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平成21年第3回臨時会(第1日目 8月 3日)

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  1. 霧島市議会 2009-08-03
    平成21年第3回臨時会(第1日目 8月 3日)


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    平成21年第3回臨時会(第1日目 8月 3日)              平成21年第3回霧島市議会臨時会会議録   1.議事日程は次のとおりである。                        平成21年8月3日(第1日目)午前10時開議 ┌──┬──┬────────────────────────────┬──────┐ │日程│議案│   件                  名     │ 備  考 │ │番号│番号│                            │      │ ├──┼──┴────────────────────────────┼──────┤ │ 1│                46番  宮 内   博 議員 │      │ │  │会議録署名議員の指名について                 │      │ │  │                47番  徳 田 和 昭 議員 │      │ ├──┼───────────────────────────────┼──────┤ │ 2│会期の決定について   8月3日(1日間)          │      │ │  │                               │      │ ├──┼──┬────────────────────────────┼──────┤ │ 3│58│平成21年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について  │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 4│  │閉会中における所管事務調査についての報告        │環境福祉常任│ │  │  │                            │委員長報告 │
    ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 5│  │陳情第8号の取下げについて               │      │ ├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤ │ 6│  │陳情第9号の取下げについて               │      │ └──┴──┴────────────────────────────┴──────┘ 2.本日の出席議員は次のとおりである。     1番  脇 元   敬 君      2番  松 元   深 君     3番  秋 広 眞 司 君      4番  池 田 綱 雄 君     5番  有 村 久 行 君      6番  徳 田 拡 志 君     7番  山 浦 安 生 君      8番  神 園 三 郎 君     9番  厚 地   覺 君     10番  徳 田 芳 郎 君    11番  宮之原   稱 君     12番  黒 木 更 生 君    15番  新 橋   実 君     16番  仮 屋 国 治 君    17番  林 薗 澄 男 君     18番  脇 元   操 君    19番  植 山 利 博 君     20番  上 鍋 正 光 君    21番  塩井川 幸 生 君     22番  久 保 史 郎 君    23番  岡 村 一二三 君     25番  木野田 恵美子 君    26番  山 神 生 人 君     27番  池 田   守 君    28番  下深迫 孝 二 君     29番  栫 井 成 孝 君    30番  吉 永 民 治 君     31番  今 吉 歳 晴 君    32番  尾 崎 東記代 君     33番  木 場 幸 一 君    34番  浦 野 義 仁 君     35番  池 田   靖 君    36番  細山田 為 重 君     37番  蔵 原   勇 君    38番  田 代 昇 子 君     39番  前川原 正 人 君    40番  窪 田   悟 君     41番  川 畑 征 治 君    42番  深 町 四 雄 君     43番  時 任 英 寛 君    45番  西 村 新一郎 君     46番  宮 内   博 君    47番  徳 田 和 昭 君     48番  川 畠   暁 君 3.本日の欠席議員は次のとおりである。    24番  島 廻 一 心 君 4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。  議会事務局長    上 原 勝 己 君   議事調査課長    満 留   寛 君  主幹兼議事グループ長 新 窪 政 博 君   書    記    隈 元 秀 一 君  書    記    吉 村 祐 樹 君 5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。  市     長   前 田 終 止 君   副  市  長   南   洋 海 君  副  市  長   福 永 いたる 君   総 務 部 長   今 村 恭 一 君  企画部長兼     山 口   剛 君   生活環境部長    南 田 吉 文 君  行政改革推進監兼  大学跡地利用対策監  保健福祉部長    平 野 貴 志 君   農林水産部長    萬 德 茂 樹 君  商工観光部長    柳 田 秀 徳 君   建 設 部 長   篠 原 明 博 君  工事監査部長    大 井   正 君   消 防 局 長   後 庵 博 文 君  会計管理部長    東   邦 雄 君   水 道 部 長   迫 間   勇 君  溝辺総合支所長兼  岩 切 正 信 君   横川総合支所長兼  福 原   平 君  地域振興課長                地域振興課長  牧園総合支所長兼  間手原   修 君   霧島総合支所長兼  川 野 茂 樹 君  地域振興課長                地域振興課長  福山総合支所長兼  福 盛 安 美 君   企画部次長兼    川 村 直 人 君  地域振興課長                企画政策課長  観光部次長兼    細山田 孝 文 君   総 務 課 長   宗 像 成 昭 君  商工観光政策課長  管 財 課 長   津 曲 正 昭 君   財 政 課 長   塩 川   剛 君  税 務 課 長   中 村   功 君   共生協働推進課長  久 保 隆 義 君  児童福祉課長    隈 元   悟 君   長寿・障害福祉課長 荒 木   敏 君  健康増進課長    宮 本 順 子 君   林務水産課長    山 下   晃 君  企業振興課長    池 田 洋 一 君   観 光 課 長   横 手 航太郎 君  建築住宅課長    矢 野 昌 幸 君   隼人地域振興課長兼 迫 田 清 身 君                        隼人福祉課長  教  育  長   髙 田 肥 文 君   教 育 部 長   阿 多 己 清 君  教育総務課長    東 郷 一 徳 君 6.会議のてん末は次のとおりである。               「開 会  午前10時00分」 ○議長(西村新一郎君)  ただいまから平成21年第3回霧島市議会臨時会を開会します。直ちに本日の会議を開きます。   △ 諸般の報告 ○議長(西村新一郎君)  議事に入ります前に諸般の報告をします。お手元に,「国分西小学校区内信号機設置に関する要望書」,「平成21年度社団法人全国シルバー人材センター事業協会定期総会決議」及び「霧島神話の里公園株式会社の経営状況を説明する資料」を配付しておりますのでお目通し願います。それでは,お手元に配付しました議事日程に基づき会議を進めてまいります。これより議事に入ります。   △ 日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(西村新一郎君)  日程第1,会議録署名議員の指名をします。46番,宮内博議員,47番,徳田和昭議員,以上2名を指名します。   △ 日程第2 会期の決定について ○議長(西村新一郎君)  次に,日程第2,会期の決定についてを議題とします。お諮りします。今臨時会の会期は,本日1日限りとしたいと思いますが,これにご異議ありませんか。                [「異議なし」と言う声あり]  ご異議なしと認めます。したがって,会期は本日1日限りと決定しました。   △ 日程第3 議案第58号 平成21年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について ○議長(西村新一郎君)  次に,日程第3,議案第58号,平成21年度霧島市一般会計補正予算(第2号)についてを議題とします。提案者の説明を求めます。 ○市長(前田終止君)  皆さん,改めましておはようございます。本日ここに本会議が開催されるにあたりまして,提案いたしております議案第58号,平成21年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について,ご説明いたします。今回の補正予算は,4月10日決定をいたしました「経済危機対策」に伴う国の一次補正予算に盛り込まれた「地域活性化経済危機対策臨時交付金」などを反映させたものであります。歳入につきましては,地域活性化経済危機対策臨時交付金や事業に伴う国県支出金などを特定財源とし,平成20年度の決算剰余金の一部を一般財源といたしております。歳出の主なものにつきましては,総務費において,現在倉庫や書庫として活用している隼人庁舎旧本館につきまして,庁内の検討委員会での検討,さらには隼人地区地域審議会での審議を経て「解体やむなし」との結論になりましたので,今回解体撤去をし,当分の間,隼人庁舎及びすこやか保健センターの駐車場として活用するための経費,また,市の公用車として低炭素車,ハイブリッドカーのことでございますが,この購入に要する経費,国分西地区の公民館整備や霧島田口地区の広場整備に要する経費,市内の情報格差の是正を図るため,ブロードバンド未整備地区である霧島地区の高千穂リゾートランドへのブロードバンド整備を進めるための経費などを計上したほか,住民税課税支援システム導入に要する経費を計上いたしております。民生費では,各保育園など福祉関係施設への自動体外式除細動機,いわゆるAEDと地上デジタル放送対応のテレビの購入に要する経費,子育て家庭の支援及び放課後児童の健全育成を図るための「(仮称)こどもセンター」の本体工事等に要する経費,下井保育園の送迎車用の駐車場整備に要する経費のほか,地域包括支援センターの機能充実を図るため,国分パークプラザの1階部分へテナントとして移転するために要する経費などを計上いたしております。衛生費では,経済危機対策における未来への投資に繋がる子育て支援の一環として,検診受診率の低い女性特有のがん検診を無料で受診できるようにするための経費を計上いたしております。農林水産業費では,農業用施設の機能回復や農業生産性の向上及び農地保全を図るため,農道及び用排水路の舗装,改良,しゅんせつ等に要する経費や隼人水源地付近の山林の水源涵養林としての購入,若尊鼻周辺の駐車場整備と周辺山林の魚付き保安林としての購入などに要する経費を計上いたしております。商工観光費では,市内の需要を喚起するため,前回実施いたしました3億3,000万円のプレミアム付商品券に引き続き,年末商戦を念頭に第2弾のプレミアム付商品券5億5,000万円の発行のための助成,観光交流の活性化を図るため,嘉例川駅周辺に大型バスが乗り入れられる駐車場を整備するための用地購入,また,新たな観光地整備のため,旧ラムネ温泉周辺の用地購入等に要する経費を計上いたしております。土木費では,地域住民の安全・安心を図るため,道路舗装,河川寄洲除去交通安全施設整備や(仮称)市道大廻中央線及び周辺整備の業務委託に要する経費,国分重久地区牧園高千穂地区雇用促進住宅4棟160戸の購入,隼人地区の都市公園等のトイレの改修に要する経費のほか,「地域活性化公共投資臨時交付金」を活用し,住吉団地外壁改修に要する経費を計上いたしております。教育費では,各幼稚園,小学校,中学校,国分中央高校への地上デジタル放送対応のテレビの購入,国分中央高校校舎耐震補強計画及び同体育センター屋根改修に要する経費を計上いたしております。そのほか,消防費で貸出用のAEDの購入に要する経費を計上するなど,歳入歳出総額14億1,706万8,000円を追加計上し,補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ516億406万2,000円とするものであります。以上,提案いたしております議案1件につきまして,ご説明をいたしましたが,よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして,提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(西村新一郎君)  ただいま提案者の説明が終わりました。ここでしばらく休憩します。                [休憩  午前10時10分]                ――――――――――――――                [再開  午後 1時00分]
