琴平町議会 2018-12-12
平成30年12月定例会(第2日12月12日)
平成30年12
月定例会(第2日12月12日) 会 議 の 経 過
会期 第2日 平成30年12月12日(水曜日)
議事日程(第2号)
第 1
会議録署名議員の指名
第 2
一般質問
○議長(山神 猛君)
おはようございます。(「おはようございます」の声あり)
ご参集いただきまして、ありがとうございます。
議場内の皆様にお願いいたします。携帯電話の電源はお切りくださるようお願いいたします。
(再開 午前 9時31分)
○議長(山神 猛君)
これより平成30年12月
琴平町議会定例会を再開いたします。
ただいまの出席議員は10名であり、
地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、本日の会議は成立しました。
これより本日の会議を開きます。
本日の
議事日程及び
通告一覧表は、お手元に配りましたとおりであります。
日程に入ります前に、諸般の報告をいたします。
事務局長に報告いたさせます。
事務局長。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○
事務局長(西井 久美子君)
おはようございます。(「おはようございます」の声あり)
命により、報告いたします。
本定例会に説明員として出席を求めました者は、既に配付いたしております名簿のとおりであります。
以上、報告を終わります。
○議長(山神 猛君)
以上で、諸般の報告を終わります。
日程第1
会議録署名議員の指名
を行います。
会議録署名議員は、
2番、堀家 正信君及び
10番、眞鍋 籌男君
を指名いたします。
○議長(山神 猛君)
日程第2
一般質問
を行います。
本定例会の
一般質問はお手元に配付しております
通告書一覧表のとおり、5件受理しております。本日は、通告順に従いまして、3件の
一般質問を行います。
なお、通告により申し出があった場合、一問一答を可とすることにしておりますことから、質疑の回数制限は、
会議規則第55条
ただし書き規定を準用し、その制限を超えることを可とし、また同規則第56条の規定による発言時間は、90分以内といたします。
それでは、順番に発言を許します。
最初に、7番、渡辺 信枝君。
(「はい、議長、7番、渡辺です」と呼ぶ)
○7番(渡辺 信枝君)
おはようございます。(「おはようございます」の声あり)
7番、渡辺 信枝でございます。
それでは、議長のお許しをいただきましたので、12
月定例会におけます私の
一般質問をさせていただきます。
今回も教育に関するということで、町長と教育長にお尋ねをしたいと思います。
まず、1つ目、
篠原教育長に、
教育行政に対する抱負、また
教育方針についての所見、今後の方針、お考えをお聞かせ願いたいと思います。
そして、2つ目ですけども、平成28年12月に作られた、琴平町
教育大綱について、新町長になって、
総合教育会議は開かれたのか、また、琴平町
教育大綱の見直しや、改善点は特にないのかということです。
それから、3つ目、琴平町
放課後子ども教室の現状と今後について。
そして、4つ目、
こんぴら子ども塾について。
以上、4つのことについて質問をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、質問席に移ります。よろしくお願いします。
このたび、10月1日より新教育長として
篠原教育長が就任されまして、琴平の
子どもたちのための
教育行政に一生懸命に取り組まれていることと思います。琴平町の教育の充実、
教育行政のさらなる進展に大きな期待を寄せながら、今回質問をさせていただきます。
琴平中学校も再来年の春、あと1年と少しで新校舎が建ちます。新しい校舎が建ち、あわせてソフト面での中身の充実をしていくこととなります。
まず1つ目、教育長に就任されての思いをお聞かせください。
○議長(山神 猛君)
はい、
篠原教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
おはようございます。(「おはようございます」の声あり)
渡辺議員のご質問にお答えいたします。
私の教育に対する思いを述べさせていただきます。
地方公共団体における
教育行政の基本的な枠組みを定めた
地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され、
教育委員会及び教育長の役割や位置づけが大きく見直された新
教育委員会制度のもとで、2人目となる教育長の大役を仰せつかり、責務の重大さを痛感するとともに、身の引き締まる思いでございます。
今日の社会の急激な変化を受け、人々の価値観や、生活様式が多様化している一方で、
人間関係や地域におけるつながりの希薄化、
家庭環境や経済状況の格差などが見られるとの指摘があり、こうした社会で生きる
子どもたちを取り巻く課題も、また、複雑、多様化しております。
このような中、未来の
人づくりを担う教育の果たす役割は大きく、
子どもたちの未来を常に念頭に置いて取り組んでまいります。
ふるさと琴平を愛し、
ふるさと琴平を誇りに思い、
ふるさと琴平の将来を担う
子どもたちの育成と、生涯学び、学べる
まちづくりの推進が大切であると考えているところでございます。
本町では、
まちづくりは
人づくりからという基本的な考えに立ち、
人づくりこそ町の発展を導いていくと考えているところでございます。
現在、急激な
社会的変化が進む中で、
子どもたちが変化を前向きに受けとめ、豊かな創造性を備えた持続可能な社会のつくり手として、予測不可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質、能力を確実に育成することが一層求められており、そのための具体的な施策を考えていくことが大切であると考えているところでございます。
教育の世界では、何か手を打つとすぐに何かができるようになるとか、変化が起こるということはありませんが、少しずつ効果があらわれてくると思われます。考えもなく、流されているだけだと気がついたときには、周りから取り残されているという状況にもなりかねません。常に、本町の教育を前進していくため、実態をしっかりと見きわめ、
子どもたちが自立し、地域の中で活躍し、将来の夢を持ち、その夢に向かってチャレンジしていけるようにするとともに、町民の皆様の
学習ニーズを踏まえ、生涯にわたる自主的、自発的な
学習活動を支援していけるよう、学習のための環境整備をハード、
ソフト両面から進めていきたいと考えております。
新しい
教育課題は山積しております。私といたしましては、常日ごろから家庭や地域、関係機関の皆様方のご意見をお聞きするとともに、
教育現場や、所管する
教育施設にも足を運び、現状をしっかりと見きわめたいと存じます。
そして、これまでの学校運営や、
教育行政での経験を最大限に生かしながら、
総合教育会議を初め、さまざまな機会を通じて、町長ともより一層の連携を図り、
教育課題に積極的かつ適切に対応してまいりたいと考えているところでございます。
微力ではございますが、
本町教育の発展のため、誠心誠意努めてまいる所存でございますので、
町議会議員の皆様方の一層のご理解とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
○7番(渡辺 信枝君)
ありがとうございました。本当に琴平町の
子どもたちの未来のために、いろいろと今から
教育施設等もまだ中学校だけでなくて、ほか小学校、幼稚園、保育所等もございますので、いろんな意味で、
子どもたちのために、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、次に、2つ目に移らせていただきます。
2つ目は、町長に質問をしたいと思います。
平成27年4月から、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行によりまして、町長が、
総合教育会議を開き、琴平町
教育大綱が、平成28年12月につくられています。
他市町の
教育大綱の期間を見てみると、どこも同じようですが、
教育大綱の期間を、28年度から32年度までの5カ年とするというところは、ほかもほぼほぼ同じでございます。ただし、必要に応じて期間内における
教育大綱の見直しもあるとの一文が記載されているところもあります。
琴平町のホームページから、琴平町
教育大綱を見てみますと、平成28年につくったままで、もちろん何も変わってはおりません。今年度は、町長も教育長も新しくかわり、教育に対する熱い、熱い思いを持たれている片岡町長、
篠原教育長であります。
まず、1つ目、新町長、教育長になり、これまで、
総合教育会議は開かれたのでしょうか。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、渡辺君の質問に対する答弁を求めます。
町長、片岡君。
○町長(片岡 英樹君)
7番、
渡辺議員の質問に対し、答弁いたします。
ご質問の
総合教育会議の件につきましては、本年、6月29日と10月7日に2回開催しております。琴平町
総合教育会議規則によりますと、所掌事務として、第2条に、次に掲げる事項についての協議及び事務の調整等を行うとあります。
1つ、琴平町の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱の策定に関する協議。
2つ、琴平町の教育を行うための諸条件の整備、その他地域の実情に応じた教育、学術及び文化の振興を図るための重点的に講ずべき施策。
3、児童・生徒等の生命、または身体に現に被害が生じ、またはまさに被害が生じる恐れがあると見込まれる場合等の緊急の場合に講ずべき措置、これに基づきまして、町長と
教育委員による
教育大綱の確認や、教育についての意見交換を含めまして、先ほど申しましたが、2回開催しております。
以上でございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
○7番(渡辺 信枝君)
内容については、今申された、3つの点の中で、いろんなことがあって、まず、最初に就任されて6月29日に開催されて、あと10月7日ということで、2回開催されたということですが、
教育大綱の中身といいますか、生涯学べる
まちづくりを目指してということで、琴平町
教育大綱をつくられておりますが、その中身についての検討をしたりとか、改善していきたいなと思われたところはあったのでしょうか。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
琴平町
総合教育会議規則によりますと、第2条第1項に、琴平町の教育、学術及び文化振興に関する総合的な施策の大綱の策定に関する協議とありますので、この中で、第1項の大綱の施策に関する協議ということを捉えていえば、状況に応じての見直しというのは、できることから弾力的に運用していきたいとは思っておりますが、先ほど、議員の質疑の中にもありましたように、平成28年12月に作成されましたこの大綱につきましては、一応、
対象期間は5年間、平成28年度からの5年間となっております。
おおむね私が見る限り、細かいところにつきましては、現状とか、5年間というのが中ですね、時代の中で、変更せないかんところはあるかもしれませんが、今のところは、これを変更するつもりはありませんが、そういう場合におきましては、弾力的な運用と考えております。
以上です。
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○7番(渡辺 信枝君)
大綱の中の文言を変えるということはないんですね。そのままこの1ページのところからも全て、このままでいくわけですか。町長、小野正人のままでとかでずっと。わかりませんが。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
確かに、
教育大綱私持っておりますけど、当然28年の12月に前町長であります
小野正人町長の名前でありますが、総合計画も全て同じようなことありますので、首長かわったからといって、一々そのあたり全部変更しなくても、これはやっぱり町政の継続という部分でいうと、大きな問題はないかと思われます。
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○7番(渡辺 信枝君)
32年までといったらちょっと長いかなと思いましたので、聞いたわけでございまして、状況に応じて見直しということで、なるべく中で基本目標の中のことでも、少しずつ新しい中学校が建ったりとかして、いろんなことで変わっていくと思いますので、そのときは、少し改善をしていってもいいのかなと思います。そういうことで、必要に応じて期間内における大綱の見直しもあるという一文もあったらよかったなと思いました。
それでは、次の質問に移ります。
放課後子ども教室の現状と今後についての質問を、教育長にお尋ねしたいと思います。
琴平町は、若い世代に住みやすく、育てやすい町にと、ここ何年か前から、
子育て支援に町として力を入れてくださって、平成25年からは、幼稚園の預かり保育を実施しています。現在、幼児1名につき月額6,000円で、午後6時まで預かってくれています。
それから、小学校の預かりといたしましては、平日の預かりは
放課後子ども教室、土曜日
長期休業中は琴平町
児童クラブとして、児童への預かり支援をしてくれています。
琴平町
児童クラブのほうは、土曜日、学校の振りかえ休日、そして
長期休業中に預かってくれて、月ごとに
利用負担が必要になっています。金額が、月額3,000円、4,000円、1万円と月によって違っておりまして、家庭での養育が困難な児童への支援をしてくれています。
また、都合で、どうしても見てもらいたいときも、1日預かりとか、半日預かりという制度もありまして、保護者にとっては、本当にとてもありがたい支援だなというふうに聞いています。
教育大綱の中にも、
社会教育の充実というところに書いてあったんですけれども、心豊かで健やかに育まれる
環境づくりを推進するため、
放課後子ども教室や、
こんぴら子ども塾の充実を図っていきますという一文があります。平日預かりのそこで
放課後子ども教室ですけども、平成28年4月から施行されまして、
保険料込みでの年額1,000円の
利用負担金で、月曜日から金曜日の授業終了後から、午後6時までを見てくれています。1年生から6年生までの全員が対象で、参加を希望する
子どもたち、みんなが入れます。
事業内容としては、28年につくられた
教育委員会の規則ですけども、琴平町
放課後子ども教室推進事業の実施規則の中の3条にも書いてありますけども、
自由学習活動の時間を設けて、宿題等行う。それから、体験の場とかスポーツで体験活動を行う。
