ツイート シェア
  1. 鹿児島市議会 2013-09-01
    09月04日-01号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    平成25年第3回定例会(9月)   議事日程 第一号     平成二十五年九月四日(水曜)午前十時 開議第 一 会議録署名議員の指名第 二 会期の決定第 三 第二三号議案 公の施設の指定管理者の指定に関する件第 四 第二四号議案 鹿児島市国民健康保険税条例一部改正の件第 五 第二五号議案 鹿児島市手数料条例一部改正の件第 六 第二六号議案 鹿児島市高齢者等肉用牛導入基金条例一部改正の件第 七 第二七号議案 訴えの提起に関する件第 八 第二八号議案 公有水面埋立てについての意見に関する件第 九 第二九号議案 鹿児島市準用河川流水占用料等条例一部改正の件第一〇 第三〇号議案 鹿児島市営住宅条例一部改正の件第一一 第三一号議案 損害賠償の額の決定及び和解に関する件第一二 第三二号議案 工事請負契約締結の件第一三 第三三号議案 鹿児島市税条例一部改正の件第一四 第三四号議案 鹿児島市税外収入金の督促手数料及び延滞金に関する条例等一部改正の件第一五 第三五号議案 工事請負契約締結の件第一六 第三六号議案 平成二十五年度鹿児島市一般会計補正予算(第二号)第一七 第三七号議案 平成二十五年度鹿児島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第二号)第一八 第三八号議案 平成二十五年度鹿児島市介護保険特別会計補正予算(第一号)第一九 第三九号議案 平成二十五年度鹿児島市病院事業特別会計補正予算(第一号)第二〇 第四〇号議案 平成二十四年度鹿児島市一般会計歳入歳出決算第二一 第四一号議案 平成二十四年度鹿児島市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算第二二 第四二号議案 平成二十四年度鹿児島市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算第二三 第四三号議案 平成二十四年度鹿児島市地域下水道事業特別会計歳入歳出決算第二四 第四四号議案 平成二十四年度鹿児島市桜島観光施設特別会計歳入歳出決算第二五 第四五号議案 平成二十四年度鹿児島市土地区画整理事業用地取得特別会計歳入歳出決算第二六 第四六号議案 平成二十四年度鹿児島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算第二七 第四七号議案 平成二十四年度鹿児島市介護保険特別会計歳入歳出決算第二八 第四八号議案 平成二十四年度鹿児島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算第二九 第四九号議案 平成二十四年度鹿児島市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第三〇 第五〇号議案 平成二十四年度鹿児島市病院事業剰余金処分についての議会の議決及び平成二十四年度鹿児島市病院事業特別会計決算についての議会の認定を求める件第三一 第五一号議案 平成二十四年度鹿児島市交通事業特別会計決算について議会の認定を求める件第三二 第五二号議案 平成二十四年度鹿児島市水道事業剰余金処分についての議会の議決及び平成二十四年度鹿児島市水道事業特別会計決算についての議会の認定を求める件第三三 第五三号議案 平成二十四年度鹿児島市工業用水道事業剰余金処分についての議会の議決及び平成二十四年度鹿児島市工業用水道事業特別会計決算についての議会の認定を求める件第三四 第五四号議案 平成二十四年度鹿児島市公共下水道事業剰余金処分についての議会の議決及び平成二十四年度鹿児島市公共下水道事業特別会計決算についての議会の認定を求める件第三五 第五五号議案 平成二十四年度鹿児島市船舶事業特別会計決算について議会の認定を求める件────────────────────────────────────────   本日の会議に付した事件議事日程のとおり────────────────────────────────────────   (出席議員 四十九人)  一   番  霜  出  佳  寿  議員  二   番  さ と う  高  広  議員  三   番  たてやま  清  隆  議員  四   番  桂  田  み ち 子  議員  五   番  瀬 戸 山  つ よ し  議員  六   番  わ き た  高  徳  議員  七   番  奥  山 よしじろう  議員  八   番  薗  田  裕  之  議員  九   番  し ら が  郁  代  議員  十   番  松  尾  ま こ と  議員  十一  番  中  原     力  議員  十二  番  大  森     忍  議員  十三  番  大  園  た つ や  議員  十四  番  米  山  たいすけ  議員  十五  番  柿  元  一  雄  議員  十六  番  志  摩  れ い 子  議員  十七  番  川  越  桂  路  議員  十八  番  山  口  た け し  議員  十九  番  堀     純  則  議員  二十  番  井  上     剛  議員  二十一 番  上  田  ゆういち  議員  二十二 番  長  浜  昌  三  議員  二十三 番  ふじくぼ  博  文  議員  二十四 番  大  園  盛  仁  議員  二十五 番  伊 地 知  紘  徳  議員  二十六 番  の ぐ ち  英 一 郎  議員  二十七 番  谷  川  修  一  議員  二十八 番  中  島  蔵  人  議員  二十九 番  仮  屋  秀  一  議員  三十  番  小  森  こうぶん  議員  三十一 番  古  江  尚  子  議員  三十二 番  う え だ  勇  作  議員  三十三 番  田  中  良  一  議員  三十四 番  小  森  のぶたか  議員  三十五 番  北  森  た か お  議員  三十六 番  森  山  き よ み  議員  三十七 番  三 反 園  輝  男  議員  三十八 番  小  川  み さ 子  議員  三十九 番  幾  村  清  