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  1. 鹿児島市議会 2019-09-01
    09月19日-06号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 元年第3回定例会(9月)  議事日程 第六号     令和元年九月十九日(木曜)午前十時 開議第 一 第二六号議案ないし第六一号議案────────────────────────────────────────   本日の会議に付した事件(日程追加)議会運営委員選任特別委員の選任日程第一────────────────────────────────────────   (出席議員 五十人)  一  番   中  元  かつあき  議員  二  番   霜  出  佳  寿  議員  三  番   平  山  タカヒサ  議員  四  番   園  山  え  り  議員  五  番   佐  藤  高  広  議員  六  番   瀬 戸 山  つ よ し  議員  七  番   杉  尾  ひ ろ き  議員  八  番   徳  利  こ う じ  議員  九  番   薗  田  裕  之  議員  十  番   し ら が  郁  代  議員  十一 番   松  尾  ま こ と  議員  十二 番   中  原  ち か ら  議員  十三 番   米  山  たいすけ  議員  十四 番   たてやま  清  隆  議員  十五 番   わ き た  高  徳  議員  十六 番   奥  山 よしじろう  議員  十七 番   柿  元  一  雄  議員  十八 番   志  摩  れ い 子  議員  十九 番   堀     純  則  議員  二十 番   井  上     剛  議員  二十一番   上  田  ゆういち  議員  二十二番   長  浜  昌  三  議員  二十三番   大  森     忍  議員  二十四番   伊 地 知  紘  徳  議員  二十五番   大  園  た つ や  議員  二十六番   の ぐ ち  英 一 郎  議員  二十七番   川  越  桂  路  議員  二十八番   山  口  た け し  議員  二十九番   仮  屋  秀  一  議員  三十 番   中  島  蔵  人  議員  三十一番   古  江  尚  子  議員  三十二番   田  中  良  一  議員  三十三番   大  園  盛  仁  議員  三十四番   小  森  のぶたか  議員  三十五番   ふじくぼ  博  文  議員  三十六番   森  山  き よ み  議員  三十七番   三 反 園  輝  男  議員  三十八番   小  川  み さ 子  議員  三十九番   小  森  こうぶん  議員  四十 番   上  門  秀  彦  議員  四十一番   長  田  徳 太 郎  議員  四十二番   幾  村  清  徳  議員  四十三番   入  船  攻  一  議員  四十四番   う え だ  勇  作  議員  四十五番   平  山     哲  議員  四十六番   崎  元  ひろのり  議員  四十七番   秋  広  正  健  議員  四十八番   ふ じ た  太  一  議員  四十九番   片  平  孝  市  議員  五十 番   平  山  た か し  議員────────────────────────────────────────   (欠席議員 なし)────────────────────────────────────────   事務局職員出席者  事務局長   田  畑  浩  秋  君  議事課長   船  間     学  君  事務局参事  総務課長   西  園  史  朗  君  政務調査課長 益  田  有  宏  君  議事課主幹  議事係長   上 久 保     泰  君  委員会係長  渡     英  樹  君  議事課主査  迫  田  洋  行  君  議事課主任  海 江 田  拓  郎  君────────────────────────────────────────   説明のため出席した者  市長     森     博  幸  君  副市長    松  永  範  芳  君  副市長    松  山  芳  英  君  教育長    杉  元  羊  一  君  代表監査委員 内  山     薫  君  交通局長   鞍  掛  貞  之  君  水道局長   秋  野  博  臣  君  船舶局長   南     勝  之  君  総務局長   白  石  貴  雄  君  企画財政局長 原     亮  司  君  危機管理局長 千  堂  和  弘  君  市民局長   古  江  朋  子  君  環境局長   玉  利     淳  君  健康福祉局長 中  野  和  久  君  産業局長   鬼  丸  泰  岳  君  観光交流局長 有  村  隆  生  君  建設局長   松  窪  正  英  君  消防局長   安  樂     剛  君  病院事務局長 緒  方  康  久  君  市長室長   宮 之 原     賢  君  総務部長   松  枝  岩  根  君  企画部長   池  田  哲  也  君  財政部長   枝  元  昌 一 郎  君  危機管理局次長尾 ノ 上  優  二  君  市民文化部長 上 四 元     剛  君  環境部長   菊  野  純  一  君  資源循環部長 西  山  孝  志  君  すこやか長寿部長         稲  田  祐  二  君  こども未来部長田  中  公  弘  君  福祉部長   吉  田  幸  一  君  産業振興部長 有  村  浩  明  君  農林水産部長 塩  川  瑞  穂  君  観光交流部長 成  尾     彰  君  国体推進部長 尾  堂  正  人  君  建設管理部長 柚  木  兼  治  君  都市計画部長 福  留  章  二  君  建築部長   吹  留  徳  夫  君  道路部長   中  川  英  一  君  消防局次長  中  村     剛  君  病院事務局次長新  穂  昌  和  君  交通局次長  岩  切  賢  司  君  水道局総務部長日  高  照  夫  君  船舶局次長  橋  口  訓  彦  君  教育委員会事務局管理部長         小  倉  洋  一  君  農業委員会事務局長         木 口 屋  博  文  君──────────────────────────────────────── 令和元年九月十九日 午前十時 開議 △開議 ○議長(山口たけし君) これより、本日の会議を開きます。 △報告 ○議長(山口たけし君) この際、報告をいたします。 去る九月十七日、徳利こうじ議員から議会運営委員を、井上 剛議員から地方創生に関する調査特別委員をそれぞれ辞任したい旨の願い出があり、委員会条例第十四条の規定により、本日これを許可いたしましたので、御報告いたします。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第六号のとおりであります。 △日程追加 ○議長(山口たけし君) ここで、お諮りいたします。 先ほど報告いたしましたとおり、議会運営委員及び地方創生に関する調査特別委員に欠員が生じておりますので、この際、議会運営委員の選任及び特別委員の選任を本日の日程に追加し、順序を変更して直ちに補充選任を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 △議会運営委員の選任 ○議長(山口たけし君) それでは、まず、議会運営委員の選任を行います。 お諮りいたします。 議会運営委員に井上 剛議員を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、井上 剛議員を議会運営委員に選任することに決しました。 △特別委員の選任 ○議長(山口たけし君) 次に、特別委員の選任を行います。 お諮りいたします。 地方創生に関する調査特別委員に徳利こうじ議員を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、徳利こうじ議員を地方創生に関する調査特別委員に選任することに決しました。 △第二六号議案─第六一号議案上程 ○議長(山口たけし君) それでは、日程第一 第二六号議案ないし第六一号議案の議案三十六件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略し、前回の議事を継続して質疑を続行いたします。 △個人質疑(続) ○議長(山口たけし君) それでは、引き続き個人質疑の発言を順次許可いたします。 まず、米山たいすけ議員。   [米山たいすけ議員 登壇](拍手) ◆(米山たいすけ議員) 令和元年第三回定例会に当たり、民主・無所属の会の一員として個人質疑を行います。 まずは、学校行政についてお伺いいたします。 本市には公立、私立合わせて二十三の高等学校があり、近年、少子化が進む中、これまで県内、市内の公立高校においては統廃合や募集定員の削減等が図られています。一方、私立の高等学校におきましては、学校の魅力の発信や経営努力により生徒を確保しているようです。 そこで気になりますのが市内の公立高校の中でも本市教育委員会が所管する鹿児島玉龍高校鹿児島商業高校鹿児島女子高校、その市立三校の現状についてお尋ねします。 まず、第一点、市立三校のそれぞれの特色をお聞かせください。また、それぞれの特色を中学校の生徒や保護者、中学校教員に対しどのように周知を図り、そしてどのように受けとめられていると認識しているかお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) お答えいたします。 市立三校の主な特色につきまして、玉龍高校は、普通科で中学校と一体となった中高一貫教育校でございます。商業高校は、男子校で商業科、情報処理科国際経済科女子高校は、商業科、情報会計科生活科学科があり、両校ともに卒業生、地域社会等と連携した実践的な教育を目指している学校でございます。これらの周知につきましては、ホームページの活用、学校説明会や一日体験入学などを行っており、中学生や保護者などからは、「学校生活の様子がよくわかった」、「高校を選択する上でとても参考になった」などの感想が寄せられております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇]
    ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 それぞれの学校において魅力的な特色があり、学校説明会等により周知を図っておられるようですが、ここ数年、市立三校の中で定員割れが生じている状況もあるようです。 そこで、第二点、定員割れが生じている学校とその学科の過去五年間における最終出願倍率をお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 過去五年間において定員に満たなかったことがある商業高校の三学科と女子高校の二学科の最終出願倍率を平成二十七年度から三十一年度まで順に申し上げますと、商業高校、商業科、一・一、〇・九七、一・一八、〇・七一、〇・八九、情報処理科、〇・七八、〇・九九、〇・九五、〇・九一、一・〇八、国際経済科、〇・七六、〇・四五、〇・六四、〇・三五、〇・五九、女子高校、商業科、一・〇一、〇・七九、一・〇六、〇・八四、一・〇三、情報会計科、〇・七二、一・一五、〇・七九、〇・六七、〇・八九倍でございます。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 鹿児島玉龍高校においては定員割れはなく、鹿児島商業高校情報処理科国際経済科鹿児島女子高校の商業科と情報会計科では定員割れの状況があったようです。特に鹿児島商業高校国際経済科においては、ここ数年、連続して定員割れの状況が続き、平成三十年度には〇・三五倍まで落ち込んだようです。 そこで伺います。 第三点、定員割れに対する要因はどのようなものか、現行の学科に対する生徒や保護者からの要望はないものか、それらに対する教育委員会の見解もお示しください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 商業高校及び女子高校の定員に満たなかった要因としましては、私立高校への希望者の増加が見られるとともに特色ある教育活動への理解が十分に得られていないこと、通学の利便性などがあると考えられます。在校生や保護者からの要望としましては、施設整備や資格を生かした進路指導の充実があります。教育委員会としましては、生徒、保護者の要望等も踏まえ学校との連携をさらに図ってまいります。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 定員割れの要因としましては、私立高校への希望者の増加や通学の利便性などもあるようです。在校生や保護者からの要望に対しましては、学校との連携を図り早急に対応されますことを要望いたします。 これまでの質問で長年にわたる定員割れの状況やそれに対する本市教育委員会の見解が明らかになりましたが、果たしてこれまでのような認識や対応で本市の市立三校は維持されていくものか大変不安であります。私は、各行事やスポーツの大会等で市立三校それぞれの生徒のすばらしい礼儀、態度や活躍をよく拝見いたします。少年団でかかわった教え子たちもたくさん在校しており、それぞれ学業や部活動に対し一生懸命励んでいる状況も把握しております。頑張る生徒がたくさん存在する中でこれまでのように変革のない対応でよいのでしょうか。 そこで、平成二十四年第二回定例会において同様の質問をしておりますが、改めてお伺いします。 第四点、定員割れに対するこれまでの取り組みや今後の対策を具体的にお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 両校においては、一日体験入学の充実や夜間の学校説明会を実施するとともに学校パンフレットホームページの改善を行っており、就職や進学の幅広い希望に応じた学習指導や進路指導の充実にも取り組んでおります。また、これらの取り組みの一層の充実に努めるとともに学校と連携して各学科の教育課程のあり方についても研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 さまざまな取り組みや研究をしていきたいとの答弁でありましたが、学校現場の現状をしっかりと受けとめて、生徒や保護者、現代社会のニーズに合った対応を図るべきではないでしょうか。存続の危機的状況にあることをしっかりと認識され、諸問題を先延ばしせずに一定の期日、目標等を設定し取り組まれることを要望しておきます。 ここで、政務調査課を通じて調査していただいた同規模の中核市にある市立船橋高校について紹介いたします。 通称市船と呼ばれており、高校サッカーや高校野球などのスポーツ競技等でよく耳にする方も多いと思います。進学においても、毎年、あらゆる大学に多く合格しているそうです。私は個人的には、市立というところと部活動が盛んであるということで、本市の鹿児島商業高校鹿児島女子高校をついイメージしてしまいます。市立船橋高校の現状としましては、普通科、商業科、体育科の三つの学科があり、平成三十一年度五月一日現在の生徒総数は一千二百九人、入試倍率においては近年では二倍を超える学科もあり、定員割れになることもなく、高倍率をキープしているそうです。そのような状況においても平成二十九年には単位制を導入し、生徒の進路希望に応じた多様な選択科目を設置するなどの大規模な教育改革に取り組み、生徒の主体的かつ意欲的な学習の誘発や現代社会のニーズを見据え対応することで、学校の活性化や募集定員の増加につながっているようです。 そこでお伺いします。 第五点、市立船橋高校入試倍率や部活動の全国的な活躍、教育改革の現状に対する認識と見解をお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 船橋市立船橋高校では、入試倍率が普通科、商業科、体育科とも近年一倍を超えており、学校の重点目標の一つに部活動の活性化を掲げ、本年、本市で開催されましたインターハイの体操競技においては団体優勝するなど活躍しております。また、二十九年度入学生から普通科の通学区域を拡大したことにより志願者数が増加したものと考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 これまでの質疑において市立船橋高校のすばらしい学校運営、先を見据えた大胆な教育改革を明らかにし、それに対する本市教育委員会の見解もお聞かせいただきました。一方、市立三校のうち鹿児島商業高校鹿児島女子高校学校運営に対し画期的な改善策もなく、定員割れが何年も続いている状況も明らかになりました。このような状況を打破するにはこれまでのような対応では解決に至りません。また、定員割れに対する要因の答弁の中で、私立高校への希望者の増加が見られるとお答えになりましたが、来年四月からは就学支援金の制度改正により私立高校への希望者がなお一層増加することが見込まれます。 そこで、この項の最後に、市立三校をそれぞれどのように維持または活性化していくのか、それぞれ伝統のある鹿児島商業高校鹿児島女子高校ですが、統合や共学の考え方も含め教育長の決意をお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 市立三校は、各学校の伝統を継承しながら地域貢献活動等に取り組むなど教育活動の充実に努めております。玉龍高校については、中高一貫教育校としての特色を生かし大学進学など生徒の進路の実現にさらに努めることが必要であると考えております。また、商業高校女子高校につきましては、各校の活性化委員会での協議等を深めるとともに教育委員会としても各学科の教育課程のあり方について研究してまいりたいと考えております。なお、現在のところ、鹿児島商業鹿児島女子高校の統合・共学については考えていないところでございます。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 市立三校は、それぞれ歴史があり、伝統のある学校であり、卒業生も各界で御活躍されております。