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平成30年 6月定例会(第2日 6月18日)

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  1. 琴平町議会 2018-06-18
    平成30年 6月定例会(第2日 6月18日)


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    平成30年 6月定例会(第2日 6月18日)                会 議 の 経 過    会期 第2日 平成30年6月18日(月曜日)  議事日程(第2号)  第 1       会議録署名議員の指名  第 2       一般質問 ○議長(山神 猛君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  ご参集いただきまして、ありがとうございます。  議場内の皆様にお願いいたします。携帯電話の電源はお切りくださるようお願いいたします。              (再開 午前 9時31分) ○議長(山神 猛君)  これより平成30年6月琴平町議会定例会を再開いたします。  ただいまの出席議員は10名であり、地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。
     本日の議事日程及び通告一覧表は、お手元に配りましたとおりであります。  日程に入ります前に、諸般の報告をします。  事務局長に報告させます。  事務局長。   (「はい」と呼ぶ) ○事務局長(西井 久美子君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  命により、報告します。  本定例会に説明員として出席を求めました者は、既に配付しております名簿のとおりでありますが、生涯教育課、森課長より、本日の会議の欠席届が提出されておりますので、報告いたします。  以上、報告終わります。 ○議長(山神 猛君)  以上で、諸般の報告を終わります。  日程第1 会議録署名議員の指名 を行います。  会議録署名議員は、  3番 別所 保志君及び  9番 山下 康二君 を指名いたします。 ○議長(山神 猛君)  日程第2 一般質問 を行います。  本定例会の一般質問はお手元に配付しております通告書一覧表のとおり、3件受理をしております。通告順に従いまして、一般質問を行います。  なお、通告により申し出があった場合、一問一答を可とすることにしておりますことから、質疑の回数は、会議規則第55条ただし書き規定を準用し、その制限を超えることを可とし、また同規則第56条の規定による発言時間は、90分以内といたします。  それでは、順番に発言を許します。  最初に、7番、渡辺 信枝君。   (「はい、議長、7番、渡辺です」と呼ぶ) ○7番(渡辺 信枝君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  7番、渡辺 信枝でございます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、6月定例会におけます私の一般質問をさせていただきます。今回、新町長の初の議会に、一番に質問をさせていただきます。  まずは、町長就任、おめでとうございます。同時に、町民の期待に応えるため、問題山積の中、一つずつから実現し前進する町政への積極的なかじ取りを、どうぞよろしくお願いいたします。そしてまた、町長は、昼夜を問わず激務でございます。体調の維持には十分に気をつけていただきますようお願いいたします。今回は、町長の公約の中の教育・子育てについて、また、札の前公衆トイレの改修についての質問をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、質問席に移らせていただきます。  町長の公約の中に「教育・子育て、目指せ日本一」と書いておりました中から質問をさせていただきます。私はこれまでにも何回も、子育て支援子育て環境、そして教育についてのことを主に訴えてまいりました。就学前教育の重要性、「今の幼稚園保育所を今後どうしていくか」が一番の重要課題だと思っております。  そこで、1つ目の質問の保育環境改善こども園導入についてでございますけれども、町長にお尋ねいたします。  もうこれは何年も前から申し上げていることでございますけれども、保育環境につきまして、北保育所は、教室は3つしかなく、昨年、3・4・5歳児を一緒に遊戯室で見ていたので、ロッカーで仕切って見ておりました。ことしは5歳児全員が幼稚園に入ったので、3・4歳児の12名を一緒に遊戯室で見ているそうです。異年齢での保育なので、小さい子どもがお兄ちゃん、お姉ちゃんをまねて、いいところもありますけれども、教室が何せお遊戯室なので、雨の日など外で遊べないとき、廊下で遊んだりとかしています。これは何年も前からの課題であります。  来年度も今の4歳児8名が全員幼稚園に行くとは限りません。今年のように3・4歳児は保育所に残るとは限らないので、早く方策を考えなければならないと思います。また、若い世代に定着してもらうためにも、まず就学前の子どもたちを安心して預けられる施設や環境を整えていかなければならないと思います。  現在の琴平町の出生数は、年間40人から50人くらいで、町内には、2つの公立幼稚園と2つの公立保育所、そして、一つの私立あかね保育園があります。生まれてくる子どもが減っている中、今後の施設のあり方について、こども園統合幼稚園にするなど、私立保育園としっかり話し合って、就学前教育のあり方を考えて、保育の環境を整えてこそ、人口増加につながるのではないかと思います。こども園導入統合幼稚園など、早く方向性を出すべきだと思います。町長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  7番、渡辺 信枝君の質問に対する答弁を求めます。  町長、片岡 英樹君。   (「はい、議長」と呼ぶ)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  渡辺 信枝議員の質問に対する答弁を行います。  保育所幼稚園につきましては、選挙の公約では、保育環境の改善、こども園の導入を訴えました。そこで、私は、小学校の統合とともに、就学前教育の場であります幼稚園、また保育所のあり方を並行して考えていくべきと考えております。  現在、就学前のゼロ歳から5歳の児童数につきましては、平成21年は合わせて399名、平成25年は347名、平成30年、本年度は308名と、減少の一途をたどっておるのが現実でございます。簡単に、この10年間で90人減っているということになります。  このような現実の中、小学校の統合とともに、幼稚園保育所の今後のあり方につきましては、早急に協議していく必要があると考えております。現在の状況ではありますが、子育て支援課において、認定こども園、または公設民営での運営、または町立幼稚園保育所の統合など、あらゆる面から本町にふさわしい就学前教育の体制と施設のあり方を調査・研究させております。できる限り早い時期に就学前の施設整備方針を策定し、関係者等に説明した上で推進してまいります。また、可能であるなら、保育所幼稚園など就学前施設の更新も実現できるよう努力したいと考えております。  以上で、答弁終わります。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  ことしの3月31日の読売新聞に、県内の自治体の将来推計人口高齢化率が出ておりました。2015年の琴平町の人口が9,186人で、高齢化率が39%。この新聞による将来推計の統計から見ますと2045年には、琴平が人口4,908人。高齢化率が50.5%となる見込みで、小豆島町、東かがわ市に次ぐ、県内でワースト3位です。あくまでもこれは推計ですが、四国新聞のほうを見てみますと、高齢化率は53.4%と、もっと高齢化率が高い数字となっておりました。いずれにいたしましても、小豆島、東かがわ市に次ぐ、県内ワースト3位です。  このままでは、町の発展は望めません。そのために、もっと生産年齢人口勤労世代)といいますか、生産年齢人口、税金を落としてくれる世代をふやしていかなければならないと思います。私は、琴平の未来を支えてくれる若い人たちが、魅力ある町、住みやすい町になり、子どもたちが「こんぴらが住みやすいわ一」と思い、都会からも帰ってきて、住んでくれることが人口減少に歯どめをかけ、活気のある町になると思います。  先ほど、小学校統合と同時に並行して考えると言われましたけれども、方向性というのは今年度中、いつごろぐらいに出る予定でしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  これにつきましては、先ほど申しましたように、子育て支援課とまた教育委員会も絡んでまいりますけれども、そのあたりと協議した上で、ある程度、目標としては今年度末までには、できればいいなと考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  よろしくお願いいたします。  次に、2つ目の小学校統合早期解決についてお尋ねをいたします。これまで町からは、「3つの小学校を統合し、中学校とは別に、新しい土地を琴平町のほぼ中央部に、誰もが均等に歩いて行ける場所を購入し、新しい統合小学校校舎を平成33年春に建設する」という方針が出されておりました。  片岡町長の公約には、小学校の統廃合は、「小学校統合早期解決」と書かれていますが、どのようにお考えなのでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  小学校の統合につきましては、町は、昨年のPTAの総会や住民説明会において、3つの小学校から、おおむね等距離の場所に新たな用地を確保し、早ければ平成33年度に統合小学校を開校させたいとの方針を説明しておりました。しかし、私は、さきの町長選挙におきまして、小学校の統合につきましては、さまざまなご意見があることから、その集約を図り、早期に解決したいと訴えてまいりました。  現在、町では、琴平中学校改築工事早期着手に全力を挙げているところでありますが、町内では、ほかにも小学校だけでなく、先ほど申し上げましたように、幼稚園保育所、そして、この役場庁舎など老朽化した公共施設が多数ありまして、それらの整備には多額の費用がかかります。このため私といたしましては、小学校の統合につきましては、町の財政状況を踏まえ、昨年4月に作成されました、琴平町公共施設等総合管理計画をベースに、個別の施設ごとに、より詳細な方針、具体的な行動計画を定めた個別施設計画を今年度策定する中で、さまざまなご意見をお聞きしながら、早期の解決を図ってまいる所存であります。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  特に町長は、ここ本当に何カ月かの間で、たくさんの住民の声をお聞きしていると思います。町の財政状況を考えて、今後、幾つかの案を出していただき、早く議会に提示していただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の3、4と、あわせて申し上げますが、町営無料塾開講教育格差の解消、それから、4の中学3年生対象に英語検定検定料助成について、町長の所信表明の中で、英語に重点を置いた教育や、学力を底上げする無料塾など、研究・検討すると言われましたが、もう少し具体的なお考えをお聞かせください。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  答弁いたします。これにつきましては、先日の所信表明におきましては、議員ご指摘のように、私の選挙公約をもとに、若い世代、子育て世代を琴平町へ呼び込むことを狙いといたしまして、学校教育での英語教育に重点を置くこと。そして、学力を底上げするための無料塾など、まずは教育委員会にて施策を研究・検討するようにと述べました。  これは、子どもたちが成人したときに、待ち受けているであろうグローバルな世界を鑑みるに、必要になるということは、相手に自分の考えをきちんと伝え、相手の考えを正確に理解する、いわゆるコミュニケーション能力と自分で課題を見つけ解決していく思考力であろうと思われます。コミュニケーション能力とは、世界標準である英語力であり、思考力とは、まさに学力であります。この2つの力を培うための基礎を琴平町の子どもたちに、いち早く身につけてほしいという願いから、こうした公約を考えました。  最近の報道によりますと、大学の入試改革として、大学入試センター試験のかわりに大学入学共通テストに、2020年から実施されます。その中には記述式の問題の導入や、英語ではTOEICやTOEFLなどの民間試験の導入が議論されております。  こうしたことも踏まえまして私は、公約に「英語に特化した」、また「英語の検定料を無料にする」「町営の無料塾」ということを考えましたが、これらが幼稚園小中学校の教科等の目標であったり、また、その教育内容を法的に定めております学習指導要領との整合性がとれ、しかも、効果が期待できるかを調査・検討するように、教育委員会に要請しております。  また、これからのAI、いわゆる人工知能をですね、この時代に合わせまして、中学校の改築等を機会に、幼稚園小中学校にICTの環境の整備を積極的に進めてまいりたいと思います。  ちなみに、ICTといいますのは、Information and Communication Technologyの略称でございまして、いわゆる情報通信技術でございます。  