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平成29年12月定例会(第3日12月14日)

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    平成29年12月定例会(第3日12月14日)


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    平成29年12月定例会(第3日12月14日)                会 議 の 経 過    会期 第3日 平成29年12月14日(木曜日)  議事日程(第3号)  第 1       会議録署名議員の指名  第 2 報   告 議会運営や議長から諮問された事項に関する調査 議会運営委員長            研究  第 3 議案第5号 平成29年度琴平町水道事業会計補正予算町長提 町長提出            出(第1号)の訂正について  第 2       一般質問 ○議長(山神 猛君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  ご参集いただきましてありがとうございます。  議場内の皆様にお願いいたします。携帯電話の電源はお切りくださるようお願いいたします。 ○議長(山神 猛君)  これより平成29年12月琴平町議会定例会を再開いたします。  ただいまの出席議員は10名であり、地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。
     これより本日の会議を開きます。             (再開・開議 午前 9時30分) ○議長(山神 猛君)  本日の日程は、お手元に配りましたとおりであります。  日程に入ります前に、諸般の報告をいたします。  事務局長より報告いたさせます。  事務局長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○事務局長(佐藤 任司君)  おはようございます。命により報告いたします。  町長から議案の訂正依頼1件の提出がありましたので、本日の日程にて処理いたします。  次に、本日、説明員として出席を求めました者は、お手元に配付いたしております名簿のとおりでございます。  以上、報告を終わります。 ○議長(山神 猛君)  以上で、諸般の報告を終わります。  日程第1 会議録署名議員の指名 を行います。 ○議長(山神 猛君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、  5番 安川 稔君及び  8番 今田 勝幸君 を指名いたします。 ○議長(山神 猛君)  日程第2 議会運営や議長から諮問された事項に関する調査研究を議題といたします。  本件について、議会運営委員長から審査中の事件について、会議規則第76条の規定によりお手元に配りましたとおり報告書の提出があります。  これより、この委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山神 猛君)  質疑なしと認めます。   (「議長」と呼ぶ)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  平成29年12月13日、今回の議案訂正についてですが、9月定例会後、同様のことがありました。間違いがあったなら、普通はこの箇所だけでなく、再度、全体を見ると思うのですが、そうしていない。何を心得えているのか、また、訂正をお願いするのなら、それなりの姿勢があってしかるべき、いやしくも町にとっては、生命線の議案であります。その席上で町長も担当課長も済みませんでしたの一言がなかったのはどういうつもりか、そうした謝罪の気持ちは一切ないのですか。 ○議長(山神 猛君)  委員長、答弁。  委員長。 ○議会運営委員長(片岡 英樹君)  ただいま、10番 眞鍋 籌男議員の質問に対し、委員長報告への質疑ということでございますんで、議会運営委員会委員長が答弁させていただきます。  議会運営委員会では、粛々と審議いたしましたが、ご指摘のあったような部分についても今後、憂慮されるかなというふうに思われます。  ぜひ今後こういうことがないように議長を通じて執行部に強く求めるものであります。  以上であります。 ○議長(山神 猛君)  これで質疑を終わります。  また、これをもって委員長報告を終わりたいと思います。  日程第3 議案第5号 平成29年度琴平町水道事業会計補正予算(第1号)の訂正について を議題といたします。  本件について、訂正理由の説明を求めます。  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは、議長の命によりまして平成29年度琴平町水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、訂正のお願いを申し上げます。  先ほど、委員長報告に対します議員の質問によりまして、誠意を見せろということでございます。私も、きのういろいろと皆様方のご意見をお聞きしながら、この本会議場で訂正する際に改めておわびを申し上げたいというふうに考えております。  その前に、まず今回の一部の訂正箇所でございますが、提案理由の中に、収益的収入予算営業収益において、営業収益を496万8,000円増額し、水道事業会計を訂正前の議案書によりますと27万4,112円というふうに読み取れることができようかと思います。これは、その正誤表、議員各位にお渡ししております正誤表にもありますように、本来でありますと事業収益を2億7,411万2,000円とすべきところであり、提出しておりました議案書によりましては、単位の千という字が抜けておったところでございます。この部分を訂正をお願いしたいと思っております。  先ほど、眞鍋議員からもご質問がありましたように、こういった文字の字句訂正につきましては、課内でまず十分に目を通すこと、また、そのためには人の目を変えて二度、三度必ず確認をすること、ということを今後とも徹底していきたいと思っております。これは、担当課のみならず町全体の問題であろうかと思っておりますので、ここで深くおわびを申し上げて訂正をお願いしたいと思います。  大変ご迷惑をおかけして申しわけございません。  よろしく訂正のほどお願い申し上げて、説明理由といたします。 ○議長(山神 猛君)  町長の説明は終わります。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山神 猛君)  お諮りいたします。ただいま議題となっております補正予算の訂正について、承認することに賛成の方は起立を願います。   (賛成者起立) ○議長(山神 猛君)  全員起立。  したがいまして、議案第5号 平成29年度琴平町水道事業会計補正予算(第1号)の訂正については、承認することに決定いたしました。  日程第4 一般質問 を行います。  本日は、通告8件のうち、通告順に従いまして、残り4件の一般質問を行います。  なお、通告により申し出があった場合、一問一答を可とすることにしておりますことから、質疑の回数制限は、会議規則第55条ただし書規定を準用し、その制限を超えることを可とし、また、同規則第56条の規定による発言時間は、90分以内といたします。  それでは順番に発言を許します。  最初に、2番、別所 保志君。   (「はい、2番、別所」と呼ぶ) ○2番(別所 保志君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  平成29年12月定例会における一般質問を通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。  1、琴平町の観光事業。  2、琴平町の農業促進についてです。  それでは、質問席より質問させていただきます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、別所君。 ○2番(別所 保志君)  琴平町の観光事業について、地方自治体が「まちおこし」で最も力を入れて取り組んでいるのは観光事業ではないでしょうか。これまで見過ごしてきた地元の魅力を引き出し、観光客、とりわけ外国人に来てもらおうという動きが、どこの自治体にも感じられます。有名観光地では在日外国人モニターツアーを行い、外国人観光客の受け入れの改善を行ったり、外国人向けのメディアを招待してPRをしたりと、それぞれが外国人誘致の道を模索しているようで、こうした動きはメジャーな観光地だけでなく、外国人になじみのない町や村でも行われているようです。  また、スマートフォンタブレット端末に専用のアプリをダウンロードし、観光スポットスマートフォンタブレット端末をかざすと、動画や写真とともに詳しい解説があらわれるAR(オーグメンテッドリアリティ)やCG(コンピューターグラフィックス)を活用した新たな展示・解説を実施している観光地など、今、観光事業地元住民・行政・企業などが知恵と努力、工夫により成り立っていると思います。  琴平町の観光客の誘致は、観光客のための観光でなく、琴平町町民を中心としたまちづくりの結果として生まれるものであり、町の重要な資源である歴史や文化・自然・景観など、町民が愛着を持って守り育てながら、その資源としての価値を活用し、未来へとつないでいくものだと思います。このまちで住みたい、このまちで生涯を終えたいと思えるまちづくりを進めていくことが琴平町にとってのまちおこしまちづくりの最善の策であり観光客の誘致につながっていくのではないでしょうか。  そのためには、地元住民・行政・企業などが一体となったまちづくりが必要だと思います。町民目線での観光まちづくりを実施するために、住民が主体となって行う観光まちづくり事業を行政が支援する制度などはどのようなものがありますか。  町長、よろしくお願いします。 ○議長(山神 猛君)  2番、別所 保志君の質問に対する答弁を求めます。  町長、小野 正人君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  別所議員から寄せられました、まず琴平町の観光に関する住民目線での取り組みに対する支援がないかというようなことのご質問にお答えいたします。また、質問の前段で、その観光が住民生活のいろいろ日々の営みにも密接に関連してるというようなお言葉でございましたし、確かにそういう一面があろうかということを、私も認識していく必要があろうと考えております。  そういった中で、観光には、琴平町のように長い歴史に基づき信仰を中心として発達してきた観光地もあれば、また戦略的にいわゆるブランドを創出し、誘客活動を目指すというような観光地もあろうかと思います。本町は明らかに前者でございまして、全国的にも大変珍しい石段の上に金刀比羅宮という信仰の対象があり、またそれに伴う参道口に多くの観光・土産物屋等々が林立する大変長い歴史に培われた観光地であろうと思っております。
     別所議員ご質問の住民が主体となって行う観光まちづくりに寄与する事業を町が支援する制度は、というご質問でございますが、この観光のまちづくりという定義をどのように捉えるかというのが、非常に重要になろうかと思っております。観光のまちづくりを通じて、利益を得ようとするものも中にはあろうかと思います。また、別所議員がおっしゃるように、住民生活と非常に密着した中で、みずからの生活環境の改善なり町への誇りを醸成するために、にぎわいづくりや活性化に資する住民活動をつくるというような取り組みもあろうかと思っております。解釈次第では、多種多様なものが、この範疇に含まれていると考えております。そういった観点から、本町といたしましては、琴平町地域活動活性化助成金という制度を創出しておりまして、地域活動を活性化し住民との協働によります魅力あるまちづくりを推進するために、住民が地域の課題の解決を目指して自発的に行う、公益的な活動に対して補助金を交付しております。  町といたしましては、今後もこのような公益的な地域活動に対して支援をしてまいりたいというふうに考えておりますので、そういう活動があるときには、ぜひともこの制度の活用をお願いしておきたいというふうに思っております。  以上で答弁を終わります。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、別所議員。 ○2番(別所 保志君)  きのうの町長の答弁で、企業努力をしてくださいというふうに先に言われてしまいましたが、湯めぐりなど、旅行者は旅館で浴衣を着て、げたを履いて、好みの外湯に入り、町中に繰り出したり、チェックイン後、旅館での夕食までの時間帯である夕方4時、5時あたりで夕食後8時以降、町中に繰り出したり、人出が多くにぎわうような事業はできないものでしょうか。  ホテルなどには、貸し出し用の浴衣などを置いてあり、なかなか着て歩くまでに至っていないようです。浴衣を着て出歩きたいと思えるようなイベント、例えば好評だったと思いますが、冬のこんぴら夜市こんぴら夏夜市、など、よいイベントだと思いますが、ことしは冬のこんぴら夜市は、開催しないのですか。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  まず、最初にありました夏か冬のこんぴら夜市の件でございますが、これはご存じのように、昨年、琴平町の若手職員が、プロジェクトチームをつくり、その中でアイデアを出したものを実践してきたことでございます。しかし、この目的というのは、これらの事業を民間、すなわちことしであれば、こんぴら夏夜市ということで商工会青年部、女性部がそれを引っ張るようになっていただきましたが、民間レベルでやはり活性化に資する事業にしていただきたいという思いで行ったものでございます。  また、旅館・ホテル等で浴衣の貸し出し等行っております。これに関しましても全国の有名観光地、また温泉地では、このような事業を行っておるとも聞いておりますので、これらを活用して町歩きに出ていただきたいという思いが私どもございます。ただ、琴平町の現状を考えますと、ホテル内で飲食、またその後の余興等々を主な施設も完備をしておることから、いっときに比べますとなかなか町をそぞろ歩くというような、今現在、サイクルができてないようにも思っております。  今後のまちづくり、また観光地の活性化においては、観光協会等が、やはり主体的となってこのような課題に対して鋭意検討していただくことを私も期待しておりますし、現に観光協会の中では、そういったことを目的として、例えば、夏でありますとホタル見ツアーであったり、現在行われております温泉まつりに関しましてのまんのう公園でのイルミネーションツアーというふうに少しでも外に出るようなご努力も行っておるようでございますので、これらが連携して、また総合的に町内に観光の客があふれるというようなことになればというふうに願っております。  また、表参道で建設中の新たなホテルの方にお聞きいたしますと、そこでは夜のお食事の後には、さまざまな余興等々の提供はないということでございますので、そういった方々を中心に近隣のお土産物さん等々が鋭意努力していただけますれば、表参道にもまた浴衣を着た人等が歩いていただけるというふうに考えておりますので、こういった形で、官・民、そして別所議員もおっしゃる住民も含めた、そういった形の連携強化を目指していくのが、本来の筋じゃないかというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、別所議員。 ○2番(別所 保志君)  ありがとうございます。  ちょっと残念なのが、夜市が継続して行われていかないというのが、ちょっと自分の中ではもったいないように思います。やはりいろいろ聞きますと、打ち合わせ不足とか、そのようなものもあったと思いますが、非常に好評だったと思いますし、人の出入りも多かったように思います。自分も夜市に足を運ばせてもらいましたが、大変にぎわっていたように思います。そういう人が集まるようなイベントを今後も続けて、継続してもらえればありがたいと思いますので、よろしくお願いします。  2つ目の質問で、6月の一般質問でも質問をさせていただきましたが、慢性化している道路の渋滞や安全における歩道の確保などは、どのように考えていますか。少々前になりますが、香川県の腕章をつけた方が、琴平町の主要な交差点で交通量をはかっているように見えました。よくはわかりませんでしたが、カウントしていたような気がします。琴平町としては、何か政策を立てていますか、町長。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  まず、本町の現在の交通体系でございますが、公共交通機関から車社会へと変革、また車の大型化の進む中で幹線道路においては、建設後、大幅な年月がたっているものが見受けられます。その間、国道の改修というものは実施しておるものの、本町の場合は、先ほどの質問とも関連いたしますが、古く江戸時代からにぎわってきたということで、建物が境界ぎりぎりまで建っており、例えば、道を拡幅する歩道を整備するというようなことにつきましても用地の確保が困難を来しておることは既に議員もご承知のことと存じ上げます。  この間、町道に関しましては、財政的な制約の中での必要箇所から整備を進めておるとこでございます。また、これも以前のご質問にお答えしたかと思いますけども、国道・県道・町道という種類がございまして、このうち国道・県道につきましては、道路管理者であります国もしくは県にその管理の義務がございますので、町としても現状を踏まえながらそれらの改修の要望は行っておるところでございます。  いずれにいたしましても、町民や観光客の安全を一番に考慮しながら、安全で安心して暮らせるまちづくりを目指すために、今後も国・県などと連携を図りながら維持を進めてまいりたいというふうに思っております。  毎年のことなんですが、河川国土事務所という、いわゆる国道を管轄する行政組織がございます。これは国の直轄の制度でございますが、ここに対しましても本町の道路の現状等を、毎年、直接所長さんとお会いし状況をお伝えしてるとこでございます。特に劣化の激しい部分に関しては、例えば車が車輪をとられるとか、バイクや自転車がいわゆる段差に入りときには非常に危険が伴うと、さらに本町の特有であります歩道の整備されてない部分というのがございますので、それらは毎年強く要望しております。ただ、そうなりますと、国・県に関しましてもやはり歩道を確保するためには、用地の取得というものが大前提になってまいりますので、この点につきましては、町がその地権者の方と橋渡しをするというようなことで、話を進めていくということで、今現在、調整をしていかなければならないというふうに考えておりますので、その点ご理解をいただきたいと思っております。  また、質問にありました慢性的に渋滞という点でございますが、今現在、町といたしましては、マルナカがございます榎井交差点、あそこの改良を要望しておるところでございます。毎日、通勤時間また夕方等の退社時間等になりますと非常にあの信号が込みまして、特に夕方の場合は西から東へ向かう場合に右折車両があの交差点に入った場合、その後長く直進車両もしくは通過車両が待たなくてはならないという状況が続き、信号を2回、3回と待たなければ前へ進めないという状況もございますので、この点につきましては、県を通じて国のほうに強く要望活動を行っておるとこでございます。  また、本町が観光地であるということから、正月やゴールデンウイークには慢性的な渋滞が発生いたします。これは明らかに多くの方が来ていただいているあかしではございますが、同時にそれに対応する駐車場等の数と、来られる今の数との間にやはり大きな差があるということでございます。これに対して対応するためには、臨時的ではございますけども、琴平小学校、さらには榎井小学校、そして神事場を開放し臨時駐車場を設けておるほか、交通規制を実施しながらより安全な交通体系というものを築いておりますので、その点をご理解いただければと思っております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、別所君。 ○2番(別所 保志君)  ありがとうございます。  何分、ゴールデンウイーク、お盆、正月など、車の慢性的な渋滞に、その分、今、町長が言われたように、たくさんの観光客が来られているというのもありがたい話ではあるんですが、地元住民、特に自分なんかもそうですが、家を出るのも帰るのもままならないときもありますので、生活道としての確保もしてもらえたらと思います。  次に、観光で来られている家族には、小さな子どもを抱えて歩いている家族をよく見ます。小さい子連れの家族の心配の中でトイレなどは重要な問題だと思いますが、琴平町内のトイレなどでベビーベッドチャイルドシートなどのおむつなどの交換のできる場所は、どのくらいありますか、これからふやしていく予定はありますか、町長。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  3点目の質問であります、町内のトイレなどでベビーベッドチャイルドシートなどのおむつ等が交換できる場所が、どのぐらいありますかという質問でございますが、現在、本町におきましておむつ等の交換できる場所につきましては、公衆トイレのうち一之橋公園のトイレ、またJR琴平駅のトイレにございます。また、来年度以降におきましても、これまで委員会等でご説明いたしましたが、老朽化した公衆トイレに関しましては、改修の予定を立てております。その中で、特に老朽化の激しい札の前の公衆トイレにつきましては、おむつ等が交換できるトイレの増設を検討しておるところでございますので、これらにつきましても、順次、検討を進めてまいりたいというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、別所君。 ○2番(別所 保志君)  ありがとうございます。  ぜひともしてもらいたいと思うんですが、あとトイレに町営の駐車場のトイレは、その中に入ってないんでしょうか、町長。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  現在、町営駐車場のトイレには、残念ながらこういった施設は入っておりません。町内幾つかある公衆トイレのうち、優先順位を決めながら改修をしていくということでございますので、今後の検討課題とさせていただきます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、別所君。 ○2番(別所 保志君)  ぜひとも、やはり駐車場のトイレなどは比較的利用頻度が多いと思いますので、早急に対処してもらえるとありがたいと思います。  あと、町中の看板、標識、案内所など、パンフレット、インターネットによる多言語表示など、英語対応は大都市を中心にふえていると思いますが、地方では、まだまだ不十分に思えます。中国語や韓国語まで対応できれば、外国人観光客のほとんどをカバーできるのではないでしょうか。  海外からの留学生などの意見を活用して、外国人の発想を生かした観光戦略などはどうでしょうか。外国人の多くは、体験型観光に大きな興味を持っているように思います。実際に、日本文化に触れたい、体験したいという意見を台湾で聞きました。例えば、琴平で行われる祭りに参加してみたいなど、変わり種ではありますが、「オタクツアー」といったツアーが人気があるそうです。英語表記でOTAKUという言葉があるほどだそうです。  また、日本の標準的生活者が住む「日本人の普通の生活が見られる観光地」として外国人に売り出すのも一案かもしれません。また、アニメ、マンガ、ゲームなど新しいポップカルチャーは、世界中の若者から人気を集めています。地元の人々にとってありふれた日常の光景や生活が、外国人観光客にとってユニークな価値がある観光魅力になり得ると思います。  私の家のすぐ近くには栄稲荷神社があるのですが、記念写真を撮る観光客に遭遇することがよくあります。朱色の鳥居に興味を抱くみたいで、科学的に朱色と緑色の相反する色は、外国人の目には、珍しく興味を引くようです。  情報発信でなく、イベントコミュニティー情報利用ユーザーの声を、地域内外へと届ける必要があり、当然、駐車場や子育て施設情報についても発信していくべきではないでしょうか。日々見なれている情報を発信することで、ユーザーの掘り起こしや、囲い込みを行い続けることが大切ではないでしょうか。  これからも観光について、力を入れてもらえればありがたいと思います。観光についての質問は終わらせてもらいます。  続きまして、琴平町のこれからの農業はということで、農地は、食料の安定供給にとって不可欠な資源であると同時に、農業生産が行われることで多面的機能が発揮できると思います。  