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令和3年第2回定例会(第3日) 名簿 開催日:2021年06月16日
令和3年第2回定例会(第3日) 本文 開催日:2021年06月16日

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  1. 三豊市議会 2021-06-16
    令和3年第2回定例会(第3日) 本文 開催日:2021年06月16日


    取得元: 三豊市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-24
    2021年06月16日:令和3年第2回定例会(第3日) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                 会     議               〔午前 9時30分 開議〕             ──────────────── ◯議長(為広員史君) 皆さん、おはようございます。  一般質問も2日目となりまして、一番しんどいときでないかと思いますが、よろしくお願い申し上げます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。             ~~~~~~~~~~~~~~~   ☆日程第1 会議録署名議員の指名 ◯議長(為広員史君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、5番 丸戸研二君、6番 石井勢三君を指名いたします。  なお、御両名のうちで途中欠席されました場合は、順次次席の方にお願いいたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~   ☆日程第2 一般質問 ◯議長(為広員史君) 日程第2、一般質問を行います。  一般質問は一問一答方式としておりますので、関係各位の円滑な議事運営への御協力をお願いいたします。また、質問・答弁ともに簡潔明瞭に発言されますようお願いいたしますとともに、質問時間及び質問通告の範囲を超えた発言はされないよう、併せてお願いいたします。  10番 近藤 武君。              〔10番(近藤 武君)登壇〕 ◯10番(近藤 武君) 皆さん、おはようございます。10番、清風会、近藤 武です。今から一般質問をしたいと思います。  まず1問目に、移住・定住促進対策における奨学金返還支援制度について質問したいと思います。
     現在、少子高齢化により人口減少が急速に進行する中、東京圏への一極集中の傾向が継続し、特に若者を中心に地方から東京圏への人口流出が急増している状況であります。これは三豊市も同じ状況です。国においてはこのような状況を踏まえ、都市部の大学生らに対し、卒業後に地方へ定住することを促すため、大学生たちが卒業後も抱え続ける奨学金の返還を自治体が支援する取組として、平成27年度に奨学金返還支援制度が創設されました。  この制度は、自治体と地元産業界が協力して基金を造成し、地域産業の担い手になってもらう大学生たちの奨学金の返還を支援する仕組みとしてスタートし、これまで制度の拡充が図られ、令和元年12月に新たに第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略が策定されました。人口減少克服、地方創生という課題に取り組む中で、地方に定着する若者の奨学金返還を支援するため、総務省では令和2年6月1日、奨学金を活用した若者の地方定着促進要綱を制定し、地元に帰ってきた方々に奨学金の返還助成事業を行う都道府県や市町村に対し特別交付税制度を設けております。  支援対象者の要件は、各自治体が地域の実情に応じて、就業地域や居住地域、居住期間などを定めることが可能であり、この取組に関わる経費の2分の1は特別交付税で措置されます。昨年のデータですが、奨学金返還支援に取り組んでいる自治体は、国の制度外で自治体独自で支援しているところも含めて、令和2年6月時点で32府県423市町村であります。  この制度の活用事例については、その自治体のエリア内の事業所への就業と一定期間の居住を要件とする定住促進を図るものや、理系学科など特定の専門分野を修学した学生を助成の対象とする産業人材の確保を図るもの、この大きく二つに分類されるようです。さらに人口減少が顕著な離島や中山間地といった特定の地域への居住、自治会への加入や地域活動への参加といった要件を加えるなど、各地域の特性や実情に応じて様々な制度設計の上、実施されています。このコロナ禍において奨学金の返還等に苦慮している若者が本当に多く、社会問題になっているのも実情であります。この奨学金返還の支援制度、香川県を含めて多くの自治体で活用が進んでおり、必要があるから、それだけ多くの自治体が取り入れているということだと思います。  この奨学金返還支援制度は、自治体にとっては若者の移住・定住を促進することや専門分野における人材を確保できることが期待でき、また、奨学金受給者にとっては経済的負担を軽減できる制度であり、双方のメリットを十分に発揮できるような制度設計が必要となり、そのためにどのような奨学金受給者を対象とするのか政策目的を明確にするとともに、その対象となる奨学金受給者の方に三豊市に住み続けようと考えてもらうだけの動機づけとなる補助金額、補助期間等をどう設定するのかということが非常に重要なポイントとなっています。  三豊市においても、若者定着と人材確保のために、総合的な政策としてこの奨学金の返還支援制度の活用も図るべきと考えますが、執行部の考えをお聞かせください。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。              〔市長(山下昭史君)登壇〕 ◯市長(山下昭史君) 近藤議員の御質問にお答えいたします。  東京への一極集中が継続する中、三豊市におきましても、都市部をはじめとする県外へ多くの若者が流出しております。このような現状を踏まえ、少しでも若者の流出を抑え、移住・定住者を増やすために各部署において様々な事業を実施しております。特に移住・定住促進の観点から申しますと、県外から三豊市に転入された方を対象に、家賃等を補助したり、40歳未満の若者の住宅取得に際して補助金を交付するなど様々な制度を設けております。  議員御案内の奨学金を活用した若者の地方定着促進制度につきましては、域内に一定期間居住することや特定の業種に就業するなど自治体ごとに決められた要件を満たす方に対して、奨学金の返還について支援をする制度です。国が進める地方創生の地方への人の流れをつくる施策においてもこれらの制度を活用し、地域の担い手となる若者の地元企業への就職やUIJターンを促すことが求められています。  香川県では大学卒業後、県内で居住し就業している場合などに、香川県大学生等奨学金の返還額の一部を免除したり、日本学生支援機構第一種奨学金の返還を支援するために補助金を交付する制度が設けられています。また、県内のほかの自治体では、自治体が実施する貸付型の奨学金制度に対し、居住や就業などを条件に減免制度を設けたり、保育士や看護師などの特定の資格を取得するための修学に際し奨学金を貸し付けし、資格取得後に市内の対象施設で勤務することを条件に奨学金の返還を免除する制度なども設けています。  本市では従来より三豊市奨学金貸付条例を設け、意欲のある子供たちの修学の支援を行ってまいりました。コロナ禍の影響などによる学生の経済的な現状も踏まえ、令和3年度からは新たに給付型の奨学金制度も設立し、さらなる修学支援を行うこととなっております。今後は奨学金の返還支援制度につきましても、若者の定住を促進するという観点、市内の企業が必要とする人材を確保するという観点から、支援対象者の要件等について、市内企業等の御意見をお聞きするなど、調査研究を進めてまいりたいと考えております。  以上、近藤議員の御質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) 本当にこのコロナ禍で苦しい若者が多いと思いますので、1人からでもトライしてほしいと思います。  次、お願いします。 ◯議長(為広員史君) 次に、2件目の質問に入ってください。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) 2問目の市道整備と安全対策、自治会からの道路事業の要望についてを質問したいと思います。  地元の住民の皆さんから、毎年、自治会長さんにお願いしているのだけれども、危険箇所の対策はどうなっているのか、事故が起きる箇所の対策はどうなっているのかと、いろいろ道路に関する要望を頂き、本市でも毎年たくさんの道路に関する自治会要望が提出されていると思います。市道総延長1,080キロメートルの三豊市では全部の要望には応えられず、また限られた予算の中での整備、経年劣化の激しい道路舗装の整備についての進捗状況はどうなっているのか。また、市民の皆さんから指摘を受けるのが道路の区画線、白線が消えて、運転に支障を来しており、白線や中央線は集中的にでもできないかとの声も出てきております。市民の方に、舗装ができなければ白線だけでも整備してくれないと、事故があった場合、中央線もない場合どうするんだという声も頂きました。そこで、まず過去3年間の市道事業の要望数と対応実績について、また、そういった優先順位や今後の見通しについて伺います。  また、安全対策としてゾーン30というのがありまして、それについては幹線道路等で囲まれた住宅地域全体に交通規制や安全対策を実施することで、その地域の人が車から脅かされることなく安心して生活できる区域をつくることを目的としております。この区域内における車の走行速度や通り抜けを抑制され、そのために通路上にかまぼこ状の段差やハンプをつけるなど、また、路面表示やシンボルマーク入りの看板を設置いたします。路側帯を広げて道路幅を狭くし、中央線をなくすなどの対策が取られています。本市では詫間町地区の松崎保育所周辺がゾーン30に設定されています。  そこで、本市での小中学校を中心として、周辺の道路環境を調査して、ゾーン30の地区を今後増やしていくのか、また危険度の調査をされているのか。現在までに児童生徒、高齢者等の歩行者を車から守る施策で効果があった対策についてお伺いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) それでは、近藤議員の御質問にお答え申し上げます。  まず、三豊市の市道の状況ですが、令和2年4月1日現在で、路線数2,540、総延長1,082キロメートルを認定しているところでございます。市道については、1級市道、2級市道、その他市道の3段階にランクを分け、維持管理を実施しているところです。しかしながら、路線数、総延長が膨大なため、市民の皆様が要望されている改良及び修繕について十分な対応ができていない部分があることも承知しておりますが、安全で快適な市民の皆様の生活を確保するため、計画性を持って、できる限り早急に整備を進めてまいりたいと考えております。  市道整備に限らず、各自治会からは毎年多数の要望書が提出されており、要望数としては、平成30年度は17件、令和元年度は83件、令和2年度121件と、年々増えてきております。毎年、現地確認を行い、交通事故が多く発生している場所等、交通安全対策も含めて、緊急性、重要性、経済効果、地域均衡性を考慮の上、優先順位を決定し、実施しております。なお、緊急を要する小規模な道路修繕や交通安全施設修繕などについては随時道路パトロールにて緊急修繕対応をさせていただいているところです。  また、議員御指摘の道路の白線についての要望につきましては、現在、車線逸脱警報システムが装着されている車も増えております。中央線、外側線が消えている道路につきましては、交通安全対策の面からも早急に対応していきたいと思っております。  また、近年の採択状況でございますが、例年、要望数に対しまして70%前後の採択率となっております。また、要望書が採択されなかった案件についても、その翌年度以降で採択可能なものについては順次採択をしているところでございます。  次に、ゾーン30についてですが、ゾーン30は議員御案内のとおり、住宅地域や学校周辺などの生活道路の区域をゾーンとして設定し、地域住民の安全を守るため、最高速度を時速30キロメートルに規制し、歩行者等の安全を優先した各種の事故防止対策を行う地域となります。三豊市内では平成27年度に詫間町の松崎保育所周辺が指定されており、事故防止対策を進めているところでございます。また、事故件数といたしましては、指定前に比べ減少しているところであります。現時点でゾーン30の新規指定についての予定はありませんが、今後の交通情勢の変化や通学ルート等の変化に際し、必要に応じて考えてまいりたいと思います。  そのほか道路環境の歩行者対策といたしましては、通学路点検として、危険箇所や交通安全対策が必要な箇所についての要望の集約及び提出を、毎年、小学校に依頼しておりまして、それを受けて、警察署、県及び市の道路管理者等で構成する交通安全総点検実行委員会のほか、PTA代表者や地域の交通事情に詳しい交通指導員が加わり、現地診断、点検を実施し、その対策を講じているところであります。対策が必要な箇所については現地で協議し、箇所ごとにカーブミラーの設置、路面表示、ガードレール、転落防止柵の設置、横断歩道、カラー舗装、一時停止書換えなどのハード対策と、交通規制や交通安全教育のようなソフト対策などについて検討し、計画的に実施することにより、歩行者の安全を確保するとともに、地域の交通安全対策を進めております。  以上、近藤議員の質問の答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。 ◯10番(近藤 武君) ありません。 ◯議長(為広員史君) 次に、3件目の質問に入ってください。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) 中央線、外側線は早急に対応していただけるという答弁を頂きましたので、よろしくお願いいたします。  それでは、3問目の避難所の食料についてを質問したいと思います。平成30年の第3回の定例会においてアレルギー者に対する食料備蓄物資についての質問があり、そのときの答弁内容は、アルファ化米及び缶入りパンを備蓄しており、内容としては5年間保存できるものとしている。食物アレルゲン対応としては、特定原材料等27品目を使用していないアルファ化米も一部備蓄しており、今後も計画的に備蓄物資の整備を推進してまいりますとのことです。それから3年が経過し、アレルゲン対応の備蓄物資の比率はどう変わったのか。また、食事の面では特に食物アレルギーの方たちへの食事提供の問題は、東日本大震災のときにもアレルギー対応の非常用災害備蓄食料があったにも関わらず、混乱の中ほかの食品に紛れてしまい、適切に利用することが難しかったということが大きな問題となりました。  そこで具体的な提案として、三豊市の非常用災害備蓄食料全量アレルギー対応に切り替える取組について提案したいと思います。東日本大震災での被災地における食物アレルギー対応の困難を教訓とし、市が保有する非常用災害備蓄食料全量アレルギー対応製品に切り替えるということです。  本市において、災害時、食物アレルギーの方でも安心して避難所で食事を取れる、また食事を提供できる方法として、非常用備蓄食料全量アレルゲン対応食への切替えにぜひ取り組んでほしいと考えておりますが、お答えをお聞かせください。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  総務部長 福岡正記君。 ◯総務部長(福岡正記君) 近藤議員の御質問にお答えいたします。  三豊市の災害発生時の備蓄物資につきましては、香川県の緊急物資備蓄マニュアルに基づきまして、三豊市災害用備蓄品整備計画を作成し、運用を図っております。計画の概要につきましては、食料備蓄対象避難者数1万3,200人分の1日分の食料、飲料水、粉ミルク、さらに生活用品として毛布、生理用品、1日分の紙おむつの必要量を県と市で2分の1ずつ備蓄する計画となっております。現在のところ、目標量の備蓄は完了しておりまして、賞味期限が到来する食料、飲料水、粉ミルクについて計画的に更新しております。  議員御質問のアレルギー対応の食料備蓄でございますが、現在備蓄している食料は、アルファ化米缶入りパンの2種類でありまして、アルファ化米につきましては、備蓄数1万3,950食中65%に当たる9,100食がアレルギー対応食となっております。議員御指摘のとおり、災害発生時の避難所は混雑する状況も考えられ、アレルギー対応の食料が必要な方に正しく届かないことも想定されますので、誤った食料提供を防ぐためにも、今年度より更新する予定のアルファ化米につきましては、全てをアレルギー対応のものとしてまいりたいと考えております。また、粉ミルクにつきましては、全量のうち31%がアレルギー対応となっております。粉ミルクは対象が新生児、乳幼児でございますので、あらゆる面を考慮しながら、今後検討してまいります。  いずれにいたしましても、災害時に誰もが安心して食料や水を口にできることが重要であり、今後とも可能なものにつきましては、順次改善を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上、近藤議員の御質問の答弁といたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  次に、4件目の質問に入ってください。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) ありがとうございます。次、4問目に行きます。田んぼダムの防災・減災について質問いたします。  本市の農地の大半は基盤整備が行われ、用水路と排水路が分離されており、水田に降り注いだ雨は排水路から即、河川に流れる仕組みになっております。河川の洪水は河川の許容流量を洪水ピーク流出量が超えることにより発生するケースがほとんどであり、洪水ピーク流出量を少なくすれば、洪水被害を抑制することができるようです。この水田に降り注いだ雨水を一時的に水田一面に貯水できるような排水口を設置し、水田に深さ10センチほどの調整機能を持たせて、あふれた水だけを排水するようにすれば、1ヘクタールで1,000立方メートルもの貯水が可能となります。このように、稲作田及び休耕田等に洪水調整機能を持たせることにより、洪水ピーク流出量も少なくなり、下流部の水害リスクを減らすことができるのではないかと思います。  この方法は効果を検証することがなかなか難しいと思いますが、広域的に取り組めば、大きな効果が得られるのではないかと思っております。多くのお金を使うことなく、排水口に少しの工夫をし、担い手農家や組合などに協力を依頼して実施していただくことも可能であると考えます。まずは本市の上流部から試験的に取り組むモデル的な事業を実施されてはと思います。また、耕作放棄地対策の一環にもなろうと考えます。  今後も異常気象により大雨や豪雨災害が予想されます。海抜の低い地区も本市には広く存在しています。防災・減災のためにも取り組んでほしいと考えますが、執行部の考えをお聞かせください。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  農政部長 中西正憲君。 ◯農政部長(中西正憲君) 近藤議員の御質問にお答え申し上げます。  議員御説明のように、田んぼダムとは、台風や大雨の際、河川や水路の水位の急上昇を抑え、下流域の浸水被害リスクを低減させるため、流出量を抑制する堰板や排水口を設置することにより、水田雨水の貯留能力を人為的に高め、流出量のピークをカットするピークカット効果をもたらす取組となっています。近年、ため池等の施設能力を超過する洪水の発生等、水災害による甚大被害に備える水防災意識社会の再構築はますます重要となってきております。このため、市では気候変動の影響や社会状況の変化などを踏まえ、あらゆる関係者が協働して流域全体で水害を軽減させる治水対策である流域治水を進めているところであります。  現在の農地、ため池の活用の代表的な取組は、まず農業用ため池において、あらかじめ大雨等が予想される際には事前に水位を下げることで洪水調整機能を発揮、次に排水施設の稼働、排水ポンプ及び水門を操作することにより氾濫被害を低減させます。このような取組に加え、田んぼダムを活用することにより、下流域への湛水被害を軽減することができると考えておりまます。  なお、現在実施している農地、水路、農道等の地域資源の保全管理を目的とした共同活動を支援する多面的機能支払交付金制度にも、今年度から田んぼダムを推進する活動の支援が加算措置として拡充されました。この加算措置を受けるには、1、資源向上支払の交付を受ける田面積のうち5割以上で田んぼダムに取り組むこと、2、市が県と協議の上、水田貯留機能強化計画を策定することが必要となっています。また、該当する地域は、過去に浸水被害のあった河川流域にある地域が条件となっていることから、流域で活用できる多面的機能支払交付金制度活動組織に対し、この事業の説明をするとともに運用を推進していきたいと思います。そのためには、まず市において水田貯留機能強化計画を策定し、県と協議を行う必要があります。そして活動組織についても同様の計画書を作成し、関係者間で取り組むルールを定め、地域内において啓発活動を行った上での運用となりますので、市といたしましては、より実現可能なものを構築していきたいと考えております。併せて、田んぼダムの取組の推進と同時に、水路等における脆弱な箇所については崩壊するなどの危険性もあることから、改めて各地域内の点検を依頼するとともに、各種土地改良事業を積極的に活用して、施設整備及び農地保全の取組を推進していきたいと考えております。  以上、近藤議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。 ◯10番(近藤 武君) ないです。次に行きます。 ◯議長(為広員史君) 次に、5件目の質問に入ってください。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) 田んぼダム、防災と減災のために、多面的機能の増進のためにも、これからの施策と思いますので、ぜひ取り組んでほしいと思います。  それでは、5問目に行きます。フッ化物洗口について質問いたします。虫歯予防のために現在実施されている、学校で実施されているんですけど、フッ化物洗口については、その効果を推奨する見方と副作用などを指摘する声もあり、賛否両論あります。昨年の7月に厚生労働省が毒物及び劇物取締法に基づき、そのフッ化ナトリウムも劇物に指定いたしました。厚生労働省の調査で毒性に関するデータが新たに確認され、一定の濃度のものを飲み込むと、人体に危害を与えるおそれがあるということであります。  本市ではこれまでどのような方法で実施されてきたのか、経費についてはどれくらいなのか、またどれほどの予防効果があったのか。厚生労働省がフッ化ナトリウムを劇物指定した前後でどう対応が変わったのか、本市の現状をお聞かせください。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) それでは、近藤議員の御質問にお答えいたします。  本件中、歯科保健及び幼稚園、保育所に関わる部分につきましては健康福祉部所管ではございますが、一括して私のほうから答弁させていただきます。  議員御案内のフッ化物洗口につきましては、合併前、仁尾町全域で実施いたしており、平成11年には仁尾小学校が全日本歯科保健優良校最優秀賞を受賞するなどの実績がございます。また、現在は三豊歯科医師会もフッ素による虫歯予防を広く啓発するため、歯と口の健康フェスタにおいてフッ素洗口体験やフッ素塗布を実施しておりましたが、フッ素洗口につきましては普及啓発が進んだということで、歯科医師会の判断により、現在はフッ素塗布のみを実施しております。  御質問の市内の学校等における実施状況につきましては、平成29年度より市内小中学校及び幼稚園で、翌30年度からは保育所の4歳児、5歳児につきましても実施いたしておりますが、あくまでも実施対象者は保護者の同意を得た子供のみとしており、同意を得ていない場合には水でのうがいを行っております。実施回数につきましては、保育所、幼稚園においては週2回、小中学校においては週1回、三豊歯科医師会の指示書に基づき実施いたしております。また、経費につきましては薬剤と紙コップの購入費を市の一般会計予算に計上しており、令和3年度予算額で約156万円でございます。  次に、予防効果の検証につきましては、このフッ化物洗口だけでなく、食べ物であったりブラッシング指導など虫歯予防全般に係る対策が要因と考えられますが、中学校1年生の1人平均虫歯本数は、平成30年度の0.63本から令和2年度には0.45本に減少いたしております。  