その市立三校の活性化や存続は本市教育委員会の責務であるということをしっかりと認識され、今後、学校運営に対する抜本的な改革に取り組まれますよう要望いたします。 次は、学校における働き方改革について一点だけお伺いします。 このことについては平成二十九年第四回定例会において要望しておりましたので、改めてお伺いいたします。 平成二十九年中央教育審議会からの学校における働き方改革に係る緊急提言後、質疑を交わさせていただきましたが、その後、本市教育委員会が取り組まれた業務改善の内容と効果、今後の対応についてもお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 学校における業務改善につきましては、二十九年十二月以降、週休日等の管理職による学校巡回の見直し、調査・照会件数の削減、学校日誌デジタル化学校閉庁日の設定などに取り組み、業務の効率化や休暇取得の促進を図ってきたところであります。今後、学校における業務改善アクションプランを策定し、業務改善をさらに進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 要望しておりました週休日等の管理職による学校の巡回や調査・照会件数の削減、学校日誌デジタル化のほか、学校の閉庁日の設定等に取り組み、業務の効率化や休暇取得などの業務改善が図られていると理解しておきます。また、学校における業務改善アクションプランを策定されるということですので、さらなる学校の業務改善に期待いたします。 次に、八月にニュース報道で取り上げられた本市の出校日についてお伺いいたします。 まず、第一点、出校日は、例年、何月何日に実施しているのか。 第二点、出校日はいつから始まったものなのか。また、なぜその日になったのか。 第三点、出校日の意義や目的をどのように認識されておられるのかお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 夏季休業中の出校日は、例年、八月一日と二十一日に実施しております。 その始まりと理由につきましては、不明でございます。 出校日では児童生徒の健康や学習状況等を確認しております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 出校日は、例年、八月一日と二十一日に実施しているということですが、なぜその日になったのか不明であるという答弁は理解不能であります。また、出校日は児童生徒の健康や学習状況などの確認という、先生方にとって大変重要な意義や目的があるということを理解いたしました。そのような意義や目的があるのにもかかわらず、出校日をなくす動きもあるようです。 そこでお伺いします。 第四点、市内の小中学校の出校日の状況についてお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 二学期制の鹿児島玉龍中を除く本年度の実施状況を申し上げますと、八月一日は、小学校、五十七校、中学校、三十六校、二十一日は全小中学校で実施されております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 八月一日には出校日を実施していない小中学校があることを明らかにしていただきました。 そこで、第五点、そもそも出校日の有無は誰が決めるのか。また、先ほど明らかにしていただいた出校日を実施しなくなった学校の考え方についてお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 出校日につきましては、各学校長が決めております。八月一日に実施しなくなった主な理由は、夏季休業中に家庭訪問や教育相談等を実施するようになったことなどでございます。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 出校日については各学校長が決めており、一日に実施しなくなった主な理由は、家庭訪問や教育相談等により児童生徒の状況を確認しており、必要ないとの判断でしょうが、それが果たして全児童生徒に該当するのかは疑問であります。 そこで、一日と二十一日の両日に出校日を実施している何校かの学校長のところにお伺いし、なぜ出校日は必要と考えているのかをお伺いしたところ、やはり全ての学校長が一番に口にされたのは、休み期間中の子供たちの様子が気になることや夏休み明け不登校のリスクを軽減させるなど、児童生徒を一番に思う教員ならではの回答でした。それについても私は同感であります。 しかしながら、先日のテレビ報道によると、出校日を実施しないことは学校における働き方改革につながるというような表現もありました。私は、出校日については、働き方改革、つまり、業務改善と結びつけるのは教員として言語道断であると思っております。緊急提言には児童生徒と向き合う教員という仕事の特性も考慮しつつという文言もありますが、改めて出校日をなくす動きは教員としての責務を逸脱することになるということは指摘しておきます。 そこで、この項の最後にお伺いします。 学校長の話を聞く中で、もちろん両論ありますが、出校日は実施すべきでありますし、聞くところによりますと、同じ中学校区内でするしないが分かれている小中学校があるということですので、実施するに当たっては、近隣学校同士の調整が必要と考えますが、見解をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 出校日は学校の実情に応じて実施しておりますが、近隣校等との情報交換も必要であると考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 出校日を各学校長の判断に任せることで統一性がなく、さまざまな問題が起きることを懸念いたします。例えば、勤めている教職員同士で以前の学校は出校日がなかったのにとか、通わせている学校が異なる保護者同士でうちの学校は出校日があるないの話になるような気がします。そうなりますと、子供たちのことを一番に思って出校日を実施している学校長や学校があたかも悪いような風潮が起きてしまうのではないでしょうか。出校日等の有無については、教育委員会がしっかりと一定の方向性を示し、実施していただきますよう要望いたします。 次の質問に移ります。 安心安全なまちづくりについてお伺いしていきます。 指定緊急避難場所について、第一点、六月から降り続いた大雨による避難所開設に対し、避難所班長等を対象としたアンケート調査で今回見直し対象とされた避難場所の件数とその理由についてお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) お答えいたします。 アンケート調査の中で六十二カ所の避難場所におきまして避難場所やその経路上で崖崩れや洪水など災害の危険を感じたとの意見がありましたので、見直し等につきまして精査してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 六十二カ所の避難場所において避難場所自体やその経路上で崖崩れや洪水等の災害の危険を感じたとのことであります。私は、平成三十年第三回定例会において、磯ビーチハウスが指定緊急避難場所に指定されていることに地震や津波時の対応や周辺道路が寸断されることなどを指摘させていただき、改めて全ての避難場所が的確であるかを再度点検していただくよう要望しておりましたが、今回のようなアンケート結果が出ております。 そこで、第二点、大雨に限らず、各種災害を想定した上でほかの避難場所も見直す必要がないか見解をお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) 六十二カ所以外の避難所につきましてもあわせて精査し、見直しの検討を進めてまいります。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 前回も指摘させていただきましたが、災害は併用して起きると考えますので、そのようなことも十分勘案され、避難場所の見直しを検討していただきますよう再度要望しておきます。 次に、防災行政無線についてお伺いいたします。 今回の大雨により改めて防災行政無線のあり方に疑問を感じたのは私だけではないと思います。 そこでお伺いしますが、第一点、そもそも防災行政無線はいつからどのような目的で設置されるようになったのか。設置件数と整備にかかった概算金額、財源の内訳についてもお示しください。 以上、答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) 現在の防災行政無線は、災害時における住民への迅速かつ確実な防災情報等の伝達を図るため、平成二十四年度から二十六年度にかけて整備しており、スピーカーの設置箇所は二百五十カ所、整備に係る概算金額は約二十六億五千万円で、財源内訳につきましては、充当率一〇〇%、交付税措置七〇%の緊急防災・減災事業債を活用しております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 防災行政無線は、平成二十四年から二十六年に約二十六億五千万円をかけて二百五十カ所設置されており、災害時における住民への迅速かつ確実な防災情報等の伝達を図ることを目的とされているようです。 そこで、第二点、その二百五十カ所の防災行政無線はどのような設置基準で設置し、どのくらいの範囲まで市民が聞こえると想定されているのかお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) 防災行政無線のスピーカーは、旧鹿児島市域の未整備地区については可聴範囲の広い長距離スピーカーを主体とし、この整備でカバーできない周辺部や狭間地域については中距離スピーカー、トランペットスピーカーで補完するなど、市内の居住地域全域へ音声が伝達するよう計画設置されたものであります。音声の到達範囲については、長距離スピーカーが半径約一キロメートル、中距離スピーカーが約六百メートル、トランペットスピーカーが約三百メートルとなっております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 スピーカーには三種類あり、可聴範囲の広い長距離スピーカーを主体とし、中距離スピーカーやトランペットスピーカーで補完することで市内の居住地域全域へ音声が伝達するように計画設置されているようです。 そこで、質問の三点目、例えば、私が住んでいる玉江小校区には下伊敷一丁目から三丁目、そして、小野一丁目から四丁目がありますが、そこの住民はどこの防災行政無線から聞こえることを想定しているのかお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) 下伊敷一丁目から三丁目は、伊敷中、伊敷台のやぎ座公園、坂元中に設置しているスピーカーから、小野一丁目から四丁目は、同じく伊敷中とやぎ座公園のほか、小野公園、明和中に設置しているスピーカーから伝達することを想定しております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 下伊敷や小野の住民にはそれぞれ伊敷中ややぎ座公園のほか、小野公園や明和中学校等のスピーカーからの伝達を想定されているようです。 私は、下伊敷一丁目から三丁目、小野一丁目から四丁目に住んでいる方々を対象に約五十世帯調査させていただきました。窓を閉めていても聞こえるという世帯は一軒もなく、窓をあければ何とか聞き取れるという世帯が少数、ほとんどが窓をあけても何を言っているかわからない、全然聞き取れないという回答でした。 先ほどの答弁で、長距離スピーカーの音声到達範囲は半径約一キロメートルとありましたが、長距離スピーカーが設置してある伊敷中や小野公園から直線距離でそれぞれ約五百メートルしか離れていないようなところでも窓をあけても聞き取れないという回答には驚きました。自分が住んでいる校区以外にもいろいろなところに出向きお伺いしたところ、やはり聞き取れないという声が大半でした。その中でも残念だったのが、八・六水害の際、土砂災害が発生し同級生のとうとい命が失われた伊敷小校区の肥田地域でも聞き取りをしましたが、防災行政無線は全く聞こえず、不安が絶えないとの声でした。一方、紫原では、よく聞こえるとお答えになった方が多く、今回の調査によりそれぞれの街並みや地形により、スピーカーの大小にかかわらず防災行政無線が聞こえる範囲は異なることを痛感いたしました。 そこでお伺いいたします。 第四点、これまでの防災行政無線に対する市民からの苦情や要望、それに対する改善状況をお聞かせください。 あわせて第五点、防災行政無線が聞き取れない市民への情報提供はどのように対応し、安全はどのように図られているのかお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) 防災行政無線による放送につきましては、放送が聞き取りづらいなどの御意見をいただいており、スピーカーの角度を調整するなどの対応をとってきているところでございます。 防災行政無線を補完する手段としては、自動電話案内やファックス配信を初め、安心ネットワーク一一九や緊急速報メール、LINE、テレビ、ラジオ、消防車両などさまざまな手段により避難情報等を伝達しているところでございます。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 防災行政無線の役割を補完する手段として安心ネットワーク一一九や緊急速報メール、LINE等さまざまな手段により避難情報伝達をしているとのことです。しかしながら、避難対象者は携帯電話やスマホを簡単に操作できる若者だけではなく、高齢者もいます。そもそも防災行政無線の設置目的は災害時における住民への迅速かつ確実な防災情報等の伝達を図ることでしたので、このままでは目的は果たされないということを指摘しておきます。 今回の調査で聞こえづらい、聞こえない市民が多かったことや地域によって状況が異なることが明らかになったことを踏まえ、この項の最後の質問といたします。 既に二百五十基の防災行政無線が設置されておりますので、それを補完する目的で、これまでのような大きな規模の防災行政無線ではなく、コンパクトな防災行政無線を町内会単位、もしくはそれぞれの地域の居住形態や地形などの現状を調査した上で新たに設置すべきと考えますが、見解をお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) 現状において防災行政無線のスピーカーによる情報伝達では気象条件等により大きく左右されることから、補完する手段としてさまざまな取り組みを行ってきておりますが、今後とも情報伝達手段のさらなる充実に向け取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 現在の防災行政無線だけでは情報伝達が気象条件等により左右されることを認識されておりますので、コンパクトな防災行政無線の増設を要望いたします。そうすれば避難指示なども細分化され、それぞれの地域に応じた、より的確な情報提供が可能になることを申し添えておきます。 今後とも情報伝達手段のさらなる充実に向け取り組まれるということですが、災害はいつ何どき起こるかわかりませんので、市民の安心安全に対し一刻も早い対応をしていただきますよう要望し、次の質問に入ります。 次は、在宅医療や介護における支援体制についてお伺いいたします。 国においては、二〇一八年に約百三十六万人、本市では、二〇一七年に六千百五十五人の方がお亡くなりになっております。仄聞するところによりますと、高齢化社会が進む中、みずからの最期をどのように迎えるかが課題になっているようで、昨年三月に厚生労働省が発表した「人生の最終段階における医療に関する意識調査」によると、国民の約七割が自宅で人生の最期を迎えることを望んでいると答えているようであります。しかしながら、現実的には約八割の方が病院で亡くなられており、本人の希望とのずれが大きいことがうかがえます。自宅において最終段階を迎えるには、かかりつけ医の普及のほか、地域医療と介護、福祉の専門家や地域包括支援センターが一体となり自宅での療養生活を送る市民を支援していくことが必要であると考えます。 そこでお伺いします。 第一点、市内のかかりつけ医認定者の普及状況並びに在宅医療の中心的な役割を担う在宅療養支援診療所及び在宅療養支援病院の施設数をお示しください。 第二点、在宅医療や介護、福祉等の連携による支援の現状と課題について。 第三点、地域包括支援センターが果たす役割と課題について。 以上、一括して答弁願います。 ◎健康福祉局長(中野和久君) お答えいたします。 市内のかかりつけ医認定者につきましては、認定を行っている鹿児島県医師会によりますと、平成三十一年四月一日現在、二百四十九人で、近年、多少の増減はあるものの、ほぼ横ばいとなっており、普及は余り進んでいないとのことでございます。また、市内の在宅療養支援診療所及び病院は、所管している九州厚生局鹿児島事務所によりますと、診療所が八十四施設、病院が十九施設とのことでございます。 次に、団塊の世代が七十五歳以上となる二〇二五年を見据え、医療、介護、福祉等の支援が包括的に確保される地域包括ケアシステムの実現に向け在宅医療・介護従事者の連携体制の構築等の取り組みを行っており、高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるようさらなる連携を図っていく必要があると考えております。 地域において高齢者への相談支援等を行う地域包括支援センターは地域包括ケアシステムの中核機関であり、高齢者人口と利用者の増に伴い役割がさらに重要となっていることから、引き続き機能強化を図っていく必要があると考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 調べによりますと、本市の医師は約二千四百人いらっしゃるということですので、そのうちかかりつけ医認定者が二百四十九人ということは、全体の約一割程度の普及状況です。そのかかりつけ医認定者の少なさが自宅で最期を迎えられない状況にも反映しているのではないでしょうか。当局におかれましては、県・市医師会に対しかかりつけ医認定者増加促進を働きかけていただきますよう要望しておきます。 住みなれた地域で暮らし、そこで最期を迎えるには、在宅介護に対する一層の行政支援が不可欠であると考えます。