消防団が地域防災のリーダーとして,常備消防との連携を図りながら,住民の安全確保のために活動できるよう環境づくりに努めてまいりたいと存じます。 ○消防局長(馬場勝芳君)  次に,1点目にお答えします。消防団員の活動服につきましては,合併後は旧市町で作成されていた活動服を霧島市消防団に引き継ぎ,貸与しておりましたが,平成24年度には霧島市消防団として統一された規格の活動服を新たに作成し,全団員に1着ずつ貸与しており,従前の活動服と併用して使用している状況でございます。現在の貸与品は,夏用と冬用の中間的な活動服でありますが,夏場の活動は,熱中症など十分な健康管理が必要であると考えておりますので,夏用の活動服の貸与に向けて検討してまいります。2点目の各部の資機材の整備の現状についてお答えします。現在,消防団の資機材の整備につきましては,平成24年度に保安帽を,平成25年度に編上げ靴を,平成26年度に雨合羽を,平成27年度及び平成28年度に簡易デジタル無線の整備を行うなど計画的に整備を行っているところであります。特に,個人装備を優先して整備しているところですが,平成28年度以降の車両更新時において,山間部の団にはチェーンソーを,平野部の団にはライフジャケットを標準装備することとし,また,全車両に反射ベストを配備することとしているところでございます。 ○建設部長(川東千尋君)  1問目の市営住宅の駐車場の現状についての1点目にお答えします。市内にある中高層市営住宅におきましては,原則として1世帯当たり1台分の駐車場を確保しておりますが,近年は車の保有台数の増加に伴い,駐車場が不足し,道路等への駐車などにより,通行に支障を来たしている団地も見受けられましたので,平成20年度から既設団地について駐車場を増設する工事を進めております。次に,2点目にお答えします。入居者が所有している車の台数の把握につきましては,新たに駐車場を増設した団地では,団地自治会が駐車場管理協議会を設立され,当該協議会により駐車車両の管理を行っていただき,保有台数を把握しておりますが,駐車場の増設を行っていない団地につきましては,正確な保有台数の把握が困難であることから,駐車場を増設する際に調査を実施し,保有台数を把握してまいります。次に,3点目にお答えします。駐車場確保のための対策と致しましては,団地自治会と連携を図りながら,団地内の空きスペースを有効活用して計画的な駐車場整備に努めてまいります。 ○総括工事監査監(有馬正樹君)  3問目の1点目についてお答えいたします。受注者は施工に際し,工程管理を適切に行い,契約期間内に確実に履行義務を果たさなければなりませんが,契約時に設定した工期をやむなく延長しなければならない場合がございます。工期延長の要因と致しましては,雨・雪などの天候不良,地形・土質などの条件変更,工事量及び内容変更,資材調達の事情,他工事との調整などが考えられます。なお,工期につきましては,県の標準工期等を参考にしながら,発注する際,適切に設定しているところでございます。次に,2点目についてお答えいたします。工期の延長につきましては,条件変更や予算の状況などに伴い発注者である市が必要な場合と,天候不良などの理由による受注者からの請求による場合がございます。受注者から工期延長の請求がなされる場合は,受注者が契約工期延長請求書を提出し,発注者と受注者とで変更する理由の妥当性,延長する日数などについて協議した上で,契約変更することとなります。最後に3点目についてお答えします。工期内に工事目的物が完成しない場合は,本市が契約に基づき,履行遅滞に対する損害金を受注者に請求すると共に,「霧島市建設工事等有資格業者の指名停止に関する要綱」に基づいて,指名停止を行うことになります。なお,本市では市制施行以来,このような事由で,損害金の請求や指名停止を行った事例はございません。 ○15番(新橋 実君)  それでは再質問を行います。まず市営住宅の駐車場整備からお伺いしますけれども,私も近隣の市営住宅を幾つか確認しました。上井団地の写真をいいですか。確認したのが日曜日の午前中でしたが,車道の両側にこうして駐車している車が確認されました。また駐車場も片側ですが,その反対側に縦列で駐車している状況があります。この状況を見てどのように感じていらっしゃいますか。 ○建設部長(川東千尋君)  私も市内のいろいろな公営住宅を見て回るわけでございますが,今回,議員が示されたこの団地,一つ二つの団地につきましては,特に道路への駐車が目立っているというふうに感じております。市道であるもの,あるいは団地内である道路,それぞれでございますが,やはり道路というところには基本的には長い時間の駐車は避けていただきたいというようなこともございますので,モラルという形でほとんどの方が住宅の方ということであれば,そういったことで団地内の周知も図ってまいりたいと,一つの方法も考えているところでございます。 ○15番(新橋 実君)  私は車が路上に駐車していることで,ほかの車の出入りや事故の発生源になるのではないかと思うわけです。こうしたこと自体が違法ではないのですか。それはどう思われますか。 ○建設部長(川東千尋君)  道路交通法上の話で申しますと,余り詳しく私も存じ上げておりませんが,例えば余地が3.5mとかある分については,そのような捉え方は警察としてはされないケースが多いというふうに聞いております。道路法上の立場で申しますと,基本的に道路を汚したりとかいろいろな規定はございますが,基本的に法に完全に触れている,触れていないという部分は別に致しまして,好ましくないというのは実情であろうかというふうに考えます。 ○15番(新橋 実君)  次の写真です。川内団地のほうですけれども,ここもさっき言いましたけれども,ここの場合がまだすごいわけです。先ほど部長もちょっと言われましたけれども。ここは上井団地以上に車が歩道に駐車をしている状況があります。ここは中のほうの駐車場しか写真を写していないんですけれども,歩道にも車道にも結構止まっているわけです。この状態は,整備していかれるということでしたけれども,いつまでこの状態を続けていく考えなのか,その辺はどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  川内団地の駐車場の整備につきましては,今年度が溝辺の玉利団地それと名波の駐車場の舗装のやり替えの予算を頂いておりますので,それを行うということで,あと先ほど出ました上井団地,川内団地につきましても,なるべく早く計画を立てて進めていきたいというふうには考えております。 ○15番(新橋 実君)  先ほどの写真の中に上井団地,川内団地とも緑地帯があるわけです。こういった緑地帯を利用して駐車場として整備する考え,その辺も考えていらっしゃるわけですか。いかがですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  この写真であります緑地帯のところをカットしまして,駐車場として整備したいというふうに考えております。上井団地につきましても同じような状況でございますので,通路を真ん中に通して両サイドに止められるような計画案は持っております。 ○15番(新橋 実君)  そうした場合,私は上井団地については,駐車スペースは足りるんじゃないかと思ったんですけれども,川内団地はちょっと足りないんじゃないかと思うわけです。緑地帯だけを潰してもですね。そうした場合,どこかに土地を借りるとか,いろいろなことも考えられると思うわけですけれども,そういった足りない場合,駐車場を増設にする場合に調査をして保有台数も確認するということでしたけれども,そこで足りない場合はどういうふうな形で対応されるんですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  団地内で有効なスペースが無い場合につきましては,近くに市有地がないかその辺を確認して,また団地の自治会と協議しながら,そちらのほうに整備をしていくというようなことになっていくというふうに考えております。 ○15番(新橋 実君)  市有地をそこで探すといっても,市有地は開発公社が持っているような土地が近くにあればいいですけれども,なかなか私は無いと思うわけですけれども,敷根の検校橋団地においては,近くの事業所の好意で,夜間は駐車場として開放されているので,それほど混雑している状況もありませんでした。そういったところがあればいいわけですけれども,それについては把握をされていらっしゃいますか。また,そういったところを,今後,その辺はどのように考えていらっしゃいますか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  敷根検校橋団地につきましては,民間が所有されている駐車場を夜間に利用させていただいております。そのほかに確認しましたところ,隼人の内山田団地,住吉団地,溝辺の玉利団地,原村団地で。内山田団地と住吉団地につきましては,隣接の県有の土地を借りております。それと溝辺の玉利団地,原村団地につきましては,敷地の隣の私有地を自治会のほうで利用させていただいております。 ○15番(新橋 実君)  あと写真が名波団地と大野原団地も確認したんですけれども,両団地はしっかりと駐車場整備ができているわけですね。ここは以前から近隣の住民の方から苦情がありまして,市としてもすぐ対応をされて,現在は名波団地については縦列で2台止まるような整備をされていますよね。こういった形で近隣の空き地を利用されたとかですね。これは市有地でされているということですね。 ○建築住宅課長(松元公生君)  市有地で整備しております。 ○15番(新橋 実君)  ここについては,看板にもありますけれども有料駐車場ということになっていますけれども,有料駐車場ということでお金を取られているわけですね。幾ら取られているわけですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  1台,月500円でございます。 ○15番(新橋 実君)  整備をされたところだけ,現在お金を取っているんですか。その駐車料金はどういうふうな形で集金されているのか,その辺も含めてお伺いします。 ○建築住宅課長(松元公生君)  整備した団地につきましては料金を頂いております。それと合併前からの平成8年に駐車場の料金を公共団地の一部の施設だということで,駐車場整備したところにつきましては,料金を取りなさいということで,旧霧島町につきましては平成8年から取っております。それと名波につきましても平成8年の建設した当時から取っているようであります。 ○15番(新橋 実君)  霧島町と名波団地,整備をされたところについては,駐車料金を取っているということですけれども,駐車場はあるわけですよね。1台分は全部確保されているということになっているわけですよね。その分は駐車料金を取っていないということですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  今のところは取っておりませんけれども,1台ずつ整備しておりますので,その舗装の状況とか区画の大きさとかその辺で,ちょっと整備しないといけないというところについては,まだ取っておりませんので,計画的にそういったところを整備して取っていくように検討しているところでございます。 ○15番(新橋 実君)  平成20年から整備をされている中で不公平感があるのではないですか。500円という金額も,名波団地の近辺で,私は3,000円くらい取っているのではないかと思うんですけれども,周りの不動産会社はですね。その辺は調査をされて,その500円という金額はどうやって決められたんですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  500円につきましては条例で決めております。それと国分・隼人の市街地周辺につきましては,いろいろ確認したところ,月3,000円とか4,000円の料金設定になっているようでございます。 ○15番(新橋 実君)  市長はその辺はどういうふうに考えられますか。 ○市長(前田終止君)  それぞれの団地の駐車場不足という点の総合的な御指摘でございます。私も質問通告に伴い,その現実,現場を今,写真で御紹介いただいたようなところを一通り駆け巡ってみました。創意工夫をきちんと年次計画的にしていかなければならないなということを強く感じました。特に団地生活の市民として長年暮らしている方々が,家族の成長とともに駐車台数も必要。車社会ですから不可欠な時代でございますから,違法な駐車が団地を中心に公道まではみ出してくるようなことは好ましくないというふうに存じております。いろいろ危険性も伴いますし,なお快適なこの市民生活ということなどを考えますと,できる限り年次計画的に予算も伴うわけですが,よく現実と向き合いながら,徹底して将来計画を示しながら対処対応を適切にやるようにという指示を出したところございます。 ○15番(新橋 実君)  条例で500円という金額が決まっているわけですけれども,その500円の金額を近隣と比べたら非常に安いと思うわけですけれども,その辺について見直す考えとか,その辺は考えていらっしゃらないですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  料金改定につきまして,料金をもらっていない,整備の済んでいない団地もありますので,その辺の整備が済んだ後に検討していくというふうに考えております。 ○15番(新橋 実君)  だから,整備が済んでいないところを,1台分は駐車場があるわけですよね。そこはもらう考えはないですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  今,議員の御指摘のとおり1台は整備しておりますので,簡単にラインを引いたり,舗装で簡単に済むようなところにつきましては,早めに料金をもらうように検討をしているところでございます。 ○15番(新橋 実君)  今で駐車場はちゃんと整備してあるじゃないですか。1台分は。そういったところのことを言っているんです。今まで1台分は止めるようになっているじゃないですか。私は今そこを言っているんです。その部分のところの1台分の駐車スペースがあるわけだから,そこの部分のお金はもらうようにしたほうがいいんじゃないですかということを,私は言っているんです。どうなんですか部長。 ○建設部長(川東千尋君)  近年,モータリゼーションということで,車はどこも1台,2台持っていらっしゃる状況でございます。基本的に公営住宅は住宅の中で住宅に困窮されている方々に対して,行政として手当するものでございますので,かといって駐車場がないと,やはり今の現代の生活が困るというような状況でございます。その中で公営住宅というのは,少なからず駐車場1台分は備えたものであるといったような,基本的な一般的な考え方もあろうかと思いますので,それを建設するときに,もう既に駐車場が備わっているといったような考えであれば,家賃は頂くわけでございますので,改めて駐車場を更に加えていただくということは,今のところは考えていないところでございます。ただ,料金等につきましては,県営その他自治体も含めて,今後いろいろな形で検討する余地もあろうかと思っておりますので,議員の御意見も貴重な提言として承っておきたいというふうに考えます。 ○15番(新橋 実君)  ということは,2台目からもらうということですね。1台目は全然もらわないと。2台目以降はもらっているということですね。現在は。 ○建築住宅課長(松元公生君)  1台目から頂いております。 ○15番(新橋 実君)
     それなら,部長,今の話はおかしいんじゃないですか。 ○建設部長(川東千尋君)  御質問の趣旨は1台500円ということで頂いているわけですが,それが入っての,ほとんど公営住宅は1台付いていますので,それは借りる時点で,それがあるものとみて,更にそれに加えるということはないといったような趣旨の答弁でございますので,それを増やすとかいうことは,今考えていないということでございます。 ○15番(新橋 実君)  確認しますけれども,1台目は最初の公営住宅の家賃の中に入っていると。2台目だけが500円,別にもらうと,その確認でいいですか。もう一回,そこだけ確認しておきます。 ○建築住宅課長(松元公生君)  家賃の中には駐車場代金は入っておりませんので,一台目から料金は頂いております。 ○15番(新橋 実君)  その辺はちょっとおかしいですよ。ということは,その駐車料金は誰が集金をして,どういうふうな形で集めて,どこにお金は行くんですか。 ○議長(池田 守君)  しばらく休憩します。             [休 憩  午前11時14分]             ―――――――――――――――             [再 開  午前11時16分] ○議長(池田 守君)  会議を再開します。 ○建築住宅課長(松元公生君)  過去に整備したところにつきましては1台ずつ整備されておりますので,その分につきましては今のところ,まだ取っておりません。新たに駐車場を増設したりする分から,今のところは,まずは料金を頂いております。それと料金の徴収につきましては,各自治会で駐車場管理協議会というのを設立していただいて,そちらで徴収して建築住宅課のほうに納入していただいております。 ○15番(新橋 実君)  新しく駐車場を整備したところについては,家賃には駐車場料金は入っていないわけでしょ。1台であっても2台であっても,2台持っていれば2台分取るということでしょ。今まであったところは取っていないと。今から新しく整備するところには2台は2台取るということでしょ。だから今までは整備されていないところについては取らないということでしょ。そこをもう一回確認。 ○建築住宅課長(松元公生君)  議員,言われるとおりでございまして,今から整備するところにつきましては取っていくと。過去に整備された分につきましては,まだ取っておりませんので,今後,新たに整備した分につきましては1台目から500円頂くということでございます。 ○15番(新橋 実君)  先ほど部長が言われたように,車を1台は必要だということで,そういうような形で最初は考えていたけれども,駐車場がこれだけ不足するから今後駐車場を整備しないといけない。それには,それだけの負担も必要である。そうすると,2台持っていても1台持っていても駐車場を整備したところには,それなりのお金をもらうということで,1台でも2台でも取っていこうということになったということですね。それであったら,ちょっと後で確認します。現在の中高層市営住宅の駐車場の整備状況です。旧市町ごとにお伺いします。 ○建築住宅課長(松元公生君)  今,駐車場料金を頂いている団地が平成28年4月現在で39か所ございます。そのうち中高層の住宅は29団地でございます。地域ごとにいきますと,国分地区が21団地で整備済みが12団地。隼人が10団地で整備済みが6団地。溝辺は8団地で整備済みが1団地。横川が7団地で整備済み4団地。牧園が1団地で整備済みが1団地。霧島が3団地で整備済みが3団地。福山が7団地で整備済みが2団地でございます。 ○15番(新橋 実君)  今,29団地が整備されているということですか。これは全て今後整理がされていくということで確認していいですか。残りの団地は。 ○建築住宅課長(松元公生君)  整備されていない団地については整備していく予定でございます。 ○15番(新橋 実君)  現在,十分対応しているから,もういいといったところはないということですね。もう全て整備だけは全部するということですね。もう一回確認しておきます。 ○建築住宅課長(松元公生君)  台数等の確認をしたりしながら,整備を進めていきたいというふうに考えております。 ○15番(新橋 実君)  普通車は車庫証明も必要になるわけですね。軽は必要ないわけです。現在,団地で車庫証明を取られている車がどれくらいいるのか。それについて,市はどれくらい把握をされているのかですね。 ○建築住宅課長(松元公生君)  車庫証明の分については,後で報告させていただきと思います。 ○15番(新橋 実君)  これは連絡をしていたんですけど。鹿児島の場合は,先ほど言いましたように軽が非常に多いわけです。軽にしても普通車にしても,駐車料金というのはもちろん一緒だと思うわけですけれども,こうした車の駐車場が必要なわけですが,整備した駐車場では駐車料金も同じように取得しているということで理解してよろしいわけですが,時には現地も先ほど言いましたように確認してもらいたいと思うわけですけれども,現地は何箇月に1回くらい確認されるのかですね。そういうことはあるんですか。現地を確認されるようなことはあるんですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  現地の確認につきましては,国分・隼人につきましては一人修繕と管理で回っている職員がおりますので,そのときに確認していると。それと各総合支所につきましても担当がおりますので,修繕とかで出かけたときに確認していくというようなことにはしております。 ○15番(新橋 実君)  最後にこの整備計画ですね。この駐車場の整備計画はいつまでに終わらせる計画なのか,そこの確認だけしておきます。 ○建築住宅課長(松元公生君)  計画につきましては,緊急性とか団地からの要望とかそういったことで,優先順位を決めて進めていきたいというふうに考えております。 ○15番(新橋 実君)  だから,現地を見て,駐車場がどうしても明らかに不足しているなという,もちろんそういうのが大事だと思うんですけれども,整備をされるということを言われているわけだから,今でも負担が出ているわけです。不公平感が出ているわけです。いつまでたってもしなければ,そこはお金を払わないでいいわけでしょ。先ほど言ったように。そこはするべきだと思いますよ。いつまでというのは,決めていかないといけないと思うんですけれども。その辺はどうなんですか。いつまでも決めないんですか。 ○建築住宅課長(松元公生君)  今年度,溝辺と国分とするようになっておりますので,あと先ほどありました上井団地とか川内団地そういったところを,まず先に計画を入れて整備をしていきたいというふうに思っております。また全体的な計画につきましては,できるだけ早くそういう計画を作って,できましたら年度内にそういった計画を作っていきたいなというふうに考えております。それと車庫証明の台数ですが,国分地区が1,320台,隼人地区が485台です。 ○15番(新橋 実君)  車庫証明が無いと車も置けないわけです。そこら辺は市が把握をされる。駐車場を整備するときだけではなくて,入居者が入るときには車の台数等もしっかり確認されれば,何度も何度も調べる必要もないと思うわけです。途中で買われる方もいらっしゃるかと思いますけれども,しっかりと車の保有台数くらいは,年次的にでも把握をしていただきたいと。駐車場の整備についてはしっかりと対応していただきいと思いますので,これについてはこれで終わります。次に,消防団の問題に入ります。現在の活動服です。これは夏冬兼用ということですか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  現在,着用している活動服につきましては,合服というふうになっております。 ○15番(新橋 実君)  先ほども答弁がありましたけれども,なぜこの活動服を作るときに合服ということになったんですか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  幹部会の議事の中で,夏服か冬服かということで議論していただきました。その中で,合服という形に決定いたしました。 ○15番(新橋 実君)  幹部会の中で決まったということなんですね。結局,両方を作るには予算が無かったとかそういうことはなかったんですか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  平成24年度に活動服を作りましたが,その際,1着ということで消防団の方に検討していただいたという経緯がございます。 ○15番(新橋 実君)  予算の関係ということですよね。結局は。現在の活動服は年間にどれくらい着用する機会があるのか,月ごとに分かったら教えてください。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  現在,消防団の活動服について,着用回数は平成27年度実績で4月27回,5月34回,7月17回,8月31回,9月19回,10月27回,11月60回,12月55回,1月39回,2月24回,3月49回,合計400回となっております。 ○15番(新橋 実君)  これは,もちろん全ての方がこれだけ出動されるわけではないですけれども,もちろん幹部の方やいろいろな方がいらっしゃいますから。だけれども,これだけ出動される方もいらっしゃるということで,聞いてびっくりしています。特に,私が感じたのは,先ほど言いましたけれども,夏場の暑い時期に開催される操法大会とかいろいろ球技大会とかあるわけですけれども,そういうときに選手の方は,そのときにはそれなりの服装で活動できるわけですけれども,ほかの方は,この活動服着用というのが原則になっていると思うわけですね。特に,今ソフトボール大会などをすれば春山公園でしますから,あそこはほとんど日陰もないし,そういう中で応援をしたりするということで,熱中症等になる危険性もあるのではないかと思うわけです。霧島市以外で他市町の状況はどうなっているか調べていらっしゃいますか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  県内のほかの消防団の活動服の着用回数については,現在,こちらのほうでは調査しておりません。 ○15番(新橋 実君)  着用回数ではなくて,他市町の服装が夏服だけなのか合服でされているのか,それとも冬服だけなのか,その辺の状況はどうですかということです。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  県内の霧島市を除く42市町村の活動服の支給状況については,夏服,冬服の2着を支給しているのが4市町。合服を1着支給しているのが36市町村。夏服を1着支給しているのが2市町となっております。 ○15番(新橋 実君)  なかなかどこも厳しい状況なんですね。そういう中で,先ほど夏用の活動服の採用に向けて検討してまいりますということですけれども,どういうふうな検討がなされているのか,ちょっとお伺いします。 ○消防局長(馬場勝芳君)  幹部会の中で,平成24年度に支給いたしましてからは,団員のほうからは夏用の活動服を望むといったような声は届いていないようでございますけれども,先般5月31日に幹部会を開催いたしましたけれども,議題としてではなくて,その他の事項として,お一人の方がそういう夏用の活動服の貸与というのは考えられないかといったような御意見がございました。そういう御意見がございまして,私も消防に来まして,どうしてこういう今の形のいわゆる夏用と冬用の合服的なものになったのかなということを,いろいろと調査してみましたところ,今のタイプにつきましては,オールシーズンタイプというようなことでございまして,通常,消防の職員が着ております活動服とは違いまして,消防の職員が着ております救助服に相当するものでございます。それで丈夫にできているわけでございます。こういった肘とかにあてがあって,非常に丈夫にできているものでございます。ですから,そういったものが付いている関係上,少し厚手になっているのかなと。しかしながら,物としてはオールシーズンタイプということでございまして,そういうタイプであれば,オールシーズンということで夏用とか冬用の区別はございませんので,それについては作ることはできないと思います。ですから,今後,幹部会の中でしっかりとどういった物,夏用としてそういった物を作るというのがベストだということになれば,意見集約ができれば,その夏用の物を薄手の物を作って対応したいというふうに考えているところでございます。これから幹部会を開きまして,方面隊のそれぞれの消防団員の意見というものを吸い上げていただいて,集約した後に作るというることになれば,予算要求ということになっていくと思います。 ○15番(新橋 実君)  この活動服の耐用年数というのは,前は確か平成14年頃に支給されたと思うわけです。10年くらいあったと思うんですけれども,今,何年くらいを考えていらっしゃるんですか。 ○消防局長(馬場勝芳君)  今の貸与規則の中では,その期間が明記されておりません。そういったことで,どうして明記されていないのかなということで,他市町も調べてみるんですが,なかなか明記されているところが少なくて,明記されているところでは多くが大体4年から8年の間というようなことで,6年なり8年というところがあるようでございますので,先に平成24年度に作ったときには,合併前のいわゆる国分地区の消防組合の構成市町が,平成14年度に作ったというようなことでございました。それから当時の担当が概ね10年というようなことであったみたいでございまして,それで平成24年度に作ったという経緯がございます。しかしながら,10年という今の耐用年数については,少し長いのかなというふうに思っておりますので,県内の鹿児島市の消防局等を参考にしますと6年程度かなということは考えております。 ○15番(新橋 実君)  6年ということですけれども,この活動服は先ほども市長のほうから答弁もありまして,千百何名ですね。1,179名ですか。これだけの人数がいるわけですけれども,これだけ作った場合,今回夏服を作った場合,どのぐらいの費用が掛かるのか計算をされていますか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  活動服につきましては,夏服,冬服どちらでもカタログ等での価格では約1万6,000円から1万8,000円となっておりますので,消防団員数1,200人で試算しますと,約2,000万円の財源が必要であるというふうに考えております。 ○15番(新橋 実君)  前にこの合服を作ったときに,そこまで高かったですか。前の合服は幾らくらいでできたんですか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  1着当たりの単価が7,915円で1,200着分で消費税を含めまして997万2,900円となっております。 ○15番(新橋 実君)  半分くらいでできているわけですけれども,それはあくまでも見積りということですか。定価ではないですか。定価ですから,実際購入する単価というのは大分違うと思うんですけれども。市長は,今の議論を聞いていて,いろいろ議論もありますけれども,消防団の夏服についてはどういうふうにお考えですか。 ○市長(前田終止君)  いろいろ御指摘を頂いておりますが,基本的には消防団活動の全体をよく見て,年次計画的にずっと進めてきているということでございます。ですから,今後も議員御指摘のような声も踏まえながら,総合的に今後の計画性そして財政事情等を見ながら判断をしなければ,今議員さんから御指摘があったから,「はい。すぐそうします」と,こうは簡単にはいかないというふうに思います。 ○15番(新橋 実君)  私が言ったからとかそういうことではなくて,幹部会の中でそういう話が出ればということで,私が言っているわけではないんです。私にもいろいろな要望が来ているわけですけれども,幹部会の中でもそういう話が出た場合は,市長のほうにも要望が来ると思いますので,そこで対応してもらえばいいわけですけれども,今検討をしているということでしたので,話を聞いたわけです。そこで,しっかりとこれは検討していただければいいと思います。以前の夏服もあるわけですけれども,そういったものは夏服として着用できるんですか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  旧構成市町で作成しました2着の冬服,夏服についても,現在併用しながら着ていただいて,活動していただくというふうになっております。 ○15番(新橋 実君)  その辺は各消防団員にはちゃんと広報されて,現在そういうような形で活動しているということで理解してよろしいですか。
    消防局警防課長(喜聞浩志君)  幹部会の席でそのような形で着用していただくということで,平成24年度の活動服は作っております。 ○15番(新橋 実君)  分かりました。今後,幹部会のほうでしっかりと議論していただいて,それについては,市長のほうにそれなりに要望していただければと思いますので,よろしくお願いします。続きまして,資機材について,今回の当初予算で携帯型デジタル簡易無線機が整備されることにより,各消防車両の双方向受信が可能になることで,より迅速な対応がなされることと思います。予算も通ったわけですので,早目の整備をお願いいたします。そのような中,他の資機材によっては合併前にそれぞれに支給された経緯もあると思いますが,特異なものは何かありますか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  合併前に,一部の方面隊へ配備されたものとしてチェーンソーがございます。溝辺方面隊へ4台,牧園方面隊へ8台,霧島方面隊へ1台の計13台が配備されております。 ○15番(新橋 実君)  先日,私は福山のほうの福沢地区に出かけたときに,そこの消防団員の話で,自分たちはいつまでたっても自分のチェーンソーを使って消防団活動をしているということで,消防から資機材として支給をされないんだろうかと。いつになったら支給されるのかというような話を聞いたものですから,今回,この質問をしたわけですけれども,今後,どのような形で進まれていくのかですね。要望があってから考えるのか。先ほどの答弁の中で,山間部の団にはチェーンソーを車両の更新時に置いたということでしたけれど,車両の更新と言えば二十何年待たないといけないわけですよね。その辺はどういうふうな形で対応していく考えなのかお伺いします。 ○消防局長(馬場勝芳君)  チェーンソーのことですけれども,消防団活動として使われているということであれば,整備しなければいけないと思います。単に,台風とかといったところで自治会とかあるいは地区自治公民館の活動の中で,たまたま消防団の方が自分の物を使ったということであると,それはまた違うと思いますので,消防団として見回りをして車両の中に積んでおかないと,倒木した木も切れないとかあるいは救助のために必要だということであれば,当然整備していかなければなりませんので,もう少し実情を私どもでも調査をさせていただいて,本当にそういうふうに使われていて,そして配備されていないということであれば,早く整備しなければいけないと考えておりますので,対処したいと思います。 ○15番(新橋 実君)  配備されていないわけですよ。だからさっき言いましたよ。溝辺と牧園と。牧園と溝辺は4台ずつ整備されているわけです。旧市町に。霧島だけが1台。これはどこにされているかというのは,いろいろあるでしょうけれども。この分団に配備されている。ところが福山はされていないんですよ。チェーンソーは。だからそこを言っているじゃないですか。こういう中山間地というのは,こういうチェーンソーが必要だということを分かっていらっしゃらないんですか。経験はみじかいわけですけれども。警防課長はどうですか。その辺の対応は。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  議員おっしゃるように,旧構成市町時に3町へ配備されておりますが,合併後すぐに消防団員からの要請で国分方面隊へ6台のチェーンソーを配備しております。その後,現在に至るまでチェーンソーの配備はしておりませんが,中山間地域につきましては,常備消防が駆けつけるまで時間が掛かるとか対応が遅れるということもありますので,そういう箇所につきましては優先的に配備できるように努めたいというふうに考えております。 ○15番(新橋 実君)  できるだけそうしてください。よろしくお願いします。先ほどの市長の答弁の中で,平成25年12月13日に,消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が制定されたということを言われました。この中で国が定めた消防団の装備の基準が,言われていると思うんですけれども,どのようなものがあるんですか。 ○消防局警防課長(喜聞浩志君)  国の定める消防団の装備の基準と致しまして,安全確保のための装備として編み上げ靴,救命胴衣,防塵眼鏡,耐切創性手袋などがございます。双方向の情報伝達が可能な装備として車載用無線機,携帯用無線機,トランシーバーなどがございます。救助活動用資機材としてチェーンソー,投光器,発電機などがございます。 ○15番(新橋 実君)  今後,消防団の装備というのは,いろいろな形で必要になってくると思います。予算の関係もあると思いますけれども,先ほど私も壇上から言ったように,大災害が今後は予想されます。対応が急がれているものもあると思います。消防局もデジタル無線の問題など,今後を取り巻く環境は非常に厳しいものもあると思いますが,市民の財産・生命を守るために予算の獲得に向けて頑張っていただきますようお願いいたしまして,この質問を終ります。次に入ります。3項目めの質問です。これは各事業課にお聴きしますけれども,工期延長にはそれぞれのしっかりした中身,正当な理由がないと私は駄目だと思うんですけれども,先ほど答弁もありましたけれども,お伺いしますが,過去3年間で工期延長を申請した件数とその主な理由を各事業課にお伺いします。 ○建設部長(川東千尋君)  それではまず建設部から申し上げます。平成25年度から平成27年度までの3か年について申し上げます。まず,平成25年度で工期延長がトータルで78件ございました。その中で主なものが,工事量これは数量及び施工内容の変更によるものが29件。それから他工事との協議延伸や施工時期調整等によるものが22件などでございます。平成26年度が全体で46件ございます。主なものと致しましては,先ほど申し上げました工事量及び施工内容の変更によるもの,それから同じく他工事等との協議延伸や施工時期調整等によるものなどでございます。それから昨年,平成27年度が全体で48件でございますが,同じく工事量及び施工内容の変更によるものが18件。他工事との協議延伸や施工時期調整等によるものが18件となっております。3か年で計172件の工期延長を行っております。 ○農林水産部長(満留 寛君)  続きまして,農林水産部の工期延長の件数について答弁いたします。平成25年度が15件。平成26年度が13件。平成27年度が16件。合計の44件でございまして,理由と致しましては工事量,数量及び施工内容の変更によるものが17件。住民・利用者の事情・要望等によるものが11件。それと年度末発注による繰越工期延長等によるものが10件という状況でございます。 ○教育総務課長(本村成明君)  教育部の工期延長の件数及び主な理由について御答弁申し上げます。平成25年度が総数5件。平成26年度が同じく5件。平成27年度が7件でございまして,トータル3か年度で17件でございます。主な理由と致しましては,工事量及び施工内容の変更によるものが3か年で5件。他工事等との協議延伸や施工時期調整等によるものが3か年で合計3件でございます。 ○水道部長(上脇田寛君)  水道部につきましては,平成25年度が17件。平成26年度が21件。平成27年度が10件でございます。合計で48件でございますが,工事量及び施工内容の変更によるものにつきまして合計で29件。他工事との協議延伸や施工時期調整等によるものが13件。住民・利用者の事情・要望等によるものが3件。天候不良等によるものが3件でございます。合計の48件でございます。 ○15番(新橋 実君)  それぞれの各部に聞きました。結構多いですね。私もそれなりに多いと思ったんですけれども,特に建設部は172件ということで,これは3年間ですので,いろいろな事業もあると思います。中身については,今後,各委員会のほうでも調べていただきたいと思いますけれども,その中で水道部にお聴きします。実は昨年も今年も神宮の地域の方から私のほうに苦情があったものですから,この質問をしたわけです。いつまでたっても工事に掛からないと。工期はいつまであるんだろうかと。案の定,工期に間に合わず,工期延長をさせて工事を完成させたということでした。工期の延長をすれば工期を外したということにはならないんですか。 ○水道課長(寺田浩二君)  工期の延長につきましては,発注者それと請負者の協議によりまして工期延長をしております。ですので,延長した工期の中で工事を完成すれば,特に問題はないと考えております。 ○15番(新橋 実君)  その工期延長の中身が問題だと私は思うんです。実際,工事に入らないで最後に工期を。いいです。工期延長をする主な理由を先ほどいろいろ言われましたけれども,そのため標準工期というのが,先ほどの答弁の中でもありました。というのがあるわけですね。工期が設定されるわけです。水道事業においてもほかの課においても多分そうだと思います。水道においては,特に道路での作業ですので,もちろん準備工も必要でしょう。それ以上に路盤の養生期間等が大変必要ですから,できる限り早目に工事着工して転圧等を入念に行って,養生期間を十分取って舗装を行うと。私はそういったことが大事だと思いますけれども,その辺についてはどう思われますか。 ○水道課長(寺田浩二君)  着工が遅いんじゃないかというような御指摘ですけれども,工事業者は契約後,工事の施工計画を策定しまして,資材の調達,仮設台等の準備を整えて,実際の工事に入ってまいります。工事の着手という考え方というのも,それぞれ違うと思われますけれども,先ほど申しました準備工,これに入った段階で工事の着工というふうに考えております。実際の工事着工時期につきましては,それぞれ施工業者が全体工期の中で,様々な条件等を勘案して決定されるものでありますので,一概に早いとか遅いとかというのは言えないのではないかというふうに考えています。しかしながら,議員おっしゃいますように,できるだけ早く着工して,できるだけ早く工事を完成させるということは,市民サービスの向上にもつながるということでございますので,今後ともなるべく早い着工・完成については,今後も指導してまいりたいというふうに考えています。 ○15番(新橋 実君)  水道部にもほかの部,課にも担当の職員,技師はいらっしゃるわけですよね。そういった担当者が担当現場を持って,自分たちで現場を確認されると思うんですけれども,その辺はされるわけですよね。ほかの課もどうですか。ちょっと確認します。 ○建設部長(川東千尋君)  当然ながら,工事におきましては主任技術者,監督員等を置きますので,それらの者が現場のほうは確認を致します。 ○農林水産部参事兼耕地課長(島内拓郎君)  まず,工事が始まる前に入札がございまして,入札で取ったところが契約を交わしまして,その後,現場説明というのが担当者のほうと取った業者の方と行って,それから着工ということになっていきます。 ○教育総務課長(本村成明君)  教育部も同様に,それぞれの現場の担当者が決まりまして,随時,確認をしながら工事のほうは行っております。 ○水道課長(寺田浩二君)  水道課でも同じように,工事の進捗につきましては,それぞれの監督職員が随時,現場代理人と協議を行いながら,工程の確認それから進捗状況,そういったものを確認しながら工期内に終わるように指導しているというところでございます。 ○15番(新橋 実君)  そういった中で,現場が着工していないとなると,現場員が幾ら言っても担当者と打合せもできない状況もあるわけです。心配ですよね,担当職員というのは。現場が始まらなければ,本当に工事は終わるんだろうかと。明らかに工事は間に合うか間に合わないかというのは,現場の担当職員が一番分かっていると思うんです。本当に,この人たちは工事をやる気があるんだろうかと。現場の業者へ連絡をしていると私は思います,事業者へも,その業者へも。そうした中で,こういった事態になるということは,私は業者自体がこの公共事業に対する認識,取組が甘いんじゃないかと思います。この中身をしっかりと調べたことはありますか。工事契約すれば看板等はすぐ設置をされますけれども,さっき言ったように,いつまでたっても工事に入らない。確かに準備工はありますよ。その辺を知って,標準工期もあるわけですから。地域の方へも連絡もされない。その中には道路使用を取ったり,占用許可を取ったり,いろいろな関係各課に資料も出さないといけないでしょうから。そういったことは準備工として必要でしょう。材料の発注なども必要でしょう。それを考えても明らかに遅いと。前の現場が終らないから工事に入れないんじゃないかと。その辺も勘ぐられてもしょうがないと。私はその辺を言っているわけです。そういったときの指導というのは,どういうふうな形でされているのか。これは,水道部に限って言いますけれども。 ○水道課長(寺田浩二君)  工期の進捗の確認につきましては,毎月,工事の進捗状況を工事日報という形で提出をしていただいております。これをチェックすることによって,計画工程に対して遅れが生じて,最終的な工期に間に合わないというようなことが予測される場合におきましては,監督職員のほうで施工業者に対してフォローアップを行うような指導と。そのようなことで工期内に工事が終わるような指導をしているところでございます。 ○15番(新橋 実君)  私はこの問題は一つの担当課だけの問題なのかなと思うわけです。最終的には工事契約検査課が検査をされるわけですけれども,これは情報共有というのはされていらっしゃるんですか。 ○総括工事監査監(有馬正樹君)  検査におきましては,全ての現場が終わった後で書類等を検査をして,そして現地も確認するということにしております。今おっしゃる施工途中における工程につきましては,工事契約検査課のほうでは直接関与していないところでございます。 ○15番(新橋 実君)  私が,この問題を取り上げたのは,先ほど言ったように近隣の方から連絡があったからなんです。看板は立ったが,いつまでたっても作業が始まらない。連絡もない。道路での作業になるわけですから地域の方にとったら非常にいい迷惑なんです。特に年度末に工事が完了すると考えていたのに,いつまでたっても工事も始まらず,工事完了前になって看板の工期を書き換え工事に入り,案の定工期延長をして,今年の年度末に作業が終了したみたいです。昨年は年度を超えて作業が終了といったことになった。このことをどのように担当課としては考えていますか。 ○水道課長(寺田浩二君)  平成26年度から平成27年度に繰り越した工事のことをおっしゃっているわけですけれども,この案件につきましては,配水布設に伴う舗装復旧につきまして,道路管理者と協議を行ったところ,本工事での舗装復旧箇所周辺の路面状態が悪いという判断をされまして,この部分については道路管理者のほうで舗装を行うということになりました。そのため,この舗装工事と水道の復旧工事を同時に施工しなければいけないと。仕上がりの関係でそうしないといけないということになりましたために,工程を延ばすという判断になったところでございます。 ○15番(新橋 実君)  土木とか水道とかというのは,雨が降って路盤が傷めば舗装もできないんです。そうなるとできるだけ早く工事着工して養生もとらないといけないんです。副市長,どう考えますか。そういったことを。 ○副市長(中村 孝君)  建設工事についての全体的なお尋ねでございますが,市が発注する工事につきましては,建設工事の請負契約書を結んでおります。その契約書の中に完成するのに必要な工期あるいは工程表の提出,更には監督職員の権限,これは監督職員が工程の管理あるいは工事の施工状況の検査,また現場代理人へ指示あるいは承諾,そういったものを行うということで契約書に定めております。また受注者は現場代理人を置いて,この中で請負代金の請求とかそういったものを除いて一切の権限を有していると。こういうことでございますので,監督職員と現場代理人が十分協議をして,そして適切に適正に仕事を進めていくと,こういうことになっております。工事の着手については契約後ということで準備工とかございますが,先ほど来お話がございますように,工期延期の理由の中では結果的に工事の内容を変更しなければならない,あるいはまた許認可とか年度末の繰越しをしなければならない事情,あるいは自然現象により工期延長をしなければならない理由もございますけれども,実際の標準工期の中で適正な工事ができるように,議員がお話をされますように安全な品物を安全な工事ができるように,そういった工期の設定,そしてまた発注の時期というのを早くする必要があると思っております。梅雨時とかあるいは年末年始,工事を控えていていただく場合もございます。こういった中で,市民の方々に迷惑を掛けないようにまた品質を確保した工事をしていくことが必要だと思います。そして道路工事などあるいは水道も同じですが,やはり道路の中で工事をしますと,近隣の方々,通行する方々に迷惑も掛かりますので,そういった状況を十分説明をして,そしてできるだけ早く工事ができるように,また職員も指導も含めて発注の時期そういったものも検討していきたい。こういうふうに考えています。 ○議長(池田 守君)  新橋議員。まだ時間は残っていますが。 ○15番(新橋 実君)  もうちょっとですから。 ○議長(池田 守君)  このまま続けます。 ○15番(新橋 実君)  業者も公共事業が欲しくて入札に参加して落札している。それぞれで準備をして工期を組んで作業に入るものと思います。公共事業が欲しい業者はいっぱいいるわけです。仕事はしてもらっているわけです。霧島市内には200を超える業者がおり入札で決定しております。しかし,その業者がどういった理由が分かりませんけれども,工期延長をしていると。工期延長は前もって申請すればペナルティも遅延金も発生しません。確かに大きな事態,予期せぬことや先ほど事業課から言われた工事内容の変更や予算の増額,気象条件の大きな変動等による場合はしょうがないと私も思います。誰が見ても分かるようなことであれば納得するわけです。その他の安易な工期延長については,工事契約検査課が完成検査を行うときに遅れた理由等をしっかり調査し,工事に実際掛かった日数や工事日報の提出等を求めて,各事業課に厳しくチェックをし,ペナルティを科すような体制を求めて対応していただきたいと思いますが,いかがですか。 ○総括工事監査監(有馬正樹君)  今おっしゃいますように,検査におきましては出来形,出来高,品質管理を主に検査しておりますが,工程管理ということにつきましても,その品質に大きく影響すると思われますことから,スムーズな早目の着工,早目の完成というようなことにつきましても,今後,検査のときにおきまして十分検査をしていきたいと考えております。 ○15番(新橋 実君)  工事日報等を見れば,どういう形で作業をしているかというのも分かるし,変更工程表なんかを見ても分からないと思いますよ。それだけ確認しても。公共事業を受注した場合は,早目に契約書類等を提出し,できる限り早く工事に着手すると。工事期間の間にはいろいろな問題も出てくると思います。早期着工することである程度の諸問題は,私はクリアできると思います。それでも工期が遅れるようだったら担当課も対応すると思います。市内には公共事業が欲しくても入札にも参加できない,指名にも入らない業者が数多くいます。安易に工期延長するような業者には,今後ペナルティを科して他の業者に光を当てていただきたいと思います。これで私の質問を終ります。 ○副市長(中村 孝君)  今,工事の遅れとかそういったもので工期延長に伴ってペナルティをということでございますが,請負契約書に基づいて業務を行っておりますので,その中でペナルティといいますか,施工遅延の場合における損害金ということで定めてありまして,受注者の責めに帰す場合については工期内に完成することができない場合については,損害金の支払いを請求すると。こういうことで定めてあります。したがって,適切に監督員とあるいは現場代理人と協議して契約変更したものについては,このようなことにならないと思いますけれども,そういうことがないように適切な指導あるいは現場での対応するように指導していきたいと思います。 ○15番(新橋 実君)  旧国分時代に,これは建物の工事だったから,おまけに学校の工事だったものですから,工事が遅れて工期延長をして,結局は指名停止になった経緯もあったわけです。遅延金も発生しました。そいうものであったら,すぐ分かるわけです。中の工事だったんですけれども。それくらい真剣に市としても遅延の法人には対応していただきたい。職員の方もなかなか業者に対しては言えないと思います。だから,その辺をしっかり言えるように市も強くなっていただきたい。私たちは仕事をやっているんだというくらいの気持ちを持って,いろいろな問題もあると思いますけれども,その辺も対応をしっかりとお願いして,私の質問を終わります。 ○議長(池田 守君)  以上で,新橋実議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。             [休 憩  午後 0時04分]             ―――――――――――――――             [再 開  午後 1時00分] ○議長(池田 守君)  休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,4番,木野田誠議員から2件通告がされております。したがって,発言を許可します。 ○4番(木野田誠君)  議席番号4番,新燃市政クラブの木野田誠でございます。ただいま議長の許可を頂きましたので通告に従い,2問の質問をさせていただきます。はじめに,今だに続いている熊本地震により犠牲になられた皆様の御冥福を心からお祈りしますとともに,被災されました皆様に謹んでお見舞い申し上げます。また,早々に復興支援活動に携われた市職員の皆様,市民の皆様には心から敬意を表するものであります。私共の茶業振興会におきましてもペットボトルの「きりしま茶」を2,400本送らせていただいております。本市におきましてもゴールデンウィークを目前の大地震であったため,観光客が大幅に減少するなど観光産業を中心に多大な影響を受けているのも事実であります。市長は今回の補正予算の中に観光客誘客事業の一環としていち早く熊本地震対策を打ち出され,域内観光の充実強化対策を打ち出されております。非常に的を得た,素早い対応だと考えておりますが,今後の状況次第によりましては,更なる幅の広い対策を講じていただきたいと思います。そして,今回の地震により影響を受けられた市民の皆さん,我々は新燃岳の経験もあります。共に頑張ろうではありませんか。市長もおっしゃるとおり九州は一つです。それでは質問に入らせていただきたいと思います。1問目にメガソーラー等設置のために大規模な開発が行われ,また今後も行われるであろうと予想されます。これらの開発の途中において,降雨のために土砂の流出があり,近辺住民の皆様に迷惑が及んだといった事故も発生しておりますが,市としては,これらの安全性等についてどのように対処されていかれるか伺います。まず1点目に,メガソーラーは市内において現在,造成中のものについて,何件の開発許可等が出ているのか,県・市別にお示しください。2点目に,県・市,それぞれの許可又は承認による開発行為に対し,指導,助言のあり方,責務等はどうなっているのかお示しください。3点目に,永水地区におけるメガソーラーの開発現場から土砂が手篭川に流出して,流域に大変な迷惑を及ぼしています。市としましては,この問題をどのように捉えておられるか,事故前どのように対処,指導,助言されてきたのか,また,今後についてはどう対処されるのかお伺いいたします。2問目に産学官連携事業についてお伺いいたします。市長は,所信表明において地域農業の活性化に資することを目的とし,JAあいら,第一工業大学と霧島市の連携協力に関する包括協定を締結したと発表されました。昨年,策定されました「ふるさと創生総合戦略」の中の強い農林水産業の育成,稼ぐ農林水産業の創生に対し,早急にアクションを起こしていただいたことに感謝しながら,その内容等についてお聞かせいただきたいと思います。以上壇上からの質問と致します。 ○市長(前田終止君)  木野田議員から2問につきましての御質問でございました。2問目につきましては私のほうから,1問目につきましては建設部長が答弁をさせていただきます。2問目の産学官連携事業についてお答えいたします。本市では,昨年10月に「霧島市ふるさと創生総合戦略」を策定し,農林水産業分野においては,「『強い』農林水産業の育成,『稼ぐ』農林水産業の創造」を掲げ,その具体的な取組の一つとして「JAや漁協,企業,教育機関等との共同研究による新商品・新産品等の開発や販路拡大」を目指すことといたしております。このような中,都築教育学園第一工業大学では,工学と農学を連携した次世代の農工業経営者・技術者を育成することを目的として,自然環境工学科に植物バイオシステムコースを開設されることとなりましたので,本市としましても,農業後継者の育成や若者の地元定着につなげるため,地方創生先行型交付金を活用し,魅力ある大学づくり支援事業として「霧島発農業創生大学プロジェクト」の支援をさせていただきました。このプロジェクトの一環として,本年2月7日には,本市と第一工業大学が共催しまして,JAあいらの後援により「霧島から全国へ第一工大地方創生への挑戦」と掲げた六次産業化推進フォーラムを開催いたしましたところ,県内外から幅広い年代の方々に御参加いただき,講演会やシンポジウムなどを通して活発な意見交換がなされたところであります。