徳  議員  四十  番  鶴  薗  勝  利  議員  四十一 番  平  山     哲  議員  四十二 番  上  門  秀  彦  議員  四十三 番  長  田  徳 太 郎  議員  四十四 番  入  船  攻  一  議員  四十六 番  崎  元  ひろのり  議員  四十七 番  秋  広  正  健  議員  四十八 番  ふ じ た  太  一  議員  四十九 番  片  平  孝  市  議員  五十  番  平  山  た か し  議員   ──────────────────────────────   (欠席議員 一人)  四十五 番  政  田  け い じ  議員   ──────────────────────────────   事務局職員出席者  事務局長   幾  留     修  君  議事課長   宮 之 原     賢  君  総務課長   尾 ノ 上  優  二  君  政務調査課長 濱  村     浩  君  議事係長   松  尾  健  志  君  議事課主幹  委員会係長  船  間     学  君  議事課主査  上 久 保     泰  君  議事課主事  小  倉  秀  幸  君   ──────────────────────────────   説明のため出席した者  市長     森     博  幸  君  副市長    阪  口  進  一  君  教育長    石  踊  政  昭  君  代表監査委員 松  元  幸  博  君  市立病院長  坪  内  博  仁  君  交通局長   福  元  修 三 郎  君  水道局長   松  山  芳  英  君  船舶局長   大  山  直  幸  君  総務局長   鞍  掛  貞  之  君  企画財政局長 宇 治 野  和  幸  君  市民局長   下  村  英  法  君  環境局長   田  中  一  郎  君  健康福祉局長 藤  田  幸  雄  君  経済局長   中  園  博  揮  君  建設局長   上 林 房  行  信  君  消防局長   藤  崎     誠  君  病院事務局長 南     勝  之  君  市長室長   松  永  範  芳  君  総務部長   鶴  丸  昭 一 郎  君  企画部長   久  保  英  司  君  企画財政局参事  財政部長   熊  谷  信  晴  君  教育委員会事務局管理部長         秋  野  博  臣  君   ────────────────────────────── 平成二十五年九月四日 午前十時 開会 △開会 ○議長(仮屋秀一君) これより、平成二十五年第三回鹿児島市議会定例会を開会いたします。 △開議 ○議長(仮屋秀一君) 直ちに本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(仮屋秀一君) この際、諸般の報告をいたします。 まず、今議会に市長から、地方自治法第百八十条第二項の規定による専決処分の報告、同法施行令第百四十五条第二項の規定による継続費の精算に関する報告、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第三条第一項及び第二十二条第一項の規定による平成二十四年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率に関する報告並びに鹿児島市債権管理条例第九条第三項の規定による放棄した市の債権の報告がありました。 次に、地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定による鹿児島市土地開発公社財団法人鹿児島市住宅公社、公益財団法人鹿児島市衛生公社、公益財団法人鹿児島中小企業勤労者福祉サービスセンター公益財団法人鹿児島観光コンベンション協会公益財団法人鹿児島市水族館公社、公益財団法人かごしま教育文化振興財団一般財団法人鹿児島健康交流促進財団公益財団法人万之瀬川水源基金公益財団法人鹿児島まちづくり土地区画整理協会公益財団法人西郷南洲顕彰会鹿児島中央地下駐車場株式会社及び株式会社まちづくり鹿児島の経営状況を説明する書類の提出がありました。 次に、本市監査委員から、地方自治法第百九十九条第九項の規定による定期監査の結果報告がありました。 以上の報告及び提出書類は、先般送付いたしましたとおりであります。 次に、同じく本市監査委員から、地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定による例月現金出納検査の結果報告がありました。関係書類は事務局に保管してありますので、御閲覧願います。 本日の議事日程は、議事日程第一号のとおりであります。 △会議録署名議員の指名 ○議長(仮屋秀一君) それでは、日程第一 会議録署名議員の指名を行います。 今議会の会議録署名議員は、柿元一雄議員及び上田ゆういち議員を指名いたします。 △会期の決定 ○議長(仮屋秀一君) 次は、日程第二 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今議会の会期は、本日から九月三十日まで二十七日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(仮屋秀一君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は二十七日間と決定いたしました。 △第二三号議案―第五五号議案上程 ○議長(仮屋秀一君) 次は、日程第三 第二三号議案ないし日程第三五 第五五号議案の議案三十三件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 △市長提案理由説明 ○議長(仮屋秀一君) ここで、提出者の説明を求めます。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) 平成二十五年第三回市議会定例会におきまして、今回提案いたしております平成二十五年度補正予算及び条例その他の案件並びに平成二十四年度一般会計、特別会計及び企業会計の決算について、その概要を御説明申し上げます。 