令和 2年 6月
定例会令和2年6月
定例会会議録(第1号)───────────────────────────────────────────1、
開会日時 令和2年6月5日(金)午前10時────────────────────────────────1、
議事日程(第1号) 第 1 議席の一部変更 第 2
会議録署名議員の指名 第 3 会期の決定 第 4 鹿屋市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の
専決処分の承認について(
市長提出議案第42号) 第 5 鹿屋市
税条例等の一部を改正する条例の
専決処分の承認について(
市長提出議案第43号) 第 6 鹿屋市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の
専決処分の承認について(
市長提出議案第44号) 第 7 令和元
年度鹿屋市
一般会計補正予算(第6号)の
専決処分の承認について(
市長提出議案第45号) 第 8 鹿屋市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の
専決処分の承認について(
市長提出議案第46号) 第 9 鹿屋市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の
専決処分の承認について(
市長提出議案第47号) 第10 令和2
年度鹿屋市
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分の承認について(
市長提出議案第48号) 第11 令和2
年度鹿屋市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の
専決処分の承認について(
市長提出議案第49号) 第12 鹿屋市
税条例及び鹿屋市
都市計画税条例の一部改正について(
市長提出議案第50号) 第13 鹿屋市
手数料条例の一部改正について(
市長提出議案第51号) 第14 鹿屋市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について(
市長提出議案第52号) 第15 鹿屋市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について(
市長提出議案第53号) 第16 鹿屋市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について(
市長提出議案第54号) 第17 鹿屋市
介護保険条例の一部改正について(
市長提出議案第55号) 第18
鹿屋市営住宅条例の一部改正について(
市長提出議案第56号) 第19 鹿屋市
地域活性化住宅条例の廃止について(
市長提出議案第57号) 第20
市有財産(土地)の処分について(
市長提出議案第58号) 第21 令和2
年度鹿屋市
一般会計補正予算(第2号)(
市長提出議案第59号) 第22 令和2
年度鹿屋市
一般会計補正予算(第3号)(
市長提出議案第60号) 第23 令和2
年度鹿屋市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)(
市長提出議案第61号) 第24 事故の和解及び
損害賠償の額を定めることについての
専決処分について(
市長提出報告第4号) 第25 令和元
年度繰越明許費繰越計算書について(
市長提出報告第5号) 第26
損害賠償の額を定めることについての
専決処分について(
市長提出報告第6号) 第27
市営住宅に係る
家賃等の請求に関する和解についての
専決処分について(
市長提出報告第7号)────────────────────────────────1、本日の会議に付した事件
議事日程のとおり────────────────────────────────1、
出席議員 1番 中 馬
美樹郎 議員 2番 田 辺 水 哉 議員 3番 原 田 靖 議員 4番 福 﨑 和 士 議員 5番 佐々木 茂 己 議員 6番 繁 昌 誠 吾 議員 7番 米 永 淳 子 議員 8番 伊 野 幸 二 議員 9番 宮 島 眞 一 議員 10番 柴 立 豊 子 議員11番 吉 岡 鳴 人 議員 12番 岩 松 近 俊 議員13番 近 藤 善 光 議員 14番 児 玉 美環子
議員15番 福 田 伸 作
議員 16番 市 來 洋 志
議員17番 時 吉 茂 治
議員 18番
別府込 初 男 議員19番 梶 原 正 憲 議員 20番 新 保 秀 美 議員21番 西 薗 美恵子 議員 22番 松 本 辰 二 議員23番 東 秀 哉
議員 24番 岡 元 浩 一
議員25番 今 村 光 春
議員 26番 永 山 勇 人
議員27番
下本地 隆
議員 28番
花牟礼 薫
議員 〈以上28人〉────────────────────────────────1、