しかしながら、農業従事者の減少や高齢化に伴う農業労働力の低下、混住化の進行、農村集落の機能低下など、農業の衰退とともに、農地面積の減少が続き、農業生産が行われない耕作放棄地などが年々増加しているのではないでしょうか。農業を取り巻く環境の変化は著しいものがあるように思います。  就農したいという方に対して、どのような支援をされていますか。強い農業づくりをするための補助事業や制度、規模拡大や経営の多角化など経営発展のために必要となる機械・設備などの導入を支援するための政策はありますか。  また、土づくりは農業の基本だと思います。肥料などの補助はありますか、町長。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  まず、この農業の問題でございます。本町を初め、日本国内におきまして農業従事者の高齢化、担い手不足が進展しております。このような中でございますが、新規就農者の確保というものが課題となっております。  そこで、本町におきましては、新規就農者が現在4名おられます。そのうち3名が国の補助事業を取り入れて営農をしているところであります。また、ソフト面につきましては、農業委員会が中心となりまして農地のあっせんを行っております。また、県普及センター、JAが中心となりまして、営農・技術支援、また農業会議・県普及センターが中心となりまして模擬基調講習会などハード・ソフト面両面から支援しているところでございます。きのうの豊嶋議員のご質問にありましたように、本町といたしましても本町にある県立農業大学校と連携を図りながら、そのあたりで新規就農者の動機づけの一助になればというふうに、これは今後取り組んでいかなければならない課題だというふうに認識しております。  そのためにおきましては、国のいろんな事業がございますので、それを町内の農業団体等を通じて周知し、また場合によっては申請等行っていただくというような手はずで支援を行っているところでございます。今後におきましても、新規就農者が自立できるように支援をしていきたいというふうに考えております。  たまたま、きょう朝テレビを見ておりますと、今、お米の価格というのが、業務用米を中心にかなり上がってきているというようなことを聞いております。これは、お米の需要というものがふえたというのではなくて、飼料用米へのシフト転換が大きくかじをとられて、そちらの生産がふえたために業務用米が品薄になっているということでございます。業務用米が品薄になりますと、次は食用米にその影響が出るということでございます。ただ、いずれにいたしましても、このお米に関しましては、確か2年ぐらい前だったと思いますが、米の需要量よりも小麦粉の利用量のほうが上回ってきたというような話もございまして、お米離れというのが叫ばれて久しいわけでございます。お米だけではないですが、米を中心としてその他の作物も多面的に裁米・栽培等行っていただき、収入の確保をするということが重要であると思いますし、これに関しましては国の大きな方針もあろうかと思いますので、それらを注視しながら町といたしましても農業支援を行っていきたいというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、別所君。 ○2番(別所 保志君)  大変、心遣いありがとうございます。何分、米屋を営んでおりますので、今の言葉、ありがたく聞かせていただきました。  2つ目の質問で、生産、加工、販売、地元ブランドの開発等で付加価値をつけ農業を活性化させようという農業経営6次産業化や異業種との連帯による経営発展などは考えていますか。  第6次産業の場合、作物をそのままではなく琴平町内で生産、加工調理、パッケージング、流通、販売まで一手に行うことにより安定した収入を得られるのではないでしょうか。  また、こんぴらブランドの確立により、商品のブランド強化ができるのではないでしょうか。また、雇用を生むことにもつながっていくのではないでしょうか、町長。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  先ほども申し上げましたが、農業を取り巻く環境というものは非常に厳しい状況であろうかと思っております。  また、農業経営の安定に資するためには、今議員がおっしゃられましたような6次産業化や異業種との連携によります経営の多角化が安定をするために必要であろうというふうに考えております。  ちょっと補足なんですが、この6次産業化ということは、今、議員がおっしゃられましたように、いわゆる生産者が加工・販売・流通まで携わって、いわゆる6次産業を形成するものと、生産者がつくった物を地域の地場産業が加工し、また地域で消費するというように異業種と連携をして、トータル6次産業になるということで、掛け算の6次産業と足し算の6次産業があるというようなことがわかっております。  これまで本町では、なかなか生産者が直接、加工・流通まで携わるという例というのは、そうそう見受けられませんでした。一部の団体等々では、みそであったり焼き肉のたれであったりということ、おつくりになっておりますが、内部消費というような形で、今現在、進んでおるようでございます。  これらを勘案いたしますと、本町の中だけで全てを完結するというのは、今、申し上げましたように自主的なそういう担い手の方、生産者の方が育成しなければならないというふうに考えておりますが、その前に、まず今年度よりこの琴平の周辺の2市3町で構成いたします瀬戸内中讃定住自立圏形成推進委員会におきまして、6次産業化推進交流プロジェクトを実施すべく協力機関として圏域内の商工会議所、商工会、また連携協定の金融機関、そして公益財団法人香川産業支援財団、香川県よろず支援拠点と協力いたしまして、農業者と加工販売業者とのマッチングを行ってまいります。  また、6次産業化や異業種との交流を推進するための町内組織をするために、町内の組織も再編をしてそういった取り組みがスムーズにいけるようにというふうに考えておるところでございます。  今後も地域資源を最大限に活用した商品開発と販路開拓をすることにより、地域産業の振興と魅力あるまちづくりを目指していきたいというふうに考えておりますので、また議員からもいろんなご提案等々ございましたら、よろしくお願いしたいと思っております。   (「議長」と呼ぶ)
    ○議長(山神 猛君)  はい、別所君。 ○2番(別所 保志君)  ありがとうございます。  やはり雇用を生むということは、地元の人口増にもつながっていくと思います。それも踏まえて、今のマッチングなどを行ってもらい、これからも琴平町の地産地消に、完全な地産地消というのは無理かもしれませんが、目標としてやってもらえたらと思います。  これをもちまして、一般質問を終わらせてもらいます。ありがとうございました。 ○議長(山神 猛君)  これで、2番、別所 保志君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中ですが、ここで休憩といたします。  再開を、10時25分再開。      休憩 午前10時12分      再開 午前10時25分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  7番、片岡 英樹君。   (「議長、7番、片岡」と呼ぶ) ○7番(片岡 英樹君)  許可が出ましたので、ただいまより7番、片岡 英樹、一般質問を行います。  私も平成10年に議員の議席をいただきました。もうかれこれ20年前になります。5年間は、ちょっと休憩、浪人をしておりましたけども、14年半議員生活しておりますけど、非常に緊張した一般質問でございます。ひょっとすると、最後の一般質問になる可能性もあるかなと思い、強い思いで町長にお伺いしたいと思います。  最近なぜか家内と同行する機会が多くなりまして、テレビのドラマのごとく家内がですね、横で冷静に冷静にと言う機会が多うございます。きょうも、今朝、冷静に冷静にと言われてましたので、最後まで冷静な質問を町長にしたいなと思います。  本日は、琴平町民の健康寿命と医療費削減の対策を研究・検討せよ。  2つ目観光から感幸へ、稼ぐ・稼げるまちづくりを目指せ。  3つ目は、琴平町公共施設整備構想を早急に策定すべきではないかという以上3点につきまして、質問させていただきます。  それでは、1問目の質問を行います。  琴平町民の健康寿命と医療費削減の対策を研究・検討せよ。  一括で質問しますので、一括の答弁をお願いします。  若い我が町の町民の方から、「まんのう町は子どものインフルエンザ接種に助成をしています。琴平もしないですか」というご意見をいただきました。まんのう町では、平成27年度から18歳未満の子どもたちのインフルエンザ予防接種に1回につき2,000円の助成を行っております。13歳未満は、2回の接種となりますので、計4,000円の助成となります。インフルエンザ接種予防につきましては、その効果には諸説ありますが、それを希望し、接種率が上がることは学校内感染などを低下させ、結果として医療費削減に効果があるのではないかと思われます。  そこで、一つ目、本町でもこのインフルエンザ接種助成制度を導入を検討してはということをご提言申し上げます。  2つ目、胃がんは診断、治療技術が進歩しました現在、がんが胃の中の粘膜、下層にまでとどまっている状態、いわゆる早期胃がんで発見できれば、治癒率は90%を超えるようになりました。胃の粘膜に発生しましたがんが、粘膜下層に進行するまでは、およそ2年から3年かかるとされています。よって、あらゆる検診・検査を町民に受診する機会をふやすことが、早期発見・早期治癒につながります。現在は、上部消化管造影検査、いわゆるバリウム検査を住民の検診項目になっております。ここで、異常が発見されれば胃内視鏡検査、いわゆる胃カメラ検診を受けるような流れになっています。  私は、バリウム検査が非常に苦手です。バリウムを飲むのは何とか克服できましたが、炭酸を飲んでゲップを我慢すること、しかもあの台座でくるくるくるくる上下左右に回りながらこの体を支えて踏ん張りながらは、非常に苦痛きわまりございません。しかもあのあと、下剤を飲んだでその日1日は何もできないというのは、皆様もご経験のとおりであります。  胃カメラ検診は、私はまだ受けたことはありませんが、以前より楽になったと体験した方から聞いております。自治体によっては、胃カメラ検診に助成し、低負担で受けれるよう推進して効果を上げているところが多数あると聞いておりますが、胃内視鏡検診に対する助成を検討してもらうことを提言いたします。  3つ目、また私ごとでありますが、昨年にいわゆるピロリ菌の検査を行い、感染したという結果をいただきました。1週間薬を飲みまして、その間、お酒とたばこは自粛というふうになりました。長い目で見ますと、これで胃がん発症率が大きく下がると思えば前向きに考えられる体験をいたしました。  大阪府の高槻市では、平成26年度から胃がん対策充実のため、中学2年生を対象にピロリ菌の抗体検査と除菌を無料で行っています。平成27年度に高槻市のピロリ菌検査を受けた中学2年生は、2,111人で、そのうち49人の方が感染していましたが、市の制度を利用して除菌をした人のほとんどが除菌に成功しているということであります。  胃がんは、日本人に最も多く発症するがんですが、WHO世界保健機関では、胃がんの原因のほとんどがピロリ菌によるものだと発表いたしました。ピロリ菌を除菌することで、胃がんの発症を大幅に減らすことができると言われています。また、日本でピロリ菌に感染している人は、少なくとも3,000万人以上と言われておりますが、年齢が高くなる人ほど、感染している割合が高いとわかっています。  特殊な胃がんを除いては、ピロリ菌の感染がなければ胃がんを発症しないことがわかってきております。そのため、胃がんの予防策としてピロリ菌の除菌が有効であると言われてます。中学生に対しては、より早い段階で除菌治療等を実施することで、胃がんを初めとするさまざまなピロリ菌を起因とする疾患の予防を目的としています。若年者のピロリ菌検査等の時期につきましては、疾病予防の観点からは、できるだけ早期であることが望ましい一方、ある程度身体的に成熟しなければ安定した検査結果を得ることが難しいこと。除菌後の再感染のおそれがあることから、中学2年生を適当として対象としているそうであります。琴平町の小学校4年生と中学2年生に、現在、血液検査を行っています。中学生に検査項目を追加することで、対応できるのではないでしょうか。  そこで、中学生にピロリ菌検査を、並びにその後の駆除・除菌を検討してはどうかと提言いたします。  最後に、昨年、私は身内が膵臓がんによる多臓器機能停止で亡くなりました。亡くなる5カ月前ぐらいに背中の痛みを訴え、腹部のエコー検査を偶然受けました。そのときに膵臓部の異常が発見し、その後しましたけども、残念ながら遅い段階でありました。  人間ドックには、腹部超音波検査項目がありますが、通常の健康診断には含まれておりません。肝臓、膵臓、腎臓に腫瘍があるとか、胆のうには胆石などがあるのかを調べますが、なかなか早期発見が困難な部位と言われておりますが、しかし周りではそうした部位の腫瘍から手おくれだったという話を聞きます。  そこで、腹部超音波検査をしてはどうかと提言いたします。  以上、まとめてご答弁を町長に求めます。 ○議長(山神 猛君)  7番、片岡 英樹君の質問に対する答弁を求めます。  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは、片岡議員からいただきました琴平町民の健康寿命と医療費削減の対策の研究・検討をしろというようなご質問でございます。  まず、1点目の子どものインフルエンザ接種助成制度の導入でございますけども、かつては、1962年でございますので、昭和37年に当時の厚生省が都道府県知事に勧奨を通知し、1967年、昭和42年には、予防接種法に基づく義務接種となったため、学校において集団接種という方法で接種をされておりました。しかしながら、学童全員に接種の強制に対する人権問題など、さまざまな批判が起こりまして、また副作用が起きたりして流行拡大を阻止することには効果がないというような評価が出るなど、さまざまな要件によりまして1994年、平成6年の予防接種法の改正に対して任意の接種となったわけでございます。  現在では、インフルエンザの重症化を防ぐ目的で、主に65歳以上の高齢者を対象に、法定の定期接種を実施しているところでございます。  さて、少し視点を変えますれば、先ほど申し上げましたインフルエンザの重症化を防ぐということでは、このワクチン接種は本来の目的でありまして、また昨今の少子高齢化における子育て支援対策の一つとして公的補助を実施している市町も県内でもふえてきているということを承知しております。  そこで、議員のご指摘を踏まえながら、これらのことを勘案しながら何がより有効であるかを判断し、前向きに検討したいというふうに考えております。  次に、胃内視鏡検査に対する助成でございますが、この胃内視鏡検査につきましては、胃がん検診の検査方法としては厚生労働省は、平成27年までは推奨しておらず、むしろ指針というものは、否定的なものであったというふうに聞いております。ところが、平成28年度になりますと、厚労省が一転して推奨したことによりまして、県内の市町でもぼちぼちと実施をし始めましたが、その反面、同時にかなり厳しいガイドラインも示され、以前から実施しておりました市町の中には、ガイドラインの内容によりまして辞退をした医療機関もあるという情報も聞いております。この胃がん検診は、厚労省のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針で定める市町村における重要ながん検診であることに変わりはないと思っております。これまでの検診者によりますバリウム検査も残しつつ、人間ドック受検者以外の希望者を予想いたしまして、地元医師会と検査可能な医療機関や受検機関を協議しながら、このご指摘に対しましても前向きに検討していきたいというふうに考えております。  次に、中学生のピロリ菌検査と駆除に関しましてですが、ピロリ菌検査は日本では50歳以上の半数以上が感染しているとも言われております。そうしますと、感染者が約6,000万人に上がるという見方もあります。感染の原因ははっきりわかってはおりませんが、親が保菌していますと子どもの感染率が高いということも言えると思います。現在、このピロリ菌検査を中学生に実施しております自治体、先ほど例に挙げていただきました高槻市等々の現況を踏まえながら、今後の研究課題としていきたいと思っておりますし、現在、血液検査を実施しておりますので、その追加項目でということも含めて検討課題とさせていただきます。  次に、腹部超音波検査を推進をしてはどうかということでございますが、先ほど申し上げましたように、厚労省のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針であります市町村における重要ながん検診といたしましては、胃がん・子宮頸がん・肺がん・乳がん・大腸がんであり、これらは制度管理まで確立された有効性のあるものであります。  当町では、現在、これらの上に前立腺がん検査を加えて公費負担の町民がん検診を実施しておるとこでございます。町で実施しているがん検診は、国のがん対策の中でがんの発症を防ぐものではなく、がん死亡率の減少を目的とするものですが、議員の指摘されます部位に対するがん検診につきましては、現在では厚労省が推奨とするまで確立できてないのが実情ではないかと思われております。  とは申し上げましても、厚労省において日々継承される有効性やニーズ、リスクなどが精査されることによりまして、先日の胃内視鏡検査のように一転して推奨されることも十分に考えられます。これらの検診は、医療機関においての医療行為抜きでは実施できないものであり、町単独で簡単にはできない事業であることをご理解いただき、国の指針を注視しながら今後の検討課題とさせていただきたいというふうに考えております。  以上、一括して町民の健康、また医療費の削減に関する質問の答弁といたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡議員。 ○7番(片岡 英樹君)  目的はですね、題にありますように健康寿命対策と医療費削減でございます。何でも表現は悪いんですが、何でもかんでも助成してばらまきいう表現はよくないですが、することが是とは私も思いませんが、やはりそのあたり、今町長答弁ありましたように、効果があるものについては、やっぱりぜひ取り組んでいただきたいでありますし、やっぱり結果を伴うものは、あえて使うと思います。この辺は、健康推進課のやっぱり使命かなと思いますし、十分その辺は現課のほうでね、研究していただいて、その辺で執行部内で協議してもらって、よいものは早く取り組む。  厚労省の基準というのは、そのまま答弁の中でたくさん出てきましたが、やはり当然一つの基準にはなると思いますけども、ほかがやってるからやるというのもあれですけど、やってないことも取り組んでいくことが、やっぱり健康なまちづくりの一つの指針といいますか、になると思います。ぜひそのあたりは十分研究・検討した中で、まだ若干時間があると思いますので、予算の検討の中で研究していただきたいと思います。  次の質問に移ります。  2問目、観光から感幸へということでございます。  四国、香川県内でも屈指の観光地であります金刀比羅宮が鎮座いたします琴平町。江戸時代からこんびら信仰が、多くの参拝客を呼び込み、人が集まれば、そこで商いが起こり、門前町を形成し、老舗観光地として、現在に至っております。  観光とは、その土地独特の風光明媚な風景などを指す光を見る、という言葉の意味があるそうでございます。なるほど、山や海や川などの美しい自然の風景や歴史的文化遺産の神社仏閣を見て、楽しむのがいにしえからの観光であったと言えるのではないでしょうか。  しかし、最近は、交通網の発達により、速く大量に移動することが可能となりました。そしてインターネットやスマートフォンなどの普及によりまして、大量の情報と検索で、事前にお勧めやお得な情報が簡単に入手できるようになり、ただ単に観光するだけでは物足りなくなり、旅のニーズに変化が起きています。  そうした中、全国各地の誘客活動に熱心な地域では、体験型観光に力を入れるようになりました。バスに乗っていわゆる観光地をめぐるだけでは、人はそこに魅力がなくなってきているということであります。先の皇太子殿下御夫妻が、本町内にてご昼食をとられた際に、愛子様がうどん学校での思い出話が、皇太子殿下みずから話題になされたと、町長から報告もありましたが、まさに、体験が重要になってきている一例と言えます。  そこで、観光の文字をもじって、光を見る観光地から幸せを感じると書く、観光地を目指す地域が全国で広まっております。本県では、高松市も感動と幸福というキーワードに感幸都市として展開しております。  これまでの観光対策は、いかにして多くのお客さんが町内に来てもらうか、という視点が中心の対策できております。しかし、そこには、マーケティングという思想がありません。それは、自分たちの町をアピールさえすれば、お客さんが来る、という今あるものを売り出す発想でありました。マーケティングとは、顧客、お客さんが真に求める商品やサービスをつくり、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動の全て、と定義づけられています。つまり自分たちが持っている物を押し売りするのではなく、お客さんが欲しいもの、求めているものをつくり出すということがマーケティングの発想であります。  しかし、それは、お金を投入して、特産品づくりやイベントをして、お客さんを喜ばすだけではないようです。それは、お金がなくなれば、補助金がなくなれば、助成金がなくなれば終わってしまうので、金の切れ目が縁の切れ目のごとく、長続きしません。私も、これまで、観光は非日常だと思っていました。  しかし最近は、異なる日常の異日常というのが受けているそうであります。この言葉の違いは、何が違うのかと申し上げますと、非日常というは、画一化されましたテーマパークであったり、遊園地であったり、観光地に行って、ふだんできない体験を非日常というものでありますが、それに対して、異日常というのは、異なる日常というのは、自分たちと異なる豊かな日常性を感じてもらうことだそうです。  そのキーワードは、その地域に住んでいる住民が、生き生きと生活していることを町外の人が感じてもらう。そこに地域に訪れた人が、「こんな場所なら自分も住んでみたい」と感じて、何度も足を運んでくれるという発想であります。町外からの地域のリピーターづくりとも言えます。そのために、観光は総合産業と位置づける、その地域に住んでいる人たちが、幸せに生きていくための手段であるという発想であります。ですから、地域全体が豊かにならないと、観光地としては長続きしない、ということであります。  そしてその地域しかない、強み、特徴、これを生かしまして、今だけ、ここだけ、あなただけというコンセプトで、一部の観光業者だけが稼ぐのではなく、その地域全体で稼ぐ、稼げるような戦略にしていかなければなりません。  もっと言いますと、いわゆる「一見さんビジネス」や「団体、格安、一泊二日」の旧来モデルから脱却し、いかに多くのお金を地域に使い、いかに長く滞在してもらうかというモデルに変換させなければなりません。  どうしても、年間観光客数の人数のデータを意識してきてます。私もそういうふうに思っていました。稼げる地域にするためには、消費金額、どれだけその地域でお金を使ったということをベースに考えなければなりません。  どういうことかと申しますと、例えば、1,000万円消費するのを1万円使う人を1,000人集めるという発想から、10万円使う人を100人集めるのと、どちらがよいかということになります。具のない100円の素うどんをたくさんの人に食べてもらうのか、それとも、高付加価値をつけた地元の野菜や魚の具材やだしにこだわった、そこでしか食べられない1,000円のうどんを売るか、例えばこういうことであります。これまでのように、安くてお得な観光は、結局、地域にお金が落ちなくなり、ほかの地域でさらに安くてお得な地域ができると、すぐに負けてしまいます。つまり、続かないということでないでしょうか。  9月議会にも私、申しましたが、総務省のデータによりますと、定住人口1人当たりは、年間消費額は約124万円、124万円が年間消費額と言われています。つまり、人口が100人減れば年間消費額は、1億2,400万円が減るということになります。これは、地域経済にとっては深刻であります。残念ながら、我が町もこの年間1億円以上の消費金額が減っている現状ではないでしょうか。このことは、事実として受け入れなければなりません。ですから、観光客にいかにして、それを補うほど町内で消費してもらうかという発想が必要ではないでしょうか。  