高齢者福祉に対する関係機関同士が密に連携しながら対応することが重要でありますので、今後とも連携強化や機能強化に一層の御尽力を要望いたします。 次の質問に移ります。 千日町一・四番街区市街地再開発事業に関してお伺いします。 同再開発事業においては、着工するまでに少し時間を要しましたが工事自体は順調のようで、建物本体の解体工事も終わり、現在は基礎部分の解体、年明けからいよいよ新築工事にかかるようであります。長年親しまれた建物がなくなり寂しさを感じる一方、市民の目に見える形で事業の進捗が見られることから、新たな天文館の姿に期待する声もよく耳にします。今回の事業は繁華街での工事になりますので、時間制限等によりなかなか工事が進まないのではと個人的には危惧しておりましたが、再開発組合や施工業者の御努力のかいもあり、順調な工事の進捗が見受けられます。しかしながら、当初完成予定と現在の完成予定には差異が生じていますのでお伺いします。 第一点、当初計画の完成予定から現時点の完成予定までの変化とその理由についてお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) お答えいたします。 再開発ビルの完成予定は、平成二十九年十二月の事業計画では令和二年九月としておりましたが、その後の地権者の合意形成がおくれたことや建築資材の調達に時間を要する見込みなどから、現時点では三年十二月としております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 当初は令和二年九月の完成を見込んでいたようですが、地権者の合意形成のおくれや資材の調達に時間を要するということで、現時点においては令和三年十二月の完成となっているようです。当初の計画の令和二年九月の設定は、私の記憶によると、同年十月に開催される鹿児島国体による交流人口の増加を見込んでのことだったと思います。県内外から来られる選手や応援団の方々に生まれ変わった鹿児島の天文館をお披露目できればというもくろみだったのではと推測いたします。ですが、残念ながら今回の再開発は鹿児島国体には間に合いません。しかしながら、これからの対応次第でピンチからチャンスになるのではないかという思いから、以下の質問をいたします。 第二点、工事期間中のにぎわいの創出の取り組みについてお聞かせください。 第三点、観光客に向けた工事期間中における対策について、どのように考えているかお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 工事期間中のにぎわい創出については、平成二十九年度より市が調整役となり組合と商店街関係者で検討を進める中で、三十一年四月からは天文館の歴史や文化などを紹介するイラストや再開発ビルの完成イメージ図などを工事用の仮囲いへ掲示しているところでございます。 観光客に向けた対策についても組合や商店街関係者と本市の観光情報の掲示などについて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 現在、アーケード通りの工事用の仮囲いには天文館の歴史や文化などを紹介するイラストが掲げられ、工事中でありながらも通りは明るく感じ、立ちどまって興味深くイラストを眺めている方々を見ると、工事期間中のにぎわい創出の取り組みについては評価いたします。 観光客に向けた対策についても組合や商店街関係者と検討されるということですので大いに期待いたします。正直な話、南九州一の繁華街ということで天文館を目がけて来る観光客や鹿児島国体等に参加する選手や応援団の方々は楽しみにされていると思いますが、完成するまでは工事の進捗を横目に工事の騒音を聞かせるだけになってしまいます。しかし、もう一度訪れてみたい、再開発が完成した天文館に行ってみたいと思わせることが今できることであり、ピンチをチャンスに変えることが大事だと私は思います。例えば、今の工事用の仮囲いにあるイラスト等の掲示から、天文館はこのように変わるという意味で再開発完成後のイメージ図を題材にする企画や掲示物のローテーション、内容に変化をもたらすなど、いろいろな仕掛けをすることで観光客の気を引き、もう一度訪れたいという思いを触発させることが必要であります。 近場でよい例を挙げれば、現在建設中の御楼門ではないでしょうか。工事中ですので国道沿いを防音シートで覆っていますが、皆さんも御存じのとおり、防音シート前面に御楼門の完成イメージ図が大きく描かれており、夜にはライトアップまでなされ、これまで御楼門に対し興味がなかった方からも「完成したら行ってみたい」という声をたくさん聞くようになりました。千日町一・四番街区市街地再開発事業は工事完成が延びたことを逆手にとり、その分PRする時間が延びたと捉え、天文館に再度訪れたくなる仕掛けづくりを建設局のみならず各局一丸となってそれぞれ今できることに取り組んでいただきますよう要望いたします。 次は、中央町十九・二十番街区市街地再開発事業関連についてお伺いいたします。 同事業も千日町一・四番街区市街地再開発事業と同様、今後の鹿児島の活性化の一翼を担う大変重要な事業であり、観光客のみならず、市民も大いに期待しているようです。 そこでお伺いします。 第一点、工事の進捗状況と完成予定をお聞かせください。 第二点、再開発によってどのような効果を期待するのか、まちづくりの観点と経済面からそれぞれお示しください。 以上、答弁願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) お答えいたします。 中央町十九・二十番街区の再開発により鹿児島中央駅などを利用する観光客の回遊性が高まり、滞在時間が伸びることで観光消費額の増に寄与することを期待しているところでございます。 以上でございます。 ◎建設局長(松窪正英君) 再開発ビルは平成三十年五月に着工し、現在七階までの躯体工事を行っており、令和三年一月の完成を予定しております。 また、まちづくりの観点からの効果としましては、商業施設の集積による新たなにぎわいの創出やデッキの整備による歩行者の安全性、利便性の向上などがございます。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 再開発による効果は、新たなにぎわい創出や利便性の向上が図られるほか、観光客の回遊性が高まり観光消費額の増に寄与するということで、完成は令和三年一月の予定であるようです。工事が完成するとさらににぎわいが予想されますが、一方で残念なのは、皆さんも御存じのように鹿児島中央駅周辺をにぎわせてきたかごっまふるさと屋台村は令和二年十二月末で閉鎖することになっています。個人的にもよく利用させていただいていますが、平日でも地元や県外、外国人観光客でいつもにぎわっています。 そこでお伺いしますが、中央町十九・二十番街区市街地再開発事業の周辺にあるかごっまふるさと屋台村の近年における利用客数や利用客層などの利用状況をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) かごっまふるさと屋台村の来店者数は、近年、四十万人台で推移しておりましたが、平成三十年度は過去最高の五十二万人を記録したところであり、県内客が約六割、海外を含む県外客が約四割と伺っております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 かごっまふるさと屋台村の来店者数は、近年、四十万人台で推移しておりましたが、平成三十年度は過去最高の五十二万人を記録し、県内客が約六割、海外を含む県外客が約四割ということです。 先日、かごっまふるさと屋台村を訪れたときに県外から来られた方々とカウンター越しに話をする機会があり、なぜ屋台村に来られたのかお尋ねしたところ、インターネットや観光雑誌を見て来られたという方もいらっしゃれば、宿泊先から何も計画なくぶらりと歩いていたら活気ある屋台村に引き込まれたという方もいらっしゃいました。ついでに屋台村や本市の感想を聞くと、「雰囲気がよい」、「店に入りやすい」、「食べ物がおいしい」、「鹿児島の人は優しい」などお褒めの言葉をたくさんいただき、最後に皆さんが口にされたのは、「また屋台村に帰ってきます」という言葉でした。かごっまふるさと屋台村が全国に広まり、訪れた方はまた来たくなるという屋台村の心あるおもてなしを肌で感じることができました。 そこでお伺いいたします。 当局とされましては、かごっまふるさと屋台村は本市の観光にどのような影響や効果があったと考えておられるのかお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) 屋台村は鹿児島中央駅に近く、鹿児島の多様な食材や郷土料理を気軽に楽しめるとともに市民と観光客との触れ合いの場でもあり、多くの観光客に喜ばれ、本市の食の魅力の発信や観光消費額の増につながっているものと考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 屋台村は鹿児島中央駅に近く、市民と観光客の触れ合いの場でもあり、多くの観光客に喜ばれ、本市の食の魅力の発信や観光消費額の増につながっているものと考えておられるようです。このことについては、実際、屋台村で何度も目の当たりにしているので同感であります。しかしながら、先ほど申し上げましたようにかごっまふるさと屋台村は令和二年十二月末をもって閉鎖になります。 そこで、最後にお伺いいたします。 かごっまふるさと屋台村のような場の必要性をお聞かせください。 以上、答弁願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) 地域の魅力を発信し、触れ合いの場となる屋台村のような施設は観光振興を図る上で果たす役割が大きいものだと考えております。 以上でございます。   [米山たいすけ議員 登壇] ◆(米山たいすけ議員) 答弁いただきました。 これまでの当局の答弁により、かごっまふるさと屋台村は本市にとって大変重要な観光資源の場であることを再認識させていただきました。鹿児島市民や県民に親しまれ、海外や全国の方々に愛されているかごっまふるさと屋台村が閉鎖されるということは、本市のにぎわいや観光行政に大打撃を与えることになるということは言うまでもありません。当局におかれましては、今後、民間活力も生かしていくということも視野に何らかの対応や検討をすべきであるということを要望しておきます。 中央町十九・二十番街区市街地再開発事業が完成するまでに鹿児島中央駅付近に新たなかごっまふるさと屋台村が構築されることを心から期待し、質問の全てを終わります。 ○議長(山口たけし君) 以上で、米山たいすけ議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) 次は、わきた高徳議員。   [わきた高徳議員 登壇](拍手) ◆(わきた高徳議員) 令和元年第三回市議会定例会におきまして、自民党新政会の一員として個人質疑を行います。 なお、これまで交わされた質疑と一部重複する部分もありますが、質問の構成上、お許しをいただきたいと思います。 六月末から七月初旬にかけ、あの記憶から消えない八・六水害、吉田では八・一水害級の大雨で死亡事故も発生いたしました。 そこでまず、八・六水害級と言われた今回の大雨等に関する被害並びにその対応について伺ってまいります。 本城町では崖崩れによる死亡事故が発生しました。この事故現場は以前、県による治山工事完成場所で人家が数軒ほど存在しております。なぜ工事完成場所が崩壊したのか。生き埋めとなる痛ましい事故でとうとい人命が奪われました。亡くなられた方の御冥福をお祈りいたします。 伺います。 事業導入の経緯、事業実施主体、実施年度についてお聞かせください。 さらに、治山事業とは山を守る事業で事業完成箇所がなぜ崩壊したのか、その要因は何か、基礎的な測量設計に問題はなかったか、工法に問題はなかったのか、検証する必要があると思います。 また、崩壊した事故現場に対する崩壊後の対応についてもお聞かせください。 以上、御答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) お答えいたします。 本城町での治山工事導入の経緯につきましては、平成二十五年九月の台風で山腹のり面が崩れたことから、復旧工事の要望を受け、二十七年度に県において治山工事が実施されたところでございます。 今回の崩壊の原因は、本年六月末からの雨に加え、七月一日未明の猛烈な雨の影響で、前回の施工箇所のさらに上部の山腹部分が表層崩壊したものでございます。 崩壊後の対応につきましては、崩壊発生後、直ちに現地を確認し、専門家の意見に基づき、下流への土砂の流出を防ぐため、早期の対応を業者に指示し応急対策を実施したところでございます。今後、県において治山事業による復旧が予定されております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 崩壊後の対応としては、本市で応急対策を実施し、今後は県による治山事業復旧の予定が明らかになりました。今回の事故を教訓に二度とこんな悲惨な事故が起きないよう、現場調査、測量設計、工法の見直し等を含めて、完璧な復旧工事が実施されることを切望しておきます。 次に、市道谷ノ口・平野線沿いの本城川は、市道改良を含め、十年前、地域の方々が吉田建設事務所に改良要望を提出したにもかかわらず未改良の状態です。この地域には多くの高齢者等が居住され、農作業運搬車や農作業自動車等が往来し、危険箇所が散見されます。今般の事故現場へ行くにも河川が濁流で市道にあふれ、現場へたどり着くのが困難な状況で、この市道並びに本城川の早期改良が求められています。改良計画についての当局の見解をお聞かせください。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) お答えいたします。 お触れの市道については、地元要望延長一千二百八十メートルのうち七百四十メートルは整備を終えております。今年度は基頭バス停付近六十メートルの整備を行うこととしており、残る区間についても継続的に整備を行ってまいります。また、あわせて、市道に並行する本城川も五十七メートルの護岸整備を行うこととしております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 本年度、一部工事着工となるようです。次年度からも継続して工事を進められ、早期に全線改良、改修がされるよう要望します。 次に、大雨による災害を受けた市道の被害件数と被害額はいかほどか。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 市道の被害件数は倒木や崩土などの小規模な被害がほとんどで四百八十八カ所、被害額はおよそ六億円でございます。 ──────────────────────────────────────────────────────────── ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── 以上でございます。 ○議長(山口たけし君) しばらくお待ち願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 大変失礼いたしました。 ただいま答弁申し上げました災害発生から事業完了までの流れにつきましては、取り消しをさせていただきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(山口たけし君) ただいま松窪局長から発言取り消しの申し出がございましたので、議場内交渉係に御協議いただくため、このまましばらくお待ち願います。 それでは、議事を続行いたします。 先ほど松窪局長からの申し出につきまして、議会運営委員会で御協議をいただくため、しばらく休憩をいたします。              午 前十一時  五分 休 憩            ─────────────────              午 後 零時五十九分 開 議 ○議長(山口たけし君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑を続行いたします。 △発言の取り消し ○議長(山口たけし君) ここで、建設局長から発言取り消しの申し出がありますので、発言を許可いたします。 ◎建設局長(松窪正英君) 私の発言によりまして、このように大変時間をとることとなりましたこと、まことに申しわけございませんでした。 先ほどのわきた高徳議員の六月末から七月にかけての大雨の被害状況についての御質疑に対する私の答弁の中で、「また、公共土木施設災害復旧事業として」から「工事着手となります」までの部分の発言につきましては、取り消しをさせていただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(山口たけし君) お諮りいたします。 ただいまの建設局長の発言取り消し部分については、申し出のとおり、許可することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 なお、ただいまの発言取り消しに関連する部分については、会議録調製の際、速記録を調査の上、しかるべき措置をいたしたいと存じますので、御了承願います。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 市道の災害件数と被害額について答弁をいただきました。 小規模被害がほとんどで四百八十八件、六億円の被害が明らかとなりました。 次に、本市の農道、用排水路、耕地等の被害件数と被害額について御答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 本市で対応予定の農道、用排水路、農地等の被害件数は六百七十九件で被害額は約五億円でございます。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 農道等の被害件数は六百七十九件で被害額は五億円であったことが明らかになりましたので、次に、国庫災害復旧事業についてお伺いいたします。 市道、農道等についての今回の被害件数で、国庫災害復旧による国庫災害復旧事業としての申請件数、申請不可の件数とその理由、今後どう対応するかについて。 