    ○議長(西村新一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。日程第3,議案第58号,平成21年度霧島市一般会計補正予算(第2号)についての提案者の説明に対し,質疑に入ります。12名の議員より質疑の通告がされておりますので,順次発言を許可します。まず23番,岡村一二三議員。 ○23番(岡村一二三君)  補正予算第2号の款の2,総務費の目の19,地域活性化経済危機対策費公用車整備事業で,備品として公用車が不足していることからハイブリッド車を5台購入しようということでありますが,このハイブリッド車については配属先の決定方法はどうなのか,配属先の説明を求めたいと思います。次に住民税の課税支援システム導入事業であります。申告時の受付時間短縮など行政サービスの向上を図るという今回の提案でありますが,現在使っている課税実績,検証はどのような形で行っていらっしゃるのか。次に地域振興事業費として国分西地区公民館建設事業費でありますが,本件公有地の取得,公有財産購入費が計上されておりますので,この公有地の土地取得は市で直接購入されようとしているものなのか。なお,取得価格が示されておりますが,一般価格はどういう状況を把握を行っているのか,価格の積算根拠を求めるものであります。次に同じく地域振興事業費霧島田口地区地域コミュニティ活動の場として利用していた広場を企業用地として利用することになったことに伴い,別途公有財産を購入したいということでありますが,この今日まで利用していた広場は個人所有地であったのかどうか。次に同じく地域振興事業費で霧島市地区自治公民館長FAX整備事業で貸与する備品購入費についてであります。89自治公民館の中の32台ということであります。したがって,電話使用料,FAX用紙,インクリボン等の消耗品費の取扱いはどのようなことになるのか。説明を求めるものであります。次に款の3,民生費の中の目の10,地域活性化経済危機対策費の(仮称)こどもセンター備品購入品目の詳細説明を求めるものであります。次に款の6,農林水産業費の目の8,地域活性化経済危機対策費保安林指定促進事業についてでありますが,保安林として購入する土地を駐車場用地として工事請負費を計上されております。だとすれば駐車場用地は保安林としての土地購入とはならないのではないのか。この点の説明を求めるものであります。次に若尊鼻整備事業に伴う公有財産購入費でありますが,この財産購入は市で直接購入しようとされているものなのか。以上の点について,先般こまめに取材を受けましたので,明快な答弁を求めます。 ○総務部長(今村恭一君)  公用車整備事業についてお答えします。今回購入しようとしているハイブリッド車5台につきましては,主に職員の市外への出張用の共用車として本庁の管財課に配車する予定です。使用方法につきましては,グループウェアに掲載し予約することで,総合支所等を含め,全ての職員が利用できる方法を考えております。 ○税務対策総括監(末野賢了君)  住民税課税支援システムについてお答えをいたします。課税の実績につきましては検証をいたしております。まず,平成21年度の申告は,本庁及び総合支所において,隼人庁舎を含めてそれぞれ1か所をめどに申告会場を設け実施いたしました。申告者は,国分会場で4,834名,隼人会場で2,363人となっております。また各総合支所においては,溝辺総合支所で1,350人,横川総合支所で877人,牧園総合支所で1,298人,霧島総合支所で906人,福山総合支所で983人の合計の12,611人の方の申告をしていただいております。申告会場において,多くの市民の方々から,待ち時間を解消してほしい,問合せ時の対応を迅速にしてほしいなどの要望が寄せられておりました。今回の住民税課税支援システムを導入することで,本庁及び各総合支所間の課税資料の共有化を図り,市民からの問合せにおきましても迅速に対応ができ,また,窓口業務においても待ち時間の短縮など行政事務の効率化が図られ住民サービスの向上につながるというふうに考えているところでございます。 ○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)  国分西地区公民館建設事業について,用地取得価格について,平成21年度の固定資産税評価替えのための平成20年1月1日現在に実施した近隣の固定資産税評価替え鑑定地標準地表価格が1㎡当たり5万5,300円であり,これにひじゅんすると4万6,000円の基準価格となり,取得面積をかけると6,095万円となります。一方,路線価格から算出した実勢価格は,1㎡当たり5万5,700円となっており,取り付け道路がないことから,道路として必要な面積を控除した実勢価格に基づく金額は,6,600万4,500円となります。この2つの算出による中間価格の6,347万8,000円を計上しております。なお,実際の購入に際しましては,事前に霧島市公有財産取得処分等委員会に取得単価を諮り,適正な購入金額を決定して購入することとなります。なお,市で直接購入しようとするものでございます。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  霧島田口地区広場整備事業についての立地企業用地とは個人地か市有地かについてお答えいたします。立地企業用地というのは旧霧島市老人憩いの家の跡地でございまして,霧島市の市有地でございます。 ○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)  霧島市地区自治公民館長FAX整備事業についてお答えいたします。紙・リボンにつきましては,現在の国分地区のFAXには,ロール紙タイプファクシミリ感熱記録紙を市で購入して使用していただいておりますので,紙やリボンが終了した場合は,同様に市で購入することになります。なお,新規に貸し出すものにつきましても,それらのものを装備して貸し出しいたします。電話代につきましては,市から連絡する場合は,市が負担することになります。地区公民館長から市に連絡する場合の経費につきましては,事務委託料24万円の中から支払っていただくことになります。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  (仮称)こどもセンター整備事業の備品購入についてご答弁申し上げます。備品購入費の内訳は,受付・事務室用に机や椅子,テーブル,文書棚を,相談室にテーブルと椅子,図書室にテーブルと椅子,会議室・子育て支援センターにテーブルと椅子,また,椅子用の台車,ホワイトボード,玄関ロビーに靴箱や傘立て,掲示板,案内板等を購入予定といたしております。 ○農林水産部長(萬德茂樹君)  保安林指定促進事業についてにお答えをいたします。隼人嘉例川地区水源涵養保安林の購入につきましては,全体面積6万8,444㎡のうち,20台駐車可能な駐車場用地として考えております約600㎡を除いた購入山林の保安林指定を考えているところでございます。次に国分脇元地区の土地購入につきましては,平成17年旧国分市時代に,市から旧国分市土地開発公社に(仮称)自然公園用地として購入を依頼し,土地開発公社が購入したものでございます。今回その山林等を買い戻そうとするものでございます。 ○23番(岡村一二三君)  それぞれ回答をいただきましたが,地域振興事業費の中の霧島田口地区のこの土地の関係ですが,霧島市市有地という説明でありました。したがって既存の広場が公有財産という判断ができましたが,今回譲渡費用として歳入で計上されておりませんので,今後公有財産の処分方法はどのような形を考えていらっしゃるのか。その件を1点。あと款の民生費の関係です。備品購入品目の詳細説明をいただきました。このこどもセンターには児童クラブも併設するということのようです。したがって子どもが体調の悪い時などに休息ができる静養スペースを確保することがガイドラインで示されているわけですが,静養スペースでの器具・備品等の配置はどのように考慮されたものか。この点を1点だけ。次に農林水産業費の中の保安林指定促進事業の関係ですが,600㎡の駐車場用地を除くものという説明でありました。その点は理解できますが,土地取得について当初予算で土地開発公社に先行取得を依頼した土地ではなかったのかというのが1点。土地開発公社から今回買われると思うんですが,だとすると,取得する直前の所有者は不動産会社ではなかったのか,どうなのか。それと,あと本件土地購入にあたって,それぞれ説明が加えてあります。水源の涵養,災害の防備など公益的機能の発揮が特に要請される森林について保安林として購入しますと。さらに展示林とするため併せて駐車場を整備するという説明であります。したがってお尋ねしておきたいことは,保安林は市内全域には公有,民有含めて枚挙に暇がないほどあるわけですが,今後これらの既存の保安林を公益的機能の発揮が特に要請されるとするならば,こういったこともこれを起爆剤として考えられていかれるものなのか。それとも既存のやつは公益的機能の発揮は特段要請されていないとお考えなのか,この点についてお尋ねしておきたい。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  霧島田口地区広場整備事業について,企業への売却の公有財産の歳入についてお答えいたします。近隣の焼酎製造会社から用地の払い下げの依頼があり,地域の活性化及び雇用の確保という目的で会社に売却する協議を行っておりますが,歳入につきましては,売買契約が整い次第歳入としてみることになります。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  (仮称)こどもセンターの児童クラブの静養室の備品はどうかということでございますが,それぞれ各児童クラブで静養室等の備品等については設置をしていただくということで取扱いを行っているところでございます。 ○農林水産部長(萬德茂樹君)  嘉例川用地についてご答弁申し上げます。まずこの嘉例川の水源涵養林につきましては,議員のご指摘のとおり,平成21年度,本年度の当初予算で,土地開発公社のほうに公用地先行取得という形でお願いをするということで当初予算に計上したものでございます。当然土地開発公社に用地取得費について協議を進めたわけですけど,この中で地権者が早期に,ここの買取を希望されたということと,協議をする中で土地開発公社で購入した場合,買戻しのときに手数料として7%,この手数料につきましては金額によって違ってくるわけでございますけれども,例えば2,000万とした場合は,約140万くらいの手数料が必要になってくると,支払いが出てくるということでございます。それと,これにつきましては土地開発基金での購入はどうなんだろうかということが協議の中で検討されまして,基金でいきますと年利息が0.2%ということで,2,000万円で購入した場合,1年間の利息というのが大体約4万円ということでございますので,やはり買戻しを考えた場合には土地開発基金で購入したほうがより負担が少ないということで協議をいたしまして,5月7日にこれにつきましては基金で購入をしたところでございます。それと購入直前につきましては不動産会社がいったのではないかということでございますけれども,ご指摘のとおり基金で購入した相手方は,不動産会社ともう1人,地権者2名でございます。それと今後の保安林としての取得,これを契機に今後も進めていくのかということでございますけれども,既存の山林につきまして,水源涵養林とかそういう形で保安林として必要なものについては今後,やはり財政的なものもございますけれども,検討をしていかなければいけないかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(西村新一郎君)  以上で岡村一二三議員の質疑を終わります。次に,10番,徳田芳郎議員の質疑を許可します。 ○10番(徳田芳郎君)  補正予算に関する説明書の27ページ,商工費の地域活性化経済危機対策費の中で,旧ラムネ温泉跡地を購入の予算が計上してありますが,もう少しその内容を詳しく計上に至った背景をお伺いします。それから2点目にラムネ温泉跡地の現況をみてみると,市民の中では購入に対して疑問を感じる人もいるというふうに思われますが,市長はその点についてはどのようにお考えでいらっしゃるのかお伺いします。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  旧ラムネ温泉跡地は景勝の地であり,これまで民間業者がラムネ温泉として活用されていましたが,経営を休止したまま現在に至っております。天降川を挟んで右岸は旧隼人町,左岸は旧牧園町であり,行政の谷間でもあったためか分かりませんが,せっかくの景勝の地が放置されたままでありました。昨年は大河ドラマ「篤姫」で鹿児島県本土の南側が脚光を浴びましたが,来年の大河ドラマ「龍馬伝」の放映や,肥薩線全線開通百周年記念事業が実施されるのを機に,本県の観光政策も県の北側にも力を入れていただいております。その中の一つがラムネ温泉跡地であり,右岸の一部につきましては,県が駐車場の整備中であり,左岸につきましては霧島市で整備することとしたものでございます。ちなみに県の整備計画の中では,ラムネ温泉跡地利用のほか,横川の駅前広場の整備,嘉例川駅の駐車場整備,塩浸温泉の整備なども県と共同して整備をすることといたしております。将来は自然を活かした散策路等を整備いたしまして,市民の憩いの場,そして多くの観光客の誘客に努めたいと考えております。 ○10番(徳田芳郎君)  この地は急傾斜地であると思うが,その点については問題はないのかどうかお伺いします。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  一部急傾斜にも属しておりますけれども,先ほど申しましたように,散策路を主体として危険のない観光地の一つとして整備していきたいというふうに考えております。 ○議長(西村新一郎君)  以上で10番,徳田芳郎議員の質疑を終わります。次に,7番,山浦安生議員から通告されております。許可いたします。 ○7番(山浦安生君)  今回の補正予算は,経済安定化のための措置であると思いますけれども,国の方針であります地域活性化経済危機対策臨時交付金に沿った取組がどのような形でなされているのか。また今回の補正予算を実施した場合,どの程度の効果が得られるというふうに考えていらっしゃるのか説明を求めます。 ○総務部長(今村恭一君)  地域活性化経済危機対策臨時交付金につきましては,地方公共団体において地球温暖化対策,少子高齢化社会への対応,安全・安心の実現,その他将来に向けた地域の実情に応じ,きめ細やかな事業を積極的に実現できるように交付されるものであり,本市における交付限度額見込額は10億3,500万円となっております。今回の国の補正予算は経済の活性化の下支えとして編成されたことから,本市におきましても地域活性化の一助となるよう,かねてより財源がなく,なかなか着手することが困難であった事業や,地域経済の活性化に寄与する事業などを主に予算計上しており,国の定めた「地域活性化経済危機対策臨時交付金制度要綱」に沿ったものであります。次に今回の補正予算による効果でありますが,例えばプレミアム付商品券に対する助成においては,市はプレミアム分と事務費に対する5,500万円を助成いたしますが,総額で5億5,000万円の共通商品券の発行を商工会議所・商工会が一体的に取り組むことにより,商工業の振興の観点からも助成額以上の効果を生み,地域活性化に大きく寄与するものと考えております。また今回の補正による道路等の整備や「(仮称)こどもセンター」の整備などの今回の補正予算の工事請負費総額は約7億3,000万円になり,地域経済活性化に大きく寄与するものと考えております。このようなことから,今回の補正予算における地域への経済効果につきましては,補正額以上の効果があるものと考えております。 ○7番(山浦安生君)  それぞれ必要な予算というふうには思いますけれども,この補正予算の説明資料を見ておりますと,何て言うんですか,便乗的な予算というか,そういうのが非常に目に付くわけなんです。昨年の秋に,緊急経済対策会議が開かれたわけですけれども,そのときに我が市の経済危機をどのように掌握して,またその中で自分たちの市の中における最も重要な課題というのは何だったのか。説明を求めます。もう1点ありました。今回の補正予算の性質から考えますと,この14億あまりの金額の予算でありますけれども,これは霧島市内に還元させるべきものだというふうに思いますけれども,その対策をどのように考えているのか。説明を求めるものであります。 ○財政課長(塩川 剛君)  昨年12月でしたか,本市のほうで経済危機対策本部等を立ち上げ,それぞれ経済危機対策を打ち上げてきたところでございまして,その中でも当時,うたってありますが,当時の国の地域活性化生活対策臨時交付金などを活用して,経済の活性化を図っていくというようなこと等をうたっております。地域活性化生活対策臨時交付金とは,昨年度の国の二次補正分でございまして,そのようなものを活用しながら本市の経済活性化を図っていくというようなこと等もうたっております。それに今回の一次補正につきましても,それに準ずるものというふうに私どもは理解しておりまして,それぞれ本市でいろいろ言われております経済問題等に対応するための予算と思っているところでございます。それから14億の予算の執行を市へどのような形で還元するかということでございますけれども,これにつきましても,今後予算執行の中でどのような形で市内へ還元できるか検討していきたいと,予算編成の中でも一部そのような議論をしながら今回の予算の編成をいたしたところでございます。 ○議長(西村新一郎君)  以上で7番,山浦安生議員の質疑を終わります。次に,22番,久保史郎議員より質疑の通告がなされております。したがって許可します。 ○22番(久保史郎君)  私は今回,議案第58号の補正予算の第2号の中の予算で示されました民生費の社会福祉費の中の高齢者相談室整備事業が1,800万ほど予算計上されております。説明書を見ますとこれはパークプラザの1階部分を新たにまた借入をして,その中に個人情報等が漏れないように高齢者の相談事業を充実させていくという説明になっております。そこでお伺いをいたしますけれども,このパークプラザ建設当時に関しましても私はこの議会で,市が助成する1億円の補助及びこのパークプラザから山形屋2階部分にかかるこの橋の1億5,000万の中の市が助成した5,000万,なおかつこのパークプラザの地下に造った貯水槽5,000万ほどのことも全部含めて賃貸料の件を,問題が今後あるのではないかということを指摘してきた経緯があります。当初その中ではパークプラザが,商工会議所が建設するパークプラザの2階部分を子育て支援の一角として借り入れて,市が家賃を払い,運営をしていくというような説明でございました。そのうちにこの2階部分の拡大を図り,なおかつ,当局から今後示されるでしょうけど,家賃のほうですね,新たな広さを求めたにもかかわらず,新たに今回また1階部分まであえて借り入れて,今回これを市の高齢者対策をやっていこうという説明でございます。その件についてを含めてお伺いをするわけでございますけれども,当然今回の1,800万円に対しましては,国の経済緊急対策の中の予算が大半使われまして,市の一般財源は450万ほどでございますけれども,当然1階部分を借りるということになりますと,新たな賃料等もまた発生するのではないかと思います。そこで質問の1番目といたしまして,現在借りている,この市が支払っているパークプラザの賃貸料は,毎月いくら支払いをしているのか。その点については示していただきたいと思います。次に,今回このように相談室を新たに拡充しなければならない,その説明についてもう少し内容を詳しくしていただきたいと思います。それから3点目に,今回借りる1階部分の面積及び賃料はいくらになるのかをお示ししていただきたいと思います。次に,本年度の当初予算案の中でもローカルエネルギー館の建設費が予算修正をされた経緯がございます。この議会において。未だにこのようにローカルエネルギー館は休館しているような状態であるにもかかわらず,ここのところを価値利用的に使うというような検討はされなかったのか。その点についてもその整合性はどうなっているのかをお示し願いたいと思います。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  高齢者相談室整備事業についての1点目についてお答えを申し上げます。パークプラザ2階の現在の地域包括支援センターの賃貸料でございますが,月額19万312円であります。単価といたしましては,1㎡当たり賃料が3,025円,共益費が600円となっており,これらに消費税等の相当額の加算をして算出しております。なお,賃料等につきましては,地域包括支援センターが要支援の方の介護サービス利用のために作成している介護予防プラン作成に伴う介護報酬収入の中から支出をしているものでございます。次に,2点目についてお答えいたします。地域包括支援センターが市民の皆様に普及することに伴いまして,相談件数が増加してきており,平成20年度には,開設当初の約2.4倍に当たる6,118件に増加しており,そのうち379件はセンターに直接来所して相談をされているなど,センター自体が手狭になってきております。現在,相談の際には,原則として市民サービスセンターの共用の会議室等を利用して相談業務等を行っておりますが,「コアよか」の利用が多く会議室が確保できない場合は,包括支援センターのカウンターでの相談対応をせざるを得ない状況にあり,市民サービスセンターがオープンスペースであることなど,プライバシーの保護が必ずしも万全に図られているとは言いがたい状況にあります。このようなことから,高齢者や車イス等でも来所しやすい1階部分に専用の事務室と相談室3室を整備して,プライバシー保護を強化するとともに,相談業務を充実しようとするものでございます。次に3点目についてお答えいたします。1階に移転しましてからの賃貸料等につきましては,現在のところ月額63万581円程度と見込んでおり,引き続き介護報酬収入から支出する方向で調整をいたしております。次に4点目についてお答えいたします。ローカルエネルギー館につきましては,以前,商工観光部の事務所として活用するために検討を行ってまいった経緯がございますけれども,事務所としての使用は,窓が少ないことなどから大変難しく,断念をいたした経緯がありますので,今回も相談室としての利用につきましては考えていないところでございます。 ○22番(久保史郎君)  今それぞれ説明をいただきましたので,再度質問をさせていただきますけれども,現在2階部分を借りているのは家賃が19万3,000円程度ということでございました。今回の1階部分が63万ということでございますけれども,この面積はそれぞれ2階部分と1階部分を示してください。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  現在の2階部分でございますけれども50㎡,約15坪でございます。今回移転をした場合,1階部分でございますが約166㎡,約50坪になります。 ○22番(久保史郎君)  今回そのように「コアよか」,通称,ここのところを借りられるわけですけれども,先ほど示された,まずその6,118人の相談者が,約2.4倍あったということでございますけれども,これは霧島市全体ですか,それともここの相談室を使われた人たちだけの人数なのかをまずお示ししていただきたいと思います。それから「コアよか」のこの霧島市の中心部であるかどうかは別としまして,「コアよか」に開設をしますと,残りの旧町においてはどのような体制になるんですか。その点についてもお示しを願いたいと思います。それから今回この1階部分を借りることになったのは,市のほうから要請をされてされたのか,それとも商工会議所のほうから空いているから使ってくれというような要望があったのか。どちらなのか。そちらのほうもお示しください。 ○長寿・福祉課長(荒木 敏君)  地域包括支援センターの利用につきましては,平成20年度が6,118名ということで,これにつきましては全体でございます。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  支所の取扱いにつきましてはまた後ほどご答弁申し上げますが,今回のこの包括支援センターを移転するにあたっての要望でございますが,私どもは以前から議会でもご質問をいただきましたとおり,子育て支援の対策としてもうちょっと充実すべきではないかというような,そういうようなご指摘等もございまして,2階部分を子育て支援の核となるようなものとして,例えば一時預かりでございますとか,あるいは現在のプレイルームをさらに充実した形での活用ができないかとかそういうようなことを考えてきておりまして,現在の包括支援センターにつきましては当初6名の職員であったものが,14名,15名に増えてまいりまして非常に手狭になってきている,そういった中で相談業務等を行っているという現状がございました。したがいまして包括支援センターの場所等についていろいろと検討してきた経緯があるわけでございますけれども,今回同じ建物の中にそういうスペースができるというようなことでございましたので,今回の予算計上となったところでございます。私どものほうからそういうところにつきましてはご相談を申し上げてきた経緯があるということでございます。 ○22番(久保史郎君)  今答弁いただいた中で6,118名の相談があったというのは,霧島市全体だということでございましたので,私がお聞きしたのはこの包括支援センターの相談がどれだけあったのかと,なおかつほかのところはどうするのかと,この中心部より離れたところのそういうところは当然態勢はとれないと思うんですよ,この中では。もちろん商工会議所,あるいは商工会というのは地域にとっては大切な存在です。しかし一方では,ローカルエネルギー館がそのまま休館しているというようなところを考えたときには,もう既に「コアよか」の2階部分を借りるときにも何千万ものお金をつぎ込んでですね,あそこを整備されて,今回のこの予算の中でも内装工事等に1,700万ほどまたかけるわけですよ。そうしますと先ほどの答弁の中でありましたように,例えばローカルエネルギー館の場合はそのように対応が整っていないと,これまでの予算を考えたらもう既に内装整備なんか十分できるほどのお金をつぎ込んでいるということがありますので,今後市の当局の取組としてはそこら辺も十分考えて,市民のそういう税金を投入するにあたっては,どちらかというと永遠に続いていく可能性のあるものでありますので十分検討していただきたいと思います。 ○長寿・福祉課長(荒木 敏君)  包括支援センターの6,118件につきましては,総合相談の件数でございます。総合相談件数が6,118件ということでございます。それから各支所の包括支援センターにつきましても,同様に本所と同じように24時間体制でやはりそれぞれの地域の市民の方からのご相談とか,そういったのは変わらないように対応しているところでございます。