事務局職員 局長 内 村 純 一 君 次長 前 原 浩 幸 君
次長補佐兼
管理係長 塩 屋 広 也 君 主幹兼
議事調査係長 岩 元 隆 洋 君
議事調査係主査 長 﨑 悟 君
議事調査係主任主事 砂 原 浩 司 君
議事調査係主任主事 川 西 あゆみ 君────────────────────────────────1、説明のため出席した者の
職氏名 市長 中 西 茂 君 副市長 原 口 学 君 副市長 宮 地 修 平 君
市長公室長 坂 野 博 志 君
総務部長 稲 田 雅 美 君
市民生活部長 中 裕 則 君
保健福祉部長兼
福祉事務所長 深 水 俊 彦 君
農林商工部長 松 下 勉 君
建設部長 西 小 野 孝 君
上下水道部長 郷 原 竜 児 君
商工観光振興監 末 吉 俊 一 君
健康づくり・
高齢者支援対策監 畑 中 健 二 君
建築技監 泊 孝 二 君
輝北総合支所長 中 津 川 守 君
串良総合支所長 坂 元 賢 郎 君
吾平総合支所長 波 江 野 孝 君
政策推進課長 永 山 俊 一 君
財政課長 福 永 昌 晃 君
教育長 中 野 健 作 君
教育次長 稲 村 憲 幸 君──────────────────────────────────────────────────────午前10時00分開会 ▽ 開 会
○議長(
花牟礼薫君) それでは、令和2年6月
鹿屋市議会定例会を開会をいたします。 ▽ 開 議
○議長(
花牟礼薫君) これより本日の会議を開きます。
出席議員は28人であります。 これより議事に入ります。 本日の議事は、既に配付しております
議事日程により進めてまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。───────────
△日程第1議席の一部変更
○議長(
花牟礼薫君) 日程第1 議席の一部変更を議題といたします。 お諮りいたします。
議員の
所属会派の
異動等に伴い、
会議規則第4条第3項の規定により、お手元に配付の
議席表のとおり、現在御着席の議席を一部変更して指定したいと思います。これに御異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
花牟礼薫君) 異議なしと認めます。よって、お手元に配付の
議席表のとおり、現在御着席の議席を一部変更して指定することに決定をいたしました。───────────
△日程第2
会議録署名議員の指名
○議長(
花牟礼薫君) 日程第2
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員として、
会議規則第87条の規定により、1番
中馬美樹郎議員及び27番
下本地隆議員を指名をいたします。───────────
△日程第3会期の決定
○議長(
花牟礼薫君) 次に、日程第3 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。去る5月29日開催の
議会運営委員会の決定を踏まえ、
今期定例会の日程は、
別紙会期日程表のとおり、本日から6月25日までの21日間としたいと思います。これに御異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
花牟礼薫君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月25日までの21日間とすることに決しました。───────────
△日程第4-第42号 鹿屋市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の
専決処分の承認について外23件
○議長(
花牟礼薫君) 次に、日程第4 議案第42号から日程第27 報告第7号まで、議案20件、報告4件を一括して議題といたします。
提案理由の説明及び報告を求めます。 [市長 中西 茂君 登壇]
◎市長(
中西茂君) 令和2年6月
鹿屋市議会定例会の開会に当たり、現時点における
市政運営の状況を御報告するとともに、今回、提案しております
予算案等について御説明し、
議員各位をはじめ、市民の
皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 昨年12月に中国で検出された
新型コロナウイルスについては、国内では1月15日に最初の
感染者が確認され、6月3日現在1万6,982人が感染し、907人が亡くなられております。お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、
入院加療中の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。 県内では、3月26日に初めて
感染者が確認されてから、現在までの
感染者数は10人となっておりますが、本市においては、いまだ
感染者は発生しておりません。これもひとえに市民の
皆様一人ひとりが高い
