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平成30年 9月定例会(第2日 9月12日)

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  1. 琴平町議会 2018-09-12
    平成30年 9月定例会(第2日 9月12日)


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    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年 9月定例会(第2日 9月12日)                会 議 の 経 過    会期 第2日 平成30年9月12日(水曜日)  議事日程(第2号)  第 1       会議録署名議員の指名  第 2       一般質問 ○議長(山神 猛君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  ご参集いただきまして、ありがとうございます。  議場内の皆様にお願いいたします。携帯電話の電源はお切りくださるようお願いいたします。              (再開 午前 9時30分) ○議長(山神 猛君)  これより平成30年9月琴平町議会定例会を再開いたします。  ただいまの出席議員は10名であり、地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。
     本日の議事日程及び通告一覧表は、お手元に配りましたとおりであります。  日程に入ります前に、諸般の報告をします。  事務局長に報告いたさせます。  事務局長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○事務局長(西井 久美子君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  命により、報告します。  本定例会に説明のため出席を求めました者は、既に配付いたしております名簿のとおりでありますが、生涯教育課、森課長より、本日の会議の欠席届が出ておりますので、ご報告いたします。  以上、報告終わります。 ○議長(山神 猛君)  以上で、諸般の報告を終わります。  日程第1 会議録署名議員の指名 を行います。  会議録署名議員は、  3番、別所 保志君及び  10番、眞鍋 籌男君 を指名いたします。 ○議長(山神 猛君)  日程第2 一般質問 を行います。  本定例会の一般質問はお手元に配付しております通告書一覧表のとおり、7件受理しております。本日は、通告順に従いまして、4件の一般質問を行います。  なお、通告により申し出があった場合、一問一答を可とすることにしておりますことから、質疑の回数制限は、会議規則第55条ただし書き規定を準用し、その制限を超えることを可とし、また同規則第56条の規定による発言時間は、90分以内といたします。  それでは、順番に発言を許します。  最初に、2番、堀家 正信君。   (「はい、議長、2番、堀家です、よろしくお願いします」と呼ぶ) ○2番(堀家 正信君)  皆さん、改めましておはようございます。(「おはようございます」の声あり)  2番、堀家 正信でございます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、平成30年9月定例会の一般質問をさせていただきます。  5月16日に町議会議員の任をいただきまして初の一般質問となります。ふなれな点はご容赦ください。  町長に就任されて3カ月が経過いたしました。質問で取り上げます災害対応を初め、大変お忙しそうでありますが、ますます突進力を発揮していただき低下した町に活力を与え、小さくてもみんなが笑顔で幸せを感じる琴平、そして、先手、先手と攻める町政、町民優先、地元優先の守る町政を目指して提示していただきたいと思います。  また、定例会におきまして、最初の質問者にさせていただいたことを感謝いたします。  本日は、通告に従いまして、施設の老朽化対応優先順位について、災害時の対応について、以降の2項目について質問させていただきます。  それでは、場所を移動して質問に入らせていただきます。  どうぞ、よろしくお願いいたします。   (「はい、議長、」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  それでは、1番目の質問をさせていただきます。  施設の老朽化対応優先順位について、町長にまずお伺いしたいと思います。  喫緊の課題として、琴平町の公共施設老朽化対応が上げられます。琴平町公共施設等総合管理計画をベースに、個別の施設ごとにより詳細な方針へ具体的な行動計画を求め定めた個別施設計画を今年度中に作成されるとのことですが、優先順位とともにタイムスケジュール、そして取り組む町長の思い、決意のほどをまずお伺いしたい。  81ある公共施設をどのようにするのか、財政状況の厳しさは町民は理解しています。まず、そこからお答えください。お願いします。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  2番、堀家 正信議員より質問をいただきました答弁をいたします。  堀家議員におかれましては、冒頭、発言されておりましたように5月の町議補欠選挙におきまして初当選されまして、また初めての一般質問ということでございます。本当に緊張されてらっしゃるかなと思います。ぜひとも、一番新しい議員ということでいいますと、一番町民目線に近いという部分もございますので、ぜひ、そういった目線で頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  さて、ただいまの質問につきまして答弁いたします。  今まで、当町は公共施設を建設しながら、その後の点検や、またメンテナンスを十分な対応をしてこなかった経緯はあると思います。施設というものは、メンテナンスを施すことによって長寿命化が施されるというのはご案内のとおりでございます。  そこで、質問にもありましたように、おくればせながら、この6月補正におきまして個別施設の計画の策定委託料の承認をいただきました。インフラの長寿命化計画を実施することといたしております。個別施設計画を策定することによりまして、安全性・必要性・経済性を踏まえ維持管理、また更新のコストを少しでも削減できることを目的としております。その計画をもとに、個々の施設について建てかえをするのか、改修をするのか、廃止をするのかなどの検討を行っていきたいと考えております。  そこで、質問の主なところでございますが、優先順位ということでございますが、主な主要施設といたしまして、以前にも6月定例会、また委員会でもお話ししましたが、まずは、就学前教育施設である保育所・幼稚園の整備・統合、小学校の統合問題と整備、庁舎を主な施設と捉えまして、まずはこれらをどこに配置し、いつ建てるのかを先に決定し、その後にその他の施設のあり方、空き地であったり、その後の跡地利用等も含めでございます。あり方について検討していく方針でございます。恐らくそれには、少なくとも10年程度の整備構想が必要でないんかなと考えております。それ次第で、まずは応急措置的なメンテナンスも必要な施設が当然出てくると思われます。よって、各施設ごとの外観の塗りかえを初め点検・メンテナンスによります経費は、その後の予算化を考えていますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  今、ご説明のありました個別施設計画なんですけれども、これの目安といいますか時期は大体いつごろの検討をされてるんでしょうか。お願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  個別施設計画につきましては、今年度中を一つのめどに策定できればと思っておりますが、内容次第によっては年度またぐこともあるかと思いますけれども、一応目途としましては年度中でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  小学校の統合問題、今、おっしゃった庁舎ですね。また、避難所である総合センターもありますけれども、必ず必要とされる耐震問題だけではなく、災害に対する対応であるとかトイレ問題、そして外観・内観、見た目も看過できる状態ではないというのは、皆さんもうご存知のことだと思います。  ある新聞に昭和中学校のあの古い校舎を見たら、若い人が琴平で子どもを産み育てたいと思うだろうかという記事が載っていました。琴平町民としてはショックです。そして、非常に寂しい言葉でした。  町長の所信表明の中に、暗い汚いという声を伺いました庁舎を初め、古い建物も多くなっていますが、せめてきれいにしなければいけませんとおっしゃっていました。今こそ、町長の発信力でどんどんどんどん前に進めていっていただきたいと思います。  また、町長は、座談会を含め町民の意見を聞く機会を今たくさんお持ちだと思います。その中で、この老朽化問題に対するご意見とか特筆できることがあればお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  お答えします。  多くの住民の方からもですね、私の町長選挙、5月もありましたし、それ以降、いろんな会合等でもいろんなご意見いただいております。特に庁舎につきましてはですね、やはり耐震できてないんじゃないのとか、よく九州とか熊本の地震で庁舎が壊れてる映像、テレビを見て、非常に不安されるような声も聞いておりますし、それから特に小学校の問題につきましてはですね、いつになったらできるのと、何年かかっとんのやという大変厳しいご意見を保護者、また住民の方からいただいております。  また、特に小学校の統合問題につきましては、多分、私だけでなく各議員さんにもどうあるべきかという意見がたくさん寄せられてたと思います。これにつきましても、先日もある住民の方から言われたのが、町長が決めたらそれでええんじゃがというふうなお話がありましたけれども、決めるというのにはですね、やはり説明責任が出ます。例えば、私が今ここでこういう案がいいと思いますと言ったところで、じゃあどうしてなのということを当然どなたも聞かれると思いますが、それを説明する材料がないという現状はありますので、先ほど申しましたような形でベースを今これから調査していくということをご理解いただきたいと思います。  いずれにいたしましても、就任以来、いろんなところで聞くのは、前向きに進めてほしいというふうなことを聞いておりますので、そのことにつきましては、重々承知しております。  また、先日の琴平中学校の起工式でも申しましたし、今後いろんな場面で1年半後には香川県で一番新しい中学校が琴平にできるということは、これは1つの、今は一番古いけども、逆に後出しじゃんけんにはなりますが、一番新しいものがあるということをアピールしていくということは、いろんな機会を捉えまして町内だけでなく町外でもそういうことを発信していきたいなと思っておりますので、おっしゃるようにいろんな場面でピンチのあろうチャンスに変えていきたいなというふうに考えております。  よろしくお願いします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  3月ごろですね、私の88歳になる母親を連れて役場の庁舎に参りました。そして、1階のトイレに入ると、すぐに悲しそうな顔をして出てまいります。「どうしたの」と聞くと、「私には使えない」と言って悲しそうな顔をしてるんですね。母親は、両膝に人工関節を入れています。そのために、膝を90度以上曲げることができません。町民が、役場庁舎に来て悲しい思いをする。あってはならないことです。また、女性用トイレが非常に使いにくい状況であるということも聞いております。1階のトイレでは、漏水も発生しているようです。たかがトイレ、されどトイレなんです。  先ほど、メンテナンスの話がありましたが、この問題にも取り組んでいただけるとは思いますけれども、また先日、金丸座で高齢女性が立ち上がれなくなって、大騒ぎになったという話も報告受けました。金丸座は、琴平町の貴重な財産です。リピーターになっていただくためにも早急な対応が必要となります。トイレ問題は、最優先で取り組んでいただきたいと思います。  また、先ほどの話の中にもありましたけども、メンテナンスですね。老朽化と優先順位にはメンテナンスが大きく関係してきますんで、少しだけちょっと質問させていただきたいと思います。  琴平町では、長年役場庁舎を初め総合センターほか学校施設でほとんどメンテナンスをされていないというふうに聞いたんですけど、それは事実なんでしょうか。   (「総務課長より答弁します」と言う者あり) ○議長(山神 猛君)  総務課長。   (「議長」と呼ぶ) ○総務課長(佐藤 任司君)  それでは、町長の命によりまして補足説明させていただきます。  今現在、琴平町では、ものを建設したときに、それでその後のメンテナンスは予算化をしていませんでした。それを受けまして、今後、毎年メンテナンス経費につきましても予算化を今後行っていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)
     はい、堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  メンテナンスを今までほとんどされていなかったということなんですが、もちろん個人の自宅でも長期間快適に過ごすためには、メンテナンスは必須だと思います。  また、壁が剥がれたりひびが入ったり雨漏りがする、テラスを見ると草が生え外壁は剥がれている。庁舎内は雑然として暗い、町民が誇れる庁舎になるでしょうか。職員に労働意欲が湧く職場でしょうか。ぜひ、メンテナンスの面も含めて早急にいろんなところに目を配っていただいてやっていただきたいと思います。  また、交通事故ワーストに数えられることが多い香川県ですが、特別教室を含めたエアコンの普及率が2017年度統計で東京は99.9%、香川県が97.7%で2位に入っています。全国平均が50%弱であることを考えれば、非常に誇れる数字だと思います。改築の始まった琴平中学校でも生徒が快適な学生生活が送れるように空調に万全を期しているようです。お隣の愛媛県が5.9%を考えれば、気持ちと工夫で無理だと思えることが実現できるよい例だと思います。そういったことも踏まえて、エアコンに含めて、いろんな先ほど申しましたことも取り組んでいただきたいと思います。  小学校の建てかえ問題も先ほど一部出てまいりましたけれども、平成20年の諮問を受けて平成22年に琴平、榎井小学校の2校を統合、10年後に象郷小学校を含めて3校統合すべきという答申が出ておりました。老朽化と同時に榎井小学校の新1年生は10名を切っている状態です。長年の時間が過ぎて、災害対応、地震対応を考えれば、憂慮できる状態ではないように思います。時間は少ないと思います。これは、先ほど町長の答弁でもありましたけれども、こういった方面にも早く道筋をつけていただきたいと思います。  今回は、優先順位を聞く質問のため、お願いばかりになってしまいましたが、具体的な内容に関しては今後の課題として、次の質問に移らせていただきます。  それでは、2番目の質問に移らせていただきます。  災害時の対応に関して、今まで停電したことがない、長くこの土地に生きてるが、初めてのことです。最近、日本各地でよくこの言葉をよく耳にするようになりました。地球温暖化が影響しているのでしょうか。しとしとと降る雨が少なくなりました。明らかに環境が変わってまいりました。また、神戸、東北、九州、北海道と大きな地震が頻発しています。南海トラフの地震が想定されていますが、直下型地震は活断層の有無に関係なく発生するとの学者の言葉もあります。  香川県、特に琴平町は全国的に見ても温暖で災害の少ない土地だとは私も思います。そんな琴平町にも冒頭のような災害が起きないとは誰しも言い切れません。自然に勝つことはできませんが、何とか仲よくつき合いたいものです。そのためには、事前準備、災害対策、避難、水・食糧の確保、救助など考慮するべきことは山積していますが、今からの質問では、避難について少し考えていきたいと思います。  避難所のあり方、訓練の見直し、災害に対する準備、対応等々、町長にお伺いしたいと思います。  まず、琴平町洪水ハザードマップが町のホームページに掲載され、保存版として各家庭に配布されています。町民が、そのハザードマップの意義をどれだけ内容を理解し、活用されていると思っていらっしゃるか、町長のまず認識をお伺いしたいと思います。お願いいたします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ちょっと通告とあれでした、済みません。ハザードマップについてでございますが、認識ということですが、私が、多分これまでは、今ご指摘ご発言ありましたように、どちらかいうと低かったと思います。ところが、この西日本豪雨を通じて、報道等を通じてですね、また、岡山県の倉敷真備地域ですか。で、ハザードマップの浸水地域と実際浸水したところが、実は同地域であったというような報道もありまして、非常にそういった面で問い合わせ、私自身にも問い合わせ、また役場に対する問い合わせが出てきておりますので、意識は高くなっております。  その中で、ホームページに掲載しとるけども、ダウンロードがしにくいであったり、スマホで見にくいとかそういったですね、細かいご意見等もいただいておりまして、その辺の対応をとるようにはしておるというふうにしております。  よって、今の質問につきましてはですね、以前よりかは意識というか、そういう存在があったり意識が高くなっているのかなというふうなのが、私の認識でございます。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  このマップは、大雨によって金倉川、土器川の堤防が壊れたり、堤防を超えて水があふれた場合に予測される浸水範囲と水深、指定避難場所を示したものですと冒頭に記されています。  内容をよく見ると、指定避難場所であったり救急病院など細かく記載されています。なかなかよくできたものだとは思います。ただ、それはよく見ればということだと思います。必要なものを網羅しているから配布してそれで終わり、あとは自己責任、これでは町民に優しい町とはとてもいえません。  災害計画を作成しても準備して行動するのは、高齢者を含めた町民です。琴平町では、年に1度、小学校区単位で持ち回りで2月ごろ大地震を想定して避難訓練をしています。私も参加しましたが、個人的な意見ですが、イベント化しているように思えます。各地で起きている災害、地震等に対して訓練が役に立った例として、2014年の長野北部地震で住民らによる迅速な安否確認と救助活動により犠牲者ゼロに抑えたり、そのほか訓練の重要性を訴える話には枚挙がありません。  日ごろから災害がきたらどう行動するかを地域で話し合い、地域の特性を住民がよく理解していた。やはり理解と話し合い、訓練、何度も何度もそういうことなんですね。  琴平町避難訓練、これからどういうふうな形でもっていきたいと考えてらっしゃるか、お答えいただきたいと思います。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  お答えしたいと思います。  議員おっしゃるように香川県また特にこの琴平町におきましては、自然災害の少ない安心して暮らしやすい地域であろうかと考えております。しかしながら、ご指摘のように想定外の自然災害が全国各地で発生しておりまして、甚大な被害が出ている現状から、いつ本町、当町にもそうした災害が発生してもおかしくないと考えております。  当町におきましては、平成26年度に修正版といたしまして琴平町地域防災計画を策定しております。その計画の中で避難所につきましては約20カ所しておりまして、そのうち現在の災害対応は予想される災害の規模によって、まずは、先ほど言われてますマップにも書いておりますように、説明文にもありますように琴平町総合センターを避難所として開設いたします。第2段階として、文化会館また各小学校体育館を開設するようになっております。しかしながら、避難される方からすれば、避難所は畳敷きのほうが楽であったり、寝やすいということで小学校の体育館でいかがなものかなという部分はありますし、いろんな面で現在の避難所は、果たしてそれで適切かどうかいうことで見直しをする点があるように感じております。  平成26年度と現時点におきましては、そもそも災害の規模や考え方、それから高齢化進捗、生活の変化など、現行の防災計画の見直しの必要性を感じております。また、多くの避難所を開設し避難所の運営に職員を多くとられると被害の対応に支障が出るということが大きな問題と考えております。よって、避難所運営ボランティアを募集しましたり、障害者や乳幼児・高齢者などを優先的に受け入れます福祉避難所を設置することなど、防災計画の早急な見直しを行っていきたいと考えております。  さて、ご指摘の部分につきましてでございますが、防災訓練につきましては、これまで地震を前提としたもので避難訓練、それから体験訓練というふうに行ってまいりました。この現状の中で、いずれは南海トラフを震源とする大地震がくると言われておりましたが、現状、ご指摘のように大雨、台風、豪雨といった雨に対する、大雨等に対する避難勧告、警告、ことし私が就任いたしましてもう5回もなってるわけでございますが、そのあたりの訓練ができていないというのがご指摘のとおりでございまして、私としましては、そういうこれまでの地震を前提ではなく、大雨等についての前提の避難訓練等防災訓練を行うべきではないかなというふうな考えでございます。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  今、町長から説明がありましたけども、町民からの声をよく聞きます。総合センターまで避難しなさいと言われても車もなくて歩きかねているという、特に雨の中、夜中だったらとても無理、それなら自宅にいたほうがいいという話をよく、私のほうにも入ってまいります。そういった面で、このような対応をお願いしたいと思っております。  