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  失礼いたしました。6,118件はパークプラザ,本所で受けている総合相談の件数ということでございます。 ○議長(西村新一郎君)  以上で久保史郎議員の質疑を終わります。次に,38番,田代昇子議員より質疑の通告がなされております。したがって許可します。 ○38番(田代昇子君)  それではご質問申し上げます。保健衛生費の中のがん検診事業についてお尋ね申し上げます。その1点の中で1,550万9,000円でクーポン券を配布し,受診を促進するとあるが対象者をどのくらい見込んでいらっしゃるのかお聞かせいただきたいのが1点。次に対象年齢は何歳以上になるのか,2点目です。3点目が脱漏者,検診にもれた人についての対応はどのように考えておられるのか,お尋ね申し上げます。以上3点についてお聞かせください。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  がん検診事業についてご答弁を申し上げます。1点目と2点目につきましては関連がございますので合わせてお答えを申し上げます。この女性特有のがん検診推進事業でございますけれども,がん検診の受診率が低いことから,経済危機対策における未来への投資に繋がる子育て支援の一環として,国の補正予算に本事業が措置されたもので,特定の年齢に達した女性に対して子宮頸がん及び乳がん検診に関する検診手帳の交付及び検診費用が無料となる女性がん検診無料クーポン券を送付し,受診促進とガンの早期発見を図ろうとするものでございます。まず,子宮頸がん検診の対象者につきましては,昨年度20歳,25歳,30歳,35歳,40歳になった方3,893人でございます。そのうち,受診率の目標を30%としておりまして,受診者を1,167名と見込んでおります。乳がん検診の対象者につきましては,昨年度40歳,45歳,50歳,55歳,60歳になった方4,353人でございます。そのうち,同じように受診率目標を30%としまして,受診者を1,306人と見込んでおります。3点目に受診をされなかった方への対応でございますけれども,集団検診につきましては,本年度は検診日程をすでに決定いたしておりまして,9月17日から11月7日までの期間のうち31日間実施予定となっております。しかしながら,検診機会を逃した方が,姶良地区内の医療機関で受診できるように,姶良郡医師会と調整中であり,また,県内の一部の医療機関とも契約を結ぶ予定で現在調整中でございます。なお,クーポン券交付以前に,医療機関で受診された場合を想定いたしまして,償還払いが行えるように,予算計上をしているところでございます。 ○38番(田代昇子君)  2点目にお願いしたいのは,この制度は経済危機対策での補正予算だとお聞きしておりますけれども,これは単年度で終わるのかどうか。引き続いてこれからも検討していかれるおつもりなのかお聞かせいただきたいと思います。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  次年度以降でございますけれども,今後国の動向等を見極めながら実施をするかどうか,こういうことも含めて検討してまいりたいというふうに考えております。 ○38番(田代昇子君)  もう1点お聞かせいただきたいと思います。ご答弁の中で20歳とか25歳とか年代別の検診だと思いますけれども,これは一般検診の場合は該当しないと理解してよろしいでしょうか。 ○健康増進課長(宮本順子君)  子宮がん検診につきましては,細胞診が該当いたします。乳がん検診につきましては,マンモグラフィーと,それから視触診が該当いたします。 ○議長(西村新一郎君)  以上で38番,田代昇子議員の質疑を終わります。次に,31番,今吉歳晴議員の質疑を許可します。 ○31番(今吉歳晴君)  説明資料10ページ,事業名観光活性化事業,事業概要としまして旧ラムネ温泉跡地3万9,000㎡の購入が計画されておりますが,この3万9,000㎡というのは広大な土地であって,地域活性化経済危機対策臨時交付金を活用して事業費1,373万3,000円のうち1,030万円の財源措置があるわけでありますが,今後のこの事業内容はどのように考えておられるのか。それからまた全体事業費はいくらほど予定されているのかをお伺いいたします。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  この旧ラムネ温泉跡地の購入計画につきましては,全体的なものは先ほど徳田芳郎議員にお答えしたとおりでございますけれども,広大な土地ということでございますけれども,所有者が,15筆なんですけれども,1個人所有の土地でございまして,渓谷沿いの遊歩道整備や進入路の整備を構想しておりますけれども,所有者から,地目が山林や雑種地などであり,分筆すると今後の活用ができないことから全筆購入を要望されているものでございます。ちなみに1番その中で大きな面積を要しているのは1筆が川沿いから上の山まででございますけれども,山林で2万8,505㎡というものがございます。今後の活用につきましても具体的にはまだ決めておりませんけれども,先ほど徳田議員にお答えしたとおりでございまして,将来は自然を活かした散策路等を整備いたしまして,市民の憩いの場,そして多くの観光客の誘客に努めたいと考えているところでございます。 ○31番(今吉歳晴君)  塩浸温泉は急傾斜地崩壊危険区域で,温泉は建物新築はできないので,改修・改築と聞いたわけでありますが,ここの開発については大丈夫なのでしょうか。それと先ほど一部急傾斜崩壊危険区域が含まれるということでありましたが,この図面でいきますと,1番,2番を除いた全てが危険区域に入るんじゃないんでしょうか。いかがでしょうか。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  先ほど徳田議員の質問に一部とお答えいたしましたのは,川を挟みまして両方の土地を購入する計画でございますので,お持ちの地図のところで,川の右岸になるんですか,国道側のところも購入予定としておりますので一部とお答えしたところでございます。 ○31番(今吉歳晴君)  この左岸側の,この図面でいきますと1番,2番を除いた3番から15番,このほとんどは危険区域ということに含まれるんじゃないんでしょうか。また,例えばこの危険区域であるとすれば,今後この散策路を造っていく中では,市が事業主体として進めていく中では,これは安全上問題はないのかお伺いいたします。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  塩浸を参考におっしゃったわけですけれども,塩浸のように箱物の施設とかそういうものは今のところ想定しておりませんで,先ほど申し上げましたとおり散策路,景勝地として非常に優れておりますので,見て楽しんでもらう考え方でおりまして,その箱物とかは今のところ想定しておりませんけれども,細かなものにつきましては,今後でございます。今回のほうは用地購入の部分の予算計上でございまして,細かなものにつきましては今後計画をしていくということでございます。 ○議長(西村新一郎君)  以上で今吉歳晴議員の質疑を終わります。次に,46番,宮内博議員より質疑の通告がなされております。したがって許可します。 ○46番(宮内 博君)  今回の補正予算,総額14億1,706万8,000円ということでございますけれども,国県支出金を除きますと,繰越金3億1,647万1,000円が計上をされているということになっております。平成20年度の7号補正では,繰越金の決定額を30億2,163万5,000円としております。未計上額を6億2,819万3,000円と説明を当初されているわけでございます。平成21年度の1号補正で5億5,554万3,000円を計上しました。今回3億1,647万1,000円を追加しているわけですが,出納閉鎖時における繰越金の総額とその余剰財源がいかほどになっているかということについてご説明をいただきたいと思います。2つ目に雇用促進住宅牧園宿舎,重久宿舎を購入する補正予算として今回1億553万1,000円が計上をされております。まずその購入条件について,土地,建物等をどのような購入条件になっているのかお示しをいただきたいと思います。同時に今後市営住宅として活用していくということになるわけでありますけれども,その入居条件等について既に検討がなされていればお示しをいただきたい。例えば牧園の宿舎など定住化促進のための対策等を考えるべきだと思いますが,そのようなことも含めてお示しをいただきたいと思います。3点目に母子家庭自立支援給付金事業についてでございますが,今回873万7,000円の補正がされております。支給条件等,あるいは支給期間,金額等につきましては,従前の制度よりも充実をされているようでありますが,従前から同制度についてはありまして,ただしかし制度利用が非常に少ないと,平成19年度の決算でも2件,11万6,000円の結果しか報告をされていないという状況がございます。今回この改善をされていることを機に,制度の徹底あるいは充実を図るべきだと思いますけれども,どのように考えているのかということ,それから今回の補正は何人分を想定して計上をしているのかお示しをください。
    ○総務部長(今村恭一君)  ご質問の平成20年度出納閉鎖後における繰越金の総額は,26億2,603万4,000円であります。このうち平成21年度当初予算で2億円,第1号補正予算で5億5,554万3,000円を既に計上しております。また地方財政法第7条の規定により,財政調整基金等への積立が13億1,400万円必要であるため,今回の繰越金3億1,647万1,000円を差し引きますと,繰越金残額は2億4,002万円となります。 ○建設部長(篠原明博君)  2点目の雇用促進住宅の質問についてお答えをいたします。雇用・能力開発機構から地方公共団体への雇用促進住宅の譲渡条件は,既存入居者をそのまま市が引き継ぐこと。また,譲渡後最低10年間は市営住宅として管理し,解体や売却などを行わないこととなっております。なお,今回の譲渡予定価格は評価額の約50%でございます。次に,入居条件につきましては,両宿舎の地域特性に配慮しながら,現在の入居待ちを早急に解消するため,譲渡後速やかに広報紙やホームページなどで公募を行いたいと考えております。また,家賃につきましては,同規模の市営住宅を参考にしながら決定し,現入居者と新規入居者の家賃の統一を図りたいと考えております。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  3点目の母子家庭自立支援給付金事業について,ご答弁申し上げます。母子家庭の母の就業に結びつく資格を取得する期間の生活の不安や負担を軽減するために,資格取得にかかる養成訓練に相当する期間に支給する高等技能訓練促進費の支給額を,市町村民税非課税世帯で月額10万3,000円から14万1,000円に,課税世帯で5万1,500円から7万500円にそれぞれ引き上げ,併せて支給期間を現行の期間の2分の1から全期間に延長するものでございます。対象者は,平成20年度からの方が2名,平成21年4月からの方が3名,今後の見込みを3名,合わせまして8名を見込んでいるものでございます。なお,今後の事業啓発につきましては,「児童扶養手当等現況届の審査結果」に制度概要説明書を同封し,さらに8月の広報紙にも制度の内容を掲載予定であり,さらなる周知広報に努めて利用促進を図ってまいりたいと考えております。 ○46番(宮内 博君)  繰越金につきましては了解しました。雇用促進住宅の関係で,再度お尋ねをしておきたいと思いますけれども,入居待ちを早急に解消したいということでございました。重久の分はそれが非常に重要になってくるのかなというふうに思いますが,牧園宿舎の場合はその入居待ちの早急な解消という対象物件からは外れるのではないのかなと思いますけれども,その点,1点確認をしておきたいと思います。同時に先ほど申し上げましたけれども,全国ではこの雇用促進住宅を譲渡するにあたりまして,定住促進策として活用するという方策を取っているところがあるわけです。身近なところでは例えば加治木町では小山田の雇用促進住宅を譲り受けましたが,定住促進策として入居者に所得制限を設けないということでありますとか,あるいは18歳未満の子どもがいる場合には,家賃を減額をして子育て世帯の負担軽減を図り入居条件の緩和を図っていくというなどの,小山田もわりと中心部から離れたところですので,そういう立地条件にあるところには個別具体的に定住促進策として活用するという対策をとっております。そういう方向性も大事ではないかと思いますけれども,そのことについてどのようにお考えか再度お聞きをしておきたいと思います。それから母子家庭自立支援給付金事業の関係ですが,今回大分この条件が緩和されて,同時に支給期間が2分の1から全期間になったというのは,かなり前進だと思うんですね。金額的にも引き上げられました。それで先ほどの回答では平成20年から2人,平成21年から3人,今後3人と,計8人ということでありますが,希望者のどれくらいをこれは満たしているというものなんでしょうか。もしこの制度が有効に活用されて,母子家庭のお母さんたちが働く機会を確保できるという当初制度が見込んでいる効果が発揮できるのであれば,さらに体制を整備してもらいたいと思いますがどうでしょうか。お聞きします。 ○建築住宅課長(矢野昌幸君)  牧園宿舎でございますけれども,議員がおっしゃられたとおり,現在の入居者をいろいろ分析しますと,ホテル関係の従業員とかそういう方が大分いらっしゃいます。