教育のICT化というのはどういうことかといいますと、ご存じのように、黒板であったり、ノートであったり、鉛筆であったり、教科書などを使っていた授業からパソコンやタブレットを使う電子教科書、それから電子黒板、それから、インターネットを使った授業と、こういったものに切りかえていくということが教育のICT化ということで、一応しておきます。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺議員。 ○7番(渡辺 信枝君)  町長の所信表明の中でも、近隣市町に負けない琴平町にすると言われて、AIやICT環境の整備を言われていましたけれども、今もタブレットを使った学習やコンピューター学習などを少しはしているとは思いますけれども、もっと充実していかなければということで言われたのだと思いますけれども、近隣市町に負けない、何か特化した教育をということでは、一昨年、町長も一緒に視察に行きました、福島県の磐梯町のことを私はすぐ思い出します。「町づくりの基本は人づくり人づくりは教育」「幼稚園のスタートから12年間の教育期間を町が責任を持って教育する」と磐梯町長が、そのとき強くおっしゃっていました。  幼稚園の保育料の無料化や、英語教育として幼稚園小学校の全学年に外国語指導助手中心英語活動を実施しており、幼稚園英語活動では、英語の歌を歌ったりとか、ゲーム形式で簡単な英語の質問に答えたり、学年が上がることに週2回、オールイングリッシュということで実践しているそうです。それを中学校での英語教育につなげていきまして、中学校卒業までに60%以上の生徒が英語検定3級以上か準2級を取得と。教育を町づくりの基盤にということで教育は自信を持って、他の町に負けないと言われて、福島県で唯一、若い世代の人口が増加しているとも、そのとき、お話をしていただきました。  また、ほかにも、テレビで放映された岡山県和気町ですけれども、「住めば子どもの学力が上がるまち」というのを日指して、無料英語公営塾英語特区を整備して、幼稚園から、ここも中学校まで、切れ目なく英語が学べる教育環境をつくり、地域の魅力を高め、子育て世帯の定住につないでいるそうです。そして、地域おこし企業人という人にも来てもらったりとかして、知恵をもらっているそうです。  英語公営塾の講師は、英語が堪能な地域おこし隊に来てもらったり、それから大学、ボランティアが指導をしておりまして、子どもたちからは、若い、近い、身近いということで、「先生に質問しやすいし、授業もおもしろい」と好評のようです。
     また、外国人講師との英会話体験の授業もあり、英検受験のための個別指導も受けられ、ここも小学6年で英検3級取得とか、中学生で英検準2級に合格した子どもがいるということでした。  英語特区としては、外国語指導助手小中学校には常駐で授業を実施。幼稚園にもALTを派遣して中学3年生まで、切れ目なく英語を学ばせる環境をつくり上げているということでございます。  そして、英語教育のほかに、高校卒業までの医療費無料化などに取り組んだ結果、やはりこの町も移住者は今どんどんふえているそうでございます。若い世代に定着してもらうために、まず就学前の子どもたちを、安心して預けられる施設や環境を整えて、英語教育など何か特化したことで、子育てするなら琴平町と、若い世代がふえ、元気な町になってこそ、みんなが安心して安全に暮らせる町につながるのではないかと思います。  「教育・子育て目指せ日本一」になるためには、ぜひともそれぐらいの覚悟で投資をしていただきたいと思います。  町長は、どれぐらいの気持ちで、どう思われますか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  今、ご指摘のありました、私も、磐梯町のほうに研修に行きましたときに、衝撃といいますか本当、なるほどといいますか、もう心にすとんと落ちました。それで、それが実は、今回の私の選挙の一つの参考といいますか、勉強になったことであります。  今おっしゃるように、結局、目標を定めると、たしか、その磐梯町の町長が言われました。うちの中学生の半分以上が英検は受かるんだという目標をまず町が決めて、じゃあ、それをどうするんかいうことを教育委員会であったり、現場の方がやったり、先生方が一生懸命考えて、そして中学生で、そのためにどうする。そのために小学生、何をする。そのために幼稚園、何するということで、まずは目標を決めることが大事なんだいうことを非常に学んだというのは、議員さんも同様かと思います。  今回、私も、どうしてこの琴平町は人口が、特に若い人が出ていく、なかなか来ないのかというのがですね。琴平町で住んでみたいという魅力の発信がおくれているのではないかなというふうに思っています。そういうことでいいますと、英語で、東かがわさんでも英語、力入れていますよ。近隣の市町でも、英語も力入れていますけれども、やっぱりアピールですよね、今、議員さんおっしゃったように、琴平に住んだら塾行かんでも勉強できるらしいで、とかですね。あそこへ行ったら英語、何か十分できるらしいでというふうな、やっぱりそういううわさになるようなことをする施策と、それと同時に、やはりアピールですね。そういう両方していかないと、やっぱり、ちょっと今まで弱かったんじゃないかなあと思います。  もちろん何もないのにアピールするのもいけませんし、やはりそういう目標を決めた中で教育委員会に考えてもらったり、また、所管の課に考えてもらったりすることを一つ私も考えであります。もちろん私の考えが合ってるかどうかいうのも、また執行部内、また議会の皆さんからも議論していきたいと思いますけれども、まずは、その方向性を決めること。そして、それができるかどうかを考えること。できたら、それをアピールしていくこと。これを、もうこの教育だけでなくてですね、今後のまちづくり町政運営の一つにしていきたいなあということは考えておりますので、またご了解いただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺議員。 ○7番(渡辺 信枝君)  本当に磐梯町の「町づくりの基本は人づくり人づくりは教育」ということを強く思います。どうぞ前向きな改革をよろしくお願いいたします。  それでは、次に、最後の質問でございますけれども、札の前の公衆トイレの改修のことについてお尋ねをしたいと思います。  3月議会では、町より「公衆トイレで一番利用の多い、公会堂下公衆トイレを今年度新しく改修する。外国人観光客国内旅行者が快適に使えるように洋式トイレにし、多目的トイレの整備もします」と言われていました。  町内の公衆トイレのうち、洋式化になっているところは高灯籠とか駅前とか、ほかのところも一つずつ洋式化になっておりますが、おむつ交換のできるトイレということになりますと、現在、JR琴平駅と一の橋公園トイレの2つしかありません。一番利用の多い公衆トイレなら、ぜひとも授乳室やおむつ交換ができるスペースも考えてはいただけないでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘のありました、札の前公衆トイレの設備につきましてでありますが、当初より、おむつ交換や授乳できるスペースを兼ね備えました公衆トイレとして快適に利用していただくために、多目的トイレの配置であったり、洋式トイレの増設など現在、実施設計中であり、改修工事に向けて、国へ補助金申請手続をしており、今年度内に改修工事を完了いたします。よろしくお願いします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  渡辺議員。 ○7番(渡辺 信枝君)  JR琴平駅のトイレ身障者用を兼ねている、入ってすぐのところのトイレですけれども、おむつ交換ができるところは、たばこの押しつけ跡がついていたりとか、あそこで何年か前に、たむろとかしておりましたので、そういうことで傷んだのであろうと思うんですが、傷んでいました。においもちょっとしたりとかするので、あんまりきれいな感じでは思いませんでした。だから、若いお母さんがかえたりとかするのは、わりときれいでないと嫌がるので、なかなか利用が難しいのかなと思いました。お掃除はしているんですが、もう少し何か工夫があったらいいなあと思います。  それから、一の橋の公衆トイレですけれども、少しちょっとわかりづらい、観光客から見ると、わかりづらい感じがするそうです。それから、おむつ交換ができますけれども、授乳室というのはありません。先ほど町長言われたように、今度は、一番利用の多い公会堂下公衆トイレ、一番利用が多いところであるのであれば、上がっていって、ちょっと授乳できたり、ちょっと座って、赤ちゃんのおむつとかも交換できたりとか、ちょっとほっとできる、ほっとというところもないんですけれども、そういうところがあればいいかなあと思いました。  ともかく、一番町内で利用の多い公衆のトイレだと思いますので、幅広い分野で、いろいろと今後追加で見直しができるのであれば、考えていただきたいと思います。  きのうもちょっと一の橋のところへ行ったときに、たまたま子どもさん連れのご夫婦さんがおいでて、そこでおむつ交換は何かしなかったんですけれども、おむつを捨てたりとかをしていました。だから、おむつを捨てるところいうのも捨てやすいというか、そういうのがあると、こんぴらさんあがったりするのでは、それを持っていくのは何かと不便というか、荷物になるので、あってもいいのかなと思いました。  ともかく観光客の皆さんが気持ちよく使えて、また来たいなあと、本当にもういろんな意味で配慮してくれているなあというトイレを目指して、ちょっと考えていただきたいと思います。そういうことで今から本年度中に改修工事ということは、まだ少しは、まだ決定ではないんですか、その図面的には。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  観光商工課長より答弁いたさせます。   (「観光商工課長、高畠君」と呼ぶ) ○観光商工課長(高畠 豊君)  観光商工課、高畠です。先ほどの設計の話ですけれども、当初より設計は授乳スペースで、多目的スペースですか、それを配置とかも、前の入り口の近くへ持ってくるということで、当初より設計はなっております。  今ご指摘がありました配置とか、今あるスペースとか、いろんな設計については基本設計を事前に出しておりましたが、実施設計、事細かいところまで設計をしてほしいというご指摘がありまして、今、実施設計のほうをほぼできておりまして、運輸局通じて国土交通省のほうに申請を上げておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○7番(渡辺 信枝君)  本当にこんぴらさんのお膝元の観光客が本当に気持ちよく使えるように、また来てくれるように、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(山神 猛君)  これで、7番、渡辺 信枝君の一般質問を終わります。  次に、5番、豊嶋 浩三君の発言を許します。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  5番、豊嶋君。   (「はい、5番、豊嶋」と呼ぶ) ○5番(豊嶋 浩三君)  改めまして、皆さん、おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  平成30年6月定例会におきます一般質問をさせていただきます、5番、豊嶋 浩三であります。  本日の質問の前に、このたび新町長にご就任されました片岡英樹町長におかれましては、心からお喜びを申し上げる次第でございます。私が平成27年8月の臨時会において、この壇上に初めて立たせていただいて以来、これまでに議員としてのあるべき所作や発言等について、丁寧にご指導、ご鞭燵を賜りました。これからは町長と議員という立場にはなりますが、互いに議論を重ねることで町政発展のために邁進する所存でございますので、何とぞよろしくお願いいたします。  さて、本日の一般質問でございますが、通告にのっとり、1番、庁舎内の働き方改革について、2番、琴平町都市計画マスタープラン及び琴平町景観計画について、3、保健福祉関係4計画と、我が事・丸ごと事業について、場所を移動して質問を始めたいと思います。よろしくお願いいたします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  まず、庁舎内の働き方改革についてお聞きいたします。  この問題は、3月の定例会において、前町長にもお聞きしたところでございますが、いまだに夜間の庁舎の明かりが9時以降まで明々と点灯している状況であります。先週の金曜日も、もう消えとったらいかんので一遍確認はしております。確かに1階、2階は、ついておりました。  現在の労働基準法32条におきまして、労働時間は1日8時間、週40時間までと定めております。また、労使での労働基準法36条に基づく36(さぶろく)協定ですね、これによって厚生労働省は大臣告示で、一部例外を省く残業時間の上限を月45時間、年360時間と定めており、さらに労使合意で特別条項を設けて、半年までは上限を超えられるとしております。  これまで36協定の根拠となる労働基準法36条には罰則がありません。また、違法残業における32条の違反においても軽微な、いわゆる数十万円程度の罰則となっております。そういう現実の中で、過労死や体調不良による早期退職が社会問題となっております。昨年度の総務課の資料によりますと、琴平町役場でも月100時間を超える違法残業が公然と行われております。このような1カ月100時間を超える違法残業についての片岡町長の改善策があれば、お聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  5番、豊嶋 浩三君の質問に対する答弁を求めます。  町長。   (「議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  豊嶋議員に対する答弁を行います。