それに関してなんですが、琴平町の災害応急対策計画というのがあるんですけれども、これはホームページなどにも載ってますけども、こういったものなんですが、かなり分厚い内容になりますけれども、その中の第13節に避難計画、2項の2なんですが、56ページに入っております。中ごろに記載されているのに、このような文章があります。「住民は、災害が発生し、また発生するおそれがある場合において、みずから当該災害に関する情報の収集に努め、必要と判断したときには、自主的に避難するほか、町が避難情報を発したときには必要に応じて速やかに応じて、これ行動するものとする。」というふうに、こちらの中に書かれております。この内容を読みまして、情報に関しても避難に関しても住民の自己責任であるというふうに書いて捉えてしまいますが、果たしてこの内容でよろしいのでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  今、堀家議員のご質問はですね、恐らく避難するかしないかという判断を住民に課しているので、それでいいのかということかと思います。  これはですね、実は私もいろんな危機管理セミナーとかも数回参加させていただいたんですが、行政の悩みはですね、避難情報であったり避難勧告であったりの発するんですし、また、先日の土砂崩れも発生したときにも、職員さんのほうから家のほうに行きまして危険ですから避難してくさだいと促しても避難してくれないというようなケースも発生しました。ですから、無責任というんじゃなくて、最終的に逃げるか逃げないかというのは、やはり住民の方に判断していただかないとというのが、もうこれが自助というところになるのかと思います。  逃げてくださいと情報を出しても逃げていただけないということは、日本全国の自治体の悩みというふうに先日の香川県の首長の危機管理のセミナーでも、被害がありました和歌山県田辺市の市長が言われておりました。これは幾ら防災訓練、意識を上げるようないろんな取り組みをしてもですね、してくれる意識が高い方はそういうのには耳を傾けてくれるんですが、通常、いろんなことと同様でですね、本来逃げていただきたい意識が低い方々には、なかなか届かないというのが現状でございます。よって、今のご指摘の文章につきましては、とりようによっては冷たい文章にとられるかと思いますが、ただし、その上の1項にありましたように、町の責務と住民の責務と分けておりますので、そのあたりはご理解いただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  今、町長からお話がありました。避難されない方が、どうしてもおられる可能性が出てまいります。そういったときに、どのような対策を考えていくか、されないから、避難したくないからと置いとくわけにもいかないと思います。  例えば、警察であるとか消防であるとか地元自治会の協力を得るなど、そういった広範囲な方策を考えていく必要があると思います。その点は、どのようにお考えでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  これはですね、大規模の場合と小規模の場合といろいろケースはありますけども、現状の避難情報であったり急傾斜地に対する避難勧告であったり、一部地域になった場合では、職員のほうから現地に向かいまして積極的に避難を促すようには、今やっております。大規模で全町的に大地震であったり、全く大雨で動けない場合は、また別になりますけども、一部的なところのときには、そういうふうにやっておりますが、現状ですね、私が報告を聞いておる限りでは、職員さんが家まで行ってピンポンしてもやっぱり先ほど申しましたようにそういうケースがあります。  そこで、これはまだ今後の対応になりますけども、警察とも連携しましてですね、以外と警察の方が行くと、何か逃げていただくという話も、ほかの市町でも聞いておりますので、そういった連携も必要なのかなと思っております。  いずれにいたしましても、最終的には、ご本人の判断に委ねなければならないということで、そのあたりが行政の限界があると住民の意識とのパワーバランスじゃないですけど、意識のバランスが委ねながらでないかなと思います。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  琴平中学校の改築と同時にプールが今回なくなります。確かに、水泳に対しては施設の普及等で必要性は減少しているとは考えられます。ただ、火災のときの防火水であったり非常時の大切な水資源としての役割も担っていると思います。水資源としてのプール廃止をどのように考えておられるか、お伺いしたいと思います。   (「議長、総務課長より答弁いたします」と言う者あり) ○議長(山神 猛君)  総務課長。 ○総務課長(佐藤 任司君)  町長の命により補足説明をさせていただきます。  新しくできる中学校につきましては、防災拠点といたしまして体育館に自家発電装置、それから多目的スペース、それから炊き出し用に利用できる調理室、それから防災倉庫や備蓄庫を備えた建物になります。もちろん耐震については万全を期していきたいと思います。  それに伴いまして、運動場にタンクといいますか、流水用の備蓄タンクを備えてはどうかなということで、今計画を立てております。それにつきましては、第2期工事の前に設置をいたしたいと計画をしているんですけれども、それにつきましては、流水型ですので、防災のときにも使えますし、飲料水としても活用できるということになろうかと思います。  以上になります。  内部協議をいたしております、すみません。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  堀家君。 ○2番(堀家 正信君)  では、質問で最後になりますけれども、災害で倒木が発生したり水路でごみ等で詰まって流れにくくなったとか、そのようなときに行政職員が緊急出動して対応しているわけです。役場では、工具であるとか装備、車両等はどのように配置されてるんでしょうか。答弁いただければと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  農政土木課長より答弁いただきたい。 ○議長(山神 猛君)  農政土木課長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○農政土木課長(友枝 一朗君)  今、堀家議員の質問ですけど、滞水時に水路にごみが詰まる、倒木がある、その場合ありますけど、まず、水路にごみが、台風とか集中豪雨で起こりますと、役場の職員も向かいますし、消防団、警報が出ておるときには消防団の方の手伝いもいただいて撤去しております。  倒木についてですけど、先日の豪雨ですけど、大井神社でありました。また、金刀比羅宮の町道上にも倒木がありました。まず、その場合ですけど、まず、町の職員が行きます。町の職員でできる範囲であれば、撤去いたします。それで、県道ですと県土木に連絡し、通行止めは警察とか、そういうのを図りますけど、県土木と所有者で協議していただいて、早急に開放の必要がある場合については、県土木が対応していただいております。町道の場合ですと、町の職員でできない場合については、業者に災害協定を結んでおりますので、業者へのお願いを行って早急に町道の開放なり、努めております。  以上で、質問に対する答弁とします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  堀家君。 ○2番(堀家 正信君)
     緊急出動した職員が、万が一けがをしたり作業中災害に巻き込まれたということは考えたくはありませんが、ないとは言い切れません。そのようなことを含めて、災害対応に向き合っていただきたいとの願いを込めて、私の一般質問を終わらせていただきます。  未熟な点も多々あったと思います。今後の糧としたいと思っております。  また、細かい心遣いがあってこそ、住民に優しいまちづくりとなります。長くて大変な道のりかもしれませんが、一歩一歩だと思っております。できない理由を探すよりもできる方策を探せということで、私の一般質問を終了いたします。  以上、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。以上で終わります。 ○議長(山神 猛君)  これで、2番、堀家 正信君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中ですが、ここで休憩といたします。  再開を10時20分といたします。      休憩 午前10時07分      再開 午前10時20分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  5番、豊嶋 浩三君。   (「はい、議長、5番、豊嶋」と呼ぶ) ○5番(豊嶋 浩三君)  改めまして、皆さん、おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  平成30年9月定例会における一般質問を行います。5番、豊嶋 浩三であります。  質問に先立ちまして、7月初めの西日本豪雨災害、9月4日に徳島に猛烈な勢いで上陸した台風21号の台風被害、そして9月6日午前3時8分ごろに発生した北海道胆振東部地震など、大変広範囲な地域で多くの住民の皆様が被害に遭われましたことについて、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げる次第でございます。  今、日本全土で発生する自然災害は、いつでもどこでもそこに住む住民の皆さんに被害が生じる可能性があることを真摯に受けとめて、各自治体は防災・減災に努めることが、できる限り対策をとることが必要であると思います。  そこで、本日の質問でありますが、通告に従いまして1、豪雨災害における減災について、2、警報の発令と避難所について、3、洪水土砂災害ハザードマップ防災訓練について、4、呑象楼とこんぴらだんだんについてと関連質問、5番、町営駐車場について、以上の5問について質問いたします。  今回から、町長答弁が全てこちらの中央演壇で行うということなので、時間の都合上、質問の根拠等については、あらかじめ皆様に配付されております通告書に記載しておりますので、できるだけ簡略に質問させていただきたいと思っております。  それでは、場所を移動して質問に入らせていただきます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  まず、1番の豪雨災害における減災についてお聞きしたいと思います。  ①急激な雨水による金倉川への雨水放流について、満濃池土地改良区と緊急時の情報共有と金倉川の水量について、放水量の制限等の協議や緊急時のダム操作規則などはできているのでしょうか。  ②少なくとも祗園橋より上流で2カ所以上の水位計と河川カメラを設置すべきではないでしょうか。  ③香川県河川整備基本計画及び河川整備計画において、金倉川が入ってないことについてどのように考えているのでしょうか。  以上、3つ一括でお答えいただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  5番、豊嶋 浩三君の答弁を求めます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ただいま、5番、豊嶋議員の質問に対する答弁をいたします。  豪雨災害における減災についてということで、まず、満濃池の件でございます。  満濃池のことにつきまして、回答いたします。管理につきましては、満濃池土地改良区が管理しております。ため池は、利水を目的としたもので、つくりはそうしたものでつくられていることにつきましても議員さんもご承知のとおり堤体及び余水吐、ゆるによるつくりになっております。余水吐は、満水になりますと自然にそこから越流し、金倉川に流れるため、放水量の制限は行えません。満濃池のゆる量につきましては、6月中旬のゆる抜き時のときに最大毎秒5トンの水が抜けます。抜いた場合の金倉川の影響につきましては、10センチぐらいの水位が上がるとなっております。7月の豪雨でもそうですが、豪雨のくるたびに前日に通常より多く放流を行い、ため池の水の管理を行っておりました。しかしながら、降雨量が多かったために満濃池が満水になりまして、随時、通常より多く放流する場合は、関係市町に連絡が入るようになっております。  なお、満濃池ではゆるの操作規則などはないそうでございます。満濃池土地改良区でも大雨警報など発令時には、改良区の職員さんが待機しておりまして、町の職員が満濃池土地改良区に対し水位の確認をしながら情報の共有をしておるところでございます。  2つ目の水位計についての質問でございます。  現在、香川県では、12の河川で18カ所の河川監視カメラを設置しております。95カ所、つまり45の河川につきましては、カメラが18カ所、水位計を45カ所を設置しております。今年度、洪水時の水位観測に特化しました小型の低コストの水位計を金倉川上流のまんのう町の神野橋付近に設置の予定との県との報告がございました。  今後、想定量の雨量となる台風等がくるおそれもありますので、ご指摘を踏まえて町といたしましても県に対しまして水位計の設置について要望していきたいという考えでございます。  3つ目の河川整備基本計画及び河川整備計画に基づく金倉川の基本方針等の質問につきまして答弁いたします。  香川県が平成29年6月15日に策定いたしました河川整備基本計画及び河川整備計画に金倉川が入っていないこと、河川整備計画と方針ですね。入っていないことに関しまして、香川県に問い合わせました。そうしましたところ、金倉川では既に一定規模の流下能力を有していることから直ちに河川整備計画を策定する予定はないというのが県の見解でございました。また、狭窄箇所につきましては、下流の流下能力を勘案しながら、局部的な整備を進めるとともに、河床の整備などを適切な維持管理に努めていきたいとのことでございました。  町といたしましては、金倉川流域自治体でございますまんのう町、善通寺市、丸亀市、多度津町との情報の共有や連携を深めまして、災害時には対応できるよう努めてまいる所存でございます。  以上、一括での答弁といたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  ①について、再質問させていただきます。  今、お答えいただいた中でですが、満濃池についてですけど、町長の認識としてため池か、あるいはダムと考えておられますか、そのあたりの認識をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  すみません。農政土木課長より答弁いただきます。 ○議長(山神 猛君)  農政土木課長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○農政土木課長(友枝 一朗君)  まず、建前上、ため池は利水目的ですけど、我々、自治体職員にとっては、金倉川の原水、要はため池で水をためてくれる。治水目的もあるとは認識しております。  以上で、質問に対する答弁といたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  私もね、昔からため池、ため池と思いよったんですけど、満濃池というのは、調べてみますと大宝年間、大変昔なんですね。701年から4年ぐらいにかけてつくられまして、日本一のため池と言われておるのが、その状況からで、一番古いということもあります。水をせきとめている堤、堤長というんですかね。堤の高さが約32メーターあります。正確には、満濃池は満濃ダムなんです。何でかといいますと、高さが15メーター以上になりますと、もう大体がダムなんです、アース式のね。昔からある土を盛り上げたダムになってます。農業用ダムとしても総貯水量が1,540万トン毎秒5トンの放水で考えますと大変な量がたまっとるわけでございます。  ところでですけど、農林水産省の農村振興局防災課というのが、平成26年の7月にため池保全管理体制整備の手引きいうのを出しております。平成30年の5月には、洪水調節機能強化対策手引きというのを出しておりますが、これらについてご存じでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  十分存じ上げておりません。すみません。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  多分そうやと思うんですけど、今までの答弁をお聞きしよったら、そういうふうな状況やと思うんです。  平成26年7月の手引きの中では、ため池保全管理体制の強化推進のためのため池保全協会を設置して、関係者が連携して協力して体制整備を推進することとなっておりました。この時期では、26年というのはまだ治水というよりは、やっぱりかんがい用のため池だということを中心に、もっと整備してくださいというような形にあったらしいです。内容的には、やはり今、農家が少なくなった状況において、そういう管理組合とか地域の方々でため池を管理するのが大変困難になってきたから、自治体も協力してみんなでそういうふうな形でどうやっていくかいうことを維持管理を考えてくださいというのが26年の手引きの内容でした。  それが、今回30年の5月になりまして、そのため池保全協議会の中でため池の有する洪水調節機能を最大限に活用して、防災・減災の強力化を図る目的をということを書いております。いわゆる、今の状況で、これまではよかったんですけど、今言われておるように、これまでにないとか100年来とかいうような大変な大量の雨水が発生するような状況になってきた中で、そういった満濃池下流域での2市3町においてため池保全協議会を設置すべきと考えますけど、その点、町長どういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ただいまの豊嶋議員の質問に対する答弁をいたします。  ため池保全協会なる組織につきましては、内部協議等も行っておりませんので、ご指摘につきましては、今後の課題として考えてまいりたいと思います。  ただ、先ほど私答弁いたしましたように、流域の市町との連携という部分につきましては、現在、先ほど答弁いたしましたように、県のほうは県内の各2級河川の緊急度ですね。緊急的に被害が実際氾濫したところを優先的に整備計画方針、計画を立てているようでございますが、金倉川の場合は、そういう川自体の氾濫が、ここ最近ないということで残念ながら優先順位が低いというのはご案内のとおりでございますが、今のご指摘等も踏まえまして、私もやっぱりどうしても川の水、実際、7月の西日本豪雨におきましてまんのう町と丸亀市でも土砂壁が、土の部分でございますけども、崩れたというふうなこともございますので、そういった部分を、また町内流れております金倉川は、ご案内のように南部消防の前で1回曲がって再度渡って、それからまたぐるっと曲がりまして五条の川向かいのあたりでぐるっというふうに非常にくにゃくにゃしておりまして、そのあたりがですね、非常に特に祗園橋周辺が、また買田川、またそのほかのまんのう町から流入しております水路等、また低い土地等で一番被害が出やすい地域であることは認識しておりますので、そういった面からもご指摘の部分も含めてですね、何らかの形で連携とる、連携とるいうんだけでは、やっぱりないので、そういうため池保全協会がいいのか、また別の川にございますような広域の協議会なるものがいいのかを含めて、首長会の中で声かけ等行っていきたいと思います。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  今言ったため池保全協議会なるものでなくてもよろしいんですけど、今言うふうに地域防災というのは、やっぱり自分たちでそういった問題意識を持って声を上げていかなければならないと思っております。誰かにとかみんなでとか言っておったんでは、住民の生命・財産というのは守れないと思っておりますので、その点、ぜひとも町長のリーダーシップを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、②番なんですが、中讃土木が管理しております高藪橋付近の監視カメラですね。私もこういったことでインターネットで見てみました。大変、時系列で水量から始まって水位、その状況等について映像と水位データが出てきまして、大変現状把握について最適やと思います。しかしながら、この河川カメラ、高藪橋下流の2市1町、いわゆる善通寺、丸亀、多度津、こちらのほうには早期避難情報の発令の判断に大変効果があると私は思っております。