先ほど市営住宅として管理をしますと申し上げたんですけれども,詳しくは市営住宅の中の単独住宅ということで公営住宅法の縛りがございませんので,市のほうの裁量である程度入居基準も定めることができますので,やはり地域の方々が一番定住に向けて一番いい方法を検討して入居の募集を行いたいと思います。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  この制度は,希望者の要求とどのような申込みの状況と,どういうことかということでございますが,この平成20年度スタートの方,あるいは平成21年度すでにスタートをされた方については,現在養成訓練にあたっておられる方でございますが,今後見込の3名の方につきましては,まだ現在のところ申込みがあるものではなく,全くの見込みでございます。今後先ほど申しましたような児童扶養手当の現況届等のそういうもの,あるいは広報紙等を見られて来られる方等がございましたら,3名をまた上回るようなそういうものが見込まれますと,さらにまた補正予算等の増額をお願いするというふうに考えております。現在のところでは申込みがあって,それに対して私どもの枠の関係でお断りをしているというようなそういう状況にはないということでございます。 ○46番(宮内 博君)  雇用促進住宅の関係ですが,市の裁量権があるということでありまして,積極的にこれを解釈いたしますと,私のほうから先ほど申し上げましたような定住促進策というような形で整備ができるというふうに理解していいのかどうか再度お聞きをしておきます。それからもう一つ,すでに空き家になってから随分経過をしているところも見受けられます。それで施設はどういう状態で引き受けることになるのか。一定きちんと整備をしてすぐに入居できるような形で市が受けるのか,それとも現在の粗の状態で受けて一定額の投資をしなければ入居できないというようなふうになるのか。それに要する費用などはどのように試算をされているのか。その辺もう少しご説明いただけませんか。 ○建築住宅課長(矢野昌幸君)  定住促進につきましては,議員の言われたとおりの方法があるかと思います。建物につきましては,現在雇用・能力開発機構のほうに修繕関係につきましていろいろ打ち合わせをしております。その中で現在の空き家につきましては,畳・襖等のリフォームを行って,クリーニングまで行っていただいて,うちのほうはそれを譲渡すると。それと建物関係でございますけれども,それにつきましてはいろいろ現地調査をこちらのほうでしまして,雇用・能力開発機構のほうに内々で調整しておるんですけれども,できるものとできないものがあるということですけれども,それにつきましては粘り強く交渉して,なるべく市の負担がないようにいたしたいと思います。 ○議長(西村新一郎君)  以上で46番,宮内博議員の質疑を終了いたします。次に,19番,植山利博議員より質疑の通告が提出されております。したがって許可します。 ○19番(植山利博君)  それでは議長の許可をいただきましたので,通告にしたがって4点ほどお尋ねをいたします。まず,説明資料の3ページであります。総務費の中の隼人庁舎旧本館の解体及び付帯施設整備工事についてでありますけれども,隼人地区の審議会で様々な議論があったというご説明でありました。その具体的な中身,どのような議論がなされたのか。また本館の解体に至る経緯についてお尋ねをいたします。それと当面は駐車場として活用する,使うということでありますけれども,その審議会の中で議論があったのでしょうけれども,将来的な利活用の展望をどういうふうに考えられているのか,まず1点目をお尋ねいたします。それから7ページの款の3,民生費,先ほど久保議員のほうから詳しく質問がありました。内容は大体理解をいたしましたけれども,この事業は,先ほどの説明を聞いておりますと年間800万近い,750万前後の固定的な経費を継続的に支出をしなければならない事業だというふうに理解いたしました。今回の補正予算は,国の地域活性化経済危機対策臨時交付金を受けての補正予算だと思うんですけれども,この事業については総合計画に登載をされている事業の前倒しであるとか,最近財政事情によってなかなか手を付けられなかったような草払いであるとか,細々した事業を盛り込んでいくというのが基本・原則ではないかというふうに理解をしておりますけれども,この事業はさらにこの高齢者福祉の充実ということではありますけれども,持続的なランニングコストを伴うようなものは,やはり当初予算の中で出して,その委員会なりでしっかりとした議論をすべきではなかったかというふうに私は思っておりますけれども,その辺の検討はなされなかったのか。そういう議論,市長としてはその辺のところはどう考えられているのか,お尋ねをいたしておきます。次に3点目でありますけれども,8ページの款6,農林水産業費であります。これも先ほど議論があったところではありますけれども,私がこれまでも一般質問の中で,水源涵養林の計画的な取得を進めるべきだということを再三議論をしてきたわけですが,これもなかなか財政事情が許さない中で,なかなか思うように進まないということがあるわけですけれども,今回この国の補正を受けて実施ができたということは高く評価をしたいと思います。そこで涵養林の購入,それから魚付き保安林の購入,このことが環境に対する影響であるとか,具体的に漁業に対してどのような具体的な効果が得られるものなのか。その辺の見解をお尋ねしておきます。それと併せていわゆる漁業で霧島市内における専業漁業として家計を営まれている方が何名程度現在いらっしゃるのか。そしてその専業漁業家として家計を営まれている方の最近の推移の状況が分かればお示しをいただきたいと思います。4番目に10ページの款7,商工費の中のプレミアム付商品券発行事業についてでありますけれども,これは前回3億3,000万ですか,定額給付に伴う事業と抱き合わせといいますか,非常にタイムリーな時期を得た事業だったと思うんですが,行われました。この事業,まだ完全に全ての商品券が返って来ていないというふうに聞いておりますけれども,例えば6月末の状況の中で,どのように総括をされ,検証し,今回の事業に取り組もうとされているのか,そこをお尋ねをしておきます。それから説明の中で商店街の活性化に資するんだという表現をされておりますので,商店街の活性化に繋がる具体的な,どういうことをもってして,繋がるんだということをお尋ねをしたいと思います。それから県内を見てみますとこの事業に市が直接事業主体となって実施をしている自治体を見受けられるようでありますけれども,この県内において,自治体が行政が直接事業主体としてこの事業を行っている,どのような件数があるのか。また,そこの事業のあり方,効果と言いますか,もし聞かれておれば示していただきたい。それから前回私は市が直接やるべきではないかという議論をしたわけですけれども,今回のこの事業実施にあたって,市としては説明によると商工会と会議所が事業主体になるということでありますけれども,市がもうちょっと事業主体になるとかその辺の議論はなされなかったものか。その背景はどういうことなのか,お尋ねをして1回目の質疑を終わります。 ○総務部長(今村恭一君)  質疑の1点目についてお答えします。隼人庁舎旧本館は,昭和30年の建築で,50年以上経過しております。平成8年に行いました耐震診断におきましては,耐震性がないとの結果が出ております。合併後,旧本館の利活用につきましては,市民からも意見をいただきましたが,実施に至らなかった経緯があります。庁内でも活用策の協議を重ねてきましたが,具体的な活用策を見出すことができませんでした。昨年10月に隼人庁舎旧館検討委員会を発足させ,旧本館を解体するか,耐震補強をして利活用するか計4回にわたって検討を重ねてまいりました。その結果,多額の経費をかけて耐震補強をしても具体的な利活用の見込がないことや地震等により倒壊の恐れがあることから,解体という結論を出しております。この検討内容を隼人地区地域審議会に報告して審議していただきましたところ,すこやか保健センターの駐車場が不足気味であることや隼人駅東地区の区画整理に対しての活性化も考えていく必要があるなどの意見が出され,「解体やむなし」との結論をいただいております。将来の利活用につきましては,当面,隼人庁舎やすこやか保健センター来庁者等の駐車場として活用し,今後,駐車場の利用状況や市民のご意見,隼人地区地域審議会あるいは各方面のご意見をお聞きしながら,財政状況を考慮して検討してまいりたいと考えております。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  2点目の高齢者相談室整備事業についてお答え申し上げます。今回の高齢者相談室整備事業は,現在のパークプラザ2階にあります地域包括支援センターの総合相談・支援機能を強化するために,パークプラザの1階に移転して,専用の相談室を整備してプライバシーの保護を図るなどの拡充をしようとするものでございます。先ほどのご質疑でもご答弁申し上げましたように,事務所と相談室兼会議室3室を整備しようとするものでございます。また,賃貸契約につきましては,建物所有者である霧島商工会議所と地域包括支援センターの受託者である霧島市社会福祉協議会の間で締結をすることになります。そのため,同協議会へ補助金として支出して事業実施することといたしております。また,賃料につきましては,引き続き,地域包括支援センターの介護報酬収入から支出することといたしております。当初予算で審議すべきことではないかというようなことでございますけれども,3月の議会におきましても,子育て支援の充実を図るべきではないかというような,そういうご指摘等もございまして,従来から様々な2階部分を使った子育て支援施策を検討をいたしておりますけれども,例えば一時預かりでありますとか,あるいは現在のプレイルームをもっと別の形での活用はできないかというようなことを検討する中におきまして,霧島商工会議所等と協議をする中で,霧島商工会議所が子育ての部分に関してはNPO等のそういうものも視野に入れた,現在協議をされているというようなことでございまして,そういう状況からいたしますと,早急に2階部分のフロアの活用について検討をしていく。あわせましてそういう中にありまして地域包括支援センターのあり方等につきましても相談件数の増加,あるいはプライバシーの保護,また職員の増加等によりまして手狭になったというようなこと等もございまして,早急にこの施設整備の財源のあるときに整備をしていこうと。なお,ランニングコスト,賃貸料につきましても非常に多額の金額になりますけれども,先ほど申しましたように,ケアプランを作成する,そういう中でまかなっていく,そういう努力をしてまいりたいというふうに考えておりますので,ご理解賜りたいと思います。 ○農林水産部長(萬德茂樹君)  隼人水源付近の山林の水源涵養林の購入における効果と若尊鼻周辺山林の魚付き保安林の購入事業の効果についてお答えをいたします。まず隼人水源付近の山林の購入でございますけれども,この地域は旧隼人町時代から計画的に水源涵養林という形で購入をしてきたところでございますが,近年価格的な問題,購入価格の問題でなかなか折り合いがつかず実施できなかった状況でございます。この周辺には3か所に湧水の水源がございまして,日量1万5,000トンを超える豊富な湧水量がありまして,この水源を利用して隼人地域の多くの市民の方々が生活用水として利用されている重要な水源でございます。このようなことから,この水量を今後も安定的に確保するためにはやはり周辺の山林を水源涵養林として確保・保護していくことが重要であるというふうに考えています。最近森林の林地開発がどんどん進んでいるわけですけど,やはりこういった水源涵養林を確保していくことが,今後将来にわたって安定して湧水量を確保していくということが大きな効果があるものというふうに考えているところでございます。それと若尊鼻でございますけれども,これは魚付き保安林という形で購入を計画しているわけでございますが,この魚付き保安林と申しますのは,水面に対する森林の影,投影ですね,それから魚類等に対する養分の提供,魚類の生息と繁殖を助け魚付きを目的としての保安林でございます。この若尊の森林保全と若尊を含めた脇元一帯を今後整備をしていきたいというふうに考えているわけでございます。この魚付き保安林がどのような効果があるかということにつきましては,森林の影があることによりまして,水面に影ができ水中に日陰をつくることによって,林以外のところに比べて一日の最高気温が低く,最低気温が高くなり,つまり一日の温度変化が小さくなることによって,生物の生活がしやすい環境になるということでございます。また森林は海面上に葉っぱや虫などを落下させ,水中生物に養分を提供してくれます。また土砂の流出や崩壊を防止し,河川水の汚濁を防ぎ,森林の土壌の浄化作用によって清純なきれいな水,淡水を供給する機能がございます。これは漁業とも関連しており,沿岸地域に森林があると魚が住みやすく,荒廃していると近づかなくなるということから,漁師が植樹を行っているというような事例もございます。そういったことからこの地域の漁業の住みやすい場所として,この魚付き保安林を購入することによって漁業振興にもつながるものというふうに考えているところでございます。また,この地域は台風の被害によって遊歩道が被災をされておりますけれども,これにつきましても昔から釣り好きの人たちが非常に釣り場として愛好されてきており,また周辺の市民の方々が朝夕の散歩,そういったのに利用されてきている地域資源として非常に大事なものでございます。そういった面でここはこの利用者の方々の利便性を考えて駐車場を整備するとともに,今後もこの地域資源を有効に活用していくということで検討を進めているところでございまして,現在霧島活性化計画の中でも今後この遊歩道を整備して地域の方々に有効に活用していただこうというような計画も持っておりますので,今後それらを計画していく中でもこの用地取得というのは非常に今後の計画として利用していくというふうに考えているところでございます。