以上、御答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 国庫補助で対応予定の件数は九十九件で、残りの五百八十件については市単独の災害応急工事で復旧を行うこととしております。国庫補助の対象とならない理由としては、一カ所の工事費が四十万円未満であることなどでございます。 以上でございます。 ◎建設局長(松窪正英君) 公共土木施設災害復旧事業として六件の申請を行い、採択要件に該当しない残る四百八十二件は単独費で対応してまいります。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) それぞれ答弁いただきました。 市道については六件の申請で、残りについては単独費で対応されるようです。また、農道等については九十九件で、国庫補助の対象にならない理由は工事費が四十万円未満であることが明らかにされました。 次に、災害発生から事業完了までの流れについて、災害を受けた市民にとっては最も関心があることと考えることから、その流れをお聞かせください。 御答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 災害発生から事業完了までの流れにつきましては、災害発生から一カ月以内に災害報告を、六十日以内に計画概要書をそれぞれ国へ提出し、その後、災害査定により復旧工法と事業費が決定され、工事着手、施工、完成検査で事業完了となります。 以上でございます。 ◎建設局長(松窪正英君) 一般的な事業の流れは、発災後、現地調査、県を通じた国への被害報告、測量設計を行い、国の災害査定を受け、工事費確定後、予算等の措置を行い工事着手となります。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 一般的な流れは、農林関係と建設関係では手続が違う部分もあるようですが、一定理解はいたしました。市民の中にはなぜこの現場は採択要件ではないのかなど意見があることを踏まえ、特に不採択等については現場調査の段階で市民が納得するよう詳細な説明をすべきであるということを要請しておきます。 次に、交通渋滞について、国道十号が二回の通行どめ、また今回の大雨等により九州縦貫自動車道も通行どめとなり、県道鹿児島蒲生線が迂回路として利用されたが、市民生活に与えた影響について。 さらに、八・六水害後二十六年経過し、県道改良は進んでいないことと、迂回路としてマイカー等や通勤車両で交通渋滞している中、緊急通報を受けての救急自動車等の現場到着や搬送等並びに建設事務所、農林事務所職員の被災地現場への到着等々に支障を来している状況であったが、この渋滞解消に向けて、県に対し、県道拡幅改良の抜本改善を申し入れるべきと思う。市当局の取り組み、考え方をお聞かせください。 答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 九州縦貫自動車道や国道十号が同時に通行どめとなり、通行可能な各県道等に迂回した交通が集中し、平常時より相当な時間を要する状況が見受けられました。 県への申し入れはこれまでも鹿児島地域土木事業連絡会で整備促進を要望しており、今後も継続してまいります。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 答弁いただきました。 渋滞については認識をいただいたようです。また、改良については、鹿児島地域土木事業連絡会で整備促進を要望されていることが明らかになりました。 次に、大雨時、水害発生のおそれのある思川河川改修について伺います。 思川周辺一部には住宅が密集し、また、老人施設等が開設されております。大雨のたびに水害のおそれがある中、あの水害から二十六年も経過し、吉田校区コミュニティ協議会では、毎年、県に河川改修を要望されております。しかしながら、河床整備や堤防整備は進んでいない状況です。直ちに市当局からも、市民の命、安心安全な暮らしを守る立場から、県河川管理者に対して改修の要望をすべきではありませんか。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 県によると、河川改修については、近年、著しい住宅浸水被害が発生した河川について重点的に整備を推進するとのことでございます。本市としては、地元要望を踏まえ、引き続き県へ要望してまいります。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 答弁によりますと、住宅浸水被害が発生した河川について重点的に整備を推進するとのこと、見守りたいと思います。 次に、指定避難所を兼ねる指定緊急避難場所についてお伺いいたします。 新聞報道でも御承知のとおり、避難場所が危険な区域にあることや避難場所が満杯で利用できなかったことなど、市民に大きな影響を与えたことで話題となりました。吉田校区コミュニティセンターへ近隣の老人施設から避難があることは想定していなかったなどと、当局の姿勢が浮き彫りになりました。その老人施設は、大雨や台風のたびに事前避難を開所当初から繰り返されておられたのです。当局はこれら現場の実態を全く把握されていなかったと言わざるを得ません。災害対策は机上や前例だけでなく現場を知ることから始めてほしいと考えます。 そこで、近隣住民の受け入れ避難場所の体制はどうあるべきと考えておられるか。 また、吉田校区に外国人労働者を雇用している企業が二社あり、外国人労働者の一部は社内の宿泊施設で生活し、大半は近隣の民間借家等で生活されています。その企業、また労働者に対する避難情報等の広報・周知をどう図ってきたか、以上、お聞かせください。 御答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) お答えいたします。 避難場所につきましては、避難してくる方々を全て受け入れられることが望ましいと考えますが、お述べになられたこと等を踏まえ、近隣の避難場所を含め、相互に連携しながら対応する必要があると考えたところでございます。 避難情報等については、防災行政無線を初め安心ネットワーク一一九や緊急速報メール、LINE、テレビ、ラジオ、消防車両などにて伝達したほか、市ホームページでは、英語、中国語、韓国語のほか、外国人にわかりやすい簡易な表現を用いた優しい日本語により情報発信を行ったところでございます。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 外国人労働者への情報提供のあり方では、言語の違い、文化の違いなどを考慮し、国際交流に精通した所管との連携できめ細かな対応をすべきだと指摘しておきます。 さらに伺いますが、吉田校区コミュニティセンターは、これまで協議会のたびに市民から、「低地のため危険だ」、「場所の見直しを」と意見が出され、協議会では毎年、当局に要望されていたようです。そこで、高台にある安全な公共施設や民間の施設を指定すべきと思うが、当局の見解を伺います。 さらに、この地区を初め、本城公民館、本名後中本公民館等は指定緊急避難場所となっているが、いずれも河川沿いに位置し危険がいっぱいです。中山間地域では集落も点在しており、指定緊急避難場所を選定する際は、しっかり現場を歩き地形の形状などを把握し、避難場所の分散化を図り、他の公民館を初め、未利用となっている公共施設や民間の施設などもっと選択肢を広げて検討すべきと考えます。今後の取り組みを明らかにしてください。 以上、御答弁願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) 吉田校区コミュニティセンターを含め、洪水浸水想定区域のない河川のそばにある避難場所につきましては、洪水のおそれがあるときは使わないようにするとともに、近隣に適地がないかなど見直しを検討してまいりたいと考えております。 避難場所の指定につきましては、災害の種別ごとに洪水浸水想定区域外や土砂災害警戒区域外に立地していることなど、安全性等の一定の基準を満たす施設または場所としており、今後とも、公共、民間を問わず検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 避難場所については見直しを検討したいと答弁をいただきました。しっかり現場に足を運び、対応されるよう要請しておきます。 次に、危険な小野田用水路について伺います。 以前、この本会議質疑で小野田用水路の歴史的背景や現状から改修が必要であると訴えてきた経過があります。当局は、現場調査を実施し、整備については緊急を要する危険箇所から整備した。今後は計画的に対応してまいりたいと答弁されているが、今回の大雨による被害状況、並びにその対策をどうしたか。 また、水利組合との協議内容、今後の改修計画をどう立てたのか、計画の進捗状況などお聞かせください。 以上、御答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 小野田用水路の被害につきましては、土砂の流入が二カ所、水路のり面の一部崩壊が一カ所で、土砂の流入箇所は既に復旧し、水路のり面の補修は稲刈り後に実施することとしております。 同用水路の改修につきましては、水利組合と現地調査や話し合いを行いながら、整備の必要な箇所の確認を行い、要望書を提出していただいており、これらにより計画的に整備を行うこととしております。これまでに井堰を一カ所、護岸を一カ所整備したところでございます。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 水路のり面の補修は稲刈り後実施するとのこと。水利組合等と協議し、計画的に整備を実施することも明らかにされました。 次に、小野田用水路はかなり古い施設で、隧道箇所が何カ所も存在していると思うが、当局の調査結果、また、この隧道の上部には民家が建っているところも見受けられますが、それら民家の安全対策をどう考えているか。 以上、御答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 小野田用水路には隧道部が市域内に九カ所ございます。同用水路の隧道上部に民家がございますが、直ちに対応が必要な箇所はないところでございます。今度とも、地元水利組合と連携を図りながら、必要に応じて調査及び対策を実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 隧道上の民家については、今後、必要に応じて対策するとの答弁をいただきましたので、次の質問に入ります。 調整池についてお伺いいたします。 冒頭申し上げましたように、今回の大雨は八・六水害級と言われたように、各地で想像を絶する大災害をもたらしました。市道の崩壊、農道・用排水路の被害、耕地等ののり面崩壊、宅地造成地の調整池に亀裂が生じるなど数え切れないほどの災害でした。本市には官民を問わず数多くの調整池が存在すると思うが、これらは台風、大雨、地震等々で被災する可能性が高いとの観点から、今後の対応等を含めお伺いいたします。 まず、調整池は開発地等の雨水等を放流する下流河川の河床、護岸の整備が不十分なことから流下能力に欠けているなどの理由で、雨水を貯留し段階的に放流する設備で、宅地造成等開発業者に許可権者が設置を義務づける設備であると認識しているが、そのとおりか。 また、宅地開発等における調整池は暫定施設と言われているが、放流する下流河川等の整備が完成し、流下能力が高まると不要なものであることから、暫定調整池と言われていると認識しているが、そのとおりか。 以上、御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 宅地開発に伴い設置される調整池は、都市計画法の許可基準に基づき設置される雨水の流出増を抑制する施設で、下流河川の改修が終わるまでの暫定的施設とされております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 宅地開発に伴い設置される調整池は、都市計画法の許可基準に基づき設置されている雨水の流出増を抑制する施設で、下流河川の改修が終わるまでの暫定的施設とされていますと答弁をいただき、調整池に係る基本認識が一致しましたので、以下随時伺ってまいります。 開発許可申請に添付される民間業者が管理する調整池の構造計算書は何を意味するのか、安全性の是非など網羅されていると考えるが、見解をお聞かせください。 また、開発許可は、構造計算に基づく設計図書等を当局が審査し、施設の安全性を確認しての許可ではないのか。 以上、御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 開発許可は、調整池の構造計算等が都市計画法及び同法施行令等の基準に適合した設計となっているかを審査し、施設の安全性を確認し許可するものでございます。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 開発許可は、調整池の構造計算等が都市計画法及び同施行令の基準に適合した設計となっているかを審査し、施設の安全性を確認し許可するとのことが明らかになりましたので、そこで、開発許可申請に基づき、建設業者による造成工事完了届を受理し、それを当局が工事完了検査、工事検査合格で開発許可完結となるはずではありませんか、その構造物が天災による記録的大雨で損壊、誰に責任があると考えておられるのかお聞かせください。 答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 都市計画法に基づく完了公告後の構造物は所有者の責任において管理を行うことが基本でありますが、損壊後の復旧に当たっては、市としても必要に応じ、技術的な助言等を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 所有者の責任において管理を行うことが基本でありますが、損壊後の復旧に当たっては、市としても必要に応じ、技術的な助言等を行ってまいりたいと考えておりますと答弁をいただきましたが、都市計画法では、調整池設置後の維持管理に関する規制はないということだけは申しておきます。 続けて伺います。 都市計画法では、調整池設置後の管理に関する規制はなく、民間業者等が管理を行う場合に調整池を埋め立てて転売する等の不適切な取り扱いが問題となったため、平成十二年に宅地開発に伴い設置される流出抑制施設の設置及び管理に関するマニュアルが出されており、当マニュアルでは、開発業者が暫定調整池を管理する場合は、地方公共団体と管理協定を締結することになっております。 そこで、これまで開発業者と管理協定を締結した経過と今後の対応についてお聞かせください。 さらに、記録的大雨による災害で損壊した調整池の復旧について、流域貯留浸透事業での事業実施の可能性についてどのように考えておられるかお聞かせください。 以上、御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 本市ではこれまで、宅地開発に伴い設置された暫定調整池の管理者と管理協定を締結した事例はございませんが、今後は今回の事案を踏まえ、他都市の状況を調査し、検討してまいりたいと考えております。 また、損壊した調整池の改良に当たっては、流域貯留浸透事業の導入の可能性について、国や県との協議を踏まえ検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 管理協定については他都市の状況を調査し、検討したいとの答弁をいただきました。また、災害により損壊した調整池に対する流域貯留浸透事業導入の可能性について、国や県との協議を踏まえ検討してまいりたいとの答弁もいただきました。 これまでの質疑で明らかになったように、調整池は下流域の治水対策に寄与するものであり、公共的正確のものであります。ぜひ流域貯留浸透事業の導入を前向きに検討いただくよう強く要請しまして、新しい質問に入ります。 支所機能のあり方について伺います。 支所はその地域のまちづくりの原点だと考えます。 そこでまず、吉田建設事務所について、市町村合併前の吉田支所は建設課が存在し、土木技術職員数も多く、予算的にも現在と変わりない状態であったと思います。 土木費予算額のうち、吉田建設事務所で所管している業務の合併直前と現在の予算額についてお聞かせください。あわせて、吉田建設事務所の土木技術職員数について。 以上、御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 合併直前の平成十六年度と令和元年度における予算額と土木技術職員の数を順次申し上げますと、およそ四億一千万円、六名、およそ五億二千万円、三名でございます。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 答弁によりますと、おおよそ四億一千万円で技術職員は六人、現在は五億二千万円で三人とのことが明らかになりました。 そこで、まちづくりが議論されている中で、特に建設事業に係る各種団体等の要望、陳情が多く寄せられていると思うが、それらに的確に対応するには現土木技術職員数ではかなり厳しい状況と考察する。土木技術職員の増は考えないか。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) これまでも通常業務や地元要望等に対して適切に対処してきており、増員は予定しておりません。なお、災害など緊急突発的な事象に対する業務が発生した場合には応援体制を整えております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁をいただきました。 質問を否定するような答弁ですが、三人の職員で苦労しているのが現状です。対応が遅いとの市民意見もあることから、いま一度、現場の体制を把握し、検討されることを要請しておきます。 次に、吉田支所農林事務所について伺います。 農林事務所は、農業振興や営農指導など農業に関する業務を推進していると思うが、それらの技術職員は何人配置されているのか。 また、吉田農林事務所は合併前は経済課、耕地課が存在し、商工関係や農業関係を所管していたが、合併後、体制に変化があり、現在、農政総務課出先となっていると思う。これまでの経緯をお聞かせください。 さらに、今回のような大雨時、農地災害等も散見され、対応に農林事務所が苦労したと思うが、なぜ農地整備に係る技術職員が配置されていないのかお聞かせください。 御答弁願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) 吉田農林事務所には、地域の農林水産業の活性化を図るため四人の職員を配置し、うち三人が農業及び畜産の技術職員でございます。 同事務所は、十六年十一月に、合併前の吉田町経済課及び耕地課の業務を引き継ぎ、二十一年度には所管課を生産流通課から農政総務課へ移管し、業務の効率化を図ったところでございます。 農地整備に係る職員の配置につきましては、農業土木業務における事業の進行管理を適切に行い、効率的に意思決定を行う体制を整備するため、職員を農地整備課に集約したところでございます。災害時などにおきましては、農地整備課が農林事務所の協力を得ながら、引き続き連携して業務に当たってまいります。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇]