予防意識を持ち、3密の防止や移動の自粛などに努めていただいた結果であると認識しております。 一方、国から発令された
緊急事態宣言に伴い、県内でも休業や営業時間の短縮、
不要不急の
外出自粛等の要請がなされ、多くの方々が楽しみにしていた
イベント等の縮小・中止や
消費低迷による景気の悪化など、
市民生活に大きな影響が及んでいる状況にあります。 市内の
小中学校等においては
感染拡大防止のため休校となり、
卒業式、
入学式等の
学校行事が縮小されたほか、
部活動、
少年団活動等も制限されるなど、
子供たちの成長や
生活リズムに少なからず影響を与え、
保護者の方々にも御不便や御負担をかけることとなりました。 また、毎年、
市内外から多くの
皆さんが訪れ楽しんでいただいている、「かのや
ばら祭り」や「
エアーメモリアルinかのや」などの
各種イベントについても中止となったところです。 これまで誰も経験したことのない未曾有の事態に大きな不安を感じ、
日常生活を送る上でも様々な制約がある中ではありますが、マスクや
フェイスシールド、室内の
除菌洗浄に使える
酸性電解水の
製造機、
焼酎造りの技術を生かした
消毒用の高
濃度アルコール、非
接触式体温測定装置など
市内事業者や団体から多くの寄贈があり、市民の皆様の地域に対する深い思いやりと温かい御支援に厚く感謝を申し上げます。これらの
寄贈品につきましては、
医療機関や
福祉施設、
市内小中学校等に計画的に配布・設置いたしました。 このほか、
地元飲食店の皆様が連携し、
弁当販売や
宅配サービス、
持ち帰り情報等を掲載したウェブサイト「TOGOかのや」を開設するなど、
事業者の支援や
地域経済を維持するための活動についても、創意工夫しながら取り組んでいます。 本市としましても、今後の継続的な
感染症予防のため、市役所内や
地区学習センター等に
酸性電解水の
給水所を設置したほか、
防災行政無線や広報かのやなどを活用し、
感染症予防の周知・啓発に取り組んでいるところです。 自助・互助の精神の下、地域で支え合う絆の輪が広がりつつあることを心強く感じるとともに、引き続き
地域住民や
事業者、
関係団体など市全体で助け合いの意識を醸成し、安心して暮らせる
地域社会を構築してまいります。 なお、これまで
大隅地区4市5町の首長をはじめ、各地区の
医師会や
消防組合、
鹿屋商工会議所、かのや
市商工会など
関係団体と、現状の把握や
医療体制、
事業者支援について
意見交換を行ってまいりました。引き続き、
関係団体とも十分に連携を図りながら、
感染症予防や
消費喚起に取り組んでまいります。
緊急事態宣言については、5月25日に全面解除され、新しい
生活様式や
社会経済活動再開の目安などが示されましたが、感染を抑えながら完全なる日常を取り戻していくにはまだまだ時間がかかるものと認識しております。今後においても、
地域住民や
事業者、
関係団体等と連携を図り、新しい
生活様式を取り入れた基本的な
感染症予防を引き続き行いながら、地域の
経済活動との両立に努めてまいります。 それでは、3月議会以降の主な施策の
進捗状況等について御報告申し上げます。 今回の
感染拡大に伴い影響を受けている
市民生活を維持するため、国の
特別定額給付金に加えて、市独自の「
子育て応援給付金」として、18歳までの子供1人につき1万円を給付することとしました。 これらの
給付金を市民の皆様に迅速かつ確実にお届けするため、申請に関する相談や
給付手続を行う「
特別定額給付金事業推進事務局」をいち早く設置し、これまでに全世帯の9割を超える約4万8,000世帯へ支給したところであり、引き続き早急に全世帯に行き渡るよう対応してまいります。また、県の要請に応じて休業や営業時間短縮に御協力いただいた
中小企業及び
個人事業主に対し、県の
協力金に市独自で上乗せする「
新型コロナウイルス感染症対策休業等協力補助金」の支給も始めたところです。 今後においても、生活に不安を抱いている市民や経営に困っている
事業者からの相談に丁寧に応じながら、国、県が実施する施策や市独自の
支援策などの
情報提供に努めるとともに、
関係者と一体となって、平穏な
市民生活と
地域経済の維持・回復に取り組んでまいります。
防災対策については、
県石油商業組合鹿屋支部と、
緊急通行車両へ優先して給油することなどを定めた災害時の
支援活動等に関する協定を締結し、円滑な復旧と
被災者や
帰宅困難者等に対する
支援体制を強化しました。また、
洪水浸水想定区域や
土砂災害警戒区域等を見直すなど、本市で想定される災害や
避難方法等の情報について、市民に分かりやすく掲載した
防災マップを新たに作成し、全戸に配布したところです。これから大雨や台風などが発生しやすい時期を迎えることから、引き続き
防災マップの
利活用促進に努めるなど、
関係機関と連携しながら防災・
減災対策に万全を期してまいります。 くるりんバスを活用した取組については、
運転免許証を自主返納した方を対象に、くるりんバス全路線において3年間の