     しかしながら、この上流ですね。琴平、まんのうについては、今、町長もお話しいただきましたけど、早期の避難情報には効果が全くありません。ぜひともですね、上流域である満濃池の用水吐、先ほど言ったあのあたりと、それから高藪橋から上、祗園橋あたりとか五条橋とかあのあたりで、やはり複数所ですね、やっぱり河川カメラ等はやっぱり必要ではないかと思います。できるだけ、今まんのう町と2町での単独でも結構ですので、早期の設置をお願いしたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘の水位計のことでございますけれども、私もちょっと個人的なことですが、消防団員として20年務めておる中で忘れられないのが平成16年の大雨でございます。あのときが、恐らくここ最近では一番金倉川の水位が上がったときでないかなと認識しております。そのときに、私も現場を見ましたけども、いわゆる祗園橋が当たるというんですかね。水位が上がりまして、いう状況を見まして、これはもう大ごとやなと感じたんですが、幸いにもあの後雨がやみまして引いたのですけども、ご指摘の部分につきましては、今、先ほど申しましたように県のほうは、とりあえずまんのう町の久保の宮の近くの神野橋に1つ水位計を置くということでございますので、そこのデータを新たにふえるということでございます。  そういう面でいうと上流のデータが出てこないということでございますし、また、今後、非常にこれ高い物で費用がかかるものでございます。システム等もおっしゃるように非常にインターネットでもいろんなところからでも今の高藪橋のデータ、それから履歴も見れるということで、非常に高性能でございますけども、同程度があるのか、またそれよりかもう少し低レベルのがあるのかわかりませんが、いずれにしましても町内で、例えば、南部消防の前の雄装軒橋であったり川向橋であったり東橋であったりいろいろ橋が、今ご指摘の上流のとこに幾つもありますので、そのあたりについて、それを基準にしてしまうとですね、すぐに水位が上がってしまうということで、例えば、私もほかの川、ちょくちょく近隣の市町に同行見るときに見ると大束川ですか、宇多津町を流れる。ここはですね、部分によってはすぐに水位がふっと上がってしまっておるというところがございますので、その辺、私ちょっと技術的なことはいろいろ研究してまいらなければならないのですが、いずれにしてもご指摘の水位計を、データを、情報を集めて、それをもって早く、恐らく避難勧告であったり避難情報を流すという根拠になるものを、今の高藪橋の水位計だけではちょっと物足りないという認識は、私も共有しておりますので、ちょっとそのあたりを研究させてください。  また、そういう具体的な内容を決まりましたら、また相談させていただきますし、また県にも要望していきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  やはり、今回、先ほどありましたように岡山の真備もそうですけど、早期判断ですよね。避難準備、避難指示、そういったいうのを判断が速くできるには、やはりそういったデータをしっかりと、電話でどんなんなと聞くんじゃなくて、例えば、満濃池の右岸の堤防にあります用水吐のところのあの辺りの情報もですね、今どのぐらいの越流があるのか、そういったことまででもやっぱりしっかりと見て判断すべきやと思いますので、ぜひともそのあたり、しっかりと、少々お金はかかるかもわからんですけど、まんのう町とやはり共同でですね、ぜひとも避難のためのそういった河川カメラというのをよろしくお願いしたいと思います。  次、③ですが、今回の記録的な豪雨によりまして7月7日に先ほどもおっしゃりよりました満濃池の岸の上での金倉川堤防は約100メートルにわたって崩落をしております。今回の西日本豪雨災害で甚大な被害を受けた岡山県の自治体の首長がおっしゃっておったのが、現状でのインフラでは防災にはやはり限界があると言っておりました。  河川管理ということから考えまして、金倉川に堆積した土砂の撤去、あるいは樹木の除去、そういったものは早期に要求すべきと思います。先ほど言った計画等について入っていないのは、もう仕方がないことですが、今回、県知事もおっしゃっておったように、あそこが崩落するとはなというふうな、ような状況やと思うんです、絶対。ただ、こういうふうな状況になるということは、そういう整備計画がないにしても、やはりしっかりとそういったところの河川の内部の堆積した土砂とか木々の撤去ですかね。そういったことはやっぱり要求していただきたいと思います。  時間の都合で次に入らせていただきます。  2番目の警報発令と避難所についてお聞きいたします。  現状において、どのような警報が出た場合に住民に対する部分的な避難なのか、あるいは全町的な避難なのか、避難情報を発令する基準となるべくマニュアルはできているのでしょうか。  また、7月5日から7日における避難情報発令と緊急時避難場所、避難所の開設について、適切であったと考えているのでしょうか。その点、一括でお答えいただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の警報の発令と避難所につきまして、答弁いたします。  琴平町の各避難情報の発令につきましては、気象庁の発令する警報や金倉川の、先ほどご質問ありました水位などを参考にして判断しております。  避難情報を発令する基本的なマニュアルはございますが、金倉川の水位や町内の状況、警戒すべき時間帯等、昼・夜ですね。また、各気象情報などのさまざまな要因がございまして、ケースによって弾力的に町長の判断により発令しておる現状でございます。  議員よりご指摘の今回の西日本豪雨の際には、7月5日、9時40分に大雨警報が発令されましたので、マニュアルに従いまして琴平町水防本部を設置いたしました。10時25分、金倉川の水位が危険度レベル1の水防団待機水位の65センチを超えたため、消防団員向けに待機メールを伝達いたしました。16時30分に第3回目の本部会議を開きました際に、今回の災害は大雨が長期化であるということが懸念されましたので、また、夜間での避難を促すことを避けるために17時30分、夜が更ける前にですね、5時半に避難準備・高齢者等避難開始情報を発令しました。このときには、この判断は、警報等はないんですが、夜に出るであろうという予測のもとに早目の促すということで避難準備・高齢者等避難開始情報を発令いたしたところでございます。そして同時に琴平町総合センターを避難所として開設いたしました。このときには、防災行政無線やエリアメール、広報車の巡回にて情報伝達を町内にいたしました。  翌日の7月6日、朝9時過ぎに町内で土砂崩れの発生が確認されましたので、10時21分に災害発生周辺世帯の7世帯に対して避難勧告を発令いたしました。そして、さらに現場を確認して情報により、さらにこれは、避難指示にすべきでないかという水防本部の中で意見が出ましたので、12時14分に被害発生地域に避難指示、緊急を発令いたしました。  翌日になりまして7月7日の夜中の0時27分に金倉川の水位が危険度レベル2の氾濫注意水位の1.4メートルを超えたため、夜中ではございますけども消防団に出動の要請メールを配信し、消防団による水防活動を開始いたしました。その後、床下浸水等の連絡が入りましたので、消防団により対応をいたしていただきました。同じく夜中の1時10分に土砂災害警戒情報が発令されまして、1時18分同じく洪水警報が気象庁より発令されました。それによりまして、マニュアルに従い土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンというところに対しまして471世帯に避難勧告を発令いたしました。朝6時30分に13回目となります水防本部会議を開きまして、水位のレベルが1.4メートルを下回ったので、消防団を自宅待機といたしました。  翌日の7月8日になりまして、朝6時25分土砂災害警戒情報が解除されまして、同じく6時52分に金倉川の危険度レベルが1の水位を下回ったために消防団に待機の解除のメールを配信いたしました。朝8時30分に協議をいたしまして、先ほど言いました避難勧告を解除、そして昼を回りまして14時35分に大雨警報がようやく解除となりましたので、夕方、16時に町の避難準備・高齢者等避難開始情報も解除いたしまして、水防本部も解散いたしたところでございます。ただし、土砂崩れの危害が継続中のため、避難指示と避難所の開設はそのままとし、残念ながら現在も継続中でございます。  これが、西日本豪雨の7月5日から8日までの流れでございます。よって、議員ご指摘のマニュアルはあくまでも参考程度でございまして、実害等により町の避難情報の発令は弾力的であることをご理解いただきたいと思います。  また、ちなみに、この西日本豪雨の際には、全町対象の避難勧告を発令しておりません。マニュアルでは、避難勧告の基準は、金倉川の危険水位レベル4と言われます氾濫危険水位の2.1メートルを超えた場合には、または、土砂災害警戒情報の大雨特別警報が発令された場合には、全町に対し避難勧告を発令する基準にマニュアルではなっております。  現在の避難所開設等につきましては、総合センターをまず開設することを基本としておりまして、今回についても、総合センターをまず開設いたしました。避難者の総数が14名であったこと、また、町役場に被害の連絡や通報等、また夜間に避難することの危険などを考慮しまして、避難場所を増設することも含め検討いたしましたが、継続して1カ所のみの開設となりました。結果としてやむを得ないと私は判断しております。  しかし、私としましては、就任して以来、西日本豪雨、台風12号、20号、21号、そして先の大雨と水防本部対応なり避難勧告等の発令なりを経験いたしました。その中で、現在の防災計画が先ほど申しましたように十分であるとは思っておりません。よって、専門家等のアドバイスをいただきながら見直しをすべきかなと考えております。災害は、避けられませんが、被害をいかにして少なくするかは行政の責任と考えております。  以上で答弁といたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  大変詳しく丁寧に説明していただいてありがとうございます。  そういったマニュアル以上の判断というのは、やはり水防本部等によって判断を下さないかんということだと思います。今回の新聞報道によりますと、西日本豪雨災害で早期の避難所に避難される住民が、どこでも避難所で少なかったと、大変。そういうことと夜間の避難の難しさというのは、やはり問題であるということを記載されておりました。自宅でいるよりも一時避難所、避難場所への兼ねた琴平の場合だったら町の総合センターですけど、そういうところに避難することが安心だと思われるような避難場所になる総合センターの環境整備というのは、やっぱり考えていくべきでないかと私は思います。例えば、毛布とか飲料水とか軽食ぐらいはですね、ある程度用意しておかなければならないんじゃないかと、避難準備のときに毛布を持ってきてください、水持ってきてくださいでは、どっちでおったほうが安心できるかいうことを考えると思ったら、やっぱり住民もなかなか総合センターまで足を運ぶのは、なかなか今までそういった災害があったところでもなかなか難しいというとこなんで、やはり高齢者の方が総合センターに来て、安心してそこで避難ができるような状況が必要じゃないかなと思うんですけど、その点、どうでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の趣旨は、避難所がどうあるべきかということかと思います。  例えば、一番内部でも毛布を持ってきてもらうという放送なりメールに入れるのをべきかどうかというのが、いつも議論になりまして、実際、私も先日もある団体の会合に呼ばれたときに、実はその方ももめておりました。人が使った毛布を使うん嫌やという方もいらっしゃれば、そんなんどうでもええと、とにかく毛布は要るという、やっぱり服であったり毛布であるとかいう物は、他人さんが使った物に対してええか悪いかいろんなご意見ありまして、それはぜいたく言うたらいかん、いやそれはもう本人がそれ嫌やったら自分で持ってきたらええがなというふうな、やっぱりそのあたりが非常に難しいなと思いますし、今ご指摘の町総合センターはある程度対応できるようになっておりますけども、ほかの避難所につきましては、対応が十分できてないんじゃないかなというふうな意見も内部でも出ております。そこで、先ほど申しましたように、防災計画またハザードマップも含めて避難所のあり方について考えないけないし、それとやっぱり短期的な、短期というのはどれぐらいか、一晩なのか、大体台風の場合は1日程度になると思いますけど、1日、2日程度の場合の避難所のあり方と本当に大きな被害が出た場合の、今まだ開設されてるように避難所が長くある場合と、これは分けて考えなければいけないなと思います。  いずれにいたしましても、ご指摘の部分につきましては、ちょっと十分内部でもですね、これまで余り議題となってなかったようでございますので、ご指摘につきましても見直しも含めて協議してまいりたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  その点は、ぜひともいろいろと住民の声を聞いていただいてしっかりと対応していただきたいと思います。  次に、3番のほうに入っていきます。  洪水、土砂災害ハザードマップ防災訓練についてお聞きいたします。  ①洪水と土砂災害ハザードマップは、具体的にどのような災害状況を想定しているのでしょうか。  ②避難準備、避難勧告、避難指示の発令における要支援者避難や自治会長、民生委員、福祉委員等への情報共有や避難行動に、これまでの防災訓練の成果はあったのでしょうか。  また、③満濃池が氾濫した場合の避難訓練の有効性は考えているのでしょうか。  この3つについて一括でお願いいたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の洪水、土砂災害ハザードマップ防災訓練につきまして、一括で答弁いたします。  まず最初に、洪水と土砂災害のハザードマップの有効性等々、前提条件の質問でございますが、どちらのハザードマップにも作成の目的を明記しております。  琴平町洪水ハザードマップは、平成28年3月に作成され、大雨によって金倉川・土器川の堤防が壊れたり、堤防を越えて水があふれた場合を想定される浸水範囲と水深、指定避難場所等を示したものでございます。ちなみに浸水の予測で想定した大雨との条件は、金倉川は1日の総雨量が210ミリ、土器川は6時間雨量が254ミリを想定し、想定を超える降雨は考慮していないものでございます。  次に、琴平町土砂災害ハザードマップは、平成28年3月に作成されており、梅雨期の集中豪雨、また台風に伴う豪雨などにより土砂災害が発生した場合に被害を受けるおそれのある区域を土砂災害警戒区域として示すものでありまして、また土砂災害が予想される場合や発生した場合に、町民の皆さんが避難などの適切な行動をとっていただくために作成されたものでございます。  次に、今回の7月5日からの避難情報の要支援者の避難並びに避難勧告や避難指示における自治会長、民生委員等々への情報共有はどうだったかということでございます。これまでに各小学校区ごとに年に1度実施してまいりました防災訓練につきましては、東日本大震災を教訓として南海トラフ巨大地震の発生を前提に避難訓練や体験訓練などを行い、町民の防災訓練意識の向上を図り、本町における防災体制を強化する目的で行ってまいりました。  今回の7月5日の豪雨災害におきましては、大雨等によるものであり、残念ながらこれまでの防災訓練の想定とは違っております。よって、直接的な運用にはつながってはいないと思われます。しかし、防災意識向上などの一定の訓練の成果はあるものと思っております。  今後は、今回のような毎年襲われる大雨、豪雨、台風などを前提といたしました防災訓練を行う必要があると認識しております。なお、自治会長へは、平成26年12月に各自治会へ戸別受信機、いわゆる防災ラジオを配付しており、それを通じて連絡体制をとっております。琴平町社会福祉協議会へも情報共有や連携をとり、高齢者や障害者など災害弱者の避難ができるように協力の体制をとるようにしております。  ご質問の避難行動要支援者の避難態勢につきましては、災害対策基本法や琴平町地域防災計画にも規定されていることは承知しております。特に、5年前に災害時要援護者台帳を作成しまして、今では避難行動要支援者名簿というふうになっておりますが、個別避難計画は十分に策定されていない現状、また関係する情報伝達も体系化されていないことは承知しております。琴平町社会福祉協議会とも協議しながら、これからの検討課題といたします。  3つ目、ハザードマップですかね。まんのう町の。  満濃池ハザードマップは、近い将来発生すると言われております南海東南海地震や大雨により満濃池が決壊するという事態を想定し、浸水想定区域と避難場所等を地図に示したものでございます。ハザードマップにございますように、洪水予想到達時間は、町内の早いところで、五条の南側に15分程度、私の自宅の辺でございますが、で到達すると予想されております。20分でこの町役場付近、30分で苗田地域となっております。浸水による歩行困難不可能な地域は、全町が想定されていることから、連絡が入り次第、直ちに防災行政無線にて高台や高い建物へ早急な避難を促すよう情報の伝達が重要と考えております。  この事態を想定としました避難訓練につきましては、まずは、町職員を中心とする防災の図上訓練、庁舎内の、でしかるべきのために備えることが、まずは有効かと考えております。住民の皆様には、防災訓練などにおいて意識の向上であったり注意の喚起を行っていきたいと考えております。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  28年のこのハザードマップですね。これも町全体が広範囲で約50センチ未満ですか、の浸水を想定されてつくっておるということですが、これ一体どのあたりが決壊を予想というか、どのあたりからというふうなところは、重要なとこというのはあるのかないのか。その想定がなければ、いざどっちに逃げていいものかということもありますし、こういうふうな中での避難の矢印で決めてますけど、できればですね、想定災害発生場所より、より細分化した各地区の住民が安全に緊急に避難できるように誘導は十分に保てるようなハザードマップにすべきやと思いますが、その点ですけど、どうでしょうか、町長、これを見た中で。(「どのマップのことですか」という者あり)  土砂災害。  これで約50センチ未満になっとるんです。全町が、それで、災害時の避難は、この矢印、すごく大まかなんですけど、この矢印なんです。避難。じゃあ、どこへ逃げろって、その地区地区で誰がどういうふうな逃げるかって、そういう行動規範が、全くこれではわからない。各自治会で、例えばどこに逃げたらいいのかいうのは、このマップでは全く理解ができない。というふうな形を僕は思ったんですけど、その点どうでしょうか。これで、いや私はどこへ逃げるというのがわかると思いますか。町長のご所見をお聞きしたいと思いますが。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  最初に言われてましたように、例えば、浸水が起きたとき、浸水箇所によって全然被害のぐあいも変わりますし、また今ご指摘の土砂災害の場合は、特に旧琴平町の山側が特に急傾斜地になっとんで、そのあたりがいろいろ複合したものになっておりますので、今、ご指摘のように、じゃあこの時あの時というのが非常に難しい、これ見てこうやというのは、恐らくわかりやすいかといったらちょっとなかなか難しいというのはご指摘のとおりでございますが、ただ、土砂災害のハザードマップにつきましては、私ももう一つ洪水ハザードマップと全然種類が違うんで、かといってこれ一緒にするとまたややこしくなってしまうし、いっぱいハザードマップつくるのがいいのか、このあたりは難しいかなと思います。  よく言われるのが、じゃあ土器川氾濫して金倉川氾濫したら、その間に住んでいる人はどっちに逃げたらいいのかとかですね、そのあたりにつきましてもケースによって変わってきますので、非常にこのマップのあり方というのは、今議員ご指摘のようにちょっとなかなか住民の皆さんにすぐにぱっとわかるようにすればいいんですけど、それがケースによってまた変わってくる。またもう一つ満濃池が決壊した場合、先ほど申しました場合と、また変わってきますので、それはやっぱり防災訓練も含めてですが、こういうケース、地震があった場合、大雨が降った場合、満濃池が決壊した場合、金倉川がどこかが決壊した場合といろいろケースが違いますので、やっぱり意識づけで、やっぱりその辺は1つは情報と伝達と問題は判断。その判断のときに、今ご指摘のようにせっかくこういうのを作っとっても、多分こうやって見てる暇はあるのかなというふうな感じますので、その辺は、通常の中でいろいろやっぱり住民の方に考えてもらったり、だから体験の訓練も大事かもしれませんが、そういう想定、シミュレーションした訓練、図上訓練というんですけど、そういうのを我々本部だけじゃなくて、住民の方にもしていただくというのも大事かなと、考えてもらう、意識してもらういうことは大事かなというふうなのが、私の認識でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  マップも大変たくさんありまして、今言ったように、避難の方法ですよね。伊予の大洲のほうの実質、災害に遭った地域の自治会長さんがおっしゃったんは、やはりA4ぐらいのを持っとるんです、各自治会長でね。それで、自分たちにはどこへ行くかいうのは、そこまで各個人個人というか、地域での防災ハザードマップというのをつくって、やはりそういうふうな、先ほど町長おっしゃった図上訓練を行うにしたって、やはりそのぐらい、こういう大まかなのじゃなくて、各地域でどういうふうな形で避難行動をとるかいうことについては、しっかりとやっていかないかんと思います。  先ほど言いましたように要支援者の問題、私これまで何度も、前町長のときから言ってますが、できればですけどね、初動の対応について、要支援者に対する誰が誰を誰に対してどれだけの避難援助をするかというようなことを、早急に体系化していただいて、1人で何人もは見られへん訳ですから、そのあたり各地区の自治会長さんや民生委員さん福祉委員さん、そういった方々が誰が誰の見守るとかいうか、逃げませんかとかそういう話ができるか、安否情報を確認できるかいうことについては、できれば今年度中ぐらいにそういった体系化するような協議会でもいいですから、社協と協力してやられるんやったらそういうふうな形で、ぜひともお願いしたいと思います。  ちょっと答弁しよったら時間がないんで、次にまいりますが、その点しっかりとよろしくお願いしたいと思います。  こういった防災の問題というのは、9月にも防災週間あります。防災の日もあります。せっかくにこういった9月にあるときに、何も今言ったような図上訓練の小さな各地区でもいいですから、単位を小さく狭めてそういった複数回に分かれた地区単位での訓練は、ぜひとも必要ではないかと思います。年に1度の総合の防災訓練も必要やと思いますけど、各自治会単位とか班単位での防災訓練というのも有効やと思いますので、その点もちょっと考えていただきたいと思います。  続きまして、4番に入らせていただきます。  呑象楼とこんぴらだんだんについてですと、その関連に質問をさせていただきたいと思っております。  呑象楼の改修工事を終えまして、史跡文化財の指定もされてない状況で、観光資源としてどのように活用していくおつもりなんでしょうか。  2番目に文化庁瀬戸内サーカスフェスティバル主催の国際創作サーカスフェスティバルこんぴらだんだんをどのように盛り上げていこうと考えておるのでしょうか。その点についてこの2つの問題を一括でご答弁お願いしたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ)
    ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の呑象楼とこんぴらだんだんについてということでございますが、ちょっと大分内容が異なりますので、そのあたりをちょっとさび分けていただきたいと思います。  琴平町の観光資源は歴史的また文化的価値がある建造物や作品が数多くございますが、中でも金刀比羅宮周辺におきましては、重要文化財など建造物として価値のあるものや歴史上の歌人、俳人などが訪れるため、現在でも作品などが数多く残されております。町内においても旧金毘羅大芝居、鞘橋、高燈籠、公会堂など幾つもありますけども、それぞれ重要文化財などの価値がある建造物も同様に数多くございます。観光客は、どのような観光スポットを一巡することができるかということを鑑みますと、観光ルートをいかに効率よく回れるかが重要になってくるかと思います。  議員がご存じのように呑象楼につきましては、昭和14年に県の史跡に指定されましたが、戦後の文化財保護法の制定や昭和29年に現在の場所に移築されまして、移築のときに集会所として使用するために改築されたために文化財としての価値がなくなりまして、現在では指定を解除されているのはご案内のとおりでございます。  平成28年度の国の補正、総務省の地方創生拠点整備交付金を活用いたしまして、平成29年度の3月に改築工事が終わり、今年4月よりオープンいたしております。史跡等の再指定は難しいと思われます。そこで、地元の方々のご協力を得ながら日柳燕石関係の資料を集めたりしまして、記念館的、または資料館的な活用を図っていけたらなと考えております。  また、町内の観光資源におきましては、旧町内の、それも川西地区に集中している中、来訪された方に榎井地区に対しましても目を向けていただきまして、川西地区から榎井地区までの商店街を町歩きしていただくための貴重な観光資源として相乗効果を図るべく、かがわ・こんぴら観光案内所にも新たに設置するなど、積極的にPRをしていきたいなと考えております。  また、呑象楼を観光資源の一つにするには、建造物そのものの概念や歴史的建造物として理解していただくために、琴平町や観光協会のホームページや、またSNSなどで詳細に掲載することも重要かと思います。また、観光業者の企画商品につきましても、一連の観光スポットに入れていただきまして、観光資源の一つとして考えて加えていきたいなと考えております。  かわりまして、国際創作サーカスこんぴらだんだんにつきまして、主催は、瀬戸内サーカスファクトリーでございまして、町としては、会場の提供やPR活動の協力をしているところでございます。また、観光庁が中心となり対外向けに促進しているユニークメニュー、いわゆる歴史的建造物・文化的施設との活用として公会堂を活用していただきまして、現代サーカスを身近に楽しめるイベントであるということから、今回初めての開催でありまして、第2回、第3回と琴平町内で開催していただけたらなというふうに町としてもできる限りの協力をしていきたいという考えでございます。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  ちょっと教育長にもお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず、呑象楼のことについてですけど、こういうふうなパンフレットを教育委員会で出されております。中の内容なんですけど、このガイドのパンフレットの中で忍者の格好でからくり等の説明が写真とともに書かれております。これらの時代考証の錯誤について、どのように考えておられるのか、それ1つと、呑象楼のガイドさんですね。ガイド、今ボランティアで今はシルバーさんのほうにお願いしてガイドしていただいておりますけど、大変、共通のガイドさんが持たれるような手引書というのが必要やということをお聞きします。大変詳しい方もおられれば、なかなかそこまでは相手の見にきた方のほうが詳しい方もおられるというところで、共通のそういったガイドの制作というのは考えてないのでしょうか。  そのあたりをちょっとお聞きしたいのが、その2点と、もう一つ、せっかくそういった国際的なサーカスが来られておるのに、できれば現在でも公会堂で一生懸命練習されておるいうことを聞いております。できればですね、お金払っていくのは大変難しいかと思いますけど、そういったとこへ若干邪魔のないように見せていただくぐらいのことは考えていないのでしょうか。  この3点について、ちょっと教育長のほうからお聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  それでは、失礼いたします。  答弁をいたします。ただし、事前にお話になかったので、私のほうもちょっと考えを整理されておりません。  このパンフレットにつきまして、忍者の写真が載っているというのは、教育委員会の中でもいろいろ問題になっております。ただ、最近観光客の動静を考えていますと、海外の方も数多く来られてるということで、そういった意味で、こうしておけば、ある程度来ていただけるのかなということでなったんではないかなと、私は考えております。適切であるかどうか聞かれましたら、私の立場から言わせていただくと、これは適切ではございません。  もう一つは、手引きの話ですか。一応、ここの管理につきましては、シルバーを通しまして、シルバーから燕石会の方にお願いをしていると聞いております。  燕石会の方はすごく、日柳燕石に関しまして、造詣の深い方がたくさんおられますので、委員会としましては、一応安心はしておりました。ただ、そういうふうな声は聞いておりますので、これからその声については内部協議しながら、これは時代考証等もございますので、少し慎重に協議をしていきたいなと考えております。  以上でございます。   (「もう一つ、こんぴらだんだんの」と言う者あり)  それは、町長さんのほうからいたさせていただきます。   (「議長、企画財政課長からいたさせます」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  企画政策課長、造田君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○企画政策課長(造田 泰君)  失礼いたします。豊嶋議員のご質問にお答えいたします。  こんぴらだんだんの無料で見れないかというご質問ですが、本番については、やはり有料ということでございますが、練習中の見学については、いつでも町民の方に限らず、見に来てくださいということはお伺いしております。また、本日、午後からですが、琴平町の南幼稚園において出演者の方が子どもたちにそういった、一部ですが、今回行う内容を見せるということで、またそういったPRも兼ねて行っておりますので、練習風景とか、それについては十分皆さんに見ていただけると思いますので、よろしくお願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  町長ね、やはりですけど、そうやって、こちらのほうにサーカスを皆さんに見ていただきたいという思いがある方が多いんですよね。歌舞伎の方もそうですけど、わざわざそういう方が、そういった幼稚園とか小学校へ来ていただくいうふうな形でしていただけるのであれば、しっかりと協議していただいて、そのあたりも、やはり子どもたちにそういった新たな感覚というか、ぜひとも教えてあげたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  もう一つ、町長にお聞きしたいと思っとることがあるんですが、現在、日柳燕石関係資料を収集して、記念館的あるいは資料館的な活用をしたいと、今おっしゃっておられました。現在、榎井公民館には多数の資料が集まっているのはご存じでしょうか。また、寄贈等によって集まった資料は、早急に修復保存が必要なものも大変少なくありません。財政面の補助も必要と思われますので、その点、関係各位と早急な協議をしていただきたいと思うんですけど、その点、どうでしょうか。お聞きいたします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘いただきましたので、今後の課題といたします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  資料があるのは御存じでしたか。   (「見たことはあります」と言う者あり)  ああ、そうですか。もう大変地域の方が個人的に所有されてる方がぜひとも呑象楼で公開していただきたいという、そういう熱い気持ちでお持ちいただいたんですが、何分、かなり一般の家庭でお持ちになられておったんで、かなり修復が必要なものが大変多くありました。私もちょっと、一遍見せていただいたんですけど、そういった意味で、早急な対応をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、②について、ちょっとお聞きいたしたいと思います。  現在、琴平ならではのイベントが次々と行われてる中で、片岡町長の考える「わくわく・ドキドキ」を実現するためには、琴平町の魅力発信をすべきであると考えますが、いかがでしょうか。②についてお答えください。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  4月の四国こんぴら歌舞伎大芝居から、8月のこんぴら夏夜市など、約5カ月間にわたりまして、数多くのイベントを町や商工会、各実行委員会などが主催して開催してまいっておりますが、琴平の魅力はまだまだはかりしれない未知の世界があると思います。現在、インバウンドによる訪日外国人観光客は琴平町にも数多く訪れておることから、世界を視野に入れた観光イベントを考えていく必要がありまして、外国との文化的価値観の違いを把握しながら、夜型観光のコンテンツ、ナイトタイムエコノミーと申しますが、これを基本としました香川せとうちアート観光圏滞在促進地区となっております琴平町としての位置づけをもっと明確にしていくことが望まれております。  魅力発信につきましては、琴平町観光基本計画に基づいた町内の若者世代、また民間事業所が中心となりまして、今年から取り組んでおりますこんぴらブランド戦略会議の中でも重要事項であるとうたわれております。  また、地方創生に向けました自治体SDGsのモデル事業に選定されております都道府県、市町村は岡山県真庭市など10カ所に上りますが、内閣府から示されました資料につきまして拝読いたしましたが、いずれも事業も一定程度足元を固めているものと感じております。町内で行いましたイベントは、まだまだ歴史が浅いものもあり、持続に向けた課題点も各方面から数多く聞かれたところでございます。早急に宣言などを行うよりも、まず今後において持続可能であるように、しっかりと足固めを行った上で、継続していくことが肝要でないかなと感じております。よろしくお願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  町長ね、8月27日に丸亀市でまちライブラリーという講習会がありました。公的な機関のみならず、地域のコミュニティセンター、カフェ、オフィスなどで、「本で住民の交流を生み出そう」を目標に丸亀市が企画して、市民に働きかけをしているそうであります。NHKで大変報道もされておりました。現在、琴平町と丸亀市との間でそういった住民交流に関しての相互的な協力というのはあるのでしょうか。その点、ちょっと、あるのならお聞かせいただきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問は、定住自立圏の絡みではないんですかね、その件でございますかね。こんぴら街道の話ですかね。ちょっと、ご指摘の部分が広過ぎてわからないんですけども。先日、私も初めて定住自立圏の首長の会がありまして、いつもは全く発言がないということだったんですが、私の中で、新しく町長になったいうことで、2市3町、ご指摘は丸亀でございますけども、2市3町で共同で観光マップをつくったり、また婚活イベントを各市町でやるんじゃなくて、もう少し広いところで協力してやるとか、もう少し広域的な活動を、いろんなことを持ち寄ってやってはどうですかというような、そういった意見を申し上げたところでございます。  ご質問の具体的にというのについては、ちょっとないかと思われます。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  まあ、そういった定住自立の問題もありますけど、今回の丸亀が行っているようなものは、やはり住民同士の交流とか、そういうふうなものについて、どういうふうにしてやっていかないかんかということについては、いろいろと模索をしている状況であるということであります。もちろん、琴平町の場合は、この「まちじゅう図書館」、この活動自体が、絵本文庫どりーむが、他の自治体に先駆けて行っております。いわゆる先進地であります。ということは町長もしっかりご存じやと思いますが、この実施主体である「415のわ」の企画立案など、こういったソフト面については、一切行政からの、そういった、頼ってはいないという状況であります。これこそが私が思っとる琴平の住民文化の発信力であって、住民パワーやと思っております。どうも、私の通告内容がどうもはっきりと伝わってないようなんで、ちょっともう一度、そのあたりを分解して、わかりやすく言わせていただきたいんですけど、私は理解していただきたいと思っとるのは、琴平町の持つ伝統文化、すなわち、こんぴらルネサンスというコンセプトを、町長に打ち出していただきたいということです。もう、このルネサンスとは琴平の文化の復興を目指す文化運動ということです。そして、それを目指すためのコンセプトということは、企画とか、広告など、全体を貫く基本的な考え方、それを町長が出していただきたい。今言ったように、庁内で、執行部やそういうところで協議をするとか、そういう話じゃなくて、表に向かって、何かが、今琴平はこんなことをやってますということを出していただきたい。特に、先ほど言ったように、行政自体がイベントなどを、発信的に、継続的に行うということは、大変どこでも困難。そういった中で、自治体の公務員がイベンター、いわゆる企画者になるいうことは、もう大変難しいことやと思っております。  いわゆる、今、先ほどおっしゃったように、瀬戸内芸術祭を初めとする香川を中心とした、そういうモダニズム、いわゆる現代主義、未来主義の、そういうモダンアートなんかを発信しようとしている、この世界に香川県や、それから瀬戸内の自治体を使って、そういった発信をしようとしているときに、何でこの琴平が乗り遅れないかんのかということなんです。私が思ってるのは、じくちたるもんがあるんです。そういった意味では、やはりこの発信に乗り遅れないように、琴平の観光振興に最も重要であるということで、やはり、こんぴらルネサンスというコンセプトをしっかりと発信していただきたいと思っとるわけであります。  この、こんぴらルネサンスって何かと言うたら、これは私が仮にですけど、こういう名前をつけたんですけど、これは町長が発信することについては、労力も経費もかからんのです。発信ですから。琴平町がこういうふうなコンセプトでやってますというふうなことをやること自体が大事やと私は思っております。  前に、北海道の東川町でありました「写真の町」、これ大変長い、何年もかけての、そういうコンセプトをずっと繋げてきてます。それを、同じ「写真の町」だけど、それで町内の人、それとか内外の人初めとして、いろんな人が、ほんだらこの東川町でこういうふうなことをしたいというふうに、そういったことで集まってくるわけです。それこそが、やはりSDGs――サスティナブル・ディベロップメントですか、継続的な発展性を目標とした、そういったものに繋がっていく。町長自体が発信することが大事やと思います。それこそが、私が思うのに、片岡町長が初めに、当選の当時に言わはった「わくわく・ドキドキ」を琴平町の住民の皆さんにというのは、そこに帰結するんじゃないかと、私は思うんですけどね、いかがでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ただいまの質問で、今回の質問の意図はようやくわかりました。大変失礼いたしました。  観光というか、この町とか、切り口がいろいろ、文化、多分、今、文化、ルネッサンスですから、まさに文化は切り口やと思うんですけども、発信力というので言うと、今ちょっとご質問を聞きながら、34年前、35年前に、四国こんぴら歌舞伎大芝居を始めたのも、ある意味では、旧金毘羅大芝居「金丸座」を核として、ローカル、そういう重要文化財でほんまの歌舞伎をやるということは、当時にしては、前提としてあり得ないことに、当時の地域の皆様方、先人の皆様方がトライして、実現させたということは、ある意味では、その辺では、ルネッサンス的な発想、そこが今議員のご指摘のところやと思います。  私も、長く地域で住み、そしてこういう、私も議員活動もさせていただく中で、やっぱりそういう発信力というのは大事かなと思います。すごく、その当時のご苦労された方々によく聞く話が、やはり新聞も、マスコミもそうだと思うんですが、お金出して広告するのは、どこでもできることやけど、記事にしていただいたり、テレビで取り扱ってもらうことというのが、それは1つの方法ですけども、それぐらい魅力があると。きのう、ちょっと、隣の三豊市長と話する機会がございまして、父母ヶ浜でしたっけ、の話が話題になりまして、父母ヶ浜にお客さんが来るけど、お金が落ちないと、地元に。それはお客さん、で、地域の人は嫌がっとると、今まで静かに生活しとったのに、いっぱい人が来て困る。これが観光と、それと地域振興と活性化という部分で、非常にギャップがある。ご指摘の、例えば、隣の町のデュークが主催ですかね、モンスターバッシュについても、大変琴平町については、非常に大きな恩恵いただいとんですけども、まんのう町においては、ごみであったり、し尿であったり、若い人が騒いで、あれは何やというような地域の意見もあったり、非常にそのあたり難しいかなと思います。  話は戻しますけども、いろんな意味で、ご指摘のルネッサンスという発想は非常に、なるほどなと思います。だから、私としましても、今、これっていう部分については、今いろいろ考えてるところもございますし、いろんな課題につきましてもありますので、ご指摘のように、お金もかからないし、言やあええっちゅう話かもしれませんが、ただやっぱり、しっかりしたコンセプトと、それは何ぞやという部分がないと、ええですけど、確かにご指摘の、私も北海道の東川町へ行って、写真甲子園、よくテレビのいろんなものにでもニュースになっておりますので、うちの町がいろんないい意味で、こんぴらさんという大きな財産がある中で、その切り口だけでなく、違う部分をうまくしていかないかんいうことが多分ご指摘の趣旨と思います。ぜひ、私、そのご指摘は真摯に受けとめまして、いいご提言も含めて、ちょっと何か、そういういい宣伝とか、目標というものを、一つ新たなイベント――イベントじゃなくて、もう一つ上の段階の理念的なものは、確かにちょっと模索したいなと重々感じております。ありがとうございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  今おっしゃったように、やっと私の思いが届いたような気がいたしますが、ただ、今、町長ね、琴平というような、このネームバリューというのは、もう徐々に薄れてはいっとんです。ただ、今この状況で、そういった意味で、そういう発信力があるのは、やはり琴平ならではやと思います。町長がそういった意味での、一つのコンセプトを持って、こういった形で琴平町も頑張りますということを言うことによって、もう内外から、そういった、こういうことをしたい、ああいうことをしたい、町内でもそういった意味で、こういうふうなことをやりたい、そういった意味で繋がっていくことがやはり一番の地方創生に繋がっていく、人口も増えてきますし、観光も、自然と入ってくるんじゃないかと私はそういうふうに目論んでおります。  ただ、このためには、やはり町長が早いうちに、タイム・イズ・マネー、鉄は熱いうちに打てというふうな、昔からの先人のそういうふうなことをしっかりと考えていただいて、やっていただきたいと思います。  大変時間があれなんで、もう一つの分、最後の分に入らせていただきます。  5番の町営駐車場についてお聞きします。