その前に、本年七月の山口県豪雨災害及び八月の東北地方を中心とする豪雨災害により、亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災者の皆様に対して心からお見舞いを申し上げます。また、一日も早い被災地の復旧と住民生活の安定をお祈りいたします。 それでは、補正予算について申し上げます。 一般会計におきましては、今回七億四千四百九十二万七千円を追加し、総額で二千二百六十六億八千八十六万四千円となります。 今回の補正予算は、補助内示に基づく障害者福祉施設の整備に対する補助金等を計上したほか、引き続き地域経済の活性化を図るとともに、安心安全なまちづくりを推進するため、市単独による公共事業費等を計上しました。 以下、歳出予算の主な内容について、順次御説明申し上げます。 総務費につきましては、申請件数の増加見込みによる、防犯灯の設置に対する補助金及び星ケ峯みなみ台宅地分譲購入資金に係る利子補給金を計上したほか、財政調整基金への積立金を計上しました。 民生費につきましては、補助内示に基づく障害者福祉施設及び介護老人福祉施設等の整備に対する補助金を計上しました。 衛生費につきましては、申請件数の増加見込みによる電気自動車の購入に対する補助金を計上しました。 農林水産業費につきましては、補助内示に基づく隆灰地域防災営農対策事業費及び農業・農村活性化推進施設等整備事業費を計上しました。 土木費につきましては、補助内示に基づく都市公園安心安全対策推進事業費を計上したほか、市単独の側溝整備事業費及び交通安全施設整備事業費を計上しました。 以上、歳出予算の主な内容について、御説明申し上げましたが、これらの財源として、国庫支出金、県支出金、繰越金及び市債等を計上しました。 また、市営住宅ストック総合改善事業についての繰越明許費を設定しました。 このほか、南部親子つどいの広場の指定管理業務及びコアラの種の保存推進事業についての債務負担行為を設定するとともに、平成二十五年度星ケ峯みなみ台宅地分譲購入資金利子補給についての債務負担行為を変更しました。 次に、特別会計について申し上げます。 国民健康保険事業特別会計におきましては、地方税法の一部改正に伴う滞納整理支援システムの改修に要する経費を計上しました。 介護保険特別会計におきましては、平成二十四年度分の国庫補助金の精算による返納金等を計上しました。 次に、企業会計について申し上げます。 病院事業特別会計におきましては、補助内示見込みによる災害時医療資機材の購入に要する経費を計上するとともに、収入面では、県補助金を計上しました。 次に、条例その他の案件について、御説明申し上げます。 公の施設の指定管理者の指定に関する件は、南部親子つどいの広場の指定管理者を指定するについて、議会の議決を求めるものです。 鹿児島市国民健康保険税条例一部改正の件は、地方税法等の一部改正に伴い、株式等の譲渡所得等に係る課税の特例等を改めるものです。 鹿児島市手数料条例一部改正の件は、動物の愛護及び管理に関する法律、建築物の耐震改修の促進に関する法律等の一部改正に伴い、関係条文の整理をするものです。 鹿児島市高齢者等肉用牛導入基金条例一部改正の件は、鹿児島県家畜導入事業実施要領等の一部改正に伴い、肉用牛の貸付対象者に係る年齢要件を緩和するとともに、題名等を改めるものです。 訴えの提起に関する件は、崩壊の危険性のある東坂元三丁目の工作物の撤去を求める訴えを提起するため、議会の議決を求めるものです。 公有水面埋め立てについての意見に関する件は、鹿児島市吉野町字上ノ村地先の公有水面を埋め立てるについて、鹿児島県知事から意見を求められたので、これに回答するため、議会の議決を求めるものです。 鹿児島市準用河川流水占用料等条例一部改正の件は、河川法の一部改正に伴い、関係条文の整理をするものです。 鹿児島市営住宅条例一部改正の件は、大明丘住宅三十三戸(第三期工事分)が竣工するので、これを市営住宅として設置するとともに、大明丘住宅を建てかえるため、同住宅三十戸(第四期工事計画分)を廃止するものです。 損害賠償の額の決定及び和解に関する件は、南部清掃工場におけるごみ収集車損傷事故に伴う損害賠償について、その額を定め、和解するについて、議会の議決を求めるものです。 工事請負契約締結の件二件は、西別館(仮称)ほか新築本体工事及び鹿児島市消防救急無線デジタル化整備工事(基地局整備)の工事請負契約を締結するについて、議会の議決を求めるものです。 鹿児島市税条例一部改正の件は、地方税法等の一部改正に伴い、市税の延滞金の見直し、個人市民税における住宅借入金等特別税額控除の延長等を行うものです。 鹿児島市税外収入金の督促手数料及び延滞金に関する条例等一部改正の件は、市税の延滞金の見直しに伴い、関係する税外収入金についても、同様の見直しを行うものです。 以上で、平成二十五年度補正予算及び条例その他の案件についての説明を終わります。 なにとぞ、よろしく御審議のうえ、議決していただきますようお願いいたします。 次に、平成二十四年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算について、その概要を御説明申し上げます。 平成二十四年度の我が国経済は、東日本大震災からの復興需要や政策効果の発現等により、夏場にかけて回復に向けた動きが見られました。しかしその後、世界経済の減速等を背景として輸出や生産が減少するなど、景気は弱い動きとなりましたが、緊急経済対策の政策効果等により年度末には持ち直しの動きが見られる状況となりました。 このような状況のもと、地方財政においては、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が増額となった一方、社会保障関係経費の自然増や公債費が高い水準で推移したことなどにより、依然として大幅な財源不足が生じました。 こうした中で、本市の財政運営におきましても、臨時財政対策債を含めた実質的な地方交付税は増加したものの、生活保護費など扶助費の増加等により、厳しい状況となりましたが、徹底した事務事業の峻別、見直しを行う一方、可能な限りの財源を確保するなど、健全な財政運営に努めました。 市政運営に当たりましては、市民との対話、パートナーシップを大切にする中で、第五次総合計画の初年度として都市像に掲げた、「人・まち・みどり みんなで創る“豊かさ”実感都市・かごしま」の実現に向け、市民と行政が拓く協働と連携のまちを初めとする六つの項目に重点的に取り組み、本市の限りない発展と市民福祉の向上に努めました。 