運賃無料化を開始しました。この取組が、運転に不安を抱える
高齢者等の
免許返納を促進し
交通事故の低減につながるものと期待するとともに、引き続きくるりんバスの
利用促進や
利便性の向上に努めてまいります。 多
文化共生社会に向けた取組については、
外国人が安心して暮らせるよう、困ったときの
相談窓口やごみの出し方などの情報を掲載した「
外国人のための
生活便利帳」を発行し、
市内在住の
外国人のほか、
技能実習生を受け入れる
市内事業者に配布しました。今後においても、多様な文化を理解する機会や地域との交流の場を創出するなど、
地域社会の一員として欠かせない存在となっている
外国人を含む、全ての市民が暮らしやすい
まちづくりに取り組んでまいります。
環境対策については、第2次鹿屋市
総合計画に掲げる
まちづくりを実現するため、「未来につなごう ひとと
自然環境にやさしいまち かのや」を将来の
環境像として定めた第2次鹿屋市
環境基本計画を策定しました。ごみの減量・リサイクル、
自然環境の
保全等の施策に、市民や
事業者の
皆さんと協力して継続的に取り組むことで
市民運動としての定着を図るとともに、豊かな
自然環境を次代の
子供たちに残せるよう、引き続き環境に配慮した取組を進めてまいります。 新たな
交流拠点については、食の魅力を発信する場として、
JA鹿児島きもつきの
農畜産物直売所「どっ
菜市場」が、
感染症予防対策を徹底した中でオープンしました。当日は多くの来客があり、新鮮で品質も良く、品数も豊富などの声が聞かれ、今月中のオープンを予定している
霧島ヶ丘公園の「くろぶたの丘」とともに、地域の食と農業の
情報発信機能の強化につながるものと期待しております。 また、未来につながる教育を推進する場として、
鹿屋女子高等学校の新校舎の竣工に続き、地元産の木材を活用した
多目的ホール「NANOHANA HALL」が完成しました。この
ホールは、
サブ体育館や
武道館としての機能のほか、
講演会場やギャラリーなど地域の方々にも利用していただくことを想定しており、多くの方々に愛され、地域のシンボルとなることが期待されています。 これらの新たな
交流拠点を活用しながら、地域の経済と農業の
活性化、関係・
交流人口の
増加促進を図るとともに、多
世代交流を通じた郷土愛あふれる人材の育成に努めてまいります。
スマート農業の推進については、
加工用さつまいも生産における育苗・
植付け作業の
省力化やドローンを活用した
農薬散布等の
栽培効率化の実証を行うため、
JA鹿児島きもつきを中心とした
産学官連携の「
鹿児島県
さつまいもスマート農業実証コンソーシアム」が発足しました。本市としましても、同
コンソーシアムの
構成機関の一員として実証の
効果等を検証するとともに、引き続き本市の実情に即した
スマート農業の普及に向けた取組を進めてまいります。
情報発信の取組については、都道府県の審査を経て全国から応募があった
全国広報コンクール広報誌部門において、ハンセン病問題を特集した広報かのやの昨年9月号が県内で
唯一入選を果たし、
住民目線を生かした編集が高く評価されたことから、
特別賞も合わせて受賞しました。今後においても、
地域課題やニュース、人物などを積極的に扱い、若い世代から
高齢者まで、分かりやすく興味を持ってもらえる情報の発信に努めてまいります。 燃ゆる
感動かごしま国体・
かごしま大会については現在準備を進めておりますが、
地区予選大会を経て開催される
各種全国大会の相次ぐ中止や、
感染症流行の第2波への懸念、
参加選手等の
安全面などから、10月の開催が困難な情勢となっています。県の、中止だけは避けたいとの意向を踏まえ、引き続き、
日本スポーツ協会、日本障がい
者スポーツ協会、
スポーツ庁、県の4者で延期も含めた
代替案などを協議し、今月中には
開催可否の判断がされることとなっており、本市でもボートなど4つの競技が開催されることから、今後の動向を注視しているところです。 本日は、
かごしま国体・
かごしま大会の
機運醸成を図る取組の一環として、
議員の皆様にもおそろいの
国体ポロシャツを着用していただいております。今後とも、
大会運営はもちろんのこと、選手やスタッフなど全国から訪れる多くの方々を
市民総出でおもてなしできるよう、引き続き準備を進めてまいります。 次に、
補正予算の概要について御説明申し上げます。 議案第48号の
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分の承認については、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う対策として、国の
緊急経済対策に連動した取組や市独自の
緊急対策を速やかに実施するため、去る4月30日に
専決処分したことについて承認を求めるものです。 議案第59号及び第60
号一般会計補正予算(第2号)、(第3号)の概要について御説明申し上げます。 今回の
補正予算は、国の
