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09月16日-06号

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  1. 鹿児島市議会 2020-09-16
    09月16日-06号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 2年第3回定例会(9月)                議 事 日 程 第 6 号                          令和2年9月16日(水曜)午前10時 開議 第1 第41号議案ないし第65号議案 第2 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙──────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件    議事日程のとおり────────────────────────────────────────   出席議員 (44人)  1 番   西     洋  介  議員  2 番   山  下     要  議員  3 番   中  元  かつあき  議員  4 番   徳  利  こ う じ  議員  5 番   向  江  か ほ り  議員  6 番   ま つ お  晴  代  議員  7 番   こ じ ま  洋  子  議員  8 番   合  原  ち ひ ろ  議員  9 番   平  山  タカヒサ  議員  10番   園  山  え  り  議員  11番   霜  出  佳  寿  議員  12番   佐  藤  高  広  議員  13番   薗  田  裕  之  議員  14番   瀬 戸 山  つ よ し  議員  16番   し ら が  郁  代  議員  17番   松  尾  ま こ と  議員  18番   米  山  たいすけ  議員  19番   中  原     力  議員  20番   たてやま  清  隆  議員  21番   の ぐ ち  英 一 郎  議員  22番   奥  山 よしじろう  議員  23番   川  越  桂  路  議員  24番   山  口     健  議員  25番   古  江  尚  子  議員  26番   仮  屋  秀  一  議員  27番   柿  元  一  雄  議員  28番   長  浜  昌  三  議員  29番   小  森  のぶたか  議員  30番   伊 地 知  紘  徳  議員  31番   大  森     忍  議員  32番   大  園  た つ や  議員  33番   大  園  盛  仁  議員  34番   志  摩  れ い 子  議員  35番   中  島  蔵  人  議員  36番   小  森  こうぶん  議員  37番   上  門  秀  彦  議員  38番   長  田  徳 太 郎  議員  39番   入  船  攻  一  議員  40番   崎  元  ひろのり  議員  41番   片  平  孝  市  議員  42番   三 反 園  輝  男  議員  43番   森  山  き よ み  議員  44番   秋  広  正  健  議員  45番   小  川  み さ 子  議員────────────────────────────────────────   欠席議員 (1人)  15番   わ き た  高  徳  議員────────────────────────────────────────   事務局職員出席者  事務局長   田  畑  浩  秋  君  議事課長   船  間     学  君  総務課長   小 土 橋  浩  二  君  政務調査課長 益  田  有  宏  君  議事課主幹  議事係長   上 久 保     泰  君  議事課主幹  委員会係長  渡     英  樹  君  議事課主査  迫  田  洋  行  君  議事課主任  海 江 田  拓  郎  君────────────────────────────────────────   説明のため出席した者  市長     森     博  幸  君  副市長    松  永  範  芳  君  副市長    松  山  芳  英  君  教育長    杉  元  羊  一  君  代表監査委員 内  山     薫  君  交通局長   白  石  貴  雄  君  水道局長   秋  野  博  臣  君  船舶局長   有  村  隆  生  君  総務局長   松  枝  岩  根  君  企画財政局長 池  田  哲  也  君  危機管理局長 尾 ノ 上  優  二  君  市民局長   上 四 元     剛  君  環境局長   玉  利     淳  君  健康福祉局長 椎  木  明  彦  君  こども未来局長吉  田  幸  一  君  産業局長   鬼  丸  泰  岳  君  観光交流局長 小  倉  洋  一  君  建設局長   福  留  章  二  君  消防局長   安  樂     剛  君  病院事務局長 緒  方  康  久  君  市長室長   宮 之 原     賢  君  総務部長   枝  元  昌 一 郎  君  企画部長   有  村  浩  明  君  財政部長   稲  田  祐  二  君  危機管理局次長浅  井     孝  君  市民文化部長 遠  藤     章  君  環境部長   菊  野  純  一  君  すこやか長寿部長         古  河  春  美  君  こども未来局次長         吉  住  嘉 代 子  君  産業振興部長 中  馬  秀  文  君  観光交流部長 成  尾     彰  君  建設管理部長 柚  木  兼  治  君  消防局次長  中  村     剛  君  病院事務局次長新  穂  昌  和  君  交通局次長  岩  切  賢  司  君  水道局総務部長池 之 上     毅  君  船舶局次長  橋  口  訓  彦  君  教育委員会事務局管理部長         中     豊  司  君──────────────────────────────────────── 令和2年9月16日 午前10時 開議 △開議 ○議長(川越桂路君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第6号のとおりであります。 △第41号議案-第65号議案上程 ○議長(川越桂路君) それでは、日程第1 第41号議案ないし第65号議案の議案25件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略し、前回の議事を継続して質疑を続行いたします。 △個人質疑(続) ○議長(川越桂路君) それでは、引き続き個人質疑の発言を順次許可いたします。 まず、入船攻一議員。   [入船攻一議員 登壇](拍手) ◆(入船攻一議員) 令和2年第3回定例会に当たり、自民党市議団の一員として質疑を行ってまいります。 まず、鹿児島ユナイテッドFC専用練習場に関連して伺ってまいります。 去る13日の日曜日、アウエーの福島県会津総合運動公園で開催されたサッカーJ3第15節の試合は、対戦相手の福島ユナイテッドFCに対して4対1のスコアで快勝しました。ネット中継で私も応援をしておりました。今年のシーズン前半はいまいち波に乗れずにはらはらしていましたが、ここに来てチームがベストに近い状態になってきたのではないかと思います。コロナ感染の影響で今シーズンは過密なスケジュールの中で後半戦を迎えます。これからは上位陣との対戦が控えています。懸命に戦い、勝ち点3を積み上げてほしいと思います。 ユナイテッドFCの拠点となる専用練習場が喜入いきいきふれあい広場に練習場として整備されることが決定し、施設を整備することでチーム力の強化や同時に整備される施設を活用し喜入地域の活性化、交流人口の拡大につながる施策であり、期待が広がりました。その後、計画は着々と進み、去る8月25日にはユナイテッドFCの徳重代表が建設予定地である喜入の各種団体の代表者へ整備概要を説明されたと仄聞いたしております。これまで決まった練習場はなく、市内や市外のグラウンドを転々としてきたことを考えると、念願であるJ2昇格への大きな一歩になることは間違いありません。と同時に地元である喜入地域の活性化にどのようにつなげていくのかが今後の課題であろうと思います。 練習場整備に関連して、以下伺います。 1点目、クラブ側も喜入地域といかにお付き合いをしていくのか、喜入の活性化に取り組む企画や計画があればお聞かせをください。 以上、御答弁を願います。 ◎観光交流局長小倉洋一君) お答えいたします。 鹿児島ユナイテッドFCによりますと、喜入地域の活性化に資するため、トレーニング施設地域住民への開放や交流イベントの開催のほか、地域内の空き家を若手選手の住居とするなどの検討をしているとのことでございます。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) ユナイテッドの考えの中に地域内の空き家を若手選手の住居に活用される計画があるようですが、ぜひとも実現に向けて取組をしていただき、地域の皆さんと日常生活の中でも交流を進めていただきたいと思います。 次の質問です。 今回の練習場整備には約9億円の整備費が必要とのことです。資金調達の1つとして企業版ふるさと納税制度の活用を予定されているようですが、資金調達の現況をお示しください。 以上、御答弁願います。 ◎観光交流局長小倉洋一君) 企業版ふるさと納税につきましては、今年度から税額控除の引上げにより企業のメリットが大きくなっていることから、本市としましてもこの制度を活用した練習場整備への支援に向けてPRに努めているところであり、現在、複数の企業から寄附の意向や相談が寄せられているところでございます。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) コロナ感染症の影響でそれぞれの企業も業績が伸び悩んでいる現状です。一口に9億円といえば大変な金額であります。待ったなしで計画は進んでいくはずです。企業版ふるさと納税での資金調達がスムーズに目標を達成するように御努力していただきますよう願っております。 次の質問です。 8月25日の地元説明会での要望等はどのようなものがあったのか。 4点目、マリンピア喜入観光農業公園等、既存の施設との連携をどのように取り組まれていくのか。 以上、御答弁を願います。 ◎観光交流局長小倉洋一君) 先月、クラブが開催した地元説明会におきましては、「休日に小中学生のサッカーの練習に活用させてほしい」、「喜入地域の活性化につなげるためにも選手と地域住民との交流を深めてほしい」などの要望が出されたところでございます。 各施設との連携につきましては、グリーンファームマリンピア喜入におきましてはイベント等での選手の活用やトレーニング施設に来られる見学者への各種PR等を行うことにより利用者増に取り組んでまいりたいと考えております。また、喜入地域の各所に足を伸ばしていただける方策についても今後クラブ側と検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 先日、喜入の現場を視察いたしました。マリンピア喜入にも伺い、ちょっと気になる光景を目にすることになりました。これまで施設内にあったレストランが経営から撤退をされたとのことであります。道の駅にあるべきレストランが昨年の夏から1年以上も営業していない、来年の春までに解決しなければ訪れる見学者に不便な思いをさせることになります。方法はあると思います。知恵を出し合って、内部だけで考え込むのではなく、地元の喜入の皆様の知恵を引き出してください。また、その際、クラブとの連携も必ず必要ではないかと思います。 次の質問です。 5点目、喜入の年間を通した歴史と伝統ある多彩な行事とのタイアップは考えられないものか。 6点目、青少年を中心にしたサッカーフェスティバルの将来に向けた開催は考えられないか。 次に7点目、行く行くはサッカーのまち喜入の実現へ向けた官民一体の取組についてお聞かせをください。 以上、御答弁を願います。 ◎観光交流局長小倉洋一君) 喜入地域の年間行事である喜入夏まつりや喜入わいわいまつりなどにおいて、選手等の参加による地域住民との交流などを考えていきたいとのことでございます。 また、サッカーフェスティバル等の大会開催につきましては、将来的に検討していきたいとのことでございます。 本市としましては、トレーニング施設喜入地域の新たな拠点施設となり、サッカーや同施設を生かした様々な交流が図られることで地域の活性化につながるよう地元の各種団体などとも連携してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 喜入にはたくさんの伝統行事があると思います。情報取得に取り組み、選手の皆さんが積極的に参加することが大事だろうと思います。また、子供たちのサッカー熱はいまだに衰えません。喜入のまちに子供たちの元気な声が響きますように期待をいたしておきます。いつの日か喜入がサッカーのまちとして定着していくことが夢ではなく現実化するように御努力をお願いいたします。 次に、敬老パスに関して伺います。 今年も間もなく敬老の日を迎えます。気がつきましたら私もいつの間にか、いや応なしに後期高齢者の仲間入りをさせていただきました。高齢者への敬老の意を表するとともに、生きがいを持って日々を過ごしていただくため本市では敬老パス交付事業を実施しています。この間、大きな制度改正がありました。昭和42年当初は無料であったものが、平成18年3月から交通事業者ICカードを利用した一部自己負担制度が導入されました。このICカードの導入の際には高齢者にとっては使い方に戸惑いや不安があったりしましたが、今ではすっかり定着をしてまいりました。私も地域の会合や敬老会などに出席をしますと敬老パスの利用者から「小銭を準備したり両替の必要がないので安心して乗り降りができ大変便利だ」との声をよく聞くところですが、行政としてこの制度についてどのように評価され、今後どのような方向性を持っておられるのか。また、昨年、長寿支援課において敬老パスについて利用状況の調査・分析を行い、効果的な利用促進策や持続可能な制度となるように検討を行うことを目標に敬老パス利用状況等調査検討事業が予算化され、調査が行われたものと思います。 そこで伺います。 1点目、敬老パスの平成18年と直近の3年間の70歳以上の高齢者人口の推移についてお示しをください。 2点目、敬老パスの予算額の推移、これも平成18年と直近の3年間と今後の見通しについてお示しをください。 以上、御答弁を願います。 ◎健康福祉局長(椎木明彦君) お答えいたします。 本市の70歳以上の住民基本台帳人口を平成18年3月31日時点と平成30年度から令和2年度までの4月1日時点で順に申し上げますと、8万3,866、11万677、11万5,591、11万9,888人でございます。 次に、敬老パス交付事業の予算額を平成18年度と平成30年度から令和2年度まで順に申し上げますと、4億5,900万、4億1,300万、4億1,400万、4億2,300万円となっており、今後も同程度で推移するものと考えております。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 御答弁をいただきました。 70歳以上の人口が平成18年度からすると3万人を超える伸びであります。これはやはり団塊の世代が全て敬老パス対象に入ったことによるものと思います。また、予算に関しては18年度が4億5,900万円と最も高く、直近の3年間は4億1千万円から2千万円台と少し減少しているようであります。私は独自に決算も調べてみましたが、実績においてもほぼ同じ額でありました。これは何を物語るのか。 次の質問です。 3点目、昨年度実施された利用状況等調査検討事業の目的と分析の結果をお示しください。 4点目、さらに、分析を踏まえた今後の施策の方向性についてお示しをください。 以上、御答弁願います。 ◎健康福祉局長(椎木明彦君) 敬老パス利用状況等調査検討事業につきましては、今後ますます高齢人口の増加が見込まれることなどから効果的な利用促進策や持続可能な制度となるよう検討を行うために実施したものでございます。分析結果としましては、対象人口や交付枚数の伸び率に対して利用回数は年々減少しており、将来的にも減少傾向であることや年齢層によっては利用が浸透していないことなどが課題として上げられたところでございます。 敬老パスは高齢者の生きがい支援や外出促進に寄与しており、今後もさらなる利用促進を図るため、今年度新たに敬老パスの利用方法や附帯サービス等を紹介するパンフレットを作成するなど周知・広報を強化してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 御答弁をいただきました。 利用状況等調査によると、利用実績は減少傾向にあり、将来的にも同じ傾向であることが示されました。調査によって明らかになった課題については付加価値を含め制度の周知などについても強化したいとのことであります。平均寿命と健康寿命とには平成30年版の高齢社会白書によりますと、女性で約12年、男性では約9年という差があります。この平均寿命と健康寿命の差をできるだけ短縮することこそが私どもが今取り組むべき課題であると考えます。そういう意味でも高齢者の生きがい支援の1つである敬老パス交付事業をさらに充実させ、今後とも高齢者の意向に沿った制度として継続していかれることを期待しております。この質問を終わります。 次の質問に入ります。 共同墓地の管理について伺います。 市内各地には結構多くの共同墓地が見受けられます。墓地は誰もが生きてきたあかしを残す場所として、また家族との絆や故人の存在を確認する場所として重要な機能を有しています。また厳かな敬意を持って見られるところでもあります。市内には市営墓地を含めた公営墓地や宗教法人が経営する納骨堂及び地域の人々が綿々と引き継がれてきた共同墓地があります。これまでは公営墓地共同墓地が主流となっていましたが、現在では宗教法人が宗派を問わず使用者を募集する寺院納骨壇に人気が集まり、従来の共同墓地には無縁墓や放置された墓が散見されるようになりました。これからも共同墓地は地域の大切な空間として地域全体で永続的に管理していくことが求められていますが、高齢化社会人口減少など家族や地域で支えることが難しくなってきています。 そこで、以下お尋ねをします。 1点目、本市が把握されている共同墓地は何か所あるのか。 2点目、過去3年間に助成した共同墓地の件数、内容、助成額をお示しください。 以上、御答弁願います。