一般会計における歳出の決算額は、二千二百九十三億一千三百八十一万一千円となりました。 以下、主な事務事業について、その概要を御説明申し上げます。 まず、総務費について申し上げます。 国際交流につきましては、青少年の翼事業により、本市の青少年を姉妹都市などに派遣したほか、訪問団の受け入れを行うなど、姉妹都市等との友好を深めました。 また、アジア青少年芸術祭を開催するとともに、韓国で開催されたアジア太平洋都市サミットに参加するなど、アジアとの交流の拡大に努めました。 広報及び広聴につきましては、市民のひろばに加えて、新たに市民フォト鹿児島においても、市民との協働による発行を行うとともに、市長とふれあいトークや子どもミーティングを開催しました。 男女共同参画につきましては、学生向けのデートDV講演会を中・高等学校など九校で開催するなど啓発に努めました。 消費者対策につきましては、学生及び社会人への消費生活啓発を充実するとともに、引き続き消費生活エキスポかごしまを開催するなど、振り込め詐欺や悪質商法被害の未然防止の啓発等に取り組みました。 安心安全に暮らせるまちづくりにつきましては、東日本大震災を踏まえ避難計面の見直しや避難所機能の検討を行うとともに、デジタル防災行政無線の整備工事に着手したほか、大規模災害時の情報伝達体制を強化するため、衛星携帯電話を増設しました。 また、防災意識の高揚を図るため、平成二十六年一月の桜島大正噴火百年の節目に向けた防災啓発事業等を県と連携して実施するとともに、自主防災組織の結成及び活動を促進するため、研修会への講師派遣や訓練活動マニュアル等による啓発等を行いました。 さらに、セーフコミュニティ認証取得を目指した調査や体制づくりに取り組みました。 市民と行政との協働による個性的なまちづくりにつきましては、新たに、地域コミュニティ協議会のモデル事業を実施するとともに、NPO活動の活性化等を図るため、研修会や交流会等を実施し、ネットワークづくりを促進したほか、引き続き地域まちづくりワークショップの活動に対し助成しました。 また、町内会への加入を促進するため、本市への転入者等に対する啓発を行うとともに、町内会が実施する加入促進活動に対し助成したほか、吉田、喜入、松元及び郡山地域の地域まつりに対し支援しました。 さらに、新たに、市民が保有する戦災・復興等に係る資料を収集、記録、保存し、平和啓発に活用しました。 人権啓発につきましては、小学校における人権の花運動の実施校を拡大するなど、さまざまな人権問題についての意識の高揚と啓発に努めました。 九州・山口の近代化産業遺産群世界文化遺産登録を目指した取り組みにつきましては、保存管理計画等の策定を行うとともに、市民への啓発を図りました。 桜島の活火山としての特性を生かした取り組みにつきましては、新たにジオパークの認定に向け、基礎調査や研究会の開催等を行いました。 交通政策につきましては、新交通バリアフリー基本構想の推進に取り組むとともに、引き続き、あいばすや代替バス、乗合タクシーなどの運行を行いました。 また、路面電車の観光路線の新設についての調査、検討に取り組むとともに、主要な交通結節点におけるバス停留所の環境改善に対し助成しました。 高度情報通信社会への対応につきましては、新たに住民票等をコンビニエンスストアで交付するシステムの構築に取り組むとともに、住民情報系システムの再構築に着手しました。 また、本市情報化推進の指針となる第三次地域情報化計画を策定したほか、引き続きかごしまITフェスタを開催しました。 庁舎整備につきましては、みなと大通り別館自走式立体駐車場を整備するとともに、西別館(仮称)の実施設計を行いました。 市税等の徴収につきましては、債権管理条例に基づき効率的な債権管理に取り組むとともに、速やかな滞納対策を講ずるなど収入確保に努めました。 次に、民生費について申し上げます。 地域福祉の推進につきましては、城西福祉館の建てかえのため実施設計等を行うとともに、市民の福祉への理解や交流を深めるイベントとして、新たにわくわく福祉交流フェアを中央公園等で開催しました。 また、新たに大規模災害発生時に避難所等における供給体制が整うまでの食糧や生活必需品を本庁及び各支所等に備蓄しました。 障害者福祉につきましては、身体・知的・精神及び発達障害を対象とした総合的な相談業務のワンストップ化を図るとともに、虐待防止センターの役割も備えた基幹相談支援センターを設置しました。 また、新たに障害児に対して放課後等のデイサービスや保育所等への指導員等の訪問を支援したほか、障害者施設の生産物等の販売を促進するための広報経費に対し助成しました。 さらに、障害福祉サービス等に対する市独自の利用者負担軽減を行ったほか、友愛パス及び友愛タクシー券を交付しました。 安心して子育てができる環境づくりにつきましては、南部地域の親子つどいの広場の建築工事に着手するとともに、新たに北部地域の親子つどいの広場の設置に向け、実施設計等を行いました。 また、子育て家庭の負担を軽減するため、入院及び通院時の医療費助成を小学六年生まで拡大する市独自の助成制度の平成二十五年度実施に向け、システム改修等を行いました。 さらに、私立保育所や保育園協会に対し助成するとともに、認可外保育施設に対する補助を充実したほか、病児・病後児保育を実施する医療機関を拡大しました。 また、待機児童の解消を積極的に推進するため、定員増を図る保育所の施設整備に対し助成しました。 このほか、児童手当等を支給するとともに、児童クラブを三カ所増設しました。 生活保護につきましては、生活扶助費、医療扶助費等を支給するとともに、自立支援のための就労指導等を行ったほか、高齢者世帯等専任支援員を増員しました。 高齢者福祉につきましては、引き続き敬老パスを交付するとともに、高齢者の生きがいづくり、健康づくりを促進し、家族や地域とのつながりを実感できるスポーツ・文化のイベントとして、新たにすこやか長寿まつりを開催したほか、一人暮らしの高齢者等について地域で見守る体制の充実を図りました。 後期高齢者の医療につきましては、広域連合に対し療養給付費負担金を支出するとともに、後期高齢者医療特別会計に対する繰り出しを行いました。 介護保険につきましては、低所得者対策として、居宅サービス等に係る利用料の補助を行うとともに、介護老人福祉施設等の整備に対し助成したほか、介護保険特別会計に対する繰り出しを行いました。 