それから3つ目が、地域住民や、異なる年齢の児童の交流活動を行う。それから、
教育委員会が認めた活動を行うということを書いてあります。
先日、
琴平小学校に様子を見に行ってきました。宿題をしてから遊びに出るようにはしているようでした。しかし、実際には、人数が多いことから、20分間じっとしていられなく、数人ががたがたとなれば、つられて宿題をしないまま外に飛び出す子どももいたり、なかなか大変な状況のようでした。
琴平小学校は、なぜ
子ども塾の希望がこんなに多いのだろうかなと尋ねてみますと、友達みんなが学校に残って遊ぶから入っているんだということでした。
子どもは友達と遊びたいし、保護者からすれば、家庭での養育が困難な児童への支援として、本当にお金もかからないし、学校という安心・安全な場所で、支援員さんがいて、きちんと見てくれる。本当にとてもありがたい、いい制度だと思いますが、親子でのふれあいや社会性を育てるという
家庭教育などを考えたときに、
子どもたちのためにはどうなのかなと思いました。
利用状況といたしましては、
琴平小学校は児童・生徒が123人中68%の84名が登録しており、教室は2教室を使って、もういっぱいで見てくれています。通常は、84名中の60名ぐらいが来ているようです。
榎井小学校につきましては、児童・生徒が94人中約53%の50名の登録で、教室は1教室を使って見てくれています。通常は、どれぐらい来てるのと聞くと、40名ぐらいが来ているようです。
象郷小学校は、140人中、全校140人中、約42%の59名の登録ということで、教室は1教室を使って見てくれています。通常は、40名ぐらいが来ているようです。
3小学校とも、登録で来ているのは、1年生から4年生までの登録が多いようです。
今年度、
象郷小学校は、6年生が2人の登録、2人しかいませんけども、来年度は1年生がもっとたくさん入ると予想されています。そうなると、教室も生徒であふれて、1クラスには入り切れないことになるかなと思うんですけども、支援員さんの人数や、教室数もどうなるんでしょうか。また、登録だけしていて、学期中一度も来ない子どもさんもいるようでございます。
生徒の登録人数がこんなにたくさんあるのに対して、教室や支援員さんが少ないのではないでしょうか。
教育長にお尋ねいたします。
○議長(山神 猛君)
教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
議員の言われるように、現在、
琴平小学校では、84人の子どもに対して、2部屋、支援員が5名、
榎井小学校では、50人の子どもに対して1部屋、支援員が3名、
象郷小学校では、59人の生徒に対して1部屋で、支援員が3名いるところでございます。
全員の参加ではないのですけれど、今後、子どもの状況に応じた教室の確保とか、支援員についても検討してまいりたいと考えているところでございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
○7番(渡辺 信枝君)
登録に合わせて支援員さんがついているのか、通常来ているの、休むのを見越してつけているのかいうところもあるんですけども、後で申し上げますけども、がたがたしてたりとかするので、なかなかその数でどうなのかなというところもあります。ともかく教室はいっぱいでした。
それで、支援員さんにいろいろと尋ねてみたんですけども、日中の学校と
子ども教室、
児童クラブの預かりは、別ものということになっていて、学校からの引き継ぎがないために、子どもの風邪とか、けがの児童の把握とか、それから、最近増えている
発達障害児とかの薬を服用している児童が例えば、薬を忘れているということもあると思うんですけど、そういう把握もできていないと、また、学期ごとの保護者との懇談会といいますか、そういう懇談もなく、迎えに来ない保護者とは、話す機会もないということでございました。
丸亀市が行っている預かりでは、まず、年度の初めに保護者と支援員さんと、子どもの
特性アレルギーや病気、健康状況についての面接をしているそうです。学校とも毎日ではありませんが、授業中など、その日の状況で、子どもの様子が気になることがあるときは、それを支援員さんに伝えたりとか、また、保護者にも様子を伝えたりして、連携をとっているそうです。そういう連携が
子どもたちや保護者にとって、本当に必要ではないかと私は思います。気になるときは引き継いで、そして、保護者との面接も必要ではないでしょうか。
○議長(山神 猛君)
はい、教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
議員のおっしゃるとおり、最近は、問題を抱えている
子どもたちが大変多くなっております。そのため、子どもの状況を支援員さんと情報を共有するということは、大変大切なことであると思います。そういったことから、今年度私が就任してから、学校長に対し、
子ども教室の様子を見に行ったり、支援員さんと会話をしたりして、子どもの情報を伝えられるようにお願いしているところでございます。
○議長(山神 猛君)
はい、渡辺君。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○7番(渡辺 信枝君)
それで、先日ちょっと支援員さんが、最近はちょっと見に来てくれる、校長先生が見に来てくれたりとかするようになったというようなことも聞いてるので、そういう声かけがあったんだなと思います。
そして、また、次ですけども、保護者の責務として、第10条に、保護者は
参加児童の安全を図るために、
子ども教室の利用に際しては、送迎の責務を負うものとするということがありますけども、今もう5時が来たら真っ暗というか、暗くなっています。帰り道はどうしてるのかなと本当に、みんな保護者が送迎してるんだろうかと、少し不安になりました。
子どもたち全員保護者が迎えに来ているんでしょうか。
○議長(山神 猛君)
はい、教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
現在、中には迎えに来ていない保護者もおります。保護者には、下校時の
子どもたちの安全確保には、十分留意していただくよう呼びかけを行い、できるだけ迎えをお願いしているというところが現状でございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
○7番(渡辺 信枝君)
本当にこの日が短くなってきたらですけども、帰りは4時半か5時までぐらいとすることは、条例で6時までなので、できるかどうかわかりませんけども、5時を過ぎた子どもは、必ず保護者の迎えがいるのかなと思いました。そして、お迎えに保護者が来るということで、支援員さんと保護者が顔を合わせられるし、そこで、保護者への引き継ぎというか、今日はこんなかったよということができるので、そういうふうになるべく迎えに、個々に責務を負うものということで、書いたりとしてはもらってると思うんですけども、やはり、顔と顔を合わせてのそういうことが大事でないのかなと思います。なので、保護者とのそういう継ぎというか、面談というか、そういうことも考えていただけたらいいかなと思っています。
それでは、次に、第9条ですけども、
教育委員会は、
対象児童またはその保護者が次ぎのいずれかに該当するときは、
子ども教室への参加を停止し、または登録を取り消すことができるということが書いてあります。
対象児童が性行不良であって、他の児童の活動の妨げになる。それから、疾病その他の理由で集団生活に適さない、それから、あとは申し込みの虚偽とか、保険料を滞納したときとかあるんですが、それから、
子ども教室の
管理運営上支障があると認めたときと5つ書いてあるんですけども、今までに、
子ども教室への参加を停止したりとか、または、登録を取り消したりとする事例とかはあったのでしょうか。
○議長(山神 猛君)
教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
教育委員会においては、
対象児童またはその保護者に対し、
子ども教室への参加を停止し、または登録を取り消すことができる事項として、先ほど議員がおっしゃられた5項目を定めているところでございます。
子ども教室への参加については、希望者に対しては、全て受け入れるというふうなことを前提にしているところでございますが、過去にこれらの項目に該当する児童がいたため、
一定期間停止を行ったことはございます。
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○7番(渡辺 信枝君)
本当に見に行ったときに、連絡帳を後ろからぴゅうっと投げたりとか、本当にがたがたしている子どもの様子も伺えましたので、できたら、他の
子どもたちの影響とかを考えると、本当に、せっかくいい制度で琴平町は
子育て支援としてしているんですから、割とちゃんとけじめをつける意味では、イエローカードとかわかりませんけども、何か停止すべき、そういうときは、きちんと親御さんに話したりとか、今までに停止を行ったはあると言われたんですけども、少しのことでも保護者には伝えたりとか、そういうことで割となるべく厳しくといいますか、子どものほうは、学校での顔と、
放課後子ども教室での顔と、それとまた保護者、家に帰っての顔とどうも違うようですので、そういうこともこういう様子だよという、注意したらいいよということで、けじめをつけたりとか、保護者に伝えたりとかすることは、必要だと思います。
それから、第14条のところですけども、
子ども教室関係者ですけど、コーディネーターと教育活動推進員と教育活動サポーターということであるんですけども、教育活動サポーターというのは、活動推進員さんは、今、見てくれている支援員さんですけども、教育活動サポーターさんは、どういう方を指すんでしょうか。今、またどれぐらいといいますか、数がはっきりわからなかったらあれですけども、おられるのですか。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
サポーターというのは、
子ども塾の講師を指しているところでございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
○7番(渡辺 信枝君)
子ども塾の講師ということは、地域の人たちが水曜日とかにしていることでございますね。
それでは、次の質問ですけども、支援員の先生方は、本当に一生懸命、安心・安全な指導を心がけて、
子どもたちを見てくれています。最近、発達障害など、さまざまな
子どもたちが増えて、本当にトラブルが多いようです。外に飛び出して、塀の上に上がったりとか、危険だよとそれを保護者に伝えると、うちの子は高いところが好きなんやとか言ったりしたときの対処とかどうしたらいいんだろうかとか、具体的なことも聞きました。そういう意味で、支援員さんの数もどうなのかなというところもありますけども、スクールソーシャルワーカーとか、スクールカウンセラーという方が、学校とかには配置してくださっていますけども、そういう方との情報交換の場を持ったりとか、気になる事案を持つ支援員さん、いろんな子どもさんがいるようですけども、あの子に対して、こういう声かけとか、対応したんですけど、あれでよかったのかなと、支援員さん同士では話ししているようですけども、やはり、きちんとした方から、それでいいんだよいうことを言ってくれると安心したりとか、こういう方法もあるよということで、また、違う支援、アドバイスができたりとかするので、その支援員さんに対する指導、助言とかをしたりすることはできないんでしょうか。また、発達障害でも、薬を飲んでいる子や、親御さんの意識も薄く、病院についていない子とか、グレーゾーンの子どもなど、本当に今、いろんなケースが増えています。いろんなケースによって、対応とかも一人一人違ってくると思うんですけども、本当に、問題が起こったときの対応、対処、そういうことで、困った事例ができたときの、指導助言として、どなたか助言してくれる方が今、おられるんでしょうか。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
議員のおっしゃるとおり、最近はいろいろな問題を抱えている子どもが多くなってきております。また、支援員だけで
子どもたちを見ることは、困難なこともあると思います。
子どもたちの状況をしっかりと捉えて教育を行うことは、大切なことであると考え、
教育委員会としましては、年に何回か支援員の方たちが情報交換をする研修の場で指導主事が指導を行っているところでございます。
さらに、その会にスクールソーシャルワーカーとか、スクールカウンセラーの方たちが参加し、一緒に話し合うことや、相談できる機会を持つということは、大変役に立つのではないかと考えます。
ついては、今後、
教育委員会と現場、そして、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーが連携を持って活動できるように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。次回の研修会からは、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーに参加していただくことを考えているところでございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
○7番(渡辺 信枝君)
本当にスーパーバイズということが、非常にありがたいというか、支援員さんとか、誰でもですけども、ありがたい訳であって、いろんなことで取り組んでいただける、そういうことを勉強といいますか、アドバイスしてくれる場を設けていただくことが本当にありがたいなと思います。
それでは、次ですけども、非常勤の先生ではあるんですけども、やはり、そういう勉強もしたいということも言っておられました。やはり、最近本当に難しくなってきたと、子どもに対する扱いというか、難しいということで、発達障害の講習会とか、勉強会とかは行っておられるんでしょうか。また、講習会や勉強会への参加費用、というのが、旅費ではないんですけども、参加費用みたいなのとか、そういうのがあるよとか、そういう周知とか、そういうのはあるんでしょうか。
それから、次の質問も一緒に合わせて言いますけども、発達障害や、グレーの
子どもたちがふえている状況で、支援員さんが資格と言うたら大げさなんですけども、そういう場合は、費用の補助とかもあるんでしょうか。ちょっとわからないので教えてください。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
支援員は、嘱託職員や臨時職員でなく、委託された方なので、講習会等は現在行っておりません。今後、講習会や勉強会への参加できる機会を持てるように、検討してまいりたいと考えているところでございます。