    環境局長(玉利淳君) お答えいたします。 本市が平成24年度に実施した共同墓地実態調査によりますと、642か所でございます。 過去3年間に助成した件数及び助成額につきまして順に申し上げますと、平成29年度、6件、236万5千円、30年度、5件、379万1千円、令和元年度、7件、466万9千円でございます。助成内容は、参道や排水路及び手すりなどの環境整備に関するもの、災害防止や災害復旧の工事に関するものでございます。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 御答弁をいただきました。 共同墓地の実態調査の結果では市内に642か所とのことです。予想以上の数字です。びっくりいたしました。共同墓地の立地については災害が起こりやすいところが多いと思います。毎年の大雨、台風などに今後もどのように対処していくかも課題であろうと思います。今後の災害防止対策にも積極的に取り組んでいただきたいと思います。 次の質問は、共同墓地はそれぞれ管理組合等が設置され管理されていると思うが、管理組合からどのような要望が届いているのかもお示しをいただきたい。 以上、答弁をお願いします。 ◎環境局長(玉利淳君) 管理組合からの要望等の主な内容でございますが、参道や排水路、手すり及び給水栓設置など施設整備に関するもののほか、樹木の伐採や草刈りなどに関するものでございます。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) これまで管理組合からの要望は主に参道などの施設整備が主流であったと思います。今後は空き墓地のなかなか手をつけられない樹木の伐採や周辺の草刈りなどが多くなると思います。意を用いて取組をお願いしておきます。 次に、今後、人口減少や高齢社会が進むことなどから管理されていない墓地がますます増加していくことが考えられます。これらに対する施策を考えておられるのか。市内にある共同墓地の立地されている状況は必ずしも条件が整っているとは言えません。集落から少し離れている山の中腹や狭くて長い参道を登り、ようやく墓地にたどり着くなど、高齢者だけではなく若年者にとっても大変厳しいようです。 この質問の最後に、共同墓地に散見される放置されている墓や無縁墓などの整理、特に墓地内の樹木剪定や草刈りなど適正な管理に対する助成は考えられないかお示しをください。 以上、御答弁願います。 ◎環境局長(玉利淳君) 共同墓地につきましては、今後管理の行き届いていない墓や樹木等の繁茂の状況等について調査してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 共同墓地の現況調査を進めていきたいとのことですが、調査の進め方は、642の墓地がありますので、まずはそれぞれの共同墓地管理組合から相談のあった墓地から順次進めていくのが大事なことではないでしょうか。市営墓地では年間350区画から370区画もの墓じまいの届けがあるようです。共同墓地でも恐らく墓じまいが進んでいるのではないかと思います。市営墓地は市で管理をし適正に処理がなされていると思いますが、共同墓地はそうはいきません。今後この共同墓地の在り方が社会問題化する前に対応を考えていくことが必要ではないかと思います。 次の質問に入ります。 本庁舎整備に関連してお尋ねをしてまいります。 本庁舎整備基本構想に基づく本館周辺整備工事がこのほど完成し、本年7月1日から供用が開始されております。市道山下3号線は廃止となり、緑豊かな緑地に生まれ変わり、同じく1号線は拡幅の整備がされました。また、本館塔屋屋上に設置されていた日章旗や市旗については1階玄関の近くに移設をされ、玄関バルコニーの正面に掲げられていた看板等については、これに代わって電光掲示板が設置をされました。小さなことかもしれませんが、議会からの提言に耳を傾けていただき、実行されたことに対して評価をいたします。 さて、平成23年2月に本庁舎整備基本構想が策定をされ、全体の整備に伴う費用の総額は概算で約70億円が見込まれていました。整備が終わりましたので少し検証をさせていただきたいと思います。財源については国庫支出金合併特例債などを活用して一般財源への影響を可能な限り抑えたいとのことでした。 そこでお尋ねをします。 1点目、基本構想段階では全体で約70億円とされていた事業費はその範囲内で収まったものか、事業ごとにお示しをください。 2点目、国庫支出金合併特例債の活用内容をお示しいただきたい。 3点目、結果として本市の一般財源はどの程度必要だったのかもお示しをください。 4点目、今回の本庁舎周辺整備を検討された中で、本館の外壁改修等については協議や検討がなされなかったものか。 以上、御答弁を願います。 ◎企画財政局長(池田哲也君) お答えいたします。 本庁舎整備事業の工事費につきましては、別館A棟の改修に要する経費約24億5千万円、西別館整備約33億4千万円、駐車場整備約11億8千万円、周辺整備約5億5千万円、その他経費約2億5千万円、総額約77億7千万円でございます。 財源につきましては、別館A棟改修周辺整備に社会資本整備総合交付金約2千万円を、西別館整備合併特例債約24億8千万円を活用したほか、その他の起債が見込みも含め約24億4千万円で、一般財源は約28億3千万円でございます。 外壁の改修等につきましては、保全計画に基づき定期的に維持保全を行っておりますことから、本館周辺整備では特に検討は行わなかったところでございます。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 御答弁をいただきました。 基本構想策定のときには約70億円と試算された総事業費が最終的には約77億7千万円になった。基本構想の段階よりも約8億円オーバーをした。基本構想が策定されてから完成まで10年の年月を要してきました。私はこの種の事業は一般財源がどの程度に抑えられるかというのが一番大事なことだろうと思っております。答弁によりますと、今回の事業には西別館建設に合併特例債が約24億8千万円、その他の起債が見込みも含めて約24億4千万円、それに社会資本整備総合交付金を含めて約50億円近く国から交付を受け、結果として一般財源は約28億3千万円で収まったということであります。一般財源を極力小さく収めようとされた当局の努力のたまものと思います。そのことに対しては高く評価をいたします。 ところが、周辺整備が進んでまいり、本館の姿が目立つようになりました。本館の3階までクスノキの大木に覆われていたものが移設や剪定を実施していくうちにいつの間にか本館の姿が日の目を見ることになった。全く立派な本館であります。建設から80年たった建物が一気に現れたような気がしてなりません。建物は建設当時と同じであります。ただ1つだけ違うのは、外壁がかなり汚れていることであります。建設当時はどんな色だったのか、私は逆に夢が膨らんでまいりました。基本構想策定から何回も何回も協議を重ねてこられたでしょうが、答弁では保全計画に基づき本館については定期的に維持保全を行ってきた、本館周辺整備の協議では特に本館の検討はしなかったとのことであります。私はそうではないように思っています。本館の姿は眼中になかったのではないですか。今回の整備でこれだけ目立つようになることは想像をしていなかった、気がつかなかった、その一言ではないでしょうか。 次の質問です。 昨年、第1回定例会において自民党市議団の代表質疑の中で、今回の周辺整備に合わせて本館の外壁改修を考えてはどうかとの提言をし、洗浄も含めて調査をしてまいりますと答弁をされました。調査の結果をお示しください。 以上、御答弁を願います。 ◎企画財政局長(池田哲也君) 本館の外壁につきましては、過去の改修の経過を把握するとともに、洗浄について有識者や清掃業者等に意見を伺いながら洗浄剤の使用や特殊工法など複数の手法を試験的に実施し、その効果や課題等について整理を行っているところでございます。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 御答弁をいただきました。 指摘をされて重い腰を上げられた。答弁にありますとおり、昨年からようやくその意識を持たれた。この本館は登録有形文化財であることと、鹿児島市にとって残された歴史的に重要な建造物なんです。修復するのに大変な費用がかかることには市民の皆様方は理解をしていただけると思います。 本館の外壁に関してさらにお尋ねをいたします。 まず、本館の外壁に関して、庁舎等管理規則ではどのようになっているのか。 2点目、本館の建物は本市にとって歴史的にも重要で大切な建造物であるとの認識を本当にお持ちなのか。 3点目、本館車寄せのバルコニーの正面には4個のレリーフと側面に2個ずつ4個、合わせて8枚のレリーフがはめ込んであります。私はこれまで銅板がはめ込まれていたものだというふうに思っておりました。あのレリーフは何と薩摩焼なんですね。私の調査では、制作者は鹿児島が生んだ黒田清輝画伯によって命名された長太郎焼であります。初代有山長太郎氏があのレリーフを制作されたものだと伺っています。当時の長太郎窯は登り窯で、本館に設置する作品を窯に入れるために窯の入り口を壊さなければ窯の中に入れることができなかった。また、成形から焼き上がりまで20%もの収縮が生ずるので完成に至るまで数十点も造られたとのことであります。大変な御苦労があったようです。 その貴重なレリーフも現在では長年の雨や風にさらされ一部傷んでいるようです。本館の外壁の一部に薩摩焼のレリーフが使用されていることは驚きであり、大変うれしく思うところであります。これをこのままの状態で放置していいものか、修復をされるつもりはないか、どのように調査をされたのか。 御答弁を願います。 ◎企画財政局長(池田哲也君) 鹿児島市庁舎等管理規則第1条では、目的として庁舎等の保全や美観の維持に必要な事項を定め、公務の円滑かつ適正な執行を確保する旨を規定しております。 本館につきましては、行政庁舎であるとともに国の登録有形文化財として歴史や文化を感じさせる重要な建物であると認識しております。 御指摘のレリーフにつきましては目視調査により損傷や劣化の状況を把握しておりますが、修復等につきましては、技術的、専門的見地を含め、より詳細な調査等が必要なことから、今後対応を検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 御答弁いただきました。 鹿児島市庁舎等管理規則第1条には、目的として庁舎等の保全や美観維持に努めることとなっています。そのとおりですね。また本館は国の登録有形文化財である歴史や文化を感じさせる重要な建物であるとの認識をしているとのことです。 レリーフについても答弁をいただきました。 今後、専門的に調査をされるとのことですので、それをしっかり見守っていきたいと思います。丁寧に詳細な対応を望んでおります。 私がなぜ本館にこれほどまでにこだわるかということですが、本館は昭和11年2月に起工し、昭和12年6月に竣工しています。設計が当時の大蔵省営繕管財局工務部で、施工は大倉土木株式会社、これは現在の大成建設であります。鹿児島市史第2巻によると外壁は淡黄色の明るい感じのものであったと言われ、また、構造が立派で大きいことは当時全国の市庁舎でも数少ないと言われた。また一方、国会議事堂にもよく似ているということも言われております。 また、昭和28年11月発行の市政だよりによりますと、「衣がえの市庁舎 暗いベールをぬぐ」という見出しで、「市庁舎は、現在まで昔の暗い思い出を物語るように薄墨色のベールを覆ったままの姿でありましたが、これではいつまでも市民に明るい感じを与えないということで、このたび70万円を投じて汚れを洗い落とし、面目を一新することになりました。11月には竣工の予定であり再び明るいクリーム色のきれいな市庁舎が皆様方の前にお目見えすることになっております。これで市政もますます明るくなることでしょう」と結んであります。戦災の傷跡がこの頃まで残っていたのでしょう。 このように本館が完成して16年後には外壁の清掃が実施されているのです。今回、本館の周辺は立派に整備されましたが、本館の外壁は汚れが目立ちます。長い間清掃が行われてこなかったということではないんですか。歴史的建造物は過去からの豊かなメッセージを含んでおり、長期にわたり綿々と現在に伝えられたものであります。このような長い伝統の中に存在してきたあかしとして今なお現役として市民に愛され、親しまれ、活用されている本館は市民のみならず、広く人類の共有の宝、財産でもあると考えます。 最後の質問にいたしますが、登録有形文化財としての本館外壁の清掃実施に対する当局の本気度についてお聞かせをください。 以上、御答弁を願います。 ◎企画財政局長(池田哲也君) 本館の外壁につきましては全面的改修から45年近くが経過しており、洗浄により汚れ等を除去することは登録有形文化財としての美観の向上に加えて建物の劣化を防止し、さらなる長寿命化を図るために必要であると認識しておりますことから、今後、手法や時期等の検討を行い、実施してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。   [入船攻一議員 登壇] ◆(入船攻一議員) 最後になってようやく当局の本気度を聞かせていただきました。 昭和12年に竣工した市役所本館の外壁が淡黄色で明るいクリーム色であったことが判明しました。本館建設を手がけられた当時の第10代岩元市長も喜んでいただくことでありましょう。建設当時の外壁が80年の時を経てよみがえってくる、楽しみです。市民の皆様方もその姿を心待ちにされていることでしょう。さきの大戦で市街地のほとんどを焼失した鹿児島市の中でたくましく生き残った本館、今を生きる私たちには未来を担う世代のためにこれを守り、引き継いでいかなければならない共同の責任があると思います。今回の整備を機に本館の外壁清掃も実施し、さらなる鹿児島らしさを醸し出す歴史的構造物の役割を引き出していただきますようにお願いをいたします。 以上で、私の質問を終わります。 ○議長(川越桂路君) 以上で、入船攻一議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) ここで、しばらく休憩いたします。             午前10時40分 休憩──────────────────────             午前10時59分 開議 ○議長(川越桂路君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑を続行いたします。 