国民健康保険につきましては、被保険者の税負担の軽減を図るため、国民健康保険事業特別会計に対する繰り出しを行いました。 次に、衛生費について申し上げます。 健康づくりの推進につきましては、第二次健康増進計画「かごしま市民すこやかプラン」を策定しました。 また、食育推進計画を進めるため、食育推進ネットワーク会議を開催するとともに、関係団体、ボランティア等の食育実践活動に対して支援や助言を行いました。 市民の健康増進及び疾病予防につきましては、元気いきいき検診における特定年齢者の肝炎ウイルス及び大腸がん等の無料検診を実施するとともに、がん検診と特定健診等を同時に受診できる会場を増設したほか、新たに電話による個別勧奨に取り組みました。 また、保健所において実施する無料検査の項目にHTLV―1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)を追加するなど、検査の充実を図りました。 救急医療対策につきましては、夜間急病センターの運営を行ったほか、夜間歯科診療等の運営費に対し助成しました。 妊産婦及び新生児の健康対策につきましては、妊婦健康診査の公費負担やこんにちは赤ちゃん事業を実施するとともに、ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの接種を公費負担で実施しました。 また、乳幼児健診後の発達状況などの経過観察が必要な子供を支援するため、新たに保護者同士の交流の場を提供するとともに、引き続き未熟児養育医療や特定不妊治療などに係る費用に対し助成しました。 南部保健センターにつきましては、建築工事に着手しました。 かごしま環境未来館におきましては、地域における団体が行う環境学習や環境保全活動に新たに講師を派遣するとともに、市内各地域で環境保全活動に取り組んでいる市民団体や事業者とさらなるネットワークの充実を図りました。 地球温暖化対策につきましては、公用車への電気自動車の導入や市の施設への太陽光発電システムの設置を進めたほか、バイオガス施設整備基本計画を策定しました。 また、グリーン電力の活用を行うとともに、電気自動車や電動アシスト自転車の購入及び住宅用太陽光発電システムや省エネ運転制御機器の設置に対し助成しました。 さらに、コミュニティサイクルの導入可能性について、新たに放置自転車を活用する中で利用期間等を拡大し、引き続き社会実験を行いました。 自然環境の保全につきましては、生物多様性地域戦略の策定に向けた取り組みを進めました。 美しいまちづくりの推進につきましては、まち美化推進団体など市民との協働による取り組みやまち美化教室などによる啓発を行ったほか、ごみのポイ捨て多発地区における啓発と監視パトロールを実施しました。 また、桜島火山活動の活発化に伴い、克灰袋を年度始めに配布するとともに、備蓄枚数をふやしました。 さらに、共同墓地における環境整備促進のため、新たに管理状況等の実態調査を実施しました。 ごみの減量化・資源化の推進につきましては、子供たちの3R意識の高揚を図るとともに、電気式の生ごみ処理機について補助制度を充実しました。 次に、農林水産業費について申し上げます。 農業の振興につきましては、新たに本市特産物を活用した農業の六次産業化を推進するため、研修会の開催や販売促進活動に対し支援するとともに、農産加工設備の整備に対し助成しました。 新規就農者の育成・確保については、新たに策定した、人・農地プランにおける青年就農者に対し助成するとともに、引き続き新規就農里親制度等を実施しました。 農業生産基盤の整備については、団体営土地改良事業、県営土地改良事業等を実施するとともに、市単独の農道、用排水路等の整備を行いました。 隆灰地域防災営農対策については、新たに桜島小ミカン等の樹勢回復のため、葉面への液肥散布に対し助成するとともに、引き続き果樹安定対策事業等を実施したほか、茶生葉洗浄施設の整備に対し助成しました。 都市農業センターにおきましては、鹿児島大学と連携するなど、野菜・花卉の栽培技術の研究等を進めました。 畜産の振興につきましては、黒牛の資質改善や優良家畜導入を推進するとともに、飼料作物調整機械の導入等に対し助成しました。 林業の振興につきましては、森林資源の整備や松元南部地区における林道整備を進めるとともに、松くい虫防除事業等を実施しました。 水産業の振興につきましては、魚礁を設置するとともに、マダイ等の稚魚の放流やタコつぼ投入等の事業に対し助成しました。 次に、商工費について申し上げます。 商工業の振興や地域経済の活性化につきましては、新たな産業を創出するため、ビジネスモデルの商品化に向けた共同研究開発及び販路開拓等に対し助成しました。 また、中小企業の経営基盤の安定化を図るため、人材育成に対する支援や情報の提供を行うとともに、新たに国内外での合同展示会や見本市への出展等及び新製品の開発や知的財産権保護等の取り組みに対し助成したほか、福岡市、熊本市との三市連携による首都圏への販路拡大を進めるなど、地場産業の育成とメイドインかごしまの支援に努めました。 さらに、新規創業者に加え中小企業者の新たなビジネスアイデアの事業化に対し支援するとともに、新たに農商工等連携の取り組みを促進するため、人材育成セミナー等を開催しました。 中心市街地の活性化につきましては、第二期基本計画を策定するとともに、中心市街地活性化協議会の運営経費の一部を負担しました。 また、空き店舗を活用したテナントミックス事業を行う商店街等に対し助成するとともに、まちなかサロン等の機能を統合した天まちサロンを設置したほか、東千石町十九番街区の文化商業複合施設の整備に対し支援しました。 商店街の活性化につきましては、頑張る商店街支援事業を実施するとともに、近隣の店舗が連携し一体となって活動する費用に対し助成したほか、実践的なセミナーや臨店指導を実施し、地域商業の中核となる繁盛店を育成しました。 中小企業融資につきましては、環境配慮促進資金及び新事業展開支援資金の融資対象者の拡大等を行ったほか、新規開業支援利子補給制度を実施しました。 企業立地の推進につきましては、積極的に誘致活動に取り組むとともに、新たに鹿児島の豊かな農林水産資源を生かした食関連企業の立地戦略調査を実施しました。 魅力ある観光資源の創出につきましては、錦江湾の湾奥をめぐるクルーズ船の運航を行ったほか、滞在型観光の推進を図るため、温泉や朝市など本市の朝の魅力の掘り起こしを行い、体験ツアーを実施しました。 