    ◆(わきた高徳議員) 四人の職員を配置し、三人の農業及び畜産の技術職員が配置されているようです。農地整備課と農林事務所はより連携を密にし、業務執行されることを要望しておきます。 次に、農業委員会支局について、現在、農業委員会事務局の支局が配置されているが、なぜ支局主任を農林事務所長が兼務しているのか。 さらに、農業委員会は農地流動化、農地の権利移転、農地転用など多岐にわたる業務を行っているが、専任の事務局職員を増員配置すべきではないか。 以上、御答弁願います。 ◎農業委員会事務局長(木口屋博文君) お答えいたします。 農業委員会事務局の支局におきましては、農林水産部との連携の強化及び支所農業部門窓口の統合による市民の利便性向上のため、農林事務所長を支局主任に併任しているところでございます。 支局には支局主任のほか、専任の職員及び農地事務嘱託員を配置し、農地転用等の業務を行っているところであり、今後とも農林水産部や関係機関と連携しながら、適切な業務の執行に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 市民の利便性の向上のための併任であり、関係機関との連携で適切な業務執行をするとの答弁をいただきました。 新しい質問に入ります。 道路行政についてお伺いいたします。 まず、市道宮之浦・牧線の現状について伺います。 宮之浦・牧線奧に存在する新日本科学は、世界各国から研究者が来鹿しており、職員の通勤車両等が七、八百台と聞いております。先般、朝早く機会があり、この路線を通行しました。そのとき、前後五、六台の車両に挟まれての通行でした。新日本科学の交通安全教育が充実しているのか、平均速度二十キロ未満の走行で、交通安全に大変な気遣いをされているようでした。この路線の通行車両の実態をどう把握しているか。また、現在の道路事情では、鹿児島市の道路行政が問われるのではないでしょうか。この路線について、現在の道路状況をどう認識しているか。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) お触れの市道の沿線には企業が立地し、朝夕の通勤時間帯におよそ七百台の利用があることと、その一部には狭隘な区間が存在することを確認しております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 企業が立地し、朝夕の通勤時間帯に七百台の利用者があることや、狭隘な区間があることなどを確認されているようです。 次に、集落は特に高齢化が進む中、農作業車などが往来しており危険がいっぱいと感じます。県道入り口から新日本科学までの区間は早期の改良が求められております。当局の取り組む姿勢をお聞かせください。 答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 県道鹿児島蒲生線から企業までの延長一千九百メートルのうち、これまで七百メートルの整備を終えております。現在、県道交差点付近の延長百メートルについて測量設計を終え、用地交渉を進めているところございます。今後は早期完成を目指すとともに、残る区間は地元要望を踏まえ整備の検討を行ってまいります。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 次に、吉水・倉谷線改良についてお伺いいたします。 先般の大雨で道路決壊箇所があり通行どめにもなっております。この路線を当局はどう認識されておられるか。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) お触れの市道は山間部に位置し、一部住家や狭隘部が存在する路線であり、部分的に側溝のふたがなく、道路幅員を有効に活用できていない部分があることを確認しております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 道路現状など認識されているようです。 次に、この市道は狭隘で急坂な上、道路境界に民間の倒れかかった石垣があり、側溝に蓋板もなく、歩行者や高齢者、通行車両は危険です。この路線についても先ほどの路線と同時進行で抜本改善をすべきではありませんか、当局の見解をお聞かせください。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 地元から要望のあった延長九百六十メートルについては整備を終えておりますが、残区間については、地元要望を踏まえながら検討してまいります。また、側溝のふたがない箇所については今後、順次整備してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 当該市道の側溝のふたがない部分は整備していきたい、今後も地元の要望を踏まえて検討するとの前向きな答弁をいただきましたので、期待して新しい質問に入ります。 八重山公園について、これまでの本会議質疑を踏まえ、改めて八重山公園について当局の見解をただしてまいります。 本会議並びに市長とふれあいトークなどで地域関係者の要望が明らかにされ、当局見解として要望活動については、関係機関と具体的な協議・検討を行っているとの表明がされていたが、その後どう対処されてきたのかお聞かせください。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 要望者のNPO法人こいやま八重の会とは、平成二十九年十月と三十年一月に意見交換等を行い、年末年始の公園駐車場の開放や景観確保のため公園敷地内にあるヤマザクラ周辺の樹木の伐採・剪定等を実施したところでございます。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 こいやま八重の会と意見交換会を行い、年末年始の公園駐車場の開放や景観確保のための公園内ヤマザクラ付近の樹木伐採・剪定などを実施されたようでございます。 次に、公園管理のあり方についてただしてまいりました。 当局答弁では、公園管理についてはどのような管理運営方法が可能であるか、地元や関係機関と協議しながら検討するとありますが、これまで地元や関係機関とどのような協議を進められ、どう検討されたのかお聞かせください。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 公園管理については、指定管理者による管理運営や年末年始のコテージ貸し出しについて検討し、地元や関係機関と協議を行いましたが、指定管理に関する考え方の相違や人員確保の問題から現在の管理運営を継続することとしております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁では、こいやま八重の会とは指定管理の考え方の違いや人員確保の問題から現在の管理運営を継続するとのことですが、電気、水道、庭師など、人材等については我々の団体のほうが専門スタッフがそろっていると不満を言われておりますので、再度協議・検討されるよう指摘しておきます。 次に、NPO法人こいやま八重の会の皆さんは、JR九州、九電等と連携し毎年イベントを開催されておられます。これらイベントに対する支援のあり方、対応についてお聞かせください。 以上、御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 同法人が主催される音楽祭等のイベントについては優先的に使用を認めており、公園使用料も免除しております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 公園使用料の免除等を実施しているとの答弁ですが、団体やイベントに対する運営補助を受けたいなどの意見があると考えておりますので、次の機会で関係所管と議論することにしたいと思います。 次に、眺望問題についてお伺いいたします。 八重山公園の特徴は、遠くにそびえるあのすばらしい桜島が眺望できることだと思います。 そこで伺います。 眺望問題の質問に対しては、当局は、公園からの眺望については土地所有者の御理解と御協力が不可欠であることから、地元の方々と協議すると答弁されているが、当局の対応を待ちきれずに、公園南側眺望阻害土地をNPO法人の有志が買収し、樹木等を伐採し、眺望問題を解決していると議会でただしたところ、建設局長は、市としても感謝しているなどと誠意のない答弁をされたが、改めて担当課の地元とのこれまでの協議内容をお聞かせください。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 眺望については、二十五年五月の市長とふれあいトーク以降十二回の協議等を行っており、その結果、眺望確保のため同法人が土地を購入し、民有林を伐採するとなったことから、現地調査や立ち会いを行い、伐木の搬出方法の確認等を行ったところでございます。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 御答弁いただきました。 さらに伺います。 眺望問題を解決するため、NPO法人は、買収した土地を市に寄附したい意向のようだが、市で公園の敷地の一部として取得し、公園の特徴である眺望問題を恒久的に解決する考えはないか。 御答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) お触れの土地については寄附していただけるとのことであれば、取得の可能性について検討したいと考えております。 以上でございます。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 取得の可能性について検討したいと前向きな答弁をいただきました。 この項の最後の質問として、八重山公園のあり方等について、これまでの本会議で質問を積み重ねてきたこと、また、市長とふれあいトークで出された市民意見等々を総括しての市長の感想など、今後の八重山公園のあり方について、森市長の御所見をお伺いいたします。 御答弁願います。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) わきた高徳議員にお答えをいたします。 八重山公園は、桜島や錦江湾を一望できる絶好のロケーションにあり、八重山地区の地域活力の維持・増進を図る拠点となりますことから、市民の皆様方を初め、国内外の方々にも来園いただけるよう今後とも環境整備に努めてまいりたいと考えております。   [わきた高徳議員 登壇] ◆(わきた高徳議員) 森市長より、八重山公園は八重地区の地域活力の維持・増進を図る拠点となることから、環境整備に努めると答弁をいただきました。 八重山公園の最大の特徴は景観のすばらしさだと思います。環境整備等で誇れる公園になることを期待し、八重の棚田、甲突川源流、八重山公園の一帯を総称し、鹿児島市の奧八重として国内外に発信し、今後、活力が生まれ、利用者がますますふえることを願って、私の個人質疑の全てを終わります。 ○議長(山口たけし君) 以上で、わきた高徳議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) 次は、中島蔵人議員。   [中島蔵人議員 登壇](拍手) ◆(中島蔵人議員) 令和元年第三回鹿児島市議会定例会におきまして、自民維新の会の一員として個人質疑を行ってまいります。 なお、一部割愛する項目がありますことを御了承願います。 まずは、東京事務所における諸活動についてお伺いいたします。 国際情勢による訪日観光客への影響が全国的に懸念されております。国内外ともに観光客の動向に目が離せない状況であり、本市の基幹産業である観光産業への影響が少なからずあるのではないかと憂慮いたしております。交流人口を維持・増加させるためには、人口の集中している首都圏と外国からの観光客数の伸びが鍵を握っているものと考えております。 先般、東京で開催された市政報告会でのPRは、首都圏からの観光客誘致につなげる絶好の機会であったと考えており、そこでお伺いいたします。 第一点、今回拡充した内容と案内された方々、参加者数の状況。 第二点、今回の開催効果と参加者の感想及び今後の取り組み方針についてお示しください。 答弁を願います。 ◎総務局長(白石貴雄君) お答えいたします。 さきの市政報告会は、シティプロモーション戦略ビジョンを踏まえ、本市の魅力等をデジタルサイネージ等を活用して音と映像によるわかりやすく効果的な演出で紹介するとともに、多彩な都市間交流推進の観点からのブースも設置するなど拡充したところでございます。案内先には、交流のある都市の関係者を新たに加えたほか、本市にゆかりのある県人会や旅行代理店、マスコミなどの関係者や在日大使館、政府観光局などに案内し、アメリカや中国、インドネシアなど七カ国の大使館関係者等を含め、約五百五十名の方々に御参加いただいたところでございます。 参加者からは、「音と映像を活用した市政報告はわかりやすい」、「姉妹・兄弟都市などの観光情報を入手できた」、また、「会の状況をSNSで発信したい」などの感想をいただいております。このことから、市政報告会により本市への理解が深まり、ふるさとへの意識の高揚が図られるとともに、参加者を通して国内外に本市の魅力が発信されることにより、鹿児島ファンをふやし、さらなる支援や交流人口の拡大等につながってくるものと考えております。今後とも、大使館や姉妹・兄弟都市などとも連携して、首都圏での国内外からの観光客誘致や鹿児島ファンの増加に取り組み、シティプロモーションの充実に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 海外観光客誘致に関し、外国人も集中する東京でのPR活動も大変重要であると考えますので、引き続き積極的な展開を要請しておきます。 次に、海外観光客誘致活動に関連してお伺いいたします。 第一点、外国客へのPR活動など、海外観光客誘致活動の内容。 第二点、その実績と効果及び今後の取り組み方針についてお示しください。 答弁願います。 ◎総務局長(白石貴雄君) 東京事務所における海外観光客誘致の取り組みとしては、大使館等を訪問し、各国の言語での観光情報等を提供するぐるっと大使館活用事業や首都圏のホテルコンシェルジュ等を通して、本市の情報を発信する訪日外国人向けパンフレット配置事業、成田国際空港におけるPRなどを行っております。 実績及び効果といたしましては、これまでに二十三カ国の在日大使館等や十五カ所のホテルを定期的に訪問することにより、大使館関係者等の本市への来訪や市政報告会、かごしまアジア青少年芸術祭への参加につながり、また、大使館関係者からの情報発信などを通して、外国での本市認知度が向上し、訪日時の鹿児島への訪問につながってきているものと考えております。 今後は、今回のラグビーワールドカップや来年の東京オリンピック・パラリンピックを絶好の機会と捉え、これまでの取り組みをさらに充実させ、首都圏での海外観光客誘致活動の強化に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 市政報告会や東京オリンピック・パラリンピックなどを見据えた各種情報発信を効果的かつ積極的に行い、さらに国内外からの鹿児島への誘客を図っていただきますよう強く要望しておきます。 次に、観光行政についてお伺いいたします。 質疑の冒頭でも触れましたが、地方創生の決め手、成長戦略のかなめとも言える観光行政に関連しお伺いいたします。 国土交通省は、去る八月二十八日、二〇二〇年度の観光庁関係予算要求総額が前年度比八・四%増となる七百七十億九千九百万円になる旨を公表いたしました。観光先進国の実現に向けた観光施策の着実な実施には、同二一%増の二百九億八千七百万円を要求しております。 本市は、市長を本部長とする地方創生推進本部において、稼ぐ観光に向けた施策の推進や第三期観光未来戦略に掲げた施策を着実に実施することにより、観光立市として新たな展開が開けてまいります。この一年は、二〇二一年の入り込み観光客数、一千五十万人の目標を確実に実現し、戦略を深掘りしなくてはなりません。 そこでお伺いいたします。 まず、第三期鹿児島市観光未来戦略推進について、第一点、官民一体となった事業推進について、マーケティングの事業内容、数値を踏まえた効果検証、課題及び戦略的展開。 第二点、観光消費額をふやすための仕掛けづくり及びプロモーション事業についての効果検証、数字が示す稼ぐ観光の実態と今後の取り組みについてお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) お答えいたします。 第三期観光未来戦略の基本目標である稼ぐ観光の実現のため、観光客のニーズや動向を把握、分析し、それに基づき、新たな海外市場をメーンターゲットに加えるなど取り組みを進めているところでございます。平成三十年の入り込み観光客数、宿泊観光客数及び外国人宿泊観光客数はいずれも過去最高となり、その効果があらわれてきたものと考えております。今後とも、詳細なデータ収集、分析に基づいて、官民連携した取り組みをさらに進めることが重要でありますことから、DMOを中心として、地域が一体となったより戦略的な事業展開を進めてまいりたいと考えております。 また、これまで民間事業者によるイベントへの支援や市場動向を踏まえた効果的なプロモーションなどを行ってきたところであり、平成三十年の一人当たりの観光消費額は二万六千百円と前年より三千七百円増加したところでございます。今後も有識者等による観光未来戦略推進会議等で効果検証を行いながら、DMOによる新たな観光サイトの構築など官民一体となった取り組みを進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 次に、平成三十年鹿児島市観光統計についてお伺いいたします。 