そういうことから、単に海外客をたくさん来てもらうのではなく、人数ではなく高額消費のお客さんに来てもらう幸せを感じる観光地になるべきではないでしょうか。さて、小さな我が町だけでの観光では、そうした長期滞在や体験が十分賄えるのでしょうか。例えば、3日間町内で泊まったお客さんがいたら、どこに連れていくのか、どんな体験をしてもらうのか、なかなか難しいのでないでしょうか。ですから、近隣の善通寺やまんのうや丸亀や三豊・観音寺と、見て体験する連携を広域観光構想を模索しなければならないのではないでしょうか。  多くを申し上げましたが、さきに述べましたマーケティングの視点を導入し、お客さんのニーズを把握する情報をもらい、観光戦略を転換し、町全体が稼げる町にしていくべきと私は考えます。そしてその方針を持って、外部のノウハウを導入し、実現していくべきと考えますが、町長の所見をお願い申し上げます。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  片岡議員の参考に聞かせてくださったご提言、まことに傾聴に値するものと考えております。  私もこれまで、同じような考えをもち続けておりました。例えば、今、最後に申されました広域観光の重要性。これは大変重要でございます。かつてのように団体バスに乗って、いわゆる名所旧跡をめぐるという観光から、今は完全に個人旅行へと推移をしております。個人旅行で来られるという方は、みずから情報を搾取し、その中において自分の中で、プランを立てるお客様が非常に多いと思います。当然、そうなりますと決まり決まった、例えば飲食であったり、お土産物の提供ではなく、自分だけ、オンリーワン、オンリー私だけというようなニーズが非常に高くなっております。  これらに対応する商品構成というものが本町の観光従事者等々の中に芽生え始めてきておるとは思いますが、まだまだ十分ではないように私は実感しております。そういった観点から、個人のニーズにも十分耐え得るだけの商品構成と、いわゆるサービスの提供ができますれば、非常にまたその情報が情報を発信していただけますので、より多くの観光客が来ようかと思います。その流れの中の一つといたしまして、広域観光も位置するというふうに考えております。  現在、内町表参道にあります県の情報発信拠点、これを誘致した際の最も大きな理由といたしまして、当時、県のほうに要望いたしました目的といたしましては、県内随一の観光地であると、約300万近い数が訪れるのであれば、そこで情報発信を県の主導によりまして県内各地の情報発信をすることにより、個人客というのはその後、自分で車を運転し、例えば丸亀城を見に行ったり、場合によっては荘内半島をドライブすると、少し足を延ばして高松・小豆島、さらには瀬戸内の島々というふうな流れになっていけば香川県全体に潤っていくだろうと、さらにはそうやって1泊では足りないとなりますと、連泊というのも当然視野に入ってまいります。そうなったときに、まず旅のスタートが高松だった場合には2泊目は琴平へ、小豆島であった場合には高松・琴平も泊まっていただくというようなことになりますと、相乗効果を生みながら香川県全体で人とお金が回っていくというような発想から、情報発信拠点の誘致を進めたわけでございます。誘致後、香川県内の市長町長会におきましても毎年のようにこの施設を利用して各市町の観光キャンペーンであったり、観光協会さんに活用してもらいたいという発信を続けております。その中で、唯一、積極的に取り組もうというご意見がいただけたのが、三豊市でございました。三豊市さんは、観光協会が非常に組織改編等経ながら、熱心に観光振興してるとこでございますし、残念ながら亡くなりましたが、横山市長におきましてもぜひやるかというようなことをいただいておりましたが、このような結果になりまして残念には思っておりますが、引き続き三豊市を初め県内の各市町とも連携をしていく必要があろうかというふうに思っております。  それと、少し視点を変えまして、今、議員も先ほどの質問の中で述べられておりましたけども、やはりこの後、町民の生活にも密着した観光でなければ外部から来る方はその町のよさに気づかないというようなこともございました。これも全くそのとおりでございます。私が、議会議員の時代に当時は総務観光経済常任委員会と言っておりましたが、そこで委員長として視察を見させていただきました。視察を行った先が、これもこれまでも何度も申しておりますが、大分県の湯布院に行ったわけでございます。そこは、明らかに老舗観光地、別府であったり、熱海であったり、場合によっては琴平もそうかもしれませんが、そういった老舗観光地とは180度違う観光行政を進めてまいっております。この観光行政といいますが、実は行政というよりも主体は民間でございます。その方々が、念頭に置いた第一のテーマが、生活観光地であろうと、これを目指そうということで取り組まれました。ただ、本町と決定的に違うのは、やはり由布岳という非常に高台な大自然、また阿蘇へ続くハイウエーがあったりということで、非常に心安らぐのどかな風景地の中にあるのがあの土地であろうと思います。そういったことからも生活に密着した観光でなければ、持続できないという思いで、あの町は取り組んできたというふうに聞いております。  本町の場合は、確かに地方の一町ではございますが、比較的コンパクトにまとまった、いわゆる都会型観光地の側面も現在では有しておるというふうに考えております。その中で、これも先ほどの話と関連いたしますが、やはりこれは周辺の地域と連携することによって、例えばグリーンツーリズムであったり、さまざまな体験観光というものを感じていただくことで、よりこの地域のよさというものを感じていただけるというような思いもございますので、これもやはり周辺との連携というのは、欠かせないと思います。  それともう一つ大きな観点といたしまして、現在、琴平町で観光を営んでおる業者の皆様方は、独自のやっぱり承継ルートを持っております。これは、エージェントであったりさまざまな情報を通じて発信しております。この営業努力を、やはりないがしろにするわけにはいかないと、それはそれとして非常に重要な集客のルートの一つであろうと思います。したがいまして、本町では議員がおっしゃるような、いわゆる従来型の観光以外の層というものも重要視すると同時に、これまで観光業者が培ってきたルートによります団体型の旅行というものも重視していくと。したがいまして、完全なるいわゆる癒やしの里ではありませんが、バランスのとれた集客ルートを町内に確保していくということが何よりも重要だろうというふうに思っております。  これは、決して他の地域をまねしたら人が来るというものではございません。その地域、地域に土着した風習であったり生活リズムであったりライフサイクルであったりというものを前提にしたものである必要があろうと思っておりますので、琴平町は何においてでも金刀比羅宮という非常に立派な大きな信仰の対象がございますので、これを中心とした観光のルート設定並びに周辺地域との相互協力というものでバランスのとれた集客を目指すべきであろうというふうに考えております。  きょうは、ちょっと通告以外でもいろんなお話をお聞きしましたので、私も用意しておった答弁以外のことをしゃべらせてもらいましたので、その点はご理解をいただきたいと思っております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)
     片岡君。 ○7番(片岡 英樹君)  ありがとうございます。  町長のお話聞きながら、確かに現状を維持しながら、そして、これと二面性でいかないかんというのは、それは当然、私も同じですけど、新幹線ですよね、例えば。新幹線は、一応、町としては誘致の方向で頑張っていますけど、新幹線きたら、ほんだら琴平の町は潤うんかというそこからスタートしないといけないと思うんですよね。もっと言えば、新幹線はなくても来たい町、来たい観光地である、町でなかったらいかんというのは言うまでもないと思うんで、そういった切り口であったり、それから先ほど言いましたけども、金刀比羅宮の話です。私はこれ前から言いよるんですけども、参拝客と観光客というのは、似て非なるものというのは、いつも私の考えでして、参拝客は、当然、金刀比羅宮に信仰されてお参りする客で、もちろんこれも観光客の範疇にありますが、それ以外で琴平に来る人が見ること、それが歌舞伎であったり温泉であったりというのが、そういう新たな魅力の発掘であるのは言うまでもないことだと思います。  そのあたりでですね、先ほど申しましたが、やはりそういう地元でそこで「え、そんなことが喜ぶの」、先ほど別所議員の質問もあったんですけども、そういったことをですね、掘り下げたり何かきっかけをつくってあげるのは、町がすべきなのか、どこがすべきかということですけど、本来ならば住民から上がってすべきなんですけど、なかなかそういう先ほど町長も言われたような現状であるので、ぜひそういう石をポンと投げてですね、いくことが実はええんでないかな。実際、先ほどもホタル見ツアーとかイルミネーションツアーいうの、満濃池に送客しているのが現状になってるんですよね。そういった面で考えると、なかなか琴平の中ではというのも考える方もあるますが、やはりそういう広い視野を具体的に進めないと、ここで言うだけではだめです。具体的に、じゃあその活動がないといつまでたっても広域活動も進まないんじゃないかなと思います。  それと、後の質問にも今田さんにもありますけども、地産地消というのを、最近、地消地産というのを町長ご存じですかね。地産地消いうのは、地元にあるものを地元で使うというんですけど、地消地産というのは、必要なものを地元でつくってもらう、逆の発想なんですよね。例えば、観光客がとか、宿泊客なんかいうたら、そういうお土産、食べ物屋さんがあるんですけど、そこで必要なものをあえて農家につくってもらう。恐らく地元でつくっているニンニクであったり、オクラだったりいうのは、きのうの答弁にもあったように、東京とかよそに行ってるんですよね。意外と地元で採れたもの、レタスは食べますけど、キャベツは食べますけど、ほかの物というのは以外と県内とか地元の物食べられないというのを、これは現状あるんですけども、そういった面で地消地産ということの発送も最近ふえておりますし、それからイベントで申し上げますと、歌舞伎ですよね。歌舞伎、きのう町長は一財を入れてでもというので、その思いも大事やと思います。  私は、34年間続いてきたのは、当初は別にして原則、独立採算であったというのがですね、これが僕は続いてきた原因やと思います。確かに、9億円余りの経済効果もあれば、一財もやむなしいうのは、私もそういうところは、そこを投じてでも続けていくべきと考えるか、それとも、もう入れ出すと、じゃぶじゃぶじゃないんですけども、やはり今まで以上の交渉、今でさえ厳しい交渉とか運営が、一層そこら辺が緩むんではないかなというのはあるので、その辺は考えた上できのうも町長発言されたかと思うんですが、私はやっぱりそのラインをですね、意地でも守る。どうしてものときにはですね、考えなきゃいけないんでないかと思うんで、そのあたりは、私はちょっと今、現時点ではちょっときのうの町長の発言は、ちょっとまだ早いかなというのは感想であります。これはもう答弁は要りません。感想であります。  ぜひそういった面で、いろいろ申し上げましたが、観光につきましても非常にそういう転換になるということをご認識いただいた中での戦略をしていただきたいなと思います。  以上で、2問目を終わります。  3問目にいきます。  これは、通告どおり読みます。質問はね。  琴平公共施設整備構想を早急に策定すべきではないか。  近隣のまんのう町、善通寺市、多度津町、丸亀市は、おおむね教育環境の整備統合へ消防施設も終え、市町庁舎建設や市民会館の建設の検討や設計の段階に入っております。それに比べまして、我が町はそうした周辺自治体に大きくおくれているのではないでしょうか。これは、まちづくりの設計や人口対策におくれていると言わざるを得ません。  この後ろにつけてあります添付資料に、これまでの学校整備に関する経緯をまとめました。平成20年の琴平町立小学校の統合に関する教育委員会の基本方針骨子案策定から9年が経過しておりますが、ようやく中学校の改築にめどが立っただけの状況であります。また、小学校をどうするべきかということについては、再検討に時間がかかったこと、また昨年度から現在まで方針がころころと変わり、肝心の財政的なリスクが常につきまとい、他の幼保事業の整備が町役場・庁舎の対策などは、いまだに不明のままではあります。  この大きな原因は、中期的な建設整備計画がないことであると、私はこれまで関連する委員会でも指摘発言してまいりました。昨年度に策定いたしました琴平町公共施設等総合管理計画を見ますと、それらの公共施設には個別計画で対応することとなっております。しかし、その個別計画もいつまでに、どこで策定するのかが不明のままであります。よって必要最低限と私は考えます公共施設の整備、すなわち幼稚園・保育所の整備統合、小学校・中学校・町役場の庁舎、その他の建物、教育委員会や福祉センターなどですね、おおむね10年程度でどの順にどう進めていくか、年度ごとに目標を定め、計画的に整備できるよう琴平町公共施設整備構想を早急に策定すべきではないかと考えます。  そのことにより、財政的なリスクを軽減し、これからのまちづくりをしていく指針となるのではないでしょうか。もう行き当たりばったりの行政運営から脱却し、戦略的に計画的に運営する、当たり前のことが当たり前にできるような町政運営にすべきではないかと考えますが、町長の所見を求めます。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  まずは、議員ご質問になりましたように本町の施設は老朽化しております。また、他の市町におきましては、早々に庁舎を建てかえたり学校の整備というのを行っておる事例があるようでございます。  これには、大きく2つ理由がありまして、一つは、既存の施設の建設年度というのが非常に重要だと思います。他の市町よりも若干整備がおくれた施設に関しましては、当然、改修改築の時期もずれてまいります。また一方で、本町の場合は、合併をせずに単独で残ったわけでございますので、財源的な問題からして特にお隣の合併をしたまんのう町のように、いわゆる国の厚い保護があるわけではございませんので、それらについてはどうしても通常のサイクルで考えざるを得なかったという部分があろうかと思います。  また、行き当たりばったりの行政運営とおっしゃっておりましたけども、今まで大きく横たわります問題の解決に注力いたしまして、一つずつ解決することで大きく前進してきたと思っております。この管理計画を含めまして中長期的な計画、これは当然、行政としては必要であろうという認識も持っております。ただ、それ以前に引き継ぐべき大きな問題もあったというようなことを解決せずして次の方策に進もうということはできなかったという、そういう状況があったことも一つつけ加えさせていただいております。  そこで、この公共施設につきまして、これまでは中学校の改築が急ぐという認識は誰にもあったと思います。私も当初の公約で、小学校を含め中学校の改築というものをテーマに掲げさせていただいておりました。と同時に小学校の統廃合問題が前に立ちはだかったというのも事実でございまして、以前の検討委員会での答申を得ながらも、その方針を決定したにもかかわりませず、やはり住民の総意によります署名運動を通じて当時は、私も議員でおりましたけども、議会としてもそれを尊重すべきというようなことがありまして、まだまだそれを進めるには時期尚早というようなご意見を私も切に感じておりましたし、それに対する対応を行政として十分にやらなければ、この問題は解決しないというふうにも思っておったところにございます。したがいまして、これらの問題がありまして進まなかったという部分があることは言いわけではなく、現実問題として述べておきます。  しかし、この中学校の校舎につきましては、昨年耐力度検査をしたところ耐力度が低いと、危険建物と判断されることによりまして、これら大きな課題の小学校の統合の前に、やはり中学校の改築が急がれると判断いたしまして、中学校を小学校とは別のところに建設するという方針を立てたものでございます。  また、このことによりまして、今まで複雑に絡んでおりました糸がようやく解きほぐされてきたようにも感じております。つまり、中学校改築のその後に統合小学校の建設、そして既存の3小学校の廃止に伴います跡地の利用というふうに順序立てて物事が考えられるというような段階に入ったというふうに考えております。今までは、これらを全部一つにまとめて考えておるという場面もあったかと思いますが、一堂に手がけるには、なかなか財政面も含めまして非常に厳しいということもございましたので、片岡議員が言われたように、じゃあどの順番で進めていくのかということが大切になってこようかと思っております。  また、近々では1市2町の給食センターも入札を終えまして、中学校改築も決まり基本設計に向けた検討委員会の答申も打ったとこでありますので、今後は、この統合小学校に向けて動き出せる状態が近づいてきたというふうに考えております。新しい土地への統合小学校の建設に着手することで、既存の小学校の跡地利用にも関係する役場庁舎、また幼稚園・保育所の検討に入ることもできるようになっております。そのためにも、新たな統合小学校実現に向けて大きく前進させたいというふうに考えております。  いつまでにどのようにという計画は、もちろん大切だということは認識しておりますが、申し上げましたように、この既存3小学校の廃止と跡地利用にも関係することになると思われる公共施設も多く存在しております。どういうふうにと考えるのは困難でございますけども、ただ、公共施設整備については構想はあってもよいというふうに考えております。  この計画を進めるには、個別計画というものが策定する必要があります。これも、きのうの質問の中でも出たと思っております。まずは全体的な総合管理計画に基づき、それらの施設を連携ごとに整理をするという手はずを現在しております。その連携ごとに整理した施設をそれぞれが担当する所管の中で今後の人口減少に伴う利用頻度、また利用団体等々にも、当然その中には加味した上での最終判断、これは改修するのか改築するのか、もしくは廃止をするのか、もしくは整備統合するのか、いうようなことも検討課題になっておりますので、これに関しましては、この総合計画を立てた後には、個別計画ということで対応するということでございます。これは、なるべく早いにこしたことはございませんので、年が明けまして年度がかわるころには、個別計画の準備を進めていく必要もあろうというふうに思っております。  とりあえず、一度この辺で答弁を終えたいと思います。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡君。 ○7番(片岡 英樹君)  ちょっと通告外というか、ちょっと細かい質問になった場合は無理な、町長も微妙な立場、大事な時期でございますので、余りそういう答弁については無理しなくてもようございます。ちょっとそういう質問した議長も配慮いただきたいと思います。  今も答弁ありました、ちょっとこの総合管理計画からですね、きのうの渡辺議員さんの質問の答弁からきた個別計画を各所管課で32年までに策定するという答弁でしたが、それはよろしいんですかね。きのうの答弁。済みません、確認になりますけども。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これに対しましては、総合管理計画につきましては、策定済みということでございますが、先ほども申し上げましたように類型別に各施設があります。類型別に分けますと、例えば、教育施設関係、行政関係、町民文化関係というふうにその分類というものが明らかになっております。これらをそれぞれ所管する課がございますので、その課の中におきまして、より詳細な今後のニーズ対応、またニーズのみならず、やはり地域のバランスというのも必要になってくると思っておりますので、そのあたりを十分に勘案した上で平成32年までには個別計画を立て、その後の管理につきまして随時中長期的な変更の中で事業を進めていくというようなことになろうかと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡君。 ○7番(片岡 英樹君)  ちょっと定義をしたいんですが、個別施設計画ね、これは具体的にどういうものを指しておるのかいうのが、ちょっと多分、町長の認識と私の認識が違うような気がするんですけど、私が思うのは、例えば社会福祉センター、社協に今ある分については福祉課が所管ですよね。それから、保育所もそうですよね。それから生涯教育課ですと町民文化センターとか分科会とか幼稚園からその辺が絡んできますけども、それを各所管課が個別の計画をつくるという、私は認識できのう聞いて、それを32年までというふうに聞いたんですが、そういうことですか。  ちょっとそこの個別計画というところが、ちょっともう一回認識、確認したいんですが。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この個別の施設というのは、当然ございますので、この個別の施設ごとに詳細な方針をまず決めることが重要であろうと思います。これに関しましては、各所管のほうでさまざまな調査を行っていただきたいと思っております。その上で具体的な行動計画を定めた個別施設計画というのを策定するということでございますので、何がともあれ、その施設の現状と今後の推移というものを把握する必要はあろうかと思っておりますので、それは所管の業務であろうというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡君。 ○7番(片岡 英樹君)  ごめんなさい。それは、できとるんではないんかなと思うんですけど、今、違うんですかね。個別の計画いうのは、例えば、例に出して悪いんですけども、社協の社会福祉センターはいつにどう建てるというのか、例えば廃止するのか、移転するのか、建てかえするのかというのが個別計画のことなんか、ちょっとその個別計画という言葉が、ちょっと認識が違うような気がするんですけど。同じ質問で申しわけないんですけど。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この個別計画というのは、施設ごとの詳細な方針、具体的な行動計画をするようなことになっておるということでございます。  この総合計画の中にもそれぞれの施設ごとに、その方向性を示した部分も確かにございます。ただ、これはそれぞれの施設を抜き出した平米数であったり建築年度であったりということを勘案し、一定の基準に照らし合わせた、いわゆる大きな方針の一つであろうかと思います。  ただ、これを実際廃止するとか統合するとか、もしくは改修するとなった場合には、やはりその利用頻度、また利用ニーズというものも同時により詳しく調査をしなければ簡単に廃止もできないというのは現実問題に横たわってまいります。その具体的な調査をするのが、これからの個別計画の策定に向けた手続であろうかというふうに思います。  大きな方針というのは、一定の基準に合わせてこのあたりは明記しております。しかしそれをより具体的に、より詳細に調査していくというような段階に入るものが個別計画でないかというふうに考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡君。 ○7番(片岡 英樹君)  それ所管でできるんかなというのが、ちょっと感じるんです。今、業務以外で新たにそういうことで、しかもトータルでいいますと建物系の公共施設いうのは、総床面積、延床面積は5万1,780平方メートルで、その多くは1970年代に建てられて、全体の55%が旧耐震基準の建物で、40年間の更新費用は219億円というのが試算が出てるんですが、それで今、町長が言うように、各施設ごとに各現課で調査して、これからや。その後は、順番はまたその先、そういうことですかね。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この総合計画にのっておりますのは、総務省が示したシミュレーションの積算のソフトがありますので、その中の数値を活用して、今おっしゃったような40年間における費用計算等行っております。  この目的というのは、国がいわゆる各地方自治体が、長期的に見たときに、どれぐらいを今後、今の施設を維持する場合に必要になるかというのが、出す一つの指針にであろうというふうに思っております。これは、多分、恐らく国の考えの中には、将来の人口減少に備えた体制づくり、自治体の施設管理に必要であろうというような大きな目的がございます。