次は、大園盛仁議員。   [大園盛仁議員 登壇](拍手) ◆(大園盛仁議員) 私は、市民サイドの市政を目指し、是々非々の立場から個人質問を行います。 まず、五ケ別府町の元そうめん流し跡地に接する間違った里道確定の課題等に関して伺います。 これについては、里道を境としながらも当局が加わり間違った地積更正がなされ、隣の土地と里道が消失してしまったため、元の正しい公図どおりに土地と里道を戻してほしいとの市民要望を受けての質疑であります。過去、本市議会にも陳情が出され採択となった案件でありますが、陳情者である元そうめん流しの経営者であるY氏は、実に13年も陳情活動を行ってきておられます。間違った地積更正で土地と道路を消失させているにもかかわらず、当局は手続に瑕疵がないとの一点張りで何の対応もせず、弱者である市民があまりにもかわいそうでなりません。私は一市議会議員でありますが行政の過ちのために市民が利益を受けるという理不尽な行政行為と対応を看過できません。 そこで伺ってまいります。 まず、平成19年度の境界確定時のこの公図を御覧ください。左側が赤ノ谷という場所の公図で、右側が小倉ケ迫という場所の公図ですが、小倉ケ迫の位置は赤ノ谷の隣の黒の斜線部分に位置しております。2つの公図の赤い線は共有する同じ里道であります。間違った地積更正により小倉ケ迫の土地が水路沿いにまで入り込み、赤ノ谷の下にあるグリーンの元そうめん流しの土地と里道の両方ともに消失させて問題となっております。 そこで伺います。 1点目、元そうめん流しの経営者Y氏は、80年以上当該町内で生活され、現地の状況を最も熟知されている善良な市民であります。そのY氏は、立入禁止の立札を掲げ、それまでそうめん流し跡地を管理していましたが、この元そうめん流しの経営者Y氏の許可なく当局は当該地に侵入し地積更正の立会いができるものかお示しください。 2点目、Y氏の父親であるそうめん流しの創始者は、そうめん流しを開業する前の昭和14年に赤ノ谷の当該地の3筆を購入し精米所を経営していたが、購入しながら登記を怠っていたため、水道局が赤ノ谷の土地を購入した際、登記簿の地番と公図の地番を確認せずに合筆登記したため、赤ノ谷の元そうめん流しの土地が地番のない状態に陥り、地積更正により当該地や里道も消失したとするY氏の主張のどこに誤解があると考えているのか、どのような説明をしているのかお示しください。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) お答えいたします。 お触れの土地の境界立会いにつきましては、土地所有者であります申請人、申請人から依頼を受けた土地家屋調査士及び隣接地の土地所有者の立会いの下、里道の境界を確定したものでございます。 以上でございます。 ◎水道局長(秋野博臣君) お答えいたします。 お触れの水道局用地につきましては、旧谷山市が昭和40年に取得しており、登記に当たっては現地での地番確認など所定の手続がなされたものと考えております。お触れの方からの御相談に対しましては、これまでも丁寧に説明をしているところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 それまで管理してきたY氏に無断で当該地に侵入し、地積更正の手続ができるはずがありません。地番確認など所定の手続がなされたとの答弁は推測でしかありません。また、境界確定の際、隣接地の土地所有者のほとんどが立会いをしておられません。根拠のない説明をされても地域住民が納得されないのは当然であります。 そこで、再質問いたします。 当局は何を根拠に申請者H氏が元そうめん流しの土地の所有者と判断されているものか。 再答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) お触れの土地の所有者につきましては、法務局の登記簿において確認をいたしております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 再答弁を伺いました。 当局が土地の所有者とするH氏は里道に沿った小倉ケ迫内にある土地の所有者であり、赤ノ谷の元そうめん流しの土地の地権者ではありません。当局の間違った地積更正により登記簿ではH氏になっているものです。このことは正しい立会いがなされなかった証明でもあると言えます。 続けて伺います。 3点目、町内会の総会でも2度決議して町内会長等地域住民が本来の正しい里道に戻してほしいと要望されてきたと仄聞していますが、市民の理解が得られない要因とこれまでの当局の説明対応についてどのように評価、認識されているものかお示しください。 4点目、当局が正当とする里道の地積更正に賛同する市民がいるものかお示しください。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 地域住民の皆様からの要望を受け、平成22年8月13日に現地において話合いを行い、現在利用されている私道については里道でない旨を説明し、御理解をいただいたものと認識しております。 本境界確定は土地所有者等の立会いの下、里道の境界を確定したもので、事務手続等は適正に行われたものと認識をいたしております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 立会い等も曖昧で自然な点が多くあり、里道を消失させた地積更正を正しいとする根拠のない説明を繰り返すだけでは利益を受けている市民の納得は得られません。昔から利用されていた里道を消失させている責任も全く感じられません。 そこで、質問の5点目、いろんな要素がふくそうし現在に至っております。地積更正に瑕疵がないとする当局の姿勢に固執せず真相を究明し、説明責任を果たし市民の理解を得ることが行政の役割ではないのか、これまでどのような調査を行ってきたものか。 6点目、行政と市民で見解にそごが生じている場合、行政判断だけでなく第三者の専門機関に調査を依頼する等の対応はできないものか。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) お触れの件につきましては、事務手続等を適正に行っており、本人の来庁や電話問合せのたびにその旨を説明しておりますが、理解を得られていないところでございます。 土地所有者からは異議の申出などはないところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 当局はY氏に無断で元そうめん流しの土地に侵入し、間違った地積更正を行っているのです。Y氏をはじめ、多くの市民に利益を与えている現状に責任を持って対処すべきであります。 そこで、質問の7点目、平成25年の私の個人質問で水道管を埋設している箇所が個人の所有地であると答弁されていますが、民有地とした水道局の答弁の根拠理由について、いま一度お示しください。 答弁願います。 ◎水道局長(秋野博臣君) 個人の所有地であることにつきましては、字図、地積測量図及び公共用地境界確定調書により確認しております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 間違った地積更正に基づく真実でない後づけの答弁であります。 そこで伺います。 8点目、水道局の配水池からすぐ下の民有地に水道局として大事な本管を埋設することが考えられるのか、その認識はどうなのか。 9点目、当時の水道局職員は里道だったと証言しているようですが、元職員と水道局との証言にそごが生じている要因をどのように評価し、認識されておられるか。 10点目、水道局が現在の地権者として認識しているH氏も水道管の埋設地が里道であるとの認識であり、市が勝手に水路沿いでないと整合性がないとして地積更正を行ったと証言しているようですが、これに対する評価、分析についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 本境界確定は、土地所有者等の立会いの下、法務局の公図と照らし合わせ協議が調ったことから里道の境界を確定したもので、事務手続等は適正に行われたものと認識をいたしております。 以上でございます。 ◎水道局長(秋野博臣君) お触れになられた水道管は旧谷山市時代に布設されたもので、当時の詳細については把握していないところでございます。 また、水道管が埋設されている土地につきましては私道であると認識しております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 旧谷山市時代のことで把握していないとの答弁でしたが、常識的に考えて行政が本管を配水池のすぐ下の個人の民有地に埋設するはずがありません。また、地域住民や元水道局職員も水道管埋設地が里道との認識ですが、水道局が地権者と認識しておられるH氏までが埋設した箇所が里道との認識であり、地積更正の立会いが適正でなかったことは明らかです。水道局の見解どおり水道管埋設地が個人の所有地であると確定できる材料が何ひとつないではありませんか。このことからも誤った地積更正になっていることは明白であることは申しておきます。 続けて伺います。 11点目、一般的な道路占用に対する水道管埋設の許可申請書と許可書の保存期間、占用の期間と手続。 12点目、当該地における水道管埋設の許可申請書と許可書、更新手続書類の保存状況。 13点目、個人の私用地に埋設したとの答弁でしたが、県によると里道の更新記録等の書類は地方分権の権限移譲に伴い市に引き継いだとの見解でした。そこで、関係書類がない中で水道管埋設の配管台帳と表示した当該地の平面図だけがなぜ谷山農林課に保存されていたのかお示しください。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) お触れの平面図につきましては、公文書開示決定に係る審査請求に関する弁明書の作成の際に水道局より提供を受けた竣工図面でございます。 以上でございます。 ◎水道局長(秋野博臣君) 県道や市道などの一般的な道路の占用におきましては、保存期間は、許可申請書5年、許可書10年となっております。また、占用の期間は10年以内となっており、引き続き占用を行う場合は更新が必要となります。 なお、お触れの土地における水道管埋設の占用許可書等はございません。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 占用許可書等の書類はないとのことでしたが、県の権限移譲で本市に引き継いだとの見解を考えると、何かしら森友学園の公文書偽造問題同様、意図的なものを感じてなりません。 続けて伺います。 14点目、赤ノ谷等の水道局用地を購入した時期と合筆登記した時期。 15点目、購入から合筆登記までに長期間要した要因と評価。 16点目、現在では土地の売買では登記を行うことが定着しておりますが、過去において個人間の土地売買では登記の際に要する煩雑さや登記料、手数料等を勘案し、登記しなかった土地が数多く存在していたことへの認識についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎水道局長(秋野博臣君) お触れの水道局用地につきましては、昭和36年から昭和48年にかけて購入しており、昭和51年に登記簿の所有者を旧谷山市から鹿児島市へ書き換える際、併せて合筆したものでございます。 また、個人間における土地売買につきましては把握していないところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 現在でも過去に土地を購入しながら登記されていない土地は多く残っており、所有権をめぐりトラブルが起きております。田舎の田畑や山林等はなおさらです。この元そうめん流しの土地も同様だと思われますが、当局にはその認識がないようです。無番地が発生していることを考えれば、昭和51年旧谷山市から鹿児島市へ書き換える際、元そうめん流しの土地3筆も併せて合筆登記がなされたことがうかがえます。 そこで17点目、このように地積更正において行政の手続に瑕疵がなくとも地積更正以前の公図や現地の実態に無理解であれば地積更正に誤りが生じてくるのではないのか。 18点目、Y氏や地元住民が主張する里道を否定し、道路がないところに里道を確定しながら当局は付け替えでないとの見解ですが、その理由と本市の財産である里道を消滅させたとの認識はどうなのか。 19点目、里道の付け替えに関する法律では町内会長の同意書が必要となっているが、道路形態のない当該里道確定に町内会長の同意書を必要としない理由、根拠についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 本境界確定は、土地所有者等の立会いの下、法務局の公図と照らし合わせ協議が調ったことから、里道の境界を確定したものでございます。 次に、本境界確定は土地所有者からの申請により里道の境界を確定したもので、事務手続等は適正に行われたものと認識しております。 里道の付け替えにつきましては、町内会長等の同意書が必要でございますが、お触れの件につきましては付け替えに該当しないため同意書は必要ないところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 当局が地権者として立会いをされたH氏までが水道管埋設地が里道との認識であるにもかかわらず、道路がないところに里道を確定し、当局には里道消失への責任認識も全くないようです。これで法務局の公図と照らし合わせて適正に地積更正がなされたと言えるでしょうか。当局はあまりにも無責任であり、Y氏や地元住民が納得されるはずがありません。しかも付け替えに該当しないために同意書は必要ないとの答弁でしたが、そうであれば里道も消失しており、なおさら同意書を必要とする案件ではないでしょうか。市民意見を無視し、あまりにも理不尽な地積更正でありながら適正に事務手続がなされたとの当局認識はどうなのか、行政のていをなしていないと言わざるを得ません。 続けて伺います。 20点目、当局には赤ノ谷の公図と現地をよく似ているとしながら公図への認識が全くありません。そこで、先人が苦労して作成した公図の役割と特徴について、定量的・定性的面からの認識と評価についてお示しください。 21点目、国、県、市が保管していた小倉ケ迫と赤ノ谷の土地の平成19年の境界確定当時の公図では、先ほど申し上げたとおり、水路と里道の間に赤ノ谷の土地があり、里道の反対側に小倉ケ迫の土地が面しておりますが、この公図への現状認識についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 公図は、法務局のホームページによりますと、土地の面積や距離については正確性が低く、土地の配列や形状の概略を記載した図面であるとのことでございます。 お触れの件につきましては公図に示されているとおりであると認識をいたしております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 答弁にあったように定量的見地からは正確性は低いですが、定性的見地からは概略でありながらも土地と土地との境界はほぼ正確であり、筆界は変わらないとする法務局の見解があります。現在でも境界を確定する際の基本となっているのが公図であります。当該地の状況については公図どおりの認識であるとの答弁を確認しておきます。 そこで、22点目、公図では元そうめん流しの土地は水道局用地の合筆登記前の2筆に該当するが、どのような見解か。 23点目、里道と水路は現存し管理区分が明確であるにもかかわらず、里道を水路に面して境界確定したことにより小倉ケ迫の土地が赤ノ谷まで延びて赤ノ谷の土地や現存する里道を消失させております。筆界は変わらないとする公図の定性的見地からの評価、認識についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) お触れの件につきましては、小倉ケ迫の土地が赤ノ谷まで延びているとは認識をいたしておりません。 以上でございます。 ◎水道局長(秋野博臣君) お触れの水道局用地につきましては、五ケ別府水源地の用地でございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 先ほど現況は公図どおりと答弁をいただいたばかりであり、水道局の2筆は元そうめん流しの土地に該当するとの認識が必要であります。また、小倉ケ迫の土地が赤ノ谷まで延びているとは認識していないとの答弁でしたが、理不尽な地積更正により小倉ケ迫の土地が水路まで延びて赤ノ谷の土地と里道を消失させております。