また、桜島の一体的な観光振興を図るため、観光関係者等で構成する協議会の活動に対し支援しました。 観光イベントにつきましては、新たにロゲイニングイベントを支援するとともに、おはら祭、錦江湾サマーナイト大花火大会などを開催しました。 観光客の受け入れにつきましては、カゴシマシティビュー、サクラジマアイランドビューを運行するとともに、鹿児島ぶらりまち歩きや桜島フェリーのよりみちクルーズ船において、ボランティアガイドによる観光案内を実施しました。 また、市内の観光関連の民間事業者が行う外国語案内表記の整備に対する補助対象事業者を拡大しました。 本市観光の魅力発信につきましては、明治維新百五十年に向け、新たに“維新のふるさと 鹿児島市”を広く全国にアピールするための取り組みを行うとともに、テレビ広報等のメディアミックスの活用や各地イベントへの参加による広報、宣伝に努めたほか、県や関係団体と連携した観光キャンペーン等にも取り組みました。 また、新たにプロスポーツイベントを活用したトップセールスを実施するとともに、県内外での観光サポーターづくりに取り組んだほか、渋谷・鹿児島おはら祭の開催や首都圏の親子二十組を体験取材に招待するなど、本市の魅力を広くPRしました。 さらに、観光ホームページや観光DVDをリニューアルしたほか、食をテーマとした“美味のまち鹿児島”薩摩美味維新を四季折々に開催しました。 このほか、海外観光客誘致を図るため、韓国や台湾など東アジア地域でのトップセールスや関係機関と連携した誘致セールスを行うとともに、新たに、外国人観光客向けに市電、市バス、桜島フェリーの共通券の料金及び観光施設の入館料等を割引するウエルカムキュートを作成したほか、海外の旅行関係者向けにさきどり情報を発信するなど、本市の魅力をアピールしました。 グリーンツーリズムの推進につきましては、本市の農村地域の魅力を情報発信するためのガイドブックを更新するとともに、農家民泊の促進や活動団体等の支援などを行ったほか、新たに農家民宿の開業に向けた取り組みを支援しました。 また、整備を進めてきました観光農業公園が平成二十四年十一月にオープンし、本市グリーンツーリズムの拠点施設として、農業・調理などの体験プログラムや季節のイベントを実施するなど魅力ある運営に努めるとともに、松元地域の県茶業指導農場跡地を活用した都市農村交流施設については、整備工事に着手しました。 雇用対策につきましては、雇用創出の基金事業を積極的に活用し、若年者を対象に職場実習等を通じてIT分野の人材育成を図ったほか、ものづくり事業所と若年者とのマッチングを実施するなど、さらなる雇用機会の創出等に努めました。 また、若年者等を雇用した事業主に対し国の制度と協調して市単独の奨励金を支給したほか、中小企業勤労者福祉サービスセンター及びシルバー人材センターの運営費等に対し助成しました。 次に、土木費について申し上げます。 街路事業につきましては、宇宿広木線(二期)、谷山支所前通線等の用地取得や道路築造工事等を行うとともに、谷山地区連続立体交差事業の高架本体工事等を行いました。 また、自転車で走りやすいまちづくりの推進については、天文館地区において自転車走行空間を試行的に整備しました。 橋りょう整備につきましては、長寿命化計画に基づく補修工事等を実施しました。 治水対策につきましては、公共下水道の整備を推進するとともに、個人住宅における雨水貯留施設等の設置に対し助成しました。 また、加治屋町歴史文化ゾーンの回遊性のさらなる向上を図るため、清滝川通りにつながる上流部の整備に向け、基本設計を行いました。 港湾整備につきましては、新港区、中央港区の整備など、国直轄及び県施行の港湾整備事業を促進するとともに、桜島港浦之前地区などの防波堤等を整備しました。 計画的なまちづくりの推進につきましては、都市計画の第四回定期見直しに向け、土地利用ガイドプラン等に基づき、土地利用誘導方策の検討を行いました。 良好な景観の形成につきましては、磯地区及び八重の棚田地区における景観計画の策定に取り組むとともに、景観重要建造物の修景に要する費用に対し助成したほか、文化通三号線等の電線類の地中化を推進しました。 市街地の再開発につきましては、鹿児島中央駅周辺における東口地区、西口地区をあわせた一体的まちづくりのガイドラインを作成するとともに、中央町十九番街区及び二十番街区の再開発事業を促進しました。 鹿児島駅周辺地区については、駅周辺整備計画の基本設計等に基づき、関係団体等との協議を行うとともに、大規模空閑地の土地利用基本計画の策定に取り組みました。 土地区画整理事業につきましては、谷山第三地区の換地設計を行うとともに、原良第二地区の換地処分を行ったほか、宇宿中間地区を初めとする六地区について、道路築造や建物移転等を実施しました。 また、吉野第二地区(仮称)については、都市計画決定に向けて、環境影響評価書案の作成等を行いました。 公園の整備につきましては、天文館公園の整備工事に着手するとともに、下福元町野頭地区及び郡元町北地区に公園を新設したほか、城山公園の保全計画策定に向けた現況調査を行いました。 また、下田公園等のバリアフリー化を進めるとともに、公園施設の長寿命化計画の策定に向けて基礎調査を行いました。 平川動物公園におきましては、世界のサルゾーンや不思議な動物ゾーン等のリニューアルに着手しました。 また、平川動物公園とかごしま水族館が連携して利用促進等を図る取り組みとして、両施設でリアルタイムの映像を提供するとともに、共通割引券を導入したほか、平川動物公園へのアクセス改善の方策等について産学官連携による調査・検討を行いました。 緑の街並みづくりの推進につきましては、工学部前交差点から中洲電停交差点まで市電軌道敷緑化の整備を行い、これまで進めてきました道路併用軌道区間の全線緑化が完成しました。 また、都市の緑化を進めるため、JT跡地について緑地整備の実施設計を行いました。 市営住宅につきましては、西伊敷住宅、三和住宅の建てかえを行ったほか、辻ケ丘住宅、大明丘住宅、ラメール中名住宅の建設に着手しました。 また、既存集落活性化住宅については、平川地区に建設するとともに、犬迫地区の実施設計を行いました。 地域活性化住宅については、瀬々串小学校区に建設しました。 また、財団法人鹿児島市住宅公社が所有する星ケ峯みなみ台の分譲地を購入しました。 