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平成24年第2回定例会(第1日目 6月 4日)

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  1. 霧島市議会 2012-06-04
    平成24年第2回定例会(第1日目 6月 4日)


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    平成24年第2回定例会(第1日目 6月 4日)              平成24年第2回霧島市議会定例会会議録   1.議事日程は次のとおりである。                        平成24年6月4日(第1日目)午前10時開議 ┌──┬──┬────────────────────────────┬──────┐ │日程│事件│    件                  名    │ 備  考 │ │番号│番号│                            │      │ ├──┼──┴────────────────────────────┼──────┤ │ 1│                2番  前 島 広 紀 議員 │      │ │  │会議録署名議員の指名について                 │      │ │  │                3番  有 村 隆 志 議員 │      │ ├──┼───────────────────────────────┼──────┤ │ 2│会期の決定について   6月4日~6月29日(26日間)     │      │ ├──┼──┬────────────────────────────┼──────┤ │ 3│陳情│陳情書(「霧島市商工業資金利子補給補助金」の補助率増率│産業教育常任│ │  │ │継続について)                     │委員長報告 │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 4│報告│専決処分した事件の承認について(平成24年度霧島市一般会計│      │ │  │ │補正予算(第1号)の専決処分について)         │      │
    ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 5│議案│霧島市税条例の一部改正について             │      │ │  │36 │                            │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 6│議案│霧島国分児童体育館の設置及び管理に関する条例の一部改正│      │ │  │37 │について                        │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 7│議案│霧島国分ひまわり園の設置及び管理に関する条例の一部改正│      │ │  │38 │について                        │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 8│議案│霧島市民会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について│      │ │  │39 │                            │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 9│議案│出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日│      │ │  │40 │本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を│      │ │  │  │改正する等の法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の│      │ │  │  │制定について                      │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 10│議案│町及び字の区域並びにその名称の変更について(国分府中町)│      │ │  │41 │                            │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 11│議案│町及び字の区域並びにその名称の変更について(国分野口町)│      │ │  │42 │                            │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 12│議案│町及び字の区域並びにその名称の変更について(国分広瀬二丁│      │ │  │43 │目)                          │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 13│議案│町及び字の区域並びにその名称の変更について(国分広瀬四丁│      │ │  │44 │目)                          │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 14│議案│町及び字の区域並びにその名称の変更について(国分福島三丁│      │ │  │45 │目)                          │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 15│議案│町及び字の区域並びにその名称の変更について(国分松木東)│      │ │  │46 │                            │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 16│議案│訴えの提起について                   │      │ │  │47 │                            │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 17│議案│平成23年度姶良・伊佐広域市町村圏協議会の決算の認定につい│      │ │  │48 │て                           │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 18│議案│平成24年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について   │      │ │  │49 │                            │      │ └──┴──┴────────────────────────────┴──────┘ 2.本日の出席議員は次のとおりである。     1番  宮 本 明 彦 君      2番  前 島 広 紀 君     3番  有 村 隆 志 君      4番  志 摩 浩 志 君     5番  中 村 正 人 君      6番  脇 元   敬 君     7番  松 元   深 君      8番  秋 廣 眞 司 君     9番  池 田 綱 雄 君     10番  徳 田 拡 志 君    11番  山 浦 安 生 君     12番  厚 地   覺 君    13番  新 橋   実 君     14番  仮 屋 国 治 君    15番  常 盤 信 一 君     16番  脇 元   操 君    17番  植 山 利 博 君     19番  塩井川 幸 生 君    20番  久 保 史 郎 君     21番  岡 村 一二三 君    23番  池 田   守 君     24番  下深迫 孝 二 君    25番  吉 永 民 治 君     26番  今 吉 歳 晴 君    27番  細山田 為 重 君     28番  蔵 原   勇 君    29番  田 代 昇 子 君     30番  前川原 正 人 君    31番  時 任 英 寛 君     32番  西 村 新一郎 君    33番  宮 内   博 君     34番  徳 田 和 昭 君 3.本日の欠席議員は次のとおりである。    22番  木野田 恵美子 君 4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。  議会事務局長    阿 多 己 清 君   議事調査課長   濱 﨑 正 治 君  議事グループ長   宮 永 幸 一 君   書    記   村 上 陽 子 君  書    記    隈 元 秀 一 君 5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。  市     長   前 田 終 止 君   副  市  長  南 田 吉 文 君  副  市  長   中 村   孝 君   総 務 部 長  山 口   剛 君  企 画 部 長   川 村 直 人 君   生活環境部長   平 野 貴 志 君  生活環境部     西     剛 君   保健福祉部長   宮 本 順 子 君  環境特任部長  農林水産部長    中 村   功 君   商工観光部長   萬 德 茂 樹 君  建 設 部 長   篠 原 明 博 君   工事監査部長   中 村 順 二 君  消 防 局 長   田 中 義 春 君   会計管理部長兼  荒 木   敏 君                        会計課長  水 道 部 長   馬 場 勝 芳 君   総 務 課 長  塩 川   剛 君  財 務 課 長   新 町   貴 君   企画政策課長   山 口 昌 樹 君  教  育  長   髙 田 肥 文 君   教 育 部 長  宗 像 成 昭 君 6.