琴平町議会 > 2017-12-13 >
平成29年12月定例会(第2日12月13日)

  • SDGs(/)
ツイート シェア
  1. 琴平町議会 2017-12-13
    平成29年12月定例会(第2日12月13日)


    取得元: 琴平町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成29年12月定例会(第2日12月13日)                会 議 の 経 過    会期 第2日 平成29年12月13日(水曜日)  議事日程(第2号)  第 1       会議録署名議員の指名  第 2       一般質問 ○議長(山神 猛君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  ご参集いただきまして、ありがとうございます。  議場内の皆様にお願いいたします。携帯電話の電源はお切りくださるようお願いいたします。              (再開 午前 9時32分) ○議長(山神 猛君)  これより平成29年12月琴平町議会定例会を再開いたします。  ただいまの出席議員は10名であり、地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。なお報道機関より写真撮影を申し出がありますので、議長よりこれを許可いたします。
     本日の議事日程及び通告一覧表は、お手元にお配りしたとおりでございます。  日程に入ります前に、諸般の報告をいたします。  事務局長に報告いたさせます。  事務局長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○事務局長(佐藤 任司君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  命により、報告いたします。  本定例会に説明員として出席を求めました者は既に配付いたしております名簿のとおりでございます。  以上、報告を終わります。 ○議長(山神 猛君)  以上で、諸般の報告を終わります。 ○議長(山神 猛君)  日程第1 会議録署名議員の指名 を行います。  会議録署名議員は、  4番 吉田 親司君及び  9番 山下 康二君 を指名いたします。 ○議長(山神 猛君)  日程第2 一般質問 を行います。  本定例会の一般質問はお手元に配付しております通告書一覧表のとおり、8件を受理しております。本日は通告順に従いまして、4件の一般質問を行います。  なお、通告により申し出があった場合、一問一答を可とすることにしておりますことから、質疑の回数制限は、会議規則第55条ただし書き規定を準用し、その制限を超えることを可とし、また同規則第56条の規定による発言時間は、90分以内といたします。  それでは順番に発言を許します。  最初に、3番、吉田 親司君。   (「はい、3番、吉田」と呼ぶ) ○3番(吉田 親司君)  皆さんおはようございます。(「おはようございます」の声あり)  ただいま議長より許可をいただきましたので、平成29年12月定例会におけます私吉田親司一般質問を開始したいと思います。通告書どおり4件、1番目、こんぴら歌舞伎大芝居の今後の事業展開について。2番目、最近とんと影が薄くなった金丸座の補強工事の行く先は。3番目、町曰く、大センダン公園(旧町営観光バス乗降場跡地)をどうする。4番目、小野町長町政2期目3年間の成果を問う。以上4問についてお聞きしたいと思います。  質問席に移らせてもらいます。失礼いたします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  それでは質問いたします。本年で33回目を迎えたこんぴら歌舞伎芝居公演公演事業の基金はわずか7年間で7,000万も失っております。先人が積み立てた財産をゼロにするのも時間の問題であります。今後この事業の安定した継続方法と根本的な現状の打開策を問う。これが私の1回目の質問となります。町長よろしくお願い申し上げます。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは吉田議員からいただきました質問に順次お答えをしてまいりたいと考えております。  まず四国こんぴら歌舞伎大芝居の公演に関しましては、この事業は議員もご存じのとおり、入場料収入をもって全ての経費に充てる事業であります。すなわち、税金を投入していない事業であるというふうに言えると思います。その一方で、全国から多くのお客様がご来場いただき、春の風物詩としてすっかり定着した四国におきましても大きな事業となっておるところでございます。ただ、議員がおっしゃるように、事業展開が年々厳しくなっておるという一面があろうかと認識しております。また歳入につきましては、現時点での入場料の値上げというものは厳しい状況にあろうかというふうに考えております。一方で、歳出におきましては物価の上昇や消費税の増税等で経費が増加しているという一面もあろうかと存じております。また、この歳出の大部分を占めております公演委託料が年々増加傾向にあり、現在おきましてはチケットがほぼ完売に近い状態でないと、収支が黒字にならないというような状況になっております。  今後2019年に予定されております消費税増税になりますと、現行の状況ではチケットが完売となっても収支をとることは非常に厳しいということが予測されております。このような観点から、吉田議員からいただきましたこの事業に対します根本的な打開策という面でございますが、今後の四国こんぴら歌舞伎大芝居の運営におきましては、やはり何よりもチケットの売れる役者の招聘、そして販売力の強化を行うこととなります。さらに、収入源の確保に努め、経費の精査を行う側面もあろうかというふうに考えております。  そういう努力も積み重ねながら、やはり何よりもこの四国こんぴら歌舞伎という事業は、全国から観光客を誘致できる県内屈指、また四国を代表する観光資源であることから、この開催期間中に本町及び直接関連の経済効果が約9億8,000万円と推定されております。本町といたしましては、地域経済の活性化のために、今後も四国こんぴら歌舞伎大芝居の開催を継続していきたいというふうに考えております。安定した運営のためには、観光振興を目的とした事業といたしまして、これまで行っていない一般財源の投入をも検討に含めながら、さまざまな方法で打開策を見出していきたいというふうに考えております。何よりもこの事業におきましては、お客様が求めるニーズ、それにお応えできる内容とすることが最も有効な策であろうかと思います。そのためには交渉というものになお一層の力を入れていく必要があろうかというふうに考えておりますので、よろしくご理解とご協力を賜りたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  先ほど町長が言われましたけども、プラスマイナスゼロの事業という形で、やはり行政がされる場合はこれでいいのかもわかりません。でも先ほど私がこの最初の質問内容中に込めましたときに、基金がほとんどなくなってくる状態が今現在目の前に続いておるわけなんです。先ほど町長が言われたような形で、一財を投じてでもやっていくということも聞きたかったんですけども、それはそれでいいんですけども、毎回毎回要するに後ろが崖で、ゼロからマイナスになる危機というのがあるということ自体が、ちょっと大丈夫かなというのを、非常に私としても懸念している次第なんです。琴平の観光業界も本当に先ほども町長言われたように、約10億円足らず、開催することによっての収益が町の中で上がっていると。それはよくわかっておりますが、やはりそれゆえに、やはり先ほど申し上げましたように安定した事業としてやっていただきたいというのが一番の思いでございます。  先ほども言いましたけども、基金が枯渇してもやっていくと。ということは、今事業で7年間を見ていきますと、やはり平均して1,000万ぐらいの赤字がずっと続いているということなんです。ということは、一財が1,000万ずつこれからゼロになった場合、一財を1,000万ずつ投じなければならないと思います。そういうふうな議論は庁舎内では一応行ってるんですか。それとも町長のお心づもりだけの話なんですか。ちょっとお伺いします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この件に関しましては、年々招聘します役者、俳優陣によりまして、委託料というのが変動しております。まず今の再質問にお答えする前に、安定した事業を継続するためには、やはり必要経費がどれぐらい要るのかということを早期の段階で把握する必要もあろうかと思います。これにつきましては、再三、再四、委託先であります松竹株式会社のほうにも要望するとともに、また本年におきましては早期の必要経費の把握というものを目指していきたいと思っております。こういった形で経費面の安定化が図られれば、後は収入をいかに上げていくかというような段階になろうかと思っておりますので、この点におきましては当然販売力の強化と、また大きな集客を望むためには、これまで来られた歌舞伎ファン、また金丸座のファンの皆様方以外の方々にも周知をし、知っていただくと。そして独特ないろいろな空間を楽しんでいただける情報発信をする必要があると思います。私自身全国各地を回っておりまして、こんぴら歌舞伎という知名度は上がりつつありますし、かなりの方が認識をされております。ただ、やはり足を運んで見にいこうという動機づけをするところまでには十分なる対策はとれてはないと思っておりますので、この件は、今回香川県知事であります浜田知事が当会に対しまして協力をしていただけるというような立場になっていただきましたので、県と連携をしながら、さらなる情報発信に努めると言っていただいております。  その上で、今後の安定化に向けて庁舎内での協議はどうするのかということでございますが、これはもう毎年庁舎内、特に観光商工課を中心として協議をしております。その中におきましては、33年にわたりまして税金を投入せずにここまで来た事業というのは極めて全国的にもまれではないかと。なおかつ年間10億円近くの経済効果を及ぼしておる事業というのは、まずないのではないのかというのが我々の共通する認識でございます。その上に立ってこの事業を継続するためには、税金を使って観光振興をさらに効果あるものにするという協議につきましては、毎年のように協議を行っております。ただこれまでは基金もございましたので、それらを充てるというようなことで、一般税の投入に関しましてはまだその段階ではないというような協議のもと税の投入を行っておりませんが、今後に関しましては動向を見ながら、さらに収支をとるためには努力を重ねた上で、継続するために必要な場合は税金の投入というものは、観光振興策といたしまして、費用対効果を十分に判断した上で検討していきたいというふうに考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  今回、推進協議会の中に県知事が一応構成メンバーの中に入られたということで、この意味といいますか、先ほどうっすらと言ったんだけど、例えば県からの補助金とかそういうものの算段とか、そのあたりも一応は思われてるんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  今、直接補助金をくださいという段階には、まだないと思います。まずはやはり県も一緒になって、この観光事業を広めていただく。そして、場合によっては公演自体のやはり共同また共催というような形で参画をしていただいて、この事業の内容をよく知っていただくと。その上で、必要があれば、それに応じたご協力をいただくという段取りだろうと思います。したがいまして、今の時点で手を出して補助金をいただきたいというような段階には今ないと思っております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  やはりゼロからのスタートという形で、本当にこんぴら歌舞伎33年前に始まって、たつんですけれども、本当に最初のころに戻って、最初のころはやっぱり県からもある程度補助金あたりをもらってたような話も聞き受けますので、そのあたりも検討して、本当に一財を投じるのも一つの方策かもわかりませんけども、できれば基金を積み上げて。やはり公演事業をしたら素人で極端な話、エージェントを介してエージェントが例えば収益を上げるという形になってきたら、最低でも75%ぐらいの券売で25%ぐらいの収益が上がるのが普通の興行収入じゃないかなと思うんです。だからその辺も含めて、やはりやるとしたら収益面は一応考えていただければと思います。  過去29、30、31回ぐらいの松竹さんとの見積書、ちょっと多分過去に行われた委員会で出た書類があるんですけども、この中でもやはり先ほど町長も言われてましたように見積額自体が非常にあやふやで、丸い数字が出てきてるというのが一つ本当に把握できないというのがあります。後、見積額が出てくるのがやはり非常に遅い。何カ月先、1、2カ月先か、もしくは公演終わってからの見積書もあるような感じを受けますので、そのあたりはどう思われておりますか。ちょっと町長お願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これに関しましても松竹とは私が就任して以降、本当に毎年のように強い要望を行っているところでございます。ただ松竹からいわせますと、俳優はもちろんのこと、いわゆる鳴り物屋さんを初めとした総勢の陣容が整うのが1月の公演発表が終わってからということでございますので、それらの積算に時間がかかるというふうな理由を申し述べております。ただ、我々としましては、公演が始まるかなり前の段階で、ことしの公演につきましてはこの内容で、この金額でお願いしたいという要望を上げてきております。したがいまして、今後はその本町の希望に沿った額にいかに近づけていただけるかというようなところの交渉を強化する必要もあろうかと思っております。  ただ一方で、この歌舞伎に関しましては、現在国内で興行を行っておるのは松竹さんのみということでございますので、他の事業のように入札もできませんし、比較対象というものがないというところが非常に困難するであろうと。また松竹にいたしましてもこれは一つの交渉事であるということから、当初出てくる見積もりと最終的に妥結する額との開きに関しましても、我々といたしましては、できれば早期の段階で最終的に妥結できる精査した金額を出してもらいたいということを引き続き強く要望してまいる所存でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  やはり交渉事ですので腹を見せないで、要するにこれはっきり言いまして、これ見てたらすし屋のネタと一緒で時価の話というふうなイメージを非常に持ちます。だからそこら辺もやっぱり詰めていっていかれて、収益が先ほどから何度もいっておりますように出るような事業にやり直しするというのが一つ。  それと、やはり我々も含めてどうやったら自力を持って、今エージェントさんに60%ぐらいJTBさん、JRさんですかにチケットを販売委託しておるわけなんですけども、それが返ってくるとかいう形のことも考えねばなりませんし、やはり町サイドで歌舞伎の券を売れるだけの皆さんの営業力と申しますか、そういうのも鍛錬していく必要があるのではないかなと思いますけれども、その辺どうですか。 ○議長(山神 猛君)  はい、町長。 ○町長(小野 正人君)  議員もご存じのように以前は町売りというのがございました。町売りで多いときには5,000枚ぐらいをさばくというような年もあったと思います。ただこれは、来られる役者によりまして大変大きな変動があるというようなことから、現在はエージェント並びに松竹関係者、さらにはインターネット、また電話等を通じた販売を主力としております。こういった中で、町が営業力というところはまさしく先ほど私が申し上げました、これまで名前は聞いたことがあるが内容については知らない、もしくは金丸座の存在すら知らないという方がおりますので、そこらのお客様に対するPR、情報発信というものが重要になろうかと思います。歌舞伎をご存じの方は、こんぴら歌舞伎というだけで恐らく頭の中でこういうものだろうという想像はつくと思いますが、それ以外の多くの方々は、日本最古の芝居小屋で本格的な歌舞伎をやっておるというところまでのまだ認知というものはできていないというふうに思っておりますので、そのあたりの情報発信にてこ入れをするということが重要であろうかと思います。  また、町のルートを通じて販売をするということも可能ではあろうかと思いますが、できたらこれはやっぱり民間の活力の中で、ぜひとも購買できるという体制が望ましいと。公務員がチケットを持って全国を走り回るということは、なかなか難しい面もあろうかと思っておりますが、とは言いながらも、やはりチケットの完売を目指すという目標について、どの方法が最も効果的なのかということは当然追求していくべきだと考えておりますので、これにつきましてもまた吉田議員から何らかのご提案、またご助言をいただけましたら、今後も引き続きご協力をお願いしたいと思っております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  先ほど町長言われましたけど、私も思いますのはやっぱり歌舞伎文化ですよね。歌舞伎というものに対して金丸座というものが185年前に小松町のあの場所にあって、それを活用して歌舞伎が行われるようになったという継承ですよね。その歌舞伎文化の継承というものの底辺の増強といいますか、例えば今でしたら花形役者さんが小学校へ行かれて歌舞伎のレクチャーをするとかというようなことをされた役者さんもおいでますよね。だからああいうふうな形で、やはり琴平町の文化として歌舞伎を盛り上げていっていただくことが、一つ町民の、例えば先ほどからの一財を投じてもやりたいといったら町全体の意識づけといいますか、町民全体の歌舞伎に直接関係のない方、観光には関係ない方も、やはり文化として立ち上げていくことによって理解ができ、それに対して町民売りのチケットもふえていくというふうなことも私は非常にあると思うんです。だから売れる売れないじゃなくて、町民はそっぽを向いて観光だけがやっとるわという話じゃなくて、やはり町全体に向けた何かの発信と申しますか、そういうことが文化としての発信をされるべきじゃないかなと思うんですけども、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  議員がおっしゃるとおり、この事業に関しましては琴平町の一大事業であるとともに、やはり住民がこのまちでこういう事業をやっているんだと、また長い歴史の中で培われた小屋が現存しているんだという誇りを持っていただくことが、本当に大前提になろうかと思います。そういった意味で、歌舞伎を開催することにより、先ほど申し上げました地域の経済効果ということもございますが、観光のみならずさまざまな分野にその効果が波及することに努めるものも重要だろうと思います。さらには町のみならず、観光業界の方々も住民に対しまして、やはりこの事業というのが非常に重要であると。なおかつこの事業で、例えばホテルさんであれば食材は地元から調達すると、琴平でとれた農産物、また魚やお肉等々も町内で仕入れているんだよというようなことが、本当に隅々まで浸透していきますと、住民の理解というのは非常に高くなってくると思います。それと、おっしゃられたことも含めたこの歌舞伎の体験というものが何よりも根底づくりのためには不可欠なことだろうと思っておりますので、これに関しましては教育委員会の協力を受けながら、さらに推進していきたいというふうに思っております。 ○議長(山神 猛君)
     吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  それともう一つですけど、今エージェントに4割売られてますけども、やはり花形役者やったら売れるけどもという形で。やはり営業サイドの問題で、発表して、みんながテレビで見るような役者の場合でしたら問い合わせも多いですし、すぐに売り切れてしまうような形も結構あるんですけども、やはり今まで30回行った中で、私も客観的に見てて役者はそんなにぱっとせんといったら失礼ですけども、役者は余り知れてない方でもやはり芝居の内容ですね。あらすじとかそういう玄人受けするような形の方も結構多いと思うんです。だからエージェントさんに対しても、やはり歌舞伎教室みたいな形で営業マンを集めて、券を売っていただくためのレクチャー松竹サイドじゃなくても琴平町内にでも歌舞伎の好きな方たくさんおいでますので、エージェントさんを集めてちょっと会議形式で、今回の歌舞伎はと。記者発表だけの話じゃなくて、そういうレクチャーをするのも一つの販売としてはいいような気もするんですけども。それは一応私からの提案ということでお聞きいただいて。  あとちょっとお聞きしたいことが2、3点あるんですけども、今回秋歌舞伎行われましたけども、座席指定完全座席指定にされたんですよね。来春の歌舞伎からですけども、もうずっとその形でやられるつもりなんですか。そのあたりちょっといかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  今回、秋の錦秋歌舞伎会としては座席に枝番号をつけまして、全ての座席、前舟はちょっと別といたしまして割り振っております。この効果を検証いたしまして、一つには、やはりお客さんが安心して席まで移動できると。これまででしたら枠の中に5人ということで、他の方々と一緒になった場合、その席どりに関してやはり気づかいをしなきゃいけないという点がございましたが、その点は解消されたという点がございます。また、開演前、開場前にお並びになるお客様は、当然少しでもよい席に座りたいということで、先ほど申し上げました枠の中での席どりということもありましたので、公演の1時間ぐらい前から本当に多くの方が並ばれてました。今回枝番をつけたことで、それらのお客様が並ぶ必要がないというご認識のもと、比較的に緩やかに入場ができたかなというふうに思っております。これはちょっと観光商工課を交えて検討しておりますが、最終的には来年の春歌舞伎におきましてもこのような制度をとっていただきたいと思います。  ただ一つ懸念といいますか、先ほど申しましたように多くの方が並ばれておるというのも一つのにぎわいではないですが、大変緩やかな時間が流れた入場前の空間だったかなというふうに思っておりますので、その辺を盛り上げていく方策というのは、また別途に考えていく必要もあろうかと思います。 ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  私も枝番をつけてあれ見て、並びも見てましたら、やはりお客さんの中には先ほど町長も言われたように、前の3席の前で見たいんやというような、後ろでは見たくないと、平場の場合特にですけども、そんな感じのお客さんが多かったのが解消されたんじゃないかなというふうに思ってますので、来年もぜひそういう形で枝番つけて、今回みたいな形が私もベストだと思いますので、ぜひ行っていただきたいと思います。  それともう一つですけども、今回いつも松竹のチケットホンで売られてましたけども、それでもやはり返ってくるようなことがあったとお聞きしてるんですけども、今回ローソンチケットチケットぴあですか、販売方法をやはりコンビニとかインターネット方式の活用、チケットぴああたり公演とか興行チケット関係には強い会社ですので、そのあたりも含めて、松竹さんとの絡みもあると思いますけども、そのあたりどう思われてますか。販売方法です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これも今回の秋から一つの改善策の一環として、これまでのチケットホンチケットウエブ以外の販路というものを探ってまいりました。これがいわゆる先ほどから私の申し上げておりますこれまでの歌舞伎ファンこんぴら歌舞伎ファン以外の方への情報発信という点で、非常に大きな効果があろうかと思います。ご存じのように、チケットぴあだったりチケットローソンというのは、さまざまなエンターテインメントを扱うサイトでございますので、その中にこんぴら歌舞伎という情報が載るということ自体で、まずこんぴら歌舞伎を知っていただくという動機づけになっておったということは明確であろうというように思っておりますので、今後につきましても検討を重ねていきたいと。  また、これに関しましても松竹さんと協議の上で今回取り組んだという背景がございますので、決して松竹さんと競合するというものではなかろうかとも思っております。松竹さんといたしましてもチケットを完売するという目的が我々と共通しておりますので、それに対して今後とも協力いただきたいというふうに思っております。なお、チケットホンチケットウエブに関しましては、返ってきたというのではなくて、そこに町として出せる枚数を出しておって、最終的に売れてない席が存在する場合は、当然我々で引き上げてくるというような考えでおりますので、ご理解を賜りたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  どっちにしろやっぱり完売というのが目標になりますので、やはり窓口を広げるということを今回やっていただいて、非常に客観的に見ていてもやはり売れたということですので、それはぜひまた検討していただいて、春の歌舞伎結構今回のも人気があるみたいに私も肌身に感じておりますので、そんな感じでぜひとも広げていただければと思います。  もう一つなんですけども、やはり従事するスタッフがボランティアも含めてですけども、高齢になってくるし人口も少なくなってきて、歌舞伎に対してやりたいと言われる方もやっぱり高齢になられてるとか、そういうふうな形で、どうしても原価計算した上で人件費がふえていくというのも一つしょうがないような形ができてくるんではないかなと思うんですけども、そのあたりはどう思われてますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この事業はご存じのように基本的にはボランティアで運営ということになっております。特にお茶子さんに関しましては、本当に全国から集まってきていただいております。わずかな日当というものをお支払いしておりますけども、人件費という形の支出はございませんので、この点につきまして人件費が高騰するというようなことはないというふうに考えております。  そういった中で、確かに従事する方の高齢化ということも懸念材料ではありますが、これもお客様に関しましても高齢化が進んでおりますので、やはりいろんな配慮ができるのは、ある程度人生経験を積んでいないと配慮もできないということから、これは年齢をバランスよく配置できれば、それにこしたことはないというふうに思っておりますので、決して高齢化が悪いわけではなく、それに対応した接待の仕方というものを提供するということが必要なのかというように考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  そういうことで、非常に私としても業界としてもやはり危惧しておりますので、しっかりと歌舞伎公演、行く行く50回、100回と続くような形で頑張ってやっていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  以上で1番目の質問は終わりたいと思います。  それと、あと2番目。 ○議長(山神 猛君)  はい、吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  2番目の金丸座の補強工事の行方ということで、最初教育長にお願いしたいんですけども、金丸座の耐震工事の予定、委員会あたりでお聞きして、何年に何するという形をお聞きしてたんですけども、はっきりとした耐震工事、それからあと観光資源として、先ほどの1番目の金丸座の公演にも随することなんですけども、そのあたりも含めて教育長、後に町長の答弁をお願いします。教育長、まずお願いします。 ○議長(山神 猛君)  3番、吉田親司君の質問に対する答弁を教育長お願いいたします。   (「はい、議長」と呼ぶ)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  それではおはようございます。(「おはようございます」の声あり)  議長のお許しを得て、答弁いたします。  旧こんぴら大芝居の補強工事の件でございますが、現在耐震補強工事が必要か否かを、またどのように耐震補強をすべきかの調査を国庫補助事業で、公益財団法人の文化財建造物保存技術協会に委託し、耐震診断調査を実施しているところでございます。この耐震診断調査は、本年度9月から来年度、平成30年度末の工期で実施し、その調査結果を踏まえ、平成31年度に文化財保護審議会を核とした組織を構成し、耐震補強工事及び経年劣化で修繕の必要な箇所等の協議検討をしたいと考えております。耐震補強工事等の実施においては、その協議を受け、必要であれば平成32年度より実施したいと考えております。  また、国の重要文化財である旧こんぴら大芝居の観光資源としての活用については、町長のお考えによるのではないかと考えております。  以上でございます。 ○議長(山神 猛君)  はい、吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  ということは、最初の計画どおりというふうに思わせていただいていてよろしいんですか。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  はい、そうでございます。   (「議長」と呼ぶ) ○3番(吉田 親司君)  ということは、来年が34回公演で、35回以降という形になるわけですね。 ○教育長(大林 正和君)  はい。 ○3番(吉田 親司君)  それでは町長、そのあたり観光資源として、例えば耐震補強工事終わった後、いろいろ私も考えてることがあるんですけども、そのあたりも含めて町長はどういうふうに使われるというたらあれやけど、使わないなら使わない、使うなら使うということでお聞きしたいんですけども。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  まずは今現状で行っております診断結果を踏まえてというのが大前提でございます。場合によっては耐震工事が必要でないということもあろうかと思いますし、また必要な場合につきましても、どの程度の内容で工事をする必要があるという程度がございますので、一概に最終どこまでで完成するかということは、今の時点ではまだわかっておりません。  ただ、この文化財の活用につきましては、長年両面の議論がございまして、一方では文化財であるこの旧こんぴら大芝居金丸座を後世に残していくため、また歌舞伎小屋としてのいわゆるステータスを維持すべきであるという意見と、もう一つはやはり多くのお客様に親しんでいただくためには、もう少し枠を広げてはどうかという両方の意見があろうかと思います。  少しこの経緯を説明いたしますと、昭和45年に重要文化財に指定されて以降、現在の地に復元、移築をしたという中において、当時の文化庁からはやはり保存を優先すべき施設であるというような観点から、本町で文化財保護審議会を設置し、その活用についてその場で協議をしていただいていたということがありますし、またその文化財保護審議会の決まりの中には、伝統芸能に使うべきというような一言がございますので、これまでも歌舞伎であったり伝統芸能と言われるような舞踊、もしくは落語といった古典芸能に限られた公演が主であったというふうになります。ただ、時代もさまざまに変化をしてきております。また多くの皆様方がこういったエンターテインメントにつきましても、東京を中心に非常に盛んでありますが、地方においてはなかなかそういう機会に触れる場がないということで、こういった非常に重要な、また珍しい小屋を活用して、さまざまな取り組みができるのではないのかという可能性が広がる可能性はあろうと思っております。したがいまして、今回の診断を受けまして、文化庁に補強等する申請の際には、今後の活用についてもぜひとも協議をしていきたいと思っております。  またこの間、文化庁の考えというものも大きく変わってまいりまして、今は文化財を活用して地域の活性化につなげてはどうかというような方針もあると聞いておりますので、このあたりを絡めながら、重要文化財を活用した地域活性化策というような形で、伝統芸能のみならず、もちろんある程度の制約は当然必要だろうと思いますが、その中での活用というものにぜひともチャレンジしてみたいというふうに考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  大変前向きなご答弁ありがとうございます。私も同感で、本当に耐震工事をきっかけとして、先ほどの金丸座の公演にも関係することなんですけども、極論やはり今こんぴらさん、金丸座、一応2大スポットに観光資源として、年間3万人のお客様、260万人の3万人やから、金毘羅参拝のついでに寄られる方もおるし、金丸座だけ見にこられる方もたくさんおいでると思います。だから今の状態で3万人の拝観者がおるということは、そういう活用方法によってもっともっと交流人口はふえるはずなんです。だから、交流人口をふやしたら、やはり宿泊、それから昼の食事、そのあたりも参道筋を闊歩するお客様の数もふえていく、インバウンドも含めて、やはりある程度そのあたりは力入れていくべきじゃないかなと思ってるんですけど。  もう一つ私言わせていただいたら、先ほどの4月の一番いい時期の松竹の公演ですよね。その公演にしても逆に引く手あまたなほかの公演をしたいという話が例えばあって、要するに貸し館として業務が成立するとしたら、月に2回ぐらいの土日例えばあそこを使って、何かのイベントといいますか興行をするという、できる状態。例えばエアコンなんかも装備して、先ほどの町長の話だけども貸し館に整備したとしたら、やはり興行自体が松竹に対して興行収入が、松竹もやはり一般の民間の企業ですから収入を得ないといけない。私どもの金丸座で興行することによって収益を上げてるんです。極端な話、そうじゃないところ、吉本興業さんにそしたら4月10日から25日までやってくださいと、漫才でも落語でも何でも結構ですという形で貸すと。そしたら松竹さんどうしますかという話の、要するにてんびんにかけるような商談ができるはずだと思うんです、極論。だからその辺もどうかなと思うんですけども。戦略的に私はご提案申し上げるんですけども、その点いかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  松竹との交渉材料にこの活用の幅を広げることが即利用できるかどうかというのは、極論であろうかと思います。ただ議員も提案されてましたように、やっぱり年間を通じた活用というのが非常に重要になろうかと思います。また、今現在ででも金丸座を使用したいという問い合わせは教育委員会のほうにも本当にたくさん来ておるというふうに課長からもお聞きしておりますので、この点も考慮した活用を文化庁と協議をしながら考えていきたいと思っております。  また公演のみならず、ああいった非常に重要な施設でございますので、やはり当然拝観をしてもらうことも重要なんですが、庁内の関係者の中で、やはり一つの観光の商品として金丸座を周遊して、何らかのサービスを提供するというようなことも発案していただいて実践していただければ、より大きな効果も得られると。直接金丸座を利用せずともそれに絡めた商品というものの提供も私は可能であろうと思います。例えば歌舞伎座でありますと衣装等々を一般の方が着て写真を撮るスタジオが併設しておったりというのもありますので、例えば参道筋のお店で着がえをして、参道から金丸座に向けてその風情で歩いていただくと。歩けば当然観光客の注目を浴びて、どこに行きよるんやと。この先に日本一古い小屋があるらしいぞとなれば、その方々も金丸座を見ていただく動機になりますし、その方々が金丸座の中で写真撮影等をしていただきますと、またそれがSNS等を通じて全国、全世界に発信ということで、二重、三重の効果もあろうと思っておりますので、そういった活用についても少し視野を広げて対応をする必要があろうかというふうに私自身は考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  ご提案ありがとうございます。そんな感じで、やはりあれだけの小屋になって、もしお金を入れて工事をするということは、本当に先を考えてやっていただけるということで、私も安心してしっかりと年間何十日かは最低で使っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは3番目の旧町営観光バス乗降場跡地、3回目の質問になりますけども、閉鎖して来年の3月で、これ5年と書いてますが4年目を迎えようとしています。天然記念物の保護をタイトルに、本年度樹木医の診断予算を計上し、結果を委員会で説明した模様でしたが、一体あの最高の観光にとっては立地条件の場所を、封鎖して4年たってまだ封鎖してるというのはどういうふうに使うものなのか、果たして無策じゃないのかと私も懸念しております。観光業界からも観光バス乗降場を復活させよという意見もよく聞きます。そこで今後のこの地の活用方法を3度目にお聞きします。よろしくお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)