また、先ほど申しましたように、
子ども教室の支援員は、臨時や嘱託職員ではないことから、資格等を取るときの費用補助制度は現在ございません。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
○7番(渡辺 信枝君)
費用弁償制度がないというか、ないのでなかなかそこは難しいかと思いますが、勉強会みたいなのは、
教育委員会主催とかできると思うので、またそういうところに、ともかくそういうお勉強したいという話でした。いろんな意味で、みんなが発達障害に対する理解を深めるということで、いろんな接し方が、その子にとってマイナスな接し方をしてしまう場合もあると思うので、いい声かけができたりとかするので、そういうことはできる範囲で検討していただきたいなと思います。
それでは、最後の、次の4つ目の質問に移りたいと思います。
教育大綱の中にもあります
こんぴら子ども塾についてですけども、
子ども塾は毎週水曜日に地域の大人が工夫していろんな行事を
子どもたちに伝えたりとか、遊んだりとか、いろんなことで教えてくれています。いろいろと本当に工夫して、毎回やってくれていると思います。
子ども塾は、
子どもたちの希望するものに入るということになっていて、受講する
子どもたちが、この教室には少ないとか多いとか、少ないのがあったり、多くの子どもが参加するのがあったりと、いろいろだと聞いております。せっかく地域の方と交流ができる本当にいい機会なので、基本的に、月、毎週といっても月2回程度であれば、
子ども教室に通う
子どもたちは、希望するものだけで参加するのではなくて、できるだけ、多くの
子どもたちが参加してもらうようにしてはどうでしょうか。
また、英語学習など、これまた別の話ですけども、英語学習など、学年ごとに分けて、全員参加できる教室とか、高学年には最近トラブルの多い本当にスマートフォンとか、インターネットの講習会というものとか、それから、自転車のマナー教室をすると、自転車の乗り方とかそういうのも変わってきたりとか、ほかにも琴平の自然の話とか、歴史の話とか、昔遊びとか、今までと違った単発で外部講師に頼んでの学習というのもいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
子ども塾は、
子どもたちが、地域の方々と交流を持つ一つのよい機会であるとともに、異学年交流ができる大切な場所であると考えているところでございます。
学習というよりも、地域の方たちと一緒にいろいろなことを学び、
子どもたちを町ぐるみで育てていこうと推進している事業でございます。
子ども塾は、自由参加の事業ではありますが、できるだけ、進んで参加してもらえるよう、
子どもたちが興味を持てるようなことを、すなわち内容や活動方法を地域の方々と相談しながら進めていきたいと考えているところでございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
渡辺君。
○7番(渡辺 信枝君)
英語学習とか、スマートフォンとかインターネットとかそういうのも含めてですけども、特に、
長期休業中などは、なるべく全員が参加できるものをその内容といいますか、考えてみて、いろんな体験を
子どもたちにさせてあげるというのがいいのではないかなと思うんです。今ごろ、子ども会とかも余りいろんな活動とかも減っていますし、親子で参加するという行事というか、そんなのも考えてみてはどうかと思います。
以前、私の子どもが小学校ぐらいのときは、星の観察会があったりとか、陶芸教室とか、ムササビを見に行ったりとか、そんなこともあったように思います。琴平の
子どもたちを本当に地域のいろんな人がかかわって、見守ることで、より充実した
こんぴら子ども塾となるように期待しております。
それから、地域の方と相談しながら、いろんなメニューを決めていくと先ほど言われましたけども、それも本当に大事ですけども、
長期休業中とか、水曜日もそうですけども、
教育委員会主導でこういうこともしたいというときは、
教育委員会が活動を全部地域の人と相談、それ大事ですけども、任すのではなくて、
教育委員会主導型で考えて、こういうこともしたらよかったら、そこのところはまず
教育委員会で考えて頼むとか、そういうことでしていくと、より一層充実したものになるのではないかなと思います。
そういうことで、充実した
子ども塾を目指して、よろしくお願いいたしまして、私の
一般質問はこれで終わりたいと思います。
以上です。
○議長(山神 猛君)
これで、7番、渡辺 信枝君の
一般質問を終わります。
ただいま
一般質問の途中ですが、ここで休憩といたします。
再開を10時40分といたします。
休憩 午前10時23分
再開 午前10時40分
(出席議員、休憩前と同じ10名)
○議長(山神 猛君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
発言を許します。
4番、吉田 親司君。
(「はい、4番、吉田」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
吉田君。
○4番(吉田 親司君)
皆さん、おはようございます。(「おはようございます」の声あり)
ただいま、議長のお許しを得ましたので、平成30年12
月定例会におきます私、吉田親司の
一般質問をただいまから始めたいと思います。
今回の
一般質問におきましては、2つばかり通告書どおりございます。
まず第1といたしまして、旧町営バス乗降場跡地、政権交代でどうするつもりかということ。
あともう一つ、2つ目が、当町の高齢化に伴う医療保険の増額を費用抑制する施策を問う、以上2件よろしくお願いします。
それでは、質問席に移らせていただきます。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、吉田君。
○4番(吉田 親司君)
まず、第1問目、旧町営バス、先ほど言いましたけども、乗降場跡地、政権交代でどうするつもりか。
私これで4回目の
一般質問させていただくわけなんですけども、今回、決算審査特別委員会、先日ありました決算特別委員会におきまして、今回もまた「樹木医の診断を待って、どういうふうに活用するかを考えます」と町長は言われました。また前町長も私、
一般質問してから3年目、3年間ずっと、過去4回ともに樹木医の診断という答えが返ってきたわけなんですけども、政権交代をした上で、片岡町長に、本当にどういうふうに思われてるかということをお聞きしたいと、何度も言いますが、琴平観光の入り口の最も観光業にとって有用な用地であると私は確信しております。観光目的にできる猶予があれば、ぜひ積極的に使いたいと思っておりますし、観光業、業者全体的にもそういう機運がございますので、その旨をお聞きしたいと思います。
前向きな回答を求めていきます。よろしくお願いします。
○議長(山神 猛君)
4番、吉田君の質問に対する答弁を求めます。
町長。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
4番、吉田 親司議員の質問に対し答弁いたします。
ご質問のように、センダンの木を保存することを最優先に現在考えているところでございますが、そのためには、ご質問の中にありましたように、現在、
教育委員会にて樹木医の診断がどうしても必要であるということは議員も十分にご承知されてると思います。
本年度末には、提出されます樹木医の診断結果を受けた上で、
教育委員会より報告がありますので、その上でどのように活用するかを協議してまいります。
つまり、ご指摘の土地の旧バス乗降場のうち、どの部分が活用できるのかが確定しない限り、どう活用していくかということは、判断できないのが現状であろうということをご認識した上で、ご理解いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(山神 猛君)
はい、吉田君。
○4番(吉田 親司君)
平成29年の11月16日の生涯教育課の説明資料といたしまして、平成29年度琴平の大センダン、現況調査書というものが出ております。
この調査書の中で、報告書の中で、例えば、生育環境の状況とか、管理状況とか、形状寸法等とか、視認性いろんな項目がございます。その最後にですね、今後、対策検討すべき項目といたしまして、中長期的項目の続き、立入禁止策の拡張、現在、仮設で行われているいろいろ等々、一応、この樹木医といいますか、香川県樹木医会というところが一応結論は出してるわけなんです。
当時の、担当課長さんはどうかわかりませんけども、私これ、前町長も含めて、3年、4年、これで4年目、あそこが、乗降場廃止になってから、来年で丸4年で、5年目を迎えます、次の年から、平成31年度からですね。そのあたりも含めて、一番、担当課長含め、ほかの行政サイドの全体的な流れを私、言わせていただくんですけども、事が起きないと動かないとか、そういうのが一番私としては納得がいかないわけなんです。
でなければ、私、議員になってこういうふうに何度も何度も同じ質問をすることはまずないと思うんです。だから、そのサイドで実直に認めていただいて、吉田議員さんが言われるんやったら、どうしょうかという動きをね、やはり見せていただくのが当たり前なんです。いろんな方から、ほかの課長さんから、いろいろお聞きするにしても、今、国宝なんですよと、吉田さん、国宝やからこれは、全部県と国に任せて、あそこは管理地になってますからという話をよく伺うわけなんです。国宝やったら町はほんなら何もしなくてもいいんかという話になるんやけど、私は逆に、片岡町長が初めから、あなたは動くつもりで、いろんなことに対して、対処していく方だと思っております。ですから、その動く前に、こちらから投げかけていく、どうしましょうか、樹木医さんのこんな結論がなるんですけども、町としては、こんな意見もあるんですけども、どうしたらよろしいでしょうかというような、やはり結論というか、動きを示していただきたかったわけなんですけれど、その点いかがでしょうか。
○議長(山神 猛君)
町長。
(「議長」と呼ぶ)
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
土地の活用をどうするかということが、今、質問の主題になってますけども、その前提にあるのが、議員おっしゃるのは、4回目ということですので、その前提のところは省略されてますけど、これは要は、バス乗降場が廃止されて、その後、いわゆる団体さんの大型バスの運用状況が大きく変わって、いわゆるバス会社を関与する地元の観光業者さんからも、そのあたりの対応、対策がないうちに、廃止するのはいかがということは、私も議員時代から聞いておりますので、そのあたりの話と、今、ご指摘のように、いつまでたっても結果が出るまで逃げ口上にするんでは、いかがなものかということが質問の趣旨かと思いますが、例えば、私も、あの場所を見る限り、アスファルト部分、またトイレの旧バスが乗り降りしてた部分とかも、使えそうかなと思うんですが、仮に、町としてそこを先行して、ああしようか、こうしようかいうことをやったところで、結果として、先ほど申しましたように、そこは、保護地域として活用できませんとなると、また、黙阿弥になりますから、やはりそういった意味でいいますと、ある程度、行政といたしましては、活用できる部分が確定しない限り、それが1メーターなのか、10メーターなのか、100メーターなのかがわからない限り、やれること、できないことができないので、A案、B案、C案いうことで、検討せいいうことを言われとんかなと思うんですが、ちょっとそこの幅が、余りにも不明なもんが多いもんですから、ずっとご指摘の部分については、重々理解しておりますので、そのあたりの目途が立った段階から、検討するので、決して何もしないということは言っておりませんので、それはご理解いただきたいと思います。
○議長(山神 猛君)
吉田君。
(「議長」と呼ぶ)
○4番(吉田 親司君)
ありがとうございます。とりあえず、町長、今言われたように、働きかけというか、先ほど町長が言われたような、観光業、実際、バスを扱ってるところが、年々減ってきて、もう今、本当に数少ない件数しか業者としてもいないとは思います。
でも、やっぱりそれが原因じゃないとは思うんですけども、要するに働きかけですよね、先ほども町長何回も言われましたけども、別にセンダンの木公園として、使うという方針で、それでも別に、それはそれで構わないんですね。でもそれはそれで、方向性を示していただくのが一番。ですから、来年、この3月に結論、樹木医の結論が出た時点で、何か検討か何かをされるということをお約束いただけるんでしょうか。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
その結論をもって、活用できる部分の場所が、判断した上で、もちろん検討いたします。
それともう一つ、バスだけでなくて、私だけでなく、ずっと懸案事項になるのが、いわゆる旧町内の渋滞の問題であったり、車、駐車場の問題であったり、呼び込みの問題であったり、車の流れの問題だったり、これは、相当これまで手つかず状態であるというのは、私は大きな懸念状態でございますので、先ほど議員おっしゃってたように、トータルで思い切って道をつくるとか、思い切って道を広げるとか、いろんな部分を含めて、これは交通体系のほうということで、やるべきでありますので、もちろん、我々執行部としても考えていかなければならない部分でありますけども、議会のほうでも、十分そのあたり協議していただいて、いろんな意味で、結果としてこの観光地としての観光対策の中で、交通体制というのは、我々だけでなく、議会の皆さんも同じ課題を持っていらっしゃると思いますので、また、ご議論いただければと思います。
以上です。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
吉田君。
○4番(吉田 親司君)
私、通告外で言おうかと思ってたことを、今、町長言っていただいたので、本当に非常にありがたいんですけども、先ほど町長言われた、交通体系ですね。そのあたりも含めて、本当につい最近、ある旅館さんの敷地が駐車場に、神明町でなっておりますけども、本当に、中、旅館が廃業したり、お土産店が廃業したりにかかわって、駐車場だらけに今のところなっておりますね。ですから、そのあたりも一方通行、あそこを要するにバスの駐車場として使えないという形になったときには、やはり、そのあたりのバスをどこにとめるかとか、そういうところの、交通体系自体が非常に我々の、我々といいますか、観光関係の業者さんにも懸念されるところが非常にございますので、その辺も含めて、町長やっぱり、何かの形で議論をする場といいますか、そのあたりをつくっていただければと思います。