     地方公営企業平成28年度決算「経営比較分析表」において、問題の解決に向けた具体的な施策についてお聞かせいただきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  町営駐車場におけます地方公営企業平成28年度決算「経営比較分析表」についてのご指摘でございます。町営駐車場の利用状況に関しましては、収支は黒字を維持しているところでございますが、議員ご指摘のように、それぞれの指標については、類似施設の平均値を下回っているところでございます。これらの要因につきましては、時を同じくして、近隣に大型の駐車場がオープンしたことなどによる競合が考えられます。  一方で、これまで慢性的な問題でございました町内における参拝客、また観光客向けの駐車場が不足がちであったことにつきまして、金刀比羅宮の年間参拝客自体が増加していることから、解決へ前進したかなと受けとめておるところでございまして、また民間駐車場が潤っていることもあり、町といたしましては、違った側面から見ますと、よいことであるかなと思います。  今後、町営駐車場としての対応策といたしましては、人件費がかかることが営業時間と直結していることから、パーキングシステムのオートメーション化であったり、事業委託などの可能性も含めて、今後の課題として考えていきたいと思います。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  この分析表をホームページに載せておるということは、住民に現状を正しく理解していただくために、わかりやすく記載するということが根本やと思います。  そこで、この経営比較分析表、私も素人なんで、中を見よった、その指標の中にEBITDAというのがあるんです。これ、こういうふうに書いとったんでは、何のことか、さっぱりわからんので、できればわかりやすく説明をお願いしたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  要は、簡単に言うと、減価償却費を利益と足したものでございます。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  町長はしっかり博学でいらっしゃるんで、そのあたりわかると思うんですけど、このあたりの内容を見ておりまして、何のことやらという方も大変多くおられると思います。住民に対して、ホームページで説明されるというのであれば、このあたりの説明もしっかりとやっていくべきやと思います。例えば、下の欄に、この内容は何かということについて書いていただければと思っておりまして、その点はできる限り、住民目線のほうで、改善をよろしくお願いしたいと思います。  この分析表によりますと、町長のおっしゃるとおり、人件費、営業時間が最も重要な問題点だと私は考えております。この表は平成28年度決算のものでありますが、もう大体2年近くたっております。ということは、これまで何もしていなかったのか、あるいは執行部で既に検討をしているのであれば、今年度中ぐらいには、経営改善についての何かの事業政策等は説明をいただけると期待してよろしいのかどうか、その点をちょっとお聞かせいただきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  今のところ、ご指摘の部分につきましては、今の町営駐車場をどうあるべきかということについては、大きな課題としては協議はしておりません。ただ、問題は、これ非常に難しい、先ほど答弁しましたが、町営駐車場が、がんがんもうけてええんかということで、全然民間駐車場がない中で、公共の施設たる町営駐車場をしっかりと運営していかなあかんいうのはわかりますけども、今、民間駐車場もあることでございますので、そことのバランスを考えていかなあかんなとは思っております。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  大変暴利をむさぼるということじゃなくて、ただ、この分析表によりますと、その収益のうちのほとんどが経費で賄われておると。それは結局、一般の民間から考えたら、これはどういうことやと、それこそお役所の仕事でないかというふうな批判もあるということです。やはり、それなりの対価をいただいて、それをほかのほうに、税金のあれとして使っていただくいうことは十分、町民も理解をしていただけることであって、その点をしっかりとやっていただきたいと思うんですけど、その点、どうですか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘につきましてはごもっともかと思うんですが、先ほども申しましたように、町営駐車場のあり方という部分も考慮しなければならないかと思います。ただ、経費の問題で、削減していけばというものについては、今後の課題とさせていただきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  これ、本当に小さなところと言うべきか、こういうふうなことの状況というのは、私もたまたま見たからこういうふうに思ったわけですが、やはり改善できるところは、必ず改善していくような方向性をやはり持っていただかないかん、そのあたりをやっぱりしっかりと執行部の中で、やはり協議を行っていただいて、十分なデータを持っていただきたいと思います。  やはり町長、先ほどからおっしゃられる、私、きょうの一番のメインは、先ほどの町長の思いをしっかりと琴平町の振興に結びつけていただきたい。よく、もう今までリーサスや何かでもそうですが、琴平町というのは、もともと資源としてあるものというのは、観光がほかのものに比べて群を抜いております。それが、やはり今の状況下の中で、どういうふうにして持っていくかということについては、余りにも町が行政的に施策を行ったことによって、それが振興に繋がるかといったら、大変難しいことやと思います。それよりは、いかにそれをほかの魅力的な町であるということを町外、町内に発信するかということだと思います。私はその点については、やはり町長の、初めの「わくわく・ドキドキ」を聞いたときに、私もドキドキ・わくわくしました。実質、何がしたいかということについては、そういったコンセプトをしっかりと持っていただいて、できるだけ早く出していただきたい。1年後にというか、そういうふうになっていくほど、やはりそのエネルギーは少なくなってくると思います。やはり継続的に、発展目標というのをやはりしっかりと持っていただいて、ぜひとも次のときには、そういった意味での町長のそういう発信がいただけることを期待して、今回の質問を終わらせたいと思います。  大変ご清聴ありがとうございました。以上で終わります。 ○議長(山神 猛君)  これで、5番、豊嶋 浩三君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで休憩といたします。  再開を13時といたします。      休憩 午前11時38分      再開 午後 1時00分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  4番、吉田 親司君。   (「はい、議長、4番、吉田」と呼ぶ) ○4番(吉田 親司君)  皆さん、こんにちは。(「こんにちは」の声あり)  今から私、4番、吉田が平成30年9月定例会におきます一般質問4題をさせていただきたいと思います。  まず初めに、小学校の新設及び統合問題。2番目、買い物の移動で困らない交通ネットワークの構築。3番、新設ホテルの開業とともに、町並みの再構築。4番、本町で民泊事業者の申請と今後の取り組みをお聞きしたいと思います。  私、町長が6月に就任以来、初めて一般質問をさせていただくわけなんですけども、今まではこちらの岸で行政の議員として、町長も議長として、同じ目線で見ていたわけなんですけども、こうやって対峙するところでやるのも、大変なことだと思いますし、それにまた3カ月しかたってないということで、初心者マークといいますか、町長と呼ばれても、誰のことかなというふうな感じのことも多々あろうかと思うわけでございます。ただし、本当に責任持ってやっていただきたいのと、それからやはり決めることですね、どっちかわからないとか、中途半端な、曖昧なことは本当にやめていただいて、片岡町長としてのやりたいことをしっかりとやっていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、質問席に移りまして質問いたしたいと思います。よろしくお願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  それでは、1番目の小学校の新設及び統合問題、どうする。  新設中学校工事の安全祈願祭が先日行われました。前町長時代の大きな残し物が一段落したかに思いますが、私、個人的には非常に危惧をしております。事の発端は、私、3年前に議員になったときに、新設小学校統合に向けた議論の中での中学校の改築問題であったはずだと思っております。なのに、いつの間にか、前町長の迷走といいますか、危険建物になった中学校の新設が先走り、今、実現しようとしているわけであります。いこいの郷公園以来のビッグプロジェクト、27億円余りの予算をかけての事業でありますが、検討委員会を開いてまで議論をした小学校問題、まだ政権交代して3カ月ほどではあるが、具体的な方向性と、できれば実現に向けたタイムスケジュールをお聞きしたいということ。お願いします。 ○議長(山神 猛君)  4番、吉田 親司君の質問に対する答弁を求めます。  町長。   (「議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  4番、吉田 親司議員の質問に対する答弁をさせていただきます。  これまで同様の質問がございました。同じ答弁となりますが、私は先の町長選挙におきまして、小学校の統合についてはさまざまなご意見があることから、その集約を図り、早期に解決したいと訴えてまいりました。  現在、琴平中学校の改築工事、ご指摘のように始まりました。来年度末の春には、新校舎、新体育館の利用ができる予定となっております。町内には他にも小学校だけでなく、幼稚園、保育所、この役場庁舎などなど、老朽化しております公共施設が多数あり、それらの整備には多額の費用がかかることはご案内のとおりでございます。そのため、私といたしましては、小学校の統合につきましては、町の財政状況を踏まえまして、昨年4月に策定されました琴平町公共施設整備等総合管理計画をベースに個別の施設ごとにより詳細な方針、具体的な行動計画を定めました個別の施設計画を今年度の中で策定する中で、さまざまなご意見を聞きながら構想を練りながら早期解決を図りたいという方針でございます。よろしくお願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  先般、子ども議会があったと思うんですけど、子ども議会の、私、余り時間がなくて、おれなかったんですけども、傍聴させていただいてたときに、1人目の小学生、6年生だったと思うんですけども、これと同じ質問を町長にしたと思うんです。そのときに、今年度中という話を言ったと思うんですけども、そのあたりどんなですかね。結論。   (「教育長が答弁したので、教育長のほうから答弁いたさせます」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  教育長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○教育長(大林 正和君)  失礼します。その答弁は、私のほうがしたように記憶しております。そのときに、申しましたのは、今年度末、春までというような言い方をさせていただきました。どうしてそういう言い方をしたかといいますと、その計画がきちっと、今年度末までに出るとは思うんですけれども、事によると、いろんなことを勘案しますと、少しおくれる可能性もなきにしもあらずかなと思いまして、そんな答弁になりました。  以上でございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。
    ○4番(吉田 親司君)  これ、この問題なんですけども、多分、皆さん、ほとんどの議員も含めて、ほとんどの町民が非常に興味がある、優先順位で言いましたら第1順位じゃないかなと私は思ってるわけなんです。この問題が決着するといいますか、一段落ついた時点での、また先ほど同僚議員も公共施設の整備とか、そのあたりのお話を聞いておりましたけども、私は小学校に絞っての話をさせていただいてるんですけども、それが決まらないと、多分、町長の腹の中でも、次あれしたい、これしたい言うのはあると思うんです。ただし、財政的な問題も1つあると思うんです。ただし、私が客観的に、議員になりまして、検討委員会、その他、出席させていただきまして、総合センターでやってたときに傍聴してたときの、あくまでも意見なんですけども、小学校の統合問題が最初の文章にも言いましたけども、先に進んでたのが急遽中学校になったという認識が私もすごく強いんです。それで、かかる経費がこれだけという形で、後どうなるんかという形も非常に危惧するところなんですね。だから、その辺も含めて、町長と、小学校は、中学校がこれだけかかったということに対して、町長がこれ、決めたことじゃないと言うたら失礼な話ですけど、議長時代の話になると思うんですけども、その辺の見識はどう思われてますか。中学校と小学校の絡みについて。最初は、平成28年のときに、小学校と中学校を一緒につくるという話で進んでいたと思うんですよね。それで、12月の終わりに決議文を出して、どうなっとんや、早うせんかという話で、議会で決議して、それから急遽という話になったと思うんです。そのあたりの見識、今、政権が変わりまして、町長は町長の見識は、おなかの中ではあると思うんですけども、そのあたりの流れはどう思われてますか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の部分につきましては、これまでの流れのことですか。今、ご説明いただいたように、ちょうど2年前かな、のこの9月議会において、新しい土地に小・中学校を建てるということで、議会のほうでも、委員会でも非常に紛糾したのは私も記憶しております。そのときには、議会としては、もうそれはやむを得ないといいますか、小・中でやるんやったらええやろういうことで認めたのはご案内のとおりかと思います。  ところが、いつまでたっても動かない中で、12月になっても動きがないし、議会でも追求しても動かないがゆえに決議を出して、年明けてみたら、中学校を先やりますというふうに変わったというのはご案内のとおりかと思います。その辺、考えの流れがあるんですけども、どっかでも話しましたように、私がこの立場に6月になりまして、一応、小学校につきましては、諮問であったり、これまでの流れから申し上げますと、新しい土地を購入した上で、そこには新校舎を建てるというのが方針として、これはあるのはもう当然ではございます。しかし、それを進めるといたしましても、当初予算には入ってるんですよね、調査費等についてはね。入って、議会のご議決をいただいているというのはありますけども、ただ、それについてお金の面であったり、幾ら経費がかかって、その財源措置等々については、今のところ、庁舎内では白紙であるというふうに聞きましたので、それではとてもじゃないけど、議会も当然住民の皆様に対しましても、この方針を思い切って進めるというには、説明不足であるということで、先ほど申しましたように、個別計画を進める中で、その根拠となるようなものを考えていきたいというのが私の思いでございます。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  方法論になるんですけども、前町長は、要するに3年前に検討委員会を開かれましたよね。その開かれた検討委員会を旗頭、私客観的に見ての話ですけども、開かれた検討委員会を旗頭にして、検討委員会でこういう答申が出ましたと、ですから新しい新設のと、そのときには予算関係も、ここにおる課長さんあたりも、どんなかわかりませんけども、担当されていた方もおいでますけども、検討委員会みたいな旗頭みたいな形のまた会議ですよね、要するに教育者とか、そのあたりをして、そういう委員会をつくるようなつもりはあるんでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  10年前にこの問題があったときには、教育長の諮問だったと思います。榎小、琴小をまず統合すべきという答申の中で、進めていきながら、最終的にはうまくいかなかったというのが10年前で、今回は町長の諮問でございました。その中で、今言われてるような答申が出まして、それで進めてきたわけでございますが、ここに至って、私もこの小学校をどうすべきか、どうあるべきかということにつきましては、もう住民間であったり、保護者レベルのあれでも、この間の、先日の町政座談会の中で、小学校、中学校の保護者の代表の方と、この件では特にご意見が出ましたけども、とにかく早く決めてほしいと、早く方針を決めてほしいというのが結論でございました。  どうしてほしいという意見は、もうこれは特に出ませんでした。恐らく、ご指摘のように、多分、A案、B案、C案、D案、いろんなやり方、いろんな方法あるかと思いますが、どれも財政的に有利であったり、不利であったり、地域的であったり、ありますけども、私は最終的には財政的なものと、それとまちづくり、都市計画的にどういうものがいうのは、やはり小学校がどこにあるか、どうあるべきかということが根幹になりますし、当然、その跡地利用というものについても、次にありますご指摘のように、それをどうあるべきかというふうに進んでいくので、これは早く決めなければいけないいうのは重々わかっておりますけども、やはり説得する材料がない中で、決めるのは私も難しいですし、議員各位にも、いろいろその辺はご理解いただきたいと思います。  それで、諮問委員会については、今のところ、私の頭の中には、今はありません。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  そうですね、町長が今言われたような形で、一緒に3年間、議員活動をさせていただきましたので、ある程度、私も町長の意思もわかるつもりではおります。ただし、やはりこれ3年間、3年前から一つも進んでないことで、またこれ一に戻ってるというのが、先ほど町長、町民を交えた中でも言われてるという話をお聞きしてますので、みんなそう思ってると思うんです。  それとあともう一つ、私言いたいのは、町長が議長のときなんですけども、私も議員になって初めてで、何が何かわからずに、その検討委員会に出席させていただいて、財政はあります、どうしますか、新しい土地を買って、新しい小・中学校という話で、ばっと議論が集約していったことは覚えておるわけなんですけども、議会の中で、それはもう議会の中での、あんまりどうするんかという、個人個人、私なんかでも意見があったけど、それを要するに出すような意見がなかったんですよ。と思うんです。ですから、やはり中学校の問題は議会としても、もう早く危険建物になった時点で、早くせないかんという形で、もう議会もオーケーという形になったと思うんですけども、小学校の場合は、結構やっぱりいろいろと問題もありますし、あと議会の中で、それは議長に言うべきことなんかもわかりませんけども、議会の中での、やっぱり議論の成熟ですよね。そのあたりもあって当然のことじゃないかなと、私個人的には思いますので、3年遅れておりますので、本当にこれ、今年、例えばですよ、今、教育長が言われたみたいに、来年の春に結論づけて、どこにどういう建物をどうする、例えば、新設の話になりますけども、そういう話になったときに、例えば、それが2年、3年やったら、中学校より二、三年は遅れてしまうと思うんですけども、その辺も含めて、やはり町長も腹をくくらないかん時期は絶対に来ると思うんです。そこらあたりの覚悟といいますか、その辺はいかがでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  先ほどのご質問の中にありましたように、いろんな諸問題のある中で、この小学校の問題については、ご指摘がありましたように住民の中でも一番問われる質問でございますし、また一番の課題であることは認識しております。そんな中で、できるだけ早く結論を出して進めたいと思います。  それから、今言われたましたように、議会の中でということにつきましては、公共施設整備特別委員会もございますし、それはもう議会の中で十分ご議論いただくことについては、それは当然、頑張っていただければと思いますので、それはまた我々に対しまして、資料請求であったり、情報提供について求められるものについては、我々があるものは当然協力させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  いずれにいたしましても、この件につきましては、恐らくどの答えになろうと、逆に引っ張れば引っ張るほど、逆にいろいろとお叱り等もあるかと思いますけども、いずれにしましても、これはもう決めるしかないというのは、覚悟はございますので、またよろしくお願いしたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  その中で、幼稚園と保育所、このあれとはまた違いますけど、それも含めたやっぱりご検討をしていただきたいんですけども、その分はいかがでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の就学前教育につきましても、これ大変小学校同様に、また考えております。先日、ちょっと保育所しか行けてませんけども、北保育所、南保育所のほうに、現場に行きましたり、また保育所の先生方の意見とか聞きました。ご案内のように、昔の、昔いうか、南保育所、北保育所の建設と、今、幼稚園も多分そうかと思うんですけども、当時の子どもの数と、現状の数がちょっとうまくいってないと、特に北、南は結構余裕はあるんですけども、北については大変厳しい状況である、また施設につきましても、浸水をしたりであったり、古くて不潔であったりということで、非常に小さな子どもたちに対して、つらい目させてるなということは、もう保護者のほうからも厳しいご意見いただいているのは認識しております。  そんな中で、ご案内のように、公立の保育所が2、幼稚園が2、そして、あかね保育園という、町内には五つの就学前施設がある中で、年間の出生者数が、今子どもたちが大体、ほぼ50人という現状を考えますと、そういう施設面もそうですし、あり方については、重要課題と考えております。  現在、所管の子ども支援課のほうと教育委員会が連携いたしまして、これについては今内部協議のほうを進めておりますし、またあかね保育園のほうにも、町の、早くこの辺について方針を考えておりますので、あかね保育園として、これからどうあるべきかということのお願いの協議も投げ込みをしております。それを受けまして、早い段階で町として、この保育所の、幼稚園のあり方について、一つの案をつくりました。それにつきましては、議会のほうにもご相談した上で、住民の皆さんにも早い段階で整理統合、整備等を含めて進めていきたいと考えております。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  ありがとうございました。  それでは、我々議員もいろいろと、各個人個人、この小学校にしては、思いがたくさんあるとは思います。ですから、公共の整備委員会ですよね、その中でじっくりと練らせていただいて、議員各位での意見を集約した形で執行部のほうにお願いできたらと思います。  今、伺いましたら町長の早くせないかんという認識は重々わかっておるつもりだし、それを聞きたいがためにこの質問したわけなんですけども、本当に、皆さんに聞かれると思いますけども、これをまず第一にしっかりと考えていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、1番目の小学校の新設の件はここまでにいたしまして、2番目です。これは、2番目は、これも小学校のこともそうですけども、町長の選挙のときの中で、ちょっと見させていただいて質問させていただいたわけなんですけども、通院、買い物の移動で困らない交通ネットワークの構築を。  6月の選挙資料からの抜粋でありますが、高齢者、俗に言う買い物難民、限界集落がふえる一方の当町である。もちろん、日々の食料調達にも困っているとよく聞かされる。