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  1. 鹿児島市議会 2006-03-01
    03月27日-11号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    平成18年第1回定例会(2・3月)   議事日程 第十一号     平成十八年三月二十七日(月曜)午前十時 開議第 一 第二四〇号議案ないし第二四二号議案第 二 会期の延長────────────────────────────────────────   本日の会議に付した事件日程第一から日程第二まで(日程追加)第二四三号議案 鹿児島消防団員等公務災害補償条例一部改正の件────────────────────────────────────────   (出席議員 五十三人)  一  番   和  田  幸  一  議員  二  番   脇  田  高  徳  議員  三  番   池  山  泰  正  議員  四  番   竹 ノ 下     光  議員  五  番   長  浜  昌  三  議員  六  番   堀     純  則  議員  七  番   の ぐ ち  英 一 郎  議員  八  番   杉  尾  巨  樹  議員  九  番   奥  山 よしじろう  議員  十  番   川  越  桂  路  議員  十一 番   山  口  た け し  議員  十二 番   古  江  尚  子  議員  十三 番   田  中  良  一  議員  十四 番   大  森     忍  議員  十五 番   小  森  のぶたか  議員  十六 番   崎  元  ひろのり  議員  十七 番   井  上     剛  議員  十八 番   大  園  盛  仁  議員  十九 番   小  川  み さ 子  議員  二十 番   仮  屋  秀  一  議員  二十一番   豊  平     純  議員  二十二番   柿  元  一  雄  議員  二十三番   志  摩  れ い 子  議員  二十四番   谷  川  修  一  議員  二十五番   幾  村  清  徳  議員  二十六番   ふじくぼ  博  文  議員  二十七番   北  森  た か お  議員  二十八番   中  尾  ま さ 子  議員  二十九番   う え だ  勇  作  議員  三十 番   三 反 園  輝  男  議員  三十一番   山  下  ひ と み  議員  三十二番   黒  木  すみかず  議員  三十三番   小  森  こうぶん  議員  三十四番   鶴  薗  勝  利  議員  三十五番   長  田  徳 太 郎  議員  三十六番   欠  員  三十七番   ふくし山  ノブスケ  議員  三十八番   森  山  き よ み  議員  三十九番   うえがき     勉  議員  四十 番   藤  田  て る み  議員  四十一番   政  田  け い じ  議員  四十二番   ふ じ た  太  一  議員  四十三番   竹  原  よ し 子  議員  四十四番   上  門  秀  彦  議員  四十五番   平  山     哲  議員  四十六番   西  川  かずひろ  議員  四十七番   下  村  祐  毅  議員  四十八番   入  船  攻  一  議員  五十 番   秋  広  正  健  議員  五十一番   竹 之 下  たかはる  議員  五十二番   川  野  幹  男  議員  五十三番   片  平  孝  市  議員  五十四番   泉     広  明  議員  五十五番   平  山  た か し  議員     ──────────────────────────────   (欠席議員 一人)  四十九番   赤  崎  正  剛  議員     ──────────────────────────────   事務局職員出席者  事務局長   大  西  義  幸  君  議事課長   鶴  丸  昭 一 郎  君  総務課長   原  園  政  志  君  政務調査課長 吉  永  直  人  君  議事課主幹  北  山  一  郎  君  委員会係長  尾 ノ 上  優  二  君  議事課主事  奥     浩  文  君  議事課主事  堀  江  正  勝  君     ──────────────────────────────   説明のため出席した者  市長     森     博  幸  君  助役     大  平  和  久  君  助役     山  本  克  也  君  教育長    石  踊  政  昭  君  代表監査委員 山  元  貞  明  君  市立病院長  上 津 原  甲  一  君  交通局長   永  田  哲  夫  君  水道局長   園  田  太 計 夫  君  総務局長   草  留  義  一  君  総務局参事  松 木 園  富  雄  君  市民局長   邦  村  昇  蔵  君  市民局参事  今  吉  悦  朗  君  環境局長   上  田     稔  君  健康福祉局長 馬  原  