     国の天然記念物であります大センダンというものは、実はこれまで委員会でも報告しましたように、昨年老朽化等が原因とされるかなり太い枝の落下がございました。今現在も枝のかかるところまで応急措置として立入禁止区域を広げておるのが現状でございます。また、昨年度の枝の落下を受けまして、今年度7月に香川県樹木医会によります現況調査を実施し、11月に香川県樹木医会、香川大学教授及び県教育委員会が来町いたしまして、今後の大センダンの管理について協議をいたしました。その結果、来年度から大センダンの中長期的な管理方針を策定するという方向となっております。  この点につきましては、吉田議員から再三にわたりましてご質問を受けております。私もこれは議員時代からこの乗降場に関してはかかわってはきておりました。この乗降場というものに対して非常に場所的にも観光地に近いということで、確かに一等地であるということの活用というものを何とかしなければならないという思いがあったということも事実でございます。ましてや私の家から近いという地元でありますので、周辺の方々とも話をしながら、何とか利用法がないかのうということを検討してまいりました。ただ、この大センダンがある土地自体に関しましては、先ほど申し上げました国の天然記念物であるということで、その大センダンの管理地というような位置づけでございます。したがいまして、大センダンの木公園というものは本町には存在していないということでございます。つまり、大センダンの保護のための土地であるということが何よりも最優先すべきものであるということでございます。  私も当初はこの天然記念物の重要性というものを余り認識しておりませんでしたが、この天然記念物というのは、いわゆる金丸座のような重要文化財と並んで保存すべき、また保護すべきものであるという大きな前提があろうかと思っておりますので、この大センダンの木を後世に残すために必要な環境を整備することが、まずは優先されるということで、この4年間非常に足踏み状態になっておるのが現状でございます。そのため、これまでの4年間に関しましては、大センダン保護のために現行調査を2回実施いたしまして、その調査報告を受け、先ほど申し上げました樹木医や県教育委員会の指導を仰ぎながら天然記念物である大センダンの保護に努めてまいったということでございます。また来年度からは中長期の管理方針を策定する中で、この大センダンの管理地のあり方についても協議をしていこうというふうに考えております。まずは大センダンの木をやはり保護するということを前提に考えなければ、これはやはり国のいわゆる指定のもとに成り立っておる天然記念物の管理地でありますので、確かに一等地ではありますけども、天然記念物を取り下げてでも観光のために使うということはなかなか難しいということがあることは、ぜひともご理解いただきたいと思います。  それと観光業者の中からバスの乗降場復活というようなお話もあるようでございますが、この乗降場を廃止した経緯等々もございますので、そのあたり観光業界が一体となって、総意となってご要望等があるときには、この管理計画に従った大センダンの保護が完了したというような時点をもって検討するべきではないかというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  今町長言われたことに対して私大反撃したいんですけど、先般皇太子様のご行啓のとき前、あそこ工事車両入っておりました。私工事車両入ったときに何かするのかな、何か手をつけてあそこをセンダンの木公園か何か知らん、そういうふうな形で町はやられるのかなと思って、生涯教育課課長にも聞こうと思ってたんです。そしたら何も行われずに、要するに道路工事の使用車両を置いただけだと。私思ったんです。町長はセンダンの木公園という形で今も言われましたけども、センダンの木の保護のためという話でしたが、極端な話あそこを動くとしたら、のり面から上の2階部分のアスファルトをとるぐらいのことは、早くせないかんのと違うんですか。それでやられるとしたらですよ。それを何もしないで、僕はこう思っとるんですというのを言われても、やっぱりそっちに振るんやったらそっちに振るで、天然記念物、天然記念物という話でやられるんやったら、天然記念物保護のためにやりますという話でしたら、やった。これ私27年の9月、議員になって初めての質問と28年の3月に同じ質問をさせていただいているんです。だからその辺も含めて、やっぱり町長の意識的に、それが逆に言うたら観光業界からはそういうふうな話も沸いてるんですけど、逃げ文句になったのではつまらんなと思って、それで今回も一般質問させていただいてるんですけども、その辺いかがですか。私もセンダンの木公園にするんやったらセンダンの木公園にするような対策をするとか予算を出すとかいうのが普通やと思うんやけど、そのあたりいかがですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  このあたりが恐らく認識が一番大きくずれておるところかなと思います。この天然記念物という位置づけというものが非常に重要でありまして、これは本当に例えば屋久島の千年杉であったり、本当に国としての財産の一つというものが天然記念物で、ましてや植物的に非常に価値もあるといいますか珍しいものであり、後世に残すというような大前提がございますので、この保護というのを国としては守ってもらいたいということが地方自治体に課せられた義務であろうかと思っております。  そういう観点から、この土地にあります大センダンの保護ということで、私も就任以来樹木医等を通じまして、過去にも2度ほど調査を行いました。そのいろんな調査も一時的に木の診断をするんではなくて、1年間を通じて新芽が出るころから最後葉が枯れるまでの期間を通じて、養分がきちっと上がっておるかとか、水の上がりぐあいはどうか、また水脈がどういうふうな経路で通っておるのかというようなところまで調査して、今後もこの大センダンの木を維持できると、もしくは維持しなければならないための方策は何かというのを調査するのがこの期間でございました。そういった中で、昨年大きな枝が落下したということは、かなり大センダンの木自体のダメージというものも進んでおるということだろうということで、一時的な調査の結果では、いわゆる幾つかのランクの中では上から2番目、今後何らかの対策が必要だろうというような結果が出ておりますので、それに対しまして今後の方針を中長期的にまとめ上げるという手段を来年度行うということでございます。そういう手順を踏まなければ、この天然記念物の保護は難しいということでございます。  またアスファルトに関しましても、もちろん全部を削ってしまって土の状態に戻してあげるものが非常に有効だろうかとは思っておりますが、これに関しまして、今根が張っておる部分に関しては、ある程度アスファルトをへいでおります。またアスファルトの中にも水が下に浸透できるような構造になっておりますので、周辺に関しましては今のままでも大きな問題はないというような調査があったと記憶しております。最終的にはこれをどこまで広げていくかというのは、方針を策定する過程におきまして明確になってこようかと思いますので、それを受けて着手するというのが手順であろうというように思います。もちろん、ただ私も議員と同じで、先ほど申し上げましたように、何とかあそこをいわゆるセンダンの木をめでながら、なおかつ住民が交流できる場にしたいという思いは確かにございますので、今はその調査、または計画の結果を待っておるということでございます。若干時間や経費必要となっておりますけども、その点はやはりものがものだけにご理解をいただかねばならないのかなというふうに思っております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  ちょっと私の思いを書かせていただいたんですけど、ちょっと読ませてもらいます。インバウンド全盛、台湾から多くのお客様が観光バスでお見えになっています。瀬戸大橋開通、昭和63年より、幼稚園跡地に30年前に当時の町長が観光立地を宣言され、多数の町営駐車場を建設されました。それを平成26年3月末に廃止という決断をされた当時、町長は観光協会会長職であったように思います。協会内部の協議も行われておりませんし、やれ議会がうるさいとか業者が乗降料金を駐車するから人件費も賄えない等の理由だったと私は理解しておりますが、いつの間にか天然記念物センダンの木保護のためにと切り口が変わってきた。保護ならアスファルトの舗装を即刻取り除くのが好ましいと思ったがそれもしない。ほったらかしで早4年が過ぎようとしている。  前回平成28年6月議会での一般質問では、段差から下の部分を開放するのは、幾つかの懸念事項をクリアすれば可能と答弁したが、執行部は懸念事項をクリアする努力をしたのか。全ての懸案事項は、平成3年に改定された琴平町バス専用駐車場条例でクリアされていると思いますが、どういうことか。最も重要なのは、条例をつくっても使用できない行政側にあるのではないかと一昨年から樹木医の診断の予算計上だけされて、何も行わない。一体何がしたいのかわからないがどういうことなのかということを言いたいということです。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  それで町長こんなこと言ったらあれなんですけども、63年当時、団体バスですと13社ほどの業者が扱っていた時期なんです。バスが行きかうのが非常に多かった。700万人超えた人がいたと。今の概数でいいましたら3倍強の方がお見えになってるわけなんですけども、その辺ですよね。やはり業者が減ってきてるんです。ですから町長が観光業界に対してどういう感覚でおいでるかはわかりませんけども、旅館も数社やはり潰れたところもあります。昼食関係のお店も数社潰れております。  そういうことにより、観光業界も時代の流れと申しますか、非常に厳しい状態に今あると思うんです。だからそれに対した手だてとして、やはり観光バス駐車場どこに行ってでもそうですけども、あそこの倉敷市もやはり町営化市営かわかりませんけど市営の大きい駐車場があって、そこからという形にどこもされていますよね。その辺も含めて、最低限あの場所がバスをとめる場所としては非常に、本当に町の職員さん、町長でもいいですけど業者の中に入って仕事をしていただければ、一番どれぐらい負担がかかってるかということも知っていただきたいというのが一つの私の考え方なんですよ。  ですから、やはり1回目、2回目の答弁の中で懸案事項がクリアされればという話を町長されたのはこちらにちゃんと控えておるわけなんですけども、やはりその上で、私は今回ですけどもセンダンの木はそれはそれで構わんのですけど、だから何とかしてあそこを下の4台分スペースだけでも結構ですから、バスが置けるとか町民の休憩場所でもいいですし、そういう形で何かの形のアクションを起こしていただかないと、本当にみんなとしてや一端使い出して、それは条例云々があったから、先ほどの私の文面では要するに条例をつくった後に何でそれやるたら料金的なものも含めてですけども、とめ置きにしたというところもあると思うんですけれども、その辺も含めてこっちが逆に言ったら、何で条例で取り締まらんねやというふうなことも考えておるわけなんですよ。だから本当に町内観光の発展のためには、一つ観光業界、業者からはそういうふうな意見をお聞きしてます。  それともう一つなんですけども、これは無理な話やと思うんですけども、乗降場を今のままで置くんでしたら、例えば日曜日の一方通行の今ご存じかと思いますけども中のほうに広いバスの駐車場ができておりますでしょう。だからそのバスの駐車場を使いたいという業者さんもおいでるわけなんです。だから西地区の一方通行ですが、バス進入禁止のあたりの考え方もちょっと変えていただきたいなと思っておりますんですけども、そのあたりはいかがですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  このバス乗降に対しましては、先ほど来申し上げましたように、吉田議員から再三のご質問でした。当初は先ほど議員おっしゃいましたように、近隣周辺の住民であるとか宅配の業者であったり、また観光で来られて大センダンを見る方の一時的な駐車場を下の段につくってはどうかというご提案でしたが、きょうはもう一歩踏み込んででバス乗降を復活してはどうかというふうに非常に趣旨が変わったのかなというふうに私も驚いております。そういった中で、これは本当に天然記念物の管理地という制約が私も想像しておった以上に非常にこれは重たいものであるということはご認識いただきたいというふうに感じております。  その上で、バスの一方通行の日曜日解除でございますが、これはご存じだと思いますが公安委員会が決定することでございます。私も以前から申し上げましたように、地元の方の同意があれば、町も一緒になって公安委員会にその要望を出す準備はしておりますので、ぜひとも地元の方々の同意を取りつけていただきたいと。これはやはり生活をともにしております地域の方々の意見が最も参考にされる、重要になろうかと思いますので、そのあたりを必要に応じては吉田議員に取りまとめていただきながら、ぜひとも要望を上げていただきたいというように思っております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  はい、吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  その旨、今町長どうしても乗降場のバス使用というのを懸念されているという話で、先ほど2問目の要するに一方通行の中の駐車場を日曜日使いたいという業者さんも多数おいでるということで、中に入れたら逆に、先ほどから言いますけどもバスの台数が減ってきているわけやから、今の時点でそんなに交通の妨げにもならないんじゃないかなというふうに私も思っておりますので、できましたらそのあたりも業界を包んで、いろんな意見書とか要望書を出すかもわかりませんけども、そのあたりもよろしくご配慮の上、していただきたいと思います。  では、私の意思はよくわかっていただけたと思いますので、また次年度予算あたりによろしかったらちょっとでもプラスしていただければと思いますので、お願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  それでは4番目、小野町政2期目、3年間の成果を問うということで、町長3年間の総論として一言お願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  通告にございませんでしたので、総論と言われましても答えづらいと思います。これは後ほどの質問の中でさせていただこうと思います。 ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  まず公約をちょっと通告書の中に入れさせていただいたんですけども、福祉安全ということで町内の移動手段の確保なんですけども、それで今タクシー事業を福祉タクシーされておるわけなんですけども、デマンドタクシーなんかは考えておいでますか、おられませんでしょうか。町長お願いします。 ○議長(山神 猛君)  通告書によりますと、1から4までの公約に対する評価ということでございましたので、個別にいきます。 ○3番(吉田 親司君)  個別に聞きましょうか。  高齢化社会に対応できるよう、町内の移動手段に努めますという公約についてはいかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この移動手段につきましては、当初実は巡回バスの運行については検討しております。ただこの移動バスというのはコストが莫大なこと、また他市町の乗車率等を勘案いたしまして、本町といたしましては必要な時に利用でき、ドア・トゥー・ドアで高齢者の負担を軽減できる高齢者福祉タクシー助成事業を平成28年より開始し、今年度さらに初乗り料金にそのチケットを改定するなど拡充をしてきたところでございます。  先ほど少し触れていただきましたデマンドタクシーの件につきましても、巡回バスと同時期に検討してまいりました。このデマンドバスというのは隣のまんのう町でやられてますように、町内の移動にタクシー会社を活用するということでございますので、本町といたしましても町内のタクシー業者の皆様方と協議をさせていただきましたが、その時点では町内のタクシー業者の方で参画していきたいと、検討したいという業者さんが残念ながらおられませんでしたので、最終的にはこの福祉タクシーということで既存のタクシーを使った高齢者のための足づくりというふうなものを今は選択しております。  なお、この福祉タクシーにつきましても、まず数年運用していきながら、その利用率というのを分析したいと思っています。その利用率とまた利用する地域、乗って多く行くか等々を勘案して、どのあたりの方がやはり頻繁に使われるかということによりましては、その移動距離を例えば町内で移動した場合に、この地域のニーズが高いというようなことがあり、それが周辺地区であればあるほど、やはりまちを巡回する何らかの移動手段というもののニーズがあるというふうに判断できると思っておりますので、これは福祉タクシーを通じて高齢者等を対象とした動向調査を兼ねておりますことをつけ加えておきます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  福祉タクシーで、きめ細かなサービス面は賄えてるという認識でしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  そのきめ細かなというのがどの範囲かというのはちょっと私も推測しかねますけども、通常の例えば巡回バスでありますと、やはり乗り場まで移動せないかんと。移動した上で時間の制約があるということもありますので、先ほど申しましたように、このタクシーであれば本当に必要なときに電話一本で利用できると。ましてや家まで来ていただいて、目的地にダイレクトに着くというドア・トゥー・ドアができるので、これは本当に高齢者の特に体の不自由な方に対しましては、このほうが使い勝手がいいのではないのかなというふうに考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  ありがとうございました。そしたらちょっと時間が無くなってきましたので、ざっとピックアップしてお聞きしたいと思います。  2番目の教育、子育てが一番今のところはメインでお聞きするべきことじゃないかなと思っておりますが、中学校の基本設計ができつつあるという形なんですけれども、中学校と小学校についての公約に対して、現在の到達段階をちょっとお聞きしたいのでお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  まずこの教育環境の整備につきましては議員もご指摘いただいてますように、現在琴平中学校校舎の建てかえについて、基本設計を作成しております。また年度内にはそれを踏まえて実施設計を終える予定であります。そして来年度からは本格的に校舎及び体育館等の建設にとりかかっていきたいというふうに考えております。  次に小学校の統合につきましては、公約でもありましたように専門的見地からのご意見をいただきたいということで、検討委員会での諮問を得て、新しい土地での統合小学校の建設方針を固め、町民の皆様方に対する説明会を実施したところでございます。  次に、子育て支援のうち、幼稚園・保育園につきましては保育時間の延長を行い、小学校におきましては放課後児童育成事業等に取り組み、保護者の方のご負担というものを軽減するべく努力をしておるところでございます。また子ども医療費助成事業を償還払いから現物給付にいたしまして、保護者の手間と負担を軽減しております。さらには教育環境ハード面のみならず、魅力ある学校づくりといたしまして、生徒の国際感覚や将来の夢を育むために、国際交流事業として琴平中学校と台湾新北市瑞芳中学校との姉妹校締結を行いまして、既に琴平中学校の生徒を瑞芳中学校へ派遣し、交流を深めたという点もございます。ハード・ソフト面両面ございますが、一応公約に掲げたものに関しましては、実行または実施をしておる状況でございます。 ○議長(山神 猛君)  はい、吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  3番目の産業振興、門前町としての景観整備やルールづくりを推進し、集客増を目指しますから民間活力を導入した空き店舗、それから農業経営の効率化、そういうことについてはいかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  まず、このうちの景観整備につきましては、表参道の無電柱化にあわせまして、景観まちづくり協議会を立ち上げて、景観計画の策定に取り組んでおります。つい先日もこの協議会を開催いたしまして、最終的な調整、また意見をいただきながら、この計画の最終段階に現在入っております。また集客増を図るために、これまでありませんでしたが観光に対するビジョンというものを打ち出すための観光基本計画も策定し、既に関係機関にご協力をお願いしているところでございます。さらに海外からの観光客を獲得するために、これは台湾もしくは香港におきまして商談会に参加するなど、トップセールスを行っております。そしてインバウンド対策といたしまして、町内の表参道を中心として、Wi-Fi環境の整備やパンフレット、またPR動画などを外国語、多国籍語対応の情報発信に努めておるところでございます。  空き店舗対策といたしましては、商工会と連携をいたしまして、既に商店街に2店舗が開店しておるのが現状でございます。  次に、農業経営の効率化と集積化につきましては、年々就農年齢が上がってきております。また後継者問題などに対応するために、農業法人の設立を促進し、農業経営の効率化に取り組んでいただきたいという思いから、集落営農法人がこの間1法人ふえておりまして、また集積面積も10.3ヘクタールから16.6ヘクタールに集積されたということでございます。  そして特産品のブランド化につきましては、市場関係者、スーパーでの消費者などに対してのトップセールス等を実施いたしまして、販路拡大に尽力をしてもらっております。また時折あります香川県のアンテナショップ、せとうち旬彩館におきまして、こんぴらにんにくやガァリック娘等の販売促進活動を行っております。さらに特産品を町内で何とか製造加工できないかというふうな思いから、商工会等に補助金を交付し、それらに取り組んでおるところでございます。