冒頭に身に余るお言葉いただきまして、ありがとうございます。一生懸命頑張ってまいります。またご指導ご鞭撻よろしくお願いします。  ご指摘の質問につきましては、本庁職員の残業につきましては、課、時期により、ばらつきがあります。長時間労働が過重労働になり、心のバランスや体調を崩す要因にもなりかねませんので、これらの是正が課題であることは認識しております。組織の改編であったり、人員の適正配置等、また改善を行う必要があると考えております。  また、この4月に課の統廃合等が行われまして、今、2カ月が過ぎたところであります。また、私も就任したばかりでございますけれども、ご指摘の部分につきましても、私もちょっと夜遅くまで残ったり、また、土日に出勤といいますか、庁舎に出てきたりしております。その中でも職員さんが出てきているところ、また、遅くまで残っている現状についても認識しております。これにつきましては今、こうすればということにつきましては、今後の課題としておりますので、いましばらく具体的な改善策につきましては、お待ちいただけたらばと思います。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  この組織の改編と適正配置によって、残業時間の改善を図るというのが、3月時に、前町長の答弁でお聞きしております。今、4月1日よりの改編、あるいは適正配置についての残業時間が改善されるものだと私も考えております。現状で、その改善が見られないということについて、今、片岡町長の答弁いただきましたが、新たな適正配置や改編等についてのお考えがあるということでよろしいですね。その点ちょっと、もう一度確認させていただきます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  それを理由の改編であったりいうわけではありません。いろんなことをトータルで見ての人員配置であったり、課の統廃合については、今後の課題になるかと思いますけれども、今言われるように、その働き方改革の、思ってするとは限りませんけれども、いずれにしましても、その一つの案だと思います。先ほど申し上げましたように、何が原因であるか、どうすればいいかについて、実はちょっと、これまでの3月に質問されて以降、どういう協議があったかいうのは、ちょっと歌舞伎があったり、選挙もあったりで、どうも十分内部協議できていないというのが現状だそうですので、それにつきましても内部協議をする時間をいましばらくいただきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  今、先輩議員の質問の中でもありましたように、効果のある方策が、これからつくるというのであれば、目標として、いつごろまでに消灯時間を短縮できるか、そのあたりについては町長、どういうふうに思いますでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  すぐにできればいいんですけれども、一つのめどといたしましては、今年度末までには、ある程度の方向性、出せればと思いますし、また、それできちっと効果が出るかどうかにつきましても、またそれこそ再検証の必要があるかもしれません。それにつきましても、しばらくお待ちいただきたいと。まず第一弾として、今年度中に何らかの改善策につきましては考えていきたいと思いますし、またお示しできればと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。
    ○5番(豊嶋 浩三君)  町長、これ一つの案というか、私もインターネットを探していて出てきたんですけど、大阪の寝屋川市、ここに無断残業禁止・業務パソコンの強制終了を行って、評判が大変上がっているそうでございます。寝屋川市の全職員数が約1,140人であり、そのうちの残業時間が月80時間を超える方が約30名、100時間を超える方が約10人だそうでございます。割合的に、全体で約1%ですので、琴平町の場合、人数の差こそあれ、割合的には琴平町と同様かなあと、そのように思っております。  寝屋川市の現在の課長代理以下ですね、その職員の方に対して、緊急時以外の定時ですね、定時に退庁しているというふうなことでございます。ぜひ庁舎内での業務改善の効果があるということでありますので、ぜひとも、こういったものを参考にしていただいて、目標である、ことしの年度末までには、9時前になったら明かりが消えていると、そういうふうなことを努力していただきたいと思います。  続いて、次の質問に参りたいと思います。  課長等の管理職の所在の見える化についてお聞きいたします。  残業の一要因とも考えられます事務効率化の問題でありますが、どの課に行っても、課長不在の場合に一般職員の方に「課長の所在を聞かなければいけないというとき」がどうしても事務処理の中断をしていただくようなことになってまいります。常に幹部職員が現在の所在状況をカウンター付近に見える化することによって、一般職員が仕事を中断することなく、先ほど申しましたような残業時間の減少にもつながるのではないかというふうに考えますが、その点いかがでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  このご指摘の見える化ですよね。結局これにつきましては、私も以前、議員時代にも同様のご指摘をした記憶もございます。その中で今、全課回りまして、現状を確認しましたが、いわゆる行動予定表のホワイトボードを活用している課がありますが、残念ながら、うまく活用している課と、活用し切れていないところがあるというのは実際、私も確認しました。これにつきましても統一化した上で、管理職だけでなく、職員全体の行動管理を見える化していきたいなあと思っております。  また、せっかくの機会ですので、私も就任したてでですね、いろいろ今、勤怠の管理についても今ちょうど、また総務課等々とも相談しております。出勤簿なるものが今あるんですけれども、十分それが機能していないことであったり、また、先ほどの働き方改革にも関連するんですが、十分な、そういう労働の管理ができていないんじゃないか、また、日報の問題であったりいろんなことにつきまして、研究・検討していかないかんということで、今後の課題としております。  そういうことにつきまして、例えば、ほかの近隣の市町でありますと、パソコン、全職員が持っていますので、立ち上げると出勤とみなすようなシステムを導入してあったり、また、今、パソコンのソフトの中に行動予定表とかありますけれども、それを日報がわりにして管理しているような町もあるというふうに聞いております。そういったことを含めて、今ご指摘の部分とはまたちょっと別件にはなりますけれども、先ほどの答弁にも関連して、より効率的な勤務体系なり、また、仕事をしやすい環境づくりについても進めていきたいと考えております。  余分なこと言いましたけれども、どうぞよろしくお願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  大変、今言った、そういう情報端末はもうできるだけフルに使っていただいて、十分に効率的に人材の管理をしていただきたいと思います。我々議員も、各課長に質問に行く時はですね、短時間で済ますように、また、余計な話をしないように、業務中であることを十分に心がけなければならないことは、これはもう常識であろうと考えております。見える化することで事務処理の効率化が、先ほどの残業時間の短縮に貢献するというふうにも思われますので、ぜひ町長がおっしゃっておりましたような内部協議を行って、早期に見える化について、つなげていただきたいと思います。  それでは、次の質問に入らせていただきます。  次、2番目の都市計画マスタープラン及び琴平町景観計画についてお聞きいたします。  まず、琴平町都市計画マスタープランの問題です。都市計画法第18条の2に規定された「琴平町の都市計画に関する基本的な方針」ということでありますが、すなわち、琴平町としての町づくりの理念や都市計画の目標、また、全体構想としての目指すべき都市像実現のための課題とそれに対応した整備方針などを、住民説明会やアンケートなどのパブリックコメント等によって、住民の意見を反映するということであります。  マスタープランを実現していくためにも、現在改築工事が進められておる中学校を初め、町内公共施設の整備に向けた方針を公表すべきと考えております。先ほど、先輩議員の方の内容によく似ておりますが、町長の方針が出てから具体的な規制、ルールづくりが必要な、地区計画やまちづくり条例などの整備、いわゆる今言ったマスタープランの方向性が決まっていくわけであって、まず初めの核心となるべき、今言った公共施設等の整備については、できるだけ早く町長の方針というのをぜひ出すべきではないかと思っております。具体的な公共整備に対する大まかなスケジュールについて、お考えがあるのであれば、重複すると思いますけど、その点よろしくお願いいたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  都市計画マスタープランといいますのは、都市計画法第18条の2に定められております、市町村の都市計画に関する基本的な方針というものに当たるものでありまして、まちの将来のあるべき姿や、まちづくりの方向性を定めるものであります。今ご発言のとおりであります。  本年3月に策定いたしました琴平町都市計画マスタープランでは、議員ご指摘の教育施設や公共施設の整備といった具体的な計画に組み込むものではありませんが、マスタープランの関連計画であります琴平町公共施設等総合管理計画、これは、それに該当するものではないかと思います。  この琴平町公共施設等総合管理計画では、公共施設等のあり方を考える公共施設のマネジメントに取り組むこととしており、今後、この管理計画に基づきまして、それぞれの個別の施設の計画を策定することとなります。  本6月補正予算におきまして、これらを進めるための個別施設管理計画策定業務管理委託料を計上しておりまして、総務産業経済常任委員会ではご承認いただきました。これによって、主な公共施設をいつまでに、どこに整備するかなどが、これからの研究課題となってくると思います。内容等を議会の皆様にもご相談しながら進めさせていただければと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  町長が今おっしゃったように、公共施設等についての整備というのは、マスタープランには直接ではありませんが、まず、それがなければ道路をどうするか、観光地をどうするか、住居地区をどうするか、教育施設環境をどうするか、それらのもとになるものになります。今の状況で、いや、もうすぐ建て直さなきゃいかんとか、そういうふうな話が現実にあるわけだから、今、よくこれまでマスタープランなんかできたなあというふうに感心しますけど、そのあたりをしっかりとしていかないかん。  今、特に公共施設の整備に、改修についても大まかなところでも、先ほどから一般質問でもありましたように、幼保ですね、小学校の統合、庁舎の問題、ごみ焼却場の問題、金丸座の問題、ヴィスポの問題、いわゆる後回しにできない課題が山積しております。こういった状況の中で、時間的な猶予は全くないと私も考えております。  先ほど町長がおっしゃったように、個別施設計画策定は、もうできるだけ遅滞なく行わなければいけないと考えております。最優先の順位や予算計画などをしっかりと議会に提示していただいて、議論を始めていくべきだと考えますが、その点はいかがでしょうか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  今ご指摘のように、さきの公共施設の特別委員会でも私も発言、総務委員会でもちょっと発言させていただきましたけれども、とにかくこの財政的に厳しい現状というのは、もう議会各位の皆さんももとより、町民の皆さんも本当に心配していただいております。とはいうものの、最低限の行政サービス、基本となります公共施設が、ほかの町におくれているという現実も、これも残念ながらあるということであります。それをいかにして整合性をとりながら、バランスをとりながら進めていくかということにつきましては、現時点で、そうした何をいつ、どこにどうするかということを決めていかないと、行き当たりばったり進めていくと、結果として重い負担となるということがありますし、また、この都市計画にありますように、まちづくりをどうしていくか、どこを商業地として、どこを住宅地としてという部分が、どこに学校ができるのか、どこに役場をするのかということが今、中途半端な状況で進めていることが非常に残念であることは、議員ご指摘のとおりであります。  よって、私としましては、まず、そうした財政状況を踏まえた上で、今ある81あります公共施設につきましても、これを残すか、壊すか、統合するか、建てかえるか、いろんなやり方につきましても考えるベースがないと、これは進められないというのは、ご案内のとおりであります。まずは、そうした検討するベースとなるものを今回の予算で最終的にご議決いただけますれば、まずは、そういう検討するベースとなるもののデータを入手した上で、そして、それがどうあるべきかを執行部内で考えまして、当然、議会の皆様や町民の皆様にもご理解いただきながら、構想を練っていきたいなというものであります。よろしくお願いします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  これまでもそうですけど、町長答弁の中で、いわゆる財政状況の厳しさ、これはもう既に存在するわけでありまして、それが表にというか、前面に出ないように、今度の町長は、お金がないにも、しっかりと前へ進んどるなというふうな感覚を、やっぱり町民の皆さんに見せていただくことがまず大事ではないかと思っておりますので、ぜひともその点よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、景観条例についてお聞きいたします。  