文  雄  君  健康福祉局参事折  田  勝  郎  君  経済局長   川  原     勤  君  建設局長   山  中  敏  隆  君  建設局参事  奥  山  民  夫  君  消防局長   隈  元     一  君  病院事務局長 児  島  文  雄  君  船舶部長   森     英  夫  君  企画部長   新  地  茂  樹  君  総務部長   松  元  幸  博  君  税務部長   徳  永  良  一  君  市民部長   窪  島  彬  文  君  環境部長   松  岡  志  郎  君  清掃部長   古  川  秀  樹  君  健康福祉部長 松  永  初  男  君  福祉事務所長 日  高  隆 一 郎  君  商工観光部長 成  清  次  男  君  農林部長   山  元  誠  一  君  建設管理部長 松  山  芳  英  君  建築部長   角  田  正  雄  君  道路部長   原  田  由  晴  君  交通局次長  福  元  修 三 郎  君  水道局総務部長徳  永  文  男  君  教育委員会事務局管理部長         四  元  正  二  君  秘書課長   松  永  範  芳  君     ────────────────────────────── 平成十八年三月二十七日 午前十時 開議開議議長上門秀彦君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第十一号のとおりであります。 △第二四〇号議案―第二四二号議案上程議長上門秀彦君) それでは、日程第一 第二四〇号議案ないし第二四二号議案議案三件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 △個人質疑議長上門秀彦君) これより、質疑に入ります。 それでは、通告による個人質疑の発言を許可いたします。   [山下ひとみ議員 登壇](拍手) ◆(山下ひとみ議員) 日本共産党市議団の一人として個人質疑を行います。 追加提案されました第二四〇号議案 鹿児島保健所条例一部改正の件、第二四一号議案 鹿児島夜間急病センター条例一部改正の件、第二四二号議案 鹿児島市立病院料金条例一部改正の三件についての質疑であります。 三件の議案はいずれも診療報酬改定に係るものですが、国民病院など医療機関で治療や検査を受けたとき保険証を使って受けられる保険診療や、いわゆる保険のきかない保険外診療など、公的医療保険から支払われる治療や医療範囲を定めたものを診療報酬といいます。これによって病院の窓口で支払う負担額が決められています。これまではこの診療報酬健康保険法老人保健法の規定に従い、厚生労働省医療の療養に要する費用等の額の算定に関する告示の中で示され、二年に一回定期的な見直しがされてきていました。 しかし、今回のこれらの議案は、国がこれまでの厚生労働省告示廃止し新たな告示制定する、それに伴い鹿児島市の条例の整理を行うというものですが、今回の新しい告示で示された診療報酬方式によりますと、市民負担がこれまでよりふえるなど市民生活に直接影響のある内容が含まれています。また、議案提案やり方厚生労働省告示が正式に示される前に市条例改正提案されてもいないのに、条例改正の議決を見越しての予算が二十日以上も前に提案されている議案とも見受けられます。 それらを踏まえ、お尋ねしてまいります。 質問の第一は、これらの三つの議案追加議案として提案されるに至った経過と問題点について伺います。 第一点、これまでの告示平成十八年三月三十一日で廃止し、平成十八年四月一日に新しい告示制定することについては、いつの時点で国から示されたのかお答えください。 第二点、国がこれまでの厚生省告示を十二年ぶりに廃止し、新しく厚生労働省告示を出すに至った背景についてお示しください。 以上、答弁願います。 ◎健康福祉局長馬原文雄君) お答えいたします。 今回の診療報酬算定に係る告示廃止及び制定につきましては、本年三月六日の官報において示されたものでございます。 今回の改定につきましては、患者から見てわかりやすく、患者の生活の質を高める医療を実現する視点、我が国の医療の中で今後重点的に対応していくべきと思われる領域の評価のあり方について検討する視点など、四つの視点から検討を行ったとされております。その中で、これまで老人診療報酬点数表について医療診療報酬点数表別建てとなっていたため、この取り扱いを改め一本化し、診療報酬体系を簡素化したものとのことでございますが、今回の告示廃止制定の背景につきましては明らかにされていないところでございます。 以上でございます。   [山下ひとみ議員 登壇] ◆(山下ひとみ議員) お答えいただきましたが、国から示されたのは、ことし、平成十八年三月六日です。平成十八年四月一日から施行するという内容のものを地方自治体である本市は三月六日付の官報で知ったということが明らかになりました。十二年ぶりの国の告示廃止制定に至った背景については、地方自治体には明らかにもされていないようです。 そこで以下お尋ねいたします。 第三点、今回のように告示から施行まで一カ月もないという状況では現場では混乱を招き、市民に対しても周知する時間がないばかりか、患者さんにとっても自治体関係機関にとっても不利益が生じかねません。