庁舎など公共建築物のストックマネジメントにつきましては、施設ごとの中長期保全計画を作成するとともに、同計画に基づき改修工事等を行いました。 また、鹿児島大学と共同で公共建築物における環境対策技術導入に関する設計指針を策定しました。 安心快適な住まいづくりの促進につきましては、緊急経済対策として、一般世帯、子育て世帯、高齢者等世帯が行う住宅リフォームに対し助成したほか、分譲マンションの適正な維持管理を支援するため、管理組合にアドバイザーを派遣しました。 次に、消防費について申し上げます。 消防力の充実につきましては、消防ポンプ自動車や資機材搬送車等を購入するとともに、喜入分遣隊庁舎の整備工事に着手したほか、谷山北分遣隊庁舎の移転整備に向け、用地購入及び実施設計等を行いました。 また、吉田分遣隊の救急車を高規格救急車に更新するとともに、高度救急資機材等を整備しました。 さらに、大規模災害時の広域応援体制等の充実を図るため、画像伝送システム等を可搬式に更新したほか、消防救急無線のデジタル化に伴う実施設計を行うとともに、特殊資機材等の整備を図りました。 また、多種多様な災害や事故に対応した実体験型の訓練をさらに充実しました。 次に、教育費について申し上げます。 学校教育につきましては、学習指導要領の改訂に伴い、新教育課程に円滑に移行するための取り組みを行うとともに、道徳教育や国際理解教育の充実を図りました。 また、児童生徒に対して国内外のすぐれた芸術を鑑賞する機会を提供するとともに、小学六年生を対象にミュージカル公演の観劇会を実施したほか、学校支援ボランティア事業の実施校を拡大しました。 さらに、特別支援教育については、支援員を増員しました。 学校の施設整備につきましては、小・中・高等学校、合わせて二十五校の普通教室にクーラーを設置しました。 また、校舎の増築、大規模改造及び外壁改修等を行ったほか、鹿児島玉龍中高一貫教育校の弓道場を整備するため、実施設計を行いました。 学校施設のストックマネジメントについては、中長期保全計画を策定するための劣化度調査を全ての学校で完了しました。 学校における環境への取り組みにつきましては、五校で緑陰空間の整備を行うとともに、向陽小学校において、屋上緑化を実施しました。 学校安全の取り組みにつきましては、スクールガードリーダーを配置し、通学路の巡回指導等を行うとともに、新たに学校防災に関する研修会を実施しました。 幼児教育につきましては、幼稚園就園奨励費補助金の補助単価を引き上げるとともに、私立幼稚園等の運営などに対し助成しました。 生涯学習の推進につきましては、中央公民館及び谷山市民会館において、新たにエレベーターを設置するなど大規模改修を行いました。 また、全国藩校サミットの本市での開催に対し助成するとともに、外国語指導助手(ALT)を本市主催のイベント等で活用し、外国人観光客等の受け入れ体制の充実や市民との交流を図りました。 文化の振興につきましては、新たに、文化薫る地域の魅力づくりプランに基づき、本市ゆかりの美術、音楽、伝統芸能を生かしたシンポジウム等を開催するとともに、明治維新150年カウントダウン事業として、生麦事件に関連したイベント等を実施しました。 美術館におきましては、平成二十六年一月の桜島大正噴火百周年に向けたプレイベントとして、大桜島公募展を開催しました。 科学館におきましては、参加体験型の展示物に更新するとともに、実験ショー等の内容を充実し、平成二十五年三月にリニューアルオープンしました。 文化財保護につきましては、玉里邸庭園において、茶室の改修などを行ったほか、近代化産業遺産について、国の文化財指定に向けた取り組みを行いました。 市民のスポーツ・レクリエーションの振興につきましては、新たにスポーツ推進計画を策定するとともに、郡山地域の体育館建設に係る基本計画の策定及び基本設計等を行ったほか、桜島溶岩グラウンドの地盤改良を実施しました。 また、市民生き生きスポ・レクフェスタにおいては、鹿児島アリーナ二十周年記念として、講演会や健康づくりイベントを実施したほか、新たにスポーツによる交流を推進するため、サイクルフェスタin桜島を開催しました。 さらに、本市で開催された天皇賜杯・皇后賜杯全日本ソフトテニス大会に対し助成したほか、九州中学生スポーツ交流大会を実施しました。 次に、災害復旧費について、申し上げます。 農林水産業施設につきましては、農業用施設等の災害復旧を行いました。 公共土木施設につきましては、大雨等により被災した市道等の災害復旧を行いました。 降灰対策につきましては、道路、学校校庭等の降灰除去及び集積された宅地降灰の搬出を行いました。 以上、歳出について、主な事務事業の概要を御説明申し上げましたが、予算の執行に当たりましては、地方財政を取り巻く極めて厳しい環境を踏まえ、可能な限りの収入の確保と経費支出の効率化に努めたことなどにより、一般会計の実質収支は、六十三億四千二百六十五万四千円の黒字となりました。 次に、特別会計について申し上げます。 中央卸売市場特別会計におきましては、生鮮食料品等の取引の適正化と流通の円滑化を図りました。 また、青果市場施設のリニューアルに向け、外壁診断調査を行うとともに、リニューアル整備・保全計画の検討を進めたほか、魚類市場施設の再整備に向け、整備手法の検討を行うため、PFI事業導入可能性調査を実施するとともに、基本設計を進めました。 交通災害共済事業特別会計におきましては、平成二十三年三月末で加入受け付けを終了しましたが、共済期間中に交通災害を受けた会員に対し、引き続き共済見舞金の支給を行いました。 地域下水道事業特別会計におきましては、牟礼岡団地及び松陽台町の汚水を衛生的に処理するとともに、牟礼岡団地地域下水道のマンホールふたや松陽台地域下水道の汚水処理施設の整備工事を行いました。 桜島観光施設特別会計におきましては、国民宿舎レインボー桜島、桜島ユース・ホステル等の管理運営を行いました。 土地区画整理事業用地取得特別会計におきましては、公共用地の先行取得に係る地方債の償還を行いました。 国民健康保険事業特別会計におきましては、被保険者の疾病等に対する保険給付及びはり・きゅう施設の利用補助などを行うとともに、慢性腎臓病予防セミナーを実施しました。 介護保険特別会計におきましては、介護を必要とする高齢者に対して保険給付を行うとともに、高齢者が要介護状態になることを予防するために地域支援事業を実施したほか、地域包括支援センターを二カ所増設しました。 