その後、町営バスの乗降場跡地のこちらのほうもやはり、公共の委員長もおりますけども、公共施設のどうするかという形のカテゴリーの中になると思いますので、公共の中でも、委員会としても、もんでいただければと思いますので、その旨町長いかがですか。私が言うてもしょうがないな、その旨、議会の中で議長、よろしくまたお願いできたらと思いますので、よろしくお願いします。それでは。
○議長(山神 猛君)
町長の答弁は。
○4番(吉田 親司君)
いいです。わかってらっしゃると思いますので。
それでは、2問目に移らせてもらいます。
当町の高齢化に伴う医療保険の増額、費用抑制をする施策を問うということで、高齢化率40%に迫ろうとする当町の高齢化に従い、医療保険、介護保険の行政負担が増加の一途であると思います。
国の施策も医療保険と介護保険を一体的に行う、新たな仕組みをつくる方針であると聞きます。一体化の効果で、健康寿命を延ばし、医療介護の費用を抑制するのがねらいであると聞いております。先般の教育厚生委員会の資料では、県主導でこの12月1日から始まる、マイチャレかがわ事業、健康推進事業ですね。この先、また5年間にわたる保険事業実施計画第2期データヘルス計画や、国民健康保険特定健康診査等実施計画第3期の資料が提示されましたけども、この提示されたデータヘルス、実施計画ともに着実に効果を上げているかどうか、この先の保険財政に大きな影響があると思いますので、その取り組み、どういうふうに思われてるかをお聞きします。
以上です。お願いします。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
医療保険に限りらず、介護保険も含めました社会保障給付費の抑制、削減は、国を挙げて取り組むべき課題となっております。
現在、国では、健康格差の解消により、2040年までには、健康寿命を3年以上を延ばす、延伸、平均寿命との差の縮小を目標に掲げておりまして、それを実現するための取り組みの一環として、高齢者の保険事業と介護予防を一体的に資する方針を出しております。
また、重点取り組み分野といたしまして、1、健康、無関心層も含めた予防健康づくりの推進。2、地域間の格差の解消を設定しております。
そこで、これら国の方針を踏まえた上で、香川県では、健康無関心層のアプローチを含めまして、ご指摘のマイチャレかがわを実施し、県内全市町がこれに協力しているところでございます。
町といたしましては、第2期データヘルス計画及び第3期特定健康診査等実施計画を策定し、国保被保険者の健康的な生活と医療費適正化のため、保険事業に取り組んでまいります。
ご質問の取り組みの詳細につきましては、多岐にわたるため、計画の中にございますので、ご覧いただけたらと思います。
町においても、議員のおっしゃるとおり、今後の取り組みが、保険財政に大きく影響すると考えておりますので、定期的に健康課題を分析し、各種事業を効果的かつ効率的に実施できるよう努めてまいります。
そして、フレイル対策等の介護予防と、生活習慣病等の疾病予防、重症化予防を推進し、一体的な実施についても検討しながら、住民の健康寿命の延伸、それに伴う医療や介護給付費の削減に努めてまいりたいとの考えでおります。よろしくお願いします。
○議長(山神 猛君)
はい、吉田君。
○4番(吉田 親司君)
私も、このデータヘルス計画ですね、この1期とあと2期分の資料を先般いただいて、いろいろ勉強させていただいたわけなんですけども、やはり、高齢者に的を絞って質問させていただくわけなんですけども、健康寿命を、先ほども町長の中で言われましたけども、健康寿命を延ばすということが、一番最大の課題じゃないかなと私は思っております。
一応医療費負担にしましても、このデータヘルス計画の中で見ておりましたら、やはり、65歳から74歳までは50万ちょっとの年間医療費がかかっております。
全体の医療費の中でも、やはり、かなり高額な形となっておりますので、その辺も含めて、やはり対策が必要ではないかなと思っております。
一応、町の施策として、人間ドックの助成事業ですね、これをされて、1万5,000円してるわけなんですけども、この補助によって、結構、特定健康診断の受診率が、ある程度上がってきて、県平均よりかは、高止まりをしているというのも、一応このデータ見てたらわかったわけなんですけども、私これ一番懸念するのが、特定健康診断で、メタボリックシンドロームですね、一応、そういうウエスト周りが男性の場合やったら85センチですかね、女性の場合でしたら90センチぐらいかな、それぐらいということで、一応、BMIとかそのあたりを換算して、出す資料なんですけども、その中で、いろんな教室、特定保健診断で、メタボリックシンドロームと診断された方ですね、された方のその後の特定保健指導受診率が、非常に低いわけなんです。2けたにも乗らない、毎年そのぐらいの感じでいってるわけなんです。
ですから、そのあたりが一応、私としては、これ見させていただいては、これをどうするかということが結構重要なことじゃないかなと思いますので、そのあたりちょっとお聞きしたいんですけども。
(「議長、福祉保険課長答弁お願いします。」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
福祉保険課長。
○福祉保険課長(友枝 眞理子君)
それでは、命によりまして、吉田議員のご質問にお答えいたします。
町の保険事業といたしましては、特定保健指導に限らず、いろんな特定健康診査も含め、がん検診を含め、いろんなものの受診率の向上が大切だと思っております。
先ほど申し上げましたとおり、町として本当に健康寿命の延伸を目指して、保険事業を行うわけでございますけれども、先ほどの、先日お配りした資料では、29年度の特定保健指導の数字が入っておりませんでしたけれども、29年度では、一応13.3%に上昇しております。
今後は、そういう今までも受診してる方は、そういう健康に対しての意識があって、特定健診等毎年受けられたり、人間ドックも受けていただいておりますけれども、それを受けていない、先ほど言いました、健康に関して無関心層に対しての、受診勧奨、あと、健康の大切さの普及啓発、そういうのを重点的に行いたいと思っております。
以上です。
○議長(山神 猛君)
吉田君。
○4番(吉田 親司君)
この中で、特定健康教室、特定保健指導、それからヘルスインフォメーション、それから、国保の健康教室の元気力アップ教室、そのあたりの結局一応、何回も年間にされておるわけなんですけども、それがちょっと低いというのが、先ほど私も質問してるわけなんですけども、課長今、言われましたけど、この低い理由ですよね。それはどういうふうに、受診率が低いのは、先ほど言われたけども、特定の方しか来ないという話をされましたけども、一つ私わかるのは、私もそうなんですけども、やはり、忙しさにかまけてしまうというところで、あるのは知ってるけど、どうしてもこの日は行けないとかいう形で、多分、断られる方も結構多いと思うのですね。ですから、大変なことかもわかりませんけど、例えば、日曜日とか土曜日にするとか、それから夜間ですね、夕方5時以降とか6時ぐらいからやりますからとか、そんな感じでちょっと費用効果、その他もあるかもわかりませんけども、その辺やはり、こちら行政サイドでこの時間でというお願いじゃなくて、そしたらどうしたらもう少し集まるのかなという視点に変えていただいて、その辺をちょっとやっていくのも一つの方法かなと私提案いたしますので、その辺、町長どう思われますか。
○議長(山神 猛君)
福祉保険課長。
○福祉保険課長(友枝 眞理子君)
失礼いたします。お答えいたします。
過去にも、日曜日に行ったり、夜行ったこともございますけれども、それほどの効果は上がってないです。ただ、そういうのも検討しながら、その国保の特定健診の後の元気力アップ教室というのは、回数ありますけど、それは一つのコースでありますので、対象で何回か運動とか、栄養とか、そういうのを繰り返し指導していく教室ですので、少しでも受診しやすいように、今のその計画は、あくまで国保の被保険者の計画でありますので、住民全体に対しての健康増進も重要だと思っておりますので、それを健康増進計画のほうに基づいて、実施していきたいと思っております。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
吉田君。
○4番(吉田 親司君)
ありがとうございます。そこらあたり、私も認識不足で申しわけございませんでした。いろんなことやられてるんやなということで、わかりました。
最後になりますけども、町長、去年の9月の議会で、議員の時だと思うんですけども、これと同質問で、例えば、胃がん検診ですよね、胃がんとそれからあと、ピロリ菌検査、そのあたりの補助を考えたらどうかということをお聞きしてると思うんですよね、前町長に。そのあたり、じぶんが議員だったときのことも踏まえて、これちょっと唐突な質問になりますけども、お答えしていただければと思うんですけれど、いかがでしょうか。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
記憶の中でしゃべるので、確定だけなんですけど、結局、特にピロリ菌については、国の判断が非常に分かれてるいうことで、効果があるのかどうかという問題と、それと、中学生、私が提案したのは、今、小学校4年生と中学校2年の血液検査を活用せよというところから、そこからじゃあ中学生の段階でピロリ菌検査をした上で、それを除去にするとか、そういった部分も含めて、やっていくべきでないかなという話もしたと思いますが、効果がない中で、前のめりでうち、町が単独でやるべきかどうかということの議論はしていかなと思ってますし、また、きょうの新聞にもありましたが、福祉保険課長と就任した後、ちょっと進めていかないかんというのが、風疹の対策です。風疹対策をこれは、妊婦の方だけが対応するのではなくて、やっぱり周りの、例えば、職場でもそうですし、今日、国のほうが、私もその対象者になってますけども、39歳から五十何歳までの間の接種の話も出ておりますけども、やっぱりそういういろんな問題もいろいろあるわけなんで、ぜひ、前のめりでやるべきか、効果がないのにやるべきかどうかというのが非常に議論しながら、もちろん経費もかかることでございますので、先ほど、担当課長が申しましたように、そういう意識をどう持っていくかということが一番大事なことでございますので、ぜひ、私も1年前に質問した部分についても、効果があるものについては、積極的に取り組むように、協議をしていこうと思っております。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
吉田君。
○4番(吉田 親司君)
ありがとうございます。
ということで、あともう一つなんですけども、私ちょっと考えましたの、それはやられているというたら、課長それまでなんですけど、いろんな福祉団体琴平町にありますよね。例えば、琴平町の母子愛育会さんとか。それから、あと、琴平町食生活改善推進協議会さんとか。そういう保健関係、福祉関係の団体に向けて、そういう食生活の改善とか、そういうふうな事業として、そういう講義といいますか、今言われた、データヘルス計画の中にある、食生活の改善とか、健康寿命を延ばすような、施策に向けた講師を呼んでとか、そんな感じをされてもいいかなと、横に個人的な対応じゃなくて、その団体に向けて、例えば、観光やったら観光協会さんに向けてとか、そんな感じで案内するのも一つの方向性じゃないかなと思います。増やすとしたら、ですから、我々、結構、気にはしてるんですけども、ちょっと面倒くさいったらあれやけども、健康診断その他も、そういうふうに思って、避けがちなところもありますし、健康の大切さというものを、やはり、皆さんにふれ回るというか、広報するのが、やはり、一番じゃないかなと思いますので、その旨よろしくお願い申し上げます。
そういうことで、一応、これ最初の文書にも書きましたけども、高齢化が特に私どもの町は著しく高齢化率が高いもので、やはりそれに伴う医療費を少なくするためには、その施策はやはりしないと、お金ばっかり出ていくという形になってしまいますので、やっぱり健康、琴平町というのをある程度、旗に上げていただいて町長、進んでいただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、これで、私の
一般質問を終わらせてもらいます。ありがとうございました。
○議長(山神 猛君)
これで、4番、吉田 親司君の
一般質問を終わります。
引き続きまして、
一般質問を行います。
発言を許します。
5番、豊嶋 浩三君。
(「はい、議長、5番、豊嶋」と呼ぶ)
○5番(豊嶋 浩三君)
それでは、議長の許可をいただきましたので、平成30年12
月定例会における
一般質問をさせていただきます。5番、豊嶋 浩三であります。
本日は通告に従いまして1、「圏域」を新たな行政単位に位置づける議論について、2、9
月定例会で質問いたしました大規模災害発生時の各種防災対策の取り組み状況について、3、台湾新北市瑞芳区との国際友好都市交流事業について、4、琴平町高齢者福祉計画及び第7期琴平町介護保険事業計画について、5、AIによる無人交通システムについて、以上の5問について質問させていただきます。
なお、時間の制限の関係がありますので、通告の内容における前書き部分は、若干省略いたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、場所を移動して質問に入らせていただきます。
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○5番(豊嶋 浩三君)
それでは、初めの質問に入らせていただきます。
政府は、複数の市町村で構成する行政主体、圏域を法律上により新たな行政単位に位置づける議論を本格化させております。地方で将来深刻になる人口減少などに対応することが狙いであると言われておりますが、しかしながら、このことは、地方自治体の事実上の廃止につながる可能性があり、地方自治体からの反対意見も多いということであります。
平成24年11月から琴平町は、中心市、いわゆる丸亀市の都市機能と近隣市町村の農林水産業、自然環境、歴史、文化、それぞれの魅力を活用して、NPOや企業といった民間の担い手を含めて、相互に役割分担し、連携・協力することにより、地域の住民の命と暮らしを守るため、圏域全体で必要な生活機能を確保し、地域圏への人口定住を促進する政策に取り組んでおります。
これらの取り組みは、総務省により、地域力の創造、地方の再生を積極的に支援していただくというものでありますが、今回の圏域については、第32次の地方制度調査会の諮問によって、こういった取り組みに対して、水を差すものではないかというふうに思っております。その点を考慮いたしまして、町長がどのようにお考えになっているのか、お聞きしたいと思います。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。豊嶋君の