このように現場の実態を無視し、短期間で何が何でも実施という見切り発車的な国の対応は今回のことに限ったことではありませんが、やはり問題ありと考えます。このような国の対応について当局の認識をお示しください。 また、当局としては今回、厚生労働省に対してどのような対応をされたものか。本市としては一言物申すという対応をされたものか、それとも何も言わずという対応だったのかお答えください。 第四点、厚生労働省告示後の本市としての具体的な対応についてもお示しください。 第五点、なぜ追加議案提案が三月議会の今の時期の提案となったのかお聞かせください。 以上、答弁を願います。 ◎健康福祉局長馬原文雄君) お答えいたします。 国の対応についてでございますが、今回の診療報酬改定は、国の資料によりますと、昨年十一月に平成十八年度診療報酬改定基本方針が取りまとめられ、その後、十八年一月に厚生労働大臣中央社会保険医療協議会に対し診療報酬点数改定案の策定について諮問し、国民意見募集などを経て二月に答申を受け、今回、告示がなされたところでございますが、国に対し特に申し入れは行っていないところでございます。 次に、これまでの本市対応についてでございますが、三月六日に官報が出され、内容の精査を行っておりましたが、精査を行う中で、三月十四日に告示廃止制定について確認したところでございます。その後、関係部局で協議し対応を図ったところでございますが、議案の精査・確認などに時間を要し、三月二十二日に議案の提出をいたしたところでございます。 以上でございます。   [山下ひとみ議員 登壇] ◆(山下ひとみ議員) 御答弁いただきました。 今回の提案となった経過と問題点が明らかになりました。今回の提案に至る当局の不手際は、国の告示廃止及び制定について初めて認識されたのが官報が出されてから一週間後の三月十四日となっている点で、まず問題ありと言わざるを得ません。国会の動きと本市条例並びに予算との関係がどうなっていくのか、もっと注意深い対応がなされるべきであったと、まず御指摘申し上げておきます。 しかし、国としても、四月一日、新年度から施行のものを一月の猶予もない三月六日に告示するという行為は問題です。地方自治体では新年度予算を審議する三月議会が既に始まっており、会期中に新たな告示行為、しかも新年度予算に係る内容が含まれたものとあっては、どこの自治体でもその対応に苦慮するところになります。ましてや、これまで使っていたものを十二年ぶりに廃止するにもかかわらず、自治体に対して十分な説明もせず、変えました、さあ、それぞれの責任で必要な対応をお取りくださいというような態度では現場の混乱は必至です。国は広く国民に説明する責任を持っていますが、そういった点からも国のやり方にも大いに問題があると申し上げ、引き続きお尋ねしてまいります。 質問の第二、国による厚生労働省告示が正式に示される前に、鹿児島市においては診療報酬見直しがそのまま決定されることを前提として、また一方では、条例改正提案以前に条例改正が議決されることを前提とした予算が既に提案されていますので、なぜこのような扱いになったのかお答えください。 以上、答弁願います。 ◎病院事務局長児島文雄君) お答えいたします。 市立病院予算につきましては、過去の実績等を勘案して患者数患者一人一日当たりの平均単価を見込み、その他の見込まれる要素も加味して収入を見積もるようにしております。平成十八年度は二年に一回の診療報酬改定の年度に当たり、国の予算案編成過程においてマイナス三・一六%の改定とすることが決定されていましたので、市立病院収入にも全体で同様の影響があるものと見込んで予算編成を行ったものでございます。 条例改正につきましては、三月六日に出された官報の精査を行う中で三月十四日に告示廃止制定を確認し、その後、議案の精査・確認などに時間を要し、今回議案の提出をいたしたところでございます。   [山下ひとみ議員 登壇] ◆(山下ひとみ議員) 御答弁いただきました。 市民不利益にもつながるような内容予算というものを、国の公式な知らせもないうちに国に先駆けて組み、提案する。その一方では、本来必要な条例改正は国の公式な知らせがあっても直ちには提案しないという当局の態度が明らかになりました。また、条例改正提案以前に条例改正が議決されることを前提とした予算提案されたことは大いに問題ありと改めて申し上げておきます。 次に、診療報酬改定影響についてお尋ねいたします。 質問の第三、まず、今回提案された本市条例一部改正内容についてお示しください。 二点目として、今回の診療報酬改定市民にとっては負担増サービス低下につながるものも多く含まれていると考えますので、急病センター市立病院において特に市民負担がふえる実態についてお示しください。 以上、答弁を求めます。 ◎健康福祉局長馬原文雄君) お答えいたします。 保健所条例及び夜間急病センター条例一部改正内容でございますが、保健所及び夜間急病センター使用料等の額の算定方法として引用している健康保険法の規定による療養に要する費用の額の算定方法等に関する二つの厚生省告示が十八年三月三十一日で廃止され、新たに診療報酬算定方法に関する厚生労働省告示制定されて四月一日から適用されるため、引用している告示を変更する改正を行おうとするものでございます。 