会議のてん末は次のとおりである。               「開 会  午前10時00分」 ○議長(仮屋国治君)  ただいまから平成24年第2回霧島市議会定例会を開会します。直ちに本日の会議を開きます。   △ 諸般の報告 ○議長(仮屋国治君)  議事に入ります前に諸般の報告をします。お手元に「議長等の出席した主な行事について」,「産業教育常任委員会所管事務調査報告書」,「平成23年度霧島市一般会計予算の繰越しに関する報告2件」,「平成23年度霧島市下水道事業特別会計予算の繰越しに関する報告」,「地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した事件の報告3件」,「地球社会建設決議に関する陳情書」,「核廃絶・平和行政に関する要請書」及び「隼人港沖合いの小島の買戻しを求める要望書」を配付しておりますので,お目通し願います。以上で諸般の報告を終わります。それでは,お手元に配付しました議事日程に基づき会議を進めてまいります。これより議事に入ります。   △ 日程第1 会議録署名議員の指名について
    ○議長(仮屋国治君)  日程第1,会議録署名議員の指名をします。2番,前島広紀議員,3番,有村隆志議員,以上2名を指名します。   △ 日程第2 会期の決定について ○議長(仮屋国治君)  次に,日程第2,会期の決定についてを議題とします。お諮りします。今定例会の会期は,本日から平成24年6月29日までの26日間としたいと思いますが,これに御異議ありませんか。                [「異議なし」と言う声あり]  御異議なしと認めます。したがって,会期は本日から平成24年6月29日までの26日間と決定しました。   △ 日程第3 陳情第4号 陳情書(「霧島市商工業資金利子補給補助金」の補助率                増率の継続について) ○議長(仮屋国治君)  次に,日程第3,陳情第4号,陳情書(「霧島市商工業資金利子補給補助金」の補助率増率の継続について)を議題とします。本件については,産業教育常任委員会に付託となっておりましたので,委員長の報告を求めます。 ○産業教育常任委員長(山浦安生君)  去る3月28日の本会議で当委員会に付託になり,閉会中の継続審査となっておりました陳情第4号について審査が終了しましたので,その経過と結果について報告いたします。陳情第4号,陳情書(「霧島市商工業資金利子補給補助金」の補助率増率の継続について),当日の審査は,陳情書の内容で十分であったため,陳情者の説明は求めず,執行部より見解を求めました。執行部の見解説明では,霧島市商工業資金利子補給補助金の増率については,平成20年のリーマン・ショックによる世界的な景気悪化に伴い,本市の中小商工業者にも悪影響を及ぼしたことから,緊急経済対策本部の中で検討し,補助率1%を2%に引き上げた。その後も,平成22年の口蹄疫の発生,平成23年1月には新燃岳の噴火で観光客の激減によりホテル・旅館業を中心に多大な影響を被ったことから,補助率2%を継続してきた経緯がある。現在,新燃岳も小康状態にあり,観光客数も噴火前の状態に回復しつつあることから,平成24年度からは本来の1%で実施していく予定だが,今後の景気の動向や中小企業の状況等を見守りながら,補助率については必要に応じて検討していきたいと考えているとの説明。審査の中で出た質疑,答弁の要旨は,「この制度が昨年12月で終わることについては,商工会議所・商工会とも認識されていたはずである。陳情書を出されたのが3月2日であるが,事前に執行部との協議がなされたのか」との質疑には,「3年間ほど継続してきた。その都度,商工会・商工会議所と協議をすることになっているが,今回の陳情については私どもと直接協議したという経緯はなかった」との答弁。「24年度の当初には2%の予算措置はなされていないが,2%にするとなると市の負担額がどのくらいになるか」との質疑には,「今までの例を見ると,1%の場合で大体3,000万円くらいになっている。2%にすると大体6,000万円くらいになる」との答弁。「国も政策的・投資的な経費の予算が具体的に示されない状況にある中で,経済に対して影響が出てくる可能性もある。そのあたりは柔軟に対応できるような体制をとっていただきたいがどうか」との質疑には,「今後の景気の動向や中小企業,そういったものを見ながら必要に応じて検討していきたい」との答弁。「本市の緊急雇用対策会議は,まだ継続して設置されているのか」との質疑には,「組織そのものは継続しているが,緊急経済対策本部そのものは,今は休止しているというような状況である」との答弁。そのほかにも,質疑,答弁がなされました。