最後に、厚生労働省がフッ化ナトリウムを劇物指定した後の対応に変わりはなく、引き続き安全を確保するため、学校医、三豊歯科医師会からの指示書に基づき購入し、適切な薬品の管理、適切な使用を行っております。また、実施に当たりましては、フッ化物洗口ガイドラインを遵守し、学校歯科医の指導の下、具体的にはぶくぶくうがいの練習を事前に水で練習した後、飲み込まずに吐き出しができることを確認してから行っております。なお、フッ化物洗口で口の中に残るフッ素の量は、お茶1杯程度に含まれるフッ素量と同量に当たり、極めて少ない量と言え、急性中毒を起こす量は、標準体重20キロの4歳、5歳児で現在洗口に使用している濃度、量のもの10杯程度とされており、子供たちがこの量を摂取することはないものと考えております。  学校や幼稚園、保育所における虫歯予防の目的は、その原因や予防の仕方の学びを通して子供の意識や行動を変え、健康的な生活習慣の習得を図りながら、生涯にわたって健康な生活を送る基盤を培うことにあります。今後もフッ化物洗口やブラッシングの指導などによる虫歯予防をはじめ、心身の健康づくりに必要な資質・能力を育んでまいりたいと考えております。  以上、近藤議員の御質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) 再質問です。WHOは、1994年テクニカルレポートにおいて、6歳未満の就学前児童のフッ化物洗口法は推奨されないとの見解を示しました。標準的な洗口法ではフッ化物の口腔内残留量は少量であり、歯のフッ素症の原因にはならないが、ほかの経路から摂取されるフッ化物の総量によっては歯のフッ素症を増加させるかもしれないとの危惧から推奨できないとされました。現在、三豊市で使われているミラノール顆粒は11%フッ化ナトリウムが多分使用されていると思います。  そのミラノール顆粒の用法及び用量に関する使用上の注意点として以下の三つのことが書いてあります。使用に際しては間違いなく洗口ができることを確認してから使用させること、洗口ができない場合には水で洗口を練習させること、飲み込むおそれのある幼小児には使用しないこと。2、飲み込まないようによく指導すること。3、顆粒のままでは劇薬であるので、必ず洗口液を作り使用するように指導すること。また、指定した使用量を守るよう指導することとなっています。  そして、虫歯予防のために各学校で実施されるフッ化物洗口には以下のような問題が認められると日本弁護士連合会の意見書も出されております。安全性については、フッ素洗口、塗布には急性中毒、過敏症の危険性があり、フッ素の量、年齢、体質等によっては他のフッ素症の危険性もあること。有効性については、フッ素洗口の有効性は考えてきたよりも低い可能性がある上、フッ素配合の歯磨剤、チューブの磨くやつですけど、歯磨き粉が普及している状況においては、フッ素洗口による併用効果にも疑問があるということ。必要性について、虫歯には急性感染症ではない上、予防方法はフッ素洗口以外にも様々あり、虫歯が減少している現状においては、学校保健活動上、集団的にフッ素洗口を実施する必要には問題があるということ等であります。  このフッ素の危険性に対しては、ネットで調べれば数多く出てきます。賛否両論あることを踏まえ、今までやってきたからやりましょうというのではなくて、フッ化物洗口が虫歯を抑えてきたというデータもありますでしょうが、ほかに栄養管理やブラッシングの徹底とかを進めて、フッ化物洗口をあまり取り入れなくて虫歯率を下げていく方法でもよいと考えます。そういったことを踏まえて、私は希望者の方、保健機関でする方に対して補助すればよいと考えますが、執行部の考えをお聞かせください。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) それでは、近藤議員の再質問にお答えいたします。  現在、保育所、幼稚園及び小中学校において実施しておりますフッ化物洗口につきましては、三豊歯科医師会の指示書及びフッ化物洗口ガイドラインに基づき、学校歯科医の御指導を頂きながら実施いたしております。就学前からの一貫したフッ化物洗口の有用性につきましては、日本口腔衛生学会からも示されており、永久歯の萌出直後での実施に効果が高いことから、4歳、5歳頃から萌出の終わる15歳までが適しているとされております。  議員御案内の歯科医院での実施につきましては、歯科医院でフッ素を応用した予防の希望があった場合、フッ素塗布、つまりフッ素を歯に直接塗る方法を行っており、フッ素洗口につきましては、歯科医院で直接行うのではなく、薬剤の処方を行い、家庭での洗口の実施方法や薬剤希釈等、1日に1回洗口を実施するよう説明及び指導を行っております。  一方、学校等におけるフッ素洗口は養護教諭等の見守りの中、安全性を確保しつつ、定期的、継続的かつ集団で行うことにより、友達と共に習得する健康的な生活習慣の一つとして、虫歯予防に対する意識づけができますことから、議員より御案内いただきました注意点をいま一度現場に周知徹底し、安全性を確保する中で、子供たちが多くの時間を過ごす場であります学校等において実施してまいりたいと考えてございます。御理解賜りますようお願いいたします。  以上、近藤議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) 実施対象者は保護者の同意とありますが、昨日、保護者説明用の保護者同意書のプリントを拝見したところ、それには医者が認めているので大丈夫です、しますか、しませんかぐらいの説明しかされていない点に、非常に不安感を覚えた点と、その中でしっかりとした説明、メリットとデメリット、ミラノール顆粒についての説明もなかったので、その説明が必要と考えます。そして、現在の児童生徒らの昼食後の歯磨きについてどのようにしているのか、歯磨き粉は使用しているのか、以上2点を再質問したいと思います。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) それでは、近藤議員の再々質問にお答えいたします。2点頂いたかと存じます。
     まず、1点目の保護者に対する周知の在り方ですけれども、こちらも含めまして、歯科医師会なり養護教諭が検討協議する中で文面を考えて、お渡ししております。必要な部分の情報はこれからも引き続きお渡しして、保護者の方の御理解を頂きたいというふうに考えてございます。  2点目の歯磨き粉の使用の状況でございますが、まず小学校の歯磨きにつきましては、先生方が歯ブラシがきちんと歯に当たっていることを確認する、その上で指導するという指導の方針がございます。そのためにどうしても歯磨き粉を使ってしまいますと泡が立って確認しづらいこと、それから私どもも子供の頃よく言われたんですが、歯磨き粉のにおいによって磨いた気分になる、それによって磨き残しができるということで、小学校のほうでは原則として歯磨き粉の使用はしていないと。ただ、保護者にもいろんなお考え方がございます。そういった場合には、保護者と養護教諭なりが十分協議をした上で対応していくというのが現状でございます。また、中学校につきましては、各自の判断の下、歯磨き粉を使う者、使わない者、両方ございますが、その中でやっているというのが現状でございます。  いずれにいたしましても、正しく歯を磨く習慣、ブラッシングの方法を指導して、正しい生活習慣を身につけさせていくことが学校なりの役割であるというふうに考えてございます。  以上、近藤議員の再々質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) 歯磨き粉の使用に関して禁止しているのはちょっと。それは昨日、小学校に行って聞いてみたんですけど、やっぱり小学校の生徒は歯磨き粉を使って歯磨きをしたいという要望は、こういった思いの年頃の子供のほうが多いと思います、本当に。私としても歯磨き粉を使って、歯も息もきれいになってから午後からの授業に励んでほしいと普通に思いますが、駄目なんでしょうか。校則で禁止されているんですか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) それでは、近藤議員の御質問にお答えします。  歯磨き粉の使用につきまして、原則と申し上げたとおり、学校としてもやはり一定のルールの下で運営していくというところがございます。原則というものを定めて、どうしてもその決まりに納得できない場合には、先ほども申し上げたように、養護教諭と協議の上、必要性を認めた場合には、歯磨き粉も使用しているという状況でございます。全く駄目ということではございませんが、基本的にそういった集団生活の中で一つのルールを浸透させていくというのも教育の一つかなと考えますので、御理解賜りたいと存じます。  以上、近藤議員の御質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) ちょっとしつこいですけど、市長、これはどう思われますか。子供たちが純粋に歯磨き粉を使って爽快な気持ちになると思います、歯をきれいにしたら。それでもやっぱり歯磨き粉を使わず、水だけでしたほうがよいという考えですか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) 市長にというところですが、私のほうから答弁させていただけたらと思います。  歯科衛生、こちらのほう、私どもいろんな知識、子供の頃から得た知識、教えられた知識等ございますけれども、やはり現状の中で、現状の歯科医師会なり歯科の専門医の御指導、専門的見地からの知見を最大限、私どもも参考にさせていただいて、子供たちの健康を守っていきたいというふうに考えてございますので、御理解賜りたいと存じます。  以上、お答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  10番 近藤 武君。 ◯10番(近藤 武君) 最後にもう一回。歯磨き粉を使用するのも使用しないのも個人の自由だと僕は思います。したいと思う子供がいれば使用してもいいと思いますけど。  答弁はもういいです。これで終わります。 ◯議長(為広員史君) 以上で、10番 近藤 武君の質問は終わりました。  14番 横山 強君。              〔14番(横山 強君)登壇〕 ◯14番(横山 強君) 皆さん、おはようございます。14番 横山 強、同志会。先般通告のとおり一般質問いたします。  詫間庁舎周辺と高瀬庁舎周辺などの再整備について質問させていただきます。  平成31年3月付のグランドデザインは、今回の計画は同じ計画なので、再度同じ計画をすることは今回の計画に反するので、前回のグランドデザイン、水族館に関わった事業費などの損失とした問題点と、そのことにつきましては、市長、副市長はよく御存じだと思いますので、そういう中で答弁していただけたらと思います。その責任において、また市長と副市長、今、審議監から副市長になられまして、この場におられますので、答弁していただけたらと思います。  今回の計画において、3番、当初の讃岐造船跡地と高瀬庁舎周辺再整備が新たな計画に含まれているが、当初の計画による市民の税金を投与したグランドデザインの計画は、無駄なグランドデザインというようなことになっているような今回の計画でございます。その中におきまして、その責任を認めていただいて、市長、副市長は、グランドデザインにつきましては金額は後で政策部長にお尋ねしますけど、水族館事業が、この事業も後で政策部長にお尋ねします。そういう中で、今回の2事業の市民の税金の無駄遣いとした責任において市民にどのような考えをしているかということをお伺いしたいと思います。  あとは詫間庁舎周辺と高瀬庁舎周辺整備と、当初のグランドデザインなどの質問を後半にさせていただきたいと思いますので、答弁の中でよろしくお願いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。              〔市長(山下昭史君)登壇〕 ◯市長(山下昭史君) 横山議員の御質問にお答え申し上げます。  詫間庁舎及び本庁舎周辺の整備につきましては、三豊市第2次総合計画において重点プロジェクトの一つとして位置づけられています。特に詫間地区は老朽化による詫間庁舎の閉鎖等による公共施設再配置や造船所跡地の土地利用など庁舎周辺エリアの全体の早急な再整備が求められています。  この詫間庁舎周辺エリアは、三豊市北部における産業や観光の中心であり、行政機能のほか、文化・スポーツ施設、金融機関、商業店舗や工場などが集積しており、地域外からの人の流入によるにぎわいの創造と地元住民が集い交流する地域コミュニティー形成という二つの機能が求められています。今年度は一般財団法人地域総合整備財団のまちなか再生支援事業を活用して、エリア全体のにぎわい創造、地域コミュニティー拠点を含めた施設配置や今後の建設を進めるに当たっての事業費の検討、事業計画等を盛り込んだ基本構想を策定することとしています。  造船所跡地に残存するドックについては、解体撤去することは多大な費用が見込まれるため現実的ではありません。逆に、海に面した開放感のある立地条件を生かし、産業遺産として残す形でにぎわい創造の可能性を探り、用地の有効利用を考えてまいります。  施設配置の点では、現在マリンウエーブ内に仮移転している支所やまちづくり推進隊、公民館等の公共機能や会議室、集会施設等の地域コミュニティーの活動に必要な施設につきましては、過大なものにならないよう、真に必要な規模、施設数を十分に検討した上で計画してまいります。  ハード整備に係る全体の事業スケジュールといたしましては、今年度に基本構想、令和4年度に基本設計、令和5年度に実施設計、令和6年度から7年度にかけて整備工事を実施し、令和8年度からの供用開始を目指します。また、本庁舎周辺の整備につきましても、現在、執行部内で必要な機能要件の整理を進めており、今後、関係各位との協議並びに議会での御審議を頂きながら、基本構想の策定に取り組んでまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、本庁舎及び詫間庁舎周辺整備における基本構想の策定は大変重要なものであり、将来を的確に見据えた上で確固たる構想をつくり上げていかなければならないと考えております。  その結果、国の社会資本整備総合交付金における都市再生整備計画事業の活用も可能となり、これと合併特例債とを有効に組み合わせることにより財政負担の軽減も図れるものと認識しております。加えて、執行部として常に最善の方策を目指し、業務に取り組んでいるところではありますが、本件においてはじくじたる思いの部分もありますことから、御質問の趣旨を十分踏まえた上で、今後とも効率的な財政運営を図ってまいりますので、御理解をお願い申し上げます。  以上、私からの御質問に対する答弁とさせていただき、詳細につきましては政策部長より補足させます。 ◯議長(為広員史君) 政策部長 貞廣慎二君。             〔政策部長(貞廣慎二君)登壇〕 ◯政策部長(貞廣慎二君) 横山議員の御質問にお答えいたします。  1点目の本庁舎及び詫間庁舎周辺整備計画の委託料を本年度予算計上したことは、結果的に税金の無駄遣いとなり、前回のグランドデザイン、水族館に要した事業費等の損失とその責任という部分につきましてお答えいたします。  グランドデザインは、御周知のとおり第2次総合計画のまちづくりマップを具体的に土地の上で表した将来構想図として作成したイメージを示したもので、地域コミュニティー拠点及び本庁舎、詫間庁舎周辺整備の考え方を示しております。執行部や市民と職員の合同ワークショップ、アンケート調査、サウンディング調査等の結果も踏まえて仕上がった素案を基に作成したものでございます。策定以降、それぞれのエリアにとって何が最適か、三豊市総合政策アドバイザーである東京大学の川添先生の助言を頂きながら、機能要件を整理し、協議を重ねてまいりました。今年度はグランドデザインに示された考え方を基に、造船跡地を含む詫間庁舎周辺エリアの整備について、より具体的な基本構想計画を策定することとなっております。  今回の基本構想策定業務は、本市の重要な拠点の整備を進めていく上においては必要な計画であると考えており、執行部としては市の業務は全て市民の皆様から納めていただく税金によって成り立っているということを再認識し、常に研さんを深めていかなければならないと考えております。したがって、グランドデザインから得られた地域コミュニティー拠点及び本庁舎、詫間庁舎周辺整備の考え方を今回の基本構想に十分反映させ、その成果を生かすことが執行部としての責任だと思っておりますので、御理解をお願いいたします。  2点目のグランドデザインの間違い関係については御通告は頂いとったんですけど、御発言がなかったようです。失礼いたしました。  3点目の今回の本庁舎及び詫間庁舎周辺整備基本構想の策定により、グランドデザインが無駄となった点を認めた上でのグランドデザイン及び水族館費用の返還義務に関する御質問につきましては、1点目の答弁と一部重複いたしますが、グランドデザインに示された考え方を基に、本庁舎及び詫間庁舎周辺エリアの整備について、より具体的な基本構想計画を策定することとしております。議員の御質問は、費用とそれに対する成果の観点からの問題だと認識しておりますが、言うまでもなく、執行部としては地方自治法第2条にもうたわれております、「最少の経費で最大の効果を挙げる」ということを常に念頭に置き業務に取り組んでいくのは当然のことでございます。  今後とも全職員がこのことを共通認識として持ち続けることにより、限られた財源の中でも有効な施策の展開が図られ、ひいては市民の皆様からの信頼につながっていくものと考えております。  以上、横山議員の御質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 通告書に2番の分を入れとったんですが、再質問の形の中で問いたいと思います。副市長、昨年の6月、あなたが一般質問の答弁されたときに、議会の最終議会までには報告させてもらいたいと、間違いの箇所、言ったんだけど、1年たっても今日いまだに報告がないんですが、これどのようになっていますか。報告してもらえますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  ただいま再質問いただきましたグランドデザインの資料の間違い部分につきましては、まずもって御報告ができていないことについておわびをいたします。その後も調査を行っておりますが、現時点では錯誤箇所の特定には至っておりません。判明次第、御報告したいと考えておりますが、何よりも今後このようなことがないよう努めてまいりますので、御理解を頂きますようお願い申し上げます。  以上、横山議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) この間違いの箇所については、そんなに大した問題にはならないんです。ですけど、3,040万の電通でこしらえた資料を本当にきちっと副市長はそれを精査していなかったということが私は大きな問題と思とんです。その中において、副市長にお尋ねします。副市長はどのような方法でこの1年間の間違いの箇所を探した中において見つからなかったかということを、答えをくれますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  副市長 綾 章臣君。 ◯副市長(綾 章臣君) 横山議員の再質問ですけれども、これは昨年の第2回定例会におきまして横山議員から御質問を受けた後、様々な箇所の御指摘も含めて御報告はさせていただいたんですけれども、4か所ということで、もう1か所まだあるということの御指摘を頂いた中でまだ御報告ができていないということではありますが、先ほど政策部長が答弁しましたように、現在も調査を行っておりまして、判明次第、議員には御報告したいと思います。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) これは今から副市長がどれだけ時間をかけても見つけることはちょっと不可能かと思います。そこで政策部長、この間違い探しの見つけ方というのは、あなたはどのような方法でしたら、すぐ見つかると思いますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  以前、私も旧町時代に議案のほうを作成していた経験がございます。その際、私が行っていたのは、議案書全て一字一句塗り潰していきながら確認していくというふうな方法を取っておりまして、非常にアナログですけども、そういうことをやっていけば間違い部分は見つかるのかなというふうな感じを持っているところでございます。  以上、横山議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) そのような形で、副市長、またよく探してみてください。間違いなしにここにあります。この黄色い部分がそれ。そういうことで、御答弁は要りませんから。  次に、副市長にお尋ねするんですが、グランドデザインと水族館に関わった事業経費の損失といった責任があるんですよ。これはかなり大きい額となるんですけど、政策において軽率な企画だったと私は見とんですが、その中であなたの責任をどう思いますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  副市長 綾 章臣君。 ◯副市長(綾 章臣君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  グランドデザイン、水族館事業に関わった事業費の損失とその責任とのことですけれども、これまでも答弁させていただいておりますけども、本案件につきましては議会等でお諮りし、機関決定をしながら計画を進め、常に最善の方策を目指し、業務に取り組んでいるところではありますが、本事案につきましては当初の計画が成就せず、現在に至っている状況にあります。  議員御指摘の部分につきましては真摯に受け止めさせていただき、今後の教訓にしたいと考えております。御指摘いただいた点は重く受け止め、同様の事案が起こらないように努めることで、真に市民の皆様から信頼の得られる行政として取り組んでいけるものと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 特にグランドデザインは皆さんも御存じのように、電通さんが我々全協の場で船中八策と言われるぐらいの、これを大きな施策であるというような、豪語したことがあるんですね。中を見たら、何ですか、ただの報告じゃないですか。アンケートのな。そういうようなものの中での3,040万という市民の税金がそこに投入されたわけなんですよ。それについて私どもは、今、副市長が真摯に受け止めると、今後、副市長になってでもこういうような政策だけは絶対やめていただきたい。どうでしょうか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  副市長 綾 章臣君。 ◯副市長(綾 章臣君) 横山議員の再質問ですけれども、議員御指摘の内容は令和元年10月に開催されました全員協議会の中で坂本龍馬が新しい国家体制の基本方針を起草した船中八策に例え、グランドデザインの説明をさせていただいたものですけれども、議員各位に誤解を招いたことにつきましては改めておわび申し上げます。  これまでも御指摘を踏まえ、改めるべき点は改め、限られた財源の中で活用が図られますよう、また市民の皆様の信頼を得られるよう努めてまいりたいと思います。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 政策部長にお尋ねします。水族館事業については、今の国や県やあらゆる補助金とか助成金とかいうものがあって、そういうものの中で恐らく実質支出とは違うんですが、市民の税金として支出した金額、そしてグランドデザインの市民の税金として支出した金額は幾らになりますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  水族館事業に係る讃岐造船跡地に関する費用でございますけれども、土地購入代1億円、解体撤去工事4,933万1,160円、また人件費相当分3,013万8,000円。そのほかで合計いたしまして2億2,294万6,030円となっております。これに対しまして、国の交付金等が961万7,400円ございましたので、これを差し引きますと、一般財源部分、横山議員の言われる市民の皆様の税金の部分でございますけれども、2億1,332万8,630円ということになります。  また、グランドデザインに関する費用につきましては、グランドデザイン策定業務で3,040万2,000円、また人件費相当分で654万8,806円で、合計いたしまして3,695万806円となっております。一部、人件費部分に特別交付税措置373万円がございましたので、これを差し引きますと、一般財源部分は3,322万806円ということになります。