第一点、三十年鹿児島市観光統計の概要と令和元年の動向。 第二点、観光統計の活用状況と今後の生かし方。 第三点、新たな観光資源の開拓及び観光による地方誘客事業についてお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) 平成三十年本市観光統計につきましては、入り込み観光客数一千十九万四千人、宿泊観光客数四百十万人、外国人宿泊観光客数三十八万八千人で、いずれも過去最高となっております。これは、明治維新百五十周年や大河ドラマ「西郷どん」の放送等の効果により注目を集めたことや国際航空路線の増便、クルーズ船の乗船客数の増加などによるものと考えております。また、令和元年につきましては、県の観光動向調査によりますと、七月までの鹿児島地区の宿泊観光客数は対前年比〇・九%の減、県内の外国人宿泊観光客数は対前年比〇・一%の減となっております。 観光統計につきましては、入り込み観光客数、宿泊観光客数、観光消費額等を把握し、観光客の行動、ニーズの分析に活用しているところであり、県の観光動向調査による直近の観光客の動向も踏まえながら観光施策の展開につなげてまいりたいと考えております。 今後も、稼ぐ観光の実現に向け、観光未来戦略に基づく各種施策を着実かつ積極的に推進し、歴史、自然、食といった本市の多彩な魅力の磨き上げや国内外への情報発信等に取り組み、さらなる誘客を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 観光に関しては、インターネット利用客の増大、航空、鉄道などのキャリアによる直轄販売の拡大、インバウンド客の急増など、観光旅行産業がパラダイムシフトを迎え激動期にあります。各地方自治体はしのぎを削り、我が県、我が市への誘客を図る中、数値データを把握、マーケティングを意識し、施策を展開していくことは極めて重要であります。 元号が変わり、令和を迎えた初年度、観光全般の動向について、国内外の観光旅行産業やビジネスと密接な関係のある運輸機関、宿泊施設などの動向、観光トレンドをデータにより可視化することが可能になり、自治体として今後の事業戦略策定の大きなヒントになるような動向把握がしっかりとなされるよう要請しておきます。 次に、今夏の災害に対する防災・避難対策関連についてお伺いいたします。 これまで、代表・個人質疑で多岐にわたり質疑が交わされたところですが、避難行動要支援者に関し、引き続きお伺いいたします。 第一点、本市の情報収集と全世帯避難指示判断の根拠など、全世帯避難指示までの流れについて。 次に、避難行動要支援者等への対応についてお伺いいたします。 第一点、避難情報の周知、避難対応の現況と課題及び今後の対応。 第二点、避難行動要支援者避難支援等制度開始後の個別支援計画の作成や名簿情報を提供することへの周知などの実態と課題及び今後の取り組み。 第三点、個別支援計画の作成状況と今後の取り組みについてお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎危機管理局長(千堂和弘君) お答えいたします。 六月末からの大雨につきましては、本市では、六月三十日の三時二十分に発表された大雨警報に伴い情報収集体制を開始し、七月一日から避難勧告等を段階的に発令いたしました。その後、七月三日、朝の時点で、市内全域の土壌雨量が高く、その後の雨の降り方次第では、同時多発的な土砂災害の発生や引き続き猛烈な雨が降るおそれなど、平成五年の八・六水害以来の危機的状況にあったことから、市内全域に避難指示を発令したところでございます。 避難情報につきましては、防災行政無線を初め安心ネットワーク一一九や緊急速報メール、LINE、テレビ、ラジオ、消防車両などさまざまな手段により伝達しておりますが、今後とも情報伝達手段のさらなる充実に向け取り組んでまいりたいと考えております。避難への対応につきましては、消防局が河川の氾濫や崖崩れの危険性が高まるなど、緊急性があった一部地域について避難行動要支援者の避難状況確認を実施しております。このほか、要支援者を含む高齢者等の避難所までの誘導や電話による避難の呼びかけ等を実施した自主防災組織もございます。 個別支援計画の作成や名簿情報の提供につきましては、民生委員や町内会等において周知等を行っております。現在、名簿に約一万三千人が登録され、平常時からの情報提供に約九千四百人の方が同意しており、同意された方のうち、個別支援計画作成済みの割合は約五一%となっております。 今後とも、要支援者に対しては、個別支援計画の作成や平常時の情報提供への同意に理解を促すとともに、地域においては、共助による支援体制が確立されるよう避難支援等関係者の方々と地区別防災研修会等で連携を図りながら取り組みを進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 個別支援計画作成について、名簿登録者が約一万三千人、平常時からの情報提供の同意者、約九千四百人のうち約五一%に当たる約四千八百人が作成済みとなり、全体では約八千二百人が未作成ということが明らかになりました。いつ起こるかわからない災害に対し約八千二百人が放置されていますことに驚きを禁じ得ません。要支援者制度が始まってから既に数年が経過しており、制度の理解や共助の促進など難しい面もありますが、早急なる対応を強く要請しておきます。 次に、教育委員会活動の点検・評価についてお伺いいたします。 教育委員会は、その権限に属する事務の管理及び執行状況について、毎年、点検及び評価を行い、結果を公表することが法により義務づけられております。 そこでお伺いいたします。 第一点、教育委員会活動の点検・評価の目的、狙い及び対象事業の選定の方法。 第二点、四年間の事業評価、最後の年の事務事業となる令和元年度の点検評価の内容と評価及び特徴について答弁を願います。 ◎教育長(杉元羊一君) お答えいたします。 点検・評価の目的は、教育委員会が管理・執行する事務を学識経験者等の知見を活用しながら点検・評価し、その結果を公表することで住民への説明責任を果たし、より効果的な教育行政を推進することでございます。対象となります事業は、教育振興基本計画に掲げます教育施策及び関連する事務事業としております。 本年度は、教育施策の五つの方向性のうち、確かな学力を持ち個性あふれる子供を育成するに関連します学力検査の実施事業や個性あふれる学校づくり推進事業など、十三事業につきまして現在、点検・評価を行っているところでございます。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 これまでの四年間で対象にした全ての事務事業の評価が出そろいそうです。令和元年度は、学校教育など評価が特に難しいと思われる分野が多く、評価の際、議論も多いのではないかと思料します。 次に、平成二十九年第二回定例会の私の個人質疑で、他都市の充実した報告書等への要望をいたしておりましたが、その後の改善策についてお聞かせをください。 答弁を願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 報告書につきましては、平成二十九年度から評価シートの各項目の解説や点検・評価の対象となりました事業の写真を加え、わかりやすくしたところでございます。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 報告書に写真を掲載するなど一定の工夫、見直しがなされ、わかりやすくなったようです。ただ、評価方法そのものの工夫など、引き続き他都市の調査をするなど取り組んでいただくよう要望しておきます。 第四点、平成二十九年度、三十年度の点検・評価の全ての事業がA評価となっており、課題はなかったという趣旨か見解をお示しください。 答弁を願います。 ◎教育長(杉元羊一君) A評価とは、引き続き改善・工夫に努めながら継続するという内容となっており、点検・評価の過程で指摘されました課題等につきましては、今後、事業目的が達成されるよう改善・工夫に努める必要があると考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 事務事業による取り組みそのものは効果があり、A評価がついたようです。その一方で附帯する意見もついて一層の改善も求められていることのこと。一定の効果があったとのことで、その努力と結果は尊重しますが、教育の分野はゴールのない取り組みが多い世界だと感じます。厳しい方向に見方が変われば、不十分な取り組みもあるのではないでしょうか。 引き続きお伺いいたします。 第五点、点検・評価の対象となっていない事業の見直しや改善策。 第六点、現在の点検・評価のあり方と今後の取り組みに対する見解についてお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 点検・評価の対象となっていない事業につきましても、実施計画や予算編成等の時期を捉えて必要な事業内容の見直しに努めているところでございます。 点検・評価に当たりましては、学識経験者等の意見もいただき、客観性の確保にも留意しながら行っております。今後とも、事業成果を反映しやすい指標の設定や、よりわかりやすい報告書の作成に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 教育に関する課題は多く、中には解決が困難なものや到達点を見い出せないものもあり、常に改善に向けた努力を日々続けていくことが大切と思われます。来年度は、これまでの事務事業評価に続き、施策評価がなされると伺っております。ほとんどがA評価であった事務事業評価の結果を受け、安易に施策評価もA評価とするのでは適切ではありません。また、評価も全ての事業が対象だったわけでもありません。来年度の施策評価は次期教育振興基本計画の根幹に影響し、今後の本市の教育の方向性を定める重要な評価となり、施策に連なる事務事業の新設、廃止、執行のあり方にも大きな影響を与えます。このことを当局はしっかりと認識され、より適切な評価のあり方について他都市の方法も研究するなどし、本質を見きわめた厳しい視点からの評価となるよう要請しておきます。 次に、市立小中学校の学校水泳に関連してお伺いいたします。 第一点、学習指導要領における水泳学習の目標と取り組みについてお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 学習指導要領によりますと、水泳学習の狙いは、小学校の低学年では水遊びを通して水に潜ったり浮いたりできるようにすること。また、高学年以上はクロール等の泳法を身につけることなどとなっております。教育委員会といたしましては、水泳学習に関する研修会や施設整備等を行っているところでございます。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 水泳による全身運動は、基本的な体力を身につけ、芯の強い丈夫な身体をつくるだけでなく、基礎体力のアップなど成長期の丈夫な体づくりに重要な役割を担うと言えます。アクティブ・ラーニングの推進を図り、主体的、対話的で深い学びにつながるよう指導方を要請しておきます。 次に、小中学校のプール管理についてお伺いいたします。 第一点、プール施設等の整備状況について、大プール、小プールの数、ろ過器のある学校数及びコースロープのある学校数、活用状況と活用していない理由。 第二点、換水計画が決まるまでの流れ、今年度の配当水量の根拠と水道代、プール水に対する意見、苦情も含めて。 第三点、水道水との併用も含め、地下水が利用できる学校数。 第四点、施設設備及び水質管理に関する安全管理と指導についてお示しください。 答弁を願います。 ◎教育長(杉元羊一君) プール施設が整備されています学校数を小学校、中学校の順に申し上げますと、大プール、七十六、三十六、小プール、七十五、ゼロ、循環ろ過装置、七十五、三十五校でございます。コースロープのある学校は、小学校、七十五校、中学校、三十校で、水泳大会や部活動等で使用しており、授業においては多様な活動を行いますことからロープを使用しないことが多いようでございます。 プールの水の入れかえ計画は、各学校において循環ろ過装置のある場合は三週間に一回、ない場合は一週間に一回を目安としており、水が汚れた場合は臨時的な水の入れかえも行っております。水道水の使用量の目安は、各学校が必要な量の一二五%、地下水も併用できます学校は七五%としております。八月検針時までのプールの水道代は、平成三十年度が三千八百七十七万円、令和元年度が三千三百六十八万円でございます。プールの水に対する保護者の意見としまして、水の濁りの指摘を受けたことがございました。 水道水と地下水を併用しております学校は、小学校、十五校、中学校、三校で、地下水のみの学校は小学校、四校でございます。 教育委員会では毎年度、各学校の体育主任等を対象に薬剤師による水質管理の方法や専門業者による循環ろ過装置の操作方法の研修会を行い、各学校において管理が行われているところでございます。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 プールの水の入れかえやろ過器の管理、また、プールの水の薬品投入など、水質管理、濁りの対応など、今後は十分に学校と連携を密にして十分な管理指導をしていただくよう要望しておきます。 次に、夏休みの学校プール開放について、第一点、目的と開放の方針、開放時間、監視員数、平成三十年度と令和元年度との違い。 第二点、実施方法について、学校やPTA等とどのような協議をなされたのか。 第三点、学校における実施の有無はどのように判断されたのか。 第四点、開放日数及び監視員はどのように決まったのか。また、監視員の研修の状況と参加数、保護者数を含めて。 第五点、午前中二時間となった理由と反響。 第六点、昨年度と比較した開放状況、学校数、回数、利用者数。 第七点、本年度開放しなかった三十校の理由と反響及び今後の方針についてお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 夏休みのプール開放の目的は、児童が安全に安心して活動する場を提供し、あわせて泳力や体力の向上及び健康づくりの推進としており、昨年度と同様でございます。開放の方針は、これまでの原則全小学校での実施を本年度から各学校の実情に応じることとし、開放時間は、午前と午後それぞれ二時間程度としていたものを午前中のみ二時間程度としたところです。なお、監視員は、昨年度百十五人、本年度百八十九人でございます。 方針の変更につきましては、校長会及び市PTA連合会の代表との意見交換を行い、校長やPTA会長から意見を聞いたところでございます。 各学校のプール開放につきましては、学校がPTAと協議の上、判断いたしております。 開放日数につきましては、昨年度の実績をもとに学校と協議し決めたところでございます。また、監視員は、学校からの推薦によって委嘱し、日本赤十字社の水上安全法短期講習を受講しております。なお、監視員として参加いただいた保護者は八十三人でございます。 開放時間を変更した理由は、昨年度、午後の気温や水温が上昇し、熱中症のリスクが高まったことから安全を最優先に考えたところでございます。学校からはおおむね肯定的な意見を得ているところでございますが、学校によっては開放日数をふやしたいという意見もございました。 プール開放の学校数、回数、利用者延べ人数を昨年度、本年度の順に申し上げますと、昨年度、七十六校、六百十二回、三万三千二百十三人、本年度、四十八校、二百六十回、一万七千四百十人でございます。 本年度プール開放を実施しなかった学校の主な理由は、熱中症対策、保護者の負担軽減、監視員の確保などでございます。学校からは、「監視員が確保できれば来年度は開放したい」などの意見がございました。教育委員会といたしましては、本年度の方針の範囲内で各学校の要望に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 プール開放が三十校も閉鎖し、時間も午前中二時間だけと大幅に減少している状況は、私は本当に残念に思います。学校によっては、開放日数をふやしたいとか、監視員が確保できれば来年度は開放したいなどの意見もあったようです。安全面の課題や監視員の確保など対応をとっていただき、ぜひ多くの学校が開放されることを期待し、要請しておきます。 プールから学ぶこと、よき異年齢集団から学ぶこと、水を知り、水になれ、水の怖さを知るなど、生きて働く力となり得るものと考えます。 次に、学校における紫外線対策についてお伺いいたします。 第一点、国が示す紫外線対策の内容と、各小・中・高等学校の現状。 第二点、課題と今後の方針、取り組みについて答弁を願います。 ◎教育長(杉元羊一君) 環境省の紫外線環境保健マニュアルによりますと、帽子をかぶる、衣服で覆う、日焼けどめを上手に使うなどの対策が示されております。学校におきましては、帽子の着用を指導するとともに、日焼けどめを使うこと等を認めております。 学校における紫外線対策は、教職員が正しい知識を持ち、適切な指導を行うことが大切なことから、教育委員会といたしましては、引き続き国のマニュアルの活用等を各学校に指導してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 国のマニュアルの活用等を各学校に指導してまいりたいと答弁をいただきました。国のマニュアルとは、環境省の紫外線環境保健マニュアルと理解しておりますが、このマニュアルとともに、日本学校保健会出版の平成二十八年度版学校における水泳プールの保健衛生管理の紫外線対策を踏まえ、市当局に万全の指導をしてほしいと要望しておきます。 また、各学校に指導してまいりたいと答弁されました。各学校に統一された通知書等を出すなり、指導徹底を図っていただけるよう要望しておきます。 また、紫外線対策及び日焼けどめクリーム等を上手に使うということに戸惑いもあるようですので、クリーム等の使用については誤解のないよう、各小・中・高校に使用の周知徹底を図っていただくことを要望しておきます。 次に、観光クルーズ船の誘致と対応策についてお伺いいたします。 国は、観光ビジョン実現プログラム二〇一九において、地域の新しい観光コンテンツの開発として、クルーズ客の満足度向上に向けた体験プログラムの開発や地元商店街への誘導、また、夜間に楽しめるイベント及び交通手段の確保、加えて医療ツーリズムの推進など、クルーズ客を呼び込み、地元の発展につながる事業の推進に重きを置いております。 