一般質問の答弁をお願いします。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○町長(片岡 英樹君)
5番 豊嶋浩三議員の質問に対する答弁を行います。
現在、丸亀市を中心に行っております定住自立圏が目指すべき将来像は、少子高齢化、人口流出などの課題を市町間で共有し、相互の役割分担と、連携によって、全国的な人口減少の中にあっても、その影響を最小限に止めるよう、圏域内での定住促進に努めるようにするものであります。
そのために、瀬戸内中讃定住自立圏共生ビジョンを策定いたしまして、圏域を構成いたします市、町がそれぞれに持つ自然、歴史、産業などの地域資源をつなげ、圏域全体を活性化しようと、さまざまな取り組みを行っているところでございます。
さて、議員ご質問の、第32次地方制度調査会での新たな圏域、圏域を新行政単位にすることについての所見をということでございますが、実現にはまだまだ解決しなければいけない問題が山積しておりまして、そう簡単に進むものではないと私は考えております。
参考意見といたしまして、日本弁護士連合会の意見書を引用させていただきますと、圏域を法制化し、圏域が主体となって、行政のスタンダード化を進めていくということは、これまでも広域連携の仕組みとは異なり、自治体の個別事務ごとの自主的な判断ではなく、全国的に国が主導して、市町村の権限の一部を圏域に見合わせようとするものでありまして、自治体が自主的権限によって、自らの事務を処理するという団体自治の観点から問題があると、また、住民による選挙で直接選ばれた首長及び議員からなる議会もない圏域に対し、国が直接財源措置を行うことは、住民の意思を尊重する、住民自治の観点からも問題がある。
また、これらの点は、憲法上の保障である地方自治の本市と関係で、看過できないの問題ではないか。そして、圏域単位での行政のあり方を検討するに当たっては、圏域の代表的なものである連携中枢都市圏構想について、どのような成果を生み、あるいはどのような弊害を生じさせるのか、実証的な検証、分析を行い、その評価を参考にすべきであるが、それがなされていない。市、町村数をほぼ半減させた平成の大合併についても、実証的な検証分析を行うべきであるが、それがなされていないなど、重大な問題点があり、拙速に結論を出すべきではないとの意見があり、私もこれは大いに参考になると思います。
よって、今後も全国自治会、全国市長会、全国市町村会、現場であります各自治体等の意見を十分踏まえた上で、議論がなされることを希望します。そして、私としては、この圏域、現状であります定住自立圏の範囲の中では問題はないのですが、ご指摘の圏域を一つの行政単位というのは、相当難しいのではないかというのが私の所見でございます。
以上でございます。
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
ありがとうございました。一つの自治体として、やはり、こういったときにはしっかりと主張をしていただくように、よろしくお願いいたします。
続きまして、2番目の質問に入らせていただきます。
10月1日の全員協議会において、9月30日の台風による住民避難等の対応状況について、町長不在のために執行部より報告をいただきました。
私の9月の定例会の
一般質問に関することなので、執行部に対して、幾つかの避難所等に関する質問をいたしましたところ、執行部からの答弁の内容が全て、現在町長が検討中であるというお答えばかりに終始いたしました。
一般質問における町長答弁の中でのこの検討中、あるいは検討しますと言われる言葉の意味にして、町長が単独で問題について、これから検討始めるということなのか、あるいは、町執行部がこの問題について、まず内部協議を行ってから、検討して、町長がご判断されるということを町長がおっしゃる検討中、あるいは検討しますという意味にとったらいいのか、このところですよね。一番、町長が発声する検討中という言葉は、これからも多く聞くと思いますので、町長並びに町執行部がどのように対応していただいているのかということについて、この質問に対する認識に大いに、私自身が影響いたします。
明確にこのあたりの検討中、あるいは検討しますというのは、町長の判断ではどういうふうにして今、現状でしているのかということを理解したらいいのか、ちょっとややこしくなりましたが、そのあたりを町長、お答えいただきたいと思います。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
若干準備した答弁と異なるかもしれませんが、とりあえず、通告書に基づきまして答弁させていただきます。
琴平町では、災害対策基本法に基づき、災害時におけます住民の生命、身体及び財産を保護するとともに、災害による人的被害、経済的被害を軽減するため、災害予防、災害応急対策、災害復旧等に関しまして、琴平町地域防災計画を策定し、防災活動の総合的かつ計画的な推進を図ることにしております。
しかしながら、現在の琴平町地域防災計画は、平成26年度に修正されたものであり、その当時と比べ、想定を超える豪雨・強風など、災害の規模や多様化、また単身の高齢者や、障害者など、避難支援が必要とさせる要配慮者が増加する中、現在の防災計画では対処できない問題が、特に、避難所の開設や、運営、設備などにも不十分な箇所が見られることから、今後、琴平町地域防災計画の見直しをすることとしております。
見直しの際には、行政だけでなく、議会、防災の専門家、自主防災組織、社会福祉協議会、自治会、民生委員、住民代表者等の各層からの代表者を招集し、琴平版の防災計画をつくっていきたいと考えております。特に避難所の開設や運営につきましては、避難所運営ボランティアなど、地域の住民を募集し、行政は主に災害への対応や復旧、関係機関との連携や物資の搬入等へ力を傾注すべきであると考えております。
さて、ご質問の本論でございますが、現在、町長が検討中であるという答弁を行ったということでございます。当然、町長1人で検討するということではなく、執行部や議会、先ほど申しました各層の代表者など、多数の意見を聞き、検討していく機会をつくる中で、琴平町独自の琴平町版地域防災計画を策定していきたいというので、それ相応の策定期間も必要であると考えております。
以上でございます。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
私の通告の稚拙な文章でなかなかそごがあったように思いますが、ということは、10月1日の執行部が町長にかわって答弁いただいた内容については、その時点で、検討は行われていたのか、いてなかったかのについて町長にお聞きいたしたいと思います。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
検討の多分言葉の中で、実際どう動いたかということが今の質問かと思うんですが、私もこれまでいろんなセミナーであったり、災害セミナーであったり、防災の訓練をして感じましたのは、こういう表現は非常に職員さんには失礼かもしれませんが、今の現状の内部でですね、職員だけで集まってさあどうするとしたところで、やはり、経験値であったり、ノウハウが余りにも少ないなということは、これは、危機管理の担当であります総務課長、そして、副町長、そして、担当職員とも協議はしておりました。実際、やりますやりますと言いながら、じゃあどう進めていくべきか、どのようにしていくかということは、やはり今の行政の職員だけでの策定というのは限界があるというふうに考えておりますので、ですから先ほど申しましたように、見直しは必要であるとはいう認識はありながらも、現状の中では、じゃあ具体的に防災計画をどう直していくかという段階には入っていないですけれども、これは直さないかんという認識はあるというのが、検討中の内容でございます。
以上です。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
私が言いたかったのは何かといいますと、私は9月の
一般質問で行った際に、町長の答弁をやはり、その時点で検討いたしますというお話がありましたので、その状況ができて、もう既に副町長初め、執行部等における検討会議がもうそのあたりは出てるのかと思っておりました。それにもかかわらず、1日の時点での執行部のご答弁が全て町長が検討しております。町長が検討しておりますというので、全て終わりましたので、私といたしましては、やはり、現実に、現在は今、執行部で素案等について検討いたしましておりますというふうな答えがいただきたかった。ということは何かといいますと、今、町長がおっしゃったように、いろんな意味で内部協議というのが、大変、琴平町の場合は、余り、闊達にできていないのではないかと、そのあたりが問題であるということは、町長もご存じ、先ほどの答弁の中でも表れてきたんじゃないかなというふうに私は推測しておりますが、その点についてはやはり、せっかく今回副長も新しくかわられたばかりなので、なかなか体制づくりも大変やと思いますが、その点については、内部協議をしっかり行っていただきたいと願うところであります。
特に、今まさに大規模な自然災害、いつ発生するともわからない状況であるということは、全ての町の職員が認識していかなければならないと、そのためにもやはり、そういった総意をつくるためにも、内部協議をしっかりと行っていただきたいと思っておるところでございます。
次に、その2番目の新聞報道によるところの琴平町の避難計画、避難所運営マニュアル、先ほど町長が説明していただいた分と多分かぶるかもわかりませんが、住民の周知、災害種別の避難計画、各避難所の運営マニュアル、個別支援計画等の策定と住民への開示というのが、四国新聞の報道によりますと、まだ、いまだ琴平町の場合は行われていないということでありました。現在策定中ということでありますが、どのあたりを期限を考えてつくっていく予定なのか、そのあたりの大まかでも結構です。今年度中とか、来年上期ぐらいまでとか、そのあたりぐらいまでは明確にお答えできるんじゃないかなと思うんですけどどうでしょうか。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
先ほどの回答と重複いたしますが、先日の新聞報道で、避難所ごとの運営マニュアルや、避難計画について対応中であるという記事が出されたところでございます。
現在、避難所ごとの運営マニュアルは策定しておりませんし、避難計画も平成26年度から修正したままで、現状と合致してないいけない状況であるということは、先ほど申し上げたとおりでございます。よって、地域防災計画の見直しを行っていかないといけない認識は強く持っているところでございます。
開示がいつになるかということでございますけども、早急な計画策定は重々、急がないかんということは承知しているところでございますが、先ほど申しましたように、私が就任して、いろんなセミナーや、県内外の他市町との首長さんとの意見交換をした中では、現行の役場内職員だけで作成しても、十分なものがつくれないのではないかというふうに判断しております。
そこで、このような危機管理や、防災の専門家の意見を取り入れられるようにした上で、計画を策定することを進めようと考えております。
その上で、先ほども申した、各層からの代表者を招集した上で、十分な協議を得た上での、琴平版の防災計画をつくっていきたいと考えておりますので、計画策定には多少の時間を頂戴できたらと思いますので、いつまでにというところは、ご質問の趣旨でございますけど、そのあたりについては、まだいつまでと言えないところの現状をご理解いただきたいと思います。
以上です。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
次の、
一般質問ときの機会がありますので、できれば、いつまでと欲しかったのですが、そのあたりは、今の町長さんのお答えで納得しておこうと思います。
この9月の
一般質問で議論したように、地震・台風・豪雨等の自然災害に対する住民の生命を守るための対応については、速やかに内部協議を行っていかなければいけない。他の職種、専門家の意見を先ほどおっしゃったように集約して、琴平と独自のマニュアルを策定しただきたいと思います。
先日、平成28年の熊本地震の研修で訪問いたしました嘉島町ですね、そこの職員からお聞きした中で、災害発生時の初動訓練、最も重要であったと言われておりました。なぜならば、予期せぬ問題が数多く発生することで、職員の内部の混乱をできるだけ防ぐことが、大変重要であると、大変力説されておりました。彼らの内容の中で言われたことに、県のマニュアルでさえ、嘉島町のマニュアルには全然そぐわなかった。すなわち、今言ったように、町長がおっしゃるように、いろんな知識人の意見というのは必要ですが、現実には、自分たちの町のそういった防災のときの初動というのは、必ず自分たちの中で、まずはどうしたらいいかということはせないかんということを力説されておりました。その点をしっかりと考えていただいて、これもですけど、副町長を中心にして内部協議を早急に行っていただきたいと思います。
続きまして、3番目の質問に入らせていただきます。
通告では一括でお答えいただくように書いておりましたが、1番の質問は教育長に、2番の質問を町長のほうでお答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
3番目の質問でありますが、5月31日に琴平町において、台湾新北市瑞芳区との友好交流協定を締結して、観光、教育、経済の分野においての協力関係を拡大することになりました。2017年から
琴平中学校と、瑞芳中学校の生徒による交流が行われております。また、いまだに議会には報告されておりませんが、今年度、本年ですね、10月16日、17日に、キュウフン瑞芳風来館において、物産店が琴平町単独で、民間総合交流に町職員も動向して開催されたそうであります。その点についてですが、教育長に質問させていただきます。
これまでの中学生の相互訪問の交流事業について、具体的な教育的な効果の検証と、これからの中学生の交流事業の教育的成果目標があるというのであれば、その点をお聞かせいただきたいと思います。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君の質問に、教育長お答えください。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
平成29年度に始まったこの交流事業は、平成29年度は8月6日から10日までの5日間、生徒10名が台湾でホームステイを体験しました。