     以上、横山議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 今の政策部長が答えていただけたことは、市民の皆様方も重く受け止めてください。そして今、執行部もこれだけの市民の税金が、結論から言ったら無駄遣いとなっているということを再認識していただいて、市長はじめ、今後の政策に対応していただきたいと思うんですが、市長、いかがですか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。 ◯市長(山下昭史君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  御指摘の部分の税金の使い方、またそれから計画性という部分に関しましては、今後とも議会と十分お話ししながら進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) それでは、今回の取り組む事業についてですけど、これの中で讃岐造船のドックが13億の見積りが出て、高い見積りになったからドックはやめますわというような今の市長の答弁なんですが、そうなってきますと。私言い間違えて、ごめんなさい。今回の13億のドックを、この事業はグランドデザインの形のままで今の詫間町周辺整備と高瀬町周辺整備はグランドデザインのままの状況を踏まえてやられるということでよろしいんですか。そうすると、今回の今取り組んでいる、今年3月の予算で2,000万円の都市整備課で計画されている事業、この事業とかぶるようになるんですけど、どちらが優先的な事業になるんですか。  市長の答弁からいくと、今後の方向性というものが少し不透明なところがあるんですよね。そういうところの部分はどのように考えとんですか。誰が答えても構わん。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  副市長 綾 章臣君。 ◯副市長(綾 章臣君) まず1点目、讃岐造船のドックにつきましては、これは先ほど市長も答弁されましたけれども、現実的ではないというふうなことで、その中で議員御指摘のようにグランドデザインというのは第2次総合計画のまちづくりマップとして表していくということですけれども、特に土地利用、施設利用、重点施策の拠点及び今後必要となる移動環境、モビリティーに焦点を当てた方針の書でありますので、このグランドデザインに示された考えを基にですけれども、より具体的な詫間庁舎周辺整備基本構想策定業務につなげてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) ドックを残すということは、この最初のグランドデザインとは異なった事業になるんですよ。そうなると、計画いうものそのものが変更してしもとることになりますからね。そうなってくると、あれほど船中八策と言われるほどの三豊市の運命をかけるというぐらいの大きな政策というような中で起きたものが、今回の周辺整備いう形の中で新たに事業に取り組んだということは、結論から言うたら、今回の事業は必要ないということになるんですよ。そういうことがこの事業で今年度、新年度の予算で組まれているのに、この事業は今進行しとるわけなんですよ。この必要性がどこにあるんかということを聞きたいのが、建設部長、答弁。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  本年度、事業を実施するに当たり、三豊市第2次総合計画に基づく詫間庁舎周辺整備に関する考え方を示しましたまちづくりマップ、いわゆるグランドデザインがあるわけでございますが、今回の詫間庁舎周辺整備基本構想では、既存のイメージに捉われることなく、ハード事業、ソフト事業と両面から事業を進めてまいりたいと考えております。  また、令和7年度の合併特例債期限を念頭に整備を進めていくため、着手から完了まで一貫性を持って事業を執行する必要があります。ハード整備につきましては、都市再生整備計画事業等の活用も想定しておりまして、基本構想の段階から建設部が主体となって進めてまいります。ただし、にぎわい創造や地域コミュニティー形成などのソフト面の施策、また施設の機能集約等につきましては全庁的に取り組むことが必要であると考えておりますので、御理解のほどお願いいたしたいと思います。  以上、横山議員の再質問の答弁といたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 前回は政策部で取り組んでいたお粗末と言えるような事業が、今回、前回と全く同じ事業で、なぜ都市整備課に移行したのかということが、政策部の失策を隠れみのとしたような取組なのか。ここのところが本当だったら、これはもともと建設課でするべきなんですよ。でも、政策部で一生懸命取り組んでやってきたものが、今度全く同じ事業をするということはいかがなものかと思うんです。どうしてこういうことになったんか。隠れみののようなことをしてやったのかということを、政策部長、答弁。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  本事業につきましては、合併特例債の発行期限でございます令和7年度を考えた場合、早急に事業実施を進めていく必要があります。そのためには、しっかりとした基本構想を策定する必要があり、それによりまして国土交通省の都市再生整備計画事業にのっとり社会資本整備総合交付金も受けられるということで、財政負担の軽減も図れることとなります。したがって、基本構想から施設整備まで一体的に建設部を中心に取り組んでいくことが、事業の完成度も高めることとなると考えるところでございます。以上のことから、今回の基本構想策定業務を建設部において実施することとしたところでございますので、御理解をお願いいたしたいと思います。  以上、横山議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 建設部長にお尋ねします。今回、都市整備課が新たに取り組む事業は、前回のグランドデザインと同じなのか、全く異なった事業なのか。再度確認したいと思いますが、答弁願えますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) それでは、横山議員の再質問にお答えいたします。  本年度は詫間庁舎周辺の再整備を進めるに当たり、公共サービスや会議室、集会施設等の機能集約等を検討いたしまして、令和4年度以降の事業化に向け、エリア全体の事業計画や配置計画を作成することを目的としております。  議員御指摘のグランドデザインと同じなのかの質問でございますが、一部先ほどの答弁と重複はいたしますが、配置計画等については既存のイメージに捉われることなく、新しい発想でこの地域のポテンシャルを生かすとともに、社会情勢の変化にも柔軟に対応できるよう、基本構想の検討をしていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上、横山議員の再質問の答弁といたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) もう一度、建設部長にお尋ねしますけど、これ都市整備課が今回事業に取り組みしていくと。本来は政策部が取り組むべきだったんだけど、本当はあんたとこの部署に戻ったのも、ありがた迷惑でなかったんですか。答弁できますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  様々な御意見あるかとは存じますが、建設部が事業を進めてまいりたいと考えておりますので、再度の御理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上、横山議員の再質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) これからの事業の取組に対して、これは市長の、特に私が申し上げたいのは、三豊市の市民の税金の無駄遣いという部分は先ほどの水族館とグランドデザインでよく認識されたと思う。その中で発案や実現に向けた政策は、三豊市は何でか知らんけど、一番というのを欲しがるところなんだけど、その代わり、それに対して成果はそれほど大した成果ではないと私は見とる。そういうことの中でもっと慎重な中で取組をしていただいて。  とにかく政策はコンサルや教授やといったノウハウとした小手先の政治はいいかげんで取組はやめて、行政と議会と汗を流して、一つの自分の市の在り方は、それに取り組むべきでないかと私は思うんですけど、市長はいかがですか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。 ◯市長(山下昭史君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  御指摘の部分は本当に議会と共に我々はいろいろと御相談しながら進めてまいりたいと思います。慎重にという部分は考慮、熟考した上でのことと理解させていただきますので、そこの部分は皆様と議論を重ねながら進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 今、市長もあのように答えていただいたので、今回は都市整備課が事業として行われる。今後の三豊市の庁舎周辺整備と詫間庁舎周辺の整備、これについて大変御苦労だけど、今度移管してしまったので、そこの課で、市民からこれはと言えるようなすばらしい企画の下で一つの事業を、三豊市民と我々行政、議会という3者の中でこれから立ち上げていただきたいと思うんですよ。それについて私は力いっぱい、またそういう方向性では応援させていただきます。しかし、無駄なお金の使い方をするときは、このように指摘はさせてもらいます。そういう方向性の中で頑張っていただきたいと思います。  市長、私もこういうような指摘事項ばかり言ったのではちょっといかんので、一言私が言わせていただけたら、確かに市長が今、車対策においてでも、そして鳥インフルエンザという事業においてでも、本当に積極的に取り組んでいただいた。こういうことについては私はすばらしいと思とる。しかし、残念なことに、発想力と解読力というところの部分になってきた部分が今のグランドデザインなんですよね。こういうところの部分がもう少しもっと慎重にやってもらいたいということが、これからの私の質問に対する答弁を建設部長と市長、両方お願いいたします。これでやめますから。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。 ◯市長(山下昭史君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  御指摘の部分を真摯に受け止めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(為広員史君) 建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  議員御指摘のとおり、執行部、議会、あと市民と一体となりまして事業を進めてまいりたいと思っておりますので、今度ともよろしくお願いいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。 ◯14番(横山 強君) 議長、次の質問に行きます。 ◯議長(為広員史君) 次に、2件目の質問に入ってください。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) それでは、次は永康病院の問題について質問させていただきます。  まず、今回の永康病院の建設工事について、地中障害物撤去工事による問題点と、また多岐にわたっての質問をさせていただきたいと思います。  それにおきまして、まず1点目、建設残土の計画、造成地への運搬、処分に関する報告は違法ではありませんでしたか。また、これに対しまして、我々の中間業者でコンサルタントに入っていただいているコンストラクション・マネジャーの三豊市に対する、三豊市側に立った役割を果たしていなかったのではないかと思うんですが、いかがですか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の御質問にお答えいたします。  残土処分の手続などに問題があったと認識しております。また、議員の御指摘の点を踏まえまして、三豊市に対するコンストラクション・マネジャーとしての役割を十分に果たしていただきますように、施工業者に対して指導・監督するようにしてまいりたいというふうに思います。  以上、横山議員の御質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 4月26日付の地中障害物撤去工事の見積りについてお尋ねしますが、この見積りが突然に昨年の12月にこの件が発覚したにも関わらず、見積りが26日に来ましたよね。これに対して見積りは精査していますか、執行部。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の御質問にお答え申し上げます。  見積書の精査をしているかということですけれども、積算内容につきまして、現在精査を行っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 3点目。確かにECI方式は、今まで過去の予算というものの中においては、絶対これは追加工事はないという事業になっているわけなんですね。しかし、今回、障害物と言えるのかどうかは別として、こういうような形の事業に対してはちょっと反しているんじゃないかというのが3点目の質問です。答えていただけますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  本工事の実施に当たりましては、公募型プロポーザルの際の条件としまして、総事業費は消費税別40億円としており、基本的にはこの工事費内で実施されるべきものであるというふうに考えます。ただ、プロポーザルの実施に当たり提示をしました工事区分においては、地中障害物、地中埋設物の撤去費は別途工事となっており、今回の地中障害物撤去工事を全て当初の40億に含めるということは、今後相手方と協議しまして、工事費の削減も含め交渉していきたいというふうに考えておるところでございます。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。
     14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 報告書では、令和2年12月に発覚、そして令和3年1月16日には大成建設より石本設計に対する見積書を提出しているのに、石本設計は4月26日まで三豊市に報告なしで突然追加見積りとした。このような経緯があるわけなんですね。これに対する理由は何でしょうか。遅れた理由ですね。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  見積書につきましては、私どものほうに4月当初に施工業者から総額を提示されたため、その積算根拠を求めました結果、見積書として提出されたものです。内容としましては根拠に乏しいものであったというふうな感じをしております。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 5点目に行きます。追加工事費として見積りによる地中障害物ですね。それに対しては普通は障害物が出たときには現況を現地で見ていただいて、もしくは現況の写真、取り除く前の写真、そういうものが執行部は現況写真を確認しての受理としておりますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  障害物の現況及び発見時の写真は私は見ておりません。施工業者に現況写真を求めましたが、ないという回答でした。  以上、横山議員の御質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 6点目に行きます。地中にある固形物が小石ばかり。小石というのは要するに平均で少なくても50センチからもう少し小さい石を小石というんですよ。大石というのは普通大体1メートルの大きさが大石というんですよ。なぜそれを私が言えるかといいますと、私も造園士の資格持っとるんですよ。だから、私は石を購入するときにはそういう形の中での我々は購入方法をするんですけどね。これ小石ばかりとなってくると、これが本当の障害物と。地下に埋まっているもんですから、地下といったって、これは海の中にあるもんですから、埋設物と違うんですから、海にあったものですから、そういうものが今言う障害物として取扱いをするのかということです。どうぞ、6点目です。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  小石ということでしたら、障害物というふうな判断はつきにくいというふうに思っております。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 7点目に行きます。地中障害物による追加見積りについて、市立病院建設調査特別委員会で各委員は追加見積りの問題点を精査いたしましたか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  当特別委員会の委員の方々には見積書を御提示いたしまして、見積額を報告しております。各委員から見積りの積算の内容についての精査はなかったというふうに思っております。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 8点目。SMW方式で障害物があったからと主張し、ロックカット方式に変更に対して、三豊市は追加工事費を認めるのか。矢板工事は施工工法、ロックカット方式であろうがSMW方式であろうが、これは工法の問題であるんですよ。その工法の問題を、施工工法が変わったからといって、今回の追加工事が来ていますよね。そういう工法を業務ではないのかとお尋ねしたい。どうぞ。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  工事の内容を十分確認する必要がありますが、仮に施工方法の変更ということだとすれば、議員御指摘のとおり追加工事は認められないというふうに思っております。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 9点目に行きます。矢板をSMW方式でというのは、工事中に障害物に当たり機械の一部が故障した原因を、相手から機械の修繕費などを主張した見積りを三豊市は受け入れますか。私もオペレーターの資格は持っています、このように。これは機械というものは何が大事かいうたら、自分のオペレーターとしての業務において機械の再点検もしくは作動された中で機械の異常音が発生したときには即座に停止、これは当たり前のことなんです。そういうことを含めた中で、もう一つ写真を見せていただいたら、ちょうど六角の主軸のところの留めている盤のところを見ていただいたら分かると思うんですが、半分腐食している部分が見えるんです。腐食と言うたほうがいいのか、さびて、どっちかというと半分だけが、今の折れたところの状況の中のように写真では見えるんですけど、そういうことを含めた中で、こういうことで受け入れるのかということをお尋ねします。9点目ですね。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  私も写真での確認ですけれども、写真の破損部分を確認しますと、機械の故障の原因が全て今回の工事によるものとは考えにくく、修理費を認めるべきではないのではないかというふうに考えているところでございます。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 10点目。SMW方式とロックカット方式による見積りは、よく精査していただいたら分かると思うんですけど、二重にかぶっているところの部分があろうかと思うんですよ。そういう請求の中を精査しておりますか。そして市立病院建設調査特別委員会の各委員はこの見積りを精査していますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  特別委員会においては、見積書の積算内容の精査はなかったというふうに記憶しております。その後、病院側のほうで積算内容を精査した結果、議員御指摘のように重複している部分も確認できたということで、該当部分については減額に向けまして協議をしたいというふうに考えております。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 11点目。この件は永康病院の今後もまた所管の委員会になろうかと思うんですね。永康病院だから教育民生か。そういう中での永康病院のあれになるか、それとも今の調査特別委員会になるのかもしれませんが、その中で補正予算としてまだこれは決定していないですから、決定していないものを委員会で上げるということもいかがなもんかと思うんですけども、こういうものについては今後どのように考えておられますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  現時点では、見積りの内容の精査が終わっておりませんので、補正予算案ということにつきましては未定という段階ということです。この件につきましては、議会で御協議を頂きたいというふうに考えておりますところでございます。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 今の答弁の中で再度確認だけしておきます。これは永康病院特別委員会とか委員会じゃなくて、議会に協議されるということで、議会いうのは全体ですから、全体の全協とかそういうところの部分で協議したいということの答弁でよろしいんでしょうか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  議会の協議の在り方につきましては、議長、委員長等に議会のほうにまた諮っていきながら、審議の在り方につきましては御協議をさせていただければというふうに思っております。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 議長と委員長というと、議長の判断によっては委員会になってしまうことがあるんです、事務長。そういう中において、全体会で諮っていただけませんかと私は質問しよんや。ということは全協ということになるんや。これは大きな事案ですから、そういう中でそうしていただけませんかという質問をしよんです。もう一度。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  審議の方法につきましては、繰り返しになりますが、私のほうでこの場で発言して決めるというものではないというふうに認識しておりますので、その辺りは今後の協議というふうにさせていただければというふうに思います。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 12点目に行きます。今回の地中障害の追加工事の請求に対して、三豊市は地中障害と判明できる証拠写真と、当時の取り除く前の現況の確認ができていないなら、相手の過失度の責任を含め、今後の交渉において全額という、この見積書が来とる、全額というものね。これ今までずっとお話ししてきておりますけど、これ再確認しようという意味なんですけど、そういう中で支払うべきではないと私は思います。その中におきまして、執行部も今までの答弁の中にずっと来ているんですけど、そういうことにおいて今後の精査とか物そのもののもろもろを含めた中で、事務長、どのように考えておられますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  今回の工事につきましては、現在出ております見積書等の内容を十分に精査してからでなければ、議員御指摘のように、支払いをすべきではないというふうに考えておるところでございます。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 13点目で、今回、業者からの障害物撤去などによる見積りと施工工事に対して、我々三豊市から求めるもの、異議を述べるものといえば、見積書の遅れなんですよ、まず1点は。その次は障害物の現況の不明確と現況写真がないことなんです。現況のものがないのに、何で見積りが出せるかいうことなんです。それがないこと。  次、現況による障害物撤去に当たり、三豊市の代表者、もちろん市長ですね、市長との協議ができていなかったでしょう。できとんだったら、これ市長に問わないかんことになるんですけど、できていなかったということで私は聞いとんですけど、それでよろしいですかね。そして、障害物取り除きに対する見積書を提出せずに工事が先行していたこと。本当は見積書を出して、相手が了承を得て、了承を得てから工事はかかるもの。それをせずに先に見積りを出してこずに、4月16日までには工事が出来上がっているということ。そして施工工事場所が当初見積りと今回のロックカット方式による見積りの精査ができていないこと。これがECI方式は、当初予算が執り行われているのがこの方式なので、業者からの障害物撤去及びロックカットによる施工に対して、業者はこの5項目の中において過失、要するに最初から見積りも持ってきていない、そして工事を先にしてしまっている、後から請求が来ているということの過失度の話をしているんですよ。それを考えると、三豊市としての支払い義務としてが、ここが大きなポイントになるので、こういうところをもっと議論した中で回答を求めるべきじゃないですか。そして見積りというものに対してどれだけ、先ほどからずっと事務長、減額ということをよく言っていただいておりますので、そういうことを含めた中で今後の在り方というものを答えていただけますか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  ただいま議員より御指摘いただきました5点ほど、何点か御指摘いただきました点を真摯に受け止めまして、さらに議員の御指摘の内容を十分踏まえまして、踏み込んだ精査を行った上で、今後対応させていただきたいというふうに思っておるところでございますので、どうぞ御理解を賜りますようお願い申し上げます。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 14点目。令和3年3月の一般質問で市長に私が建物保証の件で宿題を出していたんですが、その中で白川事務長、今で言うたら審議監ですかね、審議監に対して30年の保証は絶対に業者と確約してくださいということで、私は質問したら、了解という言葉が返ってきた経緯がここにあるんですが、首かしげなくても大丈夫ですよ、ここにちゃんとありますから。ですので、そういうことになっているんですが、それに対して、白川事務長が業者にそういう対応をしたことに対して、市長は了解しとるということは、市長はお聞きになっとると思とんで、私は今回この場でどういうふうにしたのか。まさか民法どおり10年やというようなことは通りはせんやろうとは思うけど、その中で市長のこれからの医療というものは市民の命を預かる医療ですから、あまり軽はずみな考え方の中で何でも民法で10年で定めたらええがというような物の捉え方をするのは私はいかがなものかと思う。それは市長が代表として相手方と交渉して、そういう建物として保証していただけるんですなと言えるような交渉をしてきているのかどうか。また、今後するのかどうか、それをお伺いしたいと思います。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。