緊急経済対策により創設された
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した緊急に措置を必要とする事業を
補正予算(第2号)として計上し、その他、国・
県補助金の決定を受けて実施する
事業等を
補正予算(第3号)として計上しました。
補正予算の総額は、
補正予算第2号が7億7,380万円、第3号が1億3,905万7,000円で、補正後の
予算額は653億1,008万9,000円となり、前年度同期と比べますと98億4,259万6,000円、17.7%の増となります。財源については、
地方創生臨時交付金のほか、
財政調整基金等を充てることとしています。 なお、今回の
新型コロナウイルス感染症対策の
予算編成に当たっては、議会からの申入れもいただいたところであり、これらについても十分に検討した上で計上したところであります。 まず、
補正予算第2号について御説明申し上げます。
中小企業等事業継続支援金については、
新型コロナウイルス感染症の影響により、3月から5月のいずれかの月の売上げが昨年同月と比べて20%以上50%未満減少している
農林水産業者を含む
市内事業者の
事業継続を支援するため、市独自に最大30万円の
支援金を給付します。 かのや
プレミアム商品券事業については、
外出自粛などによる経済や
消費等への影響が懸念される中、
消費喚起による
地域経済の
活性化を図るため、一部を
飲食店利用に限定した
プレミアム商品券を発行します。
PCR検査体制整備支援事業については、鹿屋市
医師会が新たに設置する
ウォークスルー方式で検体を採取できる
PCR検査施設の
整備経費を助成し、市民が医師の判断に基づき安全に検査を受けられる体制の強化を図ります。
学校給食臨時休業対策事業については、
小中学校の
臨時休校による
学校給食の休止に伴い、給食の
食材納入業者が負担した食材のキャンセルに要した
費用等について助成を行います。
水道基本料金免除による
生活支援事業については、経済的な影響を受けている市民や
事業者の
負担軽減を図るため、官公庁を除く全ての
給水契約者の6月から9月までの4か月間、
水道料金の
基本料金を免除します。 次に、
補正予算第3号の主な事業について御説明申し上げます。
過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業については、国の
交付金を活用し、西大手町などの4
町内会で構成する「かのや中央四心会」が実施する
既存ビルの改修による
交流拠点施設の整備や、地ビールの製造・販売などの
地域産業の振興に係る取組を支援し、継続的な集落の維持及び
活性化を図ります。
マイナポイント事業については、令和2年9月から実施される
マイナポイントを活用した国の
消費活性化策の実施に当たり、
ポイント利用に必要な
手続等への支援や
ポイントを利用できる店舗の拡大に向けた取組など、事業の円滑な実施を図ります。 低
所得者介護保険料軽減事業については、
消費税率引上げに伴う低所得の
高齢者への影響を緩和するため、
市民税非課税世帯を対象として
介護保険料の軽減を行います。 次に、議案第42号から第58号までの条例その他議案について、その主なものを申し上げます。 議案第46号については、
新型コロナウイルス感染症に感染し、または
発熱等の症状があり感染が疑われる被用者に対し、
一定期間に限り、
傷病手当金が支給できるようにするため、条例の一部改正について本年4月30日に
専決処分したものです。 議案第50号については、
地方税法等の一部改正に伴い、
新型コロナウイルス感染症蔓延防止のための
社会経済活動の
自粛要請等の措置が
納税者等に及ぼす影響の緩和を図るため、
固定資産税の
減免等の特例が設けられたことから、所要の規定の整理を行うものです。 議案第56号については、老朽化した高隈中麓第2
市営住宅の用途を廃止するものです。 議案第57号については、串良町の鹿屋市
地域活性化住宅の
貸付期間満了に伴い、条例を廃止するものです。 このほか報告第4号から第7号までの報告4件については、
地方自治法第180条第1項の規定により
専決処分したものなどで、同条第2項の規定により報告するものです。 報告第4号については、事故の和解及び
損害賠償の額を定めることについて
専決処分したもので、事故の状況は
別紙示談書のとおりです。 報告第5号の繰越明許費繰越計算書については、翌年度に繰り越した予算を、
地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき報告するものです。 一般会計については、情報インフラ整備事業など26事業に係る予算19億2,971万5,000円を令和2年度に繰り越して使用するものです。 公共下水道事業特別会計については、鹿屋市下水処理センター再構築工事事業委託に係る4,460万6,000円を令和2
年度鹿屋市下水道事業会計に繰り越して使用するものです。 報告第6号については、機械警備業務委託契約の一部解除に伴う