霧島市には今錦江漁協と福山漁協の2つがあるわけでございますが,この漁業者の方々,正組合員と準組合員がいらっしゃるわけでございますけれども,この両方合わせた組合員の動向をご報告申し上げます。平成15年が337名,16年が306名,17年が308名,18年が304名,19年が296名,20年が286名という形で,年々少しずつ減少している状況でございます。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  プレミアム付商品券発行事業について,前回の事業総括検証と今回の取組,商店街の活性化に繋がる具体策は,市が事業主体となっている市町村は,霧島市の検討は,についてお答えいたします。前回のプレミアム付商品券は,4月22日に3億3,000万円分発行し,5月1日朝には売り切れましたので,7日間で完売しております。利用状況は,7月29日現在で2億8,313万8,000円が利用され,換金されており,約3か月間で換金率は85.8%に達しております。この利用実績を分析しますと,大型店舗等が1億7,366万6,000円,比率で61.3%。一方,小規模事業者が1億947万2,000円,38.7%となっております。今回,第2弾を提案し,11月の発行を計画いたしましたのは,前回,市民に大変好評であったこと,また売り切れで買えなかった市民から問い合わせが多いこと,そして霧島商工会議所から地元商店街活性化のために再度取り組みたいと陳情書が提出されていることなどが挙げられます。今回の課題といたしましては,市民からの要望が多かった土曜日,日曜日の販売や,上場地区での消費拡大の対策が必要と考えられます。これらを踏まえ,商工会議所,商工会と協議し,対策を講じてまいりたいと思います。市が事業主体となったところは,南さつま市や志布志市等がございますが,その理由の一つとして,商工団体が一体となって取り組むことができなかったこともあるようでございます。当霧島市においては,霧島商工会議所と霧島市商工会が協力し合って発行できました。このことが好評のうちに発売完了し,より商店街活性化に繋がっているものと考えております。商工会議所・商工会の加盟店としておりますけれども,加盟店舗は前回のので店舗数各30店程ずつ新たな加入がございましたし,市が主体となりますと区別なく市内全域の商店が対象となり,大型店等も全て含まれることになります。そのようなことから考えまして,前回と同様にやってまいりたいと考えております。 ○19番(植山利博君)  それぞれ答弁をいただきましたけれども,2回目の質疑をさせていただきます。まず1点目の隼人庁舎の解体についてですけれども,総務部長の答弁は,大体この説明に書いてあるとおりの答弁だったのかなという気がしてなりません。私が聞きたかったのは,この説明の中で「解体やむなし」との結論をいただいたと今も答弁されましたけれども,こう書いてあるんですよ。そうしますと解体やむなしということは,解体しないでという議論もいっぱいあったんだと読み取れるわけですよ。やむなしというわざわざそう表現をされているわけですから。だから審議会の中でそのやむなしという,意見の中でどんな意見があったんですかということを聞きたいわけですよ。今総務部長の答弁は,この事業概要の説明をそのまま答弁されているような気がしてなりませんでしたので,もう1回そこのところを,やむなしということにはどんな想いがあったのかということを聞きたいわけです。是非お願いします。それから,次の民生費のところも部長の答弁も一緒です。先ほどの久保議員の答弁とほとんど変わらない。ただ一言,私が聞きたかったのは当初予算でやるべきではないですかと,緊急対策にはそぐわないんじゃないですかということを聞きたいわけですから,そこのことを端的に答えていただければ,あとはもう全部久保議員の質疑で聞いておりますので。それから,先ほど久保議員の質疑の中で荒木課長が相談業務と言いますか,24時間体制で包括支援センターはやっているということでしたけれども,24時間体制でやられているのは,どういう内容でやられているのか。24時間体制でやっているというのは,いつでも電話で相談できるのか,もしくは,「コアよか」は24時間は開いてませんね。24時間体制で取り組んでいるということは,どういう意味を指されているかということをお尋ねをしておきたいと思います。それから,次の3問目の水源涵養林と魚付き保安林については了解いたしましたので,是非今後も財政が許す範囲の中で,計画的にそのような事業展開をしていただきたいと思います。それからやはり漁協の組合員の数が,これは準組合員と正組合員の合計の数だと言われましたけれども,本当に漁業だけで生計を立てている方というのはこんなにはいらっしゃらないと思うんです。これは準組合員というのは,レジャーボートなんかの方々も多分入っていらっしゃいますから,だから本当に漁業で生計を立てている方々に対する今後の事業の取組というのをしっかりと求めておきたいと思います。それから4番目ですね。プレミアムについては今全体の60何%と言われましたけれども,国分の会議所の範囲は今手元に資料がないんですが,前回質問をしたときも75%くらいは大型店だったと思うんですよ。隼人も80%近いのが大型店で使われてます。周辺部は非常に高い率で,横川辺りはもう100%に近いものが地元の商店街で使われております。この事業を商店街の活性化事業としてやられるんであれば,やはり地元の商店街に,特に隼人と国分はどういうふうに使われるかという,補完する事業も合わせ技でやるべきではないかと思いますが,今後商工会や会議所とその合わせ技について検討される予定があるのかどうかお尋ねをしておきます。 ○総務部長(今村恭一君)  隼人地区の地域審議会は21年7月7日に隼人庁舎で行われております。15名の委員の中で9名の委員が出席されております。その中で庁舎を残すのか,補強をするのか,解体するのかという意見は,明確に解体という意見を言われた方は1人の委員の方で,あとの方は,跡地利用までも含めて解体することは仕方ないだろうというような意見でございました。その中ではまず,解体というものに対して歴史的な価値があるから残したほうがいいんじゃないかという意見もあるようではあるけれども,嘉例川駅やら横川駅のように果たして歴史的な価値があるのか,設計者がそういう有名な人で,将来残しておくようなものであるかどうかということについては,隼人庁舎とそのほかのところと一緒にする考え方はおかしいんじゃないかという意見やら,それからあそこを補強しても跡地をどういうふうに利用するかという目的もなくて耐震補強するのには意味がないんじゃないかという意見やら,それから隼人駅の東側の区画整理やら隼人庁舎の周辺の今後の総合的な開発も含めて解体して,とりあえず駐車場として利活用して,その後活用策をいろんな意見を聞きながらした方がいいというような意見やら,総括して多くの人の意見は,解体仕方ないだろうというようなことで「解体やむなし」というような表現になったものと理解しております。 ○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)  地域包括支援センターの24時間体制につきましては,パークプラザが19時までは相談等を受け付けておりますけれども,それ以降につきましては職員が携帯電話を自宅に持ち帰ることで,センターのほうに電話がかかりますと自動的にその携帯に転送をされる仕組みになっておりますので,そういった中で市民の方とか,虐待であったり様々な相談等にすぐ電話等で対応をすると。必要によっては現場に出向くといういうふうに体制をとっております。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  商品券についての商工会議所・商工会それぞれの独自の取組と言いますか,そのようなことでもございます。例えば商工会議所では,今エコポイントの活用を考えようかということで申請を図っておられますし,前回もだったですけれども,隼人,牧園,横川,溝辺などにつきましては,シール券とかスタンプ会などのいろんなセールをなされたり,そうすることも今回また検討の中で,より前よりも充実できないかというようなことも併せて検討してまいりたいというふうに考えております。 ○保健福祉部長(平野貴志君)  地域包括支援センターの改修経費のことについては,当初予算で議論すべきではないかということでございましたが,先ほど申しましたように様々な子育て支援の方策等を議論していく中で,また,一般質問等でもそういうご提案等もいただきましたので,先ほど申しました一時預かりの事業でありますとか,あるいはプレイルームの活用でありますとかいったようなことを検討をしていく中で,やはり早急に2階部分の活用について検討をする必要があると。それにつきましては建物の所有者であります商工会議所におきましても,NPO等のそういう組織の立ち上げによって事業展開を図っていきたいというような動きも示されておりますので,そういうことを考えていきますと年度途中ではございますけれども,2階部分にある地域包括支援センターの移転場所について,様々な場所等についても検討したわけでございますが,たまたま1階部分のテナントのほうが出られまして,その跡地が空きましたのでその部分について活用したいと。その整備費につきまして一般財源も一部入りますけれども,こういう活性化の交付金等を使った形で整備をしていけば,初期投資の部分の経費が賄えるんじゃないかというようなこともございまして,年度途中の予算計上というふうになったということでございます。 ○議長(西村新一郎君)  以上で19番,植山利博議員の質疑を終わります。次に,26番,山神生人議員より質疑の通告がなされております。したがって許可します。 ○26番(山神生人君)  経済危機対策費の中の学校教育学校情報通信技術環境整備事業についてですけども,地上デジタル放送の完全移行に向けて,720台のデジタル対応テレビ購入とあります。また,合わせて関連のところで社会福祉関係で83台,トータルで803台,購入費が6,246万7,000円と計上してありますが,ご存知のとおり,我々地元には関連の主力メーカーがあります。購入に関しての配慮がなされるのかどうなのかこの1点につき質疑をいたします。 ○教育部長(阿多己清君)  未来を担う子どもたちへの情報教育の充実は,喫緊の課題であり,分かりやすい授業を行い,児童・生徒の学力を向上させることは極めて重要な課題であります。今回の学校施設における耐震・エコ・ICT化を含む経済危機対策の推進にあたっては,地域経済への波及効果をもたらし,地域の活性化にも資することも期待されておりますので,地場産業や誘致企業の育成ということを十分考慮して事業を進めていきたいと考えております。 ○議長(西村新一郎君)  以上で26番,山神生人議員の質疑を終わります。次に,39番,前川原正人議員より質疑の通告がなされております。許可いたします。 ○39番(前川原正人君)  議案第58号,霧島市一般会計補正予算(第2号)について3点につきまして質疑をいたしたいと思います。まず第1番目は市有財産管理費として550万円を計上されているわけですが,この霧島の蒸気機関車の解体撤去ということですが,この詳細について明らかにしていただきたいと思います。2つ目には地域振興事業として,説明書の4ページになりますが,霧島田口地区広場整備事業1,000万円とありますけれども,今回の同地区への事業に至るまでの背景とその今後の計画はどのように進んでいくのか,お示しをいただきたいと思います。3つ目には説明書の8ページになりますが,保安林指定促進事業として若尊鼻整備事業543万9,000円を計上してありますけれども,脇元地区には旧国分市当時,財源を投入し整備をされてきた経過がありますけれども,今回の事業は今後も継続をされていくのか,お示しをいただければと思います。 ○総務部長(今村恭一君)  霧島蒸気機関車解体撤去については,蒸気機関車に使用されているアスベストを確実に除去する方法で処理し,アスベスト除去後の車両については,様々な方法が考えられますが,最も良い方法で撤去したいと考えております。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  霧島田口地区広場整備事業に至るまでの背景と今後の計画についてお答えいたします。旧霧島市霧島老人憩いの家の跡地は田口地区の地域コミュニティ広場として高齢者を中心に利用されております。近隣の焼酎製造会社が跡地を取得して,自社敷地と一体となった増設をしたいということで払下げの依頼がございました。本市といたしまして地域の活性化及び雇用の確保を目的に企業誘致という立場で進めたいと考えており,新たに霧島田口地区広場整備を図ろうとなった次第でございます。今後の計画につきましては,管理等を地区にお願いし,より幅広く多目的に利用していただきたいと考えております。 ○農林水産部長(萬德茂樹君)  若尊鼻整備事業について今後も継続されていくのかということについてお答えいたします。当若尊鼻は昔よりよき釣り場として,散策場所として,市民や市外の釣り愛好家などに親しまれてきたところでございます。そのようなことから旧国分市で整備を行い,利用者の利便性を図ってきたところでございます。しかしながら度重なる台風被害等により,遊歩道の大部分が破壊をされ現在に至っているところでございます。