      (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  定住移住、都市部からの若者の定住移住を促進するため、まちづくり協力隊を募集します。琴平町の魅力を磨き上げ、積極的に情報を世界に向け発信しますということなんですけども。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この定住移住の一環といたしまして、地域おこし協力隊をこれまで6名任命しております。その後協力隊におきまして、県内にはもちろん、国内においてさまざまな活動、またイベントへの参加というものをしておりまして、地域の活性化に取り組んでおります。また先ほど申し上げました海外に発信するPR動画等々にも出演をいただいたり、また構成的な面でのお力添えを賜りながら、情報発信に努めておるというのが現状でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  今4件。 ○議長(山神 猛君)   (「ごめんちょっと言い忘れた」と呼ぶ)  町長。 ○町長(小野 正人君)  済みません、定住移住ですので、その後の住宅政策もやはり述べておかないといかんかなと思っております。若者の住宅を町内で取得していただいて、琴平に住み続けていただきたい。また現在住んでおる住居宅や店のリフォーム等を支援して、商売を引き続きやっていただく、また住み続けてもらうという観点から、若者住宅取得助成事業並びに住宅店舗リフォーム助成事業などを行っております。もう一つ定住移住に向けた生活環境の整備事業というものも必要でございまして、今年度駅前の駐輪場を整備したところでございます。  それらのまた情報発信につきましては、移住ナビのPR動画や先ほど申し上げました外国人向けの観光PR動画を世界に向けて発信しているというところでございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  4件につきざっとお聞きしたんですけども、こちら私このことしか書いてないんですけども、来年5月町長選挙改選という形になると思いますけども、おおむねこの3年前にされた政策が、到達度合いはいろいろそれぞれあると思いますけど、来年度の再選に向けた意気込みと申しますか、そのあたりをお聞きしたいんですけども。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この3年前に掲げた公約につきましては、おおむね実施はしておるというふうに考えております。ただし議員もご指摘をされましたように、その達成度や効果についてはまだまだ努力の余地があろうかというふうにも考えております。そしてこの4年間で対応してきましたさまざまな課題、特に就任当初に掲げました小学校の適正化につきましては、方針は決定したもののいまだ道半ばであり、今後の本町の最大かつ重要な課題であることを考えれば、まだまだやるべき仕事が残っているというふうに考えております。この後の山下議員、渡辺議員の答弁において詳しく述べたいと考えておりますが、この課題に向き合うためには、町民のご理解とご支援をいただきながら、可能であれば引き続き町政のかじとりを担っていく覚悟を固めておるところでございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  わかりました。それではしっかりと頑張っていただいて、今後の町政運営、その他も含めて、改選がありますのであれですけども、公約についてまた新しい公約も出てくると思いますけども、しっかりと判断をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それではこのあたりで、平成29年12月議会におけます一般質問を終えさせていただきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(山神 猛君)  これで、3番、吉田 親司君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで休憩といたします。  再開を11時05分といたします。時間厳守でお願いします。      休憩 午前10時52分      再開 午前11時07分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  それでは休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  9番、山下 康二君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○9番(山下 康二君)  私のほうは、5月に向けての町長の去就についてということをお聞きする予定でございましたが、さきの通告外とはいえ、吉田議員の質問に対して5月に向けて意思を固めたと町長の答弁が出ておりますので、最終的に内容は別にしても、結果においては同じになろうかと思いますので、私の一般質問は取り下げさせていただきます。 ○議長(山神 猛君)  それでは暫時休憩いたします。   (「休憩」と言う者あり)   (「許可したん」と言う者あり)   (「取り下げ許可されたん」と言う者あり)   (「議長言うてよ」と言う者あり)   (「今山下議員の発言に議長が答えてくれたほうが」と言う者あり) ○議長(山神 猛君)  わかりました。今、山下議員から発言の取り下げの申し出がございましたけど、皆様どのように。   (「議長の判断」と言う者あり) ○議長(山神 猛君)  そしたら私は認めます。  ちょっと休憩します。   (「いつまで」と言う者あり) ○議長(山神 猛君)  1時まで休憩。      休憩 午前11時09分      再開 午後 1時00分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  その前に一言、私のほうから申し上げます。先ほどの吉田君の一般質問において、私が通告書にないものの発言を許したということでございますが、このことについては、私は吉田君の質問の延長線上にあったということで許したわけでございます。そのあたりを理解していただきたいと思います。  それでは発言を許します。  6番、渡辺 信枝君。   (「はい、6番、渡辺」と呼ぶ) ○6番(渡辺 信枝君)  皆さんこんにちは。(「こんにちは」の声あり)  6番、渡辺信枝でございます。それでは議長のお許しをいただきましたので、12月定例会におけます私の一般質問をさせていただきます。  今回は三つのことについて質問をさせていただくんですが、一つ目が琴平町公共施設等総合管理計画について、そして二つ目が今後の幼稚園・保育所について、関係者や庁舎内での下打ち合わせはしているのかということです。それから最後に三つ目が、町長選への再選出馬についてのことにつきまして、町長に質問をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは質問席のほうに移らせていただきます。  まず一つ目の質問でございます。琴平町公共施設等総合管理計画について質問をしたいと思います。先日、教育委員会の資料室のほうに行きました。何カ所からの雨漏りがとてもひどくて、いつ行ってもバケツをたくさん置いて並べてあります。また修繕した床も雨漏りをして、すごく傷んでおりました。確か平成27年に雨漏りの部分修繕と床を全面張りかえての修繕をしたばかりではないかなと思っております。また、シルバー人材センターと育成センターのトイレですけども、男子トイレが詰まっていて、水が流れなくなり、結果男子トイレはとり除かれておりました。そして本庁舎内の1階のトイレのほうへ行ってみますと、そちらも使用禁止の張り紙が張られている状況でした。今は使えるようになっていますが、そのときは1階のトイレのところも使用禁止の張り紙が張られていました。  琴平町の公共施設は学校施設だけでなく、どこも全てが老朽化し過ぎています。昨年度末の29年3月に作成された琴平町公共施設等総合管理計画、将来の公共施設等のあり方についてを見てみますと、シルバーと育成センターの一緒にあります建物は、昭和44年の建築で、もう48年が経過しています。そして教育委員会の建物はといいますと、昭和51年の建築で、41年が経過、その隣の資料室は、教育委員会も含めて、ここの建物は旧の榎井幼稚園跡ということでございますので、同じ41年が経過していると思います。また町役場庁舎ですけども、ここも45年が経過しておりまして、どこも本当にもうその場その場で一時しのぎの改修をしているのみとなっています。  公共施設管理計画には、今後の課題として個別の施設ごとの計画をし、実施する必要ありとありますけども、このまま老朽化したまま放っておくのでしょうか。そのうち、軽コスト修繕ばかりでは済まないようになってくるように思うんですけども、まず1番目の質問ですけども、施設計画期間が10年と管理計画のほうに載っていました。10年なら計画をいつまでにつくって、10年後はどういうふうになるのでしょうか。町長にお尋ねいたします。 ○議長(山神 猛君)  6番、渡辺 信枝君の質問に対する答弁を求めます。  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは渡辺議員のご質問にお答えいたします。  議員のご指摘のように、本町の公共施設に関しましては昭和40年代の後半から50年代中盤にかけて建設した施設が非常に多くあります。この庁舎自体も確か昭和47年ぐらいの竣工であったと思いますので、45年が経過しております。また、社協のある施設、また教育委員会含め、シルバー人材、さらには少年健全育成センターに関しましても、ご指摘のとおり40年が経過した施設でございます。恐らくこれらの施設に関しましては、もともとの使用目的でありました榎井幼稚園・榎井保育所からそれらが南幼稚園・保育所に統合されたということで、その跡地利用として、今現在ある施設が入居してきたというような経緯であろうかというふうに思っております。これらの施設、またそのほかにあります町内のインフラ等、各公共施設の総合的な管理計画というものを各市町村が立てるべきということで国からの指示がありまして、本町におきましても琴平町公共施設等総合管理計画を策定いたしました。この管理計画に基づきまして、それぞれの個別計画というものを平成32年度までに策定するようになっております。  町といたしましては、各個別計画に基づき廃止を含めた整理・統合を行ってまいりたいと考えております。そもそもこの計画というのは、国において各自治体がどのぐらいの施設を保有しておるのか、またそれらに要する今後の修繕等にかかる経費等を総合的に捉えながら、長寿命化を図るものはそうする、また新たに建設するものは、なるべくその用途等をまとめながら整理縮小していくというような方向性を示した考えによるものであろうかというふうに私は考えております。したがいまして、10年後にはこの個別計画に基づきまして施設の整理・統合を行うことで、老朽化をし役割を終えたものも出てくるかと考えております。また、新たに整備するものや、引き続き活用すべき施設に関しましては、リノベーションや長寿命化計画を施し、住民福祉や交流拠点、文化活動の場として活用していけるのではないかと考えております。いずれにいたしましても、本町の施設は確かに老朽化が著しいものが多いというふうに考えております。  これは補足になりますが、これまでやはり優先すべきは、琴平町におきましてはさまざまな財政問題等勘案しながら、施設の管理また修繕というものを少し後回しにしてきたきらいがあろうかというふうに私自身も感じております。ただ、議員ご指摘のように、これを使う職員であったり、また来られる住民のためには、より快適な環境づくりが必要になってこようかと思いますので、個別計画に基づいた大胆な考えをもって、先ほど申し上げましたような整理・縮小・統合というようなものを考えながら対応していきたいというふうに考えておりますので、ご理解のほどを賜りたいと思います。 ○議長(山神 猛君)
      (「はい、議長」と呼ぶ)  渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  個別計画策定を32年までにと今町長のほうから言われましたけども、まず個別計画といいますと、本当に町内の全ての施設等でございますので、いろんなところ全て書いていることでございます。そして物すごくたくさん、どこが新しいかといっても、まだヴィスポがましというぐらいのところで、ほかは本当に全てがぼろぼろでございまして、個別計画を策定になりますと、優先的にどこから初めて計画期間の、今度年号が変わりますけども39年には、10年後にはどういう形を目指すのか。32年までにそしたらどこまでの個別ごとの計画を立てていくんでしょうか。今中学校のほうは進んでいると思いますけども、本当に庁舎を含めてそのほかもろもろ、小学校も琴小と榎小も54年建設で38年、象小は52年建設だから40年と。統合すると跡地についてまた考えるとか前に一度聞いたこともあるんですけども、そういう跡地の協議も進んでいるのか。  幼稚園・保育所につきましても、南幼稚園と保育所は58年建設なので、34年が経過しております。北幼と北保は55年建設なので、37年が経過しております。この北幼・北保につきましては子どもの数の減少はあるんですけども、私も3月の質問でも申し上げましたが、教室不足はまた別の問題ですけども、そういういろいろな施設の施設計画の協議もどうなってるんでしょうか。本当に32年までに個別施設計画を作成するのに当たりまして、いつごろからどことどことかどういう課が担当となって、どのようにとりかかっていって、その32年の個別計画というのはどういうふうに進めていくのか、町長教えてください。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この計画につきましては、もう32年度までに策定するようになっておりますので、町内の各施設につきましてまずは現状の把握というようなことから、各所管課において調査をしてもらいたいというふうに考えております。その上で老朽化の著しいもの、またかつての人口規模でありました本町の1万5,000人前後の人口規模で活用し得る施設というものが現在においてもその機能を果たせるのか、もしくはそこまでの必要がないのかというような観点から協議を進めてまいり、その施設の方向性を位置づけていくものが個別計画ではないかというふうに考えております。そうなりますと、各課ごとに各施設の個別計画を立てるとともに、全体的な町内の施設のあり方というものを見直す段階に来ようかと思いますが、これは明日の片岡議員のところでも関連した質問が出ますので、ここのあたりちょっとくわしくは触れないようにしておきますが、いずれにいたしましても施設の必要と、また今後かかり得るコスト、さらには使用する人々のニーズ等を勘案した上で、個別計画の最終的な方向づけを行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  明日もそういう質問があるんでしたらいいですけども、ともかく老朽化の著しいものの現状の把握といいますと、この中に要はもう既に老朽化の著しいものも書いてあります。だから、これをそしたら何のためにつくったんかと何遍もということにもなってしまいます。だから要は公共施設等の管理計画を3月につくってるのですから、本当に今後どうしていくのか、どこの施設がというのは各課の課長さん方も十分にわかっていることと思います。それでまずはどういう課が本当に担当して、今後こういうことでやっていくということをちょっと聞きたかったのが、この質問でございます。  ともかく老朽化し過ぎていますので、本当に全体像から考えてみて、まずここのところから中学校を今着手してくださってますので、次は小中、幼保と私もずっと言い続けていますので、そういうことでお考えになっていただいておるとは思うんですけども、それに並行して、やはりどういうところも整備しないといけないとか、この庁舎だってどうするのかということもきちんとした何とか委員とかでなくて、やはり課長さんとかとも連携をとりながら、庁舎内での話し合いをしてもらいたいと思います。そしたらこれはこの辺ぐらいで、あしたの人に任せます。  そして二つ目の問題に移らせていただきます。今後の幼稚園・保育所についてですけども、今言いましたように関係者や庁舎内での下打ち合わせはしたのかどうかという質問でございます。ことしの3月に老朽化した保育所と幼稚園、またこども園などのお考えはあるのかどうかということを質問いたしました。そして、その後どうも子ども・子育て会議というのは一度開いているだけで、きのうの公共施設の委員長さんの報告の中でもありましたように、年度内にあと2回はするみたいな話はあるんですけども、今は中学校の建てかえが一番というのはもう重々わかっています。念願の魅力ある学校をつくってもらいたいと思っております。そして同時に少子化のことを考えますと、まずはいつも私言っていますように、幼保をどこにどういう形でしていくのか、幼保の検討委員会とかでなくて、何とか委員会何とか委員会でなくて、その前に庁舎内でのやはり話し合いをしてほしいと前にも言ったと思います。それから町内にある私立保育園、あかね保育園さんにもお聞きして協議をして、また庁舎内での会議を開いて、大体の方向性を考えながら、何案か持ちながら、そして議会ともすり合わせをした上で検討委員会というのを立ち上げて話をしていくと、一番これがスムーズに執行部と議会と町長のいつも言われる車の両輪で走っていけるのではないかなと私は思っております。  今年度、そういう下打ち合わせの会というのはしたんでしょうか。ある程度の方向性を決めて、検討委員会を開くべきであり、やみくもに検討委員会を開いても、以前幼稚園教育環境等のことで会議を開いたと思うんですけども、その中身と変わらない意見しか出ないのではないでしょうか。下打ち合わせが一番大事ではないかと私は思いますが、関係者や庁舎内で何回下打ち合わせをしたんでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この質問に関しましては、3月議会におきまして渡辺議員から今後の本町の保育所と幼稚園のあり方についてはどのように考えているのかというご質問をいただいております。それに対しまして、就学前の子どもたちを安心して預けられる環境を整備することが若い世代の定着につながる大切なことだと考えておると、また琴平町子ども・子育て支援事業計画の中で、町内の施設全体として教育保育の連続性、一貫性の確保に努めると明記されております。就学前教育・保育を含め一体的に取り組むことが必要であるということから、それを踏まえて就学前の教育保育について、子ども子育て会議の中で今後の幼保のあり方等のご意見をいただきたいと思っているというような答弁をしております。  町といたしましても渡辺議員がおっしゃるとおりでございまして、子ども・子育て会議を開くに当たっては、町としての方向性とその案を示した上でご意見をいただかなければならないとも考えております。また、この子ども・子育て会議は最終的な検討委員会というものでは現在ございませんので、保育に携わっておる方、また施設関係者の皆様方の意見を聴取をするということを目的としております。それと同時に、庁舎内での協議ということでございまして、これに関しましても福祉課、生涯教育課が課の中におきまして協議を数回行ったという報告を受けております。今後、それぞれの案を持ち寄って、最終的には施設を整備するのであれば当然予算的な財政を含めた問題が関連してまいりますので、総務課を含めた協議をする予定としております。  つきましては、町としての方向性を議会にお示ししながら、就学前教育・保育について子ども・子育て会議の中でも今後の幼保のあり方の意見を聞きたいと思っております。したがいまして、最終的にどのような施設にするかという方針が決まり、その中身を検討する場合には、それぞれの議論を経て、検討委員会というものを立ち上げ、最終的な方向性を見出すということでございますので、最初から検討委員会に丸投げするというようなことではないということはご理解いただけたらと思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  既に今子育て会議をされているのは1回だと思うんですけども、今後今年度末までに2回となると、どういう方向性でしようとしとるのか。その方向性としては決まっているんでしょうか。今町長が言われたように、福祉課、生涯教育課においては協議を数回行っておりというか、そこでどういう話が出てるのか方向性をちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  まず1回開催いたしました子ども・子育て会議に関しましては、以前に策定しております琴平町子ども・子育て支援事業計画というものをまずお示しいたしました。