自由討議では,まだまだ地方としては景気の回復というのが具体的に目に見えるような状況ではないので,しっかりと支えていくという観点から,補助率2%の継続をするべきであるとの意見がありました。議案処理に入り,討論はなく,採決の結果,陳情第4号は全会一致で採択すべきものと決定しました。以上で陳情第4号についての報告を終わります。 ○議長(仮屋国治君)  ただいま委員長の報告が終わりました。ただいまの委員長報告に対して質疑に入ります。質疑はありませんか。                 [「なし」と言う声あり]  質疑なしと認めます。これより議案処理に入ります。陳情第4号について討論に入ります。討論はありませんか。                 [「なし」と言う声あり]  討論なしと認めます。採決します。委員長報告は,全会一致で採択すべきものと決定したとの報告であります。陳情第4号について,採択することに御異議ありませんか。                [「異議なし」と言う声あり]  御異議なしと認めます。したがって,陳情第4号は採択することに決定しました。   △ 日程第4 報告第4号 専決処分した事件の承認について(平成24年度霧島市一                般会計補正予算(第1号)の専決処分について)から     日程第18 議案第49号 平成24年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について                まで一括上程 ○議長(仮屋国治君)  次に,日程第4,報告第4号,「専決処分した事件の承認について(平成24年度霧島市一般会計補正予算(第1号)の専決処分について)」から日程第18,議案第49号,「平成24年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について」まで,以上15件を一括し,議題とします。提案者の説明を求めます。 ○市長(前田終止君)  はじめに,我が国の社会経済情勢は,世界に類を見ないスピードで進行する少子高齢化とこれに伴う社会保障関係費の増大,欧州の信用不安等,世界経済の不安定要素や円高などを背景とした長期にわたる景気低迷,依然として大きな影響を残している東日本大震災への対応など,先行きが見通せない厳しい状況が続く中,本市横川地区内の誘致企業において,従業員約230人の希望退職を募ることが報道されたところでございますが,本市といたしましては,県や公共職業安定所関係団体と連携し,できる限りの支援を行ってまいりたいと存じます。また,福島第一原子力発電所事故に端を発した原子力発電所の稼動停止により,今年の夏の電力需給につきましては,報道されておりますように極めて厳しい状況になると予想され,九州電力株式会社は,一定規模の大口契約の事業所へ今年の夏の電力需給見通し及び昨年並みの7%の節電や,時間帯によっては10%の節電などの電気使用抑制の協力依頼を行っております。本市といたしましても,一事業所として継続的な節電対策に取り組むとともに,職員に対しても,家庭における節電の協力を要請したところでございます。次に,鹿児島の空の玄関口である鹿児島空港がこの4月1日に開港40周年を迎えましたが,空港所在都市でございます本市といたしましては,当日記念セレモニーやイベントに参画し,ねったぼ・関平鉱泉水のふるまいや霧島茶の100円茶屋出店などにより本市の特産品や観光PR等に努めるとともに,開港40周年を記念し,鹿児島国際空港所在都市として,外国人観光客の皆様を対象としたおもてなし事業でございます「ウェルカム霧島事業」や市民を対象として「パスポート取得促進事業」及び「海外団体旅行促進事業」を実施し,県内の自治体で唯一鹿児島空港所在都市としての空港利用拡大に努めているところでもあり,「パスポート取得促進事業」におきましては,早くも市民の皆様から御好評をいただき,パスポートの申請件数が,対前年比,4月から5月までと比較いたしまして100件を超える増となっているところでございます。次に,平成18年7月に「首都圏霧島ふるさと会」が発足し6周年を迎えますことから,5月19日に東京都内のホテルで記念行事が開催され,市議会や地元関係団体の皆様とともに参加をさせていただき,新燃岳噴火に伴う義援金の募金活動や霧島復興支援ツアーの実施,ふるさと納税など,ふるさと霧島市の発展のために御貢献いただいておりますことに感謝を申し上げ,そしてまた,そのふるさと会から私ども市に対しての寄附金があったことも御報告を申し上げ,今後とも市勢発展のために御尽力賜りますよう期待を込めてお願いを申し上げてまいりました。うれしい話題といたしましては,バドミントン女子ダブルスにおきまして,霧島市出身の前田美順選手の2大会連続オリンピック出場が決定されましたことに対し,心からお祝い申し上げますとともに,前田選手のロンドンオリンピックでの活躍を大いに期待し,市民の皆様と一体となり応援したいと存じます。さて,もう一つは,皆様御承知のとおり,女子バレーボールオリンピック2大会連続の出場が決定をいたしましたけれども,この上は本市出身の新鍋理沙選手が必ずや12名の最終選考に残り,お二人の「薩摩おごじょ」が,「霧島おごじょ」がメダル獲得を目指して大活躍されんことを市民の皆様とともに心から期待をするものでございます。