恐らく人口が今後一層減少していく社会では、現在の施設は当然要らないだろうと、ということであれば、コンパクトにそれらの機能を集約すべき自治体づくりに励んでもらいたいということで、現在の指針を出すための総合管理計画のものであろうと位置づけております。  したがいまして、それらを勘案した本町の今後の人口状態等考えますと、当然人口減少はこれは避けては通れないという中で、コンパクトな機能を有した町としていくためには、それぞれの施設の先ほど来申し上げてますけども、整備統合というのは必要になってまいります。これも逆にコンパクトがゆえにむしろやらなければならないというふうに思っております。  それらをした場合には、やはりその施設を管理しておる所管が、まずは基礎データをお持ちだと思います。町政一般報告等々に毎回掲載しております利用状況等も踏まえながら、今後の人口の減少がこれに伴ってどのように利用されるのかというようなことも勘案する必要があろうと思っております。  これらをやはり最終的には、持ち寄るようになってくると思います。持ち寄った中で、これを統括する部署、これは恐らく公共施設整備室というようなものが将来的には必要になってくるかと思っておりますので、その中で情報の収集並びに優先順位を全庁的に検討していくという段階になろうと思いますので、現時点で、まだ優先順位がつくものではないというふうに考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡君。 ○7番(片岡 英樹君)  全部言うたら切りがないんで、これからこれを一つの基礎として、これから取り組むんだということで、それはいうことで認識はしましたが、最後ちょっと町長言われたんで、ちょっと私もですね、以前、全協で提言しましたけども、やはり学校整備室はね、やっぱり教育長とか教育委員会いう問題ではなくて、やっぱり先ほど来、最初申し上げましたようにお金とタッグマッチやと思うんで、やっぱりそれを教育委員会の中で室があるのではですね、僕これは無理やと思います。今も学校整備室は、中学校だけですか、やってるの。小学校もやってるんですか。町長ふん言うて、後ろふん言いよらんけれど。そこなんですよね。  ですから、私はこの課の統廃合も今、検討されてるということですけども、今、指摘申し上げましたように、ぜひこの部分は将来と先ほど町長言いましたけど、早くしていかないと、いつ小学校ができるのか、いつ保育所・幼稚園ができるのか、きのうの同僚議員の質問もありましたけど、まだそれが決まってないということが、今、住民の多くの不安であります。その不安の原因が、何度も申しますが、財政的なリスクがまだ払拭してないんでないかなと思われます。  そこで、ちょっと細かくなりますけども、もちろん理論値なんで一概にいえませんが、財政面だけちょっと質問します。  これ40年間で更新するためには、1年間当たり毎年9億円が必要というふうな数字ですね、直近の5カ年の投資金額は2億7,000万ということからすると、毎年毎年6億4,000万が足りないというふうなのが、この計画のお金になりますよね。要するに、40年先を見込んで、今ある公共施設の数を維持して更新することは無理というのは、先ほど町長も発言したとおりで、私も当然やと思います。  よって、本町の公共施設の管理する上で財政と、先ほど言われたニーズ・必要性、この2つのバランスを早く見い出さないといつまでたってもこれはできないというのは、認識度は同じであります。  ただ、振り返りますと、小中学校の統廃合の経緯からは、私は昨年の9月議会、補正予算土地鑑定委託料を計上しながら、その後に財政的不安を理由に執行を停止し、その予算は年度を繰り越しても、いまだに不執行の状態です。そして、今さら財政不安を理由に停滞する現状打開を求めたのが昨年の12月議会の新設統合小学校と中学校の建設を早期に決定することを求める議会決議が、その年明けた1月に、小中学校の分離するという建設方針が変更されました。この2つが、私はターニングポイントであったのかなと思います。共通して言えることは、結局、財政的リスクが払拭されているのかなと、そしていまだに「やるやる」と言いながらも、予算も1,000万ですかね、あるにもかかわらず動かない。だからそれは、財政的リスクがあって執行できないんでないかなと想像されます。  先の陳情に行ったときに、国会議員さんから質問されました。「琴平町さんは一体、年間幾らまで負担が可能なんですか」と。まさに、このことが肝でないかなと思います。学校教育債を借りようが、過疎債を借りようが、補助金が出ようが、我が財布の中身を数えていないのではないかなという指摘を受けられ、ということがありました。  完全に、この財政的不安を払拭するというのは、僕無理やと思うのはわかります。ただ、ある程度は見込みが立てるような財政計画が今あるのかなと、できてるのかな、めどが立っているのかなということがあります。  町長は昨日、来年の選挙に出るということを表明されました。このことは間違いなく、住民から聞かれます。「金あるんか、新しい土地買って大丈夫なんか」ということです。今も多分、聞かれていると思いますけども。さて、そういった面で、この学校問題と財政問題につきまして、町長は今、仮に、これは通告外ですから、無理に答弁はあれですけども、言えるんでしたら住民から「新しい土地買ってまで大丈夫なんか」と言われたときに町長答弁は、住民へお答えできますか。言える範囲で結構です。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  小学校に絞って申し上げますと、新しい土地が買えるのかというような不安をどう保証するんだということでございます。議員ご存じのように当然、町にそれらの基金が計画あるわけではございませんので、今、手持ちのお金でそれらが賄えるとは考えておりません。ただ、一方で補助金並びに過疎債等々を活用することで、後年度の負担を軽減できるという方策がありますので、その確保を全力を尽くすことは言うまでもなく当然のことでございます。  その上で、きのうの質問でも若干お答えしましたが、この7年間にかけまして財政の健全化というのを第一に取り組んでおります。その中ででも、他の市町にはあるけど、うちないがと言われつつも、やはり事業の精査をしながら基金の7億5,000万円を積んでまいりました。ことしの決算でも1億数千万の黒字になったということでございます。このペースでいきますと、年間やはり1億円ぐらいの投資的経費に使えるというのは生み出せる可能性はあろうかというふうに思っております。これらと、あと事業の精査、さらには統合によります、逆に言う費用が浮いてくる等々がありますので、これらを中長期的に考えれば可能である数字になろうかというふうに思っております。それを具体的に何ぼで何ぼでいつまでに何ぼで、この年、何ぼ要るんやといいますと、これは個別にお示ししました中長期での財政計画に基づいた数字が、今現在の数字できてくると思いますけども、私自身、当然、必要過度のものは必要ないと思っております。当然、そういった中で本町の懐、財布の状況に応じたものをつくっていくということが前提になってくると思っておりますので、その点はご理解をいただきたいと思います。  ただ、この3小学校を統合するというところで、我々も一番気をもんでおるのは、3校が参画してもらわなければ、これは3校統合にならないというような観点がございます。そういうこともございまして、3校がその統合校に編入を当然やっていっていけるという環境づくりをするためには、そういうことも考慮に入れた土地の選定というのを必要だろうかと思っておりますので、それらについては当然土地の取得部分がプラスにはなりますけども、統合をなし遂げるための、これは避けては通れない部分であろうかというふうにも思っております。この点は、私も方針を固めるに当たっては、最も重要に認識した点でございますので、つけ加えさせていただいております。 ○議長(山神 猛君)
     はい、片岡君。 ○7番(片岡 英樹君)  通告してない、重要な部分なので、余りそれに対して厳しくするのはちょっとあれかなと思いますけど、ちょっと残念ながら今の説明では、それはすぱっとは言えないのはわかるんですが、やはりきょうも私も質疑して住民の方にどんなんなと言われたときに、年間何ぼまでが投資的経費で出せるという計算はできてないのかなというふうに、やっぱり感じますし、急でしたからそれはもうそこをどうこう言いませんけど、やはりそれ大事かなと思いますよ。  それをもっていくと、年間、次に次にというふうに必要でないかなと思いますけども、ちょっと財政問題についてはですね、やっぱりちょっとこれは今の現状では、もうちょっと言いますと、小学校の統合、小学校問題については、町長は、どうする。簡単にどうする、ちょっとそこから聞いて、答えられる範囲で結構です。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これに関しましては、もう何度も説明しておりますけども、今の少子化の現状を見たときにやはり3校そのまま存立することは、非常に、逆に財政的に今後大きく負担があろうと思います。当然3校の校舎の維持管理も出てまいりますので、これらを勘案したときには、3校統合を避けて通れないというのが、もう大前提であります。その上で、じゃあどうするのかという中には、選択肢が幾つかあろうと思っておりますので、その中で財政状況を勘案しながら、最適な方法を選んでいきたいというふうに思っております。  その方針が、ことし出した方針でございますが、多少財政に反する懸念がご指摘されるということも、私も理解しておりますので、それらに関しては、今後、十分にさまざまな手立てを通じながら解決を図っていくしかないというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、片岡君。 ○7番(片岡 英樹君)  でしたら執行しないんですね。予算は、今のところ。   (「1,000万」と言う者あり) ○7番(片岡 英樹君)  1,000万というか、議会は通ってるんですけども、ざっくり聞きますけども。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この1,000万に関しましては、開発行為の申請承認作成委託料という形で上程させていただいておりました。これにつきまして、今、中学校の改築に集中せないかん時期になっておりますので、それらについて今年度中に執行するというのが、今のところ未定であろうかというふうに考えております。今の議会で通していただいた予算でございますので、何とか執行したいと思いますが、これも恐らく統合に関しましても住民の意見をお聞きした上で、おおむねの了解を得たと考えておりますので、最終的には議会の皆様のある程度のご理解は賜って上で執行したいというのが、私どもの思いでございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、片岡議員。 ○7番(片岡 英樹君)  思い起こしますと、平成28年度のときにはですね、統合小学校が平成32年春の開講が目標期限でした。1年前に平成33年春に変わりました。住民や保護者にもそのように多分、この説明会に春にしたのではないでしょうか。そして、先日の委員会で、早くも34年春開校を目指したいに、もう1年延びてしまいました。一体いつになったらできるのでしょうか。また、各小学校もPTAもそのつもりで、学校やPTA活動をしていると聞いております。それが、町長が、いつの間にか延ばし延ばしの発言をしては、混乱をするのではないでしょうか。もっと言いますと、先の説明会も、完成時期がずれているのなら、またやり直しをしなければならないかもしれません。そして、平成34年春開校という目標期限は、役場内の協議を経た、町の決定事項であるでしょうか。これは町の重要事項を、まさか思いつきや想像で発信していることはないと思いますが、答えられるのでしたらご答弁願います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  小学校の統合事業に関しましては、住民説明会で平成33年度と、ただし、さまざまな手続等によりましてずれることもあるというふうな説明をしております。先般の委員会で34年ということを確か私も申し上げましたが、少し言葉足らずでございまして、34年までにはつくりたいということの、までというのが外れておったと思います。したがいまして、34年度までにはつくりたいというのまでが抜けておったとことでございまして、私もいろいろ、給食センター始まり小学校、中学校というふうに31、32、33、34という数字が頭の中でめぐっておりましたので、その点は言葉足らずをおわび申し上げておきます。 ○議長(山神 猛君)  はい、片岡議員。 ○7番(片岡 英樹君)  その34年度まではというのは、もう委員会なり所管の整備室なり財政課でなり、また先ほど来ずっと言いますように、この跡地利用の問題にも影響しますので、課全体というより執行部、理事者側全体の協議の中での発言と捉えてよろしいですか。もう一度確認、これは言える範囲で結構です。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  我々執行部の中では、もちろん33年というのが、もう一つの決まり事でございます。ただ、協議をする中で申請年度であったり、いろんな手続等々でずれる可能性もあるという可能性につきましては、お互い情報共有をするとこでございます。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡議員。 ○7番(片岡 英樹君)  水かけ論になるんで、これはやめておきます。  それから、昨日、基金を積み立て起債残高を減らすことを決定した財政再建を成果ということで、発言されてましたけども、これも財政問題と関連するのでちょっと質問させていただきますが、そのためにこの7年間成果としていうならば、ちょっときつい言い方しますけども、それによって近隣他市町に比べて公共施設整備がおくれたことを認めたというふうに理解してよろしいですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これに関しましては、これまで他の議員の答弁でもお答えしましたように、他の市町並みのサービスができていないというのは、率直に認めております。これは、就任当初から大変厳しい財政状況が続きますためには、事業の選択をしないといけないと、隣がやったからうちもやる、向こう隣がやったからうちもやるというのでは財政が琴平町はもたないという判断から、就任当初からこの小学校の統合を含めた教育環境の整備というのを大きく将来的な目標に定め、このためには取り組めない事業もあろうということで取り組んできた結果でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、片岡議員。 ○7番(片岡 英樹君)  それから、昨年末に、1年前になりますね、ほぼ。国に町長と教育長とあと課長さんとで、国のほうに陳情に行ったということを報告を受けてますが、逆にそれまでは陳情はしてこなかったんでしょうか。6年間は、そうしたアクションをしていないと理解してよろしいんでしょうか。  また、振り返って、特に1期目の4年間ですよね。そのときに、こうした学校統合問題に研究なり検討をしてこなかったのでしょうか。これも通告外ですから、言える範囲で結構でございます。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これまでとしては、私1回目の町長選挙のときから一応、公約に掲げておりましたので、検討課題としてはずっと継続しております。この間も、前任の教育長でありました三井教育長と生涯教育課を通じて、幾度となく研究をしてまいったところでございます。  また、県等々に対しましても前副町長を通じてさまざまな過疎債の状況であったり、その制度の仕組み等を研究しながら、他の市町の動向等も県を通じて情報提供もらったりということをしており、具体的には、県に対して過疎債の要望というものを昨年、正式に行っておりますが、その前から情報の共有ということで、図っております。  ただ、この事業、余り確かに5年、6年ぐらい前からなぜやらなかったかということでございますが、やはり国の動向等も大きく変わる時期であったというふうに認識しております。これも政権もそうでございますが、私が就任した当初は民主党政権でございました。その後は自民党になったということでございます。こういった形から窓口自体が変わってきたというようなこともありましたし、何よりも国も非常に厳しい財政の中で、その方針を決定できるのは、やはり2年ぐらい先じゃないと決定できないということもありますので、余り早くこれは申し入れをしても結局それに対して担保はつかないだろうというようなこともありました。  何よりも一番大きかったのは、前回の検討委員会からの結果でございます。これをまだ舌の根が乾かないうちに改めてというのではなく、やはり住民を含めた中から小学校の統合問題が課題となり、これに対するいわゆる総論の部分においては、進めていかなきゃならないという機運を醸成する期間というのは必要であったというふうに思っておりますので、この時期になったと。若干、遅くなっとるじゃないかというお叱りも受けますが、ある意味、琴平町の歴史の中でおきますと必要な手順を踏んできたというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡議員。 ○7番(片岡 英樹君)  小中学校の統廃合の経緯という資料をもとに、いろいろと細かい質問も通告にないところで大変答弁いただいたことに感謝申し上げますが、もう一度しつこいようで戻りますけども、やはり私はですね、今のこれまでの経緯のことも今ちょっと確認させてもらいました。  これからの話、現状中学校は来年、再来年できます。小学校はどうするかいうことで、町長の思いはあるけども、何かちょっとよくわからない。やはりそれと、きのうの議論にあったように、あれだけ確か1年前、幼稚園・保育所、いわゆる就学前教育については、子ども・子育て会議でやる、というふうなことを言われてましたが、どうもきのうの同僚議員さんの質疑を聞くと、今から方向性を調べるということで、じゃあこの1年間何やったんやろうなというのをちょっと感じたんです。やはり、多分、あまり同僚議員さんの質問、質疑を取り上げるのは、ちょっと僣越ではあるんですけども、もう少しどういうふうに内部協議しているかわかりませんけども、もっと、多分、私も同じやし、多分、きのうの渡辺議員も同じやと思うんですが、もっとざっくばらんなところで、雑談的にといったら失礼なんですけど、本当に議論をしていく中で、そこから何かを生み出していきながら、ちゃんとした会議は会議としてやるとか、どういうふうに内部協議しているかまではちょっと調査してないし、聞いてないんでわかりませんが、どうも今のやり方は、現課というか関連する課だけでちょこちょこちょこちょこ話して、やっぱり先ほど申し上げましたように全体としてどうやるんだという、やっぱり各課長さんは、経験もあるし、いろんなところにしたり、またいろんな情報とか自分の課は違うけども、ほかの課の方の要望も、やっぱりそれは意見があると思うんです。こういうこと言うたらいかんですけども、個別にちょっと雑談していると結構違う課のことやけどいい意見とかいい発想をお持ちの課長さん、たくさんいらっしゃるんですけども、どうもじゃあこれやったらええがやけど、そういう場がないというふうな話を、私だけではなく同僚議員も聞いているようであります。もう少しそういうですね、内部協議、内部協議いうのはしつこく、私だけでなく同僚議員、先輩議員も皆さん言うてるのは、そういうやっぱり重要事項については、みんな執行部というのは、もちろん若手職員も含めて、みんなの知恵を集めた中で十分精査した中で、我々議会に投げ込んでもらって、我々議会もいろいろよけ言いますけど、それを十分どの質問がきてもはね返すといったらちょっと大げさですけども、十分それだけしたものを持ってきていただきたいなというのが、我々の思いであるのは、当然、言うまでもありません。ちょっとそのあたりがですね、本当に内部協議なりそういう積み上げたものを議会に、またはひいては住民に対して出しているのかなというのが不安があります。  で、戻しますけども、最初の質問に戻りますが、やはり議論をずっと町長させてもらいましたけども、今の現時点でいつ小学校できるかわからない。小学校や保育所・幼稚園はわからない。ましてや、小学校の跡地に当て込んでいるがゆえに、ほかの庁舎を含めたものもわからないという現状は、やはり構想を持って順次2年後には中学校できます。その2年後には小学校ができます。私は、ちょっと保育所・幼稚園、先かなというのを感じますが、そういったものを、まずこの半年なり1年かけて、議会も巻き込んだ中ですることが必要と思います。というのは、お尻という表現は悪いんですけども、じゃあ三十何年までにやるんだとなれば、そこから建設するのに2年、それから計画するのは何年というふうな、やっぱり工程ができるじゃないですか。それをつくっていかないと、トータルとしていつまでたっても、先ほどから言いましたように32年が33年になって34年になっている、僕はそんな言葉尻をとってるわけじゃないんです。この年にやるんだというふうなことが、もちろんそこに入ってくるのが財政的なリスクですよね。だから、その縦軸と横軸と3Dになりますけども、時間と、そのあたりをですね、やっぱり決めないから、今ないからここに至ってもいつできるんですか、どうなってるんですかという町民の方への質問に対しても、私はちょっと答えられないのが現状です。ということで、やはりこの構想を取りかかるべきでないかなということで、しつこい質問で申しわけないですけど、町長の答弁を求めます。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  土地の交渉権。 ○7番(片岡 英樹君)  トータルの、いつ、年次ごとにどうつくっていくかという。 ○町長(小野 正人君)  今、るる議員からご指摘いただきました。ただ小学校に関しましては、方針を固めてその中で我々の考えというのは掲げております。決していつできるかわからない場面で、その方針に向けて努力すべきとは考えております。ただ、それには予算が伴ってまいります。財政の手当てというのも必要になってまいりますので、また先ほど言うたように横軸でこういうふうに入ってくると思っております。ただし、方針というのは決定しておるとこでございます。  そして、その中で、個別にどうこうということでございますが、これに関しましても何度も言うように、先ほどいう学校であったり文化施設であったり行政関係であったりという累計ごとの施設もありますので、これらを網羅するものがこの総合管理計画であり、その分類ごとに個別に出すのが個別計画であるという観点ですので、やはりこの個別計画というものを制覇していかないと、全体の優先順位はつかないというふうに思います。ただ、本町が議論する課題の中で、今重要な課題としては中学校であり、小学校であるということは間違いのない事実であると思っておりますので、それが終われば次は役場庁舎、そしてその前に幼保というようなことになろうというふうに、そのあたりまでの優先順位というのは、考え得ると思っておりますが、この総合管理計画に基づいてということでございますので、その他にもいろいろあらゆる施設が町内たくさんありますので、それらの全体的な優先順位をつけるというのは、個別計画をもたなければ出てこないというふうに考えております。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  片岡議員。 ○7番(片岡 英樹君)  今、町長の言われた優先順位ね、多分それは同じなんですよね。小学校、就学前教育の整備統合と、小学校と役場というのは、多分優先順位はありますけど、でもそれも一気にできないじゃないですか。それを順番にやることを先、考えたらどうですかというのもあるし、これはちょっと通告外ですけど、やはり多分、町長、地域性を考えていらっしゃると思うんですよ。やっぱり、琴平町上から見て、その場所がどうかという問題があるんですけども、やっぱりどうしても琴平、榎井、五条、象郷という旧の意識というか、ある。その中で本当はどうも過去の町長の議員時代かどうかわかりませんけど、意識は全部を集めてやったらええいうような案もあるじゃないですか。役場とか、公共施設を一カ所に集めて、そこに行けば全てが賄えるという考え方もあれば、そういう地域性を勘案してこの地域には中学校、この地域には小学校、ここには役場というふうにしてすると、そういう地域的な、何て言うんですかね、エゴといいますか、いわゆる地域根性という部分を解決するというのも、それもやっぱりトータルで考えないと、行き当たりばったりいうのは一つずつ何とかしようというのは聞こえはいいんですけども、どれもこれも全て関連しとることやから、それをまずは一つの計画書というか、やるようなことをやっていかないから、何度も申しますけど何かやります、決まってますいうのに執行しない、いつできるかわからないというのが、僕は原因やと思うので、どうも個別計画のところに集中してたんですけど、そこはちょっと置いといてですね、まずは優先的な大きな課題、私は行政というのは教育・福祉それから公共施設の整備というのが税金のまず優先すべきものであると思うんで、それにはやはり今言う小学校・中学校それから就学前の教育の整備、それで役場というのは、これは言葉悪いんですけども、言よることちょっとまた逆になるかもしれませんが、どんなに借金してでも僕、住民怒らないと思うんですよ。もちろんぜいたくなものつくってはだめですよ。無駄なものつくってはいけないですけども、それを計画的にやるということで、することについては、私は必要なものですから、住民の人は僕は十分説明して、お金がないんやからこうしたんだと、いや、お金がかかったけどもこういうことは必要なんだと訴えれば、絶対住民の方は理解していただけると思うんで、その思いが住民説明会見てても、私も1回しか行ってませんけども、拝見すると、ちょっとその思いが感じられなかったのが、残念かなというのが、これは私の感想。  で、もう一回聞きますけども、今言う、1、2、3、4つ、5つについてだけでもね、10年間がいいのか、何年かわかりませんけど、役場はいつできるのか、今言えいうん違うんですよ。まず、その部分を考えたら後でいうことが、私の今回の質問の趣旨ですから、もう一度お願い、しつこいですけど、それをやりません、検討したらどうですかという、もう一回質問させていただきます。済みません。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  その前に住民説明会におきまして、確か初日だったかと思うんですが、私の考えは述べさせてもらっております。当然、町として今持っておる財源で、この学校整備が進まないということから、借り入れをする必要があるということと、もう一つ借り入れをする条件といたしましては、町民がひとしく各世代にわたって活用できるものというものに関しては、私は借金をしても許すといったこと、いうような思いを伝えておるはずでございます。学校でありますと、やっぱり40年、50年もちますので、二世代、場合によっては三世代近くまで活用のできる施設でございますので、これこそ、もし町が債務を発行するのであれば、町債として借り得るにふさわしい、ふさわしいという言葉はちょっと語弊ですけども、決して臆することなく借り入れができるんであろうというような思いを伝えておるところでございます。  その上で、まずは、今現在、建設の進んでおります中学校、これは建設が来年度から進む中学校、これが第一に順位としては先頭を走っておるということで認識しております。次が、小学校だと思います、私は。その次が幼保の就学前教育と役場の庁舎というふうな流れになってこようかと思っております。5つ、もう一つはどこでしたっけ。5つといいましたけど。   (「そんなもんですね」と言う者あり) ○町長(小野 正人君)  4つの順番は、私はそう考えております。 ○議長(山神 猛君)