次に、今回の診療報酬全体の改定は三・一六%の減額とされておりますが、小児医療の時間外受診料など一部では引き上げられておりますので、夜間急病センターにおきましては、深夜に小児科受診した場合はこれまでより窓口負担額がふえるようでございます。 以上でございます。 ◎病院事務局長児島文雄君) 市立病院関係についてお答えいたします。 市立病院料金条例一部改正内容でございますが、現行の料金条例医療費等使用料の額の算定方法として引用している健康保険法の規定による療養に要する費用の額の算定方法等に関する四つの厚生省告示平成十八年三月三十一日で廃止され、新たに診療報酬算定方法等に関する二つの厚生労働省告示制定されて、四月一日から適用されるため、引用している告示を変更する改正を行おうとするものでございます。 次に、市民にとっての負担増についてでございますが、今回の診療報酬改定では、小児医療及び小児救急医療の充実を図る観点からの乳幼児の深夜加算、小児入院医療管理料引き上げ晩婚化による出産の高齢化等対応するためのハイリスク分娩管理加算の新設、救命救急入院料引き上げ等が予定をされております。したがいまして、小児科や産科の患者さん、重傷の救急患者さん等の中には負担増になる場合もあると思われます。 以上でございます。   [山下ひとみ議員 登壇] ◆(山下ひとみ議員) 御答弁いただきました。 診療報酬公的保険制度のもとで診療の対価として医療機関に支払われるものですが、医療機関の経営だけでなく、医療あり方にも大きな影響を与えるものです。本市夜間急病センターでも市立病院でも子供の夜間診療救急外来などでの負担がふえるということが明らかになりました。 小児医療の分野ではこれまで診療報酬が低く設定され、少子化と相まって全国的にも小児医療の存続に係る問題となっています。今回の診療報酬改定小児医療が評価されたことは、緊急に手を打つべき分野として当然のことですが、診療報酬改定をそのまま患者負担させるような方式や、夜間や救急の際の対応などを保険から外し保険外負担としてそのまま患者に求めていくような方式に今後つながるのであれば筋違いであり、大問題です。いざというとき、いつでも安心して病院にかかれるということが公的保険制度の本来の目的であり、日本の誇れる皆保険制度のはずです。これでは子育て支援どころか、ますます子育てしにくい社会環境が広がってしまいます。こういった点も踏まえ、さらにお尋ねしてまいります。 質問の第四、診療報酬引き下げ幅はかつてない大きなものとなったようですが、本市予算に与える影響はどのようになるのか。保健所夜間急病センター市立病院について、それぞれお示しください。 ◎健康福祉局長馬原文雄君) お答えいたします。 本市の十八年度当初予算に与える影響につきましては、保健所条例で定めております保健所使用料及び手数料の影響額は約三十万円の減収が見込まれるところでございます。夜間急病センターにつきましては、夜間診療所であることや小児科受診者が多いことなど施設の性格上、一般の病院と異なり、また、外科と産婦人科を新設することなどから使用料である診療収入について影響額算定することは困難でございます。 ◎病院事務局長児島文雄君) お答えいたします。 今回の改正市立病院平成十八年度当初予算に与える影響でございますが、市立病院料金条例で定めております使用料等のうち医業収益への影響額として約三億四千七百万円の減収を見込んだところでございます。 以上でございます。   [山下ひとみ議員 登壇] ◆(山下ひとみ議員) 御答弁いただきました。 本市予算に与える影響及び影響額について、それぞれ示されました。特に市立病院では、入院・外来など合わせて約三億四千七百万円の収入減が見込まれているようですが、さらに市立病院などのようなベッド数が二百床以上ある大病院では患者さんが紹介状なしで初めて受診する場合、保険診療初診料に上乗せをして保険外にも初診料を徴収できる仕組みを拡大し、患者さんの負担をふやす見直しもなされています。 この見直しについては、診療報酬公聴会で「受診を抑制し、外来の収入減につながるもの」と香川県坂出市の市長も反対意見を述べています。本市市立病院のような地域に根差した大病院では紹介状なしでの初診という方々も少なくありません。現場の実態を無視した患者さんの負担を一律にふやす仕組みの導入は受診抑制を招き、ひいては外来のさらなる収入減にもつながりかねないのであります。本市も例外ではありません。 最後の質問に入ります。 質問の第五、今、国会に提案され審議中の医療改革法案には、歯科医療のように保険のきく診療保険のきかない診療を組み合わせる混合診療と言われる部分を、内科や外科など一般の医療の分野にもさらに広げようとする動きがあると思いますが、同じ認識をお持ちでしょうか、見解をお示しください。 以上、答弁を求めます。