     永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  30年保証の特約条項の件ですけれども、結果として30年特約条項を結んでおりません。この理由としましては、理由といいますか、その経緯としましては、業者と交渉を行いましたけれども、金銭的なことも含めまして総合的に判断した結果、現在の契約に至っているというふうに認識をしておるところでございます。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) 今、永康病院事務長があのように答えたんですけど、市長、市長からの答弁というものが、私が宿題であげた以上は市長が答えるべきじゃないんかな。ほな私こう言うたげます。答弁するのにちょっと困るやろうし。もししていないんだったら、今から市長が永康病院の事業に対して、今の大成建設さんですか、そしてゼネコンマネジャーですか、そしてもう一つは石本設計さんですか、3者に対して、この建物が30年は保証できますよねと言えるような確約を頂くことができますか。この質問やったら答えやすいでしょう。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。 ◯市長(山下昭史君) 横山議員の再質問にお答えいたします。  先ほど事務長がお答えしたとおりでございまして、特約につきましての交渉は行った結果、業者との交渉の結果、金銭的な金額的なことを理由に総合的に判断した結果、現在の契約に至っていると報告を受けております。  議員御指摘の今後の人の命を預かる病院のメンテナンス、そして管理の部分に関しましては当然やらなくてはいけないことですので、今後またいろいろな施策の中で考えてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) それは三豊市として、今後のメンテナンスの面とかそういうようなものを考えているのか。私はこれは業者に対して、今の事業においてそれだけの保証は対応できるんでしょうかということを尋ねているのであって。  もう一つ、そしたら30年だったら、もっと予算を増やしてもらわないかん。そのもっとというのは幾ら予算を増やしてくれということですか。そこの部分を市民に伝えとかなかったら、もっと増やしてくれとかいうような話になってくると、30年の保証の中でもっと増やしてくれんかったら30年の保証は特約条項を結べんやんか言われたら、ちょっとこれは我々も穏やかでないですよ。そういうところの部分でそれをきちっと。今回それが答えられなかったら、次回の一般質問までには、何十年までやったらうちは保証しますという回答を出せますか。どなたでも結構ですよ、答弁してください。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の再質問にお答え申し上げます。  30年保証で金額がどれぐらいかという御質問があったと思いますけれども、私が確認する限りでは、確定した金額の提示はなかったというふうに聞いております。相当額のものであるというふうなことで引継ぎは受けておるところでございます。  いずれにいたしましても、保証30年ということ、それから実際の契約は2年の基本的な保証、瑕疵があれば10年ということですけれども、その保証の期間に関わらず、償却期間は39年というそういう数字もありますけど、それは議員おっしゃるように別の話やということやと思いますけれども、いずれにいたしましても、当然10年や20年で壊れたり不具合が出るような建物ではあってはならないというふうに認識しておるところでございますので、その辺りはきちんと施工業者、コンストラクション・マネジャー、設計会社、その辺りと十分、建築を進める中で確認をしながら進めてまいりたいと思いますので、横山議員御指摘の点、十分留意させていただいて、今後の建築に取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上、横山議員の再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  14番 横山 強君。 ◯14番(横山 強君) この件について、本当にこれは誰も市民は建築工事に対して、新しい病院という事業において関心を持っています。そういうことで皆さん気をつけて対応してください。  以上です。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  永康病院事務長 米谷明洋君。 ◯永康病院事務長(米谷明洋君) 横山議員の本日の御指摘、十分踏まえまして、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。  以上、再質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 以上で、14番 横山 強君の質問は終わりました。  暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。               〔午前 11時25分 休憩〕             ────────────────               〔午後 1時00分 再開〕 ◯議長(為広員史君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  3番 湯口 新君。              〔3番(湯口 新君)登壇〕 ◯3番(湯口 新君) 3番、桜の木、湯口 新です。  先日、三豊市は教育長と副市長がかわるという大きな転換期を迎えました。新しい教育長と副市長がどのような方なのか気になっている市民も多いと思います。そこで今回は、新しく就任された綾副市長と長尾教育長、お二人にも御答弁いただけるような質問をさせていただこうと思っておりますが、副市長は先ほどの一般質問内でも結構答弁されておられました。ですが、先ほどの一般質問内では厳しい質問に暗い表情での答弁でありましたので、ぜひ今回は市長が選んだ新しい副市長になり、さらに明るい三豊市の未来が見えるような答弁をお願いしたいと思います。  教育長は初めての議会だと思いますが、私の質問時間には常に子育て世代の方々や若い世代の方々にも分かりやすい質問時間を目指しております。今回も答弁していただける皆様は極力、どの世代の方が聞いても分かりやすい言葉で説明していただけるようよろしくお願いいたします。  それでは、1問目、グランドデザインの進捗状況について質問をさせていただきます。綾副市長は政策部長時代に第2次総合計画とその将来構想図、具体的イメージ図であるグランドデザインの策定に深く関わり、また部長を退職後も審議監としてグランドデザインの実現に関わってこられました。そこで、まずは現在グランドデザインに描かれている計画の進捗状況と、今後どのように進めていくのか。また、昨日の一般質問でも回答がありましたが、いま一度グランドデザインを実現化していく上で重要であったと思われる審議監のポストはどうなるのかについてお伺いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。              〔市長(山下昭史君)登壇〕 ◯市長(山下昭史君) 湯口議員の御質問にお答えいたします。  答弁者が私でいいのか、いささか疑問でございますけれども。1点目のグランドデザインの進捗状況につきましては、御周知のとおり、グランドデザインは第2次総合計画に基づき、地域コミュニティー及び本庁舎、詫間庁舎周辺整備に関する考え方を示したまちづくりマップとなっております。グランドデザイン策定以降は、それぞれのエリアにとってどのような機能が必要なのか最適なのかという点に関して、三豊市総合政策アドバイザーの助言を頂きながら要件を整理し、協議を重ねてまいりました。  本庁舎周辺の整備につきましては、現在、健康福祉部において子育て支援施設の建設に向けた機能等の検討を行うこととなっており、併せてそのほかの必要な機能要件の整理を進めております。議会での御審議を頂きながら、本庁舎周辺エリアの基本構想の策定に取り組んでまいりたいと考えております。また、詫間エリアにつきましては、老朽化による詫間庁舎の閉鎖等による公共施設再配置や造船所跡地の土地利用など庁舎周辺エリア全体の早急な再整備が求められていることから、令和3年度中に事業費の検討、事業計画等を盛り込んだ基本構想を策定することとしております。  2点目のグランドデザインを実現化するに当たって、審議監のポストがどうなるかという点につきましては、現時点では審議監は空席となっておりますが、今後新たな特命事項が発生し、審議監が必要と判断した場合には人員配置も考慮してまいります。施策の具体化に向けては、関係部長への事務引継ぎを行っております。こうした関係部局の連携により事業の進捗が図れるものと考えております。  以上、湯口議員の御質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) それでは、早速ですが副市長にお尋ねいたします。  グランドデザインの実現における審議監の仕事をされてこられたと思いますけれども、その仕事というのはどういったものであったのか。また、グランドデザインの実現は新しい審議監、取りあえず今のところなしということですけれども、審議監なしに令和7年度までに可能であると考えるかどうか。あと、今回より答弁者の時間は計測されなくなりましたので、ゆっくりしゃべっていただいても結構ですし、長く話していただいても結構です。副市長になった今の立場からのグランドデザイン実現に向けた心意気も聞かせていただけたらと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  副市長 綾 章臣君。 ◯副市長(綾 章臣君) 湯口議員の再質問ですけれども、マスク越しなので表情は分からないかもわかりませんが、なるべく明るく答えたいと思いますけれども。  昨年、審議監としてこのグランドデザインを遂行するに当たりましては、先ほどの午前中の答弁でもありましたけれども、第2次総合計画のまちづくりマップということで、その遂行を進めてまいりました。これにつきましては、箱物行政からの脱却、また重い負荷を子供たち、将来に残さない、そういった観点からですけれども、土地利用、施設利用、また重点拠点の整理、さらにはそれに必要となるモビリティー、移動手段ですね、そういったものを重ね合わせながら総合的に各部局と連携しながら取り組んでまいりました。  その業務につきましては、湯口議員に御指摘は頂きましたが、業務というのは引き継いで、それぞれの各部長がやっていくものですから、私はあくまでも助言程度のことにはなりますけれども、一緒になって取り組んでまいりました。その中で、午前中でも答えさせていただきました今度の詫間庁舎周辺の基本構想にもつなげていくということで、第2次総合計画で示したまちづくりマップのグランドデザインというものの考え方を踏襲しながら、それぞれの計画を進めていくということで、私なりに各部長と連携しながら取り組んできたということでございます。  心意気ということですけれども、また新たなポジションになりましたので、ここはさらに各部局連携して、市民の皆様に喜ばれるような施策となるよう、また計画となるよう取り組んでまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと思います。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) ありがとうございました。グランドデザインが無駄だったと言われなくするためには、まずあの絵を見たときには市民の皆さんも結構心ときめいたと思いますし、いつこれができるんだと感じていると思います。  そこで、先ほどの一般質問内で建設部長が、今からは策定計画ですか、基本構想をつくっていくという発言の中でですけれども、今までのイメージに捉われずというような表現が何回か出てきたかに思いました。あの表現はちょっと聞いていて、グランドデザインというのはイメージ図ですので、ぜひ捉われながらも前に進めていっていただきたいと感じているんですけれども、その点についてもう一度、考えをお聞きしたいと思います。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) それでは、湯口議員の再質問にお答えいたします。  午前中の答弁の中で既存に捉われず新しい発想でという形で申し上げましたけども、その前段としては、今のグランドデザインということもイメージの中にはあるわけでございまして、それを必ずしも踏襲するわけではなく、当然のことながら皆さんの御意見をいろいろ取り入れながら新しい発想で地域のポテンシャルも生かしながら、詫間エリアの再配置ということで考えていきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上、湯口議員の再質問のお答えといたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) これも午前中の一般質問とかぶってしまう部分もあると思うんですけれども、先ほども申しましたとおり、私の質問時間は結構、子育て世代の方とか、そういった若い方も聞いてくださることがありますので、いま一度、第2次総合計画ができて、それをイメージ化するためにグランドデザインをつくって、今になって次は基本構想になりました、基本構想を策定いたしますということで、詳しく聞いていくと、それも必要なのかなと思うんですけれども、それだけで聞いてしまうと、机の前に座り計画を練るだけで、一歩も動かないでいるのではないかと感じる市民の方もいらっしゃると思います。  今回の基本構想というものがどういったもので、そこから令和7年度までの実現に向けてどのように動いていくのか、分かりやすい言葉で答えていただきたく思います。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) それでは、湯口議員の再質問にお答えいたします。  今回の詫間エリア基本構想でございますが、今年度基本構想を決定するに際しまして、各部局からの市民の意見を反映した聞き取り調査を実施いたしまして、それを受けて建設部のほうで規模とか施設数、立地条件等を十分検討いたしまして、基本構想を仕上げていくということになってございます。今後の計画ですけども、来年度、基本設計、あと令和5年、実施設計、それから令和6年、7年にかけて工事を実施いたしまして、令和8年度からの供用開始ということを目指して進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、湯口議員の再質問のお答えといたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) グランドデザインをつくったとき、そのときから多くの市民の意見であったり職員さんの意見であったり地域の方の意見であったりを取り入れた上であのグランドデザインが出来上がっていると思います。それを実現していく中で、もちろん変えなければならないところは変えていくのであろうと思いますが、基本的にはあのグランドデザインを皆さんに公開しておりますので、あれと全く違うものがどんどん出来上がっていくということでしたら、それこそあのグランドデザインは要らなかったんじゃないかというような意見が出てくることも想像に難くないと思います。ぜひあのグランドデザインを基にブラッシュアップしていくというか、よりよくしていくというような方向で意見を取り入れていっていただけたらと思います。  その中で、今、詫間の意見はよく、先ほどの一般質問でも出ておりました。気になるのはやはり私は高瀬駅の進捗状況ですね。今、高瀬駅の進捗状況はどのようになっているのかをいま一度お尋ねいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 湯口議員の再質問にお答えいたします。  現在、私ども政策部のほうとJR四国、自治体側との協議の窓口となっております部門で四国家連携部という組織がJR四国さんの中にございます、そこと協議を行っております。協議の内容につきましては、JRさんのほうの事業として行っております、まちの活性化に役立つ駅周辺プロジェクト、通称マチカツプロジェクトという事業がございますけれども、これに乗せていけば、JRさんも高瀬駅の改修等に関係して一定の費用負担はできるということは聞いております。  ただし、一定のということで、どこまでかという部分ではございますけれども、今私どもが思っておりますのは、まずは解体撤去についてはJRさんのほうでやっていただくというのは何としてもお願いしたい部分、これが第一の目標でございます。あとはどこまでJRさんが費用の負担を頂けるかということにかかっておりますので、まずは今申し上げた解体撤去の部分は何としてもJRさんでということを強くお願いしていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上、湯口議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) 具体的な説明ありがとうございました。非常に期待が持てる内容だったと思いますが、令和7年度までには間に合いそうですか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 湯口議員の再質問にお答えいたします。  逆算しましても非常に厳しいスケジュールということは十分承知はいたしておりますけども、答弁といたしましては、令和7年度を目標に精いっぱい頑張っていくということで答弁にかえさせていただきたいと思います。  以上、湯口議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) ぜひ目指していただきたいと思います。駐輪場もトイレも今のままではいけないと皆さんが思っていると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
     もう一点、子育て支援施設の建設に向けた機能等の検討を行っていくという答弁もありましたけれども、それはいつどのように進めていくのか。これも同じ質問になってしまいますけれども、令和7年度までにどのように進めていくのかを聞きたいと思います。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  健康福祉部長 藤田伸治君。 ◯健康福祉部長(藤田伸治君) それでは、湯口議員の再質問にお答え申し上げます。健康福祉部のほうから若干御答弁させていただけたらと思います。  これまでも市役所周辺に子育て支援施設をということで、今の現状の進捗ですが、今年度において施設構想の中心となります子育て支援であったり、子供たちの発達に対する支援であったり、保護者支援であったり、そのようなことをどういったものにしていくかということを、基本的な構想的なものを、専門家会議を設けて、その中で発達の支援であったり療育であったりという部分も含めて、どういった施設にすることが一番よいのかということを検討する会議を来月から始めていくということで、今は専門家の方々に要請をしておりまして、ほぼほぼ皆さん御内諾を頂いておりますので、これから全体的な構想に向けての意見集約をしていきたいというふうに考えています。  以上で再質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) 令和7年度までに間に合いそうかどうかもお願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  健康福祉部長 藤田伸治君。 ◯健康福祉部長(藤田伸治君) 申し訳ありません。そのスケジュール感、その中での今年1年ということで、7年度の完成に向けて必要なものを整えていくということから、全体構想の中にその中心部分である考え方を取り入れていくということで、それに間に合うように進めていくということで御理解いただければと思います。  以上でございます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。 ◯3番(湯口 新君) ありません。 ◯議長(為広員史君) 次に、2件目の質問に入ってください。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) グランドデザインは市民の皆様に令和7年度までにやると言っているというふうにお伝えしていますので、ぜひ皆さん進めていただきたいと思います。  それでは、2問目、新しい教育長の考えについて質問いたします。教育長は文字どおり三豊市の教育の長ですので、教育長がかわるということは、三豊市の教育がまた変わっていく可能性があるということだとも思います。変わっていくのであれば、ぜひよい方向に変わっていってもらいたいと思っております。AI社会の到来やコロナ禍もあり、日本の教育も今大きな転換期にあるのではないかと思います。その中で三豊市には三豊市の大切な教育があるのではないかと強く感じておりまして、前回の一般質問でも取り上げさせていただきました。一言に教育といっても、かなり範囲が広くなってしまいますので、自分が過去に質問させていただいたキーワードを幾つか提示して、新しい教育長の考えを聞かせていただきたいと思います。  現実に三豊市内にも存在するであろう子供の貧困問題、これから議論が活発化されるであろう北部給食センターの必要性や地産地消のさらなる推進などの給食に対する考え方、保護者にその必要性がまだ伝わっていないようにも感じるGIGAスクール構想、そして今の喫緊の課題であります学校や就学前施設でのマスクなどのコロナ対策を中心に、長尾新教育長はどのような考えをお持ちなのかお尋ねいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育長 長尾卓也君。 ◯教育長(長尾卓也君) 湯口議員の御質問にお答え申し上げます。  現在、子供を取り巻く社会や家庭などの環境は、Society5.0時代の到来、家庭環境の変化、新型コロナウイルス感染症の拡大などにより刻々と変化しております。この変化の中、学校教育には子供たちの社会を生き抜く力を育み、子供たちの未来への可能性を広げることが求められていると考えます。  令和3年度の教育委員会の理念は、「夢にチャレンジ、未来はここにある」です。これは次代を担う子供が自らの夢に向かって健やかに伸び、未来を切り開くことを願い、子供の可能性を引き出す場所としての学校や園、自立を助ける場所としての家庭、安心して過ごせる場所としての地域の三つがしっかりと連携し、子供たちの学びや育ちを支えていこうということです。  まず、議員御質問の子供の貧困については、昨年度、学校に対して、家庭における食事の摂取状況という観点から貧困の実情を調査いたしました。その結果、三豊市の全児童生徒のうちの約1.4%、67名が家庭の事情やネグレクト、育児放棄ですね、経済的理由により食事の課題を抱えていることが分かりました。そのような中、学校にできることは何か、学校にならできること、学校にしかできないこともあるのではないかという視点で、目の前の子供の現状から目をそらさず、寄り添うことからスタートしてもらいたいと、さきの校長会でもお願いしたところです。今後、子供の将来が生まれ育った環境に左右され、貧困が長期化、固定化され、歩んでいく道が狭まってしまわないよう、教育の支援を充実させることが喫緊の課題であると考えます。  就学の援助による経済的側面から、また学習保障の側面から、子供の生命の安全確保と安心して過ごせる居場所づくりに努めてまいります。  次に、学校給食は、児童及び生徒の心身の健全な発達、児童及び生徒の食生活に関する正しい理解と適切な判断能力を養う上で重要な役割を果たすことから、安全安心な給食を念頭に置いて、食育の充実、地産地消の推進など様々な観点から学校給食を実施しております。今後、三豊の幸の豊かさを大切にする安全安心な学校給食の実施、香川県産及び三豊市産の産物を積極的に食材に取り入れてまいります。そして、北部給食センターにつきましては、今後の児童生徒数の推移を想定し、学校再編等の動きと整合性を取りながら、将来にわたり過大な施設とならないよう慎重に検討を進めてまいります。  続いて、GIGAスクール構想については、来るべき新しい社会を生きる意欲や能力を供えた人材を育む教育の実現です。ICTを活用した授業づくりに当たっては、個別最適な学びと協働的な学びの要素を組み合わせることで高い教育効果が得られると考えられます。そこで、各学校においては教科の特質に応じ、児童生徒の実態を踏まえながら個別最適な学びの成果を協働的な学びに生かし、さらにその成果を個別最適な学びに還元するなど、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させ、主体的、対話できる深い学びの実現に向けた授業改善につなげていくことが必要です。学校ならではの児童生徒同士の学び合い、教え合いや多様な他者と協働して主体的に課題を解決しようとする探究的な学び、様々な体験活動、地域の資源を活用した教育活動などを通じ、身近な地域の魅力や課題などを知り、地域の構成員の一人としての意識を育んでまいります。今後、子供たちがICT活用能力を高めることで、持続可能な社会のつくり手として未来を切り開くことができるよう、ハード面、ソフト面、両面から支援を行ってまいりますとともに、保護者の皆様に御理解、御協力いただけるよう努めてまいりたいと存じます。  最後に、学校におけるコロナ感染症対策についてです。学校では昨年度から様々な制約がある中で、感染症予防対策を十分に行いながら学校教育を行っているところです。しかしながら、他県ではコロナ禍の体育授業で児童が亡くなる痛ましい事故が報道されました。児童の死亡とマスクとの因果関係はまだ不明ではありますが、これからの暑い季節、湿度、温度ともに急上昇し、熱中症発生のリスクが高まることもございますので、マスクの着用に関して保健指導してまいります。また、マスクの役割、体への影響などのリスクについて、現在当たり前とされている感染症対策につきましても、専門家の知見や他県の取組を参考にしながら考えていく必要があると捉えております。今後も国や県からの通知等を参考にしながら、より安心安全な学校生活を送ることができるように進めてまいります。  三豊市教育長に就任いたしまして、本市の教育の充実と発展のため、これまでの取組を継承するとともに、子供を取り巻く環境をこれまで以上に整えることを最重要課題として、子供たちが夢にチャレンジするための勇気と知恵を身につけることができるよう、誠心誠意取り組んでまいります。  以上、湯口議員の御質問の答弁といたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) 緊張感あふれるすばらしい答弁ありがとうございました。  三豊市の方針とともに、最後、教育長の考えも伝えていただきましたけれども、教育長に選ばれるということはすごいことだと思っています。やはり何かしらここを請われてなってくださいということで選ばれたと思いますけれども、教育長自身はなかなか自分の長所って言いにくいとは思いますけれども、御自身のどのような部分を評価されて選ばれたと思いますか。よろしくお願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育長 長尾卓也君。 ◯教育長(長尾卓也君) 予期しない再質問でしたので戸惑っておりますが、何をもって選ばれたか、それは選ぶほうに聞いていただかないかんとは思うんですけれども、私自身が考えるセールスポイントといいますと、学校経営の折にも、今もそうなんですけれども、何を大事にしていたかというと、例えば先生方も子供たちも必ずみんないいところを持っている、長所がある。これは長年の経験から間違いのない事実であります。校長なりトップに立つ者は、そのよいところをいかに見つけることができるか。そして、そのよいところを生かせるポジションに持っていくことができるか。さらにそこで活躍できるように支援できるか。そういうことに心を配って、過去、最後の10年間は三豊市で勤めてまいりました。その成果があったかどうかについては、私は子供たちにとってはあったと考えておりますし、先生方にとってもそのように考えています。これは自画自賛で大変心苦しいんですけれども、それぐらいのことは言わせていただかんかったら答弁にならないかと思って言わせていただきました。  以上で再質問に対する答弁を終わります。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) ありがとうございました。非常に期待が持てる答弁、ありがとうございます。これからも多くのことを議論していきたいと思っております。  さて、最初の答弁の中で非常に重要な数字が示されました。子供の貧困問題について、過去質問したときには、まだ現状を把握できていないという回答だったんですけれども、そこから調査していただいたようで、市内児童の全児童生徒のうち約1.4%、67名が食事の課題を抱えているということでした。これは非常に大きな数字だと感じております。この件について、早急な対応ができているのかどうか。また、今後そのような生徒が生まれてこないような対策、また、それでも生まれてきてしまった場合に、その対応策などを話し合えているかどうか、お尋ねいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育長 長尾卓也君。 ◯教育長(長尾卓也君) 1.4%という数字は大変重い数字だと捉えておりますし、日々、健康福祉部とか子育て支援課などとも連携いたしまして、食事の取れない子供たちに対するケアはどうあるべきかということは議論を進めております。  また、教育委員会としましても、何よりそのような立場にいる子供たちの状況を把握することが大切だと思います。なかなか子供たちは自分自身ではそれを言えません。ではどうやって把握するか。計算してみますと、恐らく子供たちは1日10時間以上になりますが学校で生活しています。中学生は部活動もありますので、1日の大半といいますか、起きている時間の大半を過ごす学校ですから、子供たちがちょっとした信号を送ってくる場合があります。それをキャッチしやすい立場にあるのが担任とか部活動の顧問とか、あるいは一番多いのが実は養護教諭でございます。保健室はとても大事であります。そのようなところから得た情報をいろいろな部局と共有もできることは共有しながら、そのような子供たちが追い詰められて、または命の危機にさらされないように、今後も喫緊の課題でございますので、検討を進めると同時に対策を練ってまいりたいと思います。  以上で再質問のお答えとさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) まずは早急な対応をお願いしたいのと、その後の対策、考えていっていただきたいと思います。  その中でやはり給食というものは、そういった問題に対しても対応できる非常に有効なツールと考えられております。給食に関しては今後も改善のために議論を重ねていきたいとは思っておりますけれども、先ほど答弁ありました地産地消の推進や、過去にも取り上げました無農薬や有機野菜などの食材の利用という面と、大型の給食センターというのは非常に相性が悪くなっております。どうしても大型給食センターになると、扱う食材の量も多くなるために、同一規格の食材調達が非常に難しくなるからということですね。その点についてはどのように考えておられるか。お願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) それでは、湯口議員の再質問にお答えいたします。  御質問の地産地消、食育の部分でございます。非常に大切な、子供たちにとっても、また郷土愛を育むという意味でも大切なものだというふうにとらまえております。  御質問の大型給食センターでは難しいのではないかという点につきましては、現在、南部では4,000食に近い給食を供給しております。その中におきましても、スタッフ一同、栄養教諭等、地産地消推進員等が連携する中で、その点についても重点を置いて、地域の産物、県内産物の振興奨励、子供たちのこの食物がどういう過程で取れて、どういう方たちのおかげでできたのかというところを知る勉強も、活発に農家の方たちと触れ合う中で食育を行うということはできているものと考えております。大型ということでの障害というか問題はないものと捉えております。  以上、お答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) ここでこれ以上この問題は議論してもしようがないんですけれども、実際に南部給食センターに有機野菜とか、そういったものをできるだけ今の現状と同じような値段で入れてもらおうという動きがありまして、いろいろ考えていただいて、農家側の方にもいろいろ相談させていただいたことがありますけれども、やはり安定的な供給量というのが難しいということで、なかなか実現しなかった過去があります。  あと、今治市などは有機食材をかなり多く使っているということで全国的に有名なんですけれども、それも可能となっているのは個別の学校での学校給食なんですね。大型の給食センターではなかなか実現しておりません。その辺も今後の課題として話し合っていきたいと思っておりますが、今回は給食はここまでにして、GIGAスクール構想、説明いただきましたけれども、個別最適な学びの成果を協働的な学びに生かし、さらにその成果を個別最適な学びに還元するというような説明がありました。  もちろん説明するとこのような表現になってしまうと思うんですけれども、こういう表現を聞いた保護者の方は、なるほど自分の子供のために必要なんやなと感じることは難しいと思っております。GIGAスクール構想の詳しい内容であったりとか改善点、よくしていく点に関しましては田中議員が今後やってくださると思いますので、ここでは子供たちにとって、どのような面でこれまでよりよくなるのか、保護者の皆様にもっと分かりやすい説明をお願いしたいと思います。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育長 長尾卓也君。 ◯教育長(長尾卓也君) 個別最適な学びと協働的な学びの一体化というのはどういうことかという湯口議員の再質問にお答え申し上げます。  分かりやすくするために具体的に、昨年いち早く授業にタブレット端末での学習活動を取り入れた中学校の授業の例を簡単に御紹介いたします。  まず、生徒がタブレット端末を活用して個々に必要なデータを求めて、それを表計算ソフトでグラフ化して、例えば男女あるいは年齢別の三豊市内の人口割合などのグラフになります。それを教師の指導によりグループや全体で共有し、そこから市の現状や未来像について意見交換できたということです。一見、社会科の授業のように思いますが、実は数学の資料活用の授業でございます。ここには生徒が主体的に自身の学びに必要なデータを探して、個別に学びを進めた上で、友人たちと協議し、課題を発見したり探求したりする協働的な学習が見られ、結果として、数学の授業ではございますが、身近な地域の魅力や課題などを知ろうとする地域の構成員の一人としての意識の醸成へもつながったのではないかと考えております。  また、学習展開のために教師が、今までですと最初のデータなどはそうなんですけれども、あらかじめ膨大な資料を準備するのではなく、生徒の主体的タブレット活用によって、教師の授業準備等に費やす時間的余裕、これを生徒との触れ合いや生徒個々の課題への対応に活用できると考えております。  GIGAスクールの推進によって、多様な課題に直面する子供たちを誰一人取り残さぬよう、これまで以上に前向きで個別最適な対応を図る、このように心がけてまいりたいと思っております。  以上、湯口議員の再質問の答弁といたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) 香川県ではゲーム依存条例であったりとか、学校でもノーメディアデーとか、そういった形でできるだけ引き離そうという動きがある中で、そういうタブレットを使った教育にしていくのかということで、保護者の中でも混乱されている方もいらっしゃると思います。ぜひ丁寧な説明をお願いしたいと思います。  あとコロナ対策。先日、6月11日、金曜日の毎日新聞、「揺れる学び場」ということで、「マスク着脱、誰が判断するのか」ということで、三豊市の例が載っておりました。少しだけ紹介しますと、「子供にマスクをつけさせないなら、全ての保護者に説明できますか。2021年2月、三豊市に住む30代の母親は、息子が通う幼稚園の複数の保護者から園に呼び出され、そう問い詰められた。園長や入学予定の小学校校長、市教委職員らも同席しており」ということで、文が続いております。さらに春に入学予定の市内の小学校からは教室ではマスクを原則着用するなどと記された書類に判を押して、入学前に提出するよう求められたということが記事になっておりました。  この記事を読んで、当事者である方であったり教育委員会の方であったりに一応話を聞きまして、何となく事情は把握はできたんですけれども、やはりちょっと行き過ぎた部分もあるのではないか。コロナを恐れるあまりに、子供たちにかなり負担を強いているのではないかという点も考えられました。教育長、この記事を読んだときに、このときはまだ教育長ではなかったと思うんですけれども、どのように感じたか質問いたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育長 長尾卓也君。 ◯教育長(長尾卓也君) 記事の見出しが、「マスク着脱、誰が判断」というものだったと心得ております。湯口議員の御質問にお答え申し上げます。  文科省のマニュアル「学校の新しい生活様式」には、身体的距離が十分取れないときは着用する、体育時は着用の必要はないとしています。児童生徒が自身の身体や環境の状態等によって適切に判断できるよう指導することを求めています。これは市内小中学校にも周知しているところであります。  しかし、マスク着用に対する様々な考え方がある中、心配な人は着けたままでもよい、距離を取って外してもよいという指導で、子供たちに判断を委ねるのは難しいし、かといって、教員側にも一歩踏み込んで、状況によって、着けなさい、外しなさいという指導がしにくい社会的雰囲気があることも否めません。したがって、教育委員会は、子供の身体的影響を第一に鑑み、体育授業や登下校時にはマスクを外すよう積極的に指導を行うよう各校に周知・指導しているところでございます。  この案件に限らず、学校は日頃から子供たちや保護者と信頼関係を築く努力を重ね、子供の指導に際して教員の判断を御理解、御支持いただける関係性を構築していくことが肝要です。報道の事案は、入学説明会に御出席いただけなかった当該保護者に、入学に際して様々な必要案件を御確認いただきたかったものだと認識はしておりますが、今後、学校には、入学前保護者といえども丁寧な意思疎通を図り、さらに慎重で的確な対応をするよう指導してまいります。  以上、湯口議員の再質問の答弁といたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) 私もこの問題を知って以降、いろいろ調べて、先ほど教育長もおっしゃった「学校の新しい生活様式」というのを読ませていただきました。これもどんどんどんどん内容が変わっていっておりますので、どの段階でこういう文章になっているのか分からないんですけれども、例えば第5章、幼稚園において特に留意すべき事項について。74ページなんですけれども、幼児については、マスク着用によって息苦しくないかどうかについて教職員及び保護者は十分に注意すること。なお、本人の調子が悪い場合や持続的なマスクの着用が難しい場合は無理して着用させる必要はないことということが明記されております。その段階でこういうことがあるということを、まず教育委員会側、学校側が保護者の皆さんにしっかりお伝えしておけば、先ほどのような事例にはならなかったのではないかと感じております。  なかなか難しい問題ではあると思っておりますし、どこが落ち度があったといって責めるつもりはないんですけれども、例えば富山の教育委員会、富山市立学校新型コロナウイルス感染症対策研究会議というのを富山でつくっておりまして、昨年の臨時休校の後、子供たちが安全に登校できるようにということで、医療専門職と教育の専門職が手を組んで医学的データに基づいて議論を進めた上で、今まで1年間ぐらいで10回ぐらい、保護者の疑問に答えるようなプリントを配布しております。その中で熱中症の危険性があるときにはマスクはさせないでくれというようなことまで書いておったり、入学式や卒業式のとき顔が見たい保護者もいるということで、声を出さない、飛沫が飛ばないときにはマスクは着用させませんと。もちろん声を出すときには着けてもらうけれどもということで、そのような入学式や卒業式を開催したということも知りました。  これで一番大切なことは、保護者にも寄り添い、もちろん子供たちにも寄り添い、お互いの理解を得られた上で行動していくようにする。非常にコロナは怖いものなので、それを怖がることは悪いことじゃないんですけれども、それが過剰になって子供たちに負担を与えないための対策というのは今後も必要だと思いますので、ぜひ今後もそういう対策を進めていただけたらと思います。  次の質問に移ります。 ◯議長(為広員史君) 次に、3件目の質問に入ってください。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) それでは、3問目、観光政策について質問いたします。  インスタグラム等による父母ヶ浜の爆発的な人気とニューヨーク・タイムズ掲載による紫雲出山の桜の人気という国内にとどまらない注目度を集めた三豊市の観光ですが、そのブームを一過性のものにしないために、事業者さんや観光交流局さんが頑張ってくれていた矢先に新型コロナ問題が起きてしまい、国外からの観光客の流入はストップしてしまいました。しかし、そのような中でも依然として父母ヶ浜の人気は高く、週末には多くの国内観光客が訪れるスポットとなっております。また、財田の道の駅も改修され、猪ノ鼻トンネルの開通とともにさらに多くの注目を集めているようです。三豊市の山側、海側、仁尾と財田に注目スポットができ、また、市内には続々とゲストハウスや民泊といった市民の力によって経営される宿泊施設も誕生してきております。  観光地としては未熟であった三豊市が、今このようなコロナ禍であっても観光地として急速に成長しているようにも感じますが、その反面、2020年3月に策定された5か年で計画されている第2次観光基本計画を見ても、三豊市が具体的にどのような観光都市を目指しているのかよく分からないという事業者の声を聞きます。また、この計画策定時にはコロナ問題は想定されていなかったために、今後この計画がどのように進められていくのかも説明が必要になってくるのではないかと思います。  また、地方観光の中で重要な役割を占める飲食業はコロナの影響をかなり受けておりますが、去年のような迅速な市のバックアップは見えてきておりません。飲食業界の苦境に伴い、市内酒屋さんなどの関連事業者さんや生産者の苦しい声も聞こえてきております。  そこで、まずは現在の三豊市の宿泊施設や観光サービスの現状と三豊市がこれから考える戦略、そして飲食店を含む観光事業者のコロナ禍における影響と、それに対する市のこれからの対応策をお尋ねいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 湯口議員の御質問にお答えいたします。