その認識がないことが一番の原因であり、問題なのです。当該地の現状は公図どおりとした当局答弁とは整合性がないことは指摘しておきます。 続けて伺います。 24点目、平成19年の境界確定時の公図では里道と水路とも以前の公図と全く一緒の境界確定図でありながら、同時に水路に沿って境界の要となる里道の地積更正ができた理由。 25点目、地積更正で土地取得に行政が関与し市民に不信感を抱かせたとの声も出ております。これに対する評価、認識。 26点目、小倉ケ迫の当該土地の地権者であるH氏の当該土地取得の時期と購入、相続等の要因をどのように把握されているか。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 本境界確定は、土地所有者等の立会いの下、法務局の公図と照らし合わせ、協議が調ったことから里道の境界を確定したものでございます。 また、本境界確定の事務手続等につきましては適正に行ってきたと認識をいたしております。 お触れの件につきましては、境界確定に係る土地所有者の申請書において把握をいたしております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 申請に基づき適正に地積更正をされたとの答弁でしたが、申請人である地権者のH氏は立会いをされたにもかかわらず、水道管の埋設地が里道との見解です。H氏の当該土地取得の時期等は申請書で把握されているとしながら明らかにしませんでしたが、H氏は地積更正を行った僅か1年前の平成18年に相続や購入、時効取得等で小倉ケ迫の土地を取得されております。その当該地の地積更正には当然隣接地権者として水道局や河川当局の立会いも必要でありますが、立会いがなされていません。立会いが十分でなく、住民の声も聞かず、僅か1年前に地権者となられた申請者のH氏だけをよりどころとした地積更正はあまりにも矛盾に満ちた問題の多い地積確定になっています。当該里道が旧宮川小学校へのスクールゾーンであったことや隣町との往来に利用されていたとの地元の声を無視するような行政の対応姿勢でよいはずがありません。これでは明るい本市の未来はないと言えます。不信感の声の中には行政が公文書偽造や不動産侵奪に加担したとの厳しい指摘の声すらあることは申しておきます。 そこで、質問の27点目、地域住民も水道管を埋設した道路が里道との認識であり、地域住民の声を聞かず無断で元そうめん流しの土地に侵入し、町内会長等の同意もなく当該地に精通していない一部の方だけで誤った地積更正を行い、赤ノ谷の土地と正規の里道を消失させながら行政の手続に一点の瑕疵もないと言えるのか。 答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 本境界確定は、土地所有者等の立会いの下、法務局の公図と照らし合わせ協議が調ったことから里道の境界を確定したもので、事務手続等は適正に行われたものと認識をいたしております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 認識が間違っております。再確定は考えていないとの答弁でしたが、実態に過ちがあれば正しくするのが行政の役割であることは申しておきます。 そこで、28点目、Y氏は誤った地積更正を正当にしていただくべく陳情活動を行っており、行政の手続に瑕疵がないとして何の対応もしない当局の姿勢では幾ら説明しても納得されないのは当然であります。当局は矛盾に満ちた里道の地積更正と公図の実態を直視していま一度調査し、公図どおり里道に沿って小倉ケ迫の地籍の再確定を行い、合筆された赤ノ谷の地番は公図どおり元そうめん流しの土地に返還できるよう対応すべきであります。どのように考えていらっしゃるのか。 答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 小倉ケ迫の境界確定につきましては事務手続等を適正に行っており、再確定については考えていないところでございます。 以上でございます。 ◎水道局長(秋野博臣君) 赤ノ谷の水道局用地につきましては、土地の取得や合筆の手続など適正に行われ登記されたものであると認識しております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 当局は里道を消失させながら責任と問題意識が全くない答弁であります。行政でも誤りや見落としはあるはずです。先人が苦労し作成された公図に対する現状認識を変えていただき、先人の苦労に敬意を表し、しっかりと再度調査され、正しい公図どおりの再確定を要請しましてこの質問を終わります。 次に、ふるさと納税の現状と課題に関して伺います。 現在の新型コロナ禍が我が国や地方の財政に及ぼす影響には計り知れないものがあります。景気が低迷する中でふるさと納税制度は確実に本市の自主財源の確保と地場産業振興に直結することから、これまで以上に行政として力を注ぐべきと考え、以下伺います。 1点目、過去3年のふるさと納税の寄附件数と寄附額、課題。 2点目、過去3年のふるさと納税の市民税額控除の対象となった人数と控除額。 3点目、過去3年の企業版ふるさと納税の寄附件数と寄附額及び本年度見込み件数と金額及び一般のふるさと納税との相違について。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) お答えいたします。 ふるさと納税の寄附件数と寄附額を平成29年度から順に申し上げますと、1万7,650件、4億5,368万4千円、2万2,304件、7億2,378万3千円、1万7,074件、5億2,774万4千円となっております。また、国が定めた募集やお礼品に係る基準の範囲内で本市の魅力や特産品のすばらしさが寄附者に伝わるようなお礼品の選定やPRなどが課題となっております。 市民税額控除の対象となった人数と控除額を29年度から順に申し上げますと、6,871人、3億1,971万5千円、8,518人、4億3,258万4千円、1万1,287人、5億7,738万3千円となっております。 以上でございます。 ◎企画財政局長(池田哲也君) お答えいたします。 企業版ふるさと納税における寄附企業の件数及び金額は、受入れを開始した30年度が3件、260万円、元年度が5件、320万円となっております。本年度は鹿児島ユナイテッドFCトレーニング施設の整備に対する寄附の申出を現在受け付けており、件数及び金額は確定していないところでございます。課題といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響により企業の経営環境が厳しい中で寄附の働きかけが難しくなっている状況がございます。なお、ふるさと納税との主な相違点としては、寄附に対する返礼品等が法令により禁止されております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 本市の場合、このふるさと納税に関しては、平成27年度までほとんど振るわず、他都市に市民税額控除で取られる一方でした。委託業者に委託業務を導入してから答弁にあったような成果が出てきております。しかしながら、もっと企業版ふるさと納税を含め成果が出る余地は十分あると思っております。さらなる御努力を要望しておきます。 続けて伺います。 4点目、ふるさと納税における国からの指定制度の概要についてお示しください。 答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) 指定制度の概要につきましては、総務大臣がふるさと納税の基準に適合する地方団体を指定するもので、経費を5割以下とすることや返礼割合を3割以下とすること、地場産品のみを取り扱うことなどが定められたところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 国からの指定制度は本市にあまり影響がないのではないでしょうか。あるのは全国ニュースでもあったように行き過ぎた返礼を行っていた自治体だけと思われます。 続けて伺います。 5点目、過去3年におけるふるさと納税の業務に係る経費の具体的内訳と経費額、課題。 6点目、委託業務の内容と委託額の算出方法及び所管課との連携状況。 7点目、返礼品の選定やカタログ作成の現状と課題及び協議への参加者、協議方法、協議状況についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) ふるさと納税に係る経費といたしましては、お礼品の調達、広報、クレジットカード等の決済や事務取扱いに係る費用などで、過去3年間の決算額を29年度から順に申し上げますと、1億9,787万7千円、2億8,929万5千円、3億1,158万5千円でございます。また、課題としましては、限られた費用の中で効果的なPRを行っていくことなどでございます。 次に、委託業務はお礼品の企画や選定、提供事業者との調整、発注や発送、問合せ対応、プロモーションなどお礼品に係る業務全般であり、委託額はこれらの費用を積算しており、委託業者とは寄附者からの問合せや要望への対応などについて密接に連携しながら業務を行っております。 お礼品の選定に当たっては、国の地場産品基準等に合致しているかを本市がチェックした上で委託業者と提供事業者間において品質確認や価格等の調整を行っております。カタログにつきましては、お礼品を強調した宣伝広告を行わないなどの国の基準に留意し、本市の魅力をより効果的に発信できるよう委託業者と協議を重ねて作成しております。課題としましては、お礼品の提案から選定までに時間を要するものもあることや国の基準の範囲内でお礼品を効果的にPRすることでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 多額の経費を要し、委託業者は様々な業務を抱え大変なようです。当局には連携を密にされ、さらなる成果が得られるよう御努力をお願いしておきます。 次は8点目、ふるさと納税の返礼品や寄附者獲得において産業振興部等、他の部局との連携状況。 9点目、ふるさと納税の寄附者や返礼品業者に対する周知・獲得方策の現状について。 10点目、ふるさと納税で明治維新150年や大河ドラマ「西郷どん」を生かした具体的な取組状況はどうだったのか。 11点目、このふるさと納税は取組次第で観光産業にも寄与すると思われますが、お礼品送付の際、本市をアピールするチラシ等の工夫はどうなっているのか。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) 他部局との連携につきましては、市政報告会や観光の各種イベントにおいてPRしているほか、前年度の寄附者に対して申込書等を同封した使途報告を行い、リピーターの確保にもつなげているところでございます。また、お礼品としてかごしまの新特産品コンクール等の入賞作品を採用しているほか、鹿児島マラソンにふるさと納税枠を設けるなど様々な面から連携した取組を行っております。 また、より多くの寄附者に関心を持っていただけるよう、ふるさと納税のポータルサイトを活用し生産者インタビューやお礼品に関する情報を随時発信するなどPRの充実に努めております。お礼品については委託業者からの提案のほか、関係部局と連携し本市で考案するとともに、市ホームページで提案方法等について周知を行い、地元企業等から幅広く提案を受け付けております。 次に、明治維新150年や西郷どん関係の取組といたしましては、明治維新150年キャラクターや西郷どんをデザインしたお礼品を加えるとともに、平成30年1月からは2万円以上の寄附者先着500名に西郷どん関連のプレゼントを差し上げるなど、時宜を得たPRに努めたところでございます。 次に、お礼品の中には冷凍発送や小さなサイズのものもあり、また経費面でも課題がありますことから観光情報のチラシなどの同封は難しいと考えておりますが、本市から寄附者へ納付書等を発送する際には観光パンフレット等を入れて送付しているところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 他の部局とも連携され御努力されていることが分かりました。観光情報のチラシ同封は難しいとのことでしたが、行政全体で横の垣根を取り払い、もう少し県外に本市の魅力をアピールする工夫が必要であることは申しておきます。 次の12点目、ふるさと納税は本市の自主財源の増収に直結するだけでなく、観光産業、地場産業の振興にも大きく貢献するとの認識について。 13点目、ふるさと納税の返礼品の数と主なる人気商品について。 14点目、ふるさと納税の業務に携わる職員数と業務内容、日頃からの課題について。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) ふるさと納税は、自主財源確保の貴重な手段であり、お礼品を通じて本市の魅力や特産品のすばらしさをアピールすることで地場産業の振興につながり、地域経済の活性化に寄与するものと考えております。 次に、本市のお礼品は令和2年8月末で200品あり、黒豚しゃぶしゃぶ、白熊、鹿児島県産精肉定期コースなどが人気となっております。 次に、ふるさと納税の業務を担当する職員は他の業務と兼務する5名で、寄附申込みの受付やお礼品の発注、広報、寄附者からの問合せ対応等の業務を行っており、課題は特にないところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 答弁どおり、ふるさと納税は本市の経済活性化に寄与します。多くの取扱件数と多額な寄附額に安住することなく、当局の工夫と対応、努力次第で一層伸びる可能性がありますので、今後とも御努力をお願いしておきます。 そこで、15点目、委託業者と連携しての取扱件数と寄附金額に対する目標設定状況と営業体制の必要性についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) 制度の趣旨がふるさとやお世話になった地方団体への感謝、応援の気持ちを伝えるものでありますことから、寄附金額等の目標は設定していないところでございます。今後もより多くの方から応援していただけるよう関係部局と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 行政に営業感覚を求めるのは酷なんでしょうか。新型コロナ禍で民間は大変な状況にあります。今後、本市行政の総力を挙げた取組で本市経済活性化に向けてふるさと納税の大いなる成果が得られるよう期待しております。 そこで、16点目、コロナ禍で市税の減収と地場産業の不振が懸念されており、さらなる創意工夫を行い、本市の自主財源の確保と地場産業振興で経済の活性化に向けた取組の必要性と抱負、認識についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) ふるさと納税は財源確保の貴重な手段であり、今後もイベントやポータルサイト等を活用したPRを積極的に行うこととしております。また、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にある地域経済の活性化に寄与するよう、お礼品については寄附者や地元企業の声などもお聞きし、情報収集や見直しを行いながら本市の魅力や特産品のすばらしさを発信してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 答弁どおりの御努力を今後ともお願いしておきます。 次に、消防行政における消防局幹部の人事と救急搬送における現状と課題に関して伺います。 まず、日頃から日夜各種災害に迅速・的確に対応され、市民の命と暮らしを守っていただいている消防局の皆様に心から感謝と敬意を申し上げます。この3月、私の友人は高血圧のため吉田町におきまして車の運転中、意識もうろうの状態に陥りましたが、通りかかった市民の方の119番通報により郡山分遣隊の救急出場で隊員による応急処置がなされ、事なきを得ました。医師の説明では、あと1時間遅れたら血圧の上昇で障害が残ったとのことで、友人や親戚等、周りの方々は大変喜んでおられました。 そこで伺います。 1点目、平成21年と令和元年中の救急出場件数と主な事故種別、傾向について。 2点目、過去3年の119番通報受付から医療機関収容までの平均所要時間の推移と傾向について。 3点目、通常の救急車とドクターカーの出場基準の相違について。 4点目、新型コロナウイルス感染症の疑い例を含めた救急搬送者数と陽性者数及び課題と対策について。 以上、答弁願います。 ◎消防局長(安樂剛君) お答えいたします。 