委員の皆様が今回改正になりまして、新たな方が就任されたということで、この計画をまず町として説明をさせていただいて、町内の施設全体としての教育・保育の連続性、一貫性の確保に努めるというような明記がございましたので、それらの趣旨をお伝えするとともに、就学前教育・保育を含め、一体的に取り組む必要があるというようなご指摘があるということをお伝えした上で、本町といたしましては少子化に向けて施設のあり方、また就学前教育というものをどう位置づけて対応するのかというような考えを、その委員の皆様方に持ち帰っていただいておる段階であろうかと思います。年度内に2回ということで、できれば本当は年内中にもう一度と思っておりましたが、ちょっと日程調整がつかずに年明けから6月にかけて開催を予定しております。  各課内の検討につきましては、詳細は各課長が報告できようかと思いますので、各課長のほうから報告をお願いしたらと思います。 ○議長(山神 猛君)  前田課長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○生涯教育課長(前田 照幸君)  失礼いたします。それでは命によりお答えいたします。  生涯教育課といたしましては、町立幼稚園のあり方、また私立保育所のあり方について、大林教育長とともに協議済みでございます。協議の内容といたしましては、認定こども園であるべきか、あるいは単独での公立幼稚園であるべきか、またその幼稚園の数、保育所の数の協議をいたしております。それとともに、私立保育所のあり方についても協議をいたしているところでございます。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  次、福祉課長。   (「はい」と呼ぶ) ○福祉課長(友枝 眞理子君)  失礼いたします。議長の命により、報告させていただきます。  福祉課においては保育所長も交えて今後のあり方と言うことで検討をしておりますけれども、まず新しい施設を建設できるかできないかとか、それによっても後の問題が変わってきておりますので、まず今本当に保育所のほうで大変になっているのは北保育所のことですので、北保育所から幼稚園のほうに3歳児が行けるように環境を整えるにはどうしたらいいかということから、また先ほど前田課長が言ったように、町内に保育所・幼稚園の数、私立保育園もありますので、そういうことも含めて検討はしております。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  そういうことで、福祉課内と教育委員会内ではいろんな協議がされていると今お聞きいたしました。まずはあと2回今年度中にするのであれば、やはり庁舎内全体でのそういう話し合いをして、一つだけでなくてもいいんですけども何案か持って、こんな案がある、こんな案があるということを提出して、それをもってあと2回やります子育て会議のほうに向けていただきたいなと思っております。そうでないとなかなか前向いてちょっと進んでいないように見えていますので、今聞きますと課内ではいろいろとお話をされているようですが、課内だけでなくて本当に庁舎内でしっかりと話をしていくことで、本当に財政面も含めまして話をしていくことで、方向性というのは見えてくるかと思いますので、そこら辺のところは町長にしっかりとお願いをしておきたいと思います。  それから私立保育園を含む関係者との会議ですけども、下打ち合わせの会、私立保育園あかねさんとの会は福祉課はされたんですね。なので、また案が決まりましたらもう一度、またどこと話し合いをして進めていくのかということでしっかり協議をしていただいて、今後子どもたちが住みやすいまち、住んでくれるまちを目指して、本当に琴平町を若い世代が住んでくれるようないいまちにしていくために、ぜひよろしくお願いしたらと思います。  今年度中に2回ということですので今思いますけども、早急に庁舎内の横の会をぜひしていただけたらと思います。いつごろしてくれるかはもう聞きません。もう早急にしてくれると思います。そうでないとあと2回、それこそ行く、逃げる、去るでもう1月になったら終わりですし、12月ももうこの議会でうだうだ言ったら終わってしまいます。なので、すぐもうしてくれると思いますので、そういうことを信じてお願いをしておきます。  それでは最後の質問に入らせていただきます。最後に朝の時点でも同僚議員のほうからちょっと再選についての質問等があったんですけども、私も通告書に出しておりましたので再確認ということで、最後に町長選への再選出馬についての質問をしたいと思います。  小野町長は、来年5月末で2期目が任期満了となります。私も町長と同じ平成22年に補欠選挙で議員となりました。1期目ですけども、町長も私も含めてですけども本当にあっという間に終わりまして、町長にしますと1期目は過去の負の遺産、それから不正問題と、加水問題が勃発したりしまして、本当に信頼される町政を目指して、あっという間に1期目が終わったと思います。2期目につきましては、にぎわいのある誇りの持てる琴平町を実現するためにということで、町長は四つの柱を立てて、福祉・安心安全、それから二つ目が教育・子育て、三つ目産業振興、そして四つ目、定住・移住と4本の柱ということで取り組んでこられてきたことと思います。  特に教育・子育てにつきましては、私もずっとずっと議員になった当初からずっと言い続けていることでございます。子育て世代が住みやすく育てやすいまち、若い世代に魅力あるまちにと、本当に幼稚園の預かり保育とか学童保育などを訴え続けてまいりまして、町長のおかげをもちまして、本当に預かり保育とか学童保育は実現できました。そして今後は中学校の建てかえ、そして小学校の統廃合、就学前教育に最適な幼稚園・保育所を目指して、さらに若い世代に魅力があるまちで、住んでくれるまちを目指して、これからも頑張っていただきたいと思います。  学校問題につきましては、今やっと中学校の建てかえに着手し始めて進み出したところでございます。町の財政状況はまだまだ本当に厳しい中ではありますが、積立金がちょっとはふえてきたとはいえ、まだまだ厳しい中であると思います。これまでの経験を生かしまして、町のトップである町長としてみんなを引っ張っていって頑張っていってもらいたいと思います。小野町長、来年5月の再選出馬するご意思を町民に表明していただけますようによろしくお願いいたします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  渡辺委員におかれましては、私が町長に就任して以来行ってきた行政運営に対しまして、的確にその本質をご理解いただいておりますことにまずもって感謝を申し上げたいと思います。その上で、私は就任時に二つの大きな目標を掲げておりました。一つは議員ご指摘のように、不正借り入れ問題等によりまして失われた行政への信頼を取り戻すことであり、二つ目といたしましては極めて厳しい財政状況を引き継がざるを得なかったことから、この状況を改善しないことには他の市町並みの事業はできないと考えまして、財政の健全化をもう一方の目標として掲げてまいってきたところでございます。とはいいましても、就任前後これら過去の負の遺産を引き継ぐことによりまして、大変厳しい状況からのスタートとなりました。また、早々に各温泉加水問題が発覚し、就任前の事案であったとしても、町政を引き継いだものの責任においてマスコミや議会対応を行ってきたところでございます。ただ、この間におけましても最大の課題でありました財政健全化を推進し、職員の協力を得て一定の成果を残せたというふうに考えております。財政調整基金の積み立ては、目標でありました予算総額の15%を達成するとともに、一般会計における町債残高も5億9,000万円の減、また他会計を合わせた残高も9億5,000万円縮減することができております。そして、自治体財政の健全化をあらわす指標におきましては、実質公債比率を15.5%から7.7%に、また将来負担比率を133.6%から21.6%に抑えることができ、いずれも健全化基準を大きく下回ることができております。  そして、2期目におきましてはようやく財政に見通しがついたことを受けまして、福祉の充実と安全・安心なまちを目指し、住み続けたいまちづくり、また教育と子育て環境を充実し、夢と希望の持てるまちづくりをする。産業振興による地域経済の活性化等にぎわいの創出、そして定住移住を推進し、人口減少時代に対応する継続可能な地域づくりに取り組むことといたしました。つまり1期目は基盤づくりであり2期目は将来に向けた助走であることから、いわゆるホップステップであったというふうに考えております。そして、これからは一段と変化をする社会情勢に対応し、本町に住む方々がこのまちに住んでいることを誇りに思ったり、他の地域から琴平町で住んでみたい、また子どもたちが夢と希望を持ち、このまちで住み続けたいと思っていただけるようなまちづくりを目指す飛躍の時期、つまりジャンプができるよう、先頭に立って力強く推し進める必要があろうかというふうに考えております。これこそが私の目指すべき道でありまして、政治を志すものとしての本懐であろうかというふうにも考えております。私はこれまでの2期で培った経験と、琴平町のためにでき得る全精力を傾注し、町の一大プロジェクトに道筋を立て、将来の琴平町に先ほど来申しております夢と希望が持てるように、次へと引き継ぐことが私の使命であると考え、教育環境の充実と本町の最大の課題であります人口減少時代に対応した支え合える福祉のまちづくりを遂行いたしまして、町民の期待に応えてまいりたいと考えております。多くの皆様方のご理解とご支援を得らえるならば、あと4年間引き続き町政運営のかじとりを担いたいと考えておりますので、よろしくご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、答弁としたいと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  前回の町長の公約ですけども、誠実・実行と書いてありました。とにかく今町長が申したのは、基盤づくり、助走、それから飛躍の次はジャンプということで、とにかくまだまだやりかけたこと、今後やっていかなければならないことが本当にたくさんいっぱい残っていると思います。問題の多い課題を一つずつ進めていくために、みんなを今町長も申しましたが積極的に引っ張っていって、今度は誠実・実行もわかるんですけども、実行・改革ということでどんどん引っ張っていってもらって、町民のためにぜひ頑張っていただきたいと思います。  以上で私の一般質問は終わります。 ○議長(山神 猛君)  これで6番、渡辺 信枝君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中ですが、ここで休憩といたします。  再開を13時50分といたします。      休憩 午後 1時38分      再開 午後 1時50分      (出席議員、休憩前と同じ10名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  4番、豊嶋 浩三君。   (「はい、4番、豊嶋」と呼ぶ) ○4番(豊嶋 浩三君)  それでは議長の許可をいただきましたので、これより平成29年12月定例会における一般質問をいたします4番、豊嶋浩三であります。  本日は通告書に従いまして、琴平町ひと・まち・しごと創生総合戦略について小野町長にお伺いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  それでは質問の前に、これまで私はこの壇上に登壇させていただいて、9回の一般質問をさせていただきました。その中で、第4次琴平町総合計画を初め、ひと・まち・しごと創生総合戦略と多方面から町活性化の推進に役に立つのではないかと考えて、一般質問の効果を期待しておりました。しかしながら、これまでに実感できるものは全くありませんでしたが、若干気力も失いかけておりました。このたび、地方創生人材支援制度に関して、改めて小野町長がひと・まち・しごと創生総合戦略の推進に前向きであるというように説明されておりました。そこで、これまでの私の9回の一般質問におけるひと・まち・しごと創生総合戦略関連の質問を踏まえて、これから将来の各事業の方向性についてどのようにお考えなのか、小野町長にお聞きしたいと考えております。私の質問内容について課題検討を行っていない事業等につきましては、時間短縮のために現在は検討してないと明確にお答えいただきたいと思っておりますので、よろしくその点お願いいたします。  それではまず初めに、地域産業を生かし、いきいきと働けるまちづくりを推進するためにということで、就業者をふやす目的としております。この目標値が平成32年の5カ年において、約5,000人の就業者の増加を見込んでおります。すなわち、1年間で1,000人の増加目標となりますが、この中で①新規就業及び後継者等の育成はどのようになっているのか、新規こんぴらブランド等の進捗状況は。また、町内外の就業者において、どのくらいの町内での就業増を見込んでおるのか。②商店街のにぎわい創出事業の進捗率はどうなのか、またどのくらいの人口増を見込んでいるのか。③今年度の企業誘致数と琴平町の都市計画のスケジュール等を、一括して町長にお答えいただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)
     それでは豊嶋議員のご質問にお答えしたいと思います。  通告書におきますと、まず1点目としては地域産業の強化とブランド化の推進事業等初め、商店街のにぎわい、また企業誘致につきまして、一括でということでよろしいでしょうか。 ○4番(豊嶋 浩三君)  はい、結構です。 ○町長(小野 正人君)  わかりました。  それではご説明を申し上げます。まず1の①といたしましてご質問いただいております地域産業を生かし、いきいきと働けるまちづくりについて、どのぐらいの就業者数の増加を見込んでいるのかという件でございますが、豊嶋議員は今5,000人ふやすということで5年間で1,000人ずつということを申されましたが、総合戦略における目標値といたしまして、平成22年の国勢調査の数値をもとといたしました。この国勢調査によりますと、4,786名の方が本町内外を含め就労についております。この数を平成32年の国勢調査で5,000人にしようというものでございますので、その差であります人数を5年間でふやすということでございますので、5,000人新たにふやすというものでなく、年間約43人就労人口をふやしていこうというものでございます。  そして総合戦略にある事業の現状といたしましては、新規就農について平成27年度以降、1名の方が就農されております。後継者育成事業にお関しましては、いわゆる町内の伝統工芸を継承する方ということで、讃岐一刀彫を対象としておりますが、現在のところその対象者が見つかっておりませんので、現在成果としては出ておりません。  次に、新規ブランド等の事業につきましては、琴平町商工会がマスキングテープ、クリアファイルを、またうまいもん本舗がガーリック侍シリーズのパッケージ及び贈答用詰め合わせ箱のデザインのリニューアルを、そしてオリジナルカレーの作成等を行っておりまして、特産品のブランド化の推進については、産地間競争に勝ち抜くために、市場関係者並びにスーパーでの消費者などに対しましてトップセールス等を実施しております。  次の1の②に関しましては、商店街のにぎわい創出についてということで、土曜デー復活事業につきまして、8月26日に商工会青年部と女性部が主催によりまして、こんぴら夏夜市が開催され、多くの来客でにぎわっております。また、その前段8月19日から26日にかけまして、夜の商店街にLEDを使用した傘やランプを飾るこんぴら商店街アート化事業も行っております。空き店舗対策事業に関しましては、平成27年度、28年度に各1店の申請があり、事業展開を開始したところでございます。まちづくりの活性化事業につきましては、これはもう毎年行っております歳末大売り出しに対します事業助成というもので、町内の商店街小売店での売り上げ増に補助をしておるというふうなことでございます。そしてこの各事業により、どれぐらいの人口増を見込んでいるかにつきまして、即効性のある事業とそうでない事業がありまして、各事業ごとの算出というものは今現在見込んでおりません。これら各事業を行うことにより、最終的に総合戦略の目標である将来人口目標に近づけられればというふうに考えております。  次の1の③であります企業誘致の推薦につきましては、本町が面積が非常に狭く、公有地の少ない現状で、大企業等の誘致というものは困難であろうかというふうに考えております。議員もご指摘していただいておりますように、今後小学校の統廃合により、あいてくるであろう土地の有効活用として統廃合に目途がついた時点で協議検討を行ってまいりたいということで、これにつきましては今現在、実績また効果が出ているものではないということをお伝えしておきます。また、それらの基本とある都市計画マスタープランを現在策定中でございまして、今年度中には策定を完了する予定となっております。  以上、1番目の件につきまして答弁を申し上げました。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  関連質問ですが、今の新規就農者をふやすことについてということで経済産業省のRESAS、この前から一般質問でも何度か話しておりますが、琴平町の農業の現状分析とこれから行う施策としては、農地の利用増進や期間借地の推進によって、農地の集約化が促進されたと考えていると今RESASのほうに明記されております。その中で、将来的には農地の借地情報などの土地利用の調整と、新規就業者に対する育成支援に取り組むと経済産業省のRESASを使った分析例(ケース12)にこれからの琴平町の施策が記載されております。  そのような状況の中で、小野町長は先ほどの答弁において、現状で事業効果があらわれてなく、新規の就農者がまだ1名という状況であるということであります。具体的な改善策としては何かお考えになっているのか、その点をお伺いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この新規就農に関しましては、豊嶋議員がおっしゃられましたように農業をしたいという方と、その農業を営むための農地のマッチングというものが非常に重要になろうかと思います。そういった観点から、将来的に農業から離れる、もしくは高齢化によりまして農業ができなくなるといったような方々の意向というものを把握しながら、これらに関しましては県が中心となって農地中間管理機構というものもありますので、そういったところに上がってきた土地を抜粋していくと、マッチングしていくという方法が一つあろうかと思います。  もう1点につきましては、先ほど吉田議員のところでも答弁したかと思いますが、非常に琴平町の場合は農地自体も他の自治体に比べれば非常に狭い、もしくは民家、道等々が横断していって、集積化が個人では難しいということがございますので、これらに関しましては農業法人というものを設立した上で、そこで働き手としての新規就農、もしくは若者の雇用というものも可能であろうかと思いますので、これらは総合戦略では明記しておりませんが、法人化の推進ということで、この間に1法人が新たに加わったというようなことでございますので、こういった両面、いわゆるマッチングと法人化によります雇用の場というような形での政策が本町にとっては的確な就労人口をふやす方策かなというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  私も農家の友人おります。法人化も大変やということです。基本的に耕地面積はある程度持たないかんのと、年間を通じた作付、いろんな意味で米やほかのものをするとか、そういったことを考えて独自産業にまで手を出さないかんような状況もあるということを聞いています。大変困難なことやと思います。ただ、今の新規就農者とか、先ほどいった後継者の育成なんかについてですけど、産学官の連携は就農支援について、今のところ考えはあるのですかないのですか、そのあたりちょっとお聞きします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  産学官の連携といいますと、いわゆる農業の栽培方法だったり、さまざまな農業に関する知識を受けることでございます。