現在の琴平町の景観計画及び景観条例は、大変慌ただしく施行されたように感じております。しっかりと住民説明会を行って、住民からの意見の集約に努めることで、住民による郷土愛を深め、新たな観光資源の育成につなげていくべきではないでしょうか。新たに現在の状況改善につながるような景観計画の策定、今の改定ですよね、策定というか。新たな方向性というのがあるのであれば、いつごろできるのか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  琴平町景観条例につきましては、平成30年3月議会でご議決をいただき、施行につきましては、1年間の周知期間、つまり、来年の4月、平成31年4月1日からとなっております。  住民に対する景観計画であったり、条例の周知につきましては、自治会連合会総会におきまして報告するとともに、希望する自治会へ出向きまして、個別に説明会を開催したいと考えております。その中で出された意見であったり計画を進める上でその中で出てきました改善点につきましては、景観計画や条例、要網等を見直す際に参考にさせていただき、よりよいものとしていきたいと考えております。  ただ、どこも同じでございますが、景観計画が短期間で進まない理由といたしましては、既存のものに対して規制が及ばないこと、それから、所有者である住民や事業者の方々が早急な修繕の必要性をなかなか感じてくれないこと、そして、また修繕等を行うにいたしましても、経費が必要であるということが上げられております。  現在、町では、少しでも早く良好な景観づくりが行えますよう平成31年度、来年度当初予算に計上できるよう、補助金につきましても検討を行っているところでありますが、いずれにしましても、所有者の方々の協力が必要不可欠となります。豊嶋議員におかれましても、こういった点を踏まえまして、ご周知方々、ご理解ご協力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋議員。 ○5番(豊嶋 浩三君)  大変、本当に一度の町民説明会があったとか、なかったとかいう話を聞いておりますが、大変、5年以上、香川県内でも景観条例がなければいけない観光地である琴平が、これだけおくれとるいうことで、その点がやはり焦ったとこかもわかりませんが、現状での景観条例によって、今一番の課題である琴電琴平駅前の観光地とは思えないような状況や参道の景観に対する改善は可能と、町長はお考えになっているのかどうか、その点について、現状でお答えいただきたいと思います。   (「議長、企画政策課長の方に答弁いたさせます」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)   (「はい」と呼ぶ)  企画政策課長、造田君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○企画政策課長(造田 泰君)  豊嶋議員のご質問に答弁させていただきます。  駅前につきましては、景観法に照らし合わせてみますと、そういった景観法には、拘束力というのはございませんので、駅前の問題につきましても、景観法において拘束力がございませんので、町において規制することがなかなかできないということでございます。  駅前のああいった問題の目隠しは、柵の設置とかそういうことについても一応考えては、景観計画の中でできるのかということを国交省四国地方整備局、また、県の都市計画課等に確認を行っておりますが、現在のところ、景観法、景観計画に基づいた、そういった指導を行った事例が今ないということでございます。  条例につきましても、景観計画を運用するための根拠ということで、規制をするというものでもございません。ですので、今後につきましても、こういった関係機関と引き続き連絡をとり合いながら、さらなる手だてができるように、また考慮していきたいと思っております。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  平成17年6月1日に、国によって全面施行されました景観法ですね、今、課長がおっしゃっておりましたけど、琴平町の景観に関する景観計画及び景観条例の根拠となっております。また、それに基づいて地域住民が締結する景観協定により、実効性と法的な拘束力というか、強制力を持たせようとするものであります。すなわち、琴平町に昨年できました、来年度の施行になります条例の8条で、景観法に基づく景観重点地区を定めておるということであります。これは、速やかに景観改善に向けて実行する可能性のある規定なんです。  そのあたりですけどね。琴平町が都市計画として景観重点区域に定められた地区は、市街地のこれからの、いわゆる、これから将来ですね。将来に向かっての良好な景観形成を図るために、強制力を持って是正命令や罰則などの改善を図られるというふうになっておると思うんですけどね。そのあたり、きちっともう少し、そのあたりの内容等について、結局、重点区域というのについての効力ですか、そのあたりについて、今まで、いわゆる過去の、岡山には美観地区ですね。美観地区というのはあったんですけど、これは、いわゆる過去の景観、だから、今まであるものをいかに、主たる目的の場としては、それを維持していくというのが美観地区でありました。それが平成17年の景観法施行によって、その美観地区というのは、法的にはもうなくなっておるんです。廃止されております。現状において、やはり景観重点区域というふうに町がそこを指定した場合に、ある程度のそういった意味での法的な改善命令とか、そういったものに対して町が行動を起こせるというふうなことがあるのではないかと。  私もいろいろ調べてみたところ、このぐらいしかね、今のところ、現状を回復する方向性としては、ないのではないかと思っておりますが、その点についてもう一度、景観重点地区の指定を行ったということについての景観の改善は、どういうふうにしてできるかということをもう一度研究していただきたいと思っております。  今、一番の問題といたしましては、やはりこの景観計画がしっかりできるかできないかは、今の状況、いわゆる琴電琴平駅周辺の景観の改善、また、参道口における景観の改善、このあたりができなければ、景観計画はまた頓挫するのではないかと、そのように思いますので、ぜひともその点、何らかの方法で、そういった意味での現状を何とか改善する方法は、やっぱり考えていかなければならないのではないかと。私もいろいろなものを考えた中で、この景観重点区域というのが何となくキーワードかなあというふうに思っておりますので、その点もう一度、研究していただきたいと思います。  続きましての質問に入らせていただきます。  平成30年3月に作成されました琴平町第2次福祉計画及び第2次地域福祉活動計画についてお聞きいたします。今回の計画も平成30年から平成35年までの5年間の計画ということになっております。  すなわち、第1次福祉計画における全事業の活動実績や問題点について精査することと、重要課題の改善点を明確にすることによってのみ、よることによって、第2次地域福祉計画策定の意義がというか、効力が出てくるんじゃないかと私は思っております。よって、今回の重要課題と考えている計画を示して、改善点と計画目標をお聞かせいただきたいと思います。また、定期的に進捗状況を管理するとなっておりますが、年に何回ぐらい課題検討等をして、その公表を行う予定であるのか、その点について、町長のほうのご答弁をお願いいたしたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  答弁いたします。計画策定におきましてこれまでの推進状況を振り返りまして、次の計画の内容に生かしていくことは、ご指摘のように重要であります。そのため最終的な計画書には載せておりませんが、今回の第2次地域福祉計画の策定の際にも振り返りの資料を作成し、第1回策定委員会において委員の皆様にお示しし、ご意見をいただいております。  第2次地域福祉計画の方向性としましては、人口減少、少子高齢化が進む中で、今後も全ての住民が地域で生き生きと安心して暮らし続けられますよう、これまで築いてきました福祉の土壌を生かし、他人事ではなく我が事として、支援が必要な人を丸ごと支えていく地域共生社会づくりを進めることとし、これこそが重要課題と考えております。  地域福祉計画は、町の最上位計画である第4次琴平町総合計画のもと、保健福祉分野における各個別計画の上位計画に位置づけられており、地域共生社会づくりを福祉保険関係計画全体の方向性とし、昨年度策定した他の3計画、つまり、高齢者福祉、障害者福祉、健康増進・食育推進計画にも共通の方向性目標として反映しております。  次に、改善点といたしまして、地域福祉を推進するに当たり、社会福祉協議会が社会福祉活動計画を別に策定するのが一般的でありますが、今回、第2次地域福祉計画をこの地域福祉活動計画と一体に策定しております。これは、地域福祉推進に関して相互の役割を理解し、連携を深め、共同体制を整え、より一層の推進を目指すためのものであります。  また、計画の進捗状況の管理につきましては、保健福祉関連3課、いわゆる福祉保健課、高齢者支援課、子育て支援課は常に連携しながら、その上で年2回、課題を検討・協議する場を持ち、年に1回は、計画の策定委員等を交えての点検・評価等を行い、それを議会に報告していきたいと考えております。  以上で、答弁といたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋議員。 ○5番(豊嶋 浩三君)
     今のところで、ちょっと最後のほうで、保険3課ですね。健康福祉、子ども・子育て、高齢者福祉の協議はどのぐらいやるつもりにしとるんですか。今、いったら年に何回か、七夕みたいなこと言っとったので、そのあたりちょっと、もう一度確認させていただきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  計画の進捗状況についての協議については、少なくとも年に2回はする場を持つということでございます。と答弁いたしました。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  町長、これらの事業についての内容等については、今回はまだ、内容は今始まったばっかりですので、これからしっかりと内容等については詰めさせていただきますが、この事業の成功の鍵というのではですね。地域福祉計画をいかに我が事・丸ごと、その事業に効果的に融合できるかということが一番大事なことであります。すなわち、地域共生社会、まず、この形成というのは大変壮大な、本当のとこ言うて、宇宙に地球がのっとるようなもので大変、共生社会自体が難しい状況の中で、それに取り組むということでありますので、明確に、行政でなければならない事業と、社協を中心として住民が行う事業という、しっかりと整理していただいて、そして、それぞれの課題評価を自由にできるように。  先ほど言ったように、庁内では年に2回ぐらいと言っておりましたけど、できるだけ頻繁に、今言った行政でやっとることと社協を中心として住民がやっとることについては、課題評価等については、できるだけしょっちゅうやっていただいて、各年ごとの点検評価を必ず発表していたきだいと。住民に対してそういった意味での、こういう方たちで今、方向性を持ってやっておるということを常に知らしめていただきたいと思うところでありますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。おわかりのところだけで結構ですので。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘の部分につきましては、要は計画の進捗状況の管理ということで、結局その目標とするものが、データとして出てくるのが年に1回しか検証できないというのはおわかりと思うんですけど、そういった面で計画の進捗状況や見直しについては年に2回、半年に1回は行いながら、そして年に1回は、それをちゃんと報告するということでありまして、ご指摘の部分の常の連携については、今の話とまた別でありまして、課の連携であったり、また、社協さんを初めとする、関連する機関との連携については、これは随時行うような形で、また何らか明確に、一つの協議会というような形でも考えていこうとは考えておりますので、また今の答弁と、ご指摘の分はちょっと別の分ということで、ご理解いただきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  やはり共通の認識を持ってやっていかなければ、特に今年度から福祉3課に分かれました。我が丸の事業自体がやはりワンストップ、同じ一つの窓口で全てを、住民の困ったことを全て、そこで包括的に見ていただけるというふうなのは、我が丸の事業ですのでね。その点、3つに分かれたということで、その分だけのリスクは大きくなっておるということを十分に理解していただいてですね、そのあたりを十分やっていただかなければならないのではないかと考えておりますので、ぜひとも常に共通の認識を持っていただくように、しっかりと庁舎内でも討議、それから、庁舎外部の協議等については頻繁に行っていただきますようにお願いしておきますので、よろしくお願いいたします。  次に、琴平町高齢者保健福祉計画及び第7期の琴平町介護保険計画についてお聞きいたします。  これも先ほどと同様に、第6期の総括と新たな課題についてのご所見をいただきたいと思うんですけど、なかなか今の状況だと町長も大変、内容についてまでは精査が大変困難かなあと思いますので、そのあたりは飛ばしますので、他の事業との連携事業計画を明記しているということで、これらの整合性ですね、だから、今言った福祉計画並びに介護保険計画そういったもの全てを、整合性をとるための協議会の主管は、どの課が行うのか、また、何回ほど協議を行うのかということについては、この場で言っていただきたい。