平成30年度は、台湾瑞芳中学校の生徒8名が、本町でホームステイを体験いたしました。
台湾では、限られた時間ではありましたが、非常にたくさんの
教育施設や、文化施設を案内していただくとともに、瑞芳中学校の先進的な英語教育の取り組みも紹介していただきました。この取り組みによって
子どもたちは、まず、異文化に触れ、国際感覚を身につける契機を得ることができた。
2つ目として、たくさんの人たちとの温かい交流を通し、周囲に対する感謝の気持ちを育むことができた。
3つ目として、コミュニケーションの手段として、英語力のつけることの重要性を強く感じたと、そういうふうに報告を受けているところでございます。
また、平成30年度の事業では、国際交流の取り組みを特定の生徒だけでなく、全生徒が体験できたことが、大きな成果であったと思っているところでございます。
この事業は、生徒に対して、決して強制したものではなく、自分自身の意向を踏まえたものでもあります。ゆえに生徒自身も、国際理解や、国際親善に強い関心を持って参加していると判断できます。
また、今後、本町が取り組むであろう国際交流事業にも積極的に協力してもらえるものと期待しているところでございます。
コミュニケーションの大切さを
子どもたちが現地で体験し、未来に役立てる取り組みをすることが、この事業の最大の目的であると考えているところでございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
大変、良好な検証結果であったのではないかと私も考えております。
これらの生徒の交流事業について、これからの交流計画等は策定されておるのでしょうか。または、2019年度の交流事業は行うについての状況はどういうふうに今のところ考えておられるのかお聞きいたしたいと思います。
○議長(山神 猛君)
教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
現在、台湾と琴平の中学生が、1年ごとに交互に行き来をして、交流を進めるというふうな予定で、来年度は、我が校の生徒が台湾を訪れて交流をするというふうなことで、今、計画を進めているところでございます。
1年ごとに交流をしていくというふうな方向性を現在のところ持っているところでございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
隔年で、相互交流をこれからも行うということをお聞きいたしました。ということは、現状で瑞芳中学校との交流に関する来年度の協議は、当然、行われておると考えておると考えてよろしいのでしょうか。教育長お願いします。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
教育長。
○教育長(篠原 好宏君)
お答えいたします。
現在、瑞芳中学校との相談、打ち合わせを行っている途中でございます。現在の段階では、瑞芳中学校から、向こうが受け入れ可能な日程等についての連絡を受け、学校で調整をしながら、今やりとりを進めているといった交渉を行っているところでございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
大変、内部協議も行われているということで安心しております。できるだけ、そういった意味での子どもの交流事業は進めていただきたいと思います。
続いて、町長にお聞きいたします。
経済交流事業について、商工会を中心とした物産展並びに観光振興のPR等を行っておりますが、琴平町が実施主体となって、町内特産品の開発や、観光振興に取り組むための内部協議はできているのか。また、瑞芳区との交流事業全般についてのすり合わせ等は文書協定を踏まえた上で行われているのか、その2点についてお聞きいたします。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
本年10月に台湾新北市瑞芳区のキュウフンで開催されました物産展についてでございますが、これは、友好交流協定に基づいた、産業分野におけます民間交流の足がかりとして、琴平町商工会がキュウフン証券協会と協力し、瑞芳風来館にて、うどん打ち体験や、試食会のイベントを行ったものでございます。
この瑞芳風来館は、瑞芳区所有の古い建物を再生プロジェクトにより改装したもので、展示会場やイベント会場として使用する建物となっております。
今回、瑞芳区の区長より、友好交流協定締結のお祝いと、風来館再生プロジェクトの完成祝いを兼ねまして、キュウフンで琴平町の観光誘致宣伝を行わないかと、また、今回の商工会のイベントと一緒にどうかという提案の求めに応じ、観光誘致宣伝のため、職員派遣も行ったところでございます。
その際のポスターや、特産品等についても年末、本年度末まで引き続き展示していただけているとなっております。
議員ご質問の、町内特産品の開発に取り組むための内部協議につきましては、現在、行っておりません。特産品開発については、特産品開発事業補助金として、商工会及び商工会会員が行う特産品の開発や、販売促進の経費の2分の1以内、上限は50万としを補助しておりまして、協議とまでとは言えませんが、補助金申請書提出時において、内容等の確認を行っているところでございます。
また、瑞芳区との交流事業全般についてのすり合わせ等は、文書協定を踏まえた上で行われているのかというご質問につきましては、瑞芳区との友好交流協定が全ての礎であり、それぞれの事業について、文書協定を行うことは考えておりません。もし必要となれば、そのときに検討いたします。
いずれにいたしましても、瑞芳区とは、今後も今以上の信頼関係を築いた上で、さらなる友好関係の推進や、連携を図ってまいりたいと考えております。
以上です。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
台湾の統一地方選挙は11月24日に投開票されているのはご存じだと思います。新北市も新市長になられるようでありますが、こういった大変、瑞芳区に対して、大変影響のある状況の中で、琴平町としても、そういった意味でのこれからの対応ですか、そういった意味での動向などについての情報収集は行っておるのか、琴平町から瑞芳区のほうに、そういった意味でのこれからの内容については、情報収集をしっかりとやっているのか、今、現時点での状況で説明お願いいたします。
(「議長、所管課長、企画政策課長答弁」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、企画政策課長、造田君。
○企画政策課長(造田 泰君)
お答えいたします。
今現在ですが、瑞芳区については、今後の市長、今の現区長の状況について確認しておりますが、12月末ごろまでちょっとはっきりしないという答えはいただいております。ですので、向こうから確約といいますか、どういった方が今度市長になります、区長になりますとかいうそういった回答があれば、そのときにまたお答えさせていただければと思います。今、現状ではちょっとまだ、向こうからの明確な回答はいただいておりません。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
台湾の私らも研修に行ったときにお聞きした中で、やはり、市長がおかわりになられると、その市長によって区長が選定されるということをお聞きしておりますので、今、課長からのお話でありましたように、12月で多分交代になるということにあるならば、その区長の交代において、町のほうからは何らか相手の区長との対話なり交流なりというのは、町長お考えになっておるのかどうか、お聞きしたいと思います。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
私も、今、担当課長が申しましたように、恐らく市長がかわりましたけれども、区長もかわるであろうというふうな情報といいますか、認識はしておりますが、かわった段階でどうするかというのは、それは挨拶に行くべきなのか、向こうがお越しになるのか、ちょっとその辺は新しい方と連絡をとった上で、どっかの段階で、もちろん先ほど教育長が申しましたように、来年の夏には、我が町の
子どもたちがお世話になるわけですから、その前に、何らかのアクションを起こさないといかんということは認識しておりますけども、ちょっとそれが確定した段階で、ちょっと協議した上で、今現在、どうするいうのはちょっと答えられないのはご理解ください。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
そうですね。だから、実質私、今、何を言いたかったかというと、12月でそういった意味でのまた新たな区長さんになられるか、それとも今のままで行かれるかということをちゃんと情報を収集して、その中での台湾瑞芳区とのやっぱり情報の交流というか、総合的な面を課のほうで企画課のほうでしっかりとやっていただきたいと願うところでありますので、その点よろしくお願いいたします。
町長が考えるさらなる友好関係の構築というのは、しっかりと情報を収集していただいて、相互利益につながるような、意思の疎通をすることで、信頼関係の醸成を図るべきだと考えておりますので、その点はよろしくお願いいたしたいと思います。
それと、先ほどから言いますように、民間交流が商工会において、前向きに行われております。これからの民間交流を含めて、実施主体はある、琴平町が実施主体ですので、その点の全ての窓口となるのは、町が行うということに考えてよろしんでしょうか。また商工会との間で、瑞芳区との交流事業についてのすり合わせ等についても、商工会との間のすり合わせもやっておるのかどうか、その2点についてお聞きしたいと思います。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
町としてのスタンスといいますか、考えは、先ほど来申し上げましたように、友好交流協定というものが礎の中で、踏まえた上で、自治体同士、琴平町と瑞芳区、こういった自治体同士については当然、所管の課と先方との担当とのやりとりがベースとなって、連携、窓口になるのはご案内のとおりだと思います。
町としては、一応ベースとなるのは、先ほど来申してます中学生同士の交流が一つのベースになってまいります。ご指摘の民間交流につきましては、あくまでも入り口の部分ですね、きっかけづくりが町としての窓口として、向こうにこういう声があるが、我が町でこういう声があるが、先方受けれますかとか、そういうもちろん国際的な部分になりますので、そういった入り口のつなぎ役としてはやりますけども、当然、具体的な、例えば、向こうで出店するとか、向こうで事業を始めるとか、そういったことにつきましては、民間同士で、独自でやっていただくので、入り口のきっかけづくりは当然、こういう部分での目的でございますので、あとは、それについては、当然、商工会というよりか、多分、事業者さんですね、事業者さん同士については、それに町が中に入るというのは、ちょっとこれはそこまで行き過ぎるのはどうかなと思いますので、あくまでも、その部分は分けてはいきたいと思いますし、また、逆にそういうサポートについても、町だけでなく、県のほうもかなり力入れておりますので、よろしくお願いします。
以上です。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
この問題でもう少しで終わりますので、
今、やはり民間交流の問題なんですが、私も商工会のほうの会員でもありますので、現状での商工会の立ち位置と、町の立ち位置についてということについて、商工会にもお聞きしました。そのあたりのすり合わせがまだうまくいっていないみたいなんです。
何でかというと、今いうふうに、商工会にしてみたら、いや、町のほうが窓口になっていただいたらという話もありますし、今、町長がおっしゃったように、いやそれは、民間交流であって、商工会中心としてしっかりやっていただきたいという、そのあたりをしっかりと、すり合わせをしておかないと、たとえ商工会が観光振興等について、例えば、向こうで物産展をやるの、向こうで出展するのというときにでも、やはり、商工会も町内全ての会員に対してどうですかというふうな形を持っていかないかん、平等にね。そのためにも、やはり、そのあたりを町と商工会とのすり合わせ、いわゆる協議がはっきり言ってできてないんじゃないかと思いますが、その点について、早急にやっていくべきだと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
具体的なところまではちょっと私、確定の話は聞いてないんで、余り言えないんですけども、今回、初めて、先ほど、物産展の分については、ケースとしてありましたので、今、ご指摘のような中で、あと続きどうなるかということについては、先ほど言った後の話は各事業者さんであるんですけども、多分、今ご指摘の部分、じゃあ他の新たに商談会が、商談会については、私が思うには、例えば、観光業者が、JTBさんであったり、県が主催の商談会については、これは個人的に行くわけであって、わざわざ町が絡むことないんですが、やはりそういう情報をお互いに共有して、琴平でこんなイベントがありますけど、瑞芳区さんいらっしゃいとか、逆に向こうにこんなイベントがあるから琴平町さん、経営主さんどうですかという、そういうのは町のやりとりでも十分いけると思いますけど、ただ、商工会さんというのは、今、言われてますように、会員さんであったり、事業者さんをどうするかというのは、これは商工会の問題でございますので、町としては、一緒にやりませんかということで、先ほども申しましたように、入り口の部分だけしかなかなかできないというのがありますんで、町が独自に町内の業者さんに、こんなイベントありますからお願いしますというのは、到底できることではないですし、なかなかその辺のどこまでに連絡したらいけないというのがあるので、そういう面で、商工会とのすり合わせがご指摘のように不十分なところについては、今回、行ったということを踏まえた上で、今後の課題として、十分協議していかないかんですし、それは、まあ私が答えるのもあれですけど、担当の観光商工課であったり、企画政策課と商工会との十分な協議ができてないというふうについては、真摯に受けとめた上で、次回このようなことになったときには、お互いに不信感がないように、実績が今回できたわけでございますので、その辺が次ぎへのステップになればなというのが私の所感でございます。
以上です。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
そうだと思います。私もそうだと思います。今年度中にそれでは、そういった意味での商工会とのすり合わせをしていただくかどうか、部局のほうでお聞きしていただいてよろしいでしょうか。