本町にあります農業大学校におきましては、いわゆる学校を上がった生徒さんだけでなくて、途中から農業に従事したいという方を受け入れる育成コースというのもあります。これらを含めて、町として総合戦略の中でどう位置づけておるかということに関しましては、具体的な事案というのは今のところなかろうかというふうには考えておりますが、今後の課題として取り組む必要があれば、農政課とも相談をしながら詰めていきたいと思います。もしほかに具体的な例があるのであれば、農政課長のほうから答弁をさせようと思っておりますが。   (「あしたも出ますし、今のところは」と言う者あり) ○町長(小野 正人君)  今のところは具体的にはないということでございます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  今も町長よくご存じで、よくおっしゃっていただいた榎井にあります香川県立農業大学校では、新規の就農者を希望する人たちに基礎から学ぶ就農を支援するための研修や、農業者の技術向上を図るための営農技術向上を図る研修などを行っております。実質今地域にある学校としては、そういうこともやっておられるわけです。そういう中で、新規就農者の増加や農業後継者を育成することを考えるのであれば、農大との連携は不可欠やと思うんですけど、その点について今回お聞きする中で、そういうふうな形で前向きに対応はしていただけるのかどうか。それだけで結構ですからお聞きします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  本町にこの農業大学校があるというのは非常に貴重なことだろうと思います。議員おっしゃいますように、これまでの学生コースとかぶっておられまして、そういった新規就農を短期間で学びたいというような生徒さんが数年ふえているというふうに聞いておりますし、私も入学式等々に参加しますと、30代、40代、50代、もしくは定年を迎えた方々が非常に多くこの育成コースに参加しております。こういう状況を勘案いたしますと、新規就農を手助けする手段としては非常に有効な情報源であろうと思っておりますので、この点につきましては農業大学校とまた協力をしながら、何らかの取り組みをして考えていきたいというふうには考えております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  やはりそういった意味での就農支援ということで、授業料のある程度の援助とか、そこで町外から来て農大で勉強したいというような方々に対するアフターケアというか、そういったことについては官学の間での連携というのは必要やと思いますので、今町長から前向きな答弁をいただきましたので、期待しておりますのでよろしくお願いします。  次、創業支援、技術継承者の育成支援について、昨年の3月の定例会で私質問しております。経済産業省、中小企業庁における産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定ということを去年の3月に定例会で聞いております。平成28年の5月には、第8回認定が既に決定しております、東かがわ。この点について、昨年度の3月定例会において小野町長が、事業計画を策定して認定取得を目指していくというお答えをされております、覚えておられると思いますが。実際に創業支援計画の認定に向けた現在の動きと、いつになったら何年度に申請をする予定なのか、その点お聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この件につきましては、本町が保有しております伝統的な工芸品というもので、さきのとおりあるというご紹介をいたしました。これにつきまして、具体的に今現在話が進んでおるかといいますと、進んではいないのが状況でございます。まずはこの讃岐一刀彫という位置づけ、またこれらの後継者を育むための制度づくりというものを、まずしっかりとつくっていくということが重要であろうかというふうに思っておりますので、現在のところは進んでいないというのが現状でございますので、その点はお伝えしておきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  前年度の3月に、もう認定に向けて動くというように町長お答えいただいてます。現実に、今このまち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、しっかりと就業支援とかこれからの創業支援に向けていくと言っておるんだったら、それで去年の3月定例会でもそういうふうにして前向きにやっていくと言われておるんですから、やる気があるのかないのか、これからやるのはどうなんですか。その点についてこの事業計画は来年度も予定がありますので、その点について策定をできるのかできないのか、しないのか、もうそういうところだけで結構ですから、やる気がないのかどっちか、それだけ聞かせていただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この総合戦略に掲げる事業全てに取り組むというわけではないということは、重々説明しております。そういった中で、この伝統工芸であります讃岐一刀彫に関しましては、なかなか後継者というものをどこをターゲットにして募集するのか、育成するのかという点について、入り口のところで現在とまっておるということでございますので、今後検討を重ねる必要があるというふうに思いますので、再度検討させてもらいたいと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  町長、そら今の讃岐一刀彫も伝統工芸ですけど、基本的に琴平町の今の創業支援をサポートするということを考える中で、国のほうがそれに対して援助できますよと言うとるわけであって、それに手を挙げるか挙げないかということをお聞きしておるんであって、今いう一刀彫だけのことについてやっておるのに、なかなかそれに対して応募がないから、今のところは前に進まれていかないという言い方、話が全然合わないじゃないですか。私が言っておるのは、国のほうはこういうふうな形で、各地方自治体がやりよることについて、それの計画を援助しますよということを言っとるんやから、それに対して何で琴平みたいなこういうまちで、そういうふうな古来からある伝統工芸やそういうものについてやっていかなければいけないということについての計画を補助してくれるという計画に、何で手を挙げないのか。それではそのあたりの理由を聞かせてください。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  正直申し上げまして、この伝統工芸につきまして何らかの取り組みというのは必要であろうかと思いますが、さまざまな事業を取り組む中においては、今現在優先順位的にはまだそこまでに達していないというのが正直なところでございます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  だから今言われる町長にいただいておりますこのまち・ひと・しごと創生総合戦略の中で言われておる実際の就業者を増加させる中での新規産業技術の継承者の育成事業というのは、今のところはできてないというところですよね。はい、わかりました。  続きまして、先ほど説明していただいたブランドの件なんですが、中の名前について、それから内容等について大変説明していただいたので、そのあたりは割愛しますが、先ほど言いましたトップセールスがあると思う。現在のマーケティングについてどういうふうにやられておるのか。今費用対効果は出ておるのかどうか、その点を町長お聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これに関しましては、農作物を中心にセールスを行っております。特に本町の特産品になりますニンニク、ナバナ等につきまして、これは実際農家の方が育成されまして販売をするという過程においては、何よりも市場との関係というのが重要になろうかと思います。例えばニンニクでありますと、関東圏を中心に川崎であったり、また東京の板橋というようなところに主にニンニクの出荷をしておりますので、その市場関係者と年に1回戦略会議というのを持ちまして、本町で営業販売、販売の取り組みについて協議をさせてもらっております。またニンニクに関しましては私自身まだトップセールスで東京の市場に行けておりませんが、ニンニク部会の方が年間に一度東京の市場のほうに行って、消費者と向き合いながらこんぴらにんにくのPRに努めておるというのが現状でございます。  もう1点、ナバナに対しましては、出荷が始まります年明け早々に、これは実は岡山が一つの消費地でございます。岡山にあります青果会社に私も一緒に迎えの方と訪問いたしまして、その市場関係者のニーズというものをまずお聞きしております。ニーズに基づいて、次の年にそれらを生かした商品構成ができるのかという検討を部会で進めていただいて、対応できるものは対応していくということを。   (「ちょっととめて」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  一遍とめたら。 ○4番(豊嶋 浩三君)  結構です。 ○議長(山神 猛君)   (「議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  ちょっと私の質問の仕方が悪かったのかもわかりません。先ほどおっしゃられた四つの商工会と一緒に新規のブランド、そっちのほうを聞きよるんです。農産物のブランドに対してはしっかりとマーケティングもやっておられますし、トップセールスやられとるのもわかるんですけど、この今つくっている四つのブランドについてのトップセールスというふうに書かれておりますので、その点はどういうことをやられておるのかということを聞きたいということですので、わかる範囲で結構ですので。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これを大きく分けまして、特産品のブランド化ということに関しては、先ほどの農作物がターゲットになろうかと思います。商工会等で開発をしておりますグッズであったりカレー等、また食材品につきましては、新規ブランドというよりも分類的には新たな特産品の品物の開発というふうになろうかと思っております。このうち、マスキングテープとかクリアファイルというものは、いわゆるノベルティーグッズ等々として販売することを目的にしておりますし、ガーリック侍に関しましては町内の小売店で発売し、お土産等に活用するというものが主な目的です。また、オリジナルのカレーにつきましては、ニンニク等を使ったものを今現在試作中ということでございますので、まだ市場に出回る段階ではないというふうに思っております。これをトップセールスというかといいますと、もちろん要請がありますと商工会等と組みながら何らかのキャンペーン、PR活動というのをやることは私としても大いに歓迎するところでございますので、これらにつきましては今後商工会と協議を重ねながら、取り組むべきことをやるということはやぶさかでないという考えをお伝えしときたいと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。
    ○4番(豊嶋 浩三君)  ブランドですよね。先ほど言った農産品について例えばブランド化するんだったら、琴平の名前をつけたようなブランドとか、今でもそうでしょうがアジでもそうですし、何でもブランド化というのはやはりそこ特有の固有名詞とかなんとか、そういうふうな形のものがあってこその、こんぴらのやったらおいしいですって持っていってトップセールスしたっていったって、それではやはり誰もそこに同じようなものがあるわけなんですから、そういった意味でのブランド化というのはやはりもう少し進めていく必要があるんではないかと。先ほど言ったように、商工会がやってる商工会がやってるという話ですが、その点はやはり商工会だけではなくて、町が一緒になって、いかにそのブランドを売っているのかということについて、やはりしっかりとした販売を目標としたような計画を立てていかないかんと。それこそが創生総合戦略だと思うんです。だからそのあたりがちょっと何かやっぱり弱いのではないかというふうに私は大変危惧しております。  次に、1の②の商店街のにぎわいを創出するための事業として、空き店舗対策事業とまちづくり活性化事業を行っておりますが、具体的な施策の内容をおわかりになっておるのであれば、そのあたりの事業の現在の進捗状況といいますか、内容等についてお聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この事業につきましては、にぎわいを創出するために進捗というよりもいわゆるイベント事業であろうかというふうに思っております。この土曜デーに関しましては8月に1回行ったということでございまして、非常に今回主催者発表によりますと3,000人に近い方がお越しになったということで、次年度以降も継続したいという意向があるようでございますので、これらは継続事業として考えているといったところです。あえて進捗といえば、さらに喜んでいただける事業にしていくことが必要であろうかというふうに思います。また商店街のアート化事業に対しましても、期間を定めた事業として取り組んでおります。これに関しましても商工会を初めとした関係団体のご意向というのを尊重しながら推進していくべき事項ではないかというふうに思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  やはり商店街のにぎわいを創出する中で、さっきあった私が聞いとるのはその下にある3番と4番の空き店舗対策事業とまちづくりの活性化事業についてなんですよ、町長。現実に人口増を目標とするためには、こちらのほうが必要なんですよ。そのあたりはどうなんですか。今のところ動きよるのか動きよらんのかでも結構ですから、そのあたりお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この空き店舗対策事業に関しまして、これも実は商工会と組んでおるところでございます。空き店舗がありますと、当然その家主さんとの交渉というものがまず最初の段階で起きてくると思います。その部分に関しては、県が主催しております空き店舗バンクというものに登録をしていただいたりというような形もありますが、商工会が独自にそういった店舗を活用してマッチングをしていくというようなことで、これまで2店の開店をしたところでございます。それに関しましては、募集をする、手を挙げる方に事業計画を出していただく必要があるというようなことでございますので、これが実際今2店開店しておりますが、それ以外にもあったというふうにお聞きしております。ただ、やはりこれは応募があったからその人に貸すというようなことより、やっぱり中長期的な展望で経営が成り立つかというような観点から商工会のほうで審査をされておるということでございますので、これらも順次進捗状況といえるかどうかわかりませんが、募集をする体制というのはつくっていただいておるということでございます。一方、空き店舗はたまがなければお貸しできませんので、この点につきましても引き続き町内で空き店舗お持ちの方に粘り強く交渉をして、貸していただける体制づくりを行っておるということでございます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  ということは、ほとんど商工会に委託というか、やっとるわけですよね。これ現在自民党の税制調査会が商店街の空き店舗解消に向けて、商売実態のない店舗兼住宅の土地に係る固定資産税の強化を市町村が強化できるようにする、また国土交通省は中心市街地などでの増加傾向にある空き地や空き家を減らすために、買い手を見つけるのが難しい物件の取引を市町村が仲介するような制度を2018年にも新設する方針を固めたとなっております。これは商工会で無理なんですか。今こういった意味での問題が琴平町にも大変多くあるわけなんですから、こういった新聞報道があった中で、町として積極的にこういったものについては取り組んで、国のほうがそういった施策をもってくるということに方針を固めたということなんで、そのあたりの情報収集等をやっていくようなことは考えられますかどうか、そのあたりをちょっとお聞きします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  空き店舗に限らず、いわゆる空き家対策としての土地の税制に関しましては、大きな方向転換があったというのは存じてございます。こういった形で遊休地を利活用しようという動きがあることも一方で事実でございます。ただ、これは恐らく自民党の税調の中での方針だと思うんですが、これが制度化されて動き出すというような段階にまた来ておるというような情報は入っておりませんので、これらがもっと正式に動き出す段階に達したときには、それに対応した対策というのは必要になろうかと思います。ただ琴平町の空き店舗をお持ちの方というのは、これまでもそういった話があってもなかなか家賃面で折り合いがつかないというようなこともございますので、これが一つ法がそういったことで制定されれば、後押しになる可能性は当然出てまいりますので、それらは頭に入れながら対応を準備するというのは重要なことでございます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  今のところその空き店舗についても空き家にしても対策というのが琴平町しっかりと今のところどういうふうにしますという方向性が出てない状況ですよね。ただ今言ったように貸し主、それから借り主との間の整合性がなかなかとれないところもありますし、今から何かをする、特に琴平の階段のところの中で空き店舗がたくさんあるところを何とかして埋めたいというような気は多分町長もあると思うんです。その点をやはり今から国のほうが動く、動いてからやるんじゃなくて、情報の収集をやって、その中でそういった意味での税制改正があったときには、こういうふうに動きますというような方向性をやっぱり持っていかないかんと思うので、その点は期待しておきますので、また決まったときにはお聞きしたいと思います。  一応次の質問のほうに入らせていただきます。2番目のにぎわいの中に歴史が息づく観光のまちづくりについてということですが、①琴平町を知ってもらうきっかけづくりとしての事業において、産学官の連携や協働は考えているのか、また今年度の活動実績と観光振興の効果はあったのか。②魅力ある着地型観光の創出について事業等についての今年度の活動実績についてはどうなっているのか、③移住、定住化の推進について、5年間で200件の移住相談件数を目標を明記しておりますが、今年度の状況はどうなっているのか。以上の3項目について簡単で結構ですのでお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  簡単と申されましても我々も通告に従いまして答弁をつくっておりますので、一つずつお答えしてまいりたいと思います。 ○4番(豊嶋 浩三君)  どうぞどうぞお願いします。 ○町長(小野 正人君)  にぎわいの中に歴史が息づく観光のまちづくりについてでございますが、まず2の①としていただいております琴平町を知ってもらうきっかけづくりにつきましては、本町の民謡でありますこんぴら船々及びこんぴーくん普及事業を行っておりまして、今年度におきましてはJR琴平駅において、こんぴら船々の音楽を流すというような事業も取り組んでおります。またこんぴら民謡保存会や蝶の会におきましては、さまざまなイベントにおいてこのこんぴら船々を音楽に合わせ踊りを披露し、琴平町の宣伝をしていただいております。聞くところによりますと、民謡保存会で関東のほうに出向きまして、民謡の発表会といいますか、それぞれの各団体が披露する会でこんぴら船々を踊ったところ、大変好評いただいたというような話も伺っております。  またこんぴーくんの普及につきましては、高松空港でのお迎えを毎月、月に1回開催しております。また彦根への遠征等、年間を通じてさまざまなPR活動を行っておるところでございます。  