     はい、片岡議員。 ○7番(片岡 英樹君)  これ以上議論しても何ともならんので、今、町長の思いを言っていただいたのはありがたいんですが、これは町長の思いでしょう。でもそれって、さっきしつこく言うようにお金の面と優先順位というのを検討したらどうですかということで、今僕は、今、町長言いなさいといったんじゃないんで、それはわかっていただきたいんで、まずはそれを検討するものをつくらないとできないんというんですが、どうもこれはもう議論ができないんで、ちょっと僣越ながら私の考えと、町長がこれから、今、琴平町の公共施設の進め方いうのが違うのかなという意識を感じたのがあるので、これから町長選挙もあるわけですから、ぜひですね、この選挙を通じてですね、やっぱりきのうの同僚議員の設問にありましたように、町のリーダーを決めるいうことで、これからの町をどうすべきかということをぜひ住民の方々に巻き込んだ中での議論をしていくことによってこの町をこれからどういう町にすべきか。もっと言えば、今までどおりの、今までどおりというか、先ほど町長も言われたような我慢してもらったけども、公共施設ができてないのは仕方がないというふうな路線から、どうこれを継承していくのか、それとも思い切った改革をしていくのかという、そういう選択するようなものをですね、していかなければならないかなというのは感じますので、ぜひそういうことをですね、全面的に町長のほうも、今、私と議論したことについてはあれですけども、していただきながらですね、逆に住民の方々に琴平町この先どうあるべきかということを考えてもらえるような、そういったもんになればなということを考えるわけでございます。  大変、長い時間、通告外の部分もありました。真摯に町長の答弁いただいたことについては感謝申し上げますけども、ぜひとも今後ともそうした面で、この町をどうあるべきか、また議会にも十分、公私ともに投げ込みや相談や、ぜひそういった議会との関係も有効になりますようなことをしていただきたいないうことを切に希望して、私の一般質問を終わります。  大変長時間なりました。時間はちょっと余ります。ありがとうございました。 ○議長(山神 猛君)  これで、7番、片岡 英樹君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで休憩といたします。  再開を13時00分といたします。      休憩 午前11時51分      再開 午後00時59分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  8番、今田 勝幸君。 ○8番(今田 勝幸君)  日本共産党の今田 勝幸です。  2017年度12月議会の一般質問を行います。  いつものことですけども、内外の情勢についても今回も話をしておきたいと思います。  11月29日午前3時18分ごろ、北朝鮮の新型弾道ミサイル火星15号が発射をされました。日本共産党は、党委員長の、これに対して厳しく糾弾し、そして「危機打開のための米朝直接対話をいよいよ急務だ」と、その内容の談話を発表いたしました。関係5カ国に届けました。日本政府については、従来の対話否定、軍事力行使容認、この立場を改めて、対話と交渉による解決、外交努力を強く要請をいたしました。  トランプアメリカ大統領は、12月6日エルサレムをイスラエルの首都として正式に認めると発表をいたしました。これに対し中東諸国は拒否、欧州主要国は指示をしない、東南アジア諸国は重大な懸念を表明しています。日本政府は、7日官房長官が内容として中に批判も懸念もないこういう内容の態度を表明しました。そして、国連の核兵器禁止条約の採択に貢献したことを評価された核兵器廃絶国際キャンペーン、いわゆるICANへのノーベル平和賞の授賞式が行われました。核兵器禁止条約の流れが世界の大勢になっているということのあらわれであります。唯一戦争被爆国として核兵器禁止条約に署名するように日本政府に求めたいと思います。  国内情勢については、9月の28日、国会冒頭での解散、総選挙が行われました。特別国会第4次安倍政権が発足をいたしました。総選挙の直前に、市民と野党の共闘を破壊する逆流と分断が起こり、日本共産党が67の選挙区で予定候補者をおろし、比例を軸に戦いましたが、20議席が11議席に後退をする残念な結果でございました。捲土重来を期したいと思います。公示1週間余り前に共闘の再構築ができ、立憲民主党が躍進をいたしました。共闘勢力は38から69議席へと議席を伸ばしました。私どもは、党が立てなかった選挙区、候補者を立てなかった選挙区83のうち32で勝利し共闘効果は、はっきりとあらわれてるというふうに思います。選挙の結果は、自公で3分2の議席を占め第4次安倍政権が発足がありましたが、票を分析をしてみると、自民党は、比例区得票で33%、有権者比で見ると17%の得票率であり、しかし国会の議席は61%であります。民意をゆがめる小選挙区制のマジック効果、虚構だと言わなければなりません。選挙中も特別国会でも国政の私物化問題が、争点になりましたけれども、いわゆる森友・加計疑惑には逃げと開き直りの態度であります。今でも8割の国民は、説明に納得していないという世論調査もございます。  沖縄の新基地建設や原発再稼働問題など地方自治の問題と民意の無視と言わなければなりません。政策担当者も休日を除けば「1日24時間労働も可能」という、こういう内容を認めている「働き方改革推進法案」がありますけれども、全国町村長大会でも都市と地域間格差の是正、地方交付税等の一般財源総額確保、農林水産業の振興、子どもの医療費無料化を国の制度化にすること社会保障充実の財源確保など地域経済、医療、介護が、国内においては問われていると思います。そしてその拡充が求められている今日であり、このことで町政もこういった中で進められている。その問題から目をそらさず、町政の問題について以下、質問席から質問をしたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい。 ○8番(今田 勝幸君)  まず、琴平農業の今とあすのためにというところで質問いたします。  国民の食糧は誰がつくるのか、国土や環境は誰が守るのか、今、日本社会が真剣に考えなければならない課題となっていると思います。  日本の食料自給率は38%、これは先進諸国のうちで最低であり、「日本の農業の活路は輸出にあり」こう言って自民党の小泉進次郎衆議院議員が演説をしておりました。TPP、日欧EPAなど市場開放を受け入れ、農産物の際限のない自由化の道を進んでいると思います。  こういったもとで、基幹的農業従事者は70歳以上が42%以上と言われている。私は、琴平町でも同じ状態ではないかと思います。そして、この間、農政改革と称し農業委員会や農協などターゲットにした「農業競争力強化支援法」など関連法が成立になりました。そしてその中にも種子法も廃止となっています。2018年以降、米づくりは深刻な状況が広がっています。政府による米生産数量目標の配分、これを廃止し、米の需給安定に対する政府の役割と責任を放棄する状況になっております。  そこで、質問でありますけれども、来年から米の生産者は、米づくりに不安が広がってるのは、本町でも同じだと思います。米の生産数量の目標についてどうしようとしているのか、質問をしたいと思います。答弁をお願いします。 ○議長(山神 猛君)  はい、小野町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは、今田議員のご質問にお答えをしたいと思います。  今田議員ご指摘のように、国内外を通じまして大変社会情勢が大きく変動しておる時期であります。このような中、政府におきましては平成29年を最後に50年近く行ってまいりました米の生産数量目標を廃止するということを決定し、農業者や農業者団体が自主的に自給調整を行うよう制度改革を進めています。  これに対しまして、全国的に各県に置かれております再生協議会というものがございまして、これが目安を示す方向で現在進んでおるところでございます。香川県におきましても、県再生協議会が生産の目安を地域ごとに示すことになっております。今後、町といたしましては、この情報の把握に努め需要に応じた米の生産を支援してまいりたいと思っております。  ただ、この大きな背景の中には、やはり消費者の米離れというものが非常に深刻にあろうかと思っております。先ほど、別所議員のところでもお答えしましたが、米の生産量と小麦のいわゆる使用量というものが逆転をしたというのを、確か2年ぐらい前のニュースで聞いたこともございます。当たり前のようにお米を食べておった生活から、パンやまた麺類等々に大きく変化をしていってるという時代背景があろうかと思っております。このような中で、農家の皆様方が丹精込めてつくったお米でございますので、本当に需要と供給のバランスを図りつつ、なおかつお米の消費が拡大できることを願っておりますが、今後は、自主的な需給調整になるということでございますので、本町といたしましても先ほど申し上げましたように、その情報の把握に努めながら琴平町の農家の皆様が安定して、また安心してお米がつくれるような態勢を支援してまいりたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい。 ○8番(今田 勝幸君)  県の再生協議会が示した国からの情報をもとにして準備計画ということでありましたけれども、そして結局、資料任せといいますか、生産者の判断に任せるというような基本的なそういうふうなようにお伺いしました。  しかしですね、問題はそのために何が起こるかということであります。11月の28日の四国新聞に、産地では手探り、米の減反廃止によって産地では手探りで需要の減少がされとると、町長の言われるように、その結果値崩れの問題が生じてくると、そうなると農家の方々の暮らし向きはどうなるのか、所得はどうなるのかという心配が当然出てまいります。  1995年、これは食管制度があったときまでですけども、60キロ2万円を超えていた市場の価格であります。2014年は1万1,000円台までそれが暴落しました。特に2014年は、暴落の年でした。この間に米の総産出額は、1兆7,000億も減ったわけであります。そして、米はつくっても食っていけない。農家の赤字生産、それと相まって高齢化と担い手不足もあったかと思いますが、全国的にも、本町にも私は、耕作の縮小やあるいは耕作をやめた農家もあるというふうに聞いておりますし、私の知ってる人も、これは琴平ではありませんけれども、60代の人がこの間も米も結局田んぼもつくれないといって全然つくらなくなった。農機具の問題ももちろんありますけれども、そういう状況です。  私は、冒頭に日本の食糧、誰がつくるのかというところを一番、減少していっている。自給率を上げること、大事なんではないかということ。こういうことを環境を守っていくということについては、田んぼの保水力の問題とか、あるいは災害のときにダムが洪水を押しとどめる、あるいは山間地では特に環境保全の問題も需要である。それらは結局、政府の今の政治の中で農業について、輸入自由化政策、この中で外国産に押されて生産の減少傾向が続いてるのではないかと思います。要は、何でもかんでも輸入自由化政策、これはやっぱりやめるべきだというのが、思いがあります。価格の安定・支持制度、そして所得補償、こういう形で拡充をして農家の経営の安定が、私は必要であるというふうに思う。  特に、先ほど町長も若干ふれられておりましたけれども、これについても、あるいは他の農産物の関係でも減反させていく。飼料米の問題とか、あるいは野菜もそうですけども、地域でたくさん使うとか、そういうところに着目した政策に変えていかないといけないんじゃないかというふうに思うんです。特にそういう意味で、2番目の米の直接支払い交付金7,500円の支給廃止は中止するよう政府に要求をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  米の生産数量目標と同じく、米の直接支払い交付金を廃止されるということになっております。この交付金が廃止されますと農家の所得にも影響が出ているということは、否めないというふうに考えております。こうした中、全国に多くの農地を持ち、また農業生産者を有しております我々町村におきましては、これは重要な課題であろうということから、つい先日行われました全国町村長大会におきまして、米の直接支払い交付金を財源としては残してもらいたいと、この財源を活用して水田農業対策の充実・強化を図るとともに、農業経営の安定に向けた米価下落対策の充実の要望というものを全会一致で国に要望したところでございます。また、大会終了後、関係省庁に町村会として陳情にまいったということでございます。  一方で、国におきましては、農業災害補償法を農業保険法というふうに改称いたしまして、農業経営収入保険事業を開始することとしております。この制度は、自然災害による収入減少だけではなく、価格の低迷・低下によります収入減少を対象にしており、経営の安定を図る制度となっておるということでございます。  一方で、先ほど別所議員のところで申し上げました、今、今田議員にもご指摘いただきましたように、このいわゆる食用米以外の分野については、国として麦・大豆・飼料作物を初めとして加工用米・飼料用米等々につきましては、支援を継続していくというような方針であるようでございます。先ほど、別所議員のところで申し上げましたが、今、この飼料用米等々への大きなシフト転換が起こっているというようなニュースを今朝方聞いたところでございます。また、それらの影響に伴いまして、私もきょう知ったんですが、一般、我々が食べるいわゆる食用米と業務用米へというのはどうもあるようでございまして、その業務用米が今、大きく飼料用米にシフトをするということで、業務用米が品薄になり業務用米の高騰を招いていると、業務用のお米が高騰いたしますと、いわゆる我々が食べる一般消費者向けのお米との価格差が埋まってまいりますので、今度は我々の一般家庭の米価が上がってくる可能性があるということを申しておりました。  ただ、この背景にも、やはり需要と供給のバランスがございまして、幾ら価値が上がっても需要がなければ、これは市場には回ってまいりません。市場に回らないということは、直接農家の経営にも影響するということでございますので、これらは先ほどの質問とも関連いたしますが、いかにして生産調整を図っていくかと、本当に必要な米を普及させ、そしてそれに見合ったようなお米をつくると。なおかつ、農家の収入が増加になるように、いわゆる米のブランド化を含めた付加価値のついたお米の販売・生産、さらには農業経営という大きい観点からいいますと、収益性の上がる作物への転換というのも中には視野に入れていく必要があろうかというふうに考えております。  いずれにいたしましても、私どもの加入しております全国町村会におきましては、今、この交付金を廃止というような決議は、今回出ておりませんが、それにかわる補償制度をきっちりと財源を確保した上で、農家に支給できるような体制をつくってもらいたいという要望を出したところでございます。 ○議長(山神 猛君)  はい。 ○8番(今田 勝幸君)  全国町村長会では、そういう方向だと思うんですが、全くしないよりはましだという、これは言葉は悪いですけども、そういう状況から、やっぱりどうしても一歩踏み込んだ話をですね、やっぱりこれは米の安定的供給と農家の所得の補償という観点から、やっぱり本来は1万5,000円、最初はね、あったわけですから、それに近づけていくような努力が必要なんじゃないか。  琴平の、これちょっと古いかもわからんですけども、農林水産業の基本指標いうのがありますが、総世帯数が3,708世帯であります。そのうちの総農家数が267戸ということで、自給的農家数が142戸、販売農家数というのが、125戸というのがあがっております。農業産出額総数で4億7,000万円が合計で町の、そのうち米だけで言うと1億1,000万販売してる。野菜は3億あります。その他もあるんですけども。そのような状況の中で、やっぱり占める割合から見るとここのところ野菜と同じようにつくっている農家もあると思うんですけども、やっぱりここら辺から高齢農家全体の農家数と等々の流れ減少が起こっているんじゃないかというような感じがいたします。  これをやっぱりつくり手の確保という問題についても、こういう価格の安定した所得の面からやっぱり見ていく必要があるんではないか。就農者援助というのは、つけ焼き刃的なというか、傷口にばんそうこう張るような程度の問題で、今ある農家をやっぱり長く農業をやってもらえるかどうか、それはひいては、私は食糧自給率の向上になると、こういうような問題をやっぱり深く考えていかなければならない。ややもするとやっぱり琴平町が今、観光であるとか、主要な産業は観光ですから、ここに目はいきがちですけども、やっぱりそういう国の基本的なところにきちっと目を向けて、行く末をしっかりしていかなければならないんではないか、そういう点でこの答弁は終わりましたけれども、もうちょっとやっぱり努力をしてもらいたいいうふうに思います。  そういった中で、町単独事業としては、ニンニクの問題もありました。ニンニクの問題は、特にここで何が言いたいのかといいますと、7,500円の話と一緒で、ニンニクの種については助成をしましたね。それと同じことだということで、ちょっと触れておきたいと思います。  そういう意味では、大事なことで、町としてもそういう一歩進めた話の研究もしておく必要もあるんじゃないか。将来的には、私は、もし、もっと農家が、人が減っていくとなると、大変な事態が、これ日本全国で起こるかもわかりませんけれども、琴平町だけでも大変な状況がなるんじゃないか。今日の集落営農とか大規模化の中でやられておりますけれども、それだけのが私は不安が、対応できないんではないかと。今の70歳以上が41%という状況の中では、もっと北はもっと高齢化が進んでいるように思いますので、その辺が若い人も、あるいはUターンをして親の農家を継いでいこうかという人もつくるとしたら、やっぱり価格の安定と所得の補償というのは、欠かせない問題だというふうに思います。  そして、もう一つそういう意味で言っておきたいのは、琴平町には農産物の直売所がありません。もちろん道の駅等々がない。買い物難民の旧町内あたりについては、買い物難民の問題も非常に強い願い、要求もあります。そういった中で見てみたときに、最初言った、この資料の中にも前後して、町の水田農業ビジョンというのがありました。その中に高付加価値の問題、ブランド化の商品開発の問題等もあります。そして、学校給食への食材供給もあり、地産地消の推進なども掲げられています。これら今言ったやつは、午前中なり、きのうなりに他の議員からも同じような話があったと思います。それは省きますけれども、そういう面で捉まえていく必要があるんではないかというふうに思う。  特にここで、6次産業化が重要だということを強調したいのと、地産地消を重視した結局循環型の地域づくり、これはそういった地域づくりが私は琴平町の場合には急がれていると思います。そして、商農連携もやられておりますね。ただ、それやられておりますけれども、やっぱりいまいち考えておかなければならないし、展望も明らかにしておかなければない問題があると思います。  私は、さらにこれを進めて6次産業化に道を進めるということをお話をしたいんですけれども、町長はその辺のことについては、午前中の同僚議員の質問もありますけれども、ダブっても構いませんけれども、いかがするのでしょうか。ぜひ力を入れてほしいという点でお聞きをしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この農業の6次産業化につきましては、午前中の別所議員のとこでもお答えした答弁でございます。ただ、この6次産業化というのは、2つの方式がありまして、いわゆる農商工連携の6次産業化と、生産者の方が一手に加工から流通・販売まで行う6次産業化というものがあるというふうに調査したところ出てまいりました。  これまで本町では、ニンニクとかを活用した加工品というものが発生しておりまして、これはいわゆる異業種間での連携というものが形できております。ただ、記憶に新しいところには、「ガァリック娘」であったり「ガーリック侍」のニーズといった、古くは大黒豆でしたっけ、豆を打っておりましたが、ただあれは加工が残念ながら町内ではありません。オリーブオイルの場合は小豆島ですし、「ガーリック侍」も近隣の食料品加工のメーカーが製造するという形になっておりますので、なかなかこれは商品としては完成しておりますけども、本来地元の地域を潤すための6次産業にはなっていないような思いがございます。  そういった中で、私の思いといたしましても、当然、できれば私はやはりある程度の規模の組織の中で、例えば収穫した物を一斉に管理しながら、その団体の中で加工・販売まで行うということが、最も収入をふやすためにはよいのではないのかなという思いはございます。今後の大きな展開といたしましては、そういった組織づくり、また、もしくは就農する意欲のある方をやはり育てていく必要があろうかと思います。  ただ一方で、ことづけやすいというたら言葉は語弊があるかもしれませんけども、やりやすいという中では、そのエリアというのをある程度広げて、この2市3町中讃広域の2市3町の中で、6次産業化を完結するという目的から瀬戸内中讃定住自立圏において6次産業化推進交流プロジェクトいうものを今年度から取り組むというようなことになっておりまして、これは生産者の方々と圏域内の商業、また公益財団であります香川産業支援財団等々と連携をしながら、農業者等加工・販売業者とマッチングしていくという方向でございますので、これはいわゆる異業種との連携を図った上での6次産業化というものを推進していくということでございますので、私といたしましても、やはり地域資源を最大に活用した商品開発と販路の開拓を行うことによりまして、地域産業の振興と魅力あるまちづくりを目指すというような方法を推進していくのが現状かなということを思っております。  