それと公表を何回ぐらいやっていくのか。その点ですね。協議会の主管、年間の協議の回数、それと公表をいつごろ行うのか、この3つだけでも結構ですので、このあたりをお願いいたします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  先ほどと同じような答弁になりますけれども、主管については、福祉保険課が主管となりまして、また、先ほどと同様に、連携して、年2回の課題検討と年に1回の、全く先ほどと同じの答弁になります。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  回数がいいか悪いかは、今回の検閲をやって、それでの検証となりますが、その点について大変、この地域福祉計画、計画書の中の第3節にありますけど、関連計画に明記されておる中で、町の保険・福祉分野における個別計画は縦割りではなくて、やはり縦、横、斜めにしっかりと結びつけていかなければならない。そのあたりが一番重要であります。先ほど申しましたように、共生社会実現に向けた近道をとるということは、なかなか難しいですけど、ただ、今言ったような、これからいろんな委員会を立ち上げると思いますが、そういった中で特にですね、各課長には大変やと思いますけど。専門的な知識をいま一度、やっぱり必要と思われますので、その点をしっかりとお勉強していただいて、その中で協議を行っていただきたいと、これはもう今回は、切に要望するということで終わらせていただきます。  最後にですが、我が事・丸ごとの事業のキーポイントとなるものは、やはり町内の自治会の活性化ではないかと。やはり自治会活動は、いわゆる住民個々の、広く共生社会に対する自己啓発、住民にも、やっぱりそういった意味での自己啓発も必要ですが、そういったものが大変重要であると考えます。今回の、きょうもありましたが、こういった地震がありました、けさもね。一番何が必要かというと、やっぱり各自治会で、町内会で、例えば高齢者の方、お一人の方のところに行って、大丈夫かという、その声かけだけでもね、やはりそれ自体が、やっぱり我が事・丸ごとの、そういった共生社会の根本やと思うんです。  そういった意識づけをする、そういった自己啓発というのも必要ですし、また、町内の自治会を活性化するというところはやはり高齢化と、先ほどおっしゃられたように高齢化と人口減少によって、自治会の存続すら今危惧されている状況になっております。こういったところについての解決策は、町長の方針として何かあるのか、ちょっとその点をお聞かせいただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  我が事・丸ごと事業は、地域共生社会の実現に向けて実施する事業でありまして、その推進には町のほか、社会福祉協議会や民間事業所、医療機関など多様な主体、多様な職種の参画が必要であります。また、それ以上に住民や自治会を初めとする地域の各種団体、ボランティアによる自助・共助の役割が重要であると考えております。とはいいましても、人口減少や高齢化による自治会のあり方自体が、本町でも課題となっておりまして、任意団体であります自治会に、多くの協力をお願いするのは難しいかなとも思っております。そのために住民一人一人への意識の啓発とボランティア等福祉に携わる人材の育成及び連携可能なネットワークの構築に努め、官民協働により、本町の住民福祉の向上と地域共生社会の実現に向け、前向きに取り組んでいきたいと考えております。  また、その中で私も今回の選挙の中で、自治会の立て直しというのも検討課題にいたしました。なかなか今言われるように、こうすればいいということありますけど、ただ、言えることは、現状の自治会の制度というのはなかなか具体的なこと、ここでは申し上げにくいことが多いんですが、ちょっと今のやり方というか制度を維持していくのは難しいかなあというのは、人口の問題であったり、高齢化の問題であったり、会費の問題であったり、電気代の問題であったり、多くのご指摘も今回、各自治会のほうより要望事項、質問事項で行政に上がってきております。  これにつきましては今、これというのはですね、いろんな先進地の事例も含めて今後の検討課題といたしまして、いわゆる立て直しを図っていかなければ、今言われているように、我が事・丸ごとだけでなく、地域としての崩壊、組織のあり方も大分変わってきておるというのも、これも自治会とのかかわりに大きく影響してくるのはご案内のとおりでございますので、ぜひこの辺につきましても今後の喫緊の課題として、また取り組んでまいりたいと思います。  以上であります。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○5番(豊嶋 浩三君)  おっしゃるとおりです。まずは自治会の状況が誰でもわかるような体制の再構築ですね。そういったことがまず重要でないかと思います。自治会の問題点を精査して、早急な対応をしなければなりません。今、町長がおっしゃったように、そういうふうにたくさんの、今回も大変住民から、そういった問題点はお聞きになっとると思います。  そういった点を、全てを何とか改善するというのは大変難しいとこもあります。ただ、やはり住民による改善策というのは、これを模索するというのは、もう不可能ではないかと私は思っております。町長もそういうふうに今回、大変思われたのではないかと思いますので、やはり行政主導で立て直しを図るべきだと、そのように思います。  ぜひともそのあたりですね。やはりこの我が事・丸ごと事業を何とかするということで、特に我が事事業ですよね。住民が、まず何かをしなければいけないというときの、その基本的な核となるものは、やはり自治会でなければいけない。もう特にNPOとかボランティア団体なんていうふうな話を国のほうはやっていますけど、なかなかそういった形の醸成というのは難しいところがあります。いわゆる地域の住民たちが、その単位である各自治会、そして、その案、そのあたりをいかにしてですね、今これだけ住民減少の中で、どういうふうにしていくか、そういうのは早急にやっていただきたいと。  今回、今からですので、内容等については余り、聞いても選択はと思っております。その点の、できるだけ早急に考えていただいて、今までの問題点については全て、本当に早急にやらなければいけない問題ばかりを今回質問させていただきましたので、ぜひともその点、片岡町長の手腕をご期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上をもちまして、今回の私の一般質問を終了させていただきます。  ご清聴ありがとうございました。終わります。 ○議長(山神 猛君)  これで、5番、豊嶋 浩三君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで休憩といたします。  再開を11時といたします。      休憩 午前10時49分      再開 午前11時00分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、発言を許します。  8番、今田 勝幸君。   (「はい、8番」と呼ぶ) ○8番(今田 勝幸君)  改めまして、おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  日本共産党の今田 勝幸です。2018年6月議会の一般質問を行います。  まずは、片岡町長、今から町政の頂点に立って、米朝首脳会談を初め、国会では、働き方改革、IRカジノ法案、参議院の定数増の改正法案など強行されました。また、森友・加計疑惑2問題にふたをしようとする動きも顕著であります。このような激動する内外の政治・経済情勢のもとで、町長所信表明にあるように、幾多の課題と問題を抱えています。この町政のかじ取りについて、町民の期待の大きさと重さをしっかりと持っていただきまして、全町民を視野に入れて頑張っていただきますよう、よろしくお願いいたします。私は、町民のために、町民の利益を守るために意見をし、提案し、審議に参加し、判断をしてまいりますのでよろしくお願いをいたします。  片岡町長に対しまして、最初の論戦であります。具体的な質問は、質問席から行いたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  まず、町長の政治姿勢に質問をいたします。  世論調査は激動の情勢を反映しております。調査もとや時期によって結果も異なっておりますが、安倍内閣支持率について直近、これは時事通信6月8日から11日の調査で、前月比2.6ポイント減、35.6%、4カ月連続しての減少ということであります。不支持率は0.4ポイント増の43.4%で、不支持率が上回ったのも4カ月連続ということであります。森友・加計疑惑、過労死促進の働き方改革一括法案、TPP11承認、賭博・カジノ実施のIR法案など、数でごり押しする安倍政権に厳しい国民意識の反映だと思います。同じ世論調査で内外について見てみると、働き方改革一括法案には反対は38.7%、賛成は29.5%。続投表明の麻生総務大臣、この辞任については「すべき」というのが56.9%、「必要ない」というのが29.1%でございます。  共同通信16日・17日の調査によると、安倍政治支持の前回比は6%ふえて44.9%、不支持43.2%。しかし、この中で調査の主な結果については、例えば森友・加計疑惑、これについては未決着というのが78.5%、決着しているというのは15.7%であります。カジノIR法案については、今国会成立に必要ない69%、成立すべきだというのが23.7%。このようなねじれが出ているわけであります。  そこで、具体的に質問であります。  1、現在の国の政治(安倍政治)についての町長の率直な評価といいますか、お考えをお尋ねをしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  8番、今田 勝幸君の質問に対する答弁を求めます。  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  今田議員の質問に対する答弁を行います。町長に就任して間もないことでありまして、町政運営のことで頭がいっぱいの状態でございまして、ご質問につきましては、町政一般事務とは若干離れるご質問でありますが、私の所見を申し上げさせていただきます。  現在の第2次安倍政権は、平成24年12月からの既にもう5年半と、長期政権となっております。久しぶりの長期安定政権ということで、国内・国外でも実績を上げていると私は思います。経済政策のアベノミクス・三本の矢効果で、企業の経常収支が過去最高水準になり、株価の高騰、また、有効求人倍率の高水準、賃金の引き上げ、完全失業者数の低下など、成長戦略の効果が確実にあらわれております。ただ、地方や中小零細企業に波及効果が少ないこと。また、人手不足で業績を上げにくいなど、現状があることも否めませんが、少なくとも経済効果が上がってきているのではないかと評価しております。  また、ここ一年ばかりの騒動、今、議員質問でありましたように、森友学園が小学校の新設に当たり、国有地を購入した経緯にまつわる問題と大学の獣医学部を新設するに当たって、加計学園が選ばれた経緯にまつわる問題は、マスコミや野党は疑惑として追及しているようであります。しかし、法に抵触するところや証拠がない状況で、この議論ばかりが続き、ほかの肝心な国民の生活にかかわる重要な案件の議論がおろそかになっているのではないかと非常に残念に思います。  逆に、財務省の公文書改ざん問題であったり、また、自衛隊の南スーダン日報隠蔽問題につきましては、公文書を取り扱う私どもといたしましては、対岸の火事と思わずに他山の石として、私どもも十分留意していかなければならないと言えます。議案や議会への資料の誤字・脱字が多発していることを踏まえ、提出前の点検、また確認等を徹底してまいる所存であります。  以上であります。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  今、率直なお考えをお聞きをいたしました。それに対する意見のほう多々あるわけでありますけれども、簡単に申し上げておきたいと思います。