そこでお伺いいたします。 第一点、鹿児島観光コンベンション協会、鹿児島港利用促進協議会及び鹿児島海外観光客受入協議会活動の受け入れ支援策と成果及び課題と今後の取り組みについてお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) クルーズ船の受け入れにつきましては、鹿児島海外観光客受入協議会を中心に、港での歓迎行事や観光案内を行っているところであり、これまで多言語の音声翻訳機や自動外貨両替機を導入するとともに、鹿児島観光コンベンション協会において専任職員を配置するなど案内体制等を強化してきたところでございます。 また、二次交通や観光消費面でのさまざまな課題があることから、鹿児島港利用促進協議会及び受入協議会に交通事業者等の関係者を加えた連絡会議を開催し、対応策を検討しているところでございます。今後とも、関係団体等との連携のもと、受け入れ体制のさらなる充実に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 クルーズ船の誘致については、交通事業者等の関係者も加えた連絡会議を開催され、二次交通や観光消費面などのさまざまな課題についての対応策等を十分検討されていかれるよう強く要望しておきます。 次に、第二点、九州管内及び鹿児島港へのクルーズ船寄港状況と動向の変化。 第三点、鹿児島港国際旅客船拠点形成計画による目標寄港回数と対応についてお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) 九州の主要寄港地である博多港、長崎港、佐世保港及び鹿児島港における一月から七月までのクルーズ船の寄港回数を順に申し上げますと、平成三十年、百五十七、百三十三、六十一、五十七回、令和元年、百三十九、百四、五十一、六十八回でございます。近年、ツアー旅行の価格競争激化に伴う採算悪化により中国発着のツアーが減少してきている中で、他の三港については全体の寄港回数も減少しておりますが、鹿児島港については全体の回数がふえているところでございます。 県の計画によりますと、マリンポートかごしまの新たな岸壁が完成する令和四年に二百三十回、その後、十四年には三百十回の寄港を見込んでおりますことから、受け入れ体制のさらなる充実が必要になるものと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 鹿児島港国際旅客船拠点形成計画によりますと、新たな岸壁が完成する令和四年に二百三十回、その後、十四年には三百十回のクルーズ船寄港を見込んでおります。とてつもない状態が予測をされ、うれしさと同時にクルーズ船の寄港受け入れが整然となされるものか大きな不安を払拭することができません。将来への抜本的、長期的な対策が不可欠であり、関係団体と真剣に知恵を絞り対処していかれるよう強く要望しておきます。 次に、第四点、寄港時の課題と対応及びおもてなし歓迎の現状と今後の取り組み。 第五点、市電脇田電停の宇宿電停への名称変更と電停までの案内板やコース表示等の検討及び地元住民、団体等と連携し、交流を深めることについての見解をお伺いいたします。 答弁を願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) クルーズ船の受け入れに当たりましては、中心市街地へのアクセスの確保やツアーバスによる混雑緩和などさまざまな課題がありますことから、受入協議会において、関係する団体等と協議・調整を行っているところでございます。また、出入港時に同協議会においてアトラクションなどを実施しているところであり、今後とも、市民や各種団体等の協力をいただきながら、おもてなしの充実に努めてまいりたいと考えております。 次に、案内表示につきましては、マリンポートかごしまから脇田電停までの間に看板等を設置したところでございます。また、乗船客等と地域住民等との交流は、地域の国際化や活性化にもつながりますことから、御提案がありましたら、受入協議会を中心に協力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎交通局長(鞍掛貞之君) お答えいたします。 脇田停留場の名称は、大正元年、武之橋から谷山間が開業した当時に名づけられ、これまで地元を初め多くの利用者に親しまれ定着しておりますことや、その後に宇宿の名称を使用した宇宿一丁目停留場を設置していることなどから、お触れになりましたことにつきましては、今後見守ってまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 外国客の方々が何よりも快く魅力を感じる楽しいおもてなしで迎えることができるかが寄港時の大きな課題であります。地元地域においても、各関係団体の協力体制のもと、乗船客等と地域住民等との交流を深めるため、おもてなしの受け入れの対応に知恵を絞って検討していくことが必要であります。 また、観光客にわかりやすい親切な対応のため、宇宿電停の名称変更やコース表示の対応など検討していかれるよう要望しておきます。 次に、マリンポートかごしま周辺の交通渋滞対策についてお伺いいたします。 第一点、現在の渋滞の状況と改善策。 第二点、海上交通を利用した二次交通実証実験の状況と今後の見通し。 第三点、マリンポートかごしま入口の交差点改良の検討が予定されていると伺っておりますが、現在の状況を以下お示しください。 答弁願います。 ◎観光交流局長(有村隆生君) 大型クルーズ船の寄港時における交通渋滞の緩和策の一つとして、現在、浮き桟橋等を活用した船舶による二次交通の可能性について受入協議会において検討を進めているところでございます。 以上でございます。 ◎建設局長(松窪正英君) お答えをいたします。 お触れの交差点については、現在、県において大型車両同士が円滑にすれ違えるよう関係機関と協議しながら交通量の調査等を進めているところでございます。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 マリンポートかごしま周辺の交通渋滞は、昨今、さらに激しくなってきており、クルーズ船の寄港のときの貸し切りバスが百台を超えるときなどは、まさしくパニック状態になるなど大変な状況であります。そのためにも船舶による海上二次交通の開通が期待をされております。速やかに少しでも大量輸送できる海上交通の対応が待たれており、本市においても関係機関と連携をしながら対応方に向けて進めていただくよう強く要望いたしておきます。 次に、鹿児島港臨港道路(鴨池中央港区線)等に関連して、まず、鹿児島港国際クルーズ拠点整備事業についてお伺いいたします。 事業期間は平成三十年度から令和三年度の四年間、総事業費は八十九億円として、ことし三月九日に着工されました。 そこで、以下お伺いいたします。 第一点、これまでの年度ごとの事業費と令和元年度の事業内容について。 第二点、運用開始に向けた今後の予定についてお示しください。 答弁を願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 事業費は、平成三十年度が六億円、令和元年度がおよそ二十七億円で、元年度の事業内容は、岸壁について国がケーソン製作、据えつけ工事を進めるとともに、駐車場については、県が配置計画等に必要な調査設計を進めているところでございます。 今後の予定については、県によると、令和四年の国際クルーズ拠点の運用開始に向け、国やクルーズ船社と連携しながら、受け入れ環境の着実な整備に取り組んでまいりたいとのことでございます。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 鹿児島港国際クルーズ拠点整備事業については、今年度およそ二十七億円の事業費がつき、令和四年の運用開始に向け着実な整備に取り組んでまいりたいとのことでございます。令和四年に運用開始されるとマリンポートかごしまに十六万トン級と二十二万トン級のクルーズ船が同時に寄港することが可能となり、本市の観光振興に資する効果が期待されるところであります。 次に、鹿児島港臨港道路に関してお伺いいたします。 第一点、これまでの年度ごとの事業費と令和元年度の事業内容について。 第二点、来年度以降の残事業費と見通し、早期供用に向けた本市の取り組みについてお聞かせください。 答弁を願います。 ◎建設局長(松窪正英君) これまでの事業費は、平成二十九年度が三億円、三十年度が二億円で、令和元年度は二億円の事業費で国において埋め立て部に必要なブロックの製作工事に着手する予定でございます。 また、来年度以降の残事業費は二百七十三億円となりますが、国においては、四年度の完成を目標に鋭意取り組んでいるとのことでございます。本市としては、臨港道路の早期供用に向け整備促進が図られるよう、本年八月、市長が国に対し直接要望を行ったところであり、今後とも、国、県と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 事業期間が平成二十九年度から令和四年度の六年間、総事業費が二百八十億円の計画でありましたが、今年度の事業費は二億円、令和四年度までに完成させるためには、残り三カ年で二百七十三億円、年平均にすると九十一億円が必要となり、国の本気度が全く伝わってまいりません。本市や南薩の産業・港湾物流の幹線道路として、さらには、交通渋滞解消のために長年期待されていた臨港道路であるにもかかわらず、将来が危ぶまれてきてならないことを申し上げておきます。 次に、鹿児島港旧木材港区の埋め立てについてお伺いいたします。 先日の鹿児島県第三回県議会におきまして、鹿児島港旧木材港区の質疑の中で、土木部長の答弁で、「埋め立て後の土地利用につきましては、周辺の土地利用規制を踏まえた上で、民間活力を導入した県民や観光客の交流空間としたところであります。この土地利用の方向性に基づいて、用途をスポーツ・レクリエーション施設用地とし、また、利用計画を多目的交流広場敷や多目的交流施設敷などとする公有水面埋め立ての免許を今回申請したところであります。具体の土地利用につきましては、埋め立てに長い期間を要し、竣功時点での社会経済情勢が変化していると考えられることから、埋め立ての進捗状況に応じ検討することとしており、現時点で具体の土地利用は決定しておりません」との答弁がなされております。 そこでお伺いいたします。 第一点、改めて埋め立ての概要についてお示しください。 第二点、今後の手続と本市の対応についてお聞かせください。 答弁を願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 埋め立ての概要は、遊休化している水面貯木場等の有効活用と鹿児島東西道路など公共事業において発生する建設残土の受け入れ等を目的としており、埋め立て面積はおよそ十六ヘクタール、埋立地の用途はスポーツ・レクリエーション施設用地となっております。 今後の手続については、縦覧期間満了後、本市への意見徴取が行われ、意見を述べるに当たっては議決を経ることが必要であることから、今後、公有水面埋め立てに関する議案を提出することとなります。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 当該土地に関しては、既にマスコミ報道により、県内のほうが高い関心を示しております。市内におけるポテンシャルのあるこの地の有効活用について、広く県民の英知を結集し、すばらしい空間、交流空間となることを期待しております。 最後に、都市基盤河川脇田川改修事業に関連してお伺いいたします。 第一点、全体事業費と進捗率。 第二点、都市基盤河川脇田川改修事業におけるしゅんせつ工事の工法と進捗状況。 第三点、脇田川の宇宿中間地区土地区画整理事業区域の上流及び前迫人道橋から下流の今後の整備についてお示しください。なお、脇田川の上流の井堰で老朽化が進み、以前より地元の方々から整備要望があった井堰はどの程度整備が進んだのか、また、新たな要望が出ている井堰の今後の整備スケジュールをお示しください。 答弁を願います。 ◎産業局長(鬼丸泰岳君) お答えいたします。 脇田川上流の井堰のうち、七枝井堰につきましては、平成二十九年度に整備が完了し、松ケ下井堰は三十年度に測量設計が終了いたしております。新たな要望箇所の久保園井堰につきましては、今後、地元の意向を伺い、確認しながら調査等を行ってまいります。 以上でございます。 ◎建設局長(松窪正英君) 都市基盤河川脇田川改修事業の全体事業費は百七十三億五千五百万円、進捗率は平成三十年度末の事業費ベースで九二・一%となっております。 三十年度から河床掘削工事に着手しており、計画河床まで掘削し、落差工を設置しながら河床を安定させる工法を採用しております。 また、お触れの上下流の整備については、現在、本市が実施している工事の進捗状況等も踏まえ、河川管理者である県で整備されるよう要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [中島蔵人議員 登壇] ◆(中島蔵人議員) 答弁をいただきました。 都市基盤河川脇田川改修事業も護岸の整備も完了し、二十三の橋のかけかえも終わり、いよいよ河床しゅんせつ工事に着手いたしております。六カ年事業がスケジュールどおりに竣工することを強く要望しておきます。 次に、松ケ下井堰については測量設計が終了しているとのことであります。いっときも早く工事に着手していただき、久保園井堰につきましても地元に支障を来している現状を踏まえて、速やかに調査を行っていただきますよう強く要望を申し上げておきます。 以上で、私の全ての個人質疑を終わらせていただきます。 ○議長(山口たけし君) 以上で、中島蔵人議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) ここで、しばらく休憩いたします。              午 後 二時三十九分 休 憩            ─────────────────              午 後 三時  九分 開 議 ○議長(山口たけし君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑を続行いたします。 次は、徳利こうじ議員。   [徳利こうじ議員 登壇](拍手) ◆(徳利こうじ議員) 私は、令和元年第三回定例会に当たり、自民みらいの一員として個人質疑を行います。 このたびの台風十五号の影響による大規模停電から十一日目になり、住民の方々の疲労はピークに達していると思われます。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 質問に入ります。 まず、保育人材の確保についてお尋ねします。 二〇一六年の流行語にもなった「保育園落ちた日本死ね」は、保育士不足や保育園の経済状況を理由に子供が保育園に入園することができない待機児童の問題が背景にあります。その待機児童が発生してしまう最も大きな要因の一つが保育士の人材不足です。保育士資格を持つ人の約五割は保育園に就職せず、また、保育士として働いている人たちの約半数が平均勤続年数五年未満と早期離職の傾向も顕著です。また、働く若者らが子供を産み育てやすい環境を築くために保育施設の整備の必要性が唱えられ、我が国の少子化対策の柱の一つにもなっています。本市でも認可保育園の整備を進めていますが、保育所ができても働く保育士などが十分に確保できないとのことから、保育人材の確保策の充実が求められ、また行われています。 そこで、本市の保育人材の確保策の充実の観点から、以下伺ってまいります。 第一点、本市の保育人材の不足の状況と人材確保の必要性をお示しください。 第二点、本市のこれまでの保育人材確保のための取り組みとその成果、課題をお示しください。 答弁願います。 ◎健康福祉局長(中野和久君) お答えいたします。 本市の保育人材不足についてでございますが、保育所等の利用定員に占める入所児童数の割合は、平成二十七年四月一日時点で一〇二%であったものが、三十一年の同時点では九六・九%と五・一ポイント減となっており、保育士不足等により利用定員までの受け入れが困難になっている状況が見られるところでございます。このようなことから、保育人材の確保に取り組み、既存施設における受け入れの拡大を図る必要があるものと考えております。 本市としましては、保育士養成施設等と連携した学生の保育所等への就労促進、保育士・保育所支援センターによる潜在保育士の再就職支援、保育士資格を有しない者による保育士の業務負担軽減などに取り組んでいるところでございます。これらの取り組みにより潜在保育士の再就職等が図られたものと考えておりますが、一方で、さらなる掘り起こしのための効果的な取り組みが課題であると考えております。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 まず、保育人材不足は、保育所などの利用定員に占める入所児童数の割合が一〇〇%を下回っていることから把握でき、施設があっても児童の受け入れが困難になっていることがわかりました。本市としても幾つかの取り組みを行っていますが、さらに効果的な取り組みが課題とのことです。 このような中、先日、市民健康福祉委員会では保育人材の確保に先進的に取り組む神奈川県川崎市を訪れ、視察する機会を得たとお聞きしました。同市では保育士養成施設を卒業後、市内保育所などで保育士として一定期間働いた場合に最大八十万円の返還が免除される川崎市保育士修学資金貸付や、採用後十年目までの保育士の賃貸家賃の一部、月額上限八万二千円を補助する保育士宿舎借り上げ支援制度などを活用し、その他の施策とあわせて保育人材の確保に積極的に取り組んでいることを知りました。都市間競争の激化の影響も大きいようですが、国の助成制度を活用し、必要な施策を実施していることに敬意を表します。 そこで、国の保育人材確保事業に関し伺いますが、事業実施に当たっての国の基本的考え方をお示しください。 また、全事業数と本市が対象となる事業数、そのうち本市が実施している事業数と名称、また、未実施の事業数と名称をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎健康福祉局長(中野和久君) 国は、地域の実情に応じた多様な保育需要に対応するため、保育人材の確保等に必要な措置を講じることで待機児童の解消を図るとともに子供を安心して育てることができる環境整備を行うこととされております。 