損害賠償金の支出について
専決処分したものです。 報告第7号については、
市営住宅に係る
家賃等の請求に関する和解について
専決処分したもので、和解の内容は別紙和解調書のとおりです。 以上、提案しております主な議案等について御説明しました。よろしく御審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
花牟礼薫君) 以上で、説明を終わりました。 これより質疑に入りますが、日程21 議案第59
号一般会計補正予算(第2号)は、お手元に配付の別紙議案付託表のとおり、本日の会議の休憩中に開催予定の予算委員会に付託いたします。したがって、日程第21 議案第59号を除く日程第4 議案第42号から日程第23 議案第61号までの議案19件の質疑は一般質問終了後に行う予定とし、日程第21 議案第59号と報告4件は直ちに質疑に入りたいと思います。 まず、審議の都合上、報告事件から質疑を行います。 日程第24 報告第4号から日程第27 報告第7号までの4件について、一括して質疑があればこれを許します。質疑ございませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
花牟礼薫君) 質疑がないようですので、報告第4号から報告第7号までの報告4件については、これをもって終わります。 次に、日程第21 議案第59号の質疑に入ります。 なお、委員会付託とする議案に対する質疑は、申合わせにより、大綱的なもの、政策的なもの、また重要なものを主として行うようになっておりますので、これを遵守の上、御質疑を願います。 慣例により、歳出及び歳入・その他に分けて行います。 まず、歳出全般について、質疑ございませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
花牟礼薫君) なければ、以上で歳出を終わり、歳入全般・その他について質疑ございませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
花牟礼薫君) なければ、以上で質疑は終結したものと認めます。 ここで、暫時休憩をいたします。午前10時34分休憩───────────午後1時28分再開
○議長(
花牟礼薫君) 会議を再開いたします。 日程第21 議案第59号に対する予算委員長の報告を求めます。 [予算委員長 福﨑和士君 登壇]
◎予算委員長(福﨑和士君) ただいま議題となりました議案1件について、予算委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 議案1件の審査の結果については、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しております。 それでは、議案第59号令和2
年度鹿屋市
一般会計補正予算(第2号)について申し上げます。 なお、
補正予算の概要につきましては、
提案理由説明の中で詳しく述べられておりますので、以下、審査の過程で論議された主なものを申し上げます。 まず、保健衛生費の保健衛生総務費について申し上げます。
新型コロナウイルスのPCR検査に必要な検体採取のため、いわゆる
ウォークスルー方式設置に伴う施設整備に要する経費とのことで、その導入先や採取対象者、検査場所等について質疑がありました。これについては、鹿屋市
医師会へ導入され、指定された場所での採取が行われるとのこと、また、採取場所については人が集まることで感染リスクも高まることも予想されることから非公開とされており、採取対象者としては、加入する市内
医療機関で受診した方で医師が必要と判断した場合のみ検体採取対象者となるとのことであります。 次に、商工費の商工業振興費について申し上げます。 説明によりますと、かのや
プレミアム商品券については、1冊1万3,000円の商品券のうち2,000円分の飲食店限定チケットを含め1万円で販売し、1人世帯で3冊まで、また2人以上の世帯については6冊までの
上限で購入可能とのことであります。 また、
中小企業等事業継続支援金については、法人、
個人事業主同様に、NPO法人等についても対象となるとのことであります。 なお、申請の際に売り上げの減少を証明するためにはどのような書類を提出する必要があるのかとの質疑があり、これについては、確定申告書などの公的書類が必要となるとのことであります。 最後に、保健体育費の
学校給食費について申し上げます。
学校給食臨時休業対策事業については、
学校給食の休止に伴う納入業者に対し、
市内外を問わず助成するのかとの質疑があり、これについては、パン、牛乳及び野菜の納入業者など全ての納入業者を調査し、対象となる業者を一律で助成するとのことであります。 また、事業財源としましては国庫補助金で、全国
学校給食連合会を通じて市町村へ交付されるとのことであります。 以上で、予算委員会委員長報告を終わります。