後期高齢者医療特別会計におきましては、広域連合に対し保険料納付金等を納付するとともに、生活習慣病の早期発見のため、長寿健診を実施したほか、被保険者のはり・きゅう施設や人間ドック・脳ドックの利用に対し助成しました。 母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計におきましては、母子家庭等に対する修学資金などの貸し付けを行いました。 なお、国民健康保険事業特別会計において繰上充用しましたが、その他の特別会計におきましては、それぞれ円滑な運営を行うことができました。 次に、企業会計について申し上げます。 病院事業特別会計におきましては、心臓血管造影装置等の高度医療機器を整備し、地域における中核的医療機関としての機能を高めるとともに、院外処方箋による運用を開始し、患者サービスの向上を図ったほか、十年間の経営計画を策定しました。また、新病院の建設工事に着手しました。 経営面では、効率的な経営に努めたことなどにより、四億六千四十一万九千円の純利益を生じました。 今後におきましても、安定経営に向けた取り組みに努めるとともに、多様化する市民の医療ニーズに的確に対応し、より一層の医療サービスの向上に取り組んでいきます。 交通事業特別会計におきましては、経営健全化計画に基づき、事業の効率化等に積極的に取り組みました。 また、交通局施設のリニューアルに向け、局舎・電車施設の実施設計を行うとともに、移転用地の埋蔵文化財緊急発掘調査を行ったほか、バス施設建設用地を購入しました。 軌道事業につきましては、平成二十四年十二月の電車運行百周年を記念した観光レトロ電車「かごでん」を製作し、運行を開始したほか、市電軌道敷の緑化にあわせた併用軌道改良を行うなど、乗客サービスの向上に努めました。 経営面では、効率的な事業の執行に努めたことなどにより、一億六千九十二万六千円の純利益を生じました。 一方、自動車運送事業につきましては、北営業所及び桜島営業所管内の路線に係る管理の委託を開始したほか、低公害低床型バス十一両を購入するとともに、バス停留所上屋の整備を行うなど、運行の効率化や乗客サービスの向上に努めました。 経営面では、効率的な事業の執行に努めましたが、乗客数の減少や軽油価格の高どまり傾向などにより、五億三千七百十二万五千円の純損失となりました。 交通事業特別会計全体としては、三億七千六百十九万九千円の純損失となりました。 今後におきましても、極めて厳しい経営環境ではありますが、公営交通としての使命と役割を果たすため、経営健全化計画を企業管理者・職員が一丸となって積極的に推進し、市民の交通手段としての市電・市バスの維持存続と経営基盤の強化、輸送サービスの向上に努めていきます。 水道事業特別会計におきましては、平川浄水場の機械設備の更新や影原水源地の浄水設備の新設を初め、ポンプ所及び配水池などの施設整備を行うとともに、配水管の布設工事などを行いました。 経営面では、効率的な経営に努めたことなどにより、六億九千七百五十三万一千円の純利益を生じました。 今後におきましても、健全経営に努めるとともに、水道施設の整備を計画的に推進し、安全で良質な水の安定的供給に努めていきます。 工業用水道事業特別会計におきましては、一倉工業団地などの給水事業所への安定的な給水に努めました。 経営面では、効率的な経営に努めたことなどにより、二十六万八千円の純利益を生じました。 今後におきましても、健全経営に努めるとともに、給水事業所への安定的な給水に努めていきます。 公共下水道事業特別会計におきましては、谷山処理場の水処理施設の増設を初め、南部処理場の施設の改築・更新などを行うとともに、清和地区、吉野地区、光山地区のほか、土地区画整理事業区域などに汚水管の整備を行いました。 経営面では、効率的な経営に努めたことなどにより、三億五千九百二十六万五千円の純利益を生じました。 今後におきましても、健全経営に努めるとともに、公共下水道施設の整備と水洗化の普及促進に取り組み、快適な生活環境の確保や公共用水域の水質保全に努めていきます。 船舶事業特別会計におきましては、桜島港施設整備計画に基づき、桜島港フェリーターミナルの実施設計などを行ったほか、第五櫻島丸の代替船の基本設計を行いました。 また、よりみちクルーズ船を年末年始を含め毎日運航するとともに、錦江湾の湾奥をめぐるクルーズ船を運航したほか、マスコットキャラクターの着ぐるみを製作するなど、桜島フェリーの利用促進やPR強化に努めました。 経営面では、厳しい経営環境の中、各面から経営健全化策に取り組み、効率的な事業の執行に努めましたが、船舶燃料価格の上昇などにより、八百七十一万六千円の純損失となりました。 今後におきましても、さらなる効率的な経営、安全で快適な運航に努めていきます。 以上で、平成二十四年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算についての説明を終わります。 詳細な内容につきましては、別途提出いたしました決算に関する説明書、歳入歳出決算事項別明細書等のとおりでございますので、よろしく御審議のうえ、認定及び議決していただきますようお願いいたします。 ○議長(仮屋秀一君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 △休会の議決・散会 ○議長(仮屋秀一君) ここでお諮りいたします。 明日、明後日及び九月九日は休会とし、九月十日に本会議を再開いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり]
    ○議長(仮屋秀一君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 なお、九月十日は、午前十時から会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。              午 前 十時四十八分 散 会            ─────────────────地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。         市議会議長  仮 屋 秀 一         市議会議員  柿 元 一 雄         市議会議員  上 田 ゆういち...