しかしながら依然として多くの市民等の方々に使用されてきている非常に地域における重要な資源であることから,平成20年2月に策定いたしました霧島活性化計画の中でも自然観察のための遊歩道整備として整備をしていくというような形で,平成24年度事業で頭出しをしているところでございまして,今後どのような整備がよいのか,そういったものを検討するということにいたしているところでございます。今回,駐車場を一部整備し利用者の利便性を図っていきますけれども,今後も地域への有用な資源として,どのような整備が進めることができるかということを検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ○39番(前川原正人君)  それぞれ答弁いただきました。2回目の質疑に入らせていただきますが,まず第1点目の蒸気機関車の解体撤去についてなんですが,アスベストを除去したあとは様々な方法があるが,最も良い方法をということでおっしゃられましたけれども,先日現場を見させていただきました。確かにアスベストがふんだんに使われておりますが,近くの山荘の方からもお話を聞いたんですが,ほかの県からここにSLが飾ってあるということを聞きつけまして,是非ともこういう部品とか,そういう物が欲しいというそういう話もお聞きしたわけですけれども,最も良い方法となると,例えば行政が解体をして全てスクラップにするとか,それともそういうマニアの人たちにも部品として,パーツとして売るとか,そういう方法も取られると。逆に言うと,売った品物の代金というのは,市の財源にもなりうることですので,そういうのも検討をされているのか,確認をしておきたいと思います。2つ目には今後の地域振興事業として,田口地区の問題なんですが,その計画,もっとも今おっしゃるように管理は地区にお願いをして多目的に利用をして欲しいということですけれども,その計画の段取りと言いますか,どういう運びでどのような,目標は分かっていますけど,その経過,どのように考えていらっしゃるのかお聞きをしておきたいと思います。最後の保安林の問題ですが,漁業の部分と保安林の部分と2面を持っている部分もあるわけですが,考え方として観光資源にも当然なりうる場所だと思うんです。ですからどっちに重きを置くのかということになると思うんですが,その辺についてはどうなのかお聞きをしておきたいと思います。 ○総務部長(今村恭一君)  この蒸気機関車の撤去については,以前は鉄が高くて,解体して逆に市に歳入が入ってくるような状況もございました。しかし現在鉄の価格が急落し,アスベストの除去のための経費などを含めると今回提案しています550万円というのは,アスベストを除去し,それを解体して,業者が引き取るのに550万かかるということでございます。昔は逆にお金が入ってきておったのが,鉄の価格が暴落しておって,今こういう状況でございますけれども,鉄の価格が上昇すれば売却することも考えられますので,今後の鉄の価格の動向を注視して,ほかの方法も考えていきたいと考えております。また部品の売却についても,そのとった業者と相談して,そういうことができるかどうかというのも併せて検討してまいりたいと考えております。 ○商工観光部長(柳田秀徳君)  田口地区のコミュニティ広場の件でございますけれども,田口地区の中心部で現在の公民館周辺を考えておりまして,旧霧島老人憩いの家は今まで地域の方のゲートボール等とかそういうものに利用されてきておりましたけれども,新たな広場は今後地区の行事や駐車場など,より幅広く多目的な活用ができるようにと考えております。したがいまして周辺に公民館がございますので,トイレとか倉庫とかそこら辺はまだ今のところは考えておりませんで,更地の広場というふうな考え方を持っております。今後地域の館長さんや地域の方々とも十分に協議をいたしまして,進めてまいりたいと考えております。 ○農林水産部長(萬德茂樹君)  先ほど観光でいくのか,それとも漁業でいくのかというようなことでございますけれども,魚付き保安林につきましては,やはり海に対して養分を提供するということ,また非常に魚が住みやすい環境を作るというようなことで,水産資源の確保という面からは非常に重要なことだと思います。また,釣りというのは一つの観光にもなってまいりますので,どちらに重点というよりは,両方を考えた形での観光また水産業振興,そういう両面を考えているところでございます。 ○39番(前川原正人君)  それぞれ答弁いただきました。まずこの550万円の蒸気機関車の解体なんですが,アスベストの除去に対して業者に対する報酬として550万を計上ということなんですが,例えばインターネットで公売です。例を言わしていただくと,駅長がかぶっている旧国鉄の帽子は5万円するんです,インターネットで最低。ですから今,動輪が欲しいとか,写真を見ますとこういう写真を撮ってきましたけれども,これは「貴婦人」というやつなんですね。このSLというのは,C型です。なんですけれども,欲しい人はのどから手が出るくらいこのパーツが欲しいという方はたくさんいらっしゃいます。その辺は十分業者とも協議をしていただいて,より本当に,真の意味での最良の判断をしていただきたいということを申し述べておきたいと思います。最後に脇元地区,旧国分時代の脇元地区になりますが,ここには約9,000万円を投入して整備をした経過があるんですが,今まで投入をした金額がそれまでにあるわけですけれども,今回の緊急経済対策のこの予算とやはり整合性を当然持たせるべきだと思うんです。ですからその辺も十分検討をしていくべきだというふうに考えますが,それについてどうお考えなのかお聞きをしておきたいと思います。 ○農林水産部長(萬德茂樹君)  旧国分時代に9,000万円をかけて整備をされたということでございますけども,これは遊歩道とかその辺の整備だと思います。それはやはりあの辺を散策される方々の散策道路として,あるいは釣りを楽しまれる方々の位置として整備をして利用されてきたと思います。今後の遊歩道とかそういった形の整備につきましても,やはり同じような延長の中で,あの場所というのが釣り愛好家とか自然を散策する方々,すばらしい場所ですのでそういった整備を目的として国分時代も整備してきたと思います。やはりそこは現在においても同じでございまして,今後もそういった利用のための整備というものを図っていかなければならないというふうに思っております。そういった面で今回のこの景気対策につきましても,それの一貫として利用される方々の駐車場を整備し,魚付き保安林を購入するということで,関連というか,その延長上にあるというふうに考えております。 ○議長(西村新一郎君)  以上で39番,前川原正人議員の質疑を終わります。次に,42番,深町四雄議員より質疑の通告がなされております。許可いたします。 ○42番(深町四雄君)  霧島市一般会計補正予算(第2号)について質疑をさせていただきますが,今回地域活性化・経済対策臨時交付金といたしまして,事業費の75%を充当したと,先ほどの全協の中で説明を受けたわけですが,その裏付けとなる一般財源を25%充当しておりますが,今後の財政健全化計画との見通しについてお伺いをいたすものであります。 ○総務部長(今村恭一君)  地域活性化経済危機対策臨時交付金につきましては,地方公共団体において,地球温暖化対策,少子高齢化社会への対応,安全・安心の実現,そのほか将来に向けた地域の実情に応じ,きめ細やかな事業を積極的に実現できるよう交付されるものであります。また,今回の国の補正は,経済の活性化の下支えとして編成されたことから,本市におきましても地域活性化の一助となるよう予算計上しております。なお,当該臨時交付金の充当率は定額であり,予算執行の利便性を考慮し,概ね75%の充当率をもって予算計上したところであります。また,本市の財政を持続可能な健全なものとするため,平成18年に財政健全化計画を策定し,一般財源の収支を図るとともに,市債残高の縮減と基金残高の増嵩を図ることに着目し,財政運営を行っております。平成20年度決算見込みの結果,平成20年度末の財政調整に活用可能な3基金,これは財政調整基金,減債基金,特定建設事業基金のことでありますけれども,この残高は71億円となり,計画の34億円よりも37億円多くなっております。また,市債残高につきましても,平成20年度末の残高が764億円となり,計画の791億円よりも27億円少なくなっております。このことにつきましては,これまで有利な財源を活用した事業を導入してきたこと,経常経費の削減及び一般財源の確保などに努めてきた結果であり,経営健全化計画を上回る財政運営が行われているものと考えております。しかしながら,類似団体と比較してみますと,人件費,公債費,扶助費の義務的経費の占める割合は,依然として高い状況にあることから,今後も引き続き,持続可能な健全財政を確立するため,行財政改革を行うとともに,経営健全化計画に基づいた財政運営に努めてまいりたいと考えております。 ○42番(深町四雄君)  今,部長よりいろいろと財政健全化計画とか,いい方向にあるというような答弁を受けましたが,今回のこの補正予算のこの説明資料を見てみますと,補助金というのが少なくて,国に関するようないろんなものじゃなくて,地域の活性化のために,この国庫支出金というものは交付金でほとんど出されておりますが,今まではこうした事業をする場合においては,地方債というのがあって,この事業費に充てる充当率があって,交付税算入措置等があったわけですが,今回は先ほど同僚議員が申し上げました繰越金3億1,600万くらいですか,そういうものを一般財源として充当しておるわけですが,こうした中においてこの一般財源に対する交付税の算入措置というものは考えられないのか。私はなぜこれを申し上げるかと言いますと,旧来の充当率と25%持ち出しというのはほとんどあまり変わらないようなことで,だから今,財政健全化計画との見通しについてお伺いいたしたわけですが,この一般財源の繰越金を充当した,それに算入というものはもう考えられないのかですね。財政課長にお伺いいたします。 ○財政課長(塩川 剛君)  今回の地域活性化経済危機対策臨時交付金につきまして概ね75%を充当しております。これの裏の概ね25%については一般財源ということで,繰越金,一般財源です。これを充当いたしているところでございます。今,ご質問にありましたその交付税算入というのは,その一般財源の裏部分にそういう有利な起債を充当して交付税で算入されたらどうかというようなご質問というふうに理解してよろしいでしょうか。現在のところ当初予算上で地方債の発行額を55億円といたしております。これは私どもが策定しております健全化計画,これの55億円,これの枠いっぱいいっぱいという状況でございまして,この裏財源に起債をというのは,今のところ考えてないところでございます。一方,地域活性化公共投資臨時交付金につきましては,国の補助金の裏財源の90%を地域公共投資臨時交付金を充当することができます。その裏財源の残り10%については補正予算債を発行することができます。補正予算債につきましては非常に交付税措置の有利な起債でございます。今回はまだその充当を予算上いたしておりませんけれども,今後の予算執行を見ながら,また起債の申請の期限も見ながらこのあたりをどうするか判断していきたいというふうに考えているところでございます。 ○42番(深町四雄君)  この財政になれば,なかなか数字的なものが出てきて突然聞いて私も質問するわけですが,今後はそうしたらこの充当率が今25%持ち出しをしたと。それがまだ減る可能性もあるということで理解してもいいわけですか。90%くらいそうしたものに対しては予算に,事業費に対するものが,やりようによっては90%くらいは充当できるんだということでできるのか。その辺について。 ○財政課長(塩川 剛君)  概ね75%という形で充当いたしております。これにつきましては今後の執行などによりましては,入札残,減になったりするかと思います。そのようなことから逆にこの充当率というのは上がっていくのでは,決算を見ますとこの充当率というのは上がっていくんじゃないかというふうに考えております。その分一般財源のつぎ込みは少なくなってくるということでございます。 ○議長(西村新一郎君)  以上で42番,深町四雄議員の質疑を終わります。最後に,3番,秋広眞司議員から質疑の通告がされております。したがって許可いたします。 ○3番(秋広眞司君)  私は議案第58号,平成21年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について2点質疑をいたします。通告とは逆の方向から,2点目から質問をいたしますが,まず,国分西地区公民館建設事業でありますが,これは説明資料の4ページにも書いてありますように,国分地区で唯一独自の公民館施設がなかったところでありまして,国分市時代からの長年の懸案事項として残っていたわけで,西地区の住民の方の強い要望・念願がやっと叶えられるということで,非常に喜ばしい限りであります。私自身一般質問した経緯もあり,いろんな意味でうれしくありがたい気持ちであります。まずもって市長のこの決断に感謝を申し上げます。ありがとうございました。また,この経済対策を打った麻生総理にもお礼を申し上げなければいけないのかもしれません。そこで1点目に,この西地区公民館建設について,いびつな形をしたこの土地の買収がなされるわけですが,設計上具体的にどのような建物がどこに建つのか。木造なのかモルタルなのか鉄筋なのか鉄骨なのか,1階なのか2階なのか,そして広場は土なのか芝なのか。そしてまた駐車場はどこになるのか。具体的にご説明をいただきたいと思います。2点目にこの案を作られる段階で,公民館長等にも投げられているはずでありますが,この地域の代表である公民館長等から要望はあったのか。問題提起はあったのか。あったとしたらどのようなものがあったのか。それにどのように受け止められたのかお伺いするものであります。