平成21年と令和元年の救急出場件数を順に申し上げますと、2万1,419、3万2,092件で、1万673件増加しているところでございます。主な事故種別はいずれの年も急病、一般負傷、転院搬送及び交通事故などでございます。 119番通報受付から医療機関収容までの平均所要時間を平成29年から令和元年まで順に申し上げますと、33.2、33.8、34.2分で年々延伸しているところでございます。 通常の救急車は緊急性がある全ての救急要請に出場しているのに対し、ドクターカーは通報内容に「倒れている」、「息ができない」などのキーワードが含まれ、一刻を争う重篤な傷病者と予想される場合に出場するものでございます。 新型コロナウイルス感染症の救急搬送者は疑い例も含め8月末までに192人で、そのうち陽性者は32人でございます。救急隊員を感染させないことが課題でありますことから、救急出場の際には感染防止衣、N95マスク及びゴーグル等の着装や搬送後の手指及び車内消毒などの感染防止対策を行っているところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 年々救急出場件数と平均所要時間は増えていることが分かりました。超高齢化社会の進展と新型コロナウイルス感染症の影響でこの傾向は当分続くものと思われます。新型コロナウイルス感染症救急搬送者は疑い例も含め8月までに192人になり、そのうち陽性者は32人あったとのことでした。課題と対策で述べられたように隊員の感染防止対策を徹底され、これまでと同様、市民に信頼される救急体制での御活躍を期待しております。 また、3月の功を奏した例とは別に、この5月には私の友人の連れの方が私の目の前で突然倒れて、救急車の救急出場で救急救命士のお力をいただきながら医療機関に搬送されましたが、狭心症のため帰らぬ人となりました。私も必死に人工マッサージを施したのですが、初めての経験でその押さえ方が十分でなく命を失わせてしまいました。救急救命士の到着前において市民の手による応急手当の大切さや必要性を感じてなりません。 そこで伺います。 質問の5点目、救急救命士の総数と活動するための資格・要件について。 6点目、応急手当普及啓発活動の現状と課題及び対策について。 以上、答弁願います。 ◎消防局長(安樂剛君) 救急救命士の総数は、令和元年度末で81人でございます。救急救命士として活動するためには、国家資格を取得後、消防局での実習や確認訓練、医療機関での実習を受けることなどが要件となっております。 応急手当普及啓発活動につきましては、令和元年中、延べ1万5,850人の市民に対し救命入門コースや普通救命講習などを行ったところでございます。より多くの市民に応急手当の知識や技術を習得してもらうことが課題であることから、eラーニングの事前受講や訓練人形を増やすことにより講習時間を短縮するなど受講しやすい環境を整えているところでございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 救急救命士が81名おられ、日頃から火事や交通事故、自然災害の際の救急出場で活躍されておられると推察しております。また、応急手当普及啓発活動も日頃から十分行われているようですので、受講しやすい環境等に向け一層の御努力をお願いしておきます。 この消防行政全体において消防本部の事務を統括され、多くの消防局職員を指揮監督される消防局長は日頃から何かと大変なことと推察しております。誰もが簡単に行える職種ではないことから伺います。 7点目、消防局長と消防署長の資格要件についてお示しください。 8点目、過去10年間における市長部局と消防局内部からの消防局長就任状況についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎消防局長(安樂剛君) 消防局長と消防署長の資格要件は、消防組織法に基づく本市の条例で、消防局長は消防吏員として消防事務に従事した者で、消防署長の職または消防本部における課の長の職に1年以上あった者、もしくは本市の行政事務に従事した者で、市長の直近下位の内部組織の長の職、その他本市におけるこれと同等以上と認められる職に2年以上あった者となっております。消防署長は、消防吏員として消防事務に従事した者で、消防司令長以上の階級に1年以上あった者となっております。 過去10年間における消防局長の就任は、市長部局から4人、消防局から4人でございます。 以上でございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 答弁を伺いました。 過去10年で、市長部局と消防局からの消防局長就任は4人ずつあったことが分かりました。 そこで、森市長に伺います。 消防局長の登用に際し消防行政に携わっていない市長部局からの就任と長年消防行政に携わってきた消防局内部からの就任について、登用に関する森市長の考え方や評価についてお聞かせください。 答弁願います。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) 大園盛仁議員にお答えをいたします。 職員を指揮監督する組織のトップとしての局長は、その使命感やリーダーシップ、そして大局的な判断力などが求められるもので、消防局長の任命に当たりましても資格要件はもとより、能力や人格、識見など総合的に適性を判断してきたところでございます。消防経験の有無にかかわらず、どの消防局長にあっても持ち前の手腕を十分に発揮し、本市消防の発展に貢献をしてきたところでございます。   [大園盛仁議員 登壇] ◆(大園盛仁議員) 森市長に答弁を伺いました。 消防局長の任命に際しては、使命感、能力や人格、識見など総合的に適性を判断して登用されるとのことでした。それで十分に理解することができました。 ところで、市長は今期限りの御勇退を御決断されたようですが、今後ともお体に十分留意され、市政発展に御尽力くださいますようお願い申し上げて、私の個人質問の全てを終わります。 ○議長(川越桂路君) 以上で、大園盛仁議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) ここで、しばらく休憩いたします。             午前11時53分 休憩──────────────────────             午後0時59分 開議 ○議長(川越桂路君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑を続行いたします。 次は、向江かほり議員。   [向江かほり議員 登壇](拍手) ◆(向江かほり議員) 令和2年第3回定例会に当たり、立憲フォーラムの一人として質疑いたします。 なお、一部割愛しますことを申し上げておきます。 これまで、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を国民全体で取り組み、本市でも最善策を投じてきましたが、まだまだ続くトンネルの中のようです。その中で子供たちへの身体的、精神的なものに悪影響がないか、心配や不安は計り知れないものではないでしょうか。 それらを踏まえてお聞きします。 コロナ禍における学校教育への影響と対策について、1点目、中止または延期等を行った学校行事等とその後の対応、運動会や遠足、修学旅行など、中止または延期、規模縮小を余儀なくされた学校行事などについて、今後、学校ではどのような工夫をして取り組まれるのかお示しください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) お答えいたします。 影響を受けた主な学校行事につきましては、運動会は種目の精選による時間短縮や参加者の制限を行い、遠足や修学旅行は日程や目的地を変更するなど各学校の実情に応じ、工夫して取り組んでいるところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 先週から何校か運動会を実施されている学校があるようです。運動会は、毎年子供たちの成長を保護者だけでなく多くの御家族が見ることのできる大事な行事です。私もそうですが、保護者は子供たちの安全が関係していれば、しっかり考え対応し行動に移します。そういった思いが大切ではないでしょうか。こんな時期だからこそ学校職員や関係者だけでなく保護者や地域の方々にも伝わる情報提供を心がけ、地域の目が向くよう呼びかけてくださいますよう要請いたします。 次に2点目、学校の臨時休業により学力・体力の低下が懸念されるところでありますが、学力・体力向上のための対策についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 臨時休業期間におきましては、各学校において適切な課題を児童生徒に与えるとともに、家庭における学習や運動を奨励するためホームページ等を活用した学校もあったところでございます。また、学校再開後は、課題の取組状況を把握し、補充指導等を行うとともに、体育の授業では段階的に運動量を増やすなど臨時休業に伴う学習の遅れや運動不足を補うよう努めたところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 例年では学力調査、体力テストなどで児童生徒の成長を確実に確認できるものですが、少年団や部活動の大会の中止などで昨年よりも積極的にこの問題に取り組んでいかなければならないと感じます。これからの時代を担う子供たちの健康、日常生活を私たち大人が守り、何がどこまでできるのかいち早く明確にしていくよう要請しておきます。 次の大項目2につきましては、さきの質問で理解いたしましたので割愛いたしますが、募集の時期や雇用期間も短いので多くの方に周知していただきたいことを要請いたします。 新しい質問に入ります。 本市のホームページによりますと、令和3年鹿児島市新成人のつどいを新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で実施いたします。なお、実施の有無については、12月に最終判断しますと記載されておりました。 私のところにも、来年1月の新成人のつどいに参加予定の方から喜びの声が寄せられています。しかし、例年、会場には行っても式典に参加されない新成人の方々をお見受けします。 それを踏まえ、質問の1点目、新成人のつどいについて、長年、成人式と言えば鴨池の市民文化ホール、現在の川商ホールでした。では、川商ホールで実施してきた経緯にはどのようなものがあったのかお示しください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 新成人のつどいは、市民文化ホールが開館いたしました翌年の昭和59年以降、使用できなかった平成19年、23年を除き全て同ホールで実施してきたところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 35年以上、川商ホールで行われているということです。 では、そのことを踏まえて、質問の2点目、過去5年間の新成人の対象者数、新成人のつどいに出席した人数をそれぞれお示しください。 3点目、西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)、川商ホールの収容人数と市内でより人数を収容できる施設はあるのか。 以上、まとめて答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 新成人の対象者数を住民基本台帳に基づいて平成28年から令和2年の順に申し上げますと、5,717、5,822、5,764、5,669、5,690人でございます。また、ホールで受付をされた人数は、例年約2,500人でございます。 収容人数につきましては、西原商会アリーナのメインアリーナが5,700人、川商ホールは第1・第2ホールを合わせて2,942人でございます。なお、両施設より多い人数を収容できる屋内施設は市内にございません。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 過去5年間の数字では、対象者に対して約半数以上の方が参加されていないことが分かります。この数字を見ますと、もっと多くの方が参加したくなるように改善していくことが課題なのではないでしょうか。 次の質問です。 4点目、コロナ禍の中で3密対策はどのように行う予定なのか、また、対策は何があるのかお示しください。 5点目、川商ホール以外でも開催できないか検討すべきではないか、検討しているのであれば検討内容に基づいてお示しください。 以上、まとめて御答弁ください。 ◎教育長(杉元羊一君) 新型コロナウイルス感染症対策として、午前、午後の2部制による開催やホール内の収容人数の制限、時間も短縮して実施することとしております。また、開催に当たりましては、手指消毒やマスク着用、検温の実施、参加者の連絡先把握などの取組を徹底してまいります。その他、当日会場に来られない方々のために映像配信も予定しております。 開催場所につきましては、会場の設備や収容人数、経費、会場周辺の交通状況等から総合的に検討した結果、川商ホールで実施しているところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 施設の検討は毎年されているようで安心いたしました。ですが、現在の参加人数を見る限り、まだまだ参加したくなるメリットや新しい仕掛けなど不十分なのではないでしょうか。現在の実行委員会の方だけでなく、これまで実行委員を務めてくださった方々の声も参考にして、この鹿児島を盛り上げたい、鹿児島で頑張ろうと思ってもらえるそんな式典をつくっていただきたいと考えます。 私自身も新成人のつどいでは、13年前、森市長が挨拶をされたことを今でも覚えています。市長が15回も参列された式典にもかかわらず、入ってこない新成人へ市長は何も感じられなかったのか、いささか疑問に感じるところではありますが、コロナ禍の中でもこれからの未来を担う新成人の大切な行事です。また、3密対策での2部制の開催はどのように分けるのが平等か慎重に検討すべきではないでしょうか。できることならば人を分けるのではなく、密対策として白波スタジアムなど開放的な場所にするなど新成人の方々の気持ちを酌んだ最善の対策で開催ができるよう検討していただきますよう要請いたします。 新しい質問に入ります。 1点目、7月14日から市役所内の窓口に設置してある3密対策の絵が描かれたビニールシートについてお聞きします。 一部だけビニールシートに絵をつけた経緯、経費等についてお示しください。 以上、答弁を願います。 ◎市民局長(上四元剛君) お答えいたします。 窓口の感染防止シールドに設置した絵につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響下における文化芸術を生かした取組として実施したもので、芸術家が地域社会に貢献する活動を行っているNPO法人に依頼し製作していただいたものでございます。これらの作品は、来庁者が多い市民課及び国民健康保険課の窓口に設置したところであり、事業費は約26万円でございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 ビニールシートは新聞でも取り上げられており、新しい考えで面白い観点だったと評価いたします。もっと予算をかけて他の部署にも広げていかれてはいかがでしょうか。 質問の2点目、他部署にも取り入れていく考えはあるのか、見解をお示しください。 また、今後の取組も併せてお示しください。 以上、答弁を願います。 ◎市民局長(上四元剛君) 他部署への設置につきましては、現在の作品の活用も含め検討しているところでございます。 また、今後とも様々な機会を捉え、文化芸術を身近に感じていただける取組を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 今後の取組につきましては前向きな答弁をいただきましたので、今後も期待して見守ってまいります。 新しい質問に入ります。 私のテーマでもあります独り親世帯の貧困について、1点目、本市における独り親世帯の貧困率をお示しください。中核市の中で本市における独り親世帯の貧困率の順位を過去3年間お示しください。 以上、答弁願います。 ◎こども未来局長(吉田幸一君) お答えいたします。 本市における独り親世帯の貧困率につきましては、平成29年度に本市が実施した子どもの生活に関するアンケート調査では54.2%となっておりますが、中核市の中での順位等については把握していないところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 独り親の貧困率が本市では54.2%、つまり約2人に1人の計算です。