私自身、農業に関して言いましたけど、ちょっと話はそれますけど、やっぱりお米が大好きでございまして、本当にできれば地元でとれたおいしいお米を地元の方がたくさん消費すると、お米だけじゃなくてそれに添えられた野菜であったり果物であったり、またそれらから発現してきた加工品で食事をとるというのが、やはり循環的に、また人間の体にもやはり地域の水と土と培われたものを食することが最もよいのではないのかなと思っておりますので、この地産地消を進めた支援というのは今後も研究をしてまいりたいというふうに考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい。 ○8番(今田 勝幸君)  マッチングだけではやっぱり、その業務だけではね、私はだめだと思います。もう一つ、せっかく今の商品化された物も含めて考えてつくられたと思いますし、私はやっぱり琴平に来ている観光客といいますか、ちょっと午前中にも出ておりましたけども、その人たちが目を、あるいは舌を、言い方変えると、観光客が琴平に滞在しているときの衣食住全てを満足していただけるような循環型の経済まちづくりが必要であるという思いがあります。それが何かといいますと、この人たちが、一つはアンテナショップみたいな県の物産展、琴平にもってきてもらったらどうやという話もしたことあるんですけども、そういう来ている人たちに見てもらい食べてもらいさわってもらう、その上で新しい開発なり今の琴平町内の業者とか生産者がそこに窓口といいますか、店といいますか広げられるような基礎的な準備が、やっぱり行政がする必要があるんじゃないかと。その上で、先ほどちょっと農産物直売所がないという話しましたけれども、そこにやっぱり琴平町に本当のまちづくりといいますか、産業の問題についても振興の基礎ができるんではないか。せっかく来てる人がどう見ているかという問題が大事なとかね。そのためには、いろいろ観光行政の今の今日までの中の伝統とか歴史とかあると思いますけれども、やり方というものも含めてあると思いますけれども、そういうふうにぜひ変えてもらうことは、積極的にやっぱり発言をして考えてもらうという、そういう構図がやっぱり今、必要なんじゃないかというふうに思います。  ですから、そういう中でこそ、やっぱり農業と商業の商農連携も豊かになるだろうし、その場というのはどこがつくるのかと、今、農業関係者も観光業者もみずから行政の運営とかを、みたいな表現する人もいますけれども、それだけではやっぱりいけないけれども、一歩前へ出てきてもらうにはどうするかというのがやっぱり必要なことだと思う。ただ、そこに予算をどうつけるかという話ではなしに、私はやっぱり平場でそういう話と相まってやっぱり進んでいく方向があるんではないかと。いろいろ町の活性化の問題については、そういう観点、この農業問題についても観光問題とコラボしたといいますか、連携した中でどういうふうに活路を見出していくか。  それともう一つは、学校給食への食材供給、地産地消推進の問題などについても先ほど言いました、戸数としてこれまで百四、五十戸数があるわけですから、これらに協力会というのをつくっていただければ、私は一定の琴平町の学校給食に食材に必要な物については、やっぱり計画的に生産ができるんではないかという気がします。もう少し広げても仲多度南部の中でそういったことができるんではないかと、そこに食育の関係についてもそういったやり方でさらに、今よりもさらに進んだ方向がやっぱりとれるであろうと、産業分野においても先ほど言いました方向でとれるんではないかと。  最初に農協がやっとるやつは、何キロ以内にあったらそれはできませんという話、確か私は農協の支店長さんがそういう話を聞きましたけど、しかしこの琴平にないというのは、私はやっぱり不思議なところやと思うんです、一つ。もちろん国道口とかいうのがやっぱり大事と思いますけれども、そういう意味では、本当にせっかく大勢の人が琴平に足を運んでもらうのに、往復についてもバスだけで、あるいは車だけで肝心のところは通り過ぎるのかというところがね、もう一つ考えていく必要があるんじゃないかと。  その町に見合ったそういう農業の発展の仕方、6次産業化まですぐにいかなくてもそういう道でそこで売れるような商品がこつこつとできれば、私はいいんじゃないかと、これはちなみに琴南の、仲南にもありますけども、琴南の割とよそから帰ってきた人とか、あるいは高松から通勤したりそば屋ができたりうどん屋ができたり、おばさんの料理を売りに出したりとかいうのが時々できたり消えたりするんですけども、琴南のね。ですから、そういうところとの関係をやっぱり、琴平にだって好きな人はおると思うんですよ。そういう自分でこつこつつくってこうしたいという人。そういう人たちはやっぱりその場を与えていくというのも必要なんじゃないかと。商店街の活性化の中に、空き店舗対策だけではね、やっぱり雰囲気というか、もう一つ古民家が中心に並ぶという話もあるんですけども、そういうところとの関係でいくと、多分もうちょっと直売所的な中でできるなら、いうふうな思いをちょっといたしております。ぜひこのあたりも研究したりしていただきたいなというように思います。  そういうことで、この農業問題については、要は農家の減少について、それを食いとめるために所得補償、価格補償のために、あるいは7,500円の支給を復活求めたいいうのが私の趣旨であります。あとは、全国町村長会などとの連携なり、香川県においても他の市町村との連携なりで、そういう声を大きくしていかなければと思います。強く要請をしておきたいと思います。  次に、第7期の介護保険改定と高齢者も現役世代も安心できる介護制度を目指して質問をしていきたいと思います。  安倍政権は、2014年、2016年相次いで国民負担・給付減を押しつけてきました。この間に、質問ですけれども、この間に施設介護利用者で介護度が改善したとして退所した人はいますかという質問をまずしてみたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  施設介護利用者が介護度が改善したとして対処した方でございますが、2014年、平成26年に消費税が5%から8%に引き上げられまして、2015年、平成27年には特別養護老人ホームへの入所基準が原則要介護3以上、また本年の8月からは介護保険の自己保険負担が2割の導入ということで、自己負担限度額が引き上げられております。このような中、本町におきましては、要介護度の更新認定調査におきまして介護度が改善され、施設を退所された方が1名おるということでございます。ちなみに、この方は、要介護3であったものが、要支援1まで改善されたというような内容でおられます。 ○議長(山神 猛君)
     はい、今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  介護度3の要支援1になったんやな。  ちなみに、今話あった特養なんですけども、これもし答えられなかったらそれでいいんですけども、わかってる範囲で教えてほしいんですけども、この人は生活環境変えられて、要支援やったらほとんどの生活できるんですけども、この人は持ち家なのか借家なのか、あるいは家族がおってちゃんと見る人がおったんか、というところがちょっと聞きたいわけなんです。というのは、私もこういう状況でなかったわけですけども、あるお年寄りとのつき合いの中で、施設に入るときは家をどうするんやと、借家をもってそのまま入ったら大変やという話がありまして、借家は返すと、施設に入ったら今度いくことがない、結局ね。そうしたら悪くなっていくとこなんかな。そういう状況、やっぱりあるわけ。もし、この人がこういう状況、要支援ですから、これは非常に改良されてそれはいいんやけど、そういう特別養護老人ホームというのはついの住みかと思って入る人は何人おると思います。その辺のことがちょっとわかったら教えてほしい。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これにつきましては、担当課であります福祉課長のほうから答弁をさせていただきます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  福祉課長。 ○福祉課長(友枝 眞理子君)  失礼します。  今田議員の質問にお答えさせていただきます。  この方は、平成22年に要介護3ということで、特養に入所しておりました。そのときは、今もそうですけど、入院とかしてる認定調査の時点においてちょっと悪い状態の場合は、最初は悪く出て、その後、リハビリその他で改善される方は、中にはいらっしゃいます。この方は、22年が要介護3でしたけれども、2年ごとの更新で要介護2、次が要介護1、この29年の2月に一応、要支援1ということで、ちょっと施設ではいられなくなって退所になりました。  家のことですけれども、入ったときに借家でしたけれども、そこはもう出て、その間ずっと何年かは家はない状態で、退所するに当たっては近くに家族、県内に家族がいらっしゃいましたので、家族の方と相談しながら現在はケアハウスに入所しております。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  はい。 ○8番(今田 勝幸君)  ケアハウスに入れる人は、非常に結構なことだと思います。家族の方も頼って生きていけるということは、ただこういうケースの中で考えておかなくてはならないのは、さっき私もちょっと触れましたけども、そういって本当に困る状況の人も出てくるわけなんです。そうなってくると、こういったことが、この制度の問題点として、やっぱり出てきました。結局、そういったことが家族が面倒見なければならないといったときに、仕事を休まないかんとかやめないかんとかいう、いわゆる介護離職の問題も発生する恐れというのは当然考えられるわけで、この辺がやっぱり心配なということがございます。この人の場合は、それはそれでよかったことだなと、いうようにも思います。  しかし特に、ほかのそれだけの財産の問題が、さっきちょっと触れましたけれども、ついの住みかとして入ったところから出なければならないということ。あるいは今度は、3以上でなきゃ入れないという問題についてもやっぱり多くの問題を抱えているというふうな状況もございます。  いずれにしても、次の質問に移りますけれども、要支援1、2について、今度は要介護1、2の在宅介護サービスの保険給付外しがあります。これについて、私はやっぱりせっかくといいますか、介護保険の保険料も払ってるのに、という保険から外されるというのは、大変だなと、許されないというふうな思いがずっとしておる。最初からこの問題については、しておる。国家的詐欺やということも言ったことありますけれども、そういう思いがずっとしております。要は、保険料を払ってるのに、こういう形で給付を外されるということについての町長の見解を求めたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  そういうふうな形で、いわゆるこれまでの給付が受けられないというような形が出てくることは、保険制度を運営する上におきましては、これまでと比較した場合に憂慮すべき事態かなというふうに、私も一般的には思っております。このそういった中でも、方針といたしましては、総合事業というものを本町でもこの4月から開始をしております。極力何らかのサービスの提供を受けれるような形をつくりながら、なおかつ地域の中で住み続けられるという方策をとることが地元の地方公共団体のとれる方法かなというふうに考えておるところでございます。  また、これに伴いまして、介護保険特別会計における支出科目を保険給付費から地域支援事業等、いうふうに総合事業への変更を行っておりますので、今現在、本町の利用者の方々が自己負担というものは変わってないという状況でございます。ちょっと、サービス主体というが変わったというのが、制度上仕方がないことでございますが、極力保険をかけてくれた方がサービスが必要になったときに的確にサービスが受けれる体制の維持は重要であろうというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい。 ○8番(今田 勝幸君)  ちょっと町長言われましたけど、サービスの内容が変わる、いうことについてもやっぱり後退だという指摘はしておきたいと思います。  どういうふうに変わるかということですけれども、2014年のときには、要支援が変わりまして、保険給付、そして町長が言われたように自治体のサービス、代替サービス、新総合事業に変わったわけであります。しかし、これには、予算上国の指導としては、上限がつけられる、いうふうなことになっておるであります。上限がつけられるとたくさんの人、そこに入ってくると上限超えるということで、何らかの規制をしなければならないというふうになるのかなという思いがあります。  総合事業のガイドラインでは、そういうことで給付の効率化を目指すよう自治体に求めているということになって、だとしたら先ほどの関係からいうと、早く卒業させたり対象にならないようにしていくと、自立に向けた目標をつけてやっていくようになるのではないかと。さらにそれが進みまして、2017年のことしの国会では、地域包括ケア強化法で、いわゆるインセンティブの改革という形で、自立支援とか給付効率化の達成度を国が採点をする、評価をする、ということになって、さらに利用者にとっては大変な状況に追い込まれていくというのが出ております。  私は、こういった中で結局、地域で見るというような、先ほどもちょっとお話がありましたけれども、地域の実態もどんだけこれが大変なんではないかというのが、見てよくわかります。民生委員さんの、特に女性の民生委員さんの仕事の多さというのは、朝に晩に夕に大変な状況だと思います。これはもう本当にこういう状態のままでいくと大変な状況になろうというのは、地域も困ってくるというのは実態であります。  高齢化についても、そして相まって町の実態というのは、幾度も出てると思いますけれども、本当に大変なんだという状況は町長も知っておられると思いますけれども、そういう状況をよく理解の上で執行部の行政に介護保険の運用についてもやってもらえるようにお願いをしなくてはなりません。  特に指摘をしておきたいのが、やっぱり先般の反対討論で言った問題、いわゆる自然増の問題ですね。なぜ国がそうなのかというんですけれども、やっぱり自然増の問題は、非常に大事やと。高齢者はふえて医療や介護にお金がかかるのは、当然そうなってくるわけで、また高齢者のふえてくるわけですから、当然だと思いますが、それについてもやっぱりそういう形で、自然増を圧縮するという形でやっているというのが、非常に私は大きな問題だと思います。  例えば、低所得者の高齢者が特養ホームやデイサービスなどの施設の介護を受ける際に、食費や居住費を補助する補足給付、これについて世帯分離をしている配偶者が住民外である場合は除かれるもんになっています。単身ですが、本人が1,000万円、1,000万もお金があればいいと思うんですけども、そういうところは除かれる。非課税年金で障害者とか遺族年金を一定額以上受給している場合は、これも対象から除外をされる。食費や居住費の大幅な負担増を求めることになりましたということで、2016年8月からについては、あるいは2015年の8月からについて、これを全部こういう形でやられて、負担の増の分野です。我々、指摘といいますか、ちょっと気になったり、まさしく大変やなと思うのは言っておきたいと思うんですけども、2014年に可決された医療と介護の総合法、これによると、所得160万円以上、単身年金収入280万円以上の人の利用率、これが1割負担から2割負担へと引き上げた。地域ケア強化法、これ2018年の8月から現金収入340万円以上の人が利用率は3割に引き上げられる。こういうことも進んでいる。ですから、こういう状況であって、しかもどんどん個人の負担増しながら自然増があってへしていけば、当然、保険料についてもはね返ってくるというのがくるという心配があります。ですから、こういったところにやっぱり自然増が仕方がないということで、当然だということでやっぱり国の責任で国家負担を求めないわけにはいけない、いうことであります。  3番目の質問、そこにいっているわけでありますが、介護保険の構造的欠陥ということで、サービス利用が増加したり、介護職の労働条件を改善すれば、直ちに保険料・利用料が上がると、はね返ってくると、高齢化の中の自然増分は、その削減はやっぱりやめるよう政府に求めていただきたい。公費負担割合をふやすよう求めたい、その努力をしていただき、そこなくしては、やっぱりこの介護保険の欠陥的構造を正すことはできないし、結局、自治体と町民・住民に負担がかかる。そして現役世代の話ちょっとしましてけれども、結局それ見ていかないかんぐらい、親を見ていかないかんとならない現役世代についても介護離職までも含めて、心配がやっぱり出てくるわけである。ですからそこのところを、本当に今の状況の中で何が必要なのかと、答弁もらいたいんですけども、きょうの新聞に出ておりましたけども、北朝鮮問題との絡みで1機、陸上イージス1,000億というふうな数字も出ておりました。こういう形でどんどんここにお金ばかり使われるようになると、軍拡なってくると結局福祉にしわ寄せがくるというのが、今の考えからでよくわかるような状況です。ですから、ぜひ3つ目の質問の公費負担の割合をふやすように求めたいと思うんですけども、町長よろしく答弁をお願いしたい。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  このそもそも介護保険は、高齢者の介護を社会全体で支える仕組みといたしまして、2000年、平成12年度に創設された制度でございます。その目的から、介護保険の財源構成といたしましては、公費が50%、保険料が50%となっております。それぞれの内訳は、給付費の種類により公費が少し異なりますが、居宅給付費では、調整交付金を含む国庫が25%、経費が12.5%、町地元自治体が12.5%となっておりまして、保険料は65歳以上の方、第1号、2号被保険者が22%、40歳から64歳、第2号被保険者が28%となっております。でも今田議員がおっしゃるとおり、介護保険会計の財政規模がふえれば、それに連動して保険料も増額になるというような構造になっております。  この介護保険制度の円滑な運営と、また将来にわたり持続可能な社会保障制度の確立を図るためにも、国庫負担の割合をふやすよう、全国町村会を通じても強く国に要望を続けていきたいと思っております。  今年度の要望といたしましては、財政運営の充実を図るために国の負担のうち調整交付金を、いわゆる外枠とすることなどを要望してまいったところでございます。こういうことで自然増に対応するためには、やはり国の財源というものが欠かせないということはもう、各市町村の共通の認識でもないかというふうに思っております。  そういったことで、町村会を通じて先日の町村長大会におきまして決議をいたしまして国に要望したということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  はい、今田議員。 ○8番(今田 勝幸君)  4番目に入りますが、緊急かつ確実に介護・福祉労働者の処遇改善は、これについては国費投入を求めたいと思います。ぜひ先ほど言った、るる言ってまいりましたけれども、それを業務している方々の処遇改善は、今までも担うためにしてきたところもありますけれども、十分に反映をされていない、施設運営費にほとんどが回っている状況もあろうかと思います。それではだめ、結局、いってはおりませんので、緊急性をもって求めておきたいと思います。どのようなお考えかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これも先ほどのご質問と関係がございますが、介護保険制度の円滑な運営、また将来にわたり持続可能な社会保障制度の充実を図るためには、それを支える介護・福祉労働者の処遇改善を早急に行い、その人材を確保することが重要だと考えております。そのために介護・福祉労働者の処遇改善に国費を投入するように全国町村会を通じて強く国に要望を続けていきたいというふうに考えております。今年度の大会におきましても、介護離職ゼロを達成するために、介護サービス基盤を整備するとともに、介護従事者の養成などを引き続き人材確保に取り組むこと、これは国の責任においてやってほしいというような要望をしたところでございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい。 ○8番(今田 勝幸君)  ここで町長にこれからこうしてくれ言ったって、それはちょっと制度面の問題もありますので、ぜひそういう団体等を通じて強くぜひ回っていくように、実現ができるようにお願いしておきたいと思います。  5番目でありますけれども、以上のような私の要求や意見について、お話をあるいは質問してまいりました。今後、今現在進んでおるんかな、ガイドラインの介護保険改定の実施、されておると思いますけれども、私のこのような意見・要求がどう反映されるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  ご指摘のとおり、現在、琴平町高齢者保険福祉計画及び第7期となります介護保険事業計画の策定を進めておるところでございます。この第7期計画では、2018年度、平成30年度から、2020年度、平成32年度の保険料を決定することとなります。その決定に当たっては、今田議員のご指摘も参考に高齢者の負担等を十分に考慮しながら、また制度を支える現役世代の将来にわたる負担も考慮しながら可能な範囲で抑制ができたらというふうに思ったところでおります。  また、介護保険料の抑制には、さまざまな要因があると思いますが、介護予防自立支援に重点的に取り組み、高齢化にいつかなっても元気な高齢者をふやしていきたいと考えております。さらに介護保険制度の円滑な運営、将来にわたり持続可能な社会保障制度の確立を図るためには、国に対しまして保険料に影響が出ない財源構成や国庫負担割合の増など、根本の制度改革を強く要望していきたいと考えておるところでございます。 ○議長(山神 猛君)  はい、今田議員。 ○8番(今田 勝幸君)  よろしく反映をさせていただきたいと思います。  年寄りになるのは、早いか遅いかはありますけれども、同じ道を全ての人が歩んでまいります。自然の摂理であります。そしてそれを支えるのも次の世代の方々であります。特に現役世代、ですから高齢者も現役世代もが安心できる必要があるなら、そういう意味でございます。  保険料の問題もサービスの内容の問題についても、そして介護保険の充実、ぜひ拡充に取り組んでいただければと、ぜひ今言われましたように反映をさせていただいて、よりよいものに仕上げてもらいたいというように思います。  次にうつりますけれども、人口減少、少子化対策、この要の役割を担う子ども課の設置を求めて質問をいたします。  県はこのたび来春の機構改革で新たな局を新設すると報道がございます。結婚、出産、子育てに関する業務の増大に一元的に対応するとしておる。これとほぼ同じような答弁を平成27年の9月、人口減少を食いとめる少子化対策として子ども課の設置を求めた私の質問に町長は答弁をしていているところでございます。子どもは未来の主人公であり、社会の希望であり、健やかな成長を願い、安心して子どもを産み育てられる琴平町をつくりたいと思います。  そこで質問であります。町も県と同じ結婚、出産、子育てに関する業務の増大があろうかと思います。そしてその一元的に対応する子ども課の設置を求めたいと思います。これが質問である。答弁をお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  平成30年4月、新年度4月には、これまでの本町が行っていた業務にしろ、いろんな影響を及ぼす変革がございます。まずは、国民健康保険の都道府県単位化、また県の広域水道企業団の業務開始など、大変、本町を取り巻く環境が変化をいたします。さらには、大規模災害対策や今、議員が申されました子育て支援などの課題に一括に対応する必要があろうかというふうに考えておりまして、そこで組織体制を見直して積極的、効率的な行政運営に努める必要があろうというふうに考えます。  このために、さきの12月2日に開催されました全員協議会におきまして、平成30年度組織改正案をお示しし、子育て支援課の新設などの組織体制の見直し案をご説明したところでございます。  今後いろいろなご意見を賜りながら、さらに検討を加え、条例改正案を提案させていただきたいというふうに考えておりますので、議員各位のご理解とご協力をお願いできたらというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  はい、今田議員。 ○8番(今田 勝幸君)  私、通告したのは12月1日。今答弁があった12月5日に全然内容がわかっておりません。もし早かったらこの質問をしてないかもわかりません。  しかし出しとるうちは、しとかなきゃなりません。しかし、私は遅きに失したとはいえ、期待しておきたいと思います。さらなる議論を深めてよりよい方向に前進するよう、私も力を尽くしますのでよろしくお願いいたします。ただ、多くはこれで言いませんけれども、何事も時があります。何の問題でも失することなく、次の質問に入りたいと思います。  最後であります。  公文書偽造の勝訴と町民に負担をかけないための町議会決議の実行について質問をいたします。  私、この決議の実行を求めての関する質問は、3度目であります。そこで、もういろいろは申しませんけれども、この間の経過について、説明を求めたい。ついでに、2つ目の問題で、実行についても具体的な取り組み方針をあわせて示されたい。よろしくお願いいたします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  ご質問いただきました、この平成22年3月の議会決議、私も確か当時は議員でしたので、内容に関しましては、当時の町長の任命責任、また職員の連帯責任、そして議会の道義的責任の範囲について、町長、職員、議会が同じテーブルで協議する必要があるというような決議内容だったというふうに記憶しております。確か私も賛成をしたというふうに思っておりますし、また全会一致であったというふうなでは、賛成多数でした。可決されたというようなことでございます。  この協議会を開催するために、今年度に入りまして関係機関等の調整をさせていただいております。今のところ、私を含めた特別職、そして関係課、また職員組合、そして町の親睦団体であります親和会から代表者のこの協議会への出席の承諾を得たところでございます。今後は、この協議会を開催してどうするかというような話し合いから始めていくべきであろうというふうに思っております。  ただ、平成22年の決議によりますと、三者というのは町の執行部と職員、そして議会というふうになっておりますので、この三者の協議の場をもつべきかというふうに考えております。議会の皆様の協議会への参加について、ぜひともご理解をいただければと、大変早い時期に協議会が開催できると考えておりますが、これにつきましては、今田議員を初めご尽力賜りたいというふうな思いでおりますことをお知らせしておきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ)