     市内の宿泊施設は60施設あり、そのうちの3分の2が平成28年度以降に開業した施設となっており、宿泊施設が集中する荘内半島エリアでは全ての施設を合わせて100人程度の収容が可能となっております。また、現在の三豊市の状況を見てみると、コロナ禍にありながらも新しく事業や店舗が生まれており、魅力的な観光地域づくりが進んでいます。  市が担うべき役割としては、事業者の活動をバックアップする国や県等からの有効な補助金情報を事業者に提供したり、観光交流局のホームページ等で宿泊施設や飲食施設の情報発信をすることにより市内の消費を促す取組を行っています。コロナ後の施策としては、全国的に知名度がある父母ヶ浜を中心とした市内に点在する観光資源をつなぎ合わせる横のつながりにより、三豊ならではの観光商品を地域から発信するとともに、市内での回遊性を高め、滞在時間を延伸する魅力あるツアー造成を後押しするよう、宿泊だけでなく、農業や漁業などの事業者が連携し、地域経済の活性化につながる観光施策に一層取り組むことといたします。  また、コロナ禍において、県の飲食店への営業時間短縮の要請につきましては、4月7日から始まり、第4次までの6月14日まで再延長等がありまして、飲食店の皆様は大変御苦労されていることだと思っております。県からは、第4次まで協力金をお支払いすることで申請が始まっております。飲食店関係事業者におきましては、時短協力金、県からの営業継続応援金や6月14日から始まりました、かがわ安心飲食店認証制度の取得補助金を御活用いただきますよう周知をしてまいります。  市からの上乗せや単独支援につきましては、現在のところ実施しておりませんが、市の支援策としましては、これからの売上げ回復につながるように地域内消費喚起を促すプレミアム付商品券やデジタル商品券などの施策を展開してまいります。  Go To イートにつきましては、感染予防対策に取り組みながら頑張っている飲食店を応援し、食材を供給する農林漁業者を応援している事業で、市内約90店舗で利用できます。6月30日までの有効期限でございましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、4月以降、一部の期間で利用自粛が呼びかけられたことによりまして、8月31日まで延長されまして、利用者の皆様の利用機会が得られるようになっております。  以上、湯口議員の御質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) 今回の議会から新しい制度になりまして、1時間を経過してもまだ時間が余っているという、新しいパターンになってしまったので、あまり長くなると、どういうことを言われるか分からないので、できるだけ1時間以内に収めるために、あと2問だけ再質問させていただきたいと思います。  市外から参入してくださっている事業者の方の意見を聞くと、最初にも言いましたけれども、三豊市の目指す観光のゴールが分かりにくい、どこを目指しているのか分かりにくいという言葉を聞きました。今回の観光基本計画を見ても、第2次総合計画の基本目標、にぎわいが地域を元気にするまちの実現に向けた具体的取組を取りまとめた行政指針となるものとありますが、読み進めていっても、それによってどのような地域がどのような観光地となることを目指しているのかといった具体的な目標が見えないために、参入してくださっている事業者個々がその地域の大きな未来予想図を持たないまま参入してきているようにも見えます。そのような目標の設定が必要なのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 三豊市の観光政策のゴールということでございますけれども、なかなか一言でお答えするのは難しい部分だと思いますけれども、多少私見が入ることをお許しいただきたいと思います。  私が考えますに、観光を中心といたしまして、その波及効果でその他の産業にまで恩恵が渡っていくというようなことで、ひいては三豊市内の地域経済の活性化が図られていく。観光を起点にして多くの方が喜びであるとか豊かさを共有できる、そんな姿が理想形かなというふうなことを思っておるところでございます。なかなか観光基本計画などで具体的な文言でゴールが見えないという部分は、おっしゃられることはよく分かる部分もございますので、今後は今申し上げたようなことを広く周知していけるように頑張ってまいりたいと思います。  以上、湯口議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  3番 湯口 新君。 ◯3番(湯口 新君) ぜひ事業者さんの声を聞いたり、三豊市の考えをしっかりお伝えするなどして、まずは各地域地域でこのような方向性を目指しているんだということがあれば、つくっていって伝えていただきたいと思いますし、それがおっしゃられるようにいろんな業種に波及していって、三豊市全体が元気になるように持っていっていただきたいと思います。  飲食業への時短要請、ようやく解除されました。三豊市において市役所は大企業と言ってもいいと思います。多くの職員さんがいらっしゃいまして、それでもコロナ禍においてはいつも飲食店を利用してくださっている職員さん方もほとんどの方々が自粛されており、それも地域の飲食店にとっては仕方がないとは思いながらも、つらいところであったと感じております。  今後は、例えば今回、かがわ安心飲食店認証制度というのが香川県のほうで始まりました。ただ、飲食店の感覚としては、今まで十分対策を取ってきたよと、今さらこんなんするのと言う方もいらっしゃると思います。こんなん今さら認証されても困るわと言う方もいらっしゃると思いますが、この地域はこういうのをしっかり取って、安心に使えますよということを広げていくためにも、かがわ安心飲食店認証制度を取得された場合には必ず、そのお店には市長が出向いてくださるとか、市長自ら職員の皆様に外食を推奨していく、もちろん安全安心なお店に行くように言っていただくなどの動きがあれば、認証制度を受けるお店も増えて、真面目に対策をやっているお店も報われると思います。最後に市長、考えをよろしくお願いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 湯口議員の再質問にお答えいたします。  私ごとですけども、私も非常に夜の飲食店のほうはコロナ以前は大好きでございまして、たくさん利用させていただいておりました。今、湯口議員言われましたように、コロナ禍の中ではあります、今ワクチン接種も進んでおりまして、今後沈静化が図られたら非常にいいなと思いますけども、一つは来客者に対しての安心安全を提供するものが、かがわ安心飲食店認証制度だということは思います。ということで、市のほうとしても県と協力して、こちらのほうのPRはしっかりやらせていただいて、また併せて事業者の方にも御理解を頂いて、共にこのコロナ禍を乗り切ってまいりたいというふうに考えております。市のほうとしては、事業者様への支援は一生懸命行ってまいりたいと考えております。  以上、湯口議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  以上で、3番 湯口 新君の質問は終わりました。  暫時休憩いたします。再開は午後2時10分といたします。               〔午後 2時01分 休憩〕             ────────────────               〔午後 2時10分 再開〕 ◯議長(為広員史君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  18番 西山彰人君。              〔18番(西山彰人君)登壇〕 ◯18番(西山彰人君) 立憲民主党の西山です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  常日頃のコロナ対応については御苦労さまです。ワクチン接種が行き渡り終息が見えるまで、お互いに頑張っていきたいと思います。ワクチンの開発が進んだ国では、ワクチン接種に際して起こる様々な問題に対して国が責任を負う。しかし、日本では開発した企業がその責任を負うこととなっている。負担があまりにも大きいので安全確認に時間をかけ、そのために開発が進まない。ある新聞に書かれていました。国は絶大な許認可権限を持っているにも関わらず、責任を取らない。だから、緊急事態に間に合わない、危機管理がなっていないと言っています。私も同様に思います。  三豊市では今度、高瀬町、三野町が都市計画区域になります。また、家を建てるときに、市を通じて県の権限になりますけれども、建築確認が必要となります。また、農地に家を建てるときに、農振除外や農地の宅地転用許可などが必要であります。また、税の課税や徴収など市の権限に属する様々なことがあります。その多くは私権の制限が付きまといます。農地に子供の家を建てるときに、農振除外や農地転用で制限があり、自分の土地に家を建てることができず諦めた市民が大勢います。  今度はその上に建築確認の制限がかかります。法律ですから仕方がないと思うんですが、市民のために本当にいいのかと考えてほしいと思います。人口減少が続く三豊市に家を建てて実家に帰ってこようとする人たちのために何かできるのではないでしょうか。市民のために必要なことを考え、時には法律を変えるために行動するのも大きな権限を持った者には必要と思いますが、いかがでしょうか。  権限に安住することなく、これはおかしいと思うことに意見を言い、修正することも市長の務めではないかと思いますが、いかがでしょうか。見解をお伺いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。              〔市長(山下昭史君)登壇〕 ◯市長(山下昭史君) 西山議員の御質問にお答え申し上げます。  国、県、市などの行政機関におきましては、許可、認可、承認、届出、証明など多数の規制権限を有しております。これらを総称して許認可行政と呼んでいますが、許認可行政は経済的活動の公正の確保や住民の権利の保護、生活上の安全の確保などの目的を持って展開されております。  議員が例として挙げられた建築確認申請につきましては、一般住宅であっても、都市計画区域内で建築を行うときは、県または指定確認検査機関において建築基準への適合性の審査を受けなければならないというものです。その際、敷地と接する道路要件を定める接道規制や敷地に対する建築物の大きさを制限する形態規制などの集団規定への適合性も確認することになっております。そのほか個人の土地利用に関するものとしては、農業振興地域からの除外や農地転用など、たとえ自己所有であっても、許可を受けなければ自由に土地利用目的の変更ができないという制限がかけられるものがあります。また、道路に給排水管等を埋設する場合や住宅等の建設工事に伴い、一時的に足場、仮囲いを設置する場合には道路占用許可を取らなければなりません。あるいは、出入口を確保するための歩道切下げなど、道路管理者以外が工事を行う場合は道路工事承認が必要になります。  このように、土地利用一つ取っても、様々な許認可の制限がかかってまいりますし、このほかにも様々な分野で許認可手続が必要な行政事務が存在しており、市民生活に与える影響も複雑多岐にわたっているものと認識しております。  いずれにいたしましても、許認可等の事務は、市民の生活や社会経済活動に密接に関わるものですので、権限を行使することによって健全な市民生活を阻害することのないように、国・県に対しましても、市民目線に立ちまして、事務の迅速化や簡素化、効率化を求めるとともに、透明性の向上や公平性の確保を図っていただくよう働きかけてまいりたいと思います。  以上、西山議員の御質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  18番 西山彰人君。 ◯18番(西山彰人君) 詫間町は昔から建築確認が必要でありまして、ある団地の宅地造成をして、建築確認を取って家を建てるわけですけれども、そこに通っている道路が市道になっていません。市道の要件を一部満たしていないところがあるから市道認定ができなかった事例があります。しかし、そこに生活している住民の皆さんはもう30年以上前の話なんですから、当然、建築確認を取った家でありますから、まさかその道が市道認定ができないとは思っていません。出来上がった当時は、そこを開発した開発業者の土地だったというふうなことから、旧は町道ですけど、市道になりませんでしたけれども、そこで住む市民の皆さんの声を聞いても、まさか、建築確認を取っているにも関わらず、その道が市道にならないとは思わなかったというふうなことがありました。  それともう一点は農振除外の話なんですけども、農振地域の中に、都会にいる子供が三豊市に帰ってくる。そのために家を建てたいというふうなことがあったわけですけれども、結局最終的にそこに農振除外をすることができなかった。土地を買うんだったら、三豊よりも丸亀とかに行ってしまうというふうな事例があって、結局そこが建てなかったがために三豊市に帰ってこれないというふうな事例がございます。  市長も御存じのとおり、今、三豊市は6万3,500プラスアルファということで、人口を維持しようというふうな計画になっています。実はこの計画にもいろいろ問題があるというふうに私は思っているんですけども、今回は聞きませんけれども、全て市の行政というのはこの6万3,500人目がけていくということがあっていいというふうに思うんです。農振除外も確かに最終的には県の許可が必要になるんですけれども、その中でどれだけ三豊市が抵抗するかで相当に情勢は変わってきます。  今日聞きたいのは、その内容ではなしに、そういうことが市長の耳に届いているのかどうかだけお聞かせいただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。 ◯市長(山下昭史君) 西山議員の再質問にお答えします。  農振除外の部分とか、基本的に届いているか届いていないかという御質問に対しましては、多数お伺いしております。そういった中で農地法の問題とか平成23年度でしたっけ、農地法改正による第1種農地の農転変更不可の部分の問題というのは非常に私も法的に問題があるのではないかなとは思っております。そういった意味で、今後のそういった働きかけというのは地方から声を上げていくべきであろうなとは感じております。  以上です。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  18番 西山彰人君。 ◯18番(西山彰人君) 実は農振除外についても、もともとは県とは協議だったんですね。ですから、もともとと言うても権限移譲されてからですから20年近くなるんでしょうか。その当時は県に対して、たかが協議やのに何を言いよんやという文句が言える。私は詫間の職員の時代に盛んにそんな文句を言いました。詫間町も御多分に漏れず人口減少が続いていましたから、家を建てるというんやったら何としても建てさすぞというふうな思いでずっとやってきたということがあります。  市長の耳にもちゃんと届いているというふうなことでありますから、ぜひどうやったら市民が家を三豊に建てようというときに建てられるかということを工夫していただくことをお願いして、2問目に入らせていただきたいと思います。 ◯議長(為広員史君) 次に、2件目の質問に入ってください。  18番 西山彰人君。 ◯18番(西山彰人君) 次に、職員の職務についてお伺いいたします。  今回は職員の職務の引継ぎと管理職を中心にお伺いいたします。令和元年の12月議会でもお伺いしたことがあるんですけれども、過去の高瀬町の原下団地で起こった不祥事の処分と人事委員会の裁定について、その反省と原因を調査し、引き継がれているのかというふうなことをお伺いしました。それはちゃんと引き継がれているというふうな答えを頂いたんですけれども、いま一度そのことを教訓に、なるほど引継書があるのかな、総括をして反省点とプラスといいますか、そういうことが引き継がれているのかというのを改めてお伺いしながらいろんなことを聞きたいと思います。  今の質問は過去の問題を掘り起こすということではなしに、今から行政をしていくのにちゃんと引継ぎができて、それは誰が見ても分かるような引継ぎになっているのかなと。私の目から見ると、どうも引継ぎが不十分ではないかなというふうなことが多々あったということから、こんな質問になりました。  これを具体的に答えてもらう必要はないんですけれども、コロナ禍の中で担当職員以外が今回も鳥インフルエンザの経験を生かしたんだろうと思うんですけど、応援に行くということがスムーズにできたようです。これも鳥インフルエンザがついこの間のことだからできたのかなと。これが例えば10年後に起きたときにできたのかな、できるような引継ぎになっているのかな、ちゃんと総括ができているのかなということが一番聞きたいことであります。  あと、具体的な問題なんです。これもこれを答えてもらう必要ないんですけれども、国民健康保険の人間ドックの申込みがありました。たまたま私はその日は暇やったということもあるんですけれども、コロナ禍の中ですから混雑を避けるためだったんだろうとは思うんですけれども、過去の受付状況が十分に把握できてあったらこんなことは起きなかったのではないかなということが起きていますので、あえてここでお聞かせいただきたい。コールセンターで対応したわけですけれども、実際はコールセンターが準備した10倍以上の電話機がなかったら受付ができなかったんだろうなというのは、過去のことをある程度理解をしている職員だったら、みんな気がついたと思うんですね。その当日はどこの支所でも大行列ができた。それをあの程度のコールセンターだったら大混乱するだろうなというのは、後から聞くと、大体の方がそう思ったというふうに後で話をします。私は暇だったので、朝8時半から電話をかけ始めまして、ずっとかけよったわけではないんですけど、携帯でかけますからリダイヤルですから簡単にできるということがあったんです。どれぐらいいけるもんかなと徹底的にやりました。80回を超えて12時少し前にできました。ただ、80回を超えたというのは、履歴が残っていますから、後から整理しようと思ったら前のが全部消えて、よう分からなんだ。80回を超えとんは間違いないんですけれども、4回か5回かに分けて、かけてかけてかけまくりました。初めは混み合っているから後ほどおかけくださいと言いよったんですが、いいかげん、かけた後は黙って切られるんです、ぷちゅっと。それをやられると相当に頭にきて、行政に対する不信感に絶対につながったと思います。最前言った話なんですけれども、毎年行列ができるのに、それはこうなるわなという話だったんですね。ですから、これは安かろう悪かろうの典型的な例だろうというふうに思うんです。  このことのコメントではなしに、それはどうも最近の仕事ぶり、私しょっちゅう言うんですけれども、職場の中で管理職を中心に過去の事例についての議論ができていないんでないんかな。議論さえできとったら、このことには絶対に誰かが気がつくと。気がつかないというのは、ちゃんと引継ぎができていない、議論ができていないということだろうと思うんです。例えばコールセンターに切り替えるときに、今までどうやったんかなと調べたら、いきなり行列ができて、何人何人何人何人、一遍に出るわけですから、それが多分当初一、二時間で集中してくるわけですから、とてもでないけれども、こんな数では無理だというのが分かる。そのことが全然できない。それほど優秀でない職員はいないと思うんです、三豊市は。ちゃんと話さえできたら、絶対に誰か気がついた。その話ができていないというふうに思うんです。  そういう意味から、もう少し真剣に引継ぎということに注意をしてもらいたいなというふうに思います。こういうことができたら、私はうまくいくのになというふうに信じていますので、その辺のところをお聞かせいただきたい。  次に、職員の管理、いわゆる管理職についてお伺いしたいんですけれども、管理職の管理・監督不足というのは、今言った人間ドックの受付でも思うんですけれども、管理職のところへ来て、こういうふうなことをやりますよと言ったときに、管理職が想定できる問題は何かなと聞くだけで違ったはずだけれども、それができているとは思えないし、前はこれぐらいの感じで住民が来て待っていましたよという資料を出すだけで違った。それができていないからこういうことが起きたのではないかというふうに思いますので、その点のことについてぜひお願いしたいと思います。  もう一つ非常に気になるのは、管理職の中に直接職務を担当している職員がいる。話を聞くと、人が少なくて忙し過ぎるというのもあるんでしょうけれども、そういうふうなことで仕事を持ってしまう。私は前から言いよんですが、管理職が物すごく安過ぎるもんやから、管理職の意識があまり高くなっていないと。だから、職員を管理するより、一つ職務を持って担当に成り下がるという言い方は悪いんですけど、成り下がるほうが非常に楽やという思いがあると思うんです。管理職というのはそんなもんじゃない。本来むちゃくちゃ厳しいもんですから、それに見合う手当を私はもっともっと出したほうがいいのではないかというふうに思いますので、その辺のところをぜひお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  総務部長 福岡正記君。 ◯総務部長(福岡正記君) 西山議員の御質問にお答えいたします。  まず、議員御指摘の国民健康保険に係る人間ドック申込みにつきまして、市民の皆様に御迷惑をおかけいたしましたことにつきましては、私のほうからおわび申し上げます。  それでは、職務の引継ぎと管理についての御質問でございますが、本市では事務の引継事項につきましては、三豊市職員事務引継規程におきまして、懸案事項も含め、多年にわたって留意すべき事項についても後任等に引き継ぐよう定めているところでございます。しかしながら、これは人事異動に伴う事務引継ぎに係る規程となることから、今回御指摘のありました業務の問題点等に係る改善及び情報共有を行うためには、議員御指摘のとおり管理職のマネジメント能力の向上を図る必要があると考えられます。  本市では三豊市職務権限規程において、課長の職能について、所管業務の実施計画に対する実施状況を常に把握し、目標と実績とを対比し、必要な調整を行うこと。また、所管業務について絶えず研究し、効率化を図ることなどと定めており、本市における課長職、すなわち管理職は日々の業務において問題点等が確認できた場合、その改善策を検討し、実行していく責務がございます。そのような意味から、従来から課内ミーティングを毎日実施することと管理職に対し周知しているところでありますが、改めて課内ミーティングの徹底と職務権限規程に定められた事項を理解し、実行することを周知し、実施業務に問題点があれば改善策を検討するなど、常に疑問を持って業務に当たることに努めてまいります。  なお、管理職の中に担当を持っている職員はいるのかといった点でございますが、本市では先ほど申し上げました職務権限規程に基づき、管理職は課内の業務を総合的にマネジメントしていく職能となることから、担当業務を所管しているといったことはございません。  また、管理職の業務に見合った手当を支給できているかという点につきましては、本市では本市財政状況や他市における管理職手当の額等を参考に三豊市職員の給与に関する条例、規則等により、その額を定めているところであります。そういった意味では、本市で設定する管理職の職能に応じた支給額となっているものと判断しているところでありますが、今後も本市財政状況や近隣自治体の額と照らし合わせ、本市における管理職手当支給額の適正について検証を続けてまいります。  以上、西山議員の御質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  18番 西山彰人君。 ◯18番(西山彰人君) 言いたいことがようけあり過ぎて、長うになりよんですが、実は私はもともと市の職員というか町の職員だったんですけれども、税務課のときに税金、課税の勉強会があるわけですね。市と町とが寄って議論をする。そこには当然、高松市なんか来るんですけれども、詫間でも古くなった、三豊郡内で経験が長くなったら代表で行くというのが、私が行ったことがあるんですけれども、介在宅地農地、農地転用の許可を受けた農地の課税をどうするんだという話がありました。その当時、三豊市は宅地並み課税をしよったんですから、宅地並み課税をしよった町が三豊市は少なかったということがあって、そのことをその勉強会で発言したら、高松は、本来、土地の値段は宅地であれ農地であれ同じですよと。しかし、農地は家を建てるために農地法上の制限があって転用が要る。農地を守らなければならないというふうなことから農地の税金を安く抑えられているんですよと。それが転用の許可を受けた農地ですから、農地から宅地と同じ、許可が要らなくなるということ、守るべき農地でなくなりますから。そういった観点から宅地並み課税を高松ではしていますという話がありました。それは高松は議論をして、そういう結論になりましたという報告だったんですけれども、その報告をした職員が議論をしたんではなしに、そのことは高松はずっと昔から宅地並み課税をしていたようですから、そういうことがちゃんと引継ぎができると。新たに来た職員がそういう議論を見て、なるほどなと思うということがあるということが分かりまして、これは高松には勝てんなというふうに記憶したことがあります。偉そげに言いますけど、じゃ、私がそれをちゃんと引継ぎができたかというと、なかなかそれはできていないんですけれども、それが高松のすごさといいますか、法律的な解釈も含めてきちっと。ぜひ三豊市でもそういうことをしてほしいなという思いが強烈にありますので、こんな発言をするわけです。  特に引継ぎに関して、いろんな話をするときに、それ聞いてないなとかいうふうなことは恥ずかしいという思いが、みんな職員は持ってほしいというふうに私は思っています。この新型コロナ、鳥インフルエンザが非常に大変だと、本当に大変やと思います。終わったら必ず総括をしてもらって、10年後、15年後に同じような事態になったときに、その前の経過がここにあるよとすぐに出してきて、問題点あるいはいいことというのを整理ができて、それを見た新たな職員がすぐに対応できるようにぜひしてほしいというふうに思います。  そういった意味で、管理職というのはそういうことをちゃんと意識するかどうか、非常に大切です。入って1年目や2年目の職員に意識せいというのはなかなか難しいですから、ぜひ管理職の皆さんにはお願いしたいと思います。  もう一点、三豊市のハラスメントの防止に関する指針というのができたようですけれども、これもいじめとはどういうものか、ハラスメントとはどういうものかということは、本来、管理職が職員と議論をして、管理職が一番理解をせなんだらできないことというふうに思っています。このことについては、今すぐ答弁を求めません。そのことを意識して、またコロナが収まったらゆっくりお聞きしながら、市長と議論をしたいと思いますので、よろしくお願いをして、次の質問に移らせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 次に、3件目の質問に入ってください。  18番 西山彰人君。 ◯18番(西山彰人君) 次に、コロナの対応についてお伺いいたします。コロナウイルスの感染症の対応、本当に御苦労さまです。まだまだ大変とは思いますけれども、今は予防接種に全力投球していただきたいと思います。どうしようかなと思ったんですが、2点だけ気がついたことがあるので、お伺いします。  ある人から聞かれたんですが、濃厚接触者になりました。1回目は陰性でした。陰性やけれども、家族に、うちはあなたが隔離できる部屋はないので出ていってくれと言われて、ホテル住まいをしたと。1回は陰性、2回目陽性というのがありますから、なかなか1回では家へ入れてくれなかったということがありました。2回目で陰性で家へ帰ったんですけれども、それがどういうシステムになっとるかよく分からないんですけれども、そういう人がいるんです。特にアパートなんかだったら無理です。それを香川県で救えないんだったら、三豊市で救えるようにしてもらえんかなというのが私の質問でありますので、よろしくお願いします。  そのときにも市役所へ電話さえすれば、県の説明をしてくれて、電話したらええでというふうに言うてくれるとありがたいなというふうに思います。最初に言いましたけれども、今は予防接種に全力なので、それはそれで結構やと思いますので、ぜひ考えてください。  もう一点は、今ほとんどの遊び場といいますか、デパートにしろスーパーにしろ、サーモグラフィーカメラ、非接触式AI顔認証体温計というんやそうです。私はこれを置いたほうがええなと。何でこう思うかというと、そこへ行くと、三豊市は結構意識しとるなというふうに思ってくれるんですね。店に行っても、デパートへ行ったらでっかいカメラで何人も一遍に出るということをすると、なかなか知識があってちゃんとしよんやなというふうに思いますので、そこら辺の答弁も聞きたいと思います。ただ、何度も言いますが、今はワクチン接種に全力を挙げていただいて結構ですので、よろしくお願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  健康福祉部長 藤田伸治君。 ◯健康福祉部長(藤田伸治君) それでは、西山議員の質問にお答え申し上げます。  まず、せっかくの機会でございますので、現在の香川県及び三豊市の状況から説明させていただければと思います。県のほうでは6月1日から20日までの間を県独自の対処方針から2番目の感染拡大防止集中対策期として、また医療逼迫警戒警報を現在発令しております。感染が拡大した緊急事態対策期からの状況は脱しつつありますが、医療の逼迫具合を示す確保病床の使用率は17.9%と、国のステージ3の目安20%に近い水準にあり、厳しい状況が続いていると言わざるを得ません。三豊市におきましては、5月に18名の感染者が確認されております。5月29日を最後に今のところ現在まで感染者は確認されていないという状況でございます。  御質問の1点目、濃厚接触者など自宅待機をしなければならない市民への対応につきまして、新型コロナウイルス感染者が確認された場合、保健所が感染症法に基づきまして積極的疫学調査を実施の上、濃厚接触者を判定し、新型コロナウイルス感染症患者と最後に接触があった日の翌日から14日間は健康観察、外出自粛の要請を保健所より行うこととなります。また、PCR検査については保健所から連絡を行い、行政検査として実施され、検査結果が陰性であった場合でも健康観察、外出自粛の期間は14日間となっております。濃厚接触者については、保健所の指導により対応しているところで、当然、濃厚接触者情報も個人情報であり、市が把握しているものではございませんで、独自に施設を準備し、対応を行うということは非常に難しく、保健所から直接、自宅待機等のお願いをしているところでございます。この自宅待機の期間につきましては、保健所から健康観察や体調不良の有無等連絡体制を整え、対応していると伺っております。