次ににぎわいづくりの中で、こんぴらマルシェdeB級グルメという関連事業がございますが、これは地域おこし協力隊が平成28年の5月と8月にことフェス2016ということで開催をしております。特に5月のイベントに関しましては、町内で開催したこともありまして、約3,000人の方が訪れています。また12月には先ほど申し上げましたこんぴら夏夜市の前身となります冬のこんぴら夜市を12月に昨年開催しておりまして、これに関しましても約1,500人を超える方々がおいでになり、大いににぎわっております。また新町商店街や商工会の方々のご協力を得ながら、ガーリックグルメフェスタというものを開催しております。そして先ほどと重なりますけども、ことしのこんぴら夏夜市におきましては3,000人の方が来られたということで、私も会場におりましたが、昨年の冬の夜市に比べまして、町外の方が非常に多かったというふうに記憶しております。中のイベント、特にうどんの早食いですか大食いですかの事業に関しましては、参加者の多くの方が丸亀や高松からお越しいただいたということでございますので、十分PR効果が出ておった事業であろうというふうに考えております。  観光振興効果につきましては、それぞれの施設においてかなりの成果が上がっているというふうに聞いております。今後においてもこれら施策を継続することで、さらなる効果があるというふうに期待しておりまして、2の②にあります魅力ある着地型観光の創設につきまして、こんぴらインバウンド推進事業として、観光客強化によります外国人観光客の団体バスの助成事業を本町のほうから助成してもらっております。これまでの実績といたしまして、平成28年度に100件の申請があり、1台当たり2万円の助成をしております。また今年度に関しましては、要望等に基づきまして1件当たりの助成額を3万円に引き上げまして、70件の募集をしたところ、9月末現在で全てこの予算枠が終了となるなど、非常に利用率の高い事業となっており、それらに伴いまして、外国からのお客さんがふえているというようなことであろうかと思います。  また、こんぴら観光アプリ事業につきましては、金丸座を初め町内6カ所と金丸座の館内で楽しめる観光アプリを作成いたしておりますので、これらを活用して、琴平のすばらしい観光資源情報発信につなげておるというふうに考えております。また、これら観光客の方が快適に町内をめぐっていただく、また住民の方が住んでいる地域として良好な景観を保つために、景観条例につきまして現在検討中であります琴平景観まちづくり協議会の中でも議論いたしましたが、この策定に向けまして、その中で検討してまいろうというふうに思っております。  最後にDMOに対しましては、いわゆるこれまでの観光協会とはまた違った立場で、着地型観光を推進していくというような会でございます。独立したある種法人である必要があろうかと思っておりますので、これらの設立に関しましては、行政といたしましてもできる限りの協力を行いたいということでございますが、現在主体となる組織が事実上結成をされておりません。またこれも観光基本計画の中でうたっているように、中心となるべく組織を結成すべく協議をその中で行うということを明記しておりますので、順次広報観光業者の方々、また観光以外の方々も巻き込みながら、そういった空気が醸成されていけば、DMOができるのではないかというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  2の①の中で、琴平町を知ってもらうきっかけづくりについてですが、町長がお考えになってる琴平町の知ってもらいたいことというのは何ですか。そのあたりちょっとお聞きします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  非常に範囲の広いご質問でございますので、一つに絞ってというのは今すぐには浮かびませんが、この8.47平方キロメートルの中にあらゆる歴史のものが詰まっていると。本当に江戸時代から始まり、明治、大正、昭和、平成というふうにすばらしい観光資源を初め、また人々の営みの中にも非常に高い意識を持った方もおられますので、これらが琴平のいわゆる宝であろうと思います。これをぜひとも多くの方々に知ってもらいたいと。そして全国的にも珍しい石段を登って参拝するというこの門前町の町並みの形成は全国的にも非常に珍しいと思っていますので、これらを国内外を問わず多くの方々に体験してもらいたいというふうに思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  同感です。町長のおっしゃるとおりだと思います。その中で、琴平町の観光における食に対する文化というのは、今おっしゃったように、町長もご存じのように江戸時代中期より創意と工夫によっておもてなしの心を育て育んできたものです。大変伝統的なものです。今さらではないですが、琴平町内の食文化はA級グルメなんです。わかるでしょう。A級グルメのところに持ってきて、B級グルメを言わんとせんということ自体が、観光振興に安易にB級グルメ、B級グルメということを効果を出すということは、何か私にとっては真逆のことをやってるんじゃないかと。本来、琴平町の食文化というのは、お客様をいかにしてもてなすかというふうなところでできているA級グルメなんです。やはり琴平町で観光振興にグルメということでいうんだったら、B級じゃなくてA級じゃないといけないというふうに思うんですけど、その点小野町長どうですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これはこんぴらマルシェdeB級グルメのB級を指しておるかと思います。もちろん琴平には旅館、ホテル等で提供されます料理を初めとして、非常に高級、また手の込んだものもございます。恐らくこのこんぴらマルシェdeB級グルメというのは、今現在琴平に来られておる観光客の中で、従前に比べてまして非常に若い方々がふえておると。国内を中心といたしまして、若い観光客層がふえておるということを考えますと、その動向を考えた場合、彼ら、彼女らというのは、讃岐うどんブームに乗っかりまして、讃岐うどんをやはり食されるということを目的に、この香川県に入ってこられる方もおります。また一方では、パワースポットということで、琴平を選んでいただいておる女性グループがあろうかと思っておりますが、恐らくこれはそれら若い人たちが気軽に交流できる、または食べながら散策ができるといったような観点で、B級グルメというふうに発案をした事業ではないかというように推測します。  ちょっと詳細は私も細かいことまではお聞きしておりませんが、事業主の具体な皆さんが知恵を働かして、こういう事業で若者を取り込みたいと、こんなおいしいものがある、またすてきなまちで気軽に食べながら散策できるんだよというふうなことを提供するための事業であろうかと思っております。したがいまして、本町にあるいわゆるA級グルメと言われる高級的な料理というものも存在しておりますので、これらをないがしろにしてB級グルメだけを目立たそうというような意図でやった事業ではないと思っておりますので、A級もあればB級もあればいいと思いますし、もっとC級である家庭料理のようなものがあっても、いっこうに構わないなというふうに私自身は思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  やはり琴平町は訪れた方が、マルシェというのは市場という意味ですから、地域でそういったところで何かおいしいものがある中でB級やけどおいしいなというのじゃなくて、琴平はやはり観光地であって、例えばラーメン横丁がありうどん屋横丁があり、何とか横丁という中でも全てがおいしいと思えるのは、やはりBじゃなくてAじゃなくちゃいけないと。そのあたりの意識は、やはり先ほど申しましたようにおこしの方が来られて、その方々が発案されるというところは、そういった意味での伝統文化というのはなかなか勉強はされてないのやろうと思うんです。やはり琴平に住んで琴平でおもてなしする方については、やはりB級じゃなくてA級じゃなくてはいけないんだということは、やはり常に念頭に置いていただくことが必要やと思います。これから将来今言った若い方が来られるにしたって、リピーターとなって来られる方を考えるならば、やはりBじゃなくてAじゃなくてはいけないと僕は思うんですけど。そのあたりはちょっと時間的にありますので割愛させていただきますが。  次に、先ほど町長がおっしゃいましたように、町の景観条例について早期に制定すること、その中に金倉川の美化というのが琴平町の観光振興にとって重要な課題じゃないかと思うんです。本当にあの水の中に落ちたら多分生きて出れんのではないかというぐらい汚れてますので、あれを何とかして景観条例の中に金倉川の雑排水の規制等が入ったような形の景観条例ができないものかと思っております。今の香川県とは条例施行しようというのは平成23年、もう5年以上前に丸亀市と土庄町が施行しております。24年には高松市、宇多津町、善通寺市です。何で観光のまち琴平が景観条例ができてないのかというのは、これこそ七不思議の一つやと思うんですけど、この点について早期制定というのはいつできるんですか。その点はっきりと明確にいつやりますというふうにお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  明確に何月何日、いつということは、今まだ申し上げる段階に入っておりません。ただ、景観まちづくり協議会の中で、それらを含めてまずは住民の方のご理解をいただかないかんということで、色規制と建物の高さ規制というものを含めた協議を先般終えたところでございます。これらをもちまして、その重点地区となる地域の皆様への住民説明会というのを行っていく必要があろうと思っておりますので、それらの段階を踏まえながら、条例制定に向けて具体的なものをつくっていくというようなことが現実的でなかろうかと思っております。  したがいまして、今現在いつまでにできるかということは、つい先週その協議が終わったというところでございますので、まだその中では制定の日時等は織り込んでおりませんので、まずは内部協議をしながら、具体的な文言等々を整理してくるかという段階であろうかというふうに思います。ただ、これには条例の制定とともに自主規制というものがございまして、住民総意に基づきます一つのルールづくりができれば、条例を制定しなくともこれは完結できるというふうに思われます。したがいまして、その対象地区となる方々のご意向等を把握しながら、条例制定がふさわしいのか、自主規制でもやっていけるのかというような判断は、どこかの過程でやっていく必要があろうかと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  町長、今先ほど申しましたように、丸亀、土庄、高松、宇多津、善通寺、それは圧倒的に琴平のほうが観光地としてこれだけで売ってるわけですから。景観条例というのは、今までもそうですけど琴電の駅前のところでしたって問題がありますし、先ほど言ったようにかなまるざ金倉川にしたってひどく汚れております。それは景観条例をつくらなくてもやれますというのならば、そういうふうな形でもう動いとらなおかしい。町長が申しよったように、先ほど来からこの次ジャンプするというのであれば、景観条例は何年度を目途にしてやりますという、このぐらいは今のところ頭の中にはあるかないかだけで結構ですからお聞かせください。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  他市町の景観条例の中身まで私踏み込んで見たわけではございません。恐らく同じ景観条例という名目であっても、中身が大幅に違うのではないかと。本町の場合は先ほど申し上げましたように、現に商売をされておる方の今現有の施設にも影響を及ぼす内容になってまいります。これらを行うためには、まずは住民の皆様、そして商売をやってる事業所の皆様のご理解というものが不可欠であろうかというふうに考えております。したがいまして、それらの手順を踏んでいきますので、他の市町と一概に同じ内容かどうかというのは、私もちょっと図りかねてはおります。ただ、本町としましても景観まちづくり協議会が終了いたしましたので、それに向けて来年度には条例制定に向けた説明会等を行っていきたいというふうには考えております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  では今のところは来年度に向けて条例制定に向けた協議会というと。 ○町長(小野 正人君)  終わりました。 ○4番(豊嶋 浩三君)  終わったんやね。だから、来年度はもうそれに対して動き出すということで、理解しておいてよろしいですか。はい、わかりました。  そういうふうに、まずやはりどこでもそうですけど、観光地であってその中にある川とか、地域の観光というのは、やはり来た観光客で外から来た方というのは一番感じることなんで、そのあたりの条例が早くできるようにできるだけお願いしたいと思います。  ちょっと時間的に次に入らせていただきます。 ○町長(小野 正人君)  ちょっとだけ済みません。 ○4番(豊嶋 浩三君)  結構です、はい。 ○町長(小野 正人君)  この景観条例というのは景観というものでございます。景観というのはいわゆる人工的なものとなってまいります。河川の場合はいわゆる自然のものでございますので、護岸工事であったりそういったものについては景観の一部になろうかと思いますが、川の水質そのものに関しては景観の範疇からは残念ながら外れてしまうということがありますので、これはまた観光美化条例というものの中で対応するのが適切かなというふうに思います。
    ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  私今ここでは問題にしてないんですけど、下水が琴平町は施工されておる。今のところそれに対してまだ未達成で、下水に排水をされてない方も多くおられます。そういった中で、こういった美化条例なり景観条例をつくる中で、そういった方々に対してご理解をいただくようにもう動かないかんと思う。少しでも今言ったように景観なり河川の状況についてもきれいにしていくということが、方向性としてやはり町長がやっていくべきやと思います。それがガバナンスでないかなと思っておりますので、その点来年度から動くということを聞いておりますので、その点また質問させていただきます。  続きまして3番目の結婚出産子育てを通じて誰もが住みたいと思えるまちづくりにということで1番、今年度の事業の成果としての成婚数と祝い金の効果について、②具体的な事業実績と効果(出生数の増加人数)はどうなっているのか、③希望が持てる子育て環境の構築を行い整備するとなっておりますが、今年度の成果と方向性についてどのように考えているのか簡単で結構ですので、またよろしくお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この結婚出産子育てを通じて誰もが住みたいと思えるまちづくりについてお答えいたします。  まず3の①にあります婚活事業の成果をお知らせいたします。実績としては、平成28年度におけるカップル成立数は9組、29年度につきましては開催をしておりますが、残念ながら成果としては1組というふうになっております。また、それらの方々が結婚したかにつきましてはプライバシー等の問題もありますので、後追い調査というのができてないというのが現状であります。  結婚祝い金につきましては、いわゆるお金の支給というようなことになってまいりますので、どれぐらい効果が見込めるのかということを慎重に考えたいということで、今現在はこの事業には着手しておりません。  次の3の②の子育て支援の充実につきましては、これまで報告しておりますが、新生児のベビーカー助成事業、医療費の助成事業、地域活動活性化事業を行っております。平成28年度における実績といたしましては、新生児ベビーカー助成事業が22件の申請がございました。また子ども医療費助成事業では、対象人数893人に対しまして、補助金額が2,705万6,000円の補正を行っております。地域活動活性化事業では7件の申請がありました。出生数につきましては28年度は39人ということで、前年に比べ12人の減となっておりますが、この出生数は単年度で評価すべきものではないと考えております。年によって妊娠される方々の数が非常に多く変動するという状況になっておりますので、これは何年かの推移を見ながら評価する必要があろうかと思っています。  次に希望が持てる子育て環境につきまして、今年度の成果と方向性についてですが、方向性につきましては総合戦略に記載しておりますように、結婚出産子育てをしやすい環境を整え、子育て世代に選ばれるまちを目指していきたいということでございます。実績につきましては、放課後子ども教室の登録者数といたしまして、平成27年度が267名、平成28年度が247名、今年度に関しましては現在250名という方の登録数をいただいております。また放課後児童クラブの登録数は、平成27年度が27名、平成28年度が48名、今年度が73名となっておりまして、児童数が平成27年度386名、28年度が380名、29年度が373名であることを考えると、非常に登録数の比率が上がっているということで、一定の成果を上げていると考えております。  また魅力ある義務教育創出事業といたしましては、先ほどもお答えしましたように、今年度より琴平中学校と台湾瑞芳区の瑞芳中学校との交流事業を行っておりまして、8月には琴平中学校の生徒10名を瑞芳区へ派遣し、ホームステイの体験をしながら台湾の中学生との交流を開始したところでございます。また総合戦略には記載しておりませんけども、中学校の改築というのが本町の大きな課題の一つでありまして、これを推進することによって、夢と希望の持てるハード・ソフト面両面をあわせ持った学び舎づくりに取り組みたいというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  婚活です。カップルができたっていって、成婚数がプライバシーがあると。そのあたりが私もはっきり、どういうふうな意味でのプライバシーかというのがあるんですけど。今県の縁結び支援センターご存じでしょう。あそこは数十組のカップルというか成功数ができています。東かがわにおいてもこれまでに何名の成婚者がおるというふうに出してます。琴平が今例えばこういう婚活なりなんなりするので、これだけ結婚できたよというふうなことがプライバシーにかかわるんでしょうか。その点ちょっと簡略でいいですけどどういうところがプライバシーでいかんというのかお聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  このカップルが成立した後の後追い調査につきましては、非常に全てが全て成功するというわけではなかろうかと思っております。またこういったカップルにつきましては、最終的に結婚に至らん場合は、残念ながら言葉は選らばないかんのですが破局であるというようなこともございますので、非常にそのあたりそういった対象者に対しまして後追い調査をしていくというのは難しいのかなというふうに思っております。  高松とかがやっております縁結びの支援事業に関しましては、いわゆる昔でいう仲人さんであったり、まちのあっせんする方というような事業を銘打って、直接成功するための目的事業であろうというふうに思っておりますので、当然結果というのがサポーターを通じてわかってくるわけでございます。本町はその前段として出会いの場づくりということで婚活事業をやっておりますので、今のところそういった把握ができておりませんということです。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  実は私も縁結び支援センターのおせっかいなんです。やはり今年間でもすごい県のほうの支援センターに会員登録されておる、大変需要は大きいんです。琴平であっても、こういった婚活事業をやっているということについて、毎年このぐらいの成果がありますよということ自体は、やはりプライバシーじゃなくて、ここでこんぴらさんの下でエネルギーをもらって、そういう婚活をやったら、1人でも多くできるというような形になれば、ますますいいかなと思っておりますので、その点はやはりもう少し考えていただきたいと思います。  