    ○議長(山神 猛君)  はい、今田議員。 ○8番(今田 勝幸君)  この決議の提案者として、早期にこの問題の解決に当たって町民に迷惑をかけない、ということになれるように、またそういうのを含めて町民への報告をもしっかりと果たしていきたいと、私も思います。  ぜひ早期の実現、実施に向けてご努力をお願い申し上げて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(山神 猛君)  これで、8番、今田 勝幸君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで休憩したいと思います。  再開を2時30分といたします。      休憩 午後 2時13分      再開 午後 2時31分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。10番、眞鍋 籌男君。   (「はい、10番、眞鍋」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  平成29年12月14日の四国新聞、きょうの四国新聞の22面に、「小野氏3選出馬表明、誇りを持てるまちづくりを住民や子どもたちが誇りを持てるようなまちづくりを進める必要があると強調」四国新聞に、今そのとおり読みました。これを見て私は、くらくらくらとしました。と申しますのは、ここまで、ぶざまな情けない町にしておいて、何か3選出馬ぞ。商売人は不安がり、住民は生きがいをなくし、つらい思いをしている。中学校のトイレを見てみい。育ちざかりの子どもが、きょうも臭いとこで用を足しとるんや。それ一つとってみてもこれしかり、私が町長なら真っ先にしとるわい。目を覚ませ。  それでは、通告1、香川県広域水道企業団。  2、琴平町の実施する温泉事業について。  3、歴史民俗資料館について。  4はやめます。  5、歩こう会について。  6、住民監査請求について、ただいまよりします。  それでは、下に下がります。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  1、香川県広域水道企業団について。  琴平町は一般会計より、琴平町水道事業会計へ貸し付けてある9,000万円について、平成30年4月1日より香川県広域水道企業団が発足します。この9,000万円について、どのような措置がなされているのですか。あやふやにされては困ります。住民の税金であります、住民が納得できる明確な答弁をお願いします。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋 籌男君の質問に対する答弁を認めます。  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは、眞鍋議員のご質問にお答えいたしますが、その前段でいろいろと四国新聞の記事を見ながらご説明をされましたが、私といたしましては、琴平町民の誇りを、また子どもたちに希望を与える町政づくりに励みたいというふうに思っております。  また、ご指摘になりました中学校のトイレに関しましても、現在、進行中の琴平中学校建てかえ工事におきまして、全面改装が図られるということで、ようやく子どもたちに快適な環境が提供できるというふうに考えております。  その上で、まず議員からいただきました琴平町から琴平町水道事業会計へ貸し付けてあります9,000万円について、どのような措置がなされるのかということでございます。  この点につきましては、平成29年11月に発足いたしました香川県広域水道企業団の事務局次長に問い合わせたところ、琴平町からの貸付金につきましては、企業団が返済する負債であるということを12月1日に確認しておりますことをご報告申し上げます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  12月1日に確認はわかりましたけど、この前委員会でも一筆とっておけ、そんな意見がありましたよね。そうするわけではないんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これに関しましては、現在は琴平町から琴平町水道事業会計でございますけども、香川県広域水道企業団と、いわゆる琴平町水道事業会計が借り受けております9,000万円につきましては、新たな何らかの文章での取り決めをするべく、現在、調整をしておるところでございます。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  次、2、琴平町の実施する温泉事業について。  1、ことし9月議会の町長答弁では、智光院温泉の鑑定評価に関して不動産鑑定士の源泉の価値というものは、直接なかなか鑑定が難しいという意見もございまして、鑑定から外したと答弁をしていますが、不動産鑑定士にも難しいという鑑定、または評価を誰がしたのですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この源泉の価値につきましては、9月議会でもご説明をしたとおり、町として原価法の手法を用いて積算をしたということでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  原価法を用いて、それはこの前聞いたとおりで、私の答弁になってない、今の。誰が、誰がしたんですか。あなたならあなた、職員なら職員、言ったらいいじゃないですか。誰がしたいうか。幽霊がしたんじゃないだろう。手上げとるやないか、小野が。 ○議長(山神 猛君)  はい、小野町長。 ○町長(小野 正人君)  最終的には町が方針として議案提出をして議会の議決をいただいたものでございますが、その検討過程におきましては、私を初め、当時の執行部の中で関係課を交えて協議をした結果、この原価法の手法によるもので算出をしたとこでございます。こういった不動産を絡めた売買につきましては、売り手側の意思と買い手側の事情というものもございますので、その中で、最も客観的に判断できる手法として原価法の手法を用いたということでございます。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今の智光院温泉、あれ掘削したのいつごろですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  正確なちょっと年月を今言われても、頭の記憶にちょっと正確に言えないんですと思いますが、確か昭和40年か50年ぐらいだったというふうに記憶しております。ちょっとあやふやでございますが、昭和の時代であるのは間違いないと思います。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今、私を初め、当時の執行部でこういうふうに鑑定評価をしたと言いまして、約40年としても今から約50年前、今、40年か50年言いますけど、40年にいたしましては、そうそう50年前。約昭和93年やったか。これね、私が聞いているのは、あるとこへ、その持ち主、川原さんですけど、売りに行ったけど、それ断られたんですよ。これは、名前は言いませんけど、そういう事実も私は耳にしている。結局、50年も放置していた理由は何だと思いますか。  これ小野町長、ニコニコ笑わんでえんじゃ、ちゃんと答え。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この元の所有者の考えがあるので、私のほうからは、何でありますかと言われても、それは存じ上げておりません。 ○10番(眞鍋 籌男君)  その辺がね、議長。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  この辺が全て、いろいろさらに絡みついてきてるんですよ。というのは、後でもありますけど、原価法だけは危険なんですよ。原価法だけでは。まだほかにも、これ十何ぼもあるんですよ、例を挙げたら。主立ったものでも、取引実例比較法、収益還元法、固定資産評価基準、さらにたくさんあるんですよ。一つでしたらだめなんですよ、特に。もっと特にこの3番なんか大事なんですよ、いろいろ。それを、それに任せてしもて。小野町長、それ危険だと思いませんか。一つだけで、誤りだと思いませんか。一つだけで、あなたオウムのようにすぐに原価法、原価法と言いますけど。それおかしいと思いませんか。その時点で。ここでこれだけやかまし言うて、監査請求までして。おかしいと思いませんか。一つだけにするのは。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  今、議員おっしゃりました収益還元法とかさまざまな方式があることも表記検討いたしました。ただ、収益還元法となりますと、その井戸がもっております将来的な利益等とも含めた価格になります。こうなりますと、非常に莫大な費用が発生する可能性があるというようなことを比較いたしまして、客観的に判断できる方法としては、原価法がすばらしい方法であろうということから、採用したということでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。
    ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長、あなたそう言いますけどね、これだけ五十何年も前のですからね、原価法だけでは、私は誤りだけは言うときますよ。  2、ことし9月の町長答弁では、智光院温泉の加水禁止に関して、再三にわたって施設側の判断に委ねていると答弁をしていますが、町長は施設側の判断によって幾ら水道水を加水してもよいと考えているのですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  温泉法に基づきまして施設側の判断により個別に対処するものと考えております。最後の欄に幾ら水道水を加水してもよりと考えているのですか、ということでございますが、そういう考えのもとではなく、これはあくまで施設側が判断によりまして、適切に運営していくんであるというようなことでございます。例えば、その施設のいわゆる営業戦略の一環として、より源泉に近い水をどんどん供給していくというような方法をとられる場合には、新しいお湯でどんどんどんどん使っていただいて、それをPRしていただければよいというように思いますし、また循環方式をとっている施設に関しましては、衛生面に十分留意をいたしながら、そういった方法で運用をしていただくというものが適切だろうと、しかしあくまでその根底は、温泉法に基づくということをお願いするというような内容でございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  何を白々しいことを言う。山下前町長は、平成10年、これ3月の条例で第5条、もう長いんで肝心なところだけ読みますけど、「水及び湯を混入し、成分を低下してはならない」と書いとんですよ。あなたは、これのけとんですよ。いつのけたか、平成24年12月15日にのけとるんですよ。ということは、山下町長は、あの当時、いろいろ新館やホテルから言い寄られたかどうかわかりませんけど、琴平町に立派な温泉郷をつくって観光客の誘致、それらを目的として加水したらいかんが、加水入っとるんですよ。小野町長は、なんぼ加水してもええが言うとるんですじゃないですか。あなた何でのけるんな、この条例。のけてしもとるんやないん。それであんた根底から間違っとるんじゃ。あなたそれ気がつきませんか。あのね、私は小野町長は、根底から間違ってると言ってるんですよ。断定してるんですよ。小野町長は、まだ食いつくんか。私が言ってることが間違ってるんやったら言うてみ、ここで。もう腹立つわ。もうわしはいい。答弁要るわ。 ○議長(山神 猛君)  答弁、町長。 ○町長(小野 正人君)  質問は。 ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長ね、今言ってる、あんた山下前町長は、水を加えたらいかんと条文に載せとるんですよ。あなたは、その水を虚偽ということは、何ぼ加えてもええがということ一緒じゃないですか。ほんで、私が言ってること間違いやったら、ここで言ってください言うんですよ。それが質問ですよ。私が言ってるのが間違ってますか。  余りにこにこするな。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  温泉というのは、温泉法に基づいた運用をすることが義務であろうかというふうに思っておりますので、わざわざその一文を入れると温泉法に基づいた運用をしていただければよいというふうに考えております。なお、加水をしたらいかんという一文をのけた云々という話は、眞鍋議員からは毎回のようにお聞きしておりますが、ほかの方からお聞きした記憶というのは、確か町内でもうお一方おられるというふうに思います。その方と眞鍋議員からこういうご指摘を伺えております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  3、智光院温泉の温泉利用は、琴平町の公金を使って実施している温泉事業ですが、自分所有の温泉とは違って、温泉郷をつくるという行政の事業目的に応じて制約をすべきではありませんか。施設側の判断に任せてはだめ。 ○議長(山神 猛君)  町長、答弁。  はい、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これも9月議会でお答えいたしましたが、町としては町がくみ上げた源泉を加水せずに供給することを目的としております。施設側がこの源泉をどのように使用するかは、施設側の判断に委ねておりますけども、あくまでこれは温泉法に従っていただくということは、大前提だと思います。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  これあんまり同じこと言わせたらだめよ。同じことばかり。また同じこと言わなあかんやないんな、同じ。あんたね、言うとくけどヴィスポ・・・   (「冷静に、冷静に」の声あり)  コナミ&パートナーズ、いこいの郷ですよ、あれもブレてしもうとるんですよ、情報公開しても。情報公開してもあんたブレとるいうんですよ。今回の条例も。もうちゃんとせい。  あのね、私はね、山下町長は以前何回なし言うけど、温泉郷を夢見たんですよ。いや、温泉郷夢見たいうたら加水はしたらいかんや、そういうのね。あのときと今としたら何ぼでも出るんですから、条例のける必要なかったのに、あんた勝手にのけたんや。自分本位でな。  4、ことし9月議会の町長答弁では、こんびら温泉いこいの湯の温泉掘削事業に関する住民訴訟の請求棄却判断について、「特定の個人に責任を追及することはできないというように考えております」と答弁をしていますが、住民訴訟では山下町長の責任は問えないと言っているだけで、誰にも責任はないとは言っていないのではありませんか。(「言っているの違う」の声あり)  違う、間違い、後からいうのが正解です。言っていない、先とちょっと意味が違う。言っていない。今、私が言ったのは、誰にも責任はないと言っていないのではありませんか。ということは、山下町長は問えないいうふうに出た、法律で棄却いうんで山下町長本人ができない言っている、それはわかるんですよ。それだけで、ほかにも全部問えないと言ってるんではないで、ほかにも責任は問えるということですよ、私が言うのは。これはね、小野町長聞いてよ、タクテックのあの裁判で、2億円をどぶに捨てた。半分ですよ、これ。わしら勘違いしたらいかんのや。その後にね、山下町長は自分が責任を認めて30万円払う言ったんは、加水なんですよ。その以前ちょっとこんがらがっていましたけど、今もうはっきりしてますから。これは2億円ですよ。あのときも山下町長何回も言うけど、30万もらったらよかったのに、あんたもらわなんだんや、30万。  今言うたんは、この分は、この2億円は訴訟の棄却によって山下町長に本人は、責任は問えないように決まったんです。しかしほかの人が問えんとは言ってないんですよ。そこをどう思いますかという質問なんです。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。 ○町長(小野 正人君)  これもさきの答弁をしたとおりでございまして、住民からの訴訟については、請求棄却の判決が1月12日にありまして、町側の主張が認められる判決が決定したことによりまして特定の個人に責任を追及することはできないというふうに考えております。その前に掘削業者でありますタクテックに関しましても、町は敗訴であったということでございますので、掘削業者、またそれを施工した施工主であります前町長に対しましては責任が負えないと、じゃあそれ以外に誰があるんだということでございますが、今のところそういう責任を追及できる方は見当たらないというふうに考えております。 ○10番(眞鍋 籌男君)  それ以外に、責任を追及する人が見当たりませんみたいに逃げるように言ってましたけど、私はそうでないと、小野町長ね、そこまで言うんだったら根底に何があるんですか、それ。ほかにも山下町長の霧の中へむなしく消えていくみたいな言い方していますけど、私はこんなあやふやにほうむったらいかんと思ってるんですよ。事が大き過ぎるんですよ、これ。2億円やから、金額が、正確な1億9千なんぼじゃわ、約2億円や、約。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。 ○町長(小野 正人君)  約2億円を投入した事業が最終的には井戸として機能が果たせなくなったということは、非常に重大な案件であると考えております。逆に、それに対しまして当時の掘削を主導した前町長並びに掘削業者へ問えないということでございます。少し我々議員の部会の中に誰か責任を問える方がおるんであれば、ぜひともおっしゃっていただければと思いますが。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  これまたちょっと、議長ね、今、まだ小野町長言ったんは、眞鍋議員には誰か責任を問う人がおるんやったら言うてくれみたいな言い方してますから、それはちょっとわかりました。今、後でちゃんとしてやります。  5、智光院温泉に関する不動産鑑定士の鑑定評価報酬として34万2,300円を支払っていますが、この判定評価はどのように利用したんですか。これはね、小野町長ね、最低3,340万入ってるんですよ。3,340万で、今、書いとるとおりですよ。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これはもう積算根拠の一つとして利用しました。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  積算根拠の一つとしてとは余りにも、これは温泉権ですからね。私が言ってるのは、この金額、34万払って、鑑定士のプロにして57万ぐらいでした打ちしておいて、金額がひらきすぎとんですよ。温泉権代にしても、金額は。これにお金払って、この評価をどのように利用したかいうのは、もっと具体的にね、話し合ったら、これはじめ何ぼやって後はこうなったいうて、急に3,340万もいかなんだんじゃないですか。いろいろ話し合ったその経緯が知りたいんですよ。その際に鑑定士に払ったから最盛期には七、八万円言うとるんですよ。最盛期には。それが最終的に五十七、八万三千何ぼになっとるんですよ。そんな段階を言ってください。こういうお金払っとるんやから。鑑定評価もいろいろと利用したいうんはね、鑑定士おるんでしょう。米田とか、その人のこといろいろ聞いてね、そういうことを聞いてるんですよ。わかったかな、言うてるの。お金をこれだけ公費を払ってね、最終的にどのように利用したんですか。具体的に言ってください、利用したのを。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。 ○10番(眞鍋 籌男君)  質問がわかれへんのやったら、次に回すわ、ここ大事なんや、ここ。 ○町長(小野 正人君)  この不動産鑑定評価報酬ということでございますが、当初これは売り主側の意向として、温泉地以外にも山林というものが所有物件としてお持ちでございました。当初は、その山林も含めて売りたいというご意向でございましたので、まず当初の段階で山林も含めた不動産鑑定をお願いしておったということでございます。ただし、町としては、その不要な土地については購入はできないという経緯がございましたので、購入はしておりませんが、しかし不動産鑑定につきましては、山林も含めた不動産鑑定をやらないことには全体像が見えてこないということで、鑑定をお願いしたという経緯であろうかと思います。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  あのね、今、ニーズいうんかね、ニーズというたら宅地の山林ですと、山林買わなかったら何で鑑定する必要があったんですか、そしたら。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  当初、先方の意向というのは、山林も含めた売買を希望しておりました。したがいまして、それは全体を知る必要があろうかと思って鑑定を当然したということでございます。ただ、町としては、その使用目的のない、また他の市町にあるようなその土地を膨大に所有する必要はないと判断をいたしまして、その購入というのは切り離して売り主側と交渉したということでございます。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今、小野町長は、「先方は山林を含めた売買を希望していた」土地はわかるんですよ。買わないかん、先方は山林も含めて売買やから一緒に売る言うてたんでしょう。それもなぜ、宅地だけで32万評価して、山林はのけたんですか。いや、買ってないものまで鑑定評価する必要ないが言うとるんですよ。この34万2,300円は、山も宅地も合わせてのお金なんですよ。買わないかんのが、買う必要がないんですよ、言うてる、そうか小野町長、ここね重要なポイントになるんでね、私もっと頭冷やして考えますからね、あなた今、先方の山林を含めた売買を希望していたんでしょ、先方は。おかしいな。  次いきます。  ことし9月議会の町長答弁では、「不動産鑑定士の鑑定評価書は適正な価格で契約するために参考にさせていただきました」と答弁をしていますが、鑑定評価書では温泉湧出土地の価格は8万4,000円となっています。どのように参考にしたのか具体的に説明してください。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これも最終的には、温泉の権利を含めた値段で他決をすべく、この温泉の源泉になります地面の評価額というふうに判断をして積算根拠の一つとして利用いたしました。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  7、ことし9月の議会の町長答弁では、温泉権の鑑定評価が原価法により算定したと答弁をしていますが、原価法以外の評価方法を併用しなかった理由はなんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。