私は,このフォーラムに参加し,市民の皆様と一緒になりながら産学官が連携するこのような取組こそが,正に地方創生につながるものであり,霧島市ふるさと創生総合戦略のタイトルにも掲げております「新たなる挑戦」の具体的な展開そのものであると確信したことから,このフォーラム終了後に,第一工業大学の吉武学長とJAあいらの樋脇組合長に対しまして,これらの取組をより深化させるための枠組みとして,連携協定締結の御提案をさせていただいたところ,両者は快く御賛同を頂きましたことから,3月24日に三者による連携協力に関する包括協定を締結させてもらったところでございます。この協定は,それぞれが持つ「知的」,「人的」,「物的」財産を,包括的な連携の下,有効に活用し,もって,「強い」農業の育成,「稼ぐ」農業の創造と相互の発展に寄与することを目的と致しております。この協定を踏まえまして,早速,三者による初めての共同事業として,林野庁が主催する国産特用林産物を使用したコンテストである「森のめぐみプロジェクト 食べて美味しい!からだも嬉しい!新メニュー・新商品コンテスト」に,生産量が県内1位である霧島産原木シイタケや霧島茶,霧島産ブルーベリーを加工した「(仮称)きりしまきのこグラノーラ」を出品したところ,厳正なる審査の結果,加工品部門で全国レベルでございますが第1位に当たる大賞を受賞いたしました。幾たびかのお互いの研究・意見交換・協議を重ねられての挑戦でございました。なお,副賞は100万円であります。この輝かしい大賞受賞を足掛かりに,商品化に向けてのブラッシュアップやプロモーションを展開するなど,引き続き新商品の開発に向けた取組を進めることと致しております。今後におきましても,この協定に基づく様々な挑戦や実績を積み重ねることにより,地域農業の活性化,ひいては地方創生に貢献していくものと大きく期待しているところでございます。 ○建設部長(川東千尋君)  1問目の林地等の大規模開発についての1点目にお答えします。本市におけるメガソーラ規模の太陽光発電所建設に係る開発許可等の件数について,平成24年度から現在までの状況を申し上げますと,林地開発の許可を受けたものが11件,そのうち既に竣工したものが4件で,現在造成中のものが7件となっております。また,鹿児島県土地利用対策要綱に係る太陽光発電所用地造成の承認を受けたものが5件,そのうち既に竣工したものが1件で,現在造成中のものが4件となっております。さらに,市土地利用対策要綱に係る太陽光発電所用地造成の承認を受けたものが7件,そのうち既に竣工したものが6件であり,現在造成中のものは1件でございます。なお,これらの中で重複しているものもございますので,全体としては許可等を受けたものが20件となります。そのうち既に竣工したものが11件で,現在造成中のものが9件となっております。次に2点目にお答えいたします。林地開発の許可を受けた者に対しては,県が許可権者として林地開発等に規定される専門的な技術指導や,許可条件に付した内容についての全般的な指導を行います。併せて,県土地利用対策要綱に係る事務と致しまして,県が,承認を受けた者に対し,適切な指導を行い,必要な限度において報告若しくは資料の提出を求め,又は必要な勧告をすることができるとなっております。一方,市は市民の安心安全の面から県の土地利用対策要綱に基づき開発協定を締結した者について,協定内容に基づき基本的な指導等を行うものと理解しております。次に3点目にお答えいたします。5月10日の降雨により発生した霧島永水の太陽光発電所建設現場における土砂流出については,施工中の雨水対策が不十分であったことによるものと捉えております。市と致しましては,従来から開発協定に基づき,事業者に対し定期的な報告書の提出を求め,工事の進捗状況を把握し,降雨が予想される場合は,現地を巡回するなどの取組を行ってまいりましたが,今回の土砂流出を受けて,更に県との連携を密にし,土砂流出防止対策を徹底するなど,引き続き,事業者に対して再発防止に努めるよう強く指導してまいります。 ○4番(木野田誠君)  ただいま回答をそれぞれ頂きましたが,件数を示していただきました。この数字は全て現在のメガソーラの開発の数として捉えてよろしいですか。 ○都市計画課長(池之上淳君)  はい。そのようでございます。 ○4番(木野田誠君)  林地開発それから県・市の土地利用対策要綱の数として挙げていただきましたけれども,農業委員会関連の農地転用等によるものはどれくらいあるか,お願いします。 ○農業委員会事務局長(砂田良一君)  農地転用許可における1MW以上の太陽光発電施設につきましては,平成24年度以降,市許可分が12件。県許可分が3件。国許可分が1件。計の16件でございます。うち工事が完了しているもの10件。未着手のもの6件となっております。 ○4番(木野田誠君)
     全て合わせて16件が現在造成中ということになるかと思います。今示していただいたように,たくさんの場所で広い土地の開発が行われているわけですが,決してあってはならないことですが,近年,開発の途中で土砂が流出した等の事故はありましたか。あったとしたら何件だったかお示しください。 ○林務水産課長(石原田稔君)  ソーラー発電所設置のための林地開発許可である許可地であります霧島永水地内で,平成26年6月27日に土砂流出が発生しております。また当該箇所では8月5日にも土砂流出が発生しておりまして,状況としましては,仮沈砂池から沈砂池へ排水する排水のため桝が閉塞し,雨水がオーバーフローしまして土羽が崩壊し,その崩壊土砂の一部が市道に流出しております。対応としましては,同日午前に県の姶良・伊佐地域振興局職員及び市職員で現地調査を行い,姶良・伊佐地域振興局より仮沈砂池の堆積土砂の除去,廃土等の応急防災対策の指導があり,また県の森づくり推進課より崩壊した法面の復旧工事,それから排水対策の見直し,土砂の流出防止対策,台風に備えての防災対策等の指導がなされているところでございます。 ○4番(木野田誠君)  過去にあったのは,1件2回。同じところで2回あったということであります。後から質問いたしますけれども,同じ永水地域で起こっているということであります。結果論として,事業者が施工するにあたり見込みが甘かったんじゃないかなというふうな考え方をしております。施工の方法も,これは私は専門でありませんので分かりませんけれども,その仮貯水池の造り方とか,それからこの南九州独特のシラス土壌という特性に対して,認識が非常に薄かったんじゃないかなというような印象を受けております。昨日も同僚の議員の方が2人ほど質問されましたので,同じような質問になろうかと思いますけれども,ぜひおさらいのつもりで一つよろしくお付き合いいただきたいと思いますけれども,同じような質問になるかと思いますが,県あるいは市それぞれの土地利用協議あるいは林地開発の許可及び承認が出ると,早速,開発行為が始まるわけですけれども,この開発行為に対する指導・助言の在り方ですね。この在り方,すなわち県と市の責務上と申していいのかどうか分かりませんが,この辺の関係は県と市の関わり合い方はどうなっていますか。 ○建設部長(川東千尋君)  昨日もお答えいたしたところでございますが,まず土地利用要綱につきましては,申しましたように,同要綱に基づく適切な指導を県が行いまして,必要な限度において報告若しくは資料の提出を求めます。そしてまた必要な勧告を行うこともできるというふうになっておりまして,この市で結んでおります開発協定がうまく履行されない,そういった方に対しては必要と認めるものに対して,この要綱に基づいて公表などの措置もされるといったような規定がございます。また森林法におきまして,私のほうでも申し上げますと,同じような許可を受けておりまして,このことにつきましては法定の許可ということですので,結構効力を持っているというふうに理解しているのですが,その中では林地開発等に規定される専門的な技術指導でありますとか,許可条件がいろいろと付されておりますので,そちらのほうが,遵守されているかといったようなことについて,全般的な指導が行われるものと思っております。市と致しましては,主に今締結している開発協定についての指導を行うわけですが,これにつきましては昨日も例に出して申しましたが,基本的な指導と申しますか,技術的な詳しいところは我々のほうでもなかなかタッチできない部分もございますので,そういった部分で中をよく巡視してくださいとか,土砂が流れ出さないように処置をしてくださいとかいったような指導を主に行うことになろうかと思います。あと指示といった面では,協定書の中に規定があります報告書の提出,それらのものを求めたりといったようなことも指示をすることになろうかというふうに考えます。 ○4番(木野田誠君)  ぜひ,その辺は,県と市との関係でなかなか微妙なところで難しい面もあろうかと思いますけれども,地元の安全性というものを考えた場合は,市のほうとしても遠慮なさらずに申し上げるところは申し上げていただいて,安全性を保っていくようにお互いに連携を取って努力していただきたいと思います。最初,数字を聞いたときにお伺いすればよかったんですけれども,開発申請予定の中に霧島の大窪・田口のメガソーラーが入っているというようなことがありましたけれども,昨日の質問の中でしたか。この対応はどうなっているのか,お答えできたらお願いします。 ○都市計画課長(池之上淳君)  対応と致しましては,現在のところは霧島市再生可能エネルギー発電設備の設置に関するガイドラインがございますので,それに沿って対応するということになると思います。 ○4番(木野田誠君)  今般,策定されましたガイドラインですけれども,非常にいいものができたなというふうに思っておりますけれども,この該当地霧島大窪・田口ですね。ここの場所は,このガイドラインに沿って判断すると,景観上,特に配慮を要する区域というのが書いてありますけれども,4項目ですね。これに該当しますか。しませんか。 ○都市計画課長(池之上淳君)  その区域に該当いたします。 ○4番(木野田誠君)  該当するということですので,より一段と厳しい評価,判定の材料になろうかと思いますけれども,メガソーラーの開発を指定されているところを見ると,森林の涵養というような面からして,現地に行ってみると木が一つも残っていない。1本も残っていないと言っても言い過ぎではないくらい,森林そのものを少しでも残しなさいといようなこともあるんですれけど,そういうことが全然なくて,まったくのシラス台地というような感じがしておりますけれども,その辺も厳しく指導・助言の中に入れて造成をやっていただきたいと思います。その辺はどうでしょうか。 ○都市計画課長(池之上淳君)  今後,その計画を見ていきながら,そういった対応というものを考えていきたいと思っております。 ○4番(木野田誠君)  できればその辺を最初から業者に対して申し入れてやっていただきたいと思います。次に,5月10日の雨で永水地区におけるメガソーラの開発現場から大量の土砂が手篭川に流出して,流域に大変な迷惑を及ぼした事故がありましたけれども。写真を出していてだけますか。これは昨日も出ましたけれども,開発現場の雨でえぐられた,いわゆるグランドキャニオン化したところでございます。あの真ん中に写っているのは中村議員です。2番目お願いします。2番目,これは永水地内の入水ということころの川の様子ですけれども,ああいうふうにして川の横に砂が堆積しているというようなことで,開発のところから木も流れて,ところどころ残っているというふうな状況であります。次をお願いします。入戸の小水力発電所の取水口のところでございますが,ちょうどこのときは泥水が流れておりましたので,ゲートは空けて水を取り入れないようにしてあるところでございます。これについても川の真ん中に土砂が残っているというような状況であります。次をお願いします。この写真は,重久団地前の手篭川の様子です。ここでも上流と変わらない濁った水が流れておりました。先般,この地域の重久地区で議員と語ろかいがありました。その中で,来ていた方から近頃,上流から土砂が流れてきて寄洲ができて,川の流れが狭く危険であるというような話があり,撤去していただくように要望してほしいといような話がありました。県の基準は川の堆積が20%以上というような基準があるんだという話ですが,我々が見ると川幅も非常に狭くなって,20%以上の堆積があるような感じを受けますので,対処をよろしくお願いしておきたいと思います。今月初めの南日本新聞の報道によりますと,環境林務部長は施工中の雨水対策が不十分だったことが原因との見解を示し,土砂崩れを防ぐ雨への備えが間に合っていなかったと指摘されています。と共に迅速な応急処置や再発防止について,業者へ指導・助言を続けると話をされております。裏を返せば,今まで余り指導・助言をしていなかったとも受け取れるわけです。ですから,今後は厳しく指導・助言をするとは書いてありませんけれども,指導・助言を続けるということになるんだろうと思います。県はこういう見方をしておりますけれども,市長は,昨日も市長にも質問がありましたけれども,この件をどういうふうに捉えていらっしゃいますか。何回も申し訳ないんですけれども。 ○市長(前田終止君)  この永水の現場につきましては,今までこのような事態になってからは2回現場に足を踏み入れております。そして関係する方々とも地元を含めて,お話も御指摘も頂きそしてまた今日まで,今,議員御確認のとおり経緯を踏まえられたとおりでございまして,徹底したお互いの安心安全のための対策を講じるように,県のほうとも連携を強めながら力を合わせ合っているということでございます。許認可権は県にございます。しっかりと地元の今度は自治体として,地域の人たちとともに総合支所等に常設のいつでも気軽に相談のできる窓口を設定して,徹底して対処・対応いこうと思っています。今日も50㎜前後の正確ではございませんけれども降雨があるんじゃないかと,こう推測をしているところでございますが,危機管理監とも連携をしまして現場のほうと県のほうと強く連携を持って望むように指示も改めて出してもいるところでもございます。今,この瞬間も雨が治まってくれればいいなと,強く心の中では念じてもいるところでございまして,また事業者も聞くところによりますと,私どものまた皆さん方のいろいろな指摘に対して,真摯に全力を挙げて対処・対応される姿勢をお示しになられているとも聞いているところでございます。先ほど,もう一つの地域の桂内ですかね。もう一つの件。メガソーラーのほうの。[「田口,大窪」という声あり]田口のロイヤルホテルの下のほうですね。斜面。道路から見えるエリアの範囲ですね。あれについてはガイドラインに沿って,しっかりと指導するようにということを申し上げてきたところでもございます。私はおおよそ市民生活において,特にあのような国立公園法に網が被っている国立公園地内に近い場所。観光地の道路からすぐ見えるようなそのエリア。地形上,日常生活に下流で不安を懸念されるような場所。自然環境を大事にしなければならない場所。そしてまた宿泊施設や病院等があって,その患者さんにしても,あるいはましてや観光客にすれば,窓を開けたら大自然どころか,そこにメガソーラーのパネルがバーッ広がっているというのは,決して素敵ではない。その上に災害等の懸念,不安がある。そこは明快に,私は私の思っている感性かもしれませんけれども,地域の人の声をしっかり聞きながら適切に強く対処してまいりたいと思って,県にはそのような立場で一つ一つ丁寧に業者のほうとも語らいながら,指導も徹底しながら意見具申したいと存じております。 ○4番(木野田誠君)  今後,申請を出されるであろう場所についても,市長の考え方を聞かせていただきまして,安心はしております。先ほども申し上げましたけれども,今までは業者の工事が非常に甘かったと。シラス台地に対する認識が甘かったと。あるいはシラスという土壌に対するおそれを知らなかったのではないかというようなふうに思っておりますし,そのようにしか言いようはないような気が致しております。今後,永水のこの件について,市としてどのように対処されていかれる予定かお伺いいたします。 ○建設部長(川東千尋君)  この件につきましては,先般から申しますように,県が林地開発そして土地利用協議といったような二つの立場から指導も行っておられますが,市としても独自の開発協定というものを結んで,地域の安心安全というものを見守る立場にございますので,県と連携を取りながら,さらにその現場をよく見ながら監督に努めて,今後の災害防止に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○市長(前田終止君)  今後,この永水のシラス土壌がむき出しになっている部分。それは,その施工業者,事業主のほうは,懸命に梅雨時そして雨が強くならない前にということで,最大の努力をエンジン全開でやっておられると。人海戦術も相当頑張ってやっておられるということで,芝張りなどもおおよそ半分くらいいったかなというような報告も聞いておりますが,今後どうするかということは,先ほども若干申し上げましたけれども,今日の今後,この本会議が終ったら現場に行きます。そして現場の状況等しっかり雨の中でどのような状況になっているかをチェックに,私自身先頭に立って行ってみたいと段取りをしろと言ってあります。そのようにしたいと思います。 ○4番(木野田誠君)  二つの部から同時に手が上がるほど,この件に真剣に考えていただいていて,ありがたいことだなと思っておりますし,また本当に真剣に考えていただけるんだなという気がしております。また市長も今日も現場に行ってみるということで,非常にありがたいことだと思います。業者としても,我々が話をしている今回の件の事後処理については,ある程度いい方向で,いい返事というか対処をしていただいているなとは,私個人としては思います。事故は事故としてあったことですから,対処の仕方を真剣に一生懸命やっていただきたいというふうに思っております。この梅雨が明けるまでは工事は再開はしないという話でした。先ほど市長も言われましたように,今日も雨が昨夜から強く降っておりますけれども,私どもも心配しておりますし,田んぼを作っている人たちは雨のたびに心配をしなくてはならないわけです。当事者に理解できない苦労もあるわけですので,一つ行政のほうもよろしく指導・助言のほうを,くどいようですがよろしくお願いいたしたいと思います。事故後の業者の住民説明会におきまして,行政は開発途中に現場を見に行ったのかという意見もありました。業者の開発行為に対し指導・助言ができるのは行政だけです。住民や水利組合は開発行為に対し,契約書等を交わし同意をしているわけですけれども,決してこのような事故があっても良いですよという同意ではありません。また無かったはずです。そして,このような事故が起きないように指導・助言を徹底した上で,再開の許可というか認めを出してくださるように提言しておきたいと思います。市長のほうからも,くどいようですけれども強くよろしく指導をお願いしたいと思います。次の2問目の産学官連携事業についてお伺いいたします。現在,私が知っている範囲では,霧島茶と県立短期大学がコラボして第3弾目となります創作作品としまして,霧島茶香るぎゅうひ包みというスイーツを作っていただいて,ファミリマートで販売しております。また国分中央高校が「ちゃ~まる」,「ちゃ~どら」といったようなお菓子を作ってとらやさん等で販売を致しました。また国分中央高校の確か美術部だったと思いますが,そこにおいてはお茶の姶良郡内の茶農家が使うお茶のポスターも作っていただいた経緯もあります。