     私、この間の国会のシチュエーションを見ておりまして、お上は信頼ができる、こう思っておりましたけれども、このごろは隠すから始まって改ざん、捨てる、資料も都合よくつくる、あげくにうそをつき、開き直り、責任逃れをする。そして最後は、数の力で押し切る。これは安倍政治の特徴なんです。このことにはやっぱり憲法擁護義務違反、立憲主義、先ほど町長が言われました森・加計問題を初めとする国政の私物化、そういう表現をしておりますけれども、これはやっぱり全体的に進んでいるということが大事。私は、まず、こういう政治で、信頼のない政治でいいのかと問うているわけであります。この場でそれ以上議論することは控えたいと思いますけれども、私の思いであります。  次に、質問に移りますけれども、町長が議長職にあったとき、いろいろ具体的に説明はしませんけれども、町政に携わる者の政治的・道義的、連帯的責任についてどう考えるのかということと議会決議、ここに質問の2番目でありますように、ひいては議会決議はいたしておりますが、この議会決議そのものが問われていると思うのです。  そこで、2番目の質問、具体的にいたします。  町長選挙の公約「町長の給与2割カット」、これについては、先般の本会議で議決をいたしました。これは、あわせまして、私の言う「公文書偽造借入詐欺事件」、この議会決議、町民に負担をかけないという決議に対して、その実行について、町長の考えをまずお願いいたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  答弁いたします。選挙公約に伴いまして、町長報酬2割カットの専決処分につきましては、今も議員のおっしゃるように、6月定例会初日におきまして承認をいただいたところでございます。住民の負託に応えるべく、日々粉骨砕身の思いで頑張ってまいります。議員各位には、ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。  また、年間180万円程度の予算の使いが、今回いわゆるカットしたということでございますが、これは、また庁舎の職員のほうに、この180万円をいかに教育や福祉に使うアイデアはないかということで、募集をしようと考えております。よろしくお願い申し上げます。  さて、もう一つの公文書偽造借入詐欺事件、いわゆる元副町長によるJA香川県からの不正借入金事件につきましては、平成22年3月議会におきまして、町民に負担をかけない趣旨の議会決議案、賛成多数で可決されましたことにつきましては、大変重く受けとめておるところであります。私も町長に就任いたしまして間もないことでございます。この件につきましては、行政内で協議をいたしまして、9月議会を目途に議会に対し、その結果を報告の上、ご相談申し上げる意向であります。  以上であります。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  9月議会目途にと、結論を出したいということだと思います。私も強い決意を持って臨みたいと思います。  3つ目の質問に入ります。  選挙公約について、「行政サ―ビス平等に」という文書があります。この文のここに、「・・・全町民主体行財政、機動力のある役場、行政サービスは平等に」、大きな見出しであります。これは非常に私も関心を持ちました。  質問に入るわけでありますが、私は、かねてより同和行政については、特別扱いをしているという、だから終結を求めてまいりました。町長の選挙公約といいますか、チラシの中にある「行政サービスは平等に」という趣旨からして、ぜひ同和行政の終結への道を歩むべきではないかと、今議会でしますというふうな流れだと思いますが、今後早期に、そういう道へ進んでいくことが、このチラシの内容と結びつくのではないかと。質問で、どういうふうにお考えでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘の同和行政に対する考え、答弁をいたします。  現在もなお、部落差別は依然として根深く存在し、最近では、情報化の進展に伴いまして、インターネットの匿名性を悪用し、全国の被差別部落の一覧が掲載された事案でありましたり、部落差別を助長する書き込み事案が発生しております。こうした背景を受け国は、平成28年12月に部落差別解消推進法を制定し施行いたしました。  法の第1条の目的におきまして、現在もなお部落差別が存在するとともに、情報化の進展に伴って、部落差別に関する状況に変化が生じていることを踏まえ、部落差別は許されないものであるとの認識のもとに、これを解消することが重要な課題であると明記し、第2条の理念におきまして、部落差別の解消に関する施策は、全ての国民が、等しく基本的人権を享受するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念をうたい、第3条において、地方公共団体の責務として、国及び他の地方公共団体との連携を図りつつ、その地域の実情に応じた施策を講じるよう努めることが明確に規定されました。さらに、第6条に規定する部落差別の実態調査に関しましては、現在、国において有識者会議を設置し、調査の内容、手法の検討がされていると聞いております。  本町では、部落差別撤廃・人権擁護に関する条例第5条に規定する、地区実態調査並びに町民意識調査を5年ごとに実施しておりますが、直近で意識調査を行った平成27年9月調査報告書では、今後、行政に希望する施策として、同和問題についての理解を深めるための教育啓発活動に努め、人権尊重の認識を高めることが、半数以上の住民が求めているとの結果となっております。  この意識調査結果を含め人権教育啓発に関する基本指針を制定から10年が経過したことから、近年の状況を踏まえ、本年4月に改定を行ったところでございます。今後、国が実施する実態調査については国からの依頼を踏まえ、国が実施する調査にしっかりと協力してまいりたいと思います。  町民一人一人が自分の人権のみならず、他人の人権についても正しく理解し、町民の誰もが故郷として愛し誇れる、真の人権尊重都市琴平町の実現に向け、部落差別解消推進法及び町部落差別撤廃・人権擁護に関する条例の規定に基づき、県、他市町、関係団体と連携を図りながら、同和問題を初め、あらゆる人権課題の解消のため、人権教育・啓発を一層推進してまいります。  以上で、答弁終わります。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  るる長く推進法を読み上げたところでございますが、今その推進法がもとでの大きく変化があります。歴史をたどってみたいと思います。  1969年特別対策として行ってきたこの法律が、同和事業は、1982年地域改善対策に変わり、1987年には地対財特法が施行された。そして2002年、国の特別事業は終了しました。この特別法の終結で、同和地区、同和関係者という行政上の概念は消滅している。いわゆる推進法についても私は、実態調査も先ほど述べましたけれども、結局それは、温存や特別扱いし、継続している証に、それをしようとしているということではないかと思います。同和行政を国や自治体に法的根拠を与えて復活させ、逆流の動きだと言わなければなりません。  私は、この法案には反対の態度をここでもいたします。国民に差別者として解消を求める、先ほど町長が読み上げました中には、「国民が」という言葉ある。それは、国民が差別しているという方向になってくるわけです。私は、今の状況というのは、行政がこれをすることによって垣根をつくっている。この垣根をのけることが解消につながってくるのではないかということを常々訴えてまいる、そういうことではないのかと。同和問題は、今の行政のやり方では固定化し、永久化する。国民の内心にも触れる問題でありますから、そのことにつながったご提言であります。  今年の3月、最高裁が、2012年までに埼玉県の本庄市、深谷市など、同和行政を終了したことに部落解放同盟が2013年に終了と差しとめ慰謝料を求めた裁判を起こしました。東京高裁では2017年、推進法を踏まえても理由がないと棄却しました。最高裁は、ことし3月、上告を棄却をしております。これが今の国の全体の流れであります。特に、この同和問題については、香川県は強いものがありますが、一日も早く、このような流れに沿っていくべきを求めておきたいと思います。  次の質問に入ります。県と市の共同運営となりました国保の問題について質問したいと思います。  1番目に、一般会計から簡単に質問いたします。  本町は、今までも一般会計からの国保に対する繰り入れをしております。しかし、新しい制度のもとで、この国保に対する一般会計の繰り入れは、私は、ぜひとも実現をしてほしい、こういう思いであります。町長のご見解をただしたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  答弁します。国民健康保険は、持続可能な制度を構築するため、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体として、市町村とともに国保の運営を担うこととなり、香川県でも4月から実施されております。  この国保について、一般会計からの繰り入れをすべきとのご質問でございますが、平成29年度から地方公共団体が独自に行う福祉医療に係る国保の減額調整措置分の繰り入れは行っております。ただ、これまでも何度か議員から、比較的低所得者が多い本町の国保加入者の負担を軽減するため、一般会計から法定外繰り入れを行い、少しでも保険税率を下げるよう要望をいただいております件につきましては、国保は独立採算が原則の医療保険制度であり、一般会計から法定外繰り入れを行うことは、国保加入者以外の方にその負担を求めることとなり、負担の公平性の観点からも理解を得るのが難しいという見解で継続しております。  本町の平成30年度の国保税率は、県が提示した標準税率を使用しておりますが、これにより国保特別会計の運営がどうなるか、今後の財政面も見きわめた上で総合的に判断し、町の国保税率を検討していきたいと思います。医療費が削減されれば、国保税率を下げることにつながりますので、町といたしましては予防医療などを充実し、健康寿命の延伸を目指していきたいと考えております。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田議員。 ○8番(今田 勝幸君)  国保の社会的役割というのがありますね。今、琴平の国保の加入世帯は1,388世帯、加入率は32.17%くらいです。この内訳は定かで私も感じておりませんけれども、全国的な問題として、この国保加入世帯のうち、1960年代については、世帯主は、4割が農林水産業でした。大体3割の人が自営業でした。今どうなっているか。年金生活者、無職の方が4割、非正規労働者の方が3割、8割近くが、いわゆる無職の扱い。そういう実態なんです。  もう一つ、これは国保には、町民であれば一生に一度はお世話にならなければならない制度です。一生に一度以上はですね。ですから、ここに税金を投入することは、何ら問題はない。これを安定させ、誰もが安心できる医療保険で運営するとすれば、それは、何ら問題はないというふうに私は考えております。  ちなみに、この地域の2015年度の法定外の繰入額、被保険者1人当たりでありますけれども、丸亀市で1万3円、坂出市で2,862円、善通寺市で1万7,829円、観音寺市で1万6,034円、綾川町で1万7,258円、まんのう町で2,119円、多度津町で992円です。こういう資料を出している。この実態と合わせても、本町は当然すべきだというふうに、他と同様に、数字の若干の違いはあってみても、すべきではないかということを訴えておきたいと思います。ということであります。  次に、質問を移したいと思います。  それは考え方を変えて、ぜひ早期に繰り入れをしてほしいという思いから、これでやめますけれども、次の問題は、子どもの均等割の軽減措置を強く求めております。それは、なぜ、私は、3月議会で、国保の県一本化、一元化については反対をいたしました。  その一つの材料に、医療部分で子どもの均等割が上がっておりました。この均等割というのは、多人数の家族ほど保険料が高くなる。いわば人頭割というんですね。今、少子高齢化で子どもをたくさんつくってほしいというふうに言われておりますけれども、しかし、子どもがふえれば国保は上がるというふうになってくるわけ。それも他の市町村と比べて上げ幅、強いように感じております。ぜひこの均等割の軽減措置をあわせて強く求めておきたい。ぜひご検討いただいて、早期にお願いしたいということで、よろしく答弁をお願いをします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  答弁いたします。現在、本町では、子どもの医療費を子育て世代の負担の軽減と、地代を担う子どもたちを社会全体で支えるため、15歳になる年度末まで無料にしております。国保税のうち、子どもの均等割を軽減するということは、確かに子育て世帯のさらなる支援になるとは思いますが、その分、ほかの加入者の負担がふえることにもつながります。今年度からの国保制度改正により国保特別会計の運営がどうなるか、今後の財政面も見きわめた上で総合的に判断し、町の国保税率を検討していきたいと思います。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  今回、ことしの4月から一元化をされました。当初、初年度でありますから、高齢者も低く抑えるという方針でございました。しかし、中には軽減措置としての問題がある。6年を1期とする運営方針、ここには赤字削減のもとで、それを解消するというので法定外繰り入れを行ってきた自治体に国は、解消すべき繰り入れ、そして、解消をしようと指導しているわけであります。県の指導でやっておられる。すると、この試算だけで、国中が出している試算で、年額で1万円以上あがるという試算でございます。ですから、医療費等々、将来的には連動して、今は初年度で加入者の批判や反対が起こらないように、とにかく抑えて運用するということであったと思います。  それと、もう一つは、国保と協会けんぽなど、他の医療保険との関係です。例えば、給与年収400万円で30歳代の夫婦と子ども2人の国保税、大阪の場合で41万1,700円である。同じ家族が協会けんぽで大阪の場合、協会けんぽで入ると20万6,600円である。単身フリーター二十代で180万円の給与収入の場合、国保が大阪の場合は15万4,600円、協会けんぽの大阪では、9万1,200円ということだそうであります。そういう状況の差があるわけですよね、同じけんぽで。最後は、国保に行かなければならない。  そのアンケートの問題が、先ほどの一般会計から繰り入れる問題で、均等割の軽減の措置に、そうすることによって、解消してはどうかという負担が・・・。  問題は、国保の問題ですね。もう一つあるのは、1人当たりの国保税は、先ほど、年額1万円上がると言いましたけれども、2万2,000円に上がるという試算もあるわけなんです。要は、高過ぎて払えないという国保の問題については、非常に強い声があります。これとの兼ね合いからしても協会けんぽとの関係、そして、協会けんぽ等には、均等割はないですよね、収入で、給与でいきますから。そこのところの違いなんですよ。ですから、経済格差がさらに広がってくる、そういう問題も、ここでは内攻しているというふうに思います。  