それでは,本日ここに平成24年6月定例市議会の開会に当たり,3月議会以降これまでの市政運営の状況報告を申し述べますとともに,今回提案いたしております議案につきまして,その概要を御説明申し上げ,議員各位をはじめ,市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。まず,市政運営の状況につきまして,総合計画の七つの政策体系に沿って御説明を申し上げます。一つ目の「快適で魅力あるまちづくり」についてでございます。防災対策につきましては,火山に関する災害情報を新燃岳周辺の住民,観光客及び宿泊施設等に迅速かつ確実に伝達することを目的に,昨年から整備を進めておりました「モーターサイレン」5基の設置及び宿泊施設,事業所及び住居,計40か所への戸別受信機の設置が3月に完了し,4月9日から運用を開始いたしました。これにより,半径5km圏内の住民や観光客及び登山者等に対し,より迅速な避難情報の伝達が可能となりました。また,東日本大震災を教訓に,沿岸部の避難所や主要道路及び堤防などに標高を表示するとともに,リニューアルした霧島市防災マップを市内全世帯及び転入者等へ配布し,避難場所等の周知に努めているところでございます。さらに,梅雨・豪雨期を前に,各総合支所等で事前に実施した災害危険箇所点検の結果を踏まえ,被害を未然に防止するため,5月8日に本市の防災担当者などによる市内6か所の災害注意箇所等の点検を実施しましたほか,5月24日開催の市防災会議において,国・県をはじめ,各関係機関との更なる連携の強化を確認したところでございます。次に,二つ目の「自然にやさしいまちづくり」についてでございます。自然環境の保全につきましては,3月16日に霧島錦江湾国立公園の誕生に合わせて,小浜小学校をはじめ,小浜地区自治公民館関係団体の皆様の御協力をいただき,式典,アサリの稚貝放流及び環境学習会などの記念行事を開催いたしました。また,家庭等で取り組める地球温暖化対策の一環として,4月21日,国分中央高等学校園芸工学科の生徒をはじめ,関係者の御協力をいただき,緑のカーテンモデル事業の参加者100組に対して,取り組みの趣旨や育て方について説明会を開催するとともに,苗の配布をいたしたところでございます。さらに,「第45回全国ホタル研究会鹿児島霧島大会」が,5月18日から3日間の日程で,牧園地区において,全国各地の関係者や市民の皆様など約250名の参加のもと盛大に開催されました。本大会では,霧島中学校ホタル部をはじめ,全国9団体によるホタルの生息環境や水環境の保全等についての研究成果の発表や,霧島温泉駅前でのホタル鑑賞などが実施されたところであり,本市におきましても,これを契機に更なる自然環境の保全に努めてまいりたいと存じます。次に,平成21年度から,環境省の「地域グリーンニューディール基金」を原資として創設された鹿児島県環境保全対策事業補助金を活用し,準備を進めてまいりました省エネモデル住宅として,「霧島高原の家」と「城山の家」の2棟が3月に完成し,4月28日にオープンいたしました。これらの省エネモデル住宅は,自然の通風や採光などの自然エネルギーや,太陽光発電装置やエネファームなどの機械的な設備を利用し,省エネで効率の良い快適な住環境を推進する目的で建設いたしたものであり,これまでの約1か月間で2,000名を超える来訪者がありました。今後,市民の皆様が様々な省エネの工法や設備を取り入れることにより,省エネの促進につながっていくものと期待いたしているところでございます。生活環境の向上につきましては,霧島市生活環境美化条例に基づき,地区自治公民館を対象に,環境美化モデル地区の指定を行っているところであり,4月に10地区を環境美化モデル地区に指定し,地域住民の皆様に自主的に環境美化活動に取り組んでいただいているところでございます。また,行政と市民活動団体等が協働し,河川景観の保全のための美化活動等を行う「河川景観保全アダプト(里親)制度推進事業」につきましては,平成23年度に開始して以来,現在まで63団体が美化活動に鋭意取り組んでいるところでございます。次に,福山地区の一般廃棄物管理型最終処分場につきましては,地元の皆様の御理解を賜り,3月16日に基本協定及び環境保全協定を締結いたしたところであり,改めまして市民を代表させていただきまして,衷心から深く敬意と感謝を申し上げるものでございます。今後,実施設計を含め本体工事や関連する工事などに着手するとともに,協定に伴う地域振興策の速やかな実施に向けて努力してまいりたいと存じます。一方,敷根一般廃棄物管理型最終処分場につきましては,昭和53年から平成11年までの21年間にわたり,旧敷根清掃工場で焼却した一般廃棄物の焼却灰を埋め立てておりまして,満杯の状況で維持管理を行っているところでございます。同最終処分場は,埋め立てを開始以来,既に30年以上経過しておりますが,これまで定期的に行っております浸出水原水及びその他の水質検査につきましては,国が示している放流水の排水基準を全て満足し,安定している状況でございます。