2番目の子育て支援の充実についてですが、平成31年までに琴平町は合計特殊出生率を1.6にするとなっております。琴平町の人口ビジョンによりますと、将来展望の結果、合計特殊出生率の増加を超える異動の要請を図ると仮定した場合、本町の独自推計による平成72年、いわゆる2060年、約30年ちょいですが、その人数が6,600人と。1.6にしたらこのぐらいふえるというふうに国立社会保障人口問題研究所の推移に比べて約1,800人ぐらいたくさん生まれる見込みだということだそうです。なお総合戦略の目標年度である31年度の人口は9,000人となっております。この琴平町の出生目標は年間これでいくと61人ぐらいなんですが、どういった根拠でこの61人ぐらいをふやすというふうに考えておるのか、そのあたりをちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  現在におきまして、少子化が進んでおる大きな原因の一つは、基本晩婚化というものが非常に大きく横たわっております。これらを改善していきながら、合計特殊出生率を上げるということが、この人口減少を少しでも抑制する方策の一つであろうという考えでございます。人口問題研究所等々が試算しております数字というのは、本当に恐ろしいぐらい厳しい数字でございまして、この人口ビジョンを目指すに当たりましては、その現実を回避するための戦略であろうということから、少し高めの数値を設定したということでございます。具体的なこうなればこうなるというのではなくて、あくまで最悪を避けるために設定をしたところから、割り戻した数値がその数値ということで、ご理解いただけたらと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  架空数字ですからね。1.5が1.6になるということは大変すばらしいことなんですけど、その施策をしていかないかんと。その点についてやはりこれからも課題が多いと思います。時間的な兼ね合いから次に進めさせていただきます。  コンパクトタウンを目指して安心安全な生活環境をつくるということで、琴平町に住み続けたいと思う人の割合を、平成31年度までに平成22年度の57.9%から7.1%増加の65%にするとなっております。すなわち琴平ってええまちだなという方を7%ぐらいふやしたいと。その内容としての事業が①町内主要幹線道路や学童通学路、高齢者生活道路等の年間交通量の把握はしているのか、②非常に困難になっている自治会の状況についてはどういうふうに対応しているのか、③具体的な町有地の利用活用方針はどのようになっているのか、こういった意味でのことについて問題だと思っておりますので、その点一括でお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これも順次お答えしていきたいと思います。  まず4の①快適で利便性の高い地域づくりでございますが、これは今までも行っております交通安全対策事業、いわゆる交通指導員による啓発、学校等での交通指導教室、チャイルドシートの補助等の啓蒙啓発や、新規事業であります交通弱者支援、高齢者福祉タクシーまたは高齢者免許返納者優遇制度を行うことによりまして、高齢者の交通事故等を減らし、安心で安全なまちづくりを行おうとするものでございます。そのため、総合戦略においては交通量の把握というところの予定はございませんが、今後の都市計画等におきまして、道路改良等についての把握というのは必要になろうかと思っております。  次に4の②の自治会につきましては、6月議会の吉田議員一般質問でもお答えしましたように、過疎化、少子化、高齢化などの影響によりまして、自治会加入率の低下、また自治会の世帯数の減によりまして、これまで行えておりました行事が行えなくなった例もあるというふうにお聞きしております。ただ、ご存じのように自治会は任意団体であり強制されるものではないことから、行政が一方的に何かを推し進めるということではなく、各自治体が意向を踏まえながら進めていくべきであろうというふうに考えております。この自治会運営を支援するために行政といたしましては、年度当初に各自治会の意見や要望を集約し、回答、対応というものをさせていただいております。また相談につきましても受付をしておるところでございます。いずれにいたしましても、行政といたしましてできる限りの協力体制をつくっていきたいというふうに考えております。  次に4の③でございますが、未来に向けた公共施設や公共用地の利活用につきまして、これをやはり何と申しましても今後の小学校統廃合が非常に大きな方向性を示すきっかけになろうかと思っておりますので、これらの進捗状況を勘案しながら検討をしていきたいと思っております。跡地利用につきましては極力住民ニーズに応えらえるもの、また町として必要不可欠な施設というものを考えるべきではないかというふうに思っておりますので、よろしくご理解を賜ればと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  その中で、先ほどの快適で利便性の高い地域づくりについてということでございますが、高齢者に優しいまちづくりを目指し、公共交通の充実と高齢者が買い物しやすい環境を整備して快適性と利便性を担保するとなっております。高齢者の方々は、毎日買い物に行かなければならないんです、町長。毎日行かないかん。それも少しでも安いものを買わなければ、生活を何とかしてしっかりしようとして、朝行ったり夕方行ったりと、少しでもそういった意味での大変なご苦労されております。そういった方々の買い物に対しての交通安全対策事業の原点は、地域の生活道路の交通量の調査というのは当たり前、当然やと思います。琴平町にとって年間を通しての交通量の調査というのは、全ての住民の生活環境整備、教育環境整備、観光整備にとっては必要十分ではないかと思うんです。国交省の道路の状況調査は今もやっていますが、国道とか大きな道路しかやらないんです。町内の道路がどのぐらい通っているのか、特に今中学校の問題、これから小学校、幼保の問題等について通学路というのは大変一番の問題になってきます。この点について交通量の調査というのは年間を通じてまずしなければいけないんです。そのあたりは考えはないのですか。そのあたりをお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これまでの一般的な交通量の調査というのは、今議員がおっしゃったように国道とか県道とか、場合によっては渋滞する町道等を改善する場合に、実態把握でやるのが通例だと思います。議員がおっしゃっているのは、より安全な生活等の実態はどうなっておるのかという調査でございます。本町におきまして、道幅の広い狭いということが非常に安全に通れるかどうかという一つの観点になっておるかというふうに考えております。その交通量に関しては、一部渋滞等が発生する道、また交差点等において見通しのきかない道というものがあろうかと思っておりますので、交通量というよりもその道の形状、形態というものが安全に大きく寄与するんじゃないのかなというふうに思います。車が多く通る道というのはある程度は限定されてくると思っておりますので、それらについては道路改良等をする場合に都市計画の分野において道路調査をし、それをハード事業として反映させていくというのが通常の行政の手段であろうというふうに思います。議員がおっしゃるように、生活道としての安全確保のために調査をしろということも決して否定するわけではございませんが、まずは道路改良のための調査であろうかというふうに認識しております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  今のところはそういった意味での交通量の調査というのは考えていないということですね。やはりそれは、今言ったように道路の拡幅とか歩道をつけるとか、そのぐらいのしっかりできるような状況ならいいですけど、現状において厳しい中で、車が少ないからそこがいいというわけじゃないんです。車が少なかったらそれだけ皆さんスピードが速いんです。それで夜、朝、どのぐらいの通行量かというのが一番の問題になってくるわけであって、その点は今回はお聞きするだけで現在交通量の調査を考えてないということだったので、これからしっかりと町長にお聞きしていかないかんなと思っております。  続きましてコミュニティーの自治会の運営自体が非常に困難になっておることについてですが、今町長は自治会の主な役割について多分ご存じやと思いますが、ちょっと時間の関係で私のほうから。一番町内の自治会がやっとる役割として、一つ目は防犯灯の維持管理なんです。2番目にごみの分別と資源の回収、三つ目が迷惑駐車とか近隣の騒音の防止、四つ目が地域住環境の維持、五つ目が地域の防犯活動、六つ目が集会場とかごみの集積場等の維持管理、七つ目が災害弱者の個別把握と援助等々、大変することは多いんです。その中でさきもおっしゃったように、問題点として一番の問題は加入問題として、新規の加入者が減少しておると。脱会者も大変ふえております。年会費、自治会の会費もなかなか不払いになってきておるというような状況です。2番目に活動の問題として、活動がマンネリ化してきて、住民がだんだんだんだん出てこなくなっておると。三つ目が組織の問題で、役員が大変高齢化しております。なかなかやめたいけど次の人がいないからやめられないというような状況になっております。それとなり手の不足。こんなような個々の自治会の問題というのは、各自治会で何かしてくださいっていったって、これは無理なんですよ。先ほど町長がおっしゃったとき、これは各住民同士で考えてくださいって、それはこのような状況になってきた段階で、しっかりと町は自治体としての行政ガバナンス改革を行って、個別の条件について対応すべきだと考えるんですけど、そのあたりどうですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この自治会というのは読んで字のごとし自治というものが基本となっております。そういった中で、本町の場合はこの小さなまちに118の自治会が存在しておりまして、1自治会当たりの世帯数が小さなところまで大きなところまでさまざまであろうかと思います。特に小さい自治会に関しまして、高齢化等によりいろんな事業が継続できなくなっておるという状況を6月議会で吉田議員からも頂戴しております。  本町といたしましては、それら困っておる部分に関しましては各自治会の要望というのをお聞きして、公助という観点から協力できるものは協力していくという体制をとっております。したがいまして、そういった中で何らかの形で継続ができない、そして維持できないというような案件については、場合によっては自治会の統合というものも視野に入れて対応するべきであろうと思いますが、またこれは町のほうから一方的に網をかぶせるというものではなく、やはり自発的な発案をしていただいて、それを町が支援するという形が望ましいと。これが自治会のやはり本来の姿じゃないのかなと思っておりますので、そういった意味で自主的な運営というものの中で議論をしていただきたいというのが現状でございます。  ただ、かなりの自治会の中において、かつてできておったものができなくなったというような案件がありますれば、それはもう自治会連合会を通じてご意見等をいただければ、それは先ほど申し上げました公助という形に事業は切りかえていく必要があろうかと持っておりますので、この辺の筋道というのはしっかりと自治会を尊重するがゆえに自治会の中での話し合い、それを束ねる自治会連合会という組織の中での議論がまずはあってしかるべきかなというふうに思っておりますので、その点のご理解をいただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  やはり卵が先か鶏が先かじゃないんですよ。現実に今の状況の中で、卵も鶏もなくなってしまったら、もとがないんですよ。実際に今、例えば自治会という名前で自治会長のところに行ったら、総会もやってないからなというところがあるんですよ、現実的に。だからそういう中で、自治会からの提案があって琴平町が動くんじゃなくて、そういった中でどういうふうな問題点がありますかということからでもいいですから、各地域の自治会の内容等を把握していただいて、そういうところからどういうふうな問題点をって町のほうからしっかりと問題提起をしていくような形をやっぱりとっていかないといけないと思います。ぜひとも来年度からお願いしたいと思います。  教育環境の整備の取り組み、そして現在琴平中の改築が進んでおります。現状において、全ての整備は財政的にもできる状況ではありません。子どもの出生数は先ほど申しましたように厳しい状況で推移している中で、幼保・小学校の緊急的な再編、今すぐできるふうなことについては考えるべきだと思います。例えば、3校あるのを2校にするとか、幼保をどこに置くか。さっき子ども・子育て会議もそうですけど、実際内容等について今どこに置くのか、幼保を連携にするのかこども園にするかというものまでがしっかりわかってない状況で、いやどうぞ子育て会議やってくださいと言うたって、それは肝心の根っこがわからんからそれは難しいと思います。それは町長のしっかりとしたガバナンスをもって、こういうふうな方向性でというふうな形をやっぱり持っていかないかんと思うんです。その点、今の緊急再編というのについては考えがおありになるかどうかお聞きします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  緊急再編という言葉が何を意味するかちょっとわかりかねるところでございますが、本町の場合は少子化というのがちょうど20年前ぐらいから徐々に進行し始めまして、この10年ぐらいで顕著になってきておるという状況を考えて、部分的な再編にそれが対応できるかという問題では、もう既にないというふうに思っております。やはり全体的に再編を考えた上で、その子どもたちが適切な教育環境を教示できるような環境づくりを行うことが、教育行政の根幹であろうかというふうに考えております。また、財政面に関しましても大変厳しい中でございますが、それらを集中投下して他にないものをつくり上げていくということが肝要であろうかというふうに考えておるところでございます。  また幼保に関しましては、先ほどの渡辺議員のところでも答弁いたしましたように、子ども・子育て会議のメンバーによりまして、これまでの計画で指摘された課題について、まず現状把握をしていただいておる最中でございます。これに対して行政として幾つかの方向性を内部協議を経てお示しして、ご意見を頂戴するという過程をとっていきたいと思っております。本町には私立の保育所もございますので、そのあたりの運営も含めた方向性というのは、町立の施設だけで単独でこうやってやりますよというわけにはいかないと思いますので、十分協議を重ねていって、ご意見を頂戴する段階に今来ておるというふうに認識しております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  住民とのそういうふうな整合性を申すような協議会とかそういうものは必要ですから、やはりどうもやっぱり内部協議が遅い。そういった意味での庁内でのコンセンサスをしっかりとって、こういう方向性というのは先になかったら、検討するにもなかなか検討がうやむやになってしまいます。全てそのあたりが問題点かなと私は思っております。現状でしっかりコンパクトタウンってよくいってますよね。琴平町ってコンパクトタウンなんですよ、町長。県下の指標からいいますと、琴平町というのは8.47平方キロってご存じだと思いますが、17市町村で16位なんです。ちなみに15位が直島町、直島町のほうが14.22平方キロ、2倍あるんです。琴平町よりも下の最下位となっておるのが、大きさからしたら宇多津なんです。もう言ったら悪いですけどコンパクトなんです。  コンパクトなまちというのは、現実にそれを捉えて、いかにしてそこにどういうふうな形で何を置くかというのが大事であって、今琴平町に求められているのは、町長のしっかりとしたガバナンスでここをこういうふうなゾーンに、ここはこういうふうなゾーンにというような形でもいいですから、そういったものがないと前に進んでいかない。中学校だってそうじゃないですか。今もとのところにつくるとなったわけであって、初めおっしゃっておったように複合的な教育環境整備と言っておったものは、そのあたりは内容的には変わってはいきますが、基本的に町長の考えておるこのあたりを教育環境として整備します。このあたりを観光でと、住宅地域はここで、商業施設はここでといった意味でのコンパクトシティーというのは、もうなかったらいかんのです。今から目指したってこれ以上大きくもならないし小さくもならないんですよ、琴平町の場合。  そのあたり、やっぱり現実的な話をここでコンパクトシティーについてとしてたら、この時点でもうできるんかなといって、この内容等についてもそうですけど、今まで全体で聞いてきましたけど、大変事業内容においてはほとんどが実効性について不可解というか、大変今のところそれについては、というのが多いような気がします。私はこの琴平町のまち・ひと・しごと総合戦略というのについては、現在の琴平町の経済、地域社会の課題について、一体的、持続的に取り組んでいるとなっておりますが、町の総合戦略の四つの基本目標、今言ったように39もの事業がありますよね。その39もの事業の中で、はっきり言って現在職員の少数制限の中で、全体の目的がもうぼやけてきてるんではないかと大変危惧しております。私の今回の質問の中で、小野町長は平成30年度に向けた経済創生のための実効性のある企画を打ち出していただけると、ジャンプに向かっていっていただけると希望しております。  これ町長、話があれになるんですけど、先日NHKの朝ドラで、今わろてんかというのをやってます。その中で、こんぴら船々のお座敷芸が出てきました。しっかりこんぴら船々ってやっている。これこそが琴平の大衆の文化やと思うんです。今そういった文化というのがだんだんだんだん薄れてきている中で、いかにそれをもう一度再燃していくかということについて、やはり今ある39の事業のうち何をしないといけないかということについて、やはり庁内でのしっかりとした検討をやっていただきたいと切に願うところでございます。  本当に先ほども町長がおっしゃったように、継続的な発展目標、前宇多津がやってるSDGsの話をしましたが、やはり今国連が今そういった意味でSDGsって言ってるんだから、琴平町はその発展的目標に向かってそれを踏襲してやってますというふうなことに内外のマスコミや何かを使ってやっていくこと自体がやはり大事じゃないかと。今丸亀にしても小豆島にしても高松にしてもいろんなことでまちおこしをやってます。琴平の場合、そういった意味での資源がたくさんあるのを何とかして、さっきのこんぴら船々じゃないですけど、もう一度やっぱりそういうふうにしていかないといけないと。持続可能な開発目標ということについては、やはりもう少し注目して、町から発信していく力をやっぱり持っていただきたいと思っております。  内容的に余り大したことを聞けませんが、ただ今回のこの町長の目標であるひと・まち・しごと創生については、やはりしっかりと内容を精査して、町外に発信していくような方向性を持っていかんかったら、やはり人口もふえてきませんし移住定住もやっぱりしっかりとしたものになっていかないと思いますので、その点、次に向かってぜひともよろしくお願いしたいと思います。  以上で時間も来ましたので、私の一般質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。終わります。 ○議長(山神 猛君)  これで4番、豊嶋 浩三君の一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了であります。  本日はこれで散会いたします。  ありがとうございました。              (散会 午後 3時14分)  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
           琴平町議会議長        琴平町議会議員        琴平町議会議員...