琴平町議会 2014-01-31
平成26年 第1回臨時会(第1日 1月31日)
おはようございます。(「おはようございます」の声あり)
ご参集いただきまして、ありがとうございます。
これより平成26年第1回(1月)
琴平町議会臨時会を開会いたします。
ただいまの
出席議員は10名であり、
地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。
これより、本日の会議を開きます。
○議長(片岡 英樹君)
ご相談申し上げたいことがございますので、ただ今より
議会運営委員会を
開催願います。
議会運営委員会委員及び
関係者は大
会議室にご参集願います。
尚、
委員会の
招集通知は、本告知を持って代えさせていただきます。
その間、
暫時休憩といたします。
休 憩 午前 9時 32分
再 開 午後 9時 40分
(
出席議員休憩前と同じ10名)
○議長(片岡 英樹君)
再開いたします。
休憩前に引き続き会議を開きます。
まず、
今期臨時会の
招集者である町長の挨拶を求めます。
町長。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○町長(小野 正人君)
議長のお許しをいただきましたので、開会にあたりましてのご挨拶を申し上げます。
本日、ここに平成26年1月
臨時会を招集いたしましたところ、全議員の
皆様方のご参加をいただきましたことを、心から厚く御礼申し上げます。
1月に入りまして、非常に寒い日やまた温暖な日が続いておりますが、
議員各位がこうして元気に揃われたことを何よりも嬉しく思っております。
さて、本日の
臨時会の議案でございますが、懸案でございました琴平町
いこいの
郷公園の
指定管理者につきまして、今年3月末日をもちまして、
財団法人こんぴらスポーツ財団との
指定管理者の
委託契約が完了することから、これまで以上に
琴平町民への
サービスとまた琴平町財政への負担を軽減することを目指し、かねてより公募をしてきた結果につきまして議案として上程したうえで
議員各位のご議決いただきまして
指定管理者の選定をしたいと思っております。
この後の審議におきまして、詳しくご説明をさせていただこうと思っておりますので、何卒よろしくご理解をいただいたうえ、ご議決賜りますようにお願い申し上げまして、簡単ではございますけれども開会に際しましてのご挨拶といたします。
○議長(片岡 英樹君)
町長の挨拶は終わりました。
本日の
議事日程につきましては、あらかじめ配布いたしておるとおりであります。
本日の日程にはいるに先立ち、諸般の報告をおこないます。
事務局長より報告いたさせます。
事務局長。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○
事務局長(金関 首君)
おはようございます。
命により報告いたします。
まず、町長から
今期臨時会に付議するため、
地方自治法第244条の2第6項に基づく議案1件を受理いたしております。
指定管理者の
指定の件、1件であります。
次に、町長から、
地方自治法第180条第1項の規定に基づく
専決処分の報告がございましたので、その写しを配布いたしております。
最後に、
地方自治法第121条の規定により、本日の会議に説明のため出席を求めました者は、すでに配布いたしております名簿のとおりであります。
以上、報告を終わります。
○議長(片岡 英樹君)
以上をもって、諸般の報告を終わります。
日程第1
会議録署名議員の指名
を行います。
会議録署名議員は
2番 安川 稔君
10番 山神 猛君
を指名いたします。
○議長(片岡 英樹君)
日程第2 会期の決定
を議題といたします。
お諮りいたします。
今期臨時会の会期は、本日1日限りとすることにいたしたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡 英樹君)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日限りとすることに決定いたしました。
○議長(片岡 英樹君)
日程第3 議案第1号
指定管理者の
指定について
を議題といたします。
町長から
提案理由の説明を求めます。
町長。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○町長(小野 正人君)
それでは、議案第1号、
指定管理者の
指定について
提案説明を申し述べます。
いこいの
郷公園の管理は琴平町
都市公園条例第7条により
指定管理者が行うこととなっており、現在の
指定管理者である、
こんぴらスポーツ財団との
委託契約が、平成26年3月31日で終了することに伴いまして、
いこいの
郷公園の
指定管理者を
指定することにつきまして、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