     新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口は市役所健康課、香川県新型コロナウイルス健康相談コールセンターのほうで受付をしておりますので、どうぞお問い合わせいただくよう御案内いただければと思います。  次に、2点目の市役所入り口にサーモグラフィー型体温計を設置できないかという御質問でございますが、議員御案内のサーモカメラとは、赤外線を使って温度を測るタイプの機器であり、非接触で検温できるため、感染リスクを低減でき、人的コストがかからず認証スピードが速いなどの特徴があります。コロナ禍にあって、様々な施設の出入口などで使用されているところでございます。  本市教育委員会においても、昨年度、国の新型コロナウイルス感染症対応地域創生臨時交付金を活用しまして、市内小中学校25校にサーモグラフィー装置を導入いたしているところでございます。現在、導入から半年が経過し、学校現場や保護者、児童生徒などにもおおむね好評であると聞いております。このサーモグラフィー装置の市役所等の入り口への設置につきまして、市民の皆様の安全安心のための必要性、また検温の重要性の啓発等の意義を考慮すれば、議員御提案のとおりであると認識もしておりますので、今後設置等について検討してまいりたいと思っております。  以上、西山議員の質問にお答え申し上げます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  18番 西山彰人君。 ◯18番(西山彰人君) 再質問ですけど、これも答弁要りませんので。  まず、1点目。コロナ対策で予防注射をするときに、責任者出てこいと言ったらしいですね。出てくるのは当然医療職が出てくる。管理職ではない医療職が出てくるんです。管理職とは何ぞやというところが、私と考え方が極端に違うんで、それはぜひ考えてください。いつかの機会にまた議論させてもらいます。  もう一つは、市民はやっぱり市で解決してもらいたいとみんな思いよんですね。今言った濃厚接触者の問題も、聞くと、頼るとすれば市に頼るというのがありますので、それは市民感情を理解して、保健所ではなしに、保健所でこうしよるよと含めて市が対応できるようにしてほしいということです。  最後に、先ほども言いましたけれども、終わった後は必ず総括をして、10年後にもきちっとそれを見れば対応ができる、問題点を把握するというふうなことをお願いして、私の一般質問を終わります。もう一遍言いますが、責任者出てこいは管理職でないといかんですよ、市長。ぜひよろしくお願いします。  以上、終わります。 ◯議長(為広員史君) 以上で、18番 西山彰人君の質問は終わりました。  暫時休憩いたします。再開は14時55分といたします。               〔午後 2時44分 休憩〕             ────────────────               〔午後 2時55分 再開〕 ◯議長(為広員史君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  4番 田中達也君。              〔4番(田中達也君)登壇〕 ◯4番(田中達也君) 4番、桜の木、田中達也です。私も全ての世代に分かりやすい質問を心がけてはいるんですが、質問の性質上、どうしてもなじみのない横文字が並びがちになってしまいますので、適時、用語の解説などをしながら進めていきたいと思います。  さて、コロナ禍により顕在化した日本おける官民のデジタル化の後れは、デジタル庁設置のきっかけとなりました。今後急速に行政のデジタル化が進んでいくこととなります。そこで心配されるのは、その変化に市民が対応できるのかということです。行政がルールや手続を大きく変えるに当たっては激変緩和措置が取られますが、ウィズコロナの状況下でじっくりやれるのかという疑問も湧いてまいります。例えば、ネット申込みを採用した高齢者向けのコロナワクチン接種の申込みは多くの市民にとって激変であったのかもしれません。多くの批判があったようですが、それでもポストコロナを見据え、歩みを止めることなく進んでいかなければなりません。このような状況で市政に何が求められるのか。これを切り口に前半2問を組み立てました。  では、1問目、デジタルファーストの推進について質問をいたします。デジタルファーストの推進における令和3年度の取組について、5月17日に開催された総務常任委員会の中で報告がありました。市民サービスのデジタルファーストというカテゴリーの中では、産業施策として商品券をデジタル化することによるキャッシュレスの推進、交通施策としてバスロケーションシステムを導入することによる運行状況の見える化、教育施策としてAIドリルによるアダプティブ・ラーニングの推進。窓口の業務改革としてタブレット端末等を活用した各種行政手続のデジタル化が報告されました。各部局でこのような取組が進められていることについては評価したいと考えますが、これらの効果を最大限に発揮するためには、市民のデジタルディバイド、いわゆる情報格差を解消し、デジタル参加の入り口となるスマートフォンに最適化された情報を届ける手段を確立しておく必要があるのではないでしょうか。  現在行われているコロナワクチン接種申込みでは、第1次受付時に成立した予約分の88%がネット申込みであり、ネット対応が難しい方々から多くのクレームが寄せられたと聞いております。その反省から、第2次受付ではネットと電話を約4,500人ずつに分けて受付を行ったところ、ネット分は1時間余りで終了し、その後はネット予約が可能な人までもが何度も電話をかけなければならない状況に陥り、つながらないという御意見を多く耳にしました。このことだけを見ても、本人あるいは家族、つまり世帯全体としてのデジタル活用力が高いことによりストレスなく予約が完了して、無駄な時間を使うことがなく、豊かな生活を送ることができたということが分かります。  コールセンターによる電話受付がつながりにくいのは、第2次受付だけを見ても、仮予約を含めて7,000人弱の電話予約を25回線程度で受け付けているんですから、これは当たり前です。それを回避するために、多くの申込みを同時に処理できるネット方式を採用しているわけですが、ここにはできない人を取り残してもいけないし、できる人に電話をかけ続けるという無駄な時間を使わせてしまうことも問題だという矛盾が存在します。この問題を解決したいと考えれば、市民のデジタルディバイドを解消するしかないんじゃないでしょうか。これまでに市民向け情報のセグメント型プッシュ配信を導入するよう何度もお願いしておりますが、デジタルディバイド解消の第一歩は、市民がデジタル端末、これは主にスマートフォンになると思うんですが、それで情報を受け取ることから始まるのではないでしょうか。  改めて用語の解説をさせていただきますが、マーケティングで言うところのセグメンテーション、これは市場を細分化する。例えば年齢、性別、職業、趣味趣向などで市場を切り分けていくということです。ターゲティング、細分化した市場の中でどのターゲットを狙っていくのかということを決めるということですが、行政の施策ほどセグメントとターゲットがはっきりしているものはないと私は思っています。しかし、それほどはっきりしているターゲットに対して狙い撃ちで情報を伝える手段を、今、行政は、三豊市は持っていないというふうに私は見ています。  教育の分野ではアダプティブ・ラーニング、個別最適化された学びの提供を打ち出していますが、この個別最適化、パーソナライゼーションというんですけども、これはセグメンテーションよりも進んだ考え方と言えます。これが教育にとって必要だということが分かるのであれば、情報発信にもせめてセグメンテーションが必要だということは分かっていただけるはずです。市民全体に伝える目的の媒体を今一生懸命用意していただいていると思うんですが、それをもって知らなかったと言われたら、申し訳ございませんと謝る、こういうスタイルはもうやめるべきです。これからは行政が最適化された情報を発信し、市民は積極的にその情報を受け取ろうとするスタイルにしていかなければなりません。  これらの内容を受けて、市民向け情報配信とデジタルディバイド解消について、どのような考えをお持ちなのかをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  市長 山下昭史君。              〔市長(山下昭史君)登壇〕 ◯市長(山下昭史君) 田中議員の御質問にお答えいたします。  急速に進化するデジタル領域の力を最大限に生かす施策を展開し持続的に発展することを目的に、令和2年3月に三豊市デジタルファースト宣言を行い、デジタルファーストで進める三つの方向性として、関係人口施策のデジタルファーストや市民サービスのデジタルファースト、自治体運営のデジタルファーストに取り組んでおります。  具体的に取り組む内容につきましては年度ごとに見直しを行い、各分野の事業ごとに民間企業等と連携し、その知見を取り入れながら進めております。そしてこれらの取組の効果を最大限に発揮するためには、議員御指摘のとおり、デジタルディバイド、いわゆる情報格差の解消に向けての取組が重要だと考えます。  先日のコロナワクチンの接種申込みに関しましても、情報格差が解消できていたならば、大半の受付をインターネット受付にすることによって混雑を回避することができたかと思われます。若い世代はほとんどの方が日常的にスマートフォンを使用しておりますが、高齢になるにつれ、スマートフォンを持っていない方や持ってはいるものの使い方が分からず利用できない方が多くなります。このような方々が積極的にスマートフォンを利用するためには、まずは使ってみて、その利便性や必要性を実感してもらうことが重要です。そのためには、使い方などを学ぶ機会を設けたり、日常から自然とスマートフォンに触れて情報を得ることが当たり前になるようにしていくことが有効であると考えます。  現在、市内の公民館等でもシニア向けのスマートフォン教室やパソコン教室などを実施しております。このような高齢者の方々が自分の住んでいる地域で安心して使い方を学んだり、分からないことを気軽に相談できる場を継続して設けることで、少しでもインターネットに興味を持っていただき、市民みんながデジタル化の恩恵を受けることができる社会を目指したいと考えます。  また、市民向けの情報発信につきましては、従来型のホームページやメール配信だけでなく、広く普及しておりますスマートフォンに情報発信していくことが、自然とスマートフォンに触れる機会となり、それが当たり前になっていくものと考えております。  情報とは、それが必要な人にきちんと届くということが重要であると考え、現在、SNSを活用したプッシュ型情報発信の研究を進めているところです。今後、様々な分野でデジタル化を進めてまいりますが、情報格差の解消に向けた取組は、市民みんながデジタル社会の利便性を実感できるよう、事業を実施する全ての職員が意識を持って取り組む必要があります。急速に変化また進化していく中におきまして、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化を目指して、関係部署と十分に協議、調査を行い、市民に寄り添う良質なサービスの提供に努めてまいりますので、御理解と御協力を賜りたいと思います。  以上、田中議員の御質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) ありがとうございます。御理解を頂いているものと思いました。  家族に勧められて思い切ってワクチン接種の予約をインターネットでやってみたら、意外と簡単だったという声がよく聞かれています。ちょっと頑張ったらできる人、手伝ってくれる相手がいる、家族が手伝ってくれる、世帯として対応ができるという人は、できる人カウントでいいと思っています。それらの人たちに一人でも多くデジタル参加をしてもらえば、その分、行政の労力は削減できると私は考えております。そうすることで、本当にデジタル参加が難しい人たちに手厚いフォローができるようになると、そういうふうに考えて、市民向けにも常に発信しておりますが、執行部もそのような認識をされていると考えてよろしいのかということをお伺いしたいと思います。デジタルディバイドの解消に必要なのは、市民が変わろうとする意識であり、デジタルを活用することが生活の豊かさにつながるという確信を持つことであろうと思います。  誰一人取り残さないというのはとても難しいことだと思いますが、今後、仮に市が提供するシステムがあるんだとすれば、誰もが簡単に使えるユーザーインターフェース、市民が豊かな生活というのを実感できるユーザーエクスペリエンス、これは人が物やサービスに触れて得られる体験や経験のことを指します。UXということでよく言われていますね。これらを提供することに努めてほしいと考えております。そして多くの市民がデジタル化による豊かさを享受したいと考えるように導いて、かつ、それができない人にも決して取り残したりはしないという強いメッセージを打ち出していただきたいと考えますが、これについてはいかがでしょうか。人生100年時代に向けて消極的に世代の入れ替わりを待つのではなく、積極的にデジタルディバイドを解消していく攻めの施策を期待して、再質問といたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 田中議員の再質問にお答えいたします。  デジタルファーストを推進するに当たり、一番大切なのは、デジタルを活用することによって市民の皆様一人一人が様々な場面で便利さを実感し、三豊市で安心して豊かに暮らすことができるようになることだと考えております。そのために、今後も様々な分野において各部署で連携協力しながら取り組んでまいります。  しかしながら、幾ら行政側が積極的に進めていこうとも、市民の皆様がデジタル活用に不安を持っていれば、なかなか浸透していきません。議員御指摘のとおり、デジタルの楽しさや利便性、安全性を実感できる場を次々と提供し、自然とデジタルに触れる機会を設けていきながら、市民の皆様の不安を解消して、1人でも多くの方がデジタル参加をしていただければ、本当にデジタル参加が難しい人たちに手厚いフォローができ、デジタルディバイドの解消につながっていくと考えております。  また、同時に市民の皆様が見やすい使いやすい形で情報を提供していけるよう研究を重ね、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化を目指して、またデジタル化による生活の豊かさを享受できるように市民の皆様と共に取り組んでまいりたいと考えております。  以上、田中議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) 実は先週、社会情報学会というところのシンポジウムに参加したんですけども、その中でイノベーションには失敗はつきものであるけども、失敗を共有しつつ、それを進めていこうとするためには、市民からの行政に対する信頼が必要であるという話がありました。これは市が提供する、国が提供するのものもそうですけど、システムに問題があっても、すぐに修正をしてくれる、適切な方向へ持っていってくれるという信頼感であろうと思います。例えば接触確認アプリなんかで非常に大きな問題が起きたんですけど、あれが物すごくたたかれるというのは、やはり信頼感が薄いからだという指摘だったんですね。  こういったところを意識しながら、市民との信頼感をどのようにつくっていきながら、新しいシステム、新しい手続を導入していくのかということをしっかりと考えて取り組んでいただきたいと思います。その辺りのことについてのお考えをお聞かせください。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 田中議員の再質問にお答えいたします。  信頼感が薄いというようなことで、この点につきましては、市民の皆様の信頼を得られる部分については非常に行政側としても反省をしなきゃいけない部分だと思っております。  行政といたしましては、積極的に市民の皆様に情報提供させていただきまして、市民の皆様から信頼感を得られるように最大限の努力をして、デジタル化の推進を図ってまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をどうぞよろしくお願いいたします。  以上、田中議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。 ◯4番(田中達也君) ありません。 ◯議長(為広員史君) 次に、2件目の質問に入ってください。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) 2点目、新教育長に問う。三豊市が考えるGIGAスクール構想の実現についてということで質問をいたします。  GIGAスクール構想の推進により、昨年度、市内小中学校にも1人1台端末が整備されました。デジタルファーストに掲げる取組では、AIドリルによるアダプティブ・ラーニングの推進を掲げており、その成果は大いに期待するところですが、それだけではなく、GIGAの語源である、Global and Innovation Gateway for All、全ての人にグローバルで革新的な入り口を。これを満たすために取組がどのように行われようとしているのか、新教育長に伺います。  1点目、GIGAスクール構想に向け実施される取組について、どのようなことを行っているのか教えてください。  2点目、教員の資質・能力についてです。ICTを活用した指導を行っていく教員の資質・能力にはどのようなものが必要と考えて、それをどのように獲得していくのでしょうか。これについてもお答えを頂きたいと思います。  3点目、1人1台端末の徹底活用について。まず、学校でどのように活用されているのかを教えていただきたいと思います。  続いて自宅での活用について。ここは非常に大事なポイントになるんですけども、Society5.0を生きていく子供たちはまるで息をするかのように自然にデジタルを活用するようになっていきます。しかし、世帯収入が低い家庭ではインターネットが利用されていない傾向にあるというような格差も存在します。これは子供間でのデジタルディバイドにつながっていきます。そしてそれは授業の中で決められた操作をやってみる、単に端末を一緒にさわってみましょうという程度で埋まるものでは決してありません。確実にふだん使いをしている人のほうが強いですね。冒頭に申し上げたとおりで、全ての人にグローバルで革新的な入り口をということですから、貸与された端末を自宅に持ち帰って徹底的なふだん使いをする仕組みが必要であると私は考えております。  続いて学童保育での活用について。AIドリルによるアダプティブ・ラーニングに取り組むというふうに報告されておりますので、これを家庭学習としてAIドリルに取り組むんだということを課題とすることも当然想定されます。そうなると、学童保育現場でWi-Fi環境が整備されていなければ、それは学童保育の場では使えないということになるかと思うんですけども、三豊市が整備しているタブレット端末は、Wi-Fiモデルで携帯会社との回線契約があるタイプのものではなかったはずですので、必ずWi-Fi環境、インターネットの環境のあるところでないと使えないというのがありますので、学童保育の現場でのWi-Fi整備、これがどのようになっているのかも教えてください。  続いて4点目です。情報リテラシーやゲーム依存症との関係性についてです。子供たちのICT活用には当然リスクも伴います。SNSでのコミュニケーショントラブルや悪意のある大人との接触、有害情報の閲覧、個人情報の流出など、これらの危険を避けるためには相応のリテラシーが求められます。しかし、これらのリスクを理由にICTから遠ざけてしまったのでは本末転倒です。  また、香川県下では、ネットやオンラインゲームの依存症に対する偏った認識も広まっているように感じます。例を挙げますと、1人1台端末を使い始めない理由として、依存症のリスクがあるからだと児童に説明した教員がいるという事例も伺っております。また、ある高校では、校内使用禁止のルールを破った生徒がいるクラスに対して、ルールが守れない君たちは依存症だというような指導が行われたという事例も伺っております。このようにあまりにも安易に依存症と結びつけてデジタル端末の利用を控えさせようとする傾向を感じております。  また、今年2月25日に行われた教育民生常任委員会調査会において、ひきこもり対策について(不登校、ネット依存の実態と対策)という資料が提出されておりました。その中で、昨年9月にスマホゲームの使用時間を調査し、利用時間が長いから、さらなる啓発が必要だというような考察がされています。長時間利用が依存症の原因だと考えているのでしょうか。このように不確かな根拠でデジタルから遠ざけるのではなくて、積極的に活用していく中でリテラシーを身につける。どうすればより楽しく、より快適でより役立つのかを実践的に学ぶということが求められているのではないでしょうか。  以上のことについて、教育長の考えをお聞かせください。お願いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育長 長尾卓也君。 ◯教育長(長尾卓也君) 田中議員の御質問にお答え申し上げます。  文部科学省のGIGAスクール構想においては、子供たち一人一人の能力や特性に合わせた個別最適な学びと主体的で対話的な学びや創造性を引き出す学びの両立が掲げられております。  本市の施策としては、まず前者の個別最適な学びによる基礎学力の向上を重点的に推進します。昨年度は算数、数学においてAIドリル教材の試験的導入を進めておりましたが、本年度は同じ教材の5教科版を全ての小中学校に導入いたしました。本市で導入しているAIドリルは教育効果が高いだけではなく、導入が容易であり、また教員業務の効率化につながる機能も持っているため、タブレット活用の普及の端緒として最適だと考えております。