今回の第一工業大学との共同事業も六次産品の開発であろうかと思います。お茶に関係する私どもにとってはというか農家にとっては,非常にありがたいことだと思います。これらのほかに共同事業として事例がありましたらお示しください。 ○農政畜産課長(田島博文君)  ほかにでございますけれども,国分高校が創立100周年のときに,「みどりかおる茶るかん」というものを,これも民間同士ということですけれども作っておられます。あと霧島高校がイケダパンと共同で霧島茶のパンを企画開発をしているというふうに聞いております。 ○4番(木野田誠君)  地方創生総合戦略の農林水産業の稼ぐ力の部分において,大分活発な動きが見えているわけですけれども,六次産品の創作というような形でですね。もう一方のふるさと創生総合戦略の農林水産業の経営基盤の強化,すなわち農林水産業の生産性向上及び効率化を進めるとともに。担い手の確保,育成による持続可能な経営基盤を強化するということでございますが,教育機関との連携による担い手育成と学習機会の充実という項になろうかと思いますが,一つの提案として,第一工業大学に農業の人材育成としてのインターシップ制度みたいなものを,包括協定の中に入れていただけないものかどうか,簡単に言えば農家研修制度みたいなものになろうかと思いますけれども,この提案はどうでしょうか。 ○農林水産政策課長(永山正一郎君)  包括協定書につきましては,既に連携協力事項として結んでおりまして,その中に地域及び大学相互の人材育成や学習機会の充実と掲げております。このようなことからも農家が学習機会を設けていただくというような位置付けの中では,可能性があるのかなと考えているところですが,いずれにしましても,学校側,相手があることですのでそちらとの協議も必要になってくるんではないかと考えております。 ○4番(木野田誠君)  教育長にお伺いしたいんですが,こういうふうに近隣の各高校あるいは県立短期大学に実績があって,今度,第一工業大学ということでありますが,子供たちにもこういうふうに農家とコラボして農家の農産物とコラボして,こういう商品を開発するというようなことは大変すばらしいことだと思いますが,その教育界の立場として,このことをどういうふうに思っていらっしゃるか,お聴かせください。 ○教育長(髙田肥文君)  御存じないのかなと思っておりますが,国分中央高校が昨年6月16日に第一工業大学と協定を結んでおります。その中で,特に国分中央高校の中に園芸工学科というのがありまして,既にバイオをやっているわけです。そして,このバイオは「蔓無源氏」という焼酎までできているわけでして,非常に地域貢献,農家さんとの連携をやっておりまして,今度このたび第一工業大学に植物バイオコースが新設されましたので,この園芸工学科から進学の希望が出てくるだろうと。そして,そのために去年の6月16日の連携協定が14項目決まっておりますが,その11項目に大学高校間の相互のインターンシップ受入れというのも,きちっと折り込んでございますので,今までは園芸工学科からは農業大学へ行く子供たちがいたわけですが,これが第一工業大学への新しい植物バイオコースへの道が開けたということで,かなりに私どもは期待をしているところであります。そのほかにも,園芸工学科のほかにも,私どものところには家政系の学科がありますので,ここで農家のお茶とかいろいろなものを取り入れた商品開発ですね。そういうこともやっておりまして,ビジネス情報科では今までありましたが,「ちゃ~まる」とか「ちゃ~どら」とかそういうようなお菓子も連携をして製造をした経験もございますので,御紹介しておきたいと思います。 ○4番(木野田誠君)  一つの例えですけれども,農家の研修という形で入っていただくことによって,まず農業と農家を理解していただけると。農業は様々な機械を使います。機械を操作する。機械の原理を理解する。そして機械メーカーに対してこのように使いやすい機械を作ってほしいと提言し,メーカーとつながっていくというようなことが考えられるわけです。また農家には,それぞれ作物によって卓越した専門家もたくさんいらっしゃるわけです。バイオ的なヒントもたくさんあるでしょうし,そこから農業指導者としての道も開けると思います。将来的には農家の担い手の確保や育成につながり,霧島の農業の活性化になり,人口増に資することができれば,これもまた期待しやまないところではありますが,市長はこの案について,第一工業大学のほうの考え方もあろうかと思いますが,積極的にこのような取組もやっていただけないかと思いますが,どうでしょうか。 ○市長(前田終止君)  今,いろいろと農業の可能性そして若い世代が農業に具体的に関心を頂く機会を増やせと,それから大きな可能性を地方創生の農業という分野で掘り下げていこうじゃないかと,そういうふうな指摘に聞こえたわけでございますが,正に,我が意を得たりでございまして,私と致しましては,答弁の中でも申し上げましたけれども,日本のJA,農協という組織は本当に世界に冠たる,ある意味,総合商社でありまして,その中でも鹿児島県のJA,これは強力な日本農業の言わば日本人の食料総合基地と言われるくらいのネットワークを成長させておられるわけでございまして,その中の姶良地区,JAあいらと我がまちの唯一の大学があるいはまた霧島市立の国分中央高校が流れを作っている現実があると。それを今おっしゃったような視点で,更に年々歳々磨いて成長させていくということだと私は存じております。既にそのことに着手しておりますし,そして既に今同じ方向を見つめながら歩き始めたばかりですけれども,離合集散を短い期間の中では繰り返しながら,それこそ日本レベルの林野庁のそういう食のプロジェクトに挑戦をなさって,日本の最高賞をゲットされて,大きな自信を得られているというふうに確信を致しております。また副賞で100万円という金がありますが,これらをまた生かしながら,次の年に将来に向かってどうしていくべきか,その資材の資金もゲットされているわけでございまして,議員が御指摘のような点について,正に同じ方向を既に向いておりますし,歩いておりますし,そしてそれを実践しながら明日に向かって,未来に向かって,地方創生総合戦略この分野については,日本のトップレベルで走り始めているというふうに感じていただいてもいいんじゃないかなと思います。そして国分中央高校の園芸につきましては,キリシマツツジのバイオそういうものまで向けて,花いっぱい緑いっぱいのまちづくり,そういうものにもつながる流れもあることもプラスしていただきたいと存じます。 ○4番(木野田誠君)  既にそちらのほうも始まっているということでありますが,福山の佳例川の鹿児島大学との関係もありますように,農家から地域へ活動範囲が学生たちの活動範囲が広がって,やがてはむらづくりとかまちづくりに十分貢献していただく,新風を吹き込んでくださる可能性のある子供たちでありますので,ぜひ,これを成就させていただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(池田 守君)  以上で木野田誠議員の一般質問を終わります。次に,3番,阿多己清議員から3件通告がされております。したがって,発言を許可します。 ○3番(阿多己清君)  新燃市政クラブ所属,3番議員,阿多己清でございます。平成28年第2回定例会に,一般質問の機会を頂いたことに感謝いたします。4月14日,16日の連続震度7の地震により,熊本県を中心に甚大な被害が発生しました。今回の地震により,亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに,被災されました皆様に心からのお見舞いを申し上げます。私の長男家族も熊本市に隣接している,合志市に住んでおります。余震が続く中,3日間は車中泊したそうですが,とても不安だったことや,生活等もままならず,10日近くを国分に帰省し,避難しておりました。つい先日,孫の中学校,小学校での体育祭,運動会がありましたので,熊本まで応援に行って来ました。学校内では使用できない施設もあるなど,かなり縮小しての運動会でありました。普通の生活に,近い状況は確認できましたが,子供たちへの心のケアについては,まだまだ必要だと感じたところです。でも私の家族はいいほうで,発生から2か月経過した今でも,手が付けられない所が数多くあります。1日も早い,復興,復旧を心からお祈りしたいと思います。それでは,先に通告しておりました3件について,一般質問を行います。第1項の保育園の民営化についてであります。まず,1点目,公立保育園の民営化については,これまで隼人保育園,国分西保育園,東国分保育園,下井保育園と年次的に進めてきておりますが,敷根保育園を含めて,残る保育園について,今後の民営化計画をお示しください。次に2点目,譲渡先の選考については,市立保育園のあり方に関する提言書の中に,市内の社会福祉法人を第一としてくださいとあることから,これまで選考の対象としているのは,社会福祉法人だけだろうと思いますが,これまで応募された中に,社会福祉法人以外の法人等があったのか,お知らせください。次に3点目,新しい子ども・子育て支援法により,現在では,幼保連携型の認定こども園や幼稚園型の認定こども園なども開設され,幼稚園もかなり保育事業に取り組んでおります。保育部門に貢献してきていると思います。そこで,今後については,認定こども園の学校法人なども譲渡先としての選考対象の範囲に入れてもいいのではと思いますが,市の考えをお尋ねします。次に,第2項,放課後児童クラブの状況について質問します。先般の南日本新聞に,今年度,鹿児島市内の児童クラブ利用者は,前年より463人増加し,5,109人となった。待機児童は,298人と紹介されておりました。利用対象児童が6年生まで拡大されたこと等が増加の原因だろうと思います。そこで,1点目,本市の児童クラブの利用児童数は,どの程度いるのか。施設数や人数をお示しください。次に,2点目,申込みをしていて,児童クラブに入れなかった児童は,どの程度いたのか。また,入れなかった主な理由としては,どのようなものがあるのか,お尋ねします。次に,3点目,児童の申込み増に伴い,施設増設を考えている児童クラブがあると思いますが,実態はどうなのか,お伺いいたします。また,施設増設等への市の対応については,どのような状況なのか,お尋ねを致します。次に第3項,市道岩戸~新町線の整備計画等について質問します。この路線については,先に実施した「議員と語ろかい・姫城会場」において,地区自治公民館長等からも話があったところです。また,岩戸地区の方々からも拡張整備要望の声も頂いているところです。つい先日でしたが,この道路は,谷口市政1期目の昭和53年頃から年次的に,用水路改修とともに,農道整備事業として耕地サイドでできた道路だと,当時担当者だった元副市長の南洋海先輩から話を聞いたところです。それでは1点目,この市道は,県道60号線,国分霧島線から県道都城隼人線への抜け道として,今では多くの車両が通行しております。地区等からの整備の要望もある中ですが,今後の計画等があるのかお尋ねします。次に2点目として,特に慶祥園先の健康医学社入口付近から岩戸温泉前付近の道路が一部狭隘になっているにも関わらず,スピードを出しての通行が多く,地域住民から危険だとか,不安の声を聞きます。県の公安委員会が絡む問題でありますが,制限速度などの規制はできないかお伺いします。以上で,登壇しての質問を終わります。明快な答弁をよろしくお願いします。 ○市長(前田終止君)  阿多議員から3問につきましての御質問でございました。1問目につきましては私のほうから,そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ御答弁をさせていただきます。1問目の保育園の民営化についての3点の御質問については,関連がありますので一括して私のほうから答弁させていただきます。本市の保育園の民営化につきましては,平成23年9月に設置した霧島市内の公立・私立の保育園の保護者や私立保育園代表者,学識経験者等で構成する「霧島市立保育園のあり方検討委員会」において,多方面からの検討がなされたところであり,当該委員会から頂きました提言等に基づきまして,平成24年7月に霧島市保健福祉施設民営化実施計画を策定いたしております。この計画におきましては,市立保育園12園のうち,9園を民営化することとしており,平成28年4月までにそのうちの4園を民営化するに至っております。今後の計画と致しましては,本年度は,重久保育園,清水保育園及び敷根保育園の3園,来年度は横川保育園及び高千穂保育園の2園の民営化に向けて取り組むことと致しております。また,移管先の選考につきましては,これまで本市内において保育園または認定こども園を経営しておられる社会福祉法人を優先して進めてきたところであり,その理由といたしましては,社会福祉法人であれば,市が法人の指導監査権限を有するため,民営化が行われた後も,引き続き,園に関与できる余地が大きいことによるものであります。このような中,平成27年度に子ども・子育て新システムがスタートしたことに伴い,認定こども園を運営している学校法人などを移管先の選考対象に含めることについては,今後検討してまいりたいと存じます。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  2問目の放課後児童クラブの状況についての1点目にお答えします。本市児童クラブの利用児童数につきましては,市内36か所の放課後児童クラブに,約1,300人の児童が登録し利用しております。次に,2点目にお答えします。児童クラブに入所できなかった児童数については把握いたしておりませんが,希望する児童クラブに入所できないとの相談等があった場合は,送迎等を実施している児童クラブを含め,他の児童クラブの情報を提供するなど,可能な限り入所につながるよう努めているところでございます。なお,入所できない場合の主な理由としては,希望する児童クラブが定員に達していたことなどが考えられます。次に,3点目にお答えします。各小学校の児童数の推移及び児童数が増加している小学校区における放課後児童クラブの受入状況等を把握した上で,施設の増設が必要な児童クラブに関しては,子ども・子育て支援整備交付金等を活用し,施設の整備を行っているところでございます。今後におきましても,放課後児童クラブの整備については,公共施設等の活用も視野に入れながら,必要な施設の確保を図ってまいりたいと考えております。 ○建設部長(川東千尋君)  3問目の市道岩戸~新町線の整備計画等についての1点目にお答えします。市道岩戸~新町線につきましては,県道都城隼人線の新重久団地西側を起点とし,姫城地区コミュニティ広場前を経由して,県道日当山敷根線と交差し,手篭川に架かるめがね橋を終点とする延長約2.7㎞の路線でございます。本路線につきましては,めがね橋から北へ約1.1㎞の区間を,旧国分市において整備しておりますが,県道都城隼人線までの残りの区間約1.6㎞につきましては,現在のところ,拡張などの整備は計画していないところでございます。本市と致しましては,本路線周辺に人家が密集していること,カーブが多く幅員が狭いことなどから,交通安全上の対策が必要であると考えておりますが,現道を拡幅するとなりますと補償等に相当な費用が見込まれますので,当面は,通行の安全性を確保するために,関係部署と協議の上,交通安全施設の設置等を行ってまいりたいと考えております。 ○危機管理監(德田 純君)  3問目の2点目について,お答えいたします。道路の制限速度設定などの交通規制につきましては,地域住民の意向等を踏まえ,管轄の警察が現地の交通状況等を調査の上,必要性があれば県公安委員会へ上申し,県公安委員会では内容等を十分検討して,優先順位を付け決定する事務の流れとなっております。市道岩戸~新町線の交通規制等につきましては,平成26年度に作成されました新町地区の平成27年度まちづくり計画書において,JR日豊本線の姫城地区の鉄橋から協愛病院前を経由して,めがね橋までの区間における速度制限及び道路標識の設置の要望がなされましたことから,平成26年末に市長名で,霧島警察署長へ同区間の30キロ速度制限についての要望書を提出したところ,「本件要望箇所は,中央線の無い道路であり,交通量も多いことから,現在,県公安委員会へ上申を検討中です」との回答がなされたところでございます。さらに,同地区の平成28年度まちづくり計画書においても再度の要望がなされましたので,市道岩戸~新町線の全線,県道都城隼人線と接する起点からめがね橋までの区間を再度,現地調査し,全線にわたって,30キロ速度制限とする旨の要望書を本年2月に霧島警察署長へ提出しておりましたが,昨日,その回答を頂いたところでございます。その内容は,①規制標識を設置する場所の確保に困難な区間があること,②見通しの悪いカーブが連続し,物理的に速度が出せない道路構造の区間があること,③中央線が標示されており,速度制限が道路構造上難しい区間があることなどから,今回の速度制限要望は一部の区間を除き,この一部の区間につきましては慶祥園先の健康医学社入口付近から岩戸温泉前付近を含んでおります。この一部の区間を除き困難であるとのことでございました。この,一部の区間については,道路改良等を踏まえて検討するとのことでございました。今後,本市と致しましては,当該回答を精査し,安全標識等の対策を講じるなど,交通安全に努めてまいりたいと存じます。[203ページに訂正発言あり] ○3番(阿多己清君)  それぞれ回答ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきたいと思います。まず,第1項のほうからまいりたいと思います。現在,敷根保育園が昨年度当初計画だったわけですけれども,これが今年度になったということで3園になるんですが,残りの園の民営化に影響はないという判断でよろしいですか。 ○保健福祉政策課長(徳田 忍君)  敷根保育園につきましては,議員おっしゃったとおりに昨年度に公募を致しましたけれども,応募がございませんでした。過去二年,応募のなかった園があったことから,昨年度末の市内の社会福祉法人に向けて意向調査を行いましたところ,これから民営化を計画している5園全てについて,複数の社会福祉法人から応募を検討しているという回答を頂いております。このようなことから敷根保育園も本年度の計画に追加して準備をしているところでございますので,今のところ,今後については影響はないものというふうに考えております。 ○3番(阿多己清君)  現在,認定こども園に移行されたりしている部分があるわけですけれども,この認定こども園に移行されている施設数とか園児数とか,そういう状況は分かりますか。 ○保健福祉政策課長(徳田 忍君)  現在,認定こども園は17園であります。園児数につきましては暫定でございますが,2,365人であります。 ○3番(阿多己清君)  新しい制度に移行されてない幼稚園も存在するということでよろしいですか。 ○保健福祉政策課長(徳田 忍君)  新しい制度に移行していらっしゃらない幼稚園は4園存在しております。 ○3番(阿多己清君)  今,平成28年度を準備されていらっしゃると思うんですけれども,現在どういう段階なのか,そしてその選考については,当然プレゼンテーション等があるかと思うんですけれども,最終的にはそういうもので判断をされていくのか,そこらの決定までの仕組みをちょっと教えていただければと思います。 ○保健福祉政策課長(徳田 忍君)  現在の状況でございますけれども,先ほど申しました3園について準備を進めているところでございまして,土地の移管ための内部的な準備で土地の分筆とかそういった関係と,今,要綱整備等をしておりますけれども,あとは職員への説明,それから今後今週末になりますけれども,保護者への説明会等を予定しておりまして,今後,それを終えましたら公募説明会というような形で進んでいくということになります。そして10月くらいをめどに候補者を決定したいというふうに考えております。選定の手順につきましてですけれども,法人の選考につきましては保育園民営化運営選考基準というのを持っておりまして,それで選定しておりまして,まずは応募される法人に選考に必要な保育園の移管申込書というのを掲出していただきます。その申込書を学識経験者3人と対象の保育園の保護者代表2人で構成する霧島市立保育園民営化選考委員会というもので,先ほどの基準に基づきまして,まず法人審査そして施設審査そして言われたプレゼンテーションの審査の三つの審査をされて,その候補者を決定していただくというふうな手続きになっております。なお,プレゼンテーションにおいては選考委員会の委員のほかに保護者や職員の方も,希望により参加していただいて,その意見等を参考にさせていただいているところでございます。 ○3番(阿多己清君)  保育園は厚労省それから幼稚園は文科省。新制度による認定こども園は内閣府となるわけなんですが,先ほどの答弁では社会福祉法人は市の福祉サイドで指導監査をすると,権限を有するというような答弁があったんですけれども,保育園,幼稚園も子ども園等の園の状況ではなくて,その経営体がどこにあるかということで指導監査の部分が,権限があるのですか。そしてこの認定こども園は,どこにあるのか教えてください。 ○保健福祉政策課長(徳田 忍君)  まず,先ほどの社会福祉法人は,その法人の監査権限というのが指導監査の権限が,平成25年度から権限移譲で市のほうにきております。そして認定子ども園を運営する学校法人でありましたら県になります。そして保育園それから認定子ども園へのその施設への監査というのは,県のほうがされることになっております。ただ,先ほど今後検討するというような中で,今度の子ども・子育て支援法の中で,今後,県の監査に加えまして,市も新たな設置者に対して新たな監査ができるようになるというようなことがございます。それはその園に対して,保育園それから認定こども園に対して,市も新たな監査ができるようになるというふうになっておりますので,今後その辺の詳細を確認いたしまして,その法人等を対象に含めるかどうかということは,今後検討していきたいというふうに考えております。 ○3番(阿多己清君)  保育園の在り方を検討した頃は,0歳児から5歳児までの保育というのは,まだ社会福祉法人の保育園だけだったんだろうと思います。だから現在のそういう提言書の中に示されている選考対象としては,社会福祉法人に限定するというような議論がされたのではないかと,私は思っているところです。登壇して申し上げましたように,幼稚園も保育事業への貢献度というのは高くなってきている現在,認定こども園を行っていらっしゃる学校法人等の参加資格は十分あると,私は思っているところです。先ほど市長から検討する内容の答弁を頂きましたけれども,ぜひともこういう方々にも参入させていただいて,取るか取らないかは別でございますので,そこらは市のほうで総合的に判断して決めていただければいいわけであって,入口で排除するというのはいかがかなと,私は思っているんですけれども,ここらのお考えを市長はお持ちですか。 ○市長(前田終止君)  答弁の中でも申し上げましたけれども,新システムがスタートしたことに伴って,認定子ども園を運営している学校法人また移管先の選考対象については,今後の検討ということで御理解いただきたいと存じます。 ○3番(阿多己清君)  今後検討。あと2年しかないわけです。今年度を入れてです。そういう機会を少しでも与えていただけるように,早々の検討をよろしくお願いいたしまして,この民営化については終わりたいと思います。次に,児童クラブの状況なんですけれども,児童クラブの利用者数というのは,先ほど報告があったとおりなんですが,四,五年前と比べてという数字はお持ちですか。鹿児島市も500人近い子供たちが増えている状況にありますけれども,本市も増加の傾向なのか教えてください。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  児童クラブの児童数の推移でございますけれども,平成23年の時点では31の児童クラブがございまして1,030人。それから平成24年では991人と若干減っておりますけれども,平成25年におきましては1,121人と。それから平成26年におきましては1,200人を超えてきておりまして,現在1,300人というような状態でございます。 ○3番(阿多己清君)  ちょっと休憩をしてもらっていいですか。拡声が聞きづらくて。 ○議長(池田 守君)  しばらく休憩します。             [休 憩  午後 2時26分]             ―――――――――――――――             [再 開  午後 2時30分] ○議長(池田 守君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○3番(阿多己清君)  大変失礼いたしました。先日実施を致しました議員と語ろかい溝辺会場のことなんですけれども,陵南児童クラブの関係者がおられました。今年度50人断ったという話を頂いたんですけれども,新たなクラブを開設したいが,行政のそういう取組が進まないというお話もちょっとあったわけなんですけれども,現在,施設整備等が必要だろうと思われている地区,学校区ですかね。そこらの状況が分かったら教えてください。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  児童クラブの必要な校区につきましては,児童数の推移等を見定めながら判断しているところでございますが,平成28年度の児童数で前年度より増えている,その前から増えてる校区につきましては国分小校区,天降川小校区,それから今議員おっしゃいました陵南小校区,この校区の児童数が増えており施設整備が必要というふうに考えております。
    ○3番(阿多己清君)  必要なところへのそういう支援というのは,よろしくお願いをしたいと思っています。働くお母さん方の支援,更には放課後の子供の安全を確保する意味では,この児童クラブというのはすごく果たす役割は大きいと思っております。財源,予算等の兼ね合いもありますけれども,可能な限り環境整備に努力をしてほしいと思います。また新しい施設を造るとなると,大きな予算が伴うわけであります。学校の空き教室を利用することも,当然一考をすべき部分だと思っているところです。昨年度,総務文教常任委員会で行政視察を致しました名古屋市のトワイライトスクール事業, 262もの小学校施設で実施されておりました。市長部局が積極的に関与して教育委員会との連携で,多額の経費も掛かっておりましたけれども,見事な子育て支援を作り上げておりました。名古屋市は20年もの歴史があるようでありまして,そっくりまねはできないと思いますけれども,少しでもこの霧島市に取り入れられればなと思ったところです。現在,青葉小学校区に住んでいるんですけれども,以前800人を超えた子供たちがいた時代もありますけれども,現在は420人くらいで半減をしております。かなりの余裕教室があると思っているんですけれども,できる部分から取組を期待をしたいと思っております。ここらの放課後教室等については,後に同僚議員の前島議員も質問通告にあるようですので,ここらは前島議員に譲りたいと思っています。ぜひとも教育委員会サイドも積極的に関与していただいて,まずは一つでもいいと思っています。できる部分からの取組をよろしくお願いいたしまして,この放課後児童クラブについては終わりたいと思います。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  阿多議員からの御質問の中で,陵南児童クラブのほうが,大分お断りになったというような話でございます。この陵南児童クラブにつきましては,私どもも昨年から増設に向けまして検討を重ねておりまして,平成28年度の当初予算に既に予算は計上済みでございまして,この4月に国・県のほうの補助も決定が致しまして,既に工事に今年度着工できるような運びになっているところでございますので,御案内させていただきます。 ○3番(阿多己清君)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。それでは市道の部分に入りたいと思います。地区のまちづくり計画には掲載されているのか,そのような要望は今までなかったのか,この路線について把握されていればお示しください。 ○土木課長(猿渡千弘君)  姫城地区から提出されております地域まちづくり実施計画におきましては,舗装補修や安全施設などの部分的な要望はありましたけれども,全体的な拡幅要望についてはございませんでした。 ○3番(阿多己清君)  タブレットに写真を何枚か紹介をしております。御覧いただければと思います。1番,2番については慶祥園入口から岩戸方面を見たときの状況です。少し緩やかな下りになっております。夜ともなると,やや直進なんですけれども,かなりのスピードを上げて真ん中辺りの集落を駆け抜けるという話も聞きました。3番です。3番はもりの治療院さんの前付近なんですけれども,今1台車が見えます。あそこはカーブになっているんです。まっすぐ走ってきてあのカーブがすごく気になっております。4番は逆から見たところの状況です。勝手に4番は集落内の魔のカーブと名付けました。両サイドに電柱があったり標識があったりカーブミラーがあったりするものですから,スピードを緩めない車は大回りをして,とても心配な部分があります。先ほど2番の画面で中学生が歩いていたと思うんですけれども,ここは通学路になっておりますので,とてもここは心配をしているカーブであります。あと5番,6番とあるんですけれども,これ集落内のややまっすぐした道路で向こうの奥のほうが岩戸温泉のニュータウンの入口になります。そして6番が岩戸温泉前のほうから姫城方向を見たときの写真です。用水路があります。この6枚は主に岩戸方面の写真なんですけれども,反対側になる姫城のほうの集落内の道路はカーブがふんだんにありまして,山手のほうに造成があるんですけども,ところどころにうねりのあるような路面になってとても走りづらい。先ほど答弁の中で,スピードを出せないというような回答がありましたけれども,姫城はさすがにスピードは出せないだろうなと思う部分なんですけれども,こっちの路線はある程度スピードを出せるという状況であります。このようにカーブが多かったり,一部の狭隘な部分が多い道路となっている状況です。計画では新設市道,仮称であるんですけれども清水~重久線の計画があるようです。この計画がある中で岩戸~新町線の拡張整備というのは,かなり難しい部分があるとは思います。先ほども予定がないという回答もあったわけですけれども,しかしこの新設計画をされている清水~重久線という路線は川があります。橋梁もかなりの数を想定をしないといけない道路になるわけなんですけれども,そうなると多額の経費も掛かりますし,しかも詳細なルートがまだ決定をされておりません。そういうことなどから事業着手というのは,5年ではきかない。10年先,場合によっては15年先という私は見込みをしているんですけれども,ここらの計画と言いましょうか,そういうのは建設部長の思いはどうですか。 ○建設部長(川東千尋君)  現在,向花五差路から奈良田団地の前を通りまして,日豊本線を跨いで北へ向かって行きますと,ちょうど三差路で取り付いております。これが向花~清水線ですけれど,それから更に北のほうへ重久方面へ県道2号線都城隼人線を目指して計画しておりますのが,今,議員御指摘の仮称でございますが清水~重久線という道路になります。この道路につきましては,今おっしゃいましたように全体計画,予備設計として二,三のルート案は今持っているところでございますが,実施の案としては,まだ決定は致しておりません。いずれの案も橋梁等が必要となって結構な費用を要しましたり,年数も掛かろうかと思っております。したがいまして,現在マスタープランにはこのルートを始め,幾つかの幹線道路,市内を縦横断する幾つかの幹線ルートも構想としては持っているわけですが,現在のところ,まだ着手の予定年というのは未定でございます。 ○3番(阿多己清君)  5年どころではきかないのかなという思いを確信をしたところです。こういう中で,その計画が進まないことには,今姫城の辺りの住民の方々は,ずっと不安を持って生活をされていくわけです。できる部分があるのかもしれませんけれども,大幅的な改修というのは,私も難しいだろうという思いを持っています。だから住民の方々の要望,そういう声を十分聞いていただいて,できる部分は拡張とか離合帯とかいろいろあるわけでしょうけれども,そこらの部分改修もできないのでしょうか。そこらの考えを聞かせてください。 ○建設部長(川東千尋君)  先ほどの仮称清水~重久線の着工年度は未定ではございますが,先ほど答弁いたしましたように,現道の岩戸~新町線の線形あるいは人家の密集状況などを見ますと,やはり全体的な拡幅整備は,御答弁申し上げたように難しいのかなというふうには考えております。しかしながら,安全な通行の確保というのは,周辺住民の皆様にとっては,生活の上からも非常に重要なものであるというふうに考えておりますので,また地域の方々の声を聞きながら,そしてまた可能であれば先ほど少し警察からの回答案の紹介もありましたが,一部その区間の部分的な改修といったものなども可能であれば,そういった改修それから交通安全施設などによる安全性の確保,こういったものを含めて,総体的な形での安全性の確保というものを考えてまいりたいというふうに思っております。 ○3番(阿多己清君)  二つ目の部分に入りたいと思いますが,速度規制が駄目だというような回答も頂いたわけなんですけれども,早々には厳しいなという思いを持ちました。住民の方々の不安解消を少しでも取り除く対策は何か。先ほど答弁の中にも,減速とか標識物という話もありましたけれども,取り除く対策は何か考えられないのか。これは建設部になるんですか。安心安全課になるんですか。ちょっと所管が分からないんですけれども。 ○安心安全課長(有満孝二君)  安心安全課の管轄の部分で申しますと,注意看板等がございます。そのようなスピードを出すような部分につきましては,「スピード落せ」とかというような標示を掲示することもできますので,そのような部分も考慮していきたいと考えております。 ○3番(阿多己清君)  ちょっと段差があったり,先ほどの写真のところはかなりスピードを出すところだそうです。そういう標識を含めて,注意喚起の看板なり何か対策ができればと思っているところです。小学校,中学校の通学路にもなっておりますし,危険だと私は思っているところです。先ほどの魔のカーブ,あの辺りもすごく心配なところなんですけれども,ぜひとも地域の声を十分聞いていただいて,地域の声を大事にしていただいて,利用の度合いそして効果等を総合的に判断していただいて,市のほうでも,こういう道路の整備というのは進めていただきたいと思います。全体を通して市長何かございますか。 ○市長(前田終止君)  市道岩戸~新町線の路線について関連しての新たな構想,新道計画などでございましたけれども,私もあの地域をしょっちゅういろいろな形で道路を利用させてもらっておりますが,当地域には病院もあり,あるいは老健施設もあり,温泉もあり,かつては健康医学社もあり,そして多くの方々が何よりも肩を寄せ合って暮らしておられるようなイメージであり,人口増地域のエリアでもあります。一方,霧島神宮,山のほうに行くにも便利。そして空港のほうに行くにも便利。まちへ出て来るにも便利というような生活居住地域でもあると。ただ,いかんせん道路がどこに行っても狭い狭隘なカーブも多いと。昔ながらの道を隅々まで舗装して使っているというような状況にございます。一つ感じますのは,蓋掛け事業。これをあの用水路にずっと計画的に予算を確保しながら,順次に道路の拡幅と。そして馬の背中みたいに上のほうの居住される道路を結んであるところは,道路が持ち上がっていますよね。そういうものを上手に設計を一部改善しながらやっていけば,結構用水路沿いの道路の部分については,かなりの距離がありますから,時間と金を掛ければ,立ち退きをお願いしてという抜本改良にはなかなか至らないと。しかし,蓋掛け事業なんかはですね,現実的な将来対策として,素人ながらできるのではないかなと。部長どうですか。その辺をしっかり勉強してもらいたいなと。具体的に,それはできる話として見えてくるような気が致します。それで中長期的には,今,議員仰せの向こう5年先か6年,それ以上かもしれないという確信を持ったと言われる,今においては現実的なルートに乗せ切れていけないもどかしさのあるルートですが,これは中長期的にはやらないといけないですよ。そうしなければこの平野部の奥まったエリアに対するまちづくりの発展,また渋滞の慢性的解消,それができないと,私にはそういうふうに見えております。課題,問題だらけで難しい点だらけですが,困難を超えられるように,将来に向かって頑張ってまいりましょう。 ○3番(阿多己清君)  ありがとうございます。このような道路は市内には数多いと思うんです。ただ言ったもん勝ちでは駄目だと私は思っています。地域の声も大事にして,費用対効果とかそういうものもあるんでしょうけれども,しっかりとそこらは吟味をしていただいて,優先順位の中で進めていただければと思います。いろいろと質問を申し上げましたが,以上で私の質問を終わりたいと思います。 ○危機管理監(德田 純君)  先ほど3問目の市道岩戸~新町線の整備計画等の2点目の最初の答弁の中で,平成27年度まちづくり計画書に基づく要望書を出した時期を平成26年度末と申し上げましたが,平成26年末の誤りでございます。平成26年の12月でございました。平成26年末の誤りでございました。訂正しておわびを申し上げます。 ○議長(池田 守君)  以上で,阿多己清議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩いたします。             [休 憩  午後 2時49分]             ―――――――――――――――             [再 開  午後 3時10分] ○議長(池田 守君)  休憩前に引き続き会議を開きます。小野生活環境部長より発言の申し出がありましたので,発言許可します。 ○生活環境部長(小野博生君)  議長より発言の許可が出ましたので,発言させていただきます。午前中,池田綱雄議員の一般廃棄物処分場についての1点目で一般廃棄物安定型最終処分場の面積のところで,横川地区の城山地区の面積を900㎡と申し上げましたが,4,000㎡に訂正をお願いします。併せまして,合計面積が7万1,914㎡を7万5,014㎡に訂正をお願いいたします。