よろしくご審議のうえ、ご議決賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(片岡 英樹君)
町長の
提案説明を終ります。
これより、質疑にはいります。
提案理由に対する質疑を許します。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡 英樹君)
質疑なしと認めます。
ただいま、議題となっております本案は、
総務産業経済常任委員会を主査とする
教育厚生常任委員会との
連合審査会に付託いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡 英樹君)
異議なしと認めます。
よって本案は、
総務産業経済常任委員会を主査とする
教育厚生常任委員会との
連合審査会に付託することに決定いたしました。
○議長(片岡 英樹君)
これより直ちに、議案第1号を審査するため
連合審査会を開催願います。
委員会委員及び
関係者は大
会議室にご参集願います。
尚、
委員会の
招集通知は、本告知を持って代えさせていただきます。
その間、
暫時休憩といたします。
休 憩 午前 9時 46分
再 開 午後 3時 00分
(
出席議員休憩前と同じ10名)
○議長(片岡 英樹君)
再開いたします。
休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(片岡 英樹君)
追加日程第1 議案第1号
指定管理者の
指定について
を議題といたします。
本案に関し、付託いたしました
常任委員長の報告を求めます。
総務産業経済常任委員長 8番 山下 康二君
(「はい、議長、8番、山下」と呼ぶ)
○
総務産業経済常任委員長(山下 康二君)
それでは、議長の命により
総務産業経済常任委員会を主査とする
教育厚生常任委員会との
連合審査会に付託されました、議案第1号、
指定管理者の
指定について、本日全
委員出席のもと、
連合審査会を開催し、慎重に審議を行いました。その経過及び結果についてご報告申し上げます。
本件は、
いこいの
郷公園の管理において、現在の
指定管理者である
こんぴらスポーツ財団との
委託契約が平成26年3月31日で終了することに伴い、新たに、平成26年4月1日から平成31年3月31日までの5年間、ことひら
いこいの
郷パートナーズを
指定管理者に
指定する団体とするものでございます。
委員より、本件について活発な質疑がありました。その主な質疑についてご報告いたします。
委員より、今回の
指定管理者の運営により、
地域雇用の拡大につながるなどの対策は、町としてどのように考えておるのかとの質疑に対し、
執行部より、
指定管理者と契約をする中で、町内の
雇用者の拡大につながる
協力要望はしていきたいとの答弁がありました。
次に、
無料送迎バスの運行についてはどういう内容かとの質疑があり、
執行部より具体的な
無料バスの運行の仕方については契約後に
指定管理者と十分協議していきたいとの答弁がございました。
次に、かねてより議会から要望していました、町民への
優遇対策については、との質疑に対し、
執行部より
選定委員会答申に示されているとおり、
指定管理者候補者である、ことひら
いこいの
郷パートナーズは、
町民優遇価格の設定の提案があったが、ことひら
パートナーズは提案がなかったことなど、町民や
施設利用者にとって、ことひら
いこいの
郷パートナーズが
指定管理者として適当とみとめられる団体とする判断を
選定委員会がなされた。との答弁がありました。
次に、
委員より今後のスケジュールと議会への報告についてはどういう予定か、との質疑に対し、
執行部より新
指定管理者による平成26年4月1日の
運営開始に支障のないよう、
包括協定及び
年度協定手続を進めていきたい。また議会に
協定内容について報告するとの答弁がございました。
最後に
執行部に対して、
指定管理者における
会計処理が適正に行われているかどうかなどの、チェックを確実に行える
体制整備をせよとの意見が多くあり、
執行部に対して強く要望いたしたところでございます。
以上のような質疑をし、採決を行いました。
採決の結果、議案第1号は賛成多数で可とすることに決しました。
以上で報告を終わります。
○議長(片岡 英樹君)
委員長の報告は終わりました。
これより、
委員長報告に対する質疑にはいります。
質疑を許します。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡 英樹君)
質疑なしと認めます。
これより討論にはいります。
通告がありますので、順次これを許します。
まず、反対の立場より討論、9番、眞鍋
籌男君。
(「はい、9番、眞鍋」と呼ぶ)
○9番(眞鍋
籌男君)
それでは議案第1号、
指定管理者の