商店街では八百屋が1軒閉店し、唯一の大規模小売店まで足を運ぶ手だてがない方も多数いると聞きます。生活にかかわる高齢者の住環境の整備として、何か考えているのかお聞きしたい。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  6月ではなく、選挙は5月でしたので、5月の、それは私が後援会活動の資料でございますので、よろしくお願いします。  現在、高齢者の移動手段として、本町が行っております事業といたしましては、高齢者福祉タクシー、すなわち80歳以上の高齢者に対し、タクシー券初乗り運賃分、年間12枚を発行しております。それと、高齢者運転免許証自主返納支援事業、すなわち、65歳以上の免許返納されました高齢者ドライバーの方に対し、タクシー券を2万円分を1回限りでございますが、支給しております。  ただ、年間の使用枚数等が決まっており、議員さんのおっしゃるように、通院や買い物で使用するには物足りないというご意見を聞いておるのも事実でございます。隣の町のようにデマンドタクシーをという意見もたくさん聞いておりますが、これもかなりの経費が必要で安易に導入できないのが現状でございます。  せっかくでございますので、まんのう町のデマンドタクシーの概要について報告させていただきます。平成29年度の経費は、年間約3,500万円かかっておりまして、別に琴参バスも補助で約1,000万円かかっとるとのことでございます。方法といたしましては、事前の登録制で1時間ごとに、定時の運行をされてるということです。1回の利用料は、負担金は300円で、30分前までには予約は必要というふうな内容でございます。  メリットといたしましては、家の前まで迎えに来てくれるということと、タクシーを利用する、1回300円でございますから、非常に安いというのがメリットになっております。デメリットといたしましては、そうした定時運行をしているために、時間を逃すと待ち時間が2時間ほどかかってしまう時があるということ、また、町外へは行けないこと。それから、介護タクシーとは異なりますので、非常に介護者がいないので、お体が不自由な方等々は乗りおりが大変であること。それから、電話予約のために、耳が、大変聞こえがよくない方とかは使いにくいということ、それから車両自体の入れかえは何年後かには、ずっとタクシー会社に補助を町がしていかなければならない、こういったメリット、デメリットがあるということも聞いておりますので、せっかくの機会でございますので、一応ご報告させていただきます。  いずれにいたしましても、本町にとってよりよい交通ネットワークについては、今後とも検討してまいりたいと思っております。  本町の在宅での高齢者支援につきましては、現在、琴平町在宅高齢者介護予防生活支援事業での軽度の生活援助員派遣事業、これは1時間当たり利用料100円となっております。また、生活管理指導員派遣事業、これは1時間当たり140円の利用料でございます。そういったものにおいて、外出したときの援助、また食事、食材の確保、寝具類等の洗濯、それから家屋内の整理整頓など、軽易な日常生活上の援助を琴平町社会福祉協議会に委託して行っております。  また、食事の調理が困難な高齢者の皆様に対しましては、琴平町高齢者配食サービス事業実施要綱に基つきまして、配食サービスのほうも行っております。  また、1年以上琴平町に在住の80歳以上の高齢者においては、先ほど申しましたように、高齢者福祉タクシー事業で初乗り運賃が無料になる無料券を1人当たり12枚発行しております。  議員言われる通院、買い物の移動で困らない交通ネットワークの構築をという部分でございますが、高齢者における足の確保につきましては、現在実施しております琴平町高齢者福祉タクシー券をより便利に使いやすくできるよう、改善していくことが一番手っ取り早いかなというふうに検討しておりますので、またご意見等ございましたら、アドバイスよろしくお願いします。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  ありがとうございます。この福祉タクシーといいますか、私これ3回目ぐらいに、前町長のときからも聞かせていただいてるんですけども、福祉タクシー、福祉、福祉、福祉で、今多分、高齢者のやつはやっとると思うんですけども、そうじゃなくて、デマンドタクシー、まんのうのですね、そのあたりまで掘り下げたようなことは考えておいでませんかね、まず。どうですか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  先ほど申しましたように、経費の問題もございますし、あと、これタクシー会社が受け手があるのかどうかという問題もあります。実は、別の話で、今、町内のタクシー会社は二つでございますが、実は、ちょっと別の話になるんですけど、夜遅くタクシー、11時以降に呼んでもいないというような、苦情的なことがございまして、担当のほうに、ちょっと調査してもらうと、今、1タクシー会社5台ずつしか、実はもう持っていないという現状、それから夜遅いと、タクシードライバーさんの勤務等々あって、町内のタクシー会社さんは、残念ながら10時、11時になると、もう、まあ言うたら配車をしていないという現状が報告ありました。そういったことを考えますと、このデマンドタクシーは経費の問題もございますし、実質運用していただくタクシー会社にも、逆に一層、私が聞く限りでは、あんまり好ましくない事業であるというふうに聞いておりますので、そういうことを考えますと、私の中には、デマンドタクシー制度を町内に導入するについては、今のところ考えにはございません。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  これ、福祉課にちょっと言わないかんことなんですけども、まんのう町、ちょっと、私パソコンで引いてみたんですけども、高齢者タクシーですけども、満75歳以上なんですよ。これを申請するのに、身体障害者手帳1級または2級、療育手帳AまたはマルA、交付枚数、交付件数は琴平よりか多いです。多いんですけども、琴平町が80歳という根拠がちょっとわからないんですよね。何で80歳かな、75歳が老人、敬老会なんですね。敬老会75歳で、琴平町は申請書を見ていただいたらわかると思うんですけども、運転免許証が要るという話なんですけれども、運転免許証がないから、福祉タクシーを頼むんじゃないかなと思うんですけども、その辺、どんなんかなと思って、ちょっとお聞きしたいんですけど。   (「議長、高齢者支援課長より答弁いたさせます」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  高齢者支援課長、鎌田君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○高齢者支援課長(鎌田 健雄君)  失礼します。命により、答弁させていただきます。  先ほどの吉田議員さんの、運転免許証というのは関係ございません。   (「なかった」と呼ぶ)  もう80歳以上の高齢者に出しております。条件的には、毎年4月1日現在において、琴平町に引き続き1年以上住所を有する年齢80歳以上の者とするという条件でございます。  以上、答弁を終わらせていただきます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。
    ○4番(吉田 親司君)  ですから、対象年齢が80歳というのが、ちょっと考えていただきたい。増えるのは間違いないんやけど、どうせ事業予算として組んでるんやから、その辺もちょっと考えていただきたいのと、あともう一つは、何回も言いますけど、年齢をちょっと下げたらどうかな。それとあと、29年度の決算書を見させていただいたら、この事業が達成率52%ぐらいなんですよね。52%というて、予算組んどって52%しか執行してないということは、あと48%、それから対象人数の使用率が63%だったと思うんですよ。だから、そういう事業自体が、ちょっとどんなかなと、私は危惧するわけなんです。  それで、もう一つ考えていただきたいのは、これは私からの、それ後で、課長考えていただいたらいいんですけども、前、福祉課の課長のときにも、私、委員会では言えなかったから、別のところで言ったと思うんですけども、福祉という形で、ものをつけるんでしたら、例えば、イオンに行く、琴電のIruCaのチャージとか、例えば、5,000円しますとか、6,000円にしますとか、そういうふうな、やっぱり使用率100%にするにはどうしたらええかいうことを一番に考えた施策をやっていただきたいんですよ。手間なんですけども、高齢者の場合やったら、タクシーに乗らんでも、駅までは歩いていって、それで、例えばイオンに行きたいんやと、イオンで涼まないかんとか、夏場やったら暑いから、そういう方もおると思うんです。ですから、そういう方のため言うたらあれやけども、取捨選択でね、いろいろ高齢者にしても、俺はこうしたい、ああしたいいうことがあると思いますのでね、その辺はどう考えておられますか、課長は。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  まず、私のほうから。細かい点については、あるの、課長。ないの。  まず、ゴールドIruCaの件かと思われます。実は、これ私も、ゴールドIruCaは高松市と綾川町が今現在導入しておりまして、実は住民の方から、ご高齢の方から、よそやりよんやきん、琴平もやりなよというふうなご意見いただきました。原課のほうに、ちょっとその辺を含めて琴電さんに問い合わせましたところ、非常に利用率は高いんですけども、年間の負担も大変多うございます。また、琴平から高松、またイオンといいますと、綾川駅と思いますけども、こちらに行くとなるとその分さらに遠いので、さらに町の負担がふえるので、ちょっと私もこれを進めるのはいかがなものかなというのが1点と、あと町内業者育成をうたってる以上、どんどんイオンに行ってくださいというのを町が推薦するのは、ちょっと私としては難しいかなと思いまして、ご指摘の部分については一度庁舎内で研究はしましたが、これはちょっと今、現状、ゴールドIruCaについての事業については、私は今は進めるべきではないという、研究はしたことはございましたので一応報告させていただきます。  それともう一つの高齢者タクシー、福祉タクシーの件でございますが、まんのう町さんは条件がついてるんでないかなと思います。私、知りませんので、ちょっと研究不足で、今、ご指摘ですと75歳ですけど、そのかわり、今言うような身障者であったりいろいろ条件がありますので、本町81歳以上で無条件、まんのう町さん75歳で有条件というところもございます。  それから使い勝手の部分につきましては、この事業は当初1枚500円でした。議会の中でいろいろなご意見があって初乗り料金に変えました。それともう一つ問題は、病院で外に行ったら帰りは町内のタクシーがおらんので使えないというご意見。それから年間12枚です。ということは片道ないし往復で6回から12回使うけど、そんなようけタクシー券使えへんから回数券にしてほしいと、回数券的なのにしてほしいというご意見もいただいておりますが、これをすると一部の中で、回数券的なもんやから誰でも使えるようになるから、ちょっと福祉タクシー券が町中でぐるぐる回るのもいかがなもんかなと。そういうメリット・デメリットいろいろございますけども、いずれにいたしましても、あしたになりますけども、ほかの議員さんのほうからバスの問題も出ておりますけども、どういう方法が一番、この小さい琴平町にとってメリットがあるのかいう部分、それからやっぱり一度、ほかの近隣の市町の首長さんに聞きますと、特にバスについてはもう走り出すと止められませんということです。非常に高額な費用もかかりますし、利用状況についても多分、見ると現状もおわかりだと思いますので、そのあたりにつきましては財政的な部分を含めて、かと言ってご指摘のように現状の無策ではいかがなものかなというのは、住民の、特に町中の方からも聞いておりますので。もう一つの案としてあるのが、移動販売をしたらどうかという意見もあったり、またそのバスを出してほしいいう意見もあったり、また臨時的に週2回程度、3回でも、そういう町中のほうで直売市をやったらどうかとか、いろいろなご意見いただいておりますけども、それはやはり住民の皆さんも困っているし、またそういうことの取り組みについて考えていただいているないうことで、いろいろなご提言いただいていることはありがたいなと思いながら、何か少しでも昨日より今日が、今日より明日が便利になるようには何か手を打たないかんなというふうに思いますので、またいろいろなご意見いただけたらと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  これは最後に私からの提言なんですけども、四国新聞に、これ3月ぐらいだったと思うんですけども、AIを利用してタクシー配車、デマンドタクシーみたいな感じになると思うんですけども、アプリを入れて、今はもうタクシー配車なんかでも、東京なんかでしたら大体そのアプリ、電話がかかった時点でどこにいるという、地図上に出てくるような時代でありますので、一度担当課も含めて、ドコモさんがやってるらしいですよ。人工知能を使ってバスなどの効率運行するシステムを開発したと、NTTドコモが開発してると思います。そこらあたりで、今、実践でやってるところは、鹿児島県の肝付町がやっています。それからあと北海道の函館市、それからあとは福島でしたかね。そんな感じで、地方自治体も、今、言われている、どこもそうなんだと思うんですけど、デマンドタクシー、デマンドバス、そういう形のもので、非常に、お年寄りもしくはお年とった方の足に困っているということで、これもちょっと一案ですけど考えていただくと同時に、もう一つ、これをすることによって逆に、私も孫がおるんですけど、孫が送り迎え来てくれとか、そういうふうなのも結構あるんですよ。その辺も含めて移動手段で、今、多分高齢者にしても学童にしても、親、おばあちゃん、おじいちゃんが迎えにいったりしてると思うんです。多分、娘が、私の知ってる老人は90歳ぐらいになるのかな。娘が善通寺におるけん、週に一遍来てくれて、それで乗せてってもうて量販店まで行くんやというような話をされてます。ですから使い勝手がいいような形で、ロスが少ないいう形やと、やっぱりAIいうのも一つ、学童にも使うというのも一つの方向性じゃないかなと、私、個人的には思いますので、検討していただければと思いますからよろしくお願いします。  それでは2問目これで終わりまして、3番目の質問に移らせてもらいます。  新設ホテルの開業とともに町並みの再構築を。  内町にあと1年ほどで完成予定である敷島館、和風の非常に趣のあるホテルのようであります。瀬戸大橋以来30年ぶりのホテルの新規参入なんです。私はこれを起爆剤として町の活性化、もちろん内町はもとより、通町、神明町、新町の商店街で再開発をするぐらいのプロジェクトを考えてもいいのではないかと思う。それが町の発展と若者の定住・移住に結びついたりするのではないでしょうか。交通体系も含めた議論をするべきだ。以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の、新設ホテルの開業とともに町並みの再構築ということでございます。  ご案内のように敷島館跡地のホテルはこの3月いいますか、この3月に竣工し来年9月にオープンとの情報は聞いております。その上で町並みについてでございますが、景観という観点からは来年度、平成31年4月1日より景観条例が施行されることに当たり、現在補助金について検討を行っているところでございます。  既に広報や自治会連合会総会等において景観計画についての周知を行っておりますが、今後補助金の内容が決まり次第、再度説明会を開催できればと考えております。  町を活性化するための起爆剤となりますのは、高松市の丸亀商店街の例で示されておりますとおり、例えば通町や神明町、新町を含めた広域的な再開発に取り組むことが最も効果的であることは明らかであると思います。ただ、費用対効果の面で考えますと、まずは多くの方が来訪、来ていただけるようなホットスポットを増やしまして、それぞれの場所で若者が広域的に町歩きをすることで、SNS等を通じまして参道筋以外のさらなる人の往来を増やすことが一番でないかと考えております。また、そうした若者に好まれる、インスタ映えを狙ったものづくりであったり、町並み整備を重視し支援することによりまして、若者の移住・定住につながり、それが実れば再開発も含めました大きなプロジェクトへの検討へとつなげていけるものと確信しております。  また、再開発をするぐらいのプロジェクトをというご提言いただきました。開発費用、所有者の理解を得るなどを考えますとかなりハードルが高く難しいんでないかなというふうに言わざるを得ません。いずれにいたしましても、ご指摘の町の再開発は先進地の例からもいたしましても、民間主導での展開をしないと成功してないのは議員もご案内のとおりでございます。当然、行政もこれに協力していくつもりではございます。よって、こうした機運が高まることが先決であるかなと思います。議員におかれましても前向きにご協力いただければと思います。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  私、これは一応提案といいますか、大きいことばっかり言わせていただいているわけなんですけども、やはり都市計画のマスタープランのあたりを読んでおっても、やっぱり中讃広域、丸亀からまんのうまでの中の会議の中でも、やはり琴平はそういう町並みの集客拠点にふさわしい都市基盤施設や、市街地景観を備えた地区として、琴平町中心市街地の再整備を図るとともに、国道32号及び国道319号バイパスの整備により利便性の向上を図り、生かし、観光都市こんぴらさんのにぎわいをする創出する都市機能も充実を図るという形の文言が、これ都市計画マスタープランの中に、素案の中ですけども入っております。ですからこれも含めて私は言っておるわけなんですけども、町長もご存じかと思いますけども、敷島館周辺ですね。内町筋になりますけども、非常に今、ホテルが建つことによって活気づいてお店もふえております。ただ、ご存じかと思いますけども、神明町筋になりましたら、通町から神明町、電柱の埋設工事が進まないのも一つあります。それによってかなり道路がでこぼこになって、どないなっとんやって僕もよくお叱りを受けるんですけども、あれは町の予算でやっておらん、県の予算で埋設をやるからいう話で、かなり遅れているのも事実だと思うんです。  その後、今これ本当に琴平の町が過疎化が進んで、かなり高齢者が増えるのも一つですけども、空き家が増えている。今ちょうど神明町筋で補助金を利用して、家を潰してるとこがあるんですけども、そのあたりも含めてかなりもう駐車場ばっかりになっているか、歯抜けな状態がかなり続いてるんです。ですから金刀比羅宮のあれは大宮筋から神明町はやはり参道というふうな考え方があるみたいなんですよね。ですから、そのあたりの整備も含めて、やはりお店が少なくて駐車場ばっかりに、今、なっておるのが本当に、内町から南北の道も含めてそう思うんです。ですから今このチャンス、チャンス言うたら失礼やけども、過疎化が進んでいるから逆にチャンス言うたら失礼なんですけども、そのあたりのご見解はどう思われていますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  大変大きな質問でございますので、仮にやりたいですと言ったところでできるんかなというのが本音でございますが、多分交通体系のところも含めまして、今、もちろん今言う神明町だけでなく、旧琴平地域は、例えば阿波町のほうもそうですし、家が建たないという部分で空き地がふえているというのは、これは多くの住民の方からも懸念、心配をしていただいています。  それともう一つは、長年、今の神明町筋が一方通行であるということは、それは多分一番、駐車場組合の、今、会長さんになられてるのでご懸念もあると思うんですけども、繁忙期の車の問題というのは、これが一番大きな問題であって、方向がいいのかというか両方向の道の整備を早くしない限り、この問題は私は多分なかなか解決しないのかなと思います。  町並みの整備の件でございますが、それは琴平町が思い切ってあのあたり全部買い上げて、箱物をぼんと建てて、いらっしゃい、いらっしゃいということで民間業者を誘致するのがいいのかなというふうなご意見でないんかなと思うんですけど、現状はそういうのは現実問題として、それは風呂敷は非常に大きいような、再開発というのは町がそこまでできるかいうのは、今、現状では難しいんじゃないかなと思います。  20年ぐらい前かと思うんですけども、TMO計画、市街地活性化の計画が商工会と町がタッグを組みまして何十億の再開発事業あったんですけども、私の記憶ではあのとき、いこいの郷公園を進めるか、TMOで市街地進めるかいうことの町の判断の中で、結局いこいの郷のほうにシフトを置いたがゆえに、TMOの事業については、絵は書いたけど結局実行できてないというのは、昔そういうことがあったと思います。そんな中で、なかなか町中の、特に昔ながらの門前町であるので、土地の整備であったり、特に道の整備についてはほとんど手つかずであるというのは、今、電線の地中化は進めてますが、道路自体はほとんどできてないというのはある。これはちょっと問題かなと思います。ご指摘のような部分含めて、ご案内のように、観光道路と生活幹線道路が同じになった上にそれが一方通行であるということが、また、途中駐車場がたくさんあるということも含めて渋滞の原因になっているのはご案内のとおりでございます。これについての解決方法についてはなかなか一筋縄にはいかないですが、スタートしない限りいつまでたってもゴールができないのはご存じのとおりでございますので、この辺も含めて都市計画の見直しも必要かないう認識はございます。再開発についてはなかなか難しいかなと思いますけども、ただ、ちょっと話が、多分その辺かと思うんですけども、香川県内の観光客数は増えてる、増えてると言いながら、議員もご商売されてるんでわかると思うように、そんなに琴平、増えているけども香川県全体ほど増えてないのが現状であります。つまり香川県は伸びてるけども県内の競争では高松に負けているというのはご認識のとおりと思います。