      (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  冒頭の質問で、この答えと同じことを申し上げておりますけども、いろんな方法があることを我々も研究をいたしました。その中で、売り主側の希望価格、また、我々が買える限度額というものを照らし合わせながら最も客観的に判断できる方法として、この原価法の使用を考えたものでございます。そのほかといたしましては、収益還元法だったり取引事例比較法というものがありますが、先ほども申し上げましたように収益還元法をとりますと、非常に井戸の価値が高くなるため、また取引事例比較法を参考した場合には、他と同じような取引を探し出すことが非常に難しいということがございましたので、客観的に原価法の手法を用いたということでございます。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長、今最後に客観的に見て原価法をとったと言いますけど、私はこれ誤りだと言ってるんです。これだから最低1つじゃだめですよ。町やから、行政やから。それだけ言っておきます。そしてまた、長年使っていないとこですからね、50年も。  8、不動産鑑定士の温泉権の鑑定評価を依頼しなかった理由は何ですか。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。 ○町長(小野 正人君)  温泉権の鑑定評価につきましては、客観的な価値を算出することが有効であると考えたために、原価法の手法により金額の算定を行ったことでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私が言ってるのは、米田不動産ですかね。そういうような相手はプロですから、大体のこんな方々へ行って当たってるので、いろんな件はわかっとると思うんですが、ちょっと相談を投げかけたことはあるんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。  ちょっと、声出してください。手、挙げるとかね、低いからこの限りってわからへん。(「はい、済みません」の声あり) ○町長(小野 正人君)  これは、その鑑定士さんと協議をいたしております。ただ、鑑定士さんをこの件につきましては、評価がしづらいというようなご意見があったように記憶しております。 ○10番(眞鍋 籌男君)  全ての根源は、3,340万、余りにもかけ離れておるから言っておるんですよ。そこにあるんですよ。不動産鑑定士なら、私はね、こういう経験がある人ですから、話した場合ですよ、いろいろ案出してくれると思うんですよ。本当なら普通は客観的に、今、小野町長おっしゃったように客観的な。そのことはどのように言っていたんですか。相談したんなら。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。 ○町長(小野 正人君)  そういった中で協議をする中で、原価法の手法を選択したということでございます。評価とかけ離れておるということでございますが、その眞鍋議員がおっしゃっとる評価のもとは何かちょっとわかりかねますが、3,300万の、約3,500万で今、購入しておりますけども、それと何との差をおっしゃっとるのかわかりかねますんで、そこを教えていただければと思います。 ○10番(眞鍋 籌男君)  3,340万が余りにも高過ぎると言ってるんです。ラドンやないな。その3分の1でええかと思うぐらいやわ。  これはね、余り言うても、これ話すみませんけどね。  次いきます。  9、ことし6月の町長答弁では、「智光院温泉は放射能冷鉱泉のラドン温泉ですから、湧出後、空気中に散ってしまうので時間の経過とともに性能が減少します」と答弁をしていますが、ラドン温泉に加水して薄めることは、さらに温泉の効果を減らすことにはなりませんか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  このラドン温泉というのは、以前、議会でもご説明したように空気中にどうしても散ってしまうというような特性があるようでございます。時間の経過とともに効能というのは減少するということでございます。ただ、智光院温泉に関しましては、ラドン以外にもメタケイ酸とフッ素という温泉成分を含んでおりますので、これらに関しましては、ラドンを含め有効な効力があるという鑑定の中で温泉の効能について基準に基づいた表示を各施設が行っておるというふうに認識しております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋議員。  声出してください。議長と。   (「はい」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  3、歴史民俗資料館について、現在、有料の歴史民俗資料館をここに至っては無料にしてはどうでしょうか。条例にも関係しますが、大人200円、子ども100円、ただにせよということです。 ○議長(山神 猛君)  教育長。教育長、答弁。 ○教育長(大林 正和君)  それでは、議長のお許しを得て答弁をいたします。  眞鍋議員のご質問でございますが、歴史民俗資料館の管理運営に関しましては、歴史民俗資料館運営委員会に諮問し、運営管理に関する必要な事項について答申をいただくことになっております。歴史民俗資料館運営委員会を開催し、展示物の内容も含め協議したいと考えております。  なお、歴史民俗資料館の過去3年間の有料入場者数及び入館料収入については、平成26年度が入館者数が432名、収入は8万4,060円です。平成27年度は入館者数は445名、8万2,840円、平成28年度入館者数は543名、9万3,400円となっております。  以上でございます。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  年間10万足らずのあれなので、今、言ってる運営委員会ですか。答申して、私が言ってるように、あそこはもう年間収入も大したことないので、無料にするよう進めてください。  次、4番は中止です。  5番、歩こう会について。健康推進課の澤井課長のところに属する、琴平町健康づくり歩こう会の役員会において、歩こう会の現会長である眞鍋、私やその場にいる役員の方々の了解も得ず職員の方が、歩こう会の会長の判や通帳を会計係に渡しました。やっぱり、役員の皆さんが全員いるのですから、そこで諮るのが筋ではないのでしょうか。その点、町長はどう思いますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この質問に関しましては、歩こう会という任意団体のことでございますので、私が町長の立場として答えることは控えさせていただきたいと思っております。  ただ、そういう会の中で通帳が会計の方に渡されたというのでありますと、その会の中でそれを諮るというのは、会長の仕事ではないかというふうに考えます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今、小野町長は会員の方がおるとこで、そこで諮るん筋なことと思っとると言いましたけど、そうしてないじゃないですか。そうしてないいうて言ってるんです。以前、小野町長私が澤井課長のこと、この席上で、もういつやったかいな、2、3回前の議会でどう言ったか。眞鍋議員の言う意見を真摯に受けとめ、これから何かあった場合注意していく言うたのどこの誰や。言うてみ。違うんか。今、もうの。俺、かっかしとるときは、余り笑うな、腹立つとて。  小野町長ね、ちょっと待て。あなたね、そのときにそう言うたんは覚えておるでしょう。覚えてないんやったら、本会議の議事録入っとるわ。全然、注意してないやない。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  また任意団体のことでございます。歩こう会の中で、上手にやっていただいて、会の進行を図っていただくことが第一だと考えております。私もいろんな会の議長役を努めます。これ会長が議長を務めることでございますので、もしそういう役員会があったら、その役員会を進行しておる方が、その行為に対しまして「皆さんどうでしょうか、これでよろしいですか」と諮るのが、一般的ではないかというふうに思っております。これあくまで客観的に見た意見でございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長もたまにはええこと言うんや。あなた言うのがおおとるんや。  2、歩こう会のような団体は他にもたくさんありますが、そうした団体も健康推進課の澤井課長のところのように、会長印や通帳を預けているのですか。もし預けているのなら、その団体名と課といつ預けたのか、その年月日を言ってください。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  民間団体で琴平町が補助をしたりしている団体では、団体自身が会長印や通帳を持っている団体はたくさんございます。しかし、この質問は、歩こう会のほかに役場で預かっていた会長印や通帳を団体自身に返している団体があるかという質問でございますので、これに関しまして過去3年間について調べたところ、該当するものが1件ございました。これは、観光商工課が平成27年4月1日に関連する任意団体に渡しておるということがございました。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  はい。今、小野町長は平成27年4月1日に観光商工課が担当している任意団体に渡しておりました。わかりました。  3、そのときの役員会において健康推進課の澤井 達朗課長が、「私はオブザーバーとしているので、何かありましたら呼んでください」と言って開催間もなく役員会の席上から退席してしまいました。また先日の歩こう会の観音寺のウォークや大野原町の八幡神社への観光にも健康推進課の澤井 達朗課長が、理由もわからないまま参加しませんでした。私も歩こう会の役員会を過去15年間やっていますが、今回のような出来事は、初めてなので驚いています。この件について、町長はどうお考えですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  特に考えと言いますか、考えはございませんが、歩こう会におきましては、新会長の手腕とご尽力によりまして補助金団体として会員の皆様によります自主的な活動をされることを期待してやまないところでございます。15年間やられておるということでございますので、15年間あったらいろんなことがあるんだなという感想しかございません。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  負けました。俺、頭きてるから・・・。いいかげんにせえ。  私はこういうこと、引率もそうですからね、ついていたんはね。何かあったら困りますからこれ聞いてるんですよ。15年間で初めてじゃ。  次、住民監査請求について、ことし8月に智光院温泉の近隣土地に関する住民監査請求が請求人、眞鍋より琴平町監査委員に提出されましたが、監査委員はこの請求を受理せずに却下しておきながら、9月に提出された同じ趣旨の2回目の監査請求は受理しました。2回目を受理した理由は何ですか。 ○議長(山神 猛君)  ただいまの眞鍋議員の質問に対し、代表監査委員の答弁を求めます。 ○代表監査委員(河野 玲子君)  代表監査委員の河野でございます。
     議長のお許しをいただきましたので、眞鍋議員の質問にお答えしたいと思います。  ご質問は、みずから一住民の立場で提出した住民監査請求についての件と思われますが、監査委員として地方自治法に基づき適正に手続や審査を行ったわけであり、その審査過程において関係者への聞き取りを実施したところ、町長や議長におきましては、聞き取りに応じてもらえたのですが、請求人である眞鍋議員は当日欠席で請求内容の説明もしていただけず、質問する機会も得られませんでした。それを踏まえ、今回の住民監査請求の概略について説明いたします。  今回、請求人より2回にわたり住民監査請求が提出されました。1回目の住民監査請求の提出理由については、平成24年の智光院温泉の土地取得について、温泉源以外のその他山林まで取得をし、その後、その他山林については無断で宗教法人に寄附をしたことは違法行為であり、町に多大な損害を与えたという内容でありました。  しかし、住民監査請求の受理に関し、実質的要件の一つに請求期限があり、監査請求が財務会計上の行為のあった日、または終わった日から1年を経過するまでにされたものであること、という要件に合致しないため受理をせず、却下という判断を行ったものでございます。  2回目に提出された請求者の提出理由については、町がその他山林部分の土地まで取得したことについては問題とせず、町長の町有地を宗教法人に寄附をしたという不法行為により町に損害を与えたという理由であり、財務会計上の請求期限は当てはまらないと判断をし、受理をしたものでございます。  受理をし、監査を行っていく過程で、眞鍋議員が主張するように、町が所有している山林を宗教法人に寄附したと仮定した場合でも、町の財産が減るということで、やはり財務会計上影響がないという主張は通らないこととなり、やはり監査請求は財務会計上の行為があった日、または終わった日から1年を経過するまでにされたものでなければ実質的要件を満たさないことから、却下という判断に至ったものでございます。  受理後の却下は、監査の結果としての却下であり、受理後の実質審査によって要件が欠けていることと判断したものでございます。  本日回答するに当たり、全国町村議会議長会に問い合わせた結果、昭和33年7月14日付行政実例において、請求人が監査の結果を不服として異議の申し立てをしてきた場合、監査委員はその申し立てを受理しなくてもよいという通告がされていることのご指導をいただきました。  また、監査の方法等については、監査委員が決めればいいこととされております。  よって、このような理由から、眞鍋議員の質問については、回答は控えさせていただきます。以後の質問に対しましても同様の理由により回答は控えさせていただきます。  以上で、答弁を終わります。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋議員。 ○10番(眞鍋 籌男君)  これ原本です。原本。ここに本請求を却下する、却下ということが書かれてるんです。私、これまでいこいの郷から裁判20ぐらいやっとるんですよ。それでは、その当時から始まって七、八年前、ことによっては10年ぐらい前も全部怠る事実でやってきたんです。そしてまた、何というんですかね、裁判もしてきたし監査請求もたくさんしました。却下いうのは、今回初めてされたわけです、却下いうの。その却下した、却下しないの理由は、この怠るある事実でもいろいろ最高裁の実例に見ていたら、判断が違うんですよ。この、これ一番新しいの、これも原本です、これ。これ12月6日分で、ここも監査委員さんは、何ですかこれ、昭和52年これは真正怠る事実で、ほんでこの昭和57年、これは不真正怠る事実でいろいろ例題も挙げてくれて、私も十分読みましたけどね。ここで何ぼ言ってもね、これ法律の最高裁の結論任せなんですよ。解釈でね、お互いにもう平行線たどるいうんか、水かけ論的になってしまうんです。  それで、河野監査委員さん、もう一回お聞きしますけど、却下しておいて8月に、8月これです、この分ね。この分と9月の分ね、これ2つ、今これ原本おたくらにいていますけど、これ写しです、これ。ちゃんとここに判がある。それ見たら、9月と8月と9月には寄附されとる例をちょっとくっつけてるんですけどね、さほど内容は変わってていないんです。それなのに、なぜ8月に却下、門前払いしておいて、9月にはそれを受理したか。その流れだけをもうちょっとわかりやすく説明していただきたいんですけど。先ほど聞いたんですけどそこが今回1番のポイントになっとんです。何かやっぱりそれなりの理由が、要するにこれね、河野監査委員さん、242条第2項、1年間の分がね、それ恐らく何かのことで、その分が適用されなかったから受理したいうのは、解釈しているんですけどね。その辺ちょっと教えていただけたらと思うんです。 ○議長(山神 猛君)  はい、自席で。 ○代表監査委員(河野 玲子君)  2回目の却下の理由といたしましては、監査をした結果、先ほど申し上げましたとおり、監査をした結果、やはり却下という判断をさせていただきました。やっぱり監査期限が1年というのがありますので、それを理由にしたという話をさせていただいたところでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋議員。 ○10番(眞鍋 籌男君)  また、議事録また読んでみますんで、はい。  次いきます。  2、監査委員作成の9月に提出された住民監査請求に対する決定書によると、住民監査請求書に記載された証人3人のうち、1人のみ証拠調べをして供述を得ていますが、他の2人の証人の供述はなぜ得なかったのですか。 ○議長(山神 猛君)  代表監査委員。 ○代表監査委員(河野 玲子君)  先ほど答弁させていただきましたが、監査委員は監査の報告等については、監査委員で決めればいいこととされておりますので、そういうことで判断させていただきました。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋議員。 ○10番(眞鍋 籌男君)  ことし9月の監査請求の監査を実施するには、土地を寄附した人と寄附を受けた人、寄附した人いうたら川原さんと寄附を受けた人いうたら大麻神社の神社ですけども、両方の供述を得ることは必須というか、絶対条件ではないんですか。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋議員、先ほどから監査委員から言われたように、後の質問事項も先ほど申した答弁されたんと同じ答弁ということで了解もらえますか。 ○10番(眞鍋 籌男君)  いや、いかん。これはこれ一つ一つ独立しとるんやから。(不規則発言あり) ○議長(山神 猛君)  そしたら監査委員、同じ答弁。 ○代表監査委員(河野 玲子君)  監査の内容については、お答えを控えさせていただきたいと思います。 ○10番(眞鍋 籌男君)  それはそういったらいいんや。そいなんはあることなんや。こっちが質問しよって小野町長は現在、係争中ですので、ただいま、控えさせてくださいいうのしょっちゅうあるやないんな。それはかまんのや、言うたら。 ○議長(山神 猛君)  指名を受けてから。もしもし、眞鍋議員、指名を受けてから発言してください。  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  ことし9月の住民監査請求については、請求人に対しこれを受理し、監査を執行することとしたので通知しますと通知書を送付していますが、適用として受理したのに請求の理由がないとする棄却とせずにやな、なぜ不適法の却下としたのか。 ○議長(山神 猛君)  はい、代表監査委員。 ○代表監査委員(河野 玲子君)  受理をして審査を行っていく段階において却下という判断をさせていただきました。先ほど答弁させていただいたとおりでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  ことし9月の住民監査請求の決定書では、不適法と決定しながら、職権での監査を実施したとしているが、不適法とした住民監査請求について職権の監査を実施した根拠は何ですか。 ○議長(山神 猛君)  はい、代表監査委員。 ○代表監査委員(河野 玲子君)  監査内容につきましては、回答を控えさせていただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  はい、眞鍋君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  これ河野監査委員さんね、私が言ってるのは、職権での監査ね、これをするんは何か先ほど242条の2は地方自治法に入っている監査のあるんですけどね。これは、職権での監査いうのは、何かの項目にこういう欄があったら教えてほしいんです。 ○議長(山神 猛君)  はい、代表監査委員。 ○代表監査委員(河野 玲子君)  監査の内容につきましては、監査委員の中で決めたことであり、より丁寧に精査を行ったわけでございます。内容につきましては、控えさせていただきます。 ○議長(山神 猛君)  代表監査委員の答弁を終わります。 ○10番(眞鍋 籌男君)  まだ。あるわ。  質問します。  あのね、そして河野監査委員さんね、今回、私、通告書出しておるんですけどね、当日、答弁しますって全部書いとる。これも今までなかったことなんですよ。一切。これなぜそうしたんですか。(「早いこと議長整理してよ」の声あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  そしたら、代表監査委員。 ○代表監査委員(河野 玲子君)  監査委員として、一住民から出された住民監査請求という個人情報も含まれている内容なので、守秘義務という観点から一般質問という場では仕方がないにしても、できるだけ事前に監査の内容等が相手に拡散することを防ぎたかったからで、当日の回答という事前回答にしたものでございます。 ○議長(山神 猛君)  10番、眞鍋 籌男君・・・。 ○10番(眞鍋 籌男君)  まだある。手を挙げて言よるやないん。 ○議長(山神 猛君)  質問事項ないで。 ○10番(眞鍋 籌男君)  質問書時間あるやないか。 ○議長(山神 猛君)  事項がない。 ○10番(眞鍋 籌男君)  やかましな。   (「議長、もう一回ね、会議録に載りますから、言葉はちょっと気をつけて言うてくれって言うてください」と言う者あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  ・・・。   (「全部本会議で議事録残りますよ」と言う者あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  あのね、河野監査委員さんね、本当にご足労かけました。私は今いろいろあったことを吟味して、また研究させていただきます。  はい、どうもありがとうございました。  終わります。
    ○議長(山神 猛君)  これで10番、眞鍋 籌男君の一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りします。  委員会審査のため、12月15日から12月21日までの7日間休会としたいと思いますが、ご異議ありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山神 猛君)  異議なしと認めます。  したがいまして、12月15日から12月21日までの7日間を休会することに決定いたしました。  本日は、これで散会します。  ありがとうございました。              (散会 午後 3時32分)  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        琴平町議会議長        琴平町議会議員        琴平町議会議員...