国の保育人材確保事業としては十三事業が示されており、中核市が対象となる事業は十一事業でございます。このうち本市が実施している事業は、保育体制強化事業及び保育士・保育所支援センター設置運営事業の二事業で、保育士宿舎借り上げ支援事業など九事業については活用していないところでございます。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 国の基本的な考え方がわかりましたが、十三事業のうち中核市が対象となる事業は十一事業で、本市が活用している事業は二事業、残り九事業は活用していないとのことです。国の事業を活用しても本市負担も発生するため慎重に考える必要もありますが、必要な施策はやはり活用してもいいのではないかと考えます。 そこで伺います。 国の保育人材確保事業で本市が対象となる事業のうち未実施の事業に対する今後の活用の考え方をお示しください。 また、本市独自の保育人材確保のための事業実施の考え方はないものかお示しください。 答弁願います。 ◎健康福祉局長(中野和久君) 未実施の事業のうち本市が活用できる事業や本市独自の事業につきましては、今年度から取り組んでいる保育士養成施設等との意見交換会での議論や関係団体等の御意見、他都市の状況等も踏まえ、今後検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 本市独自の事業にも今年度から取り組んでおられ、また、他都市の調査なども進めておられ、安心しました。 そこで、この項の最後になりますが、国の助成制度を積極的に活用するなど、さらなる保育人材確保のための施策を充実することへの見解をお示しください。 答弁願います。 ◎健康福祉局長(中野和久君) 既に実施している事業を含め本市における有効性について各面から検討し、保育人材の確保を図り、既存施設における受け入れの拡大に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 積極的な答弁と受けとめました。保育士の方々は子供が大好きだと思います。その保育士の方々が就職をためらうのにはいろんな理由があります。保育士の仕事は児童の相手や教育をすることだけではありません。子供が安全に遊べるような環境をつくることも重要な責務です。国の事業活用だけでなく保育事業の環境整備も含め本市独自の施策実施を行っていただき、保育人材の確保を図り、本市での待機児童ゼロを実現していただくことを要請して、この質問を終わります。 新しい質問に入ります。 本市は、「公共交通を活かした 歩いて楽しむ緑のまち“かごしま”」を基本理念に鹿児島市公共交通ビジョンを策定していますが、人口減少、高齢化の進行、それに伴う高齢者の免許返納問題など、社会情勢の大きな変換期に来ております。車に過度に依存しない社会への誘導を図るために利便性、効率性の高い持続可能な公共交通体系を構築するとともに安全で快適な人と環境に優しい交通環境の整備が必要です。 そこで、快適な歩道の整備についてお尋ねします。 環境未来館にはコリドールが設置されておりますが、そのコリドールを設置している目的は何かお示しください。 答弁願います。 ◎環境局長(玉利淳君) お答えいたします。 環境未来館のコリドールは、潤いのある緑の空間づくりやヒートアイランド対策などを目的に設置したものでございます。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 このパネルをごらんください。これがいわゆるコリドールと呼ばれているものですが、木の枠組みに藤棚が育っており、この写真を撮ったときには緑に覆われている状態です。潤いのある緑の空間と言えますし、ちょっと見にくいですけれども、歩いている親子は何か涼しげに、また、快適に歩いているように感じられます。 そこでお伺いしますが、このコリドールは歩道としても十分利用できると思いますが、実際に環境未来館以外の他の場所でこのような歩道を設置しているところがあるか。あれば設置の理由と利用者の感想、設置していないのであればその理由をお示しください。 答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) お答えいたします。 お触れの藤棚については、道路の構造や維持管理等の観点から設置していないところでございます。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 今のところ、どこにも設置していないとのことです。ちょっと残念な気持ちです。宝の持ち腐れのような感じです。 ところで、県は八月二十七日に周辺道路の渋滞緩和や新たな周遊ルートの開拓になるとして、ドルフィンポートや指宿市などに高速船や観光船で移動できるようマリンポートに浮き桟橋を整備し、記念式典を行っております。今後、船を利用してドルフィンポートに観光客などが移動してくることが予想されます。歩くことを楽しむ海外からの観光客を中心市街地に回遊させるためには、ドルフィンポートからの歩道の整備が必要になると考えます。 そこで伺います。 今はやりのミストシステムも併用すればもっと快適に歩くことができると思われますが、ドルフィンポートからいづろまでこのようなコリドールを歩道として整備することへの見解をお示しください。 また、これから中心市街地の開発の一つとしてまちなか図書館もできます。利用対象者にはベビーカーでの親子連れや車椅子の方々なども含まれると思われますので、その方々が気軽にまち歩きを楽しめるよう、天文館の歩道の整備に活用できないか見解をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) お触れの歩道整備については、先ほども申し上げましたとおりであり、本市の道路事業で取り組む予定はないところでございます。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 これから中心市街地をより活性化するためには、また、回遊空間をつくるためには、安心で快適な交通環境の整備としてバリアフリーや自転車走行レーンの整備、また、歩行者天国の可能性も含め、まち歩きを楽しめる歩道の整備が重要であると思います。また、鹿児島市公共交通ビジョンの基本理念は、「公共交通を活かした 歩いて楽しむ緑のまち“かごしま”」であります。環境未来館のコリドールはその基本理念に最適だと思われます。これからの魅力あるまちづくりのためにも活用について取り組んでいただき、回遊性のツールとしていただくことを要望しておきます。 また、このコリドールは藤棚の回廊とも言われています。これから整備される加治屋まちの社公園や甲突川河畔、ウオーターフロントパークなどに藤棚の回廊を設置することも市民の憩いの場づくりとなると思われますので、ぜひ活用を検討していただきたいと思います。 次の質問に入ります。 鹿児島市公共交通ビジョンでは、魅力あるまちづくりを進めるために特色ある公共交通を観光資源として積極的に活用していく必要があるとしています。中心市街地活性化には公共交通機関の整備は必要不可欠です。中心市街地の活性化、回遊性の向上には公共交通機関の役割の明確化や交通機関相互の連携強化や結節機能の向上が必要です。そして、市民、交通事業者、行政が一体となって取り組むことが大切です。 そこでお伺いします。 まず、回遊性を含め特色ある公共交通について、公共交通の役割と使命、価値についてお示しください。 また、特色ある公共交通とは何かお示しください。 答弁願います。 ◎企画財政局長(原亮司君) お答えいたします。 公共交通は、地域住民の移動手段の確保やまちのにぎわい創出、健康増進などに寄与し、高齢化の急速な進行、人口減少局面への移行、環境問題の深刻化への対応といった社会的要請に応えるものであると考えております。 また、地域の個性を最大限発揮させ、観光資源として積極的に活用できる本市の路面電車や桜島フェリーなどが特色ある公共交通であると考えております。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 公共交通は利用する人が外に積極的に出かけることにより、まちのにぎわい創出になり、また、歩くことで健康増進にも寄与しているほか、今、世界で問題となっている地球温暖化などの環境問題の深刻化への対応など、社会的要請にも応えるものであります。 そこでお伺いします。 本市においては中心市街地のにぎわい創出と活性化を支援する交通環境の整備として路面電車観光路線を計画されていますが、その進捗状況と課題についてお示しください。 答弁願います。 ◎企画財政局長(原亮司君) 路面電車観光路線につきましては、平成二十九年度に本港区エリア外の六つの検討対象ルートを設定し、三十年度には基本計画策定委員会を設置したところでございます。ルート選定に当たっては、鹿児島港本港区エリアにおける県の施設整備と一体として検討を進めていくことが重要であると考えております。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 県の施設整備と一体として検討を進めていくことが重要とのこと。しかし、なかなか進んでいないのが現状です。これからさらに交通渋滞の問題など出てきます。 そこで、交通渋滞や利便性向上の問題に関連してお尋ねします。 谷山副都心の中心である谷山電停付近及びJR谷山駅からJR慈眼寺駅の区間を高架化しておりますが、この区間を高架化した理由と効果をお示しください。 答弁願います。 ◎建設局長(松窪正英君) 谷山地区連続立体交差事業については、地域分断の解消や都市交通の円滑化を図るため、鉄道の高架化により十五カ所の踏切を除却しております。このことにより自動車や歩行者などの往来がスムーズになるなど、周辺住民等の利便性や都市生活の安全性、快適性の向上が図られているものと考えております。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 十五カ所の踏切が除去され、地域分断の解消や都市交通の円滑化になっているとのこと。また、公共交通機関を上に上げることで交通環境が整備され、自動車や歩行者などの往来がスムーズになり、都市生活の安全性や快適性の向上が図られているとのことです。 ところで、道路の上に建設できる公共交通機関としてはほかにもモノレールがありますが、以下お伺いします。 モノレールとはどのようなものか。路面電車とどう違うか。 また、モノレール設置のメリット・デメリットについてそれぞれお示しください。 答弁願います。 ◎企画財政局長(原亮司君) モノレールとは、一本のレールにまたがり、または懸垂して走行する交通システムのことであり、路面電車との違いにつきましては、軌道部分が高架化されていることなどでございます。 モノレール設置につきましては、輸送力が高い反面、建設コストも高くなるものと考えております。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 モノレールといっても、アルヴェーグ式の東京モノレールやATOによる無人自動運転を実施している東京臨海新交通臨海線ゆりかもめなど多種多様あるようです。 そこでお伺いします。 他都市におけるモノレールの実態をお示しください。 また、沖縄県及び北九州市のモノレールのそれぞれの実態と設置に至った経緯、経営状況、効果と課題をお示しください。 以上、答弁願います。 ◎企画財政局長(原亮司君) 他都市におきましては、現在、東京や大阪、沖縄など十カ所で運行されているようでございます。 沖縄県及び北九州市のモノレールにつきましては、昭和四十七年の都市モノレールの整備の促進に関する法律の制定後に整備検討が進められ、それぞれ平成十五年、昭和六十年から運行開始されております。現在の営業区間はそれぞれ十二・九キロ、八・八キロであり、いずれも平成三十年度は黒字となっております。モノレールは定時制が確保できる交通手段として効果が期待できる反面、施設の劣化に伴う修繕など多額の維持管理コストが必要になることが課題としてあるようでございます。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 沖縄都市モノレールは、市街地を縫うように走りつつも那覇空港へのアクセスも提供しています。また、その営業距離は現在十二・九キロで、北九州モノレールは八・八キロであり、これから延伸も考えていると仄聞します。また、多額の維持管理コストが必要になりますが、両モノレールとも平成三十年度は黒字となっているようです。 次に、このパネルをごらんください。 これは、大学生になぜウオーターフロントに行かないのかと聞いたときに返ってきた答えが「行く手段がない」とのことだったので、今の若者はまちづくりをどう考えているのだろうと思い、駅の結節機能向上やバリアフリー化も考えながら、人に優しい公共交通によるまちづくりについて、大学生や若手経営者、若手事業後継者でディベートをし、その結果をテーマパークのパンフレット風につくったのがこのパネルです。 若者たちのディベートの中で交通渋滞や環境問題を考えたときの公共交通機関はモノレールとの意見でした。学生たちが考えた区間は、溝辺鹿児島空港から高速バスで四十分、博多駅から新幹線で一時間三十分の位置にあるJR鹿児島中央駅を核にして、ナポリ・パース通りを通り住吉町十五番街区に行き、そして、そこから南方面は県庁近くの鴨池公園駐車場まで、北は磯駅までを計画しています。そして、駅ごとにゾーンをつくり、例えば、白波スタジアムのある地域はスポーツゾーンとしています。また、駅へとつながる階段下は屋根つきのバス停やかごりんのサイクルポートとして利用するとしています。また、エレベーターの設置により車椅子やベビーカーはもちろんのこと、エレベーターを大きくすることによって自転車も運べる考えです。 そこで伺います。 本市において特色ある公共交通機関としてモノレール設置は検討できないかお示しください。 答弁願います。 ◎企画財政局長(原亮司君) 本市におきましては、現在、路面電車観光路線の整備検討を進めているところであり、モノレールの設置については考えていないところでございます。 以上でございます。   [徳利こうじ議員 登壇] ◆(徳利こうじ議員) 答弁いただきました。 路面電車観光路線の整備検討を進めているとのことですが、路面電車観光路線の延伸には課題も山積みです。学生や若手経営者の考えは、点と点を線で結ぶことで面として回遊性の向上を図るとともにモノレールを特色ある公共交通機関として、桜島フェリーやトッピー、奄美航路などとも結節し、鹿児島市公共交通ビジョンでいう主要な交通結節点における交通機関相互の連携強化にもなると思われます。また、目まぐるしく変わる現在の社会経済情勢の中、本市以外や国外からの観光客らを含む多様化する利用者ニーズに対応するためにもモノレールのような特色ある公共交通機関の整備による中心市街地のにぎわい創出や活性化を図ることを検討すべきと考えます。 また、先ほど紹介したパネルにあるモノレールの路線案には、今話題のサッカースタジアム建設の三候補地や先日、県が公表した県立体育館建設の候補地の一つも網羅しています。本市では財源の問題などがあると思いますが、国、県、市がオール鹿児島で取り組めば単純計算しても三分の一で済みます。あるいは他都市のように第三セクターでの取り組みも考えられますので、いろいろな可能性を探っていただき、三十年後、五十年後に若者が住みたいと思えるまちづくりを要望いたします。 以上で、私の個人質疑の全てを終わります。 ○議長(山口たけし君) 以上で、徳利こうじ議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) 以上で、通告による個人質疑を終わります。 ほかになければ、これをもって質疑を終了いたします。
    △常任委員会付託 ○議長(山口たけし君) それでは、ただいまの議案三十六件のうち第二六号議案ないし第四六号議案及び第五六号議案ないし第六一号議案の議案二十七件については、いずれも所管の各常任委員会に付託いたします。 △決算特別委員会設置・付託 ○議長(山口たけし君) 次に、お諮りいたします。 ただいまの議案二十七件を除く、第四七号議案ないし第五五号議案の決算関係議案九件の付託については、お手元に配付いたしました特別委員会設置要綱(本日の末尾掲載)のとおり、決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 △決算特別委員の選任 ○議長(山口たけし君) 次に、ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任を行います。 まず、議長から委員の氏名を申し上げます。 局長に氏名を朗読いたさせます。 ◎議会事務局長(田畑浩秋君) 決算特別委員の氏名を申し上げます。 平山タカヒサ議員  しらが郁代 議員  大園たつや 議員 松尾まこと 議員  堀  純則 議員  わきた高徳 議員 志摩れい子 議員  うえだ勇作 議員  小森こうぶん議員 ふじた太一 議員  平山  哲 議員  長田徳太郎 議員 以上、十二人であります。 ○議長(山口たけし君) お諮りいたします。 ただいま指名いたしました議員を決算特別委員として選任することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 △散会 ○議長(山口たけし君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 今議会は、明日から委員会審査に入りますので、本会議再開の日時は、追って通知いたします。 本日は、これにて散会いたします。              午 後 三時三十九分 散 会            ───────────────── △特別委員会設置要綱 一.名  称 決算特別委員会ニ.目  的 平成三十年度一般・特別会計(企業特別会計を除く)決算議案を審査する。三.性  格 法による特別委員会四.定  数 十二人五.設  置 令和元年九月十九日  (議長発議によって、設置要綱どおり設置する。)六.審査期間 審査終了までとし、審査は原則として閉会中に行うものとする。地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。         市議会議長  山 口 たけし         市議会議員  田 中 良 一         市議会議員  小 川 みさ子...