    病院事務局長児島文雄君) お答えいたします。 混合診療保険外負担に関してでございますが、平成十八年度診療報酬改定基本方針の中で「必要かつ適切な医療は基本的に保険診療により確保するという国民保険制度の理念を基本に据えつつ、特に患者の選択に係るようなものについては保険診療保険外診療との併用を認める制度の活用により応分の負担をしていただくことも含め検討していくべきである」ということが示されているようでございます。 以上でございます。   [山下ひとみ議員 登壇] ◆(山下ひとみ議員) お答えいただきました。 国の今回の診療報酬改定基本方針の中に、保険外負担の拡大や混合診療の導入がしっかりと示されていることが明らかになりました。お示しになった保険診療保険外診療の併用を認める制度の活用というのは、まさに保険外負担範囲を広げ混合診療の導入を示しています。今回の診療報酬引き下げ小泉内閣が国会に提出した医療改悪法案と一体のものであり、医療費を抑制することをねらって公的保険の縮小・解体に道を開くものと考えます。そもそも診療報酬引き下げ患者負担減になる面もありますが、医療機関の経営を圧迫します。 そこで、国は保険のきく診療範囲を狭め、一方で例えば一定期間以上のリハビリ、機能訓練、また時間外の受診などを患者自己責任患者本人による選択ということで、これらを保険のきかないあるいは保険から外す診療項目にしていわゆる保険外診療範囲を拡大し、保険診療からの収入が減った分を医療機関患者に直接請求できる患者負担増仕組みをつくろうとしています。国民にとっては保険料を支払った上に、保険証だけでは十分な医療を受けられない混合診療が進められようとしています。保険外診療が広がり公的保険範囲が狭められれば、新しい医療技術や新薬を利用したり、手厚い治療を受けられるのはお金のある人だけとなりかねません。 今回の診療報酬改定は、まさにこの地ならしであるということを申し上げ、さらには鹿児島市の三つの条例提案に至る経過と、特に市立病院に至っては、条例改正議案の議決を前提とした新年度予算を二月二十七日に提案し、市条例の措置はそれよりおくれること一カ月となったということでは手続上の問題があるということを再度申し上げ、私の個人質疑を終了いたします。 ○議長上門秀彦君) 以上で、山下ひとみ議員個人質疑を終了いたします。(拍手) 以上で、通告による個人質疑を終わります。 ほかになければ、これをもって質疑を終了いたします。 △常任委員会付託議長上門秀彦君) それでは、ただいまの議案三件については、いずれも所管の各常任委員会に付託いたします。 △会期の延長 ○議長上門秀彦君) 次は、日程第二 会期の延長を議題といたします。 お諮りいたします。 今定例会の会期は本日までと議決されておりますが、議事の都合により、会期を三月三十日まで三日間延長いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長上門秀彦君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は三月三十日まで三日間延長することに決しました。 ここで、しばらく休憩いたします。              午 前 十時二十五分 休 憩            ─────────────────              午 後 一時五十七分 開 議 ○議長上門秀彦君) 休憩前に引き続き会議を開き、議事を続行いたします。 △日程追加議長上門秀彦君) ここで、お諮りいたします。 今議会に議案一件の追加提出がありました。 この際、第二四三号議案 鹿児島消防団員等公務災害補償条例一部改正の件を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長上門秀彦君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 △第二四三号議案上程議長上門秀彦君) それでは、第二四三号議案 鹿児島消防団員等公務災害補償条例一部改正の件を議題といたします。 △市長提案理由説明 ○議長上門秀彦君) ここで、提出者の説明を求めます。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) ただいま上程されました議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 第二四三号議案 鹿児島消防団員等公務災害補償条例一部改正の件は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、補償基礎額及び介護補償の額の改定をしようとするものであります。 以上で、ただいま上程されました議案についての説明を終わります。 なにとぞ、よろしく御審議のうえ、議決していただきますようお願いいたします。 ○議長上門秀彦君) これより、質疑に入ります。 発言の通告はありませんが、別に発言がなければ、ただいまの議案については、質疑はないものと認めます。 △常任委員会付託議長上門秀彦君) それでは、ただいまの議案については、所管の常任委員会に付託いたします。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 △散会 ○議長上門秀彦君) 次回の本会議再開の日時については、追って通知いたします。 本日は、これにて散会いたします。              午 後 一時五十九分 散 会            ─────────────────地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。         市議会議長   上  門  秀  彦         市議会議員   和  田  幸  一         市議会議員   大  園  盛  仁...