(「企画政策課長答弁」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
造田課長。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○企画政策課長(造田 泰君)
お答えいたします。
今現在、今年度中にそういったすり合わせをするかと言われれば、その計画は今のところございません。ただ、商工会から問い合わせなり、相談なりがあれば、その都度協議に応じていきたいと思っております。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
町長、町の商工会からこちらへ来んかったらいかんやなくて、こちらが初めに行いだした友好協定に基づくそういった交流事業なんで、ぜひともそのあたりはしっかりと町のほうが、まずはそういう提案を商工会のほうにしていただきたいと思うんですけど、いかがですか、その点だけちょっとはっきりお願いします。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
議員ご指摘の、その内部協議が必要というところが、ちょっとぼやっとしてるので、もう少し具体的に、どういうことがテーマですべきかということを言っていただかないと、先ほど申しましたように、町としては、向こうとの橋渡しでやったり、入り口のきっかけだったり、連絡調整をすることで、実質の事業は、商工会の事業として今回は行っておりますので、そのあたりについては、具体的におっしゃっていただかないと、協議、協議と言われても、テーマがどういうものかいうのがちょっとわからないと、なかなかちょっと、ご指摘の部分は、趣旨はわかるんですけども、今、担当が申しましたように、じゃあ何をというのが、テーマがないと寄ってもなかなか難しいかなと思うので、よろしくお願いします。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
内容はわからんのは私もです。何でかというと、じゃあ向こうから何か言って来らなんだらいかんのじゃなくて、お互いに集まって、どういうことにしますかってなかったら、そこで、初めて商工会の問題点も出てきます。町のほうはこうしますっていうことが出てくるのであって、まずは両方がじっと我慢して見よったら、いつまでたっててもそういう協議はできないんじゃないかと思うんですけど。その問題点をまず出すためには、お互いにこれからのそういった友好協定に基づく商工会としての民間交流をどういうふうにしていくかということについては、やはり、町のほうでどうしますかという形の話し合いは、やはりこちらからせないかんと思うんですけど、その点は、しっかりとこれからも注視していきたいと思います。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
ご指摘の部分につきましては、今月末に、商工会との懇談会等ありますので、これ一つのテーマにして、次回以降、じゃあ何か新たなイベントであったり、企画であったり、何かあればということで投げかけてみた上で、そこからスタートさせます。よく理解しました。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋議員。
○5番(豊嶋 浩三君)
懇親会に入る前にしっかりとその点をよろしくお願いいたします。
何にしたって、文化とか言語の違いがある中で、これから東京オリンピック、大阪万博、大変これからのいろんな行事がある中で、インバウンドの増加につながるような、十分なそういった意味での協議をしていただいて、しっかりとした友好協定の成果を持っていただきたいと思います。
これで、3番目の質問を終わります。
○議長(山神 猛君)
ただいま
一般質問の途中でございますけれども、ここで休憩といたします。再開を午後1時。お願いいたします。
休憩 午前 11時55分
再開 午後 1時00分
(出席議員、休憩前と同じ10名)
○議長(山神 猛君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
発言を許します。
5番、豊嶋 浩三君、お願いします。
(「はい、議長、5番、豊嶋」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
午前中に引き続きまして、質問をさせていただきます。
それでは、4番目の質問について質問いたします。
現在、琴平町が行っております我が事・丸ごとモデル事業の実施主体として、第4次琴平町総合計画の保健福祉計画を初め、地域福祉計画、健康推進計画、食育推進計画、障がい者福祉計画等を策定しております。
この我が事・丸ごと事業の根幹は、住民の抱える課題を福祉分野のみならず、保健、医療、権利擁護、雇用、就労、産業、教育、住まい、それらを全て一元的に、全ての部署が協力して取り組んでいかなければならないと考えております。しかしながら、最も重要な福祉関連の窓口を、今回町長は3つにまたしておるということについて、我が事・丸ごと事業との整合性はあるのか、また、やる気はあるのか、その点について、町長のご所見をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えいたします。
本町の行政運営は、最上位計画でございます。第4次琴平町総合計画のもと、保健福祉分野は主な個別計画といたしまして、地域福祉計画、障がい者福祉計画、健康増進計画及び食育推進計画、また、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画等々の計画に基づきまして、各計画の整合性を保ちながら、各種事業を行っているところでございます。
本年4月の組織改編によりまして、保健福祉関連の2つの課から3つの課になりまして、ご指摘のとおりでございますが、既に全庁横断的な対応を意識して、関係課で連携を図っているところでございます。
介護、子育て、障害など、サービスの利用は必然的に各分野で制度的な対応になりますが、住民の抱える課題は、多種多様化しており、複雑化、また複合化しております。相談はどの課で受けても、本人だけでなく、世帯全体の課題として、必要な支援ができるように取り組むことが重要と考えております。
さて、地域共生社会の実現には、全庁で取り組むとともに、社会福祉協議会を初めとする、関係機関との連携、また、地域住民の参加が不可欠であることはご案内のとおりでございます。そうした中で、相談を包括的に受けとめる体制の整備を図っていきたいと考えております。
複合化した課題を抱える個人や世帯に対する支援、また、制度の狭間の問題など、既存の制度による解決が困難な課題の解決を図るため、地域住民による支え合いと、公的支援や、関係機関が連動した包括的な支援体制の整備に努めまして、何度も申しますが、地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいりたいと思います。
そして、町は、地域住民の地域福祉活動への参加を促進するための環境の整備、そして、住民の身近な圏域において、分野を超えて地域生活課題について、総合的に相談に応じ、関係機関と連絡調整等を行う包括的な支援体制づくりに努めてまいります。そのため、町の行政組織の見直しも含めまして、どのように包括的な支援体制を整備していくかについても考えていきたいと思います。
以上です。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
はっきり言って、3つにしている意味が明確な答えというふうに、理解するのが大変やなと思いました。
現状において、琴平町の場合の福祉保険課並びに高齢者福祉課の距離は、大変な距離なんで、そのあたりでもって、町民からのよく要望はやはり、申請書類が大変多いと、紙媒体がね。そんな中で、片方へ行って、どうですかって言われても、それはあちらの課ですと言われたときに、またその課まで行かないかん。そういうふうなサービスが何たるもんやというところが、私は問題やと思うんです。町長も、そのあたりは十分おわかりになられて、これから検討課題であるというお話であったので、そのあたりをこれから期待して、次回までにそういうふうに思っておりますので、よろしくその点お願いいたします。
次に、認知症施策の推進におきまして、今年度の認知症地域支援推進員と認知症相談員の人数と具体的な活動内容及び認知症初期集中支援チームの構成職種と支援目標数はどのようになっているのかお聞きしたいと思います。お願いいたします。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えいたします。
ただいまご質問ありましたうち、認知症地域推進員は3名、認知症相談員は1名でございます。内容につきましては、認知症地域支援推進員の主な活動内容といたしましては、仲多度南部医師会及びまんのう町と合同で作成いたしました医療・介護連携シートを活用した上で、医療関係者と介護関係者の連携を図っております。
また、認知症対応力向上のために、個別の地域ケア会議を行い、利用者のQOL、まさに、生活の質の向上に向けまして、関係者と検討及び支援を行っております。
3つ目といたしまして、認知症の人や、その家族への相談支援、認知症サポーターの要請などに、より正しい認知症の理解のための普及啓発を行っております。
もう一つの認知症相談員の主な業務は、高齢者に対する窓口相談でございまして、ケースによっては、訪問を行い、認知症地域支援推進員と情報を共有し、業務を行っております。
認知症初期集中支援チームの構成職種につきましては、現在、認知症サポート医、保健師、社会福祉士、看護師と社会福祉士の資格を持っている主任ケアマネジャー4名となっております。
チームの実情から、現在は困難事例の対応を主としているため、目標数は掲げずに、本人や家族、民生委員、ケアマネジャーなどから相談を受けまして、認知症になっても自立した生活をサポートするため、その認知症が疑われる人であったり、また、認知症の人及びその家族の自宅訪問、医療、そして介護サービスの導入、その後の関係機関との連絡調整と、包括的、集中的な支援を行っているところでございます。
以上です。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
次に、これからの問題は、ことしの3月に作成されました福祉計画並びに介護保険事業計画の内容についてちょっとお聞きしたいと思います。
第7期の介護保険事業計画、高齢者保健福祉計画におきまして、これは先ほど今、町長のご答弁でありましたように、独居高齢者や、認知症高齢者の増加ということに対応することが一番重要であります。2006年4月に介護保険法が改正されまして以来、特に地域密着型サービスができて、既にもう12年も経過しておりますが、なかなか我が町でも進んでおりません。この地域密着型サービスを行う事業所の指定はもちろん、内容等についても琴平町が全て指導、それから監督もしていかなければならないという状況であります。
第7期の介護保険事業計画の18ページにあります課題の整理の中で、フレイルの取り組みを促進すると、また、介護者に対するレスパイトケアも充実すると明記しているにもかかわらず、48ページの介護サービスや、51ページの介護予防サービス、これ全て地域密着型のサービスの中でですけど、そういったところの見込み数が、これから将来にかけてゼロであるというふうになっております。この原因がわかっておるのであればなぜなのか、その点についてお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「議長、わかる範囲で。高齢者支援課長、大西課長に答弁させます」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
高齢者支援課長、大西君。お願いします。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、大西君。
○高齢者支援課長(大西 直樹君)
失礼いたします。命により発言いたします。
議員さんのおっしゃいました51ページの地域密着型通所の数値がゼロというご質問やったと思うんですけども、ゼロの理由は、現在、そのサービスがないため、ゼロで計上いたしております。
以上です。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
地域密着型サービスというのは、いわゆる介護度が重くなって、住みなれた地域でも自宅で過ごしたいという目的で初めに提唱されております。しかしながら、この地域密着型サービスの課題というのは、町財政に重くかかる財源と、それをサービスする人材の不足というのが、なかなかこれはどこの市町村でもですけど、我々の琴平町でも大変であるということで、そういうところからこの見込みのゼロというところが来ているのではないかと私は思っております。
地域密着型サービスは認知症高齢者がますます増加していくことからも、地域住民による見守りが大変重要になってまいります。ボランティアを初め、特に地域の資源の活用も行政がリーダーシップをもって発揮して、地域を包括的にケアしていくシステムの構築をしていかなければなりません。今言ったように、これから一番重要なのが、地域密着型サービスではありますが、そのあたりが、やはり推進するためにも、先ほどから申しますように、地域包括ケアシステムをいかにして少しずつでも構築していくかというのが一番重要であります。
そういった中で、この琴平町地域ケアシステム推進会議というのが、いまだにできていないということについて、どのようにお考えになっているのかをお聞きしたいと思います。
(「議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
お答えします。
団塊の世代が75歳となりますいわゆる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供されます地域包括システムの構築に向けまして、現在、本町におきましては、ささえ愛こんぴらで必要な資源の洗い出しや、生活支援サービスの体制整備に向けまして協議を行い、また、仲多度南部在宅医療・介護連携推進会議におきましても、研修会等を開催し、在宅医療と介護の連携を図っております。
介護保険法第115条の第48第1項の規定によりますと、地域包括ケアシステム推進会議の設置に努めなければならないとなっておりますが、当町の現状といたしまして、ささえ愛こんぴらと、仲多度南部在宅医療・介護連携推進会議のこの2つの会議が地域包括ケアシステム推進会議のかわりになるものと考えております。
以上でございます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