私自身もシングルマザーであり、2年前までは貧困世帯の対象者でした。また、新型コロナウイルス感染症の影響による爆発的な不況を受け、さきの質疑でも取り上げられましたが、民間のNPO法人の調査で70.8%が雇用や収益に影響があったと回答があり、不安は尽きないものと考えます。 そのことを踏まえ質問いたします。 2点目、本市の主な取組、就業に関する平成30年度から令和2年の4月から8月の相談件数、事業の利用促進などの対策についてお示しください。 3点目、独り親世帯の支援につきまして、さらなる充実のための取組についてお示しください。 以上、御答弁願います。 ◎こども未来局長(吉田幸一君) 独り親家庭等に対する主な取組につきましては、資格を習得するための就業支援講習会の開催や就業支援のための給付金のほか、ひとり親家庭等総合相談会を行っております。就業に関する相談件数について、4月から8月における件数を平成30年度から令和2年度まで順に申し上げますと、207、220、239件でございます。また、これらの支援施策につきましては、今後も引き続き周知等を図り、利用促進に努めてまいりたいと考えております。 独り親家庭等への支援につきましては、今後とも安心して子育てができる環境づくりや自立を促進する取組の充実に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 独り親世帯の自立支援は、まず情報収集に多くの時間がかかる印象がありますので、最初の一歩を踏み出せるような支援の充実を要請いたします。 新しい質問に入ります。 外国籍の方への広報、情報発信について、本市でも外国人の推計人口は令和2年9月1日現在で世帯数2,380世帯、総数2,739人と2千人を超える規模になってきたことから、それを踏まえて質問いたします。 1点目、市役所からの情報、告知などの日本語表記以外での案内、書類の準備は現状どう対応しているのかお示しください。 以上、答弁を願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) お答えいたします。 在住外国人への情報提供につきましては、市ホームページにおいて、英語、中国語、韓国語、優しい日本語による情報発信を行っているところでございます。また、各課においては、必要に応じて多言語化した案内文や記載例の提供を行っているほか、窓口での申請や相談の際に国際交流アドバイザーが通訳をするなどの対応をしているところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 現在、私自身も外国人の日本語学習支援に参加しており、そこで本市のホームページにあります「やさしいにほんご」を使って教えておりますが、やはりさきの台風10号接近などで、「どこに避難していいのか」、「どこで確認ができるのか分からない」などの声をいただきました。 そこで2点目、英語表記でも読めない、災害時の避難場所が分からないなどの情報弱者への対応及び課題についてお示しください。 以上、答弁を願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) 災害時の緊急情報等につきましては、市ホームページにおいて多言語による情報提供を行っているところでございます。今後も在住外国人の増加が見込まれますことから、市ホームページのさらなる周知・広報を図るとともに、その内容を充実させていく必要があると考えております。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 ホームページに見やすい工夫がなされておりますので、ぜひホームページを見れば分かるという、そこまでの周知・広報を徹底して取り組んでいただきますよう要請しておきます。 次に、ハザードマップ外国語版の発行や避難所を表す看板などに外国語表記を検討すべきではないでしょうか、見解をお示しください。 以上、答弁を願います。 ◎危機管理局長(尾ノ上優二君) お答えいたします。 ハザードマップの外国語版につきましては、桜島火山ハザードマップは作成しておりますが、洪水浸水想定区域などその他のハザードマップの外国語版については、他都市の事例など今後、調査研究してまいりたいと考えております。また、避難所につきましては、市内230か所全てに外国語表記された標識看板を設置しているところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 ハザードマップの外国語版は、海外からの観光客にも対応できるものになりますので、ぜひ前向きに検討していただけたらと思います。また、外国語表記された標識看板を設置してくださっているのであれば、災害など起こっていないふだんからお互いの情報提供がスムーズになる関わり方を考え周知できる、そんな工夫を検討してくださいますよう要請いたします。 新しい質問に入ります。 移住・就業等支援事業(移住支援金制度)についてお聞きします。 1点目、昨年10月から施行されました移住支援金制度の概要、支給額について、就業、起業ごとにお示しください。 以上、答弁を願います。
    ◎産業局長(鬼丸泰岳君) お答えいたします。 移住・就業等支援事業は、国の地方創生推進交付金を活用し、UIJターンによる就業・起業者の創出を図るため、東京23区の在住者または23区への通勤者が鹿児島市内に在住し、中小企業等に就業または起業した場合に移住支援金を支給するものでございます。支給額は、単身者は60万円、2人以上の世帯は100万円となっております。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 次に、対象者の条件、問合せ内容、制度を利用した方の数をお示しください。 あわせて、利用促進に向けてどのような対策を取られているのかお聞かせください。 以上、答弁を願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 移住支援金の対象者は、本市へ移住する直前の10年間のうち通算5年以上、かつ移住する直前に連続して1年以上、東京23区に在住していた方、または東京圏に在住し23区内へ通勤していた方で令和元年10月3日以降に本市に移住し、鹿児島県が選定した中小企業等に就業または起業した方でございます。9月11日現在で支給要件の確認等の問合せが6件あり、支給決定件数は2件でございます。 本市としては、ホームページでの広報のほか、東京圏で開催される移住関係イベント等において東京事務所や移住推進室と連携した広報を行うとともに、各支所を含む市民課窓口において転入者への案内チラシの配布を行うことなどにより利用促進を図っているところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 約1年間で問合せ6件、支給決定2件ということが分かりました。この制度はもともと国の交付金を活用されているとのことですが、本市としてこの制度を改め、内容拡充を図ることなど考えられないか見解をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 移住・就業等支援事業は、国が定めた取扱い要件に基づいて実施しているところであり、本市が独自に内容を拡充することについては考えていないところでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 内容拡充が難しいのであれば、今回、補正予算で計上されているかごしま移住支援・プロモーション事業とタイアップして宣伝するなど他都市との広報の差別化を意識し選択肢を増やして、ぜひ今後の本市への移住者増加に御尽力くださいますよう期待し注視してまいります。 近年、情報社会において本市でもホームページやSNS等の情報提供を活用しており、1日のアクセス状況や申請書類のダウンロードなどの状況を見ても今では市民の欠かせないものになっています。 私が先月、本市のホームページで調べものをしていると、現在は使われていない消滅した団体や団体の名前が変わっており、活動も違うものなどが掲載されておりました。そのことを踏まえて、本市のホームページの管理、運用についてお聞きします。 1点目、ホームページの管理の所管はどこか、また、ホームページの更新はどのように行われているのか状況をお示しください。 答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) 市ホームページの管理は広報課が所管しており、更新に当たっては、ページの内容を更新した各課から掲載承認の申請を受け、文字などのアクセシビリティー等をチェックして公開しております。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 つまり、私が見た情報は更新情報が広報課に届いている事例と理解いたします。 2点目、市民に正しい情報を提供するための取組を今後どのように考えているのかお示しください。 答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) ホームページによる広報に当たっては、常に最新で正確な情報を提供できるよう研修やマニュアルで定期的なチェックを注意喚起しており、今後さらにその徹底を図ってまいります。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 市民の皆様は本市を信頼して利用しておられます。担当課に任せっきりではなく、広報課としても定期的なアナウンスが必要ではないかと考えます。全ての情報に確実性を持たせるためのチェック体制を強化し、早急に対応していくよう要請いたします。 では、新しい質問に入ります。 1点目、第2回定例会(6月議会)でもシティープロモーションアプリ「かごぷり」の周知について質疑いたしましたが、前回から進展した内容があったのか、現在の周知の状況をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) かごぷりにつきましては、これまでの市ホームページ等による広報に加え、市民の方々の目に触れやすい本庁及び各支所の市民課窓口に三角ポップスタンドを配置し周知しております。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 先日、郡山支所に伺ったところ、窓口にポップスタンドがありました。せっかくなので職員にポップスタンドのことを聞いたところ、よく分かっていない様子でしたので、もしかしたら市民の方に案内はしていないのかもと残念に感じました。 そのことを踏まえてお聞きします。 かごぷりの当初の狙いと効果。 また、見えてきた課題及び今後の取組についてお示しください。 以上、答弁を願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) かごぷりは、本市の多彩な魅力を集約して発信し、鹿児島ファンを増やすことを目的としており、一定の効果は上げているものと考えております。 また、より一層の効果を上げるためには、さらなるダウンロード数の増加が必要であることから、今後、新たな魅力を伝えるブログとの連携など内容を充実させるとともに、かごぷりを使った様々なスタンプラリーを開催することなどにより利用者の拡大に努めてまいります。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 だんだんと内容を充実させる工夫を凝らしていただいているようですので、さらなる利用拡大のための仕掛けを期待し、今後も注視してまいります。 次の大項目10に関しましては割愛いたします。 最後の質問にまいります。 私の地元、坂元校区の課題について、県道鹿児島蒲生線についてお聞きします。 本路線は、鹿児島市街地と吉田方面を結ぶ主要な幹線道路で朝夕の通勤時間帯を中心に非常に交通量が多い道路です。このうち坂元住宅入り口交差点は伊敷方面への右折車による交通の阻害により渋滞が著しい状況が発生しています。また、交差点周辺は歩道のない区間があり、私も地元に住む者として、登下校の子供たちが危険な状況にある場面を幾度も目にしております。 そのような中、県におかれましては、渋滞緩和などを目的に交差点の改良に取り組まれることとなり、平成29年には説明会を開催されたと伺っております。しかし、いまだ工事着工には至っていないとのことで、少しでも早い整備完了を願う立場からお聞きいたします。 1点目、現在の進捗状況についてお示しください。 2点目、今後のスケジュールについてお示しください。 以上、答弁を願います。 ◎建設局長(福留章二君) お答えいたします。 お触れの交差点については、県によると、「歩道整備を含む部分的な改良に向けてこれまでに測量設計を実施し、現在、字図混乱などの課題の解消に向けた作業を進めている。今後は課題を解消した上で用地買収に着手してまいりたい」とのことでございます。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 現在、字図混乱などの課題解消に取り組まれているとのことで、用地買収などに至ってはおらず、具体的な整備完了の時期も示されていないようで残念です。 歩行者、特に子供たちが危険な状況の中で登校している現状では一刻も早く着工できるよう県に要請すべきと考えますが、当局の見解をお示しください。 以上、答弁を願います。 ◎建設局長(福留章二君) 本市としては、今後も引き続き、鹿児島地域土木事業連絡会など機会あるごとに整備促進を要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [向江かほり議員 登壇] ◆(向江かほり議員) 御答弁いただきました。 機会あるごとに要望してくださるとの見解をいただきました。今後も積極的に県に要請してくださいますようお願いいたしまして、私の個人質疑の全てを終了いたします。 ○議長(川越桂路君) 以上で、向江かほり議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) ここで、しばらく休憩いたします。             午後1時34分 休憩──────────────────────             午後1時49分 開議 ○議長(川越桂路君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑を続行いたします。 次は、平山タカヒサ議員。   [平山タカヒサ議員 登壇](拍手) ◆(平山タカヒサ議員) 2020年第3回定例会において、社民・市民フォーラムの一人として個人質疑を行います。 なお、質問の一部を割愛することを申し添えておきます。 冒頭に、7月豪雨災害、台風9号・10号でお亡くなりになられた方々の御冥福と被災された方々の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。 まず、市長の職員に対する見解について伺います。 森市長は、9月4日の記者会見において、今期限りで市長を勇退することを発表されました。驚きと同時に、マニフェストに掲げていた本港区への市電の観光路線の乗り入れやサッカー等スタジアム建設、児童相談所の整備等、いまだ道半ばの感があり、新型コロナウイルス感染症対策真っただ中の状況下での発表に少し違和感も覚えました。まだまだ本市のリーダーとして力を発揮してもらいたいと率直に思ったところです。ただ、代表質疑でのやり取りの中で新たな総合計画の下での向こう10年間の鹿児島市政のかじ取りを新しい感覚や発想を持った新市長へ託したいとする気持ちを持っていることを聞き、熟慮の結果と理解いたしました。ぜひ、新しい市長へ積み残した課題等について引き継いでいただきたいものです。 森市長は、鹿児島市のリーダーとして市政の発展と市民福祉向上のために4期16年間、市政を率いてこられたわけですが、一方で、職員の雇主としての立場もあります。私も以前は職員として森市長の下で市政の一端を担ってまいりました。 そこで伺います。 第1に、森市政を支えてくれた職員に対しての思いをお聞かせください。 第2に、新市長の下、職員に対して期待するものは何か。 以上、答弁願います。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) 平山タカヒサ議員にお答えをいたします。 私は、地方自治体を取り巻く環境がますます厳しくなる中で、市政を担う職員一人一人が使命感と気概を持って施策に取り組むことが重要であると考えております。 