もう一度強く求めておきたいのは、こういう実態の国保に対して、やっぱり一般会計からの繰り入れと子ども均等割、子どもという特別につけとるわけで、少なくとも子どもというところだけでもですね、しっかりと軽減措置をすることが今の社会保障としての国民健康保険の控除に寄与すると、ある国民健康保険法の事業の健全な運営を確保して、もって、社会保障及び国民保険の向上に寄与する。ここにも十分に抵触でというか、当てはまる部分がありますから、鋭意、ぜひこの2つの問題を強く求めて、次に移りたいと思います。  3つ目は、自治体の医療費無料化の取り組みに対する国のペナルティーを、全面中止を求めるよう求めたいと思います。これは、一部では、今度の乳幼児医療費の問題でも、これは軽減されました。ペナルティーが軽減をされるというのはありますけれども、しかし、これ以外でも多々あるわけです。主にやっぱりこういう政治のやり方が、私は間違っていると思います。地方自治、分権は叫ばれて久しいわけですけれども、地方自治の精神にのっとって、地方の自治体そのものが独自にやって、住民から喜ばれている問題について、国がペナルティーをかける、このようなやり方はというのはもってのほかだと思います。そういうのをやめていただく。少なくともやめていただく。ぜひ、努力をしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  答弁いたします。子ども医療費の無料化を初め福祉医療、いわゆる子ども重度心身障害者等、ひとり親家庭等を対象とする医療でありますが、この現物給付は、増大する社会保障費の削減、医療費の抑制を掲げている国の政策とは相反するものであります。そのため国は、地方公共団体が独自に行う福祉医療にかかわる国民健康保険の減額調整措置、いわゆるペナルティーを科しております。  特に子ども医療費助成は、自治体が少子化対策と子育て支援等を目的に実施しており、かねてより国に対して、弱者を対象にした福祉医療全般に係る国保の減額調整措置を廃止する要望を行ってきました。その結果、平成30年度から未就学児までを対象とする医療費助成につきましては、国保の減額調整措置を行わないことを関係省令の一部改正をした上で、正式に通知する予定となっており、やっと一部が改定される見込みというのは、議員のご指摘のとおりであります。  しかしながら、まだほかの部分につきましても減額調整措置の対象となっておりますので、引き続き香川県町村会を通じて、国に対して全面廃止を求めていきたいと考えております。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  町はどうするんですか。お聞かせください。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ただいま申しましたように、町としても町村会を通じて国に廃止を求めていくというところであります。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  町独自としては、国には申し入れしないんですか。 ○議長(山神 猛君)
     町長。 ○町長(片岡 英樹君)  これは町独自でも、ちょっと検討しておりませんが、香川県全体として町村会、9町ありますけれども、県として、また進めていくほうが、町単独で申し入れるよりも一緒に行くほうがですね、国に対するアピールが強いんじゃないかと判断しております。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  私は、2つ並行していかないかん。主体的に動く、全体としても動かしていく、それが大事なんじゃないかということだけ申し上げておきます。  よく財政問題では、よくそういう議論を皆さんするじゃないですか、同じことです。だけ指摘をしておきたいと思います。次に移ります。  観光客、町民の願い実現を求めて質問をいたします。  まず、1番目、内町交差点から琴平郵便局、JR琴平駅までの石畳道路は、修理がたびたび行われている。しかし、この道路の歩道部分が至るところで傾斜が強く、歩行が困難である。車椅子は到底押して通ることはできません。歩道としての役割がないのではないかと思うわけであります。道路設置者の管理責任が問われている。歩行者、町民や観光客などの安全のために、早急に改善が必要だと思いますが、町長のお考えをお聞かせください。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  議員ご指摘の道路につきましては、観光客が通る道であり、通学路及び生活道路であります。その歩道部分が一部傾斜が強くなっていることは認識しており、道路管理者である香川県に対し、つまり県道でございますので、町村会を通じて要望を行っております。  県は、県道琴平停車場、琴平公園線の内町交差点から琴平郵便局の区間につきまして、電線共同溝整備工事、いわゆる電線地中化工事を行い、その後に道路横断勾配を緩くした上で、工事前と同様の石張り舗装で復旧する計画で進めております。  また、琴平郵便局からJR琴平駅の区間につきましては一部、大宮橋前後まで歩道が整備されておりますが、この道路は都市計画道路であるため、道路整備を県に対して、町村会を通じて要望しております。今後も香川県に対して早期完成するように、町村会の要望活動の中でしてまいります。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  ここでもやっぱり県とか国に対して、ちょっと腰が引けとんちゃうかと。やっぱり上下の関係ではないので、対等な立場のように、率直に、やっぱり申し入れとか要望していく、そういう立場で言ってほしい。町村会なり県知事だって、そういったところについては議長会もそうですが、そういったところには、それぞれの内容を説明して、取り上げてもらうということが筋だと思う。そこのことを忘れると、やっぱりそういうふうに思われる、思われたらマイナスやと思います。ぜひそういうふうに県とか国とかの地方自治体、町との関係については、やっぱりしっかりと確認をしていただいて、行動をしていただけるようお願いをしておきます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘の部分につきましては、これまで町村会で合同で、県であったりに要望するというふうに、議会でも同様にあると思います。私も今後いろんな、特に県に対して、国に対して、先ほどの件も含めてですが、もっと琴平町は具体的に、特にこういう道路改良であったり、また、いろんな施設も含めて要望は、個別の案件をしっかりと課題を持って、そして、ご指摘のような要望活動は個別に、県に対して、また、国に対して行っていかなければならないと思います。ちょっとそのあたりが、これまでほかの他市町に比べて弱かったのではないかなというのは感じておるところでございますので、これにつきましても個別の活動、それと、こういう町村会という要望活動の両方の面で進めていくことにつきましては、十分考えているところでございますので、またご指導よろしくお願いします。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田議員。 ○8番(今田 勝幸君)  よろしくお願いします、こちらこそ。お願いをいたしたいと思います。  では、次に、内町にある観光案内所でありますけれども、口の悪い人に言わせると、「名ばかり案内所」という声も聞こえてまいります。これも、具体的な業務内容についてお尋ねしたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の案内所につきましては、町が直接運営にはかかわっておりません。かがわ・こんぴら観光案内所、内町あるところでございますけれども、琴平町観光協会が主体として運営しておりまして、ご指摘ありました具体的内容につきまして、運営施設につきましては、問題提起につきましては、今後、琴平町観光協会と協議することが求められるため、琴平町観光協会定例会に議案として取り上げていきたいと思います。  また、県担当部局とも協議した上で、来町者のニーズと期待に応えられますように、例えば、今後、県産品の展示や、近隣観光のPR、また情報発信などをよりわかりやすく示していこうと考えております。町といたしましては、地元でとれました農産物の売り場であったり、観光産品などのアンテナショップのような、おもてなしを基本理念といたしました総合案内所の設置につきましては、これまで議会のほうから、また住民のほうからも、よく要望が来ているのは承知しておりますので、これは研究課題としていければと思っております。  ちょっと多目に答弁しましたけど、以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  次の質問とあわせて答弁がありましたけれども、業務内容については、把握はやっぱりしとかないかんと思うんです。補助金を出しとるでしょ。ですから当然、県と合わせて、それは共有をしておかなければならない問題だと思います。ぜひ共有をしておいてほしいと思います。  後の問題については、アンテナショップの話も出ました。物品等の展示も出ました。私は、やっぱり一番大事なのは、観光案内所ですから、まず観光客、年間二百五、六十万人と言われている、この人たちをどう対象にするかということから考え方を出発させてほしい。その上で何をするかというのは、もちろん三者で協議をしたり、運営主体である観光協会の採択に委ねる部分もあろうかと。しかし、今の状況では、ひょっとしたら旅館案内所だけになっとるのか、あるいは迷い子だけ探すのかということだけで、それよりも観光案内所よりもアイスクリームの案内所という感じもするので、やっぱりきちっとしたものをやっぱりつくるべきです。行政がかんでいる以上は、やっぱりそういう立場で、きちっとやっぱり整理をしておく必要があるんじゃないかと。  それが二百五、六十万人と言われる観光客、来町される方々へのおもてなしに通じる、そのような方向で取り組みを進めていっていただきたい。その内容は、町長も言われました内容で、私も同感でありますので、そういう方向に進んでいくよう、強く期待をしておきたいと思います。  次に、町長の所信表明、そこから政治姿勢を若干確認をしていきたいと思います。  まず、「本町の懸案事項、人口問題であります」という言葉がございました。私も、これについては全く同感であります。一度原点に戻り、できることから取り組むとのことでありますけれども、現時点で具体的方針を、明示をしていただければと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  人口対策につきましては、本町のみならず、どこの自治体でも重要な問題であると認識しております。といいましても、これにつきまして特効薬はないことであったり、他の自治体との同じパイの取り合いをしたところでも、根本的な解決策にならないということも事実であります。  さて、本町の平成29年中、1月から12月の人口動態を見てみますと、全体で82人の減となっており、平成28年中の人口増減が全体で168人の減であったことを考えると、86人ほど改善しており、人口減少割合が緩やかになってきております。  琴平町まち・ひと・しごと創生戦略におけます各施策は、じわじわと効果をあらわしているかもしれません。しかしながら、死亡者数につきましては、依然として高い割合であり、昨年の出生者数は50人に対し死亡者数は133人と、死亡者数のほうが2.7倍多くなっているのが現状であります。これは、まだまだ子どもの出生者数が少ないことを示しており、本町における課題であると考えております。  私は、これら出生率をふやすためには、まずは教育環境の充実は重要であり、先ほどの他の議員さんの質問にも答弁いたしましたように、幼稚園保育所の就学前教育であったり、また小学校の統合間題、そして施設整備方針等、解決しなければならない問題は山積しておりますが、これらの整備方針につきましては、財政状況等を踏まえながら早急に対応してまいりたいと考えております。また、英語教育の充実、無料塾など、琴平らしい特色のある、うらやましがられる学校づくりを検討した上で、若い世代を呼び込みたいと考えております。  また、住民の買い物や通院の足の確保を図るなど、「住みやすい琴平町」をつくることも必要であると考えております。  いずれにいたしましても、今までの人口対策は継続しつつも、新たな取り組みも行っていきたいと考えております。  最後に、これら取り組みにつきましては、今田議員並びに議員各位のお知恵もおかりしながら進めたいと考えておりますので、その節は何とぞご協力のほどよろしくお願いします。  以上です。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  人口問題、すなわち、私は少子化対策ではないのかというは思いがあります。その裏で、高齢者対策も重要な問題であります。なぜなら、今、国の政治も町政も、団塊の世代が75歳、25年もそこに行ってるわけですから、この対策をおろそかにすると間違っているということであります。  今言われましたように、所信表明の中でもありますけれども、買い物、足の確保の問題とかいろいろありますけれども、要は、この町で「安心して暮らしやすい町」「住みやすい町」、表現の仕方はさまざま違いますけれども、そういう町をどうつくるかだというふうに私は思います。その中で世代間によって、要求なり要望の強弱は、それぞれ変わってくる。  今大事なのは、これらをどう整理をするか、判断をしていくかだというふうに思います。誰もが自分のことのみ発言ばかりしておらないように。私は、その時にあたって、やっぱり行政の、オープンな行政といいますか、開かれて、いつでも要望も聞くし、意見も言うし、逆に。その上で判断をしてくれて説明もするという、これが必要なのではないか。特に琴平町は、わずか車で5分もあれば縦横十文字どこへでも行ける。