これらのことを踏まえ,同最終処分場の整形・整備を行った後,閉鎖する方針を決定いたし,地元の福山町小廻地区の皆様に対する説明会の開催などを実施してまいりましたが,このたび地元の皆様方の御理解をいただき,一定の条件の下に閉鎖に向けた協定を3月30日に締結させていただいたところでございます。今回,地元の皆様方には,苦渋の選択をしていただき,閉鎖に向けて合意していただきましたことに対しまして,衷心から深く敬意と感謝を申し上げるものでございます。今後は,これまでの経緯や地元の皆様方の御要望などを踏まえ,閉鎖に向けて事務手続及び関連事業を進めてまいりたいと考えております。次に,三つ目の「活力ある産業のまちづくり」についてでございます。観光業の振興につきましては,火山噴火の陥没でできた姶良カルデラに相当する錦江湾奥部の海域と錦江湾を眺望する主な展望地など,約2万2,000m2の編入などの国立公園の見直しにより,3月16日に「霧島錦江湾国立公園」が誕生し,大きな節目を迎えましたことから,火山活動を起源とし,景観を主要構成要素とする霧島地域とともに,今後も我が国随一の海域カルデラを有する錦江湾地域の魅力を積極的にPRし,情報発信に努めてまいりたいと存じます。また,霧島錦江湾国立公園の誕生と若尊鼻遊歩道の完成を記念し,4月29日,若尊鼻におきまして,敷根地区自治公民館が実施した,第1回魚釣り大会への協力・支援を行い,地域の方々が中心となり,約300人が参加し,釣りを楽しんでいただいたところでございます。次に,四つ目の「育み磨きあうまちづくり」についてでございます。学校教育につきましては,4月から中学校におきまして新学習指導要領が全面実施され,各中学校ではデジタル教科書を活用した授業を開始いたしております。昨年度から,デジタル教科書活用研修会を実施するなど準備を進めてまいりましたが,電子黒板をはじめとする教育機器を積極的に活用して,児童・生徒の学力向上を図ってまいります。次に,ふるさとに関する学習につきましては,陵南中学校におきまして,昨年度からジオパークの学習を取り入れ,ガイド体験や文化祭での発表などを通して学んでいるところでございますが,長崎県島原市で5月12日から開催されました「ジオパーク国際ユネスコ会議」におきまして,霧島市の学校を代表して,陵南中学校の生徒2名が,写真や地図を盛り込んだ資料をもとに,豊かな自然や植生,天孫降臨神話など,霧島ジオパークの良さを世界にアピールしてくれたところでございます。次に,国分中央高等学校におきましては,県内各地から生徒が入学できるよう民間事業者を対象に公募を行い,指定宿舎制度を開始いたしました。また,指定宿舎には,教諭を舎監として発令し,生活指導や学習指導を行い,生徒が安心して充実した高校生活を送ることができるよう配慮いたしたところであり,今後とも充実した指定宿舎制度を広報し,県内一円を対象に優秀な生徒の勧誘に努めてまいりたいと存じますので,議員各位も市民の皆様方もどうぞ御理解,御協力をお願い申し上げたいと存じます。次に,五つ目の「たすけあい支えあうまちづくり」についてでございます。医療体制の充実につきましては,保健事業の充実に努めることにより,市民の皆様の健康の推進を図り,国民健康保健制度の安定的な運営を目指しているところでございます。特に,生活習慣病を起因とするメタボリックシンドロームに着目した,特定健康診査の受診率向上を図ることが重要でありますことから,4月に広報チラシやポスターを作成し,医療機関におけるポスター掲示などの新たな取り組みを行っており,今後更に専門スタッフによる訪問指導を行うなど,受診勧奨に積極的に取り組んでまいります。子育て環境の充実につきましては,発達障害支援の取り組みといたしまして,4月1日に霧島市こども発達サポートセンター「あゆみ」を国分保健センター隣に開設し,これまで保健,障害,児童,それぞれの部門で行っておりました発達支援に関する業務を一本化し,子供の発達に関する相談体制を整えたところでございます。また,同サポートセンターには,保健師と臨床心理士が常駐しており,月に一度,医師による発達外来診療を行うほか,発達相談事業,発達支援教室,発達に関する学習会や講演会などを実施することといたしております。さらに,情報の一元化・共有化と関係部署や関係機関の連携により,乳幼児期から18歳に至るまでの一貫した継続的な支援が可能となったところでございます。開設以来,多くの問い合わせが寄せられており,今後も発達に不安を抱える子供やその保護者のよりどころとなるサポートセンターを核として,発達支援に取り組んでまいりたいと存じます。次に,六つ目の「共生・協働のまちづくり」についてでございます。市民参加によるまちづくりの推進につきましては,4月に市内7地区におきまして,地区自治公民館長・自治会長会を開催し,地区自治公民館長89名,自治会長857名,計946名の皆様に,行政協力員としての業務や本市の基本的な事務などについて説明を申し上げたところでございます。