さらに、個別最適な学びの推進と並行して、オンライン学習による学びの保障と学習機会の拡充を行います。不登校対策などの面で学びの保障に活用していきながら、学校間での交流や授業内容に関する専門家との接続など、オンライン学習を日常的に活用し、学習効果を高める取組を進めてまいります。  次に、教員の資質・能力についてお答えします。学校でのICTを迅速に普及させていくためには、教員のICT操作能力を向上させるだけではなく、常に学び続け、積極的に新しいことに取り組もうとする姿勢やICT活用の重要性の理解などを醸成していくことで、教員のICT活用への意欲を高めることが重要だと考えています。そのために、本年度の学校教育方針において、先ほど申し上げたデジタル教材による個別最適な学びの推進と高度に情報化した社会を生きるためのICT活用能力や情報リテラシー、情報モラルの育成の二つを重点項目として設定した上で、これまで以上に教員研修の機会を充実させていく予定です。  また、市のICT支援員やMAiZMとの連携により、小中学校合わせて12校を対象として、毎週ICT支援員を派遣する取組を試験的に開始しており、今後はこの結果を踏まえて、日常的な現場支援についてもさらに充実させていく予定です。  こうした施策により、学校内でのICT活用の普及に努めながら、並行して学校外でも1人1台タブレットを活用できる仕組みづくりを進めております。現在、タブレットの学校外での使用に関する規程などの整備、またアクセス制御などのセキュリティー設定の検討を行っております。  学童保育での活用につきましては、実施場所が校舎内や各地域の公民館分館等であり、各クラブの活動内容等についても様々でありますので、子育て支援課とも環境整備や運用等について協議検討していきたいと考えております。加えて、子供たちのタブレットの活用場面が広がるのに合わせて、情報リテラシーや情報モラルなどの情報教育を充実させていかなければなりません。情報教育については、教材例や発達段階に合わせたカリキュラムの基準を学校に示していく予定です。  ゲーム依存症については、学校での生活習慣調べなどを通じて現状を把握する中で、単に使用時間や頻度のみで判断することなく、子供の実態を丁寧に見取り、子供たちが自分の生活を見詰め、よりよくスマホゲームと付き合うことや、自らルールづくりに取り組むなど、自分自身でメディア利用を調整する力を身につけられる教育を行うことも重要であると考え、取り組んでまいります。  以上、議員の御質問の答弁といたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) まず、教員の資質・能力の点について再質問いたします。  ICTの操作能力、ICT活用への意欲を高めるために研修の機会を充実させていくという御答弁を頂きました。私が考える、今からの教員に必要とされる資質・能力なんですけども、これは配備された端末の使用方法をマスターしているとかマニュアルに沿った指導ができるということにはとどまらず、日常生活で積極的にデジタルを活用していくことによって生活が豊かになるという実感を教員自身が持っているということだと思っています。それによって、デジタルネイティブ世代である子供たちとの間に共感的理解というものが持てるようになって、そのことが創造性を引き出す学び、これはアダプティブ・ラーニングの個別最適ともう一つ、創造性を引き出す学びというのが掲げられていたと思うんですけども、それを実現するための重要な要件となってくると思っています。例えば、これは日常経験の差をもって、Aという操作をするとZという結果になるよという指導に終わるのか、AでもBでも同じZにたどり着くんだけども、過程はBのほうが楽しめるよねと。実はCという方法でやるとZ´という付加価値つきの結果が出るんだというような指導内容の深みという差に現れてくるのではないかという話です。しかし、文部科学省の各種資料を見ても、教員の日常に言及されたものというのはなかなか見当たらないんですね。  そこで御提案をしたいんですけども、市教育委員会独自に教員の日常生活におけるデジタル活用の実態というものを調査されてはいかがでしょうか。例えば、キャッシュレス決済、ネットショッピング、SNS、オンラインゲーム、健康管理アプリ、eラーニング、オンラインバンキング、お掃除ロボットなどのIoT家電、動画配信・音楽配信等の各種サブスクリプション。このように豊かさや利便性を提供するあらゆるサービスを教員がどの程度生活に取り入れているのかという調査であります。これらのデータを年代、性別、専門教科、ICT教育への考え方などの様々な角度から集計することで得られる結果は、きっと意識改革やICT指導力の向上につながると考えますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育長 長尾卓也君。 ◯教育長(長尾卓也君) 教員の資質・能力についての田中議員の再質問にお答え申し上げます。  本年1月の中央教育審議会答申によりますと、令和の日本型学校教育の構築に向けて教員に求められる資質・能力として、従来から言われております使命感、責任感、教育的愛情、教科や教職に関する専門的知識などに加えて、ICTも活用した協働的学びに取り組む中で、子供同士の議論を活性化したりまとめたりしてよりよい成果へと導くファシリテーション能力やICT活用指導力が今まで以上に重要になるとされております。今月3日の政府の教育再生実行会議第12次提言にも、新たな学びを実現していくためには、全ての教師がこれらの点を自覚する必要がある旨、うたわれております。賛同するところであります。コロナ禍で大きく変化しつつある社会に柔軟に対応するためには、多様な個性を持つ教職員にも変化に対応した意識改革は必要です。  議員御提案の教員の日常生活でのデジタル活用実態調査は、これを実施することで積極的に新しいことに取り組もうとする姿勢やICT活用の重要性の理解、活用意欲を高めるという効果も予測され、職員研修にも弾みをつけられると考えます。議員の御提案を参考に、ぜひ前向きに積極的に取り組んでまいりたいと考えます。  以上、議員の再質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。
     次に、1人1台端末の活用についての再質問を行います。学校での活用は今どの程度進んでいるんでしょうか。それから自宅での利用については、どのようなスケジュールで進めているんでしょうか。加えて、それを進めるに当たってはネット環境が整っていない家庭への対応というのが必要になってくると思うんですが、それについてはどのようにお考えでしょうか。以上についてお願いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) それでは、田中議員の再質問にお答えいたします。  学校での活用は着実に進んでいると考えております。最も多く見られるのは、指導者用デジタル教科書と電子黒板を組み合わせた教材提示の工夫や調べ学習の際のインターネット検索の活用です。これについては多くの学校で日常的に行われていますが、本年度は小学校に続いて中学校においても全教科のデジタル教科書が配備されたほか、学習者用デジタル教科書についても実証研究が始まりましたので、今後はより一層活用が浸透していくと思われます。  また、重点施策であるAIドリルにつきましては、既に3分の1ほどの学校で日常的な活用が進んでいる状態です。さらに、いわゆる学習支援システムを使用して、児童生徒にタブレット上でワークシートを配布したり、提出されたワークシートを電子黒板に並べて表示して比較したりする活用もだんだんと授業事例が蓄積されてきております。また、情報教育においても、日常的にゲーム風のアプリでタイピングを練習したり、子供たちが自由にタブレットを使える時間を設けたりしている学校も見られてきています。今後は研修の機会の充実や活用事例の情報共有などを通じて、これらの活用をさらに推進してまいります。  次に、自宅での利用についてでございますが、2学期の初めには間に合うように、先ほどの答弁で申し上げました端末持ち帰りのための様式や規定の整備をしている状況でございます。また、ネット環境が整っていない家庭に対しましては、市で整備しておりますモバイルWi-Fiルーターを貸与できるよう進めてまいりたいと考えております。  以上、田中議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) ありがとうございます。続いて、情報リテラシーやゲーム依存症との関係性についてのところで再質問を行います。  県教育委員会から出されている依存症対策マニュアルや啓発資料には、エビデンスに問題があると専門家の指摘を受けている内容が含まれていることに加えて、できるだけデジタル機器から子供たちを遠ざけようとする内容であると感じられることから、これらが使用されることにかなり抵抗を感じています。これらを市内の小中学校で採用するか否かについては、市教育委員会で独自性を持って判断するという考えはあるでしょうか。  参考までにですけども、先週の土曜日に参加した社会情報学会主催のシンポジウムにおいて、デジタル・シティズンシップという考えが紹介されました。シティズンシップといえば、市民性と訳されて、市民社会でいかに振る舞うかという概念として捉えられておりますけども、デジタル・シティズンシップはテクノロジー利用に関する適切かつ責任ある行為の規範として、ユニセフ、ユネスコ、OECD、欧州評議会などの国際機関で教育理念の一部として採用されています。日本でいうところの情報モラルに近いものですが、日本型の情報モラル教育は、SNSの不適切な投稿事例を紹介して、その危険性を教えるような抑制的なものであるのに対して、デジタル・シティズンシップは実際にSNSを使って創造、協働、共有について教えるようなポジティブなものであるという違いがあります。ネットいじめが問題視されたり、不適切なネット利用が行われているなど、子供たちの抱える課題はどの国でも似通っておりますが、デジタル・シティズンシップでは情報機器の利用を制限しても問題解決にはつながらないということを前提としている点で、ゲーム条例の考え方が浸透した香川県の方針とは大きく異なっていると感じます。三豊市教育委員会には、ぜひグローバルスタンダードな判断をしていただきたいと考え、お聞きいたします。お願いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育長 長尾卓也君。 ◯教育長(長尾卓也君) ゲーム依存症に関する田中議員の再質問にお答えいたします。  先ほどもお答えしたとおり、ゲーム依存症については、単に使用時間や頻度のみで判断するべきではないと考えております。したがって、議員御紹介のデジタル・シティズンシップという考え方には賛同できますし、情報機器の利用制限だけで問題解決になるとも考えておりません。ただ、不適切なネット利用によって子供たちが危険にさらされたり、長時間の使用によって本来大切にすべき時間を大きく侵食したりすることについては、市教委として適切な指導を重ねてまいるつもりでございます。  以上、田中議員の再質問の答弁といたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) ありがとうございます。そういう認識を持っていただいているのであれば、安心できるかと思っております。未来を生きていく子供たちへの教育というのは、常にアップデートをし続けていかなければならないと考えております。  私もこれまでネットモラルなんかに関しては、さぬきっ子安全安心ネット指導員として各学校に出向いて啓発を行ってきました。私のスタイルですから積極的にデジタルを活用しようというスタンスでありながらも、情報モラルの面では先ほど紹介したような抑制的な内容で実施をしておりました。今回のデジタル・シティズンシップのお話を受けて、これではいけないと考えて、しっかり学び直して、よりよい啓発が行えるように努めていきたいと私自身も考えております。  教育委員会としても常に進化し続けていっていただきたいと思います。長尾教育長のリーダーシップに期待しまして、2問目を終えさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 次に、3件目の質問に入ってください。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) それでは、3点目、詫間町体育センター、三豊市詫間町武道館老朽化への対応についてお聞きいたします。  これらの施設は、老朽化、未耐震が指摘されており、多くの利用者から整備を求める声が上がっておりますが、過去には新設とのコスト比較を理由に耐震化、長寿命化が行われなかったと聞いております。今年4月19日に開催された財政健全化特別委員会では、この両施設について詫間庁舎周辺整備に合わせて方針検討と報告されておりますが、どのように検討が進められているのかについてお答えをお願いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) 田中議員の御質問にお答えいたします。  三豊市詫間町体育センターは昭和50年に、三豊市武道館につきましては昭和53年に建築され、地域住民の方々やスポーツ少年団、中学生の部活動など日々多くの方々に利用されている施設でございます。しかしながら、議員御指摘のとおり、両施設ともに整備後40年を大きく超える年月が経過しておりますことから、非常に老朽化が進んでいる状態にございます。また、詫間町体育センターにつきましては、過去において耐震の問題から改修工事を検討していたところですが、耐震化のみの改修工事では建物自体の長寿命化とはならないことから、新設した場合とのコストや耐用年数を比較した結果、先延ばしとなった経緯がございます。  御質問の両施設の老朽化への対応の進め方についてでございますが、御承知のように、詫間庁舎周辺エリアにつきましては、現在、地域コミュニティーの拠点を含めた施設の配置や整備を進めるに当たっての事業費の検討を行う中で、具体的な事業内容を盛り込んだ基本構想を今年度中に策定することとなっております。教育委員会といたしましては、その計画の中に、老朽化しております両施設の整備も含めた形で進められるよう関係各課と協議を進めてまいりたいと考えております。  以上、田中議員の御質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) 詫間庁舎周辺整備に合わせてということになりますと、これは都市整備課の管轄で実施されていることかと思うんですけども、ここに両施設の整備を含めた形で進められるようにということで依頼されているようですけども、構想に含める含めないというのはどういう基準で決まるんでしょうかというのが質問です。  また、この含める、含めないという決定についてはどのようなスケジュールで実施されて、その中で市民や利用者の意見をどのように聴取して判断するのかということについてお答えを頂きたいと思います。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) それでは、田中議員の再質問にお答えいたします。  今後の建設部の予定といたしましては、各部局から市民の意見等も踏まえた公共機能や地域コミュニティー活動に必要な施設について事前に聞き取りを行いまして、その後、規模、施設数、立地条件等を検討した上で、本年度、詫間庁舎周辺の基本構想を決定したいという考えで進めてまいりたいと思っております。最終的には令和7年度までの整備を目指していくという考えでおります。御理解のほうよろしくお願いしたいと思います。  以上、田中議員の再質問のお答えといたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) 事前に市民の意見も踏まえた各課からのということは、各課が市民の意見を聴取するということでよろしいんでしょうかね。それをもってどういう基準で決まるんですかという質問をしたと思うんですが、これについてはどのように考えておられるんでしょうか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  建設部長 真鍋克宏君。 ◯建設部長(真鍋克宏君) 田中議員の再質問にお答えいたします。  先ほど私申しましたように、建設部の都市整備課のほうで聞き取りをする段階におきまして、各部局のほうで市民のニーズ、利用者の声というのも踏まえた上での聞き取り調査を行いたいと考えております。  あと規模ですか、どういったら入るという基準でございますけれども、それはその聞き取りの中で、その時点でどういう、利用人数等々いろいろあると思いますけども、その時点での聞き取りをしまして、都市整備課のほうで、先ほど申したように規模とか施設数、立地条件等を検討して構想を立てていくという考えでございます。  以上、田中議員の再質問のお答えといたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) となれば、各部局で意見聴取をするということですので、この体育センター、武道館に関して意見聴取をする機会というのはいつ頃やってくるんでしょうか。お願いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  教育部長 西川昌幸君。 ◯教育部長(西川昌幸君) それでは、田中議員の御質問にお答えいたします。  昨日の議会の中でも質問として出たかと思うんですけれども、これから施設の在り方の検討を本格的にしてまいります。その中におきまして、利用者、利用団体の御意見を聞く機会をこちらのほうから設けまして、その上でニーズ、昨日も申し上げました、複合化、機能集約を含めた上での計画なりを、あらゆる施設、スポーツ施設に限らずやっていきたいというふうに考えてございます。  以上、田中議員の御質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。 ◯4番(田中達也君) ありません。 ◯議長(為広員史君) 次に、4件目の質問に入ってください。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) それでは、4点目、地域経済活性化とワクチン接種率向上をセットにした施策の検討について質問いたします。  現在、高齢者のワクチン接種が進められており、それが終わればいよいよ現役世代への接種が始まると思われます。東京23区では今月中旬から64歳以下の接種も始まるという予定であり、新宿区では59歳以下について若者を優先的に行うこととしたそうです。蔓延防止の効率から考えても英断であると私は思います。しかしながら、若者はワクチンを接種することで体が強く反応するため、副反応が出る確率は高齢者と比べると数倍高いというふうに言われております。熱や痛みが出るなど通常起こり得る反応であり、過剰に心配する必要はないものの、接種から二、三日は仕事や試験などのスケジュールに支障が出る可能性があるとのことです。そのために接種を敬遠するという声も聞こえ始めました。  一方、地域の現状としては、コロナ禍において飲食業、観光業を中心に多くの分野で冷え込み、一刻も早い活性化が望まれています。できるだけ早く多くの市民にワクチンを浸透させ、地域として集団免疫を獲得し、人の動きを戻していかなければなりません。そのためにぜひ、産業政策としてワクチン接種率の向上と地域経済の活性化を同時に実現する施策を検討していただきたいと考えています。  例えば、2回接種を完了した者がインセンティブとしてデジタルプレミアム商品券のシステムでポイントを受け取り、市内の加盟店で利用できるとなれば、非接触型の決済の推進と消費喚起が同時に実現できるというようなことも考えております。手段はこれに限りませんけども、今から検討を始めておくということが必要だと考えます。この点についてはいかがでしょうか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 田中議員の御質問にお答えいたします。  65歳以上の高齢者のワクチンの接種につきましては順調に進んでおりまして、8月1日の日曜日には希望する全ての高齢者に2回目の接種が完了する見込みであります。16歳以上65歳未満の対象者は約3万3,000人となっており、現時点では、早ければ7月中下旬から集団接種及び医療機関での個別接種を開始されると聞いております。県内でも企業や大学の職域接種や、8月からは県営の大規模接種会場も開設されるなど、ワクチン接種が加速されていきます。  田中議員御案内のとおり、市内の経済状況も悪化しており、市といたしましては、地域経済の活性化として、6月にキャッシュレス決済ポイント還元事業、7月からプレミアム付商品券事業、9月からはデジタル商品券事業と3本立てで、経済状況が悪化している地域内の消費喚起を図ってまいります。  デジタル商品券につきましては、7月上旬には事業者が決定いたしますが、田中議員御提案のように、ポイントを付与するシステムを追加できることも条件としておりますので、今後は利用可能な財源を確認しながら、65歳未満の接種率が想定より低く推移するような場合におきましては、接種率の向上のための一つの施策として、可能性も含め検証してまいりたいと考えております。  以上、田中議員の御質問の答弁とさせていただきます。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) 検討はしていただけるということなんですけども、1点気になるところがあってですね。65歳未満の接種率が想定より低く推移するような場合にはということで、その時点で導入して、果たして不公平感のない手が打てるのかという疑問は残りますけども、この点についてはいかがでしょうか。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 田中議員の再質問にお答えいたします。  ワクチンの接種率と地域経済の活性化という、なかなか組み合わせにくい面があるのは事実だと正直に思っておるところはございます。というようなことで、想定より接種率が低くなるというふうなことで言葉を引用させていただきましたけれども、いずれにいたしましても、希望する市民の皆様が完全に接種をしていただくというのが第一の目的だと思っております、ワクチン接種に関しましては。それと並行して、先ほど来も質問がございましたように、地域経済の活性化というのも併せて考える部分もございますので、今回の御答弁としてはこのようにならざるを得ないのかなということでございます。  以上、田中議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。  4番 田中達也君。 ◯4番(田中達也君) ありがとうございました。この提案に関しては、正直、市民の方からの御提案を頂いて、なるほどと思って採用したものであります。で、このアイデアの重要なポイントというのは、地域経済を守ることに対して市民が参加して、自分たちのまちの経済は自分たちで守るんだというような市民参画意識が根底にあるというようなところになろうかと思います。提案していただいた方もそういうつもりで御提案を頂いたというものです。  ですので、確かに相性の悪さというのは感じる部分はあるのかもしれませんが、ただ、そうとばかりは言えずに、なるほど、これで地域経済が回復するということが見えてくるのであれば積極的にワクチンを接種しようかなという思いにつながる部分は十分にあり得ると思いますので、そういったところは意識しながら検討していただきたいなというふうに思います。御答弁いただけるようであれば、お願いいたします。 ◯議長(為広員史君) ただいまの再質問に対し、理事者の答弁を求めます。  政策部長 貞廣慎二君。 ◯政策部長(貞廣慎二君) 田中議員の再質問にお答えいたします。  先ほども御答弁させていただきましたけども、議員御提案のこの件に関しましては、一つの施策の可能性も含めて検討させていただきたいというふうに考えております。  以上、田中議員の再質問にお答えいたします。 ◯議長(為広員史君) 理事者の答弁は終わりました。再質問はありませんか。 ◯4番(田中達也君) ありません。 ◯議長(為広員史君) 以上で、4番 田中達也君の質問は終わりました。  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(為広員史君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。  なお、次回会議の再開は明日17日午前9時30分といたします。  御審議お疲れさまでございました。
                  〔午後 3時51分 延会〕             ──────────────── Copyright (c) MITOYO CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....