2点目に,本年8月30日投票の衆議院選挙ありますけれども,先ほど麻生総理に感謝を申し上げたんですが,もし政権交代があった場合,民主党が政権を取った場合,新聞・テレビ等の発言によりますと,予算の組み替えや凍結もあり得るやもという議論もされておりますが,もしそうなった場合,本市のその14億を超える今回の補正に影響はあるのかどうか。あるとすればどのような形で影響が出てくるのか。以上2点についてお伺いします。 ○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)  国分西地区公民館建設事業につきましての1点目,設計上,具体的にどのような箱物と広場になるのかというご質問ですが,公民館は現在ある市の広場のところに公民館を造りまして,そちらのほうに駐車場もつくる予定です。新たにそこに隣接した土地のほうに広場を移設する予定でございます。そして公民館は,建物面積271㎡の鉄筋コンクリート造りを考えております。間取り等につきましては,今後,他の地区の公民館を参考に,地元のご要望もお伺いしながら決定していきたいと考えております。広場は移設前は1,338㎡で,移設後は1,325㎡とし,グラウンドゴルフ等のしやすいほぼ正方形の用地でございます。公民館等の地域の要望はしっかり受け止めているのかというご質問ですが,国分西地区における公民館の建設は,旧国分市のときから地域にとっても市にとっても長年の課題でございました。国分西地区自治公民館の作成される地域まちづくり計画の実施計画にも毎年掲載され,強く要望されているところでございます。今まで施設建設のための国庫補助金等の財源を確保できなかったため,建設することができませんでしたが,この間,地域の方々のご要望は,機会あるごとにお聞きしておりますので,しっかりと受け止めているものと考えております。 ○総務部長(今村恭一君)  今回の一般会計補正予算につきましては,地域活性化経済危機対策臨時交付金地域活性化公共投資臨時交付金などを計上しているところであり,全て国の一次補正に関係するもので,既に国会の議決を得たものであります。8月30日の衆議院議員総選挙を控え,最近ご質問のような議論もなされているようでありますが,ただいま申し上げましたとおり,今回の国の一次補正予算は,既に国会で審議され議決されたものであり,取組の早い団体では既に予算を執行されているところでもあろうかと考えております。このようなことから,現在のところ,私どもとしましては,今後国の予算の凍結等はないものと考えているところであります。しかしながら,国の政局が大きく変わる可能性も考えられることなどから,今後も国の動向や経済情勢の推移等に十分留意してまいります。 ○3番(秋広眞司君)  先ほど公民館の関係ですけども,回答漏れがちょっとありますので。鉄筋は分かりましたけども平屋ですか2階ですか。それから広場は芝ですか,土ですかという関係。それと再質問ですけども22年の3月の予定工期であるわけですが,22年の4月から供用できるという具合に理解してよろしいのかどうかお伺いします。 ○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)  まず1点目の平屋か2階建てかというお話ですけれども,現在は平屋を考えております。それから芝かどうかということですけれども,現在今使われているのも土の広場でございますので,そういったものを現段階では考えております。それから3月31日までに可能かということですけれども,それに向けて努力はいたしますけれども,ちょっと工期的な問題で場合によっては繰り越すことも考えられるのかなというふうに考えております。 ○3番(秋広眞司君)  これ市長に要望ですけども,是非待ち望んでいた施設ができますから早く供給していただきたい。もし工期が3月を待たずにできた場合にはその時点で早く供給をしていただきたいという要望です。お願いしておきます。 ○議長(西村新一郎君)  以上で秋広眞司議員の質疑を終わります。以上で通告による質疑を終わります。ほかに質疑はありませんか。                 [「なし」と言う声あり]  質疑なしということでございます。以上で日程第3,議案第58号の質疑の全てを終結します。これより議案処理に入ります。お諮りします。日程第3,議案第58号,平成21年度霧島市一般会計補正予算(第2号)については,会議規則第38条第3項の規定により,委員会付託を省略し,審議したいと思いますが,これにご異議ありませんか。                [「異議なし」と言う声あり]  ご異議なしと認めます。したがって,そのように決定しました。それでは議案第58号,平成21年度霧島市一般会計補正予算(第2号)について,討論に入ります。討論はありませんか。
                    [「なし」という声あり]  討論なしと認めます。採決します。議案第58号について原案のとおり可決することにご異議ありませんか。                 [「なし」という声あり]  ご異議なしと認めます。したがって,議案第58号は原案のとおり可決されました。   △ 日程第4 閉会中における所管事務調査についての報告 ○議長(西村新一郎君)  次に,日程第4,閉会中における所管事務調査についての報告であります。環境福祉常任委員長の報告を求めます。 ○環境福祉常任委員長(新橋 実君)  去る7月9日,環境福祉常任委員会を開催いたしました。当初は閉会中の継続審査となっておりました認定こども園関係の陳情2件の審査をする予定でしたが,7月6日に2件とも議長に取下げの申し出がなされたため,「認定こども園制度に関する所管事務調査」に切り替えて調査を行いました。この認定こども園の制度について,執行部の説明では,幼稚園と保育所の両方のいいところをそれぞれ活かしながら,その両方の役割を果たすことができる新たな施設であり,平成18年10月から認定こども園制度がスタートしている。幼稚園と保育所等のうち,県から認定された施設で,1つ目には,教育及び保育を一体的に提供,すなわち保育に欠ける子ども,欠けない子どもにも対応し,保護者が働いている,働いていないに関わらず,受け入れられる施設である。2つ目には,地域における子育て支援の実施,すべての子育て家庭を対象に,いろいろな子育て不安に対応した相談活動や親子の集いの場の提供などを行う機能を持っている施設であるとの説明がありました。陳情が取り下げられた理由について,執行部の説明によると,本年の1月に認定子ども園を設置したいという5つの幼稚園から,認定こども園設置に関する申請がなされたが,市のすくすくこどもプラン等に認定こども園の文言等が入っていないことから,市として基本方針を定めなければ対応ができないということで,その時点では,回答をしてきた。年度が明けて,本年4月22日に「霧島市保育所及び幼稚園の適正配置審議会」を開催し,既存保育所の定員増,それから分園,そして認定こども園の認可等に関した諮問を行った。審議会の答申では,定員増及び分園については「適当である」との答申がなされ,また認定こども園についても慎重審議が長時間にわたって行われ,「適当である」という答申がなされた。保育所等から出される認可申請に必要な書類として,市が意見書を添付することになるが,その意見書の中には,関係者との調整が図られたことが前提となる。保育所,幼稚園,民生委員,自治公民館などの関係機関等の代表者で構成される適正配置審議会を設置して,広く意見を聞き,審議をし,その答申を尊重して意見書の作成に反映させていく。今回,審議会からは適当であるという答申がなされたが,全会一致ではなかったので,認定こども園に対して,反対の立場での陳情書が提出された。反対の陳情が出ると,調整が図られているという取扱いができないことから,県への進達ができない状況であった。しかし市として,待機児童の解消は,大変重要な課題であるので,速やかに認可申請の手続きを進めたいということから,両方の方々に対して調整が図れないものかとお願いをしてきた。そうした中で,先般7月6日に双方が和解をして,陳情書の取下げに至った。和解の内容としては,「保育料の単価については,霧島市が設定している保育料の基準と同じ料金を認定こども園にも適用するということ」,「入所申し込みがあった場合に園が独断で断ったりしないこと」,「本年4月22日の審議会の答申を尊重し,新たにその認定こども園の県へ進達をするときに,改めて諮問しないこと」,「想定しないこと等が発生した場合は,双方協議をして行うこと」,この4点が確認されている。今後の予定としては,平成21年度にとりあえず1か所,認定こども園を設置し,来年度以降,随時準備の整ったところから設置されるという合意もなされているとの説明でした。審査の中で出た主な質疑では,「認定こども園の保育士の配置基準や,子ども一人あたりの必要な面積などはきちんと基準が決められていると思うが,どのようになっているのか」の質疑に,「面積や保育士の配置基準については,現在の保育園と何ら変わっていない」との答弁。「審議会の賛成多数という形で結論を得たものを添付書類として出すのか。合意された分は公的な取扱いをされるということであれば,内容は公開されなければいけない。また審議会でそれを踏まえた上で,全審議会12人が結論を出したというふうに持っていかなければいけない性格のものではないかと思うがどうか」との質疑に,「構成メンバーも納得されている。調整が図られたということで,文言としては文章を表記することで進達できると考えている。審議会に再度かけなければいけないのかということだが,これは適当であると認められているので,改めてかける必要はないという判断をしている」との答弁。「5つの幼稚園から申請が出され,それぞれ20人ずつ認定こども園を増やしていくと,今回クローバー保育園の定数が増えていることも含めると,100人以上の枠が増えてくるということになってくるが,実際それが現状に合った形になるのかどうか」の質疑に,「霧島市が定めた保育所待機児童解消対策にかかる基本方針では,本年の1月1日で157名の,希望するところには入れない子どもたちがいるが,厚生労働省が定めている待機児童という定義は,霧島市に当てはめるとゼロになる。霧島市独自としては,やはり希望するところに入れない子どもは重要視して,入っていただけるような環境を作っていくというのが行政の仕事であると認識している」との答弁。「認定こども園という選択肢もあるが,公的な保育ということで,公立保育園も条件整備を整えていく計画がなされているのかどうか」の質疑に,「公立保育所については,施設等の老朽化等もあり,また定数を大幅に割っているということもあり,現在の集中改革プランでは,この公立保育所の見直しを掲げている。庁内での検討委員会を設置して,早い段階で外部の委員を含めた形での公立保育所のあり方について検討を進めたい」との答弁。「認定こども園の機能について,就学前の子どもに幼児教育・保育の提供と,地域における子育て支援というのがあるが,今まであったものと変わらないのか,義務付けたのかどうか」の質疑に,「地域における子育て支援の実施は,セットで義務付けられている。6か所ほど子育て支援センターがあり,事業をしているが,全く同じことを全部するというのではなく,その中の一部をするということになっている」との答弁。「適正配置審議会は12名ということだが,この中に保護者代表は入っているのか」の質疑に,「保護者の方は入っていない」との答弁。その他,質疑がありました。また,「認定こども園の利用料について,施設が利用料を設定して徴収するということで,料金が高止まりしないかということが心配される。また,料金の協定を結ぶというのは,違法的なものが出てこないのか」の質疑については,「後日,厚生労働省や県等に問い合わせて回答するとのことで,7月13日に届いた文書による回答では,施設が利用料を決定する場合に,市町村と意見交換した上で対応することは妨げられるものではないが,利用料負担の基本的な考え方を踏まえた上で施設に利用料設定の裁量を求めるものであり,この基本的考え方から外れる不適切な利用料については,市町村がその変更を求めることができる。また,価格協定の場合,協定を結ぶことは公正な競争を阻害することに繋がることから,独占禁止法に抵触する恐れがあるとの回答があり,これらを踏まえて市としては,霧島市保育協議会及び私立幼稚園協会に対し,その旨を伝え,その結果,双方において保育料の設定にあたっては,『認可保育所と同等の保育の質を保持すること』とした内容に見直しを行った」とのことでした。以上で環境福祉常任委員会の所管事務調査の報告を終わります。 ○議長(西村新一郎君)  以上で閉会中における所管事務調査についての報告を終わります。   △ 日程第5 陳情第8号の取下げについて及び     日程第6 陳情第9号の取下げについて ○議長(西村新一郎君)  次に,日程第5,陳情第8号の取下げについてより,日程第6,陳情第9号の取下げまで以上2件を一括して議題とします。お諮りします。陳情第8号及び陳情第9号については,陳情者から取り下げたいとの申し出がありましたので,これを許可することに,ご異議ありませんか。                [「異議なし」という声あり]  ご異議なしと認めます。したがって,陳情第8号及び陳情第9号の取下げは許可することに決定しました。  これで今臨時会に付議されました案件の全てを終了しました。したがって,平成21年第3回霧島市議会臨時会を閉会します。                 「閉会 午後 3時33分」  地方自治法第123条第2項の規定により,ここに署名する。               霧島市議会議長  西 村 新一郎               霧島市議会議員  宮 内   博               霧島市議会議員  徳 田 和 昭...