共生・協働のまちづくりを進める上で,最も大切なパートナーである地区自治公民館長,自治会長の皆様とともに常に連携をとりながら,今後とも市政を推進してまいりたいと存じます。国際交流につきましては,4月11日から3日間の日程で,旧隼人町地代から青少年交流を行っている中国陝西省耀州区から対外友好協会副会長を団長とする訪問団6名が本市を表敬訪問され,交流を深めますとともに,意見交換や市内の行政視察を通じて相互理解を深めたところでございます。人権の尊重につきましては,児童の情操をより豊かにし,人権尊重思想の更なる普及と高揚を図るために,5月に富隈小学校をはじめ,市内6校で「人権の花運動」を開始したところでございます。次に,七つ目の「新たな行政経営によるまちづくり」についてでございます。7月6日に満5周年を迎える市民サービスセンター「コア・よか」につきましては,4月末現在の利用者累計が7万人を超えるなど,多くの市民の皆様方に御利用いただき,利便性の高いサービスステーションとして定着いたしているところでございます。平成23年度の利用者数は1万7,819人で,対前年度比1.8%増となっており,取扱件数につきましては2万5,636件で,前年度とほぼ同数となっております。利用者の半数近くが,平日の午後5時以降や土日・祝日に御利用いただいております。また,パスポート発行事務につきましては,鹿児島空港開港40周年の記念事業の一環として,パスポート取得者を対象とした助成制度が開始されたことも相まって,4月中における申請件数は,対前年同月比58%増となっており,今後とも市民の皆様のニーズを的確に捉え,質の高いサービス提供に努めてまいります。最後に,広域行政について御報告を申し上げます。今回で10回目となる環霧島会議が,5月18日に都城市総合文化ホールで開催され,これまで専門部会で協議検討した結果の報告などを受けたほか,平成23年度に引き続き霧島山を巡る環霧島周遊列車の運行について,JRとの協働による新規旅行商品として一般乗客を対象とした企画事業や,参議院災害対策特別委員会から当協議会に頂いた見舞金を有効活用するため,環霧島会議での防災対策等を対象とする防災関連の経費などの予算が決定されました。また,環境省えびの自然保護官による国立公園の登山道の規制状況や,えびのエコミュージアムセンターのリニューアルの進捗状況等について報告がなされました。さらに,関係市町から大勢の皆様の御参加をいただき,環霧島大使である志學館大学原口泉教授をコーディネーターに,5名のパネリストをお迎えし,「新パワースポット 環霧島トライアングル」をテーマとしたパネルディスカッション等が行われ,環霧島の魅力が大いに発信されたところでございます。霧島ジオパークの推進につきましては,協議会を中心に官民一体となって,指摘されました課題の解決を図りながら,世界ジオパーク認定を目指して事業を推進いたしており,5月12日から15日にかけて島原半島ジオパークで開催された第5回ジオパーク国際ユネスコ会議には,60名を超える霧島ジオパーク関係者が参加し,プレゼンテーションやガイドワークショップ,陵南中学校の生徒が参加した子どもフォーラムなどを通して,世界ジオパークについて学び,交流をしながら霧島ジオパークの魅力をアピールいたしたところでございます。それでは,次に,予算及びその他の条例等の議案について,その概要を御説明いたします。まず,報告第4号,専決処分した平成24年度霧島市一般会計予算(第1号)につきまして御説明いたします。この補正予算は,過去の災害において殉職されました旧国分市の元消防団員に係る遺族補償年金の算定に誤りがあり,平成16年9月分に遡って支給額を改定しますとともに,6月1日に平成24年3月分までの追加支給分を一括交付する旨,消防団員等公務災害補償等共済基金から通知されましたことから,同日中に遺族に給付するために必要な経費を消防費に計上したものでございます。財源といたしましては,追加交付されました消防団員等公務災害補償費を特定財源として,歳入歳出総額419万円を追加計上し,補正後の歳入歳出総額を歳入歳出それぞれ537億4,319万円としたものでございます。また,このことにつきましては,地方自治法第179条第1項の規定に基づき,本年5月24日に専決処分いたしましたので,報告し,承認を求めるものでございます。次に,議案第49号,平成24年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。この補正予算は,国・県に申請しておりました各種事業等について,事業採択等の通知があったことなどに伴う事業費の計上及び懸案としていた事業のうち,継続した取り組みにより一定の目途が立った事業について,所要の予算措置をすることなどを主なものといたしております。歳入といたしましては,それぞれの事業に対する国・県支出金や地方債等を特定財源として,平成23年度の決算剰余額の一部を財源としたものでございます。歳出の主なものといたしましては,民生費では,国分南小学校の児童を主な対象とする放課後児童クラブの施設の新設に係る経費,地域密着型の介護保険事業所の新設及びスプリンクラー設置等の防災対策改修等に対する助成に要する経費などを計上いたしました。