このようなことから、職員には機会を捉えて私の考えや思いを伝えてきたところであり、これまで職員と一丸となって市政を力強く進められているものと考えており、今後とも市民福祉の向上のために鋭意取り組んでもらいたいと考えております。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 使命感と気概を持って施策に取り組むことが重要であるとのこと、森市長は、市長になる前は職員としても長きにわたり鹿児島市政に携わってこられました。そういう意味では職員のことを誰よりも理解しておられると思います。職員が鋭意取り組むためには、心身が健康であることと、自らが自信と誇りを持って職務に取り組む環境を整備することも求められます。現職として残された期間が僅かとなりましたが、全職員が市民福祉の向上に取り組むための環境づくりに最後の汗を流していただくよう要請しておきます。 新しい質問に入ります。 本市の国際交流について伺います。 本市は、総合計画の基本目標、人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまちを掲げ、その単位施策の中で国際交流の推進を図ってきています。今年2月に国際交流センターが完成し、本市の国際交流の拠点として4月から供用開始された矢先に、新型コロナウイルス感染症の拡大により様々な国際交流事業が中止に追い込まれています。 外務省によると、9月8日現在、新型コロナウイルス感染症による日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置を取っている国と地域は118か所、同じく入国後に行動制限措置を取っている国と地域は100か所となっており、国際交流事業の前途は非常に厳しいものとなっています。 そこで、以下伺います。 第1に、今年度の取組状況と新型コロナウイルス感染症の影響により中止された主な事業及び予算額をお示しください。 第2に、4月から供用開始された国際交流センターの利用状況はどのように推移しているか、そのことをどのように評価されているか。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) お答えいたします。 国際交流につきましては、令和2年度に市電姉妹友好都市号のリニューアルやストラスブール号の運行に向けた準備を進めるとともに、外国人留学生等との交流事業を実施したほか、姉妹友好都市等と今後の交流について密に連絡を取り合っているところでございます。また、新型コロナウイルス感染症の影響により中止を決定した事業は、青少年の翼事業、かごしまアジア青少年芸術祭などで、予算額4,728万9千円でございます。 次に、4月から8月の国際交流センターの来館者数を順に申し上げますと、1,600、993、2,186、1,940、2,490人となっており、来館者数は緊急事態宣言に伴う臨時休館や市内でのクラスター発生の影響等により5月及び7月が減少しておりますが、総じて増加傾向にあり、市民の認知度も順調に高まってきているものと考えております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 国内外からの参加を伴う事業の中止は致し方ないところですが、同センターの来館者数は意外に多いと感じました。しかし、来館者とは同センターの交流ラウンジ、いわゆるフリースペースへ立ち寄っただけの人数もカウントしての数と仄聞しています。今年の夏は暑かったので、ただ涼みに来られた方もいたことでしょう。コロナ禍での状況ですし、まだ開館して間もないですが、今後、国際交流事業に資する利用状況についても把握されるよう要請しておきます。 続けて伺います。 第3に、中止された事業が本市の国際交流に与える影響についてお示しください。 第4に、コロナ禍の状況で今後どのような方向性で本市の国際交流を進めていくのか。 以上、答弁願います。 ◎総務局長(松枝岩根君) 青少年の翼による派遣の中止など往来を通じた交流の場が失われ、例年に比べ本市の青少年の国際性を育む機会が減少するなどの状況が生じているところでございます。 新型コロナウイルス感染症の影響により、これまでのような国際交流が難しい時期ではございますが、今後につきましては、国際交流センターを拠点とした市民主体の国際交流活動の充実など、可能な取組を進めるとともに、青少年の翼などの事業については、国内外の状況を踏まえながら対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 先ほども申し上げたとおり、海外渡航を伴う事業は国によって感染拡大の状況が違いますし、いまだ感染者数が激増している国もあることから厳しい状況にあります。今後、国際交流センターの活用を含め、創意工夫してでき得る取組をされるよう要請しておきます。 新しい質問に入ります。 令和2年7月豪雨災害の支援について伺います。 本年7月4日から8日にかけて前線の活動が非常に活発となり、西日本や東日本を襲った令和2年7月豪雨では大規模な災害が発生しました。九州では4日から7日の記録的な大雨により球磨川が氾濫し、周辺自治体で多くの人命や財産が失われました。消防庁によりますと、8月24日現在、球磨川流域の八代、人吉、球磨の2市1村の死者・行方不明者数は50人、住家被害が5,624棟となっており、改めてお亡くなりになられた方々や被災された方々にお見舞いとお悔やみを申し上げます。 さらには、流木や土砂、損壊家屋などの災害廃棄物が大量に発生し、その処理には被災住民や自治体のみならず多くのボランティアの方々が協力していることに対して敬意を表します。しかしながら、現在のコロナ禍において、人の移動が制限される中、県外からのボランティアを募れないことなどから、人材不足により復旧作業がはかどっていないことが報道されていました。 このような中、本市では、2017年の九州北部豪雨災害時に朝倉市へ災害派遣をしたのと同様に、今回の豪雨災害に対しても球磨村に災害支援が実施されたと仄聞しています。現在、支援が終了したことから、実際に行った災害現場の支援についての課題や教訓などについて伺います。 第1に、今回の支援に至った経緯と支援体制及び内容と実績についてお示しください。 第2に、支援中、球磨村との連絡調整についてどのように行ったのか。 第3に、支援における派遣職員への新型コロナウイルス感染症対策はどのように行ったか。 以上、答弁願います。 ◎環境局長(玉利淳君) お答えいたします。 今回の球磨村への災害支援でございますが、被災地の廃棄物処理を調整する全国都市清掃会議から要請があり、7月30日から8月26日での28日間、ごみ収集車3台、連絡用車両1台、職員延べ99人を派遣いたしました。職員は、空き地や道路脇に出された畳や布団などの廃棄物を手作業で分別し、仮置場まで1日8回から9回往復する収集運搬作業を行ったところでございます。 職員は、環境省や球磨村の担当者と常に連携を図り作業を進めてまいりました。 職員の新型コロナウイルス感染症対策は、派遣時の過ごし方など保健師による事前研修を行うとともに、宿泊先ではシングルルームを確保するなど、感染防止対策の徹底を図ったところでございます。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 感染症対策も施しながら連絡用職員も派遣し、主体的に活動されたようです。 引き続き伺います。 第4に、2017年の九州北部豪雨災害時の支援活動との違いは何か。また、前回の活動の教訓やノウハウは今回どのように生かされたか。 第5に、被災地から支援についてどのような声が寄せられたか。 以上、答弁願います。 ◎環境局長(玉利淳君) 前回との違いですが、今回は道路や橋梁の損壊がひどかったため、山道を大きく迂回するなど収集運搬が非常に困難だったところでございます。業務に当たっては、これまでの経験を生かし、球磨村職員に作業内容や手順を積極的に提案し、支援を行ったところでございます。 被災地の方々からは、「被災で混乱している中、早期に支援いただき感謝している」、「長期間にわたる支援がありがたい」など、たくさんの感謝の声をいただいたところでございます。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 収集運搬が非常に困難な中、村民にとって本市職員はさぞありがたく思えたことでしょう。また、連絡担当は作業手順を積極的に同村職員に提案するなど、頼もしく思えたことでしょう。 最後に伺います。 第6に、今回の支援を通じて得られた教訓やノウハウは今後どのように生かすのか。 以上、答弁願います。 ◎環境局長(玉利淳君) 災害廃棄物の処理は迅速な対応が求められることから、仮置場の確保や人員、車両の配置など収集運搬体制を事前に準備しておくことが重要であると改めて感じたところでございます。これまでの支援活動で被災状況に応じた効率的な収集運搬を行ってきた経験を今後の支援活動や大規模災害時の対応に生かしてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 今後の支援活動や大規模災害時の対応に生かしていきたいとのこと。文書での申し送りはもちろんですが、実際に支援活動を行い、現場で経験したノウハウを生かしていくことが何よりも求められています。そのためには、支援活動を行った職員が次の世代の職員にしっかりと引き継いでいくことも重要です。当局におかれましては、そのことが可能となる環境整備に取り組まれるよう要請しておきます。 新しい質問に入ります。 避難所の対応等について伺います。 今月6日から7日にかけて本市を暴風域に巻き込みながら台風10号が通過しました。この台風は、発生時から気象庁が特別警報級の勢力で接近、最大瞬間風速が60メートルを超えると発表したことなどから、市民の関心も非常に高く、ホームセンターから養生テープや飛散防止フィルムなどの台風対策グッズが品切れになるなど、市民の関心はこれまで以上に高いものとなりました。また、近所の高齢者から、「いつ避難所に行ったらよいか」との相談があったり、テレビニュースでホテルへ避難したことが報道されるなど、これまでにない動きも見られました。結果として、勢力は予想を下回りましたが、今回、避難所に避難した方から、避難所の運営について相談があったこと等を踏まえ、幾つか伺います。 第1は、さきの質疑で明らかになりましたので割愛します。 第2に、避難者が持参したものはどのようなものがあったか。 第3に、今回は避難が2日にわたり長時間の避難を余儀なくされたわけですが、避難者から何か要望はなかったものか。 以上、答弁願います。 ◎健康福祉局長(椎木明彦君) お答えいたします。 避難所従事者によりますと、食料や水、寝具等のほか、マスクを持参しておられたようでございます。 避難者からの要望につきましては、避難所従事者からの報告を今後、集約することとしております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁をいただきました。 食料や水、マスクなどをしっかりと準備されたようです。要望については、現在集約中とのことでありますので、また改めて伺うこととします。 引き続き伺います。 第4に、段ボールベッド等や備蓄品の活用状況をお示しください。 第5に、台風等の一時的な緊急避難と大規模災害時の一定期間避難をする場合との運営の違いについて明らかにしてください。 以上、答弁願います。 ◎健康福祉局長(椎木明彦君) 段ボールベッドや備蓄品等につきましては、大規模災害が発生し、長期的な避難生活が行われる際に使用することとしておりますが、今回、喜入公民館及び喜入園においては、個人から寄贈を受けた段ボールベッドを使用したところでございます。 台風等に伴う緊急避難の際は、食料や水など必要なものを各自で用意していただくこととしておりますが、大規模災害時の長期避難の際は、避難所の環境整備も含め備蓄品の提供などを行うこととしております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 台風等の緊急避難時は段ボールベッド等の環境整備は想定していないことが明らかとなりました。ただ、今回、喜入公民館等においては個人から寄贈を受けた段ボールベッドが使用されたとのこと。仄聞するところによりますと、寄贈された方はお医者さんで、当日は避難所にお見えになり避難者の健康相談にも応じたとのこと、敬意を表したいと思います。段ボールベッドの使用の判断をこの方と避難所に配置された職員のどちらがされたか気になるところではございます。 一方、ある学校の体育館に避難された高齢者の方は、体育館の床に長時間滞在したことであちこち痛くなり具合が悪くなったとのことでした。台風などの緊急避難時においても、高齢者などの要支援者については、段ボールベッドの活用を検討されるよう要請しておきます。 引き続き伺います。 第6に、持参するものなど事前の周知はどのようになっているか。 以上、答弁願います。 ◎健康福祉局長(椎木明彦君) 避難所への非常持ち出し品につきましては、市ホームページや市民のひろば、防災リーフレット等に掲載したほか、市防災情報LINEや安心ネットワーク119において避難所開設情報とともにお知らせしたところでございます。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁をいただきました。 事前の周知にSNS等を活用したとのこと。私も安心ネットワーク119を登録しておりますが、配信された内容に持参するものが掲載されてありました。いい取組だと評価をさせていただきます。 引き続き伺います。 第7に、避難所等における新型コロナウイルス感染症対策について伺います。 第1と2については割愛をいたします。 第3に、運営に従事する職員数に変更はあるものか。 第4に、避難所における新型コロナウイルス感染症対策について、市民への周知はどのように行っているか。 以上、答弁願います。 ◎健康福祉局長(椎木明彦君) 昨年までは避難所運営を1人で行っておりましたが、今回の新型コロナウイルス感染症対策を行うため、避難所の規模に応じて2人以上に増員したところでございます。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、市民のひろばや防災リーフレット、市ホームページ等に掲載し、周知を図ったところでございます。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 避難所によっては職員を複数配置したとのこと。今回は避難所の開設が土曜日から月曜日にかけてと休みから始まったことから、職員の配置が滞りなく行われたことが推察されます。平日勤務時間中の配置については、一旦帰宅して避難所に宿泊するための準備の時間も必要となることから、遺漏なき対応を要請しておきます。 感染症対策の周知については、市ホームページや防災リーフレット等で行っているとのこと。先ほど持ち出し品の事前周知についてSNSを活用したと言われましたけれども、感染症対策についてもSNSでマスクや体温計を持参するよう掲載してありましたので、そこは紹介しておきます。 事前の周知においては、このSNSの活用を最大限生かすためにも、いかにこれらの電子媒体を登録してもらうかが肝要と言えます。当局におかれましては、登録者拡大に向け、全庁的な取組をされるよう要請しておきます。 新しい質問に入ります。 かごしま都市マスタープランの現状と課題及び次期プラン策定について伺います。 現在のかごしま都市マスタープランは2021年までの計画となっていることから、今年度、次期マスタープランの素案づくりが開始されていると仄聞しています。 本プランは、2001年3月に策定され、その後、周辺5町との合併後の2005年10月に新たに加わった5地域における地域別構想等の設定など見直しを行い、現在に至っています。現在、地方創生の名の下、少子高齢化・人口減少社会の進展をいかにして食い止めるかが問われていますが、一方で、人口減少に見合ったまちづくり、地域づくりも求められています。本プランが20年後を見据えた長期的な都市計画の基本的な方針であることから、様々なことを加味したものにしなければならないのは当然ですし、非常に困難な作業になると考えます。 そこで、以下伺います。 第1に、現行プラン策定時と現在の社会情勢の認識をどのように捉えているか。 第2に、現行プランにおける各部門別方針及び各地域別構想の進捗状況はどうか。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(福留章二君) お答えいたします。 