その中で特に外国人の方が夜にまち歩きするのを好む傾向がある中で、残念ながら今の我が町は夜の町並みが弱いというのは、昔に比べているのは、現状はそういう認識でございますけど、さりとて町が飲み屋さんをするわけにはいきませんので、このあたりについてはどういう、ただお金を出して支援するだけではちょっとどうかと思うので、そういった部分については町がどこまでできるのかなというのは思案してるところでございます。またぜひとも研究課題であることは認識しております。以上です。 ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  今、町長が言われたように、本当にこれ、私も本当に危惧しておりまして、参道筋、今の時間、見にいっていただいてもいいんですけど、ほとんどお店が開いてない状態なんです。ですから生業として観光業がどこまでこれから先、生き残っていけるかなというのを私は非常に危惧をするところであります。行政に何もかもお願いするとかいう話じゃないんですけども、やっぱりちょっとしたテイスティングといいますか、何かの形の後押し、今言われた条例によって、例えば店舗改装とか看板とかそういうものの条例で補助金を出そかという話になってくると思うんですけれども、その辺も含めてやっぱり町並みを、町がどうのこうのする、民がするのが当たり前なんやけども、やっぱりある程度は見守っていただきたいなというのが私の意見でございますので、また今後ともよろしくお願い申し上げます。  それでは2番目、3番目終わりまして4番目にいきます。  本町での民泊事業者の申請と今後の取り組みはということです。  本年6月から民泊事業が受付開始になりました。本町で宿泊者数は現在1日1,000人、36万人余りと聞いております。今後インバウンドも含め相対的な宿泊数は伸びる、また伸ばすべきであろうと思います。和風観光旅館オンリーでは宿泊客の選択幅が狭過ぎると思います。よって、四国八十八カ所、大きな目標として世界遺産登録、現実では来年度12月、2019年12月、四国水族館宇多津町が開業いたします。周りに明るい兆しがめじろ押しであるのに、観光琴平町として交流人口の拡大に向けた施策を考えるべきではないか、民泊についてどういうふうに思われてるかお聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問ありましたように、四国八十八カ所の世界遺産の登録の可能性が出てきたこと、また四国水族館の完成など、近隣での新たな観光資源の誕生、また前回と同様に多くの県内の来訪者が見込まれます瀬戸内国際芸術祭2019などによりまして、香川せとうちアート観光圏滞在促進地区としての本町の観光客の増加にはさらなる追い風が吹くことは明らかと思われます。  一方で、本年6月15日からスタートいたしました民泊につきましては県に登録することになっておりますが、8月時点での香川県内での登録者数は12件、香川県全体で12件だけでございます。琴平といえば古くからの観光地であり、老舗観光地につきものの和風観光旅館が多いというイメージがつきまとうところでございますが、町内にはこの春新たなゲストハウスがオープンするなど、和風旅館以外の選択肢もできつつあります。コストパフォーマンスに特化しリーズナブルに宿泊できます宿や、外国人向けのゲストハウス、また民泊ドミトリーなど、国内外の宿泊客のニーズに応えられますよう、今後観光案内所におきましても情報収集を行い、近隣観光施設にての情報発信の実施を行うだけでなく、町といたしましても町内事業者とも情報交換を行っていきたいと考えております。  また、ユニークメニューの積極的活用であったり、ナイトコンテンツの実施など、近隣に観光に訪れた方が町内の宿泊された際も、琴平の夜を楽しく過ごせるような受け皿ができていけたらなというふうに考えております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  ありがとうございます。  私、一つ聞きたいのは、これ空き家対策になるんじゃないかなと思うんですけども、その点どう思われますか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  恐らく、よく報道等でも私も見ますけど、古民家とかを活用しての、それを改装しての民泊をやっておりますが、これは町が支援していくべきなのかどうかというのは現在検討課題にはなっておりません。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  この7月の民泊新法なんですけども、これは宿泊事業者がおりまして、宿泊管理者がいるわけなんですよね。その上に宿泊仲介業者という三つの、役割が持ったところに申請するわけ。民泊事業者というのは都道府県知事ですね。民泊管理者は国土交通大臣。それから宿泊者と宿泊事業者は宿泊仲介業者ですね。そういう形で新しい業者が参入するというのは、仲介とあとは管理だけなんですね。だから例えば大手の建築会社がマンションクラスを建てて、そこをこの民泊に貸しますということは認められないと。現存している社屋いいますか、社屋を使った事業の中でということと、あとは多分、町長も、見識どんなんかわかりませんけども、私が調べた限りでは年間180日、枠が決まってるわけです。それは現存の旅館業法ですかね。要するに今、生業として旅館をしている方との競合を避けるためという形にもありますので、その辺も含めて、結局は私、当町に限って、私が客観的に見ましたところでいいましたら、管理業者、委託する管理業者があれば、それこそ今でしたら楽天が日本ではサイトがかなりすごいですね。楽天でかなり売ってます。  先般、私どもに来た学生さん、今、学生は多いんですけども、お聞きしたら、志度で一軒家で何人泊まっても、たくさん泊まったほうがいいんやけども、8人で来て1人2泊で3,500円とか、そんな感じの話を聞きました。ですからこれは町の事業を云々かんぬんじゃないですけれども、やっぱり交流人口をふやすためには、その方法、一応、頭というか観光課担当なのかもわからないですけれども、その辺もやっぱりある程度を把握していくべきじゃないかなと思いますし、伸びしろとして今、多分外人の方がこの近くでドミトリーかな、されてる方がおいでるとは思うんですけれども、その辺の先を見て町の活性化の案として一つ提言いたしますので、町長どんな考えでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  観光商工課長より答弁いたさせます。 ○議長(山神 猛君)  観光商工課長、高畠君。 ○観光商工課長(高畠 豊君)  ただいま吉田議員さんのご質問の答弁をさせていただきます。  今のゲストハウスとかドミトリー、そういった若い世代の方にコストパフォーマンスとしてリーズナブルなものを提供することによって宿泊者数が増えるということは当然あると思います。とか言いながら、和風の老舗旅館、こちらについてもやはり江戸末期に栄えた、門前町として栄えた琴平町、いにしえある、歴史ある町でありますので、そういったところのお客様、宿泊者の方にもやはり琴平に来ていただきたいと。皆さん方が泊まるときには必ず自分の持っておる、金額的なことにはなりますけども、リーズナブルなとこに泊まるか、もしくは今ちょっと手持ちもありますのでいいところ、若干ちょっとぜいたくしてみようかなというときにはそういった老舗の旅館、ホテルとかで泊まられると思います。今ご指摘あるように、ゲストハウスとかドミトリーとか、いわゆる相部屋とか、そういうサービスを省いたようなゲストハウス、そういったところを今から琴平についても施設がもし仮にできたときに、年間通じたら当然増えますし、それは今後の旅館とか旅館業、非旅館業のあり方とか、そういった整合性も含めて観光協会のこんぴら温泉旅館ホテル協同組合の組合長の方にもちょっとお話をいろいろ聞きながら分析をして、今後の展開につなげていきたいと思っております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○4番(吉田 親司君)  ありがとうございます。  時代はめぐるという話がありますけども、今、琴平公園があったところに青年の家ありましたよね。当時、私どもの家がその近くでしたけれども、若い青年が自転車を押しながら、青年の家どこにあるんですかとか言って、私も話しして、青年の家泊まるんやと思って、子どものころからずっと見てたんですけれども、やはりその青年の家じゃないんですけど、やっぱりそのニーズに応じてやっぱり琴平に泊まる方がふえて交流人口が増えるということは、商売、生業が、今の商売がだめだったら次何か、お客様が集まることによって、何かの形で回転して新しいことをやる若い人が来てくれれば、それで活性化にはなっていくし、そういう形の一つの方法として民泊は簡単やいうたらいかんけど、ある程度、当町にとってみたらいいんじゃないかなと思いますので、私の提言ではありますけれども、観光課長、一つちょっと目を向けていただいて、こういう方法も、旅館関係もそれはそれで競争相手には私はならないと思いますので、だから底辺、底辺って失礼な話ですけども、価格帯の底辺を広げて、ここにちょっとでも泊まる客が増えるということの一つとしてお願いできたらと思いますので、よろしく今後ともお願い申し上げます。  それでは、これにて平成30年9月、私の質問を閉じたいと思います。どうもありがとうございました。以上です。 ○議長(山神 猛君)  これにて4番、吉田親司君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで休憩といたします。再開を2時20分再開。申し訳ございません。14時15分といたします。15分でええということで。      休憩 午後 2時03分      再開 午後 2時17分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     発言を許します。  7番、渡辺 信枝君。   (「はい、7番、渡辺です」と呼ぶ) ○7番(渡辺 信枝君)  7番、渡辺 信枝でございます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、9月定例会におけます私の一般質問をさせていただきます。  今回の質問ですけども、一つ目、琴平町歴史民俗資料館について。二つ目が琴平町行財政改革大綱についての2点ほど質問をさせていただきます。三つ目の社会教育についての質問は今回はパスさせていただきまして、次の機会にまた質問をさせていただきたいと思います。それでは質問席に移りますのでどうぞよろしくお願いいたします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  まず一つ目でございますが、琴平町歴史民俗資料館についての質問をさせていただきます。  現在、歴史民俗資料館は年間690名余りの入館があり、大人200円、子ども100円の入場料で年13万円程度の収入があります。以前、平成28年の一般質問の際に資料館について質問をしたところではございますけども、依然として何も改善されておりません。  まず、入り口に掲示している琴平の歴史の年表が今も昭和63年までしかありません。琴平の歴史が昭和から止まったままで、平成になってから今までこの30年間は何も書いていません。琴平の歴史が途絶えています。来年は次の新しい元号になります。このまま全く改善しないままで放っておいてよいのでしょうか。  そして次に、中の展示に対しても同様で、お遍路さんも顔がはがれて、ほこりをかぶったままでありますし、三つ歯下駄、雪駄、吾妻げたなどが陳列をされておりますけども、げたの名前だけが書いてあります。また、昔の薬屋の看板などもありましたけども、説明書きはありません。そして歌舞伎のかけ筋については説明を書いてはおりますが、色あせて読みづらいままになっております。入場券につきましても大人の入場券がありませんで、小中高校生用の入場券の100円のところにペンで2と、200円にペンで書き直しているものを渡してお金をもらっています。入り口に金額は子ども100円、大人200円と掲示はしてありますが、チケットの使い回しはよくないと思います。また、事務所入り口の歌舞伎のプログラム販売も一部500円と書かれて販売はしていますが、プログラムのサンプルも古い18回公演と19回公演のこんぴら歌舞伎のプログラムしか飾っていなくて、販売用として置いてあるプログラムも第18回公演と19回公演のしか置いていませんでした。今後どうしていくべきか考えてほしいと思いますけども、教育長のお考えをお聞きいたしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  7番、渡辺 信枝君の質問に対する答弁を求めます。  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  それでは答弁させていただきます。  誠に遺憾ながら議員のご指摘のとおりでございます。入り口の琴平の歴史年表については早速教育委員会で原案をつくりまして、琴平町立歴史民俗資料館運営委員会の承認を得て、来年度の予算等でやり変えたいと考えております。  また、議員ご指摘の展示入場券についても教育委員会内あるいは関係各課とも協議しまして、早急に改善を図りたいと思います。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  入場券ですけども、これはすぐにでも改善ができると思いますので、大人用をつくるべきだと思います。悪く考えると、管理人が入場の金額を改ざんして不正に入場券を徴収していると思われるかもしれません。  また、プログラム販売についてはどこの課が担当しておられるでしょうか。(「今、売ってるの」の声あり)歴史民俗資料館のところで売っている。年に何冊か売れると言ってました。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  失礼します。  教育委員会だと思われます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  プログラムなので観光課か教育委員会かなと思ったんですけども、とにかく各課で認識を、再認識をしてもらって、横の連携をしっかりとしてもらって、情報や問題を共有してもらいたいと思います。どなたが気づいてもいいので、そこのところは共有すれば問題というか防げると思うので、今後はそういうことでしていってもらいたいと思います。  そして入り口の琴平の歴史年表などなんですけども、平成時代の30年間の歴史は教育委員会のどこかにまとめて保管しているのでしょうか。教育長。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  答弁いたします。  保管したとは聞いておりません。探しましたがそういうものはどうも見当たりませんでした。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  30年間がないということなんですよね。歴史民俗資料館ですので、琴平の歴史や、私が思いますのに、以前テレビ番組でも出ていたような、琴電や琴平急行電鉄などの様子とか、昔ながらの町並みの写真とか、そういうなのも展示していって、中身をかえていったらいいのではないかと思うんですけども。そして裏の倉庫の中にもいろいろとお宝といいますか、何かいいものがあるような話も聞いております。  海の科学館には年間2万人前後の入場があるようです。また、金丸座も歌舞伎以外で年間3万6,000人余りの方が見に来られています。内町筋、表参道には年間270万人の観光客が通っているわけですから、何か工夫することで、ちょっと工夫することで歴史民俗資料館にももう少し入館者が増えるのではないかなと思います。  榎井の呑象楼ですけども、今年度から入場できるようになっておりますが、4月から7月の4カ月間で320人の方が見に来られています。呑象楼では燕石会の方に、見にいきましたら丁寧に説明をしていただきました。そして資料もたくさんありましたし、いろいろ掲示物の下にも丁寧に説明書等も書いてありました。パンフレットにつきましても英語と日本語と韓国語、それから中国語と、4カ国に対応したものになっていました。  金丸座は日本語と英語のパンフレットが置いてあって多言語対応がしてありました。また、中の案内も、案内人の方がおいでて、説明をいろいろとしてくれました。  そして海の科学館も日本語と英語のパンフレットが置いてありましたし、中の展示とか掲示物につきましてもきちんともちろん説明がありましたり、映像もありまして、5階からずっとおりてきても見ごたえがあって、450円では安いなという気持ちがしました。  歴史民俗資料館には館長もいなく、案内をしてもらえないのであれば、せめて説明書をきちんと書いて自由に持ち帰れる資料なんかを置くなど工夫が必要かとも思いました。また、パンフレットや資料、説明書についてもインバウンドに対応した多言語対応を考えていくべきでは、このところですので、ないかなと思います。それから工夫といたしまして、入場料も海の科学館はパンフレットか何かを提示したら20%とか、いろいろと安くなるようになっていました。琴平ですので、金丸座とセットなら、例えば半額の100円にするとか、それこそ観光パンフに割引券をつけるなど、歴民のある文化会館には駐車場もあり、本当立地条件も場所もよいところにあると思いますので、工夫次第でさらに入館者がふえると思います。中の工夫次第ですけども。  そして、資料館の設置及び管理に関する条例には館長さんを置くとあります。現在はシルバー人材センターに管理をしてもらっていて館長は置いていません。館長はここ何年も置いていないままになっています。館長とか主事とかも書いていました。今後そのような問題点や掲示物も含めてどういうふうにしていくべきかを、先ほど教育長もちょっと言われましたけども、琴平町立歴史民俗資料館運営委員会を開きまして審議していくべきだと思います。いろいろなことでほったらかしにするのでなくて、きちんと運営委員会の中で話し合ってもらいたいと思います。教育長、どう思われますか。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  今、議員の言われたとおりだと思っております。以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  いろいろな意味もありますので、本当にいろいろなことで琴平の観光客の方にがっかりさせないようにいろいろと考えて、まずは運営委員会を開いて、そういうところで投げかけて、きちんと審議をして、どういうふうにしていったらいいのかも決めていっていただきたいと思います。  では次に町長に質問をしたいと思います。  観光資源としての歴史民俗資料館、公会堂、金丸座、呑象楼、センダンの木など、職員も課をまたいでといいますか、課が幾つもになっての担当となっているために、みんなの目が行き届かない状況にあると思います。先ほどのプログラムについてもそうでした。歴史民俗資料館の管理運営は教育委員会ですが、中の歌舞伎などに関することやパンフレットは観光課かなとも言えます。また、管理は今はシルバー人材センターから派遣してもらって、毎日、来る方も同じ人でなくて当番制で交代でいろいろと変わっている状況でございます。呑象楼やセンダンの木も観光課的な感覚ですけども、管理は教育委員会、主はどこの課で、どこからどこまでを責任分担にするのか、何かいい方策はないでしょうか。町長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の、前のご質問の分で、まずちょっと教育長の答弁とちょっと、私、見解がかわりまして、金丸座と海の科学館と歴民を一緒にするのはいかがなものかなと。やはり予算が、海の科学館は相当年間予算も導入した上でしておりますので年間2万人も来ておりますし、もちろん金丸座につきましてもああいう歴史的にありますし、春にも歌舞伎をやっているということも考えますと、3万人来ているわけでございますので、それほどの予算を導入した上で運営していかないと、同レベルの、歴史民俗資料館にお客さんは来ないのかなというふうに思います。  それと歴史民俗資料館をどう位置づけるかということにつきましては、観光資源としておくべきなのか、それとも先ほど議員ご質問ありましたように歴史的資料を保管するべきなのかということは、これは分けて考えなければいけないのかなと思います。歴史的に保管するという面で考えますと、議員もよく造詣深い、琴平町には図書館がないという部分が、これは実は図書館というのは本を貸し出したり勉強する場所以外に、歴史的な資料を保管する機能があるというのはご案内のとおりかと思います。そういった部分が実はないというのも、この歴民が一つのご指摘のような部分で、琴平町の過去の、ご提言いただいておるような昔の写真であったり、またここずっと歴史的なものを保管してきながら、ずっと伝えていくという面の機能は十分必要かと思います。その部分と多くのお客さんに喜んでいただけるような、また見にいきたいなと思う部分については分けて考えないと、これ相当、今ご指摘の部分のようなことで、当然対応は少なくとも教育委員会ではしていかなければならないと思いますが、それには相当の予算を注ぎ込まないとご期待に沿えるような歴史民俗資料館にならないのは懸念されますので、当然ご指摘の部分についての改善については教育委員会で進めていただいた上で、これからの歴史民俗資料館はどうあるべきかということについては考えていただきたいなというのは私の所見でございます。  それからご指摘の部分につきましては、ご案内のように歴史民俗資料館、金丸座、呑象楼、センダンの木の部分につきましては教育委員会が管轄しております。公会堂につきましては観光商工課のほうが管轄しております。そういった面でいいますと、公会堂を除く部分については教育委員会のほうで一括管理していますので、ある程度は目が届くかと思いますが、その課をまたいでという部分につきましては、恐らく今の施設は観光的な資源として活用すべきという面で、多分所管が分かれているので、その辺をちゃんとしたらなということでのご指摘かと思います。それにつきましては管理者として、特に教育委員会が中心に管理をしながら、活用については、観光資源としての活用としては観光課が連携していくのが当然でございますので、ご指摘につきましては今後とも課の情報連携をしっかりした上でご期待に沿えるような施設の運用をしていくべきというふうに私は考えております。