指定についての
反対討論をいたします。
以下、
反対理由を述べます。
1、本件、
指定管理者の募集は、初めから
コナミを
指定管理者にするように誘導しており、
候補者の選定について公平、公正で
透明性の確保がなされていなかった点にあります。
例えば、
選定基準によると、
会員制スポーツクラブの運営の
継続性について30%の配点をして、
コナミに誘導していることは明らかであります。
2、
選定委員会の
答申文書では、
コナミからの
共同企業体について、現在、
指定管理者である
財団法人こんぴらスポーツ財団の
受託者として実績を生かし云々と記載しているが、
受託者は、あくまでも
スポーツ財団であって、
コナミではないのです。
スポーツ財団は
会費収入の9割以上の
委託料を
コナミに支払って違法な丸投げ契約をしていたのです。
スポーツ財団は、業務の丸投げによって
従業員2名で年間約2億円以上の収入を得ていたのです。
3、
指定管理者の
選定委員会の設置には、
執行機関の
附属機関として、
地方自治法138条の4第3項の規定により条例上の根拠が必要ですが、
本件選定委員会は条例上の根拠もなく町が勝手に規定により設置したものであり無効の
委員会と言えます。
行政実例でも、
附属機関たる性格を有するものは、名称のいかんにかかわらず臨時的緊急を要する機関であっても、条例によらなければ設置出来ないとしています。
それらのことが分かっている高松市は、
施設指定管理者選定委員会条例をつくっています。そこには、平成24年3月27日、条例第13号で、平成24年4月1日施行とあり、
委員の人数、任期などが事細かく記載されています。
ああ、市と町とではこれほどまでにちがうのか。
4、
選定委員会と称する
委員の構成は町民にも議員にも秘密にして
選定過程も明らかにせず、
執行部の都合の良い人物を選んでいます。
委員の中の
専門家の
大学教授や
公認会計士の3名はともかく、
琴平町民2名、
執行部内の3名は選定の
公平性、
専門性、
透明性の観点からしても、認められないものと言えます。この
委員の構成では公平、公正な選定が行われたとは、考えられません。
5、
指定管理者の
募集要項を見て、13社の会社が
現地説明会に参加したにもかかわらず、結果的には、たったの2つしか申請しなかった事実にも疑問があります。琴平町は公募に際して、
インターネットで周知したのに、
新聞各社、その他
マスコミ各社への
周知依頼もせずに、本来、
スポーツ財団の保有する多量の
個人情報を
コナミに開示して、
コナミを有利に取り扱ったのです。
例えば、
答申書では次の点を考慮した。何よりも
管理運営及び
利用者の
データの
継続性に関して
利用者にとって望ましいあり方とは何かという点に重点を置いたと記載しており、
継続性の観点に30点もつけ、
コナミを有利に誘導したのです。
6、さらに、
答申文書では、次の点を考慮したとして、当施設での
利用者データは
個人情報のみならず運動、身体の
データが蓄積されており、
利用者にとっては施設を利用するにあたって、肝要の
データである。
選定基準のうち配点の高い
継続性の観点、30点です。において
琴平いこいの
郷パートナーズが高い評価を得た。として、
コナミらのグループを有利に扱っているが、運動、
身体データ、その他の
個人情報は、
スポーツ財団が保有する情報であって、
コナミの保有する
個人情報ではないのであります。
7、
選定委員会は
利用者の
個人情報を
コナミが保有しているという誤った前提で、判断をしたのです。運動、
身体データ、その他の
個人情報は、
スポーツ財団が保有する情報ですから、
コナミは利用することは出来ないのです。
8、今回の公募に際して、昨年9月17日に
インターネットに掲載して1週間後の9月24日に公募を中止した原因にも疑問があります。主な中止の原因は
コナミ関係者からの圧力が報告されていますが、このことが
コナミに有利な要因となった疑いがあります。公平、公正な
指定管理者の選定に疑問あり。
9、琴平町に住む住民に対しては、約1割方、金額にすれば今の金額より500円は安くするべきである。なぜなら、総工費51億円で建てた町の施設であり、現在、まだ年間約2億円を住民の税金でまかなっているからであります。500円安くすること、そのことが明確にされていません。
以上が議案第1号についての私の
反対理由です。どうか、ご賛同のほど、よろしくお願いします。
○議長(片岡 英樹君)
次に
賛成討論。
3番、渡辺 信枝君
(「はい、3番、渡辺」と呼ぶ)
○3番(渡辺 信枝君)
議案第1号、
指定管理者の
指定について
賛成討論をいたします。
今回の
琴平いこいの
郷パートナーズの提案は、現在の
財団法人こんぴらスポーツ財団より町に対して、より有利な条件を提案して来ているとおもいます。
1、年間2,500万円以上の
修繕費用を町に繰り入れる事。
2、