衛生費では,本市の多様な自然環境に生息している様々な動植物やその生育環境の維持保全や利用に関する「(仮称)霧島市生物多様性地域戦略」を策定する経費や,敷根一般廃棄物管理型最終処分場の閉鎖に伴う地域振興及び二軸破砕機の移設に要する経費などを計上させていただきました。商工費では,国分キャンプ海水浴場に設置しているボードウォークが著しく経年劣化していることから改修するための経費や,鹿児島空港ビル内に10月初旬を目途にオープンさせる予定といたしております「空港PRブース」の設備備品の整備や運営に要する経費を計上させていただきました。土木費では,かねてから要望等のありました市道宝瀬線の整備に要する経費を計上したほか,木之房団地建替事業に係る国の交付金の内示額が当初予算計上額を下回ったことから,本年度と平成25年度の支出額の調整を行い,減額計上をいたしました。このほか農林水産業費で,農地・水保全管理支払交付金の追加を,消防費で,牧園地区に所在する特殊地下壕の埋め戻しに要する経費や元消防団員の御遺族に支給する遺族補償年金の追加を,教育費で,新たにスクールソーシャルワーカーを配置するための経費やスクールカウンセラーの充実強化に係る経費,防災教育モデル実践事業の実施に係る経費などを計上し,歳入歳出総額3億516万4,000円を追加計上した結果,補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ540億4,835万4,000円とするほか,第2表で債務負担行為を変更し,第3表で地方債の変更を行おうとするものでございます。そのほかに,条例に関する議案13件を提案いたします。まず,条例に係る議案について御説明いたします。「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための地方税法及び地方法人特別税等に関する暫定措置法の一部を改正する法律」,「東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律」及び「地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律」の各法律の施行に伴い,所要の改正をしようとするものとして議案第36号,「霧島市税条例の一部改正について」を,公の施設の指定管理について,利用料金の収受及び指定管理を行う施設の見直し並びに外国人登録制度の廃止に伴う所要の改正をしようとするものとして議案第37号,「霧島市国分児童体育館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」及び議案第39号,「霧島市民会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」を,「障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律」による児童福祉法の改正により,障がい児の通所による支援の見直しが行われたことに伴い,所要の改正をしようとするものとして議案第38号,「霧島市国分ひまわり園の設置及び管理に関する条例の一部改正について」を,「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律」の施行により,外国人登録制度が廃止されることに伴い,用語の整理など,関係38条例の所要の改正をしようとするものとして議案第40号,「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」を,それぞれ提案いたします。次に,議案第41号から議案第46号までの6件につきましては,住居表示を実施するに当たり,大字国分府中,国分野口,国分広瀬,国分福島及び国分松木の一部地域を国分府中町,国分野口町,国分広瀬二丁目,国分広瀬四丁目,国分福島三丁目及び国分松木東に変更しようとするものであります。次に,議案第47号につきましては,牧園町の高千穂畑3筆2,842m2について,2人を相手方として,取得時効による所有権移転登記手続を求める訴えを提起しようとするものであります。次に,議案第48号につきましては,平成24年3月31日をもって解散した姶良・伊佐広域市町村圏協議会の平成23年度決算について,同協議会規約の規定により,同協議会の事務を承継した本市の議会の認定に付そうとするものであります。以上,報告1件及び議案14件につきまして,一括してその概要を御説明申し上げましたが,よろしく御審議いただきますようお願いいたしまして,提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(仮屋国治君)  ただいま提案者の説明が終わりました。この15件の議案に対する質疑は次の本会議で行います。以上で本日の日程は全て終了しました。次の本会議は6月12日であります。本日はこれで散会します。               「散 会  午前10時48分」...