以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  琴平町の事務局に関する規則の中にも、公民館及びいこいの郷公園と社会教育施設に関することと、町史編集等に関することもこの中に入っておるわけですし、教育委員会が町史といいますか、歴史をきちんと繋いでいくべきだと私は思っています。予算をつぎ込まないといけないといいましても、規約のほうに条例でもそういうふうに書いてあるわけですから、まずそちらをどうするのかとか、先ほども言いましたように、教育長も言われましたけども、運営委員会を開いてどうするべきかいうのを、ただ開くだけでなくて本当にどうしたらいいのかいうのはそこの場でしっかり審議していただいて決めていくようにするべきだと思います。やはり図書館もないわけですから、町史といいますか本当に、町史につきましても、町史を見ますと、話がちょっとややこしくなるんですけど、平成10年ぐらいまでにできてまして、その後はないわけで、次、今すぐつくるというか、そういう問題ではないんですけれども、やはり琴平町の歴史ということはとても大事なことだと思いますので、今、じゃあどこがするのかといいますと、やはり歴史民俗資料館しか、図書館もないわけですから、そういうことになろうかと思います。なのでやはりそういう意味も込めて、今、教育委員会もいろいろな、他のいろいろなこともあったり忙しいのは重々わかっているところですけども、それをすぐせいとか、そういう気持ちを込めて言ってるわけではなくて、やはりそういうことも頭の中にはちょっと留めておいていただいて、こういうことは大事なんだということはしっかりと認識をしていただきたいなと。手薄やからできないというか、そういうことでほっとくのではちょっとそれは違うなと思いますので、そこら辺のところ、認識を持っていただきたいと思います。  そして先ほど、課をまたいでと言いましたのは、プログラムのことも、中の歴史民俗資料館のことが主に思いまして言ったので、すごく、プログラムのこともどこかわからないぐらいほったらかしに何年もなっていたわけでありまして、十七、八回から、今もう三十何回ですよね。だからそういう、自分の課の部分はこの部分だいう認識もやはりちゃんと伝えていって、やはりそれには横の連携といいますか、そういうことで皆が一つになって、町の方が一つになってすることで、そういうことは防いでいけれると思いますので、ぜひそこら辺のところを強くお願いしたいと思います。  それで、呑象楼も管理運営は教育委員会で、その規約のところを見てみますと、管理運営の一部を町長が適当と認めた法人、またはそのほか団体に委託することができると、呑象楼の設置及び管理に関する条例に書いてあります。歴史民俗資料館も外部の団体に委託することというのはできないのかなと、ちょっとこれは私が思うことですけども、思っています。例えば呑象楼が燕石会はシルバーを通じての燕石会を頼んでいると先ほど言っておられましたけども、アクトも文化協会が主になっていろいろな展示とかもしてくれています。歴史民俗資料館は歴史とかそういうことであったら、例えば山水会ですとか、山下ガイドの会とか、絵図の会とか、町内にほかにも何カ所か団体があると思うんですけども、管理運営の一部を町長が適当と認めた法人またはそのほか団体に委託というのも、また審議会を開いていろいろな話というか、出してからの話ですけども、考えてみてはどうかなと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  通告にない部分なので、軽々にこの問題については答弁は差し控えさせていただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  そういうことも含めまして考えていっていただきたいということで、私の意見ということでお聞きいただけたらと思います。  そしてまた、琴平町は本当に画家とか俳人、歌人、作家など、昔は本当に文化人の方がたくさんおられて、すぐれた歴史と文化を残してくれております。歴史と文化の町琴平と言われていますよね。それを次の世代、後世へ継承していくべきであると私は強く思います。町内には今はまだ歴史などを継承してくれる方々が、まだまだお元気でおられます。何人かお元気でおられます。その方々がお元気でおられるときに次世代につないでいけるようにしていったらいいなというふうな、方策は何かないかなと思うんですけれども、町長はここら辺のところも、これも通告にないからだめですかね。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘の部分については、思いだけでいいますと、先ほどあったように例えばアクト琴平ではいろいろ、文化協会さんがいろいろな形で展示していただいてますけど、先ほど私、申し上げたのは、歴民にお客さんがたくさん来るという方向性と、歴史を、町の歴史であったりそれまでの資料を保管していくというのを、それはやっぱり分けて考えるという意味で申し上げましたので、歴史的なものを保管していくという方向性の位置づけとして歴民を考えるというのは非常にいいアイデアといいますか、ご指摘やと思います。その辺は当然ご指摘のような条例であったり規則にのっとって粛々と、委員会が今まで、教育長が申しましたように、十分対応できていないというのは私もそう思いますので、それはしていただきたいと思います。  それから外部委託も含めてこの辺につきましては、歴民の位置づけについても、その審議会等も含めて、私はお客さん、入館者数をふやすということも、これはもう何十年、私が議員に入ってきたときから先輩議員もずっとご指摘がある部分の長年の課題であるというのは私も認識しておりますが、かといって、逆に言うと何十年間いろいろ考えてきたけどなかなか対応できてないいうのも現実かなと思います。ですから思い切ってこれについては、先ほど申しましたように位置づけを分けて、まずは今ご指摘のような町の歴史をまず保存して、またそれを展示する施設というふうな形で捉えるのも一つのアイデアというふうに私も思いました。以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)
     観光資源といいますか、それも本当にきちんとそれが整っていればやはり見たいと、見てよかったなと、みんな思ってくれるわけでありまして、入館者というか入場者も増えるわけなんですよ。今の状況ですと、あそこのシルバーの方に聞くと、こんで終わりな、こんだけな、みたいな、来られた方がそういうことを言われて帰ると。だからお粗末と言うたら語弊あるんですけども、やっぱりある程度いいものもありますので、きちんと、先ほど言いましたように掲示もしたり、書いたり、説明書も書いたり、いろいろと、呑象楼とかみたいに説明ができないのであればそれは書いたりとか、そういうことはしていくべきではないかなと思って先ほど申し上げました。なのでそういうことも考えて、何回もそういう歴代の議員さんも言われたかもわかりませんが、余り私が議員になってから全然何も変わってない、いらってないままではないかと思いますので、そこら辺のところは本当にちょっと工夫してみようかとか、何か裏のほうにもこんないいものがあるとか、ちょっと工夫することによって変わっていくのではないかと思います。色あせてほって置いているままというのもいかがなもんかなと思いますので、そこら辺はよろしくお願いいたします。  それでは次に二つ目の質問に移りたいと思います。  琴平町の行財政改革大綱について町長にお尋ねをしたいと思います。  琴平町は平成8年に琴平町行財政改革大綱を策定して、以降5年ごとに大綱をつくり、平成28年に第5次の行財政大綱ができています。第5次の取り組みには五つの柱立てがありまして、基本施策取り組み項目とあります。28年度の取り組み実績といたしまして資料はいただいておりますけども、昨年度、行財政改革推進委員会を開かれた中で推進委員から各項目ごとにはどのような意見が出されたのでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  答弁します。  第5次行革の取り組み項目といたしまして23項目ありますが、これら全てに対し意見が出されたわけではなく、各委員が特に気になった点について意見が出されておりますのでその点はご了承願いたいと思います。  そういった中で出された意見といたしましては、一つ、地方創生加速化交付金で行った事業内容や金額が知りたい。二つ目、台風のとき広報車が走っているが、激しい雨の中ではよく聞こえない。三つ目、避難所へは何人くらい避難してくるのか。四つ目、水道の香川県一本化について教えてほしい。五つ目、こんぴら夜市が大盛況だったと聞いているが、こうした夜市は毎年するのか。六つ目、なばなだけでなく、琴平町特産であるにんにくのトップセールスをしてもらいたい。七つ目、ふるさと納税の返礼品について国からいろいろ言われているが、琴平町はどのように考えているか。八つ目、観光客の多言語対応について民間と連携して行っていくのはどうでしょうかといったものがあったとのことでございます。以上です。 ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  23項目あったと言われましたけども、その中で8項目を、今、言われたわけでございますけども、その中で今何点、8項目言われましたが、台風時に広報車が走っているが激しい雨の中ではよく聞こえないというのはと、それと観光客の多言語対応について民間と連携して行っていくのはどうでしょうかという問いに対してはどのような回答をして、今、対応しているのでしょうか。これは28年度の話ですよね。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  台風の話は総務課長、観光については観光商工課長でのほうで答弁をいたさせます。 ○議長(山神 猛君)  総務課長。佐藤 任司君。 ○総務課長(佐藤 任司君)  失礼いたします。そうしたら、町長の命によりまして補足説明させていただきます。  広報車が台風のときに聞こえにくいということだけでなく、大雨のときの毛布とか、先ほどの議員さんの質問でもありましたとおり毛布とか食糧を持ってきてくださいということにつきましても、せっぱ詰まった状況で広報を回っているわけではないんですが、ちょっと自主避難所開設したのでご利用する方はそこまで準備ができていないということも重々承知をいたしております。それをもちまして昨今では毛布を持ってきてくださいというのは省略をいたしまして、食糧等に変えております。  それから先ほどの、雨のときに聞こえないというご指摘ですけれども、十分承知はしているんですけれども、ゆっくり走ったりとかそういうことでしかちょっと対応ができないというのが今の現状でございます。防災行政無線とかそういうのも利用させていただいております。以上でございます。 ○議長(山神 猛君)  観光商工課長。 ○観光商工課長(高畠 豊君)  失礼いたします。  多言語の対応ということなんですが、先ほど少し触れましたが、インバウンドの関係ございまして、今、台湾、中国、香港、重きはそういったお国のほうから訪日ということで、琴平町もかなり多くの方が見えております。特に世界各国共通語の英語圏であるんですけども、今はどちらかというと中国圏、中華圏ですね。そこの中で繁体字を使ったものとか、繁体字から簡体字になってまた繁体字に戻ったんですけども、そういった台湾では中華圏のこともあって繁体字を使うところがかなり多く見られて、若い世代の方は特に繁体字を、それを中国語として日本に訪れるわけなんですが、ちょうど観光協会、琴平町の観光協会でこんぴらさんぽってございます。そこには日本語と英語は当然ございます。昔、かなり前のことになるんですけども、ここ最近ちょっとその中華圏の方が思ったよりも予想以上に多くまいりまして、その繁体字の冊数もちょっとかなり少なくなったのと、今後の展開といたしましては台湾にそういった琴平町との協定もございますので、ブースを設けてそちらに向かって、半永久的になるかどうかは別として、恒久的にそういった繁体字を使ったパンフレットをそちらに送って、台湾でごらんになった若い世代の方も含めて琴平町に訪れるという展開を考えておりますので、多言語についてはそういった形の対応で、パンフレットで対応いたしております。  また、金刀比羅宮のほうからお聞きしておりますが、今言ったように台湾、中華圏、香港の方もかなり多く見えて、ある意味中華圏の方は漢字がほとんどというか、漢字で読まれるんですね。金刀比羅宮の神職さんも、金刀比羅宮という漢字もそうなんですけど、各施設もほとんど漢字を使った施設でございます。ほとんど通訳することなくご案内でわかっていただけるような感じで非常に助かっておるというところもございます。  ちょっとずれましたけど、そういった感じで多言語につきましてはパンフレットで対応するのと、あと地域おこしの方、今、陳様が観光大使でおられます。そういった方が、あるところのイベントとか、催し物がありましたら、観光大使としてそういった台湾の方が訪れました、来ていただいて通訳とかしていただいております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  民間と連携して行っていくというのは、これはどういうことかなとちょっと思ったのでお尋ねしたんですけども、そこら辺は。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  企画政策課長に答弁いたさせます。 ○議長(山神 猛君)  企画政策課長。造田君。 ○企画政策課長(造田 泰君)  失礼いたします。  今の先ほどのご意見ですが、今、観光課長がおっしゃった答弁の中で、会長のほうがまたそういうのいいんじゃないかというような、会長としてのご意見を申し上げられたということでございます。以上です。 ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  それでは次に、2番目の、本部会の総括で28年度取り組みや検討が十分に行えていない項目について、今後4年間において取り組みを検討することとしたいとありますが、29年度、これはだから29年度いうことは昨年度ですけども、取り組みにどう反映して改善をされたのでしょうか。28から29にどう反映し改善されたのでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  28年度において取り組みや検討が十分行われていない項目といたしましては、災害物資等協定の締結や災害対策及び危機管理対策、また専門職員育成などがあり、これらの平成29年度に向けました改善点といたしましては、昨年度の取り組みは最低限度行いつつ、そのほかに何か一つでも違った取り組みを試みることとなっております。また平成29年度に対する行革委員会を開催していないため、ここでは詳細は申し上げられませんが、結果として多くの事業については改善が見られるものの、残念ながら現状維持という事業であったり、毎年行う必要のない事業については未達成という報告のものもございました。いずれにいたしましても今後も実のある行革が行えるよう鋭意取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  今三つ、十分に行えていない項目として三つ挙げられて、災害対策及び危機管理対策というか、物資の協定とかそういうことは本当に、今年の豪雨、台風災害でも早くも警報が5回も発令されたわけでありまして、土砂崩れ等も初めて起きたわけでありまして、本当に執行部として、本当に夜も寝ないで一生懸命対応してくれているので、いろいろなことを考えて対応してくれているとは思います。本当に思います。ご苦労もされていると思います。  もう一つ、専門職員育成ということも、これ三つ目に言われましたけども、これは確か何年か前に専門職として琴平町が職員を募集してもなかなか来ないということもあって言われてたことかなと思うんですが、専門職員育成ということが、そういうことで職員の中の専門職いうことであるのであれば、各課の職員にそういうことはきちんと周知して、こういう専門職の育成というか補助というか、出るという、受けるのに対してなったと思うんですけども、そういうことがきちんと周知して、希望を聞き取って取り組んでいただきたいと思うんですけども、今現状はどんなんでしょうか。 ○町長(片岡 英樹君)  総務課長答弁。 ○議長(山神 猛君)  総務課長。 ○総務課長(佐藤 任司君)  町長の命によりまして補足説明をさせていただきます。  専門職員につきましては、保健師であったりとかそういった方が講義を受けたいといった場合に補助をいたしますので、そういったことを活用し、資質向上を図ってほしいということでございます。保健師、保育士等、なかなか忙しいのか、タイミングが合わなかったのか、1件の申請もございませんでした。以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  この取り組み実績を見ますと、専門職員の育成で社会教育主事等の資格取得の推進いうのもありますので、いずれにいたしましても保健師とか、それは本当に職員募集のときになかなか来なかったいうこともありますが、ほかも探すと、例えばいろいろなことがあると思いますので、それだけに絞らずにいろいろと、こういう補助といいますか、資格取得の推進があるよということは職員皆さんに伝えて、前向きな人たちにそういうことは周知徹底して希望を取るなどしてもらいたいと思います。  それでは次に、これはお願いだけです。  委員会の総括の中で28年度の会は実績についての報告で、それに基づく意見となったが、今後においては実績を踏まえ、現在何を行っているか、今後どうするのかということもあわせて報告してもらえれば、より実のある改革になっていくのではないかとの意見があります。29年度にはどのように改善をしていったのでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  行革委員会の総括の中でご指摘いただいた報告方法について、平成29年度からどのように改善するかということでございますが、これにつきましてはご指摘いただいたとおり、実績を踏まえた上でできる限り今後も対策等も踏まえて報告してまいりたいと考えております。また、行革の項目に入っていない事業につきましても住民や各委員の方々が関心のあることにつきましては、別紙を配布するなどわかりやすい報告方法に努めたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  この平成29年度を見る、30年度に入ってからの行財政改革は先ほど町長がまだ行えていないということでしたので、今年度はいつごろ開催する予定なんでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  所管の、企画政策課長に答弁いたさせます。 ○議長(山神 猛君)  企画政策課長。 ○企画政策課長(造田 泰君)  失礼いたします。  今年度の行革の審議委員会ですが、委員長のスケジュールを、今、なかなか合わないので早急にとは思っておりますが、10月中には遅くとも行いたいとは考えております。以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  10月中といいますと、昨年が11月ぐらいだったので半年が過ぎて開催するわけでありまして、それですと、このいただいた行財政改革の取り組み状況報告も、昨年のを見ますと28年度だけを書いてるんですね。あとのところはずっと白紙の状況であります。なので今年度の10月にするのであれば9月までの取り組み実績状況も、前年度の報告と合わせて成果や反省とか今年度の課題改善策を書き、審議検討したほうがいいのではないかと思うんですが。それから最終の32年度の目標値なども、多分決めては、本当はいると思うんですが、ここの表を見ますと全て進捗状況と取り組み実績としか書いてないので、そこら辺のところはこの様式はずっと続く、このままでずっといくんでしょうか。空きスペースが無駄な気がするんですけども。 ○議長(山神 猛君)  町長。
    ○町長(片岡 英樹君)  企画政策課長に答弁いたさせます。 ○議長(山神 猛君)  企画政策課長。 ○企画政策課長(造田 泰君)  失礼いたします。  実績報告書につきましては28年度が最初の年ですので、一番最初のところだけに記載がございます。29年度以降につきましては、それにその横に毎年比較ができるような形で記載をさせていただくようになってございます。29年度の途中までの報告も30年度の途中までの報告もということでございますが、とりあえず年度ごとの報告でございますので、その記載については年度内の報告をさせていただきますが、委員さんに報告する場合には現状の報告、それも含めまして報告できればと思っております。以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  終わっている進捗状況や取り組み実績を書いていって比較としているのもいいのかもわかりませんけども、やはり区分といいますか、目標達成できたとか、一部達成とか、検討協議、それから未達成ということがありますが、ほとんどがこれ一部達成の丸をつけているけども、検証・検討については行えていないとかいう項目とかもありますので、PDCAサイクルいうことで業務を継続的に改善するために行っているのであれば、やはり成果や反省それから今後の課題改善策とかも書いて審議検討するべきではないのかなと私は思います。それは私が思うことでありまして、町長の公約のように、もう言いませんけれども町長の公約では魅力ある町を目指して住民の目線に立った役場の改革ということも掲げておりますので、そういうことで住民の目線に立った役場の改革を、今後ともいい行財政改革いうことでよろしく、町長にお願いしたらと思います。  以上で私の一般質問は終わります。 ○議長(山神 猛君)  これで、7番、渡辺信枝君の一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これで散会いたします。  ありがとうございました。              (散会 午後 3時09分)  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        琴平町議会議長        琴平町議会議員        琴平町議会議員...