かごしま都市マスタープランは、平成13年に策定し、およそ20年が経過しておりますが、この間の社会情勢として、人口減少・超高齢社会の局面に移行しているものと認識しております。 同プランについては、都市づくりの目標に向けてお触れの方針や構想に基づき、特定用途制限地域の指定や都市計画道路の整備、土地区画整理事業等を計画的に進めてきたところでございます。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁をいただきました。 計画的に進めてきたとのことですが、都市計画道路の未整備区間の見通しが立たない区間や土地区画整理事業においても計画すらできていないものもあることから、道半ばの部分もあることを指摘しておきます。 続けて伺います。 第3に、次期プラン策定に向けた課題認識をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(福留章二君) 策定に当たっては、頻発・激甚化する自然災害の発生や新たな感染症の拡大等に対応した都市づくりを進める必要があることから、国等の動向を踏まえて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁をいただきました。 令和2年度版国土交通白書によると、今後、同省が向き合うべき課題と方向性として、防災・減災が主流となる社会、持続可能な交通サービスの確保、新型コロナウイルス感染症対策とあり、同プラン策定における課題認識とほぼ一致しているようです。 続けて伺います。 第4に、他の計画との整合をどう図るか。 第5に、計画期間が20年と多岐にわたるが、社会経済情勢の様々な変化に対し、計画期間途中の見直しに対する見解をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(福留章二君) 他の計画との整合についてですが、現在、次期総合計画の策定に向けて具体的な検討を進めていることなどから、関係部局と緊密に連携して取り組んでまいりたいと考えております。 また、策定後の見直しについては、総合計画の状況や社会情勢の急激な変化等を踏まえ、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 本市の最上位計画である総合計画より期間が長い計画が存在することに少々違和感を覚えます。 ちなみに鹿児島県が策定する都市計画区域マスタープランがおおむね20年後の都市の姿を展望した上で内容を定めるとあり、うがった見方をすれば、このために付き合わされている感も拭えなくもありません。 いずれにしても、総合計画の状況も踏まえて見直しについては必要に応じて検討されるということですので、見守ってまいります。 新しい質問に入ります。 公共下水道事業、雨水について伺います。 この件については、昨年第4回定例会において一定の質疑を交わさせていただきました。市長事務部局から水道局に所管替えすることのメリットについては、社会資本整備総合交付金等の交付要件が公営企業会計を適用することであることなどを確認させていただきました。デメリットについては、窓口が変更になることなどと答弁されたことから、業務の引継ぎが十分に行われることと水道局にしかるべき組織が設置されることで大きな問題は生じないと受け止めたところです。 先般、市民の方から、吉野地区の雨水貯留施設建設について相談を受けたことから、公共下水道事業、雨水の所管替えに問題がなかったものか疑問を感じましたので、以下伺います。 第1に、現在予定されている雨水貯留施設の整備予定はどの水系で何か所か。 第2に、当該施設建設は他のどのような事業に伴うものか。 以上、答弁願います。 ◎水道局長(秋野博臣君) お答えいたします。 現在、整備が予定されている吉野地区の雨水貯留施設は、稲荷川水系と磯川水系でそれぞれ1か所でございます。 関連する事業は、吉野第二地区土地区画整理事業でございます。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 同貯留施設の整備が吉野第二地区土地区画整理事業に伴うことが明らかとなりました。 続いて伺います。 第3に、稲荷川水系の水路の整備の概要についてお示しください。 第4に、施設や水路周辺の住民に対する説明は、いつ、どのように行われるか。 以上、答弁願います。 ◎水道局長(秋野博臣君) 稲荷川水系の水路整備の概要としては、県道鹿児島吉田線及び市道に幅1.2メートル、高さ1.2メートルの水路を延長およそ1キロメートル設置するものでございます。 周辺住民の方々には、本事業に必要となる用地取得など工事に係る準備が整った後に説明会の開催などを予定しております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁いただきました。 事前の説明会等は工事に係る準備が整った後に行うとのこと。工事車両の通行などに対して地元の意向をしっかりと受け止めていただくよう要請しておきます。 続けて伺います。 第5に、施設建設及び水路整備の進捗が土地区画整理事業にどのような影響を与えるか。 第6に、雨水貯留施設建設等を土地区画整理事業と一体的に行うことが効率的と考えるが、そのことへの見解は。 以上、答弁願います。 ◎水道局長(秋野博臣君) 本事業の実施により、吉野第二地区土地区画整理事業における雨水処理に適正に対応できるものと考えております。 雨水貯留施設等の整備は土地区画整理事業と関連が深いことから、関係部局と連携を図りながら事業に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁をいただきました。 同貯留施設等の整備が土地区画整理事業と深く関わりがあるとのことですので、一体的に行うことが効率的との答弁と受け取ることもできます。公共下水道事業、雨水については、今年4月から所管替えをしたわけですが、現場レベルでの情報共有が十分だったのか、行政管理部門からの押しつけがなかったものなのかということを指摘させていただきます。いずれにしても、貯留施設整備が土地区画整理事業へ影響を与えないよう、十分、関係部署と連携を図られることを改めて要請しておきます。 新しい質問に入ります。 谷山第三地区土地区画整理事業について伺います。 私の加入する町内会も一部が同事業の対象区域となっています。今年度に入り、町内会の会員から、「区画整理のために引っ越すので町内会はどうすればいいのか」という相談や建物の移転も進んでいることから、いよいよ本格的に始動したなという印象を持っています。 そこで、現状を確認し、今後の工事の進め方について伺います。 まず、第1に、建物を移転しないことには水路も道路も築造できないことから、事業費ベースでの建物移転の進捗率をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(福留章二君) 令和2年度末における事業費ベースでの建物移転率はおよそ19%となる見込みでございます。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁をいただきました。 今年の3月末の進捗率が5%と仄聞しておりましたので、順調に事業が進んでいくようです。 引き続き伺います。 第2に、区域内で埋蔵文化財の発掘作業をしていますが、区域内の埋蔵文化財の数と場所は。今後新たに発見された場合も含め、基本的な対応をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(福留章二君) 埋蔵文化財の包蔵地は区域の南側で2か所確認されており、発掘調査に影響のある建物については優先的に移転を進めてまいります。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁をいただきました。 本事業の進捗に影響が出ないよう、文化財担当部署と連携を図られるよう要請しておきます。 引き続き伺います。 第3に、財源確保等、今後の取組についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(福留章二君) 今後も国の動向を踏まえ、優良財源の確保に努めながら計画的に事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [平山タカヒサ議員 登壇] ◆(平山タカヒサ議員) 答弁をいただきました。 計画的に事業が進むことが望ましいわけですが、新型コロナウイルス感染症の影響により、国においても大幅な減収が予想され、財政的にも大変厳しい状況にあります。同事業区域内の住民の方々にとって事業の進捗は子供の成長や御自身の年齢等、将来の人生設計を左右する一大事ですので、事業計画どおりに進められるよう優良財源確保についても最大限の努力をしていただきますよう改めて要請をしておきます。 以上をもちまして、私の個人質疑の全てを終わります。 ○議長(川越桂路君) 以上で、平山タカヒサ議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) 以上で、通告による個人質疑を終わります。 ほかになければ、これをもって質疑を終了いたします。 △常任委員会付託 ○議長(川越桂路君) それでは、ただいまの議案25件のうち第41号議案ないし第50号議案及び第60号議案ないし第65号議案の議案16件については、いずれも所管の各常任委員会に付託いたします。 △決算特別委員会設置・付託 ○議長(川越桂路君) 次に、お諮りいたします。 ただいまの議案16件を除く、第51号議案ないし第59号議案の決算関係議案9件の付託については、お手元に配付いたしました特別委員会設置要綱(本日の末尾掲載)のとおり、決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 △決算特別委員の選任 ○議長(川越桂路君) 次に、ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任を行います。 まず、議長から委員の氏名を申し上げます。 局長に氏名を朗読いたさせます。 ◎議会事務局長(田畑浩秋君) 決算特別委員の氏名を申し上げます。 西  洋介 議員  山下  要 議員 こじま洋子 議員  園山 えり 議員 米山たいすけ議員  中原  力 議員 しらが郁代 議員  大森  忍 議員 柿元 一雄 議員  小森こうぶん議員 入船 攻一 議員 以上、11人であります。 ○議長(川越桂路君) お諮りいたします。 ただいま指名いたしました議員を決算特別委員として選任することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 ここで、しばらく休憩いたします。             午後2時28分 休憩──────────────────────             午後2時30分 開議 ○議長(川越桂路君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 ○議長(川越桂路君) 次は、日程第2 鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。 広域連合議会議員につきましては、市議会議員から選出する議員について欠員が2人生じたため、市議会議員から2人を選出することになりますが、候補者が3人となったことから、鹿児島県後期高齢者医療広域連合規約第8条第2項の規定により、今回選挙が行われるものであります。 候補者につきましては、お手元に配付いたしました鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者名簿(本日の末尾掲載)のとおりであります。 なお、この選挙は、広域連合規約第8条第4項の規定により、全ての市議会の選挙における得票総数により当選人が決定されることになりますので、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、候補者の得票数までを報告することといたします。 議場の閉鎖を命じます。   [議場閉鎖] ○議長(川越桂路君) ただいまの出席議員数は44人であります。 投票用紙を配付いたさせます。   [投票用紙配付] ○議長(川越桂路君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。   [投票箱点検] ○議長(川越桂路君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 投票は、単記無記名であります。 お手元に配付いたしました候補者名簿により、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。   [氏名点呼・投票]〇議事課長(船間学 君) 氏名を点呼いたします。 西  洋介 議員  山下  要 議員 中元かつあき議員  徳利こうじ 議員 向江かほり 議員  まつお晴代 議員 こじま洋子 議員  合原ちひろ 議員 平山タカヒサ議員  園山 えり 議員 霜出 佳寿 議員  佐藤 高広 議員 薗田 裕之 議員  瀬戸山つよし議員 しらが郁代 議員  松尾まこと 議員 米山たいすけ議員  中原  力 議員 たてやま清隆議員  のぐち英一郎議員 奥山よしじろう議員 川越 桂路 議員 山口  健 議員  古江 尚子 議員 仮屋 秀一 議員  柿元 一雄 議員 長浜 昌三 議員  小森のぶたか議員 伊地知紘徳 議員  大森  忍 議員 大園たつや 議員  大園 盛仁 議員 志摩れい子 議員  中島 蔵人 議員 小森こうぶん議員  上門 秀彦 議員 長田徳太郎 議員  入船 攻一 議員 崎元ひろのり議員  片平 孝市 議員 三反園輝男 議員  森山きよみ 議員 秋広 正健 議員  小川みさ子 議員 以上であります。 ○議長(川越桂路君) 投票漏れはありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   [議場開鎖] ○議長(川越桂路君) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、中元かつあき議員、長浜昌三議員、大森 忍議員、米山たいすけ議員及び大園たつや議員を指名いたします。 よって、ただいま指名いたしました議員の立会いを願います。   [開  票] ○議長(川越桂路君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数 44票。 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち      有効投票      44票 有効投票中      川越 桂路 議員  38票      前川原正人 議員  6票 以上のとおりであります。 この選挙結果につきましては、広域連合議会議員選挙選挙長に報告することといたします。 △散会 ○議長(川越桂路君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 今議会は、明日から委員会審査に入りますので、本会議再開の日時は、追って通知いたします。 本日は、これにて散会いたします。             午後2時42分 散会────────────────────── △特別委員会設置要綱 1.名  称 決算特別委員会2.目  的 令和元年度一般・特別会計(企業特別会計を除く)決算議案を審査する。3.性  格 法による特別委員会4.定  数 11人5.設  置 令和2年9月16日  (議長発議によって、設置要綱どおり設置する。)6.審査期間 審査終了までとし、審査は原則として閉会中に行うものとする。──────────────────────────────────────── △鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者名簿    鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者名簿   (選出区分 市議会議員)ふりがな 候補者氏名市町村名・公職の種類推薦区分かわごえ けいじ 川越 桂路鹿児島市議会議長鹿児島県市議会 議長会推薦きはら しげあき 木原 繁昭指宿市議会議長鹿児島県市議会 議長会推薦まえかわはら まさと 前川原 正人霧島市議会議員個人推薦    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。         市議会議長  川 越 桂 路         市議会議員  中 元 かつあき         市議会議員  合 原 ちひろ...