町民割引料金の設定。
3、
無料送迎バスの運行。
4、日曜祝祭日などの営業時間
延長等です。
これらはこれまで
公共施設整備等特別委員会で審議してきた
議会側からの提案をクリアしているものであります。
しかし、これらの提案を遵守し、適正に運営していくかどうかが不安を感じてはおりますが、そのため今後の
運営委託業務の
協定書また
契約書に、町が管理するようなしくみ、システムを盛り込んでいただきたいと思います。
このような点に注意しながら
利用者に対する
サービスの向上、また町民への
健康推進などに貢献していくことを期待します。今回の
指定管理者の候補であります、ことひら
いこいの
郷パートナーズに
指定管理していただくことに対して、賛成したいと思います。各議員のご賛同をよろしくお願いいたします。
以上をもちまして、
賛成討論といたします。
○議長(片岡 英樹君)
次に
反対討論。
10番、山神 猛君
(「はい、議長、10番、山神」と呼ぶ)
○10番(山神 猛君)
議案第1号、
指定管理者の
指定についての
反対討論をいたしたいと思います。
私は今回提出された、
委託料の案が今までの
委託料と比べて、同じ会社が提出されました
委託料案とは到底、考えられないのであります。
今回の
指定管理者募集に対し、
町当局は非常に消極的で
制度設計が出来てい等々で町の無知をさらけ出し、一旦提出した
募集要項を取り下げるとか、町長に至っては、もう期間がないので、1年延期したらと議員に話したり、駆け込みの
募集要項に今回
指定管理者に決定されようとしておる、ことひら
いこいの
郷パートナーズは、今までの議会からの厳しい追及、また先の
近隣施設の
指定管理が他社に移った事により、この案件は逃すまいと、町に対し考えられないような
委託料案を提出をいたしました。今までより以上の
運営委託業務をし、そのうえ今までの様に年3,000万円近くの
委託料を取らず、そのうえ町に対して
最低年間2,500万円の
施設運営権料、また
プラス成果配分といたしまして、今までより10%アップの50%を支払うよう提示をしているわけでございます。また
町民料金の設定、
無料送迎バスの
運行等サービスを増加されたことは、今までの9年間で3億766万234円の
委託料は何だったのか、私は疑問を感じます、年間2億円と言う大金を湯水の様に使い、町に損害を与えたと言えるのではないでしょうか。別の委託会社ならいざ知らず、同じ会社の
委託料が今期限の3月31日と次回の4月1日とではこんなに変わるものなのでしょうか、この様な
委託料を設定する会社の運営には信頼がおけません。要するに、この日を境に上下5,000万の差額が出てくるわけでございます。そうした事で私はこの案に対しまして、反対をするものであります。皆様のご賛同を得たいと思います。よろしくお願い申し上げます。
○議長(片岡 英樹君)
討論の通告は以上です。
他に討論はありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡 英樹君)
討論が無いようなのです以上で討論を終結します。
これより、議題となっております議案第1号について採決いたします。
本案に対する
委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は
委員長報告のとおり可決することに、賛成の方は起立願います。
○議長(片岡 英樹君)
起立多数と認めます。
よって、議案第1号は
委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(片岡 英樹君)
本
臨時会の会議に付されました事件は、すべて議了いたしました。
閉会前でありますが、挨拶のため町長より発言を求められておりますので、これを許可します。
町長。
(「はい、議長」と呼ぶ)
○町長(小野 正人君)
それでは、議長のお許しをいただきましたので閉会に際しまして、一言ご挨拶申し上げます。
今
臨時会に提案いたしました、議案第1号につきましては賛成多数と言うことでございました。しかし、この施設につきましては、今後の運営をいうものが何よりも一番大切であろうと考えておりますので、琴平町ならびに町民の利益になるような運営体制を築いていきたいと考えております。
議員の
皆様方には慎重なご意見を頂戴いたしましたことを心から感謝申し上げながら、閉会に際してのご挨拶といたします。本日は本当にありがとうございました。
○議長(片岡 英樹君)
町長の挨拶を終わります。
以上をもって本日の会議を閉じます。
これもって、平成26年第1回(1月)
琴平町議会臨時会を閉会いたします。
どうもありがとうございました。
(閉議・閉会 午後 3時 24分)
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
琴平町議会議長
琴平町議会議員
琴平町議会議員...