歩いてでも小一時間あれば行けるわけですけれども、そういう小さい町に住む八千五、六百人の町ですから、そのことは可能だというふうに思います。  決断を急ぐことと実施を急ぐことは違う。オープンな行政のもとで、広く議論をする。このことが今求められているのではないでしょうか。そのような政治姿勢をこの問題については強く求めておきたいと思います。  また、それぞれの立場で、私も意見も、今後も言うていく問題がございます。27日の問題であります。まちづくりの基本でありますが、住民主体・町民本位の町政を推し進めると言っている。全体的にちょっと、若干さっき述べましたけれども、高齢化が進む社会が目の前にあります。全体として所信表明を聞くと、こういった問題が後景にあるように見えるのは私だけでしょうか。ご所見を問いておきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  所信表明では、就任して間もないことから、主に選挙での公約などを言ったり、また訴えました思いを申し上げました。福祉に関しましては、保育所幼稚園の整備方針を早期に取り組んで、就学前教育を充実させること。また、高齢化につきましても、先ほど申し上げました、足の確保につきましては近隣市町のバス路線の活用など、交通ネットワークや歩道や街路灯など、安全な道路交通網対策への検討なども考えております。  また、地域共生社会を確立するため、琴平町社会福祉協議会や関係団体とも連携しながら、昨年度策定いたしました地域福祉計画であったり、個別計画4計画を着実に推進すること。また、健康寿命を延ばすための医療や介護の予防を重視した福祉計画などを申し上げたつもりでありますが、また、それと、よく言われるのが、いわゆるリタイアした方の、いわゆるシルバー世代がもっと生きがいを持って、社会的使命を持って生きていきたいということの頑張っている方につきましても、町としても応援していくような仕組みも考えていきたいなあと思っております。  いずれにいたしましても私は、住民の皆様からいただいております貴重な税金につきましては、いかに活用して、住民サービスとして生かしていくか、このことが政治の役割と考えております。そのためになかなか民間では対応できない分野、その事業につきましては行政が担うべきであると考えております。すなわち、事業化しにくい福祉、教育は、優先的に税金投入していくべきと考えております。ですから、厳しい財政事情でありましても、汗をかいたり知恵を絞って、何とか町民の皆様からの要望に応えていかねばならないという認識であります。  ご案内のように、我が町はそうした面から、国や県にも働きかけながら、ほかの市町に負けない琴平町を築き上げていかなければならないと私は考えております。このことにつきましては、今田議員を初め議員各位にも共通の認識かと思います。  以上であります。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  大変、心強い答弁で十分な成果に期待をしたい。ご存じのように、私も何度も要望していきますので、よろしくお願いいたします。  ここで若干質問があるんですけれども、無料塾の話をされております。この無料塾というのは、学校教育以外の無料塾なのか、その関係ですね。この言葉だけを捉まえると、教育外に何かをやろうとするのかという違いが、ちょっと不明なんです。気をつけなければならないのは、学力の向上の問題で、単なる塾を想定するのかということになる。それはやっぱりマイナスでないか。教育の充実をどう図るのかという観点で、これをするとしたら、ぜひ考えて、それをするのであれば、それはどういう場所で、どういう形でするのかというのは今から問われてくる。答弁は次の機会でもいいですけれども、考えてほしい。考えていたら、もしその辺の疑問に答えてください。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  これは先ほど、渡辺議員の質問の中にありましたように、他の先進地のことについて、あ、なるほどなということで考えております。私、今、中学生と高校生の子どもがおりまして、現状を聞きますと、とにかく宿題をしない、提出物をしない、出さないという子どもさんが非常にクラスで何人もいらっしゃると。これは家庭環境の問題であったり、もともとそういう習慣がないということで、実は、これが高校受験におきまして、中学校の間に、内申点が非常にマイナスになりまして、高校受験に苦しんでいるお子さんが3年生になって、ようやく苦しんでいるというのを聞いております。  そこで、小学校の間に、まずはそういう提出物であったり宿題をする、いわゆる癖というんですか、慣習をつけなければいけないということが保護者のほうから、よくご指摘ありまして、そこで、今、放課後こどもクラブ塾であったり、学校が終わった後に子どもさん預かっているのありますけれども、そこに例えば元先生であったりの方に来ていただいて、そういったことをしたり、また、他市町で行っておりますように、土曜日を活用して、そうしたものを行ったり、また、中学校におきましては、塾じゃないんですけれども、放課後の時間を使ってやるとか、そういったことを私らのイメージであります。  ただ、具体的に制度上、琴平町においてどういうことがいいかということについては、また教育委員会のほうで、案につきましては考えていただくようにしておりますので、私のイメージはそういったイメージであります。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  大体わかりました。私的な塾とイメージが重ならない説明をきちっとしないと、私が疑問を持っているような方向にちょっと流れる。例えば、放課後クラブ、児童クラブの居残りさんだとかで、きちっと指導するのは、私は当然したらいいと思う。もう一つは、家庭環境の問題は別途、別の方向も議論の啓発をしなければならないいうことが必要だということだけ申し上げておきたい。  もう一点、この関係で質問ですけれども、まんのう町の町議会の選挙がございました。そのときにJR琴平の駅まで、まんのう町の、あいあいタクシー、バス、乗り入れをさせてほしいということが挙がってました。こういったやつのネットワークなら、やっぱり積極的に、そういう声もあるので、進めていただきたい。
     それともう一つは、このネットワークの問題でいえば、三豊のバスが琴平でも駅までは入ってきている。こういうのがヴィスポへ行くお年寄りだとか、若干の若い人も乗ったり、そういったことを十分に踏まえた上で、どうするのかというのは早急に考えていただきたいと思います。  私も、これは前回の、もう何回も要望はしたところでありますけれども、丸亀を中心とした、あの定住圏自立構想の中で、考えるということから動いておりません。ぜひこれも、大きなところも大事ですけれども、小さいところからネットワークをつくり上げるということの方向が早いんじゃないかと思います。同時に、琴平町でも独自のバス路線、あるいはデマンドタクシー等を研究する時期に来ているのではないかというふうに思いますので、ぜひこれについてもご検討いただき、早期に、これは高齢化社会が到来する前に、運転免許証を持たないという、返納者がふえているんです。それに対する対策は必要だと思いますので、要望しておきたいと思います。  最後になりますけれども、庁舎内の周辺環境美化について質問をしたいと思います。  先ほど、公共施設は81ぐらいあるとおっしゃっておりましたけれども、まずは庁舎からと思って、ここに強調しておりますが、普通どこの市町村でも、あるいは会社、あるいは自分の家でも、施設を持てばメンテナンス費用というのは必要な、修理をしたり、清掃したりすることは必要だ。本町の場合には、長い、ずっと私の経験でも、なかなかそれ相応の予算化はないのではないかと。勉強不足でわかりませんけれども、それだけはないのではないかというように思う。必要によっては、この予算化をして、要るときと必要なとき、必要でないとき、これはもうプールするなどして、大がかりな工事等に、修理等に使うような、その制度が必要なのではないかということを思います。  特に周辺の、庁内の役場だけに特化してみますと、庁内の清掃、これについては必要だと思います。定期清掃のとか、年に一遍の大掃除をしているのを私は余り見たことがないんだけれども、したことあるのかなと思ってみたり、階段のあのくすみというのは掃除をしているのかなと思ってみたり、あるいは、椅子に座ってちょっと横見ると、ほこりがたまっている、うちの嫁さんが姑にいじめられているのを見ると、そういうところがとられる。  これは客商売という、行政を考えると、こういう施設はお客さんが入ってこないんです、だんだん。きれいなところ、タバコも吸えなくなってきていますけどね。ですから、まずは、そういう観点で物を見てみる必要があるんじゃないかなということで、この予算化の要望をしておる。きちっとやっぱり古い流れを絶って、古いけども、あそこへ入ったらきれいだぞと言われるものにしてほしい。そこにはお金もいろいろ要るということを言っておきたい。  これは、あわせて、もうついで言いますけれども、学校施設も一緒なんです。古いところで、いつまでも汚い汚い言われるよりも、きちっとやっぱり直すとか、壁塗りかえするとかいうのは普通やることですね。それを怠ってきていたというところが数字に。たまりにたまったというのが今の現状じゃないかというふうに私は思っております。この責任については、私も、ほんの少しだろうと思いますけれども、責任を感じているという思い。ですから、ぜひこういった面をしっかりと見ておいてほしい、予算化はいかがか、町長のお考えをお聞きしたい。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  今のご指摘につきまして、多くの町民から、この町役場に対しまして、暗い、汚いという声をたくさん、今回の選挙でも多く聞かれました。あの庁舎に行って、ほんま家、住みたいと思うんかというふうな、そこまで厳しいご意見も確かにいただきました。おっしゃるように、古いけれども、さっぱりきれいにするということは可能だと思います。庁舎内や周辺を、さっぱりとした環境整備を行っていきたいと思います。  実際、私も庁舎内うろうろしながら、カウンター、これ汚いののけろと。それから町民目線で玄関入ったらですね、まずは入り口にいっぱい物があったり、あったのを全部のけるようにしました。そしてカウンターも、いろんなパンフレットとかあったり、取りもしないようなものも雑に置いてあったりしているので、とにかくカウンターをきれいにする。やっぱり町民の方が、用がある人しか来ないのに、気分悪くして帰るのは、やっぱり寂しいなあというのはご指摘のとおりでありまして、そのあたりにつきましては、まずはできることから掃除をしましょうということは、先日の課長会で総務課長通じて、各課にはお願いしたところであります。  そして、一定、僕ももう少しですね、どういう今、シルバー人材センターにフロアのモップがけであったり、トイレ清掃をお願いしているところですけれども、もう少し職員の中でできるようなことないかなあと。よく学校の先生とかも早く来てから周辺を掃いたり、また、銀行職員さんも早く来て、道路周辺を掃除しているのは、ああいうのは我々も見習わなければならないかなあというふうに感じておりますし、そうした行為をすることによって住民の方も、あ、町も頑張ってるなという一つのあらわしになるんじゃないかというふうに考えております。  そして、言われているような危険な窓の清掃等についてもぜひとも、なかなかこれは個人でできないことですわ。せめて定期的にですね、一度はきれいにして、それを維持、続けていくことを我々がしていけばいいんじゃないかなあというふうに考えておりますので、議会の皆様のご理解いただけましたら、専門業者への委託も検討としていきたいと思います。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  そのやり方で予算が増というふうに考えていいんですね。予算はふえるという。 ○町長(片岡 英樹君)  検討しております。 ○8番(今田 勝幸君)  検討は、しないということにならない。  ということでございますが、もう一つ、ここで提案をしておきたい。私も長い間、若いときに労働組合の役員をずっとしてまいりました。今、町長が言われました、早く出てきて清掃せえというのは命令になります。間違わないように。ここのところをすると残業代つきますよ。それは労使協議の労働安全衛生委員会でもあると思いますけれども、そういった場で協議をしてもらい、そして、職員も町の管理者も含めて、全体の奉仕する公務員としての役割をどう果たすかという観点で議論をしてもらいたい。もちろん必要な予算については確保するというのが前提であります、そのことを強く申し上げ、お願いもして、要求もして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山神 猛君)  これで、8番、今田 勝幸君の一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了いたします。  お諮りいたします。  一般質問が本日1日となったため、6月19日の1日間、休会としたいと思います。  ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山神 猛君)  異議なしと認めます。  したがいまして、6月19日の1日間、休会とすることに決定いたしました。  本日は、これで散会いたします。  ありがとうございました。              (散会 午後 0時09分)  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        琴平町議会議長        琴平町議会議員        琴平町議会議員...