申し訳ございませんでした。 ○議長(池田 守君)  一般質問を続けます。次に,21番,下深迫孝二議員から3件通告がされております。したがって,発言を許可します。 ○21番(下深迫孝二君)  ただ今,議長の許可を頂きましたので,先に通告致しました3点について質問いたします。その前に4月14日に熊本で発生いたしました震度7の地震により犠牲となられました皆様の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに被災をされた皆様に心からお見舞いを申し上げます。いまだ,行方不明のまま発見されていない学生さんもおられると聞いておりますが1日でも早く発見されることを心から望んでおります。また1日でも早く復興することを願ってやみません。さて,災害はいつやってくるか分からないわけでございまして阪神淡路大震災や東日本大震災,そして熊本地震と大きな地震が発生しています。想定外では人命を守ることはできません。本市においても最大限の努力をし,災害に強いまちづくりに取り組んでいただきますよう強く要望いたします。それでは質問に入ります。まず第1点目に水害対策についてであります。昨今の豪雨は局地的に豪雨となる傾向があり,正にゲリラ豪雨でございます。平成5年に発生した長雨や大雨による大災害は大変なものでございました。国道を寸断し川は氾濫,山が崩れ民家を呑み込み,数多くの尊い命が犠牲となりました。あれから23年になろうとしています。本市も合併して10年が経過し,下場と呼ばれる国分・隼人地区においては人口も増加し,3種農地と呼ばれる地域においては住宅の建設や駐車場などが多く進み,降った雨は一瞬にして河川に流れ込んでいきます。国分の38年前にできた排水路は見ている間にオーバーフローして浸水してしまいます。そこでお伺いします。一つ,下場地区において排水が悪く浸水する場所は何箇所あるかお伺いします。二つ,合併後10年間に行った排水対策は何箇所か伺います。三つ,国分中央から名波にかけて,この10年間で宅地や駐車場に変更された面積はどのくらいあるかお伺います。場所については旭通りより上流部分と名波団地周辺と御理解下さい。四つ,今後の排水対策はどのように考えているかお伺いします。次に自治公民館及び自治会について質問いたします。合併後の10年を振り返ってみますと周辺部と呼ばれる中山間地域においては若者たちが便利のよい下場地区に集中し,結果中山間地域は高齢者の多い地域となって,その高齢者の方たちも減っておりまして,今では人口が減り続けています。そこで質問いたします。一つ,50世帯以下の自治公民館は幾つあるかお伺いいたします。二つ,10世帯以下の自治会は幾つあるかお伺いいたします。三つ,今後,小規模自治公民館や自治会の合併をどのように考えているかお伺いいたします。四つ,今後,小規模自治公民館や自治会への支援策はどのように考えているかお伺いいたします。最後に関平鉱泉販売所について伺います。6月5日関平鉱泉販売所の建物・設備完成に伴い,通水式を行うので出席して欲しいとの案内を頂きました。昨年の建設に当たりましては所属が産業建設委員会でございましたのでありがたく出席いたしました。工場は鉄筋コンクリート2階建てで建築面積1,400㎡,延べ床面積2,210㎡,総工費12億9,180万円と財源は2005年の市町村合併から純利益を積み立てた基金を充てたと南日本新聞の取材にも答えておられます。また,今までの設備は設置して40年経過しており老朽化が進んでいたので,これで安心安全な水を届けることができるとも話されております。そこで同施設に関して質問いたします。一つ,今後,指定管理をしていくか,第3者に運営を委ねる考えはないかお伺いいたします。二つ,現在,市の職員数全体の人数は何人か伺います。以上壇上からの質問を終わりますが,答弁によりまして,質問席からの再質問をお願いいたします。 ○市長(前田終止君)  下深迫議員から3問につきましての御質問でございました。3問目につきましては私のほうから,そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。3問目の関平鉱泉販売所についての1点目と2点目について,お答えいたします。関平鉱泉所は,全国でも大変珍しい自治体経営によるミネラルウォーター製造工場であります。「関平鉱泉水」は西暦1832年に源泉が発見され,現在まで,「せっびあ」の愛称で200年近く飲み継がれております。昭和51年には,現在の形態で販売を開始し,40年に渡り,地域の皆様を始め県内外の愛飲者に「関平鉱泉水」を提供してまいりました。このような歴史を踏まえ,霧島山系の天の恵みである「関平鉱泉水」を製造販売することに市長として大きな責任を感じるとともに,多くの方々に愛飲されていることを誇らしく思っております。関平鉱泉所は,合併当時,施設の更新予定であったため,これまで売上の利益を計画的に積み立ててまいりましたが,今般,この基金を活用し,4年の歳月を掛け,最新鋭の製造機器を導入した新工場が本稼動いたしました。新工場の稼動により,最先端の技術を用いたペットボトル充填機や入出荷用のロボットによる製造が開始され,安全性の向上に加え,製造ラインの効率化が図られ,更に安心安全な「関平鉱泉水」を提供できることとなりました。今後,効果的なPRによる販売促進を通じて収入の確保と歳出の抑制を図ってまいりますが,経営については,どのような形態が望ましいか,最適な経営形態について,引き続き庁内で調査,研究してまいりたいと考えております。なお,職員数につきましては,温泉施設を含め,市の正規職員3人,嘱託職員24人でございます。 ○建設部長(川東千尋君)  1問目の水害対策についての1点目にお答えします。5月10日の降雨は,国分・隼人の下場地区において,未明から降り始め,午後3時から6時までの3時間で約60㎜の雨量が記録されたところですが,国分地区の市街地及びその周辺で9か所,隼人町見次で2か所の浸水箇所を確認しております。次に,2点目にお答えします。合併後の10年間に行った排水対策につきましては,緊急性のある箇所の浸水軽減策として,国分府中地区など4か所で排水路の新設や拡幅を行い,国分中央のコアよか広場など2か所に雨水を一時貯留し,排水の量を調整する雨水貯留施設を設置いたしました。次に,3点目にお答えします。国分中央から国分名波町にかけて,この10年間に宅地,駐車場に変更された面積につきましては,1,000㎡以上の開発申請を確認したところ,申請件数が24件,面積にしますと4万4,632㎡でございました。次に,4点目にお答えします。今後の排水対策につきまして,本年度は国分地区の市街地や国分名波町周辺の幹線排水路の改修を行う予定としており,計画的に整備を行ってまいります。また,緊急的な対策としまして,排水路に堆積した土砂の除去や,土地改良区などの関係機関と連携しながら,用水路や排水路の管理を徹底してまいりたいと考えております。 ○企画部長(塩川 剛君)  2問目の自治公民館及び自治会について,一括してお答えいたします。本市には,5月1日現在,89の地区自治公民館と856の自治会がございます。そのうち,50世帯以下の地区自治公民館は1地区で,10世帯以下の自治会は73地区となっているところでございます。地区自治公民館・自治会は,地域づくりを行う上で重要なパートナーであると認識いたしておりますが,主に中山間地域では,人口の減少,高齢化等により,コミュニティ機能が低下し,地域住民,自らがその地域の課題に対しての自立的な解決や地域としての価値を発見・創造する「地域力」の低下も見られることから,その維持・活性化を講じることが喫緊の課題であると受け止めております。一方,霧島市自治公民館連絡協議会においても,コミュニティ機能の維持を課題として挙げられ,事業計画における努力目標に「自治会」の再編についての検討を掲げられているところでございます。地区自治公民館・自治会の再編につきましては,地域の自主性・主体性を尊重し,その選択は,最終的には住民の皆様の判断に委ねるべきものと認識いたしておりますので,霧島市自治公民館連絡協議会での議論を深めていただくとともに,併せて,小規模自治会への支援策等についても,その意向を踏まえながら,本市としての支援・協力について検討してまいりたいと存じます。 ○21番(下深迫孝二君)  ただいまいろいろとお答えを頂きましたので,少し再質問をさせていただきます。先ほどの答弁の中で,先般,午後3時から6時までの3時間で60㎜という雨が降ったわけですけれども,この程度の雨で浸水をするというのは,いかがなものなのかなというふうに私は思っております。昭和53年ですか。この川筋直しをされたのが。そこに私も当時こちらにいなかったものですから,今朝来るときに車を止めて記念碑のところを見てきました。いつこの川筋直しをされたのかなということで見てきたら,昭和53年というふうに書いてございました。そして昭和53年からこっち。[「53年に石碑を建てたということです」という声あり]川筋直しをされたのは,その前かもしれません。私,当時こちらにおりませんでしたので,記念碑があそこに建っていましたので,昭和53年かなと思って,今申し上げたんですが。我々がこっちにいる頃は,まだまだ狭い水路でございましたので,その後にされたことは間違いないというふうに思ったんですけれども,市長,62㎜の雨が降って浸水するということは,これはあってはならないことだと思うんです。ですから,まず庁舎の辺からずっと上を見てみますと,昔はかなり田んぼが多くて,この庁舎の周りも全部田んぼだったわけです。そして水がめ役も十分果たしていたわけですよ。田んぼに水がたまって,それから流れていってすれば,自然とそんなに浸水もしないでよかったわけですけれども,合併して10年になるわけです。それがいまだにこういうところは続いている。そして,その中で住宅建設だけはどんどん進んで行きます。水がめ役を果たしていた田んぼはどんどん消えていってきているわけです。ですから,これは市民の安心安全ということを考えたときに,早くもう1本水路を通すとかしていかないと,50㎜,60㎜の雨ではこれからすまないと思うんです。ゲリラ豪雨と言われて。ですから,そこを市長,安心安全とおっしゃっているわけだから,言ったからすぐ来年からできるというものでもありません。当然,国の補助事業を引っぱってこないといけない。あるいは計画的にやっていかなきゃいけないというのもあるでしょうけれども,川筋が一つ,市民会館の前も通っています。こういうものをもう1本くらい計画的に通すというまちづくりの中で計画はされていますか。 ○市長(前田終止君)  川筋直しに伴う平野部における一番中心部の低い土地に,結果としてなっているエリアが,五,六十㎜の雨でも浸水結果をもたらしているけれども,どうにかしないといけないのではないかという御指摘とお伺いしたわけでございますが,正に,議員がおっしゃるとおりでございまして,私も深く心を痛めているとことでございます。しからば,このままじゃいけないと。どうにかしないといけないと。そして,おっしゃるとおり,まちづくりそしてマンションや中心部人口が増加する傾向にあります。そして,かつてはそういうおっしゃるような水がめの砂防のダムみたいな効果のあったエリアも,ほとんど無くなって,まちのど真ん中形成が様々な形で水が増水せざるを得ないような条件になっているということでございます。強くこの件についても認識を致しておりまして,両副市長に特に技術担当の中村副市長にどうにかしてくれと。あなたも相当な経験を持っているわけだし,そこに実際,副市長も住んでいますから。ですから,その辺を踏まえて具体対策を打ち出せということで,指示をさせてもらっています。それでこの後の追加する答弁につきましては,副市長のほうに答弁させます。 ○副市長(中村 孝君)  浸水対策ということでございますが,国分の市街地周辺,これまで水田であったところであって,議員がお話されるように遊水池としての機能があったんですが,宅地化が進んできたり,近年時間当たりの雨の降り方が大きくなってきていると。こういうこともございまして,更に市街地を用水路が通っているということもございまして,多くの水がうまく排水されないと。こういうこともございます。そして抜本的な形では,やはり大きな整備をしなければいけない。これについては上流側でポンプで排水して下流に来る水を防ぐというようなことで計画も進めております。さらに,将来的には非常に大きな費用が掛かると思いますけれども,排水路の水戸川の下流においてもポンプ施設が必要ではないかと考えております。これらについては非常に大きな費用も掛かりますことから,計画的に進めていく予定でおります。また先日の5月の雨でもかなり浸水いたしておりますので,緊急対策として必要な箇所,これについては先ほど答弁もありましたように,市内で市街地の周辺あるいは名波地区の周辺の幹線水路の整備を行っていくと。これによって浸水を完全に排除できるとは思っておりませんが,少なくとも今よりもかなり軽減されるというようなことで,できるところから進めていきたいというふうに考えております。 ○21番(下深迫孝二君)  前向きにやっていくということでございますので,市長,瀬戸物と瀬戸物がぶつかれば,ひびが入るそうですから,その間にポールを1個くらい挟んだくらいの感じで質問もさせていただきますので,そのような回答も一つしていただければ,大変ありがたいというふうに思っております。今回も名波と国分地区の市街地のほうで少し考えているということは,生協病院のどこかあそこの暗渠を広げたいということは,川東建設部長のほうからも少し説明は受けましたけれども,やはりこういうのは早くやらないと,姉妹都市である海津市さん。0m地帯ですよ。去年も行政視察にも行きました。田んぼが畑として使えるとおっしゃるんです。それぐらい水はけがいいように整備をされています。私どものここ辺りは0m地帯よりも高いわけですので,ぜひ早い対応をしていただきたい。そしてまた申し上げるならば,この中央の辺の人たち,一番高い固定資産税も払っていただいているんだと思いますよ。これは一番周辺部であるわけですので,そういう人たちが一番固定資産税を取られながら,水につかったりそういう被害を受けられるということは,これは忍びないことなんです。私も建設部のほうにも行きまして,市民会館のすぐ横のところも一部ちょっと低いところにお店屋さんがあって,川の水が逆流してくるということなんです。ですから,そういうところはきちっと対応してくださいということをお願いしましたら,今回デビューしていただきました仮屋園課長が,早々に動いていただいて対応をしたと。今日が初めての本会議場でのデビューですので,きちっと化粧をして出て着なさいよということも,さっき冗談も申し上げたんですけれども,本当に市民が困っていることは助けてやらないといけない。しかも市が管理をする川が逆流してくるということなどは,当然あってはならないというふうに思っております。難しいことを言えばきりがないわけですけれど,私,今日の最後のバッターですので,余り難しくは言わずに済ませたいというふうに思います。市長もこの後,災害現場にも行かれないといけないということですので,気を遣いながら質問もさせていただいております。そして,このほかに地域的に何箇所とおっしゃいましたか。9か所ということをおっしゃったんですが,この9か所というのは場所は大体どこら辺になりますか。 ○土木課長(猿渡千弘君)  浸水箇所につきましては,まず山形屋周辺のところでございます。それから県道日当山敷根線のちょっと南側になるんですが,正福寺がございますけれども,それからちょっと南側のほうが,少し浸水しております。国分高校の北側の道路がございますけれども,そこの部分の道路が少し冠水しております。それからジェルスイミングから南側のほうに用水路が通っておりますけれども,その用水路沿いで一部浸水をしております。それから名波のほうで,京セラの北側のほうが浸水を起こしております。大体そういった箇所で浸水しているようです。 ○21番(下深迫孝二君)  今,何箇所かいろいろと場所も述べていただきました。今,私の事務所を出しているところが名波のほうですけれども,水路の幅は2mくらいあります。そしてその中に80㎝くらいの低い水路が。昔のままの用水路なんです。改良されるためには,お金も工事費だけで済むんですよ。土地を買い上げなければならない必要もない状況でございます。城山公園のあの辺もどんどん駐車場になったりしまして,水は上に行ってくれと言っても行きませんよね。黙ってても下のほうに,断っても断っても下のほうに流れてくるわけです。あげくの果ては,水路から上に噴き上げて出てくるような状況ですので,こういうところもお金は本当に掛かるということは分かりますけれども,市長,住宅を造っていただけば固定資産税が入ってくる。いろいろな面で市にも税金が入ってきているんです。その人たちの分は。その人たちのところから,降った雨が下流でいたずらをしているとすれば,早目に改善をしていただきたいなというふうに思いますので,今日,これだけ申し上げましたので,前向きに検討すると。副市長の追加でおっしゃいましたので信じて期待をして,この問題はここで終わりまして,次に移ります。自治会とか自治公民館ですね。今,数を言っていただきました。89の地区自治公民館と856の自治会があるということでございました。そして50世帯以下の自治公民館は1地区だと。この1地区は塚脇地区だろうかなというふうに思ったんでしたけれども,どうですか間違いないですか。 ○共生協働推進課長(西敬一朗君)  この1地区は国分の本戸地区自治公民館になります。 ○21番(下深迫孝二君)  本戸地区だそうです。地元の塚脇かなというふうにちょっと思ったんですけれども,それ以上を超えているということで理解を致しました。先般,窓口に行きまして西課長のほうにも少し話をしましたけれども,今,ボランティア作業とか草払い作業等をすると,共生協働のほうから1万5,000円の補助金を受けられるんだそうです。申請をすれば。私もよく存じ上げていなくて。今まで申請もさせていただいたことはありませんでした。自治公民館の会に行っていますと,さーっとあの厚い本を何ページにこういうことが書いてありますということで,紹介はしていただいたんですけれども,上の空で聞いていたものですから,そういう制度があることを全く知らずに,私どもの上之段地区で7自治会があるんですが,申請しているのは1か所だけでした。ちょっと申請書を書いて出しさえして,領収書を後で出せば1万5,000円頂けるんだそうです。だから,もう少し広報を親切にやりなさいということを言ったんですが,年金生活で自治会費を払っている皆さんにとっては,1万5,000円あれば大きな役に立つんです。市の道路の草を払うのに,自分たちで出したお金で混合油を買って,草払い機の刃を買って,額に汗して作業をしているわけですよ。決して個人の土地ではないんです。ですから,こういうものはあるのであれば,もう少し分かりやすいように自治会長さんのところには,きちっと広報をしてくださいよということをお願いしました。ですから,ここであえて言う必要もないんですが,記録としてきちっと残しておかないと,それでもされていなかったということになればいけませんので,あえて広報ももう少しきちっとしていただいて,高齢者の多い地域がほとんどなわけですから。そして1年間の役を終えたときは,「何もなくてよかった」と「これで自治会長を交代できた」というところがほとんどです。