どうも、先ほどから言いますように、地域包括ケアシステム、大変複雑で、それを理解するのも大変面倒ということはどこの自治体でもあるんじゃないかと思っております。
今、ご答弁いただいたささえ愛こんぴら、あるいは仲多度南部在宅医療介護連携推進会議、これらも全て、今、琴平町でやってる地域ケア会議なんです。地域ケア会議をやって、それが今言ったように、先ほど申しましたように、保健、医療、権利擁護、雇用、就労、産業、教育、住まい、そういったいろんな多方面の方々が入っていただいて、いろんな多種多様の地域ケア会議、そのケア会議の中でいろんな問題点を出していただいて、それらを集約するのが今言った推進会議なんです、包括ケアシステムのね。それを行うための予備段階としていかなければならないのが、地域ケア会議なんです。
今、琴平町もこの、実際、琴平町も行っている地域ケア会議は行っておりますが、これは、町の包括支援センターの職員と、地域の民間レベルの実務者レベルによる個別課題の検討というのが主にやられております。それは、そこから出てくる問題点を解決するためには、やはり、それを今先ほど申しましたように、他職種によるいろんなケア会議によるいろんな問題点とか、解決方法を持ち込んで、その中での推進会議、包括的にケアするにはどうしたらいいかということをやっていかなければなりません。まず、ケア会議がたくさんできなければいけないのに、まだいまだに琴平町ではこの地域ケア会議が個別課題の問題点を解決するということが中心になっております。そのあたりが一番の問題ではないかと、その地域システムの推進会議に持っていくためにも、やはり、その前の地域ケア会議、それをしっかりとやっていただかなければならないと思います。
特に、琴平町の問題点というのは、根幹である地域ケア会議の中での問題でありますが、やはり、包括支援センターを行政内に置くということによる、ヒエラルキー、いわゆるインドのカースト制度のような階層化がやはり会議の中で起こるんです。どういうことかというと、上下関係がその会議の中でどうしても起きてしまう。すなわち、地域ケア会議に参加する実務者の本来、同じ立ち位置に立って、お互いにリスペクトしながら、問題点を解決するように持っていかなければならないということなのに、そのあたりがやはり職員からこういうふうにしたらいいんじゃないですかというふうな、そういうふうなアドバイス的な感じになっているいうことが、一番の問題ではないかと、それを上手にそれをコーディネートしていくのが町の職員が行わなければならないことだと僕は思っております。そのあたりがなければ、今言ったような、問題点の発展性というか、それを上に上げていくための醸成がなかなかできていかないのではないかと、複数のケア会議を設けて、他職種の方々に多方面の地域ケア会議を持っていただければ、それを集約することによって、地域包括ケア推進会議というのが間違いなく醸成されてくると、そういうことを考えていただきたいと、いわゆる地域包括ケア推進会議に移行するまでにも、今からでも時間が大変かかるかもしれませんが、我が事・丸ごとのモデル事業の実施主体であります。
町内における医療、看護、介護の融合は、これは、行政のガバナンスをしっかりと持っていただいて、まずは、仲多度のそういった意味での医療関係の推進会議に委ねるのではなく、まずは琴平町内としての医療、看護、介護の融合をどうするか、そのあたりをしっかりとやっていかなければ、それがなければ、仲多度で幾ら話し合いをしたって、琴平町の内容は全く出て行かない。そのあたりをしっかりとやっていただかなければならないと思います。そのあたりを理解していただかなければ、今言ったように、この我が事・丸ごとのモデル事業にしても、なかなか前に向いて進まないのではないかと思っておりますので、しっかりと勉強していただきたいと思っております。これからもしっかりと
一般質問において、お互いの理解を共有していきたいと思っております。
次にまいります。
最後の琴平町の公共利用を前提といたしました地域活性化につながる端末交通システムとして、自動走行技術を取り入れた運行管理システムの導入に、県、国に要望すべきと考えますが、町長のご所見をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
議員ご質問のとおり、AIによる無人交通システムにつきましては、11月7日に第1回自動運転に関するワーキンググループが開催されました。その会議の中で、自動運転の実用化に向けました国土交通省の取り組みや、自動運転の実証実験について、取り組み状況について、香川県から説明がありました。
自動運転車の主な種類といたしまして、1、磁気誘導車両、路面に埋め込まれました誘導線から磁力線を車体前方の下に備えました3つのガイドセンサーが感知して走行するものでございます。
2つ目として、ライダー搭載車両、自動運転車に搭載されておりますライダーにより、レーザー照射し、障害物の存在を把握しながら走行するものがあるそうでございます。
実証実験につきましては、近隣でございますと、徳島県三好市の道の駅にしいや、また、かずら橋夢舞台を拠点とした自動運転を、平成29年12月から取り組まれているようでございます。狭隘な狭い道路が多い本町におきまして、どのような活用方法があるのか、今後、国や県との連携を初め、現在、全国で取り組まれております実証実験等を参考にしたいと思います。
また、AIにつきまして、隣の三豊市から、東大大学院と、AIつまり人工知能とのサテライト研究室を開設する計画があるということで、琴平町にもまた参加しないかとうお誘いもございます。これにつきまして、私は、参加の意向で前向きに検討しておるところでございますので、詳細につきましては、また、今後議会でも報告させていただきたいと思います。
以上で答弁を終わります。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
大変、今言ったように、あちらこちらでAIシステムを使った無人のそういう交通システムというのが、大変にぎやかになってまいりました。岡山でも大変やっております。よくいろんなところで耳を立てまして、聞き耳を立てますと、現在、香川県としては島しょ部における事業を検討しているということで、もうそのあたりがしっかりと組まれているような状況であるということをお聞きしました。そういった中での陳情は、町長といたしましてもなかなか困難なのではないかと考えております。
そこでですが、町長もご存じの電動のミニバスについての導入の検討はいかがでないかと思っております。私も日曜日のがっちりマンデーというテレビの中で、このミニバスが走っている、それも宇奈月温泉で走っておりました。大変狭路で急傾斜地を大変交互に走るような状況を見ておりますと、大変私も金丸座のあたりのところを行くイメージがわいてきまして、これぜひとも考えていただけないかと、時速が19キロで、大変ンゆっくりであるということと、6人から大体大きいものでは十何人乗れるそうであります。価格が1,500から高いもので1,900ぐらいあるんですけど、いろいろ何種類かあるそうです。特に、一番これ大事なことでありますが、地域創生循環型資金という補助事業になっております。
先ほど今、町長がおっしゃった三豊が行っている今回の東大と共同でやる事業もそれに当てはまります。また、まんのう町さんは、ひまわりオイルですか、あれらの搾乳とほかのいろんな食用のカキをつくる、そういった意味での研究をやるということにそういう事業の補助事業をやっております。この地域でも大変、小豆島もやっておりますし、そんな中で、今言ったミニバスを使った移動体を計画するということは、ぜひとも琴平においては願ったりかなったりではないかと思うんですけど、その点について、町長のご所見があると思いますので、よろしくお願いします。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
町長。
○町長(片岡 英樹君)
先ほどの自動運転システムというのは、技術的な部分も含めてあれなんですけど、ちょっと今の質問も絡んで、もやっとした答弁になりますけども、ほかの例えば、土庄であったり、小豆島であったり、いろんな市町の首長さんとも私も就任していろいろおつき合いしながら、どうやったらそういうの引っ張ってこれるんだいう話ですけど、一つは情報ですね。通産省であったり、国土交通省であったり、文科省であったり、いろんな課ありますけども、やはり、一つは、どういったものが国としてやろうかという部分の情報を得る方法が、ちょっとその辺琴平はちょっと遅れているか、ちょっと弱いかなというのがすこぐ痛感しております。
それと同時に、豊嶋議員のみならず、議員さん各位からご指摘いただくような中で、どれだけ町のほうが問題意識、いろんな方面、先ほどの福祉であったり、今は交通面であります。先ほど朝は観光面であったり、教育であったり、いろんな部分で課題があるんですけども、私も意見交換会等で国の方とも、官僚の方と意見交換する場面があった場合、国のほうはいろんな地方の各自治体の課題をぜひ上げてほしいと、そういった悩みを解決することが我々の仕事だということで、そのお手伝いをするんだということだと思います。そういった意味でいいますと、あれいいよね、これがいいよねってやるいうこともそうですけども、やっぱり、どれだけ課題を持って、それを県であったり国であったり、また国会議員さんであったりに、うちの町こういう問題が起きてるんだと、何かいいシステムないかと、応援ないかということを、常に投げかけていかないと、やはり先ほど来あるような、各ほかの町の事例のような、いわゆる社会実験的な話というのは、やっぱり情報として来ないなというのがすごく痛感しております。
私の仕事はそういうことで、各課長であったり議員さんのご指摘等を十分踏まえた上で、また国会議員さんであったり、そういう窓口になるところに、うちの町こんな課題があるんですと、投げ込むことによって、また宿題としてまた逆にこういう補助金があるよとか、こういう制度があるいうこといただけるというのは、逆にどんどん言ってよという話を受けております。ですからそういった面で考えますと、ぜひこのような
一般質問であったり、委員会であったり、通常の活動の中で、皆様方よりいろんなご提言であったり、課題を共有しながら、1つの大きな町としての取り組みにして上げていかなければならないという認識ありますので、ぜひその辺も含めてよろしくお願いしたいと思います。
さて、少し質問のほうに戻りますけども、私、実は偶然なんですけども、ある知り合いの方から、就任してから、群馬県桐生市にこんなおもしろいものがある、琴平町にはいいんじゃないのって言われてて、機会があればぜひ桐生市に行きたいなと思っておったのが、今、ご指摘の低速電動のコミュニティビーグルと言われておりますバスでございます。全長は5メートルぐらいで幅は2メートル、8人乗りのバスでございますが、時速は19キロという面で、非常に遅いんじゃないかというんですけども、時速19キロのメリットというのは、交通安全上問題がないとか、免許上いいとか、電動ですので、経費が維持管理が安いとか、いろんな面でメリットがありますし、またご指摘がありますように、今後のバス自体の値段も2,000万ぐらいから、オプション入れても4,000万ぐらいということでありますので、それは、先ほど申しましたように、社会実験的であったり、または常に各議員さんからもまた住民の方が言われておりますコミュニティバスとしての代用品としてもおもしろいかなというふうに考えております。ですからそういった面で、これが全てではございませんが、小さな町がゆえにできることがほかの市町と比べて、やりやすい部分については、課題意識を持って、これについても私も非常に興味がございますので、何らかの形で国や県のほうに問い合わせして、一つの目玉になるようなものの取り組みとして、ほかの町に負けないようなことで、また住民の、町民の皆さんの交通の足ということで考えると、対応できる一つの策であるかなということで、非常に興味を持っておりますので、もうちょっとこれについても、また進めていきたいなという気持ちはありますので、現在、急に来たものですから、明確な答弁できませんが、興味があるという答弁でさせていただきます。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○議長(山神 猛君)
はい、豊嶋君。
○5番(豊嶋 浩三君)
やはり、私もこれインターネットで調べておりまして、地域創生循環型資金というのは、何じゃらかっていうふうに思いまして、いろんなところサーチしてみますと、ことしの平成30年だけでもかなりの全国で交付事業をやっております。大変、額も額で手ごろですし、大変、活動も多岐にわたると、こういったものを今言ったように、町長おっしゃるように、こういうふうな事業をいかに我が町に持ってくるかということについては、やはり、私もいろんなところでお聞きする中で、近隣の市町でも、やはりそういった政府の内容についてのコンサルがあるそうです。そういった意味ではっきりはそのあたりは他町の話でありますからあれですけど、職員がそういったものを自分たちで引っ張ってくるというのはなかなか困難なことですので、そういった意味でのコンサルも一度国会議員とか等々の方々の知識を活用していただいて、やはり、そういった導入も視野に入れていくべきではないかと、我が町がこれから人口減少の中でいかにして観光資源がまず第一の資源ということになってますので、それを十分に使うためにも、そういったコンサルを十分に検討していただきたいと思います。
今回の質問における結論といたしましては、先ほど申しましたように、副長、教育長がまだ新任されて間もないということもありますが、町長の検討するという答弁について、真摯に、今からやるというときには、やはり内部協議の段階を踏んでいただきたいと、先ほども申しましたように、全体が決まらんかったらできないんじゃなくて、どういうふうにしていくかということの内容についても、どこの課とどこの課とどこの課でどういう協議をやるか、その間のコンセンサスができるのは、やはり副長が中心になってやっていかないかんと、そのあたりをしっかりとやっていただいて、ぜひとも、いろんなそういった新たな方策なり、施策が出てくることを期待しております。
今回は、このあたりで
一般質問を終わらせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。終わります。
○議長(山神 猛君)
これで、5番、豊嶋 浩三君の
一般質問を終わります。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は、これで散会いたします。
ありがとうございました。
(散会 午後 1時34分)
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
琴平町議会議長
琴平
町議会議員
琴平
町議会議員...