上場のほうは,市の職員を退職をされる人もいない。自衛隊の定年者もいない。教員の定年者もいないというようなことで,本当に皆さん御苦労しながら自治会の運営をされておりますので,ぜひ,企画部長,あなたのほうから,今私が申し上げたことに対して御意見があればお聞かせを頂きたい。 ○企画部長(塩川 剛君)  各自治公民館に対します助成制度,様々あるわけですが,毎年,新年度が始まりましたらそれぞれの地域に出向きまして,関係部長等が揃いまして,地域で説明会を行っているところでございます。その中でも,こういった自治館長,自治会長会の説明資料というのをお持ちいたしまして,説明は致しております。主に使われますのが,地域振興補助金と言われる公民館などの補修のそういうハードに対する補助。それから霧島市地区活性化事業補助金。これもいわゆるソフトに適用する事業でございまして,例えばスポーツ大会とかウォーキング大会,運動会,敬老会など,そういうものをされる場合については,そういったような補助金を使ってくださいということでピアールも致しているところでございます。説明については,そういったような場面を使って説明しておりますけれども,今後もそういう館長さん方がお揃いになるような場面においても,またこういったようなPRのほうにも力を入れていきたいというふうに考えております。あと公民館に対する助成だけではなくて,河川アダプト制度とか市道のそういうアダプト制度もございますので,一定規模以上の面積等の草払いなどをした場合についても,そういった補助金をお出しする制度も別途ございますので,ぜひそちらのほうも御活用いただければというふうに思います。なお,先ほど下深迫議員が1万5,000円というふうに申されましたけれども,事業費等によって幅がありますので,それの事業費によって額が変わってくるという仕組みにはなっておりますので,そこの部分は御理解いただきたいと思います。 ○共生協働推進課長(西敬一朗君)  ただいま部長が答弁申し上げましたが,若干補足を説明させていただきます。毎年,この時期から8月にかけまして,次年度の各地区自治公民館,自治会の事業の要望の提出をお願いいたしております。その要望につきましては,各館長さん,自治会長さんにそれぞれ要望書提出についてのお願い文書と要望調査票。それと館長会,自治会長会でお配りしている事業の一覧表を簡素化したものも一緒にお送りしているのですが,お尋ねの活性化事業につきましては,五つの種類,地区の伝統行事の継承事業,地区住民の健康増進のための事業,高齢者・障害者支援のための事業,環境美化のための事業,その他地区の活性化につながる事業ということで,枠を五つ設けて資料は入れているんですが,こちらのほうが,館長会,会長会の資料のように活動例までは入れておりませんでしたので,今回からお尋ねの環境美化であれば,集会施設周辺の清掃とか集落内道路の清掃といったような例も入れて,お送りしたいと思っております。 ○21番(下深迫孝二君)  説明はしているということで,今お話があっわけですけれども,説明をしていらっしゃるんですよ。決して説明を私はしていないということは言っていないわけです。ただ,それを本当に理解をされているかということなんです。役所の職員の皆さんだったら,一通りパッと読めば分かりますよ。自治会長さんたちが理解を本当にされていますかということです。されているような広報をされていますかということを,配付をしたり説明はしているんですよということなので,私は恐らく理解をされてないと。ですから,その例えば1万5,000円であっても,年金生活者の人たちにとっては,そういう集落にとっては大事なお金なんですけれども,そこはどう思われますか。 ○企画部長(塩川 剛君)  周知にも努めているということでもありますけれども,ただ今,課長のほうで答弁申し上げましたのは,その周知に合わせて,更に工夫を加えていくという意味の答弁でございますので,皆様方に御理解いただけるような,そういう説明に今後も更に努めていきたいというふうに考えております。 ○21番(下深迫孝二君)  ぜひ,そうしてください。本当にこの中山間地域の自治会長さんというのは,高齢の人たちが輪番制で,なり手がないからということでされている地域がほとんどでございます。ぜひ,そういうことも要望しておきます。私の場合は,時間はまだ十分ありますので,少し,仮屋園課長,今日は久々のデビューですので,あなたのほうにもお聴きをします。自治会でこういう草払い等も年寄りの方もされています。市が管理をしている道路の維持管理。あなたが今まではグループ長ということで,大変地域に良くしていただいたという感じを持っておりましたけれども,今回,課長になられました。1段上の目線から見て,市の維持管理というのはよくできているというふうにお感じか,100点満点で大体どのくらいの点数を付けられるか,あなたの目から見た考えでいいんですよ。一つお答えください。 ○建設施設管理課長(仮屋園修君)  非常に難しい御質問であります。私個人の意見ということで申しますならば,先ほど言われましたように,山間部での草払い要望に対して,なかなか回数なり延長が追い付いてはいないかもしれません。また,現在まで山間部で草払いをしていただいた集落の方の高齢化によりますところの草払い等も,できる限りは可能な範囲でやっているところではあります。なかなかパーセントで言えと言われましても,この数字を表すのは難しいとは思います。ただ限られた予算内で地域の要望に応えるために,一生懸命,建設施設管理課の作業班それからシルバー人材センターそれと建設施設管理課の職員一丸となって,維持管理に努めているところであります。 ○21番(下深迫孝二君)  あなたの主観でいいですよということを,僕は言っているわけです。市の道路として,これくらいの管理だったら合格点だよねとか,あるいはいまいちだよねとか。そういう思いがあると思うんですけれど,ちょっとせっかくだから,デビューをされたんだから答えてください。次から,こんな軟らかい質問はしませんよ。今日はあなたはデビューだからこうして軟らかく質問させていただいてます。 ○建設施設管理課長(仮屋園修君)  それでは個人的ということで頂きましたので,私は80点だと思っております。 ○21番(下深迫孝二君)  80点ということでございますので,今日は私もそれに同調をしたいと思います。まだまだ本当に先般も私の軽トラの屋根をたたいていくくらいの木も垂れ下がってきております。何も新しい道路を市長造ってくださいとか,そういうお願いはしません。今ある道路をきちんと草払いを年に2回くらいしていただいて,そして安心して走れるようなふうにしていただきたいなというふうに思っております。川東建設部長,災害が起こるときは,濁り水が出るんだという話を聞きます。そういうときには,そこを避けて通らないとかということをおっしゃると思うんですが,今の道路でそれが可能でしょうか。 ○建設部長(川東千尋君)  よく私どもが今から梅雨を本格的に迎えるわけですけれども,そういうときに注意喚起するのが,山のほうから聞き慣れない音とか水が出ると。そういったときには,気を付けて早目に避難してくださいというのは,よく一般的に言われることであろうかと思います。そのときに避難されていれば,それは一応道路を利用して可能でしょうけれども,やはり脆弱なシラスの台地であれば,まず崩土が起きたら通行が不能になったりということもございますので,早目の避難に心掛けていただくということが大事かなと思いますが,もし崩土が起きた場合は,多量の分については,当然,市が場所を優先的にくまなく回りながら,廃土除去をして回るわけですが,できれば去年,私も議員の地元に行って,何箇所か見て回った中で,できれが少し自助・互助と言いますか,高齢化で非常に大変な実情は分かりますけれど,スコップを持った方が二,三人で,ちょっと加勢していただいて通行だけは空けていただくとかといったようなお手伝いもしていただければ,また早くその連絡を頂いて,こちらも早く対応していれば,道路の通行は今後またより一層可能になろうかなというふうに考えております。 ○21番(下深迫孝二君)  おっしゃることも,ごもっともだと思いますけれども。今言うように,我々の地域では延々と約2㎞ぐらいのところを9世帯ですけれども,出られるのは6世帯です。そういう中で作業もさせていただいております。なぜこういうことを聴いたかと言いますと,自治会,自治公民館に対して市の支援策というのは,どういうものがあるんだということもお尋ねしたかったんです。市長,どうでしょう。1,100人いる職員が1市6町のこの山手のほうに,1年に2回くらいボランティアで草払いを全部やったら,市が払う財源も使わなくて済むんですよ。当然,議会もそうです。皆さんの市民のために働きましょうということを言って,市の職員になったり議員になっているわけです。特に議員なんかは選挙の前は市民のために働きますと言ってなっているわけですから。そういうことも1年に2回くらいはあっていいんじゃないですか。そうすれば,中山間地域と下場の差も本当に無くなっていくのではないかということも私は考えておりますので,庁議の席ででも,こういうこともほかの地域がやっていないようなことも検討されることも大事だろうというふうに思います。ぜひ御検討ください。これは回答は要りません。次に入ります。関平鉱泉販売所の件です。約12億円,13億円ですか。掛けて今回きれいな関平鉱泉販売所が完成いたしました。そのとき,少し私思ったんです。当然これも市長のほうからも答弁がありましたけれども,市の職員じゃないとできないということはないよなと。日本郵便でも,郵政でも,小泉さんが選挙に懸けて公務員がやっていたものを民間に移譲されたわけですよね。ですから,例えば指定管理はできないかといったようなことも,資料を頂いた中で,公有財産というこの中で指定管理はできないのかなということも調べてみました。そしてその中であれば,株式会社にするとかそうして例えば一般の人がそこで働いてもらって仕事をすると。これだけ設備も良くなったわけですから,故障の心配も余りいりません。そして売上げも民間会社にしてしまうと,一生懸命働きますよ。そんな手ぬるい仕事をしていれば,要らないと雇用も外されていくわけですから。ですから,そういうことも考えていただいて,そして売上金を積立てに幾らかしなければいけません。故障もします。部品の交換も必要です。そういう中で,売り上げて利益が出た分は一般会計に入れていくと。そうでないと,市長,ここ10年間,関平鉱泉は霧島のものだよというふうにおっしゃっていましたけれども,市民全体には何の貢献もというと失礼になるかもしれませんが,貢献はされていないんです。お金を生む制度であってもですね。ですから,私が考えるには利益が出るせっかくいい施設があるわけだから,一般会計に入れて何らかの形で足しにしていけばいいのかなということを思ったんですが,これは商工観光部長,何か答えたいなという顔をさていますからどうぞ。 ○商工観光部長(池田洋一君)  関平鉱泉所につきましては,市職員が3人と一般の従業員が24人で行っております。その中で,今,お言葉がございましたように,6月5日に工場が本稼働して最新の機械が入りまして,商用化も進んできております。そういう中で,私ども以前から庁内では協議をしているんですけれども,今の関平鉱泉所の在り方というものが,今でいいのか。それとも先ほど言われたような形で株式会社にするのか。それとも公営企業で行うのか。その辺の協議を今までもやってきていますし,今後もうちょっと詰めてやらなければならないというようなふうに,当然思っておりますので,そこは私ども前向きにその辺は進めていきたいというふうに思っております。 ○21番(下深迫孝二君)  先般,お邪魔しましたときに,取水式のときにですね。武田課長ですか。そのときに職員が3人おりますと。そして,そのほかに嘱託職員24人おります。それは今まで手作業でやっていたときの人数ですよね。今回,全自動ということで見せていただきましたけれども,次から次にくるくる回ってきて,本当に最新の設備だろうというふうに思いました。それだけの職員をそのまま雇用し続けていくのではあれば,恐らく仕事が無くて遊ばなければならない人も相当出てくるのではないかなということを,私,現場を視察させていただいて思ったわけです。前は,手で詰めて作業をしていたという説明でした。そういう中で,この職員をこのまま雇用をし続けられるのかどうかということをお伺いします。 ○関平温泉・関平鉱泉所特任課長(武田繁博君)  今般の新工場の竣工によりまして,製造部門におきましては今までより少ない人数で運用することが可能となっておりますが,今までマンパワーが不足していた部門もございます。それは売上げを伸ばすための営業部門とかそういうところでございます。今後は,そういうところにも新たに職員を配置してまいりたいというふうに考えております。 ○21番(下深迫孝二君)  私,昔1回財宝温泉というところから水を取ったことがあるんです。すぐ電話がきまして,財宝温泉要りませんかという電話だったんです。女性の方ですごく感じのいい声でしたので,あなたに免じて1回だけ取ってあげようというふうに言ったら送ってきました。営業も大事です。今,電話でそういう仕事もどんどんできるんですよ。財宝なんかそれでほとんど営業をしていますよ。女の人が電話をしてきて財宝温泉要りませんかというようなことをされています。そういう営業の在り方もきちっと今後考えていかないと,13億円お金を掛けてそれだけきれいになったわけですから,それなりに売上げていただかないと,これは関平鉱泉だけはいつも別よという考え方では困ると思うんです。これは市民全体のものですよね,市長。ですから売上げを10億円という目標も持っていらっしゃるようですけれども,そこまではなかなか大変だろうというふうに思いますけれども,多く売り上げて,市民全体に貢献できるような施設であってほしいなということを,この間そういうふうに思ったものですから,あえてこういうことも質問させていただきました。どこかで誰かが言って,それを改善していくことも大事ですよね。市長,最後にどうでしょう。今,私が申し上げたことを,どのようにお考えか聞かせてください。 ○市長(前田終止君)  おかげさまで,関平鉱泉の積立基金,日本全体の全ての自治体で水の加工処理工場を造って,自ら生産し販売しているのは,私たちの霧島市のみであるということでございます。40年を超える歴史があるわけです。それで民間よりも早くこのような視点に立ってやってきた歴史があるわけです。それらを自らの基金でどうにか新しい最も最新鋭機を導入ができて,議員がおっしゃるような体制が整ってまいりました。これから先は,係の者も申しておりましたけれども,今までの売上げに対しまして,約3億円前後なんですけれども,これを少しずつ1億円増やし2億円増やし,やがてそのことは4億円,5億円を突破しながら,そして目指せ10億円突破というような時代をつくろうと。今度は関平鉱泉だけの加工水で今までは勝負してきたけれども,大出水の水だとかもちろん市外・県外の水もタンクローリー車で持って来て,契約に基づいてお金を払ってもらえば,特別ボトルをちゃんと帯封を付けて加工できますよと。はい,料金はしかしきちんと頂ますよと。そういう時代にも突入してまいります。そうしますと今までのサービス体制。おっしゃるような努力をして営業面の強化も図りたいというような協議もしております。そして売上増の時代をしっかりつくってまいろうと。できればどの日本中の自治体も備蓄水というものが必要な時代に突入いたしております。私たちは民間事業者ではありませんけれども,地方自治体の強みは信頼感が強いということ。そして全ての市町村に近隣の市町村中心として声を掛けて,願わくば備蓄水は私どものこれを使っていただきたいみたいな努力を,細かくきちんとやっていく時代が見えてくるなというようなことも考えているところでございます。そして様々な記念ボトル。例えばそれが冠婚葬祭,悲喜こもごもいろいろなことがあるわけですけれども,特に喜びのいわば大きな大会だとか結構披露宴だとか,そういうときのそういうものも,営業の仕方によっては十分に可能だと言っておりますので,命をつくっていく源泉の水それで霧島の水のすばらしさそして効能の良さ,そういうものをしっかりやっていきますと,相当売上増になっていくのではないかと。それで将来的な中長期的に議員がおっしゃるような市域全体の市民のための貢献できるような時代をしっかりと目指して,みんなの財産として,貴重な財源として,ほかの自治体にない特徴として努力によって新たな財源確保を自治体自らがやっていくというような全国でも珍しい自治体がやっている水商売ということで,成功への道を努力できたらなと思っているところでございます。 ○21番(下深迫孝二君)  水商売ですので,利益もたくさん出るというふうに思っておりますので,頑張っていただきたい。そしてもう一つお尋ねしておきたいのは,よくあの災害現場のほうに被災地のほうです。関平鉱泉水を市から送っていただいております。これは関平鉱泉からただで頂いて送っているのではないんだと私は思うんですが,一般会計からの支出については原価で払っているのか,それとも幾らか値引きをしていただいているのか,そこら辺はどうなっていますか。 ○関平温泉・関平鉱泉所特任課長(武田繁博君)  災害現場への水の輸送につきましては,総務課のほうから条例に基づいた料金を頂いております。これにつきましては,ペットボトルに関しましては3割引きの値段で料金を頂いております。箱入りの水に関しましては,割引制度はございませんので定価で販売いたしております。 ○21番(下深迫孝二君)
     原価が幾らについているのか,私もよくは存じ上げませんけれども,恐らく6割くらいかそこらの5割,6割利益は出ているのではないのかなというふうに思うんですけれども,元は谷から引き上げてくる水ですので。そうしたときは被災地のほうに送るときには,少し安くしていただいて,原価を切らない程度にしていただいて,そして被災地に送っていただくことは,今の倍になっても私は文句は言いません。やはりお互いに助け合うということは大事ですので,そういうこともぜひ商工観光部長,検討いただきたいなと思うんですが,最後に一言。 ○商工観光部長(池田洋一君)  災害の関係につきましては,今回の熊本地震につきましても,いろんなところの自治体と企業さんにお送りいたしました。今,うちの課長のほうが言ったような形で,そういう割引等に応じて,総務のほうに請求をするというような仕組みになっておりますけれども,それが今回そういう災害時に,もう一回総務のほうと協議しながら,どういう料金体系が一番いいのか,ちょっと協議をさせていただければありがたいというふうに思います。 ○21番(下深迫孝二君)  ありがとうございました。今日は少しクッションを持たせながら発言もさせていただきましたけれども,災害の問題,水害の問題,これは本当に大事なことだと思いますので,計画的に年次的にお金が無いじゃなくて,無い中でも水害対策というのは,やっていかなければいけないんだろうというふうに思いますので,ぜひそこらは強く要望して,私の質問を終らせていただきます。 ○議長(池田 守君)  以上で下深迫孝二議員の一般質問